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09月15日-02号

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  1. 香芝市議会 2009-09-15
    09月15日-02号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
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    平成21年第5回 9月定例会          平成21年第5回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成21年9月15日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (18名)    1番 池 原 道 生 君          2番 池 田 英 子 君    3番 堀 川 和 行 君          4番 中 山 武 彦 君    5番 川 田   裕 君          6番 奥 山 隆 俊 君    7番 橋 本 元 秀 君          8番 森 井 常 夫 君    9番 中 村 良 路 君          10番 関   義 秀 君    11番 下 田   昭 君          12番 小 西 高 吉 君    13番 細 井 宏 純 君          14番 河 杉 博 之 君    15番 北 川 重 信 君          16番 芦 高 省 五 君    17番 黒 松 康 至 君          18番 長谷川   翠 君4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     梅 田 善 久       副市長    山 田 順 久   教育長    中 谷   彪       企画調整部長 杉 田 明 弘   総務部長   細 川 家 央       市民生活部長 新 居   隆   保健福祉部長 高 岡 祥 友       都市整備部長 鎌 田 裕 康   産業建設部長 平 井 光 男       教育委員会事務局長                               平 井 隆 司   水道局長   福 田 芳 光       総務部次長  藤 岡 優 二   市民生活部次長石 田 善 彦       会計管理者  杉 原 利 男6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長 上 島 秀 友                          〃  書記 中 木   正7 会議の事件は、次のとおりである。   一般質問8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    7番 橋 本 元 秀 君          8番 森 井 常 夫 君                                 開議 午前9時04分 ○議長(長谷川翠君) おはようございます。 本会議を再開いたします。 ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(長谷川翠君) 署名議員でございますが、本会議初日に続きましてお願いをいたします。 本日の日程につきましては、お手元に配付をいたしておりますとおりでご了承をいただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 一般質問 ○議長(長谷川翠君) それでは、ただいまより一般質問を行います。 なお、議事を効果的に進めるために、一問一答方式であることを踏まえ、質問、答弁ともにできるだけ簡潔に整理をして発言をされますようお願いをいたします。また、同じ内容の質問を繰り返されたり、答弁が質問の趣旨を逸脱しているようなときには注意をすることがございますので、ご留意をいただきたいと存じます。どうかよろしくお願いをいたします。 それでは、まず初めに1番池原道生君の一般質問をお受けします。 はい、池原道生君。 ◆1番(池原道生君) 議長のお許しをいただきましたので、ただいまより通告に従い一般質問を始めさせていただきます。 前回は、格別のご配慮をいただき、最後での質問でしたが、今回から通常に戻り、一番初めの発表で、かつ一般質問提出方法も変更になり、さらに精度の高い一問一答が要求されるため、そのトップバッターとしてかなり緊張しています。 では、早速ではございますが、今回も大項目として2つの質問をお聞きいたします。 まず1点目、マナーアップキャンペーンについてお聞きいたします。 昨今、マナーの低下が叫ばれています。その現状をかんがみてか、大阪御堂筋やその他の大きな主要歩行者道路では部分的な喫煙を条例で禁止したり、道路交通法施行細則によって自転車利用時の携帯電話の使用を禁止するなどの取り組みが至るところで行われています。マナーアップキャンペーンと言われているこれらの取り組みは、法律の趣旨にのっとり自分たちのまちづくりに安心・安全の視点をさらに入れるという自治体条例の取り組みが盛んになっている風潮だと思われます。 そこで、お聞きします。 香芝市では、どのようなマナーアップキャンペーンが行われていますでしょうか。 次に、2点目といたしまして、自然環境整備について、蛍を飛ばそう計画についてお聞きいたします。 香芝市モナミホールにて平城遷都1300年祭を盛り上げるために行われた音楽イベントが、収益の一部を今池親水公園で使用している噴水の修理費用に充てたいというような寄附行為を初めとし、市民の方々のさまざまな自然環境整備に関する寄附の機運が上がりつつあります。 そこで、お尋ねいたします。 今池親水公園は、現在市民の方々にどのように利用され、どのようなイベントが行われているのでしょうか。ご答弁お願いいたします。 以上で壇上での発表を失礼いたします。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) それぞれの質問に対しましての答弁を求めます。 まず、1番目のマナーアップキャンペーンについて、新居市民生活部長、答弁。 ◎市民生活部長(新居隆君) マナーアップキャンペーンについてご答弁申し上げます。 マナーアップキャンペーンにつきましては、日常生活におけるごみ出し、ポイ捨て、喫煙、ペットの飼い方、違法駐輪、駐車等の多種多様な問題があり、すべてにおいて各個人の公共マナーに対する意識の問題であると認識しております。 本市では、これまで市内一斉の年2回の清掃活動を中心に環境美化に努めてまいりました。幹線道路の空きスペース駅前ロータリーなどには、たばこのポイ捨てによる吸い殻や空き缶、ペットボトル等が散乱し、住宅地内や通学路ではペットのふんを処理せず放置する方が見受けられます。これらの問題解決には、市民一人一人のマナー意識の向上が重要であると考えております。 現在のところ、本市におきましてはこれらの問題に対してキャンペーンというような形では事業実施しておりませんが、駅前のポイ捨てにつきましてはボランティア団体などと協働で清掃活動を実施し、市民が率先して自分たちのまちづくりに取り組んでいる様子などを市の広報紙やホームページ等を通じて啓発に努めてまいりたいと思っております。また、ペットの飼い方に対する問題につきましては、現在のところ、市の広報紙や自治会の協力を得て、回覧等の方法で市民の方々に近隣の住民の迷惑にならないよう啓発、指導を行うとともに、毎年5月に実施している各地域の狂犬病予防のための集合注射の会場においても啓発物品の配布を行い、マナー意識の啓発に努めているところでございます。 香芝市の環境、美化意識の向上、快適な生活環境づくりのため、市民、事業者、行政が協働してマナーアップキャンペーンの運動になるような取り組みをしてまいりたいと思っておりますので、今後もご協力のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) 続きまして、2番、自然環境整備について、杉田企画調整部長、答弁。 ◎企画調整部長(杉田明弘君) ただいまの今池親水公園の利用でございますが、本親水公園は川や水に触れることで親しみを深めること、あるいは市民に憩いと安らぎの場を提供するということを目的といたしまして、市のシンボル的な親水公園として設置されたものでございます。 現在、本公園においては、市役所や中央公民館あるいは総合体育館等を利用した人たちがひとときの休息を求めたり、子育て世代の母親が子供たちと触れ合ったりする風景や、周遊道路においては健康維持または増進のため、ジョギングあるいはウオーキングをされる姿が多数見受けられるところでございます。市民の積極的な利用に供されておると思っております。 また、大きなイベントでございますふれあいフェスタや冬の冬彩においては、本公園を有効に利用いただいておると、このように考えておるところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(長谷川翠君) それでは、2回目の質問をお受けいたします。 はい、池原君。 ◆1番(池原道生君) マナーアップキャンペーンに関してのご答弁、ありがとうございました。 朝の駅に立っていてよく感じるのが、歩きたばこの危険性です。特に利用者数の多い近鉄五位堂駅北口では、真美ヶ丘方面から徒歩、また駅前駐輪場から徒歩で駅に移動されるときに、歩きたばこがかなり見受けられます。ポイ捨てはもってのほかですが、それと同じくらい、いやそれ以上に懸念されるのが、持ったたばこを下におろしたとき、ちょうど子供の目線に移動することです。恐らくCM等でもおなじみの行為だと思います。それを見て、私は大変危険に思っております。また、例えば大阪府では道路交通法施行細則で禁止され、奈良県でも公安委員会のメッセージから、危険なためやめましょうと呼びかけのある自転車利用時の携帯電話の使用が夕方以降の帰宅ラッシュ時に多々見受けられます。しかしながら、たばこ税は市の貴重な財源であり、マナーのためだとたばこの喫煙を縛りつける制度制定は大変難しい問題であると私も考えます。 そこで、パブリックコメントなどの意見公募を十分になされた上で、条例の制定を視野に入れ、だれもが安心して生活できる環境づくりを目指し、より一層の取り組みを本件に関して強く要望いたします。なお、今後も私が継続的に取り組んでいる小学校グラウンド芝生化だけでなく本件もあわせて取り組んでいきますので、調査研究のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、今池親水公園の利用に関しての答弁、ありがとうございます。 噴水は、見ていて涼しくなるだけではなく、池の水を攪拌することにより、酸素濃度を上げたり、藻の異常繁殖をとめたりする水質浄化効果があると聞き及んでいます。市民の憩いの場となるきっかけにもなるでしょうし、それらがより一層噴水の利用効果を上げ、今池親水公園の利用率向上につながると思います。しかし、やはり噴水だけに池の水質浄化を頼っていても、流れ込むもとの水が悪いと、また噴水が詰まって故障する、故障したら修理する、修理ができなくなって買いかえ、の繰り返しになるかと思われます。 そこで、再度お聞きいたします。 今池親水公園に流れ込む水源をきれいにするという行政側の活動は現在行われているのでしょうか。 続いてになりますけども、また現在市内では廃食油の回収、精製を行い、廃食油を極力生活排水に流さないように取り組み、廃食油で精製したバイオディーゼルフュエル──略称BDFというそうですが──市のディーゼルエンジンタイプのごみ回収車で使用していただくことにより、環境保全啓発活動に取り組んでいるNPO法人があります。その地道な活動によって生活排水はきれいになりつつあると思われます。このBDF、インターネットで調べたところ、軽油と違い、原料となる生物が成長過程で光合成により大気中の二酸化炭素を吸収していることから、その生物からつくられる燃料を燃焼させても元来大気内に存在した以上の二酸化炭素を発生させることはない、いわゆるカーボンニュートラルといわれる考え方であることから、今後より一層のBDF使用用途拡大が望まれているところでございます。 そのような取り組みだけではなく、昔は紫や緑色の水が流れていた葛下川ですが、現在は生活洗剤や農薬の改良などの成果もあってか、最近はフナはコイが泳いでいるのを見かけることができるようになるまで透明度が回復するようになっています。そのフナやコイに市民の方々がえさをあげているという姿を見ることもできるようになりました。大変ほほ笑ましい姿だと思います。しかしながら、水の美しさを指標する生物、蛍がすめる状態の水には現在もまだ回復していないと思われます。 そこで、あわせてお聞きいたします。 昔のように蛍が飛び交うような、すなわち蛍がすめるような生活環境に整える根本的改善の企画が行われているのか、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) 池原議員に確認をいたしますが、質問1のマナーアップキャンペーンという項目につきましては要望ということでとどめさせていただいてよろしいでしょうか。              (1番池原道生君「はい、結構です」との声あり) では、2つ目の質問、自然環境整備についての1つ目、水源浄化につきまして、平井部長、はい、答弁。 ◎産業建設部長(平井光男君) ただいまご質問いただきました今池へ流れ込む上流の水質確保についてどのような対策を講じておるのか、こういうご質問だったと思います。 現在、上流部におきまして特に水質改善のための施策は講じておりませんけれども、今池の東の端になりますが、150メーターの井戸を掘り、水質上改善するような措置をいたしております。しかしながら、はや今池完成しましてから、平成13年だったと思います、約8年ほど経過しておりますんで、ポンプ等につきましては今後少し修理が要るのかなと、このように思います。 ○議長(長谷川翠君) そうしましたら続きまして、廃食油につきまして、新居部長、答弁。 ◎市民生活部長(新居隆君) BDFにつきましてご答弁させていただきます。 BDFにつきましては、議員ご指摘のとおり、カーボンニュートラルということと、また水質汚染をしないということで相当影響力を持っておるということで、本市といたしましても今後力を入れていこうと、現在本市の中のNPOでも実際やっております。そういうことで、今後とも力を入れてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) 蛍のすめる環境について。 はい、杉田企画調整部長。 ◎企画調整部長(杉田明弘君) 今池親水公園に流れ込む水源ということで、ただいま産建部長答弁申し上げました。 水を初めとする環境改善につきましては、市民一人一人が環境について考えて実践していくことが不可欠であろうと考えております。今後市民への啓発活動を積極的に行ってまいりたいと、このように考えておるところでございます。 蛍が飛び交うような、すなわち蛍がすめるような環境にとどめるような抜本的改善ということにつきましても、行政が実施すべき分野あるいは環境意識の向上とか、あるいは工業排水の適正化、あるいは農薬、化学肥料の適正使用のように、個人あるいは家庭、企業や農業をされる方々がみずから取り組むべき分野など、役割分担それぞれなし遂げることが必要となってまいると思われます。したがいまして、これらの連携を保ちながら地道な活動を行ってまいりたいと、このように考えとるところでございます。 蛍を飛ばす環境美化活動の試みについてでございますが、通常、蛍といいますと、緑の山に囲まれて水のきれいな場所に生息するというイメージがございます。町の中でも環境さえ整えば蛍を見ることができると思われます。最近の人々の近代化した暮らしによりまして川は汚れてまいりました。昔は蛍が見られた場所でも今は蛍が飛ばないというのが実情でございます。特に水に対する意識の高まりにより、蛍が再び飛ぶ環境を取り戻す事は可能であると考えております。そのためには、住民一人一人が家庭や外出先において水を汚さないという環境への配慮、そういうことによって地域ぐるみ、河川の清掃活動など、そういう取り組みが必要と考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(長谷川翠君) それでは、池原道生君の3回目の質問をお受けいたします。 はい、池原君。
    ◆1番(池原道生君) ご答弁、ありがとうございます。 現在、さまざまな市町村で蛍を飛ばそうという企画や支援活動が行われているという話を聞いています。その中には、現在有名ゴルフクラブや関西国際空港を初めとする大阪府内のさまざまな箇所で蛍のライフサイクル、生活環境をよみがえらせることに成功している団体等があると聞き及んでいます。その活動は、お金だけではなく、資材や培った技術を提供するという寄附行為、活動を行っているそうです。しかしながら、私は、民間の資材、技術提供という点においては慎重にならざるを得ない行政の姿勢にも一定の理解はできます。しかし、このような善意の市民活動行為から、金銭のみならず技術協力などの新しい協働の仕組みができないことでしょうか。また、市民活動の参画と水利組合の趣旨という双方の理解と意見交換、意見調整ができる場を設ける、もしくは市から蛍を飛ばすための環境美化活動の試みを提案するという考えは企画、立案できないことでしょうか。そして、私は、さらに蛍を飛ばすという活動によって、今問題となっている理科離れや地域の環境整備意識への啓発にもつながると思います。環境整備や維持活動は、大人も子供も含めてみんなの協力が要るということを子供たちも交えて学んだり考えたりする意識につながると考えます。自然環境学的にも有益な蛍を飛ばす啓発という位置づけで教育委員会の取り組みはできないでしょうか。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(長谷川翠君) それでは、池原君の3回目の質問に対しまして、平井教育委員会事務局長、答弁。 ◎教育委員会事務局長(平井隆司君) 蛍をよみがえらせる環境整備の教育観点からのご答弁を申し上げます。 ことしの夏に香芝市内で蛍を見たという児童志都美小学校区で数十名、三和小学校区で十数名いるという報告を受けております。市内には、蛍の生息するきれいな水質環境が平野川や初田川の源流などにまだ残っていると考えられます。このような自然環境のすばらしさは、多様な動植物をはぐくみ、私たちの生活にも多くの恵みを与えてくれており、蛍は自然環境の生きた指標として貴重な役割を果たしています。近年、私たちの生活の利便性が高まる一方で、資源やエネルギーが大量に消費され、自然環境にも大きな負荷を与えつつあります。私たちは、改めて自然のもたらす恵みに深く思いをめぐらし、美しく豊かなふるさとが維持されるよう保全に努め、次の世代に引き継いでいく必要があります。 また、次代を担う子供たちにも自然の大切さや環境の保全に関心を持ってもらうためにも、学校では次のような教育を行っております。 市で作成しております小学校の「わたしたちの香芝市」という副読本を使って校区の川や池などの自然を調べ、生活排水やごみの処理に目を向け、環境への配慮を考える学習をしております。理科においては、地域の自然に親しみながら身近な自然観察をして、自然環境を大切にする学習をしております。幼稚園では、国で準絶滅危惧種とされている国蝶オオムラサキを飼育しているところもございます。小学校では、メダカの生息するビオトープを設置し、水辺の生態の観察を行っているところもございます。中学校では、水質汚染の要因であるてんぷら油の回収あるいは太陽光発電を行っているところもございます。また、給食調理後の生ごみを肥料へと処理する装置を備えているところもあります。このように環境保全への教育を進めているところではございますが、これからも香芝市民憲章の冒頭に、自然を大切にし美しい町をつくりますとありますように、蛍があちらこちらで観察できるような自然環境を次の世代に引き継いでいけるような教育についても取り組んでいきたいと存じます。 以上、ご答弁とさせていただきます。 ○議長(長谷川翠君) 続いて、杉田企画調整部長、答弁。 ◎企画調整部長(杉田明弘君) 先ほどから議員ご指摘のとおり、今後のまちづくりはまさに協働という言葉がキーワードでございまして、社会を構成する個人、家庭、企業あるいは自治会、水利組合、NPO等の団体、そして学校または行政等がそれぞれの役割を分担することによりまして、そういう結果が相乗効果としてあらわれてくるものと考えております。今後におきましては、地域において蛍再生につながる活動が活発化することに期待するとともに、行政としてもどのような人的あるいは物的支援が有効かつ可能なのかを調査研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上、答弁といたします。 ○議長(長谷川翠君) はい、池原道生君。 ◆1番(池原道生君) 答弁、ありがとうございます。 奈良県の人口増加を牽引する我が香芝市、住まいのために自然を切り開いてきました。もう20年から30年前の自然状態に戻すことは宅地の関係上難しいことと思われます。しかし、まだ自然は残っています。市内で蛍を見たという市内小学生も多々いるとのことです。準絶滅危惧種、国蝶オオムラサキの飼育、すばらしいことではないでしょうか。たしか教育委員会ホームページで確認できるようになってるとお聞きしております。 この大事な自然を大切にする意味合いでも、この蛍を飛ばす計画は香芝市の自然に対する取り組みの姿勢を示す絶好のイベントだと考えます。環境問題や地域のことを身近に考えるという意識の啓発を子供たちもよりスムーズに行えますし、小・中学校の学校行事のイベントにも使えると思います。何より一番は、子供の笑顔がふえる企画ではないでしょうか。さらに、私は、子供たちの笑顔を見て大人の笑顔もふえる企画だと考えます。100年に一度の経済不況の中、笑顔がどんどん少なくなっていることと思います。この笑顔をふやす蛍を飛ばそう計画、ぜひ検討のほどを要望し、また調査研究のほどよろしくお願いいたします。 これをもちまして私の今回の一般質問を終了いたします。どうもありがとうございました。 ○議長(長谷川翠君) 以上で池原道生君の一般質問を終わります。 続きまして、2番池田英子君の一般質問をお受けいたします。 はい、池田議員。 ◆2番(池田英子君) 議長のお許しをいただきましたので、ただいまより一般質問させていただきます。 私は、通告のとおり、1、子供たちにゆたかな学校給食を、2、子供から高齢者も安心・安全なまちづくりをということで、一般質問させていただきます。 1、子供たちのゆたかな学校給食を、の中の食の問題と食育の意義について。 1955年、学校給食法が制定されて2009年のことしで55年が経過いたしました。60歳後半の世代も給食体験者であり、未体験の人口は数%と少なくなりました。この給食体験人口の拡大を背景に、学校給食に対する国民の関心は社会公共的なものとなっています。食の問題は、言うまでもなく国家、社会、人間の安全保障の根幹をなすものです。それゆえに、学校給食と食教育の充実化はこれまで以上に国民的関心となっていくことは間違いありません。 学力の世界ナンバーワンと言われています有名になったフィンランドでは、給食でも世界ナンバーワンかもしれません。1943年、国民学校法で無償給食をすべての児童・生徒に提供し、1977年、基礎教育学校法に引き続き、1988年、すべての高校が無料給食を始めました。保育園では、働く母親のために朝食給食があり、これが合計特殊出生率を高めたと言われています。フランスでは、1990年以降、味覚の啓発運動に取り組んでまいりました。パリ市などでは、一流レストランのシェフが小学校に来て味覚の授業をし、油脂を使わない献立と調理を教えます。ファストフードになれてしまった子供の味覚を正常に戻し、フランスの農業と食文化を守るという観点から、多くの市民、小売店などで創意工夫を凝らして、活動を展開しています。食教育への財政措置や支援を惜しまない点が先進国の特徴です。歴史的に大きな枠組みの中で見れば、給食は食事の提供から食の教育へ重点を移したと思われます。従来にも増して、学校給食を生きた教材、教科書として食教育を充実させることが学校給食の今日的な意義であり、課題と考えます。 そこで、質問させていただきます。 