67
◯樋口清士委員長 山本部長。
68
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 考え方としては、この第2工区の中で奈良駅の誘致ということを考えておるわけでございますので、具体的な計画を練っていくのは、やはり駅が決まらないとなかなか難しいところでございます。
ただし、現場につきまして、私、実は平成18年、19年と2回、現場に入っております。それから、実は今年7月に現場に、休みの日にちょっと入っていったんですけれども、おっしゃるとおり、非常にやっぱり山あるいは林のところの竹、竹林がどんどん山の方に浸食してきておるような状況と、それから、田んぼに一部、木が生え出してきているというような状況もございます。
ですから、今のこの計画とは別個の話として、やはりURあるいは地権者の方と、今のこの区域内をどうしていくかということに関しては話し合うような、そういうことは必要なのであろうというふうに思っております。
実は、URと2回話をしたと言いましたが、その中でも、一応、環境問題に関しての話合いもいたしておるということでございまして、ただ、具体的な方策までは決まっておらないということでございます。以上でございます。
69
◯樋口清士委員長 中浦副
委員長。
70
◯中浦新悟副
委員長 例えば、先ほど来、委員さんが質問されていましたけども、
リニアに向けた誘致の広報費と言うんですか、宣伝費、誘致に向けた費用というのは、先ほど部長が言われたとおり、必要に応じて組んでいくと。それはそれで大切なことやと思いますけども、いかんせん、ちょっと先が長いですよね。ほんで、100%の事業というわけでもない。夢物語とは言いたくないですけども、どうなるか分からない事業でもあるんですよね。第2工区に対して必要な予算をきちんと組んでいくようにしていっていただきたいんですよね。誘致に関してはURと話合いをしてほしいということは言ったんですけども、それ以前に、現実的な話をURと今年度中くらいに詰めれるように、ほんで、来年度の予算には第2工区の対策費、まずもって調査費でもいいですわ、何らか組んでいくような話という現実的なところを少し出していっていただきたいなというふうにはお願いしておきます。
71
◯樋口清士委員長 ほか、ございませんか。
(「なし」との声あり)
72
◯樋口清士委員長 じゃ、他に質疑等がないようでございますので、これにて委員による質疑を終結し、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等はございませんか。上原議員。
73 ◯上原しのぶ議員 実は、市長に本当は聞きたいんですけれども、今、
リニアについては奈良市も生駒市も大和郡山市も手を挙げているという、こういう状況の中で、まだ本格的に具体的に進んでいないということなんですけれども、一番最初、基本的なことをお聞きしますと、
リニアを誘致したいという目的はどういうふうに聞いておられますか。
74
◯樋口清士委員長 北田課長。
75
◯北田守一地域整備課長 聞いておられますかと申されましても。(「市長がおられないので」との声あり)何のために生駒市が
リニアを誘致するのかというようなお話かと思いますが、当然、
リニア中央新幹線の新駅が
高山地区に出来ましたら、様々な施設等も進み、鉄道も、先ほど申しました道路網も発展すると。本市にとりましても、新たな雇用機会の創出でありますとか、税の増収でありますとか、あと、将来の財政に大きく貢献するというようなところで、大きな、将来のためにというようなところを踏まえまして、生駒市としまして
リニア新駅を誘致しているところでございます。
76
◯樋口清士委員長 上原議員。
77 ◯上原しのぶ議員 山下市長の基本的な誕生の背景にいくと、学研開発は反対か賛成かということで、あそこの高山の土地を緑地としてきちっと整備して残したいということで当選されていった市長にしては、突然この
リニアを高山に持ってきて、そして、にぎわいのある
まちづくりを進めるというふうに言われてもちょっと戸惑うんですけれども、これ、やはり市民の間にも、今、議員の中にも
リニア賛成派、反対派があると思うんですけれども、これだけ大きな
まちづくりの変化が見られるような事業であれば、ここまで、こういう
パンフレットを作るまでにもっと市民にいろいろなことをPRしてからでもこういうのを作るのは遅くなかったんじゃないかと思いますけれど、その辺はどういうふうに考えておられますか。
78
◯樋口清士委員長 北田課長、答えられますか。
79
◯北田守一地域整備課長 まず、この
パンフレットと
シンポジウムの開催等につきましては、現に、既に大和郡山市さん、奈良市さんも
シンポジウム等を開催されて
誘致活動をしている中で、やっぱり生駒市としましても積極的な
誘致活動が必要と判断し、この時期に作らせていただいているものでございます。
