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  1. 生駒市議会 2012-12-04
    平成24年病院事業特別委員会 本文 開催日:2012年12月04日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午後1時25分 開会 ◯上原しのぶ委員長 それでは、ただ今から病院事業特別委員会を始めさせていただきます。  本日の会議は、傍聴を許可しておりますので、よろしくお願いします。  次第につきまして、順次審査を行います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時25分 開議 2 ◯上原しのぶ委員長 それでは、ただ今から審査をいたします。  1、審査事項生駒市立病院平面計画の一部変更についてを議題といたします。  本件について、理事者に説明を求めます。池田福祉健康部長から説明をいただきます。 3 ◯池田勝彦福祉健康部長 よろしくお願いいたします。  それでは、生駒市立病院平面計画の一部変更につきましてご説明をさせていただきます。  去る9月2日に開催いたしました病院事業推進委員会にて病院事業計画の改定について承認をいただきましたが、その後、実施計画を鋭意進めてまいる中で、ガン等の放射線治療装置でありますリニアックゾーン及び抗ガン剤治療を行う化学療法室を新たに追加したことなどによりまして、施設整備計画におきまして、地下1階及び地下2階平面図、3階平面図の内容に一部変更が生じましたので、ご報告申し上げます。  なお、当該設計変更によりまして、当初予定より実施設計業務に更に時間を要することとなり、建築工事の着工が若干遅れることになりますが、工期等を短縮することで予定どおり竣工可能と考えておりまして、開院時期が遅れることがないようにしたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。  それでは、これより病院建設課長の上野の方から市立病院平面計画の一部変更につきまして詳細に説明をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 4 ◯上原しのぶ委員長 上野病院建設課長。 5 ◯上野和久病院建設課長 それでは、よろしくお願いいたします。  それでは、お手元の資料をご確認ください。お配りいたしております資料につきましては、表紙と変更図面を合わせまして、A3サイズで4枚となっております。ご確認、よろしくお願いいたします。  それでは、表紙をめくっていただきまして、それ以後の平面図面でございますけども、上段に変更前の平面図、下段に変更後の平面図を記載しております。  それでは、資料の内容につきましてご説明させていただきます。  資料1ページ目でございます。地下2階平面図でございます。
     上段の9月時点の平面図では、中央エレベーター通路より右側、塗りつぶした部分に霊安室剖検室などを配置しておりましたが、下段、現時点平面図では、その場所に新たにリニアックゾーンを配置することにより、霊安室剖検室は地下1階に配置換えを行いました。  このリニアックと言いますのは、エックス線や電子線のいわゆる放射線を当て、ガンなどの治療をする医療機器のことで、放射線治療装置のことでございます。一般的な手術とは異なり、体外から体内にある病気の部分に向け放射線を照射することで、進行を抑える働きや病巣そのものを破壊する働きを持ちます。  この配置換えにより、地下リニアックゾーン霊安ゾーンよりやや広いため、駐車スペースが81台から74台に減少しております。  1枚めくっていただきまして、地下1階平面図でございます。  上段、9月時点の平面図では、中央エレベーター通路より右側の塗りつぶした部分に薬品庫、約152平米を主に配置しておりましたが、下段の平面図塗りつぶし部分では、霊安室剖検室を地下2階から地下1階へ配置換えをしております。それに伴い、既存の薬品庫の面積が縮小し、また、その他、空調室など、既存の部屋の配置を変更しております。地下2階と同様に、9月時点の平面図より現時点平面図を塗りつぶした部分の床面積が多少広くなっておりますが、一般の車の駐車スペースは当初と変わりございません。  なお、これらの配置換えに伴いまして、地下駐車場は地下1階、2階と、それと地上8台を合わせまして151台となり、前回の説明時より7台減少しております。  次、めくっていただきまして、地上3階平面図でございます。  下段の現時点平面図の左側の上部の塗りつぶし箇所でございますが、上段の9月時点の平面図ではリハビリテーション室の一部でございましたが、新たにガン患者への抗ガン剤治療を行うために化学療法室を配置しております。  同じく、左端中央から下部の塗りつぶし箇所は、上段の部分では、ICU集中治療室)の一部でございましたが、消防本部等との協議によりまして、避難通路を新たに設置しております。  以上が主な今回の変更点の説明でございます。  次に、今回のスケジュールの影響でございますが、先ほど部長が申しましたように、着工時期につきましては、主にリニアック室の新設に伴う構造計算に時間を要し、免震構造大臣認定取得のための免震評定の提出時期が当初予定より遅れるため、これまで報告させていただいておりました3月末の着工予定が2カ月ほど延びまして、5月末着工予定となります。  次に、竣工時期でございますが、着工時期が当初よりも遅れることになりますが、工事期間等短縮等で、当初予定の27年3月の開院には間に合わせたいと考えております。  以上で説明を終わらせていただきます。それでは、よろしくご審査賜りますようお願い申し上げます。 6 ◯上原しのぶ委員長 説明は終わりました。  本件について、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。吉村委員。 7 ◯吉村善明委員 このリニアック室放射線治療ということなんですが、これが当初無かったわけなんですが、このまま無かった状態であったならば、この治療が必要な患者さんがおられたときは、どうされるご予定だったんでしょうか。 8 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 9 ◯上野和久病院建設課長 当初でございますけれども、指定管理者徳洲会では、放射線治療化学療法などの高度な治療は、近隣の徳洲会系列病院岸和田病院などで提供して行うとしておりました。このことにつきましては、既に平成20年6月に奈良県地域医療連携課に提出しました病院開設等に係る事前協議内容審査表の中で、小児医療産科医療救急医療以外の分野でどういう特色のある独自の医療をするかというところの欄で、悪性新生物の化学療法中期計画で取り組むということで、指定管理者に属する他の病院、岸和田徳洲会病院に設置されておりますPET-CT及びリニアックの利用による高度な診療、治療を行いますということで、具体的に医療提供体制を運営しております。以上でございます。 10 ◯上原しのぶ委員長 吉村委員。 11 ◯吉村善明委員 非常にその辺でふに落ちないとこがあるんですけども、ちょっとお聞きしたいんですけども、今、近隣で、生駒市内にある病院で、この施設を擁している病院はないのでしょか。 12 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 13 ◯上野和久病院建設課長 生駒では近大病院リニアックを設置しております。それと、今、奈良市民病院でもリニアック室がございます。以上でございます。 14 ◯上原しのぶ委員長 吉村委員。 15 ◯吉村善明委員 そのようでございますね。徳洲会病院を造るというならば、それもそれで理解できるとこなんでしょうけども、生駒市立公立病院を造ろうとしたときに、指定管理者である徳洲会が必要となったときには徳洲会の病院に運びますよということを、はい、そうですかと聞いていること自体が不思議だなというふうにしか感じられない。