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平成31年市民文教委員会 本文 開催日:2019年01月18日
平成31年市民文教委員会 名簿 開催日:2019年01月18日

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  1. 生駒市議会 2019-01-18
    平成31年市民文教委員会 本文 開催日:2019年01月18日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時20分 開会 ◯山田耕三委員長 ただ今から市民文教委員会を開催いたします。  なお、市民、報道の傍聴を許可いたしておりますので、ご了承願います。  それでは、次第に基づき、調査を行います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時20分 開議 2 ◯山田耕三委員長 調査事項、生駒市人権施策に関する基本計画(第2次)(案)に係るパブリックコメントの実施について。  本件は、生駒市の市行政に係る重要な計画の議決等に関する条例第4条第1項の規定に基づき、報告を受けるものです。  なお、本件について、報告の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、委員外議員から質疑を受けることでよろしいでしょうか。              (「異議なし」との声あり) 3 ◯山田耕三委員長 本件について、部長から報告を受けます。奥田市民部長。 4 ◯奥田吉伸市民部長 おはようございます。本日は市民文教委員会をご開催いただきまして、誠にありがとうございます。  それでは、お手元にお配りをいたしております生駒市人権施策に関する基本計画(第2次)(案)につきまして、私からは計画案策定経緯と、この後、予定しておりますパブリックコメントなどのスケジュールを、また、計画案の内容につきましては中田人権施策課長から説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  本市では、人権意識の高揚を図り、差別のない明るい地域社会の実現に向け、施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、生駒市人権擁護に関する条例に基づき、平成17年に生駒市人権施策に関する基本計画を策定しており、本計画の策定から十数年が経過していることから、平成31年度からの10年間を計画期間とした生駒市人権施策に関する基本計画(第2次)(案)の策定を進めてまいりました。  第2次案の策定に当たっては、広く市民の声を聞き、計画に基づく施策の実現を図るため、3,000人を対象に市民アンケートを実施いたしました。お手元の基本計画案は、アンケート結果を基に、生駒市人権施策審議会で5回の審議を経て取りまとめられたものでございます。  次に、パブリックコメントの実施及び基本計画策定の今後のスケジュールについてでございますが、説明資料の1と2、併せて、お手元資料の資料1をお願いいたします。  この計画案パブリックコメントは、1月25日金曜日から2月23日土曜日までを意見の募集期間といたしております。その後、2月下旬に生駒市人権施策審議会パブリックコメントの結果を報告、また、現在、奈良県が策定いたしております計画との調整を図り、審議の上、頂く答申を基に生駒市人権施策に関する基本計画(第2次)を策定し、3月議会で報告させていただくというスケジュールでございます。  次に、計画案の内容につきまして、中田課長から説明させていただきます。 5 ◯山田耕三委員長 中田人権施策課長。 6 ◯中田和也人権施策課長 おはようございます。それでは、生駒市人権施策に関する基本計画(第2次)(案)につきましてご説明をさせていただきます。
     資料2及び資料3をご覧ください。  まず、表紙をめくっていただき、目次をお願いいたします。  第1章、基本的な考え方といたしまして、第2章には人権施策推進方向、第3章には分野別人権施策の推進、第4章には基本計画の推進という構成になっております。  続きまして、1ページをお願いいたします。  第1章、基本的な考え方につきまして、1、基本計画策定の趣旨と背景につきましてですが、国において、「人権教育のための国連10年」国内行動計画の策定など、人権問題の解決に向けて取組が行われており、平成28年には、いわゆる人権三法が施行され、人権に関する取組が一層重要となっております。  21世紀を真の人権の世紀とするため、国・県の動向を踏まえ、豊かな人権文化の創造という生駒市行動計画の理念を引き継ぎ、人権施策基本指針として本計画(第2次)を策定するものでございます。  続きまして、2ページをお願いいたします。  2ページの2、人権施策に関する動向では、(1)人権に関する国際的な状況、2ページ、3ページの(2)国の取組、(3)県の取組、(4)生駒市の取組を挙げております。  続きまして、4ページをお願いします。  3、基本計画策定の方針でございます。  (1)基本的人権の尊重では日本国憲法の概念・概要を、(2)現状と課題では人権問題の概要を、(3)方針では国・県の動向や生駒市総合計画等の考え方を踏まえ、生駒市人権施策に関する基本計画(第2次)を策定するものでございます。  続きまして、5ページ、4、基本計画の性格でございます。  六つの性格を挙げておりまして、1番目といたしまして1)人権教育・啓発に関する施策の方向性と個別の人権施策方向性を明らかにし、施策の総合的かつ効果的な推進を図るものです。4)第6次生駒市総合計画との整合性を、5)では計画の期間といたしまして平成31年度から10年間といたします。6)人権啓発人権教育及び各人権施策分野ごと成果目標を設定いたします。  5、計画の基本理念といたしまして、旧計画の基本的な考え方を踏襲し、誰もが互いの個性を尊重し、多様な文化や価値観、個性を共に認め合う人権尊重のまちを目指します。基本理念を「多様性を認め合い、つながり、個人が尊重される共生社会の実現、豊かな人権文化の創造」といたします。  続きまして、6ページをお願いいたします。 7 ◯中谷尚敬議長 この今のところでな、印刷ミスやな。基本計画の性格の5番目、2019年、平成3年になってある。 8 ◯中田和也人権施策課長 31年の誤りです。申し訳ございません。 9 ◯山田耕三委員長 続けてください。 10 ◯中田和也人権施策課長 続きまして、6ページですが、本計画では三つの視点として、1)人権意識の高揚を、2)体制の整備を、3)地域共生社会を踏まえて人権尊重まちづくりを目指します。  続きまして、7ページですが、6、計画の体系といたしまして、基本理念を踏まえ、人権施策推進方向のもと、分野別人権施策の推進を図ります。  (1)人権施策推進方向、○の1番目、人権教育・啓発の推進を、○2、相談・支援の充実、○3としましてボランティア活動への支援を挙げております。  その下の(2)分野別人権施策の推進では、女性、以下、市民意識調査結果の高かったものと昨今の動向により意識の高い課題の各分野の現状と課題、方向性、主な施策、取組目標を掲げております。  続きまして、8ページをお願いいたします。  7、取組の目標といたしまして、1、人権教育・啓発の推進、2、相談・支援の充実、3、ボランティア活動への支援としまして指標項目、現状値、目標値目標年度を挙げております。  次に、9ページ、施策の取組目標といたしまして、(1)女性、(2)子ども、(3)高齢者、続きまして10ページ、(4)障がい者、(5)同和問題、(6)在日外国人、(7)犯罪被害者とその家族、11ページには(8)インターネット等による人権侵害、(9)LGBTなどの性的少数者指標項目、現状値、目標値目標年度を設定しております。  続きまして、12ページをお願いいたします。  第2章、人権施策推進方向につきまして、人権教育・啓発の推進について、現状では、先の市民意識調査によると、人権が尊重される社会を実現するために重要な取組について、「保育所・幼稚園、学校での人権教育を充実する」が46.8%、次いで、「幼児期からの思いやりの心を育むなど家庭における教育を充実する」が44.8%となっており、課題としては、幼い頃から人権教育交流等の機会を通じて人権尊重意識を高めていくことが必要となっております。  15ページの方向性をお願いいたします。  1、人権教育・啓発の推進。