◆
総務財政委員会委員長(
市本貴志議員) 去る五日の本会議におきまして、
総務財政委員会に付託になりました議案四十五号、令和元
年度天理市
一般会計補正予算(第三号)ほか三議案について、休会中の十日、
委員会を開催し、
理事者並びに
関係部課長の出席を求め、審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず、議案第四十五号、令和元
年度天理市
一般会計補正予算(第三号)についてでありますが、今回の補正は、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ八千二百四万九千円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ二百四十四億八千三百四十七万八千円に定めようとするものであります。 歳出の主な内容といたしましては、マイナンバーカードを活用し、
プレミアムポイントを付与する
消費活性化事業に係る経費、
介護保険特別会計への
繰出金の増額、
生活保護法改正に伴う
電算システム改修委託料、
ごみ減量化、
資源リサイクル推進のための
草木等堆肥化業務委託料、
防災重点ため池の
マップ氾濫図の公表が義務付けられたことによる
ハザードマップ作製費、
市営住宅使用料の未払金の
請求手続に係る
弁護士委託料、前栽・
福住小学校を除く
小学校七校の
トイレ洋式化等改修工事に伴う
設計業務委託料、令和三年四月から
開校予定の
福住小中一貫校の
整備改修工事設計業務委託料、開校後の
福住中学校施設利活用に向けて実施する
敷地境界確定業務委託料及び
西中学校トイレ洋式化設計業務委託料等を計上する
増額補正であります。 これらの歳出に見合う財源につきましては、国庫・
県支出金及び市債等により収支の均衡を図ったものです。 また、
二階堂浸水対策事業として、
二階堂小学校グラウンドに
雨水貯留施設を設置するため、
令和元年及び令和二年の二カ年で
債務負担行為を設定していましたが、
実施設計において
工事費の縮減が図られたため、令和二年度に係る分の
債務負担行為を廃止するものです。ただし、
工事期間は九カ月を要し、
年度内完了が見込めないため、
繰越明許費を設定しようとするものです。 本案は、去る六日の
文教厚生委員会、九日の
経済産業委員会におきまして
予備審査がなされ、両
委員会とも本案を了とされました。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第四十八号、職員の分限に関する
条例等の一部改正についてでありますが、本案は、成年被
後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るため、所要の改正をしようとするものであります。 本案は、去る六日の
文教厚生委員会、九日の
経済産業委員会におきまして
予備審査がなされ、両
委員会ともに本案を了とされました。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第五十五号、
二階堂小学校雨水貯留槽設置工事請負契約についてでありますが、本案は、
二階堂小学校雨水貯留槽設置工事について、
請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものであります。 本案は、去る九日の
経済産業委員会におきまして
予備審査がなされ、本案を了とされました。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第五十六号、権利の放棄についてでありますが、本案は、本市が有する債権の相手方が死亡し、その
相続人全員が相続を放棄したことにより、
家庭裁判所に
相続財産管理人の選任を申し立て、
当該相続財産管理人による相手方の財産の清算が完了したことから、今後いかなる手続によっても
債権回収を図る余地がないため、
地方自治法第九十六条第一項第十号の規定により、議会の議決を図るものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本
委員会に付託になりました議案第四十五号、令和元
年度天理市
一般会計補正予算(第三号)ほか三議案についての
経過報告といたします。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますようお願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
委員長より報告されたとおりであります。
質疑等ございませんか。
---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております四議案を
委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、
本四議案は原案どおり可決確定いたしました。
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○議長(
大橋基之議長) 日程第六、
認定案第一号、平成三十
年度天理市
一般会計決算認定についてほか
認定案第二号から
認定案第八号までの八
認定案を
一括議題といたします。 ただいま上程になりました
認定案については、去る五日の本会議において決算特別
委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について
委員長の報告を求めます。 決算特別
委員長。 〔決算特別
委員長 東田匡弘議員 登壇〕
◆決算特別
委員長(
東田匡弘議員) 去る五日の本会議におきまして、決算特別
委員会に付託になりました
認定案第一号、平成三十
年度天理市
一般会計決算認定についてほか七
