生駒市議会 2012-12-14
平成24年第6回定例会 環境文教委員会 本文 開催日:2012年12月14日
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時0分 開会
◯下村晴意委員長 おはようございます。ただ今から
環境文教委員会を開催いたします。
なお、本日の会議につきましては、報道、市民の傍聴を許可いたしておりますので、ご了承願います。
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午前10時0分 開議
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◯下村晴意委員長 1、
審査事項、(1)議案第94号、生駒市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
なお、内容については過日の本会議において説明を受けたとおりであります。よって、説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。よろしいですか。
(「説明してください」との声あり)
3
◯下村晴意委員長 では、説明をお願いいたします。
奥谷部長。
4
◯奥谷長嗣環境経済部長 それでは、議案第94号、生駒市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。
議案書の54ページから56ページをお願いいたします。
新旧対照表では21ページから22ページでございます。
本件につきましては、いわゆる
地域主権改革一括法の施行に伴い、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が改正されたことにより、今回、
条例改正のお願いをするものであります。
これまでは、市が設置する
一般廃棄物処理施設に置く
技術管理者が有すべき資格につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する
法律施行規則で定められておりましたが、
法律改正により、市の条例に委任されたものでございます。
今回の
条例改正で定める
技術管理者の資格は、市の特性や地域性といったものを反映する必要がないことから、廃棄物の処理及び清掃に関する
法律施行規則第17条に記載されていた資格をそのまま本市の
資格基準として
条例改正をお願いするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
5
◯下村晴意委員長 本案について、委員による質疑に入ります。
質疑等はございませんか。
樋口清士委員。
6
◯樋口清士委員 第20条第11号についてなんですけれども、「同等以上の知識及び技能を有すると認められる者」ということであるんですけれども、今現在、生駒市独自で、それを認められる者として判断できる何か材料と言うのか、そういうものはお持ちなんでしょうか。
7
◯下村晴意委員長 上田主幹。
8
◯上田吉博環境事業課主幹 技術管理者といたしましては、
日本環境衛生センターの講習を受けた者というのが同等以上の者という形になります。
9
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
10
◯樋口清士委員 ちょっと私もいろいろ調べてみて、千葉市で同様の条例を制定する際に、今おっしゃられていた
日本環境衛生センターの研修を受けた者というのを、そういうものがあるという実状に合わせて書き込んでいるようなものもあるんですね。あえてそこは書かないでというようなことで判断されているのは、何か理由はあるんですか。
11
◯下村晴意委員長 上田主幹。
12
◯上田吉博環境事業課主幹 特に理由というものはないんですけれども、通常、今までであれば、
一般財団法人ということで
日環センターというのが私らの
技術管理者としての講習というのを実施していました。今もその講習を受けている者、数々、ここに学歴と、その
経験年数によって指定をしますねんけれども、実際問題としてはそこの講習を受けてするというのが通常の業務に当たっている者というのは今もそういう形で
技術管理者となっております。
ただ、そこまでの分が
日環センターにつきまして、今後どういう形になるかというのも不明確なところでございますので、あえてそこについては指定をしなくて、こういう形で、同等以上の者という形でさせていただいております。以上です。
13
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
14
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
15
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第94号は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
16
◯下村晴意委員長 ご異議なしと認めます。
よって、委員会といたしましては、議案第94号は原案のとおり可決することに決定しました。
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17
◯下村晴意委員長 (2)議案第102号、生駒市
下水道条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。
(「お願いいたします」との声あり)
18
◯下村晴意委員長 簡単に説明をお願いいたします。
古川水道事業管理者。
19
◯古川文男水道事業管理者 それでは、議案第102号、生駒市
下水道条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の184ページをお願いいたします。
本条例につきましても、
地域主権改革一括法に基づきまして、
下水道法の一部が改正されましたことによりまして、
公共下水道の構造等に関する技術上の基準を、法令の基準を遵守し、定めるものでございます。
条例の
新旧対照表をお願いしたいと思います。24ページから26ページでございます。
まず、目次でございます。第1章、総則の次に、第1章の2として
公共下水道の構造の基準等を加え、また、第5章、
都市下水路に第32条の2を加えるものでございます。
第1条、目的でございます。「この条例は、市の設置する
公共下水道並びに
都市下水路の管理及び使用」の次に「並びに施設の構造及び
維持管理の基準等」を加え、現在までの
運用実績により法令と同内容の基準として、第3条の2で、
排水施設及び
処理施設に共通する構造の基準、第3条の3で
排水施設の構造の基準、同じく第3条の4で
処理施設の構造の基準、第3条の5で
適用除外、第3条の6で
終末処理場の
維持管理の基準などを定めております。
また、
準用規定といたしまして、第32条の第1項に第3条の2、第3条の3、第3条の5を加え、
排水施設の構造の基準を
都市下水路についても準用するとともに、第32条の2で
都市下水路の
維持管理の基準を定めてございます。
なお、
施行期日は平成25年4月1日となってございます。
以上でございます。どうぞよろしくご審査賜りますよう、
お願い申し上げます。
20
◯下村晴意委員長 本案について、委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
有村委員。
21
◯有村京子委員 ちょっと変な質問で申し訳ないんですけども、186ページの(5)の上の方に、
マンホールのことなんですけども、これ、「密閉することができるふた」と書いてありますので、
マンホールというのは、多分、穴が開いているのと穴が開いていないのとあると思うんですけど、これは全部、穴の開いていない
マンホールという意味なんでしょうか。
22
◯下村晴意委員長 山本課長。
23
◯山本喜久治下水道管理課長 マンホールぶたにつきましては、以前と言うのか、古くは合流式というシステムですか、雨水も入り込むというような形が考えられておりましたので、穴の開いておった
マンホールが使用されていたと。汚水についても穴が開いておる
マンホールぶたが使用されていたと。ところが、最近、その穴から汚水の排水に雨水が入り込むということもございまして、それを順次、穴の開いていない
マンホールぶたに切り替えてきているというような状況でございます。
24
◯下村晴意委員長 有村委員。
25
◯有村京子委員 穴が開いていなかったら、中で臭気とかガスが発生して、何か危険な状態には今はならないんでしょうか。
26
◯下村晴意委員長 山本課長。
27
◯山本喜久治下水道管理課長 危険な状態と言うんですか、
臭気対策としても穴の開いていない方がいいのかなというようにも思いますし、水の流れによりまして、特に雨水系につきましては、水の流れによりまして
ウォーターハンマーというような、下水管の中を満水で雨の水が流れたときに、中の気圧が上がりまして、
マンホールぶたを吹き上げてしまうというような事故も起こっている状況が、過去、報告されております。そういう部分については、
ロック式の
マンホールぶたに換えていってるという状況でございます。
28
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
樋口清士委員。
29
◯樋口清士委員 これは確認なんですけれども、第3条の2第3号で「規則で定めるもの」というのがありますね。第3条の2の第5号以降、第3条の3第1号、第3条の4第2号、第3条の6第6号、それぞれ「市長が定める」という措置なり数値なりということがありますけれども、これらは全て規則で何か明示される予定をされているんでしょうか。
30
◯下村晴意委員長 山本課長。
31
◯山本喜久治下水道管理課長 これにつきましても、国の方から政令なり、国交省、また環境省の告示で既に基準などは示されております。ここで、規則で定めるもの、また、市長が数値ということでございますが、規則で定めるものにつきましては
下水道規則の改正を、また、市長が定めるものにつきましては、別途、要綱なり規定なりというところで定めていきたいと考えております。
32
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
33
◯樋口清士委員 確認ですけれども、今、課長がおっしゃっていたようにということになるんですが、3条の2の第3号については、
下水道法施行規則による。その他、市長が定めるうんぬんというところについては、
国土交通省告示の部分と、
国土交通省・
環境省告示に沿って、それを遵守する形で定められると言うか、要綱なりに規定すると、そういうことでよろしいんですね。
34
◯下村晴意委員長 山本課長。
35
◯山本喜久治下水道管理課長 基本的にそのように考えております。
36
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
37
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
伊木議員。
38
◯伊木まり子議員 第32条の2で「
しゅんせつを1年に1回以上行うこととする。ただし、下水の排除に支障がない部分については、この限りではない」というふうにありますけども、具体的にどういうふうに
維持管理をしていかれるのか、教えてください。
39
◯下村晴意委員長 山本課長。
40
◯山本喜久治下水道管理課長 この基準につきましても、国の基準をそのまま引用させていただいた形で表現させていただいております。生駒には
都市下水路は2本ございまして、湯船川と山下川の