(1)人権教育の推進では、生涯学習の視点に立って、学校教育社会教育との相互連携を図り、推進します。  1)学校教育では、教育基本法及び児童の権利に関する条約等の精神にのっとり、子ども発達段階に応じ、人権尊重の意識を高める教育を推進いたします。  17ページのオ、学校・家庭・地域が一体となった人権教育の推進では、地域でのボランティア活動職業体験活動自然体験高齢者や障がい者等との積極的な交流等、機会の充実を図り、子どもたちが人権について学習し、行動する力を身に付けることができるよう、関係団体との連携を密にします。  2)社会教育としまして、全ての人々の人権が真に尊重され、誰もが自己実現を図り、夢を持って生き生きと生活できる人権尊重まちづくりを目指します。  続きまして、18ページのイ、人権教育推進のための指導者の育成では、リーダーの確保と養成のために人権教育講座「山びこ」の充実に努めます。  19ページをお願いいたします。  (2)人権啓発の推進では、1)市民への啓発といたしまして、市民が人権を尊重することの重要性を正しく認識することができるよう、多様な学習機会の提供や啓発活動を推進します。  20ページのア、学習機会では、市民の学習ニーズに応え、様々な学習機会の提供に努めるとともに、音楽、映画など、啓発活動を進めていきます。  21ページの2)事業所への人権啓発では、事業所社会的責任を自覚し、公正な採用と人権に配慮した対応が図られるよう、一層、啓発に努めます。  22ページの(3)市職員等に対する研修では、市職員に対して、人権問題についての正しい理解と認識を培い、人権啓発の知識と技量を習得するための研修を推進いたします。  続きまして、24ページ、2、相談・支援の充実をお願いいたします。  現状では、市民意識調査によると、「ここ5年ぐらいの間に自分の人権が侵害されたと思う」が14.3%、その内容は、「働いている場での雇用主、上司などから不当な待遇を受けた」が39.8%と最も高く、そのときの対処方法は「黙って我慢した」が49.7%となっております。  こうしたことから、課題では、様々な機会を活用して相談窓口の周知を図るとともに、社会情勢の変化に伴い、総合的な相談・支援が重要となります。  27ページの方向性、・の二つ目、相談窓口の連携では、相談に迅速かつ総合的に対応するため、窓口相互の連携を図るとともに、相談マニュアルの整備に努めるものでございます。  29ページの3、ボランティア活動の支援では、現状では、本市では子ども高齢者在日外国人、障がい者などの生活支援人権擁護等に関し様々なボランティアが活動されており、課題では、市民や事業所、団体等との連携、協働して人権が尊重される社会の実現に努めることとなっております。  33ページの第3章、分野別人権施策の推進をお願いいたします。  市民意識調査の結果、関心が高かった分野と昨今の動向により意識の高い分野の現状と課題、方向性、主な施策、取組を掲げておりまして、新たに追加となった分野についてご説明をさせていただきます。  64ページの7、犯罪被害者とその家族をお願いいたします。  現状では、市民意識調査によると、犯罪被害者の方やその家族に関する人権問題について特に問題があると思うことは、「マスコミ等の取材で平穏な私生活が保てなくなること」が53.3%となっており、課題では、犯罪被害者とその家族が被害から立ち直り、2次的被害を受けず、地域で平穏に過ごせるよう、地域の理解と配慮、協力が促進されるような取組が必要となっております。  66ページの方向性では、エの犯罪被害者等支援条例早期制定に努めます。  続きまして、67ページの8、インターネット等による人権侵害の現状につきましては、市民意識調査によると、インターネットに関する人権問題について特に問題があることは、「情報発信者が特定されないため無責任な発言を行うこと」が44.1%と最も高くなっております。課題といたしましては、個人のプライバシーを理解するため、理解を深めるための啓発や、インターネット上の人権侵害プライバシー保護に対し相談・支援体制の充実を図ることが必要となっております。  69ページの方向性では、イのインターネットによる人権侵害に対する取組としまして、市町村人権同和問題啓発活動推進本部連絡協議会の、差別書き込みに対するより効果的な取組の推進に努めるものでございます。  続きまして、70ページの9、LGBTなどの性的少数者の現状では、市民意識調査によると、「自分の子ども同性愛者であっても親として子どもの側に立ち、力になる」が86.3%、「同性のカップルにも夫婦と同じ権利を認める必要がある」が75.2%となっております。課題といたしましては、人権教育及び人権啓発により、性的少数者に対する正しい理解を深め、偏見や差別をなくすことが必要となっております。  72ページの方向性では、LGBTなど性的少数者の把握に努め、その対応の仕組みづくりの検討を進めるとともに、多様な性を理解する講演会やイベントの開催等により、市民や企業等への啓発に取り組みます。  続きまして、73ページの様々な人権問題の現状では、刑を終えて出所した人々とその家族や、東日本大震災を始めとする災害に伴う人権問題など、様々な人権問題が存在しております。課題といたしましては、これらの人権問題や新たに生じる人権問題に対して、一人一人の人権が尊重されるよう、あらゆる機会を通じて人権教育及び人権啓発の推進を図り、問題の解決に努めることが求められます。  続きまして、74ページ、第4章、基本計画の推進では、生駒市人権教育及び人権啓発推進本部を中心とし、全庁的に本基本計画具体的推進に努めるものでございます。  2の関係機関・団体との連携では、国・県を始め地域組織、NPO、ボランティア団体民間団体事業所等との密接な連携を図ります。  3のフォローアップでは、事業実施状況等を生駒市人権施策審議会に報告するとともに、様々な人権に関する情報と意見の収集に努めるものです。  以上でございます。よろしくご審議賜りますよう、お願いいたします。 11 ◯山田耕三委員長 本件について、委員による質疑に入ります。質疑等ございませんか。樋口委員。 12 ◯樋口清士委員 まず、策定の経過と言うか、お伺いしたいんですけれども、まず、現計画、平成17年ですか、に作った計画の進捗状況と言うか、成果と言うか、その辺りのレビューというようなことはされましたでしょうか。 13 ◯山田耕三委員長 中田課長。 14 ◯中田和也人権施策課長 前計画のレビューということですけども、それにつきましては、市民意識調査の結果を受けて、啓発・相談等がまだ不十分ということと理解しております。以上でございます。 15 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 16 ◯樋口清士委員 いや、要は、いろいろ取組の方向性を現計画は書いてるんですけど、ほぼほぼ同じことが、今回、繰り返し書かれてるんですね、方向性の中身として。本来ならば、現計画の中でいろいろ挙げてた取組の方向性、これが具体的にこういうことをやって、そこに成果が上がった、上がっていないというところをチェックして、結果として、じゃ、次、もう少しこういう取組をやっていかないといけないと言うのか、継続的にこういう事業を進めていかないといけないとか、いろんな判断があって、この方向性が書かれるはずですよね。ところが、全体を見渡すと、高齢者と障がい者のところは、方向性、全面改訂されてるんですけど、他のところというのはほぼほぼ、ちょっと新しいジャンルについて追加的な文言はあるんですが、施設名が変わったり、制度名が変わったり、あるいはなくなったりというようなところで時点修正がかかってるんですけど、書いている内容はほとんど一緒なんですよね。今の計画の出来高というのがほんまにちゃんと評価されて、それを反映した結果としてこの計画をまとめられたのかなというふうに疑問が出てくるので、今、伺ってるわけなんですけども、どうなんでしょうか。 17 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 18 ◯奥田吉伸市民部長 おっしゃっていただいてますとおり、確かに継続されているものという形で記載されているということでございます。大きく、市民アンケートを今回させていただいたということが、いわゆる成果がどうなっているかというところの判断になってしまっていたかと思います。  ただ、各課で行っております人権施策プログラムということで、全体的には市全体で約380ほどの人権プログラムがございますので、それの進捗状況というものをきちんとこちらでも押さえさせていただきながら考えていかないといけないという認識はしております。 