7: ●
成谷文彦委員 まず、県との話し合いのスタートがあるかと思うんですけども、今回、県会での一般質問の中で突然、降って湧いたような話ではないかと思います。市としてはいつごろぐらいから、まずこれについての話があったのかということを教えていただけますか。そのときの話の内容、どこまで市と県とで話し合いができているか。
8: ●
松尾高
英厚生常任委員長 魅力創造部長。
9: ●
魅力創造部長 これまで正式に、県の部署といたしましては、くらし創造部長とスポーツ振興課長ということで話し合いを何度かさせていただいております。具体的にいつからということについては、まだ決定しておりません。奈良県のほうから、まず正式な
文書もいただいて、それに対して市も検討していくというふうなことで、ただ、できるだけ早急に取り組んでまいりたいというふうには思っております。(「一番最初に、どういう話」と成谷君呼ぶ)
10: ●
魅力創造部長 この話につきましては、昨年度の後半ぐらいから奈良県の2巡目の国民体育大会をいつ、どこで開催するのかという話が奈良県サイドからよく出てくるようになってまいりました。奈良県サイドというよりは、知事さんの
発言でよく出てくるようになってまいりました。
昨年までは前回同様、国体の開会式は奈良市の鴻ノ池陸上競技場で開催したい旨の話も出ておりましたが、今年度に入ってから橿原公苑と橿原運動
公園を交換し、交換後の橿原運動
公園において国体を開催したい旨の
発言を聞くことがあるようになってまいりました。
それまでに何か具体的に担当部署で話し合ったことがあるのかということでございますが、そういうことはございません。知事さんが何かの集会とか、そういった折によくそういったことを
発言されるようになってまいったということでございます。
11: ●
松尾高
英厚生常任委員長 担当部署クラスではないということです。成谷委員。
12: ●
成谷文彦委員 そしたら、知事の
発言だけであるということでありましたら、ただ、これは県の一般質問ですもんね。県はどこまで話を煮詰めているんですか。単なる知事の思いつきだけで一般質問でここまで踏み込んだ話はしないと思いますので、県としてどこまで話を詰めているのかということについて、市側から話を問いかけたことはありますか。あれば、その内容を。
13: ●
松尾高
英厚生常任委員長 魅力創造部長。
14: ●
魅力創造部長 今まで確認させていただいた奈良県側の条件と申しますか、意向でございますが、交換という言葉が割とひとり歩きしているところもありますが、全くの……(「まず、問いかけたんやったら、いつ問いかけて、どこから返事をもらったかというのを明確にして」と成谷君呼ぶ)
一般質問の後、7月5日、それから7月24日に奈良県のほうに出向きまして聞き取りを行っております。(「部署は」と成谷君呼ぶ)
くらし創造部長です。(何事か呼ぶ者あり)
内容につきましては、交換したときには、橿原運動
公園のほうに第1種の陸上競技場を新設したい。それと、それに見合うアリーナも新設したい。こちらで国体を開会いたしまして、それ以降、奈良県のスポーツの中心地として、それから中南和の交流拠点として活用してまいりたい。これが趣旨でございます。
15: ●
成谷文彦委員 そのときに市としては、その話を聞くだけでしたか。それとも何点か疑問点をぶつけましたか。
16: ●
魅力創造部長 橿原公苑のほうのところも、実は橿原神宮の敷地が幾つかございます。こういったところの整理はどうするんだというふうな話もさせていただいております。奈良県側の意向としましては、橿原神宮とちゃんと話し合いをつけてから、交換の俎上にのせたいということでございます。
それから、運動
公園については、先ほど申しましたように、さまざまな条件がありますので、そういったことについては、これから具体的に話し合っていきたいということで、特にまだ橿原市のほうからは条件というものは提示してはおりません。
17: ●
成谷文彦委員 今度は、今回この連合審査会を開催するに当たって、私たちはただ県の報告だけを聞くということでいいんですか。市としては、こういう問題があるので、議会として、委員会として十分意見を聞きたいと、こういうふうな思いで開いたと思うんですけども、それについてはどうなんですか。
18: ●
魅力創造部長 この交換条件については、最終的には議会の議決はもちろん必要でございます。それまでに、もちろん市民の方、それから関係団体の方も意見を聞くのはもちろんでございますし、議会のほうにも最終このような条件、もしするのであればですけども、であれば、そういった条件については、これからさまざまな意見をお聞きして、それに基づいて協議していきたいというふうに考えております。
