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平成29年第5回定例会(第4号) 名簿 開催日:2017年12月22日
平成29年第5回定例会(第4号) 本文 開催日:2017年12月22日

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  1. 生駒市議会 2017-12-22
    平成29年第5回定例会(第4号) 本文 開催日:2017年12月22日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯中谷尚敬議長 ただ今から平成29年生駒市議会第5回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係事務局職員による写真等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。  諸般報告を行います。  まず、会期中において、所管事項調査として議会運営委員会が開催されておりますので、報告を受けます。  議会運営委員会委員長、12番吉村善明議員。              (12番 吉村善明議員 登壇) 2 ◯12番 吉村善明議員 おはようございます。ただ今から議会運営委員会委員長報告を行います。  当委員会は、議長の諮問に基づき、12月21日に委員会を開催し、本日の会議運営調査いたしましたので、その結果について、逐次、ご報告いたします。  まず、日程第1として、議案第76号を議題に掲げ、都市建設委員会委員長から審査報告を受けた後、審査報告に対する質疑を行い、本案に対して提出された修正動議について発議による提案理由説明を受け、その修正案に対する質疑を行った後に、本案修正案に対する討論を経て、修正案から表決することとなります。  次に、日程第2として、各常任委員会審査付託された各議案一括議題に掲げ、各委員長から一括して審査報告を受けた後、報告に対する質疑を行い、通告による討論を経て、分割して表決することとなります。  次に、日程第3として、来年2月に実施する当委員会視察調査への副議長の同行に伴う議員の派遣についてを議決し、会議を閉じることとなります。  最後に、この後、会期中に開催された企画総務委員会市民文教委員会及び厚生消防委員会調査された結果について、それぞれの委員長から報告書が提出されたことの報告議長から受けます。  以上、議会運営委員会委員長報告といたします。 3 ◯中谷尚敬議長 報告は終わりました。  次に、会期中の企画総務委員会市民文教委員会及び厚生消防委員会において所管事項調査が行われ、各委員長から提出されております調査報告書につきましては委員会所管事務調査報告一覧表のとおりでありますので、ご報告いたします。  以上で諸般報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時3分 開議 4 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。
     本日の日程議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第1 議案第76号 生駒市再開発住宅条例及び生駒市営住宅条例の一部を改正する条               例の制定について 5 ◯中谷尚敬議長 日程第1、議案第76号、生駒市再開発住宅条例及び生駒市営住宅条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  この際、委員会審査報告を受けます。  まず、都市建設委員会委員長、8番西山洋竜議員。              (8番 西山洋竜議員 登壇) 6 ◯8番 西山洋竜議員 ただ今から都市建設委員会審査報告を行います。  当委員会は、12月14日に委員会を開催し、本会議から審査付託を受けました議案第76号、生駒市再開発住宅条例及び生駒市営住宅条例の一部を改正する条例制定についてを審査いたしました結果、質疑等があったものの、異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。  以上、都市建設委員会審査報告を終わります。 7 ◯中谷尚敬議長 以上をもちまして委員会審査報告を終わります。  この際、ただ今委員会審査報告に対する質疑を行います。  質疑はございませんか。              (「なし」との声あり) 8 ◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて委員会審査報告に対する質疑を終結いたします。  本案に対しては、浜田議員ほか3人から修正動議が提出されており、所定の発議がありますので、動議は成立しております。  この際、発議説明を求めます。  14番浜田佳資議員。              (14番 浜田佳資議員 登壇) 9 ◯14番 浜田佳資議員 おはようございます。  それでは、議案第76号、生駒市再開発住宅条例及び生駒市営住宅条例の一部を改正する条例制定についてに対する修正案についてご説明させていただきます。  