7: ●
松木雅徳委員長 今回の議題はパブリックコメントの報告です。ただいま報告がありましたパブリックコメントに対する回答案について、資料2、A3の縦長の左端の項目番号ごとに質疑を行います。
まず、項目1について質疑はありますか。
奥田寛委員。
8: ●
奥田寛委員 ちょっと全体でまず聞かせてほしいんですけど。
9: ●
松木雅徳委員長 1項から。
10: ●
奥田寛委員 だから、全体でまずちょっと言わせてください。
11: ●
松木雅徳委員長 それやったら、ややこしくなるから、1項から。
12: ●
奥田寛委員 この項目の細かい部分じゃなくて、そもそもどこに置いてある書類なのかということを一切説明してはらへんから、このページに入るその前段で伺いたい。
13: ●
松木雅徳委員長 わかりました。
14: ●
奥田寛委員 何遍もパブコメをとりやすくするために、たくさんの市民の方に周知するために、こういう場所でパブコメの書類を置いて、その場所から出てきた意見やということがわかるように、アルファベットか何かでマークをつけるべきやという話をさせてもらっています。実際、ミグランスに置いてある場所というのは非常に悪いんですよね。入り口の一番端っこのところで、「ここにパブコメがあります」みたいなのぼりも別に立っていないから、通っていく大半の人が気づかずに通り過ぎるようなところに置いてあったわけじゃないですか。ああいうところでパブコメを書いてもらえるのかなと思って見ていましたけれども、伺いたいわけです。実際、提出されてペーパーの中に、ミグランスで書いてもらったペーパーが何枚あったのか、あるいは万葉ホールで書いてもらったやつが何枚あったのか、本庁で書いてもらったやつが何枚あったのか、ちゃんと細かく分けて説明してよ。
15: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
16: ● 八木駅
周辺整備課長 どの閲覧場所で意見をいただいたかというのは、ちょっと今、集計の資料をこちらにお持ちしておりませんので、後ほど報告させていただきます。
17: ●
奥田寛委員 2ページに、持参7件、郵送2件、それから、ファクス5件と書いてあるわけですよ。たかだか14件です。ペーパーを直接入手して書いたとしても、そのうちファクスみたいな、必ずしもそれを使っているかどうかもわからない。集計ができてございませんとかいうレベルの数字と違うやんか。14枚ぐらい、あんた手元に持っていなかったらおかしいぐらいの数字ですよ。もともと世の中にちゃんと示した上で、どこに置いたらどれだけ返しがあるかというのを確認した上で、効率よく市民の方に知ってもらうようにせんとあかんという努力を、ここ10年の間、もうさんざん言っているわけですよ。パブコメをやるということはそういうことや。初めから市民の意見なんかもうなかったらないで構へんわという姿勢でやってもらいたないとずっと言い続けていますよね。この14件、ほんまに今わからへんのですか、どこから上がってきているのか。
18: ● 八木駅
周辺整備課長 今、ちょっと手元にございませんので、確認させていただいています。報告させていただきます。そして、これまでパブリックコメントにつきましては、確かに
奥田寛委員がおっしゃるように、なかなか意見をいただくことが少なかったんですが、今回はいろんな場所にも置きましたし、また啓発もさせていただいたので、提出も20名の方にいただいたということで、努力はさせていただいたと考えています。
19: ●
奥田寛委員 ありがとうございました。
20: ●
松木雅徳委員長 ほか。佐藤委員。
21: ●
佐藤太郎委員 「日本国はじまりの地 橿原について」というところで、市民の方からわかりやすく説明してくださいということで、条坊制の都である藤原宮をつくったということと、あと、律令制を始めたところ、これは一般的な歴史で橿原市で一番最初に行われたことなんやと私たちは歴史で学んでおるんですけど、そもそも橿原市としては、「日本国はじまりの地 橿原」というネーミングを考えたときに、それを想定していたんですか。そこをちょっと教えてもらたいたいんです。
22: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
23: ● 八木駅
周辺整備課長 「日本国はじまりの地 橿原」、このキャッチフレーズにつきましては、この八木駅周辺のまちづくり基本構想を策定していく中で、こういうキャッチフレーズをということで、今、委員がおっしゃったように、日本で最初の条坊制の都である藤原宮の造営、史上初めての本格的律令である大宝律令の制定によって、国としての基本的な形が整った、さらに大宝律令にて初めて日本という国号が示されたということで、「日本国はじまりの地」という形をとらせていただいたものでございます。神武天皇陵、神武さんでやった日本最初というようなご意見もありましたので、今回こちらのほうにそごがないように、こういう形で記載するということにさせていただきました。
