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令和元年第3回定例会(第3号) 名簿 開催日:2019年06月17日
令和元年第3回定例会(第3号) 本文 開催日:2019年06月17日

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  1. 生駒市議会 2019-06-17
    令和元年第3回定例会(第3号) 本文 開催日:2019年06月17日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯中谷尚敬議長 ただ今から、令和元年生駒市議会第3回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等の撮影を許可しておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。本日の日程につきましては、議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。   日程第1 一般質問 3 ◯中谷尚敬議長 日程第1、14日に引き続き、一般質問を行います。  通告順に従い、発言を許可いたします。  まず、1番山下一哉議員。              (1番 山下一哉議員 登壇) 4 ◯1番 山下一哉議員 おはようございます。4月に行われました選挙におきまして、初当選させていただきました。市民の皆様のご期待にお応えすべく一生懸命頑張りますので、よろしくお願いいたします。  それでは、議長のお許しを得まして、新生児聴覚検査について、一般質問させていただきます。  無事出産を終え、生まれたばかりの新生児は母親と退院するまでの間、様々な検査が行われます。分娩室や別室で体温が下がらないよう、赤ちゃん用の温かいベッドの上に寝かされ、身長や体重の測定以外にも様々な処置を受けています。中でも、ここ数年、非常に重要な検査として言われておりますのが、新生児聴覚検査です。新生児聴覚検査とは、聴覚障害の早期発見、早期療育を図るために新生児に対して実施する検査です。この検査はおおむね生後3日以内に実施する初回検査、初回検査においてリファー(再検査)であった新生児を対象として、おおむね生後1週間以内に実施する再検査があります。  この検査について、日本耳鼻咽喉科学会及び日本産婦人科医会ではマニユアルを作成し、その内容によりますと、国内では新生児聴覚検査で難聴が疑われ、全国の聴力精密検査施設を受診する赤ちゃんは1年間に約4,000人、これは国内出生数の0.4%います。このうち約1,000人に両耳難聴が発見されます。また、ほぼ同じ人数の赤ちゃんが片耳難聴と診断されます。両耳難聴のお子さんでは、早期に発見することによって補聴器をつけての聴能訓練や言語指導など早期療育を行う事により、コミュニケーション能力を高くすることができます。したがって、出生施設入院中に聴覚検査を実施するのが望ましいと言えます。しかしながら、この検査は実費負担で任意受診となっており、大変重要な検査にもかかわらず、希望者制となっております。  国では、平成28年に新生児聴覚検査体制整備事業を創設し、都道府県を通じて市町村に新生児聴覚検査の実施に積極的に取り組まれるようお願いすると通知が出され、平成29年末には平成28年度の実施状況について報告がなされました。  その報告によりますと、この事業は検査状況を把握することが前提となっておりますが、受診の有無を確認していない市町村がある、検査結果を確認していない市町村がある、検査を実施していない新生児に対する対策がない市町村がある、検査費用について公費負担している市町村が少ないという指摘がありました。  そこで、本市における新生児聴覚検査の現状をお伺いいたします。  平成29年3月議会での新生児聴覚検査についての質問に対する答弁を踏まえ、その後の進捗も含めてお聞かせください。  まず1点目、本市における新生児聴覚検査実施可能機関は何施設ありますか。また、直近の出生数と初回検査実施率について。
     2点目、検査結果は全て把握されていますでしょうか。また、その把握の方法はどのようなものでしょうか。  3点目、検査を受けていない新生児に対する取組について、どのように受診勧奨しておられますか。また、その後のフォローアップはどのようにされていますでしょうか。  最後、4点目、積極的な受診を推進していくために公費負担すべきと考えますが、市の見解はいかがでしょうか。  以上、壇上での質問は終わりまして、2回目以降は自席にて行います。 5 ◯中谷尚敬議長 影林福祉健康部長。              (影林洋一福祉健康部長 登壇) 6 ◯影林洋一福祉健康部長 おはようございます。それでは、山下議員のご質問について、お答え申し上げます。  まず、一つ目の本市における新生児聴覚検査実施可能機関の施設数及び直近の出生数及び初回検査実施率でございますが、生駒市内の分娩を取り扱う医療機関は4医療機関でございます。全て自院で実施可能となっております。また、市内の助産院も2カ所ございますが、いずれも提携機関で実施するなど、市内で出産された全ての子どもさんは新生児聴覚検査を受検いただける状況でございます。  検査の実施率につきましては、平成30年度では、こんにちは赤ちゃん事業対象者、824人のうち受検児数は811名、実施率98.4%となっており、全国平均、これは平成29年度でございますが、81.8%に比べても、非常に高い状況でございます。  次に、二つ目の検査結果の把握及び把握方法については、こんにちは赤ちゃん事業新生児訪問時の聞き取りにより全て確認し、受診勧奨するとともに、医療機関においても3カ月健診の際、同様の対応を頂いている状況でございます。  また、平成29年3月議会でのご指摘を踏まえ、平成29年度からはこんにちは赤ちゃん事業等の訪問指導表に聴覚検査結果確認欄を設け、記録するとともに、健康管理システム上にも記録をしております。  次に、三つ目の未受検児への受診勧奨につきましては、実施医療機関リストを具体的に提示して紹介しております。なお、保護者の意向で受検されない場合もあることから、引き続き妊娠届出時の啓発を強化することに加え、今年度からは妊娠期にご夫婦でご参加いただくパパ講座においても受検勧奨をしております。  最後に、公費助成に対する市の見解につきましては、県内の助成状況につきまして、3町村のみで助成しており、県下他市と同様、本市も今のところ実施しておらず、本市以外の11市においても今後の実施予定はないと聞いております。しかしながら、厚生労働省調査によりますと、平成30年度時点で653自治体、37.5%が実施、今年度中の実施予定も含めますと、43.0%は実施予定となる状況から、本市といたしましても公費助成の導入の検討時期と考えております。  以上でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 7 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 8 ◯1番 山下一哉議員 ご答弁、ありがとうございます。今の答弁を踏まえまして、もう少し詳しく質問をさせていただきます。  こちらに奈良県新生児聴覚スクリーニング検査の手引きというものがありまして、この手引きというのは聴覚検査、聴覚障がいを早期に発見し、新生児及びその家族に対して適切な支援を行い、言語獲得が順調に伸び、ひいては聴覚障がい児の将来の社会参加につながることを目的に平成24年度に新生児聴覚スクリーニング実施体制検査検討会を設置し、実施体制の検討をするとともに、手引きとして用意されたものです。この手引きを見ていきますと、新生児聴覚検査の方法には耳音響放射(OAEといいます)と、聴性脳幹反応(ABR)と言われる検査方法が2種類あるというふうに記述がありますけれども、それぞれの検査にはどのような違いがありますでしょうか。また、どちらの検査方法を選択しても、結果に違いはないのかをお聞かせください。 9 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 10 ◯影林洋一福祉健康部長 耳音響放射の検査でございます。OAEでございますけれども、これは音の刺激に反応して内耳の方から放射される小さな音を測定するものでございます。それから、聴性脳幹反応といいますのは、耳から音を入れまして、それに反応する脳波を利用して聴神経機能を見る検査でございます。検査方法はどちらも乳児が熟睡した状態で実施されますので、精密検査の必要性の有無を判定するためのスクリーニング検査としては、感度、特異性ともに精度が高く、臨床的に有用性の高い検査として認められている検査方法でございます。 11 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 12 ◯1番 山下一哉議員 ありがとうございます。この聴覚検査についてですけれども、聞くところによりますと、OAEの方が先ほどのリファー、いわゆる反応なく再検査が必要な状態になる割合が多くなるという指摘もあるようですけれども、その点について、どのように認識されてますでしょうか。 13 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 14 ◯影林洋一福祉健康部長 OAEの方の検査でございますけれども、音の刺激に反応して、内耳から放射される小さな音を測定するということでございます。したがいまして、耳垢ですとか、耳の中に羊水など、そういう内耳の状態によりましてちょっと影響を受けることがございます。したがいまして、偽陽性による再検査が出やすいという傾向があるんでございますけれども、医療機関におきましては、その点も踏まえて適切な実施に努めていただいているというふうに認識をしております。 15 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 16 ◯1番 山下一哉議員 ありがとうございます。では、関連した質問を続けさせていただきます。  先ほどの1回目の答弁でお聞きさせていただいた市内の4実施機関での検査機器の整備状況について、市は把握されておられますでしょうか。市の単位でもし分からなければ、県内の状況でも構いませんので、お教えください。 17 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 18 ◯影林洋一福祉健康部長 市内の4医療機関のうち、自動ABRのみで実施しているところが1機関でございます。それから、OAEで実施している機関が2機関、それから併用が1機関となっております。また、県内26機関での実施状況は自動ABRのみが13機関、OAEのみが7機関、それから併用が6機関でございます。 19 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 20 ◯1番 山下一哉議員 市内の実施機関に確認をしたところ、このOAEを実施している医療機関が若干多いように思われますけれども、そのことで実際の検査方法に関して違いは生じてますでしょうか。また、そのような状況を把握されているものでしょうか。 21 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 22 ◯影林洋一福祉健康部長 1回目の答弁でお答えしました811名のうちですけれども、自動ABRが16.8%、それからOAEが35.3%、どちらの検査方法か不明が47.9%という状況でございます。 23 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 24 ◯1番 山下一哉議員 今の結果は、先ほどの市内の整備状況と似たような傾向にあるというふうに感じておりますけれども、県又は全国の傾向はどのようになっていますでしょうか。OAEの方が多いのでしょうか。それとも、生駒市内同様に整備状況に似た実施状況であるか、どちらでしょうか。 25 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 26 ◯影林洋一福祉健康部長 奈良県のデータ、ちょっとありませんけれども、平成29年の全国平均では自動ABRが38.9%、OAEが9.8%となっておりまして、本市の実施機関の整備状況とはちょっと異なる状況にございます。 27 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 28 ◯1番 山下一哉議員 生駒市でこの耳音響放射、OAEが多い理由について、市としてはどのように認識されてますでしょうか。例えば、検査費用、これ、実費になりますけれども、検査費用の差によるものとは考えられませんでしょうか。 29 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 30 ◯影林洋一福祉健康部長 この検査につきましては、一応医療機関と保護者の同意に基づいて実施をされております。市は検査方法の選択理由までは承知をしていないというところでございます。しかしながら、検査費用に関しましては、各医療機関が設定した額となるんですけれども、一般的に自動ABRは8,000円前後、それからOAEにつきましては3,000円前後と倍以上の差がございますので、保護者の経済的負担も一因とは考えております。 31 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 32 ◯1番 山下一哉議員 ありがとうございます。  続いて、2点目の答弁に関連して、もう少し質問を続けさせていただきます。  先ほどの答弁で検査を受けた、受けないに関しては、例えば、こんにちは赤ちゃん事業ですとか、新生児訪問時の聞き取りによって確認しているということですけれども、今回、検査を受けられました811名の赤ちゃんについて、リファー、再検査の率と、その後の経過について把握されておられれば、お聞かせください。 33 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 34 ◯影林洋一福祉健康部長 今回の事業対象者、先ほど申しました811名のうちでございますけれども、リファーの子どもさんは5名ということでございます。0.6%でございます。リファーの結果、確認検査でもリファー該当となった子どもさんは1人おられまして、現在、奈良県総合医療センターで経過観察中という状況でございます。 35 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 36 ◯1番 山下一哉議員 先ほどの質問でも、OAEの方がリファー、再検査になりがちという指摘に触れましたけれども、今回のリファー、再検査の5名の赤ちゃんに関して、検査方法によるリファー数の違いはありましたでしょうか。 37 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 38 ◯影林洋一福祉健康部長 5名のうちでございますけれども、自動ABRによるリファーが2名、それからOAEによるリファーが3名ということでございまして、数全体も少ないですので、特段の差があるというふうなことはないというふうに考えております。 39 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 40 ◯1番 山下一哉議員 先ほどの確認検査においても、リファーになったお子さんが1名おられるということですけども、この場合、精密検査になると思うんですが、精密検査を行う医療機関の指定というのはありますでしょうか。 41 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 42 ◯影林洋一福祉健康部長 社団法人日本耳鼻咽喉科学会が定めます新生児聴覚スクリーニング精密聴力検査機関リストというものがございます。これを参考に医療機関ではご紹介をいただいておりまして、奈良県内の精検機関は奈良県立医科大学附属病院、これは橿原市内にございます。それから、奈良県総合医療センターということで、これは奈良市内にございます。2機関でございます。 43 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 44 ◯1番 山下一哉議員 先ほどの訪問時に聞き取られた受診状況についてですけれども、1回目の答弁で健康システム上にも記録というふうに発言があったんですけれども、健康システムというのは一体どういうものでしょうか。また、新生児聴覚検査に関してどのような情報を管理されてますでしょうか。 45 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 46 ◯影林洋一福祉健康部長 健康システムでございますけれども、健康課事業でいろいろ、妊娠届出でございますとか、乳幼児の健康診査、それから定期予防接種の記録でございますとか、各種教室、それからあと、こんにちは赤ちゃん事業の利用などの情報につきまして、そのお子さんについて一元的に管理するということで電子データで記録管理をしております。新生児の聴覚検査に関しましては、初回の検査方法ということで、自動ABRかOAEかの別、及び左、右、それぞれの結果を記録しているところでございます。 47 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 48 ◯1番 山下一哉議員 きちっとデータ管理されているという認識はできました。ありがとうございます。  それでは、3点目の答弁について、詳しく質問をさせていただきます。  生駒市内の分娩取扱い4医療機関についても、2カ所の助産院についても、検査が実施可能で、出産された全ての子どもさんが新生児聴覚検査を受けられる環境にあると思うんですけれども、それでも検査を受けない理由というのは一体何か把握されておられますでしょうか。 49 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 50 ◯影林洋一福祉健康部長 里帰り先の産科で実施をしていないと、生駒市内ではなくて、そういった場合。それから、保護者が検査を希望しないと、そういった場合が主な理由というふうに聞いております。 51 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 52 ◯1番 山下一哉議員 その流れの中で訪問の段階で初めて検査の必要性を認識されて、やっぱりこの検査、受けておけばよかったと、受けていないけれど、どうしたらいいのだろうというふうに不安に思われる保護者の方にとって、例えばこういうところで検査ができますよという実施医療機関リストを提示して、具体的に紹介していただけるというのは大変ありがたいことだと思いますけれども、その後、実際に受診されたかどうかといった経過というのは把握されてますでしょうか。 53 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 54 ◯影林洋一福祉健康部長 その後の育児相談とかで来られた場合、直接面談をしながら口頭で確認をしておりますけれども、受検状況も積極的な追跡までは行えておりません。しかし、重要な検査でございますので、今後、検討をしていきたいというふうに考えております。 55 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 56 ◯1番 山下一哉議員 ありがとうございます。先ほどの答弁にありましたように、例えばはっきりと検査を受けませんと言われた方は仕方がないと思いますけれども、この段階でも受けようか、受けまいか迷っておられる方がもしおられたら、例えば後日改めて電話を入れるというようなことをしていただいて、例えば検査を受けましたでしょうかと、赤ちゃんにとっては大変重要な検査なので、必ず受けてくださいねというようなフォローアップがあれば、是非お願いをしたいなというふうに思います。  続いて、ちょっと質問を続けます。あと、出産後、同時期に実施する新生児のマススクリーニング、先天性代謝異常等検査に比べて、この聴覚検査についての必要性の認識というのが浸透されていないということも、検査を受けない理由の一つに挙げられるというふうに考えますけれども、その点について、どのように認識されてますでしょうか。 57 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 58 ◯影林洋一福祉健康部長 先天性の代謝異常検査に関しましては、もう昭和52年度から公費負担で行うなど、40年以上の取組の結果として、制度の周知、認識が深まっていると考えております。他方、新生児聴覚検査でございますけれども、これは2000年代に入りましてから、現在の検査方法が一定確立をされてまいりまして、平成17年度に母子保健医療対策の一つとして、都道府県事業による体制整備が開始をされております。周知が十分でないことはこういった歴史的な要因も一つと認識しておりますけれども、本市の受検率から見ますと、本市ではある程度十分認識されているのではないかというふうに考えております。 