19: ●
成谷文彦委員 委員会を開くということは議題があるわけでしょう。前向きにするのか、しないのか。する限りは、これとこれは今、課題として残っています、また、市としても、こういうふうに考えていますというのがあってしかるべきでしょう。そのために委員会を開いていただいたと思うんですけど。それがなくて、今回は県の意向を、こういうものですよということだけを伝える委員会ですか。どっちなんですか。
20: ●
魅力創造部長 今回につきましては、率直に申しまして、今までの経過についてご報告させていただくということになります。今までそういう話が特にあったわけではなくて、知事さんのほうが議会のほうで、こういう話をいきなり出されましたので、私どもも戸惑っておりますし、議会を見ていらっしゃった市民の方、それから議員の皆さんも非常に驚いていらっしゃるというふうなことも聞いておりますので、改めてこういう場で、これまでの経過について説明させていただきたいと、そういう趣旨でございます。
21: ●
松尾高
英厚生常任委員長 市長。
22: ● 市長 ちょっと部長とニュアンスはずれるんですけれども、私のほうから言わせていただきたいと思います。
国体を開催するに当たりましては、日本スポーツ協会、そして文科省、それと県と、この3者が共催ということになります。今の奈良県を考えますと、さっきありましたように、わかくさ国体が昭和59年に開かれていまして、それから開かれていません。ちょうど47都道府県でいうと2巡目に入っています。2巡目の一番後ろのほうなんです。昨年11月に島根県が2巡目が決定しまして、それが45番目です。あと6番目、7番目しかないんですね。どこかというと奈良県と沖縄県が残っております。そこから県のほうも文科省からも含めて、いろんな、「奈良県、そろそろ考えなあかんの」ということはあったかと思います。
私のほうへ来たのは、ちょうど年が明けてからになります。1月末ぐらいだったかなと思うんですけれども、「こういうことを考えているんだけど、まだしっかりと手を挙げれるかどうかわかりません」という、そのときは反応でした。ただ、10年先になるのか、さっき言いました、島根県が2029年なんですね。ということは2030年から先が決まっていないんです。それで奈良県がどうするかということに非常に頭を悩ませておった知事、あるいは県当局があったと思うんですけれども、そのときに10年先になってくると、ころっと交通体系も変わってきますよ。先ほどありましたように、京奈和自動車道が全部つながっていますよということも含めて、まだ今、進めていますけど、医科大学が、こっちにもう移っています。新しい新駅も形ができています。また、必要であれば、南大阪線に臨時駅というのも、この答弁等でも出ておりますので、そこまで踏み込んだ中で我々の地域が、非常にこの奈良県下の中においても、スポーツ拠点となる、スポーツのセンターコートとなる場所だという評価だったと思います。
その話を聞いて、私も10年先、荒井知事もそうですけども、わかりませんけれども、どうなっているかわかりませんが、ただ、非常にいいことだなと。現在の対象となるところは鴻ノ池でございますので、鴻ノ池に比べると、もう煮詰まってしまっているとこよりも、何もかも整備された我々のところで、それを開けるというのは、すごいもてなし方ができるのではないかな。
また、今までずっと言うてますように、交流人口、それから関係人口等々、いろんな人が来てもらえる場所を考えると、この場所がやっぱり我々にとってもいいのではないかな。
ただ、40年前から、この運動
公園は始まっていますので、40年という長い年月にわたってのいろんな権利は、大変な権利がそこにしがみついている、言葉は悪いですけども、くっついていますので、現在のところであれば間違いなく全員反対であろうなというふうに思います。
だから、私は今回、先ほど部長が答弁しましたけれども、私は前向きに進めたいので、ぜひご協力をいただきたいということで、きょう、この時間をとっていただいたということになりますので、その気持ちだけはちょっとお伝えしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
23: ●
松尾高
英厚生常任委員長 よろしいですか、成谷委員。
24: ●
成谷文彦委員 はい。
25: ●
松尾高
英厚生常任委員長 原山委員長。
