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平成27年第5回定例会(第3号) 本文 開催日:2015年12月09日
平成27年第5回定例会(第3号) 名簿 開催日:2015年12月09日

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  1. 生駒市議会 2015-12-09
    平成27年第5回定例会(第3号) 本文 開催日:2015年12月09日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯中谷尚敬議長 おはようございます。ただ今から平成27年生駒市議会第5回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等の撮影を許可しておりますので、ご了承願います。  会議に先立ちまして、今期定例会で同意いたしました、生駒市固定資産評価審査委員会委員を紹介し、挨拶を受けます。  生駒市固定資産評価審査委員会委員として、井上重人さん、脇田祥尚さん、中西伸之さん。  なお、井上重人さんにおかれましては、本日、欠席の報告を受けております。  以上3名を代表して、中西伸之さんから挨拶を受けます。              (中西伸之固定資産評価審査委員会委員 登壇) 2 ◯中西伸之固定資産評価審査委員会委員 おはようございます。ただいま、ご紹介いただきました中西でございます。本日、井上委員は所用のために欠席されておりますが、3人を代表いたしまして、私の方からお礼のご挨拶を申し上げます。  この度は固定資産評価審査委員会の委員の選任に当たりまして、議員の皆様方のご同意を賜りまして誠にありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。誠に光栄なことと存じますとともに、改めてその責任の重さを痛感し、身の引き締まる思いでございます。  固定資産の価格は税負担に直接影響を及ぼすものでありますので、これまで審査に際しましては中立的、専門的な立場で適正かつ公正な判断を心がけ、対応してまいりました。今後も更なる研さんに努め、誠心誠意、職責を果たしてまいりたいと思いますので、議員の皆様方におかれましては、これまでと同様のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼のご挨拶とさせていただきます。本日はどうもありがとうございました。 3 ◯中谷尚敬議長 挨拶は終わりました。ただいま、紹介し、挨拶を受けました3名におかれましては、専門技術性、公正中立性を発揮願い、市民福祉の向上と市行政の発展により一層ご尽力を賜りますよう、お願い申し上げます。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時3分 開議 4 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。  本日の日程は議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第1 一般質問 5 ◯中谷尚敬議長 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。  通告順に従い、順次、発言を許可いたします。
     まず、21番伊木まり子議員。              (21番 伊木まり子議員 登壇) 6 ◯21番 伊木まり子議員 おはようございます。今回は、関西一の子育て・教育のまち「生駒」の取組について、質問します。  小紫市長におかれましては、第3回定例会において、4年間の市政運営における所信を述べられました。市政運営のビジョンとしては、「みんなでつくる日本一楽しく住みやすいまち「生駒」を目指す」を掲げられ、まちづくりの具体的な施策について、五つの柱を示し、説明されました。今回、私は二つ目の柱、関西一の子育て・教育のまち「いこま」から、「子育てしやすいまち」、「本のまち・音楽のまち、スポーツのまち、「生駒」の推進」に関する取組について質問します。  1、子育てしやすいまちの取組について。  1、病児保育について、所信ではニーズを踏まえ、市立病院などで病児保育の実施について検討するとありますが、ニーズの把握や市立病院における病児保育の実施計画、実施時期や具体的な運営の方法などについて、お答えください。  2、第3子以降の幼児教育、保育料無償化の実施について。  所信の中にはありませんが、京都府下で第1子が18歳以下の多子世帯において、今年度から実施されている、第3子以降の幼児教育、保育料無償化は少子化の歯止めとなるとともに、子育て世帯の経済的負担軽減につながり、子育てしやすいまちの取組として、本市としても検討すべきかと考えます。お考えを伺います。  2、本のまち・音楽のまち、スポーツのまち「生駒」の推進の取組について。  所信では、この取組の中でいこま国際音楽祭への支援を引き続き行っていくとされています。11月8日に第6回目となる音楽祭が終わりました。市はこの音楽祭をどのように評価し、今後、どのように支援しようと考えているのか。評価における課題や対応などについて、具体的にお答えください。また、いこま国際音楽祭における市民との協働について、これまでの状況をどのように分析、評価し、どのように進めていくお考えでしょうか。また、生駒市の文化振興、芸術施策をどのように進めようとされているのか。その中でいこま国際音楽祭の位置付け、役割についてもお考えをお聞かせください。  さらに、同音楽祭は教育、観光、産業振興にもつながる事業であると考えます。それぞれの分野において、同音楽祭を活用した新たに考えられている、もしくは考えられる事業がありましたら、お聞かせください。  登壇しての質問は以上です。次からは自席にて質問します。 7 ◯中谷尚敬議長 上野こども健康部長。              (上野和久こども健康部長 登壇) 8 ◯上野和久こども健康部長 おはようございます。それでは、伊木議員の関西一の子育て・教育のまち「生駒」の取組についてのご質問のうち、こども健康部の所管に係ります1番目の子育てしやすいまちの取組についてご説明申し上げます。  一つ目の病児保育についてでございますが、病児保育につきましては、地域子ども・子育て支援事業の一つとして、病児について病院、保育所等に設置された専用スペースにおいて、看護師等が一時的に保育等を行うもので、生駒市では、平成25年4月から阪奈中央病院に隣接した阪奈中央こぐま園病児保育室において実施されている病児保育に対しまして補助金を交付しております。開園後からの利用実績につきましては、平成25年度は年間の利用は383人の利用でありましたが、平成26年度には621人、平成27年度は10月末現在で349人と、前年度とほぼ同数で推移しております。お尋ねのニーズの把握方法についてでありますが、平成25年11月に子ども・子育て支援事業計画の量の見込みを算定するためにアンケート調査を実施し、計画におきましては、病児保育事業の量の見込みを平成21年度で2,036人と設定いたしておりまして、その後、平成31年度まではほぼ同じ見込みで推移しております。  次に、市立病院での実施時期についてでありますが、阪奈中央こぐま園病児保育所の前年度及び今年度の実績や病児保育現場からの定員を超えたために受入れを断った例はないとも聞き及んでいることなどから、現時点では具体的な検討には至っていない状況であります。今後は利用状況を勘案しながら、市立病院等での実施を検討してまいりたいと考えております。なお、運営方法につきましては、阪奈中央こぐま園と同様、指定管理者が実施する病児保育に対し、生駒市が補助金を交付する方法が考えられます。  二つ目の第3子以降の幼児保育、保育料無料化についてでございますが、平成27年4月から始まった子ども・子育て支援新制度に伴いまして、生駒市公立幼稚園の保育料が保育園と同様、保護者の所得階層による応能負担となり、多子減免につきましても国の基準どおり、教育時間認定子ども、いわゆる幼稚園児につきましては、平成26年度までには就学前であった減免範囲を小学校3年まで拡大し、最年長の子どもから順に第2子以降の子どもが幼稚園を利用している場合は、第2子は半額、第3子以降は無料としております。また、保育認定の子ども、保育園児は従前と同様で小学校就学前の範囲において、最年長の子どもから順に第2子以降の子どもが保育所、認定こども園を利用している場合は、第2子は半額、第3子以降は無料となっております。  ご質問の第3子以降の幼児教育、保育の無料化の減免範囲の拡大についてでございますが、ご指摘の京都府は2分の1の財政負担をして、京都府下の市町村が18歳まで減免範囲を拡大して実施しており、本市でも同様に、更に多子減免範囲を拡大すれば、子育て世帯の経済的負担の軽減になり、子育てしやすい本市の取組として、子育て世帯の人口増にもつながり、少子化対策として効果が期待できますが、奈良県からの補助金がなく、市単独での実施になりますと更に大きな財政負担が必要となりますので、現時点では実施は難しいと考えております。  市といたしましては、国や県からの補助金等を活用し、現在、待機児童対策を始め、様々な子育て支援事業を実施しており、また新たに少子化対策といたしまして、子ども医療費助成の拡大や保育事業費助成などの検討も行っておるところでございますので、ご理解賜りますよう、お願いいたします。以上でございます。 9 ◯中谷尚敬議長 奥畑生涯学習部長。 10 ◯奥畑行宏生涯学習部長 それでは、2点目のご質問のいこま国際音楽祭につきましては、生涯学習部が所管しておりますので、私の方からお答えさせていただきます。  国際音楽祭の評価といたしましては、いこま国際音楽祭も本年度で6回を積み重ね、先月11月2日から8日の7日間、開催いたしました。この音楽祭は、市民のボランティアによる実行委員会のメンバーさん一人一人が市民に本当の音楽を聞かせたいとの思いで集まっていただいたメンバーの方ばかりです。その実行委員会のメンバーの皆さんが毎年、コンサートを聞きにこられる方への気配りや運営上のノウハウ等を生かして、創意工夫をしながらいこま国際音楽祭の構成を考えていただき、本年もプロによるクラッシックコンサート、プロが直接レッスンするマスタークラス、そしてプロが小学校に出向き、子どもたちに演奏を聞かせていただく音楽塾と多様なプログラムを実行委員会自らが企画、運営していただくという生駒市の協働のモデルとも言える事業だと思っております。とりわけ、小学校に出向き、子どもたちに演奏を聞かせていただく音楽塾では、子どもたちからは、海外の楽器に触れる機会ができて良かった、ピアノの演奏はすばらし等々の感想もいただき、子どもたちの文化芸術への興味を高め、青少年の豊かな情操を育むことができたと考えております。実行委員会の皆様方には改めてお礼と感謝をいたしているところでございます。  ただ、課題といたしまして、平成26年度に第5回の国際音楽祭の終了後に行いました、たけモニアンケート、同調査をさせていただきました。その中で国際音楽祭は知っていますかとの問いに対しまして、知っていると答えた方が72.8%、国際音楽祭に参加したことがありますかとの問いに対しては、参加したことがないと答えられた方が87%という結果でございました。また、自由記述欄には、内容が偏っているとか、マンネリ化しているなどのご意見も寄せられる結果となりました。また、生駒市の附属機関であります社会教育委員会議においても、経費に対し集客、市民に還元できていないなどの理由から、実施方法を変えるべきとの厳しいご意見も頂いておりました。さらに、ここ数年、コンサートのチケットの販売数も減少傾向にあり、見直しの必要があると考えております。  今後の方向性といたしましては、市民の方々が実行委員会で市と協働で行っていただいていた、基本的な本当の音楽に出会える、子どもたちへの豊かな情操を育むなどに考慮しながら、更なる市民協働、協創につながると考える市民や市民団体、NPO団体などから提案を受ける提案公募型に拡充することも一つの方策ではないかと考えております。  今後におきましては、実行委員会の皆様方のご意見も参考とさせていただきながら、市民の皆さんが広く世代を超えて地域に貢献できる音楽祭になるよう、検討を加えていきたいと考えておりますのでよろしくご理解賜りますよう、お願い申し上げます。 11 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 12 ◯21番 伊木まり子議員 ご回答、ありがとうございました。まず、病児保育のところなんですけども、ニーズの把握ですけども、25年11月のアンケートのことをお話しされましたけども、その件で、第3回の子ども・子育て会議、これが26年3月24日の開催ですけども、吉岡会長が資料5の病児・病後児保育事業のニーズの延べ人数が3,940人ぐらいあって、利用実態は400人ぐらい、病児保育をやっていてこの数字はかなりかい離があるというふうな指摘をされています。それに対して担当課は、ちょっともう何か期限が迫っていて、今回はこのまま出させていただく、26年度に協議しますというふうな回答をされているんですけども、このかい離について、ニーズのかい離ですね、検討はされたのでしょうか。 13 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 14 ◯上野和久こども健康部長 確かにご指摘のように、平成25年11月に実施したアンケートの結果に基づきまして、最初に今、おっしゃったように、3,902人という数値が出ておったんですけども、実施利用量よりかい離するというご指摘もありましたので、その後、平成26年3月24日に開催いたしました、子ども・子育て会議におきまして、皆様のご協議をいただきまして、国が再計算の基準による算出するという方法もございましたので、それを用いまして計算しましたところ、2,036人というニーズ量を算出いたしまして了承を得たというところでございます。以上でございます。 15 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 16 ◯21番 伊木まり子議員 現在、阪奈中央病院に併設した、先ほど言われました病児保育室をやっていただいていまして、私も実は何度か孫を連れていきましてお世話になりました。先の説明だと、年間延べ600人程度ということなんですけど、実際に利用して、もっとニーズはあるんじゃないかなと実感しました。以前も惠比須議員の一般質問の中でも何かちょっとかい離しているんじゃないかというような印象を持たれていたようにお聞きしました。  そこでもう一度、子ども・子育て事業計画策定の際のアンケート調査を確認したんですけども、病児保育を利用したいと思わないと答えた方に、その理由を尋ねておられますね。3歳から5歳のお子さんをお持ちの家庭の方、利用したくないと回答された理由はどのようなものだったですかね。お答えいただけますか。 17 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 18 ◯上野和久こども健康部長 ご指摘の病児保育を利用したいと思わないということで、その回答が117件ございまして、その中で一番多いのが、病児、病後児を他人に見てもらうのが不安というのがまず一番大きなところでございまして、その他、事業の質に不安がある、また事業の利便性、立地や利用可能時間などが良くない。それと利用料がかかる、利用料が高い、また利用料が分からないというようなことで、見合わせているというアンケート結果でございます。ただ、このアンケートをした時点で、病児保育は平成25年4月からやっておりますので、まだあまりそう時間がたっていなかった事情があるとは思いますけれども、こういう結果が出ております。以上でございます。 19 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 20 ◯21番 伊木まり子議員 他人に見てもらうのは不安という人は別に置いて、やっぱりたった半年ぐらいの間でも、事業の質に不安があるとか、利便性が良くないとか、利用料金がという方が、数をまず部長に確認しましたら、10人とか26人とか28人、そんなにいらっしゃるわけですね。逆に言えば、その辺の課題を解決したら、利用しようと思う人がかなりいらっしゃるんじゃないか、潜在的ニーズはもっとあるんじゃないかというふうに思うんですけど、国の分析や、それから事業実態を考えたら、これでいいんじゃないかということですけども、その辺を解決したら、増えるというとこら辺も考慮してのさっきの2,000という数字なんでしょうか。 21 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 22 ◯上野和久こども健康部長 そこまでの検討した2,000人ということではございません。ただ、それ以降につきましては、まず一応この病児保育を一番大きく使われるというのが、やはり保育園に通園されている世帯の方と推測しておりまして、その方たちには、入園児に説明とか、パンフレットを配ったりはさせていただいております。また、先ほどの利用件数に比べまして、あと許容の受け入れる量なんですけども、阪奈中央病院のこぐま園では、6人が生駒市枠として設定しておりますので、それを勘案しますと、稼働日数は240日として計算しますと、約1,500人は延べで受け入れると。また、それプラス3が生駒市外の枠としてございますけれども、これはもちろん市外の方が利用されなければ、市内の方が利用してもよろしいですので、それが大体実績では平成26年度は20%程度でございますので、そちらの方も利用できるということでございますので、許容量としてもまだまだあるかなとは考えております。以上でございます。 23 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 24 ◯21番 伊木まり子議員 ちょっと別の視点で、市立病院の方の病児保育についてはまだ検討していないということで、運営方法は指定管理者に対して補助金は出すというようなお話だったと思います。私がちょっと運営方法と言って出させていただいたのは、この利用の仕方というとこら辺をちょっとお尋ねしたいなと思ったんですけども、子育て王国と銘打って、子育て支援をしている鳥取県とか、隣の木津川市などでは、同じ施設で病児と病後児の保育をしていますと。子どもを預ける親の立場に立てば、熱が高熱が出たときは病児保育、熱、下がったけど、まだ行かせたくないな、不安やなと思うときは病後児で預かってほしいと思われると思うんですね。それも病児保育から引き続き同じ施設で病後児も預かってもらえたら、親にとってはとても安心じゃないかと思います。市立病院で病児保育を実施するときは、その辺の病後児保育の実施も含めて検討をお願いしたいと思うんですけども、いかがでしょうか。 25 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 26 ◯上野和久こども健康部長 同じ施設の中で、病児保育というのは今現在、将来スペースという所がありますので、そちらの利用が可能かなと考えますけども、あと、病後児の保育体制と言いますのは、今、事業所内保育ということで、市立病院にお勤めの方の保育園というのは造られておりますけども、それが利用できれば、理想でございますけども、この辺は指定管理者との協議が必要になってくると思いますけど、検討の余地はあるかなと考えております。以上でございます。 27 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 28 ◯21番 伊木まり子議員 是非、検討をお願いします。  それから、もう一つ運営方法を検討するときに大切なのが、利便性だと思います。現状では阪奈中央病院さんで事前に同小児科の診察を受けて、許可証を頂かないと預かっていただけません。ただし、他の市町村では、利用の前日までに診察した医師に書いてもらった病児・病後児保育診療情報提供書を持って、当日、病児保育実施施設に行けば、診察なしで預かってもらえるところもあり、仕事を持つ親にとっては非常に助かると思います。実際にみなみ保育園の保護者の方からも、そのような声がありました。病児保育施設とかかりつけ医の小児科医とか、それから応急診療所の医師との信頼関係の構築や連携が必要となるんですけども、市立病院で実施される際には、そのような情報提供書を持参すれば、診察なしで預かってもらえるという方法なども、子育て支援というとこら辺で是非検討していただきたいと考えますけども、いかがでしょうか。 29 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 30 ◯上野和久こども健康部長 ご指摘のとおり、阪奈中央病院では、その阪奈中央病院で診察を受けた子どもさんを預かるということで、他の診療所の診断では受け入れておらない状況でございます。その辺のところを確認いたしますと、病児、病気を患っておられる子どもを預かるということで信頼性があると言うか、やはりきっちりとして、自分とこでそういう医療を確認してからというのと、あと、連携という形でやはりそういう急変したときに一度診ているということで、その対応も早くなるという理由から、今現時点、そういう自らの病院で診断しているという現状でございますので、ご指摘のように、連携している診療所とか、そういうきっちりと連携ができれば、そういうことも可能になるかなとは考えますけども、これにつきましても、やはり十分な信頼関係等、どういう連携を組むかということにつきましては、いろいろ協議等必要と考えておりますので、その辺は実施するときにはいろんな方法を考えたいと考えております。以上でございます。 31 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 32 ◯21番 伊木まり子議員 他市でやっておられますので、是非、市立病院でやろうかというときには調査をされて、そして親御さんの意見も十分聞かれて検討をお願いしたいと思います。  