香芝市議会 > 2016-09-21 >
09月21日-03号

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  1. 香芝市議会 2016-09-21
    09月21日-03号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    平成28年第4回 9月定例会          平成28年第4回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成28年9月21日2 招集場所 本市役所5階議場3 出席議員 (16名)    1番 福 岡 憲 宏 君          2番 上田井 良 二 君    3番 中 井 政 友 君          4番 下 村 佳 史 君    5番 池 田 英 子 君          6番 筒 井   寛 君    7番 中 山 武 彦 君          8番 奥 山 隆 俊 君    9番 森 井 常 夫 君          10番 中 村 良 路 君    11番 関   義 秀 君          12番 小 西 高 吉 君    13番 細 井 宏 純 君          14番 中 川 廣 美 君    15番 河 杉 博 之 君          16番 北 川 重 信 君4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     吉 田 弘 明       副市長    鎌 田 裕 康   教育長    廣 瀬 裕 司       企画部長   森 村 光 延   総務部長   当 麻 俊 弥       市民環境部長(危機管理監)                               村 中 義 男   福祉健康部長 松 原 秀 典       都市創造部長 堀 本 武 史   上下水道部長 吉 村 文 一       教育部長   吉 村 宗 章   総務部理事  藤 井 彦 史       総務部次長(財政課長事務取扱)                               滝 村   豊   市民環境部次長北 辻 早 苗       地域振興局長 黒 越 頼 雄   福祉健康部次長坂 本 珠 延       健康局長   松 崎 三十鈴   都市創造部次長奥 田 芳 久       会計管理者  佐 谷 妃佐子6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長 中 木   正                         〃 庶務課長 赤 土 昌 功7 会議の事件は、次のとおりである。   一般質問8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    11番 関   義 秀 君          12番 小 西 高 吉 君                                 開議 午前9時00分 ○副議長(中村良路君) おはようございます。 それでは、本会議を再開いたします。 議員並びに理事者、傍聴にお越しの方の皆様方にお願い申し上げます。携帯電話の電源はお切りになるか、マナーモードにしていただきますようよろしくお願いいたします。 また、傍聴規則第8条により、写真、録音等が禁止されておりますので、重ねてお願いいたします。 ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○副議長(中村良路君) 署名議員は、前日に引き続きましてお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 一般質問 ○副議長(中村良路君) それでは、前日に引き続きまして一般質問を行います。 それでは、7番中山武彦君の一般質問をお受けいたします。 はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 皆さんおはようございます。 昨日の台風では各地に被害がありましたが、奈良県でも被害があったそうでございます。改めまして、被災された方々にお見舞いを申し上げたいと思います。 さて、議長のお許しを得ましたので一般質問をさせていただきます。 今議会では、1点目、教育改革について、2点目、国土強靭化地域計画についての2項目を質問いたします。 最初に、教育改革についてでございます。 まず、教育長に総括的にお考えを伺いたいと思います。 香芝では、昨年度11月の第3土曜日に教育の日を定め、子供から大人まで香芝の教育を見つめなおすという趣旨で、公開授業または教育講演会等を開催されました。日本では、かつてのような右肩上がりの経済成長は難しくなっております。雇用の不安があったり、また社会的な寛容さが失われたりと、大変にご近所同士の助け合いが少なくなったりしておりまして、子供も子供らしく将来の夢、希望を語る姿があまり見られなくなりました。 こうしたことで、学校教育はこうした子供を取り巻く変化の速い環境のなかで強くしなやかに、子供が未来に希望を持ち、生きる力を育むことが重要と考えております。 そこで、教育長に伺いますが、昨年の教育の日のこの取り組みをされまして、教育を皆で見詰めるということでございましたが、改めてその教育の日の狙いと実施された感想と成果がございましたらお考えを伺いたいと思います。 これで1回目の質問を終わります。 ○副議長(中村良路君) それでは、中山武彦君の1回目の質問に対して、答弁。 廣瀬教育長。 ◎教育長(廣瀬裕司君) おはようございます。 今議員ご指摘のように、本市では昨年から香芝市教育の日を制定いたしました。これは、市民の皆さんが香芝市の子供たち、幼稚園から小学校・中学校の子供たちの様子を見ていただく、そういった機会でございます。ふだん自分の子供を保護者の方は当然見ていただいてるんですけども、学校へ行っていただいて家庭とは違う姿、あるいはまた地域の方が学校へ出向いていただいて、学校での子供の様子を見ていただく、そんな機会であったかと思います。 当日、昨年は11月21日、これが第3土曜だったんですけども、この日には延べ人数にいたしまして約1万5,000人の方が学校あるいは幼稚園、あるいはシンポジウムを開いてましたふたかみ文化センター等々へお運びいただきました。大変ありがたく思います。 よい地域によい学校ができるというふうに言いますし、あるいはまた私自身は学校は地域を映す鏡であるというようにも考えております。最近、子供の姿がなかなか見えにくい状況でございますけども、地域あるいは保護者の皆さんが総がかりで子供のことを考えていただく。保護者はもちろん自分の子供のこともそうですけども、できましたら子供以外のほかの小学生、中学生も見ていただき、そして激励をしていただきたいなという思いのなかで開かせていただいたものでございます。 昨年、非常に多くの方がお運びいただいたなかでいろんなご意見も頂戴いたしました。激励も頂戴いたしました。学校現場ではそういった声を真摯に受けとめ、また激励を励みとして、今現在いろんな取り組みをしております。 今の子供たち、温かい社会のなかで育ってきた子供たちは、必ず自分が大人になったときにはそれを社会に還元します。30年後、40年後、我々今ここにいてる皆様方そうですけども、を支えてくれるのが今の現在の小学生、中学生の子供たちでございます。今後とも子供たちに十二分にいろんな面で指導をいただく、そしてまた激励いただいて、子供たちの夢の実現とともに、社会を大切にする、そんな子供たちを教育委員会では育てていきたいというふうに考えております。 本年は11月19日が第3土曜でございますんで、この日各幼稚園・小学校・中学校ではオープンスクールあるいは講演会等を開かせてもらいます。自分の校区あるいは自分の子供がいてる学校だけではなしに、市内のいろんな学校園をごらんいただいて、またいろいろご意見頂戴できたらなあと思います。 一言言いまして、非常に市民の皆さんの温かい心を見させていただいた、そんな場であったように思います。今後とも続けていきたいと思いますので、またいろんな点でご指導、ご鞭撻賜りたいと思います。ありがとうございます。 ○副議長(中村良路君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今教育長からお話いただきまして、学校は地域の鏡となるということで、社会に還元していくことが必要やというような趣旨だと思いました。 ことし1月に文部科学省は「次世代の学校・地域」創生プランを公表しまして、そのなかで次世代の学校像ということで、子供が主体的に判断できる資質、能力の保証と、そしてまた特別な配慮を必要とする子供たちの自立、社会参加に向けての学校を目指すというふうな趣旨でございます。 最近、学校では課題が非常に多くて、多様化、複雑化しておりますけども、そうしたなかで、いじめ、暴力行為、不登校、虐待というようないろんなことがあるなかで、その対応もまた大変でございます。また、特別支援教育もございます。 そこで、学校の先生だけではなかなか対応が難しいということで、教育以外の専門家、カウンセラーやソーシャルワーカー、事務職員等、部活の先生も含めまして、仕事を明確化して分担してチーム学校としてやっていく必要があるということが方向づけをされました。そこでまた、学校は地域との連携ということで、特別配慮を必要とする子供たちの支援ではその背景となる家庭の支援も必要と、こう思います。 そこで、具体的にちょっと取り組みを伺っていきますけども、昨年2月の川崎の殺人事件、少年が殺されました。最近、判決も一審出そろいましたけども、冬休みから休み始めて担任の先生も学校から電話で34回と、また訪問も5回されてるんですが、会うことなくそのまま殺されてしまったということで、校長も大変に反省してるという弁がございました。 そこで、この事件が起きてから緊急調査を文部科学省、全国で行いました。7日以上連絡がとれない子等の調査です。香芝でもこの調査、現状で行われてますでしょうか。結果等、教えていただければと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員から質問のあります川崎の中学1年生の殺人事件に関しましては、その事件の発覚後1週間の2月27日に文部科学省から、児童・生徒の安全に関する緊急確認調査という形のご依頼が各県を通じまして市町村に来ております。 内容につきましては、7日以上、今議員おっしゃっていただいたとおりでございまして、7日以上の連絡がとれない、また生命、また身体に被害の生じるおそれがあると見込まれる者、あるいはまた学校外の集団とのかかわりのなかで、その生命または身体に被害が生じるおそれがあると見込まれる者がいないかどうかのこの報告を行うということでございました。同年3月2日に奈良県の教育委員会からその調査依頼がございまして、3月6日の市内においての確認をとらさせていただいたところ、市内14校においての該当する児童・生徒はおらなかったという結果でございました。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 現在もされてると思うんですが、当時、全国400人以上名前が上がってますけど、現在の状況はどうなんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 現在の状況につきましては、毎年いじめ、不登校の対応ということで、特に不登校のほうの確認を行っております。30日以上の長欠者に至る部分として、また1学期については15日以内ということでも把握に努めておるところでございまして、毎年確認とれてる状況であります。 特に、30日以上の長期欠席者については、その後の遠隔等も含めて対応委員会のほうにも報告させていただいて、その子の様子についても順次報告をしておるという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 毎日連絡というか、確認をとる必要はないかもしれませんが、やはり確認調査、子供がいないということが7日以上という状況がありますのでね、その点やってらっしゃると思うんですけども、まあしっかり続けていただきたいと思います。警察と連携をとった部分もあるかと聞いてますので。 それで、ちょっと聞きますけども、学校外との集団とのかかわりという対応でなかなか学校から見えないことがあるということもございますので、そういうことについて警察との連携協定、こういうのを結んでやってらっしゃるんでしょうか。体制は整えてますかね、香芝。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。
    ◎教育部長(吉村宗章君) 学校と警察との連携についてでございますけども、これにつきましても昨年3月に文部科学省からの調査依頼がございました。 奈良県香芝市におきましては、香芝警察署と連携を以前からとってございまして、その教育活動のなかに取り入れてまいりました。警察のOBの方がスクールサポーターとして定期的に各中学校を訪問いただいて、現場との情報共有を行っているという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) わかりました。警察が入らないとなかなか連絡がとれないお子さんもいらっしゃると思いますので、しっかりと続けていただきたいと思います。 続いて、さまざまな家庭に育つ諸事情のなかで、お子様にも目を向けていく必要がございますので、ちょっと伺っていきます。 以前から私は困難を抱えているお子さんたち、特に不登校の子供さん、またひきこもりのお子さん、また若者などの子供、若者支援についての対応を求めてきました。昨年はマップも作成していただきまして、また相談窓口の開設や地域協議会のこの設置もまた進めていただけるというふうに思っております。 この、きのうですね、筒井議員からも質問がありましたけども、生活困窮者の自立支援の相談窓口の設置についても差異に合わせて学習支援などの実施もお願いをしております。国が少しずつ動きまして、子供の貧困については問題も認識が増しております。特に、私も2013年5月の大阪母子変死事件以来、取り上げさせていただきまして、少しずつですが貧困問題の認識も増えてきました。決算委員会では、ひとり親の相談が多い状況ですけども、子供の多い香芝でやはり大人の陰に隠れて子供さんのこの貧困が見えなくなってしまうという実態があってはいけないと、こう思いますので、実態調査をすべきと、このように思っております。 そこで、昨年の12月に文科省がひとり親家庭多子世帯等自立応援プロジェクトを事業として子供の未来応援地域ネットワーク支援事業を始めておりますが、この事業については貧困等の状況にある家庭の実態調査、ニーズを把握しまして、支援につなげるということでございます。補助事業でございますので、実態調査、これ可能になると思うんですけども、香芝でもこうした若い世代が多くて経済的な支援が必要な方が多いと思いますので、この実態調査、調べて具体的な支援策に取り組んではどうかと思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、坂本健康福祉部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 今、議員おっしゃったとおり、子供の未来応援地域ネットワークの支援事業につきましては、そのネットワーク体制等を整えるべきものとして、地域子供の未来応援交付金として補正予算化されております。それは存じております。 その後、県のほうで経済的困難及び社会生活上の困難を抱える子供を支援する奈良県計画というのが、この28年3月に制定されました。もともとの子供の貧困対策に対する大綱等に基づきます施策に関しては、県の計画を持って、それに地方団体、私どもも連携して行うべきというふうな定めがございます。 それで、先ほど申されました実態調査の件でございますが、これも当初、補正予算の当初はその計画まで策定しなさいということでございましたが、その後、この8月末に計画変更といいますか、補助金の使い道の変更がまいりまして、その実態調査のみでも補助金を出すことは可能だということで聞いております。 ただ、方法等について、貧困のその実態調査の方法等についていろいろ検討すべき課題もございますので、県とも協議のうえ、また実施の方法等も模索してまいりたいと、そのように考えております。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ぜひとも実態調査をしていただいて、この施策に反映していただきたいと思います。 決算でも確認しましたけども、この生活困窮者の相談窓口は50件程度と、27年度は相談があったんですが、ひとり親家庭の支援については、その数倍はあるということで、そのなかでも経済的な課題が多かったということを聞きました。ぜひとも実態を調査して、やはり香芝のなかでもニーズに合った支援策をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、ちょっと伺いますが。 ○副議長(中村良路君) はい、どうぞ。 ◆7番(中山武彦君) 教育委員会でも学習支援事業ということが定められております。文部科学省のほうですが、地域未来塾という新しい学習支援が行われております。これは、家庭の事情により家庭での学習が困難であったり、学習の習慣が十分身についていない、そうした中学生らを支援する事業でございますが、28年度末までに3割の中学校区にこれを実施したいという目標が定められております。 そこで、香芝においても、この学習支援に取り組んでいただけますでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員お尋ねの学習支援、学習の支援のサポートというところであります。 本市におきましては、以前から「シエント」という形で取り組みを進めてまいってきております。この分については、継続的に実施をさせていただいてるなかで、現時点では各中学校が取り組みを進めておるという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) この新しい地域未来塾というのは、家庭の事情により、家庭での学習が困難であると、また学習の習慣が身についていないという中学生ということで、「シエント」の中身がどうかちょっとわかりませんけどね、補助事業でもございますので、できてるというふうに理解していいんですかね。そうじゃないと、またこれは大学生とか学校には負担かけない形でやりますので、ぜひともこれ進めていただきたいと思いますけども、検討していただけますでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 昨年に、平成27年度におきまして、この「シエント」が本市におきます学習のサポートプランということでは先行をしておりました。実際問題からいいますと、この分については県のほうはもうその「シエント」をもって、議員おっしゃっていただいております地域未来塾にかえれることができるという形の確認もとれておりますので、この辺につきましては、まあ名称はいかんにしても、学習支援の点では今後とも進めてまいるというかたちでご理解をいただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) はい、わかりました。まあ補助事業ですので、しっかりふりかえができるようにしていただけたらと思います。 特に、福祉で行うこの学習支援、まあまあぜひセーフティーネットですのでやっていただきたいと思うんですけども、そのうえで、やはり教育委員会が行う、または選択肢の一つとして幅広い対象の学習支援が必要だと思います。 先ほど言いましたけども、やっぱり子供さんはやはり大人の陰に隠れてしまう可能性があると。貧困のセーフティーネットで、言葉悪いですけど選別した学習支援でなくて、やはり子供の自尊心とか肯定力を損なわないような形のこの学習支援というものがやはり必要だと思いますので、ぜひともそうした、教育委員会ではそういった観点から、先ほど言いました家庭の事情等で学習支援、学習が困難なお子さん、また学習習慣が身についてない中学生、こういったことで対象に実施をしていただきたいと。このように広く思いますので、よろしくお願いいたします。ありますか、答弁。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 継続的に実施させていただいてると答弁させていただいてます「シエント」の関係、学習支援、地域未来塾へのつなぐ方法といたしまして、現時点でも行っておる部分はあるんですけども、学習補助といたしましては、教員を目指す学生、あるいはまた教員のOBのマンパワーを支援に活用させていただきまして、放課後の学習活動を支える目標ということで、これは地域未来塾との関連でもあるんですけども、そういう学習の機会の提携を行うと。ひいては、生徒の学習習慣の確立や基礎学力の定着を図るという形で実施をさせていただくという形で、引き続きお願いをしてまいります。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) まあそういった趣旨ですので、お願いをしたいと思います。 続いて、2番のチーム学校について質問をいたします。 私らが小さいときは、まあ40年以上前ぐらいのときは、学校の先生は1人で学級のなかを仕切ってらっしゃって、学級王国という言葉もあったそうですが、そういった時代でございました。現代では、子供を取り巻く社会が非常に変化してますので、子供さんの事情、また家庭の事情、社会の環境もありまして、複雑多様な課題があると。 こういったなかで、先生の負担というのは非常に大きくなってると思っております。授業で、子供に向き合う時間等も少ないというような状況があります。これは、先日のOECDの調査でも学校の先生の勤務時間については、幼稚園等も含めまして、2013年度で1,891時間ということで、OECDの平均より300時間も上回ってたと、日本はですね。ということで、またその中身についても授業時間というのは3割ぐらいと、中学生で。OECDで平均は45%ということで、日本はいかに授業に専念する時間が少ないかということがわかりました。 また、ほかの調査でも学校のスタッフに占める教員の割合も、アメリカは56%、イギリス51%ですが、日本は82%、学校のなかの業務はすべて教員がやってるという状況があります。まあこれは前々から言われています。 そこで、香芝の実態について聞きますけども、香芝市の学校では先生の勤務時間、どのようになってますでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) この細部にわたる調査はいたしておりませんけども、基本となります奈良県の学力・学習状況調査の教員への質問の調査の結果からひもといてまいりますと、いろいろな項目を、いわゆる時間数、あるいはパーセント提示に示した内部で調整した表がございますんですけども。一例を申し上げますと、1週間の勤務時間以外で部活動の業務を行っている時間、これが一番多うございますのが5時間から10時間、これ22.1%という割合でございました。それからもう一つ、1カ月の勤務日における平均の退校時、いわゆる退校時刻ですね。時刻のほうは何時ごろにいわゆる学校を離れておるかということでございますけども、一番多くは19時から20時が38.4%という結果も出てございまして、今議員がおっしゃっていただいたこのチーム学校、あるいはまた学校における現場、なかなか厳しいものといいますか、長期の勤務時間にわたる部分がございまして、結果的にはこういう部分ができておるという状況でございます。 あと、いろいろ勤務時間内の授業以外で行ってる一番仕事が多い部分、これについてはもう部活動だという形では報告があるんですけども、こういう形で報告のほうはいたしております。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) まあ大体予想したとおりですけども、遅くまで仕事をされてる実情については、どのような業務があるのかわかればちょっと教えていただけますか。教育の教材研究とかあるんでしょうかね。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) これが一概にそれがそうするかなという形はあるんですけども、勤務時間外で行ってる仕事で一番多い業務というのは、先ほど申し上げました部活動、一番に上がってございます。それと授業の準備、それから学年の学級事務という形で報告はございます。 内容的にはもう少し細かい点にも触れてまいりたいと思うんですけども、今手元にある資料におきましてはそういう状況でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) いろいろされてるということわかります。部活も特に忙しいと思いますね、1週間で5時間から10時間ということで。まあ教材研究も当然されてると思うんですけども、今後次期の学習指導要領の改訂では、アクティブラーニングという視点が言われてまして、さらに授業の準備が大変だと思いますね。というのは、やはり知識の、教えるだけじゃなくて、やはり知識が生きるような学習のほうに主眼がかわるというようなことでございます。 香芝では、こうしたアクティブラーニングを取り入れた教材とか教育はされてるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員おっしゃっていただいてるアクティブラーニング、いわゆる生徒・児童が主体的に、あるいは共同的に学ぶという形の課題解決型の授業だということでございまして、これについてはふだんの授業のなかでも取り入れてる部分でございます。 しかしながら、実際いろいろな、まあ先ほどチーム学校、あるいはまた教員の時間の制限的なところでは、課題的にはいじめ、不登校、あるいはまた保護者への対応、それから特別支援の対応、いろいろ子供を取り巻く環境的な部分が社会の情勢によって変化をとりもっております。アクティブラーニングという形でもっての学習指導的な内容も、これもひとつ教員の課題かなというふうにも考えておりますので、この辺についてはもう少し内容的には詰めてまいりたいなというふうにも考えてございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 次期指導要領ですから、既にやってらっしゃるというか、先生方が研究熱心ですからされてると思うんですが、さらに時間もかかってくると思いますので、ちょっと対応が必要だと思います。 香芝では既に心のケアの専門家ですね、スクールカウンセラー。また福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーをスタッフとして配置されておりますけども、今のこの実情について、スタッフの体制はどうなってますか。端的に答えてください。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 学校におけます専門スタッフと申しておりますのは、関与させていただいてるという状況ではスクールカウンセラー。スクールソーシャルワーカー等がございまして、また部活動におけます学校の部活動の支援員。あるいはまた学校のボランティア等々が専門スタッフ。あるいはまた支援員としての支援をいただいておるという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 子供の心のサポートはほかにも専門家がいらっしゃいますね、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー以外に。精神保健福祉士さんや精神科医といった方のサポートは受けられるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 申しわけございません。学校といたしましては、あくまでもスクールソーシャルワーカー、これ福祉の立場的にはつなぐというところでは支援をさせていただいてるというところで、今学校教育課、生徒指導支援室に1名を常勤配置としてやっておると。これは県下でも一つの取り組みとしては進んでおるかなというふうに考えてございます。これが学校と福祉をつなぐという意味でも、実際生徒一人一人に寄り添って事業を行っているという状況になっているということで答弁申し上げたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 教育委員会のほうと協議もさせていただいて、先ほどつなぐ、連携という形を十分強固にしております。 例えば、本市のほうで行っております心の健康相談のなかで、今教育委員会がされていらっしゃいます「すみれ教室」等のほうへの派遣も、聞いておる内容では25年度は33件、26年度は16件の相談を受けておるということで聞いております。そのような形での内容で、また教育委員会といろいろお話をさせていただいたなかで事業を進めていると、そういうところでございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) さっき言いましたのは、精神保健福祉士ですね、また精神科医、それはサポートございますか。 ○副議長(中村良路君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 失礼いたしました。先ほど申しましたのは、あくまでも心の健康相談ということで、当然本市のほうにもその職員がおります。保健センターに1名、それと社会福祉課に1名常勤しておりますので、それとも同じような形の連携をとりながら行っていくという形でございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そうですね。やはりスクールカウンセラーということではなくて精神保健福祉士とか精神科医の連携も必要だと思いますので、ぜひとも、精神科医は具体的にいらっしゃらないかもしれませんけどね、今の話だと。ちょっとそれも受けられるように大学との連携ということも検討していただきたいと思います。 引き続きまして。 ○副議長(中村良路君) はい、どうぞ。 ◆7番(中山武彦君) ちょっと伺いますが、その中央教育審議会では、チーム学校、チームとしての学校のあり方と今後の改善方策という答申が昨年されてますが、そのなかで3つの視点があって、教員と心理福祉等の専門家スタッフとの連携と、それからまた校長のリーダーシップと、校長のマネジメントが必要であるということで管理職の確保と、そして事務職員の資質向上ですね、それで最後に教職員の資質能力向上となってます。 国は、チーム学校を進めていく方向で学校運営改革をするということで定数も確保していきたいというふうなことになってるんですが、この地方創生の時代に子供が希望を持てるような教育ということで、香芝でも独自の視点でこれをやってはどうかと思いますね。まだまだ先なんですね、学習指導要領も20年ぐらい、2020年ぐらいから始まると思いますので。 そこで、具体的にちょっと提案しますけども、学校の事務職員の改革ということで、事務の共同化、また教頭との分担で学校運営に参画できるようなこうした研修体制をできるかどうか、これ端的に答えていただけますか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員おっしゃっていただいていますチーム学校におけます事務職員、もうこれについては今もう現在おりますので、実際参画することは可能だというふうに考えます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) まあ共同化ということですね。ベテランがいらっしゃるかどうかというのも含めて、共同化、研修ということで、教頭が忙しい状況ですので、さらにレベルアップしていただくという意味で進めていただきたいんですけど、ちょっとその点どうでしょうね。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) これについては、いわゆる熟練、あるいはまた初任もおりますけども、実際からいいますと、事務職員のなかで共同的に事務を進めるというところでは会合等も進めております。実際いろいろ問題点とかあればそこに課題をぶつけて、当然教育委員会も一緒に入らさせていただいて協議を進めているというところでは、チーム学校につながる部分については全然問題なく進められるんじゃないかなというふうに考えます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) わかりました。ベテランさんがいらっしゃる、事務長というのがいらっしゃるかどうかわかりませんが、やはり学校運営、教頭が忙しいので分担もできるように、さらに進めていただきたいと思います。 2点目に、校長管理職のマネジメント、研修、スタッフをたくさん用意してやるということで、それはやはり社会教育という、大学院等の活用も必要と思いますけど、その辺研修はちゃんとできてますでしょうか。やっていただけますか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 教職員の研修等については、教育課題、もちろんそうでございますし、内部的には研修会等、各科目に応じての分も進めてございますので、これについても県の指導のもとで進められるというふうに考えてございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) やっぱり大学院等を出ている教員の方というのはこれから必要だと。特に、校長等管理職、必要だと思いますので、まあ県が進めるかもしれませんが、しっかり前もってできることはちょっと準備していただきたいと思います。 3つ目に、学校独自のこの予算の確保を総額裁量制という予算のシステムがございます。また、学校間の流用ということもシステムとしてやってるとこあるんですが、そういったことは香芝でもできないんですかね。学校の裁量で総量を使えるようにすると。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 予算の配当等につきましては、年度当初に生徒数、児童数に応じて配当させてもらう部分あります。 ただ、議員おっしゃっていただいてる研究、研修的なところの配置的な予算については、一度会議も持ったこともございまして、今は必要不可欠、いわゆる必要な部分には必ず予算をつけていくというところで、それについては全校のいわゆる研究会が寄りまして、その配当に向けた取り組みも進めておるような現状でございます。 実際、流用等については全然問題なく、配当がえのことだけですので可能かというふうに考えます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) わかりますが、総額裁量制ということで残額も使い切るというような形の予算枠の話だと思うんですけどね。そういったこともやはり必要であればやっていただきたいと。今必要なものを全部つけるとおっしゃいますけど、なかなか総額が決まってますので難しい面もありますので、今後必要な予算の確保ということでお願いしたいと。 最後、4つ目ですが、クラブ活動の今指導員、民間の方等の活用というものもできてるんですかね。このあたり、支援員はいらっしゃると聞いたんですが。大変に今部活で時間がかかってらっしゃいますので。どうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 学校のほうへボランティアという形で部活のほうの指導員として入り込んでいただいてる方もございますし、いわゆる整体師ですか、いわゆる健康面においてのサポーターということでも入り込んでいただいてるというふうな形は報告がございます。 いずれにいたしましても、学校ボランティアという形で支援という形では入り込んではいただいているという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ボランティアでもいいと思うんですが、やはり民間の方への委託ということで、予算が伴いますけど、それをやって非常に学校の先生が楽になってるといったら言い方悪いですけどね。