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平成22年第3回定例会(第4号) 名簿 開催日:2010年06月17日
平成22年第3回定例会(第4号) 本文 開催日:2010年06月17日

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  1. 生駒市議会 2010-06-17
    平成22年第3回定例会(第4号) 本文 開催日:2010年06月17日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 再開 ◯議長(中谷尚敬君) ただ今から平成22年生駒市議会第3回定例会を再開いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者、関係職員及び事務局職員による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯議長(中谷尚敬君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程につきましては、お手元に配布いたしておりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第1 一般質問 3 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  通告順に従い、順次発言を許可いたします。  まず初めに、3番中浦新悟君。              (3番 中浦新悟君 登壇) 4 ◯3番(中浦新悟君) それでは、議長の許可をいただきまして、介護サービス緩和ケアについて一般質問を行います。  我が国では、世界最高水準の平均寿命を喜ぶ陰で、高齢化率22%、5人に1人が高齢者という社会に突入している中、本市においても例外ではなく、先の議会においても、高齢化率19.5%という答弁があり、全国より低いものの、決して高齢化社会を否定することはできない状態であります。  寝たきり、認知症、虚弱な高齢者など、自立して暮らしていけない方が増え続け、家族介護による介護虐待や老老介護、介護離職、様々な介護施設等が増えてはきているものの、まだまだ介護難民など社会問題となっており、要介護者の急増はその問題の長期化、重度化をも引き起こしております。  まだまだ介護サービスが充実、充足しているということにはなっておらず、特別養護老人ホームにおける入居待機者数は42万人と深刻化していることを新聞やニュース等で取り上げられていたことはまだまだ記憶に新しいことであります。  本市においても、一昨年に特別養護老人ホームちどりがオープンされました。しかしながら、すべての待機者が解消されたわけではありません。今後、団塊の世代が高齢者となっていく中、次の第5期ハートフルプランの作成が迫ってきており、そして、山下市長はマニフェスト特別養護老人ホームの新設を示されました。  1点目の質問として、その特別養護老人ホーム新設に向けての進ちょく状況はどのようになっているのか、具体的にお答えください。  また、本市における特別養護老人ホーム入居希望者などの状況はどのようになっているのか、併せてお伺いします。
     続いて、緩和ケアについてお伺いいたします。  緩和ケアとは、がん等の患者がその人らしく尊厳を持って有意義に過ごすことができるように援助していくこと、身体的な苦痛を和らげることだけでなく、精神的な苦痛、孤独、不安などを軽減し、患者と家族の大切な時間を快適に過ごしていけるように、できる限りのお手伝いを目的としております。  本市が市長の言う魅力的な住宅都市であるには、だれもがその生から死まで安心して暮らし続けることの条件整備が前提となります。人がその最期まで個人として尊厳を全うできる条件づくりが自治体にも求められております。その一つとして、緩和ケアの取組が注目されているところでもあります。  2点目の質問として、本市においては、緩和ケアについてどのようなお考えをお持ちか、また具体的な取組をされるのか、お伺いいたします。  次からの質問は自席にて行います。 5 ◯議長(中谷尚敬君) 池田福祉健康部長。              (福祉健康部長 池田勝彦君 登壇) 6 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 中浦議員のご質問にお答えをさせていただきます。  まず、1点目の介護施設についてでございます。  市長のマニフェストにもありますとおり、民間活力を利用しての新設でございます。事業の実施主体は事業者であり、県の事業募集を受けて、市が公募により事業者を決定し、西和圏域の2市7町において応募された中から県が決定するわけでございます。  本市所有の遊休地を候補地の一つといたしまして特別養護老人ホームの建設を検討しており、地元住民との調整などの準備作業を行っているところでございます。  また、本市における入居希望者の状況でございますが、現在、本市にはフォレストホーム、梅寿荘、延寿、高山ちどりの4カ所の特別養護老人ホームがございまして、定員合計288人に対しまして、現在でございますが、約1,080名の入居希望者がおられ、重複の申込みを含んだ人数となってございます。実数につきましては、平成21年4月1日現在の県の調査におきましては358人でございました。これが現在の特別養護老人ホームの実態でございます。  次に、緩和ケア病棟についてのご質問でございますが、緩和ケア病棟を持つ病院といたしまして、大阪市の淀川キリスト教病院や浜松市の聖隷三方原病院が有名でございます。独立した施設を設ける必要があることや、終末期医療であるがゆえに医療スタッフの負担が大きいことなど、全国的に見ても導入している病院は少のうございます。奈良県内では、国保中央病院が平成17年5月に緩和ケア病棟「飛鳥」20床をオープンいたしております。また、平成20年度末に新築を予定されておられます市立奈良病院緩和ケア病床を10床予定されております。  生駒市立病院における緩和ケア病床の検討については、去る5月31日に開催されました病院事業推進委員会においても議論がされました。その中で、医師会選出の委員からも、人数及び施設の両面から見て、導入することは難しいのではないかというご指摘も受けております。  生駒市立病院指定管理者候補からは、整備専門委員会の中間答申の要望事項への回答で、「施設基準上、開設当初からの設置は困難ですが、当グループにおけるオンコロジー医療への取組を連携とした中期的な課題として検討します。なお、徳洲会グループ札幌南青洲病院緩和ケア病棟運営の実績を研究いたします」との回答を得ております。  こうしたことから、市といたしましては、近々の具体的な取組は難しいものと考えております。以上でございます。 7 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 8 ◯3番(中浦新悟君) ありがとうございます。  現状1,080名、重複等があって、待機者は県の数字では358人ということで今お答えいただいたと思うんですけども、今の病床数ではまだまだ足りていないなというふうなことはお分かりになっていると思いますし、また、これから更に高齢化の波というのがどんどん来るわけなんですけども、そのピークとなる時期、いつごろというふうにお考えになられているのか、お答えいただけますでしょうか。 9 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 10 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 国の調査でございますと、高齢者の人口というのはピークは2040年という形になっております。2045年ごろから減り始めるということをされています。しかしながら、高齢化率は2055年まで上がり続け、40%ということで、65歳以上の方は40%に達するという見込みもされております。  こうしたことから、高齢者の人口がピークを迎えて、その後、徐々に減っていくのではないかと考えております。以上でございます。 11 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 12 ◯3番(中浦新悟君) 全国的には様々、40年、45年等々考えられているのかもしれないですけど、一般的に、私、聞いたり本とかで読んだりした中でも、25年ぐらいからかなり増えてきているのではないのか。市の今の人口推移等々を考えても、もうその辺りからはかなり増えてきているというふうなことは推測はできると思うんです。  例えばですけども、10年後、15年後ごろ、増えてきているであろうころに、どの程度の待機者数というのを想定されているのか。もし数字等であるのであればお答えください。 13 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 14 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 相当長期のスパンで申し上げますと、今現在のところ、待機者を想定することは難しいというふうに考えております。 15 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 16 ◯3番(中浦新悟君) 単純に、45年という数字をめどにすると、かなり先のことになってしまって、遠い未来かなという気がしてしまうんですけども、今の団塊の世代の方々がどんどんとその年代に入ってくるに当たって、単純な比例的に数字を計算することはできないと思うんですけども、今の待機者数にどの程度割合として数字が出せるのかというのはあると思うんですけども、そういったことも計算されたことはないというふうに考えておいてよろしいですか。 17 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 18 ◯福祉健康部長池田勝彦君) ハートフルプランですと、大体3年スパンで介護保険料の見直しもございますので、3年スパンぐらいの待機者と言いますか、必要数は割り出していけると思うんですが、10年後とか、そういう長期のスパンではなかなか難しいんではないかというふうに考えております。 19 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 20 ◯3番(中浦新悟君) 分かりました。  じゃ、次行きまして、市長のマニフェスト、22年度の事業と予算にも書かれていたと思うんですけども、特養の新設、23年度と書かれておりましたけども、実際いつ開設予定で、今動かれているのでしょうか。 21 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 22 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 先ほど申しましたように、地元の協議をさせていただいているというところでございまして、今年度に本市の申請ができまして、県の許可が得られたと仮定いたしますと、建物を建てる期間がどのくらいということは、ちょっと私、分かり兼ねますけれども、23年の着工を見ますと24年度という形になってまいります。 23 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 24 ◯3番(中浦新悟君) 最初の答弁の中にもあったんですけども、市有地で検討されている。私自身聞いたところによると、自治会というのは萩の台地内の法面部分の市有地で検討されているというようなことを地元住民等々からも聞きました、市に相談されたんですけどもということで。  ただ、あそこ、僕も現地を見に行ったりも、よく通る道なんで見たりもしているんですけども、ただ周辺には住宅地がはり付いていますし、規模的、土地の面積的なことを考えても、造成、建築、建設においては、当然、近隣対策もしっかりしないといけないということを考えても、工事費というのはあそこ、かなりかさみそうな場所であるなというふうに僕なんか想像してしまったんです。  あの場所では、さっき言うた土地の面積等を考えても、更なる増床であったりとか、デイ等の付加サービスも併用していくということは大体ほかの特養さんでもやっておられると思うんですけども、そういったことが果たしてできるんだろうかというふうな、不安に思うような広さだったんですけども、その点は市としてどのようにお考えでしょうか。 