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平成21年生駒市総合計画特別委員会 本文 開催日:2009年04月27日
平成21年生駒市総合計画特別委員会 名簿 開催日:2009年04月27日

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  1. 生駒市議会 2009-04-27
    平成21年生駒市総合計画特別委員会 本文 開催日:2009年04月27日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午後1時0分 開会 ◯委員長稲田欣彦君) 皆さん、こんにちは。それでは、ただ今から生駒市総合計画特別委員会を開催いたします。  本日の会議につきましては、報道、市民の傍聴を許可しておりますのでご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 開議 2 ◯委員長稲田欣彦君) それでは、ただ今から審査をいたします。  審査事項1、第5次生駒市総合計画基本構想(案)等についてを議題といたします。  まず、理事者に説明を求めます。中田部長。 3 ◯企画財政部長(中田好昭君) 本日は、生駒市総合計画特別委員会を開催いただきましてありがとうございます。ご審査のほど、よろしくお願いいたします。  それでは、ただ今から第5次生駒市総合計画基本構想(案)につきまして、ご説明させていただきたいと思います。  本日は、これまで特別委員会の開催の都度、それまでに開催されました総合計画審議会審議経過を報告してまいったわけでございます。昨年12月17日開催の特別委員会以後に開催されました第6回から第8回の計3回の審議会の審議内容につきましてご報告させていただきたいと思います。  まず、第6回の会議でございますが、前回の審議会での委員からの指摘事項や事務局による修正を整理し、審査いただきました。また、将来都市像につきまして各委員からいただいた案を数点に絞って提示し、審議をしていただきました。  次に、第7回におきましては、これまでの論議を踏まえまして将来都市像を決定していただきまして、審議会として基本構想(案)、基本計画(案)をまとめていただきました。また、パブリックコメントの実施内容についてもご確認いただき、2月13日から3月14日までの間、意見募集を実施したところでございます。  なお、パブリックコメントの内容につきましては、後ほどご説明申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。  最後に、第8回の審議会では、パブリックコメントの結果を事務局から報告するとともに、意見に対する審議会の考え方につきましてご審議いただきました。また、学研高山地区の第2工区につきまして、開発計画見直しプロジェクトチームから中間報告が発表されたことなどを受けまして、基本構想(案)、基本計画(案)に反映すべき内容につきましてもご審議いただきました。  以上が12月の特別委員会開催以後におけます審議会の審議経過の概要でございます。  市といたしましては、本日の特別委員会の審査を経て、5月上旬開催予定の総合計画審議会におきまして最終確認を経て答申をいただきたいと考えております。そして、審議会からの答申を踏まえまして、6月定例市議会に議案として上程させていただきたいと考えております。どうぞよろしくご審査のほど、お願い申し上げます。  続きまして、基本構想(案)、基本計画(案)等につきまして、その他、配布資料に基づきまして、企画政策課長より説明させますのでよろしくお願いいたします。以上でございます。 4 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡企画政策課長。 5 ◯企画政策課長吉岡源裕君) よろしくお願いいたします。
     資料につきましては、先日お配りいたしました資料1から6をお願い申し上げます。  まず、資料1でございます。  第5次生駒市総合計画基本構想(案)でございます。これは、平成21年2月にパブリックコメントを実施したときのもの、全文でございます。  前回との形式的な違いといたしましては2点ございます。  まず、分かりにくい言葉につきましてはページの一番下に注釈を入れております。開いていただければ、破線がページの下に入っておると思います。その下に、※印を付けまして解説をしております。  それから、文章ばかりでイメージがわかないということで、13ページでございます。13ページにつきましては、都市構造土地利用イメージ図を入れさせていただいております。  続きまして、資料2の基本計画(案)でございます。  これも、平成21年2月のパブリックコメント時のものでございます。  前回との形式的な違いといたしましては、基本構想と同様に各ページの一番下に言葉の解説を入れております。  また、「行政の今後5年間の主な取組」の中、どのページでも結構ですけども、開いていただければ、ちょうど右手の方なんですけども、「行政の今後5年間の主な取組」というところがございます。その中の「行政としての役割を果たすための取組」というのが前回ございましたが、見ていただければ分かりますように、それを「行政が主体的に実施する取組」というふうに変更させていただいております。  続きまして、資料3でございます。開いていただければA3判になる分でございます。  これが前回との内容の違いでございます。基本構想新旧対照表として出させていただいております。  まず、一番左手の分が12月17日、委員会を開催していただいたときの案でございます。12月1日の第3版ということで、この前、出させていただきました。  真ん中の分が2月13日のパブリックコメントのときの案、すなわち資料1の分でございます。一番右は修正理由等を書いてあります。変わりました箇所については下線で示しております。  その中で主要なものをご説明申し上げます。  まず、1ページの中段、「はじめに(策定の趣旨)」のところでございますけども、策定の趣旨につきまして、高山第2工区についての文章を整理させていただいております。  続きまして、6ページでございます。生駒市の将来都市像のところでございます。  前回、将来都市像については○で示すように決まっておりませんでした。それが、一番下に近いところですけども、真ん中の段です、将来都市像を「市民が創る、ぬくもりと活力あるふれるまち・生駒」に決定いたしました。まちづくりの主役は市民であり、人と人がつながることによって、安全・安心、教育や環境など様々な場面でぬくもりあふれるまちを築いていくと同時に、市内の経済活動の活性化を図り、若者や子育て・勤労世代にとって魅力のある活力あふれるまちを築いていくことを目指していくということでございます。  続きまして、8ページをお願いいたします。8ページの都市整備の方針の中で、先ほど申し上げました都市構造土地利用イメージ図を追加で入れさせていただいております。  以上が基本構想の大きく変わったところでございます。  続きまして、資料4をお願いいたします。資料4につきましては、基本構想(案)と同じく基本計画新旧対照表でございます。  まず、ページ、小分野、項目がございまして、旧というのが前回、特別委員会に出させていただいた分でございます。新(2月13日パブコメ案)の方が今回の分でございます。前の分との比較をいたしまして修正理由を一番右のところに挙げさせていただいております。  一番顕著に変えさせていただいたところが3ページでございます。3ページのところを見ていただきますと、小分野旧というのと小分野新というのが右手の方にあると思うんですけども、小分野のタイトルを整理し、簡潔に分かりやすくいたしました。  例えば、大分野1でございます「市民が主役となってつくる参画と協働のまち」、中分野(1)「まちづくりにおける市民の参画と協働」のところで、小分野につきましては、「協働によるまちづくりの推進」というのと、2)といたしまして「地域や市政の情報提供情報公開」というふうにありましたけども、それにつきましては、「市民協働」、そして「情報提供情報公開」というふうに簡潔にさせていただいております。これをすべてのところで実施いたしました。  続きまして、資料5─1でございます。  資料5-1につきましては、基本構想基本計画(案)に対する意見募集の結果でございます。パブリックコメントの結果の概要でございます。  まず、意見募集の内容といたしましては、募集期間につきましては平成21年2月13日から1カ月間行いました。意見募集の対象は基本構想(案)、基本計画(案)でございます。  意見募集の結果といたしましては、意見の提出者数は4名の方からいただきました。提出の意見の件数といたしましては14件でございます。あと、4人の方の中のお二人につきましては、学研高山第2工区に対するお考え方を示していただいております。  意見の概要でございますけども、資料の5-2をお願いしたいと思います。  資料の5-2につきましては、パブリックコメントの意見の概要と審議会の考え方でございます。  ご意見をいただいた中で1件、1ページのNo.2、都市整備の方針のところですけども、一番右手に修正案ということで太書きにさせていただいております。ここで、景観について基本構想本文に取り入れさせていただいております。  2ページからは、基本計画に対するご意見、そして、6ページでございますけども、6ページ以下は学研高山地区第2工区についてのご提案の要約でございます。  続きまして、資料6をお願いいたします。  資料1、2のパブリックコメント時の案以降に、県、市、URによるプロジェクトチーム学研高山地区まちづくり中間とりまとめが出されました。それに対しまして、審議会の方で若干修正がかかっております。資料6につきましてはその修正箇所でございます。1ページ目が基本構想に対するもので、2ページ目が基本計画についてのものでございます。  その他で、2ページ目の基本計画(案)の一番上、ページ17というところなんですけども、多文化共生の中で「在住外国人」という言葉の表現を使っておりましたが、これにつきましては、「外国人住民」に変えさせていただいております。  以上が現時点での審議会の基本構想(案)、基本計画(案)の状況でございます。よろしくご審査くださいますようお願い申し上げます。 6 ◯委員長稲田欣彦君) 説明は終わりました。  現在までの種々検討を踏まえた上での修正を含めて説明をいただきました。  各委員さんで、これより質疑等に入りたいと思いますが。小笹委員。 7 ◯委員(小笹浩樹君) 今、ご説明いただいたんですけども、今後の総合計画としての議会への上程前の段取り、審議会を後何回やって最終的な案にしていくのかという、その辺のスケジュールをちょっと教えていただけますか。 8 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 9 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 前回の審議会で、ほぼこれで最終的なものということで審議会の方ではご決定に近いものをいただいております。その上で、あと、若干の修正があれば修正をした上で、今度の5月上旬の最終審議会の方で決定していただくということになっております。 10 ◯委員長稲田欣彦君) 小笹委員。 11 ◯委員(小笹浩樹君) これ、議会の方でどういう議論をこれからしていくのかというのもあるというふうに思うんですけれども、この段階で我々が言えるのは、今日の委員会が最後なのかなという感もありますのでちょっと聞いておきたいと思いますけど、前々から自治基本条例の案が同時並行で策定作業が進められているわけですけれども、その辺との表現のそご等々を埋めていくことをしてほしいというふうなお願いを、多分これは個々の委員さんからもされていると思うんですが、その辺は具体的にされているんですかね。 12 ◯委員長稲田欣彦君) 課長。 13 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 自治基本条例の前に自治基本構想があったと思うんですけども、それにつきましては、見させていただいて、この基本計画の中に取り込ませていただきました。その後の細かい表現の違いにつきましては、直せる分については直しておるつもりでございます。 14 ◯委員長稲田欣彦君) 小笹委員。 15 ◯委員(小笹浩樹君) どこがどうのというのを一つ一つ挙げて言うつもりはないんですが、ただ1点、ずっとこだわっていて前から言うています、基本計画の方ですけれども、人権のところで、14ページですか、これは現状と課題というところで「同和問題をはじめ」というような表現があるんですが、これは自治基本条例策定委員会の中でも私は言いましたけれども、人権問題が「何々をはじめ」という、そういう書き出しでええのかということで、自治基本条例の方では具体例を並立するという形で修文されているんですね。その辺、ちょっとご検討いただけたらというふうに思いますので、これはお願いをしておきます。 16 ◯委員長稲田欣彦君) ほかにございますか。宮内委員。 17 ◯委員(宮内正厳君) 個々の問題について若干お考えを聞きたいんですけども、まず基本構想の12ページのところ、(2)土地利用の方針、その真ん中ぐらいに高山第2工区について、地域の現状や社会経済環境、関係者の意向等を踏まえてうんぬんという形になっておるんですけども、次のページ、14ページを開きましたら、市民が主役となってつくる参画と協働のまち、まちづくりにおける市民の参画と協働、つまり施策、それから事業の計画段階から実施段階に至るまで様々な市民参画の機会を確保するうんぬんというふうになっておるんですね。