非常に時間が割かれなくなったという例もございますので、チーム学校の趣旨からいくと、やはり先生が子供に向き合う時間を増やすということでございますし、地域との連携もございますので、今言った4つについてちょっと教育長にまとめて伺いますけども、子供に向き合う時間の確保という意味でチーム学校の推進について考えを伺いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 廣瀬教育長、答弁。 ◎教育長(廣瀬裕司君) ご紹介いただきましたように、OECDの予算のなかで、やはり日本の教員の勤務時間が非常に長いというご指摘ございました。 それを受けて、文部科学省のほうでは、まさに子供と向き合う時間が教師の本分であるという考えのもとに、今いろいろご提案いただきましたように、教員以外の専門的なスタッフをより増やしていこうと、これがまさにチーム学校の考え方でございます。 香芝におきましては、ボランティア等の方で大変お世話かけてる方もおられます。さらには、今県のほうにも強く要望してるんですけども、先ほどからお話ございますように、例えば部活動の指導員であったり、あるいはスクールソーシャルワーカー、カウンセラー等々であったり、そういった専門的な知識、技術等を持っておられる方の配置を県のほうにも今お願いしているところでございます。 いずれにせよ、将来のある子供でございます。香芝にとって子供は宝でございます。その子供の教育を支えていく学校は、チームとして今後やっていかなければならないと。そのチームとしての学校を、最初に申し上げましたように、地域、社会が支えていくと。これが今後、これからの学校のスタイルじゃないかなと思います。香芝の子は香芝で育てるんだという強い意志のもとに、教育委員会では今後とも取り組みをやっていきたいと思いますので、市民の皆さん、また議員の皆様、いろんな点でご指導、ご鞭撻賜れたらと思います。子供のためでございます。よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今いろいろ言いましたが、ひとつ情熱を持って頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 それでは続きまして、2番の国土強靭化地域計画について伺います。 東日本大震災から5年6カ月が経過いたしまして、今なお全国に14万4,000人の方々が避難をされております。津波と原発のこの被害で長期にわたる多くの方が避難生活をされてることに思いをはせますと、復興が一日も早く進むことを願ってやみません。 ことし4月に熊本地震を初め、また先日の激甚災害指定を受けた台風10号などによるこの台風豪雨災害、また昨日の被害等もございました。日本列島で災害が続いておりますけども、改めてお亡くなりになりました方に哀悼を表しますとともに、また被災された皆様に対しましてお見舞いを申し上げたいと思います。 日本では、過去のこの災害の教訓から防災対策が積み上がってきまして、甚大な被害を受けた後に長期にわたって復旧、復興を重ねていくと、このような流れを繰り返してきました。そのなかで、東日本大震災の甚大被害の教訓から、これまでの防護という、防ぎ守るという考え方の発想だけでなくて、強さと回復のしなやかさというか、迅速に回復するという発想も加わりまして、強靭化という言葉も生まれております。 私たち公明党としては、防災、減災ニューディールということで、香芝でもこのインフラ長寿命化と、また公共施設の更新マネジメントを進めているところでございますけども、今回この強靭化についての計画もできております。県のほうでつくられました。この県の計画に香芝の事業も載っているわけですが、改めてまずこの奈良県の国土強靭化地域計画に対しての危機管理監の認識、考えを伺いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) はい。奈良県におきましては、平成25年12月に施行されました国土強靭化基本法、これに基づきまして、本年5月、28年5月に奈良県の国土強靭化地域計画、これを策定されたところでございます。 この奈良県国土強靭化基本計画につきましては、これ平成18年に県のほうで今後10年間の計画期間で取り組んでこられた奈良県地震防災対策アクションプログラム、これを継承されたものであるというふうにお伺いをさせていただいております。 本市におきましても、同じように平成20年に香芝市地震防災対策アクションプログラム、これを10年間の計画期間で策定しておりまして、まずはこの本市の地震防災対策アクションプログラム、これを推進させていただいた後において、国土強靭化地域計画、これの策定に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 策定も踏み込んで話ししていただきましてありがとうございます。 今、趣旨ではしなやかに回復するようにという新しい発想がありますので、この計画に沿ってちょっと伺っていきたいんですけども、奈良県のこの国土強靭化地域計画、県内の災害シナリオを設定してます。これは起きてはならない最悪の事態ということを設定されて、これを評価されて、今これが足りないということで進めていくわけですが、規定では地震、水害、土砂災害ということで3つございまして、基本としては人命を守ると、また県民の生活を守ると、また迅速な復旧、復興を可能とするというふうな定めがございます。 そこで、香芝市民にまず知っていただく必要があるこの地震についての災害リスクについての話を伺いたいんですが、最近、最高Sランクという地震発生リスクの評価が新たに加わってますけども、この点、近い将来やっぱり中央構造線断層帯が、そのうちの金剛山地の東縁ですね、金剛山東縁の断層があるということで、住民の周知が必要だと思うんですけども、この点どのように認識されてるんでしょう。 ○副議長(中村良路君) 村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 本年4月に発生いたしました熊本地震、これを契機に政府の地震調査研究推進本部が、全国の活断層で30年以内に大きな地震が発生するリスクをSやAなどの4段階のランクに分けまして、8月に公表されたところでございます。以前の評価の内容が伝わりにくかったという反省のもとから、このような4段階のランクに分けられたところでございます。 今議員おっしゃっていただきましたように、近畿では中央構造線断層帯、また奈良盆地東縁断層帯を含めまして、4つの断層帯が危険度が最も高いSランクというところで公表されております。 本市におきましては、かねてより地域防災計画におきましても中央構造線断層帯、これを最も甚大な被害を及ぼす地震であるというふうにも認識しておりまして、その対策に向けた計画もつくっているところでございます。 今後は、今先ほど申し上げましたように、評価の内容がSというふうな形、またAという形もございます。そういうふうな形でわかりやすくなったというところで、市民の皆様にもこういったわかりやすい内容での啓発をしてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) わかりやすくなったということで、危機管理、危機意識を持っていただきやすくなったというふうに理解してますので、やはり避難勧告を出しても避難されない方がないように、日ごろからそういった周知をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 引き続きまして、伺いますが。 ○副議長(中村良路君) はい、どうぞ。 ◆7番(中山武彦君) この計画のなかでは、市が実施する事業が記されてます。具体的に、ちょっと進捗を伺いたいと思います。 まず、リスクシナリオ1の地震、水害、土砂災害対策及び避難対策の確実な実施ということで、香芝では庁舎、学校の耐震化等を既に終わる、ほぼ終わりつつございますが、市内の住宅の耐震化の促進について、前回聞きましたけども、この取り組み等についてちょっと伺いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 奥田都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) はい。香芝市におけます住宅耐震化の促進についてでございますが、平成27年度末現在で市内の耐震性が認められる住宅は2万3,230戸、約85%存在してございます。耐震性が不十分な住宅は、まだ4,210戸、15%存在していると考えられます。 本市におきましては、香芝市耐震改修促進計画によりまして、平成32年度までに耐震化率を95%とすることを目標といたしております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) その方策ということが、先日決算でも伺いましたが、耐震化の診断ですね、木造の。それとまた、その工事の補助ということで、先日の答弁では診断は4件で、ただ工事は2件になってるということで、都合もあるという話なんですが、もう今4,210件が足りないというなかで、やはり数年で、5年、6年、7年でやっていくということで、その点の方策がちょっと足りないのかなと思うんですが、目標だけではちょっといけないと思うんですね。そのあたり、補助金の確保等どうなんでしょうね。また周知等について伺いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 奥田都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) はい。補助金の確保ですけれども、このあたりはまず事業をやっていただくのが基本個人様になりますので、その辺手をあげられた方については漏れ落ちなく対応できるような体制は整えております。 ただ、やはり今議員ご指摘のように、周知の問題もありまして、なかなか個人の意思が耐震化に向けて啓発されないというところがございます。それにつきましては、本市ホームページやあるいは広報においても周知を図っているわけでございますけれども、ただこの4,210戸はすべてその耐震化改修をしなければ耐震化できないということでもなく、やはり古い住宅、このなかには古い住宅もございますので、自然に任せた建てかえ等の要因によりまして解決も図られる数値であるとも考えております。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) わかりました。いろんなケースもあるということでございますので、計画目標を立ててますので、そのあたりしっかり周知徹底お願いしたいと思います。 続いて、ちょっと伺いますけども、事前防災ということで社会福祉施設の耐震化と避難行動計画についてちょっと伺いたいんですが、香芝のこの社会福祉施設は高齢者、障がい者の福祉避難所にもなりますので、まず耐震化についてはすべてされてるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 福祉施設の耐震につきましては、すべて新耐震以後の建築物でございますので、耐震のほうは整備されていると考えております。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) はい、わかりました。 続いて、避難行動計画ですね。前回の総括では火事の際には避難訓練もされてるということですが、災害時についてはなかなかないというふうに伺ってるんですね。ですから、この計画を立てていただいて把握して実効性のあるものにちゃんとしていただく必要が、市の責任でやっていただきたいと思うんですけども、この点は今状況等どうなんでしょう。 ○副議長(中村良路君) はい、坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 最近、マスコミ等々のいろいろ災害のお話もございました。また、緊急にちょっと電話等々で依頼もさせて、聞き取りもさせていただきました。 まず、避難計画についてでございますが、火災及び地震の計画についてはおおむね文書整備もされております。水害等につきましては、ちょっと地域的なこともございまして、施設間のほうに差がございますので、本市のほうとしましては避難訓練等も実施されておりますけども、なお適正な対応を再度依頼して、また文章化を含む有事のマニュアル化についてもちょっと指導をさせていただきたいなというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 特に今おっしゃったように、岩手県のグループホームで9人お亡くなりになってると。避難準備情報も理解されてなかったということで、大変なことになっております。 やはり今おっしゃったようなことですね、やはり時間かかりますので、避難されるのに。役所の方の支援も必要かもしれません。職員では難しいと思いますので、一応方々、そのあたりの行動計画の策定をお願いしたいと、県と連携してやってください。よろしくお願いいたします。 続いて、空き家対策でございますけども、住民の安全確保のため、この空き家の再生、除去が必要ですが、香芝では今どのような状況でしょう。 ○副議長(中村良路君) はい、奥田都市創造部次長、答弁。
    ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 本市では、空き家対策を計画的に進めるために、本年度におきましては市内の空き家の所在の把握などを目的とした実態調査を実施を予定しております。また、来年度、平成29年度には、今年度の調査結果をもとに、今後の空き家の発生抑制を初め、管理不全の解消や、さらには利活用の促進対策を検討いたしまして、国の指針に即した空家等対策計画を策定してまいる予定でございます。 また、さまざまな施策の整備や条例、規則等の制定など、今後総括的に取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) まあ法律ができてもう数年たってますので、やはり予算的なことだけじゃなしに、やる気の問題もあるのかなと、ちょっと私そのように何回も苦情を言わせてもらって、思ってるんです。 ですから、早急にやっていただかないと、やはりもう隣はずっと張りついたままの方がいらっしゃいますので、空き家も動きませんので、やはり早急に、かつ慎重にお願いしたいと思いますので、まあこれはよろしくお願いいたしますね、本当に。 続きまして、ちょっと伺いますが、学校の防災教育についてですが、災害に対する危機管理、子供が動くと大人もやはり動かざるを得ないということですが、この防災訓練について、されますでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 学校におけます訓練の実施状況でございますけども、各学期ごとに実施をさせていただいていて、また関係機関をまねいての訓練も実施しておる状況でございます。 ちなみに、ことし7月11日にもシェイクアウト訓練、全校、全園において実施をさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 香芝は津波はないですが、やはり水害等、地震等ございますので、防災教育という意味では、やはりご自宅にいらっしゃる場合とか、いろんな場合も訓練も必要と思いますので、地元においては防災訓練に来てくれてる子供さんもいらっしゃいますし、地域ぐるみのそういったお子さんの参加というものもちょっと発信していただきたいと、こう思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 続きまして、伺います。 救援物資の搬送では、やはり道路網の整備が重要です。特に、香芝南北の骨格道路、国道168号線、香芝王寺道路が計画に明記されていますが、現状でも大変渋滞が多いということでございます。この香芝王寺道路の進捗はどうでしょう。 ○副議長(中村良路君) はい、奥田都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) はい。この香芝王寺道路は、別途、奈良県地域防災計画における緊急輸送用道路にも位置づけはされております。この道路は本市だけではなく、上牧町、王寺町も同じく早期完成を待ち望まれておりますので、引き続き2町とも共同で奈良県に対して早期完成に向けて要望や協力を行っているところでございます。 進捗率でございますけれども、王寺までの区間が長いですので、3工区に今分けて計画、事業をされております。まず、北今市、竹田川から志都美駅付近の1工区でございますけれども、約1キロの間におきまして35%の用地買収がおおむね完了しているところでございます。次に、志都美駅付近からヤマダ電機までの2工区、600メートルの区間につきましては、用地買収約96%完了いたしまして、そのうち約350メートルの間において既に4車線化での暫定供用が行われております。一番北の工区として残っておりますのが、ヤマダ電機付近から王寺町駅までの3工区、1.6キロの区間でございますが、これはまだ今年度から用地測量に着手をいたしたところでございます。 以上の進捗でございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ぜひとも県の事業でもございますし、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 これがなければ、やはり災害時はやっぱり苦戦するかなと思いますので、やはり渋滞が続いてますので、よろしくお願いいたします。 続きまして。 ○副議長(中村良路君) はい。 ◆7番(中山武彦君) 伺います。 香芝の下水道の事業継続計画、これは策定できますか。 ○副議長(中村良路君) 吉村上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(吉村文一君) 本市の下水道BCP業務継続計画の方針といたしまして、本市市民、職員、関係者の安全確保を第一優先として、市民生活のために必要となる下水道が果たすべき重要な役割を優先的に回復することを基本として大規模地震を対象リスクとして、既に平成27年度に詳細版を策定してございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) すでに完成されてるということで、ありがとうございます。これをまた周知されていくんですね、しっかり対策に準備していただきたいと思います。 最後の項目ですけども、災害リスクでは6番目になる地域社会経済の迅速な再建、回復ということで、香芝では災害廃棄物の処理計画、策定されてますか。 ○副議長(中村良路君) 北辻市民環境部次長、答弁。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 災害廃棄物処理計画についてでございますけれども、27年度に奈良県において策定されておりますが、それをもって、また本年6月に県内の構成市町村で奈良県災害廃棄物対策連絡会が設置されたところでございます。 県の計画に基づき、各市町村において計画を策定していくことになると考えますが、広域的な取り組みのもとで策定する必要があることから、本市の災害廃棄物処理計画については、今後県が開催する研修会等における計画策定マニュアル等により、相互協力等も含め、協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今からということですので、ひとつ災害時には必要と思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 最後、ちょっと提案もしたいんですが、端的にちょっとお答えいただきたいんですが、やはり避難情報の発令についてですね。地震の場合は不意打ちですけども、水害等土砂災害はやはり人命を事前に準備してこれが守れると、このように思っております。空振りでもよいので、早い段階の避難準備情報の発令ということをしていただきたいと思います。 そして、日ごろから危機感を持って住民が対処できるように周知もいろいろ図っていただきたいと思いますけども、そこで県の計画ではまだどこもできてませんが、水害等に対するタイムラインの導入についてはどうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、堀本都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) はい。タイムライン、防災行動計画につきましては、平成28年8月に国土交通省においてタイムライン策定活用指針が制定されました。タイムラインの策定の目的は、災害発生時の状況を想定し、共有したなかで時間軸をもとに災害行動をとるためのまとめたものでございます。 本市としては、地域防災計画や水防計画、避難勧告等の判断伝達マニュアルをもとに現在防災対策を行っておりますが、以前災害訓練等を行ううえで同様のスケジュール表も作成した経緯がございます。 つきましては、生活安全課と協議、連携をしながら、国土交通省の指針をもとに、策定に向けて検討をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) よろしくお願いしたいと思います。今回のタイムライン、非常に話題になってますので。 じゃあ、ちょっと市長に最後意気込みというか、決意を伺いたいんですが、この事前防災、人を、とにかく命を救う、また今後この責任が重大な部分だと思います。特に、市長は自衛隊等の派遣要請の知事に対して、また知事がおらんときは直接防衛大臣にもできますので、非常に重要と思います。その点について、事前防災の考えについてをちょっと最後にお聞きしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、吉田市長、答弁。 ◎市長(吉田弘明君) はい。まさにきのうも台風ということで対策本部の本部長として全担当者と共有を図ってタイムラインも含めて、いつどのようにどういうタイミングで判断するかと、着実にやってまいりました。また、その実際発生時に、もう自衛隊だけではなく、県、国とも連絡をとっていかなきゃいけないということですから、日ごろからそういった情報を密にして対応するということ、そしてせんだっても実際熊本のほうに我々行かせていただきまして、向こうの町長とも1時間ほどお話しさせていただいて、実際どういった判断が必要だったのかと、そしてその判断をするときの首長の責任、非常に重たいものであったということを生の声として聞きましたので、そういったことも含めて、今後万全な対応、そして事前準備、そして予測、こういったことをしっかりしていきたい、このように思います。 以上です。 ◆7番(中山武彦君) ありがとうございました。 じゃあ、これで終わります。 ○副議長(中村良路君) 以上で第7番中山武彦君の一般質問を終わります。 それでは、暫時休憩をいたします。              午前10時02分 休憩              午前10時10分 再開 ○副議長(中村良路君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、15番河杉博之君の一般質問をお受けいたします。 はい、河杉君。 ◆15番(河杉博之君) 皆さんおはようございます。議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問を始めさせていただきたいと思います。 本日は、高齢者の生きがい施策についてと市民サービスの向上についてという大きな2点をさせていただく予定でございますけれども、特に高齢者の生きがいということで、本当に香芝市という意味では福祉にたけておられまして、非常に高齢者、今、世のなかでは弱者とも言われておりますけれども、手厚い福祉政策を組んでいただいているようにも感じております。 そういうなかで、今回は高齢者という一くくりにするというよりも、いろんな高齢者のなかでもいろんな立場の方、環境の方いらっしゃいますので、ちょっと一部の方にスポットを当てながら、その辺についての施策運営についてお伺いをさせていただきながら、そこを濃くしていただければという思いでございますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 その前に、先ほど中山議員からもありましたけども、昨日台風16号がこの奈良を過ぎまして、幸いなことにこの香芝市におきましては大きな被害は出なかったんですけれども、県下におきまして、何カ所かやっぱり被災を受けられた方もいらっしゃるそうでございますので、本当にそういうこともかんがみながら、改めてここ数年来、香芝のなかの土地の改良といいますか、河川改修なんかも進んでおるんだなと改めて感じたところでございます。 私自身、議員させていただいてもう20年たつんですけれども、当初のころ、よく葛下川を含め、いろんなところが川が増水して氾濫をしたという記憶もございます。その辺が安心できるだけでも、本当に住みやすい町になりつつあるんだなという思いでもございますので、よろしくお願いをいたします。 そのなかで、高齢者ということでございますが、さきに出ました今の災害なんかでもそうですけれども、元気なお年寄りの方っていうのは自分でいろんな情報をキャッチしながら避難準備をされたり、また避難に対する問い合わせをされたり、また要介護者を含みます、いろんな形でいろんな方にお世話になられてる高齢者の方については、周りの方がそれについて非常に判断をされながら災害時にどういうふうにしていこうかということも考えておられるところでございます。 この香芝のなかで、そのエアポケットに入っておられる高齢者がおられるという形で、なかなか情報も仕入れられない。かといって病気でもないというご高齢者の方もいらっしゃるようにも聞いておりますので、その辺について、福祉のほうでどのように捉えられておられるのかお伺いしたいと思いますけれども、まず何はともあれ、香芝市として今高齢者と言われる方をどのような状況把握をされておるのかお伺いをさせていただきたいなというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げまして、壇上からの質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○副議長(中村良路君) それでは、河杉博之君の1回目の質問に対しまして、答弁。 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 香芝市の高齢者の状況ということですけども、現在、香芝市の7月末現在の総人口7万8,799人に対しまして、65歳以上の高齢者人口は1万7,138人、高齢化率は21.7%となっております。 市のこの高齢化率は、県や全国平均を下回ってはいますが、今後は緩やかに上昇して、平成37年の高齢化率は22.8%、約4.4人に1人が65歳以上になるだろうと予測している状況です。 ○副議長(中村良路君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。全国平均から見ても、香芝市は高齢化率がまだ低いということで、そうなんですけれども、ただ高齢化人口という人数でいったら上がってきているという状況だと思いますけれども。一昨日も香芝市の敬老会が行われまして、本当にありがたいことに米寿を迎えられた方が237名でしたっけ、そして100歳を超えておられる方が男女合わせて26名もいらっしゃるということで、本当に元気なお年寄り、元気なお顔をモナミホールでも見せていただいたような状況でございますけれども、全体的なパーセントはそれで結構だと思うんですけれども、このなかで福祉部として、要はじゃあ介護を含めまして、お一人で生活ができにくいお年寄り、ご高齢者の方っていうのは把握はされておられますか。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) この7月現在で、市内の民生委員の方々が70歳以上のひとり暮らしの方の人数を調査してくださいましたところ365人おられましたということで、そのうち寝たきり等介護をかなり必要とする方が3人おられたというようなデータはいただいております。この方々が本当に一人で生活ができにくいのかというようなところまでは、正確な把握はできていないところが現実のところでございます。 ○副議長(中村良路君) はい、河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ひとり暮らしまでいっちゃいましたね。ひとり暮らしというよりも、まず市としてご高齢者、今多分65歳以上という形で把握されてると思うんですけれども、そのなかで、今おっしゃられた1万7,138名のなかで、結局いろんな状況のなかで、もう単純な言い方をしますと、いや福祉に携わられ、福祉を受けられてる方って言ったほうがいいのかな、という人数の把握というのはされておられますかということで聞いたんですけれどもね。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 28年3月末現在での要介護の認定を受けておられる方は2,448人となっております。このうち、サービスを実際に受けておられる方の人数は2,036人ということで、このような方々がやはりサービスが必要だと考えられます。 ○副議長(中村良路君) はい、河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 若干締めの日が違うので絶対とは言えないでしょうけども、約1万7,000人のなかから2,400名の方が介護認定を受けておられるという状況ですね。 では、逆に、世のなかでいう元気なお年寄りですよね。一般的に言いますと、外に出ていろんな活動をされてる方、これは代表的にいくと各自治会の老人会なんかにも所属されてる方をメーンと考えてもいいのかなと思いますけれども、その他もうかぶっておりますので、これでボランティアとか出していくとややこしいことになるんですけれども、まずじゃあ老人会等々に登録されて、一般的に言われておりますお元気なご高齢者というニーズの把握というのはされておられますか。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 27年度の実績でいきますと、香芝市の老人クラブ連合会に所属されている方の人数は4,261人となっております。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。27年度実績で4,261名の方が登録されていると。単純に、これまあこの、単純計算をしてはいけないんでしょうけれども、2,400名の方が要介護。この方で要介護を受けてても老人クラブに入ってらっしゃる方はいらっしゃるとは思いますので、これ単純計算をしてはいけないんですけれども、1万7,000名から約6,600名を引いた人数を掌握はされてないという形になるんですかね。この辺はどういうふうに捉まえていいのかというのを、ちょっと市としての見解をお伺いしたいんですけれども。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 全高齢者65歳以上のなかから、先ほどのこの約6,000人を差し引いた1万人ぐらいの方の把握ということですけども。お一人お一人の名簿をチェックしているわけではございませんが、生涯学習であったり、あるいは社会体育であったり、あるいは保健センター、介護予防教室、いろいろな行事に参加されておられる方が老人クラブに入っておられなくっても参加されてると思いますので、その1万人の方をまったく把握していないという状況ではないということになっております。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。おっしゃるとおりだと思いますし、1万7,000名を全部把握すること自体、もう大体無理だと思ってますんで、別段それをどうのこうのじゃないんですけれどもね。非常にちょっと気になるのが、要は表立っていろんな行政がやっていただいてることに携わっていただいて、まあ関連している、関係をしてらっしゃる方っていうのは、いろんな状況のなかで行政もいろんな情報を打ち出すこともできるだろうし、答えも返してもらえるだろうという状況は生まれるんだろうと思います。 先ほどまでの、きのうときょうの、先ほどまでのいろんな答弁のなかでも、自治会を通してとか、老人会を通してとかっていう話っていうのはいろいろ出ております。また、広報を通してっていう話も出ておりますので、そのなかでいろんな方向ができると思うんですが、だから先ほど申し上げましたような単純な計算としてです、あくまで単純な計算として、高齢者と言われる方のなかでも1万人の方が、まあまあなかなかすべてが把握できるわけじゃない。これから、今局長もおっしゃっていただいたように、いろんなNPOとかボランティア活動もされてる方もかぶってなくていらっしゃるとも思いますので、そのなかを引いていってもまあ結構な人数の方がなかなか、その方が全員お元気であれば、ある意味では何ら問題もないんですけれども、非常にちょっと懸念することもございまして、まず状況把握、聞きたいと思いましたのでお伺いさせていただきました。 まず、そういう状況があるということをひとつ理解をさせていただいたうえで、先ほど局長のほうからもちょっと1つご答弁ございましたけれども。ひとり暮らし、そういうご高齢者と言われる1万7,000人余りのなかで、おひとり暮らし、もしくは高齢者世帯といわれるところですね、この辺も把握っていうのはされてるんですかね。この間の最新のやつで、香芝市が世帯数で3万世帯を超えて3万300やったかな、この間何か報告があったと思うんですけれども、そのなかでどのぐらいの世帯が、俗に言われる高齢者世帯というふうに言われるのか教えていただけますか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 第6期の介護保険事業計画を策定する際にとりましたアンケート調査が介護福祉課では直近のデータになるんですけども、そこで65歳以上の方で配偶者と2人暮らしと答えられた方は38.2%となっておりましたので、約5,800人ぐらいになります。まあ、この方がもし夫婦であるとするならば、割る2ということで約2,400世帯になるのかなというふうには、かなり横暴な計算ですけども、そのように考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ごめんなさい、ちょっと38.2%で約5,800名、これざっくりした計算でいいと思うんですけれども、それを夫婦だとして2,400世帯。ということは、独居という意味では把握はないということですか、ごめんなさい。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 失礼いたしました。ひとり暮らしとお答えになった方は10.9%、約1割となっておりました。 ○副議長(中村良路君) はい、河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 10.9%ということは、単純に1,700名ですか。というふうに考えていいんですか。イコール世帯になると思うんですけれども、という理解でいいのかだけ確認したいんですけど。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) これは26年度の高齢者人口で掛けますと1万6,087人でしたので、約1,600人というふうに考えられます。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。単純に、これも単純計算になりますけども、高齢者世帯といわれるところが2,400と独居の場合は1,600名ということですから、独居ですからイコールそのまま世帯になりますので、となりますと世帯数で言うと約4,000世帯が高齢者世帯と言われるような掌握になるということですね。 