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  1. 生駒市議会 2017-12-07
    平成29年第5回定例会(第1号) 本文 開催日:2017年12月07日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 開会 ◯中谷尚敬議長 ただ今から平成29年生駒市議会第5回定例会を開会いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯中谷尚敬議長 諸般の報告を行います。  まず、閉会中において、所管事項の調査として議会運営委員会が開催されておりますので、報告を受けます。  議会運営委員会委員長、12番吉村善明議員。              (12番 吉村善明議員 登壇) 3 ◯12番 吉村善明議員 おはようございます。ただ今から議会運営委員会の委員長報告を行います。  当委員会は、議長の諮問に基づき、11月30日に委員会を開催し、調査いたしましたので、その結果について逐次ご報告いたします。  まず、今期定例会の運営につきまして、今期定例会の会期は本日から12月22日までの16日間とし、会期の日程は会期日程表案のとおり決定しておりますので、ご確認願います。  次に、今期定例会に付議されます、本日市長が提案されます議案等につきまして、議事日程第1号のとおり、まず報告第19号及び報告第20号は一括議題に供した上で市長から内容の説明を受け、通告による質疑の後、承りおくこととなります。  次に、本日の即決案件として、人事案件2件を、質疑を省略し、通告による討論を経て表決することに決定しております。また、その他の議案については人事案件の審議終了後、一括議題に供した上で市長から議案提案理由説明を受け、議案審議を延期し、その後一般質問を行います。一般質問につきましては、発言通告提出者10名のうち、提出順に本日は4名が、2日目本会議は5名が、3日目本会議は1名が行うこととなります。  次に、3日目本会議では一般質問終了後に、本日審議を延期いたします議案について、議決あるいは各所管委員会に審査を付託することに決定しております。また、道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等のかさ上げ措置の継続等に関する意見書案は議長発議により、即決することに決定しております。  次に、最終本会議において付託議案を審議した後、福中副議長が来年2月6日と7日に実施する当委員会の視察調査に同行していただく予定であることから、議員の派遣についてを議決するとともに、議決後に変更等が生じた場合、議長に一任するための議決を行うこととなります。  次に、本日の諸般の報告についてでありますが、まず閉会中に実施されました予算委員会を除く各常任委員会での視察調査並びに10月13日に開催された厚生消防委員会及び11月22日に開催された市民文教委員会の調査結果について各委員長から報告書が提出された報告を議長から受けるとともに、監査委員による例月出納検査の結果報告書及び陳情書が提出された報告を受けます。  次に、発言等の通告締切日等につきましては、申合せにより、会期日程表案のとおりとなります。  最後に、先に述べました当委員会の視察調査については、来年2月6日に長崎県議会において、通年議会についてを調査するとともに、7日には長崎県壱岐市議会において通年議会についてとタブレットの運用についてを調査することを確認しました。また、当該調査に係る委員派遣承認要求を議長に対して行うことを決定しました。  以上、議会運営委員会の委員長報告といたします。 4 ◯中谷尚敬議長 報告は終わりました。
     次に、企画総務委員会市民文教委員会厚生消防委員会及び都市建設委員会の各委員長から提出されております調査報告書につきましては、委員会所管事務調査報告一覧表のとおりでありますので、ご報告いたします。  次に、監査委員より、平成29年7月分、8月分及び9月分の例月出納検査の結果報告書が提出され、事務局において保管いたしておりますので、ご了承おき願います。  最後に、9月定例会における陳情書等の提出締切日以降から、今期定例会における陳情書等の提出締切日までに議長宛てに提出されております陳情書につきましては、陳情書一覧表のとおりであります。  以上で諸般の報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 5 ◯中谷尚敬議長 市長から招集の挨拶を受けます。  小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 6 ◯小紫雅史市長 それでは、開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  平成29年生駒市議会第5回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。  本定例会では報告案件が2件、補正予算案件が2件、条例案件が11件、指定管理者の指定案件が1件、契約案件が1件、人事案件が1件、諮問案件1件の合計19件につきましてご審議等をいただくものでございます。  内容につきましては改めてご説明申し上げますので、議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願いを申し上げます。  以上、誠に簡単でございますが、定例会招集のご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 7 ◯中谷尚敬議長 招集の挨拶は終わりました。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時7分 開議 8 ◯中谷尚敬議長 これより、本日の会議を開きます。  本日の日程につきましては、議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第1 会期の決定 9 ◯中谷尚敬議長 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から12月22日までの16日間とすることにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 10 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から12月22日までの16日間とすることに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 会議録署名議員の指名 11 ◯中谷尚敬議長 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第85条の規定により、1番久保秀徳議員、2番松本守夫議員、3番片山誠也議員の以上3名を指名いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第3 報告第19号 市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)   日程第4 報告第20号 市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について) 12 ◯中谷尚敬議長 日程第3、報告第19号、市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)及び日程第4、報告第20号、市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)の以上2件を一括議題といたします。  2件について、市長から説明を受けます。  小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 13 ◯小紫雅史市長 ただ今上程されました報告第19号、市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)につきましては、地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている損害賠償の額の決定について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。  内容につきましては、小平尾町地内におきまして、マンホールの蓋などが跳ね上がり、走行中の2トンダンプ車を損傷させたものでございます。  続きまして、報告第20号、市長専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)につきましても、同じく生駒中学校敷地内におきまして、公用車が駐車車両に接触をし、損傷させたものでございます。  以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。 14 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  2件について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  日程第3、報告第19号及び日程第4、報告20号は、承りおき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第5 議案第81号 生駒市教育委員会委員の任命について 15 ◯中谷尚敬議長 日程第5、議案第81号、生駒市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。  本案について、市長から議案提案理由説明を受けます。  小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 16 ◯小紫雅史市長 ただ今上程されました議案第81号、生駒市教育委員会委員の任命についてにつきましては、寺田詩子委員及びレイノルズあい委員の任期が平成29年12月31日をもって満了いたしますので、引き続き両委員を任命するため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。なお、委員の任期は4年でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 17 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 18 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第5、議案第81号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第81号 生駒市教育委員会委員の任命について    原案どおり同意することに決定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第6 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 19 ◯中谷尚敬議長 日程第6、諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  本件について、市長から議案提案理由説明を受けます。  小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 20 ◯小紫雅史市長 ただ今上程されました諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてにつきましては、岩田憲一委員の辞任に伴い、新たに大西雅美氏を推薦するため、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。なお、委員の任期は3年3カ月でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 21 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本件を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は、諮問のとおり適任と認めることにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 22 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第6、諮問第2号は、諮問のとおり適任と認めることに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて    諮問どおり適任と認めることに決定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第7  議案第68号 平成29年度生駒市一般会計補正予算(第3回)   日程第8  議案第69号 平成29年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第1回)   日程第9  議案第70号 生駒市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について   日程第10 議案第71号 生駒市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の                制定について   日程第11 議案第72号 生駒市の一般職の職員の給与に関する条例及び生駒市職員の退                職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について   日程第12 議案第73号 生駒市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について   日程第13 議案第74号 生駒市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について   日程第14 議案第75号 生駒山麓公園ふれあいセンター条例の一部を改正する条例の制                定について   日程第15 議案第76号 生駒市再開発住宅条例及び生駒市営住宅条例の一部を改正する                条例の制定について   日程第16 議案第77号 生駒市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について   日程第17 議案第78号 生駒市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について   日程第18 議案第79号 生駒ふるさとミュージアムの指定管理者の指定について   日程第19 議案第80号 (仮称)生駒北学校給食センター整備運営事業に係る事業契約の                締結について   日程第20 議案第82号 生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する                条例等の一部を改正する条例の制定について   日程第21 議案第83号 生駒市の一般職の職員の給与に関する条例及び生駒市一般職の                任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正す
                   る条例の制定について 23 ◯中谷尚敬議長 日程第7、議案第68号、平成29年度生駒市一般会計補正予算(第3回)から、日程第21、議案第83号、生駒市の一般職の職員の給与に関する条例及び生駒市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの、以上15議案を一括議題といたします。  15議案について、市長から議案提案理由説明を受けます。  小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 24 ◯小紫雅史市長 それでは、ただ今一括上程されました、議案第68号から、議案第83号までを順次ご説明申し上げます。  初めに、議案第68号、平成29年度生駒市一般会計補正予算(第3回)につきましては、歳入歳出予算の総額からそれぞれ45万1,000円を減額し、総額372億7,004万7,000円とするもので、主な内容は組織の改編や人事異動に伴う人件費の各費目を調整するものでございます。また、年度内に完了しない事業について繰越明許費の設定を行うとともに、債務負担行為の追加、変更を行うものでございます。  次に、議案第69号、平成29年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第1回)につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ8,194万3,000円を追加し、総額138億20万3,000円とするもので、過年度の療養給付費等負担金の精算に伴い、償還を行うものでございます。  次に、議案第70号、生駒市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、大量の定年退職者等に備えるため、一定の期間、採用者数を前倒しすることに伴い、市長部局の定数を509人とするものでございます。  次に、議案第71号、生駒市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、地方育休法及び人事院規則の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第72号、生駒市の一般職の職員の給与に関する条例及び生駒市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、職務に対応する級に改めるため、職務の級別基準職務表を見直すものでございます。  次に、議案第73号、生駒市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、高山幼稚園が(仮称)高山認定こども園に移行することに伴い、条例の改正を行うものでございます。  次に、議案第74号、生駒市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、都市公園法の改正により可能となった保育園その他の社会福祉施設の占用に伴う使用料を新設するほか、同法施行令改正に伴い、公園施設の設置基準を加えるものでございます。  次に、議案第75号、生駒山麓公園ふれあいセンター条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、ふれあいセンターの事業に障がい者の自立と社会参加の促進に関することを追加するとともに、附属設備の使用料について規則に委任するものでございます。  次に、議案第76号、生駒市再開発住宅条例及び生駒市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、公営住宅法施行令及び公営住宅法施行規則が改正されたこと等に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第77号、生駒市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、壱分町の一部が翠光台へ町名変更されるため、給水区域の町名を追加するものでございます。  次に、議案第78号、生駒市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、消防用設備等消防法令違反のある防火対象物について、その違反内容等を公表できるよう、条例を改正するものでございます。  次に、議案第79号、生駒ふるさとミュージアムの指定管理者の指定についてにつきましては、ふるさとミュージアムの管理について、株式会社地域文化財研究所を指定管理者として指定するものでございます。期間は平成30年4月1日から平成35年3月31日まででございます。  次に、議案第80号、(仮称)生駒北学校給食センター整備運営事業に係る事業契約の締結についてにつきましては、株式会社生駒北学校給食サービスと契約の日から、平成46年7月31日までを期間として、68億4,832万2,003円で(仮称)生駒北学校給食センター整備運営事業契約を締結するものでございます。  次に、議案第82号、生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、国家公務員特別職の期末手当の改正に伴い、本市特別職についても同様の改正を行うものでございます。  