2件は、
生駒市の市行政に係る重要な計画の議決等に関する
条例第4条第2項の規定に基づき、報告を受けるものです。
調査の方法につきましては、まず、2件について部長から一括して報告を受け、その後、案件ごとに
質疑を行うこととします。
なお、
質疑については、
委員による
質疑終結後、
委員外議員からも
質疑を受けることでよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
81
◯伊木まり子委員長 それでは、2件について、部長から報告を受けます。影林福祉健康部長、お願いします。
82 ◯影林洋一福祉健康部長 恐れ入ります。それでは、着席したままでご
説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
それでは、高齢者保健福祉計画・第7期
介護保険事業計画の策定について、第5期障がい者福祉計画の策定についてご
説明を申し上げます。
本計画につきましては、昨年の12月定例会以降、パブリックコメントを12月16日から本年1月15日の間で実施いたしました。その結果、10名の方から18件のご意見を頂きましたので、そのご意見からの反映点をご
説明申し上げます。
まず、お手元の計画の101ページをお願いいたします。
パブリックコメント用の計画素案では、このページ以降について、掲載内容が高齢者保健福祉計画から
介護保険事業計画におおむね移ることから、前期計画と同様に、
介護サービスの基盤整備と質的向上の表題を記載しておりましたが、なぜ入っているのか分からないとのご意見を受け、検討いたしました結果、第7期では地域包括ケアシステムの構築が高齢者保健福祉計画と
介護保険事業計画に及び、明確な区別が難しいことから、101ページを削除いたしまして、素案の102ページをご覧の101ページとし、以降のページを繰り上げております。
続きまして、147ページをお願いいたします。
このページにつきましては、147ページの
事業推進の考え方について、読んでわかりにくい、また、149ページの
介護サービスの質の向上との関係が分かりづらいとのご意見から、147ページの上から8行目の「地域包括支援センターの機能強化」の前に「
介護サービスの質の向上及び」を加筆し、主な取組として、
介護給付の
適正化、
介護サービスの質の向上、地域包括支援センターの機能強化の三つを示し、それ以下の段落でそれぞれの取組内容をまとめております。
また、12月議会で頂きましたご意見や計画内容には反映しておりませんが、パブリックコメントで頂いたご意見につきましても、全ての市民がともに協働し合い、可能な限り自分らしく、いつまでも健やかに安心して過ごせるまちづくりに向け、関係部署やその他関係機関とも情報を共有し、今後の高齢者保健福祉施策の参考にさせていただきます。
これら修正の後、
介護保険運営協議会におきまして2回の審議を経て、2月13日に同運営協議会会長から市長へ計画の答申があり、2月21日に策定しましたことから、その成案をご報告させていただくものでございます。
なお、この計画には
介護保険料の段階についても記載させていただいておりますけれども、この
保険料は今議会で
介護保険条例の一部を改正する
条例の制定について本会議でご議決いただき、決定するものでございますので、現時点では、計画に基づき算定した
保険料となっております。
続きまして、第5期
生駒市障がい者福祉計画をお願いいたします。
本計画につきましても、昨年12月の定例会以降、パブリックコメントを先ほどの計画と同様の期間で実施し、1名の方から4件のご意見を頂きました。
頂きましたご意見について、計画内容に反映する事項は特段ございませんでしたので、2月21日に策定し、その成案をご報告させていただくものでございます。
なお、12月議会で頂きましたご意見、また、パブリックコメントで頂いたご意見については、全ての市民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現のため、今後の障がい者福祉施策の参考にさせていただきます。
以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
83
◯伊木まり子委員長 それでは、まず、
生駒市高齢者保健福祉計画・第7期
介護保険事業計画の策定について、
委員による
質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「
なし」との声あり)
84
◯伊木まり子委員長 質疑等ないようでございますので、これにて
委員による
質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による