80
◯樋口清士委員長 山本部長。
81
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 先ほど環境保全というところで山下市長は当選されたという話ではございますけれども、基本的に、今まで山下市長が
リニアの誘致の段階でおっしゃっておったのは、やはりURが主体となった、ああいう住宅開発を主体とした土地区画整理事業に関してということで、それを元に戻してということだったというふうに思っておりますので、だから、そういう状態であった場合においては、住宅としてURがした開発地を販売することができないだろうというようなこともあったと思います。
今回こういう計画に基づきました中におきましても、やっぱり環境ということに関しては、環境に配慮した計画ということは、当然、今の時代のことですから配慮して計画をしていかなければならないというふうには思っておりますし、だから、決して環境あるいは緑景観といったようなところにつきましても十分配慮した考え方でもって対応していきたいということでは変わっておらないと思っております。
82
◯樋口清士委員長 上原議員。
83 ◯上原しのぶ議員 この計画というのは随分先の話なんですけれども、やはりこれがもし実現したら非常に大きなことになると思うんですね。私は、申し訳ないですけれども、市長の夢じゃないかと思うんですね。夢を持って誘致合戦の中に生駒市が加わって、将来的に財政的な負担なんかはどういうふうに考えておられるのでしょうか。お分かりだったら答えてください。
84
◯樋口清士委員長 財政負担。分かりますか。
山本部長。
85
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 財政的な負担まで、具体的なところまでは考えておらないわけでございます。
ただし、ここに
リニアの新駅の奈良駅が来た場合、ここへ持ってくるのはJR東海であるわけですよね。ですから、そこに生駒市が余りお金を投入しなくても、民間とか、あるいはいろんなところから来たいという要望等も上がってこようかと思いますので、だから、そんなに全部を生駒市が開発しなければならないというような、そういう考え方は要らないのではないかというような、推測ではございますけれども、思いは持っております。
86
◯樋口清士委員長 上原議員。
87 ◯上原しのぶ議員 先ほど誘致合戦ということもお聞きしましたけれども、こういうものを作ってしまわれると、私は議員ですけれども、市民も、もしこういうものを見たら、ああ、生駒に
リニアが来るんだというふうなことに、既成事実になりかねないと思うんですね。ですから、私は必ずしも
リニアに絶対反対という立場ではありませんけれども、
リニアは必要かどうかということも疑問視されている中で、それでは生駒市にとってどうなのかということをやはり市の幹部としてはもっともっと慎重に考えていただいてからでも、先ほども言いましたけれども、こういう既成事実を市民に
アピールするような、こういうものを出すのはそれからでもよかったんじゃないかということは申し上げておきます。
88
◯樋口清士委員長 他にございませんでしょうか。浜田議員。
89 ◯浜田佳資議員 それでは、まず、
リニアそのものに関しましては、日本共産党としては反対ということでやっておりますので、その点、皆さんにご理解していただいて、部長は先ほど
自然保護の点でそれは配慮すると言われたんですが、その点は、前も
委員会で私が言った、JR東海が最終的に場所を決めるんですけど、鉄道事業者の今の売りは環境に優しいということが売りですので、そのJR東海に
アピールするときに、自然保全はできていないというのでは非常にマイナスになるので、それは保全する、ちゃんと配慮するというのはPRでは当然のことかなと思うんですが、それでいった場合、最後からめくった後の、このゾーニングしているところの説明と、真ん中の写真、全体が分かりやすい写真なんですけど、これと駅と
ゾーンのを大体重ね合わせますと、
ビジネスゾーン及び
駅前商業ゾーンが、割と山の起伏が多い、自然が多い、そういったところにあるように思うんですよね。ほんで、かつて行われました第2工区のプロジェクトチーム、そこで出しました生駒市の土地利用計画案というのがあるんですけど、それによると、大体その辺りは里山里地環境保全
ゾーンになっているということなんですが、なぜここを
ビジネスゾーン、
駅前商業ゾーンというふうにしたのでしょうか。
自然保護に配慮するということや、かつて出していたものと矛盾するように思うんですが、いかがでしょう。
90
◯樋口清士委員長 北田課長。
91
◯北田守一地域整備課長 冒頭に申し上げましたとおり、あくまでもこの
ゾーンイメージにつきましては未来の思いを
