○議長(
大橋基之議長) 起立多数であります。よって本案は原案どおり可決確定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) お諮りいたします。 議案第二号、平成二十九年度天理市
国民健康保険特別会計補正予算(第三号)ほか、議案第三号、議案第四号、議案第十八号から議案第二十号まで、議案第二十三号から議案第二十五号まで、及び議案第二十八号の十議案については、
委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本十議案は原案どおり可決確定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) 日程第四、議案第五号、平成二十九年度天理市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第二号)ほか、議案第二十六号及び議案第二十九号の三議案を
一括議題といたします。 ただいま上程になりました議案については、去る六日の本会議において
経済産業委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について
委員長の報告を求めます。 経済産業
委員長。 〔
経済産業委員会委員長 榎堀秀樹議員 登壇〕
◆
経済産業委員会委員長(
榎堀秀樹議員) 去る六日の本会議におきまして、
経済産業委員会に付託になりました議案第五号、平成二十九年度天理市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第二号)ほか二議案について、休会中の八日、
委員会を開催し、
理事者並びに
関係部課長の出席を求め、審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず、議案第五号、平成二十九年度天理市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第二号)についてでありますが、本案は、移転・移設補償費の減額、繰越金の確定等により
歳入歳出とも三百五万円を減額し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ三億一千二百万円にしようとするものであり、また年度内に完了が見込めない事業について、繰越明許費を設定しようとするものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第二十六号、天理市
杣之内駐車場条例の制定についてでありますが、本案は、市内の周遊観光における利便に資することを目的とした駐車場を杣之内町に設置するため、条例を制定しようとするものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第二十九号、
天理市道路線の認定及び変更についてでありますが、本案は、道路法第八条第二項及び第十条第三項の規定に基づき、四路線の認定及び一路線の変更をするため、議会の議決を求めるものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で本
委員会に付託になりました議案第五号、平成二十九年度天理市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第二号)ほか、二議案についての結果報告といたします。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますようお願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
委員長より報告せられたとおりであります。質疑等ございませんか。
---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております三議案を、
委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本三議案は原案どおり可決確定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) 日程第五、議案第一号、平成二十九年度天理市
一般会計補正予算(第七号)ほか、議案第十四号から議案第十七号まで、及び議案第二十七号の六議案を
一括議題といたします。 ただいま上程になりました議案については、去る六日の本会議において総務財政
委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について
委員長の報告を求めます。 総務財政
委員長。 〔総務財政
委員会委員長 東田匡弘議員 登壇〕
◆総務財政
委員会委員長(
東田匡弘議員) 去る六日の本会議におきまして、総務財政
委員会に付託になりました議案第一号、平成二十九年度天理市
一般会計補正予算(第七号)ほか、五議案について、休会中の九日、
委員会を開催し、
理事者並びに
関係部課長の出席を求め、審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず、議案第一号、平成二十九年度天理市
一般会計補正予算(第七号)についてでありますが、今回の補正は、
歳入歳出予算の総額から
歳入歳出それぞれ、二億九千三百二十三万円を減額し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ、二百五十五億三千七百六十七万七千円に定めようとするものであります。 歳出の主な内容といたしましては、定年前早期・自己都合退職者の増加等による
退職手当の増額であり、国庫補助金・県補助金等の確定による精算返納金及び建設事業費の調整、各特別会計への繰出金のほか、各種事業費の確定による事業費の調整などであります。 一方、歳入の主な内容といたしましては、国庫支出金、県支出金、基金繰入金、市債等の補正などにより、収支の均衡を図ったものであります。 また、災害復旧事業をはじめ、年度内に完了が見込めない十五事業について、繰越明許費を設定しようとするものであります。 委員より、ふるさと納税の返礼品として、低コストでまちの賑わいにもつなげる体験型の内容を企画・発信されたい、また、県と連携し、周遊観光や利用者の安全対策につながるようなサイクリングロードを整備するよう要望が出されました。 本案は、去る七日の
文教厚生委員会、八日の
経済産業委員会におきまして、予備審査がなされ、両