そのような状況があるわけですよね。このなかに、ということはこれ以外の方につきましては、世代間で、親子世帯、2世帯、もしくは孫まで入れて3世帯かもしれませんけども同居をされてるということで、周りの目があるということですよね。 このなかで、この4,000世帯のなかに要介護者と言われる方の掌握っていうのはわかりますか。ここはなかなか難しいですか。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 申しわけございません。ちょっとそこまで把握はしかねております。済みません。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) はい。ありがとうございます、結構でございます。 これ自体は、非常に掌握しにくいところでもあるでしょうけれども、ただ要介護を受けられてる2,448名ですね。そのなかにやっぱり独居でおるかどうかっていうのは、多分調べればわかる話だと思いますので、そういうところっていうのはしっかり、いろんなこれからの、きのうの台風の件もそうですけれども、いろんなことがあるなかで、しっかり掌握はしていただきたいなと思いますので、ここについてはよろしくお願いしときます。 そのなかで、今回は生きがい対策ということでございますけども、平成7年という、もう21年ほど前の話になりますけれども、内閣府から高齢社会対策基本法というのが打ち出されまして、まあこれは国の話でございますけれども。もちろん福祉部としてはしっかり掌握はされておられると思いますけれども。基本理念といたしまして、国民が生涯にわたって就業、その他多様な社会的活動に参加する機会が確保されている、確保される構成である活力ある社会、国民が生涯にわたって社会を構成する重要な一員として尊重され、地域社会が自立と連携の精神に立脚して形成される社会、国民が生涯にわたって健やかで充実した生活を営むことができる豊かな社会、こういうふうに基本理念がございます。これずっと読み出すとややこしい話になりますので、とんでもない話になります。時間もかかりますのであれなんですけれども、こういうベースがありまして、高齢者生きがいということもいろんな角度で打ち出されております。 ありがたいことに、今日本の国のなかでアンケートをとっていただきますと、こっちはもう古いデータなんですけども、内閣府が高齢者の地域社会への参加に関する意識調査も21年の話ですから、もう7年前のデータで、これ以上ちょっと新しいの、ごめんなさい、私見つけられなかったんであれなんですけども。高齢者と言われるなかの8割以上の方が、生きがいは感じておられるというふうにありがたい答えが出ております。 また、高齢、年を重ねるごとに減ってはいってるんですけども、80歳以上の方でも7割以上の方が生きがいを感じているという、今社会であるというふうに今言われてるんですね。多分これ7年前の資料なんです。 これから一番怖いのは、今もお答えにもありましたように、この7年間だけではなく、その前からなんですけれども、独居の世帯、もしくは高齢者だけの世帯というのが今ずっと右肩上がりで増えておるということですよね。この方のなかで、結局行政とのかかわりがあったり、まあこれはいいことなのか悪いことなのか、ちょっと非常に難しいあれになるんですけれども。介護という形でヘルパーさんとのかかわりがあったりという、他人様とのかかわりがあることによって、その方の生活状況っていうのが把握できて、いざというときいろんな情報っていうのがやりとりできるんですけれども。先ほど何ぼか数字を聞かせていただいたなかで、残念ながらこれを1万人と言っていいのか、8,000人と言っていいのか非常に難しいところでございますけれども、掌握されてない。 ただ、それはほかの方と3世代、先ほど、また2世代、3世代と一緒に住んでらっしゃる方も多いでしょうし、単純に言ったら。先ほど出ました世帯数でいくと約4,000世帯の高齢者世帯がいらっしゃるということで、このなかからちょっと引き算をして介護に携わってない。何も本当にない方っていうのを知りたかったんですが、今出ないので、今あえてちょっと大きい数字になりますけど4,000世帯という世帯になると思うんですが、この方々っていうのが行政に対するかかわりがないとはさすがに言いませんけれども、希薄になってる状態であるということがあるんですね。 この方々を世のなかに出ていただいて生きがいを感じていただくようなことをしていただく、もちろん今のそのなかでも生きがい感じて元気で頑張ってらっしゃる方はいらっしゃるわけですから、これ非常にちょっとこの数字っていうのは非常に難しいんですけれども。要は掌握をし切れない、これは行政の責任というよりも、なかなか今の世のなかが全体的にそうであろうと思いますので、この介護予防も含めまして、この方々をどういう形で社会のなかに出ていただけることができるのかというのが、今、一つのまた問題として提言されておるということなんですよね。本当にいろんな形で、国を初め、今香芝市におかれましても福祉施策っていうのが拡充をしていただきまして、いろんな形でいろんなところに手は入れていただいております。 先ほどの局長の話じゃないんですけども、ご報告じゃないんですけども、民生委員さんもご努力いただいて、いろんな形で調べていただいているのも現実でございます。なかなかそのなかから抜け落ちてしまうというところの部分について、どういう掌握方法、どういう生きがいで出ていただけるかっていうのを考えていかなくてはいけないんではないかなというふうに思うんですね。 まず1つは、介護予防っていうのをしていただいてると思うんですけども、これ介護予防っていう言葉もあまり好きじゃないんですけれども。要は生きがい対策として家から出ていただけるような感じ、家のなかでも結構なんですけど、他人の方といろんな形で触れ合う機会をつくっていただいているというのをどういう施策を打っていただいているか、まず教えていただけますか。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 高齢者の方の生きがいづくりの一つといたしまして取り組んでおりますのが、いきいき百歳体操という運動を展開しております。これは、まだ2地区、2つの自治会の方しか対象にはしておりませんけども、今年度はさらに2自治会を声をかけまして参加していただく予定なんですけども。お近くの公民館で体操教室をしまして、その体操教室に自分たちで声かけ合って毎週毎週出てきてもらうということになっております。このような活動を平成37年のときには全地域のほうに波及できますように、毎年少しずつそのような自治会を増やしていきたいなと思っております。 また、香芝市の社会福祉協議会のほうでは、地域福祉の一環としてふれあいサロンというのをされております。現在、15カ所の地域でサロンが展開されておりまして、福祉推進員さんやら民生委員さんなどからお誘い合わせてサロンに参加されておられます。また、このサロンも今後、社会福祉協議会のほうでさらに増やしていくという計画もございますので、さまざまな分野と連携いたしまして、地域のほうに出向いて、やはり身近な場所で楽しみがあるということで誘い合って出てきてもらいやすいかなということで増やしていきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。いろんな状況のなかで、過去いろんな形のなかでこういう施策を打っていただきながらいろんな地域に根づいた、香芝市という中心だけではなく、いろんな地域それぞれのカラーを生かしながら地域に根づいたような形で展開をしていただいているというふうに理解をしてるんですけどもね。 ここにはちょっとどのようなときに生きがいを感じるのかという、高齢者の回答なんですけども、まず健康状態がええにこしたことないですね。健康状態が一番よければ生きがいを感じるというのがあると。趣味やスポーツに熱中している、孫や家族との団らん、また知人や友人との食事、雑談、旅行だという順番になってるんですけれども。これね、まず何はともあれ、介護予防という言葉がイコールになるんでしょうね。健康が一番いいということで、もちろん寝たきりにならない、介護にお世話にならないという状況のなかで健康でいていただくということが一番いいということになりますので、そうだと思います。そして、趣味やスポーツに熱中、孫や家族とっていうことになるんですけれども、これね健康であって、意識があれば外へ出ていくっていう方がいらっしゃって、これは先ほどの老人会にも参加されることを含めて、またボランティアとかいろんな社会福祉のなかで表に出られてる方のご回答なんだと思うんですね。 一番問題になってくんのは、さっきから何回も言おうとして、ちょっとどういう形でお伺いしようかなと思って悩んではいるんですけれども、こういう生きがいうんぬんを用意されて、そこに行けない方ですよね。 先日ね、何で今回こういう質問をさせていただこうかと思ったっていう理由の一つに、あるご高齢者のとことお話をさせていただいたときに、これお一人じゃなかったんでちょっと私もびっくりしたんですが、表に出ようと思うんやけどなかなか足がなくて遠くてっていうことで、ほんで実証運行までしていただいて今本当に本格運行していただいているデマンド交通の話をさせていただいたら、それすら、そういうことを知らなかったということがございましてね。その前の公共バスについては存じ上げておられたんです、知っておられたんですけどね。 ただ、そこはバス停は遠いということで、そこまであれじゃないということで、だからなかなかねえっていったら、タクシーは高いしねって言ってその話をしてるときに、いやデマンド交通っていうのが今ありますよっていう話をしてるときに、そんなんは知らんというふうに言われた。 これはね、責任の云々の話をしてるんではなくって、なかなかそういうところに広報としては届いておるんですけども、自分のなかに意識がなければなかなかそこに目が行かないという状況がある。こういう、なかなか積極的に情報を取り入れられないけれども、別に病気でもないというようなご高齢が今増えつつあるんではないかという杞憂がございまして、この体制についてこれから先、どういう形で施策を組んでいっていただければいいのかなという思いでございますけれども、その辺について何か局長のほうでお持ちなことはございますか。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 情報の発信ということにつきましては、広報やあるいは自治会のチラシ等を通じていろんなことをさせていただいてはおりますが、やはりなかなかそれを手にとって自分のものとして意識していただくというのは末端までというのは難しいかなと思います。やはり目で読むというよりは、耳で聞く、口コミっていうことが一番受け入れやすいのかなと思います。 そういった意味では、先ほど来のその地域での活動の広がりというものをやりながら、困っている方がおられたら皆さんで声かけてくださいねとかというような、こちらからもそのような声かけ運動を市民の方々に意識してもらうというような活動も広めていきたいと思っております。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。それでね、そこの具体的な話なんですけれどもね。問題は、要は先ほどから繰り返しになりますけども、決してむちゃくちゃ元気なわけでもない、意識的にそこまで自分が出張っていって、例えば老人クラブの活動をしようというところまではない。かといって、介護にお世話になるほど体が、健康状態を崩されてるわけでもないという方がいらっしゃるんですね、これ。現実的にいらっしゃるわけですよ。この方々っていうのは、要はお尋ねをしておしゃべりをさせていただくと非常にお元気になられるんですね。そうすると、また前向きな考え方になっていって、出てみようかなと。 先ほど局長がおっしゃられたように、地域でいきいきサロンとかやられてますよね、サロン。そういうとこにも先ほど局長もおっしゃっていただいたんですけど、お友達と一緒に支え合って出てきていただければいい。これは非常にいいことだと思うんです。そのお友達が誘ってというところの部分なんですね。ここの部分をどのような形でお友達形成ができるかということだと思うんですよ。 昔は確かに向こう三軒両隣、非常に顔見知りで、もっと言えば、本当に昔の話になれば、極端な言い方をすれば、隣の家の針の落ちる音が聞こえたぐらいまでの耳をそばだてていろんな状況を、よくも悪くもですけども、いろんな形で近所づき合いがあったんですけども。今正直なところ一軒家ですら隣にどういう方が住んでらっしゃるかあまり知らないねんっていう、顔見たらあいさつはするけれども積極的にお声もかけてないねんっていうような状況。いわんやそれがご高齢者の二人住まいの世帯とか独居の世帯になってしまうと、なかなか外部の方とのつき合いっていうのが希薄になっていくという状況が生まれていくというとこですよね。 そこで、それを100%把握せえっていう無理なことは言いませんけども、それを1個1個ひもといていくっていう状況っていう施策を何とかしていただきたいなと。かといって、民生委員さん、今の状況のなかで民生委員さんにお一人お一人尋ねていけといったところで、民生委員さん自身も限界がございますし、いろんな状況のなかでもっと大変な状況のお方のところに今行っていただいてるような状況とも聞いておりますし、いろんな形でご高齢者から民生児童委員さんも入れますとお子さんのことまでやっていただいている状況のなかで、その地域的なつながりをどう広げていくかっていう施策を打ち出していって、今度は待ってここにサロンがありますよではなくて、そのサロンに一緒に行きましょうというような状況を打ち出すような施策っていうのを組み立てていただきたいなという思いなんですけれども、その辺についてはどうですかね。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 民生委員さんからの声かけもございますでしょうし、また老人クラブの女性クラブ委員さんからの友愛訪問事業というものも老人会のほうでされておりますので、このようなところでのさらに積極的な声かけであったり、お互いに声かけをし合うというような活動をさらに積極的にやっていただけるようにお願いしていきたいなとも思いますし、また自治会のほうでも、例えば私の属している自治会を申し上げてあれなんですけども、年2回の定期清掃のときには、クリーンデーのときには、高齢者の方でご近所の方でいらっしゃったら皆さん声かけてくださいねということを自治会を通じて、班長を通じてお伺いをしたりして、みんなでどんな人がいるのかなというようなことを思い浮かべたりしております。 そのような自治会活動というものも非常に重要になってくると思いますので、市民の方一人一人が高齢者の方をふだん生活のなかで気にかけていただけるような、そういった意識づくりというものを全庁的にやれるような形ができるのがいいのかなと思います。 以上です。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 局長、同じ自治会なんであれですけども、非常に自治会の話はあれなんですけどね、非常にそういう形で一つ一つが今ひもといていただいている。山崩していただいてる状況が生まれてるっていうのがあれなんですけど、ただ行政として物すごく深く突っ込んで言わせていただくと、要はおしるしをつけていただきたいということなんですよ。 要は、このころ単純にご訪問されても、その先ほどの自治会の話もそうですが、自治会の方ですら顔見知りじゃないとなかなかこう玄関すらあけていただけないという状況も世のなかに生まれつつあるという、これはいいことは決してないんですよ。非常に不安が今上回ってしまっている世のなかになりつつあるということで、そういうなかで、公的なおしるしっていうものをいただきながら訪問活動をしていただくという形で、これに対しての予算取りがどうのこうのって大きい話をするわけではなくて、各地域の自治会の方とか、そういう形っていうのをどういう形でご協力いただけるかっていう施策を生む。その結果として、どこにつなげていくかっていう、さすがにただですべてをせえっていうのはなかなか難しいことだと思うんですけども、莫大な予算をかけて何かしましょうとかっていう話では決してなくって、地域の方々の横の連携をどういうふうにしていくかによって、そこをデータとして上げていただくことによって、行政もしっかり掌握ができる。いざというときにそこの確認もとれるという状況になると思うんですけれどもね。 要は表に出てらっしゃる方に対することではなく、表に出にくい方というほど福祉が携わってらっしゃる方ではなく、その真ん中にいらっしゃる方について、どういう状況把握ができるかということをしっかり地域の方々と、もしくは行政がどういう形で運営していく母体をつくるのかっていうことの話をしっかりさせていただきたいなと思うんですね。それが実を結ぶことによって、生きがい対策といういろんな、今国のほうでも調べていただいたり、県とかで調べていただいている状況につながる話になっていくと思うんですよ。 要は、どんなに生きがいの話を聞いたところで、出ていただけなければどんなに行政がいいものをそろえて、メニューをそろえていただいても生きがい対策にならない。でも、そのなかの生きがい対策の一つのなかに友人や知人との食事、雑談っていうのがあるわけです。要は、人と会うっていうことの大切さっていいますか、これが第一歩になってくるということを一つの牙城を崩す問題になるんではないんかなというふうに思うんですけれども、その辺について、ごめん、部長ちょっとどういう形でやっていけるか、ちょっと1回述べていただけますか。 ○副議長(中村良路君) はい、松原健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 失礼します。 先ほど局長のほうからいろいろとご説明等させていただいたところでございます。確かにいろいろな施策等をさせていただいておりますけれども、そこに来ていただけなければ、その生きがい等も生まれないという部分も議員のおっしゃるとおりだと思います。 今現在、地域福祉計画、それからまた社会福祉協議会とともに、地域福祉活動計画を含めまして計画をつくらせていただいたところでございます。このなかにも書いておりますように、自治会、民生委員さん、それから地域の福祉推進委員会、それからふれあい・いきいきサロン等の地域の各種団体、それらの方の連携を強化しまして社会的孤立状態に置かれた人を見守ることのできる地域づくりというものを支援するということで、一応そういう形の、まず地域づくりを進めるということ。それに基づいていろいろなその一つの出会い、それからまあやはり生きがいづくり、出ていただいて生きがいづくりをするというふうな形の体制づくりのほうを強化させていただきたいというふうに考えておるところでございます。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。なかなか具体的な施策っていうのができにくいと思いますし、ちょっと繰り返しになりますけど、現状で申し上げますと、今福祉施策としてやっていただいてることがだめという話では決してございません。本当にやっていただいてること自体はもちろん、拡充のお願いっていうのはこれからもさせていただかなくてはいけないと思いますし、ただ、せんだっても発表ございましたように、高齢化率が国全体で27%を超えていくっていうような状況のなかでも、先ほどの局長のほうからありましたように4人に1人とか、下手したら3人に1人が高齢者になっていくっていう状況が今始まっているのが、もう実際のところでいうともう20年前からこれは言われてて、統計をとられてて、25年ぐらい前を中心にとられてて、これからどんどんどんどん独居老人も高齢化も右肩上がりで進んでいくっていう、けさも出てますし、せんだってのデータのなかでもしっかりこれがそのまま、ほぼ狂いもなく出ているっていう状況の答えが出てるんですね。 そういうなかで、何かがあったときに来るだろうだけでは、やっぱり今度は大きいことが起きたときにどう掌握もできない、把握もできないというエアポケットにならないような形っていうのをしっかりお願いしたいなと思います。 そのためには、お一人お一人がご健康で動ける、また生きがいを持って前向きに検討いただけるような方を市民のお一人お一人としてなっていただければ一番いい話になりますので、出てこないから出てくるところはつくっていただきました。その出ていく後押しをとにかくお願いしたいなというふうに思いますので、しっかりそういうことを見据えた生きがい対策の施策っていうのをお願いをさせていただきたいなと思っておりますので、ご苦労かけると思いますけど、どうぞよろしくお願いをいたします。 続きまして、2番目のちょっと市民サービスの向上についてっていうことにかえさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 市民サービスの向上っていうことで、子育て支援とワンストップサービスの窓口についてっていうことで、またちょっと関連があるようなないような話をさせていただくんですけれども、子育て支援という意味では、昨日の筒井議員とかきょうの中山議員とか、学校現場での教育学習拡充っていうこともお話をいただきました。そして、昨日の関議員からもスポーツの底上げという話もさせていただいたんですけども、私も全体的に香芝の子供たちの底上げができたらなという思いで今回ちょっとこれをさせていただこうと思います。 これについて、本当にありがたいことに、市長の9月5日の行政報告のなかにもありました。中学校で運動部、もしくは文化部のほうで、県大会、近畿大会、関西大会、時によっては全国なんかも出ていただいてるような形で、非常に活発に香芝4中っていう思いでは結構全国的にも割と知られてるという状況でございます。また、学習的にも、この文武両道といっていいぐらい市全体も底上げをしていただいてるんではないかと思うんですけどもね。 いろんな状況のなかで、いろんな方が出てくるのは、やっぱり貧困対策ということで、子供たち、まあ親の世帯が非常に財政的に厳しいなかでどういう手だてができるかっていう話もしていただいてると思うんですけども、若干ね。それとはちょっと角度違うんですけれども、このクラブ活動にしても学習能力にしてもそうなんですけれども、非常にそれのフォローをしていただきたいなという思いなんですが、十数年前に教育委員会にお願いをしまして、きのうの答弁でしたっけね、吉村部長からもありましたように、クラブの遠征の補助を出していただいてますよね、要綱のなかで。あれ十何年前に上げていただいたと思うんです。非常に厳しいので人数に関係なくもう微々たるものの、どっちかといえば本当に気持ちだけっていう世界をぐっと上げていただいて非常に助かってはおるんですけれども、十何年たってきて見直しもできないんかなという思いなんです。非常にこのクラブ活動で広告塔として香芝の名前をいい意味で知らしめていただいている、全国のなかに香芝っていうところを注目をしていただいている。 そういう形のなかで、非常に遠征費っていうのが保護者の負担になってるところがあるんですよ。これについて、これ微妙なんで、その保護者の方も経済的に決して貧困というか、低い方ではないんですね。皆さん一般的に言われるサラリーマン世帯のなかでやられているんですけれども、いろんな状況のなかで、子供の全国大会、関西大会、近畿大会に出ていただくこと自体の喜びっていうのと裏腹に、やっぱりクラブでいろんな形をやっていこうという形になりますと、クラブの準備から始まりまして、そこに最終的に、結果として喜ばしいことなんですけれども、やっぱり遠征費っていうのがかかっていく。これ個々人の負担を軽減するという意味で、個々人の世帯に何かあげなさいっていう意味じゃなくて、全体的な、今ちょうど吉村部長もおっしゃっていただいた、クラブで言ったら要綱のなかにあります補助制度の拡充をしていただくような形っていうのができないかなっていうのが一つと、学習支援を保護者の世帯の貧困化だけではなくて、いろんな底上げをしていくときに、やはり決して経済的には困窮をしているわけじゃない世代のなかでも、いろんな状況でいろんなことをやられてるなかで、なかなか塾に行かすまではお金がない、またもしくは逆に言うたらクラブでいろんなことをやってると学習まで手が回らないっていう方もいらっしゃるわけですよ。 今、世のなかで言うと右肩上がりで給料が上がっていくかと思ったら、ずっともうここ20年、ずっと据え置きの状態なわけですよね。そういうなかで、香芝っていう土地に居を構えられて今ずっとやっていただいているなかで、せっかくいい香芝の子供たちが育ってる。きょうの、先ほども教育長のお話もありましたけれども、香芝の子は香芝で育てて花開かすっていう状況のなかで、ここの後ろ盾っていうか、バックアップを拡充をしていただければという思いのちょっと質問なんですけど、これについての考え方、基本的にその辺の拡充をしていただけるような考え方はお持ちなのかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけども。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員のほうからお尋ねの子供たちの学習支援、あるいはまた部活動に対する支援ということでございます。 結果的には報告という形でさせていただくんですけども、この大会等に部活動を通じまして出場させていただいてるなかで、平成28年の実績値を申し上げてまいりたいと思います。 今現在のところ188万9,905円というところで、この大会の出場に対しての支援をさせていただいております。これは宿泊が33泊、届いてございまして、これに伴う平均的な金額として1人当たり5,430円という形で支援をさせていただいているという状況でございます。 ちなみに、この28年からは宿泊費を1万円までの上限まで引き上げをさせていただいて、何分東京、あるいはまた遠方に至る部分でホテル的なところの宿泊費も高くなってございますので、その辺につきましては、十二分とは言えませんけども、その拡充をさせていただいたところでございます。 大会等については、毎年この形で、昨年27年度でしたら300万円を超えるような金額、まだまだこれからも大会が進みますので28年わからないんですけども、27年度でいいますと平均値では7,910円の支援をさせていただいているという形でございます。ちなみに、47泊分の支援がございました。 それから、就学的な部分ではございますけども、学習支援につきましては、先ほどの答弁にもありましたですけども、支援というてる的なところで学習支援も行っておるところでございます。就学援助につきましては、準要保護世帯的なところで、平成28年の就学援助に伴います件数につきましては、準要保護で294名、要保護で7名という形で援助をさせていただいている状況でございまして、これにつきましては27年、28年、あまり変わらない数字で推移をしてるという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。遠征費について、ありがとうございます。そういう形で拡充をしていただいたこと自体感謝申し上げます。 ただ、ごめんなさいね、遠征費という今言い方をしてしまったのでそういうお答えになったと思うんですけれども、クラブ全体にかかわるきっかけを幅広くやっていただければという思いがあるんです。子供お一人お一人ですね、これはスポーツ少年団でもでそうだと思います。小学生の時代でもそうだと思います。中学生のときもそうだと思いますけども、クラブに限らず、もう学習支援でも全部一緒なんですけれども、一人一人の子供たちっていうのはいろんなものを秘めてる。これをどう伸ばしていくかと、このきっかけをつくっていただきたいという思いなんです。 だから、そのきっかけをやるために、一つ一つの、例えばそれに携わるためのツールですね、道具ですよね。この辺についての学校における拡充の問題とか、学習支援においてもそうなんですが、要保護、準要保護というような形ではなくて、やはり今正直なところ400万円から600万円ぐらいの収入があっても、非常に、決して楽な生活をされてないんですよ。かといって、これ要保護、準要保護にならないですよね。 ですから、そういう形の門戸を広げていただきながら、しっかり香芝の子供たちを、本当に教育長がおっしゃったように、香芝の子供たちは香芝で育てていくっていうなかの一つとして、これは何でもかんでもそういうようなところ予算ぶち込んでがっと多くしたいとは全然思ってないんですけれども、一つ一つその辺の底上げをどういう形でやっていけるのか。要は、要保護、準要保護というような形だけではなくて、一般的に世のなかの景気がなかなか正直なところまだよくなってない状況のなかで、どうこの辺を下から救い上げていけるのかっていう施策の考え方にちょっと立ち返っていただければなという思いだけなんですよ。 だから、それが結果的に今部長がおっしゃっていただいた遠征費の拡充っていうのは非常にありがたいことだと思うんですけど。それとはもう一個別に、もう一個の底上げのなかで、クラブ全体、学習体制の拡充化っていうのをどういうふうに取り組んでいただけるのかっていう思いなんですけども、そこら辺についての考え方っていうのはございますか。どちらでも結構です。 ○副議長(中村良路君) 廣瀬教育長、答弁。 ◎教育長(廣瀬裕司君) 子供は本当にいろんな可能性を秘めております。子供のその可能性を伸ばすまず1点は、やはり指導者の問題、教員の問題、あるいはまた先ほどちょっと出てましたけども、部活動指導員ですか、そういった指導する立場の問題がございます。 ありがたいことに、香芝市内におきましては、特に中学校においては、各学校とも非常に先生方熱心に、先ほどのちょっと勤務時間の問題あるんですけども、それをある意味では顧みず一生懸命やっていただいてる、そのことが子供のモチベーションを上げ、また可能性を伸ばしてる、そんなことにつながってると思います。もちろん、そうした先生方がより相互に子供たちに熱意を持って指導をしていただくうえで、周りの環境整備、まさに議員ご指摘のとおりでございます。 この辺については、当然財政が絡む問題でございますので、いろんな点も考慮しながら、先ほどの話に戻りますけども、子供たちの可能性を伸ばす、そういった教育行政を今後とも進めていきたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。個々はね、先ほど私の前で中山議員がいろんな勤務学校の話もされてますので、濃く言う話はもう先ほどご答弁聞かせていただいてるので結構なんですけども、要は先生方、今おっしゃったように先生方に負担をまたかけようという思いではなく、先ほど吉村部長のほうも、先ほどの中山議員のほうの答弁にもございましたように、いろんな状況のなかで、ああごめんなさい、教育長やったかな、要はOBの先生方とか学生たちとかいろんな形でコミュニケーションとっていただく学習支援もありでしょうし、指導者のなかも、クラブの指導者となると、いろんな、特に運動の場合は免許の問題もございますので、一概にそこらのおっちゃん連れてきてっていうわけにはいかないっていうのも重々承知しておりますけれども、どういう形で伸ばしていけるのか。 要は、またそこにきっかけをつくるためには、経済的な負担っていうが残念ながら今一般的に言われているサラリーマン世帯でも厳しい状態になってきているっていうのをちょっと頭のなかに入れていただきながら、この子たちの可能性をどう伸ばしていけるのか。先ほどの福祉の話じゃないですけれども、福祉のなかでいろんな、本当に手を伸ばさないといけない、経済的に大変なところっていうのは香芝市としても今まだまだ、100%十分だとはさすがに言いませんけれども、いろんな形で拡張していただいています。それはもう吉田市長を中心にずっとやっていただいてる状況でございますので、それ自体をまたどんどんっていうのは、これは別なお願いになると思うんですけれども、そこにかかわらない人たちがもう今非常に苦しい状態になってきつつあるっていうのあるわけですね。 そのなかをどういう形で子供たちがすくすく伸びるような形がとれるのかっていうのを、ひとつ立ち返っていただきながらご検討いただければというふうに思いますので、ぜひその辺について、また教育委員会のほう、また行政のほうとも相談をしていただきながら、一つの施策としてまた打ち出していただければなという思いでございますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。 その辺はお願いにさせていただいて、最後にちょっとワンストップサービスの窓口についてお尋ねしたいんですけれども、非常に市長のほうが耐震化をやられて、市長も自信を持って言っていただいているように、風通しのよくなった明るい状況になりましたよね、役所自体のフロア自体が。 そのなかで、市長が前々から言っていただいてますように、ワンストップサービスという形で窓口をつくっていただくっていう形でご答弁いただいてたと思うんです。現実的には、非常にワンストップに近いような形で、いろんな部署が、所管が協力をしていただいて、なるべくお尋ねになられた市民の方に負担をかけないような形っていうのをとっていただいているようにも感じておりますし、大分対応も変わったよという話も聞いております。 けれども、この間の、先々週か、常任委員会のなかでもありましたけれども、どうしてもうちの場合は本庁と福祉センターという、物理的に離れてしまってるところがあります。また、1階と4階っていうのもあるんですけれども、これについて、1つ、例えばもう転入者、転出者っていうところだけでもいいんですけど、本当の、もうこれ前も言いましたけども、個別に濃いい事案がある特別な体制が必要な場合は別なんですけども、それとは別に、通常、お子さんを連れて転入転出があるときに、前からは大分濃くはしていただいていますが、窓口を1つにしていただいて転入転出専用窓口っていうのもありかと思うんですが、そういう形でのワンストップサービスっていうのがまずでき得るのか、もうしないのか。それについてはどなたがお答えいただけるのかわかんないですけど、ちょっとお願いできますか。 ○副議長(中村良路君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) ご質問ありがとうございます。ただいまワンストップサービスということでどこまでできるのかということでご質問いただいたわけでございます。 河杉議員のほうが今おっしゃっていただいたとおり、従前から特に転入転出を受けてます市民課のほうでは総合的、しかもワンストップなんていうようなところも念頭に置いて、よりよい市民サービスっていうことでサービス提供の枠組みを考えてくれてるわけでございます。 そんななかで、すべてをワンストップっていうのは、私どもやってます事業自体が370以上あるわけでございますので、それを一律っていうのもなかなか難しいわけでございますので、今おっしゃっていただいたように、類型化する、俗に言いますライフイベントごとの提供っていうところで分けていくのが一番適当ではないかというところでございます。 現在、いろんな法の規制等もございまして、誰でも、例えば転校の手続ができるわけでもないわけでございます。行政職員じゃないとできないという部分があるわけでございまして、一部ご足労いただくところはあるわけでございますが、今後も引き続きできるだけ総合的に、まあ一元的に提供できない部分については連携等を図りながらよりよいサービスにしていきたいと、そのように考えておる次第でございます。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ぜひ森村部長にお願いしたいんですけどね。あのね、ちょっとこれ繰り返しになるんですけど、前も申し上げたように、要は何が一番問題、市民側からした場合にですね、何が一番問題かというと、同じ内容を2人にも3人にも話をしていかなくてはいけないということが一番苦痛なんですよ。これの解消ができれば、変な話1階から4階に行くこと自体は別に大した問題ではないんですよ。 ただ、現実的な、物理的な問題として、福祉センターに行くっていうのはちょっと悩ましい問題はあるんですけれども。それは大分解消していただいて、よっぽど特殊な場合の福祉センター、特に今、今回、来年4月から教育委員会に全部来るということも含めまして、保育所関係も全部来るということで、それも解消されていくんだろうなという思うところもあるんでしょうけれども、ただ一番の悩ましい問題というのは、来られた市民の方が同じ話を担当者と言われる所管の方に何人にも同じ話をしていかなくてはいけない。これを解消してくれというのが一番なんです。これについては、森村部長、できますか。 ○副議長(中村良路君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) はい。まさしくそういう課題をはらんでおるわけでございます。 今現在の取り組みにおきましては、内部につきましては職員が連絡するというような連携をとっておるはずでございます。それから、市民課におきましては、テレビ電話システム等の導入もやっておるわけでございます。これ、まさしく市長が申し上げておりますICTの活用とかというようなところにもチャレンジしておるわけでございます。 引き続き、多様な事情に対応できるように努力してまいりたいと、そのように考えておる次第でございます。 企画部門といたしましては、行政の窓口対応のそのウイークポイントの一つと言われてます繁忙期と閑散期による調整っていうのが、例えば忙しいときには窓口の数を増やし、暇なときには減らすという、そういう繁閑調整っていう部分が大きなウイークポイントの一つと言われてますので、委託や派遣、いろんな方法を使ってそういうものにチャレンジしておるわけでございます。 なかなかすぐには効果が出ないかもわかりませんが、日々努力してまいりたいと、そのように考えておる次第でございます。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 努力はしていただいていると思う、理解もしてます。それで、非常に変わってきつつあるというのも感じてはおるんです。 ただ、現実的になかなか最終的な部分でのご説明を何回もせなあかんというところが残念ながら残ってる。 これ、森村部長ね、じゃあいつしますかっていって、今なかなかお答え出ないんでしょうけれども、例えば一つの目標値として、今ICTっておっしゃいましたけれども、来年から今の予定では組織変更もされながら企画部のなかでICT、一つの専門部分とされる。29年7月からでしたっけ、マイナンバーの確立もしていく。こういうことを全部加味していったら、割と本当に申請書類的な話っていうのがスルーされる。特殊な事情以外は割と簡素な受け付けでできていくっていうことは、これはあり得る話なんですか。それはどういうふうに今は香芝市としては捉えておられるんですか。 ○副議長(中村良路君) 森村企画部長、答弁。