まず、関係法令改正に伴う条ずれ改正については必要なものであり、この点については残します。しかし、市条例の条文の保証人連帯保証人改正する部分については、その必要性許容性もなく、よって、この改正部分を削除するものであります。  先の委員会質疑で明らかになったように、少なからず家賃滞納はあるものの、市は保証人に対して請求していないという状況です。また、本人に対しても、分割での支払いも許容している状況です。つまり何が何でも家賃を速やかに回収するということは行っていません。このような状況下では保証人連帯保証人に変える必要性はありません。  と言いますのも、連帯保証人というのは、保証人と異なり、債権に対して、まずは債務本人に十分な請求をせよという催告の抗弁権はありません。債権に対して、債務本人の財産を調査し、そちらから請求せよという検索の抗弁権もありません。保証人が複数いる場合の、その人数で割った額が上限となるという分別の利益もありません。つまり連帯保証人というのは、債務本人と同様の義務を負うという大変重い責任を負うものですが、そのような人的保証を付けてまで家賃債権回収をする必要性があるというのであれば、現状のように保証人請求していない、本人の分割払いを認めるという緩やかなことにはならないものであります。結局のところ、保証人連帯保証人に変えなければならないという必要性改正の前提となる立法事実がないということであります。  このように、必要性がない場合は許容性を議論するまでもないのですが、一言言えば、保証人がどうしても見つからない場合の免除規定があることは、市営住宅設置目的居住権保障という福祉的な面を有するということを示しており、その観点からすれば、何が何でも速やかに取り立てるという連帯保証人趣旨とは相反するものであり、許容されないものと考えます。  以上の点から、保証人連帯保証人改正するという部分を削除したものであります。  委員会における原案賛成は、条ずれ改正はしなければならないということだと思いますが、本修正案においてはその部分は残しております。今、議決しなければならないところを残し、そうでないところは削りましたので、議員の皆様のご理解、ご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたしまして、修正案説明とさせていただきます。 10 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  これより議案第76号の修正案に対する質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  これより議案第76号の原案修正案について、一括して討論に入ります。  討論通告がございますので、発言を許可いたします。  20番吉波伸治議員。 11 ◯20番 吉波伸治議員 それでは、議案第76号、生駒市再開発住宅条例及び生駒市営住宅条例の一部を改正する条例制定についてに対する修正案に対する賛成討論を行います。  再開発住宅条例の第1条は「住宅に困窮することとなる住宅を供給」とし、同第3条は「現に住宅に困窮していることが明らかなを再開発住宅入居させる」とうたい、市営住宅条例の第6条は「市営住宅入居することができるは(中略)現に住宅に困窮していることが明らかなであること」とうたっています。つまり再開発住宅条例市営住宅条例の二つの条例(以下、両条例と言います)は、ともに住宅困窮に良質な住宅を提供するという社会保障趣旨とする条例です。しかるに、本条例改正案は両条例保証人規定連帯保証人規定に改めようとしています。連帯保証人になると人生が終了してしまうほどのダメージを負ってしまうことがあるので、基本的には連帯保証人の依頼は断るべきというのが多くの人々の常識となっています。  それを踏まえると、連帯保証人規定は、連帯保証人を見つけるのが大変困難な住宅困窮が再開発住宅市営住宅入居する機会を喪失させるものです。特別な理由があれば連帯保証人は不要となる規定も設けると言いますが、多くの人は連帯保証人が必要と聞いただけで入居申込みの気力を喪失させてしまいます。  連帯保証人規定家賃滞納防止に有効だというのが保証人規定連帯保証人規定に改めようという理由とのことですが、現在の両条例においても保証人規定敷金徴収家賃滞納住宅明渡し請求という家賃滞納防止策は採られています。問題にされているのは、特別の正当な理由がなく、家賃を長期にわたって滞納したから、保証人規定敷金徴収住宅明渡し請求を活用しても滞納家賃を回収できないケースが発生する場合もあるということですが、そのような数少ない、市が受ける損害も大きいとは言えない、よっぽどの悪質なケースに備えて保証人規定連帯保証人規定に改めることは善良な住宅困窮に門前払いを食わせることになり、かかる弊害の方がはるかに大きいと言わざるを得ません。  以上のように、保証人規定連帯保証人規定に改めることは両条例趣旨に背く不適切なものです。よって、本条例改正案からこの不適切な部分を削る修正案賛成をいたします。 12 ◯中谷尚敬議長 1番久保秀徳議員。 