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平成27年第2回定例会(第2号) 名簿 開催日:2015年06月11日
平成27年第2回定例会(第2号) 本文 開催日:2015年06月11日

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  1. 桜井市議会 2015-06-11
    平成27年第2回定例会(第2号) 本文 開催日:2015年06月11日


    取得元: 桜井市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    2015年06月11日:平成27年第2回定例会(第2号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) ◯議長(藤井孝博君) ただいまより本日の会議を開きます。  日程に入るに先立ち申し上げます。  本日、市長が非常にひどい腰痛のため、登壇席の後ろに非常用の椅子を置くことを許可いたしておりますので、あらかじめご了承願います。  また、奈良テレビ放送テレビ撮影を許可いたしておりますので、あらかじめご了承願います。  日程第1、これより一般質問を行います。  まず、代表質問を許します。───公明党代表質問、1番大園光昭君。 ◯1番(大園光昭君)(登壇) おはようございます。公明党の大園光昭でございます。ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、公明党議員団を代表いたしまして2点質問させていただきます。  何分なれなため、お聞き苦しい点等ある思いますが、最後までしっかりさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  なお、質問に先立ちまして、私たち公明党議員団に対しまして、4月に行われました市議会議員選挙で、真心の投票をいただきました市民の皆様にこの場をおかりして感謝の気持ちを申し述べたい思います。大変にありがとうございました。どこまでも大衆とともにを肝に銘じ、公明党創立の思いをこの桜井の地で果たしてまいりたい思います。  それでは、1点目、防災時の避難誘導についてお伺いいたします。  今日、日本を取り巻く自然環境の大きな変化に対しまして、大変危惧しております。直近でも口永良部島で火山が噴火し、全島民137名が避難されました。現在も避難所生活を送られております。避難所の方のご苦労、ご心労ははかり知れないものがあります。災害の終息を心よりお祈り申し上げます。  そこで、桜井市における緊急避難体制をいま一度確認させていただき、常に緊張感のある体制維持をお願いしたい思うところでございます。  地震の場合、外に出ることで、その被害から逃れられる可能性はありますが、地震発災がわかったとしても、その次の行動をどのようにしたらいいか、1人では行動を起こすことの不安な障がい者の方や、地震を感じたとしても体に障がいを持たれた方や寝たきりの高齢者は、みずから屋外に出ることができずに、家屋の下敷きや家具の間に挟まれ動くこともできない状態が容易に想像できます。  そんな事態を回避されたのが、昨年発生しました長野県白馬村での地震対応です。住民ネットワークシステム、村地図を作成されており、崩壊したある住宅では、消防団員近隣住民5人が2歳男児3歳女児の命を救い、視覚障がいのあるひとり暮らしの高齢者の家に入って救助したのも近隣の住民の方でした。  常日ごろからお互いが顔を見合わせるコミュニケーションを心がけ、声をかけ合える近所であるがゆえに、救助の細やかな対応ができた思います。一人でも多くの大切な命を救うことが可能になった思います。  白馬村での地震発災後、世間でも、自助、公助、近助という言葉が浸透しているように伺っており、当市でも同様に、近隣のコミュニケーションを醸成し、地域ぐるみの防災を目指していただけるようにお願いしたい思い、桜井市の防災時の避難誘導対応について考えをお聞かせください。  2点目は、聴覚障がい児に関する助成金についてお伺いいたします。  身体障害者手帳の交付対象ならない軽度・中等度難聴児に対する補聴器購入助成についてを通知されておりますが、本制度は、両耳の聴力レベルが原則30デシベル以上(小声で会話をする程度の音)で、身体障害者手帳の交付対象ならない18歳未満の方が対象でございます。  本制度の必要性として、軽度・中等度の難聴は、周りから聞こえているように見えますが、気づかれにくいため、音として聞こえていても、言葉として明瞭に聞こえていないため、そのままにしておく、言葉のおくれや発音の誤りなど言語発達に支障を来す言われております。  したがいまして、早期に補聴器を装用することで、言語発達やコミュニケーション能力を高めることができます。
     本市でも、平成25年1名、平成26年1名の方が利用されております。本制度の認知度及び制度の周知についてご質問いたします。  以上2点につき、ご答弁のほど、よろしくお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君)(登壇) 皆さん、おはようございます。  公明党を代表されましての1番大園議員の1点目、本市の防災時の避難誘導についてのご質問にお答えをいたします。  本市では、災害発生時におきまして災害対策本部を立ち上げ、いろいろな情報を収集し、できるだけ早く、事態の推移によっては人的被害が発生する被害の可能性がある場合に早期に避難をさせるために発令される避難準備、被害が発生するおそれのある場合に住民に対して発令される避難勧告、災害が発生し、または発生するおそれがある場合において、人の命または身体を災害から保護し、その他の災害の拡大を防止するため発令される避難指示等の情報を市民の皆さんに発信することにより、避難誘導を行っております。昨年、平成26年8月の台風接近時には、避難勧告の発令同時に、自治会の区長様への電話連絡、広報を実施いたしました。また、本年3月1日に実施いたしました朝倉地区の避難訓練の際には、自治会単位ごとの避難行動を経験していただきました。  しかし、携帯電話、インターネット等を使用していない方々には、なかなか情報が伝わらないのが現実であります。多くの方々に情報発信できるよう、本年度予算で登録をしていただく、音声、ファクスで情報提供ができるシステムを構築する予定でございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げたい思います。  大園議員の2点目、身体障害者手帳の交付対象ならない軽度・中等度難聴児に対する補聴器購入助成についての周知についてのご質問にお答えをいたします。  平成25年4月から身体障害者手帳の交付対象ならない軽度・中等度難聴児の聞こえの確保言語の発達を支援するため、県助成3分の1、市助成3分の1、自己負担3分の1で補聴器購入の助成を行っております。周知につきましては、各小中学校には周知いたしております。就学前の児童には、保護者からの相談を受け、対応しているところであります。  今後は、市のホームページや広報「わかざくら」にも掲載し、広く周知してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げたい思います。  以上でございます。 ◯1番(大園光昭君) 丁寧なご説明、ありがとうございました。  各地域で取り組まれている自主防災会について、現状、桜井市内全地域で設立されている状況ではないように思われます。朝倉台の自主防災会につきましては、ホームページ等を開かれており、広く皆さん方に周知されております。ただし、今申し上げましたように、広範囲にわたりましては、まだまだ自主防災会が立ち上げられていないところもございますので、さらなる啓発推進をお願いいたします。  また、昼間の災害発生を考えます、女性や昼間地域にいらっしゃる方の参加をより推進いただく必要もある思います。あわせて、推進のほど、よろしくお願いいたします。答弁は求めません。  では、次に、防災時における要援護者の方の避難誘導についてお伺いいたします。  平成23年3月の東日本大震災を受け、国では災害時要援護者の避難支援に関する検討会が結成されました。その報告において、被災地全体で65歳以上の高齢者の死亡率が約6割でありました。また、障がい者の死亡率は、被災住民全体の死亡率の約2倍でございました。この報告を受けて、在宅や地域で生活をしていた高齢者や障がい者等のうち、避難行動や避難生活のために支援を必要する災害時要援護者が避難に必要な情報が届かなかった、避難すべきか否かを判断することができなかった、必要な避難支援を受けられなかった、寝たきりの状態や老々介護により自力や介護者の力だけでは避難することができなかったということが容易に考えられます。多くの要援護者の命が失われております。  桜井市地震対策計画にも書かれておりますように、災害時要援護者にも配慮した、多様できめ細やかな広報手段の確保ありますが、災害時要援護者、聴覚障がい者、肢体不自由者ほか、高齢者等のその誘導について、どのようにお考えでしょうか。先ほどのシステムも含めまして、いま一度ご回答をお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君) 再度にわたる大園議員の防災時における要援護者言われる方々の避難誘導についてはどうかの質問にお答えをいたします。  要援護者の方々につきましては、近隣自治会の皆様の誘導が不可欠だ思われますことから、日ごろからのおつき合い、イベント等に参加することにより、連携を密にしていただく必要がある考えます。  本市におきましては、先ほど議員もお述べのように、自治会、自主防災会などの研修に出向き、自助、共助、公助の重要性を訴えていき、現在作成準備を進めております要支援者名簿を活用して、自治会、民生委員、消防団等の皆様情報を共有し、要援護者の避難誘導を進めてまいりたい、そのように考えております。ご理解よろしくお願いいたします。 ◯1番(大園光昭君) 今、お話にございましたけれども、要援護者の方というのは、ご自宅で寝たきりの方もいらっしゃいますし、高齢者の方で本当に歩くことができないという方もいらっしゃるので、そのような方は表になかなか出にくいということがございますので、今現場でお聞きしているのは、福祉委員さん、また、民生委員さんの方が本当に毎日いろんなところに訪問いただいているということがございますので、改めましてその点、もう一度ご回答をお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君) 先ほども答弁をいたしておりますが、やはり、民生委員さんとか、そして、地域の皆様方連携を密にしながら、どういう方がどこにおられるかというふうなことを、要支援者名簿というのは本人さんの承諾も要る思いますが、それらのことをうまく活用しながら、それらのことも周知しながら、地域でしっかり守っていきたい、そのように思っております。 ◯1番(大園光昭君) ありがとうございました。一人一人への細やかな対応をお願いいたします。また、要支援者名簿の作成は、地元だけでは非常に困難なところがございます。各部署の連携を密にしていただき、各自主防災会のサポートをよろしくお願いいたします。  次に、本市における避難所の現状定員数では、避難者数を超えることが推測されます。いかがお考えでしょうか。防災計画書では、避難者2万1,696人を想定されていますが、災害時に避難場所に関して、現在、桜井市ホームページ上では、災害時避難一覧、平成26年2月1日では、合計収容人数が1万9,985人思われます。この人数ではどのような方を最低限収容できる人数なのかお伺いいたします。  その収容人数では、対策が今必要思われます。防災協定事業所防災協力事業所の登録数を増やす予定や、啓発の機会はどのように考えておられますでしょうか。先ほどの災害時避難場所では限界がある思われます。できるだけ多くの事業所に協力をお願いされるべきではないでしょうか。いかがお考えでしょうか、ご回答をお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君) 再度の本市における避難所の定員数では現状定員を超えることが推測されるが、これらの対応についてはという質問にお答えをさせていただきます。  お述べいただきましたように、現在、避難所50か所、定員数約1万9,000人に対し、想定避難者数は、平成16年度、先ほどお述べいただきましたのは第2次奈良県被害想定調査思いますが、約2万1,700人なっております。  本市では、昨年、平成26年度に慈恩寺集会所天理教明和大協会の2か所の避難所協定締結を行いました。今後、お述べをいただいておりますように、民間企業にも働きかけを行い、避難所の確保に努めてまいりたい、充足を図っていきたい、そのように考えております。 ◯1番(大園光昭君) ご回答ありがとうございます。全市民が安心して避難できる場所の確保を継続的によろしくお願いいたします。  続きまして、2点目の、聴覚障害者協会の方から昨年、平成26年10月7日に松井市長宛て意思疎通支援に関する要望についての要望書が提出されておりますが、要望書の中で、特に3、災害、緊急時の対策の整備を、1)情報不足になりがちな聴覚障がい者は、日々の生活の中で、災害時及び夜間は常に不安を感じています。自己表現の不十分な聴覚障がい者の支援、また、緊急時の情報保障について、早急に整備が必要考えます。緊急時にも対応できる24時間手話通訳者派遣のシステムの整備を要望されております。ご回答されているように思われますけれども、その回答内容をお教えください。  また、加えて、現状想定される避難所生活について、聴覚障がい者の方に対してのどのような対応を考えていらっしゃいますか、ご回答をお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君) 再度の質問にお答えをいたします。  聴覚障害者協会から出されました要望書に対する回答の内容障がい者に対する避難所生活に対する市の考え方だったというふうに思います。  緊急時の情報保障につきましては、現在、桜井消防署でファクスにより対応しております。聴覚障害者協会への回答は、奈良県広域消防組合の統合に伴って、平成28年4月からeメール119が利用できる聞いており、それまでの間は、ご不便をおかけしますが、今しばらくお待ちをいただきたいというふうに答弁をさせていただいております。  そしてまた、24時間手話通訳派遣システムの整備につきましては、マンパワーの問題もあり、今のところはちょっと困難であるなというふうなことを回答させていただいております。  災害が起こった場合、聴覚に障がいをお持ちの方は、聞こえる人よりも不安が多く、避難所での情報を確保するには、ホワイトボードを設置して、文字で情報を提供する方法や目で聞くテレビを設置するなど、配慮が必要である、そのように考えております。  障がいをお持ちの方の中には、避難所での団体生活になじめない方もいらっしゃるというふうに聞いております。そこで、小学校の避難所に関しましては、学童保育所等の活用も含めた福祉スペースを検討しております。ご理解のほどお願いいたしたい思います。  以上でございます。 ◯1番(大園光昭君) 丁寧なご説明、ありがとうございました。  関連して、次に、桜井市には福祉避難所が1か所、平成26年度には決定されているようでございますが、本来必要考えておられる数は何人分、また何か所ぐらい必要思われますでしょうか。 ◯危機管理監(尾崎利彦君) ただいまのご質問にお答えします。  今現在、避難所の人数というのは想定しておりませんが、社会福祉法人、また障がい者施設等に交渉させていただいて、一人でも多くの方が収容できるような体制を組みたい考えておりますので、よろしくお願いします。 ◯1番(大園光昭君) かなり福祉法人等にも前向きなご検討、推進をいただいておりますので、福祉法人の方も、また、桜井市民全ての人が安心して、災害が起こったときに対応できるように推進のほど、よろしくお願いいたします。  続きまして、2点目の2回目でございますが、先ほど申し上げました聴覚障がい者の補助の問題につきまして、お伺いします。  本制度は、教育委員会から学校のみへ情報発信されている思われますので、広く保護者へ販売店等も再度周知徹底をいただきたい思いますが、改めましてよろしくお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君) 先ほども答弁をさせていただきましたが、周知に関しては、小中学校には周知をいたしております。就学前の児童にも保護者からの相談を受け、対応しているところでございますが、一層ホームページなど、先ほど申しましたようなことも充実をさせながら、啓発に徹底してまいりたい、そのように思っております。 ◯1番(大園光昭君) 以上、本日の私の2点につきまして、質問を終わらせていただきます。本当にありがとうございました。 ◯議長(藤井孝博君) ただいまより10時35分まで休憩いたします。 ○午前10時22分休憩 ○午前10時34分再開 ◯議長(藤井孝博君) 休憩前に引き続き一般質問を許します。  通告順により質問を許します。───16番高谷二三男君。 ◯16番(高谷二三男君)(登壇) 1年数か月ぶりの質問でございますので、質問の要領等も得ないままに、準備も不足でやってまいりましたので、うまく質問ができるかどうか私自身が心配でありますし、きょうは、市長のこともございまして、マスコミの関係の人たちもたくさんお越しいただいているというような状況の中でございますので、特に緊張しておりますが、質問を続けていきたいこのように思います。  まず第1に、近鉄特急桜井駅停車について、市長に質問をいたしたい思います。  同様の質問につきましては、過去に2回行わせていただきましたので、市長ご自身も桜井駅に特急が停止することの利便性につきましては十分ご理解を得られている思考いたしますが、その後、近鉄側の間で何か変化がありましたらお知らせを、ご報告をいただきたい思います。  次に、桜井市観光親善大使水森かおりさん、「大和路の恋」を最近つくられたわけでございますが、このPRにつきまして、本市は、歌手、水森かおりさんを桜井市観光親善大使に任命されました。これに呼応するかのように、新曲「大和路の恋」を発表されました。この際、ご当地ソング人気上昇中の桜井市観光親善大使の水森さんを応援する意味も含めまして、公の施設はもとより、民間の協力も得て、昼食時あるいは休憩時に「大和路の恋」をしばしの安らぎに耳を傾けていただけるような風潮を、行政応援隊が一体なって推進役を果たすことが大切だ考えますが、市長のお考えをお聞きいたしたい思います。  次に、桜井駅北口周辺の整備についてでありますが、桜井駅北口周辺は、今日では桜井市北側の玄関口になりつつあります。市行政もそのことは十分認識をされている存じますが、最近、元噴水の施設のありました周辺を中心に整備をされました。財源の確保など苦労され、理想的な施設に仕上げることができなかったのかというような思いもございますが、現状は、最適の判断をされたのかをはかり知ることができませんが、桜井市の駅前にふさわしい施設になぜできなかったのかの住民の意見が多く寄せられております。私自身も同様な考えであります。  時期的には適正ではないかもわかりませんが、松井市長は一考されるつもりはないか、お聞かせをいただきたい思います。  次に、松井市長の今後の動向について、簡単にお聞かせいただきたい思います。  今年は、ご存じのように、春先から県議会議員市議会議員、さらには知事の選挙が行われ、まさに選挙で明けた年の様相でありました。加えて、今年は、5か月先には市長選挙が近づいております。このことについて、市長が今、考えておられること、あるいは、市長としての思いをどのように考えておられるのかを簡単にお述べいただければありがたいこのように思います。  