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  1. 橿原市議会 2016-03-01
    平成28年3月定例会(第5号) 本文


    取得元: 橿原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 平成28年3月定例会(第5号) 本文 2016-03-23 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 265 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 2 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 3 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 4 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 5 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 6 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 7 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 8 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 9 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 10 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 11 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 12 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 13 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 14 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 15 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 16 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 17 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 18 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 19 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 20 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 21 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 22 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 23 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 24 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 25 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 26 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 27 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 28 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 29 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 30 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 31 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 32 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 33 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 34 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 35 :  ◯副市長(岡崎益光君) 選択 36 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 37 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 38 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 39 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 40 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 41 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 42 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 43 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 44 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 45 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 46 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 47 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 48 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 49 :  ◯選挙管理委員会事務局長(三浦昭彦君) 選択 50 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 51 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 52 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 53 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 54 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 55 :  ◯選挙管理委員会事務局長(三浦昭彦君) 選択 56 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 57 :  ◯1番(大北かずすけ君) 選択 58 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 59 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 60 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 61 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 62 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 63 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 64 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 65 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 66 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 67 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 68 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 69 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 70 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 71 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 72 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 73 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 74 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 75 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 76 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 77 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 78 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 79 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 80 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 81 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 82 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 83 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 84 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 85 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 86 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 87 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 88 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 89 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 90 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 91 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 92 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 93 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 94 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 95 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 96 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 97 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 98 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 99 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 100 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 101 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 102 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 103 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 104 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 105 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 106 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 107 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 108 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 109 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 110 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 111 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 112 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 113 :  ◯2番(亀甲義明君) 選択 114 :  ◯副議長(たけだやすひこ君) 選択 115 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 116 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 117 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 118 :  ◯生涯学習部長(田原勝則君) 選択 119 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 120 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 121 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 122 :  ◯政策審議監西田喜一郎君) 選択 123 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 124 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 125 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 126 :  ◯副市長(岡崎益光君) 選択 127 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 128 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 129 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 130 :  ◯まちづくり部長(福角幸生君) 選択 131 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 132 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 133 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 134 :  ◯まちづくり部長(福角幸生君) 選択 135 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 136 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 137 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 138 :  ◯まちづくり部長(福角幸生君) 選択 139 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 140 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 141 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 142 :  ◯まちづくり部長(福角幸生君) 選択 143 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 144 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 145 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 146 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 147 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 148 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 149 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 150 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 151 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 152 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 153 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 154 :  ◯市民文化部長(鶴田利彦君) 選択 155 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 156 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 157 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 158 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 159 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 160 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 161 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 162 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 163 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 164 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 165 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 166 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 167 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 168 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 169 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 170 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 171 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 172 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 173 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 174 :  ◯総合政策部長杉田幸司君) 選択 175 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 176 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 177 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 178 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 179 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 180 :  ◯13番(高橋圭一君) 選択 181 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 182 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 183 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 184 :  ◯危機管理監(西村良輝君) 選択 185 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 186 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 187 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 188 :  ◯危機管理監(西村良輝君) 選択 189 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 190 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 191 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 192 :  ◯危機管理監(西村良輝君) 選択 193 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 194 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 195 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 196 :  ◯危機管理監(西村良輝君) 選択 197 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 198 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 199 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 200 :  ◯危機管理監(西村良輝君) 選択 201 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 202 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 203 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 204 :  ◯危機管理監(西村良輝君) 選択 205 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 206 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 207 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 208 :  ◯教育総務部長(辻岡章裕君) 選択 209 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 210 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 211 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 212 :  ◯教育総務部長(辻岡章裕君) 選択 213 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 214 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 215 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 216 :  ◯危機管理監(西村良輝君) 選択 217 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 