59 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 60 ◯1番 山下一哉議員 こちらの奈良県新生児聴覚スクリーニング検査の手引きの16ページに載っているんですけども、市町村の役割として、新生児聴覚スクリーニング検査の目的や検査方法等について、母子健康手帳交付時や母親学級等あらゆる機会を通じて周知徹底を図るように努めるという旨の記述がありますけれども、生駒市が早期からの周知に関して現在行っている取組について、あればお聞かせください。 61 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 62 ◯影林洋一福祉健康部長 市といたしましても、早期からの周知が大変重要というふうに認識をしております。手引きにも書いておりますように、市の方では特にマタニティコンシェルジュでございますとか、健康課の保健師等が全妊婦さんに個別面接方式で対応している妊娠届出時が重要な機会というふうに考えております。面接時には「すくすくいこまっこカレンダー」などの個別支援計画や副読本を用いて検査の必要性や受検の時期などを詳しく説明をしております。また、パパ講座では、講話内容に追加することで将来の母親、父親双方に対しましてもご理解をいただくように取り組んできているところでございます。 63 ◯中谷尚敬議長 山下議員。 64 ◯1番 山下一哉議員 この奈良県新生児聴覚スクリーニング検査の手引きの2ページに平成28年3月29日付けの厚労省通知によりますと、新生児聴覚検査の流れに、初回検査はおおむね生後3日以内、確認検査はおおむね生後1週間以内、精密検査は遅くとも生後3カ月以内、早期療育は遅くとも生後6カ月頃までに開始するようにというふうに明記されている部分があります。このことから考えても、市としても、早期からの周知に是非努められるように要望したいというふうに思います。  続いて、4点目に関してですけれども、4点目の公費助成に関してですが、先ほどの答弁の中で検討すべき段階に来ているということですけれども、この6月8日付けの毎日新聞にも、難聴新生児検査という見出しで早期の発見、早期の療育、支援が受けられるように、与党も全新生児への検査実施と公費負担の拡大などを厚労省に要望しているという記事もありました。大切な子どもを守るために、非常にこの検査は注目される検査となっております。また、第2期の市長マニフェストにも、子どもが楽しむ、笑顔が弾ける!日本一の子育て・教育のまち「いこま」、この中で、子育てや教育への支援は子どもたちや子育て世代にとって大きな力となるだけでなく、急速に進行する生駒市の高齢化に今後、しっかりと対応していく財源を確保するためにも、子育て世代に対する思い切った支援が不可欠ですとありました。是非、この新生児聴覚検査についても、他の自治体のように半額助成ですとか、上限金額を設定するなど、思い切った支援を要望いたしまして、一般質問を終わります。 65 ◯中谷尚敬議長 次に、4番梶井憲子議員。              (4番 梶井憲子議員 登壇) 66 ◯4番 梶井憲子議員 おはようございます。初の一般質問でございます。声なき声にもしっかりとアンテナを張りながら議員活動に取り組んでまいります。本日は、小中学校における熱中症対策についてお尋ねいたします。どうぞよろしくお願いいたします。  近年、猛暑により、熱中症で救急搬送される方が年々増えています。生駒市では、昨年5月1日から9月30日までの5カ月間で熱中症及びその疑いにより、高齢者を含む78人の方が救急搬送されました。年々平均気温は上がり、今年も暑い夏が予想されます。生駒市内小中学校では教室へのエアコン設置、運用を進めていただいておりますが、エアコンを設置しただけでは熱中症対策は万全とは言えません。生駒市熱中症予防対応マニュアルにもありますように、熱中症が起こりやすい環境や状況をしっかりと把握した上で十分な水分補給と適正な空調設備の運用、また教室以外の活動における対策も必要であると考えます。  事故が起きてから対処するのではなく、予防対策を万全にし、快適な環境のもと、子どもたちが安心して学校生活を送れるように取り組んでいただきたいと思います。  そこで、次の観点からの現状と今後の対策についてお聞かせください。  まず、1点目として、水分補給と給水についてお伺いいたします。  熱中症予防でも、重要と言われます水分補給、給水方法についての指導や対策はどのように行われていますでしょうか。  2点目は、本年夏から活用される普通教室でのエアコンについてです。  7月1日には、生駒市内全ての小中学校で設置が完了し、運用されることとなっておりますが、運用開始に向けた準備はどのような状況となっておりますでしょうか。  3点目は、体育館やグラウンド、登下校を含む校外活動における熱中症対策はどのようにしておられるかをお聞かせください。  登壇しての質問は以上です。次回からは自席にて質問をさせていただきます。 67 ◯中谷尚敬議長 真銅教育振興部長。              (真銅宏教育振興部長 登壇) 68 ◯真銅宏教育振興部長 それでは、梶井議員のご質問、小中学校における熱中症対策について、お答えいたします。  1点目の小中学校において、給水についての指導はどのように行われているかとのご質問ですが、授業の間の休憩時間には飲水するように指導しています。運動場など、屋外で活動する場合はその活動の前後に教員の指導により、強制的に飲水させるようにしています。また、体育の授業や中学校の部活動では時間を決めて活動を止めて全員に飲水させるようにしています。校区探検など、校外で活動する際にはいつでも飲水できるよう、水筒を持参させて外に出ています。このように各学校現場において、児童・生徒に給水についての指導を行っております。  2点目の、本年夏から活用される普通教室のエアコンについて、運用開始に向けた準備はどのような状況かとのお尋ねですが、4月の校長会及び5月の園長会で空調設備運用指針を全校園に配布し、この指針を基準として運転するよう指示をしております。運用指針では、教室等の温度は、夏期では28℃以下であることが望ましいとの学校環境衛生基準の規定を踏まえ、室温は28度とすることなどを示しています。  なお、各校園では教室の環境が異なることから、状況に応じた柔軟な対応をお願いしております。  3点目の体育館やグラウンド、校外活動における熱中症対策についてですが、各学校では熱中症指標計で暑さ指数、WBGTを測定し、熱中症予防運動指針にのっとり活動しています。また、健康チェックシートにより、運動前、運動中、運動後の健康状態の把握に努めているところです。体育館における活動では大型扇風機を使用し、熱気がこもらないように十分に換気を行い、活動しています。グラウンドではミスト付き扇風機を設置し、児童・生徒がクールダウンできるようにしています。また、テントを常設し、少しでも影ができるようにしています。この他、運動会では児童・生徒席用テントを設置するなど、様々な熱中症対策を各学校で行っております。  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
    69 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 70 ◯4番 梶井憲子議員 1点目の答弁に対し、お伺いいたします。  各自水筒を持参し、登校するように指導されておりますが、その量や内容の指導はどのようにされていますでしょうか。 71 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 72 ◯真銅宏教育振興部長 水筒の大きさ等については、各ご家庭に任せておりまして、特に指導はしておりません。 73 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 74 ◯4番 梶井憲子議員 量は各ご家庭にお任せということですが、子どもたちが1日学校で過ごすのに必要な量を各自持参しているということでしょうか。また、内容についてはお茶というふうに指導されているのでしょうか。 75 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 76 ◯真銅宏教育振興部長 基本的には子どもさんが持てる量を持参していただいて、もし不足分があった場合には水道水の補給で対応をしております。それから、内容につきましては、小学校は原則お茶というふうになっておりますが、運動会の練習を行う場合などは、学校によってスポーツ飲料を認めております。中学校は部活動がございますので、スポーツ飲料を認めております。 77 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 78 ◯4番 梶井憲子議員 自宅から学校までの道のりが遠い子の中には、通学に四、五十分かかる子もいます。登校するだけで水筒のお茶がなくなってしまうため、1人で2本の水筒を持って登校しているような子どももいるんですが、下校時には既に空っぽになっているということも多々あるようです。水筒の飲み物がなくなった場合、子どもたちに学校ではどのような指導をされているか、再度お聞かせください。 79 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 80 ◯真銅宏教育振興部長 先ほども申し上げましたが、水道水を入れるように、このように指導しております。 81 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 82 ◯4番 梶井憲子議員 水筒を忘れたり、また水筒の飲み物がなくなった場合には、水道水を飲むようにと指導されているとのことですが、実際に子どもたちは学校の水道からの水を飲んでいるんでしょうか。中には、家の水道水は飲めるんだけど、学校の水道から水を飲むのが抵抗のある子どももいて、そういう子どもたち、どうしているかといいますと、先生に水道のお水を飲むようにと言われたけれども、嫌だ、このお水、飲みたくないと言うことができずに、飲まずに家まで我慢するということが起こっているそうなんですが、複数名からそういう声を聞きましたが、そのような事案があることはご存じでしたでしょうか。 83 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 84 ◯真銅宏教育振興部長 そのような話は存じておりません。 85 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 86 ◯4番 梶井憲子議員 生駒市の水道水はおいしいと水道局からもお勧めのお水です。先ほどの答弁では水筒の中身は基本的にお茶と指導されているとのことですが、水筒の中身、水道水をもっと活用していただくためにも、水筒の中身は水、又はお茶としてもよいのではないかと思います。我が家の子どもたちも、生駒のお水が大好きで、お茶よりも水の方が人気です。その水道水がなぜ飲まれないかといいますと、原因は校内の水道付近の環境にあると思われます。手を洗う、掃除の時間には雑巾を洗う、絵の具や墨を流して洗うなど、汚いものを洗う場所というイメージがあって、そこに清潔感はありません。この水道からは飲みたくないという子どもの声も実際にございます。これに関しては、水質が悪いとか、水道水自体が不衛生だと言っているのではありません。しかし、同様の理由から、水道周辺の衛生面を心配される保護者の方もいて、学校の水を飲まないでもいいように、自宅から大量のお茶を持たせているそうです。そして、子どもたちの荷物が更に増えるという悪循環を招いているのが現状です。  市内の中学校では全校にウォータークーラーが設置されていますので、飲み水専用の給水場所が確保できていると言えるかもしれませんが、小学校には市が設置した飲み水専用の給水場所はありません。ウォータークーラー設置に関しては、昨年2月にまとめられたPTA協議会の教育に関するアンケートの集計に基づく要望の中で、小学校での要望として、特に飲み水用の冷水機の設置の要望が多いとの記述もあります。  そこで質問です。この要望に対し、PTA協議会は本要望書の要望に対して実施可能の有無、対応予定等の回答をお願いいたしますと締めておりますが、この件についての回答をお聞かせください。 87 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 88 ◯真銅宏教育振興部長 市のPTA協議会からの要望につきましては、毎年教育委員会との意見交換を行っておりまして、昨年は9月に市長も出席いただいて、ミーティング形式で意見交換を行っております。要望項目、非常に多岐にわたっておりまして、幼稚園、小学校、中学校の共通の要望の一番初めに上げられておりますのはエアコン、暖房設備の充実でございまして、これにつきましてはもうご承知のとおり、今月中に設置が完了いたします。このように取組を着実に進めさせていただいております。ご質問のウォータークーラーにつきましては、小学校での要望として上げられております。学校で購入する備品につきましては、限られた予算の中で各学校長とヒアリング等を行いまして、優先順位をつけ、整備をすることとしております。ウォータークーラーにつきましては、水道水で代用できること、また部活動のある中学校に比べますと、利用頻度が低いことなどから、優先順位は下げております。ただ、昨年度の災害級とも言われる猛暑もございましたので、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 89 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 90 ◯4番 梶井憲子議員 一部の小学校ではPTAがウォータークーラーを購入し、設置されているところもあります。恐らく市でなかなか設置されないので、PTAが代わってされたのではないかと考えられますが、市としてはどう思われていますでしょうか。 91 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 92 ◯真銅宏教育振興部長 PTAからの寄附で設置をいただいている学校があることは事実でございます。限られた予算の中での対応でございまして、希望する全てのものを購入することはできませんので、ご理解いただければと思います。 93 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 94 ◯4番 梶井憲子議員 本来、購入の予算の問題であって、PTAが寄附で設置する分にはランニングコストの負担や学校側が維持管理することについては問題がないということでよろしいでしょうか。 95 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 96 ◯真銅宏教育振興部長 学校で設置する備品につきましては、設置した時点で適正な管理を行うということになっておりますので、寄附により設置をしていただいたウォータークーラーにつきましても、ランニングコストその他必要な経費は市で負担をいたします。 97 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 98 ◯4番 梶井憲子議員 小学校のウォータークーラーについては、過去の一般質問で度々取り上げておられますが、優先順位が低いとの理由からなかなか具体的な検討には至りませんでした。しかし、実際にそのような子どもたちの状況から、専用の給水場所は必ず必要になります。ウォータークーラーの設置はこれからの検討課題ということですので、市が小学校にウォータークーラーを設置していただくまでにまだまだ時間がかかるのであれば、せめてそれに代わって学校で衛生的に給水できる給水スポットを早急につくっていただきたいと考えます。給水専用の蛇口を確保することで、子どもたちも保護者も衛生面において安心して水道水を給水できるのではないかと思います。大きな水筒という荷物を少しでも軽減できると同時に、誰もが抵抗なく下校時までしっかりと水を補給できる仕組みが必要であると考えますが、いかがでしょうか。 99 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 100 ◯真銅宏教育振興部長 先ほどありました、雑巾や絵の具を洗う蛇口を飲料水と共用するということについて、これまで支障があるというふうな、そういうご意見を頂いたことはございませんが、シンクが汚れた後はきれいに掃除をするように指導しております。給水スポットを新たに設置することは困難だというふうに考えております。ただ、例えば学校現場で既にある蛇口の一つを飲み水専用というふうな形で決めていただいて、給水スポットとして運用していただくことは、これは可能かなと思いますので、児童・生徒の意見を参考に各学校で対応していただければいいのではないかと思います。 101 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 102 ◯4番 梶井憲子議員 水道シンクの清掃も指導されているのは承知していますが、実際の現場の水道は老朽化も進み、見た目が決してきれいとは言えないものがほとんどでございます。是非とも、生駒の水道水をたくさんの子どもたちにおいしく飲んでもらい、熱中症を予防するために飲み水専用の蛇口を確保し、できれば水筒に給水しやすい形のものへ変更していただくことも併せて早急に検討、対応をお願いいたします。ウォータークーラーの設置に関しましても、是非とも前向きに検討していただきたいと思います。  次に、2点目の普通教室のエアコンの運用開始に向けた準備についてです。  空調設備運用指針に基づき、運用されるとのことですが、指針では普通教室、特別教室の稼働は授業時間内となっておりますが、休み時間、昼休みの稼働について基準がありませんが、どのように運用されるのでしょうか。 103 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 104 ◯真銅宏教育振興部長 ご質問の休み時間のエアコンの稼働ですが、エアコンはスイッチを入れた直後のフルパワー運転時の消費電力が大変大きくなりますので、短時間であれば、つけたままの方が省エネ効果が高いということ、また休み時間に教室に残っておられる子どもさんもおられますので、そういった状況等を踏まえまして、各学校で適切に利用方法を考えていただければいいというふうに思います。 105 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 106 ◯4番 梶井憲子議員 分かりました。では、指針の中にこまめなフィルターの清掃、点検という項目もありますが、誰がどれぐらいの頻度で行うかなどの基準はございますでしょうか。 107 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 108 ◯真銅宏教育振興部長 フィルターの清掃につきましては、季節や気温によりまして使用時間が異なりますので、一律に何日おきにというふうなことは決めてはおりませんが、各学期に1回の清掃はお願いをしております。 109 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 110 ◯4番 梶井憲子議員 エアコンは夏の命綱でもあります。最大限のパワーが発揮できるように大切に使っていただきたく思います。基準がないと、フィルター清掃など怠りがちになりますので、室内の環境衛生や省エネの観点からもしっかりと管理していただきたいと思います。  次に、教室の温度についてです。  教室を利用する先生の判断で室温28度を保つようにとありますが、体育の後や校外学習の後などに一気に室温が上がることが想定されます。事前に子どもたちの動きに合わせた室温調整をお願いいたします。また、設定温度と実際の室温が異なることが多々ありますので、各教室に一目で分かる温度計、湿度計を設置していただき、子どもたち自身も一緒にたくさんの目でチェックし、室温管理できるようにしていただきたいと思います。教室の扉の開閉についても、開けっぱなし禁止の啓発など、子どもたちへの指導はどのようにされているでしょうか。 111 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 112 ◯真銅宏教育振興部長 まず、夏場の設定温度28度とさせていただきましたのは、申し上げましたように、学校保健安全法に基づきます学校環境衛生基準の規定に従ったものでございます。ご質問のように、屋外から教室に戻った際などの室温調整はクールダウンのこともございますので、省エネと良好な教育環境ということを意識していただいて、現場の状況に応じて学校で柔軟に判断をしていただければいいというふうに考えております。  また、室温の把握につきましては、現在、ほとんどの教室に温度計が設置をされておりますので、この温度を目安にその日の蒸し暑さなども併せまして、適切に利用していただければいいというふうに考えております。  