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  1. 生駒市議会 2015-03-05
    平成27年第1回定例会(第1号) 本文 開催日:2015年03月05日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 開会 ◯中谷尚敬議長 ただ今から平成27年生駒市議会第1回定例会を開会いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者と事務局職員による写真等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯中谷尚敬議長 諸般の報告を行います。  まず、閉会中において、所管事項の調査として議会運営委員会が開催されておりますので、報告を受けます。  議会運営委員会委員長、7番桑原義隆議員。              (7番 桑原義隆議員 登壇) 3 ◯7番 桑原義隆議員 おはようございます。ただ今から議会運営委員会の委員長報告を行います。  当委員会は、議長の諮問に基づき、1月23日、2月19日と3月2日に委員会を開催し、調査いたしましたので、その結果についてご報告いたします。  まず、1月23日の委員会では、今期定例会で審議いたします平成27年度予算議案の審査方法について確認し、平成27年度の定例会の会期日程案を決定するとともに、9月定例会での決算議案審査における審査日程の再検討を、理事者への調整も含めて、次期に申し送ることを決定しました。  次に、2月19日の委員会では、まず、前市長の辞職に伴う市長選挙の執行により選挙費を補正するための専決処分の申入れを受けたことから、協議の結果、事前承認することに決定しました。  次に、申合せによる本会議での討論の通告締切期限について、賛成討論と反対討論の期限を同日とするとともに、期限の変更を決定しました。  次に、各会派等から出された意見に基づき、議会基本条例の検証を実施し、見直す事項として、第4条(情報共有及び市民参加)の第2項の検証の結果、理事者から周知事項の申入れがある場合、内容が会議録に記録されるよう、報告を受ける会議体を議長がより慎重に判断することを確認するとともに、第9条(市長等による政策の説明等)の第1項と第4項の検証の結果、委員会審査における資料提供を今期定例会から理事者に求めていくことを決定しました。  次に、検証の結果、次期への申し送り事項と決定したものについて報告いたします。  まず、第4条第1項、第5条(広報広聴機能の充実)の第2項及び第6条(市民懇談会)については、市民懇談会の運営改善や広報広聴機能を充実、拡充させるため、広報広聴委員会で検討を行うこと、第4条第3項については、陳情などの取扱いに関して、他市議会での取扱いを調査した上で再検討を行うこと、第7条(監視及び評価等)の第4項については、全会一致で条例に定めた専決処分の抑制の趣旨を議員が理解し、議会としての体制を考えて臨むこと、第9条第3項については、決算審査時に成果指標等による事業評価の資料作成を理事者に求めること、第11条(討議による合意形成)の第1項については、討議の在り方を再考していくこと、第11条第2項と第3項については、自由討議に関する運用指針の見直しも含めて議論していくこと、第13条(委員会活動)の第3項については、常任委員会におけるテーマ別調査の実施を義務付けるよう改正を求めること、第16条(危機管理)の第1項から第3項については、市議会災害対策本部設置要綱及び災害対策行動マニュアルに基づき訓練を実施し、検証すること、また、定期的な訓練の実施を規定する条項の追加を求めること、第17条(議員定数)の第2項については、今期の議案及び請願の審議を踏まえ、本条項の趣旨を議員が理解して臨むこと、最後に、第20条(議員研修の充実)については、議員としての初歩的な事項に対する研修の確実な実施とともに、議員の資質を向上させるための研修プログラムを見直すことの、以上10項目について申し送ることに決定しました。  次に、3月2日の委員会での調査、協議結果について、順次、ご報告いたします。  まず、予算委員会について、運営に係る見解を統一するとともに、複数の委員会の所管に関係する条例改正議案に対応するため、同委員会が所管する議案等の範囲などを規定した「予算委員会に係る運営指針」の内容を確認し、申し合わせることを決定しました。  次に、平成27年生駒市議会第1回3月定例会の運営については、まず、今期定例会の会期を本日から3月24日までの20日間とし、会期日程は会期日程表案のとおり確認しておりますので、ご確認願います。  次に、今期定例会に付議されます、本日、市長が提案されます議案につきまして、議事日程第1号のとおり、まず、報告第1号と報告第2号は、一括議題に供した上で報告の説明を受け、通告による質疑の後、承りおくことになります。次に、本日の即決案件として、当委員会で事前承認した専決処分議案1件を審議することに決定しております。その他の議案については、専決処分議案の審議終了後、一括議題に供した上で議案提案理由説明を受けた後、議案審議を延期し、その後、一般質問を行います。一般質問については、発言通告提出者8名のうち、提出順に、本日は4名が、2日目本会議には4名が行うことになります。
     次に、2日目本会議では、本日、審議を延期いたします議案について、議決あるいは各関係委員会に付託することに決定しております。  また、議員提出議案第1号、子どもの医療費無料制度の創設を求める意見書については、過日の全員協議会での協議結果を踏まえ、提出者による議案提案理由説明の後、所管の常任委員会に付託することに決定しております。  次に、本日の諸般の報告についてでありますが、まず、企画総務委員会病院事業特別委員会の閉会中の調査について、各委員長から調査報告書が提出されている旨の報告を議長から受けるとともに、調査が終了した企画総務委員会の閉会中の継続調査について、申合せに基づき、委員長から報告を受けます。また、2月19日に開催された病院事業特別委員会の審査内容について、先例により、委員長から報告を受けた後、監査委員による工事監査と例月出納検査の結果報告、法人の経営状況を説明する書類と、12月定例会以降に陳情書等が提出された旨の報告を議長から受けます。  次に、発言の通告書提出締切日等につきましては、申合せにより、会期日程表案のとおりとなりますので、ご確認願います。  最後に、議会基本条例第9条の検証に基づく議案審査に係る資料請求につきましては、2月19日の当委員会での決定に基づき、請求の運用手順を確認したことから、市に申し入れることを決定しました。  以上、議会運営委員会の委員長報告といたします。 4 ◯中谷尚敬議長 報告は終わりました。  次に、企画総務委員会委員長及び病院事業特別委員会委員長から提出されております調査報告書につきましては、委員会調査報告一覧表のとおりでありますので、ご報告いたします。  次に、企画総務委員会の委員長からテーマ別調査の最終報告書の提出がありましたので、報告を受けます。  企画総務委員会委員長、2番吉村善明議員。              (2番 吉村善明議員 登壇) 5 ◯2番 吉村善明議員 おはようございます。ただ今から企画総務委員会の閉会中の継続調査の報告を行います。  当委員会は、昨年の6月定例会で、所管事務に係る調査事項として「救急業務等について」をテーマとして調査することを決定し、これまで、主に「消防本部の組織・人員体制の充実」に加えて、「救急対応業務の確立に向けた取組」と「AEDの普及促進に向けた取組」の3項目について調査を行ってきました。  まず、7月に消防本部を視察して、先に述べた3項目の現状について説明を受けるとともに、7月から8月にかけて、市内の公共施設や一部の民間商業施設における救急事案発生時の対応とAEDの設置に向けた取組について、アンケート調査やヒアリングを実施しました。  その後、10月から11月にかけて、本市における救急業務等の現状を踏まえて、茨城県庁において、AEDの普及促進について、横浜市消防局において、横浜型救急システムについて、それぞれ条例を制定して取り組まれている内容や条例の制定による効果を先進地視察するとともに、市医師会や市内救急病院、消防本部の担当者から奈良県救急医療管制システム(e-MATCH)の運用実態などについてヒアリングを実施しました。  以上の調査を踏まえて、今回の報告書では、当委員会として、先に述べた3項目の実現に向けて、改善を求める事項と施策の提案に分けて、提言として取りまとめています。  まず、消防本部の組織・人員体制の充実に向けて、消防力の強化に伴う人員の補充などを求めるとともに、服務規律の徹底に向けて、消防職員服務規程の一部を改正することを提案しています。  次に、救急対応業務の確立に向けて、救急対応マニュアルの整備や救急車の適正利用に向けた広報の充実などを求めるとともに、救急相談電話サービスの改善などを提案しています。  次に、AEDの普及促進に向けて、自治体と民間事業者との連携協定の活用や補助金の交付、公用車などへのAEDの設置などを提案しています。  最後に、これまで述べてきた項目の実現をより確固としたものにするため、「(仮称)生駒市救急条例」の基本的な考え方などを提案し、仮に市が条例の制定を必要と判断した際には、参考とするよう求めています。  以上のような提言を盛り込んだ報告書について、2月25日に委員会を開催し、内容の確認と意見の取りまとめを行った上で内容を決定し、当委員会として議長に提出するとともに、市への提出を申し入れました。  以上、企画総務委員会の委員長報告を終わります。 6 ◯中谷尚敬議長 報告は終わりました。  次に、閉会中の継続審査として病院事業特別委員会が開催されておりますので、報告を受けます。  病院事業特別委員会委員長、21番上原しのぶ議員。              (21番 上原しのぶ議員 登壇) 7 ◯21番 上原しのぶ議員 おはようございます。ただ今から病院事業特別委員会の審査報告を行います。  当委員会は、2月19日に委員会を開催し、当委員会の調査項目である、病院開院後の病院運営に対する市民参画に関する事項と地域の医療連携に関する事項について、市の病院事業推進委員会からの答申を踏まえた市の現状などについて説明を受けるとともに、2つの調査項目に係る報告に向けて、調査項目のチームごとに担当する項目についての意見などを取りまとめ、後日、全委員での協議を踏まえて、当委員会として、2つの調査項目についてまとめて報告を行うことを決定しました。  以上、病院事業特別委員会の委員長報告を終わります。 8 ◯中谷尚敬議長 報告は終わりました。  次に、監査委員から、平成26年度工事監査並びに平成26年10月分、11月分及び12月分の例月出納検査の結果報告書が提出され、事務局において保管いたしております。  次に、平成27年度生駒市土地開発公社と生駒メディカルセンター事業計画報告書につきましては、既に配布いたしましたとおりであります。  最後に、12月定例会以降、今期定例会までに議長宛てに提出されております陳情書等につきましては、陳情書等一覧表のとおりであります。  以上で諸般の報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 9 ◯中谷尚敬議長 招集の挨拶を受けます。  小紫雅史副市長。              (小紫雅史市長職務代理者副市長 登壇) 10 ◯小紫雅史市長職務代理者副市長 おはようございます。定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  平成27年生駒市議会第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。  今定例会では、報告案件が2件、専決処分の承認案件が1件、平成27年度の各会計予算案が9件、平成26年度の補正予算案4件、条例案件が16件、市道路線の認定・廃止案件が2件、市道路線認定に伴う承諾案件1件の合計35件の議案等につきましてご審議をいただくものでございます。  内容につきましては改めてご説明を申し上げますので、議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、ご議決賜りますよう、お願い申し上げます。  以上、甚だ簡単ではございますが、定例会招集の挨拶とさせていただきます。 11 ◯中谷尚敬議長 招集の挨拶は終わりました。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時18分 開議 12 ◯中谷尚敬議長 これより本日の会議を開きます。  本日の日程につきましては、議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第1 会期の決定 13 ◯中谷尚敬議長 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から3月24日までの20日間とすることにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 14 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から3月24日までの20日間と決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 会議録署名議員の指名 15 ◯中谷尚敬議長 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第85条の規定により、20番下村晴意議員、21番上原しのぶ議員、22番井上充生議員、以上3名を指名いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第3 報告第1号 市長専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定につい              て)   日程第4 報告第2号 市長専決処分の報告について(変更契約の締結について) 16 ◯中谷尚敬議長 日程第3、報告第1号、市長専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)と、日程第4、報告第2号、市長専決処分の報告について(変更契約の締結について)の以上2報告を一括議題といたします。  2報告について説明を受けます。  小紫雅史副市長。              (小紫雅史市長職務代理者副市長 登壇) 17 ◯小紫雅史市長職務代理者副市長 ただ今上程されました報告第1号、市長専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)につきましては、地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている和解及び損害賠償の額の決定について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。  内容は、門前町地内での車両接触事故に係る和解及び損害賠償額の決定でございます。  次に、報告第2号、市長専決処分の報告について(変更契約の締結について)につきましては、地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている変更契約の締結について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。  内容は、生駒北スポーツセンター多目的グラウンド整備工事費の増額でございます。  どうぞよろしくお願いを申し上げます。 18 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  2報告について、これより一括して質疑に入ります。  報告第2号について質疑の通告がございますので、発言を許可いたします。  12番塩見牧子議員。 19 ◯12番 塩見牧子議員 報告第2号、市長専決処分の報告について(変更契約の締結について)質疑を行います。  本報告案件につきましては、過日、説明がございましたが、具体的な変更契約の内容でありますとか変更の必要性などにつきまして説明がなかったため、変更契約の締結の妥当性をいまだ判断できる状況にはございません。よって、以下の4点についてお答えいただきたいと思います。  まず、1点目は、変更契約における工事内容と金額について、詳細な内訳をお答えください。ゆっくりお答えをいただければ有り難く存じます。  2つ目に、変更の事由はどのようなものでしょうか。また、事由が発生したのはいつのことでしょうか。具体的な日にちをお答えいただければ有り難く存じます。  3点目に、過日説明のございました排水構造物の80メートルの延長とは、具体的に、当該施設のどの箇所におけるものでしょうか。お答えください。  そして、4点目、同じく、説明が過日ございました排水構造物の80メートル延長と土砂排出量1,000立米の増加の見込み違いはどのような理由によって生じたのでしょうか。  以上4点についてお答えください。 20 ◯中谷尚敬議長 影林生涯学習部長。 21 ◯影林洋一生涯学習部長 それでは、塩見議員さんの質問にお答えしてまいります。  まず、変更契約における工事内容と金額の詳細な内訳についてでございますけれども、グラウンドの残土処分、敷地造成、天然芝撤去等の造成工事関係で約435万円の増額、排水構造物の延長、これを含む工法の変更により、排水工事関係で約20万円の増額、それから、散水栓の削減等により、給水設備関係で約45万円の減額、少年用サッカーコートライン、ラグビー・サッカーフラッグコートポイント等の競技施設関係で約240万円の増額、進入路門扉・フェンス柵で約100万円の増額、防音シート設置の仮設工関係で40万円の増額でございます。  変更の事由は何か、また、事由が発生したのはいつかとのことでございますけれども、変更の事由につきましては各工事により異なっております。  造成工事関係では、1,000立米の残土処分量の増加に伴う諸作業の増加でございます。  排水工事関係では、良好な排水を確保するため、既設の素掘り水路、約80メートルをコンクリート二次製品(自由勾配側溝)として延長、また、グラウンド部分の施工計画において、現場打ち側溝より排水勾配を確保しやすいコンクリート二次製品(自由勾配側溝)に変更したことによるものでございます。  給水設備関係では、グラウンドの維持管理及びプレーへの影響を再検討し、必要最小限の散水栓に削減をいたしました。  競技施設関係では、グラウンド利用の利便性向上に向け、少年用サッカーコートラインやラグビーのコートポイントコーナーフラッグ等を追加したことによるものでございます。  グラウンドコート柵関係では、当初、既設フェンスを再利用する設計でございましたけれども、金網の状態が見込みより悪いため、取替えしたこと等によるものでございます。  仮設工関係につきましては、近隣への騒音対策として、防音シートを設置したことによるものでございます。  変更事由の発生につきましては、各工事につきまして並行して実施しております関係上、また、工事の仮設段階から各工事の着手中、又は着手前に決定しているところであり、昨年の12月から本年2月にかけて8回、実施をしております。  それから、3番目の、排水構造物の80メーターの延長箇所は、グラウンド東側南東部分でございます。  排水構造物の見込み違いについては、グラウンド東側南東部分の素掘り水路につきまして、会所の必要も一定見込んでおったところでございますけれども、より良好な排水を確保するため、コンクリート二次製品を延長することとしたものでございます。  それから、土砂搬出量の見込み違いについては、天然芝を人工芝に変更する工事であることから、天然芝撤去において、予想以上に天然芝の根が深く、残土処分という取扱いではなく、天然芝として処理をする必要があったということで、すき取り量が増加したものであります。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 22 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 23 ◯12番 塩見牧子議員 側溝の整備ですとか土砂の搬出につきましては、恐らく工事の最中に予想外の事態が発生したということだとは思うんですけれども、例えばサッカーのラインであるとかラグビーのコーナーのマーカーですか、そういったものは必要性が最初から分かっていたのではないかというふうに思うんですけれども、その点についてもう一度お聞きしたいと思います。