都市下水路がございますが、過去、その
しゅんせつをした事例につきましては、湯船川で数年前に行ったような事例がございますが、パトロールなり、近隣の方からの通報とかいう形で、現場を見させていただいた上で、順次、対処したいと考えています。
41
◯下村晴意委員長 伊木議員。
42
◯伊木まり子議員 ちょっとよく分かっていないんですけども、今のは、湯船川のところで、下水道というのは地下を潜っているような状況で、そこを水が流れているのかなと思っていて、そういうところの
維持管理だと、どうやって点検をしていかれるのかな、人が入って、
酸素マスクみたいなのを着けて点検をしていくのか、それとか、カメラを入れて下水道の様子を見ていくのか、その辺のところがちょっとよく分からないんですけど、教えてください。
43
◯下村晴意委員長 山本課長。
44
◯山本喜久治下水道管理課長 湯船川につきましては、場所的に言いますと、
生駒幼稚園の東側辺りから竜田川の
合流地点まででございまして、全部が暗渠になっているものではございません。山下川につきましては、中保育所の北側から竜田川の
合流地点までで、ここは暗渠になっておりますが、一部、開渠のところもございますし、そういった中で目視等で判断していきたいと思います。
45
◯下村晴意委員長 伊木議員。
46
◯伊木まり子議員 目視だったら、水があふれるとか流れが悪いとか、そういう場合に、中に入るんじゃなくて、上の方からのぞかれるということですか。中に入ってカメラとかでのぞく、そんなことはないんですか。
47
◯下村晴意委員長 古川管理者。
48
◯古川文男水道事業管理者 32条の
下水道部門が管理をやっておりますのは、今、議員さんがご指摘の地下に入っている管と、これは
オープン、つまり
都市下水路と2本あるんです。今、地下に潜っている下水管、それと、ここの32条の関係は
都市下水路、つまり簡単に言うていったならば、普通の川です。だから、川でございますので、ここの湯船川では、通常、5センチぐらいしか流れていないんですね。つまり、
オープンで見えるということですね。当然、地下を潜っている管は見えませんので、今おっしゃっているように
カメラ調査とか、そういう調査をしますけども、
都市下水路については、ある程度、目視というものができますので、だから、そこについて、その水量と、そして、そこに、当然、土がたまってきますので、その堆積の量と、そういうようなものを総合的に考えさせていただいて、必要に応じて
しゅんせつをやっていくと、こういうような取組をやっているということでございますので、よろしくお願いしたいなと思います。
49
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
50
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第102号は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
51
◯下村晴意委員長 ご異議なしと認めます。
よって、委員会といたしましては、議案第102号は原案のとおり可決することに決定しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
52
◯下村晴意委員長 (3)議案第103号、生駒市
水道事業の
布設工事監督者の
配置基準及び
資格基準並びに
水道技術管理者の
資格基準に関する条例の制定についてを議題といたします。
説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。よろしいですか。
(「説明をお願いします」との声あり)
53
◯下村晴意委員長 じゃ、説明をお願いいたします。
古川水道事業管理者。
54
◯古川文男水道事業管理者 それでは、議案第103号、生駒市
水道事業の
布設工事監督者の
配置基準及び
資格基準並びに
水道技術管理者の
資格基準に関する条例についてでございます。
先ほどのページの次のページをお願いします。議案書188から191ページでございます。
本条例につきましても、
地域主権改革一括法に基づきまして、水道法の一部が改正されましたことによって、
布設工事監督者の配置に関する基準、
布設工事監督者及び
水道技術管理者の資格に関する基準を、法令の基準を参酌し、定めるものでございます。
188ページでございます。
第1条、目的でございます。この条例は、水道法第12条及び第19条第3項の規定に基づき、技術上の
監督業務を行わせなければならない水道の
布設工事の基準及び
当該工事の施行に関する技術上の
監督業務を行う者に必要な
資格基準並びに
水道技術管理者に必要な
資格基準について定めることを目的とし、これもまた、現在までの
運用実績によりまして、法令と同内容の基準として、第2条で、
布設工事監督者を配置する工事の種別、第3条で、
布設工事監督者の資格、同じく第4条で、
水道技術管理者の資格を学歴と
実務経験年数を基に定めてございます。
なお、
施行期日は同じく平成25年4月1日でございます。
よろしくご審査賜りますよう、
お願い申し上げます。
55
◯下村晴意委員長 本案について、委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
樋口清士委員。
56
◯樋口清士委員 元々の国の基準で見ますと、資格については簡易水道の場合の緩和規定がございますね。これを今回は外しておられるということで、生駒市には簡易水道はないということで外されているんですか。
57
◯下村晴意委員長 古川管理者。
58
◯古川文男水道事業管理者 私どもの方は、今現在、簡易水道はございません。
59
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
60
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
61
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第103号は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
62
◯下村晴意委員長 ご異議なしと認めます。
よって、委員会といたしましては、議案第103号は原案のとおり可決することに決定しました。
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63
◯下村晴意委員長 (4)議案第86号、平成24年度生駒市一般会計補正予算(第4回)の当委員会関係分を議題といたします。
説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。
(「説明をお願いします」との声あり)
64
◯下村晴意委員長 説明をお願いいたします。
奥谷部長。
65
◯奥谷長嗣環境経済部長 それでは、環境経済部が所管いたします補正予算につきましてご説明を申し上げます。
議案書の18ページをお願いいたします。
款4、衛生費、項1、保健衛生費、目5、環境保全対策費で、住宅用太陽光発電システム設置補助としての自然エネルギー活用補助金につきまして、1,200万円の増額補正をお願いするものでございます。今年度の太陽光発電システム設置補助金につきましては150件分、1,500万円の当初予算を計上したところでございますが、既に11月中旬に予定件数に達したところでございます。今後においても、太陽光発電の電話相談サービス、太陽光いこまホットラインを11月15日に開設し、普及を後押ししていることや、今後も引き続き多くの申請が見込まれることから、いったん30件分、300万円を他費目からの流用で対応させていただいた上で、今回、120件分の補正予算を計上させていただき、今年度は合計300件、3,000万円の補助金を交付し、自然エネルギーの普及を更に促進したいと考えております。
以上が環境経済部の所管に関わります補正予算でございます。よろしくお願いいたします。
66
◯下村晴意委員長 峯島部長。
67 ◯峯島妙教育総務部長 続きまして、教育総務部所管分につきましてご説明申し上げます。
議案書の21ページをお願いいたします。
款8、教育費、項2、小学校費、目3、小学校施設整備費で、桜ケ丘小学校のプールろ過装置について、款8、教育費、項3、中学校費、目3、中学校施設整備費で、緑ヶ丘中学校のプールろ過装置について、点検の結果、設備の老朽化が著しいことから、ろ過装置の取替えを行うために、それぞれ289万8,000円を追加し、小学校施設整備費を合計4,151万8,000円に、中学校施設整備費を合計3,992万9,000円に増額補正を行うものでございます。
この事業につきましては、新設のプールろ過機の試験運転の際にプール水を使用いたしますが、オフシーズンのプール水の汚れがひどいことから、来年度のプール事業が始まる前の時期、5月から6月上旬にかけての水の入替え時に試験運転を行うことが有効でございます。そのため、今年度に入札し、契約を締結する予定でございますが、契約締結後、請負業者の請求により前払金、最大で契約金額の40%を支払う必要がございます。この前払金は今年度執行となるため、その部分について増額補正をするもので、事業自体は平成25年度執行となることから、前払金を支払った残りの工事費につきまして、議案書の14ページのとおり、債務負担行為の追加補正を行うものでございます。
以上が教育総務部の所管に係ります補正予算でございます。よろしくご審査の方、お願いいたします。
68
◯下村晴意委員長 川口部長。
69 ◯川口忠良生涯学習部長 続きまして、生涯学習部の所管に係るものについてご説明いたします。
議案書14ページをお願いいたします。
第2表、繰越明許費でございます。款、教育費、項、社会教育費、中央公民館施設整備事業でございます。
本事業は、中央公民館、現在のたけまるホールでございますが、この大ホールの控室などの増改築工事と耐震補強工事に係る費用を計上いたしておりまして、今回、増築に係る用地取得に不測の日数を要したことから、年度内に工事を完了することが困難になりましたので、工事請負費と工事監理委託料を合わせまして2億2,450万円の繰越しをお願いするものでございます。
なお、本議案を可決していただきましたならば、その後、入札を行い、来年の3月議会に工事請負契約の締結を提案させていただきたいと考えており、平成25年12月の竣工を予定しております。
同じく款、教育費、項、社会教育費、郷土資料館新設事業でございます。お手元の資料も併せてお願いいたします。
本年6月議会におきまして可決いただきました(仮称)郷土資料館改修工事におきまして、この度、奈良県教育委員会から、現状の施設を末永く後世まで伝えるようにとのことで、屋根は既存の瓦を再利用できるようにという技術指導を受けたことによりまして、屋根工事などの設計変更、並びに、それに伴う工期延長の必要が生じたことから、工事請負費及び工事監理委託料を合わせまして1億2,970万円の繰越しをお願いするものでございます。
なお、本議案を可決していただきましたならば、お手元の資料のとおり、変更後の契約金額で3,830万4,000円の増額となります1億6,304万4,000円、そして、平成25年12月27日までの工期延長を内容といたします(仮称)郷土資料館改修工事請負変更契約の締結につきましてを直ちに追加提案させていただきたいと考えております。
以上でございます。どうかよろしくご審査賜りますようお願いいたします。
70
◯下村晴意委員長 本案について、委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
有村委員。
71
