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  1. 生駒市議会 2010-02-25
    平成22年駅前再開発特別委員会 本文 開催日:2010年02月25日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 開会 ◯委員長(中野陽泰君) おはようございます。ただ今から駅前再開発特別委員会を開催いたします。  本日の会議につきましては、お手元に配布いたしております次第に基づき審査を行いますので、ご了承願います。  なお、本日の会議につきましては、報道、市民の傍聴及び報道関係者の写真撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯委員長(中野陽泰君) それでは、ただ今から審査いたします。  審査事項1、生駒駅前北口第二地区市街地再開発事業の進ちょくについてを議題といたします。  まず、理事者に説明を求めます。佐和開発部長。 3 ◯都市整備部長兼開発部長(佐和正朗君) おはようございます。本日は、駅前再開発特別委員会を開催いただき、委員の皆様方には早朝よりご出席を賜り、ありがとうございます。  本日、ご審査をお願い申し上げますのは、生駒駅前北口第二地区市街地再開発事業の進ちょくについてでございます。  第二地区市街地再開発事業につきましては、平成20年6月に準備組合が設立され、平成21年4月には準備組合において株式会社奥村組事業協力者に決定し、その後、施設計画について検討が行われてまいりました。これまでの間、準備組合理事会におきましては慎重な議論が行われ、この2月14日には準備組合臨時総会におきまして出席者全員の賛成をもって都市計画変更手続きを進めることについてご承認をいただきました。  本日は、平成21年4月以降の進ちょく状況についてご報告申し上げ、ご審査をお願いするものでございます。  それでは、お手元に配布いたしております資料に基づき、担当課長から説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 4 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 5 ◯地域整備課長(上野和久君) それでは、ご説明申し上げます。  まず、表紙をめくっていただきまして、1、事業進ちょく状況についてでございます。  前回、平成21年4月10日に開催していただきました駅前再開発特別委員会以降の経緯でございます。  昨年4月26日に準備組合の臨時総会が開催され、事業協力者として正式に株式会社奥村組関西支店が承認され、5月11日に基本協定が締結されました。また、6月には通常総会が開催され、平成21年度の事業計画案や予算案が承認されております。7月から10月にかけましては、主に地権者を対象に個別ヒアリングが実施されました。9月には推進コンサルタント業務委託契約が締結されております。業務の内容は都市計画変更に必要な土地利用計画、施設計画、資金計画などの作成を行いまして、都市計画変更素案を作成することや事務局支援などでございます。その後、事業協力者が提案しました施設計画案を基に都市計画変更素案の参考となる施設計画案の検討が行われました。12月には都市計画素案が取りまとめられ、都市計画変更の事前協議を各関係機関と開始しております。今年度、平成22年2月14日には準備組合の臨時総会が開催されました。先ほど部長が申しましたように、都市計画変更手続きの承認ということで、都市計画素案に基づき都市計画変更手続きを進めることについての承認を求めるものでございました。全組合員31名のうち出席者19名、委任状9名の合計29名の有効議席数により総会が成立し、出席者全員の賛成で案件が承認されました。また、本日、準備組合より生駒市に対しまして都市計画変更素案に基づき都市計画変更手続きを滞りなく進めるよう要望書が提出されております。  次のページをお願いします。
     2、施設計画案についてでございます。  これよりご説明いたします計画案は、前回の駅前再開発特別委員会でご説明いたしました事業協力者の提案を基に準備組合で検討されたものでございます。  (1)施設建築物、1)建築概要でございます。左に参考として施設配置、それと、右側の表が建築概要でございます。  まず、A-2棟でございます。主要用途といたしまして、住宅、店舗、公益、駐車場。構造は、マンション棟鉄筋コンクリート造、商業棟・駐車場棟が鉄骨造、階数が地上13階、地下1階。商業棟は地上4階、地下1階でございます。最高高さが約40メーター、商業棟は約15メーターでございます。延べ床面積が2万1,500平米、うち、商業施設が2,400平米、住宅9,100平米、公益700平米、一般駐車場約8,500平米。住宅が104戸。また、駐車台数が、一般用が200台、住宅用が66台、駐輪場が、一般用が130台、住宅専用が250台となっております。  B-2棟でございます。主要用途といたしまして、住宅、店舗、駐車場。構造は鉄筋コンクリート造。階数は地上13階。最高高さが約40メーター。延べ床面積が4,200平米、うち、商業が160、住宅が3,300平米でございます。住宅戸数が36戸。駐車台数が、住宅専用が22台。駐輪場が、これも住宅専用で72台となっております。  A-2棟、B-2棟合わせまして住宅は140戸になっております。  3ページをお願いいたします。これより施設建築物の詳細についてご説明申し上げます。  2)地下1階平面図でございます。右のA-2棟の青い部分が駐車場でございます。黄色、こちらが住宅用駐車場でございます。一般駐車場の出入口は北側、谷田小明線からとなっております。B-2棟については地階はございません。  次のページをお願いいたします。  3)1階平面図でございます。右、A-2棟のピンク色が商業施設で1,600平米、青色が一般駐車場、黄色が住宅でございます。左、B-2棟、同じくピンク色が商業で160平米、下のピンクのTPと書いておりますのがタワーパーキングでございます。また、松ヶ丘通り線には一般車送迎用施設として交通広場を設置しております。  5ページをお願いいたします。  4)商業棟2階、住宅棟2、3階の平面図でございます。右A-2棟の1階、商業上部は吹き抜けとなっております。青色が駐車場、黄色が住宅となっております。B-2棟でございますが、住宅棟、タワーパーキングで、以降13階まで同じ形態でございますので、以降の説明は割愛させていただきます。  6ページをお願いいたします。  5)デッキ階の平面でございます。A-2棟のピンク色の商業施設が約700平米、そして、青色が駐車場、黄色が住宅でございます。住宅につきましては、以降13階まで同じでございます。歩行者専用デッキは現在の生駒駅改札からアントレいこまにつながる生駒2号歩行者専用道と接続し、谷田小明線を越えまして第四地区まで延伸いたします、その歩行者専用デッキと一体となった約1,000平米程度のにぎわいの広場を設置しております。また、デッキから住宅棟に直接アクセス可能となっております。  7ページをお願いいたします。  6)商業棟4階、住宅棟5階の平面図でございます。A-2棟は商業施設が130平米、ちょっと明るい青になっておりますけども、これが公益施設、そして、その横が駐車場、住宅でございます。なお、公益施設につきましては、図書室や市民サービスコーナーなどの利便性の高い施設を考えております。  8ページをお願いいたします。  7)商業棟5階、住宅棟6階の平面図でございます。A-2棟、商業棟は屋上テラスと駐車場になっております。  9ページをお願いいたします。  8)住宅棟7階から13階の平面図でございます。  10ページをお願いいたします。  施設建築物の断面図でございます。これは、アントレ側から北方面を見たときの断面でございます。左からB-2棟で地上13階、一番下のピンク色が商業でございまして、2階から13階が住宅でございます。間の松ヶ丘通り線を挟みまして、A-2棟につきましては、中央のピンク色が商業施設、その上にありますのは公益施設でございます。その右に駐車場がございます。一番右端の住宅棟は地上13階、地下1階でございます。  11ページをお願いいたします。  イメージパースでございます。鳥かん図ということでございまして、実際この角度からではアントレいこま1)2)で隠れる部分もございますが、ここでは透かしておりまして、第二地区全体が見えるように描かれております。  以上が施設建築物の詳細でございます。  前回の事業協力者からの変更されている部分につきましては、A-2棟の住宅部の高さを44メーターから約40メーターに変更されております。同じくA-2棟、住宅用のタワーパーキングを住宅棟地下の住宅専用機械式駐車場に変更しております。それと、A-2棟の一般駐車場を効率化しております。それと、新たに松ヶ丘通り線沿い一般送迎車施設の配置をしております。  12ページをお願いいたします。  (2)公共施設でございます。  1)道路・デッキ平面でございます。3つございまして、左の図が現況でございます。赤い破線が現在の松ヶ丘通り線都市計画ラインを示しております。幅員が20メーター、既存地下駐車場入り口部が幅員22メーターとなっております。中央、そして右の図が今回の計画でございます。地上階には一般送迎車両の停車施設といたしまして約400平米の交通広場を設置いたしました。また、デッキ階につきましては、現在の生駒2号歩行者専用道と接続いたしまして、デッキ広場と一体となった生駒3号歩行者専用道を北側の第四地区にまで延伸しております。  13ページをお願いいたします。  2)生駒駅北口周辺の交通の現状と問題でございます。これは、今年度行いました生駒駅北口周辺道路等交通検証による結果でございます。  生駒駅北口周辺の交通状況ですが、右の赤い枠で囲ませていただいていますけども、その図のABCの交差点がございまして、この交差点で、混雑度の目安となります交差点飽和度というのがございまして、それぞれ3カ所につきまして、ここに書いておりますようにAの交差点が0.295、Bが0.255、Cが0.141となっておりまして、混雑の目安となる0.9を大きく下回っております。この交通量の時間帯といたしましては、ピークで午後5時から6時の交通量を対象としております。飽和度を見る限りでは、この交差点における混雑については現在のところ問題ないということで認識しております。しかしながら、松ヶ丘通り線を利用した朝夕の送迎車が多いのと、交通広場における二重停車、バス降り場での送迎車両の停車、歩行者の無理な横断等が現状の問題点として挙げられております。  課題といたしましては、一般乗降施設の再配置と拡充、交通広場内の駐停車車両によるバスの運行阻害、歩行者の安全確保と円滑な交通処理、タクシー乗り場の利便性などの課題が挙げられておりました。  14ページをお願いいたします。  3)第二地区での対応ということで、先ほどの結果を受けまして、第二地区内で対応する対策でございます。まず1点目でございますが、現在の交通広場を補完する新たな交通広場の整備でございます。生駒駅北口周辺においては、朝夕の駅への一般送迎車等により円滑な通行に支障を来しておった状態であったことから、平成19年度に一般乗降場の整備や交通規制の変更を行った結果、一定の効果があったと考えておりますが、今年度実施いたしました交通検証により、既存の駅前広場北方面から進入してくる車両に対して乗降スペースが不足しているという結果が出ております。これを受けまして準備組合等で検討を行いました結果、A街区建築敷地から約200平米を公共施設として確保いたしまして、現在の交通広場を補完する新たな交通広場を第二地区内に設置する計画といたしました。松ヶ丘通り線の本線から独立した形で5台の乗降車スペースを配置することで既存の交通広場の駐停車車両を減少させ、バスへの運行阻害の改善を図り、交通機能の充実と利便性・安全性の向上を図っております。ちょうどこの図面の青い部分でございます。また、既存の一般乗降場近鉄百貨店西入り口前タクシー乗り場に変更するようなことも今後検討したいと考えております。それと、現在、地下駐車場入り口専用レーンの配置も計画しており、駐車場への待機車による交通阻害の改善も図る計画でございます。  15ページをお願いいたします。  4)、同じく第二地区での対応ということで、歩行者専用デッキの整備でございます。先ほどの課題であります歩行者の安全確保と円滑な交通処理に対しまして、歩行者専用デッキを第二地区内に整備する計画でございます。歩行者専用デッキを、谷田小明線を越えて第四地区まで延伸することで松ヶ丘通り谷田小明線交差点を横断する歩行者の安全や円滑な交通処理に寄与できるものと考えております。  16ページをお願いいたします。  (3)概算資金計画でございます。これは、今回、組合施行で行う予定の第二地区再開発事業に要する費用で、建築工事費、道路などの公共工事費、その他の経費をすべて含んでおります総事業費が68億1,500万でございます。  