質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「
なし」との声あり)
85
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて
委員外議員による
質疑を終結いたします。
次に、第5期
生駒市障がい者福祉計画の策定について、
委員による
質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「
なし」との声あり)
86
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて
委員による
質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による
質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「
なし」との声あり)
87
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて
委員外議員による
質疑を終結いたします。
2件は、常任
委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を
委員会としてどのように取り扱うか協議願うのですが、まず、
生駒市高齢者保健福祉計画・第7期
介護保険事業計画の策定について、ご意見等はございませんか。吉村
委員。
88 ◯吉村善明
委員 計画が策定されたというところなので、今後の取組状況を見て、必要に応じて調査することでいいかと思いますが。
89
◯伊木まり子委員長 いかがですか。
(「結構です」との声あり)
90
◯伊木まり子委員長 それでは、ただ今の吉村
委員からの意見のとおり、今後の取組状況を見て、必要に応じ、改めて調査することといたします。
それでは、
生駒市高齢者保健福祉計画・第7期
介護保険事業計画の策定については、今回の報告で調査はこれまでとし、今後の取組状況を見て、必要に応じて調査することとします。
次に、第5期
生駒市障がい者福祉計画の策定について、本日の調査結果を
委員会としてどのように取り扱うか、ご協議願います。
ご意見等ございませんか。吉村
委員。
91 ◯吉村善明
委員 本件も、先ほどと同じように計画が策定されたというところなので、今後の取組状況を見て、必要に応じて調査することでいいかと思います。
92
◯伊木まり子委員長 ただ今の吉村
委員からの意見のとおり、今後の取組状況を見て、必要に応じて改めて調査をすることでよろしいでしょうか。
(「結構です」との声あり)
93
◯伊木まり子委員長 それでは、第5期
生駒市障がい者福祉計画の策定についても、今回の報告で調査はこれまでとし、今後の取組状況を見て、必要に応じて調査することとします。
~~~~~~~~~~~~~~~
94
◯伊木まり子委員長 (3)第3期
生駒市食育推進計画の策定についてを議題といたします。
本件も、
生駒市の市行政に係る重要な計画の議決等に関する
条例第4条第2項の規定に基づき、報告を受けるものです。
なお、本件についても、報告の後、
委員からの
質疑を受け、
委員による
質疑終結後、
委員外議員から
質疑を受けることでよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
95
◯伊木まり子委員長 それでは、本件について、部長から報告を受けます。影林部長、お願いします。
96 ◯影林洋一福祉健康部長 それでは、第3期
生駒市食育推進計画についてご
説明申し上げます。
本計画につきましても、昨年12月の定例会以降、パブリックコメントを先ほどの二つの計画と同様の期間で実施いたしました。4名の方から15件のご意見を頂き、そのご意見からの主な反映点をご
説明申し上げます。併せて、A3縦の修正箇所一覧もご覧いただきたいと思います。
パブリックコメント用計画(案)では、本編5章と資料編の構成といたしておりましたが、パブリックコメントでのご意見で、「計画策定における課題と施策を導き出した経緯が分かりづらい。施策の柱や基本理念が唐突に記載されている。」とのご意見を頂き、計画内容自体に変更はございませんが、計画策定に向けて現状や課題をお示しできるよう、章の構成を5章から6章に変更して、章の順序を入れ替え、本編6章と資料編とし、
説明が不十分な箇所には
説明を追記いたしました。また、改めて、変更後の内容について本計画策定懇話会のご意見を伺い、2月21日に策定し、その成案をご報告させていただくものでございます。
なお、第3期食育推進計画につきましては、変更箇所が複数にわたりますので、担当課長からご
説明を申し上げます。
97
◯伊木まり子委員長 吉村健康課長、お願いします。