24: ●
松木雅徳委員長 次に、項目2について質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
25: ●
松木雅徳委員長 次に、項目3について質疑はありますか。
奥田寛委員。
26: ●
奥田寛委員 文書が長いのでちょっと読み込めなかったです。さっき目を通したんですが、結局、八木駅前北駐車場の廃止案と、いわゆる都市の衰退とか高齢化の進展ということの関係性がないのに、あるかのような文書はおかしいみたいな表現で終わっていますけれども、そういうことですよね。そもそもの話、僕自身がパブコメの中で…。いや、ごめんなさい。下に別項が設けてありました。いいです。ありがとうございました。8番あたりに違うことが書いていました。申しわけないです。いいです。
27: ●
松木雅徳委員長 ほか、ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
28: ●
松木雅徳委員長 次に、項目4について質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
29: ●
松木雅徳委員長 次に、項目5について質疑はありますか。(「全体的に」と呼ぶ者あり)
それでいいですか。西川委員。
30: ● 西川正克委員 項目8のところの大和八木前北駐車場のところの、これは回答のところですけど、北の駐車場については、橿原市の方針として大和八木駅北側の再整備の検討に当たっては、まず立体駐車場の劣化診断をし、その結果を踏まえ、長寿命化を実施するか、小規模な修繕にとめ、一定程度の耐用年数が経過した後に除去するか、立体駐車場の方向を決めた上で云々とあるんですけども、橿原市の方針としては、長寿命化計画というのがあったと思うんですけど、その方針と今回の回答についての整合性はどうなんでしょうか。小規模な修繕にとめという方針も橿原市は持っておられるんですか。
31: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
32: ● 八木駅
周辺整備課長 この八木駅北側の立体駐車場につきましては、昭和57年に建築されまして、相当たってございます。その施設につきましては、長寿命化を実施するか、小規模な修繕を行い、一定程度の耐用年数が経過するまでもたせるかというのは、今後、実施します劣化診断の結果を踏まえまして、またFMの部署とも協議しながら進めていきたいと考えています。
33: ● 西川正克委員 だから、要するに聞いたのは、橿原市は恐らく長寿命化計画というのを持っておられるということから、今回のこの表現がどうかということで聞いています。もちろん、劣化診断をした上で検討してはると思うんですけれども、橿原市が持っている長寿命化計画の中で、小規模な修繕にとめ、一定程度の云々という方針を持っておられたのかどうか、そこらをちょっと聞きたかったんです。
34: ● 八木駅
周辺整備課長 公共施設等総合管理計画において、長寿命化を図る公共施設については、大規模改修を建築後35年、建てかえ後、築75年という目安が示されてございます。先ほど、この駐車場につきましては、昭和57年に建築ですので、36年経過してございますので、大規模改修を行うのかというのは検討していく必要がございます。ただ、まだ建物自身がどういう状態かというのが判断できませんので、劣化診断をさせていただいて、その結果を見て長寿命化をするのかというのを判断していきたいと考えております。
35: ● 西川正克委員 要するに、橿原市の持っている長寿命化計画の中に、小規模な修繕にとめ、一定程度の耐用年数が経過した上で除去する云々という、そういう方針もあるということでよろしいですね。それをちょっと聞きたかっただけのことです。
36: ●
松木雅徳委員長 ほか、ありませんか。
奥田寛委員。
37: ●
奥田寛委員 どこを質問していいのか、いまいちわからんのですが。
38: ● 成谷文彦副委員長 1個ずつして、順番で。
39: ●
奥田寛委員 順番でということは。
40: ● 成谷文彦副委員長 若い順でいって。
41: ●
松木雅徳委員長 好きな番号から。
42: ●
奥田寛委員 好きな番号を言って、しゃべって構わないんですね。(何事か呼ぶ者あり)