それから、先ほど、26年に協議をしますと言っていたアンケート上の結果のかい離、まだ検討されていないということだと思いますので、もう一回、先ほど使いにくさはこういうところだとか、幾つか使わないという理由が挙げられていましたので、その辺を把握して、それを改善すればどうなるかとか、もう一度きちっとアンケートをとって、その際にやっぱり女性の視点、働く女性の視点が必要だと思うので、庁内の女性職員の方にそのアンケートの内容について検討をお願いするなりして、是非子育てしやすいまちになるように、病児保育の使い方、運用の仕方、その辺、検討していっていただきたいと、これはお願いをしておきます。  第2点目の第3子以降の幼児教育、保育料の無償化、市のお考えはよく分かりましたけども、市長が就任されて、7月頃にある保護者から、ご自身は第3子を来年、公立の幼稚園への入園を検討していると。第1子は4年生になるんだそうです。知人も同じように第3子は年少さんに入るんですけども、第1子が3年生なんですね。自分は毎月何万円、1万円とか払う。隣の方は無償だ、何かすごい不公平やということをおっしゃられて、それは確かにそうだということで、ちょっといろいろ調べましたら、無償化しているとこもあります。確かに、京都のように府が2分の1補助されていますので、生駒市とは現状が全然違いますけども、またそれ以外にも4分の3の減免にするとか、いろいろあると思いますので、そのような声もあるということをちょっとお知らせしておきたい、検討をお願いしたいということだけちょっとここではお願いをしておいて、これは終わりたいと思います。  次、いこま国際音楽祭に行きますが、よろしいでしょうか。質問をたしか四つ出していたんですけど、あまり最後の2点については全くお答えいただけなかったかに思いますけども、それは追加質問できないなと思いますけども。いろいろお話がありました。 33 ◯中谷尚敬議長 ええよ。構いませんよ。回答なかったら。 34 ◯21番 伊木まり子議員 はい、結構です。  たけモニアンケートのことを説明されました。それ、私も見たんですけども、たしか百六十何人かの回答で22人の人が参加したということですね。その22人の方の意見というのは、この音楽祭の評価につながると考えておられますか。 35 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 36 ◯奥畑行宏生涯学習部長 確かに27年1月26日からたけモニアンケートをさせていただきまして、169人の方からご回答いただきまして、参加された方は22人いまして、議員さんのおっしゃるとおりでございます。その中で良かったというのが13名、普通だったというのが5名、良くなかったというのが2名というような格好でございました。 37 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 38 ◯21番 伊木まり子議員 音楽祭は6回で、コンサートは計17回だったと思います。この22人の人はそのコンサートの幾つか、一つなのか、二つなのか、どの辺まで分かっておられるのか、その辺を考慮しても、この22人の人の意見というのは、ここの音楽祭の評価の中でも代表的なアンケートの結果としてお話しされたんですけども、そういう受け止めでいいと思われますか。 39 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 40 ◯奥畑行宏生涯学習部長 いろいろな評価はあるとは思います。その中で、このたけモニアンケートをさせていただいた段階で、以前のコンサートまで参加されているかどうかはちょっと把握はでき切れませんけれども、その時点での結果だという判断をしております。 41 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 42 ◯21番 伊木まり子議員 今回、11月8日にチュマチェンコさんが演奏、指揮されたいこま国際音楽弦楽ソロリストの演奏をどのように評価されているのか、ちょっと教えていただけますか。 43 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 44 ◯奥畑行宏生涯学習部長 私も聞かせていただきましたけども、大変すばらしいものだと思います。 45 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 46 ◯21番 伊木まり子議員 音楽祭の評価をということで、音楽性、芸術性の評価というのはどのようにやるのが望ましいとお考えか、お聞かせください。 47 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 48 ◯奥畑行宏生涯学習部長 評価というのは、個々いろいろおられまして難しいとは思います。それは、個人の趣味趣向にもよって違いますでしょうし、それを私の方から一言で言うのはちょっと難しいです。 49 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 50 ◯21番 伊木まり子議員 例えば、山下市長の時代に補助金の適正な支出というようなとこら辺で行政改革の委員会がつくられました。それで、専門家が入って、こういう点、こういう点、こういう点で評価して、この補助金は必要ない、この補助金は続けましょうというような評価をされました。この音楽祭については、今、言われたアンケートと部長とか市長とかのその音楽、どうやったという評価で評価していいというふうにお考えですか。 51 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 52 ◯奥畑行宏生涯学習部長 最初の1回目も答弁させていただきましたけれども、一応そのアンケートとともに附属機関であります社会教育委員会議の方でもそういうふうなご意見も出ていました。それとともにここ数年のチケットの販売数の減少というのもありまして、そういうものをトータル的に判断をさせていただいております。 53 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 54 ◯21番 伊木まり子議員 その社会教育委員会議の先生ですかね、音楽祭をちゃんと聞かれた方ですか。 55 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 56 ◯奥畑行宏生涯学習部長 聞かれた方だと思います。 57 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 58 ◯21番 伊木まり子議員 私はこの音楽祭の芸術性とか音楽性の評価というのは、出演されているアーティスト自身が様々な音楽コンクールの審査員をされていた方なんです。その方たちの演奏を評価、判定するにはそれなりの人にも判定してもらわないといけないですし、集客とかはまた別の判定の仕方があると思いますけども。最低限、コンサートを聞かれた方でないと、判断できないと思います。その判断、評価の一番の基準になるというのはアンケートの結果だと思うんですね。今年のアンケートの結果、先ほど言いました、11月8日の管弦ソロリストというのは、この音楽祭の中で卓越した出来だったと思うんです。それについて評価はもう出ていますか。 59 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 60 ◯奥畑行宏生涯学習部長 それについてはまだ実行委員会の方からの報告は頂いておりません。 61 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 62 ◯21番 伊木まり子議員 今のご答弁を聞いていますと、正しい評価かなというのはちょっと疑問を持ちます。先ほどのたけモニのアンケート、私が注目したのは参加者22人、参加したことがないという方が百四十数人ですね。その中でこの音楽祭を知らなかったという人が40人いらっしゃいます。それについて、市としては、先ほど、ちょっと前後しますけども、この音楽祭は市民との協働のモデルだとおっしゃいましたね。ということは、この音楽祭の周知、知らなかったという人が140人のうち40人いたということについて、今回、それ以降何か市として、協働の主体である市として何かされましたでしょうか。 63 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 64 ◯奥畑行宏生涯学習部長 そこについては、この当初の予算のときでしたか、僕が就任させていただいた後においても、周知をする意味で、広報紙であるとか、ホームページであるとか、各実行委員会さんもいろんな段階で周知をしていただきまして、それに対して市としても協力、主体としての支援もさせていただきました。この中で、今年度におきましても、一定の市内の人に対する周知はできておるというところも、僕らも感じておりましたけれども、市外の方に周知という意味で電車の車両の中の中吊りというものもさせていただきましたけれども、結果的にはこういうふうな今回のチケット売上げ等々を見ていましても、減少しているという事実がありましたのでこういう判断をさせていただきました。 65 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 66 ◯21番 伊木まり子議員 私は、市民との協働というとこら辺でこの音楽祭をずっと注目して見てまいりました。その中で、先ほどチケットの売上げがとか、観客動員数が減っているというようなこと、実際に増えてないな、何で、残念やなと思って、何でだろう、残念やなと思って、実は議員の有志と過去3回の音楽祭のときに駅でチラシを配って、音楽祭、知ってくださいということでPRをしてきました。これは市民協働でやっているその実行委員会の人たちに、あの人たち、すごく忙しいんですね、もう。何でこんだけ頑張れるんだという、いつも思いで見ていまして、まさかこれ以上PRまで頑張ってくれと言えない。でも、この音楽祭、すばらしいから、私たちも協働でやろうということで配らせていただいたんですけども、今年は、私は一人一人に渡すときに、できるだけこの音楽祭はこんな内容ですよ、こんなアーティストが来ますよ、こんな三本柱やっていますよというふうにお伝えをしてきました。そうすると、ほとんどの方が、すばらしいですね、行きたいです、行きます、でも、今回時間がねと、そんな反応だったんですね。だから、広告をするとか、広報でやるって、それだけではなかなか周知が進まないと思うんですよね。だから、私の目から見ると、市民との協働ということでやってこられた市として、なかなか同じレベル、どこまで協働で主体的に目標に向かってやってこられたのかなと疑問に思います。  ちょっとそういったところで、この協働ですけども、協働というのはそれぞれが自立をして、目的意識を持ってやっていくようなものですけども、どういう共通意識を持って、目標を持ってやってこられたのか、お伺いします。 67 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 68 ◯奥畑行宏生涯学習部長 やっぱり、今、生涯学習課が担当させていただきますので、市民の方々の文化とか芸術とかを浸透させていただいて、それが自分たちでできるものについては自分たちでする、その中で市としてできるところ、できないところがありますので、おのおの責任の分担の中で作業するというのが一番協働の中の根本的な新しい公共というものではないかとは考えております。 69 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 70 ◯21番 伊木まり子議員 目標はここの補助金の交付要綱に4点書いてございますね、第1条のところに。音楽を身近に親しむ機会を提供し、地域の文化、芸術の振興や活性化、青少年の豊かな情操を育むことに寄与する、それから地域の音楽活動の更なる広がり、発展に貢献することを目的とする、そういう目標に向かって、市も市教育委員会も市民も一緒になって取り組もうというのが協働じゃないかと思って、私は考えておりました。  ちょっと市教育委員会の方にお尋ねをしたいんですけども、今年、教育長、音楽塾、私も初めてのぞかせていただいたときにいらしてました。音楽塾について、教育委員会、学校関係者としてどのようにこの音楽祭を活用しようというふうに、これまで考えてきて、これからも考えておられるのか、お聞かせください。 71 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 72 ◯中田好昭教育長 先ほど、部長の1回目の答弁ございましたように、今回は俵口小学校、桜ヶ丘小学校、生駒南第二小学校において音楽塾を開催させていただいて、反応としてやはり学校教育において、異文化交流ということで、今後の国際化の中で、子どもたちが音楽を通じて異文化を学ぶ、国際化に向かって今後の学習機会という形で、どういうのかな、子どもたちにとっては大変有意義な音楽の時間だったという認識はしています。  それともう一つ、この実行委員会も、先ほど来、おっしゃっている部分につきましては、部長も答弁していますように、協働という部分ではもう初期の、今、目的をおっしゃっていただいた、ご案内いただいた成果は十分発揮いただいていると私も認識しています。だから、いろんな苦労をされて、集客を図るための工夫もされているというのは今回、肌に感じていますし、その取組については、行政としては評価と言うか、そういう意味では成果があったと思っていますが、今回の見直しについてはちょっと言葉はあれなんですが、企画運営という視点で考えた場合、運営については実行委員会がそういう形で取り組んでいただいているということで、先ほど申し上げた評価させていただいているのは、企画についてはアンケート等を見ていく中で一定見直す時期に来たのかなという感想は持っています。以上です。 73 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 74 ◯21番 伊木まり子議員 音楽塾のとこにもうちょっと戻るんですけども、音楽塾を実施された学校というのは何校あったんでしょうか、今まで。 75 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。
    76 ◯中田好昭教育長 先ほど申しました、3校でございます。 77 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 78 ◯21番 伊木まり子議員 今年は3校ですけども、たしか桜ヶ丘とか、南第二というのは去年もやられている。だから、生駒市内の小学校の中で音楽塾をやっていない学校というのは幾つありますか。 79 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 80 ◯中田好昭教育長 数字的には把握していませんが、私の記憶では去年が桜小、あとですが、ちょっとお待ちください。昨年が南小、南第二小、桜小ということで、南第二小と桜小は2年連続で受けていると。これ、学校の方については、ご存じのように年間学校行事、予定、スケジュール、前年度の3月までに固まりまして、それまでには市教委としてはこういうことがあるということを周知して、自主的に学校において個々特色ある学校づくりという形で年間授業計画を立てます。その中において音楽に特化して取り組む課題がある学校についてはそういう形で取り組んでいただいているというのが現状でございます。 81 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 82 ◯21番 伊木まり子議員 受けられませんかというふうに提案をされているということですね。 83 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 84 ◯中田好昭教育長 こういうイベントがあるということのご案内をさせていただいております。 85 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 86 ◯21番 伊木まり子議員 市と市教育委員会と市民との協働であれば、子どもたちに音楽をプレゼントするとか、そういうことであれば、市教委自らもうちょっとこういう音楽塾にしてほしいとか、こういうことをしてほしいとか、そういう提案は今までにされてこなかったんでしょうか。 87 ◯中谷尚敬議長 中田教育長。 88 ◯中田好昭教育長 これについては、提案というより、実行委員会企画、監督のもとにされているということで、その中の一つという提案を受けて、こちらがご案内して、学校が学校独自の判断のもとに授業時数の中に入れていくということの流れで取り組んでいるものでございます。 89 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 90 ◯21番 伊木まり子議員 市長にお尋ねしますけども、協働のモデルだと、さっき奥畑部長がお答えになりました。協働というのがそれぞれが対等の立場で、本当にいろいろ意見を交換して、目標に向かってより良いものにしようと、そういうもんじゃないんでしょうか。今のお話を聞いていたら、こういう提案がありますよ、こういう企画がありますよというだけで、何だか実行委員会とかが前に進んで、こんなんやります、あんなんやりますを、後ろから何かついていってるというか、それを受け身、受けているだけのように、私には受け止められるんですけども、市長はどのようにお考えですか。 91 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 92 ◯小紫雅史市長 先ほどからいろいろとお聞きをしておりまして、今のご質問にまず答えますと、協働についても、いろんなスタイルはあるとは思います。初めの段階から市民の方がいろいろ進めていただくものを後から市役所が広報等で支援するような形もありますし、初めから両者一緒にスタートしていくようなものもあれば、よく私、石を池に投げると言いますけど、初めのきっかけづくりとしての石を市役所の方が投げて、それを徐々に市民の方に主体を持っていくような、まちなかバルなんかはそんな感じやと思いますけれども、そういうようなやり方もあるかと思います。一概に協働と申し上げても、いろんな形があるかと思いまして、今回、協働のモデルと部長が申し上げたのは、実行委員会の方が非常に本当に細かい手続きの部分等から中身の実際どういうプログラムをするかという分まで含めて、非常に熱心にやっていただいたということで、その大いなる努力の部分に敬意を表してそういう言葉を使ったと思いますし、私も同じ思いであります。  ただ、だからといって、今回の音楽祭について市役所が一歩引いていたというふうには、私は思っておりませんで、いろんな目立たないけれども、非常に雑務と言うとあれですが、いろんな細かい会議室をとったりとか、手続きの部分でのいろんな細かい作業の部分は非常に市役所の担当職員も頑張ってやってくれたというふうに私は評価をしておりますし、協働というのが難しいのが、市民がどんどん頑張っていけばいくほど、市役所もこうやってくださいというような思いというのは当然強くなってくるのが一般的でありますし、それを私は否定しませんけども、市役所としても、今回、じゃ、何もしていないのかということではなくて、当然いろんなところでしっかりとサポートもさせていただいております。  ただ、先ほどの教育現場、各校についてどれだけ強く教育委員会からこういうのを受けてよというふうに言えるかというのは、各校の、これは教育委員会の中の話なので、私が言うのがどうかと思いますが、教育委員会はございますが、各校の独立性というところも含めて、どこまで強く教育委員会から申し上げるかというところはもちろんその辺りは慎重に考慮しなきゃいけないところだと思いますけども、他の部分でしっかりと市役所側もちゃんと協働に向けて、昨日の言葉で申し上げれば、一歩踏み込んだ対応をしているというのは私もそういうふうに考えております。 93 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 94 ◯21番 伊木まり子議員 先ほど、今後は提案公募型にするというようなお話をされました。所信の中ではいこま国際音楽祭への支援を引き続き行ってまいりますとされていますし、それから今年の12月、この12月議会で総合計画の後期の計画のところをまた審議する機会があるんですけども、そこの資料の方にも、いこま国際音楽祭補助金というようなことが書いてありますけれども、そういう提案公募型にした場合、これまでの音楽祭というのはどうなるんですか。音楽祭の三本柱とかありましたけど、そういうのはどういうふうになるんでしょうか。 95 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 96 ◯小紫雅史市長 先ほど、冒頭、部長からも申し上げたように、音楽祭の三本柱というのがプロフェッショナルによるクラシックコンサートであること、あとプロによるマスタークラスの開催、そして先ほど来、議員もおっしゃっておられる子どもたちに対する交流の場というところが三本柱かと思っております。この中でも特に、プロフェッショナルによる演奏という部分、音楽のジャンルはクラシックというのが基本かもしれませんが、いずれにせよ、市内に今、既にいろんな音楽のイベントがあるということを考えれば、この音楽祭というものはプロフェッショナルによるものであるというのが生駒市全体の音楽の取組を考えたときにはよいのかという考え方を私は持っております。また、子どもたちにプロの演奏を知ってもらうという部分も教育の観点も含めて、非常に重要なことかと思っております。