生駒市議会 2018-03-13
平成30年第1回定例会 都市建設委員会 本文 開催日:2018年03月13日
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時0分 開会
◯西山洋竜委員長 皆様、おはようございます。
ただ今から
都市建設委員会を開催いたします。
なお、市民及び報道の傍聴を許可いたしておりますので、ご了承願います。
本日の会議につきましては、次第に基づき、審査及び調査を行います。
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午前10時0分 開議
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◯西山洋竜委員長 1、審査事項、(1)議案第30号、生駒市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
なお、議案の内容については、過日の議案説明会における所管部長からの説明及び議案説明書の配布並びに本会議において市長からも説明を受けたとおりでありますので、直ちに質疑に入ります。
本案について、委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。改正委員。
3 ◯改正大祐委員 ちょっと確認させていただきたいんですが、水道水以外の水というものはどういうことを指すんでしょうか。
4
◯西山洋竜委員長 北岡上下水道部次長兼下水道課長。
5 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 水道水以外と言いますと、井戸水とか、あとは雨水の貯留槽というものがございます。これらを使った施設がございますので、それを指しております。
6
◯西山洋竜委員長 改正委員。
7 ◯改正大祐委員 それらの水が、今まで生駒市で使用実態というのはあったのか、なかったのか。
8
◯西山洋竜委員長 北岡次長。
9 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 ございます。14カ所あります。
10
◯西山洋竜委員長 改正委員。
11 ◯改正大祐委員 その14カ所というのは井戸水でしょうか。
12
◯西山洋竜委員長 北岡次長。
13 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 井戸水もございますし、雨水貯留槽ということ、公共施設で最近雨水の貯留槽を使っていますので、大体その二つです。
14
◯西山洋竜委員長 改正委員。
15 ◯改正大祐委員 その使用実態を踏まえて、今回この条例を改正するということでしょうか。
16
◯西山洋竜委員長 北岡次長。
17 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 今、これらの施設につきましては、最初に下水につなぐときに、そのときに井戸水を使っているとかいうことで頂いております。今回、条例、上げさせていただきましたのは、途中から井戸水に変更したりとか、こういう場合がございますので、これを防止と言うんですかね、その観点から今回、上程させていただいたような状況でございます。
18
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
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◯中浦新悟委員 ちょっと理屈を教えてほしいんですけども、下水道工事するじゃないですか、一般家庭、普通どこでもね。公共下水へつないで、そこには
通常井戸水等は流れていかないわけですけども、当初から井戸水と上水と両方使いますよという申請をしていれば、それはそれで下水の方に流してもいいということですよね。
20
◯西山洋竜委員長 北岡次長。
21 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 はい、そのとおりです。
22
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
23
◯中浦新悟委員 後ほど、例えば井戸を掘りました。又は井戸があるから、それを使いたいですというのを、届出をせずに公共下水の方につなげてるとうことが、いけないという言い方でいいのかな、よろしくないので、今回それをきちんと取り締まっていくと言うか、適正管理していくために、今回、条例改正をしたということで、その件数が14件あるということでよろしいんですか。不適切に使われているという件数で。
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◯西山洋竜委員長 北岡次長。
25 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 当初から申請いただいていたということでございます。
26
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
27
◯中浦新悟委員 14件はそれで、じゃ、不適切に使われているという実態がつかめている件数というのは、そのうちでも何かあるんですか。
28
◯西山洋竜委員長 北岡次長。
29 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 それはございません。
30
◯西山洋竜委員長 よろしいですか。惠比須委員。
31
◯惠比須幹夫委員 今のことに関連してですが、何かそういう懸念される事案とかがあって、今回の改正に至ったということなんでしょうか。
32
◯西山洋竜委員長 北岡次長。
33 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 全国的に一応新聞に載ったりとかいうこともございますけれど、一番は、今度公営企業会計に移行するということで、当然ですけれども、適正な料金徴収をさせていただきたいということで、今回、
地方公営企業法の前段ということでさせていただきました。
34
◯西山洋竜委員長 よろしいですか。惠比須委員。
35
◯惠比須幹夫委員 この過料の額というのは、大体平均的なものなんでしょうか。
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◯西山洋竜委員長 北岡次長。
37 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 届出ということで、最初の届出があるんですけれど、そこの過料と同じ金額にさせていただいております。
38
◯西山洋竜委員長 よろしいですか。他ございませんか。中浦委員。
39
◯中浦新悟委員 不正という言い方がいいのか分かんないですけども、不正にそういう使われ方を、下水道につなげたということはどういうふうに判明していくんですか。
40
◯西山洋竜委員長 北岡次長。
41 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 井戸水を使うという場合ってなかなか少ないと思うんです。後からするということは、特に費用面でもかなりかかることやし、それについてはそこそこの量を多分使われるやろうと想定されます。その中で、うち、水道使用量というのを確認させていただいてますので、急に増えたとかいうことになると、またそこへの立ち入りとかさせていただきたいなと考えております。(発言する者あり)
42
◯西山洋竜委員長 よろしいですか。他、ございませんか。北岡次長。
43 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 すいません、今のは逆で、減るんです、水道使用量が。失礼しました。
44
◯西山洋竜委員長 惠比須委員。
45
◯惠比須幹夫委員 1点確認ですが、中水利用する施設、設備を入れられた場合も該当してくるんでしょうか。処理水をもう一遍処理、利用する場合ですね。中水。
46
◯西山洋竜委員長 北岡次長。
47 ◯北岡君
章上下水道部次長兼下水道課長 最終的に流れる水は最初に出てきた水ということで、それはもう一緒と考えております。
48
◯西山洋竜委員長 他、ございませんか。よろしいですか。
(「なし」との声あり)
49
◯西山洋竜委員長 他に質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
50
◯西山洋竜委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。
お諮りいたします。議案第30号は、原案のとおり、可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
51
◯西山洋竜委員長 ご異議なしと認めます。よって、委員会といたしましては、議案第30号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
2、調査事項、(1)生駒市
空き家等対策計画素案に係る
パブリックコメントの実施について及び(2)
空き家流通促進のための取組についての以上2件を一括議題といたします。
2件について、生駒市
空き家等対策計画素案に係る
パブリックコメントの実施については、生駒市の市行政に係る重要な計画の議決等に関する条例第4条第1項の規定に基づき、また
空き家流通促進のための取組については、理事者からの申入れに基づき、報告を受けるものです。なお、2件について、報告の後、一括して委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、委員外議員から質疑を受けることでよろしいでしょうか。
(「なし」との声あり)
52
◯西山洋竜委員長 2件について、部長から報告を受けます。
上村都市整備部長。
53
◯上村健二都市整備部長 失礼いたします。それでは、調査事項1の生駒市
空き家等対策計画素案に係る
パブリックコメントの実施についてと、2番、
空き家流通促進のための取組につきましては、この2件は内容が関連いたしますので、併せて説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
