2018年06月25日:
平成30年
文教厚生委員会 本文 ▼最初の
ヒット発言へ(全 0
ヒット) ○午後1時00分開会
◯藤井孝博委員長 ただいまより、
文教厚生委員会を開催いたします。去る21日の本
会議にて、付託を受けました
議案第41号、
桜井市休日
夜間応急診療所条例の一部
改正について、ご審議いただきたいと
思います。この際
皆様に申し上げます。発言されます際には、必ず机の上のスイッチを入れてから発言くださいますようお願いいたします。それでは、審議に入ります。まず
理事者側よりあいさつを受けることにいたします。
◯笹谷清治副
市長 委員の
皆様、改めましてこんにちは。本日は、6月21日の本
会議において付託されました、
議案第41号、
桜井市休日
夜間応急診療所条例の一部
改正につきまして、
文教厚生委員会の皆さまのご審議を賜り、適切なご議決をいただきますよう、よろしくお願い申しあげます。
◯藤井孝博委員長 議案第41号、
桜井市休日
夜間応急診療所条例の一部
改正について、質疑に入ります。質疑ありませんか。
◯阪口 豊委員 今回の、休日
夜間応急診療所の
縮小については、
運営協議会があったと聞いております。そこでの
意見や
議論は、でなかったのか。また現在、
運営に
いくらの
経費がかかり、その
見直しによって
いくらの
経費が削減できるのかお尋ねします。
◯小畑雅義すこやか暮らし部長 運営委員会のほうを開きました。そこで、
議論がございまして、当初から
見通しが悪かったんではないのかとか、
小児科、
歯科診療がないのが1つの原因ではないか。それから、木曜日を残すのであれば、木曜日もこの際ではあるので、なくしてはどうか。というようなご
意見もいただきました。次に
経費の件でございますが、
経費につきましては、現行は4000万ほどかかっております。そして
縮小後につきましては、約2600万ということで、約1400万の
経費の削減ということで今、予定しておりますところです。以上です。
◯阪口 豊委員 更にお尋ねいたします。今回の休日
夜間応急診療所の
縮小によって
市民の方が、急に具合が悪くなった場合どこへ行けば良いのか。また、土曜日の
夜間はなぜ行わないのか。また、改修にあたり、
補助金や起債などを受けているとしたら、
返還義務は生じないのか。再度
部長にお尋ねします。
◯小畑雅義すこやか暮らし部長 どこに行けば良いのかとのご
質問ですが、
桜井地区輪番制病院、
中南和小児夜間診療、
婦人科そういうところの
医療環境というのは、充実していると考えております。また、地域の
医療機関の方からも推奨がございまして、
かかりつけ医をもたれる方が多くなっているということで、
市民の
受診意識も変化してきたのではないかということと。そのようなことから市内の
医療機関にかかっていただけたのではないかと考えております。それから土曜日の
夜間なんですが、このことにつきましても、
医療機関の充実や
意識の向上がありましたので、当初から
医師会の方からもいらないのではないかとご
意見をいただきまして、それから
返還金ということでございますが、どこからも借りていないので、
返還金はございません。以上です。
◯阪口 豊委員 今回、
市長の目玉でありました、
桜井市
夜間応急診療所の
縮小でありますが、最近
職員からは、
財政が厳しくて、お金がないので、何もできませんといった発言をよく耳にします。
財政が厳しいのであれば、
職員数を削減するとか、もっと
行財政改革を行えばと考えるが、どうですか。最後に副
市長にお尋ねしまして、私の
質問は終わります。
◯笹谷清治副
市長 確かに、
財政的には非常に厳しいですが。ただ単に
財政難ということだけで、
市民サービスを切ることはできません。今、現在、新たな
行財政改革に向けて内部で検討しておりまして、来年度からの行革のプログラムにむけて今、作成中です。一方では、
職員数の問題も含めてございますが、必要な
職員数は必ず必要になりますので、そういう面につきましても、ご提言あったことも踏まえまして、今後も十分検討して参りたいと
思いますので、ご理解賜りたいと
思います。以上です。
◯金山成樹委員 平成28年8月1日に県から譲り受けて
桜井総合庁舎を6億8,040万かけて
