香芝市議会 > 2012-06-25 >
06月25日-01号

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  1. 香芝市議会 2012-06-25
    06月25日-01号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
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    平成24年第3回 6月定例会          平成24年第3回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成24年6月25日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (17名)    1番 池 原 道 生 君          2番 池 田 英 子 君    3番 堀 川 和 行 君          4番 中 山 武 彦 君    5番 欠       員          6番 奥 山 隆 俊 君    7番 橋 本 元 秀 君          8番 森 井 常 夫 君    9番 中 村 良 路 君          10番 関   義 秀 君    11番 下 田   昭 君          12番 小 西 高 吉 君    13番 細 井 宏 純 君          14番 河 杉 博 之 君    15番 北 川 重 信 君          16番 芦 高 省 五 君    17番 黒 松 康 至 君          18番 長谷川   翠 君4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     吉 田 弘 明       教育長    廣 瀬 裕 司   危機管理監  杉 田 明 弘       企画部長   当 麻 俊 弥   総務部長   細 川 家 央       市民生活部長 石 田 善 彦   保健福祉部長 新 居   隆       都市建設部長 鎌 田 裕 康   上下水道部長 藤 岡 優 二       教育部長   平 井 隆 司   企画部次長  吉 村 宗 章       市民生活部次長坪 内 達 雄   保健福祉部次長美 馬 宏 次       都市建設部次長福 西 光 男   教育部次長  森 田 庄 一       会計管理者  葉 山 元 祥6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長 上 島 秀 友                         〃 庶務課長 中 木   正7 会議の事件は、次のとおりである。   報第2号 平成23年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について   報第3号 平成23年度香芝市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について   報第4号 平成23年度香芝市介護保険特別会計事故繰越し繰越計算書の報告について   報第5号 平成23年度香芝市水道事業会計予算繰越計算書の報告について   報第6号 権利の放棄の専決処分の報告について   報第7号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について   報第8号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について   報第9号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について   承第3号 平成24年度香芝市介護保険特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告及び承認について   議第27号 香芝市手数料条例等の一部を改正することについて   議第28号 奈良県後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更することについて   議第29号 香芝・王寺環境施設組合規約の一部を変更することについて   同第3号 香芝市副市長の選任につき同意を求めることについて   同第4号 香芝市公平委員会の委員の選任につき同意を求めることについて   意見書第2号 「防災・減災ニューディール」による社会基盤再構築を求める意見書(案)8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    1番 池 原 道 生 君          2番 池 田 英 子 君                               開会 午前9時31分 ○議長(長谷川翠君) 皆様おはようございます。 本日、ここに平成24年6月第3回定例会、香芝市議会が招集をされましたところ、議員の皆様におかれましては、何かとお忙しいなか、ご出席をいただきましてまことにありがとうございます。さきの市長選挙におきまして、多くの市民の信頼を得られまして、めでたく当選をされました吉田市長におかれましては、改めて心からお祝いを申し上げます。まことにおめでとうございました。 それでは会議に入る前に、全国市議会議長会より芦高省五君並びに北川重信君が表彰状を受賞されておりますので、その伝達式を行います。 まず、芦高省五君、ご登壇願います。 ○議長(長谷川翠君)               表  彰  状  香芝市 芦高省五殿 あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第88回定期総会に当たり、本会表彰規程により表彰いたします。 平成24年5月23日  全国市議会議長会会長 関谷 博 おめでとうございました。ご苦労さまでございました。(議長より表彰状伝達)   (拍  手)          ──────────────────── ○議長(長谷川翠君) 続いて、北川重信君、よろしくお願いします。 ○議長(長谷川翠君)               表  彰  状  香芝市 北川重信殿 あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第88回定期総会に当たり、本会表彰規程により表彰いたします。 平成24年5月23日  全国市議会議長会会長 関谷 博 大変におめでとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(議長より表彰状伝達)   (拍  手)          ──────────────────── ○議長(長谷川翠君) 続きまして、市長より招集のあいさつをお受けします。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 皆さん、改めましておはようございます。 紹介いただきました香芝市長吉田弘明でございます。 本日、平成24年6月第3回定例市議会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましては何かとお忙しいなか、早朝からご出席をいただきましてまことにありがとうございます。 まず初めに、この場をおかりしまして全国市議会議長会の永年勤続表彰を受けられました芦高議員並びに北川議員に対しまして、お祝いの言葉を申し上げます。 両議員におかれましては、15年という長きにわたり香芝市議会議員として市民の信託にこたえるべく、すぐれた見識と熱意あふれる行動力を発揮され、市政の進展に多大のご貢献を賜ってまいりました。その輝かしい歩みとご功績に対しまして深く敬意を表しますとともに、このたびのご受賞を心よりお喜び申し上げます。今後ますますのご活躍をお祈り申し上げますとともに、本市政の発展のために引き続きご指導、ご鞭撻賜りますようお願い申し上げて、まずはお祝いの言葉とかえさせていただきます。本当におめでとうございました。 さて、私ごとですが、さきの市長選挙におきまして議員各位を初め、多くの市民の皆様方のご支援を賜り、香芝市長として信託を受けましたことを深く感謝の意を表するとともに、本日ここに改めて議員各位にごあいさつできますことを、まことにもって光栄に感じております。後刻お許しをいただきまして、今後4年間にわたる市政の所信を申し述べさせていただきたいと存じます。 それでは、今回ご提案申し上げる案件ですが、平成23年度の繰越明許費繰越計算書の報告を初め、専決処分の報告及び承認、条例改正、補正予算、そして副市長及び公平委員選任同意案件など17議案でございます。議員の皆様方におかれましては、何とぞよろしくご審議をいただきまして、それぞれ原案可決あるいはご承認賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより平成24年6月第3回定例会、香芝市議会を開会いたします。 なお、本日の日程に入る前に、市長から議案の訂正があったことを報告申し上げます。 議第25号香芝市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについて、市長及び副市長の給料月額の金額が訂正となっておりますので、ご確認をいただきたいと思います。 それでは、直ちに本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(長谷川翠君) 署名議員ですが、議長より指名をさせていただいてご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないということですので、1番池原道生君、2番池田英子君にお願いをいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事日程の決定(議会運営委員長報告) 日程に従いまして、本定例会の会期及び議事日程を議題といたします。 議会運営委員会で会期及び日程について審査を願っております。 議会運営委員長から報告を求めます。 関委員長。 ◆議会運営委員長(関義秀君) 議長のお許しをいただきましたので、議会運営委員会を代表いたしまして報告をさせていただきます。 議会運営委員会は、去る6月14日、平成24年6月香芝市議会定例会についてを案件として全委員出席のもと開催をいたしました。 まず、会期日程ですが、6月25日、本日が本会議の初日、27日、総務財政委員会、29日、建設水道委員会、7月4日、5日の両日が一般質問、本会議の最終日が9日という日程で、会期が15日間の予定で決しております。 なお、民生文教委員会につきましては、付託案件がございませんので開催されません。 次に、本日の日程ですが、この後、日程3、議長諸報告、日程4、市長所信表明、日程5、報第2号、日程6、報第3号、日程7、報第4号、日程8、報第5号、日程9、報第6号、日程10、報第7号、日程11、報第8号、日程12、報第9号、日程13、承第3号、日程14、議第27号、日程15、議第28号、日程16、議第29号、日程17、同第3号、日程18、同第4号、日程19、理事者提出議案提案理由説明、日程20、理事者提出議案総括質疑、日程21、理事者提出議案委員会付託、日程22、意見書第2号、本日の日程につきましては以上のとおり決しております。 なお、議第25号の題名ですが、議会運営委員会開催後において題名変更がございましたので、ご報告申し上げます。