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平成30年第1回定例会(第2号) 本文 開催日:2018年03月07日
平成30年第1回定例会(第2号) 名簿 開催日:2018年03月07日

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  1. 生駒市議会 2018-03-07
    平成30年第1回定例会(第2号) 本文 開催日:2018年03月07日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯中谷尚敬議長 ただ今から、平成30年生駒市議会第1回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。本日の日程は議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。   日程第1 一般質問 3 ◯中谷尚敬議長 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。  通告順に従い、順次、発言を許可いたします。  まず、16番樋口清士議員。              (16番 樋口清士議員 登壇) 4 ◯16番 樋口清士議員 おはようございます。それでは、ただ今より議長の許可を得まして一般質問を行います。  今回のテーマは市長施政方針についてです。  小紫市長が就任されてから3年が経過し、平成30年度は任期の最終年度となります。そこで、平成30年度の市長施政方針の内容に沿って、主に市民力を生かしたまちづくり、土地利用、持続可能な公共交通、地域経済循環、行財政改革の観点から、これまでの取組を評価した上で、どのような成果あるいは課題があったのか、今後の取組の方向性をどのように考えているのか、その考えに沿って平成30年度にどのような取組内容を予定しているのかを確認するため、以下のとおり質問をいたします。  一つ目、市民力を生かしたまちづくりについて。  市長就任以来、「みんなで創る」を掲げて市政運営に取り組まれてきたところですが、平成27年度以降の取組の主な成果と課題をどのように認識していますでしょうか。また、中長期的視点からの今後の取組の考え方、及びその考え方に沿った平成30年度の取組内容はどのようなものでしょうか。  二つ目、土地利用について。  平成29年度に都市構造に係る検討作業が実施されたところですが、このような作業を通して、今後の土地利用に関してどのような課題を認識していますでしょうか。また、中長期的視点から今後の本市の土地利用をどのようにしていくべきと考え、また、その考えに沿って、平成30年度はどのような取組を行う予定でしょうか。  3点目、持続可能な公共交通について。  交通費等助成制度コミュニティバスの運行等に取り組まれているところですが、どのような成果と課題があったと認識していますでしょうか。また、中長期的視点から、持続可能な公共交通の実現に向けてどのような取組が必要と考えているのでしょうか。
     4点目、地域経済循環について。  平成29年度に商工観光ビジョンが策定され、本市における中長期的な考え方が示されたところですが、今後、本ビジョンの推進を前提に、本市においてどのような地域経済循環を構築しようと考えているのでしょうか。また、この考えに沿った平成30年度の取組内容はどのようなものでしょうか。  5点目、行財政改革について。  平成30年2月に、行政改革大綱後期行動計画取組状況評価報告書(平成28年度)が公表されたところですが、この評価結果に基づく平成28年度までの取組の成果と課題、近年の社会情勢の変化等を踏まえて、今後の行財政改革を進める上でどのような課題があると認識しているのでしょうか。また、今後の取組方針と平成30年度の取組内容はどのようなものでしょうか。  以上で登壇しての質問を終え、後の質問は自席にて行います。 5 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。              (小紫雅史市長 登壇) 6 ◯小紫雅史市長 それでは、樋口議員のただ今の質問に対しまして、私の方から回答させていただきます。  まず、第1点目の、市民力を生かしたまちづくりに関するご質問でございます。  就任以来、「みんなで創る、日本一楽しく住みやすいまち、生駒」というスローガンでやってきておりまして、この3年間、そして残りの1年間もしっかりとこの市民力というものを生かしてまちづくりをしていくというところはぶれずに、更に一層、磨きをかけてやっていきたいと思っております。市民自治基本条例が平成22年に施行されておりますので、その基本的な考え方もしっかりと踏襲しながら具体的な取組を進めていくということは当然でございます。  具体的な成果といたしましては、まずは市民自治協議会でございます。これにつきましては、平成28年の8月に壱分小学校区で市内初の市民自治協議会、やまびこネットワークが出来て、現在も様々な活動、そして、ワークショップ等により、どのようにこの活動を更に展開していくのかというようなことを自ら頑張っていただいているということで大変有り難く思っておりますが、その後に続くところがなかなか、まだ出てこないというところではありますけれども、全く動きがないわけではございませんで、現在、4地域、具体的には生駒北小学校、鹿ノ台小学校、桜ケ丘・生駒小学校、そして、生駒南第二小学校区、この四つで市民自治協議会を目指した動きがかなり出てきておるということでございます。  2点目はシティプロモーションの部分でございまして、その市民力を生かして、普通、プロモーションというのは行政が中心でやっていくというふうに考えられておりますが、この点につきましても、いこまち宣伝部でありますとか、IKOMA SUN FESTAなど、もちろん行政も汗をかいてやっておりますけれども、市民の皆さんの力を借りて、市民目線でのプロモーションということをやっております。  プロモーションと言うと市外への露出というようなところがクローズアップされがちですけれども、生駒市の基本的なプロモーションの方針としては、市内に住んでおられる皆さんが、まず、生駒のファンになって、「生駒、好きやな」と。その好きやなという気持ちを、それで終わりじゃなくて、具体的なまちづくりの行動力としてまちに還元をしていただくというところまで含めた、市民を対象としたプロモーションをまず第一義的に考えております。そういった意味でも、市民によるシティプロモーションというものは非常に意味があって、成果も出せているところかなというふうに思っております。  その他にも、昨年の7月に設立いたしましたいこま市民パワー株式会社、これにつきましては、いろんな内容がございますけれども、全国で初めて、市民団体の市民エネルギー生駒が出資、参画をしているという点で非常に注目も集めておりまして、生駒らしい自治体電力が、今のところ、運営できつつあるのかなと思っております。  それ以外の部分では、生涯学習の分野で、市民みんなで創る音楽祭であるとか市民吹奏楽団、IKOMAサマーセミナー、本棚のWA、このような、市民の人にワークショップからいろんな実行委員会等に入ってもらって、市民主導でやっていただく活動がめじろ押しということで、この辺りは成果が出せているところかと思いますし、高齢者福祉の分野も、市民が中心に頑張っていただいているからこそ、生駒市は全国でトップの評価をいただいておるというふうに理解をしております。  逆に、課題という意味では、このような活動を更に進めていくということも当然のことながら、当然、いろんな行政分野で課題がこれから増えてまいりますので、市民のこういう担い手を発掘と言うか、見つけて、まちづくりに参加をしていただくための機会づくりとか場所づくり、そういうものはまだまだこれからも必要になっていくわけでございます。そういう意味では、いろんなワークショップでありますとか、小学校区単位のティーミーティングみたいなもの、そういうものとか、いろんな形でのワークショップをして、私も含めて、職員がどんどん市民の皆さんとお話をして、具体的なまちづくりに市民が汗をかいていただけるようなきっかけをつくる場所づくりというものはしっかりとやっていかなきゃいけないというふうに思っております。  2点目の土地利用でございますけれども、土地利用につきましては、もう今、日本全体として人口減少、そして少子高齢化が進んでおる中で、生駒市も残念ながら人口の大幅な増加というようなステージが恐らく終わりを迎え、これからは何とか人口を減らさないような形で、横ばいだったり、高山第2工区の話も含めて、少し増やしていけるようなことができるか、そういう段階に入っておると思っております。  そんな中で、人口自体、そして人口密度、そういうものをいかに維持しながらまちの活力を落とさずに、高齢者、子育て世代が安心して暮らせるようなまちを市民の皆さん、事業者の皆さんとどうつくっていくか、持続可能な都市経営というものが非常に重要であるというふうに考えております。  そういうまちづくりをしていく上で、まずは今の生駒市の都市構造でありますとか都市構造の周りにある様々な現状というものをきちんとデータとか数字で現状把握していくことが、まず、全ての出発点だろうということで、昨年、都市構造に係る現況評価と将来課題ということで、庁内の各担当が集まってくれて、様々な調査、そして議論をしてくれております。  具体的には、国土交通省が作成しております都市構造の評価に関するハンドブック、この中に具体的な、ある意味、統一的な評価手法というものがございますので、それにのっとる形で、現在、把握可能な情報、そしてデータを使って、今の生駒市の都市構造、そして、それに関係するようなデータ、現状を客観的に把握したところでございます。具体的には、いろんな気付きがございましたけれども、当たり前のことではあるんですが、やはり生駒市と一言で言っても非常に地域差がありまして、高齢化の状況でありますとか地域が抱える課題というのはいろいろ数字的にも違いがあるということでございますので、生駒市の都市構造を今後考えていく上で、それらの地域差というもの、特性というものもしっかり視野に入れて対策をしていくことが重要であるということが確認できたところでございます。  中長期的視点から本市の土地利用をどう考えていくかというご質問もございましたけれども、これにつきましては、今の話とも関係いたしますけれども、地域差もしっかりと視野に入れて、そして、今まで議会からもいろいろご指摘をいただいておりますが、都市構造や土地利用を考えていくに当たりましては、都市構造そのものをどう考えるかということもございますけれども、福祉であったり、環境であったり、交通とか住まい、様々な要素をしっかりと考えた上で、包括的な視点から都市構造というものを考えていく必要があるんだろうということが今後の土地利用を考えていくに当たっての非常に重要な点かというふうに思っております。  それ以外にも、今やっている空き家対策でありますとか、生駒市は非常に景観、自然等がすばらしいということで、大阪から人も来てくれているということ、あとは、単に利便性が高いマンションが駅の近くにあってという、そういうまちではございませんで、一戸建てが多い、地域のコミュニティを大切にする、そういうよさも生駒の住宅都市としての強みだと思っておりますので、そういう地域コミュニティの促進、もちろん高山第2工区をどうしていくかというような話も踏まえながら、しっかりと考えていくということかと思います。  あと、付け加えるとすれば、コンパクトシティという考え方があって、これ自体は間違ってないと思っておりますし、しっかりと生駒市でも進めていこうと考えておりますけれども、生駒市は既に、一定、コンパクトシティが済んでいる部分もございます。また、ニュータウンごとに、今申し上げたように地域のコミュニティが非常に活発であって、高齢になられたから駅近のマンションの便利がいいところの方がいいわと考えられる市民の方が必ずしも全てではないというところもございますので、コンパクトシティの考え方をしっかり基礎には置きつつ、地域の、例えば各ニュータウンでありますとか、各地域の特性、コミュニティというものをしっかりと大切にして、どういうまちづくりができるのかというものを考えていく必要があるかと思っております。  そういうような観点で、平成30年度は都市計画マスタープランをしっかりと考えていくこと、立地適正化計画がそもそも必要かどうかも含めて考えていきたいと考えております。  3点目の持続可能な公共交通につきましては、コミュニティバスを中心に、今、いろんな対策をしておりまして、民間事業者のサービスではカバーし切れないけれども、非常に市民のニーズが高いというところを中心に、優先順位を付けて、地域公共交通連携計画に基づきまして、公共交通のサービスを提供できており、一定の成果は上げられているというふうに思っております。  しかしながら、もうご案内のとおり、例えば萩の台線、北新町線等、なかなか収益等の観点、あとは利用状況等、厳しい路線もございます。様々な運賃の引上げや市の負担割合を少し上げるというようなことも含めて取組を進めておりますけれども、このような路線、又はそれ以外の地域での公共交通の在り方というものをどのように考えていくかというのはこれからの大きな課題、費用対効果も含めて考えていかなければいけないと思っております。  中長期的な視点となると、非常に難しいと言うか、逆に幅広い可能性があると考えておりまして、もちろん民間サービスによる、例えばバスとか公共交通のサービスというものはこれから縮小していく可能性が高いというふうに考えております。なので、我々のたけまる号とか、公共交通機関、バス、しっかりとそういうサービスに取り組んでいかなきゃいけないということは考えておりまして、生きいきクーポンの活用も含めまして、公共交通を利用促進していただけるような、そういう取組を市としても費用対効果を考えながらやっていくというのは当然でございます。  一方で、環境モデル都市の中で持続可能な交通というような位置付けもございますし、10年後、20年後になりますと、自動運転でありますとかAIの発達というようなところで、そもそも交通という概念自体が今と全く変わってくるということが予想されております。  そんな中で、公共交通機関、特にバスというものの今後の在り方というのは、そもそもバスというようなもののサービスが今後成り立っていくのかとか、いろんな議論がネットとかメディアとかでは議論されておりますので、本当に10年後、20年後の中長期的な視点から申し上げれば、公共交通というものの在り方自体が日本全体としても大きく変わる中で、生駒市がどのような公共交通を考えていくのかというところは抜本的な見直し、改善、そして発展を考えていかなきゃいけない時期に来ると考えております。  4点目の地域経済循環につきましては、地域経済循環という言葉を使っておりますけれども、地域が活性化をして、しっかりと地域消費が増えたり、地域に落ちるお金が増えていくというようなことも含めて、こういう言葉を使わせていただいております。  具体的に、商工観光ビジョンについてのお尋ねがございました。これにつきましては、策定された後、このビジョンだけでは、あくまでビジョンでございますので、具体的なアクションにつながり切らないところがあるわけでございます。若干、その作業が遅れているところがございますけれども、今年度できなかった具体的なアクションプランでありますとかワークショップ等を通じて、こういう商業、工業、観光に関する、まちのキーとなる市民の方、事業者の方、そういう方をしっかりと巻き込んでいきながら、ビジョンに基づく具体的なアクションプランというものを作り、また、そのアクションプランを作っていく過程で、こういうものをしっかりと担っていただく市民、事業者の方をきっちりとつかまえて、巻き込んで、そして、すばらしいアクションプラン、具体的なまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。  地域経済循環の構築に向けての考え方につきましては、商工観光ビジョンの中でも工業とか商業・サービス業、観光、横断的分野と四つ分類をして書いておりますけれども、これらの四つの分野、そしてビジョンの具体的な方針に基づきまして、今後は、先ほど申し上げたような具体的な取組を進めていくということが非常に重要になっていくというふうに思っております。その上で、非常に大きな課題となっております、生駒市全体で地域消費率が非常に低いという課題について、行政と商工会議所ほか事業者の皆さんとしっかりと連携をして、この地域での消費率を上げることも含めて、地域にお金が落ちていく仕組み、そして、生駒市の中では生駒市役所というのはかなり大きなボリュームを占めておりますので、生駒市の職員、そして生駒市というものがこの地域経済の循環というものにどう役割を発揮することができるのかという点もしっかりと考えていきたいと思っております。  30年度の新規重点業務という意味で申し上げれば、女性の就業・創業支援、多様な働き方の支援というようなこと、そして、それとも関連しますけれども、市内の企業の雇用が、今、非常に深刻な状況になっておるということでございますので、市内にお住まいの女性の方の労働力とのマッチング等も含めて、これに対応する取組をしっかりと進めていくということ、市内企業の事業承継、販路拡大支援等を行うこと、あとは、生駒市に適した観光の在り方の検討、そして、それを具体化すること、そして、農業の在り方、遊休農地の解消というものも重要ですけれども、いかに収益を上げて生活していける専業農家というものを育成していけるかも含めた農業の在り方、本気で取り組んでいくということが30年度の事業でございます。  最後に、行財政改革につきましては、本年度も予算査定に向けて様々な事業仕分け的なこともやって、予算も締まった予算にしたという経緯もございますけれども、平成30年度には、新しく財政経営課というものにおきまして、こちらでファシリティマネジメントも含めましたハード、そしてソフトのいろんな事業も含めた行政改革、事業の仕分け、そういうものもやっていきたいというふうに思っております。  行政改革ですが、コストをカットしていくという視点も当然なんですけども、同時に、歳入を増やしていくというようなことをしっかりと取り組んでいく、これは昨日の施政方針の中でも申し上げたとおりでございますけれども、歳入の増加、そしてコストの削減、これをしっかりと、30年度は新しい課、体制をつくって取り組んでいきたいというふうに考えております。  長くなりましたが、以上です。 7 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 8 ◯16番 樋口清士議員 ありがとうございます。  それでは、まず最初に、順番は変わりますけど、地域経済循環の話から入りたいと思います。  まず、今、地域経済循環と言いながらも、循環というイメージというのは余り明確に示されなかったかなというふうに思うんですけれども、商工観光ビジョンの中にはこういったキーワードって出てきてないんですが、こういった考え方というのは、いつどこから出てきたのかというのをまずお伺いできますでしょうか。 9 ◯中谷尚敬議長 石畑地域活力創生部長。 10 ◯石畑欽一地域活力創生部長 商工観光ビジョンの中でこういう文言は出てきておりませんが、商工観光ビジョン自体が、住みやすさ、働きやすさを一層高めるまちづくりということで、商工観光も歓迎するまち生駒ということで、商工観光を発展させることで住みやすいまちづくりをかなえていくと。その基本になるのは、経済的にも市内で消費する、市内で稼ぐということを含めて活性化させるということですから、文言は使っておりませんけれども、こういう思想と言いますか、考え方はこの中に入っているということでございます。 11 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 12 ◯16番 樋口清士議員 地域経済循環と言うと、単に市内の消費を上げていくということだけではなくて、産業同士の結び付きとか、そういうところも含めて、できるだけ外貨を獲得して、外に出ていく金を減らすと。そのために、中でお金を回していくということの仕組みを、あるいは構造をつくっていくというのが一番の狙いということになっていくんですね。そこまで詳しい話が実は余り触れられていなくて、個々の産業を振興していきましょうというようなところでとどまっている、今のビジョンからそういうつながりが見えてこないということで、あえて申し上げているわけなんですけれども、実は平成26年の6月定例会の一般質問の中で、地域産業連関の分析をした上で、そういう産業間のつながりを見て、どの産業をどの形で応援していくのか、こういった物の考え方というのが必要じゃないかということを私は申し上げました。前市長になりますけれども、あえて生駒市という単位の中では考えにくいので、そこにコストと人を充てるということよりも具体的な施策を進めていくんだということで否定をされたわけなんですけれども、今こうやって言葉として出てきたということになると、この辺の分析というのは実は必要なんじゃないのかなということで、今、もう一回、取り上げさせていただいているわけです。  商工観光ビジョンを策定する際に、こういう循環という構造分析というのはされたんでしょうか。 13 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 14 ◯石畑欽一地域活力創生部長 数値的な分析というのはしておりません。ただ、RESASという、資料の中のこれの分析になりますと、生駒は典型的な住宅都市ですので、市外でもうけて市内で消費をするという形が主でございます。その中で、まずは市内で使う、市内で消費をするということで、その受け皿を増やすための市内の商店やサービスの振興でありますとか観光の発展ということをすることで市内の消費を増やしていく、併せて、雇用促進や産業を振興していくことで市内でもうけるすべを増やしていく。そういったことは、商工観光ビジョンの策定に当たりましては議論はさせていただきました。数字的な分析はしておりません。 15 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 16 ◯16番 樋口清士議員 RESASで、一定の分析と言うのか、あの中で出てくる数字は追っかけたということのようなんですけれども、ビジョンを見てても、何かそこが見えないと言うか、現状分析のところで余り触れられていないですね。  私も当時、ちょっとああいうものに興味があるので自分で動かしてみて、数字を眺めてみたんですけど、確かに今おっしゃるように、外から給与所得という形で稼がれた方が圧倒的に多くて、消費が抜けていく、底抜けたような感じになっているということはもちろんあるんですけれども、それ以外にでも、例えばサービス業というのが結構大きな割合を占めているんですね。市内総付加価値額の4分の1がサービス業。ところが、これが輸出超過ということになってまして、要は、これも外とのつながりが多くて抜けていっていると。そこは、じゃ、どうするのかというのは一つ大きな問題、課題なんだろうなとか、あと、製造業で見てみましても、金属加工というのが結構大きなシェアを占めていまして、雇用者の所得額というのも比較的大きい。輸出入の収支で見てもプラスになっていると。結構強い、比較的強い産業という形になるんですが、こういった金属加工業、北の方に結構集積しているなという状況も見えるんですが、こういう集積の厚みを増していくような話というのもまた考えどころなのかなとか、ちょっと見るだけでもこういうことが見えてくるわけですね。そういうことは一切、分析結果としては見えてこないし、それが施策に反映された形跡もないと。もうちょっとその辺、きちっと科学的根拠に基づいて、せっかくいいツールを提供してもらって、それだけでは多分見えないものが一杯あって、根っこを付けて、じゃ、その先はどうするんだということを考えられるような細かい分析というのをやっぱりやっていかないと、言えば、通り一遍の振興策というところになってしまうんじゃないのかなということをちょっと気にしているわけです。  今からでも、アクションプランはこれからこしらえられるということなんですけれども、どこに注力していくのかということを見極めていくために、こういった地域産業連関の分析なんかもやってみられたらいいんじゃないのかなと。そんなにお金はかかりませんよということを前回も言わせていただいたんですけども、こういうことは余り考えられませんでしょうかね。 17 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 18 ◯石畑欽一地域活力創生部長 これからそういう分析の方するかどうかというのは、今すぐにしますということではなかなか言えないんですけども、おっしゃっていただいているみたいに、例えば金属加工業は生駒市の中でも非常に大きな企業となっていただいております。そういうところへの設備投資の補助ですとか、そういった具体的な施策、また、雇用が、今、少し厳しいということもお伺いしておりますので、雇用の促進、女性の就業を含めた対策をしていくことで力をつけていただいて、いわゆる中堅企業として発展していっていただくということを具体的な施策の中でさせていただければなというふうには考えております。 