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03月05日-01号

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  1. 御所市議会 2019-03-05
    03月05日-01号


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    平成31年  3月 定例会       平成31年御所市議会3月定例会会議録(第1号)---------------------------------------平成31年3月5日(火曜日)午前10時00分開会---------------------------------------議事日程第1号 平成31年3月5日(火曜日)開議宣告 第1 開会の宣告     第2 市長招集の挨拶     第3 開議の宣告     第4 会議録署名議員の指名     第5 会期の決定---------------------------------------日程第1 議第1号 御所市議会議員及び御所市長の選挙における選挙運動公費負担に関する条例の制定について     議第2号 御所市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の全部改正について     議第3号 御所市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の全部改正について     議第4号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について     議第5号 御所市学校給食費特別会計条例の一部改正について     議第6号 御所市国民健康保険税条例の一部改正について     議第7号 御所市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正について     議第8号 御所市営住宅条例及び御所市小集落改良住宅条例の一部改正について     議第9号 御所市水道事業布設工事監督者配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者資格基準に関する条例の一部改正について     議第10号 平成30年度御所市一般会計補正予算(第6号)について     議第11号 平成30年度御所市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について     議第12号 平成30年度御所市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)について     議第13号 平成31年度御所市一般会計予算について     議第14号 平成31年度御所市国民健康保険事業特別会計予算について     議第15号 平成31年度御所市学校給食費特別会計予算について     議第16号 平成31年度御所市国民宿舎葛城高原ロッジ特別会計予算について     議第17号 平成31年度御所市下水道事業特別会計予算について     議第18号 平成31年度御所市介護保険事業特別会計予算について     議第19号 平成31年度御所市後期高齢者医療保険事業特別会計予算について     議第20号 平成31年度御所市水道事業会計予算について     議第21号 御所市副市長の選任について     諮第1号 御所市人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)         1番  齋藤 聡        2番  中谷文雄         3番  川本雅樹        4番  山田秀士         5番  生川真也        6番  池田靖幸         7番  武藤公介        8番  南  満         9番  川田大介       10番  杉本延博        11番  松浦正一       12番  小松久展        13番  安川 勝---------------------------------------欠席議員        なし---------------------------------------説明のための出席者    市長        東川 裕   副市長       北岡一郎    教育長       秋元直樹   理事        上中健児    総務部長      奥田公夫   総務部参事     境内陽之介    企画部長      森川 剛   市民安全部長    野尻 修    福祉部長      坂本 泉   環境建設部長    崎山富藏    環境建設部参事   琴原照雄   教育委員会事務局長 桑原信治    水道局長      岡本一行   総務課長      中尾健治---------------------------------------事務局職員出席者    事務局長      榊 芳弘   事務局次長     木下嘉敏    総務係長      嶋谷直美   速記者       久保田祐子---------------------------------------     午前10時00分開会 ○議長(小松久展) ただいまより平成31年度御所市議会3月定例会を開会いたします。