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  1. 生駒市議会 2019-09-05
    令和元年第5回定例会(第3号) 本文 開催日:2019年09月05日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯中谷尚敬議長 ただ今から、令和元年生駒市議会第5回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等の撮影を許可しておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。本日の日程は、議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。   日程第1 一般質問 3 ◯中谷尚敬議長 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行いますが、昨日の中浦議員の一般質問に対する発言の申入れがありますので、発言を許可いたします。尾山地域活力創生部長。 4 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 おはようございます。議長の許可を得まして発言させていただきます。  昨日、中浦議員からご質問がありました平成30年2月18日にいこま市民パワー株式会社が開催いたしました健康教室にかかった経緯についてお答えできなかった部分につきましてですが、当該事業のために支出された経費は講師謝礼5万4,000円で、いこま市民パワー株式会社から支出されていますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 5 ◯中谷尚敬議長 それでは、一般質問を行います。  通告順に従い、順次、発言を許可いたします。  まず、17番浜田佳資議員。              (17番 浜田佳資議員 登壇) 6 ◯17番 浜田佳資議員 おはようございます。今回は、観光促進の取組について一般質問を行います。  超高齢社会が今後さらに進む住宅都市である生駒市にとって、観光による地域経済の活性化、税収増、社会的流入の促進は重要な取組の一つであります。  そこで、これまで行った一般質問も踏まえ、次の点をお聞きいたします。  1、観光促進での主な課題は何と認識し、その対策としてどのような取組を行っているのでしょうか。  2、認知度の向上が課題との話もありましたが、そのための取組とその評価はどうでしょうか。  3、生駒の玄関口である生駒駅周辺の整備について、昨年の6月議会で質問し、いろいろと対応するとの答弁もありました。そこで、その後の進展につき、次の点についてお聞きいたします。
     1)生駒駅改札前のインフォメーションの情報自体の更新等はどうなっているのでしょうか。  2)情報発信の取組について、「活用していきたいと考えています」と答弁されたQRコードの活用はどうなっているのでしょうか。  3)ゆとりっとについては、洋式トイレの表示は少し変わりましたが、それで十分かも含め、案内の表示、中をきれいにすることはどうなっているのでしょうか。また、全体の改修の予定はどうでしょうか。  4、生駒の観光は、宝山寺等への、そこに行って観光して帰るという点への観光という側面が強く、地域周遊といった面的観光が弱いと考えていますが、その点の認識はどうでしょうか。また、その対策はどうでしょう。  5、生駒の認知度の向上等に資すると考えるSUN FESTAの観光促進という面における評価と改善点、また、参加者の地域への誘導促進はどのように考えているのでしょうか。  6、市長マニフェストにある「生駒らしい着地型観光」とはどのようなものでしょうか。その実現のための取組と展望はどうでしょうか。  以上で登壇しての質問は終わり、2回目以降は自席にて行います。 7 ◯中谷尚敬議長 尾山地域活力創生部長。              (尾山隆啓地域活力創生部長 登壇) 8 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 それでは、浜田議員の一般質問、観光促進の取組についてにつきましてお答えいたします。  まず最初に、観光促進での主な課題は何と認識し、その対策としてどのような取組を行っているかについてお答えいたします。  観光促進における主な課題といたしましては、本市には、生駒山を始め、生駒山上遊園地、生駒ケーブル、宝山寺、往馬大社、くろんど池、高山竹林園、暗越奈良街道などの自然・歴史資源に加え、伝統工芸である高山茶筌を始めとした竹製品など、奈良市や大阪とは異なる豊な観光資源があるにもかかわらず、住宅都市としてのイメージが強く、本市を訪れる観光客は多くないため、これらの資源の活用は一部にとどまり、これまで観光を産業の柱の一つとして位置付けるまでに至らなかったと認識しております。  今までの取組といたしましては、観光PR用のポスターやパンフレットを作成し、市内主要施設や近鉄主要駅、近隣自治体の観光協会等で掲示や配架をお願いするとともに、市内外で開催されるイベント等でも観光パンフレットの配布を行っております。また、生駒の散歩道等の観光案内ウェブページを作成し、観光情報を主体に紹介・宣伝を行ってまいりました。  続きまして、認知度の向上が課題との話もありましたが、そのための取組とその評価はどうかについてお答えいたします。  観光における認知度向上のための取組といたしましては、先ほど述べた観光ポスターやパンフレット、ウェブページの掲載等の取組に加え、生駒市観光協会と連携してたつた揚げプロジェクトを設立し、ご当地グルメとしてPRを行ったり、加盟店拡大に努めております。また、市内外で開催されるイベント等に市内の飲食店に出店していただくことで、認知度の向上に努めております。さらには、奈良県の観光振興部局や奈良県ビジターズビューローなどを通じ、県内外に生駒市の観光を積極的に周知してもらえるような取組を進めており、認知度の向上に一定の効果は出始めていると考えております。  続きまして、生駒の玄関口である生駒駅周辺の整備についての1番目、改札前のインフォメーションの情報自体の更新はどうかについてご説明させていただきます。  当該インフォメーションは、生駒駅前北口第一地区再開発事業に合わせて設置されたものであり、20年以上が経過していることから、情報は古くなってきておりますので、関係課と協議の上、見やすく新しい情報を表示するように改善していきたいと考えております。  2番目のQRコードの活用はどうなっているかにつきましてですが、QRコード自体を付けることは簡単なように思われがちですが、つなげる先の情報やコンテンツを作成する必要があること、また、そのQRコードを掲載する場所の確保などの点からも、現時点で生駒駅前付近に掲示することはできておりません。  3番目のゆとりっとにつきましては、多目的トイレを誰でも使用できるよう、「どなたでもお使いください」との表示をさせていただきましたが、その文字がまだ見えにくい、見にくいとの声がありましたので、更に大きい表示に変更させていただきました。  トイレの位置を示す表示につきましては、現在、トイレの東側と西側の柱の両方に掲示していますが、それが年数により劣化していることから、今年度やり替えを実施する予定となっております。また、改札のあるフロアから下へ誘導する際につきましては、道路の管理者と協議の上、少し目立つものを今年度新たに掲示することを検討しております。  トイレの中をきれいにする件についてですが、ゆとりっとにつきましては毎日清掃を行っておりますので、決して汚れているという状態ではないことをまずご理解いただきたいのですが、多目的トイレのドアの傷はもう少しきれいにならないか検討中でございます。  なお、トイレ全体の改修につきましては、現時点では財政的観点からも時期について明言できないことをご理解いただきたいと考えております。  次に、生駒の観光は、宝山寺等へのそこに行って観光して帰るという点の観光という側面が強く、地域周遊といった面的観光が弱いと考えているが、その点の認識はどうか、その対策はどうかについてお答えいたします。  本市における点への観光という側面が強いといった数的根拠はございませんが、面的観光の重要性については十分認識しているところでございます。また、ご指摘のとおり、旅行代理店などで生駒市の地域周遊といったツアーを組まれている事例は少ないのが現状でございます。今後は、観光ボランティアガイドの会の企画ガイドや、それ以外の体験スポットを活用するとともに、面的観光を意識した体験型メニューを作成し、積極的に情報発信を進めることが重要だと認識しております。  次に、生駒の認知度の向上等に資すると考えるSUN FESTAの観光促進という面における評価と改善点、また、参加者の地域への誘導促進はどのように考えているかについてご説明いたします。  IKOMA SUN FESTAは今年で4回目を迎え、毎年1万人以上の子育て世代が来場するイベントとなっております。都市型イメージの向上を主目的に実施していますが、4割を占める市外からの来場者に文化的・自然的な魅力、生駒の暮らしを体験してもらう場であるとともに、市内飲食店を始めとする多くの事業者の実店舗のプロモーションの場にもなっております。また、生駒の魅力的な人と対話で話し、生駒の「もの」「こと」を知ってもらうことで、地域のファンを増やしながら副次的な観光促進や経済循環促進につながっているとも考えています。  地域への誘導につきましては、楽しく幸せに暮らす日とのつながりを築くSUN FESTAの手法に共感した人たちが市民主体でマルシェをしたり、店舗でコラボイベントをしたりといった日常の活動へと拡大されることを期待しております。  最後に、市長マニフェストにある「生駒らしい着地型観光」とはどういうものなのか、その実現のための取組と展望はどうかにつきましてご説明いたします。  生駒市は、大阪、奈良、京都へのアクセスが非常によい立地であるとともに、大阪中心部から20分余りで訪れることができるにもかかわらず、自然が豊かで静かで落ち着いた日常風景を味わうことができるまちとして、モデルとなる拠点エリアにおける先導的な取組を進め、「生駒らしい着地型観光」を推進していきたいと考えています。  その手法といたしましては、地域の資源を活用した体験型プログラムの充実を図るとともに、新たな体験メニューの開発に取り組むことや、インバウンドの誘導、海外からの来訪者に対応した体制づくりを進めるため、観光関連事業者向けのPRセミナーやおもてなしセミナー等を開催するとともに、外国語対応ができる観光ボランティアガイド育成などにも取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 9 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 10 ◯17番 浜田佳資議員 それでは、順次質問をさせていただきます。  まず、小問1についてなんですが、課題についてるる説明がありましたが、要するにこれまでの課題は観光の位置付けの弱さという理解でよろしいでしょうか。 11 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 12 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 観光を産業の柱の一つとして位置付けるまでには至らなかったということでございます。 13 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 14 ◯17番 浜田佳資議員 その柱として位置付けるまで至らなかった理由として、先ほど説明から伺うところは、住宅都市としてのイメージが強いと。だから、これが市外の人から見て住宅都市としてのイメージが強いので、そもそも観光地としてという認識が弱い、それで観光客は多くないというふうにつながっている。だから、そういったイメージが結局観光客が多くないことの大きな要因、こういった理解でよろしいでしょうか。 15 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 16 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 観光客が少ないという原因は他にもあるとは思いますけども、一つの要因としては、そういうことではないかということでございます。 17 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 18 ◯17番 浜田佳資議員 その状況を突破する取組として、今答弁にありましたような宣伝に力を入れているということですね。 19 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 20 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 他にもやらないことはあるかとは思いますけども、PRには力を入れていきたいと思っております。 21 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 22 ◯17番 浜田佳資議員 その他にもやらないことじゃなくて、やらないといけないことだと思いますが、ちょっとした言い間違いやと思います。  そういった効果等について、小問2の認知度の向上とも関連いたしますので、そちらで質問するとしまして、今後の課題としては何があると考えていますか。 23 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 24 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 今までの取組を更に強化していくとともに、今後はインバウンドについても取り組んでいけたらなと思っております。 25 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 26 ◯17番 浜田佳資議員 宣伝等の今行っている取組を強化するという点もしっかりやっていただきたいと思います。  インバウンドへの対応については、小問6の答弁にもありましたので、そちらで質問をさせていただきます。  では、小問2の方に行きます。認知度の向上の点なんですが、観光地としての認知度が低ければ、そもそも観光の対象にすらならない。さりとて、生駒市単独で観光地としての認知度を向上するというのはなかなか難しい面もあろうかと思います。これは2年前に企画総務委員会で倉吉市に視察に行きましたが、そこでも同じような話がありましたので、この点はよく分かることなんです。そこで、県の取組に積極的に関わっているのは、この奈良というのも観光地としての認知度、知名度がありますので、それを生かして生駒の認知度も上げようと、こういう趣旨で取り組まれているということですか。 27 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 28 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 はい、そういうことでございます。 29 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 30 ◯17番 浜田佳資議員 では、その県を通じての取組というのは、具体的にどんなことをされているんでしょうか。 31 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 32 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 県の方も最近観光に関する取組を積極的に進めていただいているんですけども、例えば市町村や観光協会向けのインバウンドの周遊を促すための事業への補助金の交付であるとか、奈良県の訪日教育旅行受入れ事業と申しまして、外国の子どもたちの例えば修学旅行を受けるための営業をしていただいているだとか、海外旅行会社やメディア等を対象としたファムトリップ事業ファムトリップ事業というのは海外のメディアやインフルエンサーと協力してインバウンド客の増加につなげる事業なんですけども、そういうことをしてもらっているとか、これは実際平成30年度は高山茶筌を体験していただいております。とか、ビジターズビューローによる首都圏発のパックツアーというものを開発・販売されておりまして、これにつきましても、平成31年度、長弓寺の方をコースの中に取り込んでもらって、バスツアーが開催されたということでございます。 33 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 34 ◯17番 浜田佳資議員 部長の今の答弁だと、県がいろいろやってくれているというところに生駒がちょっと乗っかっているという感じにもとれるんですが。生駒市としてどのように積極的な取組というものはされているんでしょうか。 35 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 36 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 生駒市といたしましては、例えば1点挙げますと、観光ボランティアガイドの会の方にすごく案内の規模を広げていただいていると言うか、実際に案内者数が増加していましたり、手応えといたしましては、例えば生駒山上遊園地なんかにつきまして、近鉄の方々とお話ししていますと、PRの成果が出て観光客数が増えてきているんじゃないかという感覚をされているということでしたりとか、今年の6月につきましては、生駒市山上の夜景の方がクールジャパンアワード2019を受賞したことから、今後海外への発信をする場合には、大きく活用できると考えております。 37 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 38 ◯17番 浜田佳資議員 生駒独自の取組や県を通じての取組でいろんな手応えがあるし、いろんな反応も上がっているということだと認識していると。それは分かりました。  それで、小問3に行きますが、生駒の玄関口の観光に来ておられる方に対する情報提供という点なんですが、そこで、改札でのインフォメーション、新しい情報で更新すると、内容が古くなっているのでということなんですが、その新しい情報というのはどのような内容を考えていますでしょうか。 39 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 40 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 今、改札を降りたとこの大きなところには、ベルテラスの案内表示がまだちょっとなされていませんので、今、新しく立ったベルテラス側にある案内板、参考にしながらちょっと改善していきたいと考えております。 41 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 42 ◯17番 浜田佳資議員 この改札前のインフォメーションができたときは、先ほどの答弁にありましたようにまだベルテラスはできていませんので、どうしても例えばあそこにある生駒をアピールするためのおちやせんも当然入ってないということで、非常にもったいないと言うか、そういうことがありますので、そこはしっかりと取り組んでいってほしいと思います。  内容についてなんですけど、この情報の提供を何をするかということで、知りたいこと、だから、ともすればこちら側の知ってほしいことばかりをどんと出すと、来た人が結局知りたいことがないじゃないかというふうになるとよろしくない、効果が減少しますので、そういったことをしっかりと踏まえて、知りたいことは何かということをつかみながら、なおかつ、今ベルテラス等やると言いましたが、それでなおかつまだまだ不十分だとか今後変更しなければいけないなというのがあれば、必要に応じて追加とか修正をする、こういったことでよろしいですね。 43 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 44 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 細かい部分ではなくて、大きな変更があれば、やはりしていかなければいけないかなと考えております。 45 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 46 ◯17番 浜田佳資議員 それでは、しっかりとその点に関しても、とりわけ観光に来ておられる方なんかの意見なんかもできるだけ反映するようにしていっていただきたいというふうに思います。  ところで、生駒駅のこの改札前に立って宣伝なんかをしていますと、いろんなことを聞かれる。そういったことで、前回、トイレの位置を聞かれるとかいうことで質問させていただいたんですけど。最近は北新町から山麓公園等へのハイキングコース、これ、どこからどう行ったらいいのかということをよく聞かれるんですよ。多分健康に対する意識がどんどん高まっているというのもあるし、生駒の自然が魅力的だというのも先ほどの生駒の取組も含めてだんだん認知度が広がっているということの反映じゃないかと思うんですね、聞かれてこういう内容に変わっているということは。  ということを踏まえまして、そういった内容も、この新しい情報の中に含めてはいかがと思うんですが、その点、どうでしょう。 47 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 48 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 今の案内板を完全に入れ替えるというのはちょっと難しいことでございまして、スペースも限られていますので、ハイキングコースまではちょっとなかなか難しいかなとは思っております。 49 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 50 ◯17番 浜田佳資議員 案内板にコースそのものを表示するというのは困難だとしても、他に何か方法とかは考えられないでしょうか。 51 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 52 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 例えば今はICTの技術も、ICTと言うか、QRコードですね、具体的に言うと。QRコードなんかを利用して、QRコードを表示して例えばコースを出すだとかいうのはひょっとしたら考えられるかも分かりませんが、案内板にQRコードばかりというわけにもいきませんので、どうしたらいいのかというのはちょっと考えていきたいと思いますけど。 53 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 54 ◯17番 浜田佳資議員 今話が出たQRコードなんですけど、最初の答弁では、いろいろ説明して、できてないということでした。これはできていないであって、できないということじゃないなということでちょっと注目はしているんですけど。その困難な点では、QRコードを付けるだけじゃなくて、そのつなぐ先の新しいコンテンツを作らないけない、これは大変なんだということをおっしゃっておられました。しかし、今、既存のコンテンツにQRコードで接続するというふうにすれば、それほど費用とか手間とかかからない。既存のサイトをまず活用すればいいんじゃないかというふうに思います。その点はいかがでしょうか。 55 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 56 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 今の既存のサイトなりが本当に活用できるようなものであれば、確かにそれにつなげるということで活用できるのかなとは思います。 57 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 58 ◯17番 浜田佳資議員 では、そこら辺をしっかり検討していただいて、QRコードは非常に便利で、表示としては小さいスペースで、実はそこから大きな情報への入り口になっていますので、すごく便利なんですよ。だから、全体のデザインのこともありますし、これから新たにQRコードを付け加えないといけないかもしれないので、全部埋めてしまうと逆に後の対応がしんどいというのもあります。そこら辺はよく考えていただいて、どういった表示内容にするのかというのを検討していただければと思いますので、その点、よろしくお願いいたします。  ゆとりっとについてなんですけど、表示の文字は大きくしたということですが、質問の通告を出した時点では小さかったので、早速の対応、ありがとうございます。また、トイレ表示の1階、階段を降りてからの見えるところが非常に汚くなっている、経年劣化していて見にくいということも、今年度中にやり替える予定ということなので、その点はよろしくお願いします。  改札のフロアからの誘導のサインなんですけど、確かに改札前のインフォメーションの中にはトイレの表示は入っています。ただ、小さいし、このトイレのサインだけじゃなくて他のサインもそうなんですが、少し小さいし、また、設置してから20年たっていますので、汚れ等で見にくくなっていると。そういった面がありますので、そこら辺、見やすいように改善するという必要もありますが、その点も含めて検討するということですね。 59 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 60 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 確かにちょっと汚れて、トイレの部分がちょっと見にくいのかなと思いましたので、きれいにしていけたらなとは思います。 61 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 62 ◯17番 浜田佳資議員 次に、ゆとりっとの掃除なんですが、これ、きちんとされていることは、利用してよく分かっております。ただ、掃除でも対応できない点、多目的トイレのドアの下部の傷とか汚れですね。そういったとこがありますので、それは認識されているということですので、これは例えばシール等を使ってきれいにするとかいうことはできると考えますが、その点、いかがでしょうか。 63 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 64 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 傷が付いているというのは確認しているんですけども、シールを貼るにしても、どういう形とか色とか、どういうのがいいのかというのはちょっと考えながらやれたならとは思っていますけど。 65 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 66 ◯17番 浜田佳資議員 それはしっかりと検討してください。  ちなみに、ドアだけでなくて、全体について、トイレ全体の中の雰囲気ですね。それについても安く雰囲気を変えるという方法はいろいろありますので、その点も同時に検討していただくとして、トイレ全体の改修については、あそこの構造上の問題もかなり制約が大きい。だから、困難な点はあるということは認識していますので、すぐに改修を、全面改修せよとは言いません。これは時期を見てまた検討してください。