当日、議第25号については、香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び香芝市教育長の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する条例の一部を改正することについてという題名でございましたが、訂正後は、香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについてという議題に変更になり、教育長の部分が削除されましたので、ご報告申し上げます。 また、日程14から日程16の議第27号から議第29号については、提案されている趣旨が3議案とも外国人登録法廃止に係る条例の一部改正であり、法施行が7月9日であることから、本会議初日の議決が必要となります。そうしたことから、この3議案を一括議題として会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略し、本会議の初日に即決することに決しております。 また、日程22の意見書第2号については、建設水道委員会へ付託することに決しております。 次に、理事者提出議案の委員会の付託ですが、お手元の付託表(案)のとおりでございます。総務財政委員会には、議第25号、議第26号を、建設水道委員会には、議第30号を付託することに決しております。 次に、一般質問の通告期限は、本会議の初日、6月25日午後5時までとなっておりますので、よろしくお願いいたします。 また、一般質問を行う順番についてですが、順番については恒例によりくじを引いていただき、若い順番を引いた順に一般質問を行っていただくということにしたいと思っております。 次に、その他についてですが、政務調査費の不用額が多く、交付額の妥当性についての問題提起がございました。本件については、今後とも引き続き審査する必要があるということから、今後の検討課題といたします。 以上で、委員長報告を終わらせていただきますが、私の報告漏れ等がございましたら、委員各位の補足説明をよろしくお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの議会運営委員長の報告に対しまして、質疑をお受けいたします。 下田議員。 ◆11番(下田昭君) ただいまの議会運営委員長の報告ですけれども、報第4号平成23年度香芝市介護保険特別会計事故繰越し繰越計算書の報告についてということですけども、これを委員会に付託されなかった理由をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 暫時休憩いたします。              午前9時48分 休憩              午前9時48分 再開 ○議長(長谷川翠君) 休憩を解いて再開いたします。 下田議員、もう一度、質疑をお願いします。 ◆11番(下田昭君) 済いません、非常にご迷惑かけて申しわけございません。承第3号平成24年度香芝市介護保険特別会計補正予算の件で、専決処分の報告及び承認についてですけども、委員会に付託されなかったということなので、その理由をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(長谷川翠君) 関運営委員長。 ◆議会運営委員長(関義秀君) それでは、下田議員にお答えいたします。 従来、議会運営委員会上、基本的な取り扱いといたしましては、専決処分の報告については委員会への付託を省き、本会議で審議をいたしております。過去、国保特別会計専決処分による補正については累積赤字の問題もあって委員会に付託という経緯もございましたが、国保のような大きな問題も見当たらないことから、専決処分に対する従来からの基本的な取り扱いとさせていただいております。それに基づきまして、委員長より提案申し上げましたという特に異議もございませんでしたので、そういうことに決しました。
    ○議長(長谷川翠君) 下田議員、よろしいですか。 そのほかの質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないようですので、質疑を打ち切ります。 お諮りをいたします。 ただいま議会運営委員長から報告がありましたとおり、本定例会の会期は6月25日から7月9日までの15日間と決したいと思います。ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないということですので、議会運営委員長報告どおり本定例会の会期は6月25日から7月9日までの15日間と決します。 続きまして、本日の日程でございます。お手元に配付の議事日程のとおりで、ご異議ございませんでしょうか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないということですので、お手元の日程案どおり本日の議事日程とすることに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 議長諸報告 ○議長(長谷川翠君) 諸般の報告をいたします。 監査及び例月の出納検査の結果報告が届いております。その写しをお手元まで配付しておきましたので、ご了解願います。 次に、議員の派遣についてでございます。香芝市議会会議規則第161条第1項ただし書きの規定によりまして、4月16日開催の第77回近畿市議会議長会定期総会、5月18日開催の奈良県市議会議長会、5月23日開催の第88回全国市議会議長会定例総会森井常夫議員を派遣いたしましたので、ご報告をいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程4 市長所信表明 ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、市長の所信表明をお受けいたします。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 議長のお許しをいただきましたので、本日ここに市長に就任し最初の定例会を迎えるに当たり、私の市政運営に対する所信を申し上げ、市民の皆様、議員の皆様方のご協力を賜りたいと存じます。 私は5月20日執行の市長選挙におきまして、多くの市民の皆様のご支援により当選させていただき、6月3日付をもちまして第5代香芝市長として、今後4年間の市政を担当することになりました。本日、伝統ある香芝市議会の議場に立ったわけですが、多くの市民の方々への感謝の気持ちと与えられた責任の重さを実感しているところでございます。特に、市議会議員の皆さんとはお互いにその使命と役割を果たしながら、連携を密にし、力を合わせて7万7,000市民の真の幸せと、香芝市のさらなる発展を目指して市政運営に当たる所存ですので、何とぞ格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。 私はこの選挙期間を通じまして、多くの市民の皆様と会話をさせていただきました。本当に多くの声をいただいてまいりました。なかには励ましの言葉があり、また厳しい言葉もいただきました。そのような市民のお言葉に対しまして、私は長年にわたる民間企業で培った知識と経験を糧にいたしまして、私の持てる力すべてを傾けまして、日本全国に誇れる町、そして元気に人に優しい町にするため、粉骨砕身、一生懸命取り組んでいく所存ですので、どうかよろしくお願い申し上げます。 さて、我が国の経済状況、長期的な景気後退、そして歴史的な円高、さらには国内産業の空洞化や深刻な雇用不安があり、国政においては膨大な国債発行残高の累積、社会保障システムの制度疲労、それに伴う増税への動き、そして未曾有の被害をもたらしました東日本大震災を、そしてさらには経験したことのない原子力被災であります。それに伴う電力不足は国民生活や産業、経済への影響の懸念など、先行きが一段と深刻で不透明になっております。だれもが社会の安定を切望し、それに向けた政治のリーダーシップと的確なかじ取りが求められるところでございます。 このような厳しい状況のなか、私は香芝市行政の最も責任のある立場についたわけですが、私の判断の一つ一つが香芝市の将来を左右することになり、私は市長という職の責任の大きさに改めまして身が引き締まる思いでございます。 それでは、私の目指すまちづくりの方向性と施策について、順次述べさせていただきます。 私は、選挙を通しまして市民の皆様に、地域自治区の創設と4年で変えるプロジェクトという2つの柱を示させていただきました。 まず、地域自治区の創設でございます。少子・高齢化、情報化、国際化、社会経済の成熟化などにより、市民のライフスタイルや価値観は大きく変化しております。多様化する市民のニーズ、このすべてに行政が対応することは困難となってきているため、一人一人の市民が潜在的に持つ活力を大いに発揮していただき、まちづくりに生かすことのできる仕組みが必要になってまいります。多様化、高度化した市民ニーズにきめ細かくこたえるためには、公共的なことはすべて行政が担うべきとの考え方を変え、市民、自治会、市民活動団体、各種団体、企業など、地域にかかわるすべての主体が担い手となって積極的に社会参画し、またそれぞれが役割と責任を果たすことにより地域社会全体で公共、公益を担うことが求められています。このような新しい公共を広げることが必要であります。 私はこの考えのもと、地域自治区創設などを通じて、地域の活性化や安全・安心、地域コミュニティーの再生のために実施すべき事業を、地域で決める仕組みを構築し、市民が主役のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。私が提案する地域自治区の組織は、さまざまな活動を行っている個人や団体に属する老若男女が主体と考えております。幸いにも香芝市ではボランティア団体が活発であり、共助の意識も高く、市民の方々の多彩な見識、パワーに恵まれております。これは香芝独自の地域特性であり、地域資産であります。私はこの有形無形の資産活用を図り、地域自治区を通して、さらに地域や社会において支え合う仕組みづくりを強化していきたいと考えております。 次に、4年で変えるプロジェクトでは、5項目の公約を上げさせていただいております。 まず、1点目ですが、「市役所を変える」プロジェクトであります。そのための課題として、1つ目にみずから身を切る、その覚悟で行財政改革に挑みます。ご承知のように、香芝市の財政は極めて危機的な状況です。平成22年度末で実質公債費比率も全国でワースト4位、市債残高も平成22年度末で472億円に上り、さらには土地開発公社の負債、近い将来訪れる大量退職者による退職金の負担、また施設の老朽化に伴ってかかる更新費用や数年後に控えていますごみ処理施設の建てかえ費用など、今後も多額の費用が見込まれております。一方で企業の流出、法人、個人における税収入の減少や、さらには医療費などの社会保障に係る支出も間違いなくふえていきます。これらの状況を見ると、他都市のように財政危機宣言を出してもおかしくないような状況であります。私は、これまで民間企業で働いてまいりました。行政の経験はないわけですが、民間の厳しさは重々承知しております。よって、民間出身の市長としてどれだけ仕事ができるのか、今真価を問われておりますし、民間では今非常に経済が厳しいなか、いつ会社が倒れるかもしれない、この仕事をいつまで続けられるかわからないという多くの声があります。そんな状況において、市民の皆様から大切な税金をお預かりしております。私は民間感覚を取り入れた、徹底した行財政改革に取り組みたいと考えております。 その一つとして、本定例会におきまして議案を提案いたしておりますように、私を含みます特別職の給与、退職手当の削減をいたしたいと考えております。