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平成25年都市建設委員会 本文 開催日:2013年08月21日
平成25年都市建設委員会 名簿 開催日:2013年08月21日

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  1. 生駒市議会 2013-08-21
    平成25年都市建設委員会 本文 開催日:2013年08月21日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午後2時0分 開会 ◯樋口清士委員長 こんにちは。ただ今から都市建設委員会を開催いたします。  報道、市民の傍聴を許可いたしております。  本日の会議は、理事者からの申入れに基づき、所管事務に関して調査いたします。  なお、調査事項に関して報告の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終了後、委員外議員から質疑を受けることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 2 ◯樋口清士委員長 それでは、会議に先立ちまして、山本部長から発言があります。山本部長。 3 ◯山本昇都市整備部長開発部長 それでは、委員会に入ります前に2点のご報告をしたいと思います。  まず、1点目でございますけれども、生駒市景観形成基本計画策定作業の報告についてでございます。  生駒市の市行政に係る重要な計画の議決に関する条例の施行に伴いまして、実は本日、議長に対しまして、平成23年より着手しております生駒市景観形成基本計画策定作業の状況に関する報告といたしまして関係資料をお配りいただくようお願いいたしました。事務局より本日中に議員の皆様のレターケースに配布していただきますので、よろしくお願い申し上げます。  なお、本計画の内容につきましては、現在、パブリックコメントの実施に向けて素案作成作業に取りかかっておりまして、改めて、次の9月定例会にパブリックコメントの素案として報告させていただく予定でございます。  次に、2点目でございますが、先般お配りし、本日お持ちいただいておりますリニア中央新幹線誘致に関する資料につきまして、卓上に配布させていただいております資料に一部差し替えがございます。  差し替えの内容といたしましては、新たにシンポジウム開催のチラシの印刷が出来上がりましたこと、また、生駒市リニア中央新幹線中間誘致推進協議会の発足に係る資料と規約につきまして、脱字がございました。具体的には、「関西学術研究都市」となっておりまして、「文化」が抜けておりました。「関西文化学術研究都市」に修正したものでございます。よろしくお願い申し上げます。 4 ◯樋口清士委員長 報告は以上でございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後2時3分 開議 5 ◯樋口清士委員長 ただ今から、次第に基づきまして報告を受けていきたいと思います。  調査事項、(1)生駒市リニア中央新幹線新駅誘致に係る取組について。  これにつきましては、以前から取組状況についてお知らせいただいているんですが、改めて、いろいろ決まってきたという状況がありますので、これを受けて、今日、ご説明いただくということと、もう1点、事前に配られたパンフレットの中身につきまして、高山の第2工区に係るところの写真等が載っておりますけれども、このゾーニングが、以前、我々が説明を受けてきたものと少し変わってきているという状況がありますので、これを踏まえて、今、市の考え等々について報告を受けたいというふうに思います。  それでは、理事者から説明を受けます。山本部長
    6 ◯山本昇都市整備部長開発部長 それでは、生駒市リニア中央新幹線新駅誘致に係る取組につきまして、事前に配布させていただきましたパンフレットと、本日、差し替えいたしました資料に基づきまして、ご説明をさせていただきます。  それでは、まず、このパンフレットをご覧いただきたいと思います。  このパンフレットは、リニア中央新幹線新駅誘致をPRしていくために作成したもので、内容につきましては、本市の考えとして、リニア奈良駅は地域への効果を最大限に発揮するために東海道新幹線の「のぞみ」に相当する最速列車がとまる駅となる必要があると考えておりまして、生駒の文化学術研究都市高山地区なら「のぞみクラスの停車が可能であり、関西全体への効果も期待できることを主なPRのポイントといたしております。  詳しい内容につきましては、後ほど担当課長から説明させていただきます。  次に、シンポジウムのチラシをご覧いただきたいと思います。  リニア中央新幹線新駅の誘致をPRするとともに、誘致機運の醸成を図るため、「リニア新駅を生駒へ!~のぞみが停まるリニア奈良駅に~」と題しまして、9月29日日曜日、午後1時から北コミュニティセンターISTAはばたきにおきましてシンポジウムを開催いたします。  次に、「生駒市リニア中央新幹線中間誘致推進協議会の発足について」という資料をご覧いただきたいと思います。  本市では、新駅(中間駅)の誘致を目的といたしまして、生駒市議会生駒商工会議所、市民、各種団体事業者等が一丸となって誘致運動等を積極的に展開していくために、生駒市リニア中央新幹線中間誘致推進協議会を発足し、現在、会員や賛同サポーターを募っているところでございます。  なお、発足会を9月29日のシンポジウムの終了後に開催させていただきたいと思っております。  次に、サポーター募集という資料をご覧いただきたいと思います。  これは、生駒市リニア中央新幹線中間誘致推進協議会の活動に賛同し、応援していただける個人や事業者の方にリニア誘致サポーターとして募集いたしているところでございます。  以上が資料の説明でございます。議員の皆様方におかれましては、シンポジウム協議会への特別会員としての参加等、誘致活動についてご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  それでは、パンフレットの内容につきまして、地域整備課長からご説明を申し上げますので、よろしくご審査賜りますよう、お願い申し上げます。 7 ◯樋口清士委員長 北田課長。 8 ◯北田守一地域整備課長 それでは、この度、作成しましたPRパンフレットについてご説明申し上げます。こちらのPRパンフレットをご覧ください。  まず、最初の絵ですが、リニア新駅の整備により高山地区関西文化学術研究都市玄関口となり、にぎわいと魅力ある都市として発展している近未来的な夢のあるイメージを描いたものでございます。  それでは、開いていただきまして、1ページ、2ページをご覧ください。  このページでは、奈良駅を「のぞみクラスリニア新幹線がとまる駅にするために、駅位置等の必要な事項をまとめております。  