イメージとして描いたものでございまして、具体的に土地利用等を考えながら配置したものではございません。
また、駅位置につきましても、まだ今の段階で全く未定でございます。まず、真ん中に駅位置を持ってきているわけでございますけれども、そういった観点から、余り以前の保全
ゾーンという考え方を今のこの時点で取り入れるのでなく、次の段階でそれらについては検討していくものと考えております。
92
◯樋口清士委員長 浜田議員。
93 ◯浜田佳資議員 ただ、部長が先ほど言われましたように、自然保全ということを配慮するのであるならば、かつて第2工区を開発しようということを前提にした議論の中でもここは保全しておいた方がいいよというふうになった場所は、当然、配慮するのが妥当だと思うんですよね。その上でどうするかということなんですが、その点に関しては、駅の位置に関しても
ゾーンに関しても、まだまだ思いを描いただけということで具体的でないということなんですが、
車両基地ゾーンについて、これは
ゾーンでは
リニアの線上にはないんですよね。これはなぜこういう若干外れたところにあるのでしょうか。
94
◯樋口清士委員長 山本部長。
95
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 まず、
車両基地ゾーンに関しましては、別にきちっと線上になければならないというわけでもないと思いますので、これも先ほど課長が申しましたように、思いという中で描かせていただいておるということでございます。
先ほどちょっと私、自然保全と言ったんですかね、自然保全というよりは自然との共生という意味で捉まえていただきたいと思います。だから、全く今のまま、たくさんの土地をそのまま残すというような意味合いじゃなしに、要するに自然との共生、すなわち自然と一緒にこの全体の
まちづくりができればいいなというような、これもそういう思いでございます。
96
◯樋口清士委員長 浜田議員。
97 ◯浜田佳資議員 自然の保全なしに共生と言われても、多分、今の環境を重視する時代からすれば、それは違う話だろうというふうになると思いますので、それはちゃんともうちょっと考えられて、それを考えた上で
ゾーンを考えていくというようにしないと、
リニアに反対する私としては、これは単なる夢である、夢レベルだという方が有り難い話ではありますけど、PRしてやりたいというのであれば、もうちょっとそこら辺を踏まえた上でやらないと、市民に対しても、また、JR東海に対してもPRになり難い面があるということをちゃんと踏まえていくべきだというふうに思います。
それと、先ほど部長が、開発のための費用の点に関してJR東海が出すと。駅に関してですね。駅と
車両基地ゾーンの整備、ほんで、そこを結ぶ線に関しては、それはJR東海が出すはずなんですね。問題は、ただ、これだけの
ゾーンを組みますと、それ以外のところがほとんど、つまり、この
ゾーンを反映したものにやるための費用のほとんどはJRが出す駅や
車両基地以外の部分がどっちかと言うとメーンになるのではないかと思うんですが、そこの負担はどのようにしていく思いなり、構想なりがあるんでしょうか。
98
◯樋口清士委員長 山本部長。
99
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 当然、先ほどもそういうふうに言ったつもりなんですけれども、駅あるいは線路、それから
車両基地に関してはJR東海が出すものであります。それ以外のところは当然まだ未定なわけでございますけれども、先ほど言わせてもろうたのは、ここに駅が出来ると。それも「
のぞみ」
クラスがとまるような駅が出来たとした場合においては、民間の施設等の立地等についても、生駒市が何も全てを開発していかなくても、ある程度の大まかな計画を決めて、きちっとした計画を決めていくだけで施設はどんどん張り付いていくのではないかという思いを持っておるということでございます。
100
◯樋口清士委員長 浜田議員。
101 ◯浜田佳資議員 それで、「
のぞみ」がとまる駅ということで、それを前提に進めようという話だということだと思うんですけど、「
のぞみ」がとまる、つまり1日2万5,000人から3万人の
乗車人員が見込めるんだという、そこら辺の思いをもうちょっと具体的に、どう展望できるのかとか、よく分からないんですが、いかがでしょう。
102
◯樋口清士委員長 山本部長。
103
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 冒頭、
北田課長が申し上げましたように、やはり今の
新幹線で言うところの品川駅のような位置付けということでいきますと、当然、関西の東の