認定案について、休会中の十一日、
委員会を開催し、
理事者並びに
関係部課長の出席を求め、審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず、
認定案第一号、平成三十
年度天理市
一般会計決算認定についてでありますが、最終予算現額は二百六十六億七百八十四万二千円で、歳入
決算額は予算現額と比較して九八・一%に当たる二百六十一億五十二万五千二百十一円となりました。 歳出
決算額は、予算現額と比較して九三・六%に当たる二百四十九億九百八十八万三千百三円となり、
歳入歳出差引残額は十一億九千六十四万三千百八円で、うち六億円を財政調整基金へ繰り入れし、五億九千六十四万三千百八円を翌年度に繰り越されました。 委員より、意見要望が出されましたが、主な内容は次のとおりです。 まず、各課の債権管理の効率化を図り、市民負担の公平性を保つため、債権の一元管理を検討するよう要望が出されました。 農村の基盤整備を行うため、集落営農組織の拡充を図るよう要望が出されました。 本市の観光の中心である山の辺の道を、IT・スマートフォン等を活用したソフト面での観光施策を図るよう意見が出されました。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に、
認定案第二号、平成三十
年度天理市
国民健康保険特別会計決算認定についてでありますが、
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に、
認定案第三号、平成三十
年度天理市
介護保険特別会計決算認定についてでありますが、
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に、
認定案第四号、平成三十
年度天理市
後期高齢者医療特別会計決算認定についてでありますが、
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に、
認定案第五号、平成三十
年度天理市
住宅新築資金等貸付金特別会計決算認定についてでありますが、
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に、
認定案第六号、平成三十
年度天理市
土地区画整理事業特別会計決算認定についてでありますが、
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に、
認定案第七号、平成三十
年度天理市
水道事業会計決算認定についてでありますが、収益的収入及び支出では、収入総額二十一億六千五百八十八万七千四百一円に対し、支出総額十八億一千四百十六万四千三百七十七円となり、消費税等を除き二億九千八百八十一万六千二百八十八円の純利益となっております。 一方、資本的収入及び支出については、収入総額三億六千六百三十二万三千七十三円に対し、支出総額十三億八千三百七十五万二千五百二十五円で、収支不足する額十億一千七百四十二万九千四百五十二円は、減債積立金二億三千七十八万七千六百二十七円、過年度分損益勘定留保資金七億三千五百七十一万七千四百十円及び当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額五千九十二万四千四百十五円で補填したものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に、
認定案第八号、平成三十
年度天理市
下水道事業会計決算認定についてでありますが、資本的収入及び支出では、収入総額二十九億一千二百九十九万六千六百九十三円に対し、支出総額二十四億五百九十六万九千六百五十九円となり、消費税等を除き四億九千七百十四万六千三十六円の純利益となりました。 一方、資本的収入及び支出については、収入総額五億一千八百四十五万二千百十六円に対し、支出総額十六億九千九百三十七万二千五百七十二円であり、収支不足する額十一億八千九十二万四百五十六円は、減債積立金八千五万一千八十四円、過年度分損益勘定留保資金九億三千五百一万八千四十七円、当年度分損益勘定留保資金一億五千五百九十七万三百二十七円及び当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額九百八十八万九百九十八円で補填したものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 なお、各委員より出された意見、要望につきましては、十分留意され、新年度の予算編成に反映させるよう要望いたしておきます。 以上で、本特別
委員会に付託になりました
認定案第一号、平成三十
年度天理市
一般会計決算認定についてほか七
認定案についての結果報告といたします。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますようお願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
委員長より報告されたとおりであります。
質疑等ございませんか。
---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております八
認定案を
委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本八
認定案は、原案どおり認定することに決しました。
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○議長(
大橋基之議長) 日程第七、陳情第二号、「
精神障害にも対応した
地域包括ケアシステムの構築」における
精神保健福祉相談の
