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  1. 橿原市議会 2017-06-01
    平成29年6月定例会(第2号) 本文


    取得元: 橿原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 平成29年6月定例会(第2号) 本文 2017-06-20 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言表示切り替え 全 354 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言一覧 選択 1 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 2 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 3 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 4 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 5 :  ◯健康部長(吉田雄一君) 選択 6 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 7 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 8 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 9 :  ◯健康部長(吉田雄一君) 選択 10 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 11 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 12 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 13 :  ◯健康部長(吉田雄一君) 選択 14 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 15 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 16 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 17 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 18 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 19 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 20 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 21 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 22 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 23 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 24 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 25 :  ◯健康部長(吉田雄一君) 選択 26 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 27 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 28 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 29 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 30 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 31 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 32 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 33 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 34 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 35 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 36 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 37 :  ◯生活安全監(平城 滿君) 選択 38 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 39 :  ◯生活安全監(平城 滿君) 選択 40 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 41 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 42 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 43 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 44 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 45 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 46 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 47 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 48 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 49 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 50 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 51 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 52 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 53 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 54 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 55 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 56 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 57 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 58 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 59 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 60 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 61 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 62 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 63 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 64 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 65 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 66 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 67 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 68 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 69 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 70 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 71 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 72 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 73 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 74 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 75 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 76 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 77 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 78 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 79 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 80 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 81 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 82 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 83 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 84 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 85 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 86 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 87 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 88 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 89 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 90 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 91 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 92 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 93 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 94 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 95 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 96 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 97 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 98 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 99 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 100 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 101 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 102 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 103 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 104 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 105 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 106 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 107 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 108 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 109 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 110 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 111 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 112 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 113 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 114 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 115 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 116 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 117 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 118 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 119 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 120 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 121 :  ◯教育長(吉本重男君) 選択 122 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 123 :  ◯21番(うすい卓也君) 選択 124 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 125 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 126 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 127 :  ◯福祉部長(福井和夫君) 選択 128 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 129 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 130 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 131 :  ◯福祉部長(福井和夫君) 選択 132 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 133 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 134 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 135 :  ◯福祉部長(福井和夫君) 選択 136 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 137 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 138 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 139 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 140 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 141 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 142 :  ◯健康部長(吉田雄一君) 選択 143 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 144 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 145 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 146 :  ◯健康部長(吉田雄一君) 選択 147 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 148 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 149 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 150 :  ◯健康部長(吉田雄一君) 選択 151 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 152 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 153 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 154 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 155 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 156 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 157 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 158 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 159 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 160 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 161 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 162 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 163 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 164 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 165 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 166 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 167 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 168 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 169 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 170 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 171 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 172 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 173 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 174 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 175 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 176 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 177 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 178 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 179 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 180 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 181 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 182 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 183 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 184 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 185 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 186 :  ◯4番(成谷文彦君) 選択 187 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 188 :  ◯8番(西川正克君) 選択 189 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 190 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 191 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 192 :  ◯8番(西川正克君) 選択 193 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 194 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 195 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 196 :  ◯8番(西川正克君) 選択 197 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 198 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 199 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 200 :  ◯8番(西川正克君) 選択 201 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 202 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 203 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 204 :  ◯8番(西川正克君) 選択 205 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 206 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 207 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 208 :  ◯8番(西川正克君) 選択 209 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 210 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 211 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 212 :  ◯8番(西川正克君) 選択 213 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 214 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 215 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 216 :  ◯8番(西川正克君) 選択 217 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 218 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 219 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 220 :  ◯8番(西川正克君) 選択 221 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 222 :  ◯8番(西川正克君) 選択 223 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 224 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 225 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 226 :  ◯8番(西川正克君) 選択 227 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 228 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 229 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 230 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 231 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 232 :  ◯8番(西川正克君) 選択 233 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 234 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 235 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 236 :  ◯8番(西川正克君) 選択 237 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 238 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 239 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 240 :  ◯8番(西川正克君) 選択 241 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 242 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 243 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 244 :  ◯8番(西川正克君) 選択 245 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 246 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 247 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 248 :  ◯8番(西川正克君) 選択 249 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 250 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 251 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 252 :  ◯8番(西川正克君) 選択 253 :  ◯副議長(松尾高英君) 選択 254 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 255 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 256 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 257 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 258 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 259 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 260 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 261 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 262 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 263 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 264 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 265 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 266 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 267 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 268 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 269 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 270 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 271 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 272 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 273 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 274 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 275 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 276 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 277 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 278 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 279 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 280 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 281 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 282 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 283 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 284 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 285 :  ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 選択 286 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 287 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 288 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 289 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 290 