医大附属病院の
外来患者アンケート調査等について
13 ●
竹森衛委員長 それでは、
日程に入ります。
医大附属病院の
外来患者アンケート調査等についてを議題といたします。
この問題に関わって、
担当理事者より
説明を求めます。
市街地整備課長。
14 ●
市街地整備課長 委員長、
説明に入ります前にまず
資料をお配りしたいのですが、よろしいでしょうか。
15 ●
竹森衛委員長 どうぞ。
(
資料配付)
16 ●
竹森衛委員長 皆さんのお手元に
資料は行き渡っていますか。
17 ●
市街地整備課長 本日お配りしております
資料は、A4縦1枚、A3横1枚の計2枚で、A4縦が「
新駅整備に伴う
まちづくり効果検討業務1)」、A3横が「
新駅整備に伴う
まちづくり効果検討業務2)」となっております。
不足等はございませんでしょうか。
本日ご報告いたしますのは、
委託業務の1つの
項目であります。本年4月21日に
実施いたしました
医大附属病院来院者を
対象とした
アンケート調査結果についてとなります。A4縦の
資料、「
新駅整備に伴う
まちづくり効果検討業務1)」の
上段は、
前回の
特別委員会でも
説明申し上げましたが、現在の
実施の
検討業務の概要となっております。(2)3者の適切な
役割分担や
新駅整備の
方向性を判断するためのポイントについて
説明いたします。
まず1)は
費用対
効果につきまして、
整備に要する
費用、
施設の
維持管理や更新に要する
費用の合計に対して、どれだけの
効果があるのかといった視点で
整理をするものです。ここでいう
効果とは、新たな人の流れがどの程度生まれるのか、また
市民の皆様の生活がどの程度便利になったのかをできるだけ数値に置き換えようというふうに考えております。
左側の2)
新駅利用者の予測につきましては、
新駅利用者の
想定として、
医大附属病院に
通院目的で
来院される方、
医大及び
医大附属病院の学生、
教職員、
医療従事者、新たな
まちづくりエリアに来られる方、
大和八木駅、
八木西口駅、畝傍御陵前駅を現在利用されている方のうち、利用する駅を
新駅に変更する方、これは
医大に
来院されている方以外となり、例えばご自宅が
新駅の近くにある方などが
対象になるというふうに考えております。そして最後に
万葉ホール利用者などが
対象となります。
右側の3)
八木西口駅移設の
影響につきましては、現在、
八木西口駅を利用されている方への
影響や、仮に
八木西口駅がなくなった場合に、地域にどのような
影響があるのかを
整理するものであります。
新駅整備に伴う
まちづくり効果検討業務におきましては、昨年度来これらの
項目について
検討を行ってまいりました。今回の
アンケート調査は
左側の2)、黄色で着色している
項目に該当するものであります。この
調査は、将来
新駅ができた場合に
通院目的で
医大附属病院に来られる方のうち、どれぐらいの方がこの駅を利用されるのかを
想定するために
実施をしたものであります。最終的には
奈良県、近鉄、
橿原市の3者の適切な
役割分担や
新駅の
方向性を判断するための1つの
判断材料として使用したいというふうに考えております。この結果だけをもって何らかの結論が出るというわけではございませんが、
来院者の
交通手段に関する意向がある程度把握できたのではないかというふうに考えております。
それでは、
アンケート調査結果についてご
説明いたします。下段2をご覧ください。この
調査は
医大附属病院の
北玄関、
南玄関の2か所で
アンケート調査票を直接配布し、診察の
待ち時間等の空いた時間に
調査票に
回答をご記入いただき、
病院内の5か所に設置した
回収ボックスに
アンケート調査票を投函していただくという方法を取りました。最終的には1,006枚
アンケート調査票を配布いたしまして、
有効回答数としては748件の
回答を得ることができました。
調査結果を
整理したものが2枚目の
資料、A3の
資料になります。「
新駅整備に伴う
まちづくり効果検討業務2)」となります。この
資料上段の(2)
調査項目の集計につきましては、質問をした
5つの
項目の
回答を
取りまとめたものというふうになっております。1)年齢につきましては70歳代が最も多く、50歳代以上で全体の77%となっております。2)
居住地別に見ますと、
橿原市民23%、
橿原市民以外の
奈良県民69%、
奈良県外8%というふうになっております。3)
来院目的につきましては、748人のうち589人、
割合にして79%の方が
通院を
目的とされている方というふうになります。4)
病院への
交通手段につきましては、自ら運転や送迎してもらっているケースも含めて、全体の78%の方が車で
