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平成29年第3回定例会(第4号) 本文 開催日:2017年06月27日
平成29年第3回定例会(第4号) 名簿 開催日:2017年06月27日

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  1. 生駒市議会 2017-06-27
    平成29年第3回定例会(第4号) 本文 開催日:2017年06月27日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯中谷尚敬議長 ただ今から平成29年生駒市議会第3回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者事務局職員による写真等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。  諸般の報告を行います。  会期中の企画総務委員会厚生消防委員会及び都市建設委員会において所管事項調査が行われ、委員長から提出されております調査報告につきましては、委員会所管事務調査報告一覧表のとおりでありますので、ご清覧おき願います。  以上で諸般の報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。  本日の日程は議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第1 議員提出議案第3号 ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書につ                  いて        請願第 1号 南生駒駅及び駅周辺バリアフリー化早期実現を求める請願書        議案第42号 生駒廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例               の制定について        議案第44号 財産の取得について 3 ◯中谷尚敬議長 日程第1、議員提出議案第3号、ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書についてから、議案第44号、財産の取得についてまでの以上4件を一括議題といたします。  この際、一括して委員会審査報告を受けます。  まず、企画総務委員会委員長、10番成田智樹議員
                 (10番 成田智樹議員 登壇) 4 ◯10番 成田智樹議員 おはようございます。ただ今から企画総務委員会審査報告を行います。  当委員会は、6月20日に委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました請願第1号、南生駒駅及び駅周辺バリアフリー化早期実現を求める請願書審査いたしました結果、質疑等があったものの、異議なく採択することに決定いたしました。  以上、企画総務委員会審査報告を終わります。 5 ◯中谷尚敬議長 次に、市民文教委員会委員長、22番下村晴意議員。              (22番 下村晴意議員 登壇) 6 ◯22番 下村晴意議員 おはようございます。ただ今から市民文教委員会審査報告を行います。  当委員会は6月20日に委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました議案第42号、生駒廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを審査いたしました結果、質疑等があったものの、異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。  以上、市民文教委員会審査報告を終わります。 7 ◯中谷尚敬議長 最後に、厚生消防委員会委員長、21番伊木まり子議員。              (21番 伊木まり子議員 登壇) 8 ◯21番 伊木まり子議員 ただ今から厚生消防委員会審査報告を行います。  当委員会は6月19日に委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました2議案について審査いたしました結果、議案第44号、財産の取得については、質疑等があったものの、異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、議員提出議案第3号、ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書については、質疑等があり、一部委員から可決することに異議があったものの、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決することに決定いたしました。  