     それで、ゆとりっとといったトイレは観光促進の一つのツールになります。それは最近の観光だけでないんですが、トイレ重視というのはトレンドになっておりますので、それらを参考に改善を進めてください。  小問4なんですけど、点への観光について数的根拠はないということなんですが、市の観光ビジョンなんかでも、宝山寺にはかなりの方が行っておられるというデータも出ております。山麓公園も来ていると。だけど、そういった人が、じゃ、生駒のこの町なかに来ているかと言うと、どうもそういった雰囲気がないということがあります。だから、確かにこれだという数的根拠はないにしても、そういった状況があるんじゃないかと思うんですけど、そこら辺の認識、観光客の皆さんの行動パターンの認識とか、そこら辺はどう考えておられますでしょうか。 67 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 68 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 数字的なものがなくて申し訳ないんですけども、例えば生駒山上に行っておられる方、ケーブルに乗っておられると宝山寺の方も経由されるとは思うんですけれども、訪れておられる年齢層とか考えますと、余り、ひょっとしたら寄ってないんじゃないかなと。要するに1点と言いますか、山上へ行ってもう戻っちゃう。宝山寺に寄らずに戻っちゃうとか、面的な展開はできてないんじゃないかなとは思います。 69 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 70 ◯17番 浜田佳資議員 そういった認識もあり、面的観光についての重要性は十分認識しているということで、今後、面的観光を意識した体験型メニューを作成しという答弁をされています。その具体的な内容は、多分小問6の着地型観光と関連すると考えますので、そちらの方で質問を追加でさせていただきます。  小問5のSUN FESTAに関してなんですけども、まず、SUN FESTAの取組と成果、これはどのように評価されていますでしょうか。 71 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 72 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 少し1回目の答弁と重複してしまうんですけども、過去3回実施しまして、ファミリー層を中心に毎回1万人オーバーということの来場者が来られているということ、また、生駒市内の出店者数の割合も年々増加しているということ、3回目の昨年は53店舗出ていたんですけども、市内店舗が83%まで上がってきております。今年度は、現在交渉中なんですけども、農業ブースや起業をされる方を見据えたブースも設置するため、市内の比率が去年よりも上がるんじゃないかなと思っております。  また、SUN FESTAは都市イメージの向上の一環として実施させていただいていますので、来場者300人を対象にしたアンケートでも、毎年7割以上の方が生駒のイメージがよくなったという回答をいただいております。とか、生駒のことが大好きになるフェス、生駒に引っ越してきてよかったといった、SNSで発信されている方も多く、イベント自体が生駒の魅力を発信するメディアとして機能しているというところが生駒の認知度の向上につながっていると考えております。 73 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 74 ◯17番 浜田佳資議員 SUN FESTAが生駒の認知度の向上に資するということが実際出ているということはよく分かりました。  そこで、最初の答弁で副次的な観光促進や経済循環の促進へもつながっているということが述べておられましたが、具体的にこれはどういったことでしょうか。 75 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 76 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 SUN FESTAに実際来られた方が生駒に何もないと思って来られているとは思わないんですけども、それほど知らなくて生駒に来られた方が、こんなに素敵な店があったとか、店の方と話をしながらすばらしい人がいたとかいうことを肌で感じてもらって、ダイレクトに店の魅力が伝わるということで、その後、あそこへ訪れてみようというモチベーションが生まれてくれたら、生駒への来訪のきっかけになるんじゃないかなと考えております。 77 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 78 ◯17番 浜田佳資議員 その生駒のSUN FESTAに来た人が、そこでの店でのいろんなやり取りで魅力を感じて、生駒の実際、実店舗の方に来てくれたらという答弁でしたけど、そこら辺があって地域への誘導については期待できるという答弁につながっているという理解でよろしいですね。 79 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 80 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 そういうことでございます。 81 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 82 ◯17番 浜田佳資議員 その期待できるが実際どうなっているのか、つまり、地域の誘導にどこまでつながっているのかという点が大事だと思うんですよね。期待だけでは、期待倒れになっているのかどうかという話なんですけど。その点で、以前の一般質問で、地域への誘導についてクーポンの更なる活用を提案しましたが、それはどうなっていますでしょうか。 83 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 84 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 2年前に当日配布の案内図に割引チケットを付けさせていただきましたが、割引販売にそのとき協力していただける店自体が少なく、それを持って店舗を訪れた人の割合が1割にも満たなかったということで、今はクーポンは廃止させていただいております。  今どうしているかということなんですけど、店のところへ行ってもらってショップカードなんかを渡してもらうことで、自分の店のプロモーションを、PRと言うか、宣伝してもらっていますので、そういうことで誘導できているのかなとは思います。 85 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 86 ◯17番 浜田佳資議員 なるほど。つまり、実践の分析から、地域誘導にはクーポンは効果が薄かったということが分かったということですね。ショップカードでその地域誘導につながっているんじゃないかということなんですが、そこら辺で、出店されているお店の方から実際どうだったかとかいう聞き取りとかいうのはされていますでしょうか。 87 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 88 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 すいません、ちょっと数字は今示せないんですけども、聞き取りはしていると思います。 89 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 90 ◯17番 浜田佳資議員 じゃ、それも地域誘導に効果があるという認識でそういった方向でこれから展開していくということだと思います。  では、今後、観光とSUN FESTA、どのように結び付けていこうと考えておられるんでしょうか。 91 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 92 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 これもちょっと1回目の答弁と重複してしまうんですけども、観光分野では、宿泊施設や観光施設などの「もの」ではなく、長期間滞在する理由になる「こと」をつくることが大切だと言われています。SUN FESTAは、従来観光分野のターゲットにしてきた層以外をターゲットに集客に成功していると言えると思います。これは生駒の生活の場が子育て層に魅力的に感じてもらっている証明でもあるため、イベントに出向いていただいている方々で大勢の方を楽しませていることができる方々ともいろいろネットワークをつくって生駒の新しい観光コンテンツに結び付けることができたらなと思っています。 93 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 94 ◯17番 浜田佳資議員 ということは、例えばこれまで生駒の観光に来るといった層でなかった層が、それ以外の層の方々がこのSUN FESTAを通じて生駒の魅力を感じて生駒に来ていただくとなると、その分観光の幅と言うか、厚みができると、こういう理解でよろしいですね。 95 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 96 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 はい、そういうことでございます。 97 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 98 ◯17番 浜田佳資議員 それじゃ、その点、しっかりとこの4回目になりますが、引き続き、5回以降もやっていってほしいと考えます。  小問6なんですけど、まず、「生駒らしい着地型観光」の生駒らしいというのはどのようなことを考えているんでしょうか。 99 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 100 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 生駒市は、大阪、奈良、京都へのアクセスが非常によいということと、大阪の中心部から20分余りで来れるのにもかかわらず、自然が豊かで、静かで、落ち着いた風景を味わうことができるまちであるということでございます。 101 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 102 ◯17番 浜田佳資議員 じゃ、その点をしっかりとアピールして来ていただこうということなんですが、じゃ、もう一つ、着地型観光というのは、これはどういった内容でしょうか。 103 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 104 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 元々着地型観光と申しますと、現地集合して現地解散という単なる旅行の商品であったとは思うんですけども、今は観光者のニーズがすごく成熟してきまして、体験とか交流とか本物志向が高まって多様化が進んできていると思います。インターネットの普及などによってもいろんな情報が入るようになって、安価で容易に観光地の情報が入るようになったし、発信の方もできるようになったという状況でございます。こういった変化がそれまで主流であった団体旅行や点の観光を減少させて、体験型観光を楽しむ個人・グループの旅行者が格段に増えてきたということで、その活動範囲を広げていく中で、地域が創意工夫をして考えた観光プランを着地型観光ということで呼んでおります。 105 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 106 ◯17番 浜田佳資議員 着地型観光というのは何かというのを一言で言うとなかなか難しそうなんですが、今聞いた話からすると、体験をするというのがこの着地型観光の結構重要な柱になるというふうに理解したんですが。そういう理解でよろしいでしょうか。 107 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 108 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 もちろん体験だけじゃなく、交流してもらうとかいったこともあると思いますけども、プランを考える上では、やっぱり体験というのも大きな要素になるとは思います。 109 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 110 ◯17番 浜田佳資議員 それで、一番最初の答弁ではモデルとなる拠点エリアということが話されていましたが、これはどこだということを今想定されていますでしょうか。 111 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 112 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 今、拠点としてどこかというのは決めてはないんですけども、例えば生駒の方には茶筌の里と多くの留学生が集まる先端大学院大学があります。伝統と先端科学が交わるエリアという、例えばそういうことであったりとか、生駒駅前から宝山寺エリアであったり、生駒山系の景色のよいところにはコンセプトにこだわりのある飲食店さんなんかも点在していますので、そういうところもエリアの候補にはなると思います。 113 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 114 ◯17番 浜田佳資議員 となると、拠点エリア、一つに絞る必要はないということで、実際いろいろ観光としての魅力は生駒はよう見たらたくさんあるんだと。だから、別にあえて一つに絞るということじゃなくてということで今検討しようとされているんでしょうか。 115 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 116 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 いろんなところ、数が多い方がいいのかなとは思っていますけども。まあ、そうです。 117 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 118 ◯17番 浜田佳資議員 それじゃ、それをしっかりと検討していってほしいと考えます。  今後の課題で、一番最初のあれなんですけど、関連するんですけど、今までやっている取組の強化が一つの柱、もう一つの柱がインバウンドへの対応ということでしたけど、その目玉としては何か考えておられるということはあるんでしょうか。 119 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 120 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 目玉というところはちょっと難しいんですけども、インバウンドに対応できる、対応していきたい観光の関連事業者さんなんかを中心に、一つ一つ取組をしていきながら、見直しを繰り返すことが重要ではないかなと思います。その中からSNS等を通じて大きく何か取り上げられるようなものが出てきたら、まあ、いいかなと考えております。 121 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 122 ◯17番 浜田佳資議員 具体的にはどういったことを今考えておられますでしょうか。 123 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 124 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 今年度は、観光協会さんなんかとともにインバウンド向けの体験型を意識した新しい観光メニューを作っていきたいと思っています。さらに、そのツアーに旅の経験が豊富な外国人さんをモニターとして起用して、その作った体験のツアー、商品を体験してもらって、外国人の方の目線と言いますか、視点でブラッシュアップしていけたらいいなと思っています。また、フォロワーの多い外国人インフルエンサーさんなんかを招いて、宿泊を伴う体験観光をしてもらって、SNS等を使って広く国内外に発信してもらえたらなと考えております。 125 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 126 ◯17番 浜田佳資議員 なるほど。なかなかいろんな前向きで意欲的な取組を考えておられるということなので、それはしっかりと進めていってほしいと思います。  このモニターの話なんですけど、国内の観光地なんかでもかつて失敗していたのが、せっかく自然のいいとこがあるのに、それをほんまのいいとこが自分たちには当たり前過ぎて分からずに、ついつい都会型にしてしまって逆に人があんまり来ないという、魅力的でなくなるというのはかつて失敗例として全国であったんですけど。結局、本当に人が来てもらうためには、そこに来たい人たち、来ている観光客の目線をいかに私たちが理解して反映して合うものに変えていくかというのが肝になると思うんですね。そこら辺をしっかりと取り組んでいってほしいと思います。  もう一つ、SNSというのも、体験してからの発信というのは大きな影響力を持つということは、いろんな例で実証されています。例えばの例として、日本で一番の観光地といったら京都なんですけど、外国の方がよく行かれる京都1位から5位、2位が金閣寺、3位が清水寺、そして、5位が二条城、全部世界遺産なんですよね。1位と4位は世界遺産じゃ全然なくて、4位が嵐山モンキーパーク、1位が伏見稲荷。どちらも外国の人が行って、SNSでここはすごいなというのを発信して、そこでどんどん来るようになる。日本の我々から見たら別に、これで来るのというような内容が、実は海外の人にとっても物すごく魅力的だというのと、SNSの力はすごいというのがあると思いますので、そこら辺をしっかりと参考に取り組んでいってほしいと思います。  今回は観光促進というテーマで質問いたしました。今後の生駒にとって重要な柱となるとの認識で、新しい力の入った取組の内容も確認することができましたし、また、以前に質問したことについて対応や具体的検討が始まるということも確認させていただきました。途中でも言いましたが、2年前の企画総務委員会での報告、こういったことも参考にしながら、しっかりと取り組んでいってほしいと思います。  以上で一般質問を終わります。 127 ◯中谷尚敬議長 次に、13番、惠比須幹夫議員。              (13番 惠比須幹夫議員 登壇) 128 ◯13番 惠比須幹夫議員 それでは、議長の許可を得まして、一般質問をさせていただきます。  今回はがん対策について質問をさせていただきます。  一つ、生駒市における死因に占めるがんの割合について。  1)奈良県においては1979年からがんが死因の第1位となり、現状も3割、約4,000人ががんにより死亡されております。生駒市の死亡要因に占めるがんの割合について、どのように分析されているのかお聞かせください。  2)生駒市における死亡要因に占めるがんの割合、傾向を踏まえた今後のがん対策について、考えがあれば聞かせてください。  2点目、がん検診の受診率について。  1)2018年度結果の対前年度比及び2014年度からの経年変化について、どのように分析・評価するのか聞かせてください。  2)2019年3月に公表された第2期健康いこま21の中間見直し報告書において、がん検診の2022年度までの受診率目標値は30%と、従来の目標値を維持されております。第3期奈良県がん対策推進計画では、2023年度までの目標値が50%で設定されております。目標値の数字がかい離しておりますが、市が目標値30%で維持している理由を聞かせてください。  3点目、要精密検査の受診率について。  第2期健康いこま21の中間見直し報告書において、要精密検査の2022年度までの受診率目標値は従来の「増加」から「90%以上」へと修正されております。国・県の計画と整合性を図るためとの考え方が示されておりますが、どのような現状の分析・見通しのもと目標値を設定されたのか聞かせてください。  2回目からの質問につきましては、自席にて行わせていただきます。 129 ◯中谷尚敬議長 影林福祉健康部長。              (影林洋一福祉健康部長 登壇) 130 ◯影林洋一福祉健康部長 それでは、惠比須議員のご質問についてお答えを申し上げます。  まず、1点目の生駒市における死因に占めるがんの割合についての分析及び今後の対策についてでございますが、平成29年の生駒市死亡者数は985人おられ、そのうち、がんによる死亡者は332人、33.71%を占めております。平成25年から29年の5年間を見ましても、同様にがんによる死亡は約30%強を占め、死因第1位で推移しております。  死亡割合を平成28年の国及び県データと比較した場合、全国28.5%、奈良県29.6%に比べ、やや上回っておりますが、原因は、これまでの脳卒中対策により脳血管疾患による死亡が減少したため、がんによる死因の割合が相対的に高くなったものと考えております。  また、部位別に見ました場合、直近の5年間において、気管、気管支及び肺、胃、結腸が上位3位で推移しており、いずれも微増傾向となっております。同年の奈良県の状況と比較した場合、生駒市では、気管、気管支及び肺と結腸がんによる死亡割合が高く、胃、肝臓及びすい臓は低い傾向となっております。  この傾向から、本市では、肺がん及び大腸がん検診を受診勧奨し、早期発見・早期治療につなげる必要があると考えております。  次に、2点目のがん検診の受診率についてでございますが、2018年度実績は前年度の受検者数と比較すると、胃がん検診は113人の減少、子宮がん検診は52人の増加、肺がん検診は38人の増加、乳がん検診は45人の増加、大腸がんは454人の減少となっております。  減少しております二つのがんのうち、胃がん検診は、内視鏡検診の受診機会が2年に1回のため、平成29年の受診者分が減少したものと考えております。また、大腸がん検診は、集団検診の受診者数は増加したものの、個別検診の受診が減少したことが大きく影響しており、今後は医療機関に対しても受診勧奨などの協力を求めていく必要があると考えております。  これまでも受診しやすい環境づくり及び受診勧奨に努めてきた結果、5がん平均受診率も徐々に向上しておりますが、第2期健康いこま21の目標値30%には達していないことから、これまでの取組に加え、今回受診率が低下しました大腸がん検診の積極的な啓発に努めていきたいと考えております。  また、第2期健康いこま21中間見直しの目標値30%を維持しました理由につきましては、第3期奈良県がん対策推進計画が示すがん検診受診率は、国民生活基礎調査に基づくものであり、市町村及び職域のがん検診受診者を算定の対象とし、抽出数が少ないことから、市町村ごとの受診率算定はできないものとなっております。また、アンケート方式のため、実態を過大評価しやすい傾向があることなどから、県の目標値ではなく、引き続き30%を目標値とすることといたしました。  最後に、三つ目の精密検査の受診率を第2期健康いこま21の中間見直しにおいて目標値を「増加」から「90%」に修正した理由についてでございますが、第2期健康いこま21の策定時点では、肺がん検診以外は国の示す受診率に達していない状況であったことから、全てのがんの精密検査受診について、まずは増加として、受診率向上に取り組むことといたしました。2期計画に基づき、未受診状況確認の強化などに取り組んだ結果、受診率が向上したことから、生駒市といたしましても、国や県の目標値である90%に改めて設定変更したところでございます。  以上でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 131 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。
    132 ◯13番 惠比須幹夫議員 それでは、1点目の質問から順次関連してお聞きをしてまいります。  単純にこれ、一般的にも、がんについては3人にお一人が亡くなられ、2人にお一人がり患されるということは、もうこれは合い言葉のように言われていますが、これ、この生駒に当てはめて見ましても、同じ状況ということが今報告ございましたが、それでいきますと、単純に今12万人人口がおられて、間違いなく生涯り患、死亡ということを考えると、4万人はがんで亡くなられるという状況が今既にあるということですね。今後、更に高齢化も進行していくことも推定されておりまして、このまま行きますと10年後には約1.5倍に死亡者が増えてくるという状況も推計も総計の方でも出されていました。  このがんの死亡者数推計と今後のがんのり患等の相関ですね。それはどのように捉えておられるのか聞かせてもらえますか。 133 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 134 ◯影林洋一福祉健康部長 がんによる死亡者数でございますけれども、たしか今大体1,000人ぐらい年間亡くなっておられるかと思います。議員ご指摘のように、1.5倍ということですので1,500人ぐらいになっていくかなというふうに思うんですけれども、がんにつきましてもいろんな新薬とか出ていますけれども、これまでの取組からすると、画期的なそういったものがない限りはやはり3割強ぐらいで推移をしていくと思いますので、がんで亡くなる方もその3割ということですので、500人ぐらいというふうなことになっていくかなというふうに考えております。 135 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 136 ◯13番 惠比須幹夫議員 単純に今言われたように1.5倍の3分の1で500人ががんにり患される、亡くなられるという時代が来るということでございます。そうなってきますと、果たして現状の医療体制がそれに追い付いていくのかとか、また、介護の問題も出てくると思います。そういったことが懸念される中で、今現状推計される500というものをどれだけ抑え込んでいけるか、小さくしていけるかということが今後の課題になってくるのかなとは思います。そういった意味で、これ、全市民に関わることでもございますので、今後どういったことをやっていくべきなのか、やっていけるのかという意味でちょっと一つずつお聞きしたいと思います。  一つは、がん対策を進める上での環境整備、いかに全市民的に強い意識付けを持っていただくのかという部分で、一つですが、がん教育というのが日本の各地の自治体でも取り組まれております。法でもこれ、盛り込まれておったかと思うんですが。現在生駒市におきましては、出前授業等の中でのがん教育に関する状況、取組というのはどうなっておりますでしょうか。 137 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 138 ◯影林洋一福祉健康部長 平成30年度の厚生消防委員会の調査の報告で、がん予防の出前授業というようなご提案がございました。教育委員会部局の公立学校の出前授業でそういうメニューがあるんですけれども、今年度から小中学生を対象としたがんを知る、学ぶというメニューを健康課の方で追加をさせていただいておりまして、健康課の保健師がそういった形で学校に出向いて授業をさせていただくと、そういうふうな対応はできるようにはしております。 139 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 140 ◯13番 惠比須幹夫議員 対応はできるようにしてはいただいているということですが、実際に実績というのは、これ、各学校からの要望ということになろうかと思うんですが、その辺の状況というのはいかがでございましょうか。 141 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 142 ◯影林洋一福祉健康部長 現時点では、まだご依頼はいただいてないという状況でございます。 143 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 144 ◯13番 惠比須幹夫議員 特に若年期におけるがんの正確な情報の伝達、そこでなされた意識付けというのは生涯にわたって生きてくるものと考えます。特に家庭内でのがんを切り口にした会話ということの広がりも考えられると思います。その意味で、特に、ただ、できる状態だけでウェイトしているということではなくて、今後、特に小学校・中学校在学中、できれば最低在学中に一度はがんに関する授業を受けられるという、そういうことが計画的に進められていくということが望ましいのではないかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 145 ◯中谷尚敬議長 真銅教育振興部長。 146 ◯真銅宏教育振興部長 学校現場でも非常にそういった部分は十分認識をしております。実際、本市では3年前、県の教育委員会から依頼がありまして、市内の小学校でがん教育についての研究授業を行っております。その後、毎年がん教育の授業を続けております。  また、市内の他の小学校におきましても、例えば小学校6年生の保健の「たばこの害」という単元、それから、中学校3年生の保健体育、「喫煙と健康」という単元、これ、それぞれがんについて学習をし、がんの予防等について児童・生徒が理解できるように取り組んでおります。  また、中学校では、再来年、令和3年度から新しい学習指導要領が全面実施となりますが、この中にがん教育が明記されます。がんの予防あるいはがんの治療法、そういった部分の学習だけではなくて、がん患者への理解と共生といった、そういうがん患者、また、それを取り巻く周囲の方々への気持ちについて考え、共生を図るような、そういう内容となっております。 147 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 148 ◯13番 惠比須幹夫議員 今お話ししていただきましたその3年前からの研究授業というのは、これは特定の学校でということですか。 149 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 150 ◯真銅宏教育振興部長 はい、特定の学校です。ただ、これ、公開授業でして、県内の先生方も参観に来ておられます。 151 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 152 ◯13番 惠比須幹夫議員 そこでの子どもたちの反応とかというのはどういうふうに捉えておられますでしょうか。 153 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 154 ◯真銅宏教育振興部長 やはりがんという、ふだんそんなに授業ではこれ、しない部分ではあるんですけれども、かなりいろんな角度から、また、がん患者さんの部分とか、そういったものについて、かなり子どもたちもしっかり学ぶことができたと、そういうふうに学校からも聞いております。 155 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 156 ◯13番 惠比須幹夫議員 せっかく出前授業の準備もできているということでございますので、その辺はより力を入れていただいて、一人でも多くの子どもたちが受けられるように体制を構築していっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  現状あります出前授業、ウェイトされている状況ですけども、どういった内容で考えておられるのでしょうか。 157 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 158 ◯影林洋一福祉健康部長 出前授業につきましては、がんがどういった、体の調子が悪くなって出てくるとか、生活習慣から出てくるとか、そういったがん全体のその発症の経過とか、それから、がんに対しての治療の在り方とか、簡単ですけれども、そういった内容を踏まえてがん患者への理解とか、今、教育委員会でお話が挙がりましたそういった内容を中心に整理をしています。 159 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 160 ◯13番 惠比須幹夫議員 ちょっとその辺でどういったものがあるのかなと私も見聞きするところでは、公益財団法人日本対がん協会の取組なんかをちょっと見ていますと、特にがん教育に力を入れておられまして、がんの教育読本を作られたり、あと、DVDを作られたり、また、ユーチューブでの動画の配信なんかも教材として用意されておられるとお聞きします。その辺も十分研究されつつ今後内容の充実に取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きましてですが、対策型のがん検診の対象以外のがんというのも、それでお亡くなりになるというのも当然あるわけでございまして、その中でも、やはり特に今後高齢化の進展に伴い懸念されるがんというのも幾つかございます。  その一つが前立腺がんに関することなんですが、国立がん研究センターの説明によりますと、この前立腺がんというのは近くのリンパ節や骨に転移することが多いと。肺、肝臓などにも転移することもあると。進行は比較的ゆっくりなケースもあるとはされておりますが、特に60歳頃から高齢になるにつれて顕著に高くなります。男性では、胃がん、大腸がん、肺がんに次いで4番目にり患率が高いと。その上で、これは対策型ではないのですが、任意で受けられる場合は、しっかりと検診のメリット、デメリットを理解した上で受けましょうと。自分で自覚がある場合は早期に医療機関を受診しましょうということが、この国立がん研究センターでも発信をされております。  そういった中で、特に前立腺がんについては血液検査によるPSA検査しか今早期発見につながることができませんので、全国の多くの自治体を見ていますと、以前これの質問でも若干提案もさせていただきましたが、特定健診のオプションとして希望される方への検診を実施されている例が大変多くございます。