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平成27年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2015年06月12日
平成27年第3回定例会(第2号) 名簿 開催日:2015年06月12日

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  1. 生駒市議会 2015-06-12
    平成27年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2015年06月12日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯中谷尚敬議長 ただ今から平成27年生駒市議会第3回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。  会議に先立ちまして、先の5月臨時会で生駒市公平委員会委員に同意いたしました鳥山半六さんから挨拶を受けます。              (鳥山半六公平委員会委員 登壇) 2 ◯鳥山半六公平委員会委員 おはようございます。ただ今ご紹介いただきました鳥山半六でございます。先の5月臨時会におきまして議員の皆さま方のご同意を賜り、生駒市公平委員会委員に再任されることになりました。誠にありがとうございました。  ご高承のとおり、地方公共団体を取り巻く状況は急激に変化をしており、これに伴い、職員の職場環境も大きく変わってきております。そのような環境変化の中で、職員の皆様が日々の職務に専念し、個々人がその能力を十二分に発揮できるよう、また適正な人事行政が確保されるよう、甚だ微力でございますけれども、公平委員会の一員として、中立かつ公正な立場から職務に取り組む所存でございます。議員の皆様方には、一層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  甚だ簡単でございますが、以上をもちまして私の就任のご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 3 ◯中谷尚敬議長 挨拶は終わりました。  ただ今、挨拶を受けました鳥山半六さんにおかれましては、専門技術性、公正中立性を発揮願い、市民福祉の向上と市行政の発展にご尽力賜りますようお願い申し上げます。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時2分 開議 4 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。  本日の日程は議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第1 一般質問 5 ◯中谷尚敬議長 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。  通告順に従い、順次、発言を許可いたします。  まず、17番中浦新悟議員。              (17番 中浦新悟議員 登壇)
    6 ◯17番 中浦新悟議員 それでは、消防力の強化について、一般質問を行います。  まず、通告書に示しました数値に誤りがありましたので、訂正いたします。  平成26年度の出火件数を26件と表記しておりますけども、正しくは20件でございました。失礼いたしました。  それでは、改めまして質問を続けさせていただきます。  通告書に示しましたように、消防職員の実人員の推移は、平成17年度の149人以降減らし続け、現在では134人と、15人の削減となっております。火災現場や救急出動の主体である消防署の部隊編制人員は、平成17年度は1当務当たり35人体制の3交代勤務で、合計105人でございましたが、現在は1当務当たり32人体制で合計96人であり、平成17年に比べ、9人削減されています。  南分署においては、1隊4名体制のため、救急車が出動すると消防車を出動させることができないといった状況でありますし、地水利調査など、署外での業務を行う際、南分署員だけでは行えず、他の署との調整が必要であるということも耳にします。他にも、本署では、昨年は1当務19人いた人員が、本年では18名に、北分署でも、一つの消防隊は、国が示す消防隊の基準、1隊5名を下回る3名の配備となっています。  火災発生件数においては、年々減少してきていたものの、本年はと言うと、4月末までで17件、そして、5月には更に4件の火災が発生し、5カ月間で21件の火災が発生しております。救急出動件数では、年々増加傾向であり、救急隊の負担が大きくなってきていることがうかがえます。  こういった現状の中、まずは以下の点についてお伺いいたします。  平成27年の火災発生件数の急増について、どう評価しているのかについてお答えください。  続いて、平成27年3月26日に発生した谷田町の住宅火災について伺います。  まずは、火災発生時から消火に至るまでの状況を報告してください。  そして、この火災においてどのように評価、検証し、また、課題及び対策はあるかお答えください。  そして、この火災以外に、この1年程度の間、どのような火災が発生したのかご報告ください。  続いて、谷田町の住宅火災では、消防団全分団に招集がかかり、そして活躍していただいたと聞いております。災害現場において消防団の存在は大きなものであることから、以下の点について伺います。  火災・災害時など、消防団はどのような役割を担っていただいているのか、そして、火災・災害現場に出動した消防団員の活動に対する手当の妥当性について、市の見解はどう考えているのか、お答えください。  次に、市長は、マニフェスト、そして所信表明で、防災・消防の強化による市民の安心土台づくりとして、奈良市との通信指令業務の統合の円滑な推進と更なる連携の検討、消防改革プロジェクトチームの提言に基づく消防力の強化、組織改革の推進、救急車の適正利用の更なる推進を掲げておられました。そのことから、以下の点について伺います。  現状の消防力をどのように評価し、どのような課題があると考えているのでしょうか。  次に、現状の消防職員数及び人員配置についてどう考えているのか、お答えください。  消防力を強化するに当たり、今後の消防職員数及び人員配置はどうしていくのか、お答えください。  最後に、その他、消防力強化に向けた取組はどのようなものか、お答えください。  以降、2回目からの質問は自席にて行います。 7 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。              (坂上弘消防長 登壇) 8 ◯坂上弘消防長 おはようございます。それでは、中浦議員さんの消防力の強化についてお答えします。  まず、1つ目の、平成27年の火災発生数の急増についてどう評価しているのかにつきましては、本年1月から5月末日までに、建物火災が8件、車両火災が3件、その他火災が10件、合計21件の火災が発生しています。その他火災と申しますのは、建物火災や林野火災、車両火災、航空機火災以外の火災で、田畑の法面の雑草や屋外のごみ箱が燃えたといった火災が該当します。  これを平成22年から26年までの5年間の1月から5月までの平均と比較いたしますと、総件数では5.8件の増、火災種別では、建物火災が0.2件減、林野火災が0.4件減、車両火災が2.8件増、その他火災が3.6件増で、その他火災と車両火災が増加しています。  また、月別の発生件数は、3月に8件発生しており、過去5年間の平均より4.6件多く、他の月は平均に近い状況となっています。  種別では、総件数と同様に、その他火災と車両火災が増加し、3月に多かったことが特徴となっています。  車両火災は、事故や走行中の出火であり、その他火災は、乾燥注意報等の発令状況も前年と大きな変化はなく、特に増加した理由は見当たりませんが、農作業に伴う雑草等の焼却中の延焼や火の不始末が5件発生したことが増加の要因であると考えています。  続きまして、2つ目の、平成27年3月26日に発生した谷田町の住宅火災の状況について。  まず、火災発生から消火に至るまでの状況についてでありますが、同日深夜3時22分に119番を入電し、3時24分に出動指令、本署から指揮隊、救助隊、消防隊2隊、救急隊が出動し、また、南分署、北分署から消防隊それぞれ1隊の、計7隊、7車両、23名が出動しています。ロイヤルホームセンター前で火災の最盛期の火炎を確認したため、直ちに消防団の管轄分団である機動第1分団、隣接分団である機動第2分団の出動を要請しています。  消防署の指揮隊は、出動指令から5分後の3時29分に到着しています。現場到着時、出火建物は最盛期であり、北側、東側、南側の隣接建物の延焼防止に当たりましたが、防止困難であったことから、北分署消防隊の出動、機動第3分団、第4分団の出動要請を行い、5時13分に鎮圧、7時33分に消火したものです。  被害の状況では、木造2階建ての住宅全焼3棟、部分焼2棟で、死者3名の火災で、消防の最終的な出動体制は、消防署9車両28名、消防団9車両85名で対応したものです。  続きまして、どのように評価・検証し、課題、対策はあるのかについてでありますが、出動した部隊の報告書等で、出動しなかった署員を含めて検討会を開催し、検証等を行っています。  今回の火災では、火元建物からの通報はなく、第三者からの通報で、深夜であったことから、通報が遅く、到着時には最盛期であり、瓦などの落下や建物自体の倒壊危険があったこと、地形上の問題として、火元建物は前面道路から約4メーターの擁壁の上に建っており、東側隣接建物は更に火元建物から約6メーターの擁壁上に建っていたこと、さらに、火元建物周辺は、建物と建物の間が狭く、輻射熱等で有効な筒先の配置が困難であったことが延焼の要因と考えておりまして、懸命の活動であったと思っています。  次に、課題及び対策につきましては、活動部隊の連携、当該火災のような有効な放水位置のない場合の活動と安全管理の検討、同じような傾斜地、密集地の把握などが課題であり、その対策といたしましては、火災経験豊富な職員からの技術、作戦等を伝承する勉強会を既に実施していますが、今後も継続していくよう考えております。また、他の消防の訓練施設を使用した合同訓練を含め、より実践的な訓練の回数を増やすことや、今回の火災と同じような消火活動困難地域の把握と防御計画の作成が必要と考えております。  なお、本火災では住宅用火災警報器の設置は無かったと推定されるため、火災の早期発見や出火防止の観点から、設置の啓発を更に進めるとともに、火災予防の啓発を強く進めなければならないと思っています。  続きまして、3つ目の、その他、この1年程度の間にどのような火災が発生したのかにつきましては、平成26年中では、建物火災が11件、車両火災が1件、その他火災が8件、計20件の火災が発生しています。消防団の出動をいただいた火災といたしましては、10月5日に発生した鬼取町飲食店火災と本年4月6日に発生した小倉寺町農業用倉庫火災が主なものでございます。  次に、4つ目の、火災・災害時など、消防団はどのような役割を担っているのかについてでありますが、消防団は、火災における消火活動、台風、ゲリラ豪雨、土砂災害等の自然災害における救助活動、列車事故や航空機事故などにおける救助活動など、あらゆる災害に対応していただいて、消防組織法上は常備消防と同じ任務を持ち、活動をいただいております。また、地震など、大規模災害時には、消火、人命の救助のほか、避難誘導等の活動をしていただくこととなっております。なお、火災現場では放水などの活動についていただいておりますが、空気呼吸器などの装備を配備しておりませんので、濃煙熱気の屋内に入って行う救助活動などは常備消防が行うこととしています。また、平時には、火災予防の啓発活動も行っていただいております。  次に、5つ目の、火災・災害現場に出動した消防団員の活動に対する手当の妥当性についてであります。  消防団員の出動手当は、費用弁償として支給させていただいており、額につきましては、火災や水防活動は1回4,500円、警戒や訓練や1回3,000円、広報、指導等の場合は、1回2,000円を支給しております。支給額につきましては、本市を除く北和3市の平均が、水火災等が1回3,867円、警戒が1回2,800円、訓練が1回2,633円、その他が1回1,000円、いずれもわずかではありますが本市が上回っております。平成26年度の支給総額は、約1,340万円で、1人当たりでは約6万9,400円となっております。また、消防団員の皆様には、わずかではありますが、年額の報酬を支給しておりまして、団員、班長、部長の階級の方で年間5万3,000円を支給しています。平成25年度の消防団員の増員検討の際に、消防団幹部の方と報酬、費用弁償につきましても協議・検討させていただいて、その結果、それぞれ高い方がよいという意見もありましたが、現在の額で了承をいただいております。今後も、近隣自治体の動向を踏まえつつ、出動手当等の額につきましては、消防団員の増員と併せて団員の皆様と十分議論していきたいと思っております。  続きまして、6つ目の現状の消防力の評価と課題、7つ目の消防職員数及び人員配置はどうしていくのか、そして、8つ目の、消防力を強化するに当たり、今後の消防職員数と人員配置について、まとめてお答えさせていただきます。  まず、本市消防本部消防署は、昭和42年に消防職員18名で発足し、大都市大阪のベッドタウンとして、全国屈指の人口急増に合わせて増進し、平成11年度には条例定数を150人といたしました。その後、人口増加が伸び悩む中で、国道168号壱分バイパスの開通を始め、国道163号線、県道枚方大和郡山線等の整備が進捗しているなど、遅れていた幹線道路網の整備が進み、現場到着の短縮に期待しているところであります。  ご承知のとおり、昨年7月には北分署と鹿ノ台分署を統合するとともに、近年増加しつつある救急要望に対応するため、救急車1台を増車し、5台の体制といたしております。  一般的に、消防力は、人員、機械、水利の3つの要素が重要となってきます。その中でも、特に人員である出動隊の活動力につきましては、第3次生駒市定員適正化計画を尊重し、平成26年度に条例定数を137人に削減したところです。  次に、本市の消防隊の配置ですが、本署に指揮隊、消防隊、消防救急乗換隊、救急隊、救助隊の5隊を、南分署に消防救急乗換え隊を、北分署には消防隊、消防救急乗換隊、救急隊の3隊の、計9隊で運用を行っております。消防改革プロジェクトチームの報告でも指摘がありましたように、南分署が乗換え隊1隊のみとなっておりますので、同時出動を要するような場合の対応といたしましては、本署等でカバーすることとしております。  今後、消防力を高めるための方策といたしましては、より実践的な訓練の強化や個々の能力を高める人材育成と組織力を高める職場環境の改善に力を注ぐとともに、知識、技術、経験等を有する定年退職者の再任用を推進し、人員の補完と、火災現場の経験が乏しい若い世代の職員に対する技術、作戦等を伝承していくことが重要であると考えております。  最後に、9つ目の、その他、消防力に向けた取組についてでありますが、まず、奈良市との通信指令業務の共同化ですが、ご存じのとおり、平成28年4月1日からの運用を予定しております。このことによりまして、相互に災害事案の場所、状況の早期把握が可能となり、情報の共有化が図れます。特に境界付近の発生事案に対しては、迅速で的確な対応が可能となります。大規模災害発生時には、情報の共有化が図れることから、応援要請が迅速に行えるというメリットがあります。また、本年3月に取りまとめられました消防改革プロジェクトチームの検討結果報告書に基づき、実施項目の進行管理を的確に行いつつ、順次、対策を進めてまいります。  最後に、救急車は5台を運用しておりますが、今後、高齢化等に伴い、救急件数の増加が考えられます。救急出動が重なりますと、乗換え運用をしておりますので、火災に対する消防力の低下にもつながります。このことから、安易な救急要請を控えていただくよう、救急車の適正利用を啓発する必要があり、今年の4月15日には、広報の配布に併せ注意喚起文を全自治会に回覧させていただいたところであります。今後も、様々な媒体を利用するとともに、自治会、自主防災会等の訓練参加者にも直接呼びかけるなど、啓発に努めてまいります。以上、よろしくお願いします。 9 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 10 ◯17番 中浦新悟議員 最初の評価に関してなんですけど、数字をいろいろと言っていただきまして、基本的には、例年どおり、そう問題視することではないというふうに捉えていいんですかね。 11 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 12 ◯坂上弘消防長 火災の発生につきましては、3月に多くの火災が発生しておりますし、5月末日までの件数も多いということから、多かったということに対しまして、今も申し上げましたように、注意喚起文を全戸配布するなどの対策は、当然、必要であると思っております。 13 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 14 ◯17番 中浦新悟議員 まだされていないということですか、そういった対策は。 15 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 16 ◯坂上弘消防長 4月15日号の広報に合わせての注意喚起文の回覧であったり、それから、6月からではありますが、1日、15日を防火デーとして、火災発生時の広報であったり、広報パトロールであったり、注意喚起文の発送について定めて、対策を行うよう考えております。 17 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 18 ◯17番 中浦新悟議員 文書、紙での啓発というのはすごい大事かとは思うんですけども、その前に少し聞きたいんですけど、日々の予防活動というのは、消防職員さんというのはどういった活動をされているんですかね、火災予防に対してどういったことを日々行われてきていたのかということを教えてもらえます。 19 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 20 ◯坂上弘消防長 まず、予防活動につきましては、消防法に基づきまして、公共危険の排除のために、事業所なんかの立入検査であったりというところが中心となっております。一般の方に対する火災予防というのは、あらゆる媒体を通じての注意喚起文であったり、自主防災会や自治会の主催される訓練なんかで呼びかけていくというような方法を採っております。 21 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 22 ◯17番 中浦新悟議員 実際、一般の方への予防活動というのをもっと充実させてほしいというのがこの質問においての結論になろうかとは思うんですけども、個々具体例が何件か見えるというものがあるんだったら、大きな火災から小さな火災まで、それぞれの事案というもの、起こり得る可能性あるところに必死に消防を挙げて行っていってほしい。件数自体はいろいろ過去のデータうんぬん比較して言っていただきましたけども、火災は怖いですから、本当にちっちゃな火災のうちに即消せたらいいんですけども、大火災になってしまわないようにもしないといけないですけども、その前に、火を起こさないような対策というのは、先に打っておいていただきたい。  ちょっと谷田町のことを聞いていきます。  これも、早口といったら失礼なんですけど、全てが聞き取れていなかった部分はあるんですけども、3時22分、深夜、入電があって、結果、それが深夜ということで、通報が遅かったというふうに判断しているんですよね。それは、すみません、もし分かればなんですけども、何時に出火したとか、そういったものというのは分かるんですかね。 23 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 24 ◯坂上弘消防長 分かっておるんですけれども、公表していいかというところが、ちょっと。 25 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 26 ◯17番 中浦新悟議員 じゃ、結構です。  深夜なので通報が遅いというのは、ままあることなのかなと思うんですよね、人通りも少ないですし。結果としては、これ、3軒の延焼になっている。その結果自体を見ると、言い方がちょっとどうかとは思うんですけども、消防の負けなのかなというふうに思うんですね。やはり、僕、生駒市消防に大きな期待を持っていたものですから、1軒で、2軒目の延焼を防いでいただきたいですし、3軒になるというのは、これは消防どうしたんやろうというふうに思ってしまいます。その対策の中で、今後、傾斜地、密集地の把握を努めていくということやったんですけども、努めてこられなかったんですか。 27 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 28 ◯坂上弘消防長 職員の間で地水利調査というのを実施しております。地水利と申しますのは、地理、水利の調査を行うということで、その中で、この地域にこんなことがというような形で、道路がどうなっているか、建物の状況がどうなっているかというのを確認していく、そういう形では行っております。 29 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 30 ◯17番 中浦新悟議員 これ、ちょっととあることで耳にしたことで、正しいかどうか分からないことを聞くんですけども、密集地、道も狭い、傾斜地であるということから、なかなか大きいものですから、消防車両が入っていったり、2台目、3台目、続いて、消防車両、計何台か、結構な台数来たんですよね。あの狭い道に入っていって、最終、消防団の車にしても入っていった際に、現場までかなり距離がある、どういうふうに車を回せばいいのかというのに混乱が生じたなんていうことも聞いているんですけども、そんなことはないんですか。 31 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 32 ◯坂上弘消防長 はっきり把握はできておりませんが、当然考えられることだと思っています。しかし、現場に一番近い消火栓を取ったら、どんどんどんどん遠く離れたところからの消火活動になるということで、ある程度、仕方がない部分というのは当然出てくるというふうに思っております。近い消火栓を取りますと、同じ水道管上の消火栓であったら有効な水量が得られなくなったりするということから、できるだけ近いところからがいいわけですけれども、だんだんだんだん遠くなってしまうというのは、ある程度は仕方がないというふうに思います。 33 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 34 ◯17番 中浦新悟議員 ただ、じゃ、今後、そういう住宅密集地うんぬんで、ここでどの程度の火災が起こったら車をどう配置していこうなどということも含めて検討は進めていくというふうに把握してもいいんですかね。そういう形で、少しでも混乱を収めるための動きというところまでちゃんと検討していただきたいと。 35 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 36 ◯坂上弘消防長 個々一軒一軒をどうやっていくかというような対策まではできないと思っております。しかし、大体この辺りの地域についてはこういう形で活動していく必要があるなといった検討は可能だと思っておりますので、できるだけ詳細なものとしたいと思っております。 37 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 38 ◯17番 中浦新悟議員 谷田の火災、残念ながら3軒の延焼、死亡者も出てしまったということで、大変残念な火事ですけども、その評価を、僕、消防の専門家じゃないので、正しい対策を打てていたのかどうなのかというのは今ここで言いませんけども、ただ、ちょっと別の角度から聞きたいんですけど、消火活動を行っている間、例えば救急車などの要請というのは、他にあったとかなかったとかというのはありますか。 39 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 40 ◯坂上弘消防長 ちょっとどこに書いてあるかがなかなか見付かりませんで申し訳ありませんが、救急出動はなかったと思いますが、南田原町で建物火災が発生しております。 41 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 42 ◯17番 中浦新悟議員 同時間に。では、その対応というのはどういうふうに行ったのか、教えてもらえます。1つで大きい火災があって、1つで南田原町でも火災がありましたということでしたら、その対応をどういうふうに行ったのか、車両、人員はどういうふうに動いたのか、そういったところ、教えていただけますか。 43 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 44 ◯坂上弘消防長 消防隊の職員を招集しておりまして、招集隊と、それから、全分団の要請をしておりました谷田町火災のうち、3分団、4分団の団員の皆さんに出動していただいて、消火活動を行いました。 45 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 46 ◯17番 中浦新悟議員 大きな火災ですから、非常招集というのがかかったんだと思うんですけど、招集された方々はどれくらいで集まったというデータって持ってはります。と言うか、そもそも、これ、南田原の火災というのはいつ起こったんですかね、時間帯的に、それも教えてもらえれば、全く同時じゃないと思うんですけども。 47 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 48 ◯坂上弘消防長 消防覚知が5時30分です。119番の入電がです。 49 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 50 ◯17番 中浦新悟議員 ざっと2時間ぐらいありますので招集には間に合ったんでしょうけども、じゃ、この南田原の方の火災にはどこから車両が出ていたんですか。分からなければ次に進みますけども。 51 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 52 ◯坂上弘消防長 本署から招集隊によりまして指揮隊と救助隊、南分署、北分署からも招集者で出動しております。先ほども申し上げましたように、消防団3分団、4分団の皆さんにも転戦いただいております。 53 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 54 ◯17番 中浦新悟議員 ちょっと、全て、今、口頭で聞いただけなので整理できないんですけども、谷田町の火事においては、本署から指揮隊、指揮車と救急車と救助車が行ったんですよね、ポンプ車は行ってないんですよね。南分署、北分署からは消防車が1隊行った。南田原の方には、本署から指揮車と消防車と、南から北からというのは、何の車が行ったんですかね。 55 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 56 ◯坂上弘消防長 まず、谷田町の火災は、本署から、本来の指揮車、それからポンプ車、化学車、救助工作車、それから救急車。北分署からはポンプ車、南分署からポンプ車が第1出動しております。谷田町の火災に北分署からタンク車も出動しております。そんな出動の中で、南田原町の火災に、指揮車と申しますのは、別の車両で指揮車運用をしたという車両が1台、それから、本署からポンプ車1台、南分署からタンク車1台、北分署からは、積載車と申しまして、トラックに小型動力ポンプを積んだ車両でございますが、それが出動しております。