25 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 26 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 高山ちどりが約4,000平米、それから今考えております候補地の一つとして萩の台地内、これが大体3,000ぐらいだったと思うんですが、若干ちどりより小さな土地になっております。そこでも50床ぐらいの特別養護老人ホームが建てられるということを聞いております。  本来、県と市からの補助が出るんですが、これは1床当たり240万の補助ということでございますので、単純に計算いたしますと、50床ですと1億2,000万と、その4分の1に当たります3,000万を市が補助をするという形になってございます。これは規模数的には高山ちどりも50床でしたので、同じような補助をさせていただいたというところでございます。  ちょっと小さい場所で工夫して建てていただく必要もございますし、また、地元でいろいろお話があると思うんですね。地元で説明会のときには、やっぱり日照権の問題とか、いろんなお話をいただきました。それを解決していくためには、市が中間となって、基本的には業者の方が説明に当たるということでございます。  それで、もし、大きな高台になっておりますので、例えば土を削るとか、いろんなそういう場合は、市の負担というのは先ほど申し上げました3,000万、それ以上に負担するという計画は今のところございません。以上でございます。 27 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 28 ◯3番(中浦新悟君) その場所にこだわっていらっしゃるのかどうなのか分からないんですけども、ただその場所に特養をと考えられた理由等があればお答えいただけたらと思います。  ほかに候補地等も、また選定されていた場所であったりとか、第2候補、第3候補というのがあるのであれば、また報告できるならば教えていただきたいんですけども。 29 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 30 ◯福祉健康部長池田勝彦君) あくまでも萩の台地内の住宅の中の用地につきましては、特別養護老人ホームの建設の一つの候補地ということで、これは行革の一環で、市が所有しております未利用地を有効活用すると、有効活用できなかったらば、売却も視野に入れて検討するということになっておりますので、その一環で、当初、幼稚園用地でございましたが、幼稚園の建設の必要が将来的にもないということで、特別養護老人ホームの候補地になったわけでございます。 31 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 32 ◯3番(中浦新悟君) 先日できたちどりの建設された場所も、工事的にすごくしやすかった場所なのかどうなのかというと、その後も多々いろんな、工事中でもオープン前、寸前においてもいろんな意見があったというのは聞いていますので、様々な問題があったのかもしれないんですけども、ただ同じ補助金でしていくにおいて、どうしても初期投資、初期工事費がかかる、ちどりと違って、横にも更にあそこは広げようがないんではないのかなというようなところだと僕は思うんですよね。もう住宅もはり付いていますし、そういったことを踏まえても、また、ほか考えられるようなところがあったらどんどん出していっていただきたいなというふうには思います。  あと、今回、特養設置できたとして、設置後においても、また更なる特養をと、またその次というふうにも考えていらっしゃるのか。また、お考えありましたらお答えください。 33 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 34 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 先ほど申し上げました待機者の関係で申しますと、これが今、説明させていただいた特別養護老人ホームが完成しても、まだまだ待機者がおられます。ですから、建設の必要があるというふうには考えております。  ただ、県の補助の動向、あるいは市の財政状況、こういったものも勘案しながら、実施するかしないかというのを検討していく必要があるというふうに考えております。  それと、もう1つは、今、4つの特別養護老人ホームがございますが、私が感じますのは、基本的には法人が入所というのを決めていくんですが、本当に特別養護老人ホームに入れなければご家族も弱ってしまう、そういう方を優先的にされているというふうには思うんですが、4つの基準をつくっていかなあかんの違うかなというふうには考えております。  特別養護老人ホームに限らず、地域密着型のサービスの中で、老人福祉施設入所者生活介護と言いまして、30人未満ぐらいの小さな、特別養護老人ホームではございませんが、預かるというのも、今現在公募するとなかなか手を挙げていただけないということもございますので、その辺もこれから積極的にしていく必要がございます。  それから、民間がされます有料老人ホーム、これも視野に入れて、これから事業を進めていきたいなと、かように考えております。 35 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 36 ◯3番(中浦新悟君) 部長の答弁にもありましたけど、私自身、まだまだ必要なんじゃないのかなというふうにも思います。特養に入る基準等々のことを今言われましたけど、取りあえずそれはまた後でお伺いさせていただきます。  まずは、次、今、目の前に考えている特養のことで聞きますと、今、平成21年度から23年度までで県の第4期介護保険事業支援計画の中では、現在23床を前倒しして、22年度としてベッド数が47床というふうに、僕、伺っているんです。  じゃ、今先ほどの答弁の中にあった、22年度、計画して事業申請を出すうんぬんという話がありましたけど、その47床は市として許可される見込みが高いというふうに考えて、私としては受け取っておいてよろしいんでしょうか。 37 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 38 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 47床というのは県が確保されているところでございます。  県が許可するに当たって、申請すれば必ずということではございません。圏域、要するに生駒、それから郡山、ほか平群とか河合町とか、そういうエリアごとに何カ所、適切なところに建てていくというのが、県がいろんな調査あるいは検討しながら決めていくわけでございます。したがいまして、上げたから必ず許可が下りるということではございません。しかしながら、県の方には積極的に建設について働きかけていきたいと、かように考えております。 39 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 40 ◯3番(中浦新悟君) 選挙の際、現職市長さんの出されたマニフェストですから、僕ら、また市民の方からしても、かなり可能性が高い、確約に近いものだというふうに私自身受け取っていたものですから、県の反応、判断次第ですと、市としては頑張ってきますけどもというのにはちょっと不安が残るなと。大丈夫なんかなというふうな気がします。  正直、ちどりもできたばっかりですし、他市町村も生駒市と同じように高齢化が進んでいくわけで、当然同じことを考えていくでしょうから、どんどん申請も出てくるでしょうし、今ある特養、生駒だけじゃなくても、その他市町にある特養であっても、増床計画等々を出してくるでしょう。  ちょっと言い方はおかしいのかもしれないんですけども、今回の特養のベッド数をもらう段取りというのは、生駒市でもばたばたしていた。医療の、病院のベッドをもらうのにやり方、手法はほぼ同じものなんだろうというふうには想像しているんですけども、単純に、じゃ、この23年度のベッドが確保できなければ、23年度前倒ししているわけなんですから、23年度のベッドはないんですよね。  じゃ、もし、その選考に漏れたら、次どうなっていくのかということをまた教えていただけますでしょうか。 41 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 42 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 現実の問題とすれば、もし仮に漏れたら次の段階の公募のときに、公募と言いますか、県の募集のときには当然手を挙げさせていただきますし、積極的な働きかけをさせていただきたい、かように考えております。 43 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 44 ◯3番(中浦新悟君) その次のときというのは、今、第4期ですから第5期計画、だから県にとってもまだ未定なものに対してということで考えてよろしいんですか。少なくとも22年度漏れたから、じゃ、23年度に再度というふうなことはできるのかというのは、県に相談などしたことってありますか。 45 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 46 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 去年でございますが、去年は県の情報を得ますと、1市は郡山と、それから河合町と、それから平群町が申込みをされたというふうには聞いております。そのうちの河合町が許可が下りまして、今建設されていると思いますので、次には郡山も平群も手を挙げてくるのではないかと。また、ほかのところも、おっしゃるように手を挙げてくるということは想像されます。 47 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 48 ◯3番(中浦新悟君) じゃ、今、計画うんぬんで進められているとはいえ、まだまだ不安が残っていると。正直、今期できなければ、まだ何年先になるかなということを覚悟しておいた方がいいというふうに受け止めておきます。よろしいですか。 49 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 50 ◯福祉健康部長池田勝彦君) そういう最悪の事態も想定をしておかなければならないかもしれません。 51 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 52 ◯3番(中浦新悟君) 分かりました。  じゃ、次に行きます。  特養、例えば今うまいこといって50床程度のものが開設できたとしても、まだまだ追い付かないだろうと、部長等々も答弁ありましたけども、ちょっと教えていただきたいんですけども、今、本市における老夫婦であったり独居老人の世帯というのはどの程度なのか分かりますでしょうか。 53 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 54 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 住民基本台帳上では4,000人ぐらい。ただ、民生さんが毎年一人暮らしの高齢者の調査をしていただいていますので、その人数につきましては、2,000人ということでございます。 55 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 56 ◯3番(中浦新悟君) 私の勉強不足なのか、そのずれがどのようなことでずれているのか分かからないんですけども、少なくともこれからどんどん増えていくであろう高齢者、さらには、要介護者というのもどんどん増えていく中で、市はそれに対して対応していくのは重点的な課題というふうなのも認識されていると思うんです。  先ほども実は施設等に予算であったり、県の許可であったりとか、施設の充実に限界があるという中、じゃ、何を考えていかないといけないのかというのは、次は、施設で対応できないんだから、次、待機者を減らす努力をしていかないといけないと思います。  