いやいや、途中でちょっとやり方を変えてもらったら混乱しますやん。ちょっと伺いますが、そもそも、その他という案件があって、それも省いてあるだとか、あるいは主な意見だけ抜粋して答えていますみたいな話の中で、大分、切られているものがありますよね。そんなことをして、パブコメと言えるんですか。
その切られておる中に、ニュアンスが切られているものの中にいろいろあるわけなんですけれども、例えば、この7番の南北アクセス道に関する話とかいうのは、根本的にこのミグランスのときもさんざん言うてます、議会が附帯決議をつけていますが、八木駅周辺というのは一番でかい課題が
渋滞問題だと。にぎわいをどうこうするとかいう話は別として、そもそも
渋滞を何とかせんかという話がある中で、今まで上がってきている計画では、別に柳町交差点のところを多少いじったところで
渋滞が
解消するようには見えへんわけじゃないですか。南北アクセス道に関して抜本的な
渋滞解決の方策をとらんとあかんのと違いますかという話をさせていただく中で、南北アクセス道の、いうたら上のほうの話なんかしてもらっても、この八木駅周辺のエリアの枠に外れておるから、そもそも計画として対応になりませんみたいなことになってしまったら困ると思っているんですよ。この7番の南北アクセス道、あるいは
渋滞の
解消というのを、もうひとつ市の姿勢が見えてけえへんわけですよ。ちょっとその辺、どない考えているのか教えていただかないと困ります。
大体、パフコメは聞けても答えへんとかいう、その態度は失礼過ぎるよ。ありえへんから。その他は外しとくだとか、いわゆる主たる意見と主じゃない意見を勝手にそっちで判断して、もう答えたくないやつは外しておくとか卑怯過ぎる。いいかげんにして。
43: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
44: ● 八木駅
周辺整備課長 まず、パブリックコメント、これを今、皆様にお示しさせていただいているのが全ての回答ではございません。先ほども申しましたように、142件全てにこういう形で作成して、これをホームページ等で公表するということを考えています。ただ、この142件を今、ここで皆様にお示しするのは、文字も小さいし、非常に見にくいということで抜粋型をつくらせていただいたので、全ての1つずつに……(「公開版は全部載っているということですか」と奥田寛君呼ぶ)
全ていただいた意見をそのままこの左側に、意見内容というのは書いていただいたそのままを載せております。そして……(「公開版はこれではなくて」と奥田寛君呼ぶ)
このA3の142件全てに回答する予定です。議会のほうにお示ししたのは抜粋という形になってございますが、報告ということで142件……(「その際に、計画外やから答えへんみたいな返事をしていないわけですか」と奥田寛君呼ぶ)
全て丁寧に1個ずつ。(「やりとりするのやったら、きちっとせんとあかんで。委員会やろ。委員長、ちょっと注意せなあかんで」と呼ぶ者あり)
45: ●
松木雅徳委員長 奥田寛委員。
46: ●
奥田寛委員 ホームページにはとりあえず全部の質問、全部の意見に対する答えを片っ端から載っけてくださるということですね。今、我々には説明していないけどということですね。
いわゆるその中に、計画のエリア範囲外やから、南北
渋滞の
解消みたいなことをお願いするような話があったとしても、エリア外のことには答えられへんみたいな素っ気ない返事は別にしたりしていないんですか。ちゃんと誠実に答えてくれているんですか。そこを今、説明して。
渋滞をどうやって
解消するのかという漠然とした質問に対して、市役所はちゃんとまともな返事ができるのかということですよ。八木駅周辺で一番課題になっているのは、
渋滞問題なんです。それに答えられへんパブコメなんか意味ないからね。
47: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
48: ● 八木駅
周辺整備課長 八木駅周辺の
渋滞というのは認識してございます。ですから、この南北アクセス道路の整備というのは、今現在、国道24号線にだけ負荷がかかっている状況を
解消し、
渋滞の
解消にもつながるということ、また現在、国道24号線の
渋滞解消の一助となるような目的で、京奈和自動車道の開通によって、交通流動の変化なども当然、考えられるということで、そのあたりを考慮した上で検討を進めていきますというような回答をさせていただいています。
49: ●
奥田寛委員 結局、答えていないわけじゃないですか、エリア外のことについては。だから、そういう返事はあかんと言うておるでしょう。本質的に答えていない。今、この回答はいうたら役所がやりたがっている八木駅北側の立体駐車場を潰して、そっち側を広場にして、国道24号線の行き来をそっち側に通すことによって、