     それから、この契約変更によって当初の予算、当施設の整備工事の予算の執行率はどのぐらい上がったのか、お教えいただきたいと思います。  じゃ、その2点だけ、お願いいたします。 24 ◯中谷尚敬議長 影林部長。 25 ◯影林洋一生涯学習部長 議員さんがおっしゃるように、確かに少年サッカーコートラインとかラグビーコートポイントコーナーフラッグ等については、そういった必要性も確かにあったわけでございますけれども、予算段階ではそこまでちょっと計上できなかったというところでございます。今回、入札の執行率が結構低うございましたので、そういった中で、そういった部分についても盛り込むということにしたところでございます。  執行率につきましては、この金額を足して3億5,000万程度でしたので、そんなに上がっていないと思いますが、ちょっと今、計算ができておりませんので、後ほど報告をさせていただきます。 26 ◯中谷尚敬議長 塩見議員。 27 ◯12番 塩見牧子議員 サッカーですとかラグビーは、当初からそういう競技を行うものとして計画されているかと思いますので、必要な予算は最初にしっかりととっておいていただくように申し添えておきまして、これで質疑は終わります。ありがとうございました。 28 ◯中谷尚敬議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これにて質疑を終結いたします。  日程第3、報告第1号及び日程第4、報告第2号の以上2報告は承りおき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第5 議案第1号 専決処分につき承認を求めることについて(平成26年度生駒市一般              会計補正予算(第6回)) 29 ◯中谷尚敬議長 日程第5、議案第1号、専決処分につき承認を求めることについて(平成26年度生駒市一般会計補正予算(第6回))を議題といたします。  本案について議案提案理由説明を受けます。  小紫雅史副市長。              (小紫雅史市長職務代理者副市長 登壇) 30 ◯小紫雅史市長職務代理者副市長 ただ今上程されました議案第1号、専決処分につき承認を求めることについて(平成26年度生駒市一般会計補正予算(第6回))につきましては、去る2月の議会運営委員会で専決処分の事前了承をいただき、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により、報告し、承認を求めるものでございます。内容は、市長・市議会議員選挙の執行経費でございます。  よろしくご承認賜りますよう、お願いを申し上げます。 31 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 32 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定しました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を電子表決システムで採決します。  お諮りいたします。  本案は、承認することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはございませんか。              (「なし」との声あり) 33 ◯中谷尚敬議長 押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第1号は承認することに決定しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第1号 専決処分につき承認を求めることについて(平成26年度生駒市一般会計補正          予算(第6回))    原案どおり承認確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第6  議案第 2号 平成27年度生駒市一般会計予算   日程第7  議案第 3号 平成27年度生駒市公共施設整備基金特別会計予算   日程第8  議案第 4号 平成27年度生駒市介護保険特別会計予算   日程第9  議案第 5号 平成27年度生駒市国民健康保険特別会計予算   日程第10 議案第 6号 平成27年度生駒市後期高齢者医療特別会計予算   日程第11 議案第 7号 平成27年度生駒市下水道事業特別会計予算   日程第12 議案第 8号 平成27年度生駒市自動車駐車場事業特別会計予算   日程第13 議案第 9号 平成27年度生駒市水道事業会計予算   日程第14 議案第10号 平成27年度生駒市病院事業会計予算   日程第15 議案第11号 平成26年度生駒市一般会計補正予算(第7回)   日程第16 議案第12号 平成26年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)   日程第17 議案第13号 平成26年度生駒市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1                回)   日程第18 議案第14号 平成26年度生駒市下水道事業特別会計補正予算(第2回)   日程第19 議案第15号 生駒市自治基本条例の一部を改正する条例の制定について   日程第20 議案第16号 生駒市行政手続条例の一部を改正する条例の制定について   日程第21 議案第17号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法                律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について   日程第22 議案第18号 篤志寄附基金条例の一部を改正する条例の制定について   日程第23 議案第19号 生駒市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   日程第24 議案第20号 生駒市特別会計設置条例の一部を改正する条例の制定について   日程第25 議案第21号 生駒市立幼稚園保育料入園料徴収条例の一部を改正する条例の                一部を改正する条例の制定について   日程第26 議案第22号 生駒市生涯学習施設条例の一部を改正する条例の制定について   日程第27 議案第23号 生駒市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について   日程第28 議案第24号 生駒市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について   日程第29 議案第25号 生駒市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に                関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定につい                て   日程第30 議案第26号 生駒市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及                び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防                のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一                部を改正する条例の制定について   日程第31 議案第27号 生駒市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介                護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関                する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について   日程第32 議案第28号 生駒市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部を改正                する条例の制定について   日程第33 議案第29号 生駒市立病院の利用料金及び手数料に関する条例の制定につい                て   日程第34 議案第30号 生駒市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一                部を改正する条例の制定について   日程第35 議案第31号 市道路線の認定について   日程第36 議案第32号 市道路線の廃止について   日程第37 議案第33号 奈良市道路線の認定に伴う承諾について 34 ◯中谷尚敬議長 この際、日程第6、議案第2号、平成27年度生駒市一般会計予算から日程第37、議案第33号、奈良市道路線の認定に伴う承諾についてまでの、以上32議案を一括議題といたします。  32議案について議案提案理由説明を受けます。  小紫雅史副市長。              (小紫雅史市長職務代理者副市長 登壇) 35 ◯小紫雅史市長職務代理者副市長 それでは、ただ今一括上程されました議案第2号から議案第33号までを、逐次、ご説明申し上げます。  初めに、議案第2号、平成27年度生駒市一般会計予算から議案第10号、平成27年度生駒市病院事業会計予算までにつきましては、平成27年度予算案は、市長の退職に伴い、経常的な経費や継続的な事業に係る経費などを中心に計上する骨格予算として編成をしております。  その内容としては、基本的に新規の施策等を見送り、極力、政策的経費及び投資的経費を計上せず、法令などに基づく義務的経費、既存施設の修繕を含む維持管理費、既に債務負担行為や継続費を設定している事業費及び一定の政策的経費のうち年次的、継続的に進めている事業費や既に実施することが決定されている事業費を計上いたしました。  予算規模につきましては、一般会計は前年度比マイナス11億300万円、率にいたしましてマイナス3.0%で351億8,200万円でございます。また、一般会計・特別会計合計は、前年度比プラス2億3,038万2,000円、率にいたしましてプラス0.4%で599億9,273万2,000円でございます。これに企業会計の水道事業会計及び病院事業会計を加えた全会計総額では、前年度比マイナス53億9,333万8,000円、率にいたしましてマイナス7.6%で651億1,092万7,000円でございます。  続きまして、平成27年度各予算議案以外の議案につきまして、逐次、ご説明を申し上げます。  初めに、議案第11号、平成26年度生駒市一般会計補正予算(第7回)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億5,559万2,000円を追加し、総額379億5,808万8,000円とするもので、国の補正予算に伴う地域住民生活等緊急支援交付金などを活用したシティプロモーション事業として、本市CM動画の作成やシネアド放映、乳幼児を持つ避難者のための防災用品の整備やパンフレットの作成、プレミアム商品券の発行事業、保育所施設整備事業、赤ちゃんの駅整備事業や、その他、国の補正予算により来年度実施事業の前倒し分に係る事業などが主な内容でございます。  また、国の補正予算対象事業など、翌年度に繰越しする必要のある事業について繰越明許費を設定するとともに、進学奨励基金を活用した高等学校等進学奨励金を実施するに当たり、債務負担行為を追加するものでございます。  次に、議案第12号、平成26年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)及び議案第13号、平成26年度生駒市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)につきましては、社会保障・税番号制度の導入に当たり、国民健康保険システム整備事業及び後期高齢者医療システム整備事業において国から度重なる仕様変更などがあったため、繰越明許費を設定するものでございます。  次に、議案第14号、平成26年度生駒市下水道事業特別会計補正予算(第2回)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ190万円を追加し、総額26億8,574万3,000円とするもので、内容は、大和川上流流域下水道建設負担金の増加によるもの及び年度内に完了しない事業について繰越明許費の設定を行うものでございます。  次に、議案第15号、生駒市自治基本条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、同条例第54条の規定により語句の修正等を行うものでございます。  次に、議案第16号、生駒市行政手続条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、行政手続法の一部を改正する法律の施行により、行政指導の中止の求め等、所要の改正をするものでございます。  次に、議案第17号、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてにつきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、教育長が一般職から特別職になることから、関連する7つの条例を改正するものでございます。  次に、議案第18号、篤志寄附基金条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、図書設備及び高等学校等進学奨励金等の財源に充てるため、所要の改正をするものでございます。  次に、議案第19号、生駒市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の名称変更及び建築基準法等の改正により、所要の改正を行うものでございます。
     次に、議案第20号、生駒市特別会計設置条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、生駒駅前北口第二地区第一種市街地再開発事業が完了したことに伴い、生駒駅前市街地再開発事業特別会計を廃止するものでございます。  次に、議案第21号、生駒市立幼稚園保育料入園料徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、国の基準の変更に伴い、市町村民税非課税世帯の1号認定の保育料が軽減されることになったため、保育料表を改正するものでございます。  次に、議案第22号、生駒市生涯学習施設条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、子育て支援総合センターがセイセイビル3階フロアを一体化して活用することに伴い、条例の改正を行うものでございます。  次に、議案第23号、生駒市立保育所条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、子ども・子育て支援法の規定による利用者負担額を定めるとともに、保育の必要性の認定への移行に伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第24号、生駒市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、平成27年度から平成29年度までの第6期生駒市介護保険事業計画の策定に伴い、同期間の第1号被保険者の介護保険料を改正するものでございます。  次に、議案第25号、生駒市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第26号、生駒市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、及び議案第27号、生駒市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、当該条例の基となる厚生労働省令が改正されたことにより、文言の追加・削除等の改正を行うものでございます。  次に、議案第28号、生駒市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、建築基準法の改正及び翠光台地区、白庭台地区、別院台地区、鹿ノ台地区及びあすか野北1丁目東地区について都市計画変更を行うこと等に伴い、改正するものでございます。  次に、議案第29号、生駒市立病院の利用料金及び手数料に関する条例の制定についてにつきましては、生駒市病院事業の設置等に関する条例第14条第1項の規定に基づき、生駒市立病院の利用料金及び手数料の額、その他必要な事項を定めるものでございます。  次に、議案第30号、生駒市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、平成26年11月28日付け消防庁次長通知により、消防団の任命資格として大学生等の市内在学者を加えるとともに、文言の整理を行うものでございます。  次に、議案第31号、市道路線の認定について、議案第32号、市道路線の廃止について、及び議案第33号、奈良市道路線の認定に伴う承諾についてにつきましては、開発行為による市道路線の認定、廃止、及び生駒市域内における奈良市道の認定に伴う承諾について、議会の議決を求めるものでございます。  以上がただ今上程されました議案の概要でございます。よろしくご審議の上、ご議決いただきますよう、お願いを申し上げます。 36 ◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。  お諮りいたします。  32議案は、議事の都合により、本日の審議はこれまでとし、明6日に審議することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 37 ◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、32議案は、本日の審議をこれまでとし、明6日に審議することに決定しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第38 一般質問 38 ◯中谷尚敬議長 日程第38、一般質問を行います。  通告順に従い、順次、発言を許可いたします。  まず、17番吉波伸治議員。              (17番 吉波伸治議員 登壇) 39 ◯17番 吉波伸治議員 それでは、一般質問をいたします。  本日は大きな質問が2つでございます。  まず、大きな質問1つ目、北大和グラウンド及び周辺区域の都市計画変更について。  北大和グラウンド及び周辺区域の都市計画変更は、北大和グラウンド低炭素まちづくり事業計画に伴うものですが、今年1月25日に北コミュニティセンターにてその説明会が開催されました。参加した住民からは多くの質疑、批判が市に対してなされ、北大和グラウンド及び周辺区域の都市計画変更及び北大和グラウンド低炭素まちづくり事業計画についてはまだまだ住民の理解、同意が得られていないことが示されました。  そこで、この都市計画変更が住民の理解を得られるものになることを期して、以下、質問いたします。  まず1つ目、4月に市長が交代します。今年1月25日の説明会で公表された都市計画変更案は、新市長の施策方針次第では見直される場合もあり得るのでしょうか。  2つ目、都市計画変更案の中でも特に焦点となっている次の2点についてただします。  1つ、案では、北大和グラウンド跡地は第1種低層住居専用地域、その南側区域、つまり北大和体育館と真弓塚の周辺は第1種中高層住居専用地域にするとなっていますが、常識的に見て、低層住宅しか建築できない第1種低層住居専用地域の南側に、日照を妨げる中高層の建築物を建築できる第1種中高層住居専用地域を設定することはあり得ないことです。このままでは、今後、このことが問題化します。それを回避する手だては検討されていますか。  それから、案では、低炭素まちづくりが実施される予定の北大和グラウンド跡地の建ぺい率は40、容積率は80となっていますが、隣接の住宅地のそれは40、60です。このままでは、今後、この矛盾も問題化するおそれも考えられますが、北大和グラウンド跡地も40、60とすることは検討はされましたか。  次に、大きな質問の2つ目であります。家庭ごみの収集方式について。  4月から家庭ごみ有料化が始まります。しかし、12月議会に、家庭ごみ有料化の平成27年4月実施はやめ、市民参加で見直すことを求める請願書が提出されるなど、家庭ごみ有料化に対する不満は市民の間に残っています。また、家庭ごみ有料化が話題になると必ず出てくるのが、ごみ出しの負担が重いという苦情です。私の所属会派で12月議会の報告ニュースを発行、配布したところ、複数の市民から家庭ごみ有料化についてのご意見を頂きました。その際、一様に、高齢者や体の弱い方のごみ出しの負担が重いとの苦情が同時に寄せられました。  ごみ出しの負担が重い状態をそのままにしたまま家庭ごみ有料化を進めれば、市民の不満は解消されないのではという危惧があります。また、高齢化社会に向かって、ごみ出しの負担軽減の声は強まることはあれ、弱まることはありません。  そこで、家庭ごみの収集方式について、以下、質問いたします。  私が、今年1月、環境事業課に問い合わせたところ、有料化すると指定ごみ袋と大型ごみ処理券の見込み額が合わせて約2億円、ごみ袋の製造・配達・販売等経費の合計見込み額は約8,000万円で、差引き約1,000万円の。              (「1億や」との声あり) 40 ◯17番 吉波伸治議員 ごめんなさい。差引き約1億2,000万円の収入が見込まれるとのことでした。過去の一般質問の中でも既に指摘されているように、戸別収集に切り替えてきている自治体が多数存在し、それらの市が戸別収集を実施する場合は、利便性を高めるということと有料化もセットにして出すところが少なからず見受けられます。  生駒市でも、ごみ出しの負担軽減策をとるべきだと考えますが、家庭ごみ有料化による収入を活用して、ごみ戸別収集などごみ出しの負担軽減を図る家庭ごみ収集方式への変更を検討されましたか。  以上、登壇しての質問は終わりまして、2回目の質問からは自席にて行います。 41 ◯中谷尚敬議長 大西都市整備部長。              (大西清隆都市整備部長 登壇) 42 ◯大西清隆都市整備部長 それでは、吉波議員さんの1番目の、北大和グラウンド及び周辺区域の都市計画の変更についてのご質問につきましてお答えさせていただきます。  まず1点目の、市長の交代により、北大和グラウンドの都市計画案は見直される場合はあり得るのかというご質問ですが、これは新市長のご判断ですので、現段階において私から予見してお答えすることはできません。  