13 ◯1番 久保秀徳議員 修正案への賛成討論をいたします。  原案は、公営住宅法施行令及び同施行規則条ずれによる改正に伴い、市の条例中の該当する条項引用箇所について改正を行うとともに、新たに入居手続きにおける保証人付帯要件連帯保証人改正するとしています。これに対して修正案は、保証人に対する改正部分を削除し、条ずれによる条例中の引用箇所についてのみ改正するものです。  公営住宅法は、その目的に「国及び地方公共団体協力して、健康で文化的な生活を営むに足る住宅を整備し、住宅に困窮する低額所得に対して低廉な家賃で賃貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする」とあるように、住宅に困窮する国民の必要充足を図ることで、健康で文化的な生活保障する極めて福祉的な目的にあると規定しています。その意味においても、保証人を必ず付けることの是非、ましてや法的に強化された連帯保証人改正することは本来の目的に反することと言えます。  12月14日の都市建設委員会では、入居手続きで必要とする保証人連帯保証人改正することについて、それが今なぜ必要なのかについて十分な説明がありませんでした。現在、数件の家賃滞納についても、保証人協力借家人への納付を促してもらうことがあっても、保証人に対して保証債務履行を市が請求することは一切ないと答えています。このように、運用面では保証人は市にとって協力であり、借家人にとっては援助関係として機能しています。このような良好な関係にある保証人を今なぜ法的拘束力の強い連帯保証人改正する必要があるのか、理解ができません。  今年5月に民法が改正され、賃貸借の連帯保証人に関して、債務を包括的に担保する根保証規定が適用されることになり、同時に、際限なく広がる保証債務にその限度額を定めることが求められています。債務限度額が明示されることは改善ですが、市は、その限度額についてどうするのかの考えもありません。連帯保証人債務と同等に保証債務履行を求められます。連帯保証人は、その債務借家人に代わり弁済した瞬間から、立て替えた債務の返済を一転して借家人請求する求償権を得ることになり、借家人にとっての援助から、利害が相反する債権に変わることになります。  この改正がされるならば、現在、市が行っている保証人への対応も大きく様変わりすることになります。それとともに、入居に当たって連帯保証人の確保は極めて難しくなり、住宅に困窮する市民公営住宅入居から排除される事態が広がるのではないかと懸念されます。  保証人に関する規定については、それを改正する必要性が見当たりません。むしろ、性急に連帯保証人へと改正することの弊害が多くあることから、保証人に関する条項を削除した本修正案賛成します。以上です。 14 ◯中谷尚敬議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結し、本案採決いたします。  まず、修正案について、電子表決システム採決いたします。  お諮りいたします。  議案第76号は、修正案のとおり可決することに賛成議員賛成ボタンを、反対議員反対ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 15 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。よって、修正案は否決することに決定いたしました。  したがいまして、原案について電子表決システム採決いたします。  お諮りいたします。  議案第76号は、原案のとおり可決することに賛成議員賛成ボタンを、反対議員反対ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 16 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、議案第76号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第76号 生駒市再開発住宅条例及び生駒市営住宅条例の一部を改正する条例制定に          ついて    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 議案第68号  平成29年度生駒一般会計補正予算(第3回)        議案第82号  生駒市議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する                条例等の一部を改正する条例制定について        議案第70号  生駒職員定数条例の一部を改正する条例制定について        議案第72号  生駒市の一般職職員給与に関する条例及び生駒職員の退                職手当に関する条例の一部を改正する条例制定について        議案第74号  生駒都市公園条例の一部を改正する条例制定について        議案第75号  生駒山麓公園ふれあいセンター条例の一部を改正する条例の制                定について        議案第83号  生駒市の一般職職員給与に関する条例及び生駒一般職の                任期付職員採用及び給与特例に関する条例の一部を改正す                る条例制定について        議案第79号  生駒ふるさとミュージアム指定管理者指定について        議案第80号  (仮称生駒北学校給食センター整備運営事業に係る事業契約                の締結について 17 ◯中谷尚敬議長 日程第2、議案第68号、平成29年度生駒一般会計補正予算(第3回)から議案第80号、(仮称生駒北学校給食センター整備運営事業に係る事業契約締結についてまでの以上9議案一括議題といたします。  