なお、教室の扉の開閉につきましては、生駒市の各学校はエコ委員会など、子どもたちも大変省エネも意識した取組を自主的にしていただいておりますので、そういう意味で省エネ意識を持って運用いただけるものというふうに考えておりますけれども、改めて学校現場に周知をしたいと思います。 113 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 114 ◯4番 梶井憲子議員 ありがとうございます。外気温が低くなり、クーラーのスイッチを切った場合に、すぐに窓を開けた方がよいという場合もあります。エアコンを運転スイッチオンからオフにしたとき、特に現場の先生から子どもたちに窓を開けなさいよというような指示出しが必ず必要かと思いますが、その辺りも先生方にしっかりと周知されておりますでしょうか。 115 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 116 ◯真銅宏教育振興部長 その辺りは現場の先生で判断をしていただけるのかなというふうに思います。おっしゃるように、外気温が低くて窓を開けて室温が基準以下になるようであれば、ご質問のような指示が出されるかなというふうに思います。 117 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 118 ◯4番 梶井憲子議員 温度と湿度、日射、風の有無により、教室の状況は刻々と変わっていきます。エアコンを切った後、子どもたちがいる教室が閉め切った温室にならないようにくれぐれも気をつけていただきたいと思います。普通教室のエアコンはこの夏からの運用ということで、状況に応じて柔軟な対応をしていただけるということですが、かつ適切な対応をお願いいたします。そして、シーズンの終わりには教職員の皆さんからの問題提起、そして児童・生徒、保護者の皆様の声を総括し、次年度に向けての改善、取組に生かせていただきたいと思います。  3点目の質問に移ります。  体育館やグラウンド、校外学習における熱中症対策についてです。ご答弁にありましたように、体育館には大型扇風機を各校に2台ずつ、グラウンドにはミスト付き扇風機を各校1台設置していただいております。特に、グラウンドのミスト付き扇風機は運動中、運動後のクールダウンに子どもたちにも大変好評のようです。しかし、このミスト付き扇風機は児童・生徒数に関係なく、現在は各校1台の設置となっています。児童数が1,000人規模の学校と200人規模の学校と一律というのはいかがなものかと思いますが、市としてはどのようにお考えでしょうか。 119 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 120 ◯真銅宏教育振興部長 ミスト付き扇風機につきましては、クールダウンなどの暑さ対策として設置をさせていただいております。児童・生徒の人数によりまして、必要台数を設置するということが望ましいのかもしれないんですけれども、高価な物でもございまして、各学校で1台ずつというふうにさせていただいております。 121 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 122 ◯4番 梶井憲子議員 ミスト付き扇風機は主にどのような場面で利用されることを想定されていますでしょうか。 123 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 124 ◯真銅宏教育振興部長 これは先ほど申し上げましたように、クールダウンなど、暑さ対策、熱中症予防のために使用するというふうに考えております。 125 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 126 ◯4番 梶井憲子議員 熱中症予防のための設備としても有効に活用していただきたいと思っています。登校時など、エアコンを稼働させていない時間帯のクールダウンにも使え、とても助かっているとの現場の声もお聞きしました。また、同時にグラウンドでも使用したいという場合、これ、可動式とは言え、ミスト付き扇風機は非常に重くて、特に段差のある場所で移動させるのは大変だとのことでした。児童・生徒数の多い学校については、このミスト付き扇風機の台数を増やすことも是非ともご検討いただき、予算として難しいのであれば、屋外から教室に入る手前の簡単なクールダウンの方法として、ミストシャワーという方法があります。独自に手作りのミストシャワーを設置されている学校もあるとお聞きしました。ミストシャワーは設備が安価な上、水栓をひねるだけで電気を必要としません。ピロティや玄関でドライミストを浴びさせることで体育や校外活動の後だけでなく、登校時や昼の休み時間後なども、一度にたくさんの子どもたちにクールダウンをさせることができると考えます。教室での急激な室温の上昇を少しでも抑えるための対策としても有効かと思いますが、いかがでしょうか。また、他に何かクールダウンに関する対策や指導はされていますでしょうか。 127 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 128 ◯真銅宏教育振興部長 ミストシャワーにつきましては、クールダウンのための方法の一つというふうに考えておりますけれども、今回、エアコンを全ての教室に設置をさせていただきます。そういったことから、エアコンの効いた教室に入っていただくということがより多くの児童・生徒がクールダウンできるのではないかなというふうに考えておりまして、まずはエアコンの活用をしたいというふうに考えております。  それから、教室での温度上昇を抑えるための対策でございますが、現在、よしずやグリーンカーテンを設置して日差しを和らげたり、ベランダに水を撒いたりするなどの取組を行っております。また、先ほど来、申し上げております水分補給についても、引き続き徹底していきたいというふうに考えております。 129 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 130 ◯4番 梶井憲子議員 エアコン稼働条件に満たない微妙な気温のときもあるかと思います。個々の運動条件は異なりますので、エアコンありき、エアコン頼みのクールダウン対策にならないようにエアコン以外のエコな暑さ対策にも引き続きご尽力いただきますようにお願いいたします。  次に、WBGT、暑さ指数の活用についてお尋ねいたします。  屋外での活動や体育館での運動時にはWBGTを測定されているとのことですが、子どもたち、特に小学生なんですけども、暑さ指数というのを理解しているのでしょうか。 131 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 132 ◯真銅宏教育振興部長 暑さ指数が31度を超えたときは、運動中止ということを徹底しておりますので、そういう部分では理解をしているというふうに思っております。 133 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 134 ◯4番 梶井憲子議員 保護者の方はいかがでしょうか。WBGTの31度と気温の31度は意味が違うということは保護者の方にも理解されておりますでしょうか。 135 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 136 ◯真銅宏教育振興部長 暑さ指数の認知度は高くないと思います。ただ、生駒市、このように熱中症予防に取り組んでおりますということを保護者の皆様にもお知らせをしておりますので、一定理解はしていただいているのかなというふうには思います。 137 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 138 ◯4番 梶井憲子議員 一般的にはまだまだ認知度、大変低い方だと思います。表現方法が気温と同じように何度、何度Cという言い方をしますので、今後も様々な形でこのWBGTの意味を周知していただきたいと思います。ちなみに、暑さ指数は学校内ではどこでどれぐらいの頻度で計測されていますでしょうか。 139 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 140 ◯真銅宏教育振興部長 基本的には1日4回、運動場と体育館で測定しております。 141 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 142 ◯4番 梶井憲子議員 下校時には測られていますでしょうか。 143 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 144 ◯真銅宏教育振興部長 中学校は部活動がございますので、下校時の時間帯にも測定をしております。小学校では暑い日などにつきましては、そういった時間帯でも測定をしております。 145 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 146 ◯4番 梶井憲子議員 下校時にも暑さ指数を子どもたちに伝え、指数の高い日には水分補給の指導と速やかに帰宅すること、あと帰宅後も外遊びを控えるなどの指導も必要かと思います。測った暑さ指数を可視化するために、イエロー、オレンジ、レッドなど一目で分かるようなパネルやフラッグなどを使って注意喚起する方法もありますが、今現在、学校ではどのようにして測定結果を子どもたちに知らせていますでしょうか。 147 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 148 ◯真銅宏教育振興部長 校内放送で周知をしております。それから、昇降口などの掲示板に、例えば今日は運動場に出られませんといったような、そういう分かりやすい掲示をさせていただいております。 149 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 150 ◯4番 梶井憲子議員 子どもたちが自分自身で危機管理することも大切ですので、繰り返しになりますが、是非ともこのWBGT、暑さ指数について、大人にも子どもにも広く浸透させていただきたいと思います。  消防庁は5月、今年です、5月20日から6月2日の2週間で全国で3,304名の方が熱中症で救急搬送されたと発表しています。今年5月23日に新潟の小学校で26人の児童が熱中症の疑いで搬送されたとき、気温は24.2度だったそうです。ちなみに、先日、いこまちの6月15日号で熱中症は予防できますという記事が小さく載っていたんですが、熱中症はもっと早くから搬送事例が出ていますので、気温に関係なくもう少し早めに啓発された方がよいかと思いました。また、暑さ指数についての説明も入れ、啓発を進めていただいた方がいいかと思います。  続きまして、体育館について質問いたします。  体育館へのエアコン設置に関して、これまで議会においても、一般質問にて多くの議員さんが質問されていますが、再度、お尋ねいたします。現在の体育館のエアコンの設置状況と今後の計画について、どのようになっているかを教えてください。 151 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。
    152 ◯真銅宏教育振興部長 体育館へのエアコン設置につきましては、体育館、災害時の避難場所となりますことから、設置することが望ましいとは考えておりますけれども、やはり設置に当たっての初期投資、また維持管理等々、相当な財政負担を要するというふうに考えておりますので、他の施設改修との優先順位等も含めまして、今後、慎重に検討をしたいというふうに思います。 153 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 154 ◯4番 梶井憲子議員 何年までにというような具体的な設定目標もプランもまだ全くないということでしょうか。 155 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 156 ◯真銅宏教育振興部長 現時点で具体的な設置目標はございません。 157 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 158 ◯4番 梶井憲子議員 設置にかかる費用、設置後の電気代や維持管理費の試算はどのようになっていますでしょうか。おおむねで結構でございます。 159 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 160 ◯真銅宏教育振興部長 ちょっと現時点で具体的な試算等は行っておりません。体育館への設置検討に当たりましては、設定温度を何度にするのか、また体育館の気密性の確保は可能か、またその他市民に無料で開放しております学校体育館の使用料をどうするのかとか、様々な検討課題がございまして、優先順位や時期等も含めまして、先ほど申し上げましたように、今後、慎重に検討したいというふうに考えております。 161 ◯中谷尚敬議長 梶井議員。 162 ◯4番 梶井憲子議員 初期投資はかかるものの、体育館の冷房は常時使用するものではないと考えます。先ほどのご答弁にもありましたように、体育館は災害時の避難場所としての機能もありますので、優先順位をしっかりとご検討いただき、早めに計画を立て、取り組んでいただきたく思います。  この夏から全ての普通教室のエアコンが運用されるに当たり、学校における熱中症対策についてお聞きしてきましたが、給水のことにしても、体調のことにしても、エアコン運用のことにしても、現場の子どもたちが気兼ねなく声に出せる雰囲気や環境をつくることも熱中症予防の大切な柱であります。現場の声なき声にもしっかりとアンテナを張って、聞き取っていただくようにもお願いいたします。市長マニフェストにもありますように、子どもたちが安心して学び、成長できる環境づくりの一つとして取り組んでいただき、生駒市では熱中症で搬送される児童・生徒を1人も出さないことを目標に引き続きご尽力いただきますことを要望しつつ、質問を終わらせていただきます。 163 ◯中谷尚敬議長 次に、17番浜田佳資議員。              (17番 浜田佳資議員 登壇) 164 ◯17番 浜田佳資議員 今回は市長の基本施策についてと、ごみ収集での改善についての2点について一般質問を行います。  まず、新しい4年間が始まりましたので、市長の基本施策、姿勢について、次の点についてお闘きします。  1、次世代の住宅都市を目指す挑戦が不可欠とされ、ニュータウンの再生を言われていますが、その内容、目標、課題は具体的にどのようなものと認識していますでしょうか。空き家の利活用について具体的プランはありますでしょうか。  2、人口減への対応については、1、現在生駒に住まわれている方の満足度を上げる、2、社会的流入増を図るという柱がありますが、2との関係で、現時点での、子育て層(特に女性)が転入したいまちを掲げる、生駒市まち・ひと・しごと創生総合戦略の到達と分析はどうでしょうか。それを踏まえて、今年度はどうしますか。  次に、大きな2問目として、家庭系ごみの収集について、傘等の棒状のごみについての変更等改善がなされ、市民の皆さんからは大変喜ばれていますが、さらに燃えるごみへの一定量無料型の導入といった根本的な点から、収集等での改善についてなど意見、要望が出されています。根本的な問題での質問はまたの機会に行うとして、今回は次の2点での改善について質問いたします。  1、燃えないごみの小さい袋、具体的には7リットルの指定袋でのごみ集積所での収集について、資源ごみの収集の機会を活用等することで改善はできないでしょうか。  2、燃えるごみの収集時間について、収集ルートの関係で常に早い所があり、何とかならないかという要望があります。時間の変更等での改善はできないのでしょうか。  以上で登壇しての質問は終わり、2回目以降は自席にて行います。 165 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。              (小紫雅史市長 登壇) 166 ◯小紫雅史市長 それでは、浜田議員の1番目、市長の基本施策についての部分につきましては、私からまず冒頭、簡単に答弁を申し上げます。  一つ目の次世代の住宅都市を目指す挑戦とニュータウンの再生につきまして、その内容、目標、課題ということに関しての質問でございます。  全ての前提といたしまして、生駒市もニュータウン地域だけではございませんので、様々な地域があります。農村部でありましたり、駅近くの商業施設が密集している地域等もございますので、全地域の均衡ある発展というのはもちろん大切ではございますが、特にニュータウン地域につきましては、年齢構成が同じような人たちが集まっているということで、そういう方々が今、高齢化をされているということで、一気に人口が増え、そして一気に高齢化が進んでおるというような状況で、課題の緊急性、重要性がより高い分野であることは、これは事実かと思ってございます。その中でニュータウンの再生というのもいろんな切り口があるかとは思いますけれども、例えばこの中にあります空き家の対策でありますとか、子育て世代の転入促進、当然ながら様々な福祉、教育分野等、多くの施策を絡めながら、これらの地域にコミュニティづくりをしっかりしていくこと。また、単なるコミュニティだけではなくて、その中からビジネスのようなこと、地域でのソーシャルビジネス、コミュニティビジネスというようなものの振興、そしてまちづくり全般にしっかりと地産地消のまちづくりとか、そのような要素を入れて、しっかりと各分野横断的な取組を各ニュータウンで市民と共に進めていくということが概要としてのニュータウンの再生でございます。既に、空き家対策を切り口に、また福祉を切り口に庁内でいろんな課が集まってワーキングチームができておりますけれども、それらの取組をよりしっかりと進めていきたいと思っております。  空き家の利活用についての具体的なプランということで、これはもちろんコミュニティのための拠点としての活用等いろいろあるかと思いますが、まずは空き家の対策、プラットホームというのをつくっておりますので、第1としては、空き家が既存の市場においてしっかりと流通していくというのが第1、リノベーション等を行うことでそのような賃貸とか売買につながるということが、まずは優先的に行うべきことかと思っておりますが、その上で利活用等を促していくことが適切だと思われる空き家につきましては、いろんな交流の場であったり、グループホームへの活用であったり、民泊等も入ってくるかもしれませんが、そういう利活用をしっかりと考えていくということも今後の課題であり、一つの大きな可能性だというふうに理解をしています。  大きく2点目の生駒市まち・ひと・しごと創生総合戦略の到達と分析につきましては、詳細については差し控えますが、おおむねそこに取り上げておりますいろんな具体的な取組はかなり進展をしてきております。特に、女性に焦点を当てて、我々、この総合戦略をつくっておりますけれども、いろんな具体的な取組がここ数年でも進んできております。その結果といたしまして、市民満足度調査の中の子育て層の満足度というものはここ数年、例えば平成27年で4.87であったものが、平成30年度には5.52まで上がってきておりますし、子育て層の定住意向につきましても、平成27年度で43%だったものが平成30年には55.1%まで上がっているというのは、これは非常に顕著な数字での成果かなというふうには思っております。ただ、非常に一つの要素としては都心回帰が進んでおりまして、生駒市は大阪まで20分とか30分というようなところも一つの利便性としては売りだったものが、今はもっと近い、人口減少と連動しておりますけれども、大阪都心に近い吹田市でありますとか、茨木市、もちろん大阪市内そのものも、いろんな大学でありますとか、住居関係の施設とかが逆に活況を呈しておるような状況でございまして、それらの住宅都市と比して、生駒市がどのような戦略を打ち立ててきちんと社会増もそうですし、自然増もそうなんですが、しっかりとまちづくりを進めていくのかというようなことはこれからもしっかりと考えていかなければいけないというふうに思っておりまして、今年度どうしていくかというのは、正に満足度、定住意向が上がっている中でなかなかやはり人口増そのものには今つながっていないというところでございますので、人口増をもう少し中期的に、短期的に焦って人口を増やしていくということを、焦る必要はないのかもしれませんが、やはり中長期的に何か成果が出てきていると、満足度の高まりが人口の増加につながってきそうだというような、そういうふうな見通しはしっかりとつけられるように、今まで以上の取組をしっかりしていくということだと思っております。以上です。 167 ◯中谷尚敬議長 奥田市民部長。              (奥田吉伸市民部長 登壇) 168 ◯奥田吉伸市民部長 それでは、浜田議員の大きな二つ目のご質問、ごみ収集での改善についてにつきまして、お答えさせていただきます。  まず1点目の燃えないごみの小さい袋でのごみ集積所での収集について。  