19 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 20 ◯樋口清士委員 いや、認識はして、まずはそれを行ったのか、行ってないのかということですよね。380のプログラムがあるという中で、それを一個一個チェックして、その出来高を見て、追加的に考えないといけないもの、あるいは、もうこれはできたという判断で消していくものという判断を、まず、これを作る前にされているのかどうかということなんですけども。 21 ◯山田耕三委員長 中田課長。 22 ◯中田和也人権施策課長 同じ答弁になるか分かりませんけど、今、部長が申しましたように、いろいろな事業は人権施策実施プログラムの中でやっておるんですけども、それをもってしても、市民意識調査の結果では、啓発とか相談の率が低いということが現状かと考えております。以上でございます。 23 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 24 ◯樋口清士委員 ちょっと答えになってないんですが、要はそういうチェックを、プログラム、380あって、その380を一個一個見て、市民意識調査の結果と突き合わせて、ここに効果が出た、出てないという判断のもとに、やっぱりこのプログラムは残すべきというようなことを判断しつつ、それを踏まえて、この方向性というのが書かれているんですかということなんですけど。作業の手順を聞いてるんです。 25 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 26 ◯奥田吉伸市民部長 確かに人権施策審議会の中でこういった項目を出させていただきまして、その現状ということも周知しながら、この新しい取組目標を立てていくということで内容的にはさせていただいております。 27 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 28 ◯樋口清士委員 同じ文言がずっと繰り返されるというのが、そういう判断をした結果として継続的にやっていくんだという意思表示として書かれているんであれば、それは問題はないんですが、それをせずに、単に写してるだけみたいなことになると、それはちょっと問題があるんじゃないかと。実際、書かれてることがほぼ一緒なので、全然進化していないですね。そこが何でやろうというふうに、我々と言うか、私は疑問に思ったということなので、その手続きを踏んでいるのであれば、それはそれでしゃあないなというふうには思いますけども。  それともう1点ね、この策定の過程で、審議会はいろいろ議論をされて、5回の審議会があって、議事録を見せていただきましたけども、余り活発に、これをああせえ、こうせえというような議論が出てきてないなという感想を持ちました。一方で、審議会の委員ではない方々で人権問題にいろいろ関わっておられる方、たくさんいらっしゃいますよね。各分野分野で、やっぱり人権問題を考えられているところ、教育なり福祉なりといろんなところにあったり、あと、人権擁護委員さんという方もいらっしゃる。行政の中には指導員という方もいらっしゃる。こういう方々に、今の問題とか、あるいは課題とか、認識されている部分でのヒアリングみたいなことはされましたでしょうか。 29 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 30 ◯奥田吉伸市民部長 この策定に際しましては、まず、審議会委員さんを選定していると。その中に人権施策に関わる方々ということで入っていただいております。市の内部につきましては、人権教育推進協議会、こちらが人権施策課の中にございます。指導員の先生も中にいらっしゃっていただいておりますので、この計画を策定するときに中身を見ていただきながら、関係機関審議会の中でも人推協の会員さんになられている方もいらっしゃってますので、そういった中で情報共有をしていって、この計画に対してご意見を頂いたというところでございます。 31 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 32 ◯樋口清士委員 ちょっと聞こえてくる声と違うんですけどね、ほぼほぼ固まった段階で見せられて、なかなか意見を言う場もなかったというような話も一部の方からは聞いているということもあるので、計画を丁寧に作ろうと思うと、審議会に委ねてしまうだけではなくて、やっぱり関係の部署あるいは組織、人に対して、いろいろ問題意識とか課題認識、あるいは、これからどう進めるべきかというところのアイデア、こういうことをやっぱり一個一個聞いて、積み上げていって計画書にまとめていくということならば、恐らくいろんな形で現計画と違う形のものが出来上がってくるんだろうというふうに想像するんですけれども、その辺の丁寧な作業がなされたのかどうかというところをちょっと疑問に思って質問させていただいてるんですけども、そこはきちっとできているというふうに認識してよろしいんですね。 33 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 34 ◯奥田吉伸市民部長 はい。そう思っていただいていいと思います。  庁内も、同じような形で、この計画に際しては協議をしていかないといけませんし、また、今までが不足であるというのであれば、更なる丁寧さをもって進めてまいりたいと思います。 35 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 36 ◯樋口清士委員 あと、現状と課題をずっと書かれてるんですけど、ほぼほぼ、課題を見つけ出していくときに手がかりになっているのが市民意識調査と。あと、実際に取り組んでいる内容等々をちょっと列挙されているということなんですが、以前、前部長のときだったか、この委員会の中でお伺いしたのが、いろんな人権施策に関わる問題、事案については情報として人権施策課の方に集約されてくるんだと。それを吟味して次の取組というようなことを考える情報源にしているというようなことが確か説明されたかなと思うんですけれども、ただ、ちょっと別途で現状を聞きますと、問題区分ごとの件数だけが上がってきていると。それで、実際、どんな事案がどういう背景のもとに出てきているのかというところまでの突っ込んだ分析というのが多分できないだろうと思うんですね。「いじめが何件ありました」だけではその中身が分からなくて、その背景も分からなくて、じゃ、どう対応してええかというのは、単にいじめ対策という大きな言葉しか出てこないというようなことになるわけですよね。例えばですよ。その辺りがあれば、そういう取組と言うか、仕組みがあれば、現状分析なんかも、もう少し突っ込んだ話が出てくるんじゃないのかなと思うんですが、その辺の現状の問題の把握の仕方というのが、今、このアンケートだけ、あるいは審議会の委員さんからのヒアリングと言いますか、この意見だけによっているということなんでしょうか。 37 ◯山田耕三委員長 中田課長。 38 ◯中田和也人権施策課長 今、委員さんがおっしゃった以外には、人権施策プログラムですね。それと、あと、各課から、各課と言うか、子ども高齢者とかで上がってきます人権侵害と考えられるような事案という件数、その件数を今は基にさせていただいております。 39 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 40 ◯樋口清士委員 これもちょっとこれからの話になりますけど、本当に件数だけでそういう判断なり分析なんかができるのかというところをちょっと考えていただいて、しっかり現状を認識するというようなことをやっていただきたいと。分析があって、次の手だてを考えるというところにつながっていくんだというふうに私は思いますので、そこは。計画なんかは、やっぱりそういう仕組みとして書き込まんとあかんのと違うかなと思うんですけども、それは特には考えておられませんか。これから考えます。これに基づいてそういうことをやります。どういう判断になるんでしょうか。 41 ◯山田耕三委員長 中田課長。 42 ◯中田和也人権施策課長 今考えておりますのは、この最後の推進体制とかフォローアップですね、その中で対応してまいりたいとは考えております。 43 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 44 ◯樋口清士委員 例えばね、ちょっと今の話で関連させて言うと、73ページの様々な人権問題。