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  1. 生駒市議会 2018-09-11
    平成30年第6回定例会 厚生消防委員会 本文 開催日:2018年09月11日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午後1時0分 開会 ◯伊木まり子委員長 皆様、こんにちは。ただ今から厚生消防委員会を開催いたします。  なお、市民、報道の傍聴を許可いたしておりますので、ご了承願います。  それでは、次第に基づき、調査を行います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 開議 2 ◯伊木まり子委員長 調査事項1、生駒市立病院 平成29年度実施状況調査報告書(3カ年のまとめ)について。  本件は、理事者からの申入れに基づき、報告を受けるものです。  なお、本件について報告の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、委員外議員から質疑を受けることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 3 ◯伊木まり子委員長 それでは、本件について部長から報告を受けます。影林福祉健康部長、お願いします。 4 ◯影林洋一福祉健康部長 それでは、調査事項1、生駒市立病院 平成29年度実施状況調査報告書(3カ年のまとめ)についてご説明申し上げます。  生駒市立病院につきましては、平成27年6月に開院し、今年で4年目を迎えました。患者数も年々増加し、平成29年度は、1日平均入院患者数は120.3人、外来患者数は174.9人で、平成29年度事業計画を上回り、本年4月からは病床210床をフルオープンすることができました。体制も一定整いつつありますが、医師等の人員の充実等の課題もあり、病院事業計画の着実な進捗を図り、健全経営を推進する必要があります。  実施状況調査報告書につきましては、年度事業報告について、評価指標の設定や数値化などにより、計画の進捗を明確にし、病院事業の点検、評価結果をPDCAサイクルにより、翌年度事業計画に反映していくものです。なお、平成29年度実施状況調査報告書につきましては、平成29年度分の調査に合わせて、開院から3カ年の評価を含め、今後の市立病院の課題等について、去る7月26日開催の生駒市立病院管理運営協議会においてご意見を頂き、確定いたしましたので、本委員会にご報告するものでございます。  それでは、詳細につきまして、石田地域医療課長からご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 5 ◯伊木まり子委員長 石田課長、着席のままでお願いいたします。 6 ◯石田浩地域医療課長 それでは、平成29年度実施状況調査報告書(3カ年のまとめ)について、ご説明をいたします。  報告書の1ページをお開けいただきますよう、お願いいたします。まず最初に書類の見方についてでございます。  見開き左ページに平成29年度の事業報告と補足説明を、そして見開き右ページには、平成27年度から29年度までの3カ年の評価、課題と、参考といたしまして、3カ年の推移を記載しております。3カ年の評価、課題につきましては、平成27年度と28年度につきましては、中間報告を含む実施状況調査報告書を掲載したものを抜粋して掲載をしております。  平成29年度分につきましては、中間報告の評価に加えて、新たに下半期分を合わせた形の評価も入れております。また、太字となっております課題につきましては、開院から3カ年を総括した形の課題を掲載しておりますので、ご承知おき、よろしくお願いをいたします。
     それでは、2ページの診療科目についてでございます。  診療科目につきましては、皮膚科を標榜し、16診療科となりました。外科では各種消化器がんに加えて、肺がん、乳がんなどの手術や無輸血手術も可能になりました。また、小児科では肺炎感染症などの入院治療が可能になりました。さらに患者様からの要望により、新たにアンチエイジング外来レーザー外来等を開設いたしました。  続きまして、3ページでございます。  評価といたしましては、診療科目数の充実、多様な専門外来の設置により、診療内容が充実してきているということが言えます。課題ですが、各診療科における常勤医師の増員等、既存診療科の診療内容を充実させる必要があること。また、今後も疾病の早期発見、早期治療を目指すため、専門外来の開設を検討していく必要があること。院内の診療科間の連携や、より高次、専門性の高い医療機関との連携を進める必要があることとしております。  次に、4ページの病床数でございます。  病床数では、10月から5階東病棟52床を開棟いたしまして、203床をオープンしております。なお、現在はHCU7床も稼働し、210床フルオープンとなってございます。  5ページの病床数の課題でございますが、今後は病床機能の効率的運営を図るため、病床利用率の向上を目指す必要があるとしております。そして、小児科の救急医療や入院医療を充実させるために、常勤医師を増員し、体制整備を図る必要があるとしております。  次に、6ページの人員体制でございます。  3月末現在の医師数は常勤換算で24.0名、うち常勤医師は18名となってございます。不足している脳神経外科、産婦人科、小児科、整形外科等を中心にグループ他病院からの人事異動の要請、勤務希望者の募集、大学等関係機関への継続した働きかけを行いました。また、看護師は常勤換算で120.0名、その他薬剤師、理学療法士など医療スタッフは95.2名で、合計239.2名となってございます。  7ページの人員体制の課題では、病院事業計画コンセプトに掲げております救急医療の充実、小児医療の充実のために、引き続き常勤医師のいない脳神経外科や救急科の常勤医師の確保、そして小児科の更なる常勤医師の増員が必要であるとしております。  次に、8ページの患者数でございます。  29年度の入院につきましては、先ほど、部長からもありましたけど、1日平均120.3人、外来は1日平均174.9人となっておりまして、年度計画の達成率は入院で104.0%、外来で112.8%となってございます。前年と比較いたしまして、入院で1日平均26.1人の増、外来で54.2人の増となってございます。  9ページの課題といたしましては、各診療科の常勤医師を増員して、治療が可能な症例を増やすこと、地域の医療機関の病病・病診連携を進めること、救急患者を確実に受け入れることが必要であるとしております。  次に、10ページ、質の高い医療の提供でございます。  手術件数が1,165件となり、前年度と比べ、295件の大幅増となってございます。また、腹腔鏡下手術ダ・ヴィンチ手術等、患者の身体への負担が少ない低侵襲手術につきまして、患者の状態に応じて、他の手術方法に切り替えた症例もあり、件数は減少しております。  11ページの課題といたしましては、今後ますます増加する高齢者の医療需要に対応するため、カテーテル検査・治療、腹腔鏡下手術ダ・ヴィンチ手術等、低侵襲の検査・治療の提供体制の充実が必要であるということと、がん治療では近大奈良病院との連携のもとに、精密検査や確定診断等、標準的ながん診療機能を充実し、市立病院でも病理診断、手術療法、化学療法、そして放射線療法の集学的な治療体制の整備が必要であるとしております。  次に、12ページでございます。  前ページに引き続きまして、質の高い医療の提供といたしまして、新病棟開棟のための心電図モニター等の増設、レーザー外来開設のためのレーザー機器の導入を行いました。患者様満足度調査では、総合評価といたしまして、入院、外来ともに約80点で、グループ同規模病院の平均を上回っております。  13ページで課題といたしまして、ホームページなどで市民や患者が市立病院に対する理解や認識を深めていただくような取組を実施していく必要があるとしております。  次に、14ページ、医療安全管理に対する取組でございます。  医療安全管理委員会カンファレンス、勉強会を定期的に開催するなど、医療事故の防止と医療安全対策の強化に努めました。また、医療安全に関する市民への情報公開の方法等につきましては、今年度に発行予定の病院年報等でインシデント、アクシデント件数を公表する方向で検討いたしております。  次に、院内感染対策として、院内感染対策委員会合同カンファレンス、ラウンド、勉強会を定期的に開催し、院内感染防止活動に取り組みました。  15ページでは、27年度から安全管理、医療安全に関する規定、マニュアル等を作成し、28年度には医療安全の質を管理するための具体的なPDCAサイクルを確立し、29年度には使用済みの注射器を再使用した事例について、市への報告及びその内容の公表がなされていることが述べられております。  以上のことから、課題といたしましては、医療事故等が発生した場合の医療安全管理は適正になされており、市民への包括的公表についても検討されているが、市立病院として病院運営の透明性を高め、市民の信頼を確保するために、患者のプライバシー等を考慮しながらも、市との情報共有、連携体制や市民への個別公表のルールを確立する必要があるとしております。  続きまして、16ページでございます。  地域完結型の医療提供体制の構築への寄与についてでございます。在宅支援機能の充実といたしまして、増加する在宅患者、そのかかりつけ医をサポートする後方支援病院としての役割を果たすため、在宅患者の入院加療用病床の確保など、在宅患者等の増悪時の受入れを行いました。また、医師、専任の看護師、専従のメディカルソーシャルワーカーによる退院支援チームによって、退院調整が必要な患者様が在宅へスムーズに移行できるように支援を行っております。  17ページのところで、3カ年の評価のところで、開院初年度からALSOなどの医療教育プログラムを実施したり、医療連携登録医及び協力医療機関連携施設の登録制度を実施したり、また病診連携懇話会を開催することによって、市立病院と地域の医療機関との連携に取り組まれています。課題につきましては、更に在宅支援機能を充実させるためには、地域の医療機関との連携を強化していく必要があり、医療教育プログラムへの参加者を増やすために、対象者が広範囲なプログラムの実施について検討していく必要があるとしております。  続きまして、18ページの周辺の他の医療機関との連携でございます。  登録医は3月末時点で58施設、前年度と比べて5施設の増加、また関連施設に関しましては43施設ということで、前年度と比べて2施設増加をいたしました。  医療機器のオープン利用といたしまして、MRIが260件、CTが62件、内視鏡が15件、エコーが16件の実績となってございます。また、紹介率は33.0%、逆紹介率は12.9%で、地域医療機関市立病院利用率は73.9%となってございます。  続きまして、19ページにつきましては、評価といたしまして、地域医療連携室において、地域の医療機関からの紹介や関係機関との調整を行いながら、円滑な患者の自宅復帰や施設入所へのお手伝いを行っているということと、医療機器のオープン利用開院初年度から行われ、医療連携の推進に取り組まれています。課題といたしまして、地域医療機関との病病・病診連携を推進するためには医師会との連携は不可欠であり、引き続き医師会への入会審査に対応していく必要があるとしております。  また、疾病予防や健康管理等についてはかかりつけ医に、そして入院医療や専門外来については病院へといった役割分担と連携体制を推進するため、更なる紹介率及び逆紹介率の向上を目指す必要があるとしております。  続きまして、20ページの救急医療の充実についてでございます。  救急受入れ件数は1,824件、救急応需率は88.9%となってございます。