--------------------------------------- ○議長(小松久展) 市長より招集の挨拶がございます。市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 3月定例会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 本日、ここに3月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には公私何かとご多忙のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。平素、議員の皆様には本市の発展のためご協力とご支援を賜り、深く感謝を申し上げる次第であります。 本定例会に提案いたしております案件は、平成31年度一般会計予算案を初め、条例の制定、その他いずれも重要案件であります。ご審議いただく議案につきましては、上程の都度ご説明申し上げますので、何とぞよろしくご審議の上、適切なるご議決を賜りますようお願い申し上げ、簡単ではございますが、開会のご挨拶といたします。よろしくお願いいたします。--------------------------------------- ○議長(小松久展) これより会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(小松久展) 会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第81条の規定により               1番  齋藤 聡君               2番  中谷文雄君               3番  川本雅樹君 以上3名の議員を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(小松久展) 次に、会期についてお諮りいたします。本定例会の会期は本日から3月26日までの22日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) ご異議なしと認めます。よって本定例会の会期は、本日から3月26日までの22日間と決しました。--------------------------------------- ○議長(小松久展) 次に、監査委員より報告書2件が提出され、既に皆様方に配付いたしておりますのでご清覧おき願います。--------------------------------------- ○議長(小松久展) 日程に入ります。 日程第1、議第1号、御所市議会議員及び御所市長の選挙における選挙運動公費負担に関する条例の制定についてから、諮第1号、御所市人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてまでの22議案を一括議題といたします。 ただいま議題といたしました議第1号から議第12号及び議第21号並びに諮第1号の14議案については、3月11日、審議の都度提案者の説明を受けることとし、議第13号から議第20号までの平成31年度各会計予算提案説明を市長より受けることといたします。東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 本日、ここに平成31年度予算案を初め、多数の重要案件のご審議をお願いするに当たり、重点施策を中心とする予算の説明を申し上げ、議員各位を初め、市民の皆様のご理解とご協力を賜りたく存じます。 さて、本市はこれまで財政の健全化に努めながら、真に必要とされる事業を見きわめ、市政運営を行い、市民の皆様が住みよい暮らしができるよう取り組んでまいりました。その結果、平成23年度以降平成29年度決算まで一般会計において黒字を計上することができました。それもひとえに市民の皆様、市議会議員各位並びに国・県のご支援、ご理解の賜物であり、この場をおかりして、皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。 しかしながら、この黒字の維持は、地方交付税の増、過疎対策事業債の活用など、他に依存する要素が大きな要因を占めており、強固な財政構造を構築できているとはいえず、財政構造の抜本的な改善には至っていないのが現状であります。