以上で、私の1回目の質問は終わりたい思いますが、後ほどまた改めて質問をいたしますので、どうぞよろしくお願いいたしたい思います。  以上です。 ◯市長(松井正剛君)(登壇) 16番高谷議員の1点目、近鉄特急桜井駅の停車についてのまずはご質問にお答えいたします。  近鉄特急の桜井駅停車につきましては、議員のご指摘の通り、前回の答弁におきましても、桜井駅に特急が停車すれば、通勤、通学の利便性も向上し、観光振興にもつながるの趣旨で発言させていただいたところであります。交通は、地域社会生活を支える基盤であり、まちづくり密接に関係しており、交通の利便性を高めることは、観光、そして、定住の促進にもつながる今も考えております。また、鉄道は、本市においては交通拠点だけではなく、観光、通勤、通学、定住というようなさまざまな要素に対しまして絶大な効果があるということも認識しております。インフラを整えるという意味でも大切である思っております。  そして、そういう意味からも、地方創生における人口減少の歯どめをかける取り組みや国内外の観光客の取り組みを積極的に行うというふうにみずからも努力もしながら、今後も引き続き鉄道事業者連携をしながら、近鉄電車の停車につきまして、近畿日本鉄道株式会社に要望してまいりたい思っております。  前回、高谷議員からご質問をいただいた後、私も近鉄本社の方へ、また、市の幹部も近鉄本社の方へ行かせていただいて、近鉄特急の停車についてもお願いをしているところでございます。引き続き要望してまいりたい考えております。よろしくご理解お願いいたしたい思います。  高谷議員の2点目、桜井市観光親善大使水森かおりさん、「大和路の恋」のPRについてのご質問にお答えをいたします。  ご当地ソングの女王として知られる歌手の水森かおりさんは、本年3月31日に、桜井市では初めてなる観光親善大使にご就任いただきました。そして、来年3月31日までの1年間、桜井、三輪の歌であります「大和路の恋」を歌っていただき、関連のイベントなどへの参加、出演を通して、現在、全国に奈良県桜井市のPRを行っていただいているところであります。  また、水森かおりさんは、年末のNHK紅白歌合戦に12年連続出場されており、今年はデビュー20周年という節目の年を迎えられました。「大和路の恋」による13回目の出場に向けまして、6月3日には、水森かおりさんをみんなで応援しようそういう中で水森かおり応援隊が結成をされ、さらに市民の皆さんの交流イベントの実施に向けた実行委員会の立ち上げもあわせて行っているところであります。  「大和路の恋」は、桜井市が舞台の歌であり、水森かおりさんが活躍されていることで、桜井市の大きなPRなりますことから、市民の皆様とともに盛り上げていくことが大切であるそのように考えているところであります。  そのことから、議員お述べの通り、あらゆる機会を通して皆様に聞いていただき、知っていただけるよう、現在、各課に検討させており、例えば市庁舎における昼の時間でありますとか、校区の体育祭や市のイベントなど、できるところから順次実施してまいりたい、そのように考えております。ご理解よろしくお願いを申し上げたい思います。  続きまして、桜井駅北口の整備についての質問にお答えをいたします。  桜井駅北口広場は、桜井駅前土地区画整理事業により昭和44年に完成をし、築45年を経過する中、当時、駅前のシンボルとして設置された噴水設備は、配管などの設備が老朽化して、管理上の問題から長年にわたって稼動を休止しており、市外からの訪問者に寂れた駅前の印象を与え、景観を阻害しておりました。  そこで、平成26年度に桜井駅前の魅力向上を図ることを目的に、奈良県植栽による景観向上推進事業費補助金を活用し、噴水を撤去し、山の辺の道への玄関口として来訪者に歴史を感じてもらえるよう、山の辺の道に点在する古墳や草花をテーマに植栽エリアとして整備を行ったところであります。  さらに、県を中心に、山の辺の道に関係する市及び各種団体で構成しております山の辺の道連絡協議会として、デザインを統一した山の辺の道への案内看板の設置も今年予定をしていただいております。  今後、市民の皆様からも明るく親しみの持てる駅前広場感じていただけるよう、適正な維持管理に努めていきたい思っておりますので、ご理解よろしくお願いを申し上げたい思います。  次に、今後の私の松井市政についてのご質問にお答えをいたします。  私が市長に就任をさせていただき、はや4年目を迎えました。私たちの桜井市の現状は、財政が厳しかった時期が長かっただけに、先送りされている課題が山積しており、その結果、元気活力をなくしております。しかしながら、先人の皆さんの努力もあり、行財政改革による財政の健全化に取り組み、平成22年度、平成23年度、平成24年度、平成25年度4年連続して黒字決算なり、危機的な財政状況からは脱することができました。今こそ山積されている課題を正面から受け止め、一つ一つ解決しながら、反転攻勢を図り、桜井市の魅力であるすばらしい歴史文化、そして神社仏閣など、それらの資源をうまく生かしたまちづくりを行い、元気活力を取り戻し、桜井市をよみがえらせる絶好の機会である、そのように考えております。  しかしながら、財政状況は、以前比べ、少しはよくなったはいえ、まだまだ厳しい状況であります。そのような中、桜井市の未来へ向けての取り組みとして、昨年、県まちづくり連携協定を締結いたしました。これにより、県あるいは国からの財政的、技術的支援が可能なり、停滞していたまちづくりが一気に動き出すことなります。対象エリアについては、一つ目は中和幹線粟殿近隣(医療・福祉・防災の新拠点施設)周辺地区、二つ目は大神神社参道周辺地区、三つ目は桜井駅周辺地区、四つ目は長谷寺門前町周辺地区、五つ目は近鉄大福駅周辺地区であります。  この包括協定は、地域の拠点整備・連携強化を県市が一体的に行う取り組みであります。そして、この取り組みは、国が行おうしております地方創生にもつながっていくものであります。  県のまちづくりの連携協定の対象エリアではありませんが、阿部地区にあるなら食農の魅力創造国際大学校や、併設する形で建設される農業研究開発センター農業の6次産業の研修施設として建てられるオーベルジュ棟、また、纒向遺跡を含む山の辺の道整備など、今まで懸案なっておりましたまちづくりが一気に大きく動き出そうしております。いよいよ桜井市をよみがえらせ、桜井市活性化に向け、かじをとることが私の使命である認識いたしております。これからも「日本一住みたいまち、誇れるまち」桜井の実現に向け、さらには観光・産業創造都市の実現に向け、取り組んでまいりたい、そのように考えております。ご理解よろしくお願いを申し上げます。  以上でございます。 ◯16番(高谷二三男君) ご答弁ありがとうございました。  まず、近鉄特急でありますが、近鉄特急につきましては、私も近鉄本社を訪れまして、担当の課長クラスの人、2人の方に会っていただきました。具体的な内容はなかったのですが、その人たちの言い方としては、仮に桜井で特急をとめるする榛原、桜井、八木、高田という各駅で近鉄特急が停車することになってしまう。それが近鉄としては、特急としての価値が利用者から疑われないかないうような思いがあるの仮に桜井駅が近鉄特急の停車駅なった場合、恐らく五位堂駅も言って来るのではないかなこういうお話もございました。  私の権限は制限がございますので、余り深くは立ち入った話ができなかったかもわかりませんが、近鉄さんの方は、民間の企業でありますから、相当な額を自治体、桜井市に要求をしてくる恐らく5,000万から1億の間ぐらいの要求をされるのではないかな思います。ただし、莫大な金ではありますけれども、他の行政で行う場合、桜井市でも同じことなんですが、施設であるいは事務事業を実行しているときに、投資をしただけではおさまらない。施設も事業も将来に向かって行政が金を出してやっていかなければならないということになるわけなんですが、近鉄さんの場合は、負担金は、たとえ高額であったとしても、1回で済むのではないかな。鉄道が古くなったから、鉄道の費用を負担してくれとか、駅舎を改築するから駅舎の改築の費用を負担してくれ恐らくそういうことはなかったし、既に特急が停車している榛原の、当時市長さんであった方にも私はお会いいたしましたが、そういう負担は一切近鉄さんは請求しておりませんということでございますので、高額な負担はやむを得ないとして、今、桜井市にそれだけの財政の余裕があるかないかは別いたしまして、近鉄が桜井駅で停車してくれるいうのが、ある意味では魅力のある話ではないかな思いますので、継続して市長もこのお話に取り組んでいただきたい、このように申し添えておきたい思います。  それから、次に、観光親善大使、水森さんのことでございますが、新しい歌を吹き込まれたということなんですが、彼女はここ10年間ほど連続して紅白歌合戦に出ている方なんですけれども、恐らく今年も紅白歌合戦は彼女も選ばれるのではないかないうようには思いますが、今回、つくられた歌を紅白歌合戦で歌えるのか、歌われないのかというのは、桜井市を中心した周辺の人たちがどのようにしてこの水森かおりさんを応援するかということによるのではないかな。その辺の状況をNHKさんも監視されているのではないかないうように思いますので、市長もおっしゃっておりますけども、できるだけこの歌を歌っていただく、あるいは、聞いていただくというような状況を民間の人たちの協力も得て、最近そういう応援隊も結成されたようでありますから、そういう人たちの行動にも期待をしながら、水森さんが紅白歌合戦で「大和路の恋」を歌っていただく状況をつくっていただくのが私たち桜井市民の責任ではないかなこのように考えますので、市長もその中心として頑張っていただきたいこのように思います。  それから、次に、桜井駅の北口の関係でございますが、きのう、実は私、現場を見てまいりました。結構面積も広いんですけども、土の部分が相当あいておりますので、それはあいているいうよりも、あけてあるというように見受けられました。私は、その土の部分がどういう意味を指しているのか、将来どういう活用をされていくのか、少し理解に苦しむところがあるんですが、今、その土の部分になっている部分を観光客が、来訪された桜井市以外の人たちが、いやいや、桜井市の人たちも含めて、これは一体何なんだろう思っていらっしゃる方が相当いらっしゃるのではないかなこのように思います。  私は、当面は、相当面積も広いので、草花いいますか、季節を通じて咲くような花がいいんですけども、季節を通じて1年間咲くような花というのは、なかなか草花ではないは思いますが、草花でも植えて、そして、来訪者も桜井市で住んでいらっしゃる方も、北口へ訪れられたときに、桜井駅の北側はきれいになったないうような思いをされる方が、桜井市のイメージを大きく評価していただけるのではないかなこんなふうに思いますので、市長を中心として、行政の皆さんがもう一度この桜井駅北口の造成された部分の活用、転用について検討をされていただく必要があるのではないかなこのように考えておりますので、よろしくお願いをしておきたい思います。  それから、もう一つ、最後になって失礼なのかもわかりませんが、松井市長個人いいますか、のことでございますので、私たちがそういうことに介入していいのかどうかということもありますけども、先ほども申し上げました通り、今年は春から地方選挙があって、そして、この秋にはいやが応でも松井市長には選挙の時期がやってくるということになるわけです。  私たちも最近、町を歩いている知り合いの人が、松井さんに頑張れよ伝えてくれあるいは、松井さんに俺らも応援するからまた頑張れというように伝えてほしいというような人に何人か会うことがあります。最近、ここしばらくの間、特にそういう人たちに会うのかもわかりませんが、あと残された日数は、市長、余り残っておりません。したがいまして、そういう松井市長を応援している人、いない人とかいうことは別にして、もうそろそろ松井市長は決断される時期ではないかな私は思うわけでございますが、市長の心のうちをお聞かせいただきたい思います。  以上で私の質問は終わりたい思いますが、まず、松井市長の心のうちをこの場でご披露いただきたいこのように思いますので、どうぞよろしくお願いいたしたい思います。 ◯市長(松井正剛君) 最後は、高谷議員の方から温かいお言葉をいただき、ありがとうございました。そして、先ほど来よりお話をいただいた点につきまして、質問をいただいた点について、ご意見をいただきました。議員からいただきましたご提案については、しっかり取り組んでまいりたい、そのように考えているところであります。  私が市長に就任をさせていただき、はや4年目を迎えました。これまでの3年間を振り返ってみます財政状況の改善が急務であったことから、財政規律重視の行財政改革の取り組みを行うとともに、今後のまちづくりを行う上での布石を打つ事業を中心に行わせていただきました。まだまだ道半ばであるそのように考えております。市民の皆さんにこの3年間の成果を実感していただくためには、何してでも、先ほど申し上げましたまちづくりを実現させる、これはさせなければならない、そのように考えているところであります。今、桜井市が抱えている問題、直面している諸課題を解決して、「日本一住みたいまち」、そして、「誇れるまち」桜井の実現に向け、さらに努力をしてまいりたい、そのように思っております。市民の皆様から引き続き負託をいただき、市政運営に当たらせていただきたい、そのように考えているところであります。このたびの選挙戦でしっかり頑張ってまいりたい、そのように思っております。そして、今後も議会とともに元気活力のある桜井市づくりを進めてまいりたい考えておりますので、議員の皆様には今後一層のご協力、またご支援を賜りますように、心よりお願いを申し上げまして、私の答弁させていただきたい思います。よろしくお願いいたします。 ◯16番(高谷二三男君) ありがとうございました。以上で私の質問は終わります。 ◯議長(藤井孝博君) 引き続き一般質問を許します。  通告順により質問を許します。───13番東俊克君。 ◯13番(東 俊克君)(登壇) おはようございます。議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていただきます。今回、私は、2点について、市長にお伺いいたします。  まず、日本遺産について、市長にお伺いいたします。  日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化、伝統を語るストーリーを文化庁が認定するものです。世界遺産登録や文化財指定は、いずれも登録、指定される遺産や文化財の価値づけを行い、これを保護、そして、保護を担保することを目的するものですが、日本遺産は、既存の文化財の価値づけや保全のための新たな規制を図ることを目的したものではなく、ストーリーを語る上で欠かせない地域に点在する魅力あふれる有形や無形のさまざまな文化財を面として総合的に整備、活用し、国内だけでなく、海外へも戦略的に発信することで、地域活性化を図ることを目的しています。  この日本遺産に認定される認定された当該地域の認知度が高まるとともに、今後、日本遺産を通じたさまざまな取り組みを行うことにより、地域住民のアイデンティティーの再確認や地域のブランド化等にも貢献し、ひいては、地方創生に大いに資するものなる考えられています。  このたび、4月24日に各有形や無形の文化財をテーマや地域ごとにまとめたストーリーが日本遺産として初めて認定されました。広島県尾道市が「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」として認定され、明日香村、橿原市、高取町が「日本国創成のとき~飛鳥を翔けた女性たち~」複数の市町村が共同で申請し認められています。今回は18件が認められましたが、文化庁は、2020年までに100件程度まで増やす計画をしています。
     私は、この日本遺産認定への取り組みは、本市の観光振興に大きな効果をもたらすもの期待しています。そこで、日本遺産について、市長のお考えをお尋ねいたします。  続いて2点目でございます。マイナンバー制度についてでございます。  いよいよ10月からマイナンバー制度、個人に12桁の番号が通知されます。総務省の白書によりますマイナンバー制度が導入されることにより、社会保障、税、防災の分野において、国の行政機関、地方公共団体等が保有する個人の情報が同一人の情報であるという確認を行うことが可能なるほか、それらの機関同士が情報照会、提供を行うことが可能なる。その結果、社会保障給付等の申請を行う際に必要なる情報について、申請者が窓口で提出する書類が大幅に削減される等、国民の利便性が向上することが見込まれるほか、社会保障や税に係る行政事務の効率化が図られることなる。また、番号の活用でより正確な所得把握が可能になることから、社会保障・税分野の給付負担の公平化が図られることになり、福祉給付において真に手を差し伸べるべき者を見つけることが可能になるほか、災害時における被災者等への積極的な支援への活用も期待されるところである示されています。  こうした共通番号制は、欧米先進国では早くから実施されていますが、近年は、個人情報の電子化データが進み、そして、情報通信技術の発展により、大規模な個人情報の流出が頻繁に起きています。  平成28年1月からマイナンバー制度の導入に当たっては、情報漏えい等のリスク軽減を目的として、特定個人情報保護評価を実施する必要があり、本市は、特定個人情報保護評価書を平成27年4月1日から公表されており、現在、17の事務が公表されていますが、それ以外の例えば教育委員会関連などの評価書の公表も今後必要考えられますが、今後の予定について市長にお尋ねいたします。 ◯市長(松井正剛君)(登壇) 13番東議員の1点目、日本遺産についてのご質問にお答えをいたします。  議員お述べの通り、日本遺産につきましては、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化、伝統を語るストーリーを日本遺産に認定するとともに、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形、無形の文化財群を地域が主体なって総合的に整備、活用し、国内外に戦略的に発信することにより地域の活性化を図るされているものであります。  日本遺産は、厳しい保全体制普遍的な価値の説明が求められる世界遺産は異なり、地域の文化財について保存整備を図るとともに、観光資源として積極的に国内外へ発信し、活用されるもので、外国人を含む観光振興や地域活性化に重点が置かれております。今年度が初めての認定であり、先ほど来お話がありましたように、40都道府県から応募があった83件を有識者委員会が選考し、24府県の18件が認定されました。4月24日に文化庁の発表がありました。  また、国の地方創生総合戦略では、地域の歴史文化資産等を地域活性化に活用するほか、日本遺産の認定による観光産業資源としての魅力の向上や地域の複数の文化財を一体的に活用する取り組みを支援するされております。  私も日本遺産認定への取り組みは、本市の観光振興に大きな効果をもたらすもの考えているところであります。しっかり取り組んでまいりたい、そのように思っております。  続きまして、マイナンバー制度についてのご質問にお答えをいたします。  来年1月から利用が始まります社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度でありますが、社会保障・税制度の効率性や透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平、公正な社会を実現するため、整備されるものであります。  マイナンバーについては、情報漏えいを防ぐため、法律でさまざまな方法が定められています。例えば法律で決められた目的以外にマイナンバーを使用できないほか、他人のマイナンバーを不正に入手したり、他人に不当に提供したりする厳しく処罰されるようになっております。  