生駒市議会 2021-03-16
令和3年第1回定例会 市民文教委員会 本文 開催日:2021年03月16日
生駒市では、市民一人一人が自分らしく生きることができ、多様性を認め合い、個人が尊重される共生社会の実現を目指して、
LGBTQなどの
性的マイノリティーの方の生きづらさや不安を軽減し、
社会的理解の促進を図る施策を令和3年度において進めてまいります。
パートナーシップ宣誓制度はその一環となるもの
で、性的マイノリティー
であるカップルが互いをその人生の
パートナーとして宣誓し、市がこれを認証するもの
で、資料5の県内の導入状況にございますように、令和3年1月8日時点で全国では74自治体が、奈良県内では2市が導入しており、本市におきましては、要綱を制定の上、令和3年4月1日に開始する予定
でございます。
なお、本制度は、婚姻制度と異なり、その関係を法的に保護するもの
ではありませんが、婚姻関係に準じる共同生活を送りながら、そのことを対外的に証明する手段が乏しい
性的マイノリティーのカップルの生きづらさや不安を軽減し、
性的マイノリティーへの
社会的理解の促進を図るもの
でございます。
この制度の対象者は、資料の3、概要にございますように、一方、又は双方が
性的マイノリティーであるカップルで、双方が成年に達していること、双方が市内に住所を有していること、又は市内への転入を予定していること、双方に配偶者及び
パートナーシップの関係にある者がいないこと、宣誓をしようとする者同士が近親者
でないことという要件の全てを満たしている方々となります。
宣誓の流れといたしましては、予約した上で2人で来庁いただき、市で必要書類や要件を確認し、要件を満たしている場合は、
パートナーシップ宣誓証明書、同
証明カードを交付することとなります。
なお、証明書、
証明カードの交付以外にも、資料の4、主
な取組にございますように、
犯罪被害者等遺族見舞金の支給対象とする、市営住宅の
入居者資格とする、思いを交わす婚姻届と同様に、宣誓時に預かったお互いへの手紙を3年後に郵送するといった取組をいたします。
それでは、本議案のご説明に戻らせていただきます。
議案書の31ページから32ページ、
新旧対照表の1ページから2ページをお願いいたします。
本議案につきましては、先ほどご説明いたしました生駒市
パートナーシップ宣誓制度の導入に伴う取組に必要となるため、関係条例の改正をお願いするもの
でございます。
内容といたしましては、生駒市
犯罪被害者等支援条例における
遺族見舞金の
支給対象要件と、
生駒市営住宅条例における
入居資格要件に
パートナーシップの宣誓をした者をそれぞれ規則で定めた上、加えるもの
でございます。
なお、施行日は令和3年4月1日
でございます。以上
でございます。よろしくお願いいたします。
7
◯成田智樹委員長 本件について、委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
改正委員。
8 ◯改正大祐委員 趣旨としては理解するところです。
運用のところでちょっとお聞きしたいので、聞いていきます。
まず、宣誓の流れということ
で、必要書類というところがありますけど、どのよう
なものが必要になってくるんでしょうか。
9
◯成田智樹委員長 向田課長。
10
◯向田真理子人権施策課長 主に対象者の要件を確認させていただくものとなります。
要件3、概要の対象者の要件にありますように、成年に達していること、市内に住所を有していることを確認するために、住民票の写し又は
住民票記載事項証明書を提出いただきます。ただし、生駒市に住所を有する方は、
住民基本台帳を市が閲覧することに同意いただければ提出は不要といたします。
また、市内への転入を予定している方は、そのことが確認できる書類として
転出証明書、
賃貸契約書などを提出いただきますが、
宣誓証明書や
証明カードをお渡しするのは、
転入手続き後、住民票の写しを提出いただいた後になります。
現に婚姻をしていないことを証明する書類といたしましては、
独身証明書又は戸籍抄本を提出いただきます。
その他に、
本人確認書類を提示いただきます。マイナンバーカード、パスポート、
運転免許証など、本人の顔写真が添付されたものとなります。
その後、要件が事実と相違ないことを確認書で、
パートナーとして協力し合うことを宣誓書で確認、宣誓していただいて、署名の上、提出いただくという流れになります。以上
でございます。
11
◯成田智樹委員長 改正委員。
12 ◯改正大祐委員 確認の書類が多いと思うんですけども、これ、全国で74自治体入ってるということ
で、一番最初は多分渋谷区になるんですかね。渋谷区のところを見ると、必要書類ということ
で、そういった
確認書類プラス後見人契約書だったり準
婚姻契約書だったり、公正証書を作ったり
だとか、ちょっと何かハードルが高いのかという、ちょっと厳しめ
な感じもするんですけども、生駒市としてそこまで求めなかったというところは、何か理由はあるんでしょうか。
13
◯成田智樹委員長 向田課長。
14
◯向田真理子人権施策課長 おっしゃいますように、渋谷区は公正証書を必要書類としております。これは、公正証書をベースとすることで法的効力を有します。おっしゃいますように、費用や手続きが発生しますことから、おっしゃいましたように、ややハードルが高いという面もございます。
ほんで、74自治体のうち、公正証書を必要としているのは、あとは港区ぐらいのようです。ほかは公正証書に基づかない方法で制度を実施しておりますので、生駒市におきましても、この方法で行う予定
でございます。
15
◯成田智樹委員長 改正委員。
16 ◯改正大祐委員 分かりました。
そしたらですね、流れとして、事前に宣誓日時を予約し、当日は2人で来庁ということになってますが、婚姻届じゃないですけども、婚姻届
だったら出したら終わりというところもあると思うんですけど、この2人で来庁する意味というか、しなければいけない理由というのは何かあるんでしょうか。
17
◯成田智樹委員長 向田課長。
18
◯向田真理子人権施策課長 本人確認と、お二人の意思を確認の上、宣誓書に署名していただくため、2人でお越しいただいております。
これは、なりすましなどの悪用を防止して、安心して制度を使っていただくためのものです。
なお、今、婚姻届のことに触れていらっしゃいましたが、市民課に確認しましたところ、婚姻届を受理する際にも、お一人若しくは代理の提出の場合でご本人確認ができない方がいる場合は、その方に対して婚姻届を受理した旨の通知を郵送されているそう
で、意思に反した届の受理は防止されているそうです。
19
◯成田智樹委員長 改正委員。
20 ◯改正大祐委員 そしたら、
パートナーシップ宣誓証明書、同
証明書カードを交付されたとなって、その後、市営住宅の、これ、
入居者資格となるというふうに明記されてますけれども、まず、対象者の要件として、その他市内に住所を有していることとなってますけども、まず、最初に市営住宅に入りたいと。市外から入りたいと思っているときに、ここってちょっとタイムラグがあるのかなと思うんですけど、その辺、どのように考えられてるんでしょうか。
21
◯成田智樹委員長 田中営繕課長。
22
◯田中洋営繕課長 市営住宅に入居される方につきましては、現に市内に住所又は勤務場所を有することとしてますので、市外のお住まいの方は直接的には入居できません。一度、生駒市に住まわれている状態
であれば
可能なんですけども、他市に住まわれてる方は、
原則市営住宅には入れません。
23
◯成田智樹委員長 改正委員。
24 ◯改正大祐委員 分かりました。
まず住んでからということですね。だから、結局、資格としては増えたということですね。分かりました。
最後
なんですけども、これ、双方が市内に住まわれているというのが大前提
なんですかね。市外に転居された場合という取扱いというのはどうなるんでしょうか。
25
◯成田智樹委員長 向田課長。
26
◯向田真理子人権施策課長 双方が市内に住所を有するという要件を満たさないことになりますので、証明書及び
証明カードはご返還いただきます。
このことにつきましては、要綱にも書いておりますし、宣誓時にご説明しまして、確認書で、規定遵守の上、誓約の上、ご署名いただくということになります。
27
◯成田智樹委員長 改正委員。
28 ◯改正大祐委員 市外に出られるということ
で、例えば、他の自治体で
都市間連携を行っているよう
なところもありますけども、生駒市としてはそういうことは考えておられるんでしょうか。
29
◯成田智樹委員長 向田課長。
30
◯向田真理子人権施策課長 近隣市でそのよう
な協定を結んでらっしゃる自治体さんもあります。奈良県内では、5.全国・県内の導入状況にありますように、奈良市、大和郡山市が導入し、天理市が導入予定です。本市での導入に当たりましても、制度についてのご教示をいただいたり、情報交換をこまめにしてるところです。
相互利用の協定についても、今後の課題
であるとしていますので、状況を鑑みながら、協議を続けていきたいと考えております。
31
◯成田智樹委員長 他に質疑等ございませんか。浜田委員。
32
◯浜田佳資委員 主
な取組のことについてなんですけど、
性的マイノリティーの方々の場合、1人が入院した際に、事件、事故、病気とかで。もう1人の方が病院やお医者さんからの安否情報の提供とか治療内容の説明を受けられないとか、面会できないとか、そういったことがかなり言われているんですが、その点
で、医療機関への対応とかはどのように考えておられますでしょうか。
33
◯成田智樹委員長 向田課長。
34
◯向田真理子人権施策課長 生駒市立病院においてお聞かせいただいたんですけれども、現在も個々の事情に応じて柔軟
な対応をされているとお聞きしております。
宣誓証明カードを提示すれば、より円滑
な対応がなされることになると聞いております。
35
◯成田智樹委員長 浜田委員。
36
◯浜田佳資委員 市立病院以外の医療機関へはどのよう
な対応を考えておられますか。
37
◯成田智樹委員長 向田課長。
38