まず、支出でございます。調査・設計・計画費ということで、事業計画作成費や建築設計費、権利変換作成費などで5億2,600万円、土地整備費といたしまして、建物除去、用地補償、通損補償など4億1,600万円、本工事費といたしまして、施設建築物工事費、道路工事、デッキ工事などで56億円、事務費、借入金利などで2億7,300万円、以上、合計いたしまして68億1,500万円。  収入でございます。一般会計補助金ということで、施設建築物の共用部分、駐車場等の整備に要する費用の一部を国、県、市などで補助いたしますのが18億1,400万円、先導型再開発研究促進補助金、これは国からの補助金でございまして1億2,900万円、公共施設管理者負担金としまして、道路、デッキ等の事業費相当額といたしまして6億4,700万円、保留床処分金42億2,000万円、合計で68億1,500万円でございます。このうち、生駒市の負担といたしましては、一般会計補助金約5億円と、公共施設管理者負担金の6億4,700万のうちから国費などを引いた3億8,500万円の合計8億8,500万円が負担となっております。ただし、この資金計画は、現在の計画案に対する概算でございます。また、国、県の補助金は見込額でございまして、最大限の補助が付く仮定の算出となっております。今後、事業内容の詳細な検討や、国、県の補助金の金額によりまして変わっていくことが考えられます。  以上が、現在、準備組合で検討されております施設計画案でございます。なお、この計画案を基に都市計画の変更を奈良県に申し出ることになりますが、今後、施設計画や資金計画の詳細につきましては、事業を推進する中で精度を上げることになります。したがいまして、今回提示されました施設建築物計画や資金計画の数値につきましては、今後、増減する場合がありますのでご了解くださいますようお願い申し上げます。  17ページをお願いいたします。  3)都市計画変更、(1)生駒駅前北口地区第一種市街地再開発事業。  1)街区図ということでございます。下の左側の図面ですが、これは街区を示しておりまして、AからDまでございます。右の図面が、今回施行予定の第二地区再開発事業の位置を示しております。  次のページをお願いします。  2)都市計画決定変更の計画書でございます。市街地再開発事業の都市計画は、この表の一番左の欄に書いております公共施設の配置や規模、建築物の整備、建築敷地の整備、住宅建設の目標といった項目について決めるというものでございます。この北口の再開発事業につきましては、一地区から四地区まで一つの施行地区となっておりますことから、今回の都市計画は大和都市計画生駒駅前北口地区第一種市街地再開発事業の変更となります。先ほど説明いたしました準備組合において策定されました施設計画案に基づき変更したものでございます。  都市計画変更図書といたしましては、計画書、この図面と、あと、総括図と計画図がございます。総括図につきましては、位置図、用途地域図、容積図、防火地域図、高度地区図、高度利用地区図、日影規制図などがございます。計画図には、施行区域図、公共施設配置図及び街区配置、建物高さの限界及び壁面の位置の限度の各図面がございます。変更のなかった総括図につきましては20ページに付けております。  それでは、次ページ以降で変更した図書についてご説明いたします。  19ページをお願いいたします。  2)計画書(第二地区関連項目抜粋)ということで、先ほどの計画書から第二地区関連項目を抜粋したものでございます。黒字は変更前、赤字が今回の変更案、青字は第二地区に該当する部分で、緑色が今回追加したものでございます。  一番上、幹線道路の松ヶ丘通り線でございますけれども、交通広場を追加しまして、幅員が9~25から9~26メーターに、全体面積で2,800平米から3,000平米に増加しております。そのうちの400平米が交通広場でございます。  特殊街路といたしまして、生駒3号歩行者専用道、幅員が2~8メーター、延長100メーター、面積600平米が追加されております。  建築物の整備では、第二地区の施設計画の変更に伴いまして、A街区、B街区の建築面積、延べ面積、建築面積の割合、延べ面積の割合、それぞれ変更になっております。青字が第二地区の面積です。  建築敷地の整備では、A街区が1万2,000から1万1,800に減少しておりますのは、新たに交通広場を設置したためでございます。  一番下の住宅目標でございますが、北口全体で90戸から210戸に増加しております。  次のページをお願いいたします。  3)総括図・計画図一覧ということで、これをすべて都市計画の変更図書といたしまして、この図面については変更はございません。  次のページをお願いいたします。  4)公共施設配置及び街区配置図でございます。まず、地上レベルの公共施設配置図及び街区配置図でございます。松ヶ丘通り線に交通広場を配置、それに伴いA街区の区域が変わっております。黄色で枠取りしました松ヶ丘通り交通広場といたしまして、ピンク色の箇所が今回の配置される場所でございます。  22ページをお願いいたします。  5)公共施設配置及び街区配置図(生駒3号歩行者専用道)でございます。既存の生駒2号歩行者専用道に接続して、今回新設する生駒3号歩行者専用道の配置図でございます。現在の駅前交通広場の周りのピンク色の第2号歩行者専用道の北側に、生駒3号歩行者専用デッキ、図面の水色を接続した形で配置しております。  23ページをお願いいたします。  (2)都市計画道路の計画書でございます。  先ほどの市街地再開発事業につきましては、その施行区域が全体で3ヘクタールを超えておりますことから、都道府県が都市計画決定権者となりますが、今回の再開発区域内の都市計画道路等公共施設の都市計画については市町村が都市計画決定権者となっております。交通広場の新設に伴う松ヶ丘通り線の変更と生駒3号歩行者専用道の追加が記載されております。  以上が都市計画変更の内容でございます。これらはあくまでも素案でございまして、今後、住民説明会の意見や、奈良県、生駒市の各都市計画審議会の諮問などを経まして都市計画決定が決定されます。  最後、24ページをお願いいたします。  今後の予定でございますが、準備組合から、本日、都市計画変更の要望書が提出されまして、生駒駅前北口地区第一種市街地再開発事業の都市計画変更の申出を生駒市から奈良県に行いまして、3月には一般の市民の方を対象に都市計画変更の説明会を開催いたします。その後、都市計画変更案の縦覧、生駒市都市計画審議会の意見、奈良県都市計画審議会への諮問、また、国土交通大臣の同意などを経まして、本年夏ごろに都市計画変更手続きの完了を見込んでおります。  また、生駒市の都市計画決定となります松ヶ丘通り線の変更や生駒3号歩行者専用道の追加手続きにつきましても、都市計画変更案の縦覧、生駒市都市計画審議会への諮問、奈良県知事の同意などを同時に行っていく考えでおります。  その他、都市計画手続きと並行いたしまして、準備組合におきましては具体的な施設計画案権利変換計画などを検討いたしまして、平成22年度末の本組合設立を目指しております。  なお、その後、権利変換計画を検討し、組合設立後、平成23年度後半の権利変換計画認可、また、23年度末の工事着手、それと、平成25年度後半の工事完了を現時点では予定しております。  以上、よろしくご審査をお願いいたします。 6 ◯委員長(中野陽泰君) 説明は終わりました。  本件につきまして、これより委員による質疑等に入ります。  質疑等はございませんか。有村委員。 7 ◯委員(有村京子君) まず、11ページのイメージパースを見て感じたことなんですけれども、生駒駅前の北口ということで生駒市の顔にも当たる部分なんですけれども、駐車場の部分につきまして、やはり地上に出た駐車場というのは余り景観上よろしくないと思うんです。この駐車場の部分を地下の方に全部くぐらすということは、これはもう不可能なことなんでしょうか。 8 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 9 ◯地域整備課長(上野和久君) 不可能か可能かということでありましたら、施工上は不可能ではございませんが、ただ、非常に地下駐車場と言いますのは工事費がかかりまして、この資金計画でいきますと、そこまでの費用は難しいというのと、これ、確かに地上駐車場ということですけども、アントレ1)を透かしておりますので、この面からはまず見えないということもございまして、それともう1つ、道路面からは、極力、景観に配慮したような設計を考えていく考えでおります。 10 ◯委員長(中野陽泰君) 有村委員。 11 ◯委員(有村京子君) 全部地下にくぐらすというのは資金面で多分に困難であると。そういうことらしいんですけども、それにしても、このイメージパースをぱっと見たときに、私自身はもう少し屋上緑化の部分が大きいのかなと思って見たんですけども、例えば2つのマンションの屋上を緑化はしてありますけども、ここはすごく高い位置に緑化するわけですので、緑化したところで人の目にも入らないし、景観上は余り効果がないと思うんですよ、ないよりあった方がましやと思いますけど。また、利用に関しても、この2つのマンションの屋上の利用者は、多分、最上階に近い人しか利用しないと思うので、このマンションの屋上緑化というのは、私は余り意味がないように思うんです。それをのけて考えますと、緑化した部分というのが、公共施設から少し下ったところかな、少しの部分しかないんですけれども、私は屋上緑化の部分をもう少し増やしてほしいので、駐車場の上、これ、屋上が駐車場になっていますけども、この上に屋根を造ってそこを屋上緑化するか、それか、この駐車場の一番上の部分をつぶして、緑化ではなくて屋上庭園というような形にしてほしいんです。  例えば例としましては、なんばパークスなんか、これは屋上緑化と言うか、屋上庭園のような感じですね。今は技術が進んでいますので、高い木は無理ですけども、低木とか中木程度でしたら屋上緑化でも十分育ちますし、そうした小さな森のようなものを造って、そこに市民の憩いの広場というような、普通のありきたりの駅前ではなくて、何かこれが生駒駅前の顔みたいな感じのすてきな屋上庭園みたいなものを是非実現していただきたいと思うんです。  例としましては、神奈川県の小田原ラスカというところ、ここも屋上庭園を造っていまして、それがやっぱり市民の憩いの場になっていて、また、市民の集いの場と言うか、そこが集客の一つの原動力にもなっていますので、このイメージパースで見た感じでは余りにもありきたりと言うか、どこにでもあるような駅前の感じですので、ひとつここを生駒市の目玉としてきれいな屋上庭園というのを是非とも実現していただきたいんですけれども、ちょっとどうなんでしょうかね、日照の関係なんかもあると思いますけれども。その辺の可能性は考えられますか。 12 ◯委員長(中野陽泰君) 佐和開発部長。 13 ◯都市整備部長兼開発部長(佐和正朗君) 先ほどの緑化につきましては、課長の方からも答弁いたしましたように、屋上を中心にさせていただくということ、それから、建物の立っていない空地部分については極力緑化をしていくということで考えております。委員ご指摘の駐車場の上に屋根をかけるということになりますと、またその分の工事費等も発生してまいりますので、そこら辺は今後の検討事項になろうかと思いますが、私どもといたしましては、屋上緑化以外にも壁面緑化等についても検討してまいりたいと、今現在はこういうふうに考えております。 14 ◯委員長(中野陽泰君) 有村委員。 15 ◯委員(有村京子君) もちろん壁面緑化もお願いしたいんですけども、何よりも市民がそこに集って、憩えて、そして、そこがやすらぎの場になると言うか、生駒市の顔としての駅前ということを考えると、屋上庭園というのは、私は、本当によその自治体からも視察に訪れていただけるような、そういうアイデアだと思いますので、是非ともその辺はお願いしたいんです。 16 ◯委員長(中野陽泰君) 塩見委員。 17 ◯委員(塩見牧子君) 今の有村委員の関連なんですけれども、駐車場を地下に入れた場合、事業費はどのぐらい上がると試算されているんですか。 18 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 19 ◯地域整備課長(上野和久君) これ、本当に概算と言うか、やっぱり約1.7倍ぐらいは工事費として上がってきます。なぜかと言いますと、やはり地下に埋めることによります、例えば掘削時の土を止める構造物とか、また、壁面に対しましても土圧に対します壁厚も厚くなりますので、それぐらいの工事費がかかるということでございます。 20 ◯委員長(中野陽泰君) 塩見委員。 21 ◯委員(塩見牧子君) その1.7倍というのは総事業費の1.7倍ということですか。 22 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 23 ◯地域整備課長(上野和久君) 駐車部だけですね。 24 ◯委員(塩見牧子君) ありがとうございます。 25 ◯委員長(中野陽泰君) ほかはございませんか。浜田委員。 26 ◯委員(浜田佳資君) 先ほどの塩見委員の意見に関連しまして、では、駐車部だけで1.7倍となりますと、その増加分は概算幾らぐらいに金額としてなると考えているんでしょうか。 27 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 28 ◯地域整備課長(上野和久君) ちょっと後で調べますので、ちょっとお待ちください。 29 ◯委員(浜田佳資君) 分かりました。