最後に、議案第83号、生駒市の一般職の職員の給与に関する条例及び生駒市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、人事院勧告に基づき、給料月額、勤勉手当の支給率等を改正するものでございます。  以上がただ今上程された議案の概要でございます。よろしくご審議の上、ご議決いただきますよう、お願いを申し上げます。 25 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  お諮りいたします。  15議案は、議事の都合により、本日の審議はこれまでとし、12月11日に審議することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 26 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、15議案は、本日の審議はこれまでとして、12月11日に審議することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第22 一般質問 27 ◯中谷尚敬議長 日程第22、一般質問を行います。  通告順に従い、順次、発言を許可いたします。  まず、2番松本守夫議員。              (2番 松本守夫議員 登壇) 28 ◯2番 松本守夫議員 それでは、議長の許可を得まして、質問いたします。  生駒市のいじめ防止対策について、今年10月下旬、文部科学省は平成28年度の児童生徒の問題行動、不登校等、生徒指導上の諸課題に関する調査の結果を発表しました。その速報値によりますと、いじめの認知件数は32万4,000件で、前年の27年度と比較して、約10万件の増加となり、前年の対比では144%と過去最高の数字にありました。いじめの発見のきっかけを見ますと、51.6%と約半数が学校のアンケート調査などで発覚しており、本人からの訴えが18.1%、学級の担任が発見したのが1割強の11.6%になっています。担任の先生が生徒の異変に気付く割合が少ないのが気になります。  この調査で他に目を向けなければならない数字があります。子どもの自殺数が急増していることです。自殺した児童生徒の数は前年度に比べ、29人増の244人で、この数字は過去30年間、つまり平成に入ってから最多になっています。過去からのいじめの実態を見ますと、ほぼ10年おきにいじめられて自殺する事件は多発し、その度、新聞やテレビ等の報道機関が大々的に取り扱うようになりました。大津市で起きたいじめ自殺事件が契機となって、平成25年には、いじめ防止対策推進法が制定され、国、地方公共団体、学校がそれぞれの実情に応じていじめの防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するため、いじめ防止基本方針を定めることになりました。  しかし、昨年10月、文部科学省の有識者会議は同法の課題や改善策をまとめ、基本方針が形骸化していることや、重大事態の定義が不明確であることなど、数項目にわたって指摘した提言案を公表しました。同法施行後4年が経過した今も、深刻ないじめは後を絶ちません。表面に表れない陰湿ないじめに苦しむ児童生徒はいまだに多く存在します。内閣府の子供・若者白書によれば、いじめは常に起こっており、特定のいじめられっ子やいじめっ子の問題でなく、被害者も加害者も入れ替わる、そして最も典型的ないじめ行為である仲間はずれ、無視、陰口について半年ごとの被害経験率(その期間に一度でも被害を受けたことのある児童の割合)を見ると、男女ともにおおむね半数程度の子どもが被害を経験している。被害経験の割合は経年的に一定程度を占めるということから、いじめは常に起こっているものと考えると説明しています。生駒市ももちろん例外ではなく、いじめは必ず存在します。全国で数多くの事例が報告されている中で予期せぬ事態が起こったと済ますわけにはいきません。生駒市のいじめに対する、常日頃の対策、取組についてお伺いします。  1、生駒市のいじめの実態について、認知件数の増減推移はどのような傾向ですか。また、重大事態の発生状況はどうなっていますか。  2、生駒市が本年2月に策定した基本方針は、文部科学省の有識者会議の提言案の指摘に対してどのように対応しましたか。また、策定された基本方針はどのように教育現場に周知徹底されているのでしょうか。  3、基本方針の策定や協議会の設置等は、いじめ防止に向けて必要な取組と考えますが、そもそもいじめが発生しない学校の実現に向けた根本的な解決方法や仕組みづくりについて、市の考えを教えてください。  以上です。次回からは議員席にて質問いたします。 29 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。              (中田好昭教育長 登壇) 30 ◯中田好昭教育長 それでは、松本議員の生駒市のいじめ防止対策についてのご質問にお答えいたします。  まず、1点目の生駒市のいじめの実態として、認知件数の推移と重大事態の発生状況についてでございますが、いじめの認知件数は、平成26年度は小学校51件、中学校32件、計83件、平成27年度は小学校417件、中学校67件、計484件、平成28年度は小学校412件、中学校46件、計458件となっております。平成26年から平成27年度にかけて認知件数が大幅に増加しておりますのは、平成26年度までは奈良県一斉のアンケート調査において、いじめではないが、見守りが必要と判断していた事案を、平成27年度からはいじめ事案として認知するよう、国からの指導によるものでございます。  いじめの認知に関しましては、アンケート調査をもとに、担任が中心となり、個別懇談や面談を実施するとともに、日頃の児童生徒の様子を見ながら、少しの変化を見逃さないよう、いじめの早期発見に努めているところでございます。また、学校が対応したいじめ事案につきましては、全て文書で市教委に報告を義務付けるなど、重大事態を含めまして、確実に把握できる体制をとっております。現在まで重大事態の報告は受けておりません。  続きまして、2点目のご質問の生駒市いじめ防止基本方針について、文部科学省が有識者会議の提言に対してどのように対応し、また教育現場にどのように周知徹底されたのかとのご質問でございます。まず、提言への対応についてでございますが、いじめの認知に関わって、学校現場への浸透不足が課題とされているいじめの定義につきまして、いじめの対応を明確にし、定義に基づく認知が適切に行われるよう、基本方針に盛り込んでおります。また、学校においては一部の教員で対応するのではなく、学校内で情報共有を確実に行い、組織として対応することを明示するとともに、いじめの未然防止、対応について関係機関やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等と連携して、専門的な指導、助言により解決するよう、示しております。  また、生駒市の基本方針の周知徹底についてでございますが、校長会、教頭会を通じて、内容を説明するとともに、各校における研修で教員への周知徹底を図っているところでございます。また、既に全ての学校で策定されております学校いじめ防止基本方針につきましても、生駒市の基本方針を参酌して、必要に応じて改訂し、教員に周知徹底するよう指導しております。さらに、生駒市の小中学校生徒指導担当者会議においても、市教委の担当指導主事から周知を図り、学校内におけるいじめ対応の指針とするよう指導しております。  最後に、3点目のいじめが発生しない学校の実現に向けた根本的な解決方法や仕組みづくりについてでございますが、いじめを防止するためには道徳の授業を中心に教育活動全てにおいて、平素より子どもたちに人を思いやる心や自己有用感を感じさせる取組を推進するとともに、命の大切さを学ぶ体験活動等を通じまして、いじめ問題に取り組む必要があると考えております。また、出前授業や講演会で専門家を招き、子どもや保護者にいじめ問題について積極的に啓発活動を行う必要があります。さらに、インターネット等を通じたいじめを防止するため、各学校で児童生徒へのスマートフォンやSNSへの関わり方の指導を進めたり、保護者に対する注意喚起を行うことが求められております。その具体的な取組といたしまして、昨年12月にいこまスマホサミットを開催し、その結果を各校に広め、市内小中学校が独自のスマホルールづくりを進めているところでございます。  また、いじめの防止にはこれら学校での児童生徒に対する指導、啓発以外に保護者や地域の協力が不可欠です。学校と地域保護者が積極的に情報を共有し、いじめ問題に連携、協働して対応できる体制を構築するとともに、いじめ問題の解決のため、地域、社会全体がいじめを許さないという市民意識の醸成を図るための啓発活動が必要不可欠であると考えております。保護者や地域への啓発には時間がかかることや、多くの人に周知することの難しさはありますが、講演会の開催等を通じて、今後も継続的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 31 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 32 ◯2番 松本守夫議員 ありがとうございました。27年度からいわゆる認知件数のとり方が変わったということで、過去まで遡らなければいけないということなんですが、26年度、27年度、合計ですが400幾つかの認知数が出ている。この認知数は先ほどおっしゃいました、担任が中心となって精査したというふうなことでありますけど、その元の数字、どの数字を精査されて、この480なにがしというのが出てきたのか、ちょっとそれを教えてください。トータルで結構です。小中ではなしにトータルで。 33 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 34 ◯中田好昭教育長 アンケート結果ということでおっしゃっていただいている分で、いじめられたことがあると、要するに子どもたちがアンケート全体で答えた件数の総計ですが、26年度で1,050件、27年度で小中計1,249件、28年度は1,417件でございます。 35 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 36 ◯2番 松本守夫議員 そうしますと、トータルで今おっしゃった数字になるんですけど、例えば、平成28年度ですと1,417、小中合わせてクラスが390クラスあるわけですね、小学校、中学校合わせて。そうすると、1クラス大体、今、計算しますと、三、四件の平均ですね。400として三、四件ですね。3件から4件の認知に対して精査を加えたと、こういうことですが、そのかかった時間と言いますか、どのぐらいの日数でやられたんですかね。 37 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 38 ◯中田好昭教育長 日数と言うか、これは全市内一斉にやるんですが、これ、県下統一なんです。これについては6月のいじめ月間というのがございまして、4月から6月の末までの期間ということでお願いしたいと思います。 39 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 40 ◯2番 松本守夫議員 ちょっとすいません、大事なとこ、聞き漏れました。何月、4月から6月まで。(「6月末」との声あり)末までの期間をとって、あと、精査の話ですね、申し上げてるのは精査、それから出てきた後で精査にどのぐらいの労力が要るかと、こういう質問なんですが。 41 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 42 ◯中田好昭教育長 これについて、当然県下一斉ですので、それを県の方が集計されまして、私とこも数字は把握してますけども、県としての取りまとめをされて、やはりこういう情報については県下一斉に流すということが前提でございまして、生駒市だけが先に広報するわけにいきませんので、議員の皆さんに以前、レターケースに配布させていただいたように、時期、いつでしたかあれなんですが、9月、10月になったと思うんですが、それまでの間、個々に分析をしてたということでご了解いただきたいと思います。 43 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 44 ◯2番 松本守夫議員 ありがとうございました。かなり時間をかけて精査されているということでありますけれども、そうすると、この29年度、既にもう挙がってきているということでよろしいですかね。もう分かっているということで。 45 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 46 ◯中田好昭教育長 29年度につきましてですが、今現在まだ私とこ、まだ来てませんが、当然学校の方で個々に対応して、いじめの把握した分については個々、対応、処理していますので、もうすぐという認識をしています。 47 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 48 ◯2番 松本守夫議員 今、お聞きしたのは、かなりアンケート調査に時間をかけてると、労力を使ってるということをお聞きしたかったわけでありますが、その一方、アンケートをとった中で、先ほども申しましたけども、いじめがある中の発見のきっかけになったのが、このアンケートが非常に多いと。全国で先ほども申しました51.6%、県では61.7%、それぐらいの大きなウエートを占めてて、アンケートというものの重大さがあるわけですね。そうすると、生駒市はどのぐらいの割合でそのアンケート、いじめの発見の中の割合ですね。 49 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 50 ◯中田好昭教育長 いじめの発見のきっかけというデータのとり方になるんですが、これは生駒市の場合は学校教員、学校の教員ですが、担任が発見した、特にアンケートを通じてしたのが83%でございます。 51 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 52 ◯2番 松本守夫議員 非常に大きなウエートを占めてるわけですね。ということは、アンケート依存度と言いますか、非常に大きくて、しかもそれに対する労力が非常にある。しかし、その一方、子どもたちと言いますか、児童生徒は非常にそのアンケートが書きにくいと。本当のことがなかなか書けないというふうな声を聞くんですが、その辺はお聞きでございましょうか。 53 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 54 ◯中田好昭教育長 アンケートのとり方なんですけども、方法として、調査方法なんですが、記名式、無記名式という方法があって、回答も選択式あるいは記述式とございます。基本的に記名式と無記名が半々程度になっている状況でございます。これについては、一般的に何か学校内でいじめが何らかの形で対応をする場合について、再度、個別に実施する場合もございます。ケースによって違いますけども、子どもたちについて、やはり素直に答えてほしいという思いがございますので、無記名というのがやはり基本になってくると思いますし、全てを拾いたいということで、書きやすいような雰囲気ということで無記名あるいは選択式とか、方法をいろいろ学校が工夫してやっていただいています。 55 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 56 ◯2番 松本守夫議員 いろんな工夫というのが大事だと思うんですけども、書きにくい理由がいろいろ聞いていますと、三つぐらいあるわけですね。一つは、ばれるのと違うかなと、書いていてばれるのと違うかなと。また、ばれたら、いじめの仕返しをされるの違うかなというような疑いがあるんでなかなか書けないというふうなこと。もう一つは、アンケートの時期ですね、6月に。ところが、いじめというのは待ってくれない、いつ起こるや分からないわけですね。そうすると、タイミングが合わないということで、今、先生に訴えたいのに、なかなかアンケートの時期でもないというふうなタイミングの問題というものが一つあるということ。もう一つは、一生懸命書いても、なかなか先生が取り上げてくれへんの違うかとか、あるいは異性の先生になかなか言いにくいというふうな、こんな合計三つぐらいの理由があるわけですけど、一つ目は今、おっしゃったように、いろんな工夫をされているということ。それから、その工夫も、あると言いますか、奈良市の小学校では一定時間を必ず書きなさいというふうな指導をしているわけですね。ということは、早くマル、ペケとか、あるいはちょちょっと書いてしまったら、あいつ、何や、長いけれども、長いこと書いてる人を見つけると、あいつ、何かいじめたというようなことを書いてるん違うかというふうな疑いを持たれるということで、ある一定の時間まで一斉に、もう漫画でもいい、落書きでもいいから、とにかく書き続けなさいと、こんな工夫をされているとこもあるわけですね。  今、いろんなことをおっしゃったんですけども、あと2点目の問題については、いわゆるアンケートのタイミングの回数になるんですけども、1回じゃなしに、複数回するような学校もあるんじゃないかなと思うんですけども、全国を見ますと、小学校も中学校も大体60%以上が複数回アンケートをとっている。だから、タイミングの問題を考慮すると、そういう工夫をされているわけですね。生駒市で複数回やっている学校、どのぐらいあるんでしょうかね。 57 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 58 ◯中田好昭教育長 ちょっとデータ的なあれなんですが、私、今手元にある28年度、最近の分なんですが、実施頻度は2から3回やっている学校が12校、20校中12校ございます。 59 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 60 ◯2番 松本守夫議員 ということは、60%、全国の平均ぐらいだというふうなことですね。今申し上げましたように、非常に問題点と言うか、課題があるんじゃないかなと、アンケートについては。それをやっぱり解決するために、一つは今、いろいろお話しされたように、工夫をしていくということ。もう一つは、何か別の方法をアンケート以外に何かないのかなというふうなことが考えられると思うんですが、今ここ一、二年ですけれども、スマホにあるアプリを使って、タイミングよく、即できると、しかも匿名性もあるといいうふうなことをやり始めている学校があるわけですね。その辺はどうなんですか。そういう研究と言いますか、そういうことについてはどういうふうにお考えでしょうか。 61 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 62 ◯中田好昭教育長 今、アプリということなんですが、当然スマホという媒体を通じてと思うんですが、基本的に私もちょっと調べたんですが、まだ私立の中学校がやっている程度かなと。公立がまだされてないのは、恐らく顔が見えないということだと思うんですね。まず、子どもが相談するのは日常身近な保護者あるいは教員、スクールカウンセラーがそうなんですが、やはりそういうコミュニケーションを通じた形で、これも課題なんですが、対話、アンテナを高くして、子どもたちの様子を見て、相談できる雰囲気づくりを学校がやるのが第一義で、アプリについては顔が見えないというのと、併せて、ちょっと話がアプリ関係になるんですが、昨年、先ほど答弁させていただきましたように、12月にスマホ宣言をさせていただきました。その中でやはり個人情報については書かないとかルールづくりをしたんですが、その中には人の悪口を言ったり、人を傷つけるようなことは書き込まない、あるいは人に向かって言えないことをメールを使わない等個人情報についての扱いは気をつけましょうというルールづくりを皆、学校に持ち帰って中学校の方で今、周知徹底を図っているんですが、困ったときはお母さん、お父さんに相談しましょうというのが入っております。だから、この今おっしゃっていただいた提案部分については、相談という通報的な意味合いがあるんかなと。子どもたちに通報さす自体がちょっと先ほど私、申しましたいろいろそういう電話相談もありますし、いろんなチャンネルがございますので、そういうことを周知、更に子どもたちに徹底し、対応を今後もしていきたいと思っています。 63 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 64 ◯2番 松本守夫議員 今のスマホでありますけど、顔が見えないということですが、実は顔が見えないからいいんだというふうなことで始まっておるんですね。確かに通報なんです。実は今おっしゃったように、私立の小学校、私立の中学校で今、取り上げてるんですね。