◯有村京子委員 議案書の18ページの一番下の方、環境保全対策費のことでお伺いいたします。
11月に予定数を超えられたということで、あと追加120件で、今年度はそれで一応間に合うのでしょうか。
72
◯下村晴意委員長 岡田課長。
73 ◯岡田敏幸環境政策課長 現在、150件終了いたしまして、さらに、先ほど説明いたしましたように、30件、流用で対処いたしましたが、それも既に今週の頭に過ぎまして、今現在、予算がない状況でございます。そして、これまでの経緯でいきますと、大体、月35件ぐらいの推移で申請が来ようかと思っておりますので、それを計算しますと、ちょうど年間で300件という形になりますので、この補正予算をもって、ほぼ対処できると考えております。
74
◯下村晴意委員長 有村委員。
75
◯有村京子委員 この補助金の付け方を見ていますと、申請があれば、それに合わせてどんどん補助枠を広げていくという、そんなふうに見えるんですけれども、これからのやり方として、申請分が増えれば増えるほど、どんどん予算措置を増額していくという、こういうやり方を続けていかれるわけなんでしょうか。
76
◯下村晴意委員長 山下市長。
77 ◯山下真市長 環境先進都市を目指す本市といたしましては、再生可能エネルギーの普及拡大を強力に進めたいと考えておりますので、今後も、委員ご指摘のような方法で進めたいと考えております。
78
◯樋口清士委員 今の関連で。
79
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
80
◯樋口清士委員 これまで80件程度で推移していたものが、今回、300件に届こうかという勢いで申請が上がってきていると。これの要因として、そこはどういう分析をされていますか。
81
◯下村晴意委員長 岡田課長。
82 ◯岡田敏幸環境政策課長 一番大きな理由といたしましては、やはり原発の問題等々による電力の意識の高まり、それと、全量買取制度に移行したことによって、やはり今まで悩んでおられたところを一歩踏み込んだ理由になっていたのが一番大きな原因と考えております。
83
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
84
◯樋口清士委員 来年度の見込みとしては、今年度300件でいきますと、それと同等のものを考えておられるのか、あるいは、それ以上のものを考えておられるのか。
85
◯下村晴意委員長 岡田課長。
86 ◯岡田敏幸環境政策課長 今、予算の査定をしていただいているところでございますが、今の状況としましては、大体300件程度を見込んだ予算要求をさせていただいております。
87
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
88
◯樋口清士委員 先ほど市長が、申請があればそれだけ付けていくことを基本的な考え方としているということなんですが、その目的としては、その普及ということがあるんですが、売電価格が少し上がって、かなりパネル設置というところに皆さんの気持ちが向かってきていると。あえて補助金1件当たり10万円を出しながらそこをやっていくことで更にその効果が上がっていくというようなことなのか、あるいは、それがなくてもどんどん広がっていく、今そういう機運があるのか、その辺はちょっと検証していかないと、単なるお手伝いということになっていかないのかなということを、件数が増えていきますと、額としては、あれ、1件当たりはすごく少ないものかもしれませんけれども、市の財政的にはやっぱり大きなものになってまいりますので、その辺りをちょっと検証と言うのかな、しながら出し方というのを考えていかないと、大分広がりつつある中で、出しているものの効果というのをどこまで評価できるのかなというところになってくると思いますので、その辺りをちょっとこれから見ていっていただきたいなというふうに思います。
89
◯下村晴意委員長 山下市長。
90 ◯山下真市長 今回、80件から300件に増えた要因ですけれども、ちょっと課長の答弁にはありませんでしたが、補助金の額を5万から10万に引き上げたということも、これは大きな要因ではないかと思っておりますし、県が新たに補助制度を設置して、10万を出すということで、県と市と合わせて20万補助が得られると。それ以外に国の補助もございますけれども、やはりそういう国、県、市と3者で補助することによって手厚い補助を得られると。それによって、購入価格、実際に設置者が出す金額を低く抑えられるということも、やっぱりこれ、300件に達しようとしている大きな理由ではないかと私は考えておりますので、やはり補助金支給の効果は十分にあるというふうに判断しております。
91
◯下村晴意委員長 吉村副委員長。
92 ◯吉村善明副委員長 非常に数が増えてくるというのはいいことなのかもしれませんけども、富裕層までとは言わないにしても、安い金額じゃない、太陽光パネルを付けようという方は、やっぱり一定以上の所得の方が多いのかなというふうに思うんですけど、その辺の分析と言うか、申請される方というのは何かデータをとっておられるんでしょうか。
93
◯下村晴意委員長 岡田課長。
94 ◯岡田敏幸環境政策課長 特に所得につきましては調査はしていないところでございます。
95
◯下村晴意委員長 吉村副委員長。
96 ◯吉村善明副委員長 どうしてもやっぱり太陽光パネルを付けようという方というのは一定以上の所得の方かなというふうに私は感じるわけなんですけども、そうなってくると、格差ということまでは言わないにしても、ひょっとしてどこかで所得制限を設けるとかいうことも、今後、考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
97
◯下村晴意委員長 奥谷部長。
98
◯奥谷長嗣環境経済部長 確かに太陽光パネルの設置につきましては、大体4キロワット当たり200万前後ぐらいの金額がいたします。ただ、これも考えようなんですけれども、大体10年前後で元が取れるというようなこともございますので、それにつきましては、富裕層だけが付けられているかということについては一概に言えないのかなと思っておりますけれども、今後、そういったことも一方で分析しながら考えていきたいなというふうには思っております。以上です。
99
◯下村晴意委員長 吉村副委員長。
100 ◯吉村善明副委員長 私も富裕層とまでは言わないですが、ある一定以上、例えば後で関電に買うていただいてペイできると言っても、最初にやっぱり200万が要るわけですから、その200万が出せる方というところでどうなのかなというふうに感じていますので、その辺はまた検討していただいてと思います。
101
◯下村晴意委員長 有村委員。
102
◯有村京子委員 太陽光発電総合相談センターが11月15日に開始されたということで、やっぱりこの相談センターが設置されたことによってぐんと申請件数が増えたと、そういう状況はあるんでしょうか。
103
◯下村晴意委員長 岡田課長。
104 ◯岡田敏幸環境政策課長 11月15日に開設いたしまして、現在のところ、ほぼ日に1件程度のお問い合わせがある程度でございます。問い合わせ内容につきましても、一番多いのは、やっぱり補助金に対する問い合わせということでございまして、補助金の問い合わせをされるということは、ほぼ付けることを自分なりに決定された方からのお問い合わせが多いのかなと。今後、この12月15日号の広報とともに各自治会の方に回覧をお願いしております。そこでこの制度を更に周知いたしまして、実際、目的とするシミュレーションと言いますか、設置に向けた本当のシミュレーションで、付ける付けないの判断をしていただくような、そういう形を更に市民の方にアピールしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
105
◯下村晴意委員長 有村委員。
106
◯有村京子委員 つまり、ここに寄せられた相談件数イコール、それが申請の方につながっていくという、その流れは結構大きいものがあるんでしょうか。
107
◯下村晴意委員長 岡田課長。
108 ◯岡田敏幸環境政策課長 このアドバイザー制度をつくったこと自身、そういう流れに持っていきたいということでございますので、極力、そういうようなシステムと言いますか、相談されて付けていただく、また、講演会と言いますか、アピールする場もつくりながら、市民の方に設置につけてのアピールをしていきたいと考えております。
109
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
110
◯樋口清士委員 この件でもう1点だけ、これはご提案なんですけれども、今、補助金の効果というのがどの程度あるのか、あるいは、相談センターの効果というのはどの程度あるのか、この辺りを行政としてはやっぱり把握しないといけないと思うんですね。そのために、以後にまだ申請が上がってくるということを想定されていますね。その取り付けられた方々に対して簡単なアンケートと言いますか、そういう補助金がなかったらどうしていたのかというようなことであるとか、あるいは、相談センターを通して付けられたのか、あるいは、付けるに当たってどういうことを知りたいと思っておられたのかというようなことをちょっと簡単なアンケートで聞くことによって、その効果というのをちゃんと見ることができると思うんです。それがまた次年度の施策に上手に反映できると思いますし、効果的な補助の出し方なりというようなことも考えられると思うので、是非そういうことはやっていただきたいなというふうに思います。
111
◯下村晴意委員長 岡田課長。
112 ◯岡田敏幸環境政策課長 ありがとうございます。そういう形で検討させていただきたいと思いますので。ありがとうございます。
113
◯下村晴意委員長 他にございませんか。竹内委員。
114 ◯竹内ひろみ委員 郷土資料館の改修工事なんですけれども、今度、瓦を既存のものを使用するということで予算がアップしておりますが、私はそこを通る度に見るんですけど、木造なので外装がかなり傷んでいると思うんですね。あれはあのまま生かされるのか、それとも新しい木材で補修されるのか、ちょっと確認したいと思うんです。
115
◯下村晴意委員長 西野課長。
116 ◯西野敦生涯学習課長 国の登録有形文化財ということでございますので、できるだけ外構、外回りと言うか、建物の部分につきましても、できるだけ古材を活用しまして、古いもので使えるものは使わせていただくと。それを継承していきたいと考えております。
117
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
樋口清士委員。
118
◯樋口清士委員 その郷土資料館の件で、ちょっと何点か確認させていただきたいんですが、今、できるだけ古材を使う、文化財としてはそういうしかるべき措置であるということの説明があったんですけれども、今回、変更になってくる部分、屋根瓦についても同様の考え方というのは基本にはなかったんですか。
119
◯下村晴意委員長 西野課長。
120 ◯西野敦生涯学習課長 これにつきましては、当初、県の指導がございましたときには、同じような時期に建てられた他所の施設の方で、瓦の方のは焼きの甘いような分とかがたくさんございまして、それで使えるものはほぼ10%程度というような県の方の判断がございまして、その中で、工事を着工する中におきまして、本施設につきましては予想以上に活用できるような瓦がございますというふうなご指摘がございましたので、できるだけ、県の指導に基づきまして、慎重な屋根下ろしと、それから、検査によって1枚でも多くの瓦を再利用して保存修理するような形でのご指導をいただきましたので、そのような形で進めてまいりたいというふうに考えております。
