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令和元年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2019年06月14日
令和元年第3回定例会(第2号) 名簿 開催日:2019年06月14日

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  1. 生駒市議会 2019-06-14
    令和元年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2019年06月14日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯中谷尚敬議長 ただ今から、令和元年生駒市議会第3回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。  本日の日程は議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。   日程第1 一般質問 3 ◯中谷尚敬議長 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。  通告順に従い、順次、発言を許可いたします。  まず、14番成田智樹議員。              (14番 成田智樹議員 登壇) 4 ◯14番 成田智樹議員 おはようございます。そうしましたら、議長の許しを得まして、一般質問を行います。  初めに、認知症施策について質問いたします。  世界に類例を見ないスピードで高齢化が進む我が国において、認知症の人は年々増え続けています。2015年に推計で約525万人であったものが、2025年には65歳以上の5人に1人に当たる700万人、有病率が上昇した場合には730万人に、2030年には830万人に達するとの推計もあり、生涯り患率が65歳以上の50%とも言われる中、言うまでもなく、誰でも発症する可能性があり、誰もが介護者となり得るため、認知症施策の推進は極めて重要と言えます。  また、認知症施策の推進に当たっては、認知症と診断されても尊厳を持って生きることができる社会の実現を目指し、当事者の意思を大切にし、家族、関係者も寄り添っていく姿勢で臨むことが重要であるとともに、若年性認知症など、これまで十分に取り組まれてこなかった課題にも踏み込んでいく必要があります。さらに、認知症施策に関する課題は、今や医療、介護だけではなく、地域づくりから生活支援、教育に至るまで多岐にわたっております。  生駒市議会では、昨年12月議会において公明党の発議による認知症施策の推進を求める意見書を全会一致で採択し、国に提出しております。また、先般の新聞報道によりますと、今月末にも認知症施策推進のための新しい大綱が閣議決定されるとも伝えられております。  本市においては、昨年度から第7期の介護保険事業計画がスタートし、認知症施策については、その計画に基づき、鋭意、取組が進められているものと思料いたします。そこで、本市の認知症施策について以下のとおり質問をいたします。  1、本市には現在、何人の認知症の人がいると見込まれておりますでしょうか。また、2025年、2030年時点の推計値がございましたらお教えください。  2、第7期の介護保険事業計画の重点課題として、認知症に関する取組では、認知症の早期発見、適切な診断と治療、ケアの充実、専門職に対する認知症ケアの向上、認知症状に関する家族対応への支援などの充実、認知症の正しい理解の普及と啓発、認知症高齢者や家族を支える地域の支援体制の充実が掲げられています。各課題の解決に向けた取組の進捗状況をお聞かせください。また、特に重点的に取組を進めていることがあればお聞かせください。
     3、先進自治体では、認知症の人が徘回中に起こした事故の賠償等に際し、事故救済制度の導入が始まっていますが、本市で導入する考えはありますでしょうか。  次に、投票所のバリアフリー化について質問をいたします。  選挙は、有権者が政治に参加し、主権者としてその意思を政治に反映させることのできる最大かつ基本的な機会です。しかし、残念なことに、本年4月14日告示、21日投開票として執行された生駒市長選挙、生駒市議会議員選挙の投票率は、いずれも50.4%にとどまり、ほぼ半数の有権者が棄権するという、前回までと同様、決して高い投票率とは言えない結果となりました。今後も投票率向上のため、なお一層の取組が必要と考えます。  投票所のバリアフリー化は、平等な投票機会の確保という観点からも極めて重要であると考えます。そこで、本市の現状を踏まえ、以下のとおり質問をいたします。  1、当日投票所41カ所のバリアフリー化についての現状及び評価をお聞かせください。  2、改善が必要な投票所について、今後、どのように対応していく考えか、お聞かせください。  以上、壇上での質問を終わり、2回目以降の質問は自席にて行います。 5 ◯中谷尚敬議長 田中福祉健康部次長。              (田中明美福祉健康部次長 登壇) 6 ◯田中明美福祉健康部次長 おはようございます。それでは、成田議員のご質問、認知症施策についてお答え申し上げます。  1点目の、現在、何人の認知症の人がいると見込まれているのか、また、2025年、2030年時点の推計値についてでございますが、第7期介護保険事業計画では、2019年4月時点の認知症高齢者の見込みについては3,334人、2025年には1.3倍の4,341人の推計でございます。本計画は2025年を目途に2018年から2020年にかけての3カ年計画のため、2030年の推計値はございません。  次に、2点目の、第7期介護保険事業計画の認知症に関する重点課題の五つの取組について、各課題解決に向けた取組の進捗状況と、特に重点的に進めている取組についてお答え申し上げます。多岐にわたりますので少し長くなりますが、ご了承願います。  一つ目の、認知症の早期発見、適切な診断と治療、ケアの充実についてでございますが、まず、物忘れ相談事業については、認知症に関する専門病院への受診を不安に思う方やご家族に向け、月に一度、コミュニティセンターにて認知症サポート医による相談事業を実施しております。平成30年度は、実績として29件とほぼ計画どおり進めることができたと考えており、うち16件については専門医への受診勧奨を行っております。  また、認知症地域支援推進員については、全国に先駆け、認知症に関する専門の相談員として、各地域包括支援センターに専従加配を予定しておりました現在、4名にとどまっていることから、早急に充足する必要があります。  次に、認知症初期集中支援チームについては、サポート医や保健師、精神保健福祉士による専門職が受診や必要なサービス、関係機関につなぐ役割を担いますが、平成30年度の実績はございませんでした。その背景に、物忘れ相談事業物忘れ相談プログラムの活用、元気度チェックの未返送の実態把握などから、必要な受診やサービスへと円滑に対応できたからだと考えております。  二つ目の、専門職に対する認知症ケアの向上についてでございますが、在宅医療介護連携推進事業において、多職種連携研修等の開催では、平成30年度、認知症の人の意思決定支援をテーマにしたところ、実績は76名と計画を上回る参加がございました。その他には、専門職向けに認知症の初期対応事例集を作成し、ケアの向上に役立てる等、継続的に質の向上に努めている状況でございます。  三つ目に、認知症状に関する家族対応への支援などの充実についてでございますが、認知症カフェの設置については、平成30年度の実績では4カ所、家族教室については、実績ではほぼ計画どおりの66名の参加でございました。当事者、ご家族の参加のみならず、一般の方々の参加も多く、心が和む、認知症を理解する場としてご活用いただいております。  また、認知症の方とご家族の方とのミーティングについては、平成30年度は認知症高齢者に対して開催いたしましたが、会場の設営や場面設定、対応人数等、課題を残す結果となりました。そのほか、認知症支え隊については、認知症の方の外出支援などを行うボランティア登録者16名で、利用者4名に対して55日間の活動を行いました。引き続き、地域全体で家族と共に支援できる環境整備を図ってまいりたいと考えております。  四つ目の、認知症の正しい理解の普及と啓発でございますが、認知症ケアパスや早期発見のためのチラシについては、出前講座などを通して、自治会、民生・児童委員、老人クラブ連合会を始め、医療介護関係者にも配布をいたしました。その他には、平成31年3月15日号の広報において認知症の主な取組をご紹介しております。また、認知症サポーター養成講座につきましては、小中学校や企業などの開催が増え、実績では、39回開催、1,765名と計画を大幅に上回る受講がございました。さらに、RUN伴につきましては、当事者や家族を含め、北は北海道から南は沖縄まで、たすきをつなぐ認知症の普及啓発として、5年連続、奈良県のスタート地やゴール地を生駒で飾るイベントを開催するなど、今後も認知症の理解を深められるよう展開してまいります。  五つ目に、認知症高齢者や家族を支える地域の支援体制の充実でございますが、行方不明高齢者捜索ネットワークにつきましては、平成30年度の実績では、161名の登録とほぼ計画どおりとなっております。そのほか、徘回高齢者模擬訓練につきましては、認知症高齢者への声かけや保護を目的に、自治会単位で訓練を実施し、平成30年度の実績は5回の開催でございました。継続して開催する自治会がある一方、未実施の自治会もあるため、啓発の方法を変えるなど、開催自治会を増やしていきたいと考えております。  さらに、2点目の質問全体として、特に重点的に取組を進めていることにつきましては認知症の正しい理解の普及と啓発であると考えております。人生100年時代において認知症の問題は誰しも避けては通れないものでございます。若いときから認知症に対する正しい理解を深め、普通に認知症の方と接することができるよう、また、ご自身やご家族が認知症になるかもしれないと想定し、老い支度講座などを積極的に受講いただけるよう、啓発を重ねてまいりたいと考えております。  最後に、3点目の、先進自治体では認知症の人が徘回中に起こした事故の賠償等に際し、事故救済制度の導入が始まっているが、本市で導入する考えがあるかについてでございますが、事故救済制度については、神戸を始め複数の市区町村で認知症施策の一つとして導入されていることは承知しております。今後、国において、先行実施している自治体の取組状況を収集し、効果を分析するとのことから、その動向を注視したいと考えております。  同時に、そのような事故に遭遇するリスクのある方々への安心安全が確保できるよう、引き続き、認知症施策全体として相互に連携を図り、認知症に優しいまちとして普及啓発に努め、地域の中での見守り体制の構築に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 7 ◯中谷尚敬議長 杉浦総務部長。              (杉浦弘和総務部長 登壇) 8 ◯杉浦弘和総務部長 続きまして、2点目、投票所のバリアフリー化について、選挙管理委員会の所管ではございますが、私の方からお答えいたします。  まず1点目の、当日投票所41カ所のバリアフリー化についての現状及び評価でございます。  投票所のバリアフリー化につきましては、高齢者や障がい者の方々に配慮し、投票環境の整備の一環として設備面、備品面の両面から取り組んでいるところでございます。具体的には、投票所の出入口の段差解消や車椅子の設置、車椅子用の投票記載台の設置、点字用候補者名簿の作成、点字器及び老眼鏡の設置等、投票しやすい環境の向上に向けて取り組んでいるところでございます。  評価といたしましては、選挙が実施される度に自治会長や投票管理者から投票所ごとの個々の問題点や要望をお聞きするとともに、必要に応じて担当者が現地確認を行うなど、問題のある箇所につきましては可能な限り改善するよう対応しておりますが、一部の投票所ではバリアフリー化に対応できていない現状がございます。  一例を申し上げますと、入口の段差解消でございます。当日投票所41カ所のうち28カ所に段差等がございます。このうち18カ所につきましては簡易スロープの設置及び必要に応じた職員の配置を、残り10カ所につきましては、必要に応じ、職員による人的介助が可能な体制をとり、対応しているところでございます。しかしながら、投票所の構造上、スロープが設置できない箇所も数カ所ございますので、今後の課題と認識しているとのことでございます。  次に、2点目の、改善が必要な投票所について、今後、どのように対応していく考えかについてでございます。  改善が必要な投票所についてはできる限り改善し、投票しやすい投票所となるよう努めてまいりますが、投票所の段差解消等については、お借りしております自治会館の構造上の問題もございまして、全ての投票所で段差解消を図ることは難しい状況でございます。  対応といたしましては、投票所を他へ変更することも必要かと考えておりますが、問題点もございまして、まず、投票所として適正な代替地があるか、現在認知されている投票所を他に移設することによる近隣住民の利便性の問題等、投票所の変更は慎重に判断する必要があると考えております。  今後につきましては、次年度以降の選挙に向けて、バリアフリー化についてのご要望をお聞きした上で、自治会や関係機関とも協議し、バリアフリーの充実に向けて取り組むとともに、期日前投票所の増設の検討、代理投票制度や投票所以外で投票できる郵便等による不在者投票等、様々な投票機会について幅広く周知するなど、引き続き、投票しやすい環境の整備に向けて取り組んでいきたいと考えているとのことでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 9 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 10 ◯14番 成田智樹議員 昨年、公明党といたしまして、全国で100万人訪問・調査運動と銘打ちまして、介護・子育て等のアンケート調査を行いました。それによりますと、自分に介護が必要となったときに経済的負担と同じくらい不安に感じているのが認知症への不安でありまして、4人に1人以上の方が、自分が認知症になるのではないかという不安を感じているということが明らかになりました。特に女性の方は認知症になりたくないと多くの方がおっしゃっているということを私も身近に感じました。  アンケートを通じまして多くの市民の方から、認知症が疑われるような事態となったらどうしたらいいのかという問合せがございましたので、地域包括ケア推進課から「認知症安心ガイド-認知症ケアパス」という雑誌を取り寄せまして、大変多くの方にお渡しさせていただいたところであります。大変関心が高い状況であります。  市長も2期目のマニフェストにおきまして、日本一の認知症対策のまちを実現すると高らかに宣言されております。このことについては後ほどお聞きしたいと思いますけれども、認知症について不安に思う方たちに、行政としてどのような形で手を差し伸べることができるのか、確認をさせていただきたいと思います。  まず、推計値でございますけれども、本市の認知症の人の数が現時点で約3,300人と。2025年には4,341人になるというお話でございましたけれども、国は、2025年には高齢者全体の20%を超えるとする推計値を示しておりますけれども、本市においては、2025年、高齢者数に対して12.5%と明らかに少ない数値となっておりますけれども、これにつきまして、その理由をお聞かせいただけますでしょうか。 11 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 12 ◯田中明美福祉健康部次長 第7期の介護保険事業計画におきましては、要支援・要介護認定者について認知症の方々がどれぐらい含まれるかという推計値を出しておりますので、国が出しておられる有病率とは、とり方が、定点が異なりますので、差異が生じております。以上です。 13 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 14 ◯14番 成田智樹議員 国としましては、認知症と正確に判断されない方も含めて、しっかりとその施策を打っていこうという考え方であろうかと思うんですけれども、本市においても介護・支援に至らないケース等も含めて、計画にしっかりと反映できるよう、推計方法についても見直すべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 15 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 16 ◯田中明美福祉健康部次長 介護保険事業を推進する上におきまして、広く有病率でカウントする方がよろしいのか、若しくは認定者のうちということで、介護の必要度というところに着目して推計をするのがよいのか、また、介護保険運営協議会等にもかけながら慎重に検討したいと思います。 17 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 18 ◯14番 成田智樹議員 いずれにしましても、認知症で悩む本人や家族、また関係者の方々を誰一人置き去りにしないという、そういった思いで様々な取組を行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  その上で、現状の取組につきまして、先ほど細かくお答えいただきましたが、幾つか追加で確認させていただく前に、市民の関心が高い認知症予防についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、今月末に閣議決定が予定されている新しい認知症施策推進大綱においても、予防と共生が二本柱とされておりますけれども、そもそも認知症には治療法も予防法も確立されていないということなんですね。しかし、文献によると、認知症の35%は予防できる可能性があるとも報告されていると。そのためには高齢者の運動習慣の確立や社会的孤立の防止等による予防の重要性というものが指摘されているということなんですけれども、本市におきまして様々実施されている取組が認知症予防若しくは重症化予防に有効であるという、そのような実例、若しくは担当者としての実感としてございますのでしょうか。 19 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 20 ◯田中明美福祉健康部次長 一例を申し上げさせていただきたいと思います。  脳の若返り教室という脳トレ教室を行っておりますが、中にはやっぱり認知症状のあられる方がおられます。1から100までの数字をランダムに整理していくんですけれども、その時間数が短縮されるなど、効果が出ていると思います。 21 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 22 ◯14番 成田智樹議員 一定の効果があると実感されているということなんですけども、こういった予防のための様々な取組に参加されない方も多くいらっしゃるんじゃないかと思うんですけれども、それに対しての周知方法とか、そのようなことをどのように進められているのでしょうか。 23 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 24 ◯田中明美福祉健康部次長 先ほど成田議員の認知症有病率の発症率でもそうですが、75歳以上、後期高齢者になると発症率が高まりますので、では元気度チェックというのを郵送させていただいておりまして、そのときに介護予防事業の啓発をさせていただいております。 25 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 26 ◯14番 成田智樹議員 そういった事業への参加についてはまた後ほどお聞きいたします。  予防のために必要な人材の確保と養成が重要というような話もこの大綱には出ておるようでございますけれども、本市の状況としては、人材確保のため、どのような取組を行っておられますでしょうか。 27 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 28 ◯田中明美福祉健康部次長 地域介護予防活動支援事業という、認知症だけに限りませんけれども、介護予防に携わってくれるボランティアを養成するような研修を、昨年度におきますと年に9回、延べ443名の方に参加をしていただいております。 29 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 30 ◯14番 成田智樹議員 その上で、様々、予防に対して取組を行っているということでございますけれども、新大綱に盛り込まれると言われております発症の遅延や、結果として、70代での発症を10年間で1歳遅らせるということを新聞にも報道されておりましたけれども、こういった目標というのは達成可能という認識でしょうか。 31 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 32 ◯田中明美福祉健康部次長 大綱の中ではそういった数値が出る見込みというふうには聞いておりますけれども、実際に大綱が出た後に検証してまいりたいと思っています。 33 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 34 ◯14番 成田智樹議員 今現状、国の取組より進んだところで生駒は取組を進めているところもあろうかと思いますし、実感としては予防ができるというようなことのようでございますので、その辺のところもしっかりと、大綱が出たら検証もしていただきたいと思いますけれども。  今のお話の中で、認知症というのは予防できるのか、ずばりお聞かせいただけませんでしょうか。 35 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 36 ◯田中明美福祉健康部次長 全ての方に対して予防できると断言できるというような知見もございませんし、国の方でも、まだそういった正確な数字を出しておりません。ですが、希望を持って事業を進めていきたいとは考えております。 37 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 38 ◯14番 成田智樹議員 今回の大綱はまだ発表されておりませんけれども、認知症になった人が予防を怠ったと受け止められないような十分な配慮も必要だということも出ておりますので、その辺のこともしっかりと慎重に見極めていただければと思うところであります。  続いて、若年性認知症につきましてちょっとお聞きいたします。  本市においては、現在、何名の方が若年性認知症だということで把握されておりますでしょうか。 39 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 40 ◯田中明美福祉健康部次長 平成31年4月1日現在の介護保険の認定情報によりますと9名というふうに認知しております。 41 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 42 ◯14番 成田智樹議員 その方々に対して具体的な支援体制、県の若年性認知症支援コーディネーターとの連携等を行って、今後、充実させるべきだという話になっていますが、どのような状況でございますか。 43 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 44 ◯田中明美福祉健康部次長 若年性認知症につきましては、かなり幅広い支援方法が必要ですので、独自と言うよりも、県のサポートセンターと連携をしながら、就労や子育て、いろんな面で、経済面も含めて支援できるような体制をとっております。 45 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 46 ◯14番 成田智樹議員 若年性認知症については、まだまだ国としては対策が遅れているというような認識のようでございますので、としても、その数は、今、少ないという把握ということでございますけれども、しっかりと生活支援、また家族に対する支援等も充実させていただくようにお願いしたいと思います。  1回目の答弁にありました早期発見、適切な診断・治療。以下、関連してお尋ねしたいと思います。  現在、認知症地域支援推進員の配置が4名ということで、増やさないといけないというお話でしたけども、今現在、地域包括支援センター6カ所全てに配置できていないと。今後、そのセンター全てに配置をするという考えでございますか。 47 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 48 ◯田中明美福祉健康部次長 はい。そのように考えておりまして、5月の合併号にも認知症地域支援推進員の募集をかけておるところでございます。 49 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 50 ◯14番 成田智樹議員 そういった形での対応を図っている、早期発見、適切な診断と治療への移行ということだと思うんですけれども、国が、我が党としましても大変力を入れて取り組んでおります認知症初期集中支援チームについて、本市においては昨年度、対応件数がゼロというお話でありましたが、これについてもう少し詳しく、どういった状況でゼロになっているかということを教えていただけますか。 51 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 52 ◯田中明美福祉健康部次長 本市におきましては平成24年から、他に先駆けまして物忘れ相談事業というものを行っております。その事業をお受けになられた29人の方の中から16名を受診勧奨につなげているという実態や、あと、物忘れ相談プログラムという機器、284名ほど受けていただいたんですけれども、その中でも25名の方に対して受診勧奨や介護保険申請等へつないでいるという実態がございますので、認知症初期集中支援チームに至るまでに早期発見できているというのが一つの実状としてございます。 53 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 54 ◯14番 成田智樹議員 本市の取組等を進めれば認知症初期集中支援チームというのは必要ないということなんでしょうか。 55 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 56 ◯田中明美福祉健康部次長 認知症初期集中支援チームが必要ではないというふうには考えてございません。精神保健福祉士や、やまと精神医療センターのサポート医等、強力なスタッフもございますので、必要に応じて、やはり活用していくべきだとは考えております。 57 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 58 ◯14番 成田智樹議員 先ほどの話、75歳以上の後期高齢者に対しての対応ということやったと思いますが、国としては、初期集中支援チームについては、40歳以上の認知症ではないかと不安に思っている方、また、医療介護サービスを受けていても状態が思わしくないと対応に悩んでいる方について、様々、家族、本人の申入れに対し早期に対応するということで各自治体に設置をされているということでございますので、それについても、今現在、対応できると、そこからこぼれ落ちているところがないかということも含めて、しっかりと取組を進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  それで、早期発見ということで、神戸におきましては65歳以上の高齢者に対して年1回は無料の認知機能検診受診を勧奨しているということで聞いております。  軽度認知障がいの早期発見のためにも大変有効な手段、取組ではないかと思いますけれども、本市において、同様の施策について検討できませんでしょうか。 59 ◯中谷尚敬議長 田中次長。
    60 ◯田中明美福祉健康部次長 神戸がそのようなことを実施されておられるということは知っておりますが、神戸も、これの施行に至るまで二、三年をかけて丁寧に議論されている背景もございますので、もう少しその辺りについては調査・研究をさせていただきたいと思っております。 61 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 62 ◯14番 成田智樹議員 また、積極的に行政の用意した場所に参加しない方々に対して支援がきちんと差し伸べられるような、そういった取組もお願いしたい。認知機能検診は受けておきたいというような方もいらっしゃるのではないかと思いますけれども、そういった方に対しての周知なんかはどのようなことをお考えになっておられますでしょうか。 63 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 64 ◯田中明美福祉健康部次長 周知につきましては、先ほども申しましたように、75歳以上であれば元気度チェックリストを送付のときにそういったご案内を差し上げることができるということと、あと、認知症のガイドライン、認知症ケアパスですけれども、市民の方が目に付きやすいところに積極的に設置をしてまいりたいと思います。 65 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 66 ◯14番 成田智樹議員 お願いいたします。  次に、専門職に対する認知症ケアの向上の中で、専門職に対する認知症の人の意思決定支援をテーマにした研修を実施したということで、公明党といたしましても、本人の意思に寄り添う支援、本人がこうしたいという意思と能力を尊重して、地域社会の一員としての活躍を推進することが施策として重要であるということで、国に対しても重点的取組を求めたところでもありまして、一定、評価をするところでございますが、当事者本人の意思決定支援として具体的にどのような取組が行われておるのか、お教えいただけますでしょうか。 67 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 68 ◯田中明美福祉健康部次長 当事者の意思決定支援と言いますと、例えば介護保険を使っておられる方であれば、ケアマネジャーさんが認知症の初期、中期、終了期という時期に応じて意思決定の仕方も変わるということを学んでいただいたりとか、昨年の研修等においては、認知症の意思決定ガイドライン等を配布させていただいて、自己研さんに努めていただいたりというような形で、本人の気持ちに寄り添う支援を続けていただくようにお願いしているところでございます。 69 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 70 ◯14番 成田智樹議員 引き続き、よろしくお願いしたいと思います。  次に、家族への支援ということで、認知症の方を支援する家族への支援として、本当にもう自分自身が大変だと、日々の介護で疲れているというような方に対しての支援というのはどのような形で行われておりますでしょうか。 71 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 72 ◯田中明美福祉健康部次長 介護者家族の会へご案内をして、同じ気持ちを共有していただくですとか、あと、身体的にも精神的にもお疲れになっておられる方に関しては介護保険制度のショートステイをご案内するであるとかということで、個別対応をさせていただいているところでございます。 73 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 74 ◯14番 成田智樹議員 また、認知症カフェ等で、そういった本人、家族の支援も行っているということでございますけど、今現在、市内に4カ所あるということでございますが、お聞きしたところでは、の北部、北側に4カ所あるということで、南の方には今現在ないというような状況でありますけれども、それについてはどういったことなんでしょうかね。どういった状況なんでしょうか。 75 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 76 ◯田中明美福祉健康部次長 認知症地域支援推進員も、地域包括支援センターも、もちろんの職員も南部の方に設置がないことを課題として捉えておりますので、今後、生活支援体制整備等の地域づくりの事業と併せまして、そういった南部の方の地域にも設置ができるように頑張っていきたいと思います。 77 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 78 ◯14番 成田智樹議員 よろしくお願いいたします。  特に重点的に取組を進めたいということで、認知症の正しい理解の普及と啓発ということでございますけれども、学校、企業などを対象に認知症サポーター講座を実施しているということで、成果が上がっているというお話であったと思います。大変大事な取組だと思いますので、今後もしっかりと進めていただきたいと思いますけれども。  認知症の人にとって重要な関わりを持つと言われています金融機関等についての取組についてはどのような形で行われているか、把握されておりますか。 79 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 80 ◯田中明美福祉健康部次長 金融機関に関しましても認知症サポーター養成講座を展開させていただいておりまして、キャッシュコーナーでのトラブルであったりとか通帳の紛失、再発行とかの、よくある事例ということでグループワークをしていただいたりとか、寸劇で事例を紹介させていただいたりとかいうことで、場面設定を考えながら研修を展開させていただいております。 