また、制度面からの保護以外に、システムの保護措置としては、個人情報を一元管理せず、関連機関において分散して管理するようにしているほか、行政機関の間で情報のやりとりをするときも、マイナンバーを直接使わず、システムにアクセスできる人を制限し、通信する場合は暗号化を行うなど、情報の管理に努めることになります。  市では、マイナンバーを含む個人情報を保有、利用する場合には、利用方法や漏えいのリスク対策に関する事前評価を行うことで、適正な情報の取り扱いの徹底をいたしたい考えております。先ほども議員お述べのように、各自治体の取り組みを実効性のあるものにし、マイナンバー制度の安全な運用及び個人情報の適正な取り扱いを確保するために、特定個人情報保護評価を行わせていただきました。  これは、行政が管理するシステム内にマイナンバーを含む個人情報のファイルを保有する場合に、個人のプライバシー等に与える影響を予測した上で、特定個人情報の漏えい等を発生させるリスクを分析し、そのようなリスクを軽減するための適切な措置を講じることを宣言するものであります。  本市においても、国で定められた評価基準に基づき、特定個人情報を利用する事務ごとに評価を実施し、先ほどお述べをいただきましたように、住民基本台帳、関係事務をはじめする17の基礎項目について公表をいたしております。  議員質問の自治体により独自利用についてでありますが、マイナンバーの利用できる範囲は、社会保障、税、災害対策に類する事務なっており、条例に定めることが必要されます。今後は、マイナンバーの運用を行いながら、独自利用の範囲において必要である事項が生じましたなら対応してまいりたい、そのように考えております。理解のほど、よろしくお願いを申し上げます。  以上でございます。 ◯13番(東 俊克君) 市長、ご答弁どうもありがとうございました。  市長もこの日本遺産についてしっかり取り組んでいくというありがたい答弁をいただきました。今、日本の地方創生という大きな政府の流れのもとにある制度ですので、ぜひおっしゃっているようにしっかり取り組んでいただきたい思います。  もう少し詳しく日本遺産について質問させていただきます。  日本遺産の認定には、まず第一として、歴史的経緯や地域の風土に根差し世代を超えて受け継がれている伝承、風習等を踏まえたストーリーがあること、もう一点、ストーリーの中核には地域の魅力として発信する明確なテーマを設定の上、建造物や遺跡、名勝地、祭りなど地域に根差して継承、保存がなされている文化財にまつわるものが据えられていること、もう一点、単に地域の歴史や文化財の価値を解説するだけのものになっていないことなどの、この観点、要件を中に備えたストーリーが必要されています。  市長にお尋ねいたしますが、本市には大変すばらしい有形、無形文化財が多数存在しております。これは、私がわざわざ言うことでもないんですが、仮に今後市長がこの日本遺産に申請するなれば、本市のどの文化財を活用したストーリーづくりを進めよう考えておられるのか、もしご答弁いただければお願いしたい思います。 ◯市長(松井正剛君) ただいま質問のありましたストーリー性について、また、その中でというお話もありましたが、日本遺産の認定については、歴史的経緯や地域の風土に根差した先ほども申しておられました、ストーリー性があること、また、構成文化財は地域に受け継がれている有形、無形のあらゆる文化財を対象されておりますことから、日本遺産のストーリーが我が国の文化、伝統を語るものであることから、文化財群の中に国指定のものが必ず一つは含まれることになります。認定基準は、ストーリーの内容が当該地域の際立った歴史的特徴、特色を示すものであるとともに、我が国の魅力を十分に伝えるものであり、資源を生かした地域づくり、地域活性化の推進体制が整備されていることされております。  本市は、桜井市歴史文化基本構想において、市内全域に関連文化財群を設定し、地域の歴史文化を物語る手段として、その魅力や価値を総合的に保存、活用していくために、六つのテーマを認定しております。その六つのテーマは、それらが日本遺産の要件を備えているというふうにも考えております。  特に、ヤマト王権の発祥古代国家の成立などをテーマに、古代の日本史を解明する手がかりとして纒向遺跡、大和古墳群など、非常に貴重な文化財群としてのストーリーが日本遺産にふさわしいのではないか、そのように考えているところであります。  以上です。 ◯13番(東 俊克君) まさしくそうですね、市長、当市にとっては、おっしゃっているように、纒向遺跡、そして大和古墳群、私もその通りだ思っております。ぜひそちらでまた取り組んでいただきたい思っております。  そして、再度質問させていただきますが、このストーリーの中には、日本遺産として認定されるには、桜井市というか市町村単独でのストーリーづくり、ストーリーの完結版というのがありまして、もう一点が隣接するネットワーク型申しますか、複数の市町村にまたがったストーリーということになる思います。  今、市長がご答弁ありましたように、例えば大和古墳群という形のストーリーなれば、桜井市そして天理市というふうにまたがり、また、それこそ磯城郡の方にもまたがっていく、そういうストーリーというのも考えられるかな思いますが、市長は、この日本遺産のストーリーとして、単一型あるいはネットワーク型、どちらがふさわしいお考えになるか、再度お尋ねいたします。 ◯市長(松井正剛君) ストーリーのタイプについてのご質問にお答えをさせていただきます。  お述べのように、日本遺産として認定されるストーリーのタイプとしては、地域型呼ばれる単一の市町村内でストーリーが完結するもの、シリアル型、ネットワーク型呼ばれる複数の市町村にまたがってストーリーが展開されるものがあります。  桜井市の場合は、単独でもストーリーが完結するものもある考えられますが、桜井市歴史文化基本構想の中でも、歴史文化の広域連携について触れておりますことから、日本遺産登録に向けた取り組みについて、近隣市町村ネットワーク型について検討してまいりたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯13番(東 俊克君) ありがとうございます。  ネットワーク型、本当にいい形だ思っております。去年でしたか、山の辺の道のフォーラムに市長お越しいただき、私も天理で開催されたそのときにも、参加者、皆さん大変市長のお話を、桜井市民だけではなくて、奈良市民、そして、天理市民の方も本当に興味を持って聞いていただいた思っております。ぜひそういう連携で取り組んでいただけたら思っております。  最後になりますが、本市は、10月11日でしたか、市民会館で「日本の国のはじまり・源流シンポジウム」ですか、これを予定されております。結構かな思います。これは、天理市磯城郡、そして、桜井市の首長によるトークが行われる聞いております。これもその一環としての取り組みで進めていただけたら思います。  最後になりますが、今市長の答弁にもありましたが、桜井市歴史文化基本構想、市長がそれこそ市長に就任されて以来、これは絶対必要やねん各方面、私もよく耳にしておりました。この歴史文化基本構想、ほん1週間ほど前ですか、10日ほど前になりますか、やっと策定になりました。  この基本構想、これこそ基本構想を使って日本遺産の認定申請に取り組むべき思います。最後に、市長の考えをお尋ねいたします。 ◯市長(松井正剛君) 日本遺産認定につきましては、桜井市歴史文化基本構想の中で、文化財の保存活用の基本的方針として、日本遺産登録に向けた取り組みの推進を行うものとして、地域に点在する有形、無形の文化財を日本遺産として国内外に広く発信していく取り組みなどを通じて、資産を有する行政同士の連携や市民同士の連携の構築、強化のもと、ハード、ソフト両面における広域的、一体的な文化財の保存活用を図りますの方針というのが、歴史文化基本構想の中にあります。日本遺産認定に向けた検討を行ってまいりたい考えております。  日本遺産は、まちづくりや地域づくりに係る諸施策の連携のもと、歴史文化を生かした地域づくりを推進し、保存、整備を図るとともに、観光資源として積極的に国内外へ発信し、活用するものであり、観光振興や地域活性化につながるものとして前向きに取り組んでまいりたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯13番(東 俊克君) 市長、ありがとうございます。  日本遺産については以上させていただきますが、ぜひ、市長並びに理事者の皆さん、認定に向けてご努力いただくことを切にお願いしておきます。ありがとうございます。  続きまして、マイナンバー制度についてでございます。  この件についての質問は、この6月議会にしておかないかんかな思っておりました。9月では、10月に今言っているように申請が始まりますので、思って用意しておりましたら、急に年金機構の問題が出てきました。私も逆にびっくりしておりまして、何か毎日、日を追うごとにずさんな体制が目に見えてきているな思っております。もちろん、さっき市長が、貴重なデータの分散、管理とかいろいろちゃんと対応を考えていただいている思いますが、これは、今の年金機構のことを他山の石というんですか、しっかりいろいろ情報が出てくる中での管理体制に努めていただきたい思います。市民にとって、では桜井市はどうなのかというのが、何か私がこの一般質問をする前にこんなことになるかなは思っていなかったので、心配しておられること思います。どうぞよろしくお願いいたします。  そのマイナンバー制度ですが、今年の10月から皆さんのもとに申請書が送られてきまして、平成28年、来年1月からは、本市の窓口で順次カードが交付されるというふうになっていきます。このカードには、氏名、住所、生年月日、性別、個人番号、それから有効期限等が記載されておりまして、本人確認書類として利用できるわけでございますが、さらに、e-Taxや電子申請などが行える電子証明書が標準搭載されるということで聞いております。  住民票の写し、印鑑登録証明書のコンビニ交付のサービスがこれもできるようになるずっと政府の方では聞いていますが、このコンビニ交付こそ市民の皆さんにとっては一番関心があるんじゃないかな思っておるんですが、本市のこの27年度予算には、たしかコンビニ交付の予算が計上されてなかったように私は思っておるんですが、個人番号カードの普及に向けて、やっぱり、これは必要や思うんですが、コンビニ交付のことをどう市長は今後考えておられるのか、お聞きします。 ◯市長(松井正剛君) 再度の質問にお答えいたします。  コンビニ交付サービスは、議員ご指摘の通り、個人番号カードの普及を促進する事業であり、夜間、早朝や休日でも証明書を取得することができ、住民の利便性を高める事業だ認識はしております。  しかしながら、マイナンバー制度の導入に対応した市民課業務の安定的稼動がまずは最優先課題であり、その後にコンビニ交付サービスを検討してまいりたい、そのように考えております。  また、かなりのコストが予想されるサービス導入に対しまして、財政的支援が未定であることから、平成27年度予算では見送らせていただいたところであります。  今後は、このことを十分に踏まえて、導入方法等について検討を進めてまいりたい、そのように考えております。 ◯13番(東 俊克君) おっしゃっているように、確かに情報を管理する立場としては、やはり、安易にサービスよりは、市長おっしゃっているように、個人の情報を保護するというのは必須だ思います。もちろん財政的なこともございますが、今回の、何度も言いますが、漏れた年金というんですか、それは、そういうものを踏まえて当市の取り組みは慎重にいうか、しっかりやっていただきたいな思っております。  最後になりますが、このマイナンバー制度ですが、多分、この年金問題が起きたから急にまたテレビでやっているんじゃないかな思います。マイナンバー制度について、まだまだ、多分国民の皆さんはご存じなかったところが、急にテレビで出てきて、ああ、そうなのかないう方もおられますが、しかし、まだ大多数の方は、詳しくはご存じない思います。今年の10月から急に通知書が来たというふうなことになる思います。5年前の地デジ、テレビがデジタルになりますという方で、やっぱり、地デジ難民というそういう言葉もできたようなことも覚えております。当市の市民の皆さんが突然来て、戸惑われることのないように、例えば市政だよりとかいろんな広報を通じて、こういう通知が届きますよというのを啓発していく必要性というのは、十分必要やもちろん市長も思っておられます。  私も知らなかったんですけれども、このカード住民基本台帳カードをお持ちの方は、これは重複所持はできないというふうに、調べていたら出てきています。多分知らない人も多い思います。10月に向けて、これからどのように、最後、市民の皆さんに対しての啓発、取り組みというのが計画があれば、聞かせていただきたい思います。 ◯市長(松井正剛君) 東議員お述べのように、啓発、非常に大事なことである、そのように考えております。来年1月から利用開始なりますが、市では、これに向け、ホームページ等で周知を行ってまいります。今年の10月からマイナンバー通知が始まりますが、今後は、制度を円滑に始めるために、生活の利便性向上につながる点など、市民にわかりやすい広報に努めてまいりたい考えております。具体的には、ホームページによる広報に加え、市政だよりや出前講座、また、国から配付されるポスターやチラシを活用し、周知をしたい考えております。また、職員に対しても、情報共有や研修の機会を設け、制度開始に向け、万全の体制をとってまいりたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯議長(藤井孝博君) 引き続き一般質問を許します。  通告順により質問を許します。───15番札辻輝已君。 ◯15番(札辻輝已君)(登壇) 4月の市議会議員選挙におきまして、私は議員各位ともども、市民の皆さんから改めて負託を受けたところであります。5期20年の実績を大切にしながら、いま一度1期目当時の原点に立ち返り、強い意欲を持って、まことに微力ではありますが、桜井市のさらなる発展のために議員の職務を全うする決意であります。市民の皆さんには、どうぞよろしくお願い申し上げる次第であります。  私は、通告いたしました通り、2項目について質問いたします。  一つ目は、県の包括協定に基づく諸施策について、二つ目は、入札制度の適正化についての2点であります。  それでは、まず、1点目の県の包括協定に基づく諸施策について質問いたします。  このことについては、平成26年12月22日に、県桜井市により、まちづくりに関する包括協定が締結されました。この協定は、県桜井市が連携をして、一体的にまちづくりを進めようするものでありまして、県のまちづくりへの支援など取り組む積極的な姿勢により、桜井市にとりましては、まことにもって心強いまちづくりの方向性である思います。  そこでまず、協定締結の概要締結後、桜井市としてどう進めてきたのか、作業の進捗状況について市長にお伺いいたします。  次に、2点目の入札制度の適正化について質問いたします。  市が発注する全ての契約については、法律等に基づき公平、公正は大原則であり、いみじくも不信に思われる契約は、あってはならないもの思います。通告項目は、入札制度の適正化しておりますが、私は、随意契約のあり方について質問いたします。  市の随意契約は、競争入札が原則であり、随意契約は例外事項であります。そこでまず、過去2年間の競争入札、随意契約の各件数随意契約の理由などについて報告をお願いいたします。  以上で1問目を終わります。 ◯市長(松井正剛君)(登壇) 15番札辻議員の1点目、県の包括協定に基づく諸施策についてのご質問にお答えをいたします。  桜井市奈良県は、持続的発展や活性化を企図したまちづくりに資することを目的に、昨年の12月22日、まちづくりに関する包括協定を締結いたしました。この協定につきましては、県がまちづくりに前向きでやる気やアイデアのある市町村をより積極的に支援するため、奈良モデルの発想の延長として実施をするものでございます。今後、相互に情報や意見の交換に努め、中和幹線粟殿近隣周辺地区をはじめ、五つの地区について、共同で検討や取り組みを進めていくことなります。  先日の市政フォーラムにおいても申し上げましたが、これまで財政状況の悪化によりまちづくりの取り組みがなかなか進みませんでしたが、今後は県とともに取り組むことで、まちづくりが一気に具体的に動いていくもの期待をいたしております。  現在、それぞれのエリアにおいて基本構想の検討それに基づく基本協定の締結に向け、県とともに作業を進めているところであります。今後、それぞれ具体的な動きがございましたら、議会にご報告させていただきたい考えております。  現在のところ、中和幹線粟殿近隣周辺地区においては、医療・福祉・防災の新拠点の設置に向け、旧総合庁舎旧土木事務所を活用すべく県調整しており、近々まとめさせていただく予定でございます。  大神神社参道周辺地区においては、地域住民など誰でも参加できる三輪まちづくり会議や、参道デザイン検討部会、参道デザイン作業部会、地域コミュニティー部会という部会に分かれ、さまざまな課題について議論を進めていただいております。なお、参道整備事業については、今年度において正式に県の事業として採択される予定であります。  近鉄大福駅周辺地区においては、市内における住宅等の現況調査を行い、優先的に改善を図るべく、住環境の実態を把握し、同地区の実情に応じた具体的な整備方針を定めるための住宅地区改良事業等計画基礎調査事業策定を進めているところであります。  桜井駅周辺地区においては、昨年7月から地域の将来ビジョンを描いている桜井駅南口エリア周辺まちづくり検討会を立ち上げ、官民一体なって既に検討を進めております。  長谷寺門前町周辺地区においては、門前町に残るたくさんの歴史的資産の保存、活用についても同時に考え、自治会、観光協会、旅館組合、NPOなどが一つになって取り組み、そこに行政、大学がバックアップする体制を整えているところであります。  また、これらのエリアの中で計画等の策定が必要なところについては、県の支援の一環として補助金をいただく予定なっております。  このように、各エリアのまちづくりの具体化に向け、取り組みを進めていきたい考えておりますので、ご了承よろしくお願いを申し上げます。  2点目の、市の契約は競争入札が原則であり、随意契約は例外事項考えるがどうかについてのご質問にお答えをいたします。  地方公共団体が締結する契約の方法としては、一般競争入札、指名競争入札、随意契約及び競り売りの4種類があり、そのうち、一般競争入札の方法が原則されております。  随意契約は、競争の方法によらないで、地方公共団体が任意に特定の相手方を選択して契約を締結するもので、議員お述べの通り、一般競争入札を原則する契約の特例的な方法であり、地方自治法施行令で定められる場合に該当するときに限る規定されています。  さて、議員お尋ねの過去2年間の本市建設工事における入札随意契約の件数ですが、平成25年度は入札件数127件、随意契約件数18件の合計145件で、平成26年度は入札件数は115件、随意契約件数は19件の合計134件であります。  随意契約なった主な理由は、地方自治法施行令の定められている要件に該当する災害などに伴う緊急性が必要な場合や、競争入札を行うことが不利認められる場合であります。よろしくご理解お願いを申し上げます。  以上でございます。 ◯15番(札辻輝已君) ただいま市長から答弁がありましたように、市内5地区において重点的にそれぞれの特色のあるまちづくりに取り組む方向でありますが、協定の趣旨に基づき、前向きでアイデアや熱意のある市町村において、その方針が県の方針合致するプロジェクトについては、県市町村で連携協定を締結し、共同でプロジェクトを実施するなっております。  さらに、進め方として、地域ごとのまちづくり基本構想を策定した後に事業計画の検討に入り、その上に立って市事業、県事業などの具体的な事業の実施へ進むされております。このことから、私は、まさに桜井市の知恵意欲が試される状況、内容である思っております。  そこで市長にお伺いいたします。  協定に基づく事業実施までのおおむねのスケジュール桜井市の知恵意欲が試されるについて、また、まちづくりの将来像について、市長の考えをお聞かせ願いたい思います。 ◯市長(松井正剛君) 札辻議員の再度の質問にお答えをいたします。  事業実施までのスケジュールについてのご質問にお答えをいたします。  各エリアの取り組みについては、基本構想を策定し、基本協定を締結した後、具体的な事業ごとに個別協定を締結して、県市の双方について役割分担の上、実施していくことなります。各エリアについては、先ほど説明させていただきました通り、取り組みを進めさせていただいております。今後は、一刻も早く基本協定をまとめ、個別協定の締結を行い、具体的な事業のスケジュールをお示しさせていただけるよう、県協議を進めさせていただきたい考えております。  ただし、中和幹線粟殿近隣周辺地区における医療・福祉の拠点設置については、来年度中の開設に向け、県協議を進め、準備を行いたい考えております。  今後、それぞれのエリアにおいての事業の内容、実施時期が決まりましたら、お知らせさせていただきたい考えております。  私は、具体的にまちづくりに取り組むには今が一番のチャンスである考えております。県のまちづくり連携協定の取り組みに加え、国による地方創生の取り組みがございます。桜井市にとって、千載一遇言ってよいこの機会を逃さず、まちづくりに取り組んでまいりたい、そのように考えております。よろしくお願いいたします。 ◯15番(札辻輝已君) ありがとうございます。  この包括協定については、基本は、桜井市がどれだけのよい構想を出していけるか、そして、県の協議の末、県がそれに共同でやっていけるか、一番の根本は、桜井市がどれだけの構想が出せるか私はそこが一番大事だ思うんです。