121
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
122
◯樋口清士委員 私が聞いているのは、当初に屋根瓦をできるだけ使えるものは使うという思想と言うのかな、考え方というのは、基本的な考え方としてはなかったのかということなんですけども。
123
◯下村晴意委員長 西野課長。
124 ◯西野敦生涯学習課長 当初の実施設計に係りましては、技術的なご指導といたしましては、今現在は土ぶきの瓦になっておりますが、それを空ぶきと言いまして、土を全部取り除きまして、防水のシートをして軽量化を図ると。その中で耐震の方もより強固になると。その面を中心に実施設計につきましてはご指摘をちょうだいしましたので、そちらの方を主にさせていただいております。
125
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
126
◯樋口清士委員 ふき方を変えるというのはいいんですけれども、乗っている瓦をできるだけ使う、残すという考え方というのが根本的なところであったのか、なかったのかということをお伺いしているんです。
127
◯下村晴意委員長 川口部長。
128 ◯川口忠良生涯学習部長 一番当初は、国の有形文化財ということで使えるものは使う、そういう計画でした。でも、耐震診断等をしていただいたときに、現状の瓦のままでは、今、現状の瓦の下に、昔風ですか、土とかがあるんですよね。そういう関係では建物がもたない。それで補強しようとした場合には、今の部屋の構造なりをかなり変えなくちゃいけないというのと、一部、雨漏りの部屋もございました。そういうこともございまして、いったんは現状の瓦を使うということでしたけど、今言うた理由で、一切どけて、屋根の防水シート、その上に新たな瓦を製造して行うという計画に変えました。
129
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
130
◯樋口清士委員 ふき替えるはいいんですよ。ふき替えるに当たって、元々あった資材を使うという発想がそのときにはなかったのかということ。ほんで、耐震性うんぬんというところで、ふき替えないといけないということは確かにあったのかもしれませんが、瓦そのものを使うことの問題というのがそのときに指摘されていたのかどうかということなんですけどね。
131
◯下村晴意委員長 川口部長。
132 ◯川口忠良生涯学習部長 当初はうちも、それから県の方も、瓦を使う予定でしたけれど、先ほど課長が言いましたように、あの瓦は昭和の初期の瓦でございます。あのころは戦争前で、燃料とかがかなりひっ迫しておりましたので、全体的に瓦の焼きが悪いと。大体、他の施設と言うか、ああいう建造物の屋根瓦についても、ほとんどがやり替えると。一部、法隆寺とかもそういうことがあったという実例を確認しております。でも、実際にこの工事を始めまして、一部、瓦をめくって再検査されたときに、当時の瓦製作の施工がかなり良かったのかなと。そういうことで、当初の想定よりも使える瓦が多くあると。そういうことで、じゃ、使うということで話が進みました。
133
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
134
◯樋口清士委員 そういう最初の段階で瓦の確認ということをやって設計に当たるというようなことは、基本的にそういうのはないんですか。実施設計に入っていくに当たって、要は、古材が使える使えないというようなことも含めて、そういう確認をしてからやるものだというふうに私なんかは考えるんですけど、元々、文化財については使えるものは使うという基本的な考え方があるとすればですよ。何が使えるかというのをまず最初に確認した上で設計に入っていく、ほんで、積算をしていくというようなことにならないのかなと思うんですが、そうではないんですか。
135
◯下村晴意委員長 川口部長。
136 ◯川口忠良生涯学習部長 結論的に言いますと、そうしなかったというのが結論なんですけど、あと、当時はそういう社会状況もあり、目視だけだったと思うんですけど、そういうことで、私ども、設計業者、ほんで、県もそういう判断で進めました。
137
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
138
◯樋口清士委員 県からは、ちょっとヒアリングに行ってきたんですが、最初の実施設計の段階、平成22年から23年の間に実施設計なりをやっておられて、文化財保護課の方で所管をされて、そちら側の補助金も使って事業に当たっていたと。その段階で県の指導ということが行われていたと聞いているんですが、その段階では、元々は屋根のふき替えということは計画になかったと。要は、現状のまま使うというようなことで理解をされていたというふうに聞いているんですが、これは間違いないですか。
139
◯下村晴意委員長 西野課長。
140 ◯西野敦生涯学習課長 おっしゃっていただいたように、先ほど申し上げましたように、当初の計画では、屋根工事につきましては瓦の落下防止程度の工事というふうにございました。ところが、先ほど申し上げましたように、土ぶきから空ぶきへ変える、屋根の部分を軽量化する、耐震性を重点的にしまして、直下型の地震発生時の瓦のずり落ちとかの危険が解消され、土ぶきのままであると土が保水、野地板とかが腐食するんですけれども、空ぶきの場合はそういう防水シートも加えまして、ふき替え工事に計画を転換した経緯がございます。
先ほど部長が申し上げましたように、設計当時に足場もなく、公民館別館として実際にご利用していただいていましたので、屋根に上るというような、躯体にも影響を及ぼします。それで、あと、室内に雨漏りが一部ございましたので、瓦と下地の破損の可能性が高かったというふうに県から伺っております。それによって、今回、工事着工後に背面、後ろ側の方の一部が、瓦を取り外した段階で打音検査等をされた結果、焼きの悪さは同時代の本瓦でなくて、半数程度は再利用できるというふうに判断をなさいまして、県の方から文書によってご指導をちょうだいしまして、今回の変更の提案とさせていただいた次第でございます。
141
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
142
◯樋口清士委員 全面ふき替えというところにどこかで切り替えてはるんですね。ふき替えますよということについては県に何らか、「こういう計画が変更されました。それでいいですね。」というようなことの確認と言うのか、相談というのはどこかの時点でやっておられるんですか。
143
◯下村晴意委員長 西野課長。
144 ◯西野敦生涯学習課長 私ども、変更契約になりますと、当然、経費なり工期なりが変更してくるということがございますので、何度か、県の方の技師の方とご相談させていただいて、どういった経緯でこういう変更になるか、書面で県の方は提出するとおっしゃっておられましたので、それをお待ちして、この文書の方で、技術指導についてということで県の文化財の課長の方から指導書としてこちらの方へちょうだいしたものでございます。
145
◯下村晴意委員長 川口部長。
146 ◯川口忠良生涯学習部長 当初、設計段階から県の技術的指導は受けておりました。と言いますのは、この実施設計につきましては登録有形文化財建造物修理事業国庫補助金を受けております。この補助金を受ける条件といたしまして、設計業務についてはあらかじめ文化庁の承認を受けた者、これが奈良県では文化財保存課になります。そういう定めがございまして、私どもはその定めに従いまして、国の方には、そういう県の文化財保存課の指導も受けるという文書も提出をしております。それ以降、県の指導を受けることになっておりますので、設計当初から、変更であれ、当初の計画は、ずっと今までは県の保存課の方も同席していただいていることも多かったと確認しておりますので、同時に協議しながら進めていった次第でございます。
147
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
148
◯樋口清士委員 これは確認ですけども、要は、当初は瓦のふき替えの予定はなかった。それが、耐震のためにふき方を変えないといけない状況が生じた。新しい瓦に変えていくということについては、事例を見る限りは使えるものは少ないだろうという判断があって、それを全面的に新調するということの計画に変えてきたと。その変えた段階で、県に対して、変えますよ、全部、新調しますよということはお伝えして、それについて特に問題はないですねということの確認はされたんですか。
149
◯下村晴意委員長 西野課長。
150 ◯西野敦生涯学習課長 変えるご指導を先に県の方からちょうだいしまして、そこで、先ほど申し上げたように、経費面とか変更の部分、工期の延長に係ってきますので、その辺を再度、県の方のご指導をいただいたということでございますので、当初は、工事着工後に、再度、県の方の調査をされた結果でこちらの方にご意見をいただいたという形になっております。
151
◯下村晴意委員長 川口部長。
152 ◯川口忠良生涯学習部長 実施設計の段階では、屋根瓦が当時の施工の分では使えないとかいうことは県の指示で動いておりますので、ちょっと私はその場にいなかったんですけど、それは県の職員も同席して、知らないはずはないと思います。
153
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
154
◯樋口清士委員 確認なんですけど、要は、全面的にふき替えて、それを新調するということにどこかの時点で変更しているわけですね、元々の考え方から。そのことについて県に対して、こういうことで変えますよ、大丈夫ですねということの確認はとられているんですかということを言っているんです。
155
◯下村晴意委員長 西野課長。
156 ◯西野敦生涯学習課長 実施設計の段階ではそういう確認をさせていただいております。
157
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
158
◯樋口清士委員 確認ですけど、要は、設計を進めていく中で耐震性を確保するために屋根のふき替えをしないといけない。それは全部、瓦も新調するということについて、県に確認をして、その指導も受けながら、そこは進め、工事に着工したということで間違いないですね。
159
◯下村晴意委員長 西野課長。
160 ◯西野敦生涯学習課長 ございません。
161
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
162
◯樋口清士委員 要は、使えるものは使うという基本原則があって、使えないということの理由が確認できれば、私は、それはそれで仕方がないなというところなんですけれども、ただ、文化財を扱うということで、その辺りは、先ほども申しましたように、事前の調査と言うのか、特に工期とか予算に関わってくるような部分ですね、結構大きなものがあるので、そこは少し慎重に取扱いをしてほしかったということと、今後、こういう事例が出てくるのかどうか分かりませんけれども、こういう事案に対しての取組方ということについては十分に気を付けていただきたいなというふうに思います。
163
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
164
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。吉波議員。