玄関口ということになってまいりまして、当然、京都あるいは大阪府の東部の客を取っていかないとそうならないわけでございますので、3枚目の見開きにございますように、こういった学研都市のほぼど真ん中に持っていって、学研都市を売りにして、なおかつその周辺、京都、大阪の東部、それから奈良等の集客をしていかないと、そのようにはなっていかない。逆に言えば、そうすることによって今の2万5,000人から3万というような乗降客になっていくというふうに確信をいたしておるところでございます。
104
◯樋口清士委員長 浜田議員。
105 ◯浜田佳資議員 確信の根拠は今一分からないんですが、多分、強い思いということでおっしゃっているんだろうと思いますが、確かに、最後のここの部分、この
ページにあるような、特に鉄道のアクセス、これを確保できるかどうか。だから、これと「
のぞみ」がとまるかどうかは表裏一体。ただ、表裏一体と言いながら、鉄道アクセスが出来たからといって「
のぞみ」がとまる保証はない。そういった非常に弱い表裏一体だと思うんですよね。
その場合で、まず、かつて出ていた案と比較して今回違うのが、新駅の予定地から私市に対して鉄道アクセスが来ているんですけど、これはどういう、何か具体的な構想でもあるんでしょうか。
106
◯樋口清士委員長 北田課長。
107
◯北田守一地域整備課長 先ほど来申し上げていますように、あくまでも未来の思いというところで描かせていただいておりまして、具体的には検討しているものではございません。
108
◯樋口清士委員長 浜田議員。
109 ◯浜田佳資議員 それと、もう1つ、アクセスの問題で、真ん中のところにあるんですが、「近鉄けいはんな線延伸計画と
リニア新駅を接続することにより」と書いてあるんですけど、まず、近鉄のけいはんな線の延伸計画というのと、この
パンフレットに描いてある線、違うと思うんですが、その点はどうなっているんでしょう。
110
◯樋口清士委員長 北田課長。
111
◯北田守一地域整備課長 現時点におきまして、国土交通省の近畿地方整備局審議会の答申で位置付けられているけいはんな線の延伸ルートと、今回描かせていただいているルート、具体的なルートを描いているわけではございませんが、若干違うところはございます。今後、それらについても協議、検討しながら進めていきたいと思っております。
112
◯樋口清士委員長 浜田議員。
113 ◯浜田佳資議員 そうですよね。近鉄の持っている、かなり具体的になってゴーサインという感じになっているのは登美ケ丘駅から高の原への延伸で、高の原から木津に関してはまだ構想レベルだし、高の原から光台等を通って新祝園へ行くのもまだ構想レベルか、そのぐらいのもので、別にゴーサインが出ているわけじゃないという話だと思います。
それから見ても、これは学研北生駒駅に接続するということで、確かに駅をここに造るんだったら、思いとしては学研北生駒駅と新祝園という形になるだろうという、その思いは分かりますが、少なくとも現在の近鉄けいはんな線の延伸計画とは違うわけですから、それをごっちゃにしたようなことを
パンフレットに描くのはいかがなものかなというふうに、これは指摘をしておいて。
もう1つは、
リニアの場合、東と西を結ぶわけなんですが、まずは東の方から来るわけですよね、名古屋へ行って、それから大阪へ行くと。その場合、高山に来る場合、東の方に何があるかと言いますと、この見開きのところでありますように、光台というかなりのニュータウンがあって、その東にはさらに木津川台があると。そこをどう通ってここに来るのかと。
また、ここを避けようとすると、北の方には自衛隊の補給廠があるというので非常にシビアな土地ではないかなと思うんですが、そこら辺の認識はいかがでしょう。
114
◯樋口清士委員長 山本部長。
115
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 現状の認識はいたしております。
116
◯樋口清士委員長 浜田議員。
117 ◯浜田佳資議員 つまり、思いとしてはあるが、非常に難しい地理的状況であるという認識はあるということですか。
118
◯樋口清士委員長 山本部長。
119
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 難しいというようには思っておりません。当然、東京から大阪まで引っ張ってくるわけですから、いろんなところでいろんな問題はあろうかと思いますが、この場所においては、まだ比較的、東京近辺等とか名古屋近辺等と比べますと、非常に緑も残っておるようなところで、線については引きやすいというふうには思っております。
120
◯樋口清士委員長 浜田議員。
121 ◯浜田佳資議員 具体的に線を引いて工事するのはJR東海ですから、生駒がそこまで心配しなくてもいいと言われる方もいるかもしれませんが、ここでPRするんだったら、可能性のないPRだと逆に相手にされませんので、もしPRされるのだったらそこら辺を考えておくべきだとは思うんですが、それでいったら、この住宅地の上を