    ◎企画部長(森村光延君) ご質問ありがとうございます。まさしく先進的な行政団体では届け出様式等の一体化といいますか、1つですべてっていうのはちょっといかないみたいでございますが、一体の申請書等の取り扱いはやってるわけでございます。窓口につきましても、もっと柔軟にやったりしておるわけでございます。ちょっと今すぐどこができるというようなところをお約束するわけにはいきませんが、さらなる向上に向けて努力してまいりたいと思います。 今回上程させていただきました組織の変更の条例がございまして、これにつきましては、全体としてゼロ歳から15歳の窓口は福祉のほうでお受けする、教育のほうは施設のほうが固まっていきますので、まあ施設利用に関するような、それに付随するような窓口として一元的にお受けいただくと。引き続き、市民サービスの部分につきましては、市民課が中心となってその窓口の質の向上に努めてまいりたいと、そのように考えておるわけでございます。 ただし、冒頭に申し上げましたが、三百数十のなかで来られる方によってはチョイスされる部分が違うわけでございますので、ある程度類型化できる、先ほど申しましたライフイベントに合わせたサービス提供っていうものをターゲットにしていきたいと、そのように考えてる次第でございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 繰り返しになりますけども、データを送ることによって同じ説明を別の担当者に、市民の方が何回もしなくてもいいということが最大のウイークポイントでございます。そこをキーとして、どういうふうな構築をしていただけるかっていうのをしっかり森村部長のもとでご検証いただきながら、そういう構築をマイナンバーと絡むのか、香芝独自でできるのか、ちょっとそこはまだわかりませんけれども、しっかりその辺について、また念頭に置いて組んでいただければという思いでございますので、ぜひその辺の実現に向けて、香芝の受け付けがよくなったと、今まで以上によくなったと、今は本当によくなりつつあるんですよ、前から比べれば。非常にそれはありがたいなと思っておりますけれども、本当に残念ながら繰り返しになりますが、同じことをあそこでもここでも言わなあかんという、この不満は解消されてないということの解消をぜひお願いをさせていただいて、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。大変にありがとうございました。 ○副議長(中村良路君) 以上で、15番河杉博之君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午前11時09分 休憩              午前11時20分 再開 ○議長(細井宏純君) 休憩を解いて再開いたします。 次に、10番中村良路君の一般質問をお受けいたします。 はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、ただいまより私の一般質問をさせていただきます。 始める前に少し、9月15日ですが、我々民進党も岡田代表から蓮舫新代表に決まりました。その後、幹事長においては前総理大臣になった野田総理が就任されたということでございます。蓮舫代表は、党の力を結集し、弱点を克服し、批判ではなく提案へというふうに国民に信頼される政党となり、政権交代を目指すと名乗りを上げられました。私たちも大いに期待をするところでございます。 余談になりますが、蓮舫さんの蓮舫の蓮という字は平和ということで名前を1字とられたということで蓮舫って名づけられたそうでございます。余談はこれぐらいに置いておきまして、本題に入らせていただきます。 本日は、大きな1番、香芝市の一般職員の再任用と、それから2番、JR香芝駅の整備、3番、北今市168号線の信号設置についてと、この大きく3点を質問をさせていただきます。 まず、香芝市の一般職員の再任用についてということですが、この再任用制度は定年等で退職した公務員が公務で培った知識及び経験を公務の場で活用していくとともに、60歳前半の生活を支えるために設けられた制度であり、香芝市では平成13年4月に導入されたと聞き及んでおります。また、平成25年度に60歳定年退職となる職員から公的年金の支給開始年齢が段階的に65へと引き上げられることに伴い、60歳で定年退職した職員について無収入期間が発生しないように雇用と年金の接続が図られる必要が生じました。 そこで、平成25年3月26日に閣議決定され、国家公務員の雇用と年金の接続についてということによりまして、平成25年度以降に定年退職する職員は再任用を希望するとする場合、年金支給開始年齢に達するまでの間、原則として再任用するものという方針が示され、本市も国と同様に再任用制度により雇用と年金の接続が図られているというふうに確認をしています。 さらには、国においても任期の末日は再任用職員が65歳に達する日以降の最初の3月31日以前となっており、本市も香芝市職員の再任用に関する条例第4条で同様の内容が規定をされています。しかし、香芝市では再任用職員の採用方法の見直しが、来年度より技能労務職を除く一般職については定年退職後5年間ではなしに、年金がまったく支給されてない期間についての任用ということでございます。 そこで、香芝市の再任用に関する条例に対してのその変更は必要かということで、まず壇上からの質問とさせていただきます。 ○議長(細井宏純君) それでは、中村良路君の1回目の質問、一般職員の再任用に関する条例について、答弁。 はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) それでは、条例の改正は必要かというご質問に対してご回答申し上げます。 現在、実施しております再任用制度は、地方公務員法第28条の4第1項の規定に基づき、香芝市職員の再任用に関する条例を制定し、運用しております。 この平成13年4月1日に施行されました地方公務員法の本旨につきましては、議員がご説明いただいたとおりでございます。市町村は条例を定め、定年退職となった者を1年を超えない範囲で雇用できるというものであり、ご質問の件につきましては、法の趣旨でありますとか目的、条例の規定に沿ったものであり、特段改正が必要なものとは考えておらないものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。改正をしなくてもいいというご答弁でございますが、来年度よりそれが見直しということということを聞き及んでおりますが、まあ議会がもともとこれは条例を議決したっていうことでございますが、その議決しましたが、その運用に対しては、やはり少しは説明をしてもよいのではないかと、そのようにも思いますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 私は常より皆様方に詳しくご説明するべきであると考えておるわけでございますが、さきにお答え申し上げましたとおり、法の趣旨や目的、条例の規定に沿った運用でございますので、特段ご報告申し上げなかったということでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) しなくてもいいということかもわかりませんが、私自身5年ぐらいの再任用はできるものなのかなと、そういうふうに今思っておったところでございます。また、今までにも義務的期間以上に再任用者の方がおられたので、まあ希望に沿っていけるものだと、そのようにも私自身思っていました。 しかし、今後このようなことを考えているということぐらいは、議会が議決しているのだから、少しは説明をしていただいてもいいのではないかと、私はそのように思います。そういったことで、説明をしていただいてればこういう質問も当然しなくても済んだのかなと、そのように思う次第でございます。 それでは、そういうことでございますので、私自身そういう説明も受けてないということで、引き続き質問をするということをさせていただきます。 では、今回の義務的期間のみの任用となった理由についてはどのような経緯で決められて、最終的な判断はどのようにして決められたのかということで、まずなぜこの時期に決めたのか、まずその理由についてお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) まず、前提といたしまして、冒頭に中村議員のほうがご説明いただいた話のなかで、まったく年金を支給されないっていうお話だったんでございますが、実は基礎年金相当部分っていうのは支給されるわけでございます。ですから、まったく支給されないゼロ年金というわけではないわけでございますので、その辺をまずご認識いただきたいというのと、それから私ども公務員の任用といいますのは、専らその行政運営上に効果があるというのが、効果があるといいますか、そういう理由を持って任用されるというのが常でございます。そういう冒頭のルールがあるわけでございます。 毎年春には、次年度の職員の採用計画を策定しておるわけでございます。そのなかで、来年度の必要人員を検討するわけでございます。当然、昨今、行政需要というのも大幅に変わっておるわけでございます。そういったとこで、再度、今春策定いたしましたときに決定しておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) そら当然効果があるということが大前提だと私もそのように思いますが、先ほどのなかで、再任用職員の採用計画を策定し、来年度の人員を決定しているということなんですが、最終的にその判断をされるのがご本人だし、行くか行かんかというのは当然本人の考えだと思いますが、来年度になって、例えば10人が再任用されたというなかで、すべてが行けたらこういう、行政が思うような人数で行けたら当然何も心配する必要はございませんが、例えば10人のなかで2人しか行かないよとなったときには、当然8人の欠員が生じる。そんなときは一体どのような対処をされて、どうされるんですかね。 ○議長(細井宏純君) 森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) それにつきましても何段階か安全面を持っておるわけでございますが、候補の採用につきましては、任用制度のなかで採用候補者名簿に登載ということが許されておるわけでございます。要は、次点、次点という、そういう方法も1つとれるわけでございます。 それも当然おのずと限界がありまして、それ以下の募集、応募人員でございましたらかなわないわけでございます。そういう場合には臨時的任用ということで、職員が不足を来したということで、臨時的、緊急的に任用するということも、採用するということもあるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) 中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 次点、次点ということで安全を考慮しているということでございますが、まあそれはそれで結構だと思います。確かに足らん分は臨時職員が補ったらいいということなんですが、やはり、ではなぜ再任用するかっていうところに至るんかなと、僕はそのように思うんですが、臨時職員ならやはりそのノウハウとかそういう経験度が全然ない方が当然やってこられる、そういう方が臨時職員として採用される。 しかしながら、経験を生かして実績を、ノウハウをまた生かしていただくということで再任用をされるように制度はなっているんですから、その辺はやっぱりもったいなあと、そういうこと多分起こり得ることはないと思いますけども、私自身はそういう人材がもったいなと、そのように、もったいないという言い方は失礼ですが、そういうふうに私は思うわけでございます。 それでは次に、その再任用というそういう来年度の制度は一体誰が決めたのかということでございますが、誰が決めたというたら不適切な言い方かもしれませんが、どこでそのようなことを決められたのか、その辺をお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 誰が決定したかということでございますが、こちらにつきましては28年度の職員採用計画を策定するなかで計画人員を計上し、当然、任命権者であります市長の承認を得て実施するものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。誰が決めたということですが、今回、たまたま今年度市長選挙もあって、市長も不動の姿勢で再任用されたという実績があって今現在に至られているわけございますが、今の市長に対抗する者がおらないという実績だと、それはすばらしいなと私は思います。 しかしながら、半面、そういったなかで、だんだん市長はそれなりの力を出してきたんかなとかというふうな変な誤解をされることにもなり得るかなと、そういうふうに私は思うわけでございますが、決してそんなことないと思いますが、不動の姿勢で当選されたので、俺に勝つ者おらんということでトップダウン的な考えも半ばあったのかなと勘ぐる方も出てくると思うんで、その辺はどうでしょうか。そういうことを聞いていいかどうかっていうところもあるが、まあどうですか。 ○議長(細井宏純君) はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康君) 今回、大量退職という課題もあったなかで、長年団塊の世代が我々以上の方もちょっとおったんですけれど、そこら辺の公平的な年代配分がなかなかできてなかった。ついにことし大量退職という事態になって、その部分で再任用職員の比率割合を考えますと、非常にバランスが悪い。そして、義務的任用を仮に65歳にしても事務の継続性ということに関しまして、やはり若い人を最低限確保する必要性と、次の年度も次の年度もやっぱり年代を続けて採用を適切にやっていく必要があるという、そういう判断のなかで最終的に市長に決裁いただいたということでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。まあ恐らくそういうことないと思いますが、変に勘ぐる人は変に勘ぐるということで、いろいろそれは人間ですから十人十色、その辺はわかっていただきたいと、そのようには思います。 それでは、その決めた経緯について、その辺をちょっとお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 少し冒頭に発言させていただきますが、市長を初め、副市長、教育長におかれましても、先人っていいますか、経験職に対して敬意を払って、できることならそれは残っていただきたいという思いはあると思います。 ただし、私どもは行政職員でございます、任用を主体に行政効率を考えて雇用するというところで苦渋の選択として決断いただいたものでございますので、それを先にご報告させていただきたいと思います。 定年退職者の再任用につきましては、義務的任用期間終了後も希望する職員には選考により65歳まで任用しておるわけでございます。しかし、先ほど副市長が述べましたように、大量退職ということで、今後、再任用職員が相当数になることが予想されるわけでございます。そのため、28年度の香芝市職員採用計画において、再任用制度については計画的に職員を採用し将来の香芝市を担う若手職員を育成していくという観点より、再任用職員の採用方法を見直し、来年度より技能労務職を除く一般職については、義務的任用期間までの者を募集するといたしたわけでございます。 具体的に、皆様方におわかりいただきたい部分につきましては、子育て支援ということで我々が強化しておるというのは当然ご認識いただいておると思います。ということは、そこに係る職員数っていうのも今よりはたくさん要るわけでございます。そういった理由も踏まえた計画でございますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) まあ理解はしているはずなんですが、先ほども副市長、また企画部長が言われましたように、大量退職ということで言われておりますが、当然私もこの前の6月議会ですか、そのときに大量退職についてということで質問させていただいたということがございます。当然こんなんもう今さら大量退職やという必要もないと思うんで、わかり切った話だと思うんですよ、大量退職というのはね。もう過去からさかのぼってでも十分こういう採用の仕方がおかしかったというのがわかっておられると、そのように思っております。 また、退職して今回再任用外れる方といったら変な言い方かもわかりませんが、もう当然そういった事情も、今度再任用受けられる方も事情も当然わかりながら、皆さん再任用を受けたりとかいろいろされる、そのように思いますが、しかし私が思うには、この再任用されたなかでももう既に再任用を何年も行かれてる方が結果的にはおるやないかということでございますが、その辺で、いてる方がおるにもかかわらず、まださらに今回はそれを制度的に決めてしまうということで、それはどうかなあっていう、私はそういう思いを持っております。 先ほども言いましたが、大量退職っていうのがもう当然わかりながら、まだ今になってこういう話というのは、ちょっとおかしいんちゃうかなと、私はそのようにちょっと合点がいかんと思います。その辺、再度聞かせてください。 ○議長(細井宏純君) 森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 再任用の方につきましては、当初から雇用期間は1年ということで1年間の雇用契約をさせていただいているわけでございます。次の年もまた1年ということでやらせていただいているわけでございます。ですから、1年ごとに区切った雇用であるというのが大前提であるということでございます。 来年度以降の新規採用職員を考えるなかで、職員構成等を総合的に検討した結果、今回見直しをさせていただいたということでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。今まで私が言わせてもうたことも、当然皆さん方も承知もしていただいてると思います。 では、今回の再任用職員や該当する職員の周知についてはどのように説明されたのか、また該当する職員などの意見は聞かれたのかということで順次また質問させていただきたいと思いますが、まず香芝市には職員団体、労働組合というものがございますが、その職員団体については説明はなされたのかどうかお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) 森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) はい。今回の見直しにつきましては、技能労務職員につきましては退職補充等を長年行っておりませんので、対象としておりません。したがいまして、労働組合、それから職員団体等への説明はいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。ほんなら職員団体、組合には一般職には属してないということでよろしいですね。 それでは次、その再任用を打ち切るっていう言い方ですが、に対して説明はされたのかどうか、その辺をお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) はい。対象者に説明はしたのかというご質問であろうかと思います。先ほど意見を聞いたのかという部分もお話しのなかにありましたので、あわせてお答えしたいと思いますが、任用というものにつきましては、本人が就職したい、あと一年おりたいというものが優先されるものではないということでございます。公務員たる者、そういう任用はできないということでございます。職員に対しては、個別に説明はしてございません。 なお、再任用職員につきましては、任用期間は1年で毎年募集し、選考のうえ任用しておると、打ち切るということではなく、ことしは行政需要のなかで人員構成が変わるということでございますので、募集しないという方法をとったということでございます。よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。打ち切るって、まあ言い方が、語弊だったかもわかりませんね。募集しないということで、はい、失礼をいたしました。 しかし、今年度からもいうたら説明をなしに急に義務的期間のみということを通告されたということで、あまりにもこれ唐突過ぎんのちゃうかなって私自身そのように思うわけでございますが、やはりそういった方についてもきちんと説明をすべきではなかったのかと、そのように思うところでございます。 次に、それでは再任用職員や再任用の該当する職員への周知はどのようにされたのか、その辺改めてお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) はい。周知につきましては、平成28年7月7日付で平成29年度以降の職員の再任用についてとして全所属にメールにより通知するとともに、現在、再任用を受けてらっしゃる職員と今年度末の定年退職者にはあわせて個人アドレスにメールにより通知をいたしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。メール等で機械的にされたということでございますが、一般職の再任用が実施された状況を見ると、義務的期間を過ぎた人も再任用されてるなかで、今後もこれからの再任用者も毎年雇用してもらえるものだと思っておられたと思います。そのなかには、さまざまな生活設計を立てられている方も中にはおられたんじゃないかと、そのように推測するわけでございます。 今回は、今先ほどご答弁ありましたように、メールで通知したということですが、先ほども申し上げましたが、ちょっと少しそれでは機械的にあまりにも乱暴過ぎるのではないかと私はそのように解釈するわけでございます。 再任用するときには、再任用来てほしいというときは、長年の知識を培っておられるなどと、まあそれを言いながら、再任用の募集をしないというときにはメールで通知をするということで、その対象になった再任用の方は何の説明もないのかと思われる方もおられると思います。それはもう仕事上で仕方ないという、それはそうかもわかりませんが、やはりこれは皆さん行政におられて、やはり段階を踏んでおられる、やはり皆さんかて先輩、皆さんの先輩だと私はそのように思うんです。その先輩がおられたから、皆さんがこうしてこういう立場にも座っておられるというふうに私は思います。 本当に、これは理性と感情ということで機械的にされるかもわかりませんが、やはりそれは当然人間同士のなかのつながりだと、そのように日ごろ私はそのように捉えてるわけでございますが、そういったなかで、もう少し感情を持っても相手に対して接するのがやはり誠意ではないかと、そのように私は思います。それはそれで聞かせていただいておきます。 では次に、再任用のその見直しの考えはあるのかということでお聞かせをいただきたいと思いますが、昨年の8月の人事院が再任用職員の能力及び経験の活用のあり方に関して指摘したことを踏まえて、再任用職員の能力及び経験をより一層本格的に活用するための方策の検討に取り組んでいくとされております。 今後、再任用制度の増加を見込まれるなかで、再任用については政府は積極的に取り組むという考えがあります。それに対して、香芝市はその政府の考え方とは少し反対ではないかなと、まあそのように思いますが、その辺はどうかちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) ご指摘いただきました人事院の指摘につきましては、雇用と年金の接続を推進するための措置として、再任用希望者を原則フルタイムで任用するというのが制度の趣旨であったにもかかわらず、現実にはフルタイムが3割、短時間勤務が7割となっておる現状を踏まえた指摘であると認識しております。 これは、つまりフルタイムにいたしますと、定数内職員といたしまして、定数のなかに入ってくると。短時間になると定数内に入ってこないと、そのように再任用制度を使っておる行政団体が多いわけでございます。 本市におきましては、現在、再任用職員につきましてはフルタイムでの任用をしており、国との反対の行動をとっておるというわけではございません。したがいまして、この指摘の事項には該当しないというふうに理解しておるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。 それでは、そのフルタイムっていう雇用のあり方もカウントされるという一つのことでございますが、しかしながらワークシェアリングではございませんが、いい人材をやはりちょっとでも置いていただくという意味での短時間雇用っていうことに関しては考えられなかったのかどうか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) はい。一定の行政効果を期待するということでございます。冒頭から申し上げてますとおり、その行政需要によって任用するということでございますので、比較的短い短時間っていうことになりますと、なかなかそういう目的にそぐわないというところもございます。また、制度の本旨もフルタイム雇用ということで、しっかり年金の接続までに賃金を置いていただくっていうのが本旨でございますので、基本的にはフルタイムということで運用をさせていただいておったわけでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) いい人材、活用するという意味ではそうであったかもわかりませんね。まあ、今後いろんな方向でも短時間労働、短時間雇用ということも当然考えられる一つの要素かなと思いますので、それに合わせてよろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、国は一億総活躍社会実現のために政府を挙げて取り組んでいくとされております。さきの6月定例議会の市長の施政方針のなかでも、香芝市民7万9,000人総活躍できる町へ決意を新たにして市民の皆さんとともに歩んでまいりたいと思っておりますと、そのように言われて行政報告をされております。しかしそれは、その市長の決意とは裏腹に、市の制度である再任用制度をもう後退させ、総活躍できない制度設計になっているとしか、そのように私は捉える次第でございます。 そのことについて、少しお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 国が申しますその一億総活躍社会、それに反するのではないかと、そういうご意見をいただいたと思っております。 ここでお話し申し上げますと、その国が申し上げますその一億総活躍社会っていいますのは、経済成長、それから子育て支援、それから安定した社会保障、こういったものを推し進めていこうということでございます。私どもが取り組んでおりますこの再任用につきましては、この一億総活躍社会で国が目指します安定した社会保障のなか、このなかにおきましても年金制度っていうのは、福祉・医療・年金制度、三本の一つの大きな柱でございます。その年金制度の変革に伴った所得の急変に対する対策として有効に活用しておるものと思っておるわけでございます。なおかつ、行政需要といたしまして、現状のまま継続して任用していきますと、この今後四、五年におきまして、再任用職員の総数が60名を超えることが見込まれるわけでございます。これは、職員全体の約1割、しかも事務系職員でいいますと15%とかになってくるわけでございます。必要な職というのは、ご存じのとおり、子育てに関連する保育士であったり、幼稚園教諭であったりとかそういうことになるわけでございます。そういうミスマッチが発生するということをやはり避けなければならないわけでございます。やはり新陳代謝を図り、多様な市民サービスに対応した行政サービスを行っていくような人の構成であるべきであろうということで、このような結果に至ったわけでございます。ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) わかりました。理解は十分していきたいと、そのように思います。 ただ、やはり人間らしく、もう少し感情を持ってしていただきたい、あわせてそれもまた私の要望としてお願いをするわけでございます。 政府は一億総活躍社会ということで言われてますが、近ごろはもう年金も削減され、さらには年金から介護保険も天引きされ、だんだん年金をもらう率が少なくなる、そういったことをよく耳に聞かせていただいております。本当にもう生きていくということは大変な時代となっていくのではないかと、そのように思っております。 本市も退職者に対して知識やさまざまなノウハウを培っているということならば、もっともっと元気な人が働けるような雇用の場も改めてやはり創出、つくるっていうことですね、つくる必要があるのじゃないかと私は本当に思うところでございます。 この辺はこの辺でとどめさせていただいて、最後に再任用制度自身を、これを見直す考えがあるのか、その辺を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) ご存じのとおり、その年金制度のほうは今後段階的に65歳まで支給年齢が引き上げられていくわけでございます。それに伴いまして、この再任用制度も65歳までが義務的任用っていうことで段階的に移行していくわけでございます。 そういった制度の趣旨、本来の目的に沿った運用をしていくべきであり、そのような計画を今後とも立てていきたいと思っておる次第でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) わかりました。今後、無年金となる期間が3年ごと、1歳刻みでされるということでございますので、見直しはあっても当然、当たり前かなと、そのように思います。最終的には、年金受給、老齢年金が65歳になりますね。したがって、再任用制度というよりも、今後やはりそういった年金が受給できない時代を踏まえまして、やはり定年延長というふうなことも当然考えてもしかるべき時代もやってくるんではないかと。ましてや、一人一人がまだまだ元気な60歳、65歳越えてもまだはるかに元気な方がたくさんおられます。そういった方も含めて、やはり本市においても定年延長という考え方も当然あって当たり前かなと、そのように思いまして、今回の再任用制度の質問をこれで終わらせていただき、次に2番目の質問といたしまして、JR香芝駅の整備についてということでお聞きをいたしたいと思います。 この香芝駅の整備については、あと池田議員も当然されると思いますので、また私の足らん部分は池田議員が質問されると、そのように思いますが、ひとまず私が質問させていただきたいと思います。 これで私この質問させてもらうのは何回かだと思います。一般質問したのが22年かな、6月の定例会と25年の9月の定例会で行っており、今回で3回目、副市長がまだよくご存じで、まだ部長時代に質問させていただいて、いい答弁もうたというように僕は喜んで、もう今でも残ってますからね、はい。 そういうことで、改めて質問をさせていただきます。 たびたび聞きますが、まずこれまでのJRとの協議と経過についてお聞きしたいと、そのように思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) JR香芝駅におきましては、以前より電車とホームの段差等の諸問題を改善すべく、これまでもJR西日本とは協議を重ねてまいりました。JR西日本も本市も電車とホームの段差やバリアフリー化への改善については、駅前整備とあわせた駅舎の橋上化と一体として整備を図っていきたいとの思いではありましたが、周辺整備まで含めますと、バリアフリー法で定められた整備期限である平成32年度には到底間に合わない状況から、現在まずは市として問題とされているホームのかさ上げや跨線橋へのエレベーターの設置、また多機能トイレの設置などについて、早期にその部分の改修を図ってもらえるようJR西日本に対し、今現在要望を行っている状況でございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 今要望を行ってるということで、たびたびそういった答弁は奥田次長が言われますが、違う、前任の方もそういう答弁というのはもうておりますわ。これはもう行政だけではいかないというのは当然わかりながら皆さんにお願いしているっていうのは、その辺もご理解をしていただきたい、そのように思います。 本当に駅を利用する方は、きょうからも、もう今からでもそういった改善をしてほしいということはもう思っておられると思います。本当にそういった思いも含めて、これから高齢化社会になる方向ですので、さらにそういったことに対しても早急にもう進めていただきたいというふうに思うところでございます。 次に、ホームの段差の解消やホーム間の橋梁の整備を必要とする必要があるのかないのか、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。これも数回質問させていただいておるなかの質問の内容でございますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 駅構内のホームや跨線橋等の整備といった駅施設のバリアフリー化につきましては、本来利用客のサービス向上の一環としまして施設の所有者である鉄道事業者が主体となって進めるべきであると考えております。 