食の問題と食育をどのようにお考えかお聞きいたします。 続きまして、(2)の民間委託をした小学校の現状についてです。 民間委託の導入は、経済削減のためと言われていますが、本当にそうなのかという実態調査や学習研究会として各地で進められてきました。東京足立区では、1986年から学校給食に民間委託が導入されました。足立区は、区民の24万筆の反対署名にもかかわらず、経費を節約できた分は教育条件を充実させますと言って委託を進めました。しかし、節減にはならず、当局は3回にもわたってふえた委託費を削り、1校当たり1.5人の調理員を減らす、調理時間を短縮するため、泥つき野菜は使わない、副食品3品は2品など、48項目のガイドラインを発表しました。職員、父母を中心に、給食の低下を許さない運動が取り組まれていますが、栄養士は子供が喜ぶ手づくりジャムやタケノコ御飯をつくれなくなった、カットされた果物など、栄養士の嘆きが聞こえます。2005年5月には、千葉市の学校給食研究会では学校の事務職員が研究をして委託と直営の経費比較の計算式をつくり、委託では15年で12億円の経費増になることがわかったのです。横浜市でも、この計算によると15年で直営425億8,340万円、委託は322億9,626万円高くつくことがわかりました。 そこでお聞きします。 民間委託された経緯と今の現状をお聞きします。 3つ目に、働くお母さんの願いである中学校給食についてです。 中学校において弁当を持ってこれない生徒たちを対象に弁当販売することは、何らかの理由でつくれない親御さんにとっては必要であると認識しますが、食育の観点からまた中学校給食の必要性を感じます。 1980年ごろから荒れる中学生が問題になり、非行が問題となっている生徒の食事調査を東京足立区の栄養職員が行い、そこから見えてきた食生活は、1、朝食欠食、2、食と生活リズムの崩壊、3、家族そろって家で食事ができない、コンビニなどにたむろしてパン、おにぎりなどを食べる日常生活など、また4、まともな食事内容でない、通常のお菓子やコーラなどを食事として食べている、このような問題生徒に限らず生徒一般がこうした傾向になっていることが報じられました。 1982年、NHKの報道番組「なぜひとりで食べるの」が2回連続で放映されました。それは、全国各地の子供を対象にした食生態学的調査に基づくものでしたが、都市と農村を問わず、孤食、子供1人または子供だけの食事の家庭が蔓延していることが初めて明らかになりました。孤食の子供は、家族団らんの食事ができず、家族団らんをしている子供たちと比べて体調不良の傾向があり、生命の躍動感や生きることが楽しいという子供らしさや夢、希望を感じる心の力など、総じて生きる力が減退していることを番組は提起しました。 そして、家計を助けるために働かなければいけない女性が現在七、八年前より就労されている母親がふえています。今まで以上にふえるのは明らかであり、中学校給食に対する要望も多くなっています。小学校までは栄養バランスのとれた食育として給食をとれたのが、中学校に上がった途端に、バランスも何もなくただ食事として好きなものだけが入っていて、量もダイエットのため小さなお弁当容器に入れていく、お母さん方もいろいろ工夫をされますが、食べないで残されると、全部食べさせようとして子供の好きなものだけを入れる弁当になり、栄養バランスとの葛藤がストレスになります。心身ともに発展途上の中学生徒に心と体の両面でバランスのとれた給食を提供することが大事ではないでしょうか。お弁当づくりは大変だから給食をしてほしいという抗議を責めるのではなく、そのような声にどのようにこたえるのか、食育との関係を大事にしていくのか、学校やPTAあるいは地域でともに考えていく体制を自治体として構築していく必要があるのではないかと思います。この学校給食については、6月議会でも出ましたので、要望とさせていただきます。 2の子供から高齢者も安心・安全なまちづくりをに移らせていただきます。 (1)の主要駅のエレベーター設置についてです。 私たちは、市民団体と協働して対市交渉や近鉄交渉を行ってまいりました。今回の補正でエレベーター設置がなる予定だということは歓迎するべきことです。 そこで、質問いたします。 現在の各駅の設置箇所をお聞かせください。また、今後予定されているところをお聞かせください。 (2)の不安な道路状況についてです。 子供や高齢者の方が通学や買い物などのため一歩家を出た途端に、まず危険と感じることは、国道、県道、市道が非常に狭いことだと思います。市内の国道や県道には、歩道設置のないところが多数見受けられ、通学時間帯と通勤時間帯の早朝では非常に危険な状態にあります。市内各地では、こうした子供たちの安全を確保するため、ボランティアの方々が早朝や下校時に危険な箇所での立哨をしていただいています。しかし、こうした善意の市民活動だけでは根本的な安全は確保できないことだと思います。 そこで、お聞きします。 子供たちが安心して通学できるよう、現在の通学路の安全についてどのようにお考えか、お聞かせください。 これで壇上からの発言とさせていただきます。 ○議長(長谷川翠君) それでは、順次答弁を求めます。 まず、大きな1番、子供たちにゆたかな学校給食を、の中の1番、食育の意義につきまして、中谷教育長、それから民間委託をした小学校の現状につきましては平井教育委員会事務局長、それから大きな2番、子供から高齢者まで安心・安全なまちづくりの小さい1番、主要駅のエレベーターの設置について、杉田企画調整部長、そして2番目の不安な道路状況、通学路ということがございましたので、平井教育委員会事務局長、それぞれ答弁を求めます。 はい、中谷教育長。 ◎教育長(中谷彪君) 池田議員さんのご質問にお答え申し上げます。 まず第1点は、食の問題と食育の意義についてでございます。 食は、人間が生きていくための必須要件の一つであり、しかも最も基本的で、かつ最重要な要件でございます。人は、食べるために生きるにあらずとはいえ、現実には食は現代社会におきましては個人的には喜びであり、楽しみであり、生きる活力の源泉であります。また、社会的には、国家及び人類発展の要件でもございます。そのような食の重要性につきまして私たちはもっと深い理解と認識を持つ必要があると考えます。 平成17年に食育基本法が制定されましたが、同法の趣旨は国民一人一人が食について意識を高め、自然の恩恵や食に関する人々の活動への感謝の念や理解を深めつつ、食に関する適切な判断力を身につけるとともに心身の健康を増進するような食生活を実践することができるために、国、地方公共団体、地域社会、家庭、学校等が食育の推進に積極的に取り組んでいくべきであるというふうに理解することができます。教育委員会といたしましては、食育を人間が生きる上での基本であり、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置づけるとともに、学校教育全体を通じまして子供たちが食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる食育を推進するよう指示いたしておりまして、各学校におきましては食に関する指導計画を策定いたしまして実践的な食育の推進に努めております。 2つ目のご質問も私がお答えさせていただきます。 民間委託をした小学校の現状についてでございます。 この経緯でございますけれども、平成9年の第1次行政改革大綱におきまして行政の効率化を進めるべく民間委託の推進が大きなテーマとなって以来、学校給食につきましては将来の民間委託を想定いたしまして新たな職員採用を抑制してまいりました。平成18年には、香芝市学校給食理事会に小委員会を立ち上げまして、そこでさまざまなご検討をしていただきました。その結果、香芝市における今後の学校給食のあり方についての提言をいただきました。その提言を受けまして、平成19年度より小学校給食の民間委託を始めさせていただいた次第でございます。委託につきましては、子供たちに安全・安心、そしておいしい給食を提供するため、自校調理方式を保ったまま、調理業務のみの委託といたしております。調理委託校におきましても、市の栄養士が市内統一献立、統一食材の提供を行い、栄養管理はもとより市の衛生基準の遵守を義務づけ、市の責任と管理のもとに給食調理を実施いたしております。なお、調理を委託する業者につきましては、実績のある業者による入札制度によりまして決めさせていただいております。 委託校は、平成19年度に鎌田小学校、20年度に旭ケ丘小学校、21年度には五位堂小学校と下田小学校と、徐々にふやしてきておりまして、現在4校でございます。委託校では、毎学期、学校給食について保護者代表の方からご意見をお聞きする機会を持っておりますが、これまでのところ、特に問題またはクレームといったご意見はいただいておりません。子供たちからもおいしいという好評をいただいているわけでございます。また、調理場におきましても、これまで大きな問題となるようなことは起こっておりません。 教育委員会といたしましては、今後におきましても保護者や皆様方のご協力を得ながら学校給食調理業務の民営化をさらに推し進めてまいりたいと考えております。どうかご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(長谷川翠君) それでは、杉田企画調整部長、答弁。 ◎企画調整部長(杉田明弘君) 主要駅のエレベーターの設置についてということでございます。 主要駅のエレベーターにつきましては、現在近畿日本鉄道におきましてバリアフリー新法により段差解消等が必要な近鉄五位堂駅、二上駅、関屋駅の3駅につきましてエレベーターの新設及び福祉設備の改修等のバリアフリー化の実施を計画されておりまして、国、県及び市は協力体制を調整いたしまして当該3駅舎のバリアフリー化に向けて近畿日本鉄道と協議を行っておりまして、今回本議会に補正予算において必要な経費を提案させていただいております。 なお、設計等はこれからでございまして、具体的な骨子等については控えますが、五位堂駅につきましては南側に2基、北側に1基、二上駅は南側に2基、北側に1基、関屋は北側1基、南側1基というのを今回の本議会の補正に提案させていただいております。 なお、政権等かわりまして、この補正につきましても不安定な要素がございますが、これは推移を見る必要があるかと存じますが、その点ご承知おき願いたいと存じます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(長谷川翠君) 平井教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(平井隆司君) 通学路の安全性という考えにつきましてご答弁を申し上げます。 まず、児童・生徒の登下校の安全確保につきましては、教育委員会といたしましても交通安全、防犯の両面におきまして最も重視をいたしております。特に小学校におきましては、地域の皆様やPTAの方々などにも大変ご苦労をいただきまして、児童の登下校を見守っていただいております。本当にありがたく、感謝をいたしております。また、各学校におきましては、通学路に危険な場所はないか、点検も実施をいたしております。通学路は、各学校で決めてはおりますが、PTAの方や自治会、その他の関係者のご意見を伺うようにいたしておりまして、安全性の確保と移動距離をできるだけ少なくすることの両方を考えた上で決めております。ただ、現在の通学路の中には、道路の形状や交通状況、その他の環境等によりまして危険性の懸念される場所があることがございます。そのような場合には、学校で児童・生徒に安全指導を行うとともに、教育委員会のほうといたしまして警察や市の関係所管課と連携を図りながらできる限り改善できるように努めてまいりたいと考えております。 以上、ご答弁とさせていただきます。 ○議長(長谷川翠君) それでは、続きまして池田英子君の2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、池田英子君。 ◆2番(池田英子君) (1)の食の問題と食育の意義につきましては、2回目の質問を控えさせていただきます。 (2)の民間委託をした小学校の現状については理解できましたが、民間委託で働く調理員は厳しい労働条件の中、低い賃金で働かされ、定着率も低いと思われます。そのためにも、委託現場の実態を把握するべく、委託職場での調理員へのアンケートや組織化などの取り組みも必要だと考えますので、低下につながらないようによろしくお願いいたします。 2回目の質問としまして、地産地消や産直の取り組みや考えがあるか、お聞かせください。 ○議長(長谷川翠君) はい、中谷教育長、答弁。 ◎教育長(中谷彪君) お答えいたします。 食の問題というか、学校給食の問題は、単に食べるっていうことではなくて、先ほど申しましたように、いわゆる食の人間にとっての意味とか、それから食が持つ社会的、国家的な役割、そういうものも考えないといけないというふうに思います。 今、議員ご質問の給食の食材に何を使うかっていうことでございますけれども、なるべく地場産業の生産品を活用したいというのが本旨でございます。しかしながら、学校給食の場合、かなり量がたくさんのもんでございますので、必ずしも地元の産地のもので賄うということはできない状況もございます。したがいまして、基本的な姿勢といたしましては、地産のものを大切に使用しながら、しかもその不足分につきましては他の地方からの生産品を活用すると、こういう形で進んでまいってきておりますし、今後もその方向につきましては基本的な方向として守ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(長谷川翠君) はい、池田英子君。 ◆2番(池田英子君) ご答弁ありがとうございました。 やはり、安全な食材という観点からも、地元のだれがつくってるかわかるような食材を多く取り入れていただき、また足らない部分は仕方がないと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 大項目の子供から高齢者も安心・安全なまちづくりをの中のエレベーターについてなんですが、2つ目の質問としまして五位堂駅北側の駅広場からのエレベーターがないので、市民からの要望が出されています。それについて予定があるでしょうか。 ○議長(長谷川翠君) はい、杉田部長。 ◎企画調整部長(杉田明弘君) 近鉄五位堂駅の北側の外側というんですか、近鉄敷地外の場所になりますが、その1基にエレベーターというご要望、以前から聞いておるところでございます。 駅構外の北側につきましては、当初補助対象外でございましたが、このたび地域活力基盤創造計画交付金という交付金が出されまして、24年から25年にかけての計画ということで今申請中でございまして、これもちょっとまだ交付金の関係でどのようになるかということが未定でございますので、事によったら予算を組み替えるということになるかもわかりませんので、その辺ご承知おき願いたいと存じます。 以上、答弁といたします。 ○議長(長谷川翠君) はい、池田英子君。 ◆2番(池田英子君) 利用者の多い駅ですので、ぜひ設置できるように検討をよろしくお願いいたします。 通学路についての2回目の質問なんですが、国道165号線の下田から五位堂駅のほうに向かいましたところの中央信用金庫の前のマンションに住まわれてる方、大きなマンションが2棟ありまして、その中で多くの方から要望が出てまして、朝通学のときは親が見送れるんですが、下校時のときに子供が1人ずつ帰ってきたりするので不安があるという要望がありましたので、ぜひ警察ともご協力して何らかの対策をお願いしたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) 池田議員にお尋ねをいたします。 今の質問に対しては、要望ということですが、それとも答弁求めますか。              (2番池田英子君「済いません。要望で、はい。済いません。これで私からの一般質問を終わらせていただきます」との声あり) それでは、以上で池田英子君の一般質問を終わります。 暫時休憩をいたします。              午前10時10分 休憩              午前10時33分 再開 ○議長(長谷川翠君) それでは、休憩を閉じて再開をいたします。 順に従いまして一般質問を続けさせていただきます。 4番中山武彦君の一般質問をお受けいたします。 はい、中山武彦君。 ◆4番(中山武彦君) 皆さんおはようございます。 では、議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 衆議院選挙が終わりまして半月ということで、いよいよ新しい内閣もきょう内定がされるようでございます。私といたしましては、公明党の地方議員として、これまで以上にご意見、ご要望を聞きながら安心できる香芝というのを皆様と一緒に築いてまいりたい、こう決意してますので、どうかよろしくお願いいたします。 さて、本日は3点質問をさせていただきたいと思います。 1点目は、健康安心の市政について、2点目はスクールバスの導入など安全な通園、通学を確保する方策につきまして、最後にコミュニティースクール(学校運営協議会)の構想についてでございます。 それでは、まず1点目、1項目めの健康安心の市政についてお聞きしたいと思います。 1つ目に、この細菌性髄膜炎という非常に難しい病気でございますけども、その予防ワクチンということで、ヒブワクチンの接種ということにつきましてお聞きをしたいと思います。このことは、公明党の前代表である太田代表を中心に舛添大臣にも要望し、検討を進めていただいたところでございますが、関心が非常に高まってるということで今回ご質問をさせていただきたいと、このように思います。 小さなお子さんや生まれたばかりの乳幼児をお持ちのお母さんが気をつけないといけない病気ということでございまして、この細菌性髄膜炎、特に脳や脊髄を含む髄膜に細菌またウイルスが侵入して炎症を起こすと、こういった病気でございます。急な発熱、頭痛、嘔吐に始まりまして、重症化してしまいますとけいれん、意識障害ということで、非常に重症になると、また非常にこういったもので治っても後遺症が残って大変だということで、非常に恐れられている病気でございます。病気の主な原因はインフルエンザ菌のB菌ということで、これは細菌でございますけども、ヒブ菌ということでございまして、初期の症状ではおたふく風邪と同じ症状なので診断は難しいと、また重症化してしまってからわかるということで、非常に治療も手おくれになるというようなことが言われております。このため、専門家の間では根本的な解決策はワクチン接種しかないということで、このワクチン接種が非常に期待をされてるとこでございます。 このことについてお尋ねをしたいと思いますが、欧米では随分前からワクチンの承認がされまして、今では世界の100カ国以上で接種が行われてるというとこでございますが、日本では昨年の1月になってようやくこの予防ワクチンが承認されまして、12月に販売が開始されたというとこでございます。ことしの6月、公明党からこのヒブワクチンの定期接種ということで要望書を出しまして、内容としては感染症の予防接種法の盛り込み、また定期接種の対象疾患にすること、またワクチンの安定供給ということでございます。また、ほかにもう一つの原因でありますが、細菌性髄膜炎の原因として肺炎球菌ワクチンというのがございますが、これの早期承認ということを要望してました。当時の舛添大臣は、副作用がないか安全性を確かめた上で決めたいと、こういった弁でございました。今後の対応が非常に期待されますが、この大切なお子さんの命を守るために、このヒブワクチンの定期接種が非常に大切でございますので、この日本の髄膜炎の発症の実際というのはどうなっているのかと、またその現状、ヒブワクチンの接種の現状です、また香芝市内での接種の状況について、まずは実情をお聞きしたいと、このように思います。 また、乳幼児が発熱した場合は、開業医や休日の診療所に駆け込むケースが非常に多いということでございますが、この髄膜炎の検査というのは脊髄に針を刺して中の液を検査しないとわからないということでございまして、最初の段階では実情もう診断不可能ということであるそうです。生まれたばかりの赤ちゃんが急に発熱をして重症化してしまうと大変な不幸なことでございますので、専門家では何としてもこの髄膜炎を念頭にして診断をしないといけないので、非常に緊張を強いられているわけでございますね。ですから、このヒブワクチンの予防接種が普及すれば、一番助かるのはこの小児科の医療の現場であると言われております。小さなお子さんがこのヒブの病気になってしまうのは非常に不幸であると、香芝においても関心が高まっているのではないでしょうか。市についても、国にこのワクチンの定期接種化の必要性、また自治体の助成ということも念頭に置いて、この発症を防ぐための取り組みというのを検討をお願いしたいと、このように思いますので、市の見解を伺いたいと思います。 続いて、2つ目の体育・スポーツの振興につきましてでございますが、先日夜に五位堂の駅の北側ですね、遊歩道にいてましたら、ガラス張りのスポーツジムの中からたくさんの方が運動をされてる状況が見えてまいりました。非常に汗を流して運動されてらっしゃいます。また、今、朝とか夕方、夜にウオーキングをされてる方もたくさんいらっしゃいまして、中高年の方の間でこの健康についての習慣というのが広まっていると、このように思うわけです。総合体育館でも、卓球というのが高齢者の間でたくさんいらっしゃるというふうに聞いてます。市民の間でスポーツを気軽にすること、また運動するということがふえてまして、市でも健康かしば21ですか、また市民一人一人の健康づくりを進めてまたいこうと、そしてスポーツにおきましても市民のだれもが気軽にスポーツを楽しめる環境整備ということで総合計画の基本政策にも載せていまして、健康増進またスポーツの振興ということで進められているところでございます。こうしたことを考えますと、学校現場だけでなく、だれもが気軽に楽しめる生涯スポーツという点で健康づくり、また生きがいづくり、また娯楽、文化という観点でスポーツ振興していく必要があると、このように思います。 スポーツ振興の所管部署、今は国は文部科学省ですね、県においても教育委員会、そして市町村においても教育委員会がほぼ全国的な状況であるようです。しかし、スポーツの意義や効能ということを考えますと、自治体においてはやはり教育委員会ではなくて、もっと幅広い視点を持ってそういった組織体で調整していくべきではないかと、このように思っております。 そこで、香芝のこの体育・スポーツ振興についてのことをお聞きしたいと思います。 体育・スポーツの意義というのは、身体の成長以外にも健康増進、生きがいなど多岐にわたりますので市民に直結した重要な政策でございますので、その総合調整という意味でも中央部局でやるべきではないか、こう思うんですけども、市のスポーツ振興についてお伺いをしたいと、このように思います。 次に、2項目めのスクールバスの導入につきまして、安全な通園、通学を確保するという点でお聞きしたいと思います。 まず、幼稚園児また小学生を持つ保護者の皆さんということで、非常にお子さんが安全に通園、通学をすることが一番の心配事でございますけども、最近はお子さんが犯罪に巻き込まれることも非常に多く、そういった事件が絶えない状況でございます。こうしたことで、地域ぐるみで安全確保ということはやられてると今のご答弁にも今までございました。市内では、現在非常に人口もふえてまして、開発地域におきましては小さなお子さんを持つお子さん世帯が非常にふえておりまして、地域によっては家から幼稚園、小学校という通園、通学の間に非常に急な坂が続いてあったり、アップダウンが多い、また高低差が非常にある、そういった通園、通学路がございます。非常にまた2キロ、3キロというような遠距離といいますか、そういった通学路になっております。公立幼稚園の場合は、保護者の方が歩いてお子さんと保護者の方、通園するのが基本ということで考えられてますが、こうした地形の特殊性、アップダウンとか高低差、山中の中を歩いていかなければいけない、そういった非常に特殊な地域におきまして、仕方なく自転車、自動車を使って送り迎えをせざるを得ない状況がございます。こうした地域では、交代で乗り合わせて送り迎えをされてる場合もございます。また、自転車で直接送り迎えをされてる場合もございますが、この幼稚園やその小学校の近隣にこういったスペースがない場合がございます。