◆3番(
中垣義彦) 3番、
中垣義彦でございます。私は、平成24年度の
一般会計と
国民健康保険及び
後期高齢者医療と
介護保険の4議案に反対の立場で討論いたします。 まず、
一般会計についてであります。 ふるさと創生資金2億7,000万円を取り崩し、副市長と
教育長の
退職金合計1,200万円を廃止して、これらの財源をもとに
中学校卒業までの子供の
医療費無料化、
新婚世帯の
家賃補助、
国保税引き下げのための
一般会計の繰出金の増額、
住宅リフォーム助成制度で仕事興し、保険料の引き上げとすべての保育所で長時間保育の実施など多くの
市民要求が実現いたします。それこそ
人口減少に歯どめをかける施策だとこれまで繰り返し提言してきました。 これに対し、子供の
医療費無料化で入院を
小学校卒業まで拡充すること、
新婚世帯の
家賃補助など、新たに市民の
願い実現の手だてが講じられることについては大いに評価をいたします。
収納率向上と
滞納一掃に本気で取り組むことが強く求められ、担当課の努力は認め、収納率が目標に接近する見込みが伺われますが、
課税客体の把握については相当な
取り組みが必要であり、未
申告者対策や特別徴収すべき
事業所への調査については
取り組みが消極的であります。
済生会病院を準
市民病院の扱いとしていますが、
市民サービスが悪いと苦情が数多く寄せられております。
土地開発公社の
経営健全化計画に基づいて、
損失補てんと
利子補給を2億4,000万円計上しましたが、
公社保有地の処分は全く見通しがありません。 不必要な
人権教育や
人権啓発を行い、また分譲地の払い下げ問題など、同和問題の
完全終結については、早急に抜本的な解決策が求められているにもかかわらず対策は極めておくれております。
防災対策では、水害への
被害想定が時間雨量50ミリ程度では、想定外の被害が多発する現状では、抜本的な見直しが必要であります。 また、職員の
非常招集訓練を積み重ねることが重要なのは、昨年の
東日本大震災の
被害状況を見て認識を強くしたのではないでしょうか。
京奈和自動車道の
御所インター周辺に
産業集積地として位置づけられ取り組まれている
企業誘致については、現在の経済を取り巻く環境から判断して実現の見通しがなく、早急な転換が図られることが求められております。
財政再建を進めるためにも、現在もなお職員、特に
幹部職員の
意識改革が決定的に重要で、点検を強め、スピードを速めることの重要性を痛感いたします。 し尿くみ取り中継槽、賃貸料とその工事費をめぐって住民訴訟が行われている現状は、いかに市民の理解を得られていないことが示されております。 教育の問題では、文部科学省の方針によって詰め込み教育が進められ、授業についていけない子、できる子、できない子の格差を広げ、不登校やいじめによる自殺など子供を取り巻く環境はますます厳しくなっております。今、全国に反対の声が広がっております放射能の副読本の配布を強行する姿勢に見られるように、御所市の教育方針が父母や教育現場の声を十分聞くことなく文部科学省の方針に無条件で言いなりでは、問題の抜本的な解決には至らないことは言うまでもありません。 以上が
一般会計であります。 次に、
国民健康保険会計についてであります。 御所市の国保会計は危機的な状況になっております。保険税を払いたくても払えないという状態が長らく続いておりますが、その解消の手だてが重要ですが、国が進めます県単位の広域化では負担は高くサービスは低くなるのが明らかであり、市民本位の国保運営を進める上で大きな問題があります。国保財政の抜本的な解決策として、国の補助率を現在の25%から以前の水準の50%に戻す以外にはありません。 高齢者と
介護保険は、いずれも保険料の値上げであり反対であります。 以上、反対の討論を終わります。
○議長(
奥泰司) ほかに討論はありませんか。13番、
小松久展君。 〔13番小松議員登壇〕
◆13番(
小松久展) 平成24年度の
一般会計予算等についてはいろいろなご意見、討論等があると思いますが、私は議第20号、平成24年度
一般会計予算について賛成の立場で討論をいたします。 平成24年度は、
財政健全化計画の4年目であり重要な年でもあり、
財政健全化を最重要課題として
取り組み、3年連続の単年度黒字の計上を見込まれ、41年ぶりの
一般会計黒字となることからも一定の評価ができるものと思っております。 今後も
財政健全化計画を確実なものに進めるためにも、基本方針であり歳入の確保、歳出の削減はもとより、施設の統廃合及び運営の見直し、第5次
総合計画を念頭に置いた
取り組みなど鋭意努力が必要であると思います。この新
年度予算が
市民生活等に与える影響などを考えるとともに、
財政健全化計画を着実に進め、より確かなものにするためにも、さらなる精査を期待しながら賛成をするものであります。以上でございます。
○議長(
奥泰司) ほかに討論はありませんか。6番、米田 準君。 〔6番米田議員登壇〕
◆6番(米田準) 私は、議第21号、
国民健康保険事業特別会計予算、議第25号、
介護保険事業特別会計及び議第26号、
後期高齢者医療保険事業特別会計予算について賛成の立場で討論させていただきます。 種々、皆様方にはいろいろ思いはあると思いますが、この案件につきましても
予算特別委員会において審議されました。その結果を先ほど
委員長報告され、いずれも
全会一致で可決されたことから賛成するものであります。以上です。
○議長(
奥泰司) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) これをもちまして討論を終了します。 これより採決いたします。採決は分割して行います。 まず議第20号、平成24年度御所市