何かと言うと、要介護者を減らす努力、高齢者を減らす努力というのはできないんですから、要介護者を減らしていく努力であったり、介護レベルを上げない努力というのが必要だ思うんですけども、市はそれに対してどのような対策を採っておられるのか。  あと、市の考える要介護レベルを上げないために最も必要なものというのは、どのようなふうに考えていらっしゃるのか、併せてお答えください。 57 ◯福祉健康部長池田勝彦君) まず、高齢者の個人個人がそういう介護にならないということの予防をしていただくということが一番重要なことであろうと考えています。  それで、介護予防につきましては、これは何度も説明させていただいておりますように、65歳以上の方を対象に、生活機能評価というのを市が実施させていただいております。これは65歳以上の方に毎年調査票を送付させていただくと、それを、簡単に言えばチェックをしていただいて、こちらに返ってきます。それをコンピュータにかけまして、この方はやはりちょっと運動機能とか生活の機能が劣っているなと、こういう場合につきましては、お医者さんに診ていただいて、お医者さんがやはり運動機能なり生活機能が劣っているという判断をされますと、特定高齢者というふうな取扱いをさせていただく。特定高齢者というのを決定いたしますと、地域包括支援センターでその方の実状も聞いていただいて、介護予防プランをつくって介護予防をしていくと、こういう一連の流れがございます。  今後、こういう回収率も上げながら、積極的にそういう予防に努めていきたいなと、かように考えております。 58 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 59 ◯3番(中浦新悟君) 生活機能評価であったり、地域包括的な形で考えられているというのは私自身は理解しているつもりなんですけども、ただその内容というのがどうも介護保険なりをしていく上での事務的レベルをただこなしているだけというふうにだけしか感じ取れないのかなと。ただそれだけをやり続けていけば、これから迎えるであろう高齢者がどんどん増えていく、要介護者が増えていく中で、それが予防できるのだろうか、待機者の介護レベルを上げないということにつながっていくんだろうかというのは不安に思っています、現状で待機者が減っていくということにはなっていないわけですから。  であるのであれば、市として、やはり国の考える介護保険制度の枠以上に、何らか市として独自に考えていかないといけないものというのが必要だと思うんですけども、その辺は何かございますでしょうか。 60 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 61 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 一番介護予防で有効な制度を説明させていただいたわけでございますが、ただそれだけが、市がやっているだけじゃなしに、市といたしましては、一般高齢者に向けては体操教室なりわくわく教室、それからサロン、地域で、みんなで高齢者を巻き込んで生きがい対策に努めているサロン、このサロンを運営するためのボランティアの養成、そういったもの、また介護予防の講習会ですとか、介護予防で老人クラブあるいはサロンから要請がございましたら出前講座、こういうようなものの実施をさせていただいているということでございます。
    62 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 63 ◯3番(中浦新悟君) 今、市がやっていること、立派なことだと思うんですよ。否定することはないですし、どんどん充実させていただきたいと思うんですけども、ただ、本当にこれからの高齢者の増加率というものを考えると、それだけで足りるのかなという不安があって、今回一般質問しているわけでして、特養の施設の整備に関してもそうですけども、やっぱり例えば人間にとって必要なものというのは、食事というのは大変必要だと思いますし、それが介護レベルを上げないことの最低限しなければ、高齢者にとって、要介護者にとってしていかないといけないもの、食事、栄養をとることであるとは思っているんですけども、じゃ、その食事や買物に苦労がある高齢者に対して市はどの程度フォローができているのかであったりとか、今後、高齢者が増えていく中で、じゃ、それを助けていく介護士さんが市として充実していってるのか、今足りていても、これから先、生駒市に介護してくれる方というのが充足していくのか、そういった、結局のところマンパワーであったりとか、見守っていくということが、その施策だけで果たして足りるのかなというのは不安に思うんですけども、いけるというふうにお考えでしょうか。 64 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 65 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 食事とか日常の生活をしていく上でやはり支障があるということであれば、やっぱり介護のヘルパーさんに来ていただいて面倒を見ていただくという制度もございます。  ヘルパーなりそういう事業所の件でございますが、ニュースでも大きく取り上げられておりますけれども、やはり報酬が安いということでございます。ですから、デイサービスもやめていくというところもございます。  国の制度といたしまして、平成21年度から介護報酬の改定ということがございました。それを職員さんに、3%でございますが、それを3%介護報酬が上がったということでございます。それはなぜかと言いますと、その3%の介護報酬が上がった分を職員さんの給料に回してくださいよという趣旨が主なものでございました。  ただ、経営が苦しいということもございますので、それがなかなか職員に回っていかないという実態もございます。  ですから、こういうヘルパーさんとか、そういう勤務条件、これは国を挙げて、国の責任でやっていただかないと、一市町村が対応できるものではないというふうには考えております。 66 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 67 ◯3番(中浦新悟君) 国等も、やっぱり介護制度、人材の問題であったりとかは考えていますよね。実際、先月の5月17日に出されたと言うのか、ホームページに載っていたんですけども、国家戦略室、今の総理さんが在籍されていたところで考えられていた、これは何でしょうね、提言と言うか、指標と言うのか分からないんですけども、考え方が載っています。ここにも特養の今後の在り方であったりとか、介護していく方のマンパワーの充足に向けて、いろんな提言を書かれています。これは国の施策で、今後どうしていくのかということなんでしょうけども、単純に、以前質問で、看護師が不足している中、市として看護師の奨学金とかという質問をしたんですけれども、同じように介護士も数は、これ、聞くんですけども、いるんです。働いて辞めて、例えば主婦さんで今やっていないとか、埋まっている方ですね。  あと、どうしても都市部の方に動きに行かれる方、そういった方をどういうふうに生駒にて従事してもらうのか。掘り起こしていくという言い方が正しいのか分からないんですけども、もう一度働いていただけるようになっていくのか、さらには介護士等々を目指していくように、生駒市で働いていただけるように促していくのかという施策は、国うんぬんというより生駒市として考えていかないといけないと思うんですけども、その点の施策等を考えていこうというふうなお考えはないんでしょうか。 68 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 69 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 先ほど申しましたように、ヘルパーの賃金でありますとか、そういうふうなものにつきましては、介護報酬というものは決まっておりますし、なかなかそちらの方へ、一市町村では難しいというふうには考えております。  しかしながら、また、それは生駒に来ていただく、働いていただく方に何らかの市からの援助と言いますか、そういうふうなものもできない状況でございますので、ですから、育児休業を取って、それをまた戻ってこられるというときには円滑な受入れ、そういうふうなものもやっぱり企業に働きかけていく必要があろうかというふうに思いますが、その辺の回答でご勘弁願いたいんですが。 70 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 71 ◯3番(中浦新悟君) 私、やっぱり高齢者が増えてきて、高齢者、また介護者の方1人に対して1人の介護、ヘルパーさんであったりとか、特養でも介護士であったりとか、そういった方がつくというのが一番充実していくことだとは思うんですけども、市でも質の向上というのをいろいろされているとは聞いています。けども、やっぱりこれから高齢者に対して、それに手助けしていくマンパワーをどう増やしていくのか、それをどういうふうに生駒で増やしていくのか、手助けしていくのかというのをしっかり考えていってほしいと思うので、まだ時間あるというわけではないと思うんですけども、その辺の施策、また考えていっていただきたいと思います。  あと、これ、ちょっと考え方が変わるんですけども、それでやっぱり行政のできることというのは限界あると思います。どんだけやっても充足できるような状態になるとは思えないというのがあるんですけども、やっぱり今後、私が思うのは、各家庭における介護スキルをどのように向上させるのか、介護に向けて意識を高めていくのかということは大変重要なことだと思うんです。  例えば、失礼、言葉が飛んだんですけども、いろんな講習等をされているということは先ほどの答弁でもありましたけども、もっと枠を広げて、各家庭の介護意識と介護スキル、単純な言い方をしたらなんですけども、消防訓練のように、例えば車の免許とかでも何ですけども、応急処置のように介護が各家庭の中に入っていくというようなレベルになっていくまで市としてフォローしていく、その中で精神的なフォローや生活の組立て方のフォロー、いざ介護になったら、介護というのが来て、家庭が壊れるというパターンをちょくちょく聞くんですよね。今勤めているところを辞めないといけないとか、そういった問題がいろいろありますから、そういった市としてフォローしていくという施策というのは考えられないんでしょうか。 72 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 73 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 先ほど申しましたように、各個人個人が介護のお世話にならんように予防に努めていっていただく意識付けと、これは本当に大事なことでございます。  したがいまして、市としても、広報とかいろいろな施策を講じまして、一人一人に浸透できるような方策を考えていきたいと、かように考えております。 74 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 75 ◯3番(中浦新悟君) これ、提案と言うか、すごく難しいことだと思うんですけども、昨日の一般質問でもあったり、私、考えているのは自助という言葉に近いのかもしれないんですけども、自助、共助、公助という中で、じゃ、公助としてこれから先に何をしていけるのか、共助に何を求めるのか、自助に何を求めるのかというのもしっかりとしたビジョンというのを出していただいて、それをお願いしていく。だから、そのビジョンを組み立てるというようなことはできるんでしょうかね。 76 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 77 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 今おっしゃったのは公助として何ができる、ここまでしかできませんよ、あるいはここはできますよと、こういう住み分けをきっちりと決めて、お互いの役割分担を果たしていくというのをおっしゃっているわけですね。きっちりと住み分けでそれをできるのか、また、それをどう周知させていっていただくのかというのは、ちょっと今お答えを差し控えたというふうに、お答えがすぐにできないという状況でございますので、その辺については、やはりよく検討していきたいなと、かように考えております。 