渋滞がちょっとましになるみたいな主張なんですが、何遍も言うてますやん。間違っているから。
そもそも八木駅の駅周辺という駅前広場に通過交通を通したら、駅に対する乗降客の動きを阻害するだけで、根本的な
渋滞解消どころか、駅前広場の前が混雑するだけやから、やったらあかんのですよ。それは都市計画上、常識の概念。なおかつ、今、その話をしていても、駅前広場側に一旦、車が寄ったかとしても、どうせその24号線に戻らんとあかんわけじゃないですか、どこか行く場合に。24号線自体の
渋滞解消に資するとは思えないですよ。
渋滞の
解消策として見当はずれなんですよ。私が
渋滞の
解消策としてこういうことをすべきやというようなことをいろいろ言うた話が今、取り上げられていないのは仕方ないとして、明らかに方向がずれているから僕は言っているわけですよ。これで
渋滞が
解消できるとは思えないから、言っているわけですよ。自分らのやりたいことを強引に主張しておるだけやんか。回答になっていない。ちょっとまともな返事ができる人にかわってもらいよ。そんなエリア外のことはよう言いませんみたいな人じゃなくて、ぼーっとしている部長さんに答えもらったら。(何事か呼ぶ者あり)
ぼーっとしているというのは、自分に答弁が回ってけえへんかのような顔をしてはるという意味で、頭がぼーっとしていると悪口を言うてるんじゃないです。(「言い過ぎや」と呼ぶ者あり)
悪口を言うてるんじゃないですから。
50: ●
松木雅徳委員長 総合政策部長。
51: ● 総合政策部長 24号線の
渋滞解消については、八木駅の中で道路を改良するといったことだけで
解消するような事案ではございません。国道24号線の
解消にまず一番大きな影響を与えるといいますのは、京奈和自動車道の部分の開通になろうかと思います。現在、国のほうでも一定の期間をめどに整備を進めていただいておりますので、本来の24号線の
解消というのはそこを待って考えていくべきにはつながっていくことになろうかと思いますが、以前から附帯決議で八木駅の
渋滞のお話をいただいておりますので、このエリアの中での
解消とする方法についても検討していかなければならないとは考えております。
今、パブリックコメントの回答については、将来、こういうふうになりますという大枠の意味を含めた答えの仕方もあれば、今、
奥田寛委員が求めておられるような個別的なご回答をするといったケースもございますが、まだ、八木駅周辺のまちづくりの基本計画ができ上がっていこうかとしている今の過程におきましては、今後、その個別の事業を具体に進めていくことを検討する過程において、個々の事業については、今、申し上げていた
渋滞の
解消の検討もそういった中でやっていくということになりますので、現時点における基本計画の中でのパブリックコメントとしての回答としては、今後の個別事業としての取り組みとして検討を加えていきますといったような大枠の回答があって、その中に方向性のことを示せるやつについてはお示しをしていると。また、示されないやつについては、当然、書くことができませんので、お答えとしては今後の取り組みの参考としますといった部分だけの回答になっているというのが、今回のパブリックコメントの回答ということになっておりますので、よろしくお願いいたします。
52: ●
松木雅徳委員長 奥田寛委員。
53: ●
奥田寛委員 最後に、前の委員会でさんざん言ったことやから、今それを蒸し返す話はもうしませんが、私の基本的な主張は、あの周辺の
渋滞解消をしようと思ったら、八木駅に対する送迎の車が24号線を通らずに八木駅に寄りつくことができるようなルートをちゃんと市民に対して提案していくこと。それをやること、それに尽きるという話をさせてもらって、パブコメもちゃんと書いている。だから、ホームページで公開されるところの質問に対して、どういう答えを返していただいているのか、僕は興味を持って見守って、また9月議会でその話をさせてもらいますので、よろしくお願いします。
54: ●
松木雅徳委員長 佐藤委員。
55: ●
