回答の主な
内容といたしましては、1点目、
白紙撤回方針については
事業計画288.4ヘクタール、
計画人口2万3,000人の
事業計画案に対してのものであること。2点目、
学研高山地区第2工区の
宅地開発について、おおむね200ヘクタールを
現状のまま残し、かつ
都市計画道路の見直しによって
環境保全により一層
配慮され、
本市の
費用負担が低く抑制される
計画であれば、
本市としても具体的な
調査検討を進めるとともに、
都市再生機構及び奈良県と真摯に
協議し、早期に成案を得られるよう努力する旨の
内容であります。
以上が
前回の
北部地域開発特別委員会以降の
状況報告でございます。よろしくご
審査賜りますようお願い申し上げます。
5
◯委員長(
下村晴意君)
説明は終わりました。
本件についてこれより
委員による
質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
渡辺委員。
6
◯委員(
渡辺ますみ君)
ただ今のご
説明を受けまして1つお尋ねしたいんですけど、
最初の
基本協定に基づくという、確かにこの
数字はそうなんですけど、実は
平成17年8月10日に
UR本部からの
高山地区まちづくりについての案ということで、こういった変更というか、こういった案が出されているのを
市長は
ご存じですね。
高山地区まちづくりについて(案)、これは
平成17年8月10日の
UR本部から出されている
資料なんですけれど。毎回、
市長は、もちろんこの
基本協定に基づく288ヘクタール2万3,000人の
開発ということでおっしゃっていますけれど、こういった案が出されているんですね。その中の案によりますと、
面積は288.4ヘクタール、
計画人口は1万3,000人、これは
検討中ということなんですけど、そういった
数字も出されているんです。そういうことはどこまで
ご存じなのか、ちょっとお尋ねしたいんですけれど。
7
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
8
◯市長(
山下 真君) これは
新聞報道もされておったと思いますので、これは存じておりました。
ただ、
人口につきましては、ここにも
検討中と書いているとおり、まだ具体的に定まったものではないというふうに
認識はしておりました。
9
◯委員長(
下村晴意君)
渡辺委員。
10
◯委員(
渡辺ますみ君) もちろんそうなんです。これは
検討中ですし、それだから
生駒市、みんなと
検討していきましょうという案なんですね。これに対して、あくまでも2万3,000人という
人口の
数字を
市長はおっしゃっているので、
一般の
市民の
人たちは、そんな
開発、あそこを全部
開発するというような印象がいまだにぬぐえないんです。(発言する者あり)もちろんそうなんですけど、その
開発は
反対、
反対ということで、私
たちの
地域の
人たちも、それは時々言われることなんですけれど。
私は何を聞きたいかというと、ちょっと
最初に戻って、まず
市長が考えている
高山地区の
まちづくりということの概念、コンセプトなんです。
白紙撤回は
マニフェストでよく分かっています。あそこは、ただ、それこそ何もしないで触らないでそのまま残しておくということの
マニフェストは見たことがありますけれど、そのままでいいのか。
高山地区に対するこれだけの議論がある中で、本当の夢というんですか、あの
地区をどういうふうにしたいという
基本にちょっと立ち返ってもらって教えていただきたいんです。その
言葉が欲しいんです。
11
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
12
◯市長(
山下 真君) 288ヘクタールの
予定地のうち、仮に一部
開発するとすれば、
学研北生駒駅に近い南部の方、奈良先端科学技術大学院大学の周辺ということになろうかと思います。それより
北部につきましては、
オオタカの
営巣地があるといった
関係ですとか、あるいは、駅から遠く、
一般の
住宅地としての
市場性といった点ではちょっと劣るといった面もございますので、
現状のままそれを残すとか、あるいは既に田んぼや畑になっておるようなところについては、今後、何らかの形で
農業後継者がいないようなそうした田畑については会社を定年退職した人とか、あるいは週末だけ
農業をしたいといった人が
市民農園のような形で利用できるように、そういう形を考えるとか、あるいは、山林となっている
部分については、これもなかなか、
土地所有者は
都市再生機構であったり、市外の方であったりしますので、その
方々に間伐とか
下草刈りをしていただくというのは難しいでしょうから、
里山保全のボランティアとかNPOとか、そういう
方々のご
協力を得ながら、また市もそれをバックアップして
保全をしていくといった形で、
宅地開発等をする
部分以外は、そうした形でできる限り
現状のまま保存をすると。
ただしかしながら、
現状のままとはいいましても、
里山というのは人の
手入れが入って初めて維持できるものでございますから、そうした