来院されています。
鉄道での
来院は14%となっており、以下、
自転車、
タクシーと続きます。5)新たに
整備されれば利用したい
施設・
機能につきましては、
駐車場整備を望む方は56%、
鉄道駅は26%、
路線バスは9%、新たな
整備は必要ないとの
回答も6%あり、その他が3%というふうになっております。その他の中の
回答といたしましては、
病院直通の
シャトルバスや
送迎バスといった
意見が複数あり、
バイク置場という
意見もありました。
次に、中段の(3)につきましては、先ほど述べました3)
来院の
目的で
通院と
回答した方589人を
対象とした
取りまとめになります。ここで
通院と
回答した方が、
医大附属病院の
外来患者ということになります。(3
)-1では、
医大附属病院の
外来患者の現在の
交通手段について
整理をしています。
左側の表は
人数を
取りまとめたもので、
横軸が
居住地を表し、縦軸が
交通手段を表しています。右側の
5つの
円形グラフはその
横軸の順に並べており、円の大きさは
対象人数の大きさに合わせています。なお、
グラフ内の数字はそれぞれが占める
割合を示しております。
まず、
橿原市民の結果としましては、自動車での
来院が送迎も含め、1)と2)を合わせて全体の61%。次に
自転車12%、
鉄道が11%、以下、徒歩、
タクシー、
バイク、
バスなどとなっております。
次に、
橿原市民以外の
奈良県民の方につきましては、車での
来院が1)と2)を合わせて83%と多く、次いで
鉄道15%、以下
バス、
タクシーなどとなっております。
3つ目につきましては、
資料のとおりというふうになっております。
グラフの
4つ目につきましては、全589人の
内訳となります。
医大への
来院手段としては、車での
来院が全体の77%、
鉄道が15%と、この2つの
交通手段で全体の92%を占めております。
グラフの
5つ目は、
医大への
来院手段として
鉄道と
回答された方、
4つ目の
グラフで言いますと青色の3)、15%に当たる87人の
内訳を
整理したものであります。
医大附属病院への
来院者の7割以上を
橿原市民以外の方で占めており、おおむねその
割合に近い形で
鉄道利用の
割合も推移をしているということが分かります。
次に、(3
)-2では、新たに
整備された場合に利用したい
機能・
施設について
整理をしております。
アンケート調査表の中では、
病院に隣接した新しい
鉄道駅、より充実した
バス路線、より充実した
駐車場整備、新たな
整備は必要なし、いずれの
機能も利用しないというような選択肢をご用意いたしました。
まず、
橿原市民の
回答は、
駐車場が47%、
鉄道駅29%、
バス路線14%などとなっています。
橿原市民以外の
奈良県民の方は、
駐車場が60%、
鉄道駅が27%、
路線バスが7%などとなっています。県外から
来院される方につきましては、
資料のとおりというふうになっております。合計では
駐車場整備が56%、
鉄道駅は27%、
路線バスが9%、新たな
整備は必要なしが5%、その他が3%となっております。
5つ目の
グラフは、
4つ目の
グラフ、青色2)の
鉄道と
回答した方27%、
人数で表しますと161人の
内訳となります。
(3
)-1、
現状の
交通手段では、
鉄道利用者のうち
橿原市民が占める
割合は18%でしたが、ここでは27%と9%上昇するという結果になっております。
最後に(3
)-3、
鉄道以外で
来院している方が新たに
整備してほしい
施設を
整理しています。この
鉄道以外で
来院している方とは、
上段(3
)-1、
現状の
交通手段のところで、自家用車、
自転車、
タクシー、
バスなど、
鉄道以外の
手段で
医大に
来院していると
回答した方のことで、
通院されている総
回答数589人から
鉄道利用の方87人を引いた502人の方が
対象となります。ここでは502人中114人の方、
割合で言いますと23%の方が、現在、
鉄道は利用していませんが、
新駅ができれば
鉄道を利用して
来院したいと
回答されていますので、この
方々が純粋に増える
鉄道利用者の一部としてカウントできるのではないかというふうに捉えております。また、この
方々の
内訳につきましては、
橿原市民で32%、
橿原市民以外の
奈良県民の方で65%となっております。
以上が
医大附属病院来院者を
対象とした
アンケート調査結果のご報告となります。
新駅を
整備するための3者の
役割分担や
新駅整備の
方向性につきましては、
冒頭でもご
説明いたしましたとおり、
医大附属病院に
通院目的で
来院されている方の
想定だけで判断できるものではなく、
医大及び
附属病院の学生、