218 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 219 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 220 :  ◯危機管理監(西村良輝君) 選択 221 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 222 :  ◯24番(奥田英人君) 選択 223 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 224 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 225 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 226 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 227 :  ◯健康部長(桝谷仁志君) 選択 228 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 229 :  ◯市民文化部長(鶴田利彦君) 選択 230 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 231 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 232 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 233 :  ◯健康部長(桝谷仁志君) 選択 234 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 235 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 236 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 237 :  ◯健康部長(桝谷仁志君) 選択 238 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 239 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 240 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 241 :  ◯健康部長(桝谷仁志君) 選択 242 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 243 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 244 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 245 :  ◯市民文化部長(鶴田利彦君) 選択 246 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 247 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 248 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 249 :  ◯健康部長(桝谷仁志君) 選択 250 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 251 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 252 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 253 :  ◯健康部長(桝谷仁志君) 選択 254 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 255 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 256 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 257 :  ◯健康部長(桝谷仁志君) 選択 258 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 259 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 260 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 261 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 262 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 263 :  ◯3番(森下みや子君) 選択 264 :  ◯議長(松木雅徳君) 選択 265 :  ◯議長(松木雅徳君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:               午前10時01分 開議 ◯副議長(たけだやすひこ君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                日程第1 一般質問 2: ◯副議長(たけだやすひこ君) 昨日に引き続きまして、一般質問を行います。  順次質問を許可いたします。  それでは、議席番号1番、大北かずすけ君の質問を許可いたします。大北君。           (1番 大北かずすけ君 質問者席に移動) 3: ◯1番(大北かずすけ君) おはようございます。1番、大北かずすけでございます。議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして順次質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。簡潔明瞭なお答えをよろしくお願いいたします。  まず第1問、国土強靱化地域計画の策定についてでございます。  先日の3月11日で東日本大震災から5年たちました。今なお避難者17万人超、仮設入居者6万人弱、復興はまだまだこれからであります。  東日本大震災の教訓を機に、平成25年12月に公布・施行された国土強靱化基本法では、その第4条において地方公共団体の責務を明記するとともに、第13条において、都道府県又は市町村は国土強靱化地域計画を定めることができると明記されております。この国土強靱化地域計画については、今後どのような災害等が起こっても、被害の大きさそれ自体を小さくすることが期待できるとともに、計画策定後は国土強靱化に係る各種の事業がより効果的かつスムーズに推進することが期待できるため、国としては、平成27年1月に「国土強靱化地域計画に基づき実施される取組に対する関係府省庁の支援について」を決定。具体的には、国土交通省所管の社会資本総合整備事業や防災・安全交付金、または農林水産省所管の農山漁村地域整備交付金、さらには、消防庁所管の消防防災施設整備費補助金や緊急消防援助隊設備整備費補助金など、32の関係省庁所管の交付金、補助金などにおいて支援が講じられるとともに、その交付の判断において一定程度配慮されることとなっております。  この国土強靱化計画の策定については、今後も発生するであろう大規模自然災害等から市民の命、財産を守ることを最大の目的として、そのために事前の備えを効率的かつ有効に行うとの観点から、早急に策定、公表するべきであると考えます。  そこで、質問いたします。橿原市においては、このことをめどに国土強靱化計画の策定をしようと考えているのか、考えていないのか。また、考えているのなら、その内容等についてはどのようなものを検討されるのかお答えください。 4: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田総合政策部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 5: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。1番、大北議員のご質問にお答えいたします。  議員お述べのように、国土強靱化基本法が平成25年12月に公布されております。こちらに関しましては、目的といたしまして、議員もご承知とは思いますが、大規模自然災害等から国民の生命、身体及び財産を保護し、国民生活及び国民経済を守るため、また、社会への被害が致命的なものとならず、迅速に回復する「強さとしなやかさ」を備えた国土、経済社会システムを平時から構築するという発想に基づき継続的に取り組むことを目的とされております。平成26年6月には、国土強靱化基本計画及び国土強靱化アクションプラン2014が策定され、奈良県では8月に奈良県国土強靱化地域計画策定検討会を開催し、議論を進められております。  また、こちらに関しましても、議員お述べのとおり、国土強靱化地域計画は、国土強靱化基本法第13条におきまして、都道府県や市町村の他の計画等の指針となるべきものとして、国土強靱化地域計画を定めることができるとなっておりまして、多くの地方公共団体が国土強靱化地域計画を策定することによりまして、国と地方が一体となって取り組みを推進していくことが重要であるとされております。  先ほど申しました奈良県では、平成27年度に策定が予定されております奈良県防災対策実施計画と、地域計画の対象とする分野や具体の数値目標の設定等の検討の進め方がおおむね同様であることから、県防災対策実施計画の機能も含めまして、奈良県国土強靱化地域計画を策定することとされております。
     また、こちらも、議員お述べのとおり、地域計画に基づきまして実施される取り組みに対する関係府省庁の支援に関しましては、その支援策として、平成27年1月に関係府省庁連絡会議において決定されており、交付金や補助金の交付の判断に当たって、地域計画に基づく取り組みに一定程度配慮されることとなっております。  本市に関連するであろう事例といたしましては、内閣府の所管となっております地域再生法に基づく地域再生基盤強化交付金や総務省所管の観光・防災Wi-Fiステーション整備事業、国土交通省所管の防災・安全交付金、環境省所管の防災拠点等への再生可能エネルギー等導入促進事業などが考えられると思っております。また、公共施設等総合管理計画の策定に係る地方債財政措置なども一定の配慮の対象となっているようでございます。しかしながら、あくまでも交付金・補助金の交付の判断において、先ほど申しました「ある一定の配慮をする」とされておりますことから、現時点では、「地域計画の策定」イコール「交付金・補助金を受けることができる」ということは言いがたいというふうに考えております。  また、ご説明いたしましたように、奈良県におきまして、現在策定に向けて取り組まれている状況であることなどを考慮いたしまして、現時点では、これらの状況を十分に見据えながら、適切な時期に策定してまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 6: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 7: ◯1番(大北かずすけ君) 丁寧に同じような内容でご回答いただきまして、もう少し簡潔に。私が述べたことは省略していただければありがたいと思いますが。回答としては、しばらく策定しないと、そのような回答と捉えさせていただきました。  その中でも、特に補助金ということに関しては、後の質問でも、財政ということでも質問させていただきますけれども、別に新たなものをするためにこの資金を使って事業をするというのじゃなくて、橿原市がやるべきこと、やろうとしていることにこの補助金を使っていく、このような形の考え方だと思うんです。全く何も今予定していないことを、補助金を使ったから税金を余分に使わないといけないと、補助金はもらったけど別に資金が要るんだということではないと思っています。  そういうことも踏まえた中で、橿原市として何が必要なのかということ、また、今後していく事業において、どの補助金が使えるのかということも踏まえた中で、しっかりと市民の命を守るための地域計画というものの策定をお願いしたいと、このように思っているところです。  特に、この地域計画を進めるに当たっては、大きな3つのメリットがございます。今もちょっとありましたけれども、1つは、どのような災害等が起こっても、災害の大きさそれ自体を小さくできるということがまず1つです。2つ目には、国土強靱化に係る各種の事業が効果的、スムーズに進捗することが期待できるということ。これは今も言ったように、補助金等を活用できるということです。もう1つは、地域の強靱化は、大規模自然災害等のさまざまな変化への地域の対応力の増進をもたらし、地域の持続的な成長をも促すもの。さらに、地域強靱化計画及びそれに基づく取り組みを国内外に周知・広報することを通じて、当該地域、私どもの地域が内外から適正に評価され、結果として投資を呼び込むことができる。このような大きなメリットがあると思います。  このことを踏まえまして、いろんな基本計画、たくさんあってなかなか手が回らないということで、後回しにされるということになるかなとは思いますけれども、市民の命を守るということに関しましては、しっかりと検討していただいて、取り組んでいただきたいと思います。  特に、今も言われましたけど、今回の28年度予算、交付金・補助金は、総額では1兆4,195億円の予算がついております。これだけの予算がついていますので、それを使わない手はない。先ほど言われました総務省の観光・防災Wi-Fiとかいうのもありましたし、それ以外にも文科省では学校施設環境改善交付金というのもあります。また、厚労省におきましては、社会福祉施設等施設整備費補助金や、次世代育成支援対策施設整備交付金とか、保育所等整備交付金等、このような本当に橿原市にとっても必要であると思われる事業の交付金が出ておりますので、こういう資金を使って、交付金を使って、橿原市をより住みやすいまち、安全なまちにしていくためにも、このような補助金を使う努力をしていただきたい。これから次の質問をさせてもらいますけれども、大変財政的には厳しいと私は思っています。そういうことの中で、使えるお金という部分をしっかりと使う努力をしていただきたいと思います。最後にもう一言だけご回答いただけますか。繰り返しは結構ですから。 8: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 9: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。  ただいまのご質問でございます。確かに、議員おっしゃるように、たくさんのメリットがあると考えておりますし、当然、先ほど、法では国民という形になっておりますが、私どもは、市民の生命、身体、財産を保護しという観点から、決して後延ばしに、後に送っていくというような考えではなくて、適切な段階で策定してまいりたいと考えております。  以上でございます。 10: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 11: ◯1番(大北かずすけ君) しっかりと策定のほう、準備にかかっていただきたいと思いますので、要望にいたします。  続きまして、第2問、財政から見た街づくり等についてでございます。  市長の平成28年度の施政方針の中に、「財政健全化と予算編成」において、「地方債残高の削減に取り組み、新たな事業の実施にあたっては、経費を節減し、極力地方債の発行を抑えてまいりました」と述べられています。実際として、市債の残高、平成18年、532億円から、平成27年、394億円に、この10年間でマイナス138億円と減ってきております。また、平成26年度の実質公債費においては9.2%。これは早期健全化基準25%や財政再生基準35%と比べますと、十分にクリアしている数字である。また、将来負担比率84.5%、これも26年度の数字ですけれども、これは早期健全化基準350%においても十分クリアしている数字であると、このように市長のほうは、この10年間で財政というものに取り組んでこられたということに関しては評価できると思っています。  しかし、私どもは、残債は着実に減ってきておりますけれども、今後は逆に増加に転じていくことになるのではないかと思っております。  まず、お伺いいたします。幾らぐらいの市債残高、借金総額で、実質公債費率、また将来負担比率が早期健全化基準や財政再生基準になってしまうか。これもなかなか難しい計算ですけども、単純に財政規模が現状維持ということで、概算で結構ですから、お答えいただけますか。よろしくお願いします。 12: ◯副議長(たけだやすひこ君) 西田政策審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 13: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。1番、大北議員さんのご質問にお答えいたします。  先ほど施政方針等を述べていただきましたが、その中の数値は全て合っております。そのとおりでございます。  それで、今後どうなんだということをお聞きでございました。どこまでできるのということをお聞きであるということで思っております。本件につきましては、平成26年3月議会におきまして財政計画でお示しさせていただいております。各事業費はもう言わなくていいですね。(「はい」と大北君呼ぶ)  その中でさせていただいたということで、地方債残高は先ほど議員お述べのとおりでございます。28年度末までは減少を続けるということでございますけれども、29年度から増加に転じるということで、大ざっぱに申しまして、前の財政計画ですけれども、33年度までは増加していくと。その時点で約455億円となるのが最高でございます。その後は減少に転じるというところでございます。  先ほどお述べのとおり、3大事業をやっておるときには、最高、平成15年度でございましたけれども、559億円でございました。この期間、議員もご存じのとおり、新3大事業をやっていくということで、重複する事業が出てまいります。そのときに、国の示します、先ほどお述べの将来負担比率350%を上回ることはございませんけれども、その中で我々としてどこまでできるのかということをお尋ねであったと思っております。それを今お示しすることはなかなか難しいんですけれども、申しわけないですけれども。ただ、それは、起債等におきましても、当然、議員もおわかりのことと思いますけれども、平成26年で出した時点、起債で申しますと、例えば年利率2%で借りておりました。実質そのときに1から1.2に下がっておったということでございます。今、ご存じのように、日本経済を見ますとマイナス金利であるということで、これは誰も想像できなかったと思いますけれども、それをしますと、やはり起債、借りても利率が相当下がっておるということでございます。その中で我々は事業を進めていきたいと思っておりますので、この前お示ししました額よりも当然起債は下がっておるということでございますので、事業費としては、やはり、もう少し上の事業はできるということでございますけれども、そういうことが本当にそのまま推移するのかということは誰にもわからないということです。ただ、わかっておるのは扶助費等、やはり、これ、3%伸びたということで、これは必ず伸びていくであろうと。義務的経費、やはり人件費もそうですけれども、特に扶助費の伸び、社会保障費関連が伸びてまいりますので、我々は事業費をこの前、計上させていただいておりますけど、それをどのぐらい抑えてやっていけるかということをこれからもう一度きちっと吟味して、次回の平成30年にまた財政計画を出しますので、その時点にお答えさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 14: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 15: ◯1番(大北かずすけ君) 今、市債残高が最高で455億円になるというのが、今の計画でも上限であるというお話ですけど、それとは違って、まず、早期健全化基準または財政再生基準、この分にまで達する金額だったらどこまでの金額。別に上限が、ここまで行けるというのじゃないですけれども、ここまで行ってしまったらイエローカードが出る、レッドカードが出るという数字をまず確認したいんです。お願いいたします。 16: ◯副議長(たけだやすひこ君) 西田審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 17: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。1番、大北議員さんのご質問にお答えいたします。  どこまで、実際、地方債残高が超えたら、先ほどお述べの将来負担比率で申しましても、早期健全化基準350%になるのかということでございますけれども、先ほどお述べの財政規模、平成26年度の規模と同条件とするならば、地方債残高で約920億円まで借りられるということでございます。  そういたしますと、今現在、先ほど議員お述べのとおり394億円ございますけれども、26年度の一般会計で、実際、その残高、どこまでできるのということになりますと、920億円になりますけれども、526億円というような額も出しておりますけれども、起債が可能であろうと考えております。しかしながら、これは将来の子どもたち、若い世代に借金を背負わせることになるということで、先ほど申しましたように、投資的な公共の建設事業費は、できるだけ抑えるところは抑えていきたいということで、経常収支比率等も検討しながら、財政健全化の取り組みを進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 18: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 19: ◯1番(大北かずすけ君) 別にそこまで借りていいという数字を聞いているわけではございません。今でも別に財政が楽であるとは思っていませんので、現在においても、そういうことに関しては。  一応、今、確認したら、今の財政規模でいくなら、レッドカードが発生するのは、920億を超えればレッドカードが出ると、そういう認識でよろしいですね。(西田政策審議監、首肯する)  はい、わかりました。  現在、橿原市におきまして大きなまちづくり計画が進んでいます。市長は施政方針で新3大事業を述べられていますが、私は、3つというよりも、4つになるかなと思っているんです。分庁舎及びホテル建設事業、そして、市庁舎建設事業、これは別々と計算してもいいと思います。それとあと、八木駅周辺整備事業、特に八木駅北側のまちづくり事業。そして、県立医科大学・附属病院を核としたまちづくり事業という大きく4つに分類されるのかなと。八木駅を中心ということで2つを1つにまとめられていらっしゃるかなと思いますけれども。  この中で、ここで、今、市のほうで表示されている金額等、事業費等を述べていきますので、違っていれば教えてください。  まず、分庁舎及びホテル事業は、総事業費96億円で進んでいます。この96億円、昨日も問題になりましたけども、訴訟の問題がありますので、どういう形になるのか、今後、推移を見守らないといけないとは思っておりますけれども。  そして、次に、この本庁舎、市庁舎の建設事業。このことに関しても、事業費として、やっぱり数十億は見込まないといけないのかなとは思っております。  八木駅北側のまちづくり事業、これに関しては市のほうから一応2つの事例案という形が提示されています。モデル事業案1としては、総事業費102億2,000万、うち市の負担が32億7,000万。モデル事業案2、これは総事業費94億2,000万、うち市の負担が37億6,000万。どちらにしても、33億から38億ぐらいかかる見込みであるという形の部分。このモデル事業案1及び2の中身につきましては、今年、平成28年1月14日の都市開発特別委員会で説明されておりますので、この場では説明は省きます。  そして、県立医科大学・附属病院を核としたまちづくり事業。これは県との共同事業であり、今後の計画で変わってくると思いますが、大変大きな事業になると思います。単純に言って1,000億を超える総事業になるのではと。大学、病院、まちそのものを含めた事業になりますので、そういう形になると思います。特に大学とか病院等に関しては県の負担であるから、別に市の負担はそんなにかかってこないと思いますが、新駅及び周辺のまちづくりということに関しては市がかかわらなければいけない、そのような事業かと考えております。そうすれば、市として、このまちづくりに関しましては、やっぱり100億以上の資金が事業として必要になってくるのではないか、このようにも思います。  まず、今述べた金額で、これは違うと、これだけもかからないと言われる数字がありましたらお答えいただけますか。 20: ◯副議長(たけだやすひこ君) 西田審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 21: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。1番、大北議員さんの今の額についてそれぞれお聞きしましたので、私どもで、これ、財政計画で出した額ということでご容赦願いたいと思っておりますけど。  確かに、分庁舎は127億から97億になったと。  そして、先ほど市庁舎をお述べでございました、数十億ということで。これ、私が議会に答弁させていただいているのは60億から70億の間ということでございます。  そして、八木北、これは先ほど議員お述べのとおり、2つのプラン。これはあくまでも前回のプランということで、先ほどお述べのとおり、我々このときに入れておりますのが、ざっと35億でございました。  そして、あと、医大につきましては、全く、26年時点でも、今もまだはっきりとはわかっておりませんけれども、接続工事、道路の関係がございますので、それについては約21億ということで、これは前もお知らせしております。  医大周辺、我々、このときに新駅等ということで入れておる財政計画上の額は50億でございました。確かに、議員お述べのとおり100億要るんじゃないかということは、これは今ちょっと定かではございません。せめて県がグランドデザインを示していただければ、もう少し我々も精査できるのではないかと考えております。これにつきましては、次回の財政計画のときにできる限り数字を入れて、もう一度お示ししたいということで、先ほどお述べのとおり、ほとんど数字は間違っておりません。  以上でございます。 22: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 23: ◯1番(大北かずすけ君) ということは、今言われた数字の中で単純計算しますと、必要総額として約300億ほどかかってくるという形です。