19 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 20 ◯16番 樋口清士議員 企業が単体でやってても、そこはそこまでということで、じゃ、そのつながっていく先の産業をどう市内に集めてくるかというのが大事な視点になってくる。企業誘致を進めてますよね。そのときに、どういうところに集まってもらったら市の中の経済活動がより活発になるのかと、こういう視点も、当然、考えていっていただく必要があるんじゃないかと思いますので、是非、その辺りの分析、よろしくお願いいたします。  それともう1点、市民パワーの話、先ほど来、ちょっと別のところでですけども、出てましたが、エネルギー循環、地産地消ということを目的にされているということではあるんですが、これを経済循環というところに置き換えて、金額、お金で追っかけていくようなことというのはやっておられないんでしょうか。 21 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 22 ◯石畑欽一地域活力創生部長 今度、新しく新電力会社、いこま市民パワーを立ち上げさせていただきまして、生駒市としての電力、電気料金の収支だけではなくて、生駒市の中でそういう会社が出来て、電力料金が市外に出ずに市内でとどまって、そこの会社で利益として上がってくる、そこで働く方が増えてくる、その方々がまた市内で消費をする、市民税を納めていただくといった、いわゆる地域経済効果と言いますか、そういうところは学術機関さんの方にもいろいろとご相談をさせていただいておりまして、試算ですけれども、一定の数字は出していただいているものはございます。ちょっと今、手元にそれを持っておりませんのであれなんですけども、そういう考え方と言いますか、そういう計算は一定させていただいております。 23 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 24 ◯16番 樋口清士議員 要は、エネルギーの調達コスト、どれだけ市外に逃げていて、それをどれだけ頑張って市内で賄うかというところは数字としてあるということなんですが、実はそれだけでは産業振興という観点からはちょっと寂しい話。例えば断熱のための省エネ改修、こういったことをやることによってエネルギーの調達量そのものを減らすことで、外から入れている、あるいは抜けていくお金を減らすことができるということもありますよね。その改修をすることを地元の建設業者さんに頼めば、そこはまたそれで経済効果というのが出てきますよね。それがどれだけのものになるのか。こういう経済の循環としてそこを見ていくことで、随分と打つ手だて、施策も変わってくるでしょうし、単に電力会社ということだけじゃなくて、じゃ、省エネ改修にどれだけお金をつぎ込んでいくのか、あるいは建設業者さんとどうつなげていくのか、こういうこともやっぱり考えていく必要があると思うんです。だから、経済循環というのは正にそういう話であって、そこのところを上手に考えていく、数字で追っかけて、そういうストーリーを組み立てていくことで政策の根拠にもなってまいりますし、その辺りをしっかりと考えていただきたいなというふうに思います。  これは、またこれからの課題ということになろうかと思いますが、今の話でどのように考えられますでしょうか。 25 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 26 ◯小紫雅史市長 今、樋口議員からあった点は正にそのとおりだと思います。既に生駒市でも省エネ改修の補助をするときに、市内の事業者の方にやっていただくようなことを、推奨とまでは言えませんけども、そうやっていただければ、もちろん省エネも進むし、市内の事業者の活性化にもつながるということでやっております。  先ほど来、地域経済循環ということで、今、産業連関分析まで、どこまで突っ込んでやるかというところは私もちょっと、すぐやりますという形では申し上げられませんが、自治体電力というもの自体が、エネルギーもそうですし、経済的な面で見ても、一定、小さな規模からかもしれませんが、地域の経済を循環させていくという一つの具体的な取組であり、象徴になっていくんだろうというふうに思いまして、その中で、もちろん自治体電力だけの話ではなくて、その中で、住宅を省エネ化して、エネルギーをそもそも余り使わないようなまちの構造にしていくということもそうですし、エネルギー会社で、自治体電力では夏の電力のピークのときに、まちを挙げて少しピークアウト、ピークシフトしていこうというような機能も、今後、持たせていくようなことも考えております。そういう意味で言うと、地域でのエネルギーを個々のご自宅とか事業者だけじゃなくて、まち全体で管理していくような発想も当然ございます。そうなってきたら、エネルギーだけじゃなくて、経済も含めた地域での循環と言うか、そういうふうなことをより広い視点で考えていくということは我々も想定してやっていかなきゃいけないし、そうやっていくつもりであります。 27 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 28 ◯16番 樋口清士議員 物の考え方としてはあるということではあるんですけど、やっぱり数字で追っかけるというのは大事なことなので、是非やっていただきたいなというふうに思います。  では、次の話題に行きます。  市民力を生かしたまちづくりというところで、ワークショップとか意見交換会、懇話会、こういった形で市民の意見をどんどん政策に取り込んでいこうというようなことでの動き、取組はされていると。非常に目立つんですけども、例えば、ちょっと具体的に中身がよく分からなかったものについてお教えいただきたいんですが、市民自治協議会に係る小学校区ごとの意見交換会をやりますと。これ、具体的にどんなことを想定されているんでしょうか。 29 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 30 ◯石畑欽一地域活力創生部長 各小学校区ごとの単位ぐらいで検討しているんですけれども、各地域で活動していただいている自治会長さんを始めとしました、市民団体さんの活動をされている方ですとか、老人会、子ども会、PTAさん、その地域で活動されているいろんな方と対話をさせていただきまして、そこの地域の現状や課題をお互いに共通認識を、私らとも共通認識するし、その会話をしていただいている方々同士の中でも共通認識をしていただきたい。その中で横のつながりをつくっていただいて、将来的な市民自治協議会設立に向けての機運を高めていっていただければなというのがやろうと考えている目的でございます。  どういう内容を考えているかと言いますと、市政であったり市の予算であったりといった市のいろんな政策に対する説明会ですとか、その地域だけではなくて、他の地域で活動をなさっておられる先進的な事例のご紹介であったり、そういうお話をしていく中で意見交換をそれぞれさせていただければなと。それで、将来的な市民自治協議会の設立の方へ機運が高まっていけばなという思いで考えさせていただいたものでございます。 31 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 32 ◯16番 樋口清士議員 ちょっと心配していますのは、これ、行政側からアプローチしていってということになると、どうしても行政主体のイメージが出てきて、出てこられる方も、お膳立てが行政の方でされているとお客さんになってしまいがちなんですよね。そこが自治協議会という動きに本当につながるのかどうかと。よっぽどやり方を工夫しないと、意識が変わってしまう可能性があるので、その辺は十分に注意していただきたいなというふうに思います。  一個、出来ているやまびこネットワークについては、これ、元々、三者懇談会というところからスタートして、自治会長と老人会の代表と民生委員さんと、この三者が年に1回、意見交換をするという場があって、そこからの動きなんですよね。そこから膨らんできたということで、やっぱりそういう下から湧き起ってくるものを大事にしていかないと、上からとんと一足飛びに何か進めようとすると、行政と市民という立場が明確に出てきてしまって、行政主導の形でやっちゃうとお客さんになってしまうというようなことも心配されますので、必ずしもそうなるということではありませんが、よっぽどその場のつくり方というのは上手にデザインしないと、おかしなことにならないか。この辺、ちょっと懸念されますので申し上げておきます。  それと、もう1点、生駒市の観光の在り方を市民の皆様と考えるというようなことであるんですけど、これ、具体的にどういうことを考えておられるんですか。要は、観光ビジョンがあって、在り方というのは当然そこに示されている中で、それをもう一回、何かこねくり回すような話になるのかどうかというところなんですけれども。それと、市民の皆様というところが、どんな意見をどういう方に聞くんだろうなというところは、お考えがあれば。 33 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 34 ◯石畑欽一地域活力創生部長 議員さんご指摘のとおり、観光ビジョンの方で一定の方針を出させていただいております。商工観光ビジョンですね。商工観光も歓迎するまち、住みよさ、働きやすさを一層高めるという方針は、まず、これは変わりございません。こういった方針の中でこういう取組を進めていくことで観光を産業化していく、育んでいく。その中で、住んでいる方が住みやすい、心地よいまちづくりというのに結果的には効果を発揮していくというのがこの目的でございます。その中で、具体的に、じゃ、どうしていくのが生駒市のまちに一番適しているかという具体の話をするために、いろんな方にお話を聞かせていただければなというのがこの趣旨でございます。  例えば、住宅都市ですのでお住まいの方ご自身や、観光に関して既にいろんな活動をされているボランティアの方や団体さん、あとは旅行業者さんといった、本当に具体的な施策をするに当たって、お話を聞かせていただきたい方々にお声を聞かせていただいて、具体的な施策を進めていくに当たって、どういう、例えばパッケージがいいのかとか、そういったところのご意見を頂きたいという思いでございます。 35 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 36 ◯16番 樋口清士議員 これは一堂に会してなんですか、ヒアリングという形でやられるんですか。 37 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 38 ◯石畑欽一地域活力創生部長 今、こうすると決まっているわけではございませんが、考え方としてはワークショップのような形がいいのではないかというふうには考えております。 39 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 40 ◯16番 樋口清士議員 ちょっとね、何でもかんでもワークショップというところが出てくるのが私は非常に疑問に思うわけなんですね。やっぱり目的に合わせて手段というのを考えないといけないわけで。特に観光なんていうのは、じゃ、生駒市はどんなポテンシャルがあって、どういう人をターゲットにしながら観光を展開していくのがベストなのかというようなところについては、市民に聞く話なのかなと。どちらかと言うと、市外に住んでおられる方が生駒市をどう見てるのかというようなところは、こんなものはウェブアンケートなんかを使うと、割と安くでいろんな意見がとれるというようなことがあったり、あるいは観光業者、要は旅行代理店みたいなところがどういう目で生駒というのを見ているのかとか、まずはそういう周辺のところから攻めていって、じゃ、これで行こうという、あるいはこういう方向性でどうだろうかというのが見えたときに、そこに関わる人たちを集めていろいろ意見を聞いていくというなら分かるんですよ。いきなりぽんとワークショップをやって、「さあ、皆さん、どうですか」と言われて、どんな意見が出てくるんだろうかというところは非常に疑問に思うわけです。  事ほどさようにということで、要はいろんなワークショップ、意見交換会、懇談会、並んでいるんですけども、どんな目的で、誰からどういう意見、提案を聞いて、どう生かしていくのか、この辺をはっきりとさせた上で、やっぱり上手にその場のデザインをしていかないと、有効な会に、あるいはそういう場にならないんじゃないのかなと。そこのデザインというのは、最初にかなり十分に検討あるいは企画立案をしていかないと駄目なんじゃないかというふうに思いますので、そこはきちっと考えていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 41 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 42 ◯石畑欽一地域活力創生部長 私、先ほどワークショップといきなり言いましたけれども、ワークショップをする前に、今おっしゃっていただいたように、旅行業者さんへのヒアリングでありますとか、ウェブを使うかどうかは別ですけども、アンケートをさせていただいたりということも実は考えております。その上で、その結果を持ち寄って、関係者の方とお話をさせていただくとか、そのときに、データを持ったワークショップでありますとかということを、これはまだ決定ではないんですけれども、いろんな方のご意見を頂いた上で、生駒市が目指している観光ビジョンに沿った在り方はどういう形がいいのかというのを出すための、具体的な策が出るための意見交換と言いますか、そういうのをさせていただければなというふうに思っております。 43 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 44 ◯小紫雅史市長 今、樋口議員がおっしゃったことは当然で、我々もそういうことは考えているわけでございます。何でもワークショップがいいなんて思っていませんし、ただ、今、議員がおっしゃった、当然、観光というのは外から人が来るということなので、日本かもしれませんし、海外かもしれませんが、そういう方の意向、動向というものを調査するとか、それは当然あるんですけれども、施政方針の中では市民と書いていたのでちょっと分かりにくかったかもしれませんが、やはり外から生駒に呼ぶには、どういう人が来てくれると想定して、そういうターゲットの人がどういうご意向かというものを調べるのも当然必要なんですが、同時に、今まで生駒市の観光というものが、生駒市役所の中でも、市民とか観光に携わる市内の事業者の方としっかり意見交換して、ワークショップをして、本気で観光に取り組んでいこうという方が市内に現れてこないと、なかなかこういう新しい取組というのはできないというのは、それは当然のことだと思っております。なので、市内の市民と言うか、市内の観光関係の事業者、そして、もちろん市民の方も入るフェーズもあると思いますけれども、そういう方とワークショップをしたり、場合によっては個別にヒアリングしたり話合いしたりというのもあると思いますが、当然、その両面がないといけないと思っております。目的に応じてワークショップ、ティーミーティングとか個別のヒアリングとかアンケートとか、そういうのを使い分けるというのは、それは当然のことだと思います。 45 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 46 ◯16番 樋口清士議員 そこを考えておられるということなら結構です。これは各分野に関わる話なので、そこは十分に留意していただきたいなというふうに思います。単に聞いて終わりましたということにならないように、しっかりと考えていただきたいなと思います。  次に、市民力を生かす、参画と協働、あと、自治ということになろうかというふうに思いますけども、今、生駒市、どこまで達成されてきたというふうに評価されてますでしょうか。 47 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 48 ◯石畑欽一地域活力創生部長 数字で何%とかって、なかなかこれは言いにくいところなんですけども、例えば昨日の一般質問のご答弁でもさせていただきましたが、マイサポいこまが、一定、定着してきているとか、イコマニア事業が非常にたくさん出てきているとかといった具体的な成果として表れているものが、いろんなところでご報告させてもらっているんですけども、幾つか出てきていると思います。  あと、市の方で参画と協働の事務事業調査というのを毎年しております。参画の指針の、こういう手法であれば参画と協働ができている事業だというのを市の中の事業として調査をしているんですけども、その数字だけご報告させていただきますと、少し前になりますが、平成25年は市の中での参画と協働事務事業が159件でございました。年度を追っていきますと、26年が187件、27年が195件、昨年、28年が203件ということで、実際にこういう参画・協働をしている事務自体が増えてきているというのが一つの成果として出てきているのではないかなと考えております。 49 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 50 ◯16番 樋口清士議員 行革大綱の後期行動計画、28年度実績に基づく評価を見てますと、参画と協働に関わるところで3項目ほどあって、4事業を捉まえて、それぞれ、評価がD評価、やや不十分な成果にとどまったという評価になっているわけですね。進んでますという話がある一方でこういうD評価があるということで、その辺り、どう評価されていっているのかなと。当然、ここに、行動計画に書いてないイコマニアとかそんなものがあったり、庁内の参画と協働に関わる事業数とか、そういう評価軸もないというところで、どんな評価の仕方をされてるのかなというのがちょっと疑問に思うのと、だから、そこがはっきりしてないので、これからどうやっていこうかとか、評価ができなくて分析ができないと次の手が打てない、改善もできないというようなことにもなるので、その辺り、評価軸をきちっと立てて、その評価の方法というのを、やっぱりある程度、明確にしておかないといかんのじゃないのかな。漠然と「参加がありました」とか、多分、そういう話で終わる話ではないんだろうなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。 51 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 52 ◯石畑欽一地域活力創生部長 市の基本計画の方で指標を作っております。市民協働という分野の中で幾つかの指標があります。全体として、小分野1-(1)-1)の市民協働というところなんですが、AからEまでの5段階がありまして、今のところ、C評価というふうになっています。おおむねできているというところではあるんですけれども、ただ、個々の評価の中では出ているもの、足りないもの、たくさんありますので、そういったものを一つずつ評価を上げていくということが一つの指標になってくるのではないかなとは考えております。 53 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。
    54 ◯16番 樋口清士議員 総計とこの改革大綱がどうも整合してないのかなというふうにも思うんですけどね、今の話を聞いてますと。そこは整合させながら、どこでどう追っかけるということじゃなくて、それぞれでやっぱり整合させて追っかけていかないと、こっちではそこそこの評価で、こっちでは駄目ですという話では、これ、じゃ、どうするのという話になりますよね。ええとこ取りの話になってしまうといけませんので、その辺りの仕組みというのは十分に考えていただく必要があるのかなというふうに思います。  それと、市長が考える「みんなで創る」ということのイメージと言うのか、姿、これは具体的にどんなものなんでしょうか。先ほど来、ちょっといろいろお話はいただいているんですけども、ここを目指しているんだというようなことがあればちょっと意見をお聞かせいただけますか。 55 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 56 ◯小紫雅史市長 何か究極の最終形態というのはちょっと私も今、イメージは、どう具体的に言えばいいのか分かりませんけど、今、議員からもご指摘があった数値化、数値とか数字でこんなに生駒の市民協働とか参画は進んでいるという形のものをもう少しいい形で評価できて、それはどうしたらいいのかというのはしっかり考えていかなきゃいけないと思ってますけど、また市民の肌感覚とか言うと、ちょっとお叱りを受けるかもしれませんが、非常にいろんなイベントとか企画で、それがまた、行政主導ではなくて、音楽祭とか図書館のイベントとか、元々、高齢者福祉は非常にいろんな動きがありましたし、そういうものが目に見えていろいろ、今、生駒のまちで増えていっているというのは、それは確かだと思いますし、市民の方の評価もおおむね高いんだというふうには思っております。それを定量的に説明できるような、どこまでやるかという話はありますが、そういうことはしっかりと考えていきたいと思います。  「みんなで創る」というようなことですけれども、一言で言うと、市民ニーズがいろいろ多様化していく中で、当然、行政でなきゃできないニーズというのはありますので、それは我々がきちんと対応するということではありますけれども、本当に行政でなきゃできないのかとか、逆に、市民の方に汗をかいていただいた方が、大体、汗をかいていただく方というのはそのニーズを持っておられる方が多いので、自分が持っているニーズを行政の力も借りて一緒に満たしていくというような形で、自分のニーズも満たされたと。そういう人というのは、行政が一方的に行政サービスをするよりも、自ら汗をかいていただいた方の方が、例えば市民満足度とか生駒市への定住希望率というのは上がっていくんじゃないかというふうに思っておりまして、そういうふうな方の、まちづくりに参画していただく市民の方の数とかその熱量、市民参画総量みたいな概念もあるみたいですけれども、そういうものをしっかりと生駒市でどんどん、もっともっと増やしていくというようなことであります。まちづくりに市民の方が汗をかいていただく量をもっと増やしていき、行政も当然、それ以上に汗をかいていくというのが「みんなで創る」というところの基本的なイメージであります。 57 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 58 ◯16番 樋口清士議員 分かったような分からんようなですけど。参加、参画、協働、自治、いろんな言葉があるんですけど、やっぱりその言葉によって市民の関わり方の深度と言うのか、が違うかなと。究極は自治というところに持っていかんといかんのかなと思うんですけれども。そこの今の評価というのは自治協議会が出来ているかどうかというところだけが見られているかなという感じもするんですが、多分、そういうことではないと思うんですね。だから、もうちょっとその辺り、個別、各分野ごとに自治というのがどういう形で進められるべきなのか、地域の取組ってどうあるべきなのかというようなところからアプローチしていただく必要があるのかな、そうすると、少しイメージというのも固まってくるんじゃないのかなというふうに思います。  いろいろ、生駒市全体のイベントであるとか、あるいは行政分野の各計画、施策に関してのワークショップというのもあるんですけど、自治を一番考えやすいのは、やっぱり地域というところの空間だと思うんですね。そういう身近な地域の中でどうするのかというところを問いかけていくという地道な積み重ねというのが実は一番大事なところで、だから、協議会の立ち上げに向けてのワークショップなんかは、私は是非やっていただく必要があるのかなと思うんですけれども、ただ、漫然と「意見を下さい」ではなかなかそこは出てこないので、地域地域の特性もありますから、上手にデザインして、そこを投げ掛けていくということが行政としては求められるところなんだろうというふうに思いますので、そこのところの取組、やっていただきたいなというふうに思います。  次に移ります。  土地利用に関してなんですけれども、昨年、都市構造に係る検討作業というのをされたと。これからの土地利用を考えていくときに、先ほどの話の中にもありましたけれども、高齢化とか、あるいは人口減少、こういうことがこれから物を考えていくときの一番大きな要素と言うか、背景ということになってくるだろうということなんですが、特に生駒市の場合、新興住宅地が多くて、このまちのつくり方というのは、どちらかと言うと若い人向けのまちのつくり方なんですよね。そこが、高齢者が多くなる、あるいは人口が減っていくということを前提にまちはつくられてませんので、そこを、この社会情勢の変化に合わせてどうつくり替えていくのかというところをこれから考えていかないといけないということが一番ポイントになっていくんじゃないかと私なんかは思うんですけれども、それは、先ほどの話を聞いてますと、行政側でも同じような認識に立っておられるかなと。  この検討作業の結果をちょっと拝見しますと、例えば各施設へのアクセス圏、1キロ、500メーターというようなところで円を引いておられますけども、生駒の地形というのを考えますと、単に500メーター、1キロというところが歩けるという話で済まなくて、その円というのは実はもっと小さくなる可能性もある。