以上、厚生消防委員会審査報告を終わります。 9 ◯中谷尚敬議長 以上をもちまして、委員会審査報告を終わります。  この際、一括して、ただ今委員会審査報告に対する質疑を行います。  質疑はございませんか。              (「なし」との声あり) 10 ◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて委員会審査報告に対する質疑を終結いたします。  4件について、これより一括して討論に入ります。  討論の通告がございますので、議員提出議案第3号について発言を許可いたします。  1番久保秀徳議員。 11 ◯1番 久保秀徳議員 議員提出議案第3号、ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書について、反対討論を行います。  この意見書で指摘されている、特定複合観光施設区域整備推進に関する法律(以下、カジノ推進法と言います)は、昨年12月15日、会期を延長して、自民、公明などの賛成多数で成立いたしました。成立に至る審議の過程では、民間の統合型リゾート施設としてのカジノ法律で規定する賭博禁止違法性についての是非が大きな争点でした。  香港、シンガポール、ラスベガスに匹敵するカジノを含む大規模統合型リゾート施設が国内外から多くの人を呼び込むことで大きな経済効果をもたらす点で、公益性が高い施設という理由で、IR型カジノが合法化され、成立しました。カジノ推進法附帯決議では、懸念される新たなギャンブル等依存症の増大に対して、依存症対策抜本的強化がうたわれています  2014年の厚生労働省調査によれば、全国で536万人、国民の4.8%にギャンブル依存症が疑われると公表していました。ところが、今年3月の予備調査では280万人、2.7%という調査結果が出されています。これまでの数値を大きく下回る調査結果に基づき、ギャンブル依存症の深刻さを過小評価して今後の対策が進められることが懸念されます。  その意味で、本意見書で述べている依存症対策法制化とともに、抜本的強化が必要ということには認識が一致します。しかし、その規制について、本意見書では規制と監視を行う独立組織設置など、規制のための体制整備を行うこととしているだけで、根本的な対策ギャンブル依存症を引き起こすもとになる施設を規制することについては言及がありません。  一方で、ギャンブル依存症の温床になる、刑法で禁止している民間カジノを合法化しておきながら、他法でギャンブル依存症対策抜本的強化が必要という、片方で火種を起こしておきながら、他方でその火消しに回る、これではマッチポンプのそしりを免れないのではないでしょうか。カジノ推進法をまず廃止すること、これが本意見書で求めるべき取組強化の第一に掲げられなければなりません。その根本的な対策が欠落した本意見書には、反対するものです。以上です。 12 ◯中谷尚敬議長 20番吉波伸治議員。 13 ◯20番 吉波伸治議員 ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書についてに対する反対討論を行います。  本意見書は昨年12月15日に制定され、同26日に公布、施行された特定複合観光施設区域整備推進に関する法律(以下、通称名カジノ解禁法と言います)が、引き起こす重大な問題である、ギャンブル等依存症への対策抜本的強化を求めるものです。  カジノ解禁法は、第4条で国は特定複合観光施設区域整備推進するとしています。特定複合観光施設というのは、カジノ施設レクリエーション施設宿泊施設等が一体を成す施設のことです。そして、同法は第12条で国及び地方公共団体カジノ施設設置及び運営をする者から、納付金を徴収することができるとしています。カジノという外国語を日本語に直せば、賭博です。カジノ解禁法というのは、刑法が禁止している賭博であるカジノを合法とし、つまり解禁し、国が賭博場区域整備して、そこに賭博場をつくらせ、国と自治体賭博の胴元に売り上げを上納させるという、正に日本を賭博国家、地方を賭博に汚染された地域にしてしまう法律だと言わざるを得ません。  反社会的勢力から国民、住民を守ることを最大の任務の一つとすべき国、自治体自身賭博の儲けをかすめ取るような反社会的勢力に堕落していくのを認めてはなりません。