しかしながら、当駅は1日の乗降客数が3,000人以上の鉄道駅でございますので、先ほども申しましたように、バリアフリー法で定められた平成32年度までに自治体も協力しながらバリアフリー化を図らなければならない駅に該当しております。ですので、JR西日本に対し、国、県、市が行政支援を行いながら駅のバリアフリー整備を進めていくことになっていくと考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) ぜひともやっていただきたい。さらには、バリアフリー法も変わったので、平成32年度までにはやらなければならないという法律で乗降客が3,000人以上ということで、極力それに沿うように行政としても働きかけていただきたいと、そのように思います。 それでは、今後の駅舎や駅前全体を含めた整備計画についてはどのように考えているのかということで、今後の駅舎や駅全体を含めた整備計画は考えておられるかどうか、その辺を。これもたびたび、毎回、毎回聞かせていただいておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 駅舎を初めまして、駅前整備や駅前広場、アクセス道路、またエリア全体の整備につきましては、香芝市の総合計画や都市計画マスタープラン、またバリアフリーの基本構想にのっとり、まちづくりの観点から進めていかなければならない重要な課題であることは重々認識しております。このことにつきましては、今後も本市のまちづくりの課題として検討していく、継続していく必要があると考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) ぜひとも課題として検討して、本当に検討してください。ほんまにですよ。 この質問、同じ質問を何回も繰り返すということは、やはり困っているということでございます。そのなかで、吉田市長も当然この駅も利用されると、そのように思っておりますし、多分ほかの方からも聞いておられると思う、声が届いていると思いますが、市長にお聞きしますが、香芝駅のバリアフリー化は一日も待てない状態っていうのはもうわかっておられますが、その辺は市長としてどのように考えてるのかお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 本当に何回もご意見いただいてまして、本当にいろいろな思いをお持ちだと思います。私も中村議員と同じ思いでおります。 ようやく近鉄の下田駅については、今年度でエレベーターがつき、そしてトイレ改修もできたということで一定のバリアフリー化が図られ、ちょっと前倒しにもできたかなというふうに思ってます。 次は香芝駅ということなんで、部局のほうにはJR西日本との協議を、交渉を進めておりますし、何分相手方があるものですから市単独ではなかなかということなんですが、まずは先ほど言いましたように、段差をなくすということ、それからトイレも含めて、このバリアフリーについては見える形で進めていけるようにしていきたいと思ってます。 ちょっと予算のところがいろいろあるのでちょっと検討が必要ですが重要に思っておりますので、近鉄も今言いましたように一定のめどがつきましたから、さらにバリアフリー化は進めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 本当に今市長言われたように、よろしくお願いをいたしたいと思います。 以前からこの駅前も含めまして、再開発についても私も質問させていただき、結局、駅前整備につきましては、都市計画決定もなされてないということでは、その整備事業も当然できないというふうに私は思います。今まで回答していただいた記憶には、いまだまだ駅前においても何の手も施されていないっていうことですが、その辺の駅前については、市長もどのように、簡単で結構ですから、もう時間もあれですので。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) お答えしていますとおり、やっていきたいという思いはあります。具体的に着手はまだじゃないかっていう話なんですけども、部局内で、私も含めて、いわゆるディスカッションも含めてどういう状況か、そしてざっくりどんな絵が描けるか、さらにはどれぐらいの見積もりをやるかっていうことは内部として話、検討してます。大体30億円か40億円のやはり経費がかかるなというのが正直なところでございます。 昨今、非常に国の補助、交付金、補助は非常にぶれていまして、27年度でいいますと、皆さんもご存じのとおり、中学校給食も去年つかなかったわけですね。県のほうの無利子での貸し付けができましたので何とかできましたし、今年度につきましても香芝の中学校の体育館の補修についても補助は出なかったと。約5,000万円弱なんですけども、これがもし出ていれば、これを真水として市民サービスへの補充できたなという、この辺が少し、香芝の重点施策になかなか補助がつかないということで、今後とも議長も含めて、陳情も含めて、さらに行って、それを確保しながらやれるような進め方も一方でせなあかんなという思いでございます。今後とも慎重に検討して進めていきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) ありがとうございます。そういって早急にまた駅前含めてしていただきたいと思います。本当に香芝駅っていうのは、香芝の顔となる、そのような駅だと、そのように思います。さらには行政駅っていうことでございます。下田駅から香芝駅に変更したほうが、それほど過去には価値があったのかというふうに思って香芝駅をアピールしてもらおうという手段の一つで変えられたんじゃないかと、そのように思います。 例えば、香芝の町はどんな町かなというふうな、町に一遍行ってみようかなという方がおられて来られたとしたら、王寺方面から来られて香芝駅におりた途端、ひっくり返るような段差があって、また改札を出ようとすればあの段差、橋上の段差がすごくある。そこにまだ雨でも降ってれば、荷物下げて雨でも降ってれば歩けない、そういった状況でございます。それで、そういうことはやはり乗降される方も困られると思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 それと、また駅前にも出れば、本当にどんなすばらしい駅前なんかなとよう想像されると思いますが、何もありませんね。あの駅では本当にお粗末過ぎる、香芝の顔が泣くっていう、私がそんなん言うたら駅舎に対して失礼かもわかりませんが、そのように思います。今、レトロ的な考えでいいのかもしれんけど、あれではレトロとは言えないし、中途半端な駅舎だと私は思います。 市長も行政のほう、行政には携わられなくて民間のほうから来られたというそういう手法で、今までの市長方々は行政マンということである程度かちかちに固まっておられたと思いますねんけど、吉田市長、民間出身ということで、その辺もノウハウを生かしていただいて極力市長が在任中に何らかの形ができるような、そういったことにも考えていただきたい、そのように要望をさせていただきます。 次に、あともう12分でございますが、これも北今市の168号線の信号設置についてということでお聞きします。 もうたびたびこれもさせていただいております。もう多分ご理解をしていただいてるかなと思いますが、最近まだ車の通行量もかなり多くなりました。しかし、事故がいまだにまだ発生をしています。事故をする方もされた方もやはり嫌な思いをするわけでございます。それで、また自治会のほうも要望は出されてると思いますが、私も市民からそういった事故が多いよということで聞かさせていただきます。 それで、今回具体的に名前を言ってあれですが、コメダ珈琲やセブンイレブン付近の交差点での人や車の交通量や事故は把握しているのかということでお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 今議員ご指摘の交差点、コメダ珈琲とセブンイレブンの付近の交差点のことでありますけれども、このあたりの交通量でございますが、自動車、南北の交通量は一応把握しておりますけども、南北交互合わせまして時間約680台という数字が出ております。これは片側同じ数字だと仮定しますと、340台ずと交互に通過しておるというような状況でございます。 また、この交差点では、数字は把握しておりませんけれども、この交差点を横断される自転車や歩行者の数もやはり多いのではないかなということも認識しております。 今の交差点の事故件数でございますけれども、供用開始の平成24年3月28日から平成28年8月末現在の4年8カ月の集計でございますけれども、73件の交通事故が発生しております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 73件ということでございます。そうすると、これまで事故の数は開通してから4年ということで、例えば48カ月であとプラス今の8カ月を足して、今年度ということで8カ月を足すと56カ月という期間になります。それを73で単純に、単純に割るんですよ。割ったら月に1回ないし2回事故があったということになりますね、月に。まあ本当に月に1回、2回の事故は本当に多いことだと、そのように思いますが、極力早急に取り計らっていただきたいと、そのように思います。 それと、これまで地元要望に対して県や警察はどのような話し合い、要望を行ったのか、その辺をお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 以前から地元より信号機設置の要望を受けまして、自治会や香芝警察、またこの道路の管理者であります奈良県の高田土木事務所、そしてまた本市の各部署も入りましていろいろ協議も行ったところ、警察の話によりますと、中和幹線の高架下の交差点の信号から距離が短いので新たな信号機の設置は難しいとのことでございました。 それで、信号機以外の可能な交通安全対策といたしまして、道路管理者とも協議して、前方交差点注意看板の設置や減速マークの路面標示等を話し合いで設置したところでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) いろいろしていただいてるのは十分わかっております。ありがとうございます。 しかし、ここの交差点を通る市道は、昔はもともと地元では墓道というのは通称、言われたとおりでございます。この通りの西には北今市の墓地があります。また、この交差点の両脇には店舗があるため、人や車が多く通行するようにも、入り乱れて通行するようにもなります。そのために事故も発生をするのかなと私はそのように思います。 では、この信号設置については、市ではどのように考えておられるのか、その辺をお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) 奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 地元の要望も受けまして、市も再三の現地確認もいたしております。市といたしましても、当該区間におきまして、信号機の有無が起因する事故かどうかは不明なところがございますけれども、地元のご意見や現状、現地見るなかでは、交通安全上、この交差点には信号が必要ではあるのかなあというふうには考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、ありがとうございます。そういう認識をしていただいて、必要であるという認識もしていただいてるということはありがたいことだと、そのように思います。 そらこれも市が独自でできるならこうして再三再四お願いして設置も可能かもわかりませんが、やはり県や県警、安全協会含めて、やっぱりいろんなことがあるという理解は十分させていただいております。 では、地元のその要望に対して、今後の設置については一体どうなるのか。市としての考えを再度お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 本市といたしましても、この信号機は必要であると考えておりますので、今後も香芝警察署に理解賜りまして、また継続的に県警本部へ信号機設置の要望をしていくといった継続的な活動しかないと考えております。 以上です。
    ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) はい、わかりました。今後も毎年毎年、粘り強く要望を出していただくことが我々の最大のお願いかなと、そのように思います。いつか県で協議されるときがあれば、県内で現在信号機が設置されているところがたくさんあります。このなかには、本当にこの道路には信号機が必要であるのかなと私は時たま通って思うところもございます。 そういったところも県と協議されるときは、県内の信号について再点検をされてるのかなど等も一遍聞いていただければと、そのように思います。 再度皆さん方にお願いするわけでございまして、安心・安全の町と言われていますが、やはり自然災害や犯罪だけではないということも十分ご理解をしていただき、少し皆さん方の希望の時間に終わりませんでしたが、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(細井宏純君) 以上で、10番中村良路君の一般質問を終わります。 ここで昼食のため暫時休憩いたします。              午後0時18分 休憩              午後1時45分 再開 ○副議長(中村良路君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、5番池田英子君の一般質問をお受けいたします。 はい、池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 議長のお許しを得ましたので、昼からの一般質問をさせていただきます。昨日から続いての一般質問で皆さんお疲れだと思います。また、昼御飯を食べて眠たいところだと思いますが、ぜひよろしくご協力お願いしたいと思います。 私は、今回公共バス、コミュニティバスの運行について、そして香芝駅のバリアフリー化について、3つ目といたしまして、保育所・幼稚園・小・中学校の職員の待遇とクーラー設置についてを案件として質疑していきたいと思います。 それでは、第1項目めの附帯決議に、請願第1号公共交通の「実証運行」終了後も公共バスの存続を求める請願書に対する附帯決議について、コミュニティバスの運行についてを質問していきたいと思います。 この附帯決議は、平成26年9月29日に提出され、賛成者、北川議員、中川議員、中村議員、川田議員、池田の賛成です。そして、上田井議員が提出者として出されました。このなかでは、香芝市は施策として行っている公共交通バスの住民のさらなる利便性向上のため、自由乗降ができる施策の実現に適切な措置を講ずること、香芝市は施策として行っている公共交通バスの住民のさらなる利便性向上のため、効率的な運営ができる研究に積極的に取り組むこと、香芝市地域公共交通活性化協議会は、住民の意思を尊厳すること、この3つを掲げて附帯決議とされました。 まず初めに、この請願第1号公共交通の「実証運行」終了後も公共バスの存続を求める請願書に対する附帯決議に基づきまして、この附帯決議をどのように受けとめておられるのかお伺いしたいと思います。 これで壇上からの質問を終わらせていただきます。 ○副議長(中村良路君) それでは、池田英子君の1回目の質問に対しての答弁。 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 附帯決議をどのように受けとめているかというご質問でございます。 平成26年9月議会におきまして、今先ほど池田議員からもございましたように、公共交通の「実証運行」終了後も公共バスの存続を求める請願書、これが提出されまして、その採決の際に附帯決議が動議で出され、原案が可決されました。附帯決議には、利便性向上のため講じるべき3項目が示されておりまして、市といたしましても公共バスを存続するうえで重く受けとめさせていただいておりまして、本市の公共交通のあり方を検討いたします香芝市地域公共交通活性化協議会におきましてもその旨の報告はさせていただいております。 協議会におきましては、その後の具体的な協議を進めるなかでも十分尊重をいただいているところでございます。 以上です。 ○副議長(中村良路君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 附帯決議を協議会のなかでも重く受けとめているということで、この附帯決議の3つ目の項目のなかに、先ほども読ませていただきましたように、公共交通の住民のさらなる利便性向上のためにとありまして、それをどのように受けとめているのか、再度お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) アンケート等いろいろ実施をさせていただいたなかで、今まで公共施設での乗降のみでありましたが、各バス停での自由乗降が行えることによりまして、バスを使って商業施設や駅、公園などの施設を利用していただけるものであると考えております。 また、10月より実証運行を行わさせていただくなかで、より利便性の高いコミュニティバスを目指してまいりたいと考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、池田英子君。 ◆5番(池田英子君) また、附帯決議のなかに公共交通活性化協議会は住民の意見を尊厳するとありますが、これもどのようにお受けとめか、再度お聞きしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 先ほどの協議会、このなかにおきまして、これまで公共バスの運行につきましてはさまざまなアンケート調査を実施されてまいりました。このたびのコミュニティバスに移行する計画においては、それらのアンケート結果、これらも十分尊重され、決定されたものでございます。 また、実証運行に際しまして、アンケート調査を新たに行う予定もしております。本市にとってよりよい公共交通を検討してまいる所存であります。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) このなかで住民の意見を尊重するっていうことも重く受けとめてるということだと思うんですが、そのなかで6月議会のコミュニティバスの条例のなかでも言わせていただいたんですが、台数を4台から3台に減らすことについてですが、やはりこれ便も減ることにもなります。6便あったものが5便になっていたり、そういうことがありますので、その辺ではやはり4台に残すべきだと思うのですが、どうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) バスを4台から3台に減らすということにつきましては、現行のシャトル便としての近鉄の下田駅とJRの香芝駅、そして香芝の市役所、福祉センター、その区間のみを走っているルート、シャトルルートがございました。今回、コミュニティバスに移行する際には、そのシャトル便を真美ヶ丘ルート及び鎌田ルートのなかに組み込みまして、ルート及びバスの効率化を図らせていただいたものでございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 中心を走ってるシャトル便をなくして効率化を図ったということだとは思うんですが、そのなかで距離が長くなるっていうことでまた乗客に影響が出てくるんではないかと思う部分もあるわけです。 これから実証運行が始まっていくなかでそういうことも検討されていくとは思うんですが、それでは現在公共バスの平成27年度の決算説明書で確認しますと、公共バス運行業務委託費がおよそ3,600万円となっていて1台の運行に必要な費用は900万円と思いますが、それでよいでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 今おっしゃっていただきました運行委託費のみでは4台で割り戻しますとそのような額にはなろうかと思われますけれども、バスを運行するにあたりましては、そのほかに燃料代、車検代、修繕料などさまざまな経費が必要になってきます。それらを合わせますと、27年度決算額におきましては4,380万円となりまして、1台当たり約1,095万円経費が必要になってくるというところでございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) それでは4台から3台に減らして、1,000万円強が浮いてくると考えてよろしいんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 運行委託費の部分では、若干の経費の削減というものは望まれるかとは思われます。ただし、1台は予備車に置かせていただきますので、その分の修繕等、そういった部分につきましては、まだ若干費用のほうがかかってくるかなというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 浮く費用はどれくらいと考えているのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) その分につきましては、まだ試算のほうは行っておりません。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 6月議会の答弁のなかで、有料化することで収益が見込まれてるということだったと思うんですが、再度その金額はどれぐらいかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 6月補正では、実証運行を行います10月から3月までの6カ月で約360万円の使用料として計上させていただいております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) それでは、年間にしますと720万円と、そして先ほど1台の、単純に考えて1,000万円強の費用が、まあ全部は浮いてこないっていうことなんですが、トータルしますとほぼ有料化にすることによってその費用も埋まってくると思うんですが、そのなかで自由乗降を行うっていうことで360万円、そして年間で700万円っていうことで4割減の収入を計算されているのでしょうか、お伺いします。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 4割減を計上させていただいた算出基礎でございますけれども、これにつきましては既に他の団体、自治体で有償運行をされたときのデータを見ますと、乗降客が約4割程度落ち込んでいるというところのデータがございましたので、まずは歳入におきましてはそのデータを活用させていただきまして、4割を減少した試算値をもって計上させていただいたところでございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 今までは自由乗降じゃないなかで今回自由乗降になるっていうことで、その辺では4割減になるのではなく、収入増にも、収入が4割ではなく2割や、またとんとんになる可能性もあるのではないかと思うんですね。 そういうなかで、利用者の状況、自由乗降になったことでの評価を見るためにも、今までと同じ運行形態が必要ではないかと6月議会のときにもお伺いしたんですが、再度お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 基本的には同じ停留所、またルートを運行いたしますので、そういった部分の評価はできるものと考えております。 実証運行のなかで、その乗降率等も調査し、停留所についての評価を行いまして、これにつきましてはスクラップ・アンド・ビルド、これを基本に検討を行ってまいりたいと考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) まあ先ほど1台は置いとくっていうことですかね。これはどのように廃車するのか、それとも置いておくのか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) ご承知のように、公共バスの車両につきましては、9年から14年経過しているものでございまして、故障などによりまして不測の事態に備え、1台を予備車として活用してまいりたいと考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) それでは、バスの修理はどのような状況で行っていくのか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) あくまでも機械ものでありますので、大なり小なりのトラブルというのはございますけれども、日々のメンテナンスによりまして、安全運行には努めているところでございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) これ故障した場合、次買いかえるのか、買いかえるときには車両が小さくなって狭隘な部分の道にも入っていけるようにするのか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) これにつきましては、今後活性化協議会のなかで、デマンド交通もいろいろ含めたなかで新たな公共交通、本市の公共交通を決定していただくなかで、その車両設定のほうも検討されるものと思っております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) まあ今回4台から3台に減るっていうことでどんどん減らされていって、コミュニティバスをなくしていこうと思っているんではないかという思いもあるんですね。その辺ではどうでしょうか、お伺いします。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) ここで私が意見として答弁させていただくのはいかがかなと思うんですけれども、本条例につきましても、コミュニティバス条例につきましても、ことし10月1日から施行されるものでございますので、十分まだまだ時間をかけてコミュニティバスの成果なりを見ながら検討されるものと考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) そしたら、まあ減らしていくんではなく、もし故障して廃車になった場合、また新たな車を購入して狭隘な道も走れるようなそういう形にしていくのか、デマンド交通と一緒に走らすのか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 1年半の実証運行の期間がございますので、そのなかでいろいろ検討させていただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) はっきり言われないので減らしていくっていう可能性もあると考えていいんでしょうか、どうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 村中環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 減らす、増やすっていうことは私はちょっと今答弁は控えさせていただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、池田英子君。 ◆5番(池田英子君) それでは、予算を決める首長でもあります市長にお伺いしたいと思うんで、その辺の思いはどのようにお考えか。 ○副議長(中村良路君) 吉田市長、答弁。 ◎市長(吉田弘明君) 今、村中部長が申し上げたとおり、今から実証運行始まるので、その結果を見て検証すると申し上げているので、今実証運行する前に増やす、減らすという話はちょっと論外かなと思います。 いずれにしろ、市民のご利用状況を見て、声を聞いて、それから判断するべきものだと思います。今何かを思ってるわけじゃありませんので、市民サービス向上のためにやっていくということでございます。ご理解ください。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) その市民サービス向上のためっていう言葉を受けとめていきたいと思います。 それでは、コースの統廃合についてお伺いいたします。 現在は8コースあるものが4コースに統合されていくわけです。先ほどの4台から3台に減るっていうなかの部分でも共通するんですが、再度お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 今おっしゃっていただきましたように、現行の8ルートを新しく4ルートに統合したということで、感覚的には半減したと誤解されるところでございます。 しかしながら、現行ルート上で比較的近距離を運行していたルートをそれぞれ統合しまして、ルート名を変更したことによるものでございまして、現行の、先ほども言いましたように、8ルート上の停留所はすべて継承しておりますので、市民の皆様には安心して乗っていただけるものと考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) これから1年半の実証運行があると思いますんで、またそのなかでいろんな問題点が出てきた場合、すぐに解消とかしてもらえるのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) その1年半の実証運行のなかで、またいろいろとまた検討させていただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 6月議会のなかで議論になったなかで、その後、旭ケ丘の万代前にも停留所ができるっていうことが言われまして、本当にありがとうございます。 そういうなかで、鎌田コースにも大きなスーパーが2カ所あるんですが、その間に停留所を持ってこれないのかどうかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) その箇所につきましては、調査を行いました。しかしながら、現状の国道の168号線においては、その道路の形態から安全に乗降していただくスペースを確保することができないため、一応従来どおりの鎌田地内に入ったところの安全な場所で停車することにいたしております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) わかりました。そしたら、今度ダイヤ変更になるっていうことで、その辺の周知はどのようにされるのか、されているのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) コミュニティバスに変更するにあたりまして、ダイヤが変更となるところもございます。当初は利用者の皆様にご不便をかけることもあろうかと思いますので、ダイヤ改正に限らず、今回のコミュニティバスの運行に伴う変更点、そういったものにつきましてはしっかりと啓発してまいりたいと考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 大きく変わっているところもあるとは思いますが、数分の部分で変わっている部分だとは思うんですが、その辺よろしくお願いします。 6月議会でもコミュニティバス変更にすることによって、福祉センターの温泉に入っている時間的な余裕がないと指摘させていただきました。配布された新ダイヤを見ると、地域によっては最終時間が38分ほど伸びて改善されていると思います。その辺では6月議会の意見を聞いていただきまして、本当にありがとうございます。 その改正された箇所、努力をお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) おっしゃっていただいているのは、関屋のほうから、田尻のほうからですね、来るバスかと思います。 その部分につきましては、一部のダイヤ変更をいたしまして、最終便の時間というものを少しでも長くしまして、温泉のほうに利用していただけるような時間を確保するように一応改定をさせていただいたところでございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) そうですね、その6月議会に出されたときには30分ほどしかないところを1時間もうけていただいたと。利用される方が高齢者っていうこともあって、その1時間で間に合うのかどうかっていうのも今後検討していただいて、あともしかして10分延ばさないけないとか、そういうことも出てくるかもしれないんですが、その辺では検討はしてもらえるのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 実証運行のなかで、いろいろとまた検討はさせていただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) あと、駅への乗り入れ、これも6月議会のなかでもお伺いしたんですが、近鉄関屋駅への乗り入れができない。その近くにはとまるんですが、やはり駅への乗り入れが市民の皆様にとっては便利だと思うんですね。その辺ではどうかお伺いします。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) これまでも関屋駅への乗り入れについてご質問をいただいておりました。関屋駅に関しましては、現在、既存のタクシー会社が乗り入れを行っております。我々公共バス、公共がバスを走らせるにあたりましては、必ず民業の圧迫という課題がございます。 そういった点におきまして、従来停車のバス停といたしましては、駅周辺というところで少し駅より離れたところになりますけれどもバス停をつくっておりましたので、現在は今あるそのバス停を利用させていただくというところでございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。