資源ごみの収集の機会を活用等することで、改善はできないかとのご質問ですが、資源ごみの収集日に燃えないごみを収集した場合、ごみの量が多くなりますと、その程度によりましては収集車の増車となり、経費が必要となります。現在、燃えないごみの電話リクエストによる家の前での収集は非常に便利であるという声も頂いておりますので、こちらをご利用いただきますよう、お願いいたします。  しかしながら、7リットルの小さな指定袋の限定になりますと、ごみの量も少ないと想定され、増車の必要がないことも考えられますので、この点につきましては、調査、研究をしてまいりたいと考えております。  次に、2点目の燃えるごみの収集時間について。  収集ルートの関係で常に早いところがあり、何とかならないかという要望がある。時間の変更等で改善はできないかとのご質問ですが、収集時間の検討につきましては、収集区域や収集ルートを含め、全体的に検討すべきであると考えております。現在、採用しております収集ルートは平成23年10月に見直しし、その後、約7年間継続して行っており、見直しにより、地域ごとの収集量が均等化され、全区域で午前7時から収集を始め、午前中に終わるという運用を実施し、経費の削減も実施したところでございます。また、収集ルートは現在定着しており、変更することにより、ごみ出し日の間違いや時間の間違いが起こり、多くの市民が大変混乱すると思われますことから、現行ルート及び時間での適正な排出にご協力をお願いしたいと考えております。  以上でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 169 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 170 ◯17番 浜田佳資議員 では、質問させていただきます。  まず、ニュータウンの再生についてなんですが、そもそも検討対象とするニュータウンは何地区あるんでしょうか。 171 ◯中谷尚敬議長 北田都市整備部長。 172 ◯北田守一都市整備部長 本市では昭和30年代から平成20年代に開発されまして、一斉に入居が始まった5ヘクタール以上のニュータウンは24地区ございます。その人口は本年4月1日現在で5万3,100人となっております。なお、検討の対象とする具体的なニュータウンにつきましては、今後、予想される高齢化、人口減少、空き家の増加などや、さらに地域の状況等を勘案しながら、具体的に検討してまいりたいと考えております。 173 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 174 ◯17番 浜田佳資議員 5万3,100人という人口は、市全体の44%を占めますので、それは当然対象にできない。しかも、平成20年度までに一斉入居が始まったということですと、非常に新しいところもありますね。そういったところは当然、この再生の対象に入らないということは分かります。ということで、そういった地域の実情から一定絞り込んでいく、かなり絞り込んでいくという、そういった理解でよろしいでしょうか。 175 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 176 ◯北田守一都市整備部長 先ほど申しました24地区から絞り込んでいければと考えております。 177 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 178 ◯17番 浜田佳資議員 さすがに44%を対象にはできないと思いますので。どの程度に絞り込んでいくのかということは今後の検討ということでしょうか。 179 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 180 ◯北田守一都市整備部長 そのとおりでございます。 181 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 182 ◯17番 浜田佳資議員 一斉で過去において入居したニュータウンにおいての問題点なんですが、市長の方から一斉に高齢化しということが述べられました。それによってどういった問題、課題が生じているというふうに考えておられますでしょうか。 183 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 184 ◯北田守一都市整備部長 問題点としましては、少子高齢化の影響を大きく受けまして、人口減少はさることながら、空き家の増加、センター地区での衰退などや、さらにはまちづくりの担い手不足などが進むことが想定されます。 185 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 186 ◯17番 浜田佳資議員 将来、まちの活力衰退ということにつながると思うんですが、そういった問題を抱えるニュータウンの現状、今の現状をどのように認識していますでしょうか。 187 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 188 ◯北田守一都市整備部長 先ほど申しました24地区のニュータウンでは、現時点で高齢化率や空き家率が市平均よりも既に高い地区もございます。そのような観点から、まちの活力の衰退が既に始まっている地域もあるのではないかと考えております。 189 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 190 ◯17番 浜田佳資議員 ということは、既にまちの活力の衰退が始まっている地区というのは当然再生の対象になると、こういう理解でよろしいですね。 191 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 192 ◯北田守一都市整備部長 そのように考えております。 193 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 194 ◯17番 浜田佳資議員 ということは、既に一定の地区、そういうとこはもう把握しておられるわけですから、一定の地区、ここはもう再生の対象になりますよというところは定まっているという理解でよろしいですね。 195 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 196 ◯北田守一都市整備部長 定まっているとまではちょっと言いがたいですけど、そのように想定しております。 197 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 198 ◯17番 浜田佳資議員 その地区が具体的にどこなのかというのは答えられないと思いますので、実際に取組が行われ出して、適切なときに改めて質問させていただきますとして、では、何をもって再生と考えておられるんでしょうか。 199 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 200 ◯北田守一都市整備部長 再生とは何を意味するのかのご質問かと思いますが、再生とはまちに活力が満ちあふれ、多様な生き方、暮らし方ができ、さらにはやはり住みたい、住み続けたいと思われるまちとなることが必要だと考えております。 201 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 202 ◯17番 浜田佳資議員 抽象的でよく分からないんですが、ということはもう再生とは何かという、いわばこのニュータウンの再生ということの目標、ゴールになると思うんですけど、それについても、具体的な点については今後、検討していくということでよろしいでしょうか。 203 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 204 ◯北田守一都市整備部長 再生の目指すところはやはり子育て層、若年層の転入、定住、またまち中での交流の増加、さらには先ほど1回目で市長も申されましたとおり、コミュニティビジネス、地域で働く、活動する人の増加などが考えられますけれども、現時点ではまだ具体的に詰めているわけでございませんでして、今後更に検討してまいりたいと考えております。 205 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 206 ◯17番 浜田佳資議員 その検討というのは具体的にどのように行われますでしょうか。例えば、チームをつくるとか、そこら辺はどのように考えておられますか。 207 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 208 ◯北田守一都市整備部長 現在、当然のごとく、庁内で連携した取組というのが第一と考えております。庁内では様々なワーキングチーム等がありまして、空き家につきましても、空き家対策の庁内ワーキングチームがございます。それらを母体にするのか、新たにまた組織化するのか、庁内にある様々なチームでやるかも含めまして、今後早い段階で検討してまいりたいと考えております。 209 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 210 ◯17番 浜田佳資議員 目標である再生とは何かについても、今後、検討していくという部分もありまして、若干雲をつかむような話のところもありますが、この課題自身は非常に重要なことだと私も考えておりますので、しっかり取り組んでいただきたい。また、改めて進展状況に合わせて質問をさせていただきます。ということで、次に行きます。  空き家の利活用の点についてなんですけど、プラットホームの取組の実績はどうでしょうか。 211 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 212 ◯北田守一都市整備部長 立ち上げました平成30年6月から、本年5月末までの1年間の実績でございますけれども、36物件の情報をプラットホームに提供しまして、そのうち9件で売買賃貸契約が成立いたしております。残りにつきましては、現在も継続交渉中としております。 213 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 214 ◯17番 浜田佳資議員 割と進展しているなというふうにも考えます。とは言っても、なかなか難しい点もあると思いますので、そのプラットホームの課題はどのように考えておられますでしょうか。 215 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 216 ◯北田守一都市整備部長 プラットホームの課題として、2点大きく考えられまして、一つ目はプラットホームへ提供するための空き家所有者からの同意取得が難しいこと、同意をとるのが難しいこと。二つ目としましては、参画事業者のコンサルティング力をアップさせることなどが考えられまして、今後、これらに対応しながら、さらにプラットホームの活性化に取り組みたいと考えております。 217 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 218 ◯17番 浜田佳資議員 空き家の対策の中心はやはり住宅としての流通になるということは、そのとおりだと思いますが、それ以外の活用のニーズの把握状況はどうなっておりますでしょうか。 219 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 220 ◯北田守一都市整備部長 空き家対策の庁内ワーキングチームにおきまして、各部署が抱える空き家の活用の可能性とか必要性などについて検討しておりまして、把握に努めているところでございます。 221 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 222 ◯17番 浜田佳資議員 それでは、空き家の活用に関して、市長も地域交流の場とか、グループホームということは言われましたが、さらに民泊についての活用について質問させていただきます。といいますのも、なぜこれを質問するかと言いますと、マニフェストで空き家を活用した民泊支援と書いてあるとともに、テレビでのインタビューでこの空き家を民泊として活用することをかなり強調されていたというふうに私は感じておりまして、しかしながら実際問題として、実現可能性とか、効果の程度について疑問がありますので、今回質問をさせていただきます。  まず、民泊の生駒市における現状はどうでしょうか。 223 ◯中谷尚敬議長 尾山地域活力創生部長。 224 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 今現在におきまして、奈良県の届出が確認されているのは、生駒市内では8件でございます。 225 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 226 ◯17番 浜田佳資議員 そのうち空き家の利活用はありますでしょうか。
    227 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 228 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 今のところございません。 229 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 230 ◯17番 浜田佳資議員 民泊での現時点の課題はどのようにありますでしょうか。 231 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 232 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 課題といたしましては、衛生管理面とか、近隣からの苦情防止対応等課題はあると思いますが、今のところ民泊を行っているところでは苦情は聞いていない状況でございます。 233 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 234 ◯17番 浜田佳資議員 そのいい状況はまだ8件というところにあるかもしれません。数が多くなれば、またいろんな問題が生じてくるというのはよくあることですので。それで、現状では空き家を活用した民泊はないということなんですが、空き家を民泊として活用を推進するという上では、課題はどのようなものがあると考えておられますか。 235 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 236 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 空き家の所有者さんにつきましては、いろいろな思いと言うか、意向をお持ちだと思いますけども、そういった中で空き家の所有者の意向をどう抽出していくかだとかいうことと、市として情報提供をどのように行っていくかというのが課題だと思っております。 237 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 238 ◯17番 浜田佳資議員 なかなか難しい点があるかなというふうに聞いていて思いましたが、そもそも空き家の活用について、プラットホームの課題についてでもそうですし、先ほどの尾山部長の答弁でもそうですが、空き家所有者からの同意の取得は難しい、意向把握は難しい、こういったことが上げられているということからしますと、民泊として活用することはハードルが高いのではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。 239 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 240 ◯小紫雅史市長 いろんな形があると思いますけども、基本的には今の所有者さんと民泊をする人が別というのは確かに難しいんじゃないかと思います。なので、空き家を、民泊をしようという人が市内の人が望ましいと思いますけども、購入して、それでオーナーさんと民泊をする人が同一の形でやるというのを、基本としては、私は想定をしています。 241 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 242 ◯17番 浜田佳資議員 ということは、今の空き家そのものというよりも、空き家をいったん、昨日も市長が民泊をやる場合は、地域に住んでおられる方がオーナーとなってやるのが一番もめ事が少ない、そういった趣旨のことをおっしゃっておられた。それと同じようなことを実現するためには、空き家は大体所有者は市外にいるというパターンが多いですので、それをなくすためにはまずいったん空き家を市内の人に買っていただくというプロセスがワンクッションとして必要だと考えておられる、こういうことですね。 243 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 244 ◯小紫雅史市長 いろんな形態があると思いますけども、今、浜田議員がおっしゃったようなやり方がその民泊に関するいろんな課題を一つ乗り越えていくためには有効なやり方かなというふうに思っているのは事実でございます。 245 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 246 ◯17番 浜田佳資議員 そういうふうになりますと、また結局、空き家の所有者の方にどういった情報提供をしていくのかということが非常に困難ではないかということも考えられますが、その点で何かどうしたらいいとか、工夫とかいうのは何かありますでしょうか。 247 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 248 ◯小紫雅史市長 すいません、ちょっとご質問の意味が分からなかった。もう一回お願いしていいですか。 249 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 250 ◯17番 浜田佳資議員 空き家の所有者がいます。ただ、その方々に民泊をという話になりますと、まずそもそも空き家の所有者の方にどういった民泊なら、民泊をやると、こういういいことがありますよと、そのためにはこういった手続きが必要ですよということが伝わらないと、民泊の方の話にはならないというふうになりますよね。そもそも、空き家の活用そのもので、意向の問題とか、情報提供の問題、それ自身があると思うんです。その上に更に民泊となると、結構もう一段ハードルが上がるというふうに考えるんですが、担当としてはそこら辺、どのように考えておられますでしょうか。 251 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 252 ◯小紫雅史市長 ちょっと今のご質問が私、分からないと申し上げたのが、基本的には所有者と民泊をする方が別の場合は、今、浜田議員がおっしゃったような問題って結構あると思います。非常に難しい課題もあると思いますけども、空き家を例えば市内の方が買い取って民泊を行うという、それでももちろん課題は残るんですが、所有者と民泊をする人が同一であったときというのは、今おっしゃったような課題というのはある程度解消される部分もあるんだろうと思ってますので、ちょっとどっちのケースを想定されているのか、ちょっと私、今、不明でしたけれども、所有者と民泊をする人が同じであれば、一定そこの抵抗感というものはないんだと思いますし、そういう空き家を民泊に活用するために市内の方が購入されるというのは一つの空き家対策にもなるというふうにも思っています。 253 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 254 ◯17番 浜田佳資議員 となると、情報提供の対象が二つのパターン、一つは空き家の所有者でいくというパターンもあれば、逆に市長が今おっしゃられたのは空き家の所有者じゃなくて、市民の方にこういったやり方もありますよという情報提供をする。それによって、空き家を民泊として活用するという道が開けるんじゃないかと、こういうことですね。 255 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 256 ◯小紫雅史市長 市がどこまで情報提供するかというのはありますが、そういうやり方もこれから一つの、民泊法ができたというのはそういうこと、趣旨だとも思いますし、住宅都市にふさわしい民泊の在り方として、そういうやり方というのもあるんじゃないかというのは、市がどこまで推奨するかというのはありますけども、一つのやり方としては当然あると思いますし、空き家対策につながるということであれば、市が一定普及啓発等をやっていくということも考えられるとは思います。 257 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 258 ◯17番 浜田佳資議員 ただ、難しい点は関与の仕方、程度の問題で、余り関与し過ぎると、民泊で問題が起こったときに、市のせいじゃないかという話になりかねないというところが、悩ましいところではあります。