生駒市議会 2022-12-02
令和4年第7回定例会(第1号) 本文 開催日:2022年12月02日
▼最初
のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時0分 開会
◯吉村善明議長 おはようございます。ただ今から、令和4年生駒市議会第7回定例会を開会いたします。
本日
の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等
の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。
会議に先立ちまして、10月27日に逝去されました、中谷尚敬前議長
のご冥福を祈り、謹んで黙祷を捧げたいと思います。
ただ今から、故人
の議席に対し、黙祷を行います。本会議場におられる全て
の方は、恐れ入りますが、ご起立願います。
黙祷。
(黙祷)
2
◯吉村善明議長 ありがとうございました。続きまして、中谷尚敬前議長
の死を悼み、
松本守夫議員から追悼演説を受けます。
9番
松本守夫議員。
(9番
松本守夫議員 登壇)
3 ◯9番
松本守夫議員 皆さん、おはようございます。去る10月27日、68歳で逝去されました、故中谷尚敬前議長を悼み、生駒市議会
の議員を代表して心より哀悼
の意を表したいと思います。
中谷前議長は平成7年
の市議会議員
選挙で初当選され、7期27年
の間、市議会議員を務められました。在職中、議長、副議長、監査
委員を務められるなど、要職を歴任され、特に議長を通算12期、平成25年から令和4年まで
の10期連続で務められ、強い
リーダーシップと秀でた指導力を発揮され、市政
の発展に尽くされました。
また、この活躍
の場は生駒市にとどまらず、
全国市議会議長会の部会長、理事並びに国会対策
委員会及び産業経済
委員会
の副
委員長を務められるなど、全国
の自治体が抱える共通
の課題に対し、地方
の声を国政に届ける役割を担われました。さらに、平成28年には111市
の市議会で構成される
近畿市議会議長会の会長や、平成21年及び令和3年には奈良県
市議会議長会の会長を務められるなど、本市だけではなく、近畿、奈良県各市
の発展と地方自治
の進展に尽力されました。
中谷前議長は、ご自身が生まれ育った愛する生駒市が市民にとってより快適で住みよいまちであり続けるために、議会として果たすべき責務、役割を認識され、強い信念と情熱を持って常に市政
の課題に向き合ってこられました。議会
の場では、ときに厳しい言葉で市
の姿勢をただし、議会
の先頭に立たれた姿を思い出されます。また、議会運営において様々な困難な局面で的確で円滑な議会運営を行われたことは、中谷前議長
の豊富な経験と卓越した識見、強い
リーダーシップと決断力
の賜であると敬服するところであります。
情に厚く、頼りがいがあり、面倒見がよく、正に兄貴肌という言葉がぴったり似合う方でした。また、細やかな心遣いもされる上に、交友関係も非常に幅広く、市内外
の様々な方が中谷前議長
のもとに訪れていたことから、皆様に慕われた人柄が偲ばれます。これまで
の数々
のご功績とご苦労に対し、同じ政治
の道を歩む同僚として、心から感謝申し上げます。
先
の9月定例会には議長席に座られていただけに、あまりに急な出来事で、この場にその姿はなく、力強い声も聞くことができないことが、いまだに信じられません。その存在
の大きさを痛感するところであります。今後は中谷前議長
のご意志を議員一同が受け継ぎ、更なる市政
の発展により一層
の努力を注いでまいりますことを固くお約束するとともに、ここに謹んで中谷前議長
のご冥福をお祈りし、併せてご親族
の前途と限りなきご加護を賜りますことをお祈り申し上げまして、追悼
の言葉といたします。以上。
4
◯吉村善明議長 以上をもちまして、故人
のご冥福を祈り、追悼演説を終わります。
諸般
の報告を行います。
まず、閉会中において、所管事項
の調査として、議会運営
委員会が開催されておりますので、報告を受けるとともに、閉会中
の継続審査として、議員定数に関する特別
委員会が開催されておりますので、報告を受けます。
議会運営
委員会及び議員定数に関する特別
委員会
委員長、23番
福中眞美議員。
(23番
福中眞美議員 登壇)
5 ◯23番
福中眞美議員 おはようございます。ただ今から議会運営
委員会
の委員長報告を行います。
当
委員会は、議長
の諮問に基づき、11月29日に
委員会を開催し、調査いたしましたので、その結果について、逐次ご報告いたします。
まず、今期定例会
の運営につきまして、今期定例会
の会期は本日から12月21日まで
の20日間とし、会議
の開催は
会期日程表案のとおり決定しておりますので、ご確認願います。
次に、今期定例会に付議されます、本日、市長が提案されます議案につきまして、議事日程第1号
のとおり、まず本日
の即決案件として、人事議案1件を質疑を省略し、通告による討論を経て表決するとともに、その他
の議案については、人事議案
の審議終了後、一括議題に供した上で市長から
議案提案理由説明を受けた後、議案審議を延期し、その後、一般質問を行います。一般質問につきましては、
発言通告提出者17名
のうち、提出順に本日は4名が、2日目本会議は5名が、3日目本会議も5名が、4日目本会議は3名が行うこととなります。
次に、4日目本会議では、
一般質問終了後に、本日質疑を延期いたします議案について、議決あるいは各所管
委員会に審査を付託するとともに、
議員提出議案第6号については、提出者による
議案提案理由説明の後、所管
委員会に審査を付託することに決定しております。
次に、この後
の諸般
の報告についてでありますが、まず先例に基づき、閉会中に開催された議員定数に関する特別
委員会
の委員長報告を行います。
次に、閉会中に議長が都市建設
委員会にご自身を指名されましたので、ご報告を受けるとともに、閉会中に実施されました都市建設
委員会における調査結果について
委員長から報告書が提出された報告を議長から受けます。
次に、9月定例会で採択いたしました請願
の処理
の経過と結果
の報告、
例月出納検査の結果報告書及び陳状書等が提出された報告を議長から受けます。
次に、発言等
の通告書等提出締切日につきましては、申合せ及び当
委員会
の調査結果により、
会期日程表案のとおりとなります。
最後に、
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた対応につきましては、先
の9月定例会及び11月臨時会と同様とすることに決定しております。
以上、議会運営
委員会
の委員長報告といたします。
続きまして、議員定数に関する特別
委員会
の委員長報告を行います。
当
委員会は、11月17日に
委員会を開催し、
パブリックコメントの結果
の取りまとめ及び調査報告書
の取りまとめについて協議いたしましたので、ご報告いたします。
パブリックコメントの結果
の取りまとめについては、正副
委員長案
のとおり、取りまとめることに決定するとともに、調査報告書についてはこれまで
の調査した資料に
パブリックコメントの取りまとめ及び
委員会で実施予定
の自由討議
の会議録を追加したものとすることに決定いたしました。また、留保していた議案提案者へ
の質疑を再開し、質疑を終結するとともに、次回
の委員会で実施予定
の自由討議
の論点案を提示いたしました。
以上、議員定数に関する特別
委員会
の委員長報告といたします。
6
◯吉村善明議長 報告は終わりました。
次に、都市建設
委員会
委員の選任については、閉会中において、
委員会条例第6条第1項
の規定により、私を新たに指名いたしましたので、同条第2項
の規定により、ご報告いたします。
次に、都市建設
委員会
の委員長から提出されております調査報告書につきましては、
委員会所管事務調査報告一覧表のとおりでありますので、ご報告いたします。
次に、9月定例会で採択いたしました請願に対する処理
の経過及び結果
の報告につきましては、配布いたしております資料
のとおり、市長から報告されておりますので、ご清覧おき願います。
次に、監査
委員から、令和4年7月分
の例月出納検査の結果報告書が提出され、事務局において保管いたしておりますので、ご了承おき願います。
最後に、9月定例会における陳状書等
の提出締切り後から今期定例会における陳状書等
の提出締切りまでに議長宛てに提出されております陳状書等につきましては、
陳状書等一覧表のとおりであります。
以上で諸般
の報告を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~
7
◯吉村善明議長 市長から招集
の挨拶を受けます。
小紫雅史市長。
(小紫雅史市長 登壇)
8
◯小紫雅史市長 それでは、開会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
まず初めに、多年にわたり、市議会議員として生駒市
のご発展に寄与されるとともに、自治
の振興に尽くされました、故中谷尚敬前議長に対しまして、そのご逝去を心から悼むとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
私も市長といたしまして、いろいろな市政を左右するような大きな問題を議長に相談をし、温かいお言葉や、ときには厳しいご指導をいただきながら、市政を前に一歩でも進めるために、議長にご指導いただき、またときには議長と共に大きな課題に対応してまいりました。議長がこよなく愛されたこの生駒
のまち、このまち
の更なる発展を議長が心から祈念をしていた生駒市
のこれから
の更なる発展をしっかりと具体化、実現するために、全力を尽くすことを心に誓いながら、本当にお世話になったことに対する感謝を申し上げたいと思います。安らかにお眠りいただきたいと思います。本当にありがとうございました。
さて、令和4年生駒市議会第7回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今定例会では
補正予算案件が5件、条例案件が5件、指定
管理者
の指定案件が2件、市道路線
の認定案件が1件、人事案件が1件
の合計14件につきましてご審議等をいただくものでございます。内容につきましては改めてご説明申し上げますので、議員各位におかれましては、よろしくご審議
の上、ご議決賜りますようお願いを申し上げます。
以上、定例会招集
の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
9
◯吉村善明議長 招集
の挨拶は終わりました。
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午前10時16分 開議
10
◯吉村善明議長 これより本日
の会議を開きます。
本日
の日程につきましては議事日程
のとおりとなりますので、ご了承おき願います。
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日程第1 会期
の決定
11
◯吉村善明議長 日程第1、会期
の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会
の会期は、本日から12月21日まで
の20日間とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と
の声あり)
12
◯吉村善明議長 ご異議なしと認めます。よって、今期定例会
の会期は本日から12月21日まで
の20日間とすることに決定いたしました。
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日程第2
会議録署名議員の指名
13
◯吉村善明議長 日程第2、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第85条
の規定により、18番
塩見牧子議員、20番
吉波伸治議員、22番白本和久議員
の以上3名を指名いたします。
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日程第3 議案第89号 生駒市公平
委員会
委員の選任について
14
◯吉村善明議長 日程第3、議案第89号、生駒市公平
委員会
委員の選任についてを議題といたします。
本案について、市長から
議案提案理由の説明を受けます。
小紫雅史市長。
(小紫雅史市長 登壇)
15
◯小紫雅史市長 ただ今上程されました、議案第89号、生駒市公平
委員会
委員の選任についてにつきましては、吉田豊彦
委員及び八幡満久
委員の任期が令和4年12月20日をもって満了することから、引き続き吉田
委員を選任するとともに、八幡
委員の後任として、新たに福田進氏を選任するため、地方公務員法第9条
の2第2項
の規定により、議会
の同意を求めるものでございます。
委員の任期は4年でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
16
◯吉村善明議長 説明は終わりました。
これより討論に入る
のでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案
のとおり同意することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と
の声あり)
17
◯吉村善明議長 ご異議なしと認めます。よって、日程第3、議案第89号は原案
のとおり同意することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第89号 生駒市公平
委員会
委員の選任について
原案どおり同意確定
~~~~~~~~~~~~~~~
日程第 4 議案第76号 令和4年度生駒市
一般会計補正予算(第9回)
日程第 5 議案第77号 令和4年度生駒市
介護保険特別会計補正予算(第2回)
日程第 6 議案第78号 令和4年度生駒市
国民健康保険特別会計補正予算(第1回)
日程第 7 議案第79号 令和4年度生駒市
水道事業会計補正予算(第3回)
日程第 8 議案第80号 令和4年度生駒市
病院事業会計補正予算(第3回)
日程第 9 議案第81号 生駒市個人情報
の保護に関する
法律施行条例の制定について
日程第10 議案第82号 生駒市議会
の議員
の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する
条例等
の一部を改正する条例
の制定について
日程第11 議案第83号 生駒市
の一般職
の職員
の給与に関する条例等
の一部を改正する
条例
の制定について
日程第12 議案第84号 生駒市職員
の退職手当に関する条例
の一部を改正する条例
の制
定について
日程第13 議案第85号 生駒市
子ども医療費助成条例の一部を改正する条例
の制定につ
いて
日程第14 議案第86号 生駒市生涯学習施設
の指定
管理者
の指定について
日程第15 議案第87号
生駒ふるさとミュージアムの指定
管理者
の指定について
日程第16 議案第88号 市道路線
の認定について
18
◯吉村善明議長 日程第4、議案第76号、令和4年度生駒市
一般会計補正予算(第9回)から、日程第16、議案第88号、市道路線
の認定について
の以上13議案を一括議題といたします。
13議案について市長から
議案提案理由説明を受けます。
小紫雅史市長。
(小紫雅史市長 登壇)
19
◯小紫雅史市長 それでは、ただ今上程されました議案第76号から、議案第88号までを順次説明申し上げます。
初めに、議案第76号、令和4年度生駒市
一般会計補正予算(第9回)につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ9億6,539万5,000円を追加し、総額455億4,005万9,000円とするものでございます。主な内容は、人事院勧告及び人事異動等による人件費
の補正、令和3年度実施
の生活困窮者自立支援金の超過交付分
の返還、
成年後見制度利用支援事業に対する
介護保険特別会計へ
の繰出し、障がい
福祉サービス費の増加及び報酬改定に伴う福祉、介護職員等
のベースアップ等の加算による増額補正、
後期高齢者医療給付費の令和3年度精算による追加支払い、
子ども医療費等の一部無償化及び対象拡大に要する経費、市立病院における
新型コロナウイルス感染症拡大防止や、
医療提供体制の整備に要する経費に対して
の病院事業会計へ
の繰出し、
コミュニティバス運行事業に係る経費、花
のまちづくりセンターふろーらむ管理棟
の空調設備
の更新に係る経費、
生駒南小中学校周辺警戒調査の業務、
小学校施設修繕費の増額補正、鹿ノ台小学校
の大規模改修実施時期
の見直しに伴う設計予算
の減額、
原油価格物価高騰の長期化に伴う光熱費等
の運営経費
の負担軽減を図るため、障がい者及び介護保険
の事業所並び医療機関等に対する給付金
の増額補正を行うものでございます。なお、これら
の事業
の財源といたしましては、国費や県費、基金及び一般財源から前年度繰越金を活用するものでございます。また、年度内に完了しない事業について繰越明許費を追加するとともに、債務負担行為
の追加を行うものでございます。
続きまして、議案第77号、令和4年度生駒市
介護保険特別会計補正予算(第2回)につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ370万2,000円を追加し、総額93億5,371万9,000円とするものであり、主な内容は
成年後見制度利用支援事業において、対象者
の要件を拡大して報酬助成を実施するとともに、申立て費用
の助成を実施することから増額補正を行うものでございます。
次に、議案第78号、令和4年度生駒市
国民健康保険特別会計補正予算(第1回)につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億6,805万1,000円を追加し、総額117億5,102万7,000円とするものでございます。主な内容は医療費が当初見込みよりも上回る予測から、一般被保険者療養給付費及び一般被保険者高額療養費
の不足が見込まれること、また国民健康保険加入
のまま社会保険へ移動したことなどによる国民健康保険税
の過年度還付が多数発生したことから、増額補正を行うものでございます。
次に、議案第79号、令和4年度生駒市
水道事業会計補正予算(第3回)につきましては、令和4年9月議会にて、燃料価格
の高騰に伴う電気料金
の値上がりによる動力費
の増加分について増額補正をお願いしたところでございますが、電力供給が市場価格に応じて料金を算定する卸市場価格連動制に移行したことに伴う電気料金
の値上がりにより、営業費用に係る予算に不足が生じるため、増額
の補正をお願いするものでございます。
次に、議案第80号、令和4年度生駒市
病院事業会計補正予算(第3回)につきましては、生駒市立病院における
新型コロナウイルス感染症へ
の対応として、
医療提供体制の整備等について支援するため
の交付金を支出するものでございます。
続きまして、議案第81号、生駒市個人情報
の保護に関する
法律施行条例の制定についてにつきましては、個人情報
の保護に関する法律
の改正により、国
の行政機関、独立行政法人を対象とした個人情報保護
の法律を統合するとともに、各地方公共団体が独自に定めていた個人情報保護制度についても、統合後
の法律において全国的な共通ルールを規定することになったことに伴い、本市
の個人情報保護条例を廃止し、改正された個人情報
の保護に関する法律
の施行に関し必要な事項を定める条例
の制定を行うものでございます。
次に、議案第82号、生駒市議会
の議員
の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等
の一部を改正する条例
の制定についてにつきましては、人事院勧告に基づき、期末手当
の支給月数を改正するものでございます。
次に、議案第83号、生駒市
の一般職
の職員
の給与に関する条例等
の一部を改正する条例
の制定についてにつきましては、人事院勧告に基づき、勤勉手当等
の支給月数給料表を改正するものでございます。
次に、議案第84号、生駒市職員
の退職手当に関する条例
の一部を改正する条例
の制定についてにつきましては、国家公務員
の非常勤職員に対する退職手当について支給対象
の要件が緩和されたことに伴い、本市においても同様
の取扱いとするため、所要
の改正を行うものでございます。
次に、議案第85号、生駒市
子ども医療費助成条例の一部を改正する条例
の制定についてにつきましては、子育て世代へ
の経済的負担
の軽減を図り、子ども
の健康保持及び福祉
の更なる増進を図るため、子ども医療費
の助成対象年齢を15歳から18歳まで拡大するため
の改正を行うものでございます。
次に、議案第86号及び議案第87号
の2件
の指定
管理者
の指定につきましては、いずれも地方自治法第244条
の2第6項
の規定により、議会
の議決を求めるものでございます。
初めに、議案第86号、生駒市生涯学習施設
の指定
管理者
の指定についてにつきましては、やまびこホール
管理組合をやまびこホール
の指定
管理者として指定するものでございます。指定期間は令和5年4月1日から令和6年3月31日まででございます。
次に、議案第87号、生駒市ふるさとミュージアム
の指定
管理者
の指定についてにつきましては、株式会社地域文化財研究所を
生駒ふるさとミュージアムの指定
管理者として指定するものでございます。指定期間は令和5年4月1日から令和10年3月31日まででございます。
最後に、議案第88号、市道路線
の認定についてにつきましては、開発行為に伴う帰属道路、土地区画整理事業に伴う換地処分地、国土交通省から
の道路移管及び道路用地
の寄附に伴う市道路線
の認定を行うものでございます。
以上が、ただ今上程された議案
の概要でございます。よろしくご審議
の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
20
◯吉村善明議長 説明は終わりました。
お諮りいたします。13議案は議事
の都合により、本日
の審議はこれまでとし、12月7日に審議することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と
の声あり)
21
◯吉村善明議長 ご異議なしと認めます。
よって、13議案は、本日
の審議をこれまでとし、12月7日に審議することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
日程第17 一般質問
22
◯吉村善明議長 日程第17、一般質問を行います。
通告順に従い、順次発言を許可いたします。
まず、4番梶井憲子議員。
(4番 梶井憲子議員 登壇)
23 ◯4番 梶井憲子議員 おはようございます。議長
の許可を得まして、一般質問を行います。
本日は、二つ
のテーマについて質問をいたします。
通告
の一つ目、市内バス路線
の再編についてお聞きいたします。全国的に路線バス事業
の経営悪化による路線
の再編や廃止が問題となっております。生駒市においても、北部
のバス路線
の再編と廃止案が示され、各自治会に周知されて以来、市民
の方から不安
の声が多数届いております。路線バスは、特に高齢化が進む地域では住民
の大切な足であります。免許証を返納された方や、交通弱者にとって減便や廃止は日常生活に支障を来す大きな問題となりかねません。今後も人口減少が進む中、公共交通事業について
の将来
の見通しが分からないという市民
の不安を軽減するため、以下
の質問をいたします。
1、生駒市内
の各路線バス
の利用状況について、市はどのように把握しているか。
2、これからも進む人口減少に対して、公共交通をどのように維持していく
のか、市
の考えは。
続いて、通告書、二つ目
のテーマです。生駒駅周辺
の違法駐車についてお聞きいたします。
生駒駅周辺には駅を利用する方
のほか、近隣
の商業施設などへ
の送迎等
のため、たくさん
の一般車両がロータリー近辺に駐停車されています。車で
の路上待機は本来
の走行
の妨げになるほか、道路
の見通しが悪くなるため、飛び出し等
の事故につながることも懸念されます。生駒市では平成8年に違法駐車等防止条例が公布され、現在も生駒駅周辺は違法駐車等防止重点地域に指定されていますが、夕方以降は特にお迎え
のために待機をされる車が多く、安全面を考慮すると、何らかの対策が必要と考えます。そこで、以下
の質問をいたします。
1、違法駐車等防止条例が公布されてから、生駒駅周辺
の交通環境
の改善に向けてどのような取組をされましたでしょうか。
2、生駒警察とはどのような連携を取っておられますでしょうか。
登壇して
の質問は以上です。2回目からは自席にて行います。
24
◯吉村善明議長 米田建設部長。
(米田尚起建設部長 登壇)
25 ◯米田尚起建設部長 おはようございます。それでは、梶井議員
のご質問、一つ目、市内バス路線
の再編についてをお答えいたします。
まず、1点目
のご質問、生駒市内
の各路線バス
の利用状況について、市はどのように把握している
のかについてですが、奈良交通株式会社から適宜利用状況等
の情報をいただいております。
まず、県内
の路線バス輸送人員については、平成2年をピークに下がり、平成27年から令和元年
の間、海外から
の訪日客
の増加により下げ止まったものの、令和元年にはピーク時
の半分近くまでに減少しております。また、
新型コロナウイルス感染拡大
の影響による市内路線バス
の収入状況では、令和元年度を100とすると、令和2年度は71%、令和3年度は76%、令和4年度上半期は82%となっております。また、市内路線バス
の収支状況は、経常収益と経常経費
の差引きした損益で、令和元年度と令和2年度ともに約1億円余り
の損失、令和3年度では約9,000万円
の損失となっております。また、生駒ニュータウン線及びひかりが丘住宅線につきましては、けいはんな線開通
の前後で比較しますと、平成15年と令和3年では約40%
の減少となっている状況と伺っております。
次に、2点目
のご質問、これからも進む人口減少に対して、公共交通をどのように維持していく
のか、市
の考えはについてですが、本市
の公共交通サービスは、鉄道、路線バス、コミュニティバス、タクシーが整備され、市民
の日常生活を支える移動手段として大きな役割を果たしております。しかしながら、早期に開発された郊外住宅地
の高齢化が進み、また坂道
の多い住環境でもあるため、高齢者にとってはバス停まで歩くことが困難で、市民
の誰もが公共交通サービスを気軽に利用できる環境とは言えません。令和3年3月に策定した生駒市地域公共交通計画では、本市
の目指すべき将来像として、自動車を保有していなくとも、市内
の様々な場所で活動でき、また環境に優しいまちを目指し、自動車で
の移動に過度な依存をせず、持続可能な公共交通サービスで誰もが円滑に移動でき、市民
の活動機会が保障されているまちとしております。その実現に向けては、一つ目として、公共交通サービス
の提供による市民
の活動機会
の保障、二つ目として、まちづくりと連携した公共交通サービス
の提供、三つ目として、市民、地元企業、行政等
の協働による公共交通サービス
の充実という三つ
の基本方針を定めております。これら
の実現に向けては、まず高齢者等
の外出機会
の保障では、買物や通院、趣味、サークル活動等
の活動時間に合わせた既存公共交通サービス
の見直しや、デマンド型タクシー、近隣
の助け合い輸送等
の提供
の検討を行うこと。また、市内
の様々な場所で目的に応じた活動や交流ができるような公共交通サービス提供に向けて、地域
の特性に応じた新たな公共交通サービス提供
の検討や、新しい交通システム技術
の活用等、より便利な公共交通サービス、地域
のにぎわい創出に寄与するような公共交通サービス