98 ◯吉村智恵健康課長 それでは、失礼いたします。修正箇所について
説明をさせていただきます。
A3用紙の修正箇所一覧と食育推進計画の冊子をご参照いただければと思います。
計画の理念や施策の柱、取組内容、推進体制等、計画の根幹部分は変わっておりませんが、策定に至った経緯等がお分かりいただけるように、掲載の順序を変更し、
説明が不十分であった部分には
説明を追記いたしました。
それでは、A3一覧表の左端、修正後の該当ページの欄の目次のところと計画書の目次のページをご参照ください。
素案では、本編を5章構成としておりましたが、策定経緯をお示しするため、資料編に掲載しておりました「
生駒市の食育をめぐる現状」を本編に移動して章立てをし、本編6章構成と資料編といたしました。
続きまして、該当ページ1~2ページの欄と計画書の1ページをご覧ください。
第1章は、素案の第2章「計画策定の趣旨・位置づけ」を移動し、表題を「計画の策定について」とし、三つの項目に分けて整理をいたしました。
続きまして、該当ページ3~21ページの欄と計画書の3ページをご覧ください。
第2章は「
生駒市の食育をめぐる現状」とし、資料編に掲載していました統計資料や市民アンケート結果を移動し、また、第3章に掲載しておりました第2期の計画における数値目標に対する評価を移動し、達成できなかったことへの
説明文を追記しております。
併せて、市民アンケート結果につきましては、グラフにパーセント表記だけではなく、回答者の実数も表記をいたしました。
続きまして、該当ページ22~26の欄と計画書の22ページをご覧ください。
第3章の「
生駒市の食育をめぐる課題」では、七つの課題それぞれに対し、国や社会を取り巻く動向や市民アンケートの調査結果、並びに関係機関の取組などについての
説明を追記いたしまして、課題を導き出した経緯をお示しいたしました。
続きまして、該当ページ27~31の欄と計画書の27ページをご覧ください。
第4章は、素案の第1章としておりました「食育推進計画の基本理念・目標・施策の柱」を移動し、基本理念を導き出した経緯を追記しております。また、「ライフステージごとの特徴・めざす姿」を素案の第3章から移動し、
説明文を追記しております。
続きまして、該当ページ32~45の欄と計画書の32ページをご覧ください。
第5章は、素案第4章としておりました「食育推進への具体的な取り組み」とし、34ページからの施策の方向性については、取組についての
説明文を追記するとともに、各施策に関連する数値目標を分割して掲載いたしました。
最後に、該当ページ46~47の欄と計画書の46ページをご覧ください。
第6章は、素案第5章としておりました「今後の進め方」の表題を「計画の推進に向けて」と改め、今後の推進体制を記載しています。
12月の
委員会での「関係団体との連携において市の役割を明確にした方がよいのでは」とのご意見を反映し、いこま食育ネットワーク、仮称ですが、こちらの
説明を追記いたしております。また、いこま食育ラウンドテーブルについても
説明を追記しております。
修正に係る
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
99
◯伊木まり子委員長 本件について、
委員による
質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「
なし」との声あり)
100
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて
委員による
質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による
質疑に入ります。
質疑等はございませんか。
(「
なし」との声あり)
101
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて
委員外議員による
質疑を終結いたします。
本件は、常任
委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を
委員会としてどのように取り扱うかをご協議願います。
ご意見等ございませんか。吉村
委員。
102 ◯吉村善明
委員 先ほど来と同様に、本件も計画が策定されたばかりということで、今後の取組状況を見て、必要に応じて調査することでいいかと思います。
103
◯伊木まり子委員長 ただ今の吉村
委員からの意見のとおり、今後の取組状況を見て、必要に応じ、改めて調査をすることでよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
104