ここで、関係者という形で入っておるんですが、これ、例えば市民は当然関係者に入るのか、いや、市民は関係者ではないのか、今までの説明では関係者というのは地権者のことを指しておられるように私は考えたんですけども、関係者等という入れ方がいいのか、市民という入れ方がいいのか分かりませんけども、この辺は、この文章との整合性はどのように考えておられますか。 18 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 19 ◯企画政策課長吉岡源裕君) まちづくりにおいて市民が主役となってやるということにつきましては、一番最初に出させていただいて一番強調させていただいている部分でございます。  それから、この分につきましては土地利用の方針というところで書かせていただいておりますので、関係者の意向等のところで、当然、市民の意識というのも入ってくると考えております。 20 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 21 ◯委員(宮内正厳君) ここには「関係者の意向等を踏まえて」と書いてあるんですね。関係者というのは市民を含むんだったら、当然、市民と明示する、活字として入れるべきじゃないんですか。先ほど言ったように、14ページのところで市民が主役になるんだと。施策、事業の計画段階から実施に至るまでその機会を確保するということが前提になっているということですね。  それともう一つ、基本計画(案)の中の19ページ、行政経営というところにも、その下の19ページ一番下、行政と書いていますね。●の3つ目、政策形成にあたって、市民等の意見を把握し、反映させるシステムの検討・構想を図ると。行政経営、小分野1-(4)-1)のところにそういうふうに書いてあるんですね。  だから、今、言葉としては市民を含むんだというふうな表現だったとは思うんですけども、これ、基本構想でしょう。10年間にわたる話ですから、ここの意見で含むんだと言うのだったら、明確に、「市民等関係者の意向等を踏まえて」という形でやった方が、この文章の整合性からすれば適当ではないかと思うんですが、その辺はどうでしょうかね。 22 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 23 ◯企画政策課長吉岡源裕君) すべての分野にわたりまして、委員さんがおっしゃるように市民が主役であるということを前提とはしています。ただ、ここにつきましては、その中の土地利用の方針ということで書かせていただいている分野でございますので、そのほかのところでもみんな、市民を入れるかどうかというのは、文章としては好ましくないように思います。 24 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 25 ◯委員(宮内正厳君) 理由が分からない。関係者という形で書かれておるんだから、市民が主役のまちづくりをするのに、関係者を入れるのだったら市民を入れるべき中身と違いますかと言っておるんですよ。それは大前提だと言うのだったら、その大前提は10年間の基本構想でしょう。基本構想の中に入れないというのはいかがなものかなと思って提案させてもろうておるんです。  だから、その辺は十分に、この趣旨に、構想あるいは基本計画の趣旨に合うように文章等を練り直すと言うんですか、再検討すると言うのか。今の課長の話では、市民は含むんだという話はあるけども、これはここだけの話でしょう。基本構想、10年間の話をするんだから、これはやっぱり明確に土地利用の方針の中に、活字としても2文字入れるだけの話でしょう。その辺は十二分に整合性を持った形で文章を再検討されることがいいんじゃないかというふうに提案させてもろうておるんですよ。よろしい。 26 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 27 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 何度も申し上げるようで悪いんですけども、これはやはり土地利用の方針という位置付けでございますので、その中にあえてそういう言葉を入れるかどうかというのについては、審議会の方のお考えもあるとは思うんですけども、そこまで入れる必要はないというふうに考えております。 28 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 29 ◯委員(宮内正厳君) 整合性を十二分に検討されるということが私は大事ではないかと思いますので、その発言についてはいささか残念な発言だというふうにご指摘を申し上げたいと思います。  その次。 30 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 31 ◯委員(宮内正厳君) 基本計画(案)の9ページのところ、情報提供情報公開、小分野1-(1)-2)、別に特段、これでいいとは思うんですけども、ここに、目指す姿、市民の知りたい地域や市の情報がうんぬん、市が発信している情報うんぬんというふうに書いて、目指すべき姿として書いていただいていると。それはそれで結構なんですけども、ここの9ページの行政の一番下のところ、市民ニーズに合った分かりやすい形で積極的に情報を提供・公開し、市民との情報の共有化を図るということで書いていますね。これが、先ほど委員さんもあったように、市民自治基本条例の柱中の柱ですね。行政の役割ということでここに書いておるんですけど、それはそれでいいんだけども、目指す姿の中に、つまり大きな分野の中に情報の共有化を図るということがあった方が目指す姿として分かりやすいのではないかなということなんです。その辺、ご検討願えたら有り難いなということでございます。その辺はどうでしょうかね。 32 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 33 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 市民の方との情報共有を図りながらということにつきましては、基本構想の方で触れさせていただいています。当然それは必要ということなんですけども、それは、市民の知りたい地域や市の情報が早く簡潔に、簡単・正確に手に入っているということで代用させていただいています。以上でございます。 34 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 35 ◯委員(宮内正厳君) それは分かるんです。だから、別に悪いと言うてるのと違うんですよ。悪いと言っているんじゃないんだけども、大きな目指す姿ということで言えば、大きな点からいけば、市民自治基本条例の関係から言っても、目指す姿の中に挿入された方が、より市民にとっては分かりやすいのと違うかなという思いがしたということだけでございますので、もし検討する機会があったらよろしくお願いしたい。 36 ◯委員長稲田欣彦君) 部長。 37 ◯企画財政部長(中田好昭君) 目指す姿のとらえ方と思うんですけども、先ほどの共有化につきましては方法論という解釈をしていまして、あくまで目指す姿については、平易な言葉で言っていますが、市民が総合計画を実現することによってこういう形で、例えば情報については早く簡単に入手ができるという結果的なものをにらんでおるもので、とらえ方としてはそういう押さえをしていただけたら有り難いなと思います。 38 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 39 ◯委員(宮内正厳君) それは意見として申し上げておきます。  次、14ページのところなんですけど、小分野1-(3)-1)、人権の問題、先ほど委員さんからも話があったんですけども、現状と課題、その真ん中のところで、しかし、現在でも同和問題を始め、高齢者や障がい者うんぬんと。男女の差別であるとか宗教上のうんぬんとかいろいろあるとは思うんですけども、ところが、行政が主体的に実施する取組という形で●が4つほど挙げられていますね。そこで、同和問題に対する正しい理解と認識の徹底を図る、それはそれでいいと思うんですけども、これは、先ほど委員さんからも話があったように、同和問題は大事な問題とされるのはいいんですけども、それだけではないでしょう。だから、例えば同和問題だけじゃなくて、ここに、現状と課題に掲げてあるんだから、行政が主体的に取り組むべき課題としては男女差別の問題もあれば、高齢者、障がい者等の問題もあるんだから、その辺も行政が主体的に実施する取組の中にやっぱりその一文を挿入するというのは大事な点ではないかなということで、その辺はどうでしょうか。 40 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 41 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 同和問題につきましては、審議会の中でも、この分、具体的にご論議をいただいたところでございます。最終的にこの形になったんですけども、ほかの分野につきましては、例えば次のページには男女共同参画についての問題、それから、その次のページについては多文化共生ということで外国人住民の問題ということで単独で出させていただいておりますし、障がい者、高齢者につきましては、障がい者、高齢者の福祉のところで触れさせていただいているということで、ここでは同和問題に限って挙げさせていただいております。 42 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 43 ◯委員(宮内正厳君) 分け方はいいんですよ。ただ、人権という大きなくくり方でしょう、くくり方が。人権という形でテーマを上げているでしょう。目指すべき姿として、市民一人一人が人権と個性を尊重し、共に認め合う、次はうんぬんというふうに書いてあるんですね。そういう大きなくくりがあるんだったら、今言ったように、同和問題だけではないでしょうということなんです。もちろんほかの分野でもあるんですよ。そういうことで言えば、言わばそれ以外のところも一定列記すべき中身と違いますか、人権という形でくくっておくならば、同和問題という形のくくり方であればそれでいいかも分かりませんけども。その点はどうでしょうか。 44 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 45 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 実際問題、同和問題ということで小分野を1つ設けてはおりません。その同和問題に対してどういうふうに総合計画基本計画の中で触れていくかという点につきましては、この人権の中でそれについて触れていくという審議会の方針でございます。 46 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 47 ◯委員(宮内正厳君) 方針は分かりますと言うてる。だから、人権というタイトルである以上は、同和問題というタイトルであればそれでもいいとは思う、いや、それでいいのかどうかは別にしたかて、人権というタイトルである以上は、それ以外の人権問題にも活字として触れておくというのが大事ではないですかということです。 48 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 49 ◯企画政策課長吉岡源裕君) それにつきましては、基本構想の施策の大綱の中の人権の尊重というところで、大きく、それぞれのいろんな問題がありますということについて書かせていただいているつもりでございます。 50 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 51 ◯委員(宮内正厳君) 問題があるのはいいんですよ、問題提起されるのは。だから、行政が主体的に実施する取組と書いていますやん、ここのところに、14ページのところで。そうでしょう。人権の問題で行政が主体的に実施する取組、ここの文章であって、つまりパンフレットができたとき、どんなふうに理解するんですか。だから、先ほど言ったように、このくくり方、人権というくくり方と行政が主体的に実施する取組というくくり方からすれば、行政がこれ以外のところも含めて視野に入れていますよという形で再検討するのが妥当ではないんですかということを言っておるんですよ。 52 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 53 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 何度も申し上げて悪いんですけども、その上位計画であるところの基本構想の14ページでございますけども、そこで、男女共同参画社会、外国人も安心して暮らせる環境、そういうことを入れさせていただいて、ちゃんとやっているつもりでございます。 54 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 55 ◯委員(宮内正厳君) 基本構想でしょう、それは。要するに、議決を必要とする中身ですね。それを具体的にしたのが基本計画ですね。違いますか。答えてください。 56 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 57 ◯企画政策課長吉岡源裕君) そのとおりでございます。 58 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 59 ◯委員(宮内正厳君) つまり、今言っているのは基本計画の案の中の部分を言っておるんです。だから、人権というくくり方をするならば、行政が主体的に実施する取組の中に、構想としてはいいんですよ、だけども、基本計画の中の一文としては、それ以外の問題もあるでしょうと。これを、再度、研究・検討を要するのではないかということでご指摘を申し上げたいと思います。 60 ◯委員長稲田欣彦君) 単なるご指摘でございますので聞き置いておきたい。  小笹委員