民間におきましては業績不振であれば経営者トップが身を切るのが当然でありますし、その覚悟を持って経営に当たります。市政運営におきましても同様の覚悟が必要であり、特別職の給与削減は私の財政改革に対する不退転の決意でございます。 次に、2つ目の課題、市民満足度を向上させる、そして3つ目の課題として市役所をサービス業として経営する、この2点についてですが、市役所は市民の役に立つところと書きます。サービス産業ということです。私は行政とはサービス産業であり、地域経営であると思っております。市民の皆様の声一声一声を大切にし、常に行政サービスを改善していくこと、そのことが私の市政運営の原点と考えております。市政、言いかえればまちづくりにおいては、市民の皆様が主役であります。私はみずからが必要性ややりがいを市民の皆様に問いかけていき、市民主役のまちづくりを追い求めてまいります。具体的には、市役所内部香芝経営会議を創設し、経営感覚市政運営を図ります。また、市民による討議会を創設し、みずからまちづくりに参画していただきたいと考えております。そして、市政の透明性を図る意味でタウンミーティングの開催や事業仕分けも取り入れてまいりたいと考えております。 また、職員がやりがいを持って働ける環境づくり、すべての職員がその能力を最大限に発揮し、市役所の業務は市民のためのサービス業であるという意識改革を積極的に進めるために、職員との直接対話を通して、市民目線に立った市政運営を推し進めてまいります。そして、共有と連帯と創造、これをキーワードに職員とともに私も汗を流してまいる所存であります。 次に、2点目として、「元気な香芝に変える」プロジェクトでございます。課題といたしましては、「住まう街香芝に職場と雇用を創る」でございます。香芝市は全国でもまれな地理的位置の優位性、交通網の充実、都市近郊に残された貴重な自然環境などすぐれたポテンシャルを持つ地域であります。そのため、大都市近郊の住宅都市として急速に進んでまいりました。一方では、地場産業も含めまして産業の空洞化という深刻な問題も抱えております。私は、香芝を元気で活力のある町にしていきたいと考えています。そのために当市の持つ交通環境と地理的優位性を生かした企業誘致や新産業の育成など、できることはどんどん私が先頭に立って積極的に取り組んでまいりたいと考えております。また、企業誘致を推進する組織の編成、また県内トップレベルの優遇制度の創設も検討してまいりたいと考えております。 次に、3点目として、「誰もが住みよい香芝に変える」プロジェクトであります。課題といたしましては、「高齢者にも障害者にも安心して暮らせる街をつくる」でありまして、だれもが住みなれた町で健康で生きがいを持って暮らすことができる社会、これの実現に向け福祉や医療の充実、健康づくりの普及、これはもちろんですが、昨年の東日本大震災や台風12号を踏まえた災害対策、特に災害弱者と言われる高齢者や女性に配慮した防災対策につきましても、ご意見を賜りながら構築してまいりたいと考えております。 また、平成10年から運行しております公共バスにつきましても、市民の皆様より病院やスーパーなどへの自由乗降を初め、さまざまなご意見をいただいてきました。現在、香芝市においては地域公共交通活性化協議会で議論をいただいているところですが、今後は私も本協議会に参加をいたしまして、高齢者や障害をお持ちの方に限らず、だれもが生き生きと暮らし、気軽に外出することができるような安全・安心で便利なまちづくりを推進してまいります。 次に、4点目、「「子育てならかしば」に変える」プロジェクトでございます。課題である子育て支援の向上では、保育所を子育て支援の拠点施設として、だれもが安心して子供を産み育てることができますよう保育時間の拡充など、関係機関と十分に連携を図りまして保育所機能の充実を図ってまいります。また、保育所、幼稚園、学校施設の耐震化につきましても、引き続きまして計画的に推進してまいりたいと考えております。 2つ目の課題、「教育を充実させる」ですが、現在、登下校の子供見守り、校庭の草花の手入れや部活動の指導など、学校支援ボランティアの皆さんを初め多くの地域の皆様より支えていただいております。今後も学校、家庭、地域が一体となった開かれた学校の推進をしてまいります。 また、中学校での完全給食につきましては、食を通じて子供たちの健全な心身をはぐくみ、さらなる食育を進める観点から、早期の実施を目指し、教育委員会や関係機関と十分協議を行いまして、具体的な準備に取りかかれる姿勢を整えてまいります。 子供は地域の宝、香芝の宝であります。少子・高齢化が進む中、将来を託す子供たちの教育と子育ての環境整備は引き続き重要な課題であり、子ども課の設置など環境整備を検討し、すべての子供が目を輝かせて生き生きと育つ町を目指します。 本市は人口増加率の高い、しかも若い世代が多い町でありますが、一部の地域では既に高齢化が進んでいます。近い将来訪れる高齢化に歯どめをかけるためにも、子育て支援、教育の充実をしっかり行い、他市町村の若い世代に、香芝を定住の地として選んでいただけるようなメニューづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 最後の5点目、「「エコファーストかしば」に変える」プロジェクトですが、エコファーストとは何事にも環境を第一にとらえることであり、既に民間企業ではその取り組みがなされております。それぞれの企業がそれぞれの立場で環境保全活動を行うものであり、香芝市も香芝市でできることを掲げ、環境先進都市を目指し、誇れる香芝を実現することといたします。また、太陽光設備を設置された家庭に対しまして、助成する制度も検討してまいりたいと考えております。 以上、申し上げましたこれらの内容は、私の市政運営に取り組む所信の一端ですが、平成24年度香芝市一般会計予算及び特別会計予算は既にご議決をいただいておりますことから、この執行に努めることにし、これらの施策につきましては平成23年度決算の動向や現年度歳入の財源確保の状況等を見きわめながら、今後の定例市議会へのご提案も視野に入れてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 さて、ここで私からことしの夏の本市の節電への取り組みについて、この場をおかりしましてご報告申し上げさせていただきます。 本市においては、昨年より市役所などの公共施設におきまして照明の間引きや冷房温度の28度設定、廊下や昼休み時間の消灯など可能な節電を行ってまいりましたが、これらの取り組みに加え、この夏限定のさらなる節電対策をピーク時、需要電力の削減を目的に実施いたします。 1点目は、関西電力において需要が高まると予測されております夏休み開始直後の7月26と27日、そしてお盆明けの8月20日と21日の4日間においては、本庁2階から5階など一部を閉庁いたします。 2点目は、7月から9月の3カ月間、学校、保育所などを省きまして、昼休みの休憩時間を1時から2時に変更し、電力需要のピーク時の削減を図ります。 3点目は、7月から9月にかけまして、電力消費を伴う職員の時間外勤務につきましても、昨年度比30%減を目標に削減を行う計画でございます。 以上、この夏のさらなる節電対策についてご報告申し上げましたが、何とぞ趣旨をご理解いただきましてご協力を賜りたいと存じます。 最後になりますが、今後市議会の皆様とは率直に話し合い、お互いに知恵を出し合える建設的な関係を築き、開かれた市政を展開してまいりたいと考えております。どうか議員各位におかれましては、今後の市政運営に対し格別のご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、私の市長就任に当たっての所信表明とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(長谷川翠君) 市長の所信表明が終わりました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程5 報第2号 平成23年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、報第2号につきまして議題といたします。 理事者から、議案の提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 報第2号、ただいま提案になりました報第2号平成23年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、繰越明許費として議決いただきました各事業について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。衛生費の保健衛生総務費の保健センター新設事業を初めとする11件の事業につきまして合計7億6,845万円の繰越明許費設定の議決をいただきましたうち7億6,573万8,000円を翌年度へ繰り越しさせていただきました。主な繰越理由といたしましては、関係機関との協議等に不測の日数を要したためでございます。 なお、翌年度繰越額の財源といたしましては、国庫支出金、地方債及び一般財源となっております。 以上のとおり、報第2号につきましての報告を終わりますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないようですので、質疑を打ち切ります。 報第2号については、報告を受理いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程6 報第3号 平成23年度香芝市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、報第3号について議題といたします。 理事者から、議案の提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 報第3号、ただいま提案になりました報第3号平成23年度香芝市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、繰越明許費として議決をいただきました下水道事業について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 都市水環境整備下水道事業の繰越明許費として2,400万円の議決をいただき2,254万4,000円を、五位堂駅前北第二土地区画整理事業における公共下水道事業の繰越明許費として500万円の議決をいただき450万円を、地震対策下水道事業の繰越明許費として1,820万円の議決をいただき1,304万1,000円を、それぞれ翌年度へ繰り越しさせていただきました。 なお、翌年度繰越額の財源といたしましては、既収入特定財源、国庫支出金、地方債及び一般財源となっております。 以上のとおり、報第3号につきましての報告を終わりますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。 下田議員。 ◆11番(下田昭君) 今の件で、目3の地震対策下水道事業費で非常に繰越額がふえておりますけれども、地震対策は急ぐと思うのですけども、これはどのような理由でとまっているのでしょうか。 ○議長(長谷川翠君) 藤岡上下水道部長。 ◎上下水道部長(藤岡優二君) 今回の地震に関するものですが、この分につきましては、マンホールの補助対策工事を行っております。この分につきましては、補助金の追加要望を行いまして2月に交付決定がございました。そのため、それ以降の工事入札になるため繰り越したもので、後年度以降の分を前倒しで平成23年度に契約させていただいて、それを繰り越したという次第でございます。 ○議長(長谷川翠君) そのほかの質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑がないということですので、質疑を打ち切ります。 報第3号については、報告を受理いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程7 報第4号 平成23年度香芝市介護保険特別会計事故繰越し繰越計算書の報告について ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、報第4号についてを議題といたします。 理事者から、議案の提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 報第4号、ただいま提案になりました報第4号平成23年度香芝市介護保険特別会計事故繰越し繰越計算書の報告についての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、平成23年度香芝市介護保険特別会計におきまして、地方自治法第220条第3項ただし書きに規定されます事故繰越を行いましたので、同法施行令第150条第3項の規定により報告するものでございます。 介護保険システム改修事業として302万8,068円の支出負担行為を行いましたが、平成23年度内に支出が終わりませんでしたので、当該事業に係る予算302万9,000円を翌年度に繰り越したものでございます。 なお、翌年度繰越額の財源といたしましては、一般財源及び国庫支出金となっております。 以上のとおり、報第4号につきましての報告を終わりますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しましての質疑をお受けいたします。 中村議員。 ◆9番(中村良路君) 説明書きでは制度改正の遅延によりと書かれておりますが、具体的にどのような制度改正があって、このような繰り越しになったのかお聞かせください。 ○議長(長谷川翠君) 新居保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(新居隆君) 制度改正ですが、平成24年度から第5期介護保険事業計画ということで、3年間を第5期事業計画として改正するという介護保険法の改正でございます。その内容につきましては、診療報酬等さまざまなサービスの変更がございます。この繰り越しにつきましては、当初国で繰り越しができないというような通知がありましたが、3月議会が終わった後に繰り越しできるということがございましたので、事故繰越として繰り越しさせていただいたということです。 ○議長(長谷川翠君) そのほかの質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないようですので、質疑を打ち切ります。 報第4号につきまして、報告を受理いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程8 報第5号 平成23年度香芝市水道事業会計予算繰越計算書の報告について ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、報第5号につきましてを議題といたします。 理事者から、議案の提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 報第5号、ただいま提案になりました報第5号平成23年度香芝市水道事業会計予算繰越計算書の報告についての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、水道事業会計予算の建設改良費繰り越しをいたしましたので、同条第3項の規定により報告するものでございます。 奈良県が施行する奈良西幹線工事遅延により、当該幹線に随伴する北今市奈良西幹線送水管布設工事の第4工区におきまして864万4,350円を、同第5工区におきまして439万50円の合計1,303万4,400円を翌年度へ繰り越しさせていただきました。 なお、繰越額の財源につきましては、損益勘定留保資金でございます。 以上のとおり、報第5号につきましての報告を終わりますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しましての質疑をお受けいたします。 質疑ありませんでしょうか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑がないということですので、質疑を打ち切ります。 報第5号については、報告を受理いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程9 報第6号 権利の放棄の専決処分の報告について ○議長(長谷川翠君) それでは、日程に従いまして、報第6号についてを議題といたします。 報第6号につきましては、個人情報保護の観点から秘密会で審議をいたしたいと思います。秘密会とするためには、地方自治法第115条の規定により出席議員の3分の2以上の賛成を必要といたします。討論を行わないで決定することになっております。 それでは、秘密会で審議することについて採決をいたします。 秘密会とすることに賛成の方の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 ○議長(長谷川翠君) ただいまの賛成者は16名、3分の2以上でございます。したがいまして、本案につきましては秘密会で審議をすることに可決をされました。 それでは、秘密会として議案の審議に入りたいと思います。 まことに恐縮ではございますが、議員、理事者以外の傍聴の方におかれましては、香芝市議会傍聴規則第9条によりまして、ご退場くださいますようお願いを申し上げます。 それでは、秘密会を開きます。              (午前10時30分秘密会に入る)              (午前10時41分秘密会を終了する) ここで暫時休憩といたします。              午前10時41分 休憩              午前10時56分 再開 ○議長(長谷川翠君) それでは、休憩を解いて再開をいたします。 先ほどの報第6号を審議し、報告を受理いたしました。 お諮りをいたします。 先ほどの秘密会の議事の記録につきましては、香芝市議会規則107条の規定によりまして、公表しないということにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないようですので、そのとおりに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第10 報第7号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について △日程第11 報第8号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について △日程第12 報第9号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について ○議長(長谷川翠君) ここでお諮りをいたします。 日程10、報第7号から日程12の報第9号については、一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんでしょうか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議なしということですので、報第7号から報第9号を一括議題といたします。 理事者から、提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) ただいま提案になりました報第7号、報第8号並びに報第9号の損害賠償の額の決定の専決処分の報告についての議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 まず、報第7号につきましてでございます。 本案は、印鑑登録申請手続に起因して発生した事故の損害賠償額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により平成24年3月28日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 次に、報第8号についてでございます。 本案は、公用車の運行に起因して発生した自動車事故の損害賠償額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により平成24年4月25日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 次に、報第9号についてでございます。 本案は、公用車の運行に起因して発生した自動車事故の損害賠償額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により平成24年4月26日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 以上のとおり、報第7号から報第9号までにつきましての報告を終わらせていただきますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。 芦高議員。 ◆16番(芦高省五君) 報第7号、報第8号、報第9号等々につきまして、若干聞きますけれども、印鑑を床に落として破損したり、車のギアの入れ間違いとか、本来考えられないようなことが職員の間で起こっているということについて、香芝市の職員として怠慢という言葉はきついかもわかりませんけれども、その辺はどうなったのかということを聞きたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 当麻企画部長。 ◎企画部長(当麻俊弥君) 当然、事故という部分につきましては、なくすという方向で研修というのは行っております。ただ、こういう事故につきまして、今後についても実地研修というのですか、そういう部分も含めて啓発していくという方向で進めたいと思っております。 ○議長(長谷川翠君) 芦高議員。 ◆16番(芦高省五君) 市で払っておられる損害額については1万8,000円、34万円、37万円ということで、高額の分もあれば少額の賠償額もあると思いますけれど、やはりこれは大いに注意していただいて、今後このようなことが起こらないように最大限努力もしていただきたいということで、これはあくまでも要望ということで終わっておきます。よろしくお願いしておきます。 ○議長(長谷川翠君) 下田議員。 ◆11番(下田昭君) 私もこの三十数万円というような車の補償ということは非常に大きな事故だと思うのです。公用車で仕事をされている自転車撤去とかというようなものは、運転手1人ではないと思うのです。助手の方もおられると思うのです。2名から3名で、どういう仕事をされているのかお聞きしたいのです。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) 下田議員ご指摘のように、たびたびこのような事故を起こしまして大変申しわけなく思っております。助手の仕事と申しますのは、ごみ収集するときには当然おりて後方確認をしたり、そういう形での指示はしているわけですが、今回の事故はバックするときにおりないで、運転手の指示だけでバックして当たった事故でございます。