26: ● 原山大亮建設常任委員長 僕は、実はこの6月27日の亀田議員の一般質問を見ていました。それで非常に驚きました。こんな行政運営の進め方、まして何百億もお金がかかるような事業の展開がこんな形で進んでいくのかと非常に驚きまして、すぐ担当課のほうにも電話を入れて確認させていただきました。もちろん担当課の人の答えも、僕が聞いたところによると寝耳に水状態で非常にびっくりしておると。
そんな状況の中で6月27日から約1カ月がたっておるわけですけども、きょうの時点まででいろんなことが形になって見えてきました。まず、僕が一番疑問に思ったことなんですけど、知事の答弁、「市長とやりとりがあった」と、「市長も非常に前向きに考えてくれておる」と。それで要は交換を、国体の開会式に向けての橿原公苑と橿原運動
公園の交換を、できる・できないは別にして、前向きに市長が考えておると。それをまず1つ、ほんまに前向きに考えておるというような話やったのか。今、答弁いただいたので、前向きやったということは確認できました。
もう1つは、あまりに雑過ぎるん違うかと思います、知事の動き方が。県職員の方みんなの総意でそういうふうなやり方をしておるとはとても思えへんような進め方で、いきなり何の審議も意見の調査もなしに、いきなり県の持ち物と市の持ち物を交換するというような
発言ね。知事からしたらボールを投げたつもりで、きょうのこの委員会を多分、県の職員の人も見ておると思いますわ。雑過ぎますやろうということがまず1つ。いきなり過ぎるし。政治家ですから、夢や希望を語ってもらうのは結構やと思います。そやけど、できることと、できないことがあるでしょう。できることと、できないことがもちろんありますよね。
国体の開会式に関しても大変すばらしいと思います、できればね。思いますけど、それを理由に今まで一生懸命、橿原運動
公園を橿原市はお金をかけて整備をしてきましたよね。現在も市債の残高って残っていますよね、整備に関する。この間もサッカーグラウンドを2面整備して、フェンスも1億か何かで建てて、まだ市債残高が残っていますやんね。それの処分の仕方は今後検討すると
魅力創造部長は言いましたけど、そんな言葉だけで片づけられませんよ、まず。
それで、公式に県から依頼がない中で、こんなことを僕がやいやい言うたかて、答えようがないのもわかっておるんですけど、今後の進め方の参考の1つとして、ちょっと聞きたいことがたくさんあるんです。わかる範囲で結構ですから答えてください。もし仮に国体の開会式を橿原の運動
公園で行うとなれば、1種の陸上競技場が必要やと。そうなった場合、予算って一体どれぐらいかかるんですか。わかっておる範囲でいいから答えてください。
27: ●
松尾高
英厚生常任委員長 魅力創造部長。
28: ●
魅力創造部長 1種の陸上競技場を整備するための費用ということでよろしいでしょうか。今、県のほうの担当としては約200億を見込んでいるというふうに申しております。実際、他所のそういった陸上競技場の整備費用についても、大体これぐらいの費用がかかっているのが実情でございます。
29: ● 原山大亮建設常任委員長 陸上競技場だけじゃなくて、アリーナも一緒に整備するとか何とかいろいろ大きなことを言うたはりましたけども、大体僕が事前に聞いた情報では400億から500億のお金がかかると。そのお金をまずは誰が負担するのかということがまず1つですよね。それで、国においては消費税も上げられて、住民、国民、市民は負担が増えておる中で、400億から500億のお金を誰が負担するのかという大きな問題がまずありますよね。
それで、橿原の今の運動
公園、確かにプールに関しても年数がたって老朽化も進んでいます。これから維持していくのに、さまざまな課題があるとは思いますが、果たしてその後の使い方が、国体の開会式をするために400億から500億のお金を使うて整備することが本当にあるべき姿だとお考えなのかどうか、お答えください。
30: ●
魅力創造部長 今、県が申しております第1種陸上競技場とアリーナの整備については、奈良県が費用を全て負担するということを申しております。それで、国体のためにつくるのであれば確かに問題な面もございますが、今の話では、国体の開会式を機会にして、以降、奈良県のスポーツ振興の中心にしていきたいという趣旨でございます。
31: ● 原山大亮建設常任委員長 10年後、橿原市がどういうふうな姿になって、奈良県がどういうふうな姿になっているか全くわからない中で、それを見据えて400億から500億、スポーツの拠点にすることが橿原市にとってどれだけ寄与するのかですよね。そこの分析は、しっかりした根拠を持って、しっかり説明するようにしていただきたいのが1つ。
あと、今後の橿原市が持っている運動