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 291 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 292 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 293 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 294 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 295 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 296 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 297 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 298 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 299 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 300 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 301 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 302 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 303 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 304 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 305 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 306 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 307 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 308 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 309 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 310 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 311 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 312 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 313 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 314 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 315 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 316 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 317 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 318 :  ◯総務部長(中西孝和君) 選択 319 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 320 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 321 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 322 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 323 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 324 :  ◯生活安全部長(立辻満浩君) 選択 325 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 326 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 327 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 328 :  ◯生活安全部長(立辻満浩君) 選択 329 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 330 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 331 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 332 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 333 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 334 :  ◯まちづくり部長(栗間和也君) 選択 335 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 336 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 337 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 338 :  ◯まちづくり部長(栗間和也君) 選択 339 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 340 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 341 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 342 :  ◯まちづくり部長(栗間和也君) 選択 343 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 344 :  ◯総合政策部長(福西克行君) 選択 345 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 346 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 347 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 348 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 349 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 350 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 351 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 352 :  ◯6番(竹森 衛君) 選択 353 :  ◯議長(細川佳秀君) 選択 354 :  ◯議長(細川佳秀君) ↑ 発言の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:               午前10時02分 開議 ◯議長(細川佳秀君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                日程第1 一般質問 2: ◯議長(細川佳秀君) 日程第1、一般質問を行います。順次質問を許可いたします。  5番、奥田 寛君の質問を許可いたします。奥田君。            (5番 奥田 寛君 質問席に移動) 3: ◯5番(奥田 寛君) おはようございます。議長のお許しを得ましたので、通告のとおり一般質問をさせていただきます。5番、奥田 寛です。  1点目、児童福祉についてでございます。  昨年の6月議会におきましても、「児童福祉とファシリティマネジメント」と、今回とよく似た内容の質問をさせていただいておりますけれども、今回はその続きのような形になります。  端的に伺いますけれども、今まで、この10年ほどの間に、森下市長が誕生して以来ということなんですが、こども園、公立の保育所と幼稚園の、いわゆる一元化ではなくして、一体化の園というのも進めていただく中で、こういう施設を、例えば指定管理に出して、民間委託するということはあり得るんでしょうかという質問も何遍かさせていただきました。おおむね、その時期は明言されていないながら、「やります」というお返事をいただいていたところです。そのこと自体はまずご認識があるかどうか伺い、同時に、そろそろ時期を明言していただければと思いますので、よろしくお願いします。 4: ◯議長(細川佳秀君) 吉田健康部長。              (説明員 吉田雄一君 登壇) 5: ◯健康部長(吉田雄一君) 健康部の吉田でございます。5番、奥田 寛議員のご質問に回答させていただきます。  議員お尋ねの保育所の民間委託・指定管理についてでございます。  以前から指定管理については何度もご質問いただいておるところでございますが、議員も十分承知いただいておると思いますが、現在、橿原市のこども園におきましては、公立の保育所と公立の幼稚園の組み合わせを「こども園」といたしまして構成しているわけでございます。特に公立の幼稚園部分につきましては、個別に学校教育法等によりまして管理が定められていることから、民間委託や指定管理制度を導入することができないという制約がございます。特に現状では、公立の保育所部分と無理やり切り離して指定管理制度を導入することは、現在、保育所と幼稚園を一体的に運営していることから、現実的には難しいのではないかと考えております。ただ、今後、どういう形であれば指定管理制度を導入できるのかにつきましては、現在、市有施設再配置検討審議会や教育施設再配置検討審議会の審議が行われていることから、その審議も踏まえた上で検討したいと考えております。  以上でございます。 6: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 7: ◯5番(奥田 寛君) いや、検討するも何も、認定こども園にしたら指定管理に出せるのと違いましたか。そんな話、7、8年前に聞いたような気がしますけどね。今は、だから、やるというお答えを既に聞いていることの確認。「やる」と今まで何遍も市長さんは言うてはりますよね。議事録を引っ張ってこなあきませんか。そのことの確認と時期を伺っているんです。やり方みたいなのは何なりあります。違いますか。もう1回お答えください。
    8: ◯議長(細川佳秀君) 健康部長。              (説明員 吉田雄一君 登壇) 9: ◯健康部長(吉田雄一君) 健康部の吉田でございます。5番、奥田 寛議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  指定管理制度をやらないと我々は言っているわけではございませんが、現実的に今のままでは導入ができない制約があるということで、それを今後どうすればできるのかについては、含めて検討したいと考えておるということでございます。ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 10: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 11: ◯5番(奥田 寛君) そうすると、過去に「やる」と言っていた話は、なしにしはるわけですか。 12: ◯議長(細川佳秀君) 健康部長。              (説明員 吉田雄一君 登壇) 13: ◯健康部長(吉田雄一君) 健康部の吉田でございます。5番、奥田 寛議員のご質問にお答えさせていただきます。  指定管理制度の導入については、現在、幼稚園部分で制約があるということでございますので、その制約をどういう形で今後取り除いていくか、今後、こども園に指定管理制度を導入するのかどうかにつきましても、やはりそこら辺の制約を今後解決しないとなかなかすぐにはいかないものと考えておりますので、全くしないということではございません。今後、含めて検討したいと考えております。  以上でございます。(「議長、ちょっと市長に振ってもらっていいですか、同じ答えを三遍聞いてもしようがないので」と奥田寛君呼ぶ) 14: ◯議長(細川佳秀君) 立って。奥田 寛君。 15: ◯5番(奥田 寛君) やり方は、例えば、完全に保育所として民間に出すなり、認定こども園化して、幼稚園部分を含め、一体の施設から一元化施設へと変えた上で指定管理に出すなり、お好きにされたらいいと思いますが、指定管理にするということを既に市長は何遍も明言しておられます。同じ話を何遍も同じように答えていただいても、何も進んでいないじゃないですか。市長さん、ご自分で「指定管理する」とおっしゃったことを覚えておられたら、ちょっとそこの部分を明言いただきたいんですが、いかがですか。 16: ◯議長(細川佳秀君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 17: ◯市長(森下 豊君) 5番、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  いずれかには指定管理をしていきたいと思っています。その時期に関しては、今のところ未定でございます。  以上でございます。 18: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 19: ◯5番(奥田 寛君) 前段となる事実を幾つか確認させていただきます。質問というより、説明になってしまって恐縮なのですが、おつき合いいただければと思います。              (資料を質問席より示す)  このグラフというか、人口ピラミッドは、橿原市が平成28年3月、去年の3月に出した人口ビジョンの中の1ページですね。この人口ビジョンで、例えば、昭和55年の5歳から9歳の5年の人口、5歳から9歳の5年間に出生した人数という言い方をしてもあながち間違いないかと思いますけれども、これは1万人を超えているわけですね。それに対して、平成26年度の0歳から4歳とか、あるいは5歳から9歳の人口を見ると、これは5,000人ぐらい。ということは、今、年間1,000人生まれている。30、40年前には年間2,000人以上生まれていた。極めて単純な事実がわかるわけです。  4歳、5歳の人口が2倍いたということは、そのほとんどが幼稚園なり保育所にいたわけですから、それだけの子どもさんを収容するだけの幼稚園ないし保育園の面積があったということを意味するわけですね。待機児童なんていうのは、よく考えたら、出るわけないんですよ、面積を有効に使えば。待機児童がいたとしても、そもそも面積が理由で出るはずがないんですよ。面積は余っておるはずなんですよ、効率よく使えば。実際、金橋幼稚園でありますとか、潰していっている面積もあるんですけれども、そもそも2倍の数の子どもたちが私立の部分も含めて入っていた面積がある中で、その面積を実際に有効に使うというのはどういうことかと。橿原市がやっているこども園というのは、幼稚園側の面積が余っている中で、子どもさんの人数が減っているので、保育所の方にもあわせて使ってもらおうというような考え方から生まれている制度ですよね。  今、例えば、無認可の保育所、保育園を認可にされる、それはいいですよ。ということはやったとしても、例えば、業者さんを支援して建物の増設をやるだとか、そういうことまでほんまにやらんとあかんのかと。面積を増やす前に、やれることってありますよね。単純な話、15、16ある幼稚園のうち、5つぐらいしかこども園になっていなかったら、残り10個の単独園があるわけですよ。そういうところを1つか2つ、例えばの話ですよ、無認可の保育所に入ってもらいながら、認可の保育所に変更して、その施設をリフォームするだとか、そういうようなことを考えていったらば、新しい建物をわざわざ公立以外のところに増築していかんとあかんなんていう話にはならへんと思うんですよね。  公立幼稚園をそのまま指定管理にしろなんていうことは別に言いませんよ。だけど、橿原市は幼稚園を保育所化するというような、それに近いことはある程度やり始めているわけですよ。保育所化してしまえば、それを民間委託することは別に指定管理を使わんでも可能なわけですよ。  建物の面積が余っているのに、あえて建物をつくりにいくというのは、私に言わせれば、民間が増えていったかわりに、公立が潰れていきますというか、減っていきます、なくなっていきます、あるいは建物として耐震性がない建物がなくなっていって、新しく建物ができていきます、そういうような条件でのみやっていくべき話であって、建物が、実際使えるものがあるのに、新しく建物をつくっていくというのはナンセンスきわまりない話ですね。  ファシリティマネジメントというのは、結局、昨年の3月にも人口ビジョンが出た瞬間に申し上げましたけれども、私立の保育園なりの面積をきちんと含み込んだ上で、子どもさんの数をにらんだ上で、どこに行ってもらうかというのを総合的に考えないとあかん話だと思うんですよね。  指定管理をやると前向きにおっしゃっていただいているのはありがたいんですが、そもそもこのFMの発想の中に、じゃ、私立の保育園の面積なりというのをちゃんと計算に入れていきましょうねというスタイルになっているかというと、昨年3月時点ではそこまでのお返事はいただいていないわけです。「検討してください」の感じで投げた上で1年以上たっておるわけですので、今、再度お答えを伺います。 20: ◯議長(細川佳秀君) 中西総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 21: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのご質問にお答えしたいと思います。  奥田 寛議員さんがるるお述べいただいたとおり、子どもにかかわる施設に限らず、FMについては総合的に取り組みを進めているところです。いみじくも、今、市有施設再配置検討につきましては審議会、庁内では推進委員会を立ち上げて検討を重ねているところです。  議員ご指摘いただいております、民間の建物をどう位置づけて、どう考えているのかということでございます。我々の今取り組んでおりますファシリティマネジメントの取り組みにおきましては、各公共施設の基本的な管理の方法を定めるというのを目的に進めております。直接的には民間の施設はその対象としては含んでおりませんが、公共施設等総合管理計画の実施方針の各項目の中では、民間との連携、また、民間活力の活用についても項目としては掲げておりますので、民間ができることについては民間で、行政が行うべきことについては行政でという部分を見きわめながら、民間とも連携しながらFMについては進めていきたい、このように考えております。  以上でございます。 22: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 23: ◯5番(奥田 寛君) 久しぶりに前向きなお答えを聞いたような気がするので、これはこれ以上突っ込まずにとどめておこうかなと思いますけれども。  ちょっとずれた点で1個確認をさせていただきます。             (ファクスを質問席より示す)  つき合いのある私立の保育園の園長さんからファクスをいただいておりまして、担当部長さんとかにはコピーをお見せしておりますけれども、この中にちょっと気になる1行があります。どういう表現かといいますと、「昔、三浦市長様が、公立5園、私立7園以外は認可しないと申されていたのに」というような表現で、最近の市は無認可を認可にしたり、あるいは認定こども園という形で幼稚園の保育所化を図ったりということを、私立サイドにあんまり相談なくぼんぼんやってこられるのは、少々、昔の約束と違うんじゃないかというような言い方をされています。  私自身の感覚としては、民間の業者さんが増えることによって公立の保育所なりが減っていくことのほうが、いわゆる官民格差という、民間の保育所で預かっているお子さんに対して、公立の保育所で預かっているお子さんの費用には1.4倍の金額がかかっているということは何遍も既に説明させていただいているとおりでございます。税金が、かかる金額がばか高いわけですね、官のほうが。民間が増えていくことによって、同じだけの数の公のほうが減っていくのであれば、別に私はそれは望ましいことではないのかなというふうに感じているところですが、そもそもの話、認可園をこれ以上つくらんという約束があったのにという不満をおっしゃっている方があるわけなんですよ。そういう約束というのは過去に本当にあったんですか。それとも、あったにせよ、効力がないものなんですか。その辺、ちょっと明確にしていただいていいですか。 24: ◯議長(細川佳秀君) 健康部長。              (説明員 吉田雄一君 登壇) 25: ◯健康部長(吉田雄一君) 健康部の吉田でございます。5番、奥田 寛議員のご質問にお答えさせていただきます。  議員お尋ねの30年前の市長が約束された、現在の7つの認可園以外は認可しないというような約束事についてでございますが、当時の記録も残っておりませんし、古い方にお聞きいたしましても、どの場所でそのような発言がされたということも不明でございますので、現在に至っては確認ができていないところでございます。  ただ、今後も橿原市といたしましては、やはり、待機児童が出ております以上、待機児童の解消策として、現在、事業認可の保育園で分園を整備したいという計画がございますので、それにつきましては、今後、待機児童解消策といたしまして、橿原市としても国の補助申請や補正予算をつけながら考えていきたいと考えております。  以上でございます。 26: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 27: ◯5番(奥田 寛君) 確認ができないというのはペーパーで残っていないということなんでしょうが、古くから保育の現場で働いておられる方の記憶には結構残っている有名な話だろうと思うんですよね。ただ、ペーパーに残っていないものを本当に効力があるものとして扱うかどうかといったら、私自身、そうそう主張もできにくいかなという気はします。  ただ、先ほども申し上げましたけれども、もともと私立の保育園さんというのは、実は公立の保育所ができる前から頑張っておられる方もある。実際にそういう初期的な経費というのは、土地、建物を自前でつくって、社会福祉法人ですから、それが解散するときには全部国に対する寄附扱いになるであるとか、かなりの投資をされて、苦労して運営を続けてこられたというような方たちだと思うんですね。こういう方たちは、運営が厳しいということだけじゃなくて、橿原市全般の保育の歴史そのものといいますか、あらゆることを知ってはるわけです。内容について、こういうふうにすべきだということで、行革を推進する立場の市長さんとは意見が違うことは、るるあるかとは思うんですけれどもね。明確に私立の保育園なりを潰すつもりでやっていく話ではなくて、最終的に、市長さん自身がお述べになったように、公立が私立化していく、民営化されていって、公立サイドのコストが下がっていけば、むしろ私立のライバルは増えたとしても、それは公平公正な競争関係の相手方が増えるだけであって、私立さんを潰すような話ではないということをちゃんと明確に説明していくべきだと思うんですよね。そこの部分を丁寧に説明しなかったら、「何なんだ」と怒られても、しようがないんじゃないかなという気はいたします。この点に関しては、もはや、大体、席上からうなずいていただいているようですので、答弁は結構です。  2番目の問題に移らせていただこうと思います。  ごめんなさい、言い忘れました。最後、前回、去年も言いましたけれども、人口を増やそうと思ったら、子どもさんに対する保育料、あるいは幼稚園の費用、そっち側の経費というのをやっぱりかなり下げないとあかんと思います。私自身、大学の無償化だとか、そういう決議が出るたびに言いたくなるんですね。大学は別に反対したくて反対しているわけじゃないですね。先に、もっと小さい子だろうという気がしてしようがないので、そこの部分をこらえながら否決にいつも回るんですけれどもね。そこの部分は、特に保育所の値段の高いお子さんであるとか、そういうしんどい部分があるのはわかっていただいていると思いますので、特に要望として申し上げておきます。  2番目、八木駅南と庁舎。  これの関係は2つございます。平成26年の3月に債務負担行為を打ったときに議会の側が、駐車場であるとか交通渋滞に対してちゃんと対策してくださらないと、やってもらったら困りますよと。やってもらったらあかんまでは言わないですけれども、そういうことが条件ですよと、そういうような内容の決議案をつけた上で賛成しているわけなんですね。今、渋滞解消というのを八木駅周辺でやれているかといったら、一切何の動きもないですよね。これは、私以外の議員さんも何遍も質問していただいている中で、一切動きがないというのはどういうことや、決議を無視するのかという気がするんですが、これを一遍お答えください。 28: ◯議長(細川佳秀君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 29: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。5番、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  議員お述べのとおり、附帯決議がついております八木駅周辺の道路渋滞の解消についてのお話でございます。  交通渋滞対策の一環といたしまして、昨年度、交通量調査を実施させていただいております。国道24号の柳町交差点におきましては、18時から19時にかけて、市道八木町・内膳町1号線の東進左折の車両が渋滞していることを改めて確認することができましたが、信号待ちをしております全ての車両につきましては、次の青信号のときに交差点を通過できることも確認させていただいております。  渋滞となっております要因でございますが、左折時に横断歩道を渡っている方々の影響によりまして、車両が交差点に進入できない場合、また、八木駅南側ロータリーからの車両が多いということ、それから、時間帯によって、地区に流入してくる車両も多いということがあって、渋滞となっていることがわかっております。  本市といたしましても、奈良県警と平成27年から、柳町交差点の交通対策についての協議を始めており、現地での立ち会いなども行い、ようやく現実的な対処方法といたしまして、柳町交差点の東進左折の車両を少しでもスムーズに交差点を通過させることができるように、柳町交差点の南進右折を時差信号にしていただき、その間、東進左折を矢印で青表示とすることで、何台かの車両のスムーズな流れを確保することができるように対策を講じていただくことが決まったところでございます。奈良県警におきましては、今年度の予算として確保していただいておりますので、今年度中の実施が予定されているところでございます。現時点における対策につきましては、このようなことをさせていただいているところでございます。  以上でございます。 30: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 31: ◯5番(奥田 寛君) ありがとうございます。  その1カ所の信号現示の変更だけで渋滞が解消するとも思いませんけれども、今までほとんど3年間ゼロ回答で来たことを考えれば、ほんの半歩かもしれませんが、前進。前向きに取り組んでいただいているところの成果が1つ出たかなという気はしますね。  ただ、24号線の北向き、いわゆる東進左折という表現をされていますが、結局、24号線の北向きですよね。が、車が混み合っておるという、そのこと自体のある程度の解消というのは、もう少し大がかりな工事等が伴わなければなかなかできるものではないのかなという気もしますね。  この関係で、地元の自治会さんであるとかがどういう心配をしているのかというのがあると思うんですよね。この1,100坪の分庁舎というのは、時間を延長するんでしたっけ。受付窓口は夕方5時で閉まるんでしたか。そうではないですよね。何か延長するという表現があったように私は覚えていますが。だから、普通やったら市役所というのは夕方の5時で閉まるところなので、市役所に来られる方が、さっきおっしゃったような夕方6時から7時の渋滞というのはひっかからないかもしれないんですが、この分庁舎の窓口については受付時間を延長するという話をむしろ聞いていたので、そういう渋滞時間にも来庁あるいは退庁というのはあり得るような気がするんですよね。そこの部分はどういう認識になっていたか。大丈夫でしょうかね、お答えのほうは。済みませんね、受付の時間の延長の部分を通告に書いていなかったので。答え、いけますか。 32: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 33: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  議員お述べのような開庁時間の延長ということにつきましては、現時点においては考えておりません。  お尋ねの地元との調整というふうなことでございますけれども、先ほど述べさせていただきましたように、奈良県警におきまして、今年度の予算でこういった渋滞の対策は対策としてやっていただきますけれども、そういった渋滞対策を講じていただくこととなった、その影響によってどれだけ解消されるのか、また、新分庁舎の供用開始後の状況といったことは改めて確認する必要があると考えております。地域の方々との過去の協議によりまして、社会実験的なことも含めて、適切な時期に必要な対策ということは、講じる必要が生じてきた場合においてやっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 34: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 35: ◯5番(奥田 寛君) 実証的な、いわゆる建物ができて、動き始めてからの観察といいますか、そういうものがある程度予定されているのだろうなということは当然想定するところなんですが、具体的には、例えば八木北の立体駐車場を壊すか壊さへんかは別にして、その横を通っていく道路をつくろうかみたいな話というのは進めるんですか、それとも、進めないで、ホテル、分庁舎の観察を優先するんですか。大がかりな工事が伴わなければ、24号線の北向きの車の台数を減らすことはできないかもしれないという表現を使わせてもらっているんですけれども、そこの部分については、やる・やらんは完全に保留なんですか、当面。 36: ◯議長(細川佳秀君) 生活安全監。              (説明員 平城 滿君 登壇) 37: ◯生活安全監(平城 滿君) 生活安全監の平城でございます。5番、奥田 寛議員の質問にお答えさせていただきます。  まず、道路建設の話につきましては横におかせていただきたいと思います。  国道24号の北進車両の渋滞緩和をどのようにするのかというご趣旨かと思います。先ほど来、総合政策部長が申し上げておりました以外に、ソフト対策として、八木町方面へ向かう車両の総量抑制のために奈良県警の交通管制センターに対して、橿原市内4カ所に設置されております道路交通情報板に、八木町を迂回するような格好での交通情報の掲出依頼の方法も検討しているところでございます。  また、先ほど部長のほうが申しておりましたように、地域の方々との協議も今後検討してまいりまして、その上で所要の措置あるいは改善方策等を、橿原警察署を通じまして奈良県公安委員会のほうと協議をさせていただきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 38: ◯議長(細川佳秀君) ということは、大がかり的な工事は今のところ考えていませんという話でよろしいですか。 39: ◯生活安全監(平城 滿君) はい。 40: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 41: ◯5番(奥田 寛君) ありがとうございます。  八木北の工事関係に関しては、もともと混雑するところの駅前に車を誘導する形になりかねないこともありまして、そもそもどうかという思いがありましたので、そっちの部分は当面進める予定がないのであれば一安心というところです。そのほかのやれることにつきましては、地元の方がおっしゃっているご提案の中で、今、私の口から言わない部分も多々ありますけれども、よくよく調整をされた上で、さらなる渋滞解消を図っていただければというふうに思います。  これの絡みで、ホテルの話になってきましたので、市庁舎対策の特別委員会で本来言うべきところの話なんですが、土壌汚染対策の凍結予算に絡んだ話をちょっとさせていただきますね。  指示書が出ておるということを申し上げて、ペーパーを特別委員会の中で配っていただきました。3回ペーパーが、指示書が出ている中で、平成28年4月5日の指示書というのは、いわゆる八木駅南市有地活用事業の事業契約書について、土壌汚染の調査をやってくださいという指示を書いてある。  その次が6月8日の指示書、これが問題ですね。「八木駅南市有地活用事業 事業契約書(事業契約書別紙を含む)に関し、下記のとおりに変更するよう指示します」と。下記のとおりというのは、「地中埋設物(コンクリート殻等)について適切に処分を行い、その費用については市の負担とする」と。最後、おまけのように、「契約変更等については別途協議を行う」というふうに書いてあるんですが、契約の変更はそもそも議決事項なので、市長さんが勝手に指示を出すこと自体に問題がある。これは明確な地方自治法違反ですね。  おまけに、この文書は行政番号がないんですね。行政番号がない。そして、ペーパーの決裁のように見えますが、いわゆる費用負担自身についての専決という建前でもない。「行政番号がないペーパーというのは公文書なんですか」というのを退職された市役所の元管理職の方に伺いましたら、「公文書は公文書かもしれんけれども、普通、あり得ないことである」と。何であり得ないかというと、「大概の文書というのは行政ナンバーが当然ついておるものだ。行政ナンバーがついていないペーパーというのは、ものすごく簡単な内容を示した、軽い内容のもののはずだ」と。そういう表現からしたら、1億3,000万からの費用負担が発生するようなペーパーというのは、行政番号がついてへんというのはちょっとあり得ないような書類のつくり方なんですよね。  28年6月8日のペーパーに続いて、28年7月13日の指示書でも同じですね。「八木駅南市有地活用事業 事業契約書(事業契約書別紙を含む)に関し、下記のとおりに変更するよう指示します」と。「基準不適合土壌については、試料採取による調査をし、適切に処理を行い、市の負担とする」と。最後に、申しわけのように、「契約変更等については別途協議を行う」と書いてありますけれども、契約変更を行うこと自体を指示しているんですよね。これは議会に説明せずに、しかも、議決をとらずにやれる話ではないはず。  おまけに1億3,000万というのが、今年度の3月予算においては20億円方の分庁舎の建物買い取りの費用と合わせて出てきていたんですよね。合わせて金額が出ている、予算書の中に。1本の契約の金額変更じゃないですか、どう見ても。  これ、今、20億の建物買い取り部分だけゴーを出させていただいた中で、この1億3,000万だけ残っているわけですよ。金額がばらけたから、これだけ単体発注の扱いになるのかなと思って、これも元市役所のOBの方に聞いてみましたら、「それは関係ないでしょう」とおっしゃっていましたね。「予算上ばらばらになったとしても、もともとの事業契約の変更でやっていくべき話である。契約書の中に1行、『この事業をやってください』と追加で書き込んだ上で金額を修正せんとあかん」と、そういう言い方をされていたと思います。  以上のことについて、まずは一通りのご答弁をお願いいたします。 42: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 43: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。5番、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  何点かご質問いただいております。  まず1点目、行政番号、行政文書としての番号についてのご質問でございます。