だから、地形要件って実はものすごく大事で、福祉サイドではその辺り、随分と気にされているようなところは以前お伺いしたことがあるんですけれども、こういうことを考えるときに、そういう地形とかというところは加味されているんでしょうか。 59 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 60 ◯上村健二都市整備部長 今回、実施いたしました都市構造の検討作業なんですけども、今回は、都市構造の評価手法を取りまとめました国交省のハンドブックに基づきまして、あくまで簡易的に把握を行ったものでございます。当然、地形による、例えば高低差等の地形条件によって、検討の結果は、ある意味、異なってくるということは認識した上で行った作業でございます。  この地形条件を加味した検討は、当然、必要であるというふうに考えてはございます。ところが、地形条件は市内全域で全てが大きく異なっている、同じ条件のところがないということもございますので、どういうふうな条件設定を今後その検討の中に入れていくかというところにつきましては、今後、検討すべき内容であるというふうには認識してございます。 61 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 62 ◯16番 樋口清士議員 やっぱり地域地域で地形も違えば、更に言えば、交通網がどういう状況なのか、あるいは施設の立地がどういう状況なのか、あるいは人口の構成なんかも、若い人が多いのか、お年寄りが多いのか、これからどうなっていくのか。やっぱり地域地域で随分とニーズなり状況が違うわけですね。先ほど、地域別にやっぱり細かく見ていかんといかんという話もありましたけれども、土地利用計画あるいは都市計画マスタープラン等々を考えていくときに、こういう地域別の計画づくりというのは視野に入っておられますでしょうか。 63 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 64 ◯上村健二都市整備部長 現行の都市計画マスタープランにおきましては、生駒市を北、中、南、こういう地区に分けまして、地域別の土地利用であったり、あるいはまちづくりの方向性につきまして明記した上で、これまでそういうまちづくりに取り組んではまいりました。当然、今後の人口密度の低下であったり、あるいは年齢構成の変化が地域ごとに恐らく異なってくるだろうというご指摘のとおりでございますので、今後は、もう少し小さな範囲、例えば小学校区単位等の地区単位で地域特性を視野に入れた検討が必要であるということも認識してはございます。いずれにいたしましても、次期の都市計画マスタープランの作成の見直しの中で検討してまいる事項かなと思ってございます。 65 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 66 ◯16番 樋口清士議員 下位計画としてと言うのか、その計画の中に収めるかどうかというのは後で考えればいいと思うんですけども、やっぱり地域別に物を見ていくということは十分にやっていただいて、一定、かくあるべしというところは絵姿を描いていただく必要があるのかなというふうに思います。  それを考えるときに、当然、住民さんのニーズが違うわけで、どういうところに問題があってというようなところは住民に聞かないと見えてこないところがある。要は、住民を交えたそういう検討ということについて、やっぱりやっていかんとあかんのと違うかなと思うんですけれども、この辺りはどうでしょうか。 67 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 68 ◯上村健二都市整備部長 一応、来年度につきましては、空き家対策というところを一つの切り口といたしまして、当然、空き家率であったり高齢化率であったりというところで地域というのは選定して入っているわけではございますけれども、地域住民参加による自治会ワークショップ等を来年度から開催していく予定はしてございます。  マスタープランの見直しについても、これは控えておることでございますので、当然、お話の中で、空き家対策のみならず、地域の土地利用であったり、まちづくりの在り方等につきましても地域の皆さんと議論していく必要があるかというふうに考えてございます。 69 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 70 ◯16番 樋口清士議員 空き家対策だけではなくということで、やっぱりまちづくりという大きな視点で物を考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。  ちょっと都市計画の話をしますと、先ほどコンパクトシティ、全市的に型にはめるということの発想はなかなか難しいというような趣旨の答弁があったかなというふうに思うんですけれども、私もそのとおりだと思うんですね。住宅地ごとに、一定、サービスが満足されるような、提供できるような土地利用というのもやっぱり考えていかないといけない。今の用途地域というのがそれにかなうのかどうかというところで、一定、用途混在の考え方なんかも出していかんとあかんのと違うかなというふうにも思うんですけども、この辺りは今後の検討に委ねられるところかなというふうに思いますけれども、こういった考え方というのは今時点で持っておられますでしょうか。 71 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 72 ◯上村健二都市整備部長 用途地域のお話でございますけども、用途地域と申しますのは地域における住環境の方であったり、あるいは商売関係ですと業務の利便性の推進などを図るために、市街地の類型に応じた建築規制というのを行うものでございます。  生駒市の場合は、住環境のよさを売り物にしてきたというところがございますので、現行の用途地域を基本的には安定的な枠組みとして維持すべきというふうには考えてございます。住居系の用途地域が多いわけでございますけども、用途規制が一番厳しい一低層と言われるところにおきましては、一応、生活に必要な診療所であったり、住居兼用の店舗、あるいは老人ホームなど、一定の用途というのは許容されているわけでございます。また、生活サービスにつきましては、本市の場合、電車やバスなどの公共交通を利用することで、現在は、一定、充足されているかなというふうには考えてございますが、今後、高齢化社会の進展等に応じまして、病院であったり老人福祉施設等、都市生活を支えるいろんなサービス、そういう機能を担う施設の整備をそういったところに誘導する必要があると判断できる場合につきましては、これはもちろん地域住民さんのご理解のもとなんですけれども、用途地域の見直し等についても検討するということは考えられるかなとは思っております。  加えまして、例えば在宅医療であったり、あるいは通信販売、移動販売など、施設を利用する必要のないサービスということもございます。こういったいろんな生活サービスの充足につきましては、一概に、施設を新たに誘導する用途地域の変更だけではなく、いろんなメニューの組合せも考えられるかなというふうには思っておりますけれども、いずれにしましても、次期のマスタープランの見直しの中で検討してまいりたいというふうに考えてございます。 73 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 74 ◯16番 樋口清士議員 ニーズがどんどん変わっているので、そこのところはニーズに合わせて、どこまで合わせるかという話もありますけれども、一定、まちの在り方とか施設の配置の在り方、公共空間の配置の在り方、交通ネットワークなんかの考え方とか、あるいは都市計画そのものの考え方、ちょっと柔軟に考えていく必要があるのかなというふうにも思いますので、その辺りの検討も含めて、よろしくお願いいたします。  次に、公共交通の話に移ります。  国土交通省が中心になって、内閣府、警察庁、総務省、厚労省の協力のもとに、高齢者の移動手段の確保に関する検討会というのが開催されて、平成29年の6月に中間取りまとめが公表されています。この中で、先ほど来、コミバスの話がありましたけども、それ以外にも、タクシーの相乗り促進とか貨客混載とかスクールバス等への混乗、あるいは自家用有償運送の活用とか、互助による運送、福祉行政との連携、こういったいろんな手段を組み合わせてやっていきましょうというようなことが書かれているわけなんですけれども、まず、こういうものがあるということはご存じでしょうか。 75 ◯中谷尚敬議長 大西総務部長。 76 ◯大西清隆総務部長 検討会でそのような議論がされていることは認識しております。 77 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 78 ◯16番 樋口清士議員 この中に、もう一つ、地域における取組に対する支援ということで、国としてそういうことをバックアップしましょうということがあります。地域公共交通活性化再生法、これが改正されて、要は地方公共団体が主になってここのところをやらないといけないということにもなっていますね。結局は生駒市が中心になって、関係する全ての主体と連携、協力して分野横断的、総合的に高齢者の移動手段の確保あるいは維持というところに対しての対策を協議していく。地域の実状に合わせた適切な手段や事業主体を選択し、組み合わせて地域公共交通のネットワークを構築する。こういったことがこれから必要になってくるというふうに私は思いますが、同じ認識でいらっしゃいますでしょうか。 79 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 80 ◯大西清隆総務部長 ほぼ同じかと思います。 81 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 82 ◯16番 樋口清士議員 あと、地域公共交通総合連携計画、これに基づいて、今、コミバスの運行等々がされているわけですけれども、平成32年度に期限切れになると。地域公共交通網形成計画の策定を視野に入れというふうに書かれているわけなんですけれども、生駒市の場合、南北に長くて、地域によっては地形、公共交通網、施設の立地、こういったものが異なると。全市を対象に物を考えていても、なかなか答えが出てこないんじゃないのかなと。これは先ほどの土地利用と同じくということになるんですけれども、やはり地域ごとに、どういうネットワークづくりが必要なのかということを検討していく必要があるのじゃないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 83 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 84 ◯大西清隆総務部長 先ほどの都市整備部長の答弁もありましたけど、やっぱりまちづくりをこれから考えていく段階で、もちろんまちづくりとの一体性の確保であるとか、また、地域特性に応じた多様な交通サービスを考えていくというのがこれからの流れというのは認識しております。 85 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 86 ◯16番 樋口清士議員 交通の担い手が、行政だけではなくて、あるいは交通事業者だけではなくて、互助というところも入ってきているということで、地域の資源というのが、やっぱり地域地域によって違うわけですし、あるいは福祉施設があるなしというところでも活用できる資源というのはやっぱり違ってくるということになりますので、地域ごとに追っかけていくというのは非常に大事な話になってくると。  どういう主体がどういう形で協力できるのかというようなことを、やっぱり顔を突き合わせての話をしていかないとなかなかまとまってこないということもありますので、その辺りの取り組み方というのは十分に考えていただく必要があるのかなと。  先ほどの都市計画マスタープランの話と地域公共交通網の形成計画、こういう計画づくりに対して、地域ごとにそういうものを積み上げていくという動きがこれからは求められるんじゃないのかなと。これ、切り離して、なかなか議論できへん話やと思うので、そこは一体で考えていっていただく必要があるんじゃないのかなと。他にもいろんな計画で絡んでくるものがあるのかもしれませんが、そういうところを考える一つの場として、自治協議会あるいはそれに向けてのワークショップというようなところがあるんじゃないのか。  要は、こういうワークショップをやるときに、やっぱりある程度、ミッションを明確にしてやらないと、どこへ向かっての議論になっていくのかというところが見えてこないということもありますので、是非、そういうものを、要はそういう機会を生かしてワークショップを開催して、地元で考えていただいたものが物になっていくというところのストーリーを見せていくことで、協議会の設置というところにもつながっていくんじゃないのかな。そこの計画づくりのタイミングに合わせて上手にやっていただくのが必要じゃないかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、行革の話に参ります。  先ほどの市民参加のところでちょっと述べましたけども、行革大綱の後期行動計画の評価報告書、これが最終評価ということで出ているんですけれども、その最後に、「本委員会での議論は取組項目についての評価といった枠にとらわれたものになりがちであるが」ということで、先の大綱そのものをどうするという話というのは実は余りされてないのかなと、終わりのところの文言を見ていますとそう感じるわけなんですけれども、ただ、前回の12月の定例会の中で「遅れていますけれども、委員会の中で協議していきます」という答弁がありまして、そこはどんな状況になっているのかなというふうに疑問に思うわけですけれども、どうなってますか。 87 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 88 ◯大西清隆総務部長 2月16日に第6回の委員会を開催しまして、今後の行革の在り方とか、議論はしていただいております。それで、3日後の2月19日に、「新たな行政改革大綱を策定し、取組を進めることが適当である」という答申を頂いております。この辺の情報につきましては、3月中に会議録とともに答申をホームページにアップする予定でおります。今、各委員に会議録の確認とかをしておりますので、もう少しお時間を頂きまして、3月中にはアップは十分可能と思っております。 89 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 90 ◯16番 樋口清士議員 そしたら、その2月19日の答申を受けて、新たな大綱作成の諮問をされるという段取りになるということですね。 91 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 92 ◯大西清隆総務部長 そういう段取りですけども、諮問のタイミングにつきましては、今、いつというのは決めておりません。 93 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 94 ◯16番 樋口清士議員 そしたら、今の大綱の評価というところについて、今、この評価報告書に基づくものはあるんですけれども、これを見ていますと、個々の取組について、できたできないということの評価はあるんですが、例えば大綱の大きな理念である協働、効率、自立、それぞれについてどこまでのことができて、今、どこが課題になっているのかというところの検証、あるいはその評価というのはされていますでしょうか。 95 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 96 ◯大西清隆総務部長 そういう大きな点ではなされておりません。ただ、いい部分につきましては職員数が削減できたとか、経常収支比率が改善したとか、それから、市債残高も減少したとかいうこともありますが、やっぱり明と暗がありまして、行革、行革と言って、やっぱり失われた部分もあるとは思うんです。その点につきましては、次の行革大綱を諮問して、また議論していく中で、その失われた部分と言うか、暗の部分についてもどうしていくかということも議論になっていくかと思っております。 97 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 98 ◯16番 樋口清士議員 その暗の部分というのが、多分、次の課題というところで見えてくる部分と、明の部分についても、更に進めていくためにとか、あるいは不十分であった部分についてどうするかというところについては課題になってこようかと思うんですが、ポイントとして、新しい大綱はどういったところがポイントになるのかというふうに考えておられますでしょうか。 99 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 100 ◯大西清隆総務部長 国のマクロの地方財政運営は前年度の額ぐらいの財源を保障するというような運営をされています。その中でいきますと、生駒市が使える一般財源は、過去5年間を見ていきますと、240億から250億、その間ではぶれますが、それ以上にもならない、それ以下にもなかなかなりにくい。それは交付税制度でいろいろコントロールされているわけですけども。ですから、その240億、250億を最大限どう生かしていくか、やっぱりそこに尽きるのではないかと思っております。 101 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 102 ◯16番 樋口清士議員 お金の使い方というところかなと思いますけども、組織の在り方も含めて、これまでの成果をきちっと評価して、分析をして、これから、今の社会情勢の中で何が問題になってくるのか、何が課題なのか、明暗は何か、その辺は見た上で、新しい大綱というのは作っていただく必要があるかなというふうに思います。  いろいろ、私自身、この辺りがポイントになるんじゃないかというふうなところはありますけども、時間もありませんので、ここで終わります。以上です。 103 ◯中谷尚敬議長 次に、9番惠比須幹夫議員。              (9番 惠比須幹夫議員 登壇) 104 ◯9番 惠比須幹夫議員 それでは、議長の許しを得まして、一般質問をさせていただきます。  今回は大きく二つのテーマで質問をいたします。  まず、大きく一つ目でございますが、一般廃棄物処理事業について。  一つ目、家庭ごみ有料化前後の家庭系可燃ごみの排出推移についてどのように分析、評価するのか、見解をお聞かせください。  二つ目、家庭ごみ有料化前後の資源ごみの品目別排出推移について、どのように分析、評価するのか、見解をお聞かせください。  三つ目、容器包装リサイクルをめぐる状況変化について。  (1)公益財団法人日本容器包装リサイクル協会からのペットボトル有償分拠出金の推移について、どのように分析、評価しているのか、見解をお聞かせください。  (2)公益財団法人日本容器包装リサイクル協会からのプラスチック製容器包装に関する合理化拠出金の推移について、どのように分析、評価しているのか、見解をお聞かせください。  四つ目、使用済み小型家電のリサイクル事業について。  (1)回収量の年次推移について、どのように分析、評価しているのか、見解をお聞かせください。  (2)回収ボックスの設置状況と今後の拡充策について、現時点における考えをお聞かせください。  このテーマの最後でございますが、中長期展望に立ち、将来を見通す場合、家庭ごみ有料化やごみの収集体系を含めた一般廃棄物処理事業の在り方を見直す時期が訪れると考えられます。現時点における見解をお聞かせください。  大きく二つ目、高齢化に対応するまちづくりの一環としてのベンチ設置事業の推進について。  現在、生駒市の高齢化率は25%を超え、平成37年には約3割に達すると予測されます。そのような中、高齢化に対応したきめ細やかな社会環境の整備が求められる状況となっています。各地の自治体では、高齢化に対応するまちづくりの一環として、バス停や道路、公園など公共用地にベンチを設置する取組が進められています。本市においても手法等を研究し、独自のベンチ設置事業の実施を検討してはと考えます。見解を聞かせください。  2回目からの質問については自席で行います。 105 ◯中谷尚敬議長 吉岡市民部長。              (吉岡源裕市民部長 登壇) 106 ◯吉岡源裕市民部長 それでは、惠比須議員さんの大きい一つ目のご質問、一般廃棄物処理事業についてお答えさせていただきます。  1点目の、家庭ごみ有料化前後の可燃ごみの排出推移についてでございますが、平成25年度の家庭系可燃ごみ量と比較いたしまして、26年度は有料化前の駆け込みによる排出増により6.5%増ですが、有料化後の27年度は12.1%減、28年度は13.6%減、29年度は1月末までで13.0%減となっており、有料化後のリバウンドもなく、減少しております。  次に、2点目の、資源ごみの品目別排出推移でございますが、平成25年度の家庭系資源ごみ量と比較いたしまして、プラスチック製容器包装は、26年度は8.3%増、27年度は66.8%増、28年度は64.8%増、29年度は66.9%増となっており、また、新聞、雑誌、段ボール等の資源ごみは、平成26年度は8.7%増、27年度は23.0%増、28年度は36.6%増、29年度は45.3%増となっております。これらの資源ごみは年々増加しており、有料化や周知により、資源ごみの分別が進んだものと考えております。  次に、3点目の、容器包装リサイクルをめぐる状況変化についての(1)ペットボトル有償分拠出金の推移についてでございますが、引渡し量に対する拠出金額は、平成26年度が1,098万円、27年度が1,026万円、28年度が748万円で、リサイクル協会による売却金額により差が生じております。なお、29年度拠出金につきましては、4月から翌年2月までの分が3月末に納入される予定で、金額は未定でございます。  次に、(2)のプラスチック製容器包装の合理化拠出金の推移についてでございますが、平成26年度が120万円、27年度が89万円、28年度が265万円、29年度が407万円でございます。合理化拠出金はリサイクルに要する想定額から現に要した費用を減じた額の2分の1の額を市町村に配分されるものであり、30年度につきましては、想定額が減少することから、協会より拠出金は発生しない見込みであるとの報告を受けております。  続きまして、4点目の、使用済み小型家電のリサイクル事業についての(1)回収量の年次推移についてでございますが、小型家電回収は平成26年10月から開始しており、回収量は26年度が571キログラム、27年度が3,735キログラム、28年度が5,292キログラム、29年度は1月までで6,503キログラムと年々増加しております。  次に、(2)の回収ボックスの設置状況と今後の拡充策についてでございますが、回収ボックスは、当初、市役所、北コミュニティセンター、南コミュニティセンターに設置、平成29年1月に、たけまるホール、図書会館、鹿ノ台ふれあいホールと公共施設に増設いたしましたが、本年2月からは民間のディアーズコープいこまとオークワ生駒菜畑店に設置いたしました。今後、各設置場所の回収量を考慮しながら、必要に応じて増設してまいりたいと考えております。  最後に、5点目の、中長期展望に立った一般廃棄物処理事業の在り方についてでございますが、有料化や収集体系の変更については市民に直接影響を与えるものであることから、ごみ減量施策と照らし合わせながら、将来計画を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくご理解賜りますよう、お願い申し上げます。 107 ◯中谷尚敬議長 寺西建設部長。              (寺西清幸建設部長 登壇) 108 ◯寺西清幸建設部長 それでは、2番目のご質問、高齢化に対するまちづくりの一環としてのベンチの設置事業の推進について、他の部局に関係するものもございますが、1回目は私の方から一括してお答えいたします。