次に、2点目の、第1種低層住居専用地域の南側を第1種中高層住居専用地域とすることはあり得ないとのご指摘ですが、市内にはこのような例は多数ございまして、それによって問題が起きているわけではございませんので、議員ご指摘の点は当てはまらないと考えていることから、それを回避する手だては検討しておりません。  最後、3点目の、北大和グラウンドの跡地は、建ぺい率は40%、容積率は80%にしていくことに対するご質問ですが、建ぺい率、容積率をこの割合にする理由は、昨年7月の北大和地区での住民説明会において、山下前市長が、直接、住民の前でお答えされたとおり、スマートコミュニティの形成、昨今の二世帯住宅への対応など、新築住宅の床面積の変化を踏まえたもので、この点は、住民説明会に参加された皆さん全てとは言いませんが、多くの方々から、一定、ご理解をいただいたものと思っております。そのため、この建ぺい率、容積率を現段階において40%、60%にすることは検討しておりません。  以上です。よろしくご理解賜りますよう、お願いいたします。 43 ◯中谷尚敬議長 奥谷環境経済部長。              (奥谷長嗣環境経済部長 登壇) 44 ◯奥谷長嗣環境経済部長 それでは、吉波議員の一般質問の2番目の、家庭ごみの収集方式についてお答えをさせていただきます。  今回、有料化となりますごみは、燃えるごみと大型ごみ、燃えないごみの3種類でございまして、そのうち大型ごみ、燃えないごみにつきましては、平成23年度から電話申込みによる戸別収集を実施いたしております。  次に、燃えるごみについてでございますが、市内には約4,300カ所のごみステーションがあり、3ルートでそれぞれ週に2回、収集を行っております。今回の有料化による収入は、指定ごみ袋作製等の経費を除き、約1億2,000万円と予想をしております。一方、燃えるごみの収集に要する費用は約4億円で、戸別収集に切り替えた場合、最低でも収集経費は現行の1.5倍から2倍程度は必要で、有料化による収入を差し引いても、新たに3億円程度は必要になるものと考えております。  ご質問にもありますように、戸別収集は、市民の負担軽減やごみ出しマナーの向上などメリットもありますが、一方、課題として、新たな財源の確保、狭あいな道路でのごみ置き場の確保、また、ごみネット等の片付けの課題等がございますので、現在の収集方法、ステーション方式を変える考えはございませんが、今後、戸別収集は慎重に継続して検討していくべき課題であると考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。 45 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 46 ◯17番 吉波伸治議員 まず、北大和グラウンド及び周辺区域の都市計画変更についてですが、市長が交代した場合、都市計画変更案はどうなるのかということ、これは市長次第であるということでしたが、それはそのとおりだと思います。  それから、次、第1種低層住居専用地域の南側に第1種中高層住居専用地域の箇所が多数あって問題は起こっていないということですけども、白庭台がこのケースに当たると思いますが、いかがですか。 47 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 48 ◯大西清隆都市整備部長 確かに白庭台もその一つでございますが、特に今、南側にマンションがあって、低層住宅があることで、我々に何か苦情があるとかそういうことは聞いておりません。 49 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 50 ◯17番 吉波伸治議員 白庭台で、マンションが造られるときに反対運動があったと聞いていますが、そんな事実はなかったんですか。 51 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 52 ◯大西清隆都市整備部長 確かに第1種中高層住居専用地域を設定するときには、いろいろ、都市計画の手続きの中でそのようなご意見があったことは承知しております。 53 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 54 ◯17番 吉波伸治議員 先ほど、問題は全然なかったとおっしゃいましたけども、あるじゃないですか。今後、この北大和グラウンドの土地利用をめぐってもそういう問題が起こってくる可能性がありますので、そういうトラブルが起こった場合は十分対処していただきますように、これはお願いをしておきます。  それから、北大和グラウンドの南側、今度、第一種中高層住居専用地域に設定される予定のところに真弓塚というのがございまして、この真弓塚というのは非常に全国的にも注目されている古代の遺跡であります。第一種中高層住居専用地域に指定しようという案を作ったときに真弓塚のことは考慮されましたでしょうか。 55 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 56 ◯大西清隆都市整備部長 当然、真弓塚があること、また、その存在についても承知しておりまして、当然、その所有者にもお話もさせてもらった中で、特に第一種中高層住居専用地域にしたから真弓塚がどうなる、何か改変されるとか、そのようなことは関係ないと申しますか、そのことで真弓塚がどうなるという問題ではございませんので、それによって第一種中高層住居専用地域をやめるということにはならないと思っております。 57 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 58 ◯17番 吉波伸治議員 真弓塚がある地域は市街化調整区域から市街化区域へ編入されて、そして、第一種中高層住居専用地域に指定される予定になったわけですけども、市街化区域に編入されることによって、今後、開発圧力がかかりまして真弓塚の辺りが開発されるということになりますと、大切な遺跡が壊されかねないという、そういう事態も起こるかもしれませんので、真弓塚の保存については、重々、今後、意を尽くしていただきたいと思います。これは要望です。  それから、建ぺい率40、容積率80の問題ですけども、十分検討されてこうなったというふうにお聞きしましたので、ここで、あかん、悪いと言うことはできませんので、今後、もしこの地域が建ぺい率40、容積率80になった場合、環境悪化も懸念されますので、景観条例あるいは景観計画等も利用しながら、今後、この地域の景観あるいは環境保全に意を尽くしていただきたいと思います。これは要望にとどめておきます。  それから、次、大きな質問の2つ目、家庭ごみ収集の問題ですけども、確かに戸別収集に切り替えると費用が大変かさむと。ごみ有料化に伴う収入分を考えても大変なコスト増になるという、これは理解しました。それから、戸別収集したからといって必ずしもいいことばかりじゃなくて、戸別収集のデメリットもあるということを説明されましたので、コスト増、それから、デメリットもあるという2つを考慮しますと、戸別収集を今すぐ実施できるということは考えられないということは分かりましたので、しかし、ごみ出しの負担というものはやっぱり市民にあるわけで、特に体の弱い人とか高齢者は非常に負担を感じておられます。  そこで、私の提案なんですけども、まごころ収集というのがございまして、これは、ごみ出しができない方に適用されているものですけども、1億2,000万の収入が得られるということですから、その収入も利用して、まごころ収集を拡大していくということを検討される余地はございますでしょうか。 59 ◯中谷尚敬議長 奥谷部長。 60 ◯奥谷長嗣環境経済部長 今現在、まごころ収集につきましては、高齢者、また障がい者の方など、身体状況上、集積場までごみ出しができない方に関しましては、市の方で、福祉関係者、若しくは本人等から申請をいただいて、基本的には、原則としては却下しないというような方向で、今は、まごころ収集の対象者にはまごころ収集業務を実施しております。  現在、250世帯ほど提供できる体制にはなっておりますけれども、今現在、申請としては約150世帯程度ございます。そういった意味合いでは、まだ100世帯等、提供体制には余裕があるというような状況でございますので、今後、ニーズがあれば速やかに提供できるような体制になっておりますので、ご理解いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 61 ◯中谷尚敬議長 吉波議員。 62 ◯17番 吉波伸治議員 今後もごみ出しの負担軽減を図る策を考えて実施していただくようにお願いして、終わります。 63 ◯中谷尚敬議長 次に、8番成田智樹議員。              (8番 成田智樹議員 登壇) 64 ◯8番 成田智樹議員 おはようございます。生駒市議会公明党の成田智樹でございます。議長の許しを得て、一般質問を行わせていただきます。  本日は、暮らしの安全・安心のための施策について質問いたします。  平成23年3月11日の東日本大震災発災から間もなく丸4年を迎えます。犠牲になられた方々に改めて心から哀悼の意を表します。そして、復興庁の調べでは、先月12日現在で、福島県から県外へ避難されている方、約4万7,000人を始め、今なお約22万9,000人もの方が避難生活を強いられております。心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早いふるさとへのご帰還をお祈りいたします。  公明党は明後日、仙台市において、山口代表と東北6県の代表者、岩手、宮城、福島の被災3県の地方議員と被災地担当の国会議員約30名が集い、公明党東日本大震災復興加速化会議を開催して、復興の加速化のための決意を新たにいたします。同会議において、被災3県の各県本部が実施した被災地における復興の意識調査の結果が発表され、その結果に基づき、党として、被災から5年目に向け、新たな復興加速に向けての活動を展開させていただく決意であります。  さて、震災発災以後、防災・減災に関する意識は大きく変化し、国、県、また本市において様々な対策が打ち出され、実行されてまいりました。私も様々な提案をさせていただきました。しかし、その間にも、広島市北部の土砂災害や御嶽山の噴火など、自然災害はいや応なく猛威を振るい、大型の台風は毎年のように上陸、接近をして、各地で被害が多発しております。そして、東南海・南海トラフ地震の発生確率は高まり、本市の高齢化率が急速に進展する中において、自助・共助・公助のそれぞれにきめ細かい対応が求められております。  一方、本年6月1日には生駒市立病院の開院が予定されております。様々、課題はございますが、市民の健康維持、健康増進及び健康寿命延伸に大きく寄与するものと期待されております。  思いがけず、任期途中で市長が交代することとなりましたが、生駒市が今後も関西一魅力的な住宅都市を目指し、より一層、いつでも安全、いつまでも安心して暮らせるまちの実現のための施策に力を注がれることを期待し、以下のとおり、質問をいたします。  まず初めに、災害対策について質問いたします。  1)市役所本庁舎は、本年度、耐震等改修工事の基本・実施設計を行い、来年度から工事に着手すると聞き及んでおります。耐震化に関わる進捗状況をお聞かせください。  2)先月オープンしたHOS生駒北スポーツセンター体育館は、本年度実施した耐震診断により新耐震基準をクリアしているとのことですが、診断の詳細及び今後の維持管理計画についてお聞かせください。  3)生駒市地震防災対策アクションプログラムの見直しは行われておりますでしょうか。  4)避難場所増設の取組、県立高2校、奈良先端科学技術大学院大学及び民間事業所との協力など、取組は進んでおりますでしょうか。  5)防災・減災施策に女性の視点を生かすための具体的な取組は行われましたでしょうか。防災会議の女性メンバーの比率増に努められましたでしょうか。  6)災害時要援護者支援システムに係る取組は進みましたでしょうか。要援護者マップの作成及び支援員だけに依存しない仕組みについての検討は行われましたでしょうか。  7)現在、市内12カ所にある防災コンテナの増設及び備蓄品の見直し等は行われましたでしょうか。  8)この4年間の総括として、東日本大震災以降、本市の災害対策の充実は図れましたでしょうか。市民、地域の防災意識は高まったとの認識でしょうか。所見を伺います。  次に、学校の安全について2点質問いたします。  1)現在、計画的に取り組んでおられる通学路の安全対策についての取組状況をお聞かせください。また、関連して、区域を指定して車両の速度規制を行うゾーン30について、その導入効果の検証は行われておりますでしょうか、お聞かせください。  2)本市は、平成23年度に全ての小中学校の建物の耐震化が完了し、その迅速な取組は学校の耐震化を強力に推進する公明党として大いに評価するものであります。建物の耐震化とともに附属設備や備品等の耐震化、その対応について、24年6月議会において一般質問を行わせていただきました。そこで、その後の平成25年、26年度中に非構造部材の耐震化に係る点検は実施されましたでしょうか。また、改修、撤去作業等は実施されましたでしょうか。  次に、介護予防事業について2点質問いたします。  1)介護保険料の改定に係る議案が今議会に上程されております。将来の介護保険料増の抑制のためにも、介護予防のための施策は大変重要と考えます。介護予防事業の充実に関し、どのような取組を行っておられますでしょうか。また、介護認定を受けずに使えるプランの周知は進んだでしょうか。利用数及び利用率は増加しましたでしょうか。
     2)全国の自治体において導入が進む介護支援ボランティア制度導入についての検討は行われましたでしょうか。  最後に、生駒市立病院開院に伴う取組について質問いたします。  1)市立病院開院に伴い、周辺道路の渋滞、混雑が予想されます。病院に近接する場所の東生駒会社寮跡地及びその隣接地には商業施設の出店が予定されております。現在でも渋滞しがちな道路の一層の混雑が不可避な状況であり、周辺地域の住民からは懸念が示されております。道路の混雑緩和について、具体的対応などの協議等はなされておりますでしょうか。進捗状況、ございましたらお聞かせください。  2)市内の病病連携及び病診連携促進の一助となることが期待される、生駒市立病院及び東生駒駅を中心とする、医療機関を結ぶコミュニティバス路線の設置についての検討はされておりますでしょうか。  登壇しての質問は以上で終わり、後の質問は自席にて行います。 65 ◯中谷尚敬議長 小紫副市長。              (小紫雅史副市長 登壇) 66 ◯小紫雅史副市長 それでは、ただ今の成田議員からのご質問に対しまして、回答させていただきます。  まず、災害対策についてということで、まず、本庁舎の耐震化に関する進捗状況のお尋ねでございますが、ご指摘のとおり、平成26年度に耐震改修工事等の実施設計を進めており、27年度、28年度に改修工事等を行う予定としておりまして、現在のところ、予定どおりの進捗状況で進んでございます。  2つ目の、生駒北スポーツセンターの体育館の耐震診断の詳細等についてのご質問でございます。  同スポーツセンター体育館など、昭和47年に旧耐震基準に基づいて建築をされた築42年の建物でございますが、耐震診断の結果、いわゆるIs値でございますが、体育館で0.8、附属の体育館で1.11という数字でございまして、現時点では耐震性能が、一定、十分満足する値であるというふうに判断をしてございます。  今後の維持管理計画につきましては、両方の建物、この体育館、附属体育館とも、一定の外壁のひび割れ等もございますし、老朽化している部分もあります。雨漏りも一部あるというふうにも聞いておりますので、外壁等の改修に向けた設計、そして、工事という流れで、平成27年度、28年度に対応していくということを考えておりますし、全体といたしましては、建築基準法第12条に基づく定期点検を実施いたしまして、この施設の長寿命化というものはしっかりと考えていきたいと考えております。  3点目、地震防災対策アクションプログラムでございます。大変重要なプログラムだと我々も認識してございますが、現在、生駒市地域防災計画の見直しを平成26年、27年度の2カ年で行っておるところでございまして、これとの整合性をとるという必要がございますので、地域防災計画の策定の後、速やかに、整合性をとりながら、地震防災対策アクションプログラム、しっかりと検討し、形にしていきたいと考えてございます。  4つ目、避難場所の増設の取組でございますが、市といたしましては、避難所としましては、今、一定、充足しておるというふうな認識ではございます。ご指摘のあった県立高校でございますけれども、この2校とは平成25年12月に、いわゆる指定避難所とか福祉避難所の受入れが困難だというような場合、あとは帰宅困難者の支援が必要になったというような状況になった場合に、2次避難所として使用させていただくことについて協定を締結してございます。また、奈良先端科学技術大学院大学とか他の民間事業者との連携という中では、地域防災計画を見直していく中で、必要に応じて避難所としての活用というものをお願いしていくという可能性はもちろんあるというふうに考えてございます。  次の、女性の視点を生かすための取組ということで、特に防災会議への女性メンバーのより一層の参加という観点でご質問いただきましたが、いわゆる無作為抽出型の公募市民、市でやっております制度を活用いたしまして、女性委員を2名、防災会議のメンバーとして委嘱をしておりまして、これにより、委員30名のうち5名が女性の委員ということになりました。16.7%ということになってございます。  続きまして、災害時要援護者支援システムにつきましては、平成23年度から足かけ4年間、取組を進めてまいりまして、調査票の送付につきましては、4年間合計で6,603通、その86%余りになります5,700通が回収されておりまして、実際に要援護者として登録を希望する方が719名、そのうち支援員が決定した数が72%に当たります522名ということでございまして、自治会等、関係者の皆様の多大なご理解、ご協力も得ながら、かなり進展をしてまいっておるところかと思いますが、引き続き、残された課題、回収し切れていない部分とか、支援員が決定しない部分等に対応していくということで考えてございます。  続きまして、防災コンテナの増設、備蓄品の見直しにつきましては、8中学校区にまず設置をしたものに加え、地域における地形の問題でありますとか人口の密集度合い等を考慮いたしまして、更に4カ所増設いたしまして、今、12カ所、整備をしてございます。現時点で、今後更にコンテナを増設する予定はございませんけれども、今後、まだちょっと12カ所では足りないということになった場合は、少し、コンテナとまた別の方法も含めて考えていくということが必要かと考えております。  備蓄品の見直しにつきましては、例えばカセットボンベを燃料とする発電機の追加、医薬品の拡充、トイレットペーパーなど、あとは、缶詰のガソリンというようなものも全コンテナに入れておりますが、先ほど補正予算の中でも申し上げましたように、乳幼児向けの備蓄品の拡充というようなものも含めまして、今後しっかりと考えていきたいと思っております。  最後の部分、東日本大震災以降の災害対策の充実、そして、市民、地域の防災意識が高まったのかということでございますが、今までるる述べさせていただいたような対策、かなり進んできてございます。避難所の耐震化もほぼ完了しておりますし、実際に災害対策本部の設置などもありましたし、それの経験も踏まえて情報提供の強化、効率的な情報提供等も進めております。  自主防災会の組織率も上がっておりますし、実際に小学校区単位の大規模な防災訓練、私も何度か行かしていただきましたが、非常に地元の方は熱心にやっていただいております。帰宅困難者訓練等、様々な取組を、この近年、進めてございまして、そのような取組を通じまして、職員はもとより自治会他、地域の皆様、市民の皆様の意識も向上してきておると。もちろんこの後、更に向上させていく必要がありますが、そういう形で進んでおるというふうには考えてございます。  以上が1点目、災害対策につきましてでございます。  2点目の、学校の安全についてでございますが、議員もご案内のとおり、24年7月の各小学校の通学路についての緊急合同点検の実施以降、学校、保護者、あと、道路管理者、我々、そして、警察、地域代表、自治会の皆様などと合同で通学路の危険箇所の確認等を行い、それで問題があった部分につきましては速やかに対応を講じるという取組を毎年度、順次、行っておるところでございます。また、26年4月には生駒市交通安全プログラムを策定いたしまして、通学路の安全性の向上を更に図っておるということでございます。国道、県道、また、市道がございますが、市道部分につきましては、要対策箇所が見つかった後、速やかに対応を進めておりまして、まだ対応が終わっていない部分は一定ございますけれども、大部分のところで対策済みということで対応させていただいていると考えております。  ゾーン30の効果検証につきましては、平成26年の12月15日付けで報告いたしましたとおり、桜ケ丘のゾーン30の地域を対象といたしましてアンケート調査を行いました。一定の車速の低下とか、ゾーン30という言葉の認識がかなり広まってきているというような効果も見られる一方で、朝はやはり車速がかなり早いとか、まだまだゾーン30とかに関する意識、普及啓発が必要だというようなことも読み取れる内容でございました。これが1点目でございます。  2点目の、非構造部材の耐震化でございますけれども、各学校におきまして、学校保健安全法に基づく施設の安全点検は常に行っておるところでございます。照明器具とか窓枠ががたついているとか、外壁のひび割れなど、順次、修繕を行っております。  また、平成26年度、1例でございますが、鹿ノ台中学校の体育館の照明をLEDに切り替えるというときに、併せて、ワイヤーロープを設置するなど、いわゆる非構造部材の耐震性を上げるというような具体的な措置も順次行っておるところでございまして、ご理解を賜れればと思います。  