78 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 79 ◯3番(中浦新悟君) 答えにくい質問をしてしまったんですけども、市民もやっぱり市がすべてのニーズをかなえてくれるとは思っていないんです。ただ、思っていないんだけども、市に頼れば何とかしてくれると思っているところもあるんですよね。これ、矛盾とは言わないですけども、本当に極論で言うたら、税金を払っているんだから何でもしてくれて当然やないかという市民もいらっしゃるのかもしれいなんですけども、事、突然介護というのが家庭の中に入ってきたり、生活のリズムというのがぐっと崩されてしまう。じゃ、市、何とかしてよ、そうなったときに、これから高齢者が増えていくと、どうしても対応できないですよね。だから、そうなる前に、その市民の方と言うか、各家庭に対して介護というものの将来の現状というのをしっかりと市として伝えていってあげてほしい。市としてはこういったフォローをしていきますよということを打ち出していってあげてほしい。できるだけ明確であれば、市民もしっかり分かりやすいでしょうし、それに向けて、スキルの向上であったり勉強とかしていく、覚悟を持っていくということをしていくでしょうし、そのしていく努力というのを市はお手伝いしてあげてほしいなと思います。  今後、第5次ハートフルプランを策定していくことになると思うんですけども、その際にも、できればそういったことを議論の中心に入れていただければというふうに要望しておきます。  次、緩和ケアについてお伺いさせていただきます。  現状の国保中央病院であったり市立奈良病院が行う、又はされるということは分かりました。市内はなくて市外の状況ですけども、周辺の状況と。取組とか考えというより現状報告は受けたんですけども、市としての考え方、緩和ケアに対する考えというものをお答えいただけますでしょうか。 80 ◯議長(中谷尚敬君) 山下市長。 81 ◯市長(山下 真君) 先ほど部長の方からも答弁がございましたが、大変ハードルが高いわけでございますので、こういったものは広域的に対応するというふうに考えております。 82 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 83 ◯3番(中浦新悟君) その広域的に考えていくという広域的というのに向けて、じゃ、どのような取組をされているのか、お答えいただけますでしょうか。 84 ◯議長(中谷尚敬君) 山下市長。 85 ◯市長(山下 真君) 生駒の市民であっても市立奈良病院とか国保中央病院緩和ケアというのは利用することができますので、市内ですべてあらゆることを満足させるというのは困難でございます。 86 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 87 ◯3番(中浦新悟君) 困難なのは分かっているんです。困難なのは分かっているけども、市として、医療のその分野に対してどのように取り組んでいかれるのか、又はもう取り組んでいけないのかということをお伺いしているんですけども。 88 ◯議長(中谷尚敬君) 山下市長。 89 ◯市長(山下 真君) 部長の答弁にもありましたように、市立病院において中期的な課題として対応していくということでございます。 90 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 91 ◯3番(中浦新悟君) すぐに対応できない。それは医師会等々でも、医師の先生方ですか、推進委員会でもお答えと言うか、意見があったというのは認識しているんですけども、市の考えている中で、将来、例えば今の病院問題であっても、市立病院でも小児科の規模を大きくする、どういうことをする、ああいうことをしてほしいという、将来的に、将来的にということを、ほとんどそういった答弁でいつかはできるのであろうというお答えばっかりなんですけどね。ただ、じゃ、それに向けてどういうふうに取り組んでいくのか。  じゃ、今、市長さん答えられたように、広域的に考える。広域的というのは、じゃ、奈良県に対してどういうふうな働きかけをしていくのか。例えば奈良市立病院に10床作るというふうな計画がある中、じゃ、それにどういうふうに市として、生駒市としてかかわっていくか、そういったことが広域的と言うんじゃないんですかね。ただ、口で将来的にはいつか、今はできないから将来的にはと言うんですけども、じゃ、将来的に向けて何を取り組むのかというのが一切見えない中、例えば整備専門委員会でもそんな要望が出たわけなんですけども、中間答申の中に出ていたわけですけども、じゃ、その意見に対して、答申というものが出たものに対して、今無理ですね、じゃ、いつかお願いしますねって。  ただ、今、指定管理者、徳洲会さんに聞いて確認したら、今無理なんですね。じゃ、将来的にお願いしますわというのがただの取組なんでしょうかね。 92 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 93 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 奈良県の保健医療計画の中でも4月に出されましたが、この中で、緩和ケアの推進ということがございます。したがいまして、県がこれからどういう方向でどういった手法でされていくかということも注視しながら、市としてもできることがあれば、それに協力と言いますか、協働させていただきながら取り組んでまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 94 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 95 ◯3番(中浦新悟君) その答弁と別に、何か徳洲会病院が例えばどうするのか。ほかがこうしているから、指定管理者候補ですよね、今。その指定管理者候補が、今、生駒市の医療体制というのを担っているわけでもないし、これからも担い続けるわけでもなくて、結局考えないといけないというのは、市が生駒市の医療体制をどうしていこうか、そのために何をどういうふうに話を持って行こうか。例えば広域的に考えるべきもの、本市だけでできるもの、そういったものをきちっと考えた上で病院というのも組み立てていかないとというふうには私自身は思っていますし、できれば、そういった中に市立病院に緩和ケアがあればいいなと思いますし、市立病院で無理ならば、もっと広い範囲で働きかけてほしいというふうにも思います。  ただ、今現状として、市として、その緩和ケアに対して何らか調査というのはされたことがありますでしょうか。 96 ◯議長(中谷尚敬君) 山下市長。 97 ◯市長(山下 真君) 現在の本市の医療で、課題は、何度も申し上げておりますが、2次の救急と小児の2次でございます。  そういったものを、そういう不足するものを提供しながら、なおかつ210床で赤字を出さないと、そういう中で取り組んでいる事業でございますので、何でもかんでもできるわけではございません。  市内で対応できないものであれば、それは例えば市内の医療機関すべてであらゆる医療ニーズをカバーできるということは到底もとより不可能なわけでございますので、そういった意味で、近隣、別に奈良県内に限らず大阪に行ってもいいわけですけれども、市内で100%カバーできないものは、それは他の施設を利用するということで私は十分であろうと、そういうふうに考えております。 98 ◯議長(中谷尚敬君) 中浦新悟君。 99 ◯3番(中浦新悟君) 現状、他の施設を利用するにおいても、やはりなかなかないというのが、今、現状なんですよね。実際、市の方ではお答えをいただけなかったんですけども、調査されていないんでしょう。ただ、ここ議員さんたくさんいらっしゃいますし、そういった相談をよく受けると思うんですけどね。「がんやねんけど病院から追い出されてしまった」、言い方はおかしいんですけども、「退院してほしいと言われた」、「どうしたらいいやろ」、例えば「在宅で終末期のがんの介護をしてるねんけども、対応しているんだけども、余りにも手一杯でしんどい、何とかしてくれへんやろうか」と相談、多分皆さん多々受けていると思います。行政として受けておられるのか。また、そうではないのか、それは分からないんですけども、少なくとも私は、この数年間で数十件というわけじゃないですけど、あります。ただ、それら問題というのは即座に対応しないと、残念ながらその方というのは亡くなってしまうんですよね。  だから、今すぐどうこうできないのは分かっているつもりではあるんですけども、市として、そういった現状を、市民が最後まで尊厳を持って生きることができるということを守っていくために、何らか対応というのを考えていくことはしないのか、また、将来的にと考えているのであれば、その将来的に向けて、具体的にどういうふうな動きをしていくのか、していかないといけないのかということはしっかりと考えていただきたい。  どうも、今受けた答弁、どのような意図があって言っているのか分からないんですけども、単純に、今現状無理なんですから、そんなん市としては今後考えませんというふうに受け取れるようなお答えの仕方だったんですけども、最後にですけども、その確認だけ、今後しっかり考えていくのかどうかだけ、再度確認させてください。 100 ◯議長(中谷尚敬君) 山下市長。 101 ◯市長(山下 真君) 何度も申し上げておりますように、市立病院ができましたら、中期的な課題として考えてまいりたいと考えております。 102 ◯議長(中谷尚敬君) 最後に、4番谷村淳子君。              (4番 谷村淳子君 登壇) 103 ◯4番(谷村淳子君) おはようございます。議長の許可を得まして、ただ今より一般質問をさせていただきます。  今回は障がい者福祉についてです。  身体障がい者及び知的障がい者の福祉サービスは、利用者本位の考え方から、行政がサービスの内容やその提供事業者を決定する措置制度から、平成15年度に利用者と提携事業者との直接契約によりサービスを受ける支援費制度に改正されました。それにより、サービス提供基盤が拡大され、多くの方がサービスを利用できるようになるなど、障がい者の地域生活の推進に寄与してきた一方で、サービス費用の増大や地域格差の拡大といった新たな課題が生まれました。  一方、精神障がい者に対しては、居宅サービスについては、平成14年度から支援費制度に先駆けて精神障がい者の居宅生活支援事業が実施され、支援費制度と同様の契約制度が実施されました。身体・知的障がい者に比べ、サービス提供基盤が不足している実態の中での制度移行にあったことや、施設サービスの実施主体が都道府県であったことなどから、十分なサービスの利用の確保に至らず、その整備が急務となっていました。  こうした福祉サービスへの費用の増大や地域格差の拡大、精神障がい者福祉の遅れなどの課題に対し、限られた財政の中で、障がい者の自立した地域生活の支援を一掃推進するため、平成17年11月に障害者自立支援法が成立し、平成18年から段階的に施行されることになりました。  障害者自立支援法は、障害者基本法の基本理念にのっとり、障がい者の地域生活と就労を含め、自立を支援する観点から、これまで障がいの種類、身体障がい、知的障がい、精神障がいごとに異なる法律に基づいて提供されてきた福祉サービスや公費負担医療など、サービス提供主体を市町村に一元化し、障がいの種類にかかわらず、共通の制度の下で一元的に提供するものです。  障がい者が健康で安心して地域で暮らしていけるようになるためには、保健医療サービスの充実が必要です。障がい者にかかわる保健医療サービスとしては、障がいなどの早期発見を目的として、乳幼児から中高年齢に至る各ライフステージに応じた保健サービスや障がいの内容に対応した適切な医療サービス、さらには保健医療、その他関係分野の一体的なサービス提供体制が求められています。  本市では、これらの総合的な保健医療サービスの提供体制の充実に取り組んでいることからお伺いいたします。  1、保健医療の充実。障がい者が身近な地域で安心して受けられる医療サービスが求められています。そのため、市内の医療機関に対して、障がい及び障がい者への理解とともに、医療リハビリテーションなど、障がい者に対する医療サービスの促進が重要です。  本市では、訪問、診療、予約、休日・夜間診療や関係機関のネットワーク化を図るなど、障がい者が医療サービスを受けやすくするための取組について、医師会などと協力を得て充実に努められているということですが、具体的な市の取組とその現況についてお聞かせください。  