の充実について検討を行うこと。また、少子高齢化
の進展や、生産年齢人口が減少する中、既存
の公共交通サービスを持続的に維持するためには、行政や交通事業者だけではなく、市民や地元企業等、生駒市に関係する全て
の方が一丸となり取り組むことが必要であり、そのため、市民等に公共交通に関する分かりやすい情報提供や公共交通を利用すること
のメリット等を発信することで本市
の公共交通サービスを自分たちで支える、守る、利用するという意識を醸成し、需要を喚起するため
の施策を検討すること。また、地元企業等が有する輸送資源
の活用や利用促進に向けたタイアップ等を検証することなどを挙げております。
現在、少子高齢化
の進展、コロナ禍、物価高騰等、公共交通を維持していく環境は全国的に非常に厳しいと認識しております。市としましては、公共交通事業は市民生活を支えるためになくてはならない重要な事業であることから、必要な助成については財源を踏まえて対応を検討していきたいと考えておりますが、市単独による継続的な支援には限界があることから、国において赤字が続くローカル線なども含めた地域
の公共交通を維持するため、新制度
の具体化に向けた議論が着手されたと
の情報や、令和5年度概算要求では、地域交通
の運行確保及び再構築に向けた支援を要求することなど
の情報等があることから、今後も国
の動向に注視していきたいと考えております。
以上、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
26
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
(澤井宏保危機
管理監 登壇)
27 ◯澤井宏保危機
管理監 それでは、梶井議員
の2問目
のご質問、生駒駅周辺
の路上駐車についてに関しまして答弁させていただきます。
違法駐車等防止条例が施行されてから、生駒駅周辺
の交通環境
の改善に向けてどのような取組を行ってきた
のかについてですが、多く
の市民が利用する生駒駅には、通勤、通学
の送迎や駅前施設利用者など
の多く
の自動車
の乗り入れがあります。平成9年
の条例施行に伴い、近鉄生駒駅と東生駒駅周辺を違法駐車等防止重点地域に指定し、交通事故につながりかねない路上駐車へ
の対策として、交通指導員による巡回指導を行っています。その後、違法に駐車場所として利用されていた生駒駅北側ロータリー周辺
のゼブラゾーンを縮小するとともに、ロータリー内側に一般乗降場を設置し、タクシー乗り場を近鉄百貨店前へ移設したほか、近商ストア前交差点
のゼブラゾーンにコーンを設置するなど、違法な駐車がしにくくなるよう、物理的な対策も講じてまいりました。また、これらに合わせて、ホームページやツイッターなどで駅周辺において違法駐車をしないよう地道に啓発を続けています。さらに、家族など
の送迎
のため
の比較的短時間
の駐車に対応するため、市営自動車駐車場において、入庫から30分間を無料にし、一般車乗降場などで掲示物を用いて利用を呼びかけています。これら
の取組により、違法駐車等防止重点地域内で
の長時間
の違法駐車はおおむね解消できているものと考えます。
次に、生駒警察署とはどのような連携を取っている
のかについてですが、生駒警察署に市民から
の通報や問合せがあった場合には、随時必要な対応を実施していただくとともに、生駒駅と東生駒駅については、違法駐車等防止重点地域として重点的に対策に取り組んでいただいています。また、本市と生駒警察署は共同で生駒市交通対策協議会を設置し、春と秋に行われる交通安全運動期間を中心に、連携して交通安全啓発活動を行う中で生駒駅周辺における違法駐車
の防止に関する啓発も実施しています。これ以外にも、市に問合せや要望が寄せられた場合には、生駒警察署に情報
の提供を行って連携に努めています。
以上です。よろしくお願いいたします。
28
◯吉村善明議長 梶井議員。
29 ◯4番 梶井憲子議員 それでは、まず先に通告書
の2番目
の生駒駅周辺
の違法駐車について
の方から質問を進めさせていただきます。
交通環境改善
の取組について先ほどご答弁いただいたんですけども、平成9年に生駒駅周辺が違法駐車等防止重点地域と指定されまして、それをされてから、生駒駅前
の違法駐車
の状況という
のはよくなった
のでしょうか、市
の見解をお聞かせください。
30
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
31 ◯澤井宏保危機
管理監 違法駐車等防止重点地域に指定し、これに加え、生駒市市営自動車駐車場入庫から30分間無料にしたことや、駅前広場から駐車場利用に誘導したことなどで、違法駐車は一定
の改善が図られていると認識しています。重点地域指定から20年以上が既に経過しております。駅前
の商業施設
の増加や送迎
の増加などで利用状況は変化していると考えられますが、市営3駐車場を合わせて、毎年約37万台から39万台が無料駐車を利用しており、少なくともその分は違法駐車
の改善が図られているものと考えます。
32
◯吉村善明議長 梶井議員。
33 ◯4番 梶井憲子議員 37万から39万台、この全てが違法駐車
の対象だったかどうかという
のはちょっと疑問には思うんですけども、30分無料にされたことで以前よりも随分改善されたということは一定評価したいと思います。しかし、現状はドライバーが乗っていない違法駐車という
のはほぼお見かけしないものの、ドライバーが乗ったまま5分以上駐車している違法駐車がずらりと並んでいる
のが目につくんですけども、巡回指導もされているということなんですけど、指導
の時間帯や頻度という
のはどれくらいで実施されているんでしょうか。
34
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
35 ◯澤井宏保危機
管理監 生駒市
の交通安全指導員による巡回指導は、午前8時30分から午後5時30分まで
の間実施しております。令和3年度は巡回139回、指導件数は3,782件となっております。令和4年度は、10月末まで
の集計なんですが、巡回31回、指導件数537回となっております。
36
◯吉村善明議長 梶井議員。
37 ◯4番 梶井憲子議員 令和3年度に比べて令和4年度、大変数は少ないんですけども、これはなぜでしょうか。
38
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
39 ◯澤井宏保危機
管理監 10月まで
の集計であることに加えまして、令和2年度から3年度については、交通安全指導員が従来実施しておりました、幼保、こども園や学校で実施しております交通安全指導でありますとか、自転車指導がコロナ
の影響で実施できなかったということがありましたので、巡回指導
の回数を増やしてまいりました。そのため、令和4年度については、これら
の交通安全教室や自転車指導が逐次再開されておりますので、その分、巡回
の回数が減ったという形になっております。
40
◯吉村善明議長 梶井議員。
41 ◯4番 梶井憲子議員 では、令和4年度が従来
の数ということですね。分かりました。今は夕方以降
の混雑が大変多いようなんですけども、夕方以降
の巡回指導という
のはしておられないんでしょうか。
42
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
43 ◯澤井宏保危機
管理監 生駒市交通安全指導員による巡回
のほか、警察署から委託を受けた、駐車監視員が放置車両
の確認や確認標章
の取付けなどを行っていますが、夜
の時間帯
の巡回は実施されておりません。
44
◯吉村善明議長 梶井議員。
45 ◯4番 梶井憲子議員 夕方以降
の電車
の到着に合わせた帰宅
のご家族
のお迎えとか、あとは塾
のお迎えですとか、買物
のためにちょい止めするなどが重なると、駅前は大変混雑しているようなんです。それについて対策という
のは何か考えておられますでしょうか。
46
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
47 ◯澤井宏保危機
管理監 確かにご指摘
のような状況になっておりますので、一般乗降場や駐車場へ
の誘導について更に効果的な啓発を模索していきたいと考えております。
48
◯吉村善明議長 梶井議員。
49 ◯4番 梶井憲子議員 その啓発
の具体的な内容という
のは教えていただけますでしょうか。
50
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
51 ◯澤井宏保危機
管理監 交通安全指導員による巡回時には駐車禁止区域であること、人待ちで
の停車でも、駐車という形、5分以上は駐車ということになること、直ちに移動をお願いすることなどを広報車で広報しながら巡回しているという状況です。また、停車中
のドライバーに向けて、一般車乗降場である、近商ストア前や北側ロータリー内
の乗降場付近には、乗車場であることや市営駐車場
の入庫から30分が無料であるということを知らせるため
の標示を設置し、駐車場
の利用を促しております。
52
◯吉村善明議長 梶井議員。
53 ◯4番 梶井憲子議員 啓発はされているんですが、そこに停められる方が後を絶たないということなんですけども、その止めておられる方になぜそこに止める
のかという
のを何らかの形で聞き取りなどされたことはあるんでしょうか。
54
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
55 ◯澤井宏保危機
管理監 従来そういった聞き取りは実施しておりません。
56
◯吉村善明議長 梶井議員。
57 ◯4番 梶井憲子議員 なぜ駐車場に入らずに路上で待つ
のかという
のを聞き取ったこと、今までないと
のことなんですが、一度駐車している当事者
の方にアンケートでも取ってみたら、本当
の意味
の、なぜそこに止めちゃうかという
のが分かる
のではないかと思うんです。やっぱり市民
の思っていること、感じていることという
のを聞き取る必要はある
のではないかと思うんですが、それを調べてみるという
のはいかがでしょうか。
58
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
59 ◯澤井宏保危機
管理監 停車中
の車
の方に移動を求めるというんじゃなくて、そこでアンケートをする、あるいは聞き取りをするとなると、更にその車を引き留めて停車を促してしまうような形になってしまいますので、ちょっと難しいかなと思います。
60
◯吉村善明議長 梶井議員。
61 ◯4番 梶井憲子議員 分かりました。市営駐車場
の30分以上
の利用者、恐らく人待ちと思われる方
の利用なんですけども、その人数とかという
のはおおむね把握はできるんでしょうか。
62
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
63 ◯澤井宏保危機
管理監 本年10月まで
の実績で見ますと、生駒駅北駐車場
の利用者
のうち、総利用台数
の約44%、ベルテラスいこま駐車場
の49%、駅南駐車場で約37%
の方が30分以内
の無料
の駐車を利用しておられます。そのうちどれぐらいが実際
の人待ちな
のかという
のはちょっと分かりません。
64
◯吉村善明議長 梶井議員。
65 ◯4番 梶井憲子議員 現在駐車場に止めずに並んでおられる方々を駐車場
の方に誘導した場合、その人待ち
の方
の車が止められる余裕という
のは駐車場にはあるんでしょうか。
66
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
67 ◯澤井宏保危機
管理監 利用時間等にもよるんですが、時間ごと
の利用台数、入庫、出庫、実際滞在している車両数から見ますと、人待ちで利用することは十分可能な空きがあるという状況です。
68
◯吉村善明議長 梶井議員。
69 ◯4番 梶井憲子議員 駐車場自体には余裕があるということなんですが、お迎えや人待ち
の方が地下
の駐車場を使われない一因として、やっぱり地下駐車場
の一部
の電話が使えないということがあると思うんです。今現在、電話
の電波
の状況という
のはどうなって、どういう状況でしょうか。
70
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
71 ◯澤井宏保危機
管理監 生駒駅北地下駐車場について、使用3社
のうち1社
の電波が通じないという状況になっております。ベルテラスいこま駐車場と生駒駅南駐車場については、各社とも通話可能であります。
72
◯吉村善明議長 梶井議員。
73 ◯4番 梶井憲子議員 大手3社
のうち1社
の電話がつながらないという、その1社だけつながらない理由という
のは何でしょうか。
74
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
75 ◯澤井宏保危機
管理監 この主要3キャリア
のうち現在つながっている2社につきまして、1社については事業者側から設置させてほしいという申出があって通信設備が設置されたと。残り
の2社について、市側からその後、働きかけて、1社がこれに応じて設備を設置したということであります。
76
◯吉村善明議長 梶井議員。
77 ◯4番 梶井憲子議員 もう1社がそういう呼びかけに応じていただけなかったので、つながらないまま現在に至るということでしょうか。
78
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
79 ◯澤井宏保危機
管理監 そういう状況になっております。
80
◯吉村善明議長 梶井議員。
81 ◯4番 梶井憲子議員 生駒駅
の北駐車場、地下駐車場なんですけども、駅から一番近くて利用しやすいんです。やっぱり到着した人を連絡を受けて車で外にお迎えに行くという
のもあるんですけども、駐車場で待機している車
の方に人が連絡をつけて、人が車
の方に向かうケースもあります。いずれにしても、電話が通信可能な状態でないと、そのお迎えという
のは使えないんですね。これだけ今どき個人
の電話が普及している時代に、この状況ではやっぱり積極的に地下駐車場に誘導するという
のには問題があるかと思うんですけども、いかがでしょうか。
82
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
83 ◯澤井宏保危機
管理監 議員が言われますように、それぞれ駐車場で待っているということでしますと、駅から
の距離ということで、確かに北地下駐車場が一番近いということであります。ですから、ベルテラス駐車場と
の差、100メートルも差がないわずか数十メートルという状況です。実際そこから車を出して、駅前で乗降者を拾うとなると、出口
の関係で、実はベルテラス側
の方が利便性がいいと。両者比較しますと、一長一短あるという状況です。なので、市としても北地下駐車場だけじゃなくて、ベルテラス側
の駐車場についても利用を促していきたいと考えております。
84
◯吉村善明議長 梶井議員。
85 ◯4番 梶井憲子議員 ベルテラス側
の駐車場も私も最近ちょっと気に入って使い始めたんですけども、決して不便ではないです。でも、おおむね
の今
の状況では地下駐車場
の方が便利だという認識
の方が多いと思います。あと、やっぱりその電話が通じないと、緊急通報ができないということについては、市はどのようにお考えでしょうか。
86
◯吉村善明議長 澤井危機
管理監。
87 ◯澤井宏保危機
管理監 生駒駅
の北駐車場には係員が常駐しており、監視カメラと併用して、係員
の巡視も実施しております。また、北駐車場には各5カ所
の精算機があるんですけど、そこにインターホンがあって、それぞれ係員と連絡ができると。さらに、周辺通路も含めまして9カ所に非常通報ボタンが設置されているということで、構内における非常事態
の発生には対応できているものと考えます。
88
◯吉村善明議長 梶井議員。
89 ◯4番 梶井憲子議員 ふだんは地下2階
の管理人室
のようなところにおられる
のかなと推測するんですが、そこでモニター等で監視しておられる
のかもしれないですけど、常にモニターをじっと見て見張っておられるか、そこまで分かりませんが、車内で何か起こった場合にも、やっぱり自分から緊急通報できないということは、そこに問題があるかと思うんです。それについてはいかがでしょうか。
90
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
91 ◯澤井宏保危機
管理監 そういったこともありますので、巡回も併用していると。なお、係員については、モニター全面生きておりますので、何か異変があった場合には対応するという形になっております。
92
◯吉村善明議長 梶井議員。
93 ◯4番 梶井憲子議員 生駒市
の公共施設において、やっぱり個人
の安全が確保できないということは問題じゃないかなと思うんです。後1社だけなんです。どの電話会社でもつながるように、今
のこの時代ですから、整備していただくことを要望したいと思います。よろしくお願いします。
続いて、北側
のモニュメント広場についてお尋ねしたいんですけども、一般車両
の乗降場に入る入口がとても分かりづらくて入りにくいんですね。真ん中
の島とロータリー
の出口
の2カ所にタクシーが待機
の場所になっていまして、一見タクシー専用な
のかなと思うように見える
のではないかと思うんですけども、市はあのロータリーについてどのような見解をお持ちでしょうか。
94
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
95 ◯澤井宏保危機
管理監 ご指摘ありがとうございます。確かにタクシー待機場所と区別がつきづらく、一般車両
の利用が少ないと感じております。現場
の利用状況を確認
の上、誘導表示
の設置等何らかの改善策、利用促進策を考えていきたいと思います。
96
◯吉村善明議長 梶井議員。
97 ◯4番 梶井憲子議員 せっかくいいロータリーがある
のにもかかわらず、利用されないという
のはすごくもったいないと思うんです。誘導
の表示やロータリー全体
の構図
の見直しも含めて改善していただけたらなと思うんですが、あと白線が消えかかっていて分かりにくいという
のもあるかと思うんですけども、その辺り、どうにか対策していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
98
◯吉村善明議長 米田部長。
99 ◯米田尚起建設部長 白線等、安全性に関わるものについては、すぐさま調査して検討、対応していきたいと思います。
100
◯吉村善明議長 梶井議員。
101 ◯4番 梶井憲子議員 是非とも早い対応をよろしくお願いします。あと、啓発についてなんですが、先ほどツイッターやホームページで
の啓発をされているということなんですが、やっぱりツイッターとかホームページより、現場で
の啓発
の方がより効果的ではないかと思っているんです。ベルテラス
の北側
のT字
の交差点
のところで、ベルテラス駐車場が30分無料というような案内
の大きな看板、設置されているんですけども、文字
の数が多過ぎて、その看板1枚に対して情報量が多過ぎて、ドライバーさんから見たら運転してても読めないんですよ。信号待ちで先頭車両になったときだけ最後まで辛うじて読めるという状況なので、2台目からは最後までは読めません。せっかく設置している看板なので、もう少し見やすい看板で考えていただけたらなと思います。あと、ベルテラス
の1階
の近商前
の乗降車場にも案内あるんですけども、やっぱりドライバー目線で気がつきにくいという
のもちょっと気になるところなんですが、それとあと30分無料を知らない人もまだまだ多い
のではないかと思います。あと、何
のために30分を無料にしている
のかということがあまり伝わってないかもしれないなと思うんですが、いかがでしょうか。
102
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
103 ◯澤井宏保危機
管理監 看板について1カ所で2カ所
の駐車場
の案内をしている関係で、確かに読みづらいと、ご指摘
のような点はあろうかと思います。ですから、近商前
の乗降場
のところに貼ってあるもの、あれは正にご指摘
のとおり、ここは駐車できませんよと、市営駐車場で30分無料ですよという
のは、分かりやすく、ちゃんとドライバー側に、ちょっとわざわざオフセットして、入っていくと、目
の前にばっちり入るというような感じでしておりますので、あそこを使われたこと
のある方については、少なくとも周知はできているものだと考えます。その結果、年間38万台、30分無料が利用されているということで、一定
の周知はできている
のかなと思います。
104
◯吉村善明議長 梶井議員。
105 ◯4番 梶井憲子議員 今
の周知方法が効果的かどうかということを検証しながら、更に周知
の方、進めていただきたいと思います。ちなみに、この南側
のロータリーにはそのような案内という
のはあるんでしょうか。
106
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
107 ◯澤井宏保危機
管理監 生駒駅南側
のロータリー
の一般車乗降場に違法駐車防止重点地域であることと、市営駐車場を案内する看板を設置しております。
108
◯吉村善明議長 梶井議員。
109 ◯4番 梶井憲子議員 きちんとその乗降車場を利用して、ルールを守っている人に啓発するよりも、やっぱり守ってない方へ
の啓発
の方を優先的にお願いしたいと思うんです。人待ち
の車が並ぶところに看板を設置するとか、やっぱりドライバーさんに口頭で言うだけじゃなくてチラシをお渡しするなどして、やっぱり駐車場に誘導するということに取り組んでいただきたいんですけど、いかがでしょうか。
110
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
111 ◯澤井宏保危機
管理監 ご指摘ありがとうございます。今後についても、一般乗降車駐車場へ
の誘導について、より効果的な啓発
の仕方、ご指摘を受けたような内容も含めまして検討していきたいと思います。
112
◯吉村善明議長 梶井議員。
113 ◯4番 梶井憲子議員 是非ともよろしくお願いいたします。
続いて、2問目
の2)
の質問で、警察と
の連携についてなんですけども、市民から
の苦情という
のは市役所に、生駒駅周辺
の駐車について
の苦情は市役所にどれくらい寄せられておりますでしょうか。
114
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
115 ◯澤井宏保危機
管理監 今年度は1件、苦情がございました。
116
◯吉村善明議長 梶井議員。
117 ◯4番 梶井憲子議員 では、生駒警察
の方にはどれくらい
の苦情が寄せられている
のか、把握はされておりますでしょうか。
118
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
119 ◯澤井宏保危機
管理監 詳細な数については、その場所ごとに何件というような把握されてないので分かりかねるんですが、警察
の担当者に問い合わせたところ、生駒駅周辺
の駐車場、特に不法が多いと、そこだけ、生駒駅周辺のみが多いというわけではないというふうに聞いております。
120
◯吉村善明議長 梶井議員。
121 ◯4番 梶井憲子議員 私、実は駅前交番
の警察官
の方から直接お話、聞いてきたんですけども、やはり直接交番に来られる苦情という
のは多くて、その都度、警察が取締りをしても、毎日
のことでいたちごっこが現状と
のことでした。生駒警察に苦情は少ない
のかもしれませんが、交番には頻繁に苦情
の電話が入っているそうです。警察
の業務だとは思うんですけども、やっぱり駅前
の取締りにお巡りさんが日々その業務に追われるということは、警察にとっても、市民にとってもよくないことだと思うんです。やっぱり市ができることという
のはきっちりやっていただきたいなと思っております。今は路上で待つ
のが普通と考えている人が多いと思うんですけども、これからは駐車場で待つという
のが当たり前にできるように努力が必要かなと思います。市民
の意識
の向上が大事です。そのため
の最低条件として、駐車場
の空きがあること、そして電話がつながるという
のは条件として最低限必要と考えております。改善が必要と思いますけども、何か計画はありますでしょうか。
122
◯吉村善明議長 澤井
管理監。
123 ◯澤井宏保危機
管理監 違法駐車をなくす根本的な改善策という
のは非常に難しいと考えております。30分無料
の駐車場
の案内や、地道ではありますが、違法駐車をなくすため
の啓発等を引き続き進め、ドライバー
の意識
の変革につなげていきたいと考えております。なお、現状といたしまして、ベルテラスいこま駐車場と南生駒駐車場が満車となることは非常に少なく、十分駐車場で人待ちをしていただくことは可能と考えられます。生駒駅北地下駐車場についても、夕方
の送迎が多くなる時間帯
の出入り状況から見みても、利用はその時間帯でも十分可能と考えられます。生駒駅周辺
の3市営駐車場
のうち、1カ所で1社
のキャリア
の電波が届かないのみであることを考えると、その解消が違法駐車
の防止にどこまで効果を発揮する
のか疑問であり、これにつきましては今後
の検討材料としたいと考えております。以上です。
124
◯吉村善明議長 梶井議員。
125 ◯4番 梶井憲子議員 このテーマ
の最後なんですけども、警察と
の連携をしっかりと取りながら、やっぱり引き続き駅前
の安全確保
の取組をお願いしたいと思います。電話
の電波状況を含めたトータル的な改善と効果的な啓発を要望して、駅前
の違法駐車について
の質問はこれまでとしたいと思います。
続いて、通告一つ目、市内バス路線
の再編について
の質問に移ってまいりたいと思います。生駒市内
の各路線バス
の利用状況について市はどのように把握しているかについてご答弁いただいたんですけども、奈良交通と
のふだん
の情報共有という
のはどのようにしておられるんでしょうか。公共交通活性化協議会以外で
の情報共有
の機会という
のはあるんでしょうか。
126
◯吉村善明議長 米田部長。
127 ◯米田尚起建設部長 奈良交通とは、公共交通活性化協議会以外では情報共有
の機会があるわけではございませんが、例えば、コロナ禍以前から、少子高齢化等
の社会状況
の変化により、路線バス
の利用者
の減少や、運転者不足に関する情報、またコロナ禍においては、更なる利用者
の減少など
の情報は奈良交通からは聞いておりました。
128
◯吉村善明議長 梶井議員。
129 ◯4番 梶井憲子議員 コロナ禍以前から経営状況がよくないということを把握しながら、これまで再編、廃止に向かう兆候という
のは、市は読み取れなかったんでしょうか。
130
◯吉村善明議長 米田部長。
131 ◯米田尚起建設部長 コロナ禍におきまして、路線バス利用者
の減少とか、経費削減に向けて
の路線バス
のダイヤ
の効率化を実施するなど
の情報は聞いていましたが、今回
の再編案については突然
の申入れでありまして、再編
の情報は事前には聞いておりませんでした。
132
◯吉村善明議長 小紫市長。
133
◯小紫雅史市長 先ほど部長から、奈良交通と情報共有
の機会が公共交通活性化協議会以外であるわけではないというような答弁がありましたけども、これは全くないということではもちろんありません。特にこの具体的な提案が奈良交通から出された後は、もちろん公式に議論する
のは公共交通活性化協議会ということになりますけれども、いろんな情報
の共有だったり、意見交換というようなものというものは、当然水面下でもやっていかなきゃいけない、いろいろ事務的な調整とか、事実関係
の確認とか、そういうものはやっているということでございます。また、その後