桜井市が改修して
健康子育て医療福祉の拠点として「陽だまり」としてオープンされたわけですけども、そのなかで今回提案上がっている休日
夜間診療所のほうも
開設されたわけですが、今回の
議案の
主旨は私はいいと
思いますし、逆によく決断されたなと評価しておるんですけども、一方で、「陽だまり」の1階に休日
応急診療所ができたわけですけども、日、祝、年末年始にあった
診療日に加えて平日
夜間も拡大して、
緊急医療に取り組む
主旨で作られたと理解しております。これは、
松井市長の
目玉公約のひとつであったわけなんですけども、
阪口委員がおっしゃったとおりなんですけども。ただ、今回、
開始からわずか1年8ヶ月で、平日の
夜間診療が木曜日のみとなって、
診療時間も短縮されるというふうになりました。その
主旨はたしかに
先ほども申し上げたようにいいと思うんですが、しかしながら、
開設当時から
予測できたんじゃないかと私は思うんです。なぜ、2年も満たずに、計画変更するのか、ゼロからイチをつくること、まるっきりの
新規事業であればですね、ほんとに
需給予測は難しいと思うんですけども、しかしながら今回の休日
夜間応急診療所については単なる
機能強化にしかすぎませんので、しかもこれ
市長の
専門分野、
得意分野でもあるわけですから、そこをはずすのはちょっとどうなのかなと私正直思っております。なぜ、2年も満たずに
縮小するはめになったのか、その
理由と
見解のほうをまずお聞きしたいと思うのと、
あと、当初の
需要予測、どれぐらい使われるのかどれだけ増やそうという
思いだったのか、
さきほど答弁で申されてましたけど、そういう
議論もあったということですが、
小児科とか
歯科とかが、やはり休日
夜間診療で一番必要じゃないかとおっしゃられる
先輩議員たちもいますので、そういう
需要の
見通しはどうだったのかをお伺いいたします。
市長がいらっしゃらないので副
市長にお聞きします。
◯笹谷清治副
市長 「陽だまり」への毎年の休日
診療に加えまして
夜間診療を
開始するということにつきましては、全国的にも問題になっております、2次
救急病院の1.5次化ということで、このことを目的に
桜井市
医師会の
先生方と何度も
協議を重ねまして、また
関係機関とも調整を行い、実現したものでございます。たしかに、金屋にありました頃、当時
保健会館におきましては、休日
応急診療所を
運営していたことからですね、
委員からご
指摘ありましたように、
新規事業ではなく、
機能強化と理解されることは当然のことと思っております。また、
委員からご
指摘のありました
需要予測のあまさということにつきましても、
応急診療という、
救急応急の
診療という性質からその
需要をつかむことはなかなか困難であったということはいなめない事実でもあります。
事業を
縮小する
理由としましては、やはり
受診者の低迷が大きな問題になっております。
開始年の
平成28年度につきましては、年度途中の8月オープンということでもあったために
平均の
利用者数が1日あたり0.9人。1名にみたなかったという
状況もございました。29年度につきましては、1.2人ということで若干増えたわけでございます。これまでもなんどとなく申し上げてることでございますけれども、その結果、この
効果を
利用者数だけで測るというようなことも、これもできない性格の面の
サービスではないかとも考えております。しかしながら2年間これらの
診療の
利用状況でありますとか、
救急搬送状況を検証させていただいて在来の
救急医療体制を確認した上でこの度の
事業の
縮小を
判断したというふうに考えてございます。また、
夜間診療でもっとも必要とされるのは、
小児科や
歯科ではないかというふうに考えております。当初は
医師会とも
協議をしたという経緯もございますが、実際には、
設備の問題でありますとかそういう問題も含めましてその後、
小児の
夜間診療につきましては、橿原休日
応急診療所等で対応していただいてるのが、
現実でございます。また、
歯科につきましても、
設備の整備、
診療する
診察台でありますとかですね、
診療環境がなかなか十分に整えることができなかったということも
