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  1. 生駒市議会 2011-12-13
    平成23年第7回定例会 市民福祉委員会 本文 開催日:2011年12月13日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午後1時0分 開会 ◯伊木まり子委員長 ただ今から市民福祉委員会を開催いたします。  西山委員から欠席の連絡を受けておりますので、ご了承願います。  本日の会議につきましては、次第に基づき審査を行いますので、ご了承願います。  なお、本日の会議につきましては、報道、市民の傍聴を許可いたしておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 開議 2 ◯伊木まり子委員長 それでは、ただ今から審査いたします。  1、審査事項、(1)議案第74号、平成23年度生駒市一般会計補正予算(第3回)の当委員会関係分を議題といたします。  なお、内容については、過日の本会議において説明を受けたとおりであります。よって、説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。よろしいですか。              (「説明をお願いします」との声あり) 3 ◯伊木まり子委員長 それでは、説明をお願いいたします。新谷部長。 4 ◯新谷厚市民部長 よろしくお願いいたします。  それでは、議案第74号、平成23年度生駒市一般会計補正予算(第3回)の市民部所管分について、ご説明申し上げます。  議案書の6ページ上段をお願いいたします。  今回、市税の歳入予算について減額補正をお願いするものでございます。款1、市税、項1、市民税、目1、個人、節1、現年課税分につきましては、平成20年のリーマンショックからの緩やかな景気回復に伴い、当初、課税ベースでの伸び率を前年度に比べ約0.7%の増加と見込んでおりました。しかしながら、長引くデフレに加えまして、世界経済情勢が不安定となったことから、円高が急速に進み、我が国の経済活動が停滞し、これに伴って企業収益が伸び悩む中、深刻化する雇用情勢賃金環境の悪化が続いたことから、所得の減少が見られ、高額納税者平成22年度に比べて減少したことなどによりまして、当初予測に反して約4%の税収が落ち込むと思われるため、3億3,000万円の減額をお願いするものでございます。どうぞよろしくご審査賜りますようお願い申し上げます。以上です。 5 ◯伊木まり子委員長 池田部長。 6 ◯池田勝彦福祉健康部長 それでは、福祉健康部の所管に係りますものにつきましてご説明を申し上げます。  議案書の11ページをお願いいたします。  款3、民生費、項1、社会福祉費、目3、障がい者福祉費で6,054万1,000円の増額補正をお願いするものでございます。内容といたしましては、障害者自立支援法の改正に伴うシステム改修による委託料の増加といたしまして735万円、障がい福祉サービス費補装具更生医療給付費の増加により扶助費で3,320万6,000円、また、障がい福祉サービス費の実績に基づく精査によりまして1,998万5,000円の国庫負担金過年度償還が生じたことによりまして予算不足が生じるため、増額補正をお願いするものでございます。なお、今回の補正委託料及び扶助費の財源の一部といたしまして、国及び県からの負担金及び補助金2,795万8,000円を見込んでおります。
     続きまして、同じく歳出の目6、介護保険費は、県の介護基盤緊急整備特別対策事業の採択を受けまして、長期の使用により老朽化いたしました市内のグループホームと小規模多機能型居宅介護施設改修に要する費用を事業者に補助するため、1,119万円の増額補正をするものでございます。なお、この市からの補助の財源は、全額、県の補助金で賄われます。以上、よろしくお願い申し上げます。 7 ◯伊木まり子委員長 説明は終わりました。  本案について、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。塩見委員。 8 ◯塩見牧子委員 まず、市民税の減収について伺いたいんですけれども、3億3,000万円ほどの減収であると。たしか平成23年度当初予算では164億市民税計上されていたかと思うんですけれども、今回、この3億3,000万ほど減収になるということで、来年度の予算を立てていくときの見込み、10月に市長から予算編成方針が出されたわけですけれども、これには既にそういった今後の経済的な予測も含めた、これに反映されているというふうに考えてよろしいんでしょうか。 9 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 10 ◯奥村弘之課税課長 平成24年度の予算につきましては、今年度の補正額を見越して計画を立てておりました。以上です。 11 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 12 ◯塩見牧子委員 ということは、既に予算編成方針の方に反映されているというふうに考えてよろしいですね。 13 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 14 ◯奥村弘之課税課長 そのとおりでございます。 15 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 16 ◯塩見牧子委員 続いて歳出の方なんですけれども、目、障がい者福祉費委託料システム委託料なんですけれども、これは自立支援法の改正に伴うシステム改修費というご説明を受けたんですけれども、自立支援法の改正、2010年12月だったかと思いますが、これは、今からこのシステム改修をしていくということでの補正ということで、このシステム改修はいつぐらいになる見込みなんでしょうか。 17 ◯伊木まり子委員長 辻課長。 18 ◯辻靖司福祉支援課長 今のシステム改修でございますけれども、この制度自体平成24年4月1日から給付対象の制度でございますので、年明け早々ぐらいに業者を選定、JIPになろうかと思いますけれども、取りかかっていきたいと考えております。 19 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 20 ◯塩見牧子委員 といたしましたら、自立支援法改正に伴う事業も、全て、来年度、平成24年から反映されていくということでよろしいですか。 21 ◯伊木まり子委員長 辻課長。 22 ◯辻靖司福祉支援課長 原則は平成24年4月1日ですけども、一部、平成23年10月から始まった分もございます。 23 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 24 ◯塩見牧子委員 その10月から始まっている分というのは、グループホームとかケアホーム入居者に対する家賃補助に関してでよろしいでしょうか。 25 ◯伊木まり子委員長 辻課長。 26 ◯辻靖司福祉支援課長 今、塩見委員おっしゃいましたとおり、地域における自立した生活のための支援の充実ということで、グループホームケアホームへの家賃の補助ということで、金額にいたしまして1万円の補助が実施されたところでございます。以上でございます。 27 ◯塩見牧子委員 結構です。 28 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。樋口委員。 29 ◯樋口清士委員 今の関連で、10月1日施行分、これについてもシステム改修必要性というのがあったように思うんですけれども、それは実施されたんでしょうか。 30 ◯伊木まり子委員長 辻課長。 31 ◯辻靖司福祉支援課長 10月1日施行分につきましては、まだシステム改修にまで影響が及ばない分でございましたので、今後、平成24年4月1日に向けましての施策の内容につきましての改修でございます。 32 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 33 ◯樋口清士委員 厚労省が、今年の2月の段階で、通達と言うか、一応、説明をされている部分の資料を拝見いたしまして、その中では、10月施行分については、システム改修について、5月・9月の間にやるべしと、また、来年の4月施行の分については、8月・3月でシステム改修を検討すべしと、それに向けての予算措置を当然やっておくべしというようなことで説明をされていたと思うんですが、それを当初の予算の中でなぜ段取りができていなくて、今ここに至っての補正になっているのかというところについては非常に疑問を感じている部分があるんですけれども、これについて、何かご説明いただけますでしょうか。 34 ◯伊木まり子委員長 辻課長。 35 ◯辻靖司福祉支援課長 その制度の内容につきまして、国の方の厚労省から具体的な内容の指示がまだ市町村に下りてきておりませんので、8月から対応すべきというふうな指針は出されておりますけども、内容自体が確定しておらない状況で、今現在でもまだ最終の確定したものが下りてきていない状況でございますので、今回、12月で補正をさせていただくということで、今、上程させていただきました。 36 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 37 ◯樋口清士委員 そしたら、当初からそういう明確な改修の指針なりが見えた段階で補正予算を組んでいこうと、そういう対応をしようという考え方でおったということで理解してよろしいでしょうか。 38 ◯伊木まり子委員長 辻課長。 39 ◯辻靖司福祉支援課長 そのとおりでございます。 