まず、現在の東海道新幹線を例に、1時間に1本程度しか停車しない「こだま」クラスの駅では経済や観光への効果は極めて限定的となることから、奈良駅は「のぞみクラスリニア新幹線がとまる駅にする必要があると考えております。  そのために、駅の位置としましては、1日3万人程度の乗車人員を、また、年間を通じた乗車人員を確保するために利用者の約76%が占めるビジネス利用客を見込めるポテンシャルのある地域が望ましいと考えております。さらに、日本のビジネスの活性化に向け、主要国内研究機関の連携、交流を促進させるような駅位置が望ましいと考えております。  また、東海道新幹線の品川駅は、開発当時、新幹線の全列車が停車していませんでしたが、駅周辺の開発により全列車が停車するようになったもので、開発ポテンシャルのある地域であれば「のぞみクラスの停車も可能であると考えております。  次のページをご覧ください。  このページでは、先に説明いたしました「のぞみクラスがとまる必要事項を踏まえ、生駒なら「のぞみ」がとまる駅となる理由をまとめております。  1つ目としまして、立地ポテンシャルでございます。関西文化学術研究都市の一翼を担う生駒市高山地区は、地理的にも、国の政策的な位置付けにおいても多くのビジネス客が集まる非常に大きなポテンシャルを持っております。  2つ目としまして、広大な未利用地と安価な土地でございます。高山地区第2工区は288ヘクタールの未利用地で、新駅周辺まちづくりリニア車両基地の建設が可能で、地価も大阪市内に比べ安いため、企業等が進出しやすいと考えております。  3つ目としまして、先端技術ビジネスの集積でございます。関西文化学術研究都市には大学、研究施設等、118施設が既に集積し、現在も増加傾向にあり、今年になって、サントリーも精華西木津地区へ研究所の立地を表明されたところでございます。  4つ目としまして、首都機能バックアップにおける関西文化学術研究都市の活用でございます。現在、首都直下地震対策として、首都圏に集中している中枢機能を他地域でバックアップする必要性が検討されており、関西経済連合会等による意見書において関西文化学術研究都市首都機能被災時に研究機関や知の集積機能の役割を担える地域として掲げられております。  次のページをご覧ください。  このページでは、「のぞみ」がもたらす生駒と関西の未来像を描いております。  リニア新駅整備により、高山地区関西文化学術研究都市玄関口、新たな京阪奈地域の交通の玄関口、観光の玄関口といった関西の東の玄関口となり、左下の図では、リニア新駅整備は鉄道、道路の整備を促進させ、高山地区が関西の東の一大交通ターミナルとなるイメージ未来像として描いております。  また、右上の図では、現時点で考えられる未来の思いをゾーンイメージとして車両基地ゾーンビジネスゾーンエコライフゾーン先端技術ゾーン駅前商業ゾーンとして描いております。  なお、関西文化学術研究都市へのリニア新駅整備は、地元奈良県だけでなく、関西経済へ大きな波及効果をもたらす契機となるものと考えております。  そして、最終のページになりますが、このページでは、高山地区を中心とした半径10キロ圏内の人口が、大阪東部も含め、102万人と多いことなどを明記しております。  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 9 ◯樋口清士委員長 それでは、本件について委員による質疑に入ります。  質疑等はございませんか。中浦副委員長。 10 ◯中浦新悟委員長 じゃ、幾つか伺っていきます。  まず、冒頭、委員長も言われましたとおり、最終から前のページにある、ゾーンが5個ほど示されているんですけども、今まで示されてきたものとは全く違うものですけども、どういう調査のもとでこう描かれたのか教えてください。 11 ◯樋口清士委員長 北田課長。 12 ◯北田守一地域整備課長 このゾーンイメージにつきましては、あくまでも現時点での未来の思いをイメージとして描いたものでございまして、具体的に検討したものではございません。 13 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 14 ◯中浦新悟委員長 市庁内では、当然、検討した結果でしょう。市長を始め担当部局の中で、こういう未来像が理想だろう、いいなということで描かれているんですよね。当然、こういうふうに描くに当たって、例えば今まで議論してきた内容、オオタカがいる、いない、自然をどうやって残していくうんぬんという部分に関してどういうふうな見解をお持ちでこういうふうな絵を描かれたのか教えてください。 15 ◯樋口清士委員長 北田課長。 16 ◯北田守一地域整備課長 まず、このゾーニングイメージを作成するに当たりまして、JR東海さんとか政財界さんとか、あと、リニア関係者の皆様に対して、生駒市は広大な未利用地があって、この未利用地でこういうふうに活用できますよというアピールをしたいというところで、まず、このゾーンイメージを描いております。  つきまして、このゾーンイメージでございますけれども、車両基地ゾーンにつきましては、従前から広大な未利用地を活用した新駅誘致アピールポイントとして申し上げているものでありまして、それをゾーンとして明記しております。また、エコライフゾーンにつきましては、従前の一般住宅等を考えて明記しております。先端技術ゾーンにつきましては従前の学術研究施設等を考えておりまして、駅前商業施設につきましては駅前の利便施設としての必要性からゾーンとして明記しております。また、ビジネスゾーンにつきましては、リニア新駅の整備によって企業等本社機能バックアップ等の拠点化が図れるのではないかという意味合いも込めてゾーニングしている次第でございます。 17 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 18 ◯中浦新悟委員長 ちょっと話を戻すんですけど、オオタカがいる、いないという話、オオタカはもういないんですか、いるんですか。 19 ◯樋口清士委員長 北田課長。 20 ◯北田守一地域整備課長 平成20年度に、一度、県とURと3者で検討している際に、オオタカの営巣について1営巣期だけ調査いたしましたが、その際にはオオタカの営巣は発見されませんでした。 21 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 22 ◯中浦新悟委員長 ということは、もういない前提で話をしていこうかなというお考えなんですか。 23 ◯樋口清士委員長 北田課長。 24 ◯北田守一地域整備課長 全くそうではございませんでして、このゾーンイメージでは、以前の詳しい土地利用図と違い、保全緑地ゾーン等は明記しておりません。しかしながら、自然環境とか自然との共生というのはあくまでも必然事項と考えておりまして、具体的に土地利用していく中で、そういう緑地の確保や自然保護環境保護等に配慮したまちづくりを検討していきたいと考えております。 