のご質問に関係をいたしまして、それは部長が答弁した
のとほとんど同じでありますけれども、今回やはりコロナで大変だとか、最近であれば燃料費
の高騰が大変だとかというようなことで、なかなかこのままだと今
の現状
の路線という
のが相当赤字が出て経営を圧迫しているというようなこととか、いろいろ考えていかなきゃいけないことが出てくるかもしらんというようなそういうレベル
のお話は当然これまでも聞いていたという
のは事実だと思いますが、具体的にどこ
の何
の路線を何本減便するとか、やめるとか、いつだとか、そういうような話という
のが正式に出た
のは、それは9月
の公共交通活性化協議会というようなことでございますので、そこは整理をしてご理解をいただければと思います。
134
◯吉村善明議長 梶井議員。
135 ◯4番 梶井憲子議員 具体的な案が出た
のは9月ということで承知しました。令和2年からコロナで外出
の自粛や公共交通
の利用を控えるような時期がずっと続いてきたわけなんですけども、コロナ禍に入った令和2年度以降
の経営状況
の悪化から今回
の再編案
の提示となっているようなんですけども、本来ならコロナが終息して、コロナ以前
の乗降者数に戻れば、再編
の必要はないかと思うんですけども、それはいかがでしょうか。
136
◯吉村善明議長 米田部長。
137 ◯米田尚起建設部長 奈良交通からは、かなり以前から、通勤通学利用者数
の減少等で路線バス
の収支状況は悪化していたと聞いておりました。奈良市や生駒市
の路線バス
の赤字を外国人観光客、いわゆるインバウンド効果により穴埋めして、北部地域全体で収支均衡を保っていた。しかし、コロナ禍においてインバウンド効果が消滅したため、一気にバランスが崩れ、大きな赤字を計上したと聞いております。また、コロナ終息後においても、新しい生活様式へ
の変容等により、移動ニーズが縮小し、コロナ禍前まで
の回復は見込めない厳しい状況で推移する見込みであると聞いております。
138
◯吉村善明議長 梶井議員。
139 ◯4番 梶井憲子議員 これは何パーセントぐらいまで戻れば、再編
の必要はないとかいう
のは、数字があれば、お答えいただきたいです。
140
◯吉村善明議長 米田部長。
141 ◯米田尚起建設部長 数字的に表す
のは難しいかと思いますけども、奈良交通から聞いております
のは、あくまでも収支均衡になることを考えていると聞いております。
142
◯吉村善明議長 小紫市長。
143
◯小紫雅史市長 その路線を見直す、見直さないという判断はすごく難しくて、当然生駒市内
の路線だけじゃなくて、今も部長から答弁したように、いわゆる北和地域だったりとか、もう少し大きな範囲で見たとき
の収支均衡なり、経営的な観点を見て判断をしていかれるということだというふうに思います。1回目
の答弁で部長からもありましたように、やはり生駒市
の路線バス
の利用客につきましては、平成2年をピークとして減少していて、生駒市
の場合はまだインバウンド
の観光客もそんなに大きくないということもあると思うんですけど、令和元年、コロナ
の前
の、直前、令和元年とか
の数字もやはり赤字を計上していると。ただ、その時期は非常にインバウンドが好調で北和全体で見ると、観光客なんか
の収益もあるので、その分を差し引いても、収支がある程度取れていたということだと思いますが、生駒市
の路線については、やはりその赤字というものがコロナ
の前から一定あったというふうな状況だと聞いています。ただ、我々としても、やはりコロナ
の影響が非常に大きいけれど、今も第8波がかなり感染者、出ておりますけれども、ある程度コロナ落ち着いてきてインバウンドも再開をしたときに、やはり北和全体で観光客も今戻ってきていますし、そういうようなところをしっかり見極めてからご判断いただくということが適切なんじゃないでしょうかというようなことは当然申し上げてもいます。そういうような中で、あまり性急に、具体的な一つ
の提案は9月に出てきたんですけども、このままだと当然我々、飲めない提案でございますので、内容
の見直しもそうですし、時期的なものにつきましても、コロナがある程度落ち着いてきたとき
の収支がどれだけ戻ってくる
のかとか、1回目
の答弁にありましたような、いろんな国
の施策、そんなものもしっかり見極めて、それを内容も踏まえて、今回、いただいた提案内容を見直していただくようなことだとか、時期をもう少し後ろにずらしていただいたり、丁寧な検討をしていただくようなことはずっと奈良交通に申し入れているというようなことでご理解をください。
最後に一つ付け加えるとすると、新しい生活様式という
のがあって、テレワーク等が一定進むことでバス
の利用客が減るんじゃないかとか、そういう効果、影響は見ていかなきゃいけないと思っています。ただ、テレワークも今、逆に少しやっていた人がまたやっぱり通常
の通勤に戻ったなという影響も結構ありますし、その辺りは継続的にテレワークする方がどのぐらい残り、普通
の通勤に戻る人がどのぐらいいる
のかというようなことも含めて、コロナがある程度終息してきたときにしっかり分析して、その影響は見極めていくという
のは当然奈良交通さんもされるでしょうし、我々もその辺りを見ながら、奈良交通と引き続き意見交換、協議をしていきたいというふうに思っています。
144
◯吉村善明議長 梶井議員。
145 ◯4番 梶井憲子議員 先ほど米田部長
の答弁
の中に、今回
の再編案は突然
の申入れだったというような答弁があったんですけども、3月に奈良交通から再編
の申入れがあって、6月30日
の公共交通活性化協議会を経て、8月27日に自治会役員、奈良交通さん
の方から説明会をされたわけなんですけども、それまで
の間にどのような動きがあった
のかという
のを教えていただけますか。
146
◯吉村善明議長 米田部長。
147 ◯米田尚起建設部長 今回、奈良交通から市内路線バスネットワーク維持に向けた協議
の申入れで示された路線廃止及び再編案は、令和2年度に策定した生駒市地域公共交通計画
の前提となる本市
の地域公共交通
の位置付けや役割、公共交通ネットワークに大きな影響を与えるものでありますから、奈良交通に対して何とか現状維持できないかと要請を行いました。奈良交通からは、コロナ禍
の影響や昨今
の利用者数
の減少など
の社会情勢から、このまま
の形で市内
の路線バスを維持していくことは難しいと
の話でありました。これら
の状況を踏まえて、市内
の公共交通
の様々な課題を検討する生駒市地域公共交通活性化協議会において、市民
の利便性やまちづくり
の影響をできるだけ小さくできるよう、奈良交通
の再編案等に対する対応案を検討していくこととしております。
まず、6月30日に開催した第1回生駒市地域公共交通活性化協議会において、協議会
の委員でもある奈良交通から今回
の申入れに至った経緯等について説明がありました。その中で、他
の委員からは、「路線バスは地域にとって必要であり、利用しないと運行がなくなってしまう。利用者自身が路線バスに関心を持つ必要がある」、また「協議会で判断するには対象系統
の利用者数とルート図を示した方がよい」など
の意見がありました。その後、7月
の初めに市から自治連合会長へ
の説明、7月末に富雄庄田線、8月に入って北田原線、高の原高山線、月末にひかりが丘住宅線及び生駒ニュータウン線
の沿線
の自治会
の役員等へ奈良交通から再編案等について
の説明がなされたという状況になっております。
148
◯吉村善明議長 梶井議員。
149 ◯4番 梶井憲子議員 何も知らなかったわけではなく、そういう経緯があったということは分かったんですが、地域別にアンケートを行われたんですけども、そのバス
の利用状況や市民
の意向、意見を再編案に反映させるために実施されたというふうに私は認識しています。一部
の方から、アンケートは市
のアリバイづくりじゃない
のなどと言われているようなことも耳にしているんですけども、8月27日、奈良交通が北部地域
の各自治会役員に説明会を行ったときに私も同席させていただいたんですけども、自治会
の方から住民に説明会を開催してほしい、アンケートも行ってほしいと
の意見もあって、私も市と奈良交通に対して、住民
の声をやっぱりしっかりと聞いてほしい、納得できる説明をしてほしいというふうに要望もさせていただきました。そこは早急にお答えをいただいて、10月1日付で各自治会へ
のアンケートという
のをされましたので、そこはもう一定評価したいと思っております。このアンケートについて、市は何
のために行った
のか、目的は先ほど言いましたように、市民
の意向、意見を再編案に反映させるためということでよろしいでしょうか。
150
◯吉村善明議長 米田部長。
151 ◯米田尚起建設部長 そのとおりでございます。
152
◯吉村善明議長 梶井議員。
153 ◯4番 梶井憲子議員 今、アンケート、集計
の途中かと思うんですけども、回収された数やどのような声が多いなど、ざっくりでいいので分かればお聞かせいただきたいですが、いかがでしょうか。
154
◯吉村善明議長 米田部長。
155 ◯米田尚起建設部長 現在作業中ではありますが、速報値といたしまして、約7,300枚を配布して、約4,000枚近く
の回答を得ております。回答率としては約53%であります。アンケート
の中身
の主な自由意見では、通勤通学時間帯は残してほしい、減便してでもいいから残してほしいや、廃止するなら代替手段を考えてほしいなど
の意見が多いという状況と聞いております。
156
◯吉村善明議長 梶井議員。
157 ◯4番 梶井憲子議員 せっかく取ったアンケートですので、皆さん
の声をしっかりと奈良交通
の方にもお伝えいただいて、市民
の意見を反映させた結果につながるように取り組んでいただきたいと思います。今後
の協議
のスケジュールなんですけども、今後はどのようなスケジュールでこの再編
の話は進んでいくんでしょうか。
158
◯吉村善明議長 米田部長。
159 ◯米田尚起建設部長 今月
の15日に第3回
の生駒市地域公共交通活性化協議会
の開催を予定しております。その中でアンケート
の調査結果
の報告や今後
の対応方針案等について協議をする予定となっております。
160
◯吉村善明議長 梶井議員。
161 ◯4番 梶井憲子議員 全般的な減便と、特にそのニュータウン線については、減便
のほか、朝と夕方、東生駒止め
の案が、生駒駅まで行かずに東生駒で止めるというような案も出ているようなんですけども、住民
の民意を踏まえた協議を是非とも行っていただきたいと思っています。12月15日
の協議会を最終結論、そこで最終結論を出す
のではなく、令和5年度から
の国
の新しい制度、今、策定中ということなんですけども、その制度
の活用も視野に入れながら、継続した審議として取り扱うべきだと考えるんですけども、いかがでしょうか。
162
◯吉村善明議長 米田部長。
163 ◯米田尚起建設部長 現在
の奈良交通
の提案におきましては、令和5年4月から実施予定
の路線もあると聞いておりますので、15日
の協議会では、対応方針案等について一定
の協議を行う必要があると認識しております。しかしながら、奈良交通には国
の支援制度等もあることから、再編案等
の実施時期は慎重に判断してほしいと要望していくとともに、引き続き協議会において審議していきたいと考えております。
164
◯吉村善明議長 梶井議員。
165 ◯4番 梶井憲子議員 やっぱり現状維持という
のを望む声が多数だと思います。今
の路線を変更することなく運行してほしいという市民
の思いにできるだけ寄り添っていただきたいと思います。バス路線に係る地域
の住民へ通達した当初、こういう再編案が出ています。それを市民に知らせた当初なんですが、いきなり路線廃止案
の提示に住民
の方々は、特にご高齢
の方は情報がもう錯綜して大混乱になっていました。案が示されたということについて、イコール再編される、もう廃止が決まると思い込んだ方が非常に多かったように思います。当初は生駒市と奈良交通が一緒になって、このバスを廃止しようとしているか
のような印象を持たれた住民が多かったように思います。いまだに、もうなくなるんやねって誤解している市民もたくさんおられます。自治会や市民へ
の説明やお知らせ
の仕方なんですけども、もう少し丁寧に順序立ててするべきだった
のではないかと思うんですが、このような混乱
の事態になったことについてはどのようにお考えでしょうか。
166
◯吉村善明議長 米田部長。
167 ◯米田尚起建設部長 奈良交通から
の市内バスネットワーク維持に向けた協議
の申入れは市民
の生活に大きな影響を及ぼすことから、何とか現状維持できないか、奈良交通と協議を行いましたが、このまま
の形で市内
の路線バスを維持していくことは難しいと
の回答であったことから、生駒市地域公共交通活性化協議会において、市民
の利便性やまちづくり
の影響をできるだけ小さくできるよう、奈良交通
の再編案等に対する対応案等を検討していくこととしました。そして奈良交通から
の沿線自治会役員等へ
の再編案等
の説明とともに、この方針についても説明して、アンケート調査実施時においても、文書を配布しましたが、市民にうまく伝わらず、情報が錯綜してしまったと考えております。
168
◯吉村善明議長 小紫市長。
169
◯小紫雅史市長 情報
の発信
の仕方が非常に難しかったという
のがあります。部長が申し上げたように、それはもうその現状維持でいってくれということを申し入れてたんだけれども、やはり非常に厳しい状況だということで、公共交通活性化協議会に議案としてきちんと提案したいというところを我々、もちろん止めるわけにもいきませんので、それは正式に9月に載せていただいたと。6月には議題にはなっていたようですが、9月に正式に具体的な提案を出していただいたということでございます。その後、先ほども少しありましたけれども、アンケート
の取り方もすごく難しくて、これという
のはまずは奈良交通さん
の話でありますけれども、我々実際にこのままじゃあまりにも厳しいし、無理だということはお伝えもしていますし、時期ももうちょっと見直してくれない
のと、今状況が変わっているよねと、コロナも国
の動きも変わっているよねという話もしているんですが、それでも提案はするということでしたので、提案は9月にしたということでございますが、当然先ほど申し上げているように、決してアリバイづくりでも何でもありませんし、市としてはこのままでは無理だという意向をちゃんと伝えた上で、ただ市民
の皆様
のやはりお声をきちんと取った上で、それを奈良交通にお伝えをして、中身をもう一度再考していただくとか、時期を考え直していただくというためにはやはり我々だけではなくて、利用されている方を中心に市民
のお声をということで。自治会
の方も自治連合会長さんが、この公共交通活性化協議会
の委員でもありますので、自治会に広くこれは周知しなきゃいけない問題だということで、そちら
の方で
のルートでも情報を出すということで強いご意向もありましたし、そういうような形で出したと。ご指摘あったように、当然そうなると、これは何か最終的な
パブリックコメントみたいなもので、ほぼ方向性、決まっているというようなことな
のかとか、先ほど
のように、我々としては心外ですけれども、アリバイづくり
のために市が何かやっている
のかというようなご意見があるだろう、ある可能性があるという
のは我々も思ったんですが、やはり市民
のご意見をきちんと聞いて、それを奈良交通にぶつけていくというプロセスは要るということで、アンケートを取らせていただいています。アンケート
の柱上げ
のところにも、少し丁寧にそういう趣旨はお書きしているつもりではあるんですが、さっき
の駐車場
の話と一緒かもしれませんが、文字が、文字数があるので、なかなかそこをしっかりと読んでいただけない方には、これはもう何かこういうことでいいですよねというアンケートに勘違いをされてしまったということが結構あるというようなことは、そこは我々も反省をしなきゃいけないというふうに思います。いずれにせよ、大変難しい話で、もう学校
の再編とか、いろんな話
の中でも、こういう感じで検討していきますみたいなことをしたら、その提案と言うか、検討をこれからしますという
のがもうこういう方向でいいですよねというふうに変換されたり、一部あえてそういうふうに勘違いされた方が、また他
の人に口コミでお話しするとか、そういうところは非常に情報発信
の難しさも感じておりますが、それでもなお今回は市民
の皆さん
のご意見をきちんといただかなきゃいけないということで、これは市
の名前でやっていますけれども、奈良交通と連名でやるとかいろんなやり方があった
のかもしれませんが、そういう決まっているんじゃないですよと、皆さん
の声をいただいて、これから
の議論に供するんですという前提
の注意書きを少し添えてアンケートはさせていただいたつもりです。ただ、しっかりその辺りが伝わってないという現状が、これは議員おっしゃるように、ありますので、しっかりと我々もタイミングをうまく捉えまして、私もいろんなところでお話をしたり、ネットで発信したりはしていますけれども、引き続きしっかりその辺り
の発信をしていきたいというふうに思います。ありがとうございます。
170
◯吉村善明議長 梶井議員。
171 ◯4番 梶井憲子議員 先月、行った市民懇談会でも、関係する地域
の自治会長さんが複数名、来られまして、住民
の不安が大きくなって、やっぱりそれが怒りに変わって、その矛先が自治会長さんに行ってしまうと。自治会長に苦情
の電話がたくさん入って困っているというようなお話もお聞きしました。やっぱり手続き上、知らせればいいというだけじゃなくて、知らされる側
の立場に立って、本当に今、市長もおっしゃっていただいたんですけども、今後はもっと理解しやすく丁寧な対応をしていただきたいと思っています。やっぱり文字、多かったと思うんです。最後まで文字が多過ぎると、最初
の見出しで、もう頭がいっぱいで最後まできちんと読めないということも大いにあるかと思いますので、今回
のような場合は、事業者
の考えと市
の考えは別ですよって、市
の基本方針をきっちりと示していただけたらよかった
のではないかなというふうに思います。今後、市民が不安に陥るような発信
の仕方という
のは改善していただきたいと思っております。よろしくお願いします。
続いて、二つ目
の質問で、これから進む人口減少に対して、公共交通をどのように維持していく
のか、市
の考えはという質問について進めていきたいと思います。
この度、バス
の事業者
の経営難から、この再編案という
のが出されたわけなんですけども、今後
のバス路線
の維持
の見通しという
のはどのようになっていますか。
172
◯吉村善明議長 米田部長。
173 ◯米田尚起建設部長 今回
の奈良交通から
の路線バスネットワーク維持に向けた協議
の申入れによって示された路線
の廃止、再編案は本市に限ったものだけではなくて、全国各地で起こっている社会問題であり、一朝一夕で解決できるものではないと考えております。今でも危機的な状況にある市内
の公共交通事業者に対して、令和3年には事業継続支援金、令和4年には電力高騰対策支援金など
の財政的な支援を行っていますし、これからも奈良交通には市からも財政支援を行うことで提案内容
の見直しや時期
の延長、また減便になるとしても、一定
の維持をしていくことなどを求めていきたいと思っております。現在、市内
の公共交通
の様々な課題を検討する生駒市地域公共交通活性化協議会において、アンケート調査
の実施等利用者
の声を丁寧に聞き取りながら、市民
の利便性やまちづくりへ
の影響をできるだけ小さくできるよう、奈良交通
の提案に対する対応案を検討しており、引き続き奈良交通に対して提案内容
の再検討を要望していきたいと思っております。
174
◯吉村善明議長 梶井議員。
175 ◯4番 梶井憲子議員 是非引き続きお願いしたいんですが、市としてこれまでに住民にバス
の利用を促すような取組という
のは何かされたことがあるんでしょうか。
176
◯吉村善明議長 米田部長。
177 ◯米田尚起建設部長 コロナ禍
の昨年になるんですけども、9月
の広報いこまちにおいて、公共交通
の役割や必要性について考えてもらい、地域で公共交通を育ててほしいと
のメッセージを込めた特集、また10月には公共交通
の大切さを理解して、積極的な利用をお願いするアピール文をホームページに掲載しております。また、令和2年度には、いこまちTVにより「徒歩で登れ!暗峠」
の中でコミバス
の利用促進をユーチューブで発信しております。今後は、例えば公共交通事業者、市民、市
の協働によるイベント等などを通して、ふだん公共交通を利用していない市民等に気軽に楽しく公共交通を利用してもらうようなきっかけづくりを行うなど様々な検討をしていきたいと考えております。
178
◯吉村善明議長 梶井議員。
179 ◯4番 梶井憲子議員 是非ともそのような取組も引き続きお願いしたいと思います。生駒市内
の各路線
の赤字
の度合いなんですけども、今
の状態を現状維持しようと思ったら、具体的にあと何人ぐらいバス
の利用者があれば、採算が合う
のかとかそういう具体的な数字という
のは示していただくことはできますでしょうか。
180
◯吉村善明議長 米田部長。
181 ◯米田尚起建設部長 奈良交通
の3年度
の実績では、市内路線バス
の損益は約9,000万円程度
の赤字だと聞いております。具体的に何人乗れば採算が合うかは奈良交通から
の聞き取りをしたところ、今回再編案等
の対象路線である富雄庄田線であれば、1便当たり約27人
の利用人数で収支均衡となると。現行は約それに対して15人しか乗っていないと。ひかりが丘住宅線及び生駒ニュータウン線であれば1便当たり約26人
の利用者数で収支均衡となるが、現行は約18人と聞いております。
182
◯吉村善明議長 梶井議員。
183 ◯4番 梶井憲子議員 やっぱり現状維持という
のはかなりハードルが高い数字かなと思うんですけども、ここを何とか、収支均衡と言われると、なかなか無理も言えないところもあるかと思うんですが、減便すれば、あと何人乗れば、このままずっと存続できるよという数字が今後
の協議
の中でもし分かればお示しいただければ、地域で何らかの取組をして、その数字をクリアできるような努力もできる
のかなと思いますので、今後
の協議
の中でまたそういった数字も、具体な数字が分かればお示しいただければと思います。
あと、あすか野センター
のバス停でたくさん
の小学生がバス
の利用をする
のに並んでいる
のを見かけるんですけども、通学にバスを利用している小学生がいらっしゃいますが、再編で
の減便という
のをちょっと心配しているんです。現状どれくらい
の児童が通学にバスを利用している
のか、分かればお願いします。
184
◯吉村善明議長 奥田教育こども部長。
185 ◯奥田吉伸教育こども部長 まず、西白庭台からあすか野センターにということで、児童が乗っているということでございます。あすか野センターに、子どもさんたちがお待ちいただいているというふうなお話になっておりますね。まず、西白庭台につきましては、指定校変更で本来
の学校が生駒台小学校でありますが、調整区域となっておりますので、西白庭台からあすか野小学校に通っていただいているというものが前提となっております。そのお子様につきましては166人、これ5月1日現在
の数字ではございますが、166人
の方があすか野小学校に行っていただいているということでございます。その中でバスをご利用いただいていると、定期を買っていただいている方が今現在115人、定期を買っていないが、雨
のときに乗ったりというお子さんですね、そういった方が20人いらっしゃると。合わせて135人
の利用があるということでございます。
186
◯吉村善明議長 梶井議員。
187 ◯4番 梶井憲子議員 非常にたくさん
の子どもたちがバスに乗って毎日通学しているんですけども、その通学バス
の便数という
のは、朝と下校
の時間、どれくらい走っている
のか、把握できていれば、お願いします。
188
◯吉村善明議長 奥田部長。
189 ◯奥田吉伸教育こども部長 行きしなと帰りしなという言い方で申し訳ないですけども、登校時
のバス、西白庭台2丁目
の方から乗っていただくような便が7時12分のバス、こちらが出ております。ただ、乗員数、多いということで増便をかけていただいております。いわゆる同じ時間に2台が走るという状況ですね。こういったもので対応していただいています。帰りにつきましては、帰り
の下校時間にも関わってまいりますけれども、15時1分と16時1分のバスになっております。そのときも15時、16時、どちらかいずれか多い方、子どもさん
の下校時間が多い方に1便増便をしていただいているという状況でございます。
190
◯吉村善明議長 梶井議員。
191 ◯4番 梶井憲子議員 やっぱり減便によって通学に影響が出ないように配慮した調整をいただきたいんですけども、そういったことは奈良交通と
の交渉
の中に含まれているんでしょうか。
192
◯吉村善明議長 米田部長。
193 ◯米田尚起建設部長 減便により通学に影響しないような協議なんですけど、今現在はまだそこまでは達しておりません。
194
◯吉村善明議長 梶井議員。
195 ◯4番 梶井憲子議員 やっぱり今後
の協議
の中でそういったことも考慮しながら、話合い、進めていただければと思います。あと、バス1本乗り遅れたら、児童が長い道のり1人で歩いて登校しないといけないとか、そういうことがあっては本当にならないと思っております。くれぐれもよろしくお願いいたします。
196
◯吉村善明議長 小紫市長。
197
◯小紫雅史市長 今、部長、そう申し上げましたけれども、高山
の富雄庄田線も同じような問題がありますので、当然その一個一個すごく具体的に議論が進んでいるかという
のはありますけど、当然そういう通勤
の足としてという
のもありますけど、通学
の足という、特に小さなお子さん
の通学
の足という
のは、これはある意味、数はそんなに、富雄庄田線はそんな数はないんですけど、やはりその数は少なくてももう不可欠な足だということになりますので、その辺りにつきましてはしっかりと奈良交通
の方にお伝えをして、私もそういう視点でメッセージを出していると思いますので、当然そういうことという
のは議論していく検討
の要素
の一つ、大切な要素
の一つでございますし、これから一般的な議論は当然していますけども、特にその通学という視点に更に焦点を当てて
の具体的な議論をこれからしっかりとやっていくという
のは当然
のことだと思います。
198
◯吉村善明議長 梶井議員。
199 ◯4番 梶井憲子議員 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。今後その人口
の減少によって路線バスという
のは、いずれまた維持困難になる
のではないかという
のが心配なんですけども、その人口減少に対する何か対策という
のは、バス路線
の対策、何か考えておられますでしょうか。
200
◯吉村善明議長 米田部長。
201 ◯米田尚起建設部長 少子高齢化
の進展や生産年齢人口が減少する中で、既存
の公共交通サービスを持続的に維持するためには、行政や交通事業者だけではなく、市民や地元企業等、生駒市に関係する全て
の方々が三位一体で取り組むことが必要になってくると考えております。そのために市民等に公共交通に関する分かりやすい情報提供や、公共交通を利用すること
のメリット等を発信することで、生駒市
の公共交通サービスを自分たちで支える、守る、利用するという意識を醸成し、利用を喚起するため
の施策検討や体制構築を図ることが必要と考えております。
202
◯吉村善明議長 梶井議員。
203 ◯4番 梶井憲子議員 最初に答弁もあったんですけども、令和5年度に全国
のローカルバスを始めとする支援をする国
の新しい制度が検討されていると
のことで、大いにそちらに期待をしたいんですけども、市としても事業者へ