交通安全上の問題もあると思いますが、近隣、園内に適切な場所を確保することが非常に重要ではないかなと、このように思います。こうした状況につきましてどのように実情を認識し、対策をしていくのかということについて、市のお考えをお聞かせ願いたいと、このように思います。 こうしたところでは、非常に地域性を考慮した対応というのをとっていただきたいわけですが、特に冬場、非常にカーブも多いところもあって、山中ということで滑って転んだり、暗くなると治安上も悪いということもありますので、危険な状態ではないかなと特に思うわけです。そういったことで、この今の状況について考えますと、スクールバスということが一番本当に安心できる政策であるということはもう言わずもがななんでございますけども、このスクールバスをこういった一部の地域に例えば冬場だけということもありますけども、導入することは非常に有効であると、こう思うわけですが、その点についても教育委員会のお考えというのをお聞かせ願いたいと、このように思います。 最後に、コミュニティースクール、こういった問題も教育の中でありますけども、それを直接考えていけるような制度ということで、コミュニティースクール(学校運営協議会)の構想につきまして最後にお聞きしたいと、このように思います。 言うまでもなく、学校教育の現場では、いじめ、不登校、教育格差といったさまざまな問題がございますが、私たち公明党といたしましても教育の目的は子供自身の幸福にあるということで、朝の読書運動を初め不登校をつくらないスクールカウンセラーの拡充、またいじめの連鎖を断ち切る対策等の事業を進めてまいりました。また、教員サポート、特別支援教育等々、さまざまな推進をしております。しかし、こうした諸課題を解決する近道、かぎというのはやはり学校現場をいかに活性化するかということに尽きるのではないかな、このように思うわけです。そこで、この学校現場では、従来からは制度上、国、県教育委員会、市の教育委員会と続きまして、最後に出先機関のような学校が位置づけられていると、このような今現状でございますが、上意下達のこの待ちの姿勢で運営がされてると言っても言い過ぎではないかなと思うわけです。 そこで、今この地方分権の時代でございますけども、今後は学校長を中心とした地域の実情に応じた形で、また地域の住民とあわせて自立的な目標の設定とか課題解決、改善ということをやっていくべきじゃないかと、このように思うわけです。こういった構想は、2000年以降の教育制度改革でも議論をされました。2004年6月の国会で法制度化もされたところでございます。学校長が地域住民の後ろ盾のもとで自立的な学校運営ができるような制度であると、このように聞いておりますが、この制度は市の教育委員会と学校、また住民のやる気さえあればかなりのことができる制度であると、こう聞いてるわけです。従来から、学校現場は学校長の権限や責任が不明確な中で学校運営がなされているという感がありますので、この改善が期待されるところですが、こうしたツールを積極的に活用している学校が全国にも出てきてますので、今回お聞きしたいと、このように思います。学校運営協議会のように、学校運営、どのような制度であるか、また制度の効果、そういったものについて教えてほしいと思います。そして、香芝市ではこの制度をどのように評価し、また認識しているのかお聞きしたいと、このように思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(長谷川翠君) それでは、中山武彦君の一般質問に対しまして答弁を求めます。 まず、大きな1番、健康安心の市政について、ヒブワクチンにつきましてでございますが、高岡保健福祉部長、そして大きな2番、スクールバスの導入等につきましては中谷教育長、大きな3番、学校運営協議会、コミュニティースクールの構想について、同じく中谷教育長、それぞれ答弁を求めます。 はい、まず1番、高岡保健福祉部長、答弁。 ◎保健福祉部長(高岡祥友君) それでは、細菌性髄膜炎発症の現状につきましてのご答弁を申し上げます。 細菌性髄膜炎は、脳や脊髄を覆っている髄膜に細菌が感染して炎症が起こるものであり、このうち50%以上がインフルエンザ菌のB型、いわゆるヒブによるものであると言われております。日本におきます平成8年から10年の2回の疫学調査の結果、インフルエンザ菌髄膜炎の罹患率は5歳未満人口10万人当たり8.6人から8.9人で、年間で約600人が罹患していると推定されております。年齢的には、4カ月から1歳児が過半数を占めまして、5歳以上の報告はございません。罹患したもののうち、5%がお亡くなりになり、また25%にてんかん、あるいは難聴、発育障害など、後遺症が残ると言われております。また、公費負担実施自治体についての実情でございますが、全国では現在28自治体で、そのうち奈良県内では2自治体となっております。 次に、本市におきますワクチン接種の状況でございますが、接種に当たりましては、小児科などの各医療機関での任意接種とされておりまして、香芝市内の小児科3医療機関においての接種者数を調査いたしましたところ、ワクチン発売の昨年12月からことし8月までの間に接種された乳幼児は、ゼロ歳から1歳未満児で約66人、1歳から5歳未満で約103人ということでございます。年間の出生数を800人といたしますと、ゼロ歳から1歳未満児の8%が、また1歳から5歳未満児の4%が接種している状況でございます。いずれにいたしましても、市民の皆様からの接種についての相談等につきましては、できる限り詳しい情報が提供できますよう努めてまいりたいと考えております。また、現在このワクチンに対します国の補助制度がございませんので、今後の国の動向を見守り、社会情勢も視野に入れながら検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(長谷川翠君) 続いて、中谷教育長、答弁。 ◎教育長(中谷彪君) 失礼いたします。 中山議員のご質問につきましてお答えいたします。質問のおのおのが少し複雑で、2つずつぐらい回答しないといけないと思いますので、少し時間かかりますけども、よろしくお願いいたします。 まず、市民スポーツの振興についてでございます。 市民スポーツ振興についての市の考えを伺うというご質問と、それから組織の見直しを含めたスポーツの振興の展望と、こういうご質問かというふうに理解いたしました。 まず、市民スポーツの振興についての市の考え方でございますけども、スポーツは体を動かすという人間の欲求にこたえるとともに、精神的充足や楽しさ、喜びを与えるものでありまして、とりわけ少年にとりましては心身の健全な発達に大きな意義を有してるものだと考えられます。 香芝市教育委員会では、学校教育におきましてはもちろんのことでございますが、市民スポーツ、生涯スポーツの充実と振興を図るため、諸条件の整備に努めているところでございます。社会体育事業といたしましては、幼児から高齢者までを対象にした各教室等の開設、家族、グループ等でスポーツに親しむファミリースポーツ事業、市民の交流を行う事業等々を展開しております。また、青少年を対象といたしました教室では体力の向上、スポーツの基礎、基本の学習、高齢者対象といたしました教室では健康、生きがいづくりに重点を置いた活動を進めております。 なお、文部科学省提唱の総合型地域スポーツクラブの設立につきましては、香芝市体育指導委員たちが中心となりまして準備を進めてくださいまして、このたび財団法人日本体育協会より平成21年度総合型地域スポーツクラブ創設支援事業委託金の交付を受けたところでございまして、これからその活動が期待されます。 以上のように、教育委員会といたしましては、今後総合型地域スポーツクラブの活動の活性化も含めまして、本市の市民スポーツのさらなる充実と発展を図ってまいりたいと考えております。 組織の見直しを含めた考えはあるかということでございますけども、これにつきましては近年都市化や生活の利便性の向上等によりまして日常生活における身体活動の場や機会が減少してきております。また、社会の複雑高度化、高齢化の急速な進展や週休2日制の普及等に伴う自由時間の増大など、社会状況も変化し、仕事中心から生活重視へという国民の意識や価値観の変化が見られるわけでございます。こうした状況下におきましてスポーツやレクリエーションが心身ともに健康な生活を営む上で不可欠なものとなっており、ますますその重要性が高まってきております。本市でも、市民の一人一人がスポーツ活動を継続的に実践できるような環境整備が求められていると考えられます。また、市民が主体的にスポーツ活動に取り組めるよう、スポーツやレクリエーション施設の利用、各種スポーツレクリエーション事業、質の高いスポーツ指導者などに関する情報等を容易に入手できる情報提供体制を整備することも課題となっております。 さらに、市民のだれもが生涯にわたってスポーツやレクリエーションに親しむことができる生涯スポーツレクリエーション社会を実現するためには、市民のスポーツやレクリエーションへの主体的な取り組みを基本にしながら、市民ニーズに対し的確にこたえることが必要であります。 教育委員会といたしましては、以上のような状況を踏まえ、今後も市民体育や生涯スポーツレクリエーション社会の創出という観点から、市の多くの関係部局と密接な協力、協働体制を構築しながら、多くの事業の実施に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、スクールバスの導入の問題でございます。 これは、スクールバスの導入によって安全な通学、通園を確保するというご質問でございました。これにつきましては、まずスクールバス導入のいかんにつきましてまずお答えさせていただきます。 香芝市内の公立幼稚園の通園は、保護者を伴った徒歩通園が原則となっております。 次に、小・中学校の通学距離につきましては、義務教育諸学校施設費国庫負担法施行令に規定がございまして、小学校の場合は自宅からおおむね半径4キロメートル以内、中学校の場合はおおむね6キロメートル以内と定められております。香芝市の場合、最も遠い通学距離は、小学校の場合、約2.8キロメートル、中学校、約4キロメートルでございますので、教育の機会均等という公教育の原則から判断いたしましても著しく通学距離が遠いとは考えておりません。したがいまして、スクールバスの導入は考えておらないというのが現状でございます。とはいえ、議員もご指摘のように、香芝市の場合、居住区によりましては地理的に高低差が非常に大きい通学路も存在しておりますし、通園通学におきまして一部の子供たちや保護者の方々には大きなご負担をおかけしてるということも十分認識いたしておるとこでございます。また、通園、通学時の安全上の心配も理解してるとこでございます。 なお、公共バスをスクールバスとして運行してはどうかというご提案でございますが、公共バスはもともと福祉センターの建設に合わせて交通弱者への福祉目的で運行が始まりました経緯もありまして、転用は必ずしも適切ではないというふうに考えております。したがいまして、少々の遠距離通学、通園は子供たちの体力低下や運動能力の低下を克服するのだというような、そういうきれいごとで問題解決したくはございません、そういうつもりは毛頭ございませんけれども、現状下におきましては安全である通園、通学をお願いする次第でございます。 この安全なる通園、通学につきましては、実は先ほどの教育委員会の事務局長の答弁もございましたけども、地域の方々の見守り活動や子ども110番の家の指定等、多くの方々のご厚意とご協力等を得まして万全を期すべく努力してきております。 教育委員会といたしましては、さらなる通学路の安全確保のために安全標識、それから防犯灯、横断回転灯などを設置するなど、可能な範囲で整備を行ってきてるとこでございます。今後ともそのような万全な態勢づくりに努力をしてまいりたいというふうに考えております。 最後のコミュニティースクールにつきましてのご質問でございます。 これにつきましてコミュニティースクールとは一体どういうものかというご質問と、それから本市ではどのように考えているかという、このご質問があったというふうに思っております。 まず、初めのコミュニティースクール、学校運営協議会制度とはどういう内容かというご質問でございます。 日本でこのコミュニティースクールと、このように言っておりますのは、学校運営協議会において学校のことでございまして、保護者、地域、学校、教育委員会が一体となってよりよい学校をつくり上げていくことを目指す学校のことでございます。 この学校運営協議会制度は、議員もご指摘されましたけども、平成16年9月に改正されました地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第47条の5におきまして詳しく定められているわけでございます。そこでは、教育委員会は教育委員会規則で定めるところにより、その所管に属する学校のうち、その指定する学校の運営に関し協議する機関として、当該指定学校ごとに学校運営協議会を置くことができると、こういう規定が、これが第1項でございます。少し説明させていただきますと、第2項でございまして、学校運営協議会の委員は教育委員会が任命すると、こういう内容でございます。それから、3項は、指定学校の校長は教育課程の編成その他につきまして学校運営協議会の承認を得なきゃならないと、こういう規定でございます。それから、4項は、学校運営協議会は運営に関する事項について教育委員会または校長に対して意見を述べることができると。5項は、学校運営協議会は、職員の採用その他の任用に関する事項について任命権者に対して意見を述べることができると。それから、6項でございます、最後でございますけども、職員の任命権者は当該職員の任用に当たっては学校運営協議会の意見を尊重すると、こういうふうな内容でございます。学校評議会制度というのは、校長の諮問に応じて意見を述べるということでございましたが、この学校運営協議会制度は、それよりもいろんな意見を述べたり、それから運営についての方向を決めることができると、そういう意味合いがございます。 この規定では、先ほど読みましたように、置かなければならないではなくて置くことができるということでございまして、ただいまのところ香芝市では置いておりません。教育委員会といたしましては、この制度は民主的に運営され適正に機能しますならば、保護者や地域のニーズを学校運営に反映できるシステムとして効果があるのではないかとは認識いたしておりますけれども、その組織化や運営等におきまして慎重を期する必要もございますので、それらの成果が確証されてから踏み切っても遅くはないというふうに考えております。恐らく全国でもまだ数%ぐらいの実施だと思っております。 教育委員会がこう考えますのは、やはり子供の学習権の確実な保障と、今保障をしなきゃならないという、そういう時期的なこともございますので、実験的な試みに関しましては慎重にも慎重を期したいというのが基本的な姿勢でございます。 最後でございます。いろいろな規定からわかりますように、人事権とかカリキュラムの編成などで任命権者にも意見が述べれる、そういう意味では主体的な運営ができるんじゃないかと、こういうふうなご質問でございます。 公教育であります学校教育というのは、国公市立学校とも公教育制度の一環といたしまして教育行政における法律主義の原則にのっとって運営されているものでございます。しかも、それが今のところ正当性と合理性を持つものであるというふうに判断されているわけでございます。教育委員会は、地方教育行政の機関として教育の諸法規や規則に従いながら、子供の学習権の保障と教育の機会均等という2大目標を基本原則に据えまして、香芝市内の公立学校園の管理運営に当たってきております。その際、学校の主体性の尊重、校長の学校運営上における創意工夫の推奨、学校評議員制度、それから学校地域教育支援本部の活用、学校の内部評価と外部評価、教育委員会とPTAとの乖離、PTA活動の活性化のためのいわゆる活性化の促進等を通じまして、教育委員会と学校と保護者と地域社会との連携強化に鋭意努めているとこでございます。 なお、議員ご指摘の人事などでも任命権者に意見を述べることができるっていうことは、現在でも団体であれ個人であれ可能でございます。もし、その意見が妥当なものでありましたならば、尊重はさせていただきます。しかし、それが必ず実施されるかどうかにつきましては、先ほど申しました2大目標との関係で決まってまいりますので、お約束はできないということでございます。 また、学校地域と連携して主体的に運営できるようにしたいというそのご意見も大切なご指摘でございますが、学校が公教育という性質を持っている以上、現実にはそう簡単に主体的に運営できるっていうにはいかないのが現実ではないかというように私は考えております。 香芝市教育委員会といたしましては、以上述べましたように、連携強化を図りつつ、学校の諸情報や諸課題を保護者や市民の方々に可能な限りお伝えし、学校、地域、家庭がそれぞれの役割と責任を自覚し合いながら、よりよい学校づくりを目指してまいりたいと考えております。また、学校運営協議会の設置等の可能性とそのあり方につきましては、今後とも私たちの検討課題といたしたいと考えております。どうぞご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。 以上、長くなりましたけれども、ご答弁とさせていただきます。 ○議長(長谷川翠君) それでは、中山武彦君の2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、中山武彦君。 ◆4番(中山武彦君) ご答弁いただきました。本当にありがとうございます。 いろいろと3点、項目について順次また1番から聞いていきたいんですが、まずヒブワクチンでございますけども、市内でもゼロ歳から1歳が66人ですね、1歳から5歳が103人という接種をされてるということで、パーセントにしては8%と4%という内容でございました。また、全国的にも600人ですか、発症件数が、ということで、発症自体は非常に少ないということですね、細菌性の場合は。これはそういうことでございます。確かに、それはわかりますんです。ただ、5%もの死亡率ということと、あと4人に1人、てんかん、難聴ということでございました、後遺症が残るということで、一たんかかってしまうと非常に怖い病気というような認識もあると思います。 海外では、もう1998年のWHOでそういった接種奨励が出まして、もう過去の病気ということまで言われてるらしいです。アメリカでは、予防接種を定期化して100分の1の発症になったということで、非常に効果が出るということも実証されてるわけなんです。 やはり自己負担でようやく12月からやり始めて、1人4回か、4回やらないと効果が出ないと、こう聞いてまして、1回七、八千円で3万円かかるということで、その中でこの10%弱、8%、4%の方がやっぱりやられてるということですね。非常にこの病気の重さというのをやはりわかってらっしゃって、ぜひとも予防したいという状況であると思うんですね。国の確かに助成ございません。ただ、この後遺症を受けたときの介護費とか治療費、また発症したときの治療費ということを考えますと、予防もしなければいけないと、こう思うわけです。 そこで、小児医療科の専門家に聞きましたら、これを1回受けたら、もう休日夜間、飛び込まなくてもいいんだということを言うてはりまして、翌日受診すればいいと、ワクチンの注射を受けてらっしゃる方はですね。小児科現場では、非常に劇的な変化が起こるというふうに言われておりますこの細菌性髄膜炎の予防、これについて私たちも引き続きこの要望活動もいたしたい。もう必ずことしも要望してますし、ヒブワクチンも各議会でも意見書も出てるようで、いろいろ取り組みもしていきたいと思いますが、市においても国や県の働きかけ、財政措置の工夫、費用対効果等、もう一度検討していただきたいと、こう思うわけです。この点、いかがですか。再度ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) はい、高岡保健福祉部長、再度答弁。 ◎保健福祉部長(高岡祥友君) 先ほども申し上げましたように、市民の皆様からの接種につきましてのご相談等につきましては、引き続きできる限り詳しい情報が提供できるよう努めてまいりたいと思っております。そしてまた、接種率あるいは財政面も含めまして、あるいは国、県、他の自治体の動向も見守りながら、今後社会情勢も視野に入れながら検討してまいりたいなと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(長谷川翠君) はい、中山武彦君。 ◆4番(中山武彦君) よろしくお願いいたします。 続いての体育・スポーツの振興ということでございます。 非常に体育・スポーツ、意義がたくさんございますので、教育委員会ではどうかという話をさせていただきました。 ちょっと目線を変えて所管部長にお聞きしたいのでございますけども、市内の公園で子供の外遊びの場ということで遊具等いろいろありますねんけども、その遊具の中に子供の遊具でございますけども、背中を伸ばしたりできるいすが、背伸ばしのいすとか、またツイストをするようなストレッチ器具がある公園がございます。こういったことは、子供の遊具でございますけれども、大人も使ったりしてストレッチまた健康に役立ててるという場合もあります。この公園というのは、非常に子供だけじゃなく高齢者もあって、それから世代間交流もできると思うんですけど、そういった意味でやっぱりこういった公園の健康遊具、高齢者に向けたそういったニーズもありますので、そういったものの増進ということもあるので、こういうのをつくられたということについて、健康づくり、スポーツの点でも必要と思いますので、その辺の充実ということをちょっとお聞かせ願いたいと思います。所管部長にちょっとお聞かせ願いたい。 ○議長(長谷川翠君) それでは、公園の遊具設置を含めた有効利用、世代間交流につきまして、はい、平井産業建設部長、答弁。 ◎産業建設部長(平井光男君) ただいまご質問いただきました公園にストレッチ器具等を設置する考えはないのかと、こういう質問だと思います。 公園につきましては、子供から高齢者まで幅広く、それぞれの目的で利用されております。また、ご質問いただきましたように、世代間交流、そういった触れ合いの場、憩いの場として利用されておるわけでございます。今現在は、各公園に新たにストレッチ器具等を設置する考えはございません。しかしながら、高齢者の健康増進の観点から場を提供する所管といたしまして関係所管と協議をしてまいりたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(長谷川翠君) はい、中山武彦君。 ◆4番(中山武彦君) そういった健康器具もある公園もありますので、これはやはり健康づくり、また世代間交流ということで一つの課、部局だけではなかなか考え及ばないと思いますんで、公園整備は公園整備でする使命というのがあって、教育も目的とはまた違うし、健康づくりの意味もありますけど、そういった面でちょっと広い視野で考えていくスポーツ振興というものもやっぱり大事かなあと、このように思うわけです。 そこで、教育の再生懇談会というのが、前の政権になりますが、5月に報告書を出されて、3項目あって、その教育再生懇談会の中の報告書の3つのうちの一つがスポーツ立国日本と目指すっていうことで、文科省の所管でプロスポーツも含めたスポーツの振興という報告書が出されております。その中でも、生涯スポーツ社会を実現ということで、子供から高齢者までの生きがいづくり、また健康づくりという観点でうたっております。そういった文科省の確かに国は所管でやっておりますが、やっぱりスポーツ振興というノウハウ、コーチの人材等、スポーツの施設等のことを考えて、今までの蓄積を考えた場合に、教育委員会という面もわかるんでございますけども、何といいましても、やはり多岐にわたる行政目的、また今言いましたような公園づくり一つにしてもスポーツという観点もそこに打ち出していただかなければいけないのかなあ、それから健康かしば21ですね、それもあります。また、市民体育スポーツもあります。ということで、市長部局というふうにやるのがやはりいいのではないかなと、こう思うわけですね。その点について、今回指定管理者も予定されております、体育施設の貸すというものだけではなくて、そういったスポーツを提供する場、だれもが利用できるような場というのを考えた上でやっていただかなければいけないと、こう思いますんで、その点について市長部局のほうでちょっとお考えをお聞きしたいと、このように思いますが、いかがですか。 ○議長(長谷川翠君) はい、それでは杉田企画調整部長、答弁。 ◎企画調整部長(杉田明弘君) スポーツの振興につきまして市長部局のほうで置くべきではないかというご指摘、先ほどから言われております。また、教育長も先ほどるる答弁があったところでございます。 現在、基本的には、スポーツレクリエーションにつきましては教育委員会において大きく展開を図っていただくという考えを持っておるところでございます。市長部局におきましても、福祉面で老人クラブ単位でもレクリエーション的に活動を展開されてることと思います。現在、人的、物的にも大変厳しい今時期でもございまして、また他の組織の影響もございまして、一朝一夕にはご指摘の件につきましてはなかなかできるもんではございません。今後、スポーツあるいはレクリエーションのあり方につきまして、ますます論議を深めてまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 以上、答弁といたします。 ○議長(長谷川翠君) はい、中山武彦君。 ◆4番(中山武彦君) 先ほども教育長がやはり市民体育課が中心に庁内調整をするということをおっしゃいまして、その点の例えば体制づくり等、しっかりできますように、ちょっとお願いしておきたい。柔軟な対応ということになりますけども、組織の見直し等を含めて今後とも、ちょっとこれは要望ですが、お願いしていきたいと、そう思います。 次のスクールバスでございます。 特殊な地形ということになりまして、これは私が今言ってるのはディアホーム等、晴実台ですね、一画の居住地でございます。確かに距離的には3キロはないと思いますけども、関屋小学校、関屋幼稚園までですね。ただ、おっしゃったように、地形的なちょっと特色がございまして、その通学路、通園の間に山の中、全く民家のないところのとこにスロープがございまして、歩道もあるわけですけども、そこの区間もあります。また、一たん下がってからまた上がっていくということもございまして、非常に幼稚園児にとっても小学生にとっても通り一遍の一律的な対応では難しい。今、現にやはりお母さんが自転車、自動車に乗って送っていらっしゃるという状況でございまして、そうなれば、やはりまずは幼稚園なりに駐輪場または駐車場、これは駅前でもいいんですけども、そういったちょっとした工夫でできると思うんですね、幼稚園に駐輪場をつくってあげるということはです。そういった態勢をまずはやっていただけないかなあと、こう思うわけですが、その点は答えがなかったんですけども、いかがなもんでしょう。 ○議長(長谷川翠君) はい、中谷教育長。 ◎教育長(中谷彪君) お答えいたします。 先ほど法令を持ち出しまして、香芝市内にはその法令内に入ってるんだということ申しましたけども、それは法的にはそういう問題ないということで片づけるつもりは何もないということで、ご理解願いたいと思っております。 議員ご指摘のように、地理的な状況、それから安全面も含めましてどういうふうに配慮するかっていうのは、私たち教育委員会としては重く受けとめております。ただ、園とか学校によりましては、安全面とかその距離面につきまして何らかの指示っていうか、いろんな相談のもとで方針を出しているようでございます。したがいまして、それについて教育委員会としてはそのことがこういうにしなさいという形では申し上げておりませんけれども、各学校、園で適切な指示をされてるっていうふうに私はお聞きいたしておりますので、それに期待をいたしたいというふうに思ってます。ただ、スクールバスを導入することにつきましては、考えていないということを申し上げないといけないというふうに思っております。 済いません、不十分な回答になりましたけども、以上でございます。 ○議長(長谷川翠君) はい、中山武彦君。 ◆4番(中山武彦君) それでは、そういった施設整備というものをどんどん言うように言いますので、ちょっとよろしく整備をお願いしたいと思いますのでお願いいたします。 今スクールバスについては考えてないというようなことございましたが、公共バスの活用ということで、総務部長にちょっと伺わなあかんかなと思うんですが、例えば代替をするとか、工夫ある運行というものができないのか、これは一部の地域で冬場だけというようなことも住民のために安全面でどうかなと、こう思うんですけど。この点、今後に検討されてるところと思いますけども、ちょっとお答えいただけませんでしょうか。 ○議長(長谷川翠君) はい、細川総務部長。 ◎総務部長(細川家央君) ただいまの中山議員の公共バスを活用してスクールバスにという質問でございますけれども、公共バスを児童・生徒の送迎などに活用することにつきましては、奈良交通とのいわゆる公共バス運行管理業務契約によりまして他の用途にはできないということが、まずこうなってございます。そもそも公共バスにつきましては、市役所あるいは総合福祉センター、屯鶴峯温泉の開館時間に沿った形でバス停4カ所を午前8時30分を始発といたしまして、午後7時40分ごろまで運行しているのが現状でございます。そして、この午前8時30分の始発に合わせまして、実のところ、各バスが市役所におきまして始業点検を行い、その後それぞれの始業時間に間に合うように運行する体制となっておりますので、おわかりのとおり、時間的には非常に無理が生じてまいるわけでございます。したがいまして、スクールバスの代替手段として公共バスを利用することは非常に難しいというふうに考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(長谷川翠君) はい、中山武彦君。 ◆4番(中山武彦君) 今のご説明、契約上そういったことであるというのは非常にわかります。 ただ、これからのことということで、安全面というのは今まだここの学校の幼稚園に通われる方、そんなにたくさんいらっしゃいませんのでそれほど問題には上がってませんが、これからやはり住宅も倍増するということで子供の数もふえてまいりますので、今後のことでございますけども、やはり深刻になるということで、工夫あるマイクロバスとか、例えば代行運転業務をされてる会社に委託するということも各地域、全国的な例にもありますし、スクールバスというものを導入するのでなくて、やはり公共バスと、園児と一緒にという、今回の検討の中で世代間交流もできるらしいです、高齢者の方がやはりお子さんも乗ってきたらということもあるみたいですんでね。そういった工夫あることも考えながら、安全面に配慮したバスというのを、特殊な地形ですから、自転車、自動車でうまくいけば、それはそれでいいんですけども、そのあたりも将来的にちょっと課題として考えていただきたいと、こう思いますので、ちょっとよろしくお願いしたいと思います。これは、要望させていただきます。 ちょっと続いていきますが、コミュニティースクールの学校運営協議会の件でございますが、非常に教育長のお考えというのはわかるんでございますし、公教育という話も最後に出てまいりましたけど、権限としては非常に大きなものを持たされているわけです、学校運営協議会。ご説明では、人事に対しても任免権者、県教育委員会ですね、意見を述べられて、それを尊重しなければいけないと、任命権者ですね。ということで、この設立のときに公明党の当時の斉藤鉄夫さんが質問した答弁でも、この学校運営協議会の意見というのは合理的な理由がない限り尊重しなければいけないという答弁が出まして、ということはやはり人事の面につきましても、無理強いとか個人的な話は当然すぐ却下されると思いますけども、合理的な説明責任が課されるということですね、学校運営協議会からの意見に対して切る場合ですね。そういった非常に重たい権限が法的に出されてるということもありますし、むげにそんな信用できないという学校に地域にという答弁ではちょっとではなかったかと思いますけどもね。やはり、住民、地域の方、また学校長のやる気というのをそぐような形で機運づくりというのがこれからは大切と思います。ほんで、特に保護者の方が一番求めてるのは、学校の改善をどうしていくのかという、学校の方針ですね。今までは非常に不明確な権限でございましたんで、ちょっと非常にどこが責任とってくれるのかと、校長に言っても教育委員会、また教育委員会だとお金がかかってるんで、県行ったりしてますのでね。そこを学校自身が、学校長が学校の改善問題、学力とかいろんな問題について学校運営協議会に承認を得るような方針をつくらなあかんという項目もございますので、非常に権限が強くなったと思います。教育委員会の今までのプロセスと違う仕組みができてるんでございますけども、この点については、分権型ということで今の時代の流れでこういった県と国と学校の役割分担を進めるということ、民主党のマニフェストにも同じことが載ってますし、公明党のほうにも載ってますし、非常にその流れの制度はできてますけど、もっと段階的にやっていこうという流れでございますので、機運づくりが大事であると、こう思うわけです。香芝市の今の教育長のお考えだけでけってしまうんじゃなくて、これからそういったものを地方分権型、自立型の学校というものを、公教育の考え方もあると思いますが、その点について学校のあり方、展望についてちょっと再度ご認識というか、機運づくりについてでも結構ですが、ちょっとお答えいただきたいと思います。 ○議長(長谷川翠君) はい、中谷教育長、再度答弁。 ◎教育長(中谷彪君) お答えいたします。 私は、学校運営協議会に反対であるということは言っていないわけでございます。香芝市には、現在それは置いていないというか、指定していませんということでございます。 それから、学校が親、それから地域社会に支えられて運営されていくっていうこと、協力がないといけないということも存じ上げております。したがいまして、これからは、そういう意味で学校それから親、地域、それから教育委員会、それから場合によっては子供、そういう学校に関係する人々がそれぞれ力を出し合って、その方向を決めていくっていうのが一つのあり方だと思っております。こういう学校運営協議会が法令化されましたということもありますし、それから民主党のマニフェストの中では学校管理会制度による学校運営ということも言われております。したがいまして、この流れの方向というのは、今後の方向だというふうに理解いたしております。 その場合に大切なのはどういうことかと申しますと、実はこの学校運営協議会の制度につきまして置くことができるということを先ほど申しましたけども、この学校運営協議会制度につきましては、その学校運営協議会の委員は教育委員会が任命するということですね。したがいまして、学校運営における民主主義の問題、その前に民意をどういうふうに吸収していくか、反映していくかっていうことに大きな問題があるっていうか、課題があるということですね。したがいまして、私は、先ほどの答弁の中で民主的に運営され適正に機能するならば、大きな力を発揮するだろうと、しかしながらその組織化や運営等につきましてはなかなか難しい課題もございますと、こういうふうに申し上げました。恐らく私のこれは見解でございますけども、行政の組織から任命されて、そしてその委員たちが運営していくっていう制度というのは余り効果を発揮しないのではないかと私思っております。これは、私個人の見解でございます。したがって、教育委員会の見解ではございません。ですので、私は、慎重にこの問題については取り組んでまいりたいということでございます。それでよろしいでしょうか。私は、くれぐれも申しますけども、反対してんじゃないと、導入につきましては慎重を期したいということでございます。 ○議長(長谷川翠君) はい、中山武彦君。 ◆4番(中山武彦君) はい、わかりました。 反対してないんはわかるんですが、やはり任命してやってもらうということでなくて、機運づくりというか、分権時代ですから、そういったものも全国でやっぱり300ぐらいは出てるらしいですね。ですから、やってるとこ、成功例もあるみたいですね。よい地域にはよい学校をということで提案してやってらっしゃるとこもあるということで、ですから確かに住民の意識、機運というものだと思いますんで、ちょっとその点、香芝として今後の課題としてよろしくお願いしたいと思います。要望とさせていただきます。 以上でご質問させていただきました。ありがとうございました。 ○議長(長谷川翠君) それでは、中山武彦君の一般質問を終わります。 暫時休憩をいたします。              午前11時35分 休憩              午後1時02分 再開 ○副議長(関義秀君) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、8番森井常夫君の一般質問をお受けいたします。 はい、森井常夫君。 ◆8番(森井常夫君) 皆さんこんにちは。 今回一般質問8人と聞いておりまして、あいにく4番ということで縁起がもう悪いですけども、またどこでとちるかどうかわかりませんけども、またよろしくお願いしたいと思います。お昼でおなかもいっぱいになって、議員の皆様には睡魔に襲われるかもわかりませんけれども、目と耳だけは、頭のほうも働かせていただきまして、理事者のほうにはちゃんと的確に答弁いただきますようお願いして、1回目の質問に入らさせていただきたいと思います。 さて、質問に入る前に、一言私のやってきた報告を述べさせていただきます。 去る8月9日の台風によって兵庫県地方を襲った豪雨による被害は、佐用町で死者20名、行方不明者2名、住居被害としては全壊161棟、大規模半壊194棟、床上床下浸水を含め1,980棟を数え、その他、病院の浸水被害2件、流された橋梁19件と甚大な被害をもたらしてしまいました。被害に遭われました方々初め、地域の皆様にはお見舞いを申し上げ、早期の復興をお祈りし、国、県、行政の惜しまない支援を期待するものであります。なお、先日の9月6日には、仮設住宅への転宅のほうも始まったようですので、早くもとの生活に戻られますようお祈りいたします。 その中、先月8月16日、私も、言いにくいですけど、中村議員も黒松議員初め香芝市災害ボランティアの一員として兵庫県佐用町のほうへ復興の手伝いに行ってまいりました。高速佐用インターをおりると周りの景色は一転しまして、佐用川のはんらんによると思われる濁流が住宅や病院を襲い、人も車も押し流され、あっという間にこのような大災害を引き起こしたと思われます。 総勢17名のボランティアは、佐用町にある佐用高校に災害ボランティアセンターを開設してるということで、早速直行し、受け付け、登録を済ませ、派遣場所へと案内を待ちました。ボランティアセンターでは、近畿一円はもとより、遠方より各種ボランティア団体を初め各府県の自治会の方々、学校の体育クラブなどの皆さんがたくさん応援に来られた模様でありまして、前日の8月15日には約1,200名ものボランティアが集まったようですが、このボランティアセンターの活躍のおかげでありまして、スムーズに被災場所への配置ができたようでございます。我々も、センターの手配のもと、2班に分かれ、活動を行いました。猛暑の中、粉じんと悪臭の汚泥に悩まされつつ、スコップによる泥よけや井戸水を使っての家具の洗浄などを行いました。まだまだやり残した仕事はありましたが、午後3時半ごろ終了いたしました。街角には、帰る途中、ボランティアの皆様ありがとうございましたとのお礼の張り紙がところどころに張ってあり、早くもとの活気のある生活を取り戻していただくようお祈りいたしました。帰る途中で、地元佐用町が用意してくれたゴルフ場のおふろに入って汗を流し、疲れをとり、香芝市へと帰りました。この地域では、2004年にも今回と同じように佐用川がはんらんし、水害が発生したようで、川のしゅんせつ、堤防の補強など、水害対策のための河川改修を国や県に要望していたにもかかわらず、今回の災害になったわけであります。 我が香芝市においても、葛下川を初め熊谷川、竹田川など、中小河川が多数流れており、毎年台風シーズンともなると、床上床下浸水などの浸水被害も出ているわけであります。香芝市においても、早期の河川改修工事を進めていただきたいと感じております。 なお、前置きが長くなりましたが、香芝市社会福祉協議会のほうでも災害ボランティア設置の準備もでき上がっているそうですが、災害が起きて受け入れる側にならないよう願う次第であります。現在、災害ボランティアには、職員を初め、いまだ市会議員5人を含む15人しか登録をされておりません。地球温暖化が進む中、いつ何どきこのような災害に見舞われるかもしれません。皆さんもどしどし登録していただきますようお願いいたします。 本当に長くなりましたけども、通告書に従いまして一般質問をさせていただくわけでございますが、大項目1の香芝市の少子化対策についてでございますが、企画調整、保健福祉等、多岐にわたり広過ぎますので、児童福祉に絞って1回目の質問をしたいと思いますので、どうかよろしく答弁のほどお願いをいたします。 今日、全国的に認可保育園に入れない、いわば待機児童の数がここ数年ふえ続けており、全国で約2万5,000余りに上り、入れない、また高額でも無認可保育園に通わされなければならない子供たちを含めると、倍以上になると考えられております。近年、全国的に経済情勢の悪化で働く共働きの家庭がふえ、また育児休業制度の普及もゼロから2歳の待機児童数の増加を助長していると思われます。子育て支援の育児手当、子供1人当たり2万6,000円をもらっても、預けるところが不足してる状態になろうとしております。今回梅田市長が9月議会初日の行政報告の保健福祉のところで待機児童の解消と保育ニーズの多様化にこたえるため、旭ケ丘地区の保育所用地に民間活力の導入による保育所整備に向けて準備を進めておりますと述べられておりますが、ここ数年の香芝市における待機児童数の状況はどうなっておりますか、お聞かせください。 預けたいが、希望する近くの保育所は定員がいっぱいで入れないし、第2希望になると遠くて送り迎えが大変だということは、よく保護者の方から耳にするのですが、地域等のバランスはとれているのですか。それを踏まえた現在の香芝市内の待機児童の数、公立、私立の定員数、待機児童の減少に向けた取り組み等など、経過報告をいただけたらありがたいです。よろしくお願いをいたします。 中項目2の保育所整備に向けた民間活力導入とはということで、旭ケ丘地域に市が保育施設用地として平成19年度3月に土地取得特別会計にてこの用地を取得されているわけではありますが、この場所に公設民営で整備されるのか、また民設民営、どちらで整備されるのか、はたまた公立の保育所の整備は無理なのですか。民営で多分整備されるのであれば、子育て支援対策特例交付金、安心こども基金を活用されると思いますが、従来なら国2分の1、市4分の1、事業者4分の1の負担率になっていましたが、今回の整備計画においてはどれぐらいの補助率であって、これはどれぐらいの市の負担が軽減されるのか、お教えください。 また、これは民間設置の場合であって、整備と運営に限るとお聞きしますが、本当ですか、お教えください。よろしくお願いいたします。 次に、大項目2の香芝市における都市計画について質問いたします。 奈良県では、平成17年1月1日施行にて都市計画法に基づく開発許可の基準に関する条例が制定されました。香芝市においては、平成27年度を目標に、都市づくりの基本的な方向を示すため、平成15年度より検討を開始し、市民の皆様へ意向調査や学識経験者や市民代表などによる検討委員会等を行い、平成17年度に香芝市都市計画マスタープランを作成されたわけでありますが、その中、市街化調整区域については、農業集落ゾーン、自然環境ゾーン、既存住宅地ゾーン、流通業務等誘導ゾーンに区別され、豊かな田園環境や自然環境の保全に重点を置きつつ、地域の実情に応じて保全と管理のめり張りのある効果的な土地利用を行っていくとありますが、現在の香芝市の市街化調整区域の開発許可はどうなっていますか。 続いて、中項目2の市街化調整区域の開発行為の規制の緩和についてお聞きします。 平成19年度には、たしか都市計画法第34条第1号を活用して市街化調整区域香芝市マスタープランの地区別構想、志都美地区周辺のまちづくりとして、高・上中地区の一部が既存集落の区域指定を行いましたが、どのような計画で進められているのですか、お聞きします。 また、そのほかに、この34条、市街化調整区域許可基準を利用して行われた事業はありますか、それもお聞かせ願えますか。 それとは異なりますが、そんな中で香芝市都市計画マスタープランの地区別構想における鎌田、三和周辺地区における田園環境と調和した地域環境の創造ということで、農業振興を図るべき地区として田園環境の保全と農地の保全、視点場の保全を図るべき地区として、二上山を望む特にすぐれた視点場の農地やため池等の保全を目標に掲げられておられますが、磯壁新在家線が開通し、交通の利便性がよくなったわけでございますけれど、道路の横では地元の生産者農家がつくった花を売る小さな店や朝どり野菜を売る店などが簡易的な小屋を建てて営業をしております。それはあちこちで見る風景で、違和感は余りありませんけれども、良福寺のため池、新池の前には大変大きく目立つ古びたブロック塀で囲まれた長年放置された構築物や資材置き場等が点在し、景観を損なっているように思いますが、どうでしょうか。 磯壁新在家線が開通し、高田バイパスのインパクトを生かした34条の特定流通業務施設や工場、倉庫等の開発や建築ができるようにならないか、お聞きしたいと思います。 都市計画とは、都市の健全な発展と秩序のある整備を図るための土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業ということですが、もっと地域の実情と住民の意識にかなった都市計画法第34条の運用を期待したいと感じます。 以上をもって1回目の質問を終わります。的確な答弁お願いいたします。 ○副議長(関義秀君) それでは、森井君の1回目の質問の大きな1番、香芝市少子化対策について、(1)番、(2)番につきまして高岡保健福祉部長、答弁、大きな2番、香芝市の都市計画について、(1)番、(2)番について鎌田都市整備部長に答弁をいただきます。 それでは、大きな1番の香芝市の少子化対策について、高岡保健福祉部長、答弁。 ◎保健福祉部長(高岡祥友君) それでは、森井議員さんの香芝市の少子化対策につきましてご答弁させていただきます。 本市の保育ニーズの状況でございますが、女性の社会進出と就労形態の多様化によりまして保育所に入所を希望する児童数は増加傾向にございます。仕事と子育ての両立を支援する保育サービスの潜在的需要も極めて大きいものと考えております。特に、ここ数年、旭ケ丘また高山台地区では年少人口の増加によりまして保育ニーズが増大しておりまして、あわせて平成20年秋以降の経済不況の影響もございまして、女性が就労を希望するケースがふえてきております。その結果、入所希望も市域全体でふえてきておるのが現状でございます。 本年4月の入所の状況でございますが、公立では定員780人に対しまして810人、私立では定員510人に対しまして557人で、公立、私立合わせまして定員1,290人に対しまして1,367人が入所をしております。年度当初には待機児童ゼロを達成してきましたが、年度途中での入所希望者が多く、本年9月1日現在34人の待機児童が発生している状況となっております。保護者の就労等により必要となる保育サービスを確保することは、仕事と子育ての両立支援という少子化対策の観点から重要な課題でございまして、保育所入所枠の拡充が緊急に求められているものと考えております。特に本市におきます年少人口の増加という状況を勘案した場合、育児か仕事かの二者択一ではなく、育児も仕事も両立することのできる社会の形成を目指した取り組みが重要であるものと考えております。そのためには、保育サービスの量的拡充は緊急に取り組むべき課題であり、認可保育所の創設あるいは定員見直し等により、保育サービスの充実に努める必要があるものと思っております。そこで、子育て支援に積極的に取り組むという姿勢を強く打ち出し、安心して子供を産み育てる都市の実現のためにも、平成19年3月に購入いたしました旭ケ丘の保育所用地に保育施設の新設を進めていきたいと、このように考えておるところでございます。 次に、2点目の保育所整備に向けて民間活力の導入とはというところでございますが、保育施設の設置運営に関する財源につきましては、公費負担、補助等の規定が適用され、その内容は保育所を運営するために必要とする保育所運営費と保育所の建物等の設備に要する経費である建設整備費に大別されます。