3点目、介護予防事業につきましては、例えば1次予防事業、2次予防事業、ございますけれども、脳の若返り教室でございますとか各地域における体操教室など、非常にたくさんの方に参加をいただいて、回数、参加人数等、大幅に伸びておるというふうに考えてございます。  また、認定を受けずに使えるプランというお話がございましたけれども、いわゆる総合事業に関するご質問かと考えておりますけれども、平成26年度に、居宅介護支援事業者協会の研修会でこの総合事業に関する説明をさせていただいております。2月15日号の広報でもお知らせをさせていただいたところでございます。  2点目の介護支援ボランティア制度の導入につきましては、介護保険運営協議会の場、市民講座の場等について、今、検討を重ねておるところでございますので、よろしくご理解を賜れればと思います。  最後、生駒市立病院の開院に向けてでございますけれども、周辺道路の混雑緩和に関しまして、市立病院の開院による病院への車両の出入り、前面道路の交通への影響を懸念する声もあるのは承知してございますが、地元自治会や生駒警察署と対応を協議してございます。基本は左折イン、そして、左折アウトというのが原則でございますが、右折イン、アウトする車については、安全対策を十分に行った上で対応するという予定にしてございます。  開院後につきましても、実際の交通状況を注視しながら、また、交通調査等も実施し、必要な交通対策はしっかりと行っていく予定でございます。  また、東生駒1丁目、2丁目の交差点において、病院建設課で、今、交通量調査を実施しておりまして、その調査結果からは、東生駒1丁目、2丁目の交差点において、病院建設に伴う交通量の影響はそこまで大きくないというふうに考えておりますが、駐車場に入庫待機している車の渋滞につきまして、例えば開院から10年後を想定したときに、いわゆる1日の平均入院患者数が210名、外来患者数が600名という数字を想定して、今、駐車台数も150台、設置をしておりますので、まず、開院当初におきましては、入庫待ち等によります病院周辺道路への影響は最小限に抑えられると考えてございますが、いずれにいたしましても、開院後、交通状況をきちんと見ながら、しっかりと必要な交通対策、これは市としても、関係機関と共同してしっかりと行っていくということで考えてございます。以上でございます。 67 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 68 ◯8番 成田智樹議員 災害対策についてお尋ねをいたしますけれども、まず、生駒市本庁舎の耐震化に関わる進捗状況については、来年度、その次で工事を行う、2年間で工事を行うというお話でございましたけども、以前の委員会等の報告によれば、Is値が大変不足しているというような報告でもあったかと思いますけれども、それについては、基準として0.75でしょうか。若しくは、災害応急対応施設は0.9というような数値も出ているかと思いますけれども、それらについて、きちんとそれは確保できる工事を2年間で行われるということで間違いないでしょうね。 69 ◯中谷尚敬議長 今井企画財政部長。 70 ◯今井正徳企画財政部長 Is値につきましては0.75相当の耐震補強をやるということで実施設計も進めております。ご指摘のように、2年間かけて工事をしっかりやっていきたいと考えております。 71 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 72 ◯8番 成田智樹議員 本庁舎の耐震化工事について、一部の、例えば部局の使用移転等の発生等はございますのでしょうか。 73 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 74 ◯今井正徳企画財政部長 一部の部課の使用。ちょっとすみません。 75 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 76 ◯8番 成田智樹議員 工事をする際に、部とか課とかが、いったんどこか別のところに移転をするとかいうことは発生するんでしょうか。 77 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 78 ◯今井正徳企画財政部長 基本的には窓の外に枠を付けるということでございまして、庁舎内の中に壁とかそういったものは付けないということで考えておりますが、ただ、耐震化以外に、例えば給排水であったり、あるいはLED化、そういったもろもろのこともやりますので、やはり何らかの形では支障が出る可能性もあるとは思いますが、できるだけ市民の方々のサービスの低下とか、業務について低下にならないような形では配慮してやっていきたいとは考えております。 79 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 80 ◯8番 成田智樹議員 市民の皆様の迷惑と言いますか、使い勝手が悪くならないように、よろしくお願いしたいと思います。  2番の、スポーツセンターの体育館でありますけれども、耐震診断によってIs値0.8が確認されたというようなことでございましたけれども、日常の点検としては、具体的に、HOSさんにどのような点検をされるということで既に申し伝えておられるんでしょうか。 81 ◯中谷尚敬議長 影林生涯学習部長。 82 ◯影林洋一生涯学習部長 基本協定を結んでおりますので、その中で、定期的と言うか、定時、日常の点検はしていただくということでお願いをしております。 83 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 84 ◯8番 成田智樹議員 Is値が確保されているということでございますけども、大変古い建物であることは間違いないかと思いますので、具体的な点検方法等について詳細な打合せをしていただいて、間違いのない対応をお願いしたいと考えております。  3番の、生駒市地震防災対策アクションプログラムの見直しについては、地域防災計画策定後にというお話でありましたけども、これについては私も何回か一般質問させていただいて、23年12月の議会において、プログラム自体の見直しに着手したと今井部長が答弁されておられますし、進捗管理体制の未整備について、当時の山下市長も陳謝をされているというのを会議録で確認させていただいておりますけども、これは、いったんアクションプログラムの見直しに着手して、止まっている状況なんでしょうか。それとも、結局はしていなかったんでしょうか。 85 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 86 ◯今井正徳企画財政部長 まず、アクションプログラム自体を見直すべく、作業的には現在の進捗状況というのを調査しております。それについては平成25年にやっておりまして、完了、継続実施というのが大体半分以上を占めていると。そういった状況で、次の段階ということになったときに、先ほど答弁がありましたような形で、2年間かけての地域防災計画ということで止まっているという状況でございます。 87 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 88 ◯8番 成田智樹議員 過去に24のマニュアルを整備するというプログラムの内容について、3つのマニュアルが出来ていますというようなことでの報告も伺ったところでありますけれども、それについては進捗はしておりますか。 89 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 90 ◯今井正徳企画財政部長 24のマニュアルとか、3つが出来ているというのがちょっと記憶にないんですけれども、ちょっと具体的に、もしよければお願いしたいと。 91 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 92 ◯8番 成田智樹議員 一般質問させていただいて、そのときに部長から、避難所開設、下水道復旧、避難基準マニュアルの3つについては既に作成をしたという答弁があり、私が、そのプログラムの中には24のマニュアル作成について明示されているけれども、マニュアル作成は3つにとどまっているのかという質問をした場合に、そうだということでお答えになっておられますけれども、それについての進捗はあったのかとお聞きしております。 93 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 94 ◯今井正徳企画財政部長 先ほど申し上げた件数とか比率でしかつかんでおりません。先ほど申し上げましたように、アクションプログラム自体につきまして、今後見直すということもございますので、今ご指摘いただいたような内容についての再調査と言いますか、そこまではやっていないという状況でございます。 95 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 96 ◯8番 成田智樹議員 見直しをする、地域防災計画策定後にきちんとした形の具体的な計画を練っていただくというのは非常に重要かと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  1つ飛びまして、女性の視点を生かすための具体的な取組ということで、防災会議の女性メンバーは、現在、30名のうち5名だということでありますけれども、昨年11月には「Jump Up女性会」というものを創設されて、女性の、これは管理職登用に向けてうんぬんということでございますけれども、こういった取組の中で、防災会議の女性メンバーの比率増についてどのように取り組んでいくかというようなものは課題としては出ておるんでしょうか、その「Jump Up女性会」の中では。 97 ◯中谷尚敬議長 中田市長公室長。 98 ◯中田好昭市長公室長 「Jump Up女性会」の進捗状況なんですが、具体的な行動計画、今ご質問の部分についてはまだ至っておりません。というのは、一定の方向性が、今回、中間報告という形で出ています。以上でございます。 99 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 100 ◯8番 成田智樹議員 是非、防災・減災施策に女性の視点を取り入れるということについて、ちょっと真面目に取り組んでいただければと思います。  以前、女性の割合、消防本部は135名中1名であったと。消防団には170名中13名であったというような報告もございましたけれども、今現在、どのような状況になっているかというのは把握されておられますか。 101 ◯中谷尚敬議長 坂上消防長。 102 ◯坂上弘消防長 職員につきましては133分の1、消防団員につきましては193分の20です。 103 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 104 ◯8番 成田智樹議員 今のお話のとおり、消防本部では1名。そのままだということでございますね。消防団員については170の13が193の20ということで、数自体は増えているということであろうかと思いますので、今後も女性職員、女性団員の増に努めていただければと思うところであります。  災害時要援護者支援システムに係る取組につきまして、今現在の取組についてご説明がございました。後段の要援護者マップの作成及び支援員だけに依存しない仕組みについての検討は行ったかについての答弁がございませんでしたけれども、お願いをいたします。 105 ◯中谷尚敬議長 坂本福祉部長。 106 ◯坂本千鶴福祉部長 要援護者マップにつきましては、現在、順次、作成に取り組んでいるところでございます。  それから、支援員だけに依存しない仕組みということでございますが、ご指摘のとおり、なかなか支援員の策定は、順調に進んでいるところもあれば、なかなか難しいというふうにおっしゃる自治会もございます。そうしたところには、この事業の趣旨を十分ご説明させていただきまして、個人の支援員ではなく、自治会の班での見守りとか自治会全体での見守りとか、そういった手法もご提案させていただきながら、見守りをしていただくような形で進めております。 107 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 108 ◯8番 成田智樹議員 自治会によっては、要援護者支援システムについての支援員選定に協力できないと言っている自治会もあると聞いておりますし、様々な形での支援、今、広報いこま、いこまちの方にこの制度についての説明、また、支援員の募集と言うんですか、支援員選定についての協力の依頼等がたくさん出ていることは承知しておりますけれども、希望者719名というのが当初の私の予想より少ない数で、72%が決定しているということで、それについても思ったより多いかとは思うんですけれども、それでも、具体的な形として確実な支援がなされるのかということについても、もう少し具体的な形での取組が必要であろうかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  防災コンテナにつきましては、前々から私、申し上げております、防災コンテナに食料品、非常用食料の備蓄ができないのかということについて、これは検討されましたでしょうか。 109 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 110 ◯今井正徳企画財政部長 検討はしているんですけれども、コンテナの中の温度、やはり夏場は相当な温度になるということでございます。そういった温度に耐え得るような備蓄の食料品というものについて、どういうふうなものがあるかということで検討を進めているというところでございます。 111 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 112 ◯8番 成田智樹議員 さほど温度は上がらないというようなことも、ちょっと原課の方で聞いておりますので、再度、食料の備蓄について、事が起こってから配るのではなく、奈良市のように、事前に各地域において備蓄を行うという方向できちんと検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。  備蓄品について、関連して、学校の備蓄食料について、以前、質問させていただきまして、その対応として、現在、児童・生徒数の半分の1食分が備蓄されているということで聞き及んでおりますけれども、その数が非常に少な過ぎるという指摘を多くの方から頂いておりまして、これについての増量等の検討はされているんでしょうか。スペースの問題等があるのでしょうか。お教え願えますでしょうか。 113 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 114 ◯今井正徳企画財政部長 先ほどありましたように、地域防災計画というので、今、策定しております。そういった中で、市としての備蓄品、どういうものがいいのか、あるいは数量的にということもありますので、その中で検討をしているという状況でございます。 115 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 116 ◯8番 成田智樹議員 よろしくお願いしたいと思います。  災害対策の最後で、るるご説明がございました。市民、地域の防災意識は高まってきているのかもしれませんけれども、それと同時に、大事なのは市職員の防災意識ではないかと思います。  私は4年前にこの議員の職をちょうだいしまして、生駒市は大丈夫だという根拠のない意識をお持ちの職員がそこそこいらっしゃったということでびっくりしたんですけれども、そういった意識は払拭できているのかと思います。  前市長は、先ほどの地震防災対策アクションプログラムは、はしご車購入の補助金をもらうために作成したと堂々と議場で答弁をされました。昨年、土砂災害警戒情報発表は奈良の自宅の家のテレビで確認したと。緊急災害情報メールには登録していなかったということも会議室で堂々と発言され、土砂災害警戒情報発表後の2時間も後に災害対策本部を設置したと、広報に堂々と掲載をできるという状況でありました。危機管理意識が甚だしく乏しい、驚くべき首長であったと私は認識しております。  昨年の委員会において提案させていただきました職員の参集訓練及びエリアメール、緊急災害情報メールの訓練の実施について、現在、検討はなされておられますでしょうか。 117 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 118 ◯今井正徳企画財政部長 現在、先ほども申し上げましたように、地域防災計画を策定しております。そういった中で、災害対策本部についての訓練というのは、その地域防災計画を策定する上で必要ということでやっております。  今議員さんがご指摘の、以前からもご指摘がありましたような職員の参集訓練、参集訓練までは至ってはないんですけれども、職員が、例えば公共交通機関以外でどのぐらいの時間で来れるのかとかいった、そういった調査もやっております。訓練等につきましては、また今後、検討していきたいと考えております。 119 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 120 ◯8番 成田智樹議員 地域防災計画が策定できてから、できてからという話が先ほどから何遍も出てまいりましたけれども、地域防災計画策定については来年度の末ではないですか。それで間違いないですか。 121 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 122 ◯今井正徳企画財政部長 来年度の末でございますが、地域防災計画を策定する上で、やはり一定の訓練とか意識の調査と言いますか、そういったものを踏まえながらやっているということでございます。
    123 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 124 ◯8番 成田智樹議員 職員の防災意識を高めるような、しっかりしたアクションをお願いしたいと思います。来年の年度末までまだ1年以上がございますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、学校の安全についてございました。副市長日記には、昨年12月19日に、先ほどのゾーン30の取組についての効果検証等の記者会見を行ったということで、そこにも、「速度調査を時間帯ごとに見ると、生駒駅に向かう方向の朝の時間帯は、以前よりも減速はしていますが、なお、他の時間帯よりも車速が高くなっています。通学、通勤の時間帯で児童を始め多くの歩行者、自転車がいる時間帯にもかかわらず、急いで車を飛ばす方がまだ多いと見て取れます。今後はこれらの課題に一層力を入れて取り組みたい」ということで書かれておりますが、12月から3月と短い間でございますけども、この件について、ちょっと地域の方からも、規制が始まる時間の前の車両のスピードが尋常じゃないというようなことで、大変危ないというようなことも聞いておりまして、何か検討はなされたんでしょうか。今ここで言う、一層力を入れて取り組みたいということにつきまして。恐れ入ります。 125 ◯中谷尚敬議長 小紫副市長。 126 ◯小紫雅史副市長 今の、規制が始まる時間帯というのがあるんですが、ちょっと私、そこを理解できていないところもあるんですけども、ゾーン30ということで地域をパッケージとして30キロ規制ということでやっておりますので、時間帯を問わず、そこは30キロで走ってくださいということで、きちんと周知もしておりますし、警察とも連携をして、立っていただいたり、そのようなことはやらせていただいております。それでもなお、ちょっと自分が書いた文章、詳細に全部、今、記憶してございませんが、成田議員がおっしゃったようなことを私は確かに書いてございます。実際に朝に私、時々立つことがありますけども、やはり朝の子供たちが通学、通園している時間帯に限ってと言うか、その時間帯に、やはりお仕事なので比較的速いスピードで飛ばす車が多いなというのは個人の実感としても持っておりますし、先ほどのアンケート結果でも、一定、そのような有意なデータも出ております。  3カ月間で、まだ具体的にこういう取組をしたと言えるものはちょっとございませんけれども、しっかりその点は課題として認識して、具体的な取組を考えてまいります。 127 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 128 ◯8番 成田智樹議員 よろしくお願いしたいと思います。  介護支援ボランティア制度導入について、24年9月議会で質問させていただいたところでもありますけれども、これについての検討というのは、今も現在、検討中だということでございますけれども、どのような検討がなされているのか、お教えいただけますか。 129 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 130 ◯坂本千鶴福祉部長 確かに全国的にこういった制度を導入されている自治体もありまして、私どもも検討は進めました。  まず1点目は、今回の計画策定に関します介護保険事業計画策定のための委員会の中での提案と検討。この場では、こういう制度の必要性があるとは認識はされておりますけれども、やはり生駒市の場合、これまで無償のボランティアでやってこられた方が非常に多くて、ボランティアのポイントをためて、それを現金とか何かに還元するというのはちょっとなかなか認めづらいと。そうなってしまうと、私たちが今まで無償でやってきたボランティアはどうなるんだみたいな意見が、結構、まだ根強くございまして、もう少し時間をとって検討するべきではないかというふうなご意見が出ました。  それから、地域包括支援センター等の現場職員への聞き取りもさせていただいております。  