近大病院があるということをご存じならば、そういう必要な患者さんがおられたときには、近大病院と連携をとって治療の方に進めてもらうように、行政側徳洲会側に言われていたんでしょうか、言われていないんでしょうか。 16 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 17 ◯上野和久病院建設課長 特にそういうことは話の中では出てこなかったと思うんですけども、今回、リニアックをこの市民病院に造るということにつきましては、今現在、当初計画、このとき、平成20年から既に4年が経過しておりまして、医療技術医療機器などの革新や患者さんのニーズ、要するに、高齢化が進みまして、日本人の2人に1人はガンにかかるという現状を鑑みまして、外科手術、抗ガン治療、放射線治療という3大ガン治療体制を備えることが、患者さんの通院負担を軽減する、また、生駒市域の中核的な病院を目指す市民病院には必要な機能と判断しました。以上でございます。 18 ◯上原しのぶ委員長 吉村委員。 19 ◯吉村善明委員 市立病院として必要な分野の中に、地域の病病連携なり病診連携という課題も当然ご存じのとおりだと思うんですが、ならば、指定管理者である徳洲会さんが徳洲会岸和田なり八尾に運ぶというふうなことを言われたときには、提案されたときには、いやいや、生駒にも近大病院がその施設は備えておられるから、そちらの方と連携をとってもらえませんかというような態度を、公立病院を造る以上、こちら、行政側が持っておく必要があるんじゃないでしょうか。 20 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 21 ◯山下真市長 おっしゃるとおりだと思っておりまして、この平成20年6月の時点では、まだ、医師会や市内の病院等との病診連携、病病連携の話は、正直言ってできる雰囲気にはなかったわけでございまして、また、医療法人徳洲会奈良県内の事情にはそれほど通じていなかったというようなことから、系列病院で診るというようなことを特色ある医療の一つとして書いて、県に出したと思うんですけれども、しかし、生駒の患者さんが岸和田に行くというのは、どう考えても不便なことは明らかでございますので、吉村委員のおっしゃることが道理にかなっていると私も思いますし、そこまで我々も配慮が至らなかったことを反省しておるわけでございますけれども、ただ、先般も報告させていただきましたとおり、今、医師会と病診連携、病病連携について話合いをしていくという段階にございますので、その辺、我々も、もう一度、過去に出されたこういうものをチェックいたしまして、市立病院として地域の他の病院や開業医と連携していくのは当然でございますので、今後はそういったことをきちんとチェックしてまいりたいと思っております。  ただ、いずれにいたしましても、今回、市立病院リニアック室化学療法室ができますので、他病院に紹介する必要性はなくなりますので、市民にとっては利便性は高まるのではないかと思います。  ただ、これ以外の分野で、もちろん近大病院等との連携はこれからも必要でございますので、そういうご指摘いただいたご意見を基に協議していきたいと思います。 22 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等ございませんか。樋口清士委員。 23 ◯樋口清士委員 ちょっと何点か確認をさせてください。  まず、このリニアックなりを入れるということによって設計変更が行われて、面積の減っている諸室が幾つかございますね。まず、薬品庫が152平米から76平米ということで、半分になっているということもありますし、リハビリテーション室、これも若干削られて、化学療法室が入ったことによって、心リハADLコーナーというのを足し込んで比べてみたときに、大体19平米の減少というようなところになっているんですが、これ、特にこういうところに支障はないという判断でしょうか。 24 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 25 ◯上野和久病院建設課長 この検討につきましては、実施設計を行っている中でこのリニアックを設置するという提案がありまして、設計会社さんと徳洲会さんが十分協議した結果の図面と考えておりますので、こちらから減少についての問題点ということにつきましては、特に指摘しておりません。以上です。 26 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 27 ◯樋口清士委員 ちょっと本質的なところとは違うんですけど、3階の平面図を見ていますと、化学療法室の下側のところの横の通路、廊下だと思うんですが、要はこういうものがなぜ必要になったのかというのは、ちょっと何か理由があれば説明いただけますか。 28 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 29 ◯上野和久病院建設課長 消防との協議の中で、避難経路、それが2カ所必要ということでございまして、この通路、今、色を塗らせていただいている部分で、左下の屋外階段に避難するということでこの廊下が必要ということで、設置させていただいております。以上です。 30 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 31 ◯樋口清士委員 それは、実施設計の詰めの中で、消防との協議の中でその必要性が指摘されて、手直しをしたということですか。 32 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 33 ◯上野和久病院建設課長 実施設計を進める中で、当然、各関係機関との調整を行いますので、消防本部との協議によりまして確認しております。以上でございます。 34 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 35 ◯樋口清士委員 そのときにこのICUスペースが大分削られているんですが、これも特に問題なしという判断だということでよろしいですか。 36 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 37 ◯上野和久病院建設課長 はい、問題ないと考えております。以上です。 38 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 39 ◯樋口清士委員 元々の設計が大分ゆとりを持ってつくられていたのかななんていうことも感じるわけですけれども、ちょっと本質的なところの話で何点か確認させてください。  まず、このリニアックなり化学療法室の設置ということに関して、これは市が求めてこういうものが出てきたのか、指定管理者側からの求めでこういうものが出てきたのか、それはどちらでしょうか。 40 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 41 ◯上野和久病院建設課長 当然、4月の特別委員会以降、基本設計の大きな変更というのはその時点で終わっておりまして、それ以後、実施設計に取り組んでいったわけでございますけれども、基本的に、今回の提案でございますけども、徳洲会さんとしては、まず、万全な医療を構築していく上でぎりぎりの設計、精査するという考えということでございまして、いろいろ検討した結果、リニアック室というのが今後の医療に対して非常に重要ということで提案されて、それで、それにつきましてはいろいろな問題点等ございますので、市の方も、先ほど言いましたように、配置問題とか金額の問題、また工程等の問題、必要性、そういうことを総合的に見まして、必要であると判断して、今回の設置になっております。以上でございます。 42 ◯上原しのぶ委員長 市長。 