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  1. 橿原市議会 2018-03-01
    平成30年3月定例会(第2号) 本文


    取得元: 橿原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 平成30年3月定例会(第2号) 本文 2018-03-07 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 159 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 2 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 3 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 4 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 5 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 6 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 7 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 8 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 9 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 10 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 11 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 12 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 13 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 14 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 15 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 16 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 17 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 18 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 19 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 20 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 21 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 22 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 23 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 24 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 25 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 26 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 27 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 28 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 29 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 30 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 31 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 32 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 33 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 34 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 35 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 36 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 37 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 38 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 39 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 40 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 41 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 42 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 43 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 44 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 45 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 46 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 47 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 48 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 49 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 50 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 51 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 52 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 53 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 54 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 55 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 56 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 57 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 58 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 59 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 60 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 61 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 62 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 63 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 64 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 65 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 66 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 67 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 68 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 69 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 70 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 71 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 72 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 73 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 74 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 75 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 76 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 77 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 78 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 79 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 80 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 81 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 82 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 83 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 84 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 85 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 86 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 87 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 88 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 89 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 90 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 91 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 92 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 93 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 94 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 95 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 96 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 97 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 98 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 99 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 100 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 101 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 102 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 103 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 104 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 105 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 106 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 107 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 108 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 109 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 110 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 111 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 112 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 113 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 114 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 115 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 116 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 117 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 118 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 119 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 120 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 121 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 122 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 123 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 124 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 125 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 126 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 127 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 128 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 129 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 130 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 131 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 132 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 133 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 134 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 135 :  ◯17番(槇尾幸雄君) 選択 136 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 137 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 138 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 139 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 140 :  ◯19番(原山大亮君) 選択 141 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 142 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 143 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 144 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 145 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 146 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 147 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 148 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 149 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 150 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 151 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 152 :  ◯8番(西川正克君) 選択 153 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 154 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 155 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 156 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 157 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 158 :  ◯議長(たけだやすひこ君) 選択 159 :  ◯議長(たけだやすひこ君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:               午前10時07分 開議 ◯議長(たけだやすひこ君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              日程第1 市長の施政方針演説 2: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第1、平成30年度の市長の施政方針演説を聞くことにいたします。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 3: ◯市長(森下 豊君) 本日ここに、橿原市議会3月定例会が開催され、平成30年度当初予算案をはじめとする諸議案のご審議をお願いするにあたりまして、私の施政方針を述べさせていただきます。  早いもので、私が市政にあたらせていただき、10年余りが経過いたしました。3期目の折り返しを過ぎ、平成30年度は、今まで進めてまいりました多くの事業の検証を行うとともに、懸案事項や新たな課題の解決に向けて取り組んでまいりますので、市民の皆さま、議員各位のご理解と、より一層のご協力を賜りたいと存じます。 「はじめに」  昨年12月に「平成29年度 第4回奈良県・市町村サミット」が開催され、奈良県からは「奈良インバウンド観光戦略20年ビジョン」(素案)について報告がありました。