理由としてありまして、実施にいたらなかったというのが現状でございます。以上でございます。
◯金山成樹委員 ありがとうございます。
需給予測の難しいところは確かに理解できますけど、なぜその部分を拾いきれなかったのはなぜかというのは疑問に残るところですので、ぜひ、今後のことを考えて検証していっていただけたらうれしいなと思うんですけども。
質問のほうなんですけども、なぜ、木曜日をあえて残したのか、平日
夜間の
受診者数は
平均1日1.2人でしたっけ。1人に満たない日もある中で木曜日のみになったらよけいに
受診者数減るんじゃないかと素人目にも思うんですけども。今、
思い切って木曜日も削ったほうがいいんじゃないかと思うんですが、なぜ残されるのか。その
理由をお聞かせいただきたいのと、今後、その木曜日を残したなかで、今後の時間編成のなかで
診療所の
利用予測をどれぐらいみてはるのかを分かれば教えていただきたいと
思います。また今回の
縮小によって、
さきほど、
阪口委員お訊ねになられてましたけど、現行の年間4,000万ぐらいから2,600万ぐらいになるということで、年間約1,400万円の
ランニングコストの削減になるとご答弁されてましたけど、そもそも1年8ヶ月前に、平日
夜間をしなければですね、逆にいうと2,800万円の無駄が省けたともいえるわけで、そういうところはどのようにお考えなのかと
見解を副
市長にお聞きしたいと
思います。
◯笹谷清治副
市長 ただいまのご
質問にお答えいたします。
夜間診療を
開始するにあたりましては、
さきほども申し上げましたように、市の
医師会をはじめとする
関係機関とも何度も
協議調整を重ねて、
開始にいたったわけであります。
さきほど
阪口委員の
質問にも回答させていただきましたように、
協議会の中でですね、変更するにあたりましてもいろんな
意見をいただいております。特に、木曜の
診療を残した
理由についてということも、もうやめたらどうかという
意見もありました。しかしながら、現在市内の
開業医におかれましては、
休診日はばらつきがありますけれども、やはり木曜日が
休診という
医療機関のほうが多いというのが現状でございます。5月に開催をいたしました、
さきほどいっております
協議会におきましても、同じくそういう
指摘もいただいたわけでございますけれども、反面、木曜日
休診の
病院が多いということは事実でございますので、これまでどおり、木曜日の部分につきましては実施するという
判断を
協議会のなかでも
協議の上
判断いただいて、それをひとつの
意見として参考にしながら市でも
判断をさせていただきました。また、お述べのとおり、平日
夜間診療を
開始しなければ
ランニングコストは発生しない、これあたりまえのことでございます。
先ほども申し上げましたように
インフルエンザでありますとか、
緊急対応について、
受診環境を整えると、
インフルエンザで
パンデミックということで非常に大流行したというのが何年か続きましたので、そんなことも考えながら
桜井市
医師会とも
協議しながら
開設したという、
さきほどから何度となく申しております。しかしながら、
受診環境が整ったことに加えまして、
市民の
受診意識のほうも変わってきています。
かかりつけ医を
利用したいというふうに非常になっておりますし、そういう
意味では平日の
夜間の
診療の
受診者が各医院の
診療時間が遅くまでやっておられるという
現実もございますので、少ないという結果になってきております。従いまして
ランニングコストを抑えることが、第1の目的ではございません。この度、やむなく
事業の
縮小にいたってると、ご理解をいただきたいと
思います。また、
開設に伴いまして、
診療環境、
さきほども申しましたけど、
小児科でありますとか
歯科でありますとか、レントゲンの機材でありますとか、そういうのが十分に整っていなかったことも
受診者が伸びなかったことの要因のひとつと
判断しておるところであります。2年間
事業を進めてまいりましたけども、費用対
効果の関係、あまり費用対
効果という言葉を使いたくありませんけれども、真に必要な木曜日のみ残して
事業縮小という決断をさせていただきました。ご理解いただきたいと
思います。以上です。