40 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 41 ◯樋口清士委員 いずれにしても、先ほどもありましたけれども、4月1日施行ということですので、それに向けて、間に合わないということのないように対応いただきたいと思いますし、また、先の見えている話については、当初からある程度のものを見込んでおくということも必要ではないかと思いますので、特にこういう制度のころころ変わっていくようなものについては、そういう段取りも、今後、対応いただきたいなというふうに思います。以上です。 42 ◯伊木まり子委員長 他にございませんか。              (「なし」との声あり) 43 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結し、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。白本議員。 44 ◯白和久議員 個人市民税減額補正について、質問をさせていただきます。  まず、当初予算見積りのときに、1月1日現在の納税者数は何人だったんでしょうか。 45 ◯伊木まり子委員長 出ますでしょうか。後にしましょうか。出ますか。奥村課長。 46 ◯奥村弘之課税課長 ちょっと、今、手元に資料がございませんので、後ほどまたお答えさせていただきたいと思います。 47 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 48 ◯白和久議員 そしたら、当初調定での人数は何人でしょうか。 49 ◯伊木まり子委員長 出ますでしょうか。奥村課長。 50 ◯奥村弘之課税課長 5万4,143名です。 51 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 52 ◯白和久議員 そしたら、当初調定で5万4,143人ということなんですけども、減額補正での人数はどのように推移したんでしょうか。 53 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 54 ◯奥村弘之課税課長 減額補正人数自体は当初調定とほとんど変わりございません。しかしながら、この減額につきましては、50万円以上の高額納税者の方が平成22年度に比べまして230名以上減少になったということで、それだけ課税所得が下がったということで今回の補正を上程させていただいております。 55 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 56 ◯白和久議員 徴収率についてなんですけども、平成22年と平成23年、今、分かる範囲内で何%でしょうか。 57 ◯伊木まり子委員長 安達課長。 58 ◯安達博臣収税課長 市税全体でございます、11月末時点で今年度は62.40%、昨年同月比で見ましたら62.16%ですが、全体で見たら0.042%の増となっています。 59 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 60 ◯白和久議員 ほとんど徴収率は変わらないということなんですけども、そしたら、9月1日の個人市民税調定額と12月1日現在の個人市民税調定額の差は幾らぐらいあるんでしょうか。(「11月のでもええの」との声あり)構わへん。(「11月でもええって」との声あり) 61 ◯伊木まり子委員長 じゃ、9月と11月ということでお願いします。奥村課長。 62 ◯奥村弘之課税課長 11月末現在で現年度の住民税調定額は79億824万5,365円です。 63 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 64 ◯白和久議員 9月1日は。 65 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 66 ◯奥村弘之課税課長 78億7,109万円ほどです。 67 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 68 ◯白和久議員 8月末と言うか、78億と、11月末79億ということで、そんなにも変わらないということは、9月議会で減額補正できたん違いますか。 69 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 70 ◯奥村弘之課税課長 9月の段階でも調定額は当初予算をかなり下回っておりました。しかしながら、まだ年度が始まって上半期ということで、一応、今後の予算の調定の増減を確認するために、今まで補正予算を計上するのを抑えておりました。以上です。 71 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 72 ◯白和久議員 ほとんど、9月から12月まで、増える要素みたいなんないんちゃいますの。 73 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 74 ◯奥村弘之課税課長 白本議員さんおっしゃるように、個人につきましては、当初予定、それから除いておりますのは退職分離に係る住民税の分だけというような形になります。それと、あと、過年度修更正という形でのプラスあるいはマイナスが反映されると思います。しかしながら、市民税と言いますのは個人と法人と両方ありますので、その分で、一応12月まで補正予算を計上するのを置いておいたということでございます。 75 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 76 ◯白和久議員 個人市民税だけに言うてるのであって、法人市民税じゃなくて、個人市民税で増える要素があるかないかということを聞いておるんです。 77 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 78 ◯奥村弘之課税課長 個人市民税におきましては、先ほども言いましたように、当初調定以後、増額分につきましては、修更正の増額分あるいは退職分離に係る増額分だけでございます。 79 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 80 ◯白和久議員 まだ質問で答えてもろてないから次の質問をできないんやけど、そしたら、この減額補正をしているんですけども、近隣で減額補正をしている市はどこがあるんでしょうか。 81 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 82 ◯奥村弘之課税課長 近隣の市町村で確認しましたところ、奈良市におきましては、9月比の前年度調定に比べて1.6%の減、この段階ではまだ補正予算は組んでおられません。それから、大和郡山市さん、決算見込みで対前年度で4.8%の減、これは当初予算で5%減で予算計上しているということでした。桜井市さんが9月末調定比で3.6%の減、香芝市さんが前年比2%の減、この両市は共にまだ補正予算は上げておられません。天理市さん、橿原市さん、この両市につきましても、決算見込みは前年決算額から減額になる見通しというところまでは分かっておりますが、まだ補正予算は上げておられません。大阪の方では豊中市と箕面市さん、豊中市さんが昨年度比1.5%の減、箕面市さんも対前年度比3.1%の減というような見込みを立てておられます。 83 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 84 ◯白和久議員 減額補正で議案に上がったのはどこかと聞いているんです。 85 ◯伊木まり子委員長 奥村課長。 86 ◯奥村弘之課税課長 こちらの方で調査しました市関係では減額補正は上がっておりません。以上です。 87 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 88 ◯白和久議員 私、思いますのに、今の減額補正の理由で、生駒市だけが特に変わったこともなく、他の方も同様な状態が続いていると思うんですよね。それで、減額補正増額補正も速やかに議会の方に出してほしいということと、それから、当初予算の見積りを、やっぱり税収があっての生駒市ですので、税収については慎重に、また、財政課と協議をしてもらって、来年度予算に向けて、より一層の研究をしてもらいますように要望として出しときます。終わりです。 89 ◯伊木まり子委員長 他に。奥村課長。 90 ◯奥村弘之課税課長 先ほど、平成22年度と平成23年度の納税義務者の数をお伺いされたんですけれども、平成22年度が5万4,621名です。平成23年度、先ほど、私、5万4,143名というふうにお答えしましたが、訂正させていただきます。5万4,838名です。以上です。 91 ◯伊木まり子委員長 白本議員。 92 ◯白和久議員 質問がちょっとちゃうかってんけど。質問は、1月1日現在の当初予算における納税義務者数と実際の当初調定における納税義務者の差を教えてほしいということだったんです。(「もうええの。いくの」との声あり)もうええ。 93 ◯伊木まり子委員長 後日でよろしいですか。 94 ◯白和久議員 はい。 95 ◯伊木まり子委員長 そしたら、また後日提出いただきますようよろしくお願いいたします。  他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 96 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  議案第74号の当委員会関係分は、原案のとおり可決することに賛成の委員の起立を求めます。