まず、1番の生駒市
空き家等対策計画素案につきましては、
空き家等対策の推進に関する特別措置法に基づくもので、本市の空き家対策の指針とするべく、学識経験者などからなる、検討懇話会での意見も参考に計画案を取りまとめたものでございます。今後、4月上旬から5月にかけまして
パブリックコメントで公表し、市民等のご意見をちょうだいする予定となってございます。
また、2番、
空き家流通促進のための取組につきましては、本市の所有する空き家情報を有効に活用し、流通促進を図ることにより、空き家対策を進めるための
仕組みづくりについて、その内容や今後の予定などについて報告させていただくものでございます。詳細につきましては、所管しております都市計画課、住宅政策室長、井上より説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
54
◯西山洋竜委員長 井上住宅政策室長。
55
◯井上博司住宅政策室長 それでは、生駒市
空き家等対策計画(案)につきまして、ご説明いたします。
本計画(案)の作成に際しましては、先ほど部長が申し上げましたとおり、検討懇話会を組織いたしまして、ここで頂いた意見も参考に作業を進めてまいりました。お手元の生駒市
空き家等対策計画(案)の冊子の方をお願いいたします。冊子の後ろの方でございますが、資料編でございます。資料編の65ページをお願いいたします。
生駒市
空き家等対策計画の策定及び空き家の流通促進の
仕組みづくりにつきましての検討懇話会に参加いただいた方々を、また次の66ページにはこの懇話会の開催通知を記載しておりますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。
それでは、内容につきましては、生駒市
空き家等対策計画概要版(案)で説明させていただきます。概要版(案)をお願いいたします。
まず、表紙囲みの中ほど、昨年度実施いたしました
空き家等実態調査結果によりまして、空き家数1,444棟、空き家率2.8%という数字が上がっておりますが、これが直ちに危険な数値であるとは認識しておりませんが、今後の人口減少や急激な高齢化を見据えまして、早期に空き家対策を講じるというものでございます。
同じく表紙の囲みの中ほどでございますが、記載のとおり、地域の特性や流通状況を踏まえた空き家の有効活用に重点を置いた施策を立案するために、生駒市
空き家等対策計画(案)を作成いたしました。概要版を開いていただきますよう、お願いいたします。
まず、対象区域は市内全域でございます。対象とする空き家の種類でございますが、戸建て住宅を主な対象としております。
次の基本的な方針でございます。空き家等の管理は所有者等の責任であることを前提に基本的な方針を空き家等の発生予防と適切な管理の推進、空き家等の利活用、流通促進、管理不全な空き家等の解消の三つを掲げております。
その下の計画期間でございますが、2027年度までの10年間としております。
次の地域特性を踏まえた対策の考え方でございますが、生駒市の空き家の現状と課題についてのまとめを記載しております。記載してありますように、空き家率は2.8%でございますが、地域により状況は異なり、また
新築中古住宅流通状況についても、同じく地域により特徴があることから、地域特性を踏まえた対策を考えることが必要であるというふうにまとめております。
次に、空き家等の発生予防と適切な管理の推進でございますが、表にまとめております。一つ目の大きな表、発生予防、これはまだ空き家となっていない状態、二つ目の表、適切な管理の推進、これは空き家となってしまっている状態を想定しておりまして、発生予防につきましては、対象を人と建物に、さらに、人を元気な所有者と対策を講じることが困難な所有者に分けて考えており、所有者等が取り組むことをテーマ別に整理しまして、それらに対し、行政、事業者等が支援できることという組み立てになっております。
また、一番下の表でございますが、地域でできる対策は、所有者個人としてではなく、地域で取り組む空き家対策ということでございまして、書いてありますように、地域住民が協力して景観、安全性の維持向上や魅力ある地域づくりに努めるということで、こういった地域での取組が長い目で見た場合の空き家対策になるのではないかという視点から記載しております。
右側のページをお願いいたします。空き家等の利活用と流通促進についてでございます。
一つ目の空き家の流通促進を目的とする
プラットホームの構築は住宅を住宅として利活用すること、すなわち流通促進についてでございまして、主に今年度取り組んでまいりました、
空き家流通促進プラットホームについて記載しております。
プラットホームにつきましては、この後、説明させていただきます。
二つ目の多様性の観点から見た空き家活用は、住宅を住宅以外活用することについて事例紹介など、また三つ目、これからのまちづくりの観点から見た
空き家活用等の可能性につきましては、リノベーションや住み替えなど、これからの空き家活用の可能性について記載しております。
次に、一番下、管理不全な空き家の解消でございますが、これは放置すれば、保安上、衛生上危険な状態となる空き家、いわゆる空き家特措法で言うところの特定空き家につきまして助言、指導等について記載しております。この分野につきましては、建築課が担当しております。
最後のページをお願いいたします。
計画推進に向けた、今後の方向性でございます。成果指標と目標値でございますが、空き家数を指標とし、目標値を定めております。考え方につきましては、現状の1,444棟から人口が減少し、これにより世帯数も減少、このことにより、空き家数が増加するという予測のもと、2027年度の予測値、1,900棟を1,650棟まで抑制するというものでございます。抑制率につきましては、
住生活基本計画全国版の抑制率を適用しております。
次の庁内推進体制の整備でございますが、
空き家データベースの庁内関係各課での共有の仕組み構築などでございます。空き家の利活用や適切な管理に庁内連携して取り組んでいきたいと考えております。
次の外部組織との連携体制の構築につきましては、現在開催しているセミナーや相談会に加えまして、例えば先ほどご説明いたしました
プラットホーム参画事業者と連携した新たなセミナーや出前講座など、外部組織との連携にも力を入れていきたいということでございます。
最後の、主体別の役割分担は、対策計画のまとめになる部分でございます。最初の方で説明させていただきました、三つの基本的な方針、予防、管理、利活用、流通促進、管理不全な空き家の解消について、所有者と地域住民、民間事業者、市と主体別に計画を
ワンセンテンスでまとめたものでございます。
以上、簡単でございますが、生駒市
空き家等対策計画案の説明を終わらせていただきます。
56
◯西山洋竜委員長 それでは、2件について委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。中浦委員。
57
◯中浦新悟委員 まず、情報の更新のことについてから伺っていきたいんです。
現状、このデータ、1,444件というのは2年か3年か前に作成されたデータだったと思うんですけど、そこから当然現在に至るまででも、何らか変化はあったと思うんです。そのデータというのは何らか追っかけたりしてること、ありますか。
58
◯西山洋竜委員長 澤建築課課長補佐。
59 ◯澤ひろみ建築課課長補佐 空き家1,444棟の更新ですけれども、随時解体なり、建て替えなり、情報が建築課の方、入ってますので、それを1年に一度更新するような形でデータベースの方を変えていく予定でございます。
60
◯西山洋竜委員長 こちら、2件一括議題なので、2件について、まとめてということで、委員の方から質疑、承りますのでよろしくお願いします。中浦委員。(発言する者あり)
申し訳ありません。井上室長。
61
◯井上博司住宅政策室長 そうしましたら、続きまして、
空き家等対策(発言する者あり)。
62
◯西山洋竜委員長 申し訳ありません。ちょっと説明の方。
63 ◯中谷尚敬委員 まだ質問したらあかんかったんや。
64
◯西山洋竜委員長 申し訳ありません。
65 ◯中谷尚敬委員 説明の続きがあるねん。
66
◯西山洋竜委員長 ちょっとまとめて、もう一回ちょっと行政側の方から説明、続きを受けて、その後に一括議題として、すいません。よろしくお願いします。井上室長。
67
◯井上博司住宅政策室長 続きまして、
空き家等対策計画と並行いたしまして今年度取り組んでまいりました、
空き家流通促進の仕組みについて、ご説明いたします。
A3資料、
空き家流通促進の仕組みをお願いいたします。まず、背景、目的でございますが、平成28年度の
空き家等実態調査によりまして、活用可能な空き家が放置されているという状況が見受けられました。これらの空き家を流通させるためには実態調査の結果、つかんだ空き家所有者情報を外部、すなわち不動産事業者等に提供できればよいのですが、こういった空き家情報につきましては個人情報でありますため、安易に外部に出せない状況でございました。こうした中、一部の市町村におきまして、空き家の所有者情報を所有者の同意を得た上で民間事業者に提供する取組が始められまして、国におきましても、平成29年3月に、背景、目的の中ほどに記載しておりますが、空き家所有者情報の外部提供に関するガイドライン、これはまだ試案でございますが、これによりまして、市が保有する空き家情報を外部に提供する際の留意点などが示されました。
こうした動きを受けまして、生駒市におきましても、保有する空き家情報を有効に活用するため、所有者の同意を得た空き家情報の受け手となり、その物件の特徴に応じた流通促進対応策を検討、実施する組織としまして、不動産関連団体等からなる、
空き家流通促進のための
プラットホームの
仕組みづくりに今年度検討してまいりました。
次の検討経緯でございますが、先ほども申し上げました、
空き家等対策計画の作成と並行しまして、この流通促進の仕組みについても検討するため、学識経験者の他、不動産関連団体等からなる検討懇話会をつくりまして、昨年8月の第1回から本年2月の第4回まで会議を重ね、検討をしてまいりました。仕組みの概要でございますが、記載してありますとおり、