ただ、そういったこともありますが、実際、そういった情報提供してどういう反応があるかによりますが、観光の推進という点において、市長は空き家での民泊活用というのをテレビのインタビューでは、それを挙げられていたんですけど、じゃ、観光推進という中での位置付け、効果はどの程度に考えておられるんでしょうか。 259 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 260 ◯小紫雅史市長 ちょっと具体的な効果分析まではできていません。まず大前提として、地区計画等で禁止したりとか、いろんなやり方がありますが、原則としては、今、民泊をしようという動きというのは、別に市も禁止できないと言うか、民泊をしようという方がおられれば、届出はもちろんしてもらいますけども、誰でもできるという前提があるわけですね。その中で住宅都市の中でも民泊をより適切な形でやっていくということを考えたときに、私が申し上げたようなやり方も一つあるんじゃないかと。前提がやっぱり別に一定の規制等がかかってなければ、市内のいろんな地域で誰でもと言うか、民泊というのはできるということが前提ですから、その前提の中でいかに適切にやってもらうかを考えたときに、市内の方がオーナーになって、よりオーナーさんもこちらから見えるような形で適正にやっていくということを考えていかなきゃいけないんじゃないかと、その原則禁止のところに民泊をやろうということじゃなくて、原則許されている中でより適正な民泊をしていくというようなことが必要ですので、今申し上げたようなやり方が一つじゃないかと申し上げているわけでございます。それが今、具体的にどのぐらい観光に効果があるかというのは、今も先ほど部長から答弁したので、8件ということでございますので、今の段階でそこまで非常に大きな効果が出ているということではないかもしれませんけれども、市内にあります旅館でありますとか、そういうところと民泊の動きとかを組み合わせていくことによって、宿泊という受け皿も一定生駒の中でできていったり、それが退職された方であったり、専業主婦の方であったり、そういう方の一つのコミュニティビジネスというような形で適正に運用されれば、それはもうそういう効果もあると思いますし、いろんな点を考慮して、効果というのは見込まれるんじゃないかというのが私の考えでございます。 261 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 262 ◯17番 浜田佳資議員 民泊についての権限は県の方にありますので、市の関与はどこまでするのかというのが逆に難しいというところがあるんじゃないかと思います。  今の市長の答弁から言いますと、要するに観光推進の柱の一つとするほどではなく、ただ、そうは言っても観光は推進する、これはいい、だから、その中にいろんな方法を探る一つとして、空き家での民泊というのも今考えておりますよと、そういう理解でよろしいですね。 263 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 264 ◯小紫雅史市長 観光全体の中の一つの取組として、今申し上げたように、観光面からの意義もあると思いますし、地域におられる方の人的な資源のご活躍いただくための一つの方策として、こういう取組というのも、あと空き家対策という意味もありますし、そういう三つの観光、あとは人的資源の活躍していただくための場、機会、そして空き家対策、そういう効果があるということで、観光の中で占めるど真ん中の柱ということではないかもしれませんが、一つの効果的な取組だというふうには思います。 265 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 266 ◯17番 浜田佳資議員 空き家に関するハードル、いろいろありますので、効果的とまで言えるかどうか分かりませんが、なかなか難しい点もあるということを指摘させていただいて、次へ行かせていただきます。  人口減の対応についての生駒市まち・ひと・しごと創生総合戦略の到達と分析なんですが、満足度、定住意向の上昇というのは転出抑制につながっているんじゃないかというふうに私も同じように考えております。ただ、それにもかかわらず、進行管理の検証の報告書では子育て世代の流入はだんだんと減少しているという事実が出ておりますが、その現状をどのように分析し、評価されていますでしょうか。 267 ◯中谷尚敬議長 増田市長公室長。 268 ◯増田剛一市長公室長 今、議員おっしゃるとおり、実際の転入増にはつながっていないということで、私どももいろいろ分析している中で、先ほど市長から1回目にありました定住志向であるとか、満足度以外のところの指標で、プライドじゃないですけど、生駒市に住んでいることに対する誇りを持っているかというような指標、それから生駒市へ住むことを人に勧めたいかという二つの指標があります。これが平成27年度と比較して、平成30年度でいずれも非常に上がっているんですけれども、その中で実際には転入増につながっていないというようなことで、やはりその具体の転入していただく行動と言うんですか、それにいかにつなげるかというところが次期の戦略を策定する上での大きなポイントだというふうに思っています。 269 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 270 ◯17番 浜田佳資議員 この問題は非常に難しい問題で、一朝一夕に解決するとも思っていませんし、そもそも特効薬があるかどうかも分からない。しかも、かつてと違って、今、いろんな自治体が同じようなことを考えていますので、そこら辺との差別化をなかなか図りにくいというような問題もあるかと思うんですよね。そこでどうするかということなんですが、ただ、だからと言って分からないで済ましていたら、これ、結局分からないままで終わってしまうということなんですよね。今年度もいろいろイコマニア100から始まって、いろんな施策をやっていて、それ自身はなかなか伸びているということなんですが、残念ながら転入増にはなっていないというところです。そうなりますと、そういった具体的取組の順位や比重とかいったことも検討しつつ、今までやってきた中でこれやったら、そこそこの反応があるんじゃないかというようなことを考えた実験的な取組、そういったことを行って反応を探るということも今年度はやってみてはいかがかなというふうに思いますが、その点、どうでしょうか。 271 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 272 ◯増田剛一市長公室長 今年度というよりも、今年がちょうど今の第1期の戦略の終わりでございます。次期戦略を来年度から進めるに当たって、今年、しっかりその辺りの検証も踏まえて、今、浜田議員おっしゃったような実験的なというようなこと、そういうチャレンジみたいなものも当然していきたいと思いますし、今申し上げた、生駒市の人が住んでいる、生駒っていいよと勧めたいようなところを、じゃ、実際のターゲットの人の行動にいかにつなげるかというところを、私どもも今、どういう形があるかというふうなことで、いろいろ検討しているところでございます。 273 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 274 ◯小紫雅史市長 すいません、例えば実験的な施策というのがどんなことをイメージすればいいのかは分からないので、今の公室長の答弁も若干ふわっとしてしまうと思うんですけど、何か具体的にこんなこととか、そんなイメージがあればお答えしやすいのかなと思うんですが、質問の趣旨と言うか、実験的な取組を何かやった方がいいんじゃないかとかという、そのイメージ、我々は余り湧かないんですけど、例えばどんなものを想定すればいいか。 275 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 276 ◯17番 浜田佳資議員 具体的にこれをやったらいいという特効薬は残念ながら、私も持っていません。ただ、市の方はいろんなこの間、これに基づいて、いろいろやってきているわけですね。その中でいろんな反応の濃淡があったと思うんですよ。その濃淡からいって、なぜこの濃淡があるんだろうというところから、ここら辺はどうだろうという一定の想定と言うか、仮説というものがあるんじゃないかと思うんですよ。その仮説をやってみる。それが実験的な取組。なぜ、そういうのが必要かというと、それをやらないと、結局第2次総合戦略を考えますと言うときも、結局第1次のただの焼き直しになってしまう可能性があるんですよね。そのためにも、そういったことをいろいろやってみるということは必要じゃないかということで、その分かりにくかったかもしれませんが、実験的と言った次第です。 277 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 278 ◯小紫雅史市長 ありがとうございます。そういうことは1期目の効果分析でどこまで定量的にできるかというのはありますけれども、先ほど申し上げように、なかなかこのシティプロモーションというのは、効果はどれだけあるんだとか、どれだけ意味があるんだとかいうようなご指摘も頂くところではございますが、やはり先ほど申し上げたように、市民の満足度とか、定住意向率が上がっているというのは、これは非常に大きなことだというふうに思っております。そんな中で、ちょっとその定住意向率が上がったのは、どの施策がどれだけ効いていてみたいな回帰分析とかというのはなかなか難しいのかもしれませんけれども、一定そのようなこともやりながら、実験的というよりは、1期目で特に効果があったんじゃないかと思われるような施策については、もうちょっと力を入れてやっていこうだとか、1期目の取組にプラスアルファして、新しい取組をそれこそちょっと実験的にやっていくようなことも含めて、2期目はしっかりやっていきたいと思います。  それに加えて、ちょっとつけ加えますれば、やはり生駒市のこういう取組で市内の方の満足度とか、定住意向率に大きくつながっているような取組が市内の方にどれだけ理解していただけるのかと。我々、プロモーションというのは基本的に市民に向けてやるのがプロモーションだと思っておりますけれども、その上で、やはり生駒市のこのいい流れというものを、たとえば新聞であれば、奈良県内しか報道されないことというのが多いので、もう少し関西でありましたりとか、東京、全国でありましたり、外部の方が単に動画をつくって見てもらうとかではなくて、より生駒市のいい取組というものをじわじわと口コミも含めてしっかりと理解をしていただき、生駒市に目を向けていただくような、認知度ですね、これをしっかりとやっぱり上げていかなきゃいけないと。  先ほど1回目の答弁で申し上げましたが、大阪の府内の住宅都市と比べて、生駒市の認知度というのは当たり前ですけど、大阪府民の認知度というのは非常に低いわけでございます。ただ、我々、基本的には大阪府内に住んでいる子育て層が転入のメーンターゲットでございますので、メディアへの発信とか、市外の皆様への発信とかというところにつきましては、いい施策をしておるという自負もございますので、その辺りはよりいい形で発信して認知を上げていくというのは、これからの課題だと思います。 279 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 280 ◯17番 浜田佳資議員 その際、一つのターゲットとして考えられるのが、近鉄奈良線沿線ということじゃないかと思います。そういったことを分析する際に、ひとつこの間転入された子育て世代の女性の方の参画なり、意見や感想の集約、そういったことをやってみてはどうかと思うんですが、そこら辺は何か取り組まれておられますでしょうか。 281 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 282 ◯増田剛一市長公室長 毎年度、3月の中旬から4月の初旬に生駒に転入されている方にアンケートをいこまの魅力創造課にとってもらっています。その中には全ての方と言うか、アンケートにご協力いただいた方の中には、今、浜田議員おっしゃったような子育て世代の方もおりますので、その辺りのご意見なのか、ご意向というんですか、を参考に、今申し上げたように、今後の施策の検討にしっかり生かしていきたいなというふうに考えています。 283 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 284 ◯17番 浜田佳資議員 この平成29年度生駒市まち・ひと・しごと創生総合戦略進行管理検証報告書の中にも転入者数が昨年度よりも減少しており、取組の効果を分析し、より効果的な取組の展開が求められるとも書いておりますので、そこら辺、しっかりと取り組んでいってほしいと、そのように思いまして、次の問題に行きます。  まず、ごみ収集の改善の1点目なんですが、調査研究していきたいということですので、それはしっかり取り組んでいただくとして、その際、例えばモデル地域での実施の検討も含めて調査、研究していただくことを提案して、2問目に行かせていただきます。  2問目については、答弁から収集ルートの変更はどうも困難なようかなというふうに考えます。時間の変更の点なんですが、午前中に終わるという運用、大体その前後と言いましたが、大体どんな感じでいつ頃終わるのが多い、そういうふうなデータになっているんでしょうか。 285 ◯中谷尚敬議長 奥田市民部長。 286 ◯奥田吉伸市民部長 収集時間でございますけれども、7時から開始をいたしまして、ほぼ12時前に終わっている状況でございます。ただし、春分の日等、例えばゴールデンウイーク、年末年始、それから道路事情によりまして、当然遅れる場合もございますので、午後になる場合、これも実際ございます。 287 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 288 ◯17番 浜田佳資議員 確かにゴールデンウイークの場合、特に週2回ある燃えるごみの1回が飛んだ場合、当然次のときは2回分、まとめてになりますので、なかなか時間がかかるというのはよく分かります。ただ、通常の場合は大体12時前にほぼ終わるということでしたら、それから逆算して20分でも、30分でも、場合によっては10分でもいいですから、開始時間を遅らせるということは、そんな余裕はないでしょうか。 289 ◯中谷尚敬議長 奥田部長。 290 ◯奥田吉伸市民部長 余裕はないかということでございますけれども、今現在12時前に終わっていただいているという状況がございます。このルートと、この収集時間というものですけれども、7時にいたしました経緯というものもございますし、この委託内容の契約の内容、こういったものも十分に検討が必要となると考えております。 291 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 292 ◯17番 浜田佳資議員 経緯はいろいろありますし、その中で分析していけば、何とかできる場合もあるかもしれません。また、契約に関しましては、両者の合意があれば、変更できるものですから、そこは話し合っていくということになると思いますので、業者の方ともしっかりと話し合っていただいて、場合によっては市民の皆さんの一定の協力を仰ぐということがあるかもしれませんが、そういった点も含めてしっかりと調査、研究していってほしいと思いますが、いかがでしょうか。 293 ◯中谷尚敬議長 奥田民部長。 294 ◯奥田吉伸市民部長 その点もしっかりとご意見も頂きながら、今現在、業者さんもこの時間ということで一生懸命収集をしていただいていることもございますので、十分な検討をしてまいりたいと考えております。 295 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 296 ◯17番 浜田佳資議員 では、その検討の結果等についてはまたの機会に質問させていただきますとして、これで一般質問を終わります。 297 ◯中谷尚敬議長 最後に、18番、塩見牧子議員。              (18番 塩見牧子議員 登壇) 298 ◯18番 塩見牧子議員 まさかの午前中、登壇になりましたが、今回は行政改革について、及び学校教育における少数者への対応について質問いたします。  先の市議会議員選挙におきまして、私は将来世代に元気なまちのバトンをつなぐ、誰もが生きづらさを感じることなく暮らせる共生社会をつくる、そしてフェアな社会を築くということを柱に政策を訴えさせていただきましたが、その実現に向けての質問でございます。いずれも市の方針と違うものではないと考えますので、前向きなご答弁をお願いいたします。  まず、一つ目の行政改革についてです。  昨年7月に市長の諮問を受け、現在、生駒市行政改革推進委員会において、行政改革大綱の策定に向けて審議が行われています。平成28年度に、前大綱の推進期間が切れてから2年3カ月たちますが、いまだに新たな大綱が策定されていないことは、行革に対する取組姿勢が甘いと言わざるを得ませんが、ようやく形が見えてきた新たな大綱は、これまでの大綱と異なり、単なる事務事業の見直しによる経費削減にとどまらず、今後の社会保障費やインフラ、公共施設の更新費用の増大と税収の減少に危機感を覚えていることを感じさせるものであり、特に取組が不可欠、かつ財政に及ぼす影響が大きいファシリティマネジメントを柱の一つに据えようとしている点については評価をしたいと思います。  その一方で示された五つの取組方針、すなわち、  1、健全な財政基盤の確立。  2、歳入増につながる施策の創出強化。  3、ファシリティマネジメントの推進。  4、市民、事業者等との協働による質の高い行政サービスの提供とまちづくりの推進。  5、時代に対応できる柔軟で連携のとれた機能的な組織づくりと人材育成の推進。  このうち2の歳入増につながる施策の創出強化については、取組の結果が見えるのに時間を要し、また投資に見合うリターンが得られない可能性もあり、大綱の柱とすることには慎重であるべきと私は考えますが、それ以外の取組方針についてはおおむね私の考えと一致しております。  これらの取組を絵に描いた餅に終わらせず、確実に持続可能な社会を支える行政運営に結びつけ、実効性を持たせていくための仕組みづくり等について、以下、質問いたします。  1、取組方針の1、健全な財政基盤の確立について。  1)「総合計画に基づく進行管理」で、行財政運営に取り組むとありますが、第6次総合計画に基づく事業を行うに当たっての財源は何によって担保されているのでしょうか。財政フレームの中で計画は全て実施できるものになっているでしょうか。  2)「財政判断指標に留意した選択と集中による効率的で効果的な行財政運営に取り組む」とありますが、選択と集中を議論する行政組織になっておりますでしょうか。また、取組を担保するため、市独自の財政向上指標を定めて行財政運営していく財務条例を定めるべきと考えますが、いかがでしょうか。  2、取組方針の3、ファシリティマネジメントの推進について。  1)公共施設等の適正配置、民間活力の導入に向けての生駒市公共施設マネジメント推進計画の策定スケジュールをお答えください。  2)同推進計画の作成に当たっては、各施設の現状を把握し、評価を行うとありますが、現状把握の指標としてどのようなものを考えておいででしょうか。  3)同推進計画及び個別施設計画の作成の過程において、市民との合意形成は、どの段階で、どのように図るおつもりでしょうか。  4)平成28年3月に策定された、生駒市公共施設等総合管理計画では、全ての公共施設を存続させた場合、1年当たり33.6億円の更新費用が必要と示されています。長寿命化やファシリティマネジメントによりその費用を削減することは当然ですが、将来世代に過度の負担を負わせないよう、同時に財源確保策として基金を積み立てるべきと考えます。生駒市公共施設整備基金の残高を原資に、公共施設の長寿命化、更新、統廃合等にも対応できる生駒市公共施設等再生整備基金を設置することについて、どのようにお考えでしょうか。  3、取組方針の4、市民、事業者等との協働による質の高い行政サービスの提供とまちづくりの推進について。  事業者との協働によって、コストの削減を図ることは必要ですが、民間事業者の選定はとりわけプロポーザル方式の場合、競争入札に比べて、公平性、透明性という点では劣ります。事業の構想段階から情報公開で透明性、競争性を確保していくとともに、事業者の選考に当たっても、公平性を確保する必要があると考えますが、これらをどう担保するのでしょうか。
