23
◯中谷尚敬議長 最後に、
予算委員会委員長、9番
惠比須幹夫議員。
(9番
惠比須幹夫議員 登壇)
24 ◯9番
惠比須幹夫議員 ただ今から
予算委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は、12月14日、15日及び19日に
委員会を開催し、本
会議から
審査の
付託を受けました
議案第68号、
平成29年度
生駒市
一般会計補正予算(第3回)を
審査いたしました結果、
質疑等があり、
委員から一部
修正案が提出されたものの、
採決の結果、
修正案については
賛成少数で否決するとともに、
原案を
賛成多数で可決することに決定いたしました。
以上、
予算委員会の
審査報告を終わります。
25
◯中谷尚敬議長 以上をもちまして
委員会の
審査報告を終わります。
この際、一括して、
ただ今の
委員会の
審査報告に対する
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「
なし」との声あり)
26
◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて
委員会の
審査報告に対する
質疑を終結いたします。
9
議案について、これより一括して
討論に入ります。
討論の
通告がございますので、
議案第68号について
発言を許可いたします。
16番
樋口清士議員。
27 ◯16番
樋口清士議員 それでは、
ただ今より
平成29年度
生駒市
一般会計補正予算(第3回)に対する
賛成討論を行います。
本補正予算は、人事院勧告に基づく
職員の給料、手当の変更に伴う人件費の増額及び財産
管理費の減額のほか、2事業の繰越明許、1事業の
債務負担行為の追加、1事業の
債務負担行為の変更を求めるものです。
このうち
債務負担行為の追加以外の予算については問題がないものの、交通費等助成業務に係る
債務負担行為の追加については、現在、実施予定の事業内容には大きく二つの問題点が指摘できます。
一つ目の問題は、
平成29年度当初予算の
審査の際にも指摘しましたとおり、交付のための経費がかかり過ぎるという点です。今回、提案されている予算約2億9,000万円のうち、交付コストが約4,000万円を占めています。この3月に同様の問題を指摘いたしましたが、その際、業務を見直した初年度は問合せ等も多く、金額がかさむものの、次年度以降は徐々に低減していくものと考えている旨の
説明がありました。また、我々も交付コストを極力低減する
必要性を指摘いたしました。
しかし、先の
予算委員会では、コールセンターの委託費、印刷・袋詰め等を含む交付事務の委託費、郵送費等、最低限4,000万円弱のコストは必要であり、今後とも大きな削減は見込みにくい旨の
説明がありました。この交付費用については、
市民には全く還元されることなく市外の事業
者に支払われる費用であり、財政
状況の厳しい中でこれほどのコストを垂れ流すようなことは避けるべきと考えます。
次に、二つ目の問題です。
9月議会において、利用
者から使いにくい、使えないという声が多く聞かれることを指摘したところです。また、
議員の皆様もご承知のとおり、11月の民生・児童
委員の方々との
市民懇談会においても同様の不満が多く聞かれました。この点に対して抜本的な改善がなされていないことは問題です。
予算委員会での
審査において、ICOCAのような交通系ICカードを配布する提案がありましたが、買物等に利用できるなど利用範囲が広く、現金給付に近くなり、ばらまきとなりかねないため、導入は考えていない旨の答弁がありました。しかしながら、既にバスカードを払い戻して現金化しているなどという事実もあり、以前のスルッとKANSAIについても同様の問題が懸念されてきました。
本業務はもとよりばらまき的な要素を持っており、そのことを認識した上で実施しているものと考えますが、もしこの点を問題とするならば、給付型の業務ではなく、例えばこの予算をもって高齢
者の介護予防、生きがい対策、健康増進、移動支援等につながる事業を実施すべきです。
このような問題を認識しつつも給付型の業務として継続するのであれば、より利用しやすい交通系ICカードの交付に変えるべきです。このことにより制度が単純化でき、コールセンターの設置が不要になる、印刷等のコストが不要になる、かさが小さくなり、庁内での取扱い・直接交付が可能になり、郵送費が削減できるなど、一つ目の問題としていた交付コストの削減が図れます。さらに、交付準備にかかる時間が短縮できることから、今回、
債務負担行為の
目的としている早期の交付も可能となります。また、現金化の問題についても、使いにくいからこそ現金化が行われるのであり、より使いやすくすることによって現金化を抑止できると考えます。
19日の
予算委員会において、本業務を、
市民ニーズに合わない、無駄なコストが大きい状態のまま継続すべきではなく、早急に交通系ICカード導入などに向けた取組を行い、抜本的に問題を改善した上で来年度から実施すべきと考え、
債務負担行為を削除する
修正案を提出いたしましたが、残念ながら可決に至りませんでした。
そこで、交通系ICカードの導入など、利用
者の満足度を高めるための改善策を検討、実施し、
限度額をできる限り下回る額で実施することを改めて要望した上で、本補正予算に
賛成をいたします。以上です。
28
◯中谷尚敬議長 14番
浜田佳資議員。
29 ◯14番
浜田佳資議員 議案第68号、
平成29年度
生駒市
一般会計補正予算(第3回)に対する
賛成討論を行います。
まず、本予算は、樋口
議員の先ほどの
討論でもありましたように、基本的に必要なものであり、
賛成するものであります。ただ、本予算の中の第3表、
債務負担行為補正の1、追加の交通費助成等業務の予算執行については、様々、留意すべき点があります。