プラットホームとは、生駒市と協定を結んだ不動産関連の専門団体により構成される場と言うか、集合体でございます。生駒市は所有者から同意を得た空き家情報を
プラットホームへ提供いたします。この空き家情報ですが、そのままでもすぐに流通に乗るものもあれば、流通を阻害する要因、例えば安全性が低いでありますとか、機能性が低いでありますとか、交通の利便性が悪いなどといったものを持ったものも含まれると思われます。この
プラットホームでは、そういった流通阻害要因を持った物件を優先的に必要となる専門家でプロジェクトチームを構成しまして、互いに連携しながら、おのおのが持つ専門性を発揮し、流通に向けた支援策を検討、実施し、1棟でも多くの空き家を流通に乗せていきたいと考えております。
その下の今後のスケジュールでございますが、現在
プラットホーム参画団体に正式に依頼中でございまして、この回答を受けまして、4月から5月にかけて、生駒市と参画団体との協定書締結、この間、市は
プラットホームが提供する空き家情報について所有者の同意取得を行い、6月から
プラットホームを本格始動、すなわち空き家情報の提供をしたいと考えております。
右側のページをお願いいたします。
ただ今、ご説明いたしました
プラットホームのイメージでございます。ピンク色の丸印が不動産流通に際し、専門性を持つと想定される団体でございます。例えば宅建士の場合、団体は二つ存在しますが、奈良県宅地建物取引業協会と全日本不動産協会奈良県本部、建築士の場合でしたら、奈良県建築士会というようなことになり、現時点ではこういった団体と生駒市が連携協定することにより、
プラットホームが構築されます。また、宅建士とそれぞれの士業団体には傘下の個別事業者が存在するということになります。
最後に、情報提供の同意から流通支援までの流れでございます。
まず、ステップ1では、生駒市から所有者に対し、
プラットホームへの情報提供等に関する同意を取得いたします。
次に、ステップ2、同意が得られた空き家所有者情報を、これは物件の概要になりますが、
プラットホームへ提供いたします。
プラットホームにおいて、個別に流通に向けた支援策を検討いたします。そして、支援策を検討するとともに、その流通支援策に必要な構成員、これはどの専門家団体の知識が必要かを決定いたします。例えば、宅建士のみで対応するとか、宅建士プラス建築士で対応するかといったことでございます。対応する専門家団体が決まると同時に、各団体は実際に所有者に接触することとなる傘下の個別事業者を選定いたします。
ステップ3におきまして、市から選定された個別事業者に対し、空き家情報、所有者情報を提供いたします。ここから個別事業者が所有者と接触し、現地確認などを行い、流通に向けた追加調査や提案、所有者は選定された事業者への相談、情報提供などによりまして、流通に向けた具体的な支援が始まり、物件の成約を目指すということでございます。
以上、簡単ですが、
空き家流通促進の仕組みについての説明を終わらせていただきます。
68
◯西山洋竜委員長 それでは、続いて委員からの質疑に入ります。
質疑等ございませんか。中谷委員。
69 ◯中谷尚敬委員 この
空き家流通促進の仕組みの中で、この
プラットホームのイメージ図、あるねんけど、ちょっと気になるのは、この中でNPOの立つ位置が、立ち位置と言うのか、どうなるのかな浮いてしまうん違うんかなと。他のいろいろ、どうしていくのか分かれへんけど、NPOやから、必要以外の利益も上げたらあかんし、そういうことあるし、NPOの中の参画しているその中にはいろんなメンバーが入っていると思うねんな。重複してると言うのか。そやから、立つ位置がどんな立つ位置でNPO、これ、入っていって、何ができるのかなと思って。せっかくNPO立ち上げたのに、もう空回りしてしまうん違うんかなと心配あるねんけどな。それ、どう思いますか。答えられる。
70
◯西山洋竜委員長 井上室長。
71
◯井上博司住宅政策室長 NPOさんの参画につきましては、空き家コンシェルジュを想定しておるのですが、この団体につきましては様々な活動を通じて、空き家問題について知識と言いますか、知見をかなり持っておられまして、この
プラットホームの
仕組みづくりにつきましても、かなり有効な意見を頂いているところでございますので、この
プラットホームにおきましては、アドバイザー的なと言いますか、そういった意味も込めて入っていただいておりまして、今後、新しいNPOができましたら、そういった団体さんにもこの
プラットホームに参加していただく余地は十分あり得ると考えております。
72
◯西山洋竜委員長 中谷委員。
73 ◯中谷尚敬委員 ちょっと聞き及んでいるところでは、そういう立ち上げるまでの会議の中でも、やっぱり意見の相違があったということを聞いてるのでね、ちょっと心配があったので、今質問させてもうてんけど、それがなかったらそれでええけど、せっかくNPOを立ち上げてくれて、引っ付け役言うたらおかしいけど、最初に声を上げてくれた団体やから、それを阻害するようなことだけしてほしくないなと、ちょっと感じたので、よろしくお願いします。
74
◯西山洋竜委員長 上村部長。
75
◯上村健二都市整備部長 今回のこの
プラットホームでございますが、取りあえず初めてこういう団体を立ち上げるということでございます。取りあえず動かしてみないと、実際分からない部分もございますので、これを動かす中で、またそういうような問題も検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
76
◯西山洋竜委員長 他ございませんか。中浦委員。
77
◯中浦新悟委員 ちょっとさっきの続きからで、情報の更新については、毎年情報を追っかけますというようなこともあったけども、空き家について自己解決している物件、又はしていく物件なんてものも多数あると思うんですけども、そういったものも追っかけられるんですか。今、毎年追っかけていく状況の中で。
78
◯西山洋竜委員長 澤課長補佐。
79 ◯澤ひろみ建築課課長補佐 建て替えの情報は確認等で確認できますので、それらについては、追っかけはできます。
80
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
81
◯中浦新悟委員 そこは、じゃ、追っかけていって、情報の更新が常にできる限り新しいもので進んでいくんだったら、それはいいかとは思うんです。例えば、庁内の推進体制の整備のところで、予防とか、これから空き家になる可能性が高い、あるというところで言うと、一人暮らしの高齢者のお宅とかそういったところの予備軍に入ってくるかとは思うんですね。ここに書いてあるとおり、福祉系の、例えば介護予防施策に関することとかと書いてますけども、庁内での情報共有というのはどこまでできるんですか。例えば民生さんがいろいろな情報を得て、その情報を予備軍として、市は庁内で共有できるのか、どこまでのことがここで今、想定されてるんですか。
82
◯西山洋竜委員長 井上室長。
83
◯井上博司住宅政策室長 この計画をつくるに際しまして、福祉部局とか、関係部局も集めまして、ワーキングチーム会議をつくって、計画、立ててまいりました。今後につきましても、そういった福祉部局、今回の会議を母体としまして、そういう新規の空き家発生に関わるような情報とか、そういうことを事前にキャッチできると言いますか、そういう場と言いますか、そういうのを設けていきたいと考えております。ちょっとまだ具体的にはどういった情報でというのは分からないんですけども、そういうところ、部局と連携しまして、空き家予備軍と言いますか、そういうのを掴んでいきたいと思っております。
84
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
85
◯中浦新悟委員 じゃ、別に情報の収集の方はそれでできることをしっかりとやっていってくれたらいいと思うんですけど、逆に情報発信の方ですね、都計課、住宅政策室が考えているこの内容を他課、例えば介護系であったりとか、そういったところを通じてきちっと発信していくような仕組みをつくっていってほしいとは思うんですよね。例えば、日々高齢者のところを回っていらっしゃる方に、もしこういったときになったら、相続の問題あったら、こういったものがありますよというのをしっかりと、営業活動という言い方もなんですけども、様々な課を通じて発信していってほしい。それをできるだけ庁内だけの会議だけでやるんではなくて、日々現場で動いている人たちが活用できる情報共有をして発信していけるような体制をつくっていってほしいと思うんですけども、そこまでの話は詰まっているというふうに理解しておいていいですか。
86
◯西山洋竜委員長 いかがですか。井上室長。
87
◯井上博司住宅政策室長 例えば、寿大学での啓発と言いますか、そういうこととか、いろいろ啓発方策はあると思いますので、そういったところは、ツールは使っていきたいと思っております。今回のこの内部の検討会議を母体としまして、今後、今おっしゃられたようなことを周知と言いますか、重きを置いてやっていきたいと思っております。
88
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
89
◯中浦新悟委員 よろしくお願いします。この
プラットホームのことで言うていきますが、まずこの所有者への意向確認というところから、まずは市、始まったと思うんですけど、その意向確認、前、アンケートなりとりましたよね。一定程度、どこまでの意向確認ができてるのか分かんないですけど、情報は得たと。そこからもう一回、全空き家所有者と言うと何ですけど、ここで数字言うと、1,440件の方に対して意向確認をしていくんですか。それとも、前あったアンケートから更に絞って、ここを対象に、又はアンケートに答えてくれたところに送りましょうとか、何らか、どういうふうな形で意向確認をまず市はとろうとしているのか。
90
◯西山洋竜委員長 井上室長。
91
◯井上博司住宅政策室長 1,444件全員の方に意向確認を改めてするとは考えておりません。今回、