そちらの方につきましては、やはりいろんな教室、例えばパワーアップ教室とか脳の若返り教室とか体操教室、そういったものを受けられて、そこを卒業された方が補助的な形でボランティアで参加されている方も結構多いという状況が本市の場合はございます。そういった方は、なかなか元気な高齢者の方がされるようなボランティアはできないけれども、補助的にボランティアに参加することイコール介護予防につながっているので、今すぐポイント制のボランティアを導入して、大量に元気な高齢者の方が入ってこられると、そういった方をまた排除することにもなるんじゃないかというふうなご意見は包括の方から頂いております。  それと、もう1つ、最後は、介護保険制度が、今度、ご承知のように大幅に変わります。その際、生活支援コーディネーターの配置というのを進めていくという計画がございます。本市でも、そういったコーディネーターとかそういうサポーターの養成の講座とか、そういったものも、今、取り組もうとしておりますので、そういった中で、コーディネーターの配置も含めまして、無償、有償、ボランティアポイント制度の検討というのを今後も進めていきたいというふうに考えております。ですから、今も検討途中ということでございます。 131 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 132 ◯8番 成田智樹議員 平成24年9月の議会でもお話をさせていただきましたけれども、いわゆる2025年問題に真剣に向き合っていただいて、ポイント還元による実質的な保険料負担の軽減を図るため、また、地域貢献に対する市民の意識付けのため、また、市民自らの健康維持につながるものとして導入を。ちょっと今の部長のご答弁では、やらないことを前提に検討されているように感じますので、是非、やることを前提にご検討いただいて。  また保険料が上がります。今後も上がり続けるという予測だと思いますので、ポイント還元による実質的な保険料負担の軽減を図ると。介護保険、皆が認定を受けられる保険ではありませんので、よろしくお願いをしたいと思います。  最後に、市立病院の2番、コミュニティバス路線の設置についての検討についてのご答弁をまた頂いていないと思いますけれども、お願いできますでしょうか。 133 ◯中谷尚敬議長 今井部長。 134 ◯今井正徳企画財政部長 市立病院への市内各所からの公共施設を利用しての来院が見込まれるということでございますので、来院者の利便性を図るために、開院に合わせて、生駒駅から市立病院の間にコミュニティバスの運行というのを検討しております。  現在、具体的には光陽台線、それから、北新町線がございますけれども、それが市役所まで来ております。それを延伸するという形でございます。  運行に当たりましては、生駒市地域公共交通活性化協議会、これを3月の下旬に開催する予定なんですけれども、その協議会で承認を得た後、運行の認可等、所要の手続きを進めていくという予定でございます。 135 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 136 ◯8番 成田智樹議員 議案で上がっておりますので、今の延伸については確認をさせていただいておりますけれども、病院と病院を結ぶコミュニティバスについては、全国の自治体の中でそういった運行をなされているという例もあるようでございますし、近鉄はそこそこ電車賃が高いですので、そういった点からも、コミュニティバスの運行についての検討をしていただいて、是非、実現していただければと要望しておきます。  ちょっと話が戻りまして、すみません、東生駒2丁目交差点について、商業施設の進出等も予定されているということで、これは非常に混雑、今もしているし、今後も混雑するんだろうと思いますけども、病院の開設と合わせて、その混雑状況について具体的に何か、歩道橋のある、あの2丁目交差点の対応についての検討というのは今なされておられるんですか。 137 ◯中谷尚敬議長 稲葉建設部長。 138 ◯稲葉明彦建設部長 2丁目交差点につきましては、十分、地域の自治会の方々からのご要望も頂き、そして、現状も市の方は把握しております。  東西が県道でございまして、南北が市道ということでございますので、県とともに、また、警察等を交えまして、改善策につきまして検討しておるところでございますし、商業施設の立地予定の開発の関係との協議も、今、進めている中で対応策を考えていきたいというふうに考えております。 139 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 140 ◯8番 成田智樹議員 何点か確認したいんですけども、その対策の中で現状の歩道橋の整備、現状、歩道橋はL字型で、ロの字型ではないですけれども、そういったものの整備も併せて検討に入っているんですか。 141 ◯中谷尚敬議長 稲葉部長。 142 ◯稲葉明彦建設部長 歩道橋を新たに整備するということについての検討は入っておりません。要は、あそこは朝夕の渋滞が特にひどうございます。そういうところでの歩行者の安全、それと、富雄側へ行く車両の多いところでございますので、そういうところの自動車の交通の関係への対応ということで、全国的にも、今、横断歩道橋というのは、逆に撤去をしていく傾向にございます。というのは、いわゆるハンディキャッパーが利用しにくいということでございますし、あそこをスロープを設けた歩道橋に改良するのは立地的に難しいということでございますので、新たに歩道橋を設置するという方向では検討はしておりません。 143 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 144 ◯8番 成田智樹議員 今のお話、朝夕の渋滞、特に富雄側に向けてのという話でしたけども、単純に考えたら、あそこの横断歩道が歩道橋になれば、一定程度、解消される話じゃないかと、普通に見ていて思うんですけども、ハンデのある方が利用しにくいということでありますけれども、エレベーターを付設している歩道橋等も全国各地にはたくさんございますので、そういったことも含めて検討できないかと思いますけれども、またお願いしたいと思いますけども。  あと、今現状、会社寮敷地と隣接地の一体化ということでの利用を想定しているということでございましたけれども、これについての日程等は明らかになっておるんですかね、いつ頃、商業施設が進出するというのは。 145 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 146 ◯大西清隆都市整備部長 今後、その開発計画が出てくると思っておりますが、今ちょっと私の方では、はっきりいつというのは把握しておりません。 147 ◯中谷尚敬議長 成田議員。 148 ◯8番 成田智樹議員 病院の開院の方が当然、当たり前の話ですけども、早いということで、開院後の状況も見据えながら、地域の住民にとって安心・安全な対応の方をきちんとお願いしたいと思います。非常に懸念されている方がたくさんいらっしゃいますので、よろしくお願いをしたいと思います。  最後になりました。  現在、地域防災計画の見直し作業が行われております。東日本大震災から始まったと言ってもよいこの4年間は、震災の被害の大半が津波による被害でありましたので、本市においては想定しなくてもよい被害であり、対岸の火事であるとの意識がどこかにあったのではないかと思います。しかしながら、昨年夏に発生した広島市における土砂災害など、1,000ミリを超える大雨やゲリラ豪雨等による水害、土砂災害が多発する今、決して生駒市だけは大丈夫とは言えない状況であろうかと思います。  天災は忘れた頃にやってくるとの箴言もございます。日々、確認をしながら、なお一層、地域の防災力強化に取り組まれることを期待し、質問を終わります。以上でございます。 149 ◯中谷尚敬議長 暫時休憩いたします。              午前11時58分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 再開 150 ◯中谷尚敬議長 休憩を解いて、引き続き一般質問を行いますが、午前中の報告第2号における塩見議員の質疑に対する回答を受けますので、発言を許可します。影林生涯学習部長。 151 ◯影林洋一生涯学習部長 先ほどの質疑についてのご回答でございますけれども、予算に対する執行率でございますが、当初は69.43%、今回の変更契約によりまして72.25%、差引き2.82%増加しております。以上でございます。 152 ◯中谷尚敬議長 それでは、一般質問を行います。  次に、20番下村晴意議員。              (20番 下村晴意議員 登壇) 153 ◯20番 下村晴意議員 それでは、一般質問をさせていただきます。  いじめ防止の取組について質問いたします。  一昨年9月、いじめ防止対策推進法の制定を受けて、一般質問をいたしました。今回は、その後の取組と成果についてお尋ねいたします。  現在、各自治体で基本方針の作成や組織の設置など、対策を進めているところでございます。いじめ防止対策推進法では、学校にいじめ防止基本方針の作成や組織の設置を求めており、これら法律で求められた措置を確実に行うことは最低限必要なことですが、いじめの問題を始めとする子どもの問題行動など、生徒指導上の諸問題に関しては日頃からの地道な未然防止の取組や組織的な対応が実際になされるような体制整備が必要です。  文科省が昨年10月に発表した全国の小中高校、特別支援学校における2013年度の問題行動調査によると、いじめ認知件数が18万5,860件で、前年度より1万2,000件余り減少したものの、依然として多くのいじめが確認されています。  このような状況を打開するため、文科省では、いじめ防止に効果があったとされる事例を全国の学校から募集し、特に優れた事例を資料にまとめ、昨年11月に発表いたしました。本資料では、生徒主体の取組、子供サミット、特徴的なプログラム、校内体制の整備の4分野に分け、計31校の取組を紹介しています。  以上のことを踏まえ、質問いたします。  1点目は、推進法第12条において「基本的な方針、地方いじめ防止基本方針を定めるよう努めるものとする」とありますが、本市では策定されましたでしょうか。また、13条において「学校の実状に応じ、当該学校におけるいじめ防止等のための対策に関する基本的な方針を定めるものとする」とありますが、各学校において策定されていますでしょうか。  2点目は、市教委として、現在、各学校のいじめ等の実態を把握されていますでしょうか。  3点目、各学校において、いじめ防止の取組についてお聞かせください。また、6月のいじめ防止月間での取組についてもお聞かせください。  最後、4点目です。いじめ防止対策には啓発活動が重要だと考えますが、啓発活動における課題と取組についてお聞かせください。  2回目からは自席にて行います。 154 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。              (早川英雄教育長 登壇) 155 ◯早川英雄教育長 それでは、下村議員さんの、いじめ防止の取組についてのご質問にお答えをいたします。  1点目の、本市では地方いじめ防止基本方針を策定されたか、また、各学校ではどうかとのご質問でございますが、文科省から平成25年10月に示された、いじめの防止等のための基本的な方針に基づいて、現在、これまでの市の取組を整理しながら策定中であります。各学校におきましては、生駒市内の全ての小中学校で基本方針を策定しております。  2点目の、市教委として、現在、各学校のいじめ等の実態を把握しているのかにつきましては、アンケート調査を実施する他、学校や警察、保護者等からの情報提供により把握しております。しかしながら、学校外での活動やLINE等のネットトラブルは把握が困難で、十分把握できていないのが現状でございます。  3点目の、各学校におけるいじめ防止の取組についてお答えいたします。  いじめを防止するためには、平素より、子どもたちに人を思いやる心や自己有用感を育てる必要がありますので、そのために、命の大切さを学ぶ体験活動や道徳、特別活動等の場での取組を行っております。また、出前授業で専門家を招きまして、子どもや保護者に、いじめ問題について講演を行うなどの取組も行っております。  6月のいじめの防止月間の取組につきましては、学校では、校長講話を始め、いじめ問題をテーマにした授業を行ったり、全ての中学校で個別面談を実施し、生徒一人一人の状況の把握に努めたり、外部講師による講演会や学年集会を実施したりしております。また、小学校では児童会がスローガンを決めて掲示したり、中学校では生徒会がいじめゼロ宣言を発表したりして啓発を図るなど、子どもたちが主体的にいじめをなくす取組を実施している学校もございます。  4点目の、いじめ防止対策の啓発活動における取組と課題についてでございますが、いじめの防止に向けた啓発活動としましては、まず、6月のいじめ防止月間における学校や市の取組を生駒市公式ホームページに掲載するとともに、全小中学校にいじめ防止を啓発する横断幕を常時設置し、広く周知を図っております。これまでにも、広報いこまで、いじめについてのテーマを取り上げて啓発を行ったり、市役所で、いじめをテーマにした展示会を行ったりしてきましたが、今後も広報いこまちやツイッターなどを積極的に活用し、啓発を推進してまいりたいと考えております。  また、いじめ防止には、学校での児童生徒に対する指導、啓発以外に、保護者や地域住民の協力が不可欠であります。保護者や地域住民への啓発には時間がかかることや、多くの人に効果的に周知することは難しいことですが、今後とも、広報の利用や横断幕による啓発を引き続き行いますとともに、更に効果的な方法を検討しながら、継続的に取り組む必要があると考えております。  以上ですので、よろしくご理解賜りますよう、お願い申し上げます。 156 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 157 ◯20番 下村晴意議員 それでは、質問をさせていただきます。  一昨年の9月に一般質問させていただきまして、時間の経過とともに各学校、市教委も前向きな取組をされていることと思います。  12条の基本方針については策定中ということでありますけれども、策定はいつされるんでしょうか。 158 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 159 ◯早川英雄教育長 私どもは、ほぼ骨子は出来上がっておるんですけれども、具体的には、文科省が策定した基本方針に沿って、それぞれの県教委が策定をします。その公表を待って、それぞれの自治体が策定を公表していくという段取りが出来ておるわけなんですけれども、いつでも私どもは県が公表した時点で出せるような状況にはございます。 160 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 161 ◯20番 下村晴意議員 1つお尋ねします。県教委が策定しないと市で策定はできないんでしょうか。 162 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 163 ◯早川英雄教育長 いや、そういうわけではございませんし、既に県内では、例えば香芝市等は策定しておるわけでございますので、そういう状況を見ながら、いつまでも待たせるわけにはいきませんので、私どもの責任のもとに公表していくということも考えなければいけない、このように思っております。 164 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 165 ◯20番 下村晴意議員 ありがとうございます。  結構、市の施策、基本条例と、いろんな部分で県の策定したものをもって市で考えるというふうなこともございますけれども、今、川崎での大きな問題で、本当に社会問題化している中で、生駒市として本当にいじめをどう撲滅するかという一つの基本方針というのがこの地方版であると思います。しっかりと目的を定めて、基本理念を定めていただいて、本当に、学校、また保護者、市、地域社会、全てに、生駒市としてこういういじめ防止の対策として基本方針を示していますということでしっかりと策定していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、学校で定めているとの答弁ですけれども、各学校の策定状況、ご覧になりましたでしょうか。 166 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 167 ◯早川英雄教育長 私は目にしておりません。ただ、それぞれの生徒指導部会で情報交換をする様子を聞いておりますと、既にこれまでに取り組んできた組織を確認し合ったり、文科省も示しておりますように、もし重大な事象に発展した場合とかいじめを認知した場合に、具体的にどのような形で取り組んでいくかと、そのような、先ほど申しましたような組織化ですけれども、それを確認し合うというようなことは聞いております。 168 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 169 ◯20番 下村晴意議員 定める、これは努めじゃなくて定めるように求められていますので、市教委として各学校の策定したものをしっかり確認をしていただきたいというふうに思います。  と言いますのは、やはり各学校で、どうやっていじめに対しての防止対策、しっかりと取り組んでいくということがここの基本方針になると思うので、ネットで調べましたら、桜ケ丘小学校だけが出てきました。しっかりとここには第22条のいじめ対策会議を設置するときちっと確認をしておりますので、これが各学校でしっかりと組織化されているかどうかの認識は市教委としてとっていただきたいと思いますので、この点、いかがでしょうか。 170 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 171 ◯早川英雄教育長 毎月、私どもの生徒指導主事が出席する生徒指導部会というのがございまして、そこで、ただ今、下村議員さんがおっしゃったような基本方針とか各校の取組とか、そういうものが情報交換されるわけなんですけれども、そういうところを、今ご指摘がありましたように、今後、更に徹底をしていきたいと、このように思っております。 172 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 173 ◯20番 下村晴意議員 では、よろしくお願いいたします。  2点目の、いじめの把握なんですけれども、アンケート調査等をされているということですけれども、今、市教委として、大きなと言いますか、いろんないじめは大なり小なりあると思うんですけれども、課題として持っておられる、重要ないじめって、ちょっと言葉がありますけれども、何点かございますでしょうか。 174 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。