    ◆5番(池田英子君) 民業圧迫っていうことを言われたんですが、今度あしびハイツの自治会が運行しております関屋駅、二上駅への乗り入れをされているんですが、それが廃止されると。やはりそのためにも関屋駅の停車は必要ではないかと思うんですが、どうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) これまでもいろいろとその部分につきましては協議は行ってまいりました。既存のタクシー業界ともお話はさせていただいておりましたけれども、やはり活性化協議会のなかでもそういう民業の方も入っておられますので、そういったなかで、改めてまた協議のほうはさせていただくことは可能でございますけれども、なかなか関屋駅に直ちに乗り入れるっていうのは難しいのかなっていうふうには考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 1日5便のなかでの数分の停車っていうことで、ぜひその辺をかなえていただきたいと思いますんで、また協議会のほうでよろしく検討をお願いします。 それでは、料金のことについてお伺いしたいと思います。 小学生・中学生はやはり子供っていうこともありまして、図書館への利用とかそういうこともされておりますので無料にできないかっていう声も寄せていただいております。その辺ではどうでしょうか、お伺いします。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 先ほども申し上げましたとおり、10月から実証運行を開始させていただきます。また、この運賃等につきましては、6月議会で議決をいただきました香芝市コミュニティバスの運行に関する条例、これまだ施行前でございますけれども、それの規定に基づき議決をいただいたなかでご負担をお願いしてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 決定した部分ではありますが、ぜひこの辺も検討していただきたいと思います。アンケート等も活用していただいて、しっかり反映していただきたいと思います。 そして、高齢者、障がい者、またボランティア活動をされている方、こういう方への割引または回数券の発行ができないのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) これも繰り返しの答弁になろうかと思いますけれども、まずは、まずは条例の規定のなかでの料金の負担をお願いしたいというふうに考えております。そのなかで、実証運行させていただきますので、いろんな市民の方のご意見を頂戴したなかで、また検討のほうもさせていただきたいというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 例えば、割引券や回数券を発行してもらえるのであれば、福祉センターの受け付けであったり、市役所の受け付けであったり、そういうことができると思うんですね。ぜひそういうことも検討していただきまして、今後の実証運行、またアンケートの活用をしていただき、市民の皆様の本当の足となるようにしていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、大きな2の香芝駅のバリアフリー化についてお伺いします。 昼前に中村議員のほうから同じ質問の部分がありましたのでそこは省かせていただきまして、その他の部分でお伺いしていきたいと思います。 中村議員が以前にこの香芝駅のことで一般質問されているなかで、南側の踏切も狭隘なために跨線橋を利用した入り口を東側につくるべきであるというようなことを言われていたと思います。私もそのように思いまして、やはりJRに対しての要望のなかには東側の駅に利用はできないのかお伺いします。 ○副議長(中村良路君) 奥田都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 東側、駅の東側には、今JRのわずかにあいた用地もございます。また、その東側には市の道路も通ってございますので、そのあたりから駅へのアプローチ、できればもうちょっとその利便性も上がるかなということは本市も考えております。 そのようななかで、ただ東側を利用するにしましても、やっぱり橋上駅舎というのがどうしても必要になってまいります。今のJRの敷地あるいはその市道部分、現況を利用しまして、橋上駅舎が計画できないかというのも以前にはJRにも打診しておりますけれども、JR側はあくまで東側にも都市計画広場、都市計画広場といいますと、最低2,000平米は用地が必要になってきます。その都市計画広場を用意しなければ橋上化は考えられないということの回答でありました。その点で、やはり今の暫定的に橋上化をして、東側からアプローチするという計画はちょっと中止になっているということでございます。 以上です。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 志都美駅の東側もどれぐらいの平米があるのかは存じませんが、やはりそういうところも民間の土地を活用すればできるのかなと、素人考えではありますが、その辺ではどうでしょうか、お伺いします。 ○副議長(中村良路君) 奥田都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 議員おっしゃいますように、志都美駅の東側につきましては2,000平米はございません。ただ、志都美駅につきましては、元来東側が駅前広場でございました。もともとあった駅前広場はそのまま継続が可能となっております。 ただ、志都美駅を整備するにあたりましても、JR側はもともとの広場であるが計画広場の2,000平米を用意してほしいという要望はしておりました。ただ、やはり暫定、もともとの元来の広場、現況広場でございますので、そのままの利用は可能であったということでございます。香芝駅の場合は、新たにその入り口を設けるとなれば、やはり都市計画広場が必要であるという見解でございます。 以上です。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) ぜひ市有地であると思いますけど、民間の方のご協力もいただいてそういうことができるようにぜひよろしくお願いいたします。 それからきのうの答弁のなかで、1日の乗客が3,000人以上の駅がバリアフリー化法に基づいて適応されていくということで、香芝駅も3,000人以上の乗客ということなんですが、これが今後3,000人以下になった場合、この計画が中止になっていくのか。まあ、まだ計画はされていませんが、その辺をお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、奥田都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 3,000人以上と申しますのは、もうちょっと詳しく言いますと、バリアフリー法に基づく国土交通省が示しておる基本方針のなかでの年次目標でございます。もともとは、平成22年度末までは5,000人以上を年度を切ってやりなさいというところが、今は3,000人以上の駅を32年度までに整備しなさいといった、大きな駅から順番に費用対効果が上がっていくことをもくろんで国土交通省が示しておる基準でございます。 そのようななかで、例えば3,000人以下の駅はどうなるかというところですが、これもバリアフリー法の対象にはなりますので、当然、バリアフリー化は必要であると。 特に、香芝駅の場合は、本市のバリアフリー基本構想のなかでも事業、バリアフリー事業を位置づけられておりますので、近鉄五位堂駅、近鉄下田駅、香芝駅というのが位置づけられておりますので、この順番どおりやはりやっていく必要があるのかなというふうに考えます。 ○副議長(中村良路君) はい、池田英子君。 ◆5番(池田英子君) わかりました。やはり香芝駅、中村議員もおっしゃっていたように、香芝市役所のある玄関口でありますJR香芝駅の状況は、各ホームから電車への段差が30センチ以上近くあります。また、構内の露天の跨線橋は老朽化し、踏み板が雨の日は滑る状況で、いつ事故が起きてもおかしくありません。毎日3,000人強が利用し、障がい者、高齢者、子育て世代はもちろん、健常者であっても大変な思いをして利用されています。また、利用者は香芝市民だけではありません。私が香芝駅の調査をさせていただいたときに、一例ではありますが、つえを突きながら王寺方面からおりてこられた方にお聞きしましたら、旭ケ丘に通院される、三郷町から利用されているという方でありました。 ついては、JR香芝駅、JR関係者に要望していただいて、香芝市みずからも改善の具体策を検討していただき、32年までに計画を実施していただくよう要望して、この件は終わらせていただきます。 第3項目の保育所・幼稚園・小・中学校の職員の待遇と、クーラー設置についてお伺いしていきたいと思います。 まず、職員の待遇からお伺いしていきたいと思います。 平成25年5月9日を第1回目として始まりました香芝市職員採用及び人事に関する調査特別委員会において、臨時職員のことが議論され、臨時職員が正規職員へと同じような時間帯で同じような仕事内容で短期的な働き方ではなく、長期的に働いていることが指摘されたと思います。保護者から見ても、臨時職員が正規職員かまったくわからない状況のもとで、臨時職員は正規職員と比べて賃金の大きな差があるなかで働いておられました。 その議論のもとで、幼稚園・保育所職員の正職員化がされたと認識しています。多くの場合は、経験職を生かした採用で任期職員として採用されたものであります。 このなかで、今年度で3年の任期職が切れると思われます。平成28年度に退職していくと思われますが、この辺はどのように受けとめておられるかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 任期付職員の期限が来るということで、それをどのように受けとめておるかということのご質問でございますが、具体的には26年度採用の任期付職員につきましては、保育士が22名、幼稚園教諭が10名、合計32名おるわけでございます。 当然期限つきの雇用でございますので、それについては期限が来れば基本的には終わりということでございますが、ただ昨今の香芝市のほうの、これも先ほどの中村議員の答弁にもありますが、行政需要が子育てのほうにシフトしているという話を申し上げたと思います。 そういう関係もございまして、保育士、幼稚園教諭の獲得という非常に難しい状況をかんがみまして、職員には1年延長という部分も更新も予定しており、対象となる職員には連絡をさせていただいているというのが現状でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 1年延長っていうことで、これ先ほど言われた保育所22名、幼稚園10名、すべての方がこの対象に入るのか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 任期付職員として26年度に採用して3年任期付という方につきましては、一応全員にご連絡を申し上げております。 ただし、中にはもう3年の計画でしたという方もいらっしゃいます。ですから、1名を除いて31名の任期付職員の方が更新に同意していただいているというのが現状でございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) まあ1年延びるっていうことで、その方たちはどのような感想を述べられているのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 申しわけございませんが、先ほども申し上げたとおり、いろんな意見はいただいております。 ただし、何度も申し上げて失礼かなと存じますが、行政で任用する場合にはあくまでその行政需要というのメーンに立ってくるわけでございますので、いろんな意見をいただいておりますが、それについて、例えば特に考慮するということはございません。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 任期付職員は3年で、最長が5年だと思うんですが、その辺では再来年度にまた延ばすっていうことは可能なのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 現状は、任用につきましてはお約束をするというようなことは適当でないと存じますので、明言は避けさせていただきたいと思いますが、当然、来年度も採用ということは考えていかないといけないわけでございます。全体の採用計画のなかで、どう組み立てていくかということになってこようかなとは思います。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) やはりこの保育所にしろ幼稚園にしろ、なかなか集まってこない、いつもいろんな施設に張り紙がされているという状況のなかで、やはりこの任期付職員、3年っていうのは働いておられるその任期付職員の方にしても最終3年目になれば不安がいっぱい、次の就活もしていかなければいけないという、そのような思いを仕事をしながら感じているのではないかと思います。また、その職員を教える側にしても、香芝市の保育所・幼稚園での経験、知識を教えても3年、また延びたとしても5年で退職されると、これが続くと教える側の意識も後退する可能性も出てくるのではないでしょうか。 やはり任期付職員ではなく、正規職員に本来置きかえていくべきではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) これも特別委員会でもいろいろお話しさせていただきましたですけれど、基本は公務員の採用というのは正職で常勤ということになるわけでございます。 ただし、ご存じのとおり、保育需要におきましても、一度新卒で雇いますと、60歳退職ということになると三十数年ですかね、雇用をするわけでございます。当然、身分保障がありまして、よほどのことがない限り一方的にその職を失うということね、失職するということはないわけでございます。ということは、今の尺度で採用を全員正職でかけていきますと、三十数年後に保育需要がなくなった場合においても、その職員を雇い続けなければならない可能性があるわけでございます。 そういったなかで、例外的に認められてますが、臨時的任用であったりとか、こういった任期付採用ということが認められておるわけでございます。その辺を活用して効果的な行政運営を上げていくというのが私どもの使命というふうに感じておりますので、るるお話し申し上げましたが、今後の先のことを考えますとそういうことも十分予想できますので、任期付の職員の方も活用させていただいていると、そういうことでございます。 当然、正規の職員につきましても、計画的に採用をかけておるわけでございます。近年におきましては、25年度は保育士、幼稚園教諭合わせまして6名でございます。26年度は16名、それから27年度は3名、28年度は8名ということになっております。 来年度につきましても8名の採用ということで予定しておりますので、先ほど三十数名と申し上げましたので、8年平均で三十数名ということは240名というグロスの数になるわけでございます。それだけを抱える可能性があるということだけご理解いただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、池田英子君。 ◆5番(池田英子君) わかりました。ぜひ正職で採用していっていただきたいと。また、担当部署のほうもやはり任期付であったり、まあ臨時職は受ける側も希望があっての受ける部分もあるとは思うんですが、担当部署のほうはこの任期付職員での採用ということはどのようにお考えかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 失礼いたします。人事当局と本年度末に任期を迎える任期付職員につきましては、本人同意のうえ1年の更新をいただいているということでございます。保育所といたしましては、3年の経験を持った保育士がそのまま継続されるということは、保育の質をそのまま継続できるということでございますので、保育運営上、好ましいものであるというふうに考えております。 また、今後も人事当局と協議のうえ、新規採用などにより保育士確保を図ってまいりたいと、そのように考えております。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 幼稚園側の関係でございますけども、行政需要に基づく採用計画に基づいた採用であるかなというふうにも考えますし、企画部長が答弁させていただいたとおりでございまして、教育委員会といたしましても、今後、任期付の採用いかんではなく、今後の幼稚園のあり方とか、いろいろ行政需要が刻々と変わってまいっておりますので、その辺見きわめながら人事当局との交渉のうえで採用計画に基づく採用を進めたいというところで、ノウハウとかの継承については全然問題なく実施の運びといった考え方でもっております。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) わかりました。ぜひ、やはり担当部署にとっても質の向上という面でも正職員の採用っていうのも必要だと思いますんで、よろしくお願いいたします。 また、市長がこの承認におきまして、4つのテーマの一つでありますゼロ歳から15歳まで安心して子育てできる町からということから必要な考えだと思いますが、その辺ではどうでしょうか、市長答弁お願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、吉田市長、答弁。 ◎市長(吉田弘明君) 先ほど言ったように、やはり将来的にどういった需要があるかということも見きわめないといけませんので、全員をという考え方ではなくて、トータル人員に合わせた、そして先々を見越した形での採用をしていくべきだと思いますし、そういった意味でも市として最善を尽くしていきたいと思っております。 はい、以上です。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) やはり質の高い保育をしていこうと思えば、任期付であったり、臨時職ではない常勤の正規職っていうのが当然だと思いますんで、予算のこともありますし、今後の需要のこともありますが、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、預かり保育のことについてお伺いしていきます。 平成27年4月1日から実施されました預かり保育で、もうすべての9園で今されています。3歳児保育がされている関屋、鎌田、真美ヶ丘東、旭ケ丘の各園では、これに伴い、副担任がいて預かり保育の専任のようになっておられます。この他の園につきましては、専任の教諭がいない状況で差が出ていると思われますが、その辺ではどのような対応をされているのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員おっしゃっていただいてますように、平成27年から預かり保育を実施させていただいたと。28年からは、大規模における旭ケ丘とそれから真美ヶ丘東幼稚園には実施させていただいたと。その他の残り5園につきましては、通常の保育時間にプラス預かり保育を実施させてもらってるという状況でございます。 実際から申し上げますと、2年保育の園につきましても預かり保育の時間帯には十分ゆとりのある職員配置を行っている状況でございまして、問題はないというふうに考えてございます。 ○副議長(中村良路君) はい、池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 十分だということなんですが、大変だという声もお聞きしております。その辺では専門っていうこともないんですが、3歳児保育がされているところのような専任の方をつけるということはできないのか、再度お伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 小規模園におきます預かり保育、先ほど申し上げております関屋と鎌田、これについては生活支援というところで1名配置をさせていただいていると。3歳児の実施とともに配置をさせていただいた経緯もございます。 これまでの実施させていただいておる3歳児保育、あるいはまた預かり保育の関係は、今後2年、今検証を深めておるわけでございますけども、実際は配置基準に基づく職員の配置というところでは変わりなく実施できるという考え方で現実では持っておりますので、このように進めさせていただきたいというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) この預かり保育なんですが、今、園によっては需要の高いところでは抽せんをしている状況もあるとお伺いしております。 この辺では定員を増やすという考えは、大きい園では真美ヶ丘東、旭ケ丘では40人なんですが。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。済みません。これ通告には入ってないんではないですか。 ◆5番(池田英子君) 処遇改善のなかに。 ○副議長(中村良路君) 質問されてもいいですけども、あまり長く質問しないようにお願いいたします。 ◆5番(池田英子君) はい、わかりました。 その部分ではどうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 預かりの今の実施の状況でございます。抽せんになってるかというとこでございますけども、平均しますとさほど多くの人数が預かりにさせていただいてるという状況ではございません。ただ、抽せんになっておる園もございます。 実際から申し上げますと、その実施の状況を見たうえでの計画の確認もさせていただかなならないところでございますけども、就労による利用者は少ない状況です。それから、保護者のレスパイト、言いましたら保護者の休息のときに使うておられる例もありますし、子供さんの下のお世話で使われてる例もあると、こういう形でございますけども、預かり保育といたしましては、そういうニーズに応えていくという趣旨は変わらないわけでございますけども、これから人員の確保等々考えてまいりますと、なかなかその拡大という面では困難であるかなというふうには考えます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 済いません。ちゃんと通告しておりません状態でお伺いさせていただきました。 それでは、クーラーの設置についてお伺いしていきたいと思います。 現在の現状について、保育所、幼稚園、小・中学校のクーラーの設置状況をお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 保育所のほうにつきましては、保育室数を初めとして100%の設置率でございます。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 8月末現在のいわゆる設置状況でございますけども、小学校では17.9%、中学校では23.2%、幼稚園では27.4%の設置状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 6月議会で補正予算としまして下田と鎌田が予算化されておりますが、これはクーラーの設置と考えてよろしいんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) そのように考えていただいて結構かと思います。周辺の一時的な工事もありますけども、主にはクーラーの、いわゆる空調機の設備という考え方でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) この下田、鎌田は全教室につくんでしょうか。 お伺いします。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 補正予算に伴いますこども園化の実施に向かった取り組みといたしまして、空調設備をつけさせていただいてると。この設備が終わりますと、整備率は40%に上るという形で整備は進んでいくのかなというふうには考えてございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 以前に、上田井議員のほうが予算委員会のときに質問されていたと思うんですが、このなかで学校の薬剤師さんが学校保健法によって各学校の環境の基準を測定しているということが答弁でありました。教室の温度関係も測定しているということであります。 この状況は、どういうものなのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 小・中学校の環境調査の内容でございますけども、本市におきましては、教室等におきましての温度あるいはまた湿度、騒音、照度等につきましての測定を年2回実施をさせていただいておりまして、おおむね9月と1月に2回実施させていただいています。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) これ2月と9月実施ということで、例えば暑い7月であったり、寒い1月であったり、そこに変更するっていうことはできないのかどうかお伺いしたい。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 委託しております関係もございまして、今のところ9月、1月の2回という形で実施という計画で測定を行っておるという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 今現在、各教室に温度計を置いててそれをはかっているとか、そういう状況はあるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) この測定を2回実施させていただいてる中身でございますけども、教室内あるいはまた授業中においても測定をさせていただいてる。これはあくまでも、授業中であれば教室に断りをかけて実施をさせていただいているという実例もございます。 時と場合によりましたら、教師がその教室の実質的なところを測定しているという実例ありますけども、一応この委託事業のなかでは教室内でも、いわゆる授業中でも行っているという現状でございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) そのもとで、その温度計の状況がどのようになっているのか聞いておられるか。もしわかっていたらお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 担任の教師がその辺の確認をとってるわけでございますけども、休憩時間を除きまして、教員がおります際には常に室温の管理を行っているというふうには私どもは理解をさせていただいているという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。
    ◆5番(池田英子君) 幼稚園や小学校、中学校は夏休みがあるとはいえ、やはりもう猛暑が続くなかでクーラーの設置っていうのは必要であると思います。その辺ではどのように認識されているのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) これまでにも答弁をさせていただいているところでございます。小・中学校におきまして、現在まで特別教室への空調設備の設置を進めてはまいっておりました。改善には多額の費用もかかる部分もございますし、何せ老朽化施設も多分に多くございます。小・中学校におきましては、整備率も向上はしておらないものの、こういう形でも整備は進んできたというご理解をいただきたいと思います。 学校の空調設備の整備につきましては、本年度、前にも答弁はいたしておるんですけども、香芝市の公共施設の総合管理計画の策定を受けまして、実質学校施設の長寿命化計画、これの部分の空調関係も含めまして、計画の予定をしておる状況でございます。 実際、施設の改修時において、いわゆる手戻りといいますか、計画にムラのないように今後計画的な空調設備の整備に努めてまいりたいというのが現状でございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 池田英子君。 ◆5番(池田英子君) 平成27年度で耐震化工事も終わりまして、今までその多額な費用もかかっていたと思うんですね。そういうなかでクーラーの設置が少しずつ実現していくんだろうと思います。その辺では、ぜひよろしくお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○副議長(中村良路君) 以上で、5番池田英子君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午後2時46分 休憩              午後2時55分 再開 ○副議長(中村良路君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、3番中井政友君の一般質問をお受けいたします。 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問を行いたいと思います。 昨日は台風16号が来まして大変なことになりましたが、本市は大きなことに至らず、よかったかなというふうに思いますが、予想をされたこととはいえ、自然というのはなかなか相手にしにくいものです。準備していても十分なことができたのかというふうに思います。 そして、今回ですが、2つの質問をさせていただきたいというふうに思っています。第1項目は、障がい児者への震災時の計画について。第2番目は、保育施策をどう充実するかについてです。 私、熊本県庁に知り合いがおりまして、7月16日、17日、18日、熊本市のほうに行きまして、熊本のお城を見せていただいて、その後益城町のほうに行って民間のボランティア団体の方々といろいろお話をしたり、一緒に支援活動したりしました。その経験をもとに、障がい者児への対応、あるいは社会的弱者と言われる方々への対応にも役立つと思い、今回の第1番目の質問をさせていただきます。 熊本では、大きな地震がたびたび起こり、4月14日の12時にマグニチュード6.5、その後、本震が16日の夜の1時に起こりました。 6月22日、熊本県の発表によりますと、災害時の避難者は1,808人、住宅倒壊は14万7,000棟、19市の市町村で22の避難所がつくられ、6,099人の方が避難されていたというふうに思われます。たびたびの震災により、車中泊の方々やなかなか寝つかれない方々、本当に実態の数はつかめているかといいますと、それはわからないと、そういうふうなことをおっしゃっていました。今までのコミュニティが崩壊していくなかで、不安感を募られている方々がたくさんおられました。 本市の防災計画を策定されていますが、災害時の対応を考えておくことが大切であると考え、本日の質問とさせていただきます。 まず、本市には現在の障害者手帳の所持者数をお聞きすることで壇上の質問とさせていただきます。 ○副議長(中村良路君) それでは、中井政友君の1回目の質問に対しましての答弁をお受けいたします。 はい、松原福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 失礼します。それでは、平成28年8月末現在の障がい関係の手帳の所持者数でございます。 3つの手帳合わせまして、合計で3,291人となっております。内訳でございます。身体障害者手帳につきましては2,397人、療育手帳につきましては567人、精神障害者保健福祉手帳につきましては327人、以上でございます。 ○副議長(中村良路君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 障害者手帳をお持ちである方だけで、年々増えていくんですが、3,000人以上おられるというふうなことです。さらに、社会的弱者といわれる高齢者の方々やいろんな動きにくい状況におられる方々がおられることを考えると、なかなか本当に地震が起こった場合、大きな災害が起こった場合、みんなが安全に避難し、また暮らしていくのは大変なことだなというふうに想像がつくと思います。 最初ですが、震災直後の対応についてお聞きしたいと思います。震災は、いつ起こるかもしれません。熊本でも大きなマグニチュード6のときは夜の9時、本震と呼ばれるときも深夜の1時でした。 これが昼間であったらもっと大変なことになっていたかもしれません。24時間の体制が、いつ起こってもいいような備えが必要だと思います。障害者の方々はいろんな事業所にかかわられていると思いますが、事前や事後の申し送り、あるいは準備が必要だと思います。どのように市として考えておられるか、お願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) まず、障がい者の方、いわゆる災害弱者の方の避難というところで、初動態勢というところでよろしいでしょうか。はい。 基本的には福祉避難所に避難をしていただくことになります。その際には、やはり地域であったり、またコミュニティのつながり、近隣、隣近所の助け合い、そういった共助が重要であろうかというふうには考えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) いろんな障がいの方々がおられると思いますが、本当にその方々の家庭の状況や本人の状況を知っておられる方ってなりますと、やっぱり近所の方であったり事業所の方であるというふうに思いますが、施設におられる方であれば24時間おられますし、その建物がかなり潰れたとしても職員の方々の助けで何とか災害時は避難することができるのではないかと、そういうふうに思いますが、本当になかなか避難できない方々も多くおられると思います。 例えば、作業所に行かれてる方々であれば、作業所に行っている間であればいいけれども、作業所に行く前、あるいは作業所でも夜になるとそういう体制がありませんので、職員はもう昼までってなってるし、職員が来られるかどうかすらわからない。あるいは、自宅に訪問していただくという形で過ごされている方であれば、まったくそのような手がないというふうなことになります。 この辺、いろんな事業所の方々も震災時の対応なりはマニュアルとして持っておられるようには思うんですが、その辺の方々との協議の状態は、もしありましたらお願いします。 ○副議長(中村良路君) 村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 直接、今おっしゃっていただいた作業所等の方と協議を行っているということは今のところはやっておらないわけでございますけれども、今後ですね、今、前の豪雨によりまして、台風等によりまして、岩手県のほうでグループホームで悲惨な事故等もございました。それらを教訓とさせていただきまして、いろんな協議もさせていただく予定もしております。また、訓練も通じまして、そういった避難の状況等も実施していきたいというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 先ほど地域や近所の方々との共助が大切だというふうに言われましたし、事業所との連絡も必要だと思います。その事業所がどういうところに立地しているかということについても、やっぱり事業所のほうとしても考えて今後していくことが必要だなというふうに思います。ご老人の方々であっても、ホームヘルパーだけを利用されてる方もおられれば、デイサービスで通っておられる方もおられるし、同じような考え方で思わなければいけないなというふうに思っています。 その後の安否確認がありましたら、熊本市では7,000人の方々、障害手帳を持っておられる方に安否確認を送ったというふうに言われますが、何通返ってきたかというふうなところがあります。そういったときの家族の思いをお話しされていましたが、誰も助けてくれないと、孤独で、もう私たちはどこかへほられてるというかね、もう見放されてるっていう気持ちに陥るというふうな話を聞きました。 次ですが、何とか、熊本の場合、本震が終わった後、避難所に逃げていかれる方々もおられるし、車中泊で過ごされた、軒下で過ごされた、そういう方々もおられます。直後は皆さんもう川の流れのように避難所に押し寄せる状況があったと思います。福祉避難所においても近くの方々が来られて、本当にその今まで当てにしていた福祉避難所ですか、そこが十分機能できなかったというふうなこともお聞きしています。 今のところ、香芝市では福祉避難所についてはどういうふうな状況であるかお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 現在、市で指定しております避難所は学校の体育館でございます。もともと避難所として建設されたものではないことから、施設設備等がいわゆる要援護者の生活に十分であるとは言えないものでありまして、対応にはおのずと限界があるのかなというふうに思っております。 そのため、総合福祉センターや災害協定を締結している民間の特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、身体障害者療養施設など9施設で受け入れをいただく体制を整備しているところでございます。必要に応じまして、各施設への避難者の受け入れを要請いたしまして、要援護者の避難場所を確保しているところでございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 香芝市でも想定していろんな福祉避難所を増やしていってるということですが、熊本の日日新聞のなかには、そういった避難所に行ってもなかなか並べないと、子供がじっとしていられないと、あるいはそこになれていないのでもう飛び出してしまうということで、大変そこに実際に行ったけれども入れなかったというような状況が書いています。