2、雇用、就労の充実。障がい者にとって、労働や生産活動に従事することは、より自立した生活を目指すということだけでなく、社会参加、自己実現、さらには社会に貢献するという観点からも重要です。本市の雇用、就労にかかわる基本的な考えをお聞かせください。  3つ目に福祉の充実。市の在宅施設サービスに関する課題にはどのようなものがあると市は認識しているのか、具体的にお聞かせください。  4つ目、交流、ふれあいの促進について、具体的な取組をお伺いいたします。  登壇しての質問は以上です。2回目からの質問は自席にて行います。 104 ◯議長(中谷尚敬君) 池田福祉健康部長。              (福祉健康部長 池田勝彦君 登壇) 105 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 谷村議員の質問にお答えをさせていただきます。  障がい者の医療であります自立支援医療につきましては、平成18年4月から、更生医療、育成医療及び精神障害者通院医療の3つの制度が1つの制度になったものでございまして、障がい者に係る公費負担医療制度が各種法律により別々な制度であったものを手続きや負担の仕組みを共通化したもので、心身の障がいを除去、軽減するための医療につきましては、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療となっております。  対象者は、更生医療につきましては、身体障害者福祉法に基づきまして、身体障害者手帳の交付を受けた18歳以上の者で、その障がいを除去、軽減する手術等の治療により、確実に効果が期待できる方となっております。育成医療は、18歳未満の児童で、その障がいを除去、軽減する手術等の治療により、確実に効果が期待できる方を対象としております。精神通院医療は、精神保健福祉法第5条に規定する統合失調症などの精神疾患を有する者で、通院による精神医療を継続的に要する者となっております。  所管につきましては、更生医療と精神通院医療が市の業務となってございます。育成医療、子どもさんにつきましては県が実施いたしております。  なお、医療費の利用者負担につきましては、原則、総医療費の1割を負担することとなりますが、所得の低い方には月当たりの負担上限額が設定されております。また、継続的に相当額の医療費負担を発生する方もあり、月当たりの負担上限額が設定されてございます。  最後に、本市の独自の助成制度といたしまして、1歳以上75歳未満で身体障害者手帳1・2級あるいは療育手帳を持っている方を対象といたしました心身障害者医療費助成制度、後期高齢者医療制度と老人医療費助成制度の受給者で身体障害者手帳1・2級又は療育手帳を持っておられる方、これらの方を対象に、重度心身障害老人等医療費助成制度がございます。  次に、障がい者の雇用の就労の件でございますが、障がい者にとって、労働や生産活動に従事することは、より自立した生活を目指すということだけでなく、社会参加、自己実現、さらに社会に貢献する観点から重要であると考えております。  障がい者においては、特別支援学校卒業後、一般企業へ就職される方を除き、就労サービスを利用して就労される場合は、就労移行支援というサービスを利用して、就労に必要な知識や能力の向上を目指した訓練を経て、一般就労や、また、就労継続支援A型、非雇用型の就労支援B型へ就労されておられます。  続きまして、市の在宅福祉施設サービス等に関する課題についてでございますが、障害者自立支援法の障がい福祉サービスについて、市内において在宅を中心とする必要なサービスの提供体制はおおむね整っていると考えておりますが、最近の傾向といたしまして、発達障がい者や高次脳機能障がい者、重複障がい害者等、障がい特性が多種多様化している状況の中、市内の通所系の事業所の種類が少ないことから、既存の事業所だけでは対応できないケースが増加していること、また、在宅介護サービスにおいて、かなり重度の医療的ケアの必要な障がい者の方も在宅で生活されるという状況の中、ケア内容の複雑化やサービス支給量増大化、それに伴って生じる財政負担の増加の課題がございます。  入所施設については、市内に有せず、また国の方針においても、障がい者を施設から地域へと移行の方向の中で、新たな入所施設の建設は見込めない状況であることから、ケアホームやグループホームの需要は今後ますます増加するものと考えております。  それから、障がい者の交流のふれあいの取組についてでございますが、障がいのある人とない人が共に支え合い、お互い尊重し合いながら生活する社会を実現するためには、障がい者を正しく理解する、そういった知識を持つことが必要でございます。様々な活動を共にし、交流を深める機会が必要となってまいります。  本市の事業といたしましては、毎年9月の第2土曜日に、福祉と健康のつどいにおいて、市民の健康と意識の高揚を図るとともに、会場にて3障がいの授産品の販売等を通じて、障がい者の理解を図っております。  また、福祉センターでは、福祉センター祭や各種事業を開催し、障がい者と健常者の交流を図るとともに、社会福祉法人において11月の障がい者週間で障がい者問題の理解、啓発を目的として、街頭キャンペーンやポスター等の実施や、各種祭りなどを通して、障がい者と健常者の交流を深めていただいております。  以上でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 106 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 107 ◯4番(谷村淳子君) ありがとうございました。  ただ今の回答の中にありました更生医療について、具体的な内容というのはどのようになっているかお答えください。 108 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 109 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 更生医療とは、18歳以上で身体障害者手帳を持っている障がい者を対象とし、その日常生活能力、社会生活能力、また職業能力を回復又は向上若しくは獲得することを目的として行われる医療でございます。具体的には、人口透析あるいは冠動脈バイパス手術、心臓ペースメーカー等の植え込み、こういった手術でございます。以上でございます。 110 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 111 ◯4番(谷村淳子君) では、市の所管は更生医療と精神通院医療ということですが、昨年度の実績はどのような数字になっていますでしょうか。 112 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 113 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 更生医療につきましては約600件、21年度でございますが。それで、額にしますと3,800万円弱ということになってございます。
     もう1つ市が受け持っております精神通院医療につきましては、約3,000件弱、700万円ぐらいの支出となってございます。以上でございます。 114 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 115 ◯4番(谷村淳子君) 更生医療とか精神通院医療ということだけじゃなく、いろんな意味で、医療と言いますか、障がいを持っている方は安心して医療のサービスを受けられることをとても願っていると思うんですけれども、障がい者が医療サービスを受けやすくするための取組ということで、市内の医療機関に協力を得て充実していってほしいというふうに思います。  次に、障がいの発見は小さいときからの早期発見が大事であると考えますけれども、生駒市では各年齢層に応じた健康調査を実施されていると聞いているんですけれども、そこで乳児の健康診査と言うんですか、乳児健康診査について、受診状況はどのようなものでしょうか。 116 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 117 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 健康課が実施しております乳幼児健診でございますが、平成20年度の3カ月健診、これにつきましては、対象者は1,006人に対しまして受診者数は977名でございます。それから、例えば12月健診で申し上げますと、1,063人の対象者に対して受診者は992人と、6回、3歳6カ月までさせていただいておりますが、受診率につきましては約90%強ということでございます。 118 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 119 ◯4番(谷村淳子君) 今お伺いしましたら、乳児健診の受診率というのは90%近いということで、高い受診率だと思うんですけれども、それというのは障がいの早期発見につながっているというふうに感じられておりますか。 120 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 121 ◯福祉健康部長池田勝彦君) こういう健診の時期、あるいは4カ月ですか、それと10カ月、そのときの歯科検診あるいは健康相談、そういうところでお医者さんなり保健師がその子の状況を診させていただいて、もし、ちょっとおかしいなということであれば、お母さんにも説明させていただいて、なかよし教室、こういうものに、健康課がやっておりますが、そちらに引き継ぐということでございます。  健診のときの効果というのは上がっていると認識をいたしております。 122 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 123 ◯4番(谷村淳子君) やはり乳児健診というのは、生後3カ月から3歳6カ月までの間に6回という、回数にすれば6回ということですけども、これはとても重要な健診だと私は思います。6回の実施をしてきて、きめ細かな対応をしているからこそ、病気や障がいの早期発見と早期支援と言うんですか、どうしていくかということにつながっていくというふうに私は感じているんですけども、受診率も90%近いという受診率で、私たちが健診してくださいと案内いただいても、なかなか受診をしていただけないという現実がある中で、お母さんたちの関心はすごく高いのではないかと思います。障がいを持つことになった子どもたちのためにも、引き続きしっかりと健診というものは続けていっていただきたいというふうにも思います。  それと、次に、乳幼児健診について、援助が必要と思われる幼児に対して、何らかの対応というのは生駒市ではされていますでしょうか。 124 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 125 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 先ほど申しましたが、そういう健診のところで、何らかの異常あるいはおかしいんじゃないかというのが発見されますと、健康課で実施しておりますなかよし教室に勧誘をさせていただいて、そこで遊びとかいろんなことを通じて、その子の状況を調べるわけですね。  それを終わりますと、次に、本当にこれは障がいだなということであれば、宝山寺さんがやっておられるあすなろ等、また、東大寺整肢園、こういうところにもつないでいくという形になってございます。  また、保育園に入られる、あるいは幼稚園に入られる、そういう方については、保育園、幼稚園と健康課、あるいは宝山寺さんがやっておられるあすなろ、こういうところと連携しながら、その子の成長を見守っていって、ある程度障がいがあっても、大きくなっても生活できていけるという、小さなときからのケアはさせていただいているということでございます。 126 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 127 ◯4番(谷村淳子君) そのように、いろんな形を考えて、年齢層に応じた対応の中で、市の方がバックアップしていただけるという体制を障がいを持つお母さん方に知らせていただけるというのは、非常に障がいを持ったお母さんたちはすごく有り難いなというふうに感じていただけると思います。  