ウォークイン患者、つまり救急車以外で当直時間に来られた患者につきましては、月平均201.8名となり、前年度と比べて月平均で42.5人増加しております。また、市内での救急受入れ率の向上を目指し、市内等輪番病院バックアップ率は47%となってございます。  21ページの課題につきましては、市内輪番病院への参加に向けて、引き続き関係機関へ協議を行う必要があるとしております。また、小児科、産婦人科につきましては、県の輪番体制への参加に向けて、小児科、産婦人科の常勤医師を増員する必要があるとしております。  続きまして、22ページの救急に対する人員体制につきましては、医師の当直及び専門医によるオンコール体制をとるとともに、外来看護師放射線技師、検査技師、薬剤師、事務職員の当直体制をとりました。  23ページの課題といたしましては、医師、看護師、その他コメディカル等の24時間365日の当直体制及び緊急入院に対応可能な体制が整えられていますが、更に当直や専門医のオンコール体制の充実のために常勤医師を増員する必要があるとしております。  次に、24ページ、小児医療の充実でございます。  本年1月から常勤医師1名が着任しており、肺炎、感染症等の入院治療が可能になりました。しかし、県の北和小児科2次輪番体制への参加はできておりません。  25ページのコンセプトの小児医療の充実の課題といたしましては、入院医療及び小児救急を充実させるためには当直が可能な常勤医師を複数人確保する必要があるとしております。  24ページに戻っていただきまして、予防医療の啓発でございます。  疾病予防機能の強化といたしまして、9月1日から胃内視鏡による胃がん検診が実施できるようになり、また乳がん検診につきましても、本年度の実施を目指しております。医療講演会は計54講座開催し、2,253名の参加がありました。  そして、25ページの予防医療の啓発に係る課題といたしましては、自治会等各種団体への出張講座を増やしていく必要があるということと、診療所では対応できない、また対応できる医療機関が少ない二次検診等を充実させていく必要があるとしております。  次に、26ページ、市民参加による運営でございます。  市民交流事業といたしまして、健康フェスティバルロビーコンサートを開催し、入院患者さんはもちろん、市民の方にも多数ご参加をいただきました。  そして、27ページ、平成29年度の評価についてでございますが、管理運営協議会では指定管理者から提出された前年度の事業実績について報告をさせていただくほか、市民等の会員からの意見、提案を直接市長や院長に伝えることができる場となっており、さらには次年度の事業計画に反映する、いわゆるPDCAサイクルの仕組みが整えられております。  最後に、28ページをご覧くださいませ。平成29年度の収支についてご説明をいたします。  医業収入と医業費用を差し引いた医業利益につきましては、計画のマイナス1億8,993万1,000円に対しまして、マイナス2億4,301万9,000円であり、医業利益は計画に対して5,308万8,000円マイナスになっております。  続きまして、経常利益につきましても、計画のマイナス2億2,078万2,000円に対して、マイナス2億3,272万8,000円であり、計画に対して1,194万6,000円のマイナスになってございます。  以上が生駒市立病院の平成29年度実施状況調査報告書(3カ年のまとめ)の説明でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 7 ◯伊木まり子委員長 ただ今から、本件について質疑を行いますが、報告内容が多岐にわたることから、調査を円滑に行うために、質疑のたびに、関連した質疑が他にないか確認を行いますので、関連する質疑がある場合、先の質疑の終了後、引き続いて質疑をしてくださいますよう、ご協力をお願いいたします。  それでは、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。惠比須委員。 8 ◯惠比須幹夫委員 2ページのところで、外来の一覧がありまして、一番下のところに乳腺・甲状腺外来というのが新たにということで、これはまだ10月からですから、半年の数値ということだと思うんですが、1日にすると8件ぐらいかなとは思うんですが、この196というのは評価としてはどういう数字なんですか、件数としては。 9 ◯伊木まり子委員長 多いか少ないかということですか。どなたが。石田課長。 10 ◯石田浩地域医療課長 こちらの乳腺・甲状腺外来につきましては、昨年途中からということなんですけれども、これにつきましては、今の新院長の遠藤院長が主治医と言うか、担当医として開設されたということですけれども、こちらの件数につきましては最初、これ、まだスタートしたばかりということで、広報の周知活動もなかなかまだできてないということで、また今後増えてくるかと思います。特に、乳がんの検査を受けて、それで例えばもしかしたら、ちょっと精密検査が必要というふうなことになった場合とか、そういったときに、どこを受診していっていいのかというふうなこともありますので、そういった意味で患者さんにとってはすごくそういう専門外来を設けることで非常にそういったことにかかりやすいというふうなことで、こういう専門外来を開設したというふうに聞いております。また、患者数については今後また徐々に増えてくるかと思います。 11 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 12 ◯惠比須幹夫委員 この後段の部分とも関連はするんですが、マンモを新たに入れられるということで、そことの一体的な連携と言いますか、院内で連携していけるという理解でよろしいですか。 13 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 14 ◯石田浩地域医療課長 そのように考えていただいて結構かと思います。 15 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 16 ◯惠比須幹夫委員 現状では、するとこの196というのは他の医療機関等で検診を受けられて、2次検診、精密検査が必要だと言われる方が自主的に来られてるということですか。 17 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 18 ◯石田浩地域医療課長 その病院側から聞かせていただいたんですけども、検診を受けて、もしかしてとか、自分で例えばそういうふうな感触と言うか、そういうふうなことをつかんだときに、どこで診てもらっていいのかというふうなこと、結構ちょっと悩むところらしいんですけど、こういった形で専門外来をぽんと看板を立てることによって、そういったところにすっと入ってくるというふうなことで、そういった意味で非常に患者さんが受診しやすいというふうなことで、こういった形で専門外来を開設しておると聞いております。 19 ◯伊木まり子委員長 今、お尋ねなのは、市の検診を受けてからの人が来られますかとかという、今のでよろしいですか。惠比須委員。 20 ◯惠比須幹夫委員 196がどうやって来られたのかなということだったんですけども、主に今のお話でしたら、市の検診も含めて、医療機関から情報提供があって来られたというようなことなんでしょうか。(「簡単に言うてや」との声あり) 21 ◯伊木まり子委員長 もし、尋ねての方がよい場合はまたきちんとお答えいただく方がよいかもしれません。石田課長。 22 ◯石田浩地域医療課長 この196件の患者の受療行動につきましては、こちらの方、ちょっとその情報を得ておりませんので、また病院の方に確認してお答えさせていただきたいと思います。 23 ◯伊木まり子委員長 他に。まず、この乳腺・甲状腺外来に関してはございませんか。  そしたら、この2ページのとこら辺で質問ありますか。2ページ、3ページということで。改正委員。 24 ◯改正大祐委員 29年度、まず三つほど外来、開けられているんですけども、元々課題にも挙がっていますけど、患者ニーズというものがありますけども、これ、どのようにして把握されているのか、教えていただけますか。 25 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 26 ◯石田浩地域医療課長 生駒市立病院で他科にかかられた患者さんの声というふうなところで、もしこういうふうな外来が、専門外来があれば非常にかかりやすいと言うか、そういった生駒市立病院に来られた患者さんのニーズなんかは、市立病院としてはかなりそういったことを、ニーズを受けてこういうふうな専門外来をしているというふうには聞いています。 27 ◯伊木まり子委員長 改正委員。 28 ◯改正大祐委員 以前、よく市民ニーズという言葉も出てきたと思うんですけども、ここ、患者ニーズと、ちょっと市立病院にかかってる方だけというような意見だと思うんですね。それ、例えば今も本当にアンケートをとったわけでもなく、声だけですので、後ろにもなるんですけど、意見を聴取したようなことも書いてますけども、そういったことをされるのか、されないのか、していくのかとかいうことなんですが、声だけで判断されるということですか。 29 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 30 ◯石田浩地域医療課長 基本的には、生駒市立病院病院事業計画に基づいて運営をしておるわけでございます。病院事業計画に今、14診療科がございますけども、元々は10診療科ですけど、その14診療科ないし10診療科につきましては、当然これは市の方でつくったものでございまして、市民のニーズに基づいていると思いますので、こちらにつきましては当然必須の診療科でございます。それ以降につきましては、市立病院の経営の自由度というふうなこともありますので、それ以降の診療科につきましては、医療ニーズとかいろんなところを病院側の方で察知した形で病院経営上、これやったらいけるだろうと、ドクターがいてるということでしたら、それは標榜に踏み切るというふうな形かと思います。 31 ◯伊木まり子委員長 それでよろしいですか。  他にこの2ページ、3ページ。竹内委員、どうぞ。 32 ◯竹内ひろみ委員 今のに関連するんですけれども、この外来の場合、非常に専門的なものになりますが、これを市立病院でこういうことをしているよというのはどのような形で周知されているかということですね。例えばインターネットなんかで、皮膚がんとか引いた場合に、レーザー治療をしているというのが、市立病院でやってるのが分かるような形になっているんでしょうか。 33 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 34 ◯石田浩地域医療課長 もちろん市立病院のホームページの方には、例えばレーザー外来でも、詳しく説明をしておりますので、そういったとこを見てみますと、こういうふうな治療もできるんだということが一目で分かるというふうなこともありますし、市といたしましては、こういう専門外来を開設するときには、基本的には広報にこういうふうな専門外来を開設しましたということを市民の皆様にPRをさせていただいております。 35 ◯伊木まり子委員長 竹内委員。 36 ◯竹内ひろみ委員 できれば、もっと広範囲の何かで悩んでおられる方がそういう情報をキャッチできるように、もっと広い周知ができたらなと思うんですけれど、いかがでしょうか。 37 ◯伊木まり子委員長 何かありますかということですか。 38 ◯竹内ひろみ委員 何かないか、しておられないですか。 39 ◯伊木まり子委員長 計画しておられないですかということですか。石田課長。 