保育所の運営費につきましては、三位一体改革によりまして公立保育所につきましては平成16年度から一般財源化され、これに見合う財源措置としましては所要の事業費を地方交付税の基準財政需要額に算入されることとなりました。また、施設整備費の補助金につきましては、同様に平成18年度から一般財源化されまして、民設民営のみが対象となり、公立保育所には適用されません。したがいまして、市立の保育所を整備する場合は、市単費のみで対応せざるを得ないという状況となっております。現在、民設民営の保育所の整備につきましては、次世代育成支援対策施設整備交付金でございますが、平成20年度第2次補正予算によりまして安心こども基金が創設されたことにより、安心こども基金で対応することとなります。また、基本的には市として民間で行うことのできるサービスはできるだけ民間にゆだねていくべきであると考えております。これらのことから、旭ケ丘地区の保育施設につきましては、平成22年度までの子育て支援対策臨時特例交付金、いわゆる安心こども基金を活用いたしまして、民設民営により整備を図っていくものでございます。 なお、ご質問の軽減額でございますが、補助基準額を2億347万9,000円に対しまして、市の負担額といたしましては、従来では4分の1で5,087万円ほどでございましたが、基金の活用によりまして12分の1の1,690万円程度になり、約3,400万円が負担軽減されるものとなります。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) それでは、大きい2番の香芝市都市計画について、鎌田都市整備部長、答弁。 はい、鎌田部長。 ◎都市整備部長(鎌田裕康君) それでは、質問事項の大項目2についてご答弁を申し上げます。 まず、ご質問の香芝市の調整区域の開発許可についてでございますが、調整区域につきましては香芝市都市計画マスタープランにおきまして農業、集落ゾーン、自然環境ゾーン、既存住宅ゾーン、流通業務等誘導ゾーンとした上で、無秩序に市街地が拡散することによる市街地がスプロール化することを防止するという観点で市街化の方針を提案させていただいております。また、法的な手続的には、都市計画法で市街化調整区域は主として建築物の建築に供する目的で行う土地の区画形質の変更を都道府県知事の許可により、一定のものを除き、開発行為を行わさせないこととされております。このような中、現在の香芝市の市街化調整区域の開発許可は、平成19年度で4件、平成20年度3件で、都市計画法第34条により許可になっているのが現状でございます。 2点目の市街化調整区域の開発行為の規制緩和についてでございますが、奈良県におきましては平成17年度に条例を制定されまして、本市におきまして高・上中地区の一部約16.6ヘクタールにつきまして道路要件、これは4メートルから6メートルの要件でございます、家屋の連担要件50戸、そしてまた排水施設の整備不要、整備が不要であるという要件、それとあと家屋の集積度が全体面積の3分の1以上あるというような要件を満たされた上で、県に平成19年9月に区域の指定を受けております。現在区域中で2件の開発許可申請をいただいておるところでございます。 また、三和校区におきます環境と保全に見合った沿道サービスに準ずる建物が設置できないかとのことでございますが、現在この校区の市街化区域における都市計画マスタープランでの位置づけは、田園環境の保全と活用として二上山への良好な眺望を確保、農地の活用となっております。これらの対応につきましては、都市計画部門での対応以外に、その他の施策もあわせた中での対応が必要と考えられますが、この区域におきまして建築物を設置される際には都市計画マスタープランを踏まえていただきました上で都市計画法34条に定める諸要件に該当されることが最低必要かと考えておるところでございます。 なお、先ほどの特定流通業務施設は、現時点では県の提案基準において適合しない状況であるということをご理解重ねてお願い申し上げます。 以上、ご答弁とさせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 森井常夫君の2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、森井常夫君。 ◆8番(森井常夫君) 今の答弁、ありがとうございます。 ちょっと通告書の順番は変わりますけれども、今答弁にありました都市計画については、市街化調整区域の変更には都市計画法の改正まで及ぶということですが、34条の区域指定を受けて開発を進められている高・上中の区域指定についても、現在では住宅もまばらですし、本当に道路だけが目立っているように見受けられます。このような状態でも許可がおりるんだったら、私の質問のほうも通らないかなあと、そういうに思うわけでございます。あした16日には、政権交代による組閣が行われ、新内閣が発足する運びです。今後、社会経済情勢が安定して、その地域の実情に合った都市計画法の改正、または34条の許可基準の見直しを幾度も幾度も要望し続けていきますので、よろしくお願いします。 大項目2については、今も申し上げましたように、何度も要望していきたいと思います。 続きまして、第1の香芝市の少子化対策についてですけれども、ただいま部長より答弁がありました待機児童数は34人ですよね。公立保育園の定員は、若葉、真美、それぞれ150人、五位堂、二上、みつわの3園で120人、関屋、志都美で60人と、7つの園で公立で780人のところ810人受け入れられてると、私立では3園で510人のところを557人と、公私立合わせて、先ほども答弁にありましたように、定員1,290人のところに4月1日現在で1,367人が通園されているとお答えあったと思うんですけれども、これも公立保育園も私立保育園においても25%制限枠以内で無理して入れられてるということですけども、私立保育園におきましては18年度にはせいか保育園が30人定員をふやしておりますし、23年度を目標にハルナ保育園30人、あけぼの保育園60人と、定数をふやす予定をされておりまして、この計画が達成しますと、現在の510人から600人になるように3園のほう努力されておると聞いております。 そこで、23年度の新設の保育所開園された場合、香芝市の保育所全体の入園児の予測を教えてください。わかる範囲で結構です。 香芝市内においては、県内には唯一幼児教育保育推進のため設立された香芝市民間幼保連盟がありますが、民間の整備対象施設の事業者としては予定されているのですか。そうでなければ、どのような募集になるのか、また決まってないと思いますけども、よろしく説明お願いをいたします。 2回目終わります。 ○副議長(関義秀君) それでは、高岡福祉部長、答弁。 高岡福祉部長。 ◎保健福祉部長(高岡祥友君) それでは、森井議員さんの2回目のご質問に対します答弁でございますが、平成23年度開園時点での見込みの人数でございますが、入所児童につきましては定員1,500人に対しまして約1,450人程度の入所児童を見込んでおります。 また、法人の募集等でございますが、今回考えておりますのが保育所施設を整備運営する事業者の応募資格につきましては既に現に社会福祉法人等の法人格を有している団体あるいは奈良県内に事務所の所在地があること、さらには現に認可保育所を経営されていること、また本市の保育行政に積極的に協力できる方であること、保護者との交流を図り、保護者の意見を保育所運営に反映させることと、このようなケースを想定しております。したがいまして、このような形で市の基本的な保育方針も打ち出しておりまして、その方針に従いまして民間保育所に保育を実施していただくということを考えております。 また、募集の期間等でございますが、本年9月下旬から10月下旬ぐらいまでを考えておりまして、法人の決定につきましては年内中に決定したいなと、そのため平成23年開園に向けましての事務を進めてまいりたいなと、このように今考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○副議長(関義秀君) はい、森井常夫君。 ◆8番(森井常夫君) 3回目の質問させていただくわけですけれども、23年度には今度は民設で予定されてるということですが、定員については1,500人になると。それは、今までの定員プラス新設校を入れての1,500人ですよね。そこで、予測として1,450人、ということは23年度には一時的にしても待機児童の解消はなるというわけですよね。まだまだ待機児童については増加の兆候ありますけれども、公立、私立とも協力していただいて待機児童の解消に向けてお互い協力していただきたいと考えております。 応募資格については、現に社会福祉法人の法人格を有し、奈良県内に事務所の所在地があり、現に保育所を経営していること、本市の保育行政に積極的に協力できる者等と答弁にありましたが、市内の3園はこの資格を十分に有し、市内の待機児童解消に延長保育や日曜保育等、公立では行き届かない面まで積極的に市の保育行政に協力されておると思います。行財政改革による開かれた公募入札と言われますが、募集に関しては十分検討していただきたいと考えます。それについてもう一度答弁お願いいたします。 ○副議長(関義秀君) はい、高岡保健福祉部長、答弁。 ◎保健福祉部長(高岡祥友君) それでは、今後法人の決定につきましては、有識者あるいは保護者の代表、あるいは市の職員等で構成いたします委員会を設置してまいりまして、さまざまな角度から検討を行いまして、市民ニーズに合った法人を選んでもらいたいなと、このように考えております。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) はい、森井常夫君。 ◆8番(森井常夫君) 最後に、答弁いただきまして市の方針はおおむね理解したんですけれども、ただ民間に移管するに当たっては市民及び保護者や幼児には最大限総合的な観点から評価して、みんながなるほどと思う経営者が選定されるよう強くお願いするとともに、我々議会の一員として注意して選定を見守っていきたいと思います。 時間、大分余しましたけれども、これで一般質問を終わります。後の方、有効に使ってください。ありがとうございます。 ○副議長(関義秀君) 暫時休憩します。              午後1時37分 休憩              午後1時38分 再開 ○副議長(関義秀君) 休憩を閉じて再開します。 次に、9番中村良路君の一般質問をお受けいたします。 はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) それでは、ただいま議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 ひとまずこの間の8月30日、衆議院選挙がありまして、戦後初めて政権選択と総理大臣を選ぶ選挙ということで、国民生活第一の民主党が第一党与党となりました。歴史的な日を迎えたわけでございます。当市香芝市におきましても、やはり香芝市から初めての国会議員として吉川政重代議士が誕生したわけでございます。私たち民主党地方議員といたしましても政権与党となりましたが、やはり国民、市民の生活が第一と考え、市民に軸足をおき民主党として市民の立場に立ち、これからも香芝市勢発展のために尽くしてまいりたい、そのような思いでございます。 それでは、ただいまより私の一般質問に入らせていただきます。 まず、大きな項目といたしまして、1番、リサイクルの推進について、2番、香芝市総合プールの有効利用について、3番、空気清浄機の導入についてということで、順次質問をさせていただきます。 それではまず1番目、リサイクル推進についてのまず(1)番、資源ごみの持ち去り防止条例の制定についてでございます。 この条例をなぜつくらなければならないかということですが、資源ごみ回収日にたまたま私の家の前に立っていたら、軽四に乗った人が近所の人が出したアルミ缶を持っていっております。せっかく市民がリサイクルのために分別して出しているのにもかかわらず、次から次へとアルミ缶を持っていくではありませんか。その人もやはり引け目を感じているのか、慌てながら取っていた、そういう状態でございます。このように勝手に持っていかれては、リサイクルの意味がありません。しかし、今まででもこのような持ち去りがあり、職員の方が早朝より監視をされたり、後をつけたり、見つけられたら注意をしたりしてるそうでございます。あげくの果てには、逆上されたこともあると聞いております。これではさらにトラブルの原因にもなりかねません。あくまでも注意を促す程度にしかできません。これでは何のために皆さん苦労されているのかわかりません。一時的にハエを散らす程度にしかならなかったということでございます。 そこで、調べてみますと、桜井市ではいち早く条例をつくり、対策をされて防止されております。その内容といたしましては、桜井市は1998年から資源ごみの回収を始めましたが、無断で持ち去る業者が増加、住民からの苦情も多く、市の回収益も減少したことから、資源ごみの所有権が市にあると規定し、資源回収に出した古新聞などを業者が勝手に持ち去ることを禁止する改正条例を施行し、条例改正に踏み切って、改正した条例のもと資源ごみの収集を始めたということでございます。違反者に3万円以下の罰金を科しているという罰則まで盛り込んだこの条例は全国的にも数少ないと、そのようにも言われております。この施行のもと、警告をしても違反を続ける業者は警察と協力して取り締まるということです。同市は、罰則のおかげで以前の3倍の回収量になったそうです。また、埼玉県の坂戸市でも、古新聞など資源ごみが無断で持ち去られる被害がふえており、集積場所に見張り役として職員を配置し、持ち出し禁止の看板も設置しているが、法的な効力はないので、条例改正に踏み切ったそうでございます。さらには、同じく埼玉県の新座市でも1年間の被害総量は全体の21%にも及ぶということで、そこで看板を設置し、無断持ち去り厳禁、窃盗罪に当たるので、発見次第、法的手続をとりますと、そのようにしたそうです。このように、多くの資源ごみが持ち去られてるということで、条例まで設けて持ち去り防止を防ぐ自治体がふえてきています。 また、違う角度から考えてみても、資源ごみにかかわらず通常出されるこの燃える可燃ごみにつきましても、それらのごみの中にはやはりたくさんの個人情報が入って捨てられていることに気を配らなくてはなりません。各家にもシュレッダーを完全にそろえてるということもございません。こういったことにもかかわって特にストーカーの被害やさまざまな犯罪の防止をする意味にもこういった条例が必要であるかなと、そのように思っております。 今、リサイクルについて市民が関心がある中の取り組みとして、資源ごみの持ち去り防止の条例をする必要があると考えます。当市としていかがでしょうか。 次に、ごみの有料化についてでございます。 最近の傾向において奈良県下の自治体ではごみ袋での有料化が行われています。ごみの焼却については、市の事務事業で市民サービスの一環としています。近年自治体は、財政難を抱え、焼却炉の延命や維持の費用について検討をされています。家庭ごみ有料化は、ごみ処理に係るコストを意識させることにより、ごみの減量やリサイクルの促進もできるとしております。ごみ処理費の一部を負担することによって、ごみを多く出す市民と、減量によりごみを少ししか出さない市民の税負担の公平化が図れるとしています。これらは、受益者負担をもって行われようといたしております。 そこで、特に市民の負担を強いるごみの有料化については、きちんとした説明が必要だと、そのように考えます。市民の深い理解や対話が不可欠ではないでしょうか。物事を進めていく上には、行政が企画、立案をしなければならないはもちろんのことでございます。しかし、企画する案件にもよります。今回のように、ごみの有料化についての提案は、パブリックコメントなどで情報を集めたり、より多くの市民と接し、地区懇談会などで幅広い意見を聞きながら取り組んでいくべきだと、そのように思います。何よりも市民に理解を求めようとするには全く白紙の状態でスタートすべきではないでしょうか、いかがでしょうか。 次に、(3)収集やリサイクルに関して専門的な業務を行う廃棄物対策課の新設についてでございます。 さて、地方自治体においても、今や環境と福祉と言えばどの自治体も取り組む大きな課題の柱ではないでしょうか。今や環境問題は地球規模の問題となっています。政権が交代して、民主党の鳩山代表も東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、2020年の日本の温室効果ガスについて1990年比で25%削減を目指すことを明言をされました。また、あすの臨時国会におきまして首班指名があり、首相就任をされますが、就任後の22日にアメリカ・ニューヨークで開かれる国連気候変動首脳級会合でもこの25%削減目標を表明する方針であるとのことでございます。このように、削減数値を大きく打ち出されるということは、企業も当然ながら市民も取り組むべき課題ではないでしょうか。 1900年の汚物掃除法から始まり、清掃法ができ、1970年の廃棄物処理法がつくられ、その後改正をされ、1995年には容器包装リサイクル法、1998年、家電リサイクル法、2000年には循環型社会形成推進基本法などがつくられ、その後、建設リサイクル法、食品リサイクル法、自動車リサイクル法等々と次々とつくられ、さらには改正もされながら今に至っているわけでございます。なぜこれだけの法律の制定や改正を行ったのかというのも、持続可能な循環型社会の構築を求められているのだと考えます。市民は、今もリサイクルや循環エコといったことに敏感であり、関心が高い、そのためにも収集業務や分別での資源化などを専門的に行う部署が必要だと、そのように思います。今も本庁の生活環境課の資源対策係と離れて収集センターがありますが、市民が問い合わせするにもどちらに聞けばよいのか戸惑うことがあるとも聞いております。これらを解消するためにも、ごみに関する業務のすべてを統括する廃棄物対策課、仮称ではございますが、必要ではないでしょうか。 次に、(4)番、今後のリサイクルの取り組みについてでございます。 先ほども言いましたが、廃棄物処理やリサイクルの体制づくりは、1900年の汚物掃除法から始まり、本格的には1990年代に入って行われてきました。これまでさまざまな法律ができ、改正もされてきました。リサイクルをするための基本的な考えとは、リデュース、リユース、リサイクルの3Rのことでございます。その後にさらに2つ追加されて、リフューズとリペアが加わり、5Rだと、そのようにも言われております。 そこで、本市も現在は瓶や缶、ペットボトルや牛乳パックなどが分別されております。しかし、容器包装リサイクル法におきましてまだまだ不十分としか言えません。瓶一つを取り上げましても、分別するには透明瓶、茶色瓶、緑色瓶、黒色瓶、その他色瓶というふうに、5つの種類を分別することができます。リサイクルをする先進自治体を例に挙げると、鹿児島県の大崎町のように、資源化8%の低コストでごみゼロを目指す取り組みがされています。これは、たまたまきょう休憩時間に奈良新聞を見て、その見た折でもその鹿児島県の大崎町が取りざたされておりました。偶然にもきょうの質問と全く一致したわけでございます。効果は最終処分場の延命や資源物の売却益等で処理費用自体の軽減にもつながったと、そのようにも言われております。これらの効果を出すにも、自然に返せるもの、再利用できるもの、一つ一つ資源化にしていくことや資源の受け入れ先の確保をする中、住民説明会で分別対象品の随時拡大をしていったということです。他の市町村がリサイクルを進める中、本市においては、いつの時期、どのように分別し、最終的にはどの分別まで進めているのかを明確にしていただきたいと思います。 次に、(5)番、合理化に関する特別措置法についてでございます。 この合理化については、正式名称は下水道整備等に伴う一般廃棄物処理業の合理化に関する特例措置法ということで、1条から9条までの条文になっております。下水道の整備等により著しい変化を生じることとなる一般廃棄物処理業などについて、影響を緩和し、経営の適正化を図るよう措置を講じ、安定の保持と廃棄物の適正な処理に資することを目的としております。事業の適正化や転換等を行う場合においては、当該事業の従事者に職業訓練の実施、就職のあっせん、その他の措置を講ずるようにも努めるものといたしております。 これは、下水道が整備されたことでし尿のくみ取りをする仕事が少なくなる、そのかわりということで、仕事をあっせんするか金銭で補償するかということですので、本市としてはいつごろどのようにするかをお伺いをいたしたいと思います。 次に、大きな2番でございます。総合プールの有効利用についてでございます。 まず、有効利用について。私が久しぶりに香芝市の総合プールに行ってみると、改めまして環境的に立地はよいところにあると、そのように思いました。そのとき、大勢の家族連れが夏の日差しを浴びて水泳を楽しんでおられました。改めて、プールを含めて周りの景色を見てみると、なかなかのよい場所につくられているんだなと、そのようにも改めて感じました。しかし、当然本市のプールの利用期間は夏のみで、毎年7月の第3土曜日から8月の末日までと、そのようになっていました。これは、ほかの施設に関しても当然同じような期間であるかなと、そのように思います。さて、1年間を通じてほとんどのわずかな期間にしか過ぎません。このように、1年間でプールを使用する期間は2カ月程度で、使用しない期間のほうが約10カ月ぐらいとはるかに多くなり、期間の大半が使用されておりません。このようなあおりを受けたのかどうか、奈良県営のプールも、建設後30余年の経過で施設の老朽化が進み、改修も困難な状況で、平成20年9月30日で閉鎖をされました。市民の憩いとする場所がなくなることは、まことに残念なことと思います。たった2カ月で1年間の維持費を稼ぐのも大変なこととも思います。 そこで、夏場のプールに利用していない期間に、企業や自治体の施設では有効利用としてさまざまな工夫を考えられております。姫路市のひめじ手柄山遊園地内の市民プールが、冬場は釣り堀として市民プールの50メータープールで養殖もののニジマス釣りをする。市街地で初心者も気軽に楽しめるということで、期間は年明けの3月まで行われ、冬の間もプールを活用しようと2004年度から釣り堀を開いていて、人気は上々ということです。そのほかでは、神奈川県箱根、箱根園のフィッシングパークでも、プールを利用し、翌年6月末まで釣り堀をしているということです。さらには、埼玉県所沢、西武園遊園地の流れるプールもニジマス釣り場にしたということです。今や釣り人口は約1,070万人あり、レジャーの業種の第8位にもランクをされて、根強い人気を有しております。近年では、女性の釣りファンもふえているということです。この根強い人気が安定した売り上げ基盤となっておるそうでございます。釣りファンは、全国で国民の10人から12人に1人はいるとも言われております。 そこで、本市の市民プールも、冬場になれば近場で釣りができ、家族連れで一日じゅう楽しめるようにすることで、新たな集客施設として計画すれば、夏場のプールも一日でも長く運営ができるのではないでしょうか。本市は、交通アクセスもよく、立地にも恵まれていると思います。家族や仲間がともに楽しみ、そこで釣った魚をバーベキューコーナーで食べることができるようにすれば、魚嫌いの子供たちも喜んで魚を食べてくれることだと、そのようにも思います。また、障害者の方々が夏場に働いておられますが、そういった雇用にもつながるんではないかと考えます。さらには、市民参加型のイベントやお母さんやおばあちゃんの味を伝える料理教室を開催したり、子供たちには、その他ザリガニ釣りや魚やウナギつかみをしたり、食べる楽しみと人の触れ合い、また命の大切さも学ぶのではないでしょうか。 そこで、お尋ねをいたしますが、年間の維持経費についてどれだけかかるんでしょうか。また、年間を通じて有効利用ができないものでしょうかをご質問をさせていただきます。 次に、大きな3番、空気清浄機についてでございます。 保育所、幼稚園、小学校、中学校での設置について質問をさせていただきます。 学校や園を休むことなく快適に過ごすためにもこの空気清浄機は必要ではないでしょうかと、そのように思う次第でございます。今や、どの家庭にも空気清浄機の1台ぐらいはあるものと思っとります。あれば、どことなく安心ができるものかなと、そのようにも思います。