特定健診ですので、国保でされる場合もありますし、また、協会けんぽで受診されるというケースもあろうかとは思うんですが、特にしっかり意識を持って自己責任のもとであれば、このPSA検査についてもこういった方法で受診ができるんですよという基本的な情報ということですね。ただ、これも特定健診と一緒に受けることによって若干でありますが経済的負担も軽減されるということもありますし、その特定健診のオプションという部分で、これは国保、協会けんぽかかわらずのお話でございますが、まず、基本的な情報として持っていただくための発信というのは何らかできないかと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 161 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 162 ◯影林洋一福祉健康部長 市の方で今、対策型の5がんということで実施をしております。死亡率を下げるというふうなことで、公共政策的にやるということで、指針に基づいて5がんをやっているわけでございますけれども、先ほども死亡率というところで、がんの死亡者数が引き続き3割ぐらいで推移をするということでございますので、5がん以外のほか、お話のありましたそういう前立腺がんとかそういったものについても、自己管理のもと、早期発見・早期治療につながるように、いろんな情報を提供していきたいというふうに考えております。 163 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 164 ◯13番 惠比須幹夫議員 国立のきちっとしたサイトでもそういう情報を既に発信されているという状況でもありますので、その辺もちょっと研究されて、発信の方をお願いできればと思います。  次に、これ、全国的にも動きがございますすい臓がんの早期発見に関連しましてでございますが、これも、特に先ほどの国立がん研究センターの情報によりますと、症状が出てからではもう遅いと。であるから、早期発見が特に肝要になってくるということで、全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)のデータにもよりますと、症状が出てから、押しなべてもう5年生存率がこれ、全て含めてですかね。5年生存率が9.2%しかないというすい臓がんでございます。これもやっぱり60歳頃から特に増えていって、高齢になるほど増えていくということが説明されております。しかしながら、これ、危険因子というのがある程度はっきりしておるみたいで、このリスクファクターというものをしっかりとそれぞれ持っておられる方が認識されると、積極的に早期発見・早期治療につなげていけるということもございます。  今、全国各地ではすい臓がんの早期診断プロジェクトというのが展開されておりますが、これについては何か情報を得られておりますか。 165 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 166 ◯影林洋一福祉健康部長 すい臓がんの早期発見のプロジェクトということで、議員今ご指摘のありましたように、すい臓がんに関する基本情報とか危険因子、それから、受診方法ですね。そういったものについてはいろんな自治体、病院とかでされているのは承知をしております。  ただ、5がんの今の対策型の中ではちょっとやっておりませんので、そういったことについては引き続き、先ほど申しました前立腺がんとかそういったものと併せてお知らせをして、できるだけ早期発見につながるような情報提供をしていきたいというふうに考えております。 167 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 168 ◯13番 惠比須幹夫議員 これ、全国で幾つかもう既に取組をされて、成果を上げられつつあるんですが、その一つが、川崎市の事例を見ていますと、こちらも市立病院が早期発見プロジェクトを立ち上げられまして、地域の開業医さん、クリニックと連携されて、先ほど申し上げましたようなすい臓がんの危険因子、リスクファクターをしっかりと共有されて、そのクリニック、開業医さんからその市立病院へつなげていただく。その結果、精密検査をして早期発見、時にはステージ0であっても発見できるというような状況があるみたいです。1センチ以内でもし発見できれば5年生存率は大きく延びまして、80.4%まで延びるということも報告をされております。  これ、将来的なことになろうかとは思いますが、是非、本市におきましても市立病院が中心となったそういうプロジェクトの立ち上げに期待をしたく思います。これは意見にとどめておきますが。  続きまして、がん検診の受診率についてですが、この算定についてはちょっと悩ましい状況もあろうかと思うんですが、現状、国民健康保険加入者の方の受診率、そしてまた、それ以外、それぞれ職域検診、協会けんぽの関係で他の保険者でのもとで受けられる方も多くおられると思うんですが、その数字がなかなかちょっと捉え切れないという状況があるかと思うんですが、現状の算定方法について聞かせてもらえますか。 169 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 170 ◯影林洋一福祉健康部長 受診率の算定方法でございますけれども、今ございますのが国や県ががん対策の推進基本計画の評価指標としての国民生活基礎調査をベースにしたもの、それから、各自治体が実数による受診率把握のための地域保健・健康増進事業報告、それから、市町村間での受診率比較評価のための推計対象者を基にして受診率と、そういった方法がございます。 171 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 172 ◯13番 惠比須幹夫議員 一方で、厚生労働省の方からのお話で、国民健康保険加入者のみに絞り込んでのカウントもされていっていると思うんですが、それはいつからどういう状況となっていますでしょうか。 173 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 174 ◯影林洋一福祉健康部長 市町村間で比較するためということで、国保加入者の場合でございますと、その自治体の中に保険者がおりまして、その中に住民がおるということで、市町村別に同じ条件で算定が可能であると、そういうことがしやすいということで設定をされております。しかしながらですけれども、例えば生駒のように職域で受診する住民の多い市町村では、やっぱり受診者が少なくなって市全体として見られないと、そういう課題もございまして、国においては国保だけじゃなくて企業保険あるいは協会けんぽ、そういったところからもデータが来れば、国全体としてきちっとした受診率なりが把握できると思います。  それから、国保の方で国保の受診率を出した算定方式というのは平成30年から実施をしております。 175 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 176 ◯13番 惠比須幹夫議員 自治体は自治体の役割としてしっかりと国保の受診率のデータを上げて、国の方としてはそれ以外の保険者にも依頼をしてデータを上げていくということですね。その辺については国のことですので、将来的にそれがデータが合体されますと、各自治体も共有できるような状況になって、自分の市での正確な受診率というのも算定できるようになってくるかと思いますが、それはちょっとそれを待つしかないかとは思いますので、状況としてはよく分かりました。  次に、乳がん検診についてですが、これ、以前からも申し上げておりますが、状況としては、市内に限れば、個別の場合、二つの医療機関でしか受診できないという状況がずっと続いているんですが。以前、市立病院でも実施体制を整えられていく旨のお話もございましたが、以降の進捗というのはどういう状況になっておりますでしょうか。 177 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 178 ◯影林洋一福祉健康部長 以前の質問で、市立病院にマンモグラフィーを入れるというご質問があったかと思います。マンモグラフィーの導入につきましては、今、女性放射線技師を2名採用するということで人的配置も進めておりまして、今後ですけれども、機器の導入に向けて整備を進めていくというふうに聞いております。 179 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 180 ◯13番 惠比須幹夫議員 分かりました。まだなかなかちょっとタイミングが読める状況ではないということだろうかとは思うんですが。であれば、その他に何ができるのか、受診機会をどうやったら増やしていけるのかということになると、集団検診の実施回数を増やしたらどうかという、単純に頭に浮かぶんですが、その辺に関してはいかが見解をお持ちですか。 181 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 182 ◯影林洋一福祉健康部長 集団検診につきましては、技師の配置でございますとか、それから、医師の方も付いていただくということで、現在定員1,100ということで、各月に割り振りをしておりますので、その辺りについては今後回数を増やせるかどうか、ちょっと確認をしてみたいと思います。 183 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 184 ◯13番 惠比須幹夫議員 集団検診の方は定員を1,100設けておられて、ほぼもうしっかりとその枠は埋められているというふうに理解してよろしいですか。 185 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 186 ◯影林洋一福祉健康部長 1,100人の定員でございまして、ほぼその定員に達しているということでございます。 187 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 188 ◯13番 惠比須幹夫議員 あと、個別検診について、どれぐらいの方が受けられていて、市内、市外の割合というのはどういう状況になっていますでしょうか。 189 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 190 ◯影林洋一福祉健康部長 平成30年度の実績でございますけれども、個別検診では市内外を含めて六つの医療機関で受診者数が1,547人、集団検診では定員1,100人に対して受診者が1,004人という状況でございます。 191 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 192 ◯13番 惠比須幹夫議員 その総体1,547ですか、そこから1,100を引いた数が個別で受けられているということであるかと思いますが。これ、市外、市内の医療機関で受診された割合というのはどれぐらいになっていますでしょうか。 193 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 194 ◯影林洋一福祉健康部長 市内と市外の割合は1対2でございます。 195 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 196 ◯13番 惠比須幹夫議員 市外が2で市内が1ということでよろしいですか。 197 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 198 ◯影林洋一福祉健康部長 そのとおりでございます。 199 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 200 ◯13番 惠比須幹夫議員 1,547名受けられていて、これから更にそれは受診を勧めていかないけないわけですけども。単純に現状の枠、個別検診、集団検診をきっちり埋めていくと、当面のニーズには応えていけるという状況なんでしょうか。 201 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 202 ◯影林洋一福祉健康部長 年度末になりますと、一定一部の指定医療機関から受入れ困難という連絡が入るんですけれども、定員に達しないその医療機関でありますとか集団検診で幾らか対応できますので、日にちとかそういうタイミング、どういう医療機関ということをおっしゃられてない場合でしたら、何とか今のところは対応できるかなという風に考えております。 203 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 204 ◯13番 惠比須幹夫議員 それぞれご希望される日にち、季節等もあろうかと思いますので、その辺がどうマッチングしていくかでどう埋まっていくかということになろうかと思うんですけども。その辺のこのマッチングをより効率的に進めるという部分で何らか考えておられることはないでしょうか。 205 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 206 ◯影林洋一福祉健康部長 個別検診の月別の受診者数を見ていきますと、大体申込み開始二、三カ月後ぐらいがちょっと中だるみで受診者が減少するというふうな傾向が見られますので、そういった時期の受診の勧奨を広報等で掲載するというふうなことで今検討をしているところでございます。 207 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 208 ◯13番 惠比須幹夫議員 その辺についてもちょっとしっかりお伝えをして、しっかりとマッチングをしていくということでお願いできればと思います。  あと、市立病院については早期実現を望むところでございますので、引き続きよろしくお願いいたします。  あと、乳がん検診と関連しましてですが、以前、情報発信を提案させていただいた高濃度乳房についての基礎情報について、現在市で発信してもらってはおるんですが、問題はその集団検診、個別検診で受診者が自ら高濃度乳房であるのかどうかということを知られたい場合ですね。それを現状では知ることは可能なんでしょうか、希望される場合に。 209 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 210 ◯影林洋一福祉健康部長 検診で本人が高濃度乳房に該当するかどうかということを確認したい場合、検診結果としては大丈夫若しくは疑いがあると、そういった診断結果になるんですけれども、個別検診の場合でしたら、結果を聞きに行っていただいたときに一定お医者さんとの話の中でそういった確認はしていただけるかというふうに思います。 211 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 212 ◯13番 惠比須幹夫議員 今のお話でいきますと、集団検診の場合は、もう対策型で委託している部分で、なかなかちょっと対応も個々には難しいというお話ですね。ただ、その分費用負担もしていただきますが、個別検診で受けられたら、その辺の希望される場合は情報も得られるということでございますね。それはちょっと、集団検診、どこでどうお伝えしていくのかですが、ちょっとその辺、希望される方がどれだけどこにおられるのかというのは分からない状況の中でありますが、何らかちょっとそれをお伝えする手だてについては考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  それとあと、乳がん検診を希望される受診者の方が自己責任でエコー検査、先ほどの高濃度乳房とも関連はしてきますけども、自己責任でエコー検査を任意で受診することを希望される場合、何らかの公の情報提供はできるのかどうかということなんですが、いかがでしょうか。
    213 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 214 ◯影林洋一福祉健康部長 市町村の実施対象の検診にはなってございませんので、エコーによる検診については積極的には推奨をしていないところでございます。県内の精密検査医療機関というのはございますので、市内にも2カ所ございますので、その辺りの情報提供については検討していきたいとくふうに考えております。 215 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 216 ◯13番 惠比須幹夫議員 あと、マンモグラフィーによる乳がん検診を受診される場合、これ、一般的な声としては、女性技師を望まれるという声が強いのかなというふうに認識をいたしますが、それについては、集団検診、個別検診、本市での状況というのはどうでしょうか。 217 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 218 ◯影林洋一福祉健康部長 ちょっと承知をしておりません。申し訳ございません。 219 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 220 ◯13番 惠比須幹夫議員 女性であるという確認をされているようなことも情報としてはお聞きしたことがあるんですけども。その辺は、まだ今の段階ではお答えできないということですか。 221 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 222 ◯影林洋一福祉健康部長 できるだけ女性ということで配慮はしているということなんですけれども、個別の場合、例えば病院とかそういったところで全てが女性かどうかというところまではちょっと明言はできないところです。 223 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 224 ◯13番 惠比須幹夫議員 個別の場合は各医療機関の事情もあるかと思いますし、基本的には女性でされていても、何らかイレギュラーなことがあって急きょ男性で対応されるということもなきにしもあらずかなとは思いますが、その辺はちょっと受診者が特に個別の場合は確認をされるという必要も出てくるのかなと思います。そういう希望される場合はですね。集団検診は全て全て女性ということでよかったですか。 225 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 226 ◯影林洋一福祉健康部長 基本はほとんどもう女性の方なんですけれども、今おっしゃいましたようにイレギュラーな場合ですね。そういったときにはやっぱり男性が入る場合もあり得るということでございます。できるだけ女性で対応するようにはしております。 227 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 228 ◯13番 惠比須幹夫議員 分かりました。その辺は可能な限りちょっと対応いただければと思いますので、要望しておきます。  次に、乳がん検診についても、特に自己検診というものも一定の効果が見られるということは言われるんですが、日常的な自己検診という部分でですね。これについては、何らか市としてその辺の啓発というのは既にとり組んでおられる部分というのはあるんでしょうか。 229 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 230 ◯影林洋一福祉健康部長 現在、集団検診の場でその受診される方がお待ちのときに、乳房モデルということで乳房の擬似の形のものを置かせていただいております。それと、触診するためのグローブ、手袋、薄いものですけれども、そういうものを置かせていただいていまして、実際にその触診体験をして自己診断ができるような、そういう参考になるようなそういう手当はしております。 231 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 232 ◯13番 惠比須幹夫議員 この自己検診に関する啓発については、自治体の規模にかかわらず、様々な動画等でも発信されていたりもします。それはイラストであったりとか、そういう所定のモデルを使ってであったりとかということなんですが。これについては、リンクとかいうことも含めて、何らか本市でもそういう対応というのはできないのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 233 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 234 ◯影林洋一福祉健康部長 会場でもより積極的にお声がけをしたいと思いますし、議員今ご提案のありましたそういう動画でありますとか画像ですね。そういったものも掲載をして、そういう啓発につながるようにしていきたいというふうに思います。 235 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 236 ◯13番 惠比須幹夫議員 今までちょっとお話ししましたようなこの2点目に関連しての総合的な話でいきますと、これも発信しましょう、これも発信しましょうということで逐次お答えはいただいていましたが、これ、対策型の検診の対象となるがん若しくは任意型の検診の対象となるがん、これ、死亡ということになると全部含めての話になりますので、その辺、市の方としても、対策型、任意型も含めた総合的な情報発信というのが今後望まれるのではないかなというふうに思うんですが、その辺についてのお考えはいかがですか。 237 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 238 ◯影林洋一福祉健康部長 がんの死亡率低下のために、そういった方向で取り組んでいきたいというふうに考えます。 239 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 240 ◯13番 惠比須幹夫議員 次に、3点目の要精密検査の受診率に関しましてですが、これ、国、県の掲げる90%に引上げ、今までは増やす、増加ということだけであったかと思いますが、それが明確に90%ということを今回設定されたということでございまして、これは非常に前向きで評価に値するものだとは思うんですが。現状の各がん検診の精密検査の受診率というのは状況はどうなんでしょうか。 241 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 242 ◯影林洋一福祉健康部長 それでは、5がんについて、平成27年度、28年度、29年度の順にちょっとお答えをさせていただきたいと思います。胃がんにつきましては、27年度が71.4、28年度が63.8、29年度が76.1でございます。子宮頸がんにつきましては、同じ年度の並びで74.6%、79.2%、87.8%、肺がんにつきましては、同じ並びで94.2%、82.4%、83.7%、乳がんにつきましては、94.7%、97.9%、96.2%、大腸がんにつきましては、70.5%、66.7%、81.0%。3年間で肺がん検診以外の4がんについては受診率が上がってきているという状況でございます。 243 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 244 ◯13番 惠比須幹夫議員 これは県下の他の自治体と比較してどういうレベルにあるんでしょうか、今。 245 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 246 ◯影林洋一福祉健康部長 県下の平均と比較しても高い位置にあるというふうに考えております。 247 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 248 ◯13番 惠比須幹夫議員 具体的には、これ、平成29年度から受診勧奨を本格的にやっていだいているかと思うんですが、それ以前とその29年度からという単純な比較でいきますと、どういう評価をされているんでしょうか。 249 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 250 ◯影林洋一福祉健康部長 具体的な数字をちょっと今持ってないんですけれども、それ以前と比べても率についてはかなり上がってきているというふうに考えております。 251 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 252 ◯13番 惠比須幹夫議員 今回、総じての90%ということを目指していかれるに当たり、更なる次の一手というものが必要になってくるのかなと思うんですが、現状で何かお考えになっていることがあったら教えてもらえますか。 253 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 254 ◯影林洋一福祉健康部長 精密検査の受診状況の把握でございますけれども、今回のこの90%を目標にするという段階に来るまでに、受診勧奨の確認ですね。そういったことを年度中に2回に分けまして、個別検診は、その一次実施機関に状況把握調査の後、実施する、集団検診は、精密検査受診予定医療機関に対して電話で確認して、受診がない場合はご本人に市の看護職員から速やかに電話連絡をするということで、年度の上半期と下半期に分けまして、年度が終わってからご本人に確認するのではなくて、年度途中から確認をするというふうなことでやってまいりましたので、引き続き、2期に分けてやっているわけですけれども、もっと回数を増やすとか、時期でありますとか、その辺についても改善をしていきたいというふうに考えております。 255 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 256 ◯13番 惠比須幹夫議員 その辺については引き続き改善をお願いできればと思います。  最後に、がん対策については、公明党が主導しまして平成18年6月にがん対策基本法が成立いたしまして、ここから日本のがん対策が本格化してまいりました。さらに、新たな課題に対応するために改正法が平成28年10月に成立し、治療と就労の両立支援とか、緩和ケアの強化とか、先ほどもお話しさせていただきましたがん教育の推進などが盛り込まれてまいりました。この改正法の内容を着実に実施するために、第3期がん対策推進基本計画が平成30年に策定をされまして、この奈良県におきましても第3期奈良県がん対策推進計画が平成30年3月に策定されまして、本市におきましてもそれにのっとって今対策を進めていただいているというところであろうかと認識をしております。  本市におきましても、超高齢化社会に直面しようとする中で、がん対策の推進は市民の皆様の命と健康を守り、健康寿命を延ばしていくという観点から大変重要な取組事項となってまいります。がん対策の前進は、即、介護医療分野の社会保障費の大幅な抑制にもつながっていくと考えます。その意味で、がん対策に関する体制強化は先行投資でもあるかとは思うんですが、その辺に関する見解をちょっとお聞かせ願えますか。 257 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 258 ◯影林洋一福祉健康部長 できるだけ健康寿命を延伸してやっていくということは、市民の福祉の増進にもつながっていきますし、医療費でありますとか、あるいはそれ以外の例えば介護の給付でございますとか、そういった削減にもつながってまいりますので、引き続き積極的に進めたいというふうに考えております。 259 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 260 ◯13番 惠比須幹夫議員 市民の3人に1人の命が、その行方がかかっているというふうに捉えるならば、専門に対応する課、係があっても不思議ではないのかなとも思います。中でも、がん対策を主体的に進めることができるそういう専門職の方でありますとか、その辺の体制充実ということにつきましても、がん対策を推進していく体制の早期構築につながっていくと思いますので、それを強く要望させていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 261 ◯中谷尚敬議長 次に、8番、改正大祐議員。              (8番 改正大祐議員 登壇) 262 ◯8番 改正大祐議員 議長の許しを得まして一般質問をさせていただきます。  商工観光施策に関する助言・提案等業務における随意契約についてです。  平成29年6月30日に生駒市の商工観光施策に関する助言・提案等業務を青山社中株式会社(以下青山社中)と随意契約にて締結しました。この随意契約につきましては、6月の定例会での一般質問、企画総務委員会でのその他での質疑、また、開示請求をした資料を踏まえ、以下のとおり質問いたします。  1、通常、一つ一つの事務を組織としての意思決定を明確にするために起案するべきと考えます。今回この件について予算が付いていない中、今ある起案文書では政策形成過程が分かりません。本来、起案文書等を残すことにより、政策形成過程が分かるようにすべきだと考えますが、どのような見解でしょうか。  2、平成29年4月17日15時3分に、いこまの魅力創造課内、地域活力創生部長との庁内メールで青山社中への委託業務内容の情報を共有しました。そして、平成29年4月25日17時18分、青山社中から「商工観光政策と学研高山地区アドバイザリー業務につきまして」という電子メール(以下メール)をいこまの魅力創造課は受信しています。4月17日の情報共有をした後、どのようなやり取りがあってこのメールの受信に至ったのか教えてください。  2回目からは自席にて行います。 263 ◯中谷尚敬議長 尾山地域活力創生部長。              (尾山隆啓地域活力創生部長 登壇) 264 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 それでは、改正議員のご質問、商工観光政策に関する助言・提案等業務における随意契約についてについてお答えいたします。  まず、1項目め、今ある起案文書では政策形成過程が分からない、本来、起案文書等を残すことにより、政策形成過程が分かるようにすべきだったと考えるが、どのような見解かについて。  生駒市の商工観光施策に関する助言・提案等業務は、地域資源を効果的に活用することにより、生駒の魅力づくりにもつながる商工観光施策への助言・提言を求めるため実施したものです。この業務は、商工観光施策の基本的な方針を踏まえた具体的な事業展開の方向性、手法などについて、情報の収集と知見の獲得が必要であるとの認識を市長含め関係部署において共有した上で立案され、委託契約に至ったものであり、契約締結起案等において示している業務の目的、概要、業務成果等から政策の実施意図を一定把握していただけるものと考えております。  