また引き続きそういうフォローと言いますか、バックアップというのをよろしくお願いしたいと思います。  次に、就労と言うか雇用ですね。そちらの方に行きます。  障がい者の雇用と就労の実態を踏まえて、就労の機会の拡大と雇用の安定を支援するとともに、職業安定所などの関係機関との連携に努めるというふうに第5次の総合計画の基本構想の中にうたわれていたんですけれども、具体的にどのように支援をして、関係機関との連携を図っていくというふうにお考えでしょうか。 128 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 129 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 就労と雇用の機会の提供につきましては、基本的には国や県の業務となってございますが、障がい者の雇用、就労問題については重要な問題であると認識しているところでございます。障がい者雇用の主となる相談窓口であるハローワークや就労支援を実施している奈良障害者職業センター、あるいは就労に伴う生活全体の相談窓口である、なら西和障害者就業・生活支援センターライク等の関係機関との連携を図りながら、障がい者の対応を図っているところでございます。以上でございます。 130 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 131 ◯4番(谷村淳子君) 県の障がい者計画の社会参加と就労の促進というところにも、障がいのある方への職業紹介はハローワークが主として担っているというふうに書かれてありました。企業と障がい者の相互理解を促進して、企業と連携してうまく職業紹介ができる仕組みを県では検討していってるということですので、生駒市でもできるだけ同じようにそういう部分、バックアップと言いますか、そういう課題の解決に向けて取り組んでいっていただきたいと思います。  障がい者が主に就労訓練をされている市内の事業者と利用状況というのはどうなっているか教えてください。 132 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 133 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 障がい者の就労に向けた就労移行支援事業所、それと就労継続支援事業所を実施している事業所につきましては、市内にはひだまりというのがございます。それとコミュニティスペースはなな、テクノパークぷろぼの、かざぐるまの4カ所でございます。  それと、ひだまり、コミュニティスペースはななの2カ所につましては、精神障がい者を中心に実施をされておられます。テクノパークぷろぼのでは、身体、知的、精神の3障がい、かざぐるまでは知的障がいの方を中心に通所をされているという実態でございます。 134 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 135 ◯4番(谷村淳子君) 市内4カ所にあるということで、身体障がい者とか精神障がい者、知的障がい者というふうに、ある程度分けられてと言うか、専門的に通えるようになっていると思うんですけれども、人数的には何人ぐらいの方が今通われているかという数字はお分かりになりますでしょうか。 136 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 137 ◯福祉健康部長池田勝彦君) ひだまり、それとはなな、テクノパークぷろぼの、かざぐるま、この4カ所で合計でございますが44名と。それから、テクノパークぷろぼので申し上げますと、身体、知的、精神の3障がいの方が14人、かざぐるまは知的障がい者の方を中心に10人の方々が通所されているということでございます。 138 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 139 ◯4番(谷村淳子君) この数字か多いのかどうかというのはちょっと分からないんですけれども、毎年、特別支援学校を卒業されて、通所施設が満杯に近いところがあるようにも聞くのですが、現在の通所施設で十分に対応できるのかというのがちょっと不安に思われるのですが、今後の対応とか、そのような件については、どのように市の方では考えておられますでしょうか。 140 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 141 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 今後、県、それから事業者の方々とも検討をさせていただきたいなと、かように考えております。 142 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 143 ◯4番(谷村淳子君) 年々増加する障がい者の方の通所できるというところは本当に大切だと思います。特別支援学校を卒業されても行くところがないということで、本当に不安に思っているという声を、生の声をたくさん聞いています。市としても広域的な課題であるということで認識されていて、県とか事業者とかも検討していきたいという、そういうご回答ですけれども、例えば規模は大きくなくてもいいと思うんです。小さな、例えば駅前の空き店舗とか、そういう空いているようなところで通所できるようなものがあれば、またそういうところの場所をバックアップしてあげるというような形で、高齢者の通えるようなサロンも一緒なんですけれども、何か作業所のようなもの、少しの人数でもいいから、みんなが学校を卒業した後、不安なく毎日通所して通っていけるような、小規模でもいいので、何かそういうふうな対策を講じれるようなお考えはありますでしょうか。 144 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 145 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 今後検討をさせていただきたいと、かように考えております。 146 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 147 ◯4番(谷村淳子君) そしたら、3番目の福祉の充実というところですけれども、生駒市内のグループホームとかケアホームとか福祉ホーム、それぞれの施設という部分の入居状況、入られている方の状況をお聞かせください。 148 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 149 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 市内のグループホームでございますが、グループホームと、それからケアホーム、それから福祉ホーム、各設置数につきましては、グループホームが1カ所、ケアホームが3カ所、福祉ホームが1カ所となってございまして、入所状況につきましては、18名の入居があるというふうに確認をしております。福祉ホームにつきましては13名が入居されておられます。以上でございます。 150 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 151 ◯4番(谷村淳子君) この3つのホームという位置付けの入居できる部分があると思うんですけれども、新たな入所施設の建設は多分見込んでいけないような状況だというふうには分かっているんですけれども、これからこういうホームと言うか、入所できるところも通所できるところも不足している以上に、また入所していくという部分も非常に需要が増えてくるのではないかというふうに思います。  国の方針において障がい者を施設から地域へ移行の方向性があるというふうにさっきの説明でもありましたけれども、どうしても地域へ戻ることができない障がい者の方がいるということも分かっていただきたいなというふうに感じます。  その次、障がいの持っている方にはいろいろな悩みがあると思いますが、そういう通所できるところがないとか入所できるところがないというのも含めてですが、その解決のための相談窓口というのは生駒市の方ではどのようにされていますでしょうか。 152 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 153 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 生駒市内でございますが、市内には生活支援センターというのがございます。それも各障がいによって役割と言いますか、相談の内容を、適切な相談ができるように、障がい者別にセンターがございます。  身体障がい者につきましてはあけびというところが、知的障がい者はかざぐるま、障がい児につきましては先ほど申しましたあすなろ、精神障がい者はコスモールいこまと、かようになってございます。  参考に、県の専門の相談所といたしまして、県には3カ所ございます。就業・生活支援ライクにつきましては、月1回、生駒のコミュニティセンターにも出張していただいて就労相談をさせていだいていると、かような現状でございます。 154 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 155 ◯4番(谷村淳子君) 市内4カ所の生活支援センターで相談を受けているということですけれども、その相談の件数と主な相談内容はどのようなものがあるのか分かりますでしょうか。 156 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 157 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 21年度の相談件数については約1万件ございました。福祉サービスの利用について、どういったサービスがあるのか、あるいは適切に受けられるのかと、こういった相談が約5,500件と、約半分になってございます。  それから社会資源、どういった施設というのがあるのかと、そういう相談、これが約2,000件、あと、そのほかは金銭の管理問題とか権利擁護に関する、こういったご相談というふうに認識をいたしております。以上でございます。 158 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 159 ◯4番(谷村淳子君) では、この多くの相談の中でどのようなことに不安を感じているかというような、その不安という部分に絞って考えた場合は、どんな相談内容があるかというのがあれば教えていただけますか。 160 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 161 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 担当から聞いておりますと、やはり子どもさんが小さいときの障がいであれば、何とか親御さんも若いので生活もできていくんであるけれども、やはりお父さん、お母さんも高齢化して、子どもさんも大きくなってくる、こういった問題を抱えて、将来的な心配、また、自分たちがこの世からいなくなったときの将来的な子どもさんの心配、これをかなり心配されているという実態は聞いております。以上でございます。 162 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 163 ◯4番(谷村淳子君) 今の話を聞いていますと、将来に対する不安、親がいなくなった後の生活の確保というとこら辺の相談というのが、現実問題として本当に見えてきている話やと思います。権利擁護とか、今、成年後見制度というがあるというふうには聞いているんですが、その制度の内容や、また本市の状況というのはどのようになっているのかお伺いしたいと思います。 164 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 165 ◯福祉健康部長池田勝彦君) お尋ねの権利擁護の事業でございますが、社会福祉協議会が窓口となりまして、要するに判断能力が十分でない障がい者の方が自立した生活を送るために、生活指導員により福祉サービス等の利用相談、あるいは特に金銭管理ができない方につきましては金銭管理等の援助をさせていただいているということでございます。  