ビジョンでは、20年後には、リニア中央新幹線の停車駅の奈良県設置、京奈和自動車道の整備の促進、訪日外国人(インバウンド)需要は止まることを知らず増幅を続けるなどと示されています。ビジョンにおける目標値として、2037年の外国人観光客数を平成28年の165万人から660万人に、外国人延べ宿泊客数を平成29年の30万人泊から660万人泊にする目標を掲げています。  20年後にリニア新幹線が開通いたしますと、本市から首都圏までの移動時間が大幅に短縮され、国内外の人々との交流や活動が拡大し、本市のまちづくりのしくみ、人々の流れも大きく変化することから、「20年先を見据えたまちづくり」を展開していく必要があります。  このような流れの中で、本市は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け日本に対する海外からの注目が高まる中、カザフスタン共和国のホストタウンに登録されました。同年は「日本書紀編纂1300年」という大きな歴史的節目にあたる年でもあり、また「橿原神宮 御鎮座 130年記念大祭」の奉祝行事も予定されていますので、本市の認知度の向上に努めてまいります。  先人から受け継がれてきた豊かな自然・歴史・文化をまちづくりに生かし、国内外の多くの人々、情報、文化が交流する活力と魅力にあふれたまちを目指し、奈良県や周辺自治体とも連携・協働し、未来に向けた新たな出発の年として市政を推進してまいります。  今年の干支は「戊戌」でございます。様々なことが始まる年、変革の年であるといわれています。平成30年の60年前、戊戌の年でありました昭和33年には、皇太子様と美智子様がご婚約され、最も注目されたのは、皇太子妃がはじめて民間から選ばれたことでした。また、経済では岩戸景気の好景気に入っていった年であり、東京タワーが当時の世界一の高さ333メートルで完成したのもこの年でありました。今年、その巡り合わせかどうかわかりませんが、本市のシンボリックな建物となる複合施設「ミグランス」が完成いたしました。  公募により決定いたしました愛称のミグランスとは、トビの学名「ミルヴスミグランス」から名付けられたものであり、本市の市章であります金鵄をイメージしています。奈良県内で一番の高さを誇るこの施設が、これからもっと高いところへ、上に向かって新しい時代へ羽ばたいていくという意味がこめられています。  2月13日に市役所分庁舎がオープンいたしました。分庁舎には、ライフイベント業務を取り扱う市民窓口課、保険医療課、子育て支援課、税務課などの13の課が入り、市民サービスを一体的に行います。1階に設けました市民窓口課では、住民票、印鑑登録証明書など従来市民課で取り扱っていました証明書に加え、課税証明書、納税証明書などの発行業務も取り扱い、戸籍の届出、児童手当、子ども医療助成の手続きなど、市民生活に密着した窓口サービスを一括して受けていただくことができます。また、来庁された方に用件を伺い、的確に案内するとともに、申請書やオーダーシートの記載をサポートするフロアーマネージャーも配置し、これまで以上のサービスの向上に努めています。  「窓口での待ち時間の短縮」「窓口機能の集約化により、たらいまわしを防ぐ」を目的として「便利で分かりやすく、親切な窓口サービス」をコンセプトに整備いたしました分庁舎におこしいただき、その利便性を実感していただければと思っています。  奈良県からの事務権限移譲により、本年4月から旅券交付を担当することになり、ミグランス内に奈良県で初となる市設置の「橿原市パスポートセンター」を開設いたします。これまでパスポートの申請にあたっては、市役所で戸籍謄本等を取り、県の旅券発行窓口で申請する必要がありましたが、本籍及び住所が本市にあれば1か所で手続きを済ませることができるようになります。パスポートの交付は、平日に仕事が忙しい利用者も多くおられますので、仕事を休むことなく受け取れるよう「平日の交付時間延長」「日曜日の交付」も実施いたします。パスポートセンターの開設により、利用される方にとって、移動のための時間や交通費など負担軽減となり、利便性の向上となります。
     また、ミグランスには、市役所の一部機能にとどまらず、139の客室を備えた宿泊施設、国の名勝である大和三山を一望できる展望室、市民活動の促進や地域経済の活性化に寄与するコンベンションルーム、市民参画の場として多様な活用ができる屋内交流スペースなどを設置いたしました。ミグランスは中心市街地の活性化や、本市はもとより県中南和地域の広域観光振興の拠点として、これから大きな役割を担ってまいります。  近鉄大和八木駅周辺地域の活性化を図るため、本年2月に「八木駅前商店街振興組合」と包括的な連携協定を締結いたしました。これからは、本市と振興組合が、商業振興、交通対策、屋外広告物等の景観対策、防犯対策など多岐にわたる分野で連携・協働することで、地域の活性化を図り、近鉄大和八木駅が「関西のハブ機能」となるよう、力をあわせて努力してまいります。  平成29年のインバウンド(訪日外国人)は2,800万人を超え、政府は平成32年には4,000万人に引き上げる目標を掲げています。訪日外国人の増加で首都圏や関西圏を中心にホテルの稼働率は年々高まり、受け皿をどう広げるかが課題となっています。  「橿原市観光基本計画」では、平成31年の市内宿泊施設での年間宿泊客数の目標を20万人としており、宿泊施設が新規開業することにより、市内の既存の宿泊施設とも共存共栄を図りながら、中南和観光の拠点としての役割を担い、さらに、集客による経済波及効果や新たな雇用の創出などにつながることを期待しています。  本市を含む飛鳥地方、あるいは中南和の本当の良さと日本の歴史に占める位置を理解していただくため、宿泊していただき、ゆっくりと見て回っていただき、おいしい空気、おいしいお水、おいしい食事をじっくりと実感していただきたいと思います。  平成30年度においては、「橿原市第3次総合計画(後期基本計画)」に位置づけた事務事業を着実に推進するとともに、これからの本市の方向性を示す、各種施策の最上位計画となる次期総合計画の策定作業を進めてまいります。  また、地方創生の実現と人口減少の克服に取り組むための「橿原市人口ビジョン」と“みんな 活躍するまち・かしはら”を基本理念とし、本市が取り組む基本的方向や、具体的な施策を取りまとめた「橿原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を平成28年3月に策定いたしました。今年度につきましても、この総合戦略に掲げた4つの基本目標の達成に向けまして、本市の特性と多様な地域資源を活かした具体的な施策を、歩みを止めることなく重点的に進めてまいりたいと考えています。  さらに、複雑多様化する市民ニーズへの対応や、より効率的な行政運営のため、引き続き近隣市町村との広域連携を推進してまいります。市民の皆さまに愛着・親しみを持っていただけるまちとして、本市を再認識いただくとともに、今後の持続的な市政発展に向けた取組を積極的に進めてまいります。  平成30年度当初予算の主な事務事業について、総合戦略の4つの基本目標に関連付けながら概略を説明いたします。 「地域の特性を活かしたしごとをつくる」  中南和地域の中心的な都市として、中心市街地における賑わいの創出として、橿原商工会議所と連携し、空き店舗等を活用して開業する事業者や新規創業する方に対し、店舗の家賃、改築・改装費の一部に補助金を交付し支援いたします。  中小企業対策といたしましては、経営を安定させ、設備の更新等を促進する特別小口融資の貸付枠を15億円分、急激な経済情勢の変化などに対応する事業資金として緊急融資の貸付枠を5億円分、本市において創業する方を対象に創業支援融資の貸付枠を1億円分、引き続き確保いたします。  また、経営に必要な知識の習得や事業計画の作成を支援する「かしはら創業塾」を開催することで、創業しやすい環境づくりを推進するとともに、「かしはらビジネス商談会」を開催し、県内外から多数の企業を集め、商談会・展示会・相談会を通じて、より多くの企業が商談の機会を得られるよう、新しい販路を開拓する場を提供し、ビジネスチャンスの拡大を支援いたします。さらに、小規模事業者支援の一環といたしまして、消費者の個人消費意欲を喚起し、市内事業所の売上げの増加による地域経済の活性化を図るため、引き続きプレミアム商品券を発行いたします。  中小事業者の育成と地域経済の活性化及び全国への本市の魅力発信を目的といたしまして、昨年度に橿原市ふるさと納税特設ホームページを開設いたしました。本市特産の食品や商品等の返礼品の充実を図るとともに地域の特性を活かした返礼サービスとして、人間ドック受診、市内ホテル宿泊券、古墳をめぐるツアー等も企画し、本市への誘客を図ります。ふるさと納税の啓発により、「日本国はじまりの地 橿原」を全国にPRしてまいります。  本市における企業の立地と事業規模の拡大を促進し、産業の振興と雇用の促進を図り、経済を活性化するために、市内に事業所を設置する事業者や事業規模を拡大する事業者に対し、企業立地促進奨励金制度を設け支援しています。現在まで、10件を越える事業者が事業計画書を提出され操業を開始されています。今後も積極的に企業を誘致することで、産業の振興と雇用の促進を図ります。また、交付要件や対象事業の見直しなどの検討も行うことにより、より利用しやすい奨励金制度となるよう努めてまいります。  雇用対策といたしまして、活力と賑わいのある元気なまちの形成と市内で働きたい方を支援するため、橿原商工会議所、奈良県、ハローワークなどの協力の下、地域に密着した事業所が参加する「合同企業説明会」を開催いたします。  生活困窮者の就労支援といたしまして、奈良市と十津川村を除く奈良県内の福祉事務所設置自治体による共同実施で、「生活困窮者広域就労準備支援事業」を開始いたします。この事業により、社会的孤立期間が長期に及ぶ方や就労に不安を抱える方を対象に、就労準備支援員による支援、相談者個々の状況に合わせた支援、就職活動・職場定着支援などを行い、従来の雇用施策の枠組みでの支援になじまない方に対する支援を強化・充実させます。  生活困窮者対策につきましては、生活困窮者自立支援法に基づき、自立相談支援事業を推進するとともに、家計相談支援といたしまして、相談窓口にファイナンシャルプランナーの資格を持つ家計相談支援員を置き、家計表等を活用して家計状況を「見える化」し、課題の解決に向けて専門的に助言することで、相談者自身が家計収支を管理できるようになり、早期に生活が再建できるよう引き続き支援いたします。  生活保護行政につきましては、近年、若年層や稼働年齢層の受給者が増加しており、自立に向けた取組として就労支援員を任用し、より効果的な就労支援を行っています。また、生活保護が、最後のセーフティーネットとしての機能を果たすとともに、適正保護の実施に努めてまいります。  若い就農者を増やすため、農業委員会や農地中間管理機構などと連携しながら耕作放棄地や遊休農地を解消し、農地を確保するとともに、農業次世代人材投資事業補助金等を活用し、青年新規就農者等の農業の担い手を育成いたします。  鳥獣被害防止対策といたしまして、引き続き奈良県猟友会橿原支部への委託を行うとともに、防護柵設置のための材料を支給し、農作物の被害拡大の防止に努めます。また、捕獲檻を設置して、有害鳥獣であるイノシシ・アライグマなどの捕獲を実施してまいります。  観光情報の提供、多様な世代や人々が交流・活動できる場所として、平成23年に「橿原市観光交流センター」を開館いたしました。開館以来、「ナビプラザ」の愛称も定着し、観光拠点としての認知度も高まってきています。  「橿原市観光交流センター」は、総合戦略に掲げている4つの基本目標に関連する施設でもあり、各階ごとの概略を述べさせていただきます。  1階2階の「観光センター」では、他の市町村とも連携し、魅力的で新鮮味のある観光展示、集客イベント、みやげ物販売等を行っています。今後は、ミグランスに設置した「観光振興支援室(観光コンシェルジュ)」と連携を図り、共に賑わいのあるまちづくり・中南和観光の拠点施設として運営してまいります。  3階の「こども広場」では、「親と子のふれあい広場」「子ども一時預かり」「ファミリーサポートセンター」などの事業を実施し、子育てを支援しています。育児に関する相談もでき、子ども総合支援センターなどとも連携を図り、また、市立図書館から定期的に絵本や紙芝居などを借り受け、読み聞かせなどに活用し、さらに、保育士や管理栄養士の講座なども実施し、多様なニーズに対応しています。  4階の「市民相談広場」では、市民相談、弁護士・司法書士による法律相談、消費生活相談など、市民による行政や日常の悩み事を相談する場を提供するとともに、若者自立のための無料相談を実施しています。「男女共同参画広場」では、女性の悩み相談、情報提供、啓発活動を行い、男女共同参画の拠点とし、推進団体と連携を強化し、地域リーダーとなる人材育成に努めています。「消費生活センター」では、契約問題、衣・食・住生活、金融関係など消費生活に関する様々な相談を、専門の消費生活相談員が受けており、また、消費者被害の未然防止・拡大防止のための啓発事業も実施しています。  5階の「市民活動交流広場」では、ボランティア・NPOなどの市民活動団体・個人の活動を支援する場を提供し、専門的な知識を有した市民活動相談員を配置し、相談対応や情報の収集・発信を行っています。  男女共同参画の推進につきましては、平成18年に制定いたしました「橿原市男女共同参画推進条例」に基づき、男女共同参画社会の実現に向けた取組を推進しています。また、昨年度には“人権の尊重と男女共同参画社会の実現”をめざし「橿原市男女共同参画行動計画(第3次)」を策定いたしました。  人権施策の推進につきましては、様々な人権課題の解消に向け人権尊重を基本とする諸施策の推進に取り組んでまいりました。今年度は「人権問題に関する意識調査」の結果等を基礎資料として、本市の人権施策の基本方針である「橿原市人権施策に関する基本計画」の見直しを行います。  犯罪被害者等の支援につきましては、本定例会にお諮りしております「橿原市犯罪被害者等支援条例」を整備し、警察署やなら犯罪被害者支援センターと緊密に連携し、切れ目のない支援体制の構築に努めてまいります。  東京オリンピックを間近に控え、訪日外国人観光客は急激に増加し続けています。インバウンドの対応といたしまして、飛鳥の奥深い魅力を外国語で伝えることができる通訳ガイドの育成・確保が急務となっていました。そこで平成28年度に「飛鳥認定通訳ガイド特区」として国からの認定を受け、昨年度には外国人観光客を受け入れる体制を整備するため、通訳案内に関する研修等の実施により通訳ガイドを育成いたしました。今後、外国人観光客の増加とそれに伴う地域の活性化、新たな雇用の創出を図っています。今年度は、外国人観光客の満足度を更に向上させるため、フォローアップ研修の実施や実地研修を兼ねてモニターツアーを開催いたします。 「新たな人の流れや交流を増やす」  市民の地域への愛着の醸成や観光客の誘致、定住・交流人口の増加を目的として、シティセールスを継続的・効果的に実施し、地域を持続的に発展させるため、本市の魅力を各種メディアを利用し発信いたします。また、私自身が広告塔になり本市のPRを積極的に行ってまいります。  中心市街地の活性化として大和八木駅周辺を中心に、本市を代表する冬の風物詩として定着しています「イルミネーションINかしはら」を引き続き開催いたします。  観光振興につきましては、観光パンフレット・観光商品・観光PRキャラクターの活用、雑誌記事広告の掲載、首都圏シンポジウムを実施し、本市の魅力を発信してまいります。また、国内外に広くPRするため新たに「観光PR動画」を作成し、観光客の誘致を図ってまいります。  日本遺産の認定につきましては、橿原市・高取町・明日香村が申請しました「日本国創成のとき~飛鳥を翔た女性たち~」が平成27年4月24日に、続いて、大阪府・奈良県の10市町村が申請しました「1400年に渡る悠久の歴史を伝える「最古の国道」~竹内街道・横大路(大道)~」が平成29年4月28日に認定をいただきました。さらに、本市としては3番目となる「神武東遷ストーリー」の日本遺産登録に向けて準備を進めてまいります。日本遺産の認定を通じて、市内の魅力ある有形・無形の文化財などを関係する地域が連携し活用しながら、国内外に地域ブランドを戦略的に発信することにより、地域の活性化や観光客の誘致を図ってまいります。  「かしはら観光インフォメーションセンター神宮前(愛称 神宮前ナビ)」は、日本遺産「飛鳥を翔た女性たち」を前面に出した観光案内所として、国内外から訪れる多くの観光客に「日本国 はじまりの地 橿原」の魅力を分かりやすく発信しています。政府観光局の外国人観光案内所カテゴリー2を取得し、英語対応可能なスタッフを常駐させ、観光案内・相談、観光情報の発信など、外国人旅行者にも対応するとともに、身軽に周遊できるように手荷物の一時預かりも実施しています。  「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録の早期実現に向けて、関係自治体と連携し、史跡等の適切な管理を定めた包括的保存管理計画や推薦書原案の作成など、登録推進に向けた活動に取り組みます。  また、藤原宮跡ではコスモス等の花園植栽整備を継続して行い、花園のポスター・チラシの作成や駅構内でのデジタルサイネージ広告などでPRいたします。さらに、県内の古代の三宮跡「平城宮跡」「藤原宮跡」「飛鳥宮跡」が連携し、藤原宮跡の知名度の向上と来訪者の増加を図ってまいります。  飛鳥地域の観光の充実を図るため、奈良県及び関係市町村と協働し、市町村界を越えた奈良盆地を周遊するウォークルートを設定し、統一した案内サインを整備いたします。  歴史的なつながりの強い飛鳥川沿いの橿原市、高市郡、磯城郡の自治体が連携し、「ご当地ナンバー・飛鳥」の導入に向けて活動する地方版ナンバープレート協議会や市町村の枠を超えて観光展開に取り組む広域観光協議会を立ち上げ、活動を進めてまいります。  ご当地ナンバーが認可されれば、全国的にも知名度の高い「飛鳥」ブランドを活用し、地域振興や観光振興に大きな効果を発揮できると考えています。今年度から図柄デザインを検討し、有識者審査会の審査により決定し、平成32年の導入を目指してまいります。  観光客や宿泊者の増加のための取組といたしまして、奈良県・高取町・明日香村の自治体、地元関係者等と交通事業者が協力し、観光キャンペーンを実施いたします。また、閑散期における宿泊需要を掘り起こすため、市内の既存宿泊施設に宿泊する宿泊者に対して割引券を発行いたします。さらに、外国人観光客の誘客を行うため、訪日団体旅行を造成した旅行会社に対して市内宿泊費の一部を助成いたします。  古代大和の主要道路「下ツ道」と「横大路」との交差点である「八木札の辻」に建つ、旅籠でありました市指定文化財「東の平田家」は、郷土歴史教育の生きた教材としての利用と、地域の賑わいを創出する場として活用することを目的に平成24年に「八木札の辻交流館」として開館いたしました。八木札の辻交流館は、来館された方に江戸時代の旅籠の風情を体感していただくとともに、八木の町並みを散策する拠点として有効に活用しています。今年度は、2階の貸室をより快適に利用することができるようエアコンを設置し、一層の利用促進を図ってまいります。  2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のカザフスタン共和国のホストタウンに、昨年12月、本市が第5次登録自治体として登録されました。カザフスタンはユーラシアの交易路・シルクロードにおける中継地であり、日本は東の終着点という歴史的な縁があり、平成28年からカザフスタンの学生に日本文化体験をしてもらう取組も実施していることなどにより、今回の登録に繋がりました。  先の平昌オリンピックにおいても、日本選手の活躍はもちろんのこと、各国選手の競技のパフォーマンスは、多くの方に感動を与えました。また、2016年リオデジャネイロオリンピック大会において、当市出身の高橋礼華選手が松友美佐紀選手とのペアで、バドミントン女子ダブルス競技に出場され、大逆転で見事金メダルを獲得された時の感動は、今も我々の記憶に深く刻まれています。  日本でオリンピックが開催される機会を有効に活用し、カザフスタンの選手・関係者、オリンピアン・パラリンピアンとの交流を通じて、多くの市民にカザフスタンの選手と身近に交流し、大会の機運醸成を図ってまいります。具体的には、オリンピアン・パラリンピアンによる講演会や教室の開催、食や音楽・歴史を通じた国際文化交流の実施、またカザフスタンの関係者と市民の直接的な交流を図るイベントなど、スポーツ振興のみならず、教育文化の向上や共生社会の実現に取り組みます。  オリンピックに向け鍛え上げた競技レベルを体感していただくことと併せて、国際文化にも触れていただくことは非常に有意義な機会と捉えています。オリンピックをきっかけとした文化交流を通じ、異国の文化に触れ、それを認めることで、日本の文化についての新たな認識が生まれ、そのことが郷土愛を深めることにつながると考えています。このような事業を推進することで友好関係の構築を行い、地域の活性化を推進してまいります。  スポーツの推進といたしましては、連携協力に関する包括協定を締結していますプロバスケットボールBリーグに所属するバンビシャス奈良と日本フットボールリーグ(JFL)に所属する奈良クラブの両チームの選手によるスポーツ教室などを市内小中学校で開催し、スポーツに親しみ、健康で豊かに暮らせるまちづくりを進めてまいります。  スポーツ施設の整備につきましては、橿原運動公園の多目的広場と芝生広場を利用者のニーズに合わせ人工芝化し、グラウンド2面を整備いたします。子どもたちをはじめ多くの利用者が安全かつ快適に施設を利用できる環境を整えてまいります。  硬式野球場の整備につきましては、昨年度、老朽化していました硬式野球場のスコアボードを、全面フルカラーLEDビジョンへの改修を行っています。大型LEDビジョンを導入することにより、ビデオカメラなどからのライブ映像や、レコーダーなどからの再生映像をスコアボードへ流せるようになりました。これにより、野球以外のイベントなどにも大いに活用できるようになり、イベントに参加いただいた方の映像も直ちに映せますので大変喜んでいただけると考えています。また、今年度から、スポーツ振興寄附金により設置いたしました「橿原運動公園硬式野球場整備基金」を活用し、ダッグアウト床の改修や内外野のよりハイレベルな整地などを行い、利用環境の向上となる整備を計画的に進めてまいります。  市内公園施設の長寿命化計画に基づき、既設の遊具・ベンチなどの公園施設を計画的に修繕・改修を行うことで、安心して安全に利用できる憩いの場の提供に努めてまいります。  