    57 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 58 ◯17番 中浦新悟議員 ちょっと聞きたいんですけど、南分署は何人招集かかったんですか。今、ポンプ車が出て、招集がかかって、更にタンク車が出たと。救急車が、後、車としては残っているわけですけど、その際に、南分署というのは人が残っていたのかなということで聞きたいんです。さっき、幸い救急出動の要請がなかったということですけども、もしあれば、どういった対応ができたのか、分かりましたら教えてください。 59 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 60 ◯坂上弘消防長 谷田町の火災では、南分署は5名を招集しております。招集者合計は、87名となっております。南分署の招集者は5名、全体では87名を招集しております。 61 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 62 ◯17番 中浦新悟議員 その数字を聞いただけで、南分署の救急車は、要請があっても走れないということですね。5名の招集で、タンクに人が乗るのは最低4人必要でしょうから、3名だったとしても4名であったとしても、2名じゃ、救急車は動かせないですよね。ということであったということでよろしいですね。 63 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 64 ◯坂上弘消防長 時間的な経緯と、それから参集の状況にもよりますけれども、本署でも北分署でも招集しておりますので、残っている車両はそれらの人員でも活用できたかも分かりません。 65 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 66 ◯17番 中浦新悟議員 あくまで、あった事例に対して、今、確認をとっているという状態なので、もしもというのがなくてよかったなということなんですけども、救急車の要請も増えている、火事も大きいのもあったし、更にその時間にまた別の場所でもあったと。タイミングよく2時間ずれたから招集者が来て対応もできたけども、招集者が集まるまで1時間というタイミングの人もあるでしょうし、1時間弱、どれぐらいか分からないですけども、連絡を受けて、すぐ動けるように、救急出動できるようになるまで、やっぱりそれなりの時間はかかるかと思います。となると、やっぱり南分署というのは機能していなかったのかなというふうにも思います。  人員のことについては後で聞きますので、続いて、消防団のことについて伺います。  この火災においても、消防団が招集され、ちょっと消防団の方から聞きますと、やっぱり大きな火災ですから、筒先を持って、かなり、消防長、屋内には入っていないということですけども、一定程度消えた中で筒先を持ってある程度中に入っていったというようなことも聞いたんですね。端的に聞くと、例えばその手当が4,500円であると。その金額に対しての評価は、他市に比べると少し高いんですということだったんですけども、ふだん別の仕事をされている方々が、夜中の3時に呼び出されて、大きな火事場の現場に行って筒先を持って、ありとあらゆるものが燃えている中、大変な活動をしていただいて、朝、7時半ですか、消火しましたと。そこから、じゃ、帰ってくださいよという話なのかどうか分からないですけども、帰って、皆さん、また本来の仕事に行かれる。その際の手当が4,500円。これ、市の他の例えば審議会の会議に参加された方々の報酬、先般でしたら、ちょっとこれは違うパターンかもしれないですけど、選挙がありました、選挙の立会人に行きました、職員さんも駆り出されました、時給何ぼ、また手当何ぼ、それなりにもらっておられる方もいるかと思うんですけども、それと比較してどのような考えをお持ちになるのか、他市との比較というより、本市で他の方に払っておられる、別の仕事で払っている報酬に比べて、仕事内容と金額というのをどういうふうにお考えになられるか、ちょっと見解を教えていただきたいんですけども。消防長、答えれます。 67 ◯中谷尚敬議長 消防長。 68 ◯坂上弘消防長 附属機関の委員の皆様、日額5,000円というのは把握しております。これは一般市民公募の方が5,000円ということで、学識経験者等の方はそれよりも高い日額を受けておられるというのは把握しております。1回4,500円が高いか安いかということでありますが、先ほども申し上げましたように、年額で、わずかではありますが、報酬もお支払しております。消防団の方々は元々ボランティア組織として活動していただいているというようなこともございますし、現在、4,500円の額は妥当だと思っております。 69 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 70 ◯17番 中浦新悟議員 まさか消防長がお答えになるとは思わなかったので何なんですけども、ボランティアで意欲的に来ていただいていると思います、お金なんかあんまり関係ないかもしれません。でも、要るんですよね。例えば谷田町の火事でも、筒先を持つ又は周辺の警備をする、後の火の始末と言うか、後の見回りもしてもらう、消防として、生駒市として、消防団はものすごく要るんですよね、活躍していただいているんですよね。いざというときに集まってもらわんとあかんのですよね。いつ何どき呼ばれるか分からない状態の方。片や、いついつ会議がありますよ、1時間で終わるかもしれんし、場合によっては二、三時間かかるかもしれん、5,000円ですよ。比較するのもどうかとは思うんですけども、ちょっとその辺り、他の市との比較ではなくて、本市としての報酬の手当の払い方というものの中で、今後も消防団という方にもっと頑張ってほしいし、いざというときにもっと招集に応じてほしい、これからももっと活躍してほしいと思うならば、少しこの手当という部分、どういう形であれ、気持ちで来てもらっているけども、その気持ちが本当に生駒市は返せているのかなと疑問に思うんですけども、市長、どう思います。 71 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 72 ◯小紫雅史市長 私といたしまして、今、議員おっしゃることも一部分かるところもありますが、先ほど来、消防長からも答弁をしておりますとおり、ボランティアという組織でございます。先ほど、招集にもっと来てもらうためにも手当をというような話がありましたが、少し、そこは、私、若干、考え方は違いまして、むしろ、非常にこのようなお忙しいお仕事もされている中、このような形で消防団活動もされておられる消防団の皆様に対して、私、そして職員、そして市民の皆様全員が非常に感謝の気持ちをきちんと持って、そもそも消防団活動というものをきちんと知って理解をし、そうしていくところが、まず、一番大切な部分かと思っております。そして、その上で、手当をどうするかというようなお話、例えば定数を少し増やすというようなときも、消防団の中でもいろいろご議論をいただいて、手当を若干平準化しても定数を増やすというようなことでご提案もいただいて、そのような方向で来ているところもございますし、手当をやはり増やしていくことがモチベーションとしてやはり必要なんだというようなお話を消防団の方から、また組織としてきちんと出てくれば、それはこちらとしても考えていくことはあり得るとは思いますけれども、現時点においては、まずは消防団の活動と、私もなるべく訓練などには顔を出させていただいて、感謝の気持ちを伝えるようにはしておりますけれども、そのような場をしっかりと持つ、市民の皆様が消防団の活動を知り、そのすばらしさを理解し、もちろん消防団に参加するというような方も出てきていただくように市としてももちろん応援をしていきたい、そのような活動がまずは重要だというふうに考えております。 73 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 74 ◯17番 中浦新悟議員 おっしゃるとおりやと思います。気持で来ていただいているので、まずは気持ちで、お金がどうこうという問題ではないのも分かります。である中で、じゃ、市長がおっしゃった市民への消防団の理解又は消防団の活動とかの、人を補充したりうんぬん、手伝いで私もやりたいというような市民への喚起と言うんですか、そういった活動を市長は何をされようと、どういうことをしようと今お考えなんですかね、これから。それが大事やということは、それはそれで大事な。 75 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 76 ◯小紫雅史市長 1つは、もちろん今までもやっておりました広報は当然やっていく。それはもっと強化をしていくというのは1つあると思います。単に広報紙とかに出すということだけでもなくて、今、いろいろ、消防団だけじゃなくて、消防本部、職員も含めて、消防の活動というのがこういうことなんですとか、救急も含めて、救助も含めて、こういう大変な活動をします、頑張っていますというのを今まで若干PRが不足していたというところは、先ほどの消防のPTの中でも意見がかなり若手からも出てきましたし、その中では、もちろん消防団も含めて同じようなことが言えると思いますので、そういう場づくりは、しっかりと、これから、消防団の皆様もそうですし、消防本部の職員からもきちんと話を出してもらって、意見を出してもらって考えていくということは当然だと思っております。  あと、全国市長会でも、少し、この消防団の話、総務大臣とか、他に防災のセミナーでもやはり触れられておりまして、具体的には、先進事例としては、何か市民の中で消防団に入っておられるような方を応援するような例えばお店があるとか、そういうふうな活動もあるやに聞いております。それは今すぐ生駒市でできるかどうかというところもありますけれども、1つ、先ほど申し上げたような市民の方も消防団の活動とか知っていただいて、やはり市民が市民によって消防を支えていくと、地域の安全を守っていくという意味では、共創とか協働という概念だと思いますけれども、市民が支えるこういう消防団活動という観点もこれからは必要になっていくんだと思っております。 77 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 78 ◯17番 中浦新悟議員 是非そういった活動を進めていただきたい。できることなら速やかに、何らかお店で応援する、いいじゃないですか、是非進めていただきたいと思います。そんな中ででも、先ほど来言ってるとおり、他の市民公募の方、学識経験者の方、それぞれ都合、都合違いますけども、与えられた、やっていただいている職務の内容について、ちょっと金額に不公平と言いますか、何と言ったらいいんですか、ただ、あれだけの活動をしていただいて、火を消していただいて、大変な活動をしていただいて4,500円、何かまるで中学生、高校生のお小遣いレベルの金額しか無いんだなというのに、大変申し訳なく感じてしまいました。是非そこも1つ検討はしていただきたいというふうに思います。金額でどうこう変わらないかもしれません、消防団のモチベーション、本来から高いと思います。けども、それは市からの気持でもあろうかと思います。消防団が上がるではなくて、市からもそういったことを提案していっていただきたいというふうに思います。  次なんですけども、市長のマニフェストの件について、ちょっと人員のことについて伺っていきたいと思います。  最初の答弁で、消防力というのは、人員、機械というのは消防車両とかそういった機械のことやと思います。機械と水利で消防力というのは基本的に測っているんだと。その人員である消防隊の活動力というのは定数削減によって削減されていますということで、結局、評価自体は聞けなかったんですけども、そのことをどう評価しているのかというのを教えてもらえませんか。市長選挙においてもマニフェストに挙げているほどですから、消防力強化というのをね。今、どんな課題があって、マニフェストに挙げ、そして今後の市政に取り組んでいくんだというふうにお考えなのかということを改めてお伺いしたんですけども。 79 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 80 ◯小紫雅史市長 消防力という言葉、いろんな要素があるので、ちょっとたくさん、また答弁が長くなってしまいそうなんですが、かいつまんで申し上げると、今、先ほど、消防長から1回目の答弁があったことが私も基本だと思っております。今の消防に対する評価としては、そういう意味では、非常に、人員的な、そこは、物がかなり厳しい中でも、先ほど議員からもおっしゃっていただいたように、生駒市の消防は予防活動には非常に力も入れてくれていると。この27年度は火災が残念ながら増えてしまっているということはありますけれども、26年度までの数字で言えば非常に火災件数が少ないまちであるということは、予防活動の効果も非常に出ているというふうには思っておりますし、先ほどちょっと谷田の火災について議員から厳しい表現もありましたけれども、私は、そのような条件の中で非常に生駒の消防職員は必死で毎日奮闘していただいているというふうに、そこは評価をしております。  課題といたしましては、やはり、個々の職員のモチベーションとかやる気というのは非常に私も感じておる一方で、組織として、先ほど、消防長からもあったような技術の伝承みたいなこと、チームワークはよくとってもらっているんですけれども、なかなか、組織としての技術伝承みたいなことでありますとか、どうしても現場では上意下達式の組織でありますけれども、平時において、闊達ないろんな消防力を高めるためのアイデアとか組織の在り方、そんな議論なんかをもう少し活発にしていけば、今の条件の中で更に現場の消防力というのが上がっていく余地というのはあるだろうというのが私のまずは大まかな考え方でございます。 81 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 82 ◯17番 中浦新悟議員 個々のスキルを上げるために、技術の伝承であったりとかモチベーションを上げたりとかチームワークなりとか上意下達の関係をケース・バイ・ケースに時々に考えてつなげていく、それは大事なことや思いますので、是非そういったことも進めていただきたいと思います。  ただ、根本のところで、消防力と言うと、やっぱり人、さっき、人、機械、水と言いましたけども、人やと思います。個々のスキルがすごい高い人が少数、それも力でしょうけども、やっぱり数です。何人の力で。すごい大切なことやと思うんです。その点に対して、このプロジェクトチームの報告書でもいろいろ課題が挙げられて、対策を検討されたようなんですけども、それに対して、市長は今どうされようとされていますか。結果としては、人員の配置うんぬんに関しては大した結果は出ていませんよね、ぶっちゃけたところ。それがすばらしい結果なんだというんだったら、そのすばらしい部分を言っていただきたいと思うんですけども、どういった対策を講じようとされるんですか。 83 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 84 ◯小紫雅史市長 人と、今、まず、おっしゃいました。もちろん人、マンパワーというのは非常に大きな要素を占めるというのは全く否定もしませんし、私もそう思いますけれども、消防長が答えた水利の話、そして機械、機材、そういうふうな面もあるでしょうし、それに付け加えれば、先ほど申し上げたような正に組織としての力とか技術伝承みたいなこと、そういう部分というのは、この3要素に加えて、私は無視できない非常に大きな要素だと思っているというところをまず1つお伝えしたいというふうに思っております。  もう1つ、そして、この消防のPT、これは私も副市長時代に正にPTの座長として入っておりますので、非常に若手からなるそういうチームもつくって、その意見も頂いて、このプロジェクトでまとめたと。相当しっかりした議論をしてきた自負もございます。人員については、もちろん議員おっしゃるように非常に大きな要素を占めますけれども、じゃ、その人員を今5人、10人、もっと増やすというふうな対応をそう簡単にとれるかと言うと、そうでもないという中で、必死で、若手もそうですし、このPTのメンバーもそうですし、どういう在り方がいいのかというのを考えてきたのがこの結果であって、この中身は私は非常に重いものだと思っておりますし、誇りにしているところでございます。  人員については、この中で具体的に触れておりますけれども、1つは再任用職員のお話があると思います。生駒市の消防の、今、プロパーの再任用職員というのは、たしか1名しかおりません。これは他の自治体消防と比べてもやはり少ない数でありますので、先ほどの技術伝承とも関係しますが、こういう非常に今までのご経験、技術、スキル、持っておる方というものをしっかりと再任用していくことで、技術の伝承もそうですし、そういう方に例えば本部機能のところに入っていただくことで、現職の職員が現場に出ていく、それによって現場消防力が上がるというような形は1つあると思います。他にもありますが、取りあえず以上でございます。 85 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 86 ◯17番 中浦新悟議員 できれば、他にもあるんだったら今教えてほしいんですけども。後にせんでも、今、他にもあるんだったら是非教えてくださいということです。 87 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 88 ◯小紫雅史市長 後は、先ほど申し上げたような若手の職員がいろんなとこで、結構、熱心に消防技術でありますとかそういうものを研修していると。今までの消防の組織の中でそういうのを発表して、実際の現場に取り入れていくような機会とか場とかが、一部、例えば小隊の中でそういう議論をしたりとかそういうのはあるんですけども、全体としてそういう場がなかなかなかったというようなことで、しっかりとそういう若手とかを中心にいろんな技術のアイデアみたいなものを組織として活用していくような場づくりとか、そういうものは当然必要になってくるとは思っております。  後は、これもなかなか難しいところがありますけれども、ちょっと細かい話になりますが、今、3交代制で、当務、非番、そして休みというのを何回か繰り返す中で日勤日というがあるんですが、その日勤日の1日をもう少し効果的に活用できるんじゃないかというふうな認識を私、持っておりまして、PTでも議論しています。ただ、それをどういうふうに具体的に形にするのかは非常に実務的に難しいところがあるんですけれども、今、3交代できれいに回っているところを少し配置がまた複雑化するようなことが必要になってくるとか、いろいろ課題があるんですが、今の現有の人員でもしっかりと回すための再任用の活用とか、日勤日の見直しとか、後は消防のいろんなアイデアというものを組織としてしっかりと受け止めていく場づくりとか、後は雰囲気、チームとしてのなかなか上の人に物が言えないと、現場ではそうですが、平時のときにそういう議論ができるような場づくりとか、そういう意味では、組織として力を上げていく余地はまだあると。それと言うのは、先ほど申し上げた人が増えるというところだけではなくて、組織として消防力を上げていく余地は私はまだ生駒市消防にはあると、それだけの議論をしていただける人がそろっていると思っております。 89 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 90 ◯17番 中浦新悟議員 それはそれでしっかりと議論していただいたらいいんですけども、ただ、目の前に、ここに、副市長時代、市長を始め、当時、公室長の中田教育長であったりとか、誰ですか、あと何人かの部長と消防長と入って議論された中で、例えば、課題として、南分署が1隊しか配置されていないため、効率的に機能していない、北分署の第2消防小隊が必要とされている隊員数を下回る3名である、救急隊員が厳しい勤務状況で処遇の改善を図る必要があることから、これらの改善に向けて、人員について検討を行った。当然、課題としてあって、南分署は残さないといけないですか。住民サービスの面からも、存続させて活用を行う必要があるという見解もありますし、例えば北地区、北田原の準工業地域、関西文化学術研究都市高山地区があり、研究施設が多く存在するため、大規模かつ複雑な火災が懸念されるため、職員は初動対応力に不安を感じている。救急救命士は救急救命士で多忙によって予防業務に支障が出ているなど、結構な数の課題が出ていますね。結果、その対策を講じないまま、その課題は残ったままになっていますけど、今、市長が言った対策でこれがこなせれるんですか。 91 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 92 ◯小紫雅史市長 その報告書をもう少しよく読んでいただければ分かると思うんですが、今、議員おっしゃったような課題、半分以上は具体的な改善方策は書いておるつもりでございます。救命士につきましても、採用で救命士採用枠というのをとるというようなことも書いてございます。救急隊が予防業務と一緒でなかなか大変だというような声も聞いておりますので、救急専属隊に続いて出る二次救急隊につきましては、各隊から1名ずつ人を派遣して、二次救急隊を選抜することによってそのような課題を解消するという案も出ておりまして、その具体的な運用について、今、消防でも考えていただいているところだというふうに認識しています。それは非常に具体的な対応案を書いてございます。北分署の消防隊につきましても、これも私も同じ課題を実は持っておりまして、いろいろ議論をいたしました。個々の、私、全消防職員と面接しておりますので、北の消防職員ともその話もしております。課題としてやはり感じておられる方もおられますけれども、今、3人隊で出るというようなことについて、課題として考えておられる方もおられますけれども、もう1隊と一緒に出ることで、そういった指揮隊が来るまでの時間、何とか対応ができるかどうかというような意見もありましたし、そこについては、私も引き続き課題とも考えております。北は本署からも少し離れておるという物理的な、地理的な状況もございますので、その部分については、市長になった後も、少し、先ほど議員おっしゃったような北田原の準工業地域があるというようなことも含めて、現場の消防力、そこはどう考えていくかというのは、きちんとこれからも考えていきたいと思います。  個々、るる答えるとあれなんですが、南分署につきましても、例えば南分署を2隊体制にするというような議論もありましたが、そうすることによって、今度は、本署の方が、本署の一番北限、北分署との境ぐらいのところで何かあったときに、結局、南分署から出動することになったら、逆にやはり時間が少しかかるんじゃないかとか、その辺りをどう考えていくかというのは、決して何も考えていないわけじゃなくて、非常にこのPTの中でも議論をして、その結果、今、取りあえず報告書にあるような形になっておりますけれども、課題として引き続き検討していくものもありますし、全部、検討中で置いたわけじゃなくて、先ほど申し上げたように、具体的な方向性を出して、その方向で動いているものも多々ございます。 93 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 94 ◯17番 中浦新悟議員 北の消防隊が3名であるというの、国が示すのは5名で、条件によって4名ですと。更にそれを下回る3名といふうに今しているんですよね。それを他の隊と運用するからどうのこうのというレベルというんだったら、それは4名ですというのが条件の話ですよね、国が言っている。それを何とかしようと思うと、単純に増員しかないと思うんですけどもね。たった1名掛ける3になりますけども、それをどうするのか。南分署を2隊にして、本署を減らすという、そういう案も確かに出ていますけども、そもそも論、その案を考える際に、現場の人数というものを決め込んで、その中でパズルの入替えをする。あっちで人が足りませんねん、こっちで人が足りませんねん、この総数の中でパズルを入れ替えても、それはどこかで人が足らないのが出てきますよ。であるならば、どこの隊にどんな仕事をしてもらうためにどういう人数を割り当てていくのか、そういう積み上げが必要であろうとも思いますし、その中で何人足さないといけないのか、定数というものもある。定数をどうしないといけないのか、今の定数の中でいくんだったら、じゃ、事務員をどれだけ減らさないといけないのか、本部の人間をどれだけ減らして現場に回さないといけないのか、管理職をどうしないといけないのか、そういった検討もあろうかと思いますけども、何より、これ、考えた現場の人間が、当時やったら33人、今、32人になっていますけどね、1当務。33人の中で入れ替えても、それはなかなか答えは出ないと思いますよ。ここ、ちょっと、さっき再任用ということも言われたので、1つ、気になるので確認したいんですけど、この再任用の使い方の中で、現場に出てもらうみたいなことを書いていたところがあったかと思います。再任用の方、交代勤務の各小隊の隊員として入ってもらうみたいな案もありますね。何らかの形で再任用の方もこれからも定年退職を迎えて入ってこられる方もいるでしょうから、いろんな形で活用していっていただけたらとは思うんですけども、その方も活用しつつ、南分署、北分署の不足している人員を、南分署を2隊にするというだけで何人必要なのかというと、五、六人でいいんだろうと思うんですね、再任用も活用していくと。その6人を現場に回すことができないのか。その6人というのは、他のここの本庁舎で働く方々、僕はその方々よりは正直重たいと思います。人の命、正直、残業で片付けられない仕事ですからね、消防の現場というのは。いざというときには、2隊であろうが3隊であろうが出てもらわんとあかん。タイムリーに仕事をしてもらわんとあかん人たちなんですね。そこの力をそぐ。そこの力を限定的に考えていくという物の考え方にちょっと抵抗があるんですけども、そこらは流動的に発展的に考えていくことはできないんですかね。 95 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 96 ◯小紫雅史市長 まず、最後からいきますけれども、今、中浦議員、南分署を2隊にしたら5人、6人とおっしゃいましたけど、5人、6人では、さっき正に中浦議員おっしゃった消防隊が3人という前提でなってしまうので、4人ということでおっしゃっているのであれば、9名必要なわけですね。9名、消防職員、おっしゃるようにとても重い仕事だと思いますが、今、消防職員を9名増やせよというような判断は非常に難しいと言うか、重い判断になるとは思います。もちろん、いろいろおっしゃるように、そう大きく違うことを言っているとも思わないんですが、私は、まず、再任用の職員というのが、明らかに、今、他の自治体消防と比べても少ないとか、さっきの日勤日の職員の活用の仕方、効果的な動きの仕方とか、まだ課題が小さくないと、残っている課題はあると思っていますので、そういうようなところはきっちりとやっていきたい。今年退職される方、消防もこれからどんどん年度ごとに退職する方の数が増えていますので、そういう意味では、そういう方々が全部いきなり抜けてしまうというのは非常に大きなインパクトがありますから、再任用として残っていただけるような取組は既に私も認識して、消防長の方にもきちんと考えるようにという指示も出しておりますし、そのような形できちんとやっていくということが、まず、あると思います。いろいろな取組をした上で、やはりどうしても現場力が足りないということであれば、またそういう議論も出てくるのかもしれませんが、現時点においては、先ほど申し上げた奈良市との通信の統合による一定の人員の合理化も可能というところもありますし、様々な取組、まだできることが正直あると思っていますので、そのようなことをきちんとしていくと。いきなり、今、急に増やそうというようなことというのは、なかなか難しいと思っております。  最後、1点だけ。先ほど、5名、消防力の基準みたいな話、確かに国から出ていますが、これはおっしゃるとおりあるんですけれども、実際、この5名、1隊5人で消防を運用しているところというのは、正直、事実上ほとんどないというのが実状だと思います。4名で運用していたり、場合によっては他の隊と一緒に3名で出るというようなところも他の自治体でもあると思いますし、3名運用というのが、必ずしもそれで絶対いいんだというふうに言い切るつもりもありませんけれども、やはり、今の状況でしっかりと回していくための、そこは生駒だけじゃなくて、他の自治体消防も同じような苦労をされながらしっかりと対応しておるということであるという認識でおります。 97 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 98 ◯17番 中浦新悟議員 9名というのは、職員さんの対応ですよね。さっき、僕、再任用も踏まえてというような言い方をさせてもらったんですね。再任用は、これから結構な、十何人、20人とは言わんですけども、結構な数、辞められて、ここに2分の1を確保したいというようなことも書いています。ざっくり2分の1確保したとして、9人のうち3名を何とか補完していただいて、北分署に3名行ってもらって、南分署、今、4人で回しています、じゃ、3人、3人の隊を2つつくれば、6人でいけるんじゃないのかという五、六人なんですね。5人、6人というのは、再任用の枠です。例えば、今、市長がおっしゃったように、北分署の消防小隊を3名体制でいけるように回すんだという考え方だったならば、3名で済むんです。南分署、3名増やして、再任用3名分を補完するような動きをつくって、南の小隊を4人体制を3人体制を2つつくれば、2隊つくれるんです。救急車と消防車、今は建物に関しては同時出動していますから、同時出動という対応で補完し合える、そういった体制もつくれるんです。じゃ、現場にまずは職員3名増やすことができませんか。じゃ、その3名というのはどこから生み出していったらいいのか、明日来なさい、明日採用しますなんていうことはできません。これから奈良市との共同運用をして3名減るんですよね。そういう計画やったと思います。通信指令3名減らしていくような話だったと思います。じゃ、それは減らすべきですか。残して、それをいかに現場に活用させていくのか、そういったこともできるかと思うんですけど、その辺、どう思いますか。 