委員会とも了とされました。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第十四号、天理市
行政組織条例の一部改正についてでありますが、本案は、男女共同参画推進事業に加え、女性の就労や地域活動に関する支援など女性の活躍促進を図るため、
くらし文化部の男女共同参画課を市長公室に移管し、女性活躍推進課に改めるため、所要の改正をしようとするものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第十五号、天理市
特別職の職員の給与に関する条例及び天理市
教育委員会の
教育長の
給与等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、市長、副市長及び
教育長の給料月額について、現行の
特例減額措置の期間を一年間延長するため、
関係条例を改正しようとするものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第十六号、天理市
一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、国において五十五歳以上の特定職員に対する
給与等の減額支給措置が平成三十年三月三十一日をもって廃止されることから、本市においても同措置を廃止するため、所要の改正をしようとするものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第十七号、天理市
一般職の職員の
退職手当に関する
条例等の一部改正についてでありますが、本案は、国家公務員の
退職手当制度の改正に準じ、本市の
一般職の職員の
退職手当について、所要の改正をしようとするものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第二十七号、天理市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてでありますが、本案は非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、扶養親族がある場合における補償基礎額に係る規定について、所要の改正しようとするものであります。
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本
委員会に付託になりました議案第一号、平成二十九年度天理市
一般会計補正予算(第七号)ほか、五議案についての結果報告といたします。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますよう、お願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
委員長より報告せられたとおりであります。質疑等ございませんか。
---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております六議案を、
委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本六議案は原案どおり可決確定いたしました。
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○議長(
大橋基之議長) 日程第六、議案第六号、平成三十年度天理市
一般会計予算ほか、議案第七号から議案第十三号までの八議案を
一括議題といたします。 ただいま上程になりました議案については、去る六日の本会議において予算審査特別
委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について
委員長の報告を求めます。 予算審査特別
委員長。 〔予算審査特別
委員会委員長 東田匡弘議員 登壇〕
◆予算審査特別
委員会委員長(
東田匡弘議員) 去る六日の本会議におきまして、予算審査特別
委員会に付託になりました議案第六号、平成三十年度天理市
一般会計予算ほか、七議案について、休会中の十二日、特別
委員会を開催し、
理事者並びに
関係部課長の出席を求め、審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず、議案第六号、平成三十年度天理市
一般会計予算についてでありますが、本会計予算は
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ、二百四十九億二千万円とし、前年度当初予算と比較して二千万円、〇・一%の減となっております。 歳出予算の性質別概要といたしましては、人件費、扶助費、公債費の義務的経費が百三十九億四千七百六十六万九千円で、予算全体の五六・〇%を占め、前年度と比較して〇・一%の増となっております。 内訳は、人件費として
退職手当額の増加等により一・一%の増、扶助費は生活扶助費等の減少により〇・四%の減、公債費は長期債利子償還金の減少により〇・七%の減となっております。 投資的経費につきましては、二十億九千三百二十四万六千円で、予算全体の八・四%で、前年度と比較して十九・二%の増加となっております。その要因は、空調設備整備工事等の各小学校整備工事費及び旧市立病院解体工事費等の増加によるものであります。 その他の経費については、八十八億七千九百八万五千円で、予算全体の三五・六%で、前年度と比較して四・一%の減となっております。その要因は、
国民健康保険特別会計繰出金や減債基金積立金等の減少によるものであります。 これらの歳出に見合う財源は、国、県支出金などの特定財源、市税、地方交付税、寄附金、繰入金等の一般財源、及び財源不足への対応として、基金からの繰入れを行い、収支の均衡を図ったものであります。 なお、委員より、種々意見、要望が出されたのであります。 その主な内容については、ラグビーワールドカップ等のキャンプ地誘致にかかわって、関係団体と綿密な連携をとり、その誘致を実現するよう意見が出されました。 産前産後サポーター事業について、今以上に多くの市民に周知を図り、子どもを産み育てやすい環境づくりをするために広報の充実を行うよう意見が出されました。 保育所入所待機児童解消に向け、さまざまな取り組みをされるよう意見が出されました。 財政全般について、歳入を増加し、歳出を抑制する抜本的な取り組みをされるよう意見が出されました。 本特別
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第七号、平成三十年度天理市
