事業契約第13条において、本件土地に関する調査資料から確認されない、本件契約締結前から存する本件土地の瑕疵に関して、設計変更が生じた場合には、設計変更に生じた追加費用は市が負担すると規定しております。平成28年4月5日に土壌汚染の状況確認を行ってから工事を実施するように指示したところ、基準不適合であるヒ素の存在が確認され、また、施工時にコンクリートがらなどの地中障害物が出てきたことから、6月8日と7月13日の指示書においてこれらを適切に処分することの指示と追加費用については市の負担とする旨の通知をさせていただきました。
平成29年3月3日の
特別委員会及び3月定例会におきまして、これらのことをご報告し、3月23日に基準不適合土壌の処分に伴う追加費用の予算1億3,000万について議決承認をいただいたところでございますが、基準不適合土の処分につきましては、改めて議会において説明することとなっておりました。その後、基準不適合土のことにつきましては、
特別委員会を複数回開催していただき、説明をさせていただいたという経緯でございます。そして、昨年11月20日に全ての基準不適合土の処分が完了した旨の報告を受け、その全ての費用につきましては、1億2,776万4,000円となることを確認させていただき、12月25日に事業契約の変更を行うことを事業者に通知し、12月26日には事業者がそのことの確認を行ったところでございます。
平成30年1月10日に供用開始日を2月13日に早めることと、基準不適合土の処分に伴う増額変更を行う事業契約変更等の仮契約を締結し、1月11日から15日にかけて臨時議会においてご審議をしていただきましたが、1月15日に残念ながら否決されたことは皆様方ご承知のとおりでございます。
そして、1月15日に複合施設の引き渡しを受け、同日付にて定期建物賃貸借契約を市とSPCで取り交わさせていただきました。その翌日の1月16日にはSPCから基準不適合土の処分費用について請求書が提出されたところでございます。
その後、市とSPCにおいて協議を行ってまいりましたが、合意に至らず、2月16日にはSPCから2度目の基準不適合土の処理に伴う追加費用の請求がございました。その請求書には年利2.7%の支払い遅延に伴う損害金の請求が含まれております。我々といたしましても、基準不適合土に係る支払いにつきましては、適正に処理を行い、またその費用は市が負担すると指示していることから、支払いを行う必要があるものを認識させていただいており、SPCからの請求は当然行われるものであるという考えから、市とSPCとの間において仮合意書を2月23日に取り交わさせていただき、今回議案上程をさせていただいたところでございます。
以上が経緯になります。よろしくお願いいたします。
7: ●
松木雅徳委員長 それでは、質疑に入ります。なお、威圧的質問、または関連事項については極力質問を控えてください。
では、質疑はありませんか。
奥田寛委員。
8: ●
奥田寛委員 議会への報告が遅れました、済みませんという話ですが、遅れた理由が述べられていません。理由は結局なんですか。
9: ●
松木雅徳委員長 政策審議監。
10: ●
政策審議監 奥田寛委員さんの質問でございました。この基準不適合土の報告が遅れたことの理由を述べよということでございます。
私ども、先ほど経過報告をいたしましたけれども、その経過の中で、先ほど申しましたように、ヒ素が見つかったということでございました。そのことを我々はまず市長にもご報告いたしました。その際、やはりヒ素ということで心配がございました。もし水に溶けていて井戸とか使っておられる方がおられたらどうだということもありましたので、その命を受けまして我々が調査を依頼して調べたところでございました。
その結果、若干の基準を超える容量が溶けておったということでございました。それを本来であればすぐ報告するところでございましたけれども、我々はそのとき、ご存じのように、東京のほうで豊洲のこともございました。やはり要らぬ風評を立てたり、もし市民に心配をかけるということをまず第一に考えまして、もう一度きちっとして、そして残土の処理ができるようにしてから報告しようということでございました。本来であれば、処理をするに際し予算も必要でございました。本来であれば、きちっと、まず議会に報告した上でさせていただくところでございましたけれども、我々としましては、その当時、判断といたしましては、もう少しきちっとできてから、またどのぐらいの量が含まれておるのか、費用はどれぐらいかかるのかということを確定してから報告しようということで、一部議会にもご報告するべきところでございましたけれども、議会のほうには若干相談をさせていただきましたけれども、やはり今はきちっと報告できるようになるまで待てということでございましたので、我々としましては報告が遅れたということで、大変申しわけなく思っております。