99 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 100 ◯小紫雅史市長 まず、再任用の職員なんですけれども、まず、再任用の職員の現場でご活躍いただくというアイデアについては、それも一つの案で、もちろんここにも書いてありますけど、やはり、なかなか再任用される方というのは年齢的なものもありますし、あとは、現場で今まで上司だった方が再任用職員としてまた現場の隊に入って、その指揮命令系統的にもなかなか難しさがあるとか、そういう話は当然この中でも議論として出ていまして、再任用職員については、まず、基本的には本部関係の予防とか通信とか、そういう事務に行ってもらうということが優先なのかなというふうには私は考えています。その中で、もちろん体力的にもまだいけるとか、少し書いていたと思いますけども、機関員という形で現場に出ていただくようなことができるとか、そういう意向があるような再任用の方についてはそういう可能性もあり得るかなということで、再任用の方が例えば5人来たから、じゃ、5人、全部現場へ行ってやってくださいというのが適切かどうかというところは、なかなかそれも難しいというところは1つだけ申し上げたいと思います。  もう1つは、通信指令の業務につきまして、3人、合理化と言うか、3人減らすことが可能じゃないかということなんですが、それについても、基本的には、先ほど申し上げておりますけれども、生駒市全体の行財政改革、人員の削減というところも考えたときに、その3人というところも合理化していくということも当然考えていくというのは、私の立場としては当然考えていかざるを得ないと思っております。そこは、再任用職員の活用でありますとか、先ほど申し上げたような他の組織としての消防力の向上みたいなところがどの程度進んでいくかというところとも兼ね合わせて考えていくべきものだというふうに考えております。 101 ◯中谷尚敬議長 中浦議員。 102 ◯17番 中浦新悟議員 市全体の定員適正化計画、それもあろうかと思いますが、消防です、人の命を預かっています。今この一時、この一瞬どうなるか分からない、この先どうなるか分からない、みんなの命を預かってもらっている消防の現場の力というのを一緒くたに考えるというのはいかがかと思いますし、再任用の方々の使い方、いろいろあろうかと思います。市からも、再任用で、今、市役所で進めておられる職員さんの方でも、事務スキル、高い方、ぎょうさんいらっしゃるわけですから、消防の方に回っていただいて、そういう使い方というのもできるかと思います。いかに現場、特に僕は南分署、この前、とある議員が言っておられた議事録があったんですけども、1隊出ると、後は展示車かと。救急車が出ると、後は消防車の展示車かと、ディスプレーしているだけかと、そういった発言もありました。実際、周辺地域であったり南地域に住んでいる方々でも、消防車2台並んで、救急車1台あって、いざというときにはこれが出動してくれるんだと思っておられますけども、場合によっては1台しか出ませんよと、1台出たら、当分、次の1台はなかなか動かないんですよという現状も知り得ていないでしょう。まず、ちょっと消防の現場というものにもう少しクローズアップして、定数の在り方うんぬんも変えてほしいところですけども、現場の今32名で回しているところをもう少し力を入れて人数を上げて回していただけるようにこれはお願いしておきたいんですけども、そう時間がある、ゆっくり考えてもらう時間があるという問題ではないと思います。明日どうなるか分からない、明後日どうなるか分からない話ですから、できるだけ速やかに答えを出して、消防の現場の人数を、南分署の隊数を、そして北分署の小隊の在り方をきちんと位置付けて、また改めの報告をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 103 ◯中谷尚敬議長 次に、13番竹内ひろみ議員。              (13番 竹内ひろみ議員 登壇) 104 ◯13番 竹内ひろみ議員 それでは、(仮称)南こども園の運営等について質問させていただきます。  (仮称)南こども園、以下、南こども園と呼びます、平成28年4月の開園を目指して、現在、南幼稚園を解体した跡地に建設工事が進められております。  南こども園は、本市では初めてのこども園です。しかも、保育園児と幼稚園児という生活スタイルの大きく異なる園児を300人近く預かる大規模園になります。したがって、その運営や保育・教育の進め方については、相当の研究や準備が必要かと思われます。  私は、先日、今年4月に開園したばかりの平群町の公立認定こども園、ゆめさとこども園を視察に行ってまいりました。園児数247人で、南こども園とほぼ同規模で、園舎も南こども園とよく似ており、大変、参考になりました。また、開園までの準備や取組も聞かせていただきました。そこで得られた教訓も踏まえ、以下、質問させていただきます。  1つ、こども園の主に運営面について、以下お聞きします。  1)今年度(平成27年度)の南幼稚園の幼稚園児数。  2)平成28年度開園時の園児数見込み。年齢・クラス別、長時間児・短時間児の別。  3)組織上の人員配置はどのようになりますでしょうか。  4)次は、昨年9月30日の開設懇話会で基本設計案が配られたわけですが、それを見ておりましても詳細が分からないところもありますので、お聞きします。より良い教育・保育の実施に向けて必要なことであると思います防音や防災、日よけ対策など、必要と考えられる次の事項について、現在の市の整備状況、また今後の整備方針などについてお伺いします。  1番目に、火災等発生時の防災、また安全対策。  2番目に、保育室の防音対策。これは、特に午睡室のことを主に伺いたいと思います。  次に、プールなどでの日よけ対策。  最後に、子どものトイレトレーニング対策。  5番目に、幼稚園教諭の負担が、これまで幼稚園で勤めておられたときと比べ増えると推測されるんですが、市はどのような配慮をされるのでしょうか。  6番目、よりよい保育・教育の実施に向けて、今後、先進事例の視察や研究会などをするお考えはありますでしょうか。  大きな2番目で、幼稚園と保育園の保護者の融合についてお伺いします。  幼稚園の保護者と保育園の保護者は、生活スタイルが大きく違います。また、保育・教育への関わり方や意識も違っております。それがこども園になると、保護者として一緒に園の行事に関わったり保護者会活動などに取り組むことになりますが、なかなか難しい問題もあろうかと思われます。他のこども園の例でも、両園の保護者の融合が一番大きな課題だったと聞いております。昨年の3月議会で、市は、保護者間で協議する場を設定し、必要な助言や調整を図ると答弁されました。市は、これまでにどのような取組をされましたでしょうか。また、今後どのように取り組まれますでしょうか。  大きな3番目としまして、みなみ保育園の跡地はどのように利用される計画でしょうか。  次からの質問は自席にて行います。 105 ◯中谷尚敬議長 上野こども健康部長。              (上野和久こども健康部長 登壇) 106 ◯上野和久こども健康部長 それでは、竹内議員さんの(仮称)南こども園の運営等についてのご質問についてお答えいたします。  まず、1点目の、こども園の主な運営面についてでございますが、平成27年度の南幼稚園の園児数ですが、6月1日時点の数字でございますが、3歳児クラスは2クラスの計41人、4歳児クラスは2クラスで44人、5歳児クラスは2クラスの55人、計6クラス140人という状況でございます。  次に、平成28年度開園時の園児数の見込みについてでございますが、まず、南幼稚園の園児数の推移ですが、平成22年の180名から減少してきておりまして、平成27年度には140名となっております。しかしながら、現南幼稚園区の年齢別園児数を見てみますと、全ての年齢におきましてそれぞれ100名から200名の間で推移していることから、こども園開園後は、新園であるということに加えまして、長時間預かり保育を実施する予定でもあることから、プラスアルファを見込んでおりまして、幼稚園児数が約150名、保育園児数が定員の120名、計270名の園児を見込んでおります。年齢別園児数につきましては、現保育園・幼稚園の園児数から5歳児が3クラスで70名、4歳児も3クラスで70名、3歳児、3クラスで80名、2歳児は1クラス24名、1歳児、1クラス20名、0歳児が1クラスで6名と考えております。  次に、組織上の人員配置につきましては、園長、副園長、主任を配置し、保育士・幼稚園教諭の配置は、保育園の職員配置基準に準じまして配置し、看護職員も1名を配置するとともに、調理員についても調理食数に応じて配置したいと考えております。  続きまして、市の整備状況についてでございますが、まず、火災発生時の防災・安全対策につきましては、本建物は2階建てで、2階部分も保育室を配置しているため、耐火建築物とし、保育室等の壁などは、防火上安全な耐火構造の間仕切りとして防火措置を講じております。また、避難用の階段は、屋内階段を2カ所設置、また、避難設備としましては、避難救助袋と屋外避難階段を設置しております。また、防災・安全対策設備につきましては、自動火災報知設備、消防機関へ通報する火災報知設備、また、非常用放送設備、非常時自家発電設備を有する屋内消火栓設備等を配置し、緊急時の救急車両等の出入口を運動場に設けるなど、園児の安全性を配慮した整備計画としております。  次に、保育室の防音対策についてでありますが、保育間及び保育室と廊下間の間仕切り壁は耐火構造となっておりまして、一定の遮音性を確保されていると考えております。  次に、幼稚園、保育所におけるプールでの日よけ対策につきましては、プール遊びの際はプールサイドにテントやパラソル等を設置しております。また、園庭での遊び、運動会等は、テントを設置するとともに、遠足時の屋外活動時におきましては、選択制ではありますが、たれ付きの帽子を着用しております。なお、南こども園には、プールサイドに常設の日よけを設置し、紫外線対策を計画しております。  次に、子どものトイレトレーニングについてでございますが、市内公立保育園におきましては、衛生管理に配慮し、おむつ交換場所は保育室内の特定場所を設定し、おまる等によるトレーニングについては、十分なスペースではありませんが、トイレスペース内で行っております。南こども園におきましては、十分なトイレスペースを確保し、トイレ内でのトレーニングを考えております。  次に、幼稚園教諭の負担への配慮についてでございますが、南こども園では、3歳児以上は長時間利用児と短時間利用児が同じクラスの編成となり、幼稚園教諭におきましては変則の勤務シフトとなりますが、先ほど申し上げましたとおり、職員の配置を保育基準とすることで、一定の軽減措置になると考えております。具体的に申しますと、3歳児におきましては、市幼稚園基準の25対1に対しまして、保育基準が20対1、4歳児は同基準の30対1でございますが、5歳児におきましては、35対1を30対1とする予定でございます。  次に、先進園の視察についてでございます。  一昨年から、橿原市のこども園や大和高田市のこども園、計4園の視察を実施するとともに、今年度は、本年4月に開園しました平群町のゆめさとこども園の視察を検討しております。また、研修会等につきましては、引き続き、南こども園開園に向けまして、幼保の職員が一体となって教育・保育計画や行事等について進めてまいりたいと考えております。  続きまして、2点目の、幼稚園と保育園の保護者の融合についてでございますが、平成26年度におきまして、両園の保護者会代表と両園の園長、主任を含めた話合いを4回開催するとともに、この話合いで出た課題を両園の園長、主任が解決策を検討する会議を3回実施しております。両園の保護者会ともに、こども園としての保護者会の行事への関わり、保護者活動への取組についての検討を重ね、一定、解決ができると判断しております。今後におきましては、本年10月末に南幼稚園、みなみ保育園、それぞれ保護者会説明会を開催するとともに、11月14日に幼保の保護者会主催の合同説明会が実施される予定でございます。こういうことからも、開園に向けてスムーズな融合ができるものと考えております。  最後に、3点目の、みなみ保育園の跡地利用についてでございますが、現在、みなみ保育園の送迎用の駐車スペースが無いことから、南コミュニティセンターの駐車場を借用しており、南こども園開園後には、長時間利用児の送迎用駐車場として活用していきたいと考えております。駐車場以外は、今後、有効な活用方法を検討していきたいと考えております。以上でございます。よろしくお願いいたします。 107 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 108 ◯13番 竹内ひろみ議員 まず、1番目の、今年度の南幼稚園の園児数ですが、140人ということですけれども、昨年と比べて減ったのかどうか、確認ください。 109 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 110 ◯上野和久こども健康部長 南幼稚園の園児数でございますが、26年度、昨年度は145名でしたので、若干減少しているということでございます。 111 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。
    112 ◯13番 竹内ひろみ議員 特に4月から新たに入園する方というのが減っているのではないでしょうか。新たにというのは、3歳児から入るわけですけれども、その方たちの減少というのはどうなっていますでしょうか。 113 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 114 ◯上野和久こども健康部長 年齢ごとの人数というのは、ちょっと今すぐに分かりません。以上でございます。 115 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 116 ◯13番 竹内ひろみ議員 私が聞いておりますのは、周りの該当する保護者の方たちからの話では、相当の数が南幼稚園に行かなくて、平群北幼稚園などの私立の方に行ってる人が結構いるというふうに聞いているんですが、その辺の数はつかんでおられませんでしょうか。 117 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 118 ◯上野和久こども健康部長 27年度に今おっしゃいました私立の幼稚園に行かれている数というのは、市内からでございますけども、南地区だけではないと思いますけども、約136名が通われております。以上でございます。 119 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 120 ◯13番 竹内ひろみ議員 ちょっと南地区の分がつかめていないということなんですけれども、保護者の方からそういった声を聞きますので、その辺の事情というのを確かめたかったんですが、その中には、小学校で仮設園が設置され、そこでこの1年間過ごしているわけですよね。そういうことを昨年の入園案内のときに聞いて、その聞く前にもう私立の方は募集がかけられていたので、そちらに決めてしまったというようなことを聞いたわけですけれども、そういった事情をつかんでおられませんか。 121 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 122 ◯上野和久こども健康部長 特にその辺につきましてはちょっと把握しておりません。以上でございます。 123 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 124 ◯13番 竹内ひろみ議員 保護者にしてみれば、自分の子どもがこの1年間どういう保育を受けるかというのは、本当に大事な問題なんですよね、その子にとってはかけがえのない1年なので。そして、私立の幼稚園の募集が締切りになるその前に、しっかりとどういう仮設園舎の中で自分の子どもが保育を受けるかということが非常に関心が高かったと思うんですね。その辺をやっぱり、市としてはきっちりつかんだ上で、早目に市の情報もその方たちにしっかりと与えていく必要があったんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はどうお考えになりますか。 125 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 126 ◯上野和久こども健康部長 議員ご指摘のように、3年間その幼稚園でお世話になるということで、それが今おっしゃいましたようにこの1年間仮設園舎ということで、もう少し早目に情報があれば他の選択肢があったということで、その辺の指摘等々あると思います。今後、そういうことの経験を生かしまして、例えば今計画しております北の高山のこども園についてもその辺は十分配慮していきたいと考えております。以上でございます。 127 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 128 ◯13番 竹内ひろみ議員 それから、仮設園舎ということもですけれども、来年4月から開園される新しいこども園についての情報も、今度入園する方たち、特にしっかりとその情報を早目に上げてほしいと思うんですね。その辺の計画はどのように考えておられますか。 129 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 130 ◯上野和久こども健康部長 先ほど、南幼稚園の年齢別の人数ということで、26年度、27年度の対比ということでございます。先ほど、3歳児につきましては、26年度が44名から27年度が41人で、3名減になっております。4歳児におきましては54名から44名、それと5歳児が47と55名になっております。それと、あと、今後のそういう地元の南こども園に対する説明、先ほども言いましたように、両保護者の説明会、また合同の説明会等々でそういう情報はこちらの方から発信していきたいと考えております。以上でございます。 131 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 132 ◯13番 竹内ひろみ議員 新しい南こども園の基本設計案というのは、既に昨年9月30日の懇話会で配布されて、一部の方に渡っているんですけれども、そのような大体のイメージと言うんですか、そういうものをやはり今度入園される特にそういう方には早目に渡してほしいと思うんですけれども、どの程度渡っているんでしょうか。 133 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 134 ◯上野和久こども健康部長 そういう設計と言うか、今、詳しい設計についてはまだそういう保護者の方たちには渡っていない状況と思います。ただ、先ほど言いましたように、10月に保護者説明会等がございますので、そこではきっちりとそういう説明はできると考えております。以上でございます。 135 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 136 ◯13番 竹内ひろみ議員 私立の幼稚園というのはもっと早くに募集を締切りすると思いますので、できればその前に渡るのが望ましいと思いますが、是非、早目に渡るように、よろしくお願いいたします。これは要望しておきます。  次に、2番目の、園児数の見込みをお聞きしました。  ここで、保育園、長時間保育の方は120人とお聞きしたんですけれども、前にこども園のパンフレットを見ましたときに、定数は120人だけれども、実際は142人預かっているというふうになっています。これ、現在は120人なんでしょうか。 137 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 138 ◯上野和久こども健康部長 現在は117名でございます。以上でございます。 139 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 140 ◯13番 竹内ひろみ議員 それは、今、待機児とかも増えているというふうな状況があると思うんですけれども、なぜ定数より少し少ない人数になっているのでしょうか。 141 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 142 ◯上野和久こども健康部長 待機していただいているというのが多分クラスごとにございますので、例えば5歳、4歳については待機はないんですけども、例えば1歳、2歳に待機が出ているという状況でございます。以上でございます。 143 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 144 ◯13番 竹内ひろみ議員 やはり、待機児の解消という点では、前に私も一般質問でしたことがあるんですけども、0から1歳、2歳児の受入れというのが鍵になってきているんですよね。待機児の解消ということで言えば、前に平成25年3月議会で私が一般質問をしました折に、前の市長さん、山下前市長は、このこども園の利点として、幼稚園の短時間の児童の数が減れば、その分、長時間保育の方の人数が増やせると、そういった弾力的な運営ができるというところがこども園のいいところだということでした。そして、当然、保育所というのは費用がたくさんかかります。1人の保育士さんで預かる人数も少なくなりますので、当然コストは高くつきます。しかし、そういったコストはこれまで全然抑制しないでやってきたと、今後もそのようにやっていくというふうにおっしゃっています。そういうことで言えば、こども園になったらそういう長時間保育児をできるだけたくさん受け入れて、待機児解消に役立てると、そういう方向で進めていただけるのでしょうか。 145 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 146 ◯上野和久こども健康部長 今回、南こども園では、まず、幼稚園の長時間預かりということで、これはまだ決定はしておりませんけども、最大ですけれども6時半ぐらいまでは延長保育として預かることができるということで、そういう意味では、そういうのを活用しまして、少しでも待機児童をそこで見れればと考えております。以上でございます。 147 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 148 ◯13番 竹内ひろみ議員 それでは、小さな0歳から2歳ぐらいまでの児童も受け入れる、延長の中でも考えるということでしょうか。 149 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 150 ◯上野和久こども健康部長 今言いましたのは幼稚園のクラスでございまして、0歳と言うか、一番待機児童が多いというのがやはり1歳、2歳ということになりますので、その辺につきましては弾力的な運用というのはできるんですけども、ただ、具体的に、先ほど申しました定数というのが、一応、基本になってくるかなと思いますので、具体的にどれぐらい増やせるかというのは、ちょっとここで今すぐには分からない状況でございます。 151 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 152 ◯13番 竹内ひろみ議員 これ、最初にこども園設立のときの趣旨というのもしっかりと確認していただいて、今後そういった待機児を減らすという方向でも是非役立てていただきたい、これを要望いたします。  次に、組織上の人員配置のことです。  園長さん1人と副園長2人とおっしゃいましたでしょうか。 153 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 154 ◯上野和久こども健康部長 人数は申し上げませんでしたが、園長1人、副園長1人ということでございます。以上でございます。 155 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 156 ◯13番 竹内ひろみ議員 その配置によってしっかりとやっていただけるとは思いますけれども、職員の数が、全部で、お聞きしましたところ、非常に多いんですね。両方合わせて69人ぐらいになるんですかね。その辺は確認いただけますか。 157 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 158 ◯上野和久こども健康部長 現在、南幼稚園で、用務員さんを含めまして15名、それと、みなみ保育園では、用務員さん1名の、合計40名ということになっております。以上でございます。 159 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 160 ◯13番 竹内ひろみ議員 40名ですか。それで、これだけ多い職員さんが一つのこども園を運営していかれるわけですけれども、非常に大勢なので、やはり、機能的な組織とかチームワーク、それから緊密なコミュニケーション、こういったことが大事になってくると思うんですけれども、そういうことについて、何か方策、手段、考えておられますでしょうか。 161 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 162 ◯上野和久こども健康部長 規模的に言いますと、これまでもやはりこれぐらいの規模の幼稚園等がございました。ただ、幼稚園とまた保育園ということで、その辺が1つになるということで、今、みなみ保育園の保育士と、また南幼稚園の先生方がいろいろ交流もしておりまして、その辺、今、同じカリキュラムを制作しまして、そういうことで意識を統一していっておりますので、ただ、実際やり出したらいろいろなまた課題等も見付かってくると思いますけども、その辺は、同じ市の職員ということもございますので、それは解決していけると考えております。以上でございます。 163 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 164 ◯13番 竹内ひろみ議員 その人事交流と言うんですか、そういうのもしているというのは平群のゆめさとこども園でもおっしゃっていまして、そこは開園前にあんまりできていなくて、もっとやっておけばよかったというふうにおっしゃっていました。それと、現場の保育士さんだけではなく、上の園長さん、それから副園長さん、主任、そういったところの交流も、是非、必要だったなというふうにおっしゃっていましたので、そこら辺も参考にされて、是非しっかりと進めていただきたいと思います。  次に、火災発生時の防災、それから安全対策についてですが、いろいろお聞きしまして、何とかこれでしっかりやっていただけるかなと思います。ただ、保護者の方から、1回、意見が出ていた分で、不審者対策ということが言われたんですね。この頃いろんなちょっと困った人もおられますので、何が起こるか分からない、そういったときの対策は考えておられますか。 165 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 166 ◯上野和久こども健康部長 一応、セキュリティと言いますか、基本的に、例えば門にそういうカード式、暗証番号式の鍵を付ける等々、今、保育園でやっておりますけども、そういうセキュリティにつきましては、ちょっと、今、詳しい資料がございませんので何とも申しませんが、そういうことも含めまして、まだ少し時間等もございますので、お互いの幼稚園、保育園の合同の勉強会というのをやらせていただきますので、そういう中で問題提起をさせていただきまして、そういう不審者対策というのもしっかりやっていきたいと考えております。以上でございます。 167 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 168 ◯13番 竹内ひろみ議員 ひとつよろしくお願いいたします。  それから、次に、防音、遮音ですか、そういう対策なんですけれども、耐火構造になっているので、一定の遮音性はあるとおっしゃいました。確かに今の建築材というのは非常に優れていて、そういう面でもいいかと思いますが、平群のこども園で見せていただいたら、大きなガラス戸なんですけれども、そのガラスも分厚い遮音性のあるガラスが使ってありまして、廊下と外との境のガラス戸も本当にしっかりしたものがはめられていて、音が聞こえないとおっしゃっていました。そのような構造にはなっていますでしょうか。 169 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 170 ◯上野和久こども健康部長 すみません、ガラスまでの遮音性につきましては、ちょっと把握しておりません。ただ、特に、当初、設計の段階で、リズム室の1階が吹き抜けということで、その辺の音等を気になるのではないかという想定もありまして、なばた幼稚園は同じような構造になっておりますので、その辺も見に行ったということで、特に音は気にならなかったということでございます。以上でございます。 171 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 172 ◯13番 竹内ひろみ議員 3歳、4歳ぐらいの子どもにとっては、お昼寝というのは本当に大事なことなんですね、朝早くからずっと長時間に保育されるということで。そういう意味で、特にお昼寝の部屋の遮音性というのを是非もう一度確認していただいて、外で遊ぶ子どもたちの声とかも聞こえてきたら眠れませんし、ひとつきっちりと確認していただきたいと思います。