165 ◯吉波伸治議員 先ほど審議になっていました郷土資料館の件ですけども、変更前から変更後に比べると約4,000万円ほど増えておるんですけど、新しい瓦を全部作るよりも古い瓦を利用する方が高く付くということで、その辺り、ちょっとよく分からないんですけども。
166
◯下村晴意委員長 西野課長。
167 ◯西野敦生涯学習課長 今の既存の瓦をできるだけ使えるものは使うというのが1点でございまして、もう1点は、使えない分については今の既存瓦に模倣した瓦を別途で特注で作っていただくという形になりますので、その分と、あと、検査の方で、瓦を一件一件、打音検査等、検品をしていただくという形になりますので、その分での工事請負経費の方の増額というふうな理由でございます。
168
◯下村晴意委員長 他にございませんか。白本議員。
169 ◯白本和久議員 ちょっと基礎的な話ですねんけど、瓦、何枚中何枚が該当するんですか。
170
◯下村晴意委員長 西野課長。
171 ◯西野敦生涯学習課長 全部で約2万1,000、そのうちの大体半数ぐらいが活用できるというふうに見積もっております。
ちょっとお待ちください。全部で2万1,180枚のうち、既存の方で活用できそうなのは1万590枚というふうになっております。
172
◯下村晴意委員長 白本議員。
173 ◯白本和久議員 「そうなのは」ということは、まだきっちり枚数で見ていないわけやね、「そう」ということやから。
174
◯下村晴意委員長 西野課長。
175 ◯西野敦生涯学習課長 今現在の枚数の方は、積算の方で枚数を確認しておりますので、その分の総枚数が2万1,180というのは間違いございません。
176
◯下村晴意委員長 白本議員。
177 ◯白本和久議員 それで、その2万のうちの1万何ぼですか。(「590」との声あり)それは使えるということですね、今度の。
178
◯下村晴意委員長 西野課長。
179 ◯西野敦生涯学習課長 そのうちの約半数の1万590枚は活用できるというふうに見積りの方をしていただいております。
180
◯下村晴意委員長 他にございませんか。惠比須議員。
181 ◯惠比須幹夫議員 先ほど出ておりました自然エネルギー活用補助金についてなんですが、一般世帯への再生可能エネルギーの普及ということを、一定、目標にされていると思うんですが、この普及のカウントというのはどのような形でされているんでしょうか。
182
◯下村晴意委員長 岡田課長。
183 ◯岡田敏幸環境政策課長 カウントと言いますと、補助件数と言うか、設置件数ということでよろしいわけでしょうか。
184
◯下村晴意委員長 惠比須議員。
185 ◯惠比須幹夫議員 はい。補助金を実際に出されたところははっきり明確に分かると思うんですが、それ以外もカウントされているのかどうかということで普及率というものを、一定、算定されているのかということです。
186
◯下村晴意委員長 岡田課長。
187 ◯岡田敏幸環境政策課長 普及率につきましては、全体の方は分かりかねるところはあるんですけども、関西電力の方からデータをちょうだいいたしまして、ただ、その場合は専用住宅だけというデータが頂けなくて、市内で店舗とかアパートとかにも付いている件数の把握になっております。それで、たしか23年度末で1,350件の設置があったという報告をちょうだいしております。
188
◯下村晴意委員長 惠比須議員。
189 ◯惠比須幹夫議員 これについては、継続的に補助をされていかれるということに当たっては、一定の目標、計画というものも立てられているのかどうか、その辺をちょっとお聞きできますか。
190
◯下村晴意委員長 岡田課長。
191 ◯岡田敏幸環境政策課長 今回設置いたしました太陽光のホットラインの委託契約の中に、市内のエネルギー状況の将来的な調査というのも併せて委託しております。その委託経過を見ながら今後の目標値というのを定めていきたいと考えております。よろしくお願いします。
192
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
伊木議員。
193
◯伊木まり子議員 先ほどから出ています郷土資料館のことですけども、今回、3,800万ほどですけども、全部瓦を新しくした場合の瓦代と、今回のように半分ほどは修理をする。半分は特注で作る。それに伴って工期が延びますよね。その辺の費用、全く新しくやった場合やったらこれぐらいの期間で、人件費がこれぐらいで。(発言する者多し)大ざっぱなところで分かったら教えてください。
194
◯下村晴意委員長 川口部長。
195 ◯川口忠良生涯学習部長 当初設計のときの、全て瓦をやり替えてする分については、ざっとですけど、1,000万強と見ております。今回については、こうして一枚一枚チェックしていきますので、工期も延びる分だけ、これ、相当の金額は発生しました。
196
◯下村晴意委員長 伊木議員。
197
◯伊木まり子議員 違うんです。こういう特殊な構造物の建築の議案に関わる機会がないんですけど、大体、瓦というのは、新しいのを1枚焼いたら幾らぐらいでとか、そんなのが分かったら教えていただけませんか。(発言する者多し)
198
◯下村晴意委員長 川口部長。
199 ◯川口忠良生涯学習部長 今回、今ございます瓦を使うのは、昭和初期に製造されたものですので、それに倣って作っていきます。だから、一から型を作ってしていきますので、ちょっと1枚当たり何ぼと言われると、すみません、答えられません。
200
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
201
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第86号の当委員会関係分は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
202
◯下村晴意委員長 ご異議なしと認めます。
よって、委員会といたしましては、議案第86号の当委員会関係分は原案のとおり可決することに決定しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
203
◯下村晴意委員長 (5)議案第88号、平成24年度生駒市下
水道事業特別会計補正予算(第1回)を議題といたします。
説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。
(「説明をお願いします」との声あり)
204
◯下村晴意委員長 簡単に説明をお願いいたします。
古川水道事業管理者。
205
◯古川文男水道事業管理者 それでは、議案第88号でございます。平成24年度生駒市下
水道事業特別会計補正予算(第1回)につきましてご説明申し上げます。
議案書の34ページをお願いいたします。
繰越明許費でございます。
次のページでございます。
第1表、繰越明許費の款、下水道費、項、下水道費、事業名、下水道管渠維持補修事業でございます。
本事業につきましては、平成24年度から平成25年度へ660万円の繰越しをお願いするものでございます。対象事業は工事2件でございます。
資料は、過日、配布させていただいた資料があると思いますけども、その資料の分で1ページをお願いできたらなと思います。
汚水管の管更生工事でございまして、施行箇所は光陽台、住宅地の汚水管730メートルの区間を部分更生工事等により補修を行いまして、
公共下水道管として使用する工事でございます。
繰越しの理由につきましては、関係機関との協議に不測の日数を要していることによるものでございます。
次に、2ページをお願いしたいと思います。
企業誘致関連道路整備事業における北田原南北線道路整備工事の完成が年度内に見込めないことに伴いまして、付帯工事でございます鉄ぶた入替え工事につきまして繰越しをお願いするものでございます。
また、第1表に戻っていただきまして、2段目でございます。
事業名は
公共下水道管渠整備事業でございます。これも、平成24年度から25年度で7,000万円の繰越しをお願いするものでございます。対象事業は工事2件等となってございます。
同じく、資料をお願いしたいと思います。3ページの左下でございます。
生駒市
公共下水道北新町139号線工事でございます。施工箇所は北新町及び谷田町地内の北新町小明線及び松ヶ丘通り線の路線でございまして、延長は約270メートルでございます。
当該工事は、現在施行中の生駒駅北口再開発事業及びたけまるホールの改修工事と関連した工事でございまして、工程の調整や施工方法等について関係機関との協議に不測の日数を要していることによるものでございます。
次に、同じページの右上をお願いしたいと思います。
生駒市流域関連
公共下水道小明町305号線工事でございます。施工箇所は小明町地内でございまして、国道168号線と市道桜ケ丘小明線の交差点から西側への路線でございます。延長は約320メートルとなってございます。
当該工事は、一級河川東生駒川の下を横断する箇所がございまして、河川占用について関係機関との協議に不測の日数を要していることによるものでございます。
最後に、同じページの中ほどをお願いいたします。
生駒市流域関連
公共下水道俵口町47号線工事に伴う測量設計業務でございます。委託箇所は、俵口町地内でございまして、市道谷田俵口線支線5号のライオンズマンション北側の路線でございます。延長は約120メートルでございます。
当該業務は、ライオンズマンション生駒周辺地域の集中浄化槽を
公共下水道に切り替えるための測量設計委託でございまして、地元同意のための協議に不測の日数を要していることによるものでございます。
以上でございます。よろしくご審査賜りますよう、
お願い申し上げます。
206
◯下村晴意委員長 本案について、委員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。吉村副委員長。
207 ◯吉村善明副委員長 普及率というのは全体のどのぐらいになっているんでしょうか。
208
◯下村晴意委員長 北岡課長。
209 ◯北岡君章下水道推進課長 現在、平成23年度末で60.7%でございます。
210
◯下村晴意委員長 吉村副委員長。
211 ◯吉村善明副委員長 その60.7%というのはどのように評価されているんでしょうか。よくできているなとか、もうちょっとやなとかいうのはいかがでしょうか。
212
◯下村晴意委員長 北岡課長。
213 ◯北岡君章下水道推進課長 私どもは、頑張っているかなとは思っております。
214
◯下村晴意委員長 吉村副委員長。
215 ◯吉村善明副委員長 市民の方から都市計画税を過去から払い続けているにもかかわらず、まだちょっと下水道が整備されていないというような苦情等はありませんでしょうか。また、あるならどういう回答をされているんでしょうか。
216
◯下村晴意委員長 北岡課長。
217 ◯北岡君章下水道推進課長 ないことはないです。都市計画税というのは、下水道の工事だけじゃなくて、道路とか、いろんな部分が含まれます。ということで、都市計画税を払うてるのに下水道が来ないというのは、少し他の部分もありますというような回答はさせていただいております。
218
◯下村晴意委員長 吉村副委員長。
219 ◯吉村善明副委員長 別の問題なんですけども、老朽化の管とかいうのを、今、笹子トンネルでも老朽化とかいうのも結構言われているかと思うんですけども、そういう管があるとは思うんですけども、その辺の修繕と言うんですか、改修と言うんでしょうか、計画はあるんでしょうか。
220
◯下村晴意委員長 山本課長。
221
◯山本喜久治下水道管理課長 生駒の下水道、まだ新しいと言うんですか、古いやつでも東生駒周辺地域の中で、まだ40年たっていない状況でございます。老朽管の改修とか延命とかいうことにつきましては今後の課題かというふうに考えています。
222