本来、やはりこういうことはきちっとその時点で、議会にまず報告をし、その判断を仰いでするべきでございましたけれども、遅れたということで本当に申しわけございませんでした。
11: ●
奥田寛委員 根本的な部分として、だから片づいてから予算をつけるんやったら間に合わないわけじゃないですか。地方自治法でちゃんと予算を事前に決定するべきであることがうたわれているわけなんでしょう。事業が終わってから報告したって間に合わないじゃないですか。あらかじめその予算をちゃんと契約変更して上げて、決をとらんとあかんという気持ちがあったのかなかったのかです。どこまでもコンプライアンスの話ですよ。違法なことをやりましたとは、あなた方、今一言も言っていないわけですよ。違法なことをやったという自覚があるのかないのか。端的にそれだけでいいです。
12: ●
政策審議監 今、
奥田寛委員から厳しいご指摘でございました。コンプライアンスが欠けとるのではないかということでございました。
一部、確かに今、私も謝りましたけれども、その面は免れないところであったと思っております。
ただ、どれぐらいの費用が要るのか、またどれぐらいの土の量があるのかということをやはりまず知った上で予算を計上していきたいと考えておりましたので3月になったということで、やはり本来であれば12月の時点で、大体この土を掘る時点でわかっておる面積、土の量と予算的な規模というのが若干わかっておりましたので、その点においてきちっと報告すべきであったということは、我々ができなかったということは、まさに今、
奥田寛委員お述べのとおりでございます。これについては謝罪いたします。
13: ●
奥田寛委員 だから、端的にその一言だけ聞いています。違法なことをやったと思ってはるのか思っていないのかそれだけ。
14: ●
政策審議監 違法なことをやったのかということでございますけれども、我々はそこまでは思っておらないということでございます。なぜならば、予算を立てるに際しましても、当然のごとくどれぐらいの費用が要る、どれぐらいの規模だということをまずやっぱり算定する必要があるということで、やっぱり土があったということはわかっておりましたけれども、どれぐらいの範囲でどれぐらいの量でどれだけの費用が要るんだということを確定してから上げるというのもやっぱり予算の1つでございます。当然、それであれば、今、
奥田寛委員の言葉をおかりしますれば、やはりきちっと12月補正で本来上げるべきではなかったかということになると思いますけれども、我々そこの判断が遅れたということでございます。まことに申しわけございませんでした。
15: ●
松木雅徳委員長 佐藤委員。
16: ●
佐藤太郎委員 違法云々かんぬんじゃなくて、行政上の手続を間違えたということですよね。そう言うてくださいよ。
17: ●
松木雅徳委員長 政策審議監。
18: ●
政策審議監 今、佐藤委員、ご指摘ございました。手続上誤ったんだということでございます。まさにそのとりでございます。
ただ、違法かどうかというのは、しつこいようでございますけど、そのつもりはございませんでした。
19: ●
佐藤太郎委員 政策審議監、きょうの議題というのは不当利得返還請求なんですよね。これはどういうことかといいましたら、12万人都市の橿原市が工事をお願いして金を払いませんでと業者さんに言われているんですよね。これを本当に深く反省してくださいね。何でかと言いますと、こんなことをしとったら、もう橿原市の公共事業を受けてくれる業者がなくなってきますよ。この原因は、今おっしゃってはるように、ヒ素のことが出てきたけど工期もあるし風評被害もあるし先にやってしまえとしてやってしもて、議会の報告が遅れたということです。こうなってしまったら、結局議決がとれへんかったら無権代理になって、市としたら、法律用語でいうたらすごく不安定な状態になるんですよね。こんなことをしとったら、ほんま、ロシアンルーレットなので、議決とれたらセーフやけどとれへんかったら誰か払うというね。これをずっと僕は言うてますよね。僕はこんなん行政と違うと思っていますので、ほんまによう反省してくださいね。こんなのはもう一生したらあきませんで。お願いします。
20: ●
政策審議監 今おっしゃるとおりでございました。我々としましても十分反省し、これから橿原市の名を汚さないようにやっていきたいと思っております。申しわけございませんでした。
21: ●
松木雅徳委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
22: ●
松木雅徳委員長 これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
23: ●
松木雅徳委員長 これをもって討論を終わります。
これより、本件について採決いたします。