40 ◯石田浩地域医療課長 先ほど説明の中でもちらっと言わせていただきましたけど、病院年報が今年度策定するということと、それからあれは3カ月に1回、病院だよりというのを既にこの6月に1回出して、今度また秋に出させていただく形で、その中にはいろんな最新の情報等を満載した、ちょっとした冊子ですけども、それを出させていただくということで今は計画をしております。 41 ◯伊木まり子委員長 他にこの2ページ、3ページではございませんか。              (「なし」との声あり) 42 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、他の部分で質問、質疑等ございませんか。惠比須委員。 43 ◯惠比須幹夫委員 4ページ、5ページに関連することなんですが、まず5ページの一番右の年表と言いますか、これまでの経過が書かれている部分、推移が書かれている部分で、27年8月、ICU室7床、HCU室として稼働ということなんですが、病院事業計画でも当初はICU7床となっておりましたが、これがこの27年8月から既にHCUとして稼働されたということなんでしょうか。 44 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 45 ◯石田浩地域医療課長 そのとおりでございます。 46 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 47 ◯惠比須幹夫委員 病院事業計画。(発言する者あり)何かあったら言うてください。 48 ◯伊木まり子委員長 何かありましたか。石田課長、どうぞ。 49 ◯石田浩地域医療課長 28年9月にいったんオープンしたんですけど、また休止ということでございます。 50 ◯伊木まり子委員長 HCU7床について、お尋ねだったんですけど、それはずっとやってたかと。もう一度惠比須委員の方からお願いします。 51 ◯惠比須幹夫委員 もう一度確認をします。27年8月には、施設としてはICU室に充てるものが準備されてたけれども、結局ICU室としては使わずに、そこから休止していたということですか。
    52 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 53 ◯石田浩地域医療課長 失礼いたしました。ICU室というのは施設としてあるんですけども、そのICU室7床を人的な基準が満たされませんので、HCUとして、一段低い施設基準を得まして、HCUとして、開院年の27年8月からそれでいったんスタートしました。そして、特にドクターがちょっと欠けてしまいましたので、そういう事情があって、28年9月にそのHCU室として使っていたICU室、こちらの方を休止という形で閉棟させていただきました。 54 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 55 ◯惠比須幹夫委員 単純にその当初は事業計画でICU7床になっていたのが、HCUに充てられて、HCUとして稼働していくというように当たっては、これはどういう考えでもとの計画からそうなっていったというのを、経過を。 56 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 57 ◯石田浩地域医療課長 元々市立病院の方も、ICUを稼働はさせたいというのは元々あるんですけれども、ICUとHCUとの差でございますけど、ICUは医師と看護師の配置がかなり厳しいというふうなことで、そういったところに、その基準にはちょっと達しない医師と看護師の配置はできるということで、取りあえず今はHCUでスタートし、行く行くはまたICUの基準をとって、届出をして、ICUをスタートしたいというふうなことで、今は基準的なところがありまして、HCUとして稼働しておるということです。 58 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 59 ◯惠比須幹夫委員 じゃ、将来的にあくまで目指すという部分でICUも確保していくということで、体制が整えば、将来的にはICUも設けていくという考えでよろしいんですか。 60 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 61 ◯石田浩地域医療課長 病院側からはそのように聞いております。 62 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 63 ◯惠比須幹夫委員 この5ページのところの平成29年度の説明の中に、フルオープンに向けて次年度からHCUを稼働させるためにうんぬんとあるんですが、28年度に休止してた分を29年度にその7床をHCUとして稼働させたという理解でよろしいんですか。 64 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 65 ◯石田浩地域医療課長 厳密に言いますと、30年5月1日からHCUとして稼働ということでございます。 66 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 67 ◯惠比須幹夫委員 将来的にICUの体制が整えばとなれば、それはこの7床の中からまた充てていくということですか。 68 ◯伊木まり子委員長 古川管理者、お願いします。 69 ◯古川文男水道事業管理者 まず、HCUとICUの違いというとこから簡単に説明させてもらいたいと思います。  ICUというのは集中治療室でございまして、その部屋に必ず常勤の医師が1名以上いなければならないということと、それと看護基準が2対1というぐらいに、かなり手厚いような分です。今度はHCUというのは、前に準がつきます。準集中治療室ということで、それは部屋の中に常勤医師が1名じゃなくして、建物の中に必ず24時間常勤医師が1名以上ということで、若干やっぱり緩いわけですね。市立病院の方はやっぱり救急体制については万全を期したいということで、ICUをやっぱりベースに置いているんですけども、今言いましたように、部屋に1名というのと、施設に1名というのとかなりやっぱり基準が違うんですね。今、ちょうど人員配置で一生懸命調整をとっておられる状況の中で、まずはできるとこからやっていきたいということで、一番初めにHCUをやったわけですけども、やはりお医者さんの異動がありまして、いったん休止をさせてもらったと。203床、いったん平成30年3月31日には203床を立ち上げたと。この4月1日からHCUのめどが立ちましたので、ちょうど平成30年4月1日から210床のフルオープンの形に持っていって、そしてICUまではまだ行けてませんけども、まず暫定的にHCUという形で今、7床新たにオープンさせてもらったというような今の状況になってございます。HCUが全てじゃなくして、将来的にはやはり病院の性格上、ICUの設置をやりたいというのは変わりはないということで聞いているんですけども、こちらの方は。 70 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 71 ◯惠比須幹夫委員 分かりました。今、HCUの方も稼働率がいいということでも出てたかと思うんですが、ここの平成29年度の事業計画、事業報告でもありますが、それ以外の床については、10対1看護基準で行くと。HCU以外は全て、じゃ、もう10対1、将来的に例えば7対1を標榜するとかいうことはないということなんでしょうか。 72 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 73 ◯石田浩地域医療課長 今現在は、全てHCUは除き10対1なんですけれども、これも病院側に確認しましたら、将来的には7対1を目指したいということですけど、具体的なその方向性、スケジュール感は聞いておりません。 74 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。この4ページ、5ページに関連して質問、質疑ございませんか。改正委員。 75 ◯改正大祐委員 課題として210床がオープンするということなんですが、元々病院ができる前、県との約束で病床配分というのがあったと思うんですが、それについて何か、当時と違うわけなんですが、今、どうお考えか。例えば小児の病床数だったりとかいうのは違うので、どういうふうに考えられたのか、教えていただけますか。 76 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 77 ◯石田浩地域医療課長 奈良県との事前協議の中では、病床全てということで196床と旧生駒総合病院が閉院したときの病床を引き継ぐということですけど、その間に、幾多の年数がたっている間に病床を返した病院とかがありまして、そういった意味で余ってる病床と言ったらあれなんですけど、西和医療圏にある病床が増えたり減ったりということで、結構乱高下がありまして、最終は医療審議会で阪奈中央さんと病床を割った形で210床の許可を受けたということで、病床自身は奈良県の許可のままの総病床数にはなってございます。ただ、小児科につきましては、計画では20床というふうなことでしておりますけど、今のところ実際稼働しているのは5床というふうなことで、これは今、実態的に小児科の常勤医師が1名というふうなところもありまして、またあと感染症とか、そういう腸炎とか、そういった二、三日で退院するような患者さんが全てということで、そういったとこで現状に合わせた形の病床というふうなことになっております。 78 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。改正委員。 79 ◯改正大祐委員 ということは、例えば小児科のお医者さんが見つかった場合だとか、現状はちょっと変わってくる場合もあるということですか。病床配分と言うか、小児科の病床が増えたりということもあると。 80 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 81 ◯石田浩地域医療課長 はい、さようでございます。 82 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。  この4ページ、5ページに関連して他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 83 ◯伊木まり子委員長 ないようでしたら、他の項目で質疑等ございませんか。惠比須委員。 84 ◯惠比須幹夫委員 10ページのところで、29年度の事業計画の中で分娩件数120件とあるんですが、この120件の数字の根拠と言うか、設定の考え方というのはどういうところから出てきているんでしょうか。 85 ◯伊木まり子委員長 もう一度、確認です。10ページのどこでしょうか。 86 ◯惠比須幹夫委員 10ページの平成29年度の事業計画の下の方ですね。分娩件数。 87 ◯伊木まり子委員長 この真ん中辺りの120件はどういう想定ですかということですか。石田課長。 88 ◯石田浩地域医療課長 これを見ていただきますと、実績としては100名弱ということで、前年度、前々年度、推移をしております。実績にプラスアルファということで、今、産婦人科医が1人と常勤1人でございますので、この今の実績にちょっとプラスをするというふうな形の計画になっているかと聞いております。 89 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 90 ◯惠比須幹夫委員 その横にあります事業報告の中での分娩件数99件というのは、横ばいということだと思うんですけども、これに対する評価、120に対する99の評価というのはどうなんでしょうか。 