今後は、このようなことのないよう十分注意を払っていきたいと存じておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) 下田議員。 ◆11番(下田昭君) 収集センターとかいろいろなところで職員を見させていただいているのですけども、何回言っても研修をしているとか、いろいろ注意しているとかというような問題ではなしに、その相手方の身になれば、三十数万円といえばかなり高額です。やはりそういうことを考えて、必ずおりるというような形で、バックは決めなかったら、これは直らないと思うのです。3万円、4万円ぐらいの事故から、だんだんとランクが上がり、丸が1つつくような事故になっていると思います。これがもし人の場合は、司法がなかへ入って大変なことになると思うのです。そういう意味では、同じ職員でもそういうようなことがあれば、ほかの職員も心外だと思うので、この点は重々注意してもらわないといけないと思う。その点、部長、最後にお願いします。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) ただいま下田議員がご指摘のように、今後は助手がバックするとき、あるいは注意を払うときには必ずおりて後方確認なりサイド確認するよう私のほうから指示命令いたしますので、よろしくご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) 河杉議員。 ◆14番(河杉博之君) 今の部長の答弁であれば、これは今回久しぶりではないですよね、毎議会のごとく出ていますよ。私は同じような答弁を聞いているのです。これを明確にしたいのですけれど、報第8号は3月19日、それから報第9号は2月3日、これは12月議会の後ですね。12月議会にはこういう報告はなかったですか。そのときの答弁はどうされていたか。 余りにも毎回出てきて、下田議員もおっしゃいましたけど、金額が大きくなって、私は前回も人身になったらどうしますかという話もさせていただきました。それで検討する、指導するという話です。 結局、助手がおりていなくて事故を起こしている、このやりとりの繰り返しを毎回議会でするのかどうかというのを改めて報告いただかないと、報告だから保険でかかっているからいいわという話ではないというのが1点と、もう一つは報第7号で印鑑落とされた、これは人間のやることなので、そういうミスもあるでしょうというのはいいのですが、この1万8,980円というのは、印鑑代ではないかなというような金額ですけど、この方が印鑑登録をするということは、この後に印鑑登録を使って何かをするということに対して、支障はなかったのかどうなのか、その辺の話し合いまで全部したのかどうかというのもあわせてご答弁いただけますか。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) まず印鑑の件ですが、この方は市民課へ印鑑登録に来られて、その印鑑を職員が預かるときに落としてしまって、一部が破損したということで、ご本人とはお話をさせていただき、納得されるように印鑑を改めてつくっていただき、その後の支障はないということでございます。 収集センターの交通事故ですが、12月にも専決処分の提出をさせていただきました。そのときも、今後は事故防止の対策を徹底するように答弁申し上げました。私も大変心苦しいですが、今後は私も一生懸命に職員の指導の徹底を図ってまいりたいと、このように思う次第でございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) 河杉議員。 ◆14番(河杉博之君) 別に石田部長が憎くて言っているのではないので、ただ本当にこれは毎議会ごとに出てきている、聞くのも嫌になるぐらいの話になっているのです。これは正直なところ、議長に提案させていただいたらいいのかよくわかりませんけども、それこそ先ほどの秘密会ではないですけれど、職員の名前を公表することはないとは思いますけれども、その一覧表を出せとか、またどういう指導をしているのか、今までやったことのスケジュール、それからこれから本当にどうするのかというスケジュール、どういうことをやるのか、これは人身に至る前までにできることはしっかりやらないといけないという話になるのであれば、この研修というものを明確に、それこそ第三者機関を使ってもやっていかなくてはいけなくなるのではないかという気がするぐらい、ここ二、三年ですごい量になっていませんか。その辺の明確さがないのに、毎回報告だけで、保険で終わっているという話にしかとれなくなってきている回数になっているのですが、その辺はどうお考えですか。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) ただいまのご指摘ですが、3年ほど前から定期的に研修は行っておりますが、このような事故が起こったということは、私も非常に遺憾と考えているところでございます。今後におきましても、私から再度このような事故が起こらないよう交通事故防止の意識の高揚、安全運転の徹底を行いながら、公用車事故の絶無に努めてまいりたいと、このように思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) 河杉議員。 ◆14番(河杉博之君) 職員の方も大変なご苦労で、特にごみ収集とかなりますと、時間的な問題もあって、前も言わせていただきましたけど、私のほうが提案として申し上げるのはどうかと思うのですが、どのようにするかはまた議長にお任せしますが、先ほど申し上げたように、今までの研修内容とか、これからの研修スケジュールとか、3年前からやっておられて成果が出ないのであれば研修先を変えるとか、その辺のしっかりとした提案をしていただかないと、新任の市長になられてまた事故が起きたというわけにもいかないと思いますので、その辺は理事者側からの提案をしっかりしていただきたいと思います。もう3回目ですから、これで終わりますけど、よろしくお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) 河杉議員からもご提案がありましたので、担当部長に申し上げます。今までの研修内容、それから今後の研修計画につきまして議会に報告、提出を求めます。よろしくお願いをいたします。 堀川議員。 ◆3番(堀川和行君) 今の件に関連して話をさせてもらうのですけれども、個別案件で指導を徹底していただきたいと思うのです。事故の損害賠償というのは、車を多く乗れば乗るほど事故の発生率というのは高くなるので、この損害賠償の決定自体が、例えば10対0と、また9対1というのでも載ってくると思っているのですけども、その辺の認識はいかがでしょうか。こちらが悪くなかったというか、1割程度の負荷があって、相手側が9割悪いということでも上がってくるという認識でよろしいでしょうか。その辺はいかがでしょうか。答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) 9対1であろうと、10対0であろうと、それは当然私のほうが悪いときは必ずここに上がってまいります。 ○議長(長谷川翠君) 堀川議員。 ◆3番(堀川和行君) 先ほどの議論も踏まえて個別案件をしっかりと精査したうえで、その過失割合を見ながら、研修等を進められればいいのではないかと思いますので、その辺提案とさせていただいて発言を終わります。 ○議長(長谷川翠君) 提案ということで、石田部長よろしくお願いいたします。 そのほかの質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないということですので、質疑を打ち切ります。 報第7号から報第9号について、報告を受理いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程13 承第3号 平成24年度香芝市介護保険特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告及び承認について ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、承第3号について議題といたします。 理事者から、議案の提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) ただいま提案になりました、承第3号平成24年度香芝市介護保険特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告及び承認についての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、平成23年度香芝市介護保険特別会計の収支不足額を本年度予算の繰上充用金で補てんするため、地方自治法第179条第1項の規定により平成24年5月31日に専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求めるものでございます。 補正の内容は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,520万円を追加し、歳入歳出予算の総額を34億820万円にするものでございます。歳出の内容は、繰上充用金1,520万円を増額するものでございます。歳出の増額による歳入におきましては国庫支出金で400万円、支払基金交付金で720万円、県支出金で400万円を増額するものでございます。慎重ご審議のうえ、原案にご承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しましての質疑をお受けいたします。 下田議員。 ◆11番(下田昭君) 今の提案説明理由ですけども、繰上充用の金額が1,520万円ということで計上されておりますが、前年度までやられた第4期計画は結局赤字に終わったということで、第5次計画の基金のほうから持ってこられたと思うのですけども、最大の赤字になった原因はどういうことですか。 ○議長(長谷川翠君) 新居保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(新居隆君) 介護保険関係の赤字の原因ですが、大きく分けまして2つの原因がございます。1つは今回の歳入の不足に至った原因として、高齢化等に伴いまして介護給付費が前年度に比べまして増加したというところが大きく1つ挙げられます。 また、介護保険制度の主な財源であります支払基金からの交付金と、国・県・市からの負担金、これにつきましては前年度と現年度の上半期の実績に基づいて概算交付されるということになっておりますが、平成23年度の概算交付額が介護給付費に対する実績額よりも大きく下回ってしまったという、この2つの要因によって歳入の不足が出たというところでございます。 ○議長(長谷川翠君) 下田議員。 ◆11番(下田昭君) ただいま部長から赤字になった原因というような形で高齢者の増加、あるいは国・県・市からの負担金の減少ということも考えられますけども、第5期計画は平成24年、平成25年、平成26年度は、それを見越して今回値上げをされたわけです。奈良県の他市では、基金がたくさんあって値下げされたところもあるわけです。やはりそういうこともあるのですが、今回、第5次計画から基金を食いつぶすということは、第5次計画の基金はどのような状態になっているのですか。 ○議長(長谷川翠君) 新居保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(新居隆君) 基金のことですが、本市におきましては平成22年度に7,600万円程度の基金がございましたが、平成23年度におきましてはほとんどないという状況になっております。 