43 ◯山下真市長 当初の打診は徳洲会サイドからあったわけでございますけれども、ご存じのとおり、死亡原因の3人に1人はガンという中で、これからどんどん生駒市におきましても高齢者が増えていくというような状況の中で、当然、このガンの治療に力を入れるというのは、市立病院としても必要であるというふうには思っておったところでございます。そして、また、現在、こういう放射線治療化学療法によるガンの治療の技術が進展しておりますので、市としてもこういうものがあればいいなということは思っていたわけでございますけれども、当初の協議の中では、他病院にこれを紹介してやるというスタンスであったわけですが、今般こういう打診があったので、市としてもこれは是非やってほしいということで前向きに受け止めて、設計会社との間で、3者で協議を進めてきたと、こういうことでございます。 44 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 45 ◯樋口清士委員 その打診されたという時期はいつ頃なんですか。 46 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 47 ◯山下真市長 8月末から9月ぐらいだったと記憶しております。 48 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 49 ◯樋口清士委員 先ほど、金額、工程の問題があるのでと、あるいはいろいろ問題があるということをおっしゃっていたんですけれども、まず、その金額、これを造ることによって、幾ら工事費が上がってくるということになるんでしょうか。 50 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 51 ◯上野和久病院建設課長 総体的に予算で82億3,000万というのがございますけれども、これだけをとらまえて見ますと、建築工事費で約7,000万、あと、機械設備、諸経費、消費税を入れまして、設計ベースで約8,700万円の追加となります。以上です。 52 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 53 ◯樋口清士委員 1,700万ということなんですか、それとも7,000万と8,700万なのか。 54 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 55 ◯上野和久病院建設課長 建築工事で7,000万、それと、機械設備、諸経費、消費税で、合わせまして、総額で8,700万ということでございます。 56 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 57 ◯樋口清士委員 8,700万円高くなると。  次に、工程で、先ほどちょっと実施設計ベースで少し延びますということがあったんですが、普通に見積もって、工事期間とか、あと、設計の見直しとか、足して、どれぐらい延びる可能性があるものなんでしょうか。先ほど、工事期間は圧縮してということがあったんですが、圧縮できなければ、どれぐらいの時間が延長されるということになるんでしょうか。 58 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 59 ◯上野和久病院建設課長 一応、まず、構造計算と設計、積算等につきましては約2カ月の遅れが出ますので、具体的に言いますと、工事でやはり2カ月ほど短縮する必要があるということでございますので、その短縮ができなければ、2カ月そのままずれ込むという計算でございます。以上です。 60 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 61 ◯樋口清士委員 1点、確認ですけど、工事だけ見たときに、純粋にそれが延びるなんていうことはないということですね。 62 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 63 ◯上野和久病院建設課長 元々の想定と言いますのが22カ月の工事ということでございまして、いろいろ、例えば、鉄骨ですので、製作期間の短縮とか労務機材などを有効に活用しまして施工能力等を向上いたしまして、20カ月、ですから2カ月は短縮可能ではないかと。例えば、参考でございますけれども、今、奈良市立病院というのがちょうど11月に工事が終わっておりますけども、それは鉄筋造で、若干、鉄骨よりは工期がかかると言われておりますけども、大体それで20カ月の工期で終わっておりますので、可能性は十分あると考えております。以上です。 64 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 65 ◯樋口清士委員 聞いていることはちょっと違ったんですけど、いいです。要は、工期、その22カ月が、それ以上これを導入することによって延びるということはないという理解でよろしいですね。 66 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 67 ◯上野和久病院建設課長 はい、延びることは現在のところないと考えております。 68 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 69 ◯樋口清士委員 ちょっと今お話をお伺いしていると、8月ぐらいには一応そういう話があって、これ、建設予算が出てくる前ですね。やるやらないの判断をその頃にやらないといけないという状況があって、要は否定的ではなかったということですよね、市の方も求めていたと。更にこれをやることによって工事費が1億弱上がってくるというような見込みというのも持っておられたということの中で、9月議会の中でこの導入を前提としない形で予算が上げられてきてというところに、私は手順として非常におかしなものを感じるわけです。これ、実際、予算の見直しということを導入に伴って行う予定はあるんでしょうか。 70 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 71 ◯上野和久病院建設課長 今現在、補正予算をいただいている予算でございますけども、それにつきましては予算ということで上げさせていただいたんですけども、今回、総体的には8,700万ほど増えるという計算になりますが、元々設計を組ませていただいたときにつきましては、一般的に、病院を建設するときに想定されます標準仕様などを基に積算しておりまして、最終的に予定価格を決定する段階には、詳細な積算業務で、品質を保ちながらコストダウンを図る等の取組をしていく考えでおりまして、また、必要であれば、必要でないものを削除したり仕様変更など、更に建築単価の精査を行う予定でございましたので、先ほどのリニアックの費用につきましては、予算内に収まると考えております。以上でございます。 72 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 73 ◯山下真市長 元々、予算というのは請負率100%の金額でございますので、以前、シミュレーションを出させていただいたとおり、65%、75%、85%ぐらい、65から85ぐらいでの請負率を想定しておりますので、十分、予算の範囲内では収まると思っております。  それから、先ほど、9月議会での予算案の審議との関連でのご意見と言うか、ご質問が出たんですけれども、確かにその時点でこういった話は出ていたんですが、先ほどご説明しましたとおり、そもそも既にいろんなものを配置していたわけですね、地下2階で霊安室とか剖検室、それから地下1階の薬品庫、それから3階のリハビリテーション室とかICU。こういったものを狭めてリニアックを造るということが果たして可能なのかどうか、つまり、今申し上げたような既に予定されていたものに影響がないかどうかということをクリアしなければ、あった方がいいけれども、できるかどうかは分からないわけでございますので、当然、市としては、そういったことがまだよく分からなかった時点で、そのことを予算の項目の中に挙げるというわけにはいきません。