◯金山成樹委員 先ほどお伺いしたその後の
診療所の
利用予測のほうも後ほどお聞きしたいんですけども。時間が変わったなかでの
利用予測をお聞きしたいのですが。先程来、副
市長のほうが、おっしゃってた
医師会の協力もあってということですけれども、やはり
市長自身が言わなければ、そもそもこれを取り組もうという話にはならないわけです。そういう
意味ではやはり
市長の強い
思いがあったうえでかと理解するわけなんですけども。そのなかで、
市長が10年20年後の
桜井市を見据えてとおっしゃってますけれども、1年8ヶ月先を見通すことができなくてですね、果たして10年後20年後大丈夫かなと私は思うんです。これは
目玉政策のひとつでもあったし、
得意分野でもあります中で、本当に大丈夫かなと心配しています。そんなことない、あほなこと言うなと逆に言ってもらったほうが逆に安心なんですけれども、どうかなと本当に心配しています。そのなかで、特に、
さきほど
阪口委員がおっしゃってたように、
財政が厳しいなかで、
職員も苦心しながら併行して
事業進めるなかで、市の
負担もきっと増えてるなかでですね、
投資的経費がすごく増えてると思うんです、
財政のなかでもですね。これはうまくいって、うまくまわると、いうための
投資的経費だと思うので、投資する人の
信頼性が低かったらですね、無駄になる
可能性もあるわけです。申し訳ないんですけども。生きにいかない
可能性も高いと思うんですよ。ぜひこの精度をですね、こういう
得意分野の
予測をはずすということが続けば
桜井市は窮地に落ちかねないと思っておりますので、これ副
市長に訊くのもあれかと思うんですけども、副
市長の
見解をお聞きしたいのと、将来
負担増が増えてるなかでですね、今は低めだと聞いてますけど、
桜井市はですね。10年後20年後とおっしゃるならば、10年後20年後の負の遺産は少なくしてほしいと思うんですよ。きつい言い方かもしれませんが、今回のことをとらまえてあれこれ言うつもりもありませんが、今回のことで危険な状態にならないように、精度を高めてほしいし、
得意分野ほど失敗することもあると思うんです。たとえば奈良県下見ても五條市とかはですね、産
婦人科がそもそもなかったりしますし、
桜井市は恵まれた
医療機関があるなかでひ
ょっとしてこれやりすぎやったんじゃないかという観点もあると思うんですよ。今後の検証でしてほしいと思うし、それを含めて副
市長のご
見解をお聞きしたいと
思います。
◯笹谷清治副
市長 今ご
指摘いただきました。確かに市ではいろんな
事業を展開しているわけでありますけれども、そのなかでも非常に
財政が厳しいということで、
職員もみんな心してかかっているわけであります。市の
事業につきましては集中と選択ということで、何が真に必要で、やっぱりきらなければいけないものはきらなければしかたないなということで将来の展望も含めまして将来に負の財産になりましたけども、そうならないようにですね、
職員一丸となってやっておるわけでございます。そういう
意味では市の
事業につきましては、機会において、かねてより申し上げておりますように
行財政改革のツールということで、
行政評価をやらせていただいて、そのなかで常に
PDCAサイクルによる
事業の
効果検証をやって
見直しを諮ってきていると、こういう
状況でございます。一定、
事業をしますと、少なくとも5年間ぐらいは
通常事業が続くわけでありますけれども、やはり早い時期にやっぱり見直すということも肝要かと
思います。そういう
意味で今回の
事業につきましては
利用状況でありますとか、
効果も含めましていろんな
環境が変わってきておりますので早期に
見直しをさせていただいておるということで理解をいただきたいと
思います。それと今後の
見通しということになりますけれども、木曜日がなりますので、今まで
平均1.2とか2名までに抑えられてますけれども、木曜日だけに限られてきますとたぶんそのような
かたちで、若干増えるんかな
あと、
見通しはもっておりますけれども、これもまた、実際には、なかの
受診設備等々の問題もございますので、そういう
意味では
市民に安心を届けるというこういう面もございますので、そういう
意味で
効果を見ていきたいなと考えております。
