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平成29年厚生消防委員会 本文 開催日:2017年02月01日
平成29年厚生消防委員会 名簿 開催日:2017年02月01日

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  1. 生駒市議会 2017-02-01
    平成29年厚生消防委員会 本文 開催日:2017年02月01日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 開会 ◯伊木まり子委員長 おはようございます。ただ今から厚生消防委員会を開催いたします。  なお、市民及び報道の傍聴を許可いたしておりますので、ご了承願います。  本日の会議につきましては、次第に基づき、調査を行います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯伊木まり子委員長 調査事項、(1)高齢者交通費助成制度の見直しについて。  本件は、理事者からの申入れに基づき、説明を受けるものです。  なお、本件について、説明の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、委員外議員から質疑を受けることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 3 ◯伊木まり子委員長 本件について説明を受けます。影林福祉健康部長、お願いします。 4 ◯影林洋一福祉健康部長 おはようございます。ご審査、どうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、高齢者交通費助成制度の見直しについてご説明を申し上げます。  本市におきましても、今後も高齢者、特に後期高齢者が急増し、高齢者交通費助成制度である生きいきカードの交付額も年々増加することから、現行制度の状況を踏まえ、より効果的な制度となるよう検討してきたところでございます。昨年度は市民アンケートの実施、タウンミーティングや関係者とのティーミーティングを実施し、市民の皆様の意見を聴取するとともに、介護保険運営協議会から答申を頂き、検討してまいりました。また、今年度は高齢者の生活支援サービスへのニーズアンケート、公募による30代から70代の市民、老人クラブ連合会介護関係専門職によるワークショップを7月から10月に、その後ワークショップ参加者の方とティーミーティングを11月に、市民向けにタウンミーティングを12月に開催し様々な意見を聴取いたしました。意見聴取の結果といたしましては、生きいきカードを有効に使っている、廃止してほしくないという意見、また見直しして他の高齢者施策子育て施策に有効に使うべきであるなど様々なご意見を頂いております。  また、現行の高齢者交通費助成制度は移動支援のみであったことから、外出できない方が使用できないとのご指摘も頂き、中重度の要介護認定者、軽度の要介護、要支援認定者虚弱高齢者、健康な高齢者など、高齢者のそれぞれの状態像に応じて支援できるような制度を検討いたしました結果、移動支援を残しつつ、高齢者がそれぞれご自身に最も効果的な使い方を自ら選択できるクーポン券制度に変更することといたしました。  また、現行の交通費助成制度では約7割の高齢者が選択されているスルッとKANSAIが平成29年3月末で販売終了、また自動改札機の利用期限も平成30年1月末となることから、ICカード等への変更も検討いたしましたが、ICカードでは現金と同様、他の一般店舗等での使用も可能となり、交通費助成制度の目的にそぐわないことから、クーポン券により乗車回数券を購入いただくこととしております。  次に、交付額につきましては、高齢者数の増加とともに交付額が増加することから、クーポン券制度を持続可能な制度とするため、交付対象の年齢の引上げ、交付額の減額、所得制限などを検討いたしましたが、現行制度の利用状況を勘案し、現在の支給対象者には引き続き現行助成額と同額の1万円分のクーポン券を交付し、今後は支給対象者について交付対象年齢を平成30年度から1歳引き上げ、その後2年に一度、平成38年度には75歳まで引き上げさせていただきたいと考えております。したがいまして、平成32年度には72歳、平成34年度には73歳から、平成36年度には74歳から、平成38年度以降は75歳からを予定しております。以上でございます。  続きまして、クーポン券の詳細については担当課長からご説明を申し上げますのでよろしくお願いいたします。 5 ◯伊木まり子委員長 ありがとうございました。それでは、島岡課長、お願いします。 6 ◯島岡伸康高齢施策課長 座って説明させていただきます。
     それでは、私の方から新しい制度のご説明をさせていただきます。まず、お手元のシルバー生きいきクーポン券(仮称)交付制度(案)、こちらの資料とカラー刷りの参考資料、パワーポイントの資料でございますが、こちらも併せてご覧いただければと思います。  まず、制度の概要でございます。従来の高齢者交通費助成制度を高齢者のより一層の社会参加の促進や健康維持増進のため、状態像に応じて有効に活用できる制度に改めるものでございまして、新しく交付いたしますクーポンはシルバー生きいきクーポン券でございます。また、交付対象者の年齢を段階的に引き上げるものでございます。開始年度につきましては、先ほど部長から申し上げましたように、スルッとKANSAIが29年3月末で販売終了となりますので、平成29年度からを予定しております。なお、大きな制度変更でございますので、従来生きいきカードは会場で5月中旬から6月中旬に交付をさせていただいておりましたけれども、平成29年度につきましては、7月中をめどに交付できるように、今スケジュールを検討しているところでございます。  次に、制度改正の背景でございます。従来の高齢者交通費助成制度では高齢者の生きがい支援及び社会参加の促進を図ることを目的に、移動支援に重点を置いた生きいきカードの交付を行ってまいりました。新しい制度は高齢者交通費助成の目的を引き継ぎながら更に充実させるため、移動支援を残しつつ、より一層の社会参加の促進、健康維持増進交付対象者の状態像に応じた使用が可能となるよう、クーポン券制度に変更したものでございます。状態像につきましては、中重度の要介護認定者の方へは介護用品、それから軽度の要介護認定者と虚弱な高齢者の方には病院への通院や積極的な社会参加のためにバス、タクシー等の移動支援を、健康な高齢者の方には社会参加、生きがいづくりのための移動支援に加えまして、健康の維持増進のための公共施設等の利用を想定しているものでございます。なお、この身体の状態により使用の制約を設けるものではございませんので、それぞれの高齢者の方が自ら選択をしていただければというふうに思っております。  次に、持続可能な制度でございます。平成27年度予算では2万1,260人の交付対象者の方がおられましたけれども、平成37年度には2万9,549人となると予想をしておりまして、先ほど部長が申し上げましたとおり、対象年齢を段階的に引き上げさせていただきまして、75歳まで交付対象年齢を引き上げることで持続可能な制度としたいと考えているところでございます。  次に、市民の方の声の反映でございます。平成27年度から平成28年度の2年間で市民アンケートワークショップティーミーティングタウンミーティング等を開催させていただきまして、市民の方々から意見をお聞きしたものでございます。シルバー生きいきクーポン券使用可能施設については、市民の方々の意見をできるだけ反映したものにしているところでございます。一例でございますが、移動支援としてはスルッとKANSAIが終了しても、やはり近鉄を利用したいという声もございました。また、公共施設の使用料、健康診断等の費用負担、スポーツクラブ等健康増進施設で使いたいという声もございました。また、移動支援を利用できない方へは介護用品やシルバー人材センターの家事援助等で使用できたらいいなというような意見もございました。