これは要望しておきます。  次に、プールなどでの日よけ対策ですが、これ、常設の日よけをするということで、大変有り難いと思います。これ、是非、紫外線がしっかりと、99%というのが今あるそうですけれども、防げるようなものにしていただきたいと思います。今、紫外線の害というのがやっぱり非常に注目されておりまして、既に、各保育園などでは、プールに入るときにTシャツを着せたりとか、そこまでやっているところもあるようなんです。なので、そういった材質になっているかどうか、確認できていますでしょうか。 173 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 174 ◯上野和久こども健康部長 紫外線を何%カットするかという、ちょっとそこまでは、確認、資料等がございませんけども、今おっしゃいましたように、そういう紫外線の極力カットできる素材ということで、それは確認させてもらいますけども、もしそういったことになっていなければ、今、議員さんおっしゃたような素材ということで検討はさせていただきます。以上でございます。 175 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 176 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非よろしくお願いします。  それから、プールじゃなくて、砂場でも、子どもたち、長いこと遊ぶんですが、ここも何か藤棚のような日よけ対策、考えていただきたいと思うんですけど、その辺はどう考えておられますか。 177 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 178 ◯上野和久こども健康部長 現在、砂場の藤棚、パーゴラというのは設計に入っておりませんので、今後、その辺も含めまして、ちょっと検討していきたいと考えております。以上でございます。 179 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 180 ◯13番 竹内ひろみ議員 よろしくお願いします。  次のトイレトレーニングについては了解いたしました。やはり清潔ということがありますので、隣のトイレのスペースで行うということも理解できます。子どもにも保育士さんにも、是非、これ、大変なことですので、やりやすいような配慮をよろしくお願いいたします。これは要望しておきます。  次に、幼稚園教諭の方の負担がこれまでと比べて増えるような感じということですが、保育所の基準になるので、そういう軽減はされているということです。しかし、やっぱり、慣れない勤務体制などで、最初のうちは大変だと思います。なので、しっかりと、そういう方のお気持ち、配慮いただきたいと思います。やはり、良い教育、保育をするためには、職員の方の気持ちの余裕、時間的な余裕というのも一定必要です。それから自己研さんや研修などの時間も必要ですので、そういったことも是非配慮していただきたい、これは要望しておきます。  次です。先進事例の視察や研究会などについてですが、これは、これまで、橿原、大和高田市をされて、それで、今度、平群も行かれるということで、私も、これ、全部行ってるんですけれども、こういう先進の例に倣うというのは本当に大事なことです。それ以外に、研究会と言うのか、奈良市では、連携大学の指導を受けるとか、それから、他の園との合同で、公開保育などを通じて、指導案とかこども園の関わり方、環境構成などを学び合ったと言われております。このような研究会とか研修などの計画はありませんでしょうか。 181 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 182 ◯上野和久こども健康部長 保育、幼稚園等に関しましては、いろんな研究のそういうのもやっておりますけども、ただ、こども園に特化したそういうような研修とかそういう研究というのは、ちょっと、私、把握しておりませんが、やっていなかったのではないかと思っております。以上でございます。 183 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 184 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非、良い保育、教育のために、一歩でも高いレベルの研修とかを受けていただくように、これは要望しておきます。  次ですが、大きな2番目で、幼稚園と保育園の保護者の融合についてですが、今、保護者の代表の方と園長、主任の方で検討会をされていて、一定解決されたとおっしゃっておりますが、大きな問題というのは特にないというふうに見ていいんでしょうか。 185 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 186 ◯上野和久こども健康部長 大きな問題と言いますか、いろいろ今まで話をされてきまして、一番大きいのは、お互いが今までの保育会、またPTAなどでやっていることとやはり違うところがあるということでございまして、例えば、各行事の関わり方とか、そういう会費を集める方法とか金額とか、そういうことについていろいろな話合いをされておりまして、そういうことについては一定お互い理解しながら進めていくということで、お話も進んでいるということでございます。ただ、これからもまだそういうことはお互いの交流というのもやっていった中でまたそういう課題というのも見付かってくるとは思いますけども、現時点ではそれほど大きな課題というのはないと聞いております。以上でございます。 187 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 188 ◯13番 竹内ひろみ議員 是非これは続けていただいた中で問題もだんだん解決していくかと思いますが、一番いいのは、やっぱり、両方の園の保護者の方たちが一緒に何か行事をするとか、一緒にやる中で分かり合えるという部分はありますので、できれば開園までに何か1つ行事に取り組むとか、そういうことも考えていったらいいかなと思うんですけど、そんな計画はありませんか。 189 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 190 ◯上野和久こども健康部長 ちょっと細かいそういう合同の行事というのは聞いていませんけども、今ご指摘していただきましたように、1つそういうやっぱり具体的な行事の交流というのも必要かなと思いますので、その辺は、また一度そういう検討というのはさせていただきたいと考えております。以上でございます。 191 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 192 ◯13番 竹内ひろみ議員 よろしく検討をお願いいたします。  最後に、みなみ保育園の跡地の利用ですが、長時間保育の方の送迎用の駐車場にするということで、私もそれはいいかと思うんですが、周囲の状況をちょっと見ますと、あれは南側と言うんですか、東側か、小さな通路がありまして、こども園に抜ける。今、通学路になっているそうですが、非常に危険なんですね。傾斜がきつい、両脇が溝、そして狭いというようなことで、本当に、ここ、ベビーカーを押して歩けるのかなというような状況なんです。この辺については検討されていますでしょうか。 193 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 194 ◯上野和久こども健康部長 確かに、今ご指摘がございましたように、現みなみ保育園を送迎用の駐車場といたしますと、南の方のこども園に行くためには、今ご指摘があった、里道と言うか、道路を通っていくということになります。確かに、ちょっと幅員が狭く、勾配等もあるということで、これは現地の方にも確認をしております。今後、開園までに、そういう安全面につきましては、どういうことがそこで解消に向けてできるかということも含めまして、これは検討課題と考えております。以上でございます。 195 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 196 ◯13番 竹内ひろみ議員 水路が両脇にあるんですけれども、こういうものというのは、結構、水利組合とかが絡んでいまして、さわれないという状況があちこちであるんですけれども、ここのところは確認されていますでしょうか。 197 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 198 ◯上野和久こども健康部長 例えば水路が水利組合で管理する水路か単なる側溝かというのは、まだそこまでの確認はしておりません。以上でございます。
    199 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 200 ◯13番 竹内ひろみ議員 そういった計画のときには是非そこら辺の確認が必要と思いますので、しっかりとお願いします。  次に、今、南こども園の基礎設計案でも分かりますが、運動場はかねてからちょっと狭い、1,400平米ぐらいなんですが、平群のこども園でも、運動会など本当にできるかなとおっしゃっているんですね。前にこちらで私が質問したときには十分できるとおっしゃっていましたけれども、やっぱり、保護者さんが大勢大勢押しかけてきたら、とてもやないけど狭いということを言われていました。そんなんで、遊具などは本当に限られた数しか置けないと思いますので、みなみ保育園の跡地を、1つ離れたところですが、子どもたちの遊具をいっぱい置いた遊び場と言うか、そして、地域にも開かれた公園などにするというような案もあるかと思いますが、その辺は検討していただけますでしょうか。 201 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 202 ◯上野和久こども健康部長 先ほども申しましたように、地域に密着したような何かそういう有効な活用方法というのを今後検討していくということですので、ただ、まだ方向性等は全く白紙状態でございますので、一つの選択として今ご意見を頂いたということで、そういうことも選択肢の一つになるかなとは思います。以上でございます。 203 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 204 ◯13番 竹内ひろみ議員 もう1つ、最後になりますけども、提案させていただきたいことがあります。  南こども園の中の設計案で見ますと、子育て支援室というスペースが無いんですね。前に奈良市の職員さんから子育て支援室は無いんですかというような指摘もありました。やはり、この地域での子育ての一つの拠点となるべきところですので、是非、これ、どこかに置いてほしいと思うんですが、これがみなみ保育園の跡地だったら可能かなというふうに思います。そういうことを検討していただけないでしょうか。 205 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 206 ◯上野和久こども健康部長 先ほども言いましたように、まだちょっとそういう白紙状態ということで、総合的に勘案して、地域の有効な利用、活用法ということでございますので、具体的なということは、まだちょっと言えない状況でございます。以上でございます。 207 ◯中谷尚敬議長 竹内議員。 208 ◯13番 竹内ひろみ議員 今、地域のことを言いましたけれども、やはり、今度の市の子ども・子育て支援事業計画の中に、基本理念として、地域全体で子育てを支援するということが掲げられております。地域住民が支え合いながら地域の子育て機能を向上させ、一人一人の子どもの健やかな育ちを見守ったり子育て家庭を支援しますというふうにあります。この南こども園は、やはりこの地域の子育て支援の拠点となるべきものですので、そういった地域に根差した活動も是非これからやっていっていただきたいと思います。一方で、地域住民へ、もっと、こども園のことを含め、情報発信していただきたい。市長の所信表明にもありましたが、市民の力を活用したいということであれば、やはり、もっと市民を信頼して、各段階でこまめに情報発信をしていただきたいと思います。タウンミーティングとか広報いこま、ホームページなど、よく言われますけれども、やはり、地元の懇談会とか自治会への回覧などで情報をこまめに発信して、一緒にやっていただきたいと思います。このことを要望しまして私の質問とさせていただきます。 209 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午後0時5分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時9分 再開 210 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。  次に、18番福中眞美議員。              (18番 福中眞美議員 登壇) 211 ◯18番 福中眞美議員 それでは、議長の許可を得て、日本一環境にやさしく住みやすいまちについて、一般質問を行います。  生駒市では、これまでから環境NO.1自治体を目指し、市民、事業者、団体、行政が協働で様々な事業に取り組み、推進しておられます。平成21年度には、生駒市環境基本計画を、市民、事業者、団体、行政が互いの特性を生かしつつ、協働の輪を広げ、全市民一体となって取り組むことを目指し、計画を策定されました。  その後、本計画の着実な推進を図るため、市民、事業者、団体、行政で構成する環境基本計画推進会議、愛称、ECO-net生駒を設置し、様々な協働のプロジェクトを実行しておられます。  平成23年度には、循環型社会、低炭素社会の構築による維持可能な社会の実現に向け、10年間で焼却ごみを半減することを目的としたごみ半減プラン、生駒市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画を策定されました。ごみ半減プランは、ごみ半減を実現するため、7つの重点施策に取り組むこととしており、家庭系ごみ有料化の導入は、その重点施策の一つと位置付けられております。この家庭系ごみ有料化の導入については、多方面から意見を取り入れることが重要であるため、平成23年5月にごみ有料化等検討委員会が設置され、約1年間、検討を重ねられました。  その結果、ごみ半減プランで想定していた家庭ごみの有料化を平成25年度導入にはこだわらず、地域の仕組みづくり等により焼却ごみ半減が可能かどうか検証し、判断することとなりました。  この検証のために実施することになったのが、ごみ半減トライアル計画です。ごみ半減トライアル計画を推進するに当たって、ごみ半減会議が設置されました。ごみ半減会議は、公募市民、ごみ減量実践団体、ごみ収集業者、ごみ有料化等検討委員会委員、有識者、行政等で構成され、ごみ半減プラン実現のための市民、事業者、行政の取組方針の策定やごみ半減の仕組みづくりのための実動、情報発信、焼却ごみ半減学習システムの構築等の役割として3つのワーキンググループを設置し、平成24年4月から25年9月まで、1年半にわたりごみ減量に取り組みました。  ごみ半減会議の公募市民は、生駒市のごみ半減のために知恵を絞り、汗をかきたい人なら、基本的に誰でも参加可能でした。私もモデル地区のひかりが丘自治会の環境衛生部長として参画し、ごみ削減に取り組ませていただきました。  生駒市は、平成26年3月に国が認定する環境モデル都市に選ばれ、平成27年1月には、生駒市環境モデル都市アクションプランを策定されました。環境モデル都市として、全国の大都市近郊の都市が抱えるニュータウンの高齢化、産業構造のぜい弱性、ごみ問題への対応といった共通の課題に対して一つのモデルを示すことを目指し、取り組んでおられます。  そこで、日本一環境に優しく住みよいまちの実現に向けた施策や具体的な取組について質問をいたします。  まず、最初に、小紫市長にお伺いいたします。市長は、これまでの市政の良い部分を継承しながら、これまで以上に現場に足を運び、市民の皆さんの話をお聞きし、市政に反映すると言われておりますが、環境施策について、山下前市長の取組を継承し、発展されるお考えなのか、お聞かせください。  2点目に、この4月から家庭ごみが有料化になりましたが、市民から、紙おむつや回収されなかったごみについてなど、問い合わせや意見等はありますでしょうか。また、4月以降も、説明会や出前講座などで、ごみ減量や資源化について、啓発活動や市民との意見交換等は行っているのでしょうか。  3点目に、ごみ有料化の手数料収入の使途をどのように考えているのか、お答えください。  4点目に、環境モデル都市アクションプランでは、市民が中心となって運営する生駒市環境基本計画の推進組織ECO-net生駒による市の環境政策推進や情報提供、今後の会員数の増加への支援などを行い、生駒市が持つ市民力を最大限に生かすための土台づくりを行うとありますが、具体的にどのようなお考えなのか、お聞かせください。  以上で登壇しての質問を終わり、2回目からは自席で行います。 212 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。              (小紫雅史市長 登壇) 213 ◯小紫雅史市長 それでは、ただ今の福中議員からの一般質問に対して私から回答をさせていただきます。  まず、前の山下市長の環境施策、継承するかどうかという点が1点目でございますが、個々一つ一つお答えするのは差し控えますけれども、基本的には、例えば、先日の所信表明でもお伝えいたしましたけれども、ごみの有料化に関して適切な配慮をしていくような部分、これは正に現場の皆様のお声を聞いてそういうふうな対応をしていくというふうな判断をしたということでございますので、これまでの取組をそのまま継承するべきだというふうに判断したものは継承していきますし、見直すべきだというのは当然見直しますし、今申し上げたように、継承を基本的にはするけれども、手直しを一部していくというものはしていくということかと思っております。  大きな考え方の方針といたしましては、環境とかエネルギーの分野というのは、国の制度面もそうですし、市民の意識とかその辺りも、本当に日進月歩、非常に変わってきておるところでございますので、今までの取組がよかったから、じゃ、それをずっと継続するかという立場には私は立ちません。時代、時代の変化でしっかり変えていきたい。特に、正に環境モデル都市についても触れていただきましたけれども、環境モデル都市の基本的な思想は、単に環境をよくしようとか省エネしようとか創エネしようということではなくて、正にまちづくりとの連携というところが実は一番主眼を置いておるところでございますので、そういうようなところときっちりと連携するような施策をしっかり打ち出していくというスタンスに立ちます。その観点から、変えていくべき点は変えると、継続すべき点は継続するということでございます。  2点目の、家庭ごみの有料化に対するご質問でございますが、問い合わせや意見につきましては幾つかございますが、主なものといたしましては、やはり、分別をどうするのかというお問い合わせ、分別の方法に対するものが多うございます。後は、指定袋以外で出されたごみ、予想していたよりもきちんと出していただいているというのが感想ではございますが、やはり、指定袋以外で出ているごみについて集めてくれと、どうすりゃいいのかというようなご質問、ボランティア袋の使い方とか、後は、大型ごみ、有料になりましたが、その出し方の基本的な考え方等をお聞きする問い合わせがかなりございます。  4月以降の啓発活動につきましては、ごみ分別方法についての自治会単位での説明、小学生を対象とした出前講座、そして、どこでも講座の一環として、ごみ処理場の施設見学などを行っております。  続きまして、手数料収入の使途につきましては、まず、現段階で考えておりますのは、生ごみの処理機に対する補助、集団資源回収に対する補助、太陽光発電等、あと、エネファーム等もありますが、そういう各家庭等に対する設置補助というものに活用するのが基本的な考え方ではございますけれども、これも、先ほど、冒頭申し上げたように、今後、どのような環境エネルギーの分野に力を入れていくのかというような視点で、これらの補助制度というもの以外にも手数料収入を充てていくというようなこともあり得ると思いますし、それはきちんとこれからまた考えていきたい、現時点では、先ほど申し上げたようなところに対する活用を考えております。  最後のECO-netの関係、アクションプランの中で、市民力を最大限生かすための土台づくりというものの具体的な中身ということでございますけれども、正に、ECO-net生駒の活動、当初から、立ち上げ時代から非常に熱心に活動いただいて、生駒市の環境基本計画、すばらしいものをつくっていただいております。その後も、レジ袋の有料化のときには、市内の全てのスーパーマーケットでの普及啓発をやっていただいたり、エネルギー部会を中心に、市民共同発電所設置の動き、様々な活動をしていただいており、感謝を申し上げますけれども、そういうふうなECO-net生駒の活動、そして、先ほどもお話がございましたけれども、ごみの有料化に際しての自治会単位での活動等もございます。非常に、生駒市、このような住民、市民単位の活動が盛んでございますので、そのような活動をしっかりと応援していくということは、生駒市としても当然考えていかなければいけないところだというふうに考えております。環境モデル都市の基本理念は、先ほど申し上げたように、市民力を活用してまちづくりに環境エネルギーの切り口でしっかりとまちづくりを進めていくということでございますので、それに合致するような市民活動をしていただいている、ECO-netを中心とした様々な活動に対しては、市としても今までも資金的、また人的な支援をやっておるつもりではございますが、個々のケースに応じて、またしっかりとこの辺りを考えていきたいと思っております。以上でございます。 214 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 215 ◯18番 福中眞美議員 今、市長からいろいろるるお答えいただいたんですけれども、継承はされるけれども見直しや手直しはしていくということで、市長のお考えに私も賛成なんですけれども、環境も本当に大切なんですけれども、市民の皆さんの声を聞き、人に優しいまちづくりを進め、必要なところは改善、修正をこれからも行っていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  2点目の紙おむつについても質問があったということで、今回、見直しもしていただけるということで、どうもありがとうございます。  そのことについてなんですけれども、昨日、西山議員の方が質問をされたときに、半透明で出すのは駄目だというお話だったというふうに思っております。透明でないと駄目だということの理由をお聞かせいただけたらというふうに思うんですけれども。 216 ◯中谷尚敬議長 奥谷環境経済部長。 217 ◯奥谷長嗣環境経済部長 異物の混入の防止という観点から、中身が見える透明袋でお願いをしたいと、そのように考えております。以上です。 218 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 219 ◯18番 福中眞美議員 そういう理由じゃないかなというふうには思っていたんですけれども、ただ、せん定枝や刈り草なんかも、今、同じような形で別で出していただいていますよね。今、本当にごみは減ってきているんですけど、私も見ると、すごくたくさんのそういうのが出ています。それは、今、透明も半透明も袋に入っております、いろんな袋に。そちらはよくて紙おむつは駄目だというのが何となくおかしいかなというふうに私は思っているんですけども、私も今年の2月まで父の介護をしておりまして、2人分の紙おむつを出していたんですけれども、本当に努力しても減らすことができない紙おむつです。それを無料にしていただけるということは大変有り難いんですけども、昨日お伺いしたときに、透明でないとというお話があったので、もう少しちょっと市民を信じていただきたいなと言うか、10月まで時間がございますので、紙おむつ利用世帯の方からもう一回お話を聞いて、実行していただけるようにならないかなということでちょっとお伺いしたいと思います。 220 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 221 ◯奥谷長嗣環境経済部長 今後、10月に向けて、この7月頃から、自治会の代表の方、また集積場を管理されている方、また紙おむつを利用されている方々から意見をお聞きしながら、その辺についてはきちっと対応していきたいなというふうには考えておりますけれども、今、一番懸念をしておりますのは、もし異物が入って取り残した場合、やはり集積場を管理されているごみ当番の方々が多大な迷惑を掛かるというようなことを想定しておりますので、できるだけそういったことが起こらないような形で進めたいということから申し上げておりますので、その辺も含めて、1回、関係の方々とはきちっと協議しながら対応を進めていきたいというふうに考えております。以上です。 222 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 223 ◯18番 福中眞美議員 小さな子のおむつと違って、重たいし、薬も飲んでいるので、本当ににおいもきついです。だから、残っていたらということも分かります。ただ、本当に困っているんですね、その方々。私もそうでしたけれども、私の知り合いの奥さんなんかも大きな袋で台車に積んで持っていっている、いったん入換えたり、その中の袋が透明じゃなかったりとか、いろいろあります。だから、どういうことになっているかということをきっちり踏まえた上で結論を出していただけたらと思いますので、これはお願いしておきたいと思います。  次に、回収されなかったごみは思ったより少ないということでお伺いしたんですけれども、今。私もちょっとある自治会長さんから言われたんですけれども、掃除当番の方が、今、ボランティア袋に入れて出してくださったら、また持っていってくださるんですよね。出された本人は、もう持っていかれているので、自分のごみが残っていたということを気が付かれていない。そういう状態で、自分が、出された方は、次、当番当たるまで、その方、気が付かへんけど、これ、困るなということをちょっと言われていたんですけれども、確認ですけれども、回収されなかったごみについては、どこの地域でごみが残っていたか、把握されていますでしょうか。 224 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 225 ◯奥谷長嗣環境経済部長 各集積ごとで把握はいたしております。以上です。 226 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 227 ◯18番 福中眞美議員 そうしましたら、またその自治会に何らかの手だてとかこういうことがありますということをちょっと言っていただけたら、今そういうことでちょっと自治会長さんが困っていますというお話をお伺いしたので、ちょっと今回入れさせていただきました、質問の中に。  続きましてお伺いしたいんですけれども、ごみ半減会議の報告書で、ごみ分別に関するガイドブックを見直し、住民が分別に悩んでいるポイントに絞った、かゆいところに手が届くようなガイドブックを作成ということを提案していますが、ガイドブックの見直しなんかはされるのか、また、ガイドブックを見直さないとしても、分かりやすい何か、市民に、本当に先ほど言いましたかゆいところに手が届くようなポイントを絞ったようなものを配布するなんていうご予定とかお考えはあるのでしょうか。 228 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 229 ◯奥谷長嗣環境経済部長 ご指摘いただいておりますように、やはりごみを減量化していくということに関しましては、市民の方々の協力が欠くべからざるものでございます。そういった観点から、ごみ半減会議の方から、ガイドブックも見直して、かゆいところに手が届くような分別方法を知らしてほしいというような要望もいただいております。そういったことを含めまして、今年の10月をめどにごみガイドブックを全面改訂させていただき、全戸配布をさせていただく予定をいたしております。以上です。 230 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 231 ◯18番 福中眞美議員 10月をめどに、是非、本当に市民に分かりやすい、分かりやすいということは、市民がどういうことを疑問に思われているかということ、何かその辺をちょっと収集していただいて、市民の声を聞いていただいて作っていただかないと、多分、思っていることと市民が困っていることはまた違うような気がしますので、そこのとこはお願いしておきたいと思います。また、ごみの有料化の実施前には説明会もよく開催されておりました。今、勉強会とかもやっていますよという市長のご答弁がございましたけれども、本当に市民との意見交換が重要やと思います。ごみ半減プランの方にもそういうようなことも書いてございました。定期的に開催したいというようなこともありましたので、本当に実施後もきめ細かい対応が必要だと思いますので、そのことについてお願いしておきたいと思います。  