ましてや、集団で生活するようなところ、特に保育園、幼稚園、小学校、中学校では当然必要ではないでしょうか。今や新型インフルエンザが猛威を振るう季節になってきました。私たちは、目に見えない脅威のウイルスで、ただただ来ないことを願うばかりで、対抗することもなかなかできません。これらの空気中に浮遊する目に見えない細かい粒子、また花粉、黄砂、ダニ、ほこり、細菌、カビなどやにおいを取り除くためにも空気清浄機が要るのではないでしょうか。ましてや、体が弱くて、新型インフルエンザにも感染するわけにはいかないという子供たちやハウスダストなどでひどいアレルギーの子供たちにも空気清浄機を使うことが対策の一つじゃないでしょうか。最近の空気清浄機は性能がよく、新型インフルエンザにも効果があるという、そういった抗ウイルスの空気清浄機もまた出てきてるそうでございます。これからもますます寒くなる季節で、窓も自然とあけなくなります。ウイルス等が室内にこもることにもなる可能性が大きくなります。空気清浄機の導入をして、今しかない貴重な時間を無駄なく快適な学校生活や園生活を送るようにすることが子供の成長する過程にとっても大切ではないかと、そのように思いまして質問をさせていただきました。 以上、この大きな3点について1回目の質問とさせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 中村良路君の大きな1番、リサイクルの推進について、(1)から(5)について、新居市民生活部長、大きい2番、プールの有効利用について、(1)、(2)と大きな3、空気清浄機の導入について、平井教育委員会事務局長に答弁をいただきます。 まず、大きい1番のリサイクルの推進について、新居市民生活部長、答弁。 新居生活部長。 ◎市民生活部長(新居隆君) それでは、大きい1、リサイクルの推進について、資源ごみの持ち去り防止条例の制定についてからご答弁させていただきます。 分別収集されました有価で取引される資源ごみを市の収集日に合わせて悪質業者等が抜き取りを行っていることが、本市においてもたびたび発生しております。このような行為を防止するための条例でございますが、現在の対応といたしましては、市民の皆様方から抜き取り等の通報がありましたら、直ちに現場に見に行きまして注意、指導を行っております。また、場合によっては、警察の協力を得て指導している状況でございます。収集作業中に職員が見つけた場合の連携や、また定期的な早朝パトロールも実施して、抜き取り防止に努めております。今後は、資源ごみの持ち去り防止条例を制定しておられる先進地の事例や問題点も調査研究した上で考えてまいりたいと思っております。 続きまして、ごみの有料化についてでございますが、現在奈良県内では6市17町村で有料化が実施されております。本市においても、2から3年後をめどに実施できるよう準備してまいりたいと思っております。有料化の目的は、ごみの減量化や資源化の推進、排出量に応じた負担の公平化及び住民の意識改革を考えております。現在まで本市の行ってきた減量化や資源化の成果について再度検証し、新たな仕組みを構築するに当たり、市民の皆様方の意見も拝聴しながら進めてまいりたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、収集やリサイクルに関して専門的な業務を行う廃棄物対策課の新設についてでございますが、現在本市のごみ行政は生活環境課においてごみ資源対策係を設け、ごみの減量化、資源化等のごみ問題に取り組み、現場でのごみ収集並びにペットボトル等のリサイクル業務は収集センターで、焼却や破砕等の処理につきましては香芝・王寺環境施設組合で行っております。近年の廃棄物リサイクルの処理体系である循環型社会の構築に向けて、密に連絡をとりながらごみの減量、資源化を中心に収集や処理業務を進めており、現時点におきましては廃棄物対策課の新設は考えておりません。 続きまして、(4)今後のリサイクルの取り組みについてでございますが、平成17年度より現在の分別収集品目である瓶、缶、ペットボトル、紙パック、雑誌、新聞、段ボール、白色トレー、そして有害資源ごみの蛍光灯、乾電池の10品目を資源ごみとして分別収集しております。現在、これらを資源化するに当たり、美濃園、香芝市容器包装ストックヤード並びに中間処理業者でそれぞれ中間処理し、その後各品目はリサイクル業者で資源として再生されております。このように、多岐にわたる中間処理の形態をとりながら、今後さらに分別収集品目をふやすことは、財政的にも市独自の中間処理施設の確保は難しい状況と考えており、資源化の取り組みの方法といたしましては収集回数や収集場所等の変更を行うことにより、収集量の増加を図り、リサイクルの拡大に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 最後に、(5)下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法、いわゆる合特法でございますが、公共下水道の整備に伴い、し尿処理業及び浄化槽清掃業を行う業者が事業の転換、業務の縮小または廃止など、経営上の影響を受けるために、業者に対して支援、助成の交付または代替業務の提供を実施し、し尿処理業務の安定の保持と将来にわたり適正な処理を図るとともに、業者の経営の安定及び円滑な事業転換を促進することを目的に、昭和50年に制定されたものでございます。 本市におきましては、合特法に基づく合理化事業実施の基本方針といたしまして、事業実施目標年度を平成23年度をめどに代替業務の提供による業者の経営上の緩和を実施してまいりたいと考えております。代替業務の業種につきましては、ごみ収集業務を基本的に、今後のごみの収集品目や収集方法等のごみ処理計画を検討した中で業務内容を決定してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) 大きな2番、総合プールの有効利用について、(1)、(2)と、大きな3番、空気清浄機の導入について、平井教育委員会事務局長、答弁。 はい、平井教育事務局長。 ◎教育委員会事務局長(平井隆司君) 大きな2番、香芝市総合プールの有効利用についての1点目、年間の維持管理についてどれだけかかるのかにつきましてご答弁申し上げます。 平成20年度における総合プールの収支状況といたしましては、プール使用料収入ではロッカー使用料を含めまして1,093万4,000円でございます。一方、支出におきましては、施設の機械警備等、年間の諸経費を含めると、維持管理費の合計は2,015万円となっており、この主なものといたしましては総合プール管理運営業務委託料で1,360万円、光熱水費で469万2,000円、年間警備業務等では185万8,000円となっております。なお、プール開園に向けての修繕料といたしましては、プール施設機器類等で112万5,000円となっております。 続いて、2点目の年間を通して利用できないのかのご質問にご答弁申し上げます。 平成15年には総合プールの閉園期間中における有効な利活用を図るため、庁内関係課による総合プール利活用検討会が設置され、施設老朽化に伴うプール施設全体を改修する案や閉園期間における活用方法等について種々検討をいたしております。その内容の一例でございますが、財団法人公園緑地協会が事業主体となり、釣り堀として運用を行っている事例が提案されております。当該施設と比較いたしましても、本市の総合プールは面的な条件からも十分な面積を有しており、プールの配置上あるいは安全性にも問題がなく、周囲の環境においても条件が整っているとのことでありました。しかしながら、このような釣り場や養殖等への利活用は、水質管理上、放流や近隣民家等に環境上の問題が生じること、またそれ以上にろ過器の機能低下につながることもあり、開園が危ぶまれる事態ともなりかねないところでございました。また、衛生上においても、利用者に対し不快感を与えかねないことなど、閉園期間中の利活用の難しさがありました。さらに、その他の企画におきましても、施設や機器の改修等が伴うことから、総合プールは現状のままで補修を加えながら営業を行うべきとの結論に達したものでございます。 次に、大きな3番、空気清浄機の導入について、保育所、幼稚園、小学校、中学校での設置について一括してご答弁を申し上げます。 香芝市の学校等の施設につきましては、本市が比較的自然環境に恵まれており、また空気の汚染について特に対処を必要とする必要とする施設もないことから、現在のところ空気清浄機を導入している施設はございません。 空気清浄機につきましては、現在大流行が危惧されております新型インフルエンザに対する感染予防としても一定の効果が見込まれます。しかし、学校施設などには、教室や体育館等、さまざまな空間があり、また幼児、児童・生徒たちの活動範囲も非常に広範囲にわたるため、すべての室内空間を空気清浄機により浄化することは非常に困難であると考えております。インフルエンザにつきましては、空気中に浮遊するウイルスによる感染よりもせき、くしゃみなどの飛沫による感染が圧倒的に多いと言われております。このため、学校等につきましては、手洗い、うがい等の励行の徹底により感染予防対策を実施しておりますことから、現在のところ、導入については考えておらないというのが実情でございます。何とぞご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 以上、ご答弁とさせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 中村良路君の2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) それでは、2回目の質問とさせていただきます。 まず、大きな1番、2番、3番ありますが、2番、3番と、先に質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 まず、大きな2番の(1)番、(2)番は、それを要望とするということでさせていただきます。しかし、プールは、市民や子供たち、家庭の触れ合いの場でもありますので、閉鎖ということがないようにくれぐれも努力をしていただき、経営者の立場に立って、さまざまな企画も持って一日でも長く継続ができるようよろしくお願いをいたします。また、私が先ほど質問させていただいたそういった企画に対しても一考考えていただければと、そのように要望をさせていただいておきます。 それと、プールの問題でございますが、私はこのプール、総合プール全体として考えていかなければならない、そういう観点に立って、ここで企画調整部長に再度これだけ答えていただきたいと思います。総合プール全体として維持をしていけることが一番最良だと思います。その総合プール、維持をしていく全体としての考えや構想について企画調整部長から一言お聞きしたいと思います。 ○副議長(関義秀君) 杉田企画調整部長、答弁。 ◎企画調整部長(杉田明弘君) 先ほど平井局長から答弁ございました。 総合プールの利用につきましては、夏以外の利用についての先ほどからのご質問でございますが、先ほど局長が申し上げましたように、衛生面、管理面から、なかなか難しいであろうというように思われます。私どももそのように思っとります。これにつきましても、数年前の幹事会におきましてPFIとかその辺の活用はどうかということの検討もございました。その中で、プールだけでは民間の利用としては魅力ある施設を求められておりますので、なかなか難しいのではないかということであったかと思います。今後とも、プール自体の老朽化をどのように維持していくかが大きな焦点になろうかと思います。修繕が今後その経費面において大きくなるか小さくするかということを吟味した中で、その方向性を今後検討していかなければならないと、このように考えておるところでございますので、どうかご理解を得ますようによろしくお願い申し上げます。 ○副議長(関義秀君) はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) はい、わかりました。総合プール全体として取り組みも考えていっていただきたいと、そのようにも要望させていただきます。 その次に、大きな3番、空気清浄機でございます。 空気清浄機の必要性を考えていただき、さまざまなアレルギーを持っておられる子供たちに対しても少しでも安心して学校生活また園生活ができるような環境にしていただきますことをお願いをさせていただいて、これも要望とさせていただきます。 次に、1番に戻らせていただきまして、まず大きな1番のまず(1)番、資源ごみの持ち去り条例の制定についてからを再質問、2回目の質問とさせていただきます。 では、この持ち去り、量的には全体的の何%ぐらいのを持ち去りをされているか、わかる範囲で答えていただいたら結構だと思います。 ○副議長(関義秀君) はい、新居市民生活部長、答弁。 ◎市民生活部長(新居隆君) 現在の持ち去りの状況でございますが、本市の抜き取りの量的推計につきましては現在のところ不明でございます。また、全体としての古紙、アルミニウム等の量につきましては、それぞれ古紙については年間400トンから500トン、アルミについては900トン程度の収集を行っております。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) 中村良路君。 ◆9番(中村良路君) 不明ということで、そりゃもうそんで、また抜き取られないような対策をしていただきたい。持ち去りをしている現場を見つけても、注意しても、逆に開き直られ、トラブルに、先ほど申し上げましたが、なって、何らかの危害を加えられるということになっても嫌な思いをするわけでございます。それだったら、条例をつくって罰則規定を設ければ、すんなりと話が済むのではないかと、そのようにも思います。また、注意書きの看板を集積場所に設置すれば、啓発にもできるのではないかと思います。ほかの自治体の先進例もよく調査をして、考えて今後進んでいっていただきたいと、そのように要望させていただいておきます。 次に、大きな1番の(2)番でございます。ごみの有料化でございます。 もう既に政策会議も行われ、企画立案ができ、有料化の開始する日まで決まっていると聞き及んでおりますが、どうでしょうか。また、有料化を進めるについて市民に理解を求めることが必要ですが、具体的にどのような進め方をしていくのでしょうか。一日でもこれは早いほうがよいのではないかと、そのように思いますが、それに対してちょっとお答えをいただきたいと思います。 ○副議長(関義秀君) はい、新居市民生活部長。 ◎市民生活部長(新居隆君) ごみの有料化について市民に理解を求める具体的な方法はということでございますが、本市は既にごみの有料化や資源化を推進しておりまして、循環型社会の構築に向け、さまざまな施策を実施しております。ごみの有料化についても、これらの施策の一環でありまして、市の資源化の施策である分別収集へのご協力に応じた負担の公平をさらに求めるものであるというふうに考えております。具体的な検討に当たりまして、市民の皆様の意見が広く反映されるよう廃棄物減量推進に関する委員会等を設置し、市が抱えるごみ処理等の解決策も同時に検討した中でごみ有料化の実施を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) ごみの有料化についてでございますが、いろんな企画、立案、でき上がったものを市民に説明するのではなく、市民の意見を多く広く聞いていただきたいと、そのように思う次第でございます。ごみの有料化に関しては、また有料化にすれば不法投棄などもふえてくるということにもなりますので、それも踏まえまして今後進めていっていただきたいと、そのように要望させていただいておきます。 次に、(3)番目でございます。 収集やリサイクルに関しての専門的な業務を行う廃棄物対策課というふうな新設、仮称でございますが、ということで、今まで収集センターでいろんなことが企画もしていたようなことを聞きますが、市民に対して収集センターとしてはどのような取り組みを行ったのか、行ったことがあればちょっとお答えいただきたいと思います。 ○副議長(関義秀君) はい、新居市民生活部長。 ◎市民生活部長(新居隆君) 収集センターからの提案による取り組みということでございますが、平成14年度よりごみ出しに困難な高齢者や身体障害者の世帯の方々に対して玄関前でのごみ収集と声かけを行う、ふれあい収集を実施しております。当初、11件の収集件数から平成20年度には67件の収集と、増加しておりまして、利用者の方々には大変喜ばれております。また、ごみカレンダーの作成やリクエスト収集につきましても、提供、提案を受けて、実践しております。また、ワクチン援助のもとになりますペットボトルのキャップの収集にも力を入れているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) ありがとうございます。 いろんな取り組みをやっておられるということで、直接市民に接して努力してるというところだと、そのように思います。 現場と事務方とは、両方に協議をしながら業務を進めていくほうがベターではないか、そのように思います。また、現場と事務方も両輪になって進めていくほうがメリット的にはいろんなことがあると思います。事務方と収集センター、両方に一緒に進めていくメリットがあれば、どのようなメリットがあるかっていうのを再度ちょっとお答えだけしていただきたいと思います。
    ○副議長(関義秀君) はい、新居市民生活部長。 ◎市民生活部長(新居隆君) 協議をしながら業務を進めるメリット等ということでございますが、現在も収集現場で発生する施策の課題を現場とともに分析し、協議した中で、生活環境課において廃棄物に関する施策について総合的に検討、立案して、施策を実施しております。両者のそれぞれの知識や経験をうまく融合し、互いに補完し合うことによって、市民サービスの向上につながるのではないかというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(関義秀君) はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) ありがとうございます。ともに努力をしていただきたいと、そのように思います。 次に、ちょっとこれ最後に先ほど市民生活部長から言われましたが、課にしないということで、考えておらないということでございますが、これはまた再度、企画調整部長にお聞きしたいと思いますが、収集センターを含んで一つの事業部とすることについてどのような今お考えがあるか、わかる範囲で結構です、答えてください。 ○副議長(関義秀君) はい、杉田企画調整部長。 ◎企画調整部長(杉田明弘君) 先ほどから新居部長から答弁ございました。 産業廃棄物の対策課の新設云々の件でございます。生活環境課と収集センター、これそれぞれの機能を有しておりまして、まさに両輪となって事務事業を行っているというのが現状でございます。収集センターにつきましては、今年度から所長を配置いたしまして、生活環境課と連携をとりながら収集センターの管理運営を目的に配置したというところでございます。したがいまして、収集センターと生活環境課との統合という廃棄物の対策課の新設ということにつきましては今現在考えておりませんので、ご理解賜りたいと存じます。 以上、ご答弁といたします。 ○副議長(関義秀君) はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) ないということで、できたらまた考えていってください。そのようにお願いを申し上げます。 最後に、要望といたしまして、生活環境課の中にはごみ資源対策係があります。そこには5つの業務があり、1つ目はごみ減量に関する資源リサイクルということで、2番目はごみ収集に関すること、3番目には収集センターのこと、4番目、一般廃棄物の許可ということもございます、5番目にはごみ対策施設に関することという5つの業務がございますが、このうちの4つだけが同一業務ということで、収集センターとともに事業部とやっていってほしいという私の要望で、今後とも考えていっていただきたいと、そのように思います。 次に、(4)番目のリサイクルについてでございますが、資源化の取り組みで収集回数や収集場所の変更でリサイクルの拡大を図ると、そのように言われてますが、それだけでどのように拡大ができるか、その辺だけちょっとお答えをいただきたいと思います。 ○副議長(関義秀君) はい、新居市民生活部長。 ◎市民生活部長(新居隆君) 収集回数や収集場所の変更でリサイクルの拡大を図ることについてご答弁させていただきます。 平成20年度の本市の家庭系のごみの資源化率は23.1%でございます。リサイクルの拡大を図るということは、この率を向上させるということであると考えております。資源ごみの品目をふやすことも一つの方法ではありますが、コスト面から検討した場合、現在分別収集を行っている資源ごみの回収量の増加を図ることを基本に、いつでも排出できる拠点等を新たに設け、市民の皆様が排出しやすい環境を整備するとともに、月1回の収集の資源ごみについてはこれらの収集回数をふやすこと等を考えながら、市民の協力のもと収集量の増加を図ることが今後の資源化率の向上につながると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(関義秀君) はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) はい、どうも済いません。 分別収集品をふやすことは、財政的にも最初は難しい状況であると言われておりますが、先ほど私が鹿児島県の大崎町の例を挙げさせていただきましたが、リサイクルするほど施設の延命効果や処理費の軽減をすることはできると言われております。日ごろよりのごみに対する考え方が必要ではないかと、そのように思います。ごみの山は宝の山とも言う人もおりました。確かに、リサイクルした後の資源の受け入れ先だけ考えていけば、効果があると思います。今後、収集回数や収集現場の見直しを含め、市民とともに行うリサイクル講座や収集センターの職員を含めたリサイクルについての意見交換等や研修に取り組み、地球温暖化防止のためにも取り組みを進めていただきたいと、そのように要望をさせていただきます。 次に、(5)番目の合理化に対する質問でございます。 下水道の普及率が現在で57%が普及しているということで、し尿のくみ取り業務について年間を通じて何件くらいおよそ減少しているのか、おおよそで結構でございます、わかる範囲でお答えください。 ○副議長(関義秀君) 新居市民生活部長。 ◎市民生活部長(新居隆君) し尿のくみ取りの年間の減少件数でございますが、平成元年度が件数として3万6,765件、平成20年度で延べくみ取り件数は1万4,132件、合計2万2,633件の減少でございまして、1年の平均に直しましたら、1,077件の減少となっております。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) 中村良路君。 ◆9番(中村良路君) どうもありがとうございます。わかりました、大体。 次に、合特法で仕事に関して提供ということですが、なぜこのごみ収集をしてもらうのかということでございます。合特法で仕事を与えるということで、汚い仕事から汚い仕事になって、これでは職業的な差別とも受けとめられますが、どうでしょうか。また、逆に汚い仕事に携われていたので、今度は軽度で汚れない仕事にしようという思いがないですかどうか、その辺をお聞きしたいと、そのように思います。 ○副議長(関義秀君) はい、新居市民生活部長。 ◎市民生活部長(新居隆君) 3回目の質問に対してお答えいたします。 本市におきましては、合特法関連の基本方針といたしまして、平成23年度をめどとして今後協議を進めていくものでございまして、代替業務の提供による事業者の経営上の緩和を実施してまいりたいと考えておりますが、今後事業者とも協議していくことになりますが、代替業務の業種につきましては事業者の経営の安定や円滑な事業転換をできることが第一でありまして、ごみ収集業務を基本に検討してまいりたいと考えております。また、本市といたしましても、どんな職業も社会を構成する重要な位置を占めるものと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(関義秀君) はい、中村良路君。 ◆9番(中村良路君) どうもありがとうございます。