引き続き強固な財政基盤の構築を目指すとともに、必要不可欠な事業を進めていかねばなりません。今後も依存財源に頼らない「自立した自治体」を目指し、歳入の確保に努めてまいる所存でございますので、皆様のより一層のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。 平成の御代が最後となります平成31年度は、10月から消費税率が10%に引き上げられる予定となっております。その引き上げに伴う増収については、主なものとして10月から実施する幼児教育、保育の無償化に係る経費に充てられます。 本市においても、若年世代にも目配りし、子育て世代が子育てしやすい社会へ転換し、質の高いサービスを提供できるような取り組みをふやし、人口減の歯どめに努め、過疎地域からの自立の第一歩にしたいと考えております。また、従来同様高齢者向け福祉サービスについても十分予算措置し、「全世代型社会保障」への転換へ向け、国と地方とともに力を合わせ、打つべき手だてを模索しながら進んでいるところであります。 山積する懸案の課題に向き合い、希望ある施策を進め、平成31年度も黒字財政を竪持して持続可能な財政基盤を築くことを大きな目標とし、邁進していく所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。 一方、市政運営を行う義務的な経費が年々増加するなど、財政需要はふえる傾向にあり、加えて平成32年度まで残り2年間となる第5次総合計画に挙げられた事業について、しっかりと進めていかなければなりません。 しかし、市税においては今年度は微増となりましたが、人口減少少子高齢化の影響等もあり、長期的に見ると減収傾向にあります。このように、ますます厳しい財政運営を強いられることが予想される中、規律ある正しい財政運営を堅持し、費用対効果を常に念頭に置く必要があります。真に必要な施策にしっかり対応できるよう、既存の歳出予算全てを点検し、新規要求事業の取捨選択を行い、重点的配分経費支出の効率化を基本としながら、最少の経費で最大の効果を引き出すことを念頭に予算編成に努めたところであります。 新年度予算に計上しました主な施策について、簡潔にご説明申し上げます。 第1は、住み続けたいまちづくりへの対応であります。 本市の玄関口である近鉄・JR御所駅の利便性を高めるため、JR御所西側駅前広場整備基本設計を委託する費用及び平成30年度に設計業務を行ったJR御所駅舎改修工事の費用を予算措置しております。また、近鉄御所駅周辺から御所まちに至る地区で、街なみ環境整備計画を策定します。 今まで自治会のご協力を得て不燃ごみの回収を行ってきたところでございますが、ごみ処理に関する不便を減らすため、各世帯ごと不燃ごみを搬出できる方式に方向転換し、クリーンセンター内で不燃ごみを分別する施設を設置し、リサイクルの促進を図ります。 老朽化した火葬場の建てかえについては、建設用地造成設計及び新火葬場の建築設計委託費用予算措置しております。 市営墓地につきましても、整備を行うため、市営墓地再編整備基本計画策定委託料の経費を予算化いたしました。 国土調査法に基づき、明治時代に作成された公図を正確なものにする事業として、地籍調査に着手し、相続、公共事業民間開発が容易になるよう努めてまいります。 橋梁の長寿命化を図るため、社会資本整備総合交付金を活用し、橋梁の補修を年次計画に基づき実施いたします。 また、葛城98号線から朝妻へのアクセスとなる取りつけ道路整備事業については、平成31年度が事業最終年度となり、地元住民の利便性に寄与できるものと考えております。 大和川流域総合治水事業の一環として、雨水貯留による洪水の抑制を図るため、豊田石橋池治水事業を昨年度に引き続き行うこととしました。また長年、水路の氾濫による被害を受けてきた地域におきまして、内水対策を推進するため、「奈良県平成緊急内水対策事業」と題しまして、奈良県の支援を前提とした貯留施設工事準備経費予算措置いたしました。 近年頻繁に起こる豪雨の際にため池が氾濫するおそれがあるため、防災、減災の観点から、市民の貴重な財産に被害が及ばないように簡易氾濫解析調査を行います。 また、河川の氾濫を防ぐため昨年の台風により河川に堆積した土砂を取り除く浚渫工事を実施いたします。 万一の災害時に備え、避難所となる施設へ速やかに移動していただけるよう、避難場所を映す誘導灯を設置し、災害に備えるための発電機等の備品を購入いたします。 自治会において防犯上有効と考えられる防犯カメラを設置される場合に、防犯カメラ設置補助金を今年度から交付いたします。 第2は、生き生きと健やかに暮らせるまちづくりへの対応であります。 市民の健康増進と疾病の予防を目的として各種予防接種を実施しておりますが、今年度は、昨年より流行しております風疹への対策といたしまして、抗体価の低い現在39歳から56歳の男性に対し、抗体検査をした上で予防接種を無料で実施するための予算措置をいたしました。 