手入れをするための体制も確立していかなければいけないというふうに考えておるところでございます。
13
◯委員長(
下村晴意君)
渡辺委員。
14
◯委員(
渡辺ますみ君)
市長が就任して以来、これはずっと私
たちとの話合いをしているんですけれ
ども、約1年
たちまして、
協力を
白紙撤回ということから大分進んできて、今回のおおむね200ヘクタール以上を
現状のまま、この
回答に対して、今
市長がおっしゃったような、それを具体的に
URの方に提案するとかそういったことをこれから続けていってほしいとは思うんですけれ
ども、もう一つ、今の
お話で分かったのは、まるっきりの
白紙撤回じゃなくて真摯に
協議に努めたいと考えているということで、これは是非これからも進めていってほしいということをお願いしておくんですけれど。
里山の
保全エリアで、
オオタカの話、私もこの前しましたけれど、たまたま
オオタカの話をしているその次の週辺りに、絶滅のおそれの46種の中から
オオタカが外されたという
記事があったんですけれど、これはちょっと余談になるんですけど、私のうちの
近所の
真弓小学校のポプラの木の上に
オオタカがぱっと飛んできたんです。私が見たんじゃないんです。
近所の人が見て、
写真も撮ってあるんで、これは本当に
オオタカかなと思うんですけど、今日はそれ、持ってきませんでしたけど、これは絶対
オオタカだよという話をしながら、それでこの
記事を見て、
オオタカというのも結構こういった人のいるところでも飛んでくるんだなという話はしていたんです。これは素人の目で見た話で、
写真もちゃんと撮ってはあるんですけど、すごい立派な鳥だったという話はしていました。
前回では、20ヘクタールの
オオタカの
保全エリアでは不十分であるからというような
お話もされていましたけれど、今の
市長の話を聞いて、これから真摯に
URとの
協議を進めていってほしいとお願いしておきます。まずそれで終わっておきます。
15
◯委員長(
下村晴意君) ほかに。
井上委員。
16
◯委員(
井上充生君) 今、この
回答文、初めてもらったんですけ
ども、これ、日付は3月5日ですよね。なぜ今日なんですか。
17
◯委員長(
下村晴意君)
山本部長。
18
◯開発部長(
山本 昇君) おっしゃるとおりなんですけれ
ども。経緯で申し上げますと、実は2月8日に
UR、
都市機構の方から郵便で
文書が参りまして、2月19日に
市長と私と
平尾課長と3名で
URに行っております。そのときに口頭でご
説明申し上げた
内容は、先ほどご
説明したとおりでございまして、その段階においては、
URとの間で話がきちっとつくような話では一切なかったというようなこともございまして。その後、3月1日であったと思いますけ
ども、1日に
URの方から2月8日に出した
内容に対する具体的なことを
文書でくれというような
要請が参りまして、その
要請を受けて、どうしようかということで3月2日に
市長とも
協議をいたしましたわけでございますが、
URは、内部的な
関係もあって、どうしても
文書が欲しいということになったわけでございます。
ただ、市の方といたしましては、本日ここで
委員会をされるような話も出ておりましたし、この
内容につきましては、もう少し
文書を出すのは待ってほしいということで申しておったんですが、結果的に、
URはどうしても
文書が欲しいというようなことで、この
文書をお出しするのは3月5日
付けでお出しするけれ
ども、外部に出すのは今日の
委員会まで待ってほしいということで
要請をいたしまして、お出ししたという
状況でございます。以上でございます。
19
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
20
◯委員(
井上充生君)
URが今日まで待ってくれと言われたんですか。(発言する者あり)ちょっと待って。
21
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
22
◯委員(
井上充生君) これ、3月5日に
文書を出されて、3月8日に2人がこれに関連して
一般質問している。月曜日かな、
常任委員会は。月曜日に
常任委員会もあったと。この
内容についてかかわる
議会で、それだけのことがやられて、それまでに普通はこれ出さないと。前も
文書を隠ぺいされて出さなくて、
議会に出してもらえなくて、今後はそういうことのないようにということであのとき
市長は言われたんですよ。今回、当日になってこれを出されるというのはどういうことなのかということをお聞きしているんです。
23
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
24
◯市長(
山下 真君) 隠ぺいというお
言葉を使われましたけど、別に隠ぺいするつもりはございませんで、今日の
委員会までにお渡しをすればいいというふうに思っていたわけでございます。(発言する者あり)
25
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