81 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 82 ◯14番 成田智樹議員 様々、金融機関等でのトラブル等が多いというようなこともお聞きしておりますので、そういったところの充実を図っていただきたいと思います。  その上で、認知症サポーターが既に9,000人以上ですかね、いらっしゃいまして、2022年にはサポーターが1万1,000名になるように取り組むとマニフェストにも掲げられておりますけれども、現在のサポーターは認知症サポーターという名前で、私も2回ほど、自治会を通じて講座を受講させていただきましたけども、サポーターの位置付けというのは、今現在、どういった状況なんでしょうか。 83 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 84 ◯田中明美福祉健康部次長 認知症サポーターにつきましては、旧オレンジプランの時代には認知症を正しく知っていただくということに重きを置いておりましたので、まず、ハードルを低く、正しく知っていただくというところに重きを置いて、今、展開をさせていただいております。 85 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 86 ◯14番 成田智樹議員 認知症の知識を得ていただいている方々ということだけの位置付けということなんでしょうかね、今現状は。 87 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 88 ◯田中明美福祉健康部次長 現状は、正しく理解していただくというサポーター養成講座の位置付けと、それと別途、国が言っております新オレンジチームということで、認知症の方を支えたいという意識のある方を養成して、支え隊という形で16名ほど、今、登録をいただいているような状況でございます。 89 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 90 ◯14番 成田智樹議員 国の方向性としては、このサポーターを次のステップへ進めたいという考えがあるようでございますけれども、その認知症支え隊、現在16名ということで、1万人近くのサポーター講座受講者、既に受講している方に比べれば非常に少ない数だと、当然、それを増やしていくという考えやと思いますけれども、今後、どのような取組をお考えになっておられますか。 91 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 92 ◯田中明美福祉健康部次長 この4月から認知症サポーター養成講座を受講された方に、下記欄に枠を設けまして、「今後、更に発展した活動に参加したい人」ということでお名前と連絡先を書いていただけるような配慮もしていますので、今後はそういったサポーター養成講座を受講した中から、またそういう力になってくださる方たちを募っていきたいと考えております。 93 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 94 ◯14番 成田智樹議員 分かりました。  あと、先ほど老い支度講座とございましたけども、その内容につきまして、また、その効果、成果について何かございましたら教えていただけますか。 95 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 96 ◯田中明美福祉健康部次長 老い支度講座につきましては、複数年前から少しずつ展開をしてきておりますが、認知症になったご家族の設定で、「よい対応、悪い対応」という形で、分かりやすく赤組、青組という設定をして、どちらが好ましい、どういう支援ができるということを自らが考えて行動ができるような、そういったプログラムの内容になっております。 97 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 98 ◯14番 成田智樹議員 様々な形での支援、取組、意識啓発が行われるように、しっかりと進めていただきたいと思います。  地域の支援体制の充実でありますけども、今回の認知症事故救済制度にもつながる話やと思いますけども、現在、徘回高齢者の捜索というのはどれぐらいの数がございますのでしょうか。 99 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 100 ◯田中明美福祉健康部次長 昨年、平成30年度は、徘回高齢者の通報件数として行政の方に通報があったのは7件で、行政職員等が出動して、SOSネットワークを通して捜索に努めたのが2件ということでございます。 101 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 102 ◯14番 成田智樹議員 それについては、数は多いんですか、少ないんですか。 103 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 104 ◯田中明美福祉健康部次長 平成28年度が通報件数13件、平成29年度が12件、平成30年度が7件ということで、少しずつ低減をしているような現況でございます。 105 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 106 ◯14番 成田智樹議員 徘回高齢者につきましても、様々、重大事故が起こっていることもあるということでもございますので、そちらの充実もしっかりと図っていただきたいと思うんですけども、様々な取組をお聞きいたしましたけれども、田中次長のお話を聞いておりますと、生駒として、国に先んじて取り組まれていることもたくさんあると。何でもできているというようなことで、大変、感銘も受けるところでございますけども、あえてお聞きしたいんですけども、生駒として不足している施策や、また、今後取り組みたい施策、取組等がございましたら教えていただけませんでしょうか。 107 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 108 ◯田中明美福祉健康部次長 不足していると言いますか、認知症についての正しい理解というのは、本当に12万人の人口がいれば12万人の方が理解していただくことがすごく重要だと思っておりますので、継続して認知症の普及啓発に努めることが最大の課題だと思っております。 109 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 110 ◯14番 成田智樹議員 普及啓発に取り組んで、共生社会の実現を目指して、しっかり進めていただきたいと思います。  その上で、認知症事故の自治体による事故救済制度でありますけども、これについては今後の検討課題、検討したいということだと思いますけども、今現在、神戸や大和さん、また、愛知県の大府さん、栃木県の小山さん等で導入されている制度について、どのような制度だと認識されているのか、ちょっと教えていただけませんでしょうか。 111 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 112 ◯田中明美福祉健康部次長 特に神戸さんのモデルにつきましては、先ほど議員がおっしゃったように、MCIと言うか、認知症の早期発見というふうな部分での検診費用を持ったりですとか、神戸の場合は市民税に400円上乗せをするという形で、市民全体で認知症を支えるような制度の中で、賠償責任ということで2億円であるとか、あと、行方不明になられた人の捜索をするに関する費用等もその中で見積もっておられるという形で聞いております。 113 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 114 ◯14番 成田智樹議員 しっかり研究を進めていただきたいと思いますけれども、神戸さんの取組については、賠償だけではなくて、今、次長からもお話があったとおり、高齢者の認知機能検診や認知機能精密検査の無料化等が全て財源を市民税の増税、増税と言ったらちょっと言葉は悪いようでございますけれども、全体で認知症施策に取り組んでいるということが分かりやすい、阪神大震災から復興した共助の意識が著しく高い神戸らしいすばらしい取組であると思っております。  事故賠償については神奈川県大和さんが2017年の11月に初めて制度を開始したということですけれども、大和さんは、私鉄3社で8駅、32カ所の踏切があるということが制度導入の要因の一つということで聞いておりますけれども、実は本におきましても、近鉄線ばかりですけれども、電車の駅は9駅あり、踏切も10カ所以上ありますので、是非、本市においても、認知症に優しいまちづくりのための施策として、しっかりと今後の動向を注視して前向きに検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。 115 ◯中谷尚敬議長 田中次長。 116 ◯田中明美福祉健康部次長 ただ今、10市町村等が取り組んでいることについて調査研究をしているところでございますので、また、市民等の意見、介護保険運営協議会等の委員の意見、いろんな意見をまず聞いてみたいと思います。 117 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 118 ◯14番 成田智樹議員 よろしくお願いいたします。  最後でございますけども、市長は第2期マニフェストにおきまして、日本一の認知症対策のまち生駒の実現を目指すと述べられました。昨日の所信表明の中には認知症のにの字も出なかったので寂しいなと思って聞いておりますけれども、このマニフェストには、日本一楽しく住みやすいまちや日本一住みやすく楽しい未来の住宅都市や最先端技術や地域資源を生かして日本一成長するまちという、日本一、日本一と様々出てまいりまして、しっかり取り組んでいただきたいと思いますけども、市長がお考えになっている日本一の認知症対策とは何なのか、教えていただけませんでしょうか。 119 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 120 ◯小紫雅史市長 ちょっと日本一を使い過ぎと違うかと怒られることがありますけれども、いろいろ使っている中でも、この認知症のところは、今、るる田中次長から申し上げたとおり、既に大変先進的な取組をしています。厚生労働省や他の自治体からも生駒を参考に取組を進めていこうというふうに言っていただいているぐらい、大変トップレベルの取組をしていますので、今の取組をしっかりと続けて、全く同じことを続けるのではなくて、先ほど来、成田議員からもご提案いただいているようなことでありますとか、他の自治体、更には民間企業とか大学等のいろんなご知見も生かして、認知症対策を更に挑戦して進めていければ、この延長線上に日本一の認知症対策のまちというのは、決してただ言葉遊びをしているわけじゃなく、実現できるのではないかと思います。  いろいろ地域の力、市民力を生かしてとか、当事者の方も、ただ支えられるだけじゃなくて、当事者が自らの体験を他の方にお話をするような場とか、先ほどもありましたが、介護をする側のフォロー、支え、様々な視点で生駒は最先端を進んでおりますけれども、このような取組が単に認知症の取組ということだけにとどまらず、高齢者福祉全般だったり、障がい者の方、子育て層、全ての生駒市民が住みやすい、正に地域包括ケアシステムのまちづくりというのが、生駒の場合は認知症、介護予防の取組から我々は大きくスタートしてここまで成長してきていると思っておりますので、このような取組をしっかり続け、更に発展をさせていくことで日本一の認知症対策のまちというのは具体的にしっかり実現できるというふうに思っています。 121 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 122 ◯14番 成田智樹議員 また後ほど述べますけども、公明党といたしましては国に対して、認知症施策推進基本法という法律を制定して強力に認知症施策を推進するよう提言しているところでありますけれども、生駒としても日本一を目指すためには、神戸の認知症の人にやさしいまちづくり条例や大府の認知症に対する不安のないまちづくり推進条例のような条例を制定して強力に推進すべきではないかと考えますけども、これについてはいかがでしょうか。 123 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 124 ◯小紫雅史市長 そういうことも一つの考え方だと思います。ただ、個人的には、条例というものはその中身とか具体的な必要性に応じてつくるというのが基本だと思っていまして、基本的に条例ありきということでは考えておりませんけれども、具体的に日本一の認知症対策のまちというのを進めていくに当たり、条例化することで、より具体的な取組の進展、効果が出てきそうだという場合とか、条例化することで市民も含めた関係者の思いが、モチベーションと言うか、しっかり上がっていくとか、具体的な効果が何か見込めるような場合はそのようなことも含めてしっかりと考えていきたいと思います。 125 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 126 ◯14番 成田智樹議員 よろしく検討いただきたいと思います。  今回、国の大綱が発表前ということで、現状を確認させていただきました。また大綱が発表されれば、改めて本の考えや取組等も確認をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  ともあれ、認知症施策の推進に当たりましては、認知症と診断されても尊厳を持って生きることができる社会の実現を目指し、当事者の意思を大切にし、家族、関係者も含め、寄り添っていく姿勢で臨むこと、共生社会を実現することを基本理念として、認知症になっても希望を持って安心して暮らせるトータルな体制が構築されるべきだと考えております。  認知症の人と家族に日本一の希望と安心を与え続けることができる生駒、これが私は日本一じゃないかと思いますが、これを目指して、これからも充実の取組を進められるよう要望したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、投票所のバリアフリー化につきまして質問させていただきます。  今回の4月の選挙に関連しまして、多くの市民の方から、投票したくても車椅子では行けないとか、つえをついて遠くまで行けないというようなお話がたくさんありまして、私も現地も確認させていただきました。  41カ所、当日投票所がございますけれども、先ほど数字も示されていましたけども、基本的に施設として改善が必要な施設というのは何カ所ございましたかね、今のままでは何とも厳しいという施設。 127 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 128 ◯杉浦弘和総務部長 施設として、入口段差の面でお答えさせていただきますと、数カ所程度が入口のところで段差解消のバリアフリーにはなっていないという認識を持ってございます。 129 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 130 ◯14番 成田智樹議員 具体的には申し上げませんけども、一応、認識されていて、具体的な箇所も分かっているということですので、しっかりと地域のご意見も聞きながら、その改善なり、代替施設に替えるなりを検討していただきたいと思います。  一方で、物理的バリアと共に心理的バリアも課題ではないかと思います。  一部の地域の方から、遠くて投票所には行けないという話も多くの方からお聞きしました。高齢化も進み、投票に行くのに大変難儀しているというような状況で、こういった投票率になってしまっているのかなというところも危惧するところではあります。  投票所が遠いと言っても、元々、国では3キロですかね、一応、基準が3キロ以内ということで、生駒には41カ所もあって、3キロ以上のところは少ないのかもしれませんけれども、線路と、片側2車線の国道や川を、つえをついて迂回して渡らなくてはいけないというような状況で非常に困っているということもお聞きしておりますけども、各投票所の地域の見直し等につきましては、これは柔軟に行えるんでしょうかね。 131 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 132 ◯杉浦弘和総務部長 まず、投票所の設定につきましては、基本としては住民基本台帳を基に設定しております。しかしながら、地域的にはいろいろな実状があるというのも伺っているということで、特別な事情のある区域についてはそれぞれで対応しているというところもございますので、今回、高齢化の問題でございましたり、いろいろご指摘もいただいております。ですので、そういったご意見を踏まえて、私の方から選挙管理委員会の方に伝えさせていただき、改めて、この件についても検討いただくように対応を促していきたいと考えております。 133 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 134 ◯14番 成田智樹議員 当日投票所の地域の見直しに加えまして、これは何度も何度も申し上げていて恐縮でございますけれども、期日前投票所の増設、また、共通投票所の設置、投票所への移動支援の実施、大型自動車を期日前投票所として利用するなど、全国各地において様々な投票機会の確保に向けた創意工夫が行われているということについてはご認識いただいていると思います。本市においても引き続き、鋭意、取り組まれるよう改めて要望いたしまして、質問を終わります。 135 ◯中谷尚敬議長 次に、8番改正大祐議員。              (8番 改正大祐議員 登壇) 136 ◯8番 改正大祐議員 議長の許しを得まして、一般質問をいたします。  今回は、政策形成実践研修及び商工観光施策に関する助言・提案等業務における随意契約についてです。  生駒は、平成28年7月25日、平成29年5月25日及び平成30年7月24日に政策形成実践研修に係る委託業務を、また、平成29年6月30日に、生駒の商工観光施策に関する助言・提案等業務を青山社中株式会社と随意契約にて締結いたしました。これらの随意契約について以下のとおり質問いたします。
     1、政策形成実践研修に係る委託業務はどのような経緯を経て随意契約に至ったのでしょうか。  2、政策形成実践研修を行ったことにより、どのような成果が得られたのでしょうか。また、この研修をどう評価したのでしょうか。  3、生駒の商工観光施策に関する助言・提案等業務はどのような経緯を経て随意契約に至ったのでしょうか。  4、生駒の商工観光施策に関する助言・提案等業務を行ったことにより、どのような成果を得られたのか、また、これを基に商工観光施策をどのように進めたのか、又は進める予定なのか、お教えいただけますでしょうか。  2回目からの質問は自席にて行います。 137 ◯中谷尚敬議長 増田市長公室長。              (増田剛一市長公室長 登壇) 138 ◯増田剛一市長公室長 それでは、改正議員のご質問につきまして、他の所管に係るものもございますが、1回目は一括して私がお答えさせていただきます。  まず、1点目の、政策形成実践研修に係る委託業務はどのような経緯で随意契約に至ったのかについてですが、政策形成実践研修につきましては、地方分権の進展により、自ら学び、考え、行動する職員の重要性が高まってきたことに伴いまして、平成19年度から実施しているものです。  本研修は、本市の課題をテーマとして定め、調査・研究を行い、その解決に結び付く実現可能性の高い政策を提案することにより、職員の政策形成能力の向上や新たな政策実施の契機とするものであり、平成29年度までは入庁10年目程度の中堅職員を対象としておりましたが、昨年度からは、より早い段階から政策形成能力の向上を図るとともに、より若い感性で本市の課題解決に取り組むことを目的として、入庁3年目職員を対象として実施しております。  ご質問の青山社中株式会社につきましては、平成28年度から3年にわたり契約を締結し、同社の筆頭代表である朝比奈一郎氏に本研修の主任講師を務めていただいております。  本研修の目的を達成するためには、研修に取り組む職員が政策のプロセスを踏まえて具体的に政策を提案できるよう、指導・助言を行う講師が必要であり、その点において、朝比奈氏は元経済産業省職員としてエネルギー政策やインフラ輸出政策等を担当されるなど、政策立案に関する実績を十分に持っておられ、その経験とノウハウを本市職員にご教示いただけるメリットがあるとともに、自治体や企業向けの研修実績も数多くあることから、本研修の委託先としてふさわしいと考え、選定に至りました。  また、見積金額についても、50万円以内の少額随意契約の範囲内であったため、地方自治法施行令第167条の2第1項第1号及び第2号の規定に定める随意契約により契約を締結したものです。  次に、2点目の、政策形成実践研修を行ったことによりどのような成果が得られたのかですが、本研修で最終的に提案のあった政策は翌年度から各担当課の所管となり、予算措置も含めて検討を行い、実施可能なものについて事業化しております。  近年の成果で申し上げますと、平成28年度はシビックプライドの醸成をテーマに取り組み、サマーセミナーとして生涯学習課が事業化、平成29年度は女性の就業支援をテーマに取り組み、昨年度に商工観光課がハローワークと連携し、女性向けの就職支援セミナーとして実施いたしました。平成30年度につきましては、対象職員が三つの班に分かれ、地域貢献活動の推進、市内企業の人材確保、災害対応業務をテーマに取り組み、現在、担当課が実施に向けての検討を行っているところです。  本研修の評価についてですが、1日限りの研修とは異なり、職員自らテーマを定め、調査・研究を行い、政策の提案、発表まで行う長期間にわたる研修ですので、課題発見能力や調査・研究能力はもちろんのこと、そこから政策提案に結び付ける能力、発表に伴うプレゼンテーション能力など、職員の様々な能力向上につながっていると考えております。また、近年は研修成果を具体の施策として実施していることから、研修に取り組んだ職員のモチベーション向上につながっているとともに、本市の課題解決の一助になっているものと考えております。  続きまして、3点目の、生駒の商工観光施策に関する助言・提案等業務はどのような経緯で随意契約に至ったのかについてですが、本業務は政策形成実践研修の業務を効果的に履行していた青山社中株式会社について、同社が地方創生、地域経済の活性化等の分野においても数多くの実績を有し、経済政策や産業の動向にも精通していたことから、地域資源を効果的に活用することにより、生駒の魅力づくりにもつながる商工観光施策への助言、提言を求めるため、少額随意契約として契約を締結したものです。  最後に、4点目、助言・提案等業務を行ったことにより、どのような成果を得られたのか、これを機に、商工観光施策をどのように進めたのか、進める予定なのかについてでございます。  本業務の実施過程においては、茶筌など伝統産業の従事者、商工観光関連の団体や事業者の方など市内の多くの関係者との面談によるヒアリングを実施しております。その際には現状の確認と共に有意義な情報共有や意見交換がなされたところであり、今後の施策推進についての新たな視線や気付きが得られたものと考えています。  また、本業務では、生駒商工観光政策に関する提案という成果物がまとめられ、本市の魅力創造の方向性として、インバウンドとアウトバウンド、すなわち観光客の誘致と商品の販路開拓の提案を受けています。  インバウンドについて、本業務では現状調査と方針の策定、コンテンツの制作、PR、マーケティングの各段階に分けて展開すべきとの提案があり、これを受けて、平成30年度から関連事業者によるセミナーやワークショップの開催により、今後の目標や方向性の共有を図るとともに、具体の事業の展開に向けた取組を進めているところです。  商品の販路拡大についても、本業務で提案のあった竹製品やお茶文化の他にも、市内事業者や海外市場のニーズを把握しながら、昨年11月に開設したジェトロ奈良事務所など関係機関とも連携しながら、着実に施策を進めていきたいと考えているところです。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 139 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 140 ◯8番 改正大祐議員 では、順次、事実確認を行ってまいりますので回答をよろしくお願いいたします。  まず、政策形成実践研修についてですけども、平成28年からこの研修を始められたわけなんですが、1回目の答弁でもありましたけども、平成19年度から政策形成実践研修というのは実施されているんですけども、内容としてはどんな違いがあるんでしょうか。 141 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 142 ◯増田剛一市長公室長 平成18年度までは、毎年、テーマを定めて、そのテーマに基づいて先進地を視察していくと。そういう事例を研修するという先進事例研究研修というのを実施しておりました。平成19年度からは、そういった事例研究だけではなくて、直接、本市の課題解決につながるような政策形成の課題研修ということになりました。それが発展して、平成25年度からは政策形成の実践研修ということで現在の形に至っております。 143 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 144 ◯8番 改正大祐議員 内容は変わっているかと思うんですけども、研修には誰か講師というのは入られていたんでしょうか。 145 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 146 ◯増田剛一市長公室長 ちょっと古い記憶で、先進事例研究研修のときは、基本、講師はおりませんでした。政策形成の課題研修以降は講師がおりまして、まず、平成19年度から24年度の6年間につきましては有限会社エヌ・アール・シーの杠氏でございます。これはいろんな研修であるとかの会社でございます。それから、平成25年度につきましては、当時、副市長であった小紫市長が、直接、講師をしていただいています。平成26年度、27年度の2カ年につきましては、公益財団法人地球環境センターの白石氏が講師を務めていただいております。それが過去の講師ということでございます。 147 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 148 ◯8番 改正大祐議員 講師が6年、1年、2年というようなスパンで替わっているんですけども、こういうのは何年かに1回替わるようなことで考えられているんですか。 149 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 150 ◯増田剛一市長公室長 これに限らず研修そのものというのは、担当が常にいろいろな情報を収集しております。その中で、時々によって替えているということでございます。 151 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 152 ◯8番 改正大祐議員 さて、平成28年度の随意契約理由書に、1回目の答弁でもありましたけれども、政策プロセスをきちんと経て具体的な提案ができるよう、必要な助言をしていただく講師が必要であることから選定したということでありましたけども、ちょっと市長の指示書というのを開示請求させていただいたときに、平成28年4月5日、入庁3年目及び管理職昇格者の研修を強化する、具体的なことは人事課で考えてくださいと、こういう指示があったわけなんですけども、28年度から、対象者は違いますけども、政策形成実践研修というものがその一つの指示になるんでしょうか。 153 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 154 ◯小紫雅史市長 この3年目と管理職というのは、本当にどの世代も研修って大切なんですけれども、特に入庁して一、二年して、仕事がある程度落ち着いてきたところで、きっちりと政策を新しくつくろうというような世代が3年目、管理職はもちろんそういう力も必要ですけれども、部下を持ち、新しい取組をどんどんやっていくような機運を、課を挙げてつくっていくようなマネジメント、モチベーション、つくり方、特にその辺りがこれからいろんな施策を新しくつくっていくというような地方創生の時代に特に必要になるだろうということで、この3年目というところと、新しく管理職になる方についてはしっかりとそういう意識を持ってもらい、かつ、そういうスキルも身に付けていただくということで申し上げたのが具体的な背景でございます。  政策形成実践研修ももちろん、特に3年目の方については関係がございますけども、それに限らず、部下の育成とか、そういう話も含めて指示を出したというふうにご理解いただければと思います。 155 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 156 ◯8番 改正大祐議員 市長が本当に力を入れられている分野だとは思います。  それで、成果というところで聞いていきますけども、28年度から、提案のあった政策は予算措置をして事業化していくということでしたけども、28年、この研修以前というもので、何か事業化したものというのはあるんでしょうか。 157 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 158 ◯増田剛一市長公室長 当時は事業化は必須ではなかったんですけれども、例えば、皆さんご存じのチャリロゲいこまであるとか、赤ちゃんの駅の登録事業といったものを進めておるんですけれども、それはこの政策形成の研修がきっかけでございます。 159 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 160 ◯8番 改正大祐議員 以前は必須ではなくて、ここ3年は必須であったということで、実績は残しているという理解だと思うんですが、成果も出てよかったと思うんですけども、今回、随意契約で青山社中を選ばれましたけども、まず、この青山社中がどのようにして業者選定として上がってきたのかというところなんですが、それは教えていただけますでしょうか。 161 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 162 ◯小紫雅史市長 青山社中は、社長が、私もよく知っている朝比奈さんという方であります。前任の白石さんという先生が海外に行かれるということで、今回、研修を受けるのはなかなか大変だというような、そういう背景もありまして、この政策研修、そしてまた28年度からは、先ほど公室長からもありましたように、単に政策のつくり方を勉強するだけじゃなくて、もうちょっと具体的に、本当に施策に具体化できるようなことを意識してやろうという、そういう意味もあって、実践研修だったり、各課から課題を頂いて、それを若手が考えて施策をつくっていくという、そういう色合いを強くしたというふうにご理解ください。  そんなことをする中で、白石先生がいなくなるというところで、具体的にどういう講師にそれをやってもらうかというような中で、私から一つの提案として、朝比奈さんのやっておられる青山社中というのもそういうのには可能性としてはありますねということで情報提供をさせていただいています。  その中で、もちろん青山社中だけではなくて、他にもそういうことが可能と思われるような講師というのは人事課の方で検討はいただいたと思いますけども、先ほど公室長からもございましたように、霞が関でのご経験でありますとか、その後、大学で政策の講師をしておったりとか、青山社中そのものがこういう政策形成の塾みたいなものも持っていますので、そういう実績も勘案して、ここにお願いするということになったと、そういう経緯でございます。 163 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 164 ◯8番 改正大祐議員 市長が情報提供されたということですが、人事課として、本当にこういう研修、今おっしゃられましたけど、日本全国いろいろあると思うんですけども、実際、金額や研修内容というのは比較されたんでしょうか。 165 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 166 ◯増田剛一市長公室長 先ほども申し上げましたように、この研修だけやなくて、たくさんの研修がありますので、例えば研修会社の情報も持っていますし、その中から、本研修については、市長からもありましたけれども、経歴であるとか実績を勘案して、この方が最もふさわしいというようなことで選定させていただいたということです。 167 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 168 ◯8番 改正大祐議員 分かりました。  では、平成28年、税込みで42万1,000円という金額で随意契約をされたんですけども、開示請求した契約書類を見てみますと、見積りは青山社中だけなんですが、この金額が高いのか安いのか、私は全く見当が付かないんですね。生駒随意契約ガイドラインというのがあるんですけども、ここには30万円以上の随意契約には3者以上の見積り徴取者数が必要となると。また、ガイドラインにはこうも書かれているんです。「契約の性質又は目的により契約の相手方が特定されるときは予定価格が5万円以上であっても見積り徴取者数を1者とすることができる。