     まず、道路にベンチを設置している現状についてですが、近鉄生駒駅やけいはんな線の各駅の駅前広場など、歩道のスペースが比較的広く、バスの乗降客が多いバス停付近に市がベンチを設置しております。また、それ以外では、菜畑駅や南生駒駅の駅前広場に歩行者が休憩できるベンチを設置したり、歩道沿いの空きスペースに腰をかけられるスツールのようなものを設置している箇所がございます。  このように、市が道路にベンチを設置している箇所については歩道のスペースが広い場所に限られております。道路にベンチを設置する場合は一般的に歩道になりますが、道路法の占用許可基準によりますと、ベンチを設置した後の歩道の有効幅員、これは実際に通行できる幅員でございます、が原則2メーター以上、自転車が通行できる歩道については3メーター確保する必要がございます。また、ベンチを設置することにより歩行者や自転車の通行に支障が出ることも考えられることから、一般的な道路においてのベンチの設置は実施しておりません。  高齢者の外出の機会を増やし、バスなど公共交通の利用促進を図るという観点からしますと、ある一定、ベンチの設置も必要であるかとは思われますが、一般的な道路においては、歩行者や自転車の通行の安全性を確保するためにも、道路上のベンチについてはできる限りない方が好ましいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。  次に、公園施設のベンチの設置状況について。本市の都市公園は約230カ所ございますが、公園設置の目的は、緑のオープンスペースの確保と公共福祉の増進に資することを目的としているため、ほとんどの公園においてベンチは設置されております。現在、新たなベンチの設置要望等はございませんが、今後の高齢化の進捗により、ベンチ設置の要望等があれば、歩行者動線等を勘案し、検討していきたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 109 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 110 ◯9番 惠比須幹夫議員 それでは、順次、お聞きいたします。  まず最初の、家庭ごみ有料化前後の可燃ごみの排出推移についてでございますが、前年度比でずっと見ていきますと、まず、平成23年度、ぽんと515トン、前年度の22年度と比べて減っているという状況があるんですが、これについての背景をお聞かせ願えますか。 111 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員、もう一度、お願いします。 112 ◯9番 惠比須幹夫議員 23年度が前年比で515トン減っていると思うんですが。 113 ◯中谷尚敬議長 吉岡市民部長。 114 ◯吉岡源裕市民部長 何度も申し訳ございません。23年度と22年度の比較でございますか。 115 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 116 ◯9番 惠比須幹夫議員 そうです。 117 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 118 ◯吉岡源裕市民部長 23年度と22年度の比較では、ごみ量といたしましては900トンの減で0.5%の減というふうに考えております。 119 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 120 ◯9番 惠比須幹夫議員 ちょっと数字の確認も含めてですが、容器包装プラスチックの収集とか、あと、紙類、古着、靴、かばん等の行政回収がスタートされたのが平成23年度ということでよかったでしょうか。それが背景にあるという認識でよろしかったでしょうか。 121 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 122 ◯吉岡源裕市民部長 プラスチックごみにつきましては、23年度で229トンということで、その分の影響はかなり大きいと考えております。 123 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 124 ◯9番 惠比須幹夫議員 それ以降の推移を見ていますと、そこでいったんぐっと減って、さらに、24年度、それが進んで354トン減っている。さらに、25年度は減った状態で横ばいで推移してきているというところで、平成26年度は、平成27年度に有料指定ごみ袋制がスタートするということでぐっと増加しているかとは思うんですが、その辺、ちょっと確認でお願いします。 125 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 126 ◯吉岡源裕市民部長 そのとおりでございまして、ただ、家庭系の可燃ごみとプラごみを足した分については2万1,000トン前後ということで、割に平均して25年度まで来ております。その上で、26年度につきましては、有料化の駆け込みということで上がったというふうに考えております。 127 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 128 ◯9番 惠比須幹夫議員 その中で、平成27年度、有料化がスタートした年度でございますが、26年はちょっと駆け込み排出があったということで多いんですが、26年度と比べると4,063トン減っていると。さらに、それ以前、一定、行政回収が幾つかの品目についてスタートして、減った状態で推移してきた平成25年度と比べても2,747トン減って、それ以降、28、29と横ばいできていると。2段階減った段階で、今、推移してきているという状況で今年度に至っているという認識でよろしいでしょうか。 129 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 130 ◯吉岡源裕市民部長 そのとおりでございます。 131 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 132 ◯9番 惠比須幹夫議員 しかしながら、現計画で、ごみ半減プランの目標でいきますと、平成21年度、約3万5,000トンであったのを1万8,000トンまで半減していくということなんですが、それについてはちょっとなかなか目標達成という部分が難しい状況もあるかとは思うんですが、その辺についてはどういうふうに捉えておられますか。 133 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 134 ◯吉岡源裕市民部長 今現在、非常に厳しい目標であると考えております。 135 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 136 ◯9番 惠比須幹夫議員 しかしながら、この半減という当面の目標があったからこそ有料化もなされて、ここまでごみが減ってきたという状況かと思うんですが。  この目標の見直しとかというのは、平成32年度まであるわけですが、現時点ではどのように考えておられますでしょうか。 137 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 138 ◯吉岡源裕市民部長 目標自体につきましては、届かない目標であるかもしれませんけども、できるだけそのことを目指してやっていきたいというふうに考えております。計画自身につきましては、32年度までということで、これから見直しの方に着手していきたいと考えております。 139 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 140 ◯9番 惠比須幹夫議員 これからの計画等の状況を見ますと、まず、平成30年度に市の総合計画が改定されます。同じく市の環境基本計画も改定されます。それらは31年度から実施やということだと思います。その中で一般廃棄物処理計画が進んでおるわけでございますが、当然ながら、市の総合計画と環境基本計画というものの中には、中長期的に今後どうしていくかという新たな考え方も盛り込まれるものだと思うんですが、次期一般廃棄物処理計画というのは、当然ながら、その辺を反映して目標設定の考え方というものもなされてくるということでよろしいでしょうか。 141 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 142 ◯吉岡源裕市民部長 一般廃棄物処理基本計画の上位計画でございます総合計画、それから環境基本計画につきましては、大枠のところでそういうことを決定していただいて、その上で個別計画の方をやっていきたいと考えております。 143 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 144 ◯9番 惠比須幹夫議員 その中で、ちょっと流れを確認いたしたいんですが、次期一般廃棄物処理計画についてですが、これ、流れで見ますと、31年度にも新計画の検討を開始して、32年度、本格的に策定作業をして、33年度、新たな計画がスタートするということで流れとしては、認識、よろしいでしょうか。 145 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 146 ◯吉岡源裕市民部長 そのとおりでございます。 147 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 148 ◯9番 惠比須幹夫議員 次に、この計画をどういうふうな計画にしていくかということも後ほどまた触れたいんですが、資源ごみの品目別推移についてですが、ミックスペーパーについては先ほどなかったかとは思うんですが、これについてはどういう状況でございましたでしょうか。 149 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 150 ◯吉岡源裕市民部長 先ほど紙類ということでまとめてお答えさせていただきました。ミックスペーパー自身で申し上げますと、25年度対比で26年度は1.4倍、それから、27年度は12倍、28年度は16.3倍でございます。 151 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 152 ◯9番 惠比須幹夫議員 他の資源類も同様でございますが、特に古紙も、今、大きく影響を受けておりますのが、中国の輸出が激減しているという中で、これはプラごみなんかとも関連はしてくるんですが、それが恐らくこの3月以降、本格化してくるであろうという中で、その影響についてはどのように、今、捉えておられますでしょうか。 153 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 154 ◯吉岡源裕市民部長 今現在、その影響というのがまだこちらの方に届いておりませんので分かりませんけども、良質の紙についてはそう影響は受けないだろうというふうには思っていますけども、やはりミックスペーパーについては、今後、何らかの影響を受けるものと考えております。 155 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 156 ◯9番 惠比須幹夫議員 状況によっては逆有償とかいうことも出てくる可能性もありますので、その辺はちょっとしっかり注視していただいた上での対処をお願いできればと思います。  次に、容器包装リサイクルをめぐる状況でございますが、ペットボトル、今のお話とも関連はするんですが、トン当たりの平成30年度の上期の落札額が出ていると思うんですが、これについての前年度との比較、前々年度との比較はどういう推移になっておりますでしょうか。 157 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 158 ◯吉岡源裕市民部長 今、手元にはその落札額自身を持っておりますので、ちょっと倍率は出してないんですけども、平成28年度で申しますと、上半期、下半期で入札がございますので、平成28年度の下半期が4万7,400円、29年度の上半期が5万2,800円、下半期が5万1,400円、平成30年度の上半期が4万4,400円で若干下がったということでございます。これは1トン当たりでございます。 159 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 160 ◯9番 惠比須幹夫議員 これまでも落札額というのは年度によって上下があったわけでございますが、先ほどのお話で、中国の方がほぼストップしてしまうという状況の中で、これが更に減っていく可能性というのは考えられます。今年の上期の落札の概況を日本容器包装リサイクル協会が出している中でも、落札単価はトン当たりマイナス3万1,044円と。かなりの落ち込みになってきていると。総額、有償見通し額は36億円で、29年度上期と比較すれば10億円も減ってしまっているという状況が報告をされております。  日本容器包装リサイクル協会の担当者にも聞きましたら、やっぱりその辺の中国との関連での見通しというのはまだまだつきにくい状況である中で、それが下期にも反映される可能性があるというお話をされておりました。  次に、これも同様の影響も多少あるかと思うんですが、プラスチック製容器包装についての拠出金がなくなるという話なんですが、これ、先ほども説明がありましたけど、正確にはどういう状況でこれがなくなってしまうのか、ずっとないものなのか、その辺については何かお聞きになられていますか。 161 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 162 ◯吉岡源裕市民部長 やはりそれを再利用するための料金というのが非常に高くなってきているということで、金額につきましては予想金額から実際にかかった金額を引いた上で、その余った分についての2分の1を各市町村に返していただけるという分でございますけども、その分の予想金額よりもかかる金額の方が高くなってしまったがために、返る分がないというふうに聞いております。 163 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 164 ◯9番 惠比須幹夫議員 私、ちょっとその背景がよく分からなかったので、状況として、協会の方にもお聞きもしたんですが、恐らくこれからずっとゼロになるというお話でした。その背景としては、今までは、一定、落札額が多少多く見積もって、異物がこれぐらい入っているであろうとか、これぐらいは有効に活用できるであろうとか、一定割合を上乗せした落札額で、今まで様子を見ながら推移してきたという状況の中で、実態的にどれぐらいかかるかというのが見えてきた、落ち着いてきたという中で、実際にかかる費用と落札額の差がなくなってきたという中で、意味合いとしても、実態にほぼ即してきているので、やめましょうというお話みたいです。  そういう中で、これ、ほぼこれからずっとなくなるということと、ペットボトルの落札額がまだまだ減る可能性もあるという中で、拠出金として得られる分というのは目減りしていくということが想定されるわけですけども、今までの拠出金というのは、得られたものについてはどういうものに充当されていたんでしょうか。 165 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 166 ◯吉岡源裕市民部長 基本的にはその収集、運搬等の経費でございます。 167 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 168 ◯9番 惠比須幹夫議員 次年度以降、その辺はちょっと、その辺りの環境の変化、状況の変化というのも織り込んだ上で見ていっていただければと思います。よろしくお願いしておきます。  あと、小型家電のは最後にさせていただくとしまして、中長期的な展望についてなんですが、先般、市長の施政方針の中にも触れておられましたが、平成30年度に循環型社会形成推進地域計画が策定されるということで、これは基幹的設備改良事業に対する交付金を得るための計画だというふうに思うんですが、併せて、環境省の方でモデル事業としてされています廃棄物エネルギー利活用の検討計画策定事業にも手を挙げて、これは環境省主導の事業でございますが、そちらの方にも生駒として手を挙げて採択されているという状況の中で、私も以前から早く実現をと思っておりました。廃棄物発電の方がいよいよその流れの中に入ってくるという状況かとは思うんですが、その辺を踏まえた今後の中長期の展望というのは、何らか変化というのは考えられないでしょうか。 169 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 170 ◯吉岡源裕市民部長 清掃センターにつきましては、やはりもうそろそろ改修の時期ということで、その辺のところを含めまして、この辺の計画を作っていくわけでございますけども、環境省さんの方でのモデル事業でやらせていただいた分で、清掃センターの余熱利用とか熱のエネルギー計画について、多分、もうじき報告書が上がると思うんですけども、その辺を出していただいて、その上で清掃センターをどうしていくべきかということで、来年度、再来年度でちゃんと決めていきたいというふうに考えております。 171 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 172 ◯9番 惠比須幹夫議員 これについては、私、平成26年の3月の環境文教委員会で述べさせていただいたんですが、これは家庭ごみ有料化を議決するに当たっての委員会でお話をさせていただいたんですが、私のそのときのお話ですが、私の想定では、これ、約10年が一つの区切りでないかなというふうに考えておりますということで述べさせていただきました。その背景としては、現在の清掃センターの長期包括が33年までで終わる。そしてまた、その後の設備の改良ということを織り込んで、10年が区切りであるかなというふうに。その10年区切りの背景としては、廃棄物発電が導入されるということも踏まえて、そういうお話をさせていただいたんですが。今後、平成30年度に交付金を得るための計画を策定されて、その後、施工、そして稼働という流れでいきますと、どういう想定になりますでしょうか。 173 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 174 ◯吉岡源裕市民部長 今のところは、清掃センター自身の改修について、いろんな方法があると思うんですけども、熱利用をするのかしないのか、それとも最低の改修にするのかというところがまだ決まっておりませんので、その辺のスケジュールについては未定でございますけども、もし熱を利用して発電でもやっていくということになりますと、今の予定では、来年度でこの計画を作りまして、31、32ぐらいで設計をして、包括の分の契約が切れるという感じのスケジュールで考えております。 175 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 176 ◯9番 惠比須幹夫議員 施工期間は、現状ではどれぐらいで想定されているのでしょうか。 177 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 178 ◯吉岡源裕市民部長 これも施工方法によって変わってきますので、ちょっと今のところは分かりませんが、環境省さんの補助金をもらえるという一番いいやり方でやるとするならば3カ年ほどかかると考えております。 179 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 180 ◯9番 惠比須幹夫議員 あくまでこれは想定ではございますが、それでいきますと、平成36年から本格全面稼働ということになるのかなとは思うんですが、それでいきますと、当初想定どおり約10年を区切りとして、新たな収集体系に至るということになります。  私、以前から考えていましたんですが、現段階では全く発電もできる状態ではない、熱利用も十分になされてないという状況の中でごみがどんどん増えていく、焼却量が増えていくというのは得策ではない。しかしながら、発電ができる体制が出来る、そして、発電ができることによってどういう状況変化が出てくるかということですが、例えば今、プラごみとして出されているもの、廃棄物が全て地域のエネルギー拠点である清掃センターで活用できるという状況が出てくると思います。市民が出された資源がそこで発電の原料と言うか、エネルギー資源となって活用できるという状況が出てくる中で、収集の設計等は考えていく必要はあろうかとは思うんですが、その過渡期に当たって、また検討することであると思うんですが、その辺のプラごみ、プラスチック製容器包装についてもエネルギー源として活用できるということについては、現時点ではどのようにお考えでしょうか。 181 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 182 ◯吉岡源裕市民部長 プラの収集、運搬につきましては、30年度から34年度まで、今、契約の方をさせていただいて、これから5カ年の長期契約でやっていきたいというふうには考えております。  ただ、国の考えというのもいろいろあると思いますけども、その辺のことについてはいろんな情報が入っておりますので、その辺のことも考え合わせた上で、次の処理の方については考えなければならないかなということも思っております。 183 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 184 ◯9番 惠比須幹夫議員 現状でも容器包装リサイクル協会のルートで落札されて搬出されているものも、搬出先によっては、例えばマテリアル利用、材料利用されている、パレット等に加工されるという中での原料として使うという中でも、結局、半分は固形燃料化されているとかいう状況もある中で、より市民にとって、市民益になるという部分で、正に地産地消ではあると思いますが、地域で発生した資源が地域で活用されて、電力利用されて、地域の電力会社に渡されて、またそれが循環していくという状況、これ、CO2の排出との絡みも十分に試算していく必要はあるかとは思うんですが、一定、これは望ましい方向ではないのかなとは思うんですが、それについてはいかがですか。 185 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 186 ◯吉岡源裕市民部長 その辺については、やっぱり一般廃棄物の基本計画の改定の中で考えていかなければならない課題であると考えております。 187 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 188 ◯9番 惠比須幹夫議員 これ、先ほどの協会での拠出金がなくなるということもありますし、これからは収集、運搬の費用だけがずっとかかっていく、負担していくということにもなろうかとは思うんです。その辺の状況も踏まえて、中長期的にしっかりと検討していただければと思います。  それと、先日、新聞報道が一部ありましたが、県議会の方の報道の中で、広域化について検討を担当者レベルでされているというふうなお話もあったんですが、その状況についてちょっと教えていただけますか。 189 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 190 ◯吉岡源裕市民部長 広域化について担当者レベルで考えているということではなしに、それぞれの団体が、今のところ、大和郡山市と平群町と生駒市で始めて、奈良市さんが入ったわけでございますけども、その中で現状を理解しているということで、勉強会という枠組みでやらせていただいております。 191 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 192 ◯9番 惠比須幹夫議員 現実的に、広域化と一言に申しましても、大和郡山市さんが既に基幹設備改良を終えられている。私どもも、今回、取組をする。完了すれば、平成36年から稼働して、15年はまだそれでいけるというような状況の中で、ちょっと本格的な広域化というのは考えにくいのかなというふうにも思っております。  そんな中で、近隣連携とかそういった可能性はまだ残されているのかなとは思いますが、その辺を今後の設備の設計とか能力規模とかに盛り込んでいかれるのかどうか、いかに反映されるのかという部分なんですが、その辺についてのお考えをお聞かせください。