教職員、
医療従事者、あるいは
まちづくりエリアに来られる方などを含め、どの程度の人が
新駅を利用するのか、さらには
整備や
維持管理に要する
費用に対してどれだけの
効果が見込めるのか、また
八木西口駅が移設されるとどのような
影響があるのかなど、様々な観点から判断をする必要があるというふうに考えております。
新駅整備等に伴う
まちづくり効果検討業務につきましては、現在、
各種検討結果の
整理、
取りまとめをしております。その
内容につきましては改めてご報告いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
報告は以上となります。
18 ●
竹森衛委員長 ありがとうございました。
それでは、ただいまの
説明について
質疑はありませんか。
細川委員。
19 ●
細川佳秀委員 アンケート調査の結果を聞かせていただきました。特に我々のほうからよく耳にしたのは
駐車場の
在り方、現に万葉
ホールからつながっている状態が続いております。そういうことで、今現在、
奈良県さんにおいて、
奈良医大附属病院を含めて、
大学も含めての
整備をされようとされております。その
グランドデザインの中に
駐車場整備が入ってきておるのか、そういったビジョンをまだ議会のほうには示していただいていませんね。どういう考えで
整備されていかれるのか。そういったことを踏まえて、
駐車場の
在り方というのが
県サイドにおいてどのように進捗されていくんか。
大学のほうは3年遅れで、
令和6年度に
大学の半分ができるという予定になっておりますよね。ただ、この
医大の中の
整備に関してはどのようにされていくのか、どういう
計画でされていくのか。特に我々が知りたいのは、
駐車場を新たに造られるのかどうか。造るにしても、大体めど的にいつ頃の時期になるのか。その
計画を示していただきたい。それは県のほうかもわかりませんけれども、市のほうでそういう
計画を聞いておられますか。というのは、この
協議に入った中ではそういうことも出ていると思いますが。特にこの
アンケート調査で、
新駅云々というよりも、緊急に今、改修せなあかんのは
駐車場整備ですよね。そういったことを踏まえてどのように
計画されているのか、市のほうは聞いていますか。
20 ●
竹森衛委員長 市街地整備課長。
21 ●
市街地整備課長 医大附属病院の再
整備に伴いまして、
駐車場整備が新たに行われるということにつきましては、市のほうでも把握はしております。ただ、現在どのような場所にどのような構造で
駐車場が
整備をされるのか、あるいは現在の
駐車場はどのような形で新しい
駐車場のほうに移行していくのか、その辺につきましては、
病院の再
整備の
スケジュールと併せて
駐車場整備の
スケジュール感、構造的なものが見えてくるというふうに我々のほうでは
想定をしておりますので、現段階では
スケジュール感ですとか
駐車場の構造、どのようなものができるのかということにつきましては、
奈良県さんとは
協議をできていないというような
状況であります。ただ、新しく
駐車場が何らかの形で
整備されるということにつきましては、
奈良県さんとは
情報は共有しているというような
状況であります。
22 ●
細川佳秀委員 県と
協議して、その中で、要は県のほうは新しく
駐車場を
整備していく予定であるということだけ聞いています。ただ、そこで我々が聞いているのは、大体いつ頃をめどにして、その
計画自体が県はまだされていないの、この
病院の
敷地内。それが一番大事な
部分です。それと同時に、そういう話の中で
新駅の構想が出てきてるのやろう。
23 ●
竹森衛委員長 プロジェクト推進局長。
24 ●
プロジェクト推進局長 概略的なことは
先ほど担当課長が申し上げたとおりになっておりますけれども、今、我々が聞いておりますのは、今度新しい
医大の
キャンパスを元の
農業研究開発センターの跡地に、
令和6年度に一部造られて、指導していくというふうなことになっているということを聞いていまして、まずは今の、現在の
医科大学の
敷地の中からそれらの
機能が新しい
キャンパスのほうに移って、それで今の、現在の
医科大学の中の
スペース、
空間ができるといいますか、そういうふうな
空間ができて、そこに
駐車場を造っていくというような、この
機能がこっちへ移転して、ここが空いたら次にこれ、次にこれというふうに、順番、順番に進んでいきたいというふうな意向は聞いております。それが具体的に何年度、どのような形になって
完成形を迎えるのかという
部分につきましてはまだ詳しく聞いておりませんし、そこまで
協議が進んでいないというのが
現状でございます。
25 ●