日本で初めて小学校ができたのが奈良市の帝塚山小学校、それから日本で最初にあったのが大阪府の高石市ですね、羽衣学園、確かに両方とも私立なんです。ところが千葉県の柏市では教育委員会がこれはいいということで、これは公立ですけども、教育委員会がスマホを配布したと、配布しようとしているのか、ちょっとそこのところは新聞記事でうまいこと分からんかったんですけども、まだ聞き合わせてないんやけど。そういうことで公立もそういうことに乗り出しているということがあるんです。ですから、ちょっとそういう意味でも調べる必要があるんじゃないかなと、検討する必要があるんじゃないかなというふうに思いますが。  実は、この帝塚山小学校のやり方は、小学校3年から6年までの子どもの親にスマホを持たすんですね。大体新しく買わんでも、今頃の家庭では一つはどなたかお持ちやろうということで、そのアプリをそこで親がやる。子どもが通報するんじゃなしに、子どもが親と相談、夜でもご飯を食べながらでも、こういうことがあったよと、あの子帽子隠されたとか、何か今日、けんかになったよというふうなことがあれば、親が通報する。通報すると、誰が通報したか分からないようになっている。ところが、どこのクラスということだけは分かるというふうなことで、まだ今年の4月に採用したようでありますけども、非常に好評やということで、1年、2年も来年からやっていこうというふうなことをおっしゃってるようなので、これ、いい、悪いは今ちょっとした情報しかありませんので言えませんけど、一度検討するということでお願いしたいと思います。  それから、1月23日にいわゆる有識者会議、何回目か行われている一つなんですけど、その中で原発の被害者の児童生徒に対してのいじめについてという通達と言いますか、そういうものが出されたわけです。それは届いているんでしょうかね。 65 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 66 ◯中田好昭教育長 承知しております。 67 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 68 ◯2番 松本守夫議員 その中にはいわゆる事例が二つありまして、事例がある。それから、もう一つは学校の対応があるという、この二つで成り立っているんですけども、避難者、生駒市におられるのか、おられないのか分かりませんけど、いずれ来られるかもしれないということで、その辺の対応を是非きっちりやっていただきたいなと。例えば、被害のとこで問題になってますのは、子どもがその被害者を呼ぶのに、何々菌、いわゆるばい菌の菌ですね。松本君と言わずに、松本菌と呼んでいる。中田君と言わずに、中田菌と言ってると、こういうふうな状態で、非常に心、傷つけられてるというふうな話が載ってましたけれども。実はその件の中で先生も、調子に乗ってるんですかどうや分かりませんが、松本菌というふうなことで呼び出したということが非常に問題になっております。学校の先生がそんなことを言うのかなと思って、実際にあったようでありますけど。  もう一つは関西の有名な私立大学ですけど、4月のいわゆる始まるときに、出身を聞いたら、福島県の方がおられる。それを聞いたものですから、ちょっと電気消せということになった。何で消したのかというと、被爆者は体が光るのちゃうかなと、そういう間違ったメッセージがあったもので、そうしてやったというふうな、非常によからぬ先生もおられるわけですね。そういうことでひとつそういう被害に遭われた方の嫌な思いをせんように指導をしていただきたいなというふうに思います。  それから、今先生の話をしたんですけども、生徒同士のいじめ、もちろんあるんですが、先生が生徒をいじめるというのが非常に最近あるような気がします。新聞、その辺りも言ってます。この2月に、ご存じのように、グランフロント大阪ビルから飛び降りて自殺した人、その遺言を見ていますと、私の人生は先生によって破壊されたと、こんなような遺言を残して死んでるわけですね。それから、今年10月、この10月に明らかになったんですが、今年の3月に福井県で男の子が死んでるんですね。それは担任と副担任が非常にいじめたということでもって、自殺された。このニュースはご存じやと思いますけども、いじめたと。4月、5月になると、別の女の子が不登校になって、もう学校に行くのが嫌やと、先生にいじめられたということなんですが、実はその担任というのは、3月に自殺した人をいじめた副担任がそこに昇格してまた担任になってたというような、これはもう校長も何を考えてるのやろうというふうな感じの話でありますけども、それが10月に明らかになったというように、この先生が生徒をいじめるというふうなことが、あってはならないことが起こってるわけですね。  そこで先ほどのアンケートで、そういうふうなものがもちろん生徒が書いて、調べる人が先生なものですから、恐らく警察官が犯人のことをいうような関係と同じように、そのまま挙がってこないかも分かりませんけども、そういう事例はどうなんですか、先生のいじめというのは今まで生駒市で挙がってきてますか、そういう事例は。 69 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 70 ◯中田好昭教育長 私が知る限りはございません。 71 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 72 ◯2番 松本守夫議員 恐らくないと思います。奈良市で実はその話を聞いたことがあるんですね。そういう事例を聞いたことがあるんですけど、実は生駒市にもあったんです。あったんですということは、もう何年か前で、確かに教育長は違う人の教育長のときでありますけども。生駒市立の保育園に行かせたんですけども、もう1週間もたたんうちに、絶対嫌やと言うて泣いて保育園へ行きたがらないんですね。いろいろ調べてみると、どうもおかしいな。それじゃということで、生駒市の2階へ行って市へ相談した。ところが市の職員は、そんなことは今まで聞いたこともないということで一蹴されてしまった。これは何年も前ですから、今ちょっとそういうあれができないんですけども、そんなことがあって、もう困られて相談に来られたんですが、そのとき、それじゃもう変えなさいということで、私立の保育園に行かれた。それからうまいこといって、いまだにトラウマもなく、集団生活するのが、もう嫌になったらどうしようかなというふうな心配されてたんですけど、今はそういうこと。  同じように、なかなかそういうのは挙がってこない。今おっしゃるように挙がってこない。本当にあるかもしれないというふうなこともありますので、これは慎重にいろいろと調べる必要があるんじゃないかなというふうに思うんですね。重大事態もそうです。もう結構なこと非常に関係者の皆さん方のご努力で重大事態がいまだにないと、これはすばらしいことやと思うんですけど、しかし今はないけど、ないとも言えないです、これから。起こらないとも限らない。
     ちょっと苦い話ですけども、給食のいわゆる異物混合と同じように、びっくりして予期せぬ出来事が起こったというふうなことがまた将来起こるかもしれないわけですから、そういう意味も踏まえて、ひとつ慎重にいろいろと調べていただきたい。あるいは、あるものということを前提にして調査するというふうなことを努めていただきたいなというふうに思います。いずれにしても、関係者の皆さんのおかげで重大事態に至るものがなかったということは本当に喜ばしいことやというふうに思います。また、評価したいというふうに思っております。  それから、2番目の問題でありますけれども、いろいろ有識者会議とか何回も開かれて、そういうものがどう我々、生駒市はそれをうまく活用したのかなと、また学校もどういうふうにしているのかなというふうなことなんですが、私はちょっとタイムラグがありまして、例えば我々生駒市の基本方針ができたのは2月ですね、2月に策定されました。ところが、いろいろ有識者会議があって、最後にいわゆるそれをまとめられて、最終改定が出されたのは3月14日なんです。ちょっと後先が違うものをどのように修正と言うか、どのようにされて、各学校に通知されたのか、その辺をちょっとお聞きしたいんですが。 73 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 74 ◯中田好昭教育長 確かに生駒市の基本方針については、今年2月ということで、各学校の分については既に策定されてまして、そういう意味でラグがあるんですが、当然、先ほども答弁させていただきましたように、今回、周知徹底する中で学校にある方針について、市の方針を参酌して、内容について精査して、必要に応じたら改訂していただきたいということで、周知徹底して毎年その分について報告を求めてます。 75 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 76 ◯2番 松本守夫議員 各学校にはそういうふうにされているということ。先ほど申し上げたいわゆる最終改定と生駒市のこの分については、何か変更されたとかという分はないですか。後から出てきましたね。それを2月につくったものを修正したとかそういうことはないんですか。 77 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 78 ◯中田好昭教育長 生駒市の基本方針については今年2月で、国の方は私、手元にあるのが昨年の11月2日、議論のまとめという形で頂いているんです、県から。これを踏まえて、再度、私とこ策定中でしたので、検証していじめの定義を明確にするとか、個々の対応を具体化した、明記していったという状況でございます。 79 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 80 ◯2番 松本守夫議員 分かりました。今、おっしゃったように11月2日にこの七つの提言があった、10月12日やったと思います。それをまとめられた。それから、1月23日、今年ですが、1月23日に新しい法律の素案ができた。そして3月14日に最終改定ができたと。その都度、その都度、ハードルがあるわけですね。そのハードルのときに、いろいろと通達があったので、そこで周知徹底していると、こういうことでよろしいですね。ありがとうございました。  それから、3番目でありますけど、根本的な解決方法はないのかなと。いわゆる対処療法的にと言うたら語弊がありますけど、その都度、その都度、いじめがあったらこうしようとか、ああしようとかいう対応をするんじゃなしに、もっと根本的な方法はないのかなということであります。二つの方向性があるんじゃないかと。  一つは、小学校という、相撲協会もそうですが、閉鎖社会だと。閉鎖社会にはそういういじめがあるんやというふうなことで、これは何とかせないかんというような学者たちがおられるんですね。例えば、内藤朝雄さんとか、社会学者でありますけども、宮台真司さん、そういう方々がいわゆるクラスを廃止せいというふうな意見、極論されてるわけですね。そういう一つの方向。それから、もう一つはやっぱり政府が言うてる働き方改革というふうなことで、やっぱり効率よくやろうやないかと。だらだら仕事をやってはいけないというふうなことで、先生の働き方をどうするかというふうなこと、この二つのことを考えた場合、まずそのクラス編成を変えるというもの、その辺のお考えはないでしょうかね。あるいはそれをどう考えてはるかということをお聞きしたいです。 81 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 82 ◯中田好昭教育長 クラス編成の話になってくると思うんですね。クラスを解体するというのは、そもそも学校という、私が偉そうに言うたらあきませんけど、成人するに当たって、一定人格形成とかあるんですが、目的としてるんですが、やはり集団という一つの塊ですね。今40人が1クラス適切ということで進めてますが、一定その中にやはり思いやりとか、先ほど来、出てますように、友達とのいろんな関わりを通じて、やはり形成されていくものであって、その要因となるから、それを解体してという議論が、私よく分かりませんが、ちょっとそぐわないという認識しています。 83 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 84 ◯2番 松本守夫議員 もちろん集団生活、友人関係とかいろんなことを育むというのは、これはもう大事なことでありますけども、しかしそれがクラスを固定することによってできるのかどうか。むしろ、弊害があるのと違うかと。いわゆるその固定されることによって、いつも同じような人たちと顔を合わせてる。そこでストレスが溜まる。そこでまたいじめが起こると、こういうふうなことを主張されてるんですね。そういうことで、例えばいわゆる習熟別のクラスにする。実は私、昭和35年に高校へ入学したんですけども、そのときに英語と数学だけ習熟別のクラスなんですね。今はやってるか知りません。そのときは非常に珍しいことでした。クラスがあったんですが、あとは英語の時間になりましたら、ぞろぞろと皆、変わっていって、教室に分かれて。だから、レベルが同じような人たちが集まると。非常に数学でもそうだった。私自身としては非常に楽しかったですね。同じような、優秀なやつも一緒に勉強できるなとか、何かそんな思いがあって、楽しい思いをしたことがあるんですけども、そういうこと、いわゆるクラスを中心に教科を変えていくんじゃなしに、教科を中心にクラスを変えていくと、こういうふうな考え方があるんかと。これは大学なんかそうですね。そういうふうなことが非常に大事なんじゃないかと。ただ、そもそも学校というのはどうしてできたのかなということになりますと、もちろん集団社会も必要ですけど、産業革命が起こって、皆で働き出してから、学校というのも必要になってきたというのがそもそもの始まりやと聞いてるんですね。ですから、いずれにしても、そういう学校というものをそんなに一つの形に絞ってしまわんと、もっと自由にやっていくという。 85 ◯中谷尚敬議長 松本議員、自説をとうとうと言わんと質問してください。 86 ◯2番 松本守夫議員 分かりました。自説ではないんですけど、他説なんですけども。 87 ◯中谷尚敬議長 他説をとってたりせんといてよ。 88 ◯2番 松本守夫議員 分かりました。そんなことで、ひとつこのいじめがそういう閉鎖社会で起こるのでないかということをもう一度、一遍考えて。できるのは、学校ではできないんです。教育委員会はできると思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思いますが。  それから、もう一つの働き方についてですけども、業務改善のガイドが27年7月27日に出されたということなんですけども、中田教育長が去年の12月8日の議会で、校長会を通じてノー残業デーを週1回お願いしております、こんな話で働き方をちょっと変えていこうというお話があったと思います。その後、どうなりましたか、いわゆるノー残業デーは。うまいこといってますか。あるいは校長会でどういうふうにその後、なってますか。 89 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 90 ◯中田好昭教育長 昨年、ノー残業デーと私の考えで学校に協力を要請してましたが、もう国の方が今年になってから、教職員の働き方改革の名のもとに、時間外勤務の縮小とか、部活動の休業日の設定とか打ち出してきました。そういう意味で既にノー残業デーではなくて、休業日という言葉で今現在学校で取組をしていただいてます。よろしいでしょうか。 91 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 92 ◯2番 松本守夫議員 是非そういうことを進めていただけたらというふうに思いますけれども、ここでお願いしたいのは、今そういういろんな例があるんですけども、いわゆる先生に必要なものは何やというと、やっぱり授業の充実、それからもう一つは、生徒とふれ合う時間をたくさん持つ。そして時間外労働をやめていくというふうなこの二つの方向だと思うんですけど、その辺に関して、何かいいアイデアというのはありますかね。そういうコアと言いますか、そういう両立させる、あるいは生徒に接する時間を増やせるというふうな何か工夫というものはあるでしょうかね。 93 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 94 ◯中田好昭教育長 今、正に国においてもそうなんですが、先生が本来すべき業務と業務外と分けた仕分けをされてる状況にありまして、恐らく先生はすべきではない、他にやっている、地域あるいは保護者にやっていただける分という形で出てくる可能性があります。私、思ってますのは、今後、おっしゃっていただいてますように、教職員は授業の教材研究に専念して、子どもたちに対する良質な教育を提供していただくような時間を確保するという一つの切り口で、関係する教職員、校長、管理職あるいは市民の保護者の方等々の意見を聞きたいなと。その中でやはり地域、学校、家庭の協力なくては、なかなか学校自身が、市教委もそうですが、施策的に担保すると言うか、実効性が出てこないと思ってますので、そういう方々が協力いただくという前提でといういろんな取組、施策、方策が出てくると思いますので、そういう人を巻き込んだ形で今後、おっしゃっていただいているような時間外勤務の縮減とか、負担軽減につながるようなことを考えていきたいと思っています。 95 ◯中谷尚敬議長 松本議員。 96 ◯2番 松本守夫議員 そうやっていろいろな人たちの意見を聞くことは非常に結構なことや思います。具体的に何をするかということを聞かれるときにまとめていただければなと、こういうことをするんやと、例えばアシスタントティーチャーをつけましょうということで、岐阜県ではそういう人をつけて、これはいろいろ研究されてると思いますけども、そういうものが今申しました、授業にも専念できるし、それにアシストしてもらえるんで、あるいは生徒と昼休み、ドッチボールできるようになったとかいうふうな意見が出てます。そんなことでいろんなやり方、あると思います。それ等をまた研究していただければというふうに思います。今おっしゃっていた仕分け、早くしていただいて、先生の負担がかからず、授業に専念できるようなその体制をつくっていただきたいというふうに思って終わります。 97 ◯中谷尚敬議長 次に、13番竹内ひろみ議員。              (13番 竹内ひろみ議員 登壇) 98 ◯13番 竹内ひろみ議員 それでは、議長のお許しを得まして、一般質問をさせていただきます。二つありまして、1点目は南生駒駅及び周辺地域のバリアフリー化についてと、2点目は南地域の安全・安心のまちづくりについてです。  まず1点目、南生駒駅及び周辺地域のバリアフリー化について、質問をいたします。  先の6月議会において、南生駒駅のバリアフリー化を求める会から提出されました、南生駒駅及び駅周辺のバリアフリー化の早期実現を求める請願書が全会一致で採択されました。同請願書の趣旨は次のようなものです。  一つ、南生駒駅のエレベーター設置、トイレ改修、橋上駅化など、近鉄のバリアフリー化実施に向け支援されたい。  二つ目、当面、エレベーターの設置まで、道路から直接ホームに入れるように自動改札機、自動券売機の設置に向け、近鉄と協議して取り組まれたい。  三つ目、駅周辺の道路、小瀬橋の安全確保と踏切の改修に向け、関係機関に要請されたい。  四つ目、以上のことを十全に行うために、バリアフリー基本構想を制定されたい。  この請願に対する処理経過及び結果について、市は8月25日、市議会議長に対し、以下のように報告をしています。  一つ、市及び近鉄は南生駒駅のバリアフリー化を平成31年度設計、平成32年度工事を予定、工事概要は現時点ではエレベーター2基、多目的トイレ1カ所、内方線付き点字ブロックの設置等となっており、今後近鉄と協議を進めていく。  二つ目、自動改札機、自動券売機を設置することについては、近鉄は実施の予定はない。  三つ目、駅周辺の道路など、安全確保については、県と近鉄に対して請願の趣旨を伝えた。  4番目、バリアフリー基本構想の策定については、今後他市の策定内容及び鉄道駅のバリアフリー化の進捗などを踏まえて検討していく。  この報告内容は、工事概要が新たに示された他は、近鉄は実施の予定はないと言っている。県と近鉄に対して趣旨を伝えたなど、特に新しい進展や取組はないものとなっています。  上記の請願書は、現在までに5,000筆近く寄せられた署名にも表れています住民の皆さんの熱い願いをバックに出されたものであり、また市議会では全会一致で採択されたものです。市は、このような請願書については真摯に受け止め、積極的に取り組むことが求められていると思います。  そこで、以下の質問をします。  一つ目、南生駒駅のバリアフリー化について。  今後近鉄と協議を進めていくとあるが、どのように協議をされるのでしょうか。  