このようなご意見を頂いております。  次に、シルバー生きいきクーポン券の交付制度の内容についてご説明をさせていただきます。交付額につきましては、交付対象者1人当たりクーポン1万円分でございまして、1枚500円のクーポン券の20枚綴りを一つのセットとして交付をさせていただきます。なお、クーポン券については、使用時には現金との交換、つまりおつりの方は出ませんので、500円単位で使っていただければというふうに思っておりまして、500円を超える分についてはそれぞれの自己負担ということで、合算してお支払いただくというふうに考えております。一例を挙げさせていただきますと、1,300円のお支払額の場合は500円券2枚と自己負担分300円で合計1,300円のお支払というふうに考えております。  次に、シルバー生きいきクーポン券使用施設等でございます。シルバー生きいきクーポン券は、移動支援に加えまして市内の公共施設や健康増進につながる施設、介護用品など、状態像に応じて高齢者自らが選択し、有効に使っていただけると考えております。現在、シルバー生きいきクーポン券使用に向けて各事業者と調整をしているものについてご説明をさせていただきます。従来の移動支援としての利用といたしましては、奈良交通株式会社のバスについてはシルバー生きいきクーポン券を使用して、従来どおりバスカードへのチャージが可能でございます。また、タクシーの利用時には従来どおりタクシー運賃のお支払にご使用いただけます。近鉄電車、ケーブルカーにつきましては、販売窓口で回数券を購入いただきまして、回数券での使用ができるよう近畿日本鉄道株式会社と交渉中でございます。次に、コミュニティバスにつきましても回数券での利用ができるよう、運行事業者と現在調整中でございます。  次に、健康づくりとしての利用につきましては、健康診断やインフルエンザ予防接種の自己負担金、公共施設の施設使用料及びイベントチケット料、またスポーツクラブ等それぞれご協力いただける施設、使用条件等でお使いいただけるよう、現在検討をしているところでございます。  次に、介護支援としての使用といたしまして、シルバー人材センターサービス利用料、これはワンコインサービスというものもございますし、シルバー人材センターの方で新しくサービスをまた考えるということで聞いております。介護用品である紙おむつの購入や訪問理美容のサービス事業料等も検討しているところでございます。なお、紙おむつや介護用品につきましては、専門のカタログを用意させていただきまして、そこから選択をしていただけるよう方法を検討しているところでございます。その他では、ワークショップでボランティアの際に駅前での駐車場を確保してほしいとのご意見も頂きましたので、駅前の自動車駐車場の回数券も検討しているところでございます。  次に、シルバー生きいきクーポン券受け取り方法でございます。従来の交通費助成制度は近鉄のスルッとKANSAIバスカードなど数種類の選択が可能な制度でございましたので、一度ご自宅に案内状をお送りさせていただいて、交付会場でカードを選択してお受け取りいただくという方法で交付はさせていただいておりましたけれども、平成29年度からは選択の必要のないクーポンに変更になります。また、毎年会場が非常に混雑をいたしておりまして、警備上問題が多いこと、また受け取りには代理の方もたくさんご来場いただいているということ等を勘案させていただいて、平成29年度からはシルバー生きいきクーポン券利用案内等のパンフレットを同封させていただいて簡易書留等でご本人宛てに自宅に送付、又は配送する方法を検討しているところでございます。  シルバー生きいきクーポン券の使用期間でございますけれども、初年度ですので、清算事務の関係上、今年度は平成29年8月頃から平成30年2月末までの7カ月程度の使用期間とさせていただきたく予定をしているところでございます。  最後に、シルバー生きいきクーポン券の利用状況を把握し、高齢者福祉施策へ反映していくため、使用データの読み取り、分析ができないか、システム化できないかということで今現在検討しているところでございます。  以上でございます。以上でシルバー生きいきクーポン券についてのご説明を終わらせていただきます。 7 ◯伊木まり子委員長 本件について、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。久保委員。 8 ◯久保秀徳委員 市民懇談会も一方開催してましたけども、その中でやっぱり圧倒的に市民の意見としては、現行の1万円の制度を維持してほしい。状態像に応じた支援の仕方ということでおっしゃってますが、市民の意見としても、介護の状態に応じて福祉用具とか、そういう施策については現行の施策の中で見るべきではないか、高齢者についての施策としてやるべきではないか、この交通費の助成はあくまで1万円の範囲の中でやってたんだから、これを維持してほしいというふうな意見があったと思うんですけど、この件に関してはどのようにお考えでしょうか。 9 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 10 ◯影林洋一福祉健康部長 もちろん今の介護保険制度の枠組みの中で対応はしてまいりますので、例えばその中で自己負担分が発生すると、そういったときにそういうクーポンが使えるかどうか、その辺は検討の余地があるかとは思いますけれども、今、課長申しましたように、そういった使用の対象については協議をしておりますので、この制度でもってそういった部分の負担をするということではなくて、それはもう介護保険制度の枠組みの中で、現行どおりの事業の中で市の負担はしていくということでございます。 11 ◯伊木まり子委員長 久保委員。 12 ◯久保秀徳委員 結局1万円のその枠の中で全て交通費の助成として使用できていたのが、他の福祉施策やその制度に活用するということは、本来の交通費に使える金額が使えなくなるというか。(発言する者多し) 13 ◯伊木まり子委員長 お静かにお願いします。続けてください。 14 ◯久保秀徳委員 そういう意味では、交通費の助成として1万円使ってる方が。(発言する者あり)分かりました。 15 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。それでは、他に質疑等ございませんか。中浦委員。 16 ◯中浦新悟委員 じゃ、ちょっと制度の確認で何点かと言うほどもないですけども、期限というのは一番最初は大体7カ月程度という話で、これから基本的には毎年これは期限を切ってその年度で使い切ってくれとは言わないですけども、その年度しか使用できないですよという進め方でいくということですか。 17 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 18 ◯島岡伸康高齢施策課長 29年度からはクーポンということで金券のような形になりますので、やはり予算上、その年度に使い切っていただくというのが原則だと思っております。年度内ということで、3月末までという想定を最初しておりまして、3月末までに使っていただいて、出納閉鎖期間が5月末までありますので、その間に事業者さんから請求を頂いて、お支払をするというような予定をしておったんですけれども、それぞれの事業者さんとお話をさせていただくと、どうしても年度末に非常に忙しくなる事業者さんもありまして、初年度ということで、2カ月の間に間に合わないといけませんので、まず最初の年は2月末で切らせていただいて、それで事業者さんとかの都合も考えさせていただいて、いけるようであれば、平成30年、次の年からもう少し1カ月ほど延ばさせていただきたいなというふうに今考えているところでございます。 19 ◯伊木まり子委員長 中浦委員。 20 ◯中浦新悟委員 市の都合、事業者の都合と様々あるんでしょうけども、これ、送付されるのはその年に例えば75歳になった方、例えば75歳以上の方に、例えば10月生まれの方、10月で75歳になる方も、4月又はどこかの月に送付するということなんですよね。 