カジノ解禁法附帯決議は、カジノ解禁法の施行に当たっての類似点として、カジノ施設設置及び運営に伴う有害な影響を排除、刑法の賭博に関する法制との整合性犯罪防止治安維持、青少年の健全育成事業活動連結性等賭博犯罪等の様々な弊害を生み出す要因を持つことを述べると同時に、ギャンブル等依存症予防等の観点を2回にわたって言及しています。つまり、カジノ解禁法犯罪等を生み、ギャンブル等依存症患者を増大させる危険な法律であると、附帯決議はいみじくも指摘しているのです。  カジノ解禁法がこのまま廃止されなければ、やがてカジノ解禁法に基づいて、生駒市の近くでは、大阪ベイエリアに大カジノ場が造られるでしょう。近鉄けいはんな線に乗れば、生駒から乗り換えなしで大阪ベイエリアコスモスクエアまでわずか43分です。こんな近くの便利な場所に大賭博場ができることになります。けいはんな線開通前、その愛称が公募され、最優秀賞になったのがゆめはんな、優秀賞になったのが近畿中央未来鉄道でした。このようにけいはんな線は輝く未来と世界に向かって、大きな夢を運んで、近畿の中央部を走る鉄道として、生駒市民に愛されてきました。その鉄道がやがて生駒と大賭博場を結び、行きはギャンブル等依存症患者候補者犯罪予備軍を運び、帰りはギャンブル等依存症患者犯罪者を運ぶ鉄道となります。大賭博場に向かって走るけいはんな線は暗い未来に向かって、悪夢を運ぶ鉄道となってしまいます。  こうして生駒は大賭博場と短時間で結ばれたギャンブル等依存症患者犯罪者が住むまちとなり、無力的な住宅都市、住みにくい住宅都市、子育てしにくい住宅都市に転落してしまうでしょう。それどころか、ギャンブル等依存症患者犯罪者が住む関西一危険な住宅都市に転落してしまいます。当然、良好な住環境で子育てしたい若いファミリー層生駒を見捨てて流出していきます。これまで、市を挙げて取り組んできたシティプロモーションの努力も全て水泡に帰してしまいます。係るような事態が引き起こされるのを予測して、カジノ解禁法附帯決議はなされ、ギャンブル等依存症予防等の観点や犯罪等を生み出す危険の認識を持てと言っているのです。  しかし、この附帯決議は欺まん的なものです。ギャンブル等依存症の増大や犯罪が起こるのが心配なら、その原因を取り除くべきです。火種が火事を引き起こすのが心配なら、火種を取り除くべきです。それをせずに、火種が火事を引き起こさないよう、灰をかけよと言ってみたり、火事になったときのために消火器を用意せよと言ってみたりするのは愚かなことです。リスクを発生させるものをそのままにしておいて、リスク対策をとるような施策は賢明でなく、愚策と言います。附帯決議に従って、懸念、危惧を解消しようとする有効でない策を弄するのではなく、きっぱりとカジノ解禁法を廃止すべきです。カジノ解禁法が非常に危険な法律であることは、昨年末の第192回国会でのカジノ解禁法の議決の際に、野党からだけではなく、良識ある与党議員からも反対があったことで分かります。  繰り返します。与党議員からも反対があったのです。かかる政権与党内でも、賛否が分かれたカジノ解禁法を廃止することが、日本を賭博国家に転落させるのを防ぎ、また地方を賭博汚染地域にしてしまうのを防ぐ道です。もちろんそれが生駒市にとっても最善の道です。  本意見書は、カジノ解禁法附帯決議が唱えているギャンブル等依存症への対策を進めよというものですが、先に述べたように、火事が心配なら火種を取り除くべきであり、それをしないで火種に灰をかけよ、消火器を用意せよというがごとき、本意見書は欺まん的な愚策を求めていると言わざるを得ません。欺まん的な愚策という言葉が言い過ぎというのであれば、賢明でない、有効性のない策であると言い換えることができます。本気でギャンブル等依存症対策をしたいと思うのであれば、ギャンブル等依存症を増大させるおそれがあるカジノ解禁法の廃止を求めるべきです。それをせずに、ギャンブル等依存症対策のみを求めることは、賭博であるカジノ解禁を免罪することになります。  ギャンブル等依存症患者の増大の原因となる賭博の禁止を解除するカジノ解禁法の廃止を言わずに、ギャンブル等依存症対策をすれば、カジノ解禁法推進しても構わないとするがごとき本意見書は国を誤れる方向に導くものであり、認めることはできません。政権与党が数に任せて、与党内ですら反対があったほどの悪法を制定して、国を誤った方向に導こうとしたとき、地方議会はあくまでも健全性を保持しながら、その誤りを正していくのが地方議会の役割の一つです。その役割を放棄し、自らも国や自治体を誤った方向に導こうとするがごとき、誤れる道はとるべきではありません。  岩手県議会カジノ解禁法が強行制定されたわずか6日後の昨年12月21日、カジノ解禁法の廃止を求める意見書を可決し、京田辺市もカジノ解禁法が公布施行された翌日、御用納めの前の日の昨年12月27日にカジノ解禁法の撤回を求める意見書を可決しています。