2番目、道路からホームへの自動改札機、自動券売機の設置について。  近鉄は実施の予定はないとのことですが、市民の苦難軽減のために当面の対策として、設置が求められていることに対して、市としてどう考えるのでしょうか。  3番目、駅周辺の道路などと小瀬橋の安全確保と駅南の踏切の改修について。  県と近鉄に趣旨を伝えたとのことですが、県や近鉄から回答はあったのでしょうか。また、市としての取組はどうでしょうか。  4番目、バリアフリー基本構想について、他市の策定内容及び鉄道駅のバリアフリー化の進捗などを踏まえて検討していくとの回答ですが、どのような体制、方針で検討していくのでしょうか。  質問の2番目に移ります。南地域の安全・安心のまちづくりについて。  昨年12月の議会で、南地域のまちづくりについて、一般質問をさせていただきました。その中で、市から都市計画道路、小平尾バイパスの進捗状況、小瀬橋改修の予定などについて、困難な課題があり、見通しが立たないとの報告を受けました。これまで都市計画道路の施行が滞る中、その区間の現国道や川、橋などが長年にわたり未整備のまま放置されていました。それに対して私は何度も一般質問などで問題を指摘し、改善を求めてまいりました。そして、市もその必要性を認め、速効対策としての整備を県に要請し、幾つかの改善がされました。昨年の12月議会でイオン神田川間の歩道の改修実施が表明され、今年初めには、あの悪名高い波打つ歩道が一部改修され、市民の皆さんに大変喜んでいただいております。この他にも次のような危険箇所の整備を要望し、市は努力すると表明されました。現時点での整備の取組の状況、今後の見通しはどうなっているでしょうか。  一つ、歩道の改修、1、小平尾バイパス第1工区、これは都市計画道路と竜田川が合う場所から南なんですが、国道168号の現道の歩道は狭い上にがたがたで非常に歩きにくいものです。今年、7月4日に生駒の市議団として私たちは郡山土木に要請し、検討するとの回答を頂いていますが、市は整備計画の現状について把握しておられますでしょうか。  2番目、小平尾バイパス第2工区、これはその北の方なんですが、神田川イオン間の歩道は先ほど申し上げましたように、改修されました。そして市民の方に大いに感謝されておりますが、残りの部分の改修予定はどうなっていますでしょうか。  大きな二つ目で、南都銀行北側国道308号と168号の交差点の右折レーンについてです。ここでも右折車があると、渋滞が起こるため、南生駒駅の西側の道路へ迂回する車が多く、その道路の危険が増していることから、右折レーンの設置を提案しました。検討すると言われましたが、今後の計画はどうなっていますでしょうか。  大きな3番目、小瀬橋北の川幅の拡幅。今年10月21日の台風のときにも、増水や浸水の危険がありました。土のうを積んだりして対処されていたようですが、早期に対策が必要と思いますが、この工事計画はどうなっていますでしょうか。  以上、登壇しての質問は終わりまして、後は自席にて行います。 99 ◯中谷尚敬議長 大西総務部長。              (大西清隆総務部長 登壇) 100 ◯大西清隆総務部長 それでは、竹内議員さんの大きな一つ目の南生駒駅及び周辺地域のバリアフリー化について、建設部の所管に係る事項もございますが、1回目は私の方から一括してお答えします。  まず1点目の南生駒駅のバリアフリー化についてですが、平成28年春に近鉄から頂いたバリアフリー設備整備計画によりますと、平成31年度に設計、平成32年度に工事となっており、現在具体的な協議には至っていません。この時点での計画では、エレベーターを2基設置、多機能トイレを新設、また内方線付き点字ブロックを設置することなどで、地下に駅舎があるという現況から、費用が非常に高額になると懸念している旨の話を近鉄から伺っています。近鉄は、平成29年度、30年度は菜畑駅、東山駅のバリアフリー化の設計、工事をやり切ることがまず一番の方針のようですが、今後、近鉄から南生駒駅の計画案が示されれば、市民から頂いています要望を踏まえて協議を進めていきたいと考えています。  なお、当然市民から頂いた要望等につきましては、それを待つのではなく、今までどおり機会を捉えて近鉄に伝えているところです。  次、2点目のエレベーター設置まで道路からホームへ直接入れるように必要となる自動改札機、自動券売機の設置についてですが、今年8月に市議会にも、近鉄は実施の予定はないと報告したところであり、大変難しい要望となっていますが、引き続きこの要望は近鉄に伝えていますし、今後も同様です。  次に、3点目の駅周辺と小瀬橋の安全確保と駅南の踏切の改修についてですが、奈良県によりますと、駅前の国道168号線グリーンベルトの拡幅は警察と協議しながら検討していくとのことですが、小瀬橋については竜田川の河川改修時に併せて小瀬橋を架け替えし、歩道幅員を確保すると聞いています。また、駅南の踏切の改修については、レールの切替えポイント施設が踏切の駅側にあるため、駅側には拡幅できず、南側も民家があり、拡幅スペースがないため、困難であるとの回答を得ています。市の取組につきましては、引き続き郡山土木事務所と調整を行いつつ、事業実施に向け、自治会等の地元調整において支援をしていく考えです。  次に、4点目のバリアフリー基本構想についてですが、今年の3月定例会や6月定例会において、市長、副市長からも答弁がありましたが、優先順位としましては、まずは生駒線各駅のバリアフリー化について個別具体的な取組を実施したいと考えており、この南生駒駅のバリアフリー化の協議や近鉄の事業計画に沿った生駒線各駅のバリアフリー化補助金の交付等を進めていきます。したがって、バリアフリー基本構想につきましては、生駒線各駅のバリアフリー化の進捗状況など、今後の動きを見ながら道路計画等周辺も含めたバリアフリー基本構想の必要性について検討したいと考えています。  以上です。よろしくお願いします。 101 ◯中谷尚敬議長 寺西建設部長。              (寺西清幸建設部長 登壇) 102 ◯寺西清幸建設部長 それでは、2番目のご質問、南地域の安全・安心のまちづくりについてお答えさせていただきます。  まず1点目の歩道の改修についての1)小平尾バイパス第1工区についてですが、小平尾バイパスは、奈良県において平成19年度から事業を実施しており、竜田川を境にしまして、南側のバイパス区間を第1工区、北側の現道拡幅区間を第2工区としまして、現在事業を進めております。一方、現在の国道168号はご質問にありますように、歩道が狭く、歩きにくい状況となっているところがございます。この箇所は昨年の一般質問においてもお答えしましたとおり、片側が河川のため、今以上に道路を広げることは困難なところで、現在奈良県ではこの箇所の整備計画はなく、改善については今後検討していきたいと聞いております。  次に、2)の小平尾バイパス第2工区についてですが、昨年度神田川からイオンタウン付近までの区間において、車道をかさ上げし、歩道の勾配を改善する工事を実施いたしました。残りの区間につきましても、今年度工事を実施する予定と聞いておりますが、工事の実施時期や範囲については決まっておりません。  次に、2点目の南都銀行北側の国道308号と168号の交差点の右折レーンについてですが、右折レーンの設置については道路を拡幅する用地が必要となります。現在、この箇所については一部用地を取得できていない箇所があり、用地が取得できれば、渋滞を少しでも緩和できるよう、暫定的な右折レーンの設置を検討すると聞いております。  最後に、3点目の小瀬橋北の川幅の拡幅についてですが、竜田川の河川改修につきましては、奈良県において事業を進めておられているところですが、地元交渉に時間を要しており、なかなか工事の実施までには至っていない状況です。そういう中、昨年度も大雨により、南生駒駅付近が浸水したということがありましたので、奈良県において小瀬橋の北西側で用地を取得した部分を一部削って川幅を広げる工事を今年度実施する予定となっています。この工事により、大雨による河川の増水等の状況は現在よりも改善されるものと思われます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 103 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 104 ◯13番 竹内ひろみ議員 ありがとうございます。それでは、1点目の南生駒駅周辺のバリアフリー化についてから始めさせていただきます。  まず1番目の今後近鉄と協議を進めていかれるということなのですけれども、近鉄が主体の事業であるところから、なかなか市とか市民の願いが通じないかなと、反映されるのかなという気がしてるんですけれども、どの程度反映させることができるか、どのように協議していかれるのか、その辺ちょっとお聞かせ願いたいんですけれども。 105 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 106 ◯大西清隆総務部長 現在近鉄は、まだ内部検討段階でございますので、今まだたたき台と言いますか、何の素案も出ているわけではございませんので、今近鉄に市民からの要望はきっちり伝えておりますし、そのことは近鉄でも検討の材料にはなっていると思いますので、それが出てくればやはりもっと具体的に進めていきたいとは考えております。今のところは、まだ具体の協議は進める状況にはなっていないということでございます。要望はしっかりと伝えております。 107 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 108 ◯13番 竹内ひろみ議員 この計画が平成31年度には設計するということになっております。31年設計で、32年度工事という計画ですよね。なので、それまでに、設計を決めるまでに十分市のこのまちづくり全体からの観点とか防災の観点とか、そして市民の願いとか、いろんなことを近鉄に聞いていただく、そういうことが必要かと思うんですけれども、そういった協議というようなことを31年の設計までにきっちりとやられる、そういうご計画はおありでしょうか。 109 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 110 ◯大西清隆総務部長 ただ今答弁させてもらったとおりでございまして、31年度の設計でございますので、30年度には何らかの打診があれば、きっちり要望も伝えたいですし、近鉄としても市民と近鉄の鉄道の利用者が別であるわけではございませんので、ある程度期待ですけど、聞いてもらえるように私どもも頑張ってまいりたいと思っております。 111 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 112 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非ともよろしくお願いします。そして、ある程度詰めたときに、協議をされた内容とか結果などは公開していただけるんでしょうか。 113 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 114 ◯大西清隆総務部長 今のところ、積極的にこちらから何かそういう協議をホームページに出すとか、そのことまでは考えておりませんが、もちろん一定の協議録的なものも残すと思いますので、それは情報公開とかあれば、それは、対応はきっちりしていくことは大切と思っております。 115 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 116 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非よろしくお願いいたします。  次に、この近鉄の工事概要によりますと、エレベーター2基というふうになっておりますことから、これは地下道の改札はそのままで、そして2方向式エレベーターと言いまして、1台のエレベーターで道路から地下道、それから地下道からホームへと使うような方式のものを考えているかと思いますが、そう考えてよろしいでしょうか。 117 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 118 ◯大西清隆総務部長 今のところそのように考えてもらっていいと思うんですが、先ほど答弁させてもらいましたように、非常に費用が高くつくという地下の駅でございますので、その辺で一定見直しがあるんではないかとは思っております。ですから、ちょっと今の段階でそう絶対になるということではないとは思っております。一定見直されて、やはり安い費用でできるだけ利便性を高めたものを考えておられるとは思います。 119 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 120 ◯13番 竹内ひろみ議員 実はこの2方向性のエレベーターについては、私も尼ヶ辻の駅を見に行ったんですが、非常にスピードが遅いし、使いにくいと言って評判が悪いんですね。なので、また考え直していただけたら一番有り難いかなと思っております。  次に、この地下道に駅があるという、改札があるという構造ですが、かつて地下道に水が流れ込んで大変なことになったということもありまして、非常に問題があるのではないかと思っているんですけれど、これ、防災上の観点から、市はどのように考えておられますでしょうか。 121 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 122 ◯寺西清幸建設部長 この地下道でかつて水の増水で浸水ということがございましたけども、その後、今現在では竜田川のちょうど小瀬橋から下流、乙田橋までの間を河川改修ができておりますので、それについては軽減できていると考えております。それから、増水によって一部水路も溢水と言うか、あふれたということがございましたけども、それについても一部かさ上げ工事を実施しておりますので、その辺については改善できていると考えております。
    123 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 124 ◯13番 竹内ひろみ議員 いろいろ対策もとられているということですけれども、とにかく最近の集中豪雨というのはもう想定外のものが起こるおそれがあります。なので、できるだけ地下の駅というものは避けた方がいいんじゃないかということなんですが。こういうことを考えますと、やはり橋上駅というのは上に改札を置いて、エレベーターで上り下りするという構造が非常に高額につくということをおっしゃっているんですけれども、その場合はエレベーターが4台要るわけですけれどね。それに代わるものという、次の策としては跨線橋を造って通路にして、エレベーター2台は要るんですけれど、それで地下の改札はもうやめて、ホームへは道路から直接自動改札機で出入りするというような構造も考えられますけれども、そういうようなことも是非考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 125 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 126 ◯大西清隆総務部長 そういうお話あるということは、きちっと近鉄には伝えてまいりたいと思います。 127 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 128 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非よろしくお願いいたします。  次に、その自動改札機、自動券売機の設置についてですけれども、バリアフリーの会の方では、当面エレベーターがついてちゃんとバリアフリー化できるまでの間も、直接ホームへの出入りができるように自動改札機、券売機、設置できないかというふうにおっしゃってるんですけれども、この点については、近鉄はその予定はないとのお返事だったということなんですけれども、やはり市民の方の苦難軽減のためということで、是非また近鉄さんの方によろしく提案していっていただきたいと思います。  本当にこの間、私も市民の皆さんからいろいろなお声を聞き、また実際に自分もあちこち見て回る中で南生駒駅というのは、本当に障がい者や足腰に問題ある方や高齢者の方、それからベビーカーでのママさんなどには敬遠され、大変な駅であまり使われていないというようなことも言われました。今回駅舎をバリアフリー化するに当たって、本当に使いやすい駅にしていただくようによろしくお願いをいたします。  次に、駅周辺の安全確保の問題なんですけれども、その中で踏切改修についてお聞きしたいと思います。  これはなかなか構造上困難であるというお返事だったんですけれども、自治会など、地元調整において支援をしていくということをおっしゃっているんですけれど、これは南側に民家があるところに拡幅する場合のことをおっしゃっているんでしょうか。 129 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 130 ◯寺西清幸建設部長 この踏切については、先ほど大西部長の答弁にもございましたように、北側にポイントがございますので、北側に広げることはなかなか難しい。それから逆に南側に広げる場合につきましては、民家があるということで、それについてもやはり費用もかかってなかなか難しいというふうに考えております。あとそれともう1点、これは鉄道サイドの話になるんですけども、踏切についてはなかなか、広げるということについては、一つ踏切が増えるというようなそういう独自の何か解釈みたいなのがあって、なかなか広げるというのについても、例えばどこかの踏切を廃止して、その代わりこっちを広げるとか、そういったことでなかなか難しい点がございますので、この場所の拡幅というのはなかなか難しいなというふうに考えているところです。 131 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 132 ◯13番 竹内ひろみ議員 なかなか困難な問題だということは分かりました。ただこの踏切については、踏切渡って川の方の傾斜ということも非常に問題にされておりまして、それは小瀬橋の今の構造に関わっているので、これはやはり小瀬橋の改修待ちということになるかと思うんですけれども、そういう解釈でよろしいですか。 133 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 134 ◯寺西清幸建設部長 確かに小瀬橋からその踏切については、それぞれ高さがもう決まっておりますので、それで結構な勾配と言いますか、ちょっとスロープみたいな形になっておりますので、もう現状、高さが両方決まってる中ではなかなか改修というのは難しいと考えております。ですので、これについてはもう小瀬橋が将来的には少し北の方へされる今、計画ですので、それによってまた解消はできるんじゃないかなというふうには思います。 135 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 136 ◯13番 竹内ひろみ議員 分かりました。それでは、それまで待てということですね。次の駅周辺の道路と小瀬橋のその他の件については、後のまちづくりのところで詳しく質問をさせていただきます。  次の4点目のバリアフリー基本構想についてお伺いします。  この基本構想が必要かどうか、それを検討するということなんですけれども、現在、南生駒駅のバリアフリー化については防災安全課が担当しておられるようですが、基本構想というのは本当にいろいろな部署が関係すると思われます。そして、そういった横断的な組織が必要になると思われるので、その基本構想自体を、構想を策定するかどうか言う前にも、既にいろんな研究が必要と思うんです。私もいろいろご提案したりしておりますが、そういったことも含め、研究する、そういった一定の部署と言うか、関係窓口と言うか、そういうところが必要になるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 137 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 138 ◯大西清隆総務部長 先ほど答弁させていただきましたように、まずは近鉄の生駒線の各駅のバリアフリー化の事業の方を先行するというのが今の市のスタンスでもあり、近鉄のスタンスであると思います。その上でやはり必要となってくれば、それはもちろん専門の部署も置かなければ、やはり防災安全課の体制ではできないと思いますので、その点は十分、つくるんであれば認識しているところでございます。 139 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 140 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非よろしくお願いいたします。  