本市における事業の立案・処理に当たっては、合理的な意思決定を確保するため、事案の処理は文書によることを原則とする旨を定めた生駒市文書取扱規程にのっとった事務処理を基本としているところですが、事案の性質に応じ、機動的、柔軟に様々な施策を立案・実施すべき場合もあり得るものと認識しており、意思決定の明確さを確保しつつ、状況に応じた対応が求められるものと考えております。  次に、2項目め、平成29年4月17日付け庁内メールでの青山社中への委託業務内容の情報共有から4月25日付け青山社中からのメールの受信まで、どのようなやり取りがあったのかについてですが、平成29年4月17日付けの庁内メールにつきましては、いこまの魅力創造課の所管事務であるシビックプライドの醸成、地域の魅力の発信という課題について、本業務の委託内容として設定としてはどうかという担当部署としての一案が議論のきっかけとして、部内の一部で共有されているものであると認識しています。  その後、4月25日に青山社中から受信したメールにおいて、商工観光施策などのアドバイザリー業務への言及がなされています。このメール受信に至るまでの具体的なやり取りにつきましては、その内容を示す文書等がないため、子細を把握できる状況にはありませんが、魅力創造課による課題認識を含め、地域資源の活用による商工観光施策の具体化、市政の重要課題である学研高山地区第2工区の将来のまちのイメージの検討も含め、当初は幅広く業務実施の可能性を模索していたところであり、先方とも広く政策過程の共有を行っていたものと考えています。  以上です。よろしくお願い申し上げます。 265 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 266 ◯8番 改正大祐議員 6月の定例会一般質問に引き続きまして、青山社中の随意契約に関して質問いたします。前回は政策形成研修と商工観光施策の業務で、今回は商工観光施策だけの業務だけに特化して質問してまいります。  前回は、契約締結時の起案書しかなく、政策形成過程が分からないという答弁が多かったので、今回、書類で分かる範囲のことがあればお問い合わせいただければとのことでしたので、開示請求させていただきました。  まず、この事業、予算が付いていませんでしたので、新年度の4月から、6月30日、契約を締結した日までの関連課のメールや打合せ記録等を開示請求しようと思ったんですけども、4月からですとちょっと心もとないので、3月1日から6月30日までの間の開示請求をさせていただきました。その間のメールが各課合わせて200枚を超えたんですけども、本日はこのメールでのやり取りを時系列順に質問していきたいと思います。  先に通告書の2問目から触れていきたいと思います。  まず、開示請求の中から、最初になるのが、通告書にも書いていますが4月17日のメールです。庁内の魅力の課内と部長の間で青山社中への委託業務内容、情報共有をされているんですけども、もう一度この詳しく共有された業務内容を教えていただけますでしょうか。 267 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 268 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 1回目の答弁のとおり、4月17日付けの庁内メールでは、いこまの魅力創造課の所掌事務であるシビックプライドの醸成と地域の魅力の発信が示されています。シビックプライドの醸成につきましては、市民自らが、生活している地区に愛着を抱き自慢できるだけでなく、地域に関わり地域に貢献していくためのアドバイス、地域の魅力の発信につきましては、国やマスコミなどの動向を踏まえ、生駒市の魅力の発信をいかに効果的に行うかアドバイスしていただくということでございます。 269 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 270 ◯8番 改正大祐議員 今言われますように魅力創造課の所掌範囲の中でこういう委託業務内容を考えられているということなんですが、市長の6月の答弁なんですが、ちょっと要約をいたしますけども、元々商工観光ビジョンができて、どうアクションプランを作っていくのか、どういう具体的なことをしていくのかというような大きな方向性をいただくということで委託契約を考えたということだと思うんですけども、それで青山社中がいろんな自治体でアドバイザーをしていますというようなことがいろいろと情報提供、市長からしたとのことでしたけども、この4月17日時点のメールで、これ、ちょっとまだ煮詰まってないと思うんですけども、これも青山社中の業務内容となっているんですけども、この時点でもう青山社中に委託することが決まっていたんですか。 271 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 272 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 4月17日のメールが担当の課題意識を部長なり担当者にメールしたということで、その時点ではまだ決定していたわけではないということです。 273 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 274 ◯8番 改正大祐議員 今言っていましたのは、結局6月の答弁では、商工観光ビジョンのアクションプランをどうしていこうかというときに、この青山社中みたいなところがあるよという説明をされたわけなんですよ。これ、ちょっとずれていませんか。 275 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 276 ◯小紫雅史市長 別に全然ずれてないと思います。6月に申し上げた内容ももちろん事実でございます。商工観光ビジョンの案ができた後、あれだけでは商工観光の取組というのがなかなか進まないとこがあるので、アクションプランを考えなきゃいけないよねという話をして、それを考えるときに、人事の方でもお世話になっていたようなご縁もありまして、青山社中というところの情報提供をしたというのは、これは前回申し上げたとおりでございます。  じゃ、それだけかというと、もちろんそれに限ることも当然ないわけでございまして、前回もご指摘あったかもしれませんが、高山地区第2工区の大きな方向性の話であるとか、ここにありますような、これはあくまで担当課長が部内に送ったメールということでございますので、庁内に完全にすり合わせをしたものではないということでご理解いただければいいと思いますけども、アイデアとしてはこういうアイデアも当初はあったと。当然その段階で別に青山社中でなきゃいけないということではなくて、そこもお願いすべき可能性があるところの一つというぐらいの中でこういう検討がされていたということで、特段何の矛盾もないかと思います。 277 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 278 ◯8番 改正大祐議員 もうこれ、文書があるないという話になるので、言った言わないになっちゃうので、ちょっと先に進みますけども。  次、4月24日なんですが、14時23分に、政策形成研修2年目ですので、人事課と青山社中とのやり取りがありました。青山社中から人事課に、ちょっと抜き出して言いますけども。  7月の導入研修と現地視察の日程ですが、下記の日程でご調整いただけますと幸いです。7月10日月曜日、導入研修、7月11日火曜日、現地視察。ピンポイントで恐縮ですが、前の週から朝比奈本人が関西出張中かつ2日連続で時間を確保できる日程が限られていることから、上記でご提示させていただきました。現地視察の日程は丸丸様とのご調整になるかと存じますが、まとめてご連絡いたします。  ということになっているんですけども。これ、いきなりこの現地視察の調整の連絡が入るわけなんですけども。  このメールをその次の日、4月25日9時3分なんですが、庁内メールでこの24日、青山社中から人事課に届いたメールを当時の魅力課長と当時の経済振興課長とで情報共有しているんですけども、魅力創造課はこの時点で青山社中への委託業務内容というのは把握されていたんでしょうか。 279 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 280 ◯小紫雅史市長 ちょっと質問の意味が100%理解できてないかもしれませんけれども、ちょうどこの時期、先ほど申し上げたように、人事課の研修の関係で、元々青山社中にお願いをするという話が議論をスタートしていたのは、人事課のその職員研修の方の話でございますので、担当は人事課の方がやっていたということでございます。その中で、人事課の研修だけではなくて、商工観光の話であるとか、魅力創造課の関係とかも業務の候補としてあったのかもしれません。あと、高山第2工区の話。そういうような議論していく中で、魅力創造課そのものの業務にも関係をいたしますし、特に外部の事業者さんとの連携事業ということで、初めの調整等は魅力創造課がまとめて行うようなこともございますので、ちょうど人事課の方から魅力創造課の方に、人事課の業務以外は少し移りつつあった時期がちょうどこの時期に当たるということだと思います。 281 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 282 ◯8番 改正大祐議員 政策形成研修、2年目ですので、青山社中が人事課に話があるのは分かるんですが、いきなりこの、先ほど言っていますけど、現地視察の話がいきなり出てきているんですよね。これ、文書でこれしか残ってないので、電話でされたと言うたらもうそれまでなんですけども。この情報を魅力創造課は理解していたのかということを聞いているんです。 283 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 284 ◯小紫雅史市長 メール以外にももちろん電話等でのやり取りもあったのだと、これは私本人も推察する以外ないですけども、そういうふうなやり取りがあったんだというふうに思います。その時点で魅力創造課がどこまで把握していたかというとあれですけども、先ほど申し上げたように、ちょうど4月の17日から4月の25日ぐらいにかけて、元々人事課が窓口をしていたものを人事以外のものを魅力創造課の方で取りまとめていこうかという窓口の、そういう意味では移行時期でありますので、そういう意味では移行時期を100%理解していたかというのはちょっと分かりませんけれども、情報が少しずつ引き継がれつつあった時期だということでございます。どのぐらいと言われるとちょっと答えられませんが、そういう状況だったと思います。 285 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 286 ◯8番 改正大祐議員 ちょっと事務内容を市長が答えるのもどうかなとは、私、思うんですけども。魅力創造課が分かっているんですかというふうに聞いているんですけども。もう聞きませんが。  そしたら、次、行きますが、4月25日13時43分、これも青山社中から人事課へメールがやってまいりました。これもちょっと抜き出して読みますけども。
     さて、商工観光施策と学研高山地区に関するアドバイザリーについてですが、丸丸様、これは魅力創造課長ですけども、がご担当されるとのことでしたが、部署名とご連絡先を教えていただけますでしょうか。視察日程やご契約につきましては調整させていただきたいと考えております。  これを読むと、青山社中と魅力の接点、ないんじゃないですか。教えてくださいと言っているんですよ。どうですか。 287 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 288 ◯小紫雅史市長 ちょっと質問の趣旨分かりませんけど、先ほど申し上げたように、元々、だから、人事課が担当していた話なんです、これは。それが、だから、そういう意味では全体の取りまとめも、人事課の研修の話もありましたけど、それ以外も青山社中の関係の取組というのがあり得るという、ちょうどその過渡期の時代なので、初めは人事課の方である程度取りまとめもしていたような話が、ちょうどこのくらいの時期に、人事課の研修以外の話はいつまでも人事課でやっているというのもちょっと大変なので、魅力創造課の方でまとめてやりましょうというふうに移行された時期で、そういう意味では、4月25日にこういうメールが行っているということは、人事課で中心でやっていたものというものが、4月25日が一つきっかけになって魅力創造課の方に業務が本格的に、窓口が本格的に移ったということだと思います。  ただ、対外的な窓口が移るのと、先ほど4月17日のメールがありますけれども、中で魅力創造課を中心に人事以外どういうことを青山社中だったらお願いできるのかというようなことの内部検討というのは一部始まっていたということで、特に何を問題視されているのか、私、理解してないとこがありますけれども、ちょうどそういう移行期にあったということで、本格的な窓口はおっしゃるとおり4月25日から魅力創造課の方に移っているということで理解されればよいのではないかと思います。 289 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 290 ◯8番 改正大祐議員 今の答弁ですと、人事課が4月25日までは魅力創造課の業務をされていたということになるんですか。 291 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 292 ◯小紫雅史市長 さっき申し上げたように、対外的な窓口業務と中の検討業務というのは両方あると思いますけれども、主に窓口は人事課が継続をしてやっていましたけれども、中での検討はもう魅力創造課が始めていましたので、一定内容的な引継ぎも、その17日から25日の間に何らかの形で人事と魅力の間ではやり取りはしていたんだろうということは、当然ここから誰が考えても推測できるわけです。ただ、しっかり対外的な窓口がどっちですかということになると、25日から魅力創造課に本格的に移っているということです。 293 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 294 ◯8番 改正大祐議員 分かりました。分かっているのかな。分からんのですけど。  4月25日の13時43分に今のような連絡先を聞いてきたので、4月25日16時18分、このメールの2時間半後ですね。人事課から尋ねられた魅力創造課長の部署と連絡先を青山社中側に送信しております。それで、その1時間後ですね。すぐ、4月25日の17時25分、これも抜粋して読みますけども。  人事課より標記の案件、標記の案件は商工観光政策と学研高山地区アドバイザリー業務につきましてです。これは丸丸様、魅力創造課長がご担当されると伺いまして、ご連絡をさしあげましたと。  先ほどから言っていますけども、これ、この文面を見る限りは、今まで青山社中と魅力の最初の接点じゃないですか。そのようにしか見えないんですけども。いかがでしょうか。 295 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 296 ◯小紫雅史市長 ちょっとそうだったらどういうこと、何が問題なのかも含めてちょっとご質問いただきたいんですけど。メールを見る限り、相当、それまでずっとやり取りしていたということではなくて、相当初期の段階の接点だというのは、このメールを見ればそうかなとは思いますけど、先ほど来申し上げているとおりです。ちょっと質問の趣旨、もうちょっと明確にしてください。 297 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 298 ◯8番 改正大祐議員 そしたら、また、青山社中のメールにはこうも書かれているんですけども、小紫市長から貴所内でご検討いただいた委託内容に関するペーパーを頂戴しておりますので、それをベースにまずは現地視察の日程やご契約内容のすり合わせをさせていただきますと幸いですと明記されているんですけども。これ、市長は青山社中に委託内容に関するペーパーを渡されたのか。どうなんでしょうか。 299 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 300 ◯小紫雅史市長 ちょっとここでペーパーと書いている趣旨があんまりよく分からなくて、我々、当然、情報公開請求をいただいていますので、記録というのはきちんと調べています。その上で何か私がペーパーを送っているという記録は残ってないんですけども、当然さっき申し上げたように、メール以外に電話等でのやり取りというのもあったと思いますし、私もちょっと2年以上前のことなので、私が直接電話したかどうか覚えていませんけども、高山第2工区の話でありますとか、その商工観光ビジョンとかの話でありますとか、そういう生駒市が今課題として抱えているものというものを青山社中の方と電話等でやり取りをしたと、そういうことはあったのかもしれません。なので、それを私からの意向ということで青山社中の方からこういうような形で出てきていると、そういうことは考えられると思います。 301 ◯中谷尚敬議長 ちょっと待って。まだまだ続くから、どこかで休憩をとらなあかんので、暫時休憩します。              午前11時55分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 再開 302 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き、一般質問を行います。改正議員。 303 ◯8番 改正大祐議員 先ほどのペーパーの存在というか、そういうとこをちょっとお聞きしたいんですが。元々青山社中がそのペーパーをベースにまずは現地視察の日程やご契約内容のすり合わせをさせていただきますと幸いですというふうに明記されているんですけども、市長は先ほどペーパーの存在は、送った送らないというのはどのように思って思われているんですか。送った、送っていない。 304 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 305 ◯小紫雅史市長 情報開示請求もいただきまして、いろいろ調べて記録に残ってないということでございますので、そういう関係のメールにはないということでございます。 306 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 307 ◯8番 改正大祐議員 市長自身はそこに何か青山社中とのやり取りをされたということも記憶にないんですか。 308 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 309 ◯小紫雅史市長 先ほども申し上げましたけど、電話とかで、私じゃないか、細かくということではないかもしれませんけども、当然私なり担当職員なりが、当然メールだけじゃないので、電話等でやり取りをしたということはあると思います。その中で担当職員だけじゃなくて、私も前回から申し上げていますとおり、青山社中の朝比奈さんは、私、個人的な友人でもありますので、いろんな機会に電話等で連絡することもございますから、そういう連絡をすることはあると思います。その中で、ただ、この契約の中身というよりは、高山地区第2工区とか、その商工観光ビジョンとか、生駒市にある課題というのがどういうことかということで、大きな方針とかそういうことは話している可能性はあると思いますけども、ただ、それが今記録の中にはメールということではないと。電話で何らかのやり取りをした可能性と言うのはあるんじゃないかというふうには思います。 310 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 311 ◯8番 改正大祐議員 ペーパーはどこか行っちゃったんですけども、元々これ、青山社中、情報提供したというのは事実言われていますけども、それ以外のこともされたということでよろしいですか。 312 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 313 ◯小紫雅史市長 それ以外のことって、どういうことですか。 314 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 315 ◯8番 改正大祐議員 委託業務内容を先方と話をしたとか、そういうことです。 316 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 317 ◯小紫雅史市長 なので、電話をそもそもしたかどうかも私は覚えていませんし、2年前のことなので、青山社中に私が直接電話するということはないと思いますけども、朝比奈氏と話したりしたことはあるかもしれません。朝比奈氏と話すということであれば、何か契約の中身の細かい話というよりは、今の生駒市の課題、それは先ほど来ご質問いただいていますように、商工観光ビジョンとか、その具体的なアクションプラン、特に観光の部分なんかは我々まだ職員にも私も含めて大きな知見がないですし、前回お答えした特産品とかいろんなものの海外へのアウトバウンドのような話とか、その辺の部分、それは青山社中の得意としているところでもあるというようなことがありますので、その辺は生駒市の課題かなというような大きな生駒市の課題というの、特に経済振興分野というのは話をしたかもしれませんけども、可能性があるとしたらそういうところだというふうに思います。 318 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 319 ◯8番 改正大祐議員 私、開示請求をこのメール、させていだきまして、市長のペーパーというのは何だろうなというふうにちょっと思いまして、開示請求させていただいたんですけども。これ、関連文書を検索したが、本件対象文書の存在を確認できなかったと。行政文書不存在決定通知書ですか、頂きました。これはもう本当にないということですね。 320 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 321 ◯小紫雅史市長 そのように回答しているからそういうことです。 322 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 323 ◯8番 改正大祐議員 そしたら、まず、行政文書というのはどういうものなのか教えていただけますか。 324 ◯中谷尚敬議長 総務部長。 325 ◯杉浦弘和総務部長 お答え申し上げます。生駒市の情報公開条例の規定に基づきお答えさせていただきたいと思います。  その規定によりますと、実施機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書、図面、写真、フィルム及び電磁的記録でございまして、職員が組織的に用いるものとして当該実施機関が保有しているものをいうという規定がございます。 326 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 327 ◯8番 改正大祐議員 私も行政文書というのはそういうものだという認識で、その前のメールで、貴所内でご検討いただいた委託内容に関するペーパーということで、これは行政文書じゃないのかという、私はそういう認識で開示請求させていただいたんですけども。これ、課内ではこれ、検討いただいた委託内容というのは分からないんですか。 328 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 329 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 はい、ちょっと分からないです。 330 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 331 ◯8番 改正大祐議員 分からないのに何で話が進むのか、私はよく分からないんですが。  そしたら、ちょっとメールにまた戻りますが、4月25日のこの青山社中から魅力へのメールですけども、このメールを受信するまで青山社中との現地視察の最後のやり取りをされていたのというのは誰になるんですか。市長ですか。 332 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 333 ◯小紫雅史市長 当然私が交渉のメーンの交渉をしているということはないと思いますので、先ほど申し上げたように人事課とか、人事課から、ちょっと魅力創造課は直接やっていたかどうかというのは、先ほど申し上げたとおり、正式な窓口というのは4月の25日ぐらいになったかと思いますので、ですけども、人事課と魅力創造課の職員がメーンではやっていたというふうに思います。その中で当然その電話でやったこともあるでしょうし、先ほどご質問がありました貴所内でご検討いただいた委託内容とか、この辺りも開示していますように4月17日に魅力創造課の中で例えばこんな投げ掛けがあったりするようなこととか、それ以外の担当課の中でも、青山社中にお願いするならこんなこともあるんじゃないかというようなやり取りが当然中でもあったということは間違いなく推測されると思いますけども、そういうふうなやり取りを経てこういうふうな形になっているということだと思います。 334 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 335 ◯8番 改正大祐議員 今、課として出てきたのは、人事課、魅力創造課がやり取りされていたということですけども、高山第2工区というのは人事課がするもの、魅力創造課がするものでしょうか。 336 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 337 ◯小紫雅史市長 これもずっと答えているのでもう何度も答えているんですけど、元々は人事課の研修の話があったわけですよね。もう何回も言っているんですけど。ただ、そこからスタートして青山社中というところがあって、青山社中は別に人事とか研修とかもやっていますけれども、そういう産業振興とかインバウンドの話とか、いろいろやっているので、商工観光ビジョンの話なんかを一つの例として、こういう会社もありますよということでお伝えしているわけであります。その中で、高山第2工区の話も、当然、我々、あそこをどういうふうに進めていくかというような大きなビジョン、特に高山第2工区というのをこれから開発していくに当たっては、いろんなAIとかICTとか、その辺りの技術、そういうふうなものの関係機関なんかを呼ぶようなことなんかも一つのアイデアとしてはありますし、まだ非常に先の話ではあるんですけれども、どういう活用をしていくのかというのをアイデアを頂いたりとか、その辺の情報を収集したりとか、そういうような話はあるんじゃないかということで当時は考えていました。  ただ、人事課の方で基本的に研修の話をしていたので、青山社中と一番接点があった人事課がそれ以外の可能性のところについても取りまとめておられたということだと思いますけども、先ほど申し上げたとおり、研修以外の部分をずっと人事課がやるのがどうなのかという話がありましたので、対外的な事業者との調整をするのが魅力創造課の一つの仕事ではありますので、そちらに窓口を移行したということでございます。もう何回も答弁していますが、そういうことでございます。 338 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 339 ◯8番 改正大祐議員 そしたら、ちょっと先に進みますが。次、5月2日9時36分、庁内メールですね。魅力の課長、部長、経済振興課長の間で、業務委託契約書と仕様書を作成したので、これを共有しているんですけども、これ、まず、庁内だけの話だけなんですけども、仕様書もまだ青山社中に伝えてない状況で、この業務委託契約書にはもう既に49万6,800円と明記されているんですけども、その理由を教えてください。 340 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 341 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 金額の方は書かれているんですけども、恐らくですが、書類としての見積りの作成を依頼する前に、作業量とか関係箇所の視察を含めた業務内容の概要というものは、事前に25日以降、話を協議調整する中で、恐らく口頭で金額の提示を受けていたというものだと思います。 342 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 343 ◯8番 改正大祐議員 そしたら、その時点でこの49万6,800円という妥当性、設計価格積算表というのは出されていたのか教えていただけますか。 344 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 345 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 すいません、どの時点でその積算表が出されていたのかまではちょっとはっきりと分からないです。 346 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 347 ◯8番 改正大祐議員 この49万6,800円、これ、向こうから提示があった。安い、高い、分からないじゃないですか。  先に行きますけども、次、5月18日、ちょっと間があいて、その間に庁内で文言の修正などを行って、青山社中側に業務委託契約書と仕様書を送ったと。これ、49万6,800円と明記されている上に見積りをお願いしますと。これ、金額を書いて見積りを出すって、普通ですか、これ。一般的にこの事業の見積りの仕方ってどのような仕方をとられるんですか。 348 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 349 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 一般的には、業務の内容を検討した上で仕様書を取りあえず書くとか、仕様書を書かなくてももうその案を先方に示して、それに基づいて見積書が出されるというのが一般的だと思います。 350 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 351 ◯8番 改正大祐議員 認識は一緒だと思うんですけども、委託内容はこうで条件がこう、提示して、幾らだったらできますよというのが普通の見積りの仕方だと思うんですけども、これ、6月の企画総務委員会で見積りの依頼日を聞いたんですけども、分からないという答弁でしたけども、これのやり取りを見ている以上、金額が決まっているのも、これ、変ですけども、これ、5月18日、仕様書と契約書を渡している時点で、これがもう見積りの依頼日ということでよろしいんですか。 