そういう観点で立っていただいてるということがよくわかりました。 先ほども言われましたが、平成23年度をめどということですが、これも十分議論をしていただきたいと、そのように要望させていただきます。 なお、またちょっとつけ加えさせていただきまして、エコ対策でごみ収集車、ハイブリッドカーというのが2台入りましたが、結構燃費が1.5倍ぐらいつくということも聞いております。さらには、他の市、生駒市でも導入されてると聞いておりますが、結構それに対して故障も何か多いらしいということもあわせて聞いておりますので、その辺のこともまたよろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 以上で中村良路君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。              午後2時33分 休憩              午後3時03分 再開 ○副議長(関義秀君) 休憩を閉じて再開をいたします。 次に、12番小西高吉君の一般質問をお受けいたします。 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、1回目の一般質問をさせていただきます。 ことしの3月29日に香芝の市議会議員の選挙が施行され、それからもう半年迎えようとしております。先ほどちょっと中村議員がおっしゃられました香芝市から吉川政重さんが国会議員になられたということで、もともとこの香芝市議会におられ、吉川さんが県会に出られたときに補欠選挙が行われ、そのときに初めて議員にならせていただいたということで、私自身も初心を忘れず人のために働かせていただきたい、市民の方のために役に立ちたいという思い、初心を忘れずしっかり頑張らせていただきたいなと、そういう点も踏まえながら、今回一般質問をさせていただきます。 一般質問入らせていただく前に、ちょっと少しお話しさせていただきたいのが、ちょうど選挙前だったんですが、一通のお手紙をいただきました。この9月5日に香芝市の戦没者追悼式も行われたわけなんですが、その手紙の内容は読ませていただきます。 平和な時代が続く昨今、若者がたわいもない理由から人をあやめたり、せっかくこの世に生を受けながら、みずから命を絶つ風潮を私は許すことはできません。今、揺らぎの社会とか、人が人を思いやるという日本の文化が脆弱になってきているように感じます。 私は、太平洋戦争で東南アジアの空を飛んできましたが、終戦後、1年の捕虜生活や特攻機で沖縄の空に散った友人を思うとき、今の社会が気がかりです。特に今の子供が心配ですと。 これ以外に少し書いてありましたが、ちょっと抜粋させていただいて読ませていただいたんですが、本当に命、他人の命、自分の命も本当に大切にしないという方がふえてきて、前の一般質問でも言わせていただいたんですが、命の大切さ、家庭、教育でもいろいろご指導いただけたらなという思いにならせていただいております。そういった点から、今回、毎回なんですが、安全・安心して産み育てられる環境ということで、大きい項目としてはこの1点に絞らせていただきました。 その中の中項目として、(1)産科、救急小児科について、(2)保育所、学童保育所施設について、(3)通学路の安全・環境についてと、この中項目3つについて一般質問をさせていただきます。 1つ目の産科、救急小児科についてなんですが、昨年5月23日に奈良県に対して香芝市内への総合的医療機能を持つ病院設置の要望についてということで要望書を提出、そのときは先山市長名で提出されておられます。それに対して1年以上経過する中で、進捗状況を再度確認さえていただけたらなと思います。 ほんで、ちょっとこの間消防署で調べさせていただいたんですが、救急車での搬送ですよね、これ小児科に限ってなんですが、平成20年4月1日から平成21年8月31日ということで、この間ちょっと調べさせていただきました。その中で、実際に小児科、子供さんが救急車で搬送された数が208件と。ほんで、病名もちょっと調べていただいたところ、けいれんというのが107件と、これは熱によるけいれんがほとんどなんですが、約50%を超えたという中で、私自身、2カ月前なんですけど、三男、2歳になるんですが、ちょうどそのときにインフルエンザ、今の新型じゃなくインフルエンザA型なんですが、かかって、夜中に高熱が出たと。ほんで、それがちょっと続いた後にけいれんを起こし、唇が真っ青になり、はっきり言うて母親は強いなと思うんですが、私自身うろきてしまって、どうしたらいいのかなという状態で、もう祈るだけという状態だった。そんな感じが2分ぐらい続いたんですかね。ほんで、一応落ちついて消防署にちょっと電話させていただきました。そらもう夜中12時回ってましたんで、消防署に聞いて、近くやったらちょっと病院に連れていこうかなと。ただ、救急車呼ぶとなると、どうしてもやっぱり近所の手前、特に田舎なんで、救急車呼んだら、何あったんとか、もうすぐにそういうやじ馬が集まってくる状態なんで、どうしても救急車呼びたくないということで連絡とらせていただいたところ、御所まで行ってほしいと、きょうは御所の当番ですと。どうしてもやっぱり御所と言われると、どうしょうかなと。やっぱ今落ちついてる姿を見ると、御所まで本当に連れていくのがええのかどうかっていう、動かしていいのかどうかというのをやっぱり悩んでしまうと。よく五條とか連れていかれんね。実際僕体験させていただいて、やっぱりこれ考えてしまうなと。これがもし香芝にあったらちょっと連れていこうかという気持ちにもなるんやろうけど、次の日まで何とかちょっと様子を見ようと。朝一番に近くのクリニック連れていったときに、インフルエンザの引きつけ、けいれんは、やっぱ死に直面すると。下手したら死にますよとそんとき言われたときに、最悪な状態にならなかったでよかったんですけど、やっぱり病院に連れていかんなあかんねんなというのをそのとき改めて思わせていただいたわけなんですが、そういったことからいって、この香芝市に産科、特に救急小児科、これはもう絶対的に必要だと思うんですよね。そんな点から、この1年以上経過する中で県の対応をちょっとお聞かせいただきたいと。ほんで、香芝市としてもどのように要望されてきているのかという点を第1回目に聞かせていただきます。 次に、保育所と学童保育所、これは施設についてということなんですが、まず公立の保育所。 公立の保育所は、みつわ保育所が昭和43年、志都美保育所が昭和46年、五位堂、若葉保育所南園舎が昭和52年、関屋保育所が昭和55年、若葉保育所北園舎が昭和56年、二上保育所が昭和58年、真美ヶ丘保育所が昭和60年に建てられたということで、そのうち平家建てがみつわ保育所と志都美保育所、この2つと、2階建てがあとの5つの保育所ということで、建てた年数によって平家建てがふさわしかったんだろうなとは思うんですが、私もこの志都美保育所通わせていただいておりましたけど、今、僕が通ってたときとそんなに本当に変わってないんじゃないかなと。もう本当に古くなってきてるのが、老朽化してきているっていうのが目の当たりにするんですが、この公立の保育所に関して今の現状ですよね。この間に改修工事等されておられるとは思いますが、今の現状をお聞かせいただきたいと思います。 次に、公立の学童保育所について。 この学童保育所についてもですが、年数も相当たっていると、特にプレハブ建てというのがもう主流になっているのが現状ですよね。はっきり言うて、プレハブイコール工事現場、昔で言う工事現場の建物と、今やったら、この間選挙運動にちょっとお借りしたハウス型のぽんぽんと置くやつ、あれ今、せやから工事現場でもああいう建物を利用されてるとこ多いんですけど、あれやったらやっぱりすき間風一つないと、もう密封されてるというのが実感させていただいたんですが。 いまだにこのプレハブ建てという中で、この間の6月議会ですかね、池田議員もちょっと質問されてましたけども、トイレが仮設のトイレであると。実際私もちょっとこの夏休み、子供を預けてるんで使わせていただいたんですが、本当に大のほう、女性のほうですよね、もう汗だくになる。子供もよく言うんですけど、もう汗流してトイレしゃんなあかんねんと。ほんで、それも和式であると。今の子供、ちょっと貧弱になってきてる部分あるんですけど、洋式になれてしまってるんで、和式に長時間座ってられないというのもちょっと問題もあるんですが、この点からいっても、いまだにそんなトイレを利用しなければいけないというとこからいっても、ちょっとほんまに香芝市として考えていただかないと、学童保育所、今後検討されてると思いますけども、4年生まで拡大するとか時間を1時間延長するとかという動きもされてるとは思うんですが、ちょっといろんな点から考えたときに、やっぱり子供さん、これからの日本の宝、香芝の宝である子供さんにやっぱりいい環境のもとで保育していただけるような、そういうことを本当に香芝市として考えていただきたいなと思います。そういった点からも今の現状、お聞かせいただきたいと思います。 3つ目に、通学路の安全環境についてということで、先に通学路の安全についてと。 特に小学校に通われてる通学路、香芝市全体見た中でもやっぱりまだまだ歩道が整備されてないところが多いです。車道の端を車を避けながら通学される児童が多いと。もちろん学校側は把握されてるとは思いますけども、教育委員会として本当に危険な場所等の把握はできているのかという質問を1回目にさせてもらおうかと思いましたけど、先ほどからも教育長なり局長の答弁の中で学校がちゃんと把握して教育委員会も把握してるという答弁もいただいてますんで、もうあえて何遍も聞く必要もないかなと思いますんで、危険な箇所は香芝市にどれぐらいあるのかと、教育委員会どれぐらい把握されてるのかという点を第1回目、質問させていただきます。 次に、通学路の環境についてですが、これ通学路に隣接する施設、もうあえてこれ志都美校区、上牧町の焼却場というので限定で質問させていただきます。 ちょうど4年前に旭ケ丘小学校が児童数増加のため、志都美小学校との校区変更で上中が志都美小学校に変更になったと。ほんで、現に旭ケ丘小学校に行かれてる方はそのまま旭ケ丘小学校に行かれてるわけなんですが、新入生、新しく入学される方に関してはもう強制的に志都美小学校に行くという形で、上中の保護者等が話し合われて、どこを通るのが一番安全なのかなと、安全に近いのかなということで、いろいろ検討された中、少しでも交通量の少ない上中から東向いて、葛下川のほうを向いて歩いていって、そっから葛下川沿いをずうっと北へ歩くと、西名阪の下から山入橋を渡って、葛下川の東側を三角に向いてずっと歩いていく通学路。この山入橋を越えて北へ行ったとこに、もう上牧町の焼却場があるということで、この上牧町の焼却場自体が約もう40年たつやろうと。私も40歳になるんですけど、40年たってくると、やっぱり人間でもいろんなとこでがたも出てくるわけなんですが、この焼却場、相当年期入ってます。ほんで、その影響もあってか知らないんですが、行けるときはそこの通学路、そこの場所へ立たせてもらうんですが、生ごみのにおいがひどい。子供らもう鼻を押さえて通学しないといけない状態であると。ほんで、帰りになると、その時間帯は7時半、40分か45分ぐらいなんで、まだ焼却場がまだ8時からなんで車の出入りはないんですが、帰りの時間帯になるとやっぱ焼却場の収集車の車が出入りすると。実際にごみも燃やしておられるんで、においもまたきつくなってるという状況の中で、以前からこれ問題になってるですが、上牧町の焼却場の移転問題、取りざたされていますが、その後どのように進んでいるのかという点をお聞かせ願いたいと思います。 これで1回目の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(関義秀君) それでは、大きな1番の(1)小児科の市の対応についてと(2)学童保育の今の現状について、高岡保健福祉部長に答弁をいただきます。そして、(3)番目の危険な箇所の状況と箇所については平井教育委員会事務局長、それで上牧町の焼却場を通っての通学路と上牧町の焼却場の現状について、新居市民生活部長に答弁をいただきます。 それでは、(1)番、(2)番の高岡保健福祉部長に答弁いただきます。 高岡保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高岡祥友君) それでは、小西議員さんの(1)番、産科、救急小児科につきましてのご答弁をさせていただきます。 本市の医療体制につきましては、市域に総合的な医療機能を有する病院を持つ県内他都市と比較してみましても充実してるとは言いがたく、高度な医療機能の多くを他の都市に頼っているというのが現状であると考えております。現在集計中の地域福祉計画の市民意識調査における自由意見でも、市内におきます病院設置あるいは医療機能の充実を望む声が数多く見られるところでございます。本市は、年少人口の比率が全国平均と比較いたしましても高いという特徴を有しておりまして、安心して子供を産み育てることのできる都市の実現のためには産科、救急小児科の充実を図っていくことは極めて重要な課題であると考えてるところでございます。 しかしながら、保健医療圏ごとに設定されております基準病床数の関係上、本市への総合的な病院の設置は望めないと、認められないという状況が続いております。このようなことから、昨年5月には香芝市内の総合的医療機能を持つ病院設置を奈良県知事あてに要望したところでございますが、基準病床数の算定そのものが医療法及びこれに基づく法令に定められておりまして、県においても裁量権がないため、進捗をしていないというのが現状でございます。また、全国的に小児科、産科の医師不足という状況もございまして、本市といたしましてもこの問題についての重要性、必要性を認識しつつも、問題解決のためにはかなりな大きな壁があるというのが現状でございます。 続きまして、保育所、学童保育所、施設についての現状でございます。 まず、保育所の現状につきましてでございますが、公立保育所は昭和40年代から60年代初めにかけまして順次建設され、築後20年から40年余り経過しており、老朽化が進んでいる施設もございます。老朽化対応、ゼロ歳児受け入れなどの必要性から増改築を行ってまいりましたが、施設そのものが狭隘であり、配置面からも運営に支障を来している保育所もございます。現在まで順次改修を行っておりますが、主な保育所施設の大規模改修につきましては平成元年度のみつわ保育所、また平成2年度の五位堂保育所、そして志都美保育所、さらに平成15年度、平成16年度には若葉保育所におきまして実施してきたところでございます。また、関屋保育所におきましては、現在耐震補強設計を行っているところでございますが、補強工事の施工時にあわせまして一部改修工事を行い、保育環境の改善を図ること等を予定しております。 次に、学童保育施設についての現状でございますが、学童保育事業は保護者の労働等によりまして放課後、学校休業日において保育に欠ける小学校1年生から3年生までの児童を対象とし、遊びや生活の場を提供し、健全な育成を図ることを目的といたしまして、現在10小学校区に11施設で運営を行っております。 本市の学童保育所でございますが、放課後児童対策といたしまして昭和55年に下田の学童保育所が開設されまして以降、保護者のニーズに応じまして小学校が新設されるごとに学校敷地内等に専用施設の新設や既存施設を活用し、実施してまいりました。その後、入所児童の増加、老朽化等によりまして、平成13年度の下田学童保育所の増築工事、また平成14年度の二上学童保育所及び平成15年度の旭ケ丘第1学童保育所の改築工事を実施してまいりました。 また、平成19年度には、放課後児童クラブの質の向上に資することを目的として、放課後児童クラブガイドラインが策定されまして、事業を運営するに当たって必要な基本的事項が示されました。その中で、集団の規模につきましてはおおむね40人程度、また最大規模は70人までとされ、大規模施設を21年度までに解消を図るよう通知があり、解消できない場合には運営費補助の対象外施設とされました。これに伴いまして、平成19年度に旭ケ丘第2学童保育所を新設し、20年度には真美ヶ丘東学童保育所の増築工事によりまして、大規模解消及び適正規模への移行を図ってきたところでございます。あわせまして、他の施設におきましても軽量鉄骨づくりのプレハブの建物で一部老朽化が進んでる状況でございますので、床、屋根等の施設の営繕工事により、施設の維持及び保育環境の向上に努めてるのが現状でございます。 ○副議長(関義秀君) (3)番の通学路の危険な箇所の現状について、平井教育委員会事務局長に答弁いただきます。 平井局長。 ◎教育委員会事務局長(平井隆司君) まず、教育委員会といたしましては、児童・生徒の特に登下校時の安全確保につきましては最も重要視している課題でもございます。 議員ご指摘の各校の通学路における危険箇所はどれくらいであるのかというご質問でございますけれども、どの程度の危険性を考えるかということによりましても違ってまいりますが、教育委員会として把握をしております範囲では、各校でふだんから気をつけておりますところも含めまして小・中学校合わせまして約50カ所というふうに考えております。 以上、ご答弁とさせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 上牧町の焼却場を通っての通学の件について、新居市民生活部長、答弁。 ◎市民生活部長(新居隆君) 通学路の安全・環境について、通学路の接する上牧町焼却場についてご答弁させていただきます。 上牧町焼却施設の移転問題につきましては、ご承知のとおり、平成5年から新焼却場の建設計画が進められ、当初は河合町、上牧町、広陵町の3町で協議が進められておりました。その後、平成8年に河合町と上牧町の2町合同で新焼却場の建設を行うことで覚書きを交わされ協議されてました。その後協議をしてこられましたが、なかなか話が進展しなかったため、両町の合同ごみ特別委員会の協議の結果、平成14年に再度覚書を交わされたそうでございます。この両町のごみ特別委員会につきましては、秘密会であるということで、詳しい内容につきましては公表されておらない状況で、早急に新焼却場建設を進めるといった内容であると聞いておりました。その当時、本市といたしましてはその内容に沿って進めていただくようお願いをしておりましたが、西和7町による合併問題の話もあることから、焼却場移転問題につきましては平成17年まで先送りをされ、その結果、今日まで大きな進展がなく、現在に至っているところでございます。 また、焼却場からの悪臭問題につきまして調査いたしましたが、上牧町では随時消臭剤をごみピットに散布され、悪臭防止に努めておりますが、日によっては悪臭が漂うことがあり、今後は注意を払って焼却場の維持管理に努めていただくよう要請を行ったところでございます。本市といたしましても、今後も引き続き草刈り等を含めて焼却施設の管理運営につきまして万全を期して操業していただくよう要請を行うとともに、近隣住民の方々の迷惑にならないよう、監視体制の強化に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君の2回目以降の質問をお受けいたします。 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) ありがとうございました。 それでは、2回目の質問をさせていただきます。 (1)、産科、救急小児科についてということで今答弁いただきましたけども、進展がないというのが現状であるということだと思うんですが、ただそれをほっておくわけにはいかないと思うんですよね、香芝市として。この間県に対してどういうふうな要望をしてこられたか、市として。その点、お聞かせいただけます。 ○副議長(関義秀君) 高岡保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高岡祥友君) その後におきます市としての要望でございますが、問題的には先ほども申し上げましたように、大変難しい問題がございます。そのため、市でできることが何かないかということで現在考えておりまして、市内におきます既存の医療機関との連携を図った中で、市民、特に小児の休日診療の緊急システムを確立していくことは必要となっているとも考えるものでございます。 現在の体制といたしましては、休日では大和高田市の葛城地区の休日診療所、そしてまた深夜では橿原市の中南和地域の小児深夜診療所で受診していただくことになっております。また、妊産婦にございましては、輪番制制度での休日深夜診療をされてるところでございまして、しかしながらこれらの診療は、先ほどもお話がございましたように、県内といえども若干遠方になりまして、身近な場所での医療サービスを受けたいという市民ニーズ、市民の安心の確保という点にこたえ切れていないというが現状であります。 そこで、今後の体制づくりでございますが、現在市内の医療機関あるいは医師会とも協議を重ねてるところでございまして、現在までの検討過程の中では香芝市の唯一の緊急病院でございます東朋香芝病院を2次の救急医療機関として位置づけまして、これを核をいたしまして市内の診療所を1次医療機関として連携をとった医療体制の充実を図っていくという方向を模索中でございます。いずれにいたしましても、新たな病院の設置が困難である以上、既存の医療機関の充実を図る方向で市民ニーズにこたえることのできる体制を構築することができるよう努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほど願います。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) 今の答弁で、東朋香芝さんがこの香芝市にある小児科、クリニック等の協力を得ながら何とかこの夜間休日の小児科を対応させていただくようにということで今おっしゃっていただいて、はっきり言うて病気はもう待ってくれない状況なんで、もう一刻も早くこの救急小児科を対応していただけるような病院なり体制づくりを強く要望させていただきたいと思うんですが、目標としていつぐらいにこの実現をしようという意気込みですよね、はっきり言うて相手側がありますんで、市の要望ばっかりは言えないですけど、市としてやっぱり目標を持っていただいて、ほんで一刻も早く実現することによって、この葛城地区診療所分担金、21年度で言いますと1,246万円、中南和地域小児深夜診療負担金約314万円というのも全部が全部じゃないにしても要らなくなってくるという中で、市として本当にどれぐらいの意気込みというか、目標を立てておられるのか、お聞かせいただけますか。 ○副議長(関義秀君) 梅田市長。 ◎市長(梅田善久君) ただいまの件でございます。 この点につきましては、先ほど当初に質問いただいてましたように、先山前市長の段階からご質問いただいておりまして、ことしの3月ですか、2回目の質問もいただいたわけでございまして、私もこの間に県のほうに出向きまして、当然知事なり関係の保健局長等につきましても具体的な要望をさせていただいて、一部はご答弁させていただいたと思います。その後におきまして、どうしても、1つはベッド数の確保というんですか、この基準の緩和というのが県も国において働きかけるということだったんですけども、なかなかそれについてははっきりとした見通しがないということで、ちょうど私3月の末にちょうど東朋病院の事務長にまず会わせていただいて、その後ことしの5月または7月の間に東朋病院の院長さん、または理事長さんにつきましても、その辺の事情を話をさせていただいて、ほんで東朋病院側としては基本的に病床の確保については協力はさせていただいてもいいんじゃないかということで、数十床の確保であれば前向きに検討したいというような意向を出していただいたわけでございます。しかしながら、特に産婦人科、小児科ということになりましたら、当然救急となりましたら24時間体制になるわけでございますので、それらの医師の確保自体が東朋病院なり、また市内のもう一つの大きな病院であります旭ケ丘病院においても、通常の確保としては非常にその2つの病院だけではもう無理であるということがありまして、その形を進めていくとすれば、まず市内の医師会と一応そういう場合によったら協議会的なものを持っていただけないかという話もさせていただきました。そうした結果、先ほど部長のほうからもちょっと報告申し上げましたように、一応東朋病院を基幹として、そこへ医師会等を通じて今協議を始めとるという状況でございます。