また、疾病の早期発見のため各種検診を実施しておりますが、受診機会をふやすため、集団検診の回数をふやします。 例年、胃がん、肺がん、大腸がん子宮がん及び乳がんの個別受診勧奨を行っておりましたが、今年度は対象者を40歳から69歳に広げ実施し、また、本市において受診率の低い乳がんの検診に係る個別の再勧奨を実施いたします。 子どもの成長にとって大切な歯を守るため、幼児を対象にフッ化物で歯をゆすぐ事業の予算措置を講じました。 さまざまな病気を未然に防ぐため、減塩対策として、各種セミナーや講座を開き、健康教育の推進に努め、ひいては医療費の抑制につなげたいと考えております。 高齢者の心身両面の健康づくり生きがいづくりの支援として運営しております老人福祉センター及び介護予防センターは、利用者が快適に利用できるようその運営、営繕に努めてまいるところであります。 障がい者に対する福祉事業については、障がい者、障がい児に対して福祉サービスの支援を推進し、障がい者及びその家族が抱える問題に対し、少しでも解決策を導き出せるよう必要な予算措置を講じております。 就学前教育・保育施設について、平成29年度において保育行政基本構想策定業務を委託し、平成30年9月に基本構想が完成しました。現在の急速な少子化に伴う今後の公立教育保育施設のあり方及び再編の方針を示す内容となっております。 その内容を踏まえまして、今年度は認定こども園整備基本計画を策定する経費を措置いたしました。 冒頭でも触れましたが、10月から幼児教育、保育の無償化が予定されており、全ての3歳から5歳児の幼稚園、保育所の利用料が無償化され、ゼロ歳から2歳児のいる住民税非課税世帯についても無償化されます。それに伴い、市に生じる不足分に対し、今年度のみ子ども・子育て支援臨時交付金が交付される見込みとなっております。 平成30年12月議会において施設の条例廃止のご承認をいただきました、旧戸毛保育所及び旧掖上保育所については、解体工事を実施してまいります。 学童保育所については、葛校区におきまして、学校から距離があり、通所の際に危険が伴うため、新たに葛学童保育所を旧葛幼稚園の敷地に建設し、児童が健全な放課後の生活を送られるよう予算措置したところであります。 保育所、幼児園施設については、老朽化に伴い修繕が必要となる箇所について、予算の配分をし、エアコンの整備等に係る経費を措置しました。 第3は、学びあい歴史文化にふれあえるまちづくりの対応であります。 まず、平成31年度は、小学校においても、平成30年度の中学校のエアコン整備に引き続き、学習環境を向上させるため、エアコン整備に係る工事を行います。平成30年度の補正予算債務負担行為を設定しており、早期の完成を目指します。 学校施設の効率的な修繕のため、長寿命化計画策定の委託料を計上いたしました。 旧葛中学校校舎等につきましては、解体する費用を計上しております。 また、教育環境の向上を図るため、施設の老朽化に伴い改修が必要な箇所について、所要の予算措置を講じております。 学校給食センター費においては、質の高い学校給食を提供するため、今年度より学校給食特別会計に対し繰出金を支出いたします。 学校規模適正化事業でございますが、平成29年度から進めてまいりました御所市立小中学校に係る新しい学校づくり基本構想策定業務が平成31年度春に完成する見込みでありますので、それを踏まえて進めてまいる所存であります。 昨年度から読書の習慣づけのため、小中学校に学校司書を配置しておりますが、貸し出し図書数の増加が顕著にあらわれており、配置を拡充いたしました。 秋津小学校に開設した通級指導教室では、市内各小学校の通常学級に通う発達障がいのある児童及び保護者に対し、専門的な立場からの指導・助言を行い、児童が社会性を身につけるため所要の予算措置を講じました。 生涯学習の場の存続のため、公民館を初めとする社会教育施設長寿命化計画策定の委託料を計上いたしました。 市民運動公園につきましては、今年度で観覧席及び管理棟の整備が完了し、リニューアルオープンができる見通しとなりました。これまでご不便をおかけしておりました更衣室やトイレ等も利用者にとりまして快適なものとなると考えております。 市民の健康を増進するため、健康増進スポーツ施設建設に向けてPFI導入の検討を行うとともに、支障となる建物の解体工事を行いたく、それに係る費用を計上いたしました。 市民運動場は土壌が悪く、利用者にご不便をおかけしていることを踏まえ、昨年度の健民運動場に引き続き、土壌改良の工事をいたします。 また、葛公民館の空調設備が老朽化し、早急に対応する必要があるため、工事に係る経費を予算措置いたしました。 図書館においては、一般図書、児童図書合わせて11万冊を超える蔵書を所持し、毎年度新刊等図書購入の予算を組んでおりますが、それとは別にご寄附を原資として、図書購入予算措置をさせていただいております。 アザレアホールでは、昨年の台風により雨漏りが発生したため、抜本的な改修が必要と認められますので、改修工事に係る設計監理委託料を計上いたしました。 