方向性人権啓発・教育ということを書いているんですが、ここに、じゃ、どんな人権問題が今見えてきているのか、新たに見えてきているのかということをどこでどういう形で行政は確認しようとしているのかというのが、実は行政の取組としてないわけですね、ここには見えてない。例えば、今言ったような、今起きているいろんな事案を情報として集めてくることで、それを分析して、新たな問題はここにあるんだなということの発見があって、問題認識して、その問題提起をして、その提起をした問題に対して、行政として啓発・教育というようなことでの取組につなげていくというような一連の取組というのをこの方向性の中に、正に書かんとあかんところなのと違うかなというふうに思うわけですね。  これは個別の項目に対しての一つの方向性としてあって、それが実はそこだけの話じゃなくて、全体に関わる話なので、基本計画の推進ということの中に、やっぱり仕組みとしてそういうものをやっていきます、あるいはつくっていきますということを書き込むべきではないのかなと。それが次の10年後の計画改定、あるいは5年後の見直しというところにつながっていくんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 45 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 46 ◯奥田吉伸市民部長 確かにおっしゃっていただいているように、新たな問題が出てきたというときには庁内横断的に会議を進めていかないといけない。その中で、やはり人権教育及び人権啓発推進本部というものが部会として立ち上がっていく。そういった中でこの問題点を調査・研究していく。解決に向けた取組、何をどうしていくかということで考えていきたいと思います。 47 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 48 ◯樋口清士委員 やっぱり計画なので、考えていくということだけではなくて、しっかり書き込んで、こういう形でやるという意思表示は、やっぱりしていかないといけないんじゃないかというふうに思いますので、まだ若干、手直しをする余地があるということで、そこは考えていただきたいなと。要は、考えていくというのは、計画の中に入れるということを考えていただきたいなというふうに思います。  ちょっと取りあえず、私からは以上ですが。
    49 ◯山田耕三委員長 成田委員。 50 ◯成田智樹委員 樋口委員の最初の質問にもちょっと関わる話なんですけども、8ページ、9ページ、10ページ、11ページに取組の目標ということで現状値と目標値が掲げられておりますけれども、この目標値をこういう形で設定している根拠と、これ、現状値がありますけども、前のと言うか、現状の基本計画策定時、この数字は、ここで言うところの現状値は、13年前、10年前でも結構ですけども、どういう数字だったのかということは把握した上でこのような目標値を掲げられているのかというのを教えていただけますでしょうか。 51 ◯山田耕三委員長 中田課長。 52 ◯中田和也人権施策課長 以前の計画にはこういう目標値はございませんでしたので、その分については把握はしておりません。 53 ◯山田耕三委員長 成田委員。 54 ◯成田智樹委員 1次計画時の現状については押さえておられますか。ここで言うところの現状と書かれているところの1次計画時にこれらの項目についてはどうだったのか。 55 ◯山田耕三委員長 中田課長。 56 ◯中田和也人権施策課長 1次計画時にあったものについては、何と言うんですか、人権施策プログラムの方で上がっておれば、当然、把握はそれはしております。以上です。 57 ◯山田耕三委員長 成田委員。 58 ◯成田智樹委員 いやいや。計画なので、最初の計画段階で、これ、項目についてはあるものないものありますよね、ユースネットいこまなんかありませんから。  まあ、いいや。じゃ、それはちょっとおいといて、取りあえずこの目標値の根拠を教えていただけますか。目標値、これ、上から、11を83にするとか2,194を1万にするとかいう、その目標設定の根拠をそれぞれ教えてもらえますか。 59 ◯山田耕三委員長 中田課長。 60 ◯中田和也人権施策課長 この目標値の設定に当たりましては、人権施策に関する事業一覧でございます人権施策実施プログラムや第6次総合計画の指標等を基に、関係課と協議し、精査したものを提示しております。以上です。 61 ◯山田耕三委員長 成田委員。 62 ◯成田智樹委員 そしたら、ちょっとまた詳しく見ます。  その中で、そしたら、2番、相談・支援の充実と書いていますね。現状値が651だと。これは2017年度中の相談件数が651ということですか。 63 ◯山田耕三委員長 中田課長。 64 ◯中田和也人権施策課長 そうでございます。 65 ◯山田耕三委員長 成田委員。 66 ◯成田智樹委員 その上で、新元号10年度の相談件数は7,000件になると。7,000件にするのかなるのか分かりませんけど、と書いていますけども、これ、上を見ますと、1の人権教育・啓発の推進の中に、自分が人権侵害を受けた割合は14.3を7.1にするとされておられて、相談件数だけが10倍以上になると。これというのは、理屈的に、人権侵害を受けてないのにもかかわらず、相談件数ばかりが増えていくんですかね。その下の人権侵害を受けた場合の市担当者や人権擁護委員に相談した割合は倍になるのか。これって、数字として整合性が普通にとれてないと私は感じるんですが、ちょっとご説明いただけますでしょうか。 67 ◯山田耕三委員長 中田課長。 68 ◯中田和也人権施策課長 相談件数につきましては、先の市民意識調査におきましても非常に低いと。市、県、それから法務局と人権擁護委員におきましても、相談件数が非常に少ないということから、今、これが651ですから、11年後には7,000と。大体、今の650が推移するような形になろうかと思います。  それと、上の分につきましては、確かにおっしゃるように、人権侵害を受けた割合というのは、部落差別を始めあらゆる差別がなくなることを考えまして、現状値の半分にできたらいいなという、希望的なことですけども、そういう意思を持って挙げたものでございます。以上でございます。 69 ◯山田耕三委員長 成田委員。 70 ◯成田智樹委員 今の課長の説明で言うと、目標値7,000は累計値ということですか。 71 ◯山田耕三委員長 中田課長。 72 ◯中田和也人権施策課長 人権関係の相談延べ件数ということで書いておりますので延べでございます。 73 ◯山田耕三委員長 成田委員。 74 ◯成田智樹委員 現状値は、これは延べ件数なんですか。現状値は年度の件数。目標値は、ここからの10年間の延べ件数、延べというか、累計件数かな。これ見ても全然分からへんけども、そういうことで理解されておられるんですね。 75 ◯山田耕三委員長 中田課長。 76 ◯中田和也人権施策課長 おっしゃるように、現状値は29年度の、延べじゃなくて件数です。それから、目標値はそこから新元号10年度の延べですね。ですから、平成30年度から新元号10年までの累計ということになります。 77 ◯山田耕三委員長 理解できましたか。成田委員。 78 ◯成田智樹委員 他にも累計の件数になっている目標値があるんでしょうか、上からずっと。 79 ◯山田耕三委員長 中田課長。 80 ◯中田和也人権施策課長 ほとんど延べ件数でございます。延べと書いてないものにつきましては、総合計画に上がっているものにつきましては、総合計画の指標に合わせておりますので延べという文言は入っておりません。以上です。 81 ◯山田耕三委員長 成田委員。 82 ◯成田智樹委員 今おっしゃってることが間違いないということであれば、ちょっとこれ、書き方をしっかり書かんと分からないですね。比較できないですよね。 83 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 84 ◯奥田吉伸市民部長 ありがとうございます。確かに総合計画の方はグラフ化されているということで、累計と言えども、右肩上がりに数字がなっていくということでございますけれども、今こちらで書かせていただいております表というのが、どうしても横並びになっています。現状値が今この数字であり、この目標年次に際して延べ何件になるというふうな表示になっておりますので、よろしくどうぞお願いいたします。 85 ◯山田耕三委員長 成田委員。 