91 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 92 ◯古川文男水道事業管理者 計画のときには産婦人科の常勤医師が2名、2名をベースに検討をされてたというように聞いております。結果として、常勤医師が1名と、それとあとはフォローも入ってるんですけども、お医者さんの人数によって、計画と結果にずれが生じているというようにこちらの方は伺っております。 93 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 94 ◯惠比須幹夫委員 ちょっと先ほどもそうだったんですが、その辺も体制が整えば、そういう事業計画に沿った数値も達成していけるであろうということでよろしいですか。 95 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか、石田課長。 96 ◯石田浩地域医療課長 そのとおりでございます。 97 ◯伊木まり子委員長 それでは、この10ページ、11ページに関連して質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 98 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、他の項目に関して質疑等。改正委員。 99 ◯改正大祐委員 すいません、ちょっと戻りますけど、7ページの常勤医師数についてちょっとお聞きします。7ページです。7ページの一番右の3カ年の推移ということで、今回、常勤医師の増減というのを書いていただいて、すごい分かりやすいんですけども、例えば内科で言いますと、27年末には2人おったと。今、29年度は2人なんですが、例えば28年度、1人増えて2人減ってるわけなんですが、この1人が1年以内にやめた、やめなかったという前提で考えると、27年度末にいた2人は29年度末にはいないということになるんですね。ということは、元々この27年度末、16人、常勤の医師、いらっしゃったと思うんですけども、この医師の方々は29年度末、何人残っておられるのか。これ、何が聞きたいのかと言うと、大きな病院、離職率と言うか、定着率、何人ぐらいいらっしゃるのかということなんですが。 100 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 101 ◯石田浩地域医療課長 まず、開院当初にいてたドクターが今どうかということですけど、6名のドクターが今まだ、まだと言うたらあれですけど、今、在籍をしておるということでございます。そして、離職率でございますけど、病院の大体離職率の平均とか、そういうふうなことはなかなかドクターのやつはうちの方も情報は得ておりませんけれども、病院側にも、これもちょっと確認を以前、させていただいたんですけれども、病院を新設する場合、何カ月か軌道に乗るまでの間はドクターが来ても、例えば経営の仕方とか、医療方針とか、そういったものに関して、やっぱり自分と、来たけど、ちょっと違うなというふうなこともあって、そんな不一致があって、出たり入ったりというふうなことは結構流動的なとこがあるんだと、これは一定、二、三年と言うか、ちょっと軌道に乗るまではそういうふうなことは続くであろうけども、市立病院としては、基本的には市民の信頼を得るという意味では、やっぱり定着率というのは目指したいというふうなことは聞かせていただいております。 102 ◯伊木まり子委員長 改正委員。 103 ◯改正大祐委員 大きな病院の離職率もなかなか難しいとは思うんですけども、お医者さんが代わると、やっぱりちょっと不安なとこもあると思うので、二、三年落ち着くまでという話なので、できるだけ次の方、見つける前に定着率を上げていただいて、医師を増やす努力をお願いいたします。意見です。 104 ◯伊木まり子委員長 この7ページに関連して、質疑ございませんか。              (「なし」との声あり) 105 ◯伊木まり子委員長 それでは、他の項目で質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 106 ◯伊木まり子委員長 じゃ、質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。  続きまして、次に委員外議員による質疑に入ります。  質疑等はございませんか。樋口議員。 107 ◯樋口清士議員 毎回同じことで申し訳ないんですけど、常勤医ですよね。7ページです。  これ、毎年同じ課題がずっと並んでいて、3年間経た今も同じ課題がそのまま残っているということで、頑張ってとしか言いようがないですけど、何をやってるのかなというのが正直なところです。この件について、何かご意見ありますか。 108 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 109 ◯古川文男水道事業管理者 ただ今のご意見については、過日の管理運営協議会でもそういった意見が出てます。この病院の一番大きな問題はお医者さんの充実というのが、これ、全部に被さってくるような状態になってございます。そのため、過日の管理運営協議会でも、確認等もされているわけでございますけども、院長を筆頭にそれぞれの大学医局から、それから全ての関係機関の方に情報を提供しながら、勧誘あるいは一般公募、あるいはグループ内の要請等も度々かけているというような状態になってございます。今の現況については、グループ内異動についても平成30年度は数名予定もされているような実績もございます。また、なかなかこの医師不足といいましたならば、市立病院だけじゃなくして、当然のことながら、やっぱり奈良県さんと意見交換をやってる中でも、奈良県全体でも、お医者さんが足らないというような状況の中で、まして市立病院についても、実績もまだまだ浅うございます。そういった状況もやっぱり踏まえまして、これであきらめてるというような話ではございません。みんなが協力しながら、また議会の議員さんの皆様方にもご協力等を賜りながら、この一番根本的なお医者さんの確保を今まで以上に進めたいなと、このように考えておりますので、その節はまたよろしくお願いしたいと思います。 110 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 111 ◯樋口清士議員 これ、何で毎回言うかというと、要は医療法人徳洲会が大きくて、医者はなんぼでもおるねんと、だからここは常に揃うんやというようなことで指定管理者、定めて、それを進めてきたということがあるので、僕からすると、法人が何してるんやと。だから、一般的には医者不足、それはもう分かったと。その中でも大きな医療法人なので、何とかなるんやということの説明を我々、ずっと受けてきて、ふたを開けてみると、なかなか揃いませんと。法人の中で何とかせいよというのが正直なとこですね。それは法人としてどういう見解で今まで来ているのかというところは、確認はされてるんですか。 112 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 113 ◯古川文男水道事業管理者 当然のことながら、こちらも本部の方々とも意見交換もやってございます。当然のことながら、市立病院という分については、お医者さんを1人でも多くを回したいというのは、これ、本部の考え方です。しかしながら、全体的に非常に厳しいというようなこともございまして、できる限り協力体制はやっぱり引いていきたいという意思には変わりはないということは確認はやってございます。 114 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 115 ◯樋口清士議員 その前のページのところで、診療科目、増えてきているとか、病院経営の自由度の中で何科目か増やしてきていると。ただし、病院事業計画に書かれている当初の診療科については、これはもう揺るぎないもので、市民のニーズに沿ったものだというようなことで、先ほど説明があったんですけど、正にその部分の医者が足らんというところが、そもそもこの計画が全然できてへんやないかというところの評価に落ち着いてしまうのではないのかなと。これは早いこと何とかしてもらわないと、そもそも最初に計画していた病院がまだできてないというのが我々から見れば、私から見れば、この病院の今の評価だということはお忘れなきようお願いをしたいと思います。  それと、あと小児なんですけど、先ほど今5床だと。210床フルオープン、この4月からやっていますということなんですが、元々これ、小児科に割り当てられているのが20床ですよね。本来は小児科以外のとこで190床、これがフルオープンの姿だと思うんですが、今、違う形で使っているということになるわけですよね、違う診療科に。たしか、あれ、病院を見にいったときに、小児科って一つの仕切りがあったように思うんですが、病院、どんな使い方、してるのかなというところはちょっと気になるんですが。 116 ◯伊木まり子委員長 フロアの使い方を質問されているんですか。 117 ◯樋口清士議員 病院のフロアが、小児科って扉つけて、大人とは絶対交わらさないように配慮はされているはずなんですよね。お互いにあまりいい影響がないので。それを210床、小児科5床で、15床分というのは何にでも使えるというようなふうにも見えてしまうんですが、必ずしもそうではないだろうというところで、どうやってこの210床フルオープンというふうに称しているのかというところが、ちょっと理解ができないんですが、理解させてください。 118 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 119 ◯古川文男水道事業管理者 小児科の件についても、この前の管理運営協議会の方でも意見があったわけでございますけども、病院のスタンスとしては、先ほど石田課長が答弁させていただいた折に、やはり20床というような枠組みの中では小児は考えていると。しかしながら、今の医療の動向あるいは患者さんの動きについては、小児については、今の体制でほぼ大体いけそうな感じというようなものと、もう一つ小児の床を上げていけばいくほど、かなりお医者さんの確保というのが必要になってくると。現実的に考えてみれば、医者の確保が非常に困難の中で20床開けるということは、かなりのお医者さんを確保する必要がある。それを今の問題から見れば、今すぐに開けるということは物理的に非常に難しいということが第1点と、それとその分については、その空いてる分については今日の医療動向、つまり外科あるいは内科を中心にそこの分については空きをうまく利活用させてもらいたいというような状況の中で、今、病院の方は事業運営されているというように伺っております。 120 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。石田課長。 121 ◯石田浩地域医療課長 すいません、先ほどの件でございますけれども、報告書の4ページを恐れ入りますがお開きいただきますようお願いいたします。  この中で、各病棟のそれぞれの診療科が掲載をさせていただいておりまして、4階西病棟、48床、こちらの方に産婦人科と女性の一般患者を対象とした混合病棟と、小児科病棟というふうなことが、こちらの方でありますので、よろしくお願いいたします。 122 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 123 ◯樋口清士議員 たしか小児科って扉なかった、そのままもうオープンなフロアになってたのか。 124 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 125 ◯石田浩地域医療課長 小児科のところにつきましては、一応仕切りという形ではございまして、扉もございます。 