リニアが通るというわけにはいかない。しかも「
のぞみ」まで通るとなりますと、
リニアは、普通、高速で走っている場合は浮上式ですので静かですが、駅の近くになりますと浮上式というわけにいきませんので車輪で走らざるを得ないと。ほんなら、一定の騒音と振動も出てくるということで、それを避けようと思うと大深度しかないと。大深度でやりますと、高山の方が木津川のニュータウンよりも土地が高いですので、地上駅というのは到底不可能だなというようなことになるんじゃないかと思うんですが、JR東海が最終的に心配する話ですけど、この認識はどうでしょう。
122
◯樋口清士委員長 山本部長。
123
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 これは前にも市長が答えたと思いますけれども、基本的には地上駅で考えておるということを言っておられたというふうに思っております。なぜかと言うと、やっぱり地下駅になりますと、非常にコスト的な問題等もございますし、決して地上駅が出来ないという場所ではないというふうに認識をいたしております。
124
◯樋口清士委員長 浜田議員。
125 ◯浜田佳資議員 元々、私は
リニアに反対なんですが、もし
リニアを前提としても、それだけの大変な、非常に問題があって、だから、とてもじゃないけど、こんなところに駅を誘致するという話にはなり難いプランだということだけは指摘しておきます。
126
◯樋口清士委員長 井上議員。
127 ◯井上充生議員 先ほどからの話の中で、URには3回ほど。当然、URに対して土地の確認をいただくというのは重要なことだと思うんですけども、肝心のJRに対しては、これまでどんな働きかけ、接点を持たれたのか。
128
◯樋口清士委員長 北田課長。
129
◯北田守一地域整備課長 JR東海に対しましては、現在のところ、市の方から別段のアクセス等をしているわけではございません。あくまでも県が取りまとめという形になっていますので、市からは直接は何も協議させていただいておりません。
130
◯樋口清士委員長 井上議員。
131 ◯井上充生議員 こういう
パンフレットを作って、一番見てもらいたいのは、多分、JRの方にだと思うんですけども、それが相手に渡っていないというのはどうなのかなという気がします。
この真ん中の
ページに、「生駒なら「
のぞみ」が停まる立地の
ポテンシャル」というのがあるんですけども、これは要するに土地の状況だけですよね。やはりこういったものを誘致するためには、じゃ、生駒市の覚悟はどこにあるんだと。例えば来る場合には生駒は税の優遇措置もしますよとか、例えばそういったものまで、生駒市はこれだけの覚悟を持って取り組みますよというところまで何か見えないと、他市に比べて余りにも弱いんじゃないかと。
企業誘致の件も、第1工区、企業が余り来ませんよね。でも、精華側の方はどんどん、昨日も通ったんですけども、知らない建物が一杯建っているんです。精華と第1工区、まず、何が違うんですか。どういうふうに認識されております。
要するに、生駒側のところに何も来ないということは魅力ない土地ですよというような感じにもとられてしまうわけなんです。その辺はどのように考えておられます。もし考えがあったら。
132
◯樋口清士委員長 山本部長。
133
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 魅力という点におきましては、やはり第1工区に奈良先端科学技術大学院大学があるという魅力というのは非常に大きなものであろうと思っております。ですから、本来、今の精華にあるような企業につきましても、先端大との連携等はしたいというような、そういうようなことを京阪奈の会社の方からも聞いておりますし、だから、そういうような関わり合いというのは持っていけるのではないかなと思っております。
ただ、今現在、第1工区で残っておる面積が限られてきておるということもございまして、だから、どうしても空きが多いところでどんどん埋まっていってるという状況はあろうかと思っております。
だから、今後に関しては、そういう連携というものをどんどん深めた形で進めていければ非常にすばらしいものになるなという思いは持っております。
134
◯樋口清士委員長 井上議員。
135 ◯井上充生議員 先ほど例えて税のことなんかも言いましたが、そういったことは考えておられるのかどうか。その点についてはいかがなんですか。
136
◯樋口清士委員長 山本部長。
137
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 現時点において税の優遇等の考え方というのは特には考えておらないということでございますけれども、ただ、今おっしゃっているのは第1工区の話で考えて。(「いえいえ。誘致のために」との声あり)そうですね。(「まだ先のこと」との声あり)おっしゃっているのは、JR東海さんが駅をここに持ってくるに当たってのという意味で考えさせていただいたらですね。だから、それに関しては、今のところは考えておらないという状況でございます。