ただ、その場合は原則として価格の妥当性を証する資料(積算資料、類似契約資料等)を添付するものとする」と明記されているんですが、この契約に関しては、青山社中の見積りだけなんですけども、この金額の妥当性をどのように考えられているのか教えていただけますか。 169 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 170 ◯増田剛一市長公室長 金額の妥当性ですけれども、他の研修の1日当たりの費用というようなデータがございまして、それを基に妥当であるというふうに担当課としては判断しております。  ちなみに何点かご紹介しますと、これは前年の研修にかかった費用で、例えば人事評価者研修、これは2日間ですけれども33万4,000円、それから、監督者研修16万7,000円、これは1日であるとか、クレーム対応研修・公務員倫理研修16万3,060円。こういった形で、講師に来ていただくと1日当たりそれぐらいの金額がかかります。青山社中さんの契約、平成28年度でいきますと41万1,200円ということで、1日当たりでいくと14万そこそこということで、ほぼ妥当な金額ということでございます。  おっしゃいました資料の関係というところは、どういう形で決裁の中に付いていないかというのはちょっと私は分からないんですけれども、その辺りはしっかりと改善をするべきだというふうに思います。 171 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 172 ◯小紫雅史市長 補足しますと、政策研修、先ほど公室長からありましたけども、24年以前でやっているところにつきましては65万円でやっておると。もちろん詳細は個々ちょっとずつ違うので単純比較はできないんですけれども、政策形成研修、3回来てもらったりとかいうようなことを考えると、あと、24年以前が65万円で受けていただいているようなことを考えると、何か今回の青山社中への委託額が非常に高いとかいうことはなくて、むしろ妥当な金額でやっていただいているということは言えると思います。 173 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 174 ◯8番 改正大祐議員 金額に対しては別に、高い安いというのは、今、分かったんですけども、先ほど公室長も言われましたけども、資料請求したときに、やっぱり妥当性を証する書類というのがないので、こっちとしてはどう判断するのかというところですので、そこはちょっと、先ほど言われましたけども、改善していただきたいと思います。  研修の初年度、先ほど言いましたけども、平成28年度の契約金額が42万1,000円と。2年目になりますと契約金額が48万6,000円と6万5,000円上がっているんですけども、これは何か理由とかはあるんでしょうか。 175 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 176 ◯増田剛一市長公室長 28年度に初めに研修をしてもらった結果、一番初めの導入研修という部分でリーダーシップ論などがありまして、これは管理職にも聞いてほしい内容だということで、管理職向けの研修というのを追加した部分でございます。 177 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 178 ◯8番 改正大祐議員 あと、ちょっと契約書を読んでいますとアドバイス業務が増えたというふうにも書いているんですけども、このアドバイス業務というのはどういうものか、ちょっと教えていただけますか。 179 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 180 ◯増田剛一市長公室長 アドバイスは二つございまして、政策形成研修を受けてもらっている受講者に対するアドバイスというものと、今、議員がおっしゃいました人材育成のアドバイスについては、人事課の方が研修計画を作成しているときのアドバイス、例えば各課からの要望、こういう研修をしてほしいとかいうのもありますので、そういったものを今持っています研修計画の中でどういう形で位置付けて組んでいったらいいのかなとか、階層別研修であると、どの階層に組み込んだらいいのかなとか、そういったところのアドバイスをしていただいているという部分でございます。 181 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 182 ◯8番 改正大祐議員 分かりました。  では、3年間、研修していただいているんですが、3年目から入庁3年目の職員をこの政策形成実践研修の対象とされているんですけども、過去に行っておられた入庁10年目程度の職員さんの研修というのはどこへ行っちゃったのかなというふうに思うんですが、どうされるんでしょうか。 183 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 184 ◯増田剛一市長公室長 入庁10年目につきましては、中級職員研修ということで、こっちは少し座学中心であるんですけれども、ほぼほぼ係長に昇格する前だみたいな方に関して、新たな研修をと言うか、これは復活の形になるんですけれども、今年度から計画いたしております。 185 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 186 ◯8番 改正大祐議員 切れ目のない研修を今後とも続けていっていただきたいと思います。  では、最初の、政策形成実践研修の委託業務について確認させていただきました。  続いて、生駒の商工観光施策に関する助言・提案等業務について聞いていきます。  これは、平成28年8月からデータ整理、関係機関のヒアリング、アンケートを経て、生駒商工観光ビジョン懇話会による商工観光ビジョンに関する提案書を受けて、平成29年の6月に生駒商工観光ビジョンが策定されました。そして、この生駒商工観光施策に関する助言・提案業務は平成29年6月30日に随意契約されたわけなんですけれども、元々、この委託業務をする予定、目的でこの予算を組まれていたのか、教えていただけますか。 187 ◯中谷尚敬議長 尾山地域活力創生部長。 188 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 シティプロモーション事業という大きなくくりの予算はございましたが、特別にこの事業のための予算というのは組んでございませんでした。 189 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 190 ◯8番 改正大祐議員 大きく組んでいたけども、直接、この委託事業に対しては組んでなかったということなんですけども、この委託業務の話が出てきたのはいつ頃になるんでしょうか。 191 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 192 ◯小紫雅史市長 今、改正議員がおっしゃっていただいたように、まず、商工観光のビジョンというのが出来ています。ただ、若干、具体的なアクションプランというのがその中にも入っているんですけれども、一部の事例的な主なものぐらいで、やはりビジョンということであります。それを基にどのようなアクションプランを作っていくのかというようなことを考えていくときに、ビジョンは、ある程度、皆さんで議論して作っていただいたんですが、じゃ、それを具体的にどういうことをしていこう、例えば先ほど公室長から答弁したように、観光であれば、今まで観光の取組というのをとしてそこまで強力に推し進めていなかった中で、日本人対象ならいざ知らず、また、インバウンド対象でやっていくというのはなかなか大変やなとか、茶筌等の特産品が生駒にはありますけれども、それを、国内ならいざ知らず、また、言葉がなかなか、英語だったり中国語だったり、海外にアウトバウンドしていくようなことというのは今までやったことのない、職員にとってもかなりチャンレジングな課題であるということで、ビジョンを基に、いかに具体的な行動計画を作っていくかというところで大きな方向性を頂くような、そういうことが必要じゃないかということでこのような委託契約を考えていったと、そういうことでございます。 193 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 194 ◯8番 改正大祐議員 中身について聞いていきますけども、先ほどビジョン、アクションプランということもありましたけども、商工観光ビジョンでは、商工観光ビジョンの最後の方にも書いていますけども、ビジョンの実現に向けて、1、推進体制の強化、2、関連数値の把握、3、具体的施策の展開に係る事業者・市民との協創、4、事業の推進に向けた仕組みの構築、5、市民に対する商工観光振興の情報発信となっています。  また、ビジョンが策定され、分野別に施策、取組メニューも提案をされているわけなんですが、成果品として生駒商工観光施策に関する提案というものが出来上がってきたわけなんですけども、成果品の中身を見ていますとインバウンドとアウトバウンドに特化されているところがあると思うんですけども、商工観光ビジョンにはインバウンドは書かれています。アウトバウンドの言葉すらないんですが、商工観光ビジョンというものがありますけども、商工観光ビジョンとの関連性というものはどのように考えられているのか、お教えいただけますか。 195 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 196 ◯小紫雅史市長 アウトバウンドという言葉を使ってないだけで、当然、商工観光ビジョンの中には伝統産業も含めた産業の振興というのは書いてございます。その将来を考えたときに、生駒の特産品を、もちろん国内でちゃんと売っていくということはそうですが、国内市場が縮小していく中でどのように海外展開していくのかということを、そのビジョンを基に伝統工業の特産品等の振興を考えていくときに、そのような形でのご提案をいただくというのは、ビジョンに基づくと言うか、ビジョンに沿ったご提案だというふうには思います。 197 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 198 ◯8番 改正大祐議員 が業者の販路拡大を進めていくとかは、立場上、ちょっと難しいのかないうところもあると思うんですけども、これから進めていく上で、商工会議所などの位置付けというのはどういうふうにお考えなのか教えていただけますか。 199 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 200 ◯小紫雅史市長 なぜがアウトバウンドをやるのが難しいとおっしゃっているのかが、まず、私はよく理解できませんが、他の自治体でも実際に、正に市長によるトップセールス等で海外の、ある程度、特定の自治体だったり地域であったりに対して特産品を売っていくということ、これは先進的な自治体では普通にやっていますので、それをがやるのは難しい、まあ、難しいは難しいかもしれません、大変かもしれませんが、それは、ある意味、重要な一つの取組だとは思います。  商工会議所も、もちろんそういう事業をやっていくに当たっては、と、そして事業者と連携してやっていただく大切なパートナーであることはもちろんでございます。
    201 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 202 ◯8番 改正大祐議員 分かりました。  ちょっとお金の話に入っていきますが、これも随意契約の開示請求の中に設計価格積算表というものがありますが、この委託業務を147万9,600円と試算されているんですけども、まず、この設計価格積算表というものは誰が試算したものなのでしょうか。 203 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 204 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 先ほど随契のガイドラインの説明をされていましたけども、元々、受託者が提出していただいた見積りの妥当性をとるために、その積算表を作成させていただきました。作成者は職員でございます。 205 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 206 ◯8番 改正大祐議員 この積算表は何を根拠に作成できるものなんですか。 207 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 208 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 国土交通省が出しております設計業務委託等技術者単価表により作成させていただいております。 209 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 210 ◯8番 改正大祐議員 積算表ですか、これ、本来なら試算して150万ぐらいかかる仕事ですよね。見積りも青山社中からとられているんですけども、教えていただきたいのは、まず見積りをとるのか、若しくは見積りをとってから価格積算表を作成するのかというところなんですが、先ほど見積りをとってから妥当性という話をされましたけども、普通、予算をとってなかったら、まず、積算表で大体の金額というのは把握するべきじゃないのかというふうに思うんですが、それはいかがでしょうか。 211 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 212 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 把握する意味でも、青山社中の方から見積りをとったということでございます。 213 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 214 ◯8番 改正大祐議員 青山社中、50万円。これも150万からしたら値段は3分の1ですよね。これ、値段だけで決めていますけども、他に比較したところというのはあるんでしょうか。 215 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 216 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 相当安価でしたので、比較したところはございません。 217 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 218 ◯8番 改正大祐議員 安価、安いんですけども、何ともこれは、積算表をもって証明されているということなのかなということですが、まあ、分かりました。  では、少し話を変えます。  随意契約の理由、根拠として、「青山社中が三条、那須塩原、沼田、川崎で本件に類似するコンサルタント業務を実施しており、各自治体での実績も豊富であるから、本が本件委託業務に期待する成果が十分に得られると考える」と記載されています。  まず、確認させていただきますが、この随意契約に当たり、これらのをどのように調べて青山社中が出てきたのか、教えていただけますか。 219 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 220 ◯小紫雅史市長 詳細はまた担当からあるかもしれませんけれども、具体的に、これも先ほどと同じで、人事の研修の方を先に青山社中とやっていましたけれども、このビジョンが出来て、具体的な行動計画という話になったときに、今、改正議員がおっしゃったような、いろんな自治体でアドバイザーをしておるという実績がありますよということで、これも情報提供を私の方からもしております。  その中で担当課の方でも、それぞれの自治体の事例なんかも、ネットとか電話中心だと思いますけども、していただきまして、最終的にはここでやっていくということで、先ほどのビジョンを行動計画に、ある程度、具体化していくということに役立つんじゃないかということで、担当課の方で議論もしていただいて、最終的にそのような形になりました。そのような形を踏まえてやっていったところ、青山社中で、この金額でやっていただくということに決まったというのが経緯でございます。 221 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 222 ◯8番 改正大祐議員 今、何か挙げさせていただきましたが、これらのの業務内容や報告書というのも確認されたんでしょうか。 223 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 224 ◯小紫雅史市長 もちろんしております。 225 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 226 ◯8番 改正大祐議員 ところで、これらの各市の業務を実施したのは特定非営利活動法人、地方から国を変える会、いわゆるNPOですね。また、三条の別の案件では、一般社団法人、日本と世界をつなぐ会であって、これらの団体との随意契約理由、根拠とするなら分かるんですけども、青山社中はこれらの事業をしてないんじゃないんですか。 227 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 228 ◯小紫雅史市長 先ほどご質問にございましたので、青山社中の社長であります朝比奈さんのご実績とかという意味では、いろんな自治体のアドバイザーをしているということでお答えをさせていただいております。それぞれの自治体で、法人としてどこが入っているかというのは個々違いますけれども、特に地域活性化的なことであれば、その地域活性を主に行うような法人でやっており、それに朝比奈さんも、どういう役職だったかは忘れましたが、入っておられるはずでございますし、他の団体がやっているものについても、朝比奈さんが何らかの役職なり顧問なりで入っておるというようなことでございます。  そういう意味で言えば、朝比奈さんが社長を務めておられる青山社中というのは十分に実績を出していただくだけの根拠なり、他の自治体での報告を見たら、朝比奈さんもしっかりと関わりながらそういう実績を上げているということでございますので、それは一つの理由になるというふうに思っております。 229 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 230 ◯8番 改正大祐議員 そしたら、これは朝比奈さんと契約したらいいんじゃないですか。と思うんですけどね。全く別団体としか私には思えないので、これは随意契約理由や根拠に当たらないのではないのかなというふうに思うんですけども、同じような答えですか。 231 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 232 ◯小紫雅史市長 普通、契約するときというのは法人と結ぶので、先ほどの人事の研修も青山社中とやっていますし、個人と契約を結ぶというのは普通は考えられないと思います。先ほど申し上げたように、これらの団体には朝比奈氏も、それぞれの立場で入っておられるということで、役職名、それぞれどんな役職で入っているのか、ちょっと私は知りませんけど、関連ある形で、実際の業務の中身も朝比奈さんがやっておられるということでございますので、それは朝比奈氏個人、個人とこういう契約をするというのが私はどのぐらい普通のことなのか分かりませんが、法人と契約するというのが通常であろうと。他の自治体においても、朝比奈さんが関与する形でやっておられる団体でございますので、朝比奈氏が代表を務める青山社中と契約するというのが何か問題があるということは考えておりません。 233 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 234 ◯8番 改正大祐議員 団体と契約するのが普通だと思うんですけども、そしたら、先ほど言いましたNPO法人なり一般社団法人と契約するのが筋じゃないかというふうに思うんですが、これは違いますでしょうか。 235 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 236 ◯小紫雅史市長 青山社中と地域の法人さんの役割分担というのがそれぞれあるんだと思いますが、今回は、インバウンドもそうですし、アウトバウンドもそうですし、海外との接点というものが一つ非常に大きなポイントであります。また、恐らく、例えば三条とかはその地域の方の法人でやっているんじゃないかと思いますけれども、それについては、アウトバウンドもありますけれども、特に地域の地場産業というところ、そちらに、ある程度、重きを置けばその法人でということになるかもしれませんし、三条もアウトバウンドもやっておりますけれども、生駒においてはインバウンド、そして、海外との接点もそうですし、また、生駒も茶筌等を始めとした竹製品の地場産業というようなものの振興と。地域、あとは国際的な視点の両方がこういう事業というのはあると思います。それぞれどっちに重きを置くかということで、青山社中か、その地域の法人かということを選ぶというようなことが一つの視点だと思いますので、今回につきましては、地域を元気にする会でしたっけ、その法人じゃなくて、より幅広い視点で全体を見ていただく、より包括的な方向性を出していただくための委託内容でございましたので、青山社中にお願いをしたということでございます。 237 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 238 ◯8番 改正大祐議員 方向性、ビジョンが先ほどありましたけれども、内容としてはインバウンド、アウトバウンドに特化しているというところもあるので、何回も言いますけども、これはちょっと私としては同じ団体としては思えないと。トップが一緒だからという理由ではちょっと違うのかなという認識はしておるんですけども、確かに青山社中のホームページ上に、このNPO法人と一般社団法人のリンク先はありました。これは一見、見間違えそうなんですが、今回、私が一般質問をする際にこのホームページを見ましたけども、よく見たら、これは違うとすぐに理解できるんですよね。これらを踏まえると、青山社中ありきで随意契約を進めているとしか思えないんですけども、その辺はどうお考えですか。 239 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 240 ◯小紫雅史市長 ちょっと今のご質問の意味がよく分かりません。青山社中ありきで随契を進めているという根拠となったところの理由をもう一度説明してください。 241 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 242 ◯8番 改正大祐議員 ホームページ上、先ほど言っていた特定非営利活動法人、地方から国を変える会と、三条の案件をしました一般社団法人、日本と世界をつなぐ会というのが載っているんですけれども、これ、実際、ぱっと見たら一緒なんですけども、違うリンクに飛ぶんですね。それを見て、そこまでしっかり見てないのかというところなんですが、その辺はしっかりチェックされているんですか。 243 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 244 ◯小紫雅史市長 依然として余り分からないんですが、三条は、地場の産業、金属等ありますけれども、生駒よりも、既に産業としてもかなり大規模にやっていますし、海外にどんどん売りに行こうというような具体的なステップにも入っているんですね。なので、地域から国を変える会でありますとか、そういう世界に飛び出していくような、より具体的なことに特化してやっている団体にお願いをしているんだというふうに私は理解をしています。  生駒の場合は、ビジョンが出来てほどなくのタイミングだったと思いますけども、茶筌等の産業の方に、海外にどんどん売っていこうというような機運の醸成もまだこれからというところがございますし、そのような意味では、何か具体的に、ベトナムに売りに行こうとか中国に売りに行こうというような、三条のような状況には今はございませんので、これらの、地域から国を変える会とか日本から世界に何とかの会というのは、より具体的なアウトバウンド、インバウンドに特化したもの、そして、地域の活動を具体的にサポートしていく、そういう法人だと認識をしておりますので、三条なんかと比べて、生駒はまだ観光、そしてインバウンド、アウトバウンドというのが遅れているという段階で、今回、より包括的な計画の方向性をつくっていただいたという委託内容でございますので、その全体を見ておる青山社中にお願いするというのは何ら問題がないと思っていますし、随意契約しているんですけども、適切な随意契約の理由になると私は思っています。改正議員がそこを問題視されている理由が今一つ私は理解できませんので、もう一度、もし何か理由を説明いただけるならお願いいたします。 245 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 246 ◯8番 改正大祐議員 そしたら、青山社中と、特定非営利活動法人、地方から国を変える会と一般社団法人、日本と世界をつなぐ会というのは一緒なんですね。 247 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 248 ◯小紫雅史市長 ちょっと質問の意味が分かりませんけれども、別の団体だと思いますが、どういう意味でしょうか。 249 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 250 ◯8番 改正大祐議員 私が今言っているのは、今回の随意契約理由書、根拠が、この二つの活動団体の実績をもって青山社中にしたというふうになっているんですよ。今、違う団体とおっしゃいましたよね。 251 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 252 ◯小紫雅史市長 いや、それは何度も同じことを答えていると思いますが、朝比奈一郎さんがそれぞれの団体の代表であったり何かの役職に入っておるというところではつながっていますが、団体としては別です。  また、それぞれの自治体のアドバイザーとか業務をやっているということがもちろん大きな理由ではあるんですけれども、青山社中自体が、今回、生駒が委託としてお願いした内容についていろんな活動をしておられて、そういう実績もあり、成果も上げておられるということで、その金額も50万円以下ということになりますので、随意契約をしたということでございます。 253 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 254 ◯8番 改正大祐議員 今回、この随意契約理由、根拠というのを調べていますと、このNPO法人と一般社団法人の業績を青山社中の実績とみなしていると。あとは、ちょっと読みますけども、「代表の朝比奈氏は経済産業省ではエネルギー政策、インフラ輸出政策などを担当され、産業政策については詳しく、その後も小泉内閣で内閣官房に出向されるなど、政策立案に関する実績を十分に持っておられノウハウを持っていること、さらに、中央省庁とのパイプもあり、本市にも有益な助言を提案することが可能であると考えている。併せて、通常のコンサルト業務に係る費用に比して、本件委託料は少額随契範囲であり、経済的にも有利である。以上から青山社中株式会社が本件の委託先として適当であると考えるため、地方自治法施行令第167条の2第1項第1号を適用し、同社と契約を締結するものである」と随意契約理由書で説明されているんですけども、その契約の理由、根拠のところ、先ほど違う団体がやっているところを見ていると、「朝比奈氏がいらっしゃって金額が安いので随契します」としか私は読めないんですが。人とお金だけ。  今回、いろいろ随意契約を見せてもらったんですけども、手続論としてちょっと不備があるなと思っているんですが、その辺はいかがお考えですか。 255 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 256 ◯小紫雅史市長 今、改正議員がるる説明されたように、別に人とお金だけじゃない理由を今述べておられたんじゃないでしょうか。もちろん朝比奈氏という人もそうですけども、彼がやっておる、そして、彼が社長としてやっております青山社中の今までのいろんな施策、実績というのがあって、当然、金額の話もありますけれども、別に朝比奈さんだからと言うか、その人との私の個人的な何かだけでやっているというようなことは当然ございませんし、彼がやっている青山社中という会社が非常に実績もあり、朝比奈さんだけの会社ではもちろんないので、会社全体としての実績もありますし、もちろん朝比奈氏のこれまでの実績であったり、青山社中を立ち上げた後に、各団体の代表とか役員としてやっておられる実績も含めてやっていますので、今、改正議員がおっしゃった「人とお金だけですか」という言い方は非常に誤解を与えるものだと思います。朝比奈一郎さんという方に付随しております様々な今までのご実績とか、今までのいろんな業務の成果というものがあるから、当然、随意契約をしておるということでございまして、「人とお金だけですか」という言い方は非常に正確性を欠くんじゃないかというところを質問したいのですが、それも答えていただければと思います。 257 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 258 ◯8番 改正大祐議員 今、朝比奈さん、朝比奈氏、私も読みましたけども、本当にすごい方だと思います。ただ、これ、本当に随意契約理由と根拠なんですよね。先ほど違う団体がやっている実績をもって実績としているところがおかしいと。となると、朝比奈氏がやってきた実績は分かるんですけども、今るる述べたことと金額が安かったしかないんですよ、残ってないんですよ、これ。違いますか。 259 ◯中谷尚敬議長 小紫市長、ちょっと答弁されるときに、反問権は認めてませんので、その辺は、ただすことはただしてもろうたら結構、質問の趣旨を聞いてもらうのは結構ですけど、批判的な言葉で反問権を使うてもろうたら、反問権は認めてませんので、その辺の答弁は気を付けてください。 260 ◯小紫雅史市長 はい。反問するのは差し控えたいと思いますが、先ほど来から全く同じ質問をされていると思いますが、先ほどの答弁と同じでございます。  ただ、やはり特に根拠もないのに人とお金だけ見て、個人的なつながりがあって、その人と私がつながっているからというような形で、その二つの理由だけで随契したんじゃないですかというのは非常に事実と異なると思いますし、そのようなご発言をされている以上は、それは私違うと思いますので、そのような発言をどのような意図でしておられるのかというのは、逆に、私もそれだけ言われる以上は、しっかりと議員もそういうふうな背景、理由をもう少し分かるように説明をしていただいて言っていただかないと、非常に私としては心外だということだけは申し添えます。 261 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 262 ◯8番 改正大祐議員 私、今まで市長と朝比奈氏がつながっているということは一言も申しておりません。  随意契約理由と根拠をもってこの随意契約を認めるか認めないかチェックするということなので、違う団体がした業績を理由や根拠にするのはおかしいんじゃないんですかということを述べているんです。どうですか。 263 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 264 ◯小紫雅史市長 だから、青山社中とそれぞれの団体というのは、朝比奈さんが役員や代表を務めておられる団体でございますので、そこは関係がないということではもちろんないというふうなのが我々の認識でございます。  じゃ、何でその団体にお願いしなかったのかというのは、先ほど申し述べたとおり、それぞれの具体的な地域の地場産業とかそういうものをしっかりとやっていくような団体、あとは、それぞれインバウンドとかアウトバウンドに特化したような団体でございますので、生駒の現時点の状況は、三条と違って、もう少しその手前の段階でございますから、具体的なアウトバウンドの取組だとかそういうものをいろいろとご提案いただくような団体ではなくて、より広く、計画等を作っていただける青山社中にお願いするというふうに判断をしたということでございます。 265 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 266 ◯8番 改正大祐議員 最後に聞きます。  特定非営利活動法人、地方から国を変える会と一般社団法人、日本と世界をつなぐ会は青山社中ですか。 267 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 268 ◯小紫雅史市長 質問の意味が分かりませんが、団体としては違います。ただ、朝比奈さんがその両方に関わっているということは、先ほど来、何回も申し上げています。質問の趣旨がよく分かりませんが、全く同じ団体なんですかというご質問であれば、違う団体でございます。 269 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 270 ◯8番 改正大祐議員 違う団体ということは確認させていただきました。  ちょっと先へ進みますが、今回、いろいろ契約の内容を見させていただきますと、手続論としていろいろ不備があるなというふうには思っておりまして、少額随契のチェックというのはどのようにされているのか、一般的に教えていただけますか。 271 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 272 ◯小紫雅史市長 今までのやり取りの経緯の中で、何か手続きに不備があるとおっしゃいましたが、どこに不備があるのか、まず、具体的にしていただいてから質問していただきたい。私は不備がないと思って答弁していますので、何が不備なのか、もう一度言ってください。 273 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 274 ◯8番 改正大祐議員 じゃ、不備は取り外して、一般的に少額随契のチェックというのはどこの誰がどういうふうにされるのか、教えていただけますか。 275 ◯中谷尚敬議長 杉浦総務部長。 276 ◯杉浦弘和総務部長 基本的な事務処理についてお答えさせていただきます。  それぞれ担当の方において見積書を取得した結果、まずは担当の方で、その価格の妥当性等をチェックして処理させていただいているところが現状でございます。 277 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 278 ◯8番 改正大祐議員 私は別に随意契約が悪いと言っているわけじゃないんですよね。場面場面では随意契約が必要な場合もあるとは思うんですけども、生駒随意契約ガイドラインというのがあるんですが、ちゃんとそれに沿って、競争性や透明性を担保する運用が必要とは思いますけども、その辺はいかがお考えなのか教えていただけますか。 279 ◯中谷尚敬議長 杉浦部長。 280 ◯杉浦弘和総務部長 このガイドラインというものは平成21年に策定して、最近であれば平成30年4月に改正させていただいているんですけども、この趣旨におきましても、基本としては、地方自治法施行令を適用する指針としてこのガイドラインというものが策定されております。ですので、基本的な考え方としては、これを所管する総務部といたしましても、生駒全体についてもこのガイドラインにのっとった中で事務の方は処理させていただいていると認識してございます。 281 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 282 ◯8番 改正大祐議員 今回、随意契約についていろいろ調べさせていただいたんですけども、約10年前になるんですけども、生駒随意契約適正化委員会ですか、これの提言もあったんですけれども、随意契約は契約の例外ということなんですね。これをちょっと再認識していただいて、改めて運用していただければと思います。  これで終わりますと言いたいところなんですけども、ちょっと本題に入ります。  先ほど150万円の仕事が50万円になったという、ちょっとこれはお友達価格なのかなというような感じなんですけども、今回、初めて聞きますけども、青山社中の朝比奈氏と市長のご関係というのはどういうものなのか教えていただけますか。 283 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。