     確かに、本来、行政番号を付すべきであったということは、議員おっしゃっているとおりでございます。番号がないからといって公文書にはならないということは、それも議員がおっしゃっているとおりでございます。本来であるならば行政番号をつけるべきということで、それが抜けていたことについては申しわけなかったというふうに思っております。  2点目のことです。指示書の取り扱いのことでございますが、PFI事業は、本施設の設計業務を実際に行っていただいており、当初設計において、建設発生土につきましては普通土として処分していただくという内容になっておりましたが、最終的に、土壌調査の結果、特定有害物質であるヒ素が存在していたということが判明したため、通常処分する残土というもののかわりに、そのヒ素が含まれている土壌を適正に処理してくださいといったことを文書で指示したものが今回の指示書でございます。これまでの指示書によるような対応でございますけれども、通常の建設事業を進める過程においても行っているという方法でございまして、その方法にのっとった形で指示をさせていただいたというふうに認識いたしております。  それから、3点目の契約変更のことについてのご質問でございます。  当初の契約を変更するといったことも1つの方法ではございますが、別途契約を締結するということも実際には可能でございます。当該事業については、オープンの期日が決定していたこと、また、今回のケースでは最終の段階まで汚染土壌の数量が確認できていないということ、そういったことから、段階的に時間をかけて、本来、仮契約を進めて本契約を締結するといった流れもあるかもわかりませんけれども、通常、今回のこういったケース、今までの議会の議決を得て行ってきたような大規模工事についても、最終的に数量の合わせ込みなどを行って変更を行っていないといった内容もございますので、我々はそういった形で今回ご提案させていただいたという流れでございます。  また、契約の相手方とかは、あくまでPFI八木駅南市有地活用株式会社に限定されているということになろうかと思っておりますので、前の特別委員会のときにもほかの議員さんのほうからご提案いただいたとおり、別途契約によって締結をさせていただきたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 44: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 45: ◯5番(奥田 寛君) 何遍も同じことを言いますが、「下記のとおりに変更するよう指示します」なんですよ。契約書の変更を指示している。議決を経ずに契約を変更しようとしている。その指示を既に出してしまっている、去年の夏の時点で。おまけにそのこと自体の専決ですらない。本来これは議決を必要とする内容ではないんですかと聞いています。何遍も同じことを言わせないように。お答えをください。 46: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 47: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、奥田 寛議員のご質問にお答えいたします。  議員のお述べのような専決処分という方法も確かにあったかと思います。汚染土壌の対応につきましては、今申し上げたとおり、専決処分する方法も1つの選択肢であるというふうには認識いたしておりますが、今回の場合は、議会による予算審議を経る必要があったというふうなことも認識しており、それに基づいた指示書という形での措置をとらせていただいたものでございます。  なお、この指示書による処分ということでございますけれども、従来より、要求水準書によって、こういった不適合土壌が出てきたとき、市の費用負担により、また、市の責任において処分するというふうなことを明記しておりますので、それに基づいて行わせていただいたものでございます。  以上でございます。 48: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 49: ◯5番(奥田 寛君) 実務的にタイムラグがあるものですから一概に言えない部分があるかもしれませんが、金額が変わろうが変わるまいが、事業契約書の変更やったら議決対象でしょうが。違いますか。 50: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 51: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  事業契約変更が必須なのかというふうなお話でございますけれども、今回のケースについては別途契約するということも可能であるというふうに認識しております。  以上でございます。 52: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 53: ◯5番(奥田 寛君) ちょっとほかの質問を控えているので、ここであんまり時間をとりたくないんですがね。 54: ◯議長(細川佳秀君) 申しておきます。あと10分です。 55: ◯5番(奥田 寛君) はい、わかってございます。  予算を否決されたから別途契約もあり得ますみたいな話になっていますが、違いますやんか。追加で別途の契約をやるんじゃなくて、契約を変更するように指示しているじゃないですか。その契約を変更するように指示するというのは、議決がないとできないことなんでしょうと言っているんです。それに対してマルかバツかだけです。早くお答えください。時間がもったいない。 56: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 57: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  契約変更が必須かどうかというふうなことは、先ほどお述べしたとおりでございます。契約する事業につきましては、PFI八木駅南市有地活用株式会社と同様のとおり、別途の契約も方法としては可能であると。(「別途の話をしていない。今、契約を変更すると書いてあると言っている」と奥田寛君呼ぶ) 58: ◯議長(細川佳秀君) 奥田議員、質問があれば、立って言ってください。(「申しわけございません」と奥田寛君呼ぶ) 59: ◯総合政策部長(福西克行君) 契約の方法ももちろん可能であるということで、別途協議するということを書かせていただいておりますので、その方法については協議すべきであるというふうに思っております。  以上です。 60: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 61: ◯5番(奥田 寛君) ちょっと厳しい返事ですね。  3番目に行きます、時間がなくなるから。  情報公開を、制度を運用していただいている中で、そろそろ見直しをしていただかんとあかんタイミングになってきたかなというふうに思っております。今回、ホテル、分庁舎に関して提案書を出していただいているんですが、そもそもの話、私、平成27年5月12日付でこの提案書を情報公開請求しておりました。2年前の5月に情報公開請求して、非公開扱いだったので、不服申し立てをやって、部分公開していいよという答申が出たのが平成28年7月6日。去年の7月に部分公開していいよという返事が出ていて、11カ月放置されていたわけですよ。特別委員会の中で提案書の資料請求の動議が可決されて、ようやくペーパーが出てきて、答申に基づき公開をしますというペーパーをもらっているんですね。これ、委員会の動議請求がもしも通らへんかったら、永遠にほったらかすつもりでしたか。不服審査会の答申が出てから11カ月放置するって、これ、どういうことなんですか。生駒の情報公開条例とかやったら、大体、答申が出てから2週間以内に対応することになっています。大和高田も運用で2週間と書いていました。五條はどういう表現やったか覚えていないですが、何か前向きな書き方でしたよ。こういうことをするんやったら、答申が出た瞬間に、別途同じ内容で情報公開請求を打ちますよ。そうしたら2週間で対応せんとあかんようになるんですよ。あまりにも情報公開制度を軽んじ過ぎなんじゃないですか。  情報公開請求に関して異議申し立て等があったときに審査をする学識経験のメンバーの中には、県内の情報公開条例について片っ端から調べて論文を書いておられる偉い先生もあるわけです。そういう先生の文書を読ませていただきましたら、やっぱりこんなむちゃくちゃな対応は論外なのか、それの前段の部分、答申にどれぐらいの時間をかけていいみたいなことは書いてありましたが、答申が出た後、放置されるというケースについては、さすがにうたっていなかったです。  ただ、後々、その文書の中には、論文の中には、いわゆる審査会メンバーというのは、情報公開条例の仕組みについて、みずから市に対して提言していくこともできるであるとか、そういうようなことも書いていたような気がします。そちらにおられるお二人は、そもそもこの情報公開条例をつくっていただいたようなもとになっている職員さんお二人ですのでね。福西さんよりも、むしろ僕は、山崎さんとか藤岡さんに、この条例がこういうふうに扱われていることをどない思っているのかと、そちらに答弁をもらいたいところですけれどもね。ちょっと福西さん、これ、どないかしてくださいよ。こんなこと、許されるんですか。 62: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 63: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。5番、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  議員お述べのとおり、昨年の部分公開の答申が出てから11カ月ほどかかっていたということについては、かなり期間がかかり過ぎているということ自身は私も思っております。そちらに至るまで、行政不服審査会の回答については1年近くかかっての回答という形にはなっておるんですけれども、その行政不服審査会においては6回ほどの審議をいただいているという流れでございました。  今、行政不服審査会の答申から処分庁であります担当課の決定までの期間を明記してはどうかといった趣旨のご質問でございます。対象となります文書のボリュームや内容がさまざまであること、そして、最終的な判断を下すに当たって、所定の手続や時間を要することなどを考慮しますと、一律には、その期間を明記するといった対応は難しいようには感じております。しかしながら、議員お述べのとおり、県内12市のうち、大和高田市、五條市、生駒市におきましては、要領とか要綱において2週間程度の規定が定められているようでございます。そのほか、橿原市を含む9市については、期間の定めは現時点においてはございません。  従来は行政不服審査会の答申を処分庁である担当課が決定しておりましたけれども、平成28年4月1日から改正された行政不服審査法が施行されたことにより、行政不服審査会の答申につきましては審査庁、橿原市の場合は総務課になるんですが、そちらに送付し、そこでの決裁をもって不服審査の請求人の方に通知するといった流れに変わりましたので、今後は、審査庁の担当課である総務課とも協議をさせていただき、また、他市の状況も見ながら、ある一定の処理の期間を設けることができるのかどうかといった検討は行ってまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 64: ◯議長(細川佳秀君) 奥田 寛君。 65: ◯5番(奥田 寛君) 一応、前向きなお返事をいただきましたので、これで終わりにさせていただきますけれども、せっかく立派な学者の先生につき合っていただいているんですから、情報公開条例も、いいものをつくっていただきながら10年間やってきた中で、10年どころじゃないですね、15、16年になりますか、いや、18年ぐらいになりますか。そろそろ全体を見直してもいいころなんだろうなというふうに思います。そういう部分をお願いさせていただいて、私の質問とさせていただきます。  ありがとうございました。             (5番 奥田 寛君 自席へ戻る) 66: ◯議長(細川佳秀君) それでは、次に、21番、うすい卓也君の質問を許可いたします。うすい君。           (21番 うすい卓也君 質問席に移動) 67: ◯21番(うすい卓也君) おはようございます。21番、うすい卓也です。議長のお許しを得ましたので、通告どおり一般質問を行います。大きく分けてテーマは2点、広報と教育に関してです。  では、まず早速、広報、特に広報「かしはら」についてお聞きいたします。  ご存じのとおり、この広報誌には、市政のことやイベント情報や掲示板などが載せられていて、例えば6月号では創業支援制度が特集されており、橿原市内で新しくビジネスを始める方々を後押しする制度が掲載されています。  内容に関しましては、そういった有益な情報が多く載せられているのですが、連絡先に関して1つ質問がございます。というのも、ここに載っている記事の担当課によって、連絡先が電話番号だけのところがあったり、ファクス番号も載せられていたりと、課によって異なるのですが、その基準はどのようにして決められているのでしょうか、お答えください。 68: ◯議長(細川佳秀君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 69: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。21番、うすい卓也議員のご質問にお答えいたします。  議員お述べの広報誌に掲載しておりますファクス番号や電話番号の記載のことでございます。  広報「かしはら」は、ご承知のとおり、毎月1回、市内全戸を対象として配布しております広報誌でございます。大体38ページほどの誌面を活用させていただき、地域の情報や健康づくりに関する情報、四季折々のトピックスなど、さまざまな情報を幅広く掲載しているところでございます。  本市の広報誌につきましては、広報規程や広報記事掲載基準を設けて、それらにのっとって掲載するようにはしておりますが、掲載記事における連絡先につきましては、電話番号やファクス番号の両方が記載されていたり、あるいは電話番号だけの記載になっていたりということは議員お述べのとおりでございます。現時点における広報編集に係る基準を持ち合わせてはおらず、記事を提供してもらっております掲載依頼課、それはそれぞれの担当課になるんですが、そちらの判断に基づいての掲載となっているのが事実でございます。  以上でございます。 70: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 71: ◯21番(うすい卓也君) では、現在、980号を迎えるこの広報誌の中で、今までで統一して電話番号とファクス番号を両方記載していた時期はあるのでしょうか。あるのであれば、なぜそれをやめられて、今言われたように広報規程の基準はない状態になったのでしょうか。また、ないのであれば、両方を記載するとすれば、どのような手間が考えられるのでしょうか、お答えください。 72: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 73: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、うすい議員の質問にお答えいたします。  電話番号とファクス番号を両方記載していた時期ということでございます。  平成21年4月から平成25年5月末まで、橿原市のほうにコールセンターが設置されていたときの平成24年4月号から平成25年5月号までの間において発行された広報誌の中の「情報得る 参加チャンネル」と題したページ当初のところに連絡先としてコールセンターの電話番号とファクス番号の両方を掲載させていただいていた時期がございました。  ファクス番号とかを記載しなくなったことにつきましては、コールセンターが平成25年5月31日で終了したことに伴いまして、コールセンターの連絡先を広報誌に掲載する必要がなくなったことによるものでございます。  その後につきましては、ファクスでの問い合わせなどにつきましては、先ほどと同じことになりますが、掲載依頼課、それぞれの担当課の判断によるもので、ファクス番号の記載の有無につきましては、現状は統一されていないという状況でございます。  そして、ファクス番号のみを追加で掲載することについてでございますが、そのことについては比較的簡単にできるものではないかというふうには考えております。しかしながら、1つのファクス番号を複数の課が共有している部署もあることから、市民の方々からの問い合わせなどがあった場合において、その情報が遺漏なく担当課において適切に対応できるのかどうか、そういった点につきましてはきっちりと検証する必要があるのではないかと思っております。  以上でございます。 74: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 75: ◯21番(うすい卓也君) 皆さんの中には、「何で、うすいはこんなファクス番号にこだわっているねん。ファクス番号なんて時代遅れやし、電話で十分じゃないか」と、そのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。実際、僕もそのように思っていました。ですが、僕は5月から、橿原市が主催している手話奉仕員養成講座というものを受講しています。週に1回ですが、保健福祉センターで、少人数のクラスで、10人ほどのクラスで手話を習っています。ローテーションで先生方はかわるんですが、その先生方は全員、耳の不自由な方々です。その人たちと話していて、こういった意見がありました。「私たちは耳が不自由なので、電話があっても聞こえないし、伝えられません。そのかわり、ファクスを多く使います。広報誌にはファクス番号が載っていないことも多くて、困ることがあります」。そのようにお話しされました。  平成29年3月31日現在で、聴覚障がいを持たれている方は橿原市内に397名いらっしゃいます。          (橿原市障がい福祉計画を質問席より示す)  また、先般策定されました橿原市障がい福祉計画にも、「私たちは、地域において障壁となるものを取り除くことで、障がいのある人もない人も、同じように暮らしていけるまちを目指していかなければなりません。そしてそのためには、障がい福祉を『自分には関係のないこと』と捉えるのではなく、『自分とも関係すること』という意識を持つことが大切だと考えています」と書かれています。つまり、今回のケースに当てはめると、ファクス番号なんて自分たちは使わないから関係がないんだと考えるのではなく、必要としている人たちもいるのかもしれない、そういうふうに考えるべきだと思います。  以上を踏まえて、改めて提案させていただきます。広報「かしはら」の広告ページはもちろんともかく、少なくとも市の何々課にはファクスがある限りファクス番号を載せるべきではないでしょうか、お答えください。 76: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 77: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。  議員お述べのとおり、広報誌における問い合わせ先の記載につきましては、現在、電話番号しか記載されていないものがあり、電話でのコミュニケーションなどが困難な方々にとっては、別途、意思の表示や伝達の手段を必ず確保する必要があるということは我々も感じているところでございます。  ファクス番号を改めて広報誌に掲載することを含め、そういった方々にとりましても身近で有効な対応を図る必要があるとも認識いたしております。一人でも多くの市民の皆様方に情報が行き届くような対策は市としては必ず講じるべきであるというふうにも考えております。広報を担当するといたしましては、ファクス番号の記載については前向きに進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 78: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 79: ◯21番(うすい卓也君) ありがとうございます。いいお答えをいただけたかなと思っております。とても小さな変化かもしれないんですが、こういった生活に密着することを少しずつ改善していくことで、橿原市の障がい福祉の基本理念でも書かれているように、「障がいのある人もない人も だれもが いきいきと共に暮らせる住みよいまち」に近づいていくと思うので、どうかよろしくお願いいたします。  広報誌に関しては以上です。  続いて、広報の今後のあり方について質問させていただきます。  今申し上げました広報「かしはら」以外で、イベントや取り組み等の告知、アピールにSNSを利用されていると思うのですが、現状、どのように活用されているのかお答えください。 80: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 81: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。21番、うすい議員の質問に引き続きお答えさせていただきます。  イベントや取り組みの告知、アピールにSNSを現状どのように利用しているのかといった内容のご質問でございます。  橿原市におきましては、市内にある歴史的な資産、景観や町並み、また、例を挙げて申し上げますと、藤原宮跡のコスモス、本薬師寺跡のホテイアオイの開花状況など、季節ごとの観光情報につきましてはホームページを活用した情報発信を主体として行っており、市民の方々を初め、観光客の皆様方にもご利用いただいているところでございます。  また、平成28年度の取り組みでございますが、マルチデバイス化を実施させていただいており、橿原市のホームページの情報をスマートフォンやタブレットでごらんいただくときには今まで以上に見やすくなるように、また、操作もしやすくなるように、最適化をさせていただいております。  お尋ねいただいておりますSNSを用いた情報発信につきましては、橿原市としても確かに取り組みはさせていただいております。このSNSにつきましては、ツイッター、あるいはフェイスブック、またインスタグラムなど、幾つかのサービスがあって、手軽に身近な情報を発信できるツールという点におきましては共通の機能を有しているということはご承知のとおりかと思います。  そこで、市のSNSに関連する取り組みの状況でございますが、平成27年10月から平成28年3月までの間におきまして、職員により構成されましたSNS活用検討会というものを開催させていただいており、その結果として、「橿原市ソーシャルメディア利用ガイドライン」というものを策定させていただいております。その後、そういったSNSを活用するに当たって、セキュリティー面には配慮しながら、一部の部署ではございますが、文化財課や文化振興課、また、観光政策課などにおいて、フェイスブックなどを用いて、それぞれの担当がしておりますようなイベントの告知、情報発信などにそれらを活用しているところでございます。  以上でございます。
    82: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 83: ◯21番(うすい卓也君) 今、僕はSNSと一くくりにして発言したんですが、SNSも種類によって全く利用している層が異なります。手元に、昨年、総務省が出した「社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への人々の意識に関する調査研究」という資料がありますので、それを幾つか引用させていただきますと、議員さん方も多くやられているフェイスブック、これは各年代に浸透していますが、特に目立っているのが40代や50代、60代の方々も多く利用されているという点です。それに対して、ツイッターは、10代、20代、30代の若年層のユーザーが多くの割合を占めています。また、インスタグラムは、前述した2つよりもアクティブユーザー(利用されている人数)は少ないですが、女性の利用が多く、10代、20代の女性の日常生活の一部と化していると言っても過言ではありません。この全てのSNSをリンクさせて同様の投稿をすることはもちろん可能ですが、同じイベントでも、異なる記事を書いたりとか、写真の枚数を増減させたりすると、それを見る人へのアプローチが変わってくると思うのですが、どのSNSに注力をしていくのか、そういったことを考えていらっしゃったらお答えください。 84: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 85: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、うすい議員のご質問にお答えいたします。  議員お述べのとおり、20代から30代の若者世代のコミュニケーションのツールというものは、今や、パソコンや携帯電話から明らかにスマートフォンやタブレットにシフトしてきております。議員お述べのように、フェイスブックが40代、50代、60代、我々世代にとっては一番使いやすいコンテンツになるのではないかというふうには考えております。  SNSは、ホームページよりも早く、また、リアルタイムで情報が提供でき、受信した方の反応を知ることができるといった点、それが1つの大きな特徴となっております。先ほど申し上げましたとおり、フェイスブックを幾つかの課で活用してはおりますけれども、現在、市として、どのSNSに力を入れるのかといったことについては特に定めてはおりません。SNSを有効かつ頻繁に活用するためには、各種SNSが持っております特性を十分理解することに加えて、情報セキュリティーには万全を期す必要があることから、そういったことを十分に考慮した上で活用すべきであるというふうに思っております。  以上でございます。 86: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 87: ◯21番(うすい卓也君) 広報に関してはこれが最後の質問になるんですが、例えば、来年オープン予定の新分庁舎、これを楽しみにされている方々もたくさんいらっしゃいます。1つの例ではありますが、そういったものを広報誌やSNSを含めて広く正しく伝えていくための市の今後の広報戦略についてお聞かせください。 88: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 89: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、21番、うすい議員のご質問にお答えいたします。  今後の広報戦略のことでございます。  橿原市の公式ホームページの利用端末状況を確認させていただきましたが、平成23年度は、デスクトップが91.5%、スマートフォンが8.0%、タブレットが0.4%となっておりましたけれども、平成28年度になりますと、スマートフォンが49.1%、デスクトップが45.7%、タブレットが5.2%の割合と変化してきております。  利用端末状況から見ましても、SNSを通じて多くの情報をキャッチし、または共有し、その中からそれぞれの方の目的や趣向に沿ったものを選択するというスタイルが定着してきております。  また、各自治体の広報におきましても、行政から住民へのお知らせ型が中心であった時代から、今では住民と行政の関係が「パートナー」に変化してきており、住民と行政との協働による「まちづくり」を行う時代となった今、自治体の広報は住民と行政とのコミュニケーションツールとして、「対話型」への変革が求められてきております。  我々といたしましては、今後もSNSの可能性や若者世代のニーズをしっかりと把握し、また、先ほども申し上げましたけれども、情報セキュリティーには十分に配慮しながら、「若者に届く広報」を実現する効果的な情報発信のツールとして、SNSを積極的に活用してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 90: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 91: ◯21番(うすい卓也君) 以上で広報については終わります。  続いて、教育に関しての質問をさせていただきます。  東京オリンピックが開催される2020年に大規模な教育改革が行われます。僕も学習塾の経営として教育に携わっており、大変注目しているんですが、例えば、大学入試においてセンター試験が廃止され、それにかわる試験が導入されたりと、最近、メディアでも多く取り沙汰されています。ただ、それだけではなくて、小中学校でも大きな変化があります。例えば、英語の授業数の増加や、道徳の教科化、そして、プログラミング教育の必修化などが挙げられるのですが、理事の方から改めて小中学校における2020年の教育改革についてご説明いただけますか。 92: ◯議長(細川佳秀君) 辻岡教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 93: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。21番、うすい議員の質問にお答えいたします。  小中学校における2020年問題ということでございますけれども、今回、次期学習指導要領が改定される予定でございまして、小学校においては平成32年度(2020年度)、中学校におきましては平成33年度(2021年度)より施行されるに当たりまして、学習内容が一部変更になることを指します。特に小学校では、議員お述べのように外国語活動(英語)の授業時間が増加し、教科化され、プログラミング教育が新たに導入されます。具体的には、小学校5・6年生で外国語活動(英語)が教科に位置づけられ、また、小学校3・4年生においては、新たに外国語活動を行うことになります。指導は原則担任が行うことになりますので、本格実施に向けて教職員の指導力を高めていくことになります。  また、これに先立ちまして、道徳の教科化が、小学校では平成30年度(2018年度)から、中学校では31年度(2019年度)から行われます。  以上でございます。 94: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 95: ◯21番(うすい卓也君) 例えば、今申し上げられましたプログラミング教育の必修化というのを例にとります。              (資料を質問席より示す)  ここに、平成27年に文部科学省が実施しました「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」という報告書があるのですが、イギリスでは2014年9月よりプログラミング教育が導入されています。それに当たり、政府は、総額約360万ポンド、日本円にして約6億円の国家予算を学校の教員育成や授業で使用する教材に充てました。つまり、イギリスではプログラミング教育を行うに当たり、大規模な予算がまず学校の先生に割り当てられました。それを踏まえて、我が国でもこのプログラミング教育の必修化に対して何か具体的な対策というか、これから学校の先生に対してこういったことをしていきますよというものは国から示されているのでしょうか、お答えください。 96: ◯議長(細川佳秀君) 教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 97: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。21番、うすい議員の質問にお答えいたします。  プログラミング教育に関して具体的な対策ということでございますけれども、我が国のプログラミング教育についてですが、小学校ではなじみはありませんが、中学校の技術科では既に指導されている内容でございます。小学校においては、「児童がプログラミングを体験しながら、コンピューターに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身につけるための学習活動を計画的に実施する」と次期学習指導要領に明記されております。算数、理科、総合的な学習の時間にコンピューターを動かす体験を通して、文字入力やデータ保存などの技能の習得やプログラミングの基礎的理解を深めるに加え、論理的思考力を身につける「プログラミング的思考」の育成を求めております。  プログラミング教育に関しましては、文科省は「未来の学びコンソーシアム」という外部団体と連携を図りながら教材開発や研究を進めているところで、今のところ具体的な方向性は出されておりませんが、今後、国や県教委と連携をとりながら、施行までの2年間でいろいろ取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 98: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 99: ◯21番(うすい卓也君) つまり、導入は決まっているけれども、先生方への具体的なサポートは示されていないということですよね。  その現状を念頭に置いて、ある新聞記事をご紹介させていただきます。2017年2月4日の朝日新聞朝刊24面の記事なのですが、ここには小中学校の先生方の勤務実態調査が掲載されています。要約させていただきますと、小中学校の先生で週当たりの労働時間が60時間を超える割合が、小学校教諭では72.9%、中学校教諭では86.9%。週当たりの法的労働時間は40時間ですので、週60時間以上の労働というのは、週20時間以上の時間外労働をあらわします。これを月単位で計算すると、20時間掛ける4週間で80時間となりまして、厚生労働省の定める、いわゆる過労死ラインに当たります。つまり、小学校教諭の72.9%、中学校教諭の86.9%が過労死ラインに触れているということです。これは全国的な調査なのですが、実際に橿原市内の教職員の方々にもお話を伺いました。すると、多くの先生方、特に若い世代の先生方は大体午前8時前に学校に到着して、午後9時ごろに校門を出るとおっしゃられていました。民間労働の平均職場滞在時間が9時間15分なので、それを2時間、3時間上回っていることになります。  ここで1つお聞きします。こういった小中学校の先生方の勤務実態を週単位や月単位で一人一人把握されておりますでしょうか、お答えください。 100: ◯議長(細川佳秀君) 教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 101: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。  小中学校の先生の勤務実態の把握といったことでございます。  次期学習指導要領の実施を控えまして、教職員の負担はさらに増えると思われますが、議員お述べのように、小学校では72.9%、中学校では86.9%という調査結果ということがございましたけれども、別の文科省の調査によりますと、小学校の先生が33.5%、中学校の先生で57.7%が週60時間という結果もございます。実態として、教職員の労働時間が全国的に見ると10年前から比べだいぶ増えているという実態でございます。