                 (賛成者起立) 97 ◯伊木まり子委員長 起立多数であります。  よって、委員会といたしましては、議案第74号の当委員会関係分は原案のとおり可決することに決定しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 98 ◯伊木まり子委員長 (2)議案第75号、平成23年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。  なお、内容については過日の本会議において説明を受けたとおりであります。よって、説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。              (「簡単にお願いします」との声あり) 99 ◯伊木まり子委員長 説明をお願いいたします。池田部長。 100 ◯池田勝彦福祉健康部長 それでは、議案第75号、平成23年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)についてご説明を申し上げます。  議案書の27ページから29ページをお願いいたします。  27ページでございます。  生駒市国民健康保険特別会計におきまして、歳入歳出のそれぞれに5,600万円の増額補正をお願いするものでございます。  続きまして、29ページをお願いいたします。  中段からの歳出といたしまして、款11、諸支出金、項1、償還金及び還付加算金、目3、償還金につきまして、国から交付された医療費に係る療養給付費負担金につきましては、毎年、翌年度に精算されるところでございますが、平成22年度におきましては、交付申請時以降の医療費の伸びが申請時の予測よりも小さくなったため、超過交付となった分の返還金が生じましたので、その返還金として5,600万円の増額補正をお願いするものでございます。なお、この財源といたしましては、平成23年度におきまして増額交付が見込まれる前期高齢者交付金を充てさせていただきます。以上、よろしくお願い申し上げます。 101 ◯伊木まり子委員長 説明は終わりました。  本案について、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 102 ◯伊木まり子委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結します。  次に、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 103 ◯伊木まり子委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  議案第75号は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 104 ◯伊木まり子委員長 ご異議なしと認めます。  よって、委員会といたしましては、議案第75号は原案のとおり可決することに決定しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 105 ◯伊木まり子委員長 (3)議員提出議案第12号、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加撤回を求める意見書についてを議題といたします。  なお、本件の審査に当たっては、提出者の上原議員に出席願っておりますので、ご了承願います。  また、本案については、樋口委員から修正案が提出され、お手元に配布いたしております。  議員提出議案第12号とその修正案を併せて議題といたします。  まず、議員提出議案の内容については、過日の本会議において説明を受けたとおりでありますので、説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。よろしいですか。              (「はい」との声あり) 106 ◯伊木まり子委員長 次に、修正案について、樋口委員の説明を受けます。樋口委員、お願いします。 107 ◯樋口清士委員 過日受け取りました上原議員からの意見書についての議案ということなんですけれども、これについては、賛同できる部分もあるんですけれども、やはり結論の部分で賛同しかねる部分があるということで、あえて修正案を出させていただきました。  理由と言いますか、内容につきましては、この内容を読ませていただいて、その提案の理由ということでさせていただきたいと思います。  野田首相については、世論を二分し、慎重な判断を求める声が沸き上がっていたにもかかわらず、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議において、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けて関係国と協議に入る方針を表明いたしました。  経済団体を中心にTPP交渉への参加を歓迎する声はあるものの、一方でTPP交渉参加への懸念も増幅されている。これはTPPが対象とする分野が物品に限らず、農業、医療、金融、投資、環境など多岐にわたるためであり、例えば農林水産省の試算によれば、食料自給率は現在の40%から13%にまで低下するなど、国民に与える影響は計り知れないものがございます。また、経済産業省はTPP不参加であれば10兆5,000億の損失を、農林水産省はTPP参加であれば7兆9,000億の損失を、内閣府はTPP参加であれば2兆7,000億円の効果をそれぞれに試算をしており、政府内の各省の試算がばらばらであるということなどもTPP参加への懸念を強める要因となっております。  このように、政府内にあっても、省庁のTPPへの評価がばらばらで議論が尽くされておらず、我が国全体としての評価はいまだに明確になっていない。また、TPP交渉参加に当たって、交渉で協議されている事項が何なのか、我が国の利点、不利となる点、国益上の危機が何であり、それに対していかなる対策を検討しているのか、こういったことが国民に示されておらず、国民的議論もいまだに熟していない状況にあります。  さらに、二国間協定を基本とした自由貿易協定(FTA)あるいは経済連携協定(EPA)による方が国益にかなうのではないかといった意見もあり、国家間協定の在り方についても疑問が呈されたままであります。  このような様々な懸念、疑問を残し、政府内の議論、国民的議論も不充分なままに交渉参加に踏み切ったことについては、極めて遺憾であり、本市議会は、政府のTPP交渉参加表明に対しては強く抗議をするものであります。  今後、政府は、TPPに対する国民的議論が熟すよう、交渉で得られた必要な情報は速やかに明らかにし、TPPの利点、不利となる点、国益上の危機と、それへの対策を分かりやすく国民に説明するよう強く求めるということで、原案につきましては、参加の撤回ということまでをおっしゃっておりますけれども、私が出させていただいた案については、参加交渉について、交渉をしますと言った上でやめましたというのは余りにも問題があるのではないかと。今後、交渉を進めていく中で、その情報を開示して、かつ、説明責任をきちっと果たした上で、国民的議論を踏まえた上で、交渉の結果というのを出していくべきではないかと、こういう提案をさせていただいているわけでございます。  以上をもちまして私の提案理由説明とさせていただきます。ご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 108 ◯伊木まり子委員長 これより議員提出議案第12号とその修正案について、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。竹内委員。 109 ◯竹内ひろみ委員 樋口委員にお尋ねしたいんですが、この修正案についてお聞きしたいんですけれども、この交渉というのは、あくまでもTPPに参加するという前提のもとで交渉に入っていくということであって、その過程でまずアメリカとの協議に入るわけですけれども、アメリカ政府並びに議会の方から既に様々な要求が出されてきております。そういうことは、情報を野田首相に求めるまでもなく、様々な情報が公開されてきておりますので、その過程で、問題点は十分に今の時点でも分かっております。このまま交渉を続けていくということは、TPPに参加するということになってしまうというおそれが十分にあります。ここでいったんやはり参加ということは踏みとどまってもらうということが最善ではないかと。修正案の中にるる挙げられています懸念、問題点、そういうことには本当に私たちも全く同意するものです。でも、ここで交渉参加に突き進んでいくということは、そういうおそれがあるのではないでしょうか、樋口委員にお尋ねします。 110 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 111 ◯樋口清士委員 交渉の結果、どういうような結論に達するのかということについては、国が結論を出すべきことであり、我々がうんぬんということではないというふうに考えております。いったん参加しますと言った限りにおいては、交渉を進めざるを得ない、そこは受け止めなければならない、これは国としての責任であると私は考えております。その上で、交渉をできるだけ上手に進めていただいて、結果、あちらの条件、こちらの条件、出し合う中で、国益にかなう結論を出していただく、これが私の望むところであり、一定、自由貿易というものを是認しながらも、どこまで国益にかなう協定の内容にしていけるのかと、ここは国の頑張りということで考えております。交渉に参加したら協定を締結しなければならないという、そこに私自身は結論を結び付けるということは少し疑問を逆に感じるところであります。いずれにしても、この話については、特に動きと結論という部分については、国に委ねざるを得ない部分だというふうに考えております。 