     今まで、昨年12月に包括協定を県締結して、そして、市長が市民の前で、至るところで県こういう包括協定を結びましたそれによって桜井市は今後非常に明るい地方創生ができるでということを言われてきた思うんです。私も現実、選挙の間に市民の方にそういう物の言い方をしてきました。おおむね市民の方は、この五つの法定協定を結んだら、桜井市はとてもこれからこの五つを拠点にして発展していくという観念を持っておられるわけですけども、これは全く私は違うんだ思うんです。桜井市がいかにいい案を出して、いい知恵を絞って、いいものを提案していけるかというところに私はその成否の鍵がかかっているというふうに思っております。そこでひとつ、市長の強い意欲でぜひともこの事業の推進を図られたい願うところであります。  そこで、私は、5地区のプロジェクトの中でも、特に大神神社参道周辺地区、それから長谷寺門前町周辺地区に絞って、市長の考え方を聞いてまいりたい思います。  まず、大神神社参道周辺地区につきましては、平成26年3月に策定した三輪街路沿道まちづくり方針を基本にして進められたようですが、この方針では、中央参道整備を中心としてまちづくりをするという構想になっております。私は、この考え方をもう少し広げたらどうか。中央参道整備は大鳥居から東の計画であり、私は、国道169号線から西へ、つまり、芝運動公園を突き抜けて169号線のバイパスまで道路整備、周辺整備をしたらどうか思っています。  長年にわたり、芝運動公園は、体育施設を中心に整備され、市民に親しまれて、利用されてまいりました。この際、施設の再配備いいますか、施設の老朽化により場所を移転したらどうか。そして、この芝運動公園エリアを大神神社参道周辺地区整備にあわせて、桜井市の将来に向けて、40年、50年、もしくは1世紀向こうの桜井市を見詰めた中で、この三輪参道整備あわせて考えられたらどうか私はこういうふうに思っています。こういう提案をするわけでございますけども、この提案につきまして、市長はどうお考えかちょっと聞かせてください。 ◯市長(松井正剛君) 現在行っております三輪のまちづくりの地域協議の中でも、県道169号線より西側の活用について、ご意見をいただいております。  沿道まちづくりの考え方案の中で、その区域は地域の歴史資産や地場産業をより理解していただくための観光サービス機能や情報発信機能を強化する区域として、また、周辺駐車場を臨時駐車場として活用する区域として、その計画案では位置づけをされております。  議員ご提案の芝運動公園の配置移転や169号バイパスまでの道路整備までは、現計画案には含まれておりませんが、三輪のさらなるにぎわいをもたらすためにはぜひとも必要ではないか、そのようにも考えているところであります。  ちょっと今すぐはいきませんが、そこには埋蔵文化財センターもあります。そこら辺も絡めながら、これからいろいろ知恵を絞っていきたい、そのように考えております。 ◯15番(札辻輝已君) 三輪の今、計画されている参道整備につきましては、順調よう私は進む思っています。あの計画を見せてもらったときに、一部駐車場は169号線から西側にまで一部入った計画図面が引かれていましたけども、部分的に駐車場だけをとるということではなしに、私は、交通停滞を招くあの参道から突き当たりを抜いてバイパスまで持っていくそして、当然体育の施設、総合体育館にぶち当たりますので、せやから、あの施設は全部どこかに持っていくこういうふうに。  ところが、あの体育施設をこの間、体育関係者の方々ともいろいろ調べさせていただきましたけども、どれをとっても、いつ壊れても、いつ使い物にならなくなってもいいというような、老朽化が非常におびただしく進んでいます。このことについては、当然教育長もご承知や思うんですけども、私がちょっと大まか調べたところでは、グラウンドにつきましては、周囲の方々から騒音がやかましいということで、何をやるごとについても苦情が出ています。これがまず1点です。  それから、グラウンドの中は、当然球技場競技場が一体になっていますので、野球、ソフトというマウンドがある以上、あこは陸上競技場としても非常に不向きだし、そして、サッカー、ラグビーとかやるのにもグラウンドが邪魔になる非常に使い勝手の悪いグラウンド、それから、もう一つは、中に生えている芝は、全てが雑草ということで、芝のかけらも見えませんし、それから排水が非常に悪い。それから、野球のバックネットなんかも穴があいて、非常に悪い。それからスタンド西側、こっち東側のスタンドも、向こうの記者席につきましては雨が漏れますし、こっちのスタンドの耐震性は、非常に老朽化してしまっている。これが現状でございます。こういうのが芝グラウンド。それから、総合体育館に至りましても、昭和58年にあれが建てられたんですかね。それで32~3年経過している思うんですけども、雨漏りがしている。このパッキンやらシーリングが劣化しているので、予想外に、部分的に修理しても間に合わんというふうに聞いています。それから、雨どいは腐食している。防火ドアなどは、非常に傷んで、作動していない。柔道場や剣道場のシャッターは非常に磨耗して、あけにくい。電光掲示板なんかも全然修理不能とか、こういうのを聞いています。それから、雨漏りなんかは、屋根に上がって雨漏りを点検する、それができない。中の照明灯は、足がないので、全然球がかえられない。テニスコートにつきましては、落雷で照明灯が消えたまま、そのままほっているかですね。それで、プールにつきましては、非常に、700万ほどの経費をかけて収入が200万、そして、市民プールいいながら、市民の方の利用は4割程度しかない、こういうことも聞いています。  そういうことからしたら、いつかは建てかえんならん。そのとき、この包括協定の中での三輪参道の中で、私は、ここまで計画を延ばして、先ほど言われたようにすぐにはできませんけども、ここまで計画を延ばして、そして、将来に向けての桜井市の発展を私は聞きたい。もちろん、これをやることによって、市長がマニフェストにも挙げていましたように、芝運動公園を移動することによって、あこに立派な道の駅ができるんです。駐車場ができるんです、あれだけのスペース。そして、道の駅で桜井市立埋蔵文化財センターをそこに持っていく、それから、三輪そうめんの歴史館なんかをそこへ持っていく同じところに全部併設したらよろしい。それから、特産品の桜井市の発信する基地にする。絶対それが必要や。そのためには、今回、それをずっと延長して、私はぜひやるべきや。これは今後の課題にぜひしていく。ただし、この機会をぜひ捉えて、これをやってもらうというふうに、私はそういうふうに提案するわけでございますけれども、市長、再度この私の提案について、市長の考えをお聞かせ願いたい思います。 ◯市長(松井正剛君) ただいま札辻議員からいただきました貴重な提案、三輪のさらなるにぎわいをもたらすためには、ぜひとも必要な考えであるというふうに思いますので、今後のまちづくりに生かしてまいりたい、そのように考えております。  そして、また余計なことを言うたらなりますが、これ、三輪の参道整備、必ず実現できるように一致団結、頑張ってもらいたい、そのこともお願いをしておきたい思います。  以上でございます。 ◯15番(札辻輝已君) 先ほど申しましたように、大きな話にはなりますけれども、土地は動かすことはできませんけれども、100%活用して、100%以上の力を発揮させることはできます。施設は、どこへでも持っていけます。そこをしっかり頭に入れて、この構想が実現できるように、私は、していただいたら、さらなる桜井市の明るい何が見えてくるのかないう気がしますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、次に、長谷寺門前町の周辺地域に関して質問いたしたい思います。  私は、大きな観光資源である長谷寺を中心した周辺地区の整備が市東部振興のためには重要なこと考えております。とりわけ幹線道路の充実は、長谷寺門前町の活性化、観光振興につながるものであります。この件に関しましては、平成24年12月の議会において、市東部地域振興のために、白河バイパス整備は欠くことのできないものだ市長に質問いたしました。市長はその重要性を十分に認識した答弁をいただきました。再度、白河バイパス整備について、市長の考えをお聞きいたしたい思います。よろしくお願いします。 ◯市長(松井正剛君) 初瀬のまちづくりについても言いたかったんですが、白河バイパスに絞っていきたい思います。  議員ご質問の白河バイパスにつきましては、市の東部地域の振興にとって重要な路線であることから、これまで実現に向けた取り組みとして、平成21年には荒井知事に要望書の提出もいたしましたが、実現には至っておりません。  しかし、今回、長谷寺門前町周辺地区が奈良県まちづくり連携協定に入ったことで、白河バイパスが初瀬地域のまちづくりや住民生活に大きく、先ほども議員述べられましたが、貢献するものとして、役割がクローズアップしてきておりますことから、市いたしましても、改めて県に実現を要望してまいりたい考えております。  私は、この機会を逃せば実現はないという強い思いを持って取り組んでまいりますが、何よりも地元の皆様のご理解ご協力が必要であります。そのために、議会の皆さんのご協力もいただき、行政、議会、地元一体なった、白河バイパスが実現できるように取り組ませていただきたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯15番(札辻輝已君) なぜ長谷寺参道整備の質問に対して、白河バイパスを頭に持ってきたか、こういうふうに申し上げます私のところに1通の要望書に近いものが来ています。その中で、ちょっとこれを申し上げます一部紹介させていただきますけれども、中和幹線国道165号線から名阪国道針ICを通じる産業道路は、その最短ルートが出雲、初瀬、和田、笠、小夫、都祁を結ぶルートでありますこう書いてある。近年、利用が急増しております。特に、朝夕は、道路が整備された関係上、通行車両の増加にも対応されている現在でございますけども、町内におきましては、唯一1本の長谷寺参道しかなく、地域の生活者は無関係な通行、いわば単なる通り抜けルートになっており、生活者にとっては極めて危険な状態なっております。安心安全のまちづくりを推進するためにも、また、長谷寺参道整備をするためにも、その大前提なります白河バイパス、これを何とか至急に開発していただきたいこういうような文書が来ているわけです。  というのは、ここにも書いていますように、初瀬針線が99%2車線で整備されました。それによって、現在奈良市ですけれども、奈良市にある工場、それから針、名阪沿線にある工場にこちらから、桜井市の方から就職されて、仕事をされている方々が、今までは西峠を上って、それから香酔峠を上って、そして針インターに行かれていた。ところが、時間的に初瀬の町を通過することによって、相当時間が早いということが最近皆さんに周知徹底されたのか、車が非常に多い。そして、初瀬の町を猛スピードで抜けていく。この影響は、出雲まで影響しています。出雲の旧街道がそういう車が通り抜けていくので、非常に危険な状態やということを言われています。そういうことも含めて、非常に生活道路としても危険を感じておるし、まして、長谷寺参道整備につきましては、そういう危険なものを取り除いて、そして、長谷寺の参道を整備していくという課題が当然残るわけですけども、まず白河バイパスをやってくれこういう意見もありますし、今まではいろんな面で挫折をしたことがありましたけども、市長もご承知だ思うんですけれども、今回、私は機が熟した政治的にもそういう方向性が出てきたんじゃなかろうかという気がしていますので、この際、まず最優先に白河バイパスを取り上げてもらえたらこういうふうに思うわけですけども、市長、いま一度その辺、市長の意欲を聞かせてください。 ◯市長(松井正剛君) 今、札辻議員からお話がございました。ちょうど初瀬から針道まで行く道ですが、ちょうど自分自身が県会議員の時代に、中村県議とともに、そしてまた、札辻市議とともに、小夫のミノルタバイパスいいますが、それを開通するように努力をしました。それだけに、今、札辻議員がおっしゃったこと、初瀬の皆さんが通過交通になっているの違うかというふうなこともよく承知をいたしておりますので、そんなことも踏まえながら、しっかり取り組んでまいりたい、そのように考えております。 ◯15番(札辻輝已君) 市長の方からしっかり取り組んでいくという答弁をいただきましたので、そのように私は進めていただけるものだ思うんですけども、しかし、きょうこの場所でいつ、どうするということを市長に求めるのは酷だ思うんですけども、市長の方では、やはり、計画を立てるのに時限を切って、いつまでにこれをやるとか、そういうのを今後しっかり検討していただきたいなそして、前向きに進めていただいたらありがたいな思っています。  それでは、一応この包括協定につきましては、これで質問は終わりますけども、次に、第2問目の一般競争入札随契の話でありますけれども、随契が18件、19件という数ですけども、これは先ほども申されましたように、緊急時、非常事態のときに随契をされている思うんですけども、私は、今回聞きたいのは、先般、環境部の所管で800万円近い大きな契約が随意契約で処理された問題なんです。その内容について、ちょっとお聞きしたいんです。これは誰でも、市長でも、環境部長でも、どっちでも結構ですので、答えられる方、お答えください。 ◯環境部長(辻本 治君) ただいまの札辻議員さんの2点目の入札制度の適正化についての、私どもの環境部の方での契約、800万近い契約で随意契約された問題ということの質問にお答えさせていただきます。  議員ご承知の通り、私どものこの業務につきましては、市内美化運動の一環として、河川の汚濁防止、生活環境の向上を図るため、自治会の協力を得て、例年5月の初旬から6月初旬、毎日曜日に市内全域で実施しております。今年度につきましては、6月7日の日曜日をもって春季河川清掃が完了したところであります。  先ほども市長が申し上げましたが、この春季河川清掃につきましては、自治会の皆さんのご協力を得て実施させていただくところでありますが、毎年、天候等に左右される中、変更が生じた場合の安定した人材の確保、資機材の調達等が危惧され、効率的な作業計画が立てづらい聞いております。  この状況を踏まえ、担当いたしましては、スムーズな業務完遂を図るべく、昨年、関係部署等で業務の全体の手法も含め、見直し協議を行っておりましたが、改善策の確定には至っておりませんでした。  今回、改善策の整理ができていない状況の中で、できるだけスムーズな業務の完遂の実施、また、リスク回避をするに当たり、過去に委託した実績のある業者に随意契約で行うことも考えておりましたが、市として公共事業という観点を考慮する中で、やはり、競争の原理、透明性の確保から、指名競争入札により委託業者の選定を行った次第でございますので、何とぞご理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ◯15番(札辻輝已君) 答弁につきましては、私が聞いていることちょっとずれておるのかないう気がしますけども、私の聞いている範囲で内容を申し上げて、お聞きしたい思うんですけども、今回の問題、800万円余りのやつを、消費税を入れたら850~60万になるわけや思うんですけども、これが今までずっと競争入札されておったやつが、今回随意契約でなされた。これについては、当然決裁は市長のところまで上がってきた思うんですけども、問題は、今まで随意契約でいろんな問題が起きてきて、これはできるだけ随意契約はやめようという話が何回かもめて出てきた思うんですよ。そういう中で、できるだけ行政の方も随意契約をやめて、できるだけのことは競争入札でやろうということで、ずっと競争入札されてきた。ところが、今回は、随意契約になった。そこでちょっと問題が起きて、そして、いろんな問題が発生した中で、随意契約でされた業者が今度はそれを辞退した。辞退されたから、また今度は改めて契約を、競争入札、それをやった。ここについては間違いありませんな、私が今言うた話についてはどうですか。 ◯環境部長(辻本 治君) ただいまのご質問に間違いございません。 ◯15番(札辻輝已君) 私の言うたことに間違いないということですので、また、私の方でちょっとしゃべらせていただきますけども、競争入札になった。(「随意契約してます」呼ぶ者あり)何でや。(「間違いない言うてましたよ」呼ぶ者あり)間違いあるのか。(「再度、議長」呼ぶ者あり)    (「議長、休憩を」呼ぶ者あり) ◯議長(藤井孝博君) 暫時休憩します。 ○午後0時06分休憩 ○午後0時08分再開 ◯議長(藤井孝博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◯環境部長(辻本 治君) 先ほどのご質問にお答えさせていただきます。  当時、随意契約で契約をさせていただきましたが、契約業者双方合意の上に解除に至ったところでございます。 ◯15番(札辻輝已君) 一方的に契約者が解除してきたの違って、双方合意の上で解除したということやろうな。多分そうや思うけども。  そういうことで、随意契約をされた。突然、随意契約した今年に限って。そこに問題が、何があったかということは詳しいことは申しませんけども、聞きもしませんけども、そういうふうにころころ今年は競争入札で、今度は、年が変われば、これは随意契約やこういうようなやり方自体が不信を招くわけです。私が聞いている範囲では、前に競争入札で落とされた業者の仕事内容が非常に粗雑であって、区民からも苦情が来たか。それで急遽それを解消するために、次の業者が指名された、その業者がきれいな仕事をした。せやから、きれいな仕事をしたから、随契で渡したというようなことも聞いていますけども、これは私が聞いた範疇で定かであるかないかわからんけども、多分私はそれが正しいんだ思っています。  そういうような内容の事情だけで、これが入札や、これが随契にする、いつするでというようなこと自体がおかしいんです。これは絶対に間違いや思います。