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
223
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
224
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第88号は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
225
◯下村晴意委員長 ご異議なしと認めます。
よって、委員会といたしましては、議案第88号は原案のとおり可決することに決定しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
226
◯下村晴意委員長 2、所管事務調査、(1)今後の学校給食の在り方について。
本件は、今後の進め方について協議願うものです。
本件については、閉会中に先進地と市の学校給食センターの調査を実施し、視察調査の報告書を取りまとめました。これらの調査結果も踏まえ、事前に委員の中で調整いたしましたとおり、更に学校給食における食育や地産地消について調査するため、奈良県の担当部局と公益財団法人奈良県学校給食会を来年1月をめどとして視察したいと考えておりますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
227
◯下村晴意委員長 ご異議なしと認め、来年1月をめどとし、奈良県の担当部局と公益財団法人奈良県学校給食会を視察することに決定しました。
次に、委員の派遣についてをご協議願います。
委員を派遣するため、議長に対し委員派遣承認要求を行うこととし、派遣委員、日時、場所、経費等の手続きにつきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
228
◯下村晴意委員長 ご異議なしと認め、議長に対し委員派遣承認要求を行うことに決定しました。
なお、具体的な行程につきましては、調整した後、通知いたします。その後、来年1月の視察結果も含め、これまでの調査結果を基に提言をまとめ、所管事務調査の報告書を作成したいと思います。よろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
229
◯下村晴意委員長 では、今後の学校給食の在り方については、各委員の考え方や提言を来年1月の視察終了後の2月中旬をめどに提出いただき、これらについて取りまとめた上で報告書案を作成していきたいと考えておりますので、よろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
230
◯下村晴意委員長 取りまとめた報告案を基に、閉会中の来年2月下旬までに委員会を開催し、協議し、最終報告書を作成することでよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
231
◯下村晴意委員長 じゃ、そのようにいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
232
◯下村晴意委員長 次、その他でございます。
当委員会の所管事項について委員の発言を受けます。
有村委員。
233
◯有村京子委員 セアカゴケグモの件でお伺いいたします。
今年の夏、セアカゴケグモに関する相談や被害の報告はなかったでしょうか。
234
◯下村晴意委員長 岡田課長。
235 ◯岡田敏幸環境政策課長 被害の報告はございませんが、発見したという通報はございました。
236
◯下村晴意委員長 有村委員。
237
◯有村京子委員 その際、市の方で駆除をしてもらえないかという通報もあったかと思うんですけど、今、市の方では、そういう市民からの通報があっても別に何も駆除とかそういうことはしないんですか。
238
◯下村晴意委員長 岡田課長。
239 ◯岡田敏幸環境政策課長 セアカゴケグモが生駒で初めて発見されたのが、平成15年に発見されました。そのときは、当然、駆除をさせていただきまして、大体、平成20年ぐらいまでにつきましては、現場に赴きまして駆除も行っておりましたが、現在、市内各地で発生しております。セアカゴケグモ自身の攻撃性もほぼなく、こちらの方から手を向けると言うか、触らない限り刺されることがないものでございますので、一般の市民の方でも十分駆除できるクモだと判断しておりますので、市の方では、今後、共生せざるを得ない状況ですので、広報、またホームページの方の注意喚起にとどめておるという状況でございます。
240
◯下村晴意委員長 有村委員。
241
◯有村京子委員 そしたら、市民の方にも、もし何か直接、「ここ、セアカゴケグモがいてる」と言われても、今のような説明をされているわけなんですか。
242
◯下村晴意委員長 岡田課長。
243 ◯岡田敏幸環境政策課長 はい。ご自分で駆除いただくようなお願いをしております。殺虫剤等も効きますので、今、本当に市内各地で発見されておりまして、今後、局所的に大量に発生したら、またその部分につきましては検討させていただきますけども、今の発生状況によりますと、個人での駆除をお願いしている状況でございます。
244
◯下村晴意委員長 有村委員。
245
◯有村京子委員 学校の方では子どもたちに対して何かこのクモに対して指導されています。
246
◯下村晴意委員長 伊東課長。
247 ◯伊東英治教育指導課長 特別にそのクモに限定して指導はしておりませんが、通常、ケムシ等も、当然、刺されたりすることがありますので、そのようなものには近付いたり触ったりしないような指導はしております。
248
◯下村晴意委員長 有村委員。
249
◯有村京子委員 広報の6月15日に、このクモについて「強い神経性の毒を持っています。もしかまれたら患部を水で洗い、病院での治療を受けてください」というふうに、結構、危険性が高いかのような表現をされているわけなんですけれども、これは、治療には何か血清が必要ということで、どこの病院でこの血清が保管されているとか、そういうのは市の方で把握されていますか。
250
◯下村晴意委員長 岡田課長。
251 ◯岡田敏幸環境政策課長 たしか県立奈良医大の方で血清があるというのは聞いております。ほとんど軽症と言いますか、刺されて数日以内に症状はましになるという報告でございます。まれに、やはり重症化するというケースはありますので、医療的な判断というのは我々はできませんので、その場合については、やはり医療機関の方に相談又は治療に行っていただくというご案内をさせていただいております。
252
◯下村晴意委員長 他にございませんか。竹内委員。
253 ◯竹内ひろみ委員 議員宛ての教育委員会からの報告書を13日付けで頂いておりまして、「生駒市立学校における個人情報の紛失について」という題のものなんですが、この内容について確認させていただきます。
この事件は11月2日に市立小学校の女性教諭が車を止めていた間に、その中にあったかばんを盗まれたと。そのかばんの中にUSBメモリーが入っていて、女性教諭が勤める学校の児童に関する個人情報等が入っていたと。そのことについてなんですが、新聞報道によりますと、女性教諭が勤める学校の児童に関する情報だけではなく、市内全域の、この女性教諭は支援学級の教諭だったそうですが、その支援学級に通う児童の情報が入っていたと。そのような報道をされています。ちょっとこの報告書と事実が食い違っているのではないかと。市内全域と言いますとかなりの数になると思うんですが、何人ぐらいの情報が入っていたのか。そして、なぜこのようなUSBメモリーを持ち出していたのか。こういった事態は常にされているのではないかということで、やっぱり個人情報の管理の甘さ、そこら辺に問題があったのではないかということで、事実をお聞かせ願いたいと思います。
254
◯下村晴意委員長 早川教育長。
255 ◯早川英雄教育長 この度のUSBメモリー盗難によります個人情報の紛失につきましては、当該学校の子どもたちや市内の該当する子どもたち、また保護者の方、また市民の皆様には大変ご心配をおかけし、また、ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳なく思っております。
ただ今のご質問なんですけれども、USBメモリーで情報が入っているものは、当該学校では7名です。市内全域では64名でございます。この当該教諭は、市内で小中合同の特別支援教育部会というのがございまして、年間を通じていろんな行事を行っていく、そういうことは小中合同で行っていくんですけれども、その行事を推進するための事務局の役員をしております。そういうことで、市内の当該校以外の子どもたちの名簿を管理していると。そういう事情があったところでございます。
本来、本市ではUSBメモリーの生駒市情報セキュリティに関する規則並びに生駒市情報セキュリティ対策基準等がございまして、個人情報の持ち出しについては厳しく規制がございます。もちろん学校におきましても、そういう個人情報に関する情報は、校外持ち出しは原則厳禁と。ただ、やむを得ない場合には学校長の許可を得て持ち出しをすることはこれまでも認めておったんですけれども、ただ、残念ながら、そういう事情がありますけれども、やむを得ず校内で処理できない部分を家に持ち帰って事務を行う、そういう部分は現実にあったと、このように認識しております。
したがいまして、改めて規則又はルール等を厳しく守るようにということは、過去、その都度、校園長会等で指導をしてきたところでございます。残念ながら、そういう指導にもかかわらず、今回このような事件が起こったということで、校園長会、教頭会、また、当該校のその女性教諭、また校長に対して厳しく指導をしたところでございます。これは、地方公務員法によります信用失墜行為にも違反すると。大変やっぱり重要な中身でありますので、十分反省をしていただきたいと、こういう指導をしたところでございます。それだけでなく、今後そういうことが起こり得ないように、USBメモリーについては規制を行っております。その内容につきましては、ちょっと私はあれですので、伊東課長の方から具体的に今後の手だて、今行っている手だてについて説明をしていただきますので、よろしくお願いします。
256
◯下村晴意委員長 伊東課長。
257 ◯伊東英治教育指導課長 もちろん個人情報持ち出し禁止ということを徹底はしておるんですが、改めて、今回、USBメモリーという個人持ちの機器が学校に持ち込まれたということですので、そのようなものを持ち込んでもコンピュータが認識しないように設定変更しております。
それから、また、どうしても持ち出ししなければならないケースもあり得ますので、その場合に、自動的にデータが暗号化されて、パスワードがなければ複合されないというような仕組みを、現在、整えている最中でございます。以上でございます。
258
◯下村晴意委員長 竹内委員。
259 ◯竹内ひろみ委員 是非、厳しくする必要があると思いますが、もう1つ、その前に、この女性教諭がそういった重要なものが入ったかばんを車内に置いて長時間離れていたわけですよね。医療機関で治療を受けているということですので、かなり時間がかかることは事前に分かっていたと思うんです。そういう状況から考えるに、この教諭の方の意識と言うか、危機意識というのがやはり非常に甘かったのではないか。
私たちもいろんなものを持ち歩いておりますが、やはりかばんというものは常に身に付けておく、特にこういうものが入っている場合には絶対に身から離してはいけない、少なくともそのような意識があって当然と思うんです。だから、ここから分かることは、非常に意識が甘い。そこをやっぱり厳しく見ていただきたいと思うんです。その点はどう思われますか。
260
◯下村晴意委員長 早川教育長。