また、女性への配慮、授乳室や女子の更衣室がなかったり、言語障がい者や外国人などコミュニケーションが課題になっているところもあったというふうなことが新聞に書かれています。 手帳が3,000人ほどというふうなことがありましたが、なかなか今の旧の施設だけでも足りないんじゃないかなというふうに思います。この辺、このふだんやっぱり身近で知っている方々、近所の共助が大切だというふうに言われましたが、近くの公民館等行きなれたところで安全なところ、こういうような配慮も今後必要だと思いますが、それについてお考えありましたらお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 障がいの程度の重い方や、また専門性の高いサービスを必要とする要援護者においては、その施設設備、体制の整った施設であります福祉避難所に避難していただくことになりますけれども、今おっしゃいましたように、住みなれた地域での地域の方々の支援を受けながら地域の方と一緒に避難生活を送ることがその方にとりまして、またその家族にとりまして望ましい場合もあろうかと思います。 そういったこともあわせまして、今後は、公民館が妥当なのかというところもいろいろとまた検証はしていかなければならないと思いますけれども、避難施設のあり方につきましては福祉避難所とまた協議もいろいろさせていただきながら、場所の選定のほうもさせていただきたいというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そういった知恵をやっぱり当事者の家族とか団体の方々といろいろお話しされて、本当にいいやり方を探っていくことが大事かなというふうに思います。 次に行かせてもらいます。 2日目に、私、益城町の総合公園のなかの体育館の大きな避難所に行かせていただきました。そこは指定管理者がYMCAの方で、災害があってから、指定管理者の協定があるんですけど、それをもう一回つくり直して私たちが見ることになりましたということですが、行った当時は避難所から仮設住宅への途中ぐらいでいろんな避難所が整備されていくなかで、皆さん益城町にやってくるので、その体育館はずっと1,000人以上の規模になっていると。長期化してきているので、いろんな取り組み、専門家の人もいるし、いろんなレクリエーションも必要だとするし、大変なんですっていうようなことをおっしゃって、YMCAの全国、大きな団体ですので、それが運営できてるんだっていうふうなお話をされてました。香芝市としては、そういう指定の避難所の協定といいますか、事前の準備というふうなのはどういうふうになっているかお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 私も熊本に行ってまいりましたときに、その施設、体育館等は視察もさせていただきました。本当に大きな施設でありまして、シャワーであるとか洗濯場であるとか、洗濯を干すところまで整備をされていたところでございます。 ただし、ある一定の期間を過ぎてから整備されたものというふうにも確認をさせていただいております。 そこで、本市の状況でございますけれども、総合体育館につきましては、現行の地域防災計画におきましては、外部からの応援部隊の受け入れ及び活動拠点として位置づけをさせていただいております。いわゆる避難所指定は現在は行っていないわけでございますけれども、しかしながら、大規模な災害発生によりまして、総合体育館も避難所として活用する場合にあっては、現在も指定管理者とは基本協定に基づきまして、速やかに協議を行い、避難所として開設することは準備はできております。 また、その場合の避難所の運営につきましては、災害対策本部の避難所班、また今まで各小学校、また中学校の体育館で避難所においてボランティアで活動していただきました、そういったボランティアの皆様方にも携わっていただく予定をしております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 本市なりの計画をされているということだったと思いますが、YMCAの方も社会福祉協議会の方や市の方といろいろ協議しながら運用してるというふうにありましたが、なかなか3者が一致した考えでいろんな運営についての、1,000人以上の規模でなかなか大変なんですって言われてましたけど、その辺の協議が難しいっていうようなこともこぼされてましたので、またそれ、時々やっぱり事前に協議をお願いいたします。 次に、仮設住宅の問題に行かせていただきます。先ほど紹介しました熊本新聞のなかには、阪神・淡路大震災、東日本大震災で整備されてきた福祉仮設住宅というものがあるけれども十分機能できていないというか、そこまでの配置ができていなかった、それで入れない、普通の仮設住宅では車椅子ではもう入り口からも入れないし、トイレにも入れない、お風呂にも入れない、介助者が行くと、もう全然できずにもう外で過ごすということになって、トイレを我慢すると水分をとらないということで熱中症になって体調不良になっていったというふうに言われています。 なかなか災害時に被災者の状況や数の把握が大変ですが、その辺についての仮設住宅への考えがありましたらお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) はい、村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 応急仮設住宅の建設主体といいますのは、これは奈良県のほう、県のほうが建設して供給することになります。県は、災害救助法に基づいて建設されるわけでございますけれども、お尋ねの障がい者児への対応等につきましては、災害救助法では高齢者等の要援護者等を数人以上収容する福祉仮設住宅を設置できるものとされておりまして、規格につきましてもそのような方が入居できるような規格になっているものと思います。 また、熊本でも益城町でも私も仮設住宅を視察いたしました。その際には、障がい者用のそういった方用の施設としてスロープがついていたり、また一般の仮設住宅よりも大き目の住宅が建設されておりましたので、多分また今後もそういった熊本の例も入れながら、いろいろと規格のほうも変更されるのかなというふうには考えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) こういった規格は、国が何か企画されてるということなんですが、そのとおりすると不十分だというのが今回のもうたび重なる例で明らかになってきたのかなというふうに思います。高齢者の方々にとっても段差があったりして使いにくいというふうに聞いております。 災害市は、災害時は避難者の状態や数の把握が正確にできないというふうなことも実際に言われてました。益城町でもいろんな人がもう遠くに行ってしまってたり、ずっと車中泊にしたり、わからないと。いろんなボランティア団体も来られて民間の活動されてますが、どんな実際活動されてんのか十分わからないなというのが本当のところだったというふうに思います。 そうしたなかで、心のケアも大切だと思います。孤独死も起こってるというふうに聞いています。今までのなれ親しんだ地域のコミュニティが崩壊して一人一人が孤立、あるいは家族毎で孤立していくということでなっておるというふうに聞いてます。 このコミュニティへの考えについて、市として準備されていることがありましたらお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 村中市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 直接計画をしているわけではございませんけれども、仮設住宅は被災されて住居をなくされた方々が住みなれたそれぞれの地域から一時的でありますけれども、新たな生活をされる場であります。 そのなかで、やはり大きな課題は、新たなコミュニティづくりであろうかと思います。 先ほども申し上げましたように、視察をいたしました益城町の応急仮設住宅では、仮設住宅とともに被災者の孤立等を防ぎ、コミュニティづくりにつながる集会所や談話室になるみんなの家っていうのを設置されておりました。被災された方々の心の痛みの軽減や安らぎの場に役立てておられておるというところでございました。これも東日本大震災の経験が生かされているようでございます。 本市におきましても、今後またこのようないろいろな、さまざまな情報を収集いたしまして、今後の防災対策にも活用してまいりたいと考えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) よろしくお願いします。私たちも前もって言われまして、自分たちからこう、ああだった、こうだったと聞いてはいけないと、その方々が心開くまで待ってあげてくださいというふうに言われてます。それぞれの方が本当に心開いて落ちつくまでにはまだまだかかるかなというふうに思います。大きな空襲に遭ったような状態が、その村一帯がそういうふうな状態でありましたので、かなり心の傷もそういうものがあるかなというふうに思います。 そのほかですが、障がい者の事業所では知的障がい者の方のために災害時にこういう大和高田市のなかでは避難所がありますよとか、障がい児者の方々、わかりやすいように写真とか図表でいろんな避難スペースがありますよ。スロープがありますよ、点字ブロックがありますよというような、こんな冊子をつくってそれぞれの利用者に配られたりしております。もし、香芝市でももしされているようでありましたら、またこれからされるようでありましたら、これについてのお考えありましたらお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) はい、村中危機管理監、答弁。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 今のところそういったものは作成はしておりません。また、今後の参考とさせていただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) いろんな困難を抱えた方々、外国人の方々も災害時、日本語がわからずにうろうろ大変な状態に陥るというふうに思いますので、繰り返されないように、また教訓を学んで計画していくことが私たちに課された課題かなというふうに思います。 これで第1問目の質問を終わりたいと思います。 次、保育施策をどう充実するかについて行きたいと思います。 香芝市の保育事情が話題になってきています。4月1日現在でことしは待機児童が44名おられると6月議会の質問のなかにもありました。急に大変になってきたと、こういうことでありますが、2年前に調査した子育てのニーズ調査で子育て支援計画ができましたが、これは本当に役に立っているのかというような思いで私はおります。保育所や幼稚園の現在の制度を充実することで、少しでも子育てへの市民要求、計画的に受けとめることができたのではないかと、そのように思います。 まず、第1番目に、今ニーズ調査等、というか、この子育て支援事業計画と現在との乖離というか、これについての振りかえりというか、その点にもしありましたらお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) こちらにつきましては、決算委員会のなかでもご質問をいただいた経緯がございます。子ども・子育て支援計画によりましては、その当時のアンケートを実施し、また社会的動向も加味し、子供の数、量によって供給体制を推計して、ここ5年については現状維持または緩やかな減少、俗に言う少子・高齢化の傾向があるということで推測しておりました。 ところが、しかしながら、28年度におきましての1、2歳児の保育所の申し込みの急激な増加によりまして、これで緊急措置として鎌田幼稚園内に五位堂の分園を設置したのは議会でもご承認いただいたところでございます。 これは、保育ニーズの高まりもありますし、保育の必要な児童の増加の意味し、要因としては保護者の就労等によるものもございます。また、社会の一億総活躍というふうな形のまず施策の若干の推移もございまして、そのような結果になったというふうにこちらは考えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) またニーズ調査なり、とり直すっていうこともあるのでしょうか。実際いろんな数値を掛け算したり割り算したり、国の例えばモデルの計算式があると思いますが、その辺の若干の違いというのもあらわれてるんではないかというふうに思うんですが、その辺についてはどうですか。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) やはりわずか2年前でございますけれども、国の施策によっても、例えば貧困対策であるとか、そのような形での施策というのを福祉施策に関しては相当変わっております。それに基づきまして、また経済のかげん、先ほど申しました保育ニーズの部分ということでありましては、やはり就労されるご家庭が増えていると。そのためにやはり保育ニーズが高まっているということを今考えておるところでございます。 ただ、議員さんおっしゃるとおり、アンケートを細かく2年に1回とかというふうな形したとしても、ある程度の推計っていうのはわかるかもしれませんが、なかなかその社会情勢に追いつかないというとこございます。それと、やはり保育所の入所等々の入所申し込みをして急激に増えているという昨年の実績もございますので、しばらくやはり私どももその辺のことを考えて供給体制等々をもう一度、再度検討していきたいなというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 供給体制の見直しっていうのが今迫られているというふうに思います。いろんな推計は推計ですので、やっぱり人口推計もそうですが、やっぱり外れていくっていうのがあるというふうに思いますので、また計画よろしくお願いします。 次に行きたいと思います。 最初、池田議員も先ほど少しお話しされてましたが、預かり保育っていうところで、今の現状についてお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 預かり保育の状況でございます。先ほどと少し重複する部分ございますけれども、平成27年度からスタートしておる現状と、それから27年度には関屋あるいは鎌田幼稚園の2園で実施させていただいたというところでございます。28年度におきましては、全園で実施をさせていただいているという状況でございます。 定員につきましては、関屋と鎌田が20名ずつ、それから真美ヶ丘、旭ケ丘については40名の部分でございます。その他の園については定員20名でございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 長期休暇中に実施されているのはどこですか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 長期休暇、夏休み、冬休み等々の関係でございますけども、これにつきましては3歳児保育を実施させてもらってる園ということで、昨年は関屋と鎌田というところでございまして、ことしについては真美ヶ丘東と、それから旭ケ丘が、合計で4園でございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 最初のところで言いましたが、このニーズ調査の折にはという、2号認定で共働きで保育の必要性はあるけれども幼児教育の意向が強いところがこの預かり保育の対象になるのかなというふうなところが読み取れるんですが、もっと充実するということができないのかどうかお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 幼稚園で実施させていただいている1号認定の関係の預かり保育ではございます。これ、ご認識いただきたいと思うんですけども、あくまでもこれに基づいて実施させていただいてる、これについては子育て支援の一環であるという認識で議員捉えていただけたらありがたいなというふうに考えます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) わかりました。今の現状維持もなかなか難しいっていうふうなお考えですか。 ○副議長(中村良路君) もう一回。 ◆3番(中井政友君) 預かり保育をほかの、全園で平日、今、週3日ですが、長期休暇中もするっていうことは難しいかどうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 答弁で申し上げますのは、先ほども申し上げております3歳児保育を実施させていただいてる園で、預かり保育を実施させていただいているというところで、変更点はございません。 3歳児保育を実施させていただいてない園については、平日といいますか、長期休暇には実施はさせていただきませんけども、残り5園についてはそういう形で子育て支援の一環で進めさせていただいているという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 体制が今ないということで、3歳児保育が進めばそういうことが可能であるというふうな裏返しで読み取れるんですが、その辺についてはどうですか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 施設の整備関係がもう一つ、先ほどもありましたように、エアコンの関係が、空調関係が出てまいりますので、この辺の整備を進めないと、なかなか施設面においても実施のほうはできないんじゃないかなというふうに考えます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 今後、そういう整備が進めば考えられないことはないというふうに思えばいいですか。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 現在、利用状況についても、この2年間において蓄積をさせていただいております。まだ実施状況について答弁という形ではなかなかできにくい部分があるんでございますけども、要因的にはニーズに対応する形で捉えさせていただいて、それどれだけのニーズがあるという形にも判定の材料にはなってくるのかなと思いますけども、先ほども申し上げましたように、施設の整備が整わない限りは夏休み等の長期休暇における預かり保育はなかなか難しい面があるんじゃないかなというふうに考えます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 施設の整備と、あとニーズ、実施しながら検討していくというふうに理解したらいいというふうに思うんですが、実際のこのアンケートだけでは読み取れないところがあったというふうに思いますが、このアンケートだけでは、読むとそういうふうな意向が、強い意向が読み取れるというふうにありましたので、今後検討していただけたらなというふうに思います。 次は、保育所のほうに行きたいと思います。 保育所に3歳児の加配加算が新制度になってからついたというふうに思います。3歳になると、今まで15人の子供に対して1人の先生、20人に1人か、それが15人に1人というふうにできるというふうにありましたが、香芝市では既にもう実施されてるのかどうか、お願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 議員おっしゃるとおり、加配加算、職員の配置の改善策として行われておるものでございます。こちらにつきましては、私立の保育所におきましての制度でございまして、こちらのほうから移設給付費、施設型給付として支払うものでございます。 ただ、公立の保育所におきましては、やはり待機児童関係がございますので、従来、従前の、従来の1名により20名の保育を行っていくところでございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) この制度を利用しまして、香芝市の私立の保育所では実施していただいているというふうに考えたら。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) はい、実施されておられます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) わかりました。 あと、香芝市の保育所の送迎の問題に行かせていただきたいと思います。 保育所は、共働きの家庭で時間に追われてる方々が多いと思うんです。車の送迎等がなかなか各園で毎朝大変な状態になってると思いますが、市内の保育所の送迎の状態についてお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 先ほど、議員さん、車の送迎という形でよろしゅうございますか。車の送迎に関しましては、公立の保育所につきましては五位堂の分園も含めまして現在6カ所あるなかで、真美ヶ丘保育所を除きます5カ所については民間の借地を借りたりとかという通所のための駐車場を備えつけてございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 私も真美ヶ丘の保育所を時々行きますんですが、やっぱり車が並んでいたり、コーンが並んでいる状態なんです。でも、近くには駐車場がありますので、何とかなるんじゃないかというふうに思うんですが、市として、今現状どのように把握されているのかお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 現状といたしましては、真美ヶ丘の送迎駐車場につきましては、平成25年度に一度地元の自治会、保育所周辺の住民説明会を開きまして整備を検討したことがございました。しかしながら、ちょっと関係各位の調整がうまくいかず、ちょっと断念した経緯がございます。 現状といたしましては、先ほど申されました民間駐車場についてもある程度の折衝もいたしましたが、それもうまくいかず、現状では自動車での通所をされる方につきましては、車のところに表示カードというものを載せていただきまして、また交通安全には十分留意していただくという形の指導もいたしました。それと、短時間による乗車降車により通所をお願いしているところでございます。また、近隣のご理解をいただきまして、園周辺にコーンを置かせていただいて、違法駐車など、もしくはそういうふうな誘導というふうな形の施策をとらせていただいているところでございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 保育所のなかには確かに駐車場があって7台ほどとめれると思うんですが、基本設計のときから少しあってなかったかなという、今さら言っても仕方がないんですが、そういうふうに思います。近くに中和幹線がありまして木も並んでるんですが、あの辺の利用っていうのは検討されているのかどうかお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 先ほど調整と申しましたが、その辺も含めた近隣のものとの調整という、そういう意味でございますので、いましばらく、またそのような形の問題も解決をしながらということで協議を重ねてまいりたいと、そのように存じます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 現状いろいろ工夫をされて努力されてると思うんですが、普通でない状態が続くというのはやっぱりよくないことなんで、何ぼ理解していても公衆道路にずっと使い続けるということはできないというふうに思いますので、また努力していただいて、ぜひ保育所の方々が気持ちよく毎日送れるようにお願いいたします。 では次、あとこども園についてのお話をさせていただきたいと思います。 鎌田幼稚園の五位堂の保育所の分園化がされました。今回条例にも提案されています。鎌田については保育園の分園化からこども園化が保護者に提案されて、今回また5月と9月に説明会がされ、下田幼稚園についても9月保護者に説明会がされたというふうに聞いておりますが、鎌田幼稚園の五位堂分園化のときも市議会の上程前だったというふうに保護者に説明されたのは思いますし、今回もまだ9月議会が最終日を迎えていません。保護者への説明の仕方や提案の仕方にも工夫はされているかもしれませんが、並行して出される指標についてお聞きしたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員お尋ねの保護者への説明の点でございます。もちろんのこと、議会へ条例を上程させていただいたうえでというお断りを申し上げたうえでございますけども、認定こども園化によりまして何らかの影響を受けられる保護者に対して市の方針を説明する必要はあるというふうに考えてございます。説明会での内容、質疑応答関係で条例の内容に反映することも考えられる。 このことから、市民の意見を行政に反映させることが肝要かなと思っております。事前にそういう形の意見交換的なところは終わらさせていただく意味でも、説明会のほうは実施させていただいた友好的な利用であるというふうに考えてございます。 以上でございます。
    ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) なかなかデリケートな問題で難しい問題だというふうに思います。保護者のほうもお話しされたらもうそうなっていくんかっていうふうな受けとめ方をされる方も多いと思いますし、2回もされてるということもありますので、この辺気をつけていただきたいと思います。 最後に、職員の方々の負担についてお話ししたいと思います。 僕、委員会で言いましたように、大和高田の認定こども園に行きましたら、もう3年も4年もそのこども園をされてるんですけど、いまだ幼稚園の先生と保育所の先生と教育についてどういうふうに思うんかとか保育についてどう思うんか、それぞれがやっぱりなかなか考えが合わないというふうなところで、そのすり合わせにかなりの労力、気持ち的に使われてるというふうに思っています。 この辺、この職員の方々への配慮というか、お任せしてるっていう点がありましたら、今お考えありましたらお願いします。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員もご存じのように、本市におけます待機児童対策、それから就学前児の保育教育の質の向上を目指しまして、公立幼稚園の施設を最大限に生かしていくという形で、今回こども園を進めさせていただいております。 民間の小規模保育の連携施設としての認定こども園化という面もございますけど、職員につきましては、この辺熟知しますように周知をしまして、説明あるいはまた協議を重ねておる次第でございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 実際やってみないと、いろんな大変さや困難さが現場の先生らのなかに生まれるというふうに思いますので、先生方の声をしっかりと聞いていただいて、できる限りのことを市としてしていただけたらというふうに加えさせてもらって、質問を終わります。 ○副議長(中村良路君) 以上、3番中井政友君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午後3時38分 休憩              午後3時50分 再開 ○議長(細井宏純君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、4番下村佳史君の一般質問をお受けします。 はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 皆さんこんにちは。今一般質問のトリということで、皆さんおつき合いよろしくお願いします。途中、待ちくたびれた姿を見せたこともありますが、申しわけございませんでした。 それでは、早速質問に入らせていただきたいと思います。 今回、快適で便利な町についてということで、ことし3月に香芝市街路整備プログラムの概要が香芝市のほうから提出されました。このことも踏まえて、まず初めに、現在の香芝市の都市計画道路の整備率についてお伺いしたいと思います。壇上からの質問を終わります。 ○議長(細井宏純君) それでは、下村佳史君の1回目の街路整備の状況について。 はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 香芝市の都市計画道路の整備率についてでございます。都市計画道路は、円滑な都市活動を支えるとともに、良好な都市環境を形成するなど、都市の骨格を形成する根幹的な都市施設として都市計画法に基づき整備を進めている路線でございますが、本市においては29路線、約52.7キロメートルが都市計画決定されておりまして、整備率は平成28年8月末現在で約51.8%となっております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) この8月末で51.78%、そして約52.72キロということがお示しいただきましたけども、この29路線、今日までどういう形、いつから都市計画道路が整備されてきて決定されてきたのでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 都市計画道路の整備といたしましては、古くは昭和40年に都市計画決定させていただきまして、その後段階的に今日まで整備を図っております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それでしたら、今回示していただいた都市計画道路の今までの見直し経緯についてお伺いしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 都市計画道路も近年の人口減少や少子・高齢化の進展、経済の低成長、市街地拡大の終息など、社会経済情勢の変化により当初に決定したときの位置づけや必要性が失われているといった変化も生じてきております。 このような状況のなかで、本市におきましても平成26年度に奈良県の都市計画道路見直しガイドラインに基づきまして、都市計画決定を長期にわたって未着手であった路線を中心にその必要性等について検証し、廃止あるいは存続に関する見直しを行いました。そして、その見直し結果により、計3路線、約3,400メートルの都市計画道路を廃止することに至っております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今経緯聞かせていただいたんですけども、先ほど昭和40年から随時計画されて29路線、そのうち改めてお話しますと50%前後がもう整備されてるということで、しかしながらあと半分まだまだ残ってるというなかでの経緯ということで、これからもう手順をどれからしていくということで今回見直していただいたというふうに感じ取ってるわけなんですけども、そのなかで存続とされた都市計画道路についてはどういうところがあるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 都市計画道路の見直しの結果でございますが、効率的かつ効果的な都市計画道路の整備を目的として、香芝市の街路整備プログラムを設置してまいります。その流れも受けまして、必要であるかどうかの見直しを実施いたしました。以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) その都市計画道路を見直すにあたっては、そのなかでの街路、先ほど一番初めにも言いましたように、都市街路整備プログラムを策定されたわけなんですけども、その評価については大分議論されて、またいろんな方面からの意見も取り入れられたとは思うんですけれども、そのなかでどういう点を重点に都市計画道路を順位をつけられたのでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 街路整備プログラムの順位づけということでございますが、その順位づけの考えといたしましては、ベースになります都市計画マスタープランにおけるまちづくりの方向性やその都市計画道路の連続性、またほかの事業との関連性、また市の財政的なスタミナ等を考慮し、路線ごとに優先順位をつけていったものでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それにしても改めて考えますと40年から平成28年まで長い期間のなか整備してくるなかでは、やはりほかの部分でだんだん都市整備のなかでの道路整備というのが一般の市民の人からいうとおくれてるおくれてるという声が高かったわけなんですけども、その点香芝市としてはこの都市計画道路の進みぐあいは遅かったのか、それか順序よく粛々と進めてきたつもりだという認識で来たのでしょうか。その点ちょっとお答え願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 昭和40年に都市計画決定を打った後、長い時間が経過しております。私もそのすべての期間においてかかわっているわけではございませんが、粛々と市としてはその時代その時代に応じてできる限りのことをやっていたというつもりはございます。ただ、やはりそのそれぞれのときに他の事業でありますとか、財政的なことももちろん関与してきますので、やはりそこには制限があったのかなあということでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。市のそのほかの部分でのやっぱり必要不可欠な事業、またはいろんな部分での予算等の使い方には考えてやられたことだというふうには認識しておりますので仕方ないのかなあというふうに思いますが、今回、都市計画道路の整備プログラムで優先順位をつけられたということで、そのなかでも市民の、また地元の要望とかもそのなかでは入っているのでしょうか、まずはそこをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 街路整備プログラムを作成するにあたりましては、先ほど申しましたいろいろな要素が関与してくるわけでございますが、そのなかには当然のことながら地元のご意見や要望といったことも当然加味されていったものと考えております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それでは、その整備されたプログラムの優先順位の高いのはどの路線かお答え願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) 奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 整備に関する優先順位といたしましては、今のプログラムでは短期には畑分川線の尼寺区間が上がっております。次に、中期整備路線としまして、穴虫田尻線の旭ケ丘から関屋区間、そして長期につきましては五ヶ所五位堂線の狐井から五位堂区間と、狐井というか、今でいいますとすみれ野でございますが、すみれ野から五位堂区間と穴虫田尻線の関屋から田尻区間がそれぞれ設定されております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 短期、中期、長期というふうなわかりやすくてわかりづらい、ちょっと区間割なんですけども、おおむね何年をもってそういう期間分けをされてるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) 奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 議員おっしゃいますように、長期的な計画によるということで、ちょっと不透明性も考慮はしておりますけれども、そのすべての長期を含めた対象期間としましては、おおむね20年というなかで設定はさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 先ほどお話ありました、まずは短期ということで畑分川線の尼寺区間ということでお話いただいたと思うんですけども、これももう予算もつけて進めていける状況なのでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 畑分川線の尼寺区間におきましては、まだこれからでございます。