次に、基本構想に関わってもくるんですけれども、この南生駒駅の周辺というのは南コミュニティセンターせせらぎとか学校などの公共施設、医療機関、商業施設が点在し、これらを結ぶ道路については交通バリアフリー法からも整備が求められるところになります。同法では、旅客施設の周辺だけではなく、官公庁、福祉施設等の生活関連施設同士を徒歩で移動する範囲についても、重点整備地区を設定し、整備を推進することを定めていると、これはバリアフリー法概要に書かれております。なので、南生駒駅からせせらぎまで徒歩で移動する場合に現在三つのルートがあるんですが、いずれも遠回りだったり、歩道の整備がされていないなど、問題が多くあります。障がいのある方や高齢者などが利用しやすいように整備することが求められています。この地域を重点整備地区として設定し、面的、一体的整備をする必要があると思いますが、市のお考えはどうでしょうか。 141 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 142 ◯大西清隆総務部長 バリアフリー基本構想をつくるんであれば、そういう地区にするということも出てくるかとは思いますが、今の段階でちょっとお答えはしにくいお話かと思います。 143 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 144 ◯13番 竹内ひろみ議員 基本構想を策定すれば、こういったことも地元の方やらいろんな方と一緒に協議して決めていけるという、非常に将来の見通しが立ってくると思いますので、是非前向きにお願いをいたします。  次に、国交省のバリアフリー法の概要ですが、次のことが書かれているんです。国道、指定区域外なんですが、それ又は都道府県道のユニバーサルデザインに資する事業を市町村が実施できるように措置をしている。そして、基本構想に定められて、ユニバーサルデザインの促進のために、国道又は都道府県道の事業を実施する場合には、本来都道府県が整備管理する国道等について市町村が整備できるよう定めている。また、市町村が都道府県管理の国道と都道府県道で事業を実施する際には、補助金等については最終的に市町村に交付されることとなり、都道府県と同様の費用負担で事業を行うことができるよう定めている。このように書かれています。このことについて、市はどのように考えられますでしょうか。 145 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 146 ◯大西清隆総務部長 それも先の話になりますけども、バリアフリー基本構想をつくったと、そして重点整備地区なりになって、こういういろんな県管理の国道とかの改修が必要になってきたとなっても、まずはやはり本来の管理者にそういうことはお願いすべきであると考えております。と申しますのは、国からとれば、市に補助金を交付しても、県に交付しても同じとは思いますけども、補助金が2分の1であれば、残りの2分の1はその実施主体の負担となりますので、やはり市がやるとなりますと、その分は市の負担になるということになりますので、やはり本来の管理者にまずはお願いして、どうしても対応してもらえない。でも、市がやっぱり急ぐ必要があるというときには、今頂いた対応というのもあるとは思いますけども、今の段階で具体的にはちょっとお答えにくい状況です。 147 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 148 ◯13番 竹内ひろみ議員 基本構想を定めたらの話なんですけれども、基本構想を定めたらこういうメリットがあるということを展望して今後進めていきたいという意味で申し上げているんですが、今おっしゃられた財政負担の問題というのもありますが、基本構想では優先順位を決めて取り組むことになります。例えば、危険な歩道の整備など急がれる場合には、今は県の管轄ということでなかなか実施されないという問題がこれまでもありました。しかし、市が整備できるようになれば、スピードアップできるのではないでしょうか。大きな事業でなければ、市道の整備と同様に費用もそれほど大きな負担にはならないのではないかと思います。こういった点も含めて、基本構想策定に向かってやはり前向きに考えていただきたい、そのようにお願いをしまして、この項の質問は終わらせていただきます。  次に、2点目の南地域の安全・安心のまちづくりについてに移ります。  まず、歩道の改修について2点、申し上げておりますが、まず1点目の小平尾バイパス第1工区という、分かりにくいんですけれど、竜田川から南のところ、小平尾地区のところを通ってる国道なんですが、この脇の歩道が非常に狭くて、石が並べてあるのががたがたしているというようなことで、地元の方も、大型車がどんどん脇をすり抜けていくというので、危険すら感じる。なのでほとんど通っておられない状況なんですね。裏道を通っておられるんですが、そこも私もよく通るんですが、柵もない深い溝が脇をずっと通っていて、とても怖いと言われているような状況なんです。何とか通りやすい歩道にしていただきたいとは思うんですけれども、非常に困難だというお話で、せめてもうちょっとスムーズな道にしてほしいと思いますが。結局この区間のバイパス道路を早く通していただきたいというのがあるんですが、現在の進捗状況はどうなんでしょうか。 149 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 150 ◯寺西清幸建設部長 現在のバイパスの進捗状況ですけども、現在用地取得に向けて交渉されているとこで、まず用地の取得率につきましては、1工区が74%、それから2工区、現道拡幅区間につきましては14%、全体で57%と聞いております。それから、工事につきましては一部用地を取得した部分について、一部工事を実施されているというところでして、今後も引き続き用地取得に向けて事業をされていくというところです。 151 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 152 ◯13番 竹内ひろみ議員 前にお聞きしたときは72%でしたので、2%だけ前進したなという気はしますが、これでいくと、まだまだ何年も待たされるのかなという思いがしております。そういうことのないようにしっかりと進めていただきたいと思います。  次に、小平尾バイパス第2工区、その北側の方になるんですが、先に神田川とイオンの間の歩道は既に改修されており、非常に市民の方も喜んでいただいております。残りの部分についての整備予定は、把握しておられますでしょうか。 153 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 154 ◯寺西清幸建設部長 今年度工事を実施するというふうには聞いておりますけども、先ほど申しましたように、まだ時期とか範囲については決まってはおりません。 155 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 156 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非ここもしっかりと進めていただくようにお願いをしておきます。  次に、南都銀行の東北の国道308号と168号の交差点の右折レーンのことなんですけれども、前に私たち郡山土木に要請したときに、南都銀行への土地買収交渉もしているとのことでした。この買収の現状とか見通しは分からないでしょうか。 157 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 158 ◯寺西清幸建設部長 聞いているところでは、用地とともに建物がございますので、建物補償についての調査は実施も完了しているということで、今はその補償について、その辺の交渉を進めておられるというふうに聞いております。 159 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 160 ◯13番 竹内ひろみ議員 少し進んでいるという感じで嬉しいんですけれども、是非しっかりとまた進めていただきたいと思います。  次に、小瀬橋の北の川幅の拡幅ですけれども、ここを早速昨年の12月の一般質問で提案させていただいたのに対策をとっていただき、本当にそこの住民の方も喜んでおられます。今年の台風のときには本当に冷や冷やしたということで、早速対策をとられたというのは嬉しく思っております。今後も是非安全安心の確保のためにスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。  最後に、最初の質問、1項目めのバリアフリー化のところの問い3なんですが、ここに移ります。 161 ◯中谷尚敬議長 行ったり戻ったりしないでください。戻ったりしないでください。そういう議運での話でしょ。一問一答やから、一答ずつしていって元に戻ったり、来たり、行ったりしないようになってますのでね、お分かりですか。 162 ◯13番 竹内ひろみ議員 はい、すみません。この問題については、後で質問するというふうに。 163 ◯中谷尚敬議長 後で。 164 ◯13番 竹内ひろみ議員 言いましたが。 165 ◯中谷尚敬議長 さっき、質問、後でしたんでしょ。 166 ◯13番 竹内ひろみ議員 これが今、後なんです。 167 ◯中谷尚敬議長 いや、項目が変わってるでしょ。 168 ◯13番 竹内ひろみ議員 次はね、バリアフリー化のところの3点目の質問に。 169 ◯中谷尚敬議長 今ね、南地域の安全・安心のまちづくりに移ってるわけでしょ。 170 ◯13番 竹内ひろみ議員 はい、そうです。 171 ◯中谷尚敬議長 1問目の質問と違うでしょ、項目がね。 172 ◯13番 竹内ひろみ議員 はい。 173 ◯中谷尚敬議長 それは分かっておられますか。 174 ◯13番 竹内ひろみ議員 はい、それでは小瀬橋の問題が今なってますが、周辺の道路のことについて質問させていただきます。 175 ◯中谷尚敬議長 その意味が分かってないね。今ね、小瀬橋北の川の拡幅に移ってるでしょ。違いますか。私の言ってることが間違ってますか。竹内議員。 176 ◯13番 竹内ひろみ議員 申し訳ありません。今の2点目の地域の安全安心のところで、3番目の小瀬橋北の川幅の拡幅というところを質問しておりますが、これに関連して質問させていただきます。  この小瀬橋のすぐ北側、北西のところは川幅を広げていただけるというお答えをいただきまして、大変嬉しく思っております。そのところは河川の改修計画というのが元々ありまして、そのためにこの地域の南生駒駅西側の道路の件なども改善、整備がそれまでできないというようなことで、全く手つかずのままに来ていると、私はそういうふうに思っておりました。お聞きしたいのですが、この川の改修計画というのはどのような計画になっているんでしょうか。 177 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 178 ◯寺西清幸建設部長 河川の改修計画ですけども、先ほど申しましたように、現在の小瀬橋については少し北側に新たに架け替えをすると、それから現道の川幅については今の川の両側において河川の断面を広げると、要は川幅を広げると、そういう工事を行うということで、区間については大登大橋、ちょうどせせらぎの前までの区間で今予定はされております。 179 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 180 ◯13番 竹内ひろみ議員 それですと、南生駒駅の西側を通っている国道168号線に関しては、川側は計画の一応影響を受けるんですけれども、近鉄線側についてはその計画の影響は受けないということでよろしいですか。 181 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 182 ◯寺西清幸建設部長 はい、そのとおりです。 183 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 184 ◯13番 竹内ひろみ議員 それでは、先ほどから申し上げております道路の問題については別に整備を考えられるということで、この道路が本当に狭くて駅前が車が多くて危険な状態だということをずっと言われておりますが、それを改善するためにも、近鉄線側に歩道を広げるとか、道路を拡幅するとかいうことを考えようと思えば考えられるというふうに理解してよろしいですか。 185 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 186 ◯寺西清幸建設部長 近鉄側ということなんですけど、駅の出入り口から南側には交番とか、あと家屋もございます。その現道を広げるためには、やはり用地の確保というのも必要となってまいりますので、その辺は関係者の方々のご協力とか、事業費の確保とか、いろんな課題があるとは思います。 187 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 188 ◯13番 竹内ひろみ議員 なかなかそれは大変な大きな事業になると思うんですけれども、実は私、ここの土地がどこの所有になっているのかということが興味ありまして、法務局へ行って調べたんですが、信貴生駒電鉄と言うんですか、昔ね、今は近鉄なんです。近鉄線側は全部。そこにいろいろなお店とか交番とか建ってるんです。一部空き地にもなっているんですね。その空き地の脇のところの歩道がまた崩れてたりして、非常に問題があるんですが、そこをやっぱり今回、近鉄さんにバリアフリーのことも協議する中で、この駅周辺のバリアフリー化ということも併せて協力をお願いできたらと思うんですよ。少しでもスペースができれば、そこに車を寄せて、送り迎えの車も安全に停めたりできるんじゃないかと、そういうような思いでちょっとここのところを河川改修との絡みで考えてみたんですけれども、そういうことは検討していただけないでしょうか。 189 ◯中谷尚敬議長 寺西部長。 190 ◯寺西清幸建設部長 ここの道路につきましては、国道というようなことで、県管理の道路となっておりますので、その辺についてはまた今後、県とも連携を図って検討はしていきたいとは思います。 191 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 192 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非是非よろしくお願いします。この南生駒駅西側の国道については本当に危ない状況にあると思います。送迎車が朝なんか通学時に、バリアフリーの会の方が交通調査をされたんですが、朝1時間半で50台送り迎えの車が来ると。そこを小学生六、七十人がぞろぞろと間を縫うようにして歩いていると、そんな状況をこのままずっと放置していくというのは本当にいけないことだ、早く改善するべきだと思いますので、是非この前の道路についても、県と一緒になってスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。  このことを要望して私の一般質問を終わらせていただきます。 193 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午前11時56分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 再開 194 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。  次に、20番吉波伸治議員。              (20番 吉波伸治議員 登壇) 195 ◯20番 吉波伸治議員 それでは、一般質問をいたします。学研高山地区第2工区のまちづくり計画策定の方向性等について。この質問では、学研高山地区第2工区を第2工区と略します。  さて、先日の4日に第2工区まちづくり検討有識者懇談会とりまとめ報告会が開催され、これをキックオフとして、いよいよ第2工区まちづくり検討有識者懇談会とりまとめ(以下とりまとめと略します)を踏まえた第2工区のまちづくり計画の策定作業が開始されることとなりました。今後まちづくり検討組織が立ち上げられ、第2工区のまちづくり計画策定に向けた検討が行われていきます。そこでその検討の方向性等について、以下質問をいたします。  一つ、地権者について。先月4日の報告会では、北コミのはばたきホールが満席になり、関心の高さを伺わせましたが、その参加者の内訳、つまり市内在住の第2工区地権者、市外在住の第2工区地権者、それ以外のそれぞれの大体の参加人数を把握されておられましたらお教えください。また、第2工区地権者のうち3分の2が市外在住地権者ですが、まちづくり検討に当たって、このことについて何らかの留意はされますでしょうか。  二つ目、市が目指している第2工区のまちづくり計画策定の目的は何でしょうか。次のことであると考えてよいでしょうか。  一つ、竹、つる等の繁茂や不法投棄などによる第2工区の荒廃防止。  二つ、第2工区のポテンシャルの活用による税収増と雇用促進。  三つ、地権者被害、つまり地権者が思うように所有地を活用、処分できないことの解決。
     三つ目、開発コストについてであります。  とりまとめでは事業リスクという文言は記載されているものの、開発コストについては述べられていませんが、まちづくり検討に当たってはこれが最も重要な案件の一つとなると考えますが、いかがでしょうか。また、市は今後教育、福祉、防災に予算を重点配分しなければならず、開発事業に回せるだけの予算を捻出できるのか。また、市が16年3月に策定した公共施設等総合管理計画によれば、今後40年間で公共施設については1,345億円、インフラ施設については977億円の更新費用が必要となる見込み。しかし、今後少子高齢化が加速し、大幅な税収増は見込めない。まちづくり検討の中でこれらの状況を踏まえて開発コストを考慮した結果、とりまとめが述べている方向性とは違ったまちづくりの方向性が打ち出されたとしても、市としてはそれを受け入れる用意はあるでしょうか。  四つ目、とりまとめは、まちづくりの課題として、次のように述べています。  第2工区の約4割は市の所有、残り4割は1,000人を超える地権者が所有。これらが混在分布する土地所有状況の中で順応、段階的整備を前提とした開発手法に伴う土地整理、換地等方策の検討が必要、このようにとりまとめは、市有地と民間地権者の所有地が混在分布する土地所有状況をどう打開していくかについては課題として挙げるだけで、その解決策についてはほとんど触れていません。今後まちづくり検討の中でその解決案が検討された結果、とりまとめが打ち出した方向性とは違ったまちづくりの方向性が打ち出されたとしても、市としてはそれを受け入れる用意はあるでしょうか。  五つ目、近年注目されている大きな意味でのまちづくりの手法にCSVがあります。これは共通価値の創造や三方よしと翻訳されています。第2工区のまちづくりに当てはめると、地権者の願いである地権者被害の解決、行政の目指す税収増と雇用促進、市民の願いである里山の保全と活用の三つをともに価値あるものとして実現していく手法です。第2工区まちづくり検討有識者懇談会では、CSVの大切さや必要性の意見が出されたものの、とりまとめの中の用語解説にCSVは記載がないことが象徴しているように、とりまとめはそれを軽視しているように見えますが、CSVは第2工区のまちづくりの成功をもたらす鍵の一つであり、第2工区まちづくり検討に当たってはCSVの手法も採用すべきと考えますが、いかがでしょうか。  登壇しての質問は以上で、2回目からは自席にて行います。 196 ◯中谷尚敬議長 上村都市整備部長。              (上村健二都市整備部長 登壇) 197 ◯上村健二都市整備部長 それでは、吉波議員の学研高山地区第2工区のまちづくり計画策定の方向性等についてのご質問につきまして、お答えをさせていただきます。  一つ目の先月11月4日、北コミュニティセンターはばたきで開催いたしました、第2工区まちづくり検討有識者懇談会とりまとめ報告会に参加いただいた地権者数についてのご質問でございますが、参加者の内訳といたしましては、来場者にご記入いただいた参加票に基づく集計で参加者総数は321名、このうち地権者は253名、その中で市内在住の地権者は91名、市外在住の地権者は162名、地権者以外その他の参加者は68名でございました。  次に、市外在住の第2工区地権者について何らの留意がなされるかとのご質問についてですが、もとより地権者が市内在住、市外在住であることでその対応等が異なることはございませんが、市外在住であることによって、地権者相互間の情報の共有化が図りづらいこと、また会議等への参加のしにくさなどが地権者の合意の形成において懸念されるところでございます。したがいまして、これから地権者の組織化を検討することとなりますが、組織への参加意向の把握や組織化後の会議や勉強会の参加等について、市外在住地権者の意向を適正に汲み上げることができるような配慮が必要になるものと考えているところでございます。  