文化財に関する取り組みとして、民間受託埋蔵文化財発掘調査の箇所がふえる見込みのため、事業費を大幅に増額しております。 今年度も、地方創生の一環として、まちづくりに有利な制度である重要伝統的建造物群への選定を目指し、御所まちの悉皆調査を行います。 また、地域コミュニティの活性化を図ることを目的に、御所まち界隈交流拠点施設を整備する予算を措置しております。また、こういった施設を活用しながら、「地域おこし協力隊」の方に、地域の方々とともに御所まちを含めた市全体を活性化する活動をしていただきたく、その費用についても予算措置いたしました。 人権センターを開設し、丸26年が経過します。その間、センターを核として、人権のまちづくりに取り組んできたところであります。あらゆる差別撤廃に向け、「水平社発祥の地」「人権のふるさと御所」の名に恥じないよう、人権教育の推進及び啓発活動の充実など、あらゆる人権問題の解決に向け、講演型だけでなく参加型も取り入れた取り組みを進めてまいります。 坂本奨学基金を活用し、高校生、大学生等に奨学金を給付してきたところですが、坂木奨学金給付制度の趣旨を理解し、御所市への愛着を持ちながら学業に励む子供たちの一助として、給付事業の充実を図ってまいります。 第4は、活力とにぎわいのまちづくりへの対応であります。 農業振興の推進として、耕作放棄地対策のため、御所市地域農業再生協議会の協力のもと、農産物の新ブランドの確立を図るための委託事業が2年目を迎え、付加価値の高い野菜づくりの促進、特産物の山の芋を使った焼酎づくりに取り組んでいきます。 霜月祭開催時に食と農のフェスタを催し、地元農産物等消費拡大並びに地元産食材の普及を図っておりますが、今年度も引き続き実施したいと考えております。それ以外にも、農産物マルシェと題しまして、かもきみの湯や御所の郷で農産物の直売を行うイベントに係る経費を予算措置いたしました。 地域共同で行う農業の多面的に機能を支える活動である農地周辺の草刈り、水路の泥上げ、農道維持作業等に対し、国・県の補助制度を活用して支援を行う予算措置を講じております。 従来から県の森林環境税を活用していた事業の一部を、今年度から自治体への配分が始まる国の森林環境譲与税を活用して、森林管理経営の調査を行う経費を措置いたしました。 開設から2年近くたちました京奈和自動車道御所南インターチェンジは、昨年12月にハーフインターから4分の3インターとなり、利便性は向上してまいりましたが、地域振興施設「御所の郷」はこれまで以上に道路通行者が立ち寄りやすく、地域の農産物や物販を初めとした情報発信の拠点として、フルインター化を目指し、関係機関に働きかけ、本市の重要なおもてなし施設の役割を果たしてまいります。 また、その北側にございます京奈和自動車道御所インターチェンジにおいては、立地条件のよさから、民間企業が多数進出されることを期待し、県内外において企案誘致を推進し、雇用の創出、地域経済の活性化を図ることを目的に、引き続き県と協働して産業集積地の整備、道路整備緑地整備を推し進めてまいる所存であります。 市内中小企業者経営支援及び商工業振興のための関係経費を計上し、地域産業振興支援を行います。新規施策として、市内での起業をバックアップする「商人塾」を開催し、スキルを得て起業に至るまでの支援をする事業と、創業される方々には、創業支援補助金を交付する事業を始めたいと考えております。 市内に工場等の設置をする事業者を奨励するための工場設置奨励制度につきましては、引き続き所要経費を計上し、市内に法人をふやし、産業の振興と雇用機会の拡大を図ってまいります。 また、産業振興センターの利用者の利便性を向上させるため、エレベーターを設置し、高齢者や障がい者の方にも優しい、地場産業普及施設としての役割をこれからも果たしてまいります。 観光振興事業に関しまして、観光施設整備として、昨年度にもありました台風等によって荒れた葛城山登山ルートの補修を引き続き、作業員を雇用し随時行っていく予算を計上しました。 また、御所市最大の観光資源であります葛城山のツツジにつきましても、老木化しており、若返りを図るための予算を計上し、昨年度に引き続き行います。 市内を散策するためのみちしるべとなる観光案内板を更新し、ハイカー等の利便性の向上を図ります。 貴重な市内の観光資源となる峯山百体観音を初めとする観光施設の整備に要する補助金を交付いたします。 第5は、市民参加まちづくりへの対応であります。 市政においては、市民が主役であります。今年度は、平成32年度に終期を迎える第5次総合計画の次の計画を策定する準備期間となっており、その策定については市民の皆様とともにつくり上げていきます。このように市政において、あらゆる場面で市民の皆様の参加を期待し、意見を取り入れ、ともに考え行動することが重要であります。多数ある懸案事業について、市民の声を反映したまちづくりを進めるべきであると考えております。 市民体育祭、高齢者ふれあいの集い等、多数の市民に参加していただいてこそ御所市の事業が成り立ってまいります。