86 ◯成田智樹委員 ちょっときちんと分かるように、私でも分かるようにしていただきたいんですけども、例えば10ページの障がい者の相談・支援実施件数というのは、これ、延べと入ってませんけども、1万7,328件、これは年間、29年度の実施件数で、その横の目標値というのは新元号5年。これ、上下がまたむちゃくちゃやけどな。新元号5年度の1年間の件数なんですか、これは。これ、全部、全然そろってないということ。訳分らん。 87 ◯山田耕三委員長 中田課長。 88 ◯中田和也人権施策課長 これにつきましても、相談・支援実施件数につきましては総合計画における件数ですので、これは単年度となっておると思います。以上です。 89 ◯山田耕三委員長 成田委員。 90 ◯成田智樹委員 思いますと言うか、様々な各部署から、各部門からの数字を、総合計画であるとか、あと、様々な計画のやつを取りまとめてここに出しましたみたいな話を今されてるけど、基本計画としては、この基本計画を見て、多くの方が理解できるという計画じゃないとあきませんよね、普通に考えて。私ら取りまとめたから、中身はよう分かりませんねんという話を、ついこの間の総計の委員会でも同じような話が出てたと思いますけど、そんな話じゃないですよね。そんな話をしに来てはりませんよね、今日。だから、取組の目標として掲げられて、市民の皆さんがこれを見ていただいて、普通に理解できると。その上で、これを審議会に報告してフォローアップするというて、最後に、基本計画の推進について書いていますけれども、毎年毎年、審議会に報告されて、現状どうなりましたということなんじゃないかと私は勝手に思ってるんですけどね、数字で示されているということは。そういうことじゃないんですか。審議会の委員さんに、これは延べ件数なのか、年度なのか、何なのかという話をそこでまた一々説明せないかんことになりますよね、これ。 91 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 92 ◯奥田吉伸市民部長 すみません、委員さんに頂きましたご意見というもの、やはり複合になっている部分が確かにございます。今回の市民文教委員会で頂いたご意見、それからパブリックコメントした意見を含めまして、ちょっとその辺は分かりやすいように、また示していきたいと思っております。 93 ◯山田耕三委員長 成田委員。 94 ◯成田智樹委員 市民に対して基本計画の中身をきちんと説明できて、分かりやすい、見てすぐ理解できるようなものにしていただかないといかんでしょうという話ですけどね。それは当たり前の話で、今聞いてもちょっと私は分からへんけどね。  じゃ、数値の目標を掲げられた。その上で、きちっとその進捗を確認しながら進めていかれるということを前提にちょっとお話ししますけども、基本計画の推進と一番最後に書かれている三つの項目については、この新しい計画で言うと74ページですかね、13年前の基本計画の31ページにある基本計画の推進と全く、企業等が事業所等になってるかな、関係機関・団体との連携の中のボランティア団体民間団体、「企業等」との密接な連携が「事業所等」との密接な連携を図りますというところだけが変更になった点で、基本計画の推進については、推進体制、関係機関・団体との連携、フォローアップ等、全て普遍的なものだということで捉えられていると。それは結構ですけども、前の計画というのは13年前に出来た計画で、前市長の時代の計画ですね。そこから13年たってて、このフォローアップという言葉をどのような意味で使っておられるのか、ちょっと教えていただけますか。 95 ◯山田耕三委員長 中田課長。 96 ◯中田和也人権施策課長 このフォローアップという意味は、あくまでもと言うか、当然ですけども、前年度より翌年度という形で、数字が悪ければ、やはり努力してもらうということで、その辺りを考えておりまして、審議会に報告するということで、また審議会からのご意見も頂いて、誤ったところと言うか、伸びていないところにはやはり力を注いでいくというふうな形で考えておるのがフォローアップと、今のところは考えております。以上です。 97 ◯山田耕三委員長 成田委員。 98 ◯成田智樹委員 フォローアップというのはPDCAとかCAPDoとかいうサイクルの中のチェックなんですね、基本的には。PDCAのCがフォローアップということになってまして、当時、PDCAなんて言葉があったのかなかったのかちょっと分かりませんけども、今はPDCAなのかCAPDoなのか、計画が出来ればチェックして、それを改善してというサイクルを回すというのは基本的なこととして皆さん理解されていると思うんですよ。  13年前の計画をそのままここに貼り付けちゃってるから、フォローアップという言葉を使って、それはそういう言葉やということで皆さん理解されているかもしれませんけども、10年間の計画というのは余りにも長いですから、さっき樋口委員は5年とおっしゃったけど、5年ってどこにも書いてないと思うんですね。適宜ですか。適宜見直すかな。何かなってるんですよね。社会経済情勢により必要に応じて見直しを行いますと書いてますけれども、県の計画がどういう計画が上がってくるにせよ、基本的には生駒市として、人権施策の見直しと言うか、計画の見直しは当然行うべきことだと私は思いますので。その上で、審議会においてきちんと進捗状況を。これ、数字で表されているから、数字は間違いなくきちんと把握できて、確認された上で、当然、PDCAサイクルを回していくんやというのが今の常識じゃないかと。だから、13年前の計画のそのままの文言を貼り付けるんじゃなくて、もう少し今の時代に応じた、事業を計画して、それをチェックして見直してと、そのような基本的なサイクルだということをきちんと示していただきたいなと。まずは、やっぱり、きょう持ですか、プライドを持ってしていただきたいなと思うんですわ。13年前の計画の文言をそのまま貼り付けてよしとするというのは、きちんと見られている方が見れば、ちょっとそれは幾ら何でもやでと、生駒市さん、ちゃんとしてくれよという話で私はきっと聞くと思いますので。パブリックコメントをされるということですからしていただいたら結構やと思いますけれども、きちんと事業の、ここに書いているとおりの推進については、先ほど樋口委員がおっしゃったように。基本計画って人権意識の高揚を目指すんですかね。この13年間で高揚できたのかできてないのかもちょっと分からへんと。昔と今と比べられないというようなことだと、ちょっと私、今回のこの基本計画を見させていただいて単純に理解しましたけど、数値をきちんと出されているということであれば、その数値についてきちんと真剣に追っかけていただいて、きちんと高揚できてるのかどうかというのを、それはまたアンケート調査をされて調査されるかとは思いますけど、数字を掲げた以上は、その数字をしっかりと律儀に取り組んでいただきたいと思いますので、そのやる気も、きちんと基本計画の推進の中でもうちょっと見せた方がいいと思いますので、よろしくお願いいたします。 99 ◯山田耕三委員長 他に質問はありませんか。樋口委員。 100 ◯樋口清士委員 気になるところを幾つか言いますね。  第1章、基本的な考え方で、この中の基本計画の策定の趣旨と背景から6ページまでのところで、まず、3ページのところに県の取組、市の取組、これは本当にこれだけですかということなんですね。上の方で、国で障害者差別解消法、県はこれ、たしか条例を作ってたかなと思うんですが、例えばですよ、生駒市にも男女共同参画については取組を進めていたり、各論のところでは出てきているものがあるんですが、そういう制度的なところについてはここで、やっぱりざっと列挙しておかないといけないんじゃないのかなというふうにも思うんですが、その辺、これだけをチョイスしているというのは何か理由があるんですか。 101 ◯山田耕三委員長 中田課長。 102 ◯中田和也人権施策課長 今、委員さんがおっしゃったように、この記載以外にいろんな分野がございまして、そこに関する条例とか規則等、計画等も挙がっておりますので、その部分については除きまして、人権の基礎となる部分だけを列挙させていただいているものでございます。以上です。 103 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 104 ◯樋口清士委員 にしては、国の方ではそのベースになる法律が書いてあって、それを受けて、県、市は何を行ってきたのかぐらいは追っかけておかんとあかんのと違うのかなというのはちょっと感じております。  