橿原市の学校におきましても、先生が遅くまで残っておられるといったことについては認識いたしております。  勤務実態の把握につきましては、議員お述べのような詳細にはつかんではおりませんが、管理職が教職員の勤務状況を確認し、心身の健康状態に十分留意しつつ、超過勤務軽減に努めているところでございます。  文科省は、28年6月17日付の「学校現場における業務の適正化に向けて」の通知で、業務のスリム化、部活動の負担軽減、働き方の改善、支援体制の強化が示されております。それを受けまして、県・市の協力のもと、教職員の超過勤務軽減に向けての取り組みに努めておるところでございます。  以上でございます。 102: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 103: ◯21番(うすい卓也君) 今の答弁をお聞きしますと、はっきりと一人一人、週単位や月単位で正確な勤務実態を把握されていないと。プログラミング教育で教える側の負担は増えることが予想されているにもかかわらずです。このような状態では、はっきり言って、学校の先生方は仕事と家庭生活をうまく両立することは難しいかと思います。もちろんこういった問題を改善するためにさまざまな施策があって、育児休業法第19条でも部分休業というものが認められています。部分休業とは、公務に支障がない限り、職員が子どもを養育するために1日の勤務時間の一部を休むことができるという制度なのですが、昨年度、この制度を使われた橿原市内の教職員の総数とその平均時間を教えてください。 104: ◯議長(細川佳秀君) 教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 105: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。21番、うすい議員の質問にお答えいたします。  部分育児休業でございますけれども、議員お述べのように、育児のために朝や夕方に30分、また1時間の休みをとるといったものでございますけれども、利用は、昨年度は3名でございました。本年度は4名取得しております。申しわけございませんが、時間については、今のところ把握しておりません。  以上でございます。 106: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 107: ◯21番(うすい卓也君) 時間に関しましては、僕が直接、この部分休業をとられた方々に時間の大体の平均をお聞きしたところ、1日当たり15分か20分というお答えをいただきました。つまり、部分休業といっても、交通渋滞があったらそれでロスしてしまうぐらいの平均の時間しかとれていないというのが現状です。こういった状況では、はっきり言って、この制度は形骸化してしまっていると言っても過言ではありません。また、まだまだ事務作業、事務的な手続の作業も多く、業務が多様化しているのに、そのデジタル化や合理化がほとんど追いついていないというのが現状です。  そして、何よりも問題なのは、勤務実態を把握していないということです。教職員の方々には、労働基準法第37条、時間外労働の割増賃金の規定が適用除外となっております。ですので、時間外労働に歯どめがかかっておりません。ただ、公立学校の教員を含む地方公務員には、労働基準法第32条などの労働時間にかかわる規制が適用されている以上、校長先生たちは部下である教職員の勤務時間外における業務内容やその時間数を適切に把握する責務は有しています。学校ではもちろん子どもたちが中心です。ですから、子どもの負担を減らす、例えばクーラーの設置なども大変重要です。ですが、教育に関していえば、子どもと保護、そして教える側が三位一体となってつくり上げていくものではないでしょうか。最初に申し上げましたとおり、2020年には英語の授業数の増加や、道徳の教科化、そしてプログラミング教育の必修化などが追加され、今よりもますます教える側の負担が増えることは明らかです。そうなると、一つ一つの授業の準備が間に合わず、教育の質の低下は免れません。だからこそ、今、何よりも、教職員の方々の勤務実態を把握することは最優先です。何か策を講じるにせよ、その実態がわからなければ、先ほど申しました部分休業制のように形骸化してしまう可能性はあります。何度も申し上げますが、この勤務実態を把握するということに関して、市としてどのようなお考えをお持ちでしょうか、お答えください。 108: ◯議長(細川佳秀君) 教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 109: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。21番、うすい議員の質問にお答えいたします。  勤務実態の把握の取り組みといったことでございますけれども、勤務実態の把握につきましては、先ほども申し上げたとおりでございまして、管理職が教職員の勤務状況を確認し、心身の健康状態に十分留意しつつ、超過勤務軽減に努めているところでございます。県職員でもございますので、県とも十分協議をしていきたいと考えております。  また、常態的な勤務超過の実態を軽減するために、県教委の指導や市の事業の運用を進めているところでございます。  その具体例といたしまして、まず1つ目といたしましては、部活動顧問に協力して技術指導や助言を行う部活動指導の派遣事業でございます。  2つ目は、中学校の部活動における休養日の設定でございます。  それと、特に3つ目でございますけれども、クロックアウト時刻の設定についてでございます。これは、施錠を行う管理職の超過勤務軽減につながると同時に、教職員の業務の効率化につながります。具体的には、あらかじめ管理職が学校を施錠する時間(クロックアウト時刻)を設定し、その時刻に施錠することを原則といたします。やむを得ず、その時刻を超えて残業する教職員は施錠管理簿に記入し、管理職は残業の理由を聞き、「確実な施錠」と「施錠時刻の記録」を指示いたします。もちろん緊急の場合につきましてはこの限りではございませんが、これにより毎日の残業状況の把握をし、残業に対する意識を変え、連日の長時間勤務を改善することを狙いとします。勤務終了時刻と設定したクロックアウト時刻については、PTAや保護会などで周知し、定着を図っているところでございます。これによって、勤務時間の把握はある程度できるものと認識いたしております。  その他、校長会、教頭会を通じて、そのたびに、教職員の労働時間の管理や健康管理について、改善周知を図っております。  教職員には、橿原市の子どもたちのために粉骨砕身してもらっているところでございますけれども、健康を保持していくためにも、今後も超過勤務軽減を図れるように取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 110: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 111: ◯21番(うすい卓也君) 少しお伺いしたいことがあるのですが、今申し上げられましたクロックアウトタイム、クロックアウト制度というものは、やむを得ず時間外に働かなければいけない人の名前を記入する、管理職の人たちがそれをしっかりと把握するとおっしゃられましたが、例えば1人だけが残るということは、まあないと思うんですよ。学校の先生らというのは、やっぱりチームでやってはりますから、1人だけの名前をそのクロックアウトタイムに書いたところで、ほかの先生が何人残っていて、その先生らが例えばどれだけ残っているのかというのは把握できないのと違うかなと僕は思うんですけれども。僕がクロックアウトというのに関して、1人だけの名前を書くという前提で今お話ししていますので、ちょっとそこをもう少し詳しく教えていただいていいですか。 112: ◯議長(細川佳秀君) 教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 113: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。21番、うすい議員の質問にお答えいたします。  クロックタイムでございますけれども、これは1人の先生ではなくて、クロックアウト時間を決めた全ての先生に当然として書いていただきます。その理由も当然として管理職が聞き、どういう内容であるかということを把握した上での許可になりますので、1人だけが残って、ほかのが書かないというようなことはございません。  以上でございます。 114: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 115: ◯21番(うすい卓也君) ありがとうございます。  日本というのは資源の少ない国ですので、資源の少ない我が国にとって、やはり教育というのは重要な国家戦略の1つだと思っています。ただ、ほかの産業と異なる点は、その中心が人であるというところです。機械のように、制度ができれば、そのシステムを変えて即座に対応するということはできません。時間をかけなければいけない。2020年なんていうのはすぐそこやと思います。その時期が来て、無策にも先生方にしわ寄せが行くことは適切ではありませんし、子どもたちは本当に多感ですから、先生たちの疲れた表情や様子などをすぐに感じ取ります。家に帰ってお父さんやお母さんに「最近、うちの先生、しんどそうやねん」と、そんなことを言わせてしまうような状況は決して正しいとは思えません。  橿原市の先生方もおっしゃられていました。「子どもたちのためなら幾らでも時間を使います」と。その先生方のやる気や善意に行政があぐらをかくことがあってはなりません。やっぱり改善するんやったら今やと思います。橿原市では、子どもたちはもちろん、教職員や保護の方々もしっかりとサポートしていますよと。ほかの自治体に先駆けて、ほかの自治体からも参考にされるような制度をしっかりとつくって、それを運用していくべきだと思いますので、その点も踏まえて、しっかりと対策を早急にお願いいたします。  以上で僕の一般質問を終わります。 116: ◯議長(細川佳秀君) 総合的に、最後、教育長、答弁。 117: ◯21番(うすい卓也君) 言ってくださいますか。 118: ◯議長(細川佳秀君) はい。2020年問題。 119: ◯21番(うすい卓也君) お願いします。 120: ◯議長(細川佳秀君) 教育長。              (教育長 吉本重男君 登壇) 121: ◯教育長(吉本重男君) 教育長でございます。21番、うすい議員の質問にお答えいたします。  今後、10年から20年たちましたら、今の仕事の約半分ぐらいが自動化されると言われております。また、今の子どもたちが大人になったときは、今の職業の3分の2はなくなっていて、新しい職業につくであろうということが予測されております。これは社会状況の変化、そして技術革新がございますが、その中心にあるのはコンピューターでございます。プログラミング教育は、今後どのような職業につくとしても普遍的な位置を占めるものでございますので、じっくり取り組んでまいりたいと思っております。  それと、一方、特に小学校時代は、仲間と自然の中で遊んだり、さまざまな体験をするなど、現実の世界に触れる時期でもありますので、コンピューター空間をしっかり教えるにしても、現実の世界を忘れないような、そういう配慮はこれから大事かなと思っております。  そして、先生の働き方でございますが、議員、今、いみじくもおっしゃったように、「子どものためなら何ぼでも働くで」というのが偽らざる先生像でございます。したがって、それ以外の部分、例えば事務的な調査であるとか報告であるとか、それからまた、今、先生方が一番困っておられるのは、保護への対応が年々難しくなってきております。我々はそういう国や県や市に報告する部分を何とか合理化できないかということ、それと、もう1つは、そういう先生がさまざまな悩み、特に法律的なことが最近さまざま出ておりますので、今、市のほうで法務専門官が雇用されております。最近、相談回数が大変増えておりますので、そういう面から先生方のサポートをしてまいりたいと思います。  以上でございます。 122: ◯議長(細川佳秀君) うすい君。 123: ◯21番(うすい卓也君) ありがとうございます。  本当にたまたまなんですけど、昨日、夜、TBSの「NEWS23」というニュース番組で静岡県の吉田町という町が取り上げられていて、そこで教育改革、教員の働き方改革というのが特集されていました。つまり、やはりどの自治体でも2020年に向けて、こういった市独自、自治体独自の教育改革をしなければいけない時期になっているということは明らかですので、橿原市にも、今、教育長がおっしゃってくださったように、しっかりと子ども、保護、そして教職員の方々をサポートできるような政策をとっていっていただければと思います。  では、改めまして、以上で僕の質問を終わります。ありがとうございました。            (21番 うすい卓也君 自席へ戻る)
    124: ◯議長(細川佳秀君) それでは、次に、成谷文彦君の質問を許可いたします。            (4番 成谷文彦君 質問席に移動) 125: ◯4番(成谷文彦君) 4番、成谷文彦でございます。議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。  まず最初に、3点ほど挙げておりますけども、最終的に市のあり方としてのソフトとハードの面で連携する部分もありますので、関連する部分も出てくるかなと思いますが、またその点については的確な答弁をいただきたいと思います。  では、最初に、認知症対策についてであります。  新聞の抜粋でありますけども、「政府は17日、認知症対策の国家戦略(新オレンジプラン)で掲げた各取り組みの数値目標を引き上げる方針を固めた。2020年度末までに、地域の認知症医療の中核となる『サポート医』の養成目標を現行の2倍の1万人にするほか、当事者や家族を支える市民サポーター1200万人を目指す。認知症患者が推計で高齢の5人に1人に当たる約700万人に達する25年を見据え、早期診断の体制や暮らしやすい社会づくりを加速させる。認知症サポート医は、各地域で一般の医師の相談に乗るなど、中核的な役割が期待されており、国立長寿医療研究センターによる研修を受ける必要がある。当初5千人の養成を掲げていたが、既に6千人に達しているとみられる。一般のかかりつけ医を対象にした研修の受講数の目標を6万人から7万5千人に上積み。認知症に対応する地域の医療体制を強化する」と、こういうふうに新聞でも報道されております。いよいよ高齢対策に本格的に取り組む時期になっております。そういった意味で、橿原市における……。まず、その前に、認知症というのが、一般的にはよく理解されているんですけども、今、医学が非常に進んでまいりまして、私も研修の中でいろいろ教えていただいて、驚きもありますので、まず、現状の認知症というのがどういうものか、また、どういう医療、介護があるのかということを簡単に述べていただきたいと思います。  それと同時に、先ほども新聞記事でもありましたけども、高齢の5人に1人が認知症になるという25年を想定しておりますけども、橿原市の現状の認知症と認定されている方の数と、今後どれぐらいまで伸びてくるのであろうかと、この点についてご答弁をいただきます。 126: ◯議長(細川佳秀君) 福井福祉部長。              (説明員 福井和夫君 登壇) 127: ◯福祉部長(福井和夫君) 福祉部長の福井でございます。4番、成谷議員の質問にお答えさせていただきます。  認知症とは、脳の神経細胞が通常の老化による減少より早く神経細胞が消失してしまうことで、さまざまな障がいが起こり、日常生活に支障を来す脳の病気です。  よく言われております物忘れについては、「加齢」によるものと「認知症」によるものとでは違いがございます。「加齢」によるものは、一部の物忘れであり、ヒントがあれば思い出すことができ、本人には忘れたという自覚があります。反対に「認知症」によるものは脳の神経細胞の急激な破壊による病気なので、物事全体がすっぽりと抜け落ちてしまったりして、ヒントがあっても思い出すことはできません。忘れたという自覚もなく、進行性で日常生活に支障を来します。  主な認知症の病名ですが、アルツハイマー型、脳血管性型、レビー小体型等があります。いずれも脳の一部が萎縮したり、破壊されたり、壊死したりする病気です。病状もその種類により違いがございます。  認知症は、医学的には、原因もはっきりしていなくて、完全に治す方法はないのですが、ただ、認知症の周辺症状(せん妄や徘徊など)に効果のある薬が多く開発されてきております。これを服用することで認知症の症状をコントロールでき、落ちついた生活を送られている方も増えてきております。  認知症の現状と将来の見込みについてでございますが、本市においては、介護認定申請をされた市民のうち、認知症高齢の日常生活自立度II(日常生活に支障を来すような困難さが多少見られるが、誰かが注意をしていれば自立できる程度)以上とされているのは、現在集計中で、ちょっと古いデータではございますが、平成27年度では2,531人でございます。ただし、この介護申請をしておられない認知症の方はこの中には入ってございません。  国の認知症高齢割合の推計によりますと、平成37年度では65歳以上人口の12.8%という数字が出ております。これを踏まえますと、今後10年後には本市では約4,600人の方が何らかの認知症症状があると推計されます。  以上でございます。 128: ◯議長(細川佳秀君) 成谷君。 129: ◯4番(成谷文彦君) ありがとうございます。  要は、認知症についてもさまざまな症状、病気の原因がある。ある意味では、この症状の診断を間違うと、薬一つで逆に認知症が進んでしまう、治療を受けながら逆に進んでしまうという、過去にもそういう状態があったというふうな報告も受けております。  そういった意味で、何よりも大事なことは、我々市民が認知症について、特にそういったものについて、まず病気というものについてよく理解すること、これが何よりも大事であります。というのも、これが早期発見されれば、非常に今、現状として対応が進むようになっております。今回、認知症の対策については、この早期発見、対応という部分について、橿原市の施策をお伺いしたいと思います。  そういう意味で、今、橿原市は、予想されている4,600名にもなろうかという人数があります。これを何としても一人でも少なくしていくためには、しっかりとした体制を組む必要があると思いますけれども、橿原市としてはどのようにお考えでしょうか。 130: ◯議長(細川佳秀君) 福祉部長。              (説明員 福井和夫君 登壇) 131: ◯福祉部長(福井和夫君) 福祉部長の福井でございます。引き続き、4番、成谷議員の質問にお答えさせていただきます。  早期発見、早期診断の取り組み状況等でございますが、認知症高齢やその家族を地域で守り、手助け、支援する認知症サポーターの養成や小学生を対象としたキッズサポーター養成講座等を行いまして、認知症に対する正しい知識と理解を深め、地域での啓発活動等に取り組んでございます。本市では、「認知症ケアパス」として認知症便利帳を作成しており、その中の気づきのチェックリストでご本人が認知症をチェックしていただけるものを平成28年9月号の広報に挟み込み、啓発を行いました。  また、認知症初期集中支援チームによる、医療や介護につながっていない認知症高齢に対しまして、初期の段階で対応し、その方が在宅で生活していけるような適切な医療と介護のサービスを考えるため、専門家の助言等を含め、チームで問題解決に向けて活動しております。  以上でございます。 132: ◯議長(細川佳秀君) 成谷君。 133: ◯4番(成谷文彦君) ありがとうございます。  特に、よく市民相談で受ける、我々、いろんな家庭を訪問させていただいていますけども、「私のお父さん、お母さん、認知症と違うかな? どうやねん」という話をよく聞きます。先ほども言われましたように、加齢によるものなのか、いや、本当に症状的にはすぐ病院に行かれたほうがいいという方もお会いすればいらっしゃいます。非常に多く増えております。  ただ、私は医療に関しては素人でありますので、そういったことがきちっと対応できない。そういう意味で、今、認知症初期集中支援チームというのを橿原市も組んでいただいております。これの実態、また、1年間やられていると思いますので、簡単に、時間もあれですので、実績と課題を教えていただけますか。 134: ◯議長(細川佳秀君) 福祉部長。              (説明員 福井和夫君 登壇) 135: ◯福祉部長(福井和夫君) 福祉部長の福井でございます。4番、成谷議員の質問にお答えさせていただきます。  初期集中支援チームの現状ですが、相談経路等が、ケアマネ、民生委員、包括職員等ございまして、その合計が19件ございます。性別は、男性が7名、女性が12名ということで、世帯構成については、独居の方が9名、高齢世帯が5名、家族の方からの相談ということで5名、以上、そういうふうな形で今進んでおります。  この初期支援チームにつきましては、保健師、看護師、医師等で連携をしまして、そういう支援チームを立ち上げております。その症状において、医師の判断を仰ぎ、早期の医療やサポートにつなげていくような仕組みをつくっております。  今後、認知症高齢が増加していくことが予想されておりますので、このチームの活動は大切になってきております。さらに、医師やチームのメンバーの知識を深め、さまざまなケースに適切に対応できるよう、認知症サポート医との連携のもとで、かかりつけ医の認知症対応力向上研修等を含めまして、見識や研修を含め、向上していけるよう努めていく所存でございます。  以上でございます。 136: ◯議長(細川佳秀君) 成谷君。 137: ◯4番(成谷文彦君) ありがとうございます。  橿原市は1年早く全国よりも対策をスタート、立ち上げました。その実態でやっていただいて、本当にありがとうございます。ただ、先ほども数字的に言われましたように、認知症対象が現在2,531名もいらっしゃる中で、要するに相談、家族が本当に認知症なのかどうかということを相談したという人が19件しかないということであります。認知症とわかっていれば、それは医療に行くなり、介護に行くなりということです。ただ、早期発見という意味では、この19件が多いのか少ないのか。まあ、期間もあるでしょうから。ただ、現状として課題なのは、お話を聞いていましたが、実際、カルテについては、お医者さんが直接その家庭に行く、実際、お医者さんがその相談に対して直接会うということがまだなされていない。これは全国的にもこういった対応をしていただける先生方が非常に少ないということの大きな大きな原因があるんですけども、そういった意味で、しっかりと、直接専門家が。病気としていろんな形が出てきますので、素人では判断ができない、ペーパーでは判断できないと。実際のところは、お医者さんが現状のところに行く体制を早くつくることが、ある意味では早期発見で早期診断になるという意味合いでは、この認知症の初期集中支援チーム、橿原市は奈良県でも先んじてスタートさせていただいております。しっかり、奈良県でも、また全国でも誇れるような体制をとっていただきたいと、このように思っております。特に、先ほども言いましたように、先生が直接家庭に行く、この体制を一日も早くつくっていただきたいことを要望させていただきます。  以上です。             (4番 成谷文彦君 自席へ戻る) 138: ◯議長(細川佳秀君) それでは、1問目の質問を終わらせていただきます。  この際、暫時休憩いたします。再開は午後1時。               午前11時59分 休憩              ─────────────               午後 1時01分 再開 139: ◯副議長(松尾高英君) 休憩中の本会議を再開します。  この際、議長を交代します。  それでは、続いて、4番、成谷文彦君の質問を許可いたします。成谷君、質問席へ。            (4番 成谷文彦君 質問席に移動) 140: ◯4番(成谷文彦君) 4番、成谷文彦でございます。引き続き一般質問をさせていただきます。  2番目、待機児童解消と新しい課題ということでございます。  待機児童につきましては、私ども、いろんな形で提案もさせていただき、非常に定員数等が増えてまいりました。ただ、現状として、待機児童がゼロではなく、まだ多数の方が保育所、幼稚園等に入れていない状況がございますので、それについて質問させていただきます。  現在、法に定めるところの待機児童は橿原市で何名か。さらに、潜在的な待機児童、いわゆる希望はしているけれども、希望するところには入れなかった等々、潜在的に、待機児童としてはまだ認められていないけども、実質入れていない人数、この数を教えていただけますでしょうか。 141: ◯副議長(松尾高英君) 吉田健康部長。              (説明員 吉田雄一君 登壇) 142: ◯健康部長(吉田雄一君) 健康部の吉田でございます。4番、成谷議員のご質問にお答えさせていただきます。  議員お尋ねの待機児童の現状はということでございまして、まず、国が定める待機児童の数でございますが、平成27年4月1日現在96人、平成28年、昨年の4月1日現在で45人でございました。今年度につきましては、4月1日現在で20人となっております。  また、引き続き、潜在的な待機児童はということでございますが、潜在的な待機児童という定義でございますが、まず1つ目に、特定の保育所を希望しながら、保護の私的な理由によりまして待機をされている場合。2つ目に、現在、保育所に入所しておるが、第1希望の保育所でない等の理由により転園の希望が出ている場合。3つ目といたしまして、保護が育児休業中の場合等を潜在的な待機児童とみなしております。平成29年4月1日現在では、潜在的な待機児童は合計約80人となっております。  以上でございます。 143: ◯副議長(松尾高英君) 成谷君。 144: ◯4番(成谷文彦君) ありがとうございます。  橿原市としては、さまざまな施策を実施していただいております。今年度にもまた新たな定員増の体制も整えていただいていますけども、そういった意味で、今後、さらなるこういった待機児童解消に、今までの施策では難しい人たちが非常に増えてきているかなと。特に今、潜在的な80名というのは、午前中でも待機児童についてのお話があったかと思いますけども、この橿原市内どこでもいいということであれば利用できるんですけども、毎日のことであります。それも、送り迎え2回です。正直言って、例えば葛本町の方が白橿のほうまでお子さんを預けに行くというのは、物理的に現状としては無理であります。要するに、市民のニーズに合った配置、施設というのが望まれると、このように思います。  そういった意味で、特にこの80名については、今後伸びてくるだろう、このように思います。というのも、本来この待機児童解消についての大きな施策の目的が、いわゆる女性の、男女ともでありますけども、就労支援であります。要するに、就職を支援していこうという形であります。そういう意味で、さきの委員会でもちょっとお話が出たかと思いますけども、橿原市の女性の就労率はどれぐらいかということでお答えいただきました。実際、今、手元にあるのが国勢調査のデータだけだということで、15歳以上の女性について、27年の統計でありますと、国が45.4、やっぱり全国的に低くて、奈良県が40.9、橿原市が41.9ということであります。これをさかのぼること5年前、22年の調査でいきますと、これが、国が45.4だったのが5年前は44.7、奈良県は40.9が39.0、橿原市は41.9が39.4ということで、国、県ともに1%弱の進捗率に対して、橿原市は約2.5%の女性の方が実質働くような、そういうまちになってまいりました。そういう意味では、ある意味では、国、県以上に今後さらなる女性の方が働く可能性があるということであります。そういった意味で、逆にいきますと、そういう環境をつくるために、お子様を預ける施設が必要になってくるということになっております。特に、そういった方のニーズがどこにあるのか。特に、この80名に対して、なぜ入れないのかと。希望するところに入れない。どういったところを希望されているか、そういったことについてお答え願えますでしょうか。 145: ◯副議長(松尾高英君) 吉田健康部長。              (説明員 吉田雄一君 登壇) 146: ◯健康部長(吉田雄一君) 健康部の吉田でございます。4番、成谷議員さんの2回目のご質問にお答えさせていただきます。  議員お述べのとおり、女性の就業率を上げるためにも、保育所での受け入れを拡充していく必要があると我々としても認識いたしております。子ども・子育て支援事業計画においても平成29年度中に待機児童の解消を目指しておるところでございますが、今年度に至ってもまだ潜在的な待機児童が約80名おりますし、国の定義でいう20名の待機児童も出ております。  議員お述べのように、特定の保育所を希望する理由といたしましては、例えば、自宅に近い園を希望されておるとか、職場への通過点である園を希望されておる、また、交通手段といたしまして、自動車の運転免許がないために自宅の近くしか通園できないといった理由がございます。また、送り迎えに祖父母の協力を得るため特定の園を希望するなどの理由が多いと思われます。  本市の待機児童解消対策といたしましては、昨年度は第4こども園の畝傍北幼稚園、大久保保育所の内部改修を行いまして、平成29年4月には昨年度に比べまして26人の受け入れ拡大をしたところでございます。また、第4こども園以外の保育室の面積基準を最大限生かしながら、できる限りの受け入れの拡大を行いまして、公立全体では昨年度に比べまして69名の受け入れの拡大をいたしたところでございます。  また、私立の保育園さん、1園でございますが、昨年度と今年度2カ年で施設の改修を実施されておりまして、今年の秋以降には15人の定員を増やす予定をしておると聞いております。  ただ、1つ大きな問題がございますのは、やはり保育士の確保ということでございますが、保育士の確保ができれば、もう少し受け入れ拡大ができる私立の園もあると聞いております。今後も、公私連携して受け入れの拡大を進めていきたいと考えております。  また、今年度から新しい取り組みといたしましては、企業主導型保育事業といたしまして、現在、1園開園されておられます。定員15名のうち7名の地域枠を設けていただいておりまして、既に地域枠分は入所されている状況だと聞いております。  また、先ほど成谷議員のほうからもご質問があったことですが、現在、事業認可をしておる保育園で分園をする計画をお持ちの園がございます。29年度に限りまして、国の待機児童解消対策といたしまして、「待機児童解消加速化プラン」というプランがございます。そちらに基づきまして、社会福祉法人や学校法人以外でも市町村が認めれば補助金の交付対象とするということで通知が来ております。橿原市といたしましても、これに基づきまして、今後、国への申請や補正予算での対応をしていきたいと考えておりまして、総合的な待機児童の解消に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 147: ◯副議長(松尾高英君) 成谷君。 148: ◯4番(成谷文彦君) ありがとうございます。  着実にいろんな形をとっていただいていると思いますけども、ただ、1点、先ほどもお述べのとおり、自宅周辺ということも大事な部分があります。エリアによっては、これが非常に困難なところもございます。と同時に、ある意味では、車であればある程度広範囲で選択できますけども、自宅周辺、通勤といったときに、一番橿原市でないというのは駅前の保育であります。特に大阪、また京都等に通勤で行かれる方が今後恐らく増えてくると思います。というのも、奈良県自身、最低賃金がたしかまだ750円ぐらいでしたかね。大阪が840円か850円。実質、今、アルバイト等で募集しても1,000円で人が足りなくなってきている、集まらない、そういう状況が今現在大阪であります。そういった意味では、非常に賃金の高いところに通勤される方というのは今後伸びてくるというのは予想されています。というか、もう増えてきております。そういった意味で、駅前にこういった保育施設がないというのは、ある意味ではこの橿原市の1つの大きな特徴だと思いますが、この点についての施策的なことはどのようにお考えでしょうか。 149: ◯副議長(松尾高英君) 吉田健康部長。              (説明員 吉田雄一君 登壇) 150: ◯健康部長(吉田雄一君) 健康部の吉田でございます。成谷議員さんのご質問にお答えさせていただきます。  議員お述べのとおり、駅前の保育所として提案がいろいろあるわけでございますが、今までのところ、駅前の保育ということで、特に、八木駅前であったり、神宮駅前であったり、御陵前の駅前であったりについては、今のところ、すぐの計画はございません。ただ、来年2月には保健福祉センターの南館の1階部分が当然あいてまいります。そういった部分について、現在、健康部と福祉部内で検討しているところでございます。そうした中でも、駅前保育のことについても検討させていただきたいと考えておりまして、成谷議員おっしゃるとおり、少子化と言われておりますが、今後数年は保育のニーズが非常に高い状態が続くと思われますので、今後も引き続きそういったことについても検討していきたいと考えております。  以上でございます。 151: ◯副議長(松尾高英君) 成谷君。 152: ◯4番(成谷文彦君) ありがとうございます。しっかりお願いしたいと思います。これについては、また別件で時間があれば私のほうも提案させていただきます。  次に移りたいと思います。  本庁舎と周辺整備計画ということで、来年完成するであろう分庁舎・ホテルの施設と、現在の本庁舎、及び八木駅北側・南側のそういった施設の計画について質問させていただきます。  先週の市庁舎特別委員会でも、西川議員のほうからるる意見があったみたいで、こういう議員がいてますというのは、それは私だったので。ただ、西川議員のお述べのとおりではありませんので、最近、怪文書が非常に飛んでいますので、事実に基づいて私の発言を言わせていただきたいと思います。  それは、2014年3月7日の市庁舎特別委員会での私の市長に対する質問内容でございます。このときに、「先ほど市長のほうから、ホテルは大前提というお言葉と、庁舎の建て替えが1番目ということでありますよと。優先順位、この本庁舎の耐震化、建て替えということですね。それとホテルを建てること、1,100坪事業の運用、そして北側の開発、この優先順位言ってください」と、こういうふうに質問させていただきました。そのときに市長のほうからは一言、「同時進行です」というお言葉をいただきました。再度質問させていただきました。「であるならば、この本庁舎の部分の具体的な案を示してください」と。市長のほうからは「調査検討中です」と。外野の言葉は別として、その後、また質問させていただきました。「要するに、例えばその1,100坪、庁舎を全部向こうへ持っていくということであれば、こっちの本庁舎の現在のところの利用度も変わってきます。なのに何で1,100坪が先で、こっち側が後なんですか。一緒に出すべき話でしょう」と。市長のほうからは「いや、もう何回も言わせてもらって申しわけございませんけれども、同時進行をしています。ただ、出せる部分と出さない部分があるのは、これはもう当然じゃないですか」と。さらに市長は、「出せるものは何も隠したり何もしませんし、全部出してるつもりでございます。(中略)1,100坪のところだけが抜きん出て先に進んでるとか、そんなような問題でもありませんし。同時進行ですべて私は、まあ歩調を合わせてではないですけども、優先順位どうこうではないということだけは言明したいと思います」と、そういうご発言でした。これを受けて私が、本庁舎はここにないとあかんという発言になるとは思いませんので、よくご理解いただければと。要は、同時進行だというのであれば、分庁舎の話が出るのだったら、本庁舎の話も具体的に出すべきでしょうということを市長にお願いした質問です。  それで、その当時、北側と1,100坪と本庁舎は、市長のほうから「同時進行です」ということでありました。これが、先ほども言いましたように2014年3月7日。もう3年と3カ月がたちました。分庁舎が来年できようとしていますが、この北側、特に本庁舎についての言及が、まだ具体的な話が目に見えてはおりませんので、この辺について、市長は同時進行というとこでありますので、この3年3カ月、どのような進行があったのでしょうか、お答えいただけますでしょうか。 153: ◯副議長(松尾高英君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 154: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。4番、成谷議員のご質問にお答えいたします。  議員のほうからは、今行っております八木駅北の再整備、新分庁舎、本庁舎の建てかえ、この3つの事業のことをお尋ねでございます。  八木駅南市有地活用事業として新分庁舎と宿泊施設などから成ります複合施設の建設につきましては、平成30年2月の供用開始に向けて、現在、事業を進めているところでございます。また一方、八木駅北側の再整備事業並びに本庁舎の再整備事業を含めました大和八木駅周辺地区全体につきましては、平成27年3月に奈良県と締結いたしました「まちづくりに関する包括協定」、それから、平成28年12月の基本構想を策定したときに締結いたしました「大和八木駅周辺地区のまちづくりに関する基本協定」に基づき、現在、大和八木駅周辺全体の基本計画の策定に向けて取り組んでいるところでございます。  これら3つの事業のうち、議員お述べのように八木駅南市有地活用事業が先行していることはご承知のとおりかと思います。本庁舎の再整備事業につきましても、現在の敷地を拡張するために、庁舎南側の民有地の取得に向けて鋭意交渉を進めさせていただいているところでございます。また、八木駅北側の再整備事業につきましては、大和八木駅周辺地区まちづくり検討委員会におきまして、さまざまな議論を現在行っていただいているところでございます。  我々といたしましては、以前、市長が述べられたとおり、3つの事業に進捗状況の違いはあるものの、並行して進めているという認識を持たせていただいておりますが、事業そのものや、さまざまな条件などを考慮いたしますと、八木駅南市有地活用事業、いわゆる新分庁舎の建設事業の次には、具体的に進める事業といたしまして、この本庁舎の再整備を次に進めるべきであるというふうに考えているところでございます。