事業を盛り上げていただけるよう、所要の経費を措置しております。 旧名柄郵便局を改築した、「郵便名柄館」では、はがきの名文コンクールを毎年開催しており、今年度も所要の経費を予算措置いたしました。このコンクールには全国から多数の応募があり、「郵便名柄館、御所にあり」との印象を強く示すことのできる事業と考えております。当館は、地元有志の方々による運営で、名柄地区を訪れる観光客の多くが立ち寄られ、地元の方との交流の場となっており、維持経費について予算計上しております。 引き続き、イベント参加だけでなく、行政運営にも市民参加まちづくりを推進していきたいと考えております。 また平成31年任期満了に伴う参議院議員選挙の執行経費を、また平成31年度に行われる任期満了に伴う奈良県知事、県議会議員選挙の執行経費を計上しております。 最後に、「その他」の対応といたしまして、10月からの消費税率引上げ予定に伴い、低所得者及び子育て世帯の消費に与える影響を緩和するため、国の施策として実施されます「プレミアム付商品券」の販売に係る予算措置を行っております。 以上、平成31年度の取り組みに向けた主要な施策についてご説明申し上げました。 これらの施策を実施するための平成31年度一般会計予算案につきましては、総額160億2,000万円となり、平成30年度予算額と対比いたしますと7.2%増の予算となったところであります。 次に、各特別会計について、その概要をご説明申し上げます。 まず、国民健康保険事業特別会計であります。 国民健康保険は、国民皆保険制度の最後のとりでであり、地域住民の健康の保持及び生活の安定に重要な役割を果たしております。 国においては、国民健康保険の構造的な問題から生じる財政への影響に対応するため、保険基盤安定制度や財政安定化支援事業などの措置が講じられています。 しかしながら、近年医療の高度化などにより、1人当たりの医療費が増加する一方、被保険者の所得の落ち込み等による保険税の減収等により、本市の国民健康保険の財政は危機的状況に陥っております。 このような状況のもと、平成30年度からは県単位化が行われることで国民健康保険の財政運営の主体が市町村から都道府県に移管され、奈良県が主体となって広域化による財政運営の安定が図られています。 この県単位化により財政の仕組みは大きく変わりましたが、当市といたしましては、引き続き、適正な国民健康保険税の賦課と徴収強化、特定健診・特定保健指導事業などの保健事業の推進、データヘルス計画に基づく保健事業の実施やジェネリック医薬品の利用促進等、医療費の適正化に努めてまいる所存であります。 新年度予算は32億4,151万1,000円となり、前年度対比5.3%減となったところであります。 次に、学校給食費特別会計であります。 本会計は、学校給食材料費についての経理状況を明確にするものであり、歳入は例年保護者の負担金で措置しておりますが、今年度より行政として質の高い給食を提供することを目的に、一般会計より繰り入れを行います。 学校給食は、成長期にある児童・生徒の健全な発育や望ましい食習慣の形成等に大きな役割を担っており、栄養、バランスのとれた給食を提供し、あわせて食材料等の安全・安心を確保する取り組みを進めております。 新年度の予算額は8,029万3,000円となり、前年度比9.2%の増となったところであります。 次に、国民宿舎葛城高原ロッジ特別会計であります。 国民宿舎葛城高原ロッジは、自然に恵まれた葛城山頂にあり、四季を通じて利用客が多く、観光・休養施設及び研修センターとして親しまれており、新年度予算額は1億1,500万円となり、前年度比0.9%増となったところであります。 次に、下水道事業特別会計であります。 快適な生活環境の確保や公共用水域の水質保全等を目的として、昭和58年に国の事業認可を受け、公共下水道整備の促進に努めてきたところであります。 本事業の進捗状況は、平成29年度末においては、事業認可面積の62.2%となり、加入率は71.3%になっております。 今後も引き続き整備済地域の未加入世帯に対して啓発等、加入促進を一層図る所存であります。 新年度の下水道整備計画では、葛城台、東松本、三室、戸毛地内において管路築造工事を実施すべく所要の措置を講じたところであります。 この結果、新年度予算額は9億1,482万円で、前年度対比11.2%の減であります。 次に、介護保険事業特別会計であります。 急速に進む少子高齢化社会の中にある我が国において、介護保険事業は高齢者の保険・医療・福祉を一つにした社会的支援システムとして平成12年度より始まり、介護を必要としている人々の生活の安定に大さく寄与しているところであります。 本制度は、65歳以上の方及び40歳以上で一定の疾病のある方を対象として、要介護または要支援の認定を行い、介護サービスを提供する制度であります。利用者本位の立場から、みずからの選択に基づいたサービスの利用を可能とし、家族の介護負担を軽減し、介護そのものを社会全体で支える仕組みとなっております。