公園の運営の仕方なんですけど、時代に合わせて情勢も、人口とかも変わってきて、運営の仕方って変わってきていますよね。大阪を見てもらったらわかるように、都市
公園法が改正されて、「てんしば」なんかもPark-PFIといって近鉄不動産が今、運営していますわ。えらい大変なにぎわいを見せてますよね。いろんな今後の行政運営の課題に対して解決できるように法改正がどんどん進んでいって、目の前で整備されていっておる中で、今後の運営の仕方というのは必ずしもそこに的を絞らなあかんことはないと思うんです。陸上競技場のことですよ。国体の開会式がたまたまあるから、それを機会に整備していこうという考え方も1つやけど、別に考え方かってあるじゃないですか。
橿原運動
公園というのは、今まで橿原市民の税金を使いながら、橿原市の人、もしくは奈良県の人、近隣の人たちが、スポーツにしたかって、憩いの場にしたかって、つくれるようなことに関してお金をかけて、一生懸命やってきて、ついこの間、サッカーの2面も整備されて、僕はちょっと日にちを勘違いして開会セレモニーに出席できなかったんですが、ああいうすばらしい取り組みもしておる中でですよ、完全に整備が終わって、いい状態になってから、県に全部してもらうねんという端的な発想を納得することなんて絶対できないと思うんですよ。今後の運営に関して課題がいろいろあるのはわかりますから、いろんな方法とか法律とか、改正された部分とかを検討しながらも、やっていっていただきたいです。
それでもう1つ、県が市の負担なしに、国と県のお金で整備するというようなことを
魅力創造部長は言いましたけど、県ってそんなお金があるんですかね。財政状況はどうですかね、奈良県。経常収支比率の話がよう決算のときなんかも出ますけど、どうですかね、奈良県の経常収支比率を知ってはりますか。わかる人はいてますか、奈良県の経常収支比率。
32: ●
松尾高
英厚生常任委員長 政策統括監。
33: ● 政策統括監 今、県の経常収支比率は、たしか96.1か96.2やったと思います。今、県の財政調整基金は、たしか270億あったと思います。それ以外の基金も同じだけ持って、基金残高は520億ぐらいだったと思っています。だから、今、原山委員長がご指摘のように、その上でできるのかということになってきたら、県も大変しんどいはずです。財政計画上、これも盛り込まれていませんから、当然、県のほうも議会で説明する責任がありますし、我々と同じようだと思いますけれども、県も大変苦しい財政事情だと思いますので、果たしてそのままこれが実行できるのかどうか、また、国がどれぐらいのお金を出しはるのかどうかというのは我々は存じませんけれども、大変厳しい状態にあることは間違いございません。
34: ● 原山大亮建設常任委員長 財政状況が大変厳しいのは今、説明がありましたけど、基金をたくさん、奈良県は積んだはるんですけども、奈良県自体、僕は橿原の市議会議員ですけど、奈良県のことも多少勉強させていただいておって、予算の配分をしっかりもっと考え直さなあかんのと違うのかなと思う部分もたくさんあります。例えば教育予算、46都道府県ある中で、ほぼ最下位です。それで耐震の問題も今、一部でやいやい言われてはります。それで、これから人口が減少していって、少子高齢化が進む中で、そんなことに果たして400億も500億、「そんなことに」と言うたら、ちょっと語弊があるかわかりませんけど、400億、500億。
それで、この間からも芸術家村に、天理の、あれも100億。NAFIC、毎年定員割れしながら指定管理を出しておるんですけども、3,000万円の補助金を出しながら定員割れしておる、調理師免許も取られへんような大学、桜井にありますけども、それも50億。今度、大和郡山の中央卸売市場、あれの整備も基本構想か何かにもうかかっておると思います。そんな中で400億も500億もするようなお金をまた新たに使うという発想自体に疑念を抱くし、一議員の一般質問に対して、あまりにも唐突過ぎるこのボールの投げ方を一体どういうふうに捉えるかという話やと思うんですよ。
「ほとんどの議員さんが反対すると思います」という答弁がありましたけど、まさにそのとおりやと思いますわ。例えば、それが議題に上がってきて審議して、議論して、結果的に、今の時代だけじゃなくて、10年後、20年後、30年後に対してかって、胸を張って説明できるような財政運営の仕組みになっていれば、そういう
選択肢もできるのかなと思うけど、あまりにも唐突で現実性のない質問の投げ方じゃないのかなと思って、非常に憤りを僕としては覚えました。
この間からマスコミ等々を騒がせておりましたけど、奈良市の市庁舎の問題に知事が首を突っ込んで、結局、耐震するという方向性を仲川市長は示されましたけども、今回のこの