21 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 22 ◯島岡伸康高齢施策課長 その年に、今だと70歳ですけども、70歳になられる方全員にお送りするということでございます。 23 ◯伊木まり子委員長 中浦委員。 24 ◯中浦新悟委員 例えば、不幸な言い方してなんですけども、10月に75歳になる方で、ということは4月、5月の時点では74歳である。でも、10月になるまでに亡くなられたというパターンもあり得るわけですよね。そういう場合って、でも先に例えば4月や5月に送付してしまうと、そのチケットというのはどうするんですかというのとか、要するに家族利用になってしまったり、いろんな展開が考えられる中で、今までやったら年齢になったときに取りに来たりとかしてたんかなと思ってたんですけど、その辺はどういうふうに考えたらいいんでしょうか。 25 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 26 ◯島岡伸康高齢施策課長 今までも一斉にご案内をさせていただいております。ただ、お亡くなりになられた方がいつかというのを、それぞれ追跡するのは非常に難しいですので、4月1日現在でデータを吸い上げまして、ご案内するのが5月、6月ですので、1カ月ほどちょっと調整の期間を見ておりますので、その間に転出される方とか、お亡くなりになられる方については外すというようなこともしておりますけれども、毎月、毎月の亡くなられた方を市の方で見ていくのはちょっと難しいかなというふうに思います。 27 ◯伊木まり子委員長 中浦委員。 28 ◯中浦新悟委員 送付すると言ってたので、取りに来るんだったら、保護者の方が亡くなったんですよとかいうので、取りに来れない、取りに来ないというのはあり得るんですけど、市が送付するとなったら、亡くなられてる方にも送るということにもなり得るか、その確認をちょっとどうするのかという疑問があっただけと、あと送付時期というのは何月ぐらいなのか分かんないですけど、4月1日で送れるわけじゃないとは思うんですよね。締める期間というのが当然出てきたとしたら、じゃ、1年間丸々というわけじゃなくなってくるんですね。例えば4月、5月は使えない、時期によっては6月、送る時期によっては3カ月使えないとか、そういうふうになってくるということですか。 29 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 30 ◯島岡伸康高齢施策課長 議員がおっしゃるとおりで、4月から準備いたしますので、29年度は8月までには何とか送りたいなとは思っておりますけれども、毎年予算の議決をいただいて年度の当初から準備いたしますので、4月から6月ぐらいまでは毎年その期間は使えないということでございます。 31 ◯伊木まり子委員長 中浦委員。 32 ◯中浦新悟委員 回数券とかに換えておけば、期間は別に無制限に使えるからということなんですね。それまでに換えておいてくださいねということですよね。クーポンが使える期限はあるから、それまでに使える用途のものに換えておけば、その期間も使用ができるということで、そういうアナウンスもちゃんとされるということですか。 33 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 34 ◯島岡伸康高齢施策課長 回数券3カ月有効ですので、それは使えると思いますけれども、そこまでにできれば、そういうぎりぎりにならない間に、制度の趣旨からして、受け取られたらすぐに使っていただければなというふうに、市の方としては思っております。 35 ◯伊木まり子委員長 他に。中浦委員。 36 ◯中浦新悟委員 分かりました。できるだけ期間というのはちょっと延ばしてほしいな。要するに使える期間というのはできるだけ市の方も配慮して、本来ならばちゃんと1年間使えますよと、送られてから、手元に届いてから、その次ぐらいでいいとは思うんですけども、使えるように何とか、何らか都合あると思うんですけど、調整はしてほしいなというのは思うところです。  あと、すいません、じゃ、今までのカード、スルッとKANSAIであったりとか、クーポンに変わったら、今までは無期限じゃないですか。どうなるんですか。 37 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 38 ◯島岡伸康高齢施策課長 スルッとKANSAIについては、近鉄の方で来年の1月末、もう使えなくなるということに、自動改札で使えなくなると聞いておりますので、そこまでには使い切ってくださいということで広報もさせていただこうかというふうには思っております。あと、タクシー券とかについては、期限というのはありませんので、その分は使っていただければ、お支払するような形で予算措置はしております。 39 ◯伊木まり子委員長 中浦委員。 40 ◯中浦新悟委員 自動改札機でとあったので、例えば窓口と言ったら変ですけども、駅員さんの前を通ってやったら使えるとかいうわけでもなく、もう使えないということですね。 41 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 42 ◯影林洋一福祉健康部長 今、課長申しましたように、一応来年1月末で自動改札は通れなくなるんですけれども、その後の取扱いについてはまた改めて連絡すると言うか、案内しますということで近鉄の方から、ホームページを見ますとそういうふうになっていますので、また分かり次第、その辺については併せてお伝えしたいと思います。 43 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等。中浦委員。 44 ◯中浦新悟委員 施策の部分はちょっとまた思い出しながらやっていきます。使用状況の把握という部分について、地域別の使用履歴などをということ、今まではほぼ把握できてないじゃないですか。お金と言ったら変ですけど、高齢者交通費助成を出してどういうふうに使われてるのか、誰が使ってるのかというのを市は調査しようにもなかなかしづらかったし、状況把握ができていない。その中で地域別の使用履歴等を把握していこうというのは一歩前進なのかなとは思うんですが、具体的にどういったところまで調べて、今後しっかりと調査していこうと考えているのかな、このなどには何が含まれているのかなというのもちょっと聞かせてください。 45 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 46 ◯島岡伸康高齢施策課長 この事業状況につきましては、クーポンにOCRを組み込みたいなというふうに今思っておりまして、そのOCRの読み取りからどういうところにお使いいただいたかとか、どこの、例えば公共施設のどちらの方の公共施設をお使いいただいたとか、その辺の状況を読み取れるんではないかなというふうに思ってはおりますけれども、まだシステムではございませんので、これからどういった形でそのシステムをつくっていくかというのは29年度にまたそれぞれの事業者さんともお話しさせていただきながら考えていきたいというふうに今思っているところでございます。 47 ◯伊木まり子委員長 中浦委員。 48 ◯中浦新悟委員 結構な事務作業になるんじゃないかなとは思うんですけど、市として正直結構な人数の高齢者の方が様々なところで様々な活用をして、それ、追っかけられるだけの人がいるのという不安も思うぐらいの事務量になるんじゃないのかなと思うんですけども、その辺の不安はないと思っておいていいですか。 49 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 50 ◯島岡伸康高齢施策課長 議員さん、ご心配いただくとおりでございまして、通常の業務をしながら、今の職員の数でやっていくのは非常に厳しいところもございますので、実施については委託業者がございますので、そちらの方に委託をしていきたいなというふうに思っております。 