国民健康保険特別会計予算についてでありますが、本会計予算は、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ、五十七億二千二十万円に定めようとするものであります。 歳出の主な内容といたしましては、一般及び退職被
保険者等療養
給付費、高額療養費などの保険
給付費、
後期高齢者医療事業及び介護保険事業に対する負担金、特定健康診査等事業費であり、これらに見合う歳入といたしましては、
国民健康保険料、保険
給付費等交付金及び
一般会計繰入金等により、収支の均衡を図ったものであります。 本特別
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第八号、平成三十年度天理市
介護保険特別会計予算についてでありますが、本会計予算は、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ、五十五億二千二百七十万円に定めようとするものであります。 歳出の主な内容といたしましては、介護サービス、特定入所者介護サービス等の保険
給付費、介護予防事業及び包括的支援事業等に要する地域支援事業費であり、これらに見合う歳入といたしましては、
介護保険料、国庫負担金・補助金、支払基金交付金、県負担金・補助金及び
一般会計繰入金等により、収支の均衡を図ったものであります。 本特別
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第九号、平成三十年度天理市
後期高齢者医療特別会計予算についてでありますが、本会計予算は、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ、七億五千五百八十万円に定めようとするものであります。 歳出の主な内容といたしましては、奈良県
後期高齢者医療広域連合に対する負担金、健康保持増進事業に係る健康診査委託料であり、これらに見合う歳入といたしましては、
後期高齢者医療保険料、
一般会計繰入金等により収支の均衡を図ったものであります。 本特別
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第十号、平成三十年度天理市
住宅新築資金等貸付金特別会計予算についてでありますが、本会計予算は、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ、五百六十万円に定めようとするものであります。 歳出の内容といたしましては、当該貸付金の回収事務に係る経費及び公債費であり、これらに見合う歳入といたしましては、回収管理組合返戻金及び
一般会計繰入金等により、収支の均衡を図ったものであります。 本特別
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第十一号、平成三十年度天理市
土地区画整理事業特別会計予算についてでありますが、本会計予算は、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ、一億九千四百四十万円に定めようとするものであります。 歳出の主な内容といたしましては、山の辺第一工区土地区画整理事業に係る測量設計等の委託料、工事請負費、建物等移転・移設補償費であります。これらに見合う歳入といたしましては、国庫補助金、
一般会計繰入金、保留地処分金及び市債等により、収支の均衡を図ったものであります。 本特別
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第十二号、平成三十年度天理市
水道事業会計予算についてでありますが、本会計予算は、業務の予定量を、給水戸数二万四千二百戸、年間総有収水量七百八十万九千八百十立方メートルとし、収益的収入及び支出について、支出総額を十九億四千百六十五万六千円、収入総額を二十一億二千七百三十七万二千円に定めようとするものであります。 支出の主な内容といたしましては、受水費及び原水・浄水設備の運転、維持管理に要する費用、配水に係る設備並びに給水装置の維持管理に要する費用、減価償却費、企業債利息等であります。 一方、収入については、水道料金、配水管移設工事等に伴う受託工事収益等の営業収益、並びに預金利息、長期前受金等の営業外収益であります。 また、資本的収入及び支出についてでありますが、支出総額は十七億三千四百五十七万五千円で、主な内容といたしましては、配水管改良工事費、杣之内浄水場更新事業費、企業債償還金等であります。 一方、収入総額は五億七千二百十一万三千円で、主な内容といたしましては、企業債、配水管布設工事負担金、施設分担金、補助金及び定期預金償還金であります。 また、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額十一億六千二百四十六万二千円は、過年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 本特別
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第十三号、平成三十年度天理市
下水道事業会計予算についてでありますが、本会計予算は、業務の予定量として、排水戸数二万一千二百二十戸、年間総排水量七百七十九万八千四百九十七立方メートルとし、収益的収入及び支出について、支出総額を二十四億五千三百六十六万二千円、収入総額を二十八億八千百五十七万九千円に定めようとするものであります。 支出の主な内容といたしましては、下水道管及び付属設備の維持管理に要する費用、農業集落排水処理施設の維持管理に要する費用、県の処理場への排水処理費用、減価償却費及び企業債利息であります。 一方、収入については、下水道使用料収入等の営業収益並びに一般会計からの補助金及び長期前受金等の営業外収益であります。 また、資本的収入及び支出についてでありますが、支出総額は十七億八千百二十四万三千円で、主な内容といたしましては、下水道管整備工事費、県の汚水処理施設建設負担金、企業債償還金等であります。 一方、収入総額は四億七千九百六十三万九千円で、その主な内容といたしましては、一般会計からの補助金及び国庫補助金等であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額十三億百六十万四千円は、過年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 本特別