の助成だけでなく、住民が乗りたくなるような、バスに乗って出かけたいなとか、バスに乗りたいと思うような取組を進めてほしいと思っています。それは要望しております。地域ごとに状況は違うので一律にというわけにもいかないかもしれないんですけども、自治会や地域ごとに回数券を発行するなど
の取組という
のは可能なんでしょうか。独自に取り組もうとする自治会に対して、市が相談に乗ったり、何かしら
の支援をしたりすることという
のを検討していただきたいんですが、その辺りはいかがでしょうか。
204
◯吉村善明議長 米田部長。
205 ◯米田尚起建設部長 現在奈良交通からは回数券
の発行はしていないとは聞いておりますけども、利用促進に向けて奈良交通に相談や要望をしていくことは可能だと思います。それと市も利用促進に向けて地域とともに取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
206
◯吉村善明議長 梶井議員。
207 ◯4番 梶井憲子議員 市に頼ってばかりではなく、やっぱり地域
の住民も何らかの取組をしていかないといけない
のではないかと私は考えています。1人でも多く
の人が乗ろうかなという気になるように取り組んでいきたいと思いますので、市もご協力をお願いします。
あと、奈良県
の方から奈良交通に対して多額
の補助金が出されているというようなことなんですけども、奈良県が奈良交通に出している補助金
のうち、そのうち生駒市には幾らか充てられているんでしょうか。
208
◯吉村善明議長 米田部長。
209 ◯米田尚起建設部長 現在生駒市内を運行している奈良交通
の路線バスにおいては、県
の補助金という
のは採択要件に合致しないことから、補助金は一切出ておりません。
210
◯吉村善明議長 梶井議員。
211 ◯4番 梶井憲子議員 大変残念と言うか、市が頑張るしかない
のかなというところで、ちょっと残念に思います。県に対しては、今後は日本維新
の会奈良県議団を通じて要望
の方を続けてまいりたいと思っています。
生駒市は、交通弱者や市民
の足をなくして見捨てるというようなことは絶対ないと信じております。しかし、財源には限りがありますので、地域住民がまずバスに乗るという協力が必要かと思います。バスに乗るきっかけづくり
の仕掛けが必要と思いますので、そこは担当
の部署だけではなくて、まちづくりに関わる様々な部署を巻き込んで施策
の方を打ち出していただきたいなと、これは要望でございます。また、住民
の人数が少なくなって、やっぱり存続が難しくなっていく路線という
のはあろうかと思うんですが、冒頭
の答弁にありましたように、市民
の活動
の機会
の保障ということで、活動機会
の保障ということで公共交通サービス
の提供による市民
の活動機会
の保障、まちづくりと連携した公共交通サービス
の提供、そして市民、地元企業、行政等
の協働による公共交通サービス
の充実と定めている三つ
の基本方針に従って、今後も市民
の生活
の足がなくなるなんていうことはないということをお約束いただきたいんですけども、市長、いかがでしょうか。
212
◯吉村善明議長 小紫市長。
213
◯小紫雅史市長 今、梶井議員おっしゃったように、先ほど
の三つ
の活動、市民
の活動機会
の保障でありましたり、まちづくりと連携した公共交通サービス
の提供、あとは正に三位一体、市民、地元企業、行政、そしてバス会社そのものもそうですけども、連携をしたサービス
の充実、これにつきましては、正に基本方針としてしっかりとやっていきたいと。その結果として、市民が通学、通勤で使う、こういうバスといった移動手段がなくなるということがないようにしっかりと取り組んでいくということはここで約束をさせていただきたいと思います。あすか野
の地域におかれましては、この話が出たときに非常にいろんな不安もおありだったと思いますけれども、私は非常に感動した
のは、やはりその地元
のバス停
のところに、こういう話あるけど、公共交通、しっかり僕らも乗ろうよみたいな、ちょっと私、詳細な文言、分からないけど、そういう趣旨
のことを掲示していただいて、やっていただいたということは我々大変心強かったというふうに思います。市も今回予算
の中に燃料高騰分を補填するため
の公共交通事業者に対するそういう予算をかなり大きな額を入れております。これによってこういう話も含めて、交通事業者、奈良交通も含めて前向きに今出している提案ではなくて、もう少し中身をしっかりと見直そうということであったり、時期をもう少ししっかり考えてからというような議論に今、前向きに乗っていただいているということだけはお伝えをしたいと思いますけれども、生駒市だけが汗をかいたりお金を出したりしても、一時しのぎにはなっても、やはり持続可能なこういう公共交通という話にはつながらないと私は思っていますので、市も本気で汗をかくと同時に、事業者にもしっかりと企業経営
の努力をやっていただいたり、様々な乗客が増えるため
のサービス
の改善、こういうものもやっていただきたいということ。そして何より先ほど申し上げたように、地域
の住民
の方がどういうふうにしたらバスに乗る
のか、例えば自治会で回数券みたいな具体的なお話もいただきましたけれども、何か出かけたくなるような機会とかイベントづくりみたいなところ
のご要望もありましたけど、それも市でも考えますが、逆に地元
の皆様にも、こんなんやったら、バス乗るかもしらんなというようなお話もいただいて、いい形でこの大変大きな課題と言うか、ピンチと言えばピンチ
の状況でありますけれども、今後
の持続可能な公共交通
の発展に向けて事業者と行政と、そして地元
の市民、地元企業
の皆さんが三位一体で取り組んでいくということで、市も全力で対応していくことをお約束させていただきたいと思います。ありがとうございました。
214
◯吉村善明議長 梶井議員。
215 ◯4番 梶井憲子議員 最後になるんですけども、今日もたくさん
の方々が傍聴に来られております。やっぱり市民が安心して暮らせるように、この公共交通についても、今後しっかりと協議を進めて取り組んでいただきますようにお願いしたいと思います。皆さん
の思いがしっかりと届いた結論が出るように期待しております。
これで一般質問を終わります。
216
◯吉村善明議長 次に、12番山田耕三議員。
(12番 山田耕三議員 登壇)
217 ◯12番 山田耕三議員 議長
のお許しを得まして、一般質問を行います。
生駒市立小中学校児童・生徒
の問題行動、不登校等についてであります。
本年10月27日、文部科学省は生徒指導上
の課題に関する令和3年度分
の実態調査
の結果を公表いたしました。調査結果は小中学校で
の暴力行為、いじめ、不登校では件数、人数ともに令和2年度を上回り、不登校
の小中学生
の人数は過去最多となりました。さらに、小中学生
の不登校者数は9年連続で増加しております。また、小学校児童
の暴力行為
の発生率は中学校を上回っています。コロナ禍で学校や家庭で
の生活や環境が大きく変化した結果、子どもたち
の心や行動等にも大きな影響を与えていることがうかがえます。11月16日、生駒市教育
委員会より、令和3年度児童・生徒
の問題行動、不登校等生徒指導上
の家庭に関する調査結果
の概要
の報告がありました。調査結果を見ますと、本市全小学校児童
の暴力件数はコロナ前
の令和元年度4件であったものが、令和3年度は6倍
の24件に増加しております。不登校件数では、小学生は令和元年度56件に比べ、令和3年度は2倍
の104件となっており、このような急激な増加は保護者にとっても不安な部分があります。そこで、本市
の現状や取組等について質問をいたします。
1、令和4年度
の問題行動、不登校等は現在どの程度把握されていますか。
2、令和2年より急増する問題行動、不登校等、生徒指導上
の課題に関する取組はどのように行われておりますか。
3、生駒市教育相談室など、相談機関へ
の相談件数等
の現状を教えてください。
4、問題行動、不登校等に係る保護者へ
の支援はどのように行われておりますでしょうか。
登壇して
の質問は以上で、2回目からは自席にて行います。
218
◯吉村善明議長 原井教育長。
(原井葉子教育長 登壇)
219 ◯原井葉子教育長 それでは、山田議員
のご質問、生駒市立小中学校児童・生徒
の問題行動、不登校等についてにつきまして、お答えいたします。
まず、1点目
の令和4年度
の問題行動、不登校等はどの程度把握している
のかと
のご質問ですが、問題行動及び不登校等については、市内小中学校から2カ月に一度、月例報告を受け、この報告を3月末に集約し、国へ報告しております。とりわけ問題行動につきましては、事象発生時には学校から報告を受け、その報告を基に詳細について聞き取りを行い、学校と連携を取りながら対応しているところでございます。
次に、2点目
の令和2年度より急増する問題行動、不登校等生徒指導上
の課題に関する取組はどのように行われているかと
のご質問ですが、令和3年度はスクールカウンセラー
の配置を中学校で月2回から月3.5回、小学校では月1回から月1.5回に増やし、相談体制
の強化を図っております。また、こちら
の対策といたしまして、令和3年度4月には養護教諭対象に講師先生によるSOS
の出し方教育に関する研修を実施し、その後、市内小中学校19校にて講師を招き、同様
の研修を先生方向けにしたところです。令和4年度は、児童・生徒向けに各学校でSOS
の出し方について
の研修をスクールカウンセラー等と相談しながら取り組んでいるところです。
さらに、全て
の子どもたち
の居場所づくりを行うために、教育支援施設にあるいきいきほっとルームに加え、生駒南第2小学校内にのびのびほっとルームを令和4年6月に開設し、その中でオンラインによる相談室、どこでもほっとルームも開設しております。このほか、放課後
の子どもたち
の居場所づくり
のため、放課後子ども教室を地域
の方にお力添えをいただき、進めているところでございます。
次に、3点目
の生駒市教育相談室など、相談機関へ
の相談件数等
の状況について
のご質問でございますが、令和3年度
の相談機関へ
の相談件数は2,323件で、令和4年度も令和3年度と同様
のペースで相談を受けているところです。
次に、4点目
の問題行動、不登校等に係る保護者へ
の支援について
のご質問ですが、小中学校では、まずは学級
の担任
の先生始め、学年
の先生や養護教諭、さらに学校長や教頭が相談を受けて助言や対応を行っています。その後、学校から
の報告や依頼等状況に応じて、市教育
委員会
の指導主事がコーディネートをしまして関係機関につなぎます。例えば、専門的知見が必要であれば、スクールカウンセラーと
の面談を進め、児童・生徒
の発達的課題に悩んでおられるときには、通級指導教室
の指導員や教育支援施設内に在籍している特別支援教育に関する発達相談員につないで連携を取っております。また、相談を受けた者が家庭環境
の中に課題があると判断したり、保護者自身から他
の支援機関について
の相談を受けたりしたときには、市
のサポートセンターやスクールソーシャルワーカーにつないで相談できるように対応しております。そして、保護者とサポートセンターやスクールソーシャルワーカーと
の面談や学校も交えた会議や話合い
の場を設けるなど、保護者
の思いに寄り添いながら支援機関
の紹介や課題解決に向けて
の手だてを一緒に考えているところでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
220
◯吉村善明議長 暫時休憩いたします。
午前11時55分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午後1時0分 再開
221
◯吉村善明議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。
山田議員。
222 ◯12番 山田耕三議員 それでは、随時質問させていただきます。
政務活動費で購入しております、日本教育新聞
の11月7日には次
のように書いております。小中
の不登校、過去最多、コロナ禍
の影響かとなっております。また、文部科学省が出した資料、多分教育長も読まれていると思いますけども、その報告書
の中にも、令和3年度は
新型コロナウイルス感染症
の影響が続きとあります。生駒では同様
の見解かどうか、まず先にそちら
の方を教えていただけますでしょうか。
223
◯吉村善明議長 原井教育長。
224 ◯原井葉子教育長 生駒市
の調査によりますと、小学校、中学校とともに、不登校
のきっかけとなった主な要因で最も多かった
のが、無気力、不安という本人に係る状況によるものでした。学校に行けない理由が、何が原因かはっきり分からないという傾向が現れたものであると受け取っております。やはりその背景には、コロナ禍で生活や環境が大きく変化したことによる生活
の乱れや人と
の関わり
の希薄化、また学校生活が様々な制限で楽しくない、登校意欲がわかないというそういうことが子どもたちに影響したものではないかと考えております。
225
◯吉村善明議長 山田議員。
226 ◯12番 山田耕三議員 分かりました。令和2年度、3年度と、本当に子どもたちにとっては相当ストレスがたまっておるという
のが、ここに無気力とか不安とかいうところで出てきていると思います。
次に、生駒市がこちら
の方に出されました、この令和3年度
の調査結果
の概要
の中で、特にちょっと僕が気になった
のは、暴力行為。全国的にも暴力行為は中学生よりも比率では小学生
の方が増えておるということになっておりますけども、その点、見解、いかがでしょうか。
227
◯吉村善明議長 原井教育長。
228 ◯原井葉子教育長 令和2年度から3年度
の発生件数
の推移を見ますと、小学校が本市で9件から24、奈良県が186から364とともに増加しております。県、市とともに小学校
の暴力行為が中学校を大きく上回っているというところが特徴であると感じております。これはやはり学級崩壊や指導が入りにくい児童
の増加など、昨今
の小学校が抱えている問題が数値として現れている結果であると考えております。ただ、一方で、1,000人当たり
の比較で見ると、生駒市は2.7、全国
の6.0、奈良県
の4.2と比較しますと低い状況が続いております。これは本市
の教育が学校、家庭、地域
の高い教育力に支えられて子どもたちが育まれている結果であると捉えております。
229
◯吉村善明議長 山田議員。
230 ◯12番 山田耕三議員 今
の答弁で私もこれを見て令和元年度は1,000人当たり1件しかなかった
のが、本当に2.7件に増えていると。件数で言えば、4件が24件になっているというところを全国的には低いというふうに回答されたと思うんですけど、引き続き各学校においてしっかりと調査をしていただいて、何が原因でこれだけ急激に増えた
のかというところを引き続き調査していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
231
◯吉村善明議長 原井教育長。
232 ◯原井葉子教育長 暴力行為
の事案につきましては、その都度、先ほど
の登壇
の回答にもお話ししましたが、その都度学校
の方から報告を受け、市教委としましても、ともに相談、また対応ということでしておりますので、その辺りはしっかりと受け止めながら、どうすればそのような子どもたち
の心
の荒れと言いますか、そういう起こすきっかけになること
の原因も含めて、市教委としてしっかりと捉えて考えていきたいと思っております。
233
◯吉村善明議長 山田議員。
234 ◯12番 山田耕三議員 分かりました。続いて、いじめについてなんですけど、国
の方
の調査結果では、令和3年度は
新型コロナウイルスの影響が続きとありまして、学校
の中
の活動が部活動とか、学校行事とか、様々な活動が徐々に再開されたことにより、接触機会が増加するとともに、いじめ防止対策推進法におけるいじめ
の積極的な認知に対する理解が広がったことでいじめ
の認知件数が増加したという書き方、されておると思うんですね。私が実際肌で感じる
のには、確かにいじめ
の件数は増えているんであろうというふうには思っておるんですけども、本市
の場合は、特にこの1,000人当たりで見ると、相当数、令和元年度もそうですし、その前
の28年、29年もそうなんですけど、全国的にちょっと比べますと、特に元年度からは若干多くなっていると思うんです。これ、多分、統計
の取り方を変えはったか何かと思うんですけど、その点はいかがなんでしょうか。
235
◯吉村善明議長 原井教育長。
236 ◯原井葉子教育長 本市では、とにかく軽微な状況も見逃さないという姿勢で各学校には調査に当たっていただいております。例えば、低学年
の中で
の些細なけんかであったり、悪口であったりというところも見逃さずにそれをいじめとして認識することで、中学年、高学年
のいじめ
の早期解決、早期発見につないでいくという姿勢で取り組んでおりますので、その結果がこのような数になっていると認識しております。
237
◯吉村善明議長 山田議員。
238 ◯12番 山田耕三議員 分かりました。ただ、特にこの令和3年度においては、令和2年、3年と続いて、やっぱり実際に数的にも増えております。令和2年度、特に721件という小学校、特に小学校は相当数増えていますので、引き続き子どもたち
の様子をしっかりと、教委だけじゃなくて学校と共に見ていってもらいたいなと思っております。1回目
の答弁で、令和3年度から、先ほどスクールカウンセラーを小中学校に増員したというふうにおっしゃっていたと思うんですね。ただ、1回目
の答弁
の中で令和4年度
の問題行動等にも報告があったと思うんですけども、令和3年、4年度ともに多分業務、相当増えているんじゃないかなというふうに、そういう感じがするんですね。ある保護者からも、学校によってですけども、僕も一部
の学校しか聞いてないので分からないんですけど、ある小学校ですけど、来月でないと受けることができないという保護者
の訴えもあるんですね。その点、滞りなく相談に応じられているかどうか、答弁いただけますか。
239
◯吉村善明議長 原井教育長。
240 ◯原井葉子教育長 令和3年度にスクールカウンセリング
のカウンセラー
の回数を増やした分、相談件数も増加しており、今年度も現時点で昨年度同様
のペース
の相談件数となっております。それだけ相談ニーズが高いという現状でございます。相談ができる時間、枠が決まっておりますので、できる限りニーズに応えられるように、学校間で、また相談施設
の方で調整をしていただいているところですが、議員がおっしゃられていましたように、なかなか予約が取りにくいという声も届いております。
241
◯吉村善明議長 山田議員。
242 ◯12番 山田耕三議員 ありがとうございます。特にスクールカウンセラーは一対一でお話を聞かれると、しかも案件によってはやっぱり1時間以上は必ずかかってくるであろうと。そのまま保護者
のカウンセリング、入りたいとかすると。特に30分で切れてそのまま次
の方に行くということは多分されてないと思っております。ただ、このスクールカウンセラー、この人数でいけるかどうかって、これちょっと不安があります。先ほど、1回目
の答弁
の中に、そのSOS
の出し方を子どもたちに研修を行った、しかも小学校、中学校全部に行ったというふうに答弁、あったと思うんですけども、具体的にはどのような形で子どもたちが出して、それを誰がキャッチする
のかというところをちょっと教えていただけますでしょうか。
243
◯吉村善明議長 原井教育長。
244 ◯原井葉子教育長 今年度、今実施をしている最中な
のでございますが、多く
の学校でその講師
の先生はその学校に入っていただいているスクールカウンセラー
の先生にお願いをしております。ある学校
の内容を聞きますと、心をリラックスさせるため
のストレッチなども取り入れながら、とにかく誰でも悩むということは当たり前なんだと、その悩みが自分にあるときにはどんどん周り
の人に相談をすること、誰かそうする中できっと助けてくれる人がいるからという、本当に相談することが当たり前なんだというような話をしていただいているということです。その後、早速子どもがそのスクールカウンセラーに相談をお願いに行ったという事例も聞いております。なので、スクールカウンセラーという存在を子どもたちにも知ってもらう機会になっている
のではないかと考えています。
245
◯吉村善明議長 山田議員。
246 ◯12番 山田耕三議員 子どもたちにとっては初めて
のそういった研修で、これも多分継続的に行うべきかなというふうに私は思います。なぜならば、今年受けたからといって、それをずっと子どもたち
の場合、特に低学年とか、自分にはそういった声
の出し方って必要ないねと思っていた場合、やっぱり中学生であったとしても忘れてしまうんであろうというふうに思っておりますので、是非できましたら継続的に受けてもらいたいと思っております。そして、先ほどこれも1回目
の答弁で教育長が強調されたと思うんですけどね、居場所づくりを何度もちょっと言葉で言われたと思うんですね。なぜ教育長は今回
の私が質問する不登校とか、いじめとか、学校内で
の暴力行為等に関して居場所づくりが必要であると思われてるんでしょうか。
247
◯吉村善明議長 原井教育長。
248 ◯原井葉子教育長 やはり子どもたちが安心して安全に、そして自分らしく過ごせる場所という
のが私は必要だと思っています。それがもちろん学校や家庭というところであることもある
のですが、必ずしもそれは学校
の教室だけにとどまらず、そのために学校に行きにくい子にとって、いきいきほっとルームやのびのびほっとルームという場所があったり、また悩みを抱えている子どもたちにとって、そういう相談できる場所であったりということも含めて子どもたちが、自分が安心して過ごせる居場所づくりをつくっていきたいなというふうに考えております。
249
◯吉村善明議長 山田議員。
250 ◯12番 山田耕三議員 今
のお話、私も賛成ですけども、ただその子どもたち
の悩みをしっかりと受け止められるような体制が例えば整っている
のかどうか。先ほどおっしゃったようなのびのびほっとルームとかであるならば、低学年
の子どもたちに対しても、前回補正予算で増額しましたから人を配置できていますよね。だから、そこで聞き取りができるであろうというふうには思うんですよね。ただ、例えば学童保育とか、若しくは民間
の機関とかであるならば、子どもたち同士がその場で何らかの解決ができるような話、例えば低学年
のお友達が高学年
のお友達と遊びました。そこで、いや実はこうこうこんなことがというとこにあったときに、いや、どうした
のと聞いてくれるような、そういったところももう是非何らかの研修で行っていただきたいなというふうに思っております。
そして、のびのびほっとルーム
の方なんですけどね、9月に多分補正予算で人員
の確保はできたんですか。
251
◯吉村善明議長 原井教育長。
252 ◯原井葉子教育長 ほっとルームに相談、入室している児童は、当初20名足らずだった
のが、現在40名ほどになりました。今議員がおっしゃってくださったように、9月補正で承認いただきまして10月1日より1名増員し、また部屋
の方も教室をもう1部屋増やしているところでございます。
253
◯吉村善明議長 山田議員。
254 ◯12番 山田耕三議員 そのときに答弁されてた中で、相談業務を請け負っていると、子どもだけを見るんじゃなくて、個別
の相談業務、若しくは子どもにとっても個別に、別室で相談なり、カウンセリング
のような形を取ったりというふうにおっしゃったと思うんですけどね、これだけ人数増えて可能なんですか。
255
◯吉村善明議長 原井教育長。
256 ◯原井葉子教育長 今カウンセリング、スクールカウンセラーであったり、また学生
のサポーターであったりということで、決して十分足りているかということでは、状況に応じて、その曜日に応じて内容も考えながらやってもらっているところです。なので、集団で活動する時間であったり、個別に予約を取ってもらって、個別指導、個別相談をするということで時間
の割り振りを考えながら、今進めてもらっているところでございます。
257
◯吉村善明議長 山田議員。
258 ◯12番 山田耕三議員 ただ、今当初
の予定より、前回僕40名かどうか、もうちょっと少なかったような記憶なんですけどね、40名に今なっているというふうにおっしゃっているということは、もうこ
のままいけば、そういった心に何らかの形でわだかまりがあって学校が行けないだけでなくて、学校は行けてるけども、本当にぎりぎり
の線でやっているようなお子さん
の方も見えてないけど、たくさんいると思うんですよね。でも、こういったのびのびほっとルームというところに通うことによって他
のお友達とか、そういった専門
の先生方とともに心をもう一度しっかりやっていくという思いを持っていけると思うんですね。でも、これ以上増えていった場合、どうされる予定ですか。もし、子どもたちが、いやいや、もっと、なぜ、言いましたら、やっぱり小学生1学年12校で大体1,000人ほどいるわけですよね。約6,000人
の子どもさんがいらっしゃるとなった場合、ほんの一部だと思うんですね、これね。これ、どうされますか。
259
◯吉村善明議長 原井教育長。
260 ◯原井葉子教育長 このいきいきほっとルームも、のびのびほっとルームも居場所づくり
の一つであります。当然それぞれ
の学校においても、別室登校、学校に行きにくい子どもたちがいつ来ても受け入れてもらえる先生がいて対応できるという部屋をつくってもらったり、またオンラインによる学校と
のつながり、ほっとルームと
のつながりというようなこともしておりますので、この二つ
のほっとルームだけではなく、どうすればその子どもたちが、全て
の子どもたちが安心して自分
の学びたいことを学ぶ、生き方を見つけられる居場所ができるかということを、今後も市教育
委員会としましても、引き続き検討しながら、また新しい場所、新しい方法も考えていきたいというふうに思っております。
261
◯吉村善明議長 山田議員。
262 ◯12番 山田耕三議員 そのときは是非人員
の増員もやっぱり視野に入れてもらいたいと。なぜならば、次3点目でお答えくださいました数ですよね。これ二千何人という形でおっしゃってたと思うんですよね。生駒市
の教育相談室
の方で令和3年度のみでそれぐらい
の数が来ているというふうにおっしゃってたと思うんですよね。これ、数え方なんですけども、1人
の方が一度相談されたということなんでしょうか、それとも延べ
の数なんですか、どちらなんですかね。
263
◯吉村善明議長 原井教育長。
264 ◯原井葉子教育長 この数は延べ人数をカウントしたものでございます。
265
◯吉村善明議長 山田議員。
266 ◯12番 山田耕三議員 それで、相談員、ちょっと市
のホームページに書いてますよね。教育相談員が5名、常駐なんでしょうかね。非常勤で言えば、カウンセラー、スクールソーシャルワーカーが入ってくださって、これ非常勤ですから、週に本当に少ない数、若しくは時間が限られたというのでと思うんですけどね、この人数でしっかりと回せていますか。
267
◯吉村善明議長 原井教育長。
268 ◯原井葉子教育長 この二千数人というこの数は、学校におけるスクールカウンセラー
の相談件数も含んでいる数でございます。
269
◯吉村善明議長 山田議員。
270 ◯12番 山田耕三議員 学校
の方からも保護者を通じて聞こえてくる声は、例えばいじめに遭っていますという事例で学校、なかなか行きにくいんですという相談をした場合、その保護者にとっては初めて
の相談ですから、2カ月かかるとか、夏休みを超えちゃってしまうということがあると。もっとすぐにできない
のかという相談もあるわけですよね。ということは、実際に先ほど
のご説明、教育長がおっしゃっていましたように、指導主事
の方に行って、しっかりとそういった形で回る余裕がある
のかない
のかって見ましたらね、やっぱり数的に考えたら、見えない数をもっと含めてしまいますと、相談件数、多分、そして学校
の先生自身が抱えている数、特にここ