261 ◯早川英雄教育長 委員さんご指摘のとおりだと、このように私どもも認識しております。また、それとともに、私どもの指導の甘さも問われていると、このように認識をしております。
262
◯下村晴意委員長 竹内委員。
263 ◯竹内ひろみ委員 その後の対処なんですが、「学校長と担任が当該児童・生徒の家庭訪問をし、事情説明と謝罪を行いました」と書いてありますが、当該児童・生徒と言いますと、先ほどのお答えの中では7人と、市内全域では64名。64人というのはこの7人も含まれた数ですね。その64名に対して、皆、その過失を犯された女性教諭の方が上司の学校長と共に家庭訪問されたのかどうか。
264
◯下村晴意委員長 早川教育長。
265 ◯早川英雄教育長 本来ならば、当該担当教員が当該校の管理職と共に直接一軒一軒、謝罪に回る、これが本来でございますけれども、この度の場合には、先ほど委員さんのご指摘がありましたように、11月2日金曜日の夜に発生した事故でございます。私どもも受けて、早速、事情説明と謝罪するということから始まりますので、土日にかけて当該校の7名のご家庭を訪問して、直接、謝罪をいたしました。市内全域の対象の子どもたちは64名でございます。このような場合には、私どもはできるだけ早い時点でこういう事件が起こったと記者発表する、そういうことを心がけているんですけれども、この度は、盗難の犯人と言わせていただきますけれども、犯人がUSBの中身を知ったことによって更に新しい犯罪に結び付く可能性もあるだろうと、そういうこともありますので、発表の時期については慎重にする必要があると、このように判断をいたしました。もう1点は、新聞報道で公表されるまでに、この被害に遭った子どもたち、またご家庭に周知する必要があるだろうと、このような判断もございました。したがいまして、週明けの月曜日に校園長会がございましたので、校園長会の場所で学校長から事情説明をして、各学校の担任又は管理職のご協力を得て、まず、当面、そのご家庭を訪問して事情説明をしていただくと、こういうことで行ったわけでございます。
ただ、これは誰それがどうのこうのという、別に差別化する必要はないんですけれども、それでも、どうしてもやっぱり納得がいかないというようなご家庭も当然あるわけでございますし、そういう場合には学校長や当人が直接出向いて事情説明を行う、また、謝罪を行う、そういう確認をして、早急に全市内の学校で動いていただいたというところでございます。
266
◯下村晴意委員長 竹内委員。
267 ◯竹内ひろみ委員 その場合、本人の方は行かれていないわけですね。
268
◯下村晴意委員長 早川教育長。
269 ◯早川英雄教育長 他校への謝罪には行っておりません。
270
◯下村晴意委員長 竹内委員。
271 ◯竹内ひろみ委員 やはりこれ、そういった重大な過失を犯されたわけですから、本来は本人が出向いて謝罪するべきだと思いますね。
やはり教育の場ですので、誤りは誰にもあると。しかし、誤りを犯したときにはきちっとその被害を及ぼす方に謝るというのはやはり子どもにも教えないといけないことですし、教師も自らそのように範を示すべきだと思うんですね。教育の場ということは、やっぱり重大だと思いますので、それはすべきじゃなかったかなと。それは、数が多くて大変だとは分かりますが、原則はそこにあると思いますね。そこはどう考えられますか。
272
◯下村晴意委員長 早川教育長。
273 ◯早川英雄教育長 先ほど申しましたように、それがやっぱり本筋だと、そういうふうに思います。今回もそのようなことをすべきであったかなと反省しているんですけれども、ただ、委員さんご指摘のように、やっぱりその当該児童・生徒、また、当該のご家庭に対して直接謝罪をする、これも必要であろうと、このように思います。今後、行事等で全市内の子どもたちが集まって行事を行うということが何回かありますので、そういう場で、少し時間がずれますけれども、やっぱり謝罪をしていく、こういうことは必要であるし、また、そういう指導をしていきたい、このように思いますので、ご理解ください。
274 ◯竹内ひろみ委員 分かりました。よろしくお願いします。
275
◯下村晴意委員長 他に。吉村副委員長。
276 ◯吉村善明副委員長 スーパースクールゾーンに関して少しお聞きしたいと思います。
幼稚園、保育園一体の件なんですが、今まで高山幼稚園に組織されていました育友会はどのような形になるんでしょうか。
277
◯下村晴意委員長 峯島部長。
278 ◯峯島妙教育総務部長 仮称ですけれども、高山こども園につきましては、北倭保育園様にお願いしたいと考えておりますので、市のPTAということとは少し切り離されるかなと考えております。ただ、またそういうふうなことを含めて、これからいろんな部分で協議していくことになりますので、検討もしていく一つのテーマかなと考えております。
279
◯下村晴意委員長 吉村副委員長。
280 ◯吉村善明副委員長 数名の方から私の方にも連絡がありまして、どうなるのやろうというふうなことも問い合わせがあります。高山幼稚園の1年間の行事の中でも、やっぱり市Pの方と協力し合って、連携し合ってという、行事の中でも結構、育友会が絡んでいる部分があると思うんですよね。ですから、非常に不安になっておられることも事実だと思います。ですから、今、部長はそう言っていただきましたとおり、きちっと説明とか、逆に相談を持っていくというふうな方が、こう決まりましたからこうしてくださいというやり方よりも、こういうふうな形でしたいと思うので、どうさせてもらいましょうとか、どうしましょうとかいうふうなことで持っていかれた方が、ひょっとしたらうまくいくんじゃないかなというふうに思います。幼稚園、2年、3年、長くて3年ですかね、で、もうそこに関わっていない、3年たったらもう無くなるわじゃなくて、今おられる方が次の世代のことも考えておられるのも事実ですから、実際、今までに市Pからの情報というのは育友会を通じて流れてきている部分も多々あったと思うので、その辺のことは慎重に進めていただけたらなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
281
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
樋口清士委員。
282
◯樋口清士委員 何点かあるんですが、まず、竹あかりの夕べですね。今年、少し取組方を変えておられましたけれども、まず、今年度の取組について、市としてどのような評価をされていますでしょうか。
283
◯下村晴意委員長 中谷課長。
284 ◯中谷泰也経済振興課長兼農業委員会事務局長 国際音楽祭がなかったということで、大きな集客のところがなかったわけなんですけれども。(「コンサート」との声あり)ごめんなさい。コンサートですね。コンサートがなかったということで、大きな集客力が1つなかったということでありましたけれども、伝統的な工芸品の茶筌や地場産業の茶道具の組合さんとかがいろいろと体験教室ということでしていただきました。それで、こちらとしては、一定、良かったかなというふうな評価はしておるところでございます。
285
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
286
◯樋口清士委員 コンサートが無くなって集客力が落ちたということで、何を訴えていくのか、誰に訴えていくのかというところで何をやっていくのかを決めていただいたらいいかと思うんですけれども、印象としてですよ、印象として、市の関わりが徐々に薄くなっていこうとしているのかなというような、そういう見え方もするんですけれども、その辺り、今後のこの事業について、どうしていきたいとかというような、あるいは市の関わりという部分でどうしていきたいというような何かお考えというのはあるんでしょうか。
287
◯下村晴意委員長 奥谷部長。
288
◯奥谷長嗣環境経済部長 竹あかりの夕べにつきましては、コンサートをメーンとしてずっと続けてきたんですけれども、やはり一過性のコンサートを聞きに来られて、それで帰られるというような方が結構多くて、やはり本来の目的である、茶筌であったり編針であったり、地場産業の育成、PRというところの観点が余り盛り込めていないというような観点も一方ではございました。そういったことを含めまして、3協会の方々と協議しながら、やはりもう少し竹製品等々に触れ合ってもらうというような形が望ましいのではないのか、ほんで、3協会の方が自ら考えて取り組んでいくというような形の方がいいのではないのかなということで、実行委員会方式を視野に入れて、3協会の方々と協議しながら進んでいってるというような形で基本的には考えております。せやから、市が引くということを前提に考えたわけではございませんので、あくまでもやはり、今年であれば茶しゃくの削りであったり、そういった体験をしていただくことによって実際に市民の方がそこに触れてもらうということで、結構、組合の方からは良かったのではないのかなというような評価もいただいているというように考えております。以上です。
289
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
290
◯樋口清士委員 先ほども申しましたように、何をターゲットに、目的にやっていくのかによって、その取組の内容は考えていただいたらいいということは申し上げたとおりなんですけれども、今、実行委員会方式を視野に入れてということをおっしゃっていたということは、今後、実行委員会方式にして、国際音楽祭のように、市の関わりというのは、若干、補助金は出すけれども、ある程度、地元に自立的にやっていただくようなスタイルをとっていこうという考え方でいらっしゃるということでよろしいんですか。
291
◯下村晴意委員長 奥谷部長。
292
◯奥谷長嗣環境経済部長 そういった点につきましては、3事業協会との話を継続してやっておりますので、そういった話を含めて、今後、そういったことが市民にとってより身近になるだろうなというような思いを持っておりますけれども、その辺につきましては、今後、話合いの中で決まっていくと、そのようには考えております。
293
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
294
◯樋口清士委員 地場産をアピールするためにということで、その部分だけで今回やってみたと。集客力は若干落ちたと。やっぱり人に来てもろうて見てもらうということも大事だと思うんですよね。だから、メーンが何かということは間違えちゃいかんのですけれども、一定、主目的を達成するために、集客力を高めていくような取組というのを併せてやるというような考え方もあるのかなとも思うんです。そこはまた考えていただいたらいいんですが、要は、地場産業の振興とか、あるいは北部の振興というような観点から、余り市がそこからフェードアウトしていくようなスタイルはとっていただきたくないなというふうに思うわけです。当然、地元の組合さんとお話をされながら内容については考えていかれるということではあるんですけども、そこが主体になるということも分からんではないんですが、だからと言って、市がどんと引くようなスタイルはとっていただきたくないなというようなことを、取りあえずこれは意見として申し上げておきます。
295
◯下村晴意委員長 奥谷部長。
296
◯奥谷長嗣環境経済部長 市がフェードアウトしていくというような考え方は持っておりませんので、その辺だけ、くれぐれもご理解いただきたいなと思います。以上です。
297
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
298
◯樋口清士委員 その言葉、確認いたしましたので、結構でございます。