ある程度と言うか、これをやると、しかも図面上可能だということになって初めて議会にお示しできるものでございますので、その時点ではまだやるかやらないかは全く分からなかったので、その時点では設計には入っていなかった、こういうことでございます。 74 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 75 ◯樋口清士委員 じゃ、ちょっと別のことを聞きますね。  これ、9月に予算を上げられて、一応、可決されましたね。この予算は、この間に何か執行されたものというのはあるんですか。 76 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 77 ◯上野和久病院建設課長 補正予算の分でということであれば、ございません。以上です。 78 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 79 ◯樋口清士委員 要は、9月に出すということが早かったんじゃないんですかということを言っているわけです。要は、そういう不確定要素をはらんだまま予算を上げられて、その予算の中に収まりそうだからということで追加的に出てくるなんていうことが、何かどうもふに落ちない。例えば、多い目と言うか、少しゆとりを持った予算を立てておいて、少し遊びしろをつくっておいて、今までの計画になかったものをその範囲の中で盛り込んでいく、こんなことをやられちゃ、困るんですわ。と言うのは、我々はこの中身を見ながら、それに対してこの金額でいいのかどうかということで予算を審査する。そういうことが、全然、無意味になってきますよね。その辺りのことを問題として指摘させていただいているわけです。取りあえず以上で終わっておきます。 80 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等ございませんか。白本委員。 81 ◯白本和久委員 駐車スペースが当時の158台から151台に、7台分減少するということなんですけども、この7台減少についての影響、そんなんはないんですか。 82 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 83 ◯上野和久病院建設課長 駐車台数が減少するということでございますが、入庫台数の将来どれぐらい必要かという推計ということで、以前も言わせていただいたと思うんですけども、ピーク時間帯、要するに9時から12時までに自家用車で来院する方が103台おられます。それと、あと、9時までに入られる方が65台ほどございますけれども、そういうのも含めまして130台ほどは必要と想定しておりますので、若干まだ余裕があると考えております。以上です。
    84 ◯上原しのぶ委員長 白本委員。 85 ◯白本和久委員 ということは、まだ20台ぐらい余裕があるということですか。 86 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 87 ◯上野和久病院建設課長 一応、駐車台数の想定は、晴れたと言うか、通常の日ですので、例えばある程度雨とかそういう日であれば、やはり徒歩の方も車とかを使われることも加味しまして、ある程度、余裕があるということでございます。 88 ◯上原しのぶ委員長 白本委員。 89 ◯白本和久委員 以前も指摘させてもらいましたけれども、あそこの道路については片側1車線で、そういうところで計画どおりに台数が来てはけるかどうかと言うと、恒常的に、どう考えても、あそこ、渋滞するのは目に見えていると言うか、そやのに、まだ、これ、雨の場合やったらもちろんやけど、普通の状態でも130台ぐらいでいけるというのは、それはちょっとすごい甘い考えじゃないかなと思うんですけどね。 90 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 91 ◯上野和久病院建設課長 駐車場を推計するにおきましては、一応、どれだけの台数、実際運営されている病院を参考にいたしまして推計させていただきまして、また、要するに入庫待ちの渋滞ということであれば、一応ゲートを予定するとこまで70メーターほどの距離がございますので、本線に影響するということはないと考えております。以上です。 92 ◯上原しのぶ委員長 白本委員。 93 ◯白本和久委員 もうどのぐらい警察と協議されているんですか。 94 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 95 ◯上野和久病院建設課長 私が来まして、2回ほど警察と協議をさせていただきまして、実は、この日曜日に、東生駒自治会の方で、特に交通、今の大谷線の入り口についての地元説明会というのをやらせていただく予定でございます。 96 ◯上原しのぶ委員長 白本委員。 97 ◯白本和久委員 そしたら、4月以来、警察とは2回協議されているということですね。 98 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 99 ◯上野和久病院建設課長 そのとおりでございます。 100 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等ございませんか。樋口清士委員。 101 ◯樋口清士委員 もう1点確認させてください。  元々非採算の空間の部分に、一定、医療行為をしながら、病院で言うと、この収益を上げられるものをこしらえているわけですね。このことによって、徳洲会の収支の計画と言うか、これは幾らかでも変わるようなことになるんですか。この治療を行うということによって、医業収益を高めるという効果がどの程度出てくるのかということなんですけれども。 102 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 103 ◯上野和久病院建設課長 その検討につきましては、ちょっと徳洲会でやられているかどうか分かりませんけども、こちらは把握しておりません。以上でございます。 104 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 105 ◯樋口清士委員 これを導入することによって、市としては医療サービスは高まりますよと、これはよく分かるんですね。ただ、高まった分、徳洲会さん、指定管理者側の収益が幾らか上がると。費用負担については、建設部分というのは市の負担です。これは、地方交付税で補われたり、あるいは減価償却費相当分で補われたりということで、そこの持ち出しは0なんですと、多分こういうことなんでしょうね。ただ、お金は実際そういうことになっているのかもしれないけれども、実際には市の負担でやるということなんですよね、概念上は。それで徳洲会が収益をより以上に上げる形になっている。こういう部分も、ちょっとふに落ちんところはあるわけです。こういうことをやります、そのためにこういうお金を付けてください、付けますということで予算を決めてきた。指定管理者の利になる部分でちょっと工期が延びるかもしれないけれども、ちょっと負担も増えるんですが、これをやりたいというようなことがあったときに、はい、そうですかと。予算はそこは変わりませんからという説明なんですね。ただ、本当に変わらないということなのかどうか。これは確実に変わらないんですか。要は、増えることはないということなんですか。 106 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 107 ◯山下真市長 ちょっと誤解があるようなんですけれども、何か市が費用負担して徳洲会の収益向上に貢献しているというふうにも聞き取れる発言なんですけれども、市としては、一番の目的は市民サービスの向上でございます。先ほど言いましたように、ガンに対する放射線治療化学療法による治療というのは、これから絶対にそのニーズは増えていくことは間違いないと私は思っておりまして、それを市立病院で提供できるということはすばらしいことだと思っております。  