二つ目の市が目指している第2工区のまちづくりの目的は何かとのご質問についてでございますが、まちづくりの目的といたしましては、関西文化学術研究都市建設促進法及び同法に基づき定められております関西文化学術研究都市の建設に関する基本方針に則したまちづくりを進めるためという広義の目的に加え、平成28年2月に庁内の検討会で取りまとめた、学研高山地区第2工区の将来のあり方にも記載したように、今後の本市の発展、関西文化学術研究都市の更なる発展に資するため、新たなまちづくりに向けた取組を進めていくものでございます。  なお、当地区のまちづくりの方向性につきましては、今般の有識者懇談会とりまとめにも記載のとおり、当地区の役割認識のもと、六つの基本的なまちづくりの方向性を示し、これをたたき台として今後更なる検討を行っていくものと考えております。  三つ目の開発コストについてでございますが、開発コストについては、吉波議員ご指摘のとおり、非常に重要な点であると考えております。また、今後当地区の計画検討においては、市の財政負担との兼ね合いについても留意していくことは当然のことと考えており、懇談会とりまとめにおけるまちづくりに向けた課題でも述べておりますように、需要、ニーズを踏まえた順応、段階的整備を基本とした計画の策定や民間事業者の早期参画を目指すことなどにより、事業コストの低減を図るよう検討していくべきであり、またしていかなければならないと考えているところでございます。  四つ目の市有地と民間地権者の所有地が混在分布する土地所有状況の課題につきましては、懇談会とりまとめにおいて、今後順応、段階的整備を前提とした開発手法に伴う土地整理方策の検討が必要であるということを明記したもので、その整理手法も含めて今後検討を行っていくことになると考えております。  最後に、当地区のまちづくり検討に当たって、CSVの手法の採用についてのご質問でございますが、CSVとは企業の経営戦略の理論として、社会貢献活動や慈善的活動と理解されてきたCSRに代わる新しい概念として提唱されたもので、営利企業が社会ニーズに対応することで経済的価値と社会的価値をともに創造しようとするアプローチであると理解しております。今後企業参入促進等に向け、CSVの考え方についても検討していく必要があると考えております。  以上でございます。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 198 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 199 ◯20番 吉波伸治議員 ありがとうございます。まず、地権者についてでありますが、有識者懇談会とりまとめ報告会においても、参加者の半分は市外在住の地権者とのことで、第2工区の在り方については、生駒市民のみならず市外の地権者にとっても関心が高いということは再確認できました。また市外在住の地権者については、懸念事項や配慮すべきことがあると認識されておられます。その認識を踏まえて進めていっていただきたいと思います。そして、懸念事項と言えば、今全国的に所有者不明土地が問題になっておりますが、第2工区においては、所有者不明土地はどれほどあるのでしょうか。 200 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 201 ◯上村健二都市整備部長 現在所有者の連絡先が把握できていない土地といたしましては、民有地が全てで2,139筆ございますが、そのうちの7筆ございます。面積といたしましては、公簿面積で1,878平方メートル、ヘクタールに直しますと0.18ヘクタールでございまして、第2工区全体を288ヘクタールといたしますと、そのうちの0.06%に当たります。また所有者数としましては、6名ではないかと考えてございます。これらの土地につきましても、継続して調査を行っているところでございます。以上でございます。 202 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 203 ◯20番 吉波伸治議員 分かりました。あまり所有者不明土地についてはないということで理解できました。  次に、第2工区の在り方を考える上での情報の一つとしてお聞きしますけども、約4割の民間地権者所有地のうち、法人の所有地はどれぐらいあり、その法人の数は幾らでしょうか。 204 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 205 ◯上村健二都市整備部長 民間の法人さんが所有しておられる土地の面積ですが、これも公簿なんですけども、約6.3ヘクタールございます。第2地区全体288ヘクタールのうちですと、約2.2%に当たります。法人地権者数は26者でございます。以上でございます。 206 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 207 ◯20番 吉波伸治議員 分かりました。その情報も踏まえて、今後考えていきたいと思います。  次に、第2工区のまちづくりの目的については1回目の答えで了解いたしました。  次に、開発コストについてでありますが、事業リスクを軽減した実現可能な計画を策定していくというお答えでした。ということは、今後の検討により策定されていく実現可能な計画は開発コストについては述べていない有識者懇談会とりまとめに記載された六つの方向性とは違う方向性を持つものになる可能性もあるということでしょうか。 208 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 209 ◯上村健二都市整備部長 今般のこのとりまとめに書かれております六つの方向性につきましては、当然目指すべきものであると考えておりまして、ただ今後の検討におきまして、この六つの方向性から大きく逸脱するようなことはないものとは考えてはおりますが、今後の社会情勢でありますとか、第2工区を取り巻く状況の変化に対応した検討を進める中で今回のとりまとめの方向性を修正していく可能性はあるものと考えております。以上でございます。 210 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 211 ◯20番 吉波伸治議員 この事業開発コストというのは非常に重要な案件でして、十分に検討されて、その結果、懇談会とりまとめとは違う方向性に修正せざるを得ないということでありましたら、勇気を持ってと言いますか、十分開発コストを踏まえて、そういう修正もしていっていただきたいと思います。  次に、市有地と民間地権者の所有地が混在分布する土地所有状況の解決策についてでありますが、このような複雑な土地所有状況の解決はかなり困難であると思います。今後の検討の中でその困難を乗り切れる実現可能な計画が策定されるとして、それが有識者懇談会とりまとめに記された六つの方向性とは違う方向性を持つものであってもやむを得ないとお考えでしょうか。 212 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 213 ◯上村健二都市整備部長 混在分布しております土地の整理についてでございますけども、今回の取りまとめにおきましては大きな課題であるということが述べられております。今後の検討におきまして、その整理の必要性でありましたり、手法を含めた検討が必要になってくるわけなんですけども、あくまで順応、段階的整備を前提とした開発手法に伴う土地整理方策の検討を行うことというのが基本でございます。先ほど申し上げました状況の変化、社会情勢等の変化なんですけども、こういうこともございますので、修正ということも含めまして検討してまいることになるというふうに考えてございます。 214 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 215 ◯20番 吉波伸治議員 今答えられた方向性でよろしくお願いいたします。  次に、CSV手法の採用についてでありますが、CSVの考え方についても検討していく必要があるというふうなお答えをいただきました。市は、今後有識者懇談会とりまとめを踏まえて実現可能な計画を策定していかれますが、懇談会とりまとめには、CSVの考え方は明記されておりません。にもかかわらず、今後CSVの考え方を積極的に取り入れていく方向で検討していっていただけるというふうに認識していいのでしょうか。 216 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 217 ◯上村健二都市整備部長 あくまでも民間企業の早期事業参画でありましたり、立地誘導等、あと企業の参入促進の検討におきましては、このCSVの考え方につきましても、今後検討を加えまして事業の推進に取り組んでいきたいと、このように考えてございます。以上でございます。 218 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 219 ◯20番 吉波伸治議員 よろしくお願いいたします。今後様々に検討がなされていきますが、その際には市民の意見もお聞きいただきたいと思います。  そこでお聞きいたします。次期検討組織の構成は地権者、学識経験者、市民、行政の4者ということになるのでしょうか。 220 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 221 ◯上村健二都市整備部長 ただ今ご質問にございました地権者さん、市民の方、学識経験者、それから行政職員での構成を現段階では想定はしておるところでございますけども、具体につきましては、これからそれらの方の選出方法も含めまして検討してまいりたいなと、このように考えてございます。以上でございます。 222 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 223 ◯20番 吉波伸治議員 次期検討組織も含めて、市民の意見を十分に聞く体制をとっていただけるというふうに確認していいんでしょうか。 224 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 225 ◯上村健二都市整備部長 市民のご意見等についてなんですけども、今後地権者さんのまず合意形成を図りつつ検討していきます過程におきまして、適切に市民の意見を伺う機会の確保というのは必要であるというふうに認識してございます。以上でございます。 226 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 227 ◯20番 吉波伸治議員 市民の意見を十分に聞く体制をとっていただくようにお願いをいたします。  最後に、地権者、市民、行政の三方よしの実現可能な計画の策定に努めていただけるということを確認させてください。 228 ◯中谷尚敬議長 上村部長。 229 ◯上村健二都市整備部長 なにぶん第2工区のまちづくりは、今始まったばかりでございます。この実現につきましては、これから相当の期間が必要であると、このように考えておるところでございますけども、今回のとりまとめを踏まえまして、まずは実現可能なマスタープランの作成を目指して頑張っていきたいと、このように思っておりますのでどうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。 230 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 231 ◯20番 吉波伸治議員 三方よしの実現可能な計画の策定に努めていただけると約束したと思います。三方よしの全ての人がハッピーになるというふうに言い替えることができます。市民も行政も地権者も共にこの計画で行こうと、そういうふうな計画を是非つくっていただきたいと思います。第2工区をどうしていくのかは、生駒市が抱える環境に係る重大な社会課題です。近年環境に係る社会課題を解決するやり方として提唱されているものとして、今回先ほど有識者懇談会に出されたCSVを挙げましたけども、意見として出されたCSVを挙げましたけども、それ以外にもCSVを推進する手法で先月26日の生駒市環境基本計画策定キックオフセミナーの講演で説明のあった社会的投資というやり方や、それと軌を一にする里山資本主義などがあります。このようなやり方、手法の有効性も検討していただいて、生駒市の環境の抱える重大な課題を是非三方よしで解決していただくことを要望して終わります。 232 ◯中谷尚敬議長 最後に、22番下村晴意議員。              (22番 下村晴意議員 登壇) 233 ◯22番 下村晴意議員 それでは、議長のお許しを得まして一般質問をいたします。  1点目は、次世代育成支援事業に基づく特定事業主行動計画について。  次世代育成支援対策推進法は、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、育成される環境を整備するために国、地方公共団体、企業、国民が担う責任を明らかにし、2005年4月1日から施行されています。この法律は2015年度末までの時限法として制定されましたが、引き続き子どもが健やかに生まれ、育成される環境を更に改善し、充実させることが必要であることから、2014年に次世代育成支援対策推進法が改正され、法律の有効期限が10年間延長されました。厚生労働省の行動計画策定指針では、次世代育成支援対策の実施により達成しようとする目標を特定事業主行動計画においては各機関の実情を踏まえつつ、より一層職員の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な勤務環境の整備、その他の次世代育成支援対策の実施により、達成しようとする目標を定めることが必要であり、目標については育児休業の男女別取得率等の制度の利用状況に関するもの、仕事と子育ての両立が図られるようにするための取組に関するもの等の幅広い分野から各機関の実情に応じた目標を設定すべきものであるが可能な限り定量的な目標とする等、その達成状況を客観的に判断できるものとすることが望ましいとしております。このことを踏まえ、生駒市特定事業主行動計画について質問いたします。  1点目は、平成28年3月に策定されました特定事業主行動計画を機能させていくための推進体制についてお聞かせください。  2点目、職場における男女共同参画ワーク・ライフ・バランス等を踏まえ、特に育児を行う職員に対し、職場内で理解と協力が得られる体制を整える具体的な取組についてお聞かせください。  3点目、特定事業主行動計画を実施され、その成果と検証についてお聞かせください。  4点目は、今後の計画の見直しについてお聞かせください。  大きな2問目の質問は、市民サービス向上、人材育成についてお尋ねいたします。  地方公務員は、市民と直接接する最先端の公務員です。憲法第15条第2項において、全て公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではないとし、地方公務員法第30条においては、全て職員は全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行に当たっては全力を挙げてこれに専念しなければならないと規定しています。市役所とは市民の役に立つところ、市役所の使命は高品質のサービスを最大限市民の皆様に提供することであり、職員の仕事の基本は市民、お客様のため、サービスに知恵を絞り、市民満足度を向上させることにあると考えます。民間では、企業戦略として顧客満足度を高め、いかに顧客を獲得するかに運命がかかっていると言っても過言ではありません。  例えば、買い物をするとき、店構え、店員の対応、品質、価格、雰囲気などで商品やお店を選んでいると思います。もし、気に入らなければ、他の商品やお店を変えることになります。本市として市民ニーズの多様化に的確に対応し、市民満足度を高めていくためには職員一人一人が自分の価値観や判断基準を市民目線に合わせるように意識を変えていくことが必要だと思います。それが接遇ではないでしょうか。接遇という言葉は、応接、接待、処遇などから合成された言葉で仕事などの目的を持った人と人とが接触し、お互いが気持ちよくスムーズにその目的を果たすための心構えや方法とされています。常に相手の立場になって話を聞き、その目的を的確に理解するとともに、必要に応じて相手にもこちらの目的や趣旨を理解してもらい、信頼関係を築きながら円滑に仕事を進めることが重要です。  接遇の基本は、相手の身になって考える優しさと思いやりを持ち、その温かい気持ちを形にして伝えることです。その場限りの言葉遣いや態度では市民との信頼関係は築けません。日頃から仕事に関する能力の向上に努め、責任を持って職務を遂行し、誠意を持って市民に接する日々の積み重ねで、市民との信頼関係を一層深めていくことができると考えます。昔から、目は口ほどにものを言うと言われるように、言葉で話すだけが意思表示とは限りません。アメリカの心理学者である、アルバート・メラビアン氏は人の印象、コミュニケーションに占める割合は第1印象の形成に影響する要素、顔の表情などの見た目、視覚が55%、しゃべり方など声の調子、聴覚38%、話の内容、言語7%、「7=38=55ルール」を提唱しています。つまり、人の印象は話の内容よりも目や耳で評価される部分が非常に大きいと言います。  最後に、サービスはありがとうの言葉が返ってくるとも言われます。市民の皆様から満足していただき、ありがとうの言葉がより多く返ってくるよう、また市民に愛される生駒市を目指し、質問をいたします。  1点目、接遇研修など、取り組まれていること、その成果についてお聞かせください。  2、市民からの苦情、ききみみポストからのご意見などの内容と対応についてお聞かせください。  3、接遇マニュアル作成や職員自ら積極的に取組をされておられることがあれば、お聞かせください。  4、職員の資質向上、人材育成について取り組まれていること、その課題や今後の取組についてお聞かせください。  2回目からは自席にて行います。 234 ◯中谷尚敬議長 坂本市長公室長。              (坂本千鶴市長公室長 登壇) 235 ◯坂本千鶴市長公室長 それでは、下村議員さんの一つ目のご質問、次世代育成事業に基づく特定事業主行動計画についてお答えいたします。  まず1番目の平成28年3月に策定した特定事業主行動計画を機能させていくための推進体制についてでございます。  生駒市では組織全体で継続的に次世代育成支援対策及び女性職員の活躍推進に取り組むため、生駒市特定事業主行動計画策定委員会を設置しており、この委員会において計画の達成状況の把握、点検、評価等について協議を行うことになっております。また、計画に対する意見聴取や啓発活動、サポートにつきましては女性の活躍支援チームとして設置しておりますJump Up女性会の協力を得ながら進めていくことになっております。なお、行動計画の実施状況につきましては、年度ごとに公表を行い、その後の対策の実施や計画の見直しに役立てていくこととしております。  続きまして、2番目の職場における男女共同参画ワーク・ライフ・バランス等を踏まえ、特に育児を行う職員に対し、職場内で理解と協力が得られる体制を整える具体的な取組についてでございます。  まず、平成28年12月に、男性も女性も共に育児をしながら、積極的に働くための支援として、仕事と子育て両立支援ハンドブックを作成し、部長及び所属長に対して説明会を開催するとともに、理事者、部長、所属長がワーク・ライフ・バランスを最優先課題とし、時間外の削減や育児休暇取得促進の組織的な取組として、県内初のイクボス宣言を行いました。また平成29年10月には、時間外の削減など、働きやすい職場づくりを目指し、イクボス研修を部長、所属長に対して行っております。さらに労使が協力して働きやすい職場づくりを目指すため、労使間でワーク・ライフ・コミュニティ・バランス宣言を締結いたしました。その他、職場における育児への理解を得、また子どもが親の仕事を理解して、働きやすい環境を整える取組といたしまして、職員の子どもを市役所に招き、職場体験を行う子ども参観日を昨年度から実施しております。さらに、育児休業を取得している職員への支援といたしまして、専用ホームページを開設して情報を提供するとともに、ラインによる情報発信を行っております。  次に、3番目のご質問、特定事業主行動計画の実施による成果とその検証についてでございます。特定事業主行動計画での成果指標について、管理職に占める女性職員の割合は平成27年度で22.4%でしたが、平成29年度では27.7%と5.3ポイント増加しております。男性の育児参加に係る休暇のうち、配偶者出産休暇は平成27年度が84.6%、平成29年度が75.0%、また父親の育児参加休暇は、平成27年度は38.5%、平成29年度は68.8%となっておりますが、いずれの休暇につきましても、交替制勤務をとっている消防の部署を除きますと、平成28年度は100%を達成いたしております。