◯向田真理子人権施策課長 地域医療課や医師会を通じて周知に努めていきたいと考えておりますが、同じこの主
な性的マイノリティー施策の中で、
啓発リーフレットの作成・配布、そして広報「いこまち」4月号に特集記事を掲載し、また、7月には講演会の開催を予定しています。
このように、いろんな方法で、いろんな層の方々に周知の方を進めていきたいと考えております。
39
◯成田智樹委員長 他にございませんか。福中委員。
40
◯福中眞美委員 1点だけすみません。
先ほど宣誓の流れということ
で、事前に予約して、当日は2人で来庁という話
だったんですけども、ちょっと他市とか、私もちょっと調べてて見ていたんですけど、これは坂戸市
なんですけど、去年の10月にこの制度を取り入れたということ
で、そのときに、やっぱり
性的マイノリティーの方いろいろあると思うんですけど、プライバシーの保護で、ここの市で見ますと個室で対応とかとなっているんですけど、生駒市の方
ではどのように考えているのか、その辺お聞かせいただけますか。
41
◯成田智樹委員長 向田課長。
42
◯向田真理子人権施策課長 おっしゃいますように、事前に予約いただきますので、ご希望に応じて個室の方のご用意もいたします。
今、細か
な点を、
ガイドブックを作成しておりますので、この辺りでその辺も詳しくお伝えしていきたいと思います。
43
◯成田智樹委員長 福中委員。
44
◯福中眞美委員 その
ガイドブックで、
パートナーシップ宣誓制度の利用の手引みたい
なことになると思うんですけど、分かりやすく、配慮しながらやっていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
45
◯成田智樹委員長 他にございませんか。中嶋副委員長。
46
◯中嶋宏明副委員長 1番の趣旨のところで、「
LGBTQなど」ということがありますけども、海外を見ますと、これ、カナダの分
なんですけども、LGBTTQQ2SAというよう
な分け方をされてるというところもありまして、「など」というのはその多様
な分け方に対応するということの認識でよろしいんでしょうか。
47
◯成田智樹委員長 向田課長。
48
◯向田真理子人権施策課長 はい、そう
でございます。
今、印刷を行っております
LGBTQの
リーフレットの方におきましても、
LGBTQ+という表記をしておりまして、おっしゃいましたように、
LGBTQ以外にもアセクシャル
であったり、エックスジェンダー
であったり、おっしゃったように、いろんな、多様
な性がありますので、このよう
な表記をしております。
49
◯成田智樹委員長 中嶋副委員長。
50
◯中嶋宏明副委員長 はい、分かりました。
次に、3の概要のところ
なんですけども、この要件のところでお聞きしたいんですけども、この
ポツ三つ目の中で、双方に配偶者及び
パートナーシップの関係にある者がいないことというところの、この配偶者という部分
なんですけども、この配偶者は婚姻の届出を出していないよう
な事実婚の方というのは、それは対象になるんでしょうか。
51
◯成田智樹委員長 向田課長。
52
◯向田真理子人権施策課長 事実婚の中でも、一方又は双方が
性的マイノリティーであるカップルの方は対象となります。
53
◯成田智樹委員長 中嶋副委員長。
54
◯中嶋宏明副委員長 あと、関係の書類というのは先ほど
改正委員がお聞きいただいてということになったので、それはその書類で確認するということ
で、はい、了解しました。
あと、次に、性同一性障害等で戸籍上の性別を変えられたという部分になられた人というのは、
性的マイノリティーのいろいろ
な状況があると思うんですけど、その場合というのはどういうふうに対応されますでしょうか。
55
◯成田智樹委員長 向田課長。
56
◯向田真理子人権施策課長 今おっしゃいました事例といいますのが、例えばトランスジェンダーの方で戸籍、生まれたときは男性でいらっしゃって、戸籍の方も女性に変えられた方の
パートナーが男性
であった場合というのを想定されているかと思いますので、戸籍上が異性のカップルにつきましては、婚姻届を出すことはできます。
しかし、アイデンティティの問題で、
性的マイノリティーとして
パートナーシップ宣誓制度の方をご利用になりたいという方につきましては、この制度を使っていただけます。
57
◯成田智樹委員長 中嶋副委員長。
58
◯中嶋宏明副委員長 分かりました。
そして、あと、次にですけども、
パートナーシップ宣誓制度の分のこの証明書のこのカード
なんですけども、こちらの方というのは、名前の方を書くようになってると思うんですけど、通称とか
で、これ、作ったりできるんでしょうか。
59
◯成田智樹委員長 向田課長。
60
◯向田真理子人権施策課長 今おっしゃってますのが、例えばトランスジェンダーの方
なので戸籍名は男性名
であるけれども、ふだんの生活を女性として送っていらっしゃって、会社等でも通称名とかを使われている方という想定
でいらっしゃるかと思います。
お名前も、その方のアイデンティティに関わりますので、通称を日頃使っていらっしゃることが分かる書類を提示いただければ、通称名で証明書やカードの方を書かせていただきます。
ただ、裏面の方に戸籍上の氏名を書く欄を設けております。
61
◯成田智樹委員長 中嶋副委員長。
62
◯中嶋宏明副委員長 はい、分かりました。
先ほど福中委員もおっしゃってましたけども、そういったよう
な制度の中身を、
ガイドブックもお作りになられるということでしたので、Q&Aとかできっちりと何か分かりやすいよう
な表記をしていただいて、制度を利用していただけるようにしていただいたらと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
63
◯成田智樹委員長 ほかに質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
64
◯成田智樹委員長 質疑等ないよう
でございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。塩見議員。
65 ◯塩見牧子議員 今回は要綱でこれを規定するということ
なんですけれども、条例
だとか規則にしなかった理由というのをお教えいただけますか。
66
◯成田智樹委員長 向田課長。
67
◯向田真理子人権施策課長 義務を課し、又は権利の制限をする内容ではないため、条例とはいたしませんでした。
パートナーシップ宣誓制度を導入している自治体は、先ほど申し上げたように74自治体ありますが、条例で定めている自治体は3自治体で、他の71自治体は要綱で定めております。
先進自治体を参考にさせていただきながら、本市でも要綱での制定を定めました。
68
◯成田智樹委員長 塩見議員。
69 ◯塩見牧子議員 権利を抑制するもの
ではないということで要綱にしたということ
ではあるんですけれども、これ、4月1日からということは、もう既に要綱はできていると。案はもうできている。施行日を待つだけという状態
だと思うんですけれども、できてる
なら資料としてここの委員会にお出しいただければよかったのかなということは思います。
この制度ですね、つい先日、宇部市で
パートナーシップ制度、こちらも要綱で制定しようとしたんですけれども、こちらはパブリックコメントを実施された。ところが、当然賛成の方は特にそんなご意見も寄せられないんでしょうけれども、反対の方がそのパブリックコメント全体の中で8割あったと。そういったことで延期する。市民にまだ
人権施策課の方でも十分に理解されていないというふうに判断して、延期したというよう
なことが報じられていたんですけれども、本来、この制度をまずこの要綱で制定するにしても、こういう制度を設けるというときに、やはり市民に対して理解を求める、当然反対の意見とか、いろいろ
な価値観がありますので反対の意見というのは十分予想されるわけです。
なので、正しくもめるといいますか、ちゃんと本市の人権に対する考え方というのはこう
だから、だから皆さん、こう理解をしてくださいということが先にあって、この制度を制定するというところが本来理想
だったとは思うんですけれども、令和2年度においてそこにまで至らなかったというところの理由をお聞かせ願えますか。
70
◯成田智樹委員長 向田課長。
71
◯向田真理子人権施策課長 本市のパブリックコメント手続条例に定める計画、方針、条例、宣言等の制定改廃に該当しないと考えたためではございますが、奈良県下では、奈良市、大和郡山市、そして天理市においてもパブリックコメントを実施されませんでしたので、一つの参考にはさせていただきました。
今おっしゃいました宇部市のケースにおきましても、同じ報道の中で、反対意見としては33件が結婚して子どもを育てるのが本来の家庭の在り方、25件が新た
な制度を導入しなくても現行の施策の活用で個人の人権は守られる、あと、多かった22件が時期尚早、19件が多様
な性を学ばせることで未成熟
な子どもの精神的
な混乱を招く等々といったものがあるというふうに拝見しております。
それを受けて、人権施策審議会では、市民の理解不足という意見で、賛否があっても導入し、当事者の現実を知ってもらうきっかけにすべき
だという意見も出たいろんな意見の中で、今後、自治会での説明、チラシ、出前講座などで理解を広げて、9月の制定を目指すというふうに同じ記事を拝見しております。
生駒におきましては、平成30年度の生駒市人権に関する市民意識調査におきまして、性同一性障害に関する問題に関心のある人は25.3%、性的指向、異性愛、同性愛、両性愛などに関する問題に関心のある人は23.6%と、ともに平成25年度から約16から18%増えており、国の平成29年度調査は15%台でしたので、生駒市では大きく上回っております。
また、「自分の子どもが同性愛者
であっても、親として子どもの側に立ち、力になる必要がある」が86.3%、「同性愛者
であることを身近
な人にも言えない社会は問題