51 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等。惠比須副委員長。 52 ◯惠比須幹夫副委員長 まず前提となる部分でこのカラー刷りのシートの6画面目なんですけども、交付年齢を2年に一度1歳引き上げたときの交付額の予測とあるんですが、この青の棒線の方は現行のがどうなっていくということなんですが、この赤の方が、これが持続可能な制度となるという背景となっていると思うんですが、この辺の試算の内訳について教えていただけますでしょうか。 53 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 54 ◯島岡伸康高齢施策課長 こちらにつきましては、2年に一度対象者の年齢が引き上がってまいりますので、この2年に一度につきましては、今度30年度に1歳引き上げということでございますので、29年度につきましては従来どおり、現在69歳の方で29年度に70歳になられる方については従来どおりでございますので、その分はこの赤の棒も青の棒も同じところでございます。30年度で交付年齢が1歳引き上がりますので、新しく対象になられる方が一切ございませんので、死亡される方、これが800人ぐらいを想定しておりまして、この部分が減っていくという。増えるばかりではございませんので、大体平均して、今は800人ぐらいがお亡くなりになられるかなというふうに予想しておりまして、その分が30年度でいったん減るということです。31年度になりますと、また新たに71歳になられる方がいらっしゃいますので、またそこにお亡くなりになられる方もいらっしゃるので、そういうことの差引きをして、少し30年度よりは31年度の方が上がるという、そういうことの順番で毎年毎年支給年齢が上がる年は支給額は下がるというような計算をしております。 55 ◯伊木まり子委員長 惠比須副委員長。 56 ◯惠比須幹夫副委員長 最終的な38年度は、この赤棒でいくと、人数と額というのは幾らになるんですか。 57 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 58 ◯島岡伸康高齢施策課長 38年度につきましては、交付額は2億3,200万ぐらいになるかなというふうに思っております。人数は1万円ですので2万3,191人でございます。 59 ◯伊木まり子委員長 惠比須副委員長。 60 ◯惠比須幹夫副委員長 あと、用途としてそれぞれの状況に応じた用途というのを示されてるわけなんですけども、想定と言いますか。この中に要介護3から5、要介護1から2ということが想定の目安として入ってるんですが、これは先ほどのお話でいきますと、クーポンは一律で給付するということですので、あえてその3から5とか中身を見ながらとかいうことではなくて、あくまで選ばれるのが給付された方が選ばれるということですね。 61 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 62 ◯島岡伸康高齢施策課長 議員さん、おっしゃっていただいたとおりで、それぞれ状態像に応じた形で使っていただけるような形の説明としてはさせていただいておりますけれども、それぞれの高齢者が自由に選択をできるというところでございますので、状態像に応じて制約がかかるというものではございませんので、使えるところは使っていただければというふうに思います。 63 ◯伊木まり子委員長 惠比須副委員長。 64 ◯惠比須幹夫副委員長 すると、こういう目安はあるけども、最終的に先ほどの質問にもありましたようにOCR組み込みとかいうような形で追跡調査ができて、最終的に分析をかけていくという理解でよろしいですか。 65 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 66 ◯島岡伸康高齢施策課長 そうでございます。 67 ◯伊木まり子委員長 惠比須副委員長。 68 ◯惠比須幹夫副委員長 あとちょっと具体的なお話を伺いますが、500円掛ける20枚のクーポンということなんですが、これは使うときに端数が出るときとかはどういう対処になるんでしょうか。 69 ◯伊木まり子委員長 島岡課長、もう一度。 70 ◯島岡伸康高齢施策課長 どうしても端数が出てくるとは思います。ただ、おつりという形ではお渡しすることがなかなか難しいですので、500円で割り切れるところはクーポンを使っていただいて、割り切れないところは自己負担と言うか、お金の方を出していただいて合わせてお支払をしていただければというふうに考えております。 71 ◯伊木まり子委員長 惠比須副委員長。 72 ◯惠比須幹夫副委員長 重複になって恐縮です。それでは、ちょっと委員会のテーマ別調査でも具体的に現場から頂いていた、現場というのは聞き取りのときに頂いてたお声を基に、ちょっと確認をさせていただくんですが、声としてはふれあいセンターのバスにも利用できないかとかいうことがあったんですが、これについては今回の制度ではどうなんでしょうか。 73 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 74 ◯影林洋一福祉健康部長 コミュニティバスの一つですので、その辺は協議をしていきたいというふうに考えております。 75 ◯伊木まり子委員長 惠比須副委員長。 76 ◯惠比須幹夫副委員長 それともう一つ出てました声として、奈良交通のゴールドクラブ定期券というのがあるんですが、これ、具体的には3カ月6,800円とか、6カ月分1万1,500円とかを払って購入すると、市内であれば一律100円でずっと乗れるというものなんですが、これについても、使えるという考え方でよろしいでしょうか。 77 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 78 ◯島岡伸康高齢施策課長 そちらについては、奈良交通の方とお話をさせていただいたんですけれども、奈良交通さんの方の処理の都合で利用ができないので、平成29年度についてはCI─CAの積み増しだけということで今お話はさせていただいております。 79 ◯伊木まり子委員長 惠比須副委員長。 80 ◯惠比須幹夫副委員長 これ、今後のことと関わると思いますので、今のような話も含めて、用途の追加とか、制度の改善とかいうことは継続的になされていくというふうに捉えておいてよろしいですか。 81 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 82 ◯島岡伸康高齢施策課長 初めてのクーポン制度でございますので、29年度からまた新たにご希望とかございましたら、それはお話はさせていただこうかなというふうには思っております。 83 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 84 ◯伊木まり子委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。  次に、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。樋口議員。 85 ◯樋口清士議員 2点だけ。まず1点なんですけど、75歳以上人口と70歳以上人口、それぞれピークを迎える年度、そのときの人数を推計されているんであれば教えてください。 86 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 87 ◯島岡伸康高齢施策課長 人数でございますけれども、65歳以上の人数については総合計画等でも出ておるんですけれども、どうしても70歳とか75歳の区切りのところの推計があんまり出ておらないんですけれども、介護保険の事業計画がございまして、これの推計が平成37年度の推計が出ております。平成37年度で65歳以上の方の人数が3万5,686人、後期高齢者の75歳以上の人数が2万1,847人で、後期高齢者の方の割合が61.2%になっております。70歳以上の方の人数というのがすぐちょっとお知らせできないんですけれども。 88 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。