     4、取組方針の5、時代に対応できる柔軟で連携のとれた機能的な組織づくりと人材育成の推進について。  人材育成の推進として即戦力として活躍できる多様性のある人材を確保するために、職員の中途採用を行うとともに、引き続き新規採用職員の確保に力を入れるとあります。2017年に前山梨市の市長が職員採用試験で便宜を図った見返りに現金を受け取ったということが報じられましたが、本市では採用試験における公平性をどのように担保しておいででしょうか。  続いて、二つ目のテーマ、学校教育における少数者への対応についての質問に移ります。  本市は、第6次総合計画の基本的施策の一つに「人権が尊重され、市民が輝く、文化の薫り高いまち」を掲げ、全ての市民の人権を保障し、人権尊重のまちづくりを進め、多様な人権問題に対応するとしています。しかし、学校教育においては、性的少数者や先天色覚異常の児童・生徒など、特別支援の対象にはならないものの、特別の配慮を要するマイノリティへの対応には改善の余地があると考え、以下、先天色覚異常を持つ児童・生徒への配慮及び性的マイノリティの児童・生徒への配慮について質問いたします。  1、先天色覚異常を持つ児童・生徒への配慮について。  先天色覚異常では、男性で20人に1人、女性で500人に1人の割合で見られます。日常の生活に支障はなく、外見だけでは分からないため、色覚検査を受けて初めて見え方の特性を知ることができます。かつて学校健診における必須項目だった色覚検査は、2003年に、入学や就職前の色覚検査の結果が原因で、内定や合格をもらえなくなる事態を防ぐということを理由に学校検診の必須項目から外れました。しかし、その結果、自身の見え方の特性に気付かないまま就職期を迎え、希望する職種を断念するケースも出てきたことから、2014年3月に学校保健安全法施行規則が一部改正され、同年4月30日付け局長通知において、保護者に色覚異常と検査の周知を図り、希望者に検査を実施すること、教職員が色覚異常について正確な知識を持ち、学習指導、生徒指導、進路指導等において配慮を行い、適切な指導をすることが求められています。  そこでお伺いいたします。  1)学校健診における色覚検査の受検案内、実施、結果の通知はどのように行っておりますでしょうか。また、受検率はどれぐらいでしょうか。  2)各校園では、色覚に特性のある園児、児童・生徒に対して、学習、生活、進路指導においてどのような配慮、指導を行っておりますでしょうか。  次に、2、性的マイノリティの児童・生徒への配慮について。  2015年12月定例会において、学校教育における性的マイノリティへの対応について質問いたしましたが、そのときは制服、水着、更衣室など、申出があった場合には配慮しているとの回答を得ました。しかし、現実には1人だけ他と異なる服装を着用するハードルは高いと言わざるを得ません。本来多様な性を男性か女性かの2種類に決めつけない人権上の配慮が学校教育現場にも必要と考えます。  1)通学服はどのように規定されておりますでしょうか。毎日の着用を義務付ける制服から、それを義務付けない標準服化、私服化についての市教委の見解をお聞かせください。  2)男女混合名簿の導入の現状と、性的マイノリティへの配慮や男女共同参画社会の形成の観点から、名簿の在り方について市教委の考えをお答えください。  登壇しての質問は以上で終え、次の質問からは自席で行います。 299 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午前11時54分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 再開 300 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。  杉浦総務部長。              (杉浦弘和総務部長 登壇) 301 ◯杉浦弘和総務部長 それでは、塩見議員さんの一つ目のご質問、行政改革についてにお答えいたします。他の部署にも関わる部分もございますが、1回目につきましては私の方からまとめてお答えいたします。  まず大きな一つ目の健全な財政基盤の確立についての1)総合計画に基づく進行管理についてですが、第6次総合計画の基本計画では、目標として掲げた5年後のまちを実現するために、行政がこの5年間に取り組むべき主な取組とそれに対応する具体的な事業を掲載しており、それらの事業を実施することによって、どの程度5年後のまちの実現につながったかを検証し、事業効果の程度によって事業の見直しにつなげていきます。総合計画に掲げた事業を実施するための財源でございますが、各種施策の実現に必要不可欠な一般財源収入の見通しを立てるため、毎年度中期財政計画を策定しており、そこには今後実施していく事務事業の見直しを始め、公共施設マネジメントなど行政改革の取組による効果も加味することになります。健全な財政運営を継続していくことは今後における重要な課題であると認識しており、総合計画の進行管理による事業見直しを行いながら中期財政計画に見込んだ一般財源収入の範囲内で各年度の予算査定での事業規模や事業実施の可否の判断を経て計画実現に向けて掲げた事業を順次進めていく考えでございます。  次に2)の選択と集中を議論する行政組織になっているのか、取組を担保するため財務条例を定めるべきではないかについてでございますが、まず組織につきましては、行政経営の観点から市の基本的な方針及び政策等について、迅速かつ的確に判断し、効率的かつ効果的な行財政運営を図るために市の理事者と部長を始めとする生駒市行政経営会議を設置し、議論や検討を行っております。また、財務条例につきましては、交付税制度や国の経済政策、税政策、地方財政制度によって市の財政運営は大きく影響を受けてしまう中で、行財政運営を計画的に決めてしまうことには無理があること、予算査定において当該事業が市にとって重要であるかではなく財務条例に適合するかという判断に重きが置かれ、財政規律を重視する余り必要な事業を見送ったり社会情勢に的確に対応できない硬直的な財政運営となる懸念があることなどから、現時点では制定は考えてございません。  次に2番目の(3)ファシリティマネジメントの推進についての1)生駒市公共施設マネジメント推進計画の策定スケジュールですが、現時点では令和元年度内にパブリックコメントを実施し、計画案の策定を目指し現在作業を進めてございます。  2)の各施設の現状把握の指標についてですが、各施設の維持管理コストや利用状況等といった状況を整理した施設カルテを策定した上で、各施設における老朽化率等ハード面及び利用状況等ソフト面などを指標として当該施設を評価する施設評価基準を検討しているところでございます。  3)の市民との合意形成の時点や方法についてですが、計画の策定に際し市民3,000人の方々を抽出いたしまして、施設の利用状況、各施設を統廃合または複合化するときに何について配慮すべきかといった内容でアンケートを実施しております。加えて、評価基準を策定するに当たり、市民の皆さまにファシリティマネジメントの必要性等を伝える機会を設け理解を求める予定をしておりますし、生駒市公共施設マネジメント推進計画を策定した後、各施設における統廃合などを具体的に示す個別施設計画を策定する段階で改めて市民の皆さまと合意形成を図りながら取組を進めてまいる考えでございます。  4)の生駒市公共施設等再生整備基金の設置でございますが、現時点では施設の統廃合などに係る評価基準を検討しておる段階であり、施設維持や保全に必要な財源の額をつかめてはおりません。今後、生駒市公共施設マネジメント推進計画を策定した後、必要があると判断した場合は基金の設置を検討いたしたいと考えてございます。  次に、3番目の事業者との協働における情報公開による透明性の確保や業者の選考に当たっての公平性の確保についてでございますが、事業の構想段階からの情報公開について、現在主要事業を予算計上するに当たり、予算計上の前年度に新規主要事業ヒアリングを実施、事業概要や概算費用について検討しているところであり、その調書につきましては3月初旬に市ホームページで公表いたしております。また、予算の概要などにも事業内容を示し広く閲覧いただいております。こういったことを今後も継続することで、一定の透明性は担保できると考えてございます。また、事業者選考については、競争入札の手法によるほか、プロポーザルの手法を活用し仕様を定めた上で選考基準を設定し広く事業者を募ることで公平性を確保することを基本に考えております。  最後に、4番目の職員採用における公平性の確保についてですが、採用面接試験におきましては、面接官の恣意性を排除し、面接官が公正、公平な視点で面接を行うことができるよう、受験生の個人が特定できる住所、氏名、学校名等の情報を面接官に示しておらず、また受験生にも名乗らないように指導いたしておりますし、面接試験は複数人の異なる面接官による試験を複数回行っており、一人の面接官の一存で合否を決定できない状況でございます。こういったことから、職員採用試験の公平性は十分に担保されていると考えてございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 302 ◯中谷尚敬議長 真銅教育振興部長。              (真銅宏教育振興部長 登壇) 303 ◯真銅宏教育振興部長 それでは、塩見議員のご質問の二つ目、学校教育における少数者への対応についてお答えいたします。  まず、最初のご質問、先天色覚異常を持つ児童・生徒への配慮についての一つ目、学校検診における色覚検査の受検案内、実施、結果の通知、受検率についてお答えいたします。ご指摘のとおり色覚検査は必須項目でなくなったことから、学校検診の中では実施しておりませんが、希望者には検査を実施しております。具体的には、学校からのほけんだよりやプリントにより、全保護者、又は必要な学年の保護者に対して簡易検査実施の案内を行い、保護者からの検査希望の申出により養護教諭が検査を行っております。その結果、異常が疑われる場合は電話または文書により、専門医で受診するよう連絡をしております。なお、昨年度の受検申出件数は小学校で263人中学校は223人、合計486人であり、全児童・生徒に占める割合は約5%でございます。  二つ目の各校園では、色覚に特性のある園児・児童・生徒に対して学習、生活、進路指導においてどのような配慮、指導を行っているかについてのお尋ねですが、幼稚園や保育園では保護者から色覚に特性があるとの申出があった場合、園の活動において区別しにくい色を用いた色分けや、読み聞かせの際の絵本の選定などで配慮を行っています。必要に応じて園児の主治医と園が面談を行い、対応を相談する場合もございます。  次に、小中学校での対応ですが、学習面、生活面においては判別しにくい赤色のチョークを使用せず、白や黄色など、見やすい色のチョークを使用する等の配慮を行っております。また、蛍光チョークや色覚特性を持つ人にとっても色の識別がしやすいUDチョークを導入している学校もございます。各校で作成するプリントなどの学習教材には全ての児童・生徒にとって分かりやすく読み間違いにくいUDフォントの導入を進めております。さらに掲示物の色使いをアプリで確認し見やすい色使いにしている学校もあります。進路指導においては継続的に配慮してもらえるように受験校と連携を進めております。  続きまして、性的マイノリティの児童・生徒への配慮についてのご質問の一つ目、通学服についてのお尋ねですが、現在小学校では12校中4校、中学校では全8校で児童・生徒の通学用の服が制服となっております。性的マイノリティへの対応として標準服あるいは私服化についてのご質問ですが、通学用の服については地域保護者等の意向も踏まえて今の形になっていると聞いております。学校現場ではこれまでにも性的マイノリティの生徒について服装等個別に配慮し対応しております。今後も各学校で性的マイノリティの児童・生徒への対応を適切に進めていきたいと考えています。なお、通学用の服の選定、見直しについては学校長の権限で判断すべき事項とされており、市教委としても基本的には学校の判断を尊重したいと考えております。  次に、男女混合名簿の導入の現状と性的マイノリティへの配慮や男女共同参画社会の形成の観点から名簿の在り方についての市教委の考えについてのお尋ねですが、現在小学校全校と中学校2校で男女混合名簿を導入しています。男女共同参画等の観点も踏まえ、小学校同様、中学校についても男女混合名簿とすることが望ましいと考えております。中学校では保健体育の授業を男女別で行い、その成績処理等で誤った入力が起こらないようにするということが、男女混合名簿の導入が進まなかった理由の一つと考えております。ただ、この秋から市内全小中学校に統合型校務支援システムが導入され、学籍名簿や成績処理についてシステムで管理することができるようになることから、今後中学校においても男女混合名簿が導入しやすくなると考えております。  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 304 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 305 ◯18番 塩見牧子議員 それでは、先に2番の学校教育における少数者への対応の方から再質問させていただきたいと思います。  まず、色覚異常に対する配慮ということなんですけれども、先に2)の方ですね。申し出があればでありますとか、あるいは受験のときにも配慮するとか、そういういろんなお答えがあったんですけれども、そもそも、これ、検査で分かっていないと、配慮するにも配慮しようがないんですよね。だから、検査率を上げなければいけないのではないかということでの1)の質問なんですけれども。1)をお答えいただきましたところによりますと、5%に過ぎないと。これですね、仕事を特定、例えば消防なんかでもまだ色覚、検査でなくても健康診断等で必要になってくると思うんですけれども、やはり自衛隊ですとか、あるいはパイロットですとか、一部就けない仕事というのがあるわけですね。規制がかかる仕事というのがございます。そういったときに、やっぱり後になってから、大人になって自分がこの進路に進みたいんだと思ってから、実は自分はこれ、なれないんだということが分かったときのことのショックを思えば、早いうちから自分の見え方の特性というものをちゃんと分かっておいた方がいいのではないかと思うんです。色覚というのは、多くの場合はエックス染色体の劣性遺伝なので、女性の場合は症状として表れていなくても遺伝的に保因者であるということがあるわけなんですね。なので、お父さんもお母さんも色覚異常じゃないから大丈夫だと思っていたら、実は本人そうではないというようなこともあるので、検査は奨励されるべきだと思うんですけれども、この5%というところにとどまっていることについてどのようにお考えでしょうか。 306 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 307 ◯真銅宏教育振興部長 これ、学校検診の必須項目から外れましたので、あくまでも学校としては、かなり毎年ほけんだより、プリント等々で保護者の皆さんにはお伝えをしておりますので、5%の数字がどうかというのはなかなか難しいところなんですが、検査を希望される方が増えるように更に周知には努めたいと思います。 308 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 309 ◯18番 塩見牧子議員 やはり案内の仕方というところにも大きく関わってくるかと思うんですけれども、そういう可能性があるんだと、親やおじいちゃん、おばあちゃんが症状が出てないからといっても、その可能性があるんだというようなところに焦点を当てた通知をして、やはり将来子どもが不利益を被ることのないような状況を是非ともつくっていっていただきたいと思います。  次に、進路指導とか学習指導、生活指導への配慮ということなんですけれども、これ、2年前に成田議員が災害掲示板のことでもこの色覚異常者への対応を質問しておいででしたけれども、やはり大事な視点だと思うんですね。平成15年に文部科学省が色覚に関する指導の資料というのを出しておりまして、平成27年には日本学校保健会児童生徒等の健康診断マニュアルという冊子を作ってくださっているんですけれども、基本的にはその指導が徹底されているというふうに考えてもいいですか。 310 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 311 ◯真銅宏教育振興部長 そのように考えております。 312 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 313 ◯18番 塩見牧子議員 その資料だとかマニュアル、どこまで教職員の皆さんに徹底しているのかなというところがちょっと疑問としてあるんですね。確かに養護教諭の先生ですとか保健体育の先生なんかは、大学の教職課程においてそういうことはちゃんと学習しておいでだと思うんですけれども、そうでない一般の教職員、他の教職員からしたら、しかも検査がなくなって数年間検査のブランクがあったと言うか、今でも積極的に行われていないような状況にあって、特性だとか、どういう配慮が必要だとか、そういったことが果たしてちゃんと徹底されているのか、そういう研修的なことは各学校で行われているんでしょうか。 314 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 315 ◯真銅宏教育振興部長 各学校では養護教諭を中心に様々な、特に色覚の部分については国の通知等もございまして、養護教諭もかなり意識をしておりまして、各学校現場では養護教諭を中心にそれぞれ担任の先生方等にもお伝えしていただいているというふうに思います。 316 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 317 ◯18番 塩見牧子議員 お伝えしていただいていると思いますということなんですけれども、やっぱりそれが徹底されているかどうかというところをちゃんと確認してくださいね。じゃないと、多分そうだと思いますということで、実は全然できてなかったなということがあっては困りますので、各学校に対応がどうなっているかということを、まずきっちりとお調べいただくということをお約束いただけますでしょうか。 318 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 319 ◯真銅宏教育振興部長 実は、ほけんだより等々で保護者の方にも色覚についてかなり詳しくお伝えをしたりしておりますので、各学校現場でちょっとさっき私、申し上げましたけども、そういう部分でしっかりと養護教諭を中心に対応をしていただいておりますけれども、更にしっかりと啓発、周知をしていきたいと思います。 320 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 321 ◯18番 塩見牧子議員 これ、文科省の指導とか、この色覚における資料とか、これかなり細かいところ、黒板はちゃんときれいに拭かなきゃいけないとか、そういうこと、かなり細かいところまで踏み込んで書かれていますけれども、例えば教科書、今、ちょうど教科書の選定の時期になっていますけれども、教科書なんかはそういうユニバーサルデザイン仕様になっているものが選定されているんでしょうか。 322 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 323 ◯真銅宏教育振興部長 ユニバーサルデザインのものまでということは、そこまではちょっと把握はしておりませんけれども、生駒市としてはUDフォント、こういう使用を推奨していまして、今学校現場では様々な文章についてはこのUDフォントを使用して、文章あるいは教材の作成等をさせていただいております。 324 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 325 ◯18番 塩見牧子議員 もちろん副教材は新たにシステムの中に組み込まれたUDフォントを使えばいいと思うんですけれども、そもそも教科書ですよね、それがちゃんとUD仕様になっているかどうかというところは一度ご確認いただきたいと思います。もちろん教科書の選定、中身も大事ですから、選んだ教科書がそういうユニバーサルデザイン機構というNPO団体があるんですけれども、そういうところの機構の認定を受けていない教科書であるということもあり得ますので、そういった場合は別途そういった方への配慮が行われるような、そういう指導の仕方をお願いしたいと思います。  あと、チョークについては先ほど徐々に導入率が増えているということなんですけれども、UDチョーク、これは確かに他の一般的なチョークよりも多少は費用が、コストがかかるんですけれども、それをもって学校が購入を手控えるなんていうようなことのないように、その辺についても積極的にそちらをと言うか、これからそちらを標準仕様にしていただけるように、各学校にお伝えいただくことはできますでしょうか。 326 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 327 ◯真銅宏教育振興部長 チョークは各学校、消耗品の中で購入をしておりまして、まだ在庫があるかと思うんですが、新たにチョークを購入する場合はUDチョークの使用を推奨したいというふうに思います。 