126 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 127 ◯樋口清士議員 いや、だから小児科のゾーンというのはもうはっきりと20床分あって、フルオープンと言いながらも、小児科は小児科用につくられてて、そこが5床しか使ってませんと。210床全部動かすんやと言いながらも、動かせる分って195床しかないんちゃうのかなと思うんですよね。15床って小児科用につくられているから、それ以外のものを放り込めるのか、そういう利用ができるのかというところが実はすごく疑問で、元々そうやってゾーニングしていることの理由というのは、やっぱり子どもさんの病気というのは大人がかかるとえらいことになるとか、大人の病気がかかりにくくしたいとか、いろんな理由があって、仕切りをして、わざわざ一つのゾーンをつくってるわけですよね。だから、それをいろんな活用しますというのが、ほんまにそんなことをしていいのというのが単純な疑問なんですけど、そこ、大丈夫なのかな。 128 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 129 ◯石田浩地域医療課長 議員さんおっしゃるとおり、そういう形の意味合いで区画をした形で設計をしておるわけなんですけども、今のところ、小児科に関しましては、多床室と言うか、病床室ではなくて、それぞれが個室というふうな形になっておりますので、例えば感染症の絡みに関しては、もうそういった個室の中で対応するということもありまして、仕切りはありますけども、例えばそこに男性の骨折患者が来るとか、何か感染症の患者さんが来るとかいうふうなことはしないような形で、極力小児科の感染症の広がりとか、そういったことのないような形の配慮をしながら、混合病棟という形では運用をしておるというふうには思っております。 130 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 131 ◯樋口清士議員 やりようやということなんかもしれませんけど、それぞれに変な干渉をし合わへんように、そこは専門のお医者さんなんかがついててやってるんやから、そこは間違いないですと言われたら、そうですかと言わざるを得ないんですが、元々やっぱりそういう計画で造っている施設なんだと、もう形を見たらすぐ分かる話なので、やっぱりそこはきっちりと、元々の計画遵守で運営をしていただきたいということと、要はこの病床配分、先ほどの話がありましたけれども、されるときに、奈良県から小児はつくってくれと。20床つくりますという約束で、元々この210床という配分をされたと。阪奈中央病院なんかは56床そのときもらって、小児やりますと言うて、やってはりますわね。民間病院がやってると、公立病院もやらんとあかんという状況の中で、まして小児科というのが採算になかなか乗りにくいところで、これは公立病院としては絶対にやらんとあかんところですよね。そこが何か適当なことになって、他に病床を使って、経営を何とかというような話だと、何のための公立病院なんやというところが、私はどうもここは理解できない。210床というのをきちっと動かすんだと言うんなら、やっぱりそこのところの数字の配分というのはよっぽど考えてやっていただかないと、理屈に合わんのちゃうかなと、そう思いませんか。 132 ◯伊木まり子委員長 答弁ですか。古川管理者。 133 ◯古川文男水道事業管理者 答弁がダブりますけども、市立病院の方も、20床の床をつぶして、こういうふうにやりたいというような考え方は毛頭持っておられません。また、この20床についてはあくまでも小児用の20床という認識はされてございます。ただ、先ほど申しましたように、20床を開けるに際しての医者の配置あるいはそういった物理的なこと、あるいは患者の動向、そういったものを総合的に勘案されて、今現在の運営状況になっておるわけでございまして、何ももう20床を変えて、こうこうこんな形で今は全部やって、そして将来的にもそれで位置付けるんだというような考え方は毛頭市立病院としては持っておられないというように確認はいたしてございます。 134 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 135 ◯樋口清士議員 要はやる気が見えるか、見えへんかですよ。要は20床のうちの15床、別に使い始めたら、それはそれでええねんというところに落ち着いていってしまえへんのかと。だから、210床のうち20床は小児科に割り当ててますと。そこが小児科として動かへん限りは、ここはもう使えないんだと。後の残された190床で頑張るんだと。だったら、小児科はこれからまだまだ頑張ろうとしてるけど、なかなかお医者さんが見つかれへんからしゃあないよねというふうに見えるんだけれども、そこを違う形で利用し始めると、それはそれでええんじゃないのというふうに思ってるのかというふうにも見えるし、やる気が見えないと。(発言する者多し) 136 ◯伊木まり子委員長 樋口委員のご意見として、もうよろしいですか。質疑の方でよろしくお願いいたします。  他に質疑等ございませんか。中浦議員。 137 ◯中浦新悟議員 医師の確保のところでちょっと確認です。これまで16人から始まって、何人かの医師が入り、何人かの医師がやめていかれた。その入ってこられた医師というのは、徳洲会内部からの異動で入って来られた方というのは何人いらっしゃるんですか。オープン当初からは抜いてでいいです。先ほど樋口議員もおっしゃったんですけど、徳洲会は大きい病院なんだから、そこから医者が送り込まれてくるというイメージで聞いていました。何人徳洲会の異動で来られているのか、教えてもらえますか。何人異動してきたんか、ちょっと難しいところなんですけどね、大分辞められてるので。 138 ◯伊木まり子委員長 分かりますか、すぐに。分かりますか。石田課長。 139 ◯石田浩地域医療課長 すいません、今すぐにちょっとカウントはできませんので、ちょっとカウントさせていただきたいと思います。
    140 ◯伊木まり子委員長 中浦議員。 141 ◯中浦新悟議員 始め16人おって、今現存しているという言い方したらやらしいですね。今まだ残っている、当初からいらっしゃるお医者さんが今もいらっしゃる方は6人だと。20数人入っては出てという結果なんですよね。もっとかな。何か聞いてるとね、どこかから引っ張ってきました的なことばっかりなんですよね。何人異動してきたのかなというのが、ほとんど本来そうあるべきやとは思っているんですけどね。どこどこ徳洲会さんから異動してきました、宇治徳洲会病院から来ましたという異動が何か今確認せんと見えへんような状態というのがちょっと何ともどう理解したらええのかというふうに思うんですけど。 142 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 143 ◯古川文男水道事業管理者 平成30年度の今現在お医者さんの方、常勤で19名おられます。当初からおられた方がそのうち6名です。19分の6という数字が、3分の1ですけども、3分の1が当初のお医者さんのままであると。あと3分の2の方が異動と言うんですか、異動があるというような形になってございます。この分については、先ほどの答弁でもあったように、やはりお医者さんも人間でございます。そこに馴染む、馴染まない、あるいはそこの風土、あるいは家庭の事情、そういったものも多々あると、そのように伺っております。そういった中で、やはり変わりたいというお医者さんもおられます。そういったときには、当然グループ内異動についても、これは人数、今、カウントやってますけども、それもございます。一般公募、一般の公募もかなり募集かけて、実績も上がってございます。また、大学医局の方は数人、変な言い方かも分かりませんけど、主にグループ内の異動、そして一般公募、そして大学医局の紹介、そういった募集方法を駆使しながら、やはり病院事業計画に一日も早く近づけたいというようなことで努力をしているということはこちらとしても確認はさせていただいてございます。 144 ◯伊木まり子委員長 中浦議員の先ほどの徳洲会の方の異動についてはまた後日、きちんと間違いのない回答をお願いしたいと、委員長の方からはお願いします。中浦議員。 145 ◯中浦新悟議員 その求める数字の中で、何人がこっち来られて、入ってきて、多くの方が生駒市立病院を辞められるというのか、抜けられると言うのか難しいんですけども、それは開院される方もいるだろうしというのも、それは分かります。全然徳洲会とは別の病院に行かれる方もおるだろうと思うんですけども、人事異動の中で動いているという方の人数も教えていただけたら。例えば別の徳洲会病院に異動しました。生駒市立病院から野崎に行きました、宇治に行きましたという。辞められる数字というのも、どこの病院に行ったかまでは言わないですけども、グループ内に異動したんですよというのが分かれば、それもカウント、教えていただけたらと思います。 146 ◯伊木まり子委員長 ということで、またきちんと調べてお願いいたします。  他に質疑等ございませんか。成田議員。 147 ◯成田智樹議員 一つだけちょっと教えていただきたいんですけども、13ページの課題と書いているところに、ホームページによくある質問のページを設けて周知するなど、市民や患者が市立病院に対する理解や認識を深めるための取組を実施していく必要があると、FAQをつけるというような話なのかと思いますけど、これって既にできているんでしょうか。 148 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 149 ◯石田浩地域医療課長 今、検討しているとこでまだできておりません。 150 ◯伊木まり子委員長 成田議員。 151 ◯成田智樹議員 たくさん課題、他にありますけども、これ、なかなか解決が難しい課題もたくさん書いていらっしゃいますけども、これについては、これ、徳洲会さんがやろうと思ったらすぐできる話でしょうし、29年度ももう終わってからも、半年たっている状況の中で、すぐできる課題なのか、課題解決に時間がかかるものなのかということを整理していただいて、できることからすぐやるという、ちょっとそういった環境にしていただきたいなと。毎年、毎年、課題、たくさん書いていただいて、様々取り組んでいただいていると思いますけども、できることはすぐに取り組んでいただくというようなことをまずはちょっとしっかりと連携していただければと思いますのでよろしくお願いをいたします。 152 ◯伊木まり子委員長 特に答弁ございませんね。  他に質疑等ございませんか。中浦議員。 153 ◯中浦新悟議員 すいません、僕、過去の委員会議事録、記憶にないものでもう一回確認します。リニアックというのは、これ、いつから始め、今、どういうふうな段取りで進めていっていらっしゃるんでしょうか。開院してから何年か後にはリニアックの機械を入れますと、何とか医師、放射線医、何かよう分かんないですけど、その専門的な医師を入れてという話ですよね。そのためにたしか、あれ、7,000万か8,000万か、壁を厚くしますねんというような話、それによって駐車場が小さくなったというような記憶があるんですね。今、がんに対してあれこれという説明が11ページ辺りにも書いてあったりするんですけど、その辺りはどう進められてるんでしょうか。 154 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 155 ◯石田浩地域医療課長 病院の院長の方から聞かせていただいているんですが、先ほども説明しましたように、がん治療の集学的な治療ということを進めたいということで、放射線の方も是非入れたいということなんですが、ちょっとその辺がまだ病院側でいついつというふうなところまでまだちょっと。