    89 ◯樋口清士議員 事業を考えていくときに、要は将来的にこれ今38年度までの推計ということで、これでは1歳刻みで人数出していますよね。その1歳刻みで数字は出せるということを前提に言ってるんですけど、要は対象にしている人口というのがどうなっているのか、いつが天を迎えるのか。これ、38年度はいけてます。例えば75歳以上を対象にすれば、それでいけるんだと言うんだけど、その先はじゃ、どうなるのかと。また、いずれはこういう、まだまだ増えますよという話だったら、そこまで考えた制度ってやっぱりイメージしとかないといけないと思うんですよね。逆にその75歳以上の人口もどこかで天を迎えて、そこから減っていくんであれば、じゃ、これ、今のままで3億なにがしが例えばピークであれば、そこまでを覚悟して、その先に減っていくから、状態は戻っていくんだと、今の状態に近づくんだというような判断もできると思うんですけど、そういう意味で聞いているんです。いつがピークで、それが何人なのか、これは出しておられないと。 90 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 91 ◯島岡伸康高齢施策課長 人数については、こちらの方で細かく出しているのが、平成44年度までは出しております。今、議員さんおっしゃったピークですけれども、総合計画の人口ビジョンというので人口推計が出ておりまして、こちらの推計からいきますと、65歳以上の高齢者の方の人数のピークを迎えるのは平成57年頃というふうに推計をしております。75歳以上の人口につきましては、これから段階の世代の方が非常に75歳になられるということで、伸び率が高くなりますけれども、その段階の世代が終わりますと、伸び率というのは低くなってまいりますので、そういうことで一番75歳の方の比率が高いかなというのが先ほどご説明させていただきました、平成37年度ぐらいの61%ぐらいが高いのではないかなというふうに思います。その比率を平成57年度の人口推計に当てはめますと、75歳以上の人数は2万4,000人ぐらいになるかなと。ただ、お亡くなりになる方ですけれども、やはり段階の世代の方が今急激に伸びておりますので、10年、15年後に80歳ぐらいになられますので、今度またその伸びと同じぐらいのお亡くなりになる方も多いだろうというふうに思いますので、今その57年までの人口推計、はっきり申し上げることできませんけれども、大体2万4,000ぐらいになるかなというふうに考えてはおります。 92 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 93 ◯樋口清士議員 今の話、結局全然分からなかったんですけど、要は70歳以上の人口がいつピークを迎えて、それは何人なんだと。75歳以上の人口がいつピークを迎えて何人なんだと。その数字だけを教えてほしいんです。他の数字は要らないです。それはあるんですか、ないんですかということです。 94 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 95 ◯島岡伸康高齢施策課長 それは持っておりません。 96 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 97 ◯樋口清士議員 これ、コーホートの分析をすれば、簡単に出てくる話なんですよね。人口ビジョンをつくってる中で、多分5歳刻みでやっているはずですわ。そこの細かいところを見れば、多分行政の中で探せば出てくる数字だと思うので、是非これは探しといてください。また後で教えてください。要は何が言いたいかと言うと、ベースになる数字がない中で制度の組み換えうんぬんかんぬんということはちょっとおかしいんじゃないかなと、やっぱりそこを押さえた上での話だということだと思います。これはそれだけ言っておきます。  2点目なんですけど、70歳以上、75歳以上、いずれそうなるんですね。この施策、制度の必要性ということで考えたときに、幅広く使えますということになると、利用のしやすさというのが出てきて、誰でも使えますような話になってきますよね。70歳以上にとっての必要性というのと、75歳以上にとっての必要性、この制度のこの違いは何ですか。 98 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 99 ◯影林洋一福祉健康部長 今、介護保険制度で見ますと、65から74までの方、この方については認定率は5%を切っております。75歳超えます後期高齢者になりますと、35%ぐらいということで、やはり生活に支障、介護を必要と、そういった割合が非常に高くなってまいりますので、そういった部分でやはり後期高齢の部分に焦点を当てて、給付、助成をすると、クーポン券を交付すると、そういった形で日常の生活支援にもつながるであろうと、また社会参加にもつながるだろうと、そういった考えでございます。 100 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 101 ◯樋口清士議員 これ、健康な高齢者とか軽度の要介護認定者とか中重度の要介護認定者、それぞれの状態に合わせてそれに対する支援をしていきましょうと。目的は、社会参加の促進と健康の維持増進と。要は70歳以上、75歳以上でそこの目的で、状態というのは多分年齢で区切られるものではないと思うんですけど、そういうのを状態に合わせてケアをしていきますということになっているので、介護のサービス、あるいは介護支援だということであれば、それは重度が増えていく、あるいはその介護の必要性の増えていく75歳以上にシフトしていくというのなら分かるんですけど、健康なときにもどんどん動いてもらいましょうということも目的にしている部分があるわけですよね。そうすると、それは70歳以上でも当然考えていかないといけない部分になると。そうなると、使い勝手がよくなって幅広くなっているから、その制度というのは、その必要性というのは70歳、75歳、変わらないんじゃないのかなと思うんですよね。どっちかと言うと、経済状態、所得がある、ない、あるいは自分で稼ぐ力がなくなっていくかどうか、そういうところでその差が出てくるという、そういう性格の制度ではないのかなと思うんですが、そういう認識で違いがありますか、ないですか。 102 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 103 ◯影林洋一福祉健康部長 確かに議員さん、おっしゃるところも分かるんですけれども、なかなか所得制限をかけるとしても、そうすると、例えば高齢の方だけで限っていいのかとか、そういう議論も出てまいります。今現行の事業規模の中でこういった形で整理をしていくときに、やはり一定のそういう高齢者の状況を見た上で、どこかで線を引かないと駄目だということになりますので、そうすると75歳というところを起点としてさせていただくと。将来に向けて、これからも平均寿命が幾らか延びていきますので、2年に一度ぐらいずつ上げさせていただいて、その中で今後対象になる方も一定生涯の交付をされる部分で見ますと、ある程度公平性も保ってくるんじゃないかと、そういった中で考えているわけでございます。 104 ◯伊木まり子委員長 樋口議員。 105 ◯樋口清士議員 私の質問はその必要性に違いがあるのか、ないのかというその認識はどうかということだけを聞いてるわけで、財政的な制約のある中で何を選択していくのかというのはそれはまた別の話なので、この制度に限って、その必要性というのが70歳以上、75歳以上でその違いはありますか、ありませんか。 