もちろん、この中で、単純に全て市債だというわけではございませんけれども、今、橿原市において、民間でいう自己資金、今持っているお金ということに関しましては、公共施設整備基金積立金がこれに当たるのかなと思っております。このことに関しましては、今回の補正予算で1億円積みました。積み増ししております。27年度末で25億5,000万、また、28年度末では26億6,000万になるという形でお伺いしております。ということは、差額、約二百数十億という部分が資金不足になる。何らかの形で資金調達しなければいけないお金という形になります。  そうすると、今の逆の部分で、この28年度の市債残高381億4,600万円に二百数十億、単純に足すと、また市債じゃないというお答えもあると思いますけれども。ですが、借金には変わりないと、どんな形にしたってお金がないんですから。それに関しては、先ほど455億円と言われましたけども、単純に足せば650億ぐらいにはなるんです。レッドカードが出る920億には達しませんけれども、それでも、先ほど市のほうで考えていらっしゃる455億ということに関して、単純に考えて、この3大事業だけで460億ぐらいの資金が必要になってくる、借金抱えになるのではないか、このようにも思います。大変大きな将来に対する負担を残すことにはならないか、このようにも危惧しているところでございます。  ただし、今後、橿原市が必要になるのは、先ほどもお述べになりましたけれども、この3大事業だけの資金ではございません。多分またありますけれども、この議会の最終日にもいろいろ説明はされると言われていますけど、ファシリティマネジメント(FM)の観点から見ての課題というのもあるかなと思います。本市の保有する施設、一応203施設、これは市庁舎ももちろん含んでおりますけれども、この老朽化による建てかえや大規模改修を今後30年間で、推測で約1,500億円のお金が必要になると、これはFMの基本方針で述べられていらっしゃいます。単純に計算すると、30年間で1,500億ということは、毎年50億でございます。逆に、それを使わないためのFMでもあるんですけれども、単純に計算すると、毎年50億の資金が必要になってくる。それだけの部分が要る。また、先ほども述べられたように、生活保護費等、毎年増額している資金もあります。そういう予算もあります。このような状態の中で、本当に財政がもっていけるのか、この3大事業が全てできるのかということに関しては、再度しっかりと検討する必要があるのではないか、このようにも思っているところでございます。  そこで、ちょっと話は変わりますけれども、お金の内容ということで、予算の使い方ということで、昨日の一般質問でもされましたけれども、再度確認させてください。というのは、2月22日に開催されました市庁舎建設事業等に関する特別委員会の内容、経過報告書というのをいただいております。この中身で、住民訴訟の提起において、ここに書いてあるんですけど、「訴えられたことで工事の時期が遅れる可能性があるとのことだが、賠償金は発生するのかと問われたのに対し、確定判決が出るまで時間はかかると思われるが、市は事業スケジュールに従って事業を進めていく。現在のところ5月着工を予定しているが、その時点ですでに設計や資材等の準備にかかる費用が使われており、約5億円の支払いが生じていると思われる。もし工事が中止になれば、その約5億円と銀行との融資契約破綻による金利損害分約5億円の合計約10億円以上が損害賠償請求されると考えているとの答弁があり」と載っておりますけれども、このことについて、この答弁は昨日の話の中から訂正されますか。 24: ◯副議長(たけだやすひこ君) 西田審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 25: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。1番、大北議員さんのご質問にお答えいたします。  先ほどの事業費のことはもういいですね。(「はい」と大北君呼ぶ)  昨日の議会でもご説明申し上げましたけれども、前の委員会で、今の時点で設計費2億ということと、資材購入費で約3億ぐらい要るということを聞いておるということで、そして、その形で、もし契約が解除になればということでお答えすればいいんですかね。(「答弁をされた内容について、その答弁が合っているかどうか。その答弁を修正されるかどうか」と大北君呼ぶ)  答弁としたら、5億が請求されて、賠償されるおそれがあるということです。それは間違いないと思っています。  ただ、その後、昨日お話ししておりますけれども、我々としたら、あの事業を進めていただきたいということで進めておりますので、それについては、事業を進めてもらうということで、今の段階ではわかりませんけれども、これ、訴訟をされたということは事実でございますので、裁判所の判断に委ねるということでございます。ただ、その間、我々としたら、きちっと事業を進めてくださいということで、これは契約書に載っておるということでお伝えしておりますので、そのまま進めていただくということで、我々、委員会の答弁の内容を修正するつもりはございません。  以上でございます。 26: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 27: ◯1番(大北かずすけ君) 今述べた内容は、一応修正しないと、市の判断としては、今の現状としてはそう思っているということですね。  もう1点、同じ文書で、ここには、最後の段で、「受注者からの違約金の請求などは契約の約款に含まれているのかと問われたのに対し、市の帰責事由を認める判決が出されたならば、事業者は当然損害賠償請求ができると考えているとの答弁があり、それに対し、どれぐらいの金額を見積もっているかと問われたのに対し、5月1日時点で仮に事業が中止することになれば、それまでにかかった設計費用や資材等の費用約5億円と事業者が銀行と結んでいる融資契約により銀行側に入るはずの金利分約5億円の合計10億円以上になると考えているとの答弁があった」と。このことについても同じく訂正されるお気持ちはございませんか。 28: ◯副議長(たけだやすひこ君) 西田審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 29: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。1番、大北議員さんのご質問にお答えいたします。  今、訂正するつもりはないということで、先ほど申しましたように、もし、今お述べのとおり、市による任意解除ということになりますと、「市は事業者に対して、本事業を継続する必要がなくなった場合、又その他市が必要と認める場合には」云々という契約の条項がございますので、そのときに全部または一部を解除するということになりますと、やはり相手さんから賠償されるおそれがあるということがございます。  我々、今、本当に10億というのはわかりませんけれども、あの時点で、今、2月22日に知っておった時点では、やはり、今使っておると言われる、恐らく支出されるであろう設計費と資材の部分、そして、銀行がどういう額を融資されるか、それは我々はわかりません。それは教えてもらっていませんのでね。民民同士の話の中で、SPCと銀行団、シンジケートを組んでいますので、いくら融資していくのか、どういう計画でするのかということはわかりませんけれども、推測としてお述べしただけでございますので、それがはっきりわかれば、昨日も申しましたけれども、報告があれば、また議会のほうにも報告して、もし違っておればまたその時点で訂正しますけど、今の時点では訂正するつもりはございません。 30: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 31: ◯1番(大北かずすけ君) わかりましたというか、まず基本的なことで。私自身も金融機関に長年勤めておりました。金融機関が幾ら利潤を追求するというか、収益を大事にするといいましても、貸していないお金、将来発生するお金の利息まで請求するというのは考えられないんです。貸したお金の調達は、返済してくださいというのはあるんですよ。だけど、まだ貸していない、契約も行って……、融資もしていないお金が、発生するであろう融資に対して、将来もうける予定だったお金まで、契約がだめになったから、その分まで賠償しろと、こういうことは基本的にあり得ない、考えられないということで私は思っております。  逆に、この金利の負担ということに関しましては、昨日もお話しになりましたけれども、金利負担と言うならば、つなぎ融資が発生する必要があると。このつなぎ融資が発生したときにおいて、つなぎ融資に発生した利息においては、払ったので賠償請求するということは、1つは筋としてはあるのかなというように思います。多分5億円で、昨日も長プラ等で1.5と計算しましたら、5億円で1.5%の金利だったら、年間で750万ぐらいの利息。どうしてそこから5億円の利息負担とかいう話が出てくるのか、これも私はまずわかりません。だから、貸してないお金、これを、30億とか50億貸した、20年間でもらえる利息だったらそういう金利になるのかもわかりませんけど、貸してないお金に対する利息まで損害賠償対象になるということは普通考えてあり得ない。それを堂々と5億円の金利負担があると、そういうような答弁をされていらっしゃるんです。そのことについては、私は全く理解ができません。  それと、もともと、昨日、政策審議監も言われましたけれども、あくまでこれは民民の契約です。ということは、SPCと銀行との融資契約の話になりますので、融資契約それ自体が別に解除になろうがどうなろうが、それはSPCと銀行間の問題であって、市に対する賠償という問題は全く別問題だと。なぜ私がここでこの問題を言うかというと、お金に関することで、市が財政負担をしないといけない、賠償責任で5億、10億負担しないといけないというような発言をされていらっしゃいますので、財政的に大変厳しい中で、市民の税金です、財政と言っても。別にどこかから降ってきたお金じゃなくて、市民から預かっている税金の使い道の中で、この賠償責任という形でお金を使っていいのか。これはあくまでも民民の契約の中で行われた事業において、賠償責任だからといって、市が賠償責任でこれを負担しなければいけないんだと、こういうことをお考えになられること自体が、財政、お金の使い道ということに関して大変問題があると、このように思っているんです。昨日も、民民の契約だから、そちらはという話もされてましたので、再度、きょう、この場をかりて、市が財政負担、財政で損害賠償しなければいけないという答弁を訂正される気はないのか。そしてまた、この5億円ということに関して、利息の5億円に対して、本当にこれは頭から信じて、この5億円も賠償のうちに入ると考えていらっしゃるのかということを私は疑念に思っているところです。再度お答えいただけますか。 32: ◯副議長(たけだやすひこ君) 西田審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 33: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。1番、大北議員さんのご質問にお答えいたします。  今、おっしゃったことがやっとわかりました。申しわけございません。その分について、5億、先ほど申しましたけど、金利負担であれば、先ほどおっしゃったように500万から700万の間かなと思っております。これは、昨日申しましたリスク分担の中で、住民対応リスクというのは市の責任になっております。これは実施方針に載っておりまして、その中で、本施設の設置に関することや市が実施する業務に関する反対運動の訴訟、要望に関するものが出た場合は市がリスク負担するということになっておりますので、先ほど申しました、もし5億というのに対して金利負担が生じたという場合は請求されるおそれがあるということで我々は答えたつもりでございます。  それプラス、先ほど5億円ということを申しておりましたけれども、それについては、これ、1つ、直接関係はないんですけど、銀行団とSPCの間でプロジェクトファイナンスを組んでおるということでございますので、その額が、実際、普通であればどれだけあるのか、まだ定かではございませんけれども、今、実施設計で詳細にはじいて、それで組まれると思いますけれども。普通で考えたら、この前お話ししているように、建設費が55億要るということであれば、やっぱり50億ぐらいの融資が必要であるということだと思っておりますので、それに対する利子というのがどのぐらいになるかということで、ちょっと5億というのは多過ぎますので、それは間違いだと思います。その額はちゃんと、きちっともう一度訂正させていただきます。今ちょっとどのぐらいになるかわかりませんけれども。  ただ、その中で、プロジェクトファイナンスに対して一様の負担というのもございますので、その辺が、実際、今これによって発生したということで言われた場合は、こういう住民対応リスクは市で負うということになっておりますので、発生するおそれがあると。ただ、この前申しました5億という額は間違っておると思います。申しわけございません。それはまた訂正させていただきます。  以上でございます。 34: ◯副議長(たけだやすひこ君) 副市長。              (副市長 岡崎益光君 登壇) 35: ◯副市長(岡崎益光君) 副市長の岡崎でございます。今、1番、大北議員さんの特別委員会のほうでの答弁の内容についての質疑が出ておりました。  今、政策審議監のほうからも答弁させていただきましたように、一定の推測の数字でお話をさせていただいたという分野がございます。そういう意味で、今、政策審議監から申し述べましたように、内容につきまして、数字につきましては再度検討、内容を見直したいと思っております。その中で訂正があるならば、それで、もう一度訂正という形でお答えをさせていただきたいと思います。  それと、もう1点、昨日から契約面、そしてまた、本日は財政面ということで、PFI事業の内容についてのご質疑をいただいております。もう皆さんもご存じのことだとは思っておりますが、この事業は橿原市の能力を高めるために大切な事業だという判断でおります。これにつきましては、議員の皆さんも理解していただけるところだと思っております。  その中で、今、SPCと事業を協議しながら進めていくわけなんですが、一番ゴールは30年の4月オープンを目安にしております。それにたどり着くためには、やはり今年の5月には事業実施をしていく、それが最低限の条件になっております。  裁判等々、いろいろ取り組みが出ているわけで、事業が出ている中でのご心配ということで、いろいろ議員の皆さんからご質疑をいただいているわけなのでございますが、市としましても、橿原市の魅力を高めるための、能力を高めるための大切な事業でございます。事業者と一緒になってそこはきっちり仕上げてまいりますので。  これからもいろんなことは出てまいると思います。そのときに一番大きな、私たちが1つ反省を持っておりますのは、いろんなことをPRしていく、また知っていただくための努力をこれからもやっていかなければならない。それがやはり一番今回の内容で反省するべきだと私たちは思っております。そのための反省も含めまして、これから、5月から事業が始まっていきます。ハード面で目に見えるような事業が始まります。その中にもいろいろ議員の皆さん、また市民の皆さんにお伝えしなければならない、また理解をしていただかなければならない話も当然出てくると思います。そのときには速やかにいろんな方法をとりながら説明をしていきたいと思います。  今、この時間をいただきましたので、再度述べたいんですが、この事業を事業者と一緒になって確実に仕上げていきたい。そういう意味で、ご安心をいただきたいということのご理解をお願いしたいと思っております。  以上でございます。
    36: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 37: ◯1番(大北かずすけ君) 言われたとおり、特に言いたいのは、民民の契約であるということで申して、SPCからただ単純に賠償責任があるよと言われたら、「はい、そうですか」というような形で市民の税金を使うというようなスタンスではなくて、やはり、まずちゃんとSPCが民民の契約で事業を進めているのなら、その事業を進めていることにも責任を持って進めていただく、このことをベースに考えていただきたい、こんなふうに思います。  この件に関しては、あと1点だけ再度確認させていただきたいと思います。  この中で、特に大切な資金調達ということの中で、つなぎ融資の話が今出ておりますけれども、また、金利という話もありましたけども、銀行団とSPCの融資契約、このことに関しまして、裁判の結論が出るまでこの融資というものは中止されているというか、逆に、裁判の結果が出るまで融資されないのか、そのように理解していいのかどうか、ご回答をお願いできますか。 38: ◯副議長(たけだやすひこ君) 西田審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 39: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。大北議員さんのご質問にお答えいたします。  つなぎ融資の話、昨日もちょっとさせていただきましたけれども、それが必要である可能性はあるということで、今、昨日も説明しましたけれども、SPCはお金を原則持っておらないということでございますので。ただ、今、大北議員お述べのとおり、民民の契約で銀行団とSPCが契約を交わしておるということでございますので、その中で、融資契約については、今、再度お話し合いをされておられるということで、我々に対しましては、昨日、契約書の8条で説明しましたけれども、協力することはできるということですので、ちゃんとしてくださいということをお願いしておると。それは銀行団にも一応お話ししております。だから、融資が滞るということは今の時点では考えておりません。  ただ、訴訟の行方によったらということをおっしゃっておりますけれども、我々、先ほど副市長もおっしゃいましたけれども、事業を進めてほしいと。これは契約上そうなっておりますので、やってくれということでお願いしておるということでございますので、それぞれ、SPC、組んでいる企業の親会社もございますので、その中でつなぎ融資ということもあり得るということでございます。  先ほど、私、5億円のことを申しましたけれども、実際、本当にどれだけになるのか、もう一遍計算しますけれども。  あと1つ言い忘れましたのが、銀行のブレークファンディングコストがかかるということを一部言われております。これは、多分、大北議員はご存じだと思いますけれども、融資が実際その条件によって滞った場合、銀行団はお金を用意しているのに、できなかったということに対して、どの額になるかというのは、先ほどお述べのとおり、私もその率というのはちょっとわかりませんけれども、その額で、実際50億用意するのにどれだけお金が要るのか知りませんけれども、その分の調達資金が必要になって、それが滞った場合はブレークファンディングコストマネーが発生するということで、ちょっと5億というのは大きいと思いますけど、それはもう一度精査させていただきますけれども、そういうお金は必要であるということでございます。  以上でございます。 40: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 41: ◯1番(大北かずすけ君) 本当に時間が迫ってきたので。あとまだ1問残っているので。ということで、この問題でもう少しだけ。  こういう形で、今、本当に財政的には大変厳しい。いろんな多額の借金というか、資金が必要になってくるというこの橿原市において、今、本当に進めるべき事業は何なのかということが一番大切だと思うんです。そのことにおいて、私はやっぱりこの庁舎の建設事業、そして、あと、まちづくりということで県と共同している県立医科大学・附属病院を核としたまちづくり事業、これがやはり大切な事業である、このように私は思っております。  この中で、まず1つお伺いしたい。この中で、八木駅北のほうになるのかもわかりませんけど、有識者会議が開催されていると思いますけれども、このような中身で、いつ、どのような内容で開催されたかお答えいただけますか。 42: ◯副議長(たけだやすひこ君) 西田審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 43: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。1番、大北議員さんの質問にお答えします。  有識者会議、大和八木駅周辺地区まちづくり検討委員会のことだと思っておりますけれども、先週3月18日に第1回会議を開いております。その中で、今、大北議員お述べのとおり、八木駅周辺まちづくりということで、八木駅北、本庁舎、分庁もそうですけれども、含まれておるという中で、どこからやっていくのかということも含めまして、駐車場をどうするのか、これから検討させていただくということでございます。  以上でございます。 44: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 45: ◯1番(大北かずすけ君) この問題は最後にさせていただきたいと思いますけれども、庁舎建設事業と八木駅北まちづくりは同時並行ということで、検討ということでお話しされていますけれども、八木駅北に関しては少し置いておいてもいいのじゃないか。本当にそこまで同時にやっていけるだけの資金が調達できるのか、財政負担ができるのかということになれば、あえて急ぐ必要はないと。別にしなくていいとは言いませんけれども、順番がおかしいのじゃないかなという思いが今しております。  特に、八木駅北の分に関しましても、八木駅北駐車場、古くなったから建てかえする必要がある、建てかえというか、潰す必要があるんだということでありましたけども、この八木駅北に関しましても、1980年4月建設、築34年です。築34年を、古いのか、50年までもつのだったらあと16年間はいける。このようなことも踏まえた中で、あえて早急に潰すことを、わざわざ早く検討する必要がどこにあるのかな、このように思います。  また、このことに関しましても、昨日も少し出ましたけども、地権者との話し合いもまだこれからではないかと思っておりますし、また、そう理解も得ているとも思っておりませんし、また、そういう中で、まちづくりの中で、この計画がおくれたからといって交通渋滞が解消されるという上でも、私としてはどうかなという思いもしておりますので、このことを踏まえましては、しっかりと、じっくり検討していただいて、まずやるべきことをやっていただいて、そこから順番にやっていただければと思いますので、よろしくお願いします。  時間はあと何分ですかね。 46: ◯副議長(たけだやすひこ君) あと5分ですね。 47: ◯1番(大北かずすけ君) 大変厳しい部分がありますが。  第3問、選挙制度改正の対応について質問いたします。  選挙法の改正ということに関しましては、昨年も一般質問で取り上げさせていただきました。特に、選挙年齢を20歳から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法、これが6月16日に施行されました。今年の国政選挙では7月から予定されております。  また、これに伴いまして、公職選挙法の改正に合わせて、新たに有権者となる18歳、19歳の人が、今春に進学などで引っ越しをしても確実に投票ができるようにするための改正公選法が成立いたしました。この改正法の内容をまずお述べいただけますか。 48: ◯副議長(たけだやすひこ君) 三浦選挙管理委員会事務局長。              (説明員 三浦昭彦君 登壇) 49: ◯選挙管理委員会事務局長(三浦昭彦君) 選挙管理委員会事務局の三浦でございます。1番、大北議員のご質問にお答えいたします。  選挙人名簿への登録の改正についてご説明いたします。  選挙時に投票を行うには、選挙人名簿に登録されていなければなりません。選挙人名簿への登録は、3月、6月、9月、12月の1日を基準日とする定時登録と選挙の公示または告示の前日を基準日とする選挙時に行う選挙時登録がございます。選挙人名簿の登録には、登録時において住民票を移してから現在の住所地に3カ月以上居住している必要があったため、住所の移動と選挙人名簿の登録基準日との関係で、国政選挙での投票ができない方がおられました。しかし、今回、選挙人名簿の登録制度の改正により、旧住所地での住民票の登録期間が3カ月以上あり、もし、そのまま旧住所地に住み続けていれば旧住所地での選挙人名簿で登録されたであろう18歳以上の方につきまして、転出後の新住所地での選挙人名簿に未登録の方につきましては、転出直後の定時登録または選挙時登録の際には、旧住所地での選挙人名簿への登録を行うこととなりました。また、新たに選挙年齢に達する方も同様でございます。旧住所地に3カ月以上住民票の登録期間がある17歳の方が転出して、新住所地で18歳になったときに、住民票を移してから3カ月以上たっていなければ、旧住所地の選挙人名簿に登録され、選挙時におきましては、旧住所地で投票を行うことができるようになりました。  なお、この改正につきましては、6月19日以降に公示または告示される国政選挙から適用されることとなっております。  以上でございます。 50: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 51: ◯1番(大北かずすけ君) ありがとうございます。  説明いただいたとおり、18歳選挙権に、新たに有権者となる240万人のうち、約7万人が投票できない事態になっていた投票権の空白が解消された法案改正です。この法案改正のご経緯はご存じですか。  もういいです。時間がないので。  このことに関しまして、投票の空白を解消する公選法改正は、公明党議員に対する1通のメールがきっかけで実現いたしました。これは、2014年12月14日投票の衆議院選挙のときに、橿原市在住の一壮年から、「知り合いが10月に県外移転し、12月10日に20歳になった娘が投票できない」という相談を受けました。この壮年は、それを山本香苗参議院議員にメールで伝えました。この山本議員は、同僚の中野衆議院議員と連携し、転居した住所で新たに有権者になっても、そこに3カ月以上居住しないと投票できないという投票権の空白は現行制度の不備であり、公選法を改正するしかないと確認いたしました。  2016年6月19日から18歳選挙権が実施されると、こうした例はさらに増えることから、公明党は、投票権の空白を解消するために、法改正を2015年4月の与野党選挙権年齢に関するプロジェクトチームに提案、その後、5月に自民党などと共同で改正案を国会に提出し、この改正が、今年1月、衆院公選法特別委の委員長提案となり、全会一致で成立しました。以上のような経緯がございます。  最後に質問いたします。この橿原市の壮年のメールがきっかけになったこの改正に対しまして、橿原市としては、転居者、特に17歳、18歳、19歳の選挙権を新たに有する転居者に対してどのように対応されますか。 