これこそがあるべき健全な地方議会の姿です。ゆめゆめ、賭博を合法化するカジノ解禁法を免罪するために、ギャンブル等依存症対策抜本的強化という免罪符を発行せよと言うがごとき意見書を政府に提出するなどという不健全な地方議会へと生駒市議会を堕落させることがないよう、強くお願いして反対討論といたします。 14 ◯中谷尚敬議長 14番浜田佳資議員。 15 ◯14番 浜田佳資議員 議員提出議案第3号、ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書について、反対討論を行います。  まず、ギャンブル等依存症対策についてであります。この点、確かにギャンブル等依存症対策は本来やらねばならないことであり、意見書の記において具体的に書かれている3点については基本的に必要なことと考えます。しかし、ギャンブル等依存症対策を考えるのであれば、本意見書の冒頭に書いてある、特定複合観光施設区域整備推進に関する法律ギャンブル等依存症対策との関係が問題となります。つまり、この法律カジノ会議場、展示、宿泊施設等が一体となった特定複合観光施設設置に向け、制度整備を促すもので、カジノ施設が含まれることから、ギャンブル等依存症となるものを増やすのではないかとの懸念があり、対策強化との関係で矛盾するのではないかと問題となるわけであります。実際、シンガポール韓国等、世界的にも特定複合観光施設におけるカジノによるギャンブル依存が問題とされており、ギャンブル等依存症対策強化を図ると言うのであれば、この法律の評価、対応は避けて通ることはできないはずであります  ところが、委員会審査において、そもそもこの法律には賛成かという質問に対し、意見書提出者である成田議員は、IR法については成立、施行されており、賛成反対をここに述べるものではない旨の答弁がありました。確かに法律を前提にその枠内でつくる条例であれば、そうとも言えます。しかし、意見書というものは、今あるものに対し、良いか、悪いか、十分かどうかの評価をし、具体的にどうすべきかの意見を表明するものであります。  そうであるなら、この法律ギャンブル等依存症対策にとって、プラスか、マイナスか、良いか、悪いか、まずその点についての見解を明らかにすべきであります。ところが、賛成反対をここに述べるものではないとし、不問に付すというのは、その点について意見を言うことを否定することと言え、意見書とは何かがきちんと理解されていないのではないかと言わざるを得ません。  本意見書には、このような重大な欠陥が前提にあるわけであります。また、委員会審査において提出者から、意見書のどこにIRを推進すると書かれているのかという発言がありましたが、本意見書カジノ設置推進する特定複合観光施設区域整備推進に関する法律反対せず、これを当然の前提としています。そのことから、実質的にIRを推進する内容となっていますが、これを横に置き、形式的にしか考えようとしていないのではないかと言え、これではギャンブル等依存症対策に真剣に取り組もうと考えているのか、甚だ疑問と言わざるを得ません。  さらに、この問題があるものを不問に付すという態度は、事実上問題を許容するということであります。もちろん、問題がないと言うのであればよいのですが、ギャンブル等依存症対策強化を求める附帯決議をしたということ自体が、この法律の影響について、ギャンブル等依存症を増やすとの懸念を有していることであり、問題があるということであります。詳しくは吉波委員が、今、述べたとおりであります。  結局のところ、事実上、ギャンブル等依存症を増やすカジノを含む特定複合観光施設推進することを許容しながら、対策を進めようという、正にリスクを増大させて対策をとるという矛盾した内容に、本意見書はなっています。もしかして、対策をとるから、リスクを増大させてもよいとでも言うのでしょうか。ギャンブル等依存症対策を抜本的に強化するというのであれば、そもそもギャンブル等依存症を拡大することになるカジノ推進する、特定複合観光施設区域整備推進に関する法律を廃止することをまず求めるべきであり、そのようにもなっていない本意見書には反対するものであります。以上です。 16 ◯中谷尚敬議長 次に、請願第1号について、発言を許可いたします。  10番成田智樹議員。 17 ◯10番 成田智樹議員 請願第1号、南生駒駅及び駅周辺バリアフリー化早期実現を求める請願書の採択について、賛成討論を行います。  生駒市議会公明党は、市民の要望に応え、これまで本市のバリアフリー化を一貫して推進してまいりました。本請願書には言及されておりませんが、昨年の生駒市議会3月定例会における私の一般質問でも触れているとおり、国は平成23年3月にバリアフリー法に基づく移動等円滑化の促進に関する基本方針を改正し、平成32年度を目標年次とする新たな整備目標等を告示しています。  