(発言する者あり)いついつ導入するとかいうふうなとこまではまだはっきりとしたスケジュール感は聞いておりません。 156 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。中浦議員。 157 ◯中浦新悟議員 やりたいけども、できない、その理由というのは何なんですか。医師の確保は整ってますねんと、あと機材入れる段取りですねんと、今はどういう課題が残ってて、言うたら、来年とは言いませんよ、別に、明日つけろとかいう話じゃないですけども、来年ぐらいにはつきますねんと、長い目で後1年半ぐらいしたら、段取りつきますねんとかいう話なのか。いや、その辺がというのがさっきから、将来的希望はいろんなことで聞いてるんですよ。医者もいつかは、いつかは、いつかは。これはというのも、それと類い、同じ同類の話なのか、いや、結構進んでるんですよという話なのか。何か院長先生と聞いてますねんだけじゃ、そこで引き下がってきちゃ、話、進まんと思うので。 158 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 159 ◯古川文男水道事業管理者 こちらの方が判断やってますのは、やはり医療の需要と機器との効果と天秤にかけて考えるということも一つの道やと、このように考えております。例えば、やっぱりかなりのお金をかけて機器を設置しましたよと。やはりそれがあるにもかかわらず、患者の動向という分についてはほとんどないというような形になれば、これは当然誰が考えても、宝の持ち腐れという形になってくると思います。こういうようなことを行政の口から言えば問題があるかも分かりませんけども、やはり患者の動向とその機器あるいはその体制というのは、これは切っても切れないというような形でも、こちらとしては、理解はさせていただいております。 160 ◯伊木まり子委員長 中浦議員。 161 ◯中浦新悟議員 そうなんです。生駒市、もう7,000万投資したんです。一番当初にね。やるという話だったのでね。今になって、いや、動向がと言われたら、その7,000万、別に返ってくるわけでもないし、あの厚い壁が薄くなるわけでもないし、もうどうしようもないじゃないですか。あれ、たしか当初に徳洲会がやりたいという話やったと思うんですよ。僕の記憶、正しければね。生駒市からこれは是非してくれという話じゃなくて、徳洲会としてはやりたい。それで生駒市としっかり協議して、是非やってもらいましょう。そのために生駒市、7,000万投資することになりました。投資済みなんですよ。患者が来ないからどうこう言われたって、じゃ、7,000万どないするんですかって思うので、やっぱりやるという前提で、やると言ってたんだから、せっかく投資した7,000万無駄にされたら、いかんですよね。やっぱりそこはしっかりとやってもらわないと、徳洲会だけの採算でものを見られても、話にはならないと思います。需要が少ない。いや、需要があるかもしれないじゃないですか。全くないというわけじゃないでしょ、投資してんだから。その時点で全くないと言われたら、ちょっと徳洲会、いい加減にせえよとしか思えないので、しっかりと考えていただきたい。 162 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 163 ◯古川文男水道事業管理者 やはり、施設を計画するとかいったときには、当然必要なものの仕込みは事前にやっておくというのが一番大事なことかと思います。後からそういうような形のものが需要がかなりある。あるいは必要性がある。それをもう一回施設を造り替える、あるいは変更するということは、これはもう物理的にできないことだと思います。だから、そういった想定できること、あるいは必要性のあるような形のものはある程度当初からその中に仕込んでおくと。その仕込みの一つが先ほどのご指摘のあった施設あるいは機器やと、私はそのように理解、やってございます。決してそれをしないじゃなくして、それをやりたい、あるいはその必要性があるという合意のもとで、この建物を建築されたと。そして、その分については当然のことながら、それはやれると、あるいはやる必要があるという認識は今も変わってないというような意思表示であると、そのように考えております。 164 ◯伊木まり子委員長 中浦議員。 165 ◯中浦新悟議員 これで終わりますけど、当初のことはもう一回しっかり議事録も見て、我々に対して予算組みのときに対してどういうふうに説明してきたのかというのは、行政としてもしっかりともう一度把握しておいてほしいというのと、僕の記憶が正しければ、たしか4年か5年かやったと思うんですよ。開院してから4年か5年後ぐらいをめどに設置したい、設置する、設置したいか忘れたんですけど、という話、やったんですね。今、時期的に3年、4年たつというときに、じゃ、リニアックをそのスケジュールどおりで行くんであれば、今から話もしっかりと詰めないといけないし、段取りもしていかないと、さっき言うたように、明日、つけましょうとか、すぐつけましょうなんて言っても、つかないと思います。今までの流れ見てね。じゃ、今はどんな話を詰めなければいけないのかというのは担当課としてどう考え、さっき管理者が言ってることも、しっかり分析してどうするのか、今、どうしないといけないのかをしっかり考えて動いていただかないといけないというふうには思いますので、是非よろしくお願いいたします。 166 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 167 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  本件は、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うかをご協議願うのですが、今後、本年4月から9月の上半期実績に対する実施状況調査が行われますので、調査報告が取りまとめられた際に報告を受けることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 168 ◯伊木まり子委員長 それでは、次回の調査では本年4月から9月の上半期実績に対する実施状況調査の報告を受けますので、理事者側におかれましては、調査報告が取りまとめられた際は速やかに報告をお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 169 ◯伊木まり子委員長 続きまして、2、生駒市における地域医療の現況等報告書について。  本件も理事者からの申入れに基づき、報告を受けるものです。なお、本件について報告の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、委員外議員からの質疑を受けることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 170 ◯伊木まり子委員長 それでは、本件について部長から報告を受けます。影林福祉健康部長。座ったままでお願いします。 171 ◯影林洋一福祉健康部長 それでは、調査事項2、生駒市における地域医療の現況等報告書についてご説明を申し上げます。  近年急速な高齢化の進展、医療技術の向上等、地域医療を取り巻く状況、住民ニーズ等も変わってきており、地域医療の在り方は従来の病院完結型から地域完結型の医療への転換が進められています。奈良県では、新しい地域医療の仕組みを構築し、地域の医療機関が役割分担し、地域において適切な医療提供体制の実現を目的として、平成28年3月に奈良県地域医療構想が策定されました。本市においても、今後市民の皆様が本市で安心して暮らしていただけるよう、県の方向性等を注視するとともに、本市の現状を把握し、地域医療施策に取り組んでいく必要がございます。  本報告書は後期高齢者医療を含む国民健康保険のレセプトデータ及び本市の救急搬送データ等を活用し、本市の患者の受療動向などの地域医療の現況を調査し、その調査結果を取りまとめたもので、本委員会に報告するものでございます。なお、本報告書は本市において将来、2025年に向けてよりよい地域医療が市民の皆様に提供するための検討基礎資料とするものでございます。  それでは、詳細につきまして、石田地域医療課長からご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 172 ◯伊木まり子委員長 石田課長、着席のままでどうぞお願いします。 173 ◯石田浩地域医療課長 失礼いたします。それでは、座らせていただいて説明をさせていただきます。  調査案件2の生駒市における地域医療の現況等報告書についてご説明をさせていただきます。  報告書2ページをお開きいただきますよう、お願いいたします。  2ページは生駒市の地域医療調査のところでございます。まず、始めにレセプトデータを活用した本市の医療機能別の患者受療動向の表が提示をしてございます。例えば、高度急性期、急性期では約50%、半分が県外を含む本市外に医療を受けるために流出していることをうかがえます。患者が市域などを越えて移動する原因は、まずはフリーアクセス性にあると言えます。これは国民皆保険制度のもと、患者は希望する医療機関なら、保険証1枚でどこでも受診できるシステムです。このようなことから、患者がより高度な医療を求めて都市圏へ流出するのはむしろ当然と言えます。特に、がん等の緊急性が高くないが、高度な治療が必要な疾患ほどその傾向が強くなります。また、他の理由といたしましては、例えば市外の方がアクセスがいいとか、学校や職場の近くで便利だとか、独居の高齢者で離れて住む家族の近くで入院するなどでございます。  このようなことから、一概に患者の流出が多いと言いましても、自ら選んで出ているのか、あるいは市内では希望を満たせない、又は選択の余地がないから出ているのか、それらのことが判明しないことから、この度、それらの状況が少しでも分かればと、真の患者ニーズが一定把握できるのではということで、調査を行わせていただきました。この度の調査は、医療が必要とされる様々な場面において、市民がタイムリーに必要な医療を受けられるかどうかという視点に立って進めさせていただいております。  3ページの下のところに記してありますように、様々な事情によって医療サービスを利用する機会の制約を受け、又は喪失すること。いわゆる医療へのアクセス障害の存在を把握し、個々の問題についてどのように改善すべきかを検討し、対策を講じていくことを踏まえて、救急医療、小児医療、在宅医療、入院診療という主な地域医療のカテゴリーごとに調査を実施しております。  以後、4ページ以降はこの四つのカテゴリーごとで章立てをし、それぞれ基本的な概念や指標の説明、調査の結果、総括と、そして各章の最後にはそれぞれのカテゴリーにおける地域医療構想にある県の考え方や目指すべき方向性を構想からの抜粋という形で掲載をさせていただいております。  それでは、これよりカテゴリーごとに調査の結果等について概要をご説明させていただきます。  まず、6ページをめくっていただきまして、図1、2でございます。この図は年齢階層別と重症度別のグラフでございます。本市の救急搬送件数は年々増えておりまして、人口の高齢化に伴い、高齢者や重症以上の症例の搬送が増加しておるということがうかがえます。  めくっていただきまして、8ページ、図4でございます。搬送先の医療機関のグラフでございます。救急搬送先は年少の場合は約半数が市外の医療機関であり、他の年齢層でも、30から40%前後が市外へ搬送されております。ただし、年少以外は市内搬送の割合は2015年度からやや増加しております。  次に、11ページ、12ページの図7と8でございます。