それと、次、4ページのところですけど、方針の頭のところ、「推進することが必要」と。これ、現状と課題の話がここに来ているなというふうに受け止められるのと、あと、じゃ、方針として何を書くんやというところを見ると、性格として書かれているのは、これ、何か策定の方針みたいに書かれているんですね。それと、基本理念の後ろに視点というのがあって、理念の後ろに視点というのがもう一つ、中にある文言としてね、理念として書かれているところとして、この視点って何だというふうに、これも実はこの計画の方針みたいなものが書かれているなというところで、ちょっとその辺は整理された方がいいんじゃないのかなというふうに感じるんですが、何かこの辺、書いている内容をどこに位置付けるかということはきちっと検討されて書かれてますか。 105 ◯山田耕三委員長 中田課長。 106 ◯中田和也人権施策課長 一応、検討はしているつもりです。 107 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 108 ◯樋口清士委員 検討しているということであれば、ちょっと整理ができてないなということなので、ちょっと一回、そこは頭の整理をしていただいた方がいいかもしれませんね。  あと、8ページ、先ほどの指標のところですけど、例えばの話になるんですが、3番目の、ボランティア活動への支援のところ、これ、ボランティアってかなりいろんな分野、各論のところでもあれやこれやといういろんな分野のことを書いているんですが、その指標になるのが国際化に関連するところ、在日外国人に関連するところだけを取り上げているんですが、他のものは、じゃ、放っといていいんですかということですね。だから、これは目標値で、後で進捗状況をチェックしようとしているわけですよね。そうすると、在日外国人に対する差別、人権というところについてはチェックできますが、他のところはできないということになるんですが、それでいいのかと。多分、そういうことで見ていったときに、目標として挙げるものが本当にこれだけでいいんですかということになろうかというふうに思いますので、その辺も少しきちっと丁寧に見ていっていただく必要があるんじゃないかというふうに思うんですが、その辺、これしかできないということの理由があるんでしょうか。 109 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 110 ◯奥田吉伸市民部長 これまでの審議会の中でもませていただいた中、特に人権施策プログラムの中からピックアップをしているということでございますので、そこも再度、この審議会の中でも課題として提案を出させていただきまして、中身は精査をしていきたいと思います。 111 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 112 ◯樋口清士委員 審議会の中でも、大きく目標というのを設定するのは難しい。なので、事業ごとに立てていったらどうかというような意見がありましたよね。だから、そういうところを踏まえれば、もう少しきめ細やかに、取組に対してどういう目標値を立てていくかというようなことは、ちょっとやっぱり検討して対応していく必要があるんじゃないかと思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、これはもう全体的に関わる話として、方向性をいろいろ書かれていて、それぞれごとにちゃんと対応した取組というのが出ているのかというところが非常に疑問に思うわけです。例えば第2章、1番目の人権教育・啓発の推進の中で事業所の話が出てくるんですが、事業所に対しての取組というのはこの中に主な施策としては一切上がってこないんですね。細かく見ると他にもいろいろあるんです、施策が見えないものというのが。ちょっとそこは、一個、方向性として柱を立てたら、それを実現するために具体的に何をしますというのが、これは総計の事業までの一連の連なりというところと同じだと思うので、そこはちょっと意識して、施策というのは何かと。なかったら、そこはこれから考えないといけない、抜けている取組なんだという意識を持って、考えるなら考えるということを書き込む必要があるんじゃないのかなというふうに思いますので、そこはご指摘申し上げて終わっておきます。  それと、ちょっと各論の話に入っていきますが、続けて行きます。  29ページのボランティア活動への支援のところなんですが、現状と課題の中に「市民意識調査によると」ということでいろいろ書かれているんですけど、ボランティア活動との関連性と言うか、現状・課題を踏まえる上での関連性が全く見えない。人々の人権の問題の関心はどこにあるかということだけが認識されてて、把握されてて、じゃ、ボランティア活動というところとどういう関係性があるのか、これ、見えないんですね。ただ、あるものをここにぽんと記載しているだけという感じがあって、これは何か、ここに書く意味、理由というのはあるんですか。 113 ◯山田耕三委員長 中田課長。 114 ◯中田和也人権施策課長 書く意味と言うか、PTAが行ったものとかいうことでPTAが行った研修会とか、職場での研修会に参加ということでボランティア活動ということに考えて挙げております。 115 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 116 ◯樋口清士委員 そこはそういう位置付けだというふうに言うなら、理解できないところではあるんですが、それはそれでよしとしても、その上にある、市民意識調査によると人権問題に関心のあるものは何々というところ、これはどういう関連性があるのか。だから、関係のないものは余り載せない方がいいんじゃないのかなと。分かりにくくなる。関係のあるところにやっぱり書いていくということの、そこは記述の徹底をしていく必要があるんじゃないのかなというふうに思います。  あと、現状と課題ということの書きぶりも実はちょっと気になるところがあって、何々していきますと書いているようなところもあるので、その辺はちょっときちっと、もう一度、読み込んで整理をしていただきたいなというふうに思います。  それと、32ページ、ボランティアのところで、方向性で一つだけ書かれているんですけども、実際、ボランティアなりの組織、人材の育成とか活動の支援とかというところは書かなくていいのかと。だから、そこはやっぱり書いておく必要があると思うんですが、この点、何か考えがありますか。 117 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 118 ◯奥田吉伸市民部長 ボランティア活動を推進する、例えばNPOさんを育成していくということも大事なことだとは思っております。そこの支援ということで、やはり協働という部分が必要になってくると思いますので、そういったところを重点的に、ここにも含めていく形を考えたいと思います。 119 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 120 ◯樋口清士委員 いや、今ある団体さんだけでええんだというふうに、これを見てると読めてしまうんですね。現状の把握としてそういう書き方もされているし。まだまだ新しい課題が出てきて、あるいは一つの課題に対して、もう少しそこをフォローしていくような団体が必要だというふうな認識に立てば、やっぱり新しい団体をどう育成していくのか、あるいは組織の継承ということを考えると、やっぱり人材というのは非常に大事なところなので、人材の発掘・育成というのをどうしていくのか、その辺は、ボランティアということの施策全体に通じる話ではありますけども、そこはやっぱり最低限、押さえておく必要があるんじゃないかというふうに思いますので、ちょっとご検討いただきたいというふうに思います。  続けて行きますね。  あと、これもちょっと細かい話で申し訳ないですけど、62ページのクのところ、これはタイトルがないですね。これ、何か書いておいていただく必要があるんじゃないかというふうに思います。  64ページの犯罪被害者とその家族というところ、これは審議会の中で加害者の家族の話がありましたよね。審議会の中で出てましたよね。恐らくそれは様々な人権問題の一部として捉えられているのかなと思うんですが、実は現状と課題の中にはそういう言葉は出てきてない。