112 ◯伊木まり子委員長 竹内委員。 113 ◯竹内ひろみ委員 国に委ねてしまうというところがやはり問題でありまして、野田首相は、全ての品目、項目を自由化の交渉のテーブルに載せるというふうに方針で明記されているわけですよね。だから、そういう政府に対して、生駒市議会として、ちょっと待ってくださいよと、そういうテーブルに載せたからには、こちらの言い分がどこまで通るか、本当に見通しが甘いのではないですかと、そういう一定の意見を出すということが意見書の意義だと思いますので、政府としてメンツがどうのと言うか、今更引っ込められないとか、そういうことを言うのではなくて、生駒市議会として意見をしっかり言っていくということが、私は、今、大事なのではないかと。全国の自治体でも、もう既に多くの市町村議会からも参加に反対又は慎重になるべきという意見書が上がっていると聞きます。そのうち8割は参加に反対という意見書だそうです。そういうことでは、やはり意見書として出すからには、はっきりとした意見を述べるべきであると、私はそのように考えますが、いかがですか。 114 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 115 ◯樋口清士委員 懸念材料はいろいろあるわけですね、それを明示しているということでありまして、この懸念材料をもって協定締結に反対であるとは、私は、まだこの段階では言い切れない。要は、いろいろ問題はあるけれども、こういう対応をもってそこは賄っていくというようなこともあり得るわけで、そこの条件闘争をやっていくのがこれからの交渉の過程であるというふうに思いますので、だから、そこの懸念材料をきちっと払拭してくださいよということを意見書では述べていくべきということであって、そういう趣旨で私はこの修正案を出させていただいているということであります。 116 ◯伊木まり子委員長 他に。竹内委員。 117 ◯竹内ひろみ委員 懸念を払拭していくと、交渉の過程で、そういうふうにおっしゃいましたけれども、これはそう甘くはないのでありまして、各国のそれぞれの議会の了承が要るわけですね、日本がTPPに参加できるかどうかということはね。まず、アメリカとの交渉に入る。アメリカ政府は、アメリカの議会の了承を得る必要がある。既に、今年初め、3月には、様々な項目の要求事項がアメリカの通商代表部からの報告書などで出てきています。食の安全、規制を取り払う問題とか、そのようなことまで含め、そういうことも明らかになってきています。そういうことがアメリカ議会できっちりと了承されなかったら、日本のTPP参加というのは認められないわけです。それを逐次飲み込まされていくと言うか、参加を前提に交渉していくということはそういうことになりますので、そんなに今から一つ一つ懸念を払拭していくというような甘い問題ではないということを私は言いたいと思います。 118 ◯伊木まり子委員長 他に。樋口委員。 119 ◯樋口清士委員 基本的に、考え方と言いますか、価値観の違いということになってまいりますので、これ以上とやかく言いませんけれども、いずれにしても交渉に参加するということを明言しているだけであって、協定締結をするということではないわけですね。先ほど、アメリカ議会が承認しないとということであれば、いよいよ承認を得られない条件が日本側から強く言っていくのであれば、あちらが了承しない結果としてTPPに参加できないという結論もあり得るということだと思いますので、そこは国に委ねざるを得ない、これは我々としてはということです。ただ、国民的議論をきちっと踏まえた交渉をやってくださいということについては強く申し入れたいということで、この意見書の結論部分にさせていただいているということであります。以上です。 120 ◯伊木まり子委員長 他にございませんか。塩見委員。 121 ◯塩見牧子委員 両案共に、交渉で協議されていることが一体何なのか、また、利点、不利となる点が一切見えていないというところでの懸念があるというところでは共通していると思うんですけれども、今年の10月に政府の方が出しているTPP協定交渉の概括的現状、これを見ておりましても、結局、例えばシンガポール政府プレスリリース仮訳であるとかペルー通商観光省プレスリリース仮訳というふうに、結局、情報収集は各国政府のプレスリリースに頼っているような状況であると。つまり、参加しないことには正しい情報すら入ってこないというのが現状だと思うんです。ですから、まずは交渉に参加する、その上で締結うんぬんを考えていくということが妥当なラインではないのかというふうに私は考えます。意見として述べておきます。 122 ◯伊木まり子委員長 他にございませんか。井上議長。 123 ◯井上充生議長 この意見書が採択されれば、恐らく前例に倣って議長から国の方に意見書を上げると思うんですけども、先ほど竹内委員の発言の中で、国に委ねられないと言われたんですけども、であれば、この意見書をどこに提出されようとされているのか、その点だけちょっとお聞きしたい。 124 ◯伊木まり子委員長 竹内委員。 125 ◯竹内ひろみ委員 それは、先ほど樋口委員が言われた、全くそれは国の問題だから、生駒市議会として意見を言えないと言うか、何かそういうようなニュアンスにとりましたので、そうではなくて、やはり議会としてきっちりこの問題についての考えを示すという意味で言ったのでありまして、もちろんこれは国の問題ですので、その点は誤解されているかと。 126 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。  他にございませんか。              (「なし」との声あり) 127 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。  次に、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。有村議員。 128 ◯有村京子議員 樋口委員の話では、交渉に参加することは必ずしもTPPの協定を締結するという意味ではないというようなことをおっしゃいましたけども、この点については、いろいろ識者の意見を聞きますと、交渉に参加すること自体、TPPの協定を締結するということが、これは暗黙の了解であると、こういう説もありますので、交渉参加イコールTPP協定締結ではないというふうには私は言い切れないと思います。私自身は、共産党の方の意見書の方、つまりTPP参加交渉への表明を撤回するという、このきっぱりとした方の意見書に賛成であります。その理由といたしましては、樋口委員にお聞きしたいんですけども、TPPで一番問題になってくるのが、毒素条項と言われていますISD条項のことなんです。この条項について、アメリカは、関税撤廃だけではなくて、非関税障壁を攻撃目標にしていると、これはアメリカの通商代表のカトラー氏が12月2日に明言しておられます。私も、このISD条項というのが、すごく、言わば隠された爆弾と言いますか、非常に日本にとって、日本の環境や、あるいは日本人の健康とか自国を守るための規制がISD条項によってないがしろにされるのではないかと、その辺をすごく心配するものであります。樋口委員は、このISD条項についてどのようにお考えなのでしょうか。 129 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 130 ◯樋口清士委員 私もそこは非常に懸念するところであります。特に投資、アメリカの資本力を持って日本の企業を買収して、そこで利益率をどんどん上げていく、そのために規制をどんどんどんどん緩和していく、そういうねらいははっきりしているわけですね。それでたたき売っていくと。そのための条項としてのそういうものがあるということではあるんですけれども、そこを飲んでいただきたくないという思いは、私自身はあります。その上での交渉であるということを私は期待しているということであります。 131 ◯伊木まり子委員長 他に。有村議員。 132 ◯有村京子議員 先ほど樋口議員は、TPPに関する問題については、これは政府の対応で乗り切れるというふうにおっしゃいましたけれども、私は、対アメリカに関しては、日本は圧倒的に劣勢であると思います。ですから、私は、この際、いろんな危険性を含んだTPP参加については、やはり共産党の言うようにはっきり撤回を表明した方がいいと思います。意見です。 133 ◯伊木まり子委員長 他にございませんか。上原議員。 134 ◯上原しのぶ議員 樋口委員にお聞きしたいんですが、樋口委員が、今、出された意見書を見せていただきますと、国民への情報開示と説明責任が果たせればTPPに参加してもいいというような文面に私は受け取れるんです。特に最後の4行、「今後、政府はTPPに関する国民的議論が熟すよう」から最後まで、そこのところを、やっぱり私たちの意見書と違うのは、私たちは参加交渉そのものから撤退するようにということですので、その辺について、説明責任さえ果たせば参加してもいいと思っておらるのかどうか、お答えください。 135 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 136 ◯樋口清士委員 説明責任を果たすということは国民が求める結論を導くということであると私は思っておりますので、そこの説明ができないような結論ではないゆえに、必ずしも参加すると、要は協定を締結するという結論を求めているということではないということであります。 137 ◯伊木まり子委員長 上原議員。 138 ◯上原しのぶ議員 これは意見なんですけれども、先ほど竹内委員も言いましたけれども、10月時点で1,425件の市町村議会がこの意見書を上げているんですが、そのうちの8割、1,140件がこれは参加すべきではないという意思表示をされているということだけ述べさせていただきます。 