     以上でございます。 155: ◯副議長(松尾高英君) 成谷君。 156: ◯4番(成谷文彦君) 市長に答弁いただけますか。市長の同時進行というのはそういうことなんですね。再度確認。 157: ◯副議長(松尾高英君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 158: ◯市長(森下 豊君) 4番、成谷議員の質問にお答えいたします。  今の部長の答弁どおりでございます。 159: ◯副議長(松尾高英君) 成谷君。 160: ◯4番(成谷文彦君) ちょうど3年半前、いわゆる分庁舎の扱いについて、これは本庁舎とセットにしないといけないよというお話を何回もさせていただきました。というのも、むしろ、防災拠点としての中心である本庁舎については、分庁舎よりも早く、まず先に検討しなければいけないでしょうという思いで意見も述べさせていただきました。もう3年半です。もうちょっとしたら4年になります。具体的なものは一切できておりません。4年といえば、私たち議員の任期であります。そういう意味では、この4年で決着をつけられないということについて市長はどのようにお考えでしょうか。 161: ◯副議長(松尾高英君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 162: ◯市長(森下 豊君) 4番、成谷議員の質問にお答えいたします。  4年前のまだまだこれから煮詰まっていく段階と今の段階では明らかに違うと思います。今はきちっとしたゴールといいましょうか、3つ同時進行で進行させていただいている中で、進捗状況は違いますけど、形になってあらわれているものもあるし、もうちょっとすればまたそれもあらわれてくるものもあるし、全てが動いております。その動いている中で、4年間、何もしてこなかったみたいな今の質問がございましたけれども、動きながら考えています。じっとしていて、じっとして考えてばかりではおりませんので、動きながら考えて、そして、またとまって考えたり、動いて考えたりしながらやっておりますので、その辺の評価というのは、それは下していただける形で評価していただければいいと思いますが、私たちは、この橿原市、八木周辺地区に関しましては、これから将来の橿原市の、あるいは中南和の地域の中での核になるところでございますので、その責務をしっかり果たしていきたいと、その思いで事業を進捗させていただいております。 163: ◯副議長(松尾高英君) 成谷議員。 164: ◯4番(成谷文彦君) という答弁でありますので、そこで質問させていただきます。私は本庁舎と分庁舎については連動しておかないといけないということで、例えば、今回できる分庁舎、当初計画では1階から4階まで各フロアに各部局がありました。いろんな部分を集約して、整理して、今回、図面を見せていただきましたけども、4階に書類の倉庫をつくる。該当する基本的な内容は、4階にあるのは財産活用課、及び更衣室、休憩室、大会議室ですか、何かそういったものもありますけども、3分の1以上が文書書庫、いわゆる倉庫です。橿原市の施設の中で、恐らく分庁舎ができましたら、一番新しく、お金もかけて、駅前の一番便利なところの、一番の一等地の4階に倉庫をつくる、こういう案で来ていますけども、これは事実ですか。 165: ◯副議長(松尾高英君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 166: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、4番、成谷議員のご質問にお答えいたします。  新分庁舎に必要な書庫を設けることにつきましては事実でございます。  以上でございます。 167: ◯副議長(松尾高英君) 成谷君。 168: ◯4番(成谷文彦君) この分庁舎、一番の趣旨は、市民に対してのサービスの一元化であります。ここに来れば、全ての市民のいろんな手続、また相談が個々にできるということでありますけども、4階は、そういう意味では、そのサービスをすることにとって別に要らないということなんですか。なぜこんな一番いいところに倉庫を持ってくるんですか。ちょっと理解できないんですが。 169: ◯副議長(松尾高英君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 170: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、4番、成谷議員のご質問にお答えいたします。  新分庁舎のそもそものレイアウトでございますけれども、現在、分散して配置されております窓口機能を統合して、市民の方々に直接関係するライフイベントに関する業務を行う総合窓口に関連する課として、当初12課、現在は14課になってしまいますが、そういったことを窓口に適切に配置できるように、施設の整備の要求水準としてつくらせてもらっているところでございます。  そのレイアウトにつきましては、市民の方々を含め、全ての利用にわかりやすく、また、利用しやすい空間となるように、それぞれの関係する課を極力まとめて同一フロアに配置することとしており、来庁の方々にとっては行き先がわかりやすく、また、職員に対しましては、関係する各課でできる限り短くなる動線で行き来でき、働きやすい環境となるように配置させていただいたつもりでございます。  今、議員お述べの新分庁舎に配置される書庫のことでございますが、新分庁舎の4階に集約することといたしました文書書庫につきましては、平成27年度における実施設計の際に、新分庁舎に配置する予定のライフイベントなどに関係する総合窓口に関連する12課のほうからそれぞれヒアリングを行い、所有している書類はどの程度あるのか、また、保管が必要となる書類がどの程度あるのかといったことを聞き取らせていただいた上で、書庫に必要な、文書書庫あるいは書庫になるんですけれども、その容量を計算した上で配置したものでございます。  実際に、年度ごとに整理する書類、これは起案や決裁文書などがございますが、そのほか、市民の皆様方から提出された申請書、また、税の申告書といったものもその対象となってまいります。また、これらの書類につきましては、個人からの問い合わせに対しての対応や、職員が日常の業務におきましてすぐに確認する必要があったりする場合なども想定する必要がございます。即座に対応可能とすることになるように確認書類として手元にあることが、市民サービスの向上につながるものとも考えております。また、各種書類につきましては、一定期間保存する必要がございます。そういったことも含めまして、それらのことを総合的に考慮して、新分庁舎における書庫をレイアウトとして考えさせていただいたところでございます。  以上でございます。 171: ◯副議長(松尾高英君) 成谷君。 172: ◯4番(成谷文彦君) だから、同時進行できちっとやってくれないと困ります。分庁舎に移転する課だけで考えるとそういう発想になってくるわけじゃないですか。書類の管理って、今現在どこでやっているんですか。今、置いているところはどこですか。 173: ◯副議長(松尾高英君) 総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 174: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。4番、成谷議員さんお尋ねの書類の保管状況のことについてご答弁させていただきます。  現在、書類の保管方法につきましては、当該現年度及びその前の前年度、2カ年分につきましてはそれぞれの担当課の保管となります。それ以前の文書につきましては、順次、文書の保存年限に応じまして廃棄も行いますが、本庁舎の書庫、万葉ホールの書庫、香久山の書庫といった集中書庫に収納しているのが現状でございます。  以上でございます。 175: ◯副議長(松尾高英君) 成谷君。 176: ◯4番(成谷文彦君) もう時間がないので。  現状、それでいけているわけでしょう。現状、いけているわけですよね。いわゆる香久山体育館及び万葉ホールにも教育関係のを置いております。この教育、香久山体育館があかんと言ったら、万葉ホールの、今、置いている資料の前も同じような広さがございます。いわゆる書類です。本来、原本です。管理も見させていただいたけども、そんなん、きちっとした管理をしているわけではない。ドアを閉めているだけです。例えば、よその課の人が入って、別の課のところを見ようと思えば自由に見られます。それぐらいの管理です。そういった意味では、しっかり管理しているかといったら、そうでもない。ただ置いているだけ。何かあったときに見たいと。何かあったときに見たいというのだったら、それはデータ化して、コンピューターに放り込んだらいいだけです。何も今回できる一番新しい、すばらしいところに、市民が、みんなが集まってくるところに倉庫をつくる、この発想が、いわゆる分庁舎だけで考えると、これだけ今まであるから、こんなのあったら便利やねと。これが本庁舎と全ての庁舎のことを考えて、このあり方を見たら、誰が見たって分庁舎の4階に書類置き場をつくる、おかしいじゃないですか。  この図案を見せていただいたときにもお願いしました。「職員がお昼を食べるときに、もう机の上では食べないんですね」と言ったら、「いや、もう無理です」と。市民の人がみんな来るときに、また電気を真っ暗にして、職員がコンピューターや本箱に隠れて食事しなければいけないような分庁舎なんですよ。どっちを向いているんですか。市民に向いているんですか。職員にも向いていないです。そんな単純なことがわからないというのがおかしいと言っているんです。だから、同時進行でやってくださいと言っているんです。本庁舎も含めていろんな課題をきちっとやってくださいと。  さらに、この分庁舎でも置くべき課があってもいい。ところが、まだあるはずですよ。なぜ置かないのか。それの答弁は一切ない。もう絶対要らないんですか。4階は要らないんですか。この書庫をどかして、休憩室とかそういうのも別のところへつくったら、もう要らないんですか。4階は要らないんですか。貸してもいいと、そういう判断ですか。この一等地を、何でこんなところに倉庫をつくるんですか。意味がわからない。  というのは、最初に言ったように、本庁舎のこと、また、2年間ずっと言い続けていました総合戦略、FM、これの策定が遅れている。大きなテーマはありますよ。総合政策部長がその年にも言っていますけども、4つの基本目標をまず挙げています。1つは、しごとに関する取り組みを積極的に進めます。2つ目は、「橿原」の魅力を広く発信するシティプロモーションに力を入れる。3番目に、若い世代の結婚・妊娠・出産・子育ての希望をかなえる取り組みをします。4番目には、安心して便利に暮らせるまちをつくる取り組みをやりますと。この4つ目については、本庁舎をしっかり中心にやっていきたいと。  この3番目、例えば、さっき言った若い世代の結婚・妊娠・出産・子育て。待機児童は、先ほども言いましたが、80人いてます。駅前に欲しい。分庁舎は駅前ですよね。駅前じゃないですか。例えばこの分庁舎に保育施設、そういうのもあってもいいじゃないか。また、ほかの教育なんかも入っておりません。さらなる、例えば市民運動のための部屋にしてもいいじゃないですか。さまざま使いようがあるじゃないですか。なぜ検討しないんですか。そこが理解できない。というのも、本庁舎のあり方が決まらないから。  そういった意味で、しっかりとこの本庁舎についての考え方、市庁舎の特別委員会でも何でも使えるようなお話はされていましたけども、もっと具体的な本庁舎についての市の考え方を示していただかないと、この分庁舎の4階、あいたところを何に使っていいのかわからないと思います。だから、倉庫になる。現実、そうでしょう。その辺のところを、もう一歩踏み込んだ答弁をいただきたい。 177: ◯副議長(松尾高英君) 総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 178: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。4番、成谷議員さんからのご質問にお答えしたいと思います。  書庫の必要性について少し答弁させていただきたいです。(「いや、それは十分討議した。時間がないし」と成谷君呼ぶ)  書庫については、文書量については、年々、やはり増え続けます。永年保存の文書もございますので、減るということは考えにくい。ご指摘のとおり、文書の電子化については着手を考えております。検討して進めていきたいと思っておりますが、文書そのものを、先ほど議員もお述べのように、市民サービスの一元化を新分庁舎で図るということをおっしゃったと思います。そのためには、一定の書類はやはり手元に置くべき。先ほど私が答弁いたしましたが、香久山書庫まで書類を確認に行くということは、やはり市民の方に不便をおかけすることにつながりますので、一定の書類はやはり手元に置いて、迅速な対応ができるように備えたいというふうに考えておりますので、書庫の必要性については、電子化を進めても一定はやはり必要になるというふうに考えております。  以上でございます。 179: ◯副議長(松尾高英君) 成谷議員、あと5分でございます。成谷君。 180: ◯4番(成谷文彦君) その辺のところもデータをようやく出してきたんじゃないですか、データを出せと言って。現在よりも広いスペースで検討しているんでしょう、事務のところについては。うそを言ったらあかん。でしょう。現在、分庁舎に移る課については、一部減るだろうなというところは聞いておりますけども、1人当たりの計算でいくと広くしているんでしょう。狭くしたのですか。狭くして文書の倉庫をつくったのですか。広くしたんでしょう。1人当たり、現在よりも広くして移るわけでしょう。それで、今、機能しているわけでしょう、香久山体育館で、現在。なのに上につくるというのは理解できないと言っているんです。  だから、そういった意味で、しっかりと、書類のこともそうだし、一つ一つ検討していただかないと。ある意味では、どこかの部署は現在よりも狭くなるところがあるんですね。理解していますか。理解していないですか。らしいです。そういうお話も聞いております。だから、しっかりと1つずつ詰めて、本当に4階まで使わなければいけないのであれば詰める、データとして残さなければいけないのは残す。ただ、それこそ全部コンピューターに放り込んだらすぐ出るわけで、原本を見なきゃいけないというような書類というのは少ないはずです、契約書とか。内容さえわかればいいんでしょう。きちっとその辺のところは研究してこの分庁舎をつくるという、そういうお約束でした。  だから、分庁舎の机には、職員の方が帰られたら1つも書類が載っていない、そういうテーブルを考えてやりますというお話もいただいております。一つ一つ、あまりにも細かいことをこういった場で言わなければいけない、こういう状態であるということが市長も言われました同時進行ですか。市長、最後に、細かいですけども、そういったことも十分検討された上で、今、本庁舎のことも考えられているんでしょうか。北側のことも考えているんでしょうか。それについてご答弁いただけますか。 181: ◯副議長(松尾高英君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 182: ◯市長(森下 豊君) 4番、成谷議員の質問にお答えいたします。  新しい分庁舎、それから、この場所につくる予定であります庁舎、それから、八木駅の北側の再整備、交差点改良も含めましてですけど、それらは、やっぱり一連のものでありますし、この八木周辺を、これだけのポテンシャルを持っているところを、より今以上に都市整備の機能を持たすためには、やっぱりここの3カ所が、今言っている3カ所が同時進行でまちづくりの一番の核にならなあかんとこやというふうに、その認識は変わらないと思います。  ただ、その手順として、同時進行やと言いながら、できる形が、互い違いになるというのか、順番がずれてくるのは、これは、やっている中でのことですので、ご了解をいただきたいなと思います。気持ちとしては、あくまでも同時進行で、1つのまちで、1つの地域で、そういう思いでやっていることでありますから、今までとも変わらない気持ちでこれを進めてまいりたいと思いますので、ご理解できないところもあるかとは思いますけども、ご理解賜りますようにお願いを申し上げます。 183: ◯副議長(松尾高英君) 時間でございます。 184: ◯4番(成谷文彦君) 最後に一言。 185: ◯副議長(松尾高英君) 最後、成谷君。 186: ◯4番(成谷文彦君) ありがとうございます。  そういった意味で、本庁舎についてもしっかり私どもは検討したいですので、要望した資料等をしっかり早く出していただきたい。今後、いっぱい言いますので。  分庁舎についても再度ご検討願いたい。十分まだまだ職員の方、また市民の方が、さらなる利用が高まるような、そういったものにしていただきたいということで要望させていただきます。  以上です。             (4番 成谷文彦君 自席へ戻る) 187: ◯副議長(松尾高英君) それでは、次に、8番、西川正克君の質問を許可いたします。西川君、お願いします。            (8番 西川正克君 質問席に移動) 188: ◯8番(西川正克君) 8番、西川正克でございます。議長の許可を得ましたので、一般質問を始めさせていただきます。  通告どおり発言させていただきます。  まず、平和行政についてです。  日ごろの平和行政については、広島、長崎の原爆投下の日に「平和の鐘」を鳴らしていただいていると。各お寺さんには本当にありがたく思っております。また、夏休みを利用した「平和の折鶴」などの平和記念行事も行っておられるという状況となっております。そして、毎年6月の末には、原水爆禁止世界大会に向けた平和行進におきまして、市長を初め議長、たまに副市長、副議長というところでありますけれども、初めとした職員、本当に多数、庁舎前に集まっていただきまして、激励をしていただいているということにつきまして、本当に感謝しているという状況をまず申し上げておきたいというふうに思っております。  その中で、私がお聞きしたいのは、1つは核兵器廃絶をめぐる運動についてであります。  この運動につきましては、実は、今年大きな変化があったという状況となりました。それは、核兵器禁止条約の締結に向けた取り組みが国連で行われているということになっております。今年3月に国連で核兵器禁止条約を話し合う会議が、132カ国と世界の反核・平和NGOの代表が参加して行われたということになりました。そして、この6月15日からは、国連で第2会期の核兵器禁止条約を話し合う国際会議が開かれております。  私、すらっといきましたけど、核兵器禁止条約という言葉は、本当に耳なれないといいますか、そういう言葉だと思います。それが、実際に締結の動きがあるということになっております。  それに先立って、5月22日には核兵器禁止条約の草案というのが実は発表されております。まさに世界の大多数の諸国はこの7月に核兵器禁止条約を締結しようとしている。それが世界の動きとなっているということについて、橿原市としてこのような動きについて承知されているかということをまずお聞きしたいというふうに思います。 189: ◯副議長(松尾高英君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 190: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。8番、西川議員のご質問にお答えいたします。  議員のほうからは、核兵器禁止条約の締結に向けた動きを存じておるのかといった内容の質問でございます。  現在、国連本部におきまして、先ほども議員お述べのとおり、核兵器禁止条約の締結に向けた第2回交渉会議が、6月15日から7月7日にかけて、現在行われているということで、7月の上旬には成立する見通しであるとの見解が示されていることについて承知しております。しかしながら、日本政府は、現在あります核拡散防止条約、いわゆるNPTなど既存の枠組みで議論を進めることとされておるようでございます。したがって、当該会議への不参加を表明されていることも承知しております。  また、あわせまして、そういった日本が参加していないことに対して、広島あるいは長崎の両市長のほうから参加を求める要請文も提出されているといった内容のことも承知しております。  以上でございます。 191: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 192: ◯8番(西川正克君) ありがとうございました。  今回の国連の会議で残念ながら日本が欠席ということで、被爆の方は大変怒っておられると。当たり前のことですよね。この間、先ほどの話をしましたけれども、毎年、夏の暑い時期に平和行進されているわけですよね。また、6月の末には、皆さん、職員さんが立っておられると。そのことがやっぱり世界の世論を動かした、それが今年の国連の会議につながったということは間違いなく言えるわけなんですね。それは何よりもやっぱり日本が唯一の核兵器の被爆国だということなんですよね。  そのもとで、今年、先ほど被爆の方が怒っておられるとおっしゃいましたけど、被爆の団体の方が、6月15日から開催されています国連の会議で、核兵器廃絶のための被爆署名というものを集められて、それで、296万人の署名を提出されたということなんですよね。これは国連の国々を大きく励ましたということになりました。先ほどもおっしゃられましたけど、間違いなく7月には核兵器禁止条約が決定されるでしょう。それに向けて日本は必ずこの道に進まなきゃならないというふうに私は思うわけでありますけれども、非常に今の日本の政府の態度は残念。  その中で、橿原市は「非核・平和都市宣言」、1986年だったと思いますけども、決議されていると。橿原市の近鉄八木駅北側の駅前広場にさん然とそびえ立っている塔に刻まれている「非核平和宣言都市」という、この都市の持っている意味合いというのが今まさに光りつつある、輝きつつあるという時代が来ているということについてはどうですか。 193: ◯副議長(松尾高英君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 194: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、8番、西川議員のご質問にお答えいたします。  議員お述べのように、核兵器廃絶に関することでございますが、昭和61年3月26日に「非核・平和都市宣言」を本市議会におきまして決議していただき、世界で唯一の核被爆国として、この地球上に広島、長崎の惨禍を再び繰り返してはならないという思いは我々も持っておるところでございます。  議員お述べの「非核・平和都市宣言」についてのそういった象徴となるものがあることについては我々としても誇りに思っておるところでございます。  以上でございます。 195: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 196: ◯8番(西川正克君) ありがとうございます。大変心強い発言と受けとめさせていただきます。市長も恐らくそれと同感だというふうに思います。  その上で、今、例えばそういう核兵器廃絶のための被爆署名の推進、これは、1つは、区切りとして6月15日から行われています世界大会に向けて集められました。それから、まだまだ今後も世界のそういう会合に向けて集めていかれるということでございます。そういうことで、橿原市としての取り組みで、やっぱり、「非核・平和都市宣言」のまちとして、核兵器廃絶のための被爆署名の推進について取り組んでもらえないかということです。  具体的に言いますと、市役所の一角にそういう署名を置いていただいて、来客が目にできるような、そういう場所を設けていただいて、そしてやっていただくみたいな。今はマイナンバーの、そういう1階はなくなりましたので、十分そこに置けるスペースがあるやないかというふうに思うわけでありますが、その辺についていかがでしょうか。
    197: ◯副議長(松尾高英君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 198: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、西川議員のご質問にお答えいたします。  議員のほうからは署名のコーナーのことをお尋ねでございます。  核兵器廃絶のための署名につきましては、我々のほうといたしましてもホームページなどで確認をさせていただいたところ、広島市がブースを設置され、市民がその場で専用の用紙に直接署名されておられるようでございます。しかしながら、そういった署名の際につきましては、個人のお名前、住所などを記入する必要が生じることとなりますため、個人情報保護の観点から、ある一定の適切な管理が必要となってまいります。そのほか、最近では、ホームページなどで署名用紙を市民の皆様方にダウンロードしていただき、各自治体の窓口に提出されているような事例も増えてきているようでございます。  本市といたしましては、これまで、先ほど議員お述べのとおり、「平和の鐘」といった事業、また、「平和の折鶴」といった事業を進めさせていただいておりまして、そういったことは引き続き行わせていただきたいと思っております。  議員お述べの署名コーナーの設置については、現時点におきましては考えてはおりませんけれども、他市の情報をより多く収集しながら、先進的な事例もあわせて参考として、どのような方法をやっていくべきかといったことについては検討させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 199: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 200: ◯8番(西川正克君) ありがとうございました。前向きにということで。  例えば、お隣の桜井市とかでしたら、署名ができるところを設けておられると。個人情報のことは注意しておられる、そういう中での取り組みをされているということを一言つけ加えさせていただきたいというふうに思います。他市の状況もということでしたので、ぜひ研究していただきたいというふうに思います。  それでは、次に行きます。  平和教育に関連しまして、中学校の修学旅行とかで、そういうところで平和のとうとさを教えていただいているということですけど、先ほどの文科省の学習指導要領のことに関係するんですけども、実は中学校の体育に、2021年度からの項目として旧日本軍の格闘術で自衛隊の訓練に使われている銃剣道が加わったということについて、少し経過を伺いたいというふうに思います。 201: ◯副議長(松尾高英君) 辻岡教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 202: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。8番、西川議員の質問にお答えいたします。  中学校体育での授業、武道の中での銃剣道といったことでございますけれども、まず、中学校の体育の授業で武道が必修となりましたのは平成24年度(2012年度)からでございます。基本、柔道、剣道、相撲の3種目を中心に選択することになっておりまして、現在、市内の中学校では1校だけが相撲、残りの5校については柔道を履修しておる状況でございます。  次に、新学習指導要領では、中学校で平成33年度(2021年度)から本格実施となりまして、基本的に武道は、柔道、剣道、相撲を中心に1つを履修するようになっておりますが、なお、地域や学校の実態に応じて、弓道、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道の9種目から選択になっております。これは、現行の中学校学習指導要領の解説では、基本の、つまり、柔道、剣道、相撲のうち1種目を履修でありますが、地域や学校の実態に応じて、なぎなたなどその他の武道についても履修させることができると明示されておりまして、その項目は巻末の参考資料で例示されておりましたが、次期中学校学習指導要領の解説では、先ほど申し上げました9種目全てを武道の例示として明示されたもので、地域や学校の実態に応じて履修できる武道の種類がより具体的になったものと聞いております。これらの9種目につきましては、日本武道協議会に加盟しておられる競技団体ということでございます。  以上でございます。 203: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 204: ◯8番(西川正克君) この銃剣道が加わった経緯はそういうことだということですけれども、聞きなれない言葉かなと。どういうことなのか。銃剣といったら、銃に剣がついているわけです。それで旧日本軍は突いて、人をあやめるということですけれども、銃剣道について、どういう武道なのか、ちょっと教えてもらえますか。 205: ◯副議長(松尾高英君) 辻岡教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 206: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。8番、西川議員の質問にお答えいたします。  銃剣道ということでございますけれども、議員が先ほどお述べされておりました銃剣術の流れをくむ銃剣道ということでございます。基本的に、武道とは伝統的な日本武術、古武術から発展したもので、人を殺傷・制圧する技術に、その稽古を通じて人格の完成を目指すという「道」の道が加わったものでございます。その中で、現在の日本における武道という位置づけにつきましては、日本武道協議会に加盟している9武道を指しているということになっております。  以上でございます。 207: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 208: ◯8番(西川正克君) 人を殺すことに「道」の道をつけると言っても、人を殺すことにどんな道理があるのかという気がするんですが。  中学校の剣道では突きが禁止されているということなんですよね。ところが、この銃剣道というのは突きしか認められていないということで間違いないですかね。 209: ◯副議長(松尾高英君) 教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 210: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。8番、西川議員の質問にお答えさせていただきます。  武道の授業中、武道に限らず全てでございますけれども、十分安全には配慮しながら、今、取り組んでいるという状況でございますけれども、剣道では、段階的な指導の関連から、中学校では突きわざを扱わないとなっておりまして、他の種目につきましても、学習段階や個人差を踏まえて、段階的な指導を行うなど安全を十分に確保するといった中での取り扱いとなっておりますので、ちょっとその詳細まではわかりませんけれども、先ほど申しましたように、段階的な指導の関連から、安全を期しての授業の履行という形になろうと思います。  以上でございます。 211: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 212: ◯8番(西川正克君) 竹刀の先にちょっと何か革がついているんですかね、切っ先にね。切っ先なのかな。それで、明らかに突きが認められていなくて。銃剣道では、銃剣道というのは僕は初めてインターネットで調べましたけど、1.66メートルのもので、銃の形をした先に竹刀の先みたいなのがまたついているんです。それで突くわけですよね。突きしか認められない。この矛盾、これはどう理解をされていますか、局長のところで。 213: ◯副議長(松尾高英君) 教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 214: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。8番、西川議員の質問にお答えさせていただきます。  まず、先ほどから申しておりますけれども、現行の学習指導要領で基本の3種類のうちの1つを履修であるが、「地域や学校の実態に応じて、なぎなたなどその他の武道についても履修させることができる」であり、既に表記されている武道9種目を、今回は具体的な表示になったものと聞いております。  その中で、議員お述べのことでございますけれども、先ほど申しました各武道につきましては、段階的な成熟の指導の関連から、学習段階や個人差を踏まえて、段階的な指導を行う、安全を十分に確保するとなっておりますので、その点についてはきっちりと確保されていると思っております。  以上でございます。 215: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 216: ◯8番(西川正克君) 今取り上げているのは純粋に武道として取り上げたんですけれども、明らかに突きが認められていない、恐らく安全の面でそういうことになっていると思うんですけども、一方で、突きしか認めない銃剣道、これは明らかに相反することで、絶対にこれは認められない、適切ではないということを言っておきます。指摘をしておきます。  じゃ、次に行きます。  庁舎の建設について、次、一般質問を続けさせていただきます。  まず、分庁舎についてですけれども、これは、過去、委員会とかで問題というか、議論されてきておりました分庁舎の建てる過程において、レストランの問題です。商店街の方々たちは、夜の飲食を期待しておられるということで。確かに、ホテルは、朝しか出ないというホテルですよね。