352 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 353 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 1発目と申しますか、1回目と申しますか、その時点での見積りを一応とったということだと思います。 354 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 355 ◯8番 改正大祐議員 見積りをとってから、先ほど言いました設計価格積算表を出して、価格の妥当性をとったというところなんですけども、これ、契約の締結の起案書の中に委託業務随意契約確認表というものがあります。そこに予定価格の設定という区分がありまして、そこに、予定価格を積算している、バツ、予定価格の設定に当たり、取引の実例価格、需給の状況、履行の難易、数量の多少、履行期間の長短等を考慮して、客観的かつ適正に積算しているか、ペケと。これ、適用されてないんですね、書類上。となると、これも本当に部内や課内でこの49万6,800円が正しいよねと言っているだけじゃないですか。書類上、証明できてないんじゃないかと私は思うんですけども、いかがですか。 356 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 357 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 書類上証明できてないというのはどういうことでございますでしょうか。 358 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 359 ◯8番 改正大祐議員 この価格の妥当性です。予定価格はもうペケになっている時点で、この価格が分からないんですよ、高いか安いかというのを。もう言われた価格じゃないですか。ペケなので、この設計価格積算表というのはあくまで課内で出したものだけです。書類上は何も意味をなさないと思うんですけども、その辺、どうお考えですか。 360 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 361 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 確かに予定価格という位置付けにはならないと思います、あの積算につきましては。ただ、ガイドラインにおいて見積書を1通にするということを書かれていますので、それを検証する意味で作成されたのかなとは思います。 362 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 363 ◯8番 改正大祐議員 前回もこれ、指摘したんですけども、本来なら本当に予定価格を出してから見積りをとるべきだと。とってしまうと、これ、本当に入札になってしまうというのが普通ですよね。そこだけはもう、これ以上言うても多分堂々巡りになるので言いませんけども、そういう当たり前の流れがあると思いますので、普通そういうふうにやっていただきたいと。それはお願いしときます。  次、委託業務内容についてお聞きしていきますけども。5月18日11時23分に青山社中に初めて仕様書を添付ファイルで送っています。5月26日10時1分、青山社中の担当とお話しいただいた内容を基に仕様書の修正を加えたと。青山社中から魅力にメールが届いていると。その後も、5月30日、6月1日、6月2日、6月7日とのやり取りで仕様書の修正が行われているんですけれども、まず、5月18日、青山社中に送った仕様書の件名を教えていただけますか。 364 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 365 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 「生駒市の商工観光施策に関する助言・提案等業務」でございます。 366 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 367 ◯小紫雅史市長 5月18日ですよね。5月18日は、「生駒市の商工観光施策の進め方と魅力の発信等に関する助言・提案等業務仕様書」です。 368 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 369 ◯8番 改正大祐議員 次、最終ですね。最終契約の締結時の仕様書の件名、教えていただけますか。 370 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 371 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 すいません、「生駒市の商工観光施策に関する助言・提案等業務」でございます。 372 ◯中谷尚敬議長 改正議員。
    373 ◯8番 改正大祐議員 魅力の発信が消えちゃっているんですね。  次、5月18日に送った仕様書の目的を教えていただけますか。 374 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 375 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 商工観光施策に関すること、魅力の創造及び発信に関すること、新しい働き方に関することの3点への助言・提案等でございます。 376 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 377 ◯8番 改正大祐議員 今のは目的ですか。目的はもっと長いんですけど、もっと詳しく言っていただけますか。 378 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 379 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 生駒市の商工観光施策に関すること、魅力の創造及び発信に関すること、新しい働き方に関することの3点について、より効果的に施策を進めていく上でどのような視点が必要なのかの助言・提案等を頂く、また、国の動向やマスコミ等の動きに関する情報を提案していただき、生駒市をよりアピールできるよう助言・提案等をしていただくことを目的とするでございます。 380 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 381 ◯8番 改正大祐議員 これも同じく最新の契約締結時の仕様書の目的、教えていただけますか。 382 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 383 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 生駒市の商工観光施策について、より効果的に施策を進めていく上で必要な視点と助言・提案を頂くということになっています。 384 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 385 ◯8番 改正大祐議員 えらいボリュームダウンしているんですね、これ。  そしたら、また同じことを聞きますけども、5月18日に求めていたこの仕様書の成果品、青山社中に何を求めていたのか、成果品を教えていただけますか。 386 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 387 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 生駒市の商工観光施策及び産品等についての提案書、生駒市の新しい働き方についての提案書、国及びマスコミ等への紹介実績の報告書、各原本1部、副本2部、データ一式でございます。 388 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 389 ◯8番 改正大祐議員 これも同じく、最後、契約締結時の成果品は何ですか。 390 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 391 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 生駒市の商工観光施策及び産品等についての提案書、産品の展開等に資する関係者紹介の実績も含むとなっております。 392 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 393 ◯8番 改正大祐議員 これ、何回かのやり取りで、青山社中のやり取りの中で仕様書を変更されて、これ、本来生駒市がしたいことというのは依頼できているんですか。最初、新しい働き方など、そういうことを書いているのに、最後、なくなっていますよね。これ、やってほしいことができないのに、これは青山社中が委託先として正しいのか、その辺、どういう見解ですか。 394 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 395 ◯小紫雅史市長 ちょっとご質問の趣旨があんまり分からないんですけど、我々がやっていただきたいこと、もちろん青山社中の得意分野もありますけれども、いろいろあったわけですね。もちろん研修もそうですし、さっきから申し上げている高山第2工区の話もそうだし、その商工観光の話もそうです。初め、ここに書いてあったことも、これもやっていただきたいことというのは、これはもちろん間違いないことなんですけれども、結局高山第2工区に関して言えば、実際に有識者会議等が継続していたのかな。というようなことで、それはそちらの議論に委ねていこうというような議論を中でもして、それはお願いしないということに後でなったりとか、確かにいろんなマスメディアだとか関係者につないでいただくようなこと、これは非常にネットワークもお持ちなので、そういうようなことをもちろん考えていましたけども、それを向こうの都合でやめたとか、そういうふうなご質問の聞きようだったと思いますけど、決してそんなことではなくて、やり取りの中での話でありますけれども、より我々がお願いしたいことに特化をして、これに絞り込んでいるというだけのことで、何か強い口調でご質問されるようなことでもないと思います。当然やり取りの中で特にこういうところに重点を置いてやっていただきたい、それは向こうとのやり取りもそうですし、我々の生駒市役所の中の議論でもそういうふうなやり取りを経て、ちょっとぎりぎりまでそういうようなやり取りがあったということで、若干ちょっとずつ修正していますけども、そういうのは特に何か問題があるようなことだと私は思わない。ちょっとご質問で何を問題視されているのかというのが余りよく分かりません。 396 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 397 ◯8番 改正大祐議員 きつく言うてるつもりはない、ちょっと優しく言いますけども。これ、多分一番最初、仕様書というのは多分生駒市の思いだと思うんですね、これをしてほしいという。これ、随意契約ですよね。してもらえるから随意契約、そこを選んだんですよね。やることが減っていますよ、これ。現に、これ、委託先としてふさわしいのは先ほど言いましたけども、これ、契約締結前なので、ここを選ばない選択肢もあったはずですけども、それはどうなんですか。 398 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 399 ◯小紫雅史市長 先ほども答えましたけれども、減っているというのは、やりたいこと、我々がやってほしいのに何か向こうの都合に合わせて減らしたとか、そういうことをおっしゃっているのかもしれませんけども、例えば商工観光ビジョンの話というのが初めは幾つかのうちの一つだったけども、そのアクションプランを作っていくというようなことがやはり優先的にしっかりやっていかなきゃいけないことなんじゃないかとか、働き方改革の何かというのも初め入っていましたけども、それは青山社中でできる話なんですね、もちろん。だけど、それよりは、そのアクションプランであったりとか、最終的に残っている商工観光に特化する形でお力を頂いた方がより生駒市の課題に対応していただけると。もちろん働き方改革だったりとかプロモーションだったりとか、そんなところの課題というのは当然ありますので、そういうようなところも初めお願いしようと思っていましたけれども、やはり商工観光のところに特化して深掘りしていただいた方がより成果としては重要だということで、元々考えていた商工観光の部分をもうちょっとしっかりと深掘りしていただいて、単に観光のアクションプランとかだけじゃなくて、さっきも申し上げていますけども、特産品の海外に展開するような可能性だとか、中国とかそういう新興国の市場なんかをどういうふうに生駒市の産品がその展開していく可能性があるかとか、その辺りを深く調べていただく方がいいという判断になったというだけです。項目は減っていますけども、絞り込んだところでもっと深くやっていただくということになっているだけで、別に何か初め考えていたものを向こうの都合で断念したとか、そういうことでは全くございませんので、だから、何を問題視されているのかがよく分からないと申し上げています。 400 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 401 ◯8番 改正大祐議員 それは最初に比べて求めていたものが深くなった。どういうものが深くなったのか、それを教えていただけますか。 402 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 403 ◯小紫雅史市長 一番初めに考えたもの、ざっくりとやはり我々も当然全部答えがあればこういうふうに委託に出さないわけですからあれですけど、商工観光ビジョンができて、これも何度も申し上げていますが、ビジョンの中に若干の具体的な取組というのはあるんです。あるんですが、それだけだと、やはり具体性のある対策とか取組とか、そういうのが少ないなと。あとは、もちろん生駒市の観光に対する強みとか弱みとか、そういうふうなものの分析というのがビジョンの段階ではまだそこまで深くできてなかったので、午前中も浜田議員からの質問等ありましたけれども、インバウンドをするときの生駒市の強みとか、そういうふうなものをしっかりとより一層掘り下げるような形で実際にアクションプランというものをどういうふうに作っていくかというのをやっていただくということでお願いをしたということでございます。  あと、実際に外に特産品等を売り出していくような、国内だけじゃなくて海外に売っていくようなアウトバウンドの販売につきましても、実際に相当、これは後日の話になりますけども、市内のいろんな特産品のところにヒアリングをしていただいたりとか、そういうふうなこともしながら、実際に茶筌だけじゃないので、茶筌以外の竹製品等も含めて、どういうふうな商品にどういうふうな地域へのアウトバウンドの可能性があるかというのを調べていただくことを考えたら、ほか、三つも四つもお願いするうちの一つというよりは、そこの部分に特化して深掘りをしていただいた方がいいかということで、こういうふうな委託の仕方になったということでございます。 404 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 405 ◯8番 改正大祐議員 じゃ、これ、結局はこの49万6,800円というのが足かせになっているんじゃないですか。そしたら、最初の思っていた積算した約150万あれば、これ、全部できたのかというふうにも考えるんですけども、その辺はいかがですか。 406 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 407 ◯小紫雅史市長 いや、例えば商工観光の中で何か切り分けたということじゃなくて、元々四つあったうちの商工観光についてはこの49万幾ばくかのお金で十分作業していただくということになったわけなので、この数字自体が何か問題のある数字ということでは別にないと思います。そのお金を使って実際に今申し上げた商工観光に関する深掘りの作業というのはやっていただけたということでありますので、特に我々が何かその49万円という数字にこだわって何かやるべき業務を何かやらなかったとかいうことではなくて、商工観光の部分についてはお願いしたいことというのは全部やっていただいています。 408 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 409 ◯8番 改正大祐議員 そしたら、最初、5月18日ですか、生駒市の思いのいろいろ、青山社中に最初仕様書を送られたと思うんですけども、最初のものだったらすごい薄っぺらいものだったんですか。 410 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 411 ◯山本昇副市長 今のやり取りでちょっと補足したいんですけども、先ほど来、部長の方から成果品のところの内容、5月18日と26日のところの説明をしたと思います。成果品ですね。だから、これは成果品というのは、結局事業が終わったときに出す報告書的なものということでございます。その上の項目を見ていただきますと、作業項目の概要、委託内容というのがございます。これ、18日の分でいいますと、生駒市内の商工観光関係施設の視察、職員等の意見交換、2番目で、産品の拡充及び事業展開等の助言・提案、3番目で、特性に合わせた新しい働き方の具体化に対する助言・提案、四つ目で、中央省庁出張時やマスコミ等へのトップセールスのコーディネート、委託内容としてはこのようなことですけど、視察担当者の意見交換、それから、生駒市の産品に関する助言・提案、それから、新しい働き方の具体化についての助言・提案、転入促進を図るためのマスコミ等を踏まえた魅力の発信に関する助言・提案というようなことでございます。  26日の分を見ますと、これにはそれ、ほとんどが入っているんですね。だから、入ってない分といいますと、新しい働き方の具体化についての助言・提案と、あと、転入促進の分が入ってないという点なんですけど。だから、この辺のところは、やはり協議を進めていった中で、多分先ほど市長が言いましたようにより深掘りをしたいところ、この分についてはちょっと置いておこうかというような、そういう判断というのが当然双方、市と相手方の交渉の中で起こったものだというふうに思いますので、ちょっと補足的に説明いたしました。 412 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 413 ◯8番 改正大祐議員 補足していただいたのは分かりましたけども。まず、これ、元々魅力が担当されている部分ですよね。私、最初、魅力発信に関する助言・提案等業務というのが入っていたので、そういう所掌業務なのかなというふうに感じたんですけど、結局、最終的にはこの魅力発信というとこはばっさりなくなっちゃっていると。というところは、これは事実ですので、これでやっぱり最終だけ見てしまうと、何で魅力がやっていたのかなというふうに私は思っていたんですね。それはいかがですか。 414 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 415 ◯小紫雅史市長 いや、ですから、4月17日の魅力創造課のメールというのは、これは魅力創造課としての業務について課長が単に部内に出したメールですから、魅力創造という話ももちろんありましたし。魅力創造課がやっているのは、その一つは、もちろん魅力創造課としての仕事をやるというのも一つあるんですが、さっきから申し上げているように、いろんな事業者との協働とか連携というようなことの窓口というのを魅力創造課がやったりしているわけですね。それは青山社中のようなコンサルティングをやっているようなとこも、もちろんほかのコンサルティング会社もありますし、IT業界だったり、いろんな業者さんからいろんな提案なんかが生駒市には来ますので、その窓口というのは、もう直接この担当課というのが明らかな場合はそこにつないだりすることもあるんでしょうけれども、魅力創造課というのが窓口だから、あと、さっきから申し上げているように、高山第2工区の話なんかも初期はありましたので、そういうような中で魅力創造課を一つ窓口にしてということで魅力創造課が入っているということと、両面あるんです。魅力創造課の魅力発信だったりとか、魅力発信の中にはさっきの特産品を海外に魅力発信するみたいな話も当然一部入ってくるんですけども、魅力創造課がこの窓口をやっているというのは、魅力創造課本来の仕事も一部入っていますし、いろんな事業者との対外的な連携窓口というのは魅力創造課が調整をするということの両方でありますので、4月17日の初め魅力の何か創造とかそういう話は、これはあくまで魅力創造課から部内に向けてのこういうアイデアもあるよねというようなことの発信でございますので、そこが何か完全に変わったというふうにご指摘がありましたけど、それというのは商工観光の促進の中に当然一部入っているところもございますし、あくまで魅力創造課の中でブレインストーミングするとき、いろいろ議論するときの一つのたたき台ということで、何か完全にそれが消えたとかいうことではございません。 416 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 417 ◯8番 改正大祐議員 すいません、ちょっと戻りますけども、今、4月17日の魅力の内容を考えたということですけど、これも文面は青山社中への委託業務内容なんですね。そしたら、このときこの時点でもう青山社中にするのが決まっていたんですか。 418 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 419 ◯小紫雅史市長 同じことを聞いておられるような気がしますけど、別に決まってないですよ。だから、青山社中というのは当然一つの可能性として情報提供もしましたし、いろんな生駒市の課題というのをコンサルティングしていただく一つの可能性として青山社中というのをお話しして、青山社中にお願いするとしたらこういうことかなというようなことで担当課が部内に送っているだけのメールで、何でそれを見て青山社中に決まっていたんですかと質問されるちょっと趣旨がよく分かりませんけど。 420 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 421 ◯8番 改正大祐議員 「青山社中への」と書いているからです、これは。もう文面に出ているので、文章として。なので聞いているわけですよ。その文書にないことを、思うことを言われても、現にあるんですから、そういうふうに私はそれを基に言っているだけなんですよ。言っているだけです。ちょっとこれ、言っていても私も訳が分からなくなってくるんですけども。  そしたら、ちょっと通告書の1問目に戻りますけども、起案ということに関してなんですが、ちょっと総論的な話になりますが、生駒市の自治基本条例の20条、21条というのは何になりますか。 422 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 423 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 自治基本条例の第20条につきましては、市は、政策の決定の過程や行政活動の内容及び結果を市民に分かりやすく説明する責任、説明責任について書かれています。第21条は、市政に関する意思決定過程の情報を明らかにし、市民に理解されるよう努めることを規定しております。 424 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 425 ◯8番 改正大祐議員 簡単に言いますと、括弧をしていますけども、説明責任と意思決定の明確化なんですね、これ。これ、今回この随意契約の起案といいますと、契約締結起案と債務負担行為の兼起案の二つなんですけども、これ、ちょっと私、不思議に思ったのは、兼起案なのに何でもう1個起案書があるんですか。その理由を教えていただけますか。これ、起案書は二つあるはずです。兼起案なのに契約を締結していいですかともう一つ起案があるんですね。本来なら兼起案1個でいいじゃないですか。何で二つあるんですか。 426 ◯中谷尚敬議長 杉浦総務部長。 427 ◯杉浦弘和総務部長 一般論という形で、事務処理の中身において、これを特出ししたお答えになってないかもしれませんけども、確かに負担行為の中において上のチェックボックスの中に兼起案書というところがございます。実際事務の合理化というか、簡略化を図る中において、兼起案書というチェックをして、起案文書を書かずに、負担行為を兼起案書という形で、起案内容、伺い内容を書いて処理するというのが往々にしてございます。確かにそれと併せてそこに書き切れない内容であったり、併せ持って組織として意思形成を図らなければならないような事情、内容でそういった事業の内容とかもあろうかと思いますので、それを踏まえた中での文書作成及び決裁過程であったかと考えてございます。 428 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 429 ◯8番 改正大祐議員 今の一般論なんですけども、これ、契約締結の起案書と兼起案の中身、全く一緒なんですね。なのに二つあるというのが私はこれ、理解し難いんですけども。これ、明確な理由ってないですか。 430 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 431 ◯山本昇副市長 明確な理由はないと思います。今ちょっと総務部長から説明しましたように、通常やり方として起案書というのがある場合と、それから、負担行為と兼ねて兼起案でやる場合とあるんですけど、この分については両方が付いておるということですよね、今の質問の趣旨は。両方付いていていけないこともないと思うんです。だから、より具体的なものが入っておれば、それはそれでええんですけど、今の話ではそれは同じ内容なんですか。ということはね。そこのところはよく分かりませんが、起案担当職員の方が起案書も必要で、負担行為の中のチェックも必要やなというふうに解釈したんだというふうに理解するんですけど、その辺のところは各課によってばらばらな点はあろうかと思います。その辺は市として一定の統一的な扱いというのは本来あるべきかなというふうに思います。今後そういうことのないようにはしたいと思います。 432 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 433 ◯8番 改正大祐議員 ちょっと補足しますと、これ、同日なんですね。6月30日に契約締結していいですかの起案と、債務負担行為伺い書の兼起案が上がっていると、これ、ちょっとおかしいなと思うとこがありましたので、ちょっと指摘だけさせていただきます。  そしたら、起案なんですけども、一般的にこれ、起案、事業する際に起案というのは、これ、必要なんですか。 434 ◯中谷尚敬議長 杉浦総務部長。 435 ◯杉浦弘和総務部長 原則的に、我々文書法制を預かる立場といたしましては、一般的に新規の事業であったり、実施する際には、組織としてやはり意思形成過程の明確化と透明性、併せて市民への説明責任を考えた場合、起案文書は必要かと考えてございます。 436 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 437 ◯8番 改正大祐議員 通告書の答えにもありましたけども、この最終締結の起案書におきまして、業務の目的、概要、業務の成果等から政策の実施意図を一定把握していただけるものと考えているというところなんですけど、私、全くこれ、把握できないんですね。自治基本条例に説明責任、意思の決定の明確化とあるんですけども、これ、予算も付いてない事業なんですよね。最初の起案もなく、最低限の意思決定過程は必要じゃないかと私は思うんですけども、これ、行政事務のあり方ってこんなものなんですか。しっかりするべきじゃないのかと私は思うんですけど、いかがでしょうか。 438 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 439 ◯小紫雅史市長 いろいろその起工の話だとか今ご指摘のところはありますけども、予算につきましても、もちろんより多くの情報をオープンにするというのは、それはもちろん望ましい状況ではあるんですが、これは一般論かもしれませんけれども、予算も非常にいろんな業務というのがたくさんある中で、その全てを一個一個細かく、もちろん予算取りできる場合とできない場合というのは、これはあるわけです。年度内に突発的に起こった事項でそれを対応していくようなこととか、いろいろな場合が想定される中で、全てが全て前年度のやり取りの中で次年度の予算として完全に計上するということもできる場合とできない場合がこれはあると思います。行政の裁量だったり弾力性というようなことを考えたときと、当然その市民等への見える化であったり透明性というところとのバランスをとって、当然可能な限り出すと。ただ、全て必ずしも出せるわけでもないというのが当然ながら現実としてはあるわけでございます。  今回、議会でもこういうふうにいろいろと、私、若干問題意識が見えないところがありますけども、そういったご質問をされているので、丁寧にお答えもしていますし、情報開示請求には最大限の、非常に多くの時間をかけて職員が手を止めて、いろいろと開示できるものというのは全て整理して分かりやすい形でお渡ししていると思いますし、それを基に今日もご質問されているわけでございますから、そういうのも全て含めていろいろと情報も開示していますし、質問には、私も全て何か曖昧にすることなく、お答えできるところは全てお答えしているつもりですし、そういうのも含めてご判断いただければいいのじゃないでしょうか。 440 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 441 ◯8番 改正大祐議員 私も職員さんが忙しいのは重々承知しております。今回分からないから、途中経過が分からないからメールを開示請求させていただいたまでで、これ、全部の全部事務を起案せいとは言いません。要所要所でしてくれたら。今回も、聞いたら、結局起案書をコピーしたら終わっちゃうんですよ、本当の話。ないから全部コピー、200枚以上になってしましましたけども、手を煩わせて本当に申し訳ないと思いますけども、そういうとこなんですよ。そういうとこの説明責任の明確化ってないんですよ。(「知る権利」との声あり)これ、知る権利があるんですよ、こっちにも。そうです。そのまま言っています。  これ、自治基本条例ってまちづくりの最高規範です。また、ちょっとこれ、内閣府の行政文書のガイドラインなんですが、これ、最終的な意思決定のみならず、経過、過程を跡付け、検証できるようにとも明記されているんですけども、先ほども言いましたけども、全ての業務を起案しろとは言いません。