138
◯樋口清士委員長 井上議員。
139 ◯井上充生議員 それは、今は考えておらないけど将来的には考えるということなのか、将来的にも考えないということなのか、それはどちらとも言えないということなのか、どうなんです。
140
◯樋口清士委員長 山本部長。
141
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 その辺のところはちょっと私も勉強不足でございまして、今ここでそれに対してのお答えはできないということでございます。
142
◯樋口清士委員長 ほか。角田議員。
143 ◯角田晃一議員
ゾーンの話なんですけども、
車両基地ゾーンであり、
ビジネスゾーンであり、いずれにしましても、関連企業の誘致とか
本社機能の
バックアップ拠点、これも企業誘致ですね。それから、
先端技術ゾーンも企業の
研究施設等の誘致ということで、たくさんの企業の誘致がここでは考えられるんですけども、高山第1工区の企業誘致に関しまして、本当に努力されて、インセンティブをいろいろ付けられて、2つですか、やっと誘致できているわけですけれども、先ほどの部長のご答弁を聞いていますと、ここは、簡単に言いますと、駅が出来ると企業は、ちょっと言い方はあれですけども、勝手に来る、非常に便利だから。第1工区における企業誘致とはちょっと違うんですよというふうに受け止められたんですけども、その辺の確認をさせてください。
144
◯樋口清士委員長 山本部長。
145
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 そのように考えています。ただ、だから、それは企業だけではございません。そこに奈良駅が出来ることによって、反対に、それに合わせて、やっぱりきちっとした都市計画というものをしていかないと、来るものをそのままどんどん入れておけば、本当に乱立したようなものになってしまいますので、その場合においては、非常にきちっと都市計画をしていく必要があろうかと思っております。
146
◯樋口清士委員長 角田議員。
147 ◯角田晃一議員 つまり、今のご答弁を聞いていますと、どんどん進出したい、そう希望する企業が来ますから、むしろ整理をしなきゃいけないというふうに考えますと、別にそこで税制優遇とか、ないしは第1工区の規制緩和とか、そんなことは別に考えなくていいんじゃないのかなと思ってしまうんですけども、先ほどちょっと井上議員の質問もありましたので、もう一度。
148
◯樋口清士委員長 山本部長。
149
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 先ほどの井上議員の話に関しては、JR東海さんにPRして駅を誘致するための税制優遇等の話だというふうに理解しておりまして、一般企業の話ではないというふうに思っております。
150
◯樋口清士委員長 角田議員。
151 ◯角田晃一議員 じゃ、質問を変えますけども、一般企業に関しましては、現在のところ、これは単なる
イメージですから、そのことについては何も考えていないと、こういう理解でよろしかったですな。
152
◯樋口清士委員長 山本部長。
153
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 そうでございます。
154
◯樋口清士委員長 吉波議員。
155 ◯吉波伸治議員 5つの
ゾーンですけども、これは今のところ、単なる
イメージにすぎないとおっしゃいましたので、そういうことですから、面積も、もちろん決まっていない、分からないということですね。確認です。
156
◯樋口清士委員長 北田課長。
157
◯北田守一地域整備課長 面積等もまだ一切決まっておりません。
158
◯樋口清士委員長 吉波議員。
159 ◯吉波伸治議員 私は、この
イメージ図をぱっと見て、
エコライフゾーン、これが緑地保存
ゾーンかなと思ったんですが、聞くところによると、これはエコに配慮した一般住宅を造るということですので、そしたら、これ、どこが緑地保存
ゾーンかというたら、ないんですよね。全て開発すると。
ただ、自然共生に配慮して開発するということなので、この
イメージ図を見た市民は、こんなん全面開発やなというふうになりますので、自然を愛する市民、あるいは自然を残してほしいという、そういう市民にとってはこれはとても受け入れられない
イメージ図なんですよ。だから、この
イメージ図は、自然を愛する市民にとっては非常に反響を呼ぶ、
リニア誘致について反対の意見をもたらす、そういう
イメージ図であるということで、この