    175 ◯早川英雄教育長 ございます。先日行われたいじめ対策会議というのがあるわけなんですけれども、そこでは、今年度に起こったいじめの件数を報告して、その取組状況とか、そういうものを報告しているわけなんですけれども、そこにも数件、報告をしております。以上です。 176 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 177 ◯20番 下村晴意議員 それでは、基本的なことをお聞きしますけれども、まず、各学校でいじめと認識をし、確認された場合は、学校で加害者、被害者の聞き取り調査をして、原因と言いますか、しっかりしたものを確認して、その時点で市教委の方に連絡があるんでしょうか。 178 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 179 ◯早川英雄教育長 その確認作業というのは時間がかかる場合もありますし、簡単にはいかない状況というのは多いわけでございます。市教委に報告がある時点は、これはいじめに発展しそうだ、また、家庭間のトラブルに発展しそうだ、そういうことが予測された場合には、その時点で報告をまず入れなさいと、こういう指導をしております。 180 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 181 ◯20番 下村晴意議員 多分、教育指導課ではいろんなところで奔走していただいていると思うんですけれども、連絡を受けた時点で、現場確認と言いますか、現場の声を聞くという意味では、その担当の学校に行くこともございますでしょうか。 182 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 183 ◯早川英雄教育長 ございます。大変、学校を訪問する回数は増えております。また、生徒指導主事だけでは人手不足になるときがございますので、その場合には周りの指導主事が同時に訪問したり、交代で訪問したり、そのようなことを行っております。 184 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 185 ◯20番 下村晴意議員 非常に大事なことで、本市においては、各学校に出向いて、きちっと現場の声を聞いていただいているということは認識もしておりますけれども、例えば被害者、加害者の家庭訪問等、先生方がされているという事実はございますでしょうか。 186 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 187 ◯早川英雄教育長 これもそれぞれの事象によって違うんですけれども、大変こじれた場合は直接にご家庭を訪問して保護者と話をする、このようなこともございます。 188 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 189 ◯20番 下村晴意議員 その場合、生徒が言っている話と保護者が知り得ている話と、いじめに関しては、結構、違う部分がございまして、私も今回、そういう部分に出合いましたけれども、そういう場合の、子どもに対するケアも含めて、慎重な対応をしないといけないと思うんですけれども、その中で、市教委としての判断として、学校で抱え切れない、これは学校では収め切れないと言いますか、判断ができないという場合は、やはりその次の段階として、警察にということも考えられるんでしょうか。 190 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 191 ◯早川英雄教育長 生徒指導全般で、生駒警察署とは常に連携をとり合っております。そういう意味では、そういう問題のときに警察に相談をするということはやぶさかではないわけなんですけれども、やはりあくまでも学校で、まず子どもたちの聴取を行って、そこで確認していくというのが実態でございます。それを行っていく過程で、次に、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、スクールソーシャルワーカーとか、一昨年から設置している学校アドバイザリーチーム、そういうところのお知恵を借りながら対処していくと。それを越えた事象が起こった場合には生駒警察のお力を借りると。このような段取りを考えております。 192 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 193 ◯20番 下村晴意議員 先ほど、学校でも相談協議会というのを設置しているというふうにお聞きしましたけれども、市教委として、重要な問題以外に、いじめに対して月に1回ないし何回かは連絡協議会みたいなものを設けて事例を紹介したりとか、皆さんで共有しているような会議体がございますでしょうか。 194 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 195 ◯早川英雄教育長 定期的に行っている会議は余り聞いていないんですけれども、いじめ事象が認知されたとき、また、それが疑われるときには、学年を中心として行ったり、全体で行ったり、そのような、場に応じた、また、事象に応じた会議は行っております。 196 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 197 ◯20番 下村晴意議員 把握に関しましては、いろんな状況があると思いますので、いじめられている子、いじめる子というのは、本当に8割ぐらいが、国立の研究所の発表では、交互に加害者にもなるし被害者にもなり得るという事例が出ておりますので、把握という部分では、本当に学校の先生たちが、子どもの一挙手一投足とは言いませんけれども、きめ細やかな対応と言いますか、何かあったときにしっかりと手を差し伸べられるような体制づくりをお願いしたいと思います。  3点目の、いじめ防止の取組なんですけれども、先ほどから、いじめ防止月間も含めて、いろんな角度で取組をしていただいているというふうに伺いました。  さっき登壇してお話ししましたように、特に優れた事例をまとめた文科省の中に、生徒主体の取組、子供サミット、特徴的なプログラム、校内体制の整備という4つの分野に分かれて31校の取組を紹介されているんですけれども、一昨年、私が質問させていただいたときに、やはりいじめの取組、問題行動等いろんな部分で、積極的にいじめをなくそう、いじめを許さないと、子どもたちが本当にそういうふうに思ったときに、学校の風土、いろんなものが変わるんじゃないかということで、生徒自身が何か積極的にできるような方法をお願いしますということをご意見として述べさせていただきました。  ここで、ある中学校では、いじめゼロ宣言をしている学校、いじめ撲滅DAY、「ピンクのシャツで主張しよう」等々あるんですけれども、例えば中学生は、年齢とともに自発的にできるかも分からないんですけれども、小学校においては、子どもからの発露として何かできているようなことがございますでしょうか。 198 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 199 ◯早川英雄教育長 先ほどの回答の中でも少し触れたんですけれども、ある小学校では、いじめをなくしましょう、お友達に思いやりのある行動をしましょうとか、そういったスローガンを決めて、それを廊下や教室に掲示している、こういう取組をしている学校があります。これは、以前、下村議員さんからご指摘を受けた、子どもたちが主体となった取組を各学校に紹介をして、こういった取組を進めてくださいと、そういう指導をした結果だと、このように思っております。以上です。 200 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 201 ◯20番 下村晴意議員 奈良県では余り目にしたことはございませんけれども、いろんな自治体でいろんな生徒の主体的な取組がなされています。  例えば秋田県の小学校では、子供サミットといって、市内の全校中学生が集まった中で、各学校においていろんな催しを持ち寄りまして、それで、いじめサミットというようなことをされています。ここで、いじめのきずなじゃありませんけれども、絆宣言というのを秋田市は全校に配布をして、子どもの主催でやったということがございます。あと、中学生サミットと言って、子どもがいろんな事例を持ち寄りながら、いじめ撲滅に対しての意見交換をしているというふうなこともございますので、生駒市で、現実、そういうふうな取組をされているところがあるわけですので、しっかりそういうことを他の学校の方にも紹介をしていただいて、学校全体、市全体でいじめ防止に対しての、決意ではありませんけれども、本当に子どもたちがいじめをなくそう、いじめをさせないという思いになれるような取組もお願いをしたいと思います。  1点、アンケート調査なんですけれども、アンケートをとられる目的、それと、アンケートの内容、それが無記名なのかどうなのか、教えていただけますでしょうか。 202 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 203 ◯早川英雄教育長 アンケートは各学校で独自で実施している部分と、県からの指示で県下一斉に行っている部分と二通りあるわけなんですけれども、これは無記名で行っております。アンケートの中身については、いじめをしたことがあるか、いじめをされたことがあるか、いじめを見たことがあるか、いじめはよいと思うか、また、いじめはいけないと思うかと、そういった中身でございます。以上です。 204 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 205 ◯20番 下村晴意議員 国立教育政策研究所のアンケートについての話の中で、このアンケートの目的は被害者や加害者の発見が目的ではないというふうに明記されています。誰が被害者か加害者とかは関係なく、いじめがどの程度起きているのかを定期的に把握し、いじめが起きにくくなるような取組を意図的、計画的に行って、その取組の成果を評価し、改善するためであると。  アンケートで、いじめがあったか、なかったかと書くところがあったとしても、書いた時点でいじめがあるわけですので、アンケートで早期発見はできないというふうにここには書かれています。その中で、アンケートは無記名ということですけれども、もう1点、そこで留意しなくてはいけないのが、子どもたちがそのアンケートをする際、アンケートの内容以上に注意していきたいのは実施時の雰囲気であるというふうに書かれています。簡単なアンケートではあっても、ふざけたりしないで正直に答えてほしいことを伝える、また、回収後は児童・生徒の目の前で大封筒に入れるなどし、無記名であっても匿名を守る姿勢を見せることが児童・生徒から信頼を得る上で大切であるということですので、これは守られておりますでしょうか。 206 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 207 ◯早川英雄教育長 そのようなことは守るように、以前、少し学校によって問題が起こったようなこともございまして、それを機会にして、必ず個人情報は守ると。子どもたちの信頼関係を崩すようなことはしない。こういうふうなことで指導しておりますので、守られていると、このように思います。  それと、アンケートの趣旨は、今、議員さんがおっしゃったようなことなんですけれども、アンケートすることによって、特に小学校とかは、いじめとはこういうものなんだと、いじめについて意識付けをするというようなことも大きな目的でありますので、それを基に、いじめとはこういうものなんだ、いじめが、今、世間から注目されて、決して許されるものじゃないんだ、みんなでなくしていこう、そういう意識付けをするための大きな目的も持っておると、このように理解しております。 208 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 209 ◯20番 下村晴意議員 特にアンケートにつきましては、現場での細やかな配慮とともに、丁寧にお願いをしたいと思います。  もう1点、いじめの取組の中で、各学校に横断幕が張られていると思うんですけれども、ある学校を見ましたら、その横断幕がよれっとなっていたりしているんですけれども、そういう確認はしていただけますでしょうか。 210 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 211 ◯早川英雄教育長 申し訳ない、各学校の状況につきましては一々確認はできておりません。以上です。 212 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 213 ◯20番 下村晴意議員 せっかくですので、確認もしていただきたいと思います。  ポスターも提示されていると思うんですけれども、新学期に相談カードというのを渡していると思うんですけれども、今年もされますでしょうか。また、どの学年に配布されますでしょうか。 214 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 215 ◯早川英雄教育長 そのカードが出来た当初には全校児童・生徒、一斉に配布したんですけれども、それ以降は小中それぞれの新入学の1年生に配っております。以上です。 216 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 217 ◯20番 下村晴意議員 るるお聞きしましたので、これから本格的に市としての基本方針をしっかりと策定をし、本当に子どもの命を守る意味でもしっかりと取り組んでいっていただきたいと思うんですけれども、今後の啓発活動の課題と取組でございますけれども、何回かお聞きしたんですけれども、子どもの状況を見る一つの手だてとして、家庭訪問が非常に大事だなというふうに思っておりまして、何回かご質問させていただいたとき、家庭の事情もあるのでなかなか難しいというお話でしたけれども、その取組については、今後、どうでしょうか。 218 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 219 ◯早川英雄教育長 子どもたちが育っている家庭や地域の状況を教師、学校が把握するというのは大切なことなんですけれども、諸事情によりまして、家庭訪問が形を変えているというのが現状でございます。家庭訪問そのものは、学校行事のことですので学校が主体に考えるわけなんですけれども、私どもは家庭訪問にこだわらずに、今おっしゃいましたように、子どもたちの生活背景をしっかり把握しなさい、そのための手段をそれぞれ学校で工夫しなさいと、こういう指導は今後も続けていきたい、このように思います。 220 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 221 ◯20番 下村晴意議員 取組についてですけれども、校長の講話をされたりとか、あと、研修会をされたりとか、いろいろ手だてをしていただいていると思うんですけれども、体験活動と言うか、中学生が保育所とか幼稚園に行って子どもたちと遊ぶ中で、やはりお兄さん、お姉さんという意識を付けることによって、ご自分の心が豊かになるというふうな体験活動もあると思うんですけれども、また、読書活動も非常に重要になっておりまして、先ほど秋田県の話もしましたけれども、読み聞かせとか10分間読書をしているところの事例を見ますと、必ず成果として子どもたちの心の豊かさ、幅と言いますか、相手を思いやる心が養われるというふうにありますので、まだまだ10分間読書については、小学校はできていると思うんですけれども、中学校は1校というふうにお聞きしましたけれども、来年と言いますか、今でも状況は変わりませんでしょうか。 222 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 223 ◯早川英雄教育長 数的には変わっておりません。ただ、教育指導課も、前回のお答えでもしましたけれども、読書の大切さというのは十分理解しておりますので、そのことは、いろんな機会をつくって、学校長、教頭、また、教務主任等に訴えてはいます。そういう機運は出てきているかなというふうに思いますけれども、いわゆる10分間読書というのは現状は変わっていない、こういうところでございます。 224 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 225 ◯20番 下村晴意議員 最後ですけれども、本当にいじめを撲滅と言うか、いじめを許さない体制づくりというのは、ある意味、学校全体の雰囲気も大事かなというふうに思います。やはり学校の、さっきの絆宣言じゃありませんけれども、いじめ撲滅ゼロ宣言をしたり、みんな一人一人の子どもたちが共有をしていじめをなくそうという雰囲気づくりというのは各学校でしていただけると非常に有り難いかなというふうに思います。  もう1つは、やはり子ども同士の信頼関係、子どもと教師の信頼関係、保護者と教師の信頼関係が深まれば深まるほどいじめに対しての、早期発見も含めて、何かあったときに相談しやすい環境になろうかと思います。特にいじめとかいろんな問題で、子どもは、親に心配をかけないと言って親にも相談しない、先生にもしない、また、友達にもしない。行き着くところ、本当に大変な事件になった事例がいっぱいございますので、子どもたちにも勇気を持ってしっかりと話せる、そういう状況をつくるのも大人の責任かなというふうに思います。  生駒市として、いじめ撲滅に向けて、6月の防止月間には、例えば教師の研修会とかは今までされたことはございますでしょうか。 226 ◯中谷尚敬議長 早川教育長。 227 ◯早川英雄教育長 ございます。今議員さんがおっしゃったように、いじめはやっぱり子どもと学校、教師との信頼関係、また、親との信頼関係が基になって解決していくものと、このように認識はしております。  私も教育長になって以来、やっぱり学校は子どもたちが安心・安全で過ごして学習活動をする、その中で基礎学力の定着、それと、様々な生きる力を培っていく、これが基本でございますので、そういう責務を果たすために、それを阻害するいじめについては絶対になくしていこう、こういうことを訴えてきました。その成果は、私はいろんなところで出てきているなと。  その一つは、例えばいじめの発見件数ですけれども、生徒や子どもたち、また、保護者からの通告で把握したという件数がやっぱり増えているんです。これは以前と違った、先生方、また、保護者の方、生徒の意識の高まりの一つかなと、このように思っています。今後もそういう方向で取り組んでいきたいというふうに思っております。 228 ◯中谷尚敬議長 下村議員。 229 ◯20番 下村晴意議員 6月の防止月間で、前回もお願いをしましたけれども、生駒市は6月がいじめ防止月間、しっかりいじめに対して撲滅するぞという意気込みを込めて、庁舎に横断幕を張ってくださいというふうに何回も申しておりますけれども、教育長は、残念ながら、3月で退任されますので、次の教育長さんにもお願いしたいと思いますけれども、しっかりといじめ防止月間の旗も掲げながら、本当に真摯に、子どもたちの人権を守る意味でも一つの抑止力になりますので、しっかり生駒市がいじめ防止についてやっているという姿勢を見せていただきたいなというふうに思います。  早川教育長におかれましては、今まで本当に大変お世話になりました。ありがとうございます。以上です。 230 ◯中谷尚敬議長 最後に、15番樋口清士議員。              (15番 樋口清士議員 登壇) 231 ◯15番 樋口清士議員 それでは、議長の許可を得て、一般質問を行います。  今回は、生駒山麓公園の管理運営について質問をいたします。  生駒山麓公園は、市民福祉の増進と生活文化の向上に寄与することを目的に整備された都市公園であり、自然とのふれあい、市民交流のための拠点の一つとなっています。平成25年12月には、翌26年7月に指定期間が終了することから、利用者サービスの向上、一層の効率的かつ効果的な運営、既存施設の新たな活用、障がい者の雇用の場等としての活用、経費削減等を図るため、指定管理者の募集が行われました。その際、市内及び近隣の社会福祉法人が障がい者就労支援施設の整備を大規模に展開することは困難であると判断し、公募によらず、非公募とするとともに、株式会社モンベル・社会福祉法人青葉仁会の共同体1団体から選定することとなり、平成26年2月に当該団体からの提案に基づき、当該団体を指定管理者候補者に決定いたしました。その後、平成26年3月議会において当該団体を指定管理者とすることが可決され、平成26年7月1日から平成36年6月30日まで管理運営することとなりました。  この選定過程からも読み取れますように、今後の生駒山麓公園の管理運営の考え方として、施設が持つポテンシャルを生かし活用すること、及び障がい者の雇用・就労支援の場として活用すること、この点が大きな特徴となっております。  他方、生駒山麓公園は都市公園法に位置付けられる公園であり、市民の福祉の増進と生活文化の向上に寄与するという目的に沿って、広く市民が平等かつ公平に利用できることが必要となります。民間企業が管理運営の主体となり、自社商品の販売等を含む事業展開が想定されている中で、都市公園の公共公益的利用と商業的利用とのバランスをいかに保つかが重要な課題となります。  このような視点から、以下について質問をいたします。  1点目、今回の生駒山麓公園の主要事業の一つである障がい者の就労・自立支援の取組について、これまでの実績と今後の取組の計画はどのようになっておりますでしょうか。  2点目、指定管理者の変更に伴い、生駒山麓公園の施設の活用方法はどのように変わったのでしょうか。また、今後、どのように変える計画となっているのでしょうか。  3点目、施設の活用方法の変化に伴い、施設の整備、改修はどのように行っているのでしょうか。また、今後どのように行う計画となっているのでしょうか。  4点目、施設の管理運営、施設整備・改修に対して生駒市はどのように関与しているのでしょうか。これまでにどのような監督、指示を行ってきたのでしょうか。  以上で登壇しての質問を終え、後の質問は自席にて行います。 232 ◯中谷尚敬議長 大西都市整備部長。              (大西清隆都市整備部長 登壇) 233 ◯大西清隆都市整備部長 それでは、樋口清士議員さんの、生駒山麓公園の管理運営についてのご質問につきまして、福祉部の所管に係る事項もございますが、私の方から一括してお答えさせていただきます。  まず1点目の、障がい者の就労・自立支援の取組のこれまでの実績と今後の取組の計画についてでございますが、現在、指定管理者になってから、昨年8月に障害者総合支援法に基づく就労継続支援サービスと生活介護サービスを実施する定員16名の事業所として指定を受け、10月以降は、ほぼ毎日5名から10名程度の障がい者が、清掃や草引きなど、園内の環境整備作業を担っています。さらに、今年1月からは、市内の社会福祉法人と浴場の受付業務などに関して委託契約を結び、障がい者の就労の場の拡大に努めています。今後は、今年4月に改修工事の完了するレストランにおいて就労移行支援サービスも実施する予定です。  次に、2点目の、指定管理者の変更に伴い、生駒山麓公園の施設の活用方法はどのように変わったのか、また、今後どのように変える計画となっているのかというご質問ですが、都市公園の社会貢献化を目指し、公立の都市公園のイメージにとらわれないアウトドアスポーツ、グルメ、ショッピングの融合した新しいタイプの都市公園を目指し、障がい者と健常者が協働して公園運営に取り組んでいますが、自主事業として、これまで実施している野外活動プログラム提供に加え、今回の指定管理者の変更に伴い、防災ファミリーキャンプ、子ども防災サイエンスキャンプ、カヤック体験会を開催しており、今後はカヌー、ツリーイング、クライミングなどの新規プログラムを実施に向けて検討中です。  3点目の、施設の活用方法の変化に伴い、施設の整備・改修はどのように行っているのか、また、今後どのように行う計画となっているのかというご質問ですが、平成26年度は、障がい者と健常者がともに働きやすい環境を目指し、主にレストラン、厨房などの改修工事を行っています。特に厨房は、スペースを大幅に広げ、障がい者が就労することにより、日常生活の自立、ひいては社会的な自立が図られるための支援を作業を通じて実践するとともに、公園来場者に満足していただける食事を提供し、また、多くのリピーターを獲得するよう、メニューも一新していく予定です。なお、平成27年度以降は、未定ですが、浴場や宿泊棟、研修室の改修、ビジターセンター、ショップの整備がそ上に上ってくるのではと考えております。  