26
◯委員(
井上充生君) 先日の
一般質問で、なぜ今回に
限り文書で
回答せず
市長が行かれたのかということを私、聞きました。そのときに
市長は、車で行けば30分ぐらい、
文書の
回答を何遍も繰り返すというのは非常に事務的といいますか、人情味がないといいますか、やはりそれは会いに行って、相手の目を見て話をすれば分かり合えるものかなと思い、参らせていただきました次第ですと言われた。このときにこの
文書を出しておられるわけでしょう。これ、3月8日です。なぜ今回は
文書で出さずに行かれたんですかいうことを私は
一般質問でお聞きしたんです。これ、全然違うじゃないですか、答弁と。
この前に
市長の
姿勢を
一般質問で聞かせていただいたから、今日の
委員会では何も言うつもりなかった。今ごろこういう
姿勢で、また偽りの
回答をされるというのであれば、これ、議論しても仕方がないでしょう。このときに
文書出されていたんでしょう。3月8日ですよ。
27
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
28
◯市長(
山下 真君) そのご
質問に対する答えは、2月19日に私
どもが
都市再生機構に行ったのはなぜかという、そういうご
質問だったと思いますので、そのときはこういうふうに考えて行ったんですというふうにお答えをさせていただいたわけでございます。(発言する者多し)
29
◯委員長(
下村晴意君) ほかにございませんか。
井上委員、いいですか。
30
◯委員(
井上充生君) 言いようないでしょう、こんなふうになってきたら。議論しようがあらへん。
31
◯委員長(
下村晴意君)
上原委員。
32
◯委員(
上原しのぶ君) ちょっと
基本的なところをきっちりともう一度確認させていただきたいんですが、私も、まだ
山下市長じゃないときに、
都市再生機構が、当面、
開発面積を縮小するという国会での
質問のやり取りもあって、じゃ、
生駒市としてはどう考えるのかということを
質問しております。けれ
ども、今ここで確認したいのは、288ヘクタールというその全面的な
開発を
URは中止という
方針はまだ出していないでしょう。そこのところ。
33
◯委員長(
下村晴意君)
平尾課長。
34
◯北部開発課長(
平尾嘉宏君) まだ
URはそのような判断は下しておりません。
35
◯委員長(
下村晴意君)
上原委員。
36
◯委員(
上原しのぶ君) ということは、やはり288ヘクタールの大
規模な
開発ということは視野に入れておられるということなんですね。
私は、この
都市再生機構の
開発の手法といいますか、その
やり方が
一般の民間の
大手ディベロッパーが
開発する
やり方と大きく違うのは、
公共公益施設の
整備を、結局、
地元自治体に
負担をさせて、そして、
自分たちは
宅地開発をしていくということで、私は、
公共公益施設とかいう
先行投資が非常に大きくなって、これが結局
住民負担になってくるということだと思うんです。その辺は、
都市再生機構については、
市長はこういうふうに3分の2ぐらいは残してほしいという
文書は出されておりますけれ
ども、そういう
地元負担については、この
文書を私、今持っているんですけれ
ども、18年4月26日に
説明した
資料ということになっているんですから、このまま、
公共公益施設については、やはり
地元負担があるというふうな
認識でいいんでしょうか。
37
◯委員長(
下村晴意君)
平尾課長。
38
◯北部開発課長(
平尾嘉宏君) 今、
上原委員ご指摘の
地元負担の件でございますが、これは、何も
都市再生機構が
生駒市に要求するというような
仕組みそのものじゃなくて、
土地区画整理事業法の中で、いわゆる第2条の趣旨の中で
都市計画区域において
公共施設の
整備、改善、
宅地利用の増進を図るため、
施工者である
都市再生機構と
地元自治体が
協力してやっていくという法に基づく
費用負担ということになります。その率については、
経済情勢によってそれぞれ変わってきますけれど、
URが私
ども生駒市に押し
付けの
費用負担を求めているというような
仕組みじゃございませんので、その辺、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
39
◯委員長(
下村晴意君)
上原委員。
40
◯委員(
上原しのぶ君) 押し
付けられているのか、自主的にするのかは別といたしましても、私は今回のこの
開発が仮に半分になったとしても、やはり
地元負担という
先行投資はすごく多いと思うんです。それから、
京阪奈新線が開通したといっても、やはりすぐ駅に行けるわけではないですし、いつだったか、
一般質問の中でもあったかも知れませんけれ
ども、けいはんな線が開通したことによって、結構、
生駒市に
税金が入っているんじゃないかという、こういう
質問もあったと思うんですけれ
ども、駅ができて直ちに
税金が入ってくるのと、
宅地開発をして直ちに
住民税も入ってくるということは、確かに