一般会計予算についてを採決いたします。 本案に対する
委員長の報告は原案可決であります。
委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手する者あり〕
○議長(
奥泰司) 挙手多数であります。よって、議第20号は
委員長報告どおり原案を可決することに決しました。 次に、議第21号、平成24年度御所市
国民健康保険事業特別会計予算について、議第25号、平成24年度御所市
介護保険事業特別会計予算について及び議第26号、平成24年度御所市
後期高齢者医療保険事業特別会計予算についてを採決いたします。 本3議案に対する
委員長の報告は原案可決であります。
委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手する者あり〕
○議長(
奥泰司) 挙手多数であります。よって、議第21号、議第25号及び議第26号については、いずれも
委員長報告どおり原案を可決することに決しました。 次に、議第22号、平成24年度御所市
学校給食費特別会計予算について、議第23号、平成24年度御所市
国民宿舎葛城高原ロッジ特別会計予算について、議第24号、平成24年度御所市
下水道事業特別会計予算について及び議第27号、平成24年度御所市
水道事業会計予算についてを採決いたします。 本4議案に対する
委員長の報告は原案可決であります。
委員長報告どおり原案を可決することに決しましてご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) ご異議なしと認めます。よって、議第22号、議第23号、議第24号及び議第27号についてはいずれも原案どおり可決することに決しました。
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○議長(
奥泰司) 日程第2、議第29号、
御所市道路線の認定についてを議題といたします。 本案は、去る3月9日の本会議において厚生建設
委員会に付託した案件であります。 審査の結果を
委員長より報告願います。厚生建設
委員会委員長、
吉村純治君。
◆9番(
吉村純治) 自席でご報告させていただきます。 ご報告申し上げます。 去る3月9日の本議会において当
委員会に付託されました議第29号、
御所市道路線の認定について、同日に
委員会を開催し、理事者の出席を求め審査を行いました。その審査の概要と結果についてのご報告申し上げます。 まず、市道認定の基準等について説明を求め、その後、私たち委員が現地調査を行い、市道認定基準に合致していることを確認いたしました。その結果、
全会一致で可決することに決しました。以上であります。
○議長(
奥泰司) お諮りいたします。 本案に対する
委員長の報告は原案可決であります。
委員長報告どおり原案を可決することに決しましてご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) ご異議なしと認めます。よって、議第29号については
委員長報告どおり原案を可決することに決しました。
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○議長(
奥泰司) お諮りいたします。ただいま8番、
松浦正一君より
議会議案第1号、
障害者総合福祉法(仮称)の
早期制定を求める意見書(案)の提出について外2件が提出されました。この際、日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) ご異議なしと認めます。よって、
議会議案第1号外2件を議題とすることに決しました。
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○議長(
奥泰司)
日程追加第1、
議会議案第1号、
障害者総合福祉法(仮称)の
早期制定を求める意見書(案)の提出についてを議題といたします。書記朗読。 〔
事務局次長朗読〕
○議長(
奥泰司) 提案者の説明を求めます。8番、
松浦正一君。 〔8番松浦議員登壇〕
◆8番(
松浦正一) 8番、
松浦正一です。ただいま議長のお許しを得ましたので、
障害者総合福祉法(仮称)の
早期制定を求める意見書の提案説明を申し上げます。 障害のある人が障害のない人とともに地域社会で生活できるためには、障害の種類や程度、家族の状況、経済力、居住する自治体にかかわらず障害者がみずから選んだ地域で自分らしく暮らせる社会を実現する必要があります。 このような社会を実現するためには、障害者基本法や今般、
障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会から出された提言に沿って
障害者総合福祉法を着実にかつ速やかに成立する必要があることから、意見書のとおり政府に強く求めようとするものであります。 議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。以上です。
○議長(
奥泰司) 質疑に入ります。ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。本案は
委員会付託並びに討論を省略し、直ちに採決いたします。 本案を原案どおり可決することに決しましてご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) ご異議なしと認めます。よって、
議会議案第1号は原案どおり可決することに決しました。
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○議長(
奥泰司)