最後、4点目の、施設の管理運営、施設整備・改修に対して生駒市はどのように関与しているのか、これまでにどのような監督、指示を行ってきたのかというご質問ですが、指定管理者に対して関係法令、条例のほか、基本協定、年度協定、事業計画書などに従って業務を実施させており、また、毎月、業務の実施状況、施設の利用状況などを記載した月次事業報告書により、事業計画書どおりそれらが遂行されているか精査しております。  一方、ふれあいセンターなど、市が管理する施設の大規模な改築工事などについては、原則として市が実施、負担することとなっており、本市が設計から施工まで、他の、市の発注する工事と同様の取扱いとなっています。  以上です。よろしくご理解賜りますよう、お願いいたします。 234 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 235 ◯15番 樋口清士議員 それでは、まず、障がい者の就労・自立支援の取組について少し質問させていただきます。  現状は、先ほどお聞かせいただいたところで理解をいたしました。  当初、こちら側で、構想としてどれだけの人員を、雇用と言うのか、受け入れるのかというところで、特に研修棟のレストランに関しては、就労継続支援B型を10名、自立訓練・生活訓練20名、生活介護30名ということで、計60名の受入れということを想定されていたということなんですけれども、これに対して、現状、少し数字のかい離がまだあるのかなというふうに思うんですけれども、どういう状況、あるいは、これを埋めていく計画があるのかというところを少しお答えいただけますでしょうか。 236 ◯中谷尚敬議長 坂本福祉部長。 237 ◯坂本千鶴福祉部長 以前、全員協議会で、平成25年の12月のときにそのようなご説明をさせていただいたと思いますが、これはあくまで完成形の予定ということでございまして、当初からこれだけの人数が確保できるとは思っておりませんでした。まして年度途中からのオープンですので、3月に学校を卒業されて、4月から新しい事業所さんと契約をされるという形態をとりますので、なかなか年度途中で、山麓公園が出来たからこちらへ移ろうというふうな行動にはなかなかならないというふうなことでございまして、現在は10名程度ですが、あらゆる機会を捉えましてアピールもさせていただいておりまして、昨年の12月には現地の見学会なども行っておりまして、そういったところには父兄の方、当事者の方を含めまして50名から60名ぐらいの見学者も来られておるということで、今、改装中のレストランが完成いたしましたら、もう少し通われる方も多くなるのかなと思っております。 238 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 239 ◯15番 樋口清士議員 おいおい埋まっていく、完成形として、60名の受入れはあるだろうということで、それに向けての取組は今進めていますということだと思います。  それはそれで結構かと思いますが、1点、共同体の提案の中で、障がい者の方々にもお手伝いいただける業務を精査し、清掃、受付、チラシ印刷等、生駒市内の社会福祉法人への業務委託も行ってまいります。先ほど、浴場の受付について、施設外就労ですか、しているという実績をお答えいただいたんですけれども、今後、ここが拡大していくというところの見込みというのはありますでしょうか。
    240 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 241 ◯坂本千鶴福祉部長 私どもと青葉仁会とで市内の法人の方にもいろいろと回らせていただいて、こちらの方で施設外就労をしないかというふうなこともご提案させていただいておりますが、現時点では1法人のみということになっておりますので、今後、それももっと拡大していきたいというふうには思っております。 242 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 243 ◯15番 樋口清士議員 拡大し得る業務と言うか、その辺りは、ある程度、見込みをつけながら、こういうことでどうですかというようなことで市内を回っておられる、そういうことでしょうか。 244 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 245 ◯坂本千鶴福祉部長 当初の計画では、ビジターセンターとショップが出来る、さらに、グループホームも出来る、カフェレストランも出来るという計画でしたが、現時点では、カフェレストランもまだ造っておりませんし、ビジターセンターも出来ていない、そういった状況ですので、実際、今、就労が見込めますのは、今、改修しているレストランということですので、今後、拡大の余地は十分あるかと思っております。 246 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 247 ◯15番 樋口清士議員 レストラン以外にも公園の清掃とか、その辺り、現状でもやっておられるということなんですが、そこにまだまだ雇用と言うか、受け入れる容量というのはあるんでしょうか。今で、もう大体行き渡ったような状態だということなんでしょうか。 248 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 249 ◯坂本千鶴福祉部長 先ほど1度目の答弁でもお答えさせていただいたように、まだ現在では1日平均5名から10名ということですので、これから、宿泊棟も順調にオープンすれば宿泊棟の清掃等がございますし、お風呂も、オープンすればお風呂の清掃等もあるということで、いろいろまだまだ業務はあると思っております。 250 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 251 ◯15番 樋口清士議員 その辺り、期待を持って見ておけばよしということだと思います。  1点、現状でということになるんですけれども、生駒市在住の障がい者の方が今どれぐらい受け入れられているかというところは、数字はありますでしょうか。 252 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 253 ◯坂本千鶴福祉部長 現在は、先ほども申し上げましたように、7月からのオープンなので新しい方が来られるという現状にはなかなかないので、確認いたしましたところ、今来られている方のほぼ4分の1程度が生駒市民の方というふうに認識しております。 254 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 255 ◯15番 樋口清士議員 今後、新規の受入れがあれば、そこに市内在住の方がどんどんと組み入れられてくるだろうという思いだということだというふうに理解いたします。  あと、先ほど、受入れをしていくに当たって、まだレストランしか見込みがないという話だったと思うんですけれども、ビジターセンター、モンベルショップ、これは先ほど大西部長の方からも、次年度やるということも考えていると。これ、予算のところではまだ、骨格予算なので入っていない部分だというふうに思いますけれども、あと、カフェレストラン、これがいつ頃、具体化する予定、見込みがあるのかというところは何か決まったものはありますでしょうか。 256 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 257 ◯大西清隆都市整備部長 未定でございます。 258 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 259 ◯15番 樋口清士議員 どういう状況になれば、これを整備するということになるんでしょうか。 260 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 261 ◯大西清隆都市整備部長 今、改修しておりますレストランの経営状況を見た上での判断になってくるのかなというように聞いております。 262 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 263 ◯15番 樋口清士議員 ビジターセンターなりカフェレストランなりというのは、いずれも障がい者支援施設として整備するという予定なんでしょうか。 264 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 265 ◯坂本千鶴福祉部長 あくまで都市公園ですので、施設といたしましてはビジターセンター、それから、ショップという扱いで、障がい者の方が就労するには、そこに事業所指定というものを上からかぶせるというふうな形になる場合が1つ、それから、本当に就労ということで、障がい者を企業自体が雇用されるという形態もございますので、その辺りもまだ明確ではございません。 266 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 267 ◯15番 樋口清士議員 そこが明確にならないと、例えば社会福祉法人とモンベルさんとの住み分けと言いますか、施設の管理・整備の主体というのが一定ちょっと替わるようなことがあるのかどうか、今、どちらが何をしようとされているのか、その辺の計画みたいなものは明確になっていますでしょうか。 268 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 269 ◯大西清隆都市整備部長 それはカフェレストランのお話ですか。 270 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 271 ◯15番 樋口清士議員 そうですね。ビジターセンターは市でやるという話が先ほどありましたので、カフェレストランということになります。 272 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 273 ◯坂本千鶴福祉部長 カフェレストランにつきましては社会福祉法人の設立ということを想定いたしております。 274 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 275 ◯15番 樋口清士議員 あと、ビジターセンターについては市が整備するということなんですけれども、管理主体としてはモンベルさんということになるのかなとも思うんですが、これ、当初からちょっと気にしていた部分で、整備主体が市であれば所有権も市が持っていると。あとは、それをモンベルが施設利用料として何か賃料みたいなものを払って使うというような形態になるんでしょうか。 276 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 277 ◯大西清隆都市整備部長 ビジターセンターは市が造るというのもまだ決定しているわけではございません。可能性としては、モンベルの資金で造るという可能性はあるかとは思っておりますので、今、それ以上はちょっと答えにくい状況です。 278 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 279 ◯15番 樋口清士議員 分かりました。いずれにしても、当初からちょっと気にしていますのは、誰が造って、誰が管理して、これ、10年契約ですから、その10年たった後、どういう扱いになるのか、この辺りは十分に検討していただきたいなというふうに思います。  それと、次へ行きます。  共同体の提案の中で、レストランについては現行のメニュー、これは以前のということになると思いますけども、メニュー、価格等を参考にして、従来の日帰り来客へのランチや宿泊利用者への朝食、夕食の提供を行うというふうにされておりましたけれども、今後とも従来のメニュー、価格を維持するということなんでしょうか。先ほど、メニューを一新しという話がありましたが、この部分の整合と言うのか、関係というのはどういうふうに読み取ればよろしいんでしょうか。 280 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 281 ◯大西清隆都市整備部長 今のレストランというのは、うどんとか丼などの和食中心ですけども、今回の改修により洋風化を図っていくということでございますが、もちろん低価格の商品も維持しますし、宿泊客にも同じような夕食、朝食などを提供していくというふうに聞いております。 282 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 283 ◯15番 樋口清士議員 ちょっと聞いていますのは、風呂を利用する高齢者の方々は、結構、ワンコインでうどんを食べれるとか、そういうことを求めておられると。小学生なんかは合宿で利用されているケースが多いと思うんですけれども、そういう方々というのは割と安い夕食メニューを求められると。メニューが一新されて洋風が中心になってくるというふうなときに、この辺りのニーズとバッティングするようなことが出てけえへんのかなというところがちょっと気になるんですけれども、そこは大丈夫だというふうにお考えだということですね。 284 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 285 ◯大西清隆都市整備部長 ちょっとすみません、聞き取りにくかって、何とのバッティングとおっしゃったんですか。 286 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 287 ◯15番 樋口清士議員 先ほど答えられている中にもちょっと触れられてはいたんですけれども、要は、高齢者がワンコイン、500円未満で丼物とか和食、うどんを食べたいというようなニーズが結構あると。お風呂に入って、ちょっとお昼ご飯を安く食べるというような行動パターンが結構あるというふうに聞いていますし、小学生なんかの合宿に使う場合は、相当やっぱり低価格のメニューを求めてくるということがありますので、それがメニューの一新というところ、あるいは、当然、メニューを一新すれば料金体系なんかも変わってくるだろうというふうに思いますので、今までそういうニーズを持った方々が非常に使いにくいレストランになるというようなことはないですよねということを確認しているわけです。 288 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 289 ◯大西清隆都市整備部長 一番低価格のお弁当が380円とかいうことはお伺いしておりますが、今までどおり、うどんとか丼中心ではなくなりますので、洋風化を目指していますので、メニューが違いますので単純に価格比較はできないんですけども、やはり今までよりは高級化になっているということでございます。 290 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 291 ◯15番 樋口清士議員 このメニューとか価格は誰が決めているんですか。あるいは、市民あるいは利用者のニーズというのはそこに組み込まれているんでしょうか。 292 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 293 ◯大西清隆都市整備部長 メニュー、価格は、運営は自主事業でございますので、そちらの方で決めておられます。  ニーズにつきましては、もちろん自主事業ということで、これから目指していく山麓公園の方向も見据え、来訪者に喜んでもらえるというニーズをある程度考えられて、メニューを構成されているものと考えております。 294 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 295 ◯15番 樋口清士議員 先ほどの問いにまた返るんですけれども、その変更が、従来の利用者がこの施設を利用しにくいような形にはならないというふうにお考えですかというところなんですけども。 296 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 297 ◯大西清隆都市整備部長 はっきり申し上げて、一部そういうことはあり得るかもしれないと私は思います。ただ、今までそういうメニューであったから来てもらっていなかった人にはいい方向にはなるのではないかと。やはりこの山麓公園の、今、改革を行っているところでございますので、今までの人全部がオーケーというのはなかなか難しいのかなと思っております。 298 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 299 ◯15番 樋口清士議員 もちろんこれまで利用されていない方が来やすくなる、あるいは来たいと思うような施設になるというところは望むところだというふうに思うんですけれども、ただ、このふれあいセンターに関しては、条例でいろいろ目的、あるいは行う事業が定められていますよね。例えば市民相互のふれあいの促進及び市民の健康の増進に関する事業、生涯学習の振興に関する事業、高齢者の自立と生きがいの創造に関する事業、青少年の健全育成に関する事業、これはつまり目的にもなってくるものだというふうに思うんですけれども、特に高齢者とか青少年というところが基本的にはターゲットになってくる施設だというときに、今まで、そこの利用を拡大していく方向でこの公園というのが管理運営されてきたというふうに私は思うんですけれども、そこがちょっと傍らに置かれるようなことについては、若干、問題が出てくるんじゃないかというふうにも思うんですけれども、新たな展開をしていくに当たっても、そこはベースに置きながら、例えば新しいカフェレストランをつくるという話の中で、それは追加的に出てくるものですよね。そこで少し高級感を出していくなんていうことで、住み分けをしていくようなことも考えられると思うんですけれども、この辺り、どういうふうな公園施設を目指していって、何を追加していこうとされているのか。この辺り、行政として何か指針みたいなもの、方針みたいなものを持って進められているんでしょうか。 300 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 301 ◯大西清隆都市整備部長 これは、モンベル・青葉仁共同体にお任せするというときに、去年の3月議会でも説明があったものですけども、アウトドアスポーツ、グルメ、ショッピングを融合した新しい都市公園の姿を目指していくということでございます。その中で、今、樋口議員さんがおっしゃった、今までの利用者を全部切り捨てるというわけではないというのは確かでございます。ただ、地方自治法でも公の施設の利用について不当な差別的な取扱いをしてはならないと。そういうことまでは一切考えてはおりません。合理的な、ある程度の差別の中で、やはり新しい方向というのは目指していかなければならないと思っております。 302 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 303 ◯15番 樋口清士議員 いずれもこれからのことですので、その辺、十分に留意していただきたいということだけ申し上げておきます。  それと、もう1点です。共同体の提案の中で、「フィールド・アスレチックにおいてモンベルクラブ会員の割引を加え」というような表現がありました。これは、今、実施されているんでしょうか。 304 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 305 ◯大西清隆都市整備部長 ちょっと今、把握しておりません。 306 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 307 ◯15番 樋口清士議員 もしこれが実施されているとなれば、管理運営業務仕様書の施設管理の基本方針に「その利用に際しては平等かつ公平な取扱いをしなければならない」ということでありますので、少しその辺りに抵触してくるような話にならないかなと思うんですが、この辺りはどのようにお考えでしょうか。 308 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 309 ◯大西清隆都市整備部長 ここの事業につきましては市からの指定管理事業というのが一番。それから、次に、指定管理者が行う自主事業というのがございます。その次に、今おっしゃったようなモンベルが独自にやっているような事業というのがございます。それは、あくまでもモンベルが指定管理の枠外のような形でやっているものなので、例えばそれで研修室を利用するとなれば、きちっと研修室の利用料は払われますし、また、都市公園法上の、公園管理者以外が施設を造る、管理運営するとなりますと都市公園法の許可とかも要るわけですけども、そういうのも取られてやっていくということに、きっちり仕切り分けはしております。 310 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 311 ◯15番 樋口清士議員 なぜこういうことを言っているかと言うと、例えば会員割引みたいなものです。アウトドア用品を売っている会社は必ずしもモンベルさんだけではなくて、他のメーカーさんを使っている市民の方、別のメーカーの会員になっておられる方はいっぱいいらっしゃるんですよね。それが特定のメーカーさんのものを使っている人だけが割引されるというようなことになると、これはちょっと不公平感を生んでくるような話になるんじゃないのかなというふうに思いますし、都市公園の中で行われているいろんなサービス、プログラム、これについては、市民の方々から見たら、どこがやっていると言ったら、多分、市がやっているという判断をされる中で、そういう理解をされますので、やはり不公平感みたいなものが出てくる可能性があると。この辺は十分に留意する必要があると考えているんですけども、この辺りをどう考えておられるのかということをお伺いしているんです。 