この2点につきましては、少なくとも今後も音楽祭を生駒市で続けていくというときには残していきたい部分だという認識でおりますし、何らかの形で協働と、それが今回の実行委員会のような運営の部分での協働ということになるのか、例えば生駒市内の音楽をやっておられる方との演奏とか企画部分での協創になるのかというのはまたございますけれども、市民の方等が関わる形での音楽祭ということはしっかりと続けていきたいというふうに思っております。  名称とか、その辺りについてはいろんな議論があるかもしれませんけれども、基本的にはこの生駒に、今、申し上げたようなプロの演奏であり、子どもたちと触れ合っていただくと、そして協働というような要素を含む音楽祭をこれからもしっかりと残していきたいというのは変わっておりませんし、これも最後は議会でご議論いただくことかと思いますけれども、引き続きこういう音楽祭に対して、しっかりと市としても、財政的な面も含めて支援をしていきたいというふうな思いは持っておりますので、そういう意味では音楽のまち、生駒を目指すという大きな方向性としては何ら変わるものではございません。 97 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 98 ◯21番 伊木まり子議員 マスタークラスの公開レッスンについてはお答えいただけなかったですけど、どうですか。 99 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 100 ◯小紫雅史市長 私の現時点での考え方としては、もちろんプロによるマスタークラスの部分というのも一つ大きな意義があったものだとは思っておりますけれども、今後の音楽祭の企画内容を考えたときに、そのプロによるコンサートとか、子どもとの触れ合いというところと比べて、優先順位としては、私は落ちるというふうには思っております。提案公募型という形になったときに、提案の中にそういう提案が入ってくるというのは、もちろんあったらいいことだと思いますけれども、基本的には市として現時点での考え方ではありますが、具体的に音楽祭を引き続きやっていくとなったときに、どうしても入れておいてほしい要素としては、先ほど申し上げた3点であり、マスタークラスの開催というのは、市外の方がいらっしゃるというようなこと、実際に受講される方が市外の方も多いですし、そういうふうな面で考えたときに、どちらかと言えば、先ほど申し上げた3点と比べて、マスタークラスの開催というのは必須事項とまでは言えないのかなという感想でございます。 101 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 102 ◯21番 伊木まり子議員 私は同じぐらいの重みで受け止めておりまして、マスタークラスについては、生駒で音楽に親しんできた子どもが中学校に入って吹奏楽をやったり、県の子どもオーケストラに参加したり、そんな子どもがいつかこのマスタークラスを受講して、ドイツに留学して、また生駒に帰ってきて、この音楽祭にアーティストとして出演をする。それを見た子が、また自分も頑張ろうと、そういう将来にわたって大きな循環が実現するような企画だと思って見ておりますが、市長は違うというお考え。今、言いましたそういう子どもが留学して、またこの生駒市で音楽を披露する、そういうことについてはどのように思われますか。 103 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 104 ◯小紫雅史市長 その意義はよく分かりますので、別にその提案公募の中にそういう今のマスタークラスの講座のようなものがもちろんあってもいいと思いますし、違う形でもいけると思います。実際に生駒出身のプロの演奏家、そのプロの卵のような演奏家の方が参加をされて、実際に演奏されたりとか、その中で今のマスタークラスと全く同じような形じゃないにしても、プロの演奏家の方と生駒出身の演奏家の方の何らかの形のそういうコラボレーションであったりとか、そういうのがあるのはもちろんいいと思いますけれども、あえて申し上げれば、優先順位としては先ほど申し上げたとおりではないかというふうに申し上げただけで、マスタークラス自体、今、伊木議員がおっしゃったような趣旨自体は別に否定するものではございません。 105 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 106 ◯21番 伊木まり子議員 このマスタークラスというのは、日本全体の音楽関係の審査会と言うか、その中で6回続けてきて、いこま国際音楽祭に出た、私は出たんですということでPRして、また更に飛躍をと思っている子どもさん、若いアーティストがおられるということは、ちょっと知っておいていただきたいと思います。  今の提案公募型にするということになりましたら、今まで実行委員会の人たちが、市が実行委員会をつくりなさいということで、市が持っていたノウハウを実行委員の方に伝えて、それでこれだけの大きな祭りですね、音楽の祭りを開催できるようになってきた、そのこれまでの積み重ねは全部なくなってしまうと私は思うんですけども、どのようにお考えですか。 107 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 108 ◯小紫雅史市長 私の認識として、まず先ほど来部長、教育長、申し上げているように、私も非常に、特にチュマチェンコさんの話がありましたけれども、すばらしい演奏家だと思いますし、私も感動した1人ではありますけれども、やはり先ほど申し上げたように、企画の部分、それは音楽性とかすばらしさというのは、その伊木議員の思いもよく分かりますし、同じように評価をされておる方が生駒市内にもいらっしゃるという部分はもちろん分かりますが、そうじゃない方も当然いらっしゃると。先ほどありましたように、認知度自体は、私は決して低くないと思っていまして、非常に高い認知度があると。それにもかかわらず、やはり集客が伸びないというところの部分は、やはり市長としてしっかりとそこは評価をしなきゃいけない。音楽性の部分というのは、当然私も何回もコンサートも行ってますし、演奏家の方とも触れ合っておりますけれども、当然私が、この音楽はどうやこうやというのを正当に評価できると、それはそんなことを申し上げるつもりはありませんが、やはり補助金を出して、それがどれだけ多くの市民の方に聞いていただいているかというところをしっかりと見た場合に、かなり大きな数で今年はチケットの販売が減少して、要は市民の方がコンサートの演奏を耳にする機会が減っているということは事実でありますので、企画内容については何らか見直しをしていかなきゃいけない時期だというのが、まず一つ目の認識であります。  二つ目は、確かに今の実行委員会の方のこの6年間、いろんな方が入ったり、出たりしているので、継続性という部分では若干途切れたりしているとこもありますが、やはり6年間やることで非常にすばらしい実行委員会になっていただいておるという意味では、それは議員、おっしゃるとおりで、そこは評価を高くしておりますけれども、基本的にその企画内容が変わったときに、同じように今の実行委員会の方が実行委員をしていただくかというところは、やはり今の音楽監督であるハン先生に対する思いも強い方もいらっしゃって、なかなかそれは実行委員会の方ともお話をさせていただいたときに、企画内容が今と変わるということであれば、実行委員会としてそのままやっていくというのはちょっと難しいんじゃないかという感想も頂いております。そういう意味では非常に難しい決断ではありますけれども、企画内容を一定見直さなきゃいけないというときに、今の実行委員会、そのまま実行委員会をしていただくというのは難しいということだと思っておりますので、そこは企画内容を見直さなきゃいけないというときに、運営の部分についても、一定見直しをしていかなきゃいけない、そこがワンセットになってしまっているのはある意味残念ですが、それは今の実行委員会の方のご意志というところでもございますので、企画内容の見直しに合わせて、運営体制も変わっていくということは致し方ないのかという判断であります。 109 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 110 ◯21番 伊木まり子議員 企画内容の見直しというのはよく分かるし、市長も音楽祭を良くしようと思ってられるんだろうとは思いますが、まちづくりは人づくりと言っておられました。最初に遷都1300年祭の記念事業としてやって、それから市が実行委員にノウハウをということで伝えてきた。この実行委員が培ってきたノウハウとかが全部なくなってしまうわけですね。これをこの生駒市民の力、市民力を何らかの形でつなげていく、それは市長としては公募をして、その人たち、公募で参加してくれたらいいんですよという意味ですか。 111 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 112 ◯小紫雅史市長 一つは今、議員がおっしゃったよう形で、これももちろん私たちが強制できませんけれども、今の実行委員会のメンバーで何かそういう提案をしていただくという形になれば、それは今、伊木議員がおっしゃったような、せっかくここまで育ってきた実行委員会の、また実行委員の方のノウハウや経験というものを今後も何らかの形でつないでいただく一つの方法だというふうに思っております。そういう意味では、希望としてはそういうような形で公募の方にも手を挙げていただいて、それが採択された暁には今の実行委員の方の知見をそこで生かしていただくというやり方が一つかと思っておりますし、今まで6回実行委員会をやっていただいた知見というものを、もちろん新しいと言うか、これからの音楽祭でまた生かしていただくというのもありますし、それ以外の部分でも、生駒の音楽を更に充実させていこうというふうな思いは、私、ありますので、そういうようなこの音楽祭と違う部分でもいろいろとご活躍いただければ、それはこれまでの6回というものが全て無に帰すということでは全くないと思っておりまして、そのような形でご活躍いただければ、市としても支援できればというふうに思います。 113 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 114 ◯21番 伊木まり子議員 私はこの音楽祭、今、6回で大体形ができ上がってきて、かなり皆さんも知っていただけるようになったと思いますが、これはハンカヤ音楽監督が毎回毎回、マンネリとかいうような話もあったかと思いますけど、中身を、本当に行ってくださった方は声楽があったり、それから今年の最初のオープニングなんかはちょっと近代の不思議な音楽祭というようなのもありましたけども、中身が違うと思うんですね。提案公募型ということになると、もう音楽監督はなしということになるということですかね。 115 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 116 ◯小紫雅史市長 そこはその企画公募の仕方だと思いますけれども、一定、全体をプロデュースするような方がいるという形での提案は当然あってもいいと思います。そこは別に音楽監督という概念自体がこれからなくなるということでもないと思います。また、先ほどマンネリというような言葉、それはアンケートにそういう言葉があったということを紹介したということで、私も個人的に言えば、6年間続きますけれども、いろんな企画を工夫していただいたというところはもちろん分かってるつもりです。ただ、それでもなお、やはり会場に足を運んでくださる方というのがかなり有意に減ってきておるというようなことでありますので、そこでの一定の見直しというのは考えなきゃいけないという趣旨ですので、誤解なきようにお願いいたします。 117 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 118 ◯21番 伊木まり子議員 ちょっとまた戻りまして、今回の音楽祭の評価というところで、もう一度お尋ねしたいんですけども、今回の11月8日の管弦ソロリストの演奏というのが実現したのは、ハンカヤ監督の熱意に動かされて、日本にやってきてくださっているチュマチェンコさん、バイオリニストですね、その人の日本のお弟子さん、国内外で活躍されている日本のお弟子さんが集まって、今回初めてそういう演奏が実現しました。こういう人のつながりというのが非常に大切だと思っていて、この弦楽ソロリストの演奏というのはこれから続いていけば、また音楽のまち、生駒を発信してもらえるすごく大きな要因になると思うんですけども、こういうことをやるためにはやっぱり全体として音楽塾であり、マスタークラスであり、コンサートをやる、だからその人たちが、言うたら日本に来られて、音楽塾とか、マスタークラスなんて、言うたら、ボランティアみたいなものですわ。もっとそれを他のまちとかで実際に企業なんかがやるときはものすごいたくさんのお金を払ってやってくださっている。だけど、このカヤさんの熱意と、それからカヤさんの熱意に動かされた市民ボランティアが、今まで6回、こうやって音楽の祭りですね、本当に生駒の子どもたちとか、生駒の人たちにいい音楽を提供しようという熱い思いがあって、それで人のつながりができて、それで今回、実現したコンサートだったと思います。もう今回、でき上がったと言うか、初めての演奏であった弦楽ソロリストの演奏というのは、聞いておられないからどうかも分かりませんけど、私はこれからこれがつながっていくと、いこま国際音楽祭の最高の目玉と言うか、一番の代表的なコンサートになるなと思ったんですけど、その辺について何か、聞かれた方とか、周りの方からお話は聞かれていませんか。 119 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 120 ◯小紫雅史市長 私、今年はウエルカムパーティと、初日のコンサートだけで、3日目はちょっと別の公務でどうしても足を運べなかったということですが、副市長も3日目行っておりますし、そのときのすばらしい演奏の様子はいろんな方からも聞いております。先ほどから申し上げているように、その企画内容の見直しと申し上げていますけれども、今の企画が全然だめだとかいうことじゃなくて、すばらしいコンサートをしていただいているとも思いますし、いいコンサートも、いい演奏もあってというような中で、全て今の企画はだめということではないんですが、先ほど、それは申し上げたように、音楽性とか質とかという意味では評価できるところもたくさんあると思いますけれども、それが実際に実行委員の方もおっしゃっていましたけれども、いろんな思いつく限りの販売促進の手を講じたと。それは実際、先ほどあるように、認知率は非常に高い。それでもやっぱり足を運んでもらえないと。でも、それは、じゃ、行政の責任かと言うと、そういうことでもなくて、やはり認知をして、ええんやな、これはと思っても、実際に足を運んでもらえるかどうかというのは、一つ大きなハードルがあるわけで、そこに足を運んでもらえるかどうかというところは当然、市として補助金を出すかどうか、市民のより多くの方に音楽祭を楽しんでもらうというのが我々の基準でありますので、そういう意味での、今の状況は改善を要する段階に入っているというのが苦渋の判断でございます。  ただ、それを今の音楽祭のいい部分、先ほど私、三つ申し上げましたが、そういう部分を生かす形で今後も何らか、音楽に対する支援はしっかりとやっていくということでありますので、今の伊木議員、おっしゃった演奏のすばらしさというのは、私も聞いておりますし、そういう部分があるので、難しいところではございますが、やはり、じゃ、このまますばらしい部分が残っているからといって、7年目、8年目、9年目とずっとやっていくことに対して、市民のご理解が得られるか。それは今の音楽祭は好きという人、コンサートに足を運んでいる人の声だけではなくて、そうじゃない音楽が好きな方もいらっしゃるだろうし、音楽にあまり関心がない方というのも含めて、先ほどのアンケートの169分の22というお話がありましたけれども、そこの部分も含めてしっかりと判断をしていかなきゃいけないということだと思います。 121 ◯中谷尚敬議長 伊木議員にも、市長にも申し上げますけれど、今のやり取りを聞いていましたら、何か同じことを繰り返しているようで、簡潔に質問も答弁もお願いいたします。伊木議員。 122 ◯21番 伊木まり子議員 はい、分かりました。すいません、私の目から見たら、この提案公募型ということになると、今の音楽祭は、私は全然実現できないと思います。今まで培ってきた市民ボランティアとかと一緒にやってきた協働というのを、私はぶっ壊すものやと思います。私の意見を述べるのはあれですけども、ただそう思うんですね。  それで、ちょっともう一つ市長に聞きたいんですけど、この音楽祭、市は補助金を出しています。チケット収入もあります。それ以外にたくさんの企業や個人の方からの協賛金があります。その辺の金額については、部長は把握されていますか。 123 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 124 ◯奥畑行宏生涯学習部長 まだ今回の第6回については事業報告を頂いてませんけれども、第5回等については頂いております。 125 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 126 ◯21番 伊木まり子議員 幾らですか。 127 ◯中谷尚敬議長 奥畑部長。 128 ◯奥畑行宏生涯学習部長 たしか、ちょっとうろ覚えですけれども、協賛金が二百数十万、チケットが200万ぐらいだったと思います。総事業費で約1,000万ぐらいの事業費だったと思います。 129 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 130 ◯21番 伊木まり子議員 この協賛してくださっている方についても、協働の一翼を担っておられる方だと思うんですけども、市長はどのようにお考えですか。 131 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 132 ◯小紫雅史市長 一つの協働だと思いますので、それは今後も続けていくこともあり得るとは思います。 133 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 134 ◯21番 伊木まり子議員 続けるというのはどういうことですか。この音楽祭を評価して、私は行けないけども、お金を出しましょう、頑張ってくださいというのが協賛だと思うんですけども、続けるというのはどういうことですか。 135 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 136 ◯小紫雅史市長 新しい音楽祭になったとしても、そうじゃない人もいるかもしれませんが、それを評価して協賛するという方がいらっしゃれば、もちろんそういう方の協賛をいただくという意味でございます。 137 ◯中谷尚敬議長 伊木議員。 138 ◯21番 伊木まり子議員 今まで協賛して、応援してきた人、それから音楽祭をつくってきた人、それを市長は壊してしまうということになると思います。もう一度しっかり今までのことを、私は評価について、あのたけモニで評価されるのは間違いだと指摘をいたしました。市長がいい音楽祭にしたいと思っているんだろうと思われますし、もっと集客を上げたい、市民の皆さんに来てもらえる音楽祭にしたいというお気持ちはよく分かるんですけども、ちょっとやり方が乱暴じゃないか。補助金切るぞというような、それはできないぞということになりますので、今ならまだ間に合いますので、もうちょっと丁寧にご検討いただきたいというのを申し上げて終わりにします。 139 ◯中谷尚敬議長 次に、15番塩見牧子議員。              (15番 塩見牧子議員 登壇) 140 ◯15番 塩見牧子議員 それでは、発言通告に従いまして、資産運用と調達の取組について、セクシャルマイノリティに関する人権施策についての2点、質問いたします。  まず一つ目の資産運用と調達の取組についての質問でございます。  増大する社会保障費や今後のインフラ更新の財源確保のため、選択と集中により、真に必要な事業を厳選し、より効果的、効率的に執行しなければいけないことは言うまでもありませんが、資金の管理においても、調達に当たっては借入金利を抑制することはもちろん、運用に当たっても、地方自治法第241条第2項の、基金は確実かつ効率的に運用するとの規定に基づき、安全、確実な金融商品、金融機関で公金を運用し、収益を上げる取組が求められております。  本市の資金運用と調達に関して、以下の点をお聞きいたします。  1番、市債残高を減らし、基金残高を増やすため、本市は資金調達、資金運用それぞれにおいてどのような取組を行っておいででしょうか。また、それらの取組により、この5年間で幾らの成果を上げられたのか、お答えください。  2番、市長マニフェストには平成30年度に市債残高を180億円、基金残高を110億円とするとありますが、平成26年度中期財政計画における平成30年度市債残高、186億円、基金残高100億円との開きをどのように埋めるのでしょうか。マニフェスト実現に向けての具体的な手法及び行程を伺います。  3番、本市の平成26年度における積立基金の運用収益は幾らでしょうか。また、運用利回りは何パーセントでしょうか。  4番、国債等、公共債による運用や国債等を活用した超低利短期借入による調達を行うことについて、市の見解を伺います。  次に、大きな2点目のセクシュアルマイノリティに関する人権施策についての質問でございます。  国立社会保障人口問題研究所のクイア・スタディズの構築、研究グループが今年3月に実施した性的マイノリティに関する意識調査結果がこのほど発表され、以下のような実態が明らかになりました。  同性愛や性同一性障がいの知識や認識について、同性愛は精神病、戸籍上の性別は変えられないなどと誤認する比率は年齢が上がるにつれ、また女性より男性の方が高くなる。性的マイノリティへは全体の半数以上がおかしくないと考えているものの、年齢が上がるにつれ、また女性より男性の方が抵抗感や差別意識は大きくなる。