    284 ◯小紫雅史市長 霞が関の同期であって、初年度に知り合って、それから交遊関係が続いているということでございます。 285 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 286 ◯8番 改正大祐議員 先ほどもご答弁がありましたけども、市長は研修のときに情報提供なり、青山社中を提案したということでしたけども、そういう理解でよろしいでしょうか。 287 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 288 ◯小紫雅史市長 そうですね。まず、先に人事の研修の方だったと思いますけれども、そちらの情報提供をしたということは間違いないと思います。こういうところもありますよと。先ほど申し上げたように、前の講師の方がおられなくなるということで、どういう講師にしようかという話がありましたから、講師の1人の候補として朝比奈氏を、ちょうどその頃に本も書かれていたんじゃないかと思いますので、そういう本も紹介しながら、こういうふうな人もいますよということで情報提供はしております。 289 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 290 ◯8番 改正大祐議員 ちょっと確認させていただきたいんですけども、市長の後援会に朝比奈氏が寄附をしたことは事実でしょうか。 291 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 292 ◯小紫雅史市長 そのとおりです。 293 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 294 ◯8番 改正大祐議員 ちょっと確認させていただきますが、時系列を整理いたしますけども、平成27年3月16日に朝比奈氏からこむらさき雅史といこまの未来を創る会へ5万円の寄附がありました。平成27年4月26日に市長は1期目の当選をされました。ということで、これは間違いないでしょうか。 295 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 296 ◯小紫雅史市長 間違いございません。今回の人事とか魅力創造課の契約とかを結ぶ前の1期目のときでございます。 297 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 298 ◯8番 改正大祐議員 市長の後援会に寄附した方の会社へ随意契約し、税金が流れている構図についてはどのようにお考えなのか、教えていただけますか。 299 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 300 ◯小紫雅史市長 朝比奈氏個人としてだったというふうに記憶しておりますけれども、もちろんその段階で彼がやる会社にお願いするということを想定していたわけではございません。先ほども申し上げたように、政策研修の方も、白石さんという先生がおられて、この先生も、ご著書を出されていたりとか、非常に丁寧な研修をされていたので、海外に行ってしまったということなんですが、特にそういう状況がなければ白石先生にお願いしていたというふうに、多分そういうことだったと思いますので、初めからこの人事研修を青山社中とか朝比奈さんにお願いするとか、そういうことを想定していたわけではございません。 301 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 302 ◯8番 改正大祐議員 ところで、生駒政治倫理条例というのは、市長、ご存じでしょうか。 303 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 304 ◯小紫雅史市長 一応、市長でございますので理解しています。 305 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 306 ◯8番 改正大祐議員 ちょっと説明いたしますと、市長はもちろん、副市長、教育長、水道事業管理者、また議員もこれは遵守しなければいけないことなんですけども、その中に第4条、政治倫理基準というのがあるんですが、ちょっと読ませていただきますが、その中の7番、「政治活動に関して法人その他の団体から寄附等を受けないものとし、その後援団体についても政治的又は道義的批判を受けるおそれのある寄附等を受けさせないこと」とありますけども、私、この条例に抵触すると思っているんですけど、これはどのようにお考えですか。 307 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 308 ◯小紫雅史市長 先ほど申し上げたように、後援団体への寄附ということでございますし、寄附を受けた時期が、もちろん前だからということではないですが、何か契約をやった前の段階でございますし、その頂いた段階では青山社中に何かお願いをするということを想定していたわけではございませんので、この7号に抵触するというふうには考えておりません。 309 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 310 ◯8番 改正大祐議員 これは後か前って全然関係ないと思うんですよね。前だからいい、後だから悪いというのではないと思うんですよ。結局、もらうこと自体が、これ、受けないことと書いているので、時系列なんて全然関係なく、もらったことに対して駄目だというふうに書いていると思うんですね。  また、倫理基準の、例えば3番なんですが、ちょっと途中を飛ばしますけども、業務委託契約、物品購入契約その他の契約に関して特定の業者の推薦、紹介その他の有利な取計いをしないこと。これは紹介していますよね。これにも抵触するんじゃないかと私は思うんですけども、いかがですか。 311 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 312 ◯小紫雅史市長 この紹介ということの意味ですけれども、先ほどから申し上げているように、情報提供して、そこと絶対に契約せえとかいうふうになると、これは紹介なりあっせんということだと思います。  実際に私は、今、いろんなところに行って、企業とかいろんな専門的なNPOとか、いろんなところで情報を入手したり会ったりして、非常に面白いなと思ったときに、この条例で言うと紹介というと問題がありますけども、いろんな情報提供は担当課に、朝比奈氏とか青山社中だけじゃなくて、数多くやっています。情報提供はたくさんやっています。  ただ、実際にそういう情報提供した中で、具体的に契約になったり具体化するものというのは、もちろん全部じゃなくて、幾ら私が情報提供しても、それが形にならないことも多々ありますし、そういう意味では、ここで言うところの紹介で有利な取扱いというものを何か併せて青山社中にやっているかと言うと、情報提供して、いろいろ担当課にも考えていただいた上で具体的にこういうふうなことをやろうというふうになって、そうならない場合もありますから、情報提供と、ここで言う紹介、あっせん的な意味も含めての紹介だと私は理解していますが、それとは違うし、有利な取扱いをしたこともございませんし、そういう意味では、この3号に当たるものでもないというふうに思っております。 313 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 314 ◯8番 改正大祐議員 情報提供されることもあるとは思うんですけども、ここで言っているのは、寄附をしたところの情報提供をするのはどうかということを言っているんです。  この政治倫理条例が制定された背景ってお分かりでしょうか。これは私も議員になる前の話なのであれですけども、総合スポーツ公園の取得用地事件だったり、足湯施設の建設事件、教訓があって、議員提案で作られたものです。私も議事録を見ましたけども、かなり長い期間かかって作られたものです。  ちょっと話は変わりますけども、市長は市長になられてから朝比奈氏と食事なんかに行かれてませんか。 315 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 316 ◯小紫雅史市長 彼と会っていることは何回もありますし、食事というのはあれですけども、会うときに軽くお茶をしたりとか軽食をとったりということはありますが、それは全て割り勘でやっています。 317 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 318 ◯8番 改正大祐議員 これは契約した会社の方ですので、職務上の利害関係者に当たるのではないかというふうに私は思うんですけども、その辺はいかがお考えですか。 319 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 320 ◯小紫雅史市長 実際、契約して、濃厚な利害関係になってからはそういうことは控えておりますけれども、具体的には、いろんな情報提供をするに当たって、いろんな方に会って、それが、もちろん単なるセミナーみたいなときもあれば、立食のセミナーみたいなこともありますし、そういうふうなことで、それを言えば、青山社中以外の方とも何度もそういう立食パーティーとかセミナーみたいなところとか、若干の飲み物、軽食が出るようなところでお会いしているような例はありますし、そういうふうに知り合ったところを職員に、紹介と言うか、情報提供したり、それが具体的に事業になる場合もあれば、なっていない場合もあるということで、そういう意味では、青山社中に限らず、そういうふうなことは私はありますし、そういうふうなことをこれから控えるつもりもございませんし、ただ、先ほどの政治団体への、後援会への寄附というようなことにつきましては、やはりその当時は、朝比奈氏は個人、友人として私に寄附をいただいているんだと思いますけれども、後ろから振り返ってみたときに、実際に契約をするということになっておりますので、それが、後から考えれば何か誤解を招くようなことになるというところにつきましては、今後、朝比奈氏との関係も含めて、その辺りはしっかりと襟を正したいとは思いますけれども、特に何か違法なことをやっているという認識はございませんし、青山社中以外にもそのような形でいろんなところで知り合い、情報提供して、施策につながったもの、つながってないものの方が多いですけれども、そういうことというのは市長としてこれからもやっていくつもりですし、それをやめたら市長の仕事としては不十分になっていくんじゃないかという認識を私は持っています。 321 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 322 ◯8番 改正大祐議員 いろんな方に会われることは全然いいんですけども、寄附を受けること自体は全く何の問題もないんですよ。これは本当にモラルの問題で、寄附を受けて、青山社中という名前が出ていること自体がおかしいと言っているんです。そこで市長のモラルが問われると思うんですが、その辺はいかがですか。 323 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 324 ◯小紫雅史市長 そういう契約を全く想定してなくて、いろんな方からご寄附も頂きますけれども、その後にいろんな状況が変わったり、非常にすばらしい事業提案なんかをされている企業と契約を結ぶということ、これはあり得ることだとは思います。  ただ、どうしてもそういうふうに、改正議員がおっしゃったように見られてしまうというのが実状だと思いますので、契約に至る可能性が少しでも、みじんでもあるようなところからはご寄附を頂かないとか、そういうふうなことを考えていかなきゃいけないというのはあります。前か後かというのは、確かにそういう意味では、結果的に見ると同じように見えるかもしれませんけれども、そういう契約が結ばれた後に、また引き続き寄附をもらっているというのは、当然、私としてもこれは問題だろうと思います。ただ、将来を見越して、必ずこの寄附をもらった人と契約を結ぶ可能性がゼロかどうかというところまでは、100%はなかなか見通せない、これは事実だと思いますので、そういう意味では前と後というのはちょっと違うんじゃないかというふうには思います。  いずれにせよ、こういう寄附を頂くような場合は、そういう今後の契約、事業的な連携というものが可能性として少しでもあり得る場合は遠慮していくと、それは議員おっしゃるとおりかと思います。 325 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 326 ◯8番 改正大祐議員 確認いたしますけども、今後、このような抵触するような事案というのは出てこないというふうな感じで受け止めておってよろしいんでしょうか。 327 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 328 ◯小紫雅史市長 抵触しているとまでは言えないと私は思っていますけれども、基本的には、今後どういうふうな形で随意契約にするのか、また違うやり方をしていくのか、いろいろ検討はしていかなきゃいけないと思いますが、青山社中を含めて、私がお会いした事業者でいい提案をされているようなところにつきましては、引き続き、担当課に情報提供をして、いいものについては施策として契約、また、具体化をしていくということは変えるつもりはございません。 329 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 330 ◯8番 改正大祐議員 最後の質問をさせていただきますけども、市長は生駒政治倫理条例に抵触してないという認識でよろしいんですか。 331 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 332 ◯小紫雅史市長 さっきから何回も同じことを質問されるんですけど、抵触をしていないということで、当然、認識しています。抵触していないと思っております。答えとしては以上です。 333 ◯中谷尚敬議長 改正議員。 334 ◯8番 改正大祐議員 分かりました。以上で終わります。 335 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午後0時2分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時10分 再開 336 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。  次に、7番神山聡議員。              (7番 神山聡議員 登壇) 337 ◯7番 神山聡議員 それでは、議長の許可を得まして、一般質問を行います。  今回は生駒の街路樹、公園樹木及び各施設の樹木や緑の管理について一般質問を行っていきます。  町並みをつくり出すファクターの一つである街路樹、公園や学校・園という公共空間の樹木や緑は、美しい樹形により自然環境をつくり、昆虫や小鳥の生息地になるなど、生態系の保全効果、さらに、暑さ寒さを防ぎ、空気を浄化し、粉塵を防ぎ、遮音や遮光、二酸化炭素吸収等の環境を守る機能や人間に潤いを与える重要な役割があります。これらの重要な役割を達成するためには、地域性や将来樹形、将来景観を考慮した樹木と緑の適切な維持管理が必要です。  街路樹は、高度経済成長期に大気汚染の緩和や開発による緑の減少を補うため、道路整備の進捗に併せて全国的に植樹されました。これらの植樹された樹木の一部は大木化や老朽化が進み、植樹から40年ほどの街路樹による突然の倒木や落枝による重篤な事故が発生しています。また、大木化した樹木のせん定は維持管理コストの増大にも関わります。全国的にも、市民の安全を確保するために、これまでと違った維持管理方法、更新などの取組が必要な転換期を迎えています。  本市においても、今後の苦しい財政状況を見据え、維持管理費の削減を考慮しながら、樹木の管理方法の見直しや更新時期などを明確化していく必要があります。  以上を踏まえて、以下に質問いたします。  3メートル以上の樹高の木を高木と定義した場合、本市で維持管理している街路樹、公園樹木の高木の総数及び学校・園の高木の総数は何本となっていますでしょうか。また、これらの高木、寄せ植え低木や緑の管理状況も教えていただけますでしょうか。  次に、昨年の大型台風により本の街路樹の枝が折れて落ちたり、高さ20メートル以上もの樹木が倒れるような被害があちこちで起こり、今でもそれらの倒木がそのままになっている山もあります。  本市で管理している高木についても、大木化し、風の影響を受けやすくなっているものがあります。街路樹、公園樹木及び学校・園で倒木や落枝の危険性が考えられる高木に対しての対策がありましたら教えていただけますでしょうか。  次に、生駒では、平成16年の秋に生駒緑の基本計画を市民参画のもとで取りまとめました。この計画は、市民が今後も緑豊かな都市環境のもとで生活し、次世代にもこの環境を引き継いでいくために、おおむね今後20年間で市民と行政が協働して取り組むべき、花と緑あふれる自然環境豊かなまちづくりの基本的な方向を示したものです。計画の中では目標年次を平成32年度としており、新元号に直すと令和2年で来年度ということになります。  生駒緑の基本計画の目標の達成状況を教えていただけますでしょうか。  次に、街路樹、公園樹木及び学校・園の樹木や緑の維持管理費を削減するため、現在取り組んでいることや今後の取組について、考えをお聞かせください。  以上で登壇しての質問を終え、2回目以降の質問は自席にて行います。 338 ◯中谷尚敬議長 北田都市整備部長。              (北田守一都市整備部長 登壇) 339 ◯北田守一都市整備部長 それでは、神山議員の、の街路樹、公園樹木及び各施設の樹木や緑の管理についてのご質問にお答えさせていただきます。他部署の所管に係るものもございますが、1回目は私から一括してお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず1点目の、本が維持管理しております街路樹と公園等の高木の本数は、今年5月現在で1万6,701本でございます。学校・園の本数は587本でございます。これらの管理状況としましては、街路樹と公園等の樹木は造園業者への年間を通じた維持管理業務を委託するとともに、職員による巡回を行い、市民からの通報等への対応など、必要に応じてせん定や伐採などを行っております。  管理の内容としましては、街路樹の高木は、原則、毎年1回、秋にせん定しており、成長が旺盛なナンキンハゼなどは、毎年2回、夏と秋にせん定しております。せん定の方法は、架空線や歩道幅員を考慮し、樹木本来の形である自然樹形を縮小した形に仕立てる自然相似仕立てとしております。  次に、街路樹の低木と寄せ植えは、原則、毎年1回、秋にせん定しており、成長が旺盛なアベリアなどは、毎年2回、夏と秋にせん定しております。  公園の高木につきましては、2年に1回、樹木本来の形である自然樹形仕立てにせん定しており、公園の低木につきましては、せん定が必要なものは毎年1回、せん定しております。  次に、学校・園につきましては、造園業者に毎年1回せん定を委託し、また、職員により、市民からの通報など必要に応じて伐採などを行っております。  次に、2点目の、台風等による危険に対する対策についてお答えいたします。  まず、街路樹、公園等の樹木につきましては、台風等による倒木の危険を防ぐため、主に四つの方法で対策を行っており、一つ目が街路樹診断、二つ目が造園業者による樹木の健全度の確認、三つ目が職員による目視点検、四つ目が市民からの連絡・通報によるものでございます。  なお、街路樹診断につきましては、平成24年度から25年度に樹木医、街路樹診断士により、街路樹診断マニュアルに準じて行っております。また、強風や台風後の非常時には、職員により街路樹や市内公園等の一斉パトロールを行い、安全管理に努めております。  次に、学校・園につきましては、近隣の方からの通報、学校・園からの依頼、その他、職員が確認した上でせん定や伐採などを行っております。  次に、3点目の、緑の基本計画の目標達成状況につきましては、まず、代表的な数値目標について、令和2年度の目標値に対し、平成30年度末の数値でお答えいたしますと、緑地の確保目標としましては、都市計画区域内での目標がおおむね55%に対し49%、市街化区域内での目標がおおむね30%に対して22%でございます。都市公園などの整備目標としましては、市民1人当たりの都市公園の面積が目標値の12平方メートルに対し13.1平方メートル、都市公園や公共施設などの施設緑地の目標値が24平方メートルに対して20.6平方メートルとなっております。  次に、施策に係る取組につきましては、計画策定後には市民の森事業、生垣助成事業、コミュニティパーク事業など、市民と協働で取り組む事業を実施し、また、花のまちづくりセンターにおける取組なども通じまして、花と緑と自然のまちづくりを推進してきております。  最後に、維持管理費を削減する取組についてお答えいたします。  初めに、街路樹につきましては、せん定費用の削減に向け、街路樹更新事業を実施してきており、平成26年度から29年度に、あすか野南中央線でケヤキを撤去し、ヤマボウシとハナミズキを植樹、また、30年度には、東生駒4丁目からさつき台住宅の菜畑壱分線での歩道改修工事に併せてナンキンハゼを撤去し、ケヤキを植樹しております。  街路樹の更新につきましては、今後も歩道改修の必要がある箇所と併せて検討するとともに、歩道幅員が比較的狭い補助幹線道路などについて、街路樹の大木化と通行の安全性を鑑み、必要性についても今後検討してまいりたいと考えております。  また、公園の樹木管理につきましても、地域住民への影響などを鑑み、自治会等と話し合いながら、維持管理経費の削減について検討してまいりたいと考えております。  最後に、学校・園につきましては、伐採によるせん定対象樹木の削減等により経費の削減を図っており、学校につきましては、本年度からはこれまでの毎年行っていた樹木のせん定を2年に1回に変更し、維持管理経費を削減いたしております。  以上でございます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 340 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 341 ◯7番 神山聡議員 回答、ありがとうございます。
     では、2回目以降の質問に入らせていただきます。  今回の質問の、樹木や緑、高木の維持管理については、他の質問全般に関わるため、関連として他の質問で聞くこともあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。  高木の枝が信号や標識を隠し、ドライバーや歩行者の視野を遮ることがありますが、街路樹の維持管理では、こういった交通に支障を来す樹木をどのように管理しているのでしょうか。 342 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 343 ◯北田守一都市整備部長 本市では、これまでの経験から、信号などに支障が予想される箇所は把握しておりまして、造園業者への維持管理を委託する際に、仕様書の特記事項により指示を行い、また、業者と協議しながら管理に努めております。 344 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 345 ◯7番 神山聡議員 分かりました。  では、同じように、高木が茂ることで街灯や防犯灯が十分な役割を果たせないということも考えられますが、せん定の際に、歩行者に十分な照度が得られるようなせん定を、現在、行っているのでしょうか。 346 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 347 ◯北田守一都市整備部長 街路灯等につきましても同様に支障が予想される箇所を把握しております。造園業者に特記事項として指示し、せん定作業を進めるということをしております。 348 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 349 ◯7番 神山聡議員 分かりました。  では、歩道のことなんですけれども、歩道は歩くだけではなくて、車椅子の通行や自転車を押す人、犬を散歩させるなど、様々な方が利用します。歩道沿いの低木の寄せ植えが伸びることで通行に支障を来しているということがあります。低木の寄せ植えをせん定する際の高さや幅、それから、先ほどの信号、標識、街灯の機能を確保するため、本市にはせん定についてのガイドラインや基準というようなものはあるんでしょうか。 350 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 351 ◯北田守一都市整備部長 せん定に係るガイドラインはございません。しかし、維持管理業務を発注する際の仕様書、また、地域の実状に合わせたせん定方法を記載しております特記事項がございまして、これを基準としております。 352 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 353 ◯7番 神山聡議員 地域の実状に合わせたせん定という回答があるので聞いておきたいんですが、街路樹の低木が高く伸びて、歩道を歩いている子どもとかお年寄りが見えないということがあります。視界が悪くなると横断歩道、交差点において車の左折時での歩行者との接触事故の要因の一つになるということも考えられるんですが、これまでそういった交通事故というのはありましたでしょうか。 354 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 355 ◯北田守一都市整備部長 本市ではこれまで、街路樹の管理等の過失責任を問われるような交通事故等はございませんでした。 356 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 357 ◯7番 神山聡議員 分かりました。では、事故歴はなくて、その場に合わせたせん定を、現在、行っているということで理解します。  次に、高木の街路樹なんですが、高木の街路樹というのは道路や排水溝などに囲まれ、自由に根を張れず、十分な栄養を吸い上げることができません。また、歩行者が根を踏んだり、幹に傷を付けて、そこから菌が入り、幹や根を腐らせるということがあります。  高知では、植えてから25年以上たつ街路樹の緊急点検を実施し、倒木のおそれがある木が185本も見つかっています。それらは早々に伐採を行ったということなんですが、本市でも街路樹診断を行ったということを先ほどおっしゃっていましたが、危険と診断された高木の本数、それから、伐採をされた本数を教えていただけますでしょうか。 358 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 359 ◯北田守一都市整備部長 街路樹の診断につきましては、4,552本を簡易な目視などによって予備調査を行いまして、そのうち1,705本について本格的な診断を実施いたしております。その結果、当時、42本を伐採し、また、83本を経過観察しております。その後、今日までに経過観察分のうち更に43本を伐採しております。 360 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 361 ◯7番 神山聡議員 4,552本のうちの1,705本。この1,705本の樹木は植樹してから何年経過した樹木で、もう1点、街路樹以外、各施設にあるが管理している高木の診断というのも行っているんでしょうか。 362 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 363 ◯北田守一都市整備部長 街路樹診断の対象は、古い樹木でしたら昭和40年代、また、新しい樹木でしたら平成15年に植樹されたものでございまして、多くは昭和40年、50年代のニュータウンの開発時に植えられた樹齢40年台のものとなっております。  なお、街路樹以外の公園・緑地等の樹木についての診断は行っておりません。 364 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 365 ◯7番 神山聡議員 公園樹木、それから、各施設の高木の診断を行っていないということなんですけれども、台風や強風の影響だけに限らずに、近年、街路樹が突然倒れて歩行者が巻き込まれているという事故が全国で起きているという現状があります。  広島県の例では、倒木により50歳の女性が死亡するという事故が起きています。川崎ではケヤキの枝が落下して幼い女の子の頭の骨を折るという事故も起こっています。樹齢が100年と言われているプラタナスの木が40年で突然倒れるというようなことも高知では起こっています。  樹木の診断が市民の安全を守るための対策であれば、が管理する高木で、特に人が近付くような場所にある樹木については、街路樹のように樹木の診断を行うべきだと考えますが、いかがでしょうか。 366 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 367 ◯北田守一都市整備部長 これまで、街路樹の安全性の確保は非常に重要な課題であることから樹木の診断を行ってまいりました。公園・緑地等の樹木につきましては、費用対効果の観点から、造園業者による健全度の確認、また、職員による日常的な点検などによりまして安全性を確保していきたいと考えております。 368 ◯中谷尚敬議長 真銅教育振興部長。 369 ◯真銅宏教育振興部長 学校・園につきましては、学校・園からの通報によりまして現場を確認し、危険な樹木は、都度、伐採等を行っております。また、担当職員も学校に出向いた際には危険樹木についてはチェックをしておりまして、伐採等、必要な対応を行っております。 370 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 371 ◯7番 神山聡議員 造園業者さん、それからの職員でまめな点検をしていくということですが、点検をするの職員の人たちが点検するためのガイドラインとか基準というようなものが必要だというふうに考えるんですが、例えば交差点の端から2メートル、横断歩道があれば横断歩道の端から1.5メートルは木を植えないというようなことを決めている自治体もあります。本市においても、そういったガイドライン、基準的なものを決めた上で職員の皆さんが管理するというようなことが必要なんじゃないでしょうか。 372 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 373 ◯北田守一都市整備部長 ガイドラインについてのご質問かと思いますが、既存の街路樹の点検につきましては、画一的な管理ではなく、地域の実状に合わせた管理が必要なため、業務仕様書の特記事項を基準として対応しまして、更なる安全管理の必要性がある場合は、その都度、記載事項に追記、見直し等を行ってまいりたいと考えております。  