同方針では、旅客施設や車両、道路、公園、建築物について、バリアフリー化を一層推進するとし、特に1日当たりの平均的な利用者数が3,000人以上の鉄道駅において、平成32年度までに原則全ての駅において、段差の解消、視覚障がい者の転落を防止するための設備の整備等バリアフリー化を実施するとしており、財政的措置を始め、積極的な施策が講じられているところであります。そして、本市においても、この方針に従い、既に具体的な取組が進められております。  1日当たりの平均的な利用者数が3,000人を超えているにもかかわらず、バリアフリー化が実現できていない鉄道駅4駅が存在する近鉄生駒線沿線地区において、具体的な整備計画はありますでしょうか。移動等円滑化の促進に関する基本方針に定める期限である平成32年度末に向け、市として、事業者等関係先とどのような取組協議等を行っているのでしょうか。これは先に述べた、昨年3月定例会における私の質問の一部でありますが、この質問に対する回答として、初めて生駒市議会において、市としての近鉄生駒線4駅、つまり菜畑駅、壱分駅、南生駒駅、東山駅の段差解消を始めとするバリアフリー化整備目標年度が明らかとなりました。  その後、市と事業者である近畿日本鉄道株式会社との間の協議を経て、各駅の整備目標年度は一部変更がありましたが、現在、4駅とも国が示す方針である平成32年度中の整備完了に向けて取組が進められているところであります。そして、このたび、先行して東山駅と菜畑駅の整備事業具体化が進み、本市の平成29年度予算に両駅のバリアフリー化整備事業補助金が盛り込まれたところでございます。  これまで、私ども、生駒市議会公明党はこのバリアフリー化整備事業を積極的に推進し、早期に、また円滑に実現すべく、様々具体的に取り組んでまいりました。  まず、昨年平成28年1月に小紫市長に対し、生駒市内鉄道駅のバリアフリー化移動等円滑化推進に係る要望書を手渡し、早期に近鉄生駒線4駅のエレベーター設置等段差解消及び重点整備地区を設定の上、バリアフリー基本構想を策定し、面的な整備に取り組むことを要望いたしました。同年3月には、私が先ほど述べた内容を含む一般質問を行いました。そして、再度、昨年12月議会において、4駅のバリアフリー化取組進捗状況について、私が一般質問を行い、同年8月に近鉄から提示を受けた南生駒駅は平成31年度設計、平成32年度工事という内容を含んだ事業計画及び先行して実施する東山駅と菜畑駅についての協議が、市と近鉄及び平群町との間で具体的に進められていることが明らかとなりました。その直後の12月5日には市議会公明党下村議員が、市長及び平群町の岩崎町長らと共に、国土交通省を訪問し、石井国土交通大臣に対し、直接陳情を行いました。その際、石井大臣からは実現に向け全力で支援するとの力強い言葉を頂きました。  こうした取組の成果として、先ほど述べたとおり、本市の平成29年度予算に東山駅、菜畑駅のバリアフリー化整備事業補助金が盛り込まれることとなったものと考えております。そしてまた、南生駒駅のエレベーター設置等、同駅のバリアフリー化整備事業については、本年3月定例会中の予算委員会における私の質問に対する答弁により、市と近鉄との間で、平成31年設計、32年施行完了に向けての具体的協議が進められているということが改めて明らかとなりました。このことは、本議案審査した過日6月20日の企画総務委員会における福中委員質問に対し、紹介議員からも答弁があったとおりであります。  このように、市民の皆様の声を受け、生駒市議会公明党として、国、県と緊密に連携して、バリアフリー化整備事業の実現に向けて、強力な後押しをさせていただいており、現実として、本市の鉄道駅のバリアフリー化整備事業は目に見える形で着実に進展しております。  一方、バリアフリー基本構想の制定についても、昨年3月議会において、市内のバリアフリー化を計画的、具体的に推進していくためには、速やかに策定すべきと考え、質問を行わせていただきました。このことについても、過日の企画総務委員会において、福中委員からの質問に対し、山本副市長から昨年3月議会における質問に対する答弁が確認されるとともに、現在の市の考え方が示されたところであり、一定理解するところであります。  これまで述べましたとおり、本請願書の内容には、いつまでにとの期日が示されていない中、既に一部、その重要な事項について、着実な進捗が確認できており、請願の趣旨にそぐわない内容も含まれていると考えます。しかしながら、本請願は市民の声に真摯に耳を傾け、生駒市議会公明党として強力に推進してきた取組に関連するものであり、また憲法で保障された尊き権利であります。