竹森衛委員長 細川委員。
26 ●
細川佳秀委員 そしたら、県のほうである程度、
医大の
敷地内の
計画というのはできているのやろう、そういう話をされるのやったら。要は、
大学の一
部分が移る、多分1回生、2回生か分かりませんけども、先にそっちへ移る。その後は学舎をなくしていく。その
スペースを用いて
計画されていくという、順送りの
計画やったらある程度の
計画できているのと違いますの。そら、市に言うてたって。できてあるの。そのこと、出てこないやろう。ただ単に空いた
スペースから
駐車場を造っていきますのと違うやろう。
27 ●
プロジェクト推進局長 ただいまの
細川委員のご
指摘はごもっともだと思います。まずは今、
医科大学附属病院と
医科大学は同じ
敷地にあって、
大学の
機能が新しい
キャンパスのほうに移りますと、今の
大学がある
敷地の
部分が
空間として活用できるというふうになって、我々が今、聞いておりますのは、そこを活用して何らか
駐車場の
機能をつくりたいというふうなことはお考えになっていると、これは聞いています。ただ、もともと
令和3年度に新しい
キャンパスがオープンするというふうな話であったものが
令和6年に延びというふうなこともありますので、その具体的な
スケジュール感というのはまだ聞いていないというふうな
状況でございます。今後、当然その辺は
委員もご心配いただいているとおり、しっかりと
協議していきたいというふうには思っています。
28 ●
細川佳秀委員 現在の事業で、我々がとやかく言う話と違いますけど、ただ、やっぱり
県立医科大学を完全に移転するという時期になってきたら、
令和10年度ぐらいになるのかな。
令和6年で半分ぐらいになって、多分それからいろいろ動いとったら、遅くとも10年までには完成できるのかな。今から約7年後ぐらいにそういう
駐車場ということが出来上がってきてという話になってくるの。ということは、
新駅も含まれて10年後ぐらいになるの。それの、要は時期的な
計画云々というのがやっぱりあるわけですよね。そやから、早いこと県に対して
グランドデザインを示してくださいよというのが我々の思いです。そういうことも併せて、県のほうにしっかりと
協議してください。だから、
新駅の話も、いい、悪いはいろいろありますよね。私自身の考えも持っています。ただ、それが果たしていいか悪いかは別問題にしたって、やっぱり地域のことも考えていったら、駅というのはいろいろありますから、その辺は考慮しながら、先に県の
グランドデザインをきちっと上げていってもらう、それに基づいて市の方向だって
整備していくわけやろう。それでよろしくお願いしておきます。
29 ●
竹森衛委員長 矢追副
委員長。
30 ● 矢追もと副
委員長 ちょっとお尋ねします。
今回のアンケートのこととは関係がないんですけれども、
医大周辺
整備のことで1点気になることがあったのでお尋ねしたいんですけれども、
市民の方から、今、新
キャンパスの予定地から慈明寺町・四条町線というのが新しく延びて、参道側の道路と丁字路のような形で交差するようになりました。それで、今まで参道側の歩道、そのまま割とすんなりと通れていたのが、2車線分にわたって途切れるような形になって、その参道側から新しい道、新しい道から参道側と出入りする車と歩行者や
自転車の方が、ちょっと当たりやすくなるんじゃないかというご心配の声があったんです。私もお声を聞いてから気をつけて通るようにしているんですけれども、特に夜なんかになると参道側の歩道はとても暗くて、あまり歩行者の方とか
自転車が見えにくいんじゃないかなというふうに、私も車で通りながら感じていました。今後、この丁字路のことについて、新しい道路からは停止線とかはあるんですけれども、やっぱりどうしても車のことばかり気にして、なかなか歩行者に目が行かないんじゃないかなというふうな心配もあるので、危険箇所として認識して、今後、少しここの安全確保について、何か動きとしてされるご予定があるかお聞きできますでしょうか。
31 ●
竹森衛委員長 市街地整備課長。
32 ●
市街地整備課長 医大新
キャンパスへのアクセス道路であります慈明寺町・四条町線の工事につきましては、
令和3年3月に
橿原神宮との交差点改良工事が完了し、供用開始をしているところであります。この交差点改良工事に伴いまして、
委員おっしゃるとおり市道の拡幅と隅切りができたことで、参道西側の歩道の分離距離が広がっているということ、また参道への合流を待っている車両が歩行者の通行を阻害するような形で停止をしているようなケースが見受けられること、このような
状況から、非常に危険な
状況であるということは市のほうでも認識はしております。このような