また、昨年度実施いたしましたイクボス宣言につきましては、イクボスを推進するNPO法人ファザーリング・ジャパンのアンケートにおきまして、本市は取組状況が全国4位、関西1位との結果をちょうだいし、宣言後から平成29年9月までの時間外勤務につきましては、全所属で4,500時間を削減することができております。  なお、今後行動計画における具体的事業が平成28年度と29年度で行うこととしていることから、平成30年度には生駒市特定事業主行動計画策定委員会及びJump Up女性会で事業に対する検証を行う予定でございます。  最後に、今後の計画の見直しについてでございます。この行動計画は10年間の計画のうち、前期5年間について定めたものでございます。後期の計画が開始する平成33年度までには、前期の計画の検証を行い、見直しを行うのはもちろんでございますが、先ほどの質問でもお答えいたしましたように、まず次年度におきまして、平成28年度から実施した事業についての意見聴取を行い、効果について検討するとともに、前期の計画についても、必要な場合は見直しを行っていく予定でございます。  続きまして、二つ目のご質問、市民サービスの向上、人材育成についてにお答えいたします。  1番目のご質問、接遇研修など取り組んでいること及びその成果についてでございます。  本市では、平成25年度に職員の更なる接遇の向上を目指して、プロジェクトチーム接遇向上推進チームを立ち上げ、市民の皆様からアンケート調査を行うなど、皆様のお声を反映させた生駒市接遇向上マニュアルを作成しており、このマニュアルを用いた研修を実施しております。職員に対しては、新規採用職員が配属前における研修において必ず行うものとしております。また、臨時職員に対しても毎年実施しております、臨時職員研修において、人権研修、個人情報保護条例研修と同時に受講させております。なお、新規採用職員研修では、接遇研修の他に公務員の心構えを研修の中に組み込んでおります。また、年に数回全職員に対して職員の綱紀の保持を通知しておりますが、その中で生駒市接遇向上マニュアルをよく理解すること、市民の信頼の確保に努め、市民対応はサービス精神に徹すること、服装や身だしなみは市民に不快感を与えないものであること、挨拶の励行を徹底することなどを毎回周知しております。これらの取組の成果につきましては、市民の皆様からお褒めの言葉を頂くこともございまして、一定の成果を上げているものと考えております。  続きまして、市民からの苦情、ききみみポストからのご意見などの内容とその対応についてでございます。市民の皆様からは、職員の窓口対応や手続きについて、親切、丁寧、対応が早いなどのお褒めの言葉も寄せられていますが、一部苦情があるのも事実でございます。このような苦情が寄せられた際には対応を確認するとともに所属長に必ず連絡し、再度職員に接遇の向上を図るよう指示を行っております。  次に、3番目の接遇マニュアル作成や職員自ら積極的に取組をしていることにつきましては、先にご説明申し上げたとおり、接遇マニュアルはプロジェクトチームによって作成されたものでございます。マニュアル作成に当たり、市民アンケートを実施し、職員の対応について挨拶の有無や説明の分かりやすさなどについてお伺いしたところ、5点満点に換算して、総合評価で4.17点という高い結果を頂いてはおりますが、更なる接遇向上を目指して作成されたマニュアルは職員が利用しやすいようにイラストを多用して分かりやすく工夫され、また職員がいつでも確認できるように、職員用グループウエアに掲載しております。  最後に、4番目の職員の資質向上、人材育成について取り組んでいること及びその課題と今後の取組についてでございます。  まず、配属前の新規採用職員が直接まちに出て市職員に求めるものは何かというテーマで市民に聞き取りを行うインタビュー研修を実施しております。これは、市職員として必要な市民目線を学ぶために行っているものでございます。また、採用から半年間、職場の先輩がメンターとなり指導を行うメンター制度、2年目から3年目の職員には他部署の先輩がメンターとなって、指導やアドバイスを行うクロスメンター制度を導入し、職員の育成に努めております。管理職に対しては、部下育成や管理職としてのリーダーシップ、マネジメントを学ぶため、市政顧問による書籍や対話を通じた勉強会を始めております。課題といたしましては、人材育成の取組はすぐに効果が表れるものではなく、また職員個々によっても効果が異なることから、効果的な取組を効率的に行うことの難しさであると感じております。また、今後の取組につきましては、人材育成基本方針に基づいて職員の能力開発に努めるとともに、人事評価制度の活用、働きやすい環境づくりを通して職員のモチベーションを高め、更なる成長と公務能率の向上につなげてまいります。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 236 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 237 ◯22番 下村晴意議員 では、順次質問をさせていただきます。2年前に質問させていただきましたところ、計画はありましたけれども、見直しがされておりませんでしたので、早速してくださいました。昨年の3月に行動マニュアルができました。ちょっとこの中でお尋ねしますけれども、特定事業主行動計画策定委員会を設置されたということで、委員長は市長公室長をもって、副委員長は人事課長をもってという。別の表に2と3がございまして、これ、ちょっと私が頂いているのが、お名前は古いんですけれども、何名の構成で、この計画を立てられるときに、どういう順序でつくられたのか、経過についてちょっと教えていただけますでしょうか。 238 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 239 ◯坂本千鶴市長公室長 委員につきましては、設置要綱がございまして、特定事業主の行動計画ということですので、事業主の代表ですね、それぞれ市長部局から始まりまして、教育委員会、議会事務局、それから消防本部、そういったところの代表、それから女性の活躍支援チーム、Jump Up女性会、先ほどから申し上げているそこの代表も入っていただいておりまして、委員といたしましては9人でございます。それ以外にその委員会に作業部会というのを設けておりまして、作業部会につきましては、人事課の補佐、育児休業取得経験者、それから職員団体の推薦者、ここにもJump Up女性会の代表者、それから人事課の職員1名ということで、作業部会が8名ということで会議を開催いたしました。会議の中では、先ほどおっしゃっていただいたように、以前計画の見直しがされずに空白期間が実際はあったと。事業としてはやっておりましたけれども、空白期間があったので、その辺りの説明から今般、法が改正されたことの説明などを行いまして、今回はできるだけ実効性のある計画をということで、前期5年、後期5年ということで計画を定めたいということで、いろんなご意見を頂いたり、こういう施策が必要ではないかというふうなこと、それからJump Up女性会からの提言とか、そういったものも踏まえまして、主に計画内容のたたき台というのは作業部会の方でいろいろ調査、検討してつくり上げたものでございます。 240 ◯中谷尚敬議長 下村議員。
    241 ◯22番 下村晴意議員 見直しができてなかったので、28年3月に策定をされたということでございます。少し拝見させていただきましたら、前期ということなので見せていただきますと、例えば3ページ、表1がございます。この行動計画の数値目標と実績なんですけれども、28年3月ですので、この平成26年度の実績ではなくて、これは27年の実績を載せるべきではないかというふうに思います。それと平成27年度、数値目標というのが、これは要らないかなと。反対に、次、前期5年ですから、次の年度に対しての目標というのが、後で言いますけれども、後ろに書かれているんですけれども、そこら辺の表の精査というのが必要かなというふうに思います。これはいかがでしょうか。 242 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 243 ◯坂本千鶴市長公室長 ここの部分におきましては、現状把握と言うか、前回の計画が当然見直しがされていなくて、先ほど申し上げたように、空白期間があったということですので、前回の計画の最終の目標の年度の実績ということで挙げさせていただいたと、ご指摘のとおりだと思います。 244 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 245 ◯22番 下村晴意議員 すいません、細かいことで。せっかく、言えば、これが生駒市の行動計画ということですので、例えば4ページ、表の3ですけれども、ここは27年度になってて大丈夫かなと思います。次の5ページに関しまして、表の5ですけれど、新規採用した嘱託・臨時職員数、これも27年度中でも分かるのではないかと。表の6の平均勤務年数も現在、いつのものかというのが記載されていません。いつの時点なのかというのが必要かなというふうに思います。それとまたごめんなさい、6ページも22年から26年ではなくて、27年度が分かると思いますし、表の8も27年で統一できるのではないかと思うんですけれども、これはこの年度にしないといけなかったんでしょうか。 246 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 247 ◯坂本千鶴市長公室長 この行動計画が表紙に書いてあります28年3月に策定ということでしたので、厳密な意味で言えば、27年度、3月末までございますので、数字が正確、限りなく正確には近いとは思いますけれども、正確な数字ということで年度で締めているものは27年度ということになりますので、確かにご指摘のように、年度にばらつきがあることは事実で分かりづらいのかなというふうに思いますが、そういった事情でちょっと27年度ということになっているかと思います。 248 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 249 ◯22番 下村晴意議員 分かりました。今般この行動計画を出されたその後と言うか、前に計画が出されて、ここに女性活躍推進法が成立されて、ここの計画の初めにも、27年8月には女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、女性活躍推進法が成立したので、ここの中に網羅しているというふうに書かれてあります。実は、27年度中に必要なということで、男女共同参画局から出た分で、特定事業主行動計画(女性職員の活躍のための計画の策定)というふうになっているんです。私はこれを見たときに、当然もとから次世代の行動計画、今出てきた女性活躍の特定事業主行動計画は別に定められているものというふうに解釈をしておりましたが、これはそういうふうにしなかった理由と言いますか、そこら辺の検討はされたんでしょうか。 250 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 251 ◯坂本千鶴市長公室長 確かに別々につくっておられる市もございます。そこはその当時、先ほどから何度も申し上げてますが、見直しがされていなかった期間があって、両方ともだから見直しがされていなかったので、じゃ、時期が同じであって、兼ねて策定することが可能であるということでございましたので、では一緒にこの際、させていただこうということになったという次第です。 252 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 253 ◯22番 下村晴意議員 生駒市みたいに合算してと言うか、一つにして行動計画を立てておられる自治体もございます。町村の自治体は結構そういうふうにされているんですけれども、市であれば、私も全ては見ておりませんけれども、奈良県におきましては、大和高田市さんは別につくっておられますし、元々次世代育成の行動計画であって、そこにももちろん男女共同ですので、女性のための数値も網羅していますけれども、これは次世代、でもこの別に女性活躍という部分においては、例えば女性施策、いろんな部分できめ細やかに目標も立てて状況も把握をしてということができると思うんです。その方が市としても推進しやすいんではないかというふうに思いますので、できましたら別にきちっとしていただけるように要望したいと思うんですけれども、こういう考えはいかがでしょうか。 254 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 255 ◯坂本千鶴市長公室長 確かに議員さん、ご指摘のように、別々につくっておられる市もございますし、市でも兼ねているところもあるにはあるんですけれども、今おっしゃったような趣旨も十分理解もできますし、先ほど今後のことということで検証もして、また前期においても見直すこともあるし、後期に向けてまた見直しもするということも申し上げておりますとおりですので、また今後その策定委員会ですとか、Jump Up女性会とかの意見も聞きながら、そういうふうな形でした方がいいのかどうかも含めて検討してまいりたいと思います。 256 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 257 ◯22番 下村晴意議員 先ほどからJump Up女性会というお言葉が出たんですけれども、たしか前市長の27年2月でまとめが出ておりましたけれども、今現在このJump Upの女性会というのは現存していて、活動されているんでしょうか。 258 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 259 ◯坂本千鶴市長公室長 何度も名前を出していながら恐縮なんですけれども、前回この活躍推進に向けてという提言を頂いた後は休止状態と言いますか、あまり表立った活動をしていただいているというわけではございません。ただ先ほど1回目のご答弁でも申し上げましたように、前期と言うか、28年度、29年度の2カ年の計画の実行状況とかの検証を来年度にはしたいと思っておりまして、その際には再度Jump Up女性会をもう少し改組して、前回は結構職と名前が指定のような形でメンバーが決まっておりましたので、それ以降女性管理職の数もかなり増えておりますので、もう少し組織を改組して再び検証等に参加していただきたいと思っております。 260 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 261 ◯22番 下村晴意議員 是非もう一度新しくしっかりと組織をつくっていただきたいなと思います。というのは、今女性の管理職も増えたということですので、これからまた後で申しますけれども、退職をして新しい人材をつくるというときに、やはり年代別でいろんな情報を一つにする、まとめる組織というのも特に女性の中でいろんなご意見を聞きながらできるというのも一つかなと思いますので、是非お願いをしたいと思います。この計画の策定に当たって、ここにもございますけれども、アンケートをとられたと思います。そのアンケートの結果、生駒市として早急に取り組まなければならない課題というのはございますでしょうか。 262 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 263 ◯坂本千鶴市長公室長 生駒市としてと言うか、全国的にもそうなのかもしれませんけれども、やはり女性が管理職になりたいか、なりたくないかというと、なかなか自らなりたいと手を挙げる女性職員は少ないというのが実態でございます。その理由として、やはり育児と仕事の両立が非常に難しい、職場の理解が得られにくい、そういった点もある。それから、また、今はそんなことはございませんが、なかなか管理職として教育を受ける場もそんなになかった、ロールモデルがないというのもあるとは思うんですけれども、そういったところがやはり今後早急に取り組んでいかなければいけない点ではないかと思っております。 264 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 265 ◯22番 下村晴意議員 環境と言うか、雰囲気もありましょうし、理解が得られるかどうかというお話がございましたが、後でまたお聞きしますけれども、イクボス宣言をされている生駒市ですので、お座りの皆様、イクボスでいらっしゃるので、理解も深まっていると思いますので、是非是非そこは払拭をして、女性が生き生きとできるように頑張っていただきたいというふうに思います。  6ページのところ、性別にかかわらず能力に応じた登用、適材適所の配置となるよう、公正公平な評価と計画的な人材育成により、一層取り組むべきとの意見が多数見受けられたということでございますが、じゃ、反対に裏返せば、適材適所の配置ができていないというふうにもとれるのかなというふうに思うんですけれども、この受け取り方はどういうふうにしたらよろしいでしょうか。 266 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 267 ◯坂本千鶴市長公室長 たしかアンケートの中に、女性に管理職になりたいかどうかという質問以外に、女性が管理職になることについてどうなのかという質問もあったんです。その中で、能力さえあれば、当然管理職になるべきだというふうなご意見も多数ございました。そういったご意見を受けまして、より一層そういったことを理解、男性職員もそのように、女性であっても、能力があれば、どんどん上に上がっていくべきであるという認識がかなり高かったという結果があったので、より一層そういうふうにしていきたいというふうな記述になったものだと考えております。 268 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 269 ◯22番 下村晴意議員 分かりました。なかなか適材適所というのは人数が限られた中で、人数もありましょうから、そこら辺はまた検討しながら、いい方向に進めていただけたらと思います。  まず7ページに、アンケートから休業中の職員が在籍する所属に対する更なる人的配置を求めていく意見が多く、検討課題と言えますというふうに書いておられまして、今般30人増員という条例も出していただきましたので、これもお考えがあると思います。前回質問させていただいたときも、やはりいろんな部署で例えば育休であろうと、介護であろうと、いろんなときに休むときに、環境の雰囲気としてとりにくい。というのは、自分が休んだら、周りが困る。また、その配置、自分の代わりにできる人がいないということで、市長のマニフェストで人数削減とかありますけれども、それとはまた違う部分で配慮していただきたいということをお伝えして、今回こういうふうになりましたけれども、この課題として、今後育児休業をとりますよ、また男性も奥さんのためにというときに、大体分かった時点で臨時職員を募集するのか、それともその中で、役所の中で配置ができるものなのか、そういう体制はいかがでしょうか。 270 ◯中谷尚敬議長 坂本市長公室長。 271 ◯坂本千鶴市長公室長 原則といたしましては、産休に入りますよと事前に分かった時点で、人事といたしましては臨時職員を必ず補充するというふうな対応はとらせていただいております。可能な限りという、おめでたいことなので、できるだけ分かったら早く所属の方に連絡していただいて、その対応をしていただくと。それにつきましては、先ほど一度目のご質問でもお答えしました、仕事と子育て両立支援ハンドブックというのを人事課で作成しておりまして、その中でも、女性職員には速やかに所属長に伝えましょうとか、男性職員はそこを理解して、いろいろ所属長に対する心構え等も書いてあるんですけれども、連絡を受けた時点で人事の方にご相談にたいていの場合は来られて、いつから育休になるので、臨時職員の対応をとか、臨時職員じゃなくても、課の中で課員の配置を変えて、Aの係の人をBに持ってくるみたいな、そういうふうな配置で対応されるところもございますが、原則は臨時職員ということでございます。 272 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 273 ◯22番 下村晴意議員 承知しました。このハンドブックは女性でしたら、妊娠して休暇をとらなきゃいけませんので、公然と分かると思うんですけれども、例えば男性が、配偶者にお子様が生まれて、育児とかその後とる部分で、こういうことというのは、どの方に渡すと言うか、休みますよと言われてから、このブックを渡すのか、反対に職員の人、全員がこういう休暇制度があるということをご存じなんでしょうか。