◯伊木まり子委員長 それでは、本件について、今回の報告で調査はこれまでとし、今後の取組状況を見て、必要に応じて調査することとします。
~~~~~~~~~~~~~~~
105
◯伊木まり子委員長 (4)
市町村国保の県
単位化に関する取組についてを議題といたします。
本件は、理事者からの申入れに基づき報告を受けるものです。
なお、本件についても、報告の後、
委員からの
質疑を受け、
委員による
質疑終結後、
委員外議員から
質疑を受けることでよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
106
◯伊木まり子委員長 それでは、本件について、部長から報告を受けます。影林福祉健康部長、お願いします。
107 ◯影林洋一福祉健康部長 それでは、
市町村国保の県
単位化に関する取組についてということで、ご
説明を申し上げます。資料の方も併せてご覧いただきたいと思います。
市町村国保の県
単位化に関する取組につきましては、これまで奈良県、国保連合会及び各
市町村と協議、検討を進めてまいりましたが、いよいよこの4月から県
単位化がスタートすることとなりました。12月の本
委員会でご
説明申し上げました以降、12月の末に納付金の仮算定が、1月の末には本算定が示され、その方針に基づきまして県と協議をし、
生駒市の
保険料方針(案)を作成したところでございます。
それでは、
市町村国保の県
単位化に関する取組について、担当課長からご
説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
108
◯伊木まり子委員長 奥谷課長、お願いします。
109
◯奥谷規子国保医療課長 それでは、ご
説明申し上げます。
今年の4月から国保の県
単位化がスタートするに当たりまして、1月末に県
単位化が始まる
平成30年度と、
保険料が統一される
平成36年度の納付金に係る確定値が県から示されたところでございます。その確定値を基に本市の
保険料方針を検討してまいりましたので、資料に基づきまして、ご
説明申し上げます。
県内では被
保険者の所得が比較的高い本市におきましては、負担の比重が大きいことから、
保険料が統一される
平成36年度までの引上げ幅が大きく、毎年、改定することとなっております。しかし、前回の
委員会でも申し上げましたように、国民健康
保険財政調整
基金を活用しながら、被
保険者の皆様にできる限り負担とならないように、
保険料の統一化に向けて引き上げていきたいと考えております。
真ん中の青の部分をご覧ください。
奈良県の方針でございます
保険税の引上げ幅が過大とならないようにするという観点から、今後の診療報酬改定等を想定いたしまして、少なくとも移行期間の前半においては、
平成32年度までに1回、後半においても
平成34年度までに1回引き上げることとされております。
そのことから、一つ目といたしまして、
平成36年度の統一化に向けまして、
平成32年度、34年度、36年度に
保険税の引上げをお願いしたいと考えております。
二つ目といたしまして、
保険税を引き上げない
平成30年度、31年度、33年度及び35年度におきましては、国保財政調整
基金を活用させていただきたいと考えております。
三つ目といたしまして、
保険税の賦課方式でございます。本市は、医療分、
後期高齢者支援金分及び
介護納付金分、全てが所得割、均等割、平等割の3方式となっております。県
単位化することに伴いまして、
介護納付金分につきましては、世帯別平等割を用いない2方式に、
平成32年度に変更したいと考えております。
四つ目といたしまして、
平成36年度に県内
市町村の
保険料率を統一することとなり、同じ所得、世帯構成であれば、県内のどこに住んでも
保険料水準が同じとなることを目指します。
なお、
平成36年度の
制度改正までの期間が長いため、中間年である
平成32年度に、再度、試算いたしまして、
保険料方針についても見直すこととなっております。
左下の黄色いグラフ、これは本市の
保険料方針の被
保険者1人当たりの
保険税の推移でございます。
平成29年度が11万7,735円、
平成30年度が12万2,922円、
平成31年度が12万4,647円、
平成32年度が12万6,396円、
平成33年度が12万8,169円、
平成34年度が12万9,968円、
平成35年度が13万1,791円、
平成36年度が13万3,640円となっておりまして、現行
保険税の13.5%の増となります。
黄色の斜線部分が
基金の活用を示しております。
平成30年度から
平成35年度までの5年間で約3億700万円の
基金の取崩しを
予定しております。
なお、
平成30年度のグラフの緑色の斜線部分でございますが、これは、