発言に対しても、知事に一遍来てもらったらどうですか、説明しに。何を根拠に、何を言うたはるのか。「話し合いの場をつくると思います」ぐらいのことを言うてくれてましたけど、その前に、あんな雑なボールの投げ方をするのやったら、雑な呼び方をしますよ、僕らかって。そんな話じゃないですか。呼んで説明してもらいましょうよ。できるとこまででも構いませんやん。奈良市は行ったんですからね、説明しに、奈良市に。橿原市にかって、そんな自分の思惑で勝手に交換して、勝手にこないしたらいいのと違うかというようなことを議員の一般質問で言わはるねんから、県民がみんな見ておるとこでいきなり言わはるような行動をとらはるねんから、一遍呼んでくださいよ。話をさせてくださいよ、議会として。皆さんがどない言うかわかりませんけど、僕はそういう気分です。あまりにも唐突過ぎるし無責任過ぎると思いますわ。
ただ、これがきっかけづくりになるようなことがあったら、これからこんな県政運営、市政運営ってありなのかなになっちゃいますよ。本来やったら裏でちゃんと、裏でと言ったら言い方が悪いかわからんけど、事前に調整をちゃんとしてもらっておいて、説明できる形をつくって僕ら議員に説明なり、県会の議会に説明なりするのが普通やと思いますねやんか。思いつきみたいにして言われて、それでまたこうやって委員会を開かれて、どないなんねやろう、こないなんねやろうと、これがほんまの姿ですかね。おかしないですか、進め方があまりにも。
だから、長いこと、いろいろしゃべらせてもらいましたけど、知事を1回呼んでくださいというお願いです。
35: ●
松尾高
英厚生常任委員長 それはこっちに。
36: ● 原山大亮建設常任委員長 いや、こっちに。
37: ●
松尾高
英厚生常任委員長 こっちに。
38: ● 原山大亮建設常任委員長 はい。
39: ●
松尾高
英厚生常任委員長 ほかに質疑はありませんか。竹森副委員長。
40: ● 竹森衛厚生常任副委員長 新聞報道はいろいろと人の主観で書かれますけども、「市長はスポーツ振興に関しては積極的に取り組んでいきたいと考えているが、現時点では答弁の内容については精査できていないので、コメントは差し控えたい」とおっしゃって、今の「現時点では反対であろう」と。まあ反対です。今現在ある施設、県内にもありますけど、それをちゃんと、国体を開くんやったら、それに見合う駐車場の確保とか、来ていただくような、野球場に関しても、それに見合うような整備をすればいいと思うわけです。それが1つ。
もう1つは、この橿原運動
公園というのは、昭和52年2月8日に都市計画決定を約7ヘクタールでやったはると。その次に、平成19年3月2日に都市計画の決定を行った約29.4ヘクタールと。これで今現在の、今、図面をくださいましたけども、それでこの
公園の整備を、橿原市民にとって使いやすい、そして市民が野球にしても、それからサッカーにしても、ソフトボール、それからテニス等で使いやすいということで、以前、こういう形で図面をいただいているんですけども、ここで今いただいた図面の中で抜けてるやつがあるんです。
それは耐震貯水槽です。ここはやっぱり災害のために仮設住宅を建設すると。そのために備蓄倉庫も耐震貯水槽もそこに組み込まれているわけですけれども、お聞きしたいわけですけれども、この土地の取得と、それから、これまでに、今日に至る運動
公園の整備に至るまで、両方でどのぐらいのお金を投じていらっしゃいますか。29.4ヘクタール、簡単に県は交換とか言うてますけど、そんなん時代に応じて、今の県営野球場、今見て、単車で走っていますけども、駐車場の確保、あの前は車でいっぱいです。はっきり言うて、危のうて。そんなん、まあ言うたら時代の変化を県はつかんで、どうやって駐車場を確保したらいいかということは苦慮して確保したはるわけですけれども、陸上競技場にしてもそうですけども、鴻ノ池にもありますけども、そんな唐突に等価交換か、どういう交換を考えたはるのか知らんけども、そんなあほなことを言うてもらったら困るわけです。
市民はやっぱり、今こういう形で利用されていると。橿原市は硬式野球場も電光板で、私も行かせてもらいましたわ、きれいな。あれも整備しているし、そんなん整備した上でのところへのっかるような、自分とこをちゃんとせんと、それで人のまわしで相撲をとるいうようなばかげたことはありませんわ。仮にも奈良県130万の県民の、20万、30万の県民のさまざまな余暇とか、いろいろスポーツのありようの人数をちゃんと捉えて、そしてやっていくのが基本であってね。橿原市は橿原市で、これで都市計画決定を変更までして、29.4ヘクタールを確保してやっているわけです。