328 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 329 ◯18番 塩見牧子議員 それでは、次に性的マイノリティの児童への配慮についてですが、お聞きしておりまして、制服については学校判断を尊重するということなんですけれども、地域、保護者の意向で、そういう申出があった児童・生徒に対して個別で対応するということでしたけれども、そもそも性的マイノリティ、特にLGBTのバイセクシュアルとかトランスジェンダーという方たちは、カミングアウトをすることが一番ハードルが高いわけなんです。だから、カミングアウトしてしまえば、まだこういう個別対応ということはできるんですけれども、そうじゃない児童・生徒にどうするのかという意味での質問なんですけれども、いかかでしょうか。 330 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 331 ◯真銅宏教育振興部長 おっしゃることはよく分かるんですけれども、制服につきましては、これ、本当に保護者の方の経済的負担も伴いますし、様々なご意見があろうかと思います。様々な学校等でも中学校で言えば、98%以上の学校が制服を使っているという国の調査もございますけれども、やっぱり生徒指導、秩序維持といった様々な観点、また保護者の皆さんの様々なご意見もあって今のような形になっておりますので、そういう意味ではなかなかこういう形でということで市教委の方から、何か統一的な見解を出すというのは非常に難しいなというふうに正直思っております。 332 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 333 ◯18番 塩見牧子議員 要は対象児童・生徒にとっての最善を考えていただきたいということなんです。もちろん経済的な理由ですとか、規律だとか、そういったことが、制服の導入の目的としてあるということは重々承知しているんですけれども、実際に私服の小学校、いっぱいありますけれども、そこでも別にそんなとりわけ華美な服装をしている児童なんかいませんから、活動しやすい格好をして登校しているという、常識的なところで服が選ばれているというふうに感じます。その辺の合理性、制服の合理性というようなところも含めて市教委からは指導できないということですけれども、こういう児童・生徒に対する配慮が必要というところからの投げ掛けぐらいは、してしかるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 334 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 335 ◯真銅宏教育振興部長 それはそのように思います。例えば議会の方でこういったご意見があったということなどは、例えば校長会等でお伝えさせていただけるかなというふうに思います。 336 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 337 ◯18番 塩見牧子議員 お願いいたします。大きな2番についてはこれまでにいたしまして、1番の行政改革の問題に移ります。  まず、1番の1)なんですけれども、5年間で毎年、中期財政計画で運用していくということがお答えでしたけれども、ということは最後、できなくて終わっちゃったということもあり得るわけですか。 338 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 339 ◯杉浦弘和総務部長 あくまでもやっぱり中期財政計画で入ってくる予算、経費の枠の中でやろうと考えてございます。多種多様な行政政策、行政課題あるわけなんですけれども、まずはその中で対応してまいります。それを行う上で予算の査定というものも行うわけなんですけども、場合によっては実施できない可能性等もあるかなとは総務部としては考えてございます。 340 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 341 ◯18番 塩見牧子議員 実施できなくて、総合計画って実施できなくてそれでいいものなんですか。 342 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 343 ◯杉浦弘和総務部長 適切な表現としては、その年度における実施の可能性というのは、例えば見送りであったり、やり方、手法論というものが多種多様にあろうかと思います。ですので、総合計画に掲げられた事項というのは、やはり対応をもちろんしていく予定ではございますし、経費の面で考えれば、より最小の経費で最大の効果が現れるような方策で、なおかつ中期財政計画の大きな収入の中で対応できるような観点で施策の方を展開していきたいと考えております。 344 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 345 ◯18番 塩見牧子議員 要は財源って限りがあるわけなんですよね。限りある財源の中で回していかなきゃ仕方がない。財源がないときにはやっぱりあきらめざるを得ないというような状況が、今、既に起きていないですかということなんですが、いかがでしょう。 346 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 347 ◯杉浦弘和総務部長 今現在、確かに厳しい状態にはなってはございますけれども、あきらめざるを得ない、実施できない事業というところまでは出てございません。確かに、ただ総合計画とかに掲げられた事業の全ての事業の経費の方が、我々今、全てをつかんでいるわけではございませんので、事業費とかについては予算の査定を通じて対応していきたいと考えてございます。 348 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 349 ◯18番 塩見牧子議員 ですから、総合計画、これはやらなきゃいけない計画なんですよね。だから、その5年間なら5年間、次から4年ですけど、4年間なら4年間でできる計画にしていかなきゃいけない。そのためにも財源をちゃんと確保しておかなければいけないんじゃないですかというお話なんですね。結局、実際のところできない、財源が捻出できないということもありましょう。たから、その上で行革の大綱というのがあるはずだと思うんですね。言ってみたら、ビルトの部分は総合計画で行って、その財源を捻出するためのスクラップの部分を行革大綱で行うという、そういう行程が必要なんじゃないでしょうか。 350 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 351 ◯杉浦弘和総務部長 説明の方が足らなくて申し訳ないところもあろうかと思います。確かに厳しい財政状況でいかに財源を生むのかというところの稼ぐというポイントが一つ、もう一つは今おっしゃっていただいております事務事業の見直し、行政改革、ファシリティマネジメントといったそれぞれの手法を駆使して歳出の方の削減を成果として上げながら取組の方は全て実施していきたいと考えております。 352 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 353 ◯18番 塩見牧子議員 最初、ちょっと稼ぐの方は総計でとおっしゃってくださいましたか。 354 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 355 ◯杉浦弘和総務部長 総計のところでは入ってはございませんでしたけれども、先だって等々で、我々としてもやっぱり収入増のところはいろんなところで、行政改革の中では書いておりますので、そういったところの視点を持って申し述べさせていただいたところでございます。 356 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 357 ◯18番 塩見牧子議員 私は収入増のところはやっぱり総合計画の方で書き込むべきだと思うんですね。行革の方はあくまでコストを削減するという、それが総合計画と行革大綱とを同じ実施機関にして、それを二つ連動させながら実施していくというサイクルが必要じゃないかと思うんですけれども、行革大綱のアクションプラン、それを市長任期と総計の計画期間と全部合わせるという考えはないですか。 358 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 359 ◯杉浦弘和総務部長 非常に適切な答弁になるかどうか分からないですけども、今考えてございます行政改革の方については、向こう6年間の中で前期3年、後期3年という形で掲げられた行政改革の手法を適切に進行管理できるのかというところで取組を、今まだ素案の段階なんですけれども、考えてございまして、それを基に進めてまいりたいと考えております。
    360 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 361 ◯18番 塩見牧子議員 ちょっと言い方、適切じゃなかったけれども、ずらすんですね。市長が当選されたその年度に総合計画を策定する、その次の年度に行革大綱を策定するという、年数はずれながらだけれども、同じ4年サイクルにしていくという意味だったんです。この件は置いておきまして、先ほどの稼ぐという話なんですけれども、先日、中浦議員の一般質問の中で市長も行革は減らす話ばかりじゃないと、税収に頼らない収入構造を考えるというふうにご説明されたんですけれども、何か市税以外の税収って、当てがあるんでしょうか。 362 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 363 ◯小紫雅史市長 稼ぐというのはなかなかいろんな側面があると思いますけれども、子育て世代を増やしてお家が増えれば固定資産税も増えますし、市民税も増えますし、それももちろん稼ぐということには入ってくると思います。あと、地産地消だったり、市内の事業者の活性化に取り組むことによって事業者の関係から頂く収入を増やすというのも、稼ぐという言葉がいいのかどうか別にして、そういうことで入ってくると思いますし。あとは、具体的には、今ふるさと納税というのがありまして、基本的には生駒市はトータルで見ると出ていく方が多いということで大きな問題だなと思っておりますけども、今、ご寄附を頂いて、生駒駅前の図書室の運営に非常に大きなお力をいただく事例でありますとか、様々そういう形でまちづくりを応援してくださる方もいらっしゃいます。午前中もございましたけれども、生駒市の方が、市民満足度が今非常に高いと、定住意向率が高いという中で、一定市役所の取組にご理解、信頼を頂いている方が多いということの中で、まちづくりにご寄附とか、そういうふうな形で応援を頂く方、まだいらっしゃるんじゃないかと思いますし、しっかりとその辺も含めて稼ぐということも意識をしたまちづくりをしっかりやっていくということはとても大切なことだと思っております。それを行政改革の中に私は位置付けるべきだと思っておりますけれども、そこは整理の話で、塩見議員の整理の仕方とちょっと違うかもしれませんが、いずれにせよ稼ぐという視点、収入を、税収も含めてですけども、増やしていくということはとても大切な観点だというふうに理解をしています。 364 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 365 ◯18番 塩見牧子議員 税収というのは、あくまで法人市民税とかを増やしていくという意味なんですね。まさか手数料や使用料を値上げしたりとか、起債したりとか公有財産を売却したりとか、そういうことを考えているのかなと思いました。  じゃ、次ですね、2)に行きますけれども、これ、行政経営会議という場所はあることは理解するんですけれども、果たしてその行政経営会議の中でこういったことをちゃんと議論できる場になっているのかどうかという確認をさせてください。 366 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 367 ◯杉浦弘和総務部長 そういった場になってございます。 368 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 369 ◯18番 塩見牧子議員 これ、例えば先週末に山形県の酒田市で、予算編成で38億円の財源不足が生じて、市長が自分の公約をしっかり予算化してきたことがこういう結果になってしまったというようなことを言っていたらしいんですね。結局、マニフェストを全て予算化したら財源不足になるということは、これ、生駒市でも十分あり得る話なんですよね。だからこそ政策に優先順位を付けていくということが必要になると思うんですけれども、そういう優先順位を付けていくというようなことが、その行政経営会議の中で部長の皆さん、市長ももちろんお入りですけれども、その中で議論がしっかりできているのかという質問ですね。 370 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 371 ◯小紫雅史市長 酒田市と一緒にされるのは若干心外ではありますけれども、もちろんマニフェストの中で具体的に書いていることを具体化していく中で、現段階でもある程度は見えると思いますけれども、実際に予算の議論をしていく中で、1年目に令和2年度の予算としてやっていくと、その次にやるべきことというのは、段階を追って予算化をして、もちろん今の段階ではマニフェストに書いてあることというのをきちんと具体化をしていくというふうに思っておりますが、その中で実際に具体的な政策に落とし込んだときに、どのぐらいのお金がかかるのかとかいう議論は当然予算の編成の中でもやりますし、もちろん行政経営会議の中でもそういう予算の方針等を議論するときにそういう議論はあるわけでございます。優先順位付けと言うと、何かもうこの4年間でやらないものを決めるみたいな感じにちょっと聞こえるんですが、現時点では順番はともかくとしてマニフェストに書いてあることというのを具体的な施策としてしっかりとやっていくということで考えておりますし、行政経営会議の中で、また予算編成の打合わせ、議論の中でしっかりとそこは財政が、そういうことは想定すらしてませんけれども、健全な財政の範囲の中でしっかりとマニフェストに書いたことを実現していくということでございます。 372 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 373 ◯18番 塩見牧子議員 例えば、行政経営会議の中で市長の意見と部長の意見が対立するというようなことはないんですか。 374 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 375 ◯小紫雅史市長 対立というのはどのぐらい、どういう状況かというのはありますけど、私がこういうことをしましょうと言って、いつもはいはいと言って終わるということでもないですし、ご意見は結構、部の所管の観点から、また部の所管を超えて部長がご意見を頂くことというのも当然ありますし、そこは行政経営会議で議論をする部分もあるし、もちろん予算編成の中で市長とか副市長側と査定側と実際の担当部側で相当ぎりぎりと、うちは中身に関する議論をやってますので、それによって担当部の意向をある程度反映した形で通すときもあるし、最終的に私とか査定側の意見をある程度通した形で決着することもあります。それはケース・バイ・ケースだと思います。 376 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 377 ◯18番 塩見牧子議員 じゃ、部長らの意見も尊重される場になっているというふうに確認させていただきます。そして、財務条例なんですけれども、これ、私も平成26年に最初言ったのかなんですけれども、当時は前向きなご答弁は頂けなかったと。結局、市長が予算の編成権も持っている中で、地方財政法とかにその仕組みがきちんと定められている中で、わざわざこういう条例をつくる必要はないというご答弁だったかと思うんですけれども、それでも、ない袖は振れないというような状況になったときに、必要な事業を、これから本当にマニフェストに掲げたことだとか、総合計画に載っているようなそういう必要な事業を行うための財源がなかったら、もう元も子もないわけなんですよね。そのためにしっかりと財政を管理していくという、転ばぬ先の杖として市独自の指標を持っていく必要があるんじゃないですかということなんですけれども。以前は余りこういう条例を策定している自治体、多くなかったんですけれども、今は結構生駒市なんかよりもずっと財政状況も将来展望もあるような自治体でもこういう条例をつくっているところもあります。ただ、これを策定するかどうかというのは本当にトップの判断だと思うので、市長もう一度だけお伺いいたします。 378 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 379 ◯小紫雅史市長 同じなんですが、こういう条例をつくるという意向は現時点ではございませんが、非常に生駒市は、まだまだ上には上があるかもしれませんが、財政状況も比較的いいということと財政に関するいろんな議会でのチェックも相当厳しくしっかりしていただいている議会だと思いますし、先ほど酒田市の例なんかもございましたけれども、おのずと前提条件もかなり違うとは思っておりますけれども、私も財政の健全化をしっかりと守るという前提の上でマニフェストとか新しい取組をやっていく、若しくは新しい取組をするのであれば、今まで既存の事業というものを、これを見直したり、縮小したり、なくしていくということも非常に大変な作業ではありますけれども、行革等の中でそういうスクラップの議論もしながら、先ほど塩見議員のご指摘もあったように、行革の中で、収入増も私は考えてますが、やはり非常に大変ですけれども、スクラップもしっかりと必要であるところはしながら、健全な財政のもとで新しい取組をしっかりとやっていくというふうに思っております。そういう方向性が違う、そうなってないじゃないかということであれば、議会の厳しいご指摘を頂いて、しっかりとまた修正をしていくというプロセスが今機能しているというふうに考えておりますので、今の段階で条例というものまで必要ではないというのが私の考え方でございます。 380 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 381 ◯18番 塩見牧子議員 そしたら、次、ファシリティマネジメントの推進の方に参りますが、1)のスケジュールについては理解いたしました。2)の指標ですけれども、これは言ってみたら事業運営にかかるコスト、施設にかかるコスト、トータルコストとそれとハード面の建物状況、あるいは利用状況、運営状況、そういったストック情報、これを二つ組み合わせたような施設白書的ものができるというふうに考えてよろしいですか。 382 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 383 ◯杉浦弘和総務部長 おっしゃっていただいたとおりかと思います。改めてご紹介させていただきます。各施設における老朽化率等のハード面と利用状況を加味したソフト面などを指標とした中で、それ以外にもいろんな数値化されているものもございます。そういったものを加味して指標化し、つなげていきたいと考えております。 384 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 385 ◯18番 塩見牧子議員 3)なんですけれども、こういった指標、これは推進計画等をつくる過程の中で市民の皆さまに逐次でき上がった時点で公表されていくものと考えてよろしいですか。 386 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 387 ◯杉浦弘和総務部長 まずは冒頭、一回目の答弁の中で、まず一つのポイントとしてアンケートを一度させていただきました。引き続いて評価基準等々具体的にアクションを起こす前にファシリティマネジメントの必要性等を伝える機会を設けるというのがもう一つです。最後に、ある程度公共施設マネジメント推進計画が策定された段階で、今度は合意形成というものが個別施設計画を図る上での合意形成を図る上での、市民参加の合意形成を図る手法というのをやっていきたいと考えております。 388 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 389 ◯18番 塩見牧子議員 これ、ホームページにこれ用のファシリティマネジメントのバナーを一つつくってでも、公表していかなければ、やっぱり施設を使うというのが一番市民の方が中心ですので、そういったことも考えていただきたいと思います。合意してくださったときはいいんですけれども、どうしても合意に至らなかった場合はどうするんですか。 390 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 391 ◯杉浦弘和総務部長 確かにそういった状況も考えられますけれども、今後におけるやはり公共施設の維持をしていく上でのかなりのコストがかかってくるというところなので、粘り強くそこの方はある程度一定の理解を求めるスタンスで私は臨みたいと考えてございます。 