結果的に徳洲会の医業収益がそれによって恐らく上がるでしょう、シミュレーションはしていないけど上がるでしょう。しかしながら、市民サービスが向上することによって、そういう医療行為をすることによって収益が上がるということは、当然それだけいろんな医療行為をやれば診療報酬が上がるのは当然ですので、それ自体が悪いことだとは私は思いませんし、先ほど来申しておりますように、若干、リニアックの部分を加味すれば、請負率が高止まりする可能性はあるかもしれません、それは。しかしながら、仮にそうだとしても、これについては、減価償却費相当分は徳洲会から毎年毎年施設使用料ということで頂くわけですから、実質的な市の負担はないわけでございまして、先ほど樋口委員は名目的にはということをおっしゃられましたけれども、やはりここは当然、実質的に考えるべきではないか。もしも徳洲会の提案が、いや、そんなことはこの病院でやらなくてもいいよ、ニーズがないよというものであれば、それは当然、我々としても蹴ります。しかし、この化学療法放射線療法のニーズはこれから高まっていくだろうということに関して徳洲会サイドと我々サイドの見解が一致しましたので、これを盛り込む方向で設計変更すべく、いろいろと、地下2階にリニアックを入れるためにいろんなことを手直ししなきゃいけないわけですけれども、その修正作業に時間がかかって今日のご説明に至ったと、こういう経過でございますので、別に市民サービスの向上を目的とする以外の特段のねらいはございませんので、ご理解を賜りたいと思います。 108 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 109 ◯樋口清士委員 私は何もリニアックをやるべきじゃないということを言っているわけじゃないんです。市民サービスの向上、医療のサービスが向上していくんだと、市民にとっていいことなんだと、お金もそんなにかからないんだということであれば、それは別に構わんだろうというふうには思うんですね。ただ、手順がおかしいと。だから、なぜ12月にこの予算を計上しないのかということですよ、簡単に言えばね。要は、そういう、まだ、懸案事項、流動的なものを抱えていた、その段階で急ぎもしない予算を9月に上げてきて、結論が出てからちょっと変えますということが、手順としておかしいんじゃないですかということを申し上げているわけです。12月には答えが出ていたわけじゃないですか、できるかできないか、やるかやらないかということの。今、そこで決めた予算については、まだ執行していませんということでしょう。ということは、急がなくていい予算を9月に上げていたわけですよ。なぜそれを12月に上げてこないのかということを言っているんですよ。確定してからちゃんとしたお金を出して、それを予算として上げていけば。だから、先ほどおっしゃっている、これ以上本当に上がらないのか、今決めている予算の中で、それも設計ベースの金額としてですよ。だって、これ、落札率、どうなるか分からないということで、9月の段階でも低く言ってるけれども、実際は設計ベースの金額で予算というのは計上しないといけないんだということをおっしゃっていましたよね。それはそのとおりですよ。そこは本当に変わらないんですかということを申し上げているわけで、詰めていってるんですというまだご説明ですよね。本当にそこを詰め切ったときに、ちゃんと今の計上されている予算の中で収まるんですね。そこだけちょっと答えてください。 110 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 111 ◯山下真市長 ちょっと最後のご質問の前段のところでお答えさせていただきたいと思います。  9月の審議でも申し上げさせていただきましたけれども、もしこのリニアックをしないということになれば、年内の入札公告ということも日程的には可能でしたので、それも我々は目指しておりました。しかしながら、途中でこういうものに設計変更するということを決定いたしましたので、結果的に入札の公告が遅れたということでございまして、9月議会に予算を出した時点では、そのときに予算を審議していただいて、少しでも早く入札の公告をしたいという思いがあったわけでございますので、決して我々が不必要に早く出したというふうに言われることはないと思います。  こういうものを造る場合は、やっぱりいったん設計を決めた後でいろいろと変更が出てくることは、これは、ある程度、私、避けられないのではないかと思います。この12月議会にも、郷土資料館の請負契約に関連して補正予算と変更契約の議決の案件を出させていただきますけれども、これも、設計を詰めていく中で、やっぱりこうした方がいいだろうというふうに考え直した部分でございますので、仮にそういうことを考えたときに、これは当初決まっているから当初どおりいかなきゃいけないよということは、逆により良いものを造るという観点からすると、私はどうなのかと。やはり、より良い設計変更であれば、必要な補正予算の編成とか契約の議決の案件を改めてとり直すということをしてでも、私はすべきではないのかなと。今回に関しては、郷土資料館と違って、その分予算の増額ということはないわけでございますけれども、ひょっとすると、それはこれから詳細設計を詰めていく中で、予算の増額ということが全くないと、私、言えないと、この場ではっきり言わせていただきます。全くそういう可能性がないとは言い切れません。ただ、元々請負率としてはある程度のアローワンスを持って提出させていただいておりますので、請負率は65から85ということでございますので、何とか当初の予算の範囲内でとどめても落札業者は出るだろうと、このように思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 112 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 113 ◯樋口清士委員 落札はされるんでしょうけど、元々の設計価格が幾らかというところが変われば、当然変えないといけないわけでしょう。高くなることは分かっているけど、落札される額はもうちょっと低そうだから、そのままの予算でいっておきましょうなんていうことは多分できないんじゃないですか。だから、ちょっと多目多目の数字を出しているわけでしょう、今。そうじゃないですか、課長。 114 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 115 ◯上野和久病院建設課長 先ほど、リニアックにつきましては、増額分ということでございます。あれはあくまでもリニアックをする総体的な増額ということでございまして、今後、先ほども言いましたように、これから予定価格を実施設計の図面が終わりましたらしていくわけでございますけども、先ほど申しましたように、そういう設計の金額を決める場合、今後、前回も言わせていただいていますけども、要するに、コストダウンを図る、VE、また標準で予算等は上げておりますけども、必要でないものや仕様変更などを行いまして、建築単価等を精査するということを行っていく予定でございますので、ですから、設計金額自体は予算内で収まるように何とか考えていく予定でございます。以上です。 116 ◯上原しのぶ委員長 樋口清士委員。 117 ◯樋口清士委員 想定とか希望とかを聞いているわけじゃなくて、本当にそうなんですねということを確認させていただいただけなんです、そこはお答えいただけないということのようですけれども。  それと、先ほど市長が、まだこれからまた変更があり得るということもおっしゃっていましたが、設計レベルの、ここはもうちょっとこうした方がいいだろうというようなことで直していって、その結果として金額が多少増減するというようなことがあるのは、それは仕方のない話だと思うんですが、元々計画とかいったものに出てきていないものがぽこんと出てきて、それが少しお金かかるけれども、今回は追加的な予算というのは必要ないということのようですけども、ただ、それが補正予算を組んででもやるべきものというようなこともおっしゃっていましたが、どんどんとそれが膨らんでいくというようなことが、今まで見えていなかったものがどんどん出てくるなんていうことが、これから工事に入るまでの間に、あるいは入札をかけるまでの間にまだ時間があるとして、そんなものが出てきたら、そんなおかしな話はないじゃないですか。