状況から、慈明寺町・四条町線の車道に、現在、交差点注意の路面標示と、歩行者横断注意の看板を設置させていただきまして、運転手には注意喚起を促す措置を施しているところであります。
33 ● 矢追もと副
委員長 参道の暗さの解消みたいな、特に大きな参道側から走っている者にとっては、両サイドがかなり暗いなという印象が、どうしても森というか、樹木がほとんどですので、大きな電灯などがなくて、それで歩行者が気づきにくくなっているんじゃないかなというふうな不安もあるんですけれども、いかがでしょうか。
34 ●
竹森衛委員長 道路河川課長。
35 ● 道路河川課長 参道側の明かりということで、今現在、県のほうに要望しているということで、お時間いただきたいと思います。
36 ●
竹森衛委員長 市長、答弁されるんですか。
道路河川課長。
37 ● 道路河川課長 今、参道側の明かりがないということで、暗いということで、矢追副
委員長からおっしゃっていただいたと。今、
整備要望を県のほうにしていまして、今後照明のほうが
整備されていくということで伺っておりますので、時期とか、どの程度というふうなことについて、今のところお答えすることはできませんけども、
整備されていく予定ですのでご理解いただきたいと思います。
38 ●
竹森衛委員長 プロジェクト推進局副局長。
39 ● プロジェクト推進局副局長
橿原神宮の参道ということで、今、
奈良県さんの中和土木さんとも
協議をさせていただいておりまして、あそこは木が茂っていると。5メートルの歩行者の
空間があるんですけれども、なかなかやはり暗くて、夜、歩きにくいということもございますので、そこは
奈良県さんが主体となっていただきまして、あそこの参道の道路照明を、今、詳細設計をしていただいているというふうな
状況になっておりますので、よろしくお願いします。
40 ●
竹森衛委員長 矢追副
委員長。
41 ● 矢追もと副
委員長 ありがとうございます。今後、じゃあ参道がもう少し明るくなるということで、県のほうと要望を上げながら
整備していただけるということで、ちょっと安心いたしました。やっぱり新しい
施設ができると、新しい道がついて、新しい車の流れができるかと思うんですけれども、今回のようにそういったときに新しい流れをまず予測しながら、常に安全確保に努めた上で、また運用を始めていただきたいなと思うので、今後ともそういった道ができるときにはしっかりと確認、チェックしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
42 ●
竹森衛委員長 松尾
委員。
43 ● 松尾高英
委員 前回の
委員会で質問させていただいたときに、大体、
新駅の
整備に関しては確か100億円の中で、一般論としてで結構なんですけど、大体その駅舎で何ぼ、周辺で何ぼという概算といいますか、一般論で教えてもらったら。
44 ●
竹森衛委員長 市街地整備課長。
45 ●
市街地整備課長 医大周辺地区のまちづくりにつきましては、
委員おっしゃるとおり、
前回の
特別委員会でもご
説明させていただいておりますとおり、おおよそ100億円程度の
費用は必要になるというふうに現在
想定をしております。その中で
新駅の
整備につきましては、駅舎の
整備等々も含めまして、おおよそ50億円程度
費用を要するのではないかというふうに現在
想定をしております。残り半分の
部分がまちづくりという
部分に必要となる
費用であるというふうに、現在は
想定をしております。
46 ● 松尾高英
委員 これもまだ全然決まっていない話ですけど、一般論として、もし、以前から言うてはるように、負担
割合が1対1対1とします、駅舎が。そしたら、大体市としては、約16億円ぐらい。(「近鉄は出しませんと
回答しておったやん」と
細川委員呼ぶ)
出さへんけど、もし3で割ったら16で、ほんで、残りの50のほうは、例えば国交省から半分出て、残りを県と市で半分持つとか、そういう、一般論としては計算になっていくんですか。教えてください。
47 ●
市街地整備課長 総事業費に対しての負担ということについてのご質問です。まず、
新駅の
部分につきましては、50億円に対して、
奈良県さん、近鉄さん、
橿原市と、
割合ということはまだちょっと分からないんですけれども、
費用負担を3つの中でどのような形にするかということについては議論をしていくことになります。この
新駅整備につきましては、国のほうからの
新駅整備に充当できる補助のスキームもございます。その
新駅の
整備に対して、最大で3分の1程度の補助が出るというようなスキームもございますので、50億円の中から補助金の
部分がまず充当されて、その残りの
部分に対して3者でどのような