また、街路樹を必要とされる道路整備は、昨今、行われていないのが現状でございまして、今後、街路樹等を必要とされる道路を整備する際には、ガイドラインの必要性も含めまして、今後また検討してまいりたいと考えております。 374 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 375 ◯7番 神山聡議員 分かりました。  現場経験が豊富な職員の方が状況判断をしていってくださるというようなことであればいいんですけれども、そういった人材が減っていくということも考えられるので、基準についてのことは前向きに検討していただけるようにお願いいたします。  本市では、元々、歩行スペースが十分に確保できていない歩道が非常に多くあります。これは参考のためにちょっとお伝えしたいんですが、埼玉県所沢の取組、フェンス緑化という取組があります。歩道の幅が十分に確保できない場合に、車道側に格子状のフェンスを設置します。そのフェンスにつる性の植物をはわせることで緑を確保しながら、さらに、安全性の確保、管理コストの削減、そして歩道スペースを確保できるという一石四鳥の取組をしています。こういった先進的な取組を参考にしていただいて、緑を確保しながら歩行者の安全を今後も守っていただけるようにお願いいたします。  次に、公立の学校や園の樹木の管理なんですが、現在、学校や園で枯れたままになっているような樹木はありますでしょうか。 376 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 377 ◯真銅宏教育振興部長 枯れている樹木もあるかとは思いますけども、全ての把握まではできてはおりません。なお、幼稚園につきましては、現時点で枯れている樹木は確認されておりません。 378 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 379 ◯7番 神山聡議員 私の地元、生駒北小中学校では、現在、2本の木が枯れたままになっています。1本は正門から入ってすぐ右手の桜の木、それから、校舎北側の植栽スペースにあるシラカシが、現在、枯れたままになっています。この植栽スペースは、雨が降ると常に水だまりになって水が抜けないような状態なんですね。だから、根が腐って枯れたのではないかというふうに思うんですが、こういった枯れた木の伐採や更新についてはどういった決まりがあるんでしょうか。 380 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 381 ◯真銅宏教育振興部長 今の北小中学校の状況についても把握をしております。それで、対応につきましては、特に伐採あるいは更新をするというような規定はございませんが、枯れた樹木につきましては基本的に伐採し、撤去をいたします。 382 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 383 ◯7番 神山聡議員 その枯れている木に関しては早急に伐採を行ってほしいと思います。  それから、今言ったように、水がすごくたまる場所なんですけども、他の木もどんどん枝枯れが進んでいて、半分ぐらい枯れているような木もあるんです。整備されて間もない学校ですので、雨の日に一回、整備の業者さんと現場を見ていただいて、土壌の改良についても検討していただきたいと思います。  続いて、緑化推進のために、本市でも芝生の整備を行っている学校というのがあります。本市で芝生を整備している公立の学校や園が何カ所あるのか、また、整備した目的についても教えていただけますでしょうか。 384 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 385 ◯真銅宏教育振興部長 一定の面積以上の芝生を整備しております学校は3校、幼稚園につきましては1園ございます。  幼稚園につきましては生駒台幼稚園の園庭の一部、約260平米です。それから、鹿ノ台中学校の中庭で800平米、鹿ノ台小学校の運動場8,000平米、生駒小学校の小運動場300平米に芝生を植えております。  芝生の整備につきましては、ヒートアイランドの抑制、砂ぼこりの防止、転倒時のけがの防止などを目的としております。 386 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 387 ◯7番 神山聡議員 今現在、その芝生を整備した学校の維持管理というのはどのように行っているんでしょうか。 388 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 389 ◯真銅宏教育振興部長 基本的に各学校や園で肥料散布、散水、芝刈り機による芝刈り等を行っております。 390 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 391 ◯7番 神山聡議員 そういった樹木とか芝生の管理状況なんですが、それらは各学校・園ごとに台帳とか管理基準のようなものがあるんでしょうか。それがない場合は、その必要性についてはどのように考えているか、お聞かせください。 392 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 393 ◯真銅宏教育振興部長 基本的に台帳のようなものはございません。日常的には校長、教頭等が管理を行っておりまして、また、特に鹿ノ台小学校につきましては運動場全面でございますので、地域の方、また、保護者の方にもご協力をいただきまして、維持管理、整備を行っております。 394 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 395 ◯7番 神山聡議員 樹木の管理については管理基準もなく、今現在、全ての木のせん定を行っているというふうに考えていいんでしょうか。 396 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 397 ◯真銅宏教育振興部長 基本的に草刈りにつきましては毎年2回、今、行っておりまして、樹木のせん定につきましては、対象となる木に番号等を振りまして、そういった中でせん定業務を委託しております。 398 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 399 ◯7番 神山聡議員 番号札を付けている木をせん定ということは、番号札が付いていない木があって、例えば大きな木で高木なんかでも、番号も付かず、把握できていない、管理ができていない木があるということでしょうか。 400 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 401 ◯真銅宏教育振興部長 基本的に高木でも庭木のような形で植樹されているものは管理の対象に入っておりますけれども、それ以外の高木等につきましてはせん定業務の対象にはなっておりません。 402 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 403 ◯7番 神山聡議員 先ほど学校長とか教頭先生が木を見たり、それから、通報があった場合に伐採をするというようなことをおっしゃっていたんですけれども、木の診断というのは経験があっても非常に難しいものです。造園業者さんとか現場経験者、資格者などであれば、ある程度の判断は可能だと思うんですが、教職員の人がそれを見て、この木は倒れるおそれがあるとか、折れやすい木だとか、枯れそうな状態になっているという判断ができるとは思えません。  先ほどから聞いていると、学校内の枯れている木の現状把握はできていないと。樹木診断も行っていないと。毎年のせん定を2年に1回に減らして、造園業者の現状確認も、今後、減っていくと。樹木の危険性の判断は職員の人がやるというようなことでお答えになっているんですけれども、これでは子どもたちの安全が守られているということは到底言えない状態だということがうかがえるんです。  自治体によっては、小中学校の樹木や緑の現況を調査して、台帳データ及びシステムの作成、運用を始めているところもあります。本市においても、子どもたちの安全を確実に守り続けるということを最優先事項として、学校長は人事異動がありますから、異動しても安全確保を引き継いでいけるような体制づくりが必要だと思います。  今現在、把握できていると言えない生駒の公立学校・園の樹木の状態は非常に危険なので、対策として、専門家による樹木診断をまず行って、台帳作成も相談して、子どもたちの安全を守り、快適な学校環境を維持していくということを目的に、せん定や伐採、更新などの管理基準というものを設けていくことを要望したいと思うんですが、この点についてご回答はありますでしょうか。 404 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 405 ◯真銅宏教育振興部長 学校内の施設の管理責任というのは、まず、学校長にございますし、教育委員会も施設の管理ということを行っております。ですので、そういった中で、これはきちんと学校の方も定期的な点検もしておりますし、また、教委の担当職員も学校現場に行く際には樹木の目視等もきちんと行っておりますので、危険であるとかいうふうな、そこまでの認識というのはございません。我々もしっかりと学校現場で、学校と連携をとりながら、樹木の安全確保についても努めております。ですから、道路で車が通行するような部分の街路樹と学校の樹木につきましては、やはりちょっと違うのかなというふうには思っております。  ただ、その上で、おっしゃるように、学校・園につきましてもこれはしっかりと管理をしていかないといけないと思いますので、例えば年1回、我々の担当者が高木の目視確認を行いまして、問題がある木につきましては伐採をする、あるいはそれ以外の木につきましても、何らかの基準を設けて、専門家に見てもらって確認をするということなども含めまして、どのような対応ができるのか検討させていただきたいというふうに思います。 406 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 407 ◯7番 神山聡議員 現状、枯れている枝というのはほとんど切られていないのかなというふうに私は認識しています。その下を子どもたちが歩くというようなことも登校時は起こっていますので、その辺はしっかりと基準をもって早急な対策、毎年、維持管理ができるようにお願いしたいと思います。  では、次に、生駒緑の基本計画というところなんですが、この計画自体は市民参画を積極的に取り入れた内容で、当時としては非常に先進的な計画だと思います。平成16年から20年先をめどに立てた計画で、年次目標については、達成しているもの、達成が困難なものがあるということをお伺いしました。  本市では、平成25年をピークに人口減少が始まり、人口増加を見据えた本計画立案の時代から、現在、15年が過ぎています。そろそろ生駒緑の基本計画の内容を見直す時期が来ているのではないかと考えるんですが、本計画のまま目標達成を目指していくのか、また、時代に合わせて計画の改定を行う考えがあるのか、の見解をお聞かせいただけますでしょうか。 408 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 409 ◯北田守一都市整備部長 緑の基本計画につきましては、達成状況、また、現状と課題の整理などを行っていく時期にあるということは認識しております。  計画の見直し等につきましては、今年度から取り組む都市計画マスタープランの策定の検討内容を勘案しながら、計画の見直しの必要性も含めて、今後、慎重に検討してまいりたいと考えております。 410 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 411 ◯7番 神山聡議員 計画立案から15年、人口増加から人口減少が始まって、財政状況も変わっていますし、社会変化も激しくて、現在、計画への影響も出てきていると思うので、現状を鑑み、見直しをお願いしたいと思います。  では、次に、現在の街路樹、公園樹木のせん定業務に係る年間の費用を教えていただけますでしょうか。あと、学校・園についても維持管理費を教えていただけますでしょうか。 412 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 413 ◯北田守一都市整備部長 平成29年度の決算ベースでお答えいたしますと、街路樹のせん定に係る年間費用は9,196万円でございます。公園緑地等のせん定に係る費用は5,190万円でございます。 414 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 415 ◯真銅宏教育振興部長 学校等におきましては、草刈り費用も含めまして、小学校は1,709万円、中学校は856万円、幼稚園は304万円でございます。
    416 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 417 ◯7番 神山聡議員 それから、芝生の管理については、維持管理費は幾らぐらいになっていますでしょうか。 418 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 419 ◯真銅宏教育振興部長 芝生につきましては、基本的には毎年、各学校に予算配当を行っておりまして、その中で対応をしていただいております。ただ、鹿ノ台小学校につきましては、運動場全面の芝生化を行っておりまして、それ相当の費用がかかるということで、別途、肥料代あるいは点検代、燃料代等で年間約70万円を追加で配当しております。 420 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 421 ◯7番 神山聡議員 鹿ノ台の方は70万円を別で配当があって、それ以外は、通常、予算の中に含まれているということだと思うんですが、それは教育費の中に含まれているという考え方でいいんでしょうか。 422 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 423 ◯真銅宏教育振興部長 そうでございます。予算で、教育費の中で見ております。 424 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 425 ◯7番 神山聡議員 教育費の中に維持管理費が含まれていると言うんですが、今現在、学校の予算というのは非常に苦しい状況にあるということは私も感じているところであって、毎年、育友会の費用から学校に、ある程度の補助をしていかなきゃいけないというようなことが、現在、起こっています。その補助額は年々増加傾向ということになっていて、育友会費も増やしていかなきゃいけない、育友会の行事をやめなきゃいけないとか、見直しをやっているようなところが起こってきています。そこまで苦労して補助をしていても、子どもたちの学校行事は減らされていっているというような現状があります。  学校の予算の不足や人員不足というのが、今、保護者に重くのしかかっているという、これが大きな問題になっているのですが、こういった現状はご存じなんでしょうか。 426 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 427 ◯真銅宏教育振興部長 おっしゃっていただいているPTAの支援うんぬんというふうなことにつきましてまではちょっと存じてはおりません。ただ、限られた予算の中で、今申し上げました学校への配当予算、これを毎年組んでおります。厳しい財政状況の中で、学校現場への配当予算につきまして、特に子どもたちに影響のある教材あるいは図書などの教育振興関係の配当予算については、極力、現状維持に努めておりますので、ご理解いただければというふうに思います。 428 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 429 ◯7番 神山聡議員 減らすことはないということなんですが、じゃ、今管理をしている芝生の手入れは業者が行っているのか、教職員が行っているのか、どちらが行っているんでしょうか。 430 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 431 ◯真銅宏教育振興部長 先ほども申し上げましたけども、基本的に校長、教頭を中心に行っております。 432 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 433 ◯7番 神山聡議員 維持管理費が当初からかかるということは分かっていると思うんですが、ランニングコストがかかるということを踏まえながら整備をして、今現在は学校の職員の人が整備をしているというところで、それはもう当初から先生が整備をしていくというように考えていたんでしょうか。 434 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 435 ◯真銅宏教育振興部長 地域や保護者の皆様のお力もお借りしながら、日常的には、やはり学校が中心になって維持管理を行うということでございます。 436 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 437 ◯7番 神山聡議員 昨日もちょっとその話があったんですけれども、学校の先生が、今、業務の適正化ということをやっていると思うんですね。働き方改革で適正化、明確化を徹底しなさいというような状況の中で、今、学校の先生が芝刈りをしなきゃいけないと。木の専門知識がなくても木の見回りをして、診断もしてくださいというようなことを回答されていると思うんですけれども、これが、今、教育委員会の目指す働き方改革に沿った業務の振り分けというようなことなんでしょうか。 438 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 439 ◯真銅宏教育振興部長 基本的に、学校の適正な維持管理というのは学校現場で行うことになっております。芝の管理うんぬんにつきましては、確かに働き方改革という部分からすれば、特に鹿ノ台小学校のように運動場全面が芝生であれば、それ相当の負担にはなるかとは思います。そういった部分、働き方改革の観点からは一つの検討課題であろうかとは思いますけれども、学校現場としてはしっかりと、これは今までも安全点検、維持管理というのはしていただいておりますし、私たちも含めて、これからもそれはきちんとさせていただきます。 440 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 441 ◯7番 神山聡議員 コスト面で、ある程度、手伝ってもらうというような考えがあるのかなと思うんですけども、昨日もおっしゃっていたのは、長時間労働と考えている先生が8割いて、悩みやストレスを8割の方が持っていると。時間をつくるために机を整理しなさいというようなことまで、今、先生たちは指導を受けているような状況です。時間をつくっても、子どもたちとの時間をなかなかつくれないというようなことがあるので、なるべく先生たちへの負担というのは減らしていくべきだというふうに私は考えます。  芝の管理についてなんですけれども、例えば教職員の人たちがやらない場合に、コストの削減というのは何か方法はあるんでしょうか。 442 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 443 ◯真銅宏教育振興部長 芝の維持管理、これは誰かがやらなければ維持管理できませんから、基本的には、やはりこれは学校、今まで校長、教頭を中心にしていただいておりますけれども、そういったところと、あと、地域や保護者の皆さんの力もお借りしながら、適正に維持管理をさせていただきたいというふうに思います。 444 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 445 ◯7番 神山聡議員 学校や園について、先ほど、せん定を毎年やっていたのを2年に1回に減らしていくという回答がありました。樹木の種類によっては、どんどん樹形が悪くなるとか、切り戻しができないというような木もあります。高木では、人が近付かない場所もあれば、人が毎日通るというような場所もあります。2年に1回のせん定では枯れ枝の発見も遅れますし、枝葉が伸び過ぎて重くなって、折れて落ちるというような危険性も十分に考えられます。単純に回数を減らしてコストの削減という考え方は短絡的であり、非常に危険で、子どもたちの安全は到底守れないというふうに考えます。  学校や園にある樹木の種類、樹木の状態、危険性などは、専門家のアドバイスを受けて把握してから、子どもたちの安全が確保できるという、そういった前提をもってコスト削減策を協議して、必要性に応じた予算配分をすることが子どもたちの安全を確保しながら学校や園の環境を守ることにつながっていくと私は考えるんですが、このことについてはどのようにお考えでしょうか。 446 ◯中谷尚敬議長 真銅部長。 447 ◯真銅宏教育振興部長 せん定につきましては2年に1回、今年度から、これはいろいろ協議をした上で変更させていただきました。ただ、草刈りは、今までどおり毎年実施をさせていただきますし、そういった部分では、例えば毎年行っております造園業者さんへの委託の際に、せん定対象になっていない高木等につきましても、例えば専門家の目で見ていただいて、問題がないか確認をいただくとか、そういったことも含めて検討させていただきたいと思います。 448 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 449 ◯7番 神山聡議員 分かりました。  回数が減るということはそれだけ確認の回数が減るということで、その点はしっかり安全を守るという点でそういう業務を進めていただきたいということでお願いいたします。  次の質問に移ります。  全国で街路樹の撤去、更新をする自治体というのが増えています。本市でも4年前からあすか野で、ケヤキの木が大きくなり過ぎて歩道を壊し、歩きにくいなどの理由からケヤキの撤去を行い、ヤマボウシ、ハナミズキに更新をしています。  この更新工事により維持管理コストが大幅に削減されたというふうに聞いているんですが、このコスト削減はどれぐらい図れたんでしょうか。 450 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 451 ◯北田守一都市整備部長 更新によりまして植え替えたヤマボウシ、ハナミズキというのは成長が遅く、基本的にせん定する必要がないため、撤去したケヤキ155本分のせん定に係る費用、年間約260万円が削減できております。 452 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 453 ◯7番 神山聡議員 更新工事自体は4年間かけて行っていますが、その更新工事の総額は幾らになっていますか。 454 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 455 ◯北田守一都市整備部長 平成26年度から29年度の4年間で工事総額は約3,500万円となっております。 456 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 457 ◯7番 神山聡議員 ということは、更新工事の総額が削減できる金額の10倍以上あるということなので、更新工事については、もう少しシビアな考え方をしながら更新を進めていかなければいけないというふうに思います。  また、今現在、本市の財政状況が苦しい状況で、樹木や緑の維持管理については安全を確保するということは絶対なんですが、コスト縮減を実行していく必要がありますが、この点については今後どのように進めていくお考えでしょうか。 458 ◯中谷尚敬議長 北田部長。 459 ◯北田守一都市整備部長 安全を確保した上での維持管理経費の削減につきましては、我々も喫緊の課題と認識いたしております。  1回目にも答弁させていただいたとおり、街路樹の更新につきましては、歩道の改修の必要がある箇所と併せて、さらに、効果ある更新を実施していきたいと考えております。また、例えば歩道幅員が比較的狭い補助幹線道路などにつきましては、住民の合意形成というのが大前提となってくるわけなんですけれども、大木化と通行の安全性を鑑みまして、街路樹の間引きや、さらに、撤去みたいなところを今後は検討していく必要もあるかと考えております。 460 ◯中谷尚敬議長 神山議員。 461 ◯7番 神山聡議員 分かりました。  では、最後に、今回、本が維持管理している樹木について取り上げて、管理方法、コストの削減、市民の安全確保など、いろんな視点から申し上げたんですが、生駒が緑豊かで魅力あるまちであるというところは私も実感をしているところです。その上で、コスト削減という課題をクリアしていくというのは非常に大変なことだとは思います。  しかし、今現在、本市では財政的に厳しいという現実があります。様々な事業の見直し、各施設・設備の維持管理コストの削減というのは喫緊の課題であります。コスト削減のため、事業や取組の見直しということはやっていくべきだというふうには考えるんですが、コスト削減のために職員や教職員に負担を求めるということはちょっと問題ではないかというふうには思います。  人口減少が始まっている生駒において、緑豊かなまちを維持していくためには、今までと発想を変えた取組を進めていかなければいけないということは申し上げておきます。市民の安全性がしっかりと確保されることを絶対条件としながら、樹木や緑の維持管理の研究を今後も進めていただけるようにお願い申し上げて、私の一般質問を終わります。 462 ◯中谷尚敬議長 次に、19番中浦新悟議員。              (19番 中浦新悟議員 登壇) 463 ◯19番 中浦新悟議員 それでは、議長の許可を得まして、マニフェスト2019と行財政運営についての一般質問を行います。  市民ニーズが多様化し、様々な行政サービスが求められる一方、少子高齢化による税の減少や社会保障費の増大、公共施設やインフラの更新など、今後の財政をひっ迫させる課題は尽きることがありません。  本市では、3月に第6次総合計画を策定し、市長の任期を踏まえた今後の行政運営の計画を定めました。また、現在、新たな行政改革大綱案の作成、そして事務事業の見直し、ファシリティマネジメントの推進と、将来にわたって健全な財政基盤を確立し、持続可能な行政運営を実現するべく、取組を進めています。  さて、この度の統一地方選挙にて市長が掲げられた選挙公約、マニフェスト2019の実現に向け、どのように取り組み、そして、今後の生駒の行財政改革をどのように進めていくのかについて伺ってまいります。  まずは、マニフェスト2019で、大項目6、まちづくりはひとづくり、全国初!自治体3.0のまち「いこま」に示されている(1)職員採用・育成から(4)AIやICTも活用した行財政改革の徹底と稼ぐ力についての中において一切説明がなかったわけですけど、その理由についてお答えください。併せて、その内容説明を通告で求めていましたが、6月10日に突如、第2期市長マニフェストが公表され、そこに内容が示されていたことから、ここでの質問は省略いたします。  続いて、マニフェスト2019の「おわりに」に示されている「この政策集はこれで完成ではありません。市民の皆様との対話とともに進化し続ける政策集です。私はこれからも市民との対話を積極的に行い、職員との協議を重ねて、政策集の内容を追加、見直し、削除、改善していきます。そして、この政策集の内容は総合計画に改めて整理し、データや統計に基づく評価を重視し、第三者機関はもちろん、市民の皆様にも評価していただきます。みんなで創る日本一楽しく住みやすいまち、ベッドタウンではない新しい時代のモデルとなる住宅都市「いこま」、市民の皆様と共に生駒の未来を、50年先を見据え、日々、改善を続ける政策集を作っていきます」とありますけども、具体的にそれが指し示す意味というのを説明してください。  続いて、マニフェスト2019は、今後の市政運営に対しどのような位置付けとなっているのか、お答えください。  登壇しての最後に、マニフェスト2019の実現に向けた財源、財政計画はどのような方針なのでしょうか。  以上、登壇しての質問は終わり、次からは自席で行います。 464 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。              (小紫雅史市長 登壇) 465 ◯小紫雅史市長 それでは、ただ今のご質問に、まずは私の方からお答えをいたします。  まず、6番目の、まちづくりはひとづくりの部分の具体的な記述についてでございますけれども、6番目のところにつきましては、それまでの1から5と少し趣が異なりまして、主に市役所の職員の採用、人事、そして、職員がいかに広報等をしていくか、ICTを活用しての行財政改革をしていくかというような、少し内部の話であると、そういう性格がございます。したがって、大きな項目としては、しっかり私の方で示しておるつもりでございますけれども、選挙後に職員とも議論しながら、また、この後も議論しながらというのがあると思いますが、具体的に詳細については議論の上で書き込んでいこうというふうに思っておりました。当選後、今日までの間に一通りの議論ができたというところでこのように書かせていただいておるというのが経緯でございます。  2点目、「おわりに」の部分でございますけれども、これも今と重なる部分がございますが、マニフェストの原案は全部、自分で書いておるところがございまして、もちろん、用語的に市役所がいつも使っているものとちょっと違う用語があったりですとか、恥ずかしながら若干の誤字脱字的なものでありますとか、中身について表現をもう少し変えた方がいいんじゃないかとか、そういうふうな議論を、当選してから、各部長を中心に議論させていただきまして、修正をして、今回、お示しさせていただいているところでございます。  マニフェストを掲げて選挙している以上、余り大きく中身を変えるということが望ましくはないなとも思いますし、変える場合は、当然、説明責任が要るということかとは思いますけれども、4年の間にいろんな社会的な変化等もあることも考えられますし、いろんな議論を市民の皆様、事業者の皆様としていく中で、全体の取組として追加したり見直したりしていく部分というのはおのずと出てくるかもしれません。それにつきまして、マニフェストでそのものを変えていくのか、後ほど説明いたします総合計画の具体的な取組というようなところに追加していくのかというところは議論があろうかと思いますが、そのような形で、2019年4月段階で示したマニフェストというものを次の4年間に、金科玉条のごとく全く変えないということでもないというふうに思っております。ただ、大きく変えるときは、先ほど申し上げたような説明責任であったり、マニフェストそのものを変えるのか、もう少しそれに基づく計画等を変えていくのかというところは、また職員とも、市民とも議論して検討していきたいというふうに思っております。  マニフェスト2019の今後の市政運営についての位置付けでございますが、これにつきましては、先日、各議員さんの方に配布をいたしまして、ホームページにも公表いたしましたけれども、市政運営の指針であります総合計画の具体的な事業として位置付けをしようと思っております。現在、その作業を進めておるところでございます。  最後に、マニフェスト2019の実現に向けた財源・財政計画でございます。  想定しておる範囲では、何か非常に大きな財政出動が伴うものということまでは、今のところ、考えておりませんし、マニフェストの中で、そこまで大きな財源が動くものというのはないかなというふうに思っておりますけれども、今後、予算の編成でありますとかそんなところで、具体的にどのぐらいの財政出動が必要で、どのような事業をしていくのかも含めて、しっかりと考えていきたいと思っておりますけれども、その際は、健全な財政運営を継続していくというのは、当然、私の市政の基本方針でございますので、その範囲内で、しっかりと社会情勢の変化、市民のニーズを見ながら、経常的に行わなければいけない施策も多数ございます、社会保障費の増加もございますので、その辺りをしっかり勘案した上で、健全な財政が確保できる範囲で着実に進めていくというのが基本的な方針でございます。以上です。 466 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 467 ◯19番 中浦新悟議員 では、最初の質問なんですけども、大見出し、大項目6の具体的内容に関しては書いてあるということなので読ませていただいて、実際のところ、示さなかった理由というのは、行政運営と言うのか、行政改革の部分なのか、職員のことが中心となる内容なので、市民とどうこうというより、職員と話をした上で決めようと考えていたと、そういう意味合いなのかなと思うんですけども、間違ってないですか、要約しましたけど。 468 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 469 ◯小紫雅史市長 基本的にそのとおりでございます。詳細について書き下した形でというのも、もちろん考え方としてはあったんですけれども、ここにつきましては、いろいろと新しいことを、人事関係、広報等も含めてやろうというふうに思っておりますので、一定、詳細については職員と議論をして具体化していこうというふうに考えておりました。 