次に、事業所ごみの話に入らせていただきます。
町中を歩いていますと、結構、これに対して事業所さんから文句を聞くんです。何であんなことになってるのや、実質的な値上げじゃないかというようなご意見を多々聞くんですけれども、これに関して市に何かいろいろ苦情というのは入っているんでしょうか。
299
◯下村晴意委員長 辻中課長。
300 ◯辻中伸弘環境事業課長 事業系ごみに関しましては、市への苦情というのは、当初、始まった10月前後、ございました。主なものは、今言われたような「高い」というようなこと、また、始まってからは「袋が破れやすい」といったようなことも聞いております。
301
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
302
◯樋口清士委員 当初はということであったんですが、今はどうなんですか。
303
◯下村晴意委員長 辻中課長。
304 ◯辻中伸弘環境事業課長 今はほとんどそういう苦情ということでは市の方に直接は入っておりません。
305
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
306
◯樋口清士委員 苦情に対してどのような対応を市としてはされてきたんでしょうか。
307
◯下村晴意委員長 辻中課長。
308 ◯辻中伸弘環境事業課長 この高い、安いに関しましては、今までも有料ということで、10キロ50円といった形でさせていただいていました。10月からは10キロ100円という形での
条例改正、それと併せまして、ごみ袋制に移行したということも、その重なったことによって高いという印象と言うか、イメージもあったのかなとは思いますけども、これは条例で決めていただいたことですので、ごみの減量化ということで袋制を導入したという説明をさせていただいております。
309
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
310
◯樋口清士委員 条例改正に当たって、我々の受け止め方としては、実質そんなに値段は上がらないんだという説明があっての了解ということであったのかなと思うんですけれども。だから、以前、ちょっと部長にもお話を伺いましたけども、要は、分別が徹底していないから、今、実態として払うお金が多くなってしまっていると。分別ができれば、そこはそんなに割高感というのは感じなくなるんだというような説明も、これは個人的に受けましたけれども、それは間違いないんですね。
311
◯下村晴意委員長 奥谷部長。
312
◯奥谷長嗣環境経済部長 今回、この10月から事業系ごみの指定袋制を導入させていただきましたけれども、これの目的は、あくまでもごみの減量を視野に入れて導入させていただいたと。今現在、この10月からは燃えるごみ袋の中で、新聞であったり段ボールであったり、また、ミックスペーパーにつきましては、今までどおり、通常の透明の袋に入れていただければ、それは無償で回収はさせていただきます。そういった意味合いで、今まで重さで全て測っていたものが、燃えるごみの中でも分けていただくことによって無償で集めるというようなルールと、厨かいごみ等々、今現在、再生できないものについては有料の指定袋に入れていただくと、そういう形になっております。そして、これもそうなんですけれども、各事業所さんの方で、1日の行動マニュアルと言うんですか、1日終わった段階で、ごみを全部集めて集積場の方へ持っていかれると。そしたら、指定ごみ袋制なので、1袋当たり幾らかというような形になるんですけれども、それが、ほとんど入らずに1枚の袋を使われているというようなケースも実際あります。そういったことにつきましては、まだ事業所の方々にきちっとPR等々ができていないと思いますので、今後、その辺につきましては、十分、PRに取り組んでいきたいというふうには考えております。以上です。
313
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
314
◯樋口清士委員 先ほど、苦情に対しては個別に対応しているというようなこともあったんですが、今は苦情がないと。苦情がないということがイコール全て市の意に沿った動きになっているのかと言うと、実はそうでは多分なくて、高いけど、あきらめて今までどおりにやっているというようなことになっていますと、この制度を変えた一番の目的はごみの減量であるということからいくと、全然その成果につながっていないということにもなり兼ねないと思うんですね。
当初、この制度導入に先立って、恐らく事業所さんに対して大づかみでどっと説明会とかをされているんだと思うんですが、なかなかそれも浸透していないという現状があってのいろんな苦情だと。あるいは、成果がよく見えないままの苦情が減ったという状況であるということを考えますと、もう少しPRというのを上手にやっていかないと、市が求めている成果というのはなかなか上がってこないんじゃないかなと思うんです。しかも、顕在化はしないけれども、文句がくすぶるというようなことになると、お互いに、事業者、行政、共に何か釈然としないようなところになってしまっているんじゃないかというようなことで、その辺りをちょっと何か考えていただきたいなと。
315
◯下村晴意委員長 山下市長。
316 ◯山下真市長 実は私もそういった旨を担当の方に伝えたことがございます。
まず、高くなったということなんですけれども、議会でも説明させていただいたとおり、生駒市が今まで県下で最も安くて、ようやっと他市並みになったということが余り知られていないということと、あと、これまでかなり長い期間、据え置かれたままだったということも余り知られていない。それから、燃えるごみを1とするとプラごみはその料金の3分の2、紙ごみはただというようなこともどこまで周知されているのかもよく分からないし、さっき言ったように、袋にもっと詰めればいいのに、余り詰めずに出しているという非常にもったいない使い方もされているというようなことも私も聞いておりましたので、その辺、もう一回、各事業者への説明を徹底するとともに、あと、もう1つ、実際この制度を導入したことによってかなり燃えるごみが減ったということでございますので、その辺の、要するに賢いごみの出し方、お得になる出し方と、実際にこれだけ減ったということを広報いこまに載せろということで指導をしたところでございます。多分そういう方向で準備してくれていると思いますが、ごみがどれだけ減ったか、ちょっと言ってください。
317
◯下村晴意委員長 奥谷部長。
318
◯奥谷長嗣環境経済部長 10月の1カ月の段階で、昨年と今年を比較させていただきましたら、燃えるごみの量といたしまして2割減っております。それで、今までは清掃センターの方で、プラスチックごみとか瓶、缶、ペットというものが事業系のごみからは一切出てきませんでした。この10月からは、今現在、大量にプラスチック系のごみ、それと、ペットボトル等々が出てきていると。ほんで、担当部局といたしましては、今までは全て炉の中に入っていた可能性が高いのではないのかなと、そういうふうに思っておりますので、10月からは、ある一定、成果は出ております。ただ、今後のPRは十分していかないといけませんので、それについては、今後、十二分に努力していきたいというふうには考えております。以上です。
319
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
320
◯樋口清士委員 それと、もう1点なんですけども、ひょっとしたら業種によってごみの出方というのは全く異なる。例えば飲食系だと、生ごみなんていうのはためておくなんていうことは多分できないので、少なくとも毎日出さないといけないというような状況もあるだろうと。事務系であれば紙が圧倒的に多くて、かなり削減ということが図れるかもしれないけれども、そうでないところに関しては、実はごみ全体としては余り減っていないというようなこともあり得ると思うんです。だから、その辺の、業種ごとにどんな実態になっているのかというところもきちっと把握していただいて、ちょっと今後、制度をどう組み立てていくのか、改善するべきところがあれば、その辺りも検討していただきたいなというふうに思います。これは意見です。
それと、もう1点だけ。
321
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
322
◯樋口清士委員 これは一般質問でもずっと出てきていましたスーパースクールゾーンではなくて、それに関連してなんですが、小中一貫教育ということについてなんですが、スーパースクールゾーンについては、実際、地元とこれから協議をしていくという中で詰めていかれるんだろうと思うんですが、小中一貫教育というのは高山だけの話ではないと。これは一般質問の中でも、皆さん、おっしゃっていたところだと思うんですが、市全体として、教育というのをどう組み上げていくのかというところの考え方というのがまず前提にないと、個別課題ではないというふうに私も受け止めておりますので、その辺り、市の考えというのが今あるのか、ないのか。これをまず、お聞かせいただけますか。
小中一貫教育というものを市としてどう受け止めて、どう展開していこうとされているのかということです。
323
◯下村晴意委員長 早川教育長。
324 ◯早川英雄教育長 答弁の中でもお話ししたかなと思うんですけども、もし他の校区でこれを取り入れるとすると連携型になるわけでございます。県内でも、また、他の市町村でも連携型でやっている実践等の報告を受けているわけなんですけれども、やっぱり大変難しい課題もあるだろうという思いを持っております、効果はあるんですけれども。本市の場合には施設一体型の小中一貫教育でありますので、まず、これに全力を挙げようということでございます。他の学校で小中一貫教育を取り入れるとか、そういう考えは今のところは持っていません。
325
◯下村晴意委員長 樋口清士委員。
326
◯樋口清士委員 小中一貫のメリットというのをかなり力説されていた部分がありますので、例えば南小、南中、これは隣り合わせですよね。こういうところは、連携と言いながら、結構、一体的に運用できる部分があるとか、多分、地域地域の実態によってできるできない、あるいは、そのメリットを享受できるできない、あるいは、逆に、やることによってデメリットが発生する部分があるとか、いろいろあると思うんです。そこはきっちり検証した上で、市として小中一貫教育というのをどう展開していくのか、あるいはしないのかというところについては、ちょっと早急にそういうビジョンみたいなものを出していかないと、その中で、今、高山はどうなんだというような位置付けというのはきっと必要になってくると。でないと、保護者の方々から、何でうちはしないのとか、あるいは、特に一つの事業を進めていくときに、そのメリットが強調されればされるほどに、何でうちは放ったらかしなんやというようなことも意見として出てくる可能性はありますので、そういったところに対してきちっと説明しようと思うと、いや、ここはこうなんですよということをやっぱり丁寧に説明できるものが必要になってくると思いますので、そこは早急にまとめていっていただきたいというふうに思います。
327
◯下村晴意委員長 他にございませんか。
(「なし」との声あり)
328
◯下村晴意委員長 質疑等ないようでございますので、これにて
環境文教委員会を終わります。
午前11時49分 閉会
~~~~~~~~~~~~~~~
生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。
環境文教委員会委員長 下 村 晴 意
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