    193 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 194 ◯小紫雅史市長 正に今、議員ご指摘いただいたとおり、奈良モデルの広域化というのは一つの考え方ではあるんですけれども、個々、大和郡山市の状況もそうですし、生駒市でも、現時点では生駒市という単位で物事を考えていっているところがございますので、勉強会をしていますけど、今すぐ何か具体的に広域化というような話ということが現時点で見えているということで言うと、全くそういう状況ではございません。  ただ、今後、いろんな形で、どこまで大きな広域化になるのか、例えば最小限の形でどこかと連携をしていくようなこととか、そういうような可能性がゼロであるかと言うと、それも違うなというふうには思っています。  なので、各自治体のお考えもあるでしょうし、奈良県がどれだけ主導的に、またやっていくのかという話もありますし、生駒市近隣の自治体さんが「生駒市、何か一緒にやれないか」という熱意というのがどのぐらい出てくるのかとか、我々もそうですけども、その辺りも、勉強会の中とかで見ていきながら、先ほど部長が申し上げたように、一般廃棄物の処理基本計画というものが32年度で切れますので、その前年度ぐらいの状況を見ながら、新しい計画の中に盛り込んでいくのか、盛り込むとしてもどのぐらい具体的に書いていけるのかということは判断をしていくということかと思います。  広域化について、はなから考えないということでもございませんけれども、現時点におきましては、先ほどから議員がご指摘いただいておりますような、ごみの減量をどうしていくかというような取組でありますとか、あとは清掃センターの改良事業というようなこと、まずは生駒市の中でもかなり難しい課題、処理基本計画の中で統合していかなきゃいけませんので、それをまず基本的にしっかりと考えていく上で、周辺自治体の方とは並行してお話をしていくということかと思っております。 195 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 196 ◯9番 惠比須幹夫議員 その辺は、諸状況を踏まえて、しっかり織り込んでいただいて、中長期的に安定した計画になるよう、よろしくお願いいたします。  最後に、大きく一つ目の最後でございますが、使用済み小型家電のリサイクルについてですが、昨年の3月定例会の一般質問で、自治会の連合会単位のエリアで見ていくと、西地区と東地区エリアがちょっと空白になっていると。この辺は事業者にもご協力いただいてはどうかということも提案させていただいて、その辺をしっかり取り組んでいただいたということを非常に喜ばしく思っております。  新設された2カ所について、ちょっと視察、見せていただいたんですが、いずれもセキュリティ面と、異物が放り込まれるとかということも考慮されて、店舗内に設置をされているんですが、その位置というのは確認されましたでしょうか。 197 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 198 ◯吉岡源裕市民部長 担当の方では見ておりますけど、私は確認しておりません。 199 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 200 ◯9番 惠比須幹夫議員 一つは俵口町にありますディアーズコープいこまですが、そちらの方は100円ショップの入り口の方に入ったところにあります。あと、オークワの生駒菜畑店、ご協力いただいたところでは、店舗に入って、サービスカウンターの前に設置されております。その辺、安全面とかセキュリティ面とかを考慮すると、その辺を配慮していただいた店舗の設置場所になっているのかなとは思うんですが、最初に行くと、なかなか分かりづらい。大概、およその市民の皆さんのイメージとしては、他のスーパーなんか見ても、他の資源については入り口すぐのところにボックスを置いているケースが多いものですから、それが、中に入り込んでいると、のぼりは立てているものの、ちょっと分かりにくいということがありますので、その辺、今、どことどこが設置で回収が始まりましたよということは告知していただいていると思うんですが、その辺の、例えば配置図とか等も含めた周知というのをホームページ等でもしていただければいいのかなというふうに考えているんですが、その辺はいかがでしょうか。 201 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 202 ◯吉岡源裕市民部長 やはり小型家電につきましては、セキュリティの問題もいろいろございますし、本当は入り口のところにばーんと置けばいいんですけども、それがやはり難しいということで、屋内のきっちりしたところに置いていただけるという事業者さんを求めております。そうなると、やはり分かりにくいという今の議員さんのご指摘のとおりでございますので、そこのところは、例えばホームページならホームページの方で、この事業所についてはここにございますという周知の方はやっていきたいと考えております。 203 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 204 ◯9番 惠比須幹夫議員 それはよろしくお願いいたします。  あと、回収量も年々増加しているということで、増加していくのは非常に、この取組は更に延長線で進めていくべしとは思うんですが、目標については特に設定されていないと思うんですが、その辺も今後の努力目標という部分で、他の自治体の状況も踏まえて比較検討し、設定してはどうかなというふうにも思うんですが、その辺については考えはいかがですか。 205 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 206 ◯吉岡源裕市民部長 小型家電でございますけども、これ、今のところ、たくさん増加してきて喜ばしいことではありますけども、増えるに従って、実を言いますと、こちらのお金も増えていくという現状もございます。その上で、平成29年度は8,000トンを超える見込みでございますけども、当面、目標は1万トンということでやらせていただいて、その上で、また考えていけたらなと思っております。 207 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 208 ◯9番 惠比須幹夫議員 それと、他の自治体の事例を見ていますと、今、希少金属をオリンピックのメダルにしていこうという非常に大きなうねりもありまして、その中で、これは業者との話もあるかとは思うんですが、相模原とか函館とかは金属別の回収量を公表されているんですけども、その辺があると、更に市民の皆さんにとっても分かりやすいのではないかなというふうに思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。これは情報収集ということも含めてになろうかとは思うんですが。 209 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 210 ◯吉岡源裕市民部長 先ほど8,000トンと申しましたけども、8トンでございます。目標10トンでございます。申し訳ございません。  その辺につきましては今のところやっておらないですので、今後、ちょっと検討していきたいと考えております。 211 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 212 ◯9番 惠比須幹夫議員 じゃ、それは検討の方、よろしくお願いいたします。  じゃ、次に、大きく二つ目の質問に関連してでございますが、今回、質問させていただきましたきっかけと言いますか、ご高齢の市民の方からバス停のベンチの設置を希望される声をお聞きしたのが今回の質問のきっかけではあったんですが、特定のどの箇所がどうこうということではなくて、他の自治体の事例も踏まえて、どういう状況になっているのかなということを、その要望をきっかけにちょっと調べてみました。  その中で、一バス停とか、対処療法的に当たっていくということではなくて、面的展開をしている自治体の事例も幾つか見受けられました。近畿地方では大津市さんが、寄附を得るという形で、ベンチ1基当たり8万円から15万円で募集をされて、自治会など地域から申出があって、それを寄附していただいて、歩道の占用条件に合致すれば市が工事を行ってベンチを設置するとか、福岡の方では、市民からそういう声がたくさんあったということを受けて、従来はバス会社に限って占用許可を出していたのが、地域団体まで拡大されて、今、進められていると。管理は設置された方が、費用も設置された方がということで、占用許可の対象を広げるという形で対応されているという状況があったり、あと、松戸市さんの方では、広告代理店からの提案を受けて、広告付きベンチを設置されて、管理費は広告代で賄われていかれるという中で、既に12カ所設置されているということ。大阪狭山市さんの方も、寄附の方式によってこれまで取組を10年以上進めてこられたという状況がありますが、そういうことを踏まえて、私も幾つか路線、歩かせてもらったんですけども、恐らくこれは占用条件にかなうであろうなというバス停で、なおかつベンチが設置されていないというのは幾つか見受けられもしました。今後ちょっと他の自治体の状況も踏まえて、研究、検討を一歩進めていただければなと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。 213 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 214 ◯寺西清幸建設部長 今、議員おっしゃるように、他の自治体ではいろんな手法によって、そういったバス停にベンチをということをされておりますので、その辺、今後のニーズも踏まえた上で、調査、研究もしてまいりたいと考えております。 215 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 216 ◯9番 惠比須幹夫議員 その辺は市民の声もしっかり捉えていただいて、今後の検討材料としていただければと思います。  それと、公共地についてですが、ちょっと歩く中で気付いたんですが、公園に隣接しているバス停、小明寺垣内のバス停の南向きの方なんですが、ここは公園に隣接しているので、公園の敷地内にベンチが道路向きにあって、バス停と引っついていると。これは非常に有効な設置の仕方だなというふうに感心もしたわけなんですが、そういった公共地と隣接するところについては、バス停に限らずのベンチ設置も含めて、まだ検討できる余地があるのかなというふうに、歩いてそれを見る中で思ったんですが、その辺の可能性についてはどうでしょうか。 217 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 218 ◯寺西清幸建設部長 その辺の可能性については、例えば今おっしゃるように公共地とか、例えば道路の残地と言いますか、ちょっとスペースがかなりあるような場所とか、そういった分については、手法はいろいろありますけども、実際に設置することについては可能であると考えております。 219 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 220 ◯9番 惠比須幹夫議員 では、それ、よろしくお願いします。  最後に、ちょっとこれは困難な課題ではあるんですが、他の自治体の事例があったので、あえて最後に申し上げさせていただきたいんですが、今、バス停とかに置かれているベンチというのはプラスチック製であったりとか、それが朽ちてきたりとか、破損すると非常に危険な状況ということが出てくることもあります。それは誰が設置したかも分からない、ただ、市民の方はそれでも利用されているという中で、これをどう扱っていくのかというのは非常に困難な状況があるわけなんですが、福岡市さんの方で、先ほどのベンチの設置に関連して見てますと、危険なベンチ発見時のご連絡のお願いということでされていまして、これは明らかに破損して、市民の方が座られたらけがをされるおそれがあるとか転ばれるおそれがあるとかいうところが、地域から要望があったら、所有者不明で管理されていないものであれば、状況を見て、撤去もしますよというようなことが市全域対象にされているんですが、この辺の対処、一概には難しい部分があるかとは思うんですが、何らか対処していけないのかどうかという部分についてはどういうふうにお考えでしょうか。 221 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 222 ◯寺西清幸建設部長 実際に今置いてある簡易的なベンチなんですけども、本来、誰が管理しているか分からないようなベンチですので撤去したいところなんですけども、やはりそれがあることによって、利用される方が便利で使用されているというところもございます。ただ、今おっしゃるように、壊れてきたりして、座ると危ないというようなことが実際にはあるかとは思いますけども、やはり道路管理者として、そういうものについては撤去していきたいとは思っております。  それを連絡してくれという、そういう周知の方法については、今、これがいい、あれがいいというのはなかなか答えは見つかりませんけども、その辺の手法についても、また今後、ちょっと検討はしていきたいとは思います。 223 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 224 ◯9番 惠比須幹夫議員 じゃ、その辺についてはしっかりとご検討をよろしくお願いいたします。これで質問を終わらせていただきます。 225 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午後0時3分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時10分 再開 226 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。  最後に、14番浜田佳資議員。              (14番 浜田佳資議員 登壇) 227 ◯14番 浜田佳資議員 今回は、市長の平成30年度の施政方針について、市政運営の基本方針を中心に、次の点についてお聞きいたします。  1、30年度は任期の最終年度であり、集大成の年とされていますが、最も力を入れるべき課題は何と考え、どのような方針で進めるのでしょうか。  2、市政全般に共通する運営手法の柱は市民協創と考えますが、どうでしょうか。また、それが、各論であるまちづくりの施策にどのように反映されているのでしょうか。  3、地方創生時代にふさわしい次世代の住宅都市とはどのようなものなのでしょうか。そのために、各論であるまちづくりの施策では特に何を重視しているのでしょうか。  4、人口の定着・流入促進の取組を進めてまいりましたとし、その結果についても書かれていますが、人口は横ばいか微減という状況です。確かに人口の推移の分析は困難ではありますし、中長期的取組が必要です。しかし、人口構成の変化、まちの活性化、財政といった点からも急がれる課題でもあります。そこで、流入促進の対象の層は何と考え、その対象の層を構成する人が求めるものは何と分析しているのでしょうか。それに基づくこれまでの取組の総括と今後の方針はどうでしょうか、お聞かせください。  登壇しての質問は以上で終わり、2回目以降は自席にて行います。 228 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。              (小紫雅史市長 登壇) 229 ◯小紫雅史市長 それでは、浜田議員のご質問に対して私の方から回答させていただきます。  一つ目の、平成30年度に最も力を入れるべき課題は何かということでございますが、これは今までも申し上げておりますとおり、市民との協創というところをきちんと土台に据えつつ、平成30年度につきましては10年後とか20年後を見据えた未来への種をまくと、将来に投資をしていくということをしっかりとやっていくべきだというふうに考えております。具体的には、高山第2工区であるとか、人づくりという意味では教育というのは最大の、ある意味、投資でございますし、施政方針でも申し上げたように、住宅都市にプラスアルファをするというプラスアルファ、これについては人によっていろいろ考え方はございますが、農業とか観光、そういうものをしっかり検討を始めていくということなんかも入ってくるかと思っております。  2点目の、市民協創につきましてのご質問、お尋ねがございました。これについては、正にご質問いただいたとおり、市民との協創、ともに汗をかいて、ともにニーズに応えていくまちづくりというのが全ての基本だというふうに思っております。  具体的なまちづくりの施策への反映というところにつきましては、先ほど樋口議員からのご質問にもお答えをしていますとおりでございますが、シティプロモーション、いこま市民パワー、生涯学習、そして市民自治協議会、このような地域での市民自治協議会というような取組に、テーマ別の、いろんな市民団体さんの様々な取組、あとは行政と市民との連携の取組というものをうまくミックスしていくことで、きちんとまちづくりに協創というものを溶け込ませて具体化していくということが肝要かと思っております。  3点目の、次世代の住宅都市ということでございます。回答の方、少し重なってまいりますけれども、基本的には住宅都市の最大の資産というのは市民力だというふうに思っております。市民力というのは、地元、地域を愛する心と、そういう心があるからこそ、まちのために何かしようという行動力の和なのか、積なのか、ちょっと分からないですけども、そういうものだと私は考えております。その市民力を生かしたまちづくりというものはきちんとやっていくというのが住宅都市の、まず最低限のことだろうと思っております。  かつ、住宅都市というものは、今、どうしても少子高齢化というものの影響を他の工業都市とか農業都市なんかに比べて非常に大きく受けやすいという逆の課題もございます。したがって、市民協働、協創というところは基本に置きながら、これからの住宅都市というのは、先ほど申し上げたような未来に向けた投資をしっかりしていく、そのまま住宅都市として生きていくということはなかなか難しいので、住宅都市に磨きをかけていくとか、プラスアルファを考えていかなきゃいけないと思っております。  特に、先ほど樋口議員のご質問にもお答えいたしましたけれども、歳出の削減は当然のことながら、いかに収入、歳入を増やしていくのか、まち全体として、行政としてという視点はありますけれども、そういうところをしっかりと考えていく。また、ITとか人口知能などの大きな影響が今後は出てきますので、そういうところもしっかりと先取りして情報収集、検討しながら、公務員、自治体の在り方をしっかりと考えていくということがこれからの住宅都市、次世代の住宅都市としては必要なんだろうというふうに思っております。  最後のご質問で人口のお話がございました。人口に関しましては自然増、自然減と社会増、社会減、大きく四つの切り口がございますけれども、特に社会増のところのお尋ねだったかと理解をしております。  ターゲットといたしましては、もちろんいろんな切り口がこれもございますけれども、子育て層の世帯、特に今、その子育て層の世帯の中でも、女性、お母さんが持っている影響力というのは非常に高いというふうに理解をしておりますので、この女性を一つの大きなターゲットとして考えております。  そう考えたときに、様々な要素があると思いますが、生駒市のまち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、女性にターゲットを当てたいろんな戦略、取組を位置付けておりますので、それに基づいて施政をしていくということが大切だと思っております。  具体的に、転入者のアンケートなどによりますと、やはり生駒市が選ばれた理由としては、利便性が高いとか、そもそも物件に気に入ったものがあったとか、そういうものが結構大きいんですけれども、一方で、生駒市の行政施策とかそういうものというのが意外と注目されていない場面もあって、どちらかと言うと、利便性とか、そういう物件というものが大きな要素を占めているところでございます。そういう意味では、生駒市は大阪の住宅都市なんかと比べて、まだそもそもまちの認知が少し足りない部分もございますし、広報的な戦略といたしましては、まず認知を獲得するということで、映画館で1分間のコマーシャルをしたりするようなシネアドの事業をやったり、いろんな行政施策でテレビに取り上げていただいたりしておりますのもその一環と位置付けておりますけれども、とにかく生駒市というまちがあって、市民が非常に元気に活動しておる、行政もいろんな取組をしておるというものを発信して、認知をしていただくというのが第一歩。その上で、生駒市に興味、関心を持っていただくための取組としては、IKOMA SUN FESTAでありますとか、先ほど申し上げた、いこまち宣伝部の取組というものがあるかと思います。そして、興味を持っていただいた方に、具体的に生駒市と生駒市以外の比較検討をしていただいて、いよいよ生駒市に移り住んでもらおう、物件を探そうというふうなところの取組といたしましては、生駒市のホームページまでたどり着いてくださっているような方を想定して、ホームページにいろんな情報を載せたり、この度、ライフスタイルブックいうようなものも出しておりますけれども、ターゲットとなる女性に向けてのPRをしっかりとしていきたいというふうに思っております。以上です。 230 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 231 ◯14番 浜田佳資議員 先ほどの1の点に関して、重点に関しては市民協創を土台に10年、20年後を見据えて将来の種をまくと。その種は、挙げられたのはたしか三つとメモしたんですが、一つは高山第2工区、二つ目は人づくりで教育、住宅都市にプラスアルファを加味していく、一応、農業と観光は考えているというような理解でよろしいでしょうか。 232 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 233 ◯小紫雅史市長 他にももちろんあるんですが、大きな柱としてはその三つが挙げられるかなと思います。 234 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 235 ◯14番 浜田佳資議員 となると、このまちづくりの施策、施政方針の3ページ以降でいろいろ書かれていますが、この中で1から5まであるんですが、その1から5の中のこれが重要というわけではなくて、その中にある幾つかの点が種まきとして重要だと考えているということでよろしいですか。 236 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 237 ◯小紫雅史市長 おっしゃるように、施政方針の1から5の分類という感じでは捉えてはなくて、それぞれの中に恐らく、今申し上げた、高山第2工区はすごく具体的ですけれども、教育とか農業、観光とか、いろんな視点はちりばめられているところもあるでしょうし、施政方針全般にそういう意識は入れたつもりではあります。あと、もちろん、これを言うとあれなんですが、結局、住宅都市として発展していくという一番幹の部分は多分これからも変わらないので、プラスアルファはもちろん必要なんですけども、住宅都市としたら、当然、福祉の取組とかいろんな取組が要りますので、そういうものも1番から5番の施政方針の中には入っておりますが、特に30年度、今までとちょっと違う切り口で新たにしっかりやっていくというようなことを言った場合は、今申し上げたような大きく三つが挙げられるかと。そういう考え方です。 238 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 239 ◯14番 浜田佳資議員 来年度は任期の最終年度。市長も議員も次の保証がないというのは我々の世界であります。そういった中で、最終年度に何をするかというのは、幾つかの考え方があると思うんですが、具体的な成果を残して、次、自分がもう一度やるか、他の人になるにしても、ちゃんと引き継いでもらうという発想もあれば、市長の場合は、そういうことを考えることよりも、そのずっと先のことを考えたことを、来年度、しっかりやるんだと。これが来年度の私の考える重点ですと。こういう理解でよろしいですね。 240 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 241 ◯小紫雅史市長 最終年度だから成果を上げるということも必ずしも思ってませんで、就任した1年目も2年目もそれなりの成果は上げてきたと思っておりますが、確かに集大成と言うか、期で言うと4年の1期の最終年度でありますので、一つの区切りとしてしっかりやっていこうという思いはあるんですけれども、別に市民からしたら、4年という区切りって余り意味があるのかどうかというところもありますので、しっかり今年度1年で見て成果を出していく部分と、今後、生駒市が10年後、20年後も今以上にすばらしいまちであり続けるためという視点と、やはり両方を持っていなければいけないだろうということで申し上げたということでございます。 242 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 243 ◯14番 浜田佳資議員 なるほど。市長のそういった考えは分かりました。それもなかなか一つのいい考え、いい姿勢ではあるというふうに私も思いますので、それはそれとして、具体的に挙げられた中の高山第2工区が果たしてそれになるのかとかいう点に関しましては、かなり具体的になって、今のところ、出ているところも、若干、雲をつかむような話からちょっと雨が降る手前ぐらいになったかなぐらいのものなので、なかなか難しい、果たして種になるのかどうかは難しい点がありますが、そこら辺、もうちょっと具体化した時点で、しっかり突っ込んでいってみたいと。  今回は、個々のと言うよりも、どういったふうに来年度を、市長が何を重点として臨んでいくのかということを一番知りたかったので、市長としては取りあえず、取りあえずというのは、市長としてはとにかく10年後、20年後の先を見通す、これに非常に重きを置いているんだということは分かりましたので、それはそれでしっかりやっていただいて、その点について、私たちもしっかりチェックと言うか、追求もし、必要な提案もしていきたいというふうに考えています。  次の方に行きますが、それで、今の1番でも言われました市民との協創が土台になっているということなので、それで、2のところに質問として入れさせていただいたんです。  市民協創が柱になるという点に関しては、そのとおりということで、私と同じ考えだということで、それは非常にうれしいことだと思います。  そこで、具体的な話で、午前中の樋口議員に対しての答弁でいろいろありました。4点ほど挙げられていたと私の方ではメモはしているんですが、その中で一つ気になった点が、市民自治協議会について述べたところなんです。