固定資産税は入ってくるかもしれませんけれども、だけ
ども、やはりそこはきちっと見ていかないと、例えば2万3,000とか1万5,000という人が一斉にはり付くのであれば、それは
先行投資の分も幾分かは取り戻しできるかもしれないですけれ
ども、公的な機関がかかわる大
規模な
宅地開発というのは将来にわたって
住民に
税負担で
借金返しが残ってくるということ、これはきちっと慎重に取り組むべきということで、私
たちは一貫してこれは中止すべきであるという態度をとってきたんですけれ
ども。
この辺については、先ほど、何か
協議をして
地元負担とのということがありましたけれ
ども、ここに
公共下水道、高率補助と書いて64%とありますけど、例えばこういうものも話合いによってずっと低く抑えることができるんですか。(発言する者あり)
41
◯委員長(
下村晴意君)
平尾課長。
42
◯北部開発課長(
平尾嘉宏君) この高率補助64%と申しますのは、これは話合いで決めるものじゃございませんで、
UR、
都市再生機構が国の補助金を活用する際の、いわゆる国の制度としての高率補助という意味でございます。したがいまして、その率について施行主である
URが譲歩していただけるというようなことが
協議の中で生まれてくるのであれば、これはそれでいい話かもしれませんけれど、もともとの枠組みとしては高率補助64%というような制度がございますので、その枠組みの中で動いていくということになろうかと、かように考えております。
43
◯委員長(
下村晴意君)
上原委員。
44
◯委員(
上原しのぶ君) ということは、やはり
地元自治体の一定の
先行投資がなければ、この
開発は進んでいかないということだと思うんです。そういう
状況の中で、今、本当に経済的に厳しくなって、
生駒市の財政
状況も非常に厳しいという
状況の中で、まあ言うたら大きなかけをするような、こういう大
規模な
開発、これはやはり考え直さないといけないということを述べておきます。(発言する者あり)
45
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
46
◯委員(
井上充生君)
市長ね、先ほど言われたんですけど、3月5日のこの
回答文、これはいつの
質問文、照会文に対しての
回答になるんですか。これ、2月8日の照会文に対しての
文書回答ですよね。違うんですか。
47
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
48
◯市長(
山下 真君) はい、そこにも書いているとおり、2月8日
付けの
文書に対する
回答でございます。
49
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
50
◯委員(
井上充生君) だから、私が
一般質問したのは、2月8日
付けのこの照会文に対して、今回は
文書で
回答せずに行かれたのはなぜかということを聞いたんです。で、
市長が言われた答弁というのは先ほどの答弁なんです。違うじゃないですか。3月8日に
質問しているんですよ、私は。これ、3月5日に出されているじゃないですか。
文書で
回答されているんでしょう、ここで。
51
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
52
◯市長(
山下 真君) 2月8日
付けの
文書をよく読んでいただきたいんですけれ
ども、2月19日までに必ず書面による
回答を求めますというふうになっているわけです。私は、これに対して、書面のやり取りをしても余り建設的ではないというふうに判断をいたしまして、車で行けば30分程度の距離でもありますことから、この日に直接、
都市再生機構の学研事業本部にお伺いをして、
お話をさせていただいたと。そういう経緯がございましたので、なぜ書面で
回答されなくて当日、2月19日に行ったのかと、これは翌日の奈良新聞等で
報道されていますので、そのご
質問に対して、いや、今回わざわざ行ったのはこういう理由ですということでお答えをさせていただいたわけでございます。(発言する者あり)
53
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
54
◯委員(
井上充生君) 私が
質問したのは3月8日です。行かれて、3月8日までに
文書でも
回答されているんです。(発言する者あり)私はこの
文書で出されたということを全然知り得なかったんです、そのときに。(「
質問の仕方も変わってくるがな」との声あり)うん、今言われたとおりなんですよ。この
文書があれば、当日の
一般質問の
内容も変わってくるんですよ。私は、
一般質問しているときには、これを出されていないということで、その前提で
質問させていただいたんです。(発言する者多し)
それはいろんな議論がありますけ
ども、これ、議論以前の問題です。違いますか。これ、
議会に対しての
姿勢の問題だと思うんです。こういうものをされていたら議論の行方も全部変わってくる、
回答も違うじゃないですか、これ。一生懸命議論しても、