だ」が79.3%、「同性のカップルにも夫婦と同じ権利を認める必要がある」が75.2%と、県の平成29年度調査では大体60%ですので、こちらも大きく上回っております。
議員がおっしゃったように、パブリックコメントを取るべき
であったかとも思いますが、生駒市におきましては、大体こういうよう
な意識をお持ちかと考えたことと、後にはなりますけれども、先ほど申し上げたように、
リーフレットや広報「いこまち」講演会等で、市民の方々への周知・啓発の方を進めていきたいと考えております。
72
◯成田智樹委員長 塩見議員。
73 ◯塩見牧子議員 私自身は、かつてこの件に関して一般質問もしたこともありますので、こういう制度、もちろんあってほしいと思っているんですけれども、ただ、そのとき、この制度をつくるべきというよう
なところまでは質問しなかったのは、まずはやっぱり人権に対する意識
であるとか、こういった
LGBTQの方たちに対する理解というのが市民の中で醸成されてしかるべき
なので、それからでもいいかなと。まずそこが先
だろうなと思ったので、あえて制度までは踏み込まなかったんです。ただ、今、お答えをお聞きしておりますと、既に生駒市においてはかなりそういったところに対して市民の理解も深まっているというよう
な、そういった数値も出ているということですので、その辺は理解いたします。
ただ、パブリックコメントの対象じゃないと考えたということ
なんですけれども、ちょっとやっぱり政策の変更ではあるので、これはかけるべき
ではなかったのかというところは思います。
あと、細かい点
で、先ほどのお答えの中で、本人証明として顔写真のある証明書の提出を求めるということ
だったんですけれども、それがない場合はどう対応されるんですか。
74
◯成田智樹委員長 向田課長。
75
◯向田真理子人権施策課長 市民課で本人確認の書類の提示が求められておりますので、それと同様のものの提示で2点確認等も行っていきたいと考えております。
76
◯成田智樹委員長 塩見議員。
77 ◯塩見牧子議員 はい、分かりました。
あと、3番の概要のところの三つ目のポツですね。双方に配偶者及び
パートナーシップの関係にある者がいないことというのが条件になっていますけれども、配偶者の方はもちろん戸籍上で確認できることですので、それはそうとして、
パートナーシップの関係にある者がいないというのはどうやって証明するんでしょうか。
78
◯成田智樹委員長 向田課長。
79
◯向田真理子人権施策課長 ご本人様からの聞き取りということ
で、そちらの方で考えさせていただきます。
この導入に当たっては、他市の方にもお聞きしてまいりましたが、皆様そのよう
な方法でされてるよう
で、それで今までトラブル、悪用があったことはないということですので、まずはこれで始めてみたいと思います。
80
◯成田智樹委員長 よろしいですか。
ほかに質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
81
◯成田智樹委員長 質疑等ないよう
でございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結いたします。
常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うか協議願うのですが、今回報告を受けた制度の導入を踏まえ、取組が行われるということ
でございますので、今後の状況を見て、必要に応じて調査すること
でよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
82
◯成田智樹委員長 それでは、今回の報告で調査はこれまでとし、今後の状況を見て、必要に応じて調査することといたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
83
◯成田智樹委員長 1、審査事項、議案第14号、生駒市
犯罪被害者等支援条例及び
生駒市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
なお、議案の内容については、過日の議案説明会における所管部長からの説明及び議案説明書の配布並びに本会議において市長からも説明を受けたとおり
でございますので、直ちに質疑に入ります。
本案について委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
84
◯成田智樹委員長 質疑等ないよう
でございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。塩見議員。
85 ◯塩見牧子議員 今回は、犯罪被害者の
遺族見舞金と市営住宅の入居に関してなんですけれども、そのほかに、現行で婚姻関係にある者あるいはその子が受けることができている給付金等というのは、本市には何か他にあるんでしょうか。
86
◯成田智樹委員長 向田課長。
87
◯向田真理子人権施策課長 この制度を実施するに当たりまして、条例規則等で事実上婚姻関係と同様のものなども調べて、関係各課の方にもヒアリングいたしました。現時点で、条例改正が必要
なものにつきましては、この2点となります。
ただ、規則改正の方
で、市の職員を対象としました結婚休暇あるいは互助会での結婚給付金の方、こちらは規則の方で改正するということ
で、今進めております。
88
◯成田智樹委員長 塩見議員。
89 ◯塩見牧子議員 条例に関しては、この二つ
であったと。規則に関しては、職員の関連でいうと、あると。一般の市民の関係でいうと、何かありますか。
90
◯成田智樹委員長 向田課長。
91
◯向田真理子人権施策課長 各課と協議している中では、今のところはございません。
92
◯成田智樹委員長 よろしいですか。
他に質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
93
◯成田智樹委員長 質疑等ないよう
でございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第14号は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
94
◯成田智樹委員長 ご異議なしと認めます。よって、委員会といたしましては、議案第14号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
それでは、ただ今から、説明員の入替えを行いますので、委員及び
委員外議員におかれましてはそのまま待機願います。
~~~~~~~~~~~~~~~
95
◯成田智樹委員長 (2)生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(案)に係るパブリックコメントの実施について。
本件は、生駒市の市行政に係る重要
な計画の議決等に関する条例第4条第1項の規定に基づき、報告を受けるものです。
なお、本件について報告の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、
委員外議員から質疑を受けること
でよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
96
◯成田智樹委員長 それでは、本件について部長から報告を受けます。
岡田市民部長。
97
◯岡田敬市民部長 それでは、ご説明の方をさせていただきます。
一般廃棄物(ごみ)処理基本計画につきまして、このほどパブリックコメント実施に向けての計画案がまとまりましたので、ご報告いたします。
お手元には、資料1として生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(案)、資料2として生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(概要版)(案)をお配りしております。この双方をパブリックコメント実施の際の対象資料といたします。
それでは、お手元にお配りいたしております資料1、生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(案)をお願いいたします。
まず、私から計画案の策定の経緯とパブリックコメントの実施日程など、今後の予定をご説明させていただきます。その後、計画案の内容につき、環境保全課、奥田課長からご説明をさせていただきます。
初めに、一般廃棄物処理基本計画
でございますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条第1項に基づき策定する計画
であり、本市の一般廃棄物の処理に関する計画を定めるとともに、策定後10年間の長期的
な視点に立った基本方針を示すもの
でございます。
現在は、平成23年度を初年度とし、令和2年度を最終年度とした「ごみ半減プラン~生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画~」を策定し、取組を進めているところ
でございます。
これまでの取組の成果といたしましては、平成27年度に家庭系ごみの有料化などの施策を実施し、焼却ごみの約1割の減量に至りましたが、その後はほぼ横ばいとなっております。ごみの焼却量半減という高い目標は達成できなかったものの、市民の皆様、事業者の皆様のご協力により、現在も減量を維持している状況
でございます。
令和2年度に現行計画の期間が終了することを受け、新た
な計画案を策定することとなりましたが、それに際しましては、令和2年7月から学識経験者、団体代表、公募市民で構成された生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画策定懇話会を設置し、会議を5回開催し、ご意見やご助言をいただきました。また、市議会、
市民文教委員会におかれましては、生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画についてをテーマに調査を実施され、3回のヒアリング調査を行っていただくとともに、他自治体での事例調査もいただき、それらを踏まえての委員の皆様からのご意見、ご助言をいただきました。