プラットホームに同意を提供するに当たりましては、まずアンケートで何かしら利活用したいという意向を示している方、あと当然のことながら、連絡先をきちんと書いていただいている方、あと生駒市内に空き家を所有していますが、生駒市内に住んでおられるとは限りませんので、比較的近辺に住んでおられる方というところの条件をピックアップしまして、こういう
プラットホームができましたけども、情報提供の意向はありますかということで聞いていきたいと思っております。1,444件につきましては、もうデータが古うございますので、途中で心が変わる方もおられるかと思いますので、改めて今、申し上げました条件に従いまして、同意をとるに当たって意向確認をしていきたいと考えております。
92
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
93
◯中浦新悟委員 まずは10年間の計画の中で、ストレートな言い方をしたら、まずは動きやすいところ、実績もつくっていきたいだろうし、いい実績ができたら、またそれを見て、こっちも利用して、空き家をまた利活用、又は売却していきたいという意識も醸成されていくでしょうから、動きやすいところ、可能性の高いところから始めていくというのは、それは構わないと思うんですけど、さっき言ってたアンケート、例えば極論ですけど、アンケートをとった、所有者は分かってるけど、返事、返ってこなかったところに対してもやっぱり何らかのアクションもしていかないといけないでしょうし、そのための情報収集もしないといけない。改めての意向確認もしないといけない。途中実績が出てきたら、その実績に対して、またアクション、常にアクションをかけ続けて、その所有者の意識というのを変革していってもらわんとあかんなと思っているので、10年間は結構せわしい話になるとは思うんですけどもね、対応していってほしいなとは思うんですよね。その所有者、意向確認をとって、同意して、
プラットホーム、かけていく。次、
プラットホームの具体的中身で、先ほど宅建、協会、組合、宅建協会、県の宅建協会であったりとか、比較的安泰にまずは誰か紹介してくださいという、推薦してくださいなのかな、という形で人を集めて会議をすると思うんですけども、さっき言うてた、例えばNPOであったりとか、銀行というのが、団体というイメージがまずないんですけども、それぞれ、ピンク色ですね、この8個の
プラットホームの関係者はどういうふうにまず選定され。具体的に言うたら、NPOと銀行というのは、さっき言うた、NPOはもうコンシェルジュさんだけですね、まずは。銀行というのはどういうふうに選ばれるんですか。
94
◯西山洋竜委員長 井上室長。
95
◯井上博司住宅政策室長 このイメージで銀行とありますのは、今、お話と言いますか、しておりますのは、南都銀行さんでございます。市とも包括協定を結んでおりますので、南都銀行さんを想定しております。
96
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
97
◯中浦新悟委員 やむを得ないのかな、どうなのか分かんないんですけども、銀行も多数あるし、銀行によって様々条件も違う。都銀、地銀、信用金庫、それぞれでまた審査の条件なんてものも変わってくるかとは思うんですけども、どういったことを逆に銀行に求めているところがあるんですか。
98
◯西山洋竜委員長 岸田都市計画課長。
99 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 空き家対策における金融機関の役割なんですが、空き家を例えば所有者がリフォームして貸したり、売ったりということを考える際のリフォームの資金融通、若しくは買い手が空き家を借りる、買うということを考えられた買い手側の融資、いわゆる住宅ローンになってくるんですけど、その辺で金融機関の役割というのが生じてくると考えておるんですが、委員おっしゃられる、今、南都銀行1者の連携を現
プラットホームでは当然考えておるんですが、将来的には金融機関というのは当然多数ございますので、基本的には所有者がどういう金融機関を使われるかに委ねられるところですので、できる限り、将来的にはその選択肢を増やしていくのが方向性かと考えております。ですので、銀行に限らず、信用金庫であったりというのも入れていく余地はあると考えております。
100
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
101
◯中浦新悟委員 まずはその団体さんから、この流れで言うと専門構成員ですね。流通支援に必要な構成員を選定する。団体さんなどから出てきていただきます。そこから事業者を選定するんですよね、その場で。そこはもう
プラットホームのその団体さんに選定に関してはお任せという形になるんですか。それとも、何らか市もまじってしていくのか、どういうふうな形でこの事業者を選定していくことになりますか。
102
◯西山洋竜委員長 井上室長。
103
◯井上博司住宅政策室長 各士業団体さん傘下の個別事業者さんの選定と言いますか、推薦と言いますか、登録につきましては各団体さんに委ねます。その中で、流通支援に必要な個別の事業者さんの指名につきましても、各団体さんの中でルールと言いますか、順番と言いますか、決めていただいて、どの個別事業者さんが行くということも団体さんに決めていただくということでございます。
104
◯西山洋竜委員長 よろしいですか。他ございませんか。改正委員。
105 ◯改正大祐委員 すいません、ちょっと確認させていただきたいんですが、今の流通促進の仕組みのところで、生駒市から所有者に同意書をオーダーして受理するわけなんですが、ちょっと、これ、図でここだけ何か点線になってるんですけども、これ、何か意図があって点線になってるんですかね。
プラットホームの図。情報提供の同意から流通支援までの流れの生駒市、
プラットホーム、所有者と縦に並んでる図があると思うんですが、ステップ1、ステップ2、ステップ3と。
106
◯西山洋竜委員長 ステップ1の緑の部分です。
107 ◯改正大祐委員 一番左上ですね。他のところ実線なんですが、これだけ点線なので何か意図があるのかなと思ったんですが。
108
◯西山洋竜委員長 井上室長。
109
◯井上博司住宅政策室長 すいません、特に大きな意味ございませんで、もしかしたら同意書が、言うたらとれないこともありますので、そういったことも踏まえて、点線、波線になっております。
110
◯西山洋竜委員長 これはもう実線でもいいということですか。実線でもいいということで。
他ございませんか。惠比須委員。
111
◯惠比須幹夫委員 1点確認なんですが、この数字的なことですが、まず2017年3月、1,444で、これは変化していってるということなんですが、まず最初にその数字の捉え方と、それとこのままの状態で行くと、2027年には1,900に至るということなんですが、その辺の数字の背景、捉まえ方というのはどういうふうにされてますか。
112
◯西山洋竜委員長 井上室長。
113
◯井上博司住宅政策室長 対策計画の本編の55ページに考え方を示しております。1,900棟の考え方でございますが、表6-1をご覧いただけたらと思うんですけども、一番右の社人研の推計値、人口11万9,461人に対しまして、平均世帯人員、これも社人研の数値なんですが、2.44ということで、これで割り戻しますと、世帯数が4万8,959世帯になります。4万8,959世帯ということで、2017年と比べますと、666世帯の減、すなわち666世帯の空き家増となるんですが、この666には共同住宅等も含まれているであろうということでございまして、次の56ページにあるんですが、生駒市の住宅土地統計調査によりますと、約7割が戸建ての家であろうという結果が出ておりますので、この666にコンマ7掛けまして、その数値が約460ということになるんですが、これが正味増える分と言いますか、空き家として正味増える分ということで、1,900棟ということで設定させていただいております。
114
◯西山洋竜委員長 惠比須委員。
115
◯惠比須幹夫委員 計算の仕方は分かりましたが、この計画の中でまちづくりの観点から見た空き家活用ということがあるんですが、これから空き家を適正に管理していく、又は入れ換えていくということを進めていく中で、人口減少を食い止めるということも含めて、このまちづくりというのが非常に重要な観点かなとは思うんですが、むしろこれ、同時並行で行って、その地域、地域をデザインしていくということが望ましいのではないのかなとは思うんですが、その辺についてはどのように見通しておられるんでしょうか。
116
◯西山洋竜委員長 北田次長。
117 ◯北田守一都市整備部次長 先ほどのこのご質問の内容は、空き家の流通とか、空き家対策を今後どのように講じていくかというようなお話かと思うんですが、まず1点目は先ほど説明しました、住宅を住宅として使うような流通促進というのをやっぱり重きを置きながら、実施していく分と考えております。また、しかしながら一方で多用途へのまちづくりになるような使い方みたいなところも一方でやっぱり検討していく必要はあると考えております。
118
◯西山洋竜委員長 惠比須委員。
119
◯惠比須幹夫委員 その辺は地域に応じた民の力も頂きながらということになってくるでしょうか。
120
◯西山洋竜委員長 北田次長。
121 ◯北田守一都市整備部次長 当然のことながら、多用途のまちづくりにつきましては、市が主体というわけではなく、できましたら、地域住民の方々、住民の方々が主体的になって動いていただいて、それをどういった形で市が支援していけるかということを考えていくものと思っております。
122
◯西山洋竜委員長 よろしいですか。中浦委員。
123
◯中浦新悟委員 行ったり来たりで申し訳ないんですけども、まずこの
プラットホームで生駒市、すいません、イメージ図では生駒市、矢印書いてるんですけど、この
プラットホームの中に生駒市は入らないんですよね。
124
◯西山洋竜委員長 井上室長。
125
◯井上博司住宅政策室長 プラットホームには参加いたしません。入りません。
126
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
127
◯中浦新悟委員 じゃ、もう位置付け、生駒市の位置付け、関わり方としてはもう空き家の情報を把握し、その所有者意向確認をして、その意向に基づいて、情報提供の同意をもらうまで。そこから提供するということなんですけど、それがもう生駒市、そこまでということですか。その後、どういう関わりになってくるのかというのはありますか。