    30 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 31 ◯委員(浜田佳資君) それで、お2人の委員さんの質問とも関連するんですが、この駅前の再開発の目標は、1つはにぎわいのあるまちをどうつくるのかということがあると思うんですが、その目標はこれで達成されるというふうにお考えでしょうか。そのためのソフトはどのように考えておられるんでしょうか。 32 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 33 ◯地域整備課長(上野和久君) 今現時点ですけれども、この生駒駅からアントレの前の歩行者デッキを通じまして、今回、3号の歩行者専用デッキと合わせまして、このパース図で言いますと真ん中に約1,000平米ぐらいのにぎわいの広場ということで現在計画しておりまして、これにつきましては、現在、ワークショップなどを開いておりまして、修景ワークショップということでまずそれを考えていただいているんですけども、その中でどういうにぎわいを出すかというのも意見をいただいております。ただ、具体的にここでどういう利用をするかということにつきましては、まだそこまでは考えておりません。 34 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 35 ◯委員(浜田佳資君) それで、この広場の点なんですけど、前の事業協力者案でいきますと、デッキ広場は2,030平米と。今回の資料によりますと、2ページで、600平米ということで相当面積が小さくなっていると。それは、この図面を見るところ、タワーパーキングを無くして住宅棟をちょっとL字型ではり出すことによって住宅と駐車場の間のスペースを広くとるという感じで、これは住宅にとってはプラスになるとは思うんですが、その分、駐車場が西の方に寄せられると。なおかつ、広場のすぐ横にある商業スペースの広場と駐車場の間の面積が当初の事業者案より大体倍ぐらいになっていると。おまけに、ペデストリアンデッキから谷田小明線を渡っていくという歩行者の通路なんですが、これが、その下の交通広場との関係で、今ある地下駐車場へ車が入るためにちょっと変える道路の部分が削られているということで、そういった3つの要素からかなり圧縮されているという形になっているというふうに思うんですが、そういう理解でよろしいでしょうか。 36 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 37 ◯地域整備課長(上野和久君) 今おっしゃった部分については大体そのようなことでございます。ただ、まだこれは一応素案ということでございまして、今後、基本設計とか詳細な検討をしていく中では、また面積についても増減する可能性がございます。以上です。 38 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 39 ◯委員(浜田佳資君) それで、6ページなんですけど、A-2棟のデッキ階平面図というのがありまして、こことの関係で、デッキ広場の600平米というのはどの部分を指すんでしょうか。 40 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 41 ◯地域整備課長(上野和久君) 600平米と言いますのは、格子のハッチが入っておりますけども、これ、左から8メーターが一応3号歩行者専用デッキという形で上げさせております。その横で600平米が広場ということでございまして、これ、2つを一体的に整備しますので、利用形態は一体的に利用できますので約1,000平米の有効の面積がとれると考えております。 42 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 43 ◯委員(浜田佳資君) となりますと、その通路のところから住宅の方に行けるようになっていますこの格子部分は入っていないと。 44 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 45 ◯地域整備課長(上野和久君) この部分は面積には入っておりません。 46 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 47 ◯委員(浜田佳資君) それで、それを使ってどういったソフトをやるかによって、集客力、人が集まるかどうかは変わってくると思うんですよね。そこら辺を具体的にどうやって詰めていくかというのはどのようなやり方でやられる予定なんでしょう。先ほどワークショップの話はありましたが、それ以外にも。 48 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 49 ◯地域整備課長(上野和久君) 現在行っておりますのは、主に修景のワークショップということで、先ほど指摘がございました植栽とか、例えばベンチとか照明とか、そういうデザインとかを今考えていただいております。  利用面につきましても、ただ、そこで将来どういう利用形態かということをある程度考えないとなかなかその修景もできないということで、イベントとかをできるような広場ということも考えておりますが、ただ、具体的に今後どういうことをしていくかにつきましては、まだ将来ですけども、また同じようにこういうワークショップなどを開ければ、それで考えていくことになると思います。 50 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 51 ◯委員(浜田佳資君) ですから、にぎわいを持ってくるためにはどういったことをやるかによって左右されるんですが、それを何かやろうと思ってもスペースがなかったらできないと。このスペースはいったん造ると広げるのが非常に困難であるということになりますので、どういったことをやったら人がたくさん来れるのかと。だから、市民が一体何を望んでいるのかということをしっかり把握しながらでないと、何をやるか、ソフトの面が十分分からないし、それが分からずしてハード面を確定するということは失敗を招くんじゃないかという危ぐがあるんです。そうならないようにするために、市民の意見や関心とか、どういった要求があるのかということをしっかりどう把握しながらやるのかというのが大事で、単に近隣だけの問題じゃなくて、そういったもっと広い意味でとらえていないとうまくいかないんじゃないかと思うんですが、その点はどう考えていますか。 52 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 53 ◯地域整備課長(上野和久君) おっしゃるとおりでございまして、現在、将来の利用をどうするかも含めまして、いろんな、オープンハウスというのも3回開かせていただきまして、その辺の意見も、ちょうどやりましたのが近鉄の改札口をちょっと出たところでやっておりますので、一番そこを利用される方にいろんな意見等を聞かせていただいて、それを反映した計画と言うか、今、ワークショップにおきましてつくっていただいているところでございます。 54 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 55 ◯委員(浜田佳資君) それと、パース図の方を見させていただきますと、にぎわいをもたらすので1つは広場があるんですけど、もう1つは1階に持ってくる商業スペースですね。ここに閑古鳥が鳴くようでは話にならないというふうに思うんですよ。ところが、これで見る限り、駅から出てからの人の流れからいきますと、1階の商業スペースに行くにはエスカレーターで下りる、若しくは、今ある既存のエスカレーターは上りだけですので、既存の階段で下りるぐらいで、人の動線上、商業スペースに人がすっと自然に流れるという形になっていないような、流れが悪いような気がするんですが、その点はどのような検討をされていますでしょうか。 56 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 57 ◯地域整備課長(上野和久君) まず、動線ということでございます。今、1階にどういう商業施設を持ってくるかにもよるんですけども、ただ、現時点ではどこがターゲットというような具体的な種類というのがまだ上がってきておりませんでして、ヒアリング等によりまして数社、出店希望者というのも聞いておりますけども、それによっていろいろ変わってくると思いますので、その辺も、若しくは店舗等を今後決めていく必要がありますので、実際出ていただく商業者さんの声とかも聞きながら、当然これは基本設計に動線等を考慮していく考えでございまして、これは一応、今現時点で考えておる図面ということで理解をお願いいたします。 58 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 59 ◯委員(浜田佳資君) それで、その動線なんかを考えますと、ある専門家の意見によりますと、駅から下りて2階のペデストリアンデッキをすっと北に行った、その先に商店街があるというような形で、そして、その中にちょっと膨らんだ形の広場があって、もちろん屋根があるので雨でもオーケーと。そこに、とりわけ高齢者の方々とか小さい子どもを連れたお母さん方とかが単に通りすがり、単に買い物に来ただけじゃなくて滞在型でとどまる、そこで時間を消費しながらやるということが必要だという話を彼は出されたんです。動線上は確かにその方がいいと思うんです。そのようにしてやるならば、先ほども駐車場の問題とかがありましたが、1階部分のほとんどの部分を駐車場にすることによって地下駐の部分の費用も抑えながら、2階にはそのまま、動線上、商店街をすっと人が流れるし、その上は広場にして、その広場は今まで以上にとることもできて、駐車場を下げることができますので、その延長線上で屋上庭園と一体型になった形にということを考えることも可能なんじゃないかと思うんです。そういったことまでの変更も、この都市計画決定の変更手続きを進めていった上でも十分可能なのかどうかということをお聞きしたいんですが。 60 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 61 ◯地域整備課長(上野和久君) 今回の都市計画変更手続きと言いますのは、当然この素案に基づきまして、平成2年に行いました都市計画の変更ということでございます。ただ、これがこのとおりに1平米も変更したら駄目だということではございませんでして、特に、そしたら建築面積とかで何平米の変更まで許されるかという明確な定義等はございませんけども、当然、約10%前後の変更というのは数量的には可能かと。ただ、形については特に都市計画に決めるということはございませんので、その範囲であれば変更は可能と考えております。 62 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 63 ◯委員(浜田佳資君) それでは、続きまして、じゃ、その変更は可能だということを前提にいたしまして。(発言する者あり)10%の範囲内ですけど。  2つあるんです。1つは、変更可能な範囲内でどういうふうなやり方でその手続きを進めていくのかという点が1点と、もう1つ、じゃ、その10%、大体ということですけど、それを超える場合の手続きはどうなるのかと。この2点をお聞きしたいんですけど。 64 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 65 ◯地域整備課長(上野和久君) 変更は可能と今申しましたけども、ただ、スケジュール的に言いますと、平成22年度末の組合設立というのを目指しておりまして、平成23年度末の着手と。これは、一応今の資金計画によりまして、このうちの補助金というのも、時限立法というのがございまして、それは23年度中に着手しないともらえないという項目もございまして、大きな変更となりますと、これもまたいろいろ検討する中でやはり時間的に大分ロスがあると思いますので、大きな変更は難しいと考えておりますが、今後、次の段階といたしましては、基本設計と言いまして、精度を上げていくわけでございまして、その中でまだ1つ不確定要素というのが、商業床が、今、2,500平米程度を考えておりますけども、それにつきましても再度ヒアリングを行いましてその面積等を決めていく必要もございますので、今後そういう基本設計の中で詳細を考えていく必要があると考えております。  