本計画案は、いただきましたご意見、ご助言を始め、現計画の反省点も踏まえた上で策定したもの
で、市民、事業者、行政がSDGsやゼロカーボンシティの考えに基づき、環境に配慮した取組を続け、地域のコミュニティを活用し、
持続可能な循環型社会の形成を目指すこととし、基本理念を「誰もが環境に配慮した行動を続けられるまち」と定めたもの
でございます。
次に、生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画策定までの今後の予定
でございますが、パブリックコメントを3月19日金曜日から4月19日月曜日までの期間で実施する予定
でございます。その後、パブリックコメントでの意見を踏まえ、生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の最終案を策定し、6月の市議会定例会で報告をさせていただき、計画の策定に至る予定
でございます。
それでは、計画案の詳細につきまして、環境保全課、奥田課長からご説明いたします。よろしくお願いいたします。
98
◯成田智樹委員長 奥田環境保全課長。
長くなるようでしたら、着座でよろしくお願いします。
99 ◯奥田和久環境保全課長 着座にて失礼いたします。
内容につきまして、ご説明させていただきます。
配布しております説明資料1は、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(案)
でございます。資料2は、同計画の概要版(案)
でございます。
それでは、説明資料1、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画に沿ってご説明いたします。
まず初めに、誠に申し訳ございません。ご訂正をお願いいたします。
説明資料1、生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(案)の7ページ、5)他市との比較の上から2行目、3行目、4行目、5行目、また表1の説明文、右表、左表の記載しております排出量、これを発生量。これは発生量の誤り
でございます。計7カ所となります。申し訳ありませんが、ご訂正をよろしくお願いいたします。
それでは、ご説明させていただきます。
本計画は、「第1章 総論」計画の位置付けなど、「第2章 ごみ処理に関する現状と課題」「第3章 ごみ処理基本計画の方針」「第4章 計画推進のために」という構成になっております。
まず初めに、1ページをお願いいたします。
「第1章 総論」の計画策定の趣旨といたしまして、本市のごみ発生量については、市民、事業者の皆様のご協力とごみ袋の半透明化やごみ有料化などの施策の実施により減量したこと、また、令和元年7月にSDGs未来都市に採択されたことや、環境省の呼びかけに応じて令和32年までにCO2削減量実質ゼロを目指すゼロカーボンシティ宣言を行ったことなど、今回の計画は市民、事業者、行政が連携し、一体となって循環型社会、ゼロカーボンシティの構築による
持続可能な社会を目指すこととともに、これまでの処理の在り方を見直し、ごみの処理の適正化を図ることを趣旨として策定するものです。
2ページをお願いいたします。
この計画の策定目的は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条第1項に基づき策定される計画
であり、本市の一般廃棄物の処理に関する計画を定めるとともに、長期的
な視野に立った基本方針を示すものとなっております。
また、この計画は、現計画
である「ごみ半減プラン~生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画~」の計画期間10年が経過したことにより新たに策定するものです。
計画の位置付けといたしましては、第6次生駒市総合計画及び第3次生駒市環境基本計画、また国や県が策定する計画と整合性を図り、策定するものとなっています。
3ページをお願いいたします。
計画の目標年度は、令和3年度を初年度とし、10年後の令和12年度を最終目標年度とし、中間年となる5年間を経過する令和7年度を目途に計画の見直しを行うこととしております。
4ページをお願いいたします。
「第2章 ごみ処理に関する現状と課題」といたしまして、4ページから5ページにかけまして、ごみの発生量、ごみの排出量、焼却ごみ量を表記しております。
平成27年度に実施いたしました家庭系ごみの有料化を契機に減少しましたが、その後、横ばいか微増傾向にあります。
また、6ページには、資源ごみ量・資源化率を表記しております。平成27年度に実施しました家庭系ごみの有料化を契機に増加しましたが、その後は減少傾向にあります。
8ページから17ページにかけましては、現計画の達成状況を記載しております。
現計画「ごみ半減プラン~一般廃棄物(ごみ)処理基本計画~」は、ごみ半減を目指すという高い目標を掲げ、結果といたしましては、目標は達成できなかったものの、市民、事業者の方々のご協力により、ごみの減量が進みました。
続きまして、17ページをお願いいたします。
現計画は、目標達成のため七つの重点施策を設定いたしましたが、バイオマスの資源化や事業系ごみの減量、資源化促進のための取組状況の拡充について、十分
な施策を実施できなかったこと、また、PDCAサイクルによる計画の進行管理ができていなかったことなど、目標未達成の要因の一つとなっております。
18ページをお願いします。
第3章には、新しいごみ処理基本計画の方針といたしまして、「誰もが環境に配慮した行動を続けられるまち」を基本理念とし、市民、事業者、行政がSDGsやゼロカーボンシティの考え方に基づき、環境に配慮した取組を続け、地域のコミュニティを活用し、
持続可能な循環型の社会の形成を目指すこととしております。
また、基本理念に基づき計画を推進するため、全ての市民が取り組みやすい5Rの実践、環境問題全体に配慮した行動の推進、事業系ごみの減量・資源化の強化、地域コミュニティの活用の四つの基本方針を定めております。
19ページをお願いいたします。
目標値といたしまして、基本方針に基づき施策を実行することにより家庭系ごみを10.7%、事業系ごみで10.5%、さらに人口減少に伴い4.6%削減し、「ごみ排出量を15%削減いたします」としています。
また、19ページから25ページにかけましては、基本方針に基づく九つの基本施策を掲載しています。
20ページをお願いします。
基本方針I、すべての市民が取り組みやすく5Rの実践に基づく施策といたしましては、ごみを出さない行動の推進、これはごみの減量につながる啓発をすることによる具体的
なごみの減量・資源化の実践を促し、市民団体などと連携し、市民にごみ減量の大切さを理解していただき、行動につなげるための啓発を継続的に実施するもの
であることとしております。
具体施策といたしましては、家庭系の指定ごみ袋のサイズダウンセレクトや、世代別フリマアプリ活用講座の実践、キッズフリーマーケットの実践などです。
二つ目の分かりやすい情報提供と環境教育の実施につきましては、「ごみに対することについて」と題しましたアンケート調査の結果におきまして、ごみの減量・資源化の意識啓発や情報提供及び環境教育の充実を求める意見が多く見受けられました。そのため、分かりやすい情報や市民による5Rの実践を促進すること、また、環境教育を充実し、子どもたちにごみの減量や資源を大切にするもったいないの意識を持っていただく取組を進めることとしております。
具体施策といたしましては、AIを使ったごみ分別案内や、ごみに関するポータルサイト開設、子ども5Rアドバイザーの養成など
でございます。
次に、22ページをお願いいたします。
三つ目といたしましては、食品ロスの削減といたしまして、食べ残しや調理くず、手つかず食品の排出になどに対するもったいないの意識を持っていただくための取組としております。
具体的には、食べきり運動の推進や、フードドライブなどの実施などとなります。
続きまして、基本方針のII、環境問題全体に配慮した行動の推進の基本施策といたしまして、一つ目といたしましては、バイオマスの資源化としております。排出されるごみのうち、厨芥類やせん定枝は大きな役割を占めていることから、バイオマスの資源化を検討することとしております。
具体施策といたしましては、せん定枝、生ごみの資源化や学校給食残さの資源化の更なる検討などとしております。
23ページをお願いいたします。
二つ目といたしましては、安心・安全
なごみ処理体制の構築となります。これは、環境に配慮した事業の実施や施設の見直しにより、環境の保全の推進を図ることとしております。
具体施策といたしましては、不法投棄対策や環境に優しいごみ袋の導入の検討などを挙げております。
続きまして、基本方針のIII、事業系ごみの減量・資源化の強化の基本施策の一つ目といたしまして、「事業系ごみの減量に向けた取り組み」としております。
具体的には、事業系ごみ排出方法の明確化や、事業系ごみの
ガイドブックの作成などとしております。
24ページをお願いいたします。
二つ目といたしましては、「事業系ごみの資源化の促進」としております。これは、事業系のごみ排出状況を把握し、減量及び資源化を促進することとしております。
具体施策としましては、事業系ごみの実態把握、展開調査の実施や、事業所訪問によるごみの資源化啓発、ごみの分別指導などとしております。
最後に、基本方針のIV、地域コミュニティの活用に基づく基本施策といたしまして、「ごみを切り口とした100の複合型コミュニティづくり」としております。
具体的には、100のコミュニティを活用した適正
なごみ処理の促進や、ごみアドバイザーの養成としております。
25ページをお願いいたします。
二つ目の基本施策といたしましては、「すべての市民が暮らしやすいまちづくり」といたしまして、誰もがごみを排出しやすい環境をつくるため、従来の収集方法を見直すこととしております。