さきほどから何回も言っておりますけれども、今回は
診療の
環境が変わりました。それと
利用状況が少なかったというのもありまして今断腸の
思いでさせていただきました。そういうことで、今後も
行財政改革の視点で、
市民の
皆さんの影響を抑えながら、
事業についてはいろいろ今後も考えていきたいなと思っております。今日いただきました
委員の
皆さん方の
意見も含めてですね、しっかり点検と
見直しを諮っていきたいと考えております。以上です。
◯村嶋和美けんこう増進課長 さきほど
金山委員にお訊ねいただきました
利用予測なんですが、なかなか
さきほど副
市長がご答弁申し上げましたように、
応急診療ということで、つきにくいところなんですが、木曜日の
受診率なんですが、大体、
月火水木金のなかで、25%が、木曜にかたよっております。
あと、10%台とか、20%の前半になっているところが
現実でございます。
あと、
診療時間を短くいたしました件につきましても、実質、今、午前診の終わり1時間と午後診の終わり1時間、ほとんど患者さんが来られないという実情がございましてこれも検証した結果、時間短縮ということで決めさせていただきました。以上です。
◯藤井孝博委員長 他にございませんか。
◯土家靖起委員 副
市長にお尋ねいたしますけども、この
ひだまりにきたときは、
市長は強い
思いで、この陽だまりの誘致と言いますか、買い上げてきたと。私は当初から、この
事業については、
開業医も
診療時間も長くやられておるし、8時9時と言っても、まだ
診療時間やから
診療の
利用が少ないと言うことは、健康で良いんですが、これは、
公約で
市長の
思いでやられたものであって、当時つくったときは、
職員の
思いはどうやったのか。
市長としては、なんとしても、休日
夜間診療所をつくりたいと。この当初の計画通りやりたい気持ちはお持ちやったので、
職員もこれに習ってしまってそういう方向に進んでいったのではないかという気がしますので、これから20年間あの施設を使うとして、690万地代を払っていくんですよ。そういう
思いもあるし、当時は4,000万で1,400万の節減なると。2,600万の
経費はどういうところに充当されているのかという
思いもするんですよ。そういうことで、
金山委員から話もありましたが、
市長の
思いとしては今日までの、積み残し
事業をですね、何とかしてやっていく
思いはあるんですが、後年
負担が伴ってきますので、当然
行財政改革をしながら、これらの
事業をやっていかないといけない気もいたします。したがって、短期間で1年8ヶ月で、こういう格好で撤退していくとなれば、現に生き生き広場も、もうじき閉めるという話しも聞いています。
松井市長になってから
思い切って決断は良いんですが、卑弥呼の庄も
松井市長のときにあのようなことになって決断してもらって、そんなんでね、創るは閉めるはのような事態になってきても、これからは大変になりますし、
市長の
思いもこれからどのようになっていくのかということもありますんで。私は、1つは
市長の
公約であったものが、
職員がそれに習って消極的やったかもわかりませんが、なんでここまできたのかと言う
思いもするんです。その点をですね
担当部長はその当時おられなかったですが、そういうことはなかったのかその点をお聞きします。
◯小畑雅義すこやか暮らし部長 当初の
開設時につきましては、全国的に問題になっておりました、2次
救急病院の1.5次化ということで、2次
救急病院が本来の機能を果たせないという問題が発生しておりましたので、そのへんのところで、
市長も含め我々も2次
救急の対応を計りまして、
受診環境を整える必要があると考えてました。ただ、当時の
環境と副
市長も言っておられた
市民の
受診の
意識や
かかりつけ医をもたなければならないであるとか、そういうところの
意識も高まったということで、今回、
受診環境の方が整っているということで、
縮小と言う
かたちをとらせていただきました。
◯土家靖起委員 結果はどうなっていくかわかりませんが、
月火水金の廃止ということになってきますと、
市長の政治的な
判断が甘かったんではないかという批判もでてくると