それから、成年後見制度につきましては、これも判断する能力が十分でない障がい者の方が不利益を被らないように、財産の管理あるいは契約行為、入院、あるいは入院等の手続、これを本人に代わって代行しているということでございます。以上でございます。 166 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 167 ◯4番(谷村淳子君) 今後、権利擁護や成年後見制度が必要とされるというのが増加していくというふうに思われる中、この制度の周知という部分について、なかなか知らない方も多いですし、今こういうふうにお伺いして、初めてそうなのかということもあると思いますが、どうやってこういうことを皆さんにお知らせしていくと言うか、何かそういうのを考えておられますでしょうか。 168 ◯議長(中谷尚敬君) 池田部長。 169 ◯福祉健康部長池田勝彦君) 一つの大きな方法としては、広報というのがございます。また、各障がい者の団体の方が、障がい者別あるいは連合をつくって、共同体で組織されておられます。そういったところの方にも周知はさせていただいていますが、実際に会に入っておられない方、こういう方にも組織されている方からこういう制度があるよという口コミと言いますか、そういうふうなもので広げていっていただきたいなと。そういう働きかけを市としては今後更にやっていく必要があると考えております。 170 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 171 ◯4番(谷村淳子君) 本当にこの成年後見制度というのは、先ほどの回答の中にもありましたけれども、手続上のいろんな難しい部分があったりとか、引き受けても大変なことが起こるんではないかという、引受手の方にいろいろ悩ましいような部分があるということの部分がなかなか分かっていただけないという部分じゃないかなと思います。制度自体の周知ももちろん大切なんですけれども、使えるものにならないと、せっかくの制度であっても役に立たないというふうなのでは困るので、高齢化が進み、ますますこういう権利擁護にかかわる事業というのを考えた上で、成年後見制度というのは、障がい者の方だけにかかわるんではなく、高齢者の方、認知が出られた方とかにも非常に大きな力になるかと思います。  この大切さと、大変さと、そんないろんな必要性も感じたということで、次、最後に、障がい者の交流とふれあいについてという部分でお伺いします。  障がいを正しく認識して理解することが必要であるということから、生駒市では、様々な活動とともに交流を深める機会を必要と考えて、幾つかの事業に取り組んでいただいているということが先ほどのご回答の中で知らせていただいたんですが、例えば学校教育の現場において、障がい者や障がい者団体の方々と連携をした取組を実施されているのかどうかということをお伺いしたいんですが。 172 ◯議長(中谷尚敬君) 早川教育長。 173 ◯教育長(早川英雄君) 学校教育が扱うのは発達障がいのお子さんですよね。はっきりした知的、情緒、これは障がいは以前からありまして、最近、学校教育法が19年6月に改定されて、そこで特別支援学級の対象となったのが発達障がい、学習障がいと注意欠陥・多動性障がい、また広範性発達障がい、アスペルガーとか高機能、そういうことが特別支援教育の対象になってきたわけなんですけども。その学習障がいのお子さんを抱える親の会とか、それとか市内で障がい者を育てる母の会とかありますですよね、そういう方々と、いろんな学習会とか研修会を通じて連携はしております。  また、毎年7月に特別支援教育の対象児が、そういう教育の会があるんですけれども、そういうお子さんを集めたキャンプとか、今もキャンプは、宿泊訓練はやめて1日の日帰り学習をやっているんですけど、その行事には、今言っている親の会の方々のお力を得ながら、ボランティア活動でお手伝いいただきながら、連携して取り組んでいるとか、そういう連携は日ごろ行っております。以上です。 174 ◯議長(中谷尚敬君) 谷村淳子君。 175 ◯4番(谷村淳子君) ありがとうございます。  私、今、教育現場でということで大まかに言ってしまったので、本当に私たちの知らない部分というのを今教えていただけたと思うんですが、私は、ちょっとそれとは切り口が違うんですけれども、障がい者の方々と子どもたちがふれあい交流する場という部分で、そういう場をつくってほしいなというふうに思っていたんです。  以前、私の子どもが小学校に通っていたころなんですが、障がい者の方との出会いのきっかけがあって、私は小学校の校長先生に、障がいをお持ちの方と子どもたちが小さいころから身近でふれあう場があれば、障がいというのは一つの個性と同じなんだというふうな受け止めの中で、素直な子どもたちの心と心の交流の場を持つことによって、正しく理解することができて、仲良くなれていくのではないかなというようなことを観点に校長先生にお話をしました。そしたら校長先生、理解していただきまして、脳性麻ひのお子さんをお持ちの方の講演会というのを開いていただくことになりました。そして、その子どもたちがその講演会でお話を、現に障がいを持っている方が一生懸命子どもたちの前でお話をする。その様子を見ていて、ミミズの話というのをしていただいたんですが、それを終わった後、子どもにどうだったという感想を聞いたときに、一生懸命話しているのがよかった、ミミズのことがよく分かった、そして、お話が面白かったなどと、素直な子どもたちは障がいというものを感じさせない、頑張る姿という、脳性麻ひのお嬢様の姿を見て、私は本当によかったなと。このような企画を快く引き受けていただいた学校側のいい姿勢ですね、そういうものに感謝して、今でも忘れることなく、思い出として印象に残っています。  だから、そういうような経験をした私が、学校現場のところに、またそういう機会を少しの時間でもあったら、そういう方に来てもらって講演をしてもらう、一緒にふれあって遊んでもらうとか話をしてもらうというような、そういう部分の教育現場に取り入れていただけるようなことをお願いしたいなというふうに思って、この話をさせていただきました。  私の一般質問はそれで終わらせていただきます。 176 ◯議長(中谷尚敬君) 早川教育長。 177 ◯教育長(早川英雄君) ちょっと勘違いして、ずれたお答えをしたと思いますけど。  学校現場で取り組んでいるのは大きく3つに分けてお答えをさせていただきますけど、よろしいですか。  まず1つは、子どもたちを東生駒にあります福祉作業所とか、そういうところに訪問をしながら、実際、障がいをお持ちの方々がどのようなお仕事で頑張っておられるかとか、そういう実態を体験すると、そういう取組をしている学校もあります。  また、障がいをお持ちの方、例えば視覚障がいの方を学校にお招きして、盲導犬の役割とか、そういうお力を借りながら、普通全く同じような生活をしてるんだと、変わらないんだと、そういうお話を実際に盲導犬を使った視覚障がいの方々をお招きして、そういう方々の言動を通して学ぶと、そういうこともやっておりますし、また、車いすバスケットでシドニーオリンピックのキャプテンを務めた方がおられるんですけども、そういう方をお招きして、車いすバスケットの演技なんかを通して、全く変わらないんだなという、そういう実際に見せて、その後講演をして、子どもたちに障がい者と健常児の過ごし方とか、違いとか、また、こういう面でお手伝いが欲しいんだとか、そういう具体的なお話をしていただく、これはほとんどの学校で恐らくやっていると思います。  それと、もう1点は、3つ目は、今、議員さんがおっしゃいましたように、西の京養護、今は奈良西とか奈良東特別支援学校と言っているんですけども、そういうところに通っている、自分の校区、例えば生駒小学校だったら生駒小学校の校区からそこの特別支援学校に通っているお子さんに、いろんな行事とか、また機会を見つけて実際に来ていただきまして、そのお子さんと交流をすると、そのお母さんからいろんなお話を今度は先生方から聞くとか、そういう実は児童と児童の交流もやっておると。また、特別支援学校との交流の提携を結んで、日ごろからいろんな行事で交流をし合っていると、こういう取組をしている学校もございます。以上です。 178 ◯議長(中谷尚敬君) 以上で一般質問を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 議案第35号 生駒市職員の育児休業等に関する条例及び生駒市職員の勤務時間、               休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 179 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第2、議案第35号、生駒市職員の育児休業等に関する条例及び生駒市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案につきましては、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。
     ただ今議題となっております本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 180 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略いたすことに決しました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 181 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、日程第2、議案第35号は原案のとおり可決することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第35号 生駒市職員の育児休業等に関する条例及び生駒市職員の勤務時間、休暇等に          関する条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第3 議案第37号 生駒市職員の退職手当に関する条例及び生駒市企業職員の給与の               種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 182 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第3、議案第37号、生駒市職員の退職手当に関する条例及び生駒市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案につきましても、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただ今議題となっております本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 183 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略いたすことに決しました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 184 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、日程第3、議案第37号は原案のとおり可決することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第37号 生駒市職員の退職手当に関する条例及び生駒市企業職員の給与の種類及び基          準に関する条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第4 議案第41号 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合を組織する市町村の数               の減少及び奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の変更               について 185 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第4、議案第41号、奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合を組織する市町村の数の減少及び奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の変更についてを議題といたします。  