市営墓園の管理につきましては、墓園の使用者が心安らかに参拝できるよう、巻き石や墓参路、水汲み場を計画的に修繕しています。今年度は、利便性の向上のため階段へ手すりの設置や、返還された区画につきましては、新規募集に向け巻き石改修工事を実施いたします。また、少子化・核家族化の進展や多様な墓地需要に応えるため、平成24年度から供用開始いたしました合葬式墓地につきましては、多くの市民ニーズがあり使用申請者の増加に対応するため記名板の増設を実施いたします。  本薬師寺跡周辺の水田には、地元団体や小学生の協力をいただきホテイアオイの植え付けをしています。見頃の時期には水田一面に薄紫色の花を咲かせている状況がマスコミやSNSなどを通じて広く発信され、多数の方に来訪いただいています。周辺住民の方の迷惑とならないよう交通渋滞の緩和や駐車場への案内のための警備体制を強化するとともに、来訪者が安全に観賞できるよう畦畔整備工事を計画的に実施いたします。  重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けている今井町には、多くの観光客が訪れています。  自動車で来られた方の西の玄関口になります今井都市緑地は、昨年度に復元的整備を行い、本年4月から今井西環濠広場駐車場として供用開始いたします。東の玄関口になります今井まちなみ交流センター「華甍」は、今井町の歴史を詳しく、分かりやすく解説する資料を一堂に集めた資料館として多くの観光客が訪れ、またイベント等も開催しています。  電車で来られた方の玄関口になります飛鳥川に架かる蘇武橋の直近には、橿原市景観重要樹木第1号に指定された「エノキ」の悠然とした姿を見ることができます。今井町のモニュメント的な要素を有しており、今井町の歴史的景観の一部を構成し、地域のランドマークとしての役割も果たしています。今年度は、景観重要樹木の保全のため高所剪定を実施いたします。  歴史的な町並みの保全につきましては、歴史的景観を保つため電線類の地中化事業を実施しています。平成7年度から平成23年度までの整備で2,650mの区間を地中化しており、平成24年度からの第6期事業では790mの区間を整備する予定で、今年度は舗装の美装化工事を行います。町並みの保存につきましては、保存地区内における建造物等の保存修理及び修景事業に要する経費に対しての補助を行っています。今年度も引き続き9件の建造物等の屋根の葺き替えや、壁・正面開口部・構造体等の修理に対して補助を行い、町並みの保存に努めてまいります。  町並みの活用につきましては、既に整備した生活広場、展示・休憩・便益施設において、地域の方々の交流や観光客が休憩できるように、また、地区内外の方々にイベント等に活用していただくことで今井町の活性化を図っています。また、今井町において無料Wi-Fi環境の整備を行い、環濠内全エリアをカバーすることで、外国人観光客の誘致にも取り組んでいます。  空家対策につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、本市の実情に応じた「空家等対策計画」を策定し、空家等に関する対策の実施など必要な措置を適切に講ずるとともに、空家の適正管理や利活用等に関する相談会を開催しています。  また、空家等の有効活用を促進するため、空家等を地域活性化の資源として捉え、先進的な取組により改修する方に対しまして、新たに「空家利活用補助金」を創設し改修費用の一部を助成いたします。  本市への移住を促進する取組といたしまして、主に関西圏に居住している比較的若い世代の方々を中心に、子育て・教育・医療・仕事・住まいの情報など、居住地選びに必要な情報の提供や、移住希望者とのマッチングをするための「移住ワンストップ窓口」の創設や情報発信を進めてまいります。 「若い世代の結婚・妊娠・出産・子育ての希望をかなえる」  少子化及び晩婚化に対する取組といたしまして、結婚活動の支援を行っています。結婚したいと思う人を支援するための婚活イベント、婚活セミナーの開催や、結婚を支援する人を育成いたします。  イベントの開催につきましては、出会いの場を提供する婚活イベント等を実施する団体の事業を支援するため、新たに「婚活支援事業補助金」を創設いたします。  結婚を支援する人の育成といたしまして、昨年度から「かしはら結婚サポーター」を育成しています。サポーターになっていただいた方には、婚活イベントの実施や地域での縁結びの役割を担っていただき、また、市が主催する結婚などのライフプランを考える機会を提供するセミナーなどにもご参加いただき、地域での結婚支援や啓発活動をしていただいています。  少子化対策の一環といたしまして、子どもが欲しいと望んでおられるにもかかわらず、子どもに恵まれない夫婦で、不妊治療を受けられる夫婦は年々増加しています。そこで、これらの治療を受けられる夫婦の経済的な負担の軽減や不妊治療を受けるきっかけづくりを目的として、引き続き一般不妊治療に係る治療費の一部を助成することにより、不妊に悩む方々を支援いたします。  妊婦に対する支援といたしまして、安心して妊娠期を過ごし、子どもを産み・育てられるよう、妊婦や赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するため妊婦健康診査14回分の費用を助成する「妊婦健康診査助成事業」を継続いたします。また、妊娠中は、むし歯や歯周病にかかりやすくなり、早産や低体重児との関係も指摘されていますので、妊娠期間中に1回歯科検診を無料で受診できるよう妊婦歯科健康診査の助成も継続いたします。  さらに、引き続き「新生児妊産婦訪問指導」や「こんにちは赤ちゃん訪問」を実施し、産後おおむね2か月未満の産婦で、産後支援者が少なく、身体的又は精神的負担が重く、育児が困難になるおそれがあると認められる産婦に対し、食事の準備、掃除、買い物などの「橿原市ママヘルプサービス事業」を実施することで、産婦のサポートを行い、母子の支援に努めています。また、小学校修了までの子育て支援として、平成27年9月から「子育て総合窓口」を設置し、「子育てアテンダント」が保育所や各種保育サービス等の情報提供を行っています。昨年度から「子育て世代包括支援センター」を設置し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない子育て支援のより一層の充実を図っています。  児童の発達支援事業につきましては、子どもの発達の様子が気になる段階から、健やかな成長発達を目指して、子どもと保護者の方、関係者を早期から支援する施設として平成26年度に「子ども総合支援センター」を開所いたしました。開所により障がい児童支援機能を拡充いたしましたので、施設利用の待機を余儀なくされていた児童の解消を図ることができました。センターでは、発達相談や教育相談、実際に子どもと活動する幼児療育教室や、個別療育、集団療育、保護者同士の交流促進、教職員の研修などを実施しています。今年度は、幼児療育教室や機能訓練の充実を図るため、保育士・理学療法士を増員し、児童の発達支援体制の充実を図ります。また、子どもの成長と共に、関わる関係機関が変わっても同じ説明の繰り返しや、伝え忘れを防止し、子どもの成長の記録や、相談及び教育につなぐための「りんくノート」を改訂し、たくさんの方に有効にお使いいただきたいと考えています。  就学前教育・保育の充実につきましては、十分な保育環境を保つために園児の少なくなった幼稚園と同じ地域にある保育所を一体化する幼保一体化施設(こども園)の整備を計画的に進めてまいりました。  平成24年度には、藤原京保育所と鴨公幼稚園を一体化した第1こども園を、今井保育所と今井幼稚園を一体化した第2こども園を、金橋保育所と金橋幼稚園を一体化した第3こども園を開園し、平成26年度には、大久保保育所と畝傍北幼稚園を一体化した第4こども園を、川西保育所と新沢幼稚園を一体化した第5こども園を開園いたしました。  こども園の施設整備につきましては、多目的トイレ、スロープ、手すり等を設置しバリアフリー化を図るとともに、安全対策のためオートロック、防犯カメラを設置しています。また、保育室などの床には、子どもたちが木の温もりを感じられるよう奈良県産の木材を使用し、保育室の窓には遮熱性の高い複層断熱ガラスを装備し、子どもたちが快適に過ごせるよう整備いたしました。  社会情勢の変化に対応し、よりニーズが高く、教育効果も上げることができるように、すべての市立幼稚園・保育所で「橿原市就学前保育・教育指針」を定め、0歳児から5歳児までの一貫した考え方で教育・保育を進めています。  保育所の待機児童対策につきましては、女性の社会進出に伴う子育てと仕事の両立への支援、深刻化する少子化対策として大きな課題と考え、平成27年に「橿原市子ども・子育て支援事業計画」を策定し取り組んでいます。  具体的な待機児童対策といたしましては、認可外保育施設であった3園が事業認可保育園として開園され、私立保育園1園が認定こども園に移行され、公立保育所においても施設整備等により定員の増加を図っています。また、私立保育園においても国・県・市の補助金等を活用し施設整備を行い定員の増加を図っています。  保育士の不足が、待機児童解消につながらない要因にもなっています。そのため、市では、ハローワーク、奈良県人材バンク等を活用した求人募集や、保育士再就職研修会の実施により保育士の発掘にも努めています。また、今年度から、私立の保育所等を対象に、保育士の負担を軽減することにより、保育の体制を強化し、保育士の就業継続及び離職防止を図り、保育士が働きやすい職場環境を整備することを目的に、保育補助者や保育支援者を配置された保育園に助成を行います。  放課後児童の居場所づくりにつきましては、児童の利用状況を確認し、教育委員会と連携を図りながら余裕教室を活用して放課後児童クラブを整備してまいります。児童が放課後等を安全・安心に過ごすことができる居場所として放課後児童クラブの充実を図ってまいります。  学校施設等の整備につきましては、学校施設は子どもたちが一日の大半を過ごす学習・生活の場であるとともに、災害発生時の避難所となっているため耐震化を図ることにより、子どもたちの安全、地域の安心を確保するため順次耐震補強工事を実施し、平成27年度で全ての幼稚園、小中学校の耐震化を完了いたしました。  また、子どもたちの環境への意識を高めるための環境教育の教材として生かすとともに、市民に対して省エネ・省CO2の啓発を図り、新エネルギーへの取組を広く情報発信することを目的として、金橋小学校と耳成西小学校に太陽光発電設備を設置し、さらに電気を有効活用すべく蓄電池を設置いたしました。  現在、橿原市内の多くの学校トイレは、児童・生徒の日常生活において、使用頻度が減っている和式便器が多く残っており、汚い・暗い・臭いというイメージのトイレ環境となっています。子どもたちにとって、使いやすく、明るく、清潔感のあるトイレ環境へと改善するため、教育振興寄附金により設置いたしました「かしはら元気っ子基金」を活用し、学校トイレの洋式化及び床・壁・照明等を含むトイレ室全体の施設整備を計画的に進めています。これにより、健康衛生面や教育面の充実を図るとともに、トイレ室に関連した配管等の入替も行うことで、将来的にもトイレ設備を可能な限り長く使用していける整備を行います。なお、今年度は真菅北小学校、光陽中学校の2校と、八木中学校は2か年で計画しています。  地球温暖化の影響などにより、夏季において異常に暑い日が増えています。その対策といたしまして、まず、今年の気温が高くなる時期までに幼稚園10園の遊戯室に一時的にクールダウンができるようエアコンを設置いたします。エアコンの設置により教育環境の改善が図られ、園児たちの熱中症対策が期待できるとともに、園の多目的な部屋が快適になることで落ち着いた学習や運動を行うことができるようになります。  今年度から「小中学校空調整備事業」といたしまして、児童・生徒の学習環境を改善し、教育環境の充実を図るため、これまで図書室、パソコンルーム、音楽室などの特別教室や、職員室等のみでありましたエアコンの整備を、市内すべての小中学校の普通教室をはじめ、すべての教室に整備する手法などの検討を進めてまいります。  私自身、環境問題には積極的に取り組んでまいりましたが、近年の地球温暖化の影響で、私たちが子どもの頃とは気象条件が大きく変化した最近の夏場の児童・生徒の体調管理や、熱中症予防への対応策といたしまして、教育現場におけるエアコン導入の必要性が高まってまいりました。そのような状況ですから、これからの本市を担う子どもたちが、快適な環境で安心して授業を受けられる状況を一日も早く整えなければなりません。  子どもたちが一日の多くの時間を過ごす小中学校の各教室の空調設備が整えば、学習に対する集中力も高まるなど、子どもたちの成長にとって大きな効果を発揮する事業になります。  今年度は、小中学校の現状を把握した上で、導入する際の事業期間、従来型の施工方式、リース方式及びPFI方式などの事業手法、国からの交付金、奈良県と市町村連携による奈良モデルの財政支援などの財源等について調査を行い、最適な方法について検討し、早期のエアコン導入に向け最大限努力してまいります。  学校における様々な教育活動において、地域の方々には、登下校の見守り活動や本の読み聞かせ活動など学校ボランティアとして主体的に学校を支援していただいています。児童が学校ボランティアと交流を深めるため、学校ボランティアを学校に招待し児童と給食を食べながら話をし、交流を深め、自分たちが地域の方々に守られている意識を高めるとともに感謝の気持ちを育むことを目的に「学校ボランティア交流事業」を実施しています。昨年からは事業を拡充し、全ての小学校で「学校ボランティア交流事業」を実施しており、参加される学校ボランティアの人数も増加傾向にあるため、今年度はさらに拡充し、学校外での地域の見守り強化につなげてまいります。  いじめ・不登校対策につきましては、引き続き「いじめ対策巡回支援専門員」「いじめ対策巡回支援相談員」「こころのケアルームカウンセラー」「スクールカウンセラー」「いじめ・不登校等対策指導員」「クラスサポート員」等の配置を行います。また、よりきめ細かに対策を行うため、各小中学校で講演会等を実施する「きずなプロジェクト」にも取り組んでいます。さらに、不登校や就学困難・低学力など様々な課題を抱える児童生徒が増加している状況を鑑み、喫緊の課題の解決を必要とする学校に「児童生徒支援教員」を配置しており、今年度は1校の増員を図り、教育課題の解決に向けて取り組んでまいります。  英語教育の充実につきましては、全小中学校に外国語指導助手(ALT)を配置しています。平成32年度の小学校学習指導要領改訂に伴い、今年度から移行期間の措置として、小学3・4年生では新たに「外国語活動」が始まり、小学5・6年生では「外国語」の時間が増加し、英語教育を実施いたします。  就学援助といたしましては、ランドセルや制服などの新入学にあたって必要となる学用品や通学用品の購入費用として支給しています「新入学児童生徒学用品費」を、今年度の小中学校入学者から、支給時期を入学前の3月に前倒しして支給しています。  ひとり親家庭への支援対策につきましては、ひとり親家庭の自立や生活の安定を図るため、引き続き「母子・父子家庭自立支援給付金」「ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」「ひとり親家庭医療費助成事業」などを実施してまいります。  地域福祉の推進につきましては、平成26年3月に策定いたしました「橿原市第3期地域福祉推進計画」では“地域福祉を担う次世代との連携計画”と位置づけており、これからの本市の地域福祉を担う人材の確保と育成を図り、子どもから若者、高齢者までだれもが地域福祉活動に参加できるよう、地域福祉への関心を高め、活動の輪をさらに広げるとともに、「安全で安心できる地域づくり」を進め、住民がともに支え合いながら心豊かに暮らせる福祉のまちづくりを目指して取組を進めてまいりました。今年度は、地域福祉の更なる充実を図るため、市・社会福祉協議会・地域福祉推進連絡協議会の3者が連携しながら地域福祉のまちづくりを進めるための基本的かつ総合的な指針となる「第4期地域福祉推進計画」を策定いたします。  障がい者施策につきましては、本定例会にお諮りしております「橿原市手話言語条例」を広報やホームページなどで周知・啓発してまいります。手話は言語であるとの認識に基づき手話の理解と普及、地域において手話を使用して社会参加しやすい環境の整備を図り、すべての市民が共生することのできる地域社会の実現に取り組みます。また、障がい者の日常生活と社会生活の自立を支援していくため、障がいに応じて必要となるサービスを提供してまいります。  障がい者医療の支援につきましては、精神障害者保健福祉手帳2級所持者までを医療費の助成の対象とし、障がいのある方が安心して暮らすことができるよう「精神障害者医療費助成」を引き続き実施いたします。  健康づくりの推進につきましては、平成25年度から平成34年度までを推進期間とした「健康かしはら21(第2次)計画」を策定し、健康寿命の延伸に向けた取組を総合的な施策として展開してまいりました。昨年度に、本市の健康をめぐる課題や今後の方向性を見直し、目標の達成に向けて計画の見直しを行い「健康かしはら21(第2次)後期計画」を策定いたしました。計画を効果的に推進していくために、「栄養・食生活」「運動・身体活動」「歯の健康」「タバコ」「健康チェック」「こころの健康・休養」「健康のための社会環境づくり」の7つの分野に整理し、“健康づくりで明るいまち かしはら”を目指して各種事業を実施してまいります。  疾病の早期発見、早期治療につながるがん検診につきましては、受診率向上のため、検診の対象者全員に受診券を送付し、検診期間を1か月延長し、子宮がん及び乳がん検診の無料クーポン券を配布するなど受診啓発に努めてまいりました。  胃がん検診につきましては、がんの早期発見につなげるため、これまでの胃部X線検査に加え、本年度から新たに「胃内視鏡検査」と「胃ピロリ菌検査」を実施し、胃がんの予防に向けた取組を推進してまいります。また、肺がんの2次読影に使用しています画像診断システムも老朽化していますので、不都合なく業務遂行するため、機器の入替を実施いたします。
     国民健康保険につきましては、本年3月まで市町村それぞれが保険者となって運営していましたが、国民皆保険を将来にわたって守り続けるため、4月からは、奈良県と市町村がともに保険者となって運営する県単位化に変更となります。県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業運営を確保し、国民健康保険制度の安定化が図られます。運営の仕組みに大きな変更はありますが、市は今までと同様に、保険税率の決定、賦課・徴収、資格管理など、市民の皆さまと関係する事業を引き続いて担当いたします。なお、県単位化の制度を市民の皆さまにご理解していただけるよう、広報誌等による周知に努めてまいります。  今年度も脳ドック受診者への助成を引き続き実施し、特定健康診査の自己負担金の助成を、40歳から60歳までの5歳刻みの節目年齢になる方を対象とすることで受診率の向上を図ります。また、医療費の削減、生活習慣病の予防の推進の取組として、誰もが取り組みやすいウォーキングを習慣づけるための「ウォーキングアプリ」を導入いたします。  介護保険制度につきましては、制度が創設されてから18年が経過し、介護が必要な高齢者等の生活の支えとして定着、発展しています。しかしながら、平成37年には団塊の世代すべてが75歳以上となるなど急速に高齢化が進む中、介護サービス利用者の増加とともに、給付費も年々増加しています。今年度からの第7期介護保険事業計画に基づき、高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止、地域共生社会の実現を図るとともに、制度の持続可能性を確保することに配慮し、サービスを必要とする方に必要なサービスが提供されるよう努めてまいります。  介護保険料につきましては、要介護認定者の増加や介護サービス給付費、地域支援事業費の大幅な増加が見込まれる中、介護給付費準備基金を第7期の期間で6億円取り崩すことにより抑制を図り、基準月額を第6期より256円引き下げた4,522円といたしました。  高齢者がいきいきと地域で安心・安全に生活できるよう「地域包括ケアシステム」の深化・推進にも引き続き取り組みます。地域包括支援センターをはじめ小学校区・中学校区の「かしはら街の介護相談室」との連携を図りながら、総合相談、高齢者訪問・各種教室の実施、地域ケア会議の実施など機能強化・充実を図るとともに、認知症への早期対応等を図るための「認知症総合支援事業」を拡充して実施いたします。また、小学校区のかしはら街の介護相談室が、「生活支援体制整備事業」を実施することで、地域包括ケアシステムの深化を図ります。  また、もしもの時のために人生の最後をどのように生きたいかなど、自分の思いを周囲に伝える「橿原市版エンディングノート」を作成し配布いたします。 「安心して便利に暮らせるまちをつくる」  昭和36年に建設された本館をはじめとする現本庁舎は、耐震診断により耐震性能不足が判明しており、市民を守る災害対策拠点としての機能を有していません。また、老朽化・狭あい化・バリアフリー化等の対策が著しく遅れていることから、市民サービスの向上や執務の効率化の妨げとなっています。こうした背景のもと、現本庁舎の位置において、庁舎を建て替えることとし、南側の民有地の取得に向けて取り組んでまいりましたが、この度、地権者のご協力によりまして建て替えに必要な用地を取得することができました。  新本庁舎の役割といたしましては、市民の安心・安全を守るために大規模な災害が起こった時には災害対策本部としての防災拠点、市民だれもが気軽に立ち寄っていただける憩いの空間となることを念頭に置きながら、必要な機能の検討を進めてまいります。  日本国はじまりの地である本市の象徴として、良好な景観を形成する先導的な役割を担う庁舎としてふさわしく、また、今後50年、100年先を見据え更なる本市の発展につながるよう、平成33年度末の竣工を目指し、昨年度から基本計画の策定に着手いたしました。市民の想いを反映させるためのワークショップの開催やパブリックコメントを経て、今年度は基本設計業務に着手し、本庁舎建設の全体像を市民の皆さまにお示しできるよう進めてまいります。  奈良県及び本市が連携・協力して取り組むことにより、大和八木駅周辺地区の持続的な発展と地域の活性化を図ることを目的に「大和八木駅周辺地区まちづくり基本構想」を策定し、「橿原市大和八木駅周辺地区のまちづくりに関する基本協定」を締結し、これまで市民参加型のワークショップや市民アンケートを実施してまいりました。