470 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 471 ◯19番 中浦新悟議員 マニフェストをどう書いていくのかというのは、当然、そのとき立候補されていた市長のご都合又はお考えなので、そのことに対して責めるというわけではないんですけども、ただ、僕自身も一市民ですし、行政のことをある程度知っている者からすると、特に4の行財政運営に関する考え方のところなんかは、今の財政状況を考えていくと、選挙前に示しておいていただきたかった内容であるというふうには認識していますので、是非とも事前に欲しかったというのがあって残念ではあります。  この分はもうこれだけにしておいて、次の、「おわりに」に示されている内容についてなんですけども、今回、第2期市長マニフェストを示されて、前回、選挙で掲げられたマニフェスト2019の終わりに示されている内容、先ほど登壇でも読ませていただきましたけども、では、「この政策集はこれで完成ではありません。市民の皆様との対話と共に変化し続ける政策集です。これからも市民と対話を積極的に行って、職員と協議を重ねて内容の追加、見直し、削除、改善をしていきます」という部分が丸々すっかり削除されました。とともに、締めくくりの「市民の皆様と共に生駒の未来を、50年先を見据え、日々、改善し続ける政策集を作っていく」、その部分は、やっぱり内容も大きくがらっと変わっております。  あくまでこれは本文ではないにしても、このマニフェストのただし書の部分で、市長のやりたかったことなのかなと。こういったことがしたいんだろうな、こういったイメージのことがしたいんだろうなと思っていたんですけども、ここまでごろっと、ただし書の柱の部分を消されていると、市長は一体何をしたかったのかなというふうに思うんですけども、その辺り、削除された理由も含めて、ちょっと説明していただけますか。 472 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 473 ◯小紫雅史市長 思いとしては、選挙の前にも、みんなで作るマニフェストみたいなことを言っています。なので、市政のいろんな取組とかいろんな計画、そこに書いてあるようなアクションプランみたいなものは、一回決めたら計画期間中は変えないというふうに考えるのは、私はまちづくりのためには余りいいことではないというふうに思っておりまして、もちろん初めに決まった計画を変える以上は、一定、説明責任等はあるにせよ、説明責任があるからと言って、社会情勢に合わないような計画を持ち続けるのではなくて、計画そのものを少し変えていくだったり、計画はある程度置いておくとしても、それに基づくアクションプランと言うか、具体的な取組を追加したり見直したりというようなことというのは非常に大切なことではないかというのが基本のところとしてはあります。  今回も、みんなでつくるマニフェストというふうにしたので、作成していくプロセスということで、皆さんのいろんなご意見を聞いてつくっていったというのは事実で、そういう思いをここに書かせていただいたつもりではあります。ただ、それをそのまま私は書いたんですけれども、やはりいろいろ議論していく中で、何かこのマニフェストが、例えばどなたかと意見交換をしたら、それを受けて、またマニフェストが、都度、それこそ人と意見交換をする度に何か1週間に1回ぐらい変わっちゃうような、マニフェストがころころ変わるんじゃないかというような印象が、このままだと誤解される可能性があるんじゃないかというようなこともありましたので、そこについては少し書き方を見直していこうというふうに思います。  1回目の答弁で申し上げたとおり、マニフェスト自体も、この4年間、絶対に変わらないかと言うと、変わる可能性もゼロではないと思っておりますし、実際に今回、職員といろいろ議論をした上で修正をして、皆様にご提示をさせていただいております。  それに加えて、ここを削ったもう一つの理由としては、先ほど申し上げたように、マニフェストで書いておることをいろんな社会情勢の変化とか市民の皆様との議論の中で変えていったり取組として追加していったりというのを、総合計画であるとか他の計画の中でしっかりと反映させていき、重要計画であれば議会の方でもいろいろとご意見を頂きながらやっていくことで私が当初述べたような思いというのが形になるかということで、「おわりに」の部分の表現を変えさせていただいたということでございます。 474 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 475 ◯19番 中浦新悟議員 確認します。これは未完成なんですか、完成なんですか。すみません、第2期市長マニフェスト。 476 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 477 ◯小紫雅史市長 今回、議員の皆様にお渡ししたものについては、基本的にこれでいったんは完成を見ていると思っていただければと思います。何か大きな社会的な変化があって、これはもうマニフェスト自体を変えるという必要があれば変えていく可能性はありますけれども、計画等で変えていくことができるものであればそちらで対応していくということで、これをまた次、いつか変えようと、今、具体的にいつ変える、変えなきゃいけないという認識ではございません。 478 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 479 ◯19番 中浦新悟議員 難しい言い回ししますね。いったんは完成なんだけど、また社会情勢が変わったらマニフェストから変えていくんですか、この生駒の物の考え方は。ちょっと順序はあれこれしますけど、さっき、位置付けも考えて、このマニフェストは総計に整理しますとか、総計で評価しますとか、様々ご答弁いただきましたけども、社会情勢が変わったらマニフェストを変えて、総計を変えてって、の方針と言うんですかね、大方針、やっぱり計画で物事は動いていると思うんですけども、その段取り、考え方というのはこのマニフェストからなるんですか。 480 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 481 ◯小紫雅史市長 マニフェストは、私が考えたものを、この1カ月、職員と議論して今回打ち出したものなので、基本的に変わらないというふうに認識していただければ結構です。計画の方、総計等、他の計画等で、必要があればいろんなご意見を頂いて、また変えていくこともありましょうし、計画だけじゃなくて具体的な毎年の予算とか取組の中で追加をしていくものもあると思います。マニフェストが日々変わっていくという表現、ちょっと私、書いていますけれども、そこまですると、1週間に1回とか1カ月に1回変わるというふうな印象で受け止められると、若干それは、今、中浦議員がおっしゃったようなご懸念もあるかと思いますので、今回は削らせていただいたということでございます。 482 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。
    483 ◯19番 中浦新悟議員 日々変わるという言葉をそのまま真に受けたわけじゃないですけども、やっぱり政治家をしていたらどこかの機会で市民と話す、対話をする機会は多くあるだろうし、団体その他と会うことも、特に市長という立場だとあろうかと思います。そのときに、マニフェスト又は政策、自分の考えというのが変わっていくことがあって、それがまた総計に反映されて、この生駒の計画はどうなっていくんだという思いは、2019のマニフェストを見て思いました。  実際、そういう考え方を持つ人も、単純に、そういうふうに柔軟に変えてくれる市長なんだ、小紫さんはそうなんだという思いで入れた方、多くいらっしゃると思います。そういう方からしたら、このマニフェストが、2カ月たたぬ間にその部分が削られて、市長のマニフェストはこれですと言われたのは、これはちょっと公約的にはいかがなのかなと。さっき市長は説明責任という言葉も使われていましたけども、その辺りは僕もやっぱり思うところがあります。その辺り、市民に対してどう説明していこうというふうに考えていますか。説明責任を果たしていこうと思っているのか。 484 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 485 ◯小紫雅史市長 この機会に中浦議員からご質問いただいたので、ここでお話ししているのも一つの説明責任だと思いますし、ここの部分を重く受け止めていただいて、私に投票いただいて、「何やこれ」と言っている方については政治家としての政治責任が発生するんだと思いますが、そういう形で責任をとっていくということだと思っております。  先ほど申し上げたように、マニフェストというのをころころ変えるということは想定をしておりませんけれども、具体的には細かなご意見を日常生活の中でしっかりと拾って、それを何らかの形で生駒のまちづくりの取組、予算等に具体化していけば、今、中浦議員がおっしゃったような市民の皆様も私は納得していただけるというふうに思っておりますので、そこはそういうふうに考えております。 486 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 487 ◯19番 中浦新悟議員 この部分を言ってても話にならんので、次の「総合計画に整理する」というところ、「第三者機関又は市民に評価いただく」という部分もありますけども、あと、マニフェストの位置付けということに関して、併せてちょっと伺っていきます。  総合計画に改めて整理する。じゃ、具体的に、2カ月もたたない、たったか、つい2カ月少し前ぐらいに議決をしたところの総計なんですけども、これは今後、どういうふうに手続きが踏まれていくんでしょうか。 488 ◯中谷尚敬議長 増田市長公室長。 489 ◯増田剛一市長公室長 前回の第5次の総合計画のときもそうだったんですけれども、ご議決いただいた部分の巻末に資料編がございます。まず1点は、そこに、今回の第2期の市長マニフェストを巻末に整えるというのが一つ。  それから、もう1点は、議決の外のところ、いわゆる資料編の具体的な事業とか多様な主体との協創ということで、個別事業であるとか、そういう取組が載っております。今回のマニフェストの中でも、既に取り組んでいるような事業であるとか、その発展形のものであるとかがございますので、対応が可能な範囲で、この具体事業に載せていきたいなというふうに考えております。なかなか全ては載り切れないと思いますけれども、そういったことを、今、想定しております。 490 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 491 ◯19番 中浦新悟議員 じゃ、総計に整理する、基本的に、総計の資料編に整理するということですか。僕、このマニフェストと総計をきっちり合わせていったわけではないですので、まだまだそこまでできてないですのでどうなのか分からないですけども、総計の枠の外側にあるものというのはこのマニフェストにはなかったという認識でよろしいんですか。 492 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 493 ◯増田剛一市長公室長 先ほど市長からございましたが、部署といろいろ意見交換というときに、5次の総合計画の各小分野、それから行政の5年間の主な取組とか、そういったところと今回のマニフェストを突合していく中では、この総合計画に沿った形で、うまく整合がとれておりました。はみ出した部分というのがございませんので、先ほどの答弁の形で、今、対応をしたいというふうに考えております。 494 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 495 ◯19番 中浦新悟議員 聞き間違いかどうか、ごめんなさい、6次のことやね、今、5次と言ったけど。 496 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 497 ◯増田剛一市長公室長 そうです。新しい第6次計画でございます。 498 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 499 ◯19番 中浦新悟議員 これ、資料編、当然、僕らの議決事項ではないですので、大きく変更するなうんぬんというのは言いにくいところではあるんですけども、そもそもこの総計って、マニフェストもどうかとは思いますけども、総計自体もころころ変えるものではない。前回、第5次のときであったならば、市長自身が山下さんから小紫さんに替わった、総計の提出者もやっぱり違いましたので、山下さんでしたので、それにおいて総計の中身を見直そうやないかというのはすごく理解もしましたし、そういうふうにして改定って行われましたよね。  今回は、同じ小紫市長が提出者となった総計で、それもまた1年以上かけて、総計審のメンバー、市長、職員、ほんで、議会も特別委員会をつくって議論してきた内容で、パブコメも経て議決した。そのときって資料編もしっかり僕らは見て議論していたんですよね。それは議決事項ではないですよ。こういう指標になってくるのや、こういう事案があるのや、様々なこと全てを吟味して決めた総計だと僕は認識しています。それを、確かに議決事項ではないとは言え、変えますって言われると、私自身、すごく抵抗があるんです、まだ出来て2カ月やそこらで。その点に関してはどういうふうな見解をお持ちですかね。 500 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 501 ◯小紫雅史市長 それは全く当たらないと思っていまして、一つは、今回のマニフェストというのは総計の大きな柱には沿っています。おっしゃったように、市長が交代しているわけではないので、総計の大きな枠というところは意識をしてマニフェストは組んでいるというところが1点。  じゃ、2カ月前に出来ているんだから余り大きく変えられてもねというのがご質問のご趣旨かと思いますけれども、これは、やはり選挙を経て、次の4年間、こういう形で、市民のご判断もいただく意味で、今まで市民の皆様に提示していなかったことも含めて、新しい挑戦、取組、もしかしたら今までやっていたのをやめるとかそういうことも含めて入れていくものでございますので、それを掲げて選挙を経て、出来たマニフェストの中身、具体的な取組の部分で修正をしていくというのは、これは選挙を経た後にそういうことが起こるというのは当然のことかと思っております。 502 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 503 ◯19番 中浦新悟議員 1期目の市長だったらそういう理屈でいいのかなとは思うんですけど、2期目ですし、ましてや総計を出すにおいて、選挙があるということも分かっていたならば、マニフェストで掲げる事項というものは、当然、事前に盛り込んでおく、みんなが審議している際、3月より前に盛り込んで、提案をして、総計に踏まえる、又は選挙が終わってからの議決にしよう、例えばこの6月定例会にしよう、そういったことを考えて段取りを踏んでいくのが私は妥当かなと思うんですけど、なぜそういう段取りを踏まなかったのか、改めてその理由というのを教えていただけますか。 504 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 505 ◯小紫雅史市長 さっきと余り変わりませんけど、具体的に今回、私が2期目の選挙だからと言って、選挙の前に全部、次の4年間やりたいことを、盛り込めるやつは盛り込んでいます、今までの施策とかそれの延長線みたいなものというのはその中に入れていくのが妥当じゃないかと、それは思いますけど、何か新しい、ちょっとこれは市民の判断をマニフェストの中で仰いだ方がいいんじゃないかとか、今までの施策の延長線ではあるかもしれませんけども、かなり突っ込んだ挑戦、取組も、今回、マニフェストには書いていますので、そういうものについては選挙を経た後で、選挙を経て、市民のご負託をいただいて、それを総計に入れていくというプロセス自体は妥当なものだと思います。事前に盛り込めるものというのは総計の方に入れていますし、そうじゃないものはマニフェストに入れて、選挙を経て、今回、追加するということでございますので、比較的クリアなプロセスだと私は思っていますけども。 506 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 507 ◯19番 中浦新悟議員 だから、事前に盛り込めるものを盛り込んだ。そうじゃないものというのがそもそも同じ人から提案されているんですよ、同じ時期に。3月か4月か、それこそ本当に同時期に物を考えているんですね、同じ人が。ほんで、市民がとおっしゃいますけど、総計もまた市民が入って議論している内容なんです。市長の言う市民というのが市長の仲いい方だけなのか、それは知りませんけども、ただ、こっちもまた市民が考えているんですね。だから、なぜ事前に盛り込むという段取りを組まなかったのか。それが組めなかった理由があるんだったら、それを教えていただきたい。マニフェストに対してこんな意見をとりたい、市民と一緒にマニフェストをつくりたい。じゃ、もっと早く段取りしておけばよかったんじゃないんでしょうかね。もしその段取りが間に合わない。じゃ、何で6月の議会に、選挙後の議会に総計は議決します、マニフェストを踏まえて、更に総計に盛り込んで議決します、そういう手続きになぜしなかったのか、なぜできなかったのか、その理由を教えてほしいと言っているんです。 508 ◯中谷尚敬議長 増田市長公室長。 509 ◯増田剛一市長公室長 総合計画の特別委員会の中でも、たしかマニフェストの対応に対するご質問があって、そのとき、新しいマニフェストの中に総合計画と違うものがあったらどうするんだというようなご質問がありました。そのときに、当然、そういう違ったものがある場合には改めて総合計画を見直すというようなご回答をさせていただいたと思います。  中浦議員がおっしゃるとおり、総合計画は、やっぱり1年間かけて、本当に百何ぼという議員さんのご意見を頂きながら、また、市民の方からもご意見を頂きながらまとめ上げたものやというのは私どもも大変認識しております。ただ、その中で、やはり今回は市長のマニフェストです。しっかりと総合計画に合わせて、私ども事務方としても取組の進捗を図っていくという部分で、先ほどの答弁になりますけれども、全てがここに入るということではないですけれども、一定、そういう形で総合計画の具体の事業に入れる、なおかつ入り込まないものは、例えば予算化の前の段階の新規・主要のヒアリングとか、そういった調書といったものも作成していく中で、議員の皆様にも見ていただくというようなことで、今、考えてございます。ということでご理解いただけたらと思います。 510 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 511 ◯19番 中浦新悟議員 入り切らないものもある。入るものもある。そこの線引きがどういうふうにされていくのか、それは分からないんですけども、入れる必要もあるんですか。そこも分からないんですけども、総計からはみ出ているものがあって、それを事業にするのであったら、当然、総計に踏まえないといけない、僕はそういうふうに思いますけど、総計の内側にあって、具体的な事業の中において全ての事業が書いてあるわけではない。ほんで、今、公室長が言ったように、全てのことを網羅するわけではない。であるならば、その部分、入れる必要ってあるんですか。 512 ◯中谷尚敬議長 増田公室長。 513 ◯増田剛一市長公室長 そこは、やはり市長のマニフェストの取組の項目という部分で、反映できるものは反映していきたいということでございます。 514 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 515 ◯19番 中浦新悟議員 「おわりに」の部分の一部分を残しました。そこには総計に踏まえますと書いてあるんですけど、「おわりに」の大部分が消えました。いっそ消してしまったら終わりなだけやったんですよね。総計に踏まえる必要もない。でも、総計の内側にある事業なんですよね。一部、当然、マニフェストの中には事前に入ってあるものもある、総計の具体的な事業の中にも、総計の中にも当然書かれてある事業、たくさんマニフェストに書かれています。何を今回改めて追加しないといけないのか、整理しないといけないのか。そこの必要性というのをもう少し教えていただけませんか。 516 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 517 ◯小紫雅史市長 ちょっと私、余り理解できなくなってきましたけど、中浦議員は、総合計画に具体的な取組を追加する必要はないとおっしゃっていますけど、マニフェストに書いてあることで、今回、選挙を経て市民にご理解をいただいたことがあるわけですから、それを総計の具体的な事業に入れるというのは至極当然のことだと私は理解していますけど、何で入れない方がいいとか、私のと言うか、今はのマニフェストになっていますが、「おわりに」を全部削ってええやんというようなことをおっしゃっているのかという理由が分かりません。選挙を経て、マニフェストに書いてあることで、当然、具体的な取組というのが新たに出てきているわけですから、それを総合計画の具体的な事業のところに書き込むというのは、これは私は当然のことで、それを逆に書かないという理由はどこにあるのかというのを、もし必要なら、もう一度教えてください。 518 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 519 ◯19番 中浦新悟議員 逆に質問されたんですけど、さっきからね。分からないみたいなのであえて言いますけど、僕自身は、だから、総計を審議するに当たって、多くの議員がそうやったかもしれないんですけども、資料をしっかりと吟味し、そして、その文面、ほんで、文言、様々なところの総計の議決内容に対して意見を言ってきたつもりです。その資料の部分が変わります。じゃ、当然、文言、そして、その文面であったりとかそういった内容が変わる可能性、十分にありますよね。だからこそ、そうやすやすと変えてほしくない。そういうふうな思いで物を伝えているつもりなんです。ましてや、社会情勢の大きな変化があったならば私も理解はします。何があったのか。市長が同じ時期につくった総計と同じ時期につくったマニフェストで違うものがあるから、ほんで、それで言って通ってきたからこれを含めます。総計ってそんな軽いものではないだろうと私は思っているんですね。  あえて今、入れるなという権限は私にはありません。これは当然、議決事項の外にある部分ですからね、私は入れない方がいいというふうな見解を持つだけですけども、その中で、あえて入れるというならば、この入れた内容、又はマニフェストの内容というのは、この4年間の中で確実に実施していくというお約束であるということは確信を持って、今、お伝えいただけるということなんですか。 520 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 521 ◯小紫雅史市長 この文脈でそういうことを一々言われなくても、マニフェストに書いてあることですから、マニフェストに書いてあることを、当然、達成するつもりで、この4年間、頑張るというのは当たり前で、別に総計がどうこうとかいう話の以前に、私がマニフェストに書いている内容につきましては、具体的にしっかりと達成を目指して頑張っていくということでございます。それは当然のことだと思います。 522 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 523 ◯19番 中浦新悟議員 そうなんです、当然のことなんですけど、ふと分からなくなるのが、このマニフェストは、また市民と職員と協議して変わる可能性があるというものが元々にあったからなんですね。それもまた、今現在は完成ですけども、社会情勢うんぬん変わってきたらまた変わるかもしれない。ほんで、そういうご都合の中で、市長の中の社会情勢が勝手に変化して、マニフェストを削りました。今回、総計に踏まえたけども、やっぱりこれはやめました。やりました。そういうご都合でころころ変えてほしくないので、今回、マニフェストに書いてあることは、やっぱり市民との約束事でいいんですよねという確認をあえてさせてもらったんです。  そういうお言葉を頂きましたので、あえて確認したいんですけど、今の財政状況、市長も重々ご存じの中やと思うんですけども、総計に事業を加えるということは何か事業を抜くということも、予算上の話ですけど、財政上の話で、何かをするということは何かを削らないといけない、これは普通のことやと思うんです、生駒のことにおいてね。事業においても総計に事業を踏まえる。じゃ、何か事業を抜く。その辺りのことも何か、今、考えがあるんでしたらお答えください。 524 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 525 ◯小紫雅史市長 まず、先ほどの「おわりに」の部分は、先ほど答弁したように、ころころ変えるわけではございませんという答弁をしたとおりですので、その前提でご理解いただければ結構かと思います。  財政の面につきましては、これも基本的には来年度、令和2年度予算の中でどうやっていくのかという議論が本格化していくと思いますけれども、その中で、今までの取組等を何かスクラップして新たに追加していかなきゃいけないのか、我々はコスト削減だけが行財政改革だと思っていませんし、何か収入を上げていくことで、もちろん新しい事業ができる余地も出てくると思いますので、必ずしもマニフェストに書いていることを新しくやるがゆえに他のやつをスクラップしなきゃいけないということではないと、一対一対応ではない、必ずしもそうではないと思っています。  ただ、毎年の予算編成の中でありますけれども、新規事業というのは、生駒は他の自治体と比べても、結構、毎年出てきますので、当然、それは来年どのような歳入が増えるのか、減るのかというところとも関係してはまいりますけれども、一定の他の事業の見直しであったり廃止であったり効率化だったりというのは全体で見ていきたいというふうに思っています。 526 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 527 ◯19番 中浦新悟議員 財政のことはまた後で聞きますけども、マニフェストの具体的な中身、幾つかちょっと確認させてください。  ちょっと僕は読解力がないもので、なかなかすっと理解できないところがあって、簡単なことも聞くかと思うんですけども、よろしくお願いします。  まず、保育園、こども園の定員を300人に拡大するとあるんですけど、この300人って、どこか別計画又は何らかの会議体ででも、何かその根拠というのはあったんでしょうか。その300人の根拠を教えてください。 528 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 529 ◯小紫雅史市長 この300人というのは、これが非常に難しいところで、この秋の幼稚園・保育園の無償化ということにもなりますので、それでどのぐらい保育園のニーズというのが増えるのかというところがありますので、正直、何人増やせば待機児童がゼロになるのか、近付くのかという議論を、4年先を見通して書くのは難しいところではございます。ただ、1期目に保育園の定数を約300人増やしたということがございますので、それでもやはり待機児童の数というのが、4年間、なかなか減らなかったという反省も含めまして、次の4年も、ましてや保育の無償化というのが出てくる中で、保育需要というのが増えていきそうだということを踏まえれば、1期目と同じかそれ以上の定員数というのを想定しておかなければいけないということで出した数字でございます。何か具体的に三百何人のめどというのが立っているということではございませんが、ここについては1期目の需要と供給の動向を踏まえて、また、保育の無償化の影響等も想定をしながら出した数字ということでご理解いただければと。 530 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 531 ◯19番 中浦新悟議員 では、このマニフェストという体で物を考えると、1期目と同じ、又は1期目以上のことで保育園拡大に力を入れていきますよというのが市長のマニフェストであるということですね。  ここにも書いてあって、僕自身もほんまに思っていることなんですけど、僕自身が思っていることかな、保育園を拡大するということは、学童の需要拡大にもどうしてもつながってくる問題なのかなというふうに思うんですけども、併せての対応は可能と考えての提案であるというふうな認識でいいんですかね。 532 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 533 ◯小紫雅史市長 学童の点につきましては中浦議員からもいろいろご意見を頂いていまして、この点につきましては私も同じ意見を持っております。学童が非常に増えておるところとそうでないところ、若干、地域によって差もありますけれども、学童保育を取り巻く状況というのは、全体的に子育て、教育等、厳しい中でも、特に課題を改善していかなければいけない部分だと思っておりますので、学童のハード面、ソフト面での対応というものはしっかりと今まで以上に取り組んでいくということで、この保育の定数増員のところと、当然、連関してきますので、学童対策もしっかりとやっていきたいというふうには思います。 534 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 535 ◯19番 中浦新悟議員 たまには意見が合ってよかったです。  保育園、学童、人材確保の問題が双方にあります。これもまた併せてやっていかれると思うんですけども、単純に、その他、介護士なんかもそうやと思うんですけども、この近辺の保育園で働く、新しいのをつくって新しい保育士さんを集めないといけない。それって、よそからどんどん降って湧いてくる、内側からどんどん出てくるという、なかなかそんなことにはならない中で、しっかりと確保していけるのかなというのを非常に不安に思うんですけども、ここも併せて重点的に力を入れていかれるというふうな認識でよろしいんですかね。 536 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 537 ◯小紫雅史市長 重点的と言うか、それも学童保育の一層の充実という項目でマニフェストにも書いておりますので、今日は全体の話ですからこの場で学童保育の話を一々細かくご説明申し上げませんけれども、学童関係者からの課題点とかご意見とかも私も直接聞いてもいますし、担当課としっかり相談をして、ここだけではもちろんありませんけれども、全体の状況も見ながら、しっかり学童の取組もやっていくというところはこの場でお約束できると思います。 538 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 539 ◯19番 中浦新悟議員 次になんですけど、学校施設の大規模改修を段階的に進める。これは総計にもちょっと書いてあることでもあるし、市長のマニフェストに書かれてあることなので、確実にこの4年間にやっていかれるんだろうということが確認できたんですけども、これはいつ頃から進めていくお考えなんでしょうか。 540 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 541 ◯小紫雅史市長 どの学校はいつからとかいうのはありませんけども、既にもう、エコスクールとかの枠組みを活用して鹿ノ台でスタートしていたりもしますし、大規模改修につきましては、順次、設立された年度との関係、老朽度、あとは課題が出てきているところ等を踏まえて、今、担当課の方でもどういう順番で、どういうふうなスケジュールで、どういうふうな内容で大規模改修をしていくのかというのはかなり具体的に検討してくれているはずです。担当課の方で大体の絵は描いているんだと思いますが。 542 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 543 ◯19番 中浦新悟議員 先ほど「余りお金がかからないんです、このマニフェストは」って、そんなストレートに言ったわけではないですけど、そんなことを言ってたんですけど、一部、やっぱり学校の大規模改修といったら、ちょっとしゃれにならん金額が下手したら飛んでいくぐらいのことがあろうかと思うし、鹿ノ台とか桜ヶ丘といったら、国の、あれは何だったかな、忘れたんですけど、かなり有利な内容での事業を進めたという記憶があるんです。じゃ、これから4年間の中であるのかといったら、確証もないわけなんですけども、その中で進めていくという見解ですから、しっかりとその財源も確保しながら、しっかりと検討していっていただければと思います。  次、ちょっと僕自身が教えてほしいんですけど、教科を担当する臨時講師の他、必要な人材を確保するための待遇改善を検討とあるんですけど、ちょっとこれを具体的に説明してもらっていいですか。 544 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 545 ◯小紫雅史市長 学童保育の教員とかもそうだと思うんですけども、昨日、竹内議員の質問にもありましたけれども、教育に関しましては、全体としては子どもたちへの大きな悪影響がないような形でと思っていますけれども、いろいろ合理化できるところはしていこうということで進めております。  教科担任で、例えば音楽とか美術とか、専門的な科目を教えるような臨時的な講師みたいな方がおられますけれども、彼ら彼女らの報酬と言うか謝礼と言うかが、今回、時間単位で見ると働く時間というののカウントが少し短くなったことで削られたということで、近隣他と比べて、そういう先生方の給与、謝礼なんですかね、報酬の水準がどうかというような議論なんかも一方で出てきております。