ところが、分庁舎の1階にはレストランがあり、ここは明らかに朝昼晩と飲食を提供できるということですけれども、たしか私の記憶では飲食を提供できない、提供しないという合意のもとでそういう話を進めたということを聞いていましたけど、その辺の商店街の方々に対する説明とか理解とか、どういう状況でこんなことになったのか、現状をちょっと教えてもらえますか。 217: ◯副議長(松尾高英君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 218: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。8番、西川議員のご質問にお答えいたします。  議員のほうからは、新分庁舎におけるレストランの設置のことについてのご質問でございます。  まず、1階にレストランを設けることについてのことでございますけれども、八木駅南市有地活用事業につきましては、平成26年7月29日に募集要項を公表し、橿原市のほうから事業に要求する最低限の水準を示させていただいております。その要求水準書におきましては、飲食物販等施設につきましては、「庁舎や宿泊施設等利用が利用することを想定した飲食施設を設けること」ということを必須としております。また、かわりに物販施設につきましては、「事業の提案によるもの」という形になっております。したがいまして、1階にレストランを設置することについては要求水準を満たしたものでございますので、事業の当初からの提案に沿ったものという形になっております。  それから、あともう1点、商店街の皆様方のお考えのことをお尋ねでございます。  八木駅前の商店街につきましては2つございます。近鉄八木駅名店街協同組合さん、それから、八木駅前商店街振興組合さんの2つの商店街ということでございます。  まず、近鉄八木駅名店街協同組合さんに関しましては、昨年と今年の組合の総会にも我々が参加させていただき、事業概要と複合施設に設ける飲食物販施設についての説明をさせていただいております。その説明に対しましては、「複合施設ができることを手放しで喜ぶのではなく、名店街として気を引き締めて頑張るべきである」といった共存共栄を図っていくべきとのご意見を賜っております。  また、八木駅前商店街振興組合さんに対しましては、理事長に対して複合施設に飲食施設を設けることについての説明を既にさせていただいております。理事長のほうからは、「お互いに切磋琢磨して盛り上がって、よい結果が期待できるのではないか」といった前向きなご意見を賜っております。  今申し上げましたように、両組合におきましては既に説明をさせていただいているといった状況でございますので、そういった商店街の皆様方にもご理解をいただいているものと認識いたしております。  以上でございます。 219: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 220: ◯8番(西川正克君) 済みません、時間は2時45分までですか。 221: ◯副議長(松尾高英君) 2時46分までです。 222: ◯8番(西川正克君) 46分。ありがとうございます。  わかりました。  そしたら、次に、本庁舎のことに移ります。  庁舎南の買収については、昨年の12月に補正予算で庁舎南の土地の買収のための予算が組まれました。その後、この買収についての状況というのを教えてもらえますでしょうか。 223: ◯副議長(松尾高英君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 224: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、8番、西川議員のご質問にお答えいたします。  本庁舎南側の私有地の買収についての進捗の状況のお尋ねでございます。  現在も引き続き交渉は重ねさせていただいているところでございます。昨年の12月議会におきまして、この土地の購入費、あるいは建物の移転補償費についての予算をご承認いただいたところでございますが、現在交渉を進めている過程の中で、そのときにもわかっておったことでございますけれども、権利のお一人様がお亡くなりになられて、その相続に関する法定手続とかで、今、少し時間を要しているといった状況でございます。  契約を締結する形にまで持っていくためには、土地所有、建物所有、そして、そちらの建物に入っておられる借家人の皆様方の全ての合意が同時期に必要になってくることになりますので、我々といたしましては、引き続き交渉を続け、できるだけ早い時期の用地取得に向けて取り組んでまいりたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 225: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 226: ◯8番(西川正克君) わかりました。  そしたら、次ですけれども、分庁舎ができるのが来年2月ということで、現実的な問題として、この本庁舎の1階と2階の課が移るということになるわけですけれども、その後の、本庁舎が建つであろう時期までの1階・2階についてはどのように考えておられるのか、答弁してください。 227: ◯副議長(松尾高英君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 228: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、8番、西川議員のご質問にお答えいたします。  本庁舎の1階・2階のところの活用とかについての質問でございます。  新分庁舎へ現在の本庁舎の課が移った後の本庁舎1階・2階につきましては、本庁舎の再整備のことも考慮しながら、現在のセキュリティー面、また、維持管理費用などを確認しながら、今現在、その活用方法については検討しているところでございます。 229: ◯副議長(松尾高英君) 総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 230: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。8番、西川議員さんのお尋ねにお答えしたいと思います。  現本庁舎1階・2階をそのまま空きスペースというわけには当然まいりません。そのスペースにおきましては、当然、何がしかの課を本館1階・2階には配置させていただきます。今の考えでいきますと、西館または南館に入っておられる課がございますので、そちらの課が入っていただく、もしくは、場合によれば教育委員会さんが入っていただくということも案としては考えられますので、市民の方の利便性、事務の効率化、本庁舎建てかえを考慮した場合のコスト面等々を総合的に判断して最終的には決定していきたいと、このように考えております。  以上でございます。 231: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 232: ◯8番(西川正克君) ありがとうございました。  それで、この本庁舎の建設をいよいよということでございますけれども、まず、起債の期限というのが平成32年度ということで、有利な起債で建てられるということになったということですけども、この建設のやり方について、いろいろとやり方があるようなんですけども、その中で、かつてから私は庁舎の建設のやり方について従来方式ということで提案してきましたけども、そのことについても、建てることが可能となったということで、今年の3月の議会でも従来方式を含めての検討を行うという答弁でございました。  この場合、もちろん従来方式ですと、手順として、基本計画策定委員を選定して、策定委員会を立ち上げて、そしてパブリックコメントをとって進めていくということになっているわけでありますけれども、この辺について、当然、私としては、市として基本計画を立ててやっていくべきだと思いますけれども、この辺、どう考えておられますか。 233: ◯副議長(松尾高英君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 234: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、西川議員のご質問にお答えいたします。  議員のほうからは、本庁舎建設については、基本計画、それからパブリックコメントというふうな手順のことで今おっしゃっていたかと思います。我々といたしましては、本庁舎の建設に当たりましては、現在検討を進めております「大和八木駅周辺地区まちづくり基本計画」、その関連でも取り組みを進めさせていただきたいというように考えております。  先ほどお述べのように、市町村役場緊急保全事業債の適用要件の1つとなっております個別施設計画を策定することが1つの条件となっておりますので、我々といたしましては、それに相当する本庁舎の基本計画といったものは策定していきたいというように考えております。  以上でございます。 235: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 236: ◯8番(西川正克君) 本庁舎の基本計画を策定されて、やると。これは大変重要なことだと思いますけれども、どのようにして策定されていかれますか。 237: ◯副議長(松尾高英君) 福西総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 238: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、西川議員のご質問にお答えいたします。
     基本計画なるものをどのような流れで策定していくのかといったご質問でございます。  先ほども述べましたとおり、大和八木駅周辺地区のまちづくりに関しましては、今、全体の地区を考えた上での基本計画を策定している過程でございます。その策定につきましては、市民参加型の大和八木駅周辺地区まちづくりワークショップでも、3回開催して、いろいろご意見を賜っております。また、大和八木駅周辺地区まちづくり検討委員会においても、さまざまな議論をいただいているところでございます。  八木駅周辺の計画につきましては、本庁舎も含めた6つのエリアによる分割を行った上で、それぞれのエリアごとの計画をつくっているところでございます。特にこの本庁舎の建てかえについての基本計画を策定する過程におきましては、市民アンケートやパブリックコメントといったことは当然のことながらやっていくべきであるというふうに考えております。そういったことを行い、市民の皆様方にも本庁舎の建てかえ事業をよく知っていただいた上で、本庁舎の基本計画に相当するものの策定という形で進めてまいりたいというように考えておるところでございます。  以上でございます。 239: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 240: ◯8番(西川正克君) まちづくり基本計画の策定委員会の方々がこの基本計画を策定していかれるということですよね、それは。 241: ◯副議長(松尾高英君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 242: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、西川議員のご質問にお答えいたします。  議員お述べのとおり、大和八木駅周辺地区まちづくり検討委員会においても、さまざまな議論を行っていくことは想定しております。今、本庁舎の調査業務という形でいろいろと議会のほうでもご議論いただいているところでございますけれども、そういった予算を活用して、導入機能などについての検討、あるいは可能性調査といったものを踏み込んだ形で進めていきたいということも考えておりますので、そういった2つの形で進んでいくものを統合した形で、先ほど申し上げていた個別施設計画に相当するような橿原市の本庁舎の再整備計画を策定してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 243: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 244: ◯8番(西川正克君) ちょっと言葉尻をとるようなんですけども、導入可能性調査という表現でしたが、これはPFIの導入可能性調査のことでよろしいんですか。違いますか。それは何の導入可能性調査のことですか。 245: ◯副議長(松尾高英君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 246: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、西川議員のご質問にお答えいたします。  導入可能性調査と先ほど申し上げましたのはPFI事業のことではございません。今、議員のほうからは従来方式というふうなお考えをお示しされたかと思いますけれども、それはあくまで整備の手法のことかと存じます。従来手法のやり方、いわゆる分離発注方式であるとか、あるいはデザインビルド方式(DB)と呼ばれている方式であるとか、そのほかに、先ほど議員お述べのようにPFI方式といった、庁舎を整備する上におけるいろんな手法、工法がございます。  今申し上げている導入可能性調査ということでございますけれども、現在の本庁舎において、前提条件を再整理させていただきながら、現況敷地条件を再整理するであるとか、あるいは現庁舎の現状と課題を再整理するであるとか、新庁舎必要性の再整理、それに加えまして、新庁舎建設の基本計画というふうな形のもの、先ほど申し上げていたように、施設個別計画に相当する基本計画の策定という形で新庁舎の整備方針、平成22年の12月に策定をいたしております庁舎の基本構想、そういった取り組みの方針については踏襲させていただきたいというふうにも以前の議会でもご答弁させていただいているとおりでございますけれども、そこに付加する必要のあるようなものが一体どのようなものであるのか、そして、新庁舎の規模の算定であるとかモデルプランを場合によってはつくっていく必要もあるということで、そういった内容のことを、今回予算として計上させていただいております1,200万を活用させていただいて、調査という形で進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 247: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 248: ◯8番(西川正克君) そしたら、今おっしゃっている導入可能性調査については、PFI導入可能性調査のことではないということでよろしいんですか。(福西総合政策部長、首肯する)  ちょっとこだわっているんですけども、建て方の問題で今ちょっと話をしているので、ぜひ、建て方の問題で市長に最後に答えてもらいたいんですけども。一昨年、3選されたときに市民に対しての説明責任、市長の話ですけど、八木駅南のホテル、分庁舎の建設、市民への説明は確かに足りなかったと、新聞報道でもそういうふうにおっしゃっているという報道でしたけども、だったら、今度説明していかないといけないということになるわけですよね。そういう意味で、建て方の問題で、やっぱりPFI事業で建てられている今の分庁舎の建設事業について、やっぱり後からいろんな問題が生じて、議論が生じてということが起きた原因の1つとして、私は、何度も言いましたけども、きちっとした計画を持たずに建てられたことが大きな原因になっている、また、パブリックコメントをとらなかったというのも、その建設のやり方の問題があったということははっきりと申し上げてきたわけですけども、その点について、今後、森下市長が本庁舎の建設についてはどのように考えておられるのか、市民に対しての説明責任をどのようにして果たしていかれようとしているのかをお聞きしたいと思います。 249: ◯副議長(松尾高英君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 250: ◯市長(森下 豊君) 8番、西川議員の質問にお答えしたいと思うのですが、的を射ている答弁になっているのかどうかちょっとわかりませんが、庁舎をこれからここに建てかえするんですが、どういう形で建てかえるかということに関しましては、まだいろいろ試行錯誤している状態でございます。単独でやるのか、複合型でするのか、あるいはその他にいろんなものがそこに付加されてくるのであろうか等々も含めてですけども、まだ試行錯誤させていただいている途中でございます。  その説明をしてくれというんですけども、まだ形が決まっていませんので、説明のしようがございませんが、今あるこの現状から、新分庁舎ができますので、窓口業務は出ていきます。その後に、先ほど答弁がありましたように、どこの部局が入ってくるのか。教育委員会も含めてですけども、そこの部分においてもまだ今決まり切っていないのが現状です。ただ、ここの場所に、今まで予算もつけていただいて、土地を継ぎ足し継ぎ足しですけども買い続けているのは、議会の皆さん方、先生方、皆、ご承知のことやと思います。それはなぜかというと、当然、庁舎を建てるためですよね。その庁舎を建てるため、いざというときに、ここが一番の橿原市民にとっての安心・安全の核になる場所になるということでありますので、橿原市が始まってからずっとここにある庁舎、それをこれからも我々は引き継いでいきたいなというふうに考えています。  ただ、中身の細かい調査・検討等に関しましては、今回の予算にも、まだ合格はいただいておりませんけれども、調査・検討するための予算もしっかりとつけさせていただいて、そして、その中で議会の皆さん方にも、そして市民の皆さん方にもきっちりと説明できるようにしていきたいな、一日も早くしていきたいなと、そういうふうに考えております。 251: ◯副議長(松尾高英君) 西川君。 252: ◯8番(西川正克君) 基本計画をしっかり立ててということにつきましては合意していただけたかなということで思います。望ましいのは、先ほど言いました、私の、いつも持論なんですけども、色気でいろんなものをつけんと、ほんまに質素なものにしておいたほうがいいのと違うかということでいつも提案させていただいております。ですから、有利な起債でせっかく建てられるんですから。1つは、6億5,000万ぐらいで、あと起債でできるというね。65億のうちの、本当に少ない額で、ちょっと何ぼか忘れましたけども、9割の起債が可能やということで、1割で6億5,000万になりますけども。あとは有利な起債を使うということですけども、そこらもできるだけ後に借金が残らんようにということと、それから、しっかりと基本計画を立てていかれるわけですから、そのもとで、やっぱり住民の方のそういう要望だとか、また、市役所の庁舎の職員の方の要望だとかいうのを受けられて、吸い上げて、そしてつくっていけるような、そういう庁舎であっていただきたいなというのが切なる願いでございます。  何回も言いますけども、建てるものは本当に質素でいいということです、最小限の機能で。最小限の機能ですけども、きちっとした防災機能とか、しっかりと建てていただくということで言っておきます。  時間はまだありますけど、終わっておきます。             (8番 西川正克君 自席へ戻る) 253: ◯副議長(松尾高英君) この際、暫時休憩いたします。再開は2時45分。                午後2時33分 休憩               ────────────                午後2時46分 再開 254: ◯議長(細川佳秀君) 休憩中の本会議を再開いたします。  それでは、次に、3番、森下みや子君の質問を許可いたします。森下君。              (3番 森下みや子君 登壇) 255: ◯3番(森下みや子君) 3番、森下みや子でございます。公明党として、今回、3項目にわたって質問させていただきます。本日は多くの傍聴の方もいらっしゃいます。市長並びに理事の皆様方の前向きな、そして誠意のあるご答弁をいただきますように、どうか最後までよろしくお願い申し上げます。  それでは、1番目、総合プールの安全対策について質問させていただきます。  今年も間もなく子どもたちにとって楽しみな夏休みが始まります。海水浴やプール遊びなど、楽しい中にも危険が潜んでいることを改めて確認し合いたいと思います。また、連日の猛暑による熱中症対策も大変重要な取り組みですが、本日は、いよいよ来月から営業を開始する総合プールの安全対策について質問いたします。  2015年に小学1年生と、2016年に大学生が、本市総合プールにおいて遊泳による事故が相次いで発生し、とうとい2人の命が失われました。2年も続いての死亡重大事故が発生したことは、本市にとって大変重大な問題であります。議会には、2015年に発生した事故の件、そして、和解し、終結した報告については確認をいたしました。また、昨年、2016年に遊泳による事故が発生し、お亡くなりになった死亡重大事故の報告も受けました。  しかし、その後の経過については議会に報告はなく、そういった状況下で、知人を介して4月下旬ごろに、昨年お亡くなりになったご遺族と面会し、これまでの経緯や誠意のない市の対応等について聞かせていただきました。二度と同じような事故で人命が失われることがないよう、本件死亡重大事故の真相を明らかにし、再発防止に向けた取り組みを実施してほしい、そして橿原市は遺族に対して誠意を持って適切に対応してほしいとの請願の趣旨でございました。  ご遺族のこうした思いは当然であり、テレビ報道で本件を知った多くの国民や市民の方々にとって、事故の調査が適正に行われているのか、大いに注目しているところであると思います。  なぜ今回のような事故が再発したのか、また、事前に防ぐことができなかったのか、問題点やその原因はどこにあったのか。と同時に、ご遺族のお気持ちに少しでも寄り添い、できるだけ誠意のある対応をしていただきたいとの思いで質問させていただきます。  昨年の事故について伺います。本市がこれまで行った事故に関する状況確認のための調査はどの程度行われたのでしょうか。また、今回の事故の経緯から、今後の再発防止という観点でどのような対策を考えているのかお尋ねいたします。  次に、2つ目の質問でございます。就学援助における入学前支給について。  昨年度、本市において、人権問題に関する市民意識調査が行われ、その報告書によると、「子どもの貧困問題が注視されており、経済的な理由で満足に食事をとれない子どもが増えている」という結果が出ました。奈良県平均値より本市は厳しい状況で、増加傾向にある実態が明らかになりました。全国的にも、こども食堂が推進されており、以前、一般質問の中で紹介させていただきましたが、本市でも実施しており、支援も重要と考えます。  そこで、本市の子どもたちの貧困問題として、就学援助におけるランドセルなど、入学前に児童や生徒の学用品などの支給を可能にするための対応について質問させていただきます。  児童生徒の家庭が生活保護を受給するなど経済的に困窮している場合、就学困難と認められる学齢児童生徒の保護に対して、学用品や給食、修学旅行などの一部を本市が支給し、国がその2分の1を補助する制度が既に実施されております。しかし、これまで、新入学時に必要なランドセルなどの学用品については支給されるものの、国の補助の対象を小学校入学前は含まない「児童又は生徒の保護」としていたために、その費用は入学後の支給となっていました。  私ども公明党は、子どもの貧困対策の観点から、就学援助の拡充を一貫して推進してまいりました。小学校入学前の支給については、本年3月10日の衆議院文部科学委員会で公明党の富田茂之衆議院議員が、自治体独自の判断で実施する場合、国庫補助の対象になっていないことを指摘。政府に対し、「国が要綱を変えればできる。早急に検討すべき」と主張いたしました。  そこで、文科省は、要保護児童生徒援助費補助金要綱を平成29年3月31日付で改正することにより、就学援助要保護児童のランドセルの購入など、新入学児童生徒学用品費の単価を従来の倍額にするとともに、支給対象に、これまでの児童生徒から、新たに就学予定を加えました。また、文科省からは、この改正に合わせて平成30年度からその予算措置を行うとの通知がなされているところです。  そこで、お尋ねいたします。今回のこの措置は、あくまでも要保護児童生徒に限ったものであり、準要保護児童生徒はその対象になっておりません。しかし、先ほども紹介したように、本市における児童生徒の貧困率は県下平均より下回っております。幾ら学力が上であっても、経済的格差を是正することが重要と考えます。この準要保護児童生徒に対する新入学児童生徒学用品費の支給についても、児童生徒に対して要保護児童生徒とともに平成30年度より実施できるように本市として準備を進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。  次に、3番目、フラワーガーデンで観光立市の推進。  花でつながり、花によるまちづくりは、シティプロモーションとして、定住促進や来訪人口の拡大に有効性がある事業と考えます。世界遺産暫定リストの登録地でもある本薬師寺跡や大和三山、また、藤原宮跡等、一面に広がる花園の風景は絶景そのもので、四季を通じて、見る人々の心が豊かに、また、心が癒やされます。  春の藤原宮跡周辺の花園は、一面に菜の花が咲き、桜の花が咲き乱れ、黄色とピンク色のコントラストは本当に見事でした。また、大和三山周辺の桜と伸び伸びと咲くユキヤナギ、飛鳥川周辺の桜並木も川面に映る風情はすばらしい景色です。そして、5月はボタンの花、おふさ観音バラまつりも有名です。また、橿原運動公園のバラ園も丹精込めて育てていただき、年々きれいに、豪華に咲いています。新沢千塚古墳群公園には約1万株のアヤメやカキツバタが咲き、6月は香り豊かな自生のササユリやアジサイが咲き始めています。また、久米寺の色とりどりのアジサイ、そして、夏はキバナコスモスと11種類の蓮の花、8月下旬から9月下旬には、歴史的遺産の本薬師寺跡周辺の水田に約1万4,000株のホテイアオイの花が咲き始め、一面、紫色のじゅうたんが敷き詰められた状態で、あまりの美しさに感動で胸がいっぱいになります。また、大きな蓮の花も、暗い暗い泥の中で成長し、立派に豪華に咲き誇っています。秋は香具山周辺の彼岸花や、藤原京のコスモス、約3万平米に8種類300万本のコスモスの花が咲き誇り、本市内には四季を通じて多くのすばらしい花園があります。  このように、フラワーガーデンとしての観光資源がたくさんあり、観光立市推進のため、花を題材に、市民や各種団体と連携をし、ネーミング等を考え、印象に残るキャッチフレーズで事業等を展開してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。  以上で3点の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 256: ◯議長(細川佳秀君) 山崎魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 257: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。3番、森下議員のご質問にお答えいたします。  本市総合プールにおきましては、一昨年度、昨年度と2年続けて重大事故が発生しており、本市といたしましては、この事態は非常に重く受けとめなければならないと存じます。現在、事故の再発防止に向けた安全対策を構築するための取り組みを進めているところでございます。  まず、事故の対策状況でございますけれども、一昨年度の事故におきましては、事故発生後の初動対策といたしまして、監視員を直ちに2名増員し、全体的な配置人員についても増員をいたしました。また、注意喚起のための場内放送の実施や、注意喚起のポスターの新たな掲示などの初動対策を講じました。  こうした直接的な対策のほか、関係へのヒアリングや、近隣の公営・私営プールに対する監視体制や入水制限、監視カメラの設置状況などの照会、また、プール安全管理に係る専門家の監修などを受けており、事故の状況把握や安全対策の強化に向けた検討などを行いました。  その後、平成28年度の開園を迎えるに当たりましては、指定管理が委託する監視業者に対する発注仕様の見直しを図り、監視体制を大幅に強化するとともに、事故発生プールでは、水深変化の明示や、侵入を禁止するブイを設置しました。これらに加えまして、設備面からは、施設の管理や状況を把握するための監視カメラ9台を新たに設置するなどの対策を講じまして、平成28年度の開園を迎えました。  このような対策を講じていたところではございますけれども、昨年度、平成28年度におきましても、50メートル公認プールでの重大事案が発生してしまいました。事故発生場所である50メートル公認プールは、競技用の公認プールという特性上、泳力に自信のないや小学生以下のの遊泳を禁止するとともに、浮輪やビーチボール等の遊具の使用、飛び込み、貴金属等の装着などの行為についても禁じておりますが、これらの禁止事項の看板を入場箇所に掲出し、あわせて、各コースの設定や水深表示の看板を50メートルプールの区域内に掲出してございます。監視体制につきましても、これまで固定監視員1名体制でありましたが、一昨年度の事故を受けまして、巡回監視員を1名増員させ、計2名の監視体制をとっておりました。  このような体制の中で昨年度の事故が生じたわけでございますが、事故後の初動対策といたしましては、事故発生日の翌日より直ちに、事故発生箇所の巡回監視員を1名増員いたしまして、計3名体制にするとともに、監視マニュアルの監視責任エリアの改訂などを行いました。また、50メートルプールに従事した監視員への聞き取りや、発生当時の状況などを把握するため、50メートル公認プールに設置された2台の監視カメラの解析などを行っております。  昨年度、プール閉園後、現在の取り組みといたしましては、プール安全対策に関する専門家の監修、監視業者の見直し、監理・監督体制の確立といった取り組みを進めております。  1点目のプール安全対策に関する専門家の監修でございますが、本市及び指定管理よりプール安全管理の専門家へ業務を依頼し、プール利用規程の策定、監視マニュアルの見直し、業務の監理・監督要領の策定などを進めております。  この専門家への依頼事項の中で、本年度のプールの開園に向けた、安全管理体制を構築するための提言も求めており、今後、取り組むべき課題や具体的な方策などを専門的見地からご提示いただき、指導を仰ぎながら、安全対策の一層の強化に取り組んでまいりたいと考えております。  また、今回の事故を受けまして、先ほどまで申し上げましたような、利用に対する周知事項や、プール内での制限行為などについても、総点検を行いまして、安全かつ快適にプールをご利用いただけるよう見直しを図ってまいりたいと考えております。  次に、2点目のプール監視業者ですが、プール監視業務の外部委託におきましては、公安委員会による警備業の認定を有する事業に業務を委託する必要がございます。また、プール特有の安全管理に関する高い専門性が求められます。  今回の事故を受けまして、これまで指定管理である橿原市スポーツ協会が委託しておりました警備業者につきましても、さきの専門家のご支援を賜りながら、新たな警備業者へ変更をいたします。現在、この新たな警備業者において、警備業法に定められる教育訓練などのプール開園に向けた準備にも着手したところでございます。  3点目の監理・監督体制の確立でございますが、プールの管理運営におきましては、平成19年3月に国により「プールの安全標準指針」が策定されております。従前より、こうした指針も参酌してプールの管理運営を行ってまいりましたが、より一層の安全管理体制を構築し、プール施設における事故防止に万全を期すため、施設面の点検・保守、並びに監視業務に伴う教育訓練や、開園後の業務の監理・監督におきましても、専門家の監修を受けながら、本市及び指定管理が協力して適正な履行及び安全の確保に努めまして、事故防止に万全の態勢で臨んでまいる所存でございます。  昨年度の事故の対応におきまして、事故発生後、直ちにご遺族に対しまして事故の発生状況などの説明にお伺いできていないなど、至らなかった点がございました。このことにつきましては、大変申しわけなく、深く反省しているところでございます。  以上でございます。 258: ◯議長(細川佳秀君) 辻岡教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 259: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。3番、森下議員の、準要保護に対する入学前支給をできるようにどのように考えているかといったことの質問にお答えさせていただきたいと思います。  まず、就学援助制度につきましては、学校教育法第19条により、「経済的理由によつて、就学困難と認められる学齢児童又は学齢生徒の保護に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない」と定められており、家計が苦しくて教育費が支払えないなどの経済的な理由により、児童生徒が学校を欠席することがないよう支援を行っております。  具体的に申しますと、生活保護法第6条第2項に規定する要保護に対しましては、生活保護費の教育扶助とは別に、修学旅行に参加するために直接必要となる経費を補助しております。  また、市教委が、要保護に準ずる程度に困窮していると認めるに対しまして、世帯の前年所得が、生活保護受給世帯の1.3倍程度までの所得の世帯を準要保護として認定し、学用品費や、議員お述べの新入学児童生徒学用品費等を補助しております。  現行では、年度の初めの4月に、在籍する学校から家庭訪問等で橿原市立小中学校の在籍の保護全員に就学援助制度の案内をし、その後、申請を受け付け、6月末までに申請それぞれの世帯構成、税情報を判定資料として調査し、認定に対しましては、7月中旬に学校を通じ判定結果をお知らせし、8月上旬に1学期分の補助を行っており、その中に新入学児童生徒学用品費も入っておるということでございます。  当市の現状では、今、説明いたしましたけれども、準要保護の認定を前年の所得において判定しておりまして、入学前の時期に判定しようとすると判定基準の見直しが必要でございます。また、手続において学校及び地域の民生児童委員さんの協力を得ていることから、周知の方法をどうするのか、手続の方法をどうするかなどの検討をしなければなりません。  また、準要保護制度の対象は、橿原市立の小中学校に在籍しているに限って実施しているため、入学までに橿原市外に転出された方とか、国公立や私立の小中学校に進まれた方についてはどうしていくのかといった課題も考えられます。  このようなことも踏まえまして、新入学児童生徒学用品費を入学前の時期に支給することについては、3月議会でも述べましたが、他市町村の状況をその後も調べておりますけども、継続して研究することとあわせて、これらの課題にどのように対応していくか検討を進めておりまして、今後、地域の民生児童委員さんや学校の意見も聞きながら、取り組みを進めていきたいと考えております。  以上でございます。 260: ◯議長(細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 261: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。3番、森下議員の、フラワーガーデンで観光立市のご質問についてお答えいたします。  フラワーガーデン、花の観光ということでは本市もかなり力を入れておりまして、また、有望でもあるかと存じます。本市がいかなるフラワーガーデンを持っているかにつきましては、先ほど議員が大変詳しくご説明いただきましたので繰り返して説明はいたしませんが、いろいろご提案いただきました。本市には、四季折々の花を楽しめる観光スポットが数多く見受けられるということでございます。これからも資源を傾注しまして、観光資源としての魅力をますます磨いてまいりたいというふうに思います。花の連続的な開花方法でありますとか、花の群生写真をホームページやポスターに積極的に使用していく、そういった効果的なプロモーション手法などを確立して、各花園の連携にも力を入れていきたいというふうに考えております。議員お述べの各花園の愛称といったものについても検討したいというふうに考えます。  また、花に特化した、今までマップとかパンフレットというのは個々にはありますが、まとめたものはありませんので、外国人の方も含めた旅行客に対しまして、市内の花の名所がすぐにわかるという、そういった周遊マップの作成も検討してまいりたいというふうに考えます。複数の箇所を回っていただいて、宿泊も兼ねて、本市を十分楽しんでいただくようなルートづくりができるよう、今後も取り組んでまいりたいというふうに考えます。  以上でございます。 262: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。           (3番 森下みや子君 質問席に移動) 263: ◯3番(森下みや子君) 3番、森下みや子でございます。これからの質問は、一問一答方式ということで質問させていただきます。  まず、総合プールの安全対策ということで、先ほど山崎部長のほうから取り組みを紹介していただきました。平成27年度において事故が発生し、そして、対策をとっていただいたにもかかわらず、28年度も事故が発生したということで、警備員等々も増員していただいたり、また、監視カメラを増設したり、いろいろとマニュアル等々も改正をしたり、今、取り組みを進めていただいているんですけれども、にもかかわらず、また昨年事故が発生したということで、本当に大変残念な結果であると思っております。  そして、報告もいただきましたが、先ほど部長のほうからも、至らない点もあったということでおわびの言葉もあったんですけれども、ご遺族の方にお会いさせていただいたときに、やはり、誠意がないということを言われておられましたし、いろんな資料等々の開示請求をしましても、なかなか得られなかったということで、本当に大変苦労された状況も聞かせていただいております。ちょっとこれは出せないんですけれども、こういう形できちっと資料のほう、ご遺族の方が仕事のほうも休職されて、一つ一つ監視カメラの記録や、また、総合プールでの事故等々における資料等々を、本当に足しげく通われて、資料をたくさん集められております。そういった中において、本当に十分な調査や検証ができているのかということで疑問に思われております。  先ほど、おわびの言葉もありましたが、やはり、十分な調査や検証のほうをされていなかったから、ああいう形で「至らなかった」という言葉も出たと思うんですけれども、そういった中において、今後の取り組み等々もお話ししていただきましたが、市として本当に適切な対応をこれからどのようにしてやっていこうとしているのか、その点についてご答弁いただけますか。