52: ◯副議長(たけだやすひこ君) 最後の質問ということで。 53: ◯1番(大北かずすけ君) はい。 54: ◯副議長(たけだやすひこ君) 三浦局長。              (説明員 三浦昭彦君 登壇) 55: ◯選挙管理委員会事務局長(三浦昭彦君) 選挙管理委員会事務局の三浦でございます。1番、大北議員のご質問にお答えいたします。  まず、周知等でございますが、啓発用のポスター等の掲示、あるいは啓発用のチラシが配布できると考えております。また、ナビプラザの大型LEDビジョンを使っての啓発につきましても4月以降に計画しております。  転出された方への選挙時の対応でございます。これは従来からでございますが、選挙時において、橿原市の選挙人名簿に登録されている方が転出され4カ月を経過していない場合は、選挙の「お知らせハガキ」というものを個人さん、本人さん宛てに郵送しております。その「お知らせハガキ」には、新住所地での選挙人名簿に登録がない場合は、橿原市で投票ができる旨などのご案内を印字しております。今回の改正によりまして、新たに本市の選挙人名簿に登録されることとなる方につきましても、同様に「お知らせハガキ」を郵送し、周知いたすこととしております。  以上でございます。 56: ◯副議長(たけだやすひこ君) 大北君。 57: ◯1番(大北かずすけ君) ありがとうございます。  橿原市の、特に若者の投票率を引き上げるために、今後も一層の努力を要望いたしまして、質問といたします。  ありがとうございました。            (1番 大北かずすけ君 自席へ戻る) 58: ◯副議長(たけだやすひこ君) それでは、次に、議席番号2番、亀甲義明君の質問を許可いたします。亀甲君。            (2番 亀甲義明君 質問者席に移動) 59: ◯2番(亀甲義明君) 2番、亀甲義明でございます。副議長のお許しをいただきましたので、通告どおり一般質問させていただきます。大北議員が超過しましたので、それを少なくさせていただきます。  先ほどお話がありましたけど、施政方針で3大事業の1つに挙げられております医大周辺のまちづくりと新駅について質問させていただきたいと思います。  初めに、27年度まで医大周辺地区まちづくり基本計画検討業務委託料、また、28年度にも医大周辺地区まちづくり検討業務委託料として予算も上がっておりますが、現状の進捗状況を教えていただけないでしょうか。 60: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田総合政策部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 61: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。2番、亀甲議員のご質問にお答えいたします。進捗状況ということでございます。  まず、まちづくりのグランドデザインにつきましてご説明させていただきます。  医大の教育部門が現農業研究開発センターに移転される規模やそれらの配置計画のほか、教育部門が移転された後の現医大敷地内での病院機能の再配置計画などについて、引き続き検討していただいております。しかし、現在でもグランドデザインに関しましてはお示しできる状況ではございません。  このような状況を踏まえまして、本市といたしましては、先行して取り組むことができる可能な事業や、いずれ必要となる事業等につきまして、県との役割分担のもと、積極的に取り組んでおるところでございます。  議員ご質問の28年度のまちづくり検討業務の内容でございます。県のグランドデザイン、基本構想を受けたものでは全くございませんで、市の取り組みの一環として、新キャンパス計画用地の西側の一定のエリアを対象といたしまして、新キャンパスの立地とその地域が有するポテンシャルを生かした秩序あるまちづくりの可能性を検討するものでございます。これに関しましては予算のほうでも若干説明しておりますので、これぐらいで。  以上でございます。 62: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 63: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  先ほど、グランドデザインはまだということで、お示しできないという話やったんですけれども、ちょっと僕の聞かせていただいているところでは、県としてのはできてないとは思うんですけれども、市としてのグランドデザインは県に提出したと聞いているんですけれども、そういうのも何かあるんでしょうか。 64: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 65: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問にお答えいたします。  本市におきましても、本市独自のグランドデザインというものは策定はいたしておりません。ただ、27年度には、まちづくり検討業務を実施いたしまして、景観や環境にも配慮した新キャンパスの隣接エリアにおけるふさわしい土地利用の方向性は示させていただいておるところでございます。  以上でございます。 66: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 67: ◯2番(亀甲義明君) もしかしたら僕の聞き間違いかもしれません。済みません。  その中で、平成33年度に新キャンパスもオープンということで、参道から幹線道路もアクセスもよくなっていくということであります。その中で、全体的なことはこれからになると。また特別委員会も開催されるということなんですけれども。今ちょっとお話があったんですけれども、平成33年にキャンパスがオープンすると。学生が約1,100名ぐらいですかね、現在。僕も調べさせていただいたら1,100名ぐらいという形で、その新キャンパスができたときに、周辺のまちづくりについて、今、お話をちょっといただいたんですけれども、市として、できるまでに同時進行で、キャンパスから西側のほうになるとは思うんですけれども、そちらのまちづくりとして何か検討しているとか、何か考えているとか、そういうことが何かありましたら教えていただけないでしょうか。 68: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 69: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  先ほど申しました27年度で近接のエリアにおけるふさわしい土地の利用、それと、次年度、28年度においては、新キャンパスの西側のエリアの、新キャンパスの立地としての地域のポテンシャルを生かした可能性を検討するということで、28年度において西側のところの検討をさせていただく予定をしています。  以上でございます。 70: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 71: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  2回同じことを聞いてしまって、済みません。ありがとうございます。  全体的なものも必要なんですけれども、新キャンパスができるということで、やっぱり先ほどのポテンシャルのある地域になると僕も感じております。また、運動公園から光陽中学校へ抜ける道もできますし、立地的にはすごくいい立地の場所だなというふうにも感じておりますので、できるだけ早く、キャンパスができると同時に周辺のまちづくりもできればいいなという思いでちょっと質問をさせていただきました。  その中で、大北議員も財政の面からも言われておりましたけれども、この医大周辺のまちづくりに関しては、私自身もここの橿原にとって大きな事業でもあると思いますし、大切な事業というふうにも思っております。できるだけ早くまちづくりの形をつくっていただいて、やっていっていただけるのが橿原にとってすごく大事なことだというふうにも認識をしております。また、今後、そのまちづくりについてしっかり検討していっていただきたいというふうに思っております。  その中で、市長の施政方針の中にもちょっとあったんですけれども、ちょっとこれはどういうものか知りたかったので質問させていただきます。「医学の視点を生かした新しいビジネスモデルや製品を生み出す」という部分があったんですけれども、新しいビジネスモデルや製品とはどういうものか、もし何かあるのであれば教えていただければなと思います。 72: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 73: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  医大のモデル、デザインと。モデルでしたっけ。(「ビジネスモデルや製品を生み出して、産業の振興や雇用の創出につなげたいというところがあったので」と亀甲君呼ぶ)  原則的に言わせていただけるのは、医大のほうが提唱しておりますMBT構想(Medicine-Based Town,医学を基礎とするまちづくり)、これがそれに該当するものと考えております。  以上でございます。 74: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。
    75: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  まだまだの話だとは思うんですけれども、やっぱり雇用の創出につながれば橿原にとってもいいことなので、どんどん進めていっていただきたいと思いますし、市のほうもしっかり協力していっていただきたいという思いもありまして、急遽入れさせていただきました。ありがとうございます。  この医大周辺のまちづくりに関しましては、何としても、新駅の話もあると思うんですけれども、今、新駅に関しての状況、また現状はどういうふうになっているのか教えていただけないでしょうか。 76: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 77: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。新駅に関するご質問でございます。若干詳しく説明させていただきます。  新駅に関しましては、かねてより、地元が整備全額を負担するいわゆる請願駅というお話もありましたが、請願駅ではなく、大きな病院のそばに駅があるまちづくりの魅力を高め、鉄道事業者である近鉄さんにも整備費用の一部を負担していただけるような駅を目指しておるということ、また、平成27年3月20日に奈良県と締結いたしました「まちづくりに関する包括協定」に医大周辺地区が含まれていることは既に議員もご承知とは思います。  包括協定締結時の記者会見におきまして知事のご発言がございました。「この協定を受けて、JR西日本の新奈良駅の設置が確実になってきたので、これと同じような方法でいかがかと、私が近鉄と直接交渉したいと思う」という趣旨のご発言がございまして、その後のご尽力によりまして近鉄側の一定の理解を得ることができ、新駅の整備費につきましては、市、県、近鉄がそれぞれ当分の負担をするということについて合意をいただいたことにつきましては、私ども、情報として得ております。その後、昨年の12月から、県、市、近鉄によります3者協議をスタートいたしております。  また、奈良県や医大との継続した協議につきましては、今までもたびたび行っておりますが、医大周辺まちづくりプロジェクト調整会議というものを設置いたしまして、さまざまな議論をいたしております。直近では、去る2月18日に第15回の会議を開催させていただきました。それ以外も、先ほど言いましたように計15回の会議を開催させていただいております。こちらに関しましては、私どものレベルで集まらせていただいて、県、医大、橿原市、桜井土木さん等々に入っていただいています。この会議におきましては、それぞれの立場における考え方や各年度に実施する事業やスケジュール、地元調整など多岐にわたる内容において、情報や認識の共有に努め、調整してきたところでございます。  以上でございます。 78: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 79: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  今、詳しく少しお述べいただきました。ちょっと質問しようかなと思っていたことも答えていただいたので、次へ。  いろんな協議をされているということなんですけれども、それでは、市としてというのはなかなか難しいですけれども、新駅設置に向けての今後のスケジュール的なものはどのような形になっているのか、教えていただけないでしょうか。 80: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 81: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  先ほども申しましたような調整会議等々を進めておる状況でございます。また、残念ながらグランドデザイン自身がお示しできないという状況でございます。関連計画に関する議論の推移を、先ほど申しましたいろいろな協議をさせていただいた中で、進捗状況を確認しながら、先ほど申しました関係者とともに早期にスケジュールを共有して取り組んでいきたいというふうに考えておるところでございます。まだ新駅に関する明確なスケジュールというのは定まっておりません。  以上でございます。 82: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 83: ◯2番(亀甲義明君) 決まっていないというのは思ってたんですけれども。  それでは、平成33年、先ほども言いましたけども、新キャンパスがオープン予定になっているとは思うんですけれども、普通で言えば、それと同時に新駅スタートができれば望ましいのではないかというふうに僕は思っているんですけれども、その辺はどういうふうにお考えになっているでしょうか。 84: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 85: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  議員お述べのとおり、新キャンパスオープンに間に合うような新駅の設置は望ましいとは思いますが、今の進捗状況を加味しますと、少しハードルがあるかなと。それに向けて、当然ながら、近鉄さんを交えた協議を鋭意進めてまいりたいとは考えております。  以上でございます。 86: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 87: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  それでは、協議もしていかないといけない、なかなか難しいハードルだとは思うんですけれども、市としての考え、県としての考え、また、近鉄としての考えというのは、近くにあるのか、それぞれの考え方が、スパン的、スケジュール的に、市としては平成33年に向けるのが一番ベストやと思っているとは思うんですけれども、ほかの、県にしても、近鉄にしてはどういう思いでおられるのか、その辺はわかりますでしょうか。 88: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 89: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  先ほど私が申しました市の考えとして望ましいという観点であれば、皆さん共有していただいているとは思っています。ただ、そこまで積み上げていく経緯というのは当然時間的に必要であります。また、費用に関しましても今後十分に調整していく必要もあろうかと思いますので、望んでいるのは共通ではありますが、個々のご意見はお持ちでございます。  以上でございます。 90: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 91: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  ちょっと言わせていただいたのは、何か、やっぱり早くするという望みがあるというのであれば、橿原市のまちづくりというのが大きな焦点だと思いますし、市長も前向きにいつもご答弁されていると思うんですけれども、そういう中で鑑みて、やっぱり市が先行してこの新駅設置に向けて動いていかないと。動いていただいているとは思っているんですけれども、やっぱり3大事業にも挙げていただいているので、その辺は認識はしているんですけれども、新駅設置に向けて加速できるような体制を市としてとっていただきたいというふうにも思っております。  あえて聞くのであれば、その新駅設置に向けて何かハードル、さっきも調整もしていかないといけないということは聞いているんですけれども、何かこれがあるから駅設置に向けて加速できないこととか、もしあるのであれば教えてください。 92: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 93: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  先ほども申しましたように、調整会議、また、近鉄さんを交えた3者協議も12月から始まったところでございます。近鉄さんの意思表示を確認させていただいたのもそのあたりが初めてという状況でございます。当然、大事業という形になりますし、もろもろの条件を整える必要があろうかと思っていますので、本市としては早期の設置を目指して今後も協議、調整を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 94: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 95: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  これ以上言っても同じ答えだと思いますので。ただ、前向きに検討していってほしいし、新駅設置もこのまちづくりに関しては大事なことだと僕たちも認識しておりますので、僕らのできることは、また県とかにも言っていけることはしっかり言っていきたいというふうにも思っております。  その中で、新駅、先ほど請願駅からという話がありましたけれども、僕の認識といたしましては、請願駅でなくなる場合であれば、移設なのか、郡山のほうも北側に移設するとか、そういう認識のもとで、逆に八木西口駅というのがまた焦点になってくるとは思うんですけれども、これに関しては市としてはどういうふうにお考えになっているのか、教えてください。 96: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 97: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。八木西口駅の関連であろうかと思います。こちらに関しましては、知事のほうからも若干発言が出ておろうかと思いますが、改めて、私どもが確認した状況としてお話しさせていただきます。  近鉄が新駅の設置費用の一部を負担する、等分の負担をするという前提といたしましては、新駅は八木西口駅の移設という形にしていただきたいというものでございまして、その解決には大きな課題であるというふうに認識しております。これはあくまでも近鉄さんのご意向ということでございます。  市、県、近鉄による3者協議、先ほど言いました12月から始まったところでございまして、現在はそれぞれの立場や主張を確認しながら意見交換を行っておる状況でございまして、駅のあり方については、地域やまちづくりにとりまして非常に重要なテーマであるという認識は十二分にいたしております。  このようなことから、現段階では、さまざまな可能性を排除せず、必要な調査や検討を行いながら、3者が共有できるプランやスケジュールの策定を目指して進めてまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 98: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 99: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  橿原市にとっては八木西口駅というのは、今井もありますし、現時点では本庁舎も近くにありますし、その中では必要な可能性の高い駅だというふうには認識しております。それは地域の方、それぞれまたお話をする中でどうするかというのは決めていかれるとは思うんですけれども。  それでは、近鉄が移設という話が今出たので、逆に新駅と八木西口駅を同時にそのまま、新駅ができてもそのままということは基本的にはあり得ないという認識でよろしいですか。 100: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 101: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  先ほど申しました移設というのは、近鉄さんが考えられている考え方というふうに私どもは受け取っております。当然、八木西口駅の重要性というのは私どもも十二分に認識しております。今後、先ほども申しましたが、この3者が寄りまして、共有できるプラン、スケジュールを作成してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 102: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 103: ◯2番(亀甲義明君) 誤解しないでください。僕は八木西口駅をなくせと言っているわけじゃないですので。話の中で、移設の場合はという話だったので、それをちょっと確認させていただいただけでございます。  今、お話を聞かせていただいて、これからの協議になっていかれるとは思うんですけれども、どっちにしても新駅も必要と思いますし、八木西口駅もあればそれはいいことだというふうにも思っております。  また、逆に、1つの方策として……。(何事か呼ぶ者あり) 104: ◯副議長(たけだやすひこ君) 今、質問中です。静かにしてください。 105: ◯2番(亀甲義明君) 方策として、公共交通の1つとして考えるのであれば、逆に、市がそのコストを見るとか、そういうことも考えられるんでしょうか。 106: ◯副議長(たけだやすひこ君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 107: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  先ほども若干申しましたように、あらゆる選択を排除するつもりはございませんで、具体的にそういうふうな負担をするというような考えは現段階でお示しすることはできませんが、決して排除するお話ではないというふうに捉えております。  以上でございます。 108: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 109: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございます。  今、まちづくりと新駅、八木西口駅のことを少しお話しさせていただいたんですけれども、先ほど、最初にも述べさせていただきましたけれども、このまちづくりに関しては積極的にやっていってほしいなというのと、新駅設置についても、市が先頭を切って、まちづくりを含めてやっていっていただきたいという思いでいっぱいでございます。  最後に、市長にお伺いをさせていただきます。  市長もいろんなところで答弁をしていただいているんですけれども、この医大周辺のまちづくりについては市が先頭を切ってやっていくんだという答弁もされております。再度、この新駅、また、まちづくりについて市長の思いを答弁していただきたいと思います。 110: ◯副議長(たけだやすひこ君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 111: ◯市長(森下 豊君) 亀甲議員の質問にお答えいたします。  名前、言い方からするとまちづくりなんですけども、これ、まちづくりというのは、一方の見方からしてのまちづくりでございます。結局は、人づくり、地域づくり、これを目途としてやっておりますので、かなりの予算をいろんなことに投入するわけでございますが、それによって人がそこに集う、働く場ができる、そして、そこから収益ができる、いろんなことを重ね合わせてのまちづくりだということをご認識いただきたいと思います。 112: ◯副議長(たけだやすひこ君) 亀甲君。 113: ◯2番(亀甲義明君) ありがとうございました。  僕、大した人間と違いますけれども、僕もそういうふうに思っておりますし、これで橿原市が本当に栄えていって、本当に雇用も生まれて、人が集まる地域になってほしいという思いは変わりませんので、これからもまた自分のできることはしっかりとさせていただきたいと思いますので、以上で一般質問を終了させていただきます。  ありがとうございました。             (2番 亀甲義明君 自席へ戻る) 114: ◯副議長(たけだやすひこ君) この際、暫時休憩いたします。13時から再開いたします。               午前11時32分 休憩              ─────────────               午後 1時01分 再開 115: ◯議長(松木雅徳君) 休憩中の本会議を再開いたします。  それでは、次に、高橋圭一君の質問を許可いたします。高橋君、質問者席へ。           (13番 高橋圭一君 質問者席に移動) 116: ◯13番(高橋圭一君) 高橋でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。  なお、質問内容を精査した結果、順番を変えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  1つ目の質問です。3番に予定しておりました各種審議会・協議会等のあり方についてから始めます。  私が議員になる前に、橿原市PTA連合会の副会長をさせていただいておりました。そのとき、当時の会長より、「橿原市生活安全推進協議会に出席できないため、代理で参加してほしい」との要請があり、初めてこの4階にある委員会室で行われた会議に出席しました。すると、内容がPTA活動に関係する案件がかなりあったため、ずうずうしくも意見を述べさせていただいた経験があります。議員にならせていただいてから、市の審議会や協議会をいろいろと傍聴させていただいておりますが、橿原市PTA連合会として出席すべき会議の多いこと。先日、集計したのをいただいたんですけれど、かなりの数があるんですね。教育委員会関係が主なんですけれど。