市長も
生駒市の将来のためにやられている。こちらも
生駒市の将来のためにやってる。一生懸命にやっていることが一体何になる。こんなことが続けば、今、この
委員会を開いても、じゃ、また何か隠してるのか、偽りの
回答なのかといったら、これ、議論にならない。
確かに国においても、地方においても、
議会をクリアするために政府も与党も野党も
理事者側もいろんな戦術を使いますよ、例えば審議不十分で強行採決したりとか、牛歩戦術使ったりとか、ボイコットしたりとか。しかし、それはそれぞれの信念、理念に基づいて
議会の中のルールの中でやられていることであって、その行為が良い悪いは別ですよ、だけど、うその
回答とか、こういう
資料を出さないというのはそれ以前の問題でしょう。
議会に
文書を出されないということ、これ、信念、理念に基づいてのことなんですか。
55
◯委員長(
下村晴意君)
質問事項は分かっておられますか。5日のこの
回答を5日に出さないで、どうして隠したというか、今になったのかということですので。
56
◯委員(
井上充生君) 隠したとしか思わざるを得ない。(発言する者あり)
57
◯委員長(
下村晴意君) 静かにしてください。
山下市長。
58
◯市長(
山下 真君) 別に、特に隠したとか、隠していないとか、そういうものじゃなくて、(発言する者あり)今日の
委員会までにお出しすればそれで十分間に合うということでございまして、それは、じゃ、今までの
生駒市の
やり方を見て、出した翌日に
議会に全部
文書を出しているというようなことがなされているわけですか。(発言する者多し)
59
◯委員長(
下村晴意君) 静かに。
井上委員。
60
◯委員(
井上充生君) 3月8日に小笹議員も私も、この件、第2工区に関して
一般質問をしますよという通告をしてるんです。
常任委員会においても、この第2工区は話合う、議論をする
委員会なんです。第2工区については、この特別
委員会だけが議論する場じゃないんです。予算に基づいて
常任委員会でもやるでしょう。当然それまでに出すべきでしょう。隠す必要がどこにあるかということです。
これ、今日審議する。今日もらって、いろんなことを調べようとしたって調べられないでしょう、朝もらって、じゃ、いろんなことを確認しようとか、何を聞こうとか、例えば自分自身で勉強しようとしたって、来て、これを見て、何これという感じだけで。違いますか。今日もらったんですよ、これ。だから、
姿勢の問題やからね。この
内容についてお聞きしたいことというのはいっぱいありますよ。だけど、これをまず解決してもらわないと、納得いくことにしてもらわないと。これ、
委員会の問題やで、全体の。
61
◯委員長(
下村晴意君) 酒井議長。
62 ◯議長(酒井 隆君) ちょっとその件で。実は、1日の誤差なんですけ
ども、昨日、私に当局からこういう
文書を配布、皆さん方に渡したいという
申入れあったんですけ
ども、1日の誤差ですよ。私はばっと
内容を見た結果、こんなん別に緊急でもないというように判断をいたしまして、レターケースへ
議会が終わったら入れといてくれと言うたのは、1日の誤算は私の責任なんです。せやから、それ以前の誤差は思いっ切り突いてもろうていいんですけど、今日当日、これ、レターケースに入ってたと言われると、ちょっと、(発言する者あり)おっしゃるとおりなんですけども、1日の誤差なんですけ
ども、
山本部長の方からこういう
文書をお渡ししたいと、昨日ちょっと
申入れがあったんですけ
ども、そういうことでちょっとだけ、1日の誤差だけ私の責任ですんで。
63
◯委員長(
下村晴意君) 西口
委員。
64
◯委員(西口謙一君)
市長、今の
井上委員のは、どう分かっておられるのかということ、
議会というところはずっと、
市長は初めて来られたものでもないわけです。議長も初めてではない。ずっと
議会はやってこられているわけです。その中で、例えて今言われる
一般質問に立たれるまでに5日に
市長が出される場合、本会議の前日に議長に
申入れして、ほんで、本会議のときに、その前に議長が議員を全部招集して、そして、そこできちっと
説明をされて、そして、今の
井上委員の
一般質問のときに答えるべきがルールじゃないかなと、こう思います。
そこで既に、それから先、また
常任委員会がありまして、特別
委員会以上に今度の
常任委員会は予算の問題がございまして、重いんです。これは特別
委員会です。報告だけでもどうしようもないんです。ところが、予算の
常任委員会でも、これ、何も触らなくて、そして、今の議長の
お話でしたら、昨日、届いてきたと。どうしようもないですわな、これ。
それに対して
市長は
議会をどう思われているか。この議員24名が重大な局面に、今、立たされたわけですので、おわびで済むのか、進退をどうするのか、重大なことですので、特に今の
市長は
マニフェストを掲げて、そして、いろんなところに、
マニフェストの中に、この中にもたくさん、私はこれをしましたとかいろいろ言われている中で一番根本の、今の
市長の根本の問題を、今、