佐藤太郎委員 2ページの「一方で」からの下のところの意見内容と回答を読んでおりまして、そのとおりだなと思いました。要するに、建物の老朽化と都市の衰退というのは因果関係がないんやという意見があって、わかりましたと。市のほうはそこの文章を「高齢化が進展している状況であり、都市の活力が衰退していくことが懸念される」と変更しておるんですけど、本文を読ませてもらいますよ。これちょっと主語がおかしいかなと僕は思っているんですけど、「一方で、全国的な少子高齢化の状況が本市においても見られ、人口も減少傾向に転じ、大和八木駅周辺においても高齢化が進展している状況で、都市の活力が衰退していくことが懸念される」。これは、要約しますと、八木駅周辺においては高齢化が進展しているから、都市の活力が衰退していくことが懸念されるとなっておるので、要は八木駅周辺の衰退というのが高齢化のせいになっておるんですよ。これはほんまにそうですか。これ、お答えしてもらえますか。これは地元の人に対してえらい失礼なことを言っていることになるのと違うんかなと僕は思うんですよ。お答えしてもらっても、よろしいですか。
56: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
57: ● 八木駅
周辺整備課長 この書きぶり、これは全国的なものですけども、八木駅周辺においても高齢化が進展しているというのは事実、やっぱり高齢化率等を調べて上がっておるんですけれども、それによって活力が衰退していることが懸念ということで、心配しているということを書いているので、地域の皆さんが高齢化が進展しているから衰退しているんですよということではないと考えておるんですけども、懸念ということで、これからの課題かなというような書きぶりで書いておるんですけども。
58: ●
佐藤太郎委員 そしたら、これに書いていますけど、課題で、「将来にわたり、市民、来訪者によって魅力のあるまちとして、課題を解決し、さらなる活気やにぎわいを創出することが求められる」と、これはやってこなかったんは市と違いますか。そもそも僕は思いますけど、大店法の改正があって、郊外にお店が出ていったと。そして、周辺のところの飲食店に力がなくなってきて、人が離れていっているわけで、高齢化が原因と違うと思います。都市政策をもうちょっと検証した上で、これを書いたほうがいいと思うんですけど、その辺はどう思われますか。
59: ● 八木駅
周辺整備課長 佐藤委員がおっしゃるように、大きな店舗が郊外にできて、中心のほうが寂れたということも一つの原因ではあるかと思います。そういうことも本来、書けたらいいんですけども、この課題というのは高齢化だけではないということで、いろんな課題を解決して、今後、活気やにぎわいを創出するということで考えています。
60: ●
佐藤太郎委員 書いてあることは、すごくいいことを書いてありますよ。ただ、これからの時代のことを考えてくださいね。高速道路がつながって、恐らくこの橿原市というのは地方都市では珍しいんですけれども、高速道路が2本通ると。鉄道のほうも4本通っているわけですよね。交通の便が地方都市の中では、やっぱりいいんですよね。そしたら、どうなんねやといいましたら、人を集める訴求力が増えるわけですから、もっともっと郊外の店舗なり、工場が増える可能性があるんですよね。そしたら、民間はどっちに行くかというのを考えなあかんと思うんですよ。ここに書いていますように、八木駅周辺に活力を出すようにくるのか、郊外に出るのか、用地の買収とかも考えても、例えばイオンを広げるとか、そういう話を僕は想定しているんですけど、用地が広げやすいですよね。交通もよ過ぎるので、お客さんの入り様も簡単に考えられますよね。ほんまに真剣に八木駅周辺の活気あるにぎわいを創出することを考えているならば、市全体の考えを教えてもらいたいなと思います。
例えば、市の活力を出させるのを民間にやらせるんやったら、簡単です。容積の上限を超えるしかないんですよ。簡単に言いましたら、分庁舎でやったような手法ですね。高さの撤廃を超えて、容積も超えると。要は、民間が土地を買っても、利用しやすいように制度設計を変えるとか、そういうことにまで踏み込まなかったら、この八木駅とか神宮とかのメイン、サブというんですか、その復興はないと思います。そこまで踏み込んで書くのは無理ですけど、腹に入れて検討したほうがよりいいものになると思います。
61: ●
松木雅徳委員長 うすい委員。
62: ● うすい卓也委員 13項の現庁舎のところの回答案のところで質問します。回答案の最後の一文、「なお、大地震発生時の職員参集の交通手段は徒歩及び自転車等となっているため、影響は少ないと考えています」と書かれているんですが、例えば阪神・淡路大震災のように、午前6時とかそういった時間に地震が起こって、徒歩及び自転車で職員が来られる割合というのは何%ぐらいと把握されているんですか。例えば、大阪とか京都に住まれている職員の方もいらっしゃいますよね。そんな方が地震が起こって、道路が陥落しているかもしれないところを8時間、10時間かけてここに参集してもらうんではなくて、例えばこの本庁舎をベースに半径10キロ圏内に職員の人は何人住まれていて、その割合とかは把握されているかという質問なんですけれども。