元々こういうことをやりますと、それをベースに考えてきて、これだけのお金をかけてやるんですというとこまで今来て、そこにこんなものもやりますというものが出てくるという、その手順がどうも私はおかしいんじゃないかと。そんなことをやっていると、工期、どんどん延びていったり、お金、どんどん膨らんでいったりということはあり得るわけですよ。どこが最終なんですかということをちょっとお伺いしたいんですけどね。 118 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 119 ◯山下真市長 今回のご提案をさせていただくに当たって、大きな設計変更はこれ以上ないということで、既に3者で合意をしております。当初の予算の範囲内で収めるべく、先ほど上野課長から、VE、Value Engineeringという手法が示されましたけれども、ちょっと部材なんかの質を支障のない範囲で下げて、当初予算の中に収めるというような努力をこれからいたします。それで当初予算の範囲内で収まるように努力するつもりですけども、VEをやってもこれ以上部材の品質を落とせないというようなことがあれば、若干の予算の上積みということがある可能性が100%ないとは私はよう言いません。よう言いませんが、ほぼないだろうと思いますし、ない方向でこれから改めてVEをやっていくということでございます。  何度も申し上げさせていただきますけれども、例えば家を造るときでも、当初、設計屋さんといろいろ打合せして決めても、やっぱりここをこうしようとかああしようということは、それはあるわけですね、着工の時点まで。それがより良いものであれば当然採用すべきですし、例えば太陽光パネルを乗せて総予算が増えるから、じゃ、床暖房はやめておこうかとか、これは、普通どんな工事でも、家を建てる場合でも公共施設を建てる場合でもありますので、そこは別に議会を軽視しているとか、審議をないがしろにするとか、そういう目的でさせていただいているのでは決してなくて、後悔しないようなより良いものを造るということで不断の見直しをしているというふうに前向きに受け止めていただきたいと思います。 120 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等。樋口稔委員。 121 ◯樋口稔委員 1点だけお尋ねしたいんですけども、地下1階の薬品庫の面積の変更ありますね、151平米から76平米に。たしか徳洲会さんは1階に自分の調剤薬局を持たれるとお聞きしていたんですけども、間違いないですか。 122 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 123 ◯上野和久病院建設課長 そのように伺っております。以上です。 124 ◯上原しのぶ委員長 樋口稔委員。 125 ◯樋口稔委員 それじゃ、薬品庫が半分になっても大丈夫ですか、これは。 126 ◯上原しのぶ委員長 池田部長。 127 ◯池田勝彦福祉健康部長 この薬品庫につきましては、今、調剤とか、いろいろ薬を混ぜたりというのも少なくなっておりますし、これで十分いけるというふうには聞いております。 128 ◯上原しのぶ委員長 樋口稔委員。 129 ◯樋口稔委員 はい、分かりました。 130 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等ございませんか。成田委員。 131 ◯成田智樹委員 リニアック室を造られるということで、今、建築工事で7,000万、機械工事を含めて8,700万というようなお話やったと思うんですけど、機械工事分も最初に入っているんですかね。生駒市が支出する金額ですか。 132 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 133 ◯上野和久病院建設課長 医療機材ですね。リニアックの機械自体は入っておりません。それは徳洲会さんが用意するということでございます。この建築費につきましては、先ほど言いましたように、建築工事で7,000万円、それと機械設備工事で200万円、それと諸経費、消費税を入れて、総額で8,700万円ということでございます。以上です。 134 ◯上原しのぶ委員長 成田委員。 135 ◯成田智樹委員 分かりました。  リニアック室って、私も不勉強で初めて聞いて、放射線治療室と書いていただいていたら分かりやすいと思うんですけども、これ、今、現状、近大奈良病院にあると。どの程度稼働しておるんでしょうか。 136 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 137 ◯上野和久病院建設課長 その近大奈良病院の方に実は聞く機会がございましたけども、その件数はちょっと教えていただけませんでした。その代わりに、奈良市民病院、そちらの方で聞かせていただきましたところ、1日約15件から20件のリニアックの治療を行っていると、それが週5回行っているということでございます。以上でございます。 138 ◯上原しのぶ委員長 成田委員。 139 ◯成田智樹委員 岸和田にもあるんですよね、徳洲会さんの。岸和田の方の稼働率と言うか、稼働数はどの程度なんでしょうか。 140 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 141 ◯上野和久病院建設課長 岸和田徳洲会さんは、今年の4月から10月までの一月の平均で315件ということになっております。以上です。 142 ◯上原しのぶ委員長 成田委員。 143 ◯成田智樹委員 結構です。 144 ◯上原しのぶ委員長 他に。議長。 145 ◯山田正弘議長 地下1階と地下2階なんですけど、左端に機器室等というのがございますね。ここ、今、避難はしごから避難階段へということにここには書いていますけど、機器室というのは、これはどこへ移動されましたか。というのは、機器室の中に階段の絵を描いていますのでね。地下1階の左端。(「地下2階です」との声あり)1階と2階ですね。機器室と書いていますね。機器室と、その上に避難はしごと書いていますでしょう。その避難はしごから避難階段に変更になっていますね。 146 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 147 ◯上野和久病院建設課長 今回は必要がないということで、ここにございます機器室等については削除をされております。以上でございます。 148 ◯上原しのぶ委員長 議長。 149 ◯山田正弘議長 そしたら、機器室は不要やということで、機器室の中に階段を造るわけですか。絵ではそうなっていますね。 150 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 151 ◯上野和久病院建設課長 そういうことでございます。以上です。 152 ◯上原しのぶ委員長 議長。 153 ◯山田正弘議長 そしたら、地下1階から2階までは、機器室が非常階段になって、この避難はしごは削除されますね。 154 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 155 ◯上野和久病院建設課長 そういうことでございまして、この避難階段につきましては、このまま地上に出る避難階段ということで設置しております。以上でございます。 156 ◯上原しのぶ委員長 いいですか。議長。 157 ◯山田正弘議長 はい、結構です。 