充実強化を求める陳情書を議題といたします。 ただいま上程になりました陳情第二号については、職員をして朗読いたします。 議会
事務局次長。
◎議会
事務局次長(
赤埴陽一) 命により朗読いたします。 陳情第二号 「
精神障害にも対応した
地域包括ケアシステムの構築」における
精神保健福祉相談の
充実強化を求める陳情書 平成二十三年、「精神疾患」は糖尿病を抜き、国の「五大疾患」に認定されました。そしてその後も増加が続いています。 国は平成十六年に、「精神保健福祉施策の改革ビジョン」を制定し、さらに平成二十六年には地域生活への移行促進のため「精神保健及び
精神障害者福祉に関する法律」の一部を改正、平成三十年には第五期障害福祉計画・第一期障害児福祉計画に係る国の基本指針において「
精神障害にも対応した
地域包括ケアシステムの構築~各自治体における
精神障害に係る障害福祉計画の実現のための具体的な取組~」が出されました。 天理市においては、平成三十年度に「天理市障害者まほろば計画(天理市第三次障害者福祉基本計画)」を作成し、その中で、障害者への〈相談支援体制の整備・相談窓口機能の強化・相談支援事業の推進〉、また、〈
精神障害のある人及び家族のニーズに対応した多様な相談体制の構築を図ります〉と銘記されました。 私たち家族は、当事者の発症当時、どこにも相談に行けず長い期間不安にさいなまれ、ようやくたどり着いたのが保健所の
精神保健福祉相談の窓口でした。 私たちは、今回の「まほろば計画」の推進に当たり、前述の「
地域包括ケアシステム」に示された『医療機関、地域援助事業所、市町村などとの重層的な連携による支援体制』によって、
精神障害をもつ者とその家族がこの天理市で生き生きと生活していくことができることを願って、以下のことを陳情いたします。 一、保健センター(健康推進課)に精神保健福祉士を複数配置し、
精神保健福祉相談支援の窓口を市民に明確に示すとともに、個別の相談に応じて、医療・看護・日常生活・就労・住居などの支援対応ができる体制を確保してください。 二、天理市に現在一か所ある精神障がい者委託相談事業所に早急に予算措置を講じていただき、相談員の増員を図ってください。行政と民間の専門職とが協力して支援が行えるよう、実効性のある
地域包括ケアシステムのために相談支援体制の拡充と支援連携の仕組みづくりを求めます。
令和元年七月二十五日受付 天理市議会議長、大橋基之様 精神障がい者家族会「天理こころの会」会長、藤善瑞子 以上であります。
○議長(
大橋基之議長) ただいまの朗読のとおりであります。御了承おき願います。
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○議長(
大橋基之議長) 日程第八、
決議案第一号、
大和川上流域における
治水事業の促進を求める
意見書についてを議題といたします。 ただいま上程になりました
決議案については、直ちに
提案者の説明を求めます。 九番、
榎堀秀樹議員。 〔九番
榎堀秀樹議員 登壇〕
◆九番(
榎堀秀樹議員) ただいま上程になりました
決議案第一号、
大和川上流域における
治水事業の促進を求める
意見書について、
提案者を代表して朗読をもって説明にかえさせていただきます。
大和川上流域における
治水事業の促進を求める
意見書 近年、梅雨前線に伴う豪雨や台風等により、全国的に甚大な災害が頻発しています。 平成三十年七月豪雨では、西日本から東海地方を中心に広い範囲で大雨が続き、七月の月降水量平年値の二から四倍となる大雨となったところがあり、七月五日から八日にかけては、西日本付近に停滞した梅雨前線に向けて、極めて多量の水蒸気が流れ込み続けるとともに、局地的には線状降水帯が形成され、持続的な大雨がもたらされ、特に広島県で百十五人、岡山県で六十六人の方が亡くなられました。 奈良県におきましても、奈良市から生駒山地にかけて雨量が多い状況で、七月五日から六日の夜にかけ、
大和川流域で最大一時間降水量約三十一ミリを記録し、内水による家屋浸水などの被害が発生しており、また一人が亡くなられています。 平成二十九年十月の台風二十一号では、大阪府内柏原地点上流域において、十二時間雨量百五十五ミリを記録し、この雨による出水で、大和川は奈良県内藤井水位観測所において観測史上最高の十・一六メートルの水位を観測後計測不能となり、奈良県内王寺水位観測所においても、観測史上最高の八・一四メートルの水位を観測し、水位は堤防の天端付近まで上昇し、奈良県内立野南地点では溢水による洪水の被害が生じるとともに、流域全体では、内水によるものも含め家屋の一部損壊、床上浸水が発生しました。 国土交通省におかれては、平成二十九年度補正、平成三十年度補正、
令和元年度当初予算を確保され、緊急的に河道掘削、樹木伐採などの河川改修事業や斑鳩町の三代川地区、目安地区、川西町の保田地区、唐院地区、安堵町の窪田地区の合計約百十万立方メートルの大和川中流遊水地事業を進め、治水安全度向上に尽力いただいているところです。 また、奈良県におかれても、昨年五月より新たな「ためる対策」として、内水による家屋の床上・床下浸水被害の解消のため、県と市町村が連携し、必要な貯水施設等を適地に整備する「奈良県平成緊急内水対策事業」を進めていただいています。 度重なる河川の増水等による浸水被害は、地域に暮らす人々の生活に及ぼす影響はまさに深刻で計り知れないものがあり、浸水被害の解消は極めて重要な国の施策課題であります。 王寺町、三郷町、天理市、斑鳩町、安堵町、川西町、河合町、大和郡山市の二市六町で組織する大和川改修促進期成同盟会では、毎年、地域の保全と住民の生命・財産を守り、安全で豊かな地域づくりのため、
治水事業の促進をはじめ、美しい水環境の実現や貴重な親水空間の利活用の促進に努力されております。