    264: ◯議長(細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 265: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。引き続きご質問にお答えいたします。  情報公開に関しましては、橿原市情報公開条例、もしくは橿原市個人情報保護条例の規定を厳密に遵守しまして、できるだけ積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えます。  さきに、プール安全対策に関する取り組みに加えまして、ご遺族からの要望も踏まえまして、事故発生から時間は経過しておりますが、先般、庁内におきまして、事故の調査・検証の体制、名称としましては、橿原市総合プール重大事故調査会議を新たに設けまして、事故の原因究明に向けた調査・検証に着手したところでございます。  なお、この調査・検証には相応の時間を要することが考えられますが、さまざまな専門的見地からご意見をいただきながら進めてまいりたいというふうに考えております。  第1段階としましては、事故の発生状況や、指定管理の委託業務の点検作業、関係への聞き取りなどの調査を進めてまいりたいというふうに考えております。当該組織ですが、庁内の職員だけで結論を出すのではありませんで、得られた情報をもとに、医学、法律、スポーツといった専門家を交えまして、専門的見地から、事故の原因究明、今後の再発防止に向けた調査・検証を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 266: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 267: ◯3番(森下みや子君) 庁内の職員の方々で調査会議を立ち上げていただくということで、ただいまご報告もいただきました。これは、庁舎の中での内部の調査会議という形のメンバーになると思うんですけれども、まずそのメンバーをお示ししていただけますか。 268: ◯議長(細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 269: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。引き続きお答えいたします。  副市長を初めといたしまして、服務倫理監、危機管理監、教育委員会総務課長、それと、スポーツ協会の事務局長、並びに私でございます。  以上でございます。 270: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 271: ◯3番(森下みや子君) ありがとうございます。  今、メンバーを言っていただきましたが、本当に内部だけのメンバーで、内部の中で市に有利のような形で進めていかれるのではないかなというふうな懸念を今、抱きました。外部のいろんな法医学やお医者さん、また、弁護士さん等々と連携もとりながら進めていくということでございますが、しっかりとそういった取り組みを進めていただきたいと思います。  そして、ご遺族の方々が、先ほどこの資料をお見せしましたが、苦労を重ねて情報公開の請求をされました。ほとんど棄却されたような状態で、大変厳しい状況であったと思うんですけれども。きょう、午前中にも議員のほうから情報公開制度についての質問もあったと思うんですけれども、なかなか結論が出るのが遅いというような問題や、また、取り合っていただけなかったというような問題等々もありますので、そういった面においても誠意を持ってしっかりと対応していただきたいと思っております。  先ほど、事故の経緯においての調査なんかもされたということを伺ったんですけれども、まず、調査された内容というんですかね、事故当日の関係への聞き取りの調査ということで、お答えしていただける範囲で答弁していただけたらなと思うんですけれども、その点についてどうですか。 272: ◯議長(細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 273: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。  事故の聞き取りの調査とか情報収集につきまして、事故後の状況確認のため、発見に至るまでの監視状況、発見時の対応、発見後の救護措置につきまして監視業務の総括責任への状況確認を、また、50メートルプールに従事していた監視員に聞き取り調査を行い、50メートル公認プールに設置された2台の監視カメラの解析などを行いました。また、事故当日配置されておりました4名の全体巡視員や救護員に対する聞き取りは、市並びにスポーツ協会では直接には行っておりませんでしたが、業務の委託業者に、事故の状況確認のため、当時の全体巡視員と救護員の行動記録を情報提供していただいております。また、50メートルプールの監視に従事していた監視員の面談記録につきましても情報提供していただいております。現在進めておりますプロジェクトチームにおきましては、関係機関や関係のさらなる情報提供を求めまして、事故の原因究明に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 274: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 275: ◯3番(森下みや子君) 事故当日ですけれども、いろいろと聞き取り調査等々も委託業者のほうに委ねていたということですけれども、やはり、市のほうも早い時期にかかわるべきではなかったのかなというふうに思います。今、このときに調査会議、プロジェクトチームを立ち上げて、これから調査をしていくということですので、あまりにも遅いのではないかなと思います。いよいよ来月からプールのほうもオープンしますが、事故発生から約1年近くたってきております。そういった中において、本当に対応が後手後手に回っているのではないかなというふうに思います。もっと誠意を持って対応していただきたいと思います。  そして、聞き取り調査のほうですけれども、一昨年、事故発生の折には多くの関係の方々からの聞き取りの調査をされているということも伺っているんですけれども、昨年の調査においては関係の皆様方の聞き取りの調査はされていないのではないかというふうに聞いているんですけれども、その点についてどうですか。もう一度答弁をお願いできますか。 276: ◯議長(細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 277: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。  事故に関しまして、一昨年の事故の状況と昨年の事故の状況は、かなり状況が違うというふうに判断しております。その中で、現在のところ、50メートルプールについては、当該監視員2名の聞き取りは行わせていただきました。ただ、ほかのプールに全て配置していた監視員全員にまでは聞き取りは行っておりません。今はそういう状況ということで、これ以上の回答については差し控えたいと思います。 278: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 279: ◯3番(森下みや子君) 聞き取り調査は監視員2名のみということでお話がありました。やはり、統括の責任や、また多くの関係の方々もたくさんいらっしゃいましたので、そういった関係全員の聞き取りをどうしてしなかったのかなと。やはり、やるべきことをやらずして十分な調査や検証はできないと思います。  今回、調査委員会、プロジェクトチームですか、立ち上げていただいたということで報告がありましたが、約1年近くになりますが、これからスタートしていくところであるというふうに伺っております。そういった中において、いよいよプールのほうも開設しますので、誠意を持って、心を持って、一日も早い対応策をとっていただきたいと思っております。公平で公正な事故の調査・検証なくして真の再発防止という取り組みはないと思いますので、その点、本当に迅速に、誠実に取り組んでいただきたいと思います。  そして、先日、市長はご遺族の方と面談をされたというふうにご遺族の方から伺いました。本当に喜んではおられました。やっと1年近くなって、市の代表の、組織の責任である市長と懇談ができたということで、ご遺族の方は喜んではおられましたが、やはり二度と同じような事故でとうとい命をなくすようなことがないように、業務の改善をしっかりとしていただき、再発防止に努め、日本一安全なプールにしていただきたいという、そういう懇願を市長のほうにされたと思うんです。  そこで、市長の思い、また、今後の対応について聞かせていただきたいと思いますので、市長のほうから答弁をよろしくお願いいたします。 280: ◯議長(細川佳秀君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 281: ◯市長(森下 豊君) 3番、森下議員の質問にお答えいたします。  1年前の重大事故に際しまして、1年間、長きにわたりまして、市の物足りない対応、そしてまた、それをこちら側が感じていなくて、不信感とか不満感とかばかりがご両親の間で募ってこられたことに対しまして、深くおわびを申し上げたいと思います。これは、行政側として、本当に、いつも言うんですけれども、かたくなに守らないといけないところと真面目過ぎるところと、そういうところが表に出て、きっちりとした対応ができなかったという典型的な形ではないかなというふうに思います。本当にそういう点を、二度とそういうことがないように職員一同しっかりと見直しまして、今回のことに関しましては、庁内でしっかりと、もう1回再調査するチームを立ち上げ、そして、これは庁内だけではありませんので、庁外の各団体とのつながりも含めて再調査をさせていただきたいというふうに思います。  この調査の結果に関しましては、かなりプライバシーなことがございますので、ご両親とともにしっかりお話をしながらですけども、説明をまたさせていただきたいかなと、そんなふうに考えています。  この結果に関しまして、ご両親のほうから、「もうその結果は聞きたくない。知りたくない」という答えのもとにあれば、この結果については、我々のほうとしても始末させていただきますし、また、この結果をどうしてもご両親とともに共有したいということであれば、私どもが間に入りましてですけども、しっかり間をつないでまいりたいというふうに考えています。  ともかく、この1年間、大変ご迷惑をかけたことに心よりおわびを申し上げるとともに、今回のこのことに関しまして、最後まできっちりと調査することをお約束させていただきたいと思います。 282: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 283: ◯3番(森下みや子君) 市長から、ただいまご答弁いただきました。どうかなと思って私自身心配していたんですけれども、最後まで責任を持って、そしてご遺族の方が納得していただけるように、納得していただくまで頑張って対応していく、庁舎の中だけではなく、外部のいろんな方々等のご意見も聞きながら、また、ご遺族の方と連携をとりながら進めていっていただけるということでしたので、その言葉を本当に信頼して、そして、心を込めて対応していただきたいと思います。もし万が一、本当に誠意を持って最後の最後まで対応していただかなかった場合は、やはり外部の第三者委員会をもって進めていただきたいというご遺族の方のご希望ですので、本当にそういうことにならずに、市のほうで最後の最後まで取り組みしていただきたいと思います。市長には本当にしっかりと目を光らせていただいて、必要な対策をお願いいたします。  そしたら、総合プールの安全対策については、市長の決意も聞かせていただきましたので、終わらせていただきます。本当に今年もすばらしい夏休み、また、子どもたちが楽しいプール遊びができるように、安全で楽しいプールでありますように、よろしくお願いいたします。  そしたら、2点目のほうに入らせていただきます。  就学援助における入学前支給の件なんですけれども、先ほど辻岡局長のほうからもご答弁いただきました。いろんな課題、多くの課題があるということで、また他市町村の動向も見ながら進めていきたいというふうな答弁もいただいたんですけれども、県下におきましては、奈良市のほうが今年度からスタートされているということでお聞きしております。それと、先ほど1回目の質問の中で、私ども公明党の富田衆議院議員のほうから、要綱の改正ということで、国会のほうで、委員会のほうで質問させていただき、3月31日付で通達が各自治体のほうにおりているということで、私ども公明党地方議員のほうが全国一斉にこの就学援助における入学前に支給していただく制度についての質問もされておりますので、他市町村の動向を見ている間に橿原市は取り残されることがないように、しっかりと取り組みをしていただきたいと思います。  もし来年度から実施をしていこうと思うのであれば、9月議会の折に補正を組んでいただかないことにはなかなか進まないと思いますし、また、システム等々の変更や要綱などの改正についてもいろいろとまた問題点も出てくると思うんです。そういった面において、しっかりと前向きに取り組みをしていただきたいと思っております。その点について、もう一度答弁をお願いできますか。 284: ◯議長(細川佳秀君) 教育委員会事務局長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 285: ◯教育委員会事務局長(辻岡章裕君) 教育委員会事務局長の辻岡でございます。3番、森下議員の質問にお答えいたします。  新入学児童生徒学用品費でございますので、援助を必要とする時期である入学前の時期での支給といったことについては、先ほど申しましたように取り組みは進めております。しかし、議員がおっしゃっていただきましたけれども、整理しなければならない課題も多くございます。ただ、既に実施をされている市町村もございますので、実施された他市町村の状況を継続して研究することとあわせまして、実施に際して、課題にどのように対応していくか、しっかりと検討を進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 286: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 287: ◯3番(森下みや子君) ありがとうございます。しっかりと前向きに検討していただきたいと思います。本当にあまり時間もありませんので。多分、これ、6月議会が終わりましたら、一気に奈良県下の市町村は動き出すと思いますので、その辺をしっかりと注視していただきながら、前向きに橿原市の本当に未来の宝物である大切な子どもたちを守ってまいる意味からも、就学援助における支給の件についてしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  3番目のフラワーガーデンで観光立市の推進ということで、フラワーガーデン、花園ということで、先ほど橿原市内の本当に四季を通じてすばらしい花々、フラワーガーデンがあります。本当に橿原市はすばらしい観光資源がいっぱいあり過ぎて、何から手をつけたらいいのかわからないぐらいたくさんあるんですけれども、史跡や文化遺跡等々、本当にすばらしい資源があるんですけれども、ちょっと花のほうにも目を向けていただいて、やはり女性はすごくそういう花や食べ物とか、そういうようなものに引かれますので、そういうフラワーの推進をしっかりとやっていただきたいと思います。  インターネットを見ていましたら、インターネット上のニューストップページで、「じゃらん」というので、この「じゃらん」というのは宿泊施設なんかもよく載っているんですけれども、「絶景!まるでおとぎの世界にいるみたい☆キレイすぎる全国の花畑39選」ということで、そういったトップニュースがありました。そこで、1位が、あわじ花さじき。これも有名であると思います。私も行かせていただきました。2位は神戸フルーツ・フラワーパーク。これもすばらしい神戸のフルーツ・フラワーパーク、有名です。そして、何と3位がこの橿原市の藤原宮跡の蓮の花畑ということで、トップページの第3位に上がっておりました。すごいなと思って、びっくりしました。4位は、とっとり花回廊。これも有名です。そしてまた、広島の世羅ゆり園とかね。よくこれもツアーなんかにもこのゆり園が出ておりますが。そして、その次が九州の、のこのしまアイランドパークやハウステンボスが橿原より下のほうに上がってきておりました。そういった中において、本当に橿原市のすばらしい花園が、このように全国の方が注目してくれているんだなということをすごくうれしく思いました。  そして、先日、新聞の記事を見まして、下市町のシャクヤクの花園を見学に行かせていただきました。ここは開園して2年目ということで、シャクヤクです。ボタンは長谷寺や當麻寺なんかもすごく有名で行かせていただいたことがあるんですけれども、このシャクヤクの花園というのがすごく珍しかったです。橿原市のホテイアオイなんかもすごく珍しい取り組みですけれども、ここは本当にシャクヤクの大きな花が一面に咲いていまして、そして、入場料は500円払ったんですけれども、花切りばさみとバケツを貸してくれまして、大体1人30本、花摘みして帰ってくれてよろしいですよということでしたので、ちょうど3人で行きましたので、30本ぐらいということでしたので、ちょっと多目にいただいて、大体100本ぐらい、持てないぐらいシャクヤクの花束をいただいて帰ったんですけれども、本当にすごくいい取り組みをされているなということで、すごく感動しました。  橿原市、本市は藤原京においてコスモス畑なんかもありますし、以前、コスモスの種を欲しいというようなことを市民の方から要望も聞いたこともあるんですけれども、何か花の終わる後半ぐらいにコスモスを摘ませていただくとか、種をいただくとか、何かちょっと工夫を考えてもらったらどうかなというふうに思います。  それと、あと、ホテイアオイがすごく珍しいと思います。そういった意味で、いろいろとこういった観光地、駐車場の問題や、また、お手洗い等々の問題もあると思うんですけれども、特に今年夏、ホテイアオイのほうもすごく観光の方もたくさんいらっしゃると思うんですけれども、駐車場の問題や、また、お手洗い、トイレの問題なんかをどのように考えているのかなということでお答えいただけますか。 288: ◯議長(細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 289: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。  議員さん、トイレと駐車場のことでよろしいですかね。(「そうですね、とりあえずそれでお願いします」と森下君呼ぶ)  昨年、本薬師寺跡なんですが、大変テレビに取り上げられまして、車の大渋滞を引き起しまして、周辺住民の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。昨年は、急遽、交通整理員を配置して対応させていただきましたが、その反省を踏まえまして、今年度につきましては8月下旬から10月上旬まで、平日も含めて交通整理員を配置する準備を行っているところでございます。駐車場につきましても、地元住民の方のご厚意により、臨時駐車場が既に確保できている状況でございます。あわせまして、畝傍御陵前の市営駐車場への案内に努めまして、周辺住民の皆様のご迷惑にならないよう対応してまいりたいというふうに考えております。  トイレにつきましては、昨年の仮設トイレは通常のものでございました。それと、設置場所もホテイアオイのど真ん中に置かざるを得ない状況でしたが、今年度につきましては、自動水洗式のバイオトイレにさせていただいて、場所も、本薬師寺跡の景観を損なわないところ、東側のほうに設置できる見込みとなっております。  以上でございます。 290: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 291: ◯3番(森下みや子君) ありがとうございます。  駐車場の確保等々、また、トイレもバイオのトイレということで、何年か前もバイオトイレを実施していただいて、その後また普通のトイレに変わったんですけど、それはどうしてかなというふうに不思議に思います。バイオのトイレにしていただくということで、少し環境にいい、配慮されたトイレやと思うんですけれども。そしてまた、駐車場の東のほうに、あまり目立たないようにトイレの設置を考えてくれているということなんですけれども、本当に、先ほど言われましたように、去年まででしたら、まず駐車場へ行ったら真っ先に目に入るのがトイレでしたので、そのトイレを東の端のほうに設置していただいて、あまり目立たないようには考えてはくれるとは思うんですけれども、やはりバイオのトイレでも仮設のトイレの、多分あのままの形であるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、数年前のバイオのトイレと同じようなトイレということですね。多分同じようなトイレであると思います。  そういった中で、やはり景観ってすごく大事ですので、また、トイレもすごく必要なものですので、やはり、ホテイアオイのあたりの景色とマッチするようなトイレにしていただきたいんです。別に特別のトイレをつけていただくんじゃなくて、バイオのトイレでいいんですけれども、それほどお金もかけずに、外観というんですか、トイレの周りを、きれいなホテイアオイの写真を張りつけるとか、あと、また、造花でトイレを飾りつけするとか、トイレって、やっぱりきれいなトイレというイメージを考えていただきたいと思います。そんなふうにしていただけませんかね。答弁をお願いします。 292: ◯議長(細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 293: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部の山崎でございます。  今年度につきましては、既に予算額も確定しておるところでございますが、その予算額とぎりぎりの折衝をいたしまして、できるだけ議員のご要望に添えるような形にしたいというふうに思います。  以上でございます。 294: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 295: ◯3番(森下みや子君) ありがとうございます。添えるようにしていただいて。絵を描くというか、色を塗ってもらってもいいと思うんです。発泡スチロールでも何でもいいんですけど、何かそういうようなものを張りながら、そこに絵を描いてもらってもいいですしね。そこをちょっと、お金もかからなくて、見た目もいいように考えてやっていただきたいと思います。  それと、提案なんですけれども、大変この時期は暑い時期ですし、やはり冷たいものなんかもあったらいいのになというふうにいつも思っているんですけれども、ホテイアオイの紫色の、例えば紫色のソフトクリームとか、紫色のジュースとか、紫色のかき氷とか、そういったようなものも何かちょっと販売できるようなものも考えてもらったらどうかなと思います。いろいろとごみの問題や、いろんな問題も発生はしてくると思うんですけれども、例えば障がいの施設の方々はクッキーやパンなんかも焼いたり、いろいろとされております。そういった中で、そういうある一角のコーナーのところで販売をしたり、また、そういったかき氷やジュースを置くなり、何か工夫を凝らして、ちょっと一服できるようなことも検討してもらったらどうかなと思います。地域の方々には、駐車場、車の件やいろいろな問題でご迷惑もかけているというようなことも聞いておりますし、また、地域のほうで何かこういったような店も出したいなとか、手づくりのちょっとした小物、コサージュとかブローチとか、何か手づくりのものをそこで販売するとか、何かちょっとしたものも工夫もしてもらったらどうかなというふうに思います。その点についてはどうですかね。地域の方々やNPO等々と連携をとりながら、そういったことも、本薬師寺だけではなく、藤原宮跡のところもありますし、また、バラ園もありますし、いろいろと工夫を凝らしてやってもらったらどうかなと思うんですけど、その点についてはどうですか、答弁をお願いします。 296: ◯議長(細川佳秀君) これ、最後の質問でよろしいですか、時間的に。 297: ◯3番(森下みや子君) はい。 298: ◯議長(細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 299: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部の山崎でございます。引き続き、森下議員のご質問にお答えいたします。  本薬師寺のホテイアオイにつきましては、地元住民のご協力によりまして、景観形成作物転作推進事業として業務委託して実施しておるところです。県外から多くの観光客も来られまして、駐車場も少ないことから、先ほどから申しておりますように、地元の皆様にも大変ご迷惑をおかけしているところでございます。写真を撮りにいらっしゃって、例えば、朝早くからドアをばたんばたんされたり、ごみの問題とかも発生しているところでございます。  また、藤原宮跡の花園につきましても、周辺自治会、5自治会から構成される藤原宮跡整備協力委員会の理解と協力を得まして実施させていただいているものでございます。  以前から言われていることなんですが、橿原市は、観光客が来られてもなかなかお金を使うところがないというふうなことですね。観光や産業振興の観点から言いましても、この課題につきましては認識しているところでございます。ただ、やはり、まず地元の自治会の皆様のご理解とご協力なしにはこの課題の解決は難しいというふうに考えております。地元の皆様と十分に協議いたしまして、地元の皆様からの能動的な申し出、そういったものを待ちながらも、地元の皆さんと一緒に花を盛り上げて、消費も促していけるよう頑張りたいというふうに考えております。あわせて、観光協会、商工会議所といった関係団体とも引き続き意見交換などをしながら、地元が活性化し、観光産業の振興が図られるよう検討を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 300: ◯議長(細川佳秀君) 森下君。 301: ◯3番(森下みや子君) ありがとうございます。前向きにいろいろと観光振興推進のために、地域、また自治会、観光協会、商工会等とも連携をとりながら、よりよい橿原市の発展のために取り組みをしていただきたいと思います。本当に橿原は観光の名所でもありますので、SNSなんかも使いながら、どんどんと発信をしていただいて、そして、内外の方々に橿原市を訪れていただくようにしっかりとアピールしていただきたいと思います。  以上で終わらせていただきます。            (3番 森下みや子君 自席へ戻る) 302: ◯議長(細川佳秀君) この際、暫時休憩いたします。再開は4時。                午後3時47分 休憩               ────────────                午後4時01分 再開 303: ◯議長(細川佳秀君) 休憩中の本会議を再開いたします。  それでは、次に、6番、竹森 衛君の質問を許可いたします。竹森君。
               (6番 竹森 衛君 質問席に移動) 304: ◯6番(竹森 衛君) 6番、竹森 衛でございます。議長のお許しを得ましたので、発言の通告に従って、市長、そして担当部長に一般質問をさせていただきます。  公文書等の管理に関する法律が2010年に公布されました。その第1条の要旨として、健全な民主主義の根幹を支えるものであって、国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るものであるべきです。ところが、この数カ月の国会で、高禄を得ている、国家・国民のために仕事をしなければならない人が、唖然とする答弁を国会ですると。保存、移管、廃棄、特に廃棄に関しては内閣総理大臣の同意を得る必要があるものですけども、それをいけもしゃあしゃあと「廃棄をした」と、国民の、いわゆる一生懸命働いている庶民にとって、およそかけ離れたやりようで書類を廃棄しています。  そこで、市民の共有財産である、普通から言えば、市の職員の皆さんの業務に活用するものでありますけれども、本来、公文書管理の意義というのはどのように認識しているのか、まず答弁をしてください。 305: ◯議長(細川佳秀君) 中西総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 306: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。6番、竹森議員さんのご質問にお答えしたいと思います。  議員お述べのとおり、公文書等の管理に関する法律、これが平成23年4月1日に施行されております。法の趣旨としても、公文書につきましては、民主主義の根幹を支える基本的な基盤となるもの、国民の共有財産ということとされております。  本市におきましても、橿原市文書取扱規程というのがございます。この中でも、規程の中で、行政が所有する文書、公文書を規定し、法の趣旨でもありますように、公文書は市民の共有財産であるという認識のもと、文書責任等で文書を適切に管理しているところでございます。  以上でございます。 307: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 308: ◯6番(竹森 衛君) それでは、今後、幅広い分野の、例えば歴史的な公文書なども含めて、過去の文書の管理方法、例えば保存、移管、廃棄など、行政の効率化も含めてどのように進めていくのか。あわせて、橿原市として、今後、公文書等管理に関する条例の制定をどう考えていくのか、答弁を求めます。 309: ◯議長(細川佳秀君) 総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 310: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。6番、竹森議員さんのご質問にお答えいたします。  まず、条例のほうについてご回答いたします。  公文書管理条例につきましては、法の定めるところの努力義務である点、全国的にも条例まで制定しているところはまだ少のうございます。県内でも現在のところ適用している市がございませんので、現在のところ、条例制定までは考えておりませんが、先ほども述べました橿原市文書取扱規程に基づき、適切に文書の管理は行っていきたいというふうに考えております。  もう1点お尋ねの文書管理の効率化についてです。  議員もお述べのように、特に重要な内容の公文書等もございます。当然、永年の保存という保存年限にはなってございますが、大変古い文書も実際にはございます。市政発足当時の文書などは相当傷みもひどくなってきておりますので、それらを後世の住民の方に残していくためには適切な管理が必要と。それらの対応策の1つとしては電子化の業務がございます。電子化の業務に向けて、来年度から着手していきたいという方向で現在検討を進めております。  以上でございます。 311: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 312: ◯6番(竹森 衛君) そしたら、今現在に至っては、公文書等の管理に関する条例は、横を見て、他市町村を見て、周りもやり始めたらぼちぼち条例化しようかなという、そういう担当部長としてのお気持ちですか。 313: ◯議長(細川佳秀君) 総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 314: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。6番、竹森議員さんのご質問にお答えしたいと思います。  先ほども答弁いたしましたが、条例化そのものが目的ではございません。適切な文書管理を目指すというところで、現行規定の適切な運用の中で十分その任務は果たせるというふうに考えておりますので、条例化につきましては、電子化の後、また検討課題の1つというふうに捉えておりますので、よろしくお願いいたします。 315: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 316: ◯6番(竹森 衛君) それでは、市長は平成26年度、27年度、施政方針において述べておられる「市民と行政の協働による信頼される、まちづくり」推進のために実施した政策に関して説明責任を負われるわけですけれども、市民の行政への参加、行政の効率化、これらも含めて公文書の管理制度、それの活用、どのように推進をしていくのか、答弁をしてください。  あわせて、公文書の管理条例、国の法律ではその制度の概要がありますけれども、廃棄するのには、簡単には廃棄できないわけです。それは、内閣府に事前協議をして、そして総理大臣の同意を得ると。勝手に廃棄をできないわけですけれども、やっぱり条例をつくって、大切な文書は市長の目がちゃんと届いていくように管理の条例も今後制定しなければならないと考えるわけですけれども、市長のお考えはどうでしょうか。 317: ◯議長(細川佳秀君) 総務部長。              (説明員 中西孝和君 登壇) 318: ◯総務部長(中西孝和君) 総務部長の中西でございます。6番、竹森議員さんのご質問にお答えしたいと思います。  平成27年度の施政方針の中でも、議員おっしゃるように、市民との協働の中で信頼されるまちづくりをしますという中で、「より開かれた透明性の高い、信頼される行政を進めるためには、先ず、コンプライアンスが求められます」というくだりも出てきます。  これら文書管理における市民の方が期待される行動規範を含むコンプライアンスが求められているのは当然認識しております。市民の共有財産である公文書を後世に伝えるためには、先ほども申し上げましたが、適正な管理・保存を進めていきたいというふうに考えております。  先ほどから申し上げております規程の中におきましても、当然、保存年限を定めて文書管理を行っております。例えば1年、3年、5年、10年、永年等ございますので、適切な管理を今後も引き続き行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 319: ◯議長(細川佳秀君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 320: ◯市長(森下 豊君) 6番、竹森議員の質問にお答えいたします。  27年度の施政方針にそのことは書かれております。信頼されるまちづくりにおいて、「より開かれた透明性の高い、信頼される行政を進めるためには、先ず、コンプライアンスが求められます」と書いています。先ほどから条例のことを言われていましたけど、法律やとかルールはもちろんのことです。当然のことです。やっぱり、一般道徳等で考えられる、すべきこととか、したらあかんこととか、そういうことをやっぱりしっかりと学んでいかなきゃならないなと思います。というのは、一番大事なのは、やっぱり職員さん一人一人のコンプライアンスの向上かなというふうに考えます。それをなくして、まずくくってしまうのはどうかなという思いがありますので。もちろん、先ほど部長が言いましたように、電子化して、その次に条例化というのも考えているようですけれども、まず、電子化した中でも、それと並行してですけども、このコンプライアンスの向上、これなくしてはその先には進めないと私は思いますので、常にそのことに軸足を置いて、一人一人のコンプライアンスを高めていきたいと、このように考えています。 321: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 322: ◯6番(竹森 衛君) それでは、次に移ります。  公共交通の問題と、あわせて、それにかかわる市道を含めての道路の整備のことで質問いたします。  まず、安心して便利に暮らせるまちをつくる取り組みとして、公共交通ネットワークの再整備、これを具体的にどう進めていくのか。  それから、生活支援、買い物・移動困難に対する施策はどうするのか。それに対してのさまざまなやり方は、コミュニティバスやデマンドタクシーや、2016年5月から京丹後市で活用されています乗合タクシーなど、輸送形態は多様化しています。生活交通ネットワーク計画においてのコミュニティバス路線の拡充やバス停の復活・増設についての対策をどう考えているのか。  何点か言いましたけれども、それぞれ答弁をしてください。 323: ◯議長(細川佳秀君) 立辻生活安全部長。              (説明員 立辻満浩君 登壇) 324: ◯生活安全部長(立辻満浩君) 生活安全部長の立辻でございます。6番、竹森議員のご質問にお答えいたします。  本市では、平成24年に橿原市生活交通ネットワーク計画を作成しております。これは、急速に進む高齢化社会や都市活力の維持・向上、そして、観光活性化への対応といたしまして、誰もが安全で快適に移動できる交通、この環境の整備を図るための目的や方針といったものを示すものでございます。  また、それを受けまして、平成25年度からは、交通事業、あるいは住民の方、行政等々の代表から成る橿原市地域公共交通会議を開催し、新たな公共交通施策や活性化支援の具現化に向けた協議を行っているところでございます。  次に、具体的な交通網、デマンドタクシー等々を含めたことについてのご質問でございます。  橿原市における公共交通の現状につきましては、ただいま13の駅、それに加えて14の路線バスの交通網が形成されております。しかし、本市でも例外ではなく人口が減少していくという傾向にございます。このことから、今後さらなる路線バスの減便あるいは廃止といった、可能性としてですけれども、当然、これを排除するということはできない状況にございます。近いうちに訪れますこういった状況に対しまして、路線バスを代替し、かつ市民生活に密着し、ニーズに合った新たな輸送体系につきまして、先進的な事例を研究するなど、検討に入ってまいりたいと考えております。  また、今後のまちづくりやインフラ整備等を活用したバス路線のネットワーク計画の再編、こういったこともあわせて考えております。例えばでございますけれども、コミュニティバスにつきまして、橿原神宮前から香久山周辺の公共施設、例えば墓園といったものでございますけれども、これへのアクセスにつきまして、昨年供用開始になりました新県道橿原神宮東口停車場飛鳥線を通るルートを、土日限定でこういったルートに変更できないかというところを検討し、今後、公共交通会議のほうのご意見を伺うというような考えをいたしております。  以上でございます。 325: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 326: ◯6番(竹森 衛君) この2月13日に平成28年度第2回橿原市地域公共交通会議、これが開かれています。コミュニティバスの現状・収支、八木耳成循環線の延伸、それから、イオンモール線、神宮観音寺線の利用促進等、それが議題として上がっているわけですけれども、実際のところ、この橿原市の公共交通ネットワーク計画の中で、例えば移動手段としてデマンドタクシーの移行に関しては、利用意向は3割未満やけど、買い物施設が25%、病院が55%というその方々の調査結果が出ているわけですから、例えば、買い物施設やとか病院に特化した形での、市はデマンドタクシーに消極的ですけども、そういう形での、これからの超高齢社会に向けて、それらの場所に安心して、もちろんその費用はそれぞれ協議をして決めてもらわなければなりませんけれども、そういうことをまず考える必要があるのではないかということ。  それから、今、バス停の増設のことをおっしゃいましたけれども、とまる場所ですね。実は、今、免許証の返納の問題があるんですけど、実際には買い物等でとても返せないと。例えば十市町の箱塚団地、それから十市町西の自治会、あの周辺の皆さん。かつては八木駅北から田原本のリハビリセンターまで、十市町にバス停があったんです。いつの間にか、私たちも利用しないからなくなったんでしょうねと。あそこから新ノ口駅をおりてから、つまり、年をとってから、重たいものを持って、大根、ニンジン、それからゴボウ、こういうのはぐっと重たいわけです。腰にくるわけです。とてもやないけど怖いし、バス停、もう一遍復活してもらえへんやろうかと。やっぱり年とったら魚も食べたいし。そら、買い物する場所、あの辺で、一つ一つ具体的に出したら悪いですけど、小綱町のまねき屋さんも、それから、新ノ口の万代さんも店をおやめになっていますし、どんどん遠いところへ行かなければならないと。そういう声というのは、もちろん買い物と、それから、いざというときに安心して病院へ行ける、電話一本かける、予約制のタクシーが来る、そういう形での利便性を図るべきであると考えているわけです。  それで、例えば一般の新規バスの路線、これはなかなか、例えば真菅駅で今まではバスが来ていましたけども、駅前のあの関係からいうたら、西北にお住まいの方々が、やっぱりデマンドタクシーとか、そういう形で最寄りの駅に行けるように、そういうふうな形での措置を講ずることを具体的に考えているのかどうか。  それは、2013年12月に交通政策基本法が施行されて、地方公共団体の責務が明記されているわけですけれども、その辺に関しての、いわゆる柔軟な、頭のやわらかい発想で市民のありようを見るという形での今後の施策をどう考えていくのか。  また、市長としては、各公共交通の確保・維持にとどまらず、さまざまな方法で交通弱者対策をする必要に迫られていますけれども、公共交通会議を取り仕切る責任として、今後どういうふうにこのまちのあり方を都市計画も含めて考えておられるのか、ご答弁ください。 327: ◯議長(細川佳秀君) 生活安全部長。              (説明員 立辻満浩君 登壇) 328: ◯生活安全部長(立辻満浩君) 生活安全部長、立辻でございます。6番、竹森議員のただいまのご質問にお答えいたします。  まず、新たな、きめ細やかな交通網という点でございます。これにつきましては、先ほど申し上げましたように、路線バスを補完するといった意味合いも含めて、よりニーズに合った、地域に密着したものということで、今後検討に入ってまいりたいというふうに考えております。  そして、お話の中に、新たなバス路線等はということでもございました。現在、特に一般の路線バスの新規計画というものは持ち合わせてございません。今後、必要に応じ、沿線の土地利用などの状況、また、地域の特性やニーズ、あるいは、まちの形態の変化といったものに総合的に対応できるといったようなものを地域公共交通会議の場でも審議してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  そして、もう1点、交通弱者対策というご質問もございました。  交通政策基本法は、交通に対する基本的需要の充足を理念とし、交通に関する施策を進めることで生活の安定向上及び経済の健全な発達を図るという目的で平成25年に施行されております。  そこで、橿原市は、今後のまちづくりにおいて、交通弱者対策という視点もあわせ持ち、交通政策の総合的・計画的な推進に努めてまいります。具体的には、現在運行しておりますコミュニティバスにつきましては、高齢や足のご不自由な方に優しいノンステップバスというものを導入しております。いわゆる低床バスというものでございます。このノンステップバスにつきましては、路線バスでも八木イオンモール線、あるいは耳成循環線などでも一部運行しております。また、新たに神宮イオンモール線に導入が予定されているといったところでございます。  以上でございます。 329: ◯議長(細川佳秀君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 330: ◯市長(森下 豊君) 6番、竹森議員の質問にお答えいたします。  公共交通という大きな枠が、先ほどおっしゃられましたように、2013年に交通政策基本法が変わりまして、そこから各都道府県あるいは市町村で公共交通会議を持つようになりました。地域で必要な路線は地域が協力し合ったら残せるように実はこの法律ではなってきたわけであります。今まで、奈良県であれば、交通会社が「ここは赤字路線だから、もうやめましょう」と言ってすぐなくなっていたものが、今回の法律の改正によりまして、「ここはやっぱり、赤字やけど、みんなで努力して残していこうよ、出し合うから」という形になれば、2つ、3つの市町村が集まれば、これを残せるようになってきたわけであります。そこにはもちろん国も県もお力添えをいただけると。この法律の本当にありがたいところであるのと同時に、やっぱり、地域地域での協力・連携というのが非常に大事だなというふうに感じているところであります。  私、この橿原市の公共交通のトップとしてですけども、1つ、あまり表に出てきませんけど、十津川までのバス、これは八木発です。八木発で十津川まで行っています。近隣の通過している市町村、五條もそうですし、十津川まで行っています。間、高田も御所も通っています。みんなで守っているんですね。赤字路線ですけども、日本で一番長い路線だということで、みんなで守っている路線。橿原市民にとっても利用できる路線ですので、こういうことは、やっぱり公共交通という、みんなで協力してこの公共交通網、網を、目をやっぱり粗くしないで、目を細かくしていって、みんなでこれを残していこうよという気持ちがなかったら公共交通は成り立たないものだなというふうに私は思います。  1つ、中和幹線ができまして、まだ通ってから3年しかたっていませんが、公共交通は全くつながっていないんです。桜井から橿原へ来る公共交通はバスではありません。あるいは、橿原から高田へ行く便、高田から橿原へ来る便はありません。これがやっぱり公共交通の一番の欠点なんですね。新しい道ができた、そこに実はバスという公共交通は走っていないわけでありまして、これをやっぱり我々市町村の、あるいは県も入れてですけど、地方自治体がしっかりと協力し合ってつないでいかないといけないと思います。その1つが、先ほど部長も言いましたように、耳成高校、県の総合庁舎のところのターミナルの駅がそうなんです。こちらから、橿原市からも何回も要望して、耳成循環線を守るためもそうなんですけど、県がバスターミナルをつくってくれました。つまり、今までは桜井から、東から1個も来なかった、そのターミナルを、今度そこで1つ連結できるわけなんですね。そういう意味では、公共交通というのは、地元の皆さん方の手足になるだけではなくて、いろんな地域との交流をするためにも非常に大事なものだなというのを今実感しているわけであります。そのためには、やっぱり近隣の市町村と一緒になって取り組んでいくというのが非常に大事なことではないかなというふうに思いますので、今後、橿原市は13の駅があって、14のバスが走っている非常に便利なところですけれども、より網を細かくしていくためには、近隣の市町村とのそういう関連、連携、これが一番大事なのではないかなというふうに思いますので、その方向でまた頑張ってまいりたいと思います。  以上です。 331: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 332: ◯6番(竹森 衛君) デマンドタクシー、予約制のタクシーの問題では、市長が言う近隣の市町村、五條市や吉野町や田原本町などで既に始めています。ですから、当然、それを実施するに当たって、「言うは易し、なし遂げるは難し」という言葉がありますけども、その悪いところというか、見習わなくてもいいところは横へ置いておいて、やっぱり、ちょっとバスがそこまで来ない。白橿町でいえば、7丁目に給水塔がございます。あそこから上はやっぱりこれから愕然と超高齢社会に進んでいきます。今でさえ全体で4割です。橿原市の10年後、20年後のまちのありようというか、生活のありよう、そういうものを見ていただいたらよくわかります。  今まででしたら、私、夕方、自分のことをやっているわけですけども、公団のバス停前から8丁目の白橿中学校の前までバスに乗らはる人、年配の人はいなかったんです。それが乗らはるようになる。もちろんAコープで3,000円以上買ったら配達してくれますけども、年をとって人に頼むというのはなかなか言いにくいもので、やっぱり、その辺でいうても、そういう人口動態も含めて、まちのありようを見て、電話一本かけたら、病院や、主な商業施設へ買い物に行けるような、そういう仕組みもとっていく時代が来ているのではないかと。だから、担当課としては、横へ置いておかんと、実務的にそのことを進めていただきたいと思います。  次に、道路の問題を話します。  橿原市の第3次総合計画後期基本計画、今年度、平成29年度は最終年です。安全で快適な道路整備として、「交通弱者を含むすべての人が、自動車利用や歩行等の手段を問わず、道路を安全に安心して利用できるまちを目指します」と。そのための取り組みとして、この後期基本計画のところには5点列挙しているわけですけども、時間の関係もありますから、それをあえて紹介はいたしませんけれども、道路空間の整備を初め、5点列挙しています。  そこで、本市は、移動等円滑化基本構想を平成22年3月に策定、障がい福祉基本計画を平成29年3月に策定しております。都市計画として市道は延べ501キロメートル、これを認定しています。道路空間の整備をする上で、車道、自転車道、歩道の一体化整備を推進し、安全確保を図っているのか、それに関して答弁を求めます。また、整備困難な狭い道路等についての対策は今現在どのように進めていくのか、答弁してください。 333: ◯議長(細川佳秀君) 栗間まちづくり部長。              (説明員 栗間和也君 登壇) 334: ◯まちづくり部長(栗間和也君) まちづくり部の栗間でございます。6番、竹森議員のご質問にお答えいたします。道路に関するハード面の整備という観点でお答えさせていただきたいと思います。  まず、歩道の整備状況でございますが、道路統計年報の実延長を参考に計算させていただきまして、全国の道路では14.5%、奈良県内では10.5%の整備率というふうになってございます。なお、橿原市では12.4%の整備状況というふうになってございます。  次に、本市で現在実施している事業としましては、既にご存じとは思いますが、今井五井線、雲梯町・古川町線、慈明寺町・四条町線、小槻町・十市町線といった道路事業がございます。これらの事業におきましては、車道だけでなく、歩車分離を基本とした歩道整備を一体として進めているところでございます。  議員お述べのように、歩道整備につきましては、まだまだ不十分なところもございますし、ご通行されている皆様にご不便をおかけしているというところは認識しているところでございます。  また、新設道路事業以外にも、既存の道路整備のほうも並行して進めているところでございます。歩行の安全性向上のためには、歩道整備により、歩行空間を確保するということが望ましいというところですが、実態としては、用地買収や、関係との合意形成に時間を要するというふうな場合もございます。このため、路側の拡幅とか路肩のカラー明示をするというふうな道路側溝を含む既存の道路幅員内で、構造的な工夫をしたり、安全柵を設置したり、また、交差点のマーキングによる自動車の速度抑制、こういうふうな対策を行いながら、交通対策の充実を図り、即効性が高く効果的な歩行空間の確保に取り組んでいるところでございます。  今後も、安全性の向上に向けて、これら即効性の高い対策と並行して、歩道整備のほうを計画的に進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 335: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 336: ◯6番(竹森 衛君) そしたら、数点、具体的に今後この部分に関してはどうしていくのかお聞きします。  それぞれ、建設管理課や道路河川課に毎年、各自治会より幾多の要望が出されていると思いますけれども、例えば、例に出せば、八木中学校の北側、銭川の北側の道路はちょうど中和幹線の抜け道になっておりまして、朝、怖くて、とてもベビーカーを押して通れる場所ではないと。中学校の生徒も、当然、児童、園児も利用するかもわかりませんから、歩道を設置してほしいと。そうでなければ、その子どもたちが通学する時間は道路規制をしてほしい、そして安心して道路を通行できるようにしてほしいと、こういう願いがあるわけです。  それから、八木西口駅の西側、今井町に入る道路、それから今井小学校から小綱町への学校通り、特に、今、八木西口駅から整備も考えていらっしゃるわけですけども、あの道は、バイクで本当に綱渡りのような渡り方をするわけですけども、例えば、「止まれ」の表示も、北側から走れば2カ所あるんですけども、そういう具体的に市民の皆さんがふだんから感じて、こうあればと願っていることがいっぱいあるわけです。この後期基本計画で毎年1%に満たない道路の改良率の目標値であるけれども、今後、こういう市内における道路の整備、安全対策を含めてどう進めていくのか。  そして、もう1つは、これは市道ではないんですけども、県道、新しく明日香村雷まで出ました。ところが、それによって、ちょうど神宮前の駅の北側の最初の踏切から少し西へ行けば佐藤薬品スタジアムがございますが、あそこの交差点がまた危ない。一度歩くなり、自転車で渡られたら。こんな例を出せば皆さんに怒られるかもわかりませんけど、私の連れ合いが「公団からデイリーカナートまで買い物に行く間に、ちゃんと交通ルールを守ったら2回死ねる」と。それぐらい危ないわけですけども、県は腰が重たい。うちの太田県会議員が写真を撮ってやっているのに、椅子に、にかわがついているのかと思うぐらい。四つ角にカラーのペイントぐらいできないのかと。ずっと、あの道だって危ない部分の1つなんです。  ですから、具体的に八木中学校の北側の歩道の整備とか、それから、八木西口駅から今井町に入る道路とか、そういうものは認識されていると思いますけれども、これからどういうふうに考えて進めていかれるのかお答えください。 337: ◯議長(細川佳秀君) まちづくり部長。              (説明員 栗間和也君 登壇)
    338: ◯まちづくり部長(栗間和也君) まちづくり部の栗間でございます。引き続き、6番、竹森議員のご質問にお答えいたします。  まず、議員お述べの第3次総合計画後期基本計画における安全で快適な道路の整備の件でございますが、先ほど、毎年1%にも満たない改良率というふうなご意見がございました。その状況でございますが、道路改良率におきましては、少しずつですが、新たに認定された道路も含めまして、目標値である67.5%に達しているところでございます。また、これ以外にも、街路、今井地区での整備率につきましては、現在55%でございますが、今年度、事業完了を目指して進めているところでございます。なお、主要橋梁修繕率につきましては、現在、約10%の進捗というふうになってございます。  次に、具体の事例を幾つかお話しいただいたというふうに思っていますが、全てをご紹介するとあれなので、幾つか抜粋してお話しさせていただきます。  まず、八木中学校の北側の市道路の状況でございますが、銭川にかかるエンズ橋の北側交差点におきましては、交通混雑が発生しており、歩行ともふくそうしているというふうな状況でございます。このことに関しましては、議員お述べのとおり、地元からも整備の要望をいただいているということでございます。そのため、安全対策としましては、これまでに交差点の路面表示の改良を重ねたり、路側におけるグリーン帯の設置を行っているというところでございます。整備につきましては、引き続き、地下埋設物や周辺調査を行い、どのような形が可能であるかというふうなことも検討していきたいというふうに考えています。  次に、八木西口からの今井町へ向かう道路の件でございますが、こちらにつきましても、駅に近いため、特に朝夕の通学、通勤の時間帯には、歩行、自転車、自動車が集中してふくそうしておりまして、交差点におきましても、非常に複雑な交差点形状というふうになってございます。調べたところでは、交通事故が起きているというのも、まさに議員が述べられたとおりかなというふうなことは把握してございます。歩道につきましても、連続性が確保されていないので、現在整備を進めているというところではございますが、一部用地の未買収となっている場所もございます。歩道の整備とあわせまして、交差点の安全対策など、関係機関と協議しながら、引き続き進めていきたいというふうに考えております。  また、今井小学校からの道路というお話もありましたが、こちらについては、今井町の歴史的景観や町並みの保存整備を進めている地区の中にある道路でございますので、古くからの道路として、建物が両側に建ち並び、道路の幅員が2メートル弱というふうな特に狭隘な箇所も存在しているというところでございます。議員お述べのとおり、事故が起きているということも把握はしてございます。大胆な拡幅整備を行うということは、その性質上、少し難しい面もございます。十分な安全対策を行えていないというのが現状でございますので、今後どのような対策を講じていくかということに関しましては、関係部署や関係機関、地域住民と十分に調整をしながら進めていきたいというふうに考えております。  いずれにしましても、まず、利用状況の把握や現況の調査を行い、関係機関とも十分協議しながら、整備を進めていくことが大切だというふうに考えております。引き続き、安全・安心な道路の利用と住みやすいまちづくりができるよう、道路整備を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 339: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 340: ◯6番(竹森 衛君) それ以外の諸点についてはまた個別でお話を原課でさせていただきたいと思います。  平成28年12月9日、自転車活用推進法が成立しております。そして、本年5月1日にこの法律が施行されております。自転車の活用を総合的・計画的に推進するために4つの基本理念が明記されております。地方公共団体は、4つの理念を実施するため、国と適切に役割分担をし、実情に応じた施策の実施を責務として進めなければならないと書いています。  14の基本方針の第1として、専用道路等の整備でございます。市内の道路で、都市計画上、具体的に可能な条件を生かして、どのように施策を進めていくのか、答弁を求めたいと思います。これは部長にお願いします。  それから、市長は、2016年(平成28年)3月に策定した橿原市まち・ひと・しごと創生総合戦略の「3-2-4 安心して便利に暮らせるまちをつくる取り組み」、後期基本計画の最後の年を迎え、安全で快適な道路整備を推進し、安全確保のため見直して、3年ごとに更新をしていくわけですけれども、次の3年に、それを踏まえてどのように見直してこれらのうたっていることを実践していくのか、実施していくのか、答弁を求めます。 341: ◯議長(細川佳秀君) まちづくり部長。  この際、時間を延長いたします。              (説明員 栗間和也君 登壇) 342: ◯まちづくり部長(栗間和也君) まちづくり部の栗間でございます。引き続き、6番、竹森議員のご質問にお答えいたします。  自転車の活用を進めていくためには、当然、環境整備が必要となりますので、自転車通行におけるハード整備という観点でご回答させていただきます。  近年、自転車の利用目的や嗜好が多様化していることは事実で、さまざまな自転車が普及している中で、自転車の事故というようなことが取り上げられていることもございます。  そういった中で、まずは、広幅員の歩道が確保できれば、それは自転車歩行道という道路構造に見合う形にすることができますが、実際には、自転車と歩行が同一の空間に共存すれば、あつれきが生じるということも事実でございます。ですので、歩行と自転車は分離することが望ましいというふうなことが考えられております。  しかしながら、道路の構造として必要となる専用の自転車通行空間を確保するためには、現状でも遅れている歩道整備に加えまして、さらに新しく、自転車通行幅員の確保を伴うということになりますので、現況道路幅員の中で、安易に自転車空間を設置すれば、これは自転車通行部分にも利便性低下を招くということが考えられます。さらに、路肩に自転車通行空間を設置するということになりますと、道路の沿道利用との合意形成も求められるということになりますし、あわせて路上駐車対策というふうなことも必要となり、関係機関との協議、こういうものが伴うことになります。  このため、本市としましては、それぞれの道路環境に応じまして、自転車の通行位置を示す通行帯やサインの設置、こういったことを整備、工夫しながら、柔軟に対応しているというところで考えております。  自転車活用につきましては、推進法の基本理念であるとおり、「低炭素で、災害時に機動的であり、健康増進、交通混雑の緩和」といった効果、さらに全国的には、観光とサイクリングを組み合わせたサイクルツーリズムといった、自転車活用による地域振興の取り組みも展開されております。こういったことから、自転車の活用について、国の動向などを注視し、まずは勉強させていただきたいというふうに考えておりますし、道路の整備につきましては、引き続き、関係課と連携しながら、総合的・計画的に進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 343: ◯議長(細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 344: ◯総合政策部長(福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。6番、竹森議員のご質問にお答えいたします。  議員のほうからは、総合計画の次のときに、今の安全で快適な道路整備に関することを記載するのかどうかといった内容のご質問かと思います。  橿原市まち・ひと・しごと創生総合戦略の4つの基本目標の1つに、安心して便利に暮らせるまちをつくる取り組みのことを掲げておるところでございますが、総合戦略そのものにつきましては、「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」を呼び込む好循環を確立するとともに、その好循環を支える「まち」に活力を取り戻すことを基本的な考え方とした戦略となっておりますので、総合計画の後期基本計画に記載されております内容全てを総合戦略に記載しているわけではございません。また、総合計画のメニューの中から抽出したものや、新たに必要な取り組みについて総合戦略に記載しているところでございます。  また、橿原市の総合計画についてのことでございますが、第3次総合計画につきましては、平成20年度から始まっておりまして、基本構想が10年間、前期基本計画が5年、後期基本計画が5年とした平成29年度までの計画となっております。  そこで、先ほど議員がお尋ねの安全で快適な道路整備についての今後の取り組み方針などを総合計画に記載するかということでございますけれども、橿原市といたしましては、今現在、地方自治法が平成23年に改正されたこともあって、基本構想を策定する義務というものがなくなっております。また、現在、独自の計画を策定することができるようになっておることから、各地方自治体が主体的に創意工夫を凝らして、地域の実情に即した的確な市政運営のための計画を策定することやマネジメントを行うことが求められております。  このようなことから、橿原市では第3次総合計画における「人とともに、歴史とともに、やさしく強いまち かしはら」をまちづくりの理念として、「歴史・文化と人がつくる交流都市」を目指すべき将来像としたことを踏襲した上で、今の総合戦略を策定させていただいております。  橿原市の総合戦略の計画期間につきましては、平成27年度から平成31年度までの5年間の計画となっておりまして、現在の第3次総合計画の後期基本計画の終了年度である今年度を2年超えた計画期間となっております。  現時点における次期総合計画に関することでございますが、既存の第3次総合計画の期間を2年間延長させていただき、その策定の時期を、橿原市まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度となります平成31年度中に策定してはどうかと現在考えているところでございます。  加えて、そちらのほうに記載する内容につきましては、現在の総合戦略、それから既存の総合計画といった中身をさまざまに検討させていただいて、具体的な内容につきましては、現在、検討していく必要があるというように考えております。  以上でございます。 345: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 346: ◯6番(竹森 衛君) 今、まちづくり部長がるる言わはりましたけど、例えば、皆さんは主には車で移動されていると思います。岡寺駅から東へ行ったら交差点があります。あそこから明日香まで、横目に森下医院を見ながら、自転車で一遍行ってみなはれ。あれは車道や。そんなもん、10トントラックが来てみなはれ、風圧で、自転車で通るのは怖くて。一遍行かはらったらいいです。怖くて通られへんねん、何ぼ森下医院があろうが、けがしたときに治してもらおうが。いや、冗談で言うてるのと違いますよ。  そのとき、僕はどう言うかというたら、「いや、あそこを通るよりは、白橿町の7丁目のとこを、坂をおりて、そして農道を走って、明日香村の越へ行って、そして越から飛鳥駅へ行って、それから石舞台へ行くのやったら行きなはれ」と。そんなん、よわいを重ねて、ふらふらしてあの道路を走っていたら、とてもじゃないけど、行かれへんわけですよ。一遍行かはったらわかります。そら、車に乗っている人はわからんのです。  そやから、やっぱり、そういう人たちが利用できるようにしていかなければ、ここに書かれている、後期基本計画に書かれているような、「言うは易し、なし遂げるは難し」と言いますけど、やっぱりそういうところがあるというところを、ふだんから道路を利用してはったら、やるべきやということと、それから、やっぱり、もちろん自転車を利用されている方が平気で右側通行してはるということもありますし、それぞれの立場で自覚しないといけないこともありますけども、やっぱり、だてや酔狂でこの自転車活用推進法が全会一致で通っているわけではないわけです。それに向かって、やっぱり、地方自治体の責務として今後どうしていくのか。まちづくり部長はもういいですので、市長に最後、もう時間がありませんので。 347: ◯議長(細川佳秀君) もう時間、これで終わりです。 348: ◯6番(竹森 衛君) わかりました。無理は言いません。 349: ◯議長(細川佳秀君) 最後に、市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 350: ◯市長(森下 豊君) 6番、竹森議員の質問にお答えいたします。  議員言われたように、岡寺への東向いての道、大変な道でございます。また、そこへ行くまでの南北の169号線、丸山古墳のところ、これもわずか20、30センチほどの歩道しかないような、そういう歩道がついているだけのところでございます。地元からも含めましてですけど、要望はしているんですけど、なかなか要望にのってこない現状があるのも事実ですが、我々の地域は、やはり、車で走るより、自転車でゆっくり走ったほうが似合うまちだなというのは、みんなこれは共通した理解を持ってもらっているところやと思います。それゆえに、やっぱり自転車道というのを意識して道の整備をしていかなければならないまちであるのではないかなと、そんなふうにも考えています。  昨年できました県道、久米町から出ている道なんですけども、あの道の歩道なんかは立派な歩道ができています。あそこに、本当に自転車で明日香へ向いて行かれる方が非常に多いのも私は近所なのでよく見ているんですが、ああいう歩道まではいかなくても、あれの半分ぐらいの歩道が全て我々に必要だなと、特に明日香へ向かっての道に関しては優先的にやっていかなきゃならないなというふうに私自身も思っていますので、自転車道に関しまして、より啓発をいたしまして、そして、橿原市としてふさわしい自転車道をつくっていきたい、歩道をつくっていきたい、道をつくっていきたいというふうに考えています。 351: ◯議長(細川佳秀君) 竹森君。 352: ◯6番(竹森 衛君) これをもちまして、6番、竹森の一般質問を終わらせていただきます。ご清聴、ありがとうございました。             (6番 竹森 衛君 自席へ戻る) 353: ◯議長(細川佳秀君) お諮りいたします。本日はこれにて延会し、あす21日午前10時に再開したいと思いますが、ご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) 354: ◯議長(細川佳秀君) 異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会し、あす21日午前10時に再開することに決しました。改めて再開通知はいたしませんから、ご了承願います。  本日はこれにて延会いたします。                午後5時01分 延会 発言が指定されていません。 Copyright © Kashihara City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...