今年度は、それらの結果を踏まえてまちづくりの目標を達成するために必要な公共施設整備等を含んだ事業計画や、それらの事業を推進するための具体的な方策などを整理した「大和八木駅周辺地区まちづくり基本計画」を策定いたします。  奈良県農業研究開発センターの跡地を核として、奈良県立医科大学の新キャンパスの整備計画が進められていますが、更にその西側の一団の農地を、医科大学の立地を活かした「産学官連携ゾーン」として活用できないかという観点から、これまで、地域の皆さま方とともに勉強会や意見交換会を行ってまいりました。  今年度は、意見交換会でのご意見やご提案を具現化するため、新キャンパス周辺地区のまちづくりの事業化に向けた検討業務に着手いたします。  奈良県立医科大学附属病院、奈良県広域消防組合消防本部、橿原運動公園などの防災拠点間のネットワーク化に寄与し、新キャンパスへのアクセス道路にもなる市道慈明寺町・四条町線についての整備を継続して進めるとともに、近鉄南大阪線と交差する市道雲梯町・古川町線についても、奈良県との一層の連携を図りながら、並行して事業を進めてまいりたいと考えています。  利用者の利便性を向上させ、少子高齢化に伴う移動手段を確保するため、コミュニティバス等の路線網やダイヤを見直し、市民生活に根ざした公共交通の確保に努めてまいります。ミグランス前には一般路線用とコミュニティバス用のバス停留所を新設し、来庁者の利便性の向上に努めます。また、近鉄坊城駅のエレベーターの設置など、バリアフリー化に資する地域公共交通バリア解消促進等事業に対し補助いたします。  生涯学習の拠点となる地区公民館のバリアフリー化を図るため、計画的にエレベーターを設置しています。昨年度は畝傍地区及び今井地区公民館に、今年度は金橋地区及び新沢地区公民館にエレベーター整備工事を実施し、また、耳成地区公民館のエレベーター整備に向けた設計を行います。併せてトイレの洋式化、段差解消などのバリアフリー化を進めることで利用者の利便性の向上を図り、さらに、地球温暖化等の環境問題に配慮した施設整備も検討しながら、地域住民の皆さまに愛される拠点施設となるよう整備を進めてまいります。  平成20年度から計画的に実施しています「かしはらシティフォーラム」は、市民の関心が高い分野や、よく知っていただく必要がある事業などからテーマを決め、市長である私が自ら市民に説明してまいりました。今年度は、先に述べております重点事業であります「本庁舎整備事業について」「東京オリンピックに向けて」をテーマに開催を予定しています。多くの市民の皆さまに参加していただき、引き続き市民の皆さま方との協働のまちづくりを進めてまいります。  市民への広報及び情報発信の強化を目的といたしまして、個人の年齢・性別・し好などに応じて、その人にとって必要な行政や地域の情報を動的に提供できるデジタル情報プラットフォームを整備いたします。  市内の自治会が管理するすべての防犯灯につきましては、平成26年度から昨年度までの4年間の計画で、LEDの電灯に更新を予定していました。しかし、更新されていない自治会もあることから、今年度も新設や再設置に対応する補助を行い、明るく、電気代の縮減と効率的な維持管理が図られる取組を継続いたします。  また、公用車を運転する職員の安全運転の意識を向上させるとともに、事故が発生した場合の責任の明確化と処理の迅速化を図るため、昨年度から平成33年度までの5年間の計画で、全ての公用車と消防団の消防ポンプ自動車に、走行中の映像を記録するドライブレコーダーを設置いたします。  昨年10月に発生いたしました台風21号により被害を受けた道路につきましては、全力で早期復旧に向けて取り組むとともに、既存のインフラ整備に関しましては、「橿原市橋梁長寿命化修繕計画」に基づく橋梁の補修設計及び補修工事の実施、さらに、通学路の安全対策、歩道や下排水路の整備、道路や河川の維持管理などの各事業につきましても計画的に実施し、市民が安心・安全に快適な生活が送れるよう努めてまいります。  都市計画道路につきましては、都市計画決定後、長期間、事業着手されていない都市計画道路について、整備の必要性の検証を行い、存続・廃止の判定を行うことで土地利用の促進につなげてまいります。  新沢千塚古墳群は、昭和51年に国の史跡に指定された県下最大級の古墳群であり、平成24年度から公園整備を進めています。県道北側には、本市の文化財行政の拠点施設としての機能を担っている歴史に憩う橿原市博物館、隣接するクリーンセンターの焼却熱を有効に利活用し、市民の介護予防・体力増強などの健康づくり・多世代交流、生涯学習の機能をもたせた拠点施設「シルクの杜」を建設し、昨年4月に入館者が10万人を突破する人気の高い施設となっています。北群公園内散策路のルートは、勾配が緩やかで気軽に散策できる歴史探訪ルートと古墳丘陵地のアップダウンがある健康増進ルートを設定いたしました。  県道南側には、来園者のための駐車場を整備し、農産物の直売所、休憩所、トイレなどが入る集客施設「新沢千塚ふれあいの里」を建設いたしました。また、これまで県道により南北に分断された公園となっていましたが、公園への来訪者の利便性と安全性の向上を図ることを目的として、立体横断歩道橋を整備いたしました。  今年度は、北群公園には利用者の安全な移動を確保するための駐車場を、南群公園には来園者のための憩いの場を提供する植栽などを整備いたします。  都市公園の利活用の推進につきましては、社会の熟成化、市民の価値観の多様化、都市のインフラ整備等を背景とし、緑のオープンスペースが持つ多機能性を「都市のため」「地域のため」「市民のため」に最大限引き出すことを重視することを目的に都市公園法が改正されました。現在の防災性向上、環境維持・改善、観光振興などのストック効果をより高め、民間との連携を図り、都市公園を一層柔軟に活用・活性化するため、橿原運動公園、新沢千塚古墳群公園、香久山公園を対象に民間活力を導入した魅力的な都市公園の実現に向けた調査を開始いたします。  安全で快適な公営住宅を確保するため、「橿原市営住宅整備・管理計画」及び「橿原市公営住宅等長寿命化計画」に基づき、日高山団地や改良住宅に手すり等を設置する長寿命化工事等を実施いたします。また、日高山団地につきましては、再整備に向け建て替えに伴う造成工事及び実施設計を行います。  公営住宅の使用料の支払につきましては、集金払い、納付書払い、コンビニエンスストア払いに加えて口座振替を導入し、利便性の向上を図るとともに、収納率の向上、収納経費の削減に努めてまいります。  「橿原市環境基本条例」に基づき策定した環境総合計画は5年が経過し、次の5年に向け、豊かで美しい自然環境と歴史的景観が織りなす魅力あふれるまちを目指し、施策指標の目標値の実現に向けしっかりと進捗管理を行います。また、環境への負荷を軽減し、持続的発展が可能な循環型社会をつくるため、太陽光発電システムやガスエンジン給湯器などのエコライフハウス設備に対する設置助成を行い、エコライフの普及を促進してまいります。また、「橿原市地球温暖化対策地域協議会(エコライフかしはら)」に参画する市民団体や事業者と協働して、環境保全活動をアピールするイベント等を開催いたします。  ごみの減量・資源化に向けた取組として、橿原市廃棄物減量等推進審議会から答申いただきました、粗大ごみのリクエスト収集をはじめとするごみの収集体系の見直しについて取り組んでまいります。  本市の一般廃棄物処理施設である「クリーンセンターかしはら」は、市内のご家庭や事業所から排出された可燃ごみを焼却し、その際に発生する熱エネルギーを回収して「シルクの杜」に熱供給するとともに発電しています。発電した電力は、クリーンセンターの電力に使用され、余剰電力を電力会社に売却しています。発電している電力の規模は、一般家庭約7,000世帯に相当し、年間の発電電力量は約2,000万kWh(キロワットアワー)に上ります。平成25年1月には経済産業省から「バイオマス発電設備」として認定を受け、地球温暖化対策や廃棄物の再利用など循環型社会の構築に大きく寄与しています。この「クリーンセンターかしはら」に加えて「リサイクル館かしはら」につきましては、一般廃棄物を効率的かつ適正に処理することを目的に、長期包括運営委託事業を平成26年度に導入しています。導入により財政負担が低減化、平準化され、併せて、事業受注者により、地域清掃、市内雇用、市内企業の積極的な活用など地域社会との共生も図られています。  今年度は、前述の2施設に続き「浄化センター」についても来年度から15年間の長期包括運営事業の導入に向け取り組んでまいります。  浄化センターにつきましては、平成28年度に奈良モデルを活用し公共下水道への接続工事を実施し、昨年6月から公共下水道へ放流を行っています。このことにより、薬剤や電気料金、機械整備費などのし尿処理経費の削減となっています。また、地元周辺自治会のご理解のもと、平成23年4月から高取町のし尿等の処理を受け入れていますが、本年4月から明日香村のし尿等の処理も受け入れる協定を締結いたしました。協定の調印式には、地元周辺自治会、本市、高取町、明日香村に加え、関係市町村が連携・協働する取組のため奈良県にも立会いをしていただき「し尿及び浄化槽汚泥の処理に関する協定」の調印式を行いました。今後も、し尿処理施設を効率的に活用し、し尿及び浄化槽汚泥の処理を適正に努めてまいります。  東竹田町内にあります「かしはら安心パーク」「浄化センター」「かしはらグリーンドーム」「リサイクル館かしはら」の4施設に、「大和ガス」「奈良県橿原総合庁舎」を加えた6施設による合同イベント「ぐるっと東竹田探検隊」を引き続き開催いたします。昨年度は、警察・消防・自衛隊の協力により子どもたちが楽しく防災や防犯を学べる体験コーナー、奈良クラブの選手による公開練習やふれあいサッカー、水をきれいにする実験やリサイクル工作体験、ガス管や健康づくりのパネル展示などのイベントを実施し、多数の方にご参加いただき、楽しんでいただきました。今年度も、各施設で様々な趣向を凝らし、防災・防犯・環境・健康について楽しく学んでいただけるイベントを開催いたします。  消防は、火災・地震等の災害や事故などから市民の生命や財産を守り、私たちの暮らす地域の安全・安心のために大切な役割を果たしています。近年、大規模化する災害や高齢化に伴う救急搬送の増加などに的確に対応するため、平成26年4月には「奈良県広域消防組合」が設立されました。管轄区域の広域化により、管轄面積は全国3位、管轄人口は約90万人で政令指定都市と肩を並べる規模をもつ消防本部となり、行財政上のスケールメリットを活用して、より高度な消防サービスを提供できる消防体制の充実・強化が図られました。  具体的には、火災等の災害発生時の通報が本部司令室にて一元化されたため、出動に必要な規模や出動地域の判断ができるようになり、迅速かつ最適な初動体制をとることが可能となり、現場への到着時間の短縮により、市民が求める安全と安心の確保が図られました。また、消防本部の統合により現場で活動する消防隊員の増強や、救急や火災予防などのより高い技術力を備えた専門スタッフの配置により人員配備の効率化と充実が図られました。  消防では、毎年、1年の安全を願って旧中和広域連合消防出初式を行っており、本年も1月13日に開催いたしました。出初式では、消防団による車両行進や、消防団員による徒歩分列行進、またポンプ車による一斉放水など、大変有意義な式典が行われました。管内消防団員の規律・規則正しい行進や消防技術の向上による放水演習を観ることで「災害や大規模災害への備えが必要である」ということを再認識するとともに、安心・安全、災害に強いまちを作るためには、防災力の向上に全力で取り組む必要があることも再認識いたしました。  奈良県広域消防組合では、第1期中長期ビジョンを作成されました。その中に署所の再編の一つとして橿原消防署と橿原東出張所の整理統合が記されており、併せて、防災力の強化、本部機能強化を図るために、消防本部の事務・予防業務を本部に集約することが必要となり、各部局が同じ建物内で連携できる環境を整備するためにも、橿原消防署の移転が必要となってまいります。また、奈良県で初となる特別高度救助隊の発隊に向け、車庫、資器材庫、訓練施設などの装備施設の充実強化も含めて、奈良県広域消防組合とともに検討を進めてまいります。  消防団につきましては、消防団の装備の基準により装備品を計画的に整備するとともに、老朽化した第5分団の消防車車庫について建て替え整備を進めてまいります。消防団の拠点施設・防災拠点施設として、平成25年10月に「かしはら安心パーク」を整備いたしました。安心パークでは、消防団員の訓練・教育・研修を行うほか、消防OB職員や消防団員が講師として、地域自主防災会の防災訓練や研修などを実施し、専門的な知識の習得により有事に備えた地域防災力の向上を図っています。  本市を脅かすあらゆるリスクを見据え、その影響を最小限にするために行う「橿原市を強靭化するための施策」を効果的に推進する指針として「橿原市強靭化計画」を策定いたしました。本計画で洗い出しました施策を計画的に実施していくことにより、災害を含むあらゆるリスクに対応が可能な「強くしなやかな橿原市」の実現に向けて、職員一同全力を尽くしてまいります。  災害対策につきましては、市内に大規模災害が発生した場合を想定し、混乱した状況においても行政が機能不全に陥ることのないよう、適切かつ迅速に非常時優先業務を実施することを可能とするため、業務継続計画を策定し、災害に強いまちづくりに努めてまいります。  平成12年5月31日以前に着工された木造住宅を対象に、無料で耐震診断を受けることができる既存木造住宅耐震診断事業を、さらに、耐震診断の結果、倒壊の可能性が高い、又は可能性があると診断された木造住宅を耐震改修する場合、改修計画・改修工事の費用の一部を助成する「既存木造住宅耐震改修補助事業」を実施してまいりました。  しかしながら、耐震改修については、自己負担額が高額となることから、新たに「耐震シェルター補助金」を創設し、地震発生時における高齢者などの避難弱者となる方々を家屋の倒壊から守るために、住宅の一室を耐震シェルター化する改修に対しての費用の一部を助成してまいります。 『安全で安心できる、安定した上下水道の供給』  上下水道事業では、より一層のお客さまサービスの向上と経営の健全化を図るため、水道メーターの検針や料金調定・収納業務、開閉栓業務、給水装置工事受付などの営業関連業務を包括委託し、お客さまセンターを開設しています。包括委託を導入したことにより、一般企業感覚による接遇等市民サービスの向上や収納率の向上等を図っています。また、現在、大和高田市とお客さまセンターの共同化に向けての協議を行っており、これによりまして包括委託料の削減が見込まれるため、さらなる経営の健全化が図れることとなります。  また、経営の合理化につきましては、水道事業においての奈良モデルに、周辺自治体や県営水道との連携があり、本市は中南和の中心となって取り組んでいます。その中で、大和高田市、高取町、明日香村との間で災害時に必要な水を確保するため、相互融通連絡管の接続を実施いたしました。今年度には、桜井市、田原本町と接続を実施いたします。一方、奈良県とは県営水道100%への転換や一町配水場の資産譲渡を行い、老朽化した八木浄水場の多額な更新費用等、今後の施設維持更新費用が不要となりました。  県営水道100%転換により八木浄水場を廃止し、約20%ありました自己水を県営水道の受水に移行いたしました。これにより、渇水時に断水することなく、市民の皆さまへ水道水を安定して供給することが可能となりました。  現在一町で配水タンクの増設改修工事を進めています。今後の配水拠点統合事業の完成により、白橿町の配水施設を廃止し、一町に集約いたしますので、今後は、本市の水道の最重要施設は一町になり、運転、維持管理の中心となります。このことから、一町配水場の適切な維持管理、緊急時において迅速な対応が必要となること、また、今後の維持管理費等の負担を軽減できることから、上下水道部庁舎を一町配水場に近い、クリーンセンターかしはらへ移転いたしました。  上水道管路の耐震化につきましては、管路更新計画に基づき、水道管の更新と同時に耐震化を進めています。配水拠点集約後は、断水時の被害軽減化のため、配水池から基幹管路をループ化する事業を中心に進めてまいります。給水管につきましてもポリエチレン管を採用し、これにより地震による被害を軽減させ、水道管からメーターまでの一体的な耐震化が行えるようになりました。  近年、上下水道事業を取巻く環境は、人口減少などによる水道料金及び下水道使用料収入の減少が見込まれる中で、今後施設の老朽化に伴う、更新耐震化に多額の費用が必要となってきます。このような状況に対応し、将来にわたって安定的に事業を継続していくため、「投資試算」と「財源試算」とを均衡した収支計画である「経営戦略」を策定し、中長期的な視点から経営基盤の強化に取り組みます。  安定した財源確保のため、また水道使用量減少による、今後の水道料金値上げを抑制するため、「地下水利用専用水道から橿原市上水道への転換に係る水道料金軽減要綱」を定めました。現在地下水を利用している方が、上水道へ転換していただくことは、配水量減少の解消につながり、県水受水量が増加することで、県水供給単価の安定化を図ることができ、県水100%の本市においても、現在の水道料金の価格を維持し、市民サービスを引き続き提供することができます。  下水道事業につきましては、平成28年度から地方公営企業法を適用したことに伴い、従来の水道局と下水道局を統合し、上下水道部といたしました。これにより、人員の適正化を図り、効率的な組織運営と経営の合理化を行っています。  下水道整備における人口普及率は、平成18年から平成28年までの10年間で、63.0%から76.7%と約14%向上し、下水道利用者(水洗化人口)も約6万7千人から約8万2千人に増加しています。今後も、生活環境の改善及び公共用水域の水質保全のため、下水道整備のさらなる推進を図り、下水道利用促進のための啓発活動に取り組みます。  また、下水道管路の老朽化に起因する事故を未然に防止するため、市内で最も築造年数が経過している地域であります白橿町内において、下水道長寿命化対策工事を平成25年度から5年間にわたり実施いたしました。  下水道管路の適正な維持管理と長寿命化対策につきましては、市内の全下水道管路を対象とする「下水道ストックマネジメント計画」を作成し、計画的・効率的な対策と維持管理事業に取り組みます。 『行財政運営と予算編成』  住民サービスの向上を図ることは、市民の皆さまの日々の暮らしに寄り添う基礎自治体の基本的な取組であり、常にその充実に努めてまいりました。その一環として、これまでもコンビニエンスストアで市税や介護保険料などの収納サービスを行ってまいりましたが、ミグランスのオープンにあわせ、「マイナンバーカード」を利用して、住民票や印鑑登録証明書などを全国のコンビニエンスストア等に設置されているマルチコピー機から取得できる、「コンビニ交付」を開始いたしました。  本市の証明書などが、市内にある利用可能店舗はもちろん、日本全国においても、早朝から夜遅くまで、幅広い時間帯で受け取れるようになりましたので、是非ご活用いただければと思います。なお、「かしはら市民カード」を利用した自動交付機による証明書の交付は、平成32年12月で終了させていただきます。マイナンバーカードを作成していただくことで、より便利で簡単に証明書を取得することが可能となりますので、この機会にマイナンバーカードの作成を是非ご検討くださいますようお願いいたします。  また、コンビニ交付の操作に不安な方のため、市民窓口課の窓口に、ICカードリーダーにマイナンバーカードをかざして、コンビニ交付と同様の画面や操作方法で証明書を取得できる「窓口申請ツール」端末も設置いたします。窓口の混雑の緩和、利用者の利便性の向上及び窓口職員の証明書交付等に係る業務の効率化を図ってまいります。  国が運営するオンラインサービス「マイナポータル」の運用が開始されています。本年2月から、マイナポータルの「ぴったりサービス」から子育てに関する行政手続きの一部がインターネットでできる「子育てワンストップサービス」の電子申請での受付が可能となっています。自宅などのパソコンから手続できますので、是非ご利用ください。今年度は、予防接種などの子育てに関する行政サービスのお知らせを、マイナポータルで受け取れるようシステムの改修を行ってまいります。  多様化する市民ニーズに、より効果的に対応するため、公の施設の管理運営に民間の能力を活用しつつ、市民サービスの向上を図るとともに、管理運営経費の節減等を図ることを目的に、公の施設に指定管理者制度を導入しています。今年度は、「新沢千塚公園拠点施設(シルクの杜)」「ひがしたけだドーム(かしはらグリーンドーム)」を対象に指定管理者制度の来年度導入に向け進めてまいります。  限られた財源の中、市民サービスを維持しつつ公共施設等の老朽化に対応していくためには、総合的・長期的視点に立って適切な維持保全・企画・活用を行うファシリティマネジメントを進めていく必要があります。  平成27年度には「公共施設カルテ」を作成し施設の情報の一元化を図り、平成28年度には長期的な視点で公共施設の更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行い、今後40年間で公共施設の全体延床面積を20%削減することを目標とした「橿原市公共施設等総合管理計画」を策定いたしました。併せて、公共施設の約40%を占める学校施設の更新等についても、施設整備の指針となる「橿原市学校施設整備基本計画」を策定いたしました。  昨年度からは、管理計画の基本方針に基づき、市有施設再配置検討審議会や教育施設再配置検討審議会を設置し、併せて市民参加型のワークショップの開催などにより市民の意向を踏まえながら施設分類毎の基本的方針について、今年度中の策定を目指して取り組んでまいります。  新地方公会計制度につきましては、国から財務マネジメントの取組として、複式簿記・発生主義の考えを加えた地方公会計の整備促進に向けての統一的な基準が示されており、これを導入することにより、フロー情報及びストック情報の網羅的な記録と表示が可能となります。また、固定資産台帳を整備することにより、公共施設等のマネジメント情報の活用も可能となることから、平成28年度決算から統一的な基準による財務書類等を作成しています。今後は、これらを分析し、活用することにより適切な資産管理や予算編成を図るとともに、より健全な財政運営を行ってまいります。  市税の収納対策につきましては、税の徴収の公平性を維持することは不可欠であるため、適正な徴収事務を行います。また、納税者の利便性の向上と、税収の確保を図ることを目的として、分庁舎に移転した後も引き続き毎月最終日曜日に休日窓口を開設いたします。  