費用負担をするのかというようなお話になるかというふうに考えております。
まちづくりの
部分につきましては、補助の事業のスキームに乗るという
部分につきましては、国からの補助が充当されるということになります。それ以外の
部分につきましては、
奈良県さんと
費用負担
割合を相談するということになるのか、あるいはこのまちづくりは
奈良県さんとのまちづくりの包括協定の締結に基づいて事業を
実施しているというような事業でもありますので、そちらのほうからの、
奈良県さんからの助成といいますか、支援といいますか、金銭的な支援があるのかということにつきましては、今後、
奈良県さんと調整をしていくことになるかなというふうには考えております。
48 ● 松尾高英
委員 仮の話ばかり聞いて、すみませんでした。ありがとうございます。
その中で
医大周辺、
キャンパスの周辺も含めた中で、私、さきの12月定例会で、
医大キャンパスの隣接する西隣の活用ということで、
キャンパスタウン構想の一環で、例えば県大の理工学部なんかを誘致できないかということも質問させていただいたと思います。それから半年たって、先日ニュースを見ていましたら、磯城郡の三宅町とそういった協定が結ばれたというような報道を目にしました。それがどこまでどう進んでいるのか全く分からないんですけども、それは、県大理工学部は三宅町でもう決定ということになるのか、はたまた、いやいや、まだ話合いしているから、
橿原市も今後手を挙げていったらどないかなるものなのか、ちょっと教えていただきたいなと思います。
49 ●
市街地整備課長 委員おっしゃるとおり、5月27日になりますが、三宅町の近鉄石見駅前に県立
大学の工学系学部を新設することが
奈良県から発表されておりまして、併せまして
奈良県のほうでは、
奈良県立
大学新
キャンパス整備基本構想策定業務が発注といいますか、公募型プロポーザルで、事業者の募集がされているというような
状況であります。ただ、このような
状況ではあるんですけれども、この誘致というのが決定をしているということではないというふうには認識はしております。
50 ● 松尾高英
委員 チャンスがあればぜひ手を挙げていただきまして、やっぱり学生が来ていただくということは、前も言いましたけども地域にとっては全然違いますし、そのうちの半分がここで下宿いただいたら、その分地方交付税も増えるということを、私も税のほうで確認もさせていただいていますので、ぜひ前向きに進めていただきたいと思います。
もう1個だけ、ちょっと確認なんですけども、その隣接地の
皆さん方と
協議会をつくられていると思うんですけども、その
協議会の中で、こういうものが欲しいな、こういうものやったらということを、大体まとめてはるんですか。それともまだ全然その話に至っていないのか、教えていただきたいです。
51 ●
竹森衛委員長 プロジェクト推進局副局長。
52 ● プロジェクト推進局副局長 ただいま松尾
委員さんからは、新
キャンパスのまちづくりの
協議会の中で、どのような
目的で、どのようなコンセプトでまちづくりをしていくんだということのご質問でございました。我々もそのまちづくり勉強会を共に、ずっと地元の方と一緒にさせていただいた中では、
橿原キャンパスタウンということは一番大きな土台、根っこになってくるんだろうというふうに考えておりまして、そこには新
キャンパス、
医大が来ると。
大学が来ると。その
大学と連携できるような、産・官・学が連携できるようなゾーニングというところで位置づけておりますので、今、松尾
委員さんがおっしゃったような
大学ということは、文教ということで、
医大、それから工学系の学部ということで、非常になじみがいいということで、地元の方におかれましてもそういう工学系の学部が隣接して立地すること、これはまちづくりにとっては非常に望ましいまちの姿だというふうに地元の方も認識をしておられるというところでございます。
53 ● 松尾高英
委員 まだ具体的にこれというのは決まっていないと。
結構です。
54 ●
竹森衛委員長 佐藤委員。
55 ●
佐藤太郎委員 まずはこのアンケートをしていただきまして、お疲れさまでした。原課といたしましてこのアンケートの結果を見て、率直なご
意見を教えていただけますか。その後、僕の思いを言いますので。
56 ●
竹森衛委員長 市街地整備課長。
57 ●
市街地整備課長 この
アンケート調査の結果につきまして、率直な感想といたしましては、
新駅ができる、必要な
機能として「
新駅」と
回答された
橿原市民の方の
回答が多いというふうに感じたのが率直な印象であります。
現状15%程度の方が
鉄道利用をされているということ、これにつきましては大体