イメージ図についてはちょっと疑問に思います。そのことだけ指摘しておきます。
160
◯樋口清士委員長 北田課長。
161
◯北田守一地域整備課長 逆に、私ども担当者としましたら、あくまでも保全とか
自然環境の共生というのは時代の流れでもありますので、当たり前というような形で考えておりましたので、全面開発して緑をなくすとか、そういうふうなことではなく、当たり前の
必然事項のごとく、
自然環境についてはしていくものと考えておりましたので、そういった形では描かせていただいていない状況でございます。
162
◯樋口清士委員長 吉波議員。
163 ◯吉波伸治議員
イメージ図というのはそんな説明なんてしてはいけないんですよ。説明なしで、ぱっと見て分かるというのが
イメージ図なんですね。今そう言われたら、ああ、そうかなと。全面開発じゃなくて、自然共生は当たり前だから、わざわざ
イメージにもそういうのを付けていないんだなというのは分かりますけども、一般市民の方がこんなん見たら、自然共生なんていうのは感じられないですよ。だから、私は疑義があるというふうに言いましたので、ちょっとその点で、この
イメージ図というのは非常に悪い
イメージだということは指摘をしておきたいと思います。
164
◯樋口清士委員長 ほか、ございませんでしょうか。竹内議員。
165 ◯竹内ひろみ議員 今の関連なんですけれども、最初、ここの第2工区の開発が問題になりましたときに、やはりここに残されている貴重な自然を保全してほしいという市民の非常に強い要求があって、市長もそれを半分バックに当選された。そういうことで来ていると思うんです。
今お聞きしていましたら、やっぱりここは何か自然と共生するとおっしゃっているんですけれども、開発には違いないんですよね。ここの地形というのは山あり谷あり、地形的にはすごく険しいところです。だから、開発するとなると、やはり山を削り、谷を埋めということで、全面的に開発ということをしない限りいろんな、都市計画と言われましたが、それも不可能になります。
そういうことで、ここはこのままでは絶対無理です。そういうことをやはり前提に、こういう大きな計画というものは、もっと市民が、将来の本当の姿というのをもっと分かるように説明する義務が市にはあると思います。それが私の意見です。どう思われますか。
166
◯樋口清士委員長 答えはありますか。
山本部長。
167
◯山本昇都市整備部長兼
開発部長 先ほど
北田課長が言いましたように、やはりこの開発の中で環境に配慮するとか環境と共生していくというのは今の時代のニーズなんですね。ですから、当然のことながら、やっぱり環境なしで考えていくというようなことはないというふうに私どもは思っております。
もう少し大きな話でいきますと、今、学研2工区というエリアでこういうゾーニングをしておりますが、本来、ここに奈良駅が来るということになりますと、実際のところはもっと大きく全体的な、
高山地区全体を含めたような大きなそういう計画というものが逆に要るんだと思います。ですから、そんな中で具体的に、じゃ、環境ということに関してもっと大きな絵を描いていかなければならないのではないかなというふうに私は思っております。
168
◯樋口清士委員長 竹内議員。
169 ◯竹内ひろみ議員 そうしますと、ここで計画的に都市づくりをしていくということになりますと、やはり民間に任せていては非常に危険性があると思いますね。だから、市なり県なりURのような公共的なところが主体となって進めていかなければならない。それにはやはり財政的な支出も必要になってくるということで、市の財政にも大きく関わってくることですね。そういうことも、是非、市民には知らせていかないといけないと思います。
というのは、去年、この計画を市長が説明されたときには、とにかく駅とか線は全部JRが負担するから地元自治体には負担はないというようなことをおっしゃっていたんですね。それとはすごく大きく変わってくると思うので、やはりそこら辺りも、ある程度、市民に知らせる必要があると思います。以上です。
170
◯樋口清士委員長 意見ですね。竹内議員。
171 ◯竹内ひろみ議員 はい。
172
◯樋口清士委員長 ほか、ございませんか。
(「なし」との声あり)
173
◯樋口清士委員長 他に質疑等ないようでございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結いたします。
以上で
都市建設委員会を閉会いたします。
午後3時3分 閉会
~~~~~~~~~~~~~~~
生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。
都市建設委員会委員長 樋 口 清 士
▲この
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