さらに、市税以外の市債権につきましても、債権管理の一層の適正化及び収入未済額の縮減を図るため、悪質な滞納者等に対しては、訴訟手続などの法的措置を行ってまいります。  行財政運営につきましては、「橿原市定員適正化計画」などによる人件費の削減、積極的な財政調整基金や公共施設整備基金への積立てなどで改善を進めてまいりましたので、財政指標の数値も改善いたしました。  平成28年度決算における主な財政指標は、公債費の割合や自治体の収入に対する負債返済の割合を表す「実質公債費比率」が8.4%、財政の健全度を図る指標であります「将来負担比率」は40.9%となり、市長就任時の平成19年度決算と比較しますと、「実質公債費比率」が4.0ポイント、「将来負担比率」は161.1ポイントの改善となっています。  しかしながら、本市の財政状況は依然として地方交付税等の依存財源が占める割合が大きく、財政基盤を安定させるためには市税をはじめとする自主財源の確保に努め、将来にわたって持続可能な財政運営を図ってまいります。  以上、述べました方針と諸施策に基づき、予算編成を行った結果、平成30年度の当初予算は、   一般会計    423億1,000万円   特別会計    275億8,420万円   公営企業会計   99億  942万4千円   公社会計     40億4,503万8千円   総額      838億4,866万2千円  一般会計を前年度の当初予算と比較いたしますと、20億2,964万4千円、率にして4.6%の減となっています。予算が減少となりました主な要因は、前年度に、市の重要課題でありました八木駅南市有地活用事業の整備がミグランスの完成をもって完了したためであります。  ミグランスが完成し、市に対する市民の期待はますます大きくなっています。市民の期待に応え、市民満足度を向上させるためには、まず接遇対応のレベルアップが不可欠であると考え、本年2月から『はーとふる運動~笑顔であいさつ・すすんで声かけ~』を実践し、全職員の接遇力の向上に取り組んでいます。  市民の皆さまから“市役所が変わった!イメージが良くなった!”と感じてもらえるよう職員が一丸となり全力で努力してまいります。  市民の皆さま、議会の皆さま、なお一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、私の平成30年度施政方針といたします。 4: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって平成30年度の施政方針演説を終わります。  この際、暫時休憩いたします。13時から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。               午前11時54分 休憩              ─────────────               午後 1時02分 再開 5: ◯議長(たけだやすひこ君) 休憩中の本会議を再開します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第2 議第3号 橿原市一般職非常勤職員等の任用、勤務条件等に関する条例の一            部改正について 6: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第2、議第3号、橿原市一般職非常勤職員等の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 7: ◯市長(森下 豊君) 議第3号、橿原市一般職非常勤職員等の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、人事院勧告、県内の最低賃金の引き上げ等を踏まえまして、本市における人材確保を図るため、一般職非常勤職員及び臨時職員の報酬及び賃金につきまして増額改定を行うものでございます。  改定の内容の一例を申し上げますと、臨時職員の時間単価を800円から900円に、こども園勤務の保育士の月額を19万6,100円から21万4,900円に引き上げるなど、各職種に応じ、処遇改善を図るものでございます。  よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
    8: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 9: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は総務常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第3 議第4号 橿原市の一般職の職員の給与に関する条例及び橿原市一般職の任            期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について 10: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第3、議第4号、橿原市の一般職の職員の給与に関する条例及び橿原市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 11: ◯市長(森下 豊君) 議第4号、橿原市の一般職の職員の給与に関する条例及び橿原市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、国家公務員の給与水準及び本市の厳しい財政状況を踏まえまして、平成30年4月から平成32年3月までの間、管理職の職員に支給する給料月額を暫定的に減額する措置を講ずるものでございます。  主な内容といたしましては、部長級の職員を5%、課長級職員を4%、課長補佐級の職員を3%、それぞれ給料月額から減額するものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 12: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 13: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は総務常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    日程第4 議第5号 橿原市まちなみ交流センター条例の一部改正について 14: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第4、議第5号、橿原市まちなみ交流センター条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 15: ◯市長(森下 豊君) 議第5号、橿原市まちなみ交流センター条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、まちなみ交流センターとして、新たに今井まちや館別館を設置するため、地方自治法第244条の2第1項の規定に基づき、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 16: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 17: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は文教常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第5 議第6号 橿原市国民健康保険税条例の一部改正について 18: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第5、議第6号、橿原市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 19: ◯市長(森下 豊君) 議第6号、橿原市国民健康保険税条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、国民健康保険法等の一部改正による、国民健康保険制度の県単位化に伴いまして、県が示した平成36年度保険税率に統一していくため、3年ごとの段階的な改定等を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 20: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 21: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第6 議第7号 橿原市保健福祉センター条例の一部改正について 22: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第6、議第7号、橿原市保健福祉センター条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 23: ◯市長(森下 豊君) 議第7号、橿原市保健福祉センター条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の一部改正に伴いまして、引用している条文に条項ずれが生じたため、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 24: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 25: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      日程第7 議第8号 橿原市犯罪被害者等支援条例の制定について 26: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第7、議第8号、橿原市犯罪被害者等支援条例の制定についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 27: ◯市長(森下 豊君) 議第8号、橿原市犯罪被害者等支援条例の制定についてでございます。  本件につきましては、犯罪被害者等基本法に基づき、犯罪被害者等を支援するための施策を総合的に推進していくため、当該施策の基本となる事項を定める条例を制定するものでございます。  施策といたしましては、相談及び情報の提供、見舞金の支給等を行い、関係機関と連携を図りながら、犯罪被害者またはその家族・遺族の方々の支援体制を整備してまいります。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 28: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 29: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━        日程第8 議第9号 橿原市手話言語条例の制定について 30: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第8、議第9号、橿原市手話言語条例の制定についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 31: ◯市長(森下 豊君) 議第9号、橿原市手話言語条例の制定についてでございます。  本件につきましては、障害者基本法に手話が言語として位置づけられたことを踏まえ、手話の普及、手話を使用しやすい環境の整備等に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、その基本となる事項を定める条例を制定するものでございます。  今後は、手話が言語であるとの認識に基づき、手話を使って安心して暮らすことができる橿原市を目指してまいります。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 32: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 33: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第9 議第10号 橿原市国民健康保険条例の一部改正について 34: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第9、議第10号、橿原市国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 35: ◯市長(森下 豊君) 議第10号、橿原市国民健康保険条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、国民健康保険法等の一部改正による国民健康保険制度の県単位化に伴い、文言の規定の整備を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 36: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 37: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     日程第10 議第11号 橿原市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について 38: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第10、議第11号、橿原市後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 39: ◯市長(森下 豊君) 議第11号、橿原市後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律の一部改正により、国民健康保険法の規定に基づき、住所地特例の適用を受け、従前の住所地の市町村被保険者になっている者に対し、年齢到達等により後期高齢者医療制度に移行した後も引き続き特例を適用させるため、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 40: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 41: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      日程第11 議第12号 橿原市介護保険条例の一部改正について 42: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第11、議第12号、橿原市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 43: ◯市長(森下 豊君) 議第12号、橿原市介護保険条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、介護保険法及び同法施行令の規定によりまして、平成30年度から32年度までの第1号被保険者の保険料率の算定に係る所得段階区分を現在の11段階から13段階に細分化するとともに、保険料額の改定などの改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 44: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 45: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第12 議第13号 橿原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営              に関する基準等を定める条例等の一部改正について 46: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第12、議第13号、橿原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 47: ◯市長(森下 豊君) 議第13号、橿原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正についてでございます。  本件につきましては、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う介護保険法の一部改正により、指定地域密着型サービスの事業等に係る基準について、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 48: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 49: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第13 議第14号 橿原市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基              準等を定める条例の制定について 50: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第13、議第14号、橿原市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 51: ◯市長(森下 豊君) 議第14号、橿原市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定についてでございます。  本件につきましては、地域における医療及び介護の総合的な研修を推進するための関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う介護保険法の一部改正によりまして、指定居宅介護支援事業者の指定権限が県から移譲されるため、指定居宅介護支援事業に関する基準等を定める条例を制定するものでございます。  よろしくご審議のほどお願いします。 52: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 53: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   日程第14 議第15号 橿原市休日夜間応急診療所条例の一部改正について 54: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第14、議第15号、橿原市休日夜間応急診療所条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 55: ◯市長(森下 豊君) 議第15号、橿原市休日夜間応急診療所条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、橿原市休日夜間応急診療所における年末年始の診療日につきまして、今まで12月30日から1月4日としていたものを、12月29日から1月3日に変更するため、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 56: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 57: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第15 議第16号 橿原市手数料徴収条例等の一部改正について 58: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第15、議第16号、橿原市手数料徴収条例等の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 59: ◯市長(森下 豊君) 議第16号、橿原市手数料徴収条例等の一部改正についてでございます。  本件につきましては、建築基準法、都市計画法等の一部改正によって、用途地域への田園住居地域、農業と調和した良好な住環境を保護するため定められた地域の追加、文言の整理等が行われたため、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 60: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 61: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は建設常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第16 議第17号 橿原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例              の一部改正について 62: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第16、議第17号、橿原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 63: ◯市長(森下 豊君) 議第17号、橿原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、豊田町地区地区計画及び城殿町・栄和町地区地区計画の都市計画決定に伴いまして、建築基準法に基づく条例による当該区域内の建築物に対して制限を行い、建築基準法等の一部改正による各基準の変更に対応するため、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 64: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。竹森議員。              (6番 竹森 衛君 登壇) 65: ◯6番(竹森 衛君) 6番、竹森 衛でございます。議第17号、橿原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について質問いたします。建設常任委員会では細部にわたって審議をされると思いますけれども、建設常任委員ではございませんので、少し聞かせていただきます。  いただいた資料の中で、まず、新堂町地区整備計画区域でダンスホールが削除されています。