具体施策といたしましては、まごころ収集の拡充、ごみ集積所の設置基準の見直しや、高齢者などへの配慮としております。
26ページ、A3横のページにつきましては、具体施策の実施スケジュールを挙げております。
27ページには、第4章としまして、計画の推進のため、PDCAサイクル計画による計画の進行管理や進行状況の公表、計画の見直しについてという計画を進めていくために当たっての方針を挙げております。
最後に、29ページから52ページまでは、資料編といたしまして、現計画における施策の一覧や、この計画案を策定するに当たりまして、市民や事業者の方々にご協力いただいたアンケート調査の結果、計画の目標値の推移、語句の説明などを挙げております。以上
でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
100
◯成田智樹委員長 本件について委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。浜田委員。
101
◯浜田佳資委員 では、先ほど訂正があった7ページの件
なんですけど、目標との関係で、15%減らすというところは19ページに目標値として書かれてるんですが、ここではごみ排出量となってます。ということは、7ページは、この表、要するにデータ自体を排出量に代えてということを考えてるんでしょうか。
102
◯成田智樹委員長 木戸環境保全課課長補佐。
103 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 7ページですね、他市との比較ということ
で、これまでの取組の中で生駒市がごみを減らしてきたということを比較するために、全国的には発生量として国の方が示されてた。これを用いて生駒市の位置付けというのを確認させてもらった状況ですので、今回の新しい計画の中では、ただ排出量として見ていくということを考えていますので、お願いいたします。
104
◯成田智樹委員長 浜田委員。
105
◯浜田佳資委員 それは比較という点での数字
だから、直接目標とは関係ないということ
で、分かりました。
目標との関係というか、目標をどう捉えるかということ
なんですが、発生量、排出量、焼却量、それぞれ3段階あると思うんですよね。一番最初に書かれてるゼロカーボンシティとの関係でいきますと、CO2発生を抑制するという点でいえば、最後の焼却量をどうするかということが大きな目標になるん
ではないかと思うんですが、そこら辺はどのように考えてますでしょうか。
106
◯成田智樹委員長 木戸課長補佐。
107 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 おっしゃるとおりで、CO2削減という観点でいいましたら、燃えるごみの部分ですね、ここというのは非常に大きなポイントというふうに思われるんですが、ごみ全体として考えますと、リデュースということ
で、個々のごみの出し方という点、これについても、特に食品ロスでしたら、やはり個々に発生抑制していただかないと減っていかないという点が多くございますので、そういった意味で総排出量を見ていくというふうに考えております。
108
◯成田智樹委員長 浜田委員。
109
◯浜田佳資委員 どこの自治体でも、家庭系ごみで一番苦労しているのが生ごみをどう抑制するかで、なかなか成功してないんですよね。そういう点から考えますと、排出量をできるだけ抑えるのは、そらもちろん
なんですが、出た後で焼却量に至らないように一つは資源化する、もう一つは減容化する、こういった取組もやっているところもありますので、そうやって焼却量を減らすということも大きく位置付けてはどうかと思いますが。
これは1カ月間かけてパブリックコメントを取られるので、そこら辺でいろいろ検討していただければというふうに思います。
それと、一番最初、部長からの発言で、パブリックコメントを取るのが3月19日から4月19日と聞こえたんですけど、18日ですよね。4月の。
110
◯成田智樹委員長 岡田市民部長。
111
◯岡田敬市民部長 すみません、日曜日になってしまいます、18日。ですので、1日増えていますけど。(「ああ、それでか」との声あり)そういうこと
でございます。
112
◯成田智樹委員長 浜田委員。
113
◯浜田佳資委員 なるほど。それは、はい、分かりました。
それは分かりました。初めてのことや。
それでですね、18、19ページ
なんですけど、ここでちょっと考えてほしいのは、基本理念がありますと、基本方針がありますと、目標値がありますという流れになっているんですが、通常で考えますと、まず、目標があって、その目標を達成するために基本方針があるんじゃないかというふうに思いますので、そこら辺、組立どうするかということも、また検討していただければというふうに思います。
114
◯成田智樹委員長 福中委員。
115
◯福中眞美委員 うち、委員会でごみ処理基本計画についていろいろ意見を交わさせていただいたので、ほとんどないんですけど、今ちょっと気になったところがありまして、見せていただいていて、「地域コミュニティの活用」というのが18ページと24ページに載っているんですけど、複合型コミュニティですね。
この間ちょっと質問されていたときに、今も市長の施政方針を見せていただいたときに、100の複合型コミュニティじゃなくてそれを除いて複合型コミュニティの構築で、愛称も何か考えるとかいうよう
なことをこの間ちょっと言われていたと思うんです。どうせ
なら統一した方がいいんじゃないかと。今まではちょっと分からなかったんですけど、施政方針でそういうことを言われてたので、その辺統一されたらどうかなと。
116
◯成田智樹委員長 木戸課長補佐。
117 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 この辺については、統一の方向で調整させていただきます。
118
◯成田智樹委員長 福中委員。
119
◯福中眞美委員 それともう1点だけ、すみません。
そのときも言わせていただいたんですけど、せん定枝の資源化で何回も一般質問させていただいて、破砕機も貸出しできるように買っていただいたという。
これ、22ページにその他の資源化の方法も考えていただけるということ
で、検討も書いていただいています。これは多分、竹林園にある大きな機械、破砕機
だと思うんですけど、これ、事業系の方のせん定枝、だから、これ、24ページの方に事業系のごみの資源化の促進てあるんですけれど、24ページの方ですね。ごみの資源化の中に、ここでは全然せん定枝に事業系で触れられてないんですけど、かなりの量やと思うんです。どういう方法かはまた考えてもらうにしても、何かせん定枝が全く触れられてないのがちょっと。あのときも言わせていただいたと思うんですけど気になったので、何か考えていただけたらと思います。意見です。よろしくお願いします。以上です。
120
◯成田智樹委員長 他にございませんか。中嶋副委員長。
121
◯中嶋宏明副委員長 4章のところですね。27ページの分で、「計画の推進のために」のところです。
この中で、進行と、あとは進行状況の公表と計画の見直しというのになってるんですけど、この見直しを、最終どこが見直しをして、審議会とかそういったよう
な分でするというのがちょっと抜けてるといいますか、これ、入れた方がいいんじゃないかなと思うんですけど、それについてどうでしょうか。
122
◯成田智樹委員長 木戸課長補佐。
123 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 ちょっとここには載っていないんですけど、現時点でやはり外部、例えば学識経験者の方とかを交えまして、見直しをしていく方向では考えております。
124
◯成田智樹委員長 中嶋副委員長。
125
◯中嶋宏明副委員長 そういうのは、ここに載せるというのはどう
なんでしょうか。
126
◯成田智樹委員長 木戸課長補佐。
127 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 今のご意見を踏まえまして、今後載せていく方向で調整させていただきます。
128
◯成田智樹委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
129
◯成田智樹委員長 質疑等ないよう
でございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。塩見議員。
130 ◯塩見牧子議員 この策定の細かい、ずっと傍聴していたんですけれども、最初は前計画に対する検証もないということ
で、一体どうなるん
だという、ちょっとはらはらもしたんですけれども、それなりにきちんと整えられて、ちょっと胸をなでおろしております。
その前計画の評価ということも17ページの方にきちんと分析もしておられたので、その辺も反省すべきは反省し、という姿勢が見られてよかったんじゃないかなと思いますが、ただ、その評価のところで、やはり前回目標値を達成できなかった要因として、エコパークの施設整備ができなかったこととか、計画そのものの見直しがなかったということが挙げられているんですけれども、今度の計画においては、令和7年度にきちんと検証するというよう
なところも書き込みされてますので、それはいいかなと思うんですけれども、やはり、目標がもう達成できないということが見込まれたときには、やっぱりその計画そのものを大きく見直すということも必要
ではないかと思いますので、まずその点申し上げておきます。
一つ気になるのが23ページですね。事業系紙おむつの資源化方法の検討というのがあるんですけれども、実際にちょっと私も1回調べたところ、九州の辺りにそういうことを資源化している、再生化しているよう
な施設を持っているところもあるというふうに見ました。
ただ、どういう検討をしていくのかというのは、もちろんこの計画期間が始まってからということ
だとは思うんですけれども、一つだけご留意いただきたいのが、例えば九州の方にそれを持っていくん