私は、そういう指名競争入札で落とした業者が非常に違反するようなことがあれば、ペナルティーを与えるべきやそういう今度の時期について。今まで桜井市でそういう関係でいろんな苦情を聞いていますけども、いろんなことを聞いていますけども、ペナルティーを与えたということは、私は一遍も聞いていません。しっかりペナルティーを与えるわけですよ。それが当然、業者を育てることにもなるわけですので、私は、そういうふうなことで、公平、公正な競争入札を取り入れ、それから、非常に悪質な業者についてはペナルティーをしっかり与えていくという市の姿勢を示すということが大事であるこういうふうに思うんですけども、このことについて、市長、答弁願いますか。 ◯市長(松井正剛君) ペナルティーのことについては検討してまいりたい思いますが、私いたしましては、春季河川清掃のスムーズな業務完遂を図るべく、次年度を踏まえて、春季河川清掃業務については安定、迅速な作業を図るべく、手法等も含めて見直しを行って、改善策をしっかり行ってまいりたい、そのように思っております。 ◯15番(札辻輝已君) わかりました。そういうことで、やっぱり、市民から不信を抱かれない、公正、公平な入札方法をとっていただきたいこういうふうに思います。そういうことも今後検討するということでございますので、これで私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。 ◯議長(藤井孝博君) ただいまより午後1時10分まで休憩いたします。 ○午後0時11分休憩 ○午後1時10分再開 ◯議長(藤井孝博君) 休憩前に引き続き一般質問を許します。  通告順により質問を許します。───3番井戸良美君。 ◯3番(井戸良美君)(登壇) 議長のお許しをいただきましたので、少年・少女のスポーツ振興支援おもてなしの心についての2点について質問させていただきます。  私も1年以上のブランクがありますので、かみ合わないところがあるかもわかりませんけれども、ご答弁の方、よろしくお願いいたします。  1点目は、少年・少女のスポーツ振興支援について質問いたします。  2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、日本中が沸き、「おもてなし」という言葉が流行語にもなりました。その経済効果は、20兆円とも30兆円も言われており、訪日外客数も2,000万人を超える見込まれます。  スポーツ振興といった面においても、前回の東京オリンピック時には、日本中がテレビの前にくぎづけなり、国民のスポーツへの関心も近づくにつれどんどん上がっていったことから、今回もその効果のほどは容易に想像がつくところでございます。  少し当時を思い出します前回、東京オリンピックが開かれましたのは1964年、昭和39年ですから、市長や私は小学6年、また中学生のころでありまして、マラソン競技の円谷選手の活躍にスポーツの楽しやすばらしさ、また、感動を覚えたものでございます。  また、テレビの普及に伴い、今まで見たこともない外国選手の超人的な妙技に、自分にはできなくても、見ることの楽しを覚えるとともに、何にもまして体格では引けをとるものの、果敢に挑む日本選手団の活躍に勇気を与えてもらい、拍手を送り、あすの活力を与えてもらったものです。  その意味では、記憶に新しいところでは、御所市在住の平岡卓選手がソチで開かれた冬季オリンピックで銅メダルを獲得し、奈良県のみならず、日本中が沸きました。残念ながら、桜井市出身の釘宮智子さんのボクシングでのオリンピック出場はかないませんでしたが、今後の出場を心から願う一人でもあります。  今でも野球のイチロー選手をはじめ、テニスの錦織選手やゴルフの松山選手を見て、大きくなったら僕も、私も日本を代表するスポーツ選手になりたい目を輝かせている子どもたちですが、このオリンピックを契機に、ますます増えてくるだろうし、増えてきてほしいものでございます。  少子高齢化が進み、子どもたちの数が少なくなっている現状の中、私は、子どもたちにこのような夢を持ち、小さいころから夢に向かって挑戦することの大切また、仮にその夢がかなわなくても、努力することはすばらしいことであるスポーツを通じて数多くの体験をしてほしい考えています。  しかし、そのサポート体制に目を向けたとき、本市の状況はどうでしょう。子どもたちが自分の夢に向かって努力するわけですから、個人やその家族の者が時間や労力を費やすことは当然のことでしょうし、私もそのように考えます。  しかし、そのような志を持った者が集まり、その中で日ごろの練習の成果が実り、仮にも県代表として近畿大会や全国大会に出場なった場合、当市は何も基準を持っていないのかということでございます。  全国や奈良県下においては、県内の厳しい予選を勝ち抜き、県代表として出場した場合、交通費や宿泊代の補助をされているところがありますが、本市は、子どもたちの競技スポーツの振興について、どのように考え、その現状はどうかお尋ねいたします。  2点目は、おもてなしの心について質問いたします。  本市の地場産業も疲弊していく中で、市長も観光を主体にした戦略に着目しておられる思います。そのため、東京オリンピックの開催を見据え、いち早く県包括協定を結ばれ、また、昨年は、豊富にある史跡を全国に紹介するため、大和くらい100選を選定され、国内外を問わず観光客を本市に呼び込むため、観光地桜井をPRしていかれるのではないか考えます。  それに加え、JR東海が大神神社参拝の放映をされたことにより、関東方面からの来訪者が増えたことは、桜井市にとりましても大いに歓迎するところでございます。  また、大神神社につきましては、数年前より県市の連携により進められております参道整備も、今年度事業化の予定で、今後本格的に取り組まれますことは、近い将来、桜井市また三輪地区のまちおこしの一つとして期待するところでございます。  また、このたびご当地ソングで有名な水森かおりさんが「大和路の恋」を発売されたのを機に、桜井市観光親善大使に任命されたのもその一環ではないか思います。  そこで、観光客に対する市長が掲げるおもてなしの心は何か、また、現在着手されておられること、並びに、これからの構想についてお尋ねいたします。 ◯市長(松井正剛君)(登壇) 3番井戸議員の2点目のおもてなしの心についての質問にお答えをいたします。  昨年、2014年は、訪日外国人観光客数が1,341万人に達し、さらに国においては、先ほどご紹介がありました、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に、2,000万人の高みを目指すされています。実際に多くの外国人観光客が奈良市まで訪れている現状を踏まえ、2020年を見据えた桜井市内の誘客などの対応、戦略が必要であるそのように考えております。  一方、国内旅行においては、大人の修学旅行など大手旅行各社が旅先でスポーツや文化体験等を楽しむ体験型観光に力を入れており、市内での体験メニューの造成なども急務なっております。そのような中で、奈良県では国の地方創生を活用した奈良県宿泊者限定キャッシュバックキャンペーンなど、県内への誘客に対してさまざまな施策を実施されています。  そこで、私たちの桜井市におきましても、地方創生を活用した取り組みとして、訪れる宿泊者や観光客などに対し、桜井らしいおもてなし、その仕組みづくり、そして、受け入れ環境の整備やサービスの向上を図るために、市内の観光関連の皆さん、桜井市観光協会、桜井市商工会、桜井市が連携、協力して、オール桜井でおもてなしに対し取り組むことを目的した桜井市おもてなし仕組みづくり協議会を先日、6月2日に発起人の皆さんによって発足いたしました。  今後、協議会に多くの皆様方の参加を呼びかけるとともに、例えば新たな特典サービスや、観光客誘致メニューの開発、事業者の皆さんのレベルアップを求めた研修など、その取り組みに対し大いに期待をいたしております。また、その上で、地域の活性化につなげてまいりたい考えております。  私自身、さらなる魅力の向上を図ること、そして、宿泊者や観光客の満足度を上げることがおもてなしとして大切ではないか考えております。そのことで、訪れる方の増加につなげてまいりたい考えております。よろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ◯教育長(石田泰敏君)(登壇) 3番井戸議員の1点目、本市における少年・少女スポーツへの支援についてのご質問にお答えいたします。  本市では、中学生が部活動により県外大会に出場のときは、市立中学校県外大会参加事業として補助金を交付しているところでございます。  また、市内で活動されている各競技者には、全国大会への出場の報告を受け、市長より激励金という形で支援をさせていただいております。  子どもたちの競技スポーツの振興いたしましては、公益財団法人桜井市体育協会に業務委託しております市民体育祭やウォーキングフェスティバル、また、少年少女ソフトボール大会、相撲大会、駅伝大会などにより、子どもたちがスポーツに接する機会を幅広く提供しておるところでございます。  子どもたちがスポーツをすることで体力の向上、また、規範意識の醸成につながります。このことから、子どもたちへのスポーツの振興は、重要なこと考えておりますので、できる限り取り組んでまいりたい考えております。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ◯3番(井戸良美君) ご答弁どうもありがとうございました。  それでは、1点目の少年・少女のスポーツの振興支援について、再度お聞きいたします。  ご答弁の中で、中学生の部活動による県外大会に出場のときだけ市立中学校県外大会参加事業としての補助金を交付するということでございますけれども、この市立中学校県外大会参加事業はどういうものなのか、もう少し中身を詳しく説明していただきたい思っております。  それとまた、この補助金は、各中学校の方から別会計で集められている中から出されておるのか、そうでないのかもあわせてお尋ねいたします。 ◯教育長(石田泰敏君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  ただいまの市立中学校県外大会参加事業でございますが、この事業は、市内の中学生の文化及びスポーツ活動を通して、心身ともに調和のとれた人間性豊かな生徒づくりを目指すとともに、保護者の費用負担軽減を図るために補助金を交付している事業であります。その大会申します中学校体育連盟等が主催する大会であり、近畿中学校総合体育大会、全国中学校総合体育大会に相当するものでございます。  補助の額でありますが、交通費、宿泊費の4分の3相当の補助金を出させていただいております。また、これは、学校の方に補助を出させてもらっておるところでございますので、学校の方でその大会に出場する費用の中の一部として活用していただいている認識しておるところでございます。  以上でございます。 ◯3番(井戸良美君) ありがとうございます。  一応、交通費、宿泊費4分の3まで出しているということでございますけれども、これはありがたいことでございます。  それ以外については、全国大会出場のときには、市長に表敬訪問されたときだけ激励金ということで金一封ですか、市長の交際費から出されているようでございますけれども、また、桜井市体育協会は、体協に加盟団体のみ補助金を出す聞いておりますけれども、そのような曖昧なことではなく、桜井市として市在住の小中学生には同じスポーツをする桜井市民として、個人、団体を問わず、一定の補助金または奨励金を出せるような要綱の作成に早急に取り組んでいただきたい思います。  親御さんたちは、子どもには強くなってもらいたい思っておりますし、また、強くなってもらいまして、遠くまで試合に行くようになります旅費、宿泊費の費用がかかりまして、親としても痛しかゆしいうところでございまして、安心して応援できるような体制にしてほしい思います。保護者の負担が軽減できるような要綱を期待しておりますけれども、これについて、再度お尋ねいたします。 ◯教育長(石田泰敏君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  県内各市の状況を見てみます多くの市で国際、また全国大会出場に際しまして、基準を設け、補助金や激励金が支出されているようであります。本市におきましては、先ほど述べた以外については、規定を設けておりませんので、今のところ支出はございません。しかしながら、先ほど議員お述べの通り、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催、また、御所市の平岡卓選手の活躍は、当然、子どもたちのスポーツへの関心をより一層高めてくれる考えておるところでございます。本市におきましても、一人でも多くの競技者が市を代表して全国、国際大会に出場し、活躍していただけますよう、競技者に対しましての支援を検討してまいりたい、このように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。
    ◯3番(井戸良美君) ありがとうございます。教育長の力強い言葉を信じまして、期待しております。  それでは、もう一つ、近畿大会、また全国大会に出場した場合、会場が近畿圏内であれば、市バスによる送迎も考えていただきたい思います。教育長は、このことについて、どうお考えなのか、また、県内12市のうち、9市までそれなりの規定がある聞いておりますけれども、今、教育長の方からもお話がありましたように、桜井市、体協とも連携して充実したサポートをお願いしたい思います。  それで、また、送迎についてもう一度お聞きいたしたい思います。 ◯教育長(石田泰敏君) ただいまご質問のありました送迎についてでございますが、また、体協等も検討させていただきながら、前向きに検討してまいりたいこのように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ◯3番(井戸良美君) 1点目の質問はこれで終わりたい思います。  続きまして、おもてなしの心についての質問に移らせていただきます。  山の辺の道においてお聞きします。今では年間何十万人もの人が訪れるハイキングコースでございますけれども、観光に来られた人は、インターネットで調べてから来る方が多いように思います。山の辺の道をインターネットで検索する市長は検索したことはございますか。この辺は、また一度検索していただきたい思いますけども、天理市観光協会等、天理市側から見た山の辺の道しか見受けられず、桜井市が主体なったものが見受けられないように思います。山の辺の道を検索したときに、どれほどの桜井をPRできているのか。また、私の認識の中では、山の辺の道は、その起点なるのは桜井市金屋である思っております。はるか昔、大阪から船で大和川を上り、金屋の船着場でおりられ、山の辺の道を歩き、奈良まで行った言われております。インターネットで検索したときに、また、来訪客に山の辺の道は桜井市が起点ということをもっと発信するべきだ思いますけれども、それとまた、天理市の山の辺の道、中学校の近くでございますけれども、天理市のトレイルセンターがございます。シャワーまでついているようでございまして、6分100円ということでございます。これが私はおもてなしの心ではないか思います。桜井市も起点なるような施設についてのお考えはないのか再度お聞きいたします。 ◯市長(松井正剛君) 続きまして、井戸議員の再度のご質問にお答えします。  私も山の辺の道の起点は金屋であるそのように考えております。桜井市、天理市、奈良市を結ぶ山の辺の道は、日本書紀にも登場する全国に誇れる貴重な歴史的資源であり、特に桜井市側においては、風情を感じる味わいのあるハイキングコースとして、さらに万葉歌碑が点在する文化観光スポットとして、年間約20万人もの方が訪れられます。奈良県では、この山の辺の道を趣のある快適で安全な道として、一体的に整備を進め、効果的な情報の発信を行い、さらなる集客を、沿道地域の活性化を目指すことを目的に奈良県関係する市、奈良市、天理市、桜井市でございますが、及び関係団体が連携して、昨年11月20日に、山の辺の道連絡協議会が設置されました。また、その座長には奥田副知事が就任され、今後、山の辺の道におきまして、サイン計画に基づいた統一したデザインによる案内板の整備やスポットの整備、周辺のにぎわいづくりなど、県連携した整備、取り組みを行ってまいります。  議員お述べの山の辺の道のPRにつきましては、桜井市いたしまして、ネット検索の工夫も含め、ホームページの点検、更新などを行い、積極的なPRに努めるとともに、協議会を通して奈良県連携を図りながら統一したPR、情報発信にも取り組んでまいりたい考えております。  そしてまた、桜井市における天理市のトレイルセンターのような施設の設置についてのご質問でございますが、山の辺の道におきまして休憩室やトイレを備えた施設の設置につきましては、おもてなしの一つとして必要であるというふうには考えております。山の辺の道連絡協議会が設定したルートの中で、県とも協議を行い、財政状況も勘案しながら、将来の課題として検討してまいりたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯3番(井戸良美君) 市長の答弁も私も期待しておりますので、ぜひともそういう施設の方も完成していただきたい思っております。  また、身近なところからの質問でございますけれども、遠方から、また外国から来られた人は、駅、ステーションを利用されるわけでございますけれども、桜井駅、三輪駅のトイレの管理等についてお聞きいたします。  一つ目は、桜井駅のトイレでございますけれども、桜井駅でおりられる方は、観光、またハイキングに来られる人は、北口を利用する人が多い思いますけれども、北口のトイレは、市内の者でもわかりづらいところにありまして、また、日が暮れます周りが暗く、女性では入りづらいようなところにあります。先ほど答弁でも、桜井市おもてなし仕組みづくり協議会というような、私にはちょっと小難しいような言葉の協議会設立よりも、まず身近な、先にこのトイレの案内板や照明設備への気配りが身近なおもてなしではないか思います。  また、三輪駅のトイレにつきましても、観光客が多く利用される駅でありますが、男女共用スペースで、小便器が3、大便器が2ありますが、この大便器は男女共用で、もし男性が大を催す場合は、女性用同じトイレに入るという、こういうのは今の時代に余り私も記憶にございません。駅外駅構内に同じものが2か所ございますけれども、先日私がトイレを確認に行きましたときに、たまたま若い女性2人組が駅に帰ってこられました。私が先に駅外のトイレに行ったものですから、構内のトイレを利用されたようです。ちょうどトイレから出てこられましたので、このようなトイレはどう思われますか尋ねます男の人がおられないのを確認して入りました、入りづらいから嫌ですね言われていました。市長のお手元にも写真も届いている思いますけれども、この女性の意見も含め、どう思われておられますのかお聞きしたい思います。よろしくお願いします。 ◯市長(松井正剛君) 井戸議員の再度の質問にお答えをさせていただきます。  桜井駅北口広場などのトイレに関する質問にお答えをまずさせていただきます。  まず、桜井駅北口ですが、トイレの位置がわかりにくいのご指摘でございますが、北口広場トイレは、平成6年度の桜井駅改良工事に伴い移設され、近鉄から鉄道用地を無償提供いただき、現在の位置に設置されたものであります。議員ご指摘の通り、駅から広場に出た際、トイレの表示が見えにくい思われますので、今後、駅前からトイレに誘導する案内板の設置を検討していきたい、そのように考えております。  また、夜間においてトイレの周辺が暗いのではないかのご指摘でございますが、平成10年度に北口広場の改修工事を実施した際、夜間の照明設備につきましても改築を行っており、設計上は広場全体として必要な明るは確保されている考えておりますが、防犯上、トイレ周辺を明るくすることは必要なことである思いますので、今後、トイレの表示板を照明で照らすなどの対応をして改善を図っていきたい、そのように考えております。  