周りに性的マイノリティがいれば、抵抗感を感じる人の割合は低くなるものの、それが家族など身近な人であれば、抵抗感が残る。同性愛や両性愛を義務教育で教えることについては半数以上が賛成であるが、性を変えることを教えることについては賛成者が減る。しかし、小学校教員が性的マイノリティであることに対しては抵抗感を感じる人が多い。  一方、平成25年7月から8月にかけて、本市が実施した男女協働参画人権についての市民アンケートにおいて、性同一性障がい者に関する問題に関心があると回答した人は全体の8.7%、異性愛、同性愛、両性愛など、性的指向に関する問題に関心があると回答した人は6.7%にとどまっており、内閣府のそれぞれ9.6%、9.2%という調査結果と比べても、本市では関心がある人の割合は劣ります。このようなセクシャルマイノリティに関する関心の低さ、誤認、抵抗感、差別意識というような実態があることを踏まえ、本市におけるセクシャルマイノリティの人権問題に関する取組について伺います。  1番、本市においては平成17年に定めた生駒市人権施策に関する基本計画において、多様化する現代社会における様々な人権問題として、性同一性障がいを始めとする多様な性の問題として、問題の解決に当たっては、個々の問題に対して正しい理解と認識を持つとともに、多様な機会を通して、正しい情報の提供などに努めます、との記載がありますが、この10年間、学校教育での取組も含め、多様な性の問題の解決に向けて、どのような取組を行ってこられましたでしょうか。  2番、世田谷渋谷区のように、同性パートナーシップ制度を制定した自治体もございますが、本市においては今後どのようなことに取り組む必要があるとお考えでしょうか。  登壇しての質問は以上で終え、次の質問からは自席で行います。 141 ◯中谷尚敬議長 今井企画財政部長。              (今井正徳企画財政部長 登壇) 142 ◯今井正徳企画財政部長 それでは、塩見議員さんの1番目の資金運用と調達の取組についてお答えさせていただきます。  まず、1点目の市債残高の件、基金残高の増のための資金調達と資金運用の取組及び5年間の成果についてでございますが、市債の資金調達については、償還期間は短い方がより低金利で調達できるため、10年債を基本として、より低金利の資金を調達するため、金利の見積もり合わせを実施しております。このことによりまして、平成26年度の借入れの実績といたしましては、借入総額26億1,040万円で、10年間の利息合計で5,430万円に抑えることができました。例えば同額を政府系金融機関の地方公共団体金融機構から20年債で調達した試算では、利息合計が約2億1,000万円となり、利息分で約1億6,000万円有利に調達できたことになります。5年間となりますと、同様のようなやり方を行っておりますので、5倍で10年間ということを考慮して、約8,000万円有利に調達できたと考えております。  次に、基金の資金運用については、大口定期預金を中心に行っております。かつては、ペイオフ対応を含めて、債券が有利なときは公募公債の既発債の3、4年ものの債券を中心に購入しておりましたが、現在は超低金利、超低利により、利回りも悪いことから、債券の購入は行っておりません。5年間の平均運用利率は0.194%で、約9,700万円の利子を得ました。  次に、2点目の市長マニフェストの実現に向けた具体的な手法と行程についてでございますが、まず市債についてご説明させていただきます。  平成26年度末の市債残高は184億円でございまして、現時点では平成30年度末残高を192億円と見込んでおりまして、市長マニフェストの180億円を達成するためには12億円の削減が必要となります。この対応といたしましては、元利償還金が普通交付税の基準財政需要額に算入されるものを借り入れる等、市債発行の源泉、次にまた、臨時財政対策債の発行額の調整及び繰上償還の実施などによりまして達成したいと考えております。  また、基金残高につきましては、平成26年度末残高が109億円でございますが、現時点では平成30年度末残高を115億円と見込んでおりまして、市長マニフェストの110億円は達成可能と考えております。ただ、今後もそれぞれの基金の設置目的に従って、適切な時期に適切な額を積み立て、また取り崩しを行うとともに、基金の将来の資金需要をにらみ、流動性を確保しつつ、より有利な運用を行っていきたいと考えております。  次に、3点目のご質問の本市の平成26年度における積立基金の運用収益及び利回りでございますが、運用利子額が2,016万3,000円で、運用率は0.17%でございます。  最後に、4点目の国債等公共債による運用や国債等を活用した超低利短期借入れの調達についての考えでございますが、まず国債等公共債については償還期日まで売却する場合、元本を下回る場合もあり、さらに短期物の利回りが超低利で銀行定期預金の利率を下回ることもあり、安全性、流動性、効率性の観点から、国債等公共債での運用は現在、考えておりません。  また、国債等を活用した超低利短期借入れによる調達についてでございますが、ご質問の調達方法が分からない部分がございますが、短期借入れにつきましては、現在は資金運用の時期、期間などを調整して、資金需要に対応しており、特に必要ないと考えております。以上でございます。よろしくお願いします。 143 ◯中谷尚敬議長 吉岡市民部長。              (吉岡源裕市民部長 登壇)
    144 ◯吉岡源裕市民部長 それでは、塩見議員さんの二つ目のご質問、セクシャルマイノリティに関する人権施策につきまして、他の所管分もございますが、1回目はまとめて答えさせていただきます。  まず、1点目の多様な性の問題の解決に向けたこの10年間の取組についてでございますが、本市の具体的な取組といたしましては、まず講演会、講座の企画、開催や参加といたしまして、性同一性障がいをテーマにした講演会を人権を確かめ合う日記念市民集会や人権教育講座「やまびこ」などの機会を通じて実施するとともに、同様のテーマで職員を対象にした人権問題研修の実施や他の団体主催の研修に職員が参加しております。また、昨年度には性的マイノリティと人権をテーマにした貸出し用の人権教育啓発ビデオやDVDを配置するなど、多様な性の在り方について市民の方や職員等に理解してもらうための啓発を中心に取り組んできたところでございます。また、学校教育での取組といたしましては、小中学校では性同一性障がいなど、セクシャルマイノリティに焦点を当てた授業はほとんど行っておりませんが、人権教育の一環として保健や道徳の学習で性差による体格や心の成長の違いを理解し、お互いに認め合うことの大切さを学ぶなど、多様な性の問題解決につながる学習を行っております。また、教員研修では、県教委等主催の性的マイノリティに関する研修会や校内研修会で多様な性についての理解と子どもへの指導の在り方を学んでおります。  次に、2点目の同性パートナーシップ制度を制定した自治体もあるが、今後の本市の取組についてでございますが、依然としてセクシャルマイノリティが偏見や差別の対象となり、社会生活を営む上での制約による苦痛や不利益を受けている現状を勘案いたしますと、今後におきましても、セクシャルマイノリティへの配慮や性の多様な在り方、生き方への理解と認識が一層求められていると考えています。このことから、本市といたしましては、同性パートナーシップ制度を始め、国の法整備の状況や周辺自治体の動向を見極めつつ、引き続き人権教育、それから人権啓発を推進していかなければならないと考えております。以上でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 145 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 146 ◯15番 塩見牧子議員 では、まず資金運用と調達の取組についての方から再質問させていただきます。  市長マニフェストについてはいろんな運用から達成できる見込みであるということだったんですけれども、現在は基金に関しましては、預金の利息のみで運用しているというふうに理解してよろしいでしょうか。 147 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 148 ◯今井正徳企画財政部長 そのとおりでございます。 149 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 150 ◯15番 塩見牧子議員 その預金に当たりましては、預け先の選定ですとか、利率の設定というのはどのような基準、あるいはどのような方法で行っておいででしょうか。 151 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 152 ◯今井正徳企画財政部長 まず、預け先の選定でございますけれども、ペイオフのことを考え合わせまして、地方債、市債をお借り入れさせていただいている銀行さん、信用金庫さん、そういった金融機関さんを対象に、その起債をお借り入れしている範囲内の金額を預けるというふうな形で対応しております。そのことによりまして、万が一のときでも借入れと預け入れが相殺できるということでございます。また、金利設定につきましては、個々の金融機関さんと協議させていただいているということでございます。実際問題といたしましては、お借り入れさせていただいている金利と、それからその金利等を勘案しながら協議ということでございます。以上です。 153 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 154 ◯15番 塩見牧子議員 地方債を借りているところの範囲で借りていると。ごめんなさい、逆ですね。運用しているということなんですけれども、じゃ、その地方債を借りるときの金融機関の選定はどうやって行っているんでしょうか。 155 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 156 ◯今井正徳企画財政部長 市債の受入れ、引受先につきましては、先ほども申し上げましたけれども、金融機関に対しての、半分は指定金融機関であります金融機関さんに、残りの半分を市内金融機関さんに対して、借入れ金利の見積もり徴取を行っております。当然ながらそれの一番低率のところに預け入れさせていただいているということでございます。 157 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 158 ◯15番 塩見牧子議員 指定銀行に半分、その他は見積もりによってということだと思うんですけれども、それではその指定銀行でなければいけない理由というのをお教えください。 159 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 160 ◯今井正徳企画財政部長 指定金融機関さんにおかれましては、市役所内に派出窓口であったり、ATM、また業務や市民の利便性の向上につながるような形で設置していただいております。また、手数料におきましても、軽減していただいております。そういったことを勘案しながら、2分の1をお借入れさせていただいているというところでございます。 161 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 162 ◯15番 塩見牧子議員 市民の利便性というようなことをおっしゃったんですけれども、この基金の運用に関しましては、別に市民の方の利便性というのは特に関係ないですよね。 163 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 164 ◯今井正徳企画財政部長 先ほどのご質問は、ちょっと私、勘違いしたのか知らないんですけれども、2分の1を指定金融機関に預け入れする、その理由ということで考えておりますので、ちょっとどうかと。 165 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 166 ◯15番 塩見牧子議員 ですから、そこのその指定金融機関に運用の2分の1は指定機関に出しているというところにおいて、なぜ、そこなのかというとこですね。なぜ、2分の1がそこなのか。それは今先ほど、部長が市民の利便性だとか、市役所内に窓口があるとかいうことをおっしゃっていたんですけれども、それは運用する上において、別に他にもっと銀行で金利が有利なところがあれば、そこが指定機関だからといって、そこに預けなきゃいけないという理由にはならないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 167 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 168 ◯今井正徳企画財政部長 先ほど申し上げましたのは、2分の1を引き受けてもらう理由といたしまして、借り入れるその理由といたしまして、派出窓口であったり、ATMも設置していただいている、それは業務であったり、市民の方の利便性の向上にもつながっていると。また、おっしゃっていただいたおりますように、その2分の1なりをお借り入れするということで、基金としても預けさせていただくということにもなりますが、その引き受けというところについては、先ほど申しましたように、ATMの設置とかによりまして、市役所に来庁者、市役所の来庁者等やっぱり利便があると考えております。 169 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 170 ◯15番 塩見牧子議員 すいません、分からないんですけれども、その資金の運用と市民が来庁したときに、ATMがあるとか、窓口があるとか、その辺のその利便性との関係が全く分からないので、分かるようにご説明いただけますでしょうか。 171 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 172 ◯今井正徳企画財政部長 実際に、例えば見積もり合わせをさせていただきますと、26年度であったら、ある金融機関さんは0.22、また指定金さんは0.558というふうな形で指定金さんの方が高くなっております。それは現実問題で、もちろんその差額につきましては、全てを見積もり合わせをする方が、当然有利になると思いますけれども、やはり指定金融機関さんという位置付けとしていろいろ、先ほど申し上げましたような形で市の方に貢献していただいているということを勘案し、その利息の高い分というのは当然それ以上の利益を受けているというふうな形で考えております。 173 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 174 ◯15番 塩見牧子議員 今、0.558とおっしゃったんですけれども、これ、つい最近頂いた資料では指定金融機関では0.0875という利率じゃないでしょうか。その他にも、別の金融機関だと、それこそ0.3とか、0.295というような、それよりも高い利率のところがあるかと思うんですけれども。 175 ◯中谷尚敬議長 高い利率あるけど、要するに他のことで有益になっているからと言うてるのやろ、答弁は。今井部長。 176 ◯今井正徳企画財政部長 おっしゃっていただいているのは、私、申し上げているのは借入利率ということでございまして、先ほど申し上げました0.22とかは26年度の実績ということで、年度によりまして、当然、変更はあるというふうには考えております。 177 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 178 ◯15番 塩見牧子議員 借入れの方だということは分かりましたが、にしても、やはりなぜそこに、指定になっているからと言って、やっぱり選定に当たっては、より利率、もちろん借りるときには利率が低くて、預け入れるときはやはり利息が高いものというのを選ばなければいけない。それが市民の有益性につながるというところで、それが行為として当然だと思うんですけれども、依然として指定機関であるからといって、そこに。もちろん、その指定機関が一番利率が高くて、ごめんなさい、借りるときですね。そこが一番有利だから、そこに指定しているというご答弁なら、私も理解できるんです。そうじゃなくて、指定金融機関だから、だからそこと取り引きしているんだということの理由はおかしいと思うんですけれども、金利が有利だから、そこを借りていると言い切っていただいた方が私はすっきりするんですけれども、いかがなんでしょうか。 179 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 180 ◯今井正徳企画財政部長 先ほどからの答弁と一緒になるんですけれども、例えば全ての分につきまして、金利の安いところとなりますと、指定金と交渉とかしていきますと、派出窓口、あるいはATMを撤去すると、そういう話になります。あるいは、先ほど申し上げましたように、口座振替手数料の負担も加味していただいております。負担もしていないという状況もございます。そういった事柄を勘案すると、先ほど申し上げましたけれども、金利的に例えば見積もり合わせさせていただいているよりも、先ほどの例でしたら、0.3強ですけれども、高くなったとしても、派出窓口を撤去される、仮に撤去しないとなれば、派出窓口、あるいはATMにかかる費用を当然別個に負担してくれと、そういう話になります。そういった費用と勘案しましたら、金利の少々上がっても、半分を指定金からお借り入れする、それの方が有利であると考えております。以上です。 181 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 182 ◯15番 塩見牧子議員 ということは、今後も入札というようなことは考えないという理解でよろしいんでしょうか。 183 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 184 ◯今井正徳企画財政部長 同じような形で今、考えておりますのは、半分は指定金融機関、半分は見積もり合わせと、今のスタイルを継続するということでございます。 185 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 186 ◯15番 塩見牧子議員 見解は理解はしないですけれども、お聞きいたしました。  先ほど、26年度で得た利息と利率をお答えいただきまして、2,016万3,000円で0.17%ということなんですが、多分、これ、平成27年度でも、大体同じぐらいで2,257万円ぐらい。27年度3月末の契約だと、0.175という利率だと思うんですけれども、これを国債、地方債、あるいは地方金融機構債などの公共債で運用するとどうなるかということを試算してみたことなんかはございますでしょうか。 187 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 188 ◯今井正徳企画財政部長 正確な形で試算というのはやってないんですけれども、一般的な話としては先ほど答弁させていただきました形で、金融機関から定期として預け入れするという方が有利であるという考えのもとに行っております。 189 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 190 ◯15番 塩見牧子議員 そのばらばらに預けたらそういうことにはなるかと思うんですけれども、基金をまず一括して運用する。例えばその全体の3分の1は預金で、3分の1を10年ものの長期公共債で、更にその残りの3分の1を20年の超長期公共債で運用してみた場合、例えば預金利息の利率を今年度の半分の0.085%としても、今週の初めの12月6日時点での国債利率10年もので0.34%、20年もので1.08%という、その利率を適用してみますと、実は6,471万円で3倍に化けるんですよね。これ、利率にしたら0.5%になります。大分県の国東市というところがございますが、そこでは運用と調達はもう目的が共通する一体的に実施すべき活動というふうに位置付けておりまして、財務活動管理方針を定めて、基金をまとめて一括運用、更に基金だけじゃなくて、歳計現金、債券、現金と一体保管、長期運用、利息と売却益でもって収益を確保しています。  この国東市なんですけれども、こういった取組によりまして、平成23年度には歳計現金による運用利回りが0.021%、基金による運用利回り0.215%、合計0.167%でしかなかったのが、平成26年度には歳計現金で1.203%、基金で1.558%、合計で1.494%という高利率を達成しているんですね。平成25年度の基金運用の部分だけを見ますと、実に1.96%、合計で1.61%と、本当に10倍ぐらいの高い利回りを得ております。この基金部分の利回りを先ほどの本市の基金に適用してみますと、2億5,000万円、今の10倍の収益を上げることができるんですけれども、それでもやはり長期国債を使って運用するというようなことはお考えにはならないでしょうか。 191 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 192 ◯今井正徳企画財政部長 本市の方では、一定の公金管理指針というのを定めております。その原則といたしましては、まず安全性の確保、当然ですけれども、安全性の確保、元本が損なわれることのないように。あるいは、二つ目には流動性の確保、これは想定外の資金ニーズに応えるということがございます。3番目に効率性の追求として、高金利ということを考えております。今、おっしゃっていただいておりますように、国債等につきましては、最終まで持ちきるということになれば、そういうような利率にもなろうかと思いますけれども、安全性、あるいは流動性の確保ということから勘案いたしましたら、先ほどの答弁をさせていただきましたとおり、現在においては金融機関さんへの定期、大口の定期ということで運用したいと、かように考えております。 