にもかかわらず、主な施策として保護司会との連携というのがあって、恐らくそれを意識されてここに書いているんだと思うんですが、加害者家族への差別の取扱いについてどこで押さえるのか、その取組として何をどこに書くのか、その辺の整理が必要だと思うんですが、あえて犯罪被害者とその家族というところとは別にしたというのは何か理由はありますか。 121 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 122 ◯奥田吉伸市民部長 確かに人権施策審議会の中でも議論がありまして、やはり犯罪被害者とその家族、いわゆる受けられた方と犯罪を犯した方ということを一つに考えられないという意見が多うございました。様々な人権問題の中にこういったものを入れていくのか、果たしてその一つとして考えていくのか、今後の、例えば条例制定に向けてどういった内容で進めていくかということが最終的にはもまれなかったということもございまして、今のところはこういった記載をさせていただいておる次第です。 123 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 124 ◯樋口清士委員 であれば、様々な人権問題というところで押さえるということになるんだろうと思うんです。そうであれば、方向性の主な施策としてぽんとこれが出てくると、唐突感があって、これは何に対する施策なんだというのが分からない。であれば、現状・課題として、やっぱり一言、そこは触れておく必要があるのかなと。もし位置付けが曖昧で、これからどうしようかということであれば、実はまだ未検討の施策をここに置いておいていいのかということにもなるので、その辺、一定、市としてのスタンスを明確にしていただく必要があるのかなと。その上での記述、記載ということになってこようかというふうに思います。  同じようなことが実は72ページのところにもあって、同性パートナーシップ制度について、方向性としては検討を行いますと書いてあって、下の目標値の中には制定と書いているんですね。どっちが本当なのかと。制定するなら制定するで上に書く必要があるし、そこはまだ分からないということであれば、目標として掲げていくというのは非常に問題があるんじゃないのかなと。そこは市のスタンスをやっぱり明確にして書いていく必要があるんじゃないかというふうに思いますが、今、このスタンスってどういうスタンスなんですか、市としては。 125 ◯山田耕三委員長 中田課長。 126 ◯中田和也人権施策課長 市のスタンスといたしましては、今、取組目標に書いておりますけども、制度の制定に向けて検討しながら、最終的には制度の制定をということを考えております。以上です。 127 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 128 ◯樋口清士委員 であれば、制定しますとか、制定に向けた取組を進めますとか。ちょっと書きぶりがね。こういう書き方を見てると、何か非常にどっちつかず。するの、しないの、ちょっとやっぱり不整合を感じるというところで、書きぶりは考えていく必要があるんじゃないのかなというふうに思います。 129 ◯山田耕三委員長 小紫市長。 130 ◯小紫雅史市長 同性パートナーシップ制度については非常にいろんな自治体でご議論があって、いろんな要素、いろんな検討課題があると思いますので、10年以内に確実に制定できるのかどうかというところは現時点でははっきり申し上げられないので、取組目標のところにきちんと書くのか書かないのか、上の方の表記ぐらいで止めておくのか、また5年後のところとかで状況が変われば書き方を変えるというようなこともあると思いますし、5年後と違うわ、適宜。そういうことで検討していきたいと思いますので、今の時点で確実に制定しますということは申し上げられないとは思っております。ただ、非常に重要な課題だと思いますので、しっかりと取り組んでいくということで市としては考えておりますので、若干、修正させていただきます。 131 ◯山田耕三委員長 他にありませんか。福中委員。
    132 ◯福中眞美委員 29ページのボランティア活動への支援ということで、先ほど樋口委員の方からいろいろ指摘があったとおりだと私の方も思っておりまして、それは13年前の現計画ですか、そちらのときにはららポートというのがありませんでした。今は生駒市ではボランティア団体を支援していく、新たにつくっていく、そういう団体も出来ております。先ほど成田委員の方も、PDCAという言葉がこの時代にはなかった。それも一般質問でそういうのを使われたらどうですかという提案をしたときもありました。今は時代が変わってきて、やっぱり生駒市としては、ららポートという、せっかくいいボランティア団体を支援していくところがあるので、そことの連携、市民との連携というのが、人権というのは本当にいろんな分野に関わってくる、幅広い分野で関係してくる本当に大事なところやと思いますので、その点、ちょっと1点だけお願いしておきたいというふうに思います。以上です。 133 ◯山田耕三委員長 樋口委員。 134 ◯樋口清士委員 一言だけね。これ、よそに出して恥ずかしくない計画にしてください。お願いします。以上です。 135 ◯山田耕三委員長 他に質問ございませんか。              (「なし」との声あり) 136 ◯山田耕三委員長 他に質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。  次に、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等はございませんか。中浦議員。 137 ◯中浦新悟議員 先ほど委員さんの中でもあったんですけども、人権教育の部分ですね、全体的にいろいろ大きく網羅されて書いてあるとは思うんですけども、例えばそれ、今回、審議会の中にも学校教育現場の方、校長会とかが入っていないようですが、どういったように意見を現場から聴取し、この計画に落とし込まれたのか、お伺いしてよろしいですか。 138 ◯山田耕三委員長 中田課長。 139 ◯中田和也人権施策課長 13年前の旧計画につきましては、県との整合性を図って、市に合うように変更したものでございます。今回は、その計画を各課に配布と言うか、配りまして、現状の更新をお願いしたものでございます。以上です。 140 ◯山田耕三委員長 中浦議員。 141 ◯中浦新悟議員 前回の策定のときは校長会、メンバーに入ってたと思いますよ。第1期計画、すみません、今、手元にないですけども、13年前、作られたときには校長会も入っておられたし、先ほど委員の中にもあった、例えば人推協の方であったりとか人権擁護委員さん、その他様々な方がメンバーに入っておられて、今回の審議会のメンバーには入っておられない。人推協の関係の方に関しては公募市民の中に関係のある方がいらっしゃるので意見を聞きましたという意見だったんですけども、じゃ、例えば教育現場の人権教育というジャンルにおいてどういうふうに意見を聴取されたのかと言うと、今、答弁で言うと、担当課から変更された部分があったらということだけやったんですけど、現場の意見をどういうふうに聞いてきてるのか、教育現場としてどういうふうにしていかないといけないのかというような見解については問うていないということなんですか。 142 ◯山田耕三委員長 奥田部長。 143 ◯奥田吉伸市民部長 ありがとうございます。まず、人権プログラムの中でどういったことを各担当課でされているかということで、教育委員会の中でされているところが確かに多うございます。その内容について、こちらとしても更新の内容はお伺いさせていただきながら、どういった実態になっているかというのは、当然ながらヒアリングはさせていただいております。その中身としてどういったものになっていくか、今の現状はどうなっているかというのを確認はさせていただいています。おっしゃっていただいている、委員さんの中に入っているかと申しますと、やはり人推協のメンバーさんは中に入っていただいている。ただ、人推協の中でどういったお話合いがされているかというのはここには記載はしておりませんけれども、多くの方の意見をお伺いできているかと思っております。 144 ◯山田耕三委員長 中浦議員。 145 ◯中浦新悟議員 先ほど委員さんも、人推協の方もそうですけど、学校教育現場、校長会も含めてですけども、そういったところからもちゃんとヒアリングがとれているんだったら、それはそれで意見聴取できた上で落とし込まれているというふうには認識はしておきますが、これから県の計画との整合も図っていくというところなので、またしっかりと意見聴取もしながら調整していっていただけたらと思います。  