また、先ほど言いました10%を超えるとどうなるかといいますと、これは当然、都市計画の変更手続きというのがまた必要になってくると考えますので、そうするとやっぱり1年以上は遅れる可能性がございます。以上です。 66 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 67 ◯委員(浜田佳資君) それで、変更をどうやって進めていくかということ。と言いますのも、先ほども説明にあったように、このプランはあくまでも素案であるということでしたよね。それを前提にいきます。その上で、だれも、市もそうですけど、市民もそうですけど、地権者の方も失敗したくはないし、そんなする気はないと。だれだって成功したいと。特にまちづくりの場合は、地権者の方が得してもうかるという場合は、結局、多くの市民の方が来て利用するということが前提になって、それは市民から見ても魅力的なものができて初めてそのようになるわけで、そして、そのようになったら税収の面からも、それから、後で失敗した場合に何らかの手当てを市がする必要がないという点でも、市にとってもプラスだと。ところが、一個間違って市民にとって魅力がないものができちゃうと、市民にとってもマイナスだし、地権者ももうからないし、市も後でえらいことになると。だから、まちづくりは3者みんながハッピーになるか、みんなが不幸になるか、2つの道しかないと思うんです。その上で、市民的に魅力があるのを造っていくということをきっちりやらないと失敗するというのは全国のあれなんです。ところが、それがうまくいくと、10年以上たってもずっとにぎわい続けている、例えば高知市にひろめ市場というのがあるんですけど、そういったこともできることになるんです。  その点で、市民の要求をいかに的確にキャッチするかがポイントだと思うんですけど、それをどういうふうにしていくのかというのが、どうも今一不十分のような気がするんですが、ワークショップとかオープンハウスとか、あと、一般市民に向けて3月に説明会をやるということなんですけど、そういった分だけで十分とお考えなんでしょうか。 68 ◯委員長(中野陽泰君) 坂本理事。 69 ◯理事(坂本好司君) 今おっしゃっているワークショップとかそういう形で今現在、市民の方々の意向もくみ取って、この整備を進めていこうと考えておるんですけども、それだけではなしに、もっとまた違った方法でも、この広場等のにぎわいについてどういうようなにぎわいをつくっていくかと。それは施設の整備だけじゃなしに、それのイベント等も、ソフト事業をそこへどう組み合わせていくか、あるいは商業床にどういうような事業者が参入してくるかと、そういう要素を組み合わせてにぎわいというのを考えていく必要がありますので、商業床にしましてもどんな事業者が入ってくるかはまだ未定の段階でございまして、今現在は取りあえず施設の整備面で、ワークショップでどんなようなデッキ広場を造ったらいいかという、そういう段階の検討でございまして、ソフトのどういうような事業なりイベントを開いていけばここの二地区がそういう持続的なにぎわいのある広場になるかは今後もう少し違った形でも考えていきたいなと考えております。 70 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 71 ◯委員(浜田佳資君) そういうことは余りテーマを絞らずに広く聞くと。本当に何が必要なのかという割と一般的な呼びかけも含めてやらないと、初めから限定し過ぎると、それ以外に対する市民の声が集まらないということになってこけるということになりかねませんので、そういうふうに広くやってほしいなと思うんです。  その上で、昨年の決算委員会で、市民の参加する委員会というものをつくらないのかという質問があったときに、市長の方がそれはきっぱりと拒否されたんですが、その意味をちょっとお聞きしたいんです。つまり、市民の意見を全く聞かないということなのか、それとも、組合方式であって市施行ではないということだけの意味なのか、市民の意見は聞くんだけど、委員会はつくらないというふうにするのか、どういった趣旨で拒否されたのか、ちょっと分かりにくかったので、その点を市長にお聞きしたいんですが。 72 ◯委員長(中野陽泰君) 山下市長。 73 ◯市長(山下 真君) ちょっと私も詳しくは覚えていないんですけども、恐らく浜田委員の趣旨は、要するにここ全体を広場にするといった、私の記憶では、抜本的にここ全体をいったん広場にして使うというような、私はそういった意味での検討をするような委員会というのを想定して、そういうのをつくる気はないと言ったんじゃないかと思いますけれども。ちょっと覚えておりません。 74 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 75 ◯委員(浜田佳資君) ということは、別に市民の意見を聞かないというわけではないということですな。 76 ◯委員長(中野陽泰君) 山下市長。 77 ◯市長(山下 真君) そういうわけではありませんし、これまでもいろんな手段を通じて聞いておるつもりでございます。 78 ◯委員長(中野陽泰君) 浜田委員。 79 ◯委員(浜田佳資君) ということは、私がそれを質問したんじゃないんですけど、別に広場にするということを限定してということでは私は考えてはいないんですよ。とにかく市民がしっかり参加するという形を採らないと市民の要求をしっかり把握できないと。とりわけまちづくりの成否の一つのメルクマールは市民の関心度がどうなるかというのがあると思うんです。市民の関心が低いと、結局、余り寄ってこないということになるんです。それを変えていくためにも、市民の参加型というのをつくることによって、1つはマーケティングもできるし、宣伝にもなるし、おらがまちづくりということで市民自身がそこにぐっと寄ってくるということになると。そういった3つの、一石三鳥の点がありますので、そういうのを検討してほしいということです。  ただ、それを具体的にどうするかというと、行政は行政としての考えがあると思いますが、そういうことで、去年、タウンミーティングも1回されたと思うんですけど、そういったやり方をいろんな形態で、タウンミーティングも含めて、委員会も含めて、また協議会という形もあるとは思いますが、そういった形で是非取り組んで、市民の声をしっかり聞いて、市民にとって魅力あると。それが、3者みんながハッピーになる道だと思いますので、そういったことで是非ともやってほしいというふうに最後に意見を言っておきます。以上です。 80 ◯委員長(中野陽泰君) ほかにございませんか。稲田委員。 81 ◯委員(稲田欣彦君) 二、三点、お聞きしたいと思いますねんけど、まず、松ヶ丘通り線に交通広場という計画がありますね。これに伴うて、今現在の地下のパーキングの入り口は一直線で入れるようにすると。その東側に広場を設けるというわけ。あそこで、いわゆるグラウンドレベルが全然違うわけやね。その辺は、このパースにあるようなあれは今の現在のレベルでの計画なのか。そうしますと、松ヶ丘通り線と1メーター以上の落差が出てくる。その辺はどう考えてはるのか、ちょっと。 82 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 83 ◯地域整備課長(上野和久君) 今、委員、指摘していただきましたように、地下駐車場ということでございますので、これはスロープでずっと地下の方へ潜っていっております。  14ページを見ていただきたいんですけども、この青い部分が、今回、5台の一般車両の駐停車スペースとして造らせていただきまして、幅員といたしましては停車場と走行車線ということで設けておりまして、その間に既設地下駐車場入り口と書いておりまして、動線的にはこの矢印をずっと通っていただきまして、下の矢印、ここで立体交差、要するに地下に下りていく動線と平面的に乗降場から元の車線へ戻るということで、ここで立体交差させております。以上です。 84 ◯委員(稲田欣彦君) ちょっともう一遍言うて。よう分からん。 85 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 86 ◯地域整備課長(上野和久君) まず、この図面を見ていただきまして、松ヶ丘通り線、それと地下駐入り口。 87 ◯委員(稲田欣彦君) 1車線あるな。 88 ◯地域整備課長(上野和久君) それと一般乗降場というのがございまして、まず、一般乗降場に入りますのは、北からと、あと、谷田小明線がありまして、この矢印で入っていっていただきます。ここのレベルは駐車場入り口とも当然同じレベルでございまして、それから交通広場に向かう、要するに南に行くに従いまして駐車場入り口はスロープになっておりまして、ただし、当然、乗降場はレベルでございますので、どうしても下の矢印のところで立体交差しないと元のところに出れませんので、要するに橋をかけたような形で乗降場から本線へ戻るということでございます。 89 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 90 ◯委員(稲田欣彦君) そうすると、この青く塗った部分というのは下のレベルで設けるということ。ということは、この青いところは完全に位置的には下やわね。 91 ◯委員長(中野陽泰君) 山下市長。 92 ◯市長(山下 真君) 14ページで、既設地下P入り口というのはどんどん下に潜っていくわけですよね、1階から地下に。その一方で、交通広場の部分というのは、要するにいわゆるグラウンドレベル、地上のレベルでずっといくわけで、だから、こんな感じになるわけですね、こっちは下がっていって。最後、ここからまた本線に戻るにはここに橋をかけた感じになるという、今そういう説明だったと思うんです。 93 ◯委員(稲田欣彦君) 地下へは下りるけど、地下へ下りるときというたら一番外れやで、この辺で言うたら。下の矢印のとこら辺から入るわけやろう。 94 ◯市長(山下 真君) 上の矢印から入って下から出る。 95 ◯委員(稲田欣彦君) 入ってって、これ、地下やないねんから。(発言する者あり) 96 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 97 ◯地域整備課長(上野和久君) この入り口は、今、指摘のようにずっとスロープになっていってまして。この乗降場というのは歩道も同じ高さにいますので、ここで、今言うてますように、地下入り口は下がっていきますけども、停車場は平面ですので、本線へ戻ろうと思いますとここで交差しますということで、この矢印のところはちょうど今の道路の地上部でして、ここで地下へは下へ潜っていますので、ここで交差すると。ですから、この部分は、停車場から出てくるのは上を通って、地下駐へ下りるのは下をくぐるという。(発言する者多し) 98 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 99 ◯委員(稲田欣彦君) 説明を聞いて、分かったような分からんような、全然、僕のイメージには合わないねんけども、この青い部分の土地というのはどこやねん。 100 ◯委員長(中野陽泰君) それは、今、仮店舗のところや。 101 ◯委員(稲田欣彦君) 仮店舗よりまだ東になるねん。 102 ◯委員長(中野陽泰君) 仮店舗のところやろう。 103 ◯委員(稲田欣彦君) 仮店舗というのは、既設地下パーキング入り口というこの道路が仮店舗になるねん。 104 ◯委員長(中野陽泰君) いや、これはもう、今、地下へ入っている。車が入っていっとる道やで。 105 ◯委員(稲田欣彦君) あれはこっちから、松ヶ丘通り線のこの道から入っとるねんね、今は。この道からこう入ってきよるねん。 106 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 107 ◯地域整備課長(上野和久君) 12ページをお願いいたします。  この一番左に描いておりますのが現況図面でございまして、ちょうどこの地下駐車場入り口というのがかぎ型になっております。今回は、まず今までの都市計画の境界と言いますのは一番左の図の一点鎖線でございまして、右側に2つ描いておりますのが今回の計画でございまして、先ほどの地下駐車場をずっと北の方へ延長すると。 108 ◯委員(稲田欣彦君) 松ヶ丘通り線からこっちへ入ってきよるわけや。これ、店舗や。 109 ◯議長(中谷尚敬君) 今の地下のあれは使えへんのかいな。 110 ◯地域整備課長(上野和久君) いや、使います。それをずっと延長するという。北へ延ばすということです。(発言する者多し) 111 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 112 ◯委員(稲田欣彦君) だから、言うたら、今、地下駐に直線で行くということやろ。今は松ヶ丘通り線から曲がって入っとるやつ、直線にするということは、仮店舗の部分はこの直線に当たるやんか。ほんなら、この交通広場というのはどこにできるのというのや。その東やろう。 113 ◯理事(坂本好司君) その二地区の敷地内へ持っていくんです。 114 ◯委員(稲田欣彦君) そうやろう。せやから、そんなん、レベルが違うやんか。 115 ◯理事(坂本好司君) 現況はね。 116 ◯委員(稲田欣彦君) ほんなら、盛土をするの。(発言する者多し) 117 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 118 ◯地域整備課長(上野和久君) 今おっしゃいました地下駐の入り口よりまだ更に東に駐車場を造りまして、交通広場はその地下へ下りていくスロープは造らず、その平面の状態でなりますので、それを元の本線に戻そうとしますと、確かに高さが違いますから、段差がつきますので、それは橋の状態で、上を通して元に戻すという計画でございます。 119 ◯委員長(中野陽泰君) 理解できませんか。 120 ◯委員(稲田欣彦君) 理解できません。 121 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。