     それで、皆さんご存じのように、現在、PTA会長、どこもそうですけど、特に橿原市PTA連合会の会長というのは、仕事がサラリーマンであったり、公務員、自営業、主婦という形で多岐にわたります。やはり現役ですから忙しい方ばかりです。平日の午前中や午後に開催される会議に出席するには厳しいものがあるかと思います。  まず最初の質問です。社会教育課が管轄であると思いますけれど、橿原市PTA連合会からこの点について相談を受けたことはおありでしょうか。 117: ◯議長(松木雅徳君) 田原生涯学習部長。              (説明員 田原勝則君 登壇) 118: ◯生涯学習部長(田原勝則君) 生涯学習部の田原でございます。13番、高橋圭一議員さんの橿原市PTA連合会の会長の審議会等の出席の関連で相談を受けたかということでございますが、橿原市PTA連合会からは、会長がいろんな委員会の委員の委嘱を受けておって、多忙であってなかなか出席も難しいところがあるというご相談を受けて、いろいろそれについて協議をしたことはございます。 119: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 120: ◯13番(高橋圭一君) 数年前から、なかなか出席できない、仕事を途中でとめてということは私自身は聞いておったんですけれど、実際はこの協議会、審議会の内容というのも知らないままで委嘱されるということが多いかと思うんです。ですから、そういう意味では、PTA会長のみならず、副会長であったり、そのほかの事務局の方で手分けするというのも1つの手かなと思うんですけれど、これは会長に限定してないという場合ならば可能だと思います。ただ、この点、十分説明していただかないと、やっぱり受ける側も難しいかというふうに思いますので、お願いしておきます。  その各種審議会・協議会は、有識者や市民の代表の声を聞き、それを答申等に反映されるものだと思いますが、審議会・協議会というのは条例により設置されていますよね。その構成員を選び、委嘱するとは、一定期間をその任についてもらうということで規則等で決められているかと思います。  次の質問に移ります。  やむを得ず欠席する場合、代理を立てることは、その審議会それぞれの判断で対応可能でしょうか。 121: ◯議長(松木雅徳君) 西田政策審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 122: ◯政策審議監西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。13番、高橋議員さんの、今、各種審議会、条例等で決めておられるということで、代理出席できるのかどうかということをお尋ねでございます。  まず、各種審議会・協議会につきましては、条例において設置が規定されておるということは議員もご存じだと思っております。その中でどのような方に委嘱するかを規定しておるということで、委員について規定している条例・規則に代理出席等の規定がない場合は、委嘱された方のみが委員として出席できるということで、そういう規定がない場合は代理出席は認められないということになっております。  代理出席につきましては、条例・規則において規定すれば可能でございますけれども、本来の委員委嘱の意味から申しますと、ほかの委員さんとの兼ね合いもあるということで、一概にそのことを規定すればいいのかというものではないと考えております。  ただ、一方で、議員がお述べのとおり、審議会等は、原則、全員の委員さんが出席して開催されるべきものでありますので、その委員の規定の仕方が、関係者・学識経験者等になっているものについては、出席可能な方に委嘱できるようにするなど、審議会ごとに対応し、また、委員さん全員の意見が聞ける審議会にしていきたいと考えておりますので、まことに申しわけありませんけど、規定されていないとだめだということでございます。  以上でございます。 123: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 124: ◯13番(高橋圭一君) そのようにお考えいただけるならば、これをきっかけに規則であるとかいうものをもう一度見直していただきたい。そして、代理出席を一文入れなければならないと。これは入れようとかいうところをちょっと1回考えていただきたいなという形を要望しておきたいと思います。  実は、先ほど申しました審議会、私、初めて行かせていただいたときに、今こちらにいらっしゃいます岡崎副市長が当時の会長、今もそうだったかと思います。岡崎副市長と初めてお会いした場がそこだったと思うんです。そのご縁で副市長からも少し答弁いただけたらと思います。前向きにお願いいたします。 125: ◯議長(松木雅徳君) 岡崎副市長。              (副市長 岡崎益光君 登壇) 126: ◯副市長(岡崎益光君) 副市長の岡崎でございます。13番、高橋議員のただいまのご質問でございます。  今、議員さんがおっしゃっていただいたとおり、私もこの職について初めてぐらいの会議のときにお会いしている、1年目だったと思いますが、そのときにお会いさせていただいております。正直言いまして、あのときに代理出席をされたということで、かなり、印象には非常に残りました。悪い意味じゃないですよ。いい意味で印象に残りました。  今、議員さんのほうからご質問がありましたように、条例設置した委員会、また審議会については、やはり特定の方で意見を出して、なおかつ決めていただくような審議会等々になりますと、代理出席が可能かどうかというのは非常に難しいと思います。先ほど1つ出していただいた生活安全推進協議会については、やっぱり現場のケースの状況とか等々もお聞かせいただいて、その中から意見をまとめていただく会議でございました。そういう意味で、いろんなことを聞かせていただける場にはしていかなければならないと思います。  そういう意味でいきますと、最初に、やはり、PTA会長、連合会長と決めますと、もうその方だけしか行けない。そこの関係で「PTA連合会」という表現になっておったら、それは出していただく方でいけると思います。  というふうに、やはり会議ごとの、審議会ごとの中身をもう一度担当課としても見ていかなければならない。その中での委員の決め方についてはケース・バイ・ケースで十分対応できると思います。  この規定、条例で書いていくかどうかにつきましてはちょっと検討はしないといけないと思いますけれども、まずは依頼をするときのつくり方、また担当課の判断というのを最優先に、今のご意見をもとにして対応させていただきたいと思っております。  以上でございます。 127: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 128: ◯13番(高橋圭一君) ありがとうございます。きっかけとしていただいて。              (資料を質問者席より示す)  ここに、実は社会教育委員に関する条例というのがありまして、今おっしゃったように、ここでは「PTA会長」とは書いていないんですね。今おっしゃったように「PTA連合会」となると会長でも副会長でも代表する者でいいと。そのところも、やはり連合会の認識もなかったと思うし、そこは説明していただけたらというところから始めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。  続いて、2つ目の質問に参ります。2番の新規バス路線について。  昨日の質問にもありましたが、近鉄橿原神宮前駅からイオンモールへの新規路線を中心に、懸案の南西部バス路線をご努力いただきました。観音寺線とともに利便性が高まることが期待されます。近隣住民への交通手段の確保とともに、4月オープンの「シルクの杜」へのアクセスが増えたことは集客につながると思います。  もう1つ、高校への通学手段ができること。これ、私がちょうど高校1年生のときに橿原高校が開校したと思います。ですから、40年ぐらい前ですかね。そのときから橿原神宮西口駅からぞろぞろと橿原高生が歩いてという風景、全然変わってないと思います。橿原学院もありますし、そして奈良芸術短期大学というのもあります。この生徒たち、高校生が特に通学に利用するニーズがあるのかどうかというのは、何か聞き取り等、説明等で行かれたときにつかんでおられたらご答弁いただけたらと思います。 129: ◯議長(松木雅徳君) 福角まちづくり部長。              (説明員 福角幸生君 登壇) 130: ◯まちづくり部長(福角幸生君) まちづくり部長の福角でございます。13番、高橋議員のただいまのご質問にお答えさせていただきます。  昨日、神宮イオンモール線のご説明をさせていただいた折に、そのPRの1つの方法といたしまして、沿線の高等学校にも定期の関係でお話しさせていただいたということを申し上げました。今現在それを行っておりますのは、県立橿原高校についてはそういった形で学校へ赴きまして、生徒たちに定期やICカード等のご利用を促進していただくように学校関係の先生方にお話しさせていただいたという経過はございます。  なお、橿原学院、短期大学については、まだ今のところお声がけはいたしておりませんけれども、今後、機会を捉えてそういったお話もさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 131: ◯議長(松木雅徳君) 高橋圭一君。 132: ◯13番(高橋圭一君) 以前、40年前と今の高校生の気質もそうですし、捉え方も違うかと思います。全てが全てバスを利用するということではないと思うんですけれど、バスを利用したいなと思うときに利用できる、そういう本数も増えているわけですから、ぜひともそこのところへのご努力はやっていただけたらなと。  橿原学院にしても、近いといえば近いですけれど、雨の日であるとかいうときに使いたいなという子どもさんとかがいるならば、使ってもらえるようなことをお伝えいただけたらと思います。  次に行きます。  先日の予算委員会において、イオンモールについては新堂町の開発と相まって、バスターミナルの計画があると答弁されました。イオンモール周辺でのバスターミナル等の計画についてお聞かせください。 133: ◯議長(松木雅徳君) 福角部長。              (説明員 福角幸生君 登壇) 134: ◯まちづくり部長(福角幸生君) まちづくり部長の福角でございます。ただいまの議員のご質問でございます。  せんだっての予算委員会の中でバスターミナルのお話が一部出ておりましたけれども、重複する部分もございますけれども、改めてお話しさせていただきますが、現在のイオンモール西側でイオンの増床計画が予定されております。現在、発掘調査が行われておりまして、約1年ほどかかるということを聞いております。その後の施設建設が進めば、北側に隣接いたしましてターミナル用地の確保もされると聞いておりますので、これに合わせてバスターミナルの整備を行っていく予定でございます。このターミナルへは、現在乗り入れしておりますバス以外の発着も見込んでおりますので、平成30年度を目標に広域連携、すなわちハブ化を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 135: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 136: ◯13番(高橋圭一君) 南西部からイオンについてと関連するといいますか、北東部の話に少し進みます。  昨年の秋、私の議会報告会を地元でしましたときに、市長にもお越しいただき、そのときに、最後にこのようなチラシを配らせていただきました。              (チラシを質問者席より示す)  これは、橿原市地域公共交通会議を含めて奈良交通も入っておる、名前が、「地域のバスをみんなで守ろう 八木耳成循環線に乗ろう!!」というチラシなんですね。実は、私、これを配りつつも、この路線に乗った経験がなかった。ところが、想像すると、やはり大規模な住宅地が開発され、通勤、通学の利用者があっただろうと思われる。それが、どんどん高齢化になって、そして少子化になってということで、バスの利用者が少なくなっているなというのは想像にかたくないわけですね。  ところが、これがあったその後、交通対策協議会で新たな動きがあったと、県のほうも動いたということを伺っております。これについてもう少し、答弁もされているかと思いますけど、もう一度お聞かせください。 137: ◯議長(松木雅徳君) 福角部長。              (説明員 福角幸生君 登壇) 138: ◯まちづくり部長(福角幸生君) まちづくり部長の福角でございます。ただいまの高橋議員のご質問にお答えさせていただきます。  先ほど述べられました協議会の中での新たな動きということでございますが、まずもって、耳成循環線のこれまでの状況を少し触れさせていただきたいと思うんですけれども、この循環線につきましては、利用者の減少によりまして10年ほど前から赤字路線となっておりまして、平成27年度からは国とか市とかが補助を実施する路線となっております。沿線では奈良県の総合庁舎、あるいは、まほろばキッチンなどがやってまいりまして、生まれ変わってきてもおります。これを受けまして、バス利用促進のため、バス会社と本市のほうでは促進キャンペーンも行い、先ほど示されましたそういったリーフレット、チラシの類いもバス会社のほうから配られまして、周知を図っておるというような状況でございました。  そこで、先月行われました地域公共交通会議におきまして、県のほうでのいろいろ協力のお話もいただきました。私どもは総合庁舎のほうに循環バスを乗り入れていただきたいというような思いも持っておりまして、そのことを奈良交通、そして、受け入れ側であります県のほうにもお話しさせていただく中で、県のほうではこれを受け入れるための準備といいますか、大型ノンステップバスが総合庁舎に入らない、底をすって入らないという状況もございますので、これのスロープ改善のための工事も今後計画していくということ。それと、もう1つ、ハード的には、総合庁舎とまほろばキッチンの連絡通路がわかりやすくなるように改修していくという工事のお話もしていただきました。  それと、ソフト面におきましては、県のもう1つの動きといたしまして、総合庁舎に勤めておられます職員の方のバス利用につきまして、前々から市のほうから利用していただけるように県に要請しておったのでありますけれども、県のほうでは、バス利用の意向確認のためのアンケートを実施していただきました。その結果、総職員260人の方があの庁舎に勤めておられますが、そのうち約120人の方が、そうなればバス利用をしたいという意向を示されました。それを受けましてか、来年度からは、これまで認められなかった八木駅-総合庁舎間のバスによる通勤経路を県のほうで認めていただけるようになったということがこの前の公共交通会議の中でお話しいただいたようなことでございます。  なお、申し添えますけれども、これとは別に、まほろばキッチンを運営されますJAさんのほうにも職員の方や来客のご利用もいただけるよう働きかけも行っております。  今後、それらの施設改善と並行いたしまして検討を行い、関係機関とも協議の上、また地域公共交通会議に諮ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 139: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 140: ◯13番(高橋圭一君) 丁寧なご説明、ありがとうございました。  ちょっと質問を1つ省かせていただいた上で。ここも、今後は先ほどの南西部のようなハブ化というのもいずれ考えていってほしいなというふうに思いますので、また会議等でそのような話を進めていただければと思います。  最後に、この問題の最後なんですけれど、県南部、吉野郡を初め宇陀郡、南西部、山間地が抱える住民の足の確保というのは、人口規模の大小があるにせよ、人口減少社会、高齢化社会においては同じだと思います。現在、超小型モビリティの「MICHIMO」は、低炭素社会の実現に寄与する交通手段として、また、観光対策としても導入されていますが、これとは別に、トヨタ自動車も、当然ながら、自動運転車の開発と相まって、高齢者対策、公共交通への可能性を模索されているようです。バス路線だけではなく、「MICHIMO」のデータを十分蓄積されることを期待します。まだそんなデータもとっておらないかもわからないんですけれど。  これは観光だけにとどまらないと思います。地域公共交通会議では今回の新規バス路線の実現にご尽力いただいたわけですけれど、今後の高齢者対策もそこで検討していただけるのかなというところをお聞かせください。 141: ◯議長(松木雅徳君) 福角部長。              (説明員 福角幸生君 登壇) 142: ◯まちづくり部長(福角幸生君) まちづくり部長の福角でございます。ただいまの高橋議員のご質問でございます。今後の高齢者の交通手段の対策ということでございます。  その前に、「MICHIMO」のお話もしていただきましたけれども、「MICHIMO」につきましては、主に観光の対策といった方面での力を入れていきたいという思いでございますが、高齢者の交通手段の対策といたしましては、昨日も少し触れさせていただきましたけれども、路線バスのみならず、今後のお話ではございますけれども、デマンドタクシーであるとか、あるいは介護・福祉タクシー、そういった小型車両によりまして、地域に入り込んでいくような形の交通手段を今後考えていかねばならないのかなというふうに考えております。  どの地域に、どんな手法がふさわしいのか、市民の方々のご意見も聞きながら、関係いたします関連機関とも連携いたしまして、また、橿原市公共交通会議に諮って、いろんな方向性を出すための方針を定めてまいりたいと思います。  以上でございます。 143: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 144: ◯13番(高橋圭一君) ありがとうございました。  最後の質問です。じっくりとったつもりですけど、ちょっと予定より押してしまっていますので、簡潔にお答えいただければと思います。  新沢千塚公園拠点施設について。  4月にオープンされるこの拠点施設、愛称がついたということで報告を受けました。「シルクの杜」ですね。昨日の質問と重なる部分が多々あると思いますので、その点は簡潔にお答えをお願いします。  まず、先日の予算委員会でも答弁がありましたが、この健康ゾーンについては計画変更等いろんな要因が絡まり、事業費が膨らんだということは事実です。それだけに、市民の健康づくりを担う中核施設として期待するわけです。  まず最初、これまでの事業経過と事業費について、簡単にで結構です。お願いします。 145: ◯議長(松木雅徳君) 杉田総合政策部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 146: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。13番、高橋議員のご質問にお答えいたします。簡単にということですので。  当該事業につきましては、平成24年に都市計画決定の変更を行い、基本設計に取りかかり、同時に、新沢千塚古墳群公園内のそれぞれの施設の本来のあり方などを検討する「新沢千塚古墳群公園施設運営検討協議会」を立ち上げさせていただいて、その下部組織として「健康づくり・学習・交流拠点施設検討専門部会」におきまして、基本設計、実施設計、管理運営に至るまで、有識者や地域の方々を含めました第三者の方々からさまざまな意見をいただき、協議・検討を進めております。  この拠点施設の工事自身は、3月7日に竣工検査を行いまして、3月18日に施工業者から引き渡しを受けておりまして、現在、試運転を行っておる状況でございます。  3月26日からのプレオープンと4月24日のグランドオープンに関しましては、既に説明させていただいているとおりでございます。  あと、事業費についてでございますが、これも委員会のほうでは若干触れさせていただいております。新沢千塚公園拠点施設の事業費におきましては合計約13億9,000万、それと、周辺公園整備全体の事業費といたしましては合計約38億8,000万ということで、いろんな変更をもって最終的にこのような額になる見込みでございます。  以上でございます。 147: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 148: ◯13番(高橋圭一君) 市民にとっても念願の施設がオープンするということですけれど、市内には、ちょうど橿原市の地図をイメージしていただくと、北東部は、ひがしたけだドームと、そして、北西部は曽我川緑地体育館、南東部は香久山体育館と、今回のこの施設の完成で、橿原市内の四隅に健康施設、スポーツ関連の施設が設けられたということになるかと思います。  今回の拠点施設のいろんな特徴があるかと思います。これも、いろいろある中でも、これというところ、施設とか機材等のポイントをお願いいたします。 149: ◯議長(松木雅徳君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 150: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。主に施設の関係ということでございます。  まず、浴場でございます。2つの浴場とも水温を42度に設定いたしておりまして、それぞれのお風呂のしつらえを変えさせていただいております。1週間ごとに男湯と女湯を入れかえさせていただいて、ご利用いただく予定をいたしております。
     また、水中のトレーニングということで温浴施設がございます。こちらに関しましては、歩行浴槽、エアロビクス槽、幼児用、ジャグジーとなっております。  また、トレーニングルームの運動機器につきましては、幅広い年齢層のユーザーに快適、効果的、安全にご利用いただける機器を選定いたしております。また、動かす速度に応じて負荷が変動する機器等も配置しております。機器の詳細につきましては、ランニングマシン9台、バイク6台、ステップ(有酸素、無酸素を選択してできるもの)2台などの人気のある器具を配置し、これ以外にも、筋力アップのためのフィットネス機器8台、合わせて計25台を配置いたしております。これら以外にも、教室なり、ダンス教室、カラオケ機器等を配置いたしております。  以上でございます。 151: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 152: ◯13番(高橋圭一君) ありがとうございます。  今までの施設でのいろんなアンケートもとられた上で、最新の機器の導入をしていただけるのだと思います。  今のお話も伺った中で、やはりほかの3つの施設とは大きく違うのは温浴施設があるということ、そして逆に、いろんなスポーツゲームをする体育館のような、アリーナのようなところはないんだなというふうに感じるんですけれど。  ちょっと余談にはなりますけれど、スポーツ施設というのはそこでは想定されなかったということなんですけれど、これは12月の私の一般質問のときにもたまたまあったんですが、バドミントンの高松ペアをご紹介しました。くしくも先日、2週間ほど前に全英オープンで38年ぶりの優勝をされたと。ご存じのように高橋礼華選手は橿原市の出身、白橿南小学校でしたね。女子シングルスの奥原希望選手も39年ぶりの優勝ということで、バドミントンというのは、にわかに世界で通用するというところまで来ているかと。その中に高橋選手が橿原市出身だということは非常に喜ばしいことなんですけれど、リオオリンピックに向けて橿原市として何かできることがあればお聞かせいただければと思います。 153: ◯議長(松木雅徳君) 鶴田市民文化部長。              (説明員 鶴田利彦君 登壇) 154: ◯市民文化部長(鶴田利彦君) 市民文化部長の鶴田でございます。13番、高橋議員の質問にお答えいたします。  議員お述べの高橋礼華選手は本市白橿町出身のバドミントン選手で、先日開催されました全英オープンのダブルスで世界一の快挙をなし遂げられました。そして、今年8月開催のリオデジャネイロオリンピックでメダル獲得に近い位置におられると評されておりますことはすごい、また、すばらしいことでございます。市といたしましても、ぜひ応援していきたいと考えております。  現在のところ、オリンピック本番に向けての練習を控えておられ、非常にスケジュール管理やモチベーション管理の貴重な時期ではございますが、時間がおとりできますなら、激励や交流の場を持っていきたいと考えております。そして、本市市民でこのようにすごい選手がおられることを市民にも広く発信していきたいと考えております。  以上でございます。 155: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 156: ◯13番(高橋圭一君) ちなみに、昨日もちょっと言われたんですけれど、同じ高橋なので、「ご親戚ですか」と。高橋というのは全国に何十万、何百万人もいるので、どこかでつながっているかもわからないですけど。たまたまそういう選手がいらっしゃるということは、私も去年、おととしまで知らなかったんです。でも、その世界では非常に有名だということをやはり市民の方々にも知ってもらいたい、そして、市民一丸となって応援するような形で進めていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。  話をもとに戻します。  葛城市にウェルネス新庄という施設があります。確認しましたら、平成16年に合併前の新庄町が建設した健康施設で、当初からコナミスポーツが指定管理となっておるようです。その後、平成26年度においても、今、27年度が終わるわけですけれど、データとしては26年度のデータを聞かせていただくと、年間利用者は延べ33万人、そして、週1回ないし2回の休日があるので、1日利用者平均は約1,000人を超えると聞いております。私も実は何回か行かせていただいているんですけど、朝の10時からいっぱいです。温浴施設もそうです。最新のランニングマシンも順番とりです。順番とりにまたいろんな問題も出るかもわからないんですけれど。  このような施設が近くにあるわけですけれど、もちろん葛城市民が利用者の中心です。ところが、やはり私もそうですけど、近隣の大和高田市、御所市、橿原市の南部からも利用者があると聞いています。  そこで、ウェルネス新庄を初め、民間、公共の近隣施設などを参考にされましたでしょうか。 157: ◯議長(松木雅徳君) 杉田総合政策部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 158: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  近隣施設の運営方法等につきましては、市内の体育館やコナミスポーツクラブ大和八木、グンゼスポーツクラブ橿原、スイミングスクールのほか、市外の施設といたしましては、議員お述べのウェルネス新庄、また、大和郡山にございます九条スポーツセンターや、平端にございます県の「まほろば健康パーク・スイムピア奈良」などの情報を収集いたしました。