これは何で業種として、構築物としてダンスホールが削除されたのか。  それから、もう1つ、常盤町地区整備計画区域で、これは数年前、大きな議論になって、議会も議決をいたしましたけれども、このA、Bそれぞれの地区で、いわゆるマージャン屋、ぱちんこ屋、射的場等の建築物はもちろん認められるわけですけれども、場外車券売場、勝馬投票券発売所を削除することを話し合いの中でしなかったのか。この問題では、他市町村でもできたことによって大きな問題が起こっていますけれども、それに関してはどういう形でこの条例の改正について審議をされたのか。  もう1点、豊田町、それから城殿町・栄和町地区、これは、地区計画を進めるに当たっては、地主の方々がそれぞれ話し合って、努力をされて、そういう地区計画のところを1つにまとめられたと思うんですけれども、以前いただいた豊田町では、ちょうど隣接する住宅地がございます。それから、これは市街化調整区域の地区計画ですけれども、城殿町、それから栄和町に関してもそれぞれ周りに住宅がございますけれども、この改正案では、喫茶店も事務所も、それから、自動車修理工場も学習塾も、15平方メートル以下のものに限りますけども畜舎も、それから巡査派出所も、それぞれあらゆる業種が出店できる、構築ができるということにこの条例の改正案の資料には書かれています。これらを進めるに当たって、その周辺の地域の方にいろいろ説明会をされて、こういうふうに構築物が条例としてできますよということもお話をされていますけれども、それについてはコンセンサス、もちろんこの地区計画をするに当たっての土地を1つにまとめるということに関しては地主の方も大変な努力をされていると思います。その周りで暮らしていらっしゃる方、特に住宅街に隣接するわけですけれども、その点についての説明会ももちろん開かれて了承されたと思いますけれども、その点について質問いたします。答弁してください。 66: ◯議長(たけだやすひこ君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 67: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。6番、竹森議員のご質問にお答えいたします。  議員のほうからは、まず、新堂町の地区計画。新堂町の地区計画につきましては、平成23年に都市計画決定をされております。お尋ねの建築物の用途の制限のことでございますが、こちらのほうにつきましては、もともとの市街化区域として定められている用途地域につきましては準工業地域となっておりますが、準工業地域で建てられる建築物を、より具体的に制限をかけた規制をさせていただいております。地区計画においては、そういった形で、従来、用途地域で建てられる建築物についても、その地域にふさわしくないと考えられるようなものについては規制をしていくということで、そういったことについては地域の住民の方々にも合意形成を図って進めているというところでございます。  それから、2点目の常盤町の地区計画のことをお尋ねでございますが、こちらも平成23年の5月に都市計画決定されております。もともとの用途地域については、A地区については準住居地域であり、B地区につきましては準工業地域というふうな形になっておりますが、こちらのほうもその準住居地域、あるいは準工業地域で建てられる建築物に規制をかけさせていただいて、それは地区計画によって規制をさせていただき、好ましくない建築物などの制限をさせていただいております。
     お尋ねいただいておりました場外馬券場とかについては制限を設けているわけではございませんが、そういった施設を建築する場合については、以前の議会でもご質問いただいたとおり、さまざまな基準をクリアしていかなければ設置できないものであるということから、この地区計画で用途地域からの規制としては外させていただいているという流れがございます。  それから、あと、豊田町の地区計画、それから、城殿町・栄和町地区の地区計画につきましては、橿原市のほうとしても初めて市街化調整区域で地区計画を設定させていただいた地域でございます。昨年の12月に都市計画決定をさせていただいたところです。  今回、条例改正という形で上げさせていただいている内容につきましては、もともと建築物とかを制限する形の中で、地区整備計画として地区計画で定められている内容を、建築確認を取得する際に必須条件とするために建築条例という形で上げさせていただいている内容でございます。したがいまして、改正というよりも、もともと都市計画決定をされていた地区計画の届け出制度では、建築確認とリンクはしているものの、適合していない場合であっても建築確認が取得できる可能性があるところに制限をかけさせていただく条例という意味合いのものでございますので、改正というよりも、規制の強化というふうな形での今回の条例を建築指導課のほうから上げさせていただいているといった内容になっております。  地域住民とのコンセンサスのことでございますが、豊田町地区と城殿町地区は、先ほども申し上げましたように市街化調整区域です。市街化調整区域で地区計画を設定しているのと同時に、開発許可の手続も負っていただいております。地域住民の方々への説明会につきましては、事業者の申請によって開発の許可の手続を負っていただいておりますので、市のほうとタイアップした形で地域の方々への説明会というのをさせていただいております。  それから、地区計画を決定する際については、その事前の手続条例という制度がございますので、その段階でも、地域に入っていって、「こういった形で地区決定を設定させていただきます」といった内容の説明をさせていただいた上で、その後、都市計画の正式な手続を踏んで都市計画決定をさせていただいたというような流れになっておりますので、地域の方々とのコンセンサスは図られているものと理解しております。  以上でございます。 68: ◯議長(たけだやすひこ君) 竹森議員。              (6番 竹森 衛君 登壇) 69: ◯6番(竹森 衛君) 6番、竹森 衛でございます。  今、部長が答弁していただきました。現行は、ダンスホールは構築物として商業ゾーン、それから住環境共生ゾーンと、A、Bで上げられているわけですけれども、改正案ではそれが業態として、構築物としては削除されている。それは何か理由があってやったのか。  それから、もう1つは、要するに、議会として、場外馬券売場とか場外車券売場、これらに類するものをそのまま、いろんな規制があると言っても、条例でこれが明記されるということであれば、出店する側としたら、それは条例にかなっていると。あとは風営法とかいろんなことで規制されますけれども、今回は市長や教育長が、ある場所に場外の券売場を設置したいという方に対して、それは断るというふうに言われましたけれども、この常盤町地区整備計画区域では、それは、法的な条例に基づいて手続をできるわけですから、それを要らんと言ったら、行政が不作為で逆に訴えられると。条例に明記されているじゃないかと。この点については、そういう慎重な審議をされたのかどうか、それもお答えください。 70: ◯議長(たけだやすひこ君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 71: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、6番、竹森議員のご質問にお答えいたします。  ダンスホールの件でございますが、以前、風営法にひっかかってくるのがダンスホールでございました。最近の事例でございますけれども、ダンスホールではなくて、ダンス教室というのがいろんなところで、子どもさんのキッズダンスであるとか、そういった教室を開催されておりますことから、その用途を見直しされまして、ダンスホールという形で風営法にひっかかっていたものを、ダンス教室であればそういった住居地域的なところであっても立地可能というふうに改正をされましたので、「ダンスホール」というふうな書き方をさせていただいているというのが1点目のご質問でございます。  それから、2点目の場外馬券場のことでございますけれども、以前、常盤町については、先ほど申し上げましたとおり、平成23年の5月に都市計画決定をされておりまして、その都市計画決定に定まっている内容を今の条例に載せさせていただいているということで、こちらのほうについては、以前上げさせていただいている条例からは全く変わっていないという状況でございます。地区計画で定めた内容をこの条例で位置づけするというのがこの条例の根本的な考え方となっておりますので、あえてここで強化するというふうな形のことは今の条例の中ではできないという形になっておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。 72: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は建設常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━       日程第17 議第18号 橿原市公園条例の一部改正について 73: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第17、議第18号、橿原市公園条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 74: ◯市長(森下 豊君) 議第18号、橿原市公園条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、都市公園法施行令等の改正によりまして、住民1人当たりの都市公園の面積の算出基準の緩和、公園施設内の運動施設の設置基準の条例委任等が規定されたため、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願いいたします。 75: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 76: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は建設常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     日程第18 議第19号 橿原市上水道給水条例の一部改正について 77: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第18、議第19号、橿原市上水道給水条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 78: ◯市長(森下 豊君) 議第19号、橿原市上水道給水条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、工事その他の理由により、水道施設または給水装置に損傷等を原因とする損害を与えた者に対し、復旧に係る費用及び損失水費等の損害負担を求めるため、所要の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 79: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 80: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は建設常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━          日程第19 議第20号 財産の取得について 81: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第19、議第20号、財産の取得についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 82: ◯市長(森下 豊君) 議第20号、財産の取得についてでございます。  本件につきましては、橿原市四条町116番の一部ほか12筆、面積5,233.81平方メートルを、慈明寺町・四条町線及び慈明寺町13号線の整備用地として、金額5,035万3,826円で奈良県から取得するため、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 83: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 84: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は、県立医科大学・附属病院を核としたまちづくり事業等に関する特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 85: ◯議長(たけだやすひこ君) ご異議なしと認めます。よって、県立医科大学・附属病院を核としたまちづくり事業等に関する特別委員会に付託の上、審査することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   日程第20 議第21号 訴えの提起について(生活保護法第63条返還金) 86: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第20、議第21号、訴えの提起について(生活保護法第63条返還金)を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 87: ◯市長(森下 豊君) 議第21号、訴えの提起についてでございます。  本件につきましては、生活保護法第63条による返還金債権を有している者に対し、仮差し押さえにより保全した金銭を取り立てるため、訴えの提起について、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 88: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 89: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    日程第21 議第22号 権利の放棄について(住宅新築資金等貸付金) 90: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第21、議第22号、権利の放棄について(住宅新築資金等貸付金)を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 91: ◯市長(森下 豊君) 議第22号、権利の放棄についてでございます。  本件につきましては、奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合から償還不能と判断され、市に移管された住宅新築資金等貸付金に係る金銭債権の権利の放棄について、地方自治法第96条第1項第10号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 92: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 93: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   日程第22 議第23号 権利の放棄について(生活保護法第78条徴収金) 94: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第22、議第23号、権利の放棄について(生活保護法第78条徴収金)を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 95: ◯市長(森下 豊君) 議第23号、権利の放棄についてでございます。  本件につきましては、債務者が死亡した生活保護法第78条徴収金に係る金銭債権の権利の放棄について、地方自治法第96条第1項第10号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 96: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 97: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         日程第23 議第24号 権利の放棄について(市営住宅家賃) 98: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第23、議第24号、権利の放棄について(市営住宅家賃)を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 99: ◯市長(森下 豊君) 議第24号、権利の放棄についてでございます。  本件につきましては、債務者が免責された市営住宅家賃に係る金銭債権の権利の放棄について、地方自治法第96条第1項第10号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 100: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 101: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は建設常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      日程第24 議第25号 権利の放棄について(市営住宅家賃) 102: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第24、議第25号、権利の放棄について(市営住宅家賃)を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 103: ◯市長(森下 豊君) 議第25号、権利の放棄についてでございます。  本件につきましては、債務者が死亡した市営住宅家賃に係る金銭債権の権利の放棄について、地方自治法第96条第1項第10号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 104: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 105: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は建設常任委員会に付託いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━       日程第25 議第26号 和解について(不当利得返還請求) 106: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第25、議第26号、和解について(不当利得返還請求)を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 107: ◯市長(森下 豊君) 議第26号、和解についてでございます。  本件につきましては、不当利得の返還に係る和解につきまして、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  上程理由といたしましては、複合施設における基準不適合土等の処理に要した追加費用1億2,776万4,000万円に係る契約変更の議案を平成30年1月臨時会で上程いたしましたが、否決されたことを受け、今回の相手方でありますPFI八木駅南市有地活用株式会社から請求書が届きました。しかし、議会で否決されているため当該費用を支払えない状況であったところ、再度相手方から遅延損害金を含む請求書が届きました。市としては、市が法律上の原因なしに受注した不当利得を相手方に返還する義務が生じていることが明らかでありますので、相手方でありますPFI八木駅南市有地活用株式会社に対しまして追加費用を払うため、和解することについて、議会の議決を求めるものでございます。  議員各位には、橿原市のことをよくお考えいただきまして、橿原市民のためにご審議賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 108: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。奥田 寛議員。(「これは、いけるのか」と呼ぶ者あり)(「委員やから、聞くにしても簡単に聞きや、委員会に付託になるから」と呼ぶ者あり)(「委員会に全員入っているから」と呼ぶ者あり)              (5番 奥田 寛君 登壇) 109: ◯5番(奥田 寛君) 5番、奥田 寛です。議第26号の議案について若干質問をさせていただきます。  何で急遽質問させていただくことにしたかといいますと、実は承第1号が後で出てきます、特定事業契約の変更に関する専決処分の報告について。これが議運サイドで即決と考えておられるようなので、要するに、議第26号の審議をしない状態で、いきなり承第1号にマル・ペケを打たんとあかんようになっているように見えるわけなんですね。これはちょっとまずいと。議第26号については、ある程度中身を理解しておかないと、かなり強い影響が出てきますので、承第1号について判断しにくい。ということで、急遽質問に立たせていただきました。  何でかといいますと、単純な話ですね。議第26号の金額と承第1号の金額、これの合計を臨時議会の1月議会で議会は否決をしているからなんですね。否決した案件がこの議第26号と承第1号の2つに割れて出てきているということなんですよね。もともとは同じ案件やったわけですよね。  ちょっと質問をさせていただきます。  この議第26号、もともと1月臨時議会にかかるまだずっと前は、PFI契約に基づいて工事をお願いして、その金額を支払いたいという話は聞いていましたけれども、PFI契約ではなくて、単独発注のつもりなんだと、そういう言い方を聞いてきたので、おかしいんじゃないのかと言い続けてきました。最終的に、やっぱりPFI契約でやりたいですというふうに変わってきたのがこの1月やったと思うんですよね。それは当然やと思うんですよね。もともと根本的な理由は、PFI契約の中にこういう事業をやってくださいと書き込んであって、それに伴う支出をするというのが真っ当な市の姿勢であります。当たり前の話。それをしないでおこうとしていた昨年1年間がむしろ理解に苦しむというところです。