    122 ◯委員(稲田欣彦君) せやから、今、松ヶ丘通り線プラス地下駐入り口のレベルと交通広場のレベルは下になるのやろう。せやから、ということは、再開発の第二工区というのは、レベルは今のままでやるということやろう。 123 ◯地域整備課長(上野和久君) 道路と一緒のレベルです。今の道路と一緒のレベルが。 124 ◯委員(稲田欣彦君) 今の道路と一緒のレベルになれへんやんか。 125 ◯地域整備課長(上野和久君) 地下駐車場のレーンだけを下げていくと言うかですね。今の地下駐車場入り口を下げていくと。ほかは同じレベルで。 126 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 127 ◯委員(稲田欣彦君) 地下駐を造るために自動的にレベルが上がるということ。 128 ◯委員長(中野陽泰君) 暫時休憩しよう。              午前11時10分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前11時18分 再開 129 ◯委員長(中野陽泰君) 休憩を解いて、会議に入ります。  稲田委員。 130 ◯委員(稲田欣彦君) 今の話は、ちょっとまだ完全に理解できてないねんけど、委員長が、一遍次回は現場へ行こうという、今、話がありましたので、そちらへ譲って。  次は、いわゆる交通機関の動態、動線です。タクシーについては近鉄の前にすることも可能やという表現になっておるけども、そうするべきやと私は思うわけです。今現在のタクシーの北側の乗り場というのは、歩いてきた人、どう行ったらええのか分からへん。せやから、絶対にあれは必要やし、まして、買物後、タクシーを利用しはるという人はご年配の人が多うて、荷物を提げてうろうろしてはるのをよう見かけるわけです。せやから、これは可能やというのやなしに、動態としてそうすべきやと、こういうふうに思うんですが、その辺はいかがでございましょうか。 131 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 132 ◯地域整備課長(上野和久君) ご指摘のとおりでございまして、タクシー乗り場に行く方法といたしましては、今は2階のデッキからしか行けないような状態でございまして、1階から行くとなりますと道路を横断すると。その横断歩道もございませんので非常に危険ということでご指摘もございまして、先ほど、今の第二地区に新しく広場を造れば、そこに、例えばタクシーの乗降場は可能やということを言わせていただきまして、ただ、それにつきましてはタクシー会社さんとか警察等、関係されている機関もございますので、それは十分に協議させていただきまして前向きに検討していきたいと考えます。以上です。 133 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 134 ◯委員(稲田欣彦君) この説明を聞いた限りでは、タクシーはそういう可能性があるということですけども、バスの動態としては今のままでいくわけですね。再開発当初は、いわゆる駅前東線から出発して、谷田小明線を帰ってきて駅前へ戻るという動態を我々も見聞きしてきたんですけども、その案は今回はないわけですね。 135 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 136 ◯地域整備課長(上野和久君) 二地区で新しく交通広場を造るとかそういうハード面の整備は、今回、例えばバスルートを変えましても特にハード面では変更ないということで特に申し上げなかったんですけども、ご指摘のようにバスルートにつきましては、松ヶ丘通り線を北上しまして谷田小明線で右折するというルートにつきましては、これは今も検討しておりまして、ただ、1つ、今回の交通検証でバスを運転されている方の指摘もありましたんですけども、バスの発着場で左折するときに横断歩道がありまして、その辺もちょっと危険かなということで、これは慎重に検討させていただきたいと思いまして、それが無くなったとかそういうことではございません。以上です。 137 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 138 ◯委員(稲田欣彦君) 分かりました。またこれから検討してもらえるということですね。 139 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 140 ◯地域整備課長(上野和久君) 検討させていただきます。 141 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 142 ◯委員(稲田欣彦君) それと、第二地区の当初の計画の中では住居部分の駐車場は立体駐車場を造るぞという話があって、そういう絵を描いたこともあったんやけど、今度のは立体駐車場が完全に消えていますわね。それは普通の駐車場を利用するということですか。 143 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 144 ◯地域整備課長(上野和久君) 前回のタワーパーキングというのは事業協力者さんが提案された図面ということでございまして、ただ、環境面、景観面が非常に悪いということで、今回、10ページの断面図というのを見ていただきましたら、これの一番右が住宅棟ということでございまして、その一番下に駐車場スペースということで地下に設置する予定でございます。 145 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 146 ◯委員(稲田欣彦君) 何でこんなことを言うかというたら、今、近くの南都銀行に立体駐車場がありますね。あれ、何か人が付き切りで、安全確保のためにやってはるのと思うねんけども、何かえらい手数のかかる駐車場やなと思って、余りふさわしくないのじゃないかなという気を持っていましたのでちょっとお聞きしたようなわけです。  それと、次に、駐輪場の駐輪台数、130台、これはいかにも小さいね。何とかもうちょっと確保できへんのかな。せやないと、また同じようなあれを繰り返す可能性がある。特に近鉄の百貨店の1階、玄関部分、完全に締め上げたらっておかしいけど、止めさせないということになれば、それを確保するために、130台はとてもやないけど追いつかんと思うんやけどね。 147 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 148 ◯地域整備課長(上野和久君) 今、130台ということでこれを挙げさせていただいておりますのは、ちょうどアントレいこま1)、今の近鉄百貨店と第二地区の、これはデッキで通路となっております、その間の1階に130台の、これは平面でスペースを利用して設置しておりまして、今ご指摘のように、非常に北の駅周辺では駐輪場が不足しておるということでございまして、これにつきましては、例えば立体化等を考えまして、台数につきましても担当部局と協議しまして増やすという方向では検討していきたいと考えております。以上です。 149 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 150 ◯委員(稲田欣彦君) ということは、まだ検討の余地はあると見ていいわけですか。 151 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 152 ◯地域整備課長(上野和久君) これは是非とも検討していきたいと考えております。 153 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 154 ◯委員(稲田欣彦君) それと、いわゆる第一との接点、あそこ、かなり駐車もしているし、接点で非常に問題がいろいろ起きてくるのと違うかなという、その辺の話合いというのはアントレいこま1)とはやってはるわけですか。 155 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 156 ◯地域整備課長(上野和久君) まだ正式な形では行っておりません。それで、今後、これは素案でございますので、先ほど申しましたように詳細を検討いたしまして、次に基本設計という段階になりますと、今ご指摘のように、今できていますアントレいこま1)と敷地をどう取り合っていくかとか、また、その動線、今、実際にここを通行しておられる方もおられますので、その辺は十分考えながら、当然、アントレいこま管理組合という組織もございますので、十分協議はしていく考えでおります。以上です。 157 ◯委員長(中野陽泰君) 稲田委員。 158 ◯委員(稲田欣彦君) あの道路はかなり通行者も多いので、それを含めた考え方をひとつお忘れなきようにお願いしたいなというふうに思います。 159 ◯委員長(中野陽泰君) ほかにございませんか。塩見委員。 160 ◯委員(塩見牧子君) やはり交通広場についてなんですけれども、ここは乗降所ということで5台分確保されているんですけれども、ちょっとやっぱり心配なのが、単なる乗降所ではなくて短時間駐車の場所になってしまわないかなということなんですけれども、そのための方策というのは何か考えておいでなんでしょうか。 161 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 162 ◯地域整備課長(上野和久君) 駅前北口の交通関係の問題といたしまして、乗降場が少ないのと、もう1つは、やはり今ご指摘の短時間の駐停車ということで、それも問題になっておりまして、それにつきましては、今、駐車場を計画しておりまして、そちらの方へ誘導するような方策を併せて検討していく必要があると考えております。以上です。 163 ◯委員長(中野陽泰君) 塩見委員。 164 ◯委員(塩見牧子君) それともう1点、歩行者専用道なんですけれども、ここは当然、自転車は入れないように入り口のところで何らか、造るんですかね。というのは、多分ここ、松ヶ丘通り線の交差点の北の方から上がっていけるようになっているんですよね。(「階段」との声あり)階段ですか。スロープはなしですか、じゃ。 165 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 166 ◯地域整備課長(上野和久君) スロープを付けますと非常に延長が長くなりますので、場所的に困難でございますので、今回は階段で整備という形になります。 167 ◯委員長(中野陽泰君) 塩見委員。 168 ◯委員(塩見牧子君) ベビーカーとか車いすの方のことを思えば階段というのはどうなのかなと思うんですけど、もうちょっと先まで行けばエレベーターもあるんですけれども。 169 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 170 ◯地域整備課長(上野和久君) 今ご指摘のように、そういう方たちの利用方法といたしましては、今言うてる元四地区ということで、道路に上がるところは場所的にないんですけども、すぐ渡っていただいたこの広場の一番北の端には施設兼用のエレベーターを設置させていただいて、そこで乗降できるということで現在考えております。以上です。 171 ◯委員長(中野陽泰君) ほかにございませんか。              (「なし」との声あり) 172 ◯委員長(中野陽泰君) ないようでございますので、委員による質疑等を終結いたします。  次に、委員外議員に移ります。  委員外議員による質疑等ございませんか。中浦議員。 173 ◯委員外議員(中浦新悟君) 委員さんもいろいろ言われていたんですけど、僕自身もやっぱりこのパース、そして内容、答弁を聞いてちょっと残念な内容になっているなというふうには感じています。