106 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 107 ◯影林洋一福祉健康部長 それは議員さん、ご指摘のとおりかと思いますけれども、ただこの制度で全ての元気な方とか、そういった方についての対応をするというわけではございませんので、介護保険制度の中で、新総合事業の中で一般介護予防事業とか、そういった部分でも、いろんなサービスをこれから提供してまいりますので、今回の見直しになって抑制された分、そういった部分をそういったことに充てて、70歳以上の方にもそういった健康維持増進の事業に参加していただける、また社会参加にも参加していただけるようなことを考えていきたいというふうに考えております。 108 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。下村議員。 109 ◯下村晴意議員 1点だけ、生きいきクーポン券の内訳なんですけれど、500円を20枚ということなんですけど、頂いた人からすると、お金を出すというよりも、せっかく頂いたものはそれで済ませたいという思いはあると思うんですね。おつりが出ないということなので、例えば500円に決められた理由、それとあと100円券を例えば20枚でもあると、使い勝手がすごくいいように思うんですけれども、事務的に煩雑かどうか分からないんですけれども、ここに決められた理由と100円券をしようということの考えはなかったんでしょうか。 110 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 111 ◯島岡伸康高齢施策課長 クーポン券の金額につきましては、確かに100円も検討はさせていただいております。ただ、500円券でも、1万円ですと20枚になってしまいますので、100円券をそこに混ぜていきますと、非常に枚数も多くなっていくことになりますので、その辺でやはり100円券があったら一番いいとは思いますけれども、500円券で支払をしていただければというふうなことで考えておりまして、他のサービスについても、出していただくについても、500円に足らない分ですので、300円、400円というような金額になりますので、その辺は500円で20枚という形で一番切りのいいと言いますか、そういうところで決めさせていただいたところでございます。(「使い勝手が悪い」との声あり) 112 ◯伊木まり子委員長 下村議員。 113 ◯下村晴意議員 一定分かることもあるので、例えば100円券20枚でもつけていただくと使い勝手がいいので、ここまで考えて持続可能にするのであれば、そういう優しい、使い勝手のいいところも、年配の方ですので、もう一度ちょっと考えていただければなと思います。要望です。 114 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等、西山議員。 115 ◯西山洋竜議員 正しく下村議員が今質問されたことというのが私も質問したかったところなんですけれども、実際にこのシルバー人材センターのサービスの中に500円に満たないサービスというのは結構あるかとは思うんですが、どれぐらいあるんですかね。ざっくりした数で構いません。 116 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 117 ◯島岡伸康高齢施策課長 シルバー人材センターの500円に満たない部分は、ちょっと私の方では分かっておりません。ただ、ワンコインサービスというのがされてますので、それですので、金額的には500円に満たないという部分については、ちょっとまだシルバーの方には聞いておりませんので。ただ、1,000円とか1,500円とか、500円で割り切れるようなサービスを新たにつくっていきたいということは聞いております。 118 ◯伊木まり子委員長 西山議員。 119 ◯西山洋竜議員 正式な名称は忘れましたけれども、例えば今回、これ、クーポン制度に変える狙いの一つとしましては、表面にも制度改正の背景の中に寝たきりなど自力で移動が困難な方、そういう方にも使っていただけるというようなことで、こういうクーポン券を制度改正するというのが市の狙いだと思うんですけれども。例えばシルバー人材センターが提供するサービスの中にそういった外へ出られない方、例えば交通助成支援以外に料理ができない、家の掃除ができないといったような方に向けたそのサービスが、例えば1時間で160円で受けられるようなサービスもあったかというふうに思います。ですから、やはりそういうサービスも、市の本来、その狙い、その目的に照らして考えれば、やはりそういった部分も利用できる幅というのを増やしていく必要があると思うんですね。ですから、是非ともシルバー人材センターが提供しているそのサービスの数であるとか、そういったところも把握していただいて、是非ともその100円綴りの券ということも前向きにご検討いただきたいというふうに強く要望します。よろしくお願いします。 120 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。浜田議員。 121 ◯浜田佳資議員 樋口議員の質問にも関連しますが、生駒市、今、介護予防とか含めていろいろやっておられますが、その基本的な発想をお伺いしますと、要するに私の理解では早めに投資をして、そして本人さん、ご家族、市の将来負担を小さくしようという発想だと思うんですよね。その発想をこれに当てはめると、先ほど樋口議員が言ったように、だから75歳のように後ろにずらす必要はなくて、早めに、それこそ70歳からこういった外に出て元気に行くということを推進するのがいい。それに関して、いや、それは引き上げる代わりに新たないろんなものを考えているというふうに言われましたが、具体的にどのような代替案を考えておられるでしょうか。特に、70歳の前半の人にターゲットを当ててというのは。 122 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 123 ◯島岡伸康高齢施策課長 介護予防につきましては、全国でも先進自治体と呼ばれるぐらいの介護予防の事業はやっております。ただ、これから高齢者の数もますます増えてまいりますし、平成29年度以降については更に充実させるような形で今、介護予防の内容も検討しているところでございます。ただ、生駒の場合はボランティアになっていただける方がたくさん多いですので、まだ60代の方で元気な方もたくさんいらっしゃいますので、やはり70歳から75歳ぐらいの少し高齢になられた方に交通費助成クーポンということで考えておりまして、まだ60歳の方は非常にお元気な方もいらっしゃいますので、介護予防という形でそちらの方を充実させていきたいなというふうに考えているところでございます。 124 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 125 ◯浜田佳資議員 違うんです。介護予防もそうなんですけど、含めて介護を予防するというよりも、まだまだそういうのはまだ先なんだけどというときから、外にどんどん出かける。特に高齢者の問題で今も大分大きくなっているのは、特に男性の人の引きこもりというのが、これ非常に全国的にも問題になって、これが一番対応が大変になってくるんですよね。女性の場合はわりと、外に出るとか、お話ししているとかいうのがあってなりにくい。男性の場合が非常になりやすい。そうなると、本人も家族も市も将来負担がものすごく大きくなる。だから、そういう人たちはできるだけそうなる大分前から外に出かけていって、いろんな人ということを進めるのが非常に長期的に見たらいいことになるんですよね。そういった意味合いもあって、今まで制度があったわけなんですが、それ、かえって適用年齢がどんどん上がってくると、そういった将来的なことを見据えて、早めに手を打つというスタートが遅れるという、この制度上はなるわけなんですよね。そのギャップを埋めるために、ここに新たなだんだん対象スタート年齢が上がっていくのに対応して、今まで対象になった年代にしっかりと外に出ていってもらおうというような新たな代替案が必要だと思うんですが、これでやるとするんだったら。