の学校で多いとか、平均的にあるとかでないと思うんですよね。やっぱり今子どもたちはどこで自分
のしんどい思いを出せたらいいですけど、出せないような状況で心折れちゃうというところしか見えてないと思うんですけども、その心折れる前に何らかの形で手を差し伸べられるような形は取られてますか。
271
◯吉村善明議長 原井教育長。
272 ◯原井葉子教育長 この相談件数
の約4割が不登校に関する相談になっておりまして、不登校
の傾向がこれほど増加しているということは、今後更に相談
のニーズは高まっていくものだと思われます。また、その暴力行為であったり、それからヤングケアラーなど学校だけでは解決なかなかできない、他
の機関と連携することが必要なケースもやはりこのスクールソーシャルワーカーという存在がとても重要になってまいりまして、今後ますますスクールカウンセラー、またスクールソーシャルワーカー等
の必要性という
のは高まってくると考えております。
273
◯吉村善明議長 山田議員。
274 ◯12番 山田耕三議員 先ほどスクールカウンセラー、臨床心理士とか公認心理師
の方が多分中心になってやってはると思うんですよね。今出てきましたスクールソーシャルワーカー、これは福祉
の分野になってくると思うんですよね。人と人としっかりとつなげていきながら行う
のがスクールソーシャルワーカー、全く別
の仕事やと思うんですよね。でも、これら
の方々が本当に資格があるから言うて、多分雇ってはらへんと思います。それ、どこ
の市町村もそうですけど、ある一定
のレベル以上
の方ばっかりを雇ってはると思うんですよね。多分、増員をしようという形を取るとしても、なかなか増員は難しいんじゃないかなというふうに思うんですよね。私、今、今回
のこの答弁をお聞きしましたら、学校
の先生も疲弊していると。それは市
の職員から確認したら、教育相談室
の方も、いや頑張れますよとか、多分そういう答えしか返ってこないと思うんですよね。でも、現実に保護者
のところでは1カ月やら2カ月、手を差し伸べてもらいたいにもかかわらず手を差し伸べてもらえないような状況が続いている可能性があるんじゃないかなというふうに私、思うわけですよ。人
の増員はお考えじゃないですか。
275
◯吉村善明議長 原井教育長。
276 ◯原井葉子教育長
委員がおっしゃるように、本当にこの相談体制というところは今後ますます必要になってくると思われます。なので、市教育
委員会としましても、そういう専門的な知見を持つスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー始め、教育相談室
の連携を強化するためにも、教育相談体制
の充実、人
の増員も含めてより一層進めていきたいというふうに考えております。
277
◯吉村善明議長 山田議員。
278 ◯12番 山田耕三議員 分かりました。予算があることだと思います。ただし、コロナ禍で大変な思いをされている子どもたち、目に見えない部分があるかもしれないけど、現場
の先生方は全部存じてはると思いますよ。しっかりと現場に寄り添って、人材が必要であるならば、それなり
の人を雇うと思うならば、やはりそれなり
の報酬は出さないといけないというふうに、私そう思うんですね。ですので、しっかりとした人材を確保するためにはこういったところにこそ予算を充てるべきであるというふうに指摘しまして一般質問を終わらせてもらいます。以上です。
279
◯吉村善明議長 次に、3番中尾節子議員。
(3番 中尾節子議員 登壇)
280 ◯3番 中尾節子議員 議長
の許可を得まして一般質問をします。テーマは、子育て支援についてです。
子どもが車内に置き去りになった事案
のニュースが続き、胸が痛みます。11月に起きた大阪府で
の事案では、小倉こども政策担当相は、保育園で登園
管理をしていたら救えた命だと思う、ただ保育所など
の現状にかなり人繰りが大変で苦労されているという認識だ、ただ少しでも現場
の負担が軽減できるよう努力を続けたいと述べています。また、大阪府
の吉村知事は二度とこのような痛ましい事案が起きないようにICTやデジタルを使った仕組みを検討していきたいと話しています。生駒市は子育てに関する講座やサポートが充実しており、子育てしやすいまちとして定評がありますが、第1希望
の保育園に預けることができず苦労している家庭がある、また場所はあっても保育士が足りないので受入れできない園があるなど
の現状もあります。保護者が幼い我が子を安心して預けられるように、そして預かる側も安心して保育を担えるように、更なる保育環境
の整備が必要と考えます。本市においては、安心して子どもを育てることができる環境づくりを推進し、及び本市
の未来を担う子どもたち
の健やかな成長に資するため
の教育環境を整備する事業
の資金に充てるため、生駒市こども未来基金条例を制定し、併せて9月議会で議決した8億円
の基金
の使い道に期待するところです。
そこで以下
の質問をします。
1、本市
の幼稚園、保育園における送迎方法についてどのように把握していますか。
2、本市
の待機児童
の3年間
の推移についてお聞かせください。
3、今後、未就学児がおられる世帯に対して、どのような支援をしていこうとお考えですか。
以上、登壇して
の質問を終え、2回目から
の質問は自席にて行います。
281
◯吉村善明議長 奥田教育こども部長。
(奥田吉伸教育こども部長 登壇)
282 ◯奥田吉伸教育こども部長 それでは、中尾議員
のご質問、子育て支援についてにつきまして、お答えをさせていただきます。
初めに、1点目
の本市
の幼稚園、保育園における送迎方法についてどのように把握しているかと
のご質問ですが、公立幼稚園では入園当初に園
のバスを利用して
の登園か、徒歩や自転車で
の登園かを確認いたしております。公立保育園でも、入園当初に自家用車による登園か、徒歩や自転車で
の登園かを確認し、自家用車
のご家庭は駐車証をお渡しいたしております。その後、変更があれば、都度ご家庭からご連絡をいただき対応をいたしております。
なお、公立幼稚園では園
のバスを利用している園児は全園児
の約25%、公立保育園では自家用車で登園している園児は園児全体
の75%となっております。私立園におかれましては、園
の規模にもよりますが、同様に把握をされているところでございます。
次に、2点目
の本市
の待機児童
の3年間
の推移について
のご質問ですが、実質待機児童数は令和2年10月時点で16人、令和3年10月時点で13人、令和4年10月時点で5人となってございます。
最後に、3点目
の今後未就学児がおられる世帯に対してどのような支援をしていくかと
のご質問ですが、現在本市では一人一人
の子どもが健やかに成長することができる社会
の実現を目指して、子どもや家庭を支援する取組といたしまして制定されました、子ども・子育て支援法に基づき、教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業
の提供体制
の確保など、この法律に基づく業務
の円滑な実施に関する事項を定める計画といたしまして、第2期生駒市子ども・子育て支援事業計画を策定し、事業を遂行いたしているところでございます。来年、令和5年度につきましては、引き続き待機児童解消に向けた取組を行い、またコロナ禍で縮小傾向にありました、みっきランドを始め、市内
の私立保育所内等で開設をいただいております、地域子育て支援拠点事業や子育て講座につきましては、市民
の方々から定員
の緩和や保護者
の方々が交流し合える場
の創出などを求める声が多くありますことから、コロナ
の感染拡大状況を勘案しながらも、乳幼児及びその保護者が交流し、子育てについて
の相談や情報
の提供、学び合える機会づくりに努めてまいりたいと考えております。
なお、第2期子ども・子育て支援事業計画
の計画期間が令和6年度で終了しますことから、来年、令和5年度には第3期生駒市子ども・子育て支援事業計画策定に向け、市民ニーズ調査も行う予定をいたしております。今後も子育て世代
のニーズを把握し、事業を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
283
◯吉村善明議長 中尾議員。
284 ◯3番 中尾節子議員 それでは、一つ目
の質問、園へ
の送迎方法に関して
の追加質問をします。送迎方法についてはそれぞれ園で把握されているということで、公立保育園では車で
の送迎が約75%と多いですよね。園では預かる子ども
のきょうだい関係という
のは把握されているでしょうか。
285
◯吉村善明議長 奥田部長。
286 ◯奥田吉伸教育こども部長 各園で、きょうだい園児については把握をされている状況でございます。
287
◯吉村善明議長 中尾議員。
288 ◯3番 中尾節子議員 それでは、車で
の送迎について、保護者
の車通勤
のついでか、それかそうでないか
の把握という
のはされているでしょうか。
289
◯吉村善明議長 奥田部長。
290 ◯奥田吉伸教育こども部長 保護者
の方と
のとやり取り
の中で把握することがございますけれども、そこまで
の調査はいたしておりません。
291
◯吉村善明議長 中尾議員。
292 ◯3番 中尾節子議員 なぜ私がこんなこと聞くかというと、1人
の子どもを1人でもたくさん
の大人とか人に知っておいてもらった方がいいと思うんですね。徒歩とか自転車だったら、たくさん
の目に触れるんですけれども、車って見えにくいじゃないですか。やっぱりたくさん
の目に触れることで子どもを危険から守ることという
のができると思うんですね。それという
のと、あとは後ほど
の質問にも関わることなのでちょっと今
の質問をさせていただきました。
次に、最近
の車内置き去り
の事案発生を受けて、生駒市として何か対応はされたでしょうか。
293
◯吉村善明議長 奥田部長。
294 ◯奥田吉伸教育こども部長 昨年
の7月、福岡県
の中間市
の方でありました、認定保育園
の園児が送迎
のバスに置き去りになったという痛ましい事件が起こりました。その際に、この事件を受けまして、翌日になりますが、本市
の市内
の保育事業者、そういった方々に、こちらが構成する生駒市保育会というところがございます。そちら
の方に依頼をかけまして招集をかけました。その中で注意喚起、また意見交換を行いまして、こういった事案
のないような取組を進めていくということをお話しさせていただいたところでございます。また、昨年以外に今年も9月に静岡県
の牧之原市、こちらでも子ども園
の園児がバス
の方で置き去り事故があったということがございました。このときも注意喚起を行うとともに、まず公立園でもバス
の運用
の仕方、こういったものを改めて確認するということで進めてまいりました。こういった中では改善点、こういったものを職員同士が共有していって、こういった事故がないような取組というふうなことを進めるよう研修等も進めておるところでございます。
295
◯吉村善明議長 中尾議員。
296 ◯3番 中尾節子議員 すぐに対応されたということなんですけれども、保育会や園長会
の意見交換
の際に、危なかった、これ危なかったというようなヒヤリ・ハット
の事案という
のはあったでしょうか。
297
◯吉村善明議長 奥田部長。
298 ◯奥田吉伸教育こども部長 ヒヤリ・ハットにつきましてはございませんでした。以上です。
299
◯吉村善明議長 中尾議員。
300 ◯3番 中尾節子議員 そういう意見ってなかなか出しにくいから、もしかして出てない
のかもしれないですけど、生駒市内
の送迎バスについてはどのような取組をしてるというそういう意見という
のは出たんですかね。
301
◯吉村善明議長 奥田部長。
302 ◯奥田吉伸教育こども部長 そうですね、取組について
の意見交換という
のはたくさんしていただいたと思っております。中では、やはり自分
の園でやっているマニュアルという
のがございます。そういったものをお互いに交換することによって、漏れ落ちがないかどうかというところにやはり焦点が当たってくるかと思っています。中では、やっぱりバス
の中に子どもさんが残っていないかという何重
のチェックをかけるんだということ、まずは当然二重チェックなんて当たり前になっていきます。こういった事案を受けながら、三重
のチェックを進めると、どういったことがいい
のかということ。運転手
の方が最後にお掃除をされる、消毒をされる際にチェックをするなど、チェック
の方法は幾つもあるということです。まず、乗った子どもさん
の数を数える、それは当然
のことかと思います。ただ、やはり寝ていたということも中ではあったというふうに聞いていますし、こういったこと
のないようにということで、二重、三重
のチェックというものを進めていくようにということでございました。
303
◯吉村善明議長 中尾議員。
304 ◯3番 中尾節子議員 国では来年度
の4月から子どもが送迎バスを乗るときとか、降りるとき
の所在確認とあと置き去りを防ぐため
の安全装置
の設置を義務付けるとしているんですけれども、何か本市独自で対策という
のは検討されているでしょうか。
305
◯吉村善明議長 奥田部長。
306 ◯奥田吉伸教育こども部長 これまで各園におきましては、いわゆる園児
のマニュアルというふうなもの、いろんなもの
のマニュアルという
のを作成いたしております。その中で職員がこのマニュアルに沿って対応してきたということでございます。今回、国が申しておりますバス
の送迎安全徹底マニュアルというものが示されるということでございましたし、今、案も出ております。これを機会にやはりこの各園
のマニュアル
の見直しをかけていかなければならないというふうに私どもも思っておりますので、こういったマニュアル
の見落としがないか、今後進めていきたいと思っております。
307
◯吉村善明議長 中尾議員。
308 ◯3番 中尾節子議員 この安全装置
の設置という
のは全国でおよそ4万4,000台
の送迎バスが対象になっているんですけれども、本市
の対象バスという
のは何台になるでしょうか。
309
◯吉村善明議長 奥田部長。
310 ◯奥田吉伸教育こども部長 市内公立、私立ございますけれども、対象になっております
のが、私立保育園で8台、それから公立
の幼稚園
のバスが8台ということで、16台が対象になってございます。
311
◯吉村善明議長 中尾議員。
312 ◯3番 中尾節子議員 国では送迎バスのみが対象に緊急対策という
のを講じるんですけれども、市として
の、車で
の送迎って75%って割と高いんですけど、車で
の送迎について
の対策という
のは何か検討されているでしょうか。
313
◯吉村善明議長 奥田部長。
314 ◯奥田吉伸教育こども部長 まず、自家用車
の送迎ということでございますので、個人
の車というふうになってございます。保護者
の方には注意喚起というものについて、まず進めていくということが大事かとは思っております。機会を設けて、いろんなそういう注意喚起
のお手紙を出したりとか、そういう学級懇談会とかでもそういった議題を出しながら注意喚起を進めていくということを考えております。
315
◯吉村善明議長 中尾議員。
316 ◯3番 中尾節子議員 それは個人
の車だからということなんでしょうけれども、やっぱり注意喚起だけじゃなくて置き去り防止
のブザー
のレンタルとかね、あとは買ったら補助金、詐欺
の電話防止
の電話
の何か補助金とかあるじゃないですか。そんな感じでやっぱり子ども
の命を守る、それは車という
のは個人
の持ち物だから、個人でとおっしゃるかもしれないですけど、やっぱりそれは公でもちょっとそういう補助という
のはしてあげたら、助けられることがあったら、助けていただけたらと思いますので検討はお願いします。
次に、岸和田
の事案という
のは、3人
の子ども
のうち置き去りになった1人が違う保育園だったためにちょっとこのような悲惨な事件が起こってしまったんですけれども、この方はどのような事情で違う園に通ってたかは、それは分からないんですけれども、本来ならば、きょうだいという
のは一緒
の保育園に預ける
のが筋だと思うんですね、一般的だと思うんです。生駒市において、きょうだいが別
の保育園に通っているという家庭はあるんでしょうか。
317
◯吉村善明議長 奥田部長。
318 ◯奥田吉伸教育こども部長 たくさんいらっしゃいます。
319
◯吉村善明議長 中尾議員。
320 ◯3番 中尾節子議員 たくさんということは何世帯ぐらいあるんですかね。
321
◯吉村善明議長 奥田部長。
322 ◯奥田吉伸教育こども部長 この4月1日
の入所を見てみますと、61世帯127人
のお子さんが入っておられるということです。ただ、小規模保育園ということで0歳から2歳
の保育園もあるということ、そこから連携園ということで3歳から5歳まで
の保育園もあるということでございますので、一概に今議員がおっしゃっているような別々が、致し方なく別々になっているということじゃなくして、そういった園もあるということでご理解いただきたいと思います。
323
◯吉村善明議長 中尾議員。
324 ◯3番 中尾節子議員 ということは、預けるきょうだいで別々
の園に預けるという
のは、別に空きがないからというのでなくて、乳児、年齢で分けてという
のもあるという解釈でよろしいんですね。
325
◯吉村善明議長 奥田部長。
326 ◯奥田吉伸教育こども部長 そのとおりでございます。
327
◯吉村善明議長 中尾議員。
328 ◯3番 中尾節子議員 そしたら、そうじゃなくて、その年齢ごとでというんじゃなくて、仕方なくやっぱり本当に空きがなくて別々
の園に預けている家庭へ
のフォローという
のは何かしていらっしゃるでしょうか。
329
◯吉村善明議長 奥田部長。
330 ◯奥田吉伸教育こども部長 兄弟、姉妹
の方が他
の園になってしまうということでございますけれども、年度途中でも、もし空きがあれば転園
の可能性は十分ございます。それですので、そういった働きかけ、実際分かっているわけですので、そういった働きかけも進めていきたいというふうに思っております。
331
◯吉村善明議長 中尾議員。
332 ◯3番 中尾節子議員 実際にそしたら年度
の途中からきょうだいが同じ園に預けることができたという実績はあるんでしょうか。
333
◯吉村善明議長 奥田部長。
334 ◯奥田吉伸教育こども部長 ございます。4月当初、兄弟、姉妹と別園になられた方という
のは、先ほど申し上げた61世帯いらっしゃるんですけども、転園を希望された方、中には転園を希望される方がいらっしゃるということで、20人おられました。その方
の中で8人
の方が同一園ということで転園していただいたという経緯がございます。
335
◯吉村善明議長 中尾議員。
336 ◯3番 中尾節子議員 先ほどもお答えいただいたきょうだい別々
の園に預けている家庭が61世帯で、うち同じ園に転園したいという人は20人で、そのうち
の8人が年度内に同じ園に通うことができた。あと残り
の希望して駄目だった人以外
の40近い世帯
の人という
のは、結局別々
の園
のまんまということですよね。例えばこの別々
の園に預けるメリットという
のはあるんでしょうか。
337
◯吉村善明議長 奥田部長。
338 ◯奥田吉伸教育こども部長 先ほども少し触れさせていただきましたけれども、保護者
の方がまず乳児
の場合、先ほど申し上げた0歳から2歳、こういったものの対象としている小規模保育園という
のが幾つかございます。やはり小さなところで子どもを預けたいという保護者
のご意見もあるということでございます。
339
◯吉村善明議長 中尾議員。
340 ◯3番 中尾節子議員 だから親
の希望でそうやってこぢんまりとして、その限られた何歳って0から2歳とかそういうところに預けたいという親
の希望で別々という
のもあるということで、それは理解したんですけれども、逆に別々
の園に預けるデメリット、これはもう想像ももちろんできますし、話も聞いていますけど、市としてデメリットは何とお考えでしょうか。
341
◯吉村善明議長 奥田部長。
342 ◯奥田吉伸教育こども部長 やはり小学校、中学校でも同じなんですけれども、保護者
の方が別々
の園にいろんな相談事もそうでしょうし、参観
のときもそうなりますけれども、別々になるということ
の負担、そういったものがデメリットと思っております。また、持ち物も各園によって違うということで、上
のお子さん
の物を下
のお子さんに使うということもできないというような状況がデメリットかと考えております。
343
◯吉村善明議長 中尾議員。
344 ◯3番 中尾節子議員 もう私からしたら、私は保育園には預けたことはないんですけれども、いろんな話を聞いてたら、もう本当にきょうだい別々って、もうデメリットしか考えられないんですね。やっぱりきょうだいについては、申込み当初から優遇措置をすべきと考えるんですけれども、いかがでしょうか。
345
◯吉村善明議長 奥田部長。
346 ◯奥田吉伸教育こども部長 私どももきょうだい園児が同一園に入っていただけるようなことを望んでおります。しかしながら、非常に今保育事情が需要
の方が高まっているという状況もありまして、他
の園に行っていただくというような状況が進んでおります。優遇措置ということでございますけれども、その点は入所
の全国基準
の中でそういったものを考えながら進めていきたいと、状況に応じて進めていかなければならないということで、この基準については都度見直しをかけているということでございます。そういった中で対応していきたいと思っております。
347
◯吉村善明議長 中尾議員。
348 ◯3番 中尾節子議員 私、いろいろお話を聞いた保護者
の中で、実際にきょうだい別々
の園に預けてて、3人目
の子どもが欲しいと。だけど、また同じように3人とも別々
の園に預けなきゃいけないことになるかもしれないと。そうなったら、やっぱりもう大変過ぎて、3人目を産む
のをどうしようかというふうに躊躇されている人
の話を私、聞いたんですね。これってすごく少子化に拍車をかけていることになりますし、女性
の社会進出を阻んでいるすごく大きな問題だと思うんです。ですので、そこは是非重く受け止めていただきたいと思います。
次に、朝
の忙しい時間
の送迎はやっぱり保護者にとって大変なこと。しかも別々だったらもっと大変じゃないですか。先ほども75%が車で送迎していらっしゃるということで、これは車通勤
の途中だったらまだ負担感はそんなに少ないでしょうけれども、やっぱりわざわざ車で送って戻ってきてまた自分が歩いてとか自転車とかで駅に行くってすごく大変なことだと思うんですね。園が保護者
の通勤に利用する駅
の近くにあれば、そんなに大変じゃないかもしれないんですけれども、生駒市において、駅から近い徒歩10分以内
の園って幾つぐらいあるんでしょうか。
349
◯吉村善明議長 奥田部長。
350 ◯奥田吉伸教育こども部長 徒歩10分圏内というと、まず生駒駅、東生駒駅
の駅周辺ということでいいますと、9園ございます。それから、白庭駅、学研北生駒駅、そして学研登美ヶ丘駅、こちら
の方になりますと、6園、それから一分駅、南生駒駅、萩の台駅、こちら
の南地区になりますと、3園ということになってございます。
351
◯吉村善明議長 中尾議員。
352 ◯3番 中尾節子議員 全部
の園
の中
の3分の2近くが駅
の近くにあるということなんですけれども、ほとんど
の人がこの駅に近い保育園を第1希望として挙げていらっしゃるんでしょうか。
353
◯吉村善明議長 奥田部長。
354 ◯奥田吉伸教育こども部長 そうですね、やはり生駒駅、東生駒駅に関しましては第1希望とされていることが多くございます。
355
◯吉村善明議長 中尾議員。
356 ◯3番 中尾節子議員 もちろん想像にあれなんですけど、駅が近い保育園
の入所状況という
のはやっぱりどこもいっぱいなんですかね。
357
◯吉村善明議長 奥田部長。
358 ◯奥田吉伸教育こども部長 待機児童が0歳から2歳児までが多くなってございますので、中地区、生駒駅周辺等そういったところに関しましては、ほぼ募集がないという状況、いっぱいであるということでございます。ただ、北地区
の方ではまだ募集がある園もございますので、やはり大阪
の方に、今回コロナ
の状況でいろんな調査をした中で、大阪にお勤めいただいている方が約7割近くいらっしゃるというふうな状況、小中学校
の方でも把握いたしております。保育園、幼稚園に関しても同じような状況であると考えたときには、そういった形
のやはり駅周辺という保育園を選ばれるということが多いかと思っております。
359
◯吉村善明議長 中尾議員。
360 ◯3番 中尾節子議員 逆に、これね、じゃ、駅から離れている園で満員
のとこってあるんですかね。
361
◯吉村善明議長 奥田部長。
362 ◯奥田吉伸教育こども部長 駅から離れていてもということでございますけども、当然満員
の園もございます。
363
◯吉村善明議長 中尾議員。
364 ◯3番 中尾節子議員 駅から離れていても、いっぱいって、つまり人気がある園って何で人気あるんでしょうか。
365
◯吉村善明議長 奥田部長。
366 ◯奥田吉伸教育こども部長 やはり子育て世帯が多く住まわれている地区、また住宅地内にあるような保育園ということが、やはり住宅地から近いとかいうふうな形で希望が多く出ているということでございます。
367
◯吉村善明議長 中尾議員。
368 ◯3番 中尾節子議員 それにしても、やっぱり駅近く
の園という
のが人気でニーズが高まっているという
のは事実ですし、このニーズに今後、どう対応していこうとお考えでしょうか。
369
◯吉村善明議長 奥田部長。
370 ◯奥田吉伸教育こども部長 このニーズをどうしていくかということですね、これまでも公立保育園
の方につきましては、中保育園、東保育園、リズム室を改修いたしまして募集人数を増やしているということでございます。待機児童、先ほどから申し上げております0歳から2歳児、非常に多くなっております。そういった受入れを進めるために、今現在は小規模保育園
の募集をここ数年させていただいています。今年もプロポーザルで1園を決定いたしました。昨年度も1園増やしたということでございます。そういった形で、駅
の近くでこの小規模保育園を実施できるようにということで
の取組を今現在進めているところでございます。
371
◯吉村善明議長 中尾議員。
372 ◯3番 中尾節子議員 確かに駅に近いニーズ
の高い、駅が近いところに新しく小規模保育園とかを誘致するという
のはすごくいいことですしありがたいことだと思うんですけれども、既存
の空きがある園にも預けてもらえるように、駅前に送迎ステーションを整備する
のも一つ
の方法だと思うんです。千葉県
の流山市が駅前送迎ステーションを整備して送迎バスを運行しているということはご存じでしょうか。
373
◯吉村善明議長 奥田部長。
374 ◯奥田吉伸教育こども部長 各自治体
の取組でということで流山市
の取組についても承知いたしております。
375
◯吉村善明議長 中尾議員。
376 ◯3番 中尾節子議員 電車通勤している保護者
のほとんどがやっぱり生駒駅を通ると思うんですね。生駒駅周辺に送迎ステーションが整備されたら、すごく、要は今まで車で保育所に送って、それでまた戻ってきて電車に乗っていく人たち、親、保護者たちにとってはすごく助かると思うんですね。送迎ステーションを整備するということを検討したらどうかと思うんですが、いかがでしょう。
377
◯吉村善明議長 奥田部長。
378 ◯奥田吉伸教育こども部長 送迎ステーション
の方式が流山市で実際されているということでございます。このステーション方式については、やはり待機児童をなくすという一つ
の手段になっています。生駒市でも以前にこの送迎ステーションが子育て支援センターでできないかという検討、実施をいたしました。検討
の結果、今現在できていないということなんですが、できていないという理由についてですけれども、やはりそこに保育士がまずいないといけないということで、一番