よくよく考えると、やっぱり地方自治法上の、あるいは予算の事前決定主義、あるいは単年度会計主義、そういう基本原則に反するようなことになりかねない状態でしたから、PFI契約の変更をかけたほうがまだましだという話になるはずだったんです。  ところが、今、この3月議会において、PFI変更契約、契約変更の議案は出ていないです。結局、これはまたあれですか、単独発注で、PFI契約にそもそも根拠を持っているはずなのに、PFI契約ではない状態で事業費を払いたいと、そういう議案を上げてこられたという意味なんですか。おかしいでしょう。契約変更の議案を出してきて、それを変更した上で、契約に基づいてその金額を支出するのやったらわかりますよ。何でこれは契約変更が出てこないのか、ちょっとその辺まず1点目に教えてもらっていいですか。  ついでに、余裕があるのであればお答えいただきたいですが、昨日か、まだその前やったかちょっと覚えていないですが、原課に寄って、「PFIのガイドラインというのをちゃんと読み込んでいますか」ということをお尋ねしておきました。もともとこのSPC、特定目的会社ですか、特定やったか、特別やったか、ちょっと今はっきりあれですが、このSPCというのは、そもそもPFI事業をやるために生まれた会社なんです。選定事業、選定業者。その選定業者というのは、選定事業をやるためにつくられた会社なので、選定事業以外はしないことになっているんですよ、基本的に。何が言いたいかと言ったら、PFI法に基づいた事業だったらお願いをして、やってもらうのは当然なんですが、そもそもPFI事業じゃないものをやってくださいと頼める相手じゃないということなんですよ。これはPFI法のガイドラインを読んだ私一人の理解にすぎませんので、ちゃんと「いや、それは違います」とおっしゃる根拠をお持ちでしたら説明していただいたらいいですけれどもね。そういうことから考えたら、PFI事業じゃない単独発注なんていうのは本当にあり得ない話なんですよ。  今、1階のレストランですか、あれの箱の中もPFI法の契約に基づいて貸し付けをやっていると。それは理解していますが、テラスの部分、これはまた契約変更が上がっていません。PFI法に基づく契約じゃなくて、地方自治法の行政財産貸し付けの契約を、これも議会に諮らずに勝手にやってはるみたいですね。PFI事業じゃないことを勝手に頼んでいいのかという疑問が私にはあるんですよ。あなた方にはそれはないんですか。PFI法のガイドラインを私が読み間違えているんですかね。  ちょっと微妙なところが多過ぎるので、特別委員会の中で徹底的にやりたかったのですが、先ほど申し上げたような理由がありましたので、とりあえずお答えできる範囲でお答えをお願いいたします。 110: ◯議長(たけだやすひこ君) 答えられる程度で。中西総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 111: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんからお尋ねいただいた点についてご答弁申し上げたいと思います。  まず、そもそものPFI契約の変更契約に至っていないのはなぜかというお尋ねかと思います。  今回の基準不適合土壌につきましては、いろいろ議会でもご議論いただいてきた中で、予算をめぐっても、別にすべきではないかというご議論もあり、我々といたしましても、どのような最終的な契約形態が望ましいのか、いろいろ検討させていただきました。最終的に、議会にお諮りしたように、そもそもの既存の契約の変更契約が最も適しているというところで、変更契約の議案を上げさせていただいたところです。ただ、結果としては、残念ではあったのですが、否決、認めていただくことができませんでしたので、この議第26号に係ります処分費用については、お仕事をしていただいたにもかかわらず、その代金がいまだに支払えない状態が継続しているところです。  先ほど提案理由の説明にもございましたが、市としては、お仕事をお願いしながら、まだその代金を支払えないというところで、不当利得を得てしまっている状態にあります。これについて、相手方さんのほうからも請求もいただき、遅延損害金についても述べられておりますので、市民のためにも、不必要な遅延損害金の支払いをないという状態にするためには、この和解についてぜひお願いしたいというのが理事者側からの提案の趣旨になってございます。  あと、テラス席についてもお述べではございましたが、PFI事業に基づくものではないという認識で、我々については別という扱いで契約させていただく方向で考えております。  以上でございます。 112: ◯議長(たけだやすひこ君) 奥田 寛議員。              (5番 奥田 寛君 登壇) 113: ◯5番(奥田 寛君) 念のために再度確認をさせていただきます。  この事業の発注、受注でやっていただいた事業というのは、PFI事業ではない扱いにしたいと、そういうふうにおっしゃってくださったんですね。違いますか。それで構いませんか。PFI事業じゃない扱いにしたいというのは、レストランのテラスの部分の貸し付けのものですか。(中西総務部長、首肯する)  じゃ、まだ答えていないので、答えてください。この土壌汚染の処理は、PFI法の契約にのっとったPFI事業なのか、そうでないのか。2択です。  もう1つの質問のポイントは、SPCはPFI事業以外のこともやることができるのか、できないのか。その点も2択です。よろしくお願いします。 114: ◯議長(たけだやすひこ君) 中西総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 115: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのお尋ねに再度ご答弁申し上げたいと思います。  先ほども申し上げましたが、本来、土壌に係る部分については、最終的にPFI事業と認識いたしましたので、変更契約をお願いしたと。ただ、残念ながら、認めていただくことができませんでしたので、お支払いができないということで、今回、やむなくこの和解による方法によって、その不当利得となっている部分のお支払いを完了させていただきたいという思いでございますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。(「もう委員会でしろよ。これはあかんで」と呼ぶ者あり) 116: ◯5番(奥田 寛君) いや、3回目。1回だけ行かせて。(「議長、これはあかん」と呼ぶ者あり) 117: ◯議長(たけだやすひこ君) 3回という意味がよくわからんのですけど。 118: ◯5番(奥田 寛君) 3回登壇ルールでしょう。最後に一言だけですから。(「構成委員の中の委員の質問はやっぱりある程度セーブせなあかん」と呼ぶ者あり)  いや、わかっていますが、最後、一言だけお願いします。(「自分の質問の趣旨は違うがな。承第1号の話の中で質問したらいいような話やろう」と呼ぶ者あり)  いや、この議第26号についてちゃんと質問しています。答えをまだもらっていない。(「違うがな。承第1号の話をしてたがな」と呼ぶ者あり)  議長、質問。(「1回休憩を入れたら」と呼ぶ者あり)  いやいや、最後1回で済むって。(「委員会でしろと言ったやん」と呼ぶ者あり) 119: ◯議長(たけだやすひこ君) 奥田 寛議員。              (5番 奥田 寛君 登壇) 120: ◯5番(奥田 寛君) お騒がせいたしまして、済みません。  最後に一言で確認をさせていただきますが、今聞いた表現をそのまま聞くと、この土壌汚染の処理費については、PFI事業でやって、契約変更すべきやと思いながら、その議案をあえて出さずに、契約変更議案を出さずに、契約に根拠がない状態で支出を求めていることになるんですが、それでよろしいですか。 121: ◯議長(たけだやすひこ君) もう答えはいいわ。  これをもって質疑を終わります。  本件は、市庁舎建設及び八木駅周辺整備事業等に関する特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 122: ◯議長(たけだやすひこ君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、市庁舎建設及び八木駅周辺整備事業等に関する特別委員会に付託の上、審査することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第26 議第27号 平成29年度橿原市一般会計補正予算(第5号)について        議第28号 平成29年度橿原市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1              号)について        議第29号 平成29年度橿原市介護保険特別会計補正予算(第2号)に              ついて        議第30号 平成29年度橿原市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予              算(第2号)について 123: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第26、議第27号から議第30号までの平成29年度補正予算に係る議案4件を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 124: ◯市長(森下 豊君) 議第27号から議第30号の4議案について、一括して提案説明いたします。  まず、議第27号、平成29年度橿原市一般会計補正予算(第5号)についてご説明いたします。  本件につきましては、総額4億6,197万6,000円の増額補正のほか、繰越明許費の追加、地方債の変更をいたしております。  歳出の主な内容といたしましては、人件費の増額のほか、障害者自立支援事業費、障害児支援事業費、私立保育所措置費、街路事業費などの増額を入れております。  これに見合う歳入といたしましては、国庫支出金、県支出金、繰越金、市債などを追加し、歳入歳出の均衡を図っております。  次に、議第28号、平成29年度橿原市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  本件につきましては、総額1,180万7,000円の増額補正をいたしております。
     内容といたしましては、後期高齢者医療事業費を増額しています。  これに見合う歳入といたしましては、後期高齢者医療保険料を追加して、歳入歳出の均衡を図っています。  次に、議第29号、平成29年度橿原市介護保険特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。  本件については、総額3億853万4,000円の増額補正をいたしております。  その内容といたしましては、介護サービス等諸費、介護予防・日常生活支援総合事業費を増額しています。  これに見合う歳入といたしましては、国庫支出金、県支出金、介護給付費準備基金繰入金などを追加して、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  最後に、議第30号、平成29年度橿原市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。  本件につきましては、総額に変更が生じない、歳入の増減のみの補正をいたしております。  その主な理由といたしましては、住宅新築資金等貸付金の一部を債権放棄するに当たりまして、住宅新築資金等貸付助成事業補助金を追加するほか、昨年12月議会でご承認を賜りました橿原市住宅新築資金等貸付事業特別会計条例廃止に伴い、平成29年度末をもって同会計を廃止するに当たりまして、歳入不足分を補填するため、一般会計繰入金を追加するものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 125: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑は議案番号等を述べられてからお願いいたします。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 126: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  お諮りいたします。本4件については、11人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 127: ◯議長(たけだやすひこ君) ご異議なしと認めます。よって、本4件については、11人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。  ただいま設置されました予算特別委員会の委員選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、大北かずすけ君、成谷文彦君、竹森 衛君、佐藤太郎君、竹田のぶや君、大保由香子君、松木雅徳君、小川和俊君、原山大亮君、うすい卓也君、細川佳秀君、以上11人の諸君を指名いたします。  ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長の互選を行っていただくために、本会議休憩中に予算特別委員会を招集いたしますので、委員会室にご参集願います。  それでは、暫時休憩いたします。                午後2時09分 休憩              ─────────────                午後2時32分 再開 128: ◯議長(たけだやすひこ君) 休憩中の本会議を再開いたします。  予算特別委員会の正副委員長の互選を行いました結果、委員長に大北かずすけ君、副委員長に大保由香子君が互選されましたので、ご報告申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第27 議第31号 平成30年度橿原市一般会計予算について        議第32号 平成30年度橿原市国民健康保険特別会計予算について        議第33号 平成30年度橿原市後期高齢者医療特別会計予算について        議第34号 平成30年度橿原市介護保険特別会計予算について        議第35号 平成30年度橿原市駐車場事業特別会計予算について        議第36号 平成30年度橿原市墓園事業特別会計予算について        議第37号 平成30年度橿原市共有財産処分特別会計予算について        議第38号 平成30年度橿原市上水道事業会計予算について        議第39号 平成30年度橿原市下水道事業会計予算について 129: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第27、議第31号から議第39号までの平成30年度当初予算9件を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 130: ◯市長(森下 豊君) 議第31号から議第39号までの平成30年度当初予算について、一括して提案説明いたします。  まず、議第31号、平成30年度橿原市一般会計予算につきまして説明いたします。  予算総額は423億1,000万円で、前年度と対比いたしますと20億2,964万4,000円、4.6%の減となっております。減額となりました主な理由は、市の重要課題でありました八木駅南市有地活用事業の完了に伴い、複合施設購入費が減額となったほか、新沢千塚古墳群公園の整備が最終段階に達したため、整備費用が減額となったことによるものでございます。  まず、第1条におきましては、歳入歳出予算の総額を定めています。  第2条では、債務負担行為の期間及び限度額を定めています。  第3条では、地方債の借入限度額のほか、利率などを定めています。  第4条では、一時借入金の最高額を40億円と定めています。  第5条では、職員に係る人件費につきまして、過不足が生じた場合、同一款内での項間の流用ができるよう定めています。  次に、歳出の主な内容を性質別経費で申し上げますと、人件費につきましては、68億8,893万円で、人事院勧告に伴う給与改定などにより、前年度に比べ8,546万8,000円、1.3%の増となっております。  扶助費につきましては、109億272万4,000円で、障害者自立支援事業費、私立保育所措置費などの増加によりまして、前年度に比べ3億7,077万7,000円、3.5%の増となっております。  また、公債費は39億2,040万6,000円で、前年度に比べまして3億9,252万4,000円、9.1%の減となっております。  普通建設事業費につきましては、36億8,506万2,000円を計上いたしております。  主な内容といたしましては、総務費では、老朽化や耐震性などの課題を抱える本庁舎の整備を進めるため、本庁舎整備事業費のほか、八木駅前シェルター設置工事費を、民生費では社会福祉施設整備費補助金を、農業費では土地改良事業費を、商工費では奈良盆地周遊ウォークルート案内サイン設置工事費を計上いたしております。  土木費では、橿原運動公園に人工芝のグラウンド2面を整備するため都市公園事業費を、また、市道慈明寺町・四条町線、雲梯町・古川町線などの整備工事を進めるための道路新設改良事業費のほか、街路事業費、橋梁長寿命化事業費、今井町住環境整備事業費を計上いたしております。  また、消防費では、老朽化した第5分団消防車車庫の建てかえを進めるため消防施設整備事業費を、教育費では、「かしはら元気っ子基金」を活用しトイレ環境を改善するため、小・中学校のトイレ洋式化など室内全体の改修工事を進めるための経費といたしまして小・中学校施設整備費のほか、地区公民館整備事業費を計上いたしております。  以上を主な内容といたします普通建設事業費は、前年度に比べまして24億4,270万3,000円、39.9%の減となっております。  その他の経費につきましては、物件費で80億2,355万5,000円の計上となり、前年度に比べ4億7,913万2,000円、6.4%の増となっております。  また、維持補修費では、4億5,276万4,000円の計上となっております。前年度に比べ1,023万9,000円、2.3%の増となっております。  補助費等につきましては、37億5,409万2,000円の計上で、前年度に比べ13億1,435万4,000円、53.9%の増となっております。  積立金につきましては3,281万8,000円、貸付金は8億9,193万5,000円を計上いたしております。  繰出金では、介護保険特別会計などへの繰出金で37億4,771万4,000円、また、予備費では1,000万円を計上いたしております。  次に、これに見合う歳入といたしましては、まず、市税につきまして、157億5,717万円の計上となり、平成30年度は固定資産税の評価替え年度に当たり、土地は、路線価の見直しを行った結果、市内439地点の標準地のうち、297地点で地価の下落が見られたものの、ほぼ横ばいで、家屋は、既存家屋の価格の見直しによりまして大幅な下落となっております。個人市民税では、企業景況は持ち直しつつあり、個人の総所得が若干押し上げられ、また、雇用情勢も着実に改善していることから増額、法人市民税も企業景況の回復を見込み、増額を見込んでおります。前年度に比べ1億973万8,000円、0.7%の増額を見込んでいます。  地方交付税につきましては、61億6,815万6,000円で、前年度に比べまして1,720万2,000円、0.3%の増となっております。  臨財債は16億7,860万円と、前年度に比べまして7,580万円、4.3%の減となっています。  市債につきましては、庁舎建設事業債などで32億9,120万円を計上しており、前年度に比べ21億4,120万円、39.4%の減となっております。  その他の収入につきましては、事業執行に必要な収入額を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第32号、平成30年度橿原市国民健康保険特別会計予算の概要について説明いたします。  予算総額は124億7,200万円で、前年度に比べ32億410万円、20.4%の減となっています。減額となる理由といたしましては、後期高齢者医療制度への移行による被保険者数の減少によるものと、国民健康保険制度の県単位化により、後期高齢者支援金、介護納付金、共同事業拠出金など、県が一括計上することによるものであります。  歳出の主な内容を申し上げますと、保険給付費で89億9,815万6,000円、県単位化によります新設された事業費納付金で31億3,095万2,000円、保健事業費で1億1,901万5,000円を計上いたしております。メタボリック対策として、医療保険者による特定健康診査、特定保健指導を実施し、医療費の抑制に努めております。  これに見合う歳入といたしましては、国民健康保険税などを計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第33号、平成30年度橿原市後期高齢者医療特別会計予算の概要について説明いたします。  予算総額は16億7,960万円で、前年度に比べまして1億3,040万円、8.4%の増となっております。  歳出の主な内容を申し上げますと、まず、総務費では、申請、届け出等の受け付けに関する費用、保険料の徴収に関する費用及び健診事業に関する費用で8,139万8,000円を計上しております。  次に、後期高齢者医療広域連合納付金で15億9,448万4,000円を計上いたしております。  これに見合う歳入といたしましては、後期高齢者医療保険料などを計上し、歳入歳出の均衡を図っております。  続きまして、議第34号、平成30年度橿原市介護保険特別会計予算の概要について説明いたします。  予算総額は82億6,940万円で、前年度に比べまして6億9,770万円、9.2%の増となっています。  歳出の主な内容を申し上げますと、まず、総務費では、要介護認定に関する費用、介護保険料の賦課徴収に関する費用などで2億5,684万4,000円を計上いたしております。  次に、保険給付費では、被保険者が介護保険対象サービスを利用した場合の保険給付分の費用として75億6,380万1,000円を計上いたしております。  また、地域支援事業費では、介護予防・日常生活支援総合事業費など4億3,153万8,000円を計上いたしています。  これに見合う歳入といたしましては、介護保険料などを計上し、歳入歳出の均衡を図っております。  次に、議第35号、平成30年度橿原市駐車場事業特別会計予算の概要について説明いたします。  予算総額は2億3,170万円で、前年度に比べ5,410万円、30.5%の増となっています。  歳出の主な内容を申し上げますと、施設管理費などを計上いたしております。  これに見合う歳入といたしましては、料金収入などを計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第36号、平成30年度橿原市墓園事業特別会計予算の概要について説明いたします。  予算総額は9,640万円で、前年度に比べ3,380万円、54%の増となっています。  歳出の主な内容を申し上げますと、墓園管理費などを計上いたしております。  これに見合う歳入といたしましては、使用料及び手数料などを計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第37号、平成30年度橿原市共有財産処分特別会計予算の概要について説明いたします。  予算総額は48億3,510万円で、前年度に比べ1,930万円、0.4%の減となっております。  この会計では、内膳町ほか19町の共有財産処分経費を計上したもので、各町公共施設整備事業交付金、土地開発公社貸付金などを計上いたしております。  次に、議第38号、平成30年度橿原市上水道事業会計予算の概要について説明いたします。  まず、第2条の業務の予定量といたしましては、給水戸数120戸の増加を見込み、平成30年度末で4万7,970戸を予定いたしております。  次に、年間総給水量では、1,330万2,000立方メートルを予定しております。  主要な建設改良事業といたしましては、配水管埋設及び更新、耐震化工事などの事業を予定しています。  次に、第3条の収益的収入及び支出でございますが、収益的収入では、総額32億2,522万3,000円を計上いたしており、その主な内訳といたしましては、営業収益として水道料金などで29億5,496万2,000円、営業外収益で2億7,026万1,000円でございます。  一方、収益的支出では、総額29億4,068万9,000円を計上いたしております。主な内訳といたしましては、営業費用が28億2,667万1,000円で、うち県営水道受水費は16億7,013万5,000円、営業外費用は、企業債利息などで1億901万8,000円でございます。  特別損失を加えました平成30年度の消費税込みの収益的収支は2億8,453万4,000円の純利益となる見込みでございます。  次に、第4条の資本的収入及び支出でございますが、資本的支出は総額16億852万8,000円、資本的収入は総額1億4,542万9,000円でございますので、不足する14億6,309万9,000円は、消費税資本的収支調整額及び損益勘定留保資金で補填することといたしております。  最後に、議第39号、平成30年度橿原市下水道事業会計予算の概要について説明いたします。  まず、第2条の業務の予定量といたしましては、水洗化人口で1,050人の増加を見込み、30年度末で8万4,763人を予定しております。