    61 ◯委員(小笹浩樹君) やっぱりこの章の立て方が、今、宮内さんが言いはったように違和感があると思うんです。これ、人権と大きなくくりで1つ立てていると。ほんで、その次に男女共同参画とかいろんな多文化共生とかになっているわけですね。これ、トータルで上げているわけですやんか。現状と課題というところに、先ほど言いましたけれども、同和問題、あるいはいろんな問題を書いてあるわけですね。だから、実際に行政が主体的に実施する取組というところで一つの問題を出してくるのであれば、現状と課題で問題意識を持っているところについて行政として主体的に多様な機会や媒体を通じて教育・啓発を図るというような表現にした方が、私もいいというふうに思います。 62 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 63 ◯市長(山下 真君) 例えばこの「行政が主体的に実施する取組」の3番目の●のところが、例えば、「人権問題に対する正しい理解と認識の徹底を図るため、これまで取り組んできた人権教育や人権問題啓発活動の成果と課題を踏まえ」と、これだったらいいわけでしょうか。 64 ◯委員長稲田欣彦君) 小笹委員。 65 ◯委員(小笹浩樹君) そもそも、かつての同和教育なり同和施策というものから、人権教育、人権施策に変えたときに、それは1つ、とらえ直しをしたわけですやんな。必ずしも同和問題、いわゆる部落差別の問題だけを人権教育とするのではないと。いろんな課題を教育・啓発の課題としてとらえていくというふうに、これ、変えてきたわけですやろ。それやったら、今、市長がおっしゃったように表現した方がなお分かりやすいと思いますし、現状と課題に、したがって、こういうことを行政が具体的な取組としますという中身としてもよく分かると思うんです。  ところが、先ほどのご答弁にあったように同和問題となってきたら、それはまた何でやろうなという、このほかのところの章立てとの関連が、これ、人権という大きな項目で作ってはるわけですから。だから、今、市長がおっしゃったようにしていただけるならそうしていただいた方が私としても納得ができるなというふうに思います。 66 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 67 ◯市長(山下 真君) そしたら、そういう方向でちょっと審議会にまた打診をしてみたいと思います。 68 ◯委員長稲田欣彦君) よろしいですか。宮内委員。 69 ◯委員(宮内正厳君) それと、23ページ、財政、分野1-(4)-3)、目指す姿という形で、少子高齢化に対応できる財政運営が確立うんぬんということで、4つの目指すべき姿が書かれておるんですけども、これはこれで分かりやすいんですけども、これ、私が思ったのは、10カ年の計画に及ぶんですから、いわゆるそもそも論と言うんですか、地方自治体の役割と仕事、その中から財政について光を当てていくと言うんですか、大局的と言うのか、つまり、地方自治法でも言われているのは、福祉、医療、教育の充実を始め、安心・安全うんぬんというような形で続くものだと私は理解しておるんですけど、そういう大局的なところもどこかに入れてもらわないと、例えば来年の方針はこうなんだというのだったら分かるんですよ。そうじゃなくて10年間の方針だから、言わば大きな柱立て、財政ということで言うならば、地方自治体が負うべき仕事というやつをもう少し分かりやすく何とか表現できる方法はないものかなということなんですけど、その辺、どうでしょうか。 70 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 71 ◯企画政策課長吉岡源裕君) これもやはり基本構想の方で、健全で効率的な行財政運営の推進ということで挙げさせていただいて、この基本構想文で大枠の説明をさせていただいております。その上で、基本計画の中では各個別の小分野を作りまして、目指す姿についてはできるだけ分かりやすいように、できるだけ細かくということで挙げているつもりでございます。 72 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 73 ◯委員(宮内正厳君) 構想の中でも結構なんですけど、10年間の計画なんだから、地方自治体がそもそもどういう仕事をするのかというところの位置付け、財政との位置付けを、先ほど言った福祉、医療であるとか教育のうんぬんという形で地方自治法に基本的にうたわれているような中身が地方自治体の本来の仕事で、そのために、言わば限られた予算の中でどう配分をしていくのかということですから、単年度限りの方針だったらいいんだけども、中長期的と言うのか、それについては、押さえ方として大局的な押さえ方も、構想の方でいいのか、計画の方でいいのか、その辺はやはり検討せんといかんかも分からないけど、その辺の考え方ももし挿入できるんだったらお願いしたいと。これは要望しておきます。 74 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 75 ◯委員(宮内正厳君) それと、37、学校教育のところ、ここで目指すべき姿ということで、「児童・生徒が安心して楽しく学ぶことができる環境が整っている」、ほか、2つほど書いてあるんですけども、これも全くそのとおりなんですけども、子どもの目線みたいなものが一部挿入されている部分はあるとは思うんですけども、例えば、私、この文章を読んで思い出したのは神奈川県の川崎市。学校教育と言うのか、子どもの教育という中で、いわゆる子どもの権利条約というのが国連で決議されているということで言えば、子どもの権利条約との関係なんかを、学校教育と言うのか、目指すべき姿と言うのか、その辺で、その位置付けみたいなものがあればうれしいなと思ったんですけども、その辺は、挿入は難しいですかね。 76 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 77 ◯市長(山下 真君) 今のご質問は、この目指す姿の中に、子どもの権利条約が唱えるような、学校における人権擁護が確立されているみたいな、そんなのを入れたらどうかというようなご趣旨かとは思うんですけども、先ほど中田部長の方からも答弁があったと思いますけれども、要するに、最終的に10年後にどうなっているかという姿を抽象的に表現している欄でございますので、子どもの権利条約というのは大変大切なものでございますけれども、こういう目指す姿を実現していく上での一つの指標というような位置付けになろうかと思いますので、その目指す姿というところに入れるのが適切かどうかについては若干疑問があるというふうに思います。 78 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 79 ◯委員(宮内正厳君) それは構想の中へ入れてもいいし、目指す姿が妥当であるかどうかは、行政が主体的に実施する取組に入れるのか、どこにするのか分かりませんけど、ネットで調べたら、以前にも子どもの権利条約のことを幾つか質問させてもろうたことがあったんですけど、生きる権利、守られる権利、育つ権利、参加する権利という形でうたわれているということなんです。その辺、僕は、以前、川崎市がそういう子ども権利条約の位置付けを結構明確にされたという記憶があったもので、構想の中でかどうか分かりませんけども、その辺の位置付けももし検討される機会があれば、その辺もちょっと行政の方で熟慮していただいてご検討願えたら有り難い。これはちょっと要望しておきます。 80 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 81 ◯委員(宮内正厳君) それと、拠点整備のところ、57ページ、小分野3-(1)-3)のところ、ここで、言わば学研の問題がちょっと触れられているんです。行政としては、57ページ、下のところ、●の下から2つ目、「学研高山地区第2工区のまちづくりについて、関係各機関がそれぞれの役割において責任を担う」という形で書かれているということです。  それと、58ページの行政が主体的に実施する取組、これも●の下から2段目、学研第2工区の新たな方向での事業実現の可能性の検討結果を踏まえてうんぬんという形で、協議したいという話があるんですけども、ここも、先ほど構想のところでも若干話をさせていただいたんですけども、市民参加というところで言えば、基本計画の中で、その保障と言うんですか、この辺では挿入できるのではないかなと。行政というところで入れるのがいいのか、行政が主体的に実施する取組で入れるのがいいのか、その辺はいろいろ検討していただいたらいいと思うんですけど、先ほど言った19ページのところの、政策形成に当たり、市民等の意見を把握し、反映させるシステムをつくるうんぬんというところ、それから、新旧対照表の1ページ、ここのところにも、第5次生駒市総合計画基本構想(案)新旧対照表、真ん中のところ、「はじめに(策定の趣旨)」のアンダーラインが引かれているところで、「学研高山地区第2工区の計画見直しをはじめとする市が有する地域課題や市民の意向を踏まえて」という形で位置付けされていると。こういう表現もされているという点からいったら、この時点では、市民の参加と言うんですか、政策形成に当たり市民の意見を把握するというところでは大事なところではないかなと思うんですけども、その辺ではどうでしょうか。 82 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 83 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 「はじめに」のところでも書かせていただいていますけども、地域課題や、その後ですけども、「市民の意向を踏まえた計画的な取り組みが急務である」ということで「はじめに」のところには書かせていただいております。  それと、基本計画のところにつきましては、市民の担う役割、それから、主な取組といたしましてアンケートやタウンミーティングなどにより積極的に意見を述べていただくということで包括的に書いているつもりでございます。 84 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 85 ◯委員(宮内正厳君) 先ほど言ったように、58ページに、行政が主体的に実施する取組と書いてあるんだから、この分野では書けるでしょう。構想の中でも位置付けされているし、言わば、ここでの取組としては、市民の意見を聞いて、市民参加の保障を明文化するということが私は求められると思いますよ。という議論はなかったんですか。 86 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 87 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 何度も申し上げるようで悪いんですけども、それは基本的な事項でございまして、ここで、それぞれのところで、行政、行政が主体的に実施する取組というところにそれぞれの意見を組み入れるということについて書き始めれば、やはりすべてのページにすべて入れなければならないというふうになってしまいますので、ここではこういう形で書かせていただいているつもりでございます。 88 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 89 ◯委員(宮内正厳君) ここではどんなふうに書いてあるか。事業の実施方法、事業主体、費用負担など役割分担について県と市とURを始め関係機関と協議の上うんぬんと書いてあるんです。それはそれでいいと思うんですよ。いいと思うんだけども、今言ったような形で、市民参加というのは、それが前提だと。それを一々と言うのか、一つ一つの項目について書き加えていけば膨大な文章になるから書いていないだけだというふうに理解していいんですか。 90 ◯委員長稲田欣彦君) 中田部長。 91 ◯企画財政部長(中田好昭君) 先ほど来、課長が申していましたように、この総合計画については上位計画は自治基本条例が出てくると思うんですね。そこで、協働という部分でおっしゃっている市民参加、あるいは、その条例に基づいて、今後、市民参加条例等が出てくると思うんですが、やはり上位の条例に基づいてこの計画を進めていくということになる、この計画はそれを前提にしておりますので、それはご理解いただきたいなと思います。 92 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 93 ◯市長(山下 真君) 宮内委員ご指摘の点につきましては、たしか6月の上旬だったと思いますけども、この高山第2工区の問題のみをテーマとするタウンミーティングの方を計画しておりまして、そこでいろいろなご意見をいただいた上で、それを踏まえて、夏の県、市、URの合意形成の一つの節目に、合意が形成されるかどうかは分かりませんけども、その時点での協議にも反映させていくつもりでございますので、ここに書いていなくても、そういった形で市民の意見を伺いながら、市として、UR、それから県との協議に臨んでいくスタンスでございますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 94 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 95 ◯委員(宮内正厳君) タウンミーティングを別に否定はしないし、それはそれなりの効果があると思うんですけど、いわゆる市民検討委員会、たしか以前、市長がそのような構想的な案を、私は記憶として、間違っておったらごめんなさい、出されたと思うんです。