の大前提だと思っています。その保育士が今現在保育士不足というふうになっております。非常に保育士
の採用に苦慮いたしております。これは私立保育園、公立保育園、全て
の保育園でということになっております。生駒市内がそういった保育士不足
の解消をどうしていくかという問題は別にこれはあるんですが、そういった中で受入れができないという状況がありまして、このステーション方式については、一旦保留ということをいたしております。今後やはり子どもさんを受け入れるについては、まず保育士
の確保、そういったものが必要になると考えております。
379
◯吉村善明議長 中尾議員。
380 ◯3番 中尾節子議員 おっしゃることは分かるんですけど、ただ行政だけでそういうことをやろうとすると限界があるんですけど、やっぱり民間に関わってもらうことで実現可能なことってあると思うんですね。例えば近鉄さんとかと事業連携したらいいと思うんですけれども、いかがでしょう。
381
◯吉村善明議長 奥田部長。
382 ◯奥田吉伸教育こども部長 議員おっしゃるように、私ども、公立保育園だけとか、市内
の保育園だけとかということを考えているわけではございません。以前にも、近鉄百貨店さんと協議を2回進めてまいりました。1回目につきましては、平成27年から28年にかけて、これは事業所内保育所
の設置についてということで、いわゆるテナント
の空いたスペースを事業所内保育所に活用していただくとか、そういった協議を進めてきました。これが、話がまとまらなかったということもございます。それ以降も令和元年から2年にかけまして、次には小規模保育所、こういったお話をさせていただいて協議をさせていただきました。なかなかこの協議
の中では、近鉄百貨店さんもいわゆる合意と言いますか、決断に至らなかったという経緯がございますが、これまでやはり民間
の方ともこういったお話をさせていただいているという状況でございます。
383
◯吉村善明議長 中尾議員。
384 ◯3番 中尾節子議員 今までもそうやっていろいろと検討されてきたということなんですけど、百貨店さんだけじゃなくて、鉄道とか不動産とかね、他でもしかしたら条件が合うところがあるかもしれないので、やっぱりこの送迎ステーションについては是非今後も前向きに検討していただきたいと思います。
次に、二つ目
の質問
の待機児童についてお聞きしていきます。
待機児童は先ほどもあったように年々減ってきていますけれども、どのような要因が考えられるでしょうか。
385
◯吉村善明議長 奥田部長。
386 ◯奥田吉伸教育こども部長 先ほども公立保育園
の定員
の増というふうなお話もさせていただいておりましたけれども、これまで取組といたしまして、私立園
の新設、増設というものを進めてまいりました。特に待機児童
の多い年代、0歳から2歳、先ほどから何度も申し上げておりますけれども、そういった方々
の受入れをする小規模保育園、また事業所内保育所、そういったもの
の開設を促してきたということでございます。定員に増加がしていっているということでございますが、やはりまだそれよりもまだ保育需要も並行して高くなっているというような状況になっております。また、もう一つ
の取組といたしましては、令和元年に保育コンシェルジュを設置いたしました。今現在2名おります。このコンシェルジュが窓口
の受付等
の中できめ細やかなご案内をさせていただいて、そしてここしか駄目だという保育園を選ばれている方もいらっしゃいますけれども、そういった偏りがちになるようなところを、こういった園もありますよというふうなご紹介をかけさせていただきながら、希望園というもの
の均衡というものを図っているというところでございます。
387
◯吉村善明議長 中尾議員。
388 ◯3番 中尾節子議員 保育園
の定員をまず増やす努力をされたということで待機児童が減っているということで、ここ3年間
の実績という
のはどのようになっているでしょうか。
389
◯吉村善明議長 奥田部長。
390 ◯奥田吉伸教育こども部長 この3年間ということで、令和2年度に開園します保育園がございますので、201人が増になっています。そして令和3年については新設もなかったということでございますので0件、令和4年度につきましては21人
の定員を増にしたということです。この3年間では222人定員が増えているというところでございます。
391
◯吉村善明議長 中尾議員。
392 ◯3番 中尾節子議員 これで定員が増えて、待機児童がゼロになるといいんですけれども、この待機児童が今もいる、待機児童が多い年齢という
のを教えてください。
393
◯吉村善明議長 奥田部長。
394 ◯奥田吉伸教育こども部長 先ほどから何度も申し上げておるんですけれども、待機児童
の多い
のはやっぱり0歳から2歳ということでございます。多い順に言っていきますと、1歳児が6人、0歳児が1人、それから3歳になりますけれども、1人いらっしゃるということで、8人が待機児童というふうになっております。
395
◯吉村善明議長 中尾議員。
396 ◯3番 中尾節子議員 先ほど、駅近い保育園でも保育士不足
のためにせっかく定員を増やしたのに、定員どおり
の受入れができてない現状があるというふうにお聞きしました。本市においては保育士
の確保にいろいろ尽力いただいているという
のは分かるんですけれども、例えばどのような取組をされているでしょうか。
397
◯吉村善明議長 奥田部長。
398 ◯奥田吉伸教育こども部長 保育士確保
の取組といたしましては、潜在保育士がいらっしゃるということで、その確保について事業を進めてまいっております。一つは「資格を生かそう!相談会」、平成29年から実施をいたしております。令和元年からは本市
の方が調整役となりまして、公私立
の保育園やこども園を見学するツアー、そういったもの
の実施、またインターンシップを令和元年度から実施しているというところでございます。
399
◯吉村善明議長 中尾議員。
400 ◯3番 中尾節子議員 ちょっともう少し詳しくその中身について聞かせていただきたいんですけれども、まずそれぞれ
の参加者数を教えてください。
401
◯吉村善明議長 奥田部長。
402 ◯奥田吉伸教育こども部長 これまで
の延べ人数で申し上げさせていただきます。「資格を生かそう!相談会」につきましては216人、それから見学ツアーは延べ55人、それからインターンシップについては延べ3人となってございます。
403
◯吉村善明議長 中尾議員。
404 ◯3番 中尾節子議員 インターンシップってすごいグッドアイデアだと思うんですけれども、これは参加する人が自分が行きたいという園にもちろん行けるんですかね。
405
◯吉村善明議長 奥田部長。
406 ◯奥田吉伸教育こども部長 インターンシップにつきましては、やはり事前に自分
の行きたい保育園というものを調査もされていますし、例えばそこを卒園しておられる方というような方もいらっしゃると思います。ですので、3人
の方がこれまでいらっしゃったわけなんですが、いわゆる希望
の園にということでなってございます。
407
◯吉村善明議長 中尾議員。
408 ◯3番 中尾節子議員 このようないろいろ今までおっしゃった三つ
の取組で潜在保育士
の確保に頑張っていらっしゃったんですけど、実際これ
の取組
の成果という
のはあったでしょうか。
409
◯吉村善明議長 奥田部長。
410 ◯奥田吉伸教育こども部長 インターンシップ3人
の方は、そのまま希望
の園に採用されたということでございます。ただ、これはやはり「資格を生かそう!相談会」
の中でいろんな各園
の方々に来ていただきまして、そこ
の園
の特徴なり、いいところ、そういったものを職場として
のそういったところ
のこともお話をいただいたということでございました。公私立
の中でフルタイムやパート、合わせまして、潜在保育士46人
の雇用につながったという実績がございます。
411
◯吉村善明議長 中尾議員。
412 ◯3番 中尾節子議員 46人ってすごいたくさんだとは思うんですけれども、ただもっとたくさん潜在保育士っていらっしゃると思うんです。という
のは、私
の周り、知っている人だけでも、割といらっしゃるんですね、保育士
の資格を持っている人が。是非やってよって、私も声かけているんですけど、その人たちいわく、やっぱり資格だけ昔に取っただけだしとか、あとブランクがすごくあるしという方ばかりなんです。週3日とか短時間だったらという人たちってたくさんいらっしゃると思うんです。これね、相談会とかでそのような声はなかったでしょうか。やっぱり多様な働き方ができれば、雇用
の創出にもなると思うんですが、いかがでしょう。
413
◯吉村善明議長 奥田部長。
414 ◯奥田吉伸教育こども部長 やはり議員おっしゃっていただいているようにだと思っております。働き方改革ということもございます。今現在、その潜在保育士として資格をお持ち
の方がどういった状況でお仕事をお望みになっているか、このマッチングを「資格を生かそう!相談会」でお話しさせていただいた内容でございます。ですので、46人
の採用に至ったということです。やはり資格を持っていても長期間
のブランクがある、そういった中ではやはり今回もコロナ禍
の中で看護師さん
の確保というようなことで、一旦臨床を離れてた方が練習するとか、そういう機会もございます。そういった研修も含めて、まずそういった方がいらっしゃるんであれば、登録を生駒市
の方にしていただく、履歴書を提出していただいて登録をしていただいて、そして採用までにはどういったことを進めていったらいいかとかいうことをできればいいとは思っていますし、現在もその登録制については実施をしておりますが、いかんせん、まだ登録が非常に少なくなってきている、登録していただいても、採用につなげているということもございますので、こういった広報も進めながら、こういった潜在保育士
の確保に努めてまいりたいと思っております。
415
◯吉村善明議長 中尾議員。
416 ◯3番 中尾節子議員 是非今後も潜在保育士
の確保に頑張っていただきたいですし、もう私も知り合いも、皆さんそうですけど、お知り合いとかいらっしゃったら声かけしていっていただきたいと思います。
次に、保育園
の入所申込みについてお聞きします。申込書には、第6希望まで記入というふうになっているんですけれども、通勤
の都合など、預けたいと思う園が一つとか二つしかなくて、六つは書かなかったという場合はどういう扱いになるんでしょうか。
417
◯吉村善明議長 奥田部長。
418 ◯奥田吉伸教育こども部長 申込み
の段階では1園しか書いておられない方もありますし、どうしても入らないといけないということで7園書いていただいている方もいらっしゃいます。受付
の際に、1園が常時入所希望
の多い保育園であったという場合につきましては、複数園を書いていただくように、どこかでも入れれるような形を考えていきたいということで、親御さんたち
の負担にはなるかもしれませんけれども、就業
の方に就いていただけるような形で保育園
の方
のご案内をさせていただいているところでございます。
419
◯吉村善明議長 中尾議員。
420 ◯3番 中尾節子議員 そしたら、待機児童にカウントされている
のは第6希望までちゃんと書いた人、書いたけど駄目だった場合、一つとか二つしか書いてなくて、入れなかった人という
のは、待機児童としてはカウントされてないということでよろしいですか。
421
◯吉村善明議長 奥田部長。
422 ◯奥田吉伸教育こども部長 今
の待機に関しましては、一つだけを書いていただいている方については、実質待機というふうな形ではカウントはいたしておりません。しかしながら、待機には当然違いございませんので、待機児童として
の取扱い、対応を取っていってご案内等もさせていただいているところでございます。
423
◯吉村善明議長 中尾議員。
424 ◯3番 中尾節子議員 やっぱり皆さん全て
の人が希望
の園に入れるという
のが理想なんですけれども、本来希望する園でなくて仕方なく他
の園に預けているという声をちょこちょこ聞くんですね。やっぱりこのような現状をどのようにお考えでしょうか。
425
◯吉村善明議長 奥田部長。
426 ◯奥田吉伸教育こども部長 議員おっしゃっていただいているように、本当に私どもも全て
の方が希望
の園に入っていただけることが一番望ましいことであるということは十分に理解をしております。しかしながら、この定員
の問題、そして保育士不足
の問題というものがこれだけ社会現象というふうになっております。これは生駒市だけ
の問題ではございません。全国的な、ですので国がこういった形で処遇改善等を進めていったりということで、保育士
の処遇を改善しながら、潜在保育士
の方も保育に携わっていただこうという日本全体が動いているというようなことでございます。ですので、私どもこういった条件的には厳しい場合についても、今保育コンシェルジュ
のお話を先ほどもさせていただきました。保育コンシェルジュ
の方がどういった形でご家庭に添えるかということ、ご家庭
の内容を聞きながら保育園
のご案内をさせていただいているという、そういった手だてを行っているところでございます。
427
◯吉村善明議長 中尾議員。
428 ◯3番 中尾節子議員 保育コンシェルジュについてちょっとお聞きしたいんですけど、これ
の利用状況をお聞かせください。
429
◯吉村善明議長 奥田部長。
430 ◯奥田吉伸教育こども部長 保育コンシェルジュ、先ほども申し上げました、2名、配置をかけております。令和3年
の実績によりますと、374件
のご相談を受けているというところでございます。
431
◯吉村善明議長 中尾議員。
432 ◯3番 中尾節子議員 この相談内容という
のはどのような相談が多いんでしょうか。
433
◯吉村善明議長 奥田部長。
434 ◯奥田吉伸教育こども部長 そうですね、相談内容につきましては、やはり育児休業
の最中
の方が非常に多くご相談をされています。育児休業終わった時点でどういった保育園があるか、必ず入れる
のかとかということ、また発達にご不安を持たれているような親御様が窓口で保育所
のお話をということで、この保育コンシェルジュが対応しているというところが保育コンシェルジュ
の相談
の内容になってございます。
435
◯吉村善明議長 中尾議員。
436 ◯3番 中尾節子議員 この保育コンシェルジュって相談は予約制なんですか。あと、市役所にやっぱり来て相談しないといけないんでしょうか。
437
◯吉村善明議長 奥田部長。
438 ◯奥田吉伸教育こども部長 市役所
の方に保育コンシェルジュ
の方がおりますので、申込みには、これは予約制ではございませんので、窓口に来ていただいてお話をさせていただいています。ただ、出張
の方で年にここ数年で二、三回、出先
の方でさせていただいております。これにつきましては予約制を取らせていただいておりますけれども、今年につきましては図書会館、北コミュニティセンター、それから子育て支援総合センター、こちら
の方で3回実施いたしております。あと、もう一回は南コミュニティセンター
の方で、これは3月に実施予定と考えてございます。
439
◯吉村善明議長 中尾議員。
440 ◯3番 中尾節子議員 この保育コンシェルジュ
の配置によってよりきめ細やかな対応に努めておられるという
のはよく分かりました。
次に、入所選考についてなんですけれども、入所選考基準という
のはどのように決めているんでしょうか。
441
◯吉村善明議長 奥田部長。
442 ◯奥田吉伸教育こども部長 入所選考基準でございますけれども、平成27年に先ほど答弁させていただいていました、子ども・子育て支援、これ新制度が立ち上がりました。この保育園を利用するに当たりましては、利用定員を上回る場合、保育
の必要性
の高い順に受け付けることがこの制度上では求められております。ですので、児童福祉法に基づきまして、全て
の市町村がこの利用調整を行うということになっております。本市におきましては、この新制度が以前から、新制度以前からですけれども、この待機児童があったというところでございました。ちょうど平成18年、この面接を行っていってた、それによって入所していただいたというものをこのいわゆる点数制と言われるものに変更し、この内容につきましては他
の自治体
の方を参考にしながら、生駒市が作成しているというところでございます。
443
◯吉村善明議長 中尾議員。
444 ◯3番 中尾節子議員 入所選考基準という
のは、生駒市
のオリジナルでつくっているということで、この入所選考基準という
のは定期的に見直しとかってしているんですか。
445
◯吉村善明議長 奥田部長。
446 ◯奥田吉伸教育こども部長 これにつきましては、いろんな状況が変わってまいります。育児休業制度
のやはり制度が変わったりというようなときにも、いわゆる社会情勢
の変化があったときには、この入所
の基準についても当然変えていくということでございます。最近にも、修正と言うか、改正をしたというところがあるんですけれども、ご紹介をさせていただきますと、児童
の兄弟、姉妹に障がい等がありまして、保護者がそのお子さん
の介護、又は看護をしている場合についてということで、そういったところにつきましては加算点を設けているというような形で、都度そういった入所基準については改正をかけていくということでございます。
447
◯吉村善明議長 中尾議員。
448 ◯3番 中尾節子議員 是非今後も利用者に寄り添った見直しという
のをしていっていただきたいと思います。
次に、入所申込み
の際に、育児休業
の延長を望む人がその手続きに必要となる許可
の不承諾通知を受け取るために入所申請するケースもあると聞いたんですけれども、そのような実態という
のは把握されているでしょうか。
449
◯吉村善明議長 奥田部長。
450 ◯奥田吉伸教育こども部長 不承諾通知についても承諾はいたしております。
451
◯吉村善明議長 中尾議員。
452 ◯3番 中尾節子議員 そのような人ってどのぐらいいらっしゃるか、お分かりですか。
453
◯吉村善明議長 奥田部長。
454 ◯奥田吉伸教育こども部長 非常に不承諾通知
の方も中には多くございます。やはり育児休業制度が充実してきたというような指標がここでうかがわれると思っております。これにつきましては、12月現在
の人数でございますけれども、75人
の方がいらっしゃるということでございます。
455
◯吉村善明議長 中尾議員。
456 ◯3番 中尾節子議員 75人って多いと思うんですけれども、このような人たちってもちろん入所申請出しても待機児童としてはカウントされないですよね、確認ですけど。
457
◯吉村善明議長 奥田部長。
458 ◯奥田吉伸教育こども部長 議員おっしゃるように、カウントはされません。
459
◯吉村善明議長 中尾議員。
460 ◯3番 中尾節子議員 キャリア積んで働き続けたいとか、あと生活
のために本当働かなきゃいけないから、どうしても預けたいって、それこそ六つしかないのに七つまで書いちゃう人もいれば、育休
の延長
のために入所申請する人もいて、いろんな対応とか処理しなきゃならなくて担当課も大変だと思うんですけれども、やっぱり子育て中
の市民
の皆さんが安心して子育てできるように尽力していただきたいと思います、今後も。
次に、保育園が適切に運営されているか、年に1回以上、自治体職員が現場を確認することが義務付けられている実地調査について、朝日新聞
のアンケートではコロナ禍
の2020年度以降実施できなかった民間保育園
の数が急増したとあるんですけれども、本市
の実地調査
の実施状況という
のはいかがでしょうか。
461
◯吉村善明議長 奥田部長。
462 ◯奥田吉伸教育こども部長 認可保育園
の自主検査というものは都道府県
の管轄というふうになっております。市が実地検査をいたします
のは、家庭的保育事業をされているところ、具体的に申しますと、小規模保育事業をしておられるところ、居宅訪問型
の保育事業をされているところ、それから事業所内保育所事業をされているところというところが実地調査
の対象となっております。この対象につきましては、9園ございます。いわゆる確かにこのコロナ
の状況
の中で、2年、3年については、この実地調査という
のがなかなかできなかったという実態がございますけれども、今年度に入りまして、実施を進めているというところでございます。今現在につきましては、もう5園が実施済みということになっております。以上です。
463
◯吉村善明議長 中尾議員。
464 ◯3番 中尾節子議員 この実地調査
の具体的な方法とか内容をお聞かせください。
465
◯吉村善明議長 奥田部長。
466 ◯奥田吉伸教育こども部長 この実地調査
の内容ですけども、実地調査をする職員というものを保育係
の職員、そして
管理者として保育園
の指導主事、それから検査
の内容等もございますので、
管理栄養士、そういったものが園に出向きまして検査、いわゆる実地
の検査を進めているというものでございます。
467
◯吉村善明議長 中尾議員。
468 ◯3番 中尾節子議員 これ、実地調査で問題が見つかった園に示される文書指摘という
のはどのくらいあるでしょうか。
469
◯吉村善明議長 奥田部長。
470 ◯奥田吉伸教育こども部長 文書指摘までに至ったケースは今
のところございません。
471
◯吉村善明議長 中尾議員。
472 ◯3番 中尾節子議員 県が県
の管轄で、県で実施している実地調査
の報告という
のはどうなんでしょうか。
473
◯吉村善明議長 奥田部長。
474 ◯奥田吉伸教育こども部長 県から
の報告というものはないんですけれども、特段市町村が知っておかなければならないということであれば、そういったものについてはご報告をいただきながら、改善に進めていくというようなことを進めております。
475
◯吉村善明議長 中尾議員。
476 ◯3番 中尾節子議員 全国的には子ども
の安全に関わる保育士
の配置不足
の指摘という
のが多くて、1人
の保育士が何人
の子どもを見るかも結局配置基準を満たさないケースという
のが問題視されているんですね。この保育士
の配置基準なんですけれども、国では0歳児3人に対して保育士が1人ってなっているんですけれども、例えば、0歳児7人
の場合、2.33人ってなるんですけども、生駒市では、保育士は2人か3人、どちらになりますか。
477
◯吉村善明議長 奥田部長。
478 ◯奥田吉伸教育こども部長 この保育士
の対数という
のは非常に重いものです。0歳につきましては、3対1
の保育士がついていくということでございますので、7人
の場合につきましては、当然3人、保育士がついていくということでございますので、国
の基準どおり3対1を守っております。
479
◯吉村善明議長 中尾議員。
480 ◯3番 中尾節子議員 これね待機児童対策で全国的に保育園が急増して、認可施設
の整備がされた一方で、やっぱり質
の確保
の難しさが指摘されているんです。給食が少なかったりとか、その法人
のちょっと経営が悪いと言うか、法人
の方がちょっといろいろ何て言う
の、文書を何かしたとかという
のがいろいろ質が指摘されているんですね。その点、生駒市
の保育園は安心して預けられるということで、引き続き質
の高い保育をお願いしたいと思います。
次に、三つ目
の今後
の子育て支援についてお聞きします。
令和5年度に実施予定、子ども・子育て支援事業に向けた市民ニーズ調査について、この調査
の方法と内容を教えてください。
481
◯吉村善明議長 奥田部長。
482 ◯奥田吉伸教育こども部長 市民ニーズ
の調査について
のご質問でございます。子ども・子育て支援法に基づきまして、5年に一度、これを1期といたしまして、市町村において子ども・子育て支援事業計画を作成しなければならないということになってございます。この計画
の中では、各事業
の量
の見込み並びにその対応に対する提供体制
の確保
の内容、そして実施時期について定められるということになってございます。継続
の作成に当たっては、現在
の利用状況、それから基本的には国が示しております設問項目というものを活用しながら、こういったアンケート
の調査を実施することになってございます。調査方法は無作為抽出を考えておりまして、就学前
の児童、そして小学生がおられる子育て
の最中である世帯、こういった方々へ送付する予定をいたしております。
483
◯吉村善明議長 中尾議員。
484 ◯3番 中尾節子議員 サービス
の利用状況を把握するため
のもので、調査対象という
のは子育て世帯ということなんですけれども、もう子どもが既にいる人ということなんですけど、やっぱり子ども・子育て支援事業
の策定
の計画に向けて、出産予定、これから子どもを産もうとする人にもニーズを聞くなどした方がいいと思うんですね。だから、別にその国
の基準って国
の参考に設問とおっしゃっていますけど、やっぱり市
の独自
の質問項目を増やしたらどうかとは思うんですけれども、いかがでしょうか。
485
◯吉村善明議長 奥田部長。
486 ◯奥田吉伸教育こども部長 この調査、実際サービス
の利用を受けておられる方
の子育て世代という
のが対象となってございます。今
のところ考えております
のは、独自
のものは想定いたしておりませんでしたけれども、具体的にそのアンケートに向けた作業を進める中で必要事項が生じてくる
のであれば、こういったものを設問と言うか、対象者
の変更とか、設問
の内容というものも考えていきたいと思っております。
487
◯吉村善明議長 中尾議員。
488 ◯3番 中尾節子議員 是非ニーズをしっかりと聞き取れるような調査、実
のある調査にしていただきたいと思います。
次に、壱分幼稚園をこども園化する方向で検討されているんですけれども、待機児童が多い、さっきからずっと0歳から2歳、待機児童が多いとおっしゃっているんですけれども、この0歳から2歳児も預けられるようにお考えなんでしょうか。
489
◯吉村善明議長 奥田部長。
490 ◯奥田吉伸教育こども部長 議員おっしゃっていただいてるように、0歳から2歳
の受入れができます幼保連携型
のこども園を想定いたしております。
491
◯吉村善明議長 中尾議員。
492 ◯3番 中尾節子議員 幼稚園はどこも定員割れが多くなってきてて、公立幼稚園だけでなくて、私立幼稚園、私立
の幼稚園
のこども園化もやっぱり促進、積極的に支援していくべきだと考えるんですけれども、市としてはどうお考えでしょうか。
493
◯吉村善明議長 奥田部長。
494 ◯奥田吉伸教育こども部長 やはり私立
の幼稚園に対しましても、この子ども・子育て支援新制度
の移行ということについては、お話を都度させていただいております。予算
のときであるとか、事業
のいわゆる変えられるとき、定員を増やすときとか、そういったとき
のことにそういう機会を設けながらこの新制度
の移行についても、都度お話をさせていただいているという状況でございます。
495
◯吉村善明議長 中尾議員。
496 ◯3番 中尾節子議員 それで私立幼稚園
の反応、こども園化、どうですかという話をされているとき
の私立幼稚園
の反応という
のはどんな感じでしょうか。
497
◯吉村善明議長 奥田部長。
498 ◯奥田吉伸教育こども部長 やはり私立
の方がこの幼保連携型になるということになりますと、まず一番大きな変更点という
のが、給食
の提供ということになります。この給食
の提供に際しましては施設
の確保、場所もそうです、自園調理を行っていただかなければならないという
のが大前提となっております。そこ
の改修費につきましては、国、県
の補助もあるんですけれども、そういったところ
の改修費用
の捻出というものが非常にハードルが高いというふうにもお伺いをいたしております。
499
◯吉村善明議長 中尾議員。
500 ◯3番 中尾節子議員 なかなか私立は思い切って一歩が踏み出せないという形なんですけど、是非今後もフォローしていってあげてと思います。
次に、公立幼稚園やこども園で
の預かり保育がすごく充実してきてもう助かっている人いっぱいいると思うんですけれども、ただ18時半まで預けられる