25 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 26 ◯中浦新悟委員長 ちょっと話を変えて、第2工区のこの地区自体は市の土地じゃないですわね。未利用地やと言っているけども、将来的にと言っても、もう後数年でURさんもこの土地の処分に対して決定もすると。今まで、県、市、UR、3者で物を進めてきた。どこが主体になるかでころころと変わりましたけども、結果、それが全てばらばらとなっているわけですよね。  じゃ、少なくとも今、一つずつ聞いていくと、URは今後この計画に対してどういうふうな見解をお持ちなのか、何か話を伺ったことはありますか。  だから、生駒市がここでリニアを呼びますよ、リニアが出来ますよと全国的にうたっていくわけですよね。でも、URは数年先に土地の処分うんぬんというのを考える時期が来るわけで、その点に対して市から何らかの接点を持ったりとか話合いをしたりとか、そういった何らかの見解を伺ったりとかということはされましたか。 27 ◯樋口清士委員長 山本部長。 28 ◯山本昇都市整備部長開発部長 URさんとは、先の3月議会の中でも委員会で、じゃ、学研2工区をどうするんだというご質問もあったように思います。私が4月に参りましてから、URさんの方には2回、課長はそれ以外に1回行っていますので、3回行っております。  それで、話としては、このパンフレットも実はお持ちいたしまして、シンポジウムの開催につきましても併せてPRにも行かせていただいておるところではございますけれども、URさんとしての見解というのは、具体的な見解は聞いておりません。  今後に関しては、やはりURとも、現時点ではURは一権利者というような考え方でおられるような状況でございまして、今後、具体的な点、環境の関係も含めまして、今後、具体的なそういう話合いはしていきたいというふうに思っております。 29 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 30 ◯中浦新悟委員長 URとの話合いは大切やと思う。どっちにしろ、リニアが来る、来えへんにかかわらず、第2工区という土地の問題というのはずっと残ってくるわけですから話合いはしてほしいんですけども、そもそも論として、もう数年後に来るURの処分の仕方という、その方向性は、今、全く変わっていないんですか。 31 ◯樋口清士委員長 山本部長。 32 ◯山本昇都市整備部長開発部長 処分と言いますか、平成25年にニュータウン事業工事完了、それから、平成30年で土地の供給・処分の完了ということを目標にされているという点においては変わっておりません。 33 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 34 ◯中浦新悟委員長 あと、どっちにしろ、これ、夢と言ったら言い方は嫌らしいですね、遠いい将来の予想図、予定図と言いますか、将来のことを話しているので、今、具体的にどうこうはないんですけども、先ほど来続いているように、UR、県、市と3者で話を進めてきた。近い話では、どこが主体になるという問題もずっと生じてきていたわけですよね。生駒市が大きな声を上げて決まった場合、じゃ、生駒市が主体となって物を進めることができるのかと言うと、それは不可能ですよね。そういった場合、県とかそういったところとの話又はURと、URとはさっき聞きましたね、県との話というのは進んでいるんですか。 35 ◯樋口清士委員長 山本部長。 36 ◯山本昇都市整備部長開発部長 県さんにも同じように、この計画と言いますか、現在のこのパンフレット等も持っていきまして、県土マネジメント部の方と協議をいたしております。  ただ、県として具体的な返事等は頂いておらないという状況でございます。 37 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 38 ◯中浦新悟委員長 あと、取りあえず僕からの質問はこれで最後にしますけども、これ、決定というのはいつをめどに言っているんですか、ここしますよ、ここに駅が来ますよという決定は。 39 ◯樋口清士委員長 北田課長。 40 ◯北田守一地域整備課長 現在のところ、決定時期については未定でございますけれども、東京・名古屋間では開業予定の約16年前に概略ルートが決定されたということから、仮に2045年に開業されるということになれば、今からそれぐらい先になるかと、15年ぐらい先になるかと思われるんですが、ただ、JRの山田社長が先般の会見で、同時開業は無理だが少しでも全線開業を早めたいというお言葉もありましたので、まだもっと早まる可能性は十分あるかと考えております。 41 ◯樋口清士委員長 樋口稔委員。 42 ◯樋口稔委員 聞いているのは、名古屋までの開通が2027年、平成39年ですね、大阪までが2045年ということで平成57年。先ほど中浦副委員長がお聞きになったように、いつ頃決まるのかと。これをやるのはJR東海だと思うんですけども、当然、県も、それから、今、名乗りを上げているのは生駒、それから奈良市、大和郡山市ですね。そしたら、一体いつまで生駒はPRをずっと続けていくんですかね、これは。決まるまで。 43 ◯樋口清士委員長 山本部長。 44 ◯山本昇都市整備部長開発部長 いつまでと申しますか、結局、駅が決まるまでの間はPRは続けていきたいということでございます。 45 ◯樋口清士委員長 樋口稔委員。 46 ◯樋口稔委員 その辺は分からんわけですわね、先ほど言われた未定ということは。そうすると、決まるまで、どんどんこれから毎年毎年PRをしていくということですよね。 47 ◯樋口清士委員長 山本部長。 48 ◯山本昇都市整備部長開発部長 当然そのように考えております。 49 ◯樋口清士委員長 樋口稔委員。 50 ◯樋口稔委員 そのための予算とか、それから、当然、お金がかかるわけですけども、今の現状のままの、今年はたしか900万でしたかね、それぐらいでずっと続けていくというお考えですか、今のところは。 51 ◯樋口清士委員長 山本部長。 52 ◯山本昇都市整備部長開発部長 お金に関しては、必要なときに必要なお金を要望していきたいと思っております。ですから、継続的に、むやみやたらに一定額を取ってというようなことは考えておりませんで、毎年毎年、精査した上で必要額を要望していきたいと思っております。 53 ◯樋口清士委員長 樋口稔委員。 54 ◯樋口稔委員 当然、この高山地区へ行きますとアクセスが非常に大事になると思うんですけども、近鉄さんとの話合いとかそういうのはちょっとされたんですか。 55 ◯樋口清士委員長 北田課長。 56 ◯北田守一地域整備課長 近畿日本鉄道さんに関しましては、生駒市が誘致していることは以前からお伝え申し上げていますけれども、再度、こういうパンフレットがまた出来上がりましたので、PRも兼ねて、そういうお話合いもできたらなと思っております。 57 ◯樋口清士委員長 塩見委員。 58 ◯塩見牧子委員 今のに関連してなんですけれども、今回、このPR資料、何部お作りになって、配布先、配布方法をどのように考えておいでなのかお答えいただけますでしょうか。 