思います。このへんをきちんと抑えていただかなければ、今後、いろんな
行政に関しての諸議題もでてきますので、これをきちっとしていただきたいなという
思いもしております。それで、ちょっと副
市長。
◯笹谷清治副
市長 今、ご
指摘いただいたことに関しましては、
市長のほうに私のほうから申し添えますし、
行政の
事業の
判断を下したからには、少なくとも5年、10年続けるのが当然のことだと私も
思います。これまで、私が生きてきた
行政としてもそうだと
思います。しかしながら、実際にはいろんな
行政課題もございましたので、その中での
判断ということです。今後のご
指摘の点も踏まえまして、今後の
行政運営に努めて参りたいと
思います。以上です。
◯土家靖起委員 わかりました。しっかりと
市長に伝えて下さい。それと、
先ほどの2,600万ですが、今後の
経費。内訳ですね。もし分かれば。
◯小畑雅義すこやか暮らし部長 内訳に関しましては、
医師、
看護師、
医療事務に係る
人件費、
診療報酬の請求の事務の分でございます。以上です。
◯土家靖起委員 すいません、もう一度、お願いします。
◯小畑雅義すこやか暮らし部長 内訳といたしましては、
医師、
看護師、
医療事務員の
人件費、プラス
診療報酬の請求の事務費でございます。以上です。
◯土家靖起委員 その事務費の内訳について言ってください。
◯小畑雅義すこやか暮らし部長 診療報酬の請求の事務費の内訳につきましては、時間で1,500円というところで、約64時間の時間をみこしております。以上です。
◯工藤将之
委員 お伺いをいたしますが、まず、4,000万、2,600万という金額の話がでているんですけども、これはかかってる費用だけをみてるのか、それとも、
診療報酬で入ってくる分もありますよね、それも相殺された分で見てるのか、というのをまず1点お伺いします。相殺されたものでなければ、2,600万かけてどの程度入ってくるようになるのか、というのが
見通しとしてあればお伺いします。それとですね、
事業を
縮小するにあたって、私は以前に一度、本
会議だったと思うんですけども、広域化を考えて費用
負担を他のところにも賄ってもらうような考えはできないかというような
質問をさせてもらいましたが、今回、
縮小する前に、費用のことだけをいうならば、広域化も声かけ等は、
意識調査ぐらいはしてもよかったのかな
あと思うのですが、そのようなお話し合いはなかったのかをお伺いをいたします。最後に
PDCAサイクルという話が出てきてるんですが、PDCAの最初のPが甘かったというふうに思うしかない
事業となってしまいましたが、
さきほど、各先輩
委員皆さんからお話があるように、私は
市長がやはりこれは肝いりでやったことだと思っております。しかしながら、今回、
市長の提案
理由説明の時には、非常に簡素な説明であって、そこに
市長の
思いは一切のってこなかった。その
理由もなにも説明されなかったんですね。たとえば、上之郷
診療所でありましたら、昨今の
医療環境の充実、交通手段の確保
状況の改善及び
かかりつけ医制度が浸透してきたことにより条例廃止というふうに、
理由をおっしゃっていただいておりますけども、この41号
議案に関しては、「一部
改正については所要の
改正を行うものであります」と、まったく
市長の
思いがのっていないと、いうふうに私は思って、非常に残念な
思いをいたしました。そこで副
市長にお伺いしたいのですが、
市長は、この
縮小に関して
思いのようなものをおっしゃっておられたのかどうか、以上3点お伺いいたします。
◯小畑雅義すこやか暮らし部長 さきほどの事務費の関係でございますが、
医師の
人件費、
看護師の
人件費、
医療事務員の
人件費、で相殺されたものはございません。それから、どれぐらい入ってくるのかというご
質問に関して、現在のところわかりません。それから、
縮小にあたって、他のところに声かけはしたのかというご
質問でございましたが、この件につきましても、
小児科につきましては、橿原のほうに
負担していることもございますんで、この件に関しましても声かけ等もさせていただいておりません。以上でございます。
◯笹谷清治副
市長 市長の
思いはどうであったのかというご
質問でございます。
市長、確かに選挙