平成28年度の前期高齢者交付金等の精算によりまして追加交付される部分を示しており、このことにより、
平成30年度は1人当たり12万2,922円から12万85円に下がることとなります。
以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
110
◯伊木まり子委員長 それでは、
委員による
質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
樋口委員。
111
◯樋口清士委員 まず、納付金の設定を県の方でされているんですけれども、そのときの
生駒市の収納率というのは幾らでカウントされているんでしょうか。
112
◯伊木まり子委員長 奥谷課長。
113
◯奥谷規子国保医療課長 26年度から28年度までの平均収納率ということで、95.82%でございます。
114
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
115
◯樋口清士委員 ということは、これから以降、この95.82%の収納率を前提として納付
金額というのが定められるということになるんですか。
116
◯伊木まり子委員長 奥谷課長。
117
◯奥谷規子国保医療課長 平成32年度までの見直し期間がこのような形になるということでございます。
118
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
119
◯樋口清士委員 ということは、それ以降については、その直近の3カ年で、また平均をとって、それが収納率という形になるという、そういう
見込みなんですか。
120
◯伊木まり子委員長 奥谷課長。
121
◯奥谷規子国保医療課長 この辺が、前回の
委員会でも申し上げさせていただいていたかと思うんですけれども、今後、県の方も、例えば県の平均収納率なり、例えば人口規模による収納率なり、その辺を考えていきたいということで、うちの方も要望しているところでございます。
122
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
123
◯樋口清士委員 今、人口10万人以上のところは93%という数字を出していますよね。そこで下がれば納付額というのが必然的に下がるという話になるんでしょうけど、多分そんな甘くはないだろうなというふうには思っています。これはちょっと感想で申し訳ないんですけども。
あと、財政調整
基金の取崩しで、一定、
保険料の激変緩和措置と言うのか、ということでの対応をしようという話なんですが、36年度までに3億の補填と。実は
平成28年度末の財調の
金額、残額を見ていると、大体15億ぐらいありますよね。そうすると、これ、3億使っても12億ほど余るということなんですが、この12億円の使い道というのが、36年度以降というのは実は市でできる
事業って保健
事業ぐらいですよね。そこに対して使っていくということになると思うんですが、今、県の、これは12月に拝見した資料になるのかというふうに思いますが、特定健診、特定保健指導の受診率向上、データヘルス計画策定及び評価、生活習慣病予防対策の企画・実施、専門職の資質向上、こういうことが、一応、例示的なのか、これからまた追加的にも出てくるのかもしれませんけれども、挙がっていて、ただ、12億をどう使うんだろうかということが非常に疑問なんですけど、そこは何か考えておられるところはあるんですか。
124
◯伊木まり子委員長 奥谷課長。
125
◯奥谷規子国保医療課長 先ほどおっしゃいましたように、28年度末で
基金残高が約17億でございます。その中で、今、県
単位化の方で補填する部分が約3億ということでございます。ただ、保健
事業の部分について、今回、県から補助金が出ていた分は激変緩和措置に回すということで、その市単の分がございませんので、保健
事業の分については、一応、
保険税で賄うということになっております。ところが、うちの方では
保険税を上げませんので、その上げないときの部分について、保健
事業として2億かかるということで、約12億の残になると思われます。その12億の中で、市としての
基金の保有額としては約5億ぐらいが必要であろうと。そうすると7億余ってくるという形になるんですけれども、これが、一応、
保険料方針の中で、
平成32年度でどのように変わるかというところが一つと、例えば急激な医療費増になったときに、もちろん県の方から交付金として頂くわけなんですけれども、それが例えばすごく上がったときには、今度、県全体で分かち合うという形になるんですね。そうすると、その部分にどれだけ必要なのかということもございますし、あとは、税率を上げたときに収納不足がどれだけ出るかということもあります。その辺を考えますと、今のところはこの形で、国保財政を持つ者としてはこのままで置いておいていただきたいなと。よろしくお願い申し上げます。