そこら辺、具体的にどういったことを考えておられるんかということを聞いています。 126 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 127 ◯影林洋一福祉健康部長 先ほど申し上げましたけれども、介護保険事業の枠組みの中で新総合事業というのがありまして、その中に一般介護予防事業というのがございます。その中で、例えば脳の若返り教室ですとか、それから認知症の料理教室、コグニサイズ、それから新しい介護予防教室とか、そういった新しい新規事業をいろいろと打ち出しております。また、地域では例えばのびのび教室ですとかわくわく教室、それからひまわりの集いとかそういった講座、それからいきいき百歳体操とか様々なプログラムを用意しておりますので、そういったところで参加をしていただくと。それから、あとサロン活動ですけれども、これも市内一円、今50カ所ぐらいですけれども、これも回数を増やすとか、あるいはサロン活動をする場所を増やすとか、そういった取組はこれからも進めてまいりますので、そういった中で一定、今おっしゃっていただいた方々への対応はできるものというふうに考えております。 128 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 129 ◯浜田佳資議員 ということは、年齢を少しずつ引き上げていった場合に、そのギャップが今までの場合、できるところにあえて光を当ててるわけではないんだけど、こういった方々も参加できるいろんなことをやっていますので、そちらの方で対応したいということなんですが、その中でそこにどう対応するかなんですが、例えばサロンをやっていますが、他の自治体ではこのサロンに市から補助を出してということもやっておるとこもあるんですが、生駒市では将来的にそういったことも考えて、そこを更に活発化しようというふうに考えておられるんでしょうか。 130 ◯伊木まり子委員長 どなたかお答え、島岡課長。 131 ◯島岡伸康高齢施策課長 サロンについては、今現在それぞれの地域で活発にサロンを開いていただいております。サロンを開いていただく団体の補助については、今のところ補助を予定はしておりません。ただ、サロンについてはそれぞれの地域で自主的に開いていただいておりますので、地域の活力でということでサロンを開いていただければなというふうに思っております。議員のご質問の補助金については、今のところは検討はしておりません。 132 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 133 ◯影林洋一福祉健康部長 今、課長申し上げたとおりなんですけれども、その他にサロンの立ち上げに際しましては、やはりボランティアの養成でありますとか、サロンを立ち上げませんかとかそういった啓発の資料も用意して、そういう地域で自主的にそういう活動が立ち上がるようなそういう支援は今のところしておりますので、そういった中でも地域の方で取り組んでいただけたらと思っております。 134 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 135 ◯浜田佳資議員 それと、この基になる案、三つの案を示された12月のタウンミーティングなんですが、南のせせらぎで行われたときに久先生がこのクーポン券を地域の活用のために利用できないかと。全く同じようにできないというのは僕も思うんですが、あの先生がおっしゃられた地域の福祉関係のNPOとかボランティアの方々とか、そこら辺を促進するためにも、これはいかせないかということをおっしゃられてるんです。そういった検討とかされてますでしょうか。 136 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 137 ◯影林洋一福祉健康部長 まずは今の枠組みの中でどれだけ事業者に協力をいただいてできるかというのがまだはっきりしておりませんので、一定そういう今の対象の事業者の中で一つの枠組みができまして、その後にどういった形ができるか併せて検討はしていきたいというふうに思います。 138 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 139 ◯浜田佳資議員 そういうことで展望が開けたら、また新たな予算も付けていっていただきたいと思いますが。そして市民懇談会でいろいろ市民の方から伺った場合、特にこの生きいきカードに関しましては、少なくとも現状、つまり70歳1万円を維持してほしい。中には奈良市のような方式とかバスの方式とか、かつては大阪で行われたような、無料でとかいう話とか、いろいろ出ましたし、1万5,000円という話も出ましたが、少なくとも、1万円70歳は維持してほしいという声が非常に多かったんですが、これの市民の声に対して市の方としてはどういうようにこれから対応していこうと思っておられるんでしょうか。 140 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 141 ◯影林洋一福祉健康部長 今、議員ご指摘のように、そういったお話もありましたけれども、やはり例えば廃止をして若者世代に充ててくれとか、いろんなご意見がございました。昨年のアンケートの中でも、ある程度見直しをして続けてほしいというご意見もございましたので、その辺りは今後の財政事情も含めて考えた中では今の現行の形でやっていただくところが一番ご理解をいただけるんではないかというふうに考えております。 142 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 143 ◯浜田佳資議員 そのアンケートの話では、この前のタウンミーティングで出された資料に関して私も批判させていただきましたが、年齢を関係なしに平均した数字だけ出して、基になったアンケートは70歳以上とそれ以前、特に50歳代以下とはまるっきり声が違うんですよね。そういった差があるのを全く無視して平均化して出した数字で、こんなひどい数字の出し方おかしいということを私も指摘させていただきましたが、実際利用されている方がどうなのか、一番重要だと思うんですよね。実際、全然関係ないとこから見たら、そんなん、要らんわと、こっちの方へ使ってくれというのは当たり前の話なんです。それを、その声が出、年代からいったら、当然そっちの年代数が多いわけですから、その声を基にして、少数派の方の施策をどうするかをどんどん決められたら、実際、そこを利用している少数派の人たちはたまったもんじゃないわけなんですよね。そういった発想でこれからもやるんですか。それともここは大事にしていって、変えるんやったら、懇切丁寧な説明もさせていただきますというふうにやるのかどうなのか、その点、どうなんですか。 144 ◯伊木まり子委員長 山本副市長。 145 ◯山本昇副市長 ただ今のご意見でございますけれども、市としては広く、今年度においてはやっぱりワークショップ等もしまして、そういう対象者の声も大分いろいろ聞かせていただきました。それから、その後ティーミーティング等も行いまして、いろいろ意見としてはいろんな意見が、本当にいろんな意見が出ました。ただし、いろんな意見が出てはいますけれども、広く市民の声を受けた結果として市としてこの案を提案したということでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 146 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 147 ◯浜田佳資議員 それは形式上はそう答えざるを得ないでしょう。市民の声、無視してつくりましたと誰も言いませんからね。ただ、実際に利用している方の声がどうなのかというのをちゃんと踏まえてやらないといけないよという話をしてるんです。