竹内議員のご質問にもお答えしましたけれども、今年、必要と思われる見直し、合理化というのはやりましたけれども、それを1年やってみて、基本的に全て元に戻すとかいうつもりもございませんが、合理化の結果、何かひずみが出てきているようなところとか、そういうところについてはしっかりと、またもう一度、見直したりしていくということは、都度、やっていかなきゃいけないなと、そういう趣旨でございます。 546 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 547 ◯19番 中浦新悟議員 人材の補強と言いますか、待遇も含めてですけども、是非、取り組んでいただきたいところですので、やるという言葉はすごく有り難い言葉なんですけども、人件費というのがかかってきますし、そういった結果、昨日の竹内議員の質問の中で、効率化というところで一部、事務員さんが削られたとかいうのもあるので、この4年間、こういったことに取り組むということなんでしたら、できるだけ早く対応していただけたらなというふうに思います。  次に、生きいきクーポンについてなんですけど、マニフェスト2019ではクーポンの対象拡大、より使いやすく、健康増進や生きがいづくりにつながる制度に改善するとあって、第2期マニフェストではクーポンの使用範囲などについて検討と、以下同文なんですけども、この違いは何かあるのか、ちょっと教えてください。違いがないのだったら、また、ないと言ってくれたらいいんですけど。 548 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 549 ◯小紫雅史市長 生きいきクーポンで利用できる対象が、やっぱり初めは非常に狭かったので、もうちょっといろんなことに使えるようにというお声が多かったものですから、基本的にそういうふうな声を受けて対象拡大を。これは使用する物とかサービスの対象ということで私は書いたつもりだったんですけども、逆に、それで非常に利用していただいているようなこともあれば、それほど利用されないサービスもあったりとか、いろいろございますので、一番初めの1年目に比べれば、クーポンでできることとかやれることというのが大分と広がってきたというふうには思っておりますけれども、今後も生きいきクーポンの有効な活用方法があれば、そういうものについては追加していくし、これは余りニーズがないなとかいうようなものがあれば、合理化も含めて、全体を見直していくという姿勢は今までとも変わりませんし、そういう趣旨を踏まえてちょっと書いていますけれども、ここは原案とそんなに大きく意味合い、中身を変えているというつもりはございません。 550 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 551 ◯19番 中浦新悟議員 分かりました。先ほどマニフェストで示した内容はやるんだと言うてくれてるので、これもまた、4年間続けていかれるのだろうというふうな認識をしておきますが。  続いて、シルバー人材センターの改革により人生100年時代にふさわしい活動の検討・具体化とあるんですけど、どのような改革なのか、ちょっと教えてもらっていいですか。シルバーのところです。 552 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。簡潔にお願いいたします。 553 ◯小紫雅史市長 質問が結構具体的なので余り簡潔に答えられないんですが、シルバー人材センターにつきましては、今もよく頑張っていただいていますけれども、非常に長生きになってきて、今やっていただいている業務内容だけじゃなくて、もっと違う業務内容に、ワンコインのサービスなんかもしたりしていますけれども、あと、ふるさと納税で一人暮らしの見守りサービスをしてもらったりとか、そういう拡大を前の4年間のときにしていますが、さらに、いろんなスキルを持った皆様に働いてもらうために、逆に、業務内容も広げていくというようなことが考えられるのじゃないかというふうに思っておりまして、このような表現をしてございます。 554 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 555 ◯19番 中浦新悟議員 単純にこれは、シルバー人材センターで働いている方々のスキルに沿った業務内容を広げる、そういう意味だけでいいんですね。その後に、IKOMA-DOとの連携とか産官学がどうこうとか企業支援とか、いろいろ文章がつながっているものですから、もっと抜本的な何かがあると思ったんですが、そうではないということですか。 556 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 557 ◯小紫雅史市長 後半の部分はちょっと思いがあるところで、シルバー人材センターだけじゃないんですけども、退職されて地元に帰ってこられた方が多世代交流等の地域活動を、今でもやっていますけども、一歩踏み込んだ、そういうボランティア、地域活動をやっていただいたりですとか、単なるボランティアじゃなくて地域でビジネスをしていただいたりとか、そういうふうなことというのは、特に観光振興なんかとも絡めて、それはしっかりやっていきたいというのがあります。特にシニア世代。そういう動きを頑張ってやっていこうという中で、何か観光振興でありますとかそういうところで地域でのビジネスを立ち上げるというようなところにシルバー人材センターも何か連携して力になるような、そういう新しいシルバーの機能というのが持たせられないかと、そういう趣旨で書いています。 558 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 559 ◯19番 中浦新悟議員 すんません、ぱっと分からなかったので、また具体的に施策が動いていくことを期待しときます。  ただ、シルバーって独立している法人ですので、改革って、がこうせえと言うてするというのもおかしなことなのかなと思って、だから、が取り組むシルバーに対しての改革って一体何なんだろうと思ってちょっと聞いてたんですけど、まあ、期待しときます。  次へ行きます。  これも確認です。マニフェスト2019ではゾーン30の整備とあるんですけど、第2期ではゾーン30整備地区の認知度の向上と。これ、意味合いが変更されているんですけども、その理由は何でしょう。 560 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。
    561 ◯小紫雅史市長 私もゾーン30というのは結構いい制度だと思っているので、もっとどんどん整備していくんだと認識していましたが、一定、県警の方も、数をどんどん増やしていくというよりは、認知度を上げ、かつ、ゾーン30を走っている車、初めは本当に車速、平均速度が落ちていましたけども、逆に、慣れちゃって、結構、また元のスピードに戻りつつあったりとかというのもあったりするようですから、ゾーン30を設定している地域において、もう一度しっかりと認知してもらって、もう一度、安全に30キロ以内で走ってもらったりとか、そういうことを警察と連携してしっかりとやっていくというようなこと、市民にも理解していただくことというのが大切だというふうに、これは職員との議論の中でそうなりました。  もう少し増やしたかったんですけども、基本的には県警の方針で、新たにどんどんつくっていくということではなくて、今出来ているところの質を高めていく、認知度を高めて、具体的に効果を上げていくと。そういう基本方針の変更と言うか、そういうふうな考え方ということで、それに合わせたということです。 562 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 563 ◯19番 中浦新悟議員 これなんかは僕もちょっと期待していたところがあったんですけども、ただ、市民と共につくられたマニフェストの中で、これは市民から上がってきた声じゃないのかどうなのかというのは僕は判断できませんので、これだけ内容がころっと変わってしまった。ころっとと言うか、もう意味合いがごろっと変わってしまっていますので、その部分、どういうふうに説明されるのか、どういうふうなことになっていくのかというのがまた気になるなと思って、あえて確認させてもらったんですけども、そこの部分に関しては市長のご都合の話ですから、もうあえて突っ込まずに次へ行きます。  地域ビジネスに熱心に取り組む機運の醸成と具体的に支援する体制の整備。すみません、僕、地域ビジネスというのがちょっと浮かばなくて、コミュニティビジネスとは違うのか、ちょっとまた教えてもらっていいですか。 564 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 565 ◯小紫雅史市長 同じ意味で使っています。 566 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 567 ◯19番 中浦新悟議員 じゃ、結構です。  ほんで、次、地元市民が所有・運営する民泊制度を検討、支援する。これについて具体的にどういうお考えなのか、教えてもらっていいですか。 568 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 569 ◯小紫雅史市長 民泊についてはいい部分と悪い部分があるなというふうに認識をしております。奈良県の中でも県と奈良の考え方は結構違っていたりとか、いろいろあるんですが、一つは、やはり民泊のオーナーの方の顔が見えるか見えないかというところが結構大きなポイントだと思っていまして、民泊に対して、住宅都市である生駒は、やり方を少し間違えると地元の市民とのあつれきが起こるだろうというふうに思っておりますが、逆に、市民の方がオーナーで、適切にしっかりと運営していくような民泊であれば、それは地元にも比較的受け入れてもらいやすいんじゃないかというふうに私は考えています。  観光を振興していく中で、もちろん生駒に宿泊施設がもっと出来ればいいとかいうところはありますけれども、なかなかすぐにそんな大きな宿泊施設が出来るわけでもない中で、民泊の活用というのが観光振興でもあると思いますし、先ほど申し上げた高齢者の方の、人生100年時代の退職後の一つのライフモデルとしては有効じゃないかということで、そういうふうなことを具体的に書かせていただいています。 570 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 571 ◯19番 中浦新悟議員 民泊に関しては、ちょっと次の議案に絡むことなので大きく言わないですけども、今回、東生駒1丁目の地区計画の中では、あの地区、民泊はやめてほしい、やめるべきだと、要するに民泊を建てさせないよというような地区計画になっていたかと思います。あの地域では民泊に関してはノーという見解をお持ちなんでしょう。  実際、生駒の中でどれだけ民泊に関して受けがいいのか悪いのか、僕も判断できないんですけども、市長が進めるというマニフェストをここで示されているということは、一定、気になる、やっぱり市民生活、本当の住宅都市ですからね、その中で、どんな問題が起こるのやろうという不安があろうかと思うので、もし進めるのであれば、かなり丁寧に不安を除かれるような内容にしてほしいですし、僕自身は、今のところはまだちょっとハテナマークを持つなというふうな認識はしております。  続いて、その下にある「ユニコーン企業やベンチャー企業などを誘致して育てるまちを目指し、専門家を交えた検討を進めます」と。説明してもらっていいですか、ユニコーン企業をどうやって誘致していくんだろうというのが僕にはちょっとぴんとこないんですけども。 572 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 573 ◯小紫雅史市長 ベンチャーの方を先に書いた方がよかったかもしれませんが、今、先端大でも既にそういうベンチャー企業を育てるためのインキュベーション機能はありますし、IKOMA-DOでも一定そういう機能がありますので、ベンチャー企業にもっと来てもらって、それはさっきの地域ビジネスとかから広がっていくところもあるかもしれませんけれども、ベンチャー企業が先端大のそういうインキュベーション施設に来たりするような動きに何かとしても連携していければという思い、これはあります。それに、地元の退職された方でありますとか、地元で今は専業主婦をしておられますけれども非常にいろんなスキルを持っておられる方がうまく連動していくというのは一つの理想だと思います。  ユニコーン企業というのは本当に時価総額が非常に大きいということで、いきなりぽんと生駒に来るということ、これはなかなか考えられないんですけれども、ベンチャー企業のそういう集積が始まり、また、高山第2工区はもう少し先になりますけれども、先端大でベンチャーの集積なんかが出てくれば、将来的にはそういうユニコーンというような企業が生駒、そして、先端大も含めて高山第2工区周辺に目を向けてくれる可能性、これはあるだろうということで、本当に4年間のうちにユニコーン企業が絶対に来てくれるかどうかというのは、相手方もありますのでなかなか難しいですけれども、まずはベンチャーの集積とか地域ビジネス等もしっかりと振興していく中で、将来的にはそういうところにつながっていけばいいなというふうに思います。 574 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 575 ◯19番 中浦新悟議員 ユニコーン企業が来るなんて、僕もさすがにそこまで信用はしてないですけども、ユニコーン企業って、言うてみたら、LINEとかフェイスブックとか、そんなクラスじゃないですか。そんなのがほいっと来ないし、そんなんの卵がほいっと生駒に来るのかというと、それも分からない。世界のいろんなニュースを見ていると、ユニコーン企業にするんだということで、行政として様々、開発に対して投資をしている行政がある。世界を見てですよ、日本でどれだけあるか知らないですけど、そんなレベルのことを今ここにぽんと書かれているので、これは果たして一体どういったことを考えているんだろうかと。  今聞いていると、ベンチャー企業が来たらいいな、それが育っていけばいいな、大学院大学、また第2工区うんぬんと関わっていくのかで可能性はあるだろうというレベルの話だったので、ちょっと残念だなという部分もあるんですけどね。  ただ、専門家を交えた検討。専門家というのは一体何の専門家のことを指しているんでしょう。 576 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 577 ◯小紫雅史市長 奈良先端大もありますし、実際、ユニコーン企業もいろんな業種があります。来るはずもないとおっしゃいましたけども、私はそれを目指してやっていくのが市政だと思っていますので初めから諦めるつもりはございませんが、いろんな業種がある中で、どういう企業がどういう条件であれば生駒の地で、第2工区、第1工区、先端大の近くとかで立地を考えてくれるのかとか、そういうふうな専門的なアドバイスをしていただける方を想定しています。  基本的には、市役所の職員だったりとか市内の市民でそういう方がおられると一番いいなと思っておるんですけれども、必要に応じて、そういうのにたけた市外の方、企業誘致の延長線上にそういう専門家の方のお力も頂いて、これからのAIとかICTとかの関係の企業の誘致を目指していくと。そういうことでご理解ください。 578 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 579 ◯19番 中浦新悟議員 諦めてほしいなとは思わないです。頑張ってください。  なんですけど、ただ、同じくマニフェストなので、実現可能なものが書いてあると僕は認識しているので、大きな夢だなというだけでは到底駄目やと思いますので、しっかりとこれを実現するような施策を打っていっていただく、それが市長の責任であるのかなというふうに認識しますので、お願いします。  最後、Society5.0のまちづくりを進めるための専門家を招へいする。また「専門家を招へい」という言葉、具体的にどんな専門家なのか、その辺り、ちょっと説明いただいてよろしいですか。 580 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 581 ◯小紫雅史市長 基本的には、様々な社会課題にAIとかICT、ロボット等の技術を生かして対応していくというような新しいまちづくりのことを指すと理解しています。  そんな中で、専門家というのはどういう方とかと言うと、先ほど申し上げた、正にそういう業種の各専門家でございますが、それが、例えば職員というような形で来ていただくとか、アドバイザーみたいな形で何か委託契約を結ぶというようなことなのか、そこについてはいろんなやり方があるとは思いますけれども、残念ながら、なかなか私も含めて、AIとかICTとかロボットというのはこれからの分野でございますので、非常に専門的な知識まで有しておる者が職員の中にそれほどいないということであれば、外から専門家に来てもらって、そういうまちづくりをしていくということは必要なことではないかと思っております。 582 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 583 ◯19番 中浦新悟議員 専門家が1人来てどうこうなるのか、それは僕には分からないですけども、それは、いないよりいた方がいいのかもしれないですけども、ここまで見ただけでも様々な事業がありますよね。それに対してやっぱり人が要りますよね。一方で、やっぱり人を削りますという形で、今、定員適正化計画を策定していますよね。ほんで、時間も削らないとということで時間外勤務命令の運用に関する指針も見直し始めていますよね。ほんで、やっぱりお金の部分を削っていかないと、歳出を削らないとということで、行革審でファシリティ、ファシリティは違うかな、事業見直しをしたりもしていますよね。  ここに書いてある事業を進めていくのに、今、検討しているということなんでしょうけども、一体これ、次年度に向けて、どの程度、歳出を削っていこうと考えていらっしゃるのか教えていただいてよろしいですか。 584 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 585 ◯小紫雅史市長 現時点で来年度の予算というのはまだ具体的になっていない、まだ6月ですからそれは当然だと思いますけれども、4年間の中で、どういうスピード感で、初年度、2年度、3年目、4年目でどういうふうにやっていくのかというのはこれから議論していきたいと思います。  そんな中で、ここに書いてあるようなことも、なるべく具体的に書いているつもりですけれども、どういうふうにやっていくのかという詳細、また、それに伴う財政の規模、どのぐらいお金がかかるのかというのは、細かいところについては、当然、これから詰めていきますし、それに伴って、一定、削らなきゃいけないところとかいうのが出てくる場合、毎年そういうふうな予算編成はしていますけれども、それはしっかりと中で議論をして、また、議会にもお示ししたい、市民にもお示ししたいというふうに思います。 586 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 587 ◯19番 中浦新悟議員 5月7日の行政経営会議の資料を見ていると、来年度予算のために4.5億円プラスアルファ、プラスアルファというのはマニフェスト分です、の歳出削減が提案されていますよね。それに対して行政経営会議の中では了承という答えが出ていると。これはホームページの議事録に上がっていたことなんですけども、それだけの数字を削られるのかなというふうに認識していたんですけど、それは市長の中では余り意味のないことなんですか。ご答弁で頂けなかったので、そういう答弁が来るかなと期待してたんですけど、なかったので。 588 ◯中谷尚敬議長 杉浦総務部長。 589 ◯杉浦弘和総務部長 5月7日の行政経営会議でお示しさせていただいた資料なんですけれども、ご承知のとおり、社会保障関係費というものが毎年増加していきます。それで、今年度の予算を上げさせていただいたものをベースとして来年度を考えてみた場合、プラスアルファ4.5億円は一般行政経費として必要になってくるということで、プラスアルファというのは、今回、市長が挙げられたマニフェストのところで、今現在、それがいかほど来年度の方に事業化の費用としてかかってくるかというのが見えてきていない状態です。  一方、歳入としては、増える要素は、残念ながら見通しとしては持っておりません。ですから、入ってくるパイは同じなので、それを適正な行政運営、行政執行をしていく中においてどのようにできるかと考えた場合、4.5億円プラス、その時点ではもちろんマニフェスト事業も、すみません、まだ事業費がはっきりと出ておりませんので、それが出た段階において、一般財源としては、一つの目標としてそれを削減しながら予算編成に臨むという共通認識をその会議の中において持っていただくという思いで、財政課、我々総務部の方から提案させていただいたところでございます。 590 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 591 ◯小紫雅史市長 これも議会でも恐らくご説明したと思いますが、大体、社会保障の関係経費って毎年3億円近いお金が伸びてしまいますので、4.5億円の中にはそれが非常に大きいということでございます。  歳入の方は、大きくプラスになる要素がないというのは部長が申し上げたとおりなんですけども、先ほど申し上げたように、歳入の増加というのを、税収だけじゃなくて、それ以外も何とか伸ばしていこうということはこれからも考えていかなければいけませんし、プラスアルファの部分に、厳しい財政状況の中でどのぐらいの額を見込んでいくのかとか、初年度が幾らで2年目以降は幾らかというようなこと、これは本当に毎年の予算編成作業と同じですけれども、厳しいんですが、しっかりやっていくということに尽きると思います。 592 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 593 ◯19番 中浦新悟議員 今、歳出を何とか減らしていこうということで、先ほども言いました、行革委員会の中で事務事業の見直しが進められている、そういうのは来月から査定と言いますか、審査に入るんですよね。一方、その見直し項目に生きいきクーポンが入っていますけど、市長のマニフェストにも生きいきクーポンが入っている。生きいきクーポンの金額が2億六、七千万ぐらいやったかと思うんですけども、じゃ、行革委員会で削減という意見が出た場合、でも、一方で市長はマニフェストでやるんだと言っている。これはどっちが優先されてくるのかと言ったらマニフェストだと思うんですけども、そういう状態の中で、事業見直しというのでどれくらいの規模を落とせるのか不安に思うんですけど、その辺り、大丈夫ですか。 594 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 595 ◯小紫雅史市長 マニフェストに書いていることと今回の行革の対象になっている、生きいきクーポンだけじゃないですし、行革の関係の審議会でご意見を頂いたことにつきましては、当然、それは最大限、尊重しながらやっていくということではあると思いますので、それは頂いたらどういうふうな形で対応していくかというのは、当然、それを受けて考えていくということだと思います。そのときに、頂いたけども、それに従うことができませんという答えになることもあるでしょうし、従うという可能性もあると思いますし、その間で何か工夫しながらやっていくというようなやり方、それはいろんなやり方があると思います。 596 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 597 ◯19番 中浦新悟議員 やり方はあるんですけど、マニフェストにこだわり、総計にこだわり、やっぱりここに入れるんだ、これをやるんだということをうたって、これは絶対にやるんだという答弁の後に、行革の中で意見の違うことが出てきたら、それは見直すかもしれませんと言われると、じゃ、一体何なんだと思うんですね。  僕は正直、財政状況を危惧している状態です。今、マニフェストにあれこれ書いてくれています。ここに書いてあることで是非やってほしいなと思うこと、たくさんあります。けども、あれこれしたいのはあるし、それも分かるんですけども、ただ、それをするためには既存事業というのを、本当に覚悟を持って削っていくということができないと、しないと、結局、今後、予算をちゃんと組んでいけるのかな、次年度、その次って、どんどん削減率って増えていくんですよね。去年も4%のシーリングをかけて、各部局の予算を削ったんですよね。今年は何ぼだろう。来年は何ぼだろう。これ以上、削るところがあるのかなと、各部局は今そんな状態やと思うんですね。マニフェストを本当に実現していこうと考えるのであったならば、それと同時に、これを財源にするんだという明確な指示もともに、市長として職員に出していただきたい、そういうふうに最後にお願いして質問を終わります。 598 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 599 ◯小紫雅史市長 それは当然だと思います。それは、マニフェストのプラスアルファであろうが、社会保障費が毎年3億円増える話であろうが一緒です。なので、当然、シーリングというものもあるでしょうし、他の業務のスクラップをしていかなきゃいけないということもあるかもしれませんし、税収に頼らない収入構造を考えていくとか、いろんなことを考えながらしっかりと対応していくということ。財政の健全化は、中浦議員がおっしゃるように、私も同じ思いでしっかりとまちづくりをやっていきたいと思います。 600 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 601 ◯19番 中浦新悟議員 本当に明確な指示を出してあげてくださいね。中途半端な指示で、何を削ったらいいんだろう、どうしたらいいんだろう、そういった状態で市政運営されるのが一番不安に感じますので、お願いします。 602 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午後3時8分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後3時25分 再開 603 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。  最後に、22番白本和久議員。              (22番 白本和久議員 登壇) 604 ◯22番 白本和久議員 議長のお許しを得て、一般質問をさせていただきます。  政府のビジット・ジャパン・キャンペーンが開始された平成15年の訪日外国人旅行者数は521万人であり、平成30年には3,119万人と大幅に増加しました。経済効果も大きく、訪日外国人旅行の消費額は4兆円を超えていると言われています。  奈良県においても、知事が先頭となって観光資源の発掘と活用、及び観光誘致のための環境整備を行い、例えば県庁東側にバスターミナルの新設や大型ホテルの誘致などを熱心に取り組まれております。最近、観光交流人口を増やすことで地域の活性化を促すも増えてきています。  今年度の市長の施政方針では、「観光を振興するため、独自の歴史文化資源や自然環境を生かし、まちや文化に触れる機会をつくるとともに、モデルとなる拠点エリアにおける先導的な取組を進め、積極的にまちの魅力を発信します」とされております。また、平成29年6月においては、工業、商業、サービス業、観光及びそれら全てに関わる横断的分野における課題などを整理した上で、本市の魅力、強み、にぎわいなどを生み出す仕組みづくりや、その担い手となる意欲を持った人材や団体への支援など、様々な分野の事業活動や市民活動が連携し、一体となって地域資源を最大限に活用する取組を進めることによって、本がより住みよいまちとなる方針として生駒商工観光ビジョンが作成されています。  以上の施政方針と商工観光ビジョンを踏まえ、以下のとおり質問します。  1、商工観光ビジョンには「生駒山を始め、生駒山上遊園地、生駒ケーブル(中略)暗越奈良街道などの自然・歴史資源」と書かれており、くろんど池自然公園の明記がありませんが、同ビジョンにおける同公園の観光資源としての位置付けはどのように考えていますか。  2、くろんど池自然公園は、金剛生駒紀泉国定公園内に位置し、周辺の府民の森くろんど園地及びほしだ園地からのハイカーなどの流入による観光客の増加が期待できることから、今後も自然環境を生かした観光拠点として活用するべきと考えますが、はどのように考えますか。  3、その活用において、にぎわいなどを生み出す仕組みづくりやその担い手となる意欲を持った人材や団体への支援など、様々な分野の事業活動や市民活動が連携し、一体となって地域資源を最大限に活用する取組は考えていますか。  4、商工観光ビジョンが平成29年6月に策定されて丸2年が経過しようとしておりますが、同ビジョンにおける観光振興はこれまで具体的にどのように施策に反映されてきたのでしょうか。  2回目からの質問は自席でさせていただきます。 605 ◯中谷尚敬議長 尾山地域活力創生部長。              (尾山隆啓地域活力創生部長 登壇) 606 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 それでは、白本議員の一般質問、くろんど池自然公園の観光振興と本市の観光施策についてお答えいたします。  まず最初に、商工観光ビジョンにおけるくろんど池自然公園の環境資源としての位置付けにつきましてですが、商工観光ビジョンでは、観光によるまちづくりを根付かせるためのモデルとなる拠点エリアを設定して先進的な取組を推進すると規定しておりますので、生駒山を集客拠点の一つと位置付け、ハイキングコースを始め宝山寺参道や生駒駅周辺商店街、生駒山上遊園地、暗峠周辺の飲食店など、広域エリアの魅力による情報発信を強化することにより、魅力向上に向けた支援に取り組んでいるところでございます。  くろんど池自然公園につきましては、初夏から秋にかけてはバーベキュー客で大変にぎわうとともに、秋の紅葉が大変美しいエリアであり、池の周辺には4ルートの遊歩道が整備されていて、気軽に自然と身近に触れ合うことができるスポットだと認識しており、ビジョンには明記されていないものの、他の場所と同様に大切な観光資源の一つだと考えています。  また、観光ビジョンにおいて、体験型観光の推進を掲げておりますが、この遊歩道や池の周辺を遊覧できる貸しボートについては正しく自然環境を地域資源として活用した体験型プログラムであると言えますので、これらを体験型メニューとして活用できるのではと考えております。  続きまして、2番目の、周辺からのハイカー流入により観光客増加が期待できるので、自然環境を生かした観光拠点として活用すべきではとの質問でございますが、議員ご指摘のとおり、くろんど池自然公園には私市方面からハイキングできるルートがあり、活用されています。これは、大阪府民の森くろんど園地から約1時間という手軽さから、豊かな自然環境を求めて、大阪方面からのハイキングコースとして大変魅力的と考えておりますので、今後は、より多くの方々にくろんど池まで足を延ばしていただけるよう、様々な工夫をしながら魅力を内外に発信していきたいと考えています。  ご質問にありました観光拠点としての活用についてですが、くろんど池自然公園は、先ほど観光資源の一つと考えているとお答えいたしましたが、本市北エリアでは唯一、飲食や宿泊ができる場所となりますので、高山竹林公園等と併せて北の観光地の拠点としても活用していくことができるのではと考えております。  続きまして、3番目の、にぎわいなどを生み出す仕組みづくりや、その担い手となる意欲を持った人材や団体の支援など、一体となって地域資源を最大限に活用する取組は考えているかとの質問につきましてお答えいたします。  本市には、豊富なビジネス経験などを持ち合わせていたり、多言語を話せる方、ICT関係やデザイン関係のスキルの高い人がたくさんおられるのではないかと考えており、そういう方々に、中でも観光に取り組む意欲のある方に協力してもらって、例えば観光ボランティアガイドに関係してもらうとか、そういった方々のネットワークを形成して、ちょっとしたアドバイスをもらうとかしていけば、もっと生駒の観光振興がパワーアップしていくのではないかと考えております。このことにつきまして、今年度は、観光ボランティアガイドの会の力を借りて実際に講演会を実施し、まずは観光に興味がある方に来ていただける場を設定したいと考えております。  最後に、4番目の、商工観光ビジョンにおける観光振興はこれまで具体的にどのように施策に反映されてきたかについてでございますが、ビジョンの中に、観光推進体制の強化メニューとして、インバウンドを含む来訪者を受け入れる体制整備を掲げておりますことから、昨年の11月にインバウンド受入体制整備セミナーを開催するとともに、セミナーに参加された事業者や市民の方を対象にワークショップを開催することで、広く観光資源の活用やPR方法をテーマとして検討してまいりました。  この成果といたしましては、ワークショップを開催することによって観光のネットワークの強化が図れたことや、参加者からは、「生駒はジブリに出てくるようなコンパクトな温かいまち」や「何げない日常の風景や生活を写真に収めたい」といった外国人の意見を聞くことができました。  また、集客拠点となる生駒山周辺については、ハイキングコースの道標を整備する際に英語表記を加えたり、近隣自治体と協働で「ぐるり生駒山系サイト」の開設、生駒山上遊園地からの夜景がクールジャパンアワード2019を受賞したことから、近畿日本鉄道と連携して、魅力向上に向けた取組を行いました。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 607 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 608 ◯22番 白本和久議員 今の部長の答弁の中で、ちょっとお聞きしたいんですけども、最初のところですけども、他の場所と同様に大切な観光資源の一つだと考えていますということなんですけど、他の場所ってどこですか。 609 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 610 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 宝山寺や生駒山上等、生駒山系方面にある観光施設と言いますか、その一帯でございます。 611 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 612 ◯22番 白本和久議員 そしたら、生駒山の山麓とか、そういう付近と同等ということですね。 613 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 614 ◯小紫雅史市長 今、部長が申し上げたようなことで生駒山系はもちろんそうなんですけども、もちろん暗峠もありますし、場合によっては駅前商店街だって、ニュータウンの町並みであったって観光資源にはなるわけでございます。  もちろん生駒の山そのものもそうですし、様々なお寺等、市内には国宝もございますし、そういうものがございますけれども、くろんど池の非常にすばらしい自然と、そこに今既にあるもの、そして、これからの可能性というものはそれらの地域に負けないだけのすばらしいものがあるというのは私も同じでございますが、先ほど部長が申し上げたものだけに限定するということではございません。 615 ◯中谷尚敬議長 白本議員。