それによりまして、当該施設の料金設定や運営管理などの参考といたしたところでございます。  以上でございます。 159: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 160: ◯13番(高橋圭一君) 実は、このウェルネス新庄、コナミスポーツのメニューでされておるので、ひょっとしたら、コナミスポーツの大和八木と似通った部分はあるかと思いますけど、非常に廉価なんですね。利用料金というのは、ここでは、基本的に、レギュラーメンバーは5,000円、1年一括払いで5万5,000円、夫婦でやると2人目は4,500円というふうな、これは口座引き落としという形をとっておられるんですけれど、非常に費用対効果があるかなというふうに思います。  今回の施設、利用料金について工夫された点があればお聞かせください。 161: ◯議長(松木雅徳君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 162: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  料金設定、かなり細かくさせていただいておりますので、全て説明するわけにはいきませんので、若干だけ説明させていただきます。  浴場の使用料金は、一般の方で500円、70歳以上の市内の方及び市内の学生の方(中学生以上)につきましては1回250円とさせていただいております。また、小学生に関しましては200円、就学前児童に関しましては100円といたしております。  また、トレーニングルームのことでございます。こちらに関しましては、浴場とセットで使っていただく料金設定といたしております。単独での料金設定はいたしておりません。それに関しましては、一般の方が1回800円、市内の70歳以上の方・市内の学生の方(高校生以上)で550円という形になっております。  また、トレーニングルーム、温浴施設、浴場、全てを利用していただく料金として、一般の方で1回1,000円、市内の70歳以上の方・市内の学生の方(中学生以上)で750円といたしております。  また、健康づくりを維持していただくために、1カ月定期及び3カ月定期を割安に設定させていただいております。これも一例だけ挙げさせていただきます。市内在住70歳以上の方で1カ月3,300円、3カ月で8,400円ということで、3カ月でしたら1カ月当たり2,800円ということですので、ウェルネス新庄さんよりは割安というふうに考えております。  以上でございます。 163: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 164: ◯13番(高橋圭一君) 料金というのも結構気になるところですので、そのような工夫をされた上で、定期も含めて会員というやり方も1つのポイントかなというふうに思いますので、また今後考えていただけたらと思います。  この前の説明でも、今回は直営でいくというふうに聞いております。一部ミズノスポーツに運営委託をされるということなんですけれど、最初、直営でいくというところから、その理由、そして、ほかの施設はミズノスポーツさんがやっておられると思いますけれど、指定管理の導入についての方向性、なおかつ今の料金のほうでのご答弁をいただきましたけれど、営業時間というのは、これも夕方、夜、仕事帰りとなってくると、やっぱり10時とか11時までやるというところが非常に大事になってくるんじゃないかと。他市さんとかウェルネスさんの利用状況もまた検討していただいた上で、そのような可能性、それも含めてサービス向上への取り組みというのがお聞かせいただきたい点です。 165: ◯議長(松木雅徳君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 166: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  議員お述べのように、現在、ミズノスポーツサービスを選定いたしまして、準備業務を含めた運営管理を行っておるところでございます。スポーツ部門の専門的な立場からも運営管理についての提案をプロポーザルとして受けまして、現在、より充実した管理運営を進めておるところでございます。  指定管理に対する考え方でございます。新沢千塚公園拠点施設につきましては、先ほど議員もお述べのように、本市南西部における学習・交流及び観光の拠点となる施設でございます。当然のことながら、管理運営に関しましては、指定管理を目指すべきとして計画を進めてきた経緯がございます。しかしながら、現在、まだ運営をいたしておりませんので、年間の利用者数、また、見込み等が立ちにくい状況でございます。本市といたしましては、最低でも1年間の管理運営や営業実績となる利用者数、管理運営等にかかる費用など、また、議員お述べの開館時間の影響や延長も含めまして、より一層のサービス向上を図るべく、さまざまな分野の状況を考慮した上で指定管理に移行すべきであると考えております。その期間が、1年で準備ができるのか、2、3年かかっていくのかというのも含めまして、適切な時期に、また、この施設だけに限らず、周辺の施設も含めまして指定管理へ移行してまいるよう考えておるところでございます。  以上でございます。 167: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 168: ◯13番(高橋圭一君) ありがとうございます。  利用者数は当然多いほうがいいかと思います。当然ながら、多くなるに伴って収入も増えていくということですので、そのような施策というものをまた考えていっていただきたいと思います。当然ながら、予測の人数というのは持ち合わせておられると思いますので、それをはるかに超える利用者があればというふうに考えております。  先ほどの質問でも触れたバスについてなんですけど、バスも利用者が、利便性が向上したことによって、バスによって来られる方がおられるかと思いますけど、やはりマイカー利用が多数を占めると思います。ウェルネス新庄でも200台あるんですね。かなりの数があるなと思うと、200台あるというふうに聞いております。ところが、朝の10時の時点でいっぱいというように、最近、第2駐車場、これは新しいんですけれど、やっぱり満杯なのでということで、ちょっと離れたところに第2駐車場を確保された、60台。ですから、合計260台を確保されておると思います。  次の質問に入る前に、南側の集客施設にも駐車場があるかと思います。このように、この拠点施設、健康づくりの施設の利用者に対する駐車場について、今のところ考えておられることをお答えいただきたい。 169: ◯議長(松木雅徳君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 170: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  まず、駐車場の現状も含めましてご説明させていただきます。  拠点施設の地下1階、実際には1階というふうな感じになるんですけども、扱いとして地下1階という形にさせていただいております。こちらに関しましては、車椅子対応の2区画を含めまして、22台が駐車可能と現在なっております。また、議員お述べの県道南側に関しましては、一部未整備ではございますが、現時点で60台の駐車が可能となっております。  時間でございますが、現在では、9時から17時までをご利用いただくような状況となっております。拠点施設のグランドオープンに合わせましては、開閉時間を9時から22時まで延長する予定をいたしております。  なお、今後、28年度以降、周辺整備の中で、県道北側の施設として整備いたします立体駐車場、こちらに関しましては31台の駐車が可能となり、北側に関しましては、22台と31台を足して53台の駐車が可能となります。県道南側に関しましては、南群の工事がまだ残っておりますので、それが完成いたしますと、81台と大型3台の駐車が可能となる予定をいたしております。  また、公共交通の利用促進も図ってまいり、円滑なご利用を促進したいと考えております。  以上でございます。 171: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 172: ◯13番(高橋圭一君) 駐車場というのは、かなり、想定以上の利用ということであふれてしまうということもあるかと思います。歴史に憩う橿原市博物館の隣の駐車場もあるかと思うんですけれど、ちょっとこれ、オープンから対応を要注意ということにしていただけたらと思います。  次に、南側の集客施設について質問させていただきます。  昨日の答弁にもありましたように、地元の組合がつくって、物販、飲食の提供をされると聞いております。明日香の飛鳥駅前に夢販売所というのがありまして、そして、JAのまほろばキッチンもありますけれど、こちらにも視察をされておると聞いております。特に明日香の夢販売所は、前店長、若い店長ですけれど、接客業のご出身で、なおかつ物販にもいろんな工夫をして、そしていろんな発信をされて、熱心に研究されて、情熱を持って取り組まれていたようです。この方はまた新しい仕事に向かわれているようなんですけれど。  物販、飲食というのは、立地にも左右されますが、綿密なマーケティングと販売促進のためのノウハウが不可欠だと思います。ここの管理運営体制とノウハウの習得等についてお伺いしたいと思います。 173: ◯議長(松木雅徳君) 杉田部長。              (説明員 杉田幸司君 登壇) 174: ◯総合政策部長杉田幸司君) 総合政策部長の杉田でございます。ただいまのご質問でございます。  まず、集客施設の管理運営につきましては、議員お述べのとおり、農事組合法人新沢千塚ふれあいの里によりまして、公園施設の管理許可申請が提出される予定でございます。これに対し許可することを予定しておりまして、橿原市財産条例に基づき、当該農事組合法人との間で、土地・建物の使用料を徴する契約を締結する予定をいたしております。  ノウハウ等々に関しましては、先ほど議員お述べのとおり視察等を熱心にされておるところでございます。また、組合のほうで、昨年の11月から、月2回程度、農産物の直売を実施されており、この農産物の直売により、ノウハウを、少しずつではありますが、蓄積されているところでございます。品ぞろえにつきましても、出品される方を含め、徐々に増えてきておりまして、4月のグランドオープンに向け、鋭意努められておるところでございます。  以上でございます。 175: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 176: ◯13番(高橋圭一君) 北側とともに南側もやっぱりにぎわっていただきたい、にぎわってもらう施設にしてもらいたいなということで、そこのアドバイス等は今後もされていかれると思いますけれど、どうぞよろしくお願いいたします。  最後に、市長は施政方針でおっしゃっていますが、新沢千塚古墳群公園の南北の施設を核に、多世代間の交流の場となるよう、また、広く全国から来訪してもらえる新たな観光拠点となるように努めていきますと。そのためには、昨日の質問にもありました歴史に憩う橿原市博物館や、また、近隣の運動公園も含む一体をどのように広報していくか、最後に市長にお伺いします。  昨日、広報はご答弁いただいたんですけれど、いつものパターンかなというふうに思っているんですけれど、それ以外に、今までにない発想であるとか新たな広告媒体というものに取り組んでいただけるような、そんなアイデアがあるか。また、今お話ししました施策、施政方針をどのように具体化していくかというのが市長の思いとしてありましたらお伺いしたいと思います。市長にお願いします。 177: ◯議長(松木雅徳君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 178: ◯市長(森下 豊君) 13番、高橋議員の質問にお答えをいたします。  いい質問をたくさんしていただきまして、ありがとうございます。実は料金を決めるときも大変悩んだのが事実です。やっぱり我々が考えている料金と、きっちりとターゲットを絞って、今、いろいろ施設を言われましたけども、そことの競い合いというのは当然でありますので、我々は単体で勝負しているのではない、絶対勝たなきゃいけないという思いで料金設定もさせていただきました。今、まだちょっと出だしは苦労しています。歴史に憩う橿原市博物館もそうです。そして、これも多分苦労するだろうと思いますが、今回できます直売所もそうです。これ全てが千塚古墳群の中にある。それをまとめて「シルクの杜」というすばらしい名前まで頂戴いたしました。  この「シルクの杜」というのを少しだけお話しさせてもらうと、橿原市民ではなかったんですけども、隣でしたけども、いい名前をいただきました。シルクロードの東端ということ、そして、ちょうどこの古墳群ができた4世紀、6世紀、シルクの製法が伝わった時期ともかかわってくる。多分ですけど、桜井市にシルクの碑があるようにも私は聞いています。そういうシルクにかかわった、シルクロードの東端に当たるこの地に、我々は126号古墳からペルシャの茶わんもいただいたわけですから、間違いなくここが東端であるということを意識づける名前としては本当にすばらしい名前をいただいたというふうに考えています。  この中に、もちろん健康増進施設が一番のメーンになりますが、この健康増進施設も中だけじゃないんです。箱だけじゃなしに、千塚古墳群全部を使ってもらっての健康増進を担当の皆さん方とはお話をさせていただいています。いい天気の日には、もちろんおじいちゃん、それから子どもさん、みんなでピクニックに来てもらうというのも1つでもありましょうし、毎日そこを、いろんな起伏のあるところを歩いてもらうだけでも、これだけカロリーを使うとか、これだけ膝の状態がよくなったとかというのを感じてもらう、そういう場所でもあろうかと思います。規模からいいますと、かなり大きな規模になっていきますので、先ほど言いました駐車場も実は考えていますが、まだまだ駐車場としてお願いしに行かなあかんところも出てくるかなと思います。  そして、ちょうど畝傍山周辺、もちろん運動公園から新しく大学が移ってくるところから考えますと、あの場所が一体化してきます。その一体化してきた場所が、大きな人の流れが持つようにということで、今回質問していただきましたけど、公共交通で新しい路線をイオンまでつくらせてきましたけども、これも実は、公共交通というのは、昨日もちょっと答弁させてもらいましたけど、ずっと動くものです。成長し続けるものですので。最初の形はこうですけれども、大学とこの施設がつながるころにはその動きにまた公共交通がなってくるだろうし、京奈和自動車道の側道ができればそっちに向かっての公共交通になってくるだろうしということで、どんどん成長していく。また、箱物はできましたけども、箱物が4つの5つの、いろんなものが集まっての力というものはこれから成長するものだというふうに考えています。個々がばらばらではどうしようもありませんので、これからも、新しくできます魅力創造部、そこで1つにまとめていただいて、そしていろんな連携をしっかりとってもらって、そしてまた、外に向かっても、運動公園なり、大学なりも全部ひっくるめてで結構です。イオンも全部ひっくるめてもらって結構ですから、そういう動きをとれていければなと。  バスもそうなんですけども、例えば、この「シルクの杜」のラッピングを考えたり、バスにラッピングしたり、あるいはイオンに行くバスはイオンのラッピングをしたりということも当然ですけども考えさせてもらって、いろんな啓発運動。本当を言えば、学生さんにもっともっと乗ってもらいやすいようなバスの交通時間も考えていきたいなというふうに考えていますので、それも動きながら、走りながら考えていきたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。 179: ◯議長(松木雅徳君) 高橋君。 180: ◯13番(高橋圭一君) やはり、このように説明いただきますと、施政方針の棒読みだけではない、熱い思いが。やっぱり、市長はその思いをあちこちで語っていただきたいので。この前、シティフォーラムでは八木駅周辺のお話を熱く語っていただきました。まだ、いまだに批判もあります。でも、その信じた思いで市民に訴えていくということをこれからもやっていただきたいと思います。ありがとうございます。  今回の施設については、私たち議員も招待をいただいております。そして、自治会の方々、高齢者の方々もプレオープンということで招待いただいております。当然ながら、私たち議員が招待いただくからには、よさを我々が発言していかなければ。まだまだ改善すべきことはこうだよというのも含めて、それだけの覚悟を持って今度の招待していただく日に行きたいというふうに考えております。  時間がちょうどだと思います。うまくいったかなと自画自賛しております。これで今回の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。            (13番 高橋圭一君 自席へ戻る) 181: ◯議長(松木雅徳君) それでは、次に、奥田英人君の質問を許可します。質問者席へ。           (24番 奥田英人君 質問者席に移動) 182: ◯24番(奥田英人君) 24番、奥田英人。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、質問を行わせていただきたいと思います。  まず、一般質問を始めさせていただく前に、きょうの新聞で、橿原市消防団に最高栄誉賞、2015年度の「特別表彰まとい」が贈られたということを聞いております。これは、橿原市消防団でも特別な賞ということで、奈良県でも8団体目、すばらしい賞だということを聞いております。こういうふうな賞というのは、橿原市の安心パークで自主防災会、また自治会等が日ごろの消防団のもとで訓練をされていたことが評価されて表彰されたということも聞いております。やはり、この橿原市に「かしはら安心パーク」を建てていただいたということも感謝して、また、この表彰されたことに対してお祝いさせていただきたいと思います。おめでとうございます。  それでは、私のほうからの一般質問を行わせていただきたいと思いますけども、私、いつも防災の話しかしないとよく言われております。皆さんに防災の関心を持っていただき、日ごろの災害に備えていただき、まずは自分の命は自分で、また、自分の地域のことは自分でしっかりと守っていただきたいと思い、質問させていただきたいと思います。また、以前にも質問させていただいたことも少しあると思いますが、お許しをいただきたいなと思っております。  それでは、まず、初めから一問一答方式で行いたいと思いますので、理事者の方は簡潔明瞭にお答えいただきますようよろしくお願いいたします。  まず、地震の被害想定についてお聞きいたします。  初めに、基本的な部分で。日本に主な活断層は約2,000カ所もあると聞いております。奈良県に被害を及ぼすと想定されている活断層も8カ所もあると言われており、地震による被害想定についてお聞きしたいと思います。  30年以内に起こる可能性が高いと言われている南海トラフ巨大地震、また、奈良県に及ぶ巨大地震が起こると言われております。それぞれの震度や被害想定はどのようになっているか確認したいと思いますので、まずお答えいただけますか。 183: ◯議長(松木雅徳君) 西村危機管理監。              (説明員 西村良輝君 登壇) 184: ◯危機管理監(西村良輝君) 危機管理監の西村でございます。24番、奥田英人議員の質問にお答えいたします。
     地震の被害想定ということでございます。  まず、南海トラフ巨大地震についてであります。議員お述べのように、今後30年以内に起きます確率が70%から80%とも言われております。いつ起こっても不思議ではないこの巨大地震は、マグニチュード8とも9とも言われております。奈良県でも震度6強と考えられています。市町村単位での被害想定は現在出ておりませんが、死者数が全国で32万3,000人、奈良県では1,700人、倒壊家屋が、全国で238万6,000棟、奈良県では4万7,000棟と想定されており、東日本大震災の折には、死者・行方不明者合わせて1万8,000人余りでございましたので、人的な被害だけで、単純計算いたしますと30倍近い被害ということになろうかと思います。  また、奈良盆地東縁断層帯地震では、マグニチュード7.5、震度7となり、本市におきまして、死者600人以上、負傷者1,600人以上、全壊の家屋が1万3,000棟以上と想定しております。  以上でございます。 185: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 186: ◯24番(奥田英人君) ありがとうございます。  今言われたように、奈良県でも最も怖い地震、奈良盆地東縁断層帯地震と言われております。この地震は、マグニチュード7.5、最大震度7と今、答弁いただいたように、本当に大きな地震が揺れると言われております。また、震源地が浅く、突き上げるような揺れで、数秒揺れ、甚大な被害が予想されているともお聞きしております。  こういうふうな大きな地震があるということですけども、次に、市の防災計画についてお聞きしたいと思います。  今もお話がありましたが、東日本大震災から5年が経過し、その教訓を踏まえて、災害対策基本法を初めとし、さまざまな法律や計画が見直しされています。また、平成23年には紀伊半島大水害も起こりました。局地的な豪雨への対策も考えなければと思います。  そのような中で、橿原市においても現在の地域防災計画を平成27年度、28年度の2カ年にわたり見直しされていると聞いていますが、その方針と現在の進捗状況をお聞かせください。 187: ◯議長(松木雅徳君) 西村管理監。              (説明員 西村良輝君 登壇) 188: ◯危機管理監(西村良輝君) 危機管理監の西村でございます。奥田議員のただいまの質問でございます。  議員お述べのとおり、現在、橿原市地域防災計画の見直しを、平成28年度末の完成を目指して実施しているところでございます。現行の地域防災計画は、前回、平成21年度に大幅な改正を実施いたしましたが、その後、東日本大震災が発生し、また、西日本にあっては南海トラフに起因する大地震の発生が懸念されています。国においては、災害対策基本法や河川法などの法改正、また、防災基本計画を初めとするさまざまな計画が見直されているところであります。これらとの整合を図ること、また、前回見直し以降、橿原市におきまして、毎年、全庁的な総合図上訓練を実施しておりますが、これらから得た経験やノウハウも地域防災計画に盛り込んでまいりたいと考えております。あわせて、今回、全国初の試みとなりますが、地域防災計画の電子化にも取り組んでおります。現在、これらの作業を計画作成班と電子化班を立ち上げ進めているとともに、全庁的な作業部会を定期的に開催し、進めているところでございます。  以上でございます。 189: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 190: ◯24番(奥田英人君) ありがとうございます。  地域防災計画の電子化ということで取り組んでおられるということで、またしっかり検討していただき、災害に強い橿原市防災計画を立てていただきたいと思っております。  次に、地域の防災計画についてお聞きいたします。  先ほどもありましたが、南海トラフ大地震の発生が危ぶまれておりますが、こういった大規模で広域的な大災害に立ち向かうためには、いわゆる自助、共助、公助が機能することが不可欠と考えております。市においては、今お答えいただいたように、地域防災計画の見直しを現在進めていただいているところでありますが、自助及び共助の部分、すなわちそれぞれの地域や地区においての防災計画作成はされておられますか。 191: ◯議長(松木雅徳君) 西村危機管理監。              (説明員 西村良輝君 登壇) 192: ◯危機管理監(西村良輝君) 危機管理監の西村でございます。地域の防災計画というご質問でございます。  本市では、平成7年に発生した阪神・淡路大震災を契機に、各自治会を母体とした自主防災組織の結成を促進してきたところで、現在、147組織が結成され、活動していただいているところでございます。  議員お尋ねの各地域における防災計画につきましては、この全ての自主防災組織において作成いただいておりまして、役割分担や一時避難場所・避難所などについての取り決めをしていただいているところでございます。  以上でございます。 193: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 194: ◯24番(奥田英人君) 次に、校区外への避難についてお聞きさせていただきたいと思います。  それぞれの自主防災組織において防災計画が作成されているということですが、その中で、避難所の考え方についてお聞きいたします。  避難所には主に各小中学校が指定されていると思いますが、そういった学校施設に避難する場合、いわゆる学校校区以外の住民が使用することは可能なんですか。また、可能であれば、そういった考え方でそれぞれの地域は防災計画を作成されているのですか。教えていただけますか。 195: ◯議長(松木雅徳君) 西村危機管理監。              (説明員 西村良輝君 登壇) 196: ◯危機管理監(西村良輝君) 危機管理監の西村でございます。奥田議員の校区外への避難についてのご質問でございます。  避難所につきまして、それぞれのご自宅から最寄りの施設を活用していただくよう周知しているところでございます。ただし、避難生活が長期化する場合は地域のコミュニティーも重要になることから、ご近所が同じ避難所を利用することが望ましいとも言われております。  また、その災害の種別や状況によって、不適切な場所であったり、経路であったりする場合もあることから、状況に応じて避難所を変える柔軟さが必要であるとも考えております。  今後も、住民の皆様が安全に避難するため、それぞれの防災計画の実効性をより高めるための指導をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 197: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 198: ◯24番(奥田英人君) ありがとうございます。  やはり、長期にわたっては、皆様方いろいろと、避難所では避難生活も大変だと思いますし、また、いろいろそういうふうな面でも、避難された方のことを考えながら、市のほうもいろいろ計画を立てていただきたいなと思っております。  次に、防災マップについてお聞きさせていただきたいと思います。  避難ということで、近年は局地的な豪雨による災害も大きな被害をもたらしております。昨年9月には、関東・東北豪雨と名づけられましたが、茨城県などを流れます鬼怒川の決壊により、常総市では8名の方が亡くなられております。平成26年8月には広島市で局地的な短時間の大雨で土砂災害が発生し、死者74名、家屋の全壊133棟など、甚大な被害を受けておられます。  