この際、一括して委員会審査報告を受けます。  まず、企画総務委員会委員長、10番成田智樹議員。              (10番 成田智樹議員 登壇) 18 ◯10番 成田智樹議員 おはようございます。ただ今から企画総務委員会審査報告を行います。  当委員会は、12月15日に委員会を開催し、本会議から審査付託を受けました4議案について審査いたしました結果、まず、議案第70号、生駒職員定数条例の一部を改正する条例制定について、議案第72号、生駒市の一般職職員給与に関する条例及び生駒職員退職手当に関する条例の一部を改正する条例制定について、及び議案第83号、生駒市の一般職職員給与に関する条例及び生駒一般職任期付職員採用及び給与特例に関する条例の一部を改正する条例制定についての以上3議案については、質疑等があったものの、いずれも異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。  最後に、議案第82号、生駒市議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例制定については、質疑等があり、一部委員から可決することに異議があり、採決の結果、賛成少数で否決することに決定いたしました。  以上、企画総務委員会審査報告を終わります。 19 ◯中谷尚敬議長 次に、市民文教委員会委員長、22番下村晴意議員。              (22番 下村晴意議員 登壇) 20 ◯22番 下村晴意議員 ただ今から市民文教委員会審査報告を行います。  当委員会は、12月15日に委員会を開催し、本会議から審査付託を受けました、議案第79号、生駒ふるさとミュージアム指定管理者指定について、及び議案第80号、(仮称生駒北学校給食センター整備運営事業に係る事業契約締結についての以上2議案審査いたしました結果、質疑等があったものの、いずれも異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。  以上、市民文教委員会審査報告を終わります。 21 ◯中谷尚敬議長 次に、都市建設委員会委員長、8番西山洋竜議員。              (8番 西山洋竜議員 登壇) 22 ◯8番 西山洋竜議員 ただ今から都市建設委員会審査報告を行います。  当委員会は、12月14日に委員会を開催し、本会議から審査付託を受けました、議案第74号、生駒都市公園条例の一部を改正する条例制定について、及び議案第75号、生駒山麓公園ふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定についての以上2議案審査いたしました結果、質疑等があったものの、いずれも異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。  以上、都市建設委員会審査報告を終わります。
    23 ◯中谷尚敬議長 最後に、予算委員会委員長、9番惠比須幹夫議員。              (9番 惠比須幹夫議員 登壇) 24 ◯9番 惠比須幹夫議員 ただ今から予算委員会審査報告を行います。  当委員会は、12月14日、15日及び19日に委員会を開催し、本会議から審査付託を受けました議案第68号、平成29年度生駒一般会計補正予算(第3回)を審査いたしました結果、質疑等があり、委員から一部修正案が提出されたものの、採決の結果、修正案については賛成少数で否決するとともに、原案賛成多数で可決することに決定いたしました。  以上、予算委員会審査報告を終わります。 25 ◯中谷尚敬議長 以上をもちまして委員会審査報告を終わります。  この際、一括して、ただ今委員会審査報告に対する質疑を行います。  質疑はございませんか。              (「なし」との声あり) 26 ◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて委員会審査報告に対する質疑を終結いたします。  9議案について、これより一括して討論に入ります。  討論通告がございますので、議案第68号について発言を許可いたします。  16番樋口清士議員。 27 ◯16番 樋口清士議員 それでは、ただ今より平成29年度生駒一般会計補正予算(第3回)に対する賛成討論を行います。  