128
◯西山洋竜委員長 井上室長。
129
◯井上博司住宅政策室長 おっしゃるとおり、同意を得た情報を提供するまででございます。ただ、仕組みはまだ立ち上がったところですので、支援とかいう形、若干の支援はあるかもしれませんが、基本的には情報を提供する。
130 ◯中谷尚敬委員 支援というより、行政ができることをするということやろ、支援やなしにな。
131
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
132
◯中浦新悟委員 これ、広報の仕方なんですけど、さっき庁内のという述べ方、したんですけども、43ページにチラシ、チラシを作って配布していくと思うんですけども、これ、チラシだけですか。例えばホームページであったりとか、広く、情報の更新ですね、実績が出てきたら、それをどんどん更新して、より幅広く認知していきたいところであると思うんです。そういったことはもう市がやっていくということで把握していいんですか。
133
◯西山洋竜委員長 井上室長。
134
◯井上博司住宅政策室長 プラットホームに提供された物件につきましては、その後、どうなったかというところまできちんと追いかけていきたいと思っておりまして、その結果につきましても、公表と言いますか、していきたいと思っております。
135
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
136
◯中浦新悟委員 公表というのはホームページをつくるということでいいんですよね。例えばですけども、どういう手法で公表していくんですか。
137
◯西山洋竜委員長 井上室長。
138
◯井上博司住宅政策室長 例えば、ホームページもありますし、その辺りはちょっと検討しながら進めていきたいと思います。
139
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
140
◯中浦新悟委員 最後、1点、地元自治会とか、そういった地域からこの空き家を対策してほしいというような依頼があった場合、その所有者に対して市はこういったことがあるからということを個別にまた、初め、対象を絞るというのもあったじゃないですか。まずは近いところから、動きやすいところからというのがあったけども、例えば地元からここに対して対処してほしいという声があったときに、市としては遠い人やなと思っても、アクションをとっていったりというのは考えておられるんですか。
141
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
142 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 その空き家の存在する地元自治会から、その空き家に対してというようなアプローチに関しては、一番その悩みどころである空き家の所有者情報を自治会さんに直接出すというのはできないものと考えております。ただ、その空き家の所有者が
プラットホームに対しての外部情報の提供の同意を頂けてるような物件であれば、それは
プラットホームの中で、流通促進を図っていく活動の中で地元自治会にも協力を仰ぐような体制をとれたらというふうに考えております。
143
◯西山洋竜委員長 中浦委員。
144
◯中浦新悟委員 とれてたら、それはそれでいいんですけども、とれていない物件、又は極論ですけども、1,440件の中で、今アンケート、答えが返ってきたのが何百件で、全く対処も連絡が取れてない方、でも自治会から、この空き家、何とかしてほしいねんけどという声があったときに、市はどういうアクションを起こしていくのかな。最初、例えば
プラットホームのことについても、こういうのがありますけど、どうですかというような意向を促すような動きというのを市としてするのかなというのが聞きたいんですね。市からその所有者の情報を渡すことなんか、当然できないじゃないですか。だから、自治会でやってくれなんていうこともできないじゃないですか。そういったところをきちんと市は、要するに地元からの要望に対処していくのかなというのを確認したかったんですけども。
145
◯西山洋竜委員長 北田次長。
146 ◯北田守一都市整備部次長 今、空き家に対する地元からの問い合わせですけれども、やっぱり一番多いのは、何とかしてほしいというよりも、やっぱり空き家で庭木が茂り過ぎているとか、家が崩れかけてきているとか、要は老朽的な空き家の相談というのが多いのが実状でございます。どちらかと言えば、流通させてほしいとか、そんな話じゃない方が多い。そういった場合につきましては、建築課の方でその度合いとかを確認しながら、所有者に連絡を取りとりながら、対応策等は検討していってるような状況でございます。
また、もう一方、それが流通とか乗せられるような、何もないような状況でありましたら、ちょっとそれはそのとき
プラットホームにのせて対応していくかというのは、ちょっとまだ今後の課題かなとは思っております。
147
◯西山洋竜委員長 よろしいですか。他ございませんか。片山副委員長。
148 ◯片山誠也副委員長 地域の方から、流通どうこうよりも、草が生えているとかいう話もありましたけども、この流通促進の仕組みを見てますと、基本としては
プラットホームをつくって、流通をさせていくというようなものでございますけれども、今後本市として、本市の空き家全てを流通させていくお考えなんでしょうか。流通させていきたいというお考えなのか。流通させないものあるのかというところ。
149
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
150 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 全ての空き家を流通させるという、そういうことはおそらく現実上は不可能と考えております。一定数空き家というのは、まちの中にいわゆる適正空き家的に率としては存在しなければ、まちの更新と言うか、住み替えというのが成り立ちませんので。ただ、流通という捉まえ方をいわゆる市場の中で売買、賃貸されるということだけで捉えるんじゃなしに、いわゆる世代代わり、今までお父さん、お母さんが住んでおられたところに若い世代の方が代わりに住むとかというようなことも含めて空き家対策というのを考えていきたいというふうに考えております。
151
◯西山洋竜委員長 片山副委員長。
152 ◯片山誠也副委員長 コンパクトシティというような考え方もございますから、私もこれ、全ての空き家を流通させていく、いかないというお話でしたけど、それは結構かなというふうに思います。ですから、空き家をものによっては除却、すなわち取り壊していくようなものもあるというようなことですか、それは。
153
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
154 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 当然除却して更地にして違う用途に、そこにまた新たに建てられるか、空き地のままになるかというところはあるかと思いますが、そういうこともあり得ると考えております。
155
◯西山洋竜委員長 片山副委員長。
156 ◯片山誠也副委員長 他市の空き家対策計画なんかですと、空き家を取り壊して除却をした後の跡地をどう活用していくかまで書かれているようなものもありますけど、本市のものはまだそれは書かれてませんけれども、その空き家の除却をした跡地の利活用についてはまた今後検討をされていくのか、どういう利活用の仕方があるのか、お考えでしょうか。
157
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
158 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 建物が除却された後の空き地に関しては、いろいろな考え方、活用の方法というのは事例としても、他市の事例として勉強させていただいているところではあるんですが、今現在、生駒市の方で空き地の利活用に関しては、行政がどういう形で関わると言うか、行政が行わなければならないことについての具体的な検討というのは、今現在まだ行っておりません。今後、いわゆる都市のスポンジ化というような言葉が出てきているところなんですが、空き地というのをどういうふうに考えていくかというのも、まちづくりの中で考えていく課題だというふうには認識しております。
159
◯西山洋竜委員長 他ございませんか。よろしいですか。
(「なし」との声あり)
160
◯西山洋竜委員長 他に質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。樋口議員。
161 ◯樋口清士議員 先ほど、委員さんの方でいろいろ質問あった中での答えでちょっとよく分からんかったとこだけお伺いしたいんですけど、情報の更新という部分なんですけど、解体とか、あるいは建て替えとか、建築課の方で補足できる話というのは多分あって、その1,444棟のうち、それがどうなっていってるかというようなことは一定分かる部分があるということなんだろうと思うんですが、これ、10年後には放っておいたら、1,900棟の空き家が発生して、今から460棟ほど増えるという話ですよね。その増えるものはどうやって補足していくのかなと。要は手当てをしていかないといけない対象の棟数というのは増えていくわけですよね。それはどのようにして補足していくのかなと、そこは何か考えておられますか。
162
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
163 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 空き家が今後増加していくというトレンドと言うか、流れという認識は持っておりますが、タイムリーにここの空き家が今現在幾らであるというふうな補足というのは、現実問題としては困難だというふうに私は考えております。
164
◯西山洋竜委員長 樋口議員。