今後、南生駒駅及び周辺のみならず、市内各駅並びに市全体にわたるバリアフリー化整備の迅速、そして円滑な伸展に期待するとともに、その実現に向け、生駒市議会公明党がこれからも全力を挙げて取り組むことをここに明言いたしまして、本請願書の採択に賛成をいたします。以上でございます。 18 ◯中谷尚敬議長 7番沢田かおる議員。 19 ◯7番 沢田かおる議員 請願第1号、南生駒駅及び駅周辺バリアフリー化早期実現を求める請願書について、賛成討論を行います。  奈良県公式ホームページにはバリアフリー基本構想作成の予定がない市町村として、生駒市の名前があります。奈良県内で基本構想策定済み市町村は5市1町です。奈良市のバリアフリー基本構想を見ると、障がい者等当事者参画のもと、市全体のバリアフリー化に対する方向性を示すとともに、駅を中心とした地区や高齢者、障がい者などが利用する施設が集まった地区を選定し、公共交通機関、建築物、歩行空間等について、重点的かつ一体的なバリアフリー化推進するものと記載されています。そして、四つの取組方針が書かれています。一つ目は、ユニバーサルデザインの考え方に沿ったまちづくり、二つ目は奈良の魅力を高めるバリアフリーの推進、三つ目はみんなで取り組むバリアフリー社会の実現、四つ目は思いやりの精神を育む心のバリアフリーの推進です。  現状の南生駒駅では、荷物を持って、ベビーカーを持ち、赤ちゃんを抱き、階段を上り下りするのはとても危険です。階段に手すりは付いていますが、足の不自由な高齢者や松葉杖をついている方にとって、利用が困難な駅です。たとえエレベーターがあったとしても、時間帯によっては混雑し、利用しにくいときもあります。私自身の子育てを振り返りますと、混み合ったエレベーターに寝ている赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま乗ることができずに、人がすくまで何回も乗るのを見送った経験があります。また、聞こえるように、迷惑や、こんなところに連れてくるなと、心ない言葉を浴びせられることもありました。赤ちゃんからお年寄りまで、安心して暮らせる生駒のまちづくりには、環境整備だけではなく、お互い様と感じられる優しい心のバリアフリーが重要であると考えます。  平成29年1月21日に行われた市議会主催の市民懇談会、テーマは、高齢者が生き生き暮らせるまちづくりの中でも、東山駅及び菜畑駅、南生駒駅のバリアフリー化を進めてほしいとの市民の方からの要望の声が挙がりました。この市民懇談会での質問の回答は生駒市議会ホームページにもアップされており、南生駒駅の平成31年度から平成32年度にエレベーターの新設の推進計画なども記載されています。南生駒駅及び駅周辺バリアフリー化早期実現を求めるとともに、心のバリアフリーを含む生駒市のバリアフリー基本構想の早期策定を願い、本請願書賛成いたします。 20 ◯中谷尚敬議長 以上で通告による討論を終結し、4件を分割して採決いたします。  まず、議員提出議案第3号、ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書についてを電子表決システムで採決いたします。  お諮りいたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 21 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、議員提出議案第3号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議員提出議案第3号 ギャンブル等依存症対策抜本的強化を求める意見書について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 22 ◯中谷尚敬議長 次に、請願第1号、南生駒駅及び駅周辺バリアフリー化早期実現を求める請願書を電子表決システムで採決いたします。  お諮りいたします。  本請願に対する委員長報告は採択であります。  本請願は、委員長報告のとおり採択することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 23 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、請願第1号は、採択することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    請願第1号 南生駒駅及び駅周辺バリアフリー化早期実現を求める請願書    採択確定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 24 ◯中谷尚敬議長 この際、お諮りいたします。  