    616 ◯22番 白本和久議員 2番目の質問で、観光拠点として活用すべきではと質問しているんですけども、今の答弁では、拠点としてはどない考えているかというのが抜けてると思うんですけども、もう一度お願いします。 617 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 618 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 確かに観光ビジョンの方では、観光拠点としてくろんど池周辺をということにはなってございません。元々、市内には魅力的な観光スポットが点在している中で、ビジョンではその全てについて網羅して観光拠点として扱うということではございませんが、ただ、先ほど申しましたように、くろんど池自然公園につきましても、拠点という表現になりますけども、大切な拠点の一つという考え方をしてはどうかと考えております。 619 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 620 ◯22番 白本和久議員 観光拠点ということだと思うんですけども、大阪府民の森くろんど園地なんですけども、ハイキングコースとして大変魅力的なんですけども、現在、このハイキングコースの整備ができてない。地図上はちゃんとなっとる。せやけど、歩いたら、なかなか歩けないと言うか、歩くのに、若い人はいいけども、年とったらちょっと歩きにくいというような状態になっている。これについてはどない考えておられますか。 621 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 622 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 あのエリアの西側にはすぐにくろんど園地、すぐって、1時間かかると申しましたけども、ありまして、西側の方は、ある程度、整備されていると聞いています。それで、生駒側の道は確かにまだ整備がなかなかされてないということなので、私、実はまだ歩いてないんですけども、実際に見せていただいて、歩きにくいところ等がございましたら、整備に向けて考えていきたいと思っています。 623 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 624 ◯22番 白本和久議員 その次に、部長の答弁で、集客拠点の生駒山の周辺なんですけども、ハイキングコースの道標を整備する際に英語表記を加えたいと書いておるけども、くろんど池のところは、大体、入口に「くろんど池」と書いてあれへん。案内表示板がないねん。ほんで、そのハイキングコースも同様ですわ。これについては、部長、どない考えておられますか。 625 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 626 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 当然、訪れていただく方には道しるべというのは大事なものなので、あった方がいいと思っています。 627 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 628 ◯22番 白本和久議員 設置するのは、と違うのか。 629 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 630 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 それもちょっと現場を見せていただいて、どこに置くかとかいうのも検討して、どれぐらいの経費がかかるかというのも考慮した上で検討していきたいと思います。 631 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 632 ◯小紫雅史市長 このような道標の設置というのはもちろん大切なことだと思います。  例えば生駒山の中の道標の設置につきましても、がやった部分とボランティアの方に設置していただいた部分と両方ございます。また、どのぐらいの方が、ここもかなりハイキングの方が多いんですけれども、ハイキングはもちろん、そのようなハイカーの方がハイキングの前後でその他の活動をされて、地元にお金がどういうふうに落ちているのかとか、そういうふうな観光全体、経済効果なんかも見ながら、としてどれだけここに予算を投入していくのか、地元の方なんかにどのぐらいご協力をいただく、お力をいただいてボランティアでやっていただく部分があるのかとか、そのようなことを考えた上で、どうしていくのかというのは総合的に考えるということだと思います。  いずれにせよ、くろんど池は、私も何度も行っていますし、非常に素敵な場所ですので、地元の方であったり観光で来られる方のニーズ、あと、もっと増えてきて、たくさんお金がここに落ちるとか、そして、にもプラスになっていくとか、そんなところが更に見えてくれば、いろんな施策として取り組んでいく可能性は十分あるとは思います。 633 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 634 ◯22番 白本和久議員 くろんど池の周辺の道路はの道路であります。の道路で、要は観光道路。観光道路に入口の案内表示がないというのは、これは落ち度みたいなものやと僕は思うんや。観光、観光と言うて、くろんど池入口にくろんど荘の看板だけがあって、何で自然公園の入口やという案内表示がないの。おかしいと思うんや。私道路やったらそれはあれやけども、の道路や、全部。の道路にそれがないって、ちょっとそれは早急に案内標識をつけるように、9月の行楽シーズンに向けてやってもらいたいなと思うわけです。  次に、近隣自治体と協働で「ぐるり生駒山系サイト」の開設と。僕、これ見てないねんけど、この近隣自治体ってどこなんですか。 635 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 636 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 くろんどで言えば、私市が当たると思います。 637 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 638 ◯22番 白本和久議員 部長、近隣自治体。どこなん。 639 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 640 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 私市、すいません、交野でございます。 641 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 642 ◯22番 白本和久議員 近隣自治体と協力して働くと書いてあるねんな。ということは、部長が交野と分からないのに、どうしてこれ、協働してんのよ。 643 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 644 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 言い間違えました。すいません。交野でございます。 645 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 646 ◯22番 白本和久議員 そんなん、やってないねや、要するに。  ほんで、これからまたしはることやと思うので、是非とも早く、この文章どおりでは「協働」してくれるように要望しておきます。  次です。くろんど池自然公園の年間の観光客数は、この二、三年、どのように推移していますか。 647 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 648 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 平成28年度は7万500人、29年度は6万5,000人でございます。 649 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 650 ◯22番 白本和久議員 要は減っていってるということなんですけども、観光客が減っている原因は何と考えておられますか。 651 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 652 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 減った原因を詳しく調査したわけじゃないので細かいことは分からないんですけども、いろいろな要因があると考えていまして、例えば大きなものの一つとしては、やっぱりPRのやり方というのがちょっと不足しているかなとは思っています。 653 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 654 ◯22番 白本和久議員 案内看板の設置がないねん。まだ分からん。  その次、公衆トイレについては、今、どないな状況なんですか。 655 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 656 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 2年前に和式から洋式に変えさせていただきまして、池の北側に2カ所、南側に1カ所ございます。 657 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 658 ◯22番 白本和久議員 男子、女子、洋式トイレが何個あってと、もう少し具体的に言ってください。 659 ◯中谷尚敬議長 分かるか。分からへんかったら、白本議員、答えたって。白本議員。 660 ◯22番 白本和久議員 僕も1カ所、でかい方しか見てないんやけども、男子の洋式トイレが一つと、女子の方は洋式トイレが二つと和式トイレが三つある。合計五つ。このトイレも、単に和式を洋式に、陶器の便器を替えただけで、僕はこういうトイレで女の人が気持ちよくできると思わへんねん。生駒山上もそうやねんけど、やっぱりもっとトイレをきれいにと言うか、ただ単に洋式にしたでと違うて、市役所にもあるようなウォシュレットまで行かんけども、気持ちよく入れるような、特に女の人が入れるようなトイレにせんとあかんと思いますねん。できてない。  ほんで、もっとひどいのは多目的トイレがないねん。高齢化社会、高齢化社会やと言うて、車椅子の人がここへ行かれへんのや。時代に合うた設備が出来てないところに、何でこれ、人が来るんよ。 661 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 662 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 障がい者向けのトイレにおきましては南側に1カ所設置させていただいております。 663 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 664 ◯22番 白本和久議員 それは奥の方であって、手前のところのやつは、一番よう使われているところにはないのや。ほんで、周遊コースということで言うてはりますけど、そのコース自体も、車椅子で気持ちよく行けるようなコース設定にしていかなあかんと思うねん。何もできてない。そんなんで、要は観光客と言うか、ここへ来るというのは、時代の流れからしたら遅れとるんよ。  昔、昭和30年代には、部長が言われたみたいに私の方から、サラリーマンの方が土曜、日曜、あの頃は日曜やね、日曜日になって、朝来て、ほんで、昼食べて、そこでダンスなりいろんなことをして、気持ちよく帰ってはった。それは平均年齢30ぐらいの話。今、50、60の人が多い。多い人に対応した設備投資というのをしていかんと、人というのは集まらないと思うんですよ。その頃はくろんど園地がなかった。だから、まだ来るのが増えたけど、今、くろんど園地とほしだ園地と二つあって、年間、くろんど園地で10万人、ほしだ園地で80万人の行楽客が来ているというふうに大阪府は発表しております。  このお客さんと言うか、くろんど園地の方10万人の少なくとも1割でも入ったら全然変わってくるわけや。でも、今のところ、何もやってないから、くろんど園地に来た人が「くろんど池ってあるな」ぐらいは知ってるのか知らんけど、具体的には行ってないわけやん、広報がないから。  どう思われますか。 665 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 666 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 その点につきましては、確かにくろんど園地にたくさんの人が来られているということで、その方々をくろんどの方に向かっていただくよう誘導するような動線と言いますか、整備というのはしていくべきだとは思います。 667 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 668 ◯22番 白本和久議員 体験型というようにも部長は言われてましたけども、もちろん商工ビジョンにも書いておりますけど、交野へ行って話を聞き、それから、パンフレットをもらったら、こういう具合に体験、ちゃんとやってるわけや。もうやってるのや。片一方は考えるやん、生駒はこういうふうに。今年の夏にこれやるわけや。子どもが喜ぶわけやんか。だから、交野と連携、協働しはって、そういうことがジョイントでできるかということを早急に検討されてはどうですか。 669 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 670 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 うちの方も何もしてないわけじゃなくて、前年度、観光ボランティアガイドの会の方が高山地区をルートに入れたウォーキングイベントを開催していただいています。ただ、そういったチラシ系につきましては、今、生駒全体の観光ガイドの中には確かにくろんどは入っているんですけども、拠点拠点をクローズアップしたチラシというのがございませんので、そういうものについては取り組んでいけたらなと考えています。 671 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 672 ◯22番 白本和久議員 これは具体的に今やっているわけ。交野とくろんど園地と、どないしてジョイントしてするかということが大事やと思うねん。10万人おると言うてるねんから、10万人のうち1割でも2割でもこっちへ来れるような、里山体験とか蛍観賞とか、こういうのをどしどしと知恵を借りながらやっていくというのが一つの活性化なり、また人を誘致することやと思うんですよね。どうですか。 673 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 674 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 先ほども言いましたが、幸い、ハイキングコースの動線の方は、ある程度、完成していますので、おっしゃるように、リンクと言いますか、交野の方とも相談しながら、何かプランと言いますか、イベントと言いますか、というのができたらなと思います。 675 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 676 ◯22番 白本和久議員 そしたら、現在、の方としては、くろんど池自然公園の担い手とか団体というのを協議対象としてはどのように考えておられるんですか。 677 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 678 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 くろんど池周辺を、長い間、管理していただいていました管理組合さんとあの辺一帯で何かする場合には相談させていただいております。 679 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 680 ◯22番 白本和久議員 どのぐらいの頻度でされてるんですか。 681 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 682 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 具体的な回数はカウントしてません。 683 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 684 ◯22番 白本和久議員 僕も管理組合に話も聞いたし、うちの担当の方にもあれしたけどね、ほとんど話ししてない。話ししたと言うたら、一番は、去年の9月の倒木のときに、一生懸命、管理組合の人がやってはって、それで、もうお手上げやからというので担当課長に相談したら、担当課長は一生懸命、1人動いてやってくれたんです。そこからほとんど話は電話だけやんか。話は会うて話をして、たとえ30分でもええからしてやね、どんなことがあるねんって、やっぱり管理組合長なり総代さんらとして、それで話を進めていかんと、そんな、カウントしてませんも何も、やっぱり部長自身が今現在の担い手をまずは把握して付き合うていかないと、新しいインバウンドなり、それはしはったらええと思いますけども、今、一生懸命やってもろうてる管理組合は月1回、出会い仕事をして、ほんで、暑いのに草刈りとかやりはって、やってるわけですわ。そういうのを一方でやってはると。一方では、そんなんやってはるらしいなぐらいしか分からへん。ほんなら、これ、どないして観光できるんよ。 685 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 686 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 昨年度からの回数はカウントしてないんですけども、私、この4月に就任させていただいて、もう既に2回、会長さんとは話しさせていただいてます。ほんで、2回目のときは、ある程度のペーパーも頂いて、こういうことというのはやっております。 687 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 688 ◯22番 白本和久議員 具体的に目に見える形で提案なりしていかないと、管理組合さんの方もずっと自分らでやってきたことにの方が何も応答がなかったら信用がなくなるわけやんか。  それで、この間、僕も管理組合の定例会のときに行かせてもらって、この質問の材料を作ってたんやけど、その中で一つ、これはええなと、今日、質問するわと言うたのは、毎年やっておりますスカイウォーク、生駒山上ばかりやっとるけども、一遍、交野の私市からくろんど池の間でやったらどうやろうなという質問が出たんですけども、部長、どないですか。 689 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 690 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 まず1点、実現できてないとおっしゃいましたけども、話合いしたのはつい最近でございまして、そんなすぐには実現できないと思います。  それと、スカイウォークの件につきましては、ちょっと今はお答えできません。 691 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 692 ◯22番 白本和久議員 できるように、スカイウォークと言わず、冬のときにもひとつやったらどうかなと提案をしておきます。  その次に、観光振興ということで、今、生駒観光協会というのはどのようになっているんですか。 693 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 694 ◯小紫雅史市長 どのようになっているのかというのはどういう質問ですか。あと、もうちょっと具体的に質問してください。 695 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 696 ◯22番 白本和久議員 役員構成及び会員の数を言っていただけたら、それで結構です。 697 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 698 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 全体で42名です。役員の数は数えないと分からないので、ちょっとお待ちください。 699 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 700 ◯22番 白本和久議員 去年ですか、大和郡山の観光協会の会長に講演をしてもらって、大和郡山の観光協会の実状を把握されたと思うんですけども、大和郡山の観光協会と生駒の観光協会はどのように違っているんでしょうか。 701 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 702 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 大きく違う点は、大和郡山の方は法人化されています。それが大きな違いやと思います。
    703 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 704 ◯22番 白本和久議員 生駒の観光協会も大和郡山の観光協会と同じようなやり方と言うか、手法を使って、生駒の観光協会を変えていくというような考えはないんでしょうか。 705 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 706 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 考え方がないわけじゃございません。そういったふうに進んでいくのも一つの手法かとは思いますけども、今の時点では話が進んでいるということはございません。 707 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 708 ◯22番 白本和久議員 生駒の商工観光ビジョンの23ページ、観光推進体制の強化というところで、イ、観光協会のあり方の検討、より主体的・発展的な観光振興への活動に向け、会員を始め関係者とともに観光協会の望ましいあり方を検討するというように書いている。もう2年近うなっていて、今現在、これについてはどのような検討をされているんですか。 709 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 710 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 その部分につきましては、他の事例を見て、一般社団法人として、の組織とは切り離した形で運営していくというのを検討しようということであるんですけども、先ほどの大和郡山の方に状況を確認しに行ったところ、現時点では本格的な検討に入ることは難しいであろうということになっております。 711 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 712 ◯22番 白本和久議員 生駒観光協会が難しいということですか。 713 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 714 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 いいえ、こちらの方で判断していることでございます。 715 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 716 ◯小紫雅史市長 ちょっと答弁がかみ合ってませんが、法人化するというのはもちろん一つだと思いますけれども、法人化するに当たっては、当然、我々の思いもありますが、まずは、観光協会の中で自主自立的に事務を回していくでありますとか、それに係る費用をどうするかとか、そういうようなことがある中で、当然、観光協会のメンバーのご意向も要ると思っております。なので、観光協会の方で、今より一歩踏み込んで、自主的に財源面、人員面等もやっていくというようなことであれば、そういう法人化というものも、も一層の支援をして、そういうこともあると思いますけども、現時点では観光協会、そして、それを支えるとしても、そこまでできてないということでございます。 717 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 718 ◯22番 白本和久議員 早急に観光協会の体制というものを具体的に目に見える形にしてもらいたいと思います。  その次に、生駒の観光産業についてはどのような考えを持っておられるでしょうか。 719 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 720 ◯小紫雅史市長 今のご質問もちょっと広過ぎて、どこから答えればいいか分かりません。マニフェストなり、所信表明でも触れていますが、もうちょっと具体的に言っていただければ答えます。 721 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 722 ◯22番 白本和久議員 観光産業、要するに観光に携わってやっておられる、観光業ですな、宿泊・ホテル業、その具体的な数字が分かりますかということをまずは聞きたいんです。 723 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 724 ◯小紫雅史市長 それは従事している人の数とか、GDP的な意味とか、どういう意味でおっしゃっている。全部ですか。 725 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 726 ◯22番 白本和久議員 分かる範囲内でいいんですけど。というのは、議会が平成29年度企画総務委員会調査報告書というのを作ってるわけなんですよね。それは、観光の産業化に向けたまちづくりと書いておる。その中で、具体的に言えば、旅館の数とか、観光業者みたいなん、そんなにいないと思うんですよ。タウンページ見たら分かるんと違うの。 727 ◯中谷尚敬議長 せやから、何を聞きたいの。白本議員。 728 ◯22番 白本和久議員 要は、観光産業を育成、振興しやなあかんと思うんです、僕は。さっきも中浦議員かな、言っておられましたけど、生駒に産業がないんやから、何かできることは一つずつやっていかないと見えないと思うんですけども、観光協会はイベントとかそんなんで僕はいいと思うんですけども、本体としては、うちの調査報告に観光の産業化に向けたまちづくりと書いているように、観光を産業として育成、振興するのが行政の一つの大きな仕事やと思うんですけども。 729 ◯中谷尚敬議長 観光協会の中にも旅館業をなりわいにしてる人、入ってはるやんか、協会の中に。白本議員。 730 ◯22番 白本和久議員 それがやね、数字が。例えばね、大和郡山は会員が249名いるんですよ。あっちは人口9万や。こっち11万何ぼ。 731 ◯中谷尚敬議長 よそはどうでもええやん。白本議員。 732 ◯22番 白本和久議員 そしたら、249名会員がいるのと、こっちは四十何名しかおらんわけですやんか。これだけでも、会員数を増やしていけば輪が広がっていくねんから、最初に書いておられますように、いろんなスキルのある人がおると。そういう方にも入ってもらってということで、その入る努力を一方ではしてもらわなあかんと。それは何でやと言うたら、観光を産業として育成することを一番の目的にしたらええんと違うかなという僕の提案。 733 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 734 ◯小紫雅史市長 先ほど来からの質問、おおむね同じことが言えるんですけども、観光協会の加盟者数を増やすとか、そういう話も含めてですけども、白本議員からのご質問、何か全部、がやるみたいな感じになっていますけども、観光協会の会員数を増やすというのは、一義的には観光協会で頑張ってもらわなあかん話なんですね。それはもちろん我々は、観光産業だったり生駒の観光を盛り上げるということで、側面からか後ろからか知りませんが、ちゃんと応援はしていきますけれども、その結果として、観光協会に加盟する方がもちろん増えればいいと思いますし、ただ、それは観光協会の方で、観光協会に入ることが魅力的だなと市内の関係事業者が思ってもらうような工夫をしていただかなきゃいけないというふうに思います。そこに尽きると思います。 735 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 736 ◯22番 白本和久議員 観光協会の事務局はどこにあるんですか。 737 ◯中谷尚敬議長 尾山部長。 738 ◯尾山隆啓地域活力創生部長 市役所の中にあります。 739 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 740 ◯22番 白本和久議員 ということはがやっとるんでしょう。それはそれでええと思いますねん、僕は。事務局はがやってるねん。 741 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 742 ◯小紫雅史市長 ちょっと質問の趣旨が、私、理解できなくなってきていますが、先ほど法人化を目指すべきとおっしゃったんじゃないかというふうに理解していますが、我々としては法人化していただいた方がいいと思っています。事務局も我々がしない方がいいと思っていますが、現時点で法人化するのはなかなか大変だというようなことでございますので、我々が事務をお手伝いしておるということでございますが、観光協会の事務、業務、それをやるのはあくまで観光協会でございますし、繰り返しますが、法人化していただいて、我々が事務をしなくても自立的に回って、会員数を増やして、いろんな取組を観光協会がやっていただければ、それはすばらしいことだなというふうに思っております。 743 ◯中谷尚敬議長 白本議員。 744 ◯22番 白本和久議員 観光協会を法人化したらええなんて、僕、一回も言っておりません。言ったのは、大和郡山は法人化してるけども、こういうのをまねるんですか、まねたいんですかと僕は質問したんですよ。ほんで、そうしないなら、の在り方としてはそれでええと思うんですけども、僕は、やっぱりちょっとでも観光産業をする人間を増やしていって、ひいては、回り回ったら市民税として入ってくるんですから、そういう方向ということも考えられるんと違うかなと僕は思うわけです。  もう最後ですけども、最初のくろんど池の話に戻りますけども、今、小さなことかもしれませんけども、案内標識なり、くろんど園地とのハイキングコース、その整備をできるだけ早く、目に見える形でやっていただきたいと思います。これで質問を終わります。 745 ◯中谷尚敬議長 以上で本日の一般質問を終わります。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議については17日午前10時から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。              午後4時10分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....