想定をしていた範囲内ではあったのですが、
新駅の
整備を望んでおられる方というのがおおよそ10%近く増加して、20%台の数字となっていることにつきましては、率直な印象として多いなというふうには感じたところであります。
58 ●
佐藤太郎委員 僕の
意見といたしまして、この2-2のところでアンケートに答えてくださった人、これが69%が
橿原市以外の
奈良県民なんだなというところで、やっぱり県立
医大を使ってはる人というのは
奈良県広域から来るんだなというのが、このデータを見て率直に感じました。この
委員会は
医大周辺のまちづくりの
委員会でありまして、やっぱり
新駅を造る、造らへんという話とともに、先ほど
細川委員も言われていましたけど、我々
橿原市民にとって、やっぱりあの周辺で一番ネックとなっているのが、あそこの渋滞やと思うんです。この
新駅を仮に造ろうとしたら、当然反対の人もいますよね。ただ、それを打ち消すといいますか、それを上回るようなメリットが必要だと思うんです。ですので、普通にこのデータを見たら
駐車場が一番要るということは分かるわけじゃないですか。じゃなくて、
駐車場も造るし、
新駅も造ったほうが車の利用者も減って、
新駅を造って、電車で
医大に来ることを促すような政策を取るということならば、渋滞の緩和にもつながりますし。どうかそのような観点で、このデータをうまいこと使ってもらったらなと思います。
あと1つ、やっぱりこれを見ていたら、僕、
費用比率のときにこれを使ってもらいたいと思うんです、交渉するときに。うちの
新駅を使うのは、うちの市以外の
奈良県民が多いんですよというのをぜひぜひこのデータから主張してもらって、県と近鉄の交渉に臨んでもらいたいというのが僕の
意見であります。
59 ●
竹森衛委員長 谷井
委員。
60 ● 谷井宰
委員 駐車場の話にちょっと戻らせてもらうんですけども、現在の
キャンパスのところに
駐車場の
整備をするような話になっているということなんですけども、今ちょっと見ていたんですけども、そこに
駐車場をもし仮に
整備するようになったら、小房の交差点から兵部町のところまで、あそこはすごい渋滞しますよね。あそこに出入口がもしついたら、この渋滞を助長するようになるのと違うかと、ちょっと今思ったんですけども、そこら辺は何かお話とかが出ていたりするんですか。近隣の渋滞のことです。
61 ●
竹森衛委員長 市街地整備課長。
62 ●
市街地整備課長 先ほども申し上げましたとおり、
駐車場の
計画につきましては、現在どの場所にできるのかということがまだ決定をしていないという
状況であります。
医大の
敷地も非常に広い
敷地がございまして、出入口と考えられる交差点も数か所ございます。
駐車場の設置が確定しますと、当然出入口が見えてきまして、その結果渋滞にどのような
影響があるのかということは当然
検討されることになると思います。現段階では
駐車場の
整備等々の
計画がない状態でありますので、小房の交差点等への
影響ということについてはちょっと把握ができていないということと、
奈良県さんとも議論ができていないというような
状況であります。
63 ● 谷井宰
委員 ありがとうございます。実際、四条の交差点も、僕、警察の方にちょっとお話を聞いたことがあるんです。あそこの渋滞、どないかならへんかと。やっぱり、もう限界らしいです。道が多過ぎて、もともと根本的な
整備をせな、信号のタイミングとか、そんな云々かんぬんで解消できるものじゃないとおっしゃっていました。やっぱり今後新しいまちづくりをしていくんやったら、そういうところをしっかりと
協議して、1回造ってしまったら動かせないので、そこら辺を
橿原市からも強く言っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
64 ●
竹森衛委員長 うすい
委員。
65 ● うすい卓也
委員 僕、このアンケートそのものについてお聞かせいただきたいんですけど、このアンケートの
調査日は
令和3年4月21日ということで、コロナ禍で平時のときよりもかなり
来院される方が減っているタイミングですよね。実際に僕の知り合いもがんの手術で
医大に通ってはるけど、まだ全然手術日も決まらへんぐらい延ばされている中で、この
医大周辺のまちづくりは結構長期的なプランやと思うんです。プランのときに、結構イレギュラーなタイミングでのアンケート結果を、僕らはどれぐらいの信頼度でエビデンスとして扱っていいのかというところがちょっと分からないんです。統計学として、例えばボリュームが増えたところで配っている
人数は一緒やから、このパーセンテージとかというのには差がないよという