59 ◯樋口清士委員長 北田課長。 60 ◯北田守一地域整備課長 PRパンフレットにつきましては3,000部作成しました。その上で、配布方法ですけれども、基本的に、今現在、誘致推進協議会なるものを発足しまして、その方々に賛同していただけるような配布の仕方を実施しているところでございます。なおかつ、また、シンポジウムの際にもお越しになった方々にも配布する予定でございます。 61 ◯樋口清士委員長 塩見委員。 62 ◯塩見牧子委員 その誘致の協議会なんですけれども、これはどういう形で開催していく予定なんでしょうか。そのときにこのパンフレットも会員さん等にお配りになるということなんですけれども、具体的に、この協議会が立ち上がった後、どういうふうにこれを運営していくというふうになっているんでしょうか。 63 ◯樋口清士委員長 北田課長。 64 ◯北田守一地域整備課長 まだ具体的な運営協議会の進め方というところまでは、現在、検討は進んでいないわけでございますが、今現在思っているところで、まずはこの9月末に、シンポジウムの後に協議会の発足という形で発足会をさせていただき、今後もそのようなシンポジウムとか、そういったことも計画していくのかなというところで考えているところでございます。 65 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 66 ◯中浦新悟委員長 リニアは来るといいなというのは私も思うところですけども、ただ、それ以前に、先ほど、決まるのに15年、決まってから、もっと詳しく絵を描いて、どういうふうな開発をしていこうかという話になって、結果として、30年後も行かないかもしれないですけど、それくらいの話ですよね。少なくとも、じゃ、次、決まるまでの間、第2工区はどうしておくんですか。
    67 ◯樋口清士委員長 山本部長。 68 ◯山本昇都市整備部長開発部長 考え方としては、この第2工区の中で奈良駅の誘致ということを考えておるわけでございますので、具体的な計画を練っていくのは、やはり駅が決まらないとなかなか難しいところでございます。  ただし、現場につきまして、私、実は平成18年、19年と2回、現場に入っております。それから、実は今年7月に現場に、休みの日にちょっと入っていったんですけれども、おっしゃるとおり、非常にやっぱり山あるいは林のところの竹、竹林がどんどん山の方に浸食してきておるような状況と、それから、田んぼに一部、木が生え出してきているというような状況もございます。  ですから、今のこの計画とは別個の話として、やはりURあるいは地権者の方と、今のこの区域内をどうしていくかということに関しては話し合うような、そういうことは必要なのであろうというふうに思っております。  実は、URと2回話をしたと言いましたが、その中でも、一応、環境問題に関しての話合いもいたしておるということでございまして、ただ、具体的な方策までは決まっておらないということでございます。以上でございます。 69 ◯樋口清士委員長 中浦副委員長。 70 ◯中浦新悟委員長 例えば、先ほど来、委員さんが質問されていましたけども、リニアに向けた誘致の広報費と言うんですか、宣伝費、誘致に向けた費用というのは、先ほど部長が言われたとおり、必要に応じて組んでいくと。それはそれで大切なことやと思いますけども、いかんせん、ちょっと先が長いですよね。ほんで、100%の事業というわけでもない。夢物語とは言いたくないですけども、どうなるか分からない事業でもあるんですよね。第2工区に対して必要な予算をきちんと組んでいくようにしていっていただきたいんですよね。誘致に関してはURと話合いをしてほしいということは言ったんですけども、それ以前に、現実的な話をURと今年度中くらいに詰めれるように、ほんで、来年度の予算には第2工区の対策費、まずもって調査費でもいいですわ、何らか組んでいくような話という現実的なところを少し出していっていただきたいなというふうにはお願いしておきます。 71 ◯樋口清士委員長 ほか、ございませんか。              (「なし」との声あり) 72 ◯樋口清士委員長 じゃ、他に質疑等がないようでございますので、これにて委員による質疑を終結し、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等はございませんか。上原議員。 73 ◯上原しのぶ議員 実は、市長に本当は聞きたいんですけれども、今、リニアについては奈良市も生駒市も大和郡山市も手を挙げているという、こういう状況の中で、まだ本格的に具体的に進んでいないということなんですけれども、一番最初、基本的なことをお聞きしますと、リニアを誘致したいという目的はどういうふうに聞いておられますか。 74 ◯樋口清士委員長 北田課長。 75 ◯北田守一地域整備課長 聞いておられますかと申されましても。(「市長がおられないので」との声あり)何のために生駒市がリニアを誘致するのかというようなお話かと思いますが、当然、リニア中央新幹線の新駅が高山地区に出来ましたら、様々な施設等も進み、鉄道も、先ほど申しました道路網も発展すると。本市にとりましても、新たな雇用機会の創出でありますとか、税の増収でありますとか、あと、将来の財政に大きく貢献するというようなところで、大きな、将来のためにというようなところを踏まえまして、生駒市としましてリニア新駅を誘致しているところでございます。 76 ◯樋口清士委員長 上原議員。 77 ◯上原しのぶ議員 山下市長の基本的な誕生の背景にいくと、学研開発は反対か賛成かということで、あそこの高山の土地を緑地としてきちっと整備して残したいということで当選されていった市長にしては、突然このリニアを高山に持ってきて、そして、にぎわいのあるまちづくりを進めるというふうに言われてもちょっと戸惑うんですけれども、これ、やはり市民の間にも、今、議員の中にもリニア賛成派、反対派があると思うんですけれども、これだけ大きなまちづくりの変化が見られるような事業であれば、ここまで、こういうパンフレットを作るまでにもっと市民にいろいろなことをPRしてからでもこういうのを作るのは遅くなかったんじゃないかと思いますけれど、その辺はどういうふうに考えておられますか。 78 ◯樋口清士委員長 北田課長、答えられますか。 79 ◯北田守一地域整備課長 まず、このパンフレットシンポジウムの開催等につきましては、現に、既に大和郡山市さん、奈良市さんもシンポジウム等を開催されて誘致活動をしている中で、やっぱり生駒市としましても積極的な誘致活動が必要と判断し、この時期に作らせていただいているものでございます。 80 ◯樋口清士委員長 山本部長。 81 ◯山本昇都市整備部長開発部長 先ほど環境保全というところで山下市長は当選されたという話ではございますけれども、基本的に、今まで山下市長がリニアの誘致の段階でおっしゃっておったのは、やはりURが主体となった、ああいう住宅開発を主体とした土地区画整理事業に関してということで、それを元に戻してということだったというふうに思っておりますので、だから、そういう状態であった場合においては、住宅としてURがした開発地を販売することができないだろうというようなこともあったと思います。  