タウンミーティングはタウンミーティングでやられて、市民検討委員会的な、言わば専門的にこの問題を議論する場と言うんですか、それが市民参加の一つの保障、もちろんタウンミーティングもその方法ですよ、それ以外の、今言った検討委員会等を立ち上げるということも言えば、市長の考え方からいっても、私は、離れることではないと、言わば接近したと言うのか、実現するような方向が示されるのではないかと。だから、この文章の中に「行政が主体的に実施する取組」、またあるいは「行政」と書かれている分野のところにおいてその位置付け等を。タウンミーティングだけではなくて、検討委員会等の具体的に、駅前第二地区のところはもっと明確に書いてあるんですね、市民の参加うんぬんと、ちょっと今、ページはめくっていませんけど。そういう形で書こうと思えば書けるんですよ。だから、ほかのページで書いてあるんだから、ここのところでもそういう形でやっぱり明確にしてもらうというのが私は大事ではないかと思うんですけど、どうでしょうか。 96 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 97 ◯市長(山下 真君) 市民参加の検討委員会ということにつきましては、そういったことも検討していた時期も確かにあるわけでございますけれども、それを検討した前提としては、そこの土地利用に関して全くアイデアがない段階での話でございまして、あれをどうしていくかということをゼロから議論すると。市として一つの提言なり提案なり構想を提示していくということでの検討委員会なわけでございますけれども、今回は県からの提案がありまして、それに対して市として乗るかどうなのか。乗るとして、市としてはどういったことを県に対して要望していくのかと。こういったことが中心になっておるわけでございまして、そういった中で、市独自で委員会を設けたとしても、やはり県やURとの合意形成が図られなければ、検討委員会での議論が無駄になってしまうおそれがあるわけでございまして、そういった意味で、タウンミーティングなりパブリックコメントなり、そうしたものを通じていろんなご意見を伺った上で、市としてのスタンス、つまり当該地区の自然環境及び生活環境との両立といったことが図られる。市としての負担も相応の負担というものにとどめる、そうした、現在、県に対して市が示している県の提案に対する条件を実現する上で有益なご意見と言うか、要するに実現可能性のあるご意見を提示していくといった形で、今、臨んでおるわけでございまして、例えばあそこ全体を里山公園にするといったような提案については、そもそも県がそれに乗ってくる可能性はほとんどないわけでございまして、そういった意味からすると、市独自の検討委員会というのを立ち上げたとしても、どれだけ実現可能な案が出るのかということについて若干の懸念があるわけでございますので、現時点においては、先ほど来申しておるとおり、当該地区及び周辺地区の自然環境及び生活環境に十分配慮した計画、それから市の相応の負担、そういったことを実現する上で、県とURの協議においてどういった意見を言っていけばいいのか、そういったことをいろんな各層からご意見を伺っている、こういうことでご理解いただきたいと思います。 98 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 99 ◯委員(宮内正厳君) 実現可能なのかというのは、実現をさせるための案というのは、以前はURの案が出てきて、今度は県の案が出てきたということでしょう。言わば、ある意味ではほとんど同じような案だったんですね。それに対して市民がいろんな案を出してくると。実現可能な案でない限りオミットすると言うのか、市民の参加を認めないというのは、これ、ルールとしてはおかしいんじゃないですかね。やっぱりいろんな、多様な意見があるからこそまちづくりに市民が参加する、市民が主役のまちづくりをしていくんだという位置付けだと私は思うんですよね。その辺が、この文章を読む限りにおいては、市民の参加というところが極めてあいまいにされていると。先ほど言ったように、駅前北口の話で、同じ58ページの上の段に、市民・地域活動等・事業者が役割を果たすよう支援する取組の真ん中のところ、2つ目の●ですね、「生駒駅前北口再開発事業区域において市民がまちづくりに参加できる機会を設けます」と。明確にこういう形で書かれておるんですね。こういう形で、吉岡課長、先ほど一々書いておったら膨大になると言われたけど、こういうところにも書いてあるんですね。だから、そういう点でいけば、整合性を持たさなきゃならないでしょうということなんです。  それともう一点、先ほど言ったように、実現可能性うんぬんという形だけを取り上げて市民参加の在りようを、一つの大きな物差しをつくってくるというのは、市民参加とはちょっと異なる。市長の意向に沿った形の話でないとできないと。これは市民参加とは言えないんじゃないですか。その辺は、やはり先ほど言ったように市民参加のまちづくりということをこの文章のどこかで挿入できるようにご努力をお願いしたいなということです。これは意見として言っておきます。 100 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 101 ◯委員(宮内正厳君) それともう一つ、これ、リスクの問題を書かれていないでしょう。県が上げた中間報告の中にリスクの問題が挙がっていますやんか。そうでしょう。財政の問題、それから経済情勢がうんぬんうんぬんという形、地価の問題がどうのこうのと書いていましたやんか。その辺も含めて、県が言わば中間報告の中で書かれているリスクの問題も、全部書くかどうかは別ですよ、その辺についても言及をしておくべき中身と違いますか。これを読んでおったら、言わばその辺の問題も、脇に置いているとは思えないんだけども、何となく、どうなっているのかなという思いもするということです。  もう一点で言えば、環境の問題等について十分配慮するとは書いてあるけど、どんなふうに配慮するのか、ここの分野では見えない部分があるんです。その辺は、意見として言っておきますので、また今度、最終答申を出すときにはどういう形で反映されているか分かりませんけども、その辺は先ほど言ったように、市民参加というのは駅前再開発のところに書いてあるということですから、それは整合性を持たれるように、これはご指摘申し上げたいと思います。 102 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 103 ◯委員(宮内正厳君) 71ページ、小分野3-(4)-3)、地域美化・環境衛生のところ、ここで、行政のところで●の一番下、火葬場の適切な運営に努めるとともに民間墓地の経営うんぬんというふうに書かれて、現状と課題の問題、火葬場については現施設には老朽化の問題がありうんぬんというふうに書いてあるんだけど、これ、10年間の計画でしょう。実施計画は5年ごとでしたか、一定、サイクルを決めてやられるということなんだけども、これ、老朽化があって、この問題について、今後10年間、つまり新しい火葬場を造るのか、また、前に私が委員会に提案させていただいた、近隣の自治体との協力のもとでどういう運営の方法があるのか、その辺の位置付けがちょっと見えないですね、これ。10年間の計画としてはどうなのかなという感じがするんですが、その辺はどうですかね。 104 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 105 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 現在のところにおきましては、今の施設を一番利用していくというのが市の方針としてあるということでございます。ただ、将来的な問題でございますので、ちょっとここのところでは審議会の方としては触れていないということでございます。 106 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 107 ◯委員(宮内正厳君) 将来的な問題って、これ、将来的な問題を今議論しているのと違うの。今後10年間の総合計画基本計画。そうでしょう。老朽化があるということで認められているんだから、それに対する対応策をどうするのかと。それはいろんな選択肢があるでしょう。新設するのか、他の自治体との協力、共同でそれをこなしていくのかとか、一定の方向性を。10年間、老朽化に補修、補修で、この文章でいったらそんな感じを受け止めるんです。10年間ですよ。どうですか。 108 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 109 ◯市長(山下 真君) 火葬場につきましては、先般、宮内委員が環境文教委員会でおっしゃられたような広域的な対応というのもあるわけでございますので、そういったことも含めて、市としては、今後、調査検討するわけでございますので、火葬場の建設うんぬんというのを現時点でここに明記するような段階にはないと考えております。 110 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 111 ◯委員(宮内正厳君) 選択肢はいろいろあると思います。先ほど言ったように新設するのか、行政を越えて協力、共同でやっていくのかと。だから、選択肢はあると思うんです。ただ、10年間において、火葬場の問題というのは、超高齢化する中で、私も昔、やはりこの問題については一般質問で意見を申し上げたことがあったんですけど、位置付けとしては、10年間、老朽化が進むという現状認識だけで、適正な運営に努めるというだけでいいのか。今、市長も言われたとおり、いろいろな選択肢があるんだから、その選択肢も含めて検討するというようなことで、将来の方向性も一定明示すべき中身と違いますかということを言いたいんですよ。どうですか、その辺では。 112 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 113 ◯市長(山下 真君) 広域行政といったことも含めて考えるということで、まだ市として具体的な方針は決まっておらないわけなので、非常に表現が難しいというふうに思って、多分、除いたんだろうというふうに思うので、その点、ご理解いただければと思います。 114 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 115 ◯委員(宮内正厳君) これ、確かにそうですね、表現が難しいかも分かりません、方針が定まっていないんだから。だけども、10年間の計画なんだから、その必要性であるとか位置付けはやっぱり一定議論してほしいんですよ、審議会等の中で。その審議の中身がこういう形でとどまっている、つまり市の方針が定まっていないからという一つの反映かも分かりません。だけど、今後10年間の計画なんだから、その辺は、まだもう少し時間があるので、どういう形で段取りできるのか、どういう方針が出せるのか、大枠でよろしいがな、大枠で、作りますとかいうのじゃなくて。 116 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 117 ◯市長(山下 真君) 今、計画中の煙突のやり替え、あれをやると後10年はもつというふうに見ておるんですけれども。ですから、次の総合計画でも間に合うのかなと思っておると。炉の方はまだまだ十分、10年以上は耐えられるというふうに聞いておりまして、煙突は、後10年は最低でももつと。うまく使えば10年以上もつというふうに聞いていますので、次ということでどうでしょうか。 118 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 119 ◯委員(宮内正厳君) ちょっと答弁にはなっていないと思いますね。この辺、今、答弁できなかったら、ちょっと一定期間、5月でしたか、6月までに出すと言うてるんだから、もし方向性が一定定まるんだったら、大枠で、僕は個人的には新しい施設が欲しいと思っておるんですよ、欲しいと思っておるんだけども、それは行政の考えることとして、大枠でもいいから方向性を十二分に検討してもろうたら有り難いということです。 120 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 121 ◯委員(宮内正厳君) 自然的資源ということで75ページ、小分野3-(5)-1)、ここの行政という形で自然環境の取組、●のところで言えば一番下と下から2番目、市民との協働による河川美化活動うんぬん、生活排水対策うんぬんと。次のページで、行政が主体的に実施する取組、河川浄化施設の適正な管理うんぬんという形で書いてあるんだけども、つまり、前もちょっと提案させてもろうている竜田川の万葉クリーン計画との関係、あれも10カ年計画で出されて、今どうなったか知りませんよ、あれ、正式に、言わばあの計画は放棄しますと言われたのか、それとも、まだあれは生きているのかということで言えば、もし生きているのだったら、その位置付けをどうするのかというのは、この10カ年計画の中で位置付けるべき中身と違いますの。また新たに、いや、万葉クリーン計画はいったんご破算にしたんだと。それだったら、それに代わるべき新たな、今後10年間の計画はどうするのか、どういうふうに位置付けるのかというのはこの文章から見えないんですよ。 122 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 123 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 環境問題につきましては、環境基本計画ということで平成21年の4月からの新しいものが始まっております。その上で、万葉クリーン計画につきましてはかなり前の分でございますので、今の総合計画、今後10カ年の基本構想基本計画の方からは外させていただいているということでございます。 