本補正予算は、人事院勧告に基づく職員の給料、手当の変更に伴う人件費の増額及び財産管理費の減額のほか、2事業の繰越明許、1事業の債務負担行為の追加、1事業の債務負担行為の変更を求めるものです。  このうち債務負担行為の追加以外の予算については問題がないものの、交通費等助成業務に係る債務負担行為の追加については、現在、実施予定の事業内容には大きく二つの問題点が指摘できます。  一つ目の問題は、平成29年度当初予算の審査の際にも指摘しましたとおり、交付のための経費がかかり過ぎるという点です。今回、提案されている予算約2億9,000万円のうち、交付コストが約4,000万円を占めています。この3月に同様の問題を指摘いたしましたが、その際、業務を見直した初年度は問合せ等も多く、金額がかさむものの、次年度以降は徐々に低減していくものと考えている旨の説明がありました。また、我々も交付コストを極力低減する必要性を指摘いたしました。  しかし、先の予算委員会では、コールセンターの委託費、印刷・袋詰め等を含む交付事務の委託費、郵送費等、最低限4,000万円弱のコストは必要であり、今後とも大きな削減は見込みにくい旨の説明がありました。この交付費用については、市民には全く還元されることなく市外の事業に支払われる費用であり、財政状況の厳しい中でこれほどのコストを垂れ流すようなことは避けるべきと考えます。  次に、二つ目の問題です。  9月議会において、利用から使いにくい、使えないという声が多く聞かれることを指摘したところです。また、議員の皆様もご承知のとおり、11月の民生・児童委員の方々との市民懇談会においても同様の不満が多く聞かれました。この点に対して抜本的な改善がなされていないことは問題です。  予算委員会での審査において、ICOCAのような交通系ICカードを配布する提案がありましたが、買物等に利用できるなど利用範囲が広く、現金給付に近くなり、ばらまきとなりかねないため、導入は考えていない旨の答弁がありました。しかしながら、既にバスカードを払い戻して現金化しているなどという事実もあり、以前のスルッとKANSAIについても同様の問題が懸念されてきました。  本業務はもとよりばらまき的な要素を持っており、そのことを認識した上で実施しているものと考えますが、もしこの点を問題とするならば、給付型の業務ではなく、例えばこの予算をもって高齢の介護予防、生きがい対策、健康増進、移動支援等につながる事業を実施すべきです。  このような問題を認識しつつも給付型の業務として継続するのであれば、より利用しやすい交通系ICカードの交付に変えるべきです。このことにより制度が単純化でき、コールセンターの設置が不要になる、印刷等のコストが不要になる、かさが小さくなり、庁内での取扱い・直接交付が可能になり、郵送費が削減できるなど、一つ目の問題としていた交付コストの削減が図れます。さらに、交付準備にかかる時間が短縮できることから、今回、債務負担行為の目的としている早期の交付も可能となります。また、現金化の問題についても、使いにくいからこそ現金化が行われるのであり、より使いやすくすることによって現金化を抑止できると考えます。  19日の予算委員会において、本業務を、市民ニーズに合わない、無駄なコストが大きい状態のまま継続すべきではなく、早急に交通系ICカード導入などに向けた取組を行い、抜本的に問題を改善した上で来年度から実施すべきと考え、債務負担行為を削除する修正案を提出いたしましたが、残念ながら可決に至りませんでした。  そこで、交通系ICカードの導入など、利用の満足度を高めるための改善策を検討、実施し、限度額をできる限り下回る額で実施することを改めて要望した上で、本補正予算に賛成をいたします。以上です。 28 ◯中谷尚敬議長 14番浜田佳資議員。 29 ◯14番 浜田佳資議員 議案第68号、平成29年度生駒一般会計補正予算(第3回)に対する賛成討論を行います。  まず、本予算は、樋口議員の先ほどの討論でもありましたように、基本的に必要なものであり、賛成するものであります。ただ、本予算の中の第3表、債務負担行為補正の1、追加の交通費助成等業務の予算執行については、様々、留意すべき点があります。  この予算は生きいきクーポンの事業に関するものですが、委員会での指摘や市民からの不満の声など、生きいきクーポンについては様々な問題が言われております。詳しくは先ほどの樋口議員討論でもありましたが、事務経費が約4,000万円もかかること、この経費の縮減が困難であり、今後も同様の費用がかかること、また、以前の制度で多く利用されていたスルッとKANSAIがなくなったという近鉄の事情がありますが、使い勝手が悪いことが指摘されています。もっとも、近鉄の回数券の中には10回分の費用で14回利用できるお得なカードもありますが、十分に知られていないことなど、それぞれの生活の中での活用イメージが周知、醸成されていない状況があります。そこで、使い勝手が悪いとして事実上の換金を行っている方がおられるということですが、これは、この制度自体の趣旨から大きく逸脱するものであり、制度自体が揺らいでいるということを意味するのではないでしょうか。  