今回こういう計画に基づきました中におきましても、やっぱり環境ということに関しては、環境に配慮した計画ということは、当然、今の時代のことですから配慮して計画をしていかなければならないというふうには思っておりますし、だから、決して環境あるいは緑景観といったようなところにつきましても十分配慮した考え方でもって対応していきたいということでは変わっておらないと思っております。 82 ◯樋口清士委員長 上原議員。 83 ◯上原しのぶ議員 この計画というのは随分先の話なんですけれども、やはりこれがもし実現したら非常に大きなことになると思うんですね。私は、申し訳ないですけれども、市長の夢じゃないかと思うんですね。夢を持って誘致合戦の中に生駒市が加わって、将来的に財政的な負担なんかはどういうふうに考えておられるのでしょうか。お分かりだったら答えてください。 84 ◯樋口清士委員長 財政負担。分かりますか。山本部長。 85 ◯山本昇都市整備部長開発部長 財政的な負担まで、具体的なところまでは考えておらないわけでございます。  ただし、ここにリニアの新駅の奈良駅が来た場合、ここへ持ってくるのはJR東海であるわけですよね。ですから、そこに生駒市が余りお金を投入しなくても、民間とか、あるいはいろんなところから来たいという要望等も上がってこようかと思いますので、だから、そんなに全部を生駒市が開発しなければならないというような、そういう考え方は要らないのではないかというような、推測ではございますけれども、思いは持っております。 86 ◯樋口清士委員長 上原議員。 87 ◯上原しのぶ議員 先ほど誘致合戦ということもお聞きしましたけれども、こういうものを作ってしまわれると、私は議員ですけれども、市民も、もしこういうものを見たら、ああ、生駒にリニアが来るんだというふうなことに、既成事実になりかねないと思うんですね。ですから、私は必ずしもリニアに絶対反対という立場ではありませんけれども、リニアは必要かどうかということも疑問視されている中で、それでは生駒市にとってどうなのかということをやはり市の幹部としてはもっともっと慎重に考えていただいてからでも、先ほども言いましたけれども、こういう既成事実を市民にアピールするような、こういうものを出すのはそれからでもよかったんじゃないかということは申し上げておきます。 88 ◯樋口清士委員長 他にございませんでしょうか。浜田議員。 89 ◯浜田佳資議員 それでは、まず、リニアそのものに関しましては、日本共産党としては反対ということでやっておりますので、その点、皆さんにご理解していただいて、部長は先ほど自然保護の点でそれは配慮すると言われたんですが、その点は、前も委員会で私が言った、JR東海が最終的に場所を決めるんですけど、鉄道事業者の今の売りは環境に優しいということが売りですので、そのJR東海にアピールするときに、自然保全はできていないというのでは非常にマイナスになるので、それは保全する、ちゃんと配慮するというのはPRでは当然のことかなと思うんですが、それでいった場合、最後からめくった後の、このゾーニングしているところの説明と、真ん中の写真、全体が分かりやすい写真なんですけど、これと駅とゾーンのを大体重ね合わせますと、ビジネスゾーン及び駅前商業ゾーンが、割と山の起伏が多い、自然が多い、そういったところにあるように思うんですよね。ほんで、かつて行われました第2工区のプロジェクトチーム、そこで出しました生駒市の土地利用計画案というのがあるんですけど、それによると、大体その辺りは里山里地環境保全ゾーンになっているということなんですが、なぜここをビジネスゾーン駅前商業ゾーンというふうにしたのでしょうか。自然保護に配慮するということや、かつて出していたものと矛盾するように思うんですが、いかがでしょう。 90 ◯樋口清士委員長 北田課長。 91 ◯北田守一地域整備課長 冒頭に申し上げましたとおり、あくまでもこのゾーンイメージにつきましては未来の思いをイメージとして描いたものでございまして、具体的に土地利用等を考えながら配置したものではございません。  また、駅位置につきましても、まだ今の段階で全く未定でございます。まず、真ん中に駅位置を持ってきているわけでございますけれども、そういった観点から、余り以前の保全ゾーンという考え方を今のこの時点で取り入れるのでなく、次の段階でそれらについては検討していくものと考えております。 92 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 93 ◯浜田佳資議員 ただ、部長が先ほど言われましたように、自然保全ということを配慮するのであるならば、かつて第2工区を開発しようということを前提にした議論の中でもここは保全しておいた方がいいよというふうになった場所は、当然、配慮するのが妥当だと思うんですよね。その上でどうするかということなんですが、その点に関しては、駅の位置に関してもゾーンに関しても、まだまだ思いを描いただけということで具体的でないということなんですが、車両基地ゾーンについて、これはゾーンではリニアの線上にはないんですよね。これはなぜこういう若干外れたところにあるのでしょうか。 94 ◯樋口清士委員長 山本部長。 95 ◯山本昇都市整備部長開発部長 まず、車両基地ゾーンに関しましては、別にきちっと線上になければならないというわけでもないと思いますので、これも先ほど課長が申しましたように、思いという中で描かせていただいておるということでございます。  先ほどちょっと私、自然保全と言ったんですかね、自然保全というよりは自然との共生という意味で捉まえていただきたいと思います。だから、全く今のまま、たくさんの土地をそのまま残すというような意味合いじゃなしに、要するに自然との共生、すなわち自然と一緒にこの全体のまちづくりができればいいなというような、これもそういう思いでございます。 96 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 97 ◯浜田佳資議員 自然の保全なしに共生と言われても、多分、今の環境を重視する時代からすれば、それは違う話だろうというふうになると思いますので、それはちゃんともうちょっと考えられて、それを考えた上でゾーンを考えていくというようにしないと、リニアに反対する私としては、これは単なる夢である、夢レベルだという方が有り難い話ではありますけど、PRしてやりたいというのであれば、もうちょっとそこら辺を踏まえた上でやらないと、市民に対しても、また、JR東海に対してもPRになり難い面があるということをちゃんと踏まえていくべきだというふうに思います。  それと、先ほど部長が、開発のための費用の点に関してJR東海が出すと。駅に関してですね。