ただ今、採択されました請願第1号については、地方自治法第125条の規定に基づき、市長に対して、その処理の経過と結果の報告を請求したいと思います。  これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 25 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、請願第1号は、市長に対し、その処理の経過と結果の報告を請求することに決定いたしました。  次に、議案第42号、生駒廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第44号、財産の取得についての、以上2議案を一括採決いたします。  お諮りいたします。2議案に対する委員長報告はいずれも可決であります。2議案は、委員長報告のとおり、可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり)
    26 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第42号及び議案第44号の以上2議案はいずれも原案のとおり、可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第42号 生駒廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定につ          いて    議案第44号 財産の取得について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 27 ◯中谷尚敬議長 以上で、今期定例会会議に付議された事件は全て議了いたしました。  よって、今期定例会はこれにて閉会したいと思います。  閉会に当たり、市長より挨拶がございます。  小紫雅史市長。              (小紫雅史市長 登壇) 28 ◯小紫雅史市長 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本定例会では、提案をいたしました議案を慎重にご審議をいただきまして、ありがとうございました。  委員会でご説明を申し上げました、本市で初めてとなる生駒市商工観光ビジョン、これにつきましては、新たな仕事を生み出す仕組みづくりを含み、本市の魅力やにぎわい、活力のあるまちづくりを引き出すことを目的として策定したものでございます。今後、具体的な取組にしっかりとつなげてまいります。  また、空き家等実態調査の結果を踏まえ、空き家対策を総合的、計画的に行うための空き家等対策計画の策定、またそれに必要な体制づくり、効果的な取組の実施をしっかりと進めてまいります。  この週末、6月25日には1月に発足をしました生駒市民吹奏楽団による結成記念コンサートが盛大に開催をされました。また、来月7月30日には市民同士がまちの学校の先生、生徒となる、IKOMAサマーセミナーを予定しております。  このように、高い市民力による楽しい、そして市民が喜んでいただき、そしてにぎわいのあるイベント企画を実施してまいります。同時に、このようなイベントを通じて、市民力を更に高める、そのようなことも進めてまいりたいと思っております。  以上、10年後、20年後、将来を見据えたそのような計画、調査に加え、高い市民力を活用した取組、イベントを推進しながら、全国のモデルとなるような、次世代の住宅都市を目指し、更なる取組を進めてまいります。  議員各位のより一層のご理解、ご協力を賜りますよう、お願いを申し上げ、私からの閉会の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 29 ◯中谷尚敬議長 挨拶は終わりました。  これにて平成29年生駒市議会第3回定例会を閉会いたします。              午前10時40分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。               生駒市議会議長   中 谷 尚 敬               生駒市議会副議長  福 中 眞 美               署 名 議 員   中 浦 新 悟                  〃      白 本 和 久                  〃      吉 波 伸 治 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....