158 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 159 ◯上原しのぶ委員長 他に委員による質疑等がないようでございましたら、次に、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。井上議員。 160 ◯井上充生議員 冒頭に、徳洲会から提案があって、十分に検討した結果、必要と認められたのでということがあったんですけども、どういったところで検討されたんですか。病院事業推進委員会の中でされたんでしょうか。 161 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 162 ◯山下真市長 まず、これを設けるかどうかに関しては、市と徳洲会で検討をいたしました。 163 ◯上原しのぶ委員長 井上議員。 164 ◯井上充生議員 徳洲会から申入れがあって、その申入れに対して市と徳洲会とで検討したということなんでしょうか。推進委員会の方には何の報告もされていないのでは。 165 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 166 ◯山下真市長 推進委員会が今度の日曜日にございますので、その場でご報告させていただく予定でございますけれども、推進委員会の所管事項は病院事業計画の変更とかそういったことに関わる分でございますので、今回はそこまでの必要はなかったというふうに判断をしております。 167 ◯上原しのぶ委員長 井上議員。 168 ◯井上充生議員 病院事業計画の議論の中で、このリニアックというのは議論されたんでしょうか、今までの中で。 169 ◯上原しのぶ委員長 池田部長。 170 ◯池田勝彦福祉健康部長 今までにはそういうお話はなかったと記憶しております。 171 ◯上原しのぶ委員長 井上議員。 172 ◯井上充生議員 そうですね、聞き慣れない言葉で。要するに、今まで、病院事業推進委員会の中で、例えば緩和ケア等で将来的に導入を図りたいとか、そういう意見とかはあったわけなんです。そういうようなことで例えば早期に導入したいというので変更というのならよく分かるんですけども、先ほど樋口清士委員が言われたように、今まで全然なかったものが、今、必要だということ。必要だったら当初に入れておくべきものであって、なぜ急にそれが出てきてこんな簡単に変わるのかなというふうに、その辺がちょっと納得いかない部分があります。  それと、それを導入するがために、いろんなスペースが削られていますよね。削られても問題なし、営業に差し支えなしということなんですけども、それじゃ、今まで必要なかっても大丈夫なやつを設計に入れていたのかと、逆にそっちの方がどうなんだという気がするんですけど、そのことについてはいかがなんですか。 173 ◯上原しのぶ委員長 山下市長
    174 ◯山下真市長 病院事業推進委員会の議論に出ていなかったということは、それは委員会でのやり取りの中で取り上げられなかったというだけであって、先ほどもご説明させていただいたとおり、平成20年6月に奈良県の方に提出いたしました病院開設等に係る事前協議内容審査表では、この病院独自の特色ある医療ということで、悪性新生物、つまりガン化学療法中期計画で取り組みますということは明記をさせていただいておりまして、当然、この審査表に書かれた独自の特色ある医療は、委員の皆さんも読んでおられたというふうに思います。今回の変更は、それを他病院に紹介してやるというふうになっていたのを自前でリニアックを備えてやるということにしたので、先ほども言いましたように、病院事業計画の変更まで必要なものではないわけですけれども、当然、委員の皆さんにもご理解いただけるものだというふうに理解をいたしておるところでございます。今度の日曜日に、この辺もご説明をさせていただく予定でございます。  それから、2点目の、部屋が狭くなるということは、じゃ、元々必要じゃなかったんじゃないかというご指摘でございますけれども、要するにゆとりのある間取りをしていたけれども、もうちょっとタイトな間取りでもできるようになったということでご理解をいただきたいと思います。例えばリビング15畳とっていたものを12畳にするとか、子供部屋8畳を予定していたのを6畳にするとか、十分許容できる範囲内でスペースを小さくしたということでご理解をいただきたいと思います。機能には支障がないということは、当然、徳洲会サイドとも石本設計とも協議をして、その辺は確認をしております。 175 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等ございませんか。中浦議員。 176 ◯中浦新悟議員 先ほど委員さんの中で、このリニアックの利用数と言うんですか、その数、使用数に関して質問があったんですけども、奈良市立が日15件で、徳洲会のどこでしたっけ、大阪、岸和田(「岸和田」との声あり)岸和田が315件。(「月平均ですけど」との声あり)これ、生駒では、今、近大もありますけども、どれくらいの需要がある、どれくらい稼働させていかなければいけないものだというふうな数字を見越して、今、この計画、立ててはるんでしょうか。 177 ◯上原しのぶ委員長 池田部長。 178 ◯池田勝彦福祉健康部長 生駒の患者さんがどのくらいリニアックをお使いになっているかというのは、把握はしておりません。できにくい状況でございます。ちょっと申し上げますと、生駒のガンで死亡される方、これ、22年の統計ですが、300人ということでございます。年々、13年度から統計をとっておりますが、やはり右肩上がりに上がっておると。生駒市では、死亡者の35%がガンで亡くなっていると。奈良県、また全国の平均が30ですので、したがいまして、5%ですが、毎年、平均を超えておると、こういう状況でございます。したがいまして、今、奈良市立病院でも日に20件ということでございますので、それよりも若干上回る可能性もありますけども、市といたしましても、やはり需要は結構見込まれるというふうに考えております。  これは全然質問ではございませんが、1つ頭に入れておいていただきたいのは、リニアックというのは、CTとかそういうものだけじゃなしに、やはりものすごい周りを重たくしなければ、分厚くしなければならない。これ、設計上ものすごい大変なことらしいです。これ、私も安易に考えておったんですが、設計屋等とも話をする中で、これ、果たしてできるかどうかというのもやっぱりありました。それは免震にかなり影響してくるものですので、ですから、その辺もできるかできへんかというのは、市としてもやはり未定だったというのも頭に入れておいていただいたら有り難いということでございます。以上でございます。 179 ◯上原しのぶ委員長 中浦議員。 180 ◯中浦新悟議員 これ、確認なんですけど、需要計算がしにくい生駒のガン患者の実態ということですけど、今、利用をしている方がリニアックを利用しているのかどうなのかというのは分からないということなんですけど、こういうのというのは、保険診療等々で確認していったりということは不可能なんですか。そもそも、こういった8,000万、9,000万近くもかかるものですから、当然そういった予備的に数字又は需要というものをきちんと把握していくための動きというものはあったんだろうというふうには思うんですけども、その上で、数字が出せないというふうな、見込みも出せないということなんでしょうけども、一切そういったところからでも情報というのは読み取ることはできなかったんですかね。 181 ◯上原しのぶ委員長 池田部長。 182 ◯池田勝彦福祉健康部長 国保からレセを繰って、私、具体的にリニアックを使って放射線治療を受けておられるというのは、レセの中に書いているかどうか分かりませんけれども、ただ、国保で物理的にできたとしても、社会保険についてはこちらも資料がございませんし、ガンで何人亡くなっておられるかということは、県では把握できるかもしれませんけれども、市としてはやはり限界があるということでございます。 183 ◯上原しのぶ委員長 中浦議員。 