のがこども園、南こども園と生駒こども園だけ。あと
の公立幼稚園は16時半までとなっています。この16時半をもうちょっと延長してほしいという声を聞くんですけれども、検討はされているでしょうか。
501
◯吉村善明議長 奥田部長。
502 ◯奥田吉伸教育こども部長 検討はいたしております。しかしながら、今現在幼稚園
の勤務時間というものが8時15分から16時45分の8時間というふうになってございます。8時半から子どもさんを受けるために8時15分というふうになっておりますので、16時45分が終業時間というふうになっております。これを延長保育をかけてまいりますと、当然ながら保育園と同じような形で、幼稚園教諭なり保育士なりが必要になってくるということでございます。現段階
の例えば中保育園でも、朝夕
の保育士さんを含めていくと七十数名
の保育士が登録、当然ながら、入れ替わり、保育を進めていくということになります。ですので、幼稚園
の方にもこの数分、いわゆる30分なりとか1時間を延ばしていきますと、この教諭を増やしていかなければならないというような状況がございます。
503
◯吉村善明議長 中尾議員。
504 ◯3番 中尾節子議員 ただ、実際に通う人たちが利用する人
のニーズがすごく多かったら、やっぱりその職員、それでもやっぱりニーズがあるからそれに応えなきゃいけないから増やしたりということは検討されますよね。
505
◯吉村善明議長 奥田部長。
506 ◯奥田吉伸教育こども部長 そうですね、やはり行政需要、いわゆる市民
のニーズが高まってきているということであれば、そういったものを考えていかなければならないということでございます。全園で幼稚園ができるかと言いますと、まず以前に出しましたこのあり方検討
委員会、この中では、こども園化というものが提言に出されております。こども園化するところについては、やはり長時間保育という部分が出てくると思います。また、公立幼稚園
の今まで
の既存
の形で残していかなければならないというところも対応しておりますので、こういった問題につきましては、やはりこども園化
の移行に際して考えていきたいというふうに思っております。
507
◯吉村善明議長 中尾議員。
508 ◯3番 中尾節子議員 分かりました。次に、定員に空きがある保育園
の中には、入所
の要件を満たしてない子どもを定期的に預かるなど、地域
の特性に応じた保育サービス
の提供を模索する動きが出ています。定員割れとなっている保育園という
のは経営が厳しくなると考えられますので、園が独自
の収入を増やして安定して運営していけるような支援という
のは何か市としてされてるんでしょうか。
509
◯吉村善明議長 奥田部長。
510 ◯奥田吉伸教育こども部長 私立へ
の支援ということでございますけれども、まず国、県
の補助金以外に市
の単独
の補助をいたしております。こちらはいずれにいたしましても、この保育事業に直結する補助金ということでございますので、入っていただいているお子さん
の人数に応じた形
の基準となっておりますので、法人さん
の直接的な補助というものでは行っておりません。
511
◯吉村善明議長 中尾議員。
512 ◯3番 中尾節子議員 実際に入っている園児に対する補助ということで、市
の単独メニューという
のはどんなものがあるんでしょうか。
513
◯吉村善明議長 奥田部長。
514 ◯奥田吉伸教育こども部長 補助
のメニューといたしまして、給与改善費
の補助金、それから施設
の運営費
の補助、もう一つにつきましては備品、いわゆる公立保育園と私立保育園
の均衡を図るためにこの備品
の補助を出させていただいております。また、施設
の修繕費、それから事業にかかってまいります雇い上げ
の強化補助というもの、また一時預かり
の補助、そして心身障がい児
の保育実施事業に対する補助、最後に地域子育て支援拠点事業をしていただいている部分についても補助を出しているというところでございます。
515
◯吉村善明議長 中尾議員。
516 ◯3番 中尾節子議員 経営が厳しくて保育
の質が下がってしまわないようにしっかりとフォローしていただきたいと思います。今までいろんな質問をしてきたんですけれども、働きながら子育てする人にとって、生駒市って本当に子育てしやすいまちな
のかなって、行政は保育コンシェルジュとか預かり保育とかいろんなメニュー、独自
のメニューを出して努力してくださっている
のはすごく分かるんですけれども、それにしてもちょっときらきらしたイメージが先行しすぎてないかなって、ちょっと疑問に思いました。ある不動産屋さんから、うち
の地域に転入したいという家族がいたけれども、保育園に空きがなくて他
の地域を紹介したという話を聞いたんです。保育園
の問題で子育て世帯
の転入に支障が出ている実例であって、せっかくすてきなイメージ
の生駒市で子育てしたいって、このまちを選んで転入しようとしてくださったのに、結局違うところに行かれて、これってすごく残念なことだと思うんですね。今年創設されたこども未来基金
の活用については、基金条例
の設置目的
の一つである、安心して子どもを育てることができる環境づくりを推進するため
の事業を検討するに当たって、子ども未来会議だけじゃなくて、現実
の保育
の実態に即した予算編成をしていただきたい。決して
一般会計補正予算の不足、足らずを補うものにならないように活用していただきたい。例えば、私、さっき話した、駅前送迎ステーション
の立ち上げとかにも活用できる
のではないかなと思うんです。是非検討いただきたいんです。実質
の待機児童は少ないとは言え、本当に納得して満足して預けている人ばかりではないということ、その現状、そしてやっぱり女性が子育てしながら、いつまでも輝いていられるためには、やっぱり実態に即した更なる子育て
の支援体制が必要と考えます。いろいろと議会、議員
の中では見解がある、この市長肝いり
のこども未来基金
の活用について、子育てしやすいまち
の旗振り役
の市長としてはどのように活用をお考えでしょうか。
517
◯吉村善明議長 小紫市長。
518
◯小紫雅史市長 いろいろご質問いただきました。まず、中尾議員にお願いしたいという
のは、不動産屋さんがこうおっしゃっているという
のを、いやいやそんなことないでと、生駒市は待機児童がほぼ、今まだ完全には解消されていませんけど、非常に解消に近づいてきているということで、保育園につきましても、以前と比べると大分状況が改善しているということをきちんと不動産屋さんにも伝えていただきたいという
のがまずございます。いろんなその第1希望に入れないだとか、特に兄弟、姉妹
の話なんかは改善
の余地もあるかなというふうに思ってお聞きをしてましたけれども、事実としてあります
のは、100人以上待機児童があった状況から、数年間で数百人
の定員を増やして、保育士も確保して、それでもどんどん増えていく保育ニーズに対応しながら、今1桁になるぐらい待機児童を減らしてきているということをまずきちんとご理解をいただきたいというふうに思います。よくきらきらしたイメージとかいうふうに揶揄するようにおっしゃる方おられますけれども、きっちりそういう部分も見せていただきながら、地に足
のついたこういう待機児童
の取組ということをやってきた成果が、先ほどから説明をしております、いろんな潜在保育士
の話とか、そういうことをきちんとやりながら、待機児童ゼロに近づけてきている、小規模保育もかなり早い段階で本当に担当
の職員も頑張ってくれて、設置ができておるというようなことをまずきちんとご理解をいただきたいというふうに思います。その上で、先ほど
の兄弟、姉妹、これも兄弟、姉妹がいらっしゃらないご家庭からすると、何で兄弟がおるというだけでそれだけ優遇される
のみたいなご意見もやっぱりあるので、なかなかその辺り
の調整も取りながらだと思いますけれども、先ほどお答えがありました61組かな、ちょっとばらばらに入っているんですということで、すごく困っているという声を私も聞いておりますので、その辺り
の運用
の改善というものができないかということは真摯にやっていきたいというふうに思っています。
具体的なお話としてあったこの流山
の送迎ステーションですけど、これも我々五、六年前にいろいろ検討しました。そのときは、待機児童が非常に多かった。でも例えば小平尾
の保育園なんかは、まだまだというほどじゃないけど、空きがまあまああって、そういうところに行くけれど、みっきランドみたいなところに、例えば送迎をするようなことが考えられないかというようなことはいろいろ考えた経緯もあります。ありますが、今待機児童がこれだけ減ってきているということと、あとは先ほどもありましたように、保育士を確保することがかなり難しくなっている中で、この送迎ステーションというものを1から立ち上げるよりも、しっかりと各園で、場所はあるけど、先生が足りないという園もまだあります。なので、そちら
の方できちんと保育士を確保して待機児を減らしていくというようなことがまず重要だろうと。そして先ほどありましたように、なるべくどうしても第2希望、第3希望に入る人はいますが、なるべく第1希望に入っていただくような環境づくりとか、兄弟、姉妹がなるべく一緒に入れるような環境づくり、そういうものはしっかりとやっていくということだと思います。送迎ステーション、なかなか他
の市に広がってないと思います。非常にハードルが高い難しいということもあって、幾つか
の自治体では多分やっていますけど、そんなに爆発的に増えていないというふうに思っていて、流山市
の方も、ここはうまくいった部分もあれば、非常に苦労している部分もあってということで、単純に流山
の事例をそのまま取り入れれば、全部ハッピーかということでは私はないと、かなり検討した結果、そういうふうに考えております。
最後になりますけれども、いずれにせよ、待機児は減ってきてはいますが、第1希望に入れない、きょうだい等
の問題とか、その辺りもございますので、しっかりといろいろと検討していって、この待機児童
の課題、そして子どもたち
の保育園、よりいい環境で時間を過ごして成長してもらえるようなことは、今日
のご意見も踏まえてしっかりと考えていきたいというふうに思っております。以上です。
519
◯吉村善明議長 中尾議員。
520 ◯3番 中尾節子議員 すいません、私ね未来基金
の活用についてちょっとやっぱりここをどういうふうに考えていらっしゃるかお聞きしたかったんですけれども。
521
◯吉村善明議長 小紫市長。
522
◯小紫雅史市長 未来基金
の活用という
のも、今
の待機児童
の発言でもつながってきますので、それにお答えしたわけでございますけども、いろんなご意見があるという
のはどんなご意見がある
のか、ちょっと僕よく分かりませんけども、未来基金という
のは今8億円あります。また、黒字が、決算黒字が出れば、その一部を充てていくという方式を取っていこうと思っていますけれども、それ
の活用につきましては、当然この待機児童
の完全な解消というものも入ってくるでしょうし、先ほどからご提案いただいた、一部は何か形にできることもあるかもしれません。それ以外はいろんな新しい施策というものを当然、前
の委員会
のときにも、幾つか
の事例はお答えしていると思いますけれども、今
の当初予算
の中で、また必要なタイミングがあれば、補正予算等
の中で基金も活用して、新しい取組をやっていくということでございます。何か具体的な例示みたいなことが必要という、そういうご質問ですか。
523
◯吉村善明議長 中尾議員。
524 ◯3番 中尾節子議員 もうちょっと具体的にお聞きしたかったんですけれども、私が提案した送迎ステーションはちょっと無理な
のかなというお答えで感じとって、是非前向きに今後もそういう必要性が出てくるかもしれないし、声がたくさん出てくるかもしれないし、あとはやっぱりさっき待機児童が減ってる、減ってるってすごいおっしゃるんですけれども、それはあくまでも実質待機児童なんです。全国的に問題になっていて、実質待機児童を減らすためにいっぱい保育園を建てたりという
のもあるんですけれども、やっぱりそこだけ
の数字を見てちゃいけないと思うんですね。やっぱり実際に本当に子育て、働きながら子育てしている人たち
の声という
のをやっぱりちゃんと聞く必要があるし、ここ
の市役所では保育コンシェルジュという
のをちゃんと配置して、更にきめ細やかな対応をしていらっしゃるという
のもよく分かります。でも、やっぱり、そこを本当にそういう支援が子育てしている人
の、それはね100%、みんながみんなに満足という
のは無理だと思うんですけれども、その満足度につながってこそが本当
の子育てしやすいまちにつながる
のではないかと思いますので、以上で私
の質問を終わります。
525
◯吉村善明議長 小紫市長。
526
◯小紫雅史市長 なので、送迎ステーションという例をおっしゃっていたので、先ほど私は保育と、あと送迎ステーション
の話をしたということなんですが、送迎ステーションを今
の段階で何かこども基金でやるということは考えていません。もう一つ、実質待機というお話をされましたけれども、これは横浜市とかが急にすごい待機児童がいたのに、急に0とか激減して、これ何という話になって、非常にその待機児童
の定義を緩くと言うか、取ったというところからスタートしていて、それ
の問題もあってそんな一体何が待機児童な
のかという
のはある程度国
の方で整理していったと。生駒市
の場合、それを甘く取っているということはなくて、先ほど申し上げた、第1希望だけ書いているようなときはなかなか待機児童という
のは難しいところありますけれども、きちんとそこ
のいわゆる実質待機というような方も含めて、それは先ほども申し上げたように、中尾議員おっしゃっているように、第1希望に入れてないようなとことか、きょうだい
の問題とか、そこはきちっと対応していきますという
の、私、答弁したはずですので、その辺りにつきましては、ご趣旨はご理解をいたしましたので、しっかりこれから考えていきたい。当然これまでも考えているんですけど、そうできてない理由という
のがあります。ありますが、しっかりとどういうふうに改善できる
のかという
のはやっていくということでお答えをしておきたいと思います。
527
◯吉村善明議長 暫時休憩いたします。
午後2時45分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午後3時0分 再開
528
◯吉村善明議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。
最後に、14番成田智樹議員。
(14番 成田智樹議員 登壇)
529 ◯14番 成田智樹議員 それでは、議長
のお許しを得まして、一般質問を行います。
今回は重層的支援体制整備事業について質問をいたします。令和3年4月から改正社会福祉法が施行し、重層的支援体制整備事業が始まりました。同事業は区市町村
の手挙げによる任意事業ですが、厚労省によりますと、既に全国で移行準備事業を含み360を超える自治体により取組が進められています。この事業は、市町村において全て
の地域住民を対象とする包括的支援
の体制整備を行う事業と定義されています。包括的相談支援事業、地域包括支援センター
の運営、障がい者相談支援事業、生活困窮者自立相談支援事業などと地域づくり事業、地域介護予防活動支援事業、生活支援体制整備事業、地域子育て支援拠点事業など及び参加支援事業、アウトリーチ等を通じた継続的支援事業、多機関協働事業
の新たな機能として位置付けられる3事業を一体的に実施することによって、1、属性を問わない断らない相談支援、2、地域につなぎ戻していくため
の参加支援、3、地域づくりに向けた支援
の三つを地域で重層的に展開する事業であります。事業実施により、制度
の縦割りを打破し、制度に人を合わせる
のではなく、困り事を抱える本人と家族を中心とした支援へと転換するもので、誰ひとり置き去りにしない社会実現
のため
の基盤となるものと期待されます。そして、長期にわたるコロナ禍を経た今、事業実施
の要請は更に高まっているものと認識をしております。
この事業について、私は令和2年9月議会において質問いたしまして、その際、本市においては令和5年度、つまり来年度から
の実施に向け、取り組むと
の答弁がございました。このことを踏まえ、以下
のとおり質問をいたします。
1、重層的支援体制整備事業は予定どおり来年度から実施される
のでしょうか。
2、断らない相談支援、参加支援及び地域づくりに向けた支援が一体的に実施できる体制は整備されます
のでしょうか。多機関協働事業ほか新たな機能として位置付けられる事業はどのように実施される
のでしょうか。また、一番
の課題と認識されていた人材確保育成についてはどうでしょうか、お聞かせください。
3、生駒市として
の重点的な取組や独自
の取組などは想定しておられますでしょうか。
登壇して
の質問は以上です。2回目からは自席にて行います。
530
◯吉村善明議長 鍬田福祉健康部次長。
(鍬田明年福祉健康部次長 登壇)
531 ◯鍬田明年福祉健康部次長 それでは、成田議員
のご質問、重層的支援体制整備事業についてにつきましてお答えをいたします。近年、一つ
の世帯に複数
の課題が存在している状態や世帯全体が孤立している状態など、住民が抱える課題が複雑化、複合化する中で、従来
の支援体制ではケアし切れないケースが発生してまいりました。そのような中、生まれた地域共生社会という概念に基づいて、市町村が創意工夫をもって包括的な支援体制を円滑に構築、実践できる仕組みをつくるため、社会福祉法に基づき実施されることとなった新たな事業が重層的支援体制整備事業となります。重層的支援体制整備事業は、市町村における既存
の相談支援等
の取組を生かしつつ、地域住民
の複雑化、複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するため、相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施する事業を創設するものでございます。
それでは、1点目
の重層的支援体制整備事業は予定どおり来年度から実施される
のかについてですが、現時点においても、包括的相談支援事業につきましては複雑、複合化したケースに応じ、関係課及び関係機関等を招集し、個別
のケース会議を開催し、対応している状況ですが、既存
の支援機関等
の機能や専門性を生かし、相互に連携を強めながら、市民力を生かして市全体
の支援体制
の構築を目指し、令和5年度
の実施に向け、関係課及び関係機関等が集まり、状況把握や各相談業務
の課題等、また制度設計に係る意見交換、情報収集を行うため
の重層推進会議を開催している状況です。
次に、2点目
の断らない相談支援、参加支援及び地域づくりに向けた支援が一体的に実施できる体制は整備される
のか、多機関協働事業
のほか、新たな機能として位置付けられている事業はどのように実施される
のか、一番
の課題として認識されていた人材確保、育成についてはどうかについてですが、重層的支援体制整備事業につきましては、相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施する必要がございますので、先ほど申し上げましたとおり、既存
の支援機関等
の機能や地域資源を生かし、連携
の強化、情報共有に関するシステム化を推進し、体制整備を進めていく予定でございます。また、新たな機能として位置付けられる事業
の実施
の中
の多機関協働事業につきましては、福祉政策課が中心となり、包括的相談支援事業で対応し切れないケースについて、重層的支援会議において対応するか検討した上で、その必要があるとなった場合に主担当や関係機関等を招集し、重層的支援会議を実施いたします。この会議で
の意見等を踏まえ、各担当者と情報を共有しながら支援プランを作成していく予定でございます。
次に、参加支援につきましては、地域資源をデータベース化し、各関係事業者へ
の見える化を図り、情報不足
の解消に努め、適切な参加支援につなげられるよう取り組んでまいりたいと考えております。
次に、地域づくりに向けた支援につきましては、専門職を配置させていただきたいと考えており、地域
の人材や制度、サービス、住民
の支援などを組み合わせたり、新しい仕組みづくり
のため
の調整やコーディネートを行っていく予定をしております。住民同士
の支え合い
の活動支援やセーフティーネット
の体制づくりなど、地域福祉
の計画的な推進を図るため、関係機関、団体等に働きかけ、地域資源
の拡充に努めてまいりたいと考えております。
次に、人材確保、育成につきましても、現在も適切な人材確保に向け検討しているところでございます。人材育成に関しましては、庁内全体で重層
の理念を共有し、支援
の漏れ落ちを防ぐため、職員向け
の研修、勉強会
の実施を今年度予定しており、関係課や包括的相談支援事業者等についても、スキルアップを目的としたワークショップや交流会等を実施していく予定をしています。
最後に、3点目
の生駒市として重点的な取組や独自
の取組などは想定しているかと
のご質問につきましては、漏れ落ち
のない支援体制整備を構築するためには全庁的な理念
の共有と意識
の変革が重要であり、重層的支援体制整備事業
の周知と関係機関と
の顔
の見える関係を築くため
のネットワークづくりが重要であると考えております。また、現在想定しております独自
の取組といたしましては、ICTを活用し、地域資源や支援状況等
の情報共有連携
の充実を図っていきたいと考えております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
532
◯吉村善明議長 成田議員。
533 ◯14番 成田智樹議員 重層的支援体制整備事業、以下、重層事業ということで呼びたいと思いますけれども、重層事業につきまして、来年度から事業実施に向け、取組を進められているということで、本日
の質問は大半済んでおります。しっかりと進めていただきたいと思いますけれどもね、若干質問、引き続き質問させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
令和2年9月
の一般質問
の際に、その当時令和元年度
の相談機関
の受付対応状況という
のを確認させていただきました。その際
の答弁では、相談件数は延べ件数として3万を超えているというような答弁があったと思いますけども、現在どのような状況となっておりますでしょうか。
534
◯吉村善明議長 鍬田次長。
535 ◯鍬田明年福祉健康部次長 本市におけます令和3年度
の相談状況につきましては、委託している支援センターを含め、それぞれ
の相談機関における延べ相談件数が3万8,720件となっており、2年前に、前回一般質問でお答えをさせていただいたときに比べまして7,312件増加しております。内訳につきましては、令和3年度
の数字となんぼどれだけ増減があったかということだけ申し上げますと、地域包括支援センターにつきましては、令和3年度1万211件、その差が2,406件増加しております。3、生活支援センターにつきましては2万4,529件、4,566件増加しております。くらしとしごと支援センターにつきましては442件、311件が増加しております。子育て支援総合センターにつきましては2,309件、57件増加しております。ユースネットいこま、961件、これは57件減少しております。マタニティコンシェルジュにつきましては268件、29件が増加しております。合計いたしまして、先ほどと重複する
のですが、令和3年度といたしましては3万8,720件、7,312件が相談件数として増加しております。以上です。
536
◯吉村善明議長 成田議員。
537 ◯14番 成田智樹議員 今
のお話で大体元年と3年と比べると、20%以上増加しているというようなお話だったと思います。そのうち、複雑化、複合化したと、複合化しているという事例と言えるものが、前回お聞きしたときは130件ということでしたが、そちら
の方はどのような状況でございましょうか。
538
◯吉村善明議長 鍬田次長。
539 ◯鍬田明年福祉健康部次長 直ちにその複合化しているというものだけを挙げているわけではございませんが、センターから市へ
の相談とか助言等
の求められた、複雑化した件数として、それぞれ
のセンターや警察等から
の相談があり、市が把握した件数といたしましては、令和3年度におきましては262件となっておりまして、約127件増加しております。先ほどと同様、内訳につきましては、地域包括支援センターが令和3年度が146件で129件
の増、生活支援センターが約30件で、これは約20件
の減、くらしとしごと支援センターが10件で、これは3件
の減、子育て支援総合センターが56件で28件
の増、ユースネットいこまにつきましては、1件で6件
の減、マタニティコンシェルジュにつきましては19件で1件
の減となっております。全体的には先ほども申し上げましたけども、令和3年度につきましては262件となっており、その差は127件が増加しているという状態でございます。
540
◯吉村善明議長 成田議員。
541 ◯14番 成田智樹議員 比べると倍増しているというようなことだと思いますけれども、その上で、これは何らかの支援が必要だと把握されている世帯
の数等をお分かりになりますか。
542
◯吉村善明議長 鍬田次長。
543 ◯鍬田明年福祉健康部次長 社会経済情勢
の様々な変化に伴い、多様化とか複雑化したケースという
のは非常に増加していると思われますが、現時点で要支援
の世帯数を正確には把握できておりません。例えばで申し上げますと、8050問題
の50
の方ですね。この方は令和4年8月に40代、50代で非課税かつ配偶者控除、配偶者特別控除を受けてない方を抽出させたところ、4,468人、該当しました。ただ、これは単純に抽出しただけ
の数字でございますので、全て
の方に支援が必要というわけではなく、この中に例えばひきこもり
の疑い
のある可能性がある方も含まれている
のではないかと考えております。ただ、全体的に申せば、何らか支援、先ほど
の数字から考えても、何らかの支援が必要な世帯、市民は相談件数
の推移も鑑みますと、着実と言いますか、確実に増加しているというふうな形で認識をしております。
544
◯吉村善明議長 成田議員。
545 ◯14番 成田智樹議員 8050について、そういった形で数字が取られているということはよく分かりました。また
の機会に8050については、詳しく質問させていただきたいと思いますけれども。その8050、重層的支援、重層事業については、それについて様々な取り上げ方がされております。また、令和3年度
の全国
の児童相談所
の児童虐待相談対応件数が過去最高であるとか、同じく3年度
のいじめ認知件数が過去最多となると、深刻な状況も報じられているというようなことでございまして、一方でコロナ禍
の影響により、様々な困難状況が隠れてしまっている、分かりにくくなっている
のではないかというような懸念も相当示されているところでございますけども、これら
のことにつきまして、今どのように捉えておられるか、お教えいただけますでしょうか。
546
◯吉村善明議長 鍬田次長。
547 ◯鍬田明年福祉健康部次長 子どもさん
の例えばいじめ
の件数であったりとかということ、それから様々な問題については、先
の一般質問でもございました。コロナ禍
の影響いかんに関わらず、制度
のはざまに落ちて顕著化しない隠れた困難事例という
のがこれから今後増えていくというふうな形で想定しておりますので、先ほど議員がおっしゃったようなご指摘も認知しておりますので、様々なアプローチにより、積極的に把握していく必要がこれからもあるというふうに考えております。
548
◯吉村善明議長 成田議員。
549 ◯14番 成田智樹議員 相当この事業に、実施するに当たっては、今そういった状況であるということをしっかりと認識していただいた上で、この重層事業に取り組むということで大変期待もしております。奈良県下においては、来年度