この予算は生きいきクーポンの事業に関するものですが、
委員会での指摘や
市民からの不満の声など、生きいきクーポンについては様々な問題が言われております。詳しくは先ほどの樋口
議員の
討論でもありましたが、事務経費が約4,000万円もかかること、この経費の縮減が困難であり、今後も同様の費用がかかること、また、以前の制度で多く利用されていたスルッとKANSAIがなくなったという近鉄の事情がありますが、使い勝手が悪いことが指摘されています。もっとも、近鉄の回数券の中には10回分の費用で14回利用できるお得なカードもありますが、十分に知られていないことなど、それぞれの
生活の中での活用イメージが周知、醸成されていない
状況があります。そこで、使い勝手が悪いとして事実上の換金を行っている方がおられるということですが、これは、この制度自体の
趣旨から大きく逸脱するものであり、制度自体が揺らいでいるということを意味するのではないでしょうか。
なお、これに関連し、ICOCAのようなICカードの活用の話がありましたが、これは事実上、現金交付になるという面がありますので、現在の制度
趣旨からすれば困難であり、制度
趣旨そのものから再検討する
必要性があります。
以上の点からすれば、生きいきクーポンの制度については、根本の
目的である元気で長生きのためにどういう支援が必要か、今一度、高齢
者施策全体の中で、より効果的な施策を広く検討する必要があるのではないでしょうか。
本事業の執行に向けては、実際に使われている
市民の皆さんの声を踏まえ、今年度の踏襲や若干の
修正にとどまらない、可能な限りの広く深い検討が必要であると指摘し、本予算に
賛成するものであります。
30
◯中谷尚敬議長 以上で
通告による
討論を終結し、9
議案を分割して
採決いたします。
まず、
議案第68号、
平成29年度
生駒市
一般会計補正予算(第3回)を
電子表決システムで
採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する
委員長の
報告は可決であります。
本案は、
委員長の
報告のとおり可決することに
賛成の
議員は
賛成の
ボタンを、
反対の
議員は
反対の
ボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはございませんか。
(「
なし」との声あり)
31
◯中谷尚敬議長 押し忘れ
なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、
議案第68号は、
原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第68号
平成29年度
生駒市
一般会計補正予算(第3回)
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
32
◯中谷尚敬議長 次に、
議案第82号、
生駒市議会の
議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する
条例等の一部を
改正する
条例の
制定についてを
電子表決システムで
採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する
委員長の
報告は否決であります。
本案は、
原案のとおり可決することに
賛成の
議員は
賛成の
ボタンを、
反対の
議員は
反対の
ボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはございませんか。
(「
なし」との声あり)
33
◯中谷尚敬議長 押し忘れ
なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、
議案第82号は
原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第82号
生駒市議会の
議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する
条例等の一部
を
改正する
条例の
制定について
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
34
◯中谷尚敬議長 次に、
議案第70号、
生駒市
職員定数条例の一部を
改正する
条例の
制定についてから、
議案第80号、(
仮称)
生駒北学校給食センター整備運営事業に係る
事業契約の
締結についてまでの以上7
議案を一括
採決いたします。
お諮りいたします。
7
議案に対する
委員長の
報告はいずれも可決であります。
7
議案は、
委員長の
報告のとおり可決することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」との声あり)
35
◯中谷尚敬議長 ご
異議なしと認めます。
よって、
議案第70号から
議案第80号までの以上7
議案は、いずれも
原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第70号
生駒市
職員定数条例の一部を
改正する
条例の
制定について
議案第72号
生駒市の
一般職の
職員の
給与に関する
条例及び
生駒市
職員の
退職手当に関す
る
条例の一部を
改正する
条例の
制定について
議案第74号
生駒市
都市公園条例の一部を
改正する
条例の
制定について
議案第75号
生駒山麓公園ふれあい
センター条例の一部を
改正する
条例の
制定について
議案第83号
生駒市の
一般職の
職員の
給与に関する
条例及び
生駒市
一般職の
任期付職員の
採用及び
給与の
特例に関する