井上委員が発言されているんですから、それをきちっと明快に、議員24人が分かりやすく、納得できる答えを今いただきたい。これが私の意見です。
65
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
66
◯委員(
井上充生君) 私がずっと言ってるのは、
一般質問の中でこの件について
質問しているにもかかわらず、このことを言っていただけなかったと。
市長、このことをお聞きしたんですよ、
文書で
回答されずに、今回に限りなぜ行かれたんですかと。これ、知り得ていたら、そのときの
質問はこっちの方に移ってたんです。この中身について
質問させていただいていたと思います、当然のことながら。そのときに、向こうで会われて、その中身に進展はなかったと。ほんで、
内容については言えないと。結局そこから議論が何も進まなかったんです、その件について。
いい加減な気持ちで私自身も
一般質問に取り組んでいるんじゃない。誠心誠意、
市長にぶつかっていってるんです。そこでその答弁が偽りだったと。偽りじゃないんですか。「
文書で出されないで行かれたのはなぜですか」「いえ、
文書でも出しました」というのが正解でしょう。(発言する者あり)違うんですか。(発言する者あり)
67
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
68
◯市長(
山下 真君) ですから、先ほど来申し上げていますとおり、2月19日までに
回答せよという、そういう
内容の
文書に対して、
回答されずに直接会いに行ったのはなぜかというのが
質問でございましたので、それに対しての答えを言ったわけでございまして。(発言する者多し)
69
◯委員長(
下村晴意君) 静かにしてください。
70
◯市長(
山下 真君)
質問されたこと以上のことを答弁しなきゃいけない義務はないと思います。(発言する者多し)
71
◯委員長(
下村晴意君) ちょっと待ってくださいね。
市長ね、
井上委員が言われたことに答えてくださいね。19日のことじゃなくて。
72
◯市長(
山下 真君) いや、僕はそういう
質問だというふうに思ったからそういうふうに答えたわけです。(発言する者多し)聞かれたこと以外に答える義務はないじゃないですか。(発言する者多し)
73
◯委員長(
下村晴意君) そういう言い方はやめていただけますか。
74 ◯議長(酒井 隆君)
市長、それ、ちょっとやめ。今の不穏当や。
75
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
76
◯委員(
井上充生君) ちょっと冷静に聞いてください。冷静に。なぜ今回に
限り文書で
回答せずに行かれたのかという。この
文書が3月8日以降に出されていたのなら、
市長、分かるんです。なぜ今回に
限り文書で
回答せずに行かれたのかという
質問なんです。
文書で
回答しているじゃないですか、これ。(発言する者多し)
77
◯委員長(
下村晴意君)
市長。
78
◯市長(
山下 真君) いや、だから、先ほどお答えしたとおりです、私が。(発言する者多し)
79
◯委員長(
下村晴意君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前10時41分
~~~~~~~~~~~~~~~
再開 午前11時44分
80
◯委員長(
下村晴意君) それでは、休憩を解いて再開をいたします。
委員の皆様、ご意見があれば。
上原委員。
81
◯委員(
上原しのぶ君) 今日は
北部地域の特別
委員会ということで、中身について賛成、
反対、いろいろ意見の論議をしたいと思ったんですけれ
ども、
井上委員との
関係で、
文書の配布時期について、入り口のところでもめてしまったんです。実は私も同じような経験をしているんです。
一般質問をして、そのとき、
文書が出ているのを知らなくて、後から特別
委員会を招集されてみたら
文書が出ていたという。私、お願いしたいんですけど、中身について、やっぱり論議を深めるという立場では、
井上委員が先ほど言われていた、なぜ早くしていただかなかったかということで、やっぱりこういう
文書は議員には早く出していただきたいと。そして、今日の
委員会は、是非この中身について論議を深めていく場にしていただきたいと思うんですけれ
ども、
市長、いかがですか。
82
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
83
◯市長(
山下 真君) そうしましたら、今後、学研高山第2工区の問題に関して、奈良県や
都市再生機構と
文書のやり取りをした場合には、翌日までには議員の皆さんのレターケースに投函するということを1つのルールとさせていただくということで対処したいと思います。
84
◯委員長(
下村晴意君) ほかにありませんか。
井上委員。
85
◯委員(
井上充生君)
市長ね、この第2工区だけとかいうんじゃなくて、やはり出すには出さざるを得ないタイミングとかいうのがあると思うんです。今回、例えばの話が、8日に小笹議員、私とかが