139 ◯伊木まり子委員長 他にございませんか。浜田議員。 140 ◯浜田佳資議員 樋口委員にお聞きいたします。最後の3行なんですけど、先ほど、国がちゃんと説明責任を果たせればいいんだと、それが一番のかぎだと、それさえやれればちゃんと判断できるというふうにおっしゃいましたが、この間の国会でも野田首相は、説明はちゃんとしているということを繰り返し国会の中で答弁されているんですけど、であるにもかかわらず、樋口委員の書かれている修正案に関しても、国民に対してちゃんと説明はされていないということが大前提になっていると思います。となれば、単に国に説明しろと言っただけでも、今の政府の状況では、何ら状況が変わらないのではないかと思うんですが、その点はいかが考えていますでしょうか。 141 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 142 ◯樋口清士委員 野田首相が説明はできているとおっしゃっているから、私は、それで、はい、そうですかという、そういうスタンスに立つものではありません。要は、国民がきちっと説明をしてもらっているなと思える状態をつくりなさいということが趣旨であるということであります。 143 ◯伊木まり子委員長 桑原議員。 144 ◯桑原義隆議員 日本は資源がない。絶対、自由貿易主義者であらないと国は発展していかないと僕は思うんですね。今までもその形でやってきた。いろんなところで保護されてやってきた。このまま交渉の場にも着かずに、世界の国々の舞台に一緒に席に着かずにおるということが、日本のこれからの将来、国益に対していいのかと。僕は、その意味で、おっしゃっていた塩見委員の意見と同じです。まず着くべきやというふうに思います。 145 ◯伊木まり子委員長 他にございませんか。              (「なし」との声あり) 146 ◯伊木まり子委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  それでは、議員提出議案第12号と修正案を採決いたします。  まず、修正案について、起立によって採決いたします。  お諮りいたします。  修正案に賛成の委員の起立を求めます。              (賛成者起立) 147 ◯伊木まり子委員長 ただ今の採決の結果、賛成、反対が同数です。よって、生駒市議会委員会条例第15条第1項の規定により、委員長が裁決いたします。  修正案については、委員長は可決と裁決いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 148 ◯伊木まり子委員長 では、次に行きます。(4)議員提出議案第13号、所得税法第56条の廃止を求める意見書についてを議題といたします。  なお、本案の審査に当たっては、提出者の浜田議員に出席願っておりますので、ご了承願います。
     また、議員提出議案の内容については、過日の本会議において説明を受けたとおりでありますので、説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。よろしいですか。              (「はい」との声あり) 149 ◯伊木まり子委員長 本案について、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。塩見委員。 150 ◯塩見牧子委員 まず、所得税法第56条の意義を改めて確認させていただきたいと思います。 151 ◯伊木まり子委員長 浜田議員、お願いいたします。 152 ◯浜田佳資議員 第56条に関しましては、明文で読まれていれば分かると思います。これに関しては、意義に関していろんな研究が出ております。1つは、そもそも出てきたのが戦前の家父長制度に基づく発想から来ており、家族で仕事をしている場合は、大体、基本的にお父さんなんですが、その人以外の家族はその人に付き従っていくものであって、個別に他の会社の従業員とか社員の方々のように給料をもらってという形には基本的にないというような戦前の発想から来ているということの解釈をされる方もおります。また、もう一つの解釈としては、判例とかとられているので、本来ならば、今、一緒に働いていると、その人に必要以上に給与という形で払うことによって税金逃れを助長するというふうなことを避けるためにこの第56条があるというふうに主張される方もいます。そういった状況です。 153 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 154 ◯塩見牧子委員 本来、法というのは個人単位主義であるものなんですけれども、この場合、いわゆる要領のよい納税者によって家族間で所得分割が起こり、そこで租税回避的行為が生ずる、それを防止するために導入された規定、これが第56条の意義だと思うんですけれども、確かに、従来、生計を一にする者を従事者というふうに捉えて、経費として認めてこなかった。配偶者ではあっても、独立した、対等な立場で業務の遂行がある、ご主人が弁護士で奥さんが税理士であったという宮岡事件というような、そういった判例にも見られますように、家族観ですとか社会通念の変化で、実態とかい離してきていることがそもそも問題になっております。その点の問題点は私も十分認識するところです。実際に個人主義が中心となっている今の時代にあっては、これは合わないということで、この第56条を廃止するというような学識、学者も実際におります。しかし、今すぐに廃止してしまった場合に、租税回避ということをどういうふうに担保していくのか、そういったことが示されないままの現段階において、あくまで画一的な従事者としての解釈ではなくて、個々の納税者の事情を考慮して第56条を適用させていくという、そういう運用面での対策の方が今は優先されるべきだというふうに考えます。したがいまして、拙速にこの第56条の廃止をそういう租税回避という対策が採られないまま講じてしまうことに対して、現段階では、私は危惧を覚えるものです。意見です。 155 ◯伊木まり子委員長 他に質疑。吉波副委員長。 156 ◯吉波伸治副委員長 この問題は今に始まったことではないと思うんですが、なぜこの時期にこの問題がクローズアップされて、意見書を出すところまで来ているのかという。 157 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 158 ◯浜田佳資議員 今の時点で急にクローズアップされたというわけじゃありません。かつてより問題となっておりました。例えば、この奈良県におきましても、奈良市、大和郡山市、橿原市では、この所得税法第56条を廃止するように求める意見書も採択されていますし、王寺町、上牧町、広陵町、田原本町、川西町、大淀町でも同様であります。要するに、他のところでもずっとやっている、その中で、私たちは、たまたま今の時点で出しているということであります。 159 ◯伊木まり子委員長 吉波副委員長。 160 ◯吉波伸治副委員長 これは非常に分かりにくいんですけども、先ほど塩見委員が言われたように、これをやってしまうと、租税回避に道を開くという、それが非常に懸念されまして、私も、最初は、これ、いいかなと思ったんですけど、ただ、租税回避のリスクを考えるとどうかなということで随分迷ったんですけども、しかしながら、よく考えてみると、これは非常に社会的に見ると所得の低い方々に関連する問題であって、そんな租税回避するほどのもうけを上げておられない方が多いと思うんですよ、この問題に関してはね。だから、私としては、この意見書はどうかなと迷ったときには、やはりそういう貧しい人々のためになる税改正でありますので、私はこの意見書には賛成かなというふうに最終的には結論を出しました。これは私の意見でありますので、賛成という立場の意見です。 161 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 162 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。  次に、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。下村議員。 163 ◯下村晴意議員 この文面の中で、下から7行目ですか、「現状、青色申告にすれば費用を経費にできるが、これは税務署長が認める特典でしかなく、認められない場合もある」というふうに書いてあるんですけれども、これは税務署長の特典なんですか。 164 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 165 ◯浜田佳資議員 そのとおりです。 166 ◯伊木まり子委員長 下村議員。 167 ◯下村晴意議員 税務署に申告すれば、当然そこで拒否することがなく、認めて、申告は受けるものだと思いますけれども。 168 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 169 ◯浜田佳資議員 青色申告を出したとしても、その申告した給料がそのまま給料として必要経費として認められるものではありません。あくまでも税務署長が認めた範囲内でしか認めないし、また、否認するという場合もございます。これは事実でございます。 170 ◯伊木まり子委員長 下村議員。 171 ◯下村晴意議員 ですから、私が言ってるのは、単純に特典という、税務署長が認めるか認めないかというのは、多分、受け取って、その場ではなくて、そこで審査をして、後で認められない部分はあるかも分かりませんけれども、この文面を読むと、そこで認めない特典があるというのは、税務署長にそれだけの特典はないと思いますけど。 