条例の一部を
改正する
条例の
制定について
議案第79号
生駒ふるさとミュージアムの
指定管理者の
指定について
議案第80号 (
仮称)
生駒北学校給食センター整備運営事業に係る
事業契約の
締結につい
て
いずれも
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
日程第3
議員の派遣について
36
◯中谷尚敬議長 日程第3、
議員の派遣についてを
議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、配布しております資料のとおり派遣することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」との声あり)
37
◯中谷尚敬議長 ご
異議なしと認めます。
よって、
議員の派遣については、配布しております資料のとおり派遣することに決定いたしました。
なお、この際、お諮りいたします。
ただ今可決いたしました
議員の派遣については、派遣期間、派遣
議員等について、その後の事情により変更が生じた場合、
議長に一任願いたいと思います。これにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」との声あり)
38
◯中谷尚敬議長 ご
異議なしと認めます。
よって、
ただ今可決いたしました
議員の派遣については、派遣期間、派遣
議員等について、その後の事情により変更が生じた場合、
議長に一任願うことに決定いたしました。
以上で、今期
定例会の
会議に付議された事件は全て議了いたしました。
よって、今期
定例会はこれにて閉会いたしたいと思います。
閉会に当たり、市長から挨拶がございます。
小紫雅史市長。
(小紫雅史市長
登壇)
39 ◯小紫雅史市長
定例会の閉会に当たりまして、一言、ご挨拶を申し上げます。
本
定例会におきましては、提案いたしました
議案を慎重にご審議、ご議決いただきまして、ありがとうございました。
今年は、これまでの様々な取組を更に発展させてまいるとともに、これからの10年後や20年後を見据えたまちづくりを進めてまいりました。その第一歩を進むことができたと思っております。
中でも学研高山地区第2工区につきましては、9月に有識者懇談会の取りまとめが行われ、それを基にして、11月、地権
者の方なども多く集まっていただきまして
報告会を開催いたしました。
また、就任以来ずっと力を入れております人づくりの分野におきましても、
職員の
採用が、5年連続、1,000名以上の受験
者がおられ、また、
市民との協創による取組、イベント、そして、様々なテーマでのワークショップなども市内の各地、様々な場所で行われ、手応えを感じておるところでございます。
来年につきましては、総合的・計画的な行政
運営の指針であります新たな基本構想と基本計画、総合計画の策定に着手をいたします。
市民の皆様との協創により、全国の
住宅都市のモデルとなるまちづくりを進めていく中で、様々な取組、そして、中長期的なビジョンをしっかりと示していきたいと思っておりますので、なお一層、皆様のご
理解、ご
協力、ご指導をよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、本
定例会が閉会いたしますと、今年も残りわずかとなるわけでございます。大変寒くなっておりますけれども、
議員各位におかれましても、新年を健やかにお迎えいただきまして、また来年もよろしくご指導、ご鞭撻いただきますことを心からお願い申し上げまして、私からの閉会の挨拶とさせていただきます。いろいろとお世話になりました。ありがとうございました。
40
◯中谷尚敬議長 挨拶は終わりました。
閉会に当たり、私からも一言、ご挨拶を申し上げたいと思います。
本年もいよいよ押し迫り、本日をもって納めの市議会となりました。
本日ここに1年を締めくくることができましたのも、
議員の皆様を始め理事
者のご尽力の賜物と感謝申し上げます。
この1年を振り返りますと、
生駒北小中一貫校の新校舎の完成に始まり、長年の懸案であった学研高山地区第2工区について、目指すべき将来像やまちづくりの方向性などが議論されたことにより、事業化に向けた取組を進められることが示されるなど、本市にとって新たな出発点に立った1年でありました。
今後、市におかれましては、本年9月
定例会の決算
審査における付帯意見でも指摘した
状況などを踏まえ、公共施設等の計画的な維持
管理や更新、行政
運営の更なる効率化と事業の大胆な見直しによって、長期的な展望に立った健全な財政
運営に努めていただくことをお願いするものであります。
議員の皆様におかれましては、本市議会が担う役割及び責務を自覚し、
市民の信頼と負託に応える
議員としての誠実な職務の遂行をもって、引き続き、市の施策に対する注視に努めていただきますようお願い申し上げます。
年末年始にかけましては、公私何かとご多忙のことと存じますが、どうか健康には十分に留意され、よき新年を迎えられますよう祈念申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。
なお、新年の初出式は1月10日午前11時となっております。皆様そろって元気に登庁くださいますようお待ちしております。
これにて
平成29年
生駒市議会第5回
定例会を閉会いたします。
午前10時40分 閉会
~~~~~~~~~~~~~~~
地方自治法第123条第2項の
規定によりここに署名する。
生駒市議会議長 中 谷 尚 敬
生駒市議会副
議長 福 中 眞 美
署 名 議 員 久 保 秀 徳
〃 松 本 守 夫
〃 片 山 誠 也
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