184 ◯中浦新悟議員 必要か必要じゃないのか、これからどういうふうな、市長もおっしゃっていましたけど、これから、ガンで亡くなる患者さん、ガンを患う患者さんという方がどういうふうな状態になっていくのかというのは、伸びていく可能性も多々あるとは思います。ただ、とは言え、委員の中で、吉村委員もおっしゃっていましたけど、近大さんが持っていらっしゃる、この近いところで持っていらっしゃったところで、じゃ、どれくらいの数が必要なのか、どれくらいの需要が必要だったのか、近大は教えてくれへんかったと言うてましたけども、ただ、教えてくれへんかった、じゃ、造りますじゃなくて、もっとそこはきちんと話をした上で、こういう状態だから、これだけの患者数、こういったことにガン患者を救うことができるなり、そういった数字というものをきちっと出して、この9,000万、約8,700万の費用をどうするのか、又はこれによって、また手続論でもおっしゃっていましたけども、そこでもやっぱり僕自身不思議にも思いますので、そういったことを含めて、きちんと事前に出しておいていただきたかったなというふうには思いますので、これは意見として言っておきます。 185 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等ございませんか。山田弘己議員。 186 ◯山田弘己議員 3階平面図のところでちょっとお尋ねしたいんですけれども、先ほどリニアック室の設置の根拠というのはご説明いただいたんですが、今回、変更で、3階、従来、化学療法室ではなかったんですが、従来は理学療法というのが3階にありまして、その平米数が半分ぐらいになって、化学療法室が新たに追加という、100平米ほど、かなり広いところを造られて、その下には抗ガン室もあるということですが、この化学療法室を別途こちらに設置されている根拠をもう一度ご説明いただきたいんですが。 187 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 188 ◯上野和久病院建設課長 特に3階のこの部分に必ず持ってこなければならないということはございません。以上です。 189 ◯上原しのぶ委員長 山田弘己議員。 190 ◯山田弘己議員 いや、私、3階に造るという趣旨ではなくて、従来、化学療法室というのがなかったものを今回新設された一番のメーンの理由を教えてください。 191 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 192 ◯上野和久病院建設課長 何回も繰り返しになると思うんですけども、先ほど、市長さん、私も言いましたように、平成20年6月に奈良県の地域医療連携課に提出しました病院開設に係る事前協議の内容の中で、このリニアックというのは、当然、特色ある医療をするということになっておりますが、その前に、要するに化学療法につきましても中期的な目標として行うということでございますので、この中で既に明記されていたのを今回は早目に実現させていただいたということでございます。 193 ◯上原しのぶ委員長 山田弘己議員。 194 ◯山田弘己議員 そのご説明は分かった上で伺っているんですけども、リニアックというのも検討ということで、これが地下2階ということにありまして、当然、放射線治療ということで、生駒市では3分の1の死亡者がガン患者であるということだったのですが、これ、地下2階と、ロケーション的に化学療法室は3階にありまして、患者のことを考えて、特にガン患者の方が、関連して、例えば、リニアックに行って放射線治療、それから化学療法を受けるとなると、かなり移動も考えられますし、化学療法室のとこには抗ガン室というのもありますから、地下2階と3階というようなロケーションについては、これが適当と考えられているのでしょうか。 195 ◯上原しのぶ委員長 池田部長。 196 ◯池田勝彦福祉健康部長 先ほど、私、申し上げましたように、リニアックというのはものすごく重たいということがありまして、それを近くに持っていくわけにもいきませんし、また、必要な場所がどこだということで、最適な場所がここということでございますので、その辺の移動につきましては無理のないように病院もされますでしょうし、申し上げたいのは、重たいものを上に持っていくわけにはいきませんので、下の方になりますと。下の方に化学療法を持っていけて、近くにあったらいいんですけれども、やはりそれは難しいということで考えて、3階に持ってきたわけでございます。以上でございます。 197 ◯上原しのぶ委員長 山下市長。 198 ◯山下真市長 元々の図面と対比していただければ分かるんですけれども、地下2階というのは、そういう霊安室とかあるいは医療廃棄物の洗浄をしたりするような、そういうスペースでございまして、要するに、そこで治療をするということは、はなからそういう考えはなかったわけです。ところが、リニアックというのは放射線が出ますので、周囲を、たしか厚さ1メートルぐらいでしたか、(「1.7」との声あり)厚さ1メーター70のコンクリの壁を造って四方を覆わなきゃいけませんので、非常に重たいものなので、免震構造との関係で、例外的に地下2階に持ってきたわけです。だから、本来、患者さんのことを考えたら、地下2階の、ここを見ていただいたら、組立て、滅菌、洗浄とか、こういうのがあるところと同じフロアに持っていくということは通常はないんですけれども、リニアックの構造上、致し方なくこっちに持ってきたということですので、これと化学療法室をセットで横並びにするというのは、これは考えられない配置だというふうに思います。 199 ◯上原しのぶ委員長 山田弘己議員。 200 ◯山田弘己議員 私は横並びまでとは求めておりません。要は、リニアックはそういう安全性の面で地下2階が最もふさわしいということで、こちらに設計、設置されたと考えるんですが、ただ、以前なかった化学療法室が、余りにも、地下2階と3階ですから、5階ぐらい離れているわけですね。ですから、要は、リニアック室は地下2階に置いたまま、化学療法はもうちょっと低階の方、低層階の方に設置できなかったのかなというのを考えたまでの質問ということでしたので、そのようにお含みおきください。 201 ◯上原しのぶ委員長 中浦議員。 202 ◯中浦新悟議員 3階ですか、避難通路の部分なんですけど、これ、図面を見ると、避難通路としか使えなさそうな図なんですよね、ここって。何ら、ほか、一般的に避難しないときにここの通路って使うことないだろうなと思えるような絵になっているんですけども、もうちょっと他に絵の描き方、僕、ちょっと設計のこととかどうこうということは言えないですけど、もうちょっと他にいい案というのがなかったんですかね。できることならば、この辺、ちょっと設計屋さんと協議していただけたらなとは思うんですけども、余りにもちょっと無用な、無用とは言わないですよ、避難路ですから、でも、ふだんにおいては余り使わない、もったいない使い方になっているのかなというふうにも思いますので。 203 ◯上原しのぶ委員長 上野課長。 204 ◯上野和久病院建設課長 特に避難ということで先ほど説明させていただきました。ただ、徳洲会さんも、これを造るにつきましては、要するに、ICUのベッド、やはりそれが家族から見える方がいいというようなことも言われておりますので、その辺も含めましてこういう形になったということでございます。以上です。 205 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 206 ◯上原しのぶ委員長 他に質疑等がないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  それでは、病院事業特別委員会はこれをもって終わります。              午後2時38分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。             病院事業特別委員会委員長   上 原 しのぶ 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