172 ◯伊木まり子委員長 浜田議員。 173 ◯浜田佳資議員 人が働いて給料としてもらうと、それは当然必要経費に認める、これは普通の会社では当たり前の話であります。その当たり前の話が個人の場合は認められていないということが人権問題として問題だということであります。だから、それを外すと。その上で、様々な出てくる問題、例えば租税回避、税金逃れという話もありましたが、それで言うならば、はるかに大きい、一応、形態としては株式会社をとっているけど、同族会社というようなところなんかは幾らでもそういったことをやっているというのはさんざん昔から言われております。はるかにでかい格好ですね。そういったことがありますので、この問題を、まず、そういった小さいところがちゃんと働いた分を給料として払う分を必要経費としてまず認めると。その上で出てくる他の問題は別の次元の問題ですので、そちらで対処すべきだという発想で出した意見書でございます。 174 ◯伊木まり子委員長 下村議員。 175 ◯下村晴意議員 すみません、今のでしたら文言等の解釈が違いますので、いいです。 176 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。 177 ◯下村晴意議員 意見です。 178 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 179 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  議員提出議案第13号は、原案のとおり可決することに賛成の委員の起立を求めます。              (賛成者起立) 180 ◯伊木まり子委員長 ただ今の採決の結果、賛成、反対が同数です。よって、生駒市議会委員会条例第15条第1項の規定により、委員長が裁決いたします。  議員提出議案第13号については、委員長は否決と裁決いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 181 ◯伊木まり子委員長 2、所管事務調査、(1)観光政策の在り方についてを議題といたします。  本件は、調査報告書の作成に当たり、報告書の構成等について、樋口委員から資料のとおり提案を受けておりますので、ご協議願いたいと思います。  樋口委員、説明をお願いいたします。 182 ◯樋口清士委員 それでは、資料に基づきまして説明をさせていだきます。  今、テーマ別調査ということで、観光政策の在り方についてということで、これまで視察等を行ってまいりました。年度内でのまとめということで、こういうまとめ方をしてはどうかということと、もう1つは、そのまとめに向けて、少し追加的に作業をこういう形でしてはどうかということのご提案をさせていただいているものでございます。  目次構成については、この資料のとおりでございまして、これまでいたしてまいりました調査の内容を盛り込んでいくということになるわけですけれども、調査の概要については、目的、経過を書く、観光の動向ということで、近年の観光の動向、これは帝塚山大学の姜先生からご講演いただきましたので、それを中心に取りまとめていくということとともに、特に今回の観光政策を考えていく上でキーワードになってまいります着地型観光というキーワード、これについて若干の説明をさせていただこうと考えております。  3番目、先進地の取組事例ということで、練馬区、町田市については、委員会の視察ということで参りました。その結果を取りまとめていくとともに、実はまち歩きということをテーマに考えてまいりました観光政策の在り方について考えていく上で参考になる一つの形態として、大阪市の中で「OSAKA旅めがね」という取組が行われております。これは、NPOと言いますか、ボランティア団体が中心になって、事業としてまち歩き観光を展開している事例でございますので、これについて少し調査をし、取組を紹介していってはどうかということを提案させていただきたいと思います。  生駒市の観光ということで取りまとめをやっていく、歴史的な生駒市の観光についてのまとめ、それと観光資源についてということで、主要な観光資源を基にまとめていくことも1つ押さえておかなければならないことではあるんですけれども、まち歩きということから見たときの資源というのは、おのずと主要な観光資源を紹介しているものと違ったものが見えてくるのではないかと。そういう意味で、この委員会の中でフィールドワークをして、そういうものを発見していくという作業をしていってはどうかということを提案させていただいております。あと、市の政策の取組ということで、先達て観光協会へのヒアリングも実施しておりますので、そういうことも含めての取りまとめをしていけばよいと。  それらを踏まえて、住宅都市生駒市における観光政策の在り方について提言書を取りまとめていく、こういう形で、この委員会としてのまとめをしていってはどうかということをご提案させていただきます。以上です。 183 ◯伊木まり子委員長 説明は終わりました。  質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 184 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、お諮りいたします。  報告書の構成と今後の調査について、樋口委員の提案を基本として、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 185 ◯伊木まり子委員長 ご異議なしと認め、報告書の構成と今後の調査につきましては委員長に一任いただくことに決定しました。  つきましては、視察も含め、継続して調査を行うため、事件名を観光政策の在り方について、期限を次期定例会まで、理由を閉会中もなお調査を必要とするためとして、議長に対し閉会中の継続調査の申出をすることでよろしいでしょうか。              (「異議なし」との声あり) 186 ◯伊木まり子委員長 ご異議なしと認め、議長に対し申出をすることに決定しました。  次に、委員の派遣についてをご協議願います。  お諮りいたします。  閉会中の継続調査に伴い委員を派遣するため、議長に対し委員派遣承認要求を行うこととし、派遣委員、日時、場所、目的、経費等の手続きにつきましては委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 187 ◯伊木まり子委員長 ご異議なしと認め、議長に対し委員派遣承認要求を行うことに決定しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 188 ◯伊木まり子委員長 3、その他。  最後に、当委員会の所管事項について委員の発言を受けますが、理事者から発言の申入れを受けておりますので、報告を受けます。池田部長、お願いします。 189 ◯池田勝彦福祉健康部長 それでは、お時間をちょうだいして報告させていただきます。  第5期生駒市ハートフルプランに係りますパブリックコメントの実施についての報告でございます。  本市の保健福祉に関する総合的な計画でございます生駒市ハートフルプランは、ご承知のとおり、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画、障がい者福祉計画、次世代育成支援行動計画、地域福祉計画、5つの計画で構成されております。このうち、現在の高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画、障がい者福祉計画の3計画は、その計画期間が平成23年度末までの5年間となってございます。そのため、生駒市ハートフルプラン委員会におきまして、各計画の見直しを行い、今後5年間の第5期生駒市ハートフルプランの策定に向け、検討を進めてまいりました。  この度、委員会における検討内容を基に第5期生駒市ハートフルプランの計画案がまとまったことから、パブリックコメントを実施し、市民の皆様からのご意見を頂くものでございます。  実施期間は12月16日金曜日から1月16日月曜日の1カ月とし、市役所の担当部署の他、公民館、図書会館、各コミュニティセンターにおきまして計画案を置かせていただいて、閲覧や貸出し、また概要版の配布を行います。  この意見の提出方法につきましては、市役所に持参していただくか、郵送あるいはファクス、また、ホームページのパブリックコメントのコーナーからも計画案の閲覧及び意見を提出していただくことができます。なお、このパブリックコメントを実施すること及びその実施内容につきましては、広報いこま12月15日号に掲載させていいただきまして、市民の方々に周知をいたします。また、明日、議員の皆様には、計画案の概要版でございますが、配布をさせていただく予定をしていますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。 190 ◯伊木まり子委員長 説明は終わりました。  本件について、質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 191 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、それでは、当委員会の所管事項について、委員の発言を受けます。  発言はございませんか。吉波副委員長。 192 ◯吉波伸治副委員長 妊婦健診について、理事者にお伺いします。  市のホームページを見ていましたら、これ、個別契約の件ですけども、市内8カ所、産婦人科については契約済みとなっておりましたが、これ、8カ所、産婦人科、全部契約できているんでしょうか。 193 ◯伊木まり子委員長 尾山課長。 194 ◯尾山隆啓健康課長 それは妊婦健診の補助券の発行に関してでよろしいですか。 