大和川流域は、奈良県の人口の約九割に当たる百三十万人が居住し、政治・経済の中枢施設を多数抱える大変重要な地域であり、これら土地利用の高度化に伴う流出形態の変化に対する治水施設の安全度は、相対的に低下しつつあり、頻発する災害はますます多様化し、激甚の度を加えてきております。 大和川は、奈良盆地の水を一堂に集水し、県境の亀の瀬峡谷を経て大阪平野へと流れていきますが、大和川上流部は、亀の瀬地区の狭窄部により大和川がせき止められ、急激な水位上昇と内水浸水を起こす特徴があります。 今日の財政を取り巻く情勢はまことに厳しいものがありますが、国民の安全と安心を確保することは、国の基本的な責務であり、
治水事業を含めた公共事業の推進が必要不可欠であります。 以上のような事情を御高察いただき、
大和川上流域における
治水事業の促進につきまして特段の御配慮を賜りたく強く要望します。 以上、
地方自治法第九十九条の規定により
意見書を提出する。
令和元年九月二十日。天理市議会。 以上、朗読をもって提案説明といたします。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますようお願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
提案者より説明があったとおりであります。 本案に対し、
質疑等ございませんか。
---別に質疑がなければ、本案を原案どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本案は原案どおり可決確定いたしました。
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○議長(
大橋基之議長) 日程第九、
決議案第二号、
大和川流域における
治水事業の促進を求める
意見書についてを議題といたします。 ただいま上程になりました
決議案については、直ちに
提案者の説明を求めます。 十五番、
東田匡弘議員。 〔十五番
東田匡弘議員 登壇〕
◆十五番(
東田匡弘議員) ただいま上程になりました
決議案第二号、
大和川流域における
治水事業の促進を求める
意見書について、
提案者を代表いたしまして朗読をもって説明にかえさせていただきます。
大和川流域における
治水事業の促進を求める
意見書 近年、地球温暖化に伴う気候変動が激化し、平成三十年七月豪雨や平成二十九年台風二十一号など、全国的に局地的な豪雨が著しく多発し、降雨量が観測史上最大となるなど、激しい気象現象が頻発しております。河川の氾濫、護岸の崩壊、山沿いでは崖崩れが多発し、甚大なる被害を受けるなど、そのダメージはまさに壊滅的なものです。 平成二十九年の台風二十一号の豪雨では、計画高水位を超える水位に達するなど、弱小堤防の強化、疎通能力の不足箇所の解消、内水対策に加え、緊急に流域住民の生命・財産を守る溢水対策の改修事業の促進が必要となっています。 県におかれましては、平成二十九年台風二十一号の被害を鑑み、新たな「ためる対策」として、内水による家屋の床上・床下浸水被害の解消のため、県と市町村が連携し、必要な貯留施設等を適地に整備する「奈良県平成緊急内水対策事業」の推進をはじめ、今後ますます流域の関係者による一体的な取り組みが不可欠になると考えます。 したがいまして、本事業を強力に推進するため、予算確保や補助制度の充実を図るとともに、大和川改修事業予算の大幅な増額措置をさらに継続してもらえるよう、国に対してより一層の財政援助を働きかけるようお願いいたします。 王寺町、三郷町、天理市、斑鳩町、安堵町、川西町、河合町、大和郡山市の二市六町で組織する大和川改修促進期成同盟会では、地域の保全と住民の生命・財産を守り、安全で豊かな地域づくりのため、
治水事業の促進だけでなく、大和川の水質改善、景観対策など美しい水環境の実現に努力されております。 今日の財政を取り巻く情勢はまことに厳しいものがあります。次世代に負担を残さない、災害に強い安全な国土をつくり上げるためには、
治水事業を含めた公共事業の推進が必要不可欠であります。 以上のような事情を考察いただき、
大和川流域における
治水事業の促進につきまして特段の御配慮を賜りますよう強く要望いたします。 以上、
地方自治法第九十九条の規定により
意見書を提出する。
令和元年九月二十日。天理市議会。 以上、朗読をもって提案説明といたします。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますようお願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
提案者より説明があったとおりであります。 本案に対し、
質疑等ございませんか。
---別に質疑がなければ、本案を原案どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本案は原案どおり可決確定いたしました。
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○議長(
大橋基之議長) 日程第十、
決議案第三号、
高齢者の
安全運転支援と
移動手段の確保を求める
意見書についてを議題といたします。 ただいま上程になりました
決議案については、直ちに
提案者の説明を求めます。 二番、
石津雅恵議員。 〔二番
石津雅恵議員 登壇〕
◆二番(
石津雅恵議員) ただいま上程になりました
決議案第三号、
高齢者の
安全運転支援と
移動手段の確保を求める
意見書について、
提案者を代表して朗読をもって説明にかえさせていただきます。
高齢者の
安全運転支援と
移動手段の確保を求める
意見書 東京・池袋で八十七歳の