の実施状況については公表できないというようなことでしたけれども、県内として、今現在移行準備事業をされている
のが奈良市、桜井市、宇陀市と、12市
の中ではこの3市が入っているというところで、4市目ということになるかもしれませんけども、しっかり生駒市として
の取組を進めていただきたいと思います。今回事業に取り組むということですが、まずはその移行準備事業を実施するということかと思いますけれども、それで間違いないですね。
550
◯吉村善明議長 鍬田次長。
551 ◯鍬田明年福祉健康部次長 重層事業というふうな形で申し上げています
のが、重層的支援体制整備事業でございまして、もう一つ議員ご質問
の分が、重層的支援体制
の移行準備事業ということで、議員ご指摘
のとおり、移行準備から始めてまいりたいと考えております。
552
◯吉村善明議長 成田議員。
553 ◯14番 成田智樹議員 重層事業と移行準備事業と違いを教えていただけますか。
554
◯吉村善明議長 鍬田次長。
555 ◯鍬田明年福祉健康部次長 重層的支援体制整備事業、いわゆる重層事業と申し上げますが、重層事業は相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施することによって、地域住民
の複雑化、複合した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を整備する事業となっておりますが、移行準備事業につきましては、その実施に向けた準備を行う事業といたしまして、庁内連携体制
の構築
の取組、多機関協働
の取組、アウトリーチ等を通じた継続的支援、参加支援
の取組につきまして、移行準備状況に応じて実施できることとなっております。ただし、何度も申し上げますが、本事業に移行する際には全て
の事業を一体的に実施することが求められるというわけでございます。
556
◯吉村善明議長 成田議員。
557 ◯14番 成田智樹議員 分かりました。移行準備事業は国において最長3年間と聞いておりますけれども、これ重層事業、本格開始まで何年を見込んでおられますでしょうか。
558
◯吉村善明議長 鍬田次長。
559 ◯鍬田明年福祉健康部次長 現時点におきまして、移行準備事業
の補助期間は、モデル事業
の補助期間は定めず、議員おっしゃったように、最長3年間
の補助期間となっております。そこで本市におきましては、現在
のところ、2年間を移行準備期間と想定しておりまして、本事業
の開始は令和7年度を見込んでおります。
560
◯吉村善明議長 成田議員。
561 ◯14番 成田智樹議員 令和7年度から重層事業が開始されるということで進められるということと認識しました。重層事業開始まで、ハードルが高い
のか低い
のか、どういったところをクリアしていかなければならないとお考えでしょうか。
562
◯吉村善明議長 鍬田次長。
563 ◯鍬田明年福祉健康部次長 やっぱり、壮大なお話と言いますか、事業でございますので、様々な想像もできないようなハードルは今後あるとは思います。今
のところはアウトリーチ等による支援を行う上で
の専門職
の人材
の確保、また参加支援や地域づくりにおける地縁団体とか、市民団体と
の関係構築という
のが現時点で
の大きなハードルになるかと考えております。
564
◯吉村善明議長 成田議員。
565 ◯14番 成田智樹議員 分かりました。質問
の2番目に移らせていただきますけども、これは重層事業を実施することによって、本市において最も期待される効果という
のはどういったものだと、今現状お考えになっておられますでしょうか。現在
の包括相談支援体制とどのように違う
のか、お教えいただけますか。
566
◯吉村善明議長 鍬田次長。
567 ◯鍬田明年福祉健康部次長 まず、最も期待される効果でございますが、重層的支援体制整備事業が構築されることによりまして、まず1点目といたしまして、チームで支援する体制がより強化されるものと考えております。もう一つ大きな効果といたしまして、複合化、複雑化したケース
の情報とか、支援方法
のノウハウ、これ
の蓄積というものが福祉政策課でできることになりますので、類似
の案件が出てきたときに、効率的に対応するということができる
のではないかというふうに考えております。もう一つ
のご質問
の、現在
の包括相談支援体制と
の違いはという点につきましては、現在
の相談支援体制においても、複合化、複雑化したケースにおいては、主担当が関係機関を招集いたしまして、個別
のケース会議を開いて、ケースに応じた支援を各相談支援機関が対応しております。しかし、その中で支援
の対象から外れてしまう場合等につきましては、主に支援業務を担う主担当課的なところ
の機関が見守りを継続しているというところが多い状況ではございます。重層事業では、属性を問わず、住民
の相談を受け止めることが求められておりますので、制度
のはざまで支援対象から外れてしまう方につきましては、多機関協働事業による支援調整を実施しながら、地域
の関係機関全体で協働し適切な支援を提供していけるものというふうに考えております。
568
◯吉村善明議長 成田議員。
569 ◯14番 成田智樹議員 既存
の事業をしっかりと組み合わせていくと、それを多機関共同事業が担うと。多機関協働事業という
のは、新しい機能だということだと思いますけれども、今現状、生駒市において
の参加支援事業であるとか地域づくりに向けた支援事業という
のは、具体的にはどのようなものがあるんでしょうかね。
570
◯吉村善明議長 鍬田次長。
571 ◯鍬田明年福祉健康部次長 まず、参加支援事業につきましては、既存
の社会生活に向けた事業では対応できないご本人
のため、本人やその世帯
のニーズを抱える課題などを丁寧に把握いたしまして、地域
の社会資源や支援メニューと
のコーディネートを行い、マッチングを行うものです。また、既存
の社会資源に働きかけたり、既存
の社会資源
の拡充を図り、本人やその世帯
の支援ニーズや状態に応じた支援メニューをつくることを目的としております。本市
の今現状
の既存
の取組で申し上げれば、自治会とか老人クラブとか、シルバー人材センター、こういった既存
の昔からある団体、そのほか100コミとか、子ども食堂、障がい者で言えば、就労支援事業所など、こういった各種
の集いと言いますか、場所にご本人
の希望に基づき、つなぐことが参加支援事業というふうな形で認識していただければと思います。
もう一つ、ちょっと長くなりますが、地域づくりに向けた支援事業は介護、障がい、子育て、生活困窮
の分野ごとに既に実施している地域づくりに向けた支援
の取組を重層事業において一体的に実施するものです。一体的に実施することで、それぞれ
の事業が属性にかかわらず地域住民を広く対象とした多世代、多属性
の居場所や交流
の場が生まれやすい環境を整備できる効果が期待されるものとなっております。本市
の既存
の取組で申し上げれば、例えば生活支援体制整備事業という
のがございます。生活支援体制整備事業といたしまして、生活支援コーディネーターを各地方、各地域包括支援センターに配置いたしまして、いきいき100歳体操やサロン、認知症カフェなど、主に高齢者に向けた地域づくりを行っていることなどがこれに当たります。以上でございます。
572
◯吉村善明議長 成田議員。
573 ◯14番 成田智樹議員 今
のお話をお聞きしていまして、参加支援、地域づくりに向けた支援、いわゆる地域型
の事業については、これは地域活力創生部
の地域コミュニティ推進課はもちろん
のこと、様々な資料を見ていますと、生駒市で言うと、農林課さんや商工観光課さんと
の連携も大変重要になってくると思いますけども、それについてはどのようにお考えでしょうか。
574
◯吉村善明議長 鍬田次長。
575 ◯鍬田明年福祉健康部次長 ご指摘
の地域コミュニティ推進課、農林課、商工観光課はもちろん連携は必要だと思っております。それ以外にも、相談支援に限らず、参加支援や地域づくりに関係する課を集めて、庁内会議、36課が参加するんですが、を開催いたしまして、相談支援やアウトリーチ等
の中で出てきた課題を解決するため
の連携を図っていく予定をしております。
576
◯吉村善明議長 成田議員。
577 ◯14番 成田智樹議員 連携は図っていただきたいと思いますが、実際
のところは地域活力創生部が所管する様々な課が自分事として、この取組、重層事業
の取組を行っていくということが非常に重要だと思いますし、期待するところでございますけれども、いかがでしょうか。
578
◯吉村善明議長 領家地域活力創生部長。
579 ◯領家誠地域活力創生部長 今、議論になっていますように、重層事業と同じように、少子化、高齢化が進む中で、地域コミュニティにおいても、人間関係
の希薄化とか、社会的孤立とか、地縁組織
の担い手不足とか、あるいは農商工業についても、事業や農地
の継承
の課題といったものがありまして、こういった課題は今、地域福祉を取り巻く課題と通底するもの、根っこでは共通するような背景があるというふうに認識しております。したがいまして、我が部
の方におきましても、このような課題に対応するべく、先ほどから出ております複合型コミュニティづくり
の中では、高齢者や子育て世代向け
の活動、多世代交流や居場所づくり、農作業を通じた交流と農地
の保全といった、地域それぞれ
の課題に応じた取組に対して支援を行っているところです。今後は市
の各課
の持つ様々な事業、とりわけこれからニーズが高くなる福祉領域
の活動と
の連携強化について複合型コミュニティがそのアウトリーチ
の受皿となり、相互に通底する課題解決
の一助になるというふうに考えております。また、創業支援
の一環として、ソーシャルビジネスやコミュニティビジネスを含むローカルビジネスへ
の支援を打ち出しておりまして、地域課題をビジネスで解決する取組にも支援を行っております。
以上
のことから、本部におきましても、農商工
の関係や、とりわけ複合型コミュニティづくりが目指す、誰もが居場所と役割を持つ地域づくりと、この重層事業と
の関係については、かなり大きなものがあるというふうに思っておりますので、しっかり地域活力創生部としても連携してやっていきたいというふうに考えております。
580
◯吉村善明議長 成田議員。
581 ◯14番 成田智樹議員 今出てきました答弁
の中にございました、せっかくですから、農福連携ですとかそのユニバーサル農業や農村RMOにつきまして、研究とか検討という
のは進んでおりますでしょうか。
582
◯吉村善明議長 鍬田次長。
583 ◯鍬田明年福祉健康部次長 農福連携とか、ユニバーサル農業という
のは自然
の中で作業をすることを通じまして、心身
の回復とか自己有用感、就労意欲
の向上につながるだけではなくて、地域社会と
の接点となり、社会参加を促すものであり、対象者
の参加支援において効果的な役割を果たすことが期待できます。相談支援等でそうした個別ニーズが出てきた際に、具体的な支援が即座にできるよう、農林部局と連携を常に図ってまいりたいと考えております。
なお、ユニバーサル農業
の一つ
の形態である農福連携に関しましては、議員もご承知だと思いますが、現在
のところ、特に社会福祉法人いこま福祉会が北部地域で行っている農福連携
の取組がございますが、これは障がい福祉部門と農業部門が連携して取組に対する支援をしている状況でございます。
584
◯吉村善明議長 成田議員。
585 ◯14番 成田智樹議員 分かりました。あと本年10月1日に労働者協同組合という法人格を認める法律が施行されております。介護福祉関連、これは訪問介護など、また子育て関連、学童保育など、地域づくり関連、農産物加工品販売所など
の拠点整備等、などなど地域における多様な需要に応じた事業実施ができるというものと聞いております。これは参加支援事業等
の受皿、地域づくりに向けた支援事業
の拠点として活用できる
のではないかと思いますし、期待もされているということでございます。重層事業
の受皿として、本市においても十分に活用できるものではないかと思いますが、これについて
の研究等、またお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
586
◯吉村善明議長 鍬田次長。
587 ◯鍬田明年福祉健康部次長 ご質問
の労働者協同組合は組合員が出資いたしまして、それぞれ
の意見を反映して組合
の事業が行われ、組合員自らが事業に従事することを基本原則としている新しい組織
の形態と認識しております。地域福祉
の担い手として有用な手段である
のか、また就労
の受皿としてなれるものな
のかどうな
のか、相談者
の多岐にわたる支援ニーズに対応するため
の手段
の一つとして活用できる
のか、この辺りは制度が10月1日に始まったばかりですので、注視してまいりたいと考えております。
588
◯吉村善明議長 成田議員。
589 ◯14番 成田智樹議員 法律は施行されたばかりと言って、元々様々なものがあって、それを後づけで法律をつくったというような形だと思いますので、様々神戸新聞を見ていましても、沖縄
の宮古島や尼崎市
の方で様々な形
の協同組合
の活動も報じられておりますので、またご研究いただいて、十分に受皿になり得るものだと思いますので、そういったところ
の動きという
のもしっかりと見ていただきたいと思います。また、アウトリーチについてちょっとお聞きしたいんですけども、アウトリーチ等を通じた継続的支援事業ということで、既に様々な相談支援体制においてアウトリーチ、訪問が行われていると思いますが、重層事業におけるアウトリーチ等を通じた継続的支援事業という
のは具体的にどういったものか、お教えいただけますでしょうか。
590
◯吉村善明議長 鍬田次長。
591 ◯鍬田明年福祉健康部次長 重層事業におけますアウトリーチを通じた継続支援事業とはということ
のご質問なんですが、地域
の情報を基に、これは困難を抱えながら支援
の必要性を自覚されていない、また相談意欲がない、支援拠点に足を運ばない方々に対する支援を行うものというふうに解釈をしております。実施に当たりましては、民生
委員、児童
委員さんや自治会
の方々、市内活動団体などが日々活動されている中で得られた情報を積極的に担当各課や主任推進員に共有していただける体制をつくれるよう、連携を図りたいと考えております。また、ひきこもり
の疑い
のある方などを抽出して、相談窓口
の紹介資料やアンケート調査を直接郵送するなどといった具体的なアプローチも今後検討してまいりたいと思います。いずれにいたしましても、今後こういった問題につきましては、多様化、複雑化し、課題はますます発見しにくくなる傾向にあると思われることから、市民
の困り事を1人で抱え込まない、誰ひとり取り残さない体制、事業開始においても、アウトリーチ
の方法を常に模索してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。
592
◯吉村善明議長 成田議員。
593 ◯14番 成田智樹議員 困難が隠れてしまっている
のではないかという懸念があるということを最初申し上げましたけども、そういったところ、非常に重要なことだと思いますので、しっかりこの重層事業におけるアウトリーチという
のを確立していただきたいと思います。様々なその事業を組み合わせるに当たって、この事業を円滑に進めるために、この多機関協働事業という
のが今回新しい機能として、この重層事業に必要な機能であるということでございます。このことについて、先ほど福祉政策課がこの多機関協働事業を担うということで答弁がありましたが、福祉政策課は他
の業務と兼ねて他機関協働事業という
のを行うということだと思いますけれども、それで間違いないですか。
594
◯吉村善明議長 鍬田次長。
595 ◯鍬田明年福祉健康部次長 そのとおりでございます。まず、専任
の職員を相談支援包括化主任推進員というような名称で福祉政策課に配置することを予定いたしております。その役割は重層的支援会議
の実施とか、支援プラン
の作成などが主な業務と想定しております。先ほどお問合せ
の分につきましては、相談支援包括化主任推進員を除いて最低1名は考えておりますが、その他
の職員につきましては、他
の業務と兼ねて重層事業を担当していく予定をしております。
596
◯吉村善明議長 成田議員。
597 ◯14番 成田智樹議員 相談支援包括化主任推進員が非常に重要な役割を担うということだと思います。この方、生駒市
の状況を熟知して、関係先に協力を求め、支援プランを作成できる専門的知識と、重層的支援会議をしっかりとし切れる調整能力とを併せ持つスーパーな方、相当なスキル
の高い方だということではないかと、そういった方じゃないと務まらないんじゃないかと思いますけれども、どのような方を充てる予定をされておられますか。
598
◯吉村善明議長 鍬田次長。
599 ◯鍬田明年福祉健康部次長 相談支援包括化主任推進員には、社会福祉士や保健師
のように福祉専門職を想定しております。相談業務に従事した経験があり、かつ生駒市
の社会支援に精通している人材が望ましいと考えております。
600
◯吉村善明議長 成田議員。
601 ◯14番 成田智樹議員 しっかりと人選と言いますか、していただきたい、人材確保していただきたいと思います。お願いしておきます。これはそのスタッフ
の上に課長ほか
管理職がいらっしゃるというような、きっと体制になるんでしょうね。
管理職は専門スタッフ
の仕事を決裁する立場であります。これも重責かと思います。この事業、それこそ厚労省
の手引によると、前例にとらわれることなく、創意工夫や新しい視点が大いに求められるものということだと思いますが、その点については、その辺
の調整と言うか、バランスと言うか、どのように考えておられますか。
602
◯吉村善明議長 鍬田次長。
603 ◯鍬田明年福祉健康部次長 個々
の支援プランにつきましては、福祉専門職が起案いたしまして、原案を作成いたしまして、重層的支援会議を経て多数
の関係課、関係事業者と
の意見を集約することを予定しております。その中で複眼的な視点やアイデアが反映されていくものと考えております。特にその
管理職なんですが、
管理職につきましては、最終的に市
の支援方針として適当であるかなどを確認した上で決裁することになると思いますけども、その判断
の上で、先ほどおっしゃられた創意工夫とか、新しい視点という
のはやはり不可欠ではないかなというふうに考えております。
604
◯吉村善明議長 成田議員。
605 ◯14番 成田智樹議員 前例にとらわれずに、それとこの重層事業、支える側と支えられる側という関係から脱却して、住民が主体的に身近な場所で悩みを聞いたり、一緒に社会参加
のため
の活動をしたりするなど、これまでと違う事業
の枠組みを超えた多様な活動が展開されることが期待されているということでございますので、その辺
のところ、重々前例がないとか、前例がなければやらないとか、できないとかということじゃなくて、しっかりとそういったところ
の取組を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
最後、人材確保について、1回目
の答弁では、現在も適切な人材確保に向けて検討しているということでしたけれども、先ほど
の話ともちょっと関係しますけれども、具体的にどのような方、どのような人材確保策を今実際行われている
のか、お教えいただけますか。
606
◯吉村善明議長 鍬田次長。
607 ◯鍬田明年福祉健康部次長 今、正に動いている最中というような形ではございますが、特に相談支援包括化主任推進員については、担っていただく具体的な業務内容を想定した上で、その業務を行うため
の必要な資格や資質、経験等を求める人物像を精査した上で、求人をしてまいりたいと、今現段階は考えております。
608
◯吉村善明議長 成田議員。
609 ◯14番 成田智樹議員 求人も大事でしょうけども、中から見つけることも考えることが大事な
のかなと思ったりしますので、その辺
のところはよろしくお願いしたいと思います。県に確認しますと、県がコミュニティソーシャルワーカー
の養成研修という
のを実施しているということで、平成28年からですか、実施しているというようなことでお聞きしましたけども、これについて参加状況をお教えいただけますでしょうか。
610
◯吉村善明議長 鍬田次長。
611 ◯鍬田明年福祉健康部次長 今年度、福祉政策課
の職員1名が市内
の包括支援センター
の職員4名とチームを組んで参加している状況でございます。
612
◯吉村善明議長 成田議員。
613 ◯14番 成田智樹議員 当然そういったところも活用しながら、内部
の人材
の育成にも取り組んでいただきたいと思います。この事業を実施していく上で、内部、外部を問わず、優秀な人材
の確保ができて、育成できる仕組み
の構築をお願いしたいと思います。また、前回も申し上げましたけども、一部
のスタッフに過度な負担がのしかかるようなことがないように、重々配慮をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
3番
の生駒市として
の特色について伺います。先ほど
の答弁では、理念
の共有と意識
の変革が重要と考えると述べられました。このことについて、課題としてどんなふうに捉えておられる
のか、ありましたらお教えいただけますか。
614
◯吉村善明議長 鍬田次長。
615 ◯鍬田明年福祉健康部次長 課題と申し上げますか、現状におきましても、各担当課
の窓口、福祉
の関係
の窓口
の職員、相談者に対して真摯に向き合い、対応しているものと私自身認識をしております。重層事業
の開始を契機にいたしまして、さらに地域福祉
の課題をより意識していただきまして、横
のつながりを持ちやすく、チームで支援を行う体制づくりが円滑に進むことを今現在は期待し、取り組んでおります。
616
◯吉村善明議長 成田議員。
617 ◯14番 成田智樹議員 分かりました。あと、同じくICT
の活用ということで答弁ございましたけれども、具体的にどのようなことを考えておられる
のか、お教えいただけますでしょうか。
618
◯吉村善明議長 鍬田次長。
619 ◯鍬田明年福祉健康部次長 大きく2点ございまして、1点目は適切な参加支援につなげるために地域
の社会資源
の集約と見える化、これを行いたいということが一つ、もう一つなんですが、個人情報
の取扱い等クリアすべき課題は多々あると思われますが、相談者
の支援状況とか、情報、支援記録につきまして庁内各課と相談支援事業所等が共有するような方法を検討してまいりたいと考えております。
620
◯吉村善明議長 成田議員。
621 ◯14番 成田智樹議員 是非、様々ICTも私
の想像を超えるところへ進んでいるようでございますし、最終的に人が判断することを機械が、AIが判断するような時代が来るかもしれませんけれども、もう少し先かと思いますので、その点しっかりと取組も進めていただきたいと思います。
最後になりますけども、断らない、属性にとらわれない相談支援事業をこれから進めていくということで、毎回と言いますか、この話になると、他
の自治体でそんなにたくさんではないかもしれないですけども、ワンストップ
の相談窓口を設置しているというところもありますし、設置すべきではないかというような意見も様々お聞きするところでございますけども、今現状生駒市において、本市においてこのワンストップ相談窓口
の設置について、どのような考えがあるか、お聞かせいただけますでしょうか。
622
◯吉村善明議長 鍬田次長。
623 ◯鍬田明年福祉健康部次長 今現状重層事業におきまして、単独
の相談支援総合窓口を設置する予定という
のはございませんが、複合的な課題を抱える相談窓口があった場合は既存
の高齢者、障がい者、生活困窮者、こども部局など、既存
の窓口や相談支援事業所がそのお悩み事を受け止め、責任を持って多機関協働事業や適切な相談窓口につなぐといった形
のワンストップ
の支援体制を構築しようと考えております。
624
◯吉村善明議長 成田議員。
625 ◯14番 成田智樹議員 今現状承っておきます。今次長がお話しされたそういった体制を構築しようと、来年度から重層事業にしっかり取り組んでいこうということで、今鋭意進められているということで理解させていただきました。この重層事業、当初はこの移行準備事業ということだと思いますけれども、是非今まで様々な質問もさせていただきましたし、本当に困っている方にしっかりと手を差し伸べていただきたいという話もさせていただきました。この事業開始を機に、是非生駒市役所はどんな相談でも断らない、そして市民を誰ひとり置き去りにしないという宣言を市民
の皆様に、また職員皆様に分かるように宣言をしていただきたいと思いますが、市長、いかがでしょうか。
626
◯吉村善明議長 小紫市長。
627
◯小紫雅史市長 重層的支援事業を来年度からやっていくという以上は、もちろん今成田議員がおっしゃったようなことをしっかりと具体化、実現するために取り組んでいくと。生駒市役所は全て
の相談を断らないと、市民をたらい回しもしないと、当然これまでもそのようなつもりでやってきたところもございますけれども、一層しっかりと宣言をすると言うか、そういう気持ちで覚悟を決めて覚悟を持って取り組んでいくということは当然だと思います。一つだけ言うとすると、先ほど来からございますように、成田議員もおっしゃっていただいていましたけれども、これという
のは、聞けば聞くほど、相談を受ければ受けるほど、実際に悩みごと、課題、深刻ないろんな問題が出てくる
のを、それをどういうふうに対応していく
のかというところ、これはもう常にワンセット
の話です。それを行政資源だけで、市役所だけでできるはずはなくて、個人情報等
の関係もありますけれども、もちろん社協とかシルバーとか、さっき言った他
の課、そして場合によっては地域
の自治会だったり、いろんな市民団体さんだったり
のお力をいただくようなケースも出てくるやもしれませんしということで、助ける人と助けられる人を完全に固定化をしない、全て
の人に役割を持っていただくということも含めて、これはSDGs
の17番目
の正にそういう理念だと思いますけれども、そういうまちづくり、今まで進めてまいりましたけど、それと併せて、今成田議員がおっしゃった全て
の相談をしっかりお聞きをして、市民をたらい回しにせず、課題にオール生駒シティー、市役所だけじゃなくて、まち全体で、もちろん行政がしっかりリードしますけれども、対応していく、そういう覚悟を持ってやっていきたいと思います。
628
◯吉村善明議長 成田議員。
629 ◯14番 成田智樹議員 市長
の覚悟をお聞きしましたので、生駒市はということで進めていただきたいと思います。厚労省はこの重層的支援体制整備事業、重層事業に取り組むに当たって
の留意点として、これは繰り返しになりますけれども、既にある地域
のつながりや、支え合う関係性を十分理解し、地域住民
の主体性を最も尊重し、関わる住民
の意見を聞いた上で、行政から必要な範囲で活動を応援するというボトムアップ
の視点を重視していただきたい。また、地域住民や関係機関等々振り返りや議論を繰り返し行うことで事業
の実施状況等を定期的に分析評価し、必要な見直しを行うだけでなく、事業を実施してみて初めて生まれた価値にも着目していただくことが重要と述べています。言う
のは簡単ですけど、非常に難しい話だと思います。これをしっかり念頭に置いて、属性を問わない、断らない包括的な相談として、誰も置き去りにしない支援体制
の構築を生駒市として創意工夫をもって円滑に実施できる仕組みとすることを期待いたしまして、質問を終わります。
630
◯吉村善明議長 以上で本日
の一般質問を終わります。
以上をもちまして、本日
の日程は全部終了いたしました。
次
の本会議については、5日午前10時から再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後3時55分 散会
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