だなんていったら、今度、逆に輸送コストというか、コストももちろん
なんですけれども、そのためのCO2の排出量というのも当然増えてまいりますので、その辺はやはり木を見て森を見ずにならないように、その辺はきっちりとご検討いただければと思いますが、その辺ちょっといったんご意見だけ伺います。
131
◯成田智樹委員長 それについての意見。見解。木戸課長補佐。
132 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 紙おむつの件
なんですけど、今、国の方からこの紙おむつについてのリサイクルということ
で、国が進めていく方向で動きがあります。そういった中で、全国的にいろいろ
な事例というのも出てくる
可能性がありますし、本市といたしましても、そういった情報を基に、今おっしゃったコストの面もありますので、そういったところ、確認しながら、見直しの時期にですね、ここで何らか新しい施策等が打てるようでしたら計画を変更して対応していきたいと考えております。
133
◯成田智樹委員長 塩見議員。
134 ◯塩見牧子議員 あと、この計画そのものは、計画策定の目的として、2ページにあるように、一般廃棄物の発生抑制や適正処理ということを目的としてこの基本計画が策定されていると思うんですけれども、それで、24ページですね。
基本方針の四つ目ですね。そこに「地域コミュニティの活用」とあります。それから、地域コミュニティを活用してこのごみの適正処理
だとか発生抑制をしていこうということ
だと思うんですが、その基本施策を見ますと、逆にそのコミュニティづくりと全ての人が暮らしやすいまちづくりとあります。
活用して一般廃棄物を発生抑制していくんですけれども、施策でいうと、何かコミュニティをつくることが目的化したよう
な。9)も同じですね。何かそういう書きぶりになってしまっているので、ここを活用してごみを減らしていくん
だということがちゃんと分かるように、この基本方針と施策のところの言葉の目的と手段ですね。その辺が何か混同されているように思うので、その辺ちょっと書きぶりをご検討いただければいいのかなと思うんです。
9)の「すべての市民が暮らしやすいまちづくり」でいうと、まごころ収集
だとかごみの集積所というのは、これはコミュニティの活用というところとはちょっと違うと思うんですね。だから、どちらかと言うと、高齢化も進んだり、あるいは障がい者の方なんかにももちろん配慮できるように、共生社会におけるごみの出し方の改善みたい
なところ
だと思うんです。
なので、ちょっと方針とそれにひもづけられた施策の見直しがちょっと合致するように、その辺を整理していただければと思います。以上です。
135
◯成田智樹委員長 意見でよろしいですか。
他にございませんか。惠比須議員。
136 ◯惠比須幹夫議員 この一般廃棄物処理基本計画については、これまでも何度か一般質問もさせていただいて、提案もさせていただいたところではあるんですが、その中で、特にCO2の排出削減ということが大きな、絶対的
な尺度になるとも言えると思うんです。この前段のところでもゼロカーボンシティのことについては触れられてはいると思うんですが、その尺度で見ていった場合に、生ごみとか紙ごみというのは排出抑制、発生抑制するに越したことはないんですが、ある意味では、カーボンニュートラルということ
で、CO2排出という部分では影響は少ない。
その中で、何が一番影響してくるかといえば、プラごみですね。このプラごみについては、今年、ご承知のとおり、環境省の方で中央環境審議会からの意見具申があって、環境大臣ですね、「今後のプラスチック資源循環施策のあり方」というものが出てて、それを今後、施策にどんどん落とし込んでいくという流れが、この1月末にこれが意見具申されてますので、そうなってくると、プラごみをいかに減らしていくかという部分で、この具申の中では、容器包装プラスチックと一緒に他のプラスチックごみも収集するとかという話も出ております。
そうなってくると、その5年折り返しの見直しを待たずして、前倒しにしての見直しを再度図っていくという必要も出てくるのかなと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
137
◯成田智樹委員長 木戸課長補佐。
138 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 今おっしゃっていただいたプラスチックごみの問題
なんですけど、この計画を作成していくと同時に国の方の動きもあったということ
で、ちょっとなかなかその点については、この計画の中で盛り込むことができなかったのが現実です。
ただ、ごみを削減していくというそもそもの目的というところはありますので、おっしゃっていただいたように、中間のところを待ってというわけ
ではなく、できることについてはできるだけ早く着手してやっていく方向で検討したいと思います。
139
◯成田智樹委員長 奥田課長。
140 ◯奥田和久環境保全課長 すみません、それにつきましても、27ページの第4章、計画の推進のためにというところに記載させていただけたらなと思っております。
141
◯成田智樹委員長 惠比須議員。
142 ◯惠比須幹夫議員 それが本格化してくると、根本的に数字が変わってくると思うんですね。ごそっとプラごみが抜けるという中で。
それと、あと一方で、事業者についてなんですけども、事業系ごみにも今かなりプラスチックが入ってると思うんですが、これ、以前も一般質問でも指摘はさせていただいたんですが、本来、事業者が出してるプラスチックというのは産業廃棄物ですよね。それ、今、合わせ処理してるという状態になってまして、たしか、今もやってるのかどうかあれですけど、大阪市なんかはそれを排除するという方向を打ち出してて。
このプラごみの施策が出てくるに当たって、事業者については自らそれをリサイクル、再生利用するルートに乗せなさいとかいう流れが出てくると思うんですね。今出ている考え方からすればですね。そうなると、事業系ごみについてもプラごみをもうそろそろ排除していく、受けないという方向性も出てくるのかなとは思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。
143
◯成田智樹委員長 木戸課長補佐。
144 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 今回の計画の中でも、事業系ごみの分別について再度明確にして、
ガイドブックを作成していくという目標とさせてもらっております。その中で、おっしゃるとおり、産業廃棄物は産業廃棄物で、そういったルートにはルートでというところで確認していきたいと思っております。
ですので、プラスチックについても、事業者自ら適正
なルートで廃棄するという方向で記載したいと考えております。
145
◯成田智樹委員長 惠比須議員。
146 ◯惠比須幹夫議員 その辺は、施策が明確になりましたら、ちょっと徹底していただきたいと思いますので、これは要望しておきます。
それと、あと、バイオマスの関係で、特に、今排出量が大きい、これも以前ちょっと提案もさせていただいたことがあったんですけど、事業者が出すせん定枝についてなんですが、これもある意味ではカーボンニュートラルということ
で、CO2排出にはつながらないという考えもあるんですが、それを更に有効に活用していくという部分では、ちょうど市内でもバイオマス発電も行く行くという話もありますし、燃料利用、サーマルリサイクルとかサーマルリカバリーとかいう方向ですね。そっちへ事業者を誘導していくとかという方向もあるのかなとは思うんですが、その辺についてはいかがお考えになりますか。
147
◯成田智樹委員長 木戸課長補佐。
148 ◯木戸勇環境保全課課長補佐 その点についても、検討してまいりたいと思っております。
149
◯成田智樹委員長 惠比須議員。
150 ◯惠比須幹夫議員 その辺も明確になってきましたら、また近々の見直しになるのかもしれませんが、織り込んでいただければと思いますので、よろしくお願いしときます。以上です。
151
◯成田智樹委員長 他に質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
152
◯成田智樹委員長 質疑等ないよう
でございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結いたします。
本件は、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うか協議願うのですが、生駒市の市行政に係る重要
な計画の議決等に関する条例第4条第2項の規定に基づき、今後、策定後に報告を受けることから、その際に改めて調査すること
でよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
153
◯成田智樹委員長 それでは、策定後に調査することといたします。
それでは、ただ今から説明員の入替えを行いますので、委員及び
委員外議員におかれましてはそのまま待機願います。
~~~~~~~~~~~~~~~
154
◯成田智樹委員長 (3)生駒市立幼稚園の預かり保育利用料金の変更について。
本件は生駒市立幼稚園の預かり保育利用料金の変更について調査するものです。
調査に当たっては、担当課からの資料に基づき説明を受けた後、質疑を行います。
なお、本件について、報告の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、
委員外議員から質疑を受けること
でよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
155
◯成田智樹委員長 それでは、本件について部長から報告を受けます。奥田教育こども部長。
156 ◯奥田吉伸教育こども部長 どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、生駒市立幼稚園預かり保育利用料金の変更についてご説明をさせていただきます。