意見もあると思うんですけど、その辺りを僕らはどう取り扱ったらいいのかというのを、課としてどう考えられているか、お答えください。
66 ●
竹森衛委員長 市街地整備課長。
67 ●
市街地整備課長 今回、
アンケート調査は
外来患者の方を
対象として
アンケート調査を
実施しております。確かにコロナの
状況から、
外来患者の数も少ないというようなこともございます。
医大さんのほうから
外来患者のデータ、過去1年間のデータをいただいておりまして、大体平均を取りますと、1日の
外来患者の数が2,200人いらっしゃいます。当日、
医大の受付で確認をしたところ、外来の予約が2,300ぐらい入っているということでしたので、当日の、まず
外来患者の
来院としましては年間の平均と大体似たような形の日にアンケートが取れたというようなことになっております。このアンケートの確率といいますか、信頼度につきましては、統計学に基づきまして信頼度を
検討しまして、必要な枚数を確保しております。
このアンケートにつきましては許容誤差、これは2,200人の
外来患者の方全員にアンケートを取った場合と、ランダムに抽出をしてアンケートを取った場合の誤差の差、これが許容誤差となります。これが5%を確保しております。5%とは、上下5%で振れ幅が出るというような形になりますので、例えば25%という
回答が出ますと、取った場合によっては20%から30%の中で振れ幅が出るというようなことになります。
アンケート調査の信頼度につきましては、今回95%を確保しておりますので、100回アンケートを取ると95回は同じような結果になるというような形で
アンケート調査を
実施しております。
そのようなことから、
外来患者のトレンドと、これだけの確率、信頼度を確保しているということで、コロナ禍の中ではありますが、大きなぶれというのはないのではないかというふうに担当課としては考えております。
68 ● うすい卓也
委員 ありがとうございます。
69 ●
竹森衛委員長 もういいですか。
細川委員。
70 ●
細川佳秀委員 今すぐに結論を云々とは違いますけども、このアンケートの取り方というのは、
新駅を造りますよ、どうですか、行きますか、行きませんかという話の中で、要は
八木西口駅の存廃というのが入っていませんよね。存廃が入っていないと言うたらおかしいけど、今の近鉄さんからの
意見なんやけど、事業の
内容の中では、要は
橿原市は今までは併設でお願いしますという話で来ていましたけども、近鉄のほうは、いやいや、
八木西口駅を廃止でなかったら
新駅は認めませんよという話ですよね。
新駅がありきでという話の中でいろいろ進められる話かもわかりませんけれども、
八木西口駅の存在というものが、やっぱり最終的に
橿原市として
新駅に移行するのか、
新駅を造らんと
八木西口駅をそのまま生かすのかという選択もあるわけですよね。やっぱりある
意見の中では、今現在、
八木西口駅から学生さん、職員さんも含めて国道をずっと歩かれている様子を見ます。それが、要は
八木西口駅がそのまま続くのやったら、そのまま今井町、四条町のほうへ学生さんがずっと歩いていくのと違うかと。広範囲的にやっぱりにぎわいのまちが出てくるのと違うかというふうな
意見もあるのは事実です。そういったことも踏まえて、最終的に市としての結論がいつ出されていくのか、そういうことも考慮しながらアンケートの取り方も考えていってほしい。要は、今、見ておったら全部
新駅ありきの話かもわかりません。そやけど、まだ市としては結論は出ていませんよね。結論が出るのは、要は
新駅ができる、できないというメリット、デメリット、どっちがいいか、悪いかというのは、まだまだ判断する材料があると思います。今すぐじゃなしに。どっちのほうが市としてはメリットがあるのか、
市民にとってメリットがあるのか。そういったことも踏まえて、やっぱり存廃されるか継続するか、
新駅を造るか造らないかということも併せながらアンケート、いろんな県との
協議をしていただきたい。それだけ言うておきます。
71 ●
竹森衛委員長 そうしたら、これで
質疑を終わって、
説明を終わります。
以上をもちまして、本日の
日程は終了いたしました。
なお、
委員会の報告につきましては全文
委員会録とし、
委員長にご一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
72 ●
竹森衛委員長 ご異議なしと認め、そのように決しました。
これをもって本日の
委員会を閉会いたします。
午前10時58分 閉 会
Copyright © Kashihara City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...