193 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 194 ◯15番 塩見牧子議員 別に株で運用しろと言っているわけじゃなくて、ちゃんと元本保証されているような安全性の高い国債を使ってはどうかということなんですけれども、今、安全性に問題があるというようなことをおっしゃられましたけれども、例えばこの国東市の考え方では、例えばオーバーパーであっても、債券の購入日から満期日までの運用期間全体の利息の合計が償還差額を上回れば、それは元本割れには、相当しないと。要するに、長期的に見てプラスになれば、別に売却によって失われることがあっても、それは元々の金額から利息が、利息の分は必ずあるので、それは元本割れということには値しないという考え方で運用しておられます。  また、あと流動性ということなんですけれども、流動性に問題があるということなんですけれども、それも結局それを、長期国債を売却して現金を売るというようなことも、ここでは行っております。ただ、その場合も結局同じように、長期的に見て、一時的に例えば債券売り現先取り引きというような感じで、短期的に手放すけれども、またすぐに買い戻すというような方法で、それだと本当に短期の借入期間、0.11%ぐらいの超低利の借入利率で資金借入することもできています。  なので、一度そういう国債で運用をすることによって、本当に今の0.0何%というような金利で利息がうちの基金全体を活用しても2,000万円ちょっとの利息しか生み出さないものが、その10倍の利息が長期的に見たら生み出されるということなので、それを是非一度ご検討いただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。先ほど、方針、指針があるというふうにおっしゃいましたけれども、その指針というのは、現状に合わせて、もちろん変えていくということも必要です。と言うか、変えていかなきゃいけないんですけれども、でも、そういう方法もあるということを一度ご検討いただいて、それが可能であるというふうに判断されれば、指針を変えてでも、そういう運用を行っていただきたいんですけれども、どうでしょうか。 195 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 196 ◯今井正徳企画財政部長 指針変えるどうこうじゃなしに、やはり公金については安全性、流動性、そして効率性というふうな、そういう順序で考えております。今、ご指摘のような国債等につきまして、安全かつ流動性も確保できつつ、今、おっしゃっていただいておりますような10倍の利息が得られるとなれば、当然、喜ばしいことやと思っております。検討と言うか、研究自体につきましては日々やっておりますので、今のところにつきましては、そういう形では考えておりますけれども、また研究していきたいとは考えております。 197 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 198 ◯15番 塩見牧子議員 今、やっておられないのは十分承知しておりますが、これから運用するに当たって、こういう方法もあるよということを申し上げておりますので、そういうことを検討する余地があるのかどうか、どのようにお考えなのか、もう一度お聞かせください。 199 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 200 ◯今井正徳企画財政部長 もちろんあると思います。 201 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 202 ◯15番 塩見牧子議員 じゃ、その余地があるということですので、一度ちゃんと比較検討して、金融機関を使っての預金だけで行くのか、それとも債券運用していくのか、その辺のところはちゃんと選択肢としてきっちりと検討していただけるというふうに理解してよろしいんでしょうか。 203 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 204 ◯今井正徳企画財政部長 先ほども申し上げましたとおり、検討、研究はしていきたいとは思っております。 205 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 206 ◯15番 塩見牧子議員 比較した結果、そちらの方が有利であるということが分かったときには乗り換えていただけるということでよろしいんですね。 207 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 208 ◯今井正徳企画財政部長 当然でございます。 209 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 210 ◯15番 塩見牧子議員 踏み込んだ答弁、ありがとうございます。いろいろ懸念材料はあるかと思いますが、実際に国東市、人口、うちよりも本当に小っちゃな市です。そういうところでも、しっかり運用して、利益を生み出しておりますので、是非そこもご参考にしていただければと思います。  じゃ、続きまして、二つ目の質問に移ります。  先ほど、これまでの取組とこれからどうしていくのかということでお答えいただきましたけれども、幾つかの職員研修であるとか、人権の集会であるとか、あるいは人権教育ビデオであるとか、そういったいろんな市民に向けての啓発を行っているということなんですけれども、それに対する評価、成果ということをどのように市としては捉えておいででしょうか。 211 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 212 ◯吉岡源裕市民部長 最近、やまびこという講座で、約90名弱の方の性同一性障がいに関する講座を開かせていただいたんですけども、その後のアンケート結果を見ますと、やはりいろんなことに気付かされたとか、こういうこともあったんだとか、これからはいろいろ考えていかなければならないというような感想の方が多かったです。それゆえ、こういう機会を持つことによって啓発の方が進んでいくというふうに考えております。 213 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 214 ◯15番 塩見牧子議員 いろんな取組をされて、実際にその取組の成果はちゃんと目に見えているということ、やった成果が出ているというご評価だと思うんですけれども、これ、この10年間での取組ということでお聞きしたんですけれども、こういうセクシャルマイノリティに関する啓発事業を回数としてはどのぐらい行っておいでなんでしょうか。 215 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 216 ◯吉岡源裕市民部長 講演会、講座等で10回弱、この10年間でやらせていただいております。 217 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 218 ◯15番 塩見牧子議員 にもかかわらず、昨年度行ったアンケートでは、残念ながら国よりも関心の度合いが低いということで、もちろん参加してくださった方はすごくそういった意識の啓発にもなっているし、理解も浸透していると思うんですけれども、本当に来てくださらない方に対してどう対応していくのか。というのは、結局こういった人権の問題ということについては、本当に対象者としては少数ですけれども、そういう少数者がいるということを広く、本当に皆さんに合理的配慮を求めるという意味でも、広く周知していかなければいけないと思うんですけれども、広く周知するということでの取組として、何かお考えのものはございますでしょうか。 219 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 220 ◯吉岡源裕市民部長 人権問題でございますけども、いろんな人権問題があると思います。その中で、この問題も非常に重要な問題であるとは考えておるんですけども、その他にもいろんなものがあると。そのいろんな人権問題の中で、少数者のことを学んでいくというのも一つの学び方かなというふうに考えておりますので、引き続きホームページ、それから広報などで皆さんに知っていただけたらなと考えております。 221 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 222 ◯15番 塩見牧子議員 もちろん人権問題というのはこのセクシャルマイノリティに限らず、本当に多岐にわたっているんですけれども、ただいろんなものの一つとして、正にこの推進計画がそうだったと思うんですけれども、その他の事項に入れられて、本当に幾つかのうちの一つという扱いであったと。それだと、そういった問題というのはなかなか浸透していかない、市民に行き渡らないと思うので、一度やはりいろんな人権問題の一つという捉え方ではなくて、この問題に特化して、広報の中で特集を組むとか、あるいは集会を開くというようなことをご検討いただけないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 223 ◯中谷尚敬議長 吉岡部長。 224 ◯吉岡源裕市民部長 集会等につきましては、来年もやまびこの講座の中でやりたいと考えておりますし、あとは講演会がうまく時期が合いましたら、そしていい方がおられましたら、そういうふうなことをやっていきたいというふうにも考えておるんですけども、ただ広報とかで特集を組む場合、非常に難しいのが、やはり自ら言い出される方というのが少ないものでございますから、記事として、果たして成り立つのかなというところでは、何枚もの特集ページというのはちょっと無理のような気はいたしますけども、違う形ではやっていきたいなと考えております。 225 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 226 ◯15番 塩見牧子議員 そちらの方は是非お願いしたいと思います。実はちょうど今、人権週間のまっただ中なんですけれども、人権意識だとか、合理的配慮というのは、この人権週間の1週間だけ意識すればいいというものではなくて、やはり幼少の頃から日々涵養されるものだと思います。岡山大学の大学病院のジェンダークリニックの中塚幹也教授が1999年から2012年の間に、クリニック患者1,167人を対象に行った調査によりますと、対象者全体の59%が自殺を考え、29%が実際に自傷行為、あるいは自殺未遂というところにまで至っております。さらに、28%は不登校になったというような結果が出ております。また、違和感を自分の性とこの体の不一致でありますとか、恋愛対象が同性であったり、両性であったりというようなことへの違和感を感じ始めているというところでは、小学校の入学までに70%、中学校の卒業までに90%の対象者がそこに入ってくるんですね。やはり、市全体での取組ということももちろん大事ではあるんですけれども、その一方で、やはり学校ですとか、家庭でのセクシャルマイノリティへの配慮、あるいは人権施策への取組ということも欠かせないと思います。  そこで、教育委員会の方にお聞きしたいんですけれども、平成25年4月から12月にかけて、学校における性同一性障がいに係る対応に関する状況調査というのが行われまして、その結果が昨年6月に発表されているんですけれども、これは県教委の方を通して調査しているんですが、市の方でこの調査結果について、県内、あるいは市内での状況について把握しておいででしょうか。 227 ◯中谷尚敬議長 峯島教育総務部長。 228 ◯峯島妙教育総務部長 確かに平成25年度にこの全国の本当に国公私立小中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、全ての学校を通じて調査がなされております。生駒市といたしましても、学校を通じて、また県へ報告をしております。把握しております。 229 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午前11時59分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 再開 230 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。
     塩見議員。 231 ◯15番 塩見牧子議員 先ほどの調査の結果なんですけれども、市内でそういう対象の方がおられるかどうかというところにおいて、もしプライバシーの点において、差し支えないということであれば、そういう対象者がいらっしゃるかどうか、お教え願えたらと思います。 232 ◯中谷尚敬議長 峯島部長。 233 ◯峯島妙教育総務部長 本当にプライバシーのところですので、あまり詳細はお答えできませんが、市内にも対象の子どもがいると把握しております。 234 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 235 ◯15番 塩見牧子議員 この調査自体は、もう対象者と把握されている方で、しかも性同一性障がいの事例のみを調査するものなので、非常に調査対象が少ないんですけれども、今年の4月に電通ダイバーシティ・ラボが行った7万人を対象とするインターネット調査におきまして、性同一性障がい、それから性移行、同性愛、両性愛、そういった全てを含むセクシャルマイノリティは全体の7.6%というような結果も出ております。それでいきますと、もう13人に1人なので、クラスに2人、3人、そういうなにがしかの悩みを抱えておられる方がいてもおかしくないという状況にあります。  学校教育機関において、そういった方々が相談できるような相談体制、スクールカウンセラーの方とかおいでだと思いますけれども、そういう相談体制、そして必要に応じてそういうジェンダークリニックとかにつなげていけるような、そういう体制は整っておられますでしょうか。 236 ◯中谷尚敬議長 峯島部長。 237 ◯峯島妙教育総務部長 今回の調査は性同一性障がいに限った、また本当に本人や保護者の心情を最優先するという国の調査でしたので、回答はすごく少なかったと理解しておりますけれども、市内で他に結果でほとんどそういう、今の学校の中では状況としては把握していないところですけれども、もしそういうふうな相談体制ということでしたら、担任や養護教諭を中心に相談に乗っていこうということでございます。また、今現在でも養護教諭、そして担任、そして主治医の先生等、本当に連携を密にして関わっているところでございます。 238 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 239 ◯15番 塩見牧子議員 それと、やはりそういう相談体制ももちろんなんですけれども、担任の先生の理解というところが一番、その生徒と接触する立場にある教員の理解というところが不可欠だと思うんですけれども、先ほどのご答弁では研修等が行われているというお答えではあったんですけれども、そういったところでの徹底をお願いしたいと思います。  それと、もうこれは対象者が分かった場合というのは、もちろんそのご本人なり、保護者の方なりがカミングアウトということをしなければ、対象者ということにはなり得ないんですけれども、そういったことが対象者となったときに備えて、その制服だとか、水泳のときの水着でありますとか、髪型、そういったものへの配慮とかですね、あとハード面ではトイレだとか、更衣室、そういった環境整備について対応できるような状態になっておりますでしょうか。 240 ◯中谷尚敬議長 峯島部長。 241 ◯峯島妙教育総務部長 はい、そのような状態にしております。 242 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 243 ◯15番 塩見牧子議員 そういった相談を受けたときには、ちゃんとそこに配慮できるような体制をしっかりと整えていただきたいと思います。持って生まれた体と心が大切にされて、誰もが自分らしく生きられるというような社会、性的指向だとか性自認について多様性を認め合って、少数者を尊重できる社会であってほしいと思っております。  最初のご答弁で渋谷区世田谷、新たに宝塚市も取り組んでいくというようなことがつい最近発表されましたけれども、そのパートナーシップ制度というようなものを視野に入れながら、また検討していくということでしたけれども、まだまだそういう制度があって、例えば公営住宅の入居を可能にできるとか、そういった権利保障というところまでもちろん視野に入れながら取り組んでいただきたいとは思うんですけれども、取りあえずは人権教育、意識啓発というところから地道に取り組んでいただきたいということを申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。 244 ◯中谷尚敬議長 最後に、14番浜田佳資議員。              (14番 浜田佳資議員 登壇) 245 ◯14番 浜田佳資議員 今回は大きく二つの問題について質問を行います。  まず、家庭ごみの問題についてです。  20%削減が目標と、家庭ごみ有料化がこの4月から導入されました。もとより、家庭ごみ有料化には反対であり、もとの無料に戻すべきであると考えていますが、まずはその効果の検証と市民負担の軽減が必要と考え、質問いたします。  有料化後の月ごとの家庭ごみの削減率は有料化決定前の平成25年度と比べて、リレーセンター等を含まない集積所での燃えるごみでの収集量の比較で、4月、5月こそ2割弱でしたが、9月にはわずか3.4%減にとどまりました。10月は88%と改善はされましたが、全体の傾向は削減率が小さくなり、有料化前に戻るリバウンド傾向が読み取れます。ましてや、目標の20%には到底及びません。また、紙おむつに関しては、この9月から透明、半透明袋で出せば無料に変更されるなどの改善はありましたが、まだまだ課題があります。さらに、大型ごみ等についても課題があります。  そこで、次の点についてお聞きいたします。  1、家庭ごみ有料化後の排出量の推移とその分析、評価、現時点での対策は集積所の分のみならず、全体としてどうでしょうか。なお、4、5月については有料化直前の3月のごみパニックとも言える混乱、影響の分析も含め、ご答弁ください。  2、紙おむつの無料化については市民から評価される一方、紙おむつを使用していることがご近所に知られたくないとの思いから、有料の指定袋で出される高齢者の方がいると聞き及んでいます。希望される高齢者世帯に指定袋を一定枚数無料で配布する方法も併用してはどうでしょうか。  3、大型ごみの処理券の価格について、高いとの声が依然としてあります。対応はどう考えているのでしょうか。値下げは検討しないのでしょうか。  4、ごみ減量について、リデュース、リユースを重視することが最近強調されるようになっています。これを踏まえ、資源ごみの位置付けに変化はあるのでしょうか。特にプラスチック製容器包装ごみは多額の費用と運搬処理に多くのエネルギーを必要とすると言われていますが、今後の対応に変更はあるのでしょうか。  5、生駒は無料であっても、家庭ごみが大きく減りました。この市民力をどう生かしていこうと考えているのでしょうか。  次に、RAKU─RAKUはうすについて質問いたします。  RAKU─RAKUはうすについては、この7月から利用料を1人1日200円徴収するようになりました。このことに反対したのは日本共産党の3名だけでした。さて、有料化の結果、7月からの利用者数は例年の約半分という状況となっています。こういった懸念は有料化決定時点、昨年の12月議会でありましたが、そのときに既に指摘されていたことであります。また、そうなった場合には対策を考えるとの答弁もありました。  そこでお聞きいたします。  1、現状をどう分析し、施設の設置目的からどう評価しているのでしょうか。  2、どのような対策を検討しているのでしょうか。  3、利用料の配置や半額化といった料金の見直しは検討しないのでしょうか。  以上で登壇しての質問を終わり、2回目からは自席にて行います。 246 ◯中谷尚敬議長 奥谷環境経済部長。 247 ◯奥谷長嗣環境経済部長 それでは、浜田議員の一つ目の質問、家庭ごみの問題についてお答えをさせていただきます。  1点目の有料化後の排出量の推移とその分析についてでございますが、平成27年4月の有料化導入に当たって、清掃リレーセンターへのごみ搬入が無料搬入券により4月になったことや、3月までに申し込みがあった大型ごみの回収が5月になったことから、有料化によるごみの減量傾向が最も正確に反映できる週2回のごみ集積所の燃えるごみのデータを有料化の影響を受けていない平成25年度のデータと比較いたしますと、年度当初の2割弱の削減に比べ、現在は増加傾向にあると言えます。比較する月のごみの排出状況などにより、削減率は変動するため、もう少し長期的な視野で分析が必要であると考えております。  次に、2点目の紙おむつについてでございますが、紙おむつを使っていることを近所に知られたくないため、透明、半透明の袋ではなく、指定袋で出されている方がおられるということは、市への問い合わせもあり、確認はいたしております。そうした課題を解消できる方法があれば、検討していきたいとは考えておりますが、今現在、解決方法は見つかっていないのが事実でございます。ご提案を頂きました、希望する高齢者世帯に指定袋を無料とする方法は、対象者の把握や必要枚数も利用者により異なることから、利用状況を把握した上での実施は困難でございます。実施するに当たっては、不公平感が起こらないような手法で実施すべきであり、慎重にならざるを得ないのが現状でございます。今後、ごみ減量に向けての市民の意見を聞く機会を設けていく予定をいたしておりますので、紙おむつの処理方法についても意見を聞いていきたいと考えております。  