126
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
127
◯樋口清士委員 言うてることは分からんでもないんですけど、例えば、このグラフを見ていると、31年度から32年度にかけてのべた塗りのところ、これがどんと上がって、その後、比較的緩やかに上がっていくという状況があって、もう少しこれ、どないかならんのかなと。この絵を見てですよ、そう感じる部分が、多分、皆さん、そういう感じをお持ちなんだろうと思うんですけれども。蓄えが多ければ多いほど、それは安心だという気持ちは分からんでもないんですけど、ただ、この
基金というのは使う先が非常に限定的ですよね。だから、余り持ち過ぎていても、実はもったいないと言うか、使い勝手の割と悪い
基金なので、そこら辺はもうちょっと出し方、使い方というのは考える必要があるのかなと。
決算のときの附帯意見の中でも、中
長期的展望に立って、その使い道については十分協議してくれというところをお預けしたかなというふうにも思うんですけれども、もう少し工夫のしどころというのがないものなのかなと。これは検討の余地
なしですかね、この
金額に関しては。
128
◯伊木まり子委員長 奥谷課長。
129
◯奥谷規子国保医療課長 一応、県との協議の中では、最初に申し上げましたように、私がご
説明申し上げました税率で本来は上げていくべきであるところを
平成32年度まで据置きすると。32年度ではこの額に上げてくれということが今の
保険料方針で、県との協議でございます。ですので、32年度にどのようになるかというのが非常に不安でございますので、今回はこのままでしていただけたらと。よろしくお願い申し上げます。
130
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
131
◯樋口清士委員 要は、今の
基金が余りにも、これから先、見えているものに対して過大なように感じるわけですよ。先ほどの、3億を激変緩和措置に充てます。保健
事業として2億円充てますと。5億円の使い道は見えているんだけど、後12億はどこへ行くんだというところで。
一般的な
基金というのは、一般会計から積み上げていったということで、割と使い道というのは市民に理解を得やすいものなんだろうと思うんですが、国保会計に関しては、被
保険者の
保険料が積み上がってきたというふうに見えますので、使う先というのはそこ向けなんですよね。そうすると、保健
事業と言っても、基本的には被
保険者向けの
事業という理解のもとに使われていくということになろうかと思うんですが、そこのところのできることの範囲というのが、先ほどの県補助なくして2億円という話があるということではあるんですが、この
金額のボリュームというのが非常に、小さいと言ったら怒られますけど、
基金のボリュームからいくと比較的小さ目ですよね。だから、その辺、じゃ、今後どう使っていくのかという使い道が見えないままにお金がたまっている状況というのは実は余りよろしくないんじゃないのかなと。いや、崩して、どこかへ充てられるお金ならいいんですけど、それが非常に難しいお金なので、そこはちょっと、保健
事業を拡大していくということも含めて、どう使うのかというのは今からきちっと練っておかないといかん話じゃないかなというふうに思うんですが、何か今の意見に対して返す言葉と言うか、何かありますか。
132
◯伊木まり子委員長 影林部長。
133 ◯影林洋一福祉健康部長 先ほど課長が申しましたとおり、
保険料の運営方針というのは3年ごとに見直しということになります。その時点で、今、このグラフのような
金額がそのままになるのかどうかというのも分かりませんし、あと、国保被
保険者自体が
高齢化と言うんですか、75歳以上になりますと後期高齢の方に移られるわけですけれども、被
保険者自体の
高齢化が進んでいくということもございますので、そういった中では医療
給付も、今、推計しているわけですけれども、どういうふうになるか分からないという状況でございますので、今の時点では留保的に幾らか
基金は置いておいて、3年後の改定の時期、そういった状況を見極めながら、また考えていきたいというふうに思います。
134
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
135
◯樋口清士委員 僕は早う取り崩せと言っているわけじゃなくて、県との調整の中でこの
金額というのも変わらないということで、そこはしゃあない話ですわね。ただ、お金は残ってますと。このお金をどう使うかということについては、例えば、今、部長がおっしゃったように、医療費がこれからどうかかっていくのか分からないと。でも、そこを抑えるための