本件は原案どおり可決すべきであると決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
24: ●
松木雅徳委員長 ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決すべきであると決定しました。
以上で本委員会に付託されておりました議案の審査は終了いたしました。
日程第2
八木駅南市有地活用事業における賃貸借契約の経緯について
25: ●
松木雅徳委員長 続いて、理事者から
発言許可を求められていますので、許可いたします。
八木駅
周辺整備課長。
26: ●
八木駅
周辺整備課長 八木駅南市有地活用事業におきます賃貸借契約の経緯についてご報告させていただきます。
複合施設「ミグランス」について、その宿泊施設部分につきましては、市とSPCとの間において定期建物賃貸借契約を平成30年1月15日に締結させていただき、SPCが宿泊施設の運営企業であります株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントに賃貸したことの通知を受けたのが平成30年1月17日でございます。
また、同じく飲食物販施設等につきましては、宿泊施設と同様で、市とSPCとの間において定期建物賃貸借契約を平成30年1月15日に締結させていただき、SPCが飲食物販等施設の運営企業である株式会社東急コミュニティーに賃貸したことの通知を受けたのが同じく1月17日でございます。
また、飲食物販等施設につきましては、平成30年1月17日にSPCから飲食物販等施設の運営企業であります東急コミュニティーが実際に運営する株式会社徳に委託する旨の通知を受けるのと同時に、株式会社徳に転貸する旨の承諾願いが提出されました。これにつきましては、関係部署との連携を図り、また提出書類を確認させていただいた結果、転貸すべきであるとの判断をさせていただき、平成30年2月7日に転貸についての承諾をさせていただいたという形になっております。
この市の事前の承諾につきましては、市長部局による決裁行為によって承諾させていただいたところでございます。
27: ●
松木雅徳委員長 説明に対し、質疑はありませんか。佐藤委員。
28: ●
佐藤太郎委員 僕はこれを何回も聞いていますけど、何で転貸借するときにカンデオは第三者にならずに徳だけが第三者になるかがちょっと理解できないので、説明してもらってもよろしいですか。
29: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
30: ●
八木駅
周辺整備課長 締結しました定期建物賃貸借契約書第4条第1号で、市の事前承諾なく本物件の一部または全部を第三者に転貸することは禁止しておりますが、事業契約第61条において、事業者は運営業務を運営企業に委託し、または請け負わせて実施すると規定しており、また募集要項等に関する質問、回答で、第三者に構成企業や協力企業を含まないと回答しており、構成企業であります東急コミュニティーや協力企業であるカンデオ・ホスピタリティ・マネジメントにSPCが施設を転貸することは契約書第4条第1号に定める第三者に転貸することには該当しないということで考えております。
31: ●
佐藤太郎委員 この事業契約書の相手方というのはSPCでございまして、SPCの株主というのは大林と梓と東急ですよね。書面上はカンデオのお名前が何カ所か上がってきていますけど、これ、捺印権者じゃないんですよね。これ、本当にカンデオが第三者でなくていいんですね。これを今明確に答えてもらえますか。
32: ●
八木駅
周辺整備課長 事業契約書に協力企業カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントと記載されていることから、必要ないと考えております。
33: ●
佐藤太郎委員 第三者か第三者じゃないかというのはわかりづらいと思いますのでわかりやすくしますと、市が直接契約しているのか契約していないかという話なんですよね。カンデオにつきましては、今市が直接契約している相手やということを言っているんですよ。わかっていますか。徳は第三者になるけど、カンデオは違うんやと。直接契約してるということになるんですよね。そうですよね。
答えてくださいよ。今、首を振ってはりませんか。どうぞ。僕が言っていることが違うんやったら答えてもらえますか。
34: ●
松木雅徳委員長 総合政策部副部長。
35: ● 総合政策部副部長 まずこの事業につきましては、PFI事業ということで募集要項を発表して、その中でコンソーシアムを組んで提案をされているものでございます。その中におっしゃっているカンデオ・ホスピタリティ・マネジメントは協力企業として応募されて、それが優先交渉権者として認められて、その後契約を結んでいったわけでございます。