例えば、前にいらっしゃるイクボスの人たちというのはもうちょっと年齢的に関係ございませんし、若い世代の方だと思うので、どの時点でこれを渡して、その方が認識してくださっているのか、ちょっとそこをお聞かせいただけますか。 274 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 275 ◯坂本千鶴市長公室長 このハンドブックは最近作ったものなんですけれども、それ以前から、例えば職員だよりであるとか、ありとあらゆる機会を通じまして、こういう制度がありますよ、こういう休暇がありますよというのは何度か周知はさせていただいております。今回のこのハンドブックは、この特定事業主行動計画ができてから、チェックシートも含めて入れさせていただいて、再度作成したものでございまして、休暇制度とかについては以前からこれをする前にも、子育て応援ハンドブックというふうなものも作っておりますし、今おっしゃった両立支援ハンドブックはサイボウズの中でもファイル管理のところに入っていて、どなたでも見ていただけるようになっておりますし、妊娠したというご報告を受けたときは所属長とその職員さんにも直接お渡しはさせていただいております。 276 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 277 ◯22番 下村晴意議員 承知しました。あと、前回質問のときに、アンケートも職員の方から提案があったというふうにお聞きしますけれども、前回質問させていただいたときに、提案として職員の方々のお子さんを夏休みに来てはということで実施されたというお答えがございましたけれども、人数的にどういう状況で、どういうふうにされて、結果的にどういう反響があったのか、お知らせください。 278 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 279 ◯坂本千鶴市長公室長 前回、ご提案いただいた子ども参観日のことだと思いますけれども、これにつきましては、市の職員の職員提案でも出てまいりまして、ちょうどいいことだということで、早速実施をしようということになりまして、平成28年の夏休みと29年の夏休みと、今年で2回開催させていただいております。28年度におきましては、その職員提案をされた職員の方に自ら企画運営にも携わっていただくという形をとりまして、13人のお子さんが参加していただきました。29年度につきましては、10人が参加いただいたと。非常に子どもたちにとってはご両親の職場での姿が見られたり、市役所ってこんなところなんだなというのも分かったり、市長とも直接身近にお話ができて、市長室のいすに座らせていただいて名刺交換をしたりと、非常に好評で、作った名刺をとても大事に家に持って帰ってみたいなお話も聞いております。 280 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 281 ◯22番 下村晴意議員 また、これ毎年続けていただければ非常に職員の皆様も励みになるかなというふうに思います。男女共同参画ワーク・ライフ・バランス等についてですけれども、生駒市は平成28年にイクボス宣言されて、前回の質問でも、市長はイクボスのことも認識をされて進めていきたいというふうにおっしゃっていまして、全国4位、関西1位ってすごいですね。全国1位が三重県みたいなんですけれども、この全国4位になるバロメーターと言いますか、何を基準に評価されたのか、お聞かせください。 282 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 283 ◯坂本千鶴市長公室長 細かな審査形式というのはそもそも分からないんですけれども、元々はこれ、イクボス宣言を行っている全国の180の自治体にこのファザーリング・ジャパンからアンケートが届きまして、そのアンケートに答えさせていただいたそのアンケートの結果で審査をされたというふうに伺っております。特に評価された項目というのは、生駒市の管理職とか及び係長職の人事評価の項目に育児を行う職員への配慮とか、時間外勤務の削減というふうなもの、働きやすい環境づくりができているかというふうな、そういう項目を人事評価の項目に入れているんです、管理職の。そこが1点評価された点。もう一つは、イクボス宣言をするに際しまして、先ほど申し上げていました、仕事と子育て両立支援ハンドブック、軽易なものですけれども、それを作成しまして、それをネットワークを通じて全職員に配信するのとともに、所属長向けにそれを基に説明会も開催した、この2点が非常に高く評価されたというふうに伺っております。 284 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 285 ◯22番 下村晴意議員 ということは、管理職の皆さんがイクボスとして優秀、ちょっとお言葉があれですけれども、優秀でしっかりと職員の皆様に対して理解もし、率先して、していただいているということなので、すごいこれから男女共に生駒市の環境ができ上がってきてよくなるということを認識させていただきました。  この行動計画全般を通してですけれども、今作ったことですので、ただこれができて終わりではなくて、前期後期10年間に分けてされますので、もう一度次にこの行動計画をつくられるときに、先ほどの目標もここにはしっかりと33年には100%とか何パーセントとかこちらに書いてますので、もう少し表にしていただいて、分かりやすくしていただければ、見る方も有り難いかなというふうに思いますので、是非女性活躍も含めて検討していただきたいのと、あと本当に男女共にいろんな状況の中で職員の皆様、すいません、先ほどから言ってるのは、否定的ではなくて、生駒市の職員さん、本当にしっかりとしていただいているのは認識しておりますけれども、ただ上司として職員を見るときの配慮と言いますか、そういう部分もしっかりしていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、市民サービス向上と人材育成ですけれども、これも5年前に質問させていただきました。これ、何かと言うと、生駒市が全然してないようにとられると、違いまして、しっかりと評価しておりますけれども、もっと生駒市が市民にとって行きやすい、話しやすい、そういう環境をもっとつくりたいなというふうに思って、再度させていただいたつもりでございます。公室長としていろんな分野で目を見ていただいていると思いますけれども、例えば、私はエレベーターではなくて、ちょっと最近しんどいのでエレベーターを使いますけれども、5階まで階段で、議員さんもそうですけれども、上がり下りします。私は目とか合ったら、必ずご挨拶するんです。するんですが、うんという方もいらっしゃいます。おはようございますと挨拶を返してくださる人もいますし、何か小さな声で言われる方がいるんです。何かすいません、子どもみたいな話なんですけれども、一事が万事と言いますか、やっぱり大きな声でご挨拶、お互いがすると気持ちもいいですし、そこの覇気が仕事の分にも関わるような、私は気がしますけれども、もうこの挨拶のことに関して、公室長として何か考えられる、何か思い当たる、何かございましたら、お聞かせください。 286 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 287 ◯坂本千鶴市長公室長 確かに、一度目のご答弁でも申し上げましたように、挨拶等については、あらゆる機会を通じて職員の方に配信はしていますが、確かに議員さん、おっしゃるように、庁内で目が合っても挨拶しない人がいまだにいることは事実でございます。接遇マニュアルというのも職員がつくったんですけれども、その中にも挨拶は大切だということもいっぱい書いていますし、これも配信して研修もしてるんですけれども、やはりなかなか100%というのは難しいかなと思っておりますが、いずれにいたしましても、こういった問題はもう繰り返し、繰り返し、一度きりでは駄目なので、何度も何度も繰り返して言い続けるしかないのかなと思っております。現実に今も年間に綱紀の保持という、年に何回か回すんですけど、そこのトップには必ず挨拶のこととか、笑顔とかそういったことも書かせていただいておりますし、あらゆる機会を通じて今後もしつこいぐらい何度もやっていかないといけないのかなと思っております。 288 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 289 ◯22番 下村晴意議員 本当にこういうお話で失礼ですけれども、これ、先ほど公室長が言われた、「笑顔のあいさつこころから」という、私も昨日読んでました。すばらしい内容で、これは理事者の皆さんはお持ちなのか、どこまでこれをお持ちなんでしょうか。 290 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 291 ◯坂本千鶴市長公室長 持っておられるかどうかは別といたしまして、先ほど申し上げましたような、毎回綱紀の保持と言いまして、例えば最近でしたら、12月4日に年末年始の綱紀の保持というふうな文書を庁内に回させていただいているんですけれども、その中のトップのところに、平成26年2月に策定された接遇向上マニュアルの徹底を再度図るように努めてほしいというふうなことも毎回書かせていただいております。このマニュアルはサイボウズと言うか、ネットワークの中に常にありますので、誰でも見ようと思えば見られますし、プリントアウトして見ることもできれば、その画面で見ることもできるので、全職員が見ていただいているものと思っておりますが。 292 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 293 ◯22番 下村晴意議員 見ていただいたら、ここにも「関西一魅力的な住宅都市」にふさわしい、関西一魅力的な「お・も・て・な・し」を目指しましょう!というふうに書いてあるんです。ですから、本当にこれをつくった職員の皆様も、一番をいい意味で目指しながらつくられたと思うんですけれども、いいものがあったとしても、それを皆さんが、職員全員が意識して、していただかないと、もったいないなというふうに思います。挨拶から全ての人間関係が始まるというふうにもきちっと書いてますし、さっきメラビアンの話もしましたけれども、ここにちゃんと初頭効果とメラビアンの法則というふうにちゃんと出てるんですよね。ですから、こういうことって本当に即職員の皆さん全員にこれ、3ページ、読んでいただきたいなというふうに思いますし、朝、朝礼されていると思うんですけれども、朝礼、全課でされていますでしょうか。 294 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 295 ◯坂本千鶴市長公室長 正確に調査をしたわけではございませんが、朝礼についても、以前から何度か申し上げておりまして、ほぼ全課でやっていただいているものと思っております。 296 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 297 ◯22番 下村晴意議員 何でもそうですけれども、やっぱり出発が大事かなというふうに思います。接遇とか身だしなみとか、いろんな部分で皆さんが一堂に会して、朝、準備も含めて、1日のスケジュールもあろうかと思いますけれども、例えばこれを大きな声で読むっておかしいかも分かりませんけれども、身だしなみの大切さ、人は見た目じゃない、中身が大事と言いますが、初対面では中身なんて分かりません。分かるようでもありません。特にお客様は用件を済ませにこられたのであって、職員個人を知りにこられているのではないのですから、やっぱり大事なのは見た目ですというふうに書いてあるんです。メラビアンの法則を講義じゃないですけれど、した講師の方がこういう話もされてたんです。ぼろは着てても心は錦という言葉がある。これは演歌だけの世界で、そんなことはあり得ないと、やはりきちっとした見た目、身だしなみ、そこから人間というのは入っていくというふうに書かれて、好感度の高い身だしなみとかというふうに本当にきちっと書いてあるので、これ、もったいないですので、今一度、明日からでも部長、課長の皆さん、しっかり認識をして、ここから出発ではありませんけれども、一つ一つ言い続けて、やり続けることが生駒市の市民度のアップもありますけれども、人材育成の一つの窓口として、入口として人格を高めていく部分においては大事かなと思うんですけれども、これはいかがでしょうか。 298 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 299 ◯坂本千鶴市長公室長 議員さん、ご指摘のとおりだと思います。やはり市役所だからといって、企業と違って、挨拶しなくていいとか、儲けなくていいってそういう時代ではございませんし、やはり市役所に来られている方は、市民の方であろうと、どんな方であろうと、気持ち良く帰っていただけるようにするのが務めだと思っておりますので、今後もやはり繰り返し、徹底をしていくように啓発をしていきたいと思っております。 300 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 301 ◯22番 下村晴意議員 これをつくられたプロジェクトチームというのは、今現在何か活動とかされていますか。これをつくられたということで終わりと言いますか、今どうされているんでしょうか。 302 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 303 ◯坂本千鶴市長公室長 この方たちが特に中心になって接遇の何かやっているというわけではございませんけれども、新採職員の研修というのは必ず接遇がありまして、そういったところでこの策定に関わった方に講師になっていただくとかいうふうな関わりはございますけれども、特別このチームとして今何かを活動しているというわけではございませんが、強いて言うならばこの策定に関わられた職員さん、やはり今もいろんな分野で、いろんなところで活躍をしていただいてる職員さん、やはりきっちり挨拶もできて、きちっと身だしなみもできて、そういったことが基本できている人はやはり、言ってはあれですけど、活躍していただいているように、私は思って見ております。 304 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 305 ◯22番 下村晴意議員 せっかくですので、つくられた方が中心になって、また接遇に、接遇運動と言いますか、挨拶運動と言いますか、広めていただければなというふうに思います。人材育成ということですけれども、生駒市もいろんな角度で研修なり、人材育成をされているのを承知しました。ここ二、三年、やはり部長さんとかいろんな退職者も多くございますし、本当に人が入れ替わることが多いと思います。やっぱり人材育成となると、部長さんなり、課長さん、市長も副市長もそうですけれども、やはり自分の、同じ部署じゃなくても、いや、この人は育てたい、次の、と思ったときにまた接し方等々あるとか思うんですけれども、そういうふうな皆さん方で人材育成について、ここがポイント、ここを絶対しようというような管理職の方の何かポイントはございますでしょうか。 306 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 307 ◯坂本千鶴市長公室長 管理職の中でこれをポイントにというものと言えるかどうか、ちょっと分からないですけれども、生駒市では全職員に今人事評価制度を導入いたしておりまして、人事評価制度は別に評価することも目的の一つではございますけれども、あくまでやはりそれはその評価を通しての人材育成ということでございます。その中で特に大事なのは、面談をする、面談をしてお話をするというのが一番大事なポイントでございます。ですから、例えば目標を設定するときも面談します。評価が出た後も、どうしてあなたがこういう評価になったのかというふうなことを、きっちり話をしながら、納得がいくまで話す。そこが非常に大事にいたしております。そのことは繰り返し徹底もするように、各部署の管理職の方にも周知させていただいておりますので、そういったものを通じての人材育成というのはできているのかなというふうに思っております。 308 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 309 ◯22番 下村晴意議員 その一端としてのクロスメンター制度ということがあると思うんですけれども、具体的にどういうふうにされて、評価としてどうだったのか、教えてください。 310 ◯中谷尚敬議長 坂本公室長。 311 ◯坂本千鶴市長公室長 メンター制度というのがそもそもございまして、ごく一般的なのは、これは職場に入ってきた新採職員をその職場の二、三年先輩が教えるというふうな形なんですけど、このクロスメンターというのがクロスなので、自分の職場の先輩ではなくて全然違う部署の先輩にメンター、指導者になっていただくという制度です。これは、最初教えてもらうメンティーの方にメンターになってほしい人という希望を書いてもらうことにしております。生駒市の場合は。その希望をできるだけ叶えられるような形でメンターとメンティーのチームをつくるというふうな形で、1年間指導していただくということになっております。例えば、28年度でしたら、例えば原則週1回はメールとか電話で必ず連絡と言うか、話しましょう。月1回は直接会って話をしましょうと。その話の仕方もいろいろで、女性の場合は一緒にランチに行ったりとか、男性は夜、飲みに行ったりとか、そういったのも多いようなんですが、月1回、そんなことをしましょう。そういったつき合いを1年間やりますと。始めるときに、キックオフ会というのをやりまして、概要説明とか交流会をして、あと1年の期間中にはアンケート調査を2回する。1年たったときに成果発表をするというふうな経緯をとらせていただいております。  昨年度も非常に好評でして、発表もしてもらったんですけれども、やはり違う部署の先輩と話ができるというので、直属の先輩には話しづらいことも話せたりしたとか、その先輩のおかげで人脈が広がったとか、自分のやりたいことに対して適宜アドバイスを頂くことですごく成長できたというふうなご意見、それからまたメンターの方も逆にメンティーに相談を受けることで、悩みながら自分も成長を感じられた、そういったご意見も頂いておりまして、そういう中で自主勉強会を立ち上げた職員もおりまして、これはかなり効果があったのではないかなと思っておりますので、引き続き実施していきたいと思っております。 312 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 313 ◯22番 下村晴意議員 ホームページを見ますと、これはどなたが書いたかあれですけれども、女性職員のクロスメンターでよかったという評価がございました。実は、私もあるキックオフのところに行きまして、女性職員が難しくなく、分かりやすい言葉でしっかりと市民の皆さんに説明をされていたことに出会ったんですね。すごい能力のある人もたくさんいるなというふうに感心をしましたし、反対にこういう制度を皆さんができるように共有できれば、もっともっと幅広い人材ができてくるのではないかというふうに思います。人材育成といっても、さっき公室長、言われたみたいに、すぐ効果が表れるというものではありませんけれども、これも積み重ねでやはり上司の後ろ姿ではありませんけれども、やはりいい先輩、いい人に巡り会えて力が発揮できるということは大いにあると思いますし、先ほどから言っています、本当に基本、挨拶であったり、身だしなみであったり、そういう全てが一人の人間を構成すると思います。これは皆様に言って、私も自分で言い聞かせていますので、ここら辺をやることによって、大変な仕事であって、繁忙期とかいろんな大変な仕事であったとしても、生駒市の職員の皆さんが活力あって元気が出る部分、やっぱりここの基本もしっかりと持っていただいて、ますます職員の皆さんが、環境がよく仕事ができたら、それが市民に返ってくるものと思いますので、是非今回の質問、もう二度とはしませんけれども、これを次に生かしていただいて、職員の皆さんがますますお元気で市民に喜ばれる職員であっていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。終わります。 314 ◯中谷尚敬議長 以上で本日の一般質問を終わります。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議については、明8日午前10時から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。              午後2時21分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. 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