事業に使えるわけですよね、保健
事業って正にそういうところなので。そこを抑えるために、じゃ、どんな
事業を展開していくのかというところ。今やっていることをそのまま引き継いでいくということだけではなくて、
プラスアルファのことを考えるべきというところもあるでしょうし、あと、国保会計の規模そのものが、
後期高齢者の方へ移っていくので、だんだん縮小してきていますよね。だから、そういう意味では、減ってくるものに対して大きな貯金が出てくるという状況もあるので、やっぱりそこの使い道というのは十分に考えていく、正に知恵の出しどころじゃないのかなというふうには思うので、そこはよろしくお願いしますとしか言いようがないですけど、お願いします。
136
◯伊木まり子委員長 何かご答弁ございますか。ご意見としてでよろしいですね。
他に
委員から
質疑等ございませんか。
(「
なし」との声あり)
137
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて
委員による
質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による
質疑に入ります。
質疑等はございませんか。浜田議員。
138 ◯浜田佳資議員 確認なんですけど、
平成32年度、
平成33年度のこの
金額なんですが、ここの2カ年に、33年では一定入れていますが、
基金から取り崩して下げるということは不可能ということなんでしょうか。
139
◯伊木まり子委員長 奥谷課長。
140
◯奥谷規子国保医療課長 ここで、例えば下げるということは、先ほども申し上げましたように、下げたり上げたりするということは、やはり被
保険者に対しても非常に混乱を招きますし、この
金額を下げるということはできないということでございます。
141
◯伊木まり子委員長 浜田議員。
142 ◯浜田佳資議員 いや、被
保険者との関係じゃなくて、先ほども
樋口委員の方から出ましたけど、31年から32年度にものすごく上がっていると。8,661円上がっているんですよね。あとの上がっている分は3,572円と3,672円という状況なんです。32年度が余りにも上がり過ぎているから何とかできないかという話で、その点で、可能性としてあり得ないのかどうかというのを聞いているんです。
143
◯伊木まり子委員長 奥谷課長。
144
◯奥谷規子国保医療課長 すみません、失礼いたしました。
金額は、この部分については県との協議の結果でございまして、この
金額を変えるということはできないということでございます。
145
◯伊木まり子委員長 浜田議員。
146 ◯浜田佳資議員 違います。この
金額を変えるというんじゃなくて、ここに
基金から入れて、下げるというのも県との関係で不可能ということなんですか。先ほど部長の答弁では、いろんな要素があって、そのときにまた検討する状況があろうと言いましたので、検討して決めるという幅が一体どこまであるのかということで確認しているんです。
147
◯伊木まり子委員長 影林部長、お願いします。
148 ◯影林洋一福祉健康部長 先ほど申し上げましたのは、この
金額が、3年後に推計が変わりますので、そのときにどういうふうな補填になるかというのは分からないということを申し上げたわけです。
149
◯伊木まり子委員長 小紫市長。
150 ◯小紫雅史市長 まず、押さえるべきなのは、我々の現状の
保険料と、36年度に統一するという、これは当然、押さえなきゃいけない。例えば、仮に現状の
保険料でずっと行って36年にとーんと上げるとか、そういうふうなことをすると、逆に県とか、国もそういう考え方だったと思いますが、県から強く言われているのは、そういうふうにずっと低いまま来て、いきなり36年にばんと上げるとかいうのは非常に影響が大きいので、それは駄目ですと。例えば32年度の、
生駒市であれば12万6,396円と34年度の12万9,968円、この辺りについては基本的にこの額できちっと行きなさいというふうに言われています。その間の年度については
基金を使って、本当は、6年、段階的に上げてほしいんだけれども、そこは各
市町村のご判断ですよというのが県の言い方で、例えば中間年の32年とか34年とか、この辺はきちんとこの額を確保するようにしてくださいというふうに言われているわけです。なので、我々は県と調整する中で、そこについては押さえるけれども、その間の部分については
基金で可能な限り下げるということをやらせていただいているというのがまず一つです。
もう一個は、さっき影林部長からありましたように、32年度で、先ほど