195 ◯吉波伸治副委員長 はい、そうです。 196 ◯尾山隆啓健康課長 できています。 197 ◯伊木まり子委員長 吉波副委員長。 198 ◯吉波伸治副委員長 次に、同じホームページに、契約書送付、この病院には契約書を送付しているというふうな記述があったんですが、契約書送付というのは、これは契約が可能ということなんですか。 199 ◯伊木まり子委員長 尾山課長。 200 ◯尾山隆啓健康課長 契約書送付というのは、今現在、今年から県外の医療機関の方にも契約可能となっていますので、伝達方法といたしましては、妊婦さんが来られたときに、県外でもできますよとお伝えさせていただいています。妊婦さんの方から、県外の医療機関でも、窓口へ行っていただいて、生駒市がこんなことを言うてたよということでお知らせしていただいたら、うちの方から契約書を送付させていただいて、契約できるということです。 201 ◯伊木まり子委員長 吉波副委員長。 202 ◯吉波伸治副委員長 そしたら、契約書を送付と書いてある医療機関については、そこへ行っても、そこで生駒市と契約、送付されますので、診てもらえると、健診していただけるということですか。 203 ◯伊木まり子委員長 山下市長。 204 ◯山下真市長 医療機関ごとの契約締結済み、契約不可、契約書送付、その3機関あると思うんですけども、その3分類の契約書送付というところのことですか。 205 ◯吉波伸治副委員長 そうです、そうです。 206 ◯山下真市長 そこは、契約書のひな型を送っているけども、お返事がないところなので、現時点では補助券は使えません。 207 ◯伊木まり子委員長 吉波副委員長。 208 ◯吉波伸治副委員長 次に、契約書不可の連絡があったという医療機関が幾つか明示されていたんですが、そのうち、奈良県立医科大学附属病院、天理よろづ病院、それからSACRAレディースクリニック、これについては契約不可の連絡があったという表示があったんですが、この3つの病院について、今も契約がされていないんですか。
    209 ◯伊木まり子委員長 尾山課長。 210 ◯尾山隆啓健康課長 はい、できていない状況でございます。 211 ◯伊木まり子委員長 吉波副委員長。 212 ◯吉波伸治副委員長 新聞報道によれば、公正取引委員会が県医師会に対して個別契約をやらないでいただきたいという通達を医療機関に対して出したと。これに対して、公正取引委員会は、問題がありますので、こういうことはやめるようにという注意をしたと思うんですが、その注意が行われた後も、依然としてこの3つの病院は契約をされていないんですか、いまだに。 213 ◯伊木まり子委員長 山下市長。 214 ◯山下真市長 そこには、まだ、公正取引委員会からの注意があった後コンタクトはとっておりませんが、奈良市内の産婦人科で、生駒市民が最もよく利用する産婦人科につきましては、公正取引委員会の口頭注意があった後、私が出向いて、理事長と直接お話をしまして、個別契約に応じていただけることができましたので、現時点で、平成21年度の補助券の使用実績ベースで言いますと、要するに、生駒市が発行した補助券の数を100といたしまして、そのうち、その補助券が使える医療機関の数を分子といたしますと、大体95.1%ということでございますので、ほぼ市民の方のご不便は解消されたものと、このように理解をしております。 215 ◯伊木まり子委員長 吉波副委員長。 216 ◯吉波伸治副委員長 いまだ契約ができていない奈良県立医科大学附属病院と天理よろづ病院については、これは非常に県民、市民にとって重要な病院やと思うんですよ、特に妊婦健診に限らず、妊婦健診もそうですけどね。この奈良県立医科大学附属病院と天理よろづ病院についても、先ほど、別の病院で市長が出向いて契約を勝ち取ってきたと言われましたけども、それと同じように、特に重要なこの2つの病院については、是非、契約をしていただけるように働きかけていただけませんか。 217 ◯伊木まり子委員長 山下市長。 218 ◯山下真市長 検討したいと思います。 219 ◯伊木まり子委員長 吉波副委員長。 220 ◯吉波伸治副委員長 それから、市の方から県医師会に対して個別契約をやめてくださいという通達を県医師会がやった、その通達を撤回してくれという申入れをされて、そのことについての回答をくださいというふうにされていたと思うんですが、その回答はあったんでしょうか。 221 ◯伊木まり子委員長 山下市長。 222 ◯山下真市長 ございません。 223 ◯伊木まり子委員長 吉波副委員長。 224 ◯吉波伸治副委員長 公正取引委員会と言えば、国が独占を禁止したりなどの社会正義を実現するために設置している機関なんですよね。その国家の機関が注意を与えたということは非常に重要な問題でありまして、そのような国家の機関が与えた注意を無視するということは非常に問題があると思います。ですから、今後、県医師会に対しては、是非、公正取引委員会の注意を聞いていただけるように、行政の方でも働きかけていただきたいです。議会としても、何とかこの問題については対応したいと思っていたんですけど、条件が整わないのでそれはできませんけども、今後、一議員として、あるいは一市民として、この問題については対応していきたいと思っておりますが、是非、行政の方も、社会正義を実現するために、県医師会に対して独占禁止法の注意を聞いていただくように働きかけていただくいうことはやっていただけますか。 225 ◯伊木まり子委員長 山下市長。 226 ◯山下真市長 そうすべきだとは思いますけれども、塩見会長自ら記者会見をされて、生駒市は要するに医師会長が出した文書の意味を曲解しているというふうに言っておられます。公正取引委員会は、医師会長が出した文書に関して独占禁止法違反につながるおそれがあるというふうに言っているわけで、生駒市と同様の見解に立っているんですけれども、生駒市の解釈が曲解ということであれば、公正取引委員会の解釈も曲解という趣旨にも聞こえるんですけれども、そこまで強気の発言をされておられますので、多分これは私どもからお願いをしても事態は変わりませんので、是非とも生駒市民のために議会として声を上げていただきたいと、このように強く願う次第でございます。 227 ◯伊木まり子委員長 他にございませんか。樋口委員。 228 ◯樋口清士委員 1点、ちょっと生活保護についてお伺いしたんですけれども、平成20年、21年、22年と、それぞれ、ずっと、生活保護費というのが、相当、決算額が増えてきている状況がありますね。平成20年度で約9億、平成21年度で10億4,600万ほど、平成22年度で12億2,800万ほどということで、かなり増えてきている、当然、受給者も増えているということになろうかと思うんですけれども、増えてきているという状況、特に申請者が増えているという状況の中で、どれだけの、月々でも年間でも結構なんですけれども、申請が上がってきて、かつ、それを何人のスタッフでこなしているのかということについて、ちょっとお聞かせいただけますでしょうか。 229 ◯伊木まり子委員長 西本課長。 230 ◯西本栄次郎福祉総務課長 増減ということなんですが、平成22年度1年間で言いましたら、117世帯が増加、そして廃止の方が68世帯、それの増減で48ということになるんですが、平成21年度でしたら、この数字が、増加の方が95、減の方が45と、増減が50ということになっております。ケースワーカーの人数ですが、現在6名で行っております。 231 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 232 ◯樋口清士委員 申請があれば、それに向けて生活保護を受け入れるかどうかということの審査を行う。かつ、いったん受け入れた者についても、その資格と言うか、条件に合うのか合わんのかということの判断をまた継続的にやっていかないといけない。例えば平成22年度であれば、117分の68件については減少ということで、その辺のチェックをきちっとやりましたということになってくると思うんですけれども、潜在的に除外されるべき人がまだ含まれているという可能性はあるとお考えですか。 233 ◯伊木まり子委員長 西本課長。 234 ◯西本栄次郎福祉総務課長 その保護者に対しまして、定期的にケースワーカーの方が家庭訪問なりしまして、その生活の実態なりを調査させていただいた中で、指導するべきものは指導するということでやっております。減が、全部がそういう内容で不適格で廃止になったということではございませんので、転出もありますし、死亡もありますし、その全て68がそういう今いただきましたような内容ではありませんので、その中に含まれているのは確かでございます。 235 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 236 ◯樋口清士委員 月平均でいいんですけども、一つの断面で切ったときに、市全体として生活保護者というのは何人ぐらい抱えている状態にあるんでしょうか。 237 ◯伊木まり子委員長 西本課長。 238 ◯西本栄次郎福祉総務課長 今現在、11月の状態ではありますが、538世帯、778人でございます。 239 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 240 ◯樋口清士委員 この538世帯を6人のケースワーカーで見ていると。戸別訪問しながら適正かどうかということのチェックをしているということですよね。マンパワーとしてこれが十分なものなのかどうかということについては、どのように判断をされていますでしょうか。 241 ◯伊木まり子委員長 西本課長。 242 ◯西本栄次郎福祉総務課長 国の示す基準でありますと、1人のケースワーカーにつきまして80世帯であります。