なお、これに関連し、ICOCAのようなICカードの活用の話がありましたが、これは事実上、現金交付になるという面がありますので、現在の制度趣旨からすれば困難であり、制度趣旨そのものから再検討する必要性があります。  以上の点からすれば、生きいきクーポンの制度については、根本の目的である元気で長生きのためにどういう支援が必要か、今一度、高齢施策全体の中で、より効果的な施策を広く検討する必要があるのではないでしょうか。  本事業の執行に向けては、実際に使われている市民の皆さんの声を踏まえ、今年度の踏襲や若干の修正にとどまらない、可能な限りの広く深い検討が必要であると指摘し、本予算に賛成するものであります。 30 ◯中谷尚敬議長 以上で通告による討論を終結し、9議案を分割して採決いたします。  まず、議案第68号、平成29年度生駒一般会計補正予算(第3回)を電子表決システム採決いたします。  お諮りいたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、委員長報告のとおり可決することに賛成議員賛成ボタンを、反対議員反対ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 31 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、議案第68号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第68号 平成29年度生駒一般会計補正予算(第3回)    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 32 ◯中谷尚敬議長 次に、議案第82号、生駒市議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例制定についてを電子表決システム採決いたします。  お諮りいたします。  本案に対する委員長報告は否決であります。  本案は、原案のとおり可決することに賛成議員賛成ボタンを、反対議員反対ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 33 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、議案第82号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第82号 生駒市議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部          を改正する条例制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 34 ◯中谷尚敬議長 次に、議案第70号、生駒職員定数条例の一部を改正する条例制定についてから、議案第80号、(仮称生駒北学校給食センター整備運営事業に係る事業契約締結についてまでの以上7議案を一括採決いたします。  お諮りいたします。  7議案に対する委員長報告はいずれも可決であります。  7議案は、委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 35 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、議案第70号から議案第80号までの以上7議案は、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第70号 生駒職員定数条例の一部を改正する条例制定について    議案第72号 生駒市の一般職職員給与に関する条例及び生駒職員退職手当に関す          る条例の一部を改正する条例制定について    議案第74号 生駒都市公園条例の一部を改正する条例制定について    議案第75号 生駒山麓公園ふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定について    議案第83号 生駒市の一般職職員給与に関する条例及び生駒一般職任期付職員の          採用及び給与特例に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第79号 生駒ふるさとミュージアム指定管理者指定について    議案第80号 (仮称生駒北学校給食センター整備運営事業に係る事業契約締結につい          て    いずれも原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第3 議員の派遣について 36 ◯中谷尚敬議長 日程第3、議員の派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本件については、配布しております資料のとおり派遣することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 37 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、議員の派遣については、配布しております資料のとおり派遣することに決定いたしました。  