駅と車両基地ゾーンの整備、ほんで、そこを結ぶ線に関しては、それはJR東海が出すはずなんですね。問題は、ただ、これだけのゾーンを組みますと、それ以外のところがほとんど、つまり、このゾーンを反映したものにやるための費用のほとんどはJRが出す駅や車両基地以外の部分がどっちかと言うとメーンになるのではないかと思うんですが、そこの負担はどのようにしていく思いなり、構想なりがあるんでしょうか。 98 ◯樋口清士委員長 山本部長。 99 ◯山本昇都市整備部長開発部長 当然、先ほどもそういうふうに言ったつもりなんですけれども、駅あるいは線路、それから車両基地に関してはJR東海が出すものであります。それ以外のところは当然まだ未定なわけでございますけれども、先ほど言わせてもろうたのは、ここに駅が出来ると。それも「のぞみクラスがとまるような駅が出来たとした場合においては、民間の施設等の立地等についても、生駒市が何も全てを開発していかなくても、ある程度の大まかな計画を決めて、きちっとした計画を決めていくだけで施設はどんどん張り付いていくのではないかという思いを持っておるということでございます。 100 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 101 ◯浜田佳資議員 それで、「のぞみ」がとまる駅ということで、それを前提に進めようという話だということだと思うんですけど、「のぞみ」がとまる、つまり1日2万5,000人から3万人の乗車人員が見込めるんだという、そこら辺の思いをもうちょっと具体的に、どう展望できるのかとか、よく分からないんですが、いかがでしょう。 102 ◯樋口清士委員長 山本部長。 103 ◯山本昇都市整備部長開発部長 冒頭、北田課長が申し上げましたように、やはり今の新幹線で言うところの品川駅のような位置付けということでいきますと、当然、関西の東の玄関口ということになってまいりまして、当然、京都あるいは大阪府の東部の客を取っていかないとそうならないわけでございますので、3枚目の見開きにございますように、こういった学研都市のほぼど真ん中に持っていって、学研都市を売りにして、なおかつその周辺、京都、大阪の東部、それから奈良等の集客をしていかないと、そのようにはなっていかない。逆に言えば、そうすることによって今の2万5,000人から3万というような乗降客になっていくというふうに確信をいたしておるところでございます。 104 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 105 ◯浜田佳資議員 確信の根拠は今一分からないんですが、多分、強い思いということでおっしゃっているんだろうと思いますが、確かに、最後のここの部分、このページにあるような、特に鉄道のアクセス、これを確保できるかどうか。だから、これと「のぞみ」がとまるかどうかは表裏一体。ただ、表裏一体と言いながら、鉄道アクセスが出来たからといって「のぞみ」がとまる保証はない。そういった非常に弱い表裏一体だと思うんですよね。  その場合で、まず、かつて出ていた案と比較して今回違うのが、新駅の予定地から私市に対して鉄道アクセスが来ているんですけど、これはどういう、何か具体的な構想でもあるんでしょうか。 106 ◯樋口清士委員長 北田課長。 107 ◯北田守一地域整備課長 先ほど来申し上げていますように、あくまでも未来の思いというところで描かせていただいておりまして、具体的には検討しているものではございません。 108 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 109 ◯浜田佳資議員 それと、もう1つ、アクセスの問題で、真ん中のところにあるんですが、「近鉄けいはんな線延伸計画とリニア新駅を接続することにより」と書いてあるんですけど、まず、近鉄のけいはんな線の延伸計画というのと、このパンフレットに描いてある線、違うと思うんですが、その点はどうなっているんでしょう。 110 ◯樋口清士委員長 北田課長。 111 ◯北田守一地域整備課長 現時点におきまして、国土交通省の近畿地方整備局審議会の答申で位置付けられているけいはんな線の延伸ルートと、今回描かせていただいているルート、具体的なルートを描いているわけではございませんが、若干違うところはございます。今後、それらについても協議、検討しながら進めていきたいと思っております。 112 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 113 ◯浜田佳資議員 そうですよね。近鉄の持っている、かなり具体的になってゴーサインという感じになっているのは登美ケ丘駅から高の原への延伸で、高の原から木津に関してはまだ構想レベルだし、高の原から光台等を通って新祝園へ行くのもまだ構想レベルか、そのぐらいのもので、別にゴーサインが出ているわけじゃないという話だと思います。  それから見ても、これは学研北生駒駅に接続するということで、確かに駅をここに造るんだったら、思いとしては学研北生駒駅と新祝園という形になるだろうという、その思いは分かりますが、少なくとも現在の近鉄けいはんな線の延伸計画とは違うわけですから、それをごっちゃにしたようなことをパンフレットに描くのはいかがなものかなというふうに、これは指摘をしておいて。  もう1つは、リニアの場合、東と西を結ぶわけなんですが、まずは東の方から来るわけですよね、名古屋へ行って、それから大阪へ行くと。その場合、高山に来る場合、東の方に何があるかと言いますと、この見開きのところでありますように、光台というかなりのニュータウンがあって、その東にはさらに木津川台があると。そこをどう通ってここに来るのかと。  また、ここを避けようとすると、北の方には自衛隊の補給廠があるというので非常にシビアな土地ではないかなと思うんですが、そこら辺の認識はいかがでしょう。 114 ◯樋口清士委員長 山本部長。 115 ◯山本昇都市整備部長開発部長 現状の認識はいたしております。 116 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 117 ◯浜田佳資議員 つまり、思いとしてはあるが、非常に難しい地理的状況であるという認識はあるということですか。 118 ◯樋口清士委員長 山本部長。 119 ◯山本昇都市整備部長開発部長 難しいというようには思っておりません。当然、東京から大阪まで引っ張ってくるわけですから、いろんなところでいろんな問題はあろうかと思いますが、この場所においては、まだ比較的、東京近辺等とか名古屋近辺等と比べますと、非常に緑も残っておるようなところで、線については引きやすいというふうには思っております。 120 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 121 ◯浜田佳資議員 具体的に線を引いて工事するのはJR東海ですから、生駒がそこまで心配しなくてもいいと言われる方もいるかもしれませんが、ここでPRするんだったら、可能性のないPRだと逆に相手にされませんので、もしPRされるのだったらそこら辺を考えておくべきだとは思うんですが、それでいったら、この住宅地の上をリニアが通るというわけにはいかない。