生駒市の顔として、将来ずっと中心地としてこの駅前がにぎわっていくのだろうかというふうな不安が残る内容になっている。また、市民さんにしても、偶然なのか、僕の周りにはやっぱりこれに対して、多少の期待もあるとはいえ、前回の内容等々を説明したところで、そんなものができるのかというような、ちょっと不満が多々、私の耳には入っています。もうちょっと市民の声を聞いていただけるように努力していただきたいし、市民のニーズに沿ったものになっていけるように、一知恵、二知恵、もう少し考えてほしいなというふうには思います。  今度は質問として、交通対策でもう少し聞きたいんですけども、一般乗降場5台分を横に交通広場で造られるということですけども、今、松ヶ丘通りのその対面側にある3台分が消えた上で横に5台造られていますよね。じゃ、実質2台しか増えていない。先ほど稲田委員もおっしゃっていましたけど、私自身も百貨店の西入り口前にある今の一般乗降場3台分に対してはタクシー乗り場にすべきであるというふうに思っています。それをタクシー乗り場にした場合、実質、6台が5台になっているんですよね。1台減っているんですよね。先ほどの答弁の中にも乗降場、一時停車場がもっと必要だみたいなことも言っていましたけども、減るような状態になる内容で、果たして今の問題となっている対応がきちんとできるのかということをもう一度確認させてほしいんですけども。 174 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 175 ◯地域整備課長(上野和久君) ご指摘のように、今、仮設店舗の反対側のところに3台造っております。これにつきましては仮設ということで、今回、整備については無くなります。ただ、この位置に乗降場を設けたと言いますのは、その配置を考えまして、どこから来る車両が一番そこに止められるかというのも、これは調査しておりまして、要するに、松ヶ丘通り北からの車がほとんどでございまして、今、仮設を3台造っておりますけども、特にピーク時、そこに止められている車は少ないと考えております。ですから、この配置換えも含めまして、ここに5台造るということで交通の解消になると考えております。以上です。 176 ◯委員長(中野陽泰君) 中浦議員。 177 ◯委員外議員(中浦新悟君) そういった考え方はあるとは思うんですけども、ただ、全体的にやっぱり二重駐車であれ、三重駐車。二重駐車だったとしても、その外側を3台目としてアントレの入り口の前のところ、左折する形になっていますよね。だからこそ、僕はあそこをタクシーにして二重駐車にならないようにすべきだとは思うんですけども、やっぱり近いところ、近いところにみんな止めていくパターンが多いと思うんです。特に帰りなんかで言うと、ほんの少し、10分なのか20分なのか分からないですけども、待機をしているということを考えたら、絶対的に一時停車場の数としては足らないと思うんです。  13ページの交通の現状での中においても、先ほど塩見委員さんも言われていましたけども、買物客等の路上の長時間駐車、長時間と言いますか、短時間のパターンが多いとは思うんですけども、線路とアントレの間のところ、あの路上駐車の問題にしても、あそこだけ解決して、新しく交通広場を造ってすっと解決するのかなというのにはちょっと大きな疑問が残るなというふうには思います。  さらには、歩行者の無理な横断という形でもここに書いていますけども、北口のバス停にアントレから渡る横断歩道のことを過去の委員会でも言われていましたけど、あそこに柱があって見通しが悪いですよね。いつ事故が起こるか分からない。車を運転していても、ちょうど駐車場の入り口のところを越えた辺りから視界が悪くなって、横断する歩行者がいるのかどうなのか、一瞬、視界から消えてしまうところがある。あの柱はのけられないんですよね。結局、のけない形で今回も造られると思うんですけども、それが今回の交通広場からの出口と合流する。そこに車を集中させるとなると、どうしてもまた、歩行者の無理な横断というより、横断歩道を渡る人と車との交差に更なる危険が生じているんじゃないのかなと。さらにその対策は打てていないんじゃないのかなというふうには思うんですけども、その点はどういうふうな対策を考えていらっしゃるんですか。 178 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 179 ◯地域整備課長(上野和久君) 最初のご指摘の、例えば短期駐停車ということで、基本的に道路は駐車場として利用することは本来あきませんので、その辺は、先ほど言いましたように、併せて整備予定の駐車場に誘導するような方策を考えていく必要があると考えております。  それと、今おっしゃいました、ちょうど松ヶ丘通り線から交通広場に入る交差点の横断歩道ということでございますけども、以前は、車道がほとんど歩道との間に距離がなくて柱がいきなり飛び出してくるような形態ということでご指摘を受けまして、本線を1.5メーター、歩道より離しましたので、現在、大分改善されたと思っております。それと、あと、あそこの柱なんですけども、ちょうどあそこの階段は、今度、デッキをつなぐことによりまして撤去する予定でございますけども、ご指摘のように、柱自体を無くすというのは構造上やはりしんどいということで、その辺は再度、安全面については警察など関係機関と協議して、十分な対策はとりたいと考えております。以上です。 180 ◯委員長(中野陽泰君) 中浦議員。 181 ◯委員外議員(中浦新悟君) あと、バスの運行もそうなんですけども、実際、今回の交通広場を1つ造ることで、バスの運行阻害の改善、利便性・安全性の向上、タクシー乗り場の利便性向上と、何かすべて対策が打てているかのような形になっていますけども、極端な話、すべてにおいて中途半端な形になって、特にこの二地区というのは駅北の最後ですよね。ここ、もしこの対策でこのまま進んでしまって、この交通対策のまま、この5台のまま進めてしまって、もし新たなる弊害又は問題点なんかが交通対策の上で出てきたときに対策の打ちようがないですよね、周りに建物が建っているんですから。となると、この二地区というのが最後なんだから、もうちょっとしっかりと、警察機関と対策と言っていましたけども、将来的にも不安の残らない交通対策をきちんと今講じていって計画図面をきちんと引いていっていただきたいというふうには思うんですけども、それは可能なんでしょうか。 182 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 183 ◯地域整備課長(上野和久君) ちょっと説明不足と言いますか、ここに描いておりますのは、今回、計画を立てましたので、現時点で、二地区でできる範囲を描かせていただいたことでございます。それで、今ご指摘のように、これだけですべてが解決するということは考えておりませんで、今後、全体的な、今の現広場につきましても、再度、交通規制とかを考えていく必要があると考えております。  ただ、これの規模とかその辺につきましては、ご指摘のように、あと、再開発するというところもありませんので、そのために交通検証等もやらせていただきまして、それを参考といたしましてつくらせていただいたということでございますので、ご理解賜りたいと思います。以上です。 184 ◯委員長(中野陽泰君) 中浦議員。 185 ◯委員外議員(中浦新悟君) これは要望ですけども、この再開発を進めることによって生駒駅がにぎわうというふうに考えられている上で進められているものでしょう。となったら交通量も増えるだろうし、交通量が増えることを望んでいる計画だとも思うんです。もっと生駒市に多くの人が来てほしい。店にしても商店にしても商業地にしても、そういったことを目的として多くの店舗などが来られると思うので、そのことを考えても交通対策というのはもっとしっかりと対策を打っていただける、何か今後考えると言っていますけど、図面としてこのまま進んでいくと、交通規制でしか対応が打てないんですよね、一方通行にする、駐停車禁止にするとか。もっとハード面できちんと対策を打てるように、極端な言い方で言ったら、二地区に車が通り抜けられるように道路をもう1本付けるとか、そんなのも、業者を決める際に別の図面では何かありましたよね。そういった抜本的なところでも交通対策というのを考えていっていただきたいと思います。これは要望です。 186 ◯委員長(中野陽泰君) ほかにございませんか。宮内議員。 187 ◯委員外議員(宮内正厳君) 議論をいろいろ聞かせていただいたんですけども、住民参加、市民参加がこの事業の成否に影響を与えるというのが、何人かの委員さんからご指摘等があったというふうに私は理解したんですけども、その中で、市長は市民の意見を聞かないことはないということだったんですけど。  そこでお伺いしたいんですけど、施設計画案について、住民の意見というのはどのように反映されたんですか。 188 ◯委員長(中野陽泰君) 坂本理事。 189 ◯理事(坂本好司君) 住民の方々の意見としては、駅前にふさわしいにぎわいのある施設整備をしてほしいという、そういう意見もございますし、また、施設の建設につきましては、生駒山等の景観にも配慮した、そういう施設計画を考えていただきたいとか、そういうような意見がございました。それを踏まえまして、今回、地権者の方々と準備組合の中で検討して、今現在のこういった素案になっております。 190 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 191 ◯委員外議員(宮内正厳君) そういう意見があって、一定は把握されていると。つまり、この施設計画案の中に住民の意見をどう反映させていくかということで言えば、先ほど提案があったように、検討委員会等で正式にその意見を具体的に市民が参加する中で検討されたんですか。 192 ◯委員長(中野陽泰君) 山下市長。 193 ◯市長(山下 真君) 二地区の計画につきましては、何度もタウンミーティングも開催しておりますし、また、具体的な、景観面ではワークショップとかオープンハウスもさせていただいておりますし、市民の代表である議員各位のご意見も伺っておりますし、あらゆるチャンネルを使って市民の意見を吸収させていただいてきております。 194 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 195 ◯委員外議員(宮内正厳君) 前の市長も同じような形で言っておられましたですね。パブコメを含めてやっておられたと。アンケートもとったと。それはそれで私は大事なことだと思いますね。先ほど提案させていただいたように、多様な意見が出てくるということは、ましてや市民参加が事業の成否に重大な影響を与えるという点からいけば、市民参加の、いわゆる検討委員会は具体的にされたんですか。また、これからされる予定はあるんですか。 196 ◯委員長(中野陽泰君) 山下市長。 197 ◯市長(山下 真君) 宮内議員がどういった委員会を想定されておられるのか分かりませんけれども、この計画について抜本的に見直すような委員会の設立は考えておりません。 198 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 199 ◯委員外議員(宮内正厳君) そうですね。先ほどの課長の答弁の中で、10%を超える変更は都市計画の変更が必要なんだと。つまり、いわゆる施設計画については、住民の声を十分反映しようと思えば、ひょっとしたら10%を超える変更になるかも分からないということで言えば、今、市長が答弁されたように、重大な変更になるようなものについてはその考えはないということを発言されたということですね。  ただね、市長、あなたが初めて市長になられたとき、大事なことはみんなで決めようと、そう言われたんじゃなかったですか。 200 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 201 ◯委員外議員(宮内正厳君) 答弁拒否のようですけどね。  自治基本条例、この中でもやっぱり住民、市民が主役だ、主人公だと位置付けされておるんですね。そういう条例がこの4月から施行されるんですね。その点から言っても、大事なことはみんなで決めようと、その言葉に私は共感をした1人であります。そのことが具体化されることが希望されるのではないでしょうかね。  それと、もう1点お伺いしたいのは、市の負担の合計なんですけども、資料等を見てみましたら、これまで人件費を含めて約27億円の事業費投入をしてきたというふうに資料によると書いてあるんですけども、今日の説明では、8億8,000万でしたか、市独自の負担金額ということなんですけども、この事業が完成すると、トータル何ぼになるんでしょうかね。 202 ◯委員長(中野陽泰君) 坂本理事。 203 ◯理事(坂本好司君) ざっとですけども、実際には用地費あるいは補償費等で約23億ですね。あと、事務費とか人件費で、先ほど宮内議員さんが言われたように約27億ほどかかっております。さらに、この事業で生駒市が補助金等あるいは公共施設の整備、管理者負担金として8億8,500万を今予定しておりますので、27億に8億を足しましたら三十五、六億になるかと考えております。