本案につきましても、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただ今議題となっております本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 186 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略いたすことに決しました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 187 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、日程第4、議案第41号は原案のとおり可決することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第41号 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合を組織する市町村の数の減少及び          奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の変更について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第5 議案第42号 市道路線の認定について 188 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第5、議案第42号、市道路線の認定についてを議題といたします。  本案につきましても、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただ今議題となっております本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 189 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略いたすことに決しました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 190 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、日程第5、議案第42号は原案のとおり可決することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第42号 市道路線の認定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第6 議案第34号 平成22年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)        議案第36号 生駒市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す               る条例の一部を改正する条例の制定について        議案第38号 生駒市自転車等放置防止条例の一部を改正する条例の制定につい               て        議案第39号 生駒市まちをきれいにする条例の制定について        議案第40号 鹿ノ台中学校耐震補強工事請負契約の締結について 191 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第6、議案第34号、平成22年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)から議案第40号、鹿ノ台中学校耐震補強工事請負契約の締結についてまでの以上5議案を一括議題といたします。  5議案につきましても、過日、市長の議案提案理由説明を受けたとおりでございます。  5議案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  ただ今議題となっております5議案は、お手元に配布いたしております議案審査付託表のとおり、それぞれの所管の委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第7 議員提出議案第6号 学研高山地区第2工区事業の早期着工を求める意見書につ                  いて 192 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第7、議員提出議案第6号 学研高山地区第2工区事業の早期着工を求める意見書についてを議題といたします。  本案について、提出者の説明を求めます。  15番、井上充生君。 193 ◯15番(井上充生君) それでは、ただ今から、議員提出議案第6号、学研高山地区第2工区事業の早期着工を求める意見書につきまして、案文を読み上げることによりまして議案提案理由説明とさせていただきます。  本市高山地区は、学研都市の中心部に位置し、地区内には奈良先端科学技術大学院大学、高山サイエンスプラザ、民間研究施設が立地する東の筑波と並ぶサイエンスタウンであり、私たち生駒市民の誇りである。  学研高山地区第2工区は、昨年度、奈良県・都市再生機構と本市の3者により、開発手法や費用負担の検討が進められてきた。しかし、そこで具体的な結論が出ず、今後3者のほかに外部の専門家や有識者が広く意見を交換する新たな協議会を設置し、引き続き事業を検討することとされた。このまま学研高山地区第2工区の事業が進まなければ、ごみの不法投棄や土地の荒廃など、環境の悪化を招くことが危ぐされるとともに、国において都市再生機構の組織が見直しの対象となっていることを考えると、本市の将来のまちづくりにとって非常に厳しい状況になることが予想される。  私たちは、関西一魅力的な住宅都市を目指し、大学、企業、住宅、里山の共存する活気あるまちづくりの実現のため、学研高山地区第2工区の事業が一日も早く実施されることを望んでいる。  このことから、奈良県におかれては、学研高山地区第2工区事業の早期着工に向け、県・市・都市再生機構の協議を早急に進めるとともに、奈良県立医科大学と奈良県立大学の移転及びその他大学の誘致に向けて、積極的な取組を実施されるよう強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。以上で提案理由説明とさせていただきます。 194 ◯議長(中谷尚敬君) ただ今提案理由説明を受けました議員提出議案第6号について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  ただ今議題となっております本案は、お手元に配布いたしております議案審査付託表のとおり、北部地域開発特別委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第8 議員提出議案第7号 国道163号線の清滝生駒道路(生駒区間)事業を国の責                  任で早期に実施することを求める意見書について 195 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第8、議員提出議案第7号 国道163号線の清滝生駒道路(生駒区間)事業を国の責任で早期に実施することを求める意見書についてを議題といたします。  本案について、提出者の説明を求めます。  17番、西口広信君。
    196 ◯17番(西口広信君) それでは、ただ今から、議員提出議案第7号、国道163号線の清滝生駒道路(生駒区間)事業を国の責任で早期に実施することを求める意見書につきまして、案文を読み上げることによりまして議案提案理由説明とさせていただきます。  国道163号線における清滝生駒道路(生駒区間)に関する事業については、今年度の国土交通省による道路、河川関係の予算配分で予算要求額を確保したが、一時は凍結候補に挙がるなど、不安定な状態でありました。国道163号線は、大阪市を起点に、本市と京都府南部を経由し、三重県津市を終点とする主要都市間を相互に結ぶ主要幹線道路であります。沿線には、事業所、店舗、住宅などが連たんし、地域住民の日常的な通勤、通学、店舗等、利用等を目的とした交通に利用されている。しかし、現国道は、本市内において右折レーンが短く、渋滞が多い箇所であり、さらに歩道が設置されていない箇所があるなど、大型車の通行も多い中で、危険な状態となっております。  そこで、本国道の清滝生駒道路(生駒区間)事業は、本市北田原町から鹿畑町までの区間について、市街地の交通混雑の緩和、交通安全の確保と本市の活性化を図るため、高規格道路(学研都市連絡道路)として位置付けられたものであります。  清滝生駒道路は、現国道に代わって安全対策や物資等の流通に大きな役割を果たし、さらに防災の観点から、地域住民の安心・安全を求める声は大きく、本市の快適なまちづくりにとって必要な事業であります。  このことから、国道163号線の清滝生駒道路(生駒区間)事業を地域住民の意見を聞きながら、国の責任で早期に実施することを強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。議員の皆様方のご賛同を心からお願い申し上げまして、提案理由説明とさせていただきます。 197 ◯議長(中谷尚敬君) ただ今提案理由説明を受けました議員提出議案第7号について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  ただ今議題となっております本案は、お手元に配布いたしております議案審査付託表のとおり、都市建設委員会に審査を付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第9 議員提出議案第8号 生駒市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定につい                  て 198 ◯議長(中谷尚敬君) 日程第9、議員提出議案第8号、生駒市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  お諮りいたします。  ただ今議題となっております本案は、会議規則第39条3項の規定により、提出者の説明を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 199 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、本案は提出者の説明を省略いたすことに決しました。  本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただ今議題となっております本案は、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 200 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略いたすことに決しました。  これより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 201 ◯議長(中谷尚敬君) ご異議なしと認めます。よって、日程第9、議員提出議案第8号は原案のとおり可決することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議員提出議案第8号 生駒市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について    原案どおり可決確定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 202 ◯議長(中谷尚敬君) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  明日から24日までは委員会審査のため休会いたし、6月25日午前10時から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。              午前11時55分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....