一般質問を予定していないとか、あるいは
常任委員会が予定されていないとかいうのであれば、1週間、10日遅れてもさして問題はない場合もあるかと思います、今回の件についても。目の前にそれがあれば、やっぱりそれは常識な判断として、その時点で、その情報が最新の情報であり、最新の情報というのは、その最新の情報に基づいていろんな議論がされるべきもの。それをご
認識いただかないと、
議会あるいは
委員会での議論なんて、これはあり得ない話です。
正直言って、今、そういう形で
市長が考えを改めていただかないと、これから議論しても、また何か隠されているのか、その裏に。あるいは、またこの答弁は本当なのかどうか。そんなのを疑い出したら何の議論もなり得ない。これは
議会制度そのものの存在にかかわる問題なんです。今出されたこの
内容についてお聞きしたいのはいっぱいあります、確認したいこととか。しかし、今この状態で私自身はこの
委員会で
審査はできません、正直言って。だから、その辺の対応を改めて
認識し直していただいて、
議会に対しての態度を改めていただかないと、これは議論する上の大前提の問題ですから。とりあえずそういうことで、今日は私はちょっと議論できないような状態です。
86
◯委員長(
下村晴意君) ほかの
委員さん、ありますか。福中副
委員長。
87 ◯副
委員長(福中眞美君) 私も意見だけなんですけれ
ども、やっぱり
上原委員さん、
井上委員さんの言われたように、このままでは議論できないというふうに思うのと、あとやっぱり、うち、民主党なんかは情報公開をずっと言わせていただきました。前
市長のときからずっとそうなんですけれ
ども、それが自分の都合のいいことだけ出されては宣伝のような形になってしまいますし、それがないと議論ができないというのは本当に確かやと思いますし、出ていれば、
井上委員さんの言われるように、確かに議論が違ったというふうに思います。また、その場で
市長が言われましたけれど、聞かれたことには答えたというふうに言われたんですけれ
ども、やはり誠意を持って次のことも、
文書も出されているんですから、その
部分も言っていただきたかったなというのが意見です。
88
◯委員長(
下村晴意君) ほかに。池田
委員。
89
◯委員(池田厚子君) 今、
市長の方から、こういう第2工区に関してという
言葉がありました。それは、いわゆる病院問題もありますし、物の書類に対して私
たちに発表するということに対しては前進したと思います。しかし、先ほどからの討論、言い合いしている中身は、
言葉の中身は、やはり本会議場で
井上委員が言ったそのことに対して、既に出ていたということに対して、
市長が、いや、自分はこういうふうに解釈したというふうにとられましたけど、今のお答えが出てきたということ、これからという
言葉が出たということは、自分が取り違えた、議場の中で、勇気持って自分はこれでいいと思ってましたけ
ども、それは今の話の中でやはり違っていることに感じ、これからこうしていきますという方にお答えを持っていかれたら私はベストだったと思うんです。いかがでしょうか。そういう勇気もあってもいいんじゃないかと思います。
90
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
91
◯市長(
山下 真君) 私はテープの方をもう一度確認させていただいたんですが、
井上委員はこういう
質問のされ方をしているんです。「今まで
文書でのやり取りを二、三回とやられた中で、これは
市長の意向でやられた。私だったら1回目の照会のときに自分で行っていたと、向こうに。なぜ今回に
限り文書で
回答せずに向こうに行かれたのですか」と、こういう
質問をされたわけですので、そしたら、私は、今回向こうに行ったのはこれこれこういう理由ですというのを答えただけでありまして、
質問の趣旨からすれば、今まで
文書のやり取りをしていたにとどまるのに、今回に限って向こうに行ったのはなぜなのかと聞かれたからそういうふうに答えたわけでございまして。(発言する者多し)
92
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
93
◯委員(
井上充生君) 今回に
限り文書で出されずに行かれたのかというのを聞いたわけでしょう。その時点で
文書でも
回答されていたわけでしょう。その
部分を言ってるんです。違いますか。だから、いえ、行きましたと。しかしながら、5日に、3日前に
文書でも
回答しましたと言っていただいていたら問題なかったんです。(発言する者あり)そうかなって、ちょっと話にならん。(発言する者多し)もう一点だけ。
94
◯委員長(
下村晴意君)
井上委員。
95
◯委員(
井上充生君) そのときに、向こうへ直接行かれたということであれば、普通は、
文書での
回答はなかったんだなという前提なんです。
市長は、それなら
文書でも
回答しなかったんですかということを言われたのならと言われましたけ
ども、それは想像でき得ない
部分なんです。会いに行ったということは、
文書での