63: ●
松木雅徳委員長 総務部副部長兼人事課長。
64: ● 総務部副部長兼人事課長 直接のずばっとした回答ではございませんが、今現在、橿原市内に在住しております職員が全体の44.5%、429人ということになってございます。ちなみに、県外では大阪府が53人、京都府が8人、その他で1人ということになってございます。
65: ● うすい卓也委員 ですから、災害拠点としてこの現庁舎を活用していくのであれば、例えばさっき言ったように、職員の方が橿原市内に全部で非常勤の人とかも合わせて800人ぐらいいらっしゃいますと。その800人全員をフルに活用できるんじゃなくて、こういった形で徒歩で通える、先ほどおっしゃられた44%、440人の人をどう配置するかまでを考えないと、800人いるからそのうち100人はこの地域、災害が起こったときにちょっと見てなとかやったら、それはちょっとなかなか現実的な話ではないし、災害拠点としての活用という形でも不確かかなと思うので、そういったところも踏まえて、改めて始業前に災害が起こって、何人が大体集まれるであろう、それをどういうふうに配置するのかぐらいまでしっかりと考えて危機管理をしていただければと思います。
66: ●
松木雅徳委員長 ほか、ありませんか。大北委員。
67: ● 大北かずすけ委員 7番、8番、八木駅北側の整備ということに関しては、以前も計画が出まして、いろんな案が出て、しばらくはこの分庁舎、本庁舎が終わってから再度、検討しましょうというような状態になっているかと思うんですけれども、そのときには先ほど
奥田寛委員が言っていたように、駐車場を潰して広場にするとかいう案が出ていたと思うんですけれども、そのときに出ていた案の中では、駐車場を改修するとかいうような話は全く出ていなかったと思うんですが、今回は、この形の中で初めて長寿命化計画をつけるとか、改修するとかという話が初めて出てきたんだと思うんです。そこら辺は何か変更があってそういう形になったんですか。それとも、八木駅北側に関してはまだ20年、30年かかるから、それまでの間に何とかするからというような話になっているんですか。そこら辺はどのような計画をもって、このような北側の計画についてこのような回答になっているのかお答えいただきたい。
68: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
69: ● 八木駅
周辺整備課長 ちょっと方向転換したのではないかということなんですけども、この計画を策定するに当たりましては、市民のアンケートであったり、ワークショップを開催して進めてきたところです。そして、この立体駐車場につきましては、さまざまなご意見がございました。実際、早く潰したほうがいいとか、やはりまだまだ使ったほうがいいというような意見がございましたので、本来、今まで潰して広場というような意見もあったと思いますが、それを再度、実際にどういう形がいいのかというのを今後、検討するというような形に、本計画ではさせていただきました。それで、今後5年間につきましては、先ほど申しましたように、立体駐車場が本当に健全な状態かどうかの診断をするという意味で劣化診断をしまして、その結果をもとに検討を進めていくというような形で、まだどういうふうにするかというのは、結論がまだこの計画では定めていないような形でございます。
70: ● 大北かずすけ委員 駐車場のことに関しては、まだしばらく使いますよという話を前回いただいたと思うんです。そのときには診断していなかったんですか、診断せずにそういう回答をいただいているんですか。
71: ●
松木雅徳委員長 総合政策部長。
72: ● 総合政策部長 まず、その前に今回のパブリックコメントとしての意見を出していただく前にご提供させてもらいました参考資料のところに、立体駐車場を潰す案であるとか、あるいは残す案であるとかいうふうな絵を描いた資料も、今回ご提供させていただきました。今、大北委員のほうからは立体駐車場はしばらく残すというようなお話でございますけれども、我々のほうで今後、その立体駐車場をどのようにしていくのかというようなことを検討するのにしばらく期間を要するということでございまして、その結論が出ないことには必然的に残ってしまうという状態になるということでございます。今後、立体駐車場についての調査については、耐震性能はあるというものの、タイルの剥離の問題であるとか、維持管理を進めていく上において必ず最小限でもしなければならない事案はどのようなことなのかといったことも検討しなければなりませんので、そういった全体の調査をやっぱりやっていって、しばらく必然的に残ってしまうという期間を安全に活用するという方向に持っていくための調査を今後していくと、これからすぐにでもやっていきたいとは思っておるところでございます。