165 ◯樋口清士議員 要はね、10年間の計画ですよね。今は当面見えているところに対応していく方法を考えましょうと。そこから手をつけていきましょうというのは分かるんです。ただ、5年後、例えば200棟ほどまた増えましたという状況があって、そこは置いておきますという話なのかね、そうじゃないと思うんですよ。ということは、定期的に実態把握しないと、なかなかこの対応策の変化と言うか、時々のものの考え方というのができない、取組ができないということになるので、その辺り、ちょっと10年スパンでどういう形でその合間、合間でどういう実態調査なりをして、どういう現状を把握してというようなことをやっていくのかということは考えておく必要があるんじゃないかというのが1点と、それと今、見えている1,444棟のうち、じゃ、今後、自発的にいろいろ変わっていくものというのもありますよね。対応できているもの。対応できないものがある。それらがどのように変化していってるのか、あるいはその所有者がどういう気持ちの変化みたいなのがあるのかというような、要は取組によってどうなったかという成果なり、あるいはその後の変化というようなことを、やっぱり一定補足していく必要があるのかな。例えば、その対象者に対しての再度のアンケートをとってみるとかというようなところでの、要は実態の補足ということも、一方でやっていく必要があるんじゃないかなと思うんですが、こういうことは今、考えられてますか。
166
◯西山洋竜委員長 井上室長。
167
◯井上博司住宅政策室長 大規模な実態調査につきましては、費用対効果の面から難しいと思うんですけども、10年間スパンが長うございますので、例えばですけども、ちょっと地区を限定して、例えば空き家率が低い地域でありますとか、そういうところで限定して、大規模とは言わないんですけども、ちょっと規模の小っちゃい実態調査的な、そういうところを実施して、実態を部分的ではありますが、捕まえに行くと、そういったことは検討しております。
168
◯西山洋竜委員長 樋口議員。
169 ◯樋口清士議員 一定どんな方法でもいいから、その辺、どうなったかということと、これからどうなっていく、要は変化を捉まえるということと、今ある実態がどう変わるのかという、何かそこ、成果につながるようなものは、一定補足していっていただきたいなと。それと先ほど言った費用対効果の話もあるんだけれども、じゃ、10年後、この計画の改定に合わせてそういうことをやりますとかということですね。何かその辺も一定計画的な取組というのは考えていっていただく必要があるんじゃないかなというふうには思います。
それともう一点、情報提供の話、市民に対しての情報提供という部分で、今、各福祉の現場からとかいう話もちょっと出てましたけれども、ホームページに実績は公表したいという話もあったんですが、よそを見てると、例えば住み替えというようなことで一つのホームページのサイトをつくって、そこにいろんな情報を発信していけるようなネタを詰め込んでいるというような、実績も含めて、あるいは、こういうことをしたいとか、相談かけたいという人が、その関連の情報を探しに来られるような、そういうホームページ上の
プラットホームというようなものの考え方というのもあると思うんですけれども、そういったものは今、イメージはされてるんでしょうか。全くそこは考えてないということなんでしょうか。
170
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
171 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 いわゆる実績の公表であったり、
プラットホームの周知に関する点につきましては、今、委員おっしゃられるように、ホームページ上で出すというのも当然検討はしておるんですが、例えば別サイトを立ち上げるか、その立ち上げるに当たっては当然、誰がそのサイトの責任をとっていくんだというような問題もございますので、その辺も併せて今検討しておるところでございます。ただ、当初、この1年、立ち上げ当初の一番重要なところは現在の空き家の中で利活用意向を示しておられる方に、いかに早く
プラットホームという存在を認識していただいて、それの活用を考えていただけるように持っていくかというところが一番大事やというふうに今考えております。
172
◯西山洋竜委員長 樋口議員。
173 ◯樋口清士議員 当面は多分そういう取組は重点を置かれてやっていくということになるんだろうと思うんですけれども、さっき言ってたように、これから発生してくる空き家に対応していく部分、そういうためにも、やっぱりその情報提供というのは積極的にやっていかんとあかんので、そういうホームページ、サイトというのは必要なんだろうというふうに思うんですが。ただ、本来はそれ、
プラットホームでつくるという、今ここで提案されている、
プラットホームが主体となってつくるというのが本来なんだろうと思うんです。ですが、多分なかなかそうはいかないと。そのときに市ってどこまで関与するのかなと。その辺の役割分担なり、費用負担の在り方というようなことは、ちょっとこれから検討課題としてあるんだろうと思うんですけれども、その辺りちょっと解決策、上手に考えていただいて、何とかそういうもので広く市民に情報発信できるような手立てというのをこしらえていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
174
◯西山洋竜委員長 他にございませんか。神山議員。
175 ◯神山聡議員 流通の促進の仕組みなんですけども、仕組みの概要で、流通を阻害する要因を持った物件を優先的に支援策を検討していくということなんですが、さっきお話にあった、老朽家屋というのが多く優先的に扱われるのかなと思うんですけど、流通促進という考え方でいくと、リノベーションしたり、貸し出したり、そのまま使えたりということが目的なんかなということも考えるんですね。ただ、その解体というところまで行くというのも流通の促進に含まれるんですか。
176
◯西山洋竜委員長 井上室長。
177
◯井上博司住宅政策室長 解体した結果、更地にしてその後、新しい住宅が建つというのも、それも一つの流通促進かなと考えております。
178
◯西山洋竜委員長 神山議員。
179 ◯神山聡議員 じゃ、このステップ2のところで、支援策を検討していって、ステップ3で事業者を紹介していくという流れになるのかなと思うんですけど、その解体業者もここで紹介していくようなことになるということですか。
180
◯西山洋竜委員長 井上室長。
181
◯井上博司住宅政策室長 この図でいきますと、ここなんですが、まず担当する事業者さん、宅建業者さんとかが決まって、そこはどういうふうにしていきたいかということをオーナーさんとじっくり話し合って、最終的にそういう潰したいねんと、そういう結論に至った場合はもちろんそこから解体業者さんが入って、除却するなり何なりとなってくることになるかと思います。
182
◯西山洋竜委員長 他ございませんか。浜田議員。
183 ◯浜田佳資議員 今の神山議員の質問に関連してなんですけど、今の答弁からいきますと、この流通促進の仕組みのこの流通支援までの流れの点なんですけど、ステップ2で所有者とその
プラットホームの間の相当やり取りが実際は要るということになるんじゃないんでしょうか。
184
◯西山洋竜委員長 井上室長。
185
◯井上博司住宅政策室長 おっしゃるとおりでございまして、ステップ3で選定された事業者によるというところがあるかと思うんですが、このタイミングから所有者のところに事業者が行きまして、まずは現場を見るとか、現場を見ないことにはもう始まりませんので、所有者と事業者で現場を確認して、再度方針を考えるというような場がございます。
186
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
187 ◯浜田佳資議員 支援に必要な業者の選定するときに、かなり詳しい事情とか意向とか知ってないと、適切な選定ができないんじゃないかと思うんですが、その点はどうなんですか。
188
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
189 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 おっしゃるとおり、所有者と会って、また空き家の物件を見て、その後、検討を加えていくことによって、対応する専門家が当然異なると、変わっていくということも想定されますので、いわゆるステップ2のところに当たる部分の検討というのは何回か繰り返されるもんやというふうに考えております。
190
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
191 ◯浜田佳資議員 となると、この流れも若干その説明は変わるという理解でよろしいですかね。
192
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
193 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 これ、当然模式図ですので、大きな流れを示しております。ただ、個別案件によっては会議と言うか、検討を何回も加えていく必要がある物件が出てくることは想定しております。
194
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
195 ◯浜田佳資議員 それはそれでやっていただくとして、冊子の計画(案)の25ページなんですが、これを見ますと、割と高齢者が多いところが自己管理している中の二つ目と三つ目、そして今後の利用予定がないの上の方、この辺り、4分の1以上が80歳以上ということなので、高齢化が多い。現在、特に自己管理、現時点でやっていても、これ以上、だんだん5年、10年たちますと、しんどくなってくるというのがありますので、先ほど樋口議員の方からありました、年々の更新の情報をどうするかということで、ここら辺のことは地域の人、自治会とかそこら辺の協力を仰いで情報を収集するようにしていかないと、費用対効果の面でも大変なので、そういったことを考えてはいかがと思うんですが、どうでしょう。(「それは考えてるやろ」との声あり)