そして、その手続の中で、募集要項の中なんですけども、市は事業契約等に向けた市及び優先交渉権者の義務等について定める基本協定を優先交渉権者として選定した応募グループの構成企業と締結、その後優先交渉権者が設立したSPCと仮契約を締結するというふうに位置づけておりまして、当初から協力企業との契約締結については予定していなかったということでございますので、現在進めさせていただいている形で進んでおります。
36: ●
佐藤太郎委員 そしたら、このホテル部分に関して言えば、何でSPCが間に入るんですか。今のお話でしたら、いいですか、契約の相手方でも違う、第三者でもないと。それなら、この人は何者ですの。
相手方か第三者か、これ、契約書の用語なんですけど、どちらかで答えてもらえませんか。
37: ● 総合政策部副部長 確かに佐藤委員おっしゃるように、SPCと事業契約を結んだ相手方にカンデオ・ホスピタリティはなっておりません。実際にSPCからカンデオ・ホスピタリティに転貸することも事実でございます。
ただし、定期建物賃貸借契約書第4条に定めておる第三者には該当しないと考えております。
38: ●
佐藤太郎委員 そしたら、もともとカンデオさんが入ってくるのを承認してこの事業が進んどるやろうと。だから、契約の相手方じゃないけど全く知らない第三者じゃないというお話ですか。もう平成27年の3月の議会のときにカンデオさんが入ってくるという説明をちゃんとしとるので、ちゃんと承認しとるので、市としたらその分の承認はとったという第三者ということなんですか。それでよろしいんですか。
39: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
40: ●
八木駅
周辺整備課長 そのとおりでございます。
41: ●
松木雅徳委員長 佐藤委員。
42: ●
佐藤太郎委員 そしたら、議員の仲間とか一般の人から、僕、ちょっと聞いたんですけど、このホテルの運営についても全部承認したということになるんですよ。それでよろしいんですよね。
ここのホテル、139室ありますけど、市役所の上にありますよね。中で18禁のいわゆる有害と言われるビデオの放映がされているんです。市役所の上ですよ。わかっていますか。全部承認しているんですよね、市は。このホテルがやっていること。僕、単なる第三者で床貸ししていると思っていたからまあいいのと違うかなとか思っていたけど、今のお話を聞いたら、3年前から承認しているという話です。市役所の上ですよ。やっていることを全部承認しているんでしょう。どう思いますか。市役所の上でそういう有害ビデオが各居室にあると。こういう市役所、日本中にありますか。
43: ●
松木雅徳委員長 樫本委員。
44: ● 樫本利明委員 今の議論、きょうのこの議第26号の和解についての、これはさっきしましたね。今のこれは何ですか。説明ですか。それとも、この議案の中の案件に入っているのですか。(「入っていません」と呼ぶ者あり)(「別です。その他で」と呼ぶ者あり)
45: ●
松木雅徳委員長 だから、議第26号は今終わったやんか。それで、今の説明を聞いて、もしも質疑が……。
46: ● 樫本利明委員 その説明はわかるけど、ただ説明をするだけですか。それとも、後でこれも「異議ありませんか」とか、そういう決を……(「ない」と呼ぶ者あり)
47: ●
松木雅徳委員長 これに対しての質疑はある。(「決はとらへん」と呼ぶ者あり)
48: ● 樫本利明委員 決はとらへんのやったら、これ、説明を受けて、そら、「意見はありませんか」と言うのはいいけど、こんな議論、ずっと進めていくのですか。
49: ●
松木雅徳委員長 説明していく。みんなが納得せえへんやん。それならまた……。
50: ● 樫本利明委員 いや、これはこれで説明だけしておいて、また日を変えてとかそれはないの。
51: ●
松木雅徳委員長 それでもいいんや。
52: ● 樫本利明委員 それは委員長の判断やけど。(「もうそうしてもらいましょう」と呼ぶ者あり)
53: ●
松木雅徳委員長 そしたら、この件に関しましては……(何事か呼ぶ者あり)
とりあえず佐藤委員のあれを。
54: ●
佐藤太郎委員 わかっていますよね。僕は床貸しと聞いていたんですよ。ずっとそう説明していましたやんか。違うと。3年前から全部承認しているわけでしょう。そしたら、この状態というのを。
そうですよね。ほんまにこんな市役所ありますの。僕、ネットで調べたけど、ないんですよ。市役所の上にそういうビデオがずっとあると。ほんまに承認していましたか。床貸しと違いますの。(「ずっとおかしいと言うてたやないかい」と呼ぶ者あり)
いや、床貸しやのに床貸しと違うというので質問していますねんで。承認しておるわけですよね。
55: ●
松木雅徳委員長 八木駅
周辺整備課長。
56: ●
八木駅