これも書いてあるんですが、樋口議員から意見交換会をどうしていくのかというようなことを聞かれたと思います。その中で、聞いていると、どうも市民自治協議会というものは、市の方が進めたい施策がある、その施策を進めるために市民の力を借りると言うよりも、行政のそういった都合で市民の力を使うという、そういったニュアンスがこれとかで感じられたんですが、そういった発想でやっているわけじゃないんですよね。 244 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 245 ◯小紫雅史市長 私の説明のニュアンスもあって、ちょっと伝わってないのかもしれませんけど、もちろんそういうことではございません。正に市民自治協議会でございますので、樋口議員からのご指摘にもあって、私もそのとおりだと思っておりますが、行政としては、当然、今の市が置かれている状況とか地域が置かれている状況、そういうデータとか数字とか、そういう参考材料みたいなものはもちろんお渡ししたいと思いますし、生駒市の予算、どういうものがあるかとか、そういう一般的な情報提供はもちろんしたいと思っておりますけども、市民自治協議会自体は正に自治の組織でありますので、どういうテーマを切り口にやっていただくかということ、これは行政が押し付けるというものではございません。例えば、今、中地区でいろいろ議論されているのは地域包括ケアシステムを切り口としたまちづくりということでありますし、他の地域では災害対応みたいなことを中心に置いていろいろやっておられるところもありますし、いろんな切り口があって当然だと思っています。それぞれというのは、全然別個のものじゃなくて、どこかで、ある程度、収れんしていくと言うか、連携、つながっていくものだとは思っていますけれども、どのテーマでどういうことをやっていくのかというのは、これは行政から、一部、何かこんなんもありまっせというようなことでお伝えすることはあるかもしれませんけど、基本は、当然、地域で考えていただくようなことだというふうに思っております。 246 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 247 ◯14番 浜田佳資議員 なぜそういうのを聞くかと言いますと、3ページ目の、まちづくりにおける市民の参画と協働の二つ目の「また」以降なんですけど、「地域に参画し、行動する生駒のファンづくりが必要です」うんぬんと書いておりますが、この点を読んでいましても、先ほどのように、生駒がシティプロモーションなり何なりやりたいということに、その流れの中にいかに市民を組み込んでいくのかというような、要するに、初めに市の描いたシナリオなりストーリーがあってというように感じられるんですが、これもそういった発想でやってなくて、ちょっと書き方があれかもしれませんがというレベルなんですか。 248 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 249 ◯小紫雅史市長 もう少し丁寧に説明しますと、例えば市民自治協議会というのは地域というのが切り口、縦と横という言い方を僕はたまにするんですが、例えばシティプロモーションとか、地域の子ども食堂みたいなことをやろうとか、子育てをやろうとか、高齢者の健康づくりをやろうとか、そういうテーマごとのいろんな市民団体さんの活動というのはどんどん出てきていて、それは正にやりたいことがあって、市民が自分でやることもありますし、行政が、まんてんいこまとかいこまち宣伝部みたいに、こういうPR活動、シティプロモーションみたいなことをやりますというふうに課題設定と言うか、場を設定しているわけであります。ただ、これというのは、当然、強制して誰かを引っ張ってきているものではございませんで、こういうのに関心がある方が自由な意思として集まっていただいているものですので、もちろん、特に行政からの押し付けということではございません。  こういう個々のテーマの取組と、また、その地域の市民自治協議会というような地域ごとの組織というのがあると思います。今、実は市民自治協議会というのは地域の活動と、こういう子ども食堂とか育児、あと、高齢者福祉、災害とか、個々のテーマの市民活動はいろんなものがあるんですが、これの縦と横の関係がちょっとまだ弱いなというところがあって、これをいかに縦横の糸を組み合わせていくのかというのは我々の大きな課題の一つだというふうに思っておりますけれども、このPRの生駒のファンづくりのところにつきましても、こういうPRという場所、課題は我々が設定していますが、自由な意思で、興味がある市民が集まっていただいているということなので、強制的な要素とか義務的な要素というのは全くないというふうに思っています。 250 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 251 ◯14番 浜田佳資議員 私も別に強制的にやろうとしているというふうには捉えてはいません、そんなことは書いてないのは見たら分かりますし。ただ、問題は、行政が事業なり、いろんな取組を展開するときに、うまくいかない場合というのはどういう場合かというと、行政がストーリーを書いて、そのストーリーの中に市民を利用するみたいな形になっている。そのストーリーから外れるとなかなか、じゃ、その市民の力をちゃんと行政として補助するのかというのは横に置いてみたいに、要するに、行政の都合で物を考えた場合に大概失敗するというのがあるので、そういった危惧があったので確認させていただいているということなんです。そういうことは考えていませんと言うのでしたら、それはそれでいいですよね。それはそれで、とにかく市民の皆さんの多様な、行政がイメージしているのと全然違うけど、いいパワーが出てきたら、それをどんどん、もっと大きくなるように行政が汗をかくという方向で臨みますというのであれば、それは何の問題もないし、それで是非是非やっていってほしいというふうに思うんですよね。  特に疑問になったのが、30年度の施政方針の1ページ目と去年度の施政方針の1ページ目を比べますと、大きく変わっている点が、去年は、その1ページ目の2割程度を使って、市民のいろんな取組について紹介し、高く評価しているというところがあるんですよね。ところが、今回はそれがなくて、市民にも一緒に汗をかいていただくという形で、どうも上から目線じゃないかというのが引っ掛かっていたんですよね。ただ、その点に関しては、午前中の樋口議員への市長の答弁で、市民の様々な取組の点について高く評価しているということも言われましたし、行政もそれ以上に汗をかくというふうに言われましたので、そういったことでは考えてなく、基本的に去年度と同じだというふうに考えておられるという理解でよろしいですね。 252 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 253 ◯小紫雅史市長 今、浜田議員にご理解いただいているとおりで結構です。
    254 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 255 ◯14番 浜田佳資議員 そういうことなら安心はするんですけど、ただ、こうやって文字にすると、特に施政方針という重要な文章ですから、言葉の使い方と言うか、そういったところではしっかりと気を使ってほしいんですよね。市長マニフェストの方でもそんな上から目線的なことは一切書かれていない。市民とともに汗をかくというような書き方になっているわけです。先ほどの午前中の樋口議員への答弁は市民以上に汗をかくということなので、そういったことがちゃんと分かるように書いていってほしいと。文字というのは非常に大事なものですので、そこら辺はくれぐれも気を使っていってほしいなというふうに思います。市民の皆さんの取組をしっかり評価しないと、市民の皆さんとの間に透き間風が吹くということになると市民協創にとって非常にマイナスですので、その点はこれからも気を付けていってほしいと思いまして、次の3の方に移っていきます。  地方創生時代にふさわしい次世代の住宅都市についてお聞きしたんですが、要するに、地方創生時代とは何かと捉えておられますか。 256 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 257 ◯小紫雅史市長 簡潔にご回答したいと思いますが、やはり一番大きなのは、日本の各省庁とかから言われたことをきちんとやるということだけではなくて、地域のそれぞれの個性と言うか、特有の課題に対応して、また、特有の課題だけじゃなくて、地域にあるいろんな人とか事業所とか場所、そういう資産、資源、すばらしいものを活用して、地域独自の課題に地域独自のそういう資産をもってきっちりと対応していくと。新しいことに挑戦をしていくと。それが地方創生時代でもあるし、地方創生時代の自治体の在り方というふうに理解しています。 258 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 259 ◯14番 浜田佳資議員 その中で、公務員や自治体の在り方についても考えるというのを最後に述べられたと思いますが、これは具体的にどういったことを考えてやっておられるんでしょうか。 260 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 261 ◯小紫雅史市長 先ほど1回目の答弁をしたところの、今、浜田議員がおっしゃったところは、例えば次世代というところで公務員というのがどうなっていくかというのを触れたところでありまして、今、地方創生時代の自治体というのは、今申し上げたように、国から言われたこととか法律に基づいたもの、制度に基づくものをきっちりとやるだけではなくて、地域の課題に地域で、市町村で市民とともにしっかりと対応していくと。これが地方創生時代の今の自治体の在り方だと思います。先ほど1回目に答弁したのは、次の次世代と言うか、将来的にどうなるかという話を申し上げていて、例えばAIとかITがもっともっと進んでいった場合に、行政とか自治体の仕事というものは大きく変わっていく可能性があるというふうに思っております。そのときに、そもそも市役所の組織というのはどうなるのかとか、職員の数とか、求められる能力とか、そういうものというのは大きく変わっていくだろうというふうなことを先ほどは申し上げたところでございます。答えになっていますか。 262 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 263 ◯14番 浜田佳資議員 そこで、地方創生時代の在り方ということで聞いたときに、地域の資産を活用し、地域の課題を解決するということだというふうに私は理解したんですけど、その上で、公として大事になってくるのが、多分、地域の中に入っていくということじゃないかと思うんですよね。その点、最近のダイヤモンド・オンラインという中で、生駒市は地域に職員がよく入っていっていると。市長も「入れ入れ」と言っている、「責任は俺が持つ」みたいなね、そういったことで高く評価されていたんです。それがあるから、そのことの関係で、公務員の新しい姿というのは地域にとにかく入っていく、そして、市民とともに汗をかく、このように市長は考えておられるのかなと思ったんですが、そうではないんですか。 264 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 265 ◯小紫雅史市長 ダイヤモンド・オンラインに取り上げていただいた、あれはあの筆者の考え方もあって、生駒市の事例の紹介もありましたけど、あの筆者の考え方が丸々100%、私と同じということでも必ずしもないと。それだけは、まず、申し伝えておきます。  その上で、正に地域に飛び出す職員を増やしていくとか、そのために副業、副業と言いますか、地域に飛び出す公務員を応援する制度というものもつくったというのもあります。そういう方向性自体は、今、浜田議員がおっしゃったとおりで、私の認識も同じです。 266 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 267 ◯14番 浜田佳資議員 なるほど。それで、次世代の住宅都市ということになっていくんですが、そのイメージが今一よく分からないと言うか、湧かないんですが、具体的にもう少し、まだ十分具体的になっていなくても、市長が持っておられるイメージというものを披れきしていただけませんでしょうか。 268 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 269 ◯小紫雅史市長 まず一つは、次世代の住宅都市と言ったときの、まず最低限の土台は、ずっと申し上げている、市民協創、協働でもいいんですけど、本気でそれをやるということかと思います。「市民とともに汗をかく」でも「市民に汗をかいていただく」でもいいかなと思うんですが、市民とともに汗をかいて、行政でやらなあかんことは行政がきちんとやりながら、市民がやっていただくことは市民にやっていただいたり、一緒にやることは一緒にやるというようなことをしっかりとやっていくというようなこと、その結果として市民満足度も上がり、定住希望率も上げていく、これがまず、次世代の住宅都市の第一歩であり、一番の基盤だと思います。その上でどうなっていくかというのは、本当にAIがどうなっていくかとか、国の行政制度がどうなっていくかとか、道州制だとかいろいろ、そんな議論もあると思いますけど、ほんとうにいろんなことが考えられるので、今こういうことだろうというのを一つに絞り切れないところはあるんですけれども、やはり一番大きく考えられるのは、AIとかITとかが非常に大きく進んでいく中で、そういう変化をしっかりと研究して先取りをすることで、じゃ、今、我々は教育で子どもたちにどういうことを教えていかなきゃいけないのかというようなことにちゃんと落とし込んでいったりとか、先ほど来ございますような住宅政策とか、公共交通の在り方とか、そういうふうなものに、なかなか100点の答えを今から見据えることというのはかなり難しいんですけれども、例えば自動運転の車が増えてきたら生駒市の交通政策というのはどう変わっていくんだろうかというようなことを、ある程度、考えていきながら都市マスも作っていくとか、そういうふうな視点というのがこれからは必要になっていくと。そういうことをきちんと考えてやっていけるような、市民力をきちんと生かしながら、将来的な社会の動向を見据えて、いろんなことを考えて挑戦をしていくというようなまちを次世代の住宅都市と私は考えております。 270 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 271 ◯14番 浜田佳資議員 そのために、私の3の質問の後半では、各論であるまちづくりの施策では特に何を重視しているのかというのがありますが、そこでは特にこれという話にはなってこないということですかね。 272 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 273 ◯小紫雅史市長 いや、逆にたくさんあり過ぎて答え切れないというのが正直なところです。一つ挙げるとすれば、やはり先ほどもありました自治体電力というのは、ちょっと先取り過ぎて、若干、夢物語みたいなことを思われるかもしれませんけど、やはり先ほどの地域経済循環的な意味でもそうですし、生駒市の地域消費が非常に低いというようなものの中で、それを何とかエネルギーだけじゃなくて経済も地域できちんと循環をさせていく一つのツールとして重要だと思いますし、あそこに市民エネルギー生駒という市民団体さんが入っていることで、リタイアされた方のご活躍の場を提供したり、収益は、市民とか契約者、皆で考えて、何に使おうかみたいな、そういう場が出来たり、例えば例を挙げるとしたらそういうものというのは非常に大きいと思いますけども、市民協創、協働というようなものは市の取組のあらゆる部分に入っているので、特にこれというより、ほぼ、全く関係ないものがないぐらい入り込んでいるんじゃないかというふうに理解しています。 274 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 275 ◯14番 浜田佳資議員 それは1とも関連するんですが、全てに関連することは、めり張りを付けなくてもいいのかと。行政ですから落としちゃいけないんですよ。全てやらなきゃいけない。これが大前提なんです。市長も言うように、これが全ての土台だということになると思うんですよね。その上で、濃淡を付ける。と言いますのも、お金も人も時間もかなり制約がある中で我々は仕事をしているわけですね。その中での濃淡というのは、果たしてほんまに付けなくていいのかというのが疑問であるんです。その点はいかがですか。 276 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 277 ◯小紫雅史市長 高度経済成長時代じゃないので、お金は潤沢にあるわけじゃございませんので、めり張りとか、全てやるというのもありますけど、先ほど申し上げたように、29年度もかなり事業仕分け的なこともして、本当に必要な制度にかなり絞り込んだり、めり張りを付けたりしているつもりではございますし、これからもそういう意識でしっかりとやっていきます。 278 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 279 ◯14番 浜田佳資議員 その中で、個別具体的なところで、特に1から5の中でどれかというわけでもないという話なんですか。そこら辺がちょっと今一よく分からないんですけど。 280 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 281 ◯小紫雅史市長 1から5というこの分け方は、何に基づくものやったかな、その項目ごとに分けているだけで、別にこの1から5のうち1番をすごい頑張ってやりますとか、そういう意識は余りありません。その中で、例えば具体例を挙げろとおっしゃるのであれば、先ほどの自治体電力でありますとか。 282 ◯中谷尚敬議長 あんまりそこまで答えんでええで。簡潔にお願いします。 283 ◯小紫雅史市長 すみません。午前中、樋口議員のご質問に答えたような具体例はあるかと思います。 284 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 285 ◯14番 浜田佳資議員 ただ、その点、そういう考え方もあろうかと思いますが、不安なのは、割と、何が重点ですかという話になると、いきなり個別のかなり具体的な話になっているんですよね。例えば市民パワーにしましても、じゃ、生駒全体の中でどれくらいの位置付けになるかと言うと、それほど実は大きくはない、やっと芽が芽生えて双葉になったぐらいですから。そういったこともありまして、どうも樋口議員への答弁でもそこら辺が若干不安だなというのがありますが、多分、これはこれ以上やっても同じだと思いますので、4の中で、また必要に応じて質問させていただきます。  それで、4なんですが、これに関しましては、この1年間の人口推移というのが市から出されていますが、人口の問題は昨年の3月議会でも質問させていただきましたが、そのときは対前年度増減数が、世帯数がプラスの508、人口がプラスの14。ところが、今年の対前年度増減数、3月で世帯数がプラス327、人口がマイナス402となっているわけです。だから、分岐点を越えたのかという危機感を非常に持っておりまして、そのために、今回は昨年と角度を変えて質問しているということなんです。  昨年の答弁でもありましたけど、世帯数でいくと、毎年大体500世帯ぐらいずつ来ていたという推移をしていたというのが担当課の話だったんですが、それを大分割り込んできているし、人口も相当割り込んできているということがあるんです。その中でどうするかということで、まず、答弁の方では流入促進の対象の層についての質問に関しては子育て層だというふうに答えておられました。これは私も同感であります。これに関してはいいと思いますので、それを前提に後の質問をさせていただきたいと思います。  まず、対象の層を構成する者が求めるものということで、利便性や住宅の価格というものが挙げられていました。これをどういったアンケートなり何なりで把握されたんでしょうか。 286 ◯中谷尚敬議長 石畑地域活力創生部長。 287 ◯石畑欽一地域活力創生部長 ウェブのアンケートをさせていただきまして、生駒に来ていただけそうなエリア、勤務地まで生駒から車で20分、電車で50分の範囲内というぐらいのエリアで選ばせていただいて、500人の方にアンケートをとらせていただいた結果、重要視するのが通勤、通学の便利さですとか、日常的なお買い物の便利さとか、安全安心といったところであったということでございます。 288 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 289 ◯14番 浜田佳資議員 それでは、これまでの取組の総括と、それを踏まえての方針についてお聞きしたいと思います。  生駒の認知度については、市長も先ほど答弁で述べられましたが、認知度が足りないというふうに答弁されました。この認知度が足りないというのも先ほどのウェブ調査で出されたということでしょうか。 290 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 291 ◯石畑欽一地域活力創生部長 はい、そうでございます。 292 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 293 ◯14番 浜田佳資議員 そのウェブ調査の対象は生駒から車で20分、電車で50分ということなんですが、大体どこら辺に住まわれている人が対象になっているんでしょうか。 294 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 295 ◯石畑欽一地域活力創生部長 大阪の東側、高槻、枚方辺りから大阪市、東大阪市、大東市、八尾市辺りと言いますか、あの辺りのエリアということです。 296 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 297 ◯14番 浜田佳資議員 そのアンケートは1回だけですか、複数回とられましたでしょうか。 298 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 299 ◯石畑欽一地域活力創生部長 1回、とらせていただいただけでございます。 300 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 301 ◯14番 浜田佳資議員 大体どれくらいの数字が出ているんでしょうか。 302 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 303 ◯石畑欽一地域活力創生部長 数字というのは、例えば住む場所を選ぶ際に重要視する点は何%とか、そういう数字でよければなんですが。 304 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 305 ◯14番 浜田佳資議員 市の認知度は。 306 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 307 ◯石畑欽一地域活力創生部長 すみません、認知度ですね。当初は認知度が、生駒市を知っていますかと言うか、どの程度知っていますかというような聞き方があるんですが、大体2割から3割の間でございました。というのが認知度の数字でございます。 308 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 309 ◯14番 浜田佳資議員 当初はというのは。アンケートは1回と言われたので、当初はというのがちょっと引っ掛かったんですが。 310 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 311 ◯石畑欽一地域活力創生部長 すみません、ちょっといろんなアンケートをとっておりまして、例えばシネアドを見た後に、どういうイメージでしたかとか、そういうアンケートもあるんですけれども、だから、一つのアンケートではなくて、複数のアンケートを重ね合わすと、最初は2割から3割、そこから少し認知度が上がって3割から4割という形に上がったということでございます。 312 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 313 ◯14番 浜田佳資議員 ざくっと、認知度が1割上がったというのはどれくらいのスパンで上がったんでしょうか。 314 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 315 ◯石畑欽一地域活力創生部長 ちょっとそのいつからいつまでの期間というのは、私、今、手元に持ち合わせておりません。申し訳ございません。 316 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 317 ◯14番 浜田佳資議員 いや、この1割上がるというのは相当かなと思うんですよね。