とりわけこれが大事なのは、今後、この問題だけではなくて、この福祉の関係、介護の関係の問題に関しては、多くの市民の方々にいろんな形で参加していただくということが非常に重要になってくると思うんですね。そのためにも、そういった市民の方々、先ほど生駒市はボランティアされる方が多いとおっしゃられましたが、結構高齢の方でも参加してるんですね。そういった高齢の方々にも、しっかりと納得してもらうためにも、ちゃんとした説明をしないといけないし、そういった市民の声の方には、これらで応えて、こう削れる部分は、じゃ、これで対応しますとかいうことを含めてしっかりやらないといけない。一番いいのは、少なくとも来年度は1万円70歳を維持するということはもうこれでもいけますので、その間にしっかりと説明もできるし、意見も聞いていろいろ考える、市の方としても考えるということができると思いますので、それはきっちりされますよね。 148 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 149 ◯影林洋一福祉健康部長 この件につきましては、3月議会で予算として提案をさせていただいて、そこでご判断をいただきたいと思っております。先ほど副市長からも話がありましたように、ワークショップは4回はやりました。その中で、70代の方も6名、60代の方も10名という形で、あと老人クラブ連合会の方も入っていただいてますし、一定程度、高齢者の方は入っていただいて熟度を重ねてご意見を頂いているところでございます。そういったことと、あともう一つ、この事業といいますのは市単独の事業でございますので、市税、多くの市民の方から税金を頂いているわけでございます。そうしますと、そういった方々の全体としての意見も聞きながら整理をしていくということでございますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。 150 ◯伊木まり子委員長 他に。浜田議員。 151 ◯浜田佳資議員 私が理解するというよりも、実際の市民の方々がどう理解するかというのが一番大事なのでそこら辺を考えて、僕を見て言うんじゃなくて後ろにたくさんの市民の方を見据えて言ってほしいというふうに思います。  あとちょっと細かい質問なんですが、初年度は7月下旬からなのは周知のためというふうに説明されました。と言いますと、2年目の年度以降は早まるという理解でよろしいですか。 152 ◯伊木まり子委員長 島岡課長。 153 ◯島岡伸康高齢施策課長 平成30年度からは、29年度で既にやっている部分についてはもうすぐ年度始まりましたら取りかかることができますので、できるだけ早くお配りできるようには考えてはおります。 154 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 155 ◯浜田佳資議員 じゃ、初年度の8月からというんじゃなくて、次年度以降は6月からぐらいにできるように頑張っていってほしいと思います。それはどうなるか1回、1年間やってみてということがありますので、それはそういう目標で是非とも頑張っていってほしいなというふうに思います。それと使用対象の拡大に関しても、これから意見を聞いていかれるということなのでそれでいってほしいと思います。  それともう一つ最後に、使用できる対象をいろいろ広げると、クーポンにしてということ。言うたら、事業対象を広げるようなもんかなという気もするんですよね。となりますと、予算も事業対象を広げるんだから、それに対応して予算も広げる、増やすというようなことも考えられるんじゃないかと。普通の事業では事業を広げたら、それだけ予算を広げようかという話も出てきますけど、この場合はどうですかという話なんですね。 156 ◯伊木まり子委員長 影林部長。 157 ◯影林洋一福祉健康部長 今回の場合は事業を広げるというよりも、利用の対象を広げるということでございますので、よろしくお願いいたします。 158 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。福中議員。 159 ◯福中眞美議員 1点だけ要望なんですけれども、今、対象年齢を引き上げるということで、本当は70歳以上の方もやっぱり健康でいていただきたいという思いがあると思うんです、健康寿命を延ばすということで。ただ、先ほど言われたように、そういう方々にはいろんな支援を、別の支援をしていきますよと、コグニサイズだったり、脳トレであったりいろいろということは言われたんですけれども。ただ、今本当にお元気です。70歳以上の方もボランティアに出てる方もたくさんいらっしゃいます。その方々への支援についても、ちょっと考えていただきたい。私の方もいろんなボランティアをしていましてそういう声をたくさん聞いております。また、もう一つ先ほどサロンの方は今のところ支援を考えていないというお答えでしたけれども、この間の市民懇談会で自治会長の方から、いきいき体操とかサロンとか、こちらとしては同じような感じですと、課が違うのに、こっちは支援して、こっちは支援してないというような感じを受けてますと、どうかここは言っていただきたいということで、うちの自治会長から言われましたので、これは意見としてまた言わせていただきます。以上です。よろしくお願いいたします。 160 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等はございませんか。山本副市長。 161 ◯山本昇副市長 先ほどの樋口議員の質問の70歳のピーク、75歳のピークでございます。今、手元に直近の人口ビジョンの策定時の資料が手に入りましたので、そこで説明をさせていただきたいと思います。出生率の仮定といたしまして、この場合5年ごとに一応区切った形でございます。出生率0.1%上昇ということでの算定ということでございますけれども、これでいきますと、70歳以上のピークが2050年で3万1,637人ですね。それから75歳以上のピークは2055年で2万4,330ということでございます。それでこの資料を見ていきますと、5年ごとで2015年、2020年、2025年、5年単位ではございますけれども、基本的にずっと2025年で2万740、75歳以上の人数でいきますと2万1,000人ぐらいのところをずっと緩やかに上がってきている。 162 ◯中谷尚敬議長 平成か、そういうのを統一してくれや。分からへん。さっきまでは平成何年や言うてたけど、今は。 163 ◯山本昇副市長 平成で言いましょうか。じゃ、平成で言いますと、ピークが70歳以上が平成62年になります。3万1,637、75歳以上が平成67年ということになります。2万4,330ということでございます。以上でございます。 164 ◯伊木まり子委員長 では、他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 165 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  本件は、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うかご協議願うのですが、先ほどの答弁にもありましたように、改めて3月定例会における新年度予算議案において審査及び審議することから、当委員会での調査はこれまでとすることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 166 ◯伊木まり子委員長 それでは、今回の報告で調査を終了いたします。  これにて厚生消防委員会を終わります。              午前11時9分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。               厚生消防委員会委員長   伊 木 まり子 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. 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