この第5期事業計画、平成24年度につきまして基金をどうするかということですが、一般的に基金と申しますのは、平成24年、平成25年、平成26年、この第5期事業計画の3年間のなかで歳入の増加、これは収納率の向上と、また歳出の減少ということで介護保険の適正化事業、これを強力に推し進めていく、また介護予防事業を進めていくことによりまして介護サービス費用を抑えるということを努力いたしまして、歳入より歳出を抑えるということで基金を確保していくということが、介護保険制度の中では求められていることであろうと考えております。これにつきましては3月議会でも論議されましたが、このような状況のなかで前期の第4期の基金がなくても第5期事業計画の中で、先ほど申しましたような事業を通じて基金をつくっていくというような考えを持っておるところです。 ○議長(長谷川翠君) 下田議員。 ◆11番(下田昭君) この件に関しまして市長にお聞きしたいのですけども、先ほどの所信表明でもおっしゃっていましたように、高齢化がふえていくということは、非常にこういう費用がかかってくるわけです。そのために貯金というような形で基金をつくりたいわけです。その点、例えば第5次計画で検討していくとか、基金をつくるためにまた見直すとかというような考え方はどうですか。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 今申されたとおり、これから財源等の精査は始まっていくと思います。今申されたとおり、ますますふえるそういった支出についての検討を始めて、現状に即した形に変えていきたいと考えております。 ○議長(長谷川翠君) そのほかの質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑がないということですので、ここで質疑を打ち切ります。 お諮りをいたします。 本案につきまして、簡易採決により原案のとおり決することに、ご異議ございませんでしょうか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないということですので、承第3号につきまして原案のとおり承認をいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程14 議第27号 香芝市手数料条例等の一部を改正することについて
    △日程15 議第28号 奈良県後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更することについて △日程16 議第29号 香芝・王寺環境施設組合規約の一部を犯行することについて ○議長(長谷川翠君) ここでお諮りをいたします。 日程14、議第27号から日程16の議第29号については、会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略し、一括議題といたしたいと思います。ご異議ございませんでしょうか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないようですので、議第27号から議第29号につきまして委員会付託を省略して一括議題といたします。 理事者から、議第27号から議第29号の提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) ただいま提案になりました議第27号、議第28号並びに議第29号の議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 まず、議第27号香芝市手数料条例等の一部を改正することについてでございます。 本案は、住民基本台帳法の一部を改正する法律並びに出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律の施行により外国人登録法が廃止されることに伴い、香芝市手数料条例、香芝市印鑑条例及び香芝市認可地縁団体印鑑登録及び証明に関する条例の3条例におきまして規定整理を行うものでございます。 主な改正点ですが、条例規定から外国人登録法及び外国人登録証明書の用語の削除を行うものでございます。 なお、本条例は法律の施行日である平成24年7月9日から施行するものでございます。 次に、議第28号奈良県後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更することについてでございます。 本案は、出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律の施行により、外国人登録法が廃止されることに伴い、奈良県後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更したいので、地方自治法第291条の11の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。 改正内容につきましては、外国人登録原票の用語の削除を行うものでございます。 なお、変更後の規約の規定は、平成25年度以後の市町村負担金について適用するものでございます。 次に、議第29号香芝・王寺環境施設組合規約の一部を変更することについてでございます。 本案は、出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律の施行により、外国人登録法が廃止されることに伴い、香芝・王寺環境施設組合規約の一部を変更したいので、地方自治法第209条の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。 改正内容につきましては、外国人登録原票の用語の削除を行うものでございます。 なお、変更後の規約の規定は、平成25年度以降の分担金について適用するものでございます。 以上、議第27号から議第29号までにつきましての説明を終わらせていただきますが、何とぞ慎重ご審議をいただきまして、原案可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しましての質疑をお受けいたします。 中山議員。 ◆4番(中山武彦君) この3案につきましてお伺いいたしますが、まず印鑑登録等の条例関係でございます。この外国人登録法の関係で廃止されまして、住民票も作成されるということですが、メリットとしては外国人の方が世帯主となった住民票をつくれるというのがあって、独自でも二重登録のようなことがなくて合理的にできると思うのです。これについて事務費等は、今までは外国人登録ということでもらっていたように思うのですが、この点については香芝市の負担というのは、どのようになるのかというのを1点お伺いしたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) 事務の負担ということでよろしいですか。詳しい積算は出していませんが、以前は外国人登録の関係では国から補助金をもらっていましたが、これに変わってから一切補助金はございませんので、市の単費で行っていかなければならない。まだ詳しい積算はしておりませんので、その辺のご理解をお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) 中山議員。 ◆4番(中山武彦君) 7月9日から業務が始まるということで、今の陣容でやられるということだと思うのですけど、予算的なことは今後精査していただきたいと思いますけど、例えば印鑑登録は何件ふえるとか、そういうことも一切やってないということと今理解するのですけども、研修的にどんな業務がふえるかということですね、その点についてしっかりやっていただきたいと思います。 引き続き聞きますけど、これによる住民票の作成というのは自動的に、要は窓口に来ていただかなくてもやるのか、入国管理局から書類は確認をされるというふうなことも聞いているのですが、これが漏れるようなことはないのかということを伺いたいと思います。当分の間は外国人の登録票とあわせて並行してやると聞いているのですが、この在留カードというのですか、そういうのももらえると思うのですけども、この住民票とか住基カードの移管というものが、スムーズにいくのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) 住民票の交付ですが、5月の中旬に仮住民票を送付しております。それに基づいて、もし間違いがあれば市役所へ連絡していただくように通知して案内をしています。来られていない方につきましても、再度、市役所から通知し来ていただくようになっております。 ◎市民生活部長(石田善彦君) 中山議員。 ◆4番(中山武彦君) 事前にやっているということですけど、これについては、ここにも2つ関連した後期高齢者の分とか、これは行政の事情でこういう改正があるけど、児童手当とか国民健康保険とか、いろんなものがこの住民票のなかに外国人の方については記入されるというふうに聞いているのです。 いろんな給付も課税もあるし、いろんな情報が載ると思うのですけど、この辺スムーズにいくように、例えば行政書士会とか入管局との協力関係をしっかり結んでいただきたいのですけど、その点については大丈夫でしょうか。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) 当面は永住証明書というのが今までも出たと思うのですが、それは当分の間使えることになっています。入国管理局におきましても、中・長期滞在の方については入国管理局で在留カードは交付されますので、当然、連携はとるようにしています。 ○議長(長谷川翠君) そのほかの質疑お受けいたします。 池田議員。 ◆2番(池田英子君) 議第27号、議第28号、議第29号、それぞれ一括でお伺いしたいと思います。 今回、住民基本台帳への書きかえということだと思うのですが、このなかで在留資格を有しない外国人の方に対して、どのような扱いになるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) 在留資格ができないといいますのは、短期に入国されている3カ月未満の方でございます。その住民票は当然つくれません。 ○議長(長谷川翠君) 池田議員。 ◆2番(池田英子君) 継続の申請がおくれたりした場合、その人たちはどうようになるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 石田市民生活部長。 ◎市民生活部長(石田善彦君) 手続がおくれましても、国で十分その期間は余裕を持っていますので、それはないものと思っております。 ○議長(長谷川翠君) 池田議員。 ◆2番(池田英子君) わかりました。やはりそういうおくれた方に対しても基本的な人権が損なわれないように、また、医療や教育にも配慮していただきたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 池田議員の要望ということで、担当のほうで受けていただくということでよろしいでしょうか。 石田部長、よろしくお願いします。 そのほかの質疑はございませんでしょうか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) それでは、質疑を打ち切ります。 お諮りをいたします。 議第27号につきまして、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないようですので、議第27号につきまして原案のとおり可決いたします。 