お忙しいと思います。ただ、意思決定のところは過程は必要だと思いますけども、答えは同じですか。 442 ◯中谷尚敬議長 杉浦総務部長。 443 ◯杉浦弘和総務部長 おっしゃっていただいていますとおり、国の方で一定のガイドラインというものが示されている、国の機関に対して示されている例がございます。我々の方としては、それと併せて生駒市文書取扱規程というものが平成9年に策定されているものがございます。国のガイドラインの方にも示されている一部分もそちらの我々の規程の中には盛り込んでいるような規定ももちろんのことながらございます。確かにおっしゃっていただいているような文書の取扱い、いつの時期に起案すべきか、文書の保存でございましたり、いろいろな場面場面での文書の取扱いというものの重要性というのは重々承知しております。文書法制を預かる立場としては、それなりのところについてはいま一度適正化を図るための取組は庁内でも進めていきたいと考えてございます。 444 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 445 ◯8番 改正大祐議員 そういうことですので、ちょっと頑張っていただきたいと思っております。  じゃ、次ですね。ちょっとメールを今回開示請求させていただいたんですけども、ちょっと疑問に感じた部分をお聞きするんですけども。例えばこのメールの取扱いについてですけども、例えばこれ、二つの課で同じ開示請求した場合、同じものが出てくるというのが普通だと思うんですけども、今回、片一方出て片一方出てこないというような状況がありました。これ、メールの保存に関して、現在このメールの保存期間については明確な基準とかいうのはあるんですか。 446 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 447 ◯杉浦弘和総務部長 すいません、恐れ入ります。電子メールを特出しした形の中で、その明確な基準というものは今のところ設けてはございません。確かにこれまでメールというものは、電話と同じような内容で口頭での連絡のかわりであったりとか、挨拶程度のものもいろいろ多様にございます。そういった内容ですので、今のところはこれまではルール化を図っているようなものはございませんでした。 448 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 449 ◯8番 改正大祐議員 メールでいろいろちょっとヒアリングさせていただいたんですけども、メールアドレスというのは課にそれぞれあると思うんですけども、個人アドレスというのもお持ちだと思うんですけども、庁内でどれぐらいの方がこの個人アドレスというのをお持ちなんですか。 450 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 451 ◯杉浦弘和総務部長 今、付与しておりますのが、部長、次長級以上につきましては、その職にある者に全てお渡ししております。併せまして、所属長の申出によりお渡ししている職員もおります。合わせますれば61名となってございます。 452 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 453 ◯8番 改正大祐議員 ちょっと驚いたのが、部長の個人メールアドレスの取扱いを聞いてちょっとびっくりしたんですけども。退職された部長のアドレスの取扱いというのはどうなるんですか。 454 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 455 ◯杉浦弘和総務部長 退職されますと、退職された段階で、もちろんのことながらパソコンを回収して、パソコン上から電子メールの個人アドレスの設定の削除とメールのデータの消去を行ってございます。 456 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 457 ◯8番 改正大祐議員 退職時点で消去されてしまうと、例えば明日退職で、次の日から何か調べようと思っても全くないような状況になっちゃうんですね、これ。メールは、これ、行政文書の中でどのような取扱いになっていますか。 458 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 459 ◯杉浦弘和総務部長 メールのやり取りの中身においても、非常に多種多様でございます。先ほど申し上げましたような電話や口頭のレベルと同じような事務連絡の内容であったり、挨拶程度の内容になったりになろうかと思います。今のところ、メールの内容について行政文書の取扱いといたしましては、複数の職員の中で共有するようなBCCとかCCは、その内容にかかわらず、行政文書に該当するのではないかといったところが考えてございます。 460 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 461 ◯8番 改正大祐議員 昔に比べてメールの使い方というのは大分変わってきていると思うんですね。電話だと、連絡手段、メールもそうだったんですけども、例えばどこかのお店で発注書をメールで送ってくださいというような状況もあると思うんですよ。メールがもうこれ、行政文書にもなり得ている状況です。なっています、これはもう。これ、ある程度、どこまでとは、私、言えませんけども、現在、保存期間等の明確な基準がないので、これ、ある程度のルールづくりというのは必要ではないかと私は思うんですけども、いかがでしょうか。 462 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 463 ◯杉浦弘和総務部長 ご指摘のところにおいては、他市の事例においても同様の取扱いで課題というのも見受けられます。今回のご提案を受けたということもございますけれども、我々としても、メールの取扱い、保存方法、開示の扱いとかについては、一定の何らかのルール化は必要ではないかと考えてございます。
    464 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 465 ◯8番 改正大祐議員 そしたら、最後です。また戻ります。政治倫理条例についてお聞きいたしますけども、市長は青山社中を情報提供したと6月で答弁いただいていたんですけども、病院の紹介状ってご存じですか。この正式名称というのは、これ、診療情報提供書というそうです。これ、ここの世界では多分紹介と情報提供を同じ意味で使っておられるんですけども、市長は情報提供と紹介を違うものとして捉えているように私は感じるんですけども、これはどのようにお考えですか。 466 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 467 ◯小紫雅史市長 わざわざ何かよく分からない医療の話を持ってこられましたけど、じゃ、その医療の世界でそう使われているのと、生駒市の政治倫理条例とを同じような運用をしなきゃいけない理由というのが何かあるんならお答えください。 468 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 469 ◯8番 改正大祐議員 これは言葉を言っているだけで。同じ意味だなというとこを言っているだけです。紹介という言葉を使わないだけで、情報提供というだけじゃないのかと私は言うてるだけで、その辺はどうですかということです。 470 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 471 ◯小紫雅史市長 今、改正議員がおっしゃった、まず一つは、今、改正さんがおっしゃったとおりで、改正議員個人のただの思いだというふうに私は今理解いたしました。もう一つは、例えば仕事をするに当たって、そのあるまちの課題に対応するために、それは私であってもそうですし、私じゃなくても職員誰でもいいと思いますし、こういうふうな事業者さんがいると。こういうところと何か連携してやれませんかねというようなことというのは、当然これから地方創生の議論をしていく中で当然それは考えていく必要があることだと思います。行政の課題、まちづくりの課題を全て行政に所属する職員だけで対応するというのが、改正議員はそれでいいと思っているかもしれませんが、私は全くそういう立場には立ってございません。その中で、もちろん、私、立場は市長ということでございますので、そこは慎重に一定ならなきゃいけないところもあるかと思います。そういう意味では、情報提供するに当たっても、私は大体そういう紹介するときも別にここでどうやるということではなくて、要は単に情報提供の一つのこういう会社もありますよと、今回もそうですけど、そういうふうなことでご紹介をするということでやっておりますが、それすらやってはいけないということになったら、どういうふうな形で外の事業者との連携というのをやっていくのか、逆に教えていただければ有り難いです。  非常に慎重にやっていかなきゃいけないというようなことでありますとか、前回もお答えしたとおり、政治倫理条例の関係、しっかりと生駒市もいろんな歴史的経緯がございましたので、しっかりとやっていかなきゃいけないというのは当然のことながら、同時にやはり事業者の力をいい形で使っていくというようなことというのは必要だと思いますので、情報の提供というのは紹介と一緒だというふうに言われると、じゃ、どのように我々行政をしていったらいいのか、それは私ももちろんですし、全ての自治体、全ての公共機関、同じ問題がありますが、そこについて明確にもしお答えがあるなら言っていただきたい。 472 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 473 ◯8番 改正大祐議員 すいません、政治倫理条例が紹介であるので、情報提供という言葉を使われているのかなという、それだけです。  最後の質問ですけども、今回この商工観光の施策を進めるに当たりまして、市長は魅力創造課に青山社中を情報提供した以外のことは何もされていないでよろしいですか。 474 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 475 ◯小紫雅史市長 それ以外のことってどういうことですか。 476 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 477 ◯8番 改正大祐議員 情報提供以外です。それ以外のことです。青山社中があるよ、あとは担当課で契約しなさいよと言うだけ。後は全然関わってないのかというとこをお聞きしています。 478 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 479 ◯小紫雅史市長 いや、何も関わらないということは当然ないですよ。青山社中というところがありますと。青山社中にお願いをするということの妥当性とか効果があるかというのは、もちろん担当課の方で議論をしていただいたりする中で、青山社中というところにお願いをするのがいいんじゃないかというふうに、もちろんそういうふうな議論というのは当然担当課の中でもまずあったと思うし、青山社中でお願いをしようということであれば、例えば先ほど申し上げたように、もう何回も言っていますが、商工観光の話であるとか、高山第2工区の話は今回どうしようかとか、そんな話は最後契約に向かう中で当然担当課と私の間でも議論はあるわけですから、そういうところでの議論というのは当然しています。そういうことも含めてコミットしているのかどうかということであれば、そういう議論は当然私も担当課とはやっております。 480 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 481 ◯8番 改正大祐議員 もう時間もないので、ただ、また企画総務委員会があるので、また続きはこの後できればしたいなとは思っております。また整理して質問したいと思います。以上です。 482 ◯中谷尚敬議長 最後に、18番、塩見牧子議員。              (18番 塩見牧子議員 登壇) 483 ◯18番 塩見牧子議員 今回は、住民に寄り添った監査制度の在り方について、第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けての課題についての2点、質問いたします。  まず1点目、住民に寄り添った監査制度の在り方についてでございます。  住民監査請求は、主権者たる住民が自ら居住する自治体の違法又は不当な財務会計上の行為について、監査委員に対して監査を求め、その行為に対して必要な措置を講じることを請求できる制度であり、住民自治の充実と監査委員制度の機能強化は不可分と考えます。住民監査請求をより住民に寄り添った制度とするため、以下の点について伺います。  1)、監査において、監査委員は住民とどのような関係であるべきでしょうか。また、住民との関係から、監査委員はどのような役割を担い、監査、とりわけ住民監査請求に当たってはどのような姿勢で臨むべきとお考えでしょうか。  2)、過去10年間における住民監査請求の件数と却下件数、これは請求の要件を満たさず、監査の実施を却下された件数と、請求要件は満たし監査は実施されたものの請求を却下された件数を分けてお答えください。棄却件数、措置件数、また、棄却されたけれども何らかの意見を付した件数についてお答えください。  3)、2)の意見については、行政としてどのように対応されましたでしょうか。  4)、2)の請求件数のうち、監査結果を不服として住民訴訟に至った件数は何件ありますでしょうか。また、訴訟に要した市の裁判費用はいかほどでしょうか。  5)、住民監査請求における請求人及び関係職員の双方立会いの意見陳述並びに関係職員の陳述における傍聴を認めること、また、それらを要綱等で規定することについての考えをお伺いいたします。  続いて、第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けての課題についての質問です。  本年度は、東京の一極集中の是正、人口増等を基本目標とした第1期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終計画年度に当たります。本市においても、平成27年に「子育てしやすいまち」「母親が希望のしごとをできるまち」「子育て層が転入したいまち」を基本目標に掲げ、「生駒市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、各施策の取組及び進行管理を行ってきました。  しかし、これらの自治体の取組にもかかわらず、人口は8年連続で減少、生産年齢人口も2014年10月から2018年10月までの4年間で、全国では7,785万人から7,545万人へと240万人減少する一方、東京都、埼玉県、千葉県及び神奈川県の東京圏を除く地方では、5,475万人から5,232万人へと243万人減少するなど、人口減少、労働人口の東京への一極集中に歯止めはかかっておりません。すいません。通告書の7,785万人のところで「人口」になっておりますが、「生産年齢人口」の誤りでございます。  このような状況のもと、国は地方公共団体に対して第1期の施策の継続に加えて、関係人口の創出、稼ぐ地方創生、未来技術Society5.0の活用等を新たに主要な取組に据えた第2期総合戦略の策定を定めており、本市でもその策定を予定しておりますが、策定に当たっての市の基本的な姿勢を伺います。  1)国の基本目標であった「東京の一極集中の解消」「人口増」に、本市の地方版総合戦略による取組はどれくらい寄与したと分析しておいででしょうか。  2)第1期総合戦略の策定及び取組に要した総事業費、平成31年度は予算ベースで結構です。と、それらに対する国から措置された交付金は幾らでしょうか。  3)第1期総合戦略策定において、自治体職員の事務の負担感の大きさと、策定費用として措置された交付金の多くが東京に流れたという結果が報じられていますが、本市では第1期の策定業務をどのように評価し、第2期の策定にどのように生かしていくおつもりでしょうか。その他、第2期総合戦略の策定における課題は何だとお考えでしょうか、お伺いいたします。  登壇しての質問は以上で終え、次の質問からは自席で行います。 484 ◯中谷尚敬議長 杉浦総務部長。              (杉浦弘和総務部長 登壇) 485 ◯杉浦弘和総務部長 それでは、1点目のご質問、住民に寄り添った監査制度の在り方につきまして、監査委員の所管のもの及び他の部署に係るものもございますが、1回目は私の方から一括してお答えいたします。  一つ目のご質問の、監査において、監査委員は住民とどのような関係であるべきか、また、住民との関係から監査委員はどのような役割を担うと考え、監査、とりわけ住民監査請求に当たってはどのような姿勢で望むべきと考えるかでございますが、監査を行う際には、住民にかわって監査を行うという意識のもと、公平・公正な監査を実施すべく、監査の対象である執行機関はもとより、請求された住民の請求内容にも偏重することなく、中立の立場で監査を実施すべきであると考えております。  また、役割については、住民が監査請求を提出したということに鑑み、監査請求を提出するに至った背景などを踏まえ、監査対象である執行機関には、住民が疑念を抱くような行為を防ぐようけん制するとともに、執行機関の自浄作用を促すという役割を持っていると考えております。姿勢につきましては、地方自治法の規定では、常に公正不偏の態度を保持して監査をしなければならないとされていることから、常に中立・公正の立場であることを強く意識しながら監査を実施することが使命であると考えております。  二つ目のご質問の、過去10年間の住民監査請求の件数と却下、棄却及び措置件数、また、棄却して意見を付した件数についてお答えいたします。  平成21年度から平成30年度の10年間の件数でございますが、住民監査請求の件数は50件です。その中で却下件数は24件で、そのうち、要件を満たさず監査の実施を却下したものが24件、監査は実施したが請求を棄却したものは0件でございますが、複数の監査対象行為がある場合で一部を監査し一部を却下したものがあり、その件数は7件でございます。棄却件数は18件、措置件数は6件でございます。また、棄却されたもののうち、監査委員から意見が付されたものは9件となっております。  三つ目のご質問の、意見に対して行政としてどのように対応したかでございますが、監査委員から付された意見は、その多くは要望となっております。市としても意見を真摯に受け止め、意見の内容を精査した上で、要綱の制定や基準の改正、事務改善、職員の周知徹底を図るなど、意見の内容に沿って具体的に対応し、事務の適正化に努めてまいりました。  四つ目のご質問の、過去10年間で住民訴訟に至った件数と訴訟に要した費用でございますが、住民訴訟に至った件数は14件です。また、訴訟に要した費用でございますが、全て委任した弁護士への着手金及び成功報酬金であり、合計約1,170万円です。  最後に、五つ目のご質問の、住民監査請求における請求人及び関係職員の双方立会いの意見陳述並びに関係職員の陳述における傍聴について認めること、また、それらを要綱等で規定することについての考えについてお答えいたします。  本市の場合、請求人及び関係職員の意見陳述の際の立会いについて、その都度監査委員に諮った上でその可否を判断しておりますが、双方立会いの意見陳述を行ったケースは過去10年間で事例はございません。関係職員の陳述における傍聴につきましては、立会いの場合と同様、その都度監査委員に諮った上でその可否を判断しておりますが、これまでに傍聴を認めた事例はございません。今後も、その都度個別の事案ごとに監査委員の協議により可否を決定していくことになります。  併せて、要綱等で定めることについてでございますが、現在、監査委員の合議による取決め事項として取扱い基準を定め、運用しております。今後は、他の自治体の状況も参考にしながら、必要に応じてより市民にも分かりやすい運用となるよう検討していくとのことでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 486 ◯中谷尚敬議長 増田市長公室長。 487 ◯増田剛一市長公室長 それでは、塩見議員二つ目のご質問、第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けての課題についてお答えいたします。  1点目の、国の基本目標であった東京の一極集中の解消、人口増に本市の地方版総合戦略による取組はどれくらい寄与したと分析しているかとのご質問ですが、東京の一極集中の解消については、平成27年から平成30年までの東京圏への社会移動の状況を見ますと、一貫しておおむね200人の転出超過の状況が続いております。また、年齢階級別に社会動向を見てみますと、平成25年と平成30年の純移動数の比較では、大学入学や就職に伴い20代に東京圏へ転出する傾向は大きく変わりはなく、一方で、30代では、平成25年には多くの地域で転入超過となっていたものが、平成30年には大阪府のみが転入超過で、他の地域では転出超過になっています。ゼロから4歳については、平成25年と平成30年の比較でも大きな変化はなく、転入超過となっていることから、子育て世帯が幼年期の子どもとともに転入してくる本市の傾向は、減少傾向にはあるものの、変わっていない状況です。  国の人口増について寄与する自然動態については、死亡数が一貫して増加する一方で、出生数は、平成25年まで1,000人程度であったものが、近年は800人程度となり、減少傾向にあります。  以上を踏まえますと、本市の総合戦略の取組自体は進捗しているものの、現段階では国の基本目標である東京の一極集中の解消、人口増に寄与したとは言い難い状況であると考えており、地方創生の取組については、長期にわたり継続的に取り組んでいかなければならない課題であると認識しています。  続きまして、2点目の、第1期総合戦略の策定及び取組に要した総事業費と、それらに対する国から措置された交付金は幾らかとのご質問ですが、総合戦略の策定に要した経費は約895万円で、全額国からの交付金の交付を受けています。また、総合戦略の各取組に要した経費は、職員の人件費は除きまして、総事業費で約86億円となっており、そのうち国からの交付金は約20億円となっております。さらに、そのうちから地方創生の交付金に限って申し上げますと、事業費は約1億4,493万円、そのうち、国からの交付金は約1億2,788万円となっております。  次に、3点目の、本市では第1期の策定業務をどのように評価し、第2期の策定にどのように生かしていくか、その他、第2期総合戦略の策定における課題は何かとのご質問でございますが、第1期の策定業務の評価については、国主導のもと、全国の自治体が一斉に初めての計画策定を進めていくという状況下で、国から非常に短期間での策定を強いられる厳しい作業となりましたが、基礎調査や人口動態のデータ収集などアウトソーシングできる業務については、国の交付金を活用してコンサルタント事業者へ委託を行いつつ、本市の特性や人口動向の課題・対策については職員自らが検討・立案いたしております。  また、そうした環境下にあっても、本市の人口動向を把握し、住宅都市としての特性や住民の就業状況、ライフスタイルを統計データやアンケート調査から分析し、子育て層の女性を戦略のターゲットと定め、本市独自の総合戦略を策定することができました。策定当時は本市が本格的に人口減少に転じるターニングポイントであることが分からなかった時期であり、人口ビジョンと総合戦略を策定したことによって今後進む人口減少を可視化し、将来の本市の姿を展望することで危機感を共有し、対応策を整理することができたことが大きな成果であると考えております。  次に、第2期の策定業務にどう生かすかについてですが、第1期の策定期間が短期間であったことを踏まえ、本年3月に策定した第6次総合計画において、人口フレームの見直しを行っており、人口推計に係る業務は省略できるよう工夫しているほか、将来的な課題を見据えて今から戦略的に取り組んで行く戦略的施策を総合計画に位置付け、体系的に整理しており、改めて総合戦略の体系整理をする業務は省略できるよう工夫しております。  また、第1期の策定時には、国から補助率10分の10の交付金が用意されていましたが、第2期の策定では同様の交付金は用意されていない状況であり、今回の策定に当たってはコンサルタントへの策定支援業務の委託は行わず、第1期の基本的な方向性や枠組を踏襲するとともに、第6次総合計画における人口フレームや施策、これまでの調査データの活用を図り、職員で効率的に策定することとしております。  最後に、第2期総合戦略の策定における課題ですが、毎年度実施している進行管理において施策の進捗状況をはかることが難しいKPIもあり、適切なKPIの設定が課題として挙げられます。第2期では、第1期での課題も踏まえ、より適切なKPIを設定し、目標値についても算出根拠を明確にするなど、進行管理に適したKPIを設定していきたいと考えています。  また、戦略のターゲットを明確にすることは、施策の目的や方向性を定めることができるものの、施策の展開が限定的になってしまうおそれがあります。第2期では、第6次総合計画でも掲げた多様な生き方やライフスタイルに対応できるまちづくりを目指して、もう少し戦略のターゲットの範囲を広げ、人口減少という課題解決につながる効果的で実現性の高い施策を設定していくことが課題と考えております。  以上でございます。よろしくお願いします。 488 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 489 ◯18番 塩見牧子議員 では、最初の監査制度の在り方について追加で質問していきます。  監査委員と住民との関係で、その関係から担うべき役割、そして姿勢、極めて教科書的な優等生のご答弁をいただいたかと思います。  監査委員というのは、今、行政事務というのは本当に複雑多様かしているんですけれども、その適否ですね。業務の適否というものを素人である住民にかわって、その住民目線というものを持ちつつも住民にはない専門性というものを持って判断するということが要求されているんだと思います。ですから、住民からすれば、当然その行政事務を監視する方が行政べったりであっては困るわけです。  実際にこれまで行われてきた監査請求とその結果をお示しいただいたんですけれども、10年間で50件、だから、年間平均して5件ぐらい住民監査請求があるわけですね。お聞きすると、却下が24件で、その他が26件ということなので、約半分がまず却下になってしまっていると。その他ほとんどは棄却で、措置勧告に至ることはまずないと。意見が付いたらまだましだよという感じですね。もちろん監査請求があった事例を一件一件見たら、それぞれのもちろん監査委員さんの判断理由があるんですけれども、数字だけを追えば、住民監査請求はやるだけ無駄なんじゃないかというふうに住民に思わせてしまっているのも事実なんですけれども。でも、果たしてそんなふうに思われる監査制度でいいんだろうかという問題意識からの質問でございます。  この監査請求のこれまでの件数の約半数が却下ということですが、制度上どういう場合に却下になるのか、まずお答えいただけますでしょうか。 490 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 491 ◯杉浦弘和総務部長 まず最初に、1回私の登壇しての答弁の中で、監査を実施したが請求を却下したものは0件と申し上げるべきところが、却下と言わずに棄却という表現でご説明させていただいたところについては、おわびして訂正させていただきたいと思います。申し訳ございません。  まず、ご指摘の却下の要件でございますけれども、まずは監査請求の受付がございまして、その次に要件の審査というものがございます。その中で、監査請求に至る要件を欠いているものについては、まずは監査を実施しない旨の却下となります。しかしながら、監査を進めていく中で、請求の事由、請求のポイントというのもいろいろな複数な項目もございます。その中には、結局、監査を進めていく中において、結果として改めて監査を進めていったが要件の不備が判明する場合もございます。そういったものは一部却下という形で取扱いもさせていただいているようでございます。 492 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 493 ◯18番 塩見牧子議員 すいません、監査にたどり着いたけれども却下されるときのその要件の不備というのは、具体的にどのようなものが挙げられるんでしょうか。 494 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 495 ◯杉浦弘和総務部長 最初、24件で要件不備という形で、まずは要件に至らない場合は24件の却下という扱いになります。 496 ◯中谷尚敬議長 どういうのが却下ですか。杉浦部長。 497 ◯杉浦弘和総務部長 すいません。もう一度お願いできませんでしょうか。 498 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 499 ◯18番 塩見牧子議員 すいません。だから、いったんちゃんと受け付けられて監査になったけれども、それでも却下というときがありますよね。そのときの却下の理由というのはどのようなものが実際あったんでしょうか。 500 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 501 ◯杉浦弘和総務部長 まず、キーワードとしては、監査を進めていく中においても、却下の理由としてなり得る判断としては、監査の結果として要件の不備が判明するというところで取扱いとなります。その内容がいろいろ多岐にわたりますので、具体的に丁寧な説明はできませんけれども、そのような取扱いになると聞いてございます。 502 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 503 ◯18番 塩見牧子議員 すいません、それ、ちょっと事例だけでもいいので、お願いいたします。 504 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 505 ◯杉浦弘和総務部長 一例でございますけれども、請求期間が1年を経過したものというものについては、この却下の扱いになる部分もございます。申し訳ございませんでした。 506 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 507 ◯18番 塩見牧子議員 それだけでしょうか。他にはもうないですか。 508 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 509 ◯杉浦弘和総務部長 多種いろいろな要件がございまして、全てまだ監査委員の方から情報、私の方もつかんでおりませんので、今つかんでおります要件が、繰り返しになってせん越ですけども、この1年経過というものがその一つになるということでご理解いただければと思います。 510 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 511 ◯18番 塩見牧子議員 監査委員、お分かりでしたらお答えいただきたいんですけれども。主には請求期間が過ぎているということなんですけれども、例えば財務会計上の行為でないものとか、そういうこともこの中に入ってくるんでしょうかね。 512 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 513 ◯杉浦弘和総務部長 確認させていただきたいと思いますので、後ほど答弁させていただきたいと思います。 514 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 515 ◯18番 塩見牧子議員 そしたら、それは後で結構ですけれども、住民監査請求の請求で認められているものというのは、冒頭に申し上げたように違法又は不当な財務会計上の行為であると。これが例えば行政事務全般、広くその行政運営上の問題について監査請求しようと思ったら、この住民監査請求でそれは適用できますか。 516 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 517 ◯杉浦弘和総務部長 住民監査請求という制度では対応できなくて、こちらの方は、地方自治法に定めております事務の監査請求という形になろうかと思います。そちらの場合であれば、選挙権を有する者の50分の1以上の連署をもって監査委員に対して請求するという自治法上の制度にのっとった形になろうかと考えてございます。 518 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。