回答はなかったという前提の下で私は
質問しているんですよ。そういうとらえ方をされていたら、これ、
質問。
96
◯委員長(
下村晴意君) 池田
委員。
97
◯委員(池田厚子君) だから、今、
井上委員が言ったように、揚げ足じゃなくて、そういう
言葉だからこういうふうに返したと今おっしゃられましたけど、そうじゃなくて、そのときに少しゆとりを持って解釈も必要ではないかということを私は言いたいんですよ。この分だ、それは弁護士さんのこうであって、だから、そういうことをしっかり言って
回答されるべきだと思います。
98
◯委員長(
下村晴意君) ほかに。
上原委員。
99
◯委員(
上原しのぶ君)
市長ね、今のやり取りの中で私
たちがお願いしたいのは、
基本的な
市長と
議会のルールとして、こういう
文書が出たときは、とにかく
一般質問の中でのやり取りは、それはそうかもしれないんだけれ
ども、やはり前向きに論議の中身を深めていくためには、
文書が出たときには早く出してくださいという、このことを結論的にはお願いしたいんです。
今回は、非常に残念だったということでみんなの意見が出ていると思うので、
高山地区に関してとさっき言われたんですけれ
ども、これから
市長と
議会はいろいろとやっぱり議論を深めていかなければならない、そういう課題が出てきますので、やはりこういう
文書が出たときは一刻も早く
議会にも示していただきたいと。これを私はお願いしたいんですけれ
ども。
100
◯委員長(
下村晴意君)
山下市長。
101
◯市長(
山下 真君) もちろんそれは別に僕も全然、そういう対応をしないというつもりは全くないんですが、これ、前もこういったやり取りがあったと思うんですけれ
ども、
本市が出す公
文書というのは毎日毎日たくさんの公
文書を出すわけなんです。いろんな問題がある中で、私とすれば、どんな問題に議員さんが関心を持っているのか、それは議員さんによっても関心の分野は様々ですし、どういう
部分の
文書であれば速やかにレターケースに入れなきゃいけないのかというのは、例えば病院問題と再
開発と2工区に限ってはとか、そういうことで何らかのルール化していただかないと、後から
文書を出していないのは
議会軽視やとか言われましても、あらゆる公
文書を私の方は出しているわけですから、後から言われても僕は困るんですよ。ある程度ルール化していただかないと、それは私の方も後から
文書を出してない、出してないと言われましても、それは何らかのそういうテーマを限ってやっていただきたいと思います。(発言する者多し)
102
◯委員長(
下村晴意君) じゃ、最後にちょっと私の方から。
103 ◯副
委員長(福中眞美君) 下村
委員長。
104
◯委員長(
下村晴意君)
議会として、特別
委員会も今日が最後で、本当に私
たち議員も
市民の代表として一歩でも二歩でも前進ができるような会議で終わりたかったんですけれども、いろんな皆さんのご意見がありましたけれ
ども、多分、
市長は、ご自分のトップとしてのスタンスがこういう態度でずっと来られたと思います。だけど、
議会というのは
議会のルールがあるんです。今のは
市長自身のお考えだけれ
ども、
議会のルールをきちっとしていただかないとかみ合いません。全然前に進みません。本当に
市長が
市民のためと思うんであれば、まずトップとして
議会のルールというのをまず把握してください。(発言する者あり)待ってください。
それと、大分前でしょうけれ
ども、ほかの知事さん
たちが汚職とか、いろんなところで逮捕された事件の中で、その方
たちを
市長は裸の王様というふうにブログで書かれていたと思うんですけれ
ども、
反対に、私、1年、
市長とお付き合いというか、こういう
議会の中で拝見させていただいていて、私は本当に
市長にそのお
言葉を返して差し上げたいなと思っています。というのは、行政の皆さんもいろんな知識と、また力も蓄えていらっしゃる
人たちが、
市長にご意見を言われているのか言われていないのか分かりませんけれ
ども、ルールがあるならば聞いていただくなり、また、行政の皆さんもきちっと言っていただいて、
議会がきちっと運営できるようにこれからしていただきたいと思いますので、意見ですので
回答は結構です。
105 ◯副
委員長(福中眞美君)
委員長に交代します。
106
◯委員長(
下村晴意君) じゃ、これで
委員の皆さんのご意見も聞かせていただきましたけれ
ども、今、
市長の方からの意見もありましたけれ
ども、かみ合いませんので、今回はこれで終了したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
午前11時57分 閉会
~~~~~~~~~~~~~~~
生駒市
議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。
北部地域開発特別委員会委員長 下 村 晴 意
北部地域開発特別委員会副
委員長 福 中 眞 美
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