これらの災害時に大きく取り上げられましたが、重要になるのが洪水などの防災マップだと思います。市では、以前作成され、配布されておられましたが、台風の大型化や災害の大規模化がさまざま言われております。防災マップの見直しなどについて計画されておられますか。 199: ◯議長(松木雅徳君) 西村危機管理監。              (説明員 西村良輝君 登壇) 200: ◯危機管理監(西村良輝君) 危機管理監の西村でございます。奥田議員の防災マップについてのご質問でございます。  洪水ハザードマップにつきましては、奈良県のデータを基礎にいたしまして、平成20年度に作成し、全戸配布をいたしております。この改定の見直しについてですが、奈良県におきまして来年度から、28年度から、洪水ハザードマップの基礎となる浸水想定区域図の見直しをされると聞いております。それが完成した後、各市町村でマップの作成に取りかかるという手順になります。  以上でございます。 201: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 202: ◯24番(奥田英人君) 県のほうでもハザードマップの見直し等もされているということで、県の動きも把握しながら、十分に連携を図っていただきながら、防災マップの作成に取り組んでいただきたいなと思っております。  次に、自主防災組織の訓練についてお聞きいたします。  住民が行う防災訓練について。先ほどからそれぞれの自主防災組織で防災計画を作成されているとお聞きいたしましたが、訓練も各組織で実施されているのですか。また、どういった災害を想定されて実施されているのか聞かせていただけますか。よろしくお願いします。 203: ◯議長(松木雅徳君) 西村危機管理監。              (説明員 西村良輝君 登壇) 204: ◯危機管理監(西村良輝君) 危機管理監の西村でございます。自主防災組織の訓練についてでございます。  各自主防災組織には、年1回の防災訓練の実施についてをお願いしているところでございます。訓練の内容については、多くの自主防災組織の方が「かしはら安心パーク」を活用していただいておりますが、地元で実施されるところもございます。また、その実施主体は地域によってさまざまで、小学校区単位で避難訓練や避難所運営訓練などを実施していただいている地域もございます。また、訓練の想定につきましても、その都度テーマを決められて、積極的に取り組んでいただいております。市といたしましても、これらに積極的にかかわることで、地域防災力の向上を目指しているところでございます。  以上でございます。 205: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 206: ◯24番(奥田英人君) ありがとうございます。  先ほども言いましたけども、「かしはら安心パーク」、こちらで地域の自主防災会、また地域の方々が、消防団の方を中心に、また職員の方が中心になって訓練をされているということで、やはりこういった「かしはら安心パーク」みたいな訓練施設は他市を見てもほとんどありません。本当にこれはありがたい施設だなと思っております。また、自主防災の皆さん、地域の方も大いに訓練に利用していただきたいなと思っております。  次に、学校の耐震化についてお聞きさせていただきたいと思います。  市内各小学校の体育館が避難施設となっておりますが、この施設の耐震化はどのようになっていたか、以前にもお聞きしたと思いますが、いま一度よろしくお願いいたします。 207: ◯議長(松木雅徳君) 辻岡教育総務部長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 208: ◯教育総務部長(辻岡章裕君) 教育総務部長の辻岡でございます。24番、奥田英人議員の質問にお答えいたします。  学校の耐震化のことでございますけれども、地域住民の避難所となります小学校、中学校の体育館の耐震化工事でございますけれども、これにつきましては、平成18年度から平成21年度の4年間で全て完了いたしております。また、小学校、中学校、幼稚園の建物の耐震化につきましても、平成18年度から実施いたしまして、今年度、平成27年度で全て終了いたしております。  以上でございます。 209: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 210: ◯24番(奥田英人君) ありがとうございます。  耐震化も既に終わっているということで、ありがとうございます。  次に、体育館を使った避難所体験学習についてお聞きさせていただきたいと思います。  インターネットなどで見ていると、学校で体育館に宿泊し、避難所の体験学習を行っている市町村があります。これは本当に生きた学習方法として、災害を実感し、また、災害への取り組みをより身近に捉えるものとして有効だと思いますが、本市ではこのような取り組みをされておられますか。 211: ◯議長(松木雅徳君) 辻岡教育総務部長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 212: ◯教育総務部長(辻岡章裕君) 教育総務部長の辻岡でございます。24番、奥田英人議員の質問にお答えいたします。  体育館を使った避難所の体験学習といったことでございますけれども、各学校においては、これまでも学校安全計画を作成いたしまして、職員研修等で共通理解を図りながら、それをもとに避難訓練等を実施し、防災意識・防災能力の向上に努めております。特に、小学校の教科書改訂に伴いまして、本年度より5年生の社会科においては、これまで以上に「自然災害から人々を守る」という単元に多くの時間をかけて学習しております。また、阪神大震災、紀伊半島大水害、東日本大震災等を教訓化しながら、学校が所在する地域や自然・社会の特性、実情に応じて指導内容を検討し、自分たちでできることを確かめながら防災教育を進めているところではございますが、ただ、体育館に宿泊しての避難所体験学習等を行っている学校はございません。  今後、地域が主体となって避難所体験学習なる活動を展開され、子どもたちも含めて一人一人が地域住民として活躍できることができるようになるための、地域を挙げて行われる防災教育には、当然、学校もその一員として協力をしていきたいと考えております。  以上でございます。 213: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 214: ◯24番(奥田英人君) ありがとうございました。  5年生の教科書からでしたか、防災のほうにも載せていただいていると、ありがたい話なんですけども。防災の教育もさまざまな取り組みがあると思いますけども、特に、やはり体験型の学習が成果につながるかなと思っております。今挙げた体育館での避難所生活というか、体験に関しても、本当に子どもたちにとってはどういうふうな生活、被災地でもいろいろございましたけども、非常に大変な生活だと思っておりますので、やはりこういうふうな体験もしていただきたいなと思っております。  また、着衣水泳などの水泳体験などは水害への対応にもなりますので、やはり教育というか、そういうようなところでもやっていただきたいなと。災害じゃなく、何らかの形でいろんなところに転落されたり、そういうようなことで水害に遭われるという可能性もありますので、やはりそういうようなこともちょっとやっていただきたい。  また、そのほかの火とかナイフなどを使ってサバイバル的な体験学習、これも正しい指導のもとで行えばいろんなものに役立つと思いますので、そういうようなことも、教育の点で、いろんなことで防災に取り組んでいただきたいなと思っております。これは要望にしておきますので。なかなかできないところもあると思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、また、全国には少年消防クラブというのもございます。少年・少女で結成された自主的な防災組織でございます。全国には4,749クラブ、42万人のクラブ会員が活動されていると聞いております。防災や防火についての知識を得ることによって、日ごろからの防災、また、防火に心がけておられるということを聞いております。本市でも少年消防クラブなどの結成を検討していただきたいと思っておりますが、なかなか答えも難しいかなと思いますので、これも要望にさせていただきたいと思います。  次に、地域で行う訓練についてお聞きさせていただきたいと思います。  先ほど、避難所運営訓練を実施している地域があるとお聞きいたしましたが、実際に市民の方が避難所に宿泊したり、炊き出しを体験したりとしたことを行っておられますか。教えていただけますか。 215: ◯議長(松木雅徳君) 西村危機管理監。              (説明員 西村良輝君 登壇) 216: ◯危機管理監(西村良輝君) 危機管理監の西村でございます。24番、奥田英人議員の質問にお答えいたします。  避難所を利用した避難体験訓練についてでございますが、これにつきましては、以前、ちょっと何年前かはわからないですが、公募された家族を対象に、実際に香久山体育館を利用し、実施した経緯がございます。議員お述べのように、今後もその必要性を検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 217: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人議員。 218: ◯24番(奥田英人君) 私、ちょっと記憶がなかったので、申しわけございません。何かそういうふうに実施されたということは、今、答弁いただきましたけども、やはり実際こういうふうにして体験されるということは本当に大事なことかなと私は思っております。  また、今、避難所では段ボールを使ったベッドとか、そういうふうなこともございます。また、実際には災害時ぐらいしか使えないと思いますけど、段ボールでつくったトイレとか、そういうふうなものもございます。やはり、実際使用というか、体験していただいて、災害に備えていただく、心準備をしていただくというのは大事かなと思っております。  最後にお聞きします。市の防災訓練についてお聞きいたします。市において総合防災的な防災訓練、隔年で実施されていると思います。災害時にはさまざまな関係機関との連携が必要になってくると思いますが、その中でも、県や近隣市町村との連携が不可欠であると思いますが、そういったことで実施されている考えとかはありますか。 219: ◯議長(松木雅徳君) 西村危機管理監。              (説明員 西村良輝君 登壇) 220: ◯危機管理監(西村良輝君) 危機管理監の西村でございます。奥田英人議員のご質問にお答えいたします。  市の総合防災訓練についてお答えいたします。  議員お述べのように、市では関係機関と連携した総合防災訓練を2年に1度開催しております。前回は昨年度、警察、消防、自衛隊といった防災機関、また、国土交通省、県土木事務所、関西電力、大和ガスなどといったライフライン関係機関等と連携した防災訓練を橿原運動公園で実施いたしております。
     28年度につきましては、この奈良県におきまして、近畿府県の全ての消防組織が参加する緊急援助隊合同訓練が、10月に2日間にわたって開催されると聞いております。運動公園がその会場となります。奈良県もこの訓練を県総合防災訓練として合同開催されることから、本市につきましても、この訓練を消防機関や奈良県との連携の機会と捉え、合同で開催するべく調整中でございます。  以上でございます。 221: ◯議長(松木雅徳君) 奥田英人君。 222: ◯24番(奥田英人君) ありがとうございます。  県、関係機関と連絡をとっていただき、災害に強い橿原市をつくっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、災害の土地柄でありますが、決して橿原市も災害の少ない場所ではないと言われております。やはり、過去には大きな地震もあったということも言われておりますので、皆様方が決して油断することなく、絶えず緊張感を持っていただき、日ごろの防災事業にまた取り組んでいただき、そして、災害に強い橿原市をつくっていただくよう要望して、これで一般質問を終わらせていただきたいと思います。  ありがとうございました。            (24番 奥田英人君 自席へ戻る) 223: ◯議長(松木雅徳君) この際、暫時休憩いたします。再開は14時45分から。                午後2時30分 休憩               ────────────                午後2時47分 再開 224: ◯議長(松木雅徳君) 休憩中の本会議を再開いたします。  昨日の奥田 寛君の一般質問の発言で議長一任となっておりました。本人から発言の訂正の申し入れがありましたので、許可したことをご報告いたします。  それでは、次に、森下みや子君の質問を許可いたします。森下君、登壇願います。              (3番 森下みや子君 登壇) 225: ◯3番(森下みや子君) 3番、森下みや子でございます。今議会最後の一般質問ということでございますので、どうか皆様、最後までよろしくお願いいたします。そして、市長並びに理事者の皆様方には前向きなご答弁をいただきますようによろしくお願いいたします。本日は、少子化対策について、そして、もう1点は、介護予防・日常生活支援総合事業について、この2項目についての質問をさせていただきますので、どうか最後までよろしくお願いいたします。  それでは、まず1点目、少子化対策について。  その1、子育て世代包括支援センターの設置推進について質問をさせていただきます。  私ども公明党は早くから、切れ目のない妊娠・出産支援に力を入れ、出産育児一時金の創設と特定不妊治療の支援、また、妊婦健診の14回公費助成などを推進してまいりました。2010年に公明党のうつ対策ワーキングチームが中心になり、重症化しやすい、児童虐待にもつながりやすい産後鬱について、産後の母親を孤立させないためにも、寄り添う形のきめ細かな施策で取り組んでまいりました。  全国的に今年度より、子育て世代包括支援センター事業が本格実施いたします。厚生労働省は、「まち・ひと・しごと創生基本方針」等において、妊娠期から子育て期にわたるまでのさまざまなニーズに対して総合的相談支援を提供するワンストップ拠点である子育て世代包括支援センターの整備を図り、おおむね5年後までの平成32年度までに全国展開を目指していくと位置づけております。平成27年度は150の市町村で実施、平成28年度は251市町村(423カ所)が実施予定となる見込みでございます。本市においても、保健センターを中心に、健康増進課、子育て支援課等が妊娠期から子育て期にわたるまでの数々の支援を実施いただいておりますが、切れ目のない取り組みの連携強化を図っていくことが重要であると考えております。昨年の12月議会におきまして、私ども公明党同僚議員からの質問に対して、平成28年度から関係各課とともに検討を進めていく予定とのことでございました。  そこで、お尋ねいたします。子育て世代包括支援センターの仕組みづくりをどのように考えているのか。また、開設に向けて、いつごろをめどとしているのかを伺わせていただきます。  2番目、不妊・不育症治療に助成制度について質問いたします。  子どもを産みたくても、不妊や不育で悩んでいる市民の方々の支援として、本市独自の一般不妊・不育症治療に助成制度の導入が急務であると考えております。子どもを希望する夫婦の10%が不妊と言われております。また、6組に1人が不妊とも言われております。本市における年間の出生数は約1,000名と聞いておりますが、その約10%ということで、ざっと単純計算ですけれども、約100名の方々が不妊で悩んでいらっしゃるのかなというふうに思っております。  近年、晩婚化が進む現況の中で、年齢が高くなるに従い、不妊症が上がる傾向にあると言われてもおります。国は、2015年度補正予算において、特定不妊治療の経済的負担の軽減を図るため助成をするもので、補助率の負担割合は、国2分の1、県2分の1となっております。助成制度のあるこの特定不妊治療を受診する前に、タイミング療法や薬物療法、また、人工授精、男性の不妊治療等の一般の不妊治療が必要となります。この治療は保険が適用されておりますが、保険適用外の治療もあり、若いご夫婦にとって経済的、また、精神的負担が大きく、諦めてしまうケースもあるように伺っております。少子化対策、そして希望出生率1.8を実現していく意味からも、一般不妊治療に本市独自の助成制度を導入すべきと考えますが、いかがでしょうか。  次に、3点目、出会い・結婚サポート事業について質問いたします。  全国的に未婚化、晩婚化傾向が進行しております。政府は2015年版少子化社会対策白書を決定し、全国の20代から30代の男女2,643人に結婚や家族についての意識調査を実施いたしました。恋人がいない未婚者の集計で、60.8%の人が「恋人を欲しい」と思っているが、「出会いの場がない」と感じている人が55.5%、そして、「結婚相手は周囲の人に紹介をしてほしい」と思う人は54.2%という調査の結果が出ており、結婚しやすい環境づくりが急務であると考えられます。一昔前までは、地域に必ずといっていいほど、おせっかいをやいてくれる人がいましたが、最近は余り個人的なことに対して干渉はしなくなりました。  奈良県においても、全国に先駆けて「結婚ワクワクこどもすくすくプラン」を展開し、交流イベント等を企画し、出会いの機会を拡大しております。私もちょうど10年ほど前ですが、この奈良県の「結婚ワクワクこどもすくすくプラン」について検証させていただいたことがございます。晩婚化や未婚率を抑制する意味からも行政が後押しをすることが重要と考えます。そういった意味から、その必要性と、そして本市の取り組みについて伺います。  次に、大きな2項目め、介護予防・日常生活支援総合事業について質問いたします。  高齢化が急速に進展する中、住みなれた地域で自分らしい生活を継続していくためのサービスを充実させるとともに、地域包括ケアシステムの構築へ向けた取り組みが求められております。平成28年4月からは、介護予防に重点を置き、要支援1と2、そして相当の高齢者が可能な限り自宅で自立した生活を送れるように、日常生活支援総合事業を本格的に実施いたします。生活の支援を行っていただくことによって、生活の機能が維持されて、そして、生活が向上することを目指す事業であると思っております。今回の総合事業に移行することにより、介護認定を受けなくても、必要なサービスが短期間、1週間から2週間をめどに利用開始できます。この総合事業は、奈良県内で生駒市とともに先進事例として平成27年度から実施しております。  そこで、お尋ねいたします。平成27年度の実績から、利用者にとって介護予防等にどのようにつながったのか、また、この1年間を通して介護事業者はどのように機能してきたのか、また、今後改善すべき点はどのように考えているのかを伺わせていただき、1回目の質問とさせていただきます。            (3番 森下みや子君 自席へ戻る) 226: ◯議長(松木雅徳君) 桝谷健康部長。              (説明員 桝谷仁志君 登壇) 227: ◯健康部長(桝谷仁志君) 健康部長の桝谷でございます。3番、森下議員のご質問にお答えいたします。  子育て世代包括支援センターについてでございます。  先ほど議員のほうからおっしゃられましたように、国のほうは、平成32年度までに全国展開を目指すということでございます。橿原市におきましても、妊娠・出産からの切れ目のない子育て支援として、子育て世代包括支援センター等の整備につきまして、「橿原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中で具体的な施策として明記しております。  現在、健康増進課では、妊娠期から出産、子育て期まで、妊婦や乳幼児の健康診査や子どもの相談、教室、訪問等で支援を行っております。また、妊娠届時による保健師・助産師の問診、全ての乳児の訪問(未熟児訪問・新生児訪問・こんにちは赤ちゃん訪問)などを通しまして、継続支援が必要な母子に対して、より密なかかわりを行っております。また、子育て支援課では、こども広場や子育て支援センターなど、子育て支援を行い、昨年9月より、利用者支援事業として子育て総合窓口を保健福祉センター南館に設置しております。  子育て世代包括支援センターにおいては、健康増進課で行っております母子保健事業と利用者支援事業の基本型、国の言う基本型などのいわゆる連携の仕組みを整理し、妊娠期から子育て期にわたるまでの切れ目のない支援を進めていきたいと考えております。  機構改革によりまして、来月、4月から、子育て支援課、こども未来課、健康増進課が同じ部となります。平成29年度の整備に向けて、来年度、28年度より関係課とともに、連携の仕組みづくりなど、検討を進めていきたいと考えております。  続きまして、不妊治療の助成制度についてでございます。  これにつきましては、先ほど議員のほうからありましたように、現在、国が2分の1補助する特定治療支援事業という形で、県が、不妊治療のうち、体外受精であるとか顕微授精による治療を受けられた方に対して、治療費の一部を助成しております。  次に、一般不妊治療は、先ほど議員からもありましたように、タイミング法とか排卵誘発法などで保険適用されるところもあります。現在、奈良県内において一般不妊治療に対する助成制度を実施している市は、奈良市、天理市、宇陀市、桜井市の4市(その他、町村部)でございます。  今後の費用助成につきましては、国における特定治療支援事業の対象者等の見直しも実施されていますので、情報収集に努めるとともに、財政状況を見きわめながら前向きに検討していきたいと考えております。  続きまして、介護予防・日常生活支援総合事業の関係で、1年間どのように機能してきたのか、改善する点はあったのかというようなことについてご説明させていただきます。  総合事業につきましては、介護認定が要支援、もしくはチェックリストの結果、要支援相当とみなされる方が対象となります。今年度から実施しておりますが、まずは新規で相談があった場合には、窓口で詳細な様子と希望を聞いて、非該当と思しき場合に、チェックリストの説明をした上で、地域包括支援センターへ行かれるよう案内をしております。これは、当初、介護保険課の窓口でチェックリストを実施しておりましたが、地域包括支援センターにつなぐに当たり、利用者がチェックリストの内容説明等で二度手間にならないように、また、スムーズにサービスの相談に移行できるようにと考えた結果であります。その後、地域包括支援センターで希望確認とサービスのマッチングを行いまして、要介護にならないように必要な支援を行っております。  なぜほかの市に先駆けて実施したかといいますと、事業の見直しが可能になり、本格実施に当たって改善策を練ることができるからであります。そこで、事業内容等のアンケートを事業所あるいはケアマネジャーに行いまして、その結果を新年度に反映してまいっておるところでございます。  以上でございます。 228: ◯議長(松木雅徳君) 鶴田市民文化部長。              (説明員 鶴田利彦君 登壇) 229: ◯市民文化部長(鶴田利彦君) 市民文化部長の鶴田でございます。3番、森下議員の出会い・結婚サポート事業の必要性と今までの取り組みについての質問にお答えいたします。  議員お述べのように、全国的にも未婚化、晩婚化が進行しており、これらがさらに少子化を助長する要因となることから、未婚者に対し結婚を促す取り組み、特に若い人が結婚したいと思う意識を高める取り組みを充実することは重要であると考えております。  本市の出会い・結婚サポート事業につきましては、以前に商工会議所において実施していただいた「イルミde街コン」、また、昨年度に引き続き、本年度2回目を実施いたしました飛鳥リレーマラソン婚活の部がございます。飛鳥リレーマラソン婚活の部につきましては、通常のチームによる参加に合わせ、婚活を目的とした参加者を呼びかけ、マラソンを通じて良縁にめぐり合っていただこうというものでございます。本年度は23名の参加があり、アンケートの結果からも、今後の開催に向けて大変好評を得ております。  以上でございます。 230: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。           (3番 森下みや子君 質問者席に移動) 231: ◯3番(森下みや子君) 3番、森下みや子でございます。  ざっと答弁いただきました。まず、1点目の子育て世代包括支援センターの設置推進についてでございますが、28年度は関係各課との連携をとりながら、29年度から実施ができる方向で検討していきたいということですので、国が言っています32年度までにはできるということで、29年度に実施できるように関係各課と連携をとってもらいながら、橿原版のネウボラというんですか、子育て世代包括支援センターができますことをお願いいたします。  そしたら、子育て世代包括支援センターのほうでもう1点。5歳児健診というのがあるんですけど、先ほど部長のほうから、切れ目のない支援をしていただいているということで、新生児の健診、こんにちは赤ちゃん事業、そしてまた、3カ月健診、10カ月健診、1歳6カ月健診、そして3歳6カ月健診等と、トータル的に健診もしていただいているんですけれども、以前も私どもの同僚の議員のほうからも何度か質問させていただいているんですけれども、ちょうど5歳児という年齢は、ちょうど今、発達障がい関係の子どもさんもいらっしゃるということで、3歳児健診ではなかなか子どもさんの変化にはわかりにくいということで、大体5歳児ぐらいになりましたら集団行動しますので、そういった中で子どもたちの変化を見抜いていくこともできますし、また、保育園、幼稚園、そしてまた、小学校に上がる前の5歳児ですので、その場に小学校の先生も一緒に同席されて、子どもさんの状況を見ていくという意味からも5歳児健診というのは大変重要な取り組みであるというふうに思っております。そういった意味で、本市の考え方を答弁いただけますか。 232: ◯議長(松木雅徳君) 桝谷健康部長。              (説明員 桝谷仁志君 登壇) 233: ◯健康部長(桝谷仁志君) 健康部長の桝谷でございます。3番、森下議員のご質問にお答えいたします。  5歳児健診の導入についてでございます。  現在、本市では、母子保健法に基づき、1歳6カ月児健康診査、そして、3歳6カ月児健康診査を実施しております。発達障がいのスクリーニングを考える場合、1歳6カ月健診、3歳6カ月健診の精度を上げて、できるだけ早い時期に支援を開始することに重点を置く必要があると考え、健診後、精神面の発達等で気になる子どもについては、臨床心理士を複数体制にし、相談しやすい体制をとっております。  5歳児は、保育所、幼稚園に通所している子どもは園内で定期健康診断を実施しております。ふだんの子どもの様子をよく知っているのは保育士、幼稚園教諭で、園児に応じた指導を行っております。  現在、保育所や幼稚園に子ども総合支援センター、これは本市独自のものでして、子ども総合支援センターの教育支援課から、専門性を有する職員が巡回し、発達に対する相談・支援をする体制をとっております。