いざというとき、これから豪雨災害とか、そういうことが起こったときに仮設住宅をどこへ建てていくかです。私の意見としては、藤原京だって、いざというときには仮設住宅を建てたらいいと思うんですよ。何でかいうたら、持統天皇はん、そんなん民が困っているときに、こんなん、ここへ建てたらあかんというようなことで、あそこへ律令制度で都を持ってきたわけじゃないわけです。そんなんいざというときには、そういうことをせんなんわけですやん。そやけど、そのもとになる、仮設トイレも含めて、つくっていかんなんということは、県は知ってるのかどうかです。こんなん、人のまわしで相撲をとるようなことを考えないと、我がとこで我がの財政の範囲内で、身の丈でちゃんと整備、国体を10年後にやるのやったら別ですけども、考えていったらいいと思うわけです。ここに何ぼ金をつぎ込んできたか、一遍言うてください。
41: ●
松尾高
英厚生常任委員長 政策統括監。
42: ● 政策統括監 今までに、大体です、ざっと170億をつぎ込んでおるということでございます。
先ほど私が答弁をさせもらったもので、ちょっと間違っておりました。済みません。基金の残高、先ほど申しましたように、財政調整基金が約250、県の債権管理基金、合わせて500億と申しましたけれども、それ以外に県のほうでも減債基金等を積み立てておられまして、減債基金が480億余しということで、合計で1,730億ということでございます。
経常収支比率のほうはちょっと勘違いしておりまして、正式には平成29年で94.6でした。申しわけございません。
43: ●
松尾高
英厚生常任委員長 答弁に気をつけてください。
竹森副委員長。
44: ● 竹森衛厚生常任副委員長 170億というお金をつぎ込んで、そして今日までこういう整備を行って、市民のために、まあ言うたら橿原運動
公園は利用しやすいようにつくっているわけです。今、市長が「みんな反対やろう」、そのとおりです。そんなん、自分とこの行政としては、県はそれに見合う国体をやりたかったら、それだけの、全国から来ていただく、さまざまな準備しなければならないことをクリアしていけばいいのであって、橿原市民がここでしっかり、硬式野球場でも野球ができて、サッカーができて、それでいざというときには耐震貯水槽があって、備蓄倉庫も、これは2億円ぐらいかかっていると思うんですよ。そのための、ある意味でのそういう総合的な形での運動
公園のありよう、つくり方をしているわけですから、そんな簡単に、私も新聞を見て、何を言うてるのと。
今、原山委員長がおっしゃいましたけども、いろいろなもの、何百億、何十億という税金を使うてつくったはるけど、もっと根本的に自分とこの県のありようを考えたらいいのであって、そんなん別に干渉するつもりもないし、別に来てほしいこともないし、今さら。テレビで見ていて、仲川市長とのやりとりを見ていて、ぶさいくな。わざわざそんなん来てもらわんでも、ちゃんと橿原市は橿原市で市民の暮らしにとって重要な
公園として170億を投じているわけですから、今後もそれに見合う、市民のニーズに応えられるような運動
公園に、よりよく発展していくために必要なお金を投じなければならないということであれば、そうしていったらいいと思います。
ましてや県の、あした、県の広域消防組合議会がありますけども、あの建物から近鉄線の地下をくぐって光陽中学校まで行く、そういうさまざまな防災拠点の場所にもなっているわけです。そやから、そんなことも踏まえて考えているのかどうかね、県も。そういうことも含めて、こんな交換整備の記事が唐突に奈良新聞の一面に載りましたけども、県は県として必要なことを必要なお金を投じて、国体をやるのやったら、そうしたらいいと思いますわ。橿原市は、この運動
公園は市民のために170億を投じてきたわけですから、今後も市民の暮らしをよりようしていくために、教育をよりよくしていくために進めていくのが本来のありようだと思っていますので。
45: ●
松尾高
英厚生常任委員長 ほか、意見はありませんか。成谷委員。
46: ●
成谷文彦委員 今回、この国体の開催という、そういうきっかけがあったから、こういう問題が出ていますけども、方法論については、今後協議していくというのは、これは県のほうもこれからという話ですので、等価交換するとか、そんな話はいろいろ研究していったらいいと思う。