また、JR三輪駅のトイレにつきましては、昭和59年10月に当時日本国有鉄道が所有する敷地内に駅構内駅広場前の一体型として建てられました。その後、平成2年11月に水洗化を図り、現在に至っております。現在、トイレを建設してから30年も経過しており、敷地、建物の関係から、どちらも男女が共用なっております。  先ほど井戸議員がおっしゃったことも十分に理解をさせていただきました。そのことから、JR三輪駅トイレの整備につきまして、地元からもJR並びに桜井市に対しまして、整備の要望書も提出されており、今後、県まちづくり連携協定における三輪のまちづくりの中で、JRも協議を行いながら検討を行ってまいりたい、そのように考えております。あわせて、おもてなしの一つとして、美しいトイレのために清掃等公衆衛生の向上にも努めてまいりますので、ご理解のほど、よろしくお願いを申し上げます。  以上でございます。 ◯3番(井戸良美君) トイレにつきましては、高速道路のサービスエリアのトイレなんかは、一昔よりも見違えるようにきれいになっているところがほとんどでございまして、トイレは来訪者の皆が利用するところでございますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。  それと、もう一つ、午前中に高谷議員から質問もありましたように、北口の築山看板の件でございますけれども、私は、違う観点から質問させていただきます。  桜井駅北口にはごく最近、築山案内看板も含め1,500万円程度かけられましてつくられましたが、先日7日でございますけれども、日曜日でございます。天候は晴れでございました。私は、朝9時から10時まで、1時間でございますけれども、観光、またハイキングに来られる人が何人ぐらいこの築山とか案内看板を見ていかれるのかを調べました。人数は、ハイカーの服装で判断しております。シーズンオフのため、1時間で男性25人、女性が30人、計55人がこの北口でおりられました。このうち、この看板を見に行かれたのはたった2人でございます。  また、この看板の前に路線バスがとまり、乗客がおりても待機しているため、死角になりまして、ほとんど見えない状態でございます。この写真も市長に確認していただいている思いますけれども、バスが2台並ぶときもございます。そのときの想像はつく思いますけれども、これを計画するときに、現地の状況を把握して設計されたのか、また、奈良交通もっと協議が必要だったのではないか思いますけれども、北口の駅前にこのようなものが必要だったのか、それよりも、おもてなしの心として、もっとするところがあるのではないか思います。市長にこのことについて再度お尋ねいたします。 ◯市長(松井正剛君) 再度の質問にお答えをさせていただきます。  まずは、平成26年度に桜井駅前の魅力向上を図ることを目的に、先ほど高谷議員にもお答えさせていただきましたが、奈良県植栽による景観向上推進事業費補助金を活用して、噴水を撤去し、山の辺の道への玄関口として来訪者に歴史を感じてもらえるよう、山の辺の道に点在する古墳や草花をテーマに、植栽エリアとして整備を行ったところであります。また、案内看板の設置につきましては、これは団体企業の皆さんのご協力をいただいて設置をさせていただいたところであります。  議員ご指摘の通り、路線バスが築山側で待機している間は、この写真をいただいております歩道から死角なる部分が見えない状態になっておりますので、今後、路線バスの待機場所を可能な限りバスロータリーの西側にするなど、奈良交通協議を行い、おもてなしの空間を創出していきたい考えておりますが、やはり、ご指摘をいただいたように、つくるときにもっと連携をしておいたらなそのようには感じております。  以上でございます。 ◯3番(井戸良美君) ありがとうございます。  回転の方、早急にまた奈良交通とも協議の方、よろしくお願いいたしまして、私の質問は終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ◯議長(藤井孝博君) 引き続き一般質問を許します。  通告順により質問を許します。───12番土家靖起君。 ◯12番(土家靖起君)(登壇) 私は、次の3点について、市長のお考えをお聞きいたしたい思います。  1点目は、中和幹線沿道大福地区へのイオンリテールの出店のおくれについてであります。  中和幹線沿道大福・東新堂地区における企業誘致につきましては、平成23年の市街化区域編入後、幾つかの店舗がオープンし、現時点では工事が進んでいるところでございます。また、今回の市街化区域編入地域ではありませんが、その近隣におきましても、店舗がオープンするなど、企業誘致あるいはそれに関連したまちづくりの一定の成果があらわれてきたのではないか考えております。  その一方で、同じ大福地区に出店を予定しているイオンリテールにつきましては、地権者の予約契約はなされているものの、具体的な計画も含め、出店のめどは立たない状況であります。  この地区における企業誘致を進めるに当たっての大きな課題は、下水道の布設発掘調査ではないか考えます。このような課題をクリアし、中和幹線沿道への企業誘致を進めるため、桜井市としても中和幹線沿道大福地区企業誘致条例を制定し、各種奨励金の交付を予定しているところであります。もちろん、企業の初期投資に対し、十分な額ではないかもしれませんが、このエリアへの出店を決断する上での一つの重要な特典であるということは間違いありません。  また、本年は、固定資産税の評価がえの年でもありました。今年度以降は、評価額も市街化区域としての評価なり、今後、固定資産税額もこれまで以上に上がっていくことが予想されることから、地権者においても早期の出店を望んでいるもの思われます。  比較的早期に予約契約が済まされたものの、その後、イオンリテールの出店がおくれているのは、どういう理由なのか、大変気になるところでございますが、中和幹線沿道大福地区へのイオンリテール出店のおくれについて、市長のお考えをお聞きいたします。  2点目は、三輪そうめんのブランド力向上販路拡大のための取り組みについてであります。  桜井市の特産物である三輪そうめんは、約1300年前に桜井の地で製造されたそうめんの元祖であり、日本の麺類のルーツであります。他の産地にはない歴史伝統的な製法が脈々と受け継がれており、決して絶やしてはならない食文化である考えます。  しかしながら、近年の消費者し好の変化に伴う需要の低迷、売り上げの大きなウエイトを占める贈答市場の縮小、他の産地の激しい販売競争などにより、三輪そうめんを取り巻く環境もますます厳しくなってきているということでございます。  三輪そうめんに限らず、地場産業につきましては、他の製品の差別化、ブランド化により、競争力の強化を図ることで、販路拡大にもつながることから、各種補助制度等による支援、地域ブランド認定システムなどを構築することが大変重要である考えます。  そのような中にあって、本年1月に三輪そうめんの販売会社9社によりまして、奈良県三輪素麺販売協議会が設立されました。初の連携体制を整えるとともに、生産者の団体である奈良県三輪素麺工業協同組合とも協力することにより、地域の関係機関が一丸なって、三輪そうめんのブランド力、品質のさらなる向上及び販路の一層の拡大を目指していくことになったのは、周知の通りでございます。  3月には、三輪そうめんによる地域活性化セミナーが早速開催されるなど、今後の取り組みが注目されるところでありますが、この連携したプロジェクトに対して、三輪そうめんのブランド力向上販路拡大に向けて、今後どのように取り組んでいかれるおつもりか、市長のお考えをお聞きいたしたい思います。  3点目は、本庁舎の建てかえについてであります。  近い将来に起こることが予想されます南海トラフ巨大地震については、今後30年以内にマグニチュード8~9クラスの地震の発生する確率が60%~70%に達する評価されており、桜井市においても最大震度6強が予想されていることから、計画的かつ早急な事前防災対策が必要であるということが言えます。  そのような中、公共施設の耐震化を進めることは、被災時の利用者の安全確保、被災後の応急対策活動の拠点としての機能ばかりでなく、防災拠点としての迅速な対応につながり、大変重要であることから、建築物の倒壊危険度及び重要度を考慮した優先順位を行い、緊急度の高い施設から耐震化を進める必要がある考えます。特に、市庁舎は、不特定多数の利用者が見込まれるほか、地震災害の発生時には災害対策本部の設置等防災拠点としての機能を発揮することが求められる施設であります。  しかしながら、本市の本庁舎は、築48年を経過し、老朽化が著しく進行しております。こうした施設が地震により被害を受けた場合、多くの犠牲者を生じさせるばかりでなく、災害応急対策等の実施に支障を来し、その結果として防ぐことができるであろう被害の発生や拡大を招くおそれも考えられます。  公共施設の耐震化につきましては、昨年策定されました行財政改革アクションプログラムにおきましても、耐震化できていない庁舎施設が多く存在するの課題について認識が示され、優先度の高い施設から耐震化を行っていくことされています。  同じような課題を抱える県内他市におきましては、建てかえに向けた計画が既に動き出したり、検討されているところもございます。本市におきましても、住民サービスの向上、十分な執務スペース確保という観点からも、耐震改修ではなく、建てかえに向けた検討を早急に進める必要があるのではないか考えるところでございます。  本庁舎の建てかえについて、市長のお考えをお聞きいたしたい思います。よろしくお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君)(登壇) 12番土家議員の1点目、イオンの進捗状況についての質問にお答えをいたします。  イオンリテール正式に出店に向けた交渉が始まったのは、平成24年6月ごろで、約1年に及ぶ地権者の交渉を経て、平成25年4月末に地権者イオンの定期借地権契約が締結されました。その後、出店規模の拡大等について検討されましたが、かなわず、26年6月より現況のままでの出店についての協議が再開いたしました。  平成26年9月から10月にかけて、桜井市で埋蔵文化財の試掘調査を行い、その結果をイオンリテールに示し、イオンより出店計画の提出を受けて、埋蔵文化財の発掘調査費用の積算をいたしましたが、発掘する面積が増えたこと等により発掘調査費用がイオンの想定は乖離しており、現在、双方で協議を行っているところであります。  以上でございます。  土家議員の2点目、三輪そうめんのブランド力強化に向け、どのように取り組むかの質問にお答えをいたします。  議員お述べのように、桜井市の特産物である三輪そうめんは、他産地の激しい販売競争や消費者し好の変化に伴う需要の低迷などにより、大変厳しい状況なっています。そのような中、生産者の団体である奈良県三輪素麺工業協同組合、販売会社9社からなる奈良県三輪素麺販売協議会、そこに自治体である奈良県桜井市、さらには地元金融機関である南都銀行が協力して、地域が一丸なって三輪そうめんのブランド力品質の向上、販路の一層の拡大を目指す取り組みを行うことになりました。今年の2月25日には、奈良県庁において共同の記者発表を行い、その決意を示したところであります。  主な事業としては、七つございます。  一つ目として地域ブランドの取得、二つ目として共同商品の開発、販売及び共同配送、三つ目として販売拡大のための各種イベントの共催、出店、四つ目として品質の維持、向上に向けた製造販売の相互検査の実施、五つ目として地産地消の推進、六つ目として製造、販売両者の意識啓発のための講演会、勉強会の開催、七つ目として産官金が連携した意見情報交換会の定期開催、以上七つが主な事業なっています。  これまでに地域ブランドの取得として、農林水産省の地理的表示保護制度の申請を先日、6月1日に素麺組合販売協議会の共同申請で行いました。これは、平成26年6月18日に成立した特定農林水産物等の名称の保護に関する法律、地理的表示法が今年の6月1日から施行されることに伴い、それにあわせて申請を行ったもので、地理的表示を私的財産として登録し、保護するものであります。  また、販路拡大のための取り組みとして、にぎわいそうめんマップの作成を今年度行い、これは観光まちづくり協議会市が協働して、地場産業である三輪そうめんのPRを市外で行うためのロードマップを作成し、観光客の誘客を図ることを目的した事業で、この事業にも両組合が協力をしていただいております。  今後も産官金が連携した情報交換会を定期的に行い、これからの事業の検討を行ってまいります。これからも強力な連携のもと、地域が一丸なって三輪そうめん産業の発展に取り組んでまいりますので、よろしくご協力お願いを申し上げたい思います。  次に、本庁舎の建てかえについてのご質問にお答えいたします。  本庁舎は、昭和42年に建築し、築48年が経過しているため、老朽化が進み、耐震化ができていないのが現状であります。このことから、本庁舎につきまして、建てかえを含めた耐震整備を検討する時期を迎えている認識をいたしております。しかしながら、本庁舎の建てかえには膨大な費用が必要であることから、本庁舎の建てかえを含めた耐震整備の手法や財政上の見通しを踏まえた検討をすることが必要である考えております。  本市におきましては、総務省からの要請に基づき、本年度来年度の2か年で公共施設等総合管理計画を策定することにしております。この計画の中で、人口減少等による公共施設の利用需要の変化などに対応した公共施設のあり方について検討し、更新、統廃合、長寿命化など、公共施設等の管理に関する基本的な考え方を検討することしております。  これらのことから、まず、公共施設等総合管理計画の検討、策定を進め、その後、より具体的に本庁舎の建てかえを含めた耐震整備のあり方を進めてまいりたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) ありがとうございます。  さきの質問の中で、私が今回の大きな課題ということで、下水道の布設の問題を問うたわけでございますが、これについてお答えがなかったものですので、下水道部長、もしわかれば、ひとつお答えいただきたい思います。 ◯上下水道部長(西村光司君) 土家議員の中和幹線沿い企業誘致区域の下水道整備についてのご質問にお答えいたします。  中和幹線沿いの企業誘致区域の下水道整備につきましては、平成27年3月に、この区域の事業計画区域拡大の認可をいただき、今年度においては、市道大福新道線の中和幹線交差点まで中和幹線西側についても整備をする予定であります。  今後もこの区域については優先的に下水道の整備を計画し、東側部分についても、引き続き整備をしてまいりたい考えております。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) そういうことだ思います。25年度のこの議会で、私自身は、あの地域は、下水道の認可区域に入っておらなかったものですから、市長の方も早速対応していただきまして、26年度に事業認可区域の変更をする引き続いて27年度で事業を実施していくという計画で、認可区域の変更が今年の3月に来たということを聞いておりますし、引き続いて今、部長の方から答弁ございましたように、あの地域の課題が下水道の問題もございましたものですから、引き続いて事業を進めていただきたい、このように思います。  それから、先ほどご答弁を賜りましたけれども、部長でも結構でございますので、ひとつ再度ご質問をいたしたい思いますけれども、中和幹線の沿道の市街化区域編入した地域で、現在までに開店した店、あるいは工事中のところもございますけれども、現在、大福地区あるいは東新堂地区で出店されている事業者がわかれば、ひとつお答えいただきたい思います。 ◯市長(松井正剛君) 企業誘致の進捗状況についてお答えをさせていただきたい思います。  ご承知のように、平成23年5月に大福地区及び東新堂地区において、大型商業施設の誘致を目的に、19万2,700平米を市街化区域に編入いたしました。そのうち、12万8,000平米、66.8%が地権者の契約を済ませ、開店あるいは開店に向けた作業に入っています。それぞれの進捗状況は、タマホーム4,600平米が26年11月に、大黒天物産2万平米が、医療モール等、一部の開発は残っているものの、平成27年4月にそれぞれ開店いたしました。  大福地区南東エリアのドン・キホーテ1万3,000平米については、今年秋の開店を目指し、開発工事が進んでおり、その東側には中古車センター1万平方メートルが埋蔵文化財発掘調査を終え、開発に向かって準備中であります。北エリアのドラッグストア7,200平米は、来年の夏の進出を目指して、埋蔵文化財の発掘調査中でございます。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) 今のところはそういう計画で、あるいは、事業も進んでおるわけでございますが、この地域が、下水道の事業はそういう格好で進んでまいりましたけれども、一番ネックになっておりますのが、やはり、埋蔵文化財の調査なんです。したがいまして、私自身は、このイオンの出店につきましては、既に地権者の契約も済んで、地代の一部も支払われておるわけでございます。地権者から、埋蔵文化財の発掘調査の費用負担について、イオン教育委員会の間で、いまだ決まっておらない、こういうことで調査に入れないということで聞いておるわけでございまして、当然地権者にもこれらの不安がつきまとっておるわけでございますが、これについての進捗はどのようになっておるのか、教育長の方で結構ですので、お答えいただきたい思います。 ◯教育長(石田泰敏君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  議員お述べの通り、イオンが出店を予定している地区につきましては、弥生時代の環濠集落の坪井大福遺跡、大藤原京等、周知の遺跡がある地域であります。中和幹線沿いの企業誘致地区の中で、開発に伴う発掘調査に他地域比べ経費がかかる地域であります。  イオンの現計画では、発掘の必要な面積が非常に大きく、発掘費用も県内でも前例がないほど高額になる見込まれております。発掘費用につきましては、現在、イオン側調整中であります。また、イオンから詳細な図面等もまだ出てきておりませんので、額については具体的に申せませんので、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。  発掘規模が大きく、市単独での発掘調査は困難であることから、イオンには建築工法の工夫も含めて発掘面積の縮小について検討をお願いしてきたところです。また、期間につきましては、発掘面積が大きく、限られた期間の中で調査チームが多く必要になり、作業員等が大量に必要になることから、人員の確保が課題なっています。発掘費用を含め、現在、イオンの調整を行っているところでございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) 教育長、なかなか発掘費用の額をこの場で言いにくい思います。しかし、地権者の中では、かなりの額が示されておる聞いておるんです。これによって、現在の埋蔵文化財の調査が進まない。現にイオンモールも大和郡山市にある、あるいは橿原市のあれの発掘調査は、大和郡山市で5億、橿原市で4~5億の発掘調査費が要ったというように聞いておるんです。しかし、今回の大福の地区のイオンリテールの発掘調査費は、それよりも莫大な費用、経費が要るというように聞いております。  そういうことで、私はあえて額については、私自身は承知しておりますけれども、この場では申し上げませんけれども、ならば、現在桜井市で調査員がなかなか、2.2ヘクタールの調査の当初の期間、それが2.7へクタールになった、建築関係で。最終は3ヘクタールほどの調査をしていかないかん。だんだん増えてきておるんです。そういうことで、私自身は、文化財を大事にしながら、そして、早くその調査費を削減しながら、経費を削減しながら調査を進めていただきたい、こういう思いなんです。  したがって、今、民間の方で、市として対応をようしやんから、民間の元興寺の研究所に委託されているように思います。しかし、その額が莫大でもありますので、私自身は、その経費に見合う、市としても財団の人を使ってやった方も、応分の応援をしていった方が経費もかからないし、人件費もある程度縮小されるし、民間であれば、やっぱり、経費も人件費も高くなってくるように思うんですよ。そういう思いで、先ほども教育長にお答えいただきましたけれども、市として応分の負担というか、作業で負担をしていく考えはないのかどうか、その点再度お聞きしたい思います。 ◯教育長(石田泰敏君) ただいまの再度のご質問、市で対応することで発掘費用を下げることはできないのかの質問にお答えいたします。  議員ご指摘の通り、民間の発掘業者では調査員、作業員等の人件費、また、企業利益が割高に見込まれております。市で対応する場合には、民間に比べて、人件費を低く抑え、発掘費用を抑制することができますが、イオンの誘致に対応するためには、発掘作業体制を多くつくる必要があります。そのため、調査員、作業員がかなり不足し、特に調査員の確保が今課題なっておるところでございます。  今回の場合、調査規模が大きいので、市単独では困難でありますことから、市いたしましても、組織体制の強化を検討するとともに、県、民間などの協力をお願いしながら、発掘調査の軽減調査体制づくりに取り組んでおるところでございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) 当然、桜井市のその財団の対応では間に合わない、大きな調査区域でございますので、それは民間の元興寺の研究所に委託されるというのは、それはそういう方向で進んでいかれるのは結構なんです。  そしたら、教育長、これ、期間がどのぐらいの期間を要するように今思っておられるんですか。調査期間。 ◯教育長(石田泰敏君) 調査期間につきましても、イオン詰めていかなければならないというふうに思っておるところでございます。やはり、1年以上はかかるのではないかというふうに見込んでおるところでございます。