    204 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 205 ◯委員外議員(宮内正厳君) 三十五、六億の事業がされるということなんですね。大事なことはみんなで決めようと言っておきながら、これだけの膨大な税金を投入するという計画の中で市民参加の姿が見えないというのは極めて残念なことですね。  もう1点お伺いしたいのは、過日、新聞報道等々で百貨店離れが相当進んでいるという話が報道もされています。国内市場の、それも7兆円弱にまで落ち込んで、20年前以前の水準まで落ち込んでいると。西武有楽町の、またあるいは四条河原の阪急など、一等地の閉店が新聞紙上、テレビ等でにぎわしているということなんですけども、先ほど駐車場の話で、北から見れば百貨店があるため駐車場の姿が隠れて見えないというふうな発言があったんですが、その発言はちょっといかがなものかと思うんだけども、そこで、近鉄百貨店の売上状況、採算状況というのは一定把握されておられますか。 206 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 207 ◯地域整備課長(上野和久君) そういう情報等は把握しておりません。以上です。 208 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 209 ◯委員外議員(宮内正厳君) 把握する気はあるんでしょうか。 210 ◯委員長(中野陽泰君) 山下市長。 211 ◯市長(山下 真君) 近鉄百貨店本体の状況というのは、当然、株主総会等の資料として公開されていると思いますが、店舗ごとの売上げといった資料は外部に公開されていないと思います。 212 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 213 ◯委員外議員(宮内正厳君) これ、平成19年第3回奈良県公共事業評価監視委員会議事概要のところで4ページを見ておったんです。この中で百貨店等に関する記述があるんです。「また、店舗等も入る計画だが、現在のアントレいこまの売上状況、採算性などもどのようか」というふうな質問があるんです。ということは、平成19年第3回、県で行われた監視委員会でもこういう懸念事項と言うんですか、やっぱり注視してほしいという要望があるんですけども、それについてはどのように評価されておられますか。 214 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 215 ◯地域整備課長(上野和久君) 近鉄百貨店生駒駅前ということでございまして、これはご存じのとおり、生駒の再開発事業の目玉として誘致したわけでございまして、この百貨店が生駒市、特に駅前の中心市街地の活性化には必要な施設というのは当然認識しておりますので、ただ、細かいそういう経営状況というのは、これは先ほど市長も申しましたように、なかなか外部に漏れてこないのが実情ですけども、ただ、今回の計画におきましては、そういう周りの施設面、特に全体的な計画についても協議していく考えでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。 216 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 217 ◯委員外議員(宮内正厳君) 協議していく考えというのは、何を協議されるんですか。 218 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 219 ◯地域整備課長(上野和久君) 今、ハード面につきましては、例えば、今、近鉄百貨店が利用しています駐輪場の施設とか、また、今言いましたようなデッキ、商店、この二地区に誘導する商業施設等につきましても協議の項目になろうかと思います。 220 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 221 ◯委員外議員(宮内正厳君) 先ほど紹介させていただいた奈良県の公共事業監視委員会でも指摘のあった売上げ、採算性をつかんでいるのかということなんですけども、それについては努力はされないんですか。 222 ◯委員長(中野陽泰君) 坂本理事。 223 ◯理事(坂本好司君) そういった民間の商業事業者がそれぞれの考えなり努力で売上げを伸ばすように創意工夫をされていくものと考えておりますので、直接的に市がどうこうするようなものではないと考えております。 224 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 225 ◯委員外議員(宮内正厳君) だったら、なぜ監視委員会でそのような議論になるんですか。ということは、売上げを伸ばすのはもちろん個々の店舗等、会社等が努力されるのは当然ですわ。それは全くそのとおりだと思うんですけども、行政として多額のお金を投入するという計画なんですね。その中で、言わばメーンである百貨店の行く末がどうなるのかということも視野に入れながら計画を練っていくというのが本来の姿ではないんですか。先ほどの話では三十五、六億円の、言わば市民の貴重な税金を投入するということの計画でしょう。それであれば、より一層そういうことで、もちろん百貨店がお答えすることはできませんと言うならばやむを得ないですわ。そういうふうに言うてるんですか。 226 ◯委員長(中野陽泰君) 坂本理事。 227 ◯理事(坂本好司君) 事業評価委員会で質問されている内容としましては、第二地区でどういった商業床のボリュームを持つのがいいかという、それの参考の判断材料として近鉄百貨店等の売上げとかそういうのに対しても配慮して考えておられると考えております。 228 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 229 ◯委員外議員(宮内正厳君) 聞くということは、まちづくりの全体の中で、言わば一番の主力である近鉄百貨店の動向がどうなるかということを視野に入れながら第二地区の開発をどう位置付けていくのかということに私はなると思うんです。  それと、このB/Cはどうなんですか、前回の資料ではB/Cは1.15を維持できると書いておったんですけども。 230 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 231 ◯地域整備課長(上野和久君) 平成19年時点のB/Cということで、最終的なB/Cにつきましては1.73ということで報告させていただいております。  今回、この計画案につきましては、若干、前回の平成19年より規模を縮小しておりまして、再度修正した結果のB/Cにつきましては1.65という数値を得ております。なお、再評価におけますB/Cの判断基準というのは1以上ということが事業継続の最低条件になっております。以上です。 232 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 233 ◯委員外議員(宮内正厳君) 市からいただいたこの資料によりますと、費用対効果、事業効果ということで、その当時の資料ですね、B/Cが1.15だと。今のお話によると、規模を縮小したことによって1.65になると。便益Bということで言えば約120億円という形で数字がはじき出されておるんですけども、これは、前の説明では、再開発することによって周辺地価の上昇等があると、区域内の売上げの上昇等があるんだと、そういうことを勘案して120億円の便益Bがあるんだというふうな説明だったんですね。今言ったように、全国的に百貨店等が、言わばなかなか危機的な状況に落ち込んでいるというのが現状ですね。坂本理事からも以前にご指摘いただいた日経新聞等の報道を見ても、消費者のニーズが、軸足が変わってきているというふうな、先行きについて不透明感がますます増しているのが現在の状況ではないのでしょうかね。  その点で、先ほど言ったように、生駒近鉄百貨店の動向をやはり市行政としても正確につかむ。いや、先ほど言ったように百貨店側が拒絶するんだったらそれはやむを得ないです。努力して初めて、言わばあなたたちが挙げている経済効果等も正確につかむことができるのではないでしょうか。どう思いますか。 234 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 235 ◯地域整備課長(上野和久君) これから、そういう近鉄百貨店関係の方とも当然お会いしましていろんな協議等を重ねてまいりたいと思っておりますので、そういう機会がございましたら聞くことは可能やと思いますけども、それが言われるかどうかというのは分からないと思います。以上です。 236 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 237 ◯委員外議員(宮内正厳君) 具体的に聞いてください。  それと、駐車場の件なんですけども、利用台数は一般の場合、資料に書かれてあるんですけども、この稼働率と言うんですか、大体どの程度を考えておられるんです。 238 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 239 ◯地域整備課長(上野和久君) 稼働率につきましては約4回転ということで、200掛け4で1日800台程度を予測しております。以上です。 240 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 241 ◯委員外議員(宮内正厳君) 駅前の北口の市営の地下駐並びに百貨店の下の地下駐は今どのぐらいの稼働率ですか。 242 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 243 ◯地域整備課長(上野和久君) ちょっと今の数値ですけども、3.5の間違いでございました。失礼しました。  それで、この3.5と言いますのは、今指摘がございました北駐車場と近鉄アントレ1)の地下駐車場の平均をとった数値でこの計画をさせていただいております。以上です。 244 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 245 ◯委員外議員(宮内正厳君) ということは、今の北の駐車場あるいは百貨店下の駐車場の現在の稼働率がこうだから、それに準じてこのぐらいの利用量があるだろうというふうに推定したということですか。 246 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 247 ◯地域整備課長(上野和久君) その推定というのは、要するに今の交通検証で出させていただいて、駅前にどれだけの交通量が発生するということで考えさせていただきまして、それから現在整備されている駐車場を引きまして必要台数というのを出しまして、その枠が何ぼ要るかということで3.5で割っているという考え方ですね。せやから、何ぼの枠が要るという出し方は、今言うてる3.5の1日の回転数ということで考えております。以上です。 248 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 249 ◯委員外議員(宮内正厳君) それともう1点は、先ほど質問の中で、この図面、平面図とか鳥かん図等で見せていただいておるんですけども、立体モデルと言うんですか、ある民間団体はそれなりに作られたものがあったんですけども、行政も、一定あるとは思うんですけど、我々、一般市民も含めて、大事な事業でもあるということで言えば、役所の中の担当課に来なさいということじゃなくて、一定の場所を設けて、現在の案はこうなっていますよ、費用はこのぐらいかける予定ですよとか、そういう案を、我々は素人みたいなものですから平面図を見たかてなかなか分かりづらい。先ほど委員さんの中から駐車場の問題等についてもなかなか分かりづらいという話がありましたから、その辺の分かりやすい模型と言うんですか、それは作られる、またあるいは今現在あるんでしょうか。 250 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 251 ◯地域整備課長(上野和久君) 簡単な立体模型というのは作っておるんですけども、ただ、それが公表できる精度があるかどうかというのはちょっと分かりません。以上です。 252 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 253 ◯委員外議員(宮内正厳君) そしたら、作られる予定はあるんでしょうか。 