周辺整備課長 床貸しは床貸しなんですけども、事業契約で、業務として独立採算業務ということで運営企業に業務を運営するという形になってございます。
57: ●
松木雅徳委員長 佐藤委員。
58: ●
佐藤太郎委員 市役所の上にあるということは税金で建てているわけですよね、全部。なのに、何も言わへんということを言っているんですよ。独立採算業務やから上の部分に関して言えばカンデオさんの好き勝手にできるということをおっしゃってはるんでしょう。ほんまにそれでよろしいんですか、橿原市の職員さんとして。いいんですか。市役所の上にいいものを建ててもらったと言いながら、こんなのでよろしいんですか、ほんまに。いいんやったら大きな声で「よろしいです」と言うたらよろしいですやん。
59: ●
八木駅
周辺整備課長 基本的には独立採算業務ということで運営企業のほうが業務をしていくわけなんですけども、今委員がおっしゃったような市の施設の上でやることがふさわしくないというような業務につきまして、もししているようでございましたら事業者にも確認しないといけないと考えます。
60: ● 樫本利明委員 委員長、これは何か采配してあげないと、このままいったら。
61: ● 細川佳秀委員 そんな答えをしておったらあかんぞ。
62: ● 樫本利明委員 課長、そんな余計なこと言わんほうがいいよ。
63: ● 成谷文彦副委員長 事実を確認したんですか。そこから行かなあかんやろ。
64: ● 細川佳秀委員 ちょっと事実を確認して、きちっとした答えを返してあげよ。ちょっと休憩しよう。
65: ●
松木雅徳委員長 暫時休憩します。
午前10時39分 休 憩
───────────────
午前11時12分 再 開
66: ●
松木雅徳委員長 再開いたします。
理事者からの説明。総合政策部長。
67: ● 総合政策部長 休憩前の委員会において出ていた質問について2点ほどお答えさせていただきたいと思います。
まず1点目の宿泊施設、株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントさんのことでございますが、こちらについては今回の事業の協力企業であり実際に宿泊施設を運営していただいている企業でございます。前にもお答えしておるかと思いますが、募集要項の質問と回答の中で協力企業は転貸することを禁止する第三者には含みませんといった回答を1つ行っているということから、カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントさんにつきましては第三者ではございますが、転貸の承諾の要らない第三者ということでご理解のほどよろしくお願いいたします。
それから、2点目の未成年には好ましくない映像のことでございますけれども、我々のほうもそこまでの認識は持っておりませんでした。実際にそういうことが行われているといったことも存じ上げておりませんでした。その点については申しわけなかったと思っております。
そのことをお聞きいたしましたので、市の内部でもやはり少し時間を頂戴して検討すべきであるというふうに認識いたしておりますので、そういう対応をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
68: ●
松木雅徳委員長 ほかに。原山委員。
69: ● 原山大亮委員 そのことはあれですけど、今ちょっと転貸借の話が出ましたので、あわせて質問なんですけど、さきの1月15日の議会で、その転貸借に関して株式会社徳さんの外部監査の結果であるとか内容に関して十分な説明がなかったという認識でおるのですが、その後その転貸借、業者である徳さんに対して何らかの措置は講じられたんでしょうか。
70: ●
松木雅徳委員長 文化振興課長。
71: ● 文化振興課長 その後、聞き取りをいたしております。それで、少しお時間を頂戴いたしまして、その聞き取り後のことについてこちらでご報告させていただいてもよろしいでしょうか。資料をご用意いたしておりますので、配付させていただいてもよろしいでしょうか。
72: ●
松木雅徳委員長 はい。
73: ● 文化振興課長 済みません、ありがとうございます。それではお時間を頂戴しまして、お席のほうに配付させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(資料配付)
74: ● 文化振興課長 ただいまお手元に配付いたしております資料につきましては、説明が終わりました後に回収させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ご説明させていただきます。
1月12日の
特別委員会におきまして、「ほうらんや」の収支報告書の監査結果を報告させていただきましたが、その後監査内容の詳細につきまして聞き取りを行いましたので、ご報告させていただきます。お手元の資料をごらんください。