日程追加第2、
議会議案第2号、「こころの
健康基本法(仮称)」の法制化を求める意見書(案)の提出についてを議題といたします。書記朗読。 〔
事務局次長朗読〕
○議長(
奥泰司) 提案者の説明を求めます。6番、米田 準君。 〔6番米田議員登壇〕
◆6番(米田準) 議長のお許しを得ましたので、6番、米田 準、「こころの
健康基本法(仮称)」の法制化を求める意見書(案)の趣旨説明を申し上げます。 現在、うつ病や認知症などの精神疾患患者数は300万人を超えており急増の状態にあります。また、自殺と精神疾患とのかかわりや児童期の心の健康問題も指摘されるなど、心の健康と精神疾患の問題は、まさに国民だれにでも起こり得る生命、健康及び生活に影響を及ぼす重大な問題となっていることから、精神保健、医療福祉の総合的、包括的な推進とともに、これらの施策に関する速やかな強化、充実が全国的な運動として政府に対し求められているところです。 以上の理由から、政府に対し、こころの健康と精神疾患対策に関する基本の理念や施策推進の基本となる事項を定めるこころの
健康基本法(仮称)を早期に制定されるよう強く求めるものであります。 議員各位におかれましても、趣旨を十分ご理解いただき、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
奥泰司) 質疑に入ります。ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。本案は
委員会付託並びに討論を省略し、直ちに採決いたします。 本案を原案どおり可決することに決しましてご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) ご異議なしと認めます。よって、
議会議案第2号は、原案どおり可決することに決しました。
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○議長(
奥泰司)
日程追加第3、
議会議案第3号、「
介護職員処遇改善交付金事業」の継続を求める意見書(案)の提出についてを議題といたします。書記朗読。 〔
事務局次長朗読〕
○議長(
奥泰司) 提案者の説明を求めます。4番、
杉本延博君。 〔4番杉本議員登壇〕
◆4番(
杉本延博) 4番、
杉本延博。ただいま議長のお許しを得ましたので、「
介護職員処遇改善交付金事業」の継続を求める意見書(案)の提案説明を申し上げます。 超高齢化社会を迎えて介護を担う介護職員の不足が深刻で、その待遇改善の必要性が社会問題化しています。平成21年度に創設された「
介護職員処遇改善交付金事業」は、平成23年度末で終了するものとなっているが、平成24年度以降も継続するか、あるいは処遇改善に相当するものを介護報酬改定に当たり組み込むかが今大きな争点となっています。仮に介護報酬に組み込んだ場合、職員の処遇改善に結びつく保障がなくなり、介護報酬アップ分を処遇改善に充てるか否かは事業者の判断次第ということになってしまいます。 以上の趣旨から、国並びに関係機関に
介護職員処遇改善交付金事業を平成24年度以降も継続するために尽力されるよう強く求めようとするものであります。 議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
奥泰司) 質疑に入ります。ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。本案は
委員会付託並びに討論を省略し、直ちに採決いたします。 本案を原案どおり可決することに決しましてご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥泰司) ご異議なしと認めます。よって、
議会議案第3号は、原案どおり可決することに決しました。
-----------------------------------
○議長(
奥泰司) 以上で、本定例会に付議されました案件はすべて議了いたしましたので、会議を閉じることにいたします。 議員各位におかれましては、3月5日開会以来、連日ご精励をいただき、また議会運営に当たりましては、格別のご協力を賜りましたことを厚くお礼申し上げます。 各執行機関におかれましては、今会期中に開陳されました各議員の意見、要望事項については、市政執行の上に十分反映されますよう要望いたします。 閉会に当たりまして、市長よりあいさつがあります。
東川市長。 〔
東川市長登壇〕
◎市長(東川裕) 3月定例市議会の閉会に当たり、ごあいさつを申し上げます。 本定例市議会は、去る3月5日に開会して以来、15日間にわたり慎重審議を賜り、平成24
年度予算案を初め条例の制定、その他重要案件につきまして原案どおりご議決を賜りましたことに対し、衷心より厚く御礼を申し上げます。 本会議並びに各
委員会におきまして、議員各位から開陳されましたご意見につきましては、職員一同十分留意しながら市政運営に生かし、予算の適正な執行に努めるとともに、
財政健全化に向け、さらなる努力を傾注してまいる決意でございます。 議員の皆様方におかれましては、今後とも市政進展のため一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。
○議長(
奥泰司) これをもって、平成24年3月
御所市議会定例会を閉会いたします。 どうもありがとうございました。 午後0時29分閉会
----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
御所市議会議長 奥 泰司
御所市議会副議長
島田幸子 御所市議会議員 米田 準
御所市議会議員
藤岡秀規 御所市議会議員
松浦正一...