392 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 393 ◯18番 塩見牧子議員 最後はやっぱりこれ、市長が出ていかなきゃいけないところだと思うので、その辺はよろしくお願いいたします。  それから次、基金なんですけども、これ、そもそもこの公共施設整備基金がエアコンの整備でも8億円取り崩されて、今、残高3億ぐらいになっちゃってるんでしょうかね。これでも、先ほどは、今のところまだ全部の計画ができ上がってから考えるというようなお話だったんですけれども、これ、どう考えたって33.6億円、全部の施設残した場合ですけれども、3分の2残したところで、これ、絶対足りないというのも今から目に見えてるんですね。そういう意味でも、今からもうすぐにでも基金を、条例制定して積み立てていくということを早急に始めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 394 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 395 ◯杉浦弘和総務部長 おっしゃっていただいているところも分かるんです。我々としては繰り返しにはなりますけれども、やはりいったん所要額というものがいかほどかかるのかということをまずつかみたいというところです。それをもって、次にはその積立てする金額をいかにするのか、定額制にするのか、いろいろ課題というものもございます。全体の予算の中での積立ての金額も入ってこようかと考えています。そういったところはよりもう少し研究した中で対応はしていきたいと考えてございます。 396 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 397 ◯18番 塩見牧子議員 さっさと研究してくださいね。お願いします。  次、3番、市民、事業者との協働ということなんですけれども、一定、その仕様書等で担保されているということではあるんですけれども、これ、審査委員会、どのような構成メンバーで構成されているんでしょうか。 398 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 399 ◯杉浦弘和総務部長 ガイドラインにのっとった中でご案内させていただきます。プロポーザルにおけるガイドラインがございまして、審査委員会委員8名で組織するとなってございます。委員構成につきましては、学識経験者等の外部委員でございましたり、副市長、教育長、市職員及びその他市長等が必要と認める者とするという形のものとなってございます。 400 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 401 ◯18番 塩見牧子議員 これ、市長が委嘱することになっていますけれども、どういった基準で選考するんでしょうか。 402 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 403 ◯杉浦弘和総務部長 選考に当たっては、それぞれ原課の方がその事業に応じた内容で選考はしているとは思います。けれども、多くは公平、公正的な判断を求めるという視点を持って対応いただいているものと考えてございます。 404 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 405 ◯18番 塩見牧子議員 この審査委員というのは、こういう情報公開の職員以外は対象外になっているんですけれども、結局、いわゆる御用学者と言われるような人たち、そういう人たちに偏らないためにも、終わった後にオープンにする、公表するということについてのお考えをお聞かせください。 406 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 407 ◯杉浦弘和総務部長 申し訳ないです。そこのところまでについての情報は私今持ち得てございませんので、内容の方は改めて確認させていただきます。 408 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 409 ◯18番 塩見牧子議員 じゃ、これはまた後日やります。  最後、4番、採用面接なんですけれども、市長は採用面接に入っていますか。 410 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 411 ◯小紫雅史市長 面接に入っております。 412 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 413 ◯18番 塩見牧子議員 どういう資格で入っておいででしょうか。 414 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 415 ◯小紫雅史市長 どういう仕方。 416 ◯中谷尚敬議長 資格。 417 ◯小紫雅史市長 資格という、すいません、私、その資格という意味が分からないので、答えられないですが、もうちょっとご質問いただいていいですか。 418 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 419 ◯18番 塩見牧子議員 生駒市職員採用規程に、職員任用試験委員会というのがありますね。その委員として入っておいでなんですか。 420 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 421 ◯増田剛一市長公室長 任用委員会については、副市長が委員長になってございます。委員としてのお立場ではございません。 422 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 423 ◯18番 塩見牧子議員 委員としては入っておられないけれども、採用に関わっていると。じゃ、その試験結果に基づいて作成された名簿は、採用に入られた市長に提出するんですか。 424 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 425 ◯増田剛一市長公室長 任用委員会として決裁をとった後に市長の方にご報告させていただいております。 426 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 427 ◯18番 塩見牧子議員 これ、市長は入っておられるということなんですけれども、政治倫理条例第4条第5号、市職員の採用に関して推薦又は紹介しないこととありますね。この制度の趣旨から言いますと、市長は採用試験に入るべきじゃないと思うんですけど、いかがですか。 428 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 429 ◯小紫雅史市長 私が面接に入ることで推薦とか紹介をしているというふうには考えておりません。 430 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 431 ◯18番 塩見牧子議員 そうじゃなくても、実際にお知り合いの方が入ってくるということがあるんじゃないですか。 432 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 433 ◯小紫雅史市長 知り合いの方が試験を受ける可能性というのは、それはもちろんあると思います。 434 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 435 ◯18番 塩見牧子議員 そういう除斥の制度はありませんよね。名簿とか学校名を伏せていると言っても、今はフェイスブックとかで顔も名前も分かるような時代ですから、やはり自分の身の潔白とか、怪しまれない、そういったことを自ら立証するためにも入るべきじゃないということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。 436 ◯中谷尚敬議長 以上で一般質問を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 議案第38号 生駒市税条例等の一部を改正する条例の制定について 437 ◯中谷尚敬議長 日程第2、議案第38号、生駒市税条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案は、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 438 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 439 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第2、議案第38号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第38号 生駒市税条例等の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~
      日程第3 議案第40号 生駒市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定               める条例の一部を改正する条例の制定について 440 ◯中谷尚敬議長 日程第3、議案第40号、生駒市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 441 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 442 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第3、議案第40号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第40号 生駒市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の          一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第4 議案第42号 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うた               めの消費税法の一部を改正する等の法律及び社会保障の安定財源               の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地               方交付税法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に               関する条例の制定について 443 ◯中谷尚敬議長 日程第4、議案第42号、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律及び社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 444 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 445 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第4、議案第42号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第42号 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税          法の一部を改正する等の法律及び社会保障の安定財源の確保等を図る税制の          抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律          の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第5 議案第43号 生駒市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 446 ◯中谷尚敬議長 日程第5、議案第43号、生駒市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 447 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 448 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第5、議案第43号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第43号 生駒市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第6 議案第44号 生駒市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部を改正す               る条例の制定について 449 ◯中谷尚敬議長 日程第6、議案第44号、生駒市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 450 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 451 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第6、議案第44号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第44号 生駒市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制          定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第7 議案第45号 生駒市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 452 ◯中谷尚敬議長 日程第7、議案第45号、生駒市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 453 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 454 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第7、議案第45号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第45号 生駒市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定
                 ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第8 議案第46号 民事調停の申立てについて 455 ◯中谷尚敬議長 日程第8、議案第46号、民事調停の申立てについてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 456 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 457 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第8、議案第46号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第46号 民事調停の申立てについて    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第9 議案第35号 令和元年度生駒市一般会計補正予算(第1回)        議案第36号 令和元年度生駒市介護保険特別会計補正予算(第1回)        議案第37号 篤志寄附基金条例の一部を改正する条例の制定について        議案第39号 生駒市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について        議案第41号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定に               ついて        議案第47号 財産の取得について 458 ◯中谷尚敬議長 日程第9、議案第35号、令和元年度生駒市一般会計補正予算(第1回)から、議案第47号、財産の取得についてまでの以上6議案を一括議題といたします。  これら6議案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  6議案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  これら6議案は、議案審査付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第10 議員提出議案第2号 選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書について 459 ◯中谷尚敬議長 日程第10、議員提出議案第2号、選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書についてを議題といたします。本案について、提出者の説明を求めます。  18番塩見牧子議員。              (18番 塩見牧子議員 登壇) 460 ◯18番 塩見牧子議員 それでは、議員提出議案第2号、選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書について、案文を読む形で説明といたします。  選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書。  2018年2月13日に内閣府が公表した、家族の法制に関する世論調査において、夫婦同姓も夫婦別姓も選べる、選択的夫婦別氏(姓)を導入するための法改正に賛成との回答が42.5%、同姓を前提としつつも通称使用を認めるべきとの回答が24.4%となり、夫婦どちらかが改姓しなければ婚姻できない現行の婚姻制度や、改姓した者が社会的に不利益、不都合を被る実態を問題と考える国民が、法改正の必要はないとの回答の29.3%を上回ったことが明らかになった。その傾向は、社会である程度のキャリアを積んだ多くの人が初婚を迎える30歳から35歳の層でより顕著であり、法改正に反対する回答は10%にも満たない。  1996年2月26日、法務大臣の諮問機関である法制審議会が選択的夫婦別姓制度の導入を含む民法改正案を答申してから23年が経過した。また、2015年12月16日、最高裁判所は、夫婦同姓を定めた民法750条の規定を、夫婦同姓規定には合理性があり、合憲としながらも、この種の制度の在り方は、国会で論ぜられ、判断されるべき事柄にほかならないというべきであると、制度の検討を国会に委ねたが、議論が進まないまま今日に至る。  現行制度では、改姓に伴う煩雑かつ膨大な事務手続き、望まない改姓による苦痛のほか、改姓による家系やキャリアの分断、それを回避したときの非婚化及び少子化、事実婚を選択したときの子どもの戸籍や親権の問題など様々な問題が生じている。また、法的根拠のない旧姓と、戸籍姓との煩雑な使い分けは管理、事務側での手間とコストの増大を招いている。  2018年3月20日の衆議院法務委員会において、夫婦同姓を義務付けている国は、世界でただ一国、日本だけであることを法務省が答弁した。世論の強い要望があり、世界的な男女同権の潮流に反しているにもかかわらず、現在でも我が国では夫婦がそれぞれ生まれ持った姓を名乗り続けることが許されていない状況を鑑み、適切な法的選択肢を用意することは国の責務である。  よって、国に対し、民法を改正し、選択的夫婦別姓制度を法制化することを求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 461 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  本案も議案審査付託表のとおり、企画総務委員会に審査を付託いたします。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  明18日から27日までは委員会審査のため休会し、6月28日午前10時から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。              午後2時4分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....