あと、ちょっと各論的に、23ページの部分で、主な施策の人権教育図書の配布のところで「学校の実態に応じ、学活・道徳科において使用する」と。学校の実態とはどういう意味合いで書かれているんですか。どういう実態のことを指してはるのか、ちょっと僕には理解ができないんですけども。どういうふうに捉まえたらいい言葉なのか、ちょっと教えてもらっていいですか。 146 ◯山田耕三委員長 中田課長。 147 ◯中田和也人権施策課長 やはり各学校の進捗状況等があるということで「実態に応じ」と書いていただいていると考えております。 148 ◯山田耕三委員長 中浦議員。 149 ◯中浦新悟議員 学校の進捗とは。もうちょっと説明、分かりやすく教えてください。どういう実態を指していて、ほんで、それが僕はこの文言だとちょっと読み取れないので、分かりやすく変えてほしいというところなんですけど、まずはどういう意味で書いているのか。進捗じゃ、ちょっと分からない。 150 ◯山田耕三委員長 中田課長。 151 ◯中田和也人権施策課長 ですから、各学校における人権についての状況ですね。それに応じた形で学活とか道徳科において使用されるということで聞いております。 152 ◯山田耕三委員長 中浦議員。 153 ◯中浦新悟議員 学活、道徳。人権教育をしていく中でどういうカリキュラム、何と言うのやろう、年間通してやることは、ある程度、決まってるのかなとは思うんですけども、学校でそれぞれ違うんですか。それは、授業の進む速度というのは各クラス単位とか学年、学校で、担任によって違うこともあろうかなとは思うんですよ。学校において進捗というのは変わってくるんですか。1年間において授業の、「結局、ここまで行かなかったね」で許せるものじゃないとは思うんですけどもね。どういう意味なのか、そこも明確に答えてもらえますか。 154 ◯山田耕三委員長 中田課長。 155 ◯中田和也人権施策課長 ですから、各学校における子どもさんの態度ですね。素行と言うんですかね、いじめ問題とか、そういう数字がやはり各学校で違うと思うんです。一律に10件やったら10件とかあるわけじゃないですので、その辺りの差に応じてと考えております。 156 ◯山田耕三委員長 中浦議員。 157 ◯中浦新悟議員 言葉が正しいのか分からないんですけども、例えば学校の荒れ具合とか、そういうことですか。そういう意味ですか。によって、学校によって使う使えへんを決めましょうとか。 158 ◯山田耕三委員長 小紫市長。 159 ◯小紫雅史市長 ちょっと書き方も含めて考えますけれども、例えば外国籍の人が多いような学校がありますね。鹿ノ台とかは先端大の子とかが行ったりもしますし、そういうのも一つだと思います。もちろん各学校、地域が変わっても共通に人権問題、やらなきゃいけないことというのは、これは多いと思いますけれども、例えばそういう比較的外国人の子が多い学校とかはそういうのにちょっと力を入れていこうというのもあると思いますし、さっき課長から少しあったように、ない方がいいんですけども、いじめだったり、ちょっとそういう嫌がらせに近いようなことがあったら、そういうところに力を入れてやっていこうかとか、IT関係で力を入れているようなところがあれば、少しITに今年は力を入れてやっていこうかとか、そういうふうな、一定の全く同じことじゃない、この地域でとか、この学校ではちょっとこれに力を入れていこうと、そういう少し差と言うか、個性、オリジナリティは出していってもいいんだろうなと思うんですが、学校の実態というのが分かりにくいということだというご質問だと思いますが、趣旨はそういうことだと私は理解していますので、ちょっと表現の方法とかは考えたいと思います。 160 ◯山田耕三委員長 中浦議員。 161 ◯中浦新悟議員 そこは是非お願いもしたいですし、そういったところも含めて、学校の現場でどういうふうな教育を進めていこうとしているのかという声も必要なのかなと思うので、またしっかりと意見聴取、そして文言の選択、分かりやすさというのも考えていただきたいなと思います。  あと、すみません、その上にある規範意識醸成のための啓発用チラシという部分も、内容と言うと「小学校1年生と中学校1年生に配布している」と書いてあるだけなんですけど、多分この啓発チラシって、他の部分でも配っているんだろう、例えば事業体であったりとか、その前段においては関係団体とか事業所へ啓発しますというところもあるので、そういったところにも書いているだろうし、何も小学校1年生、中学校1年生だけじゃないだろうし、書きぶり、書き方というのはちょっとしっかりと考えて書いていただきたいなと思います。そういった部分、見直してください。何となくですけども、結構、他にも見受けられるので、しっかりと見ていっていただきたいなと思います。  あと、犯罪被害者のところで条例を作りますというような目標値ですね、先ほど、制定するという前提なのかなと思うんですけども、早期に作ると書いておいて目標年度が10年後というのもどうなのかなとは思うので。例えば66ページですね。66ページ、方向性のエには「早期制定に努めます」と書いていて、目標年度が10年度なんでしょう。10年後になるんですね、これだったら。そういった部分もやっぱり整合がとれてないのかな、いつというのが明確に書けないまでも。書けないのだったら、年度というのは書かない方がいいんじゃないのかなとも思うし、その辺りもしっかりと見直していただきたいというふうには思います。以上で。もう一度、細かく見直してください。 162 ◯山田耕三委員長 他に質疑等ございませんか。伊木議員。 163 ◯伊木まり子議員 1点、確認したいんですけども、4ページ、5ページのところに出てきます方針のところ、地域共生社会、それから、計画の基本理念に出てくる地域共生社会というのは前の計画のときには出てきた言葉ですか。出ているんでしょうか。 164 ◯山田耕三委員長 中田課長。 165 ◯中田和也人権施策課長 旧計画にも載っております。 166 ◯山田耕三委員長 伊木議員。 167 ◯伊木まり子議員 ただ、何となく、4ページの下にはポツが付いているんですけども、すごく大きな考え方で、これは私はそんなに一般的じゃないのかなと思っていたんですが、もう一般的というふうに受け止めてよいということですか。 168 ◯山田耕三委員長 中田課長。 169 ◯中田和也人権施策課長 そのとおりでございます。 170 ◯山田耕三委員長 伊木議員。 171 ◯伊木まり子議員 それは私の認識のあれかと思いますけど、委員の皆さんからいろいろご意見がありまして、私も本当にそうだなというふうに思って聞かせていただきました。それで、以前も申しましたけども、人権施策というのは、基本的人権、本当に市民全体に係るところで、これはものすごく大切な計画やと思いますので、本当に生駒市が恥ずかしくない、生駒市が人権に対してどのような取組をしているかというのは市の姿勢が問われると思いますので、県の方はまだ計画中で、3月の県の計画とそごのないように何かするようなことも書かれてますけども、やっぱり是非、しっかり慎重に計画を作っていただきたいというのはお願いしておきます。 172 ◯山田耕三委員長 他、ございませんか。              (「なし」との声あり) 173 ◯山田耕三委員長 他に質疑等ないようですので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  本件は常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うか協議願うのでありますが、今後、本計画が策定された際、生駒市の市行政に係る重要な計画の議決等に関する条例第4条第2項の規定に基づき、報告を受けることから、その際に改めて調査することでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 174 ◯山田耕三委員長 それでは、計画策定後に調査することとします。  これにて市民文教委員会を終わります。              午前11時37分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。               市民文教委員会委員長   山 田 耕 三 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. 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