「ほうらんや」の収支報告書の監査の目的は、収支報告書が適正に作成されたものであるかを確認するものでございます。適正に作成されたことを確認するための判断基準として、収支報告書に「ほうらんや」の全ての収入が計上されていること、そして支出経費に「ほうらんや」以外の経費が含まれていないこと、そして「ほうらんや」に賦課されている本部費が適正な基準で賦課されていること、この3点が基準となります。この3点を確認するために各台帳と証憑書等を突合、確認することによりまして、収支報告書が適正に作成されていることが確認できます。
そこで、実際の監査としましては、最初に「ほうらんや」を含む各店舗、部門の収入、収支項目が
一覧となっている会社全体の部門別総括表記載の収支総額と株式会社徳の決算書記載の決算額が一致することを確認し、あわせまして部門別総括表の「ほうらんや」部分の収支内容と収支報告書が一致していることを確認いたしております。
次に、収支報告書の内容を確認しております。支出科目について、勘定科目ごとの各取引明細が記載されている総勘定元帳と収支報告書を突合し、その総額が一致していることを確認した上、総勘定元帳に記載されている「ほうらんや」の各取引明細と各経費の請求書、領収書等の証憑書類を突合し、合致していることを確認し、「ほうらんや」以外の経費が含まれていないことを確認しております。
また、収入につきましては、「ほうらんや」の収支報告書の月次売上とPOSシステムから出入力された月次売上報告を突合し、あわせて売り上げの明細が記載されている種別取引先元帳とPOSレジシートを突合し、合致していることを確認し、収支報告書に「ほうらんや」の全ての収入が計上されていることを確認いたしました。
次に、本部費についてでございますが、本部費は会社全体を運営するために発生する共通経費であるため、全体の売上高に対する各部門の売上高の比率で按分する方法をとっておりますが、本部費を賦課する場合に一般的に行われている方法であるため、合理性があると判断されておられます。
また、株式会社徳全体の売上高に対する「ほうらんや」の各年度の売上高の割合を部門別総括表記載の本部費総額に乗じたものが「ほうらんや」の収支報告書の本部費となっておることも確認いたしております。
それからもう1点、赤字でも営業を継続する理由を会計士にお聞きいたしております。
それは、会社が複数の店舗や部門を運営する場合、その1つの店舗の売上高から店舗の運営経費を差し引いた額を貢献利益といいますが、これが黒字であれば会社にとっての必要経費である本部費を負担することができ、その店舗、部門が会社全体の運営に貢献することとなります。その結果として営業を継続する意味があることになります。「ほうらんや」においても貢献利益が黒字であることから、営業を続ける理由となっております。
各支出経費の主なものは、この資料に記載したとおりとなっており、それぞれ請求書、領収書、給与明細
一覧表などをサンプリングで確認し、台帳等と合致していることを確認していただいております。
以上、ご報告いたします。
75: ●
松木雅徳委員長 原山委員。
76: ● 原山大亮委員 ざっと説明してもらって、皆さんまだ報告書をお読みになられとるのであれですけど、まずはやっぱり最初のその報告の仕方があまりにもずさんやったと思うんです。当初の説明の
文書からしたらこの
文書は大変しっかりできていると思います。これ以上内部のことに関して、まだ意見していくような状態にもないと思うし、これをもって説明してもらったら納得できる部分もあるんです。だから、最初の対応がまずずさん過ぎたということは素直に受け入れてもらって、以後気をつけていただきたいというのと、もう1つはやっぱり原因やと思うんですよ。要は減免措置をずっと続けた状態で長年運営してきたということに市民の方からも疑問の声が出ていたのが事の発端なんです。だから、今、徳さんの契約、たしか3月で切れるはずですから新しい業者の選定にも入ってくれとると思いますけど、行政財産の目的外使用のあり方、それから運営の仕方についても長年減免措置を講じてもらわんと運営していかれへんような状態をつくっているのは一部市にも責任があるわけですから、そこの部分に関してはやっぱり、飲食施設を置きたいのやったら飲食施設を置けるような環境をこしらえていかなあかんと思うんです。今の状況でぱっと見たらもう一番の悪条件は何やろう。一番上です。5階にあるというね。普通の一般客は入りにくい状況です。万葉ホールを使用する人らだけで十分やっていけるというような仕組みやったらいいけど、それがいかへんからそんな減免措置を講じる状態になっとるわけですやろ。そんな中でも、飲食店、どうしても置きたいというのやったらいろいろほかのものも考えたらいいのと違うかということは意見させてもらいましたけど、最終的にこの間の公募の公告とか見とったらまた飲食店という条件を出されていましたから、それやったらそれで飲食店の方が経営しやすい、もうけ倒してもらってとかそんなの言いませんけど、普通の状態で普通に営業していける状態を考えながら行政財産の目的外利用を運営していくべきではないかと思います。