次に、議第28号について、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないようですので、議第28号について原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りをいたします。 議第29号につきまして、簡易採決により原案のとおり決することに異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 異議ないということですので、議第29号について原案のとおり可決いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程17 同第3号 香芝市副市長の選任につき同意を求めることについて ○議長(長谷川翠君) 続きまして、同第3号を議題といたします。 理事者から、提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) ただいま提案になりました、同第3号香芝市副市長の選任につき同意を求めることについての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、平成24年6月3日より欠員となっております副市長の職について、人格、見識ともにすぐれた鎌田裕康氏を副市長と選任したいので、地方自治法第162条の規定に基づきまして議会の同意を求めるものでございます。慎重ご審議のうえ、原案にご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。 中村議員。 ◆9番(中村良路君) ことにつきまして、鎌田部長が副市長に任命されるということですが、その他ひな壇には座っておられます部長さんもたくさんおられますが、その中で鎌田部長を最適任者と選ばれた理由について、市長からお答え願いたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 今の質問ですが、私の少ない人脈ではございますが、いろいろな方々とご相談を申し上げ、そしてさらには本人様とも面談をさせていただき、先ほど申しましたように経験、見識ともにすぐれている方だと私は判断をいたしました。 ○議長(長谷川翠君) 中村議員。 ◆9番(中村良路君) 決して鎌田部長がだめだとか、そういう問題で質問させていただいたわけではないので、その辺ご理解をしていただきたいと思います。部課長、優秀な方がたくさんおられるなかで、なぜかなというところを聞かせていただいたところでございます。 ○議長(長谷川翠君) そのほかの質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないようですので、質疑を打ち切ります。 お諮りをいたします。 本案につきまして、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないということですので、同第3号については原案のとおり同意をいたします。 ただいま同意をいただきました鎌田裕康氏が本会議場におられますので、ここでごあいさつをお受けしたいと思います。 鎌田裕康氏、ごあいさつをどうぞ。 ◎都市建設部長(鎌田裕康君) ただいま議員各位には格別なるご厚情を賜りましたなか、副市長選任案件に同意いただきましたこと、心から厚く御礼を申し上げます。私は今香芝市の置かれている現状、そして今後の課題、そしてその香芝市にあって副市長という重責を担当させていただくこと、これを考えますと、今さらながら身が引き締まる思いでございます。 今後は、吉田市長が掲げられました全国に誇れるまちづくり、元気で人に優しいまちづくりに微力ではございますけれど職員の皆さんの先頭に立ち、ともに汗をかき、そして課題を共有し、連帯して事に当たり、常に創造の視点を持って課題にチャレンジしてまいりたいと考えております。 議員各位には、大変ふつつかな私ではございますけれど、何とぞ以前に増しましてのご指導とご鞭撻を賜りますこと、切にお願い申し上げまして、簡単ですけれど御礼とごあいさつにかえさせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手) ○議長(長谷川翠君) 鎌田氏におかれましては、これまでの経験を十分に生かされ、香芝市発展のためにご尽力をいただきますようお願いを申し上げます。どうぞよろしくお願いをいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程18 同第4号 香芝市公平委員会の委員の選任につき同意を求めることについて ○議長(長谷川翠君) 続きまして、同第4号を議題といたします。 理事者から、提案理由説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) ただいま提案になりました、同第4号香芝市公平委員会の委員の選任につき同意を求めることについての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、辞職されました吉村完治委員の後任といたしまして、浅越保氏を公平委員会の委員として選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき議会の同意を求めるものでございます。 なお、本人は人格、見識とも高く、公平委員会の委員にふさわしい方ですので、何とぞ原案にご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しましての質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないようですので、質疑を打ち切ります。 お諮りをいたします。 本案につきまして、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないようですので、同第4号については原案のとおり同意をいたします。 それでは、暫時休憩に入ります。              午前11時43分 休憩              午後1時01分 再開 ○議長(長谷川翠君) それでは、休憩を解いて再開をいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程19 理事者提出議案提案理由説明 ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、理事者から議第25号、議第26号、議第30号につきまして提案理由の説明を求めます。 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 提案いたしております議案につきまして、提案理由の説明を申し上げてまいりたいと思います。 まず、議第25号香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、本市の厳しい財政状況を踏まえ、市長、副市長の給与月額及び退職手当の減額を行うため、本条例の一部を改正するものでございます。 今回の改正案につきましては、本市の財政状況をかんがみ、財政改革に対して不退転の決意で取り組む姿勢を示すものであり、財政指標が改善されれば、給与の上方修正を提案させていただきたいと考えております。そういったことから、減額の期間を平成25年9月30日までとしております。 改正内容につきましては、市長の総額月額を44万円に、副市長の給与月額を37万5,000円にそれぞれ減額するものでございます。 次に、議第26号香芝市税条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律が平成24年3月31日に交付されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 改正内容につきましては、年金受給者の申告手続の簡素化の観点から、寡婦控除を受けようとする場合の申告書の提出を不要とするものでございます。 次に、議第30号公共下水道工事(12-補1-3)請負契約の締結についてでございます。 本案は、公共下水道工事につきまして、契約金額1億9,929万円で株式会社奥村組奈良営業所所長朝日務との工事請負契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 以上、条例の一部改正、工事請負契約締結の3議案でございます。何とぞ慎重にご審議をいただきまして原案可決賜りますようお願い申し上げます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程20 理事者提出議案総括質疑 ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、説明を受け質疑に入るわけですが、なお各委員会に付託を予定しております議案につきましては、所属委員会の各議員の質疑はできるだけご遠慮を願いたいと思います。 それでは、総務財政委員会に付託を予定しております、議第25号につきましての総括質疑をお受けいたします。 中村議員。 ◆9番(中村良路君) 第25号の特別職の給与についてですが、この訂正された部分につきまして87万5,000円と訂正をされておる、それを44万円ということですが、もともと先ほどの市長の所信表明のなかにもありまして、私はその金額が半分という認識をしておりますが、87万5,000円の金額から半分ということとなれば、少し多いのではないかと思いますが、市長の公約はたしか半分というふうに私は聞いておりますが、その辺はどうでしょう。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 現本則の88万円をもとに、50%の削減という考えで皆様にご提示させていただきました。何とぞご理解いただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) 中村議員。 ◆9番(中村良路君) 本則88万円ということですが、この記載されているとおりから見れば、87万5,000円の50%ということにはならないのかと思いますが、87万5,000円の半額ではいけないのでしょうか。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 金額の増減についてちゅうちょするわけではございませんが、私は本則88万円のところからの50%減で皆様方にご提案したい、このように思っております。何とぞご理解いただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) 中村議員。 ◆9番(中村良路君) 我々は当然本則と附則ということで理解は十分できると思いますが、一般市民がこのように見れば、87万5,000円ということで50%が44万円とはどうしても考えられないということを思われたときに、どういうイメージを持たれるのかと、そういう思いで発言をさせてもらったわけですが、本来88万円が本則というのですが、改めることはできないのか、再度、答弁をお聞かせいただいて終わります。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 繰り返しになりますが、私の考えにつきましては、本則88万円からの50%減であるというところでご理解を賜りたいと思いますし、これをもって財政改革に取り組む不退転の決意だとご理解いただけたらと思います。 ○議長(長谷川翠君) そのほかの質疑をお受けします。 下田議員。 ◆11番(下田昭君) 市長にお聞きします。今回、議案の訂正を求められましたが、議第25号は市長の公約されていた給与50%、退職金50%の提案だと思うのですけれども、今月21日の某新聞の記事では、広報のパンフレットには給与を50%カットと書かれていたことについて、吉田市長は取材に対し、限られた文字で文面では十分に表現できてなかったと説明されています。そこで、2010年6月までの本則100万円を12%カットしたことには、私としては納得できないという判断をしております。そして、50%まで引き下げるとし50万円にした。自分自身は公約違反と思っていないと釈明されました。さらに、退職手当査定基礎額も改正後の給料月額を退職手当算定額とすると掲載されていますが、これは市長の言葉としては間違いございませんか。新聞に載っていた件ですけど。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 申し上げたことに相違はありません。私は、当初前市政4年間の削減推移について問題にしてまいりました。当初本則100万円を12%減され、そして今回私が選挙で申し上げてきたものは、それを50%まで下げるということでございました。しかしながら、一方で現本則より50%を削減するべきではないかという、2つの理解が存在したことも事実でございます。私はその2つの理解を1つにする努力が必要と感じました。私はそのためにちゅうちょすることなく、1つの理解を求めるための判断に至ったというわけでございます。 ○議長(長谷川翠君) 下田議員。 ◆11番(下田昭君) 今月21日の某新聞の朝刊には、来年9月の決算の数値をもとにして考えていきたいということは書かれておりますけれども、来年9月ということは、今年度の予算が執行されます。その場合には、市長の思いが今のところこの予算には入ってないわけです。平成23年度の前市長のものを、全力投球で執行するとおっしゃっていました。その結果を見るということになれば、市長の思いの入っているというのは考えられないのですけど、その点はどうでしょう。それで見て、失礼ですけども1億円黒字が出たということで、もとへ戻すというようなことを考えておられるのかどうかもお聞きしたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) まず、市政に私の予算が反映されていないというところですが、これからまだ私が補正も含めて出させていただくことがございますので、そこはすべて前市政の継続というところではないかと思っております。 そしてもう一つ、9月ということで申し上げました原因は、9月において1年間の報告、数値について、議会の皆さんとも共有をしていきたい、このように思っています。そして、そのなかで数値的に上方修正があれば、もちろん上方修正も考えますが、厳しい結果になれば下方修正もあるという、こういった決意で臨んでいるということを申し上げたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 下田議員。 ◆11番(下田昭君) 3点目ですけども、1点目のときに2010年6月までの本則100万円を12%カットしたということは、私たちは納得できないと判断されております。そして、50%引き下げて50万円にしたと発言されております。本則100万円を12%カットに対し市長が納得していないので50%まで下げたというのであれば、今回の条例改正で提案の金額は別として、本則をそういうように提案されるということは考えられないのですか。 それから、2点目について、退職金ですけど、査定基礎額のただし書きの削除で退職金の50%というように見えますが、この附則の改正には平成24年8月から平成25年9月30日までの間というようなことが書いておりまして、期間が設けられております。退職金といえば、条例の第6条の退職手当というところに特別職の職員が任期満了したとき、または退職したときにその者に支給するとなっております。この期間とは全く関係ないわけです、来年の9月30日までということは。そうした場合、退職金については削減の提案はないわけですけど、その点はどうですか。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) まず、1点目の附則でなく本則をさわらない理由はなぜかということですが、先ほども言いましたように私は民間の出身でございます。経営の数値のいかんによっては、やはり上方修正もあるが下方修正もあるという覚悟で、私はこの財政改革に取り組んでいきたいと思っております。したがって、1年単位の実行または報告をしていくためには附則での対応をしてまいりたいという判断をいたしました。 もう一点は、退職金ですが、もちろん現段階で本則の半減ということを申しておりますので、当然最終退職金につきましても、現本則のとおりの退職金額になると認識しております。 ○議長(長谷川翠君) そのほかの質疑をお受けいたします。 小西議員。 ◆12番(小西高吉君) 議第25号について、1点お伺いいたします。 先ほど市長からも述べられていますが、財政の改善のときは引き上げることもあり得ると、悪いときはこれ以上にも下げる可能性があるということで申されていますが、その数値目標というのは具体的にはあるのでしょうか。 ○議長(長谷川翠君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 一般的には実質公債費比率、そして将来負担比率というふうな考え方があろうかと思います。現在、実質公債費比率は22.6%、一般的には18%までというところが恐らく健全数値であろうという感じはいたしますが、将来負担比率につきましてもこの2点、単年度で大きく改善できるとはなかなか厳しい内容だと思っております。したがって、先ほども申しましたように、土地開発公社などの負債につきましても、今後出てこようかと思います。今後そういったことも踏まえて、新たに達成するべき健全化目標を皆様にご提示させていただきたいと、このように考えております。 ○議長(長谷川翠君) そのほかの質疑はございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないようですので、議第25号につきまして質疑を打ち切ります。 次に、議第26号につきまして総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないようですので、議第26号につきまして質疑を打ち切ります。 以上で、総務財政委員会に付託を予定しております、理事者提出議案の総括質疑を打ち切ります。 続きまして、建設水道委員会に付託を予定しております、議第30号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑ないようですので、議第30号の質疑を打ち切ります。 以上で、建設水道委員会に付託を予定しております、理事者提出議案の総括質疑を打ち切ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程21 理事者提出議案委員会付託 ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、理事者提出議案委員会付託を行います。 議第25号、議第26号の2議案については総務財政委員会、議第30号議案につきましては建設水道委員会に付託をすることにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないようですので、それぞれの委員会に付託をすることを決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程22 意見書第2号 「防災・減災ニューディール」による社会基盤再構築を求める意見書(案) ○議長(長谷川翠君) 日程に従いまして、意見書第2号を議題といたします。 提出者から、提案理由説明を求めます。 中山議員。 ◆4番(中山武彦君) それでは、意見書第2号「防災・減災ニューディール」による社会基盤再構築を求める意見書(案)につきまして、提案理由を申し述べます。 意見書(案)の文面の読み上げにかえさせていただきます。 1960年代の高度経済成長期から道路や橋梁、上下水道など社会資本の整備が急速に進みました。高度経済成長期に建築されたものは、現在、建築後50年を迎え、老朽化が進んでいます。国土交通省の道路橋の予防保全に向けた有識者会議は、提言の中で2015年には6万橋が橋齢40年超となり、建築後50年以上の橋梁が2016年には全体の20%、2026年には同47%と約半数にも上る現状を提示、経年劣化により劣化損傷が多発する危険を指摘しています。今後、首都直下型地震や三連動(東海・東南海・南海)地震の発生が懸念される中で、防災性の向上の観点からも社会インフラの老朽化対策は急務の課題と言えます。 災害が起きる前に老朽化した社会資本への公共投資を短期間で集中的に行うことによって、全国で防災機能の向上を図ることができます。と同時に、それは社会全体に需要を生み出すこともできます。つまり防災、減災と経済活性化をリンクさせた諸施策の実施が可能なのです。 一方、景気、雇用は長引くデフレと急激な円高によって極めて厳しい状況が続いており、そのために必要な政策が需要の創出です。そこで、公共施設の耐震化や社会インフラの再構築が雇用の創出に必要な公共事業として潜在的需要が高くなっていると考えます。 よって、政府におかれては、国民と日本の国土を守り、安全・安心な社会基盤を再構築するため、防災・減災対策としての公共事業を緊急かつ集中的に行い、経済の活性化や雇用創出に資する防災対策の実施を強く求めます。 記。 一、道路や橋梁、上下水道、河川道、港湾など老朽化が進み更新時期が近づいている社会インフラを早急に点検、特定し、維持、更新のための公共投資を積極的かつ集中的に行うこと。 一、電気、ガス、水道、通信などのライフラインの共同溝化、無電柱化を促進し、都市の防災機能の向上を図ること。 一、地域の安全・安心のために学校等の公共施設や病院、介護等の社会福祉施設など地域の防災拠点の耐震化及び防災機能の強化を推進すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。委員諸公のご審議、慎重によろしくお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) ただいまの説明に対しましての質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) 質疑を打ち切ります。 お諮りをします。 本案につきまして、建設水道委員会に付託をしたいと思いますが、ご異議ございませんでしょうか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(長谷川翠君) ご異議ないようですので、本案につきましては建設水道委員会に付託いたします。 以上で、本定例会に付議をされました案件の審議は全部終了をいたしました。 27日は総務財政委員会、29日は建設水道委員会が日程となっております。所属委員の皆様方には各委員会の付託案件につきまして、慎重審査をよろしくお願いを申し上げます。 また、7月4日と5日の両日は一般質問が日程となっておりますので、議員諸公の格段のご協力をよろしくお願いをいたします。 本日は、これにて散会をいたします。 ご苦労さまでございました。                               閉議 午後1時26分...