124 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 125 ◯委員(宮内正厳君) 外しているのは分かるわな、文章を読んだら。だけど、生きているんでしょう。死んでいるんですか。 126 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 127 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 見直しの方がなされていない状況にあるということでございます。 128 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 129 ◯委員(宮内正厳君) 見直しがされていなかったら生きているということでしょう。生きているものをここに載せないというのは、つまり、近い将来と言うのか、これはもうやんぴだと、簡単に言えば、いう考えのもとでこれを書かれたんですか。 130 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 131 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 見直しがされておらないということで、そのままやはり掲載したのでは将来的なことが食い違ってくることもございます。それで、やはりここには載せさせていただいていないというところでございます。 132 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 133 ◯委員(宮内正厳君) 将来的な食い違いが出てくるって、行政が10年間計画で出された問題でしょう。10年やったか、20年やったかな、ごめんなさい、後にはBODを5mg/lに、アユがすめるようにするんだ、素足で遊べるところができるんだと、言わば高らかにあの当時出されて、中間目標も、どう接近していくのかということで言うと相当な議論があった中身でしょう。それが、今の間に、今現在、これは雲散霧消と言うのか、どこへ行ったか分からんと。ここに書けば、その目標が責任持てないと。逆に言えば、あの目標を立てたこと自体が、つまり計画そのものがどこに行ったんやとなってくるでしょう。いや、それが仮に駄目だったら駄目でいいんですよ。いいというのは、評価は別ですよ。それだったら、それに代わるべき新しい計画を策定するために検討委員会を立ち上げるとか、そういう議論を始めていくとか、そういう方向性がなかったら物議になるのと違いますかと言っているんですよ。 134 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 135 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 先ほど申し上げましたように、環境基本計画を新しく作りまして、新しい環境についてこれから論議していく状況にあります。  それから、計画がどこに行ったか分からないとか、どうなったか分からないというようなことはなくて、その計画につきましても、今現在、実行すべきところはやっておる状況でございます。 136 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 137 ◯委員(宮内正厳君) そういう位置付けがあるんだったら、そういう位置付けの基に文章を書くというのが大事なことですよ。でないと、そういう位置付けがどこに行ったのかということで言えば、これからは見えないですね、万葉クリーン計画の中身が。それを再検討するんだったら今後10年間で再検討すると、そういう位置付けも含めて、やっぱり明確にすべきだとご指摘申し上げたいと思います。 138 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 139 ◯委員(宮内正厳君) 次、A3で書かれたところの資料3の3ページのところなんですけども、ここの第5次総合計画策定の背景、社会環境の変化、2ページのところね、そして、(3)で地球環境問題の深刻化、その次のページが3ページで地球環境問題のところの記述がずっとあるんですね。これが訂正された中に、上から6行目ぐらい、前も言うたんですけど、我が国の二酸化炭素の排出状況を見ると、産業部門は排出量を減少させていますが、民生部門はうんぬんというふうな形で、どこに根拠があるんだと。前に聞いたときには国のデータだと言われましたですね。それは間違いありませんね。 140 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 141 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 平成19年の環境循環型社会白書、これは環境省が作成している分でございますが、そちらのものでございます。 142 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員。 143 ◯委員(宮内正厳君) 私も、国のあれじゃないんですけど、環境団体、気候ネットワークというところがこの問題について分析しておるんです。そこの団体によると、07年度、約1万5,000事業所からの総排出量が日本全体の約50%、前年比で1.2%増というふうになっておるんです。そこの団体ですね。また、この50%うんぬんというのは、この数字にはからくりがあるんやと、そういう指摘をしておるんです。つまり、どういうことなのかと読んでおったら、発電所から排出されてくるCO2を電力使用する工場、オフィス、家庭に振り分けてしまう間接排出方式で計算されているというふうに、ここの団体はそういうふうに言っておるんです。つまり、逆に言ったら、直接排出方式で計算すると約1万5,000事業体があるらしいですが、そこから出ている排出量は日本全体の70%を占める。そして、前年比で言うたら5%増だと言っているんです。ここからいったら、国の資料に基づいて、産業部門も排出量を減らしていると。それは買取りの部分であるとかいろんな分があるだろうと思うんだけども、今言ったように、気候ネットワークの分析ではそうではないんです。つまり、間接排出方式をとっているということで、直接排出方式でとれば前年度比で5%。間接でも増えているということを言っておるんです。国際条約や欧米が採用している直接排出方式でやれば、今言ったような形で5%の増だというふうにその団体は言っておるんです。だから、これを読んでおって、「産業部門は排出量を減少させていますが」というのはちょっとしっくりこないなと。ということで言えば、政府の統計も一定根拠としてはあるかも分かりませんけど、言ったように、からくりがあるということも、我々は日常的にそのことも一定肌で感じる部分があると思うんですよ。だから、そのからくりの部分を政府統計だけやなくて、もう少し複眼的に物を見てもらって、そういう環境団体等が出している分析なんかもよくよく見てもらわないと、政府の統計をそのまま文章にするというのは、後々10年間で、これ、環境問題は皆、なかなか厳しい目を持っていますよ、行政の文書としてはいかがなものかとなってきますから、この辺についてはもう少し調査をしていただいたら有り難いと思うんですけども、どうでしょうかね。 144 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 145 ◯市長(山下 真君) そのようにいたします。 146 ◯委員(宮内正厳君) 結構です。 147 ◯委員長稲田欣彦君) ほかにありませんか。樋口委員。 148 ◯委員(樋口清士君) 何点か質問させていただきます。  構想案なんですけども、社会環境の変化、生駒市の沿革と特性、生駒市にとっての課題ということで、4ページから9ページまで続くんですけども、例えば社会環境の変化、これは、背景になっている全国的な動向と言うのか、傾向みたいなものを示されていると。次に、沿革と特性ということで生駒市の特徴を述べられていると。恐らくそこから生駒市にとっての主要課題ということが出てくるんだろうと思うんですけども、内容を読んでいきますと、これがなかなかつながらないんですね。基本計画なりを読んで、細かく現況と課題というようなところを追っかけていきますと、生駒市の問題として何があるのかということが割と細かく分かると思うんですが、基本構想だけを多分読まれる市民の方々もいらっしゃると思うんですね。その構想として、こういう方向を目指していきましょうということを各分野ごとに大綱としてまとめられているということで、その前提となる問題意識を生駒市としてどこに持っておられるのかということがこの主要課題というところに集約されてくると思うんですが、その根拠となるのが全国あるいは奈良県ベースの動向、生駒市の沿革、本当に特徴的な部分だけを述べられて、それをもってこの課題ということになりますとなかなか分かりにくいんじゃないかということと、主要課題の内容を見ても、やはり一般的な課題がずらっと並んでいて、これは、どこでもこういうことは多分課題としてあるんだろうなというふうに思われるものです。今、前提にしているものをベースにすると、多分こんな書きぶりになってしまわざるを得ない。生駒市としての課題ということで見たときに、例えば学研北生駒駅周辺地区うんぬんというようなことで固有名詞の出ているようなところは、確かにこれは生駒のものだなというふうに分かるんですけども、この辺、少し何とか工夫がならんのかなと。  例えば社会環境変化というところで全国値あるいは奈良県値が述べられているんですが、じゃ、生駒はどうなんだということで、触れられるものというのは幾つか項目があると思うんです。この辺り、変更は可能なんでしょうか。あるいは、工夫のしようがあるんでしょうか。 149 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 150 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 実際問題、その辺でいろんなことをやっていきますと、かなり内容について変更になるような気がします。それを今現在の審議会のご議論の中で変更していくというのは、ほぼ最終局面を迎えているのでちょっと難しいかなというふうに考えております。 151 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 152 ◯委員(樋口清士君) となると、行政案、理事者側の案としてはこういう状態で議会に上程するという形になると、そういうことでしょうか。
    153 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 154 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 審議会からの答申をいただきまして、その上で生駒市の案として出していく形になると思います。 155 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 156 ◯委員(樋口清士君) 先ほど、審議会の中での修正というのは難しいということであるので、できれば行政側の手に渡った段階で、少しそこら辺、もし補強できるようでしたらしていただきたいなというふうに思います。 157 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 158 ◯委員(樋口清士君) それと、ちょっと続けまして、構想案の12ページのところなんですが、整備の方針で、都市拠点というふうにありますね。この都市拠点、以前、12月の段階で基本計画との言葉遣いの整合性というようなことで少しご指摘させていただいたと思うんですけれども、都市拠点という言葉の中に、1つは生駒駅と東生駒駅の一体的な都市拠点ということで都市拠点という名詞が使われていると。それとともに、地域拠点という言葉が別途出てきますね。それぞれ隣の図の方にも位置付けがされていると。この都市拠点という言葉と地域拠点という言葉、それぞれ定義みたいなものというのはどこかに書かれているんでしょうか。 159 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 160 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 今現在、定義としては書いておりません。 161 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 162 ◯委員(樋口清士君) 要は、何をしたいと思っているのかということをやはり明確にしていかないといけない。都市拠点とは何なのか、どういうものをつくろうとしているのか、地域拠点とは何なのか、どういう役割を果たすような拠点を目指しているのか、そういったところをどこかに明確に書いていく必要があると思うんですが、特にそこの記述というのは今のところないということですか。 163 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 164 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 現在はございません。 165 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 166 ◯委員(樋口清士君) 併せて、ネットワークの形成というところ、都市軸という言葉がある。この都市軸という言葉の定義というのはどこかにありますか。 167 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 168 ◯企画政策課長吉岡源裕君) それにつきましても、解説の方はございません。 