ただ、前々から議会でも触れさせていただきましたけども、橿原市と県と二重行政があるという、この事実があるわけですよね。例えば野球場、隣接しているところに2カ所ある。体育館についても2カ所あると。どちらにしても、そういったものについては、今後のことを考えれば、この二重行政を解消するいいきっかけであることは間違いないと思う。というか、それをしなければ、財政的に県であり、市であり、負担が大きくなるというのは、これは事実ですから。
プラス、もう一個言わせてもらえれば、全然関係のない話ですが、万葉ホールと文化会館です。この3つの施設については、県と市が近くに持っているという、この事実について、しっかりと市と県は協議すべきだと僕は思います。ある意味では1つにして、よりいいものをつくるという考え方は大事なことだと。特に市民にとっても、県民にとっても大事なことだと思っております。それは費用対効果を考えると、しっかりしたものが欲しいと思います。
だから、そういう意味では、今回はたまたま国体ということであるから、陸上競技場が必要であるという、そういうきっかけでありますけども、それがあろうがなかろうが、この3施設についての市と県との協議というのは常々やる必要があると。そういう意味で、「いつからこれを協議していたんですか」と言っているんですよ。今までしていないということのほうが僕はおかしいと思います。だから、しっかりと、その辺のところも今回の質問を受けて、県のほうがある程度は準備しているみたいですから、しっかりと市のほうも、それに応えるように動いていただきたい、このように意見を言わさせていただきます。
47: ●
松尾高
英厚生常任委員長 今の意見に対して市長から答弁をいただけませんか。(「ありません」と市長呼ぶ)(「協議会」と呼ぶ者あり)
協議会にします。
午前11時06分 協議会
───────────────
午前11時11分 再 開
48: ●
松尾高
英厚生常任委員長 委員会に戻します。
竹森副委員長。
49: ● 竹森衛厚生常任副委員長 今、成谷委員が2つホールがあると。例えば万葉ホールと、それから橿原文化会館ね。そやけど、実際には両方とも多目的ホールです。帯に短したすきに長しです。僕は吹奏楽をずっとやってきましたけど、県の文化会館の国際ホールも、かつてシルクロード博のときに小澤征爾さんが「ここ、音響をちゃんとしてほしい。しばらくは野外でいい」とおっしゃっていたことが耳に入ったわけです。ご本人が言ったかどうか。それもちゃんと直してないんです。だから、松本記念フェスティバルに行っているわけです。やっぱりそんなん、両方とも、僕もピアニストのチャイコフスキーコンクールの第2位をとられたピアニストの演奏も万葉ホールで聴きました。そして、文化会館でも聴きました。同じ、きちんとホールをつくるんやったら、それなりのちゃんとした、残響音もちゃんとした、そういうものをつくったらいいのであって、両方とも帯に短したすきに長しですわ、はっきり言うて、我が万葉ホールも含めて、橿原の文化会館も含めて。立地条件はいいですよ、駅から歩いて2、3分なので。
そやけど、橿原市のこの硬式野球場は、やっぱりきちんと電光板をつくって、ちゃんとしているわけですから、県がちゃんとやったらいいんです。あれを見て、いまだに芝生のとこで座っていて、雨が降ったら、どこへ行ったらいいかわからんような野球場のままですやん。陸上競技場は、辛くも月・水・金は、9時までは照明器具をちゃんとやって、県内からランニングできるように改善しましたけどね。やっぱり、そういう市民の今の健康に対するニーズとか、そういうものを考えて、キャッチして進めていくのが本来の姿やと思っていますわ。こんな運動
公園を、いいものを橿原市がつくりよったと、それで、まあ言うたら国体、それに準じてやろうかというような、そんな安直な、そんな考えはお持ちじゃないでしょうけど、反対です。
50: ●
松尾高
英厚生常任委員長 今のは意見でございます。
ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
51: ●
松尾高
英厚生常任委員長 以上で質疑を終わり、説明を終わります。
以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。なお、連合審査会の報告につきましては、全文会議録とし、委員長にご一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
52: ●
松尾高
英厚生常任委員長 ご異議なしと認め、そのように決しました。
それでは、本日の連合審査会を閉会いたします。どうもご苦労さまでした。
午前11時14分 閉 会
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