    519 ◯18番 塩見牧子議員 つまり、広く行政運営上の問題について請求しようと思ったら、住民監査請求では駄目だと。選挙人の50分の1の名簿を集めなきゃいけないということで、かなりハードルは高くなるわけですけれども、本市においてそういった事例、使われた事例というのはございますでしょうか。 520 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 521 ◯杉浦弘和総務部長 ちょっと手元の方に資料がございませんので、そちらの方も適切に後ほどお答えはさせていただきたいと思います。 522 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 523 ◯18番 塩見牧子議員 50分の1ということは、それこそ条例の制定・改廃のそれと同じハードルを持っているわけなんですけれども、住民が日々の生活を営む中でそういう直接請求の署名活動をするというのは大変な業務ということはもうご想像にかたくないと思いますけれども。だから、その行政運営上の問題を改めたくても、無理やり財務会計上の行為と絡めて住民監査請求にしているような案件も結構あるんじゃないかと思います。それでも住民監査請求をするのにやっぱりその証拠も出さなきゃいけませんから、それなりに行政、先ほど市長が情報公開、何か仕事を増やしているみたいなことをおっしゃっていましたけれども、住民が一から証拠集めをするために行政文書の開示請求するということも結構大変なことです。そこまでして住民がなぜこんな住民監査請求なんてするのかということをお考えになったことってありますか。 524 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 525 ◯杉浦弘和総務部長 これは先ほどいったん登壇しての答弁の中にも若干触れさせてはいただいているんですけれども、それまでに監査請求を提出に至った背景などを踏まえ、監査対象である執行機関には住民が疑念を抱くような行為を防ぐようけん制するとともにというところで、それに至った背景というものがその中において見られた中で感じられた中で対応されているのではないかと考えてございます。 526 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 527 ◯18番 塩見牧子議員 もちろんそれぞれ住民監査請求に至る背景というのはあるんですけれども、要は住民、納税者ですよね。自分たちが払った税金が適切、効率的に使われているということを切に願っているわけです。それがなされていなんじゃないかということからこういうことをするわけですよね。じゃ、監査請求でよしんばその監査の請求が認められて、不当な支払ということが確定して、その場合、そのお金というのはどこに戻りますか。 528 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 529 ◯杉浦弘和総務部長 最終的には市の方に戻ります。 530 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 531 ◯18番 塩見牧子議員 そうですよね。別に請求した人のもとに戻るわけではなくて、これ、全部市に戻るわけです。だから、請求人というのは、自分にとっては一銭の得にもならないけれども、行政事務をよくして不当に支払われたお金を市民に取り戻したいと思って行動するまちの支援者だと。行政のお膳立てされた事業に乗っかって生駒はいいまちだよと発信する、そういうまちのファンというのも、それは行政にとってはとても有り難いことかもしれません。一方、こういう住民監査請求みたいな行政にとっては耳の痛い苦言を呈するような市民というのは、行政にとっては嫌な存在だとは思いますけれども、でも、そのまちの支援者という意味では、この人たちも絶対そうだと思うんですよ。内部統制がきかなくなっている行政のガバナンスをチェックして自治を実践してくれる、そういう市民というのを、そういう声にやはり行政も、監査の結果がどうであれ、やはりそういうことがあったということをちゃんと真摯に受け止めていかなければいけないと考えるんですけれども、どう思われますか。 532 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 533 ◯杉浦弘和総務部長 おっしゃいますとおり、自治の主権者は住民、市民でございます。そういったご意向の方については真摯に受け止めなければならないと私は感じてございます。 534 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 535 ◯18番 塩見牧子議員 ところが、実際は意見すら付かず棄却されることが多いと。その結果、結局住民の方も監査請求しても無駄だなと。もうはなから監査には期待しないと。最初から訴訟に行くということを前提に監査請求されるようになっている。  訴訟件数をお聞きして私もちょっと驚いたんですけれども、10年間で14件、そして、今日また午前中1件、何か訴訟に至ったそうですけれども。これは、ちょっと教えていただきたいんですけれども、監査請求の受理にも至らず門前払いになって却下された24件についても、この訴訟ということはできるんですか。 536 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 537 ◯杉浦弘和総務部長 可能でございます。  それと、先ほど、後ほど答弁させていただくとお伝えしたポイント二つについて、順次お答え申し上げます。  まず一つは、これまでの直接請求50分の1での請求はあったかという問い合わせでございますけれども、そちらについては監査はございません。なしです。  それと、もう一つ、却下について1年以上とかの事由について、それ以外のものでのお問い合せであったかと思います。まずは、監査できないものとして、財務会計上の行為でないもの、併せて、同一人物が同じ内容での請求というものが挙げられるというところでございます。  遅れまして申し訳ございませんでした。以上でございます。 538 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 539 ◯18番 塩見牧子議員 そんな署名を集めてまで監査に至ることはまずないということを確認いたしましたが。  先ほどの続きです。住民監査請求と裁判の違いってどこにありますか。 540 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 541 ◯杉浦弘和総務部長 これは地方自治法の方における制度の在り方であろうかと思います。まずは、住民訴訟を行う上では、前置主義ということで住民監査請求をしなければならないということで、住民監査請求ができるのが、先ほどおっしゃっていただいています財務上の不適切ないしの行為についてという形でございますので、まずは住民監査請求を行った後、その結果において不服があるような場合において、住民訴訟という形の制度を利用した訴えの提起をなされるという制度になってございます。 542 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 543 ◯18番 塩見牧子議員 だから、違法又は不当な財務会計上の行為について請求するのが住民監査請求であると。裁判の方で問題になるのは、不当な部分についても問題になるんでしょうか。 544 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 545 ◯杉浦弘和総務部長 ちょっと確認しますので、お待ちください。 546 ◯中谷尚敬議長 すぐ確認できるのか。 547 ◯杉浦弘和総務部長 後ほど答弁させていただきたいと思います。恐れ入ります。 548 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 549 ◯18番 塩見牧子議員 私が考えるには、裁判ということは、やはり違法性ということが問題になるのじゃないかと思うので、不当な部分についてまでは恐らく対象にならないと思うんですね。なので、もちろん住民監査請求というのは住民訴訟の前置主義にはなっているんですけれども、住民監査請求と裁判というのはやっぱり別のものだと。住民監査請求は判例に引きずられることはなければ、裁判所の方も住民監査請求の結果にも縛られない。それぞれ別個のものであるはずです。  裁判だと不当の部分がまた更に消されて、今度は違法性だけが取り上げられることになるので、住民のハードルというのはより高くなってくるわけですね。特に地裁なんて、多くの訴訟案件を抱えているので、言ってみたら、できるだけ却下、門前払いで済ませてしまいたいというところで、本当に訴訟をする者の、ちまたでは、そんな地裁なんて駄目だよ、高裁が本番だよみたいな、そこまで言われているくらいです。でも、そこまでして住民監査請求をして更に裁判までしてというのは、住民の思いとしては、本来であれば、別に事務がちゃんと改善されたら結構納得すると思うんですね。誰もお金と時間をかけて裁判したいなんて思いませんから。行政だって、先ほどお答えいただいたように、今までで1,170万円をかけて14件、今度15件目が入ったんですね。15件もやるわけなんですよね。それだけじゃなくて、絶対そこに職員の手だってとられるわけなんです。それはお互いにとって本当に不幸なことだと思うので、そういう点では、住民監査請求というのは、法や条例に違反してないから棄却とかいうことではなくて、不当なものについてでももっと厳しく措置勧告がなされるとか、あるいは、意見という形でもいいので、ちゃんとそれを付していくような方向に持っていくべきじゃないかと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 550 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 551 ◯杉浦弘和総務部長 監査委員制度の運用に関しての内容のなろうかと思いますので、今頂いた意見の方をまた監査委員の方にお伝えさせてはいただきたいと思います。 552 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 553 ◯小紫雅史市長 先ほど来お聞きしておりますけども、生駒市の監査委員制度、監査委員の方に市民が住民監査請求しても無駄じゃないかみたいなご意見もございますけども、私は非常に中立公正に監査の方をしていただいているというふうには認識をしております。その中でもちろん意見をいただいたりすることもございますので、その意見はしっかり検討して、是正すべきとこはしていくというのは当然行政としてはやっておりますけども、当然その監査委員さんも議会の方でご承認をいただいたりですとか、議会選出の監査委員さんもおられる中で、私はしっかりと中立公正に生駒市の監査委員の皆様には監査をしていただいていると思っていますし、市民が住民監査請求しても無駄だというような生駒市の監査委員とか監査委員制度にはなっているというふうには思っておりません。  それに、先ほどご質問がございました意見がもっと付いた方がいいんじゃないかとか、そういうようなご質問は我々にされてもお答えできないわけでございまして、それは監査委員の皆様がどのようにお考えになるか、また、監査委員の皆様が公立中性の立場でやった結果が先ほど来塩見議員がおっしゃっているような却下とか棄却とか一部意見が付いたりと、そういう結果でございますので、我々が答えれる部分と答えれない部分がございますので、そこはご理解をいただかなければいけないかと思います。 554 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 555 ◯杉浦弘和総務部長 先ほどの私の答弁で後ほどお答えさせていただくという内容で、住民訴訟に至るものが違法なものと不当と申し上げましたけど、議員ご指摘のとおり、違法な場合のみとなってございます。不当な場合は対象外ということでご案内させていただきたいと思います。 556 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 557 ◯18番 塩見牧子議員 だから、その不当な部分については、しっかりとそこを指摘していただきたいということでございます。法的な問題でなくても、やっぱり改めるものはあると思うんです。でも、先ほど意見についてどのように対応したかということで、真摯に受け止めて事務の適性化に努めているというようなことをご答弁いただきましたけれども、でも、同じような指摘を同じ監査の中ででも受けているわけなんですね。例えば、平成21年度、下水道受益者負担金に係る措置請求、ここでは減免の意思決定の記録が残っていないと指摘されて、同じ年度、道路改良工事に係る措置請求、ここでも補償決定の過程の文書の記録が作成・保存されていないということが指摘されています。また、26年度、不動産鑑定評価業務に係る措置請求、ここでも公文書としての交渉記録を残すことを求められている。これは平成19年にも指摘したじゃないかということも言われているわけなんですよね。結局こんなに何回も何回も同じように文書が残ってないじゃないかというようなことが言われている。そして、さらに、高山の土地取得に関しては、計画があることが大前提なのに、それがない。情報公開に努めるべしということが指摘されています。市民パワーの件でも、ロードマップが市民に示されてないじゃないかということが指摘されています。  結局この10年間の間にその意思形成過程が分かるような文書がなかったりとか、残されていなかったり作っていなかったり、あるいは、住民への情報公開が足りないというようなことが繰り返し言われているんですよね。先ほど改正議員の質問の中でも、意思形成過程と説明責任がなってないということ、ありましたけれども、結局これ、本当に改善できているんですか。改善できていたら、今回のこんな改正議員の質問されていたようなケースもやっぱり起こり得ないわけですよ。結局、意見を出されていても、それが生かされていないということを言わざるを得ません。  この住民監査請求に限らないんですけれども、定期監査とかでもその時々に幾つかいろんな指摘事項がございます。そういったことも含めて、意見のあったものというのは、監査に入ったところのその担当部署だけではなくて、全部でそういった監査の結果、住民監査請求は結果が出ますけれども、それでも、あそこに職員、あの結果、全部見に行っていますか。監査委員さんの意見書、全部読んでいるとは思えないんですよ。だから、そういうことをちゃんと全職員に共有できるような仕組みというのがちゃんと行政の中にあるかどうかをまずお伺いします。 558 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 559 ◯杉浦弘和総務部長 ご指摘のは定期監査の内容での意見のことかと思います。まずは、これを受け止めた原課の方については、それを中心となって、もちろんこの原課だけで終わるような軽微な日常的な事務の改善というものももちろんあります。それ以外に、全市的にもちろん統一して改善につなげていかなければならないというものについては、例えますれば庁内掲示板でございましたりの方法を採って周知を図りながら促しているのは事例としてはございます。 560 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 561 ◯18番 塩見牧子議員 多分中だけで周知していたって改まらないんですよ。ちゃんと市民にもその結果を示さないと、市民に見られているという意識がきっと足りないんじゃないかと思います。そういったこともちょっとこれから検討していただければと思います。 562 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 563 ◯山本昇副市長 同じ質問を塩見議員から27年か28年に委員会の中でしていただいたというふうに思っています。その後、ちょっと市内部で改めたものとしては、特に決算監査の意見書についてはそれぞれ皆さんに配れているんですけども、定期監査の分がないということで、一定特にその意見の中で指摘された項目については共有しようということで、私を中心にちょっとそういう動きはしております。  なおかつ、加えまして、過去の結果として、例えばもう一歩具体的なところで言いますと、今年の5月14日の定期監査の結果でいいますと、2ページ目の監査の結果のところで目的外使用の許可事務の項目等につきましては、統一的なマニュアルの整備が必要やというようなこともございました。だから、こういったことにつきましては、早急に対応をすべく、今、担当課である総務課とか、あるいは関係課とも協議しながら、マニュアルを作っていこうとするような、そういう動きもしております。決してこの監査の意見について全く無視しているということでもございませんので、できる限り今改善をしていきたいという姿勢でございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 564 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 565 ◯18番 塩見牧子議員 動き始めたということなので、それを形にしていただけるようによろしくお願いいたします。  最後の5番につきましては、前向きにご検討いただけるようですので、これからの動きに期待したいと思います。  監査委員事務局の職員さんの体制について少しお伺いしたいんですけれども、選管の事務と今一緒になっていますよね。選挙が始まってすごく忙殺されると。そんなときにこれから今も増えていますけれど、住民監査請求が重なったときはどういうふうに対応されますか。 566 ◯中谷尚敬議長 増田市長公室長。 567 ◯増田剛一市長公室長 監査の仕事が非常に繁忙期になったとき。 568 ◯中谷尚敬議長 違うやん、選挙が。反対や。山本副市長。 569 ◯山本昇副市長 どちらが先かは別にしまして、選挙があるときに監査がたくさん出てきたということもあるでしょうし、反対のケースもあろうかと思います。もともと選挙管理委員会というのは総務課の方に付いておりまして、総務課の中に選挙管理委員会で、監査は監査で独立しておったということでございました。結局、選管の職員が残業時間が選挙のとき非常に多くなるということで、総務課と引っついている中で何とか処理をうまく、残業を減らそうという動きをしたんですけど、なかなかうまくいかなかったということで、他市の事例等、いろいろ勉強しまして、その中でうまく残業時間を抑えられたという事例等が二、三あった例で、監査と選管を一緒にすることによって、お互いがその繁忙期でないときに、それぞれが結構ちょっと暇にしているようなときもあるでしょうし。暇と言うたら怒られますよね。だから、そこをうまく活用しながら双方の仕事ができたらということで、そういう形でうまくいっていた事例等があったんです。それで、今回市として一応監査と選管を一緒にして、互いにうまくいけるような方法があったというふうに思ったんですけれども、特に今年は選挙イヤーということで、ちょっとやっぱり残業時間についても一定思っていたような状態ではなかったかなというふうに思っております。  今ご指摘の点につきましては、きちっと市として、お互いの課の方にも言っておるんですけども、対応は市としてしていきますということで言っております。ですから、足りないところは人事異動をその時期にしてでも人を入れて対応するような、そういう柔軟な一応姿勢を持って進めていこうとしておりますので、現時点においては今の形の中で対処していきたいというふうに考えております。 570 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 571 ◯18番 塩見牧子議員 重なったときには必ず補充していただけるようにお願いいたします。  その事務局の方はともかく、肝心の監査委員の方が1名欠員のままですけれども、市長、どのようにされますか。 572 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 573 ◯小紫雅史市長 速やかにご提案して議会の方でご議論いただいてご承認いだくように、速やかに今検討中でございます。 574 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 575 ◯18番 塩見牧子議員 では、今申し上げたようなこと、これからのご検討いただける部分があるようでございますので、こちらの方の対応もよろしくお願いいたします。  そして、次、2問目ですね。「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けてということなんですけれども、この創生総合戦略、これ、基本的に市民一人一人のQOLをいかに高めていくかというような話ではなくて、国策に市民の生活を合わせるというような、人口増だけを目的にしているような何か押し付け計画というような感覚を抱かざるを得ないんですけれども。残念ながら、この人口増、そして、東京の一極集中の是正、この1期の相互戦略をやってみたけれども、国の方でもそれを食い止められなかったというところはもう認めているところです。生駒市でも同じだったと。でも、これは生駒市の努力が足りなかったからなんて、私、毛頭言う気はないんです。最初からこんなのをやったってきっと人口は増えないよということを申し上げていましたから。  この1期のこういう結果に陥っているということを含めて、1期の戦略の検証メンバーさんたちは、今の2期の戦略策定のメンバーさんでもいらっしゃるかと思うんですけれども、この委員さん方の1期に対する評価というのはどのようなものだったんでしょうか。 576 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 577 ◯増田剛一市長公室長 1期の最終検証作業という部分の中、取組そのものについては非常に進展しております。まだ最終お示しと言うんですか、多分10月に入ると思うんですけれども、その中で速報値ですけれども、全体の29年度で58%ぐらいがA評価、B評価とかいうものが80%以上になっていますので、戦略の取組そのものは大分進んだなということです。ただ、今、議員もおっしゃいました、私も1回目答弁しましたように、目的の人口の東京への一極集中のとこにはなかなかたどり着いてないねという評価です。 578 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 579 ◯18番 塩見牧子議員 そうですね。それぞれの事業についてはそれぞれA・B評価だったけれども、結局国の最終目標であるところには至っていないということなんですけれども。  最初の登壇しての質問でも触れたんですけれども、この1期の総合戦略の策定に要した経費を伺いましたけれども、1期のときは国の全額補助が出たと。生駒市の場合はどこのコンサルを使われたんでしょうか。 580 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 581 ◯増田剛一市長公室長 パシフィックコンサルタントでございます。 582 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 583 ◯18番 塩見牧子議員 パシフィックコンサルタンツですね。環境モデル都市のアクションプランだとか北学校給食センターのSPCに入っておられるパシコンだと思うんですけれども、ここ、本社はどこにありますか。 584 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 585 ◯増田剛一市長公室長 本社は東京でございます。 586 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 587 ◯18番 塩見牧子議員 ということは、報道にも、自治体の7割が前の1期目の戦略を策定するときにコンサルを使って、国からの交付金21億円が東京に流れたというような報道があったんですけれども、生駒市もそれに寄与してしまったということになるかと思います。生駒市の場合は、それでも丸投げにしなかったというところは評価したいと思います。けれども、やっぱり東京にお金が流れちゃったというところはとても残念です。  2期目はお金も付かないことだし、効率的に自分たちでやっていくという、そういう心構えをお聞きいたしましたけれども、その第1期のときの戦略策定のときも、この新聞社が調査したところによると、実は外部委託しなかった自治体の方が策定した総合戦略の内容についてとても肯定的な評価をしているというようなこともありますので、今回は独自でしっかりと作っていただければと思います。  ただ、戦略策定したらそれで終わりじゃないことはもちろんご存じやと思うんですけど、それを策定してしまったら、当然そこに載っている事業をやっていかなきゃいけない。事業をやったら、そこに検証していかなきゃいけない。検証したら、またそれの対策を講じていかなければいけないと。PDCAくるくる病という、そういう病気があるそうなんですけれども、とにかくその回すことばかりが目的化していしまって、本当にもうそれで疲弊してしまうと。そういうことにならないように、その先に待ち受けている業務量というようなことも考えながら策定していくべきじゃないかなと思うんですけれども、その辺のお考えをお聞かせください。 588 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 589 ◯増田剛一市長公室長 それも目的と手段の違いだと思いますので、当然PDCAを回すことが目的ではございません。その先にある目標を達成するための取組ということで理解をしています。 590 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 591 ◯18番 塩見牧子議員 ですから、何が言いたいかと言いますと、あんまりそこに力をかけ過ぎて、職員の皆さん、疲れないでくださいねということなんです。  地方創生のこの事業については、第1期のときにはかなりの割合で交付金が付いたというふうにお答えいただきましたけれども、一つお聞きしたいのが、テレワーク&インキュベーションセンターIKOMA-DO、ここ、起業に結び付いた事例というのはどれぐらいあるか把握しておいでですか。 592 ◯中谷尚敬議長 尾山地域活力創生部長。 593 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 申し訳ございません。今ちょっと手元にはないです。 594 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 595 ◯小紫雅史市長 すいません、私も件数はちょっと分からないんですけれども、存じ上げている範囲で、そこを拠点としてやった起業促進プログラムみたいなのを受講された方で、いわゆる大きな店舗で物販をするようなところまでは行ってないんですけど、インターネット等の販売で起業された方というのは、私の知る限りで少なくとも1人いらっしゃいますし、他にもインターネット等からスタートするような方というのはいらっしゃいます。少なくともゼロではないということで、成果は一定はあります。ちょっと件数については、すいません、今、数字を持ち合わせておりません。 596 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 597 ◯18番 塩見牧子議員 では、市外に勤め先がありつつテレワークをあそこに来てやっておられる方というのはどれぐらい件数があるんでしょう。