その財源は65歳以上の第1号被保険者と40歳以上64歳以下の第2号被保険者の保険料5割、残り5割は国・都道府県・市町村の公費負担となっております。 本市におきましても高齢化の伸展により、要介護・要支援認定者は年々増加し、それに伴い介護給付費等の上昇が見込まれますが、要介護状態にならないよう、さまざまな介護予防事業を展開するとともに、認知症初期集中支援、在宅医療介護連携、生活支援体制整備事業などさまざまな角度からの高齢者支援のための施策についても取り組んでいきます。 特に介護予防事業につきましては、理学療法士や作業療法士などの専門職と連携しながら、厚生労働省が推奨するいきいき百歳体操のますますの普及を図り、心身の健康維持はもとより地域コミュニティの形成を促進し、健康長寿に向けた取り組みを行ってまいります。 その結果、新年度予算額は36億4,796万円で、前年度対比0.1%増となったところであります。 次に、後期高齢者医療保険事業特別会計であります。 平成20年4月から都道府県単位の広域連合によって運営が始まった後期高齢者医療保険制度は、創設時からその方向性についてさまざまな議論が重ねられてまいりました。 平成25年に策定された社会保障制度改革国民会議の報告書において、今後は制度の実施状況を踏まえながら、必要な改善を行っていくことか適当であるとの提言がされたところであります。 こうした状況を踏まえ、今後も高齢者の立場に立って、被保険者の方々に安心して医療を受けていただけるような安定した制度運営に取り組んでまいりたいと考えております。 後期高齢者医療保険制度は、奈良県後期高齢者医療広域連合において主な事業運営が行われるため、市町村においては保険料の徴収や窓口業務等の一部事務が中心となります。当会計における予算の大部分は広域連合への保険料及び事務費の負担金で占められ、その他事務遂行上必要な経費を計上いたしております。 その結果、新年度予算額は4億4,647万4,000円で、前年度対比1.9%増となったところであります。 最後に、水道事業会計であります。 まず、事業関係についてご説明申し上げます。 水道水の安定供給を確保するため、櫛羅・戸毛・東辻地区等の配水管布設がえ工事並びに竹田・條地区等の老朽管更新事業を推進するとともに、櫛羅・楢原・柏原・茅原地区等においては、重要給水拠点における施設配水管耐震化事業を実施する予定であります。 次に、収益的収支についてご説明申し上げます。 収入では、水道料金、給水分担金、補助金、水道事業運営協力金11億7,805万円、支出では、原水浄水費、配水給水費、企業債利息、減価償却費等で11億6,938万2,000円を計上し、866万8,000円の純利益となっております。 次に、資本的収支についてご説明申し上げます。 収入では、企業債、過疎対策事業債、負担金、補助金等で1億4,219万4,000円、支出では、建設改良費、配水施設費、企業債償還金等で3億9,629万6,000円となり、差し引き2億5,410万2,000円の支出超過となるため、損益勘定留保資金等で補填しようとするものであります。 今後も人口減少や節水等による水需要の減少が続き、厳しい財政状況が予想されますが、しっかりとした経営戦略を基盤に、一層の効率的な経営を目指し、県営水道への転換及び各老朽施設の更新費用を削減するとともに、さらなる未収水道料金の回収強化を図り、水道水の安定供給に努めてまいりたいと考えております。 以上、平成31年度一般会計を初め、各特別会計及び水道事業会計の概要をご説申し上げましたが、平成31年度は、多数の懸案事業を実現させるために、とどまることなく、着実に一つ一つ進められるよう市政運営を行っていく所存であります。 議員各位におかれましては、何とぞよろしくご理解を賜りご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 また、市民の皆様のなお一層のご協力を重ねてお願い申し上げ、平成31年度の施政方針といたします。ありがとうございました。 ○議長(小松久展) お諮りいたします。各会計予算についての質疑は11日の本会議で受けることにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) ご異議なしと認めます。よって、さようすることに決しました。--------------------------------------- ○議長(小松久展) お諮りいたします。本日はこれにて会議を閉じ、明6日本会議を休会し、3月7日、本会議を再開いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) ご異議なしと認めます。よって、明6日本会議を休会し、3月7日、本会議を再開することに決しました。 本日はこれにて散会いたします。     午前10時37分散会---------------------------------------...