169 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 170 ◯委員(樋口清士君) 要は、都市拠点とか都市軸というのはこの図の中に出てくるわけです。この図を見て、この図が何を意味しているのかということがもう少し市民の側に分かるようにしていく必要があると思うんです。要は、この図で生駒市は何を実現しようとしているのか、それを示さないといけない。そこで、多分、都市計画とかそういうものに携わっている方は、拠点とか軸というと何となくイメージできるものは持っておられると思うんですが、一般の方々については非常に分かりにくい言葉で、これが一体何なのかなということで、多分、分からない方が圧倒的に多いと思うんです。そこをやはり文章の中できちっと補足していってあげないと、一体この計画は何を作っているんやろうということすら分からないということにもなってしまいますので、そこは一定、それなりの、要は言葉で補足をしていっていただきたいなと。それがあれば、市として何を目指しているのかというのがもっと明確に見えてくると思うんです。その辺り、工夫のしようというのはありますでしょうか。 171 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 172 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 本文の中で解説的に書くのはちょっと難しいかもしれないんですけども、下の方に注釈ということで、今の言葉、難しい言葉につきましてはもう少し簡単に書いていきたいというふうに考えております。 173 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 174 ◯委員(樋口清士君) できたら、その定義、言葉の意味だけじゃなくて、この言葉、要は都市拠点として何を目指しているのかということをできたら上の方に書いていただくのが実は親切なのかなというふうに思います。  例えば、もし具体的にこれのイメージがあるのであれば教えていただきたいんですが、「生駒駅周辺地域を中心としつつ、隣接する東生駒駅周辺地域と一体となった都市拠点を形成し」、実際、生駒に住んで、あの辺りを見たときに、ここを一体として見るという、そういう人の流れであるとか人が滞留するイメージというのは、多分皆さん、ないと思うんです。これを一体となった都市拠点ということで位置付けたときに、具体的に、じゃ、人の行き来をどういうものでサポートするのか、あるいは行き来する目的は何なのか、そういったもののイメージというのは何か持っておられるのか、ただ単に近いからくくったということだけでは多分ないと思うんですね。この辺、何かイメージを持っておられるのであればちょっと教えていただきたいんですが。 175 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 176 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 北、中、南という言い方はおかしいんですけども、生駒の中心として、生駒駅だけを見るのではなくて、もう少し広い見方として、やはり東生駒駅も取り込んだ形で、一番の都市拠点、地域の拠点ではない一番の都市拠点としてそこに都市機能の集積を図っていくという意味でございます。 177 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 178 ◯市長(山下 真君) 確かに、徒歩のレベルでは人の行き来があるというふうには思いませんけども、例えば奈良交通のバスでも、東生駒で、一回、人を降ろしてから生駒駅に来るようなバスもございますし、ふれあいセンターに行くバスも東生駒駅、生駒駅、両方で人を乗せてからふれあいセンターへ向かっていますし、福祉センターに行くバスもそういった形で運行されておりますし、現在、消防本部は東生駒駅が最寄り駅ということでございますし、今ご議論いただいています新病院ができれば、当然、東生駒駅と生駒駅の行き来というのもバス若しくは電車で当然なされていくというふうに思いますので、今後、徒歩レベルではちょっと歩くと遠いですけども、電車やバスのレベルでは東生駒駅と生駒駅の行き来というのは、今後、病院等ができれば増えていくんじゃないかというふうに思っておりますので、そういった意味で「一体となった」という言葉をご理解いただければ幸いでございます。 179 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 180 ◯委員(樋口清士君) 要は、具体的にイメージをお持ちならば、そういうイメージをここに明確に書くべきやということを言っているんです。それが間違いやとか合っているとかそういうことではなくて、そういうものをやっぱり具体的に、この拠点というのはどういう役割を果たしていくのか、どういうことで人を呼んでくるのか、どういうことで地域間あるいは空間の中で人が動くのか、そういうものがイメージでとらえられるようなものをこの中にきちっと書き込むことが必要じゃないかということで申し上げているので、そこはちょっともう一工夫、もしできるのであればやっていただきたいということ。  もう一点、拠点ということにこだわってちょっと言いますと、基本計画の中に拠点整備というふうにありますね。ここには、項目として駅前の話と、この前申し上げたので、南生駒駅なり北生駒駅なりということで書かれている部分が出てきた。学研というのも拠点として位置付けられているんですね。となると、都市拠点とこの拠点ということの違いというのは何か意識されているんでしょうか。 181 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 182 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 都市拠点の方は、生駒市全体をとらえて、どういうふうにするかというところでありまして、こちらの方は、ポイント的に今の重要なところ、整備していくべきところを小分野の方で2点、出させていただいております。 183 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 184 ◯委員(樋口清士君) 計画・構想というのは一連のものですね。要は、言葉遣いによって、これが何かということをやっぱり前へ戻って見てみたときに、例えば拠点という言葉があるところを見たときに、要はそこにないと。非常に分かりにくくなるので、そこは整合性と言うのかな、全体の整合性を持って言葉を使っていく必要があるんじゃないかと。もし拠点ということで何らかの位置付けを持たせるのであれば、この図の中に拠点というのは1個入れていかないといけない話になりますね。その辺もちょっと意識して言葉を使い分ける、あるいは図化する、文章化するということを考えていただきたい。ちょっとその辺の整合というのを、今一度、もう一回見直していただけたらいいかなというふうに思います。  それと、もう一点、都市軸というところです。この図の中で、都市軸というのは恐らく、人の住んでいるところなりをつないでいって、人の流れみたいなものをつくり出していく部分、あるいはその軸を中心にして市街化なりを展開していくところというようなことで位置付けられると思うんですけれども、このときに、この図の中で田園エリアというのがありますね、これは恐らく集落と田園、里山というのが一体となったようなエリアだろうというふうに想像できるんですけども、都市軸から外れた、要は人の流れがイメージできないようなところが幾つかありますね。この辺りをどのように考えておられるのかなと。何か、要は図としての整合性と言うのか、つじつまが、この辺、どうも合っているような、合っていないようなというところなんですけども。 185 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 186 ◯企画政策課長吉岡源裕君) このイメージ図の基本とさせていただいているのは、緑の基本計画も含んだ形での図を出させていただいているんですけども、やはり今の都市の軸、それプラス将来的な軸ということになるとは思うんですけども、現状のところとしては、イメージとしてはこういう形でございました。答えになっていないですが。 187 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 188 ◯委員(樋口清士君) 要は、これ、恐らく都市軸と書いているのは、幹線道路というふうに書いていますから、幹線道路沿いでないところ、そこから外れているところは特に軸として何も見えていないということだと思うんですが、これは計画なり構想ということでの図ですよね。そしたら、人の流れをここへつくっていくということをもし意識されているのであれば、幹線道路があろうがなかろうが、そこは軸なんですね。そういう位置付けをして、そこに道路を造るのかどうかは別としても、例えば足の確保をしていくとかというようなことが、実は計画として具体的に出していかないといけない。そこの考え方と都市軸という言葉の定義とがちゃんと合っているのかどうかということで、もう一度そこは見直す必要があるんじゃないかなと。要は、具体的に施策がくっついてくるものとしてここの図の中にいろいろ展開されていると思いますから、そこがきちっと合うのかどうか、あるいは、なければ、それを施策として追加しないといけないということも実はあると思うんです。そういう点で、もう一度そこを見直していただければ結構かというふうに思います。これについて、何か、もしございましたら。 189 ◯委員長稲田欣彦君) 中田部長。 190 ◯企画財政部長(中田好昭君) ちょっと高度な質問かなと。これは10年後をにらんだ土地利用の部分なんですけども、要は、現状の地形を生かして、あるいは特に生駒は南北に弱いと言われている道路網の部分があるんですが、これを委員さんは、やはり将来的な構想であれば、その軸を明記し、将来的において構想として出していくべきやという論の部分まで踏み込んでということをおっしゃっているんでしょうか。 191 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 192 ◯委員(樋口清士君) 交通ネットワークで、この地域とこの地域をつないでいきましょうというようなことで何か考えているのであれば、それを一定軸として位置付けていく、要は、軸として位置付けたから施策としてこういう道路を造ります、あるいは公共交通を走らせますというようなことで具体化していくわけですね、多分そういう意味合いで軸というのは使っておられると思うので。であれば、田園エリアというところに人がおって、そこの足を確保するというような発想がもしあるのであれば、そこは軸として一定位置付けていく必要があるんでしょうということで、そういう観点から、きちっとこの図がそういうことを配慮して作られていますということであれば、それはそれでいいんですけども、もしそういうことで、まだ考慮すべき部分が残っているということであれば、そこはもう一回検討をしていただければ結構かなということで申し上げているということです。 193 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 194 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 田園エリア的な部分につきましては、市よりも、今のところ、実を言いますと県道の方が主となるべきところでございます。その辺につきましては、道路のところで、ほかの団体とも一緒に道を良くしていくということについては書かせていただいているつもりでございますし、南北の幹線が弱いということについても出してきているつもりでございます。 195 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 196 ◯委員(樋口清士君) もし、市が直接、事業の主体となり得ないということで都市軸としては明記していないということであれば、そこは別途、都市軸として書いても別に問題なくて、そこは明確に位置付けて、県に対して働きかけをしていくとか、共同してやっていくとかということで、事業の方にそれが反映しているのであれば、そういう位置付けでいいんじゃないかなというふうに思います。  その話はその辺にしておきまして、もう2点だけちょっと申し上げたいんですが。  1点は、ちょっと簡単な話と言うか、細かい話で、15ページのところです。  文化・スポーツ活動の推進というのがありますが、ここは文化振興に関する事項とスポーツ・レクリエーション活動の振興というところにかかわる部分ということで2つのことが書かれている部分ですけれども、最初の出だしのところ、「市民力を生かした個性豊かな文化の創出と『ふるさと生駒づくり』に向け」、これは文化振興の目的としているところかなというふうに思うんです。となると、その2つ目のスポーツ振興、レクリエーション振興というところについての目的・目標というのが実はここには書かれていないんです。でも、文化振興とは目的を異にするものだというふうに思いますし、前の一文というのは恐らくスポーツあるいはレクリエーションというところまでを含んだものでは多分ないと思いますから、ちょっとそこは再考いただければなというふうに思います。それは指摘だけにとどめておきます。  もう一点、ちょっと大きな話と言うのか、全体の話で、施策の大綱というところなんですけれども、これは全体を受けての話なんですが、要は、基本計画の中で結構いろいろ細かく書かれていて、かつ、その中で重要なキーワードとか重要な考え方が、目指す姿とかというところも含めて書かれていると思うんですけれども、そこで、やはり大事な部分というのはこの大綱の中にきちっと網羅しておかないといけないだろうというふうに思うんです。