しかも「のぞみ」まで通るとなりますと、リニアは、普通、高速で走っている場合は浮上式ですので静かですが、駅の近くになりますと浮上式というわけにいきませんので車輪で走らざるを得ないと。ほんなら、一定の騒音と振動も出てくるということで、それを避けようと思うと大深度しかないと。大深度でやりますと、高山の方が木津川のニュータウンよりも土地が高いですので、地上駅というのは到底不可能だなというようなことになるんじゃないかと思うんですが、JR東海が最終的に心配する話ですけど、この認識はどうでしょう。 122 ◯樋口清士委員長 山本部長。 123 ◯山本昇都市整備部長開発部長 これは前にも市長が答えたと思いますけれども、基本的には地上駅で考えておるということを言っておられたというふうに思っております。なぜかと言うと、やっぱり地下駅になりますと、非常にコスト的な問題等もございますし、決して地上駅が出来ないという場所ではないというふうに認識をいたしております。 124 ◯樋口清士委員長 浜田議員。 125 ◯浜田佳資議員 元々、私はリニアに反対なんですが、もしリニアを前提としても、それだけの大変な、非常に問題があって、だから、とてもじゃないけど、こんなところに駅を誘致するという話にはなり難いプランだということだけは指摘しておきます。 126 ◯樋口清士委員長 井上議員。 127 ◯井上充生議員 先ほどからの話の中で、URには3回ほど。当然、URに対して土地の確認をいただくというのは重要なことだと思うんですけども、肝心のJRに対しては、これまでどんな働きかけ、接点を持たれたのか。 128 ◯樋口清士委員長 北田課長。 129 ◯北田守一地域整備課長 JR東海に対しましては、現在のところ、市の方から別段のアクセス等をしているわけではございません。あくまでも県が取りまとめという形になっていますので、市からは直接は何も協議させていただいておりません。 130 ◯樋口清士委員長 井上議員。 131 ◯井上充生議員 こういうパンフレットを作って、一番見てもらいたいのは、多分、JRの方にだと思うんですけども、それが相手に渡っていないというのはどうなのかなという気がします。  この真ん中のページに、「生駒なら「のぞみ」が停まる立地のポテンシャル」というのがあるんですけども、これは要するに土地の状況だけですよね。やはりこういったものを誘致するためには、じゃ、生駒市の覚悟はどこにあるんだと。例えば来る場合には生駒は税の優遇措置もしますよとか、例えばそういったものまで、生駒市はこれだけの覚悟を持って取り組みますよというところまで何か見えないと、他市に比べて余りにも弱いんじゃないかと。  企業誘致の件も、第1工区、企業が余り来ませんよね。でも、精華側の方はどんどん、昨日も通ったんですけども、知らない建物が一杯建っているんです。精華と第1工区、まず、何が違うんですか。どういうふうに認識されております。  要するに、生駒側のところに何も来ないということは魅力ない土地ですよというような感じにもとられてしまうわけなんです。その辺はどのように考えておられます。もし考えがあったら。 132 ◯樋口清士委員長 山本部長。 133 ◯山本昇都市整備部長開発部長 魅力という点におきましては、やはり第1工区に奈良先端科学技術大学院大学があるという魅力というのは非常に大きなものであろうと思っております。ですから、本来、今の精華にあるような企業につきましても、先端大との連携等はしたいというような、そういうようなことを京阪奈の会社の方からも聞いておりますし、だから、そういうような関わり合いというのは持っていけるのではないかなと思っております。  ただ、今現在、第1工区で残っておる面積が限られてきておるということもございまして、だから、どうしても空きが多いところでどんどん埋まっていってるという状況はあろうかと思っております。  だから、今後に関しては、そういう連携というものをどんどん深めた形で進めていければ非常にすばらしいものになるなという思いは持っております。 134 ◯樋口清士委員長 井上議員。 135 ◯井上充生議員 先ほど例えて税のことなんかも言いましたが、そういったことは考えておられるのかどうか。その点についてはいかがなんですか。 136 ◯樋口清士委員長 山本部長。 137 ◯山本昇都市整備部長開発部長 現時点において税の優遇等の考え方というのは特には考えておらないということでございますけれども、ただ、今おっしゃっているのは第1工区の話で考えて。(「いえいえ。誘致のために」との声あり)そうですね。(「まだ先のこと」との声あり)おっしゃっているのは、JR東海さんが駅をここに持ってくるに当たってのという意味で考えさせていただいたらですね。だから、それに関しては、今のところは考えておらないという状況でございます。 138 ◯樋口清士委員長 井上議員。 139 ◯井上充生議員 それは、今は考えておらないけど将来的には考えるということなのか、将来的にも考えないということなのか、それはどちらとも言えないということなのか、どうなんです。 140 ◯樋口清士委員長 山本部長。 141 ◯山本昇都市整備部長開発部長 その辺のところはちょっと私も勉強不足でございまして、今ここでそれに対してのお答えはできないということでございます。 142 ◯樋口清士委員長 ほか。角田議員。 143 ◯角田晃一議員 ゾーンの話なんですけども、車両基地ゾーンであり、ビジネスゾーンであり、いずれにしましても、関連企業の誘致とか本社機能バックアップ拠点、これも企業誘致ですね。それから、先端技術ゾーンも企業の研究施設等の誘致ということで、たくさんの企業の誘致がここでは考えられるんですけども、高山第1工区の企業誘致に関しまして、本当に努力されて、インセンティブをいろいろ付けられて、2つですか、やっと誘致できているわけですけれども、先ほどの部長のご答弁を聞いていますと、ここは、簡単に言いますと、駅が出来ると企業は、ちょっと言い方はあれですけども、勝手に来る、非常に便利だから。第1工区における企業誘致とはちょっと違うんですよというふうに受け止められたんですけども、その辺の確認をさせてください。 144 ◯樋口清士委員長 山本部長。 145 ◯山本昇都市整備部長開発部長 そのように考えています。ただ、だから、それは企業だけではございません。そこに奈良駅が出来ることによって、反対に、それに合わせて、やっぱりきちっとした都市計画というものをしていかないと、来るものをそのままどんどん入れておけば、本当に乱立したようなものになってしまいますので、その場合においては、非常にきちっと都市計画をしていく必要があろうかと思っております。 146 ◯樋口清士委員長 角田議員。 147 ◯角田晃一議員 つまり、今のご答弁を聞いていますと、どんどん進出したい、そう希望する企業が来ますから、むしろ整理をしなきゃいけないというふうに考えますと、別にそこで税制優遇とか、ないしは第1工区の規制緩和とか、そんなことは別に考えなくていいんじゃないのかなと思ってしまうんですけども、先ほどちょっと井上議員の質問もありましたので、もう一度。