196
◯西山洋竜委員長 いかがですか。山本副市長。
197 ◯山本昇副市長 当然、だからそういったこともあろうかというふうに考えております。今の質疑と答弁、聞いておるんですけども、実質その1,440件の空き家が実際あるんですけども、その中で今現在もう流通し終わってるような物件もございます。今、不動産屋さんのホームページにもたくさん載ってる案件もございます。この概要にもありますように、概要の仕組みのところの4行目にもありますように、現在で流通できるものはどんどん流通してくださいというのが本来です。4行目にあるように、流通を阻害する要因を持った物件を優先に必要な専門家でこういった
プラットホームで動いていくということが考え方の中心にありますので、その辺はよろしくお願いしたいと思っております。今、おっしゃったみたいに、10年間のこの計画の中では、当然やっぱり10年というのは空き家にとっては非常に長い期間だというふうに考えております。今後10年間ではかなり空き家状況というのは大きく変わろうかと思っておりますので、そういったことも十分判断しながら、必要に応じた対策はとっていきたいと思います。
198
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
199 ◯浜田佳資議員 と言いますと、空き家の所有者の方にこの
プラットホームの周知徹底をどうするかというのはかなり重要になってくるというふうに考えるんですが、その点は個別にとりわけ物事を動かそうと思うと、賃貸、売却、解体したいと、そこら辺の人に再度徹底するというようなことをやるんでしょうか。
200
◯西山洋竜委員長 井上室長。
201
◯井上博司住宅政策室長 4月以降立ち上がりましたら、いろいろPRを考えていかないととは思っておるんですが、まず当座、毎年固定資産税の納付の案内にビラを入れてるんですけども、考えておりますのは、
プラットホームの仕組みが出来上がりますよということは早速周知したいと思っております。
202
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
203 ◯浜田佳資議員 それで幾つか確認があるんですけど、まず11ページなんですが、この11ページの空き家率6.2%とグラフになっているんですが、2.8%、かい離がすごいんですが、これはどういう理由でしょうか。
204
◯西山洋竜委員長 井上室長。
205
◯井上博司住宅政策室長 6.2%といいますのは、住宅土地統計調査の結果でございまして、平成28年度実施しました市の実態調査とは全くやり方が異なると言いますか、基本的に住宅土地統計調査はサンプル調査でございます。共同住宅の空き家戸数もカウントに入れるなど、ちょっとカウントの仕方が異なりますので、こういった数字のかい離が起こっております。
206
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
207 ◯浜田佳資議員 11ページの下の方なんですけど、これはその他の住宅で、その前の9ページのその他の住宅の米印の1に当たるのではないかと思うんですが、これ、賃貸は入ってないと思いますけど。
208
◯西山洋竜委員長 清水課長。
209 ◯清水一彦建築課長 すいません、今、議員さんのご質問なんですが、その他の空き家、その他の住宅というのが平成25年の住宅土地統計調査で3,170戸あったわけでございます。実際にこの住調の調査はサンプル調査でございますので、実際空き家候補と言われるところを3,000戸以上見て回って、その結果が1,444になったということでございます。
210
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
211 ◯浜田佳資議員 サンプル調査といっても、普通こんなに大きな違いはないんですが、いずれにしても、1,444がきちっと現場を確認してやった正確な数字であるということですね。
212
◯西山洋竜委員長 清水課長。
213 ◯清水一彦建築課長 そのとおりでございます。
214
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
215 ◯浜田佳資議員 それで、どういうふうにして、この空き家の対策をしていくかということで、今の話、この間の話を聞いてますと、流通促進がメーンの柱になると。その上でプラスして利活用も考えていくと、こういう理解でよろしいですね。
216
◯西山洋竜委員長 井上室長。
217
◯井上博司住宅政策室長 はい、そのとおりでございます。
218
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
219 ◯浜田佳資議員 その利活用の点なんですけど、概要版の3ページ目のところに、福祉施設や地域交流拠点など。だから、書いておりますが、前、先進地の視察で委員会で行ったときに、土地の用途制限、用途規制がいろいろあって、その関係でなかなか困難も抱えているという話があったんですけど、その点をクリアはどういうふうに考えておられるでしょうか。
220
◯西山洋竜委員長 井上室長。
221
◯井上博司住宅政策室長 対策計画にも活用例としてつけておりますが、おっしゃるように用途の転用につきましては、福祉施設や地域交流施設など、それぞれ具体的に実際どのような施設ができるかによりまして、当然用途地域や構造や、消防関連など、いろんな様々な法令等をクリアしなければならないというのは、これはもう当然のことです。
222
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
223 ◯浜田佳資議員 その点、先進地の現状とか、いろいろ踏まえていろいろ考えておられるということはあるんでしょうか。
224
◯西山洋竜委員長 北田次長。
225 ◯北田守一都市整備部次長 今、おっしゃられてる多様な空き家の使い方で言うところで、用途の問題ですけども、具体的にちょっとまだそういった事例というものがございませんので、市としても、どう考えるかというところは、今のところまだ考えてるわけではございません。ただ、室長が申しましたとおり、既に都市計画で用途地域という中で一定の規制はされております。なおかつ生駒市でも住宅の場合は地区計画という、まだ更にしばりを入れている地区もございます。ただ、地区計画に関しましては、あれは地域の皆さんの合意のもと、成り立っている地区計画でございますので、地域の皆さん自体がそういうふうな立地も可能やとかいうようなことが、総意がとれるようなことであれば、変えるというようなことも今後、あり得るかなとは思いますが、今現時点におきましてはまだそこまで、こういったものを用途を変えて建てるとか、そういう用途の中で対応するとかいうとこまではまだ考えておりません。
226
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
227 ◯浜田佳資議員 と言いますのも、先進地視察に行ったときに、多分ここで問題になる場合、パターンとしては、地域交流拠点というふうに書いておられますが、実際地域交流拠点となった場合に、食事の提供をどうするか。じゃ、それ、料金をとるようにしたら、用途地域で引っかかるということで、どうクリアするかということで、相当これが平成28年2月の
都市建設委員会の報告書なんですけど、これを見ていただいたら、そこら辺に載ってますので、そこら辺でいろいろ考えた上でここに書いておられるのかなと思って質問したんです。いかがですか。
228
◯西山洋竜委員長 上村部長。
229
◯上村健二都市整備部長 当然そういう事例が出てまいりますと、そういう今おっしゃられたことも当然検討していって、そういう問題を一つずつクリアしていかなきゃならないというふうに考えてございます。
230
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
231 ◯浜田佳資議員 じゃ、それはしっかりやっていただくとしまして、
プラットホームとの関係でいきますと、先ほど市との関わりというのが委員さんの方から出たんですが、この説明によりますと、生駒市から
プラットホームへという矢印だけなんですけど、実際
プラットホームの皆さんがいろいろやって、じゃ、流通促進のために生駒市にこういう制度だったらいいなとか、してほしいとか、そういうのもいろんな意見として、要望として吸い上げるということも考えておられるんでしょうか。
232
◯西山洋竜委員長 上村部長。
233
◯上村健二都市整備部長 ひとつ、この
プラットホームの一番のポイントは、まず生駒市がその空き家の個人情報を持っているということなんですね。それをまず活用しようじゃないかというのがこの趣旨でございます。当然、この
プラットホーム、まだ動いておりません。これからもちろん動かすわけなんですけども、動いていく中で当然逆にその
プラットホームのメンバーからこんな空き家があんんねんけど、じゃ、この人らは何を持ってないかというのは個人情報がないんですね。そういうふうに、メンバーからもまたいずれそういう情報を吸い上げるというようなことも考えられますので、そういったふうに今後、
プラットホームというのはどんどん進化していくんじゃないかと。全く今、どうなるものか、分かりません。もちろんこれから始めていきますので、その辺はよろしくご理解のほどをお願いいたします。
234
◯西山洋竜委員長 浜田議員。
235 ◯浜田佳資議員 それはしっかりと分かりました。それ、是非ともやっていただきたいと思います。
それで最後になりますが、冊子の55ページのところで、人口の現状値と推計値というのがあるんですよね。とりわけ平均世帯人数のところで、今既に2.41になっているんですよね、10年後の話じゃなくて。多分これはどんどん数字下がっていってますので、数字がどんどん下がるということは、空き家が増える傾向に行くということになるので、そこら辺もっと大変かなと、予想以上に大変じゃないかなと思うんですが、そういった認識はどうなんでしょうか。
236
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