公約マニフェストのなかで、福祉医療の充実という要望されて今も
公約のひとつ、自分の柱のひとつにされておられます。そういう
意味ではこの休日
夜間の
縮小につきましては、非常に自分でも、申し訳ない施策のひとつだったな
あと今も思っておられるのではないかと推測いたします。しかしながら、
現実に、今、
先ほど来からも申し上げておりますように、実際の
利用でありますとか、他の
医療環境の問題でありますとか、そういうことを含めましてですね、短い期間でありましたけれども、実際に
事業を展開するなかでは、やはり、この分については
見直しが必要であろうということで、考えていただいて、このような
状況にいたっております。木曜日も含めてですけれども、実際には、やめたらどうや、という
意見もございますけれども、やはり
市民の安心という精神的な面も含めましてですね、そういう
サービスも行ってきたということも含めてですね、必要ではないかということでですね、木曜日の
診療ということでさせていただきました。そういう
意味でご理解いただきたいなと
思います。以上です。
◯工藤将之
委員 まず、金額のことでございますが、私、計算してきてなくて誠に申し訳ないんですが、4,000万が、月、火、水、金を除くと2,600万円になるというのが、どうも比例してないような感じがして。固定費があるのかと思うと、土家
委員の
質問に対する答えを聞くと、
人件費のみということですので、固定費は含まれてないということですが、これ1,400万円の減で、つじつまがあうのか、すみませんが、もう一度説明をお願いしたいと
思います。それと広域化については理解いたしました。ただ、今後、どの
事業するにしても、なんといいますか、
市民のみの
サービスではなくて、近隣の人たちへの
サービス、近隣市町村への
サービスも含めて
桜井市が中心になってやっていけるのであれば、もしかすると、それが将来的な住民誘致につながるかもしれませんのでいろんな観点をもっていただければなと
思います。
市長の
思いについては理解するわけでもないんですけれども、副
市長の答弁としてはどうしようもないのかと
思いますが、今後、できましたらですね、このような、市が単独でやってる
事業の拡充もしくは
縮小、廃止につきましては、提出
議案の説明
理由で、きちんと、
市長の口からご説明いただきたいと
思います。といいますのも、私どもの、
桜井市の提出
議案、これ話がずれますが、非常になんといいますか、画一的というか、国の法律が変わってやることもすべて丁寧にご説明いただいておりますが、たとえば、3兆円とかいう、東京では絶対してないですよね。ですから逆に、
市長が真剣に考えてる、
市長が取り組みたいことが浮かびあがってくるのかなというふうに考えておりまして、この説明では少し残念だったなという
思いがございましたので、すみません、副
市長にお伺いさせていただきました。
質問は1点になりますが、ご返答よろしくお願いいたします。
◯小畑雅義すこやか暮らし部長 ただいまのご
質問にお答えいたします。
人件費の分でございますが、平日
夜間の分が、243日というところで、4,000万円のときは計算しておりました。その部分が週1回木曜日だけになりますので、48日ということになりますので、その分での減額という
かたちになります。以上です。
◯工藤将之
委員 計算合いますか。48日になるんですよね。約200日減るんですね。
◯村嶋和美けんこう増進課長 医師の
人件費だけで、約1,100万の減額になります。それで、平日
夜間の分だけで申しますと、約800万円減額となります。休日午前診と午後診が1時間ずつ減りますので、その部分で、200万の減額となります。ざっくりとした数字で申し訳ないんですが、お盆がなくなったりとか、年末年始の時間のほうも減額しておりますので、
医師の委託料で1,100万の減額、
看護師の委託料のほうで200万弱の減額、
医療事務のほうで140万程度の減額となっております。
診療報酬事務につきましては、月に1回の計算になりますのでこの部分の減額はございません。
◯工藤将之
委員 今回は条例の