先ほどシネアドを見られた後のアンケートと答えられましたけど、それはどういった、上映された後ではとれないと思うんですが、どのようなとり方なんでしょうか。 318 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 319 ◯石畑欽一地域活力創生部長 これもウェブでのアンケートなんですけれども、すみません、これは転入された方のアンケートなんですけれども。ちょっと今、間違えてました。もう一度、後ほど答弁させてもらいます。すみません。後ほど、もう一度、答弁させてもらいます。次のご質問。 320 ◯中谷尚敬議長 後ほどって時間くれということ。 321 ◯石畑欽一地域活力創生部長 はい。次のご質問をしていただければ、その間にちょっと見ておきます。 322 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 323 ◯14番 浜田佳資議員 シネアドは、ここ数年間、取り組まれているんですね。それに関して、実際、効果がどうかとか費用がどうかとか、いろいろ話があるんですが、まず、そもそもどういった取組状況になっているのか、教えていただけますか。 324 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 325 ◯石畑欽一地域活力創生部長 取組状況というのはシネアドの取組ということですか。  今年で2回目なんですけれども、今年は12月から3月の間、年末年始をかけまして、大阪のなんばパークスの映画館全館で1分間のシネアドを上映させていただいたというのが今年の取組でございます。 326 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 327 ◯14番 浜田佳資議員 大体どれくらいの方がこの1分間のPR動画を見られたというふうに集計されていますでしょうか。 328 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 329 ◯石畑欽一地域活力創生部長 ちょっと今、数字を持ち合わせてございません。申し訳ございません。 330 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 331 ◯14番 浜田佳資議員 12月から3月、年末年始を挟んでというのは何を意識してそのようにされているんでしょうか。 332 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 333 ◯石畑欽一地域活力創生部長 年末年始、たくさんのお客様が映画館に来られます。特に子ども向けの映画もたくさん上映されるだろうということで、時期的には、今年は年末年始を選ばせていただきました。 334 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 335 ◯14番 浜田佳資議員 子ども向けの映画もたくさんあるということなんですが、それでいきますと、ファミリー層向けの映画というのは春休みも結構あるんですよね。3月というのは春休みが入った上での3月ということなんでしょうか。 336 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 337 ◯石畑欽一地域活力創生部長 3月16日までだったと記憶しておりますので、春休みが始まる前までです。 338 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 339 ◯14番 浜田佳資議員 子育て世代をターゲットにということでしたら、春休みも含めるような形にするというのを考えることはできないんでしょうか。 340 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 341 ◯石畑欽一地域活力創生部長 今年の上映期間は今考えているんですけれども、春休みはちょっと無理ですが、今年は夏休みを挟んで、夏休みに子ども向けの映画はまた多いですから、考えてみようかなと考えております。 342 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 343 ◯14番 浜田佳資議員 なるほど。じゃ、期間に関してはそういった、とにかくファミリー層向けというのに効果的だと思いますので、そこら辺を考えて、いろいろ検討していただければいいと思いますが、先ほどの質問に対する数字はまとまりましたか。 344 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 345 ◯石畑欽一地域活力創生部長 28年度の視聴者数。(「違う、違う」との声あり)すみません、イメージ調査なんですけども、2回しておりました。すみません、もう一度、後ほどお答えさせてもらいます。 346 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。
    347 ◯14番 浜田佳資議員 シネアドについては、後一つ、改善点に関してあるんですけど。  じゃ、ちょっと戻って、かつてバスツアーをやりました。この前あった市民懇談会でも、あのバスツアーは結局どうやったという質問が市民の方から出されたんですよね。これについての反応や効果、今後どうするかという点に関して何かありますでしょうか。 348 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 349 ◯小紫雅史市長 じゃ、私の方から答えたいと思いますが。副市長のときにバスツアーのツアーコンダクターと言うか、乗っていましたので関わっていたんですが、生駒の空き家をちょっと意識してやっていたところもあるんですけども、あのバスツアーに参加をして、たしかマンションとかを購入して生駒に引っ越された方があの中からいらっしゃったというのは聞いています。そういう意味では、効果がもちろんなかったわけじゃないんですが、空き家の方にリノベーションなんかして入っていただいたら一番いいなと思っていたんですが、それはちょっと私が今知る限りではありません。  ただ、バスツアーの参加者のうち何人入ってきたかという数字も、もちろん言えればいいので、それは引き続き、また調査もしたいと思いますし、今後、バスツアーというようなものをやるということであれば、そういうものも参考にしながらやるということだと思いますが、さっき申し上げたように、認知を獲得し、生駒というのを知ってもらって、興味を持ってもらって、一回、イベントとかに来てもらって、じゃ、いよいよちょっと、生駒に住むか、どこか他のところに住むか、比較検討して不動産とかを見てみようという、順に段階を追ってこういうプロモーションはしていく中で、バスツアーというのはその最終段階に近いところで非常に有効な取組だと思っています。大阪に住んでいる人って、意外と生駒って遠いと思っているんですが、一番初めに驚かれるのは20分で着いたというところで、バスツアーをすると、そういうところでもリアルに生駒市の近さとか、入ったときに自然がすごいあって緑が目に飛び込んできたとか、そういう意味では、単に認知を獲得するだけじゃなくて、最終、つなぎ込みをするためにバスツアーというような手法というのは、アナログなんですけれども、とても意味のあることだというふうに理解しています。 350 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 351 ◯14番 浜田佳資議員 私も、最後の詰めはアナログが決め手だと思いますので、そういった全体の流れの中でのうまい位置付けと関連性、それをやっていけばかなり有効な手にはなるんじゃないかと思いますので、それはそれで検討していただければと思いますが。  まとまりましたか、数字。 352 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 353 ◯石畑欽一地域活力創生部長 申し訳ございません。幾つか訂正をさせていただかないといけません。シネアド、今年で3回目ということでございます。それから、去年のシネアドの視聴者の数が、一昨年の年末から去年の年初めが25万人でございました。それから、認知度、私は1割アップと申し上げましたが、3%の間違いでございます。申し訳ございません。 354 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 355 ◯14番 浜田佳資議員 その3%というのは、2回やった、その2回の中でという理解ですね。 356 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 357 ◯石畑欽一地域活力創生部長 そうでございます。 358 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 359 ◯14番 浜田佳資議員 いや、ほんで、途中でシネアドでのアンケートというような発言があったと思うんですが、それはどういうことなんでしょう。 360 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 361 ◯石畑欽一地域活力創生部長 ちょっと調べて、もう一度、お答えさせてもらいます。 362 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 363 ◯14番 浜田佳資議員 このシネアドなんですけど、どういったものを上映しているかというのは生駒市のホームページ上から見ることができますので、それは見させていただきました。それを見る限り、なかなか出来がいいんじゃないかというふうに思います。対象がしっかりと子育て世代の女性に絞られていると。ターゲットが絞れてなかったら、結局、誰に訴えているのか分からないということは訴求力がないということでありますので、何の意味もないというふうになります。その点はきちっと一番いいターゲットに絞られているということ、かつ、中身が生活スタイルを訴えている点というのが生駒の魅力をかなりアピールできている、そういった面でいいんじゃないかというふうに思います。  ただ、導入部分が割と一般的で、もっと大阪の人に分かりやすく、かつインパクトのあるものが要るんじゃないかと思うんですね。例えば「奈良の生駒」とばんと出して、次に「生駒、なんばから20分」とでっかく。それから入っていくと。要するに、見ている人の身近な単語を使う。よいイメージに乗っかかる。「え、何々」というようにちょっと驚きも入れながらぐいぐいと引っ張る。いわゆるつかみをとるというやつね。そういったものが要るんじゃないかと思うんですが、これに関してはいろんなアイデアがあると思いますので、そういったことをいろいろ考えて検討、改善をよろしくお願いしたいんですが、いかがですか。 364 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 365 ◯石畑欽一地域活力創生部長 最初のつかみが大切というのはよく分かります。ただ、映画館での上映ですから、見に来られた方は次の映画まで、必ず最後まで見ていただきますので、今のところ、おっしゃっていただいたみたいに、内容としてはすごくいいものが出来ていると思いますから、最後まで見ていただければ、大阪から近いですよ、教育はいいですよというのが最後にぱっと出るという印象の方もすごくいいのではないかと今は考えております。おっしゃっていただいたことも検討はさせていただきたいと思います。 366 ◯中谷尚敬議長 さっきの答えは。石畑部長。 367 ◯石畑欽一地域活力創生部長 すみません、何度も。シネアドを見た方の反応の件なんですけども、認知度が低いという方に対して、改めてシネアドのPR映像を見ていただいて、その結果、どういうふうに映りましたかという聞き方をしております。だから、誰が見られたかということはうちでは分かりませんので、認知度が低いと言われた方に対して、見ていただいてということでございます。 368 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 369 ◯14番 浜田佳資議員 ということは、映画館の上映とは直接関係ない話だと。こういう理解でよろしいですね。 370 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 371 ◯石畑欽一地域活力創生部長 そうでございます。 372 ◯14番 浜田佳資議員 先ほど私が提案したのは、初めの部分にちょっと入れるかだけで、その以降は全然何も、あれでいいんじゃないかと非常に思うんですよね。  ただ、1分間、上映している間、お客さんはその次の映画を待っていますので、席には座っているんですよ。席には座っているんだけど、その画面をほんまに見ているのか、座っているだけなのか、それは分からないので、いかに食いつかせるかというのがポイントですので、そこら辺もよく考えてほしいというふうに思います。  最後に、上映自体の効果を測るというのは非常に難しいんですが、次で4回目になると。これが10回、20回になるのかというのもありますので、どこかで何らかの検証なり何らかが必要じゃないかと思うんですが、それは何か考えていますでしょうか。 373 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 374 ◯石畑欽一地域活力創生部長 今回、3回目の上映までは、企業版のふるさと納税も頂きながら、費用対効果の方もちょっと考えながら上映をさせていただきました。今年、そして30年度まではさせていただくんですけれども、来年度以降は、その費用対効果のことも含めて、改めて検討させてもらいたいとは思っております。 375 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 376 ◯14番 浜田佳資議員 では、費用対効果の点では、全体がどれくらい要って、企業からのご寄附がどれくらいあってということで、今、要するに生駒市からの持ち出しは、どういう割合で、金額になっているというのはどうですか。 377 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 378 ◯石畑欽一地域活力創生部長 年によって若干違うんですけども、今年度、29年度、映画の上映だけであれば300万円弱、あと、映像を撮るための費用、たしか合わせて350万円弱だったと思います。それに対しまして、ふるさと納税の方で100万円を頂いております。 379 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 380 ◯14番 浜田佳資議員 分かりました。それはまたいろいろと検討していただくということで、次、SUN FESTAに関してお聞きしたいと思います。  これまで2回行って、昨年は1万人の方が訪れ、約半分が市外の方で、かつ好評だったということなんですが、これは生駒のことを知ってもらうのに非常にいいと思うんですが、そうであるならば、日数、回数を増やすということは考えておられるんでしょうか。 381 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 382 ◯石畑欽一地域活力創生部長 今回、これまで1日だけ、1回だけさせていただいたんですが、これも大体1万人以上の方に来ていただきまして、いろんな準備ですとか費用のこともございます。大変好評ではあるんですけれども、シネアドと一緒で、費用対効果であったり、効果をどれくらい図ればいいかということも考えていきますと、現段階では今年も1日で開催させていただければなと考えております。 383 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 384 ◯14番 浜田佳資議員 これをやると混雑の問題もありますので、そこら辺までなかなか難しいかなとは思います。それはいろいろ考えていただいて。  あと、山麓公園の活用の日常的な点に関しては指定管理者にしっかり行っていただくということで、2回目となった昨年、新しい取組としてクーポン券を付けたというのがありますが、その効果はどのようなものでしたでしょうか。 385 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 386 ◯石畑欽一地域活力創生部長 出店をしていただいたお店の中から、少し特典のあるクーポンを提案していただきまして、たしか10店ほどのお店からクーポンの提案がありましたが、結局、利用していただいたのは4件ほど。1万人ほど来ていただいて、もらっていただいて、何件、そのパンフレットを見ていただいたか分からないんですけども、利用としては4件ほどでございました。 387 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 388 ◯14番 浜田佳資議員 そのクーポンが付いているパンフレットと言うか、A3の大きさの分ですね、見させていただいたんですが、まず、クーポンだというのが一目で分かりにくい。だから、いろんなチラシの中のただのSUN FESTAに関する情報だなと。それで終わっているんじゃないかというのもあれを見てかなりしまして、そこら辺の問題もあるかなと思うんですが、その点はどう考えていますでしょうか。 389 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 390 ◯石畑欽一地域活力創生部長 ご指摘いただいたとおり、ぱっと見て分かりにくいなというのは実際に思いました。今年は、もし賛同していただける出店がありましたら、レイアウト等を見直したいと思います。 391 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 392 ◯14番 浜田佳資議員 このクーポンの取組なんですけど、まだまだ端緒は小さいんですけど、市全体への波及効果への取っかかりになるんじゃないかと思うんです。と言いますのも、このSUN FESTAの取組は、最終的には生駒に引っ越していただきたいということの中の一環で行われているんじゃないかと思うんです。そのために、山麓公園だけじゃなくて、生活の場である生駒の実際のところのよさを知っていただくというのが非常に重要じゃないかと思うので、これはもっと、先ほどおっしゃられました改善も含めて取り組んでいっていただきたいというふうに思います。  その次の問題ですが、いろいろこういったシティプロモーションをやるにしても、やはりお金がかかると。その中で、できるだけお金をかけずにやるとなると、ホームページの活用、これが基本になるんじゃないかと思うんですよね。その点はいかがでしょうか。 393 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 394 ◯石畑欽一地域活力創生部長 一番お金がかからない方法はホームページ、おっしゃるとおりでございます。今年、ホームページ、シティプロモーションのページですけども、リニューアルを考えさせていただいております。 395 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 396 ◯14番 浜田佳資議員 具体的にどんな感じのリニューアルを検討しておられるんでしょうか。 397 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 398 ◯石畑欽一地域活力創生部長 今は市のホームページの中で、幾つかクリックをしていけば、いろんな映像が見れるという形なんですけれども、イメージとしては、単独のページを作らせていただいて、ワンクリックで、ある程度のものが出てきて、非常に見やすい形に構造を変えていくという考え方でございます。 399 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 400 ◯14番 浜田佳資議員 じゃ、その中で、今はこういった状況でたくさんのものがあるんですが、ワンクリック、ツークリックぐらいやったかな、こういった。更にこれをクリックすると、今、映画館で上映しているものを見れるし、他のものもいろいろ見れるということがあるんです。いかにここに来ていただくかというのが大事じゃないかと思うんですよね。その仕掛けをどう作るかなんですけど、先ほど言いましたSUN FESTAでのクーポンの取組を応用できないかというふうにも考えるんです。つまり生駒のPR動画、これを最後まで見ていただいたらクーポンが取得できる、プリントアウトできると。そこまで持っていくために、生駒市のホームページを見たらいいことがあるよ、お得なことがあるよという発信をSNSなどで、生駒のファンの方も含めて広く行っていただくと。とにかく生駒のPR動画を市外の人にたくさん見ていただく、そのためにはどうするか、その仕掛けをどうするかというのをぐっと考えてやる。これが非常に要るんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 401 ◯中谷尚敬議長 石畑部長。 402 ◯石畑欽一地域活力創生部長 非常に面白いご意見かと思います。いろんな方法を考えていきたいと思います。 403 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 404 ◯14番 浜田佳資議員 最後に市長にお聞きしたいんですが、今回、人口の点で、流入促進について具体的取組にかなり踏み込んでいろいろお聞かせさせていただきました。これは施政方針の1ページ目の上に、人口の定着・流入促進の取組を進めて、その結果、いろいろ高い評価を得ているということが書かれておりますが、この高い評価と実際の人口動態のかい離をどのように考えていますでしょうか。 405 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 406 ◯小紫雅史市長 先ほど申し上げたように、いろんな市民の活動が非常に進んでおりまして、今週末行われた0歳からのコンサートとかそういうものも、市外の方も含めて、本当に入り切らなくてご迷惑をかけるぐらいたくさん来ておられました。そういう意味では非常に高い評価をいただいていると思いますが、我々の課題としては、高校とか大学を卒業した人が市外にたくさん出ていく分を、大阪市なんかからの子育て世代に来ていただいて、その分でプラスマイナスゼロと言うか、少しプラスが多いというような、そういう社会増・減についてはそういうふうな構図があります。ただ、そこは大きく変わってないんですけれども、生駒市においては急速な少子高齢化が進んでおりますので、自然増と自然減のところのバランスは、やはり非常に差が小さくなってきつつあるというようなところで、今までプラスになっていた分がプラスマイナスゼロからマイナスの方が年によっては大きくなっている、そういう構造であります。  なので、人口動態というようなところがありますので、そこは、当然、何らかの手だてが必要だと思いますけれども、そういう人口動態の話と、生駒市の取組が高く評価されているというようなことというのは、高い評価をされているから、それでも、日本でこれだけ人口が減っている中でも生駒市に来てくれる人というのは変わらずたくさんいらっしゃるというところで高い評価がプラスにもつながっている、人口にもつながっているというところは、私は当然あると思いますし、クーポンのようなことももちろん考えたらいいのだと思いますけれども、やはり生駒市は大阪の住宅都市にない、さっき言った一戸建てとかいうような、コミュニティを大切にするようなまちとか、女性に、働くにしろ、地域で生活するにしろ、非常に素敵なまちだというようなブランドをしっかりとつくっていくことこそが一番の、市外から生駒に来ていただく最大の戦略だというふうに思っております。 407 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 408 ◯14番 浜田佳資議員 人口動態というのは、一定の方向性が出るとそこからなかなか動かない、言わば非常に慣性が大きい問題だと言われています。そういった意味では、先手先手で力を入れてということで取り組まないとなかなか何ともならないということが言われるんですが、何とかするために、今、市長が言われたように、女性にとって、教育にしても、働く場にしても、それから生活スタイルにしても魅力的なんだということをしっかりと打ち出すし、そのための施策をちゃんとやって、状況を打開していくんだと。それを人口流入促進の一つの大きな柱にする。こういった理解でよろしいですね。 409 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 410 ◯小紫雅史市長 単に人口を増やすだけだったら、生駒の駅前にマンションを造るとかいろんなやり方はあるかもしれませんけども、生駒市は、とにかく人口をどんどん増やそう、それは増えた方がいいのは間違いないんですが、まずは、今、生駒に住んでおられる方が、さっき言ったように、地域のコミュニティとか協創とかというところでまちを楽しんでいただいて、本当にまちのことを好きになっていただいて、きちんと定住をしていただくと。