次に、3点目の大型ごみ処理券の価格でございますが、大型ごみにつきましては、指定袋に入るものは指定袋で、指定袋に入らないものは300円の処理券を貼っていただくことといたしております。他市では、たんす等の処理負担が1,500円であったり、また家具屋さんで家具を買ったときの古い家具の引取金額が3,000円であるような状況もございます。300円に設定をさせていただきましたのは、一律で市民にとって分かりやすさや、市民の負担が大きくない金額で設定をさせていただいておりますので、ご理解をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。  次に、4点目の資源ごみ、特にプラスチック製容器包装の位置付けや対応に変更はあるのかとのご質問でございますが、大きな流れといたしましては、3Rから2Rにシフトしており、リサイクルはその最後の手段でありますが、当分の間はリサイクルも重要なごみ減量の手法であることは間違いありません。そうした状況の中で特にプラスチック製容器包装のリサイクルシステムはCO¬2の削減、地球温暖化防止に本当に寄与するのかといった議論がなされ、分別をやめる自治体があるのも事実でございます。確かに最新の焼却施設で熱回収が可能な施設であれば、熱量の高いプラスチック製容器包装を焼却する方法も有効であるとは考えておりますが、本市のような熱回収ができない焼却施設では分別によるリサイクルが有効であり、当分の間は継続をしていきたいと考えております。  最後に、5点目の環境保全に理解のある市民の力をどう生かすのかとのご質問でございますが、ごみ排出データから、生駒市民のごみ減量に対する取組につきましては、努力をしていただき、成果を上げていただいているものと理解をいたしております。また、一方では、平成27年3月に実施をいたしましたごみの組成調査からは燃やすごみの中に3割弱の分別可能なミックスペーパーやプラスチック製容器包装、ひどいものでは瓶、缶が含まれているのも事実でございます。今後、こうした資源化可能物が燃やすごみの中に捨てられることがないように、またできる限り多くの市民にごみ分別に取り組んでいただけるよう、行政と市民が一丸となって推進していく体制を早期につくっていかなければならないものだと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。よろしくお願いをいたします。 248 ◯中谷尚敬議長 影林福祉部長。 249 ◯影林洋一福祉部長 それでは、浜田議員さんの二つ目の質問にお答え申し上げます。  RAKU─RAKUはうすにつきましては、高齢者に対し、生きがいを高め、楽しく過ごせる場を提供し、高齢者間の交流や社会参加を図る目的で平成13年4月に設置されました。しかし、この間、建物敷地の賃借料や指定管理料など、相当の経費を負担しております。さらに、県内の類似施設でも、受益者負担の観点から、施設使用料の負担を求める自治体が多くあったことから、施設を利用される方に一定の負担を求めることはやむを得ないと判断し、昨年の12月議会でご可決いただき、本年7月から使用料の徴収をさせていただいたところでございます。  当該施設の利用につきましては、本年4月から6月までの3カ月間の1日当たりの利用者数が約45人でありましたが、使用料の徴収開始後、7月以降の5カ月間では、1日当たりの利用者数が約28人となっており、また例年に比べますと、浜田議員さんのご指摘のとおりであり、使用料徴収の影響により減少している状況でございます。  施設の設置目的から考えますと、利用の減は好ましくなく、受益者負担に基づく使用料の徴収と高齢者福祉施策の観点からの検討が必要と考えております。現時点では直ちに使用料を無料や半額にすることは考えておりませんが、先ほど申しましたとおり、このままの状態は好ましくないと考えており、他市で実施されている一定の負担軽減策の検討をしたいと考えております。  また、過去5年間の利用状況を見ましても、利用者数が減少傾向にあることから、併せて施設の利用向上につながる方策を検討し、利用者の回復に努めたいと考えております。以上でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 250 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 251 ◯14番 浜田佳資議員 では、順次質問をさせていただきます。  まず、議論の前提なんですが、先ほど部長の答弁で有料化の効果を判断する基準年が25年だということをおっしゃられたと思います。ただ、その点に関しまして、11月29日のごみ減量のシンポジウムの案内チラシなんですが、これは26年度を基準にした文言がありましたので、基準年というのは庁内できちっと統一していってほしいということを一言言って、なぜ25年度であるかという理由に関しては、有料化の決定において、有料化実施の前に駆け込みでどうしてもごみの排出量が増えるということがあるので、それを基準にすることはふさわしくない。だから、決定以前の年度、25年度を基準とする、こういった理解でよろしいですね。 252 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 253 ◯小紫雅史市長 基準年というのをいつとるかということですけども、具体的な基準を言ったら、25年なのか、26年なのかということですけども、確かに26年度の最後の方の駆け込みの持ち込みというのが増えたというのはそのとおりかと思いますけれども、じゃ、全て25年度にするのか、いわゆる基準年というのをそもそも置くかどうかというのもありますけども、比較の対象として、26年の前半はどうなのかというのを考えたときに、25年度が基準年というふうにがっちり決める必要があるのかと言うと、私は必ずしもそうは思っていなくて、26年度の前半、例えば4月、5月とかに関して言えば、別に2年も前の25年の数字をとる必要は必ずしもないと思っておりますので、そこについては25年も比較したらもちろんいいと思いますが、26年度についても、いわゆる浜田議員がごみパニックとおっしゃったような時期を除いて比較することというのの一定の実はあるとは思います。 254 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 255 ◯14番 浜田佳資議員 ということは、基準年というのは別にきちっと考えない、一つに定めないと、こういう理解でよろしいですか。 256 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 257 ◯小紫雅史市長 どの年度と比較するかというのは、25年の数字をとっても、比較するというのも一つだと思いますし、じゃ、26年度は比較の対象として必ず除外しなきゃいけないかという立場でも、別になっているわけではございません。 258 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 259 ◯14番 浜田佳資議員 9月議会の後期基本計画の案で出たのでは、25年度が基準になっていたと思うんですけどね、そこら辺、なぜ、そういうふうに25年が有料化決定によって、ゴミの排出量が増えると、したがって、そういった特殊事情がある26年度を使わずに、その影響は25年度を使うと、これは非常に理にかなったことだと思うんですけど、なぜそれを嫌がるのか、それについてご説明願いますか。 260 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 261 ◯小紫雅史市長 どの年度かをとらなあかんということであれば、25年をとるというのも別に否定はしませんけれども、じゃ、26年度の前半は比較してはいけない理由というのは、私は特に見当たらないと思いますので、基準年、どれかを基準にしなさいということであれば、その25年度をとるのも別に否定はしませんし、月ごとで見る場合は26年度の数字と比較するということもあるということを申し上げただけです。 262 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 263 ◯14番 浜田佳資議員 結局、じゃ、基準年はあるんですか、ないんですか。 264 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 265 ◯小紫雅史市長 総合計画で年全体を通して比較したいというようなときは25年で見るということは、それは一定、理にかなったことだと思いますので、基準年という言葉を使うかどうかは別にして、比較対象の年ということで、年間を通じての数字を見る場合は25年をとるということは、私は別に否定はいたしません。 266 ◯中谷尚敬議長 浜田議員、それはその辺で。 267 ◯14番 浜田佳資議員 否定はしないと、微妙な表現なんですが、25年度でいくということで理解して、次に進みます。  それで、実際、なぜそういうことを考えなきゃいけないというのは、例えばこのチラシなんですが、この裏面の方にも書いてあるように、昨年度26年度はごみの焼却量が結構増えているんですよね。生駒市の、これに関しては事業系ごみ、ごみ焼却炉の推移ですから、事業系のごみも含まれていますが、生駒市における事業系ごみ、家庭系ごみの割合等からいって、この増えたものはほとんどが家庭系ごみ、基本的に家庭系ごみではないかというふうに考えますが、いかがですか。 268 ◯中谷尚敬議長 もう一回、分かる。分からんかったら、もう一回質問してもらうよ。(「はい」との声あり)もう一回、お願いします。浜田議員。 269 ◯14番 浜田佳資議員 時間がなくなるんです。これ、市の出したチラシなんですよね。部長の管轄内ですので分かっていると思いますが、それによるとごみ焼却炉の推移というのが平成21年度からありまして、23年でピークになって、24、25と下がっていって、26年度でまたほぼ23年と同じぐらいにぐっと上がっているという状況があるんですね。これはもちろん、事業系ごみも入れた話でありますので、家庭系ごみだけだというつもりはもちろんありません。ただ、生駒における事業系ごみ、家庭系ごみの割合というものは家庭系ごみが中心になっていると。また、事業系ごみがこの1年間で急激に増えたということは聞き及んでおりませんので、この増加分は基本的に家庭系ごみが増えたものではないかというふうに推測するんですが、その点はいかがですか。 270 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 271 ◯奥谷長嗣環境経済部長 26年度の焼却量の増加要因につきましては、家庭ごみの増加と事業系ごみの増加の両方がございます。以上です。 272 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 273 ◯14番 浜田佳資議員 生駒の場合は家庭系ごみが4分の3、事業系ごみが4分の1と、そういうことで推移していますが、これは変わりないですね。 274 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 275 ◯奥谷長嗣環境経済部長 大まかにはそういった割合になろうかと思います。 276 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 277 ◯14番 浜田佳資議員 事業系ごみがこの1年間急激に増えたという、何かそういった事情はつかんでおられるんでしょうか。 278 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 279 ◯奥谷長嗣環境経済部長 生駒市内に新たに進出された大型スーパー等々が排出が増えております。以上です。 280 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 281 ◯14番 浜田佳資議員 それは26年度じゃなくて、それ以前からだんだんと増えているということは、以前の一般質問に対する部長の答弁でもあったんですが、ところが24から25年にかけては減っているんですよね、この表では。26年、急に増えているんですよね。ということから考えますと、事業系ごみの影響は小さいと考えるのが素直な評価じゃないですか。 282 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 283 ◯奥谷長嗣環境経済部長 先ほども浜田議員の指摘があったように、大体4分の1前後が事業系というようなことでございますので、比率的には家庭系ごみが増えているという比率は高いものだと思っております。 284 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 285 ◯14番 浜田佳資議員 ですから、そういう事情がありますのでね、これは家庭ごみの有料化が決定した後の年度の話で、やっぱりそういう年はこういったイレギュラーと言いますか、そういった変更がありますので、そういった年を基準にするのはふさわしくないということを主張しているわけですね。  先ほどの答弁に関してなんですが、ごみに関しては、現在、削減率が小さくなっていると、増加傾向にあるというふうに答弁がありましたが、この傾向が続けば、どうなるというふうに考えておられるでしょうか。 286 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 287 ◯奥谷長嗣環境経済部長 まず、25年度をベースにして27年度のごみ集積所の削減率でございますけれども、4月、5月については大体81%前後でございます。そして、最新のデータでは11月には86.9%ということで、若干5%程度増えているというようなところでございますけれども、今後、こういった増加傾向に歯止めをかける、またもう一度削減に取り組んでいただけるような形で今後、市としては鋭意努力、分別していただけるような広報等々で周知を図り、成果を上げていきたいというふうには考えております。 288 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 289 ◯14番 浜田佳資議員 質問は増加傾向であるという答弁でしたので、それが続けばどうなるのかというふうに考えているかという質問でしたが、答えにくいようですので、それに関しては当然、だんだん増えていけば、最後はもとに戻るということになって、それをリバウンドと言うんですが、そういった傾向は現時点では一定あると。もちろん今後どうなるかは、先ほど部長が言いましたような対策をどうするかによって変わりますので、必ず増えるということを断言するつもりはもちろん私もありません。ただ、この傾向が続けば、リバウンドするという傾向にあるということだけは確かだと思いますが。  そこで、では、そうならないように対策すると言いましたので、その対策について、具体的に説明してもらえますか。 290 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 291 ◯奥谷長嗣環境経済部長 地域に出向いて、減量への取組や、また軽減手法の説明をしていきながら、市民と共に取り組んでいけるような体制づくりを図っていきたい。それを中心として取り組んでいきたいというふうに考えております。 292 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 293 ◯14番 浜田佳資議員 今、おっしゃられたことなんですけどね、それにしては非常にいいことだと思います。大いに賛成して、是非ともどんどん積極的にやってほしいというふうに思います。そうした内容はこの前の11月29日のシンポジウムでも、いろいろ具体に出されました。しかし、それは有料化と直接関係はない話、つまり、有料化する、しないにかかわらず、できることだし、またやらなければいけない、そういった内容であることには間違いないですね。 294 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 295 ◯奥谷長嗣環境経済部長 有料化に直接結びつくということにはないにしろ、有料化をベースにして、市民の方々が全員自分の課題として、有料化を通じて、課題として持っていただけるような形になっていると思っております。 296 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。
    297 ◯14番 浜田佳資議員 ごみの減量は有料化を課題としてというのではなくて、地球環境、環境をどう保全するかという観点から、市民的な意味も含めて課題になっていると。だから、取り組むんだというふうに理解していたんですが、有料化に対する負担は何とか回避したいということで取り組むという発想なんでしょうか。 298 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 299 ◯奥谷長嗣環境経済部長 有料化に関しましては、地球温暖化、もしくは環境を保全していくという大きな目的を具現化するために、市民個人個人に有料化という施策を通じて、自分の課題として捉えていただけるようなことで有料化は考えております。 300 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 301 ◯14番 浜田佳資議員 しかし有料化を前提としなくてもできる内容ですよね。 302 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 303 ◯奥谷長嗣環境経済部長 有料化を前提としなくても、できる施策は施策でございますけれども、有料化を通じて、自分の課題として捉えていただくことによって、より成果が上がるものだと考えております。 304 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 305 ◯14番 浜田佳資議員 部長の立場から、部長の気持ちはよく分かりますので、ただ、この前のシンポジウムを聞かせていただいて分かったのは、結局、ごみの減量ということは有料化する、しないにかかわらずやらないといけないし、また、できることだということは、私も参加と言うか、傍聴いたしまして分かりましたので、その点はしっかりと私は進めていくというふうにやっていきたいと思います。  次に行きますが、この紙おむつの点に関してなんですが、市民の皆さんからいろいろ声は聞いているということで、検討はしていきたいということなんですが、現在の解決策はないということで、いろんな困難な点があるということなんですが、その困難な点についてもう少し説明していただけますか。 306 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 307 ◯奥谷長嗣環境経済部長 まず、2点があると考えておりますけれども、対象者をどうやって把握するのかということが1点ございます。そして、必要量をどういうふうに把握するのか、その2点があるようには感じております。 308 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 309 ◯14番 浜田佳資議員 それについてなんですけど、部長、もちろん分かっていると思います。箕面市の方では福祉施策として、一定の条件、市内に居住し、住民票があると。それから65歳以上、または65歳未満の方は一定の条件がある場合、そして日常的に紙おむつを使用していると、この三つを把握した場合は一定枚数をその世帯ごとに無料で配布するというやり方をとっているということは、ご存じのことだと思います。確かに、部長のおっしゃっておるような難しい点はないと私も言いません。ただ、実際、やっている自治体がありますので、生駒でもできないことではない、不可能なことではないと思うんですが、その点、いかがですか。 310 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 311 ◯奥谷長嗣環境経済部長 本市の場合につきましては、この9月から紙おむつに関しましては、透明、半透明でそれを専用袋で出していただいて、無料で集めるという手法をしております。そういった手法以外に浜田議員、おっしゃるようなある一定、有料の指定袋を配布する場合につきましては、必要枚数、また、どなたにお渡しするのかということもございますけれども、今現在、無料で透明、半透明で出されている方との不公平感をどう解消していくのかということが、一方ではあるものだと認識をしております。 312 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 313 ◯14番 浜田佳資議員 不公平感に関しましては、申請を受けてということでやっていますので、その点は本人たちの裁量と言うか、判断でやりますので大丈夫だと思うんです。その不公平感に関しましては、また、いろんな課題であることについては、箕面市も同じだと思います。また、箕面市は割と生駒といろんな意味で似通っている、人口規模を始め、いろんな意味で似通っているところなので、そういったところでできていますので、生駒でもできないことではないと思うんですよね。そこで、これから市民の意見も聞いて、いろいろ慎重には検討するというご答弁だったんですが、その検討の中にはこの指定袋を一定枚数無料で配布するという方法を排除するものではないですよね。 314 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 315 ◯奥谷長嗣環境経済部長 排除はするつもりはございませんけれども、不公平感を払拭できる手法があればというような条件は付与する必要があると思います。 316 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 317 ◯14番 浜田佳資議員 その点に関しまして、市民の皆さんの意見を聞いてやっていけばいいと思います。