73: ● 大北かずすけ委員 安全に施設を運用していただくということに関しては、大変、大切なことだと思いますので、しっかりやっていただきたいと思います。ある意味、その分で、その期間、めどというのはどれぐらいを考えていらっしゃるんですか。以前、言われていたのは、分庁舎がやっと今でき上がりました。次は本庁舎ですよと。本庁舎ができ上がって、それから、北の計画を考えますよとかいうような話になっていたかと思うんですけれども、そこまでいくと、まだこれから5年では無理、京奈和道のことも含めてまだ10年近くかかるんじゃないかなと。知事は30年代半ばと言われていますけど、市のほうはそこまで追いついていないんじゃないかなというような気も私はしているんですが、そういうことを踏まえた中でどれぐらいのスパンをもって考えていらっしゃるのかお答えいただけますか。
74: ● 総合政策部長 お配りさせていただいております資料3の基本計画、6ページになろうかと思います。こちらのほうで、大和八木駅北側再整備事業という事業名を書かせていただいているところで、今、この基本計画上のスキームでいいますと、平成35年から整備にかかりたいというイメージをもったスケジュールを載せさせていただいておりますので、今はここの計画に基づいた流れで進めていきたいと考えているところでございます。
75: ● 大北かずすけ委員 ということは、この部分が始まるということなので、再整備が始まる35年に工事が始まるというわけではないと思いますので、そうするとやっぱり5年、10年、まだ駐車場は活用しなければいけない、潰せないという状態ですよね。そういう認識ということで、今の回答を理解させてもらったんですが、それでよろしいですか。
76: ● 総合政策部長 こちらに書いておりますように、34年度までに検討した結果を整備に反映していくというところになりますので、この35年度から直ちに取り壊しをしますよという状態になることはないかと思いますので、それ以降までの八木駅北側の利用というのは安全に進めていくことになろうかと思います。
77: ●
松木雅徳委員長 ほか、ありませんか。佐藤委員。
78: ●
佐藤太郎委員 裏側のページの一番上のところで、点とドットのところがごっちゃになっているので、ちょっと確認させてもらいたいんですけど、下から3つ目、右側の回答のところで、「こうしたことから中南和の拠点都市として、商業サービス・業務、行政・医療・文化など」と書いてあるんですけど、商業サービス・業務という、この業務というのは何のことを指すのか教えてもらえますか。
ちなみに、その2つ上のところでは、「広域・商業業務」と書いてあるんですよね。ここに単独で業務というのがあるんですけど、何のことを指しているのかなと思って、ちょっとわからないので教えてください。
79: ●
松木雅徳委員長 どれのことですか。佐藤委員、どこですか。
80: ●
佐藤太郎委員 10番の回答(案)の右側のところの下から3つ目です。
81: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
82: ● 八木駅
周辺整備課長 この文言は、市の上位計画の都市マス等から抜粋した部分がございますので、ちょっとそのあたりの整合を図る意味でちょっと確認させていただきまして、ご指摘があったような形、もし修正するようなことができるのであれば、修正させていただきたいと思います。
83: ●
佐藤太郎委員 業務というのは、何のことなんですかということを聞いているんですよ。
84: ●
松木雅徳委員長 総合政策部長。
85: ● 総合政策部長 業務とはどういう内容のことかということでございますが、流通とかの関係とかはそういった業務というような言葉の中に含まれてまいります。物流の関係、運輸、輸送の関係であるとかいうところは、この業務という言葉に含まれているということで。(「わかりますか、こんなん普通の人に」と佐藤君呼ぶ)
それぞれ幅が広くなっておりますので、言葉をひとまとめにしてこういう書きぶりをしているんですけれども、抜き出してもっとわかりやすい言葉が採用できるんであれば、ちょっとそこは検討させていただきたいと思います。
86: ●
佐藤太郎委員 なかなかこの業務ということだけで、物流とかそんなんが思い浮かぶ人はいないと思うので、もうちょっと市民の皆様が読むねんから、わかりやすい言葉になさったほうがいいんじゃないかなと思います。
87: ●
松木雅徳委員長 ほかに。