次に、説明会のことなんですけれども、説明会をひかりが丘で開催していただいたんですけれども、有料化の前にです。市民の方から、ごみ有料化を実施してもごみ半減にはならないのではないかという質問をされる方がいらっしゃいました。その回答に、職員の方は、「はい、無理です」と答えられていたんですけれども、そこで、行政はその他の重点施策についても取り組まなければならないというふうに強く思われていると思うんですけど、その点について、どのような考えがあるのかお聞かせください。 232 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 233 ◯奥谷長嗣環境経済部長 ごみ半減プランに基づいて、21年度比で半減していくというような大きな目標を掲げております。そういった目標を達成していく中で、やはり、有料化も1つでございますし、生ごみの資源化というような課題もございます。そして、市民の方々にお願いをこれからより一層していかなければならないんですけれども、リデュース、リユースというようなこともこれからお願いをしていきたい、そういった説明を本来すべきだったと、今現在お聞きしてそのように考えておりますので、今後、職員にもそういった点を十分指導していきたいと、かように思っております。よろしくお願いいたします。 234 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 235 ◯18番 福中眞美議員 よろしくお願いいたします。  先ほど、今、答弁の中で、生ごみの資源化、確かに燃えるごみの約45%は生ごみやせん定枝なんですね。これを資源化する仕組みづくりが重要だということは再三言われているんですけれども、現在、せん定枝、生ごみは燃えるごみになっておりますよね。今後どうされるおつもりなのか、もし考えがあればお答えください。 236 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 237 ◯奥谷長嗣環境経済部長 生ごみの資源化に関しましては、先進事例等々、既に幾つか訪問し、またいろんな先生方からのご意見をお聞きしながら、生駒市の方でどういった内容で資源化していくのがいいのかどうかということを今現在研究をさせていただいている段階でございます。ただ、これで市民の方々にすぐにお願いできるというようなものは、まだ見付かっていないというような状況でございます。そして、せん定枝に関しましても、研究はしておりますけれども、こういった方向でしていきたいというようなところまで至っていないというのが今の状況でございます。以上です。 238 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 239 ◯18番 福中眞美議員 今の回答では、生ごみもせん定枝も研究中だということで、研究をしていただきたいと思うんですけど、確認なんですけど、エコパーク21は、最初の段階ではそれを回収してということもありましたけど、それはやっぱり量も多いしちょっと無理やということで聞いたと思うんですけど、それでよろしいですか。 240 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 241 ◯奥谷長嗣環境経済部長 市民の方々に協力していただいて、家庭から生ごみを分別して出していただいて、それを収集して、仮にエコパークで再資源化するとすれば、能力的にも難しいというようなところがございます。そういったことも含めて、どういった収集方法がいいのか、そしてどういった資源化がいいのかということも含めて検討しているというような状況でございます。 242 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 243 ◯18番 福中眞美議員 確かに、家庭ごみの生ごみを出してくださいというのは、私も1カ月ちょっと自分のところの地域でさせてもらいましたけど、大変でした。真夏じゃなかったので、においはあれでしたけど、これ、真夏やったら大変かなということは言われていました。私は、すぐに土の中へ埋めて、キエーロを使っていますので、問題ないんですけれども、ただ、先ほど、市長が、手数料収入の中で、生ごみの処理機に補助金を出されているということで言われていたんですけれども、それも一つの方法だと思うんですけれども、その後の利用状況等、アンケートとかは、生ごみ料金、前は2分の1でしたけど、今は4分の3ですか、補助金を出されていると思うんですけれど、その辺のアンケートをとられて、どういうふうな使い方をされているとか、そういうことはつかんでいらっしゃるんでしょうか。 244 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 245 ◯奥谷長嗣環境経済部長 生ごみ処理機の購入補助に関しましては、昨年10月から4分の3の補助でさせていただいております。これにつきましては、まだアンケート等はとっておりません。以上です。 246 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 247 ◯18番 福中眞美議員 是非とっていただきたいなというふうに思います。4分の3補助されているから、たくさん補助していただいているのでただ単に買っているのか、若しくはちゃんと使われているのか、京都市の方でそういうアンケートの調査をされていたので、ちょっと見ていたんですけれども、かなり毎日使われている方も多くて、1週間に何回と言われる方もいらっしゃいます。ただ、この補助金は出していただいていますけど、生ごみ処理機を使われている方は、電気代が1回につき7円ぐらい払っていらっしゃいます。ごみ袋を買われた方が本当は安いんですね。それでも処理しようという気持ちを持たれているということは言うておきたいと思います。  それと、生ごみでは収集やりにくいというのはあるんですけど、そのままでは。生ごみ処理機で分解しますよね、私も生ごみ処理機もあるんです、キエーロを使う前は生ごみ処理機で毎日11時以降に回していました、電気代のことを考えて。そのときにどんどんたまっていくんです。どこへどうしてええか、少しは使いますけど、庭があんまりなくて、その使い道がなかったんです。そういうのやったら、もしかしたら回収、そういう1回からからにしたものやったら回収できるのかなと思いますので、せっかくからからにした生ごみを何か堆肥に使っていただけたらなと思いますので、これは意見として言っておきます。  次に、昨日の質問の中で、リバウンドは余り考えていないような回答のようにちょっと受け取ったんですけれども、ごみ半減会議では、浅利先生は、他市よりも生駒はリバウンドは早いのではないかというふうに言われておりました。ただし、ごみ袋がめちゃくちゃ高いとかあれば別ですけれどもというようなことも言われていたんですね。ごみ半減会議では、ごみ有料化は、50%、半減するためにはやむを得ないという結論でございました。しかしながら、どういう料金設定にするとか、例えば紙おむつ、今、無料になりましたけど、そういうような細かい詳細については全く議論をしておりません。私たち、一緒に議論していたんですけれども、報告書を提出した後に、また、審査会か別の会議で、そういうことについて、詳細について、市民の意見が入るような形で話し合われるというふうに思っておりました。そのような中で、今回設定されて、紙おむつも有料になったのではないかなというふうに思ったりもしております。やっぱり、有料化実施後も、市民の意見を取り入れた生駒ごみ半減会議、昔つくりましたけど、そのような会議をつくって市民に汗をかいてもらう、そういうことが必要じゃないかなと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。 248 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 249 ◯小紫雅史市長 今、議員ご指摘の点は非常に大事な点だと思っておりまして、昨日も部長から答弁があったと思うんですが、リバウンドがあった自治体も確かに0じゃないんですが、今、議員おっしゃったように、元々の料金設定みたいなところが安過ぎたという自治体で特にそういうのが起こっているという事例もありますし、正にその後の受け皿、例えば服とかミックスペーパーとか、そういうふうなものをしっかりと分別収集したりするような受け皿があるかとか、普及啓発を継続的にやったかと、そういうところと1セットできちんとやらないとリバウンドが起こる可能性が高まるという点はしっかりと承知しておりますので、それはきちんと生駒市としてもやっていくというのが1点目。  もう1つ、半減会議みたいなものをということなんですが、ちょっと、形をどうするか、これからまた詰めていきますけれども、市民の方も一定入っていただいたような形で、私、昨日申し上げておりますように、しっかりと、どのような効果があったのかとか、どのぐらい額として収入があったのか、コスト削減効果があったのかとか、その他の課題は何かとか、そういうものをきちんと検討と言うか、検証いただくような場づくりは何らかの形では要ると思っていますので、それはちょっと具体的にはこれからまた詰めていきますが、その方向では考えております。 250 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 251 ◯18番 福中眞美議員 そこのところ、私、今回、一番お願いしたかったところなんです。それを早急に話し合っていただいて、そういう動く市民をどんどん広げていっていただきたい、市民力を活用していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  その中で、集団資源回収の拡充についてもちょっと今後必要じゃないかなと、ごみを減らしていく上で。その点についてどのようなお考えなのか、お聞かせいただけますか。 252 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 253 ◯奥谷長嗣環境経済部長 集団資源回収につきましては、各自治会の方でも積極的に取り組んでほしいということで、自治連合会を通じてお願いはさせていただいております。そして、もし、自治会又は子ども会、いろんな団体の方々で取り組んでいただけるというような方向で、こちらの方へ問い合わせがあれば、回収業者の紹介であったりこういったところがあるよというようなことも含めて紹介はさせていただきたいと思っておりますので、市としても積極的な取組の支援をしていきたいと、かようには考えております。以上です。 254 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 255 ◯18番 福中眞美議員 これ、ごみ半減プランに書かれていたんですけれども、集団資源回収の世話役に負担のかからない「収集方式」による集団資源回収に関する情報収集と市民へ方式の紹介を進めていくということも書かれております。また、これはきっちりやっていただきたいなというふうに思っています。ずっとごみ半減会議の中でも集団資源回収についてはいろいろ出ておりました。私もひかりが丘自治会で環境衛生部長をしておりましたので、2年間、1年目は、まず、集団資源回収を戸別回収で集めてもらう。集団で集めていた分をだんだん年とってきたら重いんですね、持っていくのが、集団のところへ。そういうこともあり、家の前に、門先に出したら持っていってもらえるような形に変更し、その後は、月2回やってもらえるように交渉もしながら、今年度から、月2回、戸別回収でやってもらうようになりました。それ、やっぱりたくさん出ております。そのようなことを、自治会の方を通じてでも、いろんな形を通じて、市民、私たちも汗をかきたいというふうに思っていますので、是非進めていっていただきたいと思いますので、それはよろしくお願いしておきます。  先ほど、ごみ有料化の手数料とは、今はごみ処理の補助金や集団資源回収、太陽光発電などの補助金とかに出されているということだったんですけれども、これはちょっと私の提案なんですけれども、高齢化が進んで、ごみ集積所まで運ぶのも大変になっております。ステーション収集方式から、先ほども言いましたように、門先へ排出する戸別方式に転換することも、ごみ袋透明化を提案したのと同じ理由で、平成19年に提案させていただいております。市民にごみの排出者であることの自覚を促すことにより、ごみとなることを意識した買い物、消費及びリサイクル、分別排出への更なる実践を図ることにつながるのでご検討してくださいということで、これ、平成19年に提案した内容なんですけれども、だんだん重くなってきて、出しに行くのが大変、高齢化が進んでおります。現在、生駒市で燃えるごみの戸別収集をされているところはどこの地域か、分かればお答えいただきたいんですけれども。 256 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 257 ◯奥谷長嗣環境経済部長 東生駒地区で戸別収集は、一部、実施をさせていただいております。そして、集積場が設置できない狭あいな道路沿いのところでも、一部、戸別収集を実施しております。以上です。 258 ◯中谷尚敬議長 福中議員。 259 ◯18番 福中眞美議員 私もちょっと収集業者の方にこういうことを思いがあったのでお伺いしたら、一応、パッカー車を5台増やせば戸別収集は可能ですよということもちょっとお伺いしました、生駒市の。大阪なんかは戸別収集です。私、大阪出身なので、戸別収集で音楽を鳴らしながらパッカー車が来ておりました。先日も、田原台のお友達の家に行っていたときに、お昼ぐらいでしたけども、パッカー車の方が音楽を鳴らしながら、そこの奥さんが、「あ、ごみ出さなあかんわ」と言うて、家の前に出しに行かれていましたけれども、そういうやり方もあるということで、これからの高齢化対策、本当に重たいものを、新聞もそうなんですけど、家の前に出せたら便利じゃないかなというふうに思いますので、そのことも手数料からどうにかならないかなと思います。よろしくご検討ください。ただ、これは私は例として言ったんですけど、やはり、みんなで話し合って、市民力で、市民で決めていただくのが一番だというふうに思っておりますので、そのことは申し添えておきたいと思います。  最後に、基本計画の件なんですけども、ECO-net生駒、今、市長言っていただいたように、頑張っておりますけれども、まだまだ市民自身も頑張らなければならないところはたくさんあるというふうに私も思っております。環境基本計画策定委員会は、市民と事業者、行政職員が対等な立場で参画され、30名ぐらいですけれども、2年間かけて、本当に頑張って策定されました。計画を実施するのは、市民、事業者、行政、各団体、一緒に推進していくという形でなっていたんですけど、なかなかうまいこと進まない、これが課題だろうなというふうには思っております。ただ、市長の所信表明でも、最も重要なのは人づくりだと考えていると、また、生駒市が全国に誇るべき市民力、この市民力を生かしていくことが私と生駒市職員の最大の課題だというふうに言っていただきました。誠にこのことだというふうに、私もそのように思っております。また、その中で、市民の皆さんがより良いまちづくりに参加しやすい場、機会づくりを進め、真の協働、協創の実現に挑戦してくださると表明していただきました。
     私は、まちづくりは人づくりだというふうに考えております。市民の声を聞き、プロセスを大切にして取組を進めていっていただきますようお願いを申し上げ、私の一般質問を終わらせていただきます。 260 ◯中谷尚敬議長 次に、9番惠比須幹夫議員。              (9番 惠比須幹夫議員 登壇) 261 ◯9番 惠比須幹夫議員 それでは、議長の許しを得まして一般質問をさせていただきます。  今回、大きく2つのテーマで質問をさせていただきます。  1番目、ごみ処理、リサイクル対策について。  (1)家庭ごみの有料化の実施と今後の課題について。  1)家庭ごみ有料化が実施され2カ月余りが経過しました。現時点での課題についてどのように捉えているのか、見解をお聞かせください。  2)使用済みのおむつ(乳幼児用、高齢者・要介護者用等)は、現状のリサイクルが事実上困難な状況にあります。この観点から、使用済みおむつは無料化し、透明・半透明袋で燃えるごみの収集日に一緒に出せることが望ましいのではと考えます。見解をお聞かせください。この質問については、昨日の市長の所信表明と西山議員、また今の福中議員の答弁でも触れられておりますので、10月をめどに実施するということですので、2回目以降の質問では、関連して確認をさせていただきます。  3)各世帯における分別・リサイクルが進み、7リットル袋より小さなサイズ(容量)の袋を望む声もあります。将来的に指定袋の種類の追加も検討すべきかと考えますが、見解をお聞かせください。  4)家庭ごみ有料化の実施により、各資源物の回収量が増加しているとの報告を確認いたしました。中でも、プラスチック製容器包装は、4月だけで、対前年同月比159.1%、32トンを上回る増加となっております。しかし、一方で、プラスチック製容器包装の集積所の数は可燃ごみと比べ大幅に少なく、不便を訴える声も少なくありません。その解消策として、一定の要件を定め、必要に応じ、集積所を増やしていくことを検討してはと考えますが、見解をお聞かせください。  大きく2番目、清掃センターの施設更新について。  平成25年第5回定例会の私の一般質問の答弁で、奥谷環境経済部長は、清掃センターの施設更新に関する検討について、生駒市清掃センター長期包括運営業務委託が5年程度たった段階において考えていく必要があるとの考えを示されております。つまり、平成27年度が終了した段階ということでありますが、現段階においてどのような工程をお考えなのか、見解をお聞かせください。  次、2番目のテーマといたしまして、子育て支援施策について。  (1)市長は、「いこまのみらい2020」で市立病院などでの病児保育の拡充を掲げておられ、昨日の所信表明でも述べられております。実現に向けた具体的な手順についてお聞かせください。  (2)保育園の待機児童等の問題は、いまだに多くの子育て世代の市民の方々から改善を要望する声が多く聞かれます。市長は、「いこまのみらい2020」で、待機児童を平成30年度中にゼロにすると掲げられまして、昨日の所信表明でも重ねて述べられたところでございます。実現に向けた具体的な方策と工程についてお聞かせください。  以上、2回目からの質問につきましては自席で行わせていただきます。 262 ◯中谷尚敬議長 奥谷環境経済部長。              (奥谷長嗣環境経済部長 登壇) 263 ◯奥谷長嗣環境経済部長 それでは、惠比須議員の一般質問の1、ごみ処理、リサイクル対策につきまして、順次お答えをさせていただきます。  最初に、大きな項目の(1)家庭ごみ有料化の実施と今後の課題の1)有料化実施後の課題について、お答えをさせていただきます。  まず、ごみの量でございますが、家庭から出される燃えるごみの量は、この2カ月間の平均で、前年同月比18.8%減となっており、ほぼ予想どおりの削減となっております。また、指定袋以外で出された不適正排出ごみの状況を見ても、4月は5,134袋、5月は2,451袋となり、約半分に減っております。課題といたしましては、燃えるごみ削減率約2割を維持するとともに、更に削減を進めるため、有効な啓発が必要であると考えております。また、不適正排出ごみにつきましては、日を追うごとに減ってはおりますが、継続して発生している集積所につきましては、出向いて直接指導するなど、何らかの対策が必要であるものと考えております。  次に、2)紙おむつの無料化についてでございますが、この10月から透明袋で燃える家庭ごみの収集日に出していただき、せん定枝と同様に無料で回収する予定をいたしております。  次に、3)7リッターよりも小さい袋の設定でございますが、減量努力をいただいている方からは、1回のごみ出しに7リッター袋でも余るので、もっと小さい袋を作ってほしいといったご意見を頂くこともございますが、まだまだ少数意見であり、今後、減量が進み、小さい袋の作製要望が大きくなった時点で検討をしていきたいと考えております。  次に、4)プラスチック製容器包装などの資源ごみ集積所を増やせないかとのご質問でございますが、現在、資源ごみの集積所の設置基準は約50軒に1カ所と定めておりますが、地形や道路状況などを勘案し、自治会長と相談しながら柔軟に対応しているのが現状でございますので、ご理解いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。  続きまして、大きな項目の(2)の清掃センターの施設更新についてでございますが、現在、長期包括契約により、平成32年度までの期限で株式会社生駒環境サービスに業務委託をいたしておりますが、現時点においては特に支障箇所は見当たらず、順調に運転をしていることから、早期の施設更新の必要はないものと考えておりますが、今後、有料化等により燃やすごみの量が減少すると見込まれることから、現焼却炉の規模の縮小を視野に、発電設備を付加するなど、高効率な焼却炉への転換を目標に、補修を含め、検討を始めていきたいと考えております。  以上でございます。 264 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。              (小紫雅史市長 登壇) 265 ◯小紫雅史市長 それでは、惠比須議員からの2点目の質問について、私から回答をいたします。  まず、病児保育事業につきましては、現在、阪奈中央病院の中央病児保育室において病児保育の受入れをやっていただいております。平成25年度には372件、1日当たりの平均で言うと約1.3人、これが26年度には621件と、1日当たり約2.2人ということで、増加をしておるというふうに聞いております。ただ、増加はしておりますけれども、現在、キャパシティ的には受入れがまだできると、余裕があるという状況だというふうにはお聞きをしております。  今後の進め方につきましては、これから市民の病児保育に対するニーズがまずどのぐらい増えていくのかというのが1点。後は、平均すると1日2人程度ということではございますけれども、やはりインフルエンザとか感染性の胃腸炎等のはやる季節的な増加要因等も含めて、今対応いただいております阪奈中央病院の病児保育室だけで対応ができるかというニーズとの兼ね合いも含めて見させていただいて、現行の体制に追加して、更に病児保育の受け皿というものを増やしていく必要性が出てくるということであれば、市立病院もそうですし、また市立病院以外のやり方もあり得ると思いますので、そのような形で、状況も見ながら具体的な検討はしてきたいというふうに現時点では思っております。  2点目の、平成30年度中に待機児童をゼロとする方策でございます。具体的な対応、工程というお話でございました。  今年の3月に、生駒市の子ども・子育て支援事業計画で、31年度中にゼロを目指すという工程表が出ておりますが、それを1年前倒しするということを目指したいと。これも前山下市長の時代にも非常に待機児童の問題として取組を進めて、枠も増やしたけれども、なかなかゼロにはならないという、非常に難しい課題であるとも思いますが、引き続き取り組んでいくということで、基本的な進め方といたしましては、来年度、28年度に120名定員の保育園を1カ所新設するというものは柱にあるんですが、国の方でもいろいろご検討いただいておりまして、例えば小規模保育でありますとか事業所内保育でありますとか、そのような新たな形態の保育所と言うか、保育していただける場所をより積極的に活用していくというのが基本かと思っておりまして、具体的には、小規模保育を中心に、予定していた31年度よりも前倒しで、1カ所、2カ所、小規模園の規模にもよるので箇所数は変わってくると思いますが、整備を進めることで、今予定している、これでもなかなか厳しいと思いますが、それを更に1年前倒しして、30年度中に待機児童ゼロということを進められないかということでございます。大きくは以上のようなことで考えております。 266 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 267 ◯9番 惠比須幹夫議員 では、順番にお聞きをいたします。  まず、ごみ処理リサイクル対策の家庭ごみ有料化の実施と今後の課題の1番目でございますが、ミックスペーパーについて、現状、飛躍的に回収量が増えているということで、この4、5月の分を出されているデータを見ますと、13倍、1.21トンが16.01になっているということで、更に増加するという、これは市民の方がそれだけご協力していただいているということですので、うれしいことではあるんですが、これ以上に増大していった場合に、現状、可燃ごみの集積所で出されていたものをパッカー車の上に乗せるという形で対応し、途中、中継も挟んで、工夫されながら現状の数に対しては対応されているんですけども、これが更に増大していった場合、ちょっと対応が難しくなることも懸念されるということもあるんですが、それについてはどのようにお考えでしょうか。 268 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 269 ◯奥谷長嗣環境経済部長 今ご指摘いただいているとおりでございます。ミックスペーパーが市民の協力によって増えていくということが望ましいということを含めて、今後、より効率のいい収集方法を検討はしていきたいというふうに考えております。 270 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 271 ◯9番 惠比須幹夫議員 具体的に、1つ、古紙リサイクル業者との連携ということも考えられると思うんですが、その辺も今後の検討課題には入ってくるんでしょうか。 272 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 273 ◯奥谷長嗣環境経済部長 今現在、収集ルートの中で中継所を1カ所程度設けていると、それを2カ所に増やす、3カ所に増やしていくという手法もあるでしょうし、また、今ご指摘いただいておりますように、古紙回収業者との連携というものも一定検討していく視野に入ってくるものかなと。ただ、古紙回収業者の方々と連携をしていくということにつきましては、ある一定、1年間これぐらい見込みがあるよと、ミックスペーパーの量がこれぐらいあるよということが分からないとなかなかお話も乗ってもらえないというようなこともございますので、ある一定、古紙回収業者との連携についてはもう少し時間がかかるのかなというふうに思っております。以上です。 274 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 275 ◯9番 惠比須幹夫議員 その辺、状況を見つつ、適切な対応をお願いしたいと思います。  同じミックスペーパーに関連することでありますが、以前もちょっと懸念を意見として述べさせていただいたんですが、異物の混入というのが増えるに従ってどうなっていくのかというのが心配されるところでもあるんですけども、その辺については、現状では特にそういった現場からの声とかリサイクル先からの声というのはございませんでしょうか。 276 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 277 ◯奥谷長嗣環境経済部長 特に異物が入っているというような指摘は、今のところ聞いておりません。 278 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 279 ◯9番 惠比須幹夫議員 これについては、せっかく市民の方の協力でたくさん集まっても、循環先が途絶えてしまうと破綻してしまうということもありますので、できれば、トレースと言いますか、循環ルートをしっかりと調査もして、現状も確認していただければと思いますので、これは要望としておきます。  続きまして、先ほど来触れられておりましたおむつのことなんですが、10月から実施ということで、ほぼ私の想定していた内容と同様の内容でしていただくということですので、非常に好ましく思っておりますが、ただ、先ほど福中議員の一般質問でも出ておりました透明、半透明の部分については、私、今回、各自治体、同様の形で無料で回収されておられます自治体を調査いたしましたが、大阪でしたら泉大津市、関東の方でしたら鎌倉市、大和市、東大和市、中部で常滑市とかが確認されたんですが、いずれも透明、半透明ということで回収されておられまして、ヒアリングをしましても、特段それについて支障が出ているということもヒアリング先からは聞いておりませんのですが、その辺、確かに収集効率ということをすぐに見極めがつくという意味では透明というのも分かるんですが、それだけに固執するというのは、ちょっと理解できない部分もあるんですが、それについては見解をお聞かせください。 280 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 281 ◯奥谷長嗣環境経済部長 特に固執しているということではございません。ただ、この7月から、自治会、またごみ当番の方、またごみ収集業者、また紙おむつを利用されている方々から意見をお聞きしながら考えていきたい。ただ、今現在考えているのは、透明袋の方が異物混入は少ないだろうということで、提案と言うか、考えている段階でございます。