312 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 313 ◯大西清隆都市整備部長 その点はおっしゃるとおりかと思います。ただ、自主事業でもない、独自にやられることについて、モンベルの会員割引が駄目ということにはならないとは思っております。  ただ、おっしゃられる点は、これからいろいろ事業展開される中で、市としても注意して見ていきたいところでございます。 314 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 315 ◯15番 樋口清士議員 是非、注意して見ていっていただきたいと思います。  それと、先ほど、新規のプログラムとしてツリーイングとかクライミングウオール、カヌー、こういったことで自主事業として考えているということがあったと思いますが、この利用料金、この辺りは、どの程度のものというようなものは、まだちょっと見えていないところはあると思うんですけれども、要は、一般の市民の方々が利用するに当たって、民間施設的な料金体系のものだと、ちょっと高いねというようなことで感じられるようなものってあると思うんですが、要は、そういう価格設定というのは、市は、一定、関与されるんですか、されないんですか。 316 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 317 ◯大西清隆都市整備部長 自主事業でございますので、案は向こうで作るわけですけども、今までの自主事業の価格と著しく差はないようにはしたいと思いますし、また、その中で、市内の利用者については割り引いていくというようなことも、実際、今、行っております。 318 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 319 ◯15番 樋口清士議員 先ほどの割引の件も含めて、十分に協議して配慮していただきたいなというふうに思います。  次に、施設の改修についてなんですけれども、今年度、進められている改修事業について、少し図面等も見せていただきました。その中でちょっと何点か気になったところがあるんですが、まず、風呂上がりの休憩室として利用されてきた研修室、38畳ほどのものですけれども、これがなくなって、ミーティングルームと事務室になるということになっているんですが、この代わりに休憩ができるような部屋というのは用意されるんでしょうか。 320 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 321 ◯大西清隆都市整備部長 申し訳ございません、ちょっとその辺りは把握しておりません。 322 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 323 ◯15番 樋口清士議員 把握していないのは、代わりになる部屋があるかどうかということを把握していないということですか。 324 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 325 ◯大西清隆都市整備部長 私が把握していないという意味です。 326 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 327 ◯15番 樋口清士議員 今、2つのことを言いました。まず、研修室がなくなるということ、それと、それに代わる部屋が用意されているかどうか。この2つのことについて把握していないということですか。 328 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 329 ◯大西清隆都市整備部長 回答を申し上げる材料を私が持っていないということでございます。 330 ◯中谷尚敬議長 そのあるかないかじゃなく、回答を申し上げる資料やなしに、それを知っているかという。大西部長。
    331 ◯大西清隆都市整備部長 把握しておりません。知りません。 332 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 333 ◯15番 樋口清士議員 例えばそういうことがあったら、風呂を楽しみに来られているお年寄り、風呂を上がって、無料で休める空間というのは必ず必要になっていると。先ほど来、新しいタイプの公園を目指していくときに、そこが排除される可能性もあるということの可能性は含んでおられるみたいですけれども、そういう市民ニーズのところはちゃんと押さえた上でいろいろ考えていただきたいなというふうには思います。  続けて行きますと、レストランについて、厨房がかなり拡張されるというふうに聞いております。食堂の面積が、その分、かなり削られていくということになろうかと思うんですけれども、現状、何席あって、それが、今後、何席になってしまうのか。ここは分かりますでしょうか。 334 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 335 ◯大西清隆都市整備部長 現状、約100席ございまして、約70席弱、60から70ぐらいになるように聞いております。 336 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 337 ◯15番 樋口清士議員 そのことによって、宿泊客、特に合宿で一斉にご飯を食べるというようなものに対応ができるのか、できないのか。 338 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 339 ◯大西清隆都市整備部長 そういう場合、60席から70席で足らない場合は2階の研修室とかで対応するというふうに聞いております。 340 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 341 ◯15番 樋口清士議員 なぜこういうことを聞いているかと言うと、実は、当初の共同体の提案の中に、この食堂の部分に連なるプール、「プールは老朽化のため閉鎖することとし、障がい者雇用を目的とした施設、パン・スイーツ工房への活用を図り、障がい者が健常者とともに働ける場として機能させたい。工房の設備が整うようであれば、障がい者の就労支援施設として運用を図りたい」というようなことがありました。当然、食堂というところとの連なりを考えますと、一体の施設として青葉仁さんが管理する部分としても見えてくるわけなんですけれども、そうであれば、席数を減らすことなく、そこでの対応というのは十分に考えられるんだろうなというふうに思うんですけれども、このプール部分について、今、どのような利用を考えておられるんでしょうか。 342 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 343 ◯大西清隆都市整備部長 たしかカヤックの練習場ではなかったかなと思っております。 344 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 345 ◯15番 樋口清士議員 障がい者就労支援施設として運用したいと言っていた、その提案が、なぜカヤックの練習場になっているんでしょうか。その経緯はお答えいただけますか。 346 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 347 ◯坂本千鶴福祉部長 当初、プールは閉鎖というふうな案もございましたが、青葉仁とモンベルさんは日本障害者カヌー協会というのにも入っておられまして、障がい者の方のカヌーの活動にも積極的なことをされておられます。それで、カヌーを本格的にやるとなると、すぐ池とか川とかに出るわけにいかないので、やはりプールとかそういったところで練習が必要だということで、せっかくある水辺のプールを潰してしまって、まだそんなに一気に改修して、レストランとかショップを造るだけの需要があるかどうか分からないので、まずは水辺を残して、そこで練習をして、本格的なカヌーをできるような形にしたいということに、協議の中で計画が変わったというふうに認識しております。 348 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 349 ◯15番 樋口清士議員 我々は障がい者の就労支援施設として機能を拡大していくというようなところで賛同している部分もありまして、その部分が削られていくことに対してはちょっと疑問を感じております。  障がい者カヌーうんぬんという話もありましたけれども、ただ、じゃ、そこで就労支援的な機能というのは持つんですか。まず、プール部分でそういう就労支援という機能は持つのか、持たないのか。 350 ◯中谷尚敬議長 坂本部長。 351 ◯坂本千鶴福祉部長 就労支援と言うよりは、むしろ障がい者の方も健常者の方も楽しめる公園ということでして、そこで障がい者の方がそういったカヌーを体験できる場をつくるというふうな意味合いだと思います。  ただ、そちらの受付ですとか指導とかにつきましても、障害者カヌー協会ですので、障がい者の方々が指導とかをされる部分もあるというふうには聞いております。 352 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 353 ◯15番 樋口清士議員 それと、先ほどの答弁の中で、要は、当面、レストランなり工房なりというものの需要が見込みにくいだろうということで、そういう利用の仕方もあるだろうということで、そう変更したということなんですが、カフェレストランの話のときにも同じような話があって、当面のニーズが見えてくるまではそれは建てられないという話があった。ということは、その需要が見えてきたら、プールを潰して、そういう工房に置き換えていく、食堂に置き換えていくということはあり得るのかどうか。更に言えば、そこがうまくいけば、今度はカフェレストランまで拡張していくというような、そういう流れで考えておられるのかどうか。この辺りはどうなんでしょうか。 354 ◯中谷尚敬議長 分かるか、そんなん。大西部長。 355 ◯大西清隆都市整備部長 今後のことですので、新市長との相談になるかと思いますが、可能性としてはあるとは思います。 356 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 357 ◯15番 樋口清士議員 要は、何をメーンにこの公園、あるいはふれあいセンターを考えていくのかということの問いかけでありまして、当初、向こうが提案してきたことが何となく変わっていっているという部分に対して少し疑問を感じているのと、正にその変わった部分が、我々が賛同した部分を削る方向で動いているということに対してちょっと疑問を感じているということで、こういう問いをさせていただいております。  そういう、変えるに当たっての経緯、先ほど、そういう議論があった、協議があったということなんですけれども、元々、この話は誰がここをカヤックの練習場にしようというようなことを言い出したんですか。 358 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 359 ◯大西清隆都市整備部長 それは指定管理者側からの提案であったと思います。 360 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 361 ◯15番 樋口清士議員 だから、中で何か変わっていっているというのが何となく我々としては理解し難い部分だというふうなことで、これ以上、どうこう言ってもなかなか先へは進めませんので、この辺でおいておきますけども、ちょっとその辺、不透明な部分があるなというふうに感じております。  あと、今年度、外観にも少し手を入れておられるようなんですけれども、どんなしつらえになるか、これは具体的に図面がないので、どうこうというのはなかなか言い難い部分はあると思いますが、どの程度、触られるのかというところ、何か言葉で表現できるものはありますでしょうか。 362 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 363 ◯大西清隆都市整備部長 食堂につきまして、一部、ウッドデッキテラスが出てまいります。あと、外観につきましては、正面は石張りのような形になったりとか、今、私が思い付くところはそういう感じです。ぱっと見た感じはそうです。 364 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 365 ◯15番 樋口清士議員 そのしつらえにこだわっておられるのは誰ですか。 366 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 367 ◯大西清隆都市整備部長 市と指定管理者の協議の結果でございます。こだわっているというのはちょっとよく分かりませんが。 368 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 369 ◯15番 樋口清士議員 要は、見かけの部分ですね、特に石張りにするとかというところ。要は、機能とは別の話で、デザインの話です。このデザインを変えていくというところに、恐らく企業ならば、そういうイメージを持っていきたいというような思いがあるんだろうと思うんですが、だから、企業側の提案なのかなというふうに私は感じているんですけども、それは市も、やっぱりそういう方向で進むべしという判断をしたということで理解してよろしいんですか。 370 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 371 ◯大西清隆都市整備部長 当然、市の工事でございますので、その判断があったもとで工事を実施しております。 372 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 373 ◯15番 樋口清士議員 分かりました。企業イメージに合わせた改修がもし行われているとすれば、それは市の負担でやるべきものではないんだろうなというふうに思いましたので、あえてこういうことをお伺いしました。  それと、当初の構想の中で、多目的広場をアニマルセラピーとかハーブ園とかお花畑にするというような構想があったかと思います。現在、利用されている少年スポーツ等の利用、結構あると思うんですけれども、これと整合するような利用になるんでしょうか。 374 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 375 ◯大西清隆都市整備部長 今、その辺の計画についてはまだ具体的に把握しておりませんので、何とも申し上げられません。 376 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 377 ◯15番 樋口清士議員 多目的広場の利用に関してはいろいろ市民利用のニーズがあると思いますので、そこを踏まえて、手を入れるなら入れるの判断をしていただきたいなというふうに思います。  それと、あと、ネーミングライツの制度、この前、出来て、ここにもそれを使っていこうというお考えがあったかというふうに思うんですけれども、モンベルさんがネーミングライツを取得するというふうな話もちょっと漏れ聞いたんですが、これは具体的に何か動きはあるんでしょうか。 378 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 379 ◯大西清隆都市整備部長 提案はいただいております。 380 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 381 ◯15番 樋口清士議員 だから、モンベルさんから提案があったと。その提案を受けて、実施するかどうかというのはまだ判断はしていないということですか。 382 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 383 ◯大西清隆都市整備部長 新市長のもとでご判断願いたいと考えております。 384 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 385 ◯15番 樋口清士議員 どんなネーミングになるのか分かりませんが、ネーミングに合わせて施設の内容が変わっていくというようなことのないように、是非、お願いしたいというふうに思います。  最後にと言いますか、最後の問いに関してということなんですけれども、施設の運営管理あるいは施設の改修の内容、こういうものに対してのモンベルの考え方、方針というのは、どこまで市として把握をされておられますでしょうか。 386 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 387 ◯大西清隆都市整備部長 モンベルの考え方と言いますか、事業計画書に記載のとおりであると考えております。 388 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 389 ◯15番 樋口清士議員 であれば、今の利用は基本的にベースにあるということで、その上に付加価値を乗せていくと言うのか、付け加えていくと。そういう理解でよろしいわけですね。 390 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 391 ◯大西清隆都市整備部長 そのとおりでございます。今あるのをベースに、いろんな見方はあると思いますけども、モンベルの集客力にも期待しているところがあるということでございます。 392 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 393 ◯15番 樋口清士議員 これは先ほど少し触れた部分になってくるかと思いますが、ちょっといろいろ見ていまして、モンベルクラブ会員の利用を前提とした施設というものが、多分、1つ、イメージされている部分もあろうかと思うんですね、45万人の会員をうまく引っ張ってきたいというようなこともあったと思いますので。ただ、それと、青少年の合宿、あるいは高齢者の憩いの場としての利用、これがうまく整合あるいは共存していけるものかどうかというところに私は少し疑問を感じている部分がありまして、ここは大丈夫だというふうにお考えだという理解でよろしいんでしょうか。 394 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 395 ◯大西清隆都市整備部長 大丈夫でございますが、感じ方は人それぞれあるのかなと思います。 396 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 397 ◯15番 樋口清士議員 最終的にはそこの判断は市民がしていくんだろうというふうに思いますし、市民がどう感じるのか、排除されたというふうに感じるのか、いや、すごくプラスアルファができてうれしいというふうに思われるのか。つまり市民の意見、来園者の意見、あるいは、今来られてないけれども、将来に利用を促したいところの人、こういう方々の意見をできるだけ集めていくことが、多分、必要になってくるだろうと思いますし、特に、今利用されている方々がどのように感じていっておられるのかというところについては十分に把握をしていただきたいというふうに思います。  管理運営業務仕様書の中の留意事項にも「来園者の意見、要望等を把握し、管理運営に生かすよう努める」というふうにもあります。これ、具体的にどういう形でこれを実施されているんでしょうか。 398 ◯中谷尚敬議長 大西部長。 399 ◯大西清隆都市整備部長 随時、アンケートを行っております。 400 ◯中谷尚敬議長 樋口清士議員。 401 ◯15番 樋口清士議員 今使っておられる方々はそこに満足してと言うか、その利用に対しての意見を述べられると思うんですが、去っていかれる方の意見というのがなかなかやっぱりとりづらい部分もあろうかと思います。そこのところをやっぱりきちっと行政としては把握をしていっていただいた上で、これからどうするんだというところを判断していただきたいなというふうに思います。  これで最後にしておきますけれども、あくまでも都市公園だということですから、新しいタイプの都市公園を目指すと言われるものの、広く市民に受け入れられる公共公益的な施設であるのがまず第一義だというふうに考えます。そのために、商業的利用については一定の制約があってしかるべしと私は思います。公共公益的な利用と商業的な利用とのバランスについては、もちろん指定管理者が決めるべきものではなくて、先ほど申し上げましたように、市民が決めていくものだということですので、行政は、今後とも市民の声に耳を傾けながら、そのバランスに十分に配慮しながら、施設の利用方針を明確にして、これは行政が、やっぱりある程度、明確に出していかないと市民にも伝わりませんし、指定管理者にも伝わりませんので、それを基準に監督、指導をしていっていただきたいなというふうに思います。これからどんどんまた変わっていくんだろうと思いますので、そこの方針なり考え方を明確にしておいていただきたい。これだけ申し上げて、私の質問を終わります。 402 ◯中谷尚敬議長 以上で本日の一般質問を終わります。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議については明6日午前10時から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。              午後2時20分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. 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