改正だけでございますので、金額のことまでは、この場所で、これ可決したからといって2,600万固定になるとは思われないんですが、引き続き、私も勉強させてもらいますが、単純に日数で割ると比例してないというのは、おそらく今の答弁ででてきてるのかなと僕はまだ考えてます。もう少し研究させていただいて、ほんとに2,600万円かかるのかというのをちょっと私なりに理解したいと
思います。ありがとうございました。
◯東 俊克
委員 聞いていたら、今回の日数を減らすというのは、
受診率が悪いということだと思う。
見直しは当然、必要やとは
思います。今、答弁にもありましたように、1日に1.2人程度しかないと。これを木曜日、休みの日にしぼったら、大体、さっき20%から25%が、木曜日やから、増えると
予測されていると。1年8ヶ月で
見直しをするというのは、考えていきゃ良いんですけど。この結果によって、人数や
受診率が上がったら、それはそれで良いが、上がらなかったら、見直すという
議論はされているのか。
医師会とも当然、
協議はしていってもらわんといけないが、たとえば又、1年後に
受診率がこれぐらいやったら、どうするかとか。逆に足らんから、平日も増やすとか、そういう
見通しは、されているのか。最初の
市長の
開設の時は、
救急搬送が非常に増えていると。そういう要因もあって、日数を増やしましたとか。そういう数値があって、1年後の数値によって、
見直しするのは、当然必要と思う。
見通しということについてはどう考えているのか。
◯笹谷清治副
市長 2年足らずで変更させていただいておりますのは、
先ほど来いただいている
意見を留意して、考えていきたいと
思いますが。これからは木曜日やっていきますが、どの期間と名言は出来ないが、実際に2年なり、3年様子を見て、その中で、今よりももっと
需要がないということであれば、それは当然、
先ほど来言っているように
PDCAサイクルに則って、見直す時期も早まることもあろうかと
思います。
行政は案外、スピード感がないと良くいわれるので。その辺り、考慮して対応したいと考えております。
◯東 俊克
委員 スピーディー差も大事ではありますが、折角、今、
医師会と話をしているのですから、数字の流れも見なければならないが、1年後には見直さんなあかんなというような話しはつけておくべきであると
思います。先に陽だまりオープン時には、増えるといっていたものが、増えなかった。1年後には見直すというようなことも、我々の方にでも、前もって話があれば違ったのではないかと
思います。今、行革で
見直しを行っている中で、そのような計画性も
運営では大事ではないかとも
思いますけども、どうですか副
市長。
◯笹谷清治副
市長 もちろんそうあるべきと考えております。留意し、心してかかりたいと
思います。以上です。
◯藤井孝博委員長 他にございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、質疑を終結いたします。質疑を終結いたします。これより、採決に入ります。お諮りいたします。
議案第41号について、原案どおり可決することにご異議ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって、
議案第41号は、原案どおり可決すべきものと決しました。
委員長報告はいかがいたしてよろしいか。
(「
委員長一任」と呼ぶ者あり)
委員長一任ということですので、
委員長において作成いたします。以上で、本
委員会に付託されました
議案についての審議は終わりました。最後まで慎重ご審議ありがとうございました。それでは、閉会にあたり
理事者側よりあいさつを受けます。
◯笹谷清治副
市長 委員の皆さま、慎重なるご審議をいただきまして、ありがとうございました。また、付託されました案件につきまして、原案どおり可決すべきものと決定を賜りまして、厚く御礼申し上げます。本日、
委員の皆さまからいただきましたご
意見を踏まえ、今後の市政
運営にあたってまいりますので、今後もよろしくお願い申しあげます。本日はありがとうございました。
◯藤井孝博委員長 これをもって閉会いたします。ありがとうございました。
○午後1時50分閉会
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