そういった意見を聞きながら、十分、市民の方々の意見を踏まえ、対応できるような形では進めていきたいと、かようには考えております。以上です。 282 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 283 ◯9番 惠比須幹夫議員 その辺は、他の実施自治体も一度調査をしていただいて、果たして支障が出るのか出ないのかという部分も含めて、しっかりと検証していただければと思いますので、要望させていただきます。  それと、あと、このおむつの回収に当たっては、プライバシーの保護に配慮しているという自治体もあるんですが、これは今後やってみてのお話ということもあろうかと思うんですが、例えば秋田市では、基本、透明、半透明で出すのですが、希望者は、申請があれば受け付けて、年間決まった枚数の決まった袋をお渡しするという形で対応されているということもあるんですが、こういったことも含めて、今後、声があれば対応されていかれるのかどうかということ。 284 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 285 ◯小紫雅史市長 先ほど福中議員、今は惠比須議員からもいただいたように、私も正に子育て、もうおむつは卒業したんですけれども、幾つか論点がある中で、1つは、出し手側も透明だとちょっと抵抗があるというような観点は、それは確実にあると思います。我々も、透明で出すと、10月1日からいろいろ制度を見直していくという中では、私も、就任以来、短い期間ではありますが、かなり集中的に、部長ほか、担当者とも議論していっておりますが、今ご指摘も多々いただきましたので、先進事例、それも調べてはいるんですけれども、より一層、その実態も見て、今のプライバシーの観点も議論にも出たんですが、もう一歩突っ込んでしっかりと検討していきたいということで、10月までにしっかりと制度面、実施面、運用面でより良い形になるように考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 286 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 287 ◯9番 惠比須幹夫議員 プライバシーの配慮されているところは、恐らくその実態でそれなりの理由があってされていると思いますので、その辺、ご確認いただければと思います。  あと、おむつと同様に、非常に減らそうと思っても減らせない、出さざるを得ないというものに対応しているという自治体も散見されました。例えばストーマ用装具、これは人工の肛門とか膀胱とか付けておられる方が日常的にこれを使われていて、消耗品については出されるということでありますとか、在宅腹膜透析をしておられます方とか、これについてはなかなか数が把握が難しいんですが、ストーマ用装具につきましては、市の日常生活用具給付事業によって、現状、補助を受けておられる方が、今年度、113人おられるということも確認させていただいております。これはあくまでニーズがあればということなんですが、その辺の声にも配慮して対応を今後していっていただけるのか、ちょっとお聞かせください。 288 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 289 ◯小紫雅史市長 この紙おむつの話に気付いて、そういう個別具体的なお声というのはこれからも頂くと思いますので、その場合に、おむつのような形で、量があるので今回おむつは別に透明袋で出してもらうという形を採りますけれども、今のストーマの話でありますとか個別の話をいただければ、それは、今、議員もおっしゃったように、どのぐらいの数があるのかとかニーズがあるのかというのに応じて、また、個々ケースによってしっかりとそれはお話もお聞きして、例えば袋をお渡しするようなやり方があるのかとか、いろんな実務上の課題はあると思いますけれども、そのような個別のケースについては、お話をお聞きして、個々しっかりと検討していきたいと思っております。 290 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 291 ◯9番 惠比須幹夫議員 それについては、よろしくお願いをいたします。  次の指定ごみ袋の容量、サイズの追加等についてなんですが、これについては、まだそういった需要が十分に把握されていない、また寄せられていないということもあるんですが、これについて、ちょっと、詳細、またしっかりと寄せられた声を精査していただいて、量的なものも推計していっていただければと思います。  現状、調査しましたところでは、5リットルの袋を採用されている自治体も結構ございます。札幌市とか恵庭市、新潟市、北杜市、熊本市、八王子市等では、5リットル袋、採用されているということもございます。恐らく、これ、後で追加されたところもございますので、そういった声があって、要望があって実現されているのかという思いもいたしますので、それについてもしっかりと精査していただければと思います。  それと、あと、この袋のことに関連いたしますと、ちょっと苦情として幾つかお聞きしますのが、口をくくる部分、ひもと言いますか、それがちょっと耐久性に欠けるのではないかという、強度に欠けるのではないかというお声をちょくちょくお聞きするんですが、その辺については、何らか寄せられておりますでしょうか。 292 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 293 ◯奥谷長嗣環境経済部長 今ご指摘いただいた苦情と言うんですか、指摘につきましては、市の方にも頂いております。市の方で頂いたその内容を確認させていただいて、次回納入するごみ袋からは改善するというような形で、今現在、改善の手続きをとっております。以上です。 294 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 295 ◯9番 惠比須幹夫議員 それについてはしっかり改善をお願いできればと思います。  あと、もう1つ、袋に関連してのお話ですが、結構、先進的に取り組んでおられる八王子市なんかでは、比較的大きな容量の袋について、ばら売りをされているという、たまにしか大容量は使わない、そういった場合でも10枚買わないかんのかということもあろうかと思うんですが、その辺の声については、リサイクルの進展に伴って、だんだんだんだんと、買ってはいるけどもと言いますか、必要なときは要るけども、これだけも要らないということも出てくるのではないかなという、それで八王子市でも対応されているのではないかなと想定されるんですけども、そういったことも、今後、対応可能なものなのかどうかというのをちょっとお聞かせ願えますでしょうか。 296 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 297 ◯奥谷長嗣環境経済部長 そういった市民に対する利便性の向上に関しましては、今後、できるだけ前向きに検討は進めていきたいと、かように思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 298 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 299 ◯9番 惠比須幹夫議員 あれもこれもとなりますと非常に精査は難しいところだとは思うんですが、対応、適切に検討していただいて、よろしくお願いいたします。  それでは、4点目の、プラスチック製容器包装の収集に関しましてなんですが、これ、今回、プラスチック製容器包装については、非常に飛躍的に回収量が伸びているというふうに報告の方でも見せていただきました。4、5月で176.07トン、前年比で65.27トン増えていると。これ、大体、2トン積みのパッカー車にしますと260台以上飛躍的に伸びていると、多大な量なんですが、それだけ市民の皆さんが分別をしっかりと取り組んでいただいて出していただいているということなんですが、ただ、これについては、週1回収集ですので、他の資源よりも出す頻度が多い、しかも量が増えてくるという状況もあります。お聞きするところでは、燃えるごみの集積所は4,300に対して、プラごみを出す資源ごみ集積所は1,600ということなんですが、これ、先ほどもちょっと答弁はありましたが、これについては、もう一度確認ですが、一定要件、検討、検証されて、そういう声があり、対応が可能な箇所については対応していかれるということでよろしいでしょうか。 300 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 301 ◯奥谷長嗣環境経済部長 地元の方々の要望があれば、弾力的な運用をしていきたいと、かようには思っております。 302 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 303 ◯9番 惠比須幹夫議員 どっちにせよ、今の収集委託の契約年数がまだ残っているかと思いますので、その間はなかなかそれを超えて飛躍的に増大させるというのは困難だと思いますが、今後、お声としても市民の皆さんからお聞きしていますのは、これから自分がどんどん高齢化していく、自分自身も周りも高齢化していく中で、将来に向けて検討してほしいという声は、多々、高齢化対応の資源収集、ごみ収集という部分については検討してほしいというお声もありますので、それも踏まえて、今後、次の契約までにしっかり見極めをお願いしたいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 304 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 305 ◯奥谷長嗣環境経済部長 確かにおっしゃるとおりでございます。そういったことを見極めながら、次回、収集運搬業務等の契約の中に反映していくように今後取り組んでいきたいと、かように思っております。以上です。 306 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 307 ◯9番 惠比須幹夫議員 それじゃ、よろしくお願いいたします。  2番目のテーマの清掃センターの施設更新についてなんですが、これ、現状では、適切に管理をし、運営管理されているということなんですが、現状で1つできることとして、発電はボイラーが無いのでできないということですが、省エネという部分ではどのような対策がなされているのかということをちょっとお聞かせ願えますでしょうか。 308 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 309 ◯奥谷長嗣環境経済部長 特に省エネでこれをしたというようなことは今現在ございませんけれども、効率的な運転をしていく中で省エネを図っているというような状況でございます。以上です。 310 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 311 ◯9番 惠比須幹夫議員 それは具体的には、内容をお聞かせいただけますでしょうか。 312 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 313 ◯奥谷長嗣環境経済部長 炉を一旦休止、炉の火を止める、また点火するというような期間をできるだけ長くすると。燃やす時期をやめて、燃やす、またやめるというようなことではなくて、燃やす期間が長ければ長いほど立ち上がりの燃料等々が不要になりますので、そういったところで、燃やす期間をできるだけ長くすると、今まで2カ月であったものを3カ月にするというようなことで効率化を図っているというようなところでございます。説明がちょっと不十分で申し訳ないですけど、そういったことです。 314 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 315 ◯9番 惠比須幹夫議員 一つの方法としては、燃焼管理の見直しということで、燃焼状態を改善してダイオキシンの発生をより抑えていくということによって、排ガスの処理設備とか飛灰の処理設備、加熱脱塩素化処理装置、これを稼働率を下げていくことによって省エネができるという、電気の消費量が減るということも1つ考え方としてはあるのではないかなと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 316 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 317 ◯奥谷長嗣環境経済部長 その辺の情報については、初めて今お聞きましたので、今後、検討はしていきたいと思います。 318 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 319 ◯9番 惠比須幹夫議員 しっかりとその辺は調査していただいて、まず、当面はそれしかできませんので、お願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、あと、今後、見直しについても、施設の更新についても、なかなか先ほど、高効率発電が可能であればというお話もありましたけども、なかなか、昨今の社会情勢からいたしましても、全面建て直しをして、そして環境省が言われるように広域化も図って、大規模化を、施設の集約を図って、なおかつ高効率発電を行っていくというのは、これは理想なわけですけども、そうなると、地産地消で、全て地域の生ごみ等のバイオマスもそこで活用できるということもあろうかとは思うんですが、ただ、ちょっと、これ、非常に理想に近い部分もございまして、その中で、現状、まず考えられるという選択肢としてはどのようなことをお考えでしょうか。
    320 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 321 ◯奥谷長嗣環境経済部長 特に今考えておりますのは、長寿命化を図っていくと、そのために予防補修等々をいかに効率よくやっていくか、そこに力点を今置いているところでございます。以上です。 322 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 323 ◯9番 惠比須幹夫議員 長寿命化と言うと、建屋はそのままにしておくということでよろしいですか。 324 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 325 ◯奥谷長嗣環境経済部長 建屋につきましても、補修するところは補修していくということで今考えております。 326 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 327 ◯9番 惠比須幹夫議員 したがって、建屋を補修しつつ、しっかりと維持しつつ、その中で何ができるかということになってくるかと思うんですが、現実にやられている自治体もあるとお聞きしますが、例えば、今、1炉をほとんど使わなくて、1炉運転というのがほとんどの日数になってくると思うんですけども、その中で、1炉稼働に切り換えていくということも検討の一つの選択肢としては入ってくるのでしょうか。 328 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 329 ◯奥谷長嗣環境経済部長 1炉稼働と申しますと、今、2炉ある中で、1つだけをずっと運転していくというような意味でございましょうか。 330 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 331 ◯9番 惠比須幹夫議員 はい。2炉持っているだけで、1炉が止まっている間も電気消費をバグフィルターの管理とかで要るということもありますので、そうなってくると、総じてはごみ減量化が進んでいくという中で、もう1炉運転でもいいのではないかという、1炉を保持していくという。そして、1炉、もし仮に撤去したならば、そこにボイラーを付けていくとか、また高効率な小型発電を入れていくということも想定としては考えられるんです。これは今後の検討になりますので、そういうことも含めて検証していっていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 332 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 333 ◯奥谷長嗣環境経済部長 1炉稼働ということであれば、その1炉を補修したときにごみを処分するという場合については、他市町村にお願いしなければならないというようなこともございます。やはり、市民の日常生活を維持していくということにつきましては、全く支障のないような形で運転していきたいというふうなことが基本でございますので、当面の間は2炉を持ちながら、将来的には広域連携がきちっとできればそういったことも可能なのかなというふうには思っておりますので、近い将来の課題かなというふうには思います。以上です。 334 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 335 ◯9番 惠比須幹夫議員 その辺については、1炉にする場合の炉の選択ということもあるかと思いますし、むしろストーカ炉の方がいいのではないかという話もありますし、それと、今おっしゃったことに関連して言いますと、そういった、炉の補修するときだけ、また故障したときだけ、一定民間委託するということも十分可能でございますし、斑鳩町さんなんかは全面的に委託されていますので、そういう引受先を幾つか担保しておくということでこれは対応可能かと思いますので、意見として申し述べさせていただきます。  続きまして、次に、子育て支援の施策についてでございますが、1つ目の病児保育についてなんですが、これは、平成23年6月議会で、私、一般質問をさせていただいて、当時の市長からもやってまいりたいと思いますということでご答弁いただいておりました。確かに、今、市長言われたように、ただ単にやみくもにやるということもならないとは思いますので、その辺のニーズ把握については、今後どういった形でされていかれるのか、今も一定データとしては出されているんですが、更に実態にそぐったニーズ把握というのも必要になってくるのではないかなと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 336 ◯中谷尚敬議長 上野こども健康部長。 337 ◯上野和久こども健康部長 先ほど、実態としまして、25年度、26年度の病児保育、それの対応人数ということで、25年度が372名、それと平成26年度が621名という、伸び率で言いますと、約1.7倍ということでございました。ただ、もう少し細かく分析いたしますと、平成26年1月から3月、それと今年の27年1月から3月を見ますと、3カ月間で、平成26年が124名、それと平成27年が113名と、ちょっと減っている現状もございます。ただ、今後どういうニーズ調査をしていくかということにつきましては、基本的に、今、宣伝と言うか、広報しておりますのが、保育園を主にやっておりまして、幼稚園では働いておられませんので子どもを見れるということで、やはりそういう保育園なんかを中心にそういうニーズというのを調査、把握していくのが一番効率的かなと思っております。以上でございます。 338 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 339 ◯9番 惠比須幹夫議員 以前、委員会でしたかでお聞きしたときに、学童保育の皆さんへのご案内というのもされているようにお聞きしましたが、これは現状どういった形でされているのでしょうか。 340 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 341 ◯上野和久こども健康部長 学童の案内のときにそういうチラシを配らせていただいているというのを聞いております。以上でございます。 342 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 343 ◯9番 惠比須幹夫議員 現状では紙ベースでいってるという、それ以上のことはないという状況でしょうか。 344 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 345 ◯上野和久こども健康部長 ホームページでも、一応、リンクですけども、ママフレホームページということで、一応、市のホームページから、最初のトップページでリンクできるようなとこへでもそういう病児保育をやっておられる病院さんの紹介はしております。以上でございます。 346 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 347 ◯9番 惠比須幹夫議員 あと、現状の阪奈中央の病児保育さんでも、小学生までお預かり、それが学童保育への案内ということになろうかと思うんですが、ただ、学童保育100%利用されているわけではございませんので、特に小学校の低学年の就労世帯ということになろうかと思うんですが、その辺についても何らか情報が届くような、ホームページもあるんですが、現場に情報が届くような何らかの手だてが必要になってくるのではないかなというふうに思うんですが、その辺は何らか手だてとしては可能なものなんでしょうか。 348 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 349 ◯上野和久こども健康部長 直接、学童が、所管が外れましたんですけども、その辺は担当部局ともちょっと相談しまして、どういう方法がそういう学童を利用されている方に周知できるかというのは、先ほど言いましたように、チラシで知らせる以外、どういう方法があるかというのは、一度、協議をさせていただきたいと考えます。以上でございます。 350 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 351 ◯9番 惠比須幹夫議員 今お聞きいたしましたのは、学童保育の皆さんにはそういう形で行ってるということは理解いたしまして、学童保育を利用されていない、特に低学年の就労世帯の皆さんへのご案内というのは何らか手だてはないのかなというふうに思いましたものでお聞きいたしましたが。 352 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 353 ◯上野和久こども健康部長 ただ、学童を利用されていない世帯、利用される年代につきましては10歳程度までということで今の病院さんは言っておられますので、そういう低学年の方で学童を利用されていないということは、基本的にやはりそういう保護者のしっかりした方がおられるかなとは思うんですけども、今後、どうすればそういう方にも周知できるかというのは、勉強と言うか、すぐに思い付きませんので、協議させていただきます。以上でございます。 354 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 355 ◯9番 惠比須幹夫議員 なかなかそれぞれ個別にというのは難しいとは思いますので、働いておられる世帯でということで注釈付きでするのか、全体にするのか、その辺になってこようかと思いますので、しっかりとちょっと検討をお願いできればと思います。 356 ◯中谷尚敬議長 ちょっと待って。  峯島教育総務部長。 357 ◯峯島妙教育総務部長 福祉関係と、今後、就学通知等もありますので、一度、協議をしていきたいと思います。 358 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 359 ◯9番 惠比須幹夫議員 是非よろしくお願いいたします。  そういったこと、できる限りのことをしていただいた上で、その辺のニーズが初めて出てくるということもあろうかと思いますので、その上で、市立病院での実施についても、それを背景として考えていただければと思います。特に、今、市立病院の方では院内保育も設けられているということなんですが、これはもう実施されていますでしょうか。 360 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 361 ◯上野和久こども健康部長 一応、今、市立病院に働いておられる方の保育ということで、6月1日より開始しております。以上でございます。 362 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 363 ◯9番 惠比須幹夫議員 その辺のノウハウも既にあるということと、あと、特に出勤の道中で立ち寄りやすいとかその辺の立地の利便性ということもありますので、その辺も踏まえて総合的に検証していただければと思いますので、お願いをいたします。  次に、2番目の、待機児童解消へ向けての取組なんですが、その中で、1つ、今、国の方から、待機児童解消へ向けての一つの方策として、一定の要件がそろえば定員を超えて受入れが可能ということもあろうかと思うんですけども、その辺、生駒の市立保育園では、現状、どのような受入れ状況になっておりますでしょうか。 364 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 365 ◯上野和久こども健康部長 弾力的な受入れというのは可能ということでございます。ただし、例えば施設の広さの要件、それと、あと、職員、保育士の配置基準、これを満たした上でということでございまして、最高20%までは可能ということでございます。現状を言いますと、今年度の公立、私立を含めました定員と言われておりますのが2,044、それで、現在、6月1日付けの保育園の児童数というのが2,166ということで、定員よりは上回っている現状が今現在あります。以上でございます。 366 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 367 ◯9番 惠比須幹夫議員 今の条件の中で要件を満たして受入れができる最大の数というのは、この生駒においては、今の数字でいきますと幾らになりますでしょうか。 368 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 369 ◯上野和久こども健康部長 すみません、ちょっとそれは計算した記憶がございませんので、これはすぐ出てこないと思います。また後日、一度あれは。ただ、難しいのは、年齢別にいろいろ対数が違いますから、それをどう仮定するかということでございますので、正確な人数と言うか、どれが正確かというのもあるんですけども、ちょっと難しいとこ、あるんですけども、試算はできるかなと思いますので、一度やらせていただきます。以上でございます。 370 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 371 ◯9番 惠比須幹夫議員 その辺、試算をされた上で、どこまで可能かということをまず割り出していただいて、その上で、特に一番問題になってくるのが、マンパワーの問題をどういうふうに計画を立てていくのかという、なかなか年度当初からいきなり人を増やすというのはかなわない話でもあろうかとは思うんですけども、その辺も含めて、目標を立てるからには、そのマンパワーの手当もしていかなければならないという部分で、併せてご検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 372 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 373 ◯上野和久こども健康部長 特に保育所関連につきましては、今、公立幼稚園が4園で、その他は民間に頼っているとこでございまして、基本的に、民間の保育所と言いますのは、経済的と言うか、運営もやはり効率的な人員配置というのもありますので、無駄ということではないんですけども、若干スペースがあるから、例えば中途半端な対数でと言うと、やはりそういう経営面も問題あるということで、ただし、公立でそういうことをしますと、やはり財源等の問題もございますので、その辺のバランスというような、人の配置というのは検討していく必要があると考えております。以上でございます。 374 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 375 ◯9番 惠比須幹夫議員 民間に立ち入ってというのはなかなか難しい、かなわない話ではあると思うんですけども、市立の部分については、その辺、目標を立てるからには、それに対しての計画、そして人員配置等々も含めて検討していただければと思いますので、要望としておきます。  あと、先ほど、市長のお話にもございました小規模保育を拡充していくという部分なんですが、小規模保育、また家庭的保育、もう1つ、居宅訪問型とあるんですが、その辺についても、地域地域のニーズによって確保していくという部分もあろうかと思うんですが、その辺の捉え方についてはいかがでしょうか。どのように現状を捉えておられますか。 376 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 377 ◯上野和久こども健康部長 ご指摘ございましたように、場所によって、例えば余り北とか南の方に偏ると言いますと、やはり、利用者の利便性ということで、幾ら設置させていただいても利用がないということになる可能性はあります。