また、必ずしもこれがベストかどうかは、それは分かりませんので、箕面市がやっている方法よりかもっといい方法があるという解決策が見つかれば、それを行えばいいというふうに私も思います。ただ、これからの検討に関しては、この箕面市が取り組んでいるような一定枚数の指定袋を無料で配布するという方法も排除しないということですから、検討対象に入っているということを確認できましたので、その点でやっていっていただきたいと。これは市民の皆さんも非常に困っておられる方もたくさんおられますので、できるだけ早くそういった議論の場を設定して、他の自治体の状況や取組もしっかり調査し、前向きに検討していただきたいと思います。検討の結果につきましては、またの機会に質問させていただきます。  三つ目なんですが、大型ごみの点なんですが、300円一律で分かりやすい、負担が小さいということなんですが、例えば箕面市も同じように300円なんですよね、大型ごみは。また、大型ごみの中でも特に大きい1.5メーターを超える分、3メーター未満に関しては2枚貼ると。600円になると、そういうことなんですよね。ただ、箕面市の場合は、燃えるごみについては、9割相当分は指定袋を無料で配布すると、その上での話ですので、一から指定袋を有料で買わなければいけない生駒とは負担感が相当違うという市民の感覚はご理解いただけますか。 318 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 319 ◯奥谷長嗣環境経済部長 大型ごみの処理券300円につきましては、市民から特に高いというような声も、問い合わせ等々では聞いておりません。 320 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 321 ◯14番 浜田佳資議員 市の方にはそういう問い合わせがないという話だと思います。これに関しましては、有料化の決定前に関しても、2月15日に広報で市民に具体的な案を示して、それから後、3月議会で決定するまでの間に、市民からどういう声が上がっているのかと聞きますと、あまりどういうふうになるのか、その制度の内容についての問い合わせはあるけど、反対だという声はあまり上がっていないという答弁がありました、しかし、実際やってみたら違っていたと。つまり、そういう声が届いていなかっただけの話だということもありますので、ないからと言って市民がそういうことを思っていない、考えていないということは違うということをまず認識していただいて、その上で、じゃ、なぜ高いというのかというのは、先ほど言った箕面市との比較もありますが、もう一つは、指定袋に入れれば300円の処理券は不要なんですが、それは一応こういったとおりに書いてはいるんですけどね、ところがなかなかそれが市民の皆さんに浸透していないと、そういったところがあって、高いというような声も上がっているところがあるんですが、その点に関してはどう評価し、対応しようと考えておられますか。 322 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 323 ◯奥谷長嗣環境経済部長 今、ご指摘いただいた点につきましては、市民からの問い合わせも市の方には来ております。そういった指定袋で大型ごみを出せるというようなことにつきましては、もう少し徹底して啓発、周知していく必要があるのかなというふうには思っております。 324 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 325 ◯14番 浜田佳資議員 それはしっかりやっていってほしいと思います。ただ、これが家庭に配られている分なんですが、ここに小さく、有料で指定袋に入れるか、大型ごみ処理券を貼ると。こういう小さいのはなかなか目に付かないんですよね。箕面市なんかでは、一番最初のスタートのところに、そのごみは市指定の専用袋に入りますか、入らない場合は大型ごみの方の処理券、スタートにそれが明確に分かるように書いてあるんですね、大きく。そういう形でやらないと、なかなか浸透もしないというふうに思いますので、そこはしっかりと徹底してほしいと思います。  こういった市民の皆さんに、これは各ご家庭に必ず貼っていると思います。こういったところ、これは必ず見ます。出し方の詳しいことは裏面をご覧くださいと書いていますが、なかなか裏面は見ませんので、表にしっかりと分かるように、目立つようにやってほしいと思いますが、その点は改善していただけますか。 326 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 327 ◯奥谷長嗣環境経済部長 今、おっしゃっていただいているカレンダーにつきましては、やはりスペースの関係もあって、なかなか明確に大きな字でということはなかなか難しい点もございますけれども、今現在、市の方でこの11月から配布させていただいているごみガイドブックの中では3ページほど使って、その辺については説明、また周知をさせていただくような形でしておりますので、ご理解いただきますよう、よろしくお願いをいたします。 328 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 329 ◯14番 浜田佳資議員 なかなかこういうのをずっと目を通せというのは、また難しい話ですので、それは部長もよく分かっておられます。必ず見るのはこちらの方なんですね。だから、こちらがかなり重要なんですよ。こっち、どうするかというのも考えてほしいと思います。それで、もう一つ大型ごみが高いなと思う一つに、大型ごみ処理券、貼る対象は大型ごみと燃えないごみで大きいやつ、30センチを超えるやつというようなことなんですが、例えば傘、これは一応燃えるごみの方になっていますが、長くなりますと、30センチ、確実に超えますので、これは燃えるところは外して、大型ごみで出さないといけない。300円の処理券を張らないといけない。となると、傘自身がそんなに例えば、たんすとかと違って、高いものじゃないので、300円というのは非常に負担感があるんですよね。そこでどうするかということなんですが、指定袋に入ったら、その値段で済むんですが、入らないんですね、形から。したがって、例えば15リットルの指定袋でも、細長の指定袋があれば、そういったものでも普通に入れて、15円で出せると。すると高いという負担感が全然変わってくると思うんですが、そういったことは検討はしないでしょうか。 330 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 331 ◯奥谷長嗣環境経済部長 そういったご指摘も含め、今後、研究はしていきたいと思います。 332 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 333 ◯14番 浜田佳資議員 そういうところと含めて、しっかりと検討をして、実践して、市民の皆さんの負担感を小さくすると、改善を進めていってほしいというふうに思います。さらには、よりもうちょっと根本的に言いますと、今、300円なんですが、150円券を出して、半額にしてと、デザインを変えて、今まで持っている方は持ってきたら、2枚に替えるというような方法もありますが、こういったことはそれ以前の様々な対策をいろいろやって、それでどうなのかという市民の皆さんの声も聞きながら、しっかり検討していってほしいと思います。  4番目なんですが、3Rから2R、これは今の流れだというふうな認識は持っておられるようなんですが、なぜこういった流れになってきていると考えておられるでしょうか。 334 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 335 ◯奥谷長嗣環境経済部長 リサイクルをする上でも、結構な経費がかかるというようなことも要因としてございますし、ただ、もう少し資源を有効利用するというような観点では、リサイクルよりもより一層のリデュース、リユースということが大切だというような形で流れが変わってきているというふうに認識をしております。 336 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 337 ◯14番 浜田佳資議員 そうなんですね。それは今年の5月に生駒で行いました、このいこま会議、こちらの方にも分科会8の廃棄物資源循環のところに参加させていただきまして、環境省の方も来ていただいて、そういった話を非常に強調されておられました。また、この前のシンポジウムでも、出てから何とかするというよりも、できるだけ出さないようにするという、漫画も使いながら、いろいろ説明されていました。そういった流れに、今、なってきていると。金だけじゃなくて、リサイクルしますと、いろいろエネルギーもかかって、結局、CO2もたくさん出すはめになって、本当に環境にとってプラスなのか、マイナスなのかというような議論も今、出ているということで、こういう流れになっていると思うんですね。それで一定リサイクルに関しては、最後の手段だと、今、おっしゃられました。だけど、重要な手段ということなんですが、これに関しては前の市長にも質問した際に関しては、リサイクルというのは補助的手段というふうに答弁されていたと記憶しております。この点に関しては、現時点も変わっていないという理解でよろしいでしょうか。 338 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 339 ◯奥谷長嗣環境経済部長 基本的には、3Rの中で、リデュース、リユースを中心に施策展開をしていきたいというふうには考えております。 340 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 341 ◯14番 浜田佳資議員 プラスチック容器包装に関してなんですが、このリサイクルに関しては、今、生駒の取組はどういった状況になっていますでしょうか。 342 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 343 ◯奥谷長嗣環境経済部長 市民の方に分別収集をしていただき、それを収集し、梱包してリサイクルをしているというような状況でございます。 344 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 345 ◯14番 浜田佳資議員 費用的には、拠出金という分かりにくい名前の収入もありますが、それ、収支差し引きでどれぐらいの市からの負担ということになっていますでしょうか。 346 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 347 ◯奥谷長嗣環境経済部長 おおむね1億円弱ぐらいの費用になっていると思います。 348 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 349 ◯14番 浜田佳資議員 それと、環境負荷全体で見ますと、どうなるのかということがあると思います。と言いますのも、プラスチック製容器包装は非常に軽くて、運んでいても空気を運んでいるようなものだというような話もあります。ところが、その際に当然、CO2は相当出しますし、集めて持っていくためにCO2を出すと、リサイクルするため、意義があると、そういった理由で実際、部長の答弁でありましたが、分別をやめる自治体と、こういったところも出ているというふうに私も聞いているんですよ。そういった点で、生駒の場合、焼却場が熱回収の対応になっていないので、今のとこ、やらないということでしたが、分別をやめた自治体は全て焼却場は熱回収、サーマルリサイクルをやっているところでしたでしょうか。 350 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 351 ◯奥谷長嗣環境経済部長 そういった市町村は調べておりませんので、お答えは差し控えたいと思います。 352 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 353 ◯14番 浜田佳資議員 そういう焼却場じゃないところもやっているはずなので、それはまた調べていただいて、それで問題は1億円弱なのか強なのかというのは若干疑問はありますが、約1億円の費用がかかっているということ、それからまた集める、持っていくのにCO2はどうしても出さざるを得ないということで、環境負荷全体でどうかという疑問もないわけでないということなんですね。そこで、こういった場合に環境施策をどうするのかという点に関して、6月議会で私が環境といえども、費用対効果もちゃんと考えてやると、ごみの問題でなく、環境施策全般を支える発想ということで理解してよろしいでしょうかという私の質問に対して市長が、私も基本的には賛成をいたしますという答弁がございました、ということ。また、先ほどの最初の3Rから2Rへという流れということがありますと、このプラスチック製容器包装に関しても、今後、何らかの検討を加えるということは考えておられるでしょうか。 354 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 355 ◯奥谷長嗣環境経済部長 プラスチック製容器包装の分別収集に関しましては、まず市民の方々にプラスチック製容器包装を分別していただくということによって、集積所に出るごみが大幅に変わったというような分別する効果が多大にあったというようなことにつきましては、市民の方々に実感していただいているという、一方で大きな効果はあるものだと考えております。今後、経費等々の課題というものはございますけれども、全体的な判断の中で今後は検討していきたいなというふうには思います。 356 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 357 ◯14番 浜田佳資議員 その点に関して費用対効果ということも見るということだったんですが、その点に関しては変わりはないですね。 358 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 359 ◯小紫雅史市長 費用対効果ももちろん一要素としてしっかりと見なきゃいけないと思います。リサイクル、29日のシンポジウムがあったように、リサイクルがどのようにされているのかとか、有効にされているのかとか、先ほど部長からもありましたように、将来的に今、サーマルリサイクルのやり方が進歩して、そういう設備ができたりとか、そういういろんな要素があると思いますけども、そういうのも勘案して、これからどうするかということで、現時点においてはしっかりとリサイクルも含めて、2Rを優先しながら、リサイクルもやるということだと思います。 360 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 361 ◯14番 浜田佳資議員 それはこのプラスチック製容器包装に関しましては、以前、一般質問した際の部長の答弁で、率をどうするかというよりも、市全体でこのプラスチック製容器包装として出てくるごみ自身が減るのが一番環境負荷が小さくなるというふうな答弁だったと思いますが、その思いは今も一緒ですね。 362 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 363 ◯奥谷長嗣環境経済部長 変わっておりません。 364 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 365 ◯14番 浜田佳資議員 このいこま会議なんかでもそうなんですが、リサイクルのシステムをつくるとリサイクルがされるということで、ペットボトルに関しても、いろんなものが資源と言いながら、ごみとしてたくさん出るというような問題点も指摘されております。やはり、環境モデル都市というのをアピールする生駒市としては、2R重視、生駒で言えば4R重視ということになりますが、この流れに対応、どう対応していくのかを考える時期に今、来ているのではないかということを思います。国の動向も見つつ、検討していってほしいと思いますが、その点はいかがでしょうか。 366 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 367 ◯奥谷長嗣環境経済部長 本市といたしましては、ごみ半減プランというものも大きな目標として掲げておりますので、それに向かって市民の方々と共に、一緒に一丸としてその目標に取り組んでいきたいというふうには考えております。 368 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 369 ◯14番 浜田佳資議員 時代は刻一刻と変わって、2R重視ということをもうちょっとしっかりと受け止めてほしいというふうに思います。  五つ目なんですが、これに関しましては、市民の皆さんの努力で成果、いろいろあったということを言われました。実際、生駒の家庭ごみはピーク時の平成12年度から比べると、有料化の前で既に総排出量で約2割減、1人当たり約25%減となっていました。これはどのように評価されますでしょうか。 370 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 371 ◯奥谷長嗣環境経済部長 市民の方々の協力もいただいて、そういった成果が上がっているものだと思っております。 372 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 373 ◯14番 浜田佳資議員 私もそう思います。生駒の市民の皆さんの力、市民力の高さだと思います。これに関しましては、有料化する前に、有料化したら、コンビニ、スーパー、駅、そういったところのごみのところに家庭ごみがたくさん捨てられるんじゃないかという懸念が示されましたが、生駒ではどうでしょうか。 374 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 375 ◯奥谷長嗣環境経済部長 特にそういった声は聞いておりません。 376 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 377 ◯14番 浜田佳資議員 それが生駒の市民力の高さだと思うんですよね。例えば、生駒がよくお手本と言うか、されている京都市なんですが、あそこはコンビニにたくさん家庭ごみが増えたので、市が家庭ごみはここに、コンビニに捨てないでくださいというポスターを作って、全てのコンビニに貼るということをしたんですね。そうしたら、家庭ごみとして出る量が増えたということで、なかなか難しいなというのは京都市のホームページにも書いておりましたが、そういったとこと違って、生駒の皆さんは非常に真面目に取り組んでおられるということだと思います。ここに依拠してこそ、ごみの削減ができるんじゃないかというふうに思うんですよね。  市長はこの前のシンポジウムで、ごみ削減に関して、生駒の場合はストーリーがないというようなことを最後におっしゃっておりましたが、市民の皆さんがいろいろ努力して、長いこと培って頑張っていくと、この中でストーリーができるんですが、そういった途中で有料化をばしっと入れてしまったと。有料化というのは、市民が努力してというよりも、金で負担が嫌だったら減らしなさいということですから、そら、ストーリーは分断されるわけですね。これではうまくいかないというふうに思います。  この問題を最後に、有料化については削減率が小さくなる傾向があるように、効果に疑問も出ており、また11月29日のシンポジウムでの議論から、有料化と関係なくごみを減らす話が出ている上、紙おむつ、大型ごみなどの有料化の様々の問題も出ており、少なくともいったん有料化を廃止し、もとの無料に戻し、一から市民と共にごみ減量に取り組むことが市民力を生かしたリバウンドなしのごみの減量になると考えますが、この点は、はい、分かりましたとはならないでしょうから、指摘にとどめ、次の質問に行きます。 378 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 379 ◯小紫雅史市長 浜田議員がストーリーとおっしゃいましたけど、今、浜田議員が解釈しておられる意味で私はストーリーという言葉を使っているのではございませんで、あくまで生駒の高い市民力というものは有料化によって何か分断されてストーリーが途切れるということではなく、有料化というものと生駒の市民力の高さがあいまって、更に取組は進んでいくと。そのために、今、現状足りない部分はこれからもしっかりやっていくということでございますので、ご承知おきいただきますよう、お願いいたします。 380 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 381 ◯14番 浜田佳資議員 その点は少し違うようですが。では、RAKU-RAKUはうすについていきますと、現状に関しては減っていると。4月でいったん減ったんですが、聞きますと、7月と4月がどうも混同して伝わっているという話があって、4月でいったん減って、実際、有料化で7月でがくっと減ったということがあるようなんですね。どっちにしても、部長も答弁されましたように、約半分に減っていると。ただ、この中から更にプレイルーム、カラオケですから、カラオケ自身は元々有料だったんですが、それを除きますと、5年間、26年度以前の5年間平均で比べると、44%にまで落ち込んでいるというのが現実なんですね。これに関して望ましくないということで、費用と高齢者の施策という観点から検討するということです。一定の負担軽減策を考えておられるということなんですが、具体的にはどういったことを考えていますでしょうか。 382 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 383 ◯影林洋一福祉部長 他の自治体の例、あるいは施設の例を見ますと、回数券ということで、例えば10回分で1割減した金額でありますとか、11回券で10回分の金額でありますとか、そういった例がございますので、それも一つの方策として検討していきたいと思います。 384 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 385 ◯14番 浜田佳資議員 それは検討は評価、自体は評価できることだと思います。ただ、10回で1回分プラスするのか、プレミアム商品券みたいに2割分相当上乗せするのかと、どちらが喚起するのかという点もありますので、そういったこともよく考慮して、検討していただきたいと思いますが、それから更にもっと利用したいと、利用向上の施策をとるということなんですが、こういったことをいろいろやられた、しかしあまり効果がなかったといった場合は、どのように考えますでしょうか。 386 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 387 ◯影林洋一福祉部長 先ほど申しましたとおり、一定そういう経費負担の部分で考えられますことと、それとあともう一つは利用向上につながるような方策を考えたいと思います。今、指定管理者の方で自主事業をやっていただいているわけですけれども、今回、新たにまた指定管理者の議案を提出させていただきますので、新しい指定管理者が決まりましたら、新たな向上の方策ということで、これまでは年2回程度のイベントなりを開催されているわけですけれども、そういった部分でもう少し指定管理者との間で話ができないか。あるいはもっと施設利用のPRを積極的にやるとか、そういったことを含めてやりたいというふうに考えております。 388 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 389 ◯14番 浜田佳資議員 部長としても、利用者が減るのは好ましくないということなので、何としてもこれは向上していきたいというふうに考えておられるようですので、やっていただきます。いろんな施策を打っても効果がなかった場合は、そのときは利用料の廃止や、また12月議会で樋口議員が言われていたようなワンコイン、100円という、今から言えば半額化というような料金の見直しの検討も必要ではないかと考えますが、その点はいかがでしょうか。