    598 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 599 ◯小紫雅史市長 すいません、市外で勤めている方があそこをサテライトのように使ってやっている事例ということですか。今、これも件数は私は分からないんですけど、実際にIKOMA-DOの方に行きますと、市外の企業がそこをサテライトとして置いておられるところが、拠点と言うか、一つの部屋をそれに使っているというのがありますので、実績自体はあります。あそこに常設してないけれども、いつもは大阪に働くような方が時々あそこのオフィスでサテライト的にお仕事をしているというふうな事例は、それはもうたくさんあります。ただ、拠点として置いているのは、私が今知る限り1件あるはずですけど、4階に。数字は分かるそうなんですが、事例はそういうふうなのはあります。個人で使われている、時々使っているよという方は結構いらっしゃいます。 600 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 601 ◯増田剛一市長公室長 今のまち・ひと・しごとの中で、起業スペースということで、今のテレワーク&インキュベーションセンターの分がKPIになっている分はございます。それで申し上げますと、これ、補助指標ですね。KPIがなかなか動かないということで、新たに設けた補助指標の中で、要はIKOMA-DOに係る事業の参画による就労者の延べ人数で、30年度で3名、うち、女性1名ということです。それから、それ以外にテレワークとインキュベーションとコワーキングと三つの機能を持っておりますけれども、それぞれの、これ、利用件数なんですが、平成30年度、テレワークで277件、インキュベーションで662件、コワーキングで755件。  ちなみに、その前年度、29年度を申し上げますと、テレワークが134件、インキュベーションが230件、コワーキングが187件ということで、30年度、大幅に増えてございます。 602 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 603 ◯18番 塩見牧子議員 正にそれを申し上げよとしていたんですけれども、これ、起業支援のスペースの利用人数がKPI値になっているんですよね。あそこ、場所貸し事業が目的じゃないんですよね。コミセンと違うわけですからね。そういうのじゃなくて、ちゃんと起業に結び付いた働き方改革でテレワークをしているそういった数値を本来の数値に持っていかなきゃいけないはずなんですけれども。そろそろ、次、あそこもまた指定管理期間の期限切れがやってきますけれども、そういったことも含めて、きちんと整理をされていった方がいいかと思います。  あと、国の方針では、今回の2期のまち・ひと・しごとの戦略はかなり幅広な分野での取組が推進されているんですけれども、どういった事業を行えば交付金がたくさん付いてくるんですかね。 604 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 605 ◯小紫雅史市長 本件、このまち・ひと・しごとの話につきましては、塩見議員からも問題提起に私もそうやなと思うところも幾つかあるんですけれども。元々は総合計画と同じような、要はすごく総花的にまち・ひと・しごとを作っても、何か総計とあんまり変わらないよねというようなことがあって、1期目は女性というところを一つのポイントとして、かなり絞り込んだ形で我々作ったんです。一応思いを持って作りました。個人的にはすごくいい計画になったかなと思うんですけども。ただ、その後の国の対応を見ておりますと、初期はかなりそういう絞り込んだ、いわゆるとがったような施策と言うか、ターゲットを絞り込んだような施策、先進的な施策なんかを比較的補助金を付けていただいたりしていたかなという感じはするんですが、若干そういう傾向が薄れてきたかなかなというのが私個人的な意見であります。  何が申し上げたいかと言うと、その今のご質問と関係して、どちらかと言うと何でも読めるような比較的幅広なものを戦略に盛り込んどいた方が補助金申請、付くかどうかは別にしてしやすいんじゃないかというような思いもあって、2期目の戦略を策定するときにどうしようかというのは正直悩んでいるところではあります。総計との差ということも考えながら、あとは、国の方の動きも考えて、先ほどちょっとターゲットを広くとるかというような答弁、公室長からもしましたけれども、その辺りにつきましては、そもそも補助金がどのぐらいの割合で今後付いていくのかとか、どうすれば取りやすいのかというのは、それはご質問いただきましたけど、正に我々もそれは国の動きを見ながら今後見極めていって、可能な範囲で2期目の戦略を作っていくということかなというふうには思います。 606 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 607 ◯18番 塩見牧子議員 今度出されたまち・ひと・しごとの創生基本方針のこの2019年版を見ていると、本当に何かSociety5.0とか、関係人口とか、まちのファンづくりとか、企業や個人による地方への寄附とか、公務員の副業とか、ちょっと市長のマニフェストのパクリじゃないかというような、そういう言葉がちりばめられていたんですけれども、どっちが先なんですか。 608 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 609 ◯小紫雅史市長 パクリというのもいかがなものかと思いますけど、そういう意味では今おっしゃったようなキーワードだけでもございませんけども、国の方の動きはともかくとして、我々のまちづくりをこれから考えたときに、今おっしゃったようなキーワードというのは当然考えていかなきゃいけないことだというのは、それは我々は信念を持って入れています。ワーディングがマニフェストと近いようなものはあるかもしれませんが、Society5.0にしたって、それはこの社会全体の一つのキーワードになっているような話でございますし、稼ぐ力とかというのは私の思いともつながっている部分ではありますけれども、今おっしゃったような言葉が何か私だけとか生駒市だけとかじゃなくて、社会的にこれから変化の中でキーワードになっていくような言葉だと思っていますし、生駒の課題にもつながっていくようなことだと思いますので、そういうものを戦略に入れていくというのは、それは別におかしいことでも何でもないと思います。 610 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 611 ◯18番 塩見牧子議員 どっちが先も後でも構わないんですけれども、Society5.0とかどうやって指標化していくのかなというのがちょっと気になっています。  あと、ロボティクスとかAIとかあって、これ、ちょっとこの間国の方でもう国会に出されているみたいなんですけども、スーパーシティ構想というのがありまして、これ、大変な構想だなと。この出された法案というのは、国に認められた団体から住基情報だとか戸籍情報などの提供を求められたら自治体はそれに対応しなければならないというようなものらしいんですけれども、こんなのを生駒市はもし推進していくとしたら、ちょっと困るなというふうに思っているんですけれども。市長、これは、こういう情報を提供することを国から求められたらほいほいと賛成するんでしょうか。 612 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 613 ◯小紫雅史市長 すごく思い込みの激しい質問だと思います。別にスーパーシティ法案というものに生駒市が乗るとかいうようなことというのは当然まだ何も決まっていませんし、当然そういうふうな形で、個人情報の保護と、あと、ビッグデータを活用したまちづくりの推進みたいなものというのは、両方社会の大きな動きとして重要なことだと思っています。個人情報の保護をしっかりしなきゃいけないというのは、それは当然のことでございますし、それを守りながらどれだけデータを活用してやれるか。もちろん個人情報の保護に抵触しない範囲でデータを活用していける余地なんて幾らでもまだまだあるわけですね。なので、まずは、そういうデータを活用した個人情報の保護うんぬんという問題になる以前の問題ですよ。全くデータの活用がまだまだできる部分というのはあると思いますので、まずはそういうところをしっかりやっていくというのは、それは当然のことだと思います。その先におっしゃるようなスーパーシティみたいな話があって、海外で行われているような個人情報をどんどん行政機関とかがとって、それをよく言えばまちの発展に使うんだけど、悪く言えば個人情報どこ行ってるねんというような、そんな議論は当然スーパーシティ法案の議論の中でも出てくるでしょうし、国の方でもこれから議論される話やと思いますので、生駒市はそれに乗るんですかと言われても、まだそんな乗りますと私一言も言ってないのに、その前提で質問されても困ります。特に申し上げたとおりで、個人情報の保護をきっちりしていきながら、ただ、ビッグデータの活用とかというのは、将来的にはそれは生駒市だけじゃなくてどの自治体にも関係してくる話だと思いますので、それはしっかりと考えることは考えていかなきゃいけないというのは思いとしてはございます。 614 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 615 ◯18番 塩見牧子議員 慎重に答えをいただけることを期待しております。  この戦略というのは、一方でそうやって今のこの国の動きとしても規制緩和を求めているのに、こういう成長戦略という名のもとに自治体に義務付けを課していく。片や地方分権で地方自治法から総合計画の策定の義務付けを外しながら、その一方でこういう戦略を作らせるって、何かこれ、本当に今国がやっていることって、何か矛盾に満ちているんですけれども、生駒市はやはり独自のちゃんと自分たちの思いとか、やらなきゃいけないこととか、余りそういった国のふわっとした何かそういう動きに振り回されないように、しっかりと地に足の着いた戦略を構築していただけるようにお願いいたしまして、質問を終わります。 616 ◯中谷尚敬議長 以上で一般質問は終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 議案第59号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための               関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関す               る条例の制定について 617 ◯中谷尚敬議長 日程第2、議案第59号、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についいてを議題といたします。  本案は、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 618 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 619 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第2、議案第59号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第59号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の          整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第3 議案第62号 生駒市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 620 ◯中谷尚敬議長 日程第3、議案第62号、生駒市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 621 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 622 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第3、議案第62号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第62号 生駒市手数料条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第4 議案第63号 生駒市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条               例の一部を改正する条例の制定について 623 ◯中谷尚敬議長 日程第4、議案第63号、生駒市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 624 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 625 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第4、議案第63号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第63号 生駒市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改          正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第5 議案第64号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定に               ついて 626 ◯中谷尚敬議長 日程第5、議案第64号、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 627 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 628 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第5、議案第64号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~
       議案第64号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第6 議案第65号 生駒市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について 629 ◯中谷尚敬議長 日程第6、議案第65号、生駒市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 630 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 631 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第6、議案第65号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第65号 生駒市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第7 議案第56号 令和元年度生駒市介護保険特別会計補正予算(第2回) 632 ◯中谷尚敬議長 日程第7、議案第56号、令和元年度生駒市介護保険特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 633 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 634 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第7、議案第56号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第56号 令和元年度生駒市介護保険特別会計補正予算(第2回)    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第8 議案第57号 令和元年度生駒市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回) 635 ◯中谷尚敬議長 日程第8、議案第57号、令和元年度生駒市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)を議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 636 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 637 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第8、議案第57号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第57号 令和元年度生駒市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第9 議案第66号 市道路線の認定について 638 ◯中谷尚敬議長 日程第9、議案第66号、市道路線の認定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 639 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 640 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第9、議案第66号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第66号 市道路線の認定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第10 議案第55号 令和元年度生駒市一般会計補正予算(第3回)         議案第58号 生駒市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について         議案第60号 生駒市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制                定について         議案第61号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴                う関係条例の整備に関する条例の制定について         議案第77号 令和元年度生駒市一般会計補正予算(第4回) 641 ◯中谷尚敬議長 日程第10、議案第55号、令和元年度生駒市一般会計補正予算(第3回)から議案第77号、令和元年度生駒市一般会計補正予算(第4回)までの以上5議案を一括議題といたします。  これら5議案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  5議案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  これら5議案件は、議案審査付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第11 報告第 9号 平成30年度生駒市水道事業会計継続費精算報告書         報告第10号 平成30年度決算に基づく生駒市健全化判断比率の報告につい                て         報告第11号 平成30年度決算に基づく生駒市資金不足比率の報告について         議案第69号 平成30年度生駒市一般会計決算の認定について         議案第70号 平成30年度生駒市公共施設整備基金特別会計決算の認定につ                いて         議案第71号 平成30年度生駒市介護保険特別会計決算の認定について         議案第72号 平成30年度生駒市国民健康保険特別会計決算の認定について         議案第73号 平成30年度生駒市後期高齢者医療特別会計決算の認定につい                て         議案第74号 平成30年度生駒市下水道事業特別会計決算の認定について         議案第75号 平成30年度生駒市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定
                   について         議案第76号 平成30年度生駒市病院事業会計決算の認定について 642 ◯中谷尚敬議長 日程第11、報告第9号、平成30年度生駒市水道事業会計継続費精算報告書から議案第76号、平成30年度生駒市病院事業会計決算の認定についてまでの以上11件を一括議題といたします。  これら11件も、過日、市長の提案理由説明を受けたとおりでございます。  11件について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  これら11件は、配布しております資料のとおり、22名の議員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに審査を付託したいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 643 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、11件は、配布しております資料のとおり、22名の議員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに審査を付託することに決定いたしました。  お諮りいたします。  この際、決算審査特別委員会委員の選任についてを日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題にしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 644 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、決算審査特別委員会委員の選任についてを日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   追加日程第1 決算審査特別委員会委員の選任について 645 ◯中谷尚敬議長 追加日程第1、決算審査特別委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。  決算審査特別委員会委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長と議会選出監査委員を除く22名の議員を指名することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 646 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、決算審査特別委員会委員については、議長と議会選出監査委員を除く22名の議員を選出することに決定いたしました。  暫時休憩いたします。              午後3時13分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後3時20分 再開 647 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き会議を行います。  休憩中に決算審査特別委員会の正副委員長が互選されましたので、その結果を報告いたします。  委員長に惠比須幹夫議員、副委員長に片山誠也議員。  以上で決算審査特別委員会の正副委員長の互選の結果報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第12 報告第12号 市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)   日程第13 報告第13号 市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について) 648 ◯中谷尚敬議長 日程第12、報告第12号、市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)及び日程第13、報告第13号、市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)の以上2件を一括議題といたします。  2件について、市長から説明を受けます。小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 649 ◯小紫雅史市長 ただ今上程されました報告第12号、市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)及び報告第13号、市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)につきましては、いずれも地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている損害賠償の額の決定について専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。  内容につきましては、報告第12号が、本年6月の定例会において議決をいただきました民事調停の申立てにつきまして、その後、相手方が示談による解決を求めてきたことによるものであり、元町1丁目地内において、市が設置し管理する鉄製のベンチが破損したことにより、同ベンチに着座した際に転倒し、負傷させたものでございます。  次に、報告第13号につきましては、あすか野北1丁目地内において、道路中央部のアスファルトが破損していたため、その破片がはね上がり、走行中の自家用車のガソリンタンクを損傷させたものでございます。  どうぞよろしくお願い申し上げます。 650 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  これより、2件に対する質疑を行います。  まず、報告第12号に対して質疑はございませんか。              (「なし」との声あり) 651 ◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、次に、報告第13号に対する質疑を行います。質疑はございませんか。              (「なし」との声あり) 652 ◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて2件に対する質疑を終結いたします。  日程第12、報告第12号及び日程第13、報告第13号の以上2件は、承りおき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第14 議案第78号 生駒市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関                する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部を改正する                条例の制定について 653 ◯中谷尚敬議長 日程第14、議案第78号、生駒市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本件について、議案提案理由説明を受けます。小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 654 ◯小紫雅史市長 ただ今上程されました議案第78号、生駒市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、本年8月の臨時会において議決をいただきました生駒市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、本条例の基準となります内閣府令であります特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の改正に誤字等があり、正誤表が官報に掲載をされましたことを受け、臨時会で議決をいただきました一部改正条例を改正するものでございます。  以上、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。 655 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  これより、本案に対する質疑を行います。質疑はございませんか。              (「なし」との声あり) 656 ◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 657 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  本案について、これより討論に入ります。  発言については、会議規則第56条の規定により、反対討論、賛成討論の順に交互に行います。  反対討論はございませんか。              (「なし」との声あり) 658 ◯中谷尚敬議長 次に、賛成討論はございませんか。              (「なし」との声あり) 659 ◯中谷尚敬議長 ございませんね。              (「はい」との声あり) 660 ◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて討論を終結し、本案を電子表決システムで採決いたします。  お諮りいたします。本案は、原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れ等はございませんか。              (「なし」との声あり) 661 ◯中谷尚敬議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、日程第14、議案第78号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第78号 生駒市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定          める条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第15 意見書 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案) 662 ◯中谷尚敬議長 日程第15、意見書、高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案)を議題といたします。  本意見書の案文については、過日の全員協議会で協議したとおりでございます。  お諮りいたします。  配布しております意見書(案)を提出することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 663 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本意見書を提出することに決定いたしました。  なお、提出先については議長にご一任願います。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  明6日から25日までは委員会審査のため休会し、26日午前10時から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。              午後3時27分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....