生駒市におけます救急搬送困難症例のグラフでございます。市内で救急搬送困難事例が問題となっていた2009年当時の救急搬送の照会回数と現場の滞在時間の割合について提示をさせていただいております。また、14ページの図10では2009年度から2016年度までの救急搬送の照会回数と30分以上の現場滞在時間の割合を全国、県、市の比較という形で提示をさせていただいております。  続きまして、15ページ以降でございますが、傷病別の調査結果でございます。脳卒中や虚血性心疾患などの専門性の高い救急の市外への搬送割合は脳卒中で約33%から48%、これ、15ページ、図11の右下でございます。また、虚血性心疾患で30%前後、これはめくっていただきまして、図12の右下でございます。そういったパーセンテージで推移をしており、2017年度は虚血性心疾患で58.8%と、市内搬送割合よりも大きくなってございます。  一方、17ページの院外心停止、いわゆるCPAですね、心肺停止ということなんですけど、こういったものや18ページの大腿骨近位端骨折は市内への搬送割合が高くなってございます。また、19ページでございますが、休日夜間応急診療では、利用者は高齢者よりもむしろ小児や若年者が多く、通常の診療時間内に受診が困難な世代の受け皿となっていると考えられます。応急診療所の利用者のうち、他の医療機関に後送された患者の割合は2%未満ということから、ほとんどは軽症患者と言えます。本市では救急搬送の必要のない軽症例につきましては、一定、休日夜間応急診療所で初期対応が行えている状況と言えます。  続きまして、23ページからでございます。小児医療のところでございますが、もう少しめくっていただきまして、26ページの図4でございます。  2013年度から徐々に市内への入院が増えて、現在は市内と市外ほぼ同等でございます。ちなみに、市内の主な入院先は小児科を持つ市内の民間2病院でしたが、報告書、戻っていただきまして8ページの図4、恐縮ですが戻っていただきますと、こちらの方に年少の搬送先医療機関のグラフが示しておりますように、小児の救急の約半数が市外に搬送されているということから、この二つの病院だけでは市内の小児の救急に十分対応できないことが示唆されております。市外の入院先で多いのは、県の総合医療センターと市立奈良病院で本市の小児の救急医療は、いわば奈良市の医療機関に依存しているとも言えます。  続きまして、30ページからの在宅医療でございます。めくっていただきまして33ページのところの図2でございますが、訪問診療を提供している医療機関の約6割が市外でした。このことから、本市の在宅医療は市外の医療機関への依存が高いということが示唆されますが、例えば訪問診療を受けている患者の中には、市外の介護施設、あるいは有料老人ホーム、こういったところに居住しているなどの方も含まれるため、このデータを念頭に置いて、この調査結果を見ていく必要があるということでございます。また、本市では訪問診療の利用者の増加とともに、在宅患者の入院も年々増えてきております。  34ページの表の2、一番下の表でございますが、市内の診療所等が訪問診療を提供している場合でも、在宅患者が状態が悪化して、入院した、その入院先の医療機関が約4割弱が市外の医療機関となっており、在宅患者の急変時に受け入れてくれる入院医療機関が地域にないといった在宅医療へのアクセスの問題が一定内在しているのではないかと考えられます。  続きまして、38ページからは入院診療でございます。  ここでは脳卒中、虚血性心疾患、大腿骨近位端骨折の三つの疾患の入院診療について調査をいたしました。  40ページの図3でございます。発症して最初に入院した医療機関が市内の医療機関が約半数を占めています。また、脳卒中は専門的な治療を要する疾患ですが、いわゆる急性期病院の代表選手でもあります、DPC対象病院、ここに入院する患者は約半数でしたが、退院時にはDPC対象病院にいた患者数は約30から40%に減少しており、患者の一部に関しては急性期病院から回復期病院へとまず転院してから退院をしているということが示唆されます。  次に、42ページからの虚血性心疾患でございます。  43ページの図6から虚血性心疾患の患者の約20%から30%は64歳以下で、脳卒中よりは若年者に多い疾患であるということが言えます。図7から入院先の約半数が市外の医療機関であり、近年徐々に市内の入院が増加してきております。また、約65から80%がDPC対象病院に入院しており、脳卒中よりは急性期病院に入院する頻度が高いという状況でございます。  44ページでございます。大腿骨近位端骨折につきましては、虚弱な高齢者に多い骨折であって、受傷後に介護が必要になることが多くございます。  47ページの図11ですけれども、入院先の約6割から7割弱が市内の医療機関であり、脳卒中や虚血性心疾患より市内の病院に入院する割合が高くなっております。  以上が簡単ではございますが、生駒市における現況等報告書の概要でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 174 ◯伊木まり子委員長 それでは、委員による質疑に入ります。  質疑等はございませんか。惠比須委員。 175 ◯惠比須幹夫委員 まずちょっと総体的なお話ですけども、今回、これ、まとめられて、今後、市としてどういうふうにこれを活用していくと言うか、反映していくというその計画等が現段階であれば、教えてもらえますか。 176 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 177 ◯石田浩地域医療課長 本市といたしましては、こういう形で地域医療に関して調査するのは初めてでございまして、地域医療の実態をこういう形で調査して、ここに課題ということまでは上ってませんけれども、今後この基礎資料を通しまして、今、うちの課でも担当しておるんですけど、在宅医療につきまして、生駒市の在宅医療介護連携の事業に関しまして、部会とかネットワーク協議会をうちの方でしておりますので、そういったところで今後、生駒市にとってどういうふうな課題があって、それをどういうふうに具体的に取り組んでいくかと、課題解決のために取り組んでいくかというふうなことを協議するための基礎資料というふうなことを考えております。 178 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 179 ◯惠比須幹夫委員 ちょっと今のご答弁とも関連はするんですが、この2ページのところで、医療機能別の患者受療動向割合ということで一覧があるんですけども、その中で在宅医療、先ほども若干説明はございましたが、この市内が18.6%ということでかなり少ない割合になっておりまして、後で出てくるその施設数を見てみますと、全体が951で、業者数ですか。 180 ◯伊木まり子委員長 何ページですか。 181 ◯惠比須幹夫委員 33ページのところで、上のグラフがありまして、訪問診療を提供している医療機関ですね。これが全体で951で、そのうち398が市内ですから、4割は市内の医療機関ということなんですが、それと比べて、その18.6、実際に患者さんの受療動向というのは18.6にとどまっているというのは、これは例えばサ高住とかに入られてて、そのサ高住の経営が、ちょっともう一度その辺の割合のかい離についてご説明いただければ。 182 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 183 ◯石田浩地域医療課長 介護保険の適用につきましては、例えば生駒市での住民であって、生駒市に住居を持っておったとしても、介護を要するということで、その方がサ高住とか、有料老人ホームとか介護保険施設、こういったとこに入所するときに、例えば家族が大阪市内で住んでいるとか、家族の近くの方がいいというふうなことで、そこに移られる場合がございます。こういった場合はその保険者はその大阪市ではなくて、生駒市が保険者になるという住所地特例ありまして、こういったところでもし大阪の例えば狭山とかで入所した場合に、その狭山の介護施設の近くに、言うたらそこと契約しているような訪問診療のクリニックとかあるとしたら、そちらの方が訪問診療を手がけるということになりますので、どうしてもその市外のとこが多くなったりということで、生駒は結構そういうふうな形が多いということは聞いております。 184 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 185 ◯惠比須幹夫委員 そしたら、今のお話で保険者という視点から見ると、こういう数字になると。すると、保険者という視点からはそうですけども、それを除して残った部分、利用されている部分を分析すると、より実態に近いものが出てくるという考え方でよろしいですか。 186 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 187 ◯石田浩地域医療課長 そのとおりでございます。 188 ◯伊木まり子委員長 惠比須委員。 189 ◯惠比須幹夫委員 それは今回はないということですね。そこまでの絞り込みは。 190 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 191 ◯石田浩地域医療課長 残念ながら今回はそこまでの深掘りの調査はちょっとできておりません。 192 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。改正委員。 193 ◯改正大祐委員 すいません、1ページなんですが、下から2行目、本市が将来2025年に向けてと、あえてこの2025と書いている意味というのを教えていただけますか。 194 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 195 ◯石田浩地域医療課長 2025年は、もう皆さんご存じかと思いますけど、第1次ベビーブームの方、団塊の世代と言われる方が75歳以上に全て到達するということで、そのときに高齢者が日本人の5人に1人近くが高齢者になるというふうなことで、今まで日本の国を支えてきたような現役世代がみんなリタイヤされるというふうなことの逆に今度は医療と介護を受ける側になるというふうなことで、社会構造が随分変わって、支える側も少子化で人数が減ってくるというふうなことが想定されるということで、国の方としてはこの2025年までに社会の体制というのを、構造を変えていこうというふうなことで、在宅医療とか、そういったことに邁進しているというふうなことでございます。 196 ◯伊木まり子委員長 改正委員。 197 ◯改正大祐委員 先ほど惠比須委員からも質問があったと思うんですが、課題抽出して、2025年に向けて動き出すという認識でよろしいんですかね。 198 ◯伊木まり子委員長 石田課長。 199 ◯石田浩地域医療課長 この後、それぞれ在宅医療介護推進部会とか、そういったところで個々ご議論していただいて、それで課題を抽出して、具体的な取組を考えていくというふうなことでございます。 200 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 201 ◯伊木まり子委員長 それでは、私の方から質疑がありますので、委員長の職務を白本副委員長にお願いいたします。 202 ◯白本和久副委員長 伊木委員。