樋口委員からもあったような収納率の話だとか、また、数字的なもの、すごく大きく抜本的に変わることはないと思いますが、全体の数字とかそういうものはまた見直しもあるでしょうから、そこは、それも含めて考えていくということだと思いますが、今申し上げたような方針が大きく変わるということはないんじゃないかとは思っています。以上です。
151
◯伊木まり子委員長 他に
質疑等。井上議員。
152 ◯井上充生議員 ちょっと確認で教えてほしいんですけども、先ほどの財調の件なんですけども、
基金そのものは、国保会計があって、それに対しての財政調整
基金があると。本体は県へ行くわけですよね。違うんですか。(「行かない」との声あり)本体はここに残しておくんですか、国保会計そのものも。そしたら、財調
基金も廃目にしないでそのままずっと置けるということですか。
153
◯伊木まり子委員長 今の質問ですね。
奥谷課長。
154
◯奥谷規子国保医療課長 生駒市に残ります。
155
◯伊木まり子委員長 他に
質疑等ございませんか。
(「
なし」との声あり)
156
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて
委員外議員による
質疑を終結いたします。
本件は、常任
委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を
委員会としてどのように取り扱うかをご協議願います。
ご意見等ございませんか。吉村
委員。
157 ◯吉村善明
委員 4月以降の県
単位化をしてからの運営状況とかを踏まえまして、必要に応じて調査することでいいかと思います。
158
◯伊木まり子委員長 ただ今の吉村
委員からの意見のとおりとすることでよろしいですか。
(「はい」との声あり)
159
◯伊木まり子委員長 それでは、本件について、今回の報告で調査はこれまでとし、県
単位化後の運営状況を踏まえ、必要に応じて調査することとします。
~~~~~~~~~~~~~~~
160
◯伊木まり子委員長 3、その他。
本件は、所管事項について
委員の発言を受けます。
発言はございませんか。
樋口委員。
161
◯樋口清士委員 1点だけ。
平成30年の4月1日から危機管理監が就任されると。消防
事業との連携の在り方って随分と重要になってくるかなというふうに思うんですけれども、採用に際して、消防本部に対して、こういうことになるからこうしてくれとかというような指示というのはありましたでしょうか。
162
◯伊木まり子委員長 杉本消防長。
163 ◯杉本正人消防長 4月から危機管理監が着任されるということで、個々具体的な指示というのはこれからのことと考えておりますが、災害時ですけども、災対本部の全ての部を調整されて、職員を指揮監督されるという立場となられます危機管理監であります。
消防本部といたしましても、災対本部の一員でありますので、危機管理監のもと、連携を密にして活動してまいりたいと考えております。
164
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
165
◯樋口清士委員 この採用に関しての決定事項と言うのか、あるいは決定前の相談とかというのは何か消防本部の方にはあったんですか。
166
◯伊木まり子委員長 杉本消防長。
167 ◯杉本正人消防長 来られるということは、情報としては分かっていたんですけども、先ほども申しましたように、具体的な調整とかそういうものはしておりません。
168
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
169
◯樋口清士委員 何かうまいこと情報が共有されてないような雰囲気もあるので、4月1日以降の取組ということになるので、そこは連携を密にして、しっかり取り組んでくださいとしか言いようがありませんけれども、人の動き、組織の動きというのは連動してきますので、その辺の情報の共有というのは事前からのところでしっかりとしていっていただきたいということを申し上げて終わっておきます。
170
◯伊木まり子委員長 山本副市長。
171 ◯山本昇副市長 危機管理監が4月1日で就任するということでございまして、確かに消防の方に対して、こういう形で危機管理監を設置するという話は、採用までの間ではしてなかったというのは事実でございます。
現実、危機管理監というのは、やっぱり全体での対応というようなことも含めまして、災対本部をきちっと回していくという観点から、今年度、特に秋の災害等の対応なんかを踏まえた中で、やはりきちっとした対応が必要だろうということで採用を決めたということでございますので、4月1日に就任されますので、その後、きっちりとした対応をしてまいりたいと考えております。
172
◯伊木まり子委員長 他に発言はございませんか。
(「
なし」との声あり)