237 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 委員、おっしゃられるとおり、世帯の中の平均世帯人員は、これ、一貫して減っていっております。当然、今はこの成果指標の考え方については2027年段階で1,900棟に放っとけばなってしまうであろうというふうには考えておるんですが、現状、もっと厳しいことも当然あり得るというふうには考えております。ただ、できるだけ空き家の発生は抑えていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
238
◯西山洋竜委員長 下村議員。
239 ◯下村晴意議員 すいません、ちょっと違う観点から、国のガイドラインで示された特定空き家、生駒市で把握されている件数、お分かりでしょうか。
240
◯西山洋竜委員長 清水課長。
241 ◯清水一彦建築課長 特定空き家という市が認定、又は指定した家屋というのは、今現在ございません。
242
◯西山洋竜委員長 下村議員。
243 ◯下村晴意議員 そうしましたら、例えば先ほどからお話が出ているように、危険なところで相手が分かっているところは、こちらからお話とか、助言とかできると思うんですけれども、何十年も空き家で、相手が不明なところというのはございますか。
244
◯西山洋竜委員長 清水課長。
245 ◯清水一彦建築課長 所有者が不明ですごく危険な家屋というのは、今現在、存在しておりません。
246
◯西山洋竜委員長 下村議員。
247 ◯下村晴意議員 高山とか、そういうところでありませんか。(「いや、家、分かってるねん、鍵もかかったんねん。そんなんはあるけども」との声あり)それで分かっていれば、例えば助言をして、代執行とか、例えばニュースなんかでも、危険なところというのは何回も言っても駄目であれば、何年かたったら執行にしますよということがあると思うんですけれども、そういうことというのは考えておられますか。ないから考えておられないということなんでしょうか。
248
◯西山洋竜委員長 清水課長。
249 ◯清水一彦建築課長 今、高山と位置が出ましたが、高山の方とか、そういう田舎の、敷地が広くて、その家屋が潰れても、自然と潰れても、通行人に被害が及ばないというようなことの物件については、代執行というのはいたしません。
250
◯西山洋竜委員長 下村議員。
251 ◯下村晴意議員 ということは、反対に生駒市では空き家に対して、今、
プラットホームというお話が出ましたけれども、相手が全部分かってるということなんですね。だから、相手が分からないであるところ、空き家というのはないということでよろしいですか。
252
◯西山洋竜委員長 清水課長。
253 ◯清水一彦建築課長 空き家で、空き家の所有者が不明と、また不存在というものは数件ございます。
254
◯西山洋竜委員長 下村議員。
255 ◯下村晴意議員 数件あって、そこに関しては助言とかやっておられるという認識でよろしいですか。(発言する者あり)それに関してはもう危なくなければそのまま放置と言うか、ずっとそのままでされてるということでよろしいですね。
256
◯西山洋竜委員長 清水課長。
257 ◯清水一彦建築課長 危なくなければ、そのまま放置としております。
258
◯西山洋竜委員長 下村議員。
259 ◯下村晴意議員 生駒でそういう危険なところがないというのでよろしいかと思うんですけれども、自治体によったら、本当に代執行で何百万というお金を使ってでも解体するということが出てましたので、じゃ、生駒市ではそういうところがないという認識でよろしければ結構です。
260
◯西山洋竜委員長 そういう認識でよろしいですか。清水課長。
261 ◯清水一彦建築課長 そのとおりでございます。
262
◯西山洋竜委員長 他はございませんか。白本議員。
263 ◯白本和久議員 54ページの5の関係部局との連携ということで書いてますが、これ、この建築課から消防本部まで書いて、やってますけども、これの連携する、推進するリーダーシップをとる課はどこですか。
264
◯西山洋竜委員長 清水課長。
265 ◯清水一彦建築課長 リーダーシップと言いますか、この空き家の情報が我々建築課にいち早く入ってきますので、そういう意味であれば、我々が指揮監督という立場になります。
266
◯西山洋竜委員長 白本議員。
267 ◯白本和久議員 課長、今、そういう意味で言えばと、そういう意味以外のときはどこがするの。
268
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
269 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 恐れ入ります。本編、57ページの方をご覧いただきたいんですが、今、建築課長の方が申し上げたのは、いわゆる危険な空き家に関する分野に関しましては建築課の方で適正管理に関する指導等を行っていくということで申し上げております。空き家の利活用に関することに関しましては、私どもの都市計画課の住宅政策室が中心となって連携をとっていくというふうにご理解いただけたらと思います。
270
◯西山洋竜委員長 白本議員。
271 ◯白本和久議員 そうしたらね、その54ページのこの図と、57ページの言うてはるやつと、これはどちらも、これも言おうと思っておったんやけども、庁内推進体制の整備と書いてるけども、これ、相談窓口が二つあるわけ。
272
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
273 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 恐れ入ります。54ページの図の趣旨としましては、空き家法に関連する法、又は市の条例と関係課の関連を示しておる図とご理解いただけたらと思います。
274
◯西山洋竜委員長 白本議員。
275 ◯白本和久議員 どちらも主語がないねん、主語が。分からへんねん。どこがやらなあかん、やることは書いてますねや。そやけど、どこがやると書いてないから、今、質問してるので、その辺のところ、ちょっとちゃんと市民に分かるようにしてもらいたいなというふうに思います。
276
◯西山洋竜委員長 白本議員。
277 ◯白本和久議員 それと、そしたら、これ、連携とるにはどういうことを、例えば会議を開かれるのか、それとも先ほどちょっと樋口委員も言わはったように、ホームページで上げるのか、今、具体的にどのようにしようと考えておられるんですか。
278
◯西山洋竜委員長 岸田課長。
279 ◯岸田靖司都市計画課長兼学研推進室長 今後の庁内の連携に関しましては、先ほど井上室長の方からも申し上げたところなんですが、今年度、29年度でこういう検討会議を庁内の方におきましても、庁内の関係各課、57ページの右側のオレンジ色で書いておるような課を中心として、庁内の検討ワーキング的に会議をしております。これを母体としまして、来年度以降におきましても、空き家に関する情報共有、認識等を深めていく形で、名称は今の段階では未定ですが、会議を継続した形で行っていきたいというふうに考えております。
280
◯西山洋竜委員長 白本議員。
281 ◯白本和久議員 市民からしたら、どこへ行ったらええねんと言うて振られるのが一番かなんことやと思いますねん。57ページのオレンジのとこやと課長、言われましたけども、例えばこども課でこういうことが案件が分かったら、他の課も分かるような、分かってると言うか、言っても同じようなことが、事案がこのAという空き家やったら分かってると、知ってるというような具合のようなシステムと言うか、組織、推進ですね、やっていただければ有り難いと思いますので、よろしくお願いします。以上です。
282
◯西山洋竜委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
283
◯西山洋竜委員長 他に質疑等ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。
2件について、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うか、協議願うのですが、まず生駒市
空き家等対策計画素案に係る
パブリックコメントの実施については、今後、本計画が策定された際、生駒市の市行政に係る重要な計画の議決等に関する条例第4条第2項の規定に基づき、報告を受けることから、その際に改めて調査することでよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
284
◯西山洋竜委員長 それでは、計画策定後に調査することとします。
次に、
空き家流通促進のための取組について、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うか、ご協議願います。
ご意見等ございませんか。片山副委員長。
285 ◯片山誠也副委員長 今後、
空き家流通促進プラットホームの方が本格的に取組を開始しまして、空き家の解消に向けました取組が行われる予定でありますので、今後の取組状況を踏まえまして、必要に応じて調査をすることでよいのではないでしょうか。
286
◯西山洋竜委員長 ただ今、片山副委員長からの意見のとおりとすることでよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
287
◯西山洋竜委員長 それでは、今回の報告で調査はこれまでとしまして、今後の取組状況を踏まえ、必要に応じて調査することといたします。
3、その他、本件は所管事項について委員の発言を受けます。発言はございませんか。よろしいですか。
(「なし」との声あり)
288
◯西山洋竜委員長 ないようでございますので、これにて
都市建設委員会を終わります。
午前11時30分 閉会
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生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。
都市建設委員会委員長 西 山 洋 竜
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