まず、今回の改正までの経緯
でございますが、生駒市立幼稚園預かり保育実施規則につきましては、令和元年9月までは2時間300円としていた保育料を令和元年10月施行の規則改正により幼稚園児いわゆる1号認定児は1時間300円、幼稚園児のうち保育の必要性がある園児、新2号認定児は1時間150円を基準とし、1時間単位で保育料を設定する改正を行ってまいりました。
改正の理由といたしましては、利用人数の増加に伴う必要経費の増加並びに保育園の延長保育料との整合性、これらの対応が必要
であったことから改正を行ったもの
でございます。
また、令和2年4月には、短時間就労及び多子世帯の経済的負担軽減や長期休業中の保育料の月額設定のほか、預かり保育のサービスの拡充として、これまで実施していなかった水曜日の預かり保育を実施するための改正を行ってまいりました。
更に、昨年12月に保護者の皆様にアンケートを実施し、ご利用の実態調査及び預かり保育に対するご意見を聴取いたしました。
今般、アンケートの結果や現在の幼稚園児を取り巻く状況を踏まえまして、生駒市教育委員会において、改めて規則の改正を行ったところ
でございます。
この後、今回の改正内容につきましては、坂谷教育こども部次長がご説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
157
◯成田智樹委員長 坂谷教育こども部次長。
158 ◯坂谷操教育こども部次長 それでは、今回の改正内容について説明をいたします。
159
◯成田智樹委員長 長くなるようでしたら、座ってでも結構ですが。
160 ◯坂谷操教育こども部次長 ありがとうございます。
では、失礼いたします。
過日、ご報告といたしまして配布いたしました資料をお手元にお願いいたします。
資料1をご覧ください。改正内容の概要をまとめております。
この時期に改正を行う大きな理由といたしまして、上から二つ目のマル、改正の背景となる社会情勢の変化に挙げておりますとおり、このコロナ禍におきまして、子育て世帯を取り巻く状況が大きく変化したことによるものです。
一つに、子育て世帯の経済的支援の必要性。既に児童手当及び児童扶養手当受給世帯には国及び市独自に特例給付を行っておりますが、コロナの影響が長引いておりますことから、継続的
な支援が必要
であると考えました。
二つに、子どもの居場所をつくる必要性。子どもたちが互いの家を行き来することが減り、買物に子どもを連れていくこともはばかられ、ご家庭では保護者の方の在宅ワークが増えるなど、子どもを取り巻く環境が変化しております。こうした状況を踏まえ、子育て世帯へ早急にかつ継続した支援の必要性から、今回改正をさせていただきました。
改正内容につきましては、保護者の方を対象に実施したアンケート結果を基に、保護者ニーズに沿った本市独自のきめ細か
な料金体系といたしました。
具体的には、幼稚園に通う園児、保育の必要性の有無にかかわらず一律1時間150円を基準とし、1時間単位での料金体系とします。きょうだい減免は継続します。南及びいこまこども園における保育園児と幼稚園児の負担に差が生じないよう、こども園のみで実施する時間帯においては、市立保育所延長保育実施規則に準じた料金体系とします。
資料2をご覧ください。
幼稚園、こども園、保育園の保育時間と預かり及び長時間保育の時間を図で示しております。その下に、幼稚園児の預かり保育の料金表、「通常」とありますのが保育がある日、その下に夏休み等の料金を記載しています。
なお、幼稚園における夏休みの実施につきましては、令和3年度予算の可決を受けて、実施日など詳細を決定することと考えております。
左側に現状、令和3年3月時点、矢印から右側に今回の改正に示している内容を記載しております。
先ほど説明いたしましたこども園のみで実施する時間帯は青色で示しており、午前7時30分から8時30分及び16時30分から18時30分まで、1回300円となります。
しかし、現状のこども園の幼稚園児の時間区分は、16時30分
ではなく17時となっております。在園児の保護者の方には17時を区切りとして就労している方もおられる
であろうことから、在園児につきましては、1時間150円を基準とし、時間区分につきましては従来どおりとする経過措置を取ることといたします。
これらの改正につきまして、第3回教育委員会臨時会で議決されましたが、議決に至る審議の中で、長期休業期間中の預かり保育料金の月額設定額におきまして、半日ごとの料金の合算額と1日の料金に差が生じている件につき委員から指摘があったことを受け、改めて検討を行い、再度第4回教育委員会臨時会を開き、1日の料金については半日ごとの料金の合算とする改正を提出し、議決となりました。
保護者の方への周知につきましては、通常保育料金の改正について既にお手紙にてお知らせをし、夏休みの料金につきましては、新年度にお知らせする予定となっております。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
161
◯成田智樹委員長 本件について質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
よろしいですか。福中委員。
162
◯福中眞美委員 今回の改正で、私は保護者の方から本当にうれしい、喜んでいるという声を聞かせていただきました。
その中でも、ちょっとお伺いしていきたい点が何点かございます。
預かり保育、水曜日が11時半までで実施された。これはずっと要望してて、なったということは喜んでるんですけど、この3月の12日から18日まで、この5日間ですね。短縮授業というのかな、短縮で、お弁当なし。終業式が19日、17日が卒園式かな。そういう形
だと思うんです。その5日間については、短縮で11時半にお迎えをお願いしますということらしいんですけど、その間はこれまででしたら預かり保育がなかったと思うんですけど、預かり保育はしていただけるという形でよろしいんでしょうか。
163
◯成田智樹委員長 松本こども課指導主事。
164 ◯松本裕美こども課指導主事 今おっしゃってくださいましたように、水曜日の半日保育の預かり保育を始めましたので、その期間の半日期間も預かり保育を行っております。
165
◯成田智樹委員長 福中委員。
166
◯福中眞美委員 そこで、それも有り難いなという声を聞いてるんですけれども、ただ、半日保育でお弁当なしが12日から18日
で、19日は終業式で11時お迎え、その5日間については11時半お迎えということ
で、保護者の方からは、その5日間、何日でもいいんですけど、できたら子どもの居場所、集団保育の重要性から、お弁当を作るので、1日でも2日でもいいので、お弁当を持っていく日、それは小学校がまだ18日まで給食があるということ
なので、もう少し延ばしていただけたら子どもたちにとっていいんじゃないかという意見を聞いてるんですけど、その辺はどのようにお考えでしょうか。
167
◯成田智樹委員長 松本指導主事。
168 ◯松本裕美こども課指導主事 ご意見ありがとうございます。
保護者の方の思いもすごく分かるんですけれども、この時期は、卒園式に向けて園を挙げて準備を行っております。限られた人数で会場設営や証書の確認や当日までの打合せなど、この時期ならではの業務がたくさんございます。子どもたちが帰ってからそれをさせていただいて、17日の門出に全員で控えて仕事をしておりますので、この間は半日保育でお願いしたいと思っております。
169
◯成田智樹委員長 福中委員。
170
◯福中眞美委員 今どういう仕事をされてるかということをお伺いしたので、また保護者の方にはそのよう
なこともお伝えしていきたいというふうに思います。
あと、今回夏休みは長期休暇でやっていただけるということ
なんですけど、春休みと冬休みですね。全国的に見ますと、預かり保育をやられてるところ、あると思うんですけど、その認識でよろしいですかね。
171
◯成田智樹委員長 坂谷次長。
172 ◯坂谷操教育こども部次長 幼稚園型のこども園など、2号さんを受け入れておられる施設も全国的に増えておりますので、そういう施設では預かり保育1号さん、幼稚園のお子さんにもやっておられるという情報は把握しております。
173
◯成田智樹委員長 福中委員。
174
◯福中眞美委員 その件についても、子どもたちのことを一番に考えてなんですけども、もちろん。保護者の方、夏休みの方は実施していただけるということですごく喜ばれてます。働いてる方にとっては、春休み、冬休みについても今後ちょっと検討していっていただけたらなと思いますので、これは要望としてお願いしておきます。以上です。
175
◯成田智樹委員長 他にございませんか。
改正委員。
176 ◯改正大祐委員 今回、下がったことに対してはよかったと思うんですが、まず、今回改正された理由ですよね。見てますと、「コロナ禍における」というのが枕言葉になってるよう
な感じがするんですけども、元々、令和元年10月に値上げしたところからこの話が始まったと思うんですけども、これ、上がったことが発端になってるんですけども、そこに対して市は元々関係ないというか、そこはまず置いといて、コロナ禍
だから下げたというよう
な理由になってしまうんですか。
177
◯成田智樹委員長 坂谷次長。
178 ◯坂谷操教育こども部次長 先ほど説明させていただきましたとおり、一つ、なぜ今か。非常にこのタイト
なスケジュールで今回改正をさせていただきましたタイミングとして、コロナというのを挙げさせていただきました。特に、秋以降、第3波においては家族内感染がある状況の中から、非常に不安の声も高まってますので、急いで改正したということになっています。
ただし、おととしですね、令和元年の10月の改正に当たっては、保護者の方々の利用状態や実態調査をして、今後この制度については反映をさせていただくというお約束をさせていただいておりましたので、当初予定どおりアンケートをさせていただいて、その内容に即したという、そういうふう
なスケジュールで進めてまいりました。
179
◯成田智樹委員長 改正委員。