    390 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 391 ◯影林洋一福祉部長 今、使用料の徴収の開始をいたしまして5カ月経過しております。今後、今、申し上げておりますようなことも、また検討して実施してまいりますので、その結果を受けて、またその時点で考えることになるかというふうに考えております。 392 ◯中谷尚敬議長 浜田議員。 393 ◯14番 浜田佳資議員 ではまたその時点で、ときを選んで質問もさせていただきます。RAKU─RAKUはうすの、部長もおっしゃられた設置目的ですよね。高齢者の皆さんの生きがい、そういったもの含めて福祉的側面、また健康増進にもつながり、医療費削減の効果も期待できるということに鑑み、目先の運営コストにこだわらず、考えることが大切ではないかと思います。利用料の廃止も含めた見直しが必要であるということを指摘し、一般質問を終わります。 394 ◯中谷尚敬議長 以上で一般質問を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 議案第94号 生駒市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する               条例及び生駒市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条               例の制定について 395 ◯中谷尚敬議長 日程第2、議案第94号、生駒市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び生駒市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案は過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。本案についてこれより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 396 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより、討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を電子表決システムで採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり、可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 397 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、日程第2、議案第94号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第94号 生駒市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び生          駒市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第3 議案第95号 生駒市税条例の一部を改正する条例の制定について 398 ◯中谷尚敬議長 日程第3、議案第95号、生駒市税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。本案についてこれより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 399 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより、討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を電子表決システムで採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 400 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、日程第3、議案第95号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第95号 生駒市税条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第4 議案第96号 生駒市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について 401 ◯中谷尚敬議長 日程第4、議案第96号、生駒市立保育所条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案も過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。本案についてこれより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 402 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより、討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を電子表決システムで採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 403 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、日程第4、議案第96号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第96号 生駒市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第5 議案第88号 平成27年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回) 404 ◯中谷尚敬議長 日程第5、議案第88号、平成27年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。  本案も過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。本案についてこれより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 405 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより、討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を電子表決システムで採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 406 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。よって、日程第5、議案第88号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第88号 平成27年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第6 議案第87号  平成27年度生駒市一般会計補正予算(第3回)        議案第89号  平成27年度生駒市下水道事業特別会計補正予算(第1回)        議案第90号  平成27年度生駒市自動車駐車場事業特別会計補正予算(第1回)        議案第91号  生駒市個人番号利用条例の制定について        議案第92号  生駒市行政組織条例及び生駒市職員定数条例の一部を改正する                条例の制定について        議案第93号  生駒市職員の退職管理に関する条例        議案第97号  生駒市南こども園条例の制定について        議案第98号  生駒市重度心身障害老人等医療費助成条例の制定について        議案第99号  生駒市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の                制定について        議案第100号 第5次生駒市総合計画後期基本計画を変更することについて        議案第101号 北田原南北線道路整備工事(第1工)請負変更契約の締結に                ついて        議案第102号 生駒市生涯学習施設の指定管理者の指定について        議案第103号 生駒市生涯学習施設の指定管理者の指定について        議案第104号 生駒市福祉センターの指定管理者の指定について        議案第105号 生駒市老人デイサービスセンターの指定管理者の指定について        議案第106号 生駒市老人デイサービスセンターの指定管理者の指定について        議案第107号 RAKU─RAKUはうすの指定管理者の指定について
           議案第108号 生駒市自転車駐車場の指定管理者の指定について        議案第109号 生駒市自動車駐車場の指定管理者の指定について 407 ◯中谷尚敬議長 日程第6、議案第87号、平成27年度生駒市一般会計補正予算(第3回)から、議案第109号、生駒市自動車駐車場の指定管理者の指定についてまでの、以上19議案を一括議題といたします。  これら19議案も、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。19議案についてこれより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  これら19議案は議案審査付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会及び特別委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第7 議員提出議案第6号 マイナンバー制度の円滑な運営に係る財源確保等自治体の                  負担軽減を求める意見書について 408 ◯中谷尚敬議長 日程第7、議員提出議案第6号、マイナンバー制度の円滑な運営に係る財源確保等自治体の負担軽減を求める意見書についてを議題といたします。  本案について、提出者の説明を求めます。  9番、惠比須幹夫議員。              (9番 惠比須幹夫議員 登壇) 409 ◯9番 惠比須幹夫議員 それでは、案文の拝読をもって説明とさせていただきます。  マイナンバー制度の円滑な運営に係る財源確保等自治体の負担軽減を求める意見書。  マイナンバー社会保障税番号制度の導入に伴い、市町村には通知カード、個人番号カードの交付について対応するよう、求められている。直接のカード交付経費である地方公共団体情報システム機構への交付金については、平成27年度は国庫補助個人番号カード交付事業費補助金、補助率10分の10が措置される一方、市町村のカード交付事務にかかる経費については、個人番号カード事務費補助金が措置される。しかし、これは国が平成27年度に予算化した40億円を市町村の人口比で案分した額によって交付申請を行うこととされており、本来、全額が国庫負担であるべきところ、非常に低い補助上限額となっており、自ずと市町村は財源負担を強いられることとなっている。また、平成28年度以降についても、マイナンバーは相当数の交付が見込まれるが、現時点ではこれらに対して十分な補助金額が確保されるのか、明確ではない。  そこで、政府において自治体負担の軽減のために、以下の事項について特段の配慮を求める。  記。  1、平成28年度以降についても、地方公共団体情報システム機構に支払う交付金全額を国の負担とし、十分な予算措置をすること。  2、同様に円滑な個人番号カード交付事務を行うため、事務処理に必要な人員の確保やシステム整備経費など、全額を国の負担とし、十分な予算措置を行うこと。  3、地方自治体の予算編成等に支障が出ないよう、補助金交付やシステム改修フローなど円滑な制度導入準備のために、必須の情報を適時適切に提供すること。  4、マイナンバー制度のスムーズな導入に向けて、地方自治体職員や地域の事業者に対する研修用ガイドブックの作成、研修会の開催など、十分な支援を実施すること。  5、配達できなかった簡易書留郵便、マイナンバー通知の受取人の所在調査に要する経費の負担軽減を図ること。  6、マイナンバー制度導入時の混乱に乗じた詐欺の防止や個人番号カードの円滑な交付の推進のための周知広報に対する支援を実施すること。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。議員各位のご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 410 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  本案も議案審査付託表のとおり、企画総務委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第8 議員提出議案第7号 消費税に係る複数税率による軽減税率の導入実現を求める                  意見書について 411 ◯中谷尚敬議長 日程第8、議員提出議案第7号、消費税に係る複数税率による軽減税率の導入実現を求める意見書についてを議題といたします。  本案について、提出者の説明を求めます。  22番、下村晴意議員。              (22番 下村晴意議員 登壇) 412 ◯22番 下村晴意議員 案文をもって説明に代えさせていただきます。  議員提出議案第7号、消費税に係る複数税率による軽減税率の導入実現を求める意見書。  現在、政府においては消費税の軽減税率について関係事業者を含む国民の理解を得た上で、税率10%時に導入する平成29年度からの導入を目指して、対象品目、区分経理、安定財源等について早急に具体的な検討を進めるとの大綱のもと、その導入に向け議論が進められている。そもそも、平成29年4月に予定されている消費税率の引上げは少子高齢化に伴い、現役世代が減り、高齢者が増える中で、子ども・子育て支援、医療、介護、年金の各分野の充実及び社会保障の安定化に必要な財源を確保することを目的として実施され、引上げによる増収分は全てそれら社会保障に充てることが決まっている。消費税には景気の影響をあまり受けずに安定した税収が確保できる利点がある一方、所得に関係なく税率が適用されるため、低所得者の負担感が重くなる、逆進性の問題がある。そこで、この増税による痛税感を和らげるとともに、消費税率引上げに対して幅広く国民の理解を得るためには、複数税率によって食料品や生活に欠かせない品目の消費税率を標準の税率より低く抑える軽減税率の導入が不可欠である。欧州の多くの国では、既に日本の消費税に相当する付加価値税で食料品等に軽減税率が導入されている。また、最近の世論調査でも、軽減税率の導入に賛成するとの回答が8割近くにのぼっており、国民の軽減税率の導入を求める願いが浮き彫りになっている。よって、政府においては下記の事項について実現するよう、強く求める。  記。  1、複数税率による軽減税率の導入については、平成29年4月の消費税率引上げと同時に行うこと。  2、対象品目の設定に当たっては、国民が受け入れやすく、痛税感を和らげる効果が高い食料品等、対象を幅広くすること。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  議員各位におかれましては、ご賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。 413 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  本案も議案審査付託表のとおり、企画総務委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第9 議員提出議案第8号 生駒市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について 414 ◯中谷尚敬議長 日程第9、議員提出議案第8号、生駒市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを議題といたします。  本案について、提出者の説明を求めます。  16番、樋口清士議員。              (16番 樋口清士議員 登壇) 415 ◯16番 樋口清士議員 ただ今から、議員提出議案第8号、生駒市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についての議案提案理由説明を行います。  本改正は前期における生駒市議会基本条例第16条の検証において、生駒市議会災害対策本部設置要綱及び災害対策行動マニュアルに基づき、訓練等を実施し、検証することが今期に申し送られていたことから、当該申し送り事項に対し議会運営委員会で協議した結果、継続的かつ計画的な訓練等を実施していくために、それらの企画運営などを協議する会議体を設置することが決定されたことに伴い、地方自治法第100条第12項に基づく会議規則第166条で規定する、協議又は調整を行うための場として新たな会議体を追加することから改正するものです。  同規則、別表に追加される委員会は、名称を災害対策委員会、目的を生駒市議会災害対策本部設置要綱及び生駒市議会災害対策行動マニュアルに基づく災害対応に係る訓練等について協議又は調整を行うため、構成員は災害対策委員会委員とし、招集権者を災害対策委員会委員長とするものです。  以上で議案提案理由説明といたします。 416 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は会議規則第39条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 417 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより、討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり、可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 418 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。  よって、日程第9、議員提出議案第8号は原案のとおり可決することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議員提出議案第8号 生駒市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 419 ◯中谷尚敬議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  明10日から21日までは委員会審査のため、休会いたし、22日午前10時から再開いたします。  本日は、これにて散会いたします。              午後2時15分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....