高齢者が運転する車が暴走し、母子二人が亡くなった事故以降も高齢運転者による事故が続いている。近年、交通事故の発生件数は減少傾向にあるが、七十五歳以上の高齢運転者の死亡事故の割合は高まっており、単純ミスによる事故も目立つ。 警察庁は、昨年末時点で約五百六十三万人いる七十五歳以上の運転免許保有者が、二〇二二年には百万人増えて六百六十三万人に膨らむと推計している。こうした状況を踏まえ、国は二〇一七年施行の改正道路交通法で、七十五歳以上の免許保有者は違反時や免許更新時に認知機能検査を受けることを義務付けたが、今や高齢運転者の安全対策及び
安全運転支援の取り組みは待ったなしの課題である。 また、過疎地域を中心に、いまだ「生活の足」として車が欠かせない
高齢者も多い中、自主的に免許を返納した場合などの地域における
移動手段の確保も重要な取り組みである。 政府におかれては、地方自治体や民間事業者とも連携しながら、総合的な事故防止策としての高齢運転者の
安全運転支援と地域における
移動手段の確保を進めるため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。 記 一 自動ブレーキやペダル踏み間違い時の急加速を防ぐ機能など、ドライバーの安全運転を支援する装置を搭載した「安全運転サポート車」(サポカーS)や後付けの「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の普及を一層加速させるとともに、
高齢者を対象とした購入支援策を検討すること。 二 高齢運転者による交通事故を減らすため、自動ブレーキなどを備えた「安全運転サポート車」(サポカーS)に限定した免許の創設や、走行できる場所や時間帯などを制限した条件付き運転免許の導入を検討すること。 三 免許を自主返納した
高齢者が日々の買い物や通院などに困らないよう、コミュニティバスやデマンド(予約)型乗合タクシーの導入など「地域公共交通ネットワーク」のさらなる充実を図ること。また、地方自治体などが行う、免許の自主返納時における、タクシーや公共交通機関の割引制度などを支援すること。 以上、
地方自治法第九十九条の規定により、
意見書を提出する。
令和元年九月二十日。天理市議会。 以上、朗読をもって提案説明といたします。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますようお願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
提案者より説明があったとおりであります。 本案に対し、
質疑等ございませんか。
---別に質疑がなければ、本案を原案どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本案は原案どおり可決確定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) お諮りいたします。 お手元に配付しております閉会中の継続調査申し出一覧表のとおり、各
委員長より閉会中の継続調査申し出書が提出されております。 申し出どおり、閉会中の継続調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。さよう決定いたしたいと思います。
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○議長(
大橋基之議長) お諮りいたします。 本
定例会の会期は、九月二十四日までの二十二日間と決定いたしておりましたが、提出議案を議了いたしましたので、本
定例会はこれをもって閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、これをもって本
定例会を閉会いたします。
令和元年第三回天理市議会
定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
議員各位におかれましては、三日の開会以来、本日まで長期間にわたり、多数の重要議案を終始熱心に御審議賜るとともに、議会運営に御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
理事者各位におかれましては、これが執行に当たり、各議員の意見・要望を十分尊重され、市政全般にわたり、より一層の向上を期されるよう希望するものであります。 最後に、会期中における
理事者各位の御協力に対し厚くお礼申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。 市長より御挨拶があります。 市長。 〔市長 並河 健 登壇〕
◎市長(並河健) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る三日、
令和元年第三回天理市議会
定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては、本会議をはじめ常任
委員会並びに決算特別
委員会において終始熱心に御審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。提出いたしました案件は、補正予算、決算認定を含め、全て原案のとおり御議決を賜りました。各案件の執行に当たりましては、
議員各位より賜りました御意見、御要望を十分尊重いたしまして、市政発展のために努力する所存でございます。 今後も一層の御鞭撻、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、簡単でございますが閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 午前十一時五十二分 閉会
地方自治法第百二十三条第二項及び天理市議会会議規則第百二十七条の規定により署名捺印する。 天理市議会議長 大橋基之 天理市議会議員 今西康世 天理市議会議員 榎堀秀樹 天理市議会議員 市本貴志...