両方をにらみながら見ていきますと、そこが結構抜けている部分があるんじゃないかなというふうに感じたわけです。  例えば教育の中では特別支援教育ということで基本計画の中には書かれていますけれども、これ、1つ柱を立てて書いているんですね。だから、かなり重要に思っていますよということだと思うんですが、そういうキーワードというのは大綱の中には出てこない。生涯学習の中でも、青少年と、わざわざ1項目を起こして書いている部分についてもキーワードとして出てこないと。あと、細かくいきますと、土地利用の話なんかですと、歩いて暮らせるコンパクトなまちの形成というような、これはまちづくりの非常に基本的な考え方にかかわるようなところが目指す姿の中にあって、そういうキーワード、そういう考え方というのが実は大綱の中には出てこないですし、交通ネットワークの整備みたいなところでいくと、公共交通への利用転換、これは、もっともっと自動車利用から公共交通利用に転換していきましょうと、かなりドラスチックな考え方の変化だと思うんです。そこが大綱の中には見えてこない。ほかにも、細かくいくと幾つかそういうものがあるんですけれども、そういうことで、要は基本計画の中でせっかくいい考え方を述べているのに、非常に大事な考え方が大綱の中に反映されていない。作り方としては大綱があって基本計画なんですけども、せっかくブレークダウンしていったときにいい考え方が出てきているのに、それが今度フィードバックされていないんですね。ここはもう少し見直しをかけていっていただく必要があるんじゃないかなと。せっかくいいことを書いていても、構想の中でそれがどんどん抜けていってるというのは非常に問題だと思いますので、そこはちょっと見直すべきだというふうに、これは指摘しておきます。これ、直す余地というのはあるんでしょうか。 197 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 198 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 基本的なところでございますので、この辺についてはちょっと無理かなというふうに感じております。 199 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員。 200 ◯委員(樋口清士君) 審議会の中では多分無理だということだと思うんですが、また行政の手に渡った段階で、行政計画とする段階でもう一度そこは吟味をしていただければというふうに思います。 201 ◯委員長稲田欣彦君) 樋口委員はそれでいいの。 202 ◯委員(樋口清士君) 結構です。 203 ◯委員長稲田欣彦君) ほかに。塩見委員。 204 ◯委員(塩見牧子君) 2点ほど伺いたいんですけれども、まず、基本計画(案)の31ページの保育サービスなんですけれども、右下の行政の項目で、下から2つ目の●のところ、「学童保育児童が安全で衛生的に過ごせるような環境を整備する」とあるんですけれども、このページ、学童保育だけではなくて保育園も含まれていますよね。保育園に関しての衛生面での記述がないんですけれども、併記する必要はないんでしょうか。 205 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 206 ◯企画政策課長吉岡源裕君) ごもっともでございますけども、ちょっと考えさせていただきたいと思います。 207 ◯委員長稲田欣彦君) 塩見委員。 208 ◯委員(塩見牧子君) 入れていただく方向で考えていただけるということでよろしいですね。 209 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 210 ◯市長(山下 真君) 多分、想像ですけども、取組の方で大規模学童の分割というのがあるから、役割分担のところで、多分、学童保育だけを挙げてあるんだと、これは勝手な想像ですけども、思うんです、取組の方ではっきり具体的に明記していますから。  ただ、安全で衛生的に過ごせるような環境整備というのは、学童保育のみならず保育所でも当然重要なことでございますので、ご指摘を踏まえて、そういった方向で検討してまいりたいと思います。 211 ◯委員長稲田欣彦君) 塩見委員。 212 ◯委員(塩見牧子君) 2点目は、基本構想の17ページ、(3)の医療サービスの充実なんですけれども、これ、新旧対照表で拝見いたしますと、「地域完結型の医療を整えるために病院の建設を計画している」ということで、元々の「新病院の建設と適切な運営を促進していく」という、そういう表現がこの表現に書き改められたということなんですけれども、これを受けての基本計画の方、85ページですね、これも書き換えられておりまして、「地域の医療連携の中核的存在となる病院の建設、運営を推進します」、これが、「地域の医療機関、診療所等との連携体制の強化を図ります」と、こういうふうに変わっているんですけれども、今、非常に市立病院を望む市民の声が強くて、先日の読売新聞の報道などでも50人中46人がこの市立病院の建設を望んでいるというような結果が出ておりました。ちょっとこれ、新病院ということが何か非常に影が薄くなってしまった表現に改められているんですけれども、まず、どういういきさつでこのようになったのか、お答えいただけますか。 213 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 214 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 新病院の建設なんでございますけども、審議会の中では、基本構想として出していくときにどういう表現がいいのかということで、かなりこの辺についてはご論議をいただいたところでございます。当初、実を申しますと、12月1日の案が2月13日の案に変わりまして、後の審議会におきましても、変更するかどうかということでまたご論議をいただいたという点でございます。  ただ、実際、病院の建設につきましては、本当にやっていくのかどうかというところが、絶対にやっていくというふうには今のところなっておりませんので、議会のご議論もございまして、決定していないというところから、やはり地域完結型という、これは病院の建設も含むと言うか、地域で完結できる医療体制を構築するという意味合いですので、そう記述していこうというのが審議会のご意見でございました。 215 ◯委員長稲田欣彦君) 塩見委員。 216 ◯委員(塩見牧子君) 市立病院の建設というのは市長の公約でもあるんですけれども、これ、やっていかないんですか。 217 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 218 ◯市長(山下 真君) 私は当然やっていくつもりですけれども、審議会の中で市の原案について強い異論があったというふうに聞いておりまして、審議会の原案どおり議会に上程させていただくかどうかは別問題であると、このように考えております。 219 ◯委員長稲田欣彦君) 塩見委員。 220 ◯委員(塩見牧子君) これをお知りになった市民はちょっと残念がるだろうなというふうには推測いたしますが、そういう市長のご見解でしたら、ここはこれで結構です。 221 ◯委員長稲田欣彦君) ほかにございませんか。浜田委員。 222 ◯委員(浜田佳資君) 基本計画の32ページなんですが、保育サービスのところで、待機児童数の変遷、関連データと挙げられておりますが、これ、上の現状と課題のところで、平成20年2月に1園、4月に2園の市立保育所が新たに開所という大きな変化があるんですが、それが反映されていないので、現状の把握としてちょっとこれでは不十分じゃないかなと思うんです。それによってどうなったのか。また、近年どこでも行われているのは、今の不況によってニーズが非常に増えていってるということがあります。それが生駒市ではどういうふうに反映されているのかということで、この保育サービスに関しては生駒市がどう臨むのかというのが出てくるんじゃないかと思うんです。そこら辺の分析とかはまだ反映できないんでしょうか。 223 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 224 ◯企画政策課長吉岡源裕君) これ、ずっと1年ぐらいかけてやってきた中では、このデータでいかせていただいたわけでございます。その上で、現状と課題ということで、その議論があるということを触れさせていただいた上で、まだ、必要なときには必要な保育サービスが受けられるという目指す姿に向けてやっていくということで今のところはやらせていただいているところでございます。 225 ◯委員長稲田欣彦君) 浜田委員。 226 ◯委員(浜田佳資君) それで、ほかのところにも関連するんですが、現状値という数字の指標、そのところで、平成18年、この31ページもそうですけど、物によっては平成18年、平成19年、平成20年といろいろばらばらになっているんです。できるだけ最新の数字であることが望ましいと思うんです。6月議会に提示されるにしても、それまでだったら平成20年度の数字、かなり反映できるのではないかと思うんです。そういったことはされるんでしょうか。 227 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 228 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 根本的に変更になっていく分につきましては、数値的な分についても変える必要があるかなとは思うんですけども、やはりこのデータを基にこれを作っていってます以上、新しいデータでかなり違いが出れば別ですけども、それによく似た数字であれば、やはりこのままでいかせていただきたいというふうに考えております。 229 ◯委員長稲田欣彦君) 浜田委員。 230 ◯委員(浜田佳資君) 資料によりますと、平成19年度の3月1日現在での待機児童数が148と出ているんですが、それ以降に3園、保育所が開設されて、それで余り大きな変更がないということになると、これはどうかなということもありますので、そこら辺、またちゃんと分析してやってほしいなというふうに思います。  それと、同じく32ページの、ちょっと細かいんですが、分からないので聞きたいんですけど、行政が主体的に実施する取組の上から3つ目の●のところで、保育所に入所している子どもの就学に向けて、その後に幼稚園ということがあるのがちょっと分からないんですけど、学校との連携というのは当然のことだと思うんですけど、ここになぜ幼稚園があるのかなというのが、細かいんですが。 231 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 232 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 幼稚園も学校の方に就学すると。保育園も就学すると。そういう意味合いでございます。 233 ◯委員長稲田欣彦君) 浜田委員。 234 ◯委員(浜田佳資君) 保育所と幼稚園との積極的な連携というふうに読めるんですが、そういう意味ではなくて、幼稚園と学校との間ということなんですね。それやったら、ちょっと表現を正確にしてほしいなというふうに思います。 235 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 236 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 就学につきましては、幼稚園からの就学と、それから保育所からの就学の子ども、両方ございますので、その辺の連携ということもここに入れさせていただいているつもりでございます。 237 ◯委員長稲田欣彦君) 浜田委員。 238 ◯委員(浜田佳資君) そのようにはちょっと読めないので、そのようにしてほしいと思いますが。  それで、ここの保育サービスだけじゃなくて、この分野、子育て支援も含めての問題は、初めの基本構想の中にもありますが、特に若い人たちの環境の問題、子育て世代の雇用問題も含めてかなり重要になっている。この問題は、若い人たちだけの問題じゃなくて、市の財政にとっても、要するに共働きしたい世代が共働きして、ちゃんと稼いでいただいて市に税金を納めていただくということで、市の財政の方にもかなりこれは重要で、こういったことは、生駒を、子育て世代がちゃんと働きながら子育てもしっかりできていくというまちにすることが、生駒のまちにとっての、市にとっても、それからその本人たちにとっても非常に重要なことだと思うので、ここら辺はかなり力を入れてやってほしいというふうに思っています。  それで、続いてほかの。 239 ◯委員長稲田欣彦君) 浜田委員。