    ◯12番(土家靖起君) 教育長、それ、普通の調査でも大体2年かかるらしいでっせ。1年以上って、そんなん、だから、私は、予約契約された段階で、早い段階で、できるだけ調査費用の見積もりを出してイオン折衝すべきではなかったのか、これからして3年~4年かかる言うてまんねんで、実際。だから、坪井大福遺跡というのは、予備調査のときからかなりの遺物、遺跡が出てくる予想されておるんです。それを地区指定した桜井市の責任があるんです。当初からそういうように予備調査の段階で出てきてますのでね。だから、1年や2年でおさまらん思いますよ。だから、そういう学芸員の方に聞くかなりの期間も要するし、それによって、今、あの地域は29年度までに出店計画をしてくださいいうことで、誘致条例もつくられておるわけでございまして、そういうことからしたら、できるだけその経費を早く、今の時点だったら早くその経費を詰めて、イオンリテール交渉する。設計を見直すのか、あるいは、その手法を見直すのか、その辺を教育委員会として示してあげなければ、市の方の対応も商業地域としての出店計画がおくれていくのではないか、このように思うんです。そういうことで、再度、教育長、お答えください。 ◯教育長(石田泰敏君) ただいま議員の方からご指摘いただきました通り、再度私たち組織体制の強化を検討するとともに、イオン調整を図りながら、発掘調査の費用、それから発掘期間、これを短くするように全力で頑張ってまいりたい、このように思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◯12番(土家靖起君) 教育長ね、私、調査期間を短くして、文化財をないがしろにせいそういう意味で言っているんじゃないですよ。きちっと文化財は文化財調査、これは文化財保護法で決まっておるねんから、きちっとした調査をやりながら、その手法あるいはその費用面を早く詰めてあげていただきたいな思います。  その点はその辺にして、市長、再度お尋ねいたしますけども、先ほども私がご質問させていただきましたように、あこは、27年4月から評価がえがございまして、4月から固定資産税が上がってきています。したがいまして、地域の皆さん方から要望書として税の軽減を出されておりました。そういうことから、27年度の4月以降、あの出店した地域の、地区指定した地域の税の軽減についてどのようになされたのか、ひとつお答えいただきたい思います。 ◯市長(松井正剛君) 議員お述べのように、平成27年度固定資産評価がえにおいて、市街化区域編入の事実に基づく評価の見直しを実施いたしております。ただし、現行では、平成27年1月1日時点での土地の利用状況がこれまで変更がない土地については、地区計画による開発規制が設けられていることから、固定資産評価額を基準に、本来の固定資産評価額から30%の減額補正を適用し、この減額補正を行った評価額により課税標準額を算出し、税額を算定することで、大幅な固定資産税の増額に対応している現状であります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ◯12番(土家靖起君) そういうことで、地区指定したそういう縛りの中で、市長ただいまお答えいただきましたように、固定資産税は評価額の30%軽減されたということで、これからあの事業地については、その税の軽減もある思いますので、出店がなされてくる思います。  そういうことで、私も先ほど教育長にもお尋ねいたしましたように、市として、私は、この地域は市街化区域に編入したことによって、当然企業誘致を進めるに当たって、ぜひとも出店していただけるように最善の努力をお願いしたいわけでありますが、文化財の調査につきましては、桜井市の宿命でもありますし、市長はこの点、これの商業あるいは文化財の関係をこの地域に限ってどのようにお考えになっておるのか、ひとつその点をお聞きして、この点、質問は終わりたい思います。 ◯市長(松井正剛君) 企業進出の実現桜井市の宿命である文化財調査についての質問にお答えをいたします。  企業誘致は、桜井市の財政問題や雇用対策にとって重要な施策である認識をいたしております。一方、桜井市にとっては、開発地に伴う埋蔵文化財発掘調査も避けては通ることのできない課題であり、特にイオンの出店エリアは、他のエリアに比べ、先ほど来もお話がありますように、埋蔵文化財の密度の濃い地域であることや、イオンの開発面積が大変大きなこともあり、これまで市が行ったことのない調査規模なっているのが現状であります。そのことから、現在、複数の調査体制が組めるよう、県や関係団体への協力を要請するとともに、桜井市でも発掘体制の強化を図り、調査費用の軽減や調査期間の短縮に取り組めるよう教育委員会にも指示をしているところであります。  企業誘致埋蔵文化財への配慮は、相反するところもございますが、桜井市にとりまして、どちらも大切なことである認識をいたしております。市いたしましては、大型商業施設が出店することによる効果や埋蔵文化財調査にかかる経費、期間などを総合的に判断し、市としてでき得る努力を全力で行い、企業誘致が実現できるように最善の努力をしてまいりたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) ありがとうございます。そういうことで、ひとつ最善の努力をしていただきたい思います。  次に、三輪そうめんについてでございますけれども、今日まで素麺組合ということで、桜井の三輪そうめんとしてのブランドを全国に個々の業者が発信されておりましたけれども、今回、先ほども質問を申し上げました通り、また市長もご答弁いただきましたように、組合販売協議会が一体になって三輪そうめんのブランド力を向上していこうという思いでございます。そういうことで、私自身も今回、いろいろこれについての思いがあるわけでございますが、市長として、このせっかくできた協議会を市として、先ほどもお答えいただきましたけども、再度、どのようにかかわっていこうされるのか、その点、ちょっと今お答えいただきたい思います。市としてのかかわり方。 ◯市長(松井正剛君) 先ほども述べましたように、やはり、素麺組合しっかり連携をとりながら、あるいはまた、金融機関とも連携をとりながら、また奈良県とも連携をとりながら、素麺組合の全国へのブランドの発信など、全力を尽くして頑張っていきたい、そのように思っています。 ◯12番(土家靖起君) そういうことでございまして、今、市長が申されましたように、私自身はちょうどこういう機会でもございますので、7月7日が乾麺の日というのがあるわけです。せっかくできた組合として取りまとめていこうこういう時期でもございますので、市としてそうめんの日というような条例を制定してはどうか。日は別ですよ。日は別ですけども、夏までの日のいいときに、ひとつ市として、地場産業であります三輪そうめんをこれからブランド力として発信していこうという思いで、三輪そうめんの日を条例制定してはどうか思いますの教育長にお尋ねいたしたい思いますが、せっかくこの三輪そうめんもございますので、素麺組合として個々の組合やなしに、奈良県三輪素麺工業協同組合として、小学生の総合学習の中で、そうめんの体験のそういう学習も取り入れてはいただいたらどうかなこのように思います。それそういうことでもございますし、学校給食にそうめんを使った献立計画を立てていただいてはどうかな。既にそうめんは使われておりますけれども、決まった献立の中でそうめんを使った献立をつくっていただいてはどうかな。この2点、市長に1点、その点をお答えいただきたい思います。 ◯市長(松井正剛君) 三輪そうめんの意見情報交換会でも、地産地消の推進事業の中で、記念日の設定に関する意見が出されている報告も受けております。また、ほかの地域でも、全国乾麺協同組合連合会などがそうめんの日決めているというふうな先例もあるように思っております。議員提案の意見も参考にさせていただきまして、先ほども言いましたような情報交換会で協議をしながら、地場産業である三輪そうめんの普及促進策について、条例を制定するのか、どのようにしていくのかも含めて、皆さん一緒に検討を行って、前向きに考えていきたい、そのように思っております。 ◯教育長(石田泰敏君) ただいま土家議員から2点のご質問をいただきました。  まず1点目のそうめん工場等での体験学習の件でございますが、昨日、各小学校等に確認させていただきましたところ、11小学校のうち7小学校で既にそうめん工場の体験学習に行っているようでございます。総合的な時間等を使って学習をしている。ただ、自分自身で手打ちをするいうか、そうめんをつくるというところまで至っていないようでありますので、そういった体験も含めて、今後子どもたちにさせていきたい。  中学生につきましては、職場体験で何名かがそうめんの工場の方に体験学習に行っているというところでございますので、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。  続いて、学校給食センターでの献立の中に入れてはどうかということでございますけれども、現在、学校給食センターでは、そうめんを使った献立として、全国的なO-157の流行以来、冷しそうめんは今のところつくっておりませんけれども、にゅうめんを年4回ほど提供しておるところでございます。新しい学校給食センターになれば、また、さらにそうめんを食材として使用した献立の幅も広がってくるように思いますので、そういったところを工夫しながら、学校給食の中にそうめんの食材を織り込んでいきたい、このように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) 今、小学校でもそうめんの体験をなされておる。これは、奈良県三輪素麺工業協同組合へ行かれたわけですか。民間の何々そうめんという会社へ行かれたものか。私申し上げておるのは、素麺組合として、そういう体験をしていただいたら。今、せっかく組合が一本になってきたものやから、組合としての対応をぜひお願いしたいこのように思いますので、その点、また、それは結構ですので、よろしくお願いしておきたい思います。  市長、今回、先ほどもお答えいただきましたように、市長としてこの三輪そうめんのブランドを高めていくためにトップセールスとしてどんどん物産展なり、あるいは、そのセールスをぜひとも県外、国内に広めていただくようにお願いしたいわけでございますが、これについて、市長のお考えをもう一回、再度お願いしたい思います。 ◯市長(松井正剛君) いつも素麺組合の会合にも寄せていただいたときに、挨拶の中でも発言をさせていただいております。桜井市の大事な地場産業である三輪そうめんを全国に発信するために、その先頭に立って頑張っていきたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) そういうことで、何もかも市長、先頭に立ってやっていく、大変なことは思いますけれども、ひとつよろしくお願いしたい思います。  それから、3点目の本庁舎の建てかえということで質問させていただきました。この庁舎が建ったときから約50年たつわけでございますが、ちょっと前にここを耐震診断されたわけですね。診断を。その診断結果というのはどのようになっておるのか、今わかればちょっと教えていただきたい思うんですけどね。 ◯総務部長(井上雅史君) ただいま土家議員さんの方からご質問いただきました件につきましてお答えいたします。  診断を行いまして、本建物、耐震性能はIS値が0.3未満ということで、これは震度6以上の地震によって倒壊の危険性が非常に強いということで、そういった診断が一応出ております。  以上でございます。 ◯12番(土家靖起君) そうでっしゃろう。先ほど申し上げましたように、南海トラフの巨大地震は、桜井市は6以上の震度が予想されるわけでございまして、喫緊の課題だ思うんです。だから、私自身は、以前からこの議場の中においても、ほかの議員の皆さん方からそういうご質問があった思います。一番みんなが寄ってくる防災の拠点であるこの施設を補強だけでは足らない思うんです。補強しても、20年ぐらいもっていいところ違いまっか。それよりもきっちりした整備計画をつくって、先ほど市長のご答弁がございましたけれども、国がどうこう言っているよりも、まだまだこの行財政改革アクションプログラムの中で、いろんな指摘も、公共施設の指摘もされておるわけでございまして、まず庁舎を建てかえる、補強では間に合わないから建てかえていく、こういうようなプロジェクトもひとつつくって、喫緊の課題だ思うんですが、その点、今どうこうはなかなか出にくい思いますけど、総合庁舎の耐震補強も言われておりますけども、この庁舎のそこで建てたら、その当時、ここで裏で建てたら、向こうの施設整備もしやんでも、県から、極端に言うたら、押しつけられた整備計画になるかもしれませんけど、ここで建てておいたら、一時にここで事務が全部できるのではないか。期間はかかりますよ。この今の財政力では大変だ思いますけれどもね。補強してもえろう変わらない。そして、耐用年数がもたへんなら、新たな資金計画を求めて、建てていくべきではないか、このように思うんです。その点、市長、お答えいただきたい思います。 ◯市長(松井正剛君) 土家議員の再度の質問にお答えをさせていただきます。  本年度、早速公共施設等総合管理計画も策定する予定をいたしております。その中でも、やはり、庁舎の建てかえについてしっかり取り組んでいきたい、そのようなことを考えております。  以上です。 ◯12番(土家靖起君) そういう検討委員会もなされるということですけど、本当にこの庁舎は建ってから、先般、もうちょっと前の地震でも窓ガラスがゆがんで割れるというような、今お聞きする震度6までやということになれば、ほんまにこれは大変なことになってきまっせ。人が集まるような公的なこの場所で。できたら、私は、財政力にもよりますけど、早い時期にいろんな行財政改革を精査していく中で、庁舎の全面的な建てかえもその中に喫緊に入れていただいて、早急に計画も持っていただきたいなこのことを申し上げまして、質問を終わりたい思います。ありがとうございました。 ◯議長(藤井孝博君) ただいまより午後2時40分まで休憩いたします。 ○午後2時28分休憩 ○午後2時40分再開 ◯議長(藤井孝博君) 休憩前に引き続き一般質問を許します。  通告順により質問を許します。───11番岡田光司君。 ◯11番(岡田光司君)(登壇) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問に入りたい思います。皆さんちょっとお疲れかもわかりませんけども、あともう少しおつき合いのほどよろしくお願いいたします。  それでは、私は、今後のまちづくりについて、市長にお尋ねいたします。  日本の人口は、2008年をピークとして人口減少の局面に入っています。人口減少は、地域経済に消費市場の縮小だけでなく、深刻な人手不足をも生み出します。それゆえに事業の縮小を迫られ、それがまた住民の経済力の低下につながっていき、地域社会のさまざまな基盤の維持を困難にするという負のスパイラルに陥るリスクが高くなっていきます。そのため、長期ビジョンを策定して、人口減少を克服し、地方創生に取り組む法律、まち・ひと・しごと創生法が昨年11月に成立いたしました。  国の長期ビジョン及び国の総合戦略を勘案しつつ、人口の現状将来の展望を提示する地方ビジョン及び今後5か年の目標施策の基本的な方向、具体的な施策を求めた市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略を本年度中に策定することが必要されています。  また、本市では、県市で地方創生を先取りしたような形のまちづくりに関する包括協定を昨年12月22日に締結し、取り組みが開始いたしました。  そこで、本年度に策定される地方版総合戦略地方創生を先取りした取り組みされている県の包括協定に基づく計画について、どのように整合性を図っていかれるのか、また、桜井駅周辺地区のまちづくりの中で検討されている桜井市全体のまちづくりの基本方針は、どのような方針を考えておられるのか、市長にお尋ねいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君)(登壇) 11番岡田議員の今後のまちづくりについてのご質問にお答えします。  本市におきましては、本格的な人口減少社会が到来する中で、安心して暮らし続けることができる地域の実現地域資源を生かし活性化を図るため、国のまち・ひと・しごと創生総合戦略等を踏まえ、本年の10月末までに地方版総合戦略を策定いたします。この地方版総合戦略は、地域のまちづくりの考え方を踏まえなければならないため、当然のことながら、県のまちづくり連携協定の内容を見据えて策定を行う必要がございます。  先ほどの札辻議員のご質問にもお答えいたしましたが、県のまちづくり連携協定に基づくまちづくりについても、現在、県協議を進めております。今後、同時並行で方針を検討していくことになりますが、整合性を図り、策定に当たりたい考えております。  また、桜井駅周辺地区まちづくりの中で検討されている桜井市全体のまちづくり基本方針はどのようなものかの質問にお答えいたします。  多くの地方都市では、急速な人口の減少高齢化に直面し、活力が低下している状況のもと、今後も都市を持続可能なものにしていくためには、限られた資源の集中的、効率的な利用が必要であり、多極ネットワーク型の機能集約が求められています。そのことから、市の全域を見渡し、桜井市における都市構造の課題や目標すべき人口等の水準を整理し、都市機能の適正な配置に係るまちづくりの基本方針を定めるものであり、本年度はそのための基礎調査を行うものであります。  