     次に、年間総有収水量では、前年度より2.7%増の1,061万2,000立方メートルを予定しております。  主な建設改良事業といたしましては、汚水管路建設事業、雨水管路建設事業、汚水管路改良事業を予定いたしております。  次に、第3条の収益的収入及び支出でございますが、収益的収入では、総額31億2,665万円を計上いたしており、その内訳といたしましては、営業収益として下水道使用料などで18億816万3,000円、営業外収益で13億1,848万7,000円でございます。  一方、収益的支出で総額27億8,304万2,000円を計上いたしており、主な内訳といたしましては、営業費用で23億3,511万1,000円、うち流域下水道維持管理負担金は7億4,325万6,000円でございます。また、営業外費用は、企業債利息などで4億4,643万1,000円でございます。  特別損失を加えました平成30年度での消費税込みの収益的収支は3億4,360万8,000円の純利益となる見込みでございます。  次に、第4条の資本的収入及び支出でございますが、資本的支出は総額25億7,716万5,000円、資本的収入は総額20億9,386万1,000円でございますので、不足する4億8,330万4,000円は、消費税資本的収支調整額及び損益勘定留保資金で補填することといたしております。  詳細につきましては、予算説明書及び予算の概要をご高覧いただきまして、よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 131: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑は議案番号等を述べられてからお願いいたします。それでは、質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 132: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本9件は、予算特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 133: ◯議長(たけだやすひこ君) ご異議なしと認めます。よって、本9件は、予算特別委員会に付託の上、審査することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第28 議第40号 橿原市議会政務活動費の交付に関する条例の廃止について 134: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第28、議第40号、橿原市議会政務活動費の交付に関する条例の廃止についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。槇尾幸雄君。              (17番 槇尾幸雄君 登壇) 135: ◯17番(槇尾幸雄君) 政務活動費ということで、私は何回も委員会では反対させていただいてきましたが、今回、こうしてこの場で反対できるのは、もともと去年の選挙のときに小川議員と「好きやねん橿原」という会派を結成させていただき、そして、ここで私が提案者、賛成者が小川さんということで、この場で皆さんの前で条例の廃止について言えることができたのかなと思っております。  私はなぜこの政務活動費を廃止かというと、まず第一に、非常に執行率が悪い。26年度で36%、27年度では28%、28年度は16%。24人の議員がおられて、毎年1,200万円の予算がついております。  その中で、本来ならば、予算をつけたときに、大体、全額使わないといけないということはないんですが、しかしながら、そこそこ使わないと、毎年50%にも行かないというような予算のつけ方というのは、私は、これは議員に対してのそんたくかなと思っております。このそんたくもいいかげんにやめていただきたいなと思っております。  そして、今でこそ、これは政務活動費になっておるわけでございますが、昔は政務調査費と言っておった時代がございました。その政務調査費のときに、私も含めてでございますが、ここにおられる杉井議員とか樫本議員とかはよくよく知っておられますね。後ろで一生懸命に頑張って毎日来ていただいている方に訴えられて、訴訟を起こされました。実は私も起こされました。  というのは、今でこそ訴訟は各議員に対しては行われていない。昔は各議員に政務調査費ということで訴訟が起こされました。そのとき、私自身、昔、もう10年ぐらい前かな、訴えを起こされて、四国に私自身、部落解放同盟の80周年の記念で、これはどうしても私は行きたかったのと、そして、皆さんも知っておられる時限立法、30年立法ができて、橿原市の飛騨・大久保地区も大きくさま変わりし、奈良県ならば別に政務調査費とかそんなのを使わなくても自分の車でだーっと行ったら大体わかるんですが、私、昔、四国でお友達がいて、青年のときにいろいろ活動した仲間がおりました。そして、奈良県の今と四国の今がどのようになっているのやと、このこともしっかりと見て、聞いて、行きたいなということで、大会が10時から。その前日に入らなければ間に合わないということで、前日に私は入りました。そして、ホテルに泊まって、ホテル代が何ぼ、運賃が何ぼということで、これだけ、多分5万何ぼやと思いますが、議会事務局に「これは調査費として使えるかどうか」と言うて尋ねました。そしたら、事務局は「それは使えますよ」と言っていただいたので、5万何ぼいただいたように思っております。  しかしながら、そのときに私は、「なぜ最後まで闘わないのや」と言われました。しかし、私自身、そのときに貧乏をしていまして、訴訟を起こされたら、勝っても負けても30万円から40万円の金額がかかりました。それやったら、5万何ぼ払っておこうと。5万円やったらポケットから出ましたけども、30万円も40万円もポケットになかったんですよ、貧乏をしていたおかげでね。  そういうこともあって、私は、それからこっち、政務調査費が政務活動費に名前が変わりました。そして、22年、23年、24年、25年、約4、5年で600万円、訴えられてかかっております。これは皆、税金ですよ。使っている金が何ぼ使っているんやと。しかし、中身も精査しなければわからないけども、訴えられたら必ずこれだけの金が要るということで、私は皆さんにこのことを、政務活動費の廃止を皆さんに賛同してほしいなと。  ただ、一言言いたいのは、これは私と小川さんと勝手に2人で皆さんにお願いしているだけであって、皆さんにぜひとも賛同してくれとは言いません。言いませんが、こういうこともあるということだけは皆さん覚えていただきたいということで、よろしくお願いいたします。  終わります。ありがとうございました。 136: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 137: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は、議会改革特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 138: ◯議長(たけだやすひこ君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、議会改革特別委員会に付託の上、審査することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第29 議第41号 橿原市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について 139: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第29、議第41号、橿原市議会の議員の定数を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。原山大亮君。              (19番 原山大亮君 登壇) 140: ◯19番(原山大亮君) 19番、日本維新の会、原山大亮でございます。議第41号、橿原市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について、提案の理由を説明いたします。  この条例改正は、橿原市議会議員の定数を24人から22人に改めようとするものです。  議員定数につきましては、地方自治法第91条で条例により定めることが規定されており、本市におきましては、平成21年の条例改正後、議員定数を26人から24人に改正し、市の重要な意思決定や行政運営の監視、条例等の政策形成に責務を果たしてこられ、市民の声を市政に反映すべく、福祉の向上や地域発展に全力で取り組んでいるところでございます。  しかしながら、地方自治体においては、さらに進む人口減少や厳しい財政状況を鑑み、議員定数や議員報酬の適正化を図る自治体が多数存在いたします。奈良県内におきましても、近隣の市町村が積極的に定数削減を推し進め、一般財源の圧迫を防ぐとともに、議員としてのあり方を身をもって体現されております。  本市におきましても、人口減少や厳しい財政状況は変わらず、これから訪れる少子高齢化社会に対し、まずは議員が身を切り、襟を正し、行財政改革に取り組む姿勢が大事だと考えます。  議員定数に関し、何名が正解という答えはございませんが、全国の類似団体と比較しましても、現在の本市は、定数、報酬ともに上位でございます。全国類似団体の平均値である議員定数22人に改正し、目に見える形で姿勢を示すべきだと強く思い、この改正案を提出させていただきました。  以上で提案理由の説明を終わります。ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 141: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 142: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  本件は、議会改革特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 143: ◯議長(たけだやすひこ君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、議会改革特別委員会に付託の上、審査することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   日程第30 承第1号 特定事業契約の変更に関する専決処分の報告について 144: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第30、承第1号、特定事業契約の変更に関する専決処分の報告についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 145: ◯市長(森下 豊君) 承第1号、特定事業契約の変更に関する専決処分の報告についてでございます。  本件につきましては、八木駅南市有地活用事業における複合施設への円滑かつ適正な移転に際し、当該施設の引き渡し及び供用開始の前倒し並びにそれらに伴う維持管理及び運営費用の増加等に係る事業契約の変更につき急を要したため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行ったことにつきまして、同条第3項の規定に基づき、これを報告し、議会の承認を求めるものでございます。  内容といたしましては、平成30年1月11日開会の平成30年橿原市議会第1回臨時会に、議第2号、特定事業契約の変更についてを上程いたしましたが、1月12日及び15日に開催された市庁舎建設及び八木駅周辺整備事業等に関する特別委員会での審議を経て、議第2号は当委員会で否決され、15日に再開されました本会議でも否決となり、同日に臨時会は閉会いたしました。  当該施設を、平成30年4月1日ではなく、平成30年2月13日に前倒ししてオープンさせるためには、1月15日に当該施設の引き渡しを受ける必要があり、改めて議会を招集する時間的余裕がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により、臨時会に上程した契約変更議案のうち、当該施設の供用開始日を平成30年4月1日から2月13日に、引き渡し予定及び維持管理開始予定日を平成30年2月28日から1月15日に変更することに伴う維持管理費の経費として1,555万3,276円を増額し、契約金額を96億5,569万3,160円から96億7,124万6,436円に変更する変更契約を締結したものでございます。  よろしくご承認賜りますようお願いを申し上げます。 146: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。奥田 寛君。              (5番 奥田 寛君 登壇) 147: ◯5番(奥田 寛君) 5番、奥田 寛です。1点だけ簡単に質問をさせていただきます。  今、この契約期間の前倒し部分の専決について、るるお述べでございましたけれども、肝心な点が1個抜けているように感じました。というのは、これは支出の金額の話しか言ってくださっていないんですね。支出をするために専決をしなければならなかったと、そういう趣旨でしか聞こえないような表現を使っておられます。  しかし、実際には、収入サイドの契約も前倒しになっているんですね。2月13日から1階のレストランは運営を始めておりますし、2月15日からホテルについても運営が始まっております。その2つについては、SPCが市長の専決によって、議会の同意なく収入を上げるという契約外の行為を行っていることになろうかと思います。この点については、収入サイドも契約を前倒しして専決したんだと、真っ正面からお認めになるのか、ならないのか、伺っておきます。 148: ◯議長(たけだやすひこ君) 中西総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 149: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。5番、奥田 寛議員お尋ねの、今回オープンを前倒ししたことに対して、SPC側が、その事業が前倒しされたことに伴う収入を得ているのかというご質問については、そのとおり、収入を得ている状態にあるということでございます。  以上でございます。 150: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  お諮りいたします。承第1号につきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 151: ◯議長(たけだやすひこ君) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。西川正克君。              (8番 西川正克君 登壇) 152: ◯8番(西川正克君) 8番、西川正克でございます。承第1号、特定事業契約の変更に関する専決処分の報告について反対討論をいたします。  市長から趣旨説明がありました。時間的余裕がなかったためということでございました。ただ、恐らく、地方自治法の第179条第1項の規定に基づきというところの「議会を招集する暇がないと認めるとき」というところに該当して今回の措置ということでしたけれども、同時に、この議会の招集については、開会の日前、都道府県と市においては7日、それまでに告示しなければならないということでありましたので、この「議会を招集する暇がないと認めるとき」には当たらない。これははっきり申し上げておきます。  それから、今回、議会で否決された事件は対象にはなりませんという、一旦議会で否決された案件についての評価を書いてある出版物がありまして、株式会社自治日報社から出版されている『議員・職員のための議会運営の実際 12』ですけれども、これによると、専決処分の対象にならない事件、対象になじまない事件にはどのようなものがあるかという問いに、「議会で議決された事件は対象にはなりません」とおっしゃっております。この出版物の著者は地方議会研究会というところで、代表者は、橿原市議会がかつて「地方議会の運営と活性化」というテーマで講師に招いた野村 稔さんということでございます。  今回の専決処分は、議会で否決されたその日に専決処分をしたことについても議会軽視ということをはっきり申し上げておきます。  そして、私ども共産党は、もとの平成27年3月に議決された事業契約そのものについて反対を表明しておりました。  以上の点から、この専決処分について承認できないことを指摘しまして、反対討論とします。  以上です。 153: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって討論を終わります。  承第1号について、起立により採決いたします。本件は原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起立する者あり) 154: ◯議長(たけだやすひこ君) 起立少数であります。よって、本件は否決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日程第31 報第1号 平成30年度橿原市土地開発公社事業計画の報告について 155: ◯議長(たけだやすひこ君) 日程第31、報第1号、平成30年度橿原市土地開発公社事業計画の報告についてを議題といたします。  報告の朗読を省略いたします。  市長から報告の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 156: ◯市長(森下 豊君) 報第1号、平成30年度橿原市土地開発公社事業計画の報告についてでございます。  本件につきましては、平成30年2月22日に開催されました橿原市土地開発公社の理事会におきまして、平成30年度の事業計画が議決されましたので、ここにご報告申し上げるものでございます。  平成30年度の主たる事業といたしましては、市土地改良事業用地等の先行取得のための用地購入費及び補償費として9,740万円を計上いたしております。  よろしくお願いいたします。
    157: ◯議長(たけだやすひこ君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 158: ◯議長(たけだやすひこ君) これをもって質疑を終わります。  報第1号の報告を終わります。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。本日はこれにて散会し、あす3月8日から3月21日まで本会議を休会とし、3月22日午前10時に再開いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 159: ◯議長(たけだやすひこ君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会し、3月22日午前10時に再開することに決しました。改めて再開通知はいたしませんからご了承願います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。                午後3時15分 散会 発言が指定されていません。 Copyright © Kashihara City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...