今現在考えておりますのは、やはりそういう交通の利便性があるとこで、基本的には小規模保育、例えば駅前であれば理想的なんですけども、そういう立地条件がいいところで、基本的にはそういう公募という、来年度以降、そういうところで公募していくのがいいかなと考えております。以上でございます。 378 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 379 ◯9番 惠比須幹夫議員 その辺を踏まえてお願いいたします。  あと、もう1つ、市立幼稚園の預かり保育についてなんですが、これも拡充していかれるという方向は市長も示しておられるんですけども、それについての時間の区切りについては、現状ではどれぐらいで想定、キリですね。 380 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 381 ◯上野和久こども健康部長 現時点で実施しておりますのが、長時間におきましては生駒幼稚園でやっておりまして、これが2時から5時ということで実施しております。これを延長するということで今ちょっと考えておりますのが、やはり最大延長しましても6時半ぐらいまでかなと。なぜかと言いますと、それ以上延ばしますと、例えば、保育園の延長が、今、7時半までということで、その辺の料金設定とかいろいろ複雑なことになってくるのと、やはりそういう人件費等々も考えまして、最大で6時半ぐらいまでかなと今のところ考えております。以上でございます。 382 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 383 ◯9番 惠比須幹夫議員 分かりました。当初、市長が、以前、「いこまのみらい2020」で掲げておられましたのが19時まででしたのが、ほぼそれに近い形にまで何とか拡充をというお話ですので、よろしくお願いいたします。  あと、保育園につきましては、他の自治体、県内では、奈良市とか大和高田市、広陵町などが見受けられるんですけども、比較的リアルタイムで空き情報を発信されている自治体が、大阪でしたら、大阪市、四條畷、これは京都ですが、宇治市などもあるんですけども、その辺、生駒でも、より市民の方が即座に判断しやすい、判断材料となるという部分では、発信してはどうかと思うんですけども、この辺はいかがでしょうか。 384 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 385 ◯上野和久こども健康部長 保育園の空き情報ということでございますけども、ただ、生駒市におきましては、待機児童、ずっと出ておりまして、なかなか、空きの教室が、偏った部分と、それと4歳児、5歳児につきましてはそういうとこもあるんですけども、やはり一番待機児童が多い1歳、2歳につきましては、そういう空きというのはなかなかないということでございますので、その辺が情報を流せるだけのこちらのできるような内容のものがあるかどうかというのは、ちょっと難しいかなと思います。以上でございます。 386 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 387 ◯9番 惠比須幹夫議員 あと、これもよく市民の方からお聞きすることではあるんですが、1子目が、まず、保育園に入られて、次に、2子目の方、お子さんを入れられる場合に、これは詳細な評定の基準があるのでなかなかかなわない部分はあろうかと思うんですが、実際としては、やっぱりお子さんが分かれてしまう若しくは2子目の方が入れないというお声が非常に多いんですけども、この辺について、何か打開策と言いますか、難しいところだとは思うんですが、現状考えられているところがありましたらお願いいたします。 388 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 389 ◯上野和久こども健康部長 これ、毎年やはりそういう方が出られまして、いろいろ苦情等を頂いておるんですけども、ポイント制と言いますか、必要性に応じまして点数を付けまして、やはり公正を期してやっておりますので。ただ、兄弟加算というのはございますので、同じ条件であれば、そういう兄弟というのは一定加算されるかなと思うんですけども、やはり、それ以上に必要とされている方がおられるということになると、どうしても点数の高い方から拾っていくということになりますので、その辺がもうちょっと緩くしたらどうかというご意見もあるんですけども、今後、それは、検討課題と言うか、何かいい方法があれば採用させていただきますけども、ちょっと検討課題ということでよろしくお願いいたします。 390 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 391 ◯9番 惠比須幹夫議員 それについては、引き続き、しっかりと検証、検討をお願いいたします。  それと、あと、希望される年齢のお子さん、空いている施設がある、一方では駅近くの施設を希望されるということで、マッチングがうまくいかないというケースも多々あるかとは思うんですが、その辺については、こちらであれば、万一、2子目の方も入園が必要になってもマッチングできる可能性がありますというような、これ、なかなか責任も生じてくるということもあるかと思いますので、情報のお伝えの仕方というのが難しいかとは思うんですが、少なくとも、まず、最初に、2子目が希望される段階でその辺の情報も併せてお伝えてしていくということも大事なのではないかなというふうに思うんですが、その辺は、現状、どのような形での説明と言いますか、取っかかりの説明ですね。 392 ◯中谷尚敬議長 上野部長。 393 ◯上野和久こども健康部長 まず、募集のときに、第1希望、第2希望、第3希望というのを書いていただきまして、それで、まず、募集をかけまして、先ほど言いましたような点数制によりまして各保育所に配属をさせていただいております。ただ、先ほど言いましたように、確かに空いている箇所もございますので、ただ、それはそういう漏れられた方には情報として流しまして、2次募集というのもございまして、そのときは、またそこが空いているということで募集をかけますので、今、現状はそういうことをやっておるというところでございます。 394 ◯中谷尚敬議長 惠比須議員。 395 ◯9番 惠比須幹夫議員 30年度、待機児童ゼロということに向けてこれから出発になりますので、あらゆる手だてを打っていただいて、その目標の達成に向けて進んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。これにて質問を終わらせていただきます。 396 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午後2時41分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後2時55分 再開 397 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。  最後に、16番樋口清士議員。              (16番 樋口清士議員 登壇) 398 ◯16番 樋口清士議員 議長の許可を得て一般質問を行います。  今回は、関西文化学術研究都市高山地区第2工区の整備について質問をいたします。  前市長が、就任直後の平成18年2月に、奈良県、URに対して、事業に対する協力を白紙撤回、平成20年6月に、奈良県、UR、生駒市によるプロジェクトチームの組織と開発計画の見直し作業を行ったものの、平成22年10月に検討を中止、平成24年2月にリニア中央新幹線中間駅の当該地区への誘致に向け、調査、誘致活動を開始し、現在に至るも、新駅の誘致活動以外は、当該地区の整備に関して何ら手が打たれていない状況にあります。言わば、この9年間、高山地区第2工区の整備は、明確な方針が定められないままに放置された状況にあります。既に平成25年9月の定例会におきましても、前市長のもと、同テーマで一般質問を行いました。その際、以下のことを確認いたしました。  当該地区については、土地区画整理事業により整備することを想定しており、奈良県、最大地権者であるURとの協議、協力が必要であると認識をしている。URによる財産処分については、URから市に、一定、話はある。民間に処分する場合には事前に市に対して話があるはずであり、その時点で市としてどう対応するかを考えればよいと認識をしている。リニア新駅の位置が決定するまでは、駅の誘致活動を行う他には、土地利用、インフラ整備等についての具体的な検討等は行わない。土地の荒廃等に対して、土地の管理は所有者が行うべきものであるとの認識をしており、市として関与することはない。  他方、小紫市長は、先の市長選に際して、前市長の市政を継承するとしつつも、新聞紙上においては、高山地区第2工区をこのままの状態にしておくことは、荒れ地の拡大など、景観・自然保護上の問題があるとした上で、自然環境や景観にしっかり配慮した将来的な土地利用の検討、道路などのインフラ整備の在り方、リニア新駅の誘致との整合性、費用対効果などを含め、将来像の検討を速やかに再開すると述べられております。また、昨日の所信表明におかれましても、高山地区第2工区の今後の在り方について、リニア新駅誘致も踏まえ、具体的な検討を速やかに開始いたしますと述べられておりました。  このことを踏まえて、高山地区第2工区の整備に関してお伺いいたします。  1つ目、前回、平成25年9月定例会での本件についての一般質問以後、URから市に対して土地の処分についての申入れ等はあったのでしょうか。あったとすれば、いつ、どのような場で、どのような内容の申入れがあったのでしょうか。  2つ目、前回の質問以降、高山地区第2工区について、奈良県と話合いを行ったのでしょうか。行ったとすれば、いつ、どのような場で、どのような内容の話合いがあったのでしょうか。  3つ目、高山地区第2工区の将来像の検討について、いつから、どのような方法で行い、いつまでにどのような結論を出すことを予定しているのでしょうか。
     4つ目、高山地区第2工区の将来像について、いかにあるべきという現時点での考えはあるのでしょうか。  登壇しての質問は以上で終え、以後の質問は自席にて行います。 399 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。              (小紫雅史市長 登壇) 400 ◯小紫雅史市長 それでは、ただ今の樋口清士議員からの質問に対して、私から回答させていただきます。  まず、前回ご質問いただいたとき以降のURからの申入れ等につきましては、平成26年3月に、URの保有されている土地に関しまして、山下前市長の時代でございますが、市長室で、山下前市長に対して、直接、URの方から譲渡に関する申入れがあったということでございます。具体的に、その申入れを受け、協議を進めたものの、前市長の退任により、協議自体は今いったん中断となっておる、そういう状況でございます。  2点目の、県との話合いにつきましては、県、UR、市の3者で開発計画の検討が中止されたのが22年10月でございますが、それ以降、県と、この件について具体的な話合いをしてはございません、しておりません。  3点目、高山地区第2工区の将来像の検討についてでございますが、いつからというのは、この6月議会が終わって速やかに、まずは市役所の中の関係者を集めて、具体的な検討を速やかに進めたいというふうに思っております。ちょっとその後については具体的にいつというのが今この時点で申し上げられませんが、県でありますとか関係者、必要な方に対しましてお話をしていくという段取りにはなると思っております。  最後の、第2工区の将来像についていかにあるべきという現時点の考えでございますが、これについては、先ほど申し上げたような場で、まずは市役所の中でこれから詰めていくということに尽きますけれども、リニア中央新幹線のパンフレットなどに、非常にざくっとしたイメージではございますが、一度このようなパンフレットでは周知をさせていただいておりますが、これをそのまま生かすかどうかというのはもちろんございますけれども、リニア新駅が来るというようなときのイメージがこの中にありますので、それも一つの参考にしながら、市の中でも議論していくということかと思っております。  また、同時に、先ほど申し上げたように、URが保有しておる土地についての譲渡というものについても速やかに検討してほしいという話があることも踏まえまして、そちら、速やかに検討していくことも必要だという認識でございます。簡単ではございますが、以上でございます。 401 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 402 ◯16番 樋口清士議員 先ほどのお話ですと、平成26年3月に、前市長に対して、直接、譲渡の申入れがあって、以降、協議もあったと。ただ、退任により中断しているということなんですが、小紫市長が就任されて以降、URとの間の話合いあるいは話というのは何らかあったんでしょうか。 403 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 404 ◯小紫雅史市長 具体的な突っ込んだ話合いまではしておりませんが、市長に就任した後に、5月18日ですか、URの方がご足労くださいまして、その場で挨拶をさせていただきました。その場では、今はいったん中断になっておりますけれども、これまでの議論、それを完全に100%引き継ぐかどうかというのはまたもちろんありますけれども、今まで協議もさせていただいた内容も、それも踏まえて、協議を継続していきましょうというお話は私からさせていただいております。 405 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 406 ◯16番 樋口清士議員 これまでの協議を踏まえて、今後、協議を続けていくというお話なんですけれども、これまでの協議の内容というのは、どういうものなんでしょうか。 407 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 408 ◯小紫雅史市長 具体的な非常に細かい内容につきまして、正に、今、URとのまだ意思形成途中という意味では、彼らとのぎりぎりのやり取りということでございますので、詳細は差し控えさせていただく他ございませんけれども、その協議内容を何度か、何回ぐらいですか、お会いしているということではございますので、それにつきまして、全く白紙に戻すのかと言われれば、私の中では、全く白紙に戻して、市長が代わったから0から検討するということではなくて、今までの協議の内容も一定参考にしながら、そのとおりに必ずしもやるかどうかは、先ほど申し上げたようにそうとは限りませんが、しっかりと議論していきたいというふうな趣旨でございます。 409 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 410 ◯16番 樋口清士議員 これまでの協議の内容を白紙に戻さないでということなので、ちょっとどういう方向を向いているのかというのが全く今のお答えの中では私としては理解ができないんですけれども、なかなか詳細は語れないということではあるんですけれども、あちらは譲渡するということについての申入れをされている、こちらは買い取るかどうかということを意思決定するかどうかということ、その辺りが求められているんだろうというふうに推察するんですけれども、要は買うか買わないかを今協議しながら考えていると、そういう理解でよろしいですか。 411 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 412 ◯小紫雅史市長 具体的な条件と言うか、そういうふうな話を向こうからの提示があり、それについて議論をしているということでございます。 413 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 414 ◯16番 樋口清士議員 要は、買うか買わないかというところについての判断をしていくに当たって、条件のすり合わせと言うか、協議をやっていると、そういう理解でよろしいですか。 415 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 416 ◯小紫雅史市長 そういう協議が前市長のときにあって、そのやり取りの経緯も踏まえて、私も聞いていますので、それも踏まえてこれから協議はしっかりやっていこうという話を5月の挨拶のときにはしたと、そういうことでございます。 417 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 418 ◯16番 樋口清士議員 そしたら、ちょっとそれは置いておいて、次の質問に行きます。  知事との第2工区に関しての話合いというのは具体的にはなかったということなんですけれども、小紫市長就任後、県知事との間で、何らか話、やり取り、挨拶の中でということも含めて、学研第2工区というところについての話というのは何らか出たのか出ていないのか。 419 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 420 ◯小紫雅史市長 荒井知事には、私、就任の当日か、速やかにご挨拶には伺っております。その場で特にこの学研高山第2工区について何か具体的な話をやり取りしたということはございません。 421 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 422 ◯16番 樋口清士議員 ちょっとこれは確認なんですけれども、この第2工区についての具体的な話はなかったと。ただ、市長の認識として、当然、この地区について何らか対応していこうと思ったら、県との協議と言うか、協力、理解、これがなければできない、こういう認識は持っておられるということでしょうか。 423 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 424 ◯小紫雅史市長 そのとおりでございます。 425 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 426 ◯16番 樋口清士議員 では、奈良県との間での協議あるいは理解を求めていく、協力を求めていくという具体的なアクションというのは、どういう段階でやっていくということでお考えでしょうか。 427 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 428 ◯山本昇副市長 先ほど、市長の方からも話がございましたように、URの方は、極端に言うと、30年問題というのがあって、基本的に今のURが所有している土地をこのままいくと民間に切り売りせざるを得ないということになるわけでございます。だから、それよりは、やはり行政で買っていただいた方がいいのではないかというようなことで申入れをいただいておって、市の方で検討してまいったということでございます。  ですから、優先順位からいきますと、まず、こちらの方が最優先かなと思っておりまして、今後、中断しておりましたURとの協議の方をきちっと進めてまいりたいと思っております。  そこで一定の方向が出た段階で、県との協力というのは、先ほど市長の方も申したとおり、県の協力がないとやっぱりなかなか動いていかないというふうに思っておりますので、その段階で、きちっと県とも真摯に対応してまいりたいと思っております。 429 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 430 ◯16番 樋口清士議員 県については、URと、土地を買う買わないということの、ある程度、意思決定をした上で、そこの間に何かワンクッションあるのかどうか分かりませんけども、その結論をもって県の協力を求めに行くなり話をしに行くと、そういうことでよろしいですね。 431 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 432 ◯山本昇副市長 当然そのように考えております。現在、あれだけ大きな土地の中で、もう市街化区域に編入もされていますし、いろんな土地利用に関しての制限等もかかっておるわけでございます。やはり県との協議なしには進められないと思っております。 433 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 434 ◯16番 樋口清士議員 分かりました。当然しかるべき段階で県との協議をきちっとやっていただきたいということなんですが、いずれにしても、URの持っている土地をどうするのかということが先決であるということなんですけれども、URとのやり取りと言うか、土地の購入するしないの判断をしていくときに、市長は、先ほど、まずは庁内での検討ということをおっしゃっていたんですけれども、庁内で何をどの程度の検討をして、どういう結論を持てばURとの話というのができるというふうに考えておられるんでしょうか。 435 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 436 ◯小紫雅史市長 先ほど、まず、速やかに庁内で検討と申し上げたのは、高山第2工区の具体的なイメージをどう考えていくのかという検討自体はもちろん市の中でしっかりやっていかなきゃいけないという認識がありまして、それをゆっくりのんびりやるつもりはないという、そういう意味でございます。また、それで、先ほど副市長から申し上げたようなURとの協議につきましては、また、庁内の検討がなければURとの交渉とか協議というものができないということでもなくて、それはそれできっちりとやっていくという、そういう意味で、先ほど、私は市役所の中でも検討すると申し上げた、そういうことでございます。 437 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 438 ◯16番 樋口清士議員 そしたら、要は、URの持っている土地を買う買わないということの判断というのは、市として、何が見えればと言うか、こういうことをしようと、当然、方針がないのに土地を買うわけにいかないと思いますので、第2工区について、一定、どうしていくのかという、具体的な絵を描くという話ではなくて、事業をするしないという例えば大きな選択がありますよね。その事業の規模をどうするかという次の選択がありますよね。事業の規模に合わせて、具体的にその中身をどう埋めていきましょうかという、その具体論に入っていくということになってくると思うんですけれども、どの辺りの判断を誰がやることによって、URへの回答ではないですけども、買うか買わないかということの判断をしていこうと考えられているのか、この辺りはいかがでしょうか。 439 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 440 ◯山本昇副市長 今の話につきましては、結局、URさんが、今、まだ、行政、特に生駒市に売るということを決めたわけでもございませんし、ある意味、このまま進んでいけば民間に切り売りせざるを得ないというようなことを言われているわけでございまして。だから、結局、生駒市として買って本当に大丈夫かという点の検証もやっぱり必要だと思います。現状に関しては、私も、学研2工区の現場は、担当しましてから、毎年、現地に冬に入っているんですけど、20年から入って、最初の頃はやはりかなり荒廃が進んでいっておりまして、最近見ると、それが何か当たり前のように見えてきて、どうもあれですけど、ただ、そこにほかされているごみなんかがその上から草が生えてきて、ごみなのか何か分からへんような状態にもなっておるということで。だから、あの現地に関して、あのまま放置していいということでは決してないと思います。保全するにしても開発するにしても、何らかの方針を決めて進めていかなければならないということもございます。だから、そういったことを、十分、先ほど市長の方からも話がありましたように、市内部で、開発と言うか、保全するところというのはどれぐらい残さなあかんのか、あるいは開発ができそうなところというのはどれぐらいあるのかというのは、これは検討せなあかんのですけども、まず、やっぱり市内部での検討ということでいかないと、早々に業者さんに委託するような話には、なかなかそれはできないだろうというふうに思っております。だから、検討の中で、大きなのは自然環境への配慮と言うか、やっぱり今の自然環境をどうするかというところからスタートしていきたいというふうには思っております。  それから、URさんが持っておられる土地の筆数も非常に多いわけでございます。当然、今後、これから交渉を進めてまいりますと、価格の話も出てこようかと思います。それが本当に市民の皆さんあるいは議員の皆様のご理解を得られるような状態にあるのかどうかというような、そういう検証もしなければならないということでございまして、ちょっと長くなりましたが、そういうことを含めて検討してまいりたいということで、よろしくお願いしたいと思います。 441 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 442 ◯16番 樋口清士議員 おっしゃっていることはよく分かるんです。分かるんですけれども、先ほどいみじくも副市長おっしゃったように、URは平成30年の期限を持っているので、何となれば、民間に切り売りしてしまう可能性だってあると。だから、早くその辺の処理の仕方については市も考えていかなければならないと。当然、切り売りされた後どうなるのかということを想像しますと、非常に厳しいものがあるんじゃないのかなと。自然の保全、環境保全というようなことを中心に考えていく必要があると、そこから検討をスタートさせるといったときに、切り売りされた土地を対象にそんなことを考えていても、なかなか前向いた話は多分できないと思うんですね。例えば、今、地元で一般の土地所有者さんが土取りを民間にさせようとか、あるいは土地を売却しようとか、そんな話も出ているというふうに漏れ聞いているんですけども、そういう事実は把握されていますか。 443 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 444 ◯山本昇副市長 現実にそういうような事例が出始めております。 445 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 446 ◯16番 樋口清士議員 だからこそ、URさんはそれなりに塊を持っていますけど、一般の土地所有者さんというのは、全くそういう公共のためにうんぬんということでなかなか動いていただけない部分はあると思うんですね。これは、多分に生駒市がそこをどうするんだということの方針が全然いまだ明らかになっていないということが問題で、これはいつまで持っていてもどうなるや分からんと。目先の利益を求めて、じゃ、どうかしようかというような判断もそういう中で多分出てくるんじゃないのかなというふうに思うんですね。だから、やっぱり、そうならないように市としての方向性を出していくというのは、かなり早くやっていかないといけないと。先ほどのお話を聞いていますと、庁内で検討は進めていくんだということなんですけれども、3つ目の質問に返るんですけれども、速やかに開始する、では、いつまでに結論を、どの程度の結論を出そうとされているのか、ここはいかがですか。 447 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 448 ◯山本昇副市長 今おっしゃったとおりかと思っております。URは、話をする度に言われている話としては、要するに30年が期限じゃないんだと、基本的に25年がだんだんずれていって30年という話になっているだけであって。だから、少なくともここ1年余りがURとしては勝負やと思うているというような話もございます。一、二年というとこですかね。ですから、市の方も30年を待とうというようなことは思っておりません。ですから、できるだけこの交渉を速やかに進めてまいりまして、URとの交渉を進めてまいりまして、できるだけ早く、できることならば、年度内あるいは来年度早々ぐらいには一定の方向を出せればなというような思いでございます。それはあくまで思いでございますけれども。 449 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 450 ◯16番 樋口清士議員 その方向性を出すというのは、今の話の中で、ちょっと分かりにくかったのは、URとの協議も含めての、一定、その方針。だから、もうこの分は買います、買わないというようなことも含めた結論を出すという、そういう意味合いでよろしいですか。 451 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 452 ◯山本昇副市長 そういうことでございます。だから、当初に私も言いましたように、まず、その点がやっぱり優先順位としては一番早いと思っております。先ほど言いましたように、その間、今年度に関しては、やっぱり市内部の協議を進めてまいりたいという、先ほど言いましたとおり、そう進めてまいりまして、他市の例等でいきましても、具体的な話でいきますと、東京の町田なんかでは、小野路・小山田地区というところがございまして、これは平成19年中止したときに私も現地を見に行きました。