また、5歳児に就学前健診も行っております。それと、小学校入学前には教育相談を必要に応じて、保育所、幼稚園、かしの木園から、障がいの見られる子どもに対して実施をしております。したがって、5歳児健診については、本市としては現在のところ実施を考えておりません。  以上でございます。 234: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。 235: ◯3番(森下みや子君) ありがとうございます。  考えていないということでございました。今回の子育て世代包括支援センターというのは、切れ目のない支援をしていくということで、総合支援センターのほうで対応していただいているということでしたので、その対応はすごくいいこと、いい対応をしていただいていると思っております。幼稚園に通っておられる、また、保育園のほうに通っておられる子どもさんは、多分、ほぼ100%ですか、本市は。そうでもない可能性もあるとは思うんですね。そういった意味からも、切れ目のない支援ということですので、全国的に5歳児健診というのもされておりますので、またそういう取り組みも大事な取り組みであると思いますので、そういった5歳児健診なんかも対応してもらえたらなというふうに思っております。  私、先日、愛知県の高浜市のほうに子育て世代包括支援センター、言うたら高浜版のネウボラということで視察させてもらってきました。ここでは「1歳バースデー訪問」ということで、ちょうど、こんにちは赤ちゃん事業もありますし、また1歳半健診もあるんですけれども、どこに切れ目があるのかなということで、保健師さんがずっとチェックをされまして、ちょうど1歳のところがあいているということで、「1歳バースデー訪問」ということで高浜市独自のそういった制度もしているということもおっしゃっておられましたので、切れ目のない支援構築のためによろしくお願いしたいと思います。  そして、次なんですけれども、産後の鬱ということで、先ほど少し触れさせていただきましたが、出産後に体調が崩れて精神的に不安定になりがちなお母さんに対して、産後鬱の解消に向けた取り組みとして、育児不安の解消や、また、児童虐待防止のために、母子を支える体制づくりが重要であるというふうに考えております。  そういった中で、産後ケア施設について本市の考え方はどうかなと思うんです。この産後ケア施設というのは、産婦人科等々での施設、まあ言うたらデイサービスのような形の施設であるんですけれども、病院との交渉をかけ合っていただいて、本市としても、産婦人科は、橿原市にとっても、大体3施設だったと思うんですけれども、余り多くはないんですけれども、3施設、どこか交渉していただいて、お母さんが産後の鬱予防のために、また、少しでも産後の肥立ちということで、子どもさんを産んだ後のお母さんの体の静養のためにとれるような、そういう産後ケア施設というものの導入もちょっと検討していただきたいと思うんですけれども、その点についてご答弁をお願いいたします。 236: ◯議長(松木雅徳君) 桝谷部長。              (説明員 桝谷仁志君 登壇) 237: ◯健康部長(桝谷仁志君) 健康部長の桝谷でございます。3番、森下議員のご質問にお答えいたします。  産後ケア施設についてでございます。  これにつきましては、ショートステイ等、協力いただけるかどうか、産科医療機関に交渉して検討していきたいと考えております。来年度検討していきたいと考えております。交渉ですけども。 238: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。 239: ◯3番(森下みや子君) そしたら、交渉のほうに行っていただけるということですので、少し前進できたかなというふうに思っております。こういう施設があるというだけでも、すごく若いお母さん方にとりましては安心感もありますし、今、本当に核家族化で、そしてまた、晩婚化ということで、昔でしたら里帰り出産で、実家で私もゆっくりと休ませていただいた経験があるんですけれども、本当に最近はそういったところもなく、苦しんでいるお母さん方もいらっしゃいますので、産後におけるケアの施設の対応をよろしくお願いいたします。  先ほど言わせてもらいましたように、愛知県の高浜市におきましても、また、静岡県の三島市のほうも行かせてもらったんですけれども、両施設とも産後ケアの施設を設置されておりました。ちょうど静岡の三島は、橿原市、本市とよく似た人口形態で、そこは病院が2カ所しかないということでございましたが、しっかりと交渉していただいて、実現の運びとなっております。「利用状況はどうですか」ということを聞かせていただきましたら、現在のところまで1人も利用者はいないということでございますが、でも、利用者はいなくても、そういった施設があるというだけでも精神的に安心されるということで設置をされておられました。  そしたら、2点目の不妊治療・不育症治療に助成制度の導入について2回目の質問をさせていただきます。  先ほど部長のほうから答弁いただいたんですけれども、特定不妊治療は、かなり今回、国のほうでも予算が倍増になりまして、多い方でトータル45万円の不妊治療が受けられるということも伺っているんですけれども、本市独自の一般の不妊治療、先ほどお話しさせていただきましたが、そこに至るまで、やはり検査等々もされますので、費用的な面、また、精神的な面も負担がありますので、支援していただきたいなというふうに思っております。財政的な面を考えながら検討していくということで、少しは前進したのかなと思うんですけれども。  ちょうど私、今で4回目の質問になるのかなというふうに思っているんですけれども、その間に宇陀市もされましたし、桜井市もされましたし、そしてまた、後で不育症のことも言わせていただきますが、いよいよ桜井市は来年度から不育症治療にも支援をしていくということも聞いております。そういった意味で、本市も少子化対策の1つとして手を尽くせるものはしっかりと尽くしていただけたらなと思っております。本当に財政的には大変厳しいとは思うんですけれども、改善すべきところはしっかり改善してもらって、そして、そういうところにしっかりと手を差し伸べていただきたいと思います。  そして、この不育症治療なんですけれども、適正な検査を受けますと大体85%の患者が出産を迎えることができるというふうに伺っております。この不育症の治療におきましても、保険の適用するもの、適用しないものが同じくありますので、不妊治療についても財政的な面を勘案しながら検討するということなんですけれども、あわせてこの不育症治療に対しても本市の考え方を伺わせていただけますか。 240: ◯議長(松木雅徳君) 桝谷健康部長。              (説明員 桝谷仁志君 登壇) 241: ◯健康部長(桝谷仁志君) 健康部長の桝谷でございます。森下議員のご質問にお答えいたします。  妊娠はするけれども、流産、死産や新生児死亡などを繰り返し、結果的に子どもを持てない場合、不育症というふうに呼んでおります。  不育症相談につきましては、奈良県が奈良県医師会に委託して実施しております「奈良県不妊専門相談センター」において、面接相談と、奈良県でも専門の助産師による電話相談を実施しております。  橿原市におきましては、先ほど議員がおっしゃっていましたように、26年度の妊娠届出数は1,057件でございました。妊娠届出を出した妊婦全員が無事な出産につながらないため、不安な気持ちや悩みに対しては、「すこやか子ども相談」というのを橿原市でやっております。それとか、電話相談などで本人の気持ちを受けとめ、必要に応じて産婦人科や精神科などの専門機関へつないでいき、メンタル面等への支援を実施しております。  今後の取り組みについては、国の動向を参考にしながら、不育症に関するパンフレットの配布や「妊娠なんでも110番」、及び内膳町にあります奈良県医師会館で行っております県の不妊専門相談センターでの不妊・不育相談等に関する啓発、県との連携により情報提供や啓発で対応していきたいと考えております。  ご質問の経済的支援については、国や県等の動向を見守り、情報収集に努めながら勉強していきたいと考えております。  以上でございます。 242: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。 243: ◯3番(森下みや子君) そしたら、次に、3番目の出会い・結婚支援についてということで質問させていただきたいと思います。              (資料を質問者席より示す)  先日、橿原市人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生総合戦略(概要版)ということで見せていただきました。そして、この中を開きましたら、若い世代の結婚、また、妊娠、出産、子育ての希望をかなえるということで、基本の目標、数値目標等々も掲載されておりました。本市としまして、今後、担当というんですか、本市の担当課、機構改革、いよいよ28年度4月から改革されますが、この事業を推進していくためにも、行政がかかわることで本当に安心感があると思います。出会いの場づくりや出会う機会を提供することは本当に大変重要なことであると思っております。  そこで、民間との連携や、そしてまた、こういった出会いや結婚のサポート事業について助成制度等々の考えはあるのか、また、その方向性についてどのように考えているのかについてお尋ねをいたします。 244: ◯議長(松木雅徳君) 鶴田市民文化部長。
                 (説明員 鶴田利彦君 登壇) 245: ◯市民文化部長(鶴田利彦君) 市民文化部長の鶴田でございます。ただいまの森下議員の質問にお答えいたします。  市としてどこが担当するかという件についてでございますが、平成28年4月からは、市民活動部市民協働課の担任事務として実施してまいる所存でございます。なお、実施に当たりましては、その内容が、産業振興、男女共同参画、スポーツ振興事業など多岐に及ぶため、組織的に横の連携を図り執行するものでございます。  そしてまた、実施に際しましての民間との連携、助成等の方向性等の質問でございます。  奈良県において実施されております「なら結婚応援団」支援活動事業に加えまして、既に先進として取り組まれておりますいろんな事業、助成制度を参考としながら、どういったものが有効で、成果が上がっているのか勘案して実施してまいりたいと考えております。とりわけ、魅力のあるイベントとして実施するために、市民活動団体、ホテル、飲食店、橿原神宮等とも連携して、橿原市出会い結婚サポート事業、婚活ネットワークを構築し、若者の積極的な参画を促す中で、出会いや交流の場を創出して、より多くウエディングにつなげられるような取り組みを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 246: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。 247: ◯3番(森下みや子君) 3番、森下みや子でございます。  ただいま鶴田部長のほうから答弁をいただきました。婚活のネットワークということで、本当にいろんな企業やNPOや、また、本市市内にあるいろんな商店関係との連携をとっていただいて、そして1組でも多くのカップルが誕生できるような取り組みをもっともっと前に進めていただきますようによろしくお願いをいたします。  それでは、2つ目の介護予防・日常生活支援総合事業について質問させていただきます。  先ほど部長のほうからも答弁いただいたんですけれども、この事業は、利用者の方々にとっても、また、事業者の方々にとりましても、やはり介護保険制度が変わるたびに、本当にいろんな事務的な作業や対応等々、そしてまた、利用者の利用料金というんですか、そういった面でもいろいろと変化もしてきております。施設における利用料金が改正されまして、この改正も減額されるということでございます。こういった小規模の施設においては経営的に困難になる可能性もあるのではないかなというふうにちょっと懸念もしているんですけれども、そういった点について部長のほうからご答弁いただけますか。 248: ◯議長(松木雅徳君) 桝谷健康部長。              (説明員 桝谷仁志君 登壇) 249: ◯健康部長(桝谷仁志君) 健康部長の桝谷でございます。3番、森下議員のご質問にお答えいたします。  事業者の立場から、あるいは利用者の立場からということで見た場合に、事業者の料金が下がったことに対して、市としてどういうふうな補填とかを考えているのかというようなことだと思うんですけども、例えば、これまで1日分の利用料金の設定しかなくて、実際には半日しか利用していなかった場合に、半日分の利用料金ができたときに、これは適正な価格に設定させてもらったということで、差額に対して市が補填するということはできないと思うんです。  今回、28年度総合事業におきます利用料金の設定につきましては、国の示している単価はちょっと下がってきているんですけども、こういった半日利用とかいう場合につきましては、例えば通所サービスAという形での4時間未満の利用区分については、半日入浴加算ということで、1日当たり50単位を設定するというような形で、加算という形での配慮はさせてもらっております。  以上でございます。 250: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。 251: ◯3番(森下みや子君) ありがとうございます。  先ほど部長のほうから、介護保険料より補填はできないというふうなお話があったんですけれども、これから、今後経営していく上において、またいろいろな問題点も出てくると思うんです。先ほど少し言わせていただきましたが、制度が変わるたびに、やはり事務的な面でもかなり負担も増えてきますし、そしてまた、入浴にしましても、デイサービスは、4時間未満とか4時間以上とか半日でしたら、朝お迎えして、帰り、夕方に送るというのが今までのパターンだったと思うんですけれども、午前中だけでしたら1回、2回で済むのが、またもう一度送って帰ってくると。そういう面でも、やはり運転、送迎する方の人的な面でも負担がかかってくるとか、いろんなそういう不備や、いろんな問題点も聞かせていただいているんですけれども、こういった利用料金の設定等々も本市独自の、国の規定よりは上回らないという、何かその規定の中で設定もされていると思うんですけれども、そういったことも踏まえながら設定はされておりますが、何か一般財源の中から入れるとか、何かそういったようないろんな方法もあるかなと思うんです。  一応、厚生労働省老健局振興課地域包括ケア推進係というところ、厚生労働省のほうに少し問い合わせさせていただきましたら、介護保険より補填はできないが、一般財源を活用することは絶対できないことでもないというような言葉の返事もいただいておりますので、何かちょっと研究もしていただきながら、そういった市民の、また、利用者の方もそうですし、事業者の方もそうですし、対応のほうを考えていただきたいと思っております。  次に、高齢者のボランティア活動ということで、こういった自立支援に向けて、事業所の支援も大事ですし、また、元気な高齢者の方々にまた活躍をしてもらう場というのもすごく大事であると思います。そういった意味から、高齢者が地域でボランティア活動に従事することによりまして、社会参加や地域の貢献を促すとともに、高齢者自身の方々が介護予防にもつながってまいります。  本市におきましては、高齢者による介護支援ボランティア制度の「お達者サポーター」という制度が、ちょうど平成24年ぐらいにスタートしていただいていると思うんです。以前お話も聞かせていただいたんですけれども、地域によりましたら、介護支援ボランティアポイント制度というのがあるんですけれども、本市はポイントというよりも、ある程度、介護施設等々でボランティア活動していただきましたら、一定の期間を終えましたら、表彰状というのか、感謝状というのか、そういうのをいただけるということで聞かせていただいております。人数的な面で、一度ちょっと「お達者サポーター」のメンバーの数を聞かせていただけますか。お願いいたします。 252: ◯議長(松木雅徳君) 桝谷部長。              (説明員 桝谷仁志君 登壇) 253: ◯健康部長(桝谷仁志君) 健康部長の桝谷でございます。3番、森下議員のご質問にお答えいたします。  ボランティアポイント制度についてお尋ねだと思います。  まず、ボランティアポイント制度ということなんですけども、これは、資格を必要としないサービスを、サービス単価の高い専門職に頼らずに、資格を持っていないけども必要な知識を習得したボランティア等を活用して、介護保険の給付額を抑制しながら高齢者の生きがいづくりや介護予防につなげようという国の施策の一環で、ボランティアとして働いた方にポイントを付与して、そのポイントを保険料に充当するなど、対価を設定してボランティア制度を普及させようというものでございます。  これに関連して、橿原市におきましては、先ほどおっしゃいました平成24年度から「お達者サポーター」と称しましてボランティア養成講座を実施しておりまして、これまで53名の方を養成いたしました。現在、そのうち14名の方が市内の介護施設で受け入れしていただいて、働いていただいております。  本市では、先ほどもおっしゃっていただきましたように、ポイントを保険料等に換算する方法を実施しておりません。条件を達した方に感謝状を贈呈しております。本年度は2名のボランティアに感謝状を贈呈いたしました。  また、給付抑制策として、安価な人員確保のためにボランティアを活用するという点において、以前はポイント還元など、人を集める材料がない、なかなかしんどい状況でしたけども、現在におきましては、国の施策で総合事業として組み込んでおります。今年度から実施しております緩和した基準による通所等でも、ボランティアを利用して事業展開するに当たりましても、専門員と比較してサービスの低下がないようにと利用者からの要望もありましたので、こういったポイント換算制度を導入すれば、ボランティアの増加は期待できますけども、細心の注意が必要であるということから、現在のところ導入ということについては考えていないというのが現在の状況でございます。  以上でございます。 254: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。 255: ◯3番(森下みや子君) 3番、森下でございます。  ただいま部長のほうから本市の状況を聞かせていただきまして、現在まで53名がこの「お達者サポーター」として、そして14名が現場で活躍されているということでございます。  今回の総合支援ですけれども、やはり地域のお元気な高齢者の方々にも活躍してもらう意味からも、より多くの高齢者のお元気な方々にボランティア活動に従事していただくということが、これも1つ大きな狙いであると思うんです。  先ほど、保険料、介護保険料、例えて言いますと、ポイントとして、たまったポイントに応じて商品との交換や、先ほど部長が言っていただきましたように、私が言おうかなと思ったら部長が言ってくれました。たまったポイントに応じて商品との交換や換金、また、介護保険料の軽減に利用できる自治体もあるということですけれども、そういったお金やいろんなものがかさむので細心の注意が必要であるということを言われましたけれども、これ、結構全国的にかなり多くの自治体がこういったポイント制度を実施されております。ですので、そういうされているところをまたしっかりと研修もしていただいて、より多くの、喜んでこういう活動ができる、また、感謝状もうれしいんですけれども、何かポイントで、本当にお元気で、介護保険料が安くなったら、もっともっと元気にもなっていただけると思いますし、やる気も増していただけると思いますので、先進事例をしっかりと研修していただいて、こういったポイント制度が導入できるような方向で考えていただきたいなというふうに思っております。答弁は求めても多分同じやと思いますので、要望にさせていただきますが、前向きにこういったことも検討していただけたらなというふうに思っております。  そして、生活支援のサービスの充実に向けて、こういった総合事業もネットワークづくりが本当に大変重要であるというふうに思っております。そしてまた、本市におけるいろんな資源も活用することも重要になってくると思っております。今回の総合事業は、本当に住民本位のニーズに合った施策であるのか、また、事業者にとってどうなのか、そういった問題もあると思っております。  地域ケア会議というのを今後取り組みもしていっていただかないとだめだと思うんですけれども、地域ケア会議の取り組みの状況、現況について教えていただけますか。 256: ◯議長(松木雅徳君) 桝谷部長。              (説明員 桝谷仁志君 登壇) 257: ◯健康部長(桝谷仁志君) 健康部長の桝谷でございます。3番、森下議員のご質問にお答えいたします。  地域ケア会議についてでございます。  ご承知のように、小学校区で昨年10月から地域包括支援センターのもとに再配置稼働しておりますブランチ「街の介護相談室」を基点に、地域住民や介護支援専門員等から寄せられる支援困難事例に関する相談支援や個別対応を地域包括支援センターとともに「個別ケース会議」というような形で呼んで、適時に開催して、この会議では、包括やブランチ、サービス事業者だけでなく、必要に応じて関係者も一緒に検討しております。そういった個別ケース会議というのが今、現実にやっております。  また、地域によりましては、ブランチで当たってくださっているんですけども、「ケアカフェ」と称した介護事業所等の関係者同士が相談しやすい関係づくりの場をつくって、ネットワークの構築を図っているところもございます。  それと、中学校区では、地域包括支援センターとブランチが、処遇困難ケース等で小学校区の事案に協力したり、問題の共有について実施しているところはございますが、全体の傾向といたしまして、地域包括ケアシステムの構築に向けた担当圏域の地域課題の検討であるとか問題解決につながる取り組みや、地域における介護予防推進へつなぐケア会議というもの、そして、市レベルのケア会議というものについては、ともに新年度、来年度から開催するために、現在、調整をしているところでございます。  地域ケア会議に向けて、現在、素地づくりの段階であるため、各校区ごとの地域状況を見ながら体制づくりを行っているのが現状であります。  以上でございます。 258: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。 259: ◯3番(森下みや子君) 3番、森下でございます。  ただいま部長のほうからお話しいただきましたように、ちょうど今、体制づくりをしていただいているということですので、本当にいろんなところとのネットワークをつないでいただいて、そして、本当に市民のためになる、また、住民の人が喜んでいただけるような、そういった介護予防であり、日常生活支援総合事業でありますように、よろしくお願いをしたいと思っております。本当に課題もたくさんあると思いますので、それぞれまた事業所の方も、先ほど話をさせていただきましたが、いろんな問題等々もこれから発生もすると思うんですけれども、丁寧に、そしまた、寄り添っていただいて、事業所の方、また、利用者の方々の声に耳を傾けていただいて、真心で対応していただきたいと思っております。  最後になりましたが、市長並びに理事者の皆様のご答弁ということでございますので、最後に森下市長のほうから答弁いただきたいと思っております。私のほうからは、少子化対策ということと、そして高齢者の方々、少子化、高齢者対策ということで2点質問させていただきました。今回、人口ビジョンということで、総合戦略を提示していただいております。本当に、「みんな活躍するまち・かしはら」ということで、市長の思いを最後に語っていただければと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。  以上です。 260: ◯議長(松木雅徳君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 261: ◯市長(森下 豊君) 3番、森下みや子議員の質問にお答えをいたします。  子育て世代包括支援センター、そしてまた、介護予防・日常生活支援総合事業についての質問でございました。  橿原市は、子ども総合支援センターをしております。切れ目のない強化ということを考えますと、これからまだまだ子ども総合支援センターをどのように成長させていくかが非常に大きな課題でございます。我々は、この子ども総合支援センターの強化をまず考えています。まだまだ足らんところがたくさんありますので、この強化をすることによって切れ目のないものができていくのではないかなと思います。  そして、もう1つの介護予防・日常生活支援総合事業につきましても、地域包括センター、これにブランチを23個、小学校区以上の数のブランチをつくりまして、そこに地域ケア会議、また、先ほど言いましたけど、ケアカフェ等々もやっております。これは、総合事業等々に先立ちまして、先にやってしまっている我々橿原スタイルの方法でございますので、これの強化に取り組んでまいりたいと思います。  だから、議員さんが言われました総合事業、あるいは子育て世代包括支援センター、名前だけではなく、中身から進んでいっているということをご理解いただきたいと思います。 262: ◯議長(松木雅徳君) 森下君。 263: ◯3番(森下みや子君) ありがとうございます。  どうか、橿原版の子育て世代包括支援センターということでございますので、橿原市子ども総合支援センターも中心に、そしてまた、こういった子育て世代包括支援センターもその中で連動しながら、切れ目のない、すばらしい橿原版ネウボラを実現していただきたいと思っておりますし、そしてまた、介護予防・日常生活支援総合事業、これは本当に奈良県で先行しておりますので、奈良県内でも他市町村はすごく橿原に注目をしておりますので、本当に奈良県内の、そして全国の見本になるようなすばらしい取り組みを実施していただきたいことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  以上でございます。            (3番 森下みや子君 自席へ戻る) 264: ◯議長(松木雅徳君) 以上で一般質問を終わります。  お諮りします。本日はこれにて散会し、あす3月24日は休会とし、3月25日午前10時に再開したいと思いますが、これに異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 265: ◯議長(松木雅徳君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会し、3月25日午前10時に再開することに決しました。改めて再開通知はいたしませんからご了承願います。  それでは、これにて散会します。                午後3時46分 散会 発言が指定されていません。 Copyright © Kashihara City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...