77: ●
松木雅徳委員長 ほかに質問。
奥田寛委員。
78: ●
奥田寛委員 ついでのようで恐縮ですが、公募の状況はどういう感じで進んでいますか。どれぐらい手が挙がっていますの。ものすごい応募期間の短い唐突な公告でしたやんか。実際今入っている業者以外どこが手を挙げてこられるのかなぐらいの。実際、だからどれぐらい挙がっているのか教えてください。
79: ●
松木雅徳委員長 文化振興課長。
80: ● 文化振興課長 ただいま公募をいたしておりまして、ご存じのように2月1日に告知してそれから1次の募集、そして最終的な意思確認ということで2月28日に締め切っております。
現在予定しておりますのが、3月15日に選定委員会を開催したいと思っておりまして、今、何社募集かということをおっしゃっておられますが、選定委員会前でございますので、選定委員会に影響してはいけないので、この場では差し控えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(「1日から14日で参加表明してその後にあれやろ。28やろ。28まで1カ月間あったみたいな言い方しとるけど、公告は14日しか打っていないで」と呼ぶ者あり)
申しわけございません。まず14日までに意思表明をしていただき。(「1週間しかなかったんやで」と呼ぶ者あり)
1週間。はい、1日から14日で意思表明をしていただきまして、その後、質疑を受けて最終意思確認ということで28日で締め切らせていただいているような次第でございます。
81: ●
奥田寛委員 だから、嫌みを言って恐縮ですけれども、何でそんなにせっぱ詰まったスケジュールでやらんとあかんのかという理由を教えてください。これの件が問題になっているみたいな、昨年のうちからですやんか。入札をやりますみたいな、年度当初から態度を決めてやろうと思ったらできたはずです。実際のところ、4月オープンでなくても別に構わへんわけですよ。そんなもの、今入ってもらっている「ほうらんや」さんが入る前、杵屋とかが入っていましたけれども、1年ぐらい誰も入っていない時期かてあったわけじゃないですか。きっちり詰めてずっと営業し続けていないとあかんて、そんな義務みたいなものは市の側にありませんねん。むしろきちんと準備期間をとって市内中にちゃんと告知をして、ほんのたかだか月々5万、6万円ぐらいで仕事をここでできるかもしれませんと市内の業者さんにちゃんとアピールするべきと違いますの。このスケジュールであかん理由みたいなものは何もないでしょう。それが、理由があるからこうしているのやというのやったら、そこをちゃんと説明してほしいですね。
82: ● 文化振興課長 もう少し急ぐべきではなかったのかということで、大変申しわけございません。委員会の場でいろいろとご意見を頂戴し、それ以降さまざまな目的なども考え、事務手続にいろいろ検討した結果、最終今の時期になったということでご了承願いたいと思います。(何事か呼ぶ者あり)
済みません。(「ええわ、ええわ」と呼ぶ者あり)
83: ●
松木雅徳委員長 次。まだ理事者側の報告があるので。総務部長。
84: ● 総務部長 ミグランスにつきまして、オープンさせていただきまして、大変ご好評をいただいております。
ただ、その中で、市民の方からの、また議会のほうからもいろんなご意見も私のほうにも寄せられております。その中で、特にご意見をたくさん承りましたのが、お風呂について、「いつから市民の方が入れるんですか」というお問い合わせもいただいております。現在、業者さんのほうと協議中ということですので、明確な時期でありますとか時間帯、料金の関係についてはまだお答えできる状態にはございませんが、市民の方にもお使いいただけるように現在調整させていただいておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
85: ●
松木雅徳委員長 以上で説明を終わります。
なお、委員会の報告につきましては、全文委員会録とし、委員長にご一任願いたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
86: ●
松木雅徳委員長 ご異議なしと認め、そのように決しました。
これをもって本日の委員会を閉会いたします。本日はどうもご苦労さまでした。
午前11時30分 閉 会
発言が指定されていません。 Copyright © Kashihara City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...