なお、この際、お諮りいたします。  ただ今可決いたしました議員の派遣については、派遣期間、派遣議員等について、その後の事情により変更が生じた場合、議長に一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 38 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、ただ今可決いたしました議員の派遣については、派遣期間、派遣議員等について、その後の事情により変更が生じた場合、議長に一任願うことに決定いたしました。  以上で、今期定例会会議に付議された事件は全て議了いたしました。  よって、今期定例会はこれにて閉会いたしたいと思います。  閉会に当たり、市長から挨拶がございます。  小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 39 ◯小紫雅史市長 定例会の閉会に当たりまして、一言、ご挨拶を申し上げます。  本定例会におきましては、提案いたしました議案を慎重にご審議、ご議決いただきまして、ありがとうございました。  今年は、これまでの様々な取組を更に発展させてまいるとともに、これからの10年後や20年後を見据えたまちづくりを進めてまいりました。その第一歩を進むことができたと思っております。  中でも学研高山地区第2工区につきましては、9月に有識者懇談会の取りまとめが行われ、それを基にして、11月、地権の方なども多く集まっていただきまして報告会を開催いたしました。  また、就任以来ずっと力を入れております人づくりの分野におきましても、職員採用が、5年連続、1,000名以上の受験がおられ、また、市民との協創による取組、イベント、そして、様々なテーマでのワークショップなども市内の各地、様々な場所で行われ、手応えを感じておるところでございます。
     来年につきましては、総合的・計画的な行政運営の指針であります新たな基本構想と基本計画、総合計画の策定に着手をいたします。市民の皆様との協創により、全国の住宅都市のモデルとなるまちづくりを進めていく中で、様々な取組、そして、中長期的なビジョンをしっかりと示していきたいと思っておりますので、なお一層、皆様のご理解、ご協力、ご指導をよろしくお願い申し上げます。  最後になりますが、本定例会が閉会いたしますと、今年も残りわずかとなるわけでございます。大変寒くなっておりますけれども、議員各位におかれましても、新年を健やかにお迎えいただきまして、また来年もよろしくご指導、ご鞭撻いただきますことを心からお願い申し上げまして、私からの閉会の挨拶とさせていただきます。いろいろとお世話になりました。ありがとうございました。 40 ◯中谷尚敬議長 挨拶は終わりました。  閉会に当たり、私からも一言、ご挨拶を申し上げたいと思います。  本年もいよいよ押し迫り、本日をもって納めの市議会となりました。  本日ここに1年を締めくくることができましたのも、議員の皆様を始め理事のご尽力の賜物と感謝申し上げます。  この1年を振り返りますと、生駒北小中一貫校の新校舎の完成に始まり、長年の懸案であった学研高山地区第2工区について、目指すべき将来像やまちづくりの方向性などが議論されたことにより、事業化に向けた取組を進められることが示されるなど、本市にとって新たな出発点に立った1年でありました。  今後、市におかれましては、本年9月定例会の決算審査における付帯意見でも指摘した状況などを踏まえ、公共施設等の計画的な維持管理や更新、行政運営の更なる効率化と事業の大胆な見直しによって、長期的な展望に立った健全な財政運営に努めていただくことをお願いするものであります。  議員の皆様におかれましては、本市議会が担う役割及び責務を自覚し、市民の信頼と負託に応える議員としての誠実な職務の遂行をもって、引き続き、市の施策に対する注視に努めていただきますようお願い申し上げます。  年末年始にかけましては、公私何かとご多忙のことと存じますが、どうか健康には十分に留意され、よき新年を迎えられますよう祈念申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。  なお、新年の初出式は1月10日午前11時となっております。皆様そろって元気に登庁くださいますようお待ちしております。  これにて平成29年生駒市議会第5回定例会を閉会いたします。              午前10時40分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。               生駒市議会議長   中 谷 尚 敬               生駒市議会議長  福 中 眞 美               署 名 議 員   久 保 秀 徳                  〃      松 本 守 夫                  〃      片 山 誠 也 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....