180 ◯改正大祐委員 あと、時間単位にしたことでかなり表もややこしいというか細かくなって、元々、枠から時間にしたことによって、現場の負担というところが増えたというよう
なことをおっしゃってましたけども、今回もかなり、10円単位までというところがありますけども、この辺というのはどのようにお考えですか。
181
◯成田智樹委員長 坂谷次長。
182 ◯坂谷操教育こども部次長 私たちも、アンケートを取るまではある程度の時間の固まりでのご利用料金の設定をご希望されるの
ではないかと思いながら保護者の方のご意見を聞いたんですけれども、やはりアンケートには如実に1時間単位での料金設定を希望される声が多かったということがありました。
今回は、もう本当に保護者の方々に使っていただきやすいということを念頭に置いて改正を行いましたので、アンケートの結果に基づいて1時間単位ということでさせていただきました。
料金につきましての事務の煩雑さ
なんですけれども、保育の有無にかかわらず一律とさせていただきましたので、その点につきましては、現場とも事務の想定をしながら、できるだけ現場に負担をかけない形で進めていきたいと考えています。
183
◯成田智樹委員長 よろしいですか。
他に質疑ございませんか。浜田委員。
184
◯浜田佳資委員 料金が半額になって、事実上元に戻ったという点は非常にうれしいこと
だと思います。
それはいいんですけど、その理由が、福中委員からも言われているように、コロナ禍によるという。ということは、コロナが収束したら、また1時間300円に戻すんですかという懸念があるんですけど、そこら辺はどのように考えておられますか。
185
◯成田智樹委員長 坂谷次長。
186 ◯坂谷操教育こども部次長 この第3波が家庭内感染が多くて、子どもたちの感染実例というのも出てきておりました。やはり、このコロナの前と後では子育て支援の形も変わっていかざるを得ないと考えています。
2020年度は、出生数も妊娠届出数もいずれも減少したという報道もございました。引き続き、この預かり保育のみならず、子育て支援の施策については、保護者のニーズに沿って、社会的
な変化も考えながら、包括的に考えていきたいと思っています。
187
◯成田智樹委員長 浜田委員。
188
◯浜田佳資委員 ということは、コロナが収束したからといって1時間300円にまた上げますということは考えていないということ
でよろしいですね。
189
◯成田智樹委員長 坂谷次長。
190 ◯坂谷操教育こども部次長 まずは、この新た
な制度で保護者の方に使っていただくというところから利用状態も見させていただきたいと考えています。
191
◯成田智樹委員長 浜田委員。
192
◯浜田佳資委員 では、それを見て、教育委員会の対応を見て、また何か令和元年度の10月のよう
なおかしな動きがあるの
であれば、議会の方としてもしっかりと対応させていただきます。
193
◯成田智樹委員長 他にございませんか。
改正委員。
194 ◯改正大祐委員 すみません、ちょっと追加
なんですけども、今回、アンケートでニーズを把握されたということ
なんですけども、ニーズってやっぱり、回答率を見てても、内訳を見ると1号認定児が一番多いとか、やっぱり人数が多いところになってしまうんですけども、ある程度、市も、やりやすいという言い方はおかしいですけども、それを踏まえてどう動くのがいいのかというのを考えていかないと、多数決じゃないですけども、多いからこうやっていくというのはちょっと違うのかなというふうには思います。
ニーズが多いから時間単位になってしまいましたけども、あくまで、もし使いやすいん
だったら枠
だったりということも、
可能性もあった
だろうし、そういうことはちょっと広く考えていただきたかったかなというふうには思います。意見です。
195
◯成田智樹委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
196
◯成田智樹委員長 他にないよう
でございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。中浦議員。
197 ◯中浦新悟議員 ちょっと1点だけ。
1年前に何かよく似たよう
な案を見たことがあるなという気もするんですけども、コロナ第3波というのを次長は一つの節目にしちゃってるん
だけども、アンケートを取ったというのも一つの理由におっしゃってるん
だけども、そういう一つ一つのアリバイ、大事
なん
だろうけども、1波あって、2波あって、何やったら、子どもたち、小学校でもうつったよ、いろいろ
なことがばたばたと、教育委員会でももめてましたよね。
アンケート取ってとかというの
ではなくて、ことこの1年
だったら、もっと早く、先に手を打つというよう
なことはしてほしかったな。そういうことができる教育委員会
であってほしいなというふうに思いますので、ちょっと意見だけ言わせていただきます。
やってくれるのはありがたい。でも、もっと早くできたはず
だというふう
な思いがあります。以上です。
198
◯成田智樹委員長 他にございませんか。加藤議員。
199 ◯加藤裕美議員 私も意見
なんですが、この度はありがとうございました。すごく保護者さんも喜んでおられまして、卒業された方も小学校に行かれた方も、皆さん報告等されておられまして、やはり子どもを預かる立場の幼稚園、小学校とかすごくいろんな声が、熱い思いが届くので、すごく大変
な職業で、すごく、私自身も子育て中
なんですけども、感謝しております。ありがとうございます。
200
◯成田智樹委員長 他にございませんか。神山議員。
201 ◯神山聡議員 今回、元の水準に戻すということ
で、保護者から喜びの声、私も聞いてるとこ
なんですが、当初から反対してきたので、今回本当によかったなと感じてます。
ただ、先ほどニーズに沿ってというよう
なお話がありましたけれども、そもそもこの値上げの改定の前に、実際に使用している預かり保育の利用者のニーズ把握をしっかり行っておけば、こうして現場が混乱したり、保護者が混乱したりというよう
なことが起きなかったのかなと思うんですけれども、その点は何らか反省点、ありますでしょうか。
202
◯成田智樹委員長 坂谷次長。
203 ◯坂谷操教育こども部次長 令和元年の10月の時点で、ご報告、ご周知させていただく期間が短かったことにつきましては、この委員会の場でも謝罪をさせていただいたところ
でございます。その周知期間が短かったことについては、本当に申し訳なく思っております。
この間、保護者の方々のご意見も種々直接お伺いをしたり、また、昨年の7月には現場に指導主事が参りまして、説明会を全園でさせていただいたり、また、昨年の4月に開始をさせていただくこと
で、新たに準新2号さん、幼稚園に通っておられるけれども46時間程度で働いておられる方がこの制度をたくさん使っていただけるという状況も見えてきました。この1年半、どういうふうに保護者の方々が預かり保育を使っていただいてたかということも見えてきた時期
だと感じております。
そこの課題を整理しながら、引き続き、この制度が保護者の方々に使っていただきやすいように取り組んでいきたいと考えています。
204
◯成田智樹委員長 神山議員。
205 ◯神山聡議員 あと、料金改定をしたことによって、市の歳入の方でどういう動きがあったのか。改正前と改正後、どういう変化があったのか教えていただけますか。
206
◯成田智樹委員長 坂谷次長。
207 ◯坂谷操教育こども部次長 令和3年の予算にはなるんですけれども、この改正前ですと、歳入の見込みといたしましては、416万辺りを計上しております。
先ほど来のアンケートの結果
なんですけれども、預かり保育をお使いになられなかった幼稚園のお子さん方の使わなかった理由として、「料金が高い」と選ばれた方が130人いらっしゃいました。この方々が今回の料金改正でお使いいただけるということになりますと、昨年度実績が、予算の根拠となっておる数字が121人ですので、そこに130人を足して、おおむね倍の方が使っていただけるの
ではないかというふうに計算をしております。
今回の改正によって使っていただける方がアンケートに基づき増えることによって、約566万の歳入になるの
ではないかと見込んでおります。
208
◯成田智樹委員長 よろしいですか。神山議員。
209 ◯神山聡議員 分かりました。
実際、利用されてる方のニーズ把握というところは、結局、今回のケースについても、料金改定を何度もしなければいけない原因になってると思いますので、その辺はやっぱりしっかりと現場でどういう声があるのか、事前に把握しておいていただきたいということだけを申し上げておきます。以上です。
210
◯成田智樹委員長 ほかに質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
211
◯成田智樹委員長 質疑等ないよう
でございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結いたします。
本件は、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うかをご協議願うの
でございますが、今回の調査を踏まえ、委員会として調査結果をどのよう
な形で取りまとめるのか、再度検討を行う必要があることから、継続して調査を行うということにしたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
212
◯成田智樹委員長 それでは、継続して調査をすることといたします。
その他の項につきましては、発言の通告がございませんので、これにて
市民文教委員会を終わります。
午前11時43分 閉会
~~~~~~~~~~~~~~~
生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。
市民文教委員会委員長 成 田 智 樹
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