254 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 255 ◯地域整備課長(上野和久君) これ、本格的に作りますとかなりな費用がかかりますので、ただ、今回、これ、素案ということで、変わる部分もあるかも分かりませんので、いつの時点かと言われると難しいんですけども、最終的には作らせていただく予定でございます。以上です。 256 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 257 ◯委員外議員(宮内正厳君) 精巧なものが何十万、何百万、何千万かかるか私は知りませんけども、議会の議論を聞いておって、やっぱりこれは分かりづらい。だからこそこういう質問が出るんですね。今、現瞬間で簡易な方法で、できるだけ今の原案に近い形で、私は分かりませんよ、作り方、分かりませんけども、そういうものを作っていただくと。これはあくまでこの時点の計画ですよと。議員が見ても、説明するときにも分かりやすい、市民が見ても分かりやすいという、そういう努力は私はあってもしかるべきだと思うんですけども、やっていただけますでしょうか。 258 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 259 ◯地域整備課長(上野和久君) 参考程度でということでありましたら、今現在作らせていただいた部分につきましては見ていただくことはできるかと思いますけど、ただ、一定の場所で公開するということにつきましては、ちょっと今現時点では難しいかなと思います。以上です。 260 ◯委員長(中野陽泰君) 宮内議員。 261 ◯委員外議員(宮内正厳君) 公開されて初めて模型なんですね。よそに見せられないものというのは、やっぱり自信がないと言うのか、いささか頼りないと言うのか、そういうものだと思いますよ。精巧なものかどうなのか私は分かりませんけども、一定、対外的な評価にも耐えるようなもの、これは今の議論を聞いただけでも私は必要性を感じますよ。  ある委員外議員さんも言っておられたでしょう。市民の関心ということで言えば、その議員さんはお付き合いの範ちゅうの中ではそれほど感じないという話でしたね。だから、より一層関心を持っていただくということでは、一定のその辺の計画も配慮があって私はしかるべきだと思いますね。その辺はご指摘して終わっておきます。 262 ◯委員長(中野陽泰君) 井上清議員。 263 ◯委員外議員(井上 清君) 一、二点聞く前に、先ほど近鉄百貨店のことを言ってられたので、ちょっと私の認識でいきますと、近鉄百貨店の生駒店というのは百貨店の中では非常に小規模な店舗であるというふうにお聞きしておりまして、その中で、生鮮食料品の売上げなんかについてはフロア面積でいきますと全国でトップクラスだということで聞いておりまして、一度、大丈夫ですかということを聞いたことがあったんですけども、たまたま、残念なのは外商施設とか、それから家具類とか、そういった大型の金額のものがないので売上げとしては少ないけども、生鮮食料品なんかをする専門店を中心としたそういう売上げは非常にいいので、将来にわたってご心配はありませんというふうにお聞きしました。それが近鉄百貨店の特徴だと思いますので、第二地区においても、そういったこともよく調査されて、さらにソフト面でにぎわいということを言われていますので、そしたら、ソフト面の方でそういったことも近鉄さんなんかとよく相談の上でされていくとそれほど失敗はないのかなというふうに思いますので、要望としておきます。  それから、もうちょっと聞きたいんですけども、何か今、コンクリートの部分だけ聞いておりましたので、今、国ではコンクリートから人というふうに言っておられます。環境に優しい施設となっているのかどうか、その辺をちょっと教えていただけますか、まず先に、1点目です。ぱっと見たときに、ちょっと環境面、特に省エネとかそういったものがよく見えてこなくて。教えてください。 264 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 265 ◯地域整備課長(上野和久君) 環境面というご指摘でございまして、先ほど部長の方が申しましたように、当然この地区につきましては空地を利用しまして植栽ということも十分考えていきたいと思っております。  それとまた、環境面でございますけども、1つ、先ほどの資金計画の中にございました緊急促進事業ということでございまして、これは、例えば屋上緑化とか地球に優しい環境ということで、そういう建物を造るときにリサイクルで造ったり、また、断熱効果を上げることによりまして省エネ対策ができるような事業につきまして補助するということでございますので、そういうことも十分考えながら計画は進めていきたいと考えております。以上です。 266 ◯委員長(中野陽泰君) 井上清議員。 267 ◯委員外議員(井上 清君) 第一地区の近鉄アントレ1)と第二地区のこの高さでいきますと、商業スペースと言いますか、マンションの方、住宅部分はともかくとして、どれぐらいの高低差があるんでしょうか。日照についてちょっとお聞きしたかったんですけども、その辺はどうなんでしょう。片一方は31メーターでしたか、百貨店は。33メーター。 268 ◯委員長(中野陽泰君) 佐和開発部長。 269 ◯都市整備部長兼開発部長(佐和正朗君) まず、少し日影に関する規制と言うか、日照権の関係で建築基準法の話をさせていただきましたら、この地区は日影規制の対象となる地域ではもちろんございません。建物の高さといたしましては、マンション部分については、先ほど課長も説明しましたように高さ40メーターでございます。商業棟につきましては15メーター程度となっております。 270 ◯委員長(中野陽泰君) 井上清議員。 271 ◯委員外議員(井上 清君) ちょっとお聞きしたかったのは、今、省エネと言われているところで、生駒市もあちこち至るところに手厚く省エネということでされているんですけれども、太陽光パネルと言いますか、ソーラーと言いますか、そういったものがこの中には全然見えてこなくて、これから特にそういったところが、もうちょっと将来の環境のことを考えたときに必要なのではないかなというふうに思うんですけども、何かどうも設置されているようには見えない。断熱とかそんなので効果を上げるんだというふうに言われましたけども、パネル等に何か影響があってやっていないのか、それとも最初からやる気がなかったのか、その辺、ちょっと教えてください。 272 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 273 ◯地域整備課長(上野和久君) 今ご指摘の、例えば太陽光パネルとかそういう新しいエネルギーを採用ということでございますけども、まだ現段階では都市計画を変更する素案ということでございまして、そういう設備なんかはこれから基本設計を上げる段階でいろんな省エネ対策、それは当然考えていくべきところと考えておりますので、今現時点ではまだ具体的なそういうのを考えていないということで、例えば費用対効果が上がるのであれば太陽光パネルなんかも、それは検討する項目の一つにはなろうかと思いますけども、ただ、現時点ではそこまでしていないというのが現状でございます。 274 ◯委員長(中野陽泰君) 井上清議員。 275 ◯委員外議員(井上 清君) 10ページの断面図を見ていますと全然そういうスペースも設けてられないようですので、できないのかなというふうに思ったので、太陽光発電というのは、世界中と言いますか、地球規模で今どんどん温暖化対策をやってられるわけですから、そういうことも含めて、こういう形ではなくて、是非そういうものをきちっとやっていただいて、むしろにぎわいとかいうことで集まってきた市民の方にも環境とか省エネに対してこういうことを行政が率先してモデルとしてやっているというところを見てもらえるように、あるいはまた、電気代にしても、これから先、そういうことで賄えるようによろしくお願いしたいと思います。要望しておきます。 276 ◯委員長(中野陽泰君) ほかにございませんか。吉波議員。 277 ◯委員外議員(吉波伸治君) 時間がないので1点だけです。  先ほどスロープは駄目で階段しかできないという話がありましたけども、この計画、果たしてバリアフリーに十分配慮したものになっているのかどうかという不安があります。これから基本設計を作っていくということですから、バリアフリーには十分配慮した基本設計を作っていただきたいというふうに思いますが、いかがですか。 278 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 279 ◯地域整備課長(上野和久君) ご指摘のように、当然、第二地区全体につきましてはバリアフリー等を考えていく考えでございます。先ほど申しましたように、階段じゃなくて、その間にも1つ、施設と共用でエレベーター等でそこへアクセスできるということも考慮しておりますので、ご理解していただきたいと思います。以上です。 280 ◯委員長(中野陽泰君) ほかにございませんか。角田議員。 281 ◯委員外議員(角田晃一君) ちょっと1点だけ、出ていなかった質問なんですが、保留床処分金の見通し、ただし書には、当然、変動等々があるんですけれども、現状ではどのように見ておられるか、ちょっと教えていただけますか。42億2,500万ですか。 282 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 283 ◯地域整備課長(上野和久君) 保留床処分金でございますけども、今この事業を成立するためには42億2,500万の保留床処分金が必要になっております。それで、今現時点で、売ると言うか、保留床処分の方法としましては住宅と商業を処分する必要がございまして、この42億2,500万で、そのうち住宅の床を約35億円程度、その残りを商業床で処分するという資金計画になっております。以上です。 284 ◯委員長(中野陽泰君) 角田議員。 285 ◯委員外議員(角田晃一君) 当然、これは経済変動、それから地価の変動等々が絡むわけですけれども、今の経済情勢下、これからの見通し、非常に難しいですけれども、減る場合、42億2,500万を切る場合、これは生駒市の負担が増えるのか、総事業費を抑制するのか、その両方を考えるのか、その辺については今はどうお考えでしょう。 286 ◯委員長(中野陽泰君) 上野地域整備課長。 287 ◯地域整備課長(上野和久君) 例えば保留床が想定の単価で売れないという仮定でございます。今の経済情勢等をいろいろ考えまして、当然、今、事業協力者というのが協力していただいておりまして、その中で住宅ディベロッパーさんなんかもおられまして、その辺、非常に今のマンション不況というので心配ということでヒアリング等もさせていただきましたんですけども、この地区については、やはり利便性を考えまして、そういう住宅につきましては十分販売できるということで、現時点ではそういう状況はないと考えております。ただ、将来どうするかと言いますと、即答はできないんですが、当然、床の価格が下がるような見直しも、それは必要になってくるかなと考えます。 288 ◯委員長(中野陽泰君) 角田議員。 289 ◯委員外議員(角田晃一君) そこで、地価が下がる、床の価格が下がるという経済情勢におきましては、それは不況下ですから、原材料価格とか工賃とかそういった、いわゆる工事費等にかかわる部分も、すべて連動するわけじゃないけれども、下がっていく可能性、普通に考えればあり得るので、その場合に、これは要望ですけど、生駒市の負担額を増やさないで総事業費を抑制する努力をしていただきたい。それだけ言っておきます。 290 ◯委員長(中野陽泰君) ほかにございませんか。山下市長。 291 ◯市長(山下 真君) 今回については民間企業、すなわち、今は事業協力者ですが、いずれ特定業務代行という形で民間事業者が資金面の手当てもいたしますので、基本的に売れ残りのリスクはそこが負う、特定業務代行となる民間事業者が負うということで、組合はリスクは負わないと、こういう計画でございます。 292 ◯委員長(中野陽泰君) ほかに質疑等はございませんか。              (「なし」との声あり)
    293 ◯委員長(中野陽泰君) ほかに質疑等ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑等を終結いたします。  本件については聞き置くことといたします。  以上で本日の審査事項はすべて終了いたしました。  これにて駅前再開発特別委員会を終了いたします。              午後0時17分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。            駅前再開発特別委員会委員長   中  野  陽  泰 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....