    203 ◯伊木まり子委員長 2点お尋ねいたします。17ページで説明されました心肺停止、院外心停止ですね。この救急搬送なんですけども、この心肺停止はすぐに適切な治療を行えば、回復する可能性のある方もおられます。昔、生駒市で6件受入れ拒否があって、それで大阪府の病院で亡くなられた方がございましたけども、搬送時間が変わってないですというような、6件のときからはどうかは分かりませんけど、ここ5年変わってないということなんですけども、照会回数については、病院に尋ねた回数については、どのような変化というのは分かっていますか。 204 ◯白本和久副委員長 石田課長。 205 ◯石田浩地域医療課長 その照会回数については、残念ながらちょっと調査をしておりません。 206 ◯白本和久副委員長 伊木委員。 207 ◯伊木まり子委員長 私、今回、すごい報告書を作っていただいたなと、いろんな意味で2025年だけじゃなくて、2060年の少子化も含めた将来にわたっての参考になるなと思って見させていただきまして、だからもうちょっとそういう照会回数であるとか、その患者さんの予後とか、AED使われたんかとか、いろんなことをまた調査いただきたいと、これはお願いをしておきます。 208 ◯白本和久副委員長 石田課長。 209 ◯石田浩地域医療課長 先ほど伊木委員お尋ねの件は院外心停止についてということでございましたので、それはちょっと調査しておりませんので、失礼いたしました。 210 ◯白本和久副委員長 伊木委員。 211 ◯伊木まり子委員長 もう1点ですけども、20ページなんですけども、先ほど休日夜間応急診療所、軽傷で、2%未満、ここには92人から141人の方が2次後送で別の病院に行かれた、救急車なのかご自宅の車なのかは分かりませんけども。そういう方のその後の経過とかいうのは検証されているんでしょうか。 212 ◯白本和久副委員長 石田課長。 213 ◯石田浩地域医療課長 残念ながらそれの検証はしておりません。 214 ◯白本和久副委員長 伊木委員。 215 ◯伊木まり子委員長 応急診療所では血液検査とか、胸のレントゲンとか、検査ができませんね。やれたらもう2次に行かなくてもよかった、明日までご自宅で見てくださいという方があったかもしれないし、それから検査ができたら、もうちょっとそこで何かできたんじゃないか。その2次後送でされた100人前後の方がその後どういうふうな経緯をとられたのか、その辺も、今、お尋ねしても分からないと思いますけども、そこら辺が救急医療を充実させる、応急診療所の役割を充実させるという意味では重要なので、是非その辺を検証していただきたいと思います。以前もそういうことを消防隊の方にお話ししたことがあるんですけども、大阪府のある病院では、自分とこが受け取った患者さんはこういうことになりました。だから、救急隊としては、あとそれまでにこういう対応をしてくれたらよかったんだというお互いの意見交換を十分されて救急搬送につなげておられるとこがあるんですけども、生駒市内では何か生駒市立病院とはやっているけども、他とはできていないというのを聞いておりまして、それを強要するわけにはいかないけども、メディカルに行かれた方、ご自身から実際こういう状態だったりという報告はアンケート等をしたらできるんじゃないかと思いますので、そういうとこら辺を検討して、医師会さんがこうやってメディカルやってくださって、本当にありがたいと思うんですけども、よりもっと生駒市の市民のために役に立つにはどうしたらいいのかということを是非この資料、こんないい資料ができましたから、そこを基にしっかり検証していただきたいということをお願いしておきます。 216 ◯白本和久副委員長 では、委員長に代わります。 217 ◯伊木まり子委員長 それでは、委員による質疑を終結し、委員外議員による質疑に移ります。  質疑等はございませんか。樋口議員。 218 ◯樋口清士議員 先ほど、これからのこれを踏まえての取組ということで、在宅医療介護連携ネットワークの方で在宅医療のことについて考えていきたいと、課題抽出、その対応ということで考えていきたいというふうにお答えがあったんですけれども、ここに書いてあるのは在宅医療だけではなくて、救急の話、今、伊木委員長からもありましたが、あと小児の話、入院の話ということで、それ以外のものって書かれているんですよね。その部分についてはどこで協議を、あるいはそういう課題抽出という、あるいはその後の対応ということについて議論をされるんですか。 219 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 220 ◯古川文男水道事業管理者 これ、地域医療について、生駒市の中の地域医療の実態というのはこれまで調査もやったこともございませんでした。これを皮切りと言ったら言い方おかしいかと思うんですけども、これ、本当に私の口から申しましたらちょっとですけども、ものすごく自分なりに、これ、よくまとまっていると思ってるんです。いろいろと欠点もあるかも分かりませんけども、これをベースに、やっぱりこれ、一つの切り口でまず入っていきたいなと。救急あるいは先ほどの報告第1のときでもご指摘があった小児医療の問題、あるいはそういったいろいろなことが生駒市の市立病院じゃなくして、生駒市の地域の中でどういうような状態の中にこれが今現在あるかというのがある程度まとまっています。これを切り口に、例えば今後の消防との打ち合わせ、あるいは当然のことながら、病院完結型から地域完結型というのはもう大きな医療の流れになってきてございます。そういった中でやはり在宅の中でも医療と介護の連携、そういった仕組みづくりをどういうような形でやっていけばいいのか、そういったものをこれをもう少し詳しく分析あるいは追跡調査、あるいは必要に応じてアンケート調査、意向調査もあると思います。そういったものを組み合わせながら、それを一つの課とか部署では、私はこれはできないと思っています。だから、これは全ての関係機関が協力しながら一つずつ組み立てていけたらなと、そのように考えておりますので、すぐにというんじゃなくして、一歩一歩という形でまたよろしくお願いできたらなと、そのように思います。 221 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 222 ◯樋口清士議員 今、古川さんおっしゃったとおりなんですね。市役所の中だけでできる話じゃないし、関係機関集まって議論する、あるいは協議する、あるいは調査もするということの中で、この後の対応というのはしていかないと。それは正におっしゃるとおり。それをどの場でやるんですかということを申し上げているわけで、要は在宅医療介護の連携という部分については既に組織があります。それはよく分かると。要はそれ以外のところですね。どっちかと言うと、医療機関側の連携の在り方みたいなことが中心になるかなと思うんですけど、その辺の協議をする場というのは、今、具体的にはありましたか。 223 ◯伊木まり子委員長 古川管理者。 224 ◯古川文男水道事業管理者 この分についても、医師会さんの協力とか、そういったことに対しても、こちらとしては協力をよろしくお願いしたいというような話まで行ってございます。ひとつ、そういうような組織も協力していただきながら、また市も協力しながら、やはり医療を中心に引っ張っていくことができればなというような手法を今選択させていただいているというような状況になってございます。まだ、具体的にどういうような形でそれを表に出していくかという分についてはまだそこまでスケジュールは決まってはございませんけども、一応流れ的にはそういった医療を中心に介護の方にアプローチ、そして全体の方にそれの浸透というような流れは、一応は考えてはございます。 225 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 226 ◯樋口清士議員 よくまとまったというところでほっとしてはるところを申し訳ないんですけれど、これでほっとくわけではないというのはよく分かりますし、できるだけ早くその辺の体制づくりなりというのをしていただいて、後の作業をやっぱり速やかに進めていっていただきたいなというふうに思います。この28ページのところに小児科についての総括がありますね。この中にも、市内2病院だけではなかなか追っついてへんのちゃうかみたいなことを書かれてますね。医療連携を考えていく上でやっぱりそれぞれに果たすべき役割というのは当然あるべき、その役割を果たしていただいた上でのネットワークということになると思いますので、先ほど来ちょっと申し上げましたが、市立病院の役割というようなものも十分に考えていただいて、その分の役割を果たしていただいた上でこの課題に対応していただきたいなというふうに思います。以上です。 227 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 228 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  本件は、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うかをご協議願います。  ご意見等ございませんか。惠比須委員。 229 ◯惠比須幹夫委員 これまでの答弁にもありましたように、今回、報告を受けました調査結果を踏まえまして、本市の地域医療の課題解決に向けた具体的な取組が進められることですので、今後の取組状況を見て必要に応じて調査するということでよいのかと思います。 230 ◯伊木まり子委員長 ただ今の惠比須委員からのご意見のとおりでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 231 ◯伊木まり子委員長 それでは、今回の報告で調査はこれまでとし、今後の取組状況を見て必要に応じて調査することといたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 232 ◯伊木まり子委員長 続きまして、3、がん予防の取組について。  本件は6月定例会の当委員会でテーマを定めた調査として決定したものです。調査の進め方として、調査を進めていく中で必要に応じて先進地視察を実施することになっておりましたが、10月15日に神奈川県大和市のがん検診の取組について、10月16日に東京都荒川区のがん予防に向けた健康づくりの取組について、視察することでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 233 ◯伊木まり子委員長 そのように決定いたしました。  次に、常任委員会の視察調査事項について、市及び議会の双方が同一の認識を持つことが有益であると委員会が判断した場合、職員の参加を促すことになっておりますが、当該視察調査事項においては、本市のがん予防についての取組を推進していく上で、他市における先進事例やがん予防出前授業の取組を視察することは参考になると考えられ、市及び議会の双方にとって同一認識を持つことが有益であると考えることから、職員の参加を促すことでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 234 ◯伊木まり子委員長 それでは、当委員会としては当該視察調査事項において、市及び議会の双方が同一の認識を持つことが有益であると判断し、職員の参加を促すことに決定いたしました。なお、本件の決定による市長への申入れを議長に対して行いますので、ご承知おき願います。  これにて厚生消防委員会を終わります。              午後2時51分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。               厚生消防委員会委員長   伊 木 まり子               厚生消防委員会副委員長  白 本 和 久 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. 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