現在、この数字で、6人で私どもの今の世帯数を割っていきますと、今は約90世帯ということになりますので、1人平均10世帯オーバーというような形になっております。それを解消ということになりますと、ケースワーカーの増員ということになってくるかと思います。 243 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 244 ◯樋口清士委員 生活保護については、かなり経済的に厳しい状況の中で、まだまだ増えてくる可能性のあるところですね。それと、一方で、やっぱり不正受給というような形で、受給資格と言いますか、そういうものを適正に判断していかないといけないという状況もあるわけで、そこが非常に職員さんにかかる負荷みたいなものがどんどん増えていく状況をつくっていってるんじゃないかなというふうにも思うわけです。いったん不正受給みたいなものが見えたときに、責められるべきはまた市の側というようなことにもなりますので、特に審査の基準であったり審査の手順であったり、こういうものが非常に客観性を持ったものあるいは公平性を持ったものであるべきだし、それを運用していくための職員の数、スタッフの数というのはやはり適正に確保されないとなかなか難しいのかなということも感じるわけなんですね。これからまだまだ経済状況というのは厳しい中で、どんどんまだ増えてくる。今、1人当たりの適正な世帯と言うんですか、見る世帯というのが基準を超えつつあるような状況の中で、今後どのように対応されようとしているのかということについて、なかなか課長の判断でどうこうということではないと思うんですけれども、その中で、市としてはどういうお考えを持っておられるんでしょうか。 245 ◯伊木まり子委員長 山下市長。 246 ◯山下真市長 今後、適切に対処してまいりたいと思います。 247 ◯伊木まり子委員長 樋口委員。 248 ◯樋口清士委員 先ほど申しましたように、いろいろ問題を抱えている部分でありますので、正に適正に対応していただきたいと。特にスタッフの問題については、全体とのバランスということはあるとは思いますが、かなり負荷のかかる部分であるということを考慮いただいて、ご検討いただきたいなというふうに思います。以上です。 249 ◯伊木まり子委員長 池田部長。 250 ◯池田勝彦福祉健康部長 今日の新聞にも載っていましたけれども、生活保護について、例えば10万円を渡して、それで生活していただいて、職業安定所に通っていただいて仕事に就いていただくと。仕事に就く努力がなかったら打ち切ってしまうとか、そういうようなものも国の方で考えておられますので、今後の国の方針と言いますか、そういうのも見ながら、市長が今答弁されましたように、適切に対応したいと、かように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 251 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。塩見委員。 252 ◯塩見牧子委員 9月議会のときでしたでしょうか、新設保育園に係る補正予算が上がってまいりまして、そのときに、東生駒4丁目の候補地につきまして、閑静な住宅街であるがゆえに、保育園がそこに建設されることについて、住民の方から何も上がってこなければいいのだがというふうに思っておりましたところ、その懸念が実際に問題になってしまいまして、付近住民の方から、そこへの建設に対して反対する声が私のもとに届いております。この間の住民からのそういった苦情等に対する経緯と、それと、市がそれに対してどのように対応されたのか、その経過をご説明いただけますでしょうか。 253 ◯伊木まり子委員長 杉田次長。 254 ◯杉田昭徳福祉事務所長兼こども課長 9月議会の段階でそういった話が出て、ちょうど説明会があった段階かと思います。説明会のときに、周辺の方々の反対が強かったので、やはり、自治会長とされましては、そこに配慮されまして、反対表明をされました。市の方にも文書を出されてこられまして、生駒市としては、現在の保育の状況、そして懸念されている問題につきましては、やはり事業者の方から誠意ある対応策を指導しておりますということも併せまして話をさせていただいたところです。現在のところ、自治会の方としましては、周辺の住民の方に限って話合いを続けてもらうということで、そこでの了解が得られるならば、自治会としてはそれを尊重したいというところまで来ております。現在、まだ、事業者と周辺住民の方、それぞれ、各自治会の班がございますので、個別に当たりながら、それぞれの問題点を挙げながら、対応策を今考えさせてもらっているということです。 255 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 256 ◯塩見牧子委員 じゃ、自治会全体としては、既に周辺住民と事業者との話合いに委ねたという、そういう形になっているということですね。 257 ◯伊木まり子委員長 杉田次長。 258 ◯杉田昭徳福祉事務所長兼こども課長 もうその段階に入っております。 259 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 260 ◯塩見牧子委員 具体的に、周辺住民というのは、何世帯分ぐらいがそこに相当しているんでしょうか、該当しているんでしょうか。 261 ◯伊木まり子委員長 杉田次長。 262 ◯杉田昭徳福祉事務所長兼こども課長 ちょっと世帯数全部は数えていないんですけれども、ちょうどローレルコート付近、ちょうどここが進入するところになります。それと、それの対面側に4軒、家が今並んでいるところが、ちょうど向かい合わせのところです。そこの中の話合いには、その4軒の方々が、それぞれそこの班の代表的な形で話をされるというのは了解されているようで、そことは、ほぼ工事のときの具体的な心配点も出されておられますので、その辺りの具体的な話も進められている状況です。 263 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 264 ◯塩見牧子委員 何カ月か前に私がお聞きしたところでは、本当に一切話し合う余地がないというような状況だったんですけれども、若干、前を向いて進んでいるというふうに捉えてよろしいでしょうか。 265 ◯伊木まり子委員長 山下市長。 266 ◯山下真市長 自治会から来た文書では、絶対反対から条件付き賛成だっけ、文書があったでしょう、あれを読んであげれば。 267 ◯伊木まり子委員長 杉田次長。 268 ◯杉田昭徳福祉事務所長兼こども課長 文書は、絶対反対で、そういった分です。その後の条件というのは自治会長からの情報でして、まだ正式な形での自治会長からのあれは、現在、静観しているというものだけいただいております。今の事業者との話合いの中の分は、それぞれの方から情報を見ながら、市の方からも、時折、これについてはこのように市の方は考えますというような回答をさせてもらっております。 269 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。  他に質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 270 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、私の方からちょっとさせていただきたいので、委員長の職務を代わります。 271 ◯吉波伸治副委員長 私が委員長の職務を行います。  伊木委員長。 272 ◯伊木まり子委員長 やすらぎの杜優楽についてなんですけども、本年の4月から、仁悠会ですか、新たな指定管理者として運営を行うことになって半年が過ぎました。昨年のちょうどこの委員会だったですか、かなりいろいろご懸念を議員の方から出されていたと思うんですけども、新しい指定管理者になって、サービスとか、それから職員の方の給与等についてもいろいろご懸念を出されていたか、それから、仁悠会が大阪の方に医療機関を持っておられて、それで、この優楽と大阪の医療機関との連携と言うか、生駒の医療機関との連携も含めてですけども、その辺、この指定管理者でうまくいくのかというようなことがかなり言われていたと思うんですけども、その辺について、半年で、何か意見を聞かれているとか、市の側でどんなような評価をされているとか、ありましたら聞かせてください。 273 ◯吉波伸治副委員長 尾山課長。 274 ◯尾山隆啓健康課長 細かな状況ははっきり言ってあんまり聞いていないんですけども、事業報告を受けています。入所率の方はほぼ前のところと変わらなくなっていまして、通所リハビリテーションの方は以前のときよりもちょっと拡大化されたみたいで、収入の方も増えている状況でございますので、順調と考えております。以上です。 275 ◯吉波伸治副委員長 伊木委員長、いいですか。  それでは、委員長の職務を交代します。 276 ◯伊木まり子委員長 他にございませんか。              (「なし」との声あり) 277 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて市民福祉委員会を終了いたします。              午後2時31分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。               市民福祉委員会委員長   伊 木 まり子               市民福祉委員会委員長  吉 波 伸 治 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. 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