それも短期の間にやはり計画していくという位置づけでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 一番これからすぐに取りかからなくてはいけない路線ということで認識してるわけなんですけども、おおむね何年をめどに仕上げようということでお考えでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 短期につきましては、おおむね5年程度をめどに考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) その整備プログラムのなかで、ちょっと見させていただきますと、その畑分川線は今回の焼却所との絡みでつくられるという認識も持っておりますし、中期におきましては穴虫-関屋区間の部分について住民の方々の署名活動もその中期になった一因だというふうに考えておりますし、またその次の中期的にはその続きの関屋-田尻間も入っておりますことから、そういう住民の方々のご意見が反映されてるというふうに認識しておりますが、その考えでは間違いないでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 畑分川線の尼寺区間につきましても、当初の計画から当然早期の供用開始は求められておりましたので、現在短期という設定はしております。 また、美濃園の進入路でもあるのも現実でございますけれども、やはりこれは計画のなかでこういう位置づけがされておるものということでございます。 それと、また穴虫田尻線につきましては、今議員おっしゃいましたように署名活動もいただいております。これもただそのプログラムに設定する要素の一つではございますけれども、これもやはり香芝市において都市計画道路の整備の計画上、やはりこのあたりはどうしても必要であるということでの判断ということでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) その署名活動のなかには、やはり日ごろの生活の買い物等にしやすくしてほしいというのが一番の要望のなかからそういう署名活動がありましたし、もちろんいろんな方面に出るにしたって何せ道が狭いという声がひしひしと住民の方々から多く聞きますので、そういう署名活動に移ったというふうにはお話しされてる状況であります。 その長期的な部分での関屋-田尻区間がこの今回国道に整備されてますけども、整備されたら国道とのつながる部分なんですけども、今現在、国道の整備状況はどうなってるでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 今お尋ねの穴虫田尻線の関屋駅から国道へつながる、165号へつながる区間でございますけども、当然165号の整備とそこは接続されるというところでございますが、165号のそのあたりの整備については、今現在、鋭意用地買収が行われております。長い区間でございますので、工事の最終形までを予測しますと、やはり国道のほうは事業開始後10年程度かかると申しておりますので、用地買収が終わった後において発掘調査あるいはまとまった区間での工事が発注されるということですので、まだしばらく完成形には至らないというところでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それでは、初めのとおり国道のほうは大体10年かかるということでお聞きしてましたので、それを目指して国のほうは動いておられるということで認識していいんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 現在も国道のほうに聞きましても、その予定で動いているということでございます。まず、国道ができませんとこの路線も接続ができませんので、その後においての整備ということになるかと考えます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。今回の整備プログラムの優先順位ということで短期、中期、長期というふうにお答えいただいたわけなんですけども、それ以外の都市計画道路もまだまだ残ってるわけなんですけども、その都市計画道路の今後の取り組みについてはどういうふうに進めていかれる予定でしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) この街路整備プログラムでも整備時期が明らかに定まっていないその他の路線がございますが、それらにつきましても今後また定期的な見直しも必要かと思います。そんななかで、順次必要なところから道路整備を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。もう一度お聞きしますけれども、今回短期ではまずは5年、そして中期、長期にわたっては20年以内にということで整備をされるというふうにお答えいただきましたけども、これを整備するにあたっては、市の財政等もかんがみて整備していかれると思うんですけども、これについて、補助等の部分でつくんでしょうか。どういう形で、市独自でするわけではないと思うんで、どういう形でついてくるのかお答え願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 都市計画道路でございますので、当然のことながら国庫補助事業の対象になるかと思われます。 今現在は、社会資本整備総合交付金という国のお金を利用させていただいております。国庫補助率は55%でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それで55%いただけるように香芝市としては最善尽くされて、その予算がつくような国の働きかけはされていかれるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) この55%という国費の率は固定でございますけれども、午前中も市長申しましたように、なかなかその国庫が本市の要望どおりにつかないといったこともございます。これは、本市だけではなく、やはり各市町村押しなべてそのような状況になっております。 そんななかでも、まだ本市のほうは活発に要望も行っておりますので、いろんなメニューをそろえることによって、それぞれ有効な国庫が利用しやすい事業もございますので、そのようなパッケージのなかで国庫も活用していく工夫も行っております。その辺、もう当然のことながら要望も今後国のほうにも続けてまいります。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今回、その中、長、短期の部分について、本年何%の部分、あとのが解消されるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 今の私が申し上げた短期、中期、長期をすべて整備したときに、進捗率は何%になるかという問いでございますけれども、少しそこまでの数字は今計算はしておりません。申しわけございません。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今回こういう形で整備プログラムをつくっていただいたわけなんですけども、これをぜひとも20年という目標で掲げられましたので、整備していくという決意をもしよければしていただきたいなあというふうに思います。 ○議長(細井宏純君) はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康君) 課題が都市計画街路の整備でございますけれども、従来の過程をちょっと顧みますと、やはりその道路のそばに区画整理区域があったり、先線に駅前整備があったり、ただ単独の事業として捉えて道をつくるというのは非常に効果的にも、まちづくりの観点で見ますと、何かの事業もあわせて考えていく一つの考えが必要かなと思います。 ご指摘の部分につきましては、できるだけ総合的な視野、まちづくりの視野に立って優先度の高いやつからどんどん進めていきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。ぜひとも整備のほうよろしくお願いします。 まあ都市計画道路はそれでわかったんですけども、それ以外の、今現存の道路についてなんですけども、やはり狭隘な道もあれば、もうかなり傷んでる道もありますので、この道路についての点検、やはりしていかなくてはいけないと思うんですけども、その点、今現存の道路についての点検作業はどのようになってるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 議員お尋ねの内容としましては、舗装の点検ということでよろしいでしょうか。市内の市道、市道でございますけども、ほとんど舗装しておる状態でございますけれども、機械的に調査する方法としまして、路面性状調査という調査がございます。これは、路面性状自動測定装置により舗装のひび割れやわだち掘れ、あるいは舗装、その数量を調査して、それをデータ化して現状を把握する調査でございます。あとは目視等による調査しかございません。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ちょっと聞きなれない言葉が出たんでそれお尋ねするんですけど、路面性状調査っていうのはどういう形の調査なんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 大きな車両に、測定器が載った車両を道路走らせまして、道路面をカメラで撮影しながら、それをもとに路面の測定を行うと。画像から測定を行いまして、ひび割れの量であったり、わだち、へこんでいるところをボリュームであったり、数量を拾い上げるといった調査でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今、前に4メートル以上の道路ということでお答えされたと思うんですけども、まず、市道は市内に何キロあって、そのうち4メートル以上の道路、また幅が4メートル以下の道路というのがあると思うんですけども、その4メートル以下の道路は今言うてる路面性状調査っていうのはもう行えないっていうか、行わないんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) 奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 市内の市道の道路延長は約307キロございまして、そのうち4メートル以下の道路は157キロございます。その幅員4メートル以下の157キロにつきましては、現状につきましては、職員の目視による点検しか方法はございません。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) その、ほんなら目視以外にほかの点検方法っていうか、ないんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) まだ試験的ではございますけれども、先ほど申しました大きな車両に自動的に映像を写し込むカメラを搭載した路面性状調査とよく似た機械で、試験的ではございますが、小型の4Kカメラ、今出ておりますので、そういったカメラを利用して路面の調査を行うといった小型の、4メートル以下の道路でも対応できる機械が今後出てくるであろうという予測はしております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。
    ◆4番(下村佳史君) 道路を直すときには、割と自治会長の判こをいただいてくださいとかという話がよく出てくるんですけども、緊急性のある陥没してたりするところはほっとけないと思うんで、そういう市民の声もやはりあれば、必ずまずは点検に行くという形は今でもとられてるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 点検、点検とか穴が開いているとか、例えばカーブミラーが倒れかかっているよとかというのは、こういうのは要望ではなくて通報であるというふうに認識しております。このあたりの道路の瑕疵といったことでの通報に対しましては、議員の皆様方や、あるいはもう市民の皆様方、あるいはもう自治会の皆様方、これはもう関係なく当然すぐ市役所としては動いております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) その瑕疵、通報してもらえればすぐ行っていただくということで、通報してもらえないとこは議会のなかでも報告事項で、そういうところでけがされたとかという報告受けることもあるんですけども、そういうのは年に何件ぐらいあるんでしょうか、また何件ぐらいあったんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 道路の瑕疵ですね、道路が破損していたことによって起こってしまった事故、これは対自動車でありましたり、自転車でありましたり、バイクあるいは人という可能性もございますが、少し、年間何件あるというような把握はしておりませんけども、まあ多い年でしたらやっぱり数件というふうなこともあったかというふうに記憶しております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ぜひとも今の市道の舗装道路を維持するためには、補修点検、また修繕ですね、をしていただいたら道路も傷みにくい状態が続くようには思うのでぜひともしてほしいんですけども、今後その点検された後の補修修繕はどのように今後していかれるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 補修修繕ということでございますが、補修につきましては当然道路の瑕疵等がほとんどでございますので、もうその場において現地に確認に行き、緊急性の高いものについては直ちに補修を行っております。その他のものにつきましても、随時必要に応じた補修を行うということになります。 修繕となりますと、先ほど申しました路面性状調査等の結果からひび割れやわだちがどうであるのかというのを判断したうえで、その値の悪いところから舗装修繕を行っております。その辺は年次計画を立てていくものもございます。ほんで、その年次計画を立てるについては、自治会長からの要望といったものも、それも一応参考にはさせていただいております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) この修繕にあたっては毎年計画立ててやっておられると思うんですけど、年間距離数になるんでしょうか、どういう、表示の仕方はちょっとわからないんですけど、もし何キロをめどに修理していくとかという、修繕していくとかっていう計画がありましたらお答え願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 道路、幅員もやはり狭いものから都市計画道路、広いものまでございますので延長では判断しておりません。大体のその年度間の計画のボリュームであるとかというところは、多少年次の間隔によるということになります。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 予算的に何ぼ取ってるかという形のほうが答えやすいですか、でもないですか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 予算のほうも年度に応じていろいろ動きがありますけれども、大体舗装の更新としましては8,000万円から1億円程度の動きで推移しているというふうに思われます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 僕的にはもっとつけて、やっぱり直していくほうがもっともっと道路が長く使える、いい状態で長く使えるんじゃないかなあと、早く直せばと思うんですけども、その緊急性の、この道路を早く直したほうがいいと、これはもうちょっと置いておいたほうがいいと、そういう判断はどういう形でされてるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) その判断は非常に難しい判断でございますけれども、今議員おっしゃいましたように、早く修繕すれば当然その後は早く長期間使えることになるんですけれども、なかなか、それを予防保全ということになるんですけども、なかなか予防を早目にするということは、やはり維持管理の舗装の更新に係る費用もかかってまいります。その辺はやはり路線に応じて、あるいはその使われ方に応じて早目にする。あるいはもうぎりぎりまで待つというふうなことを考えまして、費用と効果のバランスを考えて、その辺の計画も立てていくということを考えております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) そしたら、道路については最後の質問させていただきますけども、舗装、ほんなら修繕計画については、今後どのようにされていく予定でしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 計画については、今先ほど述べました予防保全と事後保全というふうに路線を分けて、まず予防的にやっていく路線、またぎりぎりまで待って更新を行う路線ですね。この辺をきちっと色分けして舗装の修繕計画を立ててまいります。 また、その舗装の修繕計画は社会資本整備総合交付金ですね。先ほどの都市計画道路と同じ国の資金も使えますので、その辺の手当ても打ちながら計画を策定してまいります。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) この舗装修繕の、今も社会資本整備総合交付金ということでお答え願ったんですけども、これ今までもこういう形でついておったのか、今回新たにこういう補修修繕にこの交付金がつくようになったのか、お答え願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 舗装の修繕につきましては、過去においては市の単費でやりなさいというふうなことでしたけれども、いつから国庫対応できるというふうになったかちょっと記憶が曖昧ですけれども、ある時代におきまして、修繕についても国庫の対応が可能となったということでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) もう一点だけ。ほんなら、それではその交付金は何年までつくとか、これから今のところはずっと申請すればつくという、そういう計画は国としてはあるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 舗装修繕に関する国庫につきましては、今現在そういうふうな手当がついておりますけれども、それが永久的にそういう措置がされるかどうかについては、やはり国庫の考えもございますので、その辺はちょっと本市のほうではわかりかねるというところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございました。 それでは、各種スポーツということで学び楽しめる環境についてということで、今回はことしはオリンピックがありましたのでスポーツの盛り上がる年ということで関連して質問させていただきたいと思いますけれども、現在の市内の小・中学校におけるスポーツの活動状況について、どういう形で活躍されてるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) さきの答弁にも申し上げましたとおり、小学校はスポーツ少年団のスポーツ活動が主でございまして、団員数につきましては2年生から6年生まで655名が活動をしております。また、中学校におきます体育部の部活の状況でございますけども、香芝中学校では9競技347名、香芝西中学校では6競技303名、香芝東中学校で9競技442名、香芝北中学校では9競技492名が活動をしておるという現状でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今中学校と小学校ということで、小学校のほうはスポーツ少年団というのがあるということでお答え願ったわけなんですけども、その団員数とかかわっていただいてます指導員の方の数がわかればお答え願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) これ平成26年度からの今手元に数字がございます。平成26年度の団員数が672名、指導者が288名となってございます。加えまして、平成27年度671名の団員数、指導者が267名、平成28年度、今年については655名の団員数に対しまして指導者が270名という形で、団員数のほうは少し減少傾向にあるという現状でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。差し伸べてそれほど減ってないようにお見受けするわけなんですけども、学校ではそういう形でスポーツされてるということなんですけども、市の社会体育、生涯体育といいますか、市の体育協会に登録されてる団体等の数はわかっていたら聞かせていただけます。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) これ直近の28年度の数字でございますけども、体育協会に登録いただいております、活動いただいてる21連盟112団体が加盟していただいておりまして、会員数は2,473名という登録をいただいてございます。また、香芝市レクリエーション協会につきましては、14クラブで416名の方が活動をいただいておるという状況でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 以前も聞いたわけなんで、それほど変わりはないというふうに認識してるわけなんですけども、市における社会体育、生涯スポーツについては、その生涯学習推進基本計画のなかでのスポーツ推進員というのがあったと思うんですけども、このなかについてはどういうふうになってるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員、計画の中身でよろしゅうございますか。 ◆4番(下村佳史君) はい。 ◎教育部長(吉村宗章君) 平成27年4月に本計画を事業化するということで推進を持ってございます。その生涯学習の推進基本計画、ことしにつきましては推進プランという前期5カ年計画を各所管の協力を得ながら本来の計画目的に沿って推進を図っている状況でございます。生涯スポーツの推進におきましては、健康づくり、あるいはまた体力づくり、仲間づくり、それから地域スポーツ、スポーツレクリエーション活動という形の振興の取り組みを進めておるという現状でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 市のスポーツは体育協会との連携ということでされてると思うんですけども、そことの市と体協の連携はどういう形で結びつけていかれてるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 体育協会が実施されております事業もございまして、指定管理にもなっていただいている事業者でもございます。実質体育協会の実施されている各種目につきましても、市のほうからも担当者がまいりまして、状況交換、あるいはまた支援に回っているという状況でございます。 体育協会で今実施されております香芝市選手権大会、あるいはまたマラソン大会、レクリエーション協会によりますペタンク、あるいはまたスポーツ少年団の活動等、市内の親善大会等について協議を進めていただいているという形で認識をさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 生涯スポーツに関しては、体協の協力なくしては進んでいかないように思いますので、十分連携をとりながら今後も進めて市民のスポーツの場としていただきたいと思います。 今現在、そういういろんな種目で活躍されてるわけなんですけども、学校関係ともあわせまして、現段階でのその全国大会への出場等々の成果をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 今議員お尋ねの各実績というところでございますけども、最近の全国大会、平成27年度におきましては全国大会にスポーツ少年団につきましては二上のバレーボール部、それから中学生におきましては、クラブチーム所属の部分でございますけども、これは硬式野球、それから新体操、それからご存じのように高校生のところでは香芝高校のサッカー部が全国大会に出場されておるという状況でございます。 体育協会の加盟の団体では、バウンドテニス、あるいはまたソフトボールでと全国大会への駒を進めていただいているという状況でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 決算等、予算等でこういう全国大会等々に出られると激励金や助成金、助成等の何らかの激励金をお渡しされてると思うんですけども、その扱いはどのようにされてるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) これもさきの答弁で申し上げたとおりでございまして、香芝市の文化スポーツ大会への出場激励金、それと各種、各中学校のほうの形が主でございますけども、各中学生の近畿大会、全国大会への出場に伴います助成金、この二面性を持っております。 特に、中学生の近畿大会、全国大会の出場が多うございまして、平成27年度の実績では、助成金310万円ほどの当初予算と補正予算でもらっておる予算について、全額執行というような形で助成をさせていただいているという形でございまして、ことしにつきましても、おおむね当初予算220万円に対しまして、現在189万円程度の支出を見込んでおるという状況でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今お聞かせ願いますと、例年予算を組んでおられて、補正予算もあるということなんですけども、もともと全国大会等に参加された保護者等に聞きますと、やはりいろんな生活環境の方がおられますので、十二分とはいかんでも、ある程度の助成をしていってあげてほしいなあという思いがありますので、要望としては今の、今聞きますと310万円の予算を組んでおるということなんですけども、倍額程度の予算を組んでいっていただければ、僕自身としてはさほど上がった思いはないんですけども、その点予算、倍とは言わずとも、今後もう少し上げる予定はないでしょうか。また、要望としてお聞かせ願いたいと思うんですけども。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員お尋ねの分につきましては、さきの答弁でも申し上げましたように、各種滞在につきましての基準額というのがございます。特に、中学生の場合につきましては、宿泊費の増額をしていただいておる状況でございまして、これに伴います部分につきましては、出場のたびにその支援、助成金なり補助金等を出させていただいていると、激励金を出させてもらってるというところでは、今後ともこのような状態で支援をさせていただきたいなというふうに考えてございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) やはり中学校に限らず、学校でのそのクラブ活動は学校生活において重要な位置を占めているというふうに思いますので、そこの部分には十分かんがみて援助していっていただきたいなあというふうに思います。 続きまして、各種スポーツ大会の誘致についてお伺いいたしますが、香芝市における大会誘致の実態は、現在どのようになってるでしょうか。 ○議長(細井宏純君) 吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 一部これにつきましては答弁を申し上げておりましたですけども、屋外のスポーツについては誘致できるような規模の施設は今のところ本市にはございません。総合体育館におきまして、平成26年度にプロバスケットを誘致させていただいたのが1つ実例的にはございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 屋内スポーツということで答えていただいたわけなんですけども、今回いずれ体育館も耐震工事をされるというふうに聞いておりますので、そのときにできればそういうプロが使えるような施設もちょっと含みおきいただければありがたいなあというふうに要望をさせていただきたいなあというふうに思います。 続きまして、障がい者スポーツなんですけども、香芝市における障がい者スポーツなんですけども、この福祉健康部のほうではどのように捉えておられるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) 松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 失礼します。香芝市の障がい者スポーツ、まあ福祉の面からということでございます。障がい者の方のスポーツにつきまして、奈良県におきましては県全域を対象としまして、心身障害者福祉センター内の奈良県障害者スポーツ協会が中心となりまして、奈良県障がい者スポーツ大会及び奈良県身体障害者体育大会が開催されておるところでございまして、障がい者スポーツの振興などを図られておるというふうな状況でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それでは、香芝市として独自にその障がい者スポーツのその振興を図っているという、福祉部のほうでされるという状況はないということでいいんですよね。もうそれ、あるかないかでいいです。 ○議長(細井宏純君) はい、松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 市独自の施策についてはございません。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それでは、障がい者がスポーツをするにあたっては、福祉部としてどういうサポート、支援をされている、またされるように考えておられるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) サポートでございます。先ほど申しました奈良県の大会などの参加につきましては、市の身体障害者福祉協会とも連携を図りまして、市職員も補助者、または大会関係者として参加をして大会のサポート等をさせていただいております。 また、大会におきましては、車椅子を使ったスラローム、またソフトボール投げというふうに、障がい者の方独自の競技も行われておりまして、本市としましては障がいをお持ちの方が日常生活の延長上で気軽にスポーツに親しまれるよう支援を、今後とも行いたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) いろんな形で、僕の捉えてる障がい者スポーツとニュアンスが違ったんで、障がい者が健常者とともにスポーツできるような環境はないのかなあという形で質問をさせていただいたわけなんですけども、そういう形では障がい者に対しては、日ごろ、日常どのように支援され、スポーツでなくても体を動かすという意味ではどのようにされるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 先ほど日常生活の延長上でというふうに答弁をさせていただいたところでございます。障がいをお持ちの方が自立支援というのが根本的な施策というふうに考えておるところでございます。そしてまた、社会参加の促進としてのスポーツ大会、また市の身体障害者福祉協会のほうのイベントなどによりまして、外に出ていただいてそういう活動をしていただけるような支援を今後とも行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 十分に障がい者の方に、なるべく体を動かしていただいて健康維持を図っていただきたいと思いますので、要望させていただきたいというふうに思いますが、その教育委員会のほうでは障がい者スポーツとして障がい者が市のスポーツ施設に参加される競技についてどのようにフォローされてるんでしょうか。また、今そういう状況としてどういう形、どういうふうな施設として障がい者が使いやすい状況かどうかだけお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 体育施設の利用の状況での問題点といいますか、構造上に多分起因するのかなと思いますけども、バリアフリー化、あるいはまたエレベーターの設置等が障がい者のスポーツには必要な部分であるかなというふうに考えてございます。 また一方、指導者の関係でございますけども、障がい者のスポーツに関与するような形の理解なり認識的なところ、またスポーツ指導におきますルール的なところの理解度、この辺がまだまだ充足度が達しておらないんじゃないかなというふうに考えますので、この辺の充足あるいはまた充実が図られるという形になれば、障がい者が参加されるスポーツに対応する考え方というか、手法かなというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。先ほどのプロスポーツを呼んでくるときのその施設の状況とか、今、障がい者の方が使うにあたっての施設の状況とかを聞いていますと、やはり市のスポーツの施設の設備がまだまだこれからかなあというふうに思いますので、今後のその施設の設備についてどのように改善を図っていかれるか、計画があればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) 吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 数多くの市民の方々が体育施設を使っていただいております。特に、利用者側に十分に満足いただいてるという形では捉えておらないんですけども、故障等につきましては、指定管理者とともに協議しながら速やかな対応を行っておるという状況でございます。 総合体育館を例にとりますと、例えば耐震補強工事が必要であったり、あるいはまたメーンフロアの張りかえ、それから照明器具、これはLED化というところでの協議を進めなければいけないというふうに考えてございます。 今後におきましても、指定管理者とともに協議を必要に応じて高いものから改修に取り組みを進めてまいりたいというふうに考えます。 ○議長(細井宏純君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 一番初めに言いましたように、今回リオオリンピックがあり、また2020年には東京オリンピックというスポーツに関しての皆さんの意識が高揚されてるなか、また意識が高いなかでのこういう点検をさせてもらったわけなんですけども、香芝市においては市民の皆様方のスポーツの参加、またそれに対応できる施設の整備を十分に今後考えていただきますよう要望をしておきまして、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(細井宏純君) 以上で、4番下村佳史君の一般質問を終わります。 本日の日程はこれで終了いたします。 なお、27日は本会議となっておりますので、議員各位には慎重審議をよろしくお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。                                 閉議 午後4時49分...