私は、今後の町の姿を考えていくためには、住民の皆さんとともに、今ある現状をきちんと認識し、情報を共有しながら、地域に必要な機能を適正に配置していくことが必要である思っております。これから、地方創生にしっかり取り組み、県連携しながら、町の再生、町の活性化を行っていきたい考えております。  以上でございます。 ◯11番(岡田光司君) 答弁ありがとうございます。  先ほど市長の答弁の中なんですけども、桜井市全体のまちづくりの基本方針というのは、持続可能なことを目指すために、桜井市の全体的なまちづくりをしていくというようなことの内容だ思うんですけども、それの桜井市の基本方針今回国の方で地方創生に関しての戦略、地方版総合戦略、そういったことに関して同じようなことをされようしているんじゃないか思うんですけれども、そこは市長としては、同じようなことではないという認識でおられるんでしょうか。そのあたり、再度。  桜井市の全体のまちづくりの基本方針を今、立てようとしておられます。そして、地方版の総合戦略というのも、先ほどの答弁では、地方版総合戦略の包括協定のまちづくり計画という2本立てでいくおっしゃっていた思います。その中で、包括協定の中で、桜井駅周辺のまちづくりの中で検討されている桜井市全体のまちづくりの基本方針というのがありますけれども、その桜井市全体の基本方針というの今回、地方版の総合戦略というのが同じようなこと、桜井市のまちづくりの戦略をする上で同じようなことをやっているんじゃないか思うんですけども、そのあたり、市長はどのようにお考えなのか、再度お聞きしたいんですが。 ◯市長(松井正剛君) 再度の質問にお答えをさせていただきます。  今、県のまちづくり協定とともに、連携をとりながらやらせていただくの同じように、桜井の駅前周辺のまちづくりの中で検討しております方針桜井市の方針整合性を持たせてやらせていただきたい、そのように思っております。 ◯11番(岡田光司君) 私が言いたかった趣旨が伝わってなかった思うんですけども、これは以前に全体協議会、昨年の12月のときの全体協議会の方でいただいた資料のところに、桜井の駅前のところでは、その下の方に、桜井市全体のまちづくりの基本方針を検討というのがあるんですね。桜井市全体のまちづくりということですので、今回、国が地方創生に取り組む法律の中で、まち・ひと・しごと創生法をしている中で、総合戦略というのは、桜井市の今後のことを思って、まちづくりをどういうふうにしなさいいうような戦略だ思うんですけども、その戦略を今立てようしている中で、桜井市全体のまちづくりの基本方針という言葉が出てきますので、これが同じような方向性にあるように思うんですけども、同じようなことをやる必要があるのか、ないんじゃないかな思うんですけども、そのあたり市長は、認識はされているのか、それとも、全く違うことをやっているのだということを思っておられるのか、その点お伺いしたいんです。 ◯市長(松井正剛君) 同じことをやっているんですけど、そのような、何かの事業をやっているときに、そのような名前を使っていくというふうなことで、全体は同じ方向を向いてやっているそういうことでございます。 ◯11番(岡田光司君) それ同じようなことをやっているんだったら、別にやらなくても、地方版総合戦略のところに集中してすれば、人とかそういったことも考えます効率よくいい戦略ができる思うんですけども、そのあたりどうお考えなのか、再度お願いしたいんですが。 ◯市長(松井正剛君) 再度の質問にお答えをさせていただきます。  もともと桜井市は、第5次総合計画にのっとって、桜井市のまちづくりというのを考えておりました。その中で、今、まち・ひと・しごと創生法の中で、地方としてもそういうのをつくらなければならないというふうなことが県、国の方からも言われておりますので、それに合わせて今つくっている、そういう状況でございます。 ◯11番(岡田光司君) 何が言いたいか言いますこれは国からせい言われているからしているというような感じになってしまうのはいけない思うんですね。桜井市のまちづくりを今後どうしようかというのを考えているのだったら、いろんな戦略がある思いますけれども、1本に絞るなり、そこに集中して審議をしていく方がいいんじゃないかな思います。同じようなことを会議でやってしまいますそこに人の考えが分散するというようなこともありますので、そのあたり、一つの方針は変わらない思いますけども、余り無駄な言うちょっと語弊があるかわかりませんけども、そういった戦略を立てるに当たって、余分なことをやるより、一つのところに集中してできるような環境づくりでやっていただきたいな思っております。ですので、このあたり、今後ともしっかり取り組んでいっていただきたいな。できれば一本化すれば、それはいいのかわかりませんけども、そのあたり、今後もよろしくお願いします。  それと、今回、桜井駅前周辺のまちづくりの中で、桜井駅は、玄関口というような形で載っていたりするんですけども、市長は、桜井駅の理想像、どのようなイメージが桜井駅はいいかないうような感じで思われているのか、その点もし考えがおありでしたら、お願いしたいんですけども。 ◯市長(松井正剛君) 急なお話でございますが、私が思っているのは、このたびのコミュニティバスも桜井市全域にそれの出発点は桜井の駅前というふうにしております。各地域でいろんなまちづくりというのがこれから進んでいく思います。多極ネットワーク型というのは、そういうものではないかなというふうに思っているんですが、おのおのの地域を結びつける、それの起点になるのが桜井の駅前になってくる、そのようなイメージで進めていきたいな思っています。 ◯11番(岡田光司君) ありがとうございます。いきなり市長の思っておられることをお伺いしたところですけども、そういったところで、桜井市は今後いろいろまちづくりにおいても玄関口として協議していただけるは思うんですね。  それで、その中で、桜井市の玄関口するのであれば、北口の方も、きょう、議会の中でもいろいろな一般質問とかありましたけれども、まちづくりの中で南口もしかりなんですけども、北口もそういったまちづくりとしてのエリアとして広げるいうか、玄関口として考える必要があるんじゃないかな思うんですけれども、そのあたりはどうお考えなのか。今回、桜井駅周辺というのが南の方に特化されていますけども、玄関口で考えるのだったら、北の方も考えていく必要がある思うんですけども、そのあたり、どうお考えなのか再度お願いしたいんですが。 ◯市長(松井正剛君) 再質問にお答えをさせていただきます。  すぐにあっちもこっちもできませんので、まずは南口からというふうな形で包括協定も結ばせていただいて、活性化を図っていきたいそのように思っています。 ◯11番(岡田光司君) まずは南口の方を、いずれは北の方も多分していただけるのではないかな思うんですけども、いいますのも、桜井駅の北口とか南口を見ていましても、例えば北口の駅前なんですけども、先ほど来一般質問に出てきましたけども、今回、箸墓でしょうか、そういった形のところにはバス停というのがありますけども、バス停のところに一般車両侵入禁止のような看板が立っている思うんですね。しかしながら、そのあたりを見ていましたら、いつもそれ関係なしに、朝とか夕方になります車が入ってくる状況があります。そのあたりはどのようにお考え、昔はすごいバスがあって、混乱するためにそういった形をつくっておられた思うんですけども、今の現状にはそぐわないんじゃないかな思いますし、あの看板があって、桜井市が放置しているような状況にありますけども、そのあたり、市長はそれを認識しておられるのか、全くご存じないのか、そのあたり再度お願いしたいんですけども。 ◯市長(松井正剛君) その件に関しては承知をいたしております。 ◯11番(岡田光司君) それでは、知っていて、実際に侵入してくるのは、あれは道路交通法でもない思うんですけども、今後侵入禁止に関しては、現状のままなのか。いいますのも、書いていて、何もしないということは、桜井市は黙認しているというようなことも、市長もご存じだということで、市長がそれに関して指示を出して、あこを入らないようにするなり、それとも、撤去するなりしないあの現状のままでは、桜井市は書いているのは名前だけじゃないかというような認識がある思うんですけども、そのあたりどのようなお考えなのか、再度お伺いしたいです。 ◯市長(松井正剛君) いろんなことに関して、実態に即した対応ができるように検討していきたい、そのように思います。 ◯11番(岡田光司君) 今の市長のその答弁からします実態に即した形というのは、今、実態は、その中は一般の市民の方が車で来られるということは、禁止書いてある項目自体を撤去するという意味なのか、そのあたり再度お伺いしたいんです。 ◯市長(松井正剛君) 実態に関して、部長の方から答弁させます。 ◯都市建設部長(紙矢隆司君) 岡田議員のただいまのご質問にお答えいたします。  北口のバス停のロータリーにつきましては、終日車両通行止めということで、道交法上、公安委員会の指定で通行どめの規制がかかっております。その中で、路線バスに限って通行するこういうような状況でございます。この経緯につきましては、昭和44年の開設以来、バス停の公共交通の確保ということで、あのゾーンを奈良交通の方へ占有させているこういうような形でございます。  以上でございます。 ◯11番(岡田光司君) ここからずっと言い合いになってもあれだ思いますので、現状を見ていただいたら、昔の昭和四十何年ですか、のときの状況は全く異なっているところもありますので、桜井市の玄関口としてするなら、市民の方にも利用しやすいような状況にするのがいいんじゃないかな思いますので、そのあたり、また検討していただいたらな思いますので、よろしくお願いします。  それと、南口の方なんですけども、このロータリーはご存じだ思うんですけども、あの辺でも選挙期間中でもいろいろ立たせてもらっていたら、歩行者の方がロータリーを横断されていかれるところを結構見たりするわけで、非常に歩行者にとっても、車に乗っている方にも危険な思いをされるんじゃないか思います。そのあたりに関して、これも、南口のあこは何も書いてないんですけども、あれは道路の構造上、そんな形になっているのかわかりませんけども、歩行者の安全面に対してどのようにお考えなのか、そのあたり、市長どう考えておられるのか。まず、市長はご存じでしょうかね、あこを歩行者の方が横断されているとか、そんなことはご存じでしょうか。まずそのあたりをお伺いしたいんですけども。 ◯市長(松井正剛君) 南口の方は、横断歩道もちゃんとあって、それを通っていただいているは思っているんですが。 ◯11番(岡田光司君) 横断歩道ではなしに、横断歩道を渡っていただいて、ちょうどロータリーになっているところを横断するような形、例えばバスの待機する場所があるんですね。あこを歩行者の方が歩いてきたりとか、また、そこのところに車がショートカットしていったりとかして、非常に公共交通に関しては危ない状況が続いております。そのあたりご存じじゃないという形でしょうか。 ◯都市建設部長(紙矢隆司君) ただいまの議員のご質問にお答えいたします。  南口駅前広場につきましては、全体で3,200平米ございまして、当時、工事を完成するときに、プランについては警察等の規制等、協議をして、あの形になっているような形でございます。そんな中で、一応歩道につきましては、横断防止柵を設置しまして、あのロータリーの中に人の歩行をできないような形で、先ほど市長が申し上げましたように、横断する部分については横断歩道の設置、あるいは、信号の場所で渡っていただくこのようなことになる思います。現状の中では、そういうような形でございますので、ご理解のほどよろしくお願いしたい思います。 ◯11番(岡田光司君) 答弁ありがとうございます。  現状は、全部が全部ではないんですけども、便利にするためにショートカットで来られる方もおられますので、そういったところの対策もまちづくりの中で考えていただくのも一つあれかな思いますので、そのあたり、今後の交通対策についてまた考えていただきたいな思います。  それと、まちづくりの中で、市民フォーラムの中で配付された資料の中で、まちづくりの連携協定のところで、大福駅周辺のまちづくりの目標値として挙げておられます高齢者や子育て世代が地域に生き生き住み続けられる多世代のまちづくりというような形で、目標に挙げられていた思うんですけども、その目標のまちづくりはどのようなものなのか、再度お伺いしたいんですけども。 ◯市長(松井正剛君) 人口減少、地方創生が叫ばれる中、各自治体とも定住促進事業、特に若い世代への取り組みが進められており、自治体間の競争が激しくなっている状況であります。本市においても、定住促進、転入促進の取り組みについて、新しい行財政改革アクションプランの取り組みも今、入れているところであります。地方創生において定住促進、転入促進は、大きな要素なっております。こういうような形に大福駅周辺地区がなるようにやっていきたいなそのように思っております。 ◯11番(岡田光司君) では、具体的な定住促進に向けて計画というのは、これからいうような形でよろしいんでしょうか。まだ何も考えておられないというような状況でいいんでしょうか。そのあたりお伺いしたいんですが。 ◯市長(松井正剛君) 今、計画をしているところでございます。 ◯11番(岡田光司君) わかりました。それでは、今後、若い世代とかそういった定住化に向けての今後計画していただけるというような形ですけども、それでは、今後というのは、この27年度にそういったものを考えておられるのか、そのあたり、計画として今考えておられるのでしたら、再度お伺いしたいんですけど。その日程すらもまだ考えておられないというのか、そのあたり、再度お伺いしたいんですけど。 ◯市長(松井正剛君) 今、協定を結んだところですので、この2年の間に計画を立てて、実行に移していきたい、そのように考えております。そして、若い世代の中でも、まずは中和幹線の粟殿近隣周辺地域では、医療・福祉の拠点にしたい、そういうことに関しては、本年度から取り組んでいきたい、そのように考えております。 ◯11番(岡田光司君) それでは、今後、この2年のうちに計画を立てていかれるというようなところがあるということですね。ほかのところでは、結構定住化に向けて、若い世代の定住化に向けて、いろんな施策をされているところがありますので、桜井市もおくれないように対応をお願いしたいな思います。  それと、今の話を聞いていましたら、若い世代の定住化についての施策は特にないということですので、今後、いろんなところで、例えば子育てのサポートであったりとか、高齢者の介護支援といった地域の課題を解決するために、二世帯住宅の支援制度とかが必要になってくる思われます。桜井市では、二世帯に対する支援制度はないんですけども、そのような二世帯住宅に対する支援制度とか、そういったことも今後も考えていかれるのか、これからその2年の間に考えるおっしゃっていたので、これは答弁を求めても多分ない思うんですけども、その点いかがでしょうか。二世帯住宅とかそういったことについての考えについてを市長にお尋ねいたします。 ◯市長(松井正剛君) 二世帯住宅、子どもを入れます三世帯住宅なりますが、これに対する支援制度につきましては、今お述べのように、全国で採用する自治体が増えてきているように思います。私は、多世代のまちづくりを進める中に、親子が同居することについて、また、近隣に居住することについて、支援の効果は大きいもの考えております。今後は、地方創生を進めるための方策の一つとして、先進地の事例を研究しながら、地方版総合戦略の策定の中で検討してまいりたい、そのように思っております。 ◯11番(岡田光司君) ありがとうございます。それでは、その戦略の中で二世帯住宅とかそういったところのことも考えていただけるという形ですね。  それと、例えば二世帯住宅というんですけども、私は、住民の子ども世帯のUターンが望ましい思うんですけども、桜井市の中でも、第一種低層住居専用地域というのが、市長もご存じだ思うんですけども、ありますけども、そこの地域というのは、非常に容積率が厳しいというようなところがありまして、完全分離型の二世帯住宅の建設が難しいというようなところがあります。そういったところで、容積率などを緩和すれば、親も子どもも住みやすいような二世帯住宅を建てられて、子どもの世代がUターンしやすくなるというようなことが考えられる思うんですけども、この第一種低層住居専用地域での容積率等、そういったものの緩和について、市長はどのように考えておられるのか、再度答弁のほどお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君) 現在、市内で朝倉台の一部や中津道団地付近など、第一種低層住居専用地域なっている区域については、昭和47年12月に奈良県が指定し、県の指針に基づき、建蔽率や容積率を設定しております。その後、平成24年度以降は、権限移譲により、用途地域の決定権が市に移譲されておりますが、変更の際は市域全体にわたる都市機能の配置を再検討する必要がありますので、現時点では用途地域の変更は困難思われます。今後、本市いたしましても、まち・ひと・しごと総合戦略を策定する中で検討してまいりたい、そのように思っております。
    ◯11番(岡田光司君) その今の質問の中なんですけども、例えばある地域、例えば福岡市とかそういったところでは、実際に変更するのではなしに緩和ある一定の条件が合えば緩和するというようなところで、実際に建てておられるところがあります。そういったところでします例えば廊下やトイレが広く、バリアフリーな住宅もできるというような形がありますので、地域の用途の完全な変更ではなしに、ある一部の条件をクリアすれば緩和するというようなことも可能だ思いますけども、そのあたり、条件つきの緩和とか、そういったことは考えておられないのか、そのあたり再度お願いしたいんですが。 ◯市長(松井正剛君) 変更の際は、市域全体にわたる都市機能の配置を検討していかなければなりませんので、全体の中で考えながら、今おっしゃっている緩和のこともその中で検討していかなければならないな、そのように思っております。 ◯11番(岡田光司君) いろいろ言うあれがあるかわかりませんけども、実際に二世帯住宅を考えていく上で、そういったところも懸念しているところがありますので、第一種低層住居のところでもいろんな地域の事例を見ていましたら、緩和されて、効果が上がったところもありますので、桜井市もこの2年間の間に若い世代の定住化に向けた取り組みを考えておられるいうところの中で、この二世帯のことも考えていただけるということもありますので、その中で緩和策も含めた検討もお願いしたいな思いますので、そのあたり十分に検討していただいて、やっていただくようにお願いしたい思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯市長(松井正剛君) 先ほどからおっしゃっていますような二世帯住宅というのは、これからのコミュニティーのことをいろいろ考えていく中で、非常に大事なことであるなというふうに思っています。だから、二世帯住宅違って、大体二世帯、三世帯が何キロ以内に住んでおられるそういうふうなこともいろいろ援助をすることも考えながら、やっていかなければならないなそのように考えております。 ◯議長(藤井孝博君) 以上で本日の日程は全て終了いたしましたので、会議を閉じることにいたします。  なお、明12日午前10時より再開して、引き続き一般質問を行いますので、念のため申し上げておきます。  本日は、これをもって散会いたします。 ○午後3時09分散会 ─────────────────────────────────────── このサイトの全ての著作権は桜井市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) SAKURAI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....