その地区でも、現実的には、町田の北部丘陵検討委員会というのをつくられて、基本構想に関する懇談会ということで、学識経験者、地元の代表の方、それから都市再生機構、農協とか、それから自然保護活動のNPO、それから国交省とか農水省の方も入られていますけど、そういった組織をつくられて、早急に検討委員会を立ち上げられました。  それから、木津川市なんかも、メンバー的には、大学の先生を中心に、京都府、それからURさん、それから木津川市さんでもって検討委員会を立ち上げられて、木津川においては1年弱の中で一定の方向を出されたというようなこともございますので、まず、URさんとの話が仮にうまくいくようであれば、早急にその後対応しても、決して遅きに失するということではないというふうに思っております。 453 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 454 ◯16番 樋口清士議員 木津川の例をちょっと出されたんですけど、私もちょっと木津川についてはいろいろ調べてみたんです。担当課の方にもちょっとヒアリングに行かせていただいて、お話も伺いましたが、やっぱり生駒と大きな違いはあるんですよね。とにかく、生駒市が、事業につまずいてと言うか、白紙撤回されたという同じ時期に、やっぱり木津川市さんの方でもURさんが事業の中止の判断をされた、木津の中央地区と北東地区。しかしながら、生駒はそこからほぼ無策ですよね。木津川市では、地元で開発したいという要望を上げて、まだURが事業主体として残っている間に、そこに向かって何とかこの事業を進めてくれという要望をかけて、一定の条件をクリアした上で、中央地区についてはまちづくりができたと。もうほぼ完成しましたよね、換地処分も終わりましたと。北地区に関しても、そこは自然の状態で残すと。ただ、残す事業主体というのも、実は当時はURが主体的に動いていたと。それを木津川市が引き取ってと言うか、土地も買う形で自然保全に向けての取組を進めている状況で、その組織づくりというのは、実はURがかなり頑張ってやってくれたと。URの主体的な動き、事業主体としての動きというのがあったところですよね。  ところが、生駒の場合は、正にこの状態で、URという事業者はもう逃してしまって、今、地権者としてのURしか見えない。正にこれは前市長の失政やと僕は思っているんですけどね。その状態の中で、法律上は生駒市が特定土地区画整理事業の事業主体となってやらなきゃならん事業になってしまっているわけですよね。その規模をどうするかということについては、これから検討ということではあるんですけれども。だから、生駒市、前市長も実は区画整理なんて生駒市にそのノウハウがありませんというようなことを言われたのを私も記憶しているんですけども、だから、その状態で生駒市は主体的にやっていかんといかんという状況に今追い込まれている。その中でやっていく話とは随分違うんだと思うんです。かなりの覚悟とリスクを負うぐらいの覚悟をやっぱり持って挑んでいかないといけないものになっていると。その辺りの認識というのは持っておられますか。 455 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 456 ◯山本昇副市長 おっしゃるとおり、木津川の場合は、URさんの方が自ら事業を中止された地区であるということですね。生駒の高山2工区に関しては、今おっしゃったみたいに生駒市の方で基本的にニュータウン計画について白紙に戻したいという話をしていった、その結果、中止になった地区であるという点の違いはあろうかと思います。  実は、この点についても、URさんとの、今、協議の中にも入れておりまして、非常に広大な、筆数の多い土地を、生駒市がそのまま、「はい、分かりました」ということですっと受けたとしても、まず、土地の現状の明示にしたって、土地は全て、一応、一筆測量されているようなんですけれども、それの確認から入らなければいけないですし、いろんな点においてURさんの協力がないとできないよということで、詳細に関してはちょっとまだ言えないですけども、そういった管理の仕方等も含めて、協議の中で十分検討してまいりたいというふうに思っております。  計画につきましては、生駒市では、高山2工区の利用を検討するだけのノウハウはないという話で前市長がおっしゃられましたけど、それは、要するに、考え方としては、元々、いつでしたか、奈良県とURとでつくったプロジェクト案の後の話だと思いますね。それが白紙になった段階辺りの話だと思っております。その後、それを生駒市が事業者としてやっていくことに関しては、なかなかそれは難しいという判断をされたということでございまして。だから、生駒市が仮にその土地を買えたと言うか、買うようになったとしたら、その中でどう絵を描いていくかというのは、いろんな方々との協議を進めながら、あるいは専門家の意見等も聞きながら計画はつくっていきたいと。その中で、どうしても入れなければならないのは、自然環境の配慮というのはやっぱり要るだろうと思っております。あれだけの土地を全面的に開発するというようなことは、やっぱりこれはできないだろうという予測は持っております。以上です。 457 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 458 ◯16番 樋口清士議員 これから、具体的な開発の方針なり、どこを残してどこを開発するかというようなことを考えるという話もあったんですけども、ただ、URさんの協力を求めていける何らか期待感というのは、今の副市長の言葉の中にちょっと見え隠れしたんですけどもね。ただ、生駒市と奈良県とURでかつてプロジェクトチームをつくって、開発計画の見直し案というのをつくりましたよね。多分、URにしても県にしても、その部分というのは、まず、前提にあるんじゃないのかなと思うんですけども、生駒市として、開発計画の見直し案というのは、今現在どういう位置付けのものになっているんでしょうか。全くそれは宙に浮いたものになってしまっているのか、何らか協議のスタートになるものとして置かれているのか、そこはどうでしょうか。 459 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 460 ◯山本昇副市長 今言われた平成22年のプロジェクト案に関しては、1点、この計画については、当時、私は議会におったんですけど、当時の担当者から聞く話によると、生駒市からペケにしたわけではなしに、奈良県さんの方で、当然その課程はあったと思うんですよ、奈良県さんの方で中止と言うか、協議を中止されたというようなことだというふうに理解はしております。  この案は案としてありますけれども、ここからスタートするということではないと思っております。新たにつくっていくということが基本かなと思っております。 461 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 462 ◯16番 樋口清士議員 なぜそういうことを聞いたかと言いますと、中身の良し悪しとかそういうことはちょっと別にして、とにかく時間のない中で一定の方針なり絵を描いていくと。それを基になのか、その手前の意思決定段階のものを基に、URさんの土地の購入するしないというようなことの協議をやりながら、その結論も含めて、具体的に何を落とし込んでいくことを平成27年度中に何とかやりたいという話ですよね。恐らく、その話って、庁内の検討だけで出てくるものなのかなと。学識を入れて、いろんな方が入った形でよそでは土地利用の在り方等々を議論されて何とか1年でやりましたという話、今ありましたね、ご紹介ありましたよね。ということは、やっぱり、そういう体制を組んで、お金を付けてやらないと、なかなかまとめるのが難しい代物だというのは、十分に想像できるんですよね。それをそういう下地もなしに庁内の検討でまずはという中で、そこまでの結論を年度内に得られるんだろうかということは、非常に私は不安に今お話を伺って思うわけです。一方で、URは、平成30年の期限という中で、とにかく30年までに処理仕切らんといかんですから、当然そのための動きは27年度、28年度に出てくるわけですよね。だからそこに間に合うのかということが非常に不安なんですけども、そういう進め方あるいは体制で大丈夫なんでしょうか。 463 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 464 ◯山本昇副市長 考え方は、私は逆やと思っているんですね。だから、今、計画をきちっと練っていくのとURさんとの交渉と同時にするという話ではないと思っております。冒頭言いましたように、まずはURさんとの協議を進めていって、この交渉というのが、話が、協議が合意に至るような話なのかどうかというところがやっぱり先決かと思っておりますので、それまでの間というのは、市で検討というのは、コンサルさんを入れたりそういう計画をつくってどうこうというのは、私は、来年度入って、URさんとの結果を得た段階からでもまだ間に合うというふうに思っております。  その間、行政としては、URさんとの交渉をするだけではなしに、今現在の高山2工区の現状というのを把握するとか、周辺の状況、特に、例えば、今、学研都市のサードステージが終わりまして、28年度から、今度、次の新しいステージになっていくわけですよね。だから、その中での要するに高山2工区というのはどういう位置付けになっていくのかとか、当然そんなことも視野に入れながらいろいろと協議はしていかないかん、あるいは情報等もどんどん広げていって、今現在の状況というのもつかんでいかなければならない。学研のエリア内においては、サントリーの研究所も出来ましたし、あるいは、産業系でいきますと、精華、西木津辺りでかなり産業系の施設等も入ってきておりますし、だから、中止しました19年からすると、今で8年間たってきましたが、ニーズもかなり変わってきていると思うんですね。住宅だけのまちづくりであっていいのか、いいはずでもございませんでしょうし、やはりそういった新しいニーズもやっぱり研究して、だから、そういう期間として、この27年度は我々の中で検証を重ねたいというふうに思うところでございます。 465 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 466 ◯16番 樋口清士議員 今回、この質問の前提にしているところ、ここが非常に曖昧な状況なのであえてこの質問をしているということをまずご理解いただきたいんですが、これまでの市の方針として、この高山第2工区に関して、やるのかやらんのか、何らか事業をするのかしないのか、ここが非常に曖昧なまま来ているということが、まず、前提にあるということ。だからどうするんですかということを私は聞いているわけですね。今の副市長のお話ですと、何か事業はやるということを前提になっているように聞こえてくるんです。そういうつもりで発言されているのかどうか分かりませんけど、ただ、そのように私は聞こえると。経済状況あるいは社会状況は大分変わってきて、いろんな施設立地、企業立地の可能性も出てきているという中で考えていきますという話であったり、あるいは整備と保全というところで、保全をベースに考えつつと言いながらも、何らか整備をするというような話。あるいは、ポストサードステージというところで、この高山地区の位置付けをどうしていくのかというところを考えるべしと。  だから、そういう発言を組み合わせて考えていきますと、何らか事業はやっていくということを前提に考えられているのかなと思うんですが、そこはどうなんですか。そこが、多分、私が一番気にしているところであり、URも土地のやり取りをするに当たって生駒市はそういう決心をしているのかどうかというところを一番気にされている部分なんじゃないのかなと。やるかやらんか分からんところに土地を売る売らないの話は生じないですからね。だから、そこをまずははっきりとさせていただきたいというのが今回のこの質問の一番の趣旨であると。そこはいかがですか。 467 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 468 ◯山本昇副市長 私がしゃべると、どうも前向きな話のように聞こえてしまって非常に申し訳ないんですけど、今言いましたのは、結局、やっぱり、そういう当時のURの高山2工区の開発のときから考えると、時代もちょっと変わっていますよということを言いたかったわけでございまして、計画というのを、今でも結局あそこの事業を進めていくんだというようなことを、ここでそういう方向で進めていますということを決める状況にはないと思っております。だから、最初に言いましたように、現時点においては、やっぱりURさんから土地を買える状況にあるかどうかという検討が今年度の最優先課題であると認識しております。  土地利用のイメージにつきましては、先ほど来申していますように、やっぱり土地の自然環境への大胆な配慮というのは、これは要るだろうということ。それから、地域生活、結局、周辺で生活されている方への配慮というのも要るでしょうし、先ほど、樋口議員から話がございましたように、地区内においてはもう市街化区域に編入されているということもございますし、そんな中で、土地を、住宅を建てようということで、そういう申請関係をされるようなところも一部出ててきています。一方、一部の大きな土地を、土を取って土取りをしようかという方も出てきております。だから、そんな中で、あのまま放置しておいてはいけないのではないかということで考えておりまして。  一方、精華、西木津地区との関係の道路は、これはもう早う付けてよという先端大の先生からの熱い声も、これは議会の方にも毎年来られていましたよね、一時期。そういう声もいまだにございますし。だから、そういったたくさんの声を踏まえた中で答えを出していかなければならないんじゃないかと思っております。  だから、今の段階で、今の樋口議員の質問である前向いて進めていくのかどうかというところに関しては、まだそこの結論に関してはもう少し時間が必要かと思っております。ただ、検討は進めます。以上でございます。 469 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 470 ◯16番 樋口清士議員 まだ多少の時間は残されているということの中で、残されたわずかな時間の中で一定その結論を出せばよしということで多分判断されているのかなと思うんですけども、そんな時間あるのかなというのは私の思いですね。そこの思いの違いはひょっとしたらあるのかもしれません。ただ、実際、URさんの担当の方とも少しお話しさせていただく中で、なかなか時間的には厳しい状況にあるんだなというような感触は、私自身、持ちました。実際、具体的な計画をすぐに出せという話は私もしているわけではなくて、やっぱり事業として何らかやるのかやらないのか。それは、環境保全というのも一つの事業です。あれだけの土地になって、あれだけ荒廃しているところを自然に帰していくというのはすごい事業ですよね。それも事業ですし、あるいは学研という位置付けを見ながら、周辺の先ほどおっしゃっていた施設立地の進み具合を見ながら、それに合わせた何らか形を考えていこうというのも、これも事業だと思うんですね。いずれにしても、土地利用をどうするねんというところについて、やはり、ある程度の方向性を持った上で事業として何かするのかしないのかということの答えが出れば、必然的にその土地をどうしていきますかという話は付いてくる話だと思うんですね。それはURさんとの協議の中で決まってくることとは言え、その辺の決断みたいなものは、速やかに検討というレベルのものではなくて、速やかに決断するというレベルのものでないと、なかなか時間的に追い付いていかないんじゃないのかなと。その上で具体的な計画なり土地利用の具体的な在り方というのを考えていくというのは後ろに付いてええと思うんですけども、そういう認識で私はおるんですが、市の方ではどういうお考えなのか。 471 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 472 ◯山本昇副市長 今、事業の話をされましたけども、当然、いろんな地域、地区の網をかぶっている中でございますので、事業というのは、今後、必要になるかも分からないと思っております。私は、事業というよりも、今必要なのは、やっぱり、あのエリア全体の中での一つの施策、どういう施策をあの中で展開していくのかということの方がまず先決かと思っております。その後に事業があると思っておりますので、そういった中で進めてまいりたいと。何回も言いますけれども、今年度においては、やっぱりURさんとの協議を優先していきたい。今の状況で言うと、あれだけの広大な土地を、はっきり言うて、現在は、やっぱり、リニアの誘致が、冒頭の4つ目の質問でしたか、3つ目の質問でしたか、市長から回答してもらいましたように、やはり、最も今望ましい将来像のエリアというのは、リニアの誘致ができて、結局、活気あふれるまちを実現できれば、あそこに本当にリニアの駅ができたら、それは一番いい話ではあると思います。ただし、それはかなり先になる、その決定もかなり先になっていくわけですから、そんな中でどうするかということをやっぱり検討していかなければならないと思います。だから、それは事業じゃなしに、まず、やっぱりそういうことに関して施策としてどうするかというところをはっきりしていかなければならないんじゃないかと思っております。 473 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 474 ◯16番 樋口清士議員 施策、事業、その言葉はともかくとして、おっしゃっていることはよく分かりますし、私もそれでいいかなと思うんですが、ただ、リニア新駅に関して、以前はこれの位置が決まるまでは何も考えないという話があって、でも、そんなん待てないでしょうということは申し上げたんですけども、当時はそうではないという話で終わりました。今回は、それとは別に、その位置が決まろうが決まるまいが、とにかく結論は何らか出していくと、そういう理解でよろしいですね。 475 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 476 ◯小紫雅史市長 リニアが来るまで何もしないという認識は私はございませんで、先ほど来、副市長から答弁しておりますように、まずは、30年の話もありますので、URの土地、どうするかというような話、これ自体もいろんな検討の要素があると思いますけれども、それもしっかり勘案して、速やかに結論を出すというようなことが最初だと思いますけれども、しっかりといろいろ考えていくということでございます。
    477 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 478 ◯16番 樋口清士議員 ちょっとしつこく言っている部分があるんですけども、一番何を気にしているかと言うと、URとの交渉を先にする、それは私も賛成です。まず、そこがあって、次のことという、そこは分かるんですけども、ただ、URとの交渉のときに、市の一定の方向性みたいなものがない中でそういう交渉ってできるのかというところが少し引っ掛かるわけですね。だから、後先の話になりますけれども、後に置いているものなしに先の話ができるのかと。だから、そこは大丈夫なんですということであればええんですけどもね。ただ、相手はURだけでは実はなくて、先ほどちょっと触れましたけれども、一般の地権者さんの動きというのもあるわけで、そこに一定けん制をかけていくようなこともやっていかないといけない。じゃ、市は何を考えているねんということの答えをやっぱり早いこと表に出していかないと、そんな動きはまたぞろ次々と出てくるんじゃないのかなと、やっぱりしびれを切らしてはりますのでね。だから、その辺も含めて考えていったときに、やっぱり、一定、方向性というのをできるだけ早く見せていくようなことも、細かいことはええんですよ、ざっくりとイメージを出していくと。これまではリニア新駅ありきの話ばっかりでいってましたけれども、それがないときは、じゃ、どうなるんだと。幾つかのバリエーションと言うか、幾つかのタイプのプランが多分ここでは必要になってくるんだろうと思いますので、その辺まで含めての答えを年度内に出すということなら十分理解できるんですけども、この辺りはいかがでしょうか。 479 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 480 ◯山本昇副市長 そこまでは考えておらないということですね。ですから、今思っていますのは、年度内にURさんとの協議を一定の方向に持っていきたいというところまででございます。ですから、計画等につきましては、当然、今おっしゃるように、あの全体288ヘクタール全てをURが持っておられるんやったら買うだけでいいのかも分かりません。だから、私が担当しておった当時で800名ぐらいの地権者さんがおられたわけですから、今どうなっているか分かりませんが、それだけのたくさんの地権者の方がいらっしゃるわけですから、やはり、我々も、計画を全く持たずに、今後もずっと持ちませんと言うているわけではございませんので。だから、先ほど言いましたように、まずはやっぱりURさんとの協議に全力を傾けたいと思っております。そこで一定の方向が出た段階で具体的な計画を練るというような方向に行きたいと思っておりますので、その点、何回も同じ話になりますが、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 481 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 482 ◯16番 樋口清士議員 もうその辺のところにしておかないといけないかなと思うんですが。 483 ◯中谷尚敬議長 言われへんことがあるみたいやな。 484 ◯16番 樋口清士議員 はい。  だから、そこはこちらが心配していることが特段問題なしということであれば、それはそのように進めていただければ結構なんですけれども、心配事が問題となって出てこないことを祈るばかりでございますし、そうならないように、できるだけの努力を、取組をしていただきたいということはお願いしておきます。  その上で、余り先の話はこれからなんだということはおっしゃっているんですけれども、とは言え、やはり、先ほど、副市長言ってはったように、ポストサードステージに向けて、この地域、この地区、どうあるべきなのかというところの議論はぼちぼち始めていっていただきたいと。一方で、国土のグランドデザイン2050というのがありますね。この中で、学研都市というのが、正にリニアを軸にして、ナレッジリンクの一つの拠点として位置付けられていると。国土計画に出ているわけですよね。そのリニアの駅を持ってくる、こない、あるいは、持ってこれなくても、そこに非常に近い場所にある地区としてここのエリアというのは考えていかないといけないんじゃないのかなというふうにも思うわけですね。だから、そういう立地あるいは国土計画上の位置付け、そういうものを踏まえて、これからの10年間、この高山をどっちに向けて進めていくのか、これは生駒市にとっては非常に大きな岐路に立たされているものだと、そういう判断を求められている時期なんだというふうに私は思うわけです。非常に大事なところだと思うんですね。これをやるかやらないのか、そこに乗っかっていくのか乗っかっていかないのか。そこで、単なる住宅都市、高齢化が進めば、どんどんと活力を失う可能性もあると。一方で、そこに持続的な活力を持ち込むような何らかプロジェクトとしてこれを捉えていける可能性があるんだろうなと私なんかは思うわけですけれども、その辺り、これは結論ではないですけれども、どういう方向性を市として選択していくのかというところについて、これはトップの今の判断としてどういうお考えを持っておられるのかというところは、是非、今日はお伺いしたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 485 ◯中谷尚敬議長 小紫市長。 486 ◯小紫雅史市長 この関西文化学術研究都市、京阪奈の地域との関わり合いというのは、正直なところを申し上げまして、今、ほとんど京都府下の自治体を中心に活動を進めているというのが私の率直な認識でございまして、大阪府とか奈良県の関わり合いは、京都府に比べればそこまで積極的ではないという認識でおります。具体的にここのサードステージ、今度、私もその会議に行くことになっておりますけれども、サードステージの話は、今までも、副市長時代もるる聞いて、説明も受けておりますし、一定、認識をしておるつもりでございますけれども、京阪奈のこの地域と生駒との関係というものをもう少し積極的に活用していく余地というのはもちろんあると思っていまして、そのための具体的なやり方とか、具体的に生駒が関与していくとなったときに、それはもちろんコストもかかるでしょうし、いろいろベネフィットもあるでしょうし、そういうことはきちんと見極めていく必要はあるとは思いますけれども、ここの地域が持つ可能性というものは私もしっかりと認識をしておりますので、今、るるご質問いただいた高山第2工区の話も関連してくると思いますが、将来の一つの可能性として、今おっしゃった住宅都市一辺倒でいくのかどうかというのはありますけど、基本の軸は住宅都市生駒というところは私はぶれないつもりではございますけれども、それプラスアルファのところの可能性の種をしっかり将来に向けてまいていくのかというところについては、もちろんそういう認識も持っておるわけでございまして、ここの地域の持つ可能性をしっかりと見極めて、今回の高山地区第2工区の話についても、それも一つの切り口として考えていくということは当然かと思っております。 487 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 488 ◯16番 樋口清士議員 ポテンシャルは十分認識はしているけれども、その方針、方向性についてはこれからということですね。  もう1つ、全然違うという視点、これまではどちらかと言うと行政目線でちょっと物を言ってきたんですけれども、高山の学研の建設事業ということだけではなくて、北部全体であの地域をどうしていくねんと、生駒市としてどうなんやというところを考えていくときに、これまではどちらかと言うと行政が主体的に物を考えていきましょうというスタンスやったと思うんですけれども、ただ、地権者だけではなくて、北部にお住まいの方々は、実際どういうお考え、意見を持っておられるのかというところについては、先ほども言いましたように、市の大きな方針としてのあのエリアということを考えますと、やっぱり、そこの意見は聞きながら、一定、市民参画という形での進め方というのも、当然、必要なんだろうと思うんですね。いつの段階でどんな意見を聞いていくのかということは少し置いておいて、いずれにしても、今後、土地利用なりその地域の整備イメージみたいなものを考えていく段階では、一定そういうものを確認、把握していく必要があるんじゃないかと思うんですけれども、そういうことは考えておられますか。 489 ◯中谷尚敬議長 山本副市長。 490 ◯山本昇副市長 当然それは必要かと思っております。市長の所信表明の中でもありますように、やっぱりこの所信表明の中でも随所に入っていると思います。結局、行政と市民とで協働してつくっていくというのが基本原則かなというふうに思っておりますので、当然、地権者さんの声、特に、地権者さんの声と言いますと、800人全員の声を聞けるかどうか、これは別にしまして、やはり地権者のできるだけ多くの声というのを反映と言うか聞いた中で進めてまいりたいという思いは持っております。 491 ◯中谷尚敬議長 樋口議員。 492 ◯16番 樋口清士議員 今後、環境保全の動き、これは行政だけでできるものでは多分なくて、木津川市さんなんかも先ほどご紹介いたしましたけれども、市民団体、こういったところの活動を中心に据えながら進めていく。そのときに、やっぱり、関わっていただこうとすると、目標の共有化というのは非常に大事な部分になってくる。一緒に目標をつくった、それを共有するという作業が必要になってくると思いますので、是非そういう機会はこれからつくっていっていただきたいなというふうに思います。  先ほど来いろんなことを申し上げましたが、要は、あそこは非常にポテンシャルの高い地域なんだと、その認識はお持ちだと思うんですけども、ただ、物を考える時間が余りにも少ない中で意思決定をして、かつ、いろんな方々、関係者、巻き込みながら事業を進めていかないといけないというところでもありますので、だから、そこは速やかな決断、あと、目標スケジュール、これを明確に外へ出していくということによって、皆さんの理解を得て、協力を得られるというふうにも思いますので、その上で、奈良県、URとの協議を速やかに再開もしていただきながら、着々と進めていっていただきたいというふうに思います。以上です。 493 ◯中谷尚敬議長 以上で本日の一般質問を終わります。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議については、15日午前10時から再開いたします。  本日は、これにて散会いたします。              午後3時57分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....