生駒市の定住希望率というのは全国平均よりも20%ぐらい高い、そういうまちですから、これをもっとしっかりと高めていきたいと。それによって、まず、住んでおられる方が生駒に住み続けるというようなこと、それと、それがSUN FESTAとか0歳からのコンサートみたいなところで市外の方にも伝わっていったりして、市外の方も、その第二段階として生駒に引っ越してきていただくというようなことを考えております。なので、まず、とにかく人口を増やそう、マンションを建てて人口を増やそうということじゃなくて、コミュニティを大切にしながら、じわじわと人口が減らない、できれば増えた方がいいんですが、そういうまちをつくっていくというのが生駒市の基本的な戦略だと考えています。 411 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 412 ◯14番 浜田佳資議員 駅前にマンションを建てたらそこに人は住むというのは、大阪市から大分南の方に離れている郊外で、市全体としては人口が減っているんだけど、駅前にマンションを建てると普通の相場の1.4倍なのにどんどん売れて完売というようなのが今ありますので、そこら辺で増えると思うんです。ただ、去年の3月議会での質問でも副市長からの答弁があったんですが、マンションの場合は6割が市内の人だと。逆に、戸建ては6割が市外の人だということがありますので、意外とマンション、だから、駅前にありますと、いわゆるミニ都心回帰が起こって、生駒の人がちょっと離れているところから便利な中心部のマンションに移るというのがありますので、マンションをぽんぽん建てればすっと増えるというわけでも、なかなか難しい点もあると思いますので、そこら辺はまた別の話があると思います。  それはさておき、ただ、人口の問題というものは、財政の問題もそうですし、まちの活性化の問題も含めて、かなり大きく左右すると思います。さらに、地域経済という点で見てましても、これはかなり大きく左右する要素になると思いますので、そこら辺はしっかりと取り組む。これだけやれと言っているわけじゃなくて、ただ、人口の問題に対策を打つというのは大きな柱の一つになるんじゃないかと思っているんですが、その点は別にいいんですね、それだけやれと言っているわけじゃありませんので。よろしいですね。 413 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 414 ◯小紫雅史市長 当然かと思います。 415 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 416 ◯14番 浜田佳資議員 この点は非常に重たくて重要な問題ですので、これからもしっかり追求し、かつ必要な提案もしていきたいと思います。以上で終わります。 417 ◯中谷尚敬議長 以上で一般質問を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 議案第19号 生駒市特別会計設置条例の一部を改正する条例の制定について 418 ◯中谷尚敬議長 日程第2、議案第19号、生駒市特別会計設置条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案は、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 419 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 420 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第2、議案第19号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第19号 生駒市特別会計設置条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定
                 ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第3 議案第21号 生駒市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関す               る基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 421 ◯中谷尚敬議長 日程第3、議案第21号、生駒市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 422 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 423 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第3、議案第21号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第21号 生駒市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定          める条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第4 議案第22号 生駒市ひとり親家庭等医療費助成条例及び生駒市心身障害者医療               費助成条例の一部を改正する条例の制定について 424 ◯中谷尚敬議長 日程第4、議案第22号、生駒市ひとり親家庭等医療費助成条例及び生駒市心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 425 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 426 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第4、議案第22号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第22号 生駒市ひとり親家庭等医療費助成条例及び生駒市心身障害者医療費助成条例          の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第5 議案第23号 生駒市重度心身障害老人等医療費助成条例及び生駒市後期高齢者               医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について 427 ◯中谷尚敬議長 日程第5、議案第23号、生駒市重度心身障害老人等医療費助成条例及び生駒市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 428 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 429 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第5、議案第23号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第23号 生駒市重度心身障害老人等医療費助成条例及び生駒市後期高齢者医療に関          する条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第6 議案第24号 生駒市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 430 ◯中谷尚敬議長 日程第6、議案第24号、生駒市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 431 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 432 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第6、議案第24号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第24号 生駒市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第7 議案第26号 生駒市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護               予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する               基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 433 ◯中谷尚敬議長 日程第7、議案第26号、生駒市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 434 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 435 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第7、議案第26号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第26号 生駒市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等          に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の          一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定
                 ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第8 議案第27号 生駒市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び               運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のた               めの効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改               正する条例の制定について 436 ◯中谷尚敬議長 日程第8、議案第27号、生駒市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 437 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 438 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第8、議案第27号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第27号 生駒市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに          指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方          法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第9 議案第31号 生駒市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定               について 439 ◯中谷尚敬議長 日程第9、議案第31号、生駒市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 440 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 441 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第9、議案第31号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第31号 生駒市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第10 議案第10号 平成29年度生駒市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回) 442 ◯中谷尚敬議長 日程第10、議案第10号、平成29年度生駒市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)を議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 443 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 444 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第10、議案第10号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第10号 平成29年度生駒市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第11 議案33号 市道路線の廃止について 445 ◯中谷尚敬議長 日程第11、議案第33号、市道路線の廃止についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 446 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 447 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第11、議案第33号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第33号 市道路線の廃止について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第12 議案第32号 市道路線の認定について 448 ◯中谷尚敬議長 日程第12、議案第32号、市道路線の認定についてを議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 449 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 450 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第12、議案32号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第32号 市道路線の認定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第13 議案第 1号 平成30年度生駒市一般会計予算         議案第 2号 平成30年度生駒市公共施設整備基金特別会計予算         議案第 3号 平成30年度生駒市介護保険特別会計予算
            議案第 4号 平成30年度生駒市国民健康保険特別会計予算         議案第 5号 平成30年度生駒市後期高齢者医療特別会計予算         議案第 6号 平成30年度生駒市下水道事業特別会計予算         議案第 7号 平成30年度生駒市水道事業会計予算         議案第 8号 平成30年度生駒市病院事業会計予算         議案第 9号 平成29年度生駒市一般会計補正予算(第4回)         議案第11号 平成29年度生駒市下水道事業特別会計補正予算(第1回)         議案第12号 生駒市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関                する条例の一部を改正する条例の制定について         議案第13号 生駒市の一般職の職員の給与に関する条例及び生駒市一般職の                任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正す                る条例の制定について         議案第14号 生駒市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の                制定について         議案第15号 生駒市減債基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改                正する条例の制定について         議案第16号 生駒市自動車駐車場基金条例の制定について         議案第17号 生駒市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につい                て         議案第18号 生駒市手数料条例の一部を改正する条例の制定について         議案第20号 生駒市学校教育のあり方検討委員会条例の制定について         議案第25号 生駒市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について         議案第28号 生駒市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準                等を定める条例の制定について         議案第29号 生駒市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定について         議案第30号 生駒市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 451 ◯中谷尚敬議長 日程第13、議案第1号、平成30年度生駒市一般会計予算から、議案第30号、生駒市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてまでの以上22議案を一括議題といたします。  これら22議案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  22議案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  これら22議案は、議案審査付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第14 議案第36号 平成29年度生駒市一般会計補正予算(第5回) 452 ◯中谷尚敬議長 日程第14、議案第36号、平成29年度生駒市一般会計補正予算(第5回)を議題といたします。  本案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入ります。質疑はございませんか。              (「なし」との声あり) 453 ◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。  本案も、議案審査付託表のとおり、予算委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第15 議員提出議案第2号 県立高校再編成に関する慎重審議を求める意見書につい                   て 454 ◯中谷尚敬議長 日程第15、議員提出議案第2号、県立高校再編成に関する慎重審議を求める意見書についてを議題といたします。  本案について、提出者の説明を求めます。  14番浜田佳資議員。              (14番 浜田佳資議員 登壇) 455 ◯14番 浜田佳資議員 それでは、議員提出議案第2号、県立高校再編成に関する慎重審議を求める意見書についてご説明させていただきます。  県の教育委員会は、昨年10月に臨時会合を開き、県立高校の統廃合を含めた学校・学科の見直しを開始しました。2004年から2008年に県立高校を43校から現在の33校に再編成して以来、約10年ぶりのものですが、報道によれば、3から4校が廃校になる見通しとなっています。  県教育委員会は、これまでに県内を三つのブロックに分けた地域協議会を2回開催し、中学校長やPTA代表の意見を聴取し、6月には学校名を挙げた再編計画、つまり、どの高校を廃校とするとした統廃合の計画をまとめる方針とされています。これは、教育振興大綱に定められた生徒数の減少に伴う県立高校の適正配置、時代や社会の変化に対応した特色ある学校づくりに基づくものと見られます。  10年前の統廃合時は「行ける学校から行きたい学校へ」のスローガンが掲げられ、普通科の定数削減と同時に専門コースの学校が増やされました。同時に、入試制度改革も行われ、自校作問入試や面接重視入試など、特色選抜が導入されました。しかし、学校数の削減が選択肢を奪うこととなり、特色選抜入試も、一部の学校が高競争率となる結果を招き、数年で見直しを余儀なくされました。結局、高校の専門化、特色化は多様な選択肢を示すものとはならず、行ける学校の選択肢が狭まったという結果になっています。このことに対する十分な分析、総括なしに、新たな県立高校の統廃合を含めた学校・学科の見直しを行うことは余りにも拙速な具体化であると言わざるを得ません。PDCAサイクルをしっかり行うことは行政において基本中の基本であります。  また、教育長は会合で、「普通科から大学進学という志向が主流だったが、語学など実学を求める傾向に変わり始めている」と話し、一層の専門化、特色化を進める姿勢であります。しかし、実学志向の背景には、高騰する大学学費の問題や長引く就職氷河期の問題があり、必ずしも子どもたちや保護者の願いというわけではない上、その前提が変われば実学志向も変化するものであります。今日、教育の無償化や保護者負担の軽減について議論や取組などが行われていることの影響も考慮すべきではないでしょうか。  そもそも教育は、長期的展望に立った取組が求められ、現時点の社会状況でもって普通科・専門科の構成を変更することは拙速な判断と言わざるを得ません。  さらに、今、7人に1人とされる子どもの貧困が大きな社会問題となる中、経済的負担が軽い公立高校の役割は極めて重要であり、県立高校の削減、定員減は行うべきではありません。生徒数の減少については、小中学校で実施されている35人学級を高等学校でも実施するなど、教育条件の充実で対応すべきであります。  今回定められる計画は、今後10年間の基本方針となるものであり、以上、るる述べました様々な要素を十分に検討して行われるべきものであります。そこで、本意見書は、審議の結果の結論についてではなく、その手続きについての意見、すなわち今回の高校再編成計画について拙速な具体化は行わず、県民的議論も含めて広く検討し、慎重な審議を進めることを強く要望するものとしています。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものであります。議員各位のご理解、ご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 456 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  本案も、議案審査付託表のとおり、市民文教委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第16 意見書 洪水回避等を目的とした流量確保のための中小河川の河道掘削等の予             算の確保を求める意見書(案) 457 ◯中谷尚敬議長 日程第16、意見書、洪水回避等を目的とした流量確保のための中小河川の河道掘削等の予算の確保を求める意見書(案)を議題といたします。  本意見書の案文については、過日の全員協議会で協議いたしましたとおりであります。  お諮りいたします。  配布しております意見書案を提出することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 458 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本意見書を提出することに決定いたしました。  なお、提出先については議長にご一任願います。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  明8日から25日までは委員会審査のため休会し、26日午前10時から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。              午後2時31分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....