    240 ◯委員(浜田佳資君) 基本計画の方の82ページのところでちょっとお聞きしたいんですけど、行政の今後5年間の主な取組のところで、市民・地域活動等・事業者が役割を果たせるよう支援する取組というふうに書いて幾つか挙げられておるんですけど、だれが支援するのか、その主体が今一分からないので、お聞きしたいんです。 241 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 242 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 当然、行政でございます。 243 ◯委員長稲田欣彦君) 浜田委員。 244 ◯委員(浜田佳資君) そうなると、下に行政が主体的に実施する取組ということでわざわざ分けてやっている、しかも黒い線の流れが、役割分担が市民・地域活動等・事業者との関連になっているので、ちょっと分かりにくいので、整理をお願いしたいと思うんです。 245 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 246 ◯市長(山下 真君) このパターンは、ほかのページも全部一緒なんですけど、市民・地域事業者の役割というのが、市民・地域事業者・行政の役割というのがその左側のページの役割分担というところに書いてあって、市民・地域・事業者の役割がスムーズに各主体で果たしていただけるように行政としてどんな支援をするかというのを右側のページの上の方でまとめていると。行政自身の、行政が実施主体となる取組をその下でまとめていると。こういう分け方でございますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。 247 ◯委員長稲田欣彦君) 浜田委員。 248 ◯委員(浜田佳資君) それでは、引き続いて、110ページのところなんですが、農業の問題はこれからの日本にとっても重要ですが、生駒市にとってもこれはなかなか、今まで位置付けとしてはかなり、どちらかと言うと小さい方だったとは思うんですけど、私は、これは今後にとって非常に重要な課題になると思いますので、ここにこれだけの項目を取り上げているのは非常にいいことだというふうに思っているんですけど、その中で、現状と課題の方でも具体的にどうしていくのかというのがちょっと見えにくいというところが1つあるんです。都市型近郊農業の取組、地産地消ということを挙げられていますが、それをほんまにどういうふうにしていくのか、もうちょっと具体化しないと分かりにくい。実際の展望が見えてこないんじゃないかというふうに思うんですが、そこら辺はこれ以上できます。 249 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 250 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 具体的には、行政が主体的に実施する取組の「地産地消を推進するため」というところですね。そこ以下に、一応、取りあえずこれからの方向性を出しているところでございます。 251 ◯委員長稲田欣彦君) 浜田委員。 252 ◯委員(浜田佳資君) その後の、一番下の●のところなんですけど、「市内に4ヶ所ある市民農園を運営することにより、遊休農地の解消を図る」というふうに書かれておるんですが、4カ所の市民農園を運営することによって遊休農地の解消を図れるとは思えないんですが、これはちょっと違うというふうに考えますが、どうでしょう。(発言する者あり) 253 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 254 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 検討させていただきたいと思います。 255 ◯委員長稲田欣彦君) ほかにございませんね。八田委員。 256 ◯委員(八田隆弘君) ちょっと何日か前に、大阪で小学校4年の子が気の毒な事件と言うか、ありまして、本当にあの子を救えなかったかなと思うんですけども、そういう意味で、37ページの学校教育のところなんですけども、家庭、またああいう事件で、地域の方が警察にも連絡したという報道も出ているんですけども、やっぱり学校、とりわけ教師がもしあの子の様子をしっかりと見ていれば、ひょっとしたら救えたかなという思いがあるんですけども、その中で、38ページの一番上の方で、教職員の質的向上を図るという、あと、それ以下、つらつらとハード面での充実はいろいろと書いていただいているんですけども、教師の質的向上を図るというこの一言だけじゃなくて、もうちょっと切り込んだ、教師の質を上げるための文言と言うか、この辺の切り込んだ文言というのは加えられへんのかなという思いがあるんです、この一行と言うか、一文だけなんですけども。子どもにとって教師というのは本当に、ほとんど教師にかかってくると思うんです。その教師の質を上げるために、何かもうちょっと切り込んだ言葉というのはないのかなと感じたんですけど。 257 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 258 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 生駒市の基本計画でございます。教職員の方は基本的には小中学校については県の職員さんでございまして、市として積極的にその質的向上を図ることを主体的に実施するのは、質的向上を図るのは絶対それは大事なんですけども、市が100%、こっちから言える、それは県さんと一緒にやるべきことなので、その辺についてはこういう形で記載されております。 259 ◯委員長稲田欣彦君) 中田部長。 260 ◯企画財政部長(中田好昭君) 今、課長が言いましたように、雇用形態が、人事関係はそうなっておりまして、ただ、教職員の指導については市教委も当然絡みます。今現在、やっぱり教員についてはクレーマー、要するにいろんな苦情処理とか学習指導要領の改訂等で多忙な部分がありまして、いろんな支援、人的支援ということでサポーター、臨時的に非常勤の職員を送っております。その中の余裕的な部分があれば、ある程度対応と言うか、目線的な部分も余裕があればという環境もあると思うんです。そういう環境をある程度整えていかないと、教員の指導のみではなかなか今おっしゃった部分の解決というのは難しいのかなと。だから、この辺、両面を市教委も県教委と連携しながら対応していくことは必要かなとは思っておりますので、ここに明記するというのは、なかなかその部分は難しいかなと思います。以上です。 261 ◯委員長稲田欣彦君) ほかにございますか。  井上清議員、またバッジ付いていませんね。  ほかに委員さんはもうございませんか。              (「なし」との声あり) 262 ◯委員長稲田欣彦君) それでは、ないようでございますので、これにて委員による質疑等を終結いたします。  暫時休憩します。              午後2時51分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後3時0分 再開 263 ◯委員長稲田欣彦君) それでは、休憩を解いて会議を続けます。  次に、委員外議員による質疑等に入ります。  質疑等ございますか。上原議員。 264 ◯委員外議員(上原しのぶ君) 二、三点、お願いしたいんです。  ちょっと表現の仕方なんですけれども、基本構想の「はじめに(策定の趣旨)」のところの表現なんですけれども、2段落目のところで、地方分権の進展によりうんぬんとあって、「高齢化等に伴う税収の伸び悩みや社会保障費用の増大」とあって、またずっとその段落の終りのところに「高齢化が急速に進展し、税収が伸び悩む状況に」あると。何か高齢者が税収の減額の責任をとらないかんような、ひがんでとったらね。ここの表現、今、経済不況で非常に税収が落ち悩んでいるというのはだれが見ても分かるんですが、高齢化だけが原因じゃないでしょう。だから、その辺、表現の仕方をちょっと考えていただけないかなと思うんですが、どうでしょうか。 265 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 266 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 最初のところ、「地方分権の進展により」から「激しさを増しています」までは一般論として書かせていただいている分で、それ以下については本市の現状でございます。都市の発展を支えてきた住宅地において高齢化が急速に進展し、それが、税収が伸び悩む状況ということで、すべてかかってはおりません。 267 ◯委員長稲田欣彦君) 上原議員。 268 ◯委員外議員(上原しのぶ君) 事実だと思いますよ、これは。事実だと思うんですけれども、やっぱり高齢化、高齢化という言葉が2つ重なるとあれなので、ちょっと表現の仕方を工夫していただければということで私の意見を申し上げただけですので。 269 ◯委員長稲田欣彦君) 上原議員。 270 ◯委員外議員(上原しのぶ君) その次は、計画案の87ページなんですけれども、高齢者保健福祉のところです。  目指す姿というところで、3つ目に「介護保険制度の運営が健全に維持され、質の高いサービスが提供されている」とあって、それから、そのページの下のところ、行政のところで介護保険制度についてうんぬんとあって、制度の理解と啓発を継続すると書いてあるんです。介護保険制度というのは、これ、3年ごとの見直しで、見直しの度に、私の立場から言えば後退している部分があるんです。そのときに、運営が健全に維持されるということが一体どうなのかなということが問題あるのと、最初の部分で「窓口での適切な説明やパンフレット等を作成する」、ここまではいいんですけれども、「制度の理解と啓発を継続する」というのは、何か高齢者の介護を必要とする人が制度に合わさないといけないような印象を受けるんです。そうじゃなくて、介護保険制度というのは、介護が必要な人が必要なサービスが受けられる、だから、行政から言えば、必要な人にサービスをきちっと提供できる体制をとるということが大事だと思うんですが、これも受取方の問題かも分かりませんが、ちょっとこの辺も表現の仕方がどうかなと思うんですが、どういうふうに考えておられるか、お聞かせください。 271 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 272 ◯企画政策課長吉岡源裕君) 介護保険制度につきましては、生駒市といたしましては法にのっとりましてやっております。その上では、今の制度が健全に維持されてサービスが提供されているのがやっぱり目指す姿でございますし、その上で、制度自身について理解を得るということが行政の役割であると考えております。 273 ◯委員長稲田欣彦君) 上原議員。 274 ◯委員外議員(上原しのぶ君) 法にのっとってやるということは当然のことなんですが、介護保険制度というのは自治体が実施者になるわけですから、やっぱりこういう総合計画というのは住民が主人公の立場に立っていただくと、受ける側が安心して介護保険制度が利用できるという、そういう印象があるような、そういう文章に。多分、吉岡課長がおっしゃっていることと私が言わんとしていることの意味は同じだと思うんですが、表現がね。だから、平たい言い方をすれば、必要な人が必要なサービスを受けられるような体制をとるとか、そういうふうな分かりやすい、易しい言葉にしていただけたら。何かこの「制度の理解と啓発を継続する」、制度の理解ということは、制度はこうなんだからこれを理解しなさいというふうに行政から介護を受ける人に押し付けるような印象に受け止められないこともないので、その辺、ちょっと意見として言わせていただきます。 275 ◯委員長稲田欣彦君) 答えは。 276 ◯委員外議員(上原しのぶ君) 結構です。 277 ◯委員長稲田欣彦君) ほかに。角田議員。 278 ◯委員外議員(角田晃一君) 1点だけ。  37ページ、38ページの学校教育、目指す姿の中の◎の2つ目に自己有用感と。自己有用感という言葉が38ページにも幾つか散見されるんですけども、これは平たく言いますと、命の大切さを知る心とか、自他共に命を皆で大切にしなきゃいけませんねと、こういうような意味合いの言葉だと思うんです。まずそこの確認をちょっとさせていただけませんか。 279 ◯委員長稲田欣彦君) 吉岡課長。 280 ◯企画政策課長吉岡源裕君) そのとおりでございます。 281 ◯委員長稲田欣彦君) 角田議員。 282 ◯委員外議員(角田晃一君) ありがとうございます。  それで、行政用語というのは難しい言葉が本当に多くて、行政の方は専門家ですから、専門家として日ごろ使い慣れて、それがこういう表現になってくると思うんですけども、やっぱり先ほどから委員の方からもたくさん出ていましたけども、これはやはり市民が読んで、できればすっと頭に入ってくるような表現ということを、文章の問題、ロジックの問題もありますけれども、やはり述語、述語が分かりにくいと、なかなかきちんと市民の方に伝わりにくいというおそれもありますので、例えばこの一番下の注釈に付けていただくとか、何かそんなことで分かりやすいあれを心がけていただければ有り難いと。意見、それだけです。 283 ◯委員長稲田欣彦君) ほかにございませんか。              (「なし」との声あり) 284 ◯委員長稲田欣彦君) 市長。 285 ◯市長(山下 真君) 先ほど宮内委員から指摘がございました58ページのところの「市民がまちづくりに参加できる機会を設けます」という点につきましては、行政の今後の5年間の主な取組の市民・地域活動等・事業者が役割を果たせるよう支援する取組の2番目の●のところで、学研高山地区第2工区というのもここに入れていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 286 ◯委員長稲田欣彦君) 宮内委員、ご理解いただきましたか。 287 ◯委員(宮内正厳君) はい。 288 ◯委員長稲田欣彦君) それでは、ほかに質疑等がないようでございますので、これにて委員外議員による質疑等を終結いたします。したがって、本件につきましては聞き置くことといたします。  以上で本日の審査事項はすべて終了いたしました。  これにて、生駒市総合計画特別委員会を終了いたします。              午後3時8分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。          生駒市総合計画特別委員会委員長   稲  田  欣  彦 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. 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