こういう中で、特に産婦人科につきましては、これはもう議員もご存じのように、全国的に医師不足という形のものがあって、現在香芝市の状況からいきましても、その医師会の協力を求めるということについても非常にちょっと無理があろうということで、これはちょっと今後県を含んだ形、または国においても当然産婦人科、小児科の充実という形のものは、税制の改正においても出されたわけでございますけれども、しかしながら幾ら税制改正したと申しましても、医師不足という形のものが現実に出とるわけでございまして、私も以前に民間のあるとこの部分が進出を都合で考えてもいいんじゃないかということもいただいたこともあったわけですんで、その辺もちょっと照会かけたときに、産婦人科はちょっと当面無理やと、小児科だけであれば、ちょっと今後内容によって検討させてもろうてもというぐらいのとこで、産婦人科につきましては先ほど申し上げてますように、休日診療所なりそれから橿原周辺における輪番制という形のものでしか当面はちょっと今の状況として、知事としてもいろいろ考えていただいてるようでございますけれども、今すぐにいつの時期という形のものは見えてこないわけでございます。 しかしながら、小児科につきましては、市内においても一定の開業医がございます。この中で、休日等においても診療をいただいてるお医者さんもあるわけでございますけれども、しかしながらそれらの部分を休日また深夜を含めた救急というふうなことになりますと、今の現状でははっきり言うて無理やということから、私が先ほど申し上げました東朋病院を基軸として市内の医師会の小児科内科医のご協力をいただいて、何とかその辺の実現に持って入りたいということで、今ある程度の話の下協議が進みましたら、今度正式に協議会的なものを立ち上げて、していきたいと。ただ、今後もし具体的な状況となりましたら、やっぱりそれなりの負担を伴うものでございますから、一つは税制改正も私期待をしとったんですけども、確かに産科、小児科等についての税の優遇措置、例えば固定資産税の減免措置とかなんかも出されたわけでございますけれども、これは現実的に中身を見ますと、大きな病院、ということは、近畿でも数病院しか対象にならないというようなものでございまして、この地域のそういう救急指定病院といえどもできないということでありますので、今後具体的にその辺の協議を進んできた中で、市としての助成措置については、またこれは議会とも相談申し上げながら、話がまとまってくるようであれば、ご相談申し上げて、できる限り早くそういう協議会の立ち上げを図りたいと考えてるわけでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○副議長(関義秀君) はい、小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) ありがとうございます。 市長の早い登場だったんで、もうあえてしつこく聞くのもあれなんですが、今本当に具体的な話が出てきてますんで、何とかもう一刻も早く現実に向けて、市がどれだけ負担しなければいけないとか、具体的な話も多々出てくるとは思うんですけど、今回あしたから民主政権が始まりますんで、特に香芝市から国会議員が出ておられますんで、一番身近な方にお願いでもしていただいて、やっぱり市民、国民に目線を置いた政権を維持していただきたいと思いますんで、市長からぜひ強く要望していただいて、国からでもお金を引っ張っていただくような体制をとっていただけたらなと。そして、奈良県、全国においてもモデル的なことができることによって、やっぱりそれが全国に広まっていけば多くの命が助けられるということもありますんで、ぜひ力を入れていただいて一日も早い実現に向けていただきたいと強く要望させていただいておきます。 次に、2つ目の保育所、公立の保育所施設についてなんですけど、今後大規模改修等も考えていかれるとは思うんですけどね。保育所って言えば、はっきり言うて夏休みとか冬休み、春休みって、そんなんないわけですよね。はっきり言うて保護者が働いておられるから預かっているという中で、閉鎖して建て直すっていうことも不可能だと。そんな中で、今後の改修工事と、なかなかそやから全部をきれいにしてくれ言うても無理な話なんかなと、現実を考えたときに、ただ現状はもう老朽化してるという中で、今後の改修工事等、整備計画についてお答えいただけますか。 ○副議長(関義秀君) 高岡保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高岡祥友君) 今後の施設整備の予定でございますが、建設年度、入所児童の増加等、緊急性を十分考慮するとともに、私立の保育所の動向あるいは幼稚園との連携なども視野に入れまして、本市におけます将来的な保育サービスのあり方を総合的に検討した上で、財政状況も勘案し計画的に進めてまいりたいと考えております。 ただいま議員ご指摘のとおり、保育所の場合、いわゆる夏休みというのはございませんので、やはり順次といいますか、例えば主な改修の内容といたしましては屋根あるいは床、壁等でございます、この場合につきましてはやはり一部プレハブでの対応ということも考えた上で、今後順次計画的な進め方をさせていただきたいなと、このように考えておりますので、よろしくご理解のほど願います。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) 3回目ということなんですけど、要望にもうさせていただきますけども、一応先ほども森井議員の質問の中にもありましたけど、旭ケ丘に新しく保育所という話も出てますんで、余りこの差がつかないようにだけ、民営化なるんでしたらまた違うとは思いますけど、公立とかという話になるんでしたら余り施設の違いがあり過ぎるっていうのもやっぱりいろいろ不満も出てきますんでね。 それから、先ほども言いましたように、完全に閉めて建て直すっていうことは不可能やという中でもありますんで、場所をちょっと変更するとかという話も、今ちょうど、さっきも言うたように、民主党さんが政権とられて、これ何とか民主党さんはこの産み育てられる環境づくりも力を入れておられますんで、何とか国にも要望していただいて、もう今がチャンスやと思うんですよ。それから、何とかそういう点も踏まえながら進めていただきたいなということで、もう要望とさせていただきます。 次に、学童保育所、これも結局同じことになるんですかね。ただ、やっぱプレハブというのが本当にいいのかなと。外から見ても本当にどうなんとやっぱ疑問を持つような建物ですよね、そりゃ十分理解していただいてると思うんですけど。その中で、本当にやっぱり香芝市としてこんだけ子供さんが多い香芝市、中で、いいのかと。ええことないと思っておられるのはもちろんわかってるんですけど、現実的に本当に何とかしたっていただきたいという切実な思いがありますんで、これももう要望で結構なんですけど、ぜひ一日も早い改修工事なり対応していただけたらなと、特にトイレを早急に何とかしたっていただきたいと、今新型インフルエンザもはやってますけども、やっぱり清潔かって言われたら、見た目やっぱりいいように見えないんで、そこら辺もちょっとまた検討いただけたらなと思います。要望とさせていただきます。 3つ目の通学路の安全についてなんですけど、先ほどの1回目の質問に対しての答弁で危険な箇所、香芝市内で何ぼあるんかなということで、50カ所って言っていただいたんですよね、約。50カ所言うていただいたんですよね。その50カ所、ちょっと答弁の中でもちらっと触れられてたんですけど、その危険な場所という判断のこの基準ですよね。どういう状態やったら危険ととらえんのか、どうい状態やったら安全ととらえんのかという、その基準を教えていただけます。 ○副議長(関義秀君) 平井教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(平井隆司君) まず、通学路が危険であると判断している基準についてのご質問にご答弁申し上げます。 これにつきましては、特に明確な基準があるわけではございません。例えば、道路形状等におきましては、交通量が多いにもかかわらず歩道や路側帯がなかったり、道路幅が狭い、そしてまた道路を横断しなければならないところに横断歩道や信号機がないといった内容であるのかなというふうにとらえております。また、交差点で見通しが悪く、飛び出し事故が多いなどにつきましても一つの危険箇所の基準であるのかなというふうに考えております。 以上、ご答弁とさせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) はい、ありがとうございます。 なかなか危険やという判断も難しいとは思うんですけど、ちなみに総務部長にちょっとお伺いしたいんですけど、職員さんで立哨、毎月15日なり立哨しておられると思うんですけど、その箇所というのは危険箇所という判断で立っていただいてるんでしょうかね。その点、お聞かせいただけます。 ○副議長(関義秀君) 細川総務部長。 ◎総務部長(細川家央君) ただいまのご質問でございますけども、危険箇所は危険箇所でございますけれども、要は学童にとって通学路の場所でございます。もちろんその場所で学童が通るわけでございますんで、それの細心の注意を払う意味でも、その箇所に立哨してるということでございます。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) 今の答弁、ちょっと微妙にわからないんですけどね。いや、通学路、子供が通るからって、いや、せやから通学路に立っていただいてるって、そらもうわかってるんですけど、その地域安全課としては危険やからそこに職員さんを月に1回でも立っていただいて立哨していただいてるのか、そういうの全然関係ないんですよというのか、そこどうなんですか。 ○副議長(関義秀君) 細川総務部長。 ◎総務部長(細川家央君) あいまいな答弁で申しわけございません。 非常に答弁しづらいんでございますけれども、確かに通学路につきまして職員が立哨しておりますけれども、こうした中で学童、生徒が通りますんで、当然危険かどうかの判断をする必要があろうかというふうに思います。そして、その小学生等の立哨指導等とともに今現在行っておりますのが、補修の必要な箇所あるいは危険箇所がないかといった、そういう交通安全施設の点検も同時にやっておるような状況でございまして、この交通安全施設を危険な箇所ないかどうかということで、カードに書いて、実は職員が立哨した際にここは危険じゃないかということで、実はそのカードに書いて地域安全課に今現在報告をいただいておるところでございます。これを受けまして、地域安全課といたしましては、要補修箇所、修理箇所、速やかに処理してるというのが現状でございまして、平成20年6月からやっておるわけでございますが、今日まで提出されたその要望箇所あるいは危険箇所というのは約8カ所ほど出てまいっております。こうしたことから、今後もこの報告を生かしながら危険箇所がさらに広がらないように、そういうふうな配慮をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) 結局危険やから立ってるっていうところの微妙な答弁はなかったんかなと思うんですけどね。今言うていただいたように、地域安全課で僕前の一般質問のときに、せっかく職員さんが朝7時半から8時半まで立っていただいてんねんから、その間やっぱ気づいた点、何とか記録に残して関係部署に話ししてほしいということで、実際につくっていただいて、要補修交通安全施設発見カードという形で、実際にそれもちょっと持たせていただいてるんですけど、今言っていただいた実際にそういうような行動も移していただいてるということで、ありがたいなと思うんですけど、その連絡自体、教育委員会として連携とれて対応し切れてるのかどうか。これ、ほかの課もあると思うんで、実際に道路の管理になると、産業建設部長のとこになるんですけど、実際教育委員会としてはこのカードは生かされてるのかどうか、どういうふうな対応をされてるのかというのを聞かせていただけます。 ○副議長(関義秀君) 平井教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(平井隆司君) 先ほど総務部長のほうからも答弁ございましたけれども、これは毎月の交通安全立哨で活用いたしております要補修交通安全の発見カードにつきましては、教育委員会のほうもそれを有効に活用させていただいておるというのが現状でございますけれども、先ほどの答弁の中にもございましたけれども、これまでの報告事例の内容といたしましては、例えば横断灯が破損して球が切れてると、そしてまた横断旗が破損している、さらにはガードレールが破損してるといった大きな補修を要する内容もございましたし、さらにはこの場所に一たん停止したほうがよいという新たな発想のもとでそういう発見カードを活用いただいて、それを地域安全課のほうから教育委員会のほうにも常に連携をいただいて、その内容を十分把握して、できる内容については早急に対応しておるというのが現状でございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) 連携とっていただいて、すぐに対応していただいてるということなんで、ぜひお願いしたいなと思うんですが、総務部長、ちょっと要望も兼ねてなんですけど、このカードなんですけど、はっきり言うて、これ施設のみの発見ですよね。ここで言うと、横断旗入れが破損、南側横断灯、球が切れている。横断灯スイッチが入らないとかね。これはっきり言って、もうほんまの施設というか、もうあるものだけについての確認していただいてるという部分が主流になってるんですけど、今後として、ここには前にも言ったように、横断歩道が必要やとか、ここも危険過ぎるからちょっと一回通学路変更も考えられたほうがいいんじゃないですかとかという、そういう細かい部分も書けるようなことはできないんでしょうかね。もうあえて要望にしときますわ。そういうのもちょっと検討していただいて、実際にやっぱり子供さんら姿も、ここの学校はあいさつ元気よくあいさつしてますねとか、そういうのでもいいと思うんですよ。せっかく1時間立っておられるけど、実際子供さん通るの5分10分の世界なんですけど、今ある既存のものだけに集中をするんじゃなくて、やっぱこういうのも必要じゃないかとか、ここは危ないから変更したほうがいいんじゃないかとかという第三者の目っていうのも大事だと思うんですよ。今の親、立哨で順番で回ってきてもやっぱり立つのがもう精いっぱいなんですよね。せやから、そんなんもありますんで、ちょっと今後また検討していただけたらなというのを要望させといていただきます。 次に、3番目ですね、通学路に隣接する施設についてということで、上牧町の焼却場ということで、今の現状で言うと移転は難しいというのが現状やと思うんですけどね。ただ、結局このにおい、悪臭、煙等で困ってんのは、やっぱり上中の人が多いんですよね。意外と上牧の人ってそういうの少ないと思うんですよ。せやから、ほかの上牧町の施設のために香芝市民が苦しんでると、それプラス通学路、変更したらええやないかじゃあ済まないですけど、そこが一番交通量が少ないから皆さん選んでおられるんで、それからやっぱり子供さんも通ってる中で、今後の移転がすぐ無理だとしても、やっぱとめてしまうと、もういいですよって言うてしまうとずっとおられるんで、やっぱり上牧町に対して随時声を上げていかないと、要望を上げていかないと、やっぱりできたら移したくないと思います、新たに探すとかというの、もう無理なんで。せやから、そんなとこからいっても難しい中で、今後のメンテナンス、本当に上牧町さんちゃんとやっていただけんのかなと。これ上牧町、早期健全化団体になられて、もうはっきり言うてお金が苦しいと、何とか絞って絞っていかないといけないという中で、本当に上牧町さん対応し切れるのかなと思う部分もあるんですよ。せやから、その点、香芝市として上牧町に対してどのように働きかけしていくのか、国に対して県に対しても。その上牧町の施設のために香芝市がお金出すっちゅうことはあり得へんことなんで、それに出すぐらいだったら、ほかにいっぱい出していただきたいとこいっぱいあるんでね。せやから、そんなん思うたら、本当に上牧町が対応し切れるのかどうかっていうところ、どのようにお考えですか。 ○副議長(関義秀君) 山田副市長。 ◎副市長(山田順久君) 上牧町の焼却場問題でございます。 実は、この焼却場問題につきましても、議員さんもご存じのように、毎年上中自治会で上牧町焼却場問題検討委員会ですか、一応検討委員会でなしに懇話会的なもんを開かれて、上牧町の担当者、部長が来られて、そこで説明を受けているというのが現状で、ここ数年来ずうっと続いてるような状態でございます。そのような中で、私も昨年市民生活部長の事務取扱という身分で行かせていただきました。その中で、上中の自治会員の方が周辺の方が非常に難儀してるというようなことから迷惑をこうむってるというようなことで、もう生の声も私も聞いております。そのような中で、上牧町も財政難を理由にもう移転問題についてはほぼあきらめてほしいような言い方もしてたようなこともございます。その中で、住民の方にとりましては、それで財政が非常に窮屈であるんであったら、せめて誠意だけでも見せていただきたいというふうなことの要望もされておりました。というのは、やはり周辺が草ぼうぼうになって、草がかなり生えて物騒なとこもありますし、ごみが散乱してるようなこともございます。せめてこれぐらいのことはできないのかとかというような要望もございました。担当所管につきましても、その後におきましても上牧町のほうへ申し入れもしております。我々市といたしましても、上牧町のほうへ引き続き付近の迷惑をこうむってる方の代弁もしていきたいなと、かように思っとりますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) はい、ありがとうございます。 一応今回通学路の環境についてということで、この上牧町の焼却場施設について質問させていただいたんですけど、あくまでも通学路ですんで、これ教育委員会としてこの現状を把握していただいてたんでしょうかね。実際にその前を子供が通ってると、こういう悪臭があるとか煙が出てるとかという話、教育委員会としてはどれだけ把握していただいてたんでしょうか。 ○副議長(関義秀君) 平井教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(平井隆司君) まず、教育委員会のほうでどの程度把握しているのかということの質問でございますけれども、この上牧町の焼却場の件につきましては、ご承知のように、平成17年度に旭ケ丘小学校の校区の見直しといいますか、校区変更に取り組みもいたしまして、そうした校区変更のお願いをしてきた折にも、その際一番大きな問題になっておったのがこの通学路の決定の中で、そして議員ご指摘の焼却場という前を通るということが一番ネックになっていたのかなというふうに記憶もいたしております。そうしたことで、教育委員会のほうもあの焼却場の前を現在、18年度から通学路として子供たちが通っておるという点については十分認識をいたしております。 以上、ご答弁とさせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) 教育委員会としても把握していただいてるということですんで、これはっきり言うて市民生活部だけの問題じゃないと思うんですよ。実際通学路になってると、その前を。せやから、教育委員会もやっぱ声上げていただいて、子供実際通ってこうやという話もやっぱりしていただかないと、ただそこの住民がやいやい言うてるだけじゃないんですよね。今現に通学路として使わざるを得ないところに来てる。ほで、ちょうど焼却場の前が極端に狭くなって見通しが悪くなってるという中で、本当に子供さんら路肩の白線の外を、そっからはみ出たらあかんでというてやいやいやいやい言われながら、朝から怒られながら通学してるというのが現状ですんで、どうか教育委員会としても市民生活部とも協力をしながら声を上げていただきたいなというように強く要望させといていただきます。 最後になるんですけど、先ほども市長出ていただいたんであれなんですけど、最後に1点だけ、市長として、今回安全・安心して産み育てられる環境ということで大きい項目で質問させていただいたんですが、先ほども言うように、あしたから民主党政権、いよいよ出発するということで、今後国に対し市としてどのように要望なり声を上げていくのかという点、ちょっと市長の意気込みというのか、お聞かせいただけたらなあと、これで日本がよくなったらやっぱり皆さん喜ぶことなんで、ほんでこれであかんようになったらまた変わるだけやと、やっぱり国民の方、そう思われてると思うんですよ、このきっかけにね。せやから、今がチャンスやと思いますんで、市長としてどのようにお考えなのか、お聞かせいただいて、終わらせていただきます。 ○副議長(関義秀君) 梅田市長。 ◎市長(梅田善久君) 確かに大きな政権選択ということで、民主党が政権をとられるという形が現実になったわけでございます。ただ、この点につきましては、私自体が当初から現実に自公政権でされた補正予算等の問題もありましたし、これらの中でこの民主党が出されとる公約と相当な違いの部分が非常に明確になってきてると。ただ、大きなものは出されても、詳細についてはわからないということで、まず期待もあるけども不安も非常に多いというのが現実でございます。ただ、施策的には、例えばこの少子・高齢化社会に向けての取り組みということ自体は、民主党自体も大きく出されとるわけでございますので、特に本市の場合におきましては人口増加が続いておる若い町であると、また高齢化も別途の意味で進んでおるということから、当然1つは補正予算の中では当然削減されるものはどの程度あるのかということについては、まだこれは現実に陳情とかということじゃなしに、これも少なくとも奈良県の市長会、また知事さんを含めて共通の不安がありまして、これらについては少なくとも共同で情報の交換または要望活動をまずやっていこうということで、来月の中ごろに奈良県の県人会が東京でありますので、少なくともそのときに市町村長とできる限り知事さんを含めて、一応上京して、その時期を少なくとも利用して何らかの形の対応をしていきたいと。これは、私が香芝市長としてということよりも、もちろん知事さんを含めてですけども、これらの不安的なものと、また今後その政策がどう変わるかということによって、やっぱり共通の問題というのとまた個々の問題というのが出てきますので、私のほうとすれば、現実に今抱えとる問題としては新年度の施策について、少なくとも安全・安心のまちづくりということで、私が当初選挙のときの公約としてマニフェストさせていただいたものについて、できる限りこれらについての実現を、特に地元選出の吉川氏も代議士になられたわけでございますから、地元議員としても何らかの形でご無理をお願い申し上げて、それらについて政権与党のほうに働きかけをする手段として考えていきたいと考えておるわけでございまして、今とりあえず非常に香芝市も厳しい財政事情でございますので、私のマニフェストそのものが来年にすべてやれるというものは、どんな政権が変わってもそういう状態になることはまずありませんので、まずは少なくとも来年度に向けての状況として正確な情報を把握して、それらの中で影響するものについては極力そういうものについては要望活動を私単独でやり、また市長会、また知事を通じてやっていきたいというのが今の所存でございます。 以上でございます。 ○副議長(関義秀君) 小西高吉君。 ◆12番(小西高吉君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 以上で一般質問終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(関義秀君) 以上で小西高吉君の一般質問を終わります。 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、明日16日に再開いたしたいと思いますが、異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○副議長(関義秀君) 異議ないようでございますので、そのように決します。 本日はこれをもって散会いたします。                               閉議 午後4時12分...