    148 ◯樋口清士委員長 山本部長。 149 ◯山本昇都市整備部長開発部長 先ほどの井上議員の話に関しては、JR東海さんにPRして駅を誘致するための税制優遇等の話だというふうに理解しておりまして、一般企業の話ではないというふうに思っております。 150 ◯樋口清士委員長 角田議員。 151 ◯角田晃一議員 じゃ、質問を変えますけども、一般企業に関しましては、現在のところ、これは単なるイメージですから、そのことについては何も考えていないと、こういう理解でよろしかったですな。 152 ◯樋口清士委員長 山本部長。 153 ◯山本昇都市整備部長開発部長 そうでございます。 154 ◯樋口清士委員長 吉波議員。 155 ◯吉波伸治議員 5つのゾーンですけども、これは今のところ、単なるイメージにすぎないとおっしゃいましたので、そういうことですから、面積も、もちろん決まっていない、分からないということですね。確認です。 156 ◯樋口清士委員長 北田課長。 157 ◯北田守一地域整備課長 面積等もまだ一切決まっておりません。 158 ◯樋口清士委員長 吉波議員。 159 ◯吉波伸治議員 私は、このイメージ図をぱっと見て、エコライフゾーン、これが緑地保存ゾーンかなと思ったんですが、聞くところによると、これはエコに配慮した一般住宅を造るということですので、そしたら、これ、どこが緑地保存ゾーンかというたら、ないんですよね。全て開発すると。  ただ、自然共生に配慮して開発するということなので、このイメージ図を見た市民は、こんなん全面開発やなというふうになりますので、自然を愛する市民、あるいは自然を残してほしいという、そういう市民にとってはこれはとても受け入れられないイメージ図なんですよ。だから、このイメージ図は、自然を愛する市民にとっては非常に反響を呼ぶ、リニア誘致について反対の意見をもたらす、そういうイメージ図であるということで、このイメージ図についてはちょっと疑問に思います。そのことだけ指摘しておきます。 160 ◯樋口清士委員長 北田課長。 161 ◯北田守一地域整備課長 逆に、私ども担当者としましたら、あくまでも保全とか自然環境の共生というのは時代の流れでもありますので、当たり前というような形で考えておりましたので、全面開発して緑をなくすとか、そういうふうなことではなく、当たり前の必然事項のごとく、自然環境についてはしていくものと考えておりましたので、そういった形では描かせていただいていない状況でございます。 162 ◯樋口清士委員長 吉波議員。 163 ◯吉波伸治議員 イメージ図というのはそんな説明なんてしてはいけないんですよ。説明なしで、ぱっと見て分かるというのがイメージ図なんですね。今そう言われたら、ああ、そうかなと。全面開発じゃなくて、自然共生は当たり前だから、わざわざイメージにもそういうのを付けていないんだなというのは分かりますけども、一般市民の方がこんなん見たら、自然共生なんていうのは感じられないですよ。だから、私は疑義があるというふうに言いましたので、ちょっとその点で、このイメージ図というのは非常に悪いイメージだということは指摘をしておきたいと思います。 164 ◯樋口清士委員長 ほか、ございませんでしょうか。竹内議員。 165 ◯竹内ひろみ議員 今の関連なんですけれども、最初、ここの第2工区の開発が問題になりましたときに、やはりここに残されている貴重な自然を保全してほしいという市民の非常に強い要求があって、市長もそれを半分バックに当選された。そういうことで来ていると思うんです。  今お聞きしていましたら、やっぱりここは何か自然と共生するとおっしゃっているんですけれども、開発には違いないんですよね。ここの地形というのは山あり谷あり、地形的にはすごく険しいところです。だから、開発するとなると、やはり山を削り、谷を埋めということで、全面的に開発ということをしない限りいろんな、都市計画と言われましたが、それも不可能になります。  そういうことで、ここはこのままでは絶対無理です。そういうことをやはり前提に、こういう大きな計画というものは、もっと市民が、将来の本当の姿というのをもっと分かるように説明する義務が市にはあると思います。それが私の意見です。どう思われますか。 166 ◯樋口清士委員長 答えはありますか。山本部長。 167 ◯山本昇都市整備部長開発部長 先ほど北田課長が言いましたように、やはりこの開発の中で環境に配慮するとか環境と共生していくというのは今の時代のニーズなんですね。ですから、当然のことながら、やっぱり環境なしで考えていくというようなことはないというふうに私どもは思っております。  もう少し大きな話でいきますと、今、学研2工区というエリアでこういうゾーニングをしておりますが、本来、ここに奈良駅が来るということになりますと、実際のところはもっと大きく全体的な、高山地区全体を含めたような大きなそういう計画というものが逆に要るんだと思います。ですから、そんな中で具体的に、じゃ、環境ということに関してもっと大きな絵を描いていかなければならないのではないかなというふうに私は思っております。 168 ◯樋口清士委員長 竹内議員。 169 ◯竹内ひろみ議員 そうしますと、ここで計画的に都市づくりをしていくということになりますと、やはり民間に任せていては非常に危険性があると思いますね。だから、市なり県なりURのような公共的なところが主体となって進めていかなければならない。それにはやはり財政的な支出も必要になってくるということで、市の財政にも大きく関わってくることですね。そういうことも、是非、市民には知らせていかないといけないと思います。  というのは、去年、この計画を市長が説明されたときには、とにかく駅とか線は全部JRが負担するから地元自治体には負担はないというようなことをおっしゃっていたんですね。それとはすごく大きく変わってくると思うので、やはりそこら辺りも、ある程度、市民に知らせる必要があると思います。以上です。 170 ◯樋口清士委員長 意見ですね。竹内議員。 171 ◯竹内ひろみ議員 はい。 172 ◯樋口清士委員長 ほか、ございませんか。              (「なし」との声あり) 173 ◯樋口清士委員長 他に質疑等ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  以上で都市建設委員会を閉会いたします。              午後3時3分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。               都市建設委員会委員長   樋 口 清 士 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....