委員会といたしましては、
慎重審査の結果、
理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、本特別
委員会に付託になりました議案第六号、平成三十年度天理市
一般会計予算ほか、七議案についての報告とします。 なお、平成三十年度予算の執行に当たっては、各委員より出された意見・要望等を十分に反映されるよう、要望いたしておきます。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますようお願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
委員長より報告せられたとおりであります。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) これより討論を行います。
討論通告が来ておりますので、発言を許します。 十四番、
荻原文明議員。 〔十四番
荻原文明議員 登壇〕
◆十四番(
荻原文明議員) 議案第六号、平成三十年度天理市
一般会計予算について
反対討論を行います。 二〇一六年度から二〇二〇年度を期間とする経済・財政再生計画、改革工程表などに基づいて、社会保障の分野では、社会保障費の自然増を抑えることで、負担増と給付減が推し進められてきました。 医療では七十歳から七十四歳の窓口負担の二割化、七十歳以上の高額療養費の
負担限度額の引き上げ、七十五歳以上の後期
高齢者の
保険料軽減特例の廃止、一般病床の食費・水光熱費の患者負担増、介護では要支援一・二の訪問・通所介護の保険給付外し、特別養護老人ホーム入所を原則要介護三以上に限定、高額介護サービス費の負担上限引き上げなどが行われ、生活保護では生活扶助費や冬季加算、住宅扶助などの削減、年金では物価・賃金スライド、マクロ経済スライドによる年金削減が行われてきました。市民の暮らしに大きな影響を与える制度改悪が行われてきました。 奈良県毎月勤労統計調査結果は、実質賃金で減少し、賃金指数は七年間一度も二〇一〇年の水準を回復していません。実質賃金の低下・停滞、可処分所得の減少による個人消費の低迷は経済成長を押しとどめ、地域経済に影響を与え、中小零細企業・個人事業所を疲弊させています。
医療費の負担増、介護の利用料値上げ、生活保護費の切り下げなど、社会保障制度の基盤を掘り崩し、市民生活に深刻な打撃を与えています。 社会保障、教育、子育て、若者への支援など、格差と貧困を是正し、市民の暮らしに役立つ支出を名実ともに予算の主役に据えることが必要です。
国保料の引き下げ、
介護保険料・利用料の引き下げ、公的保育の拡充、多子世帯への補助金支給、給付型奨学金の実施、多重債務者への総合的支援、三十人数学級の実施、福祉医療制度・障害者福祉の委任払い制度の全面実施、中小企業融資制度の複数保証の一本化・開業支援の充実・出世払い融資の実施、地域経済振興条例の制定、地方自治の本旨である住民自治と団体自治の充実を目指す自治基本条例・住民投票条例の制定、フットパスによるまちづくりの推進など、住民福祉の向上と暮らしを守る予算編成に組みかえることが必要です。 議案第七号、平成三十年度天理市
国民健康保険特別会計予算に対して
反対討論を行います。 市民の
負担限度を超える
国民健康保険料引き上げを含む予算案で、国庫
負担率を元に戻し、
法定外繰り入れで
保険料の引き下げを図ることが必要です。また、申請減免制度の拡充が必要です。とりわけ、収入のない子どもの均等割
保険料の減免が子育て支援の観点からも求められています。 次に、議案第八号、平成三十年度天理市
介護保険特別会計予算に対して
反対討論を行います。 市民の
負担限度を超える
介護保険料引き上げを含む予算案で、市民の
保険料・利用料負担を軽減することと、減免制度の充実で実効性のある制度にすることが必要です。 以上で、三議案に対する
反対討論を終わります。
○議長(
大橋基之議長) 以上をもって討論を終わります。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) これより採決を行います。 まず、議案第六号、平成三十年度天理市
一般会計予算について、起立により採決いたします。 本案に対する
委員長の報告は、可決であります。 本案を
委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
大橋基之議長) 起立多数であります。よって本案は原案どおり可決確定いたしました。 次に、議案第七号、平成三十年度天理市
国民健康保険特別会計予算について、起立により採決いたします。 本案に対する
委員長の報告は、可決であります。 本案を
委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
大橋基之議長) 起立多数であります。よって本案は原案どおり可決確定いたしました。 次に、議案第八号、平成三十年度天理市
介護保険特別会計予算について、起立により採決いたします。 本案に対する
委員長の報告は、可決であります。 本案を
委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
大橋基之議長) 起立多数であります。よって本案は原案どおり可決確定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) お諮りいたします。 議案第九号、平成三十年度天理市
後期高齢者医療特別会計予算ほか、議案第十号から議案第十三号までの五議案については、
委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本五議案は原案どおり可決確定いたしました。
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○議長(
大橋基之議長) 日程第七、決議案第一号、
洪水回避等を目的とした
流量確保のための
中小河川の
河道掘削の予算の確保を求める意見書についてを議題といたします。 ただいま上程になりました決議案については、直ちに
提案者の説明を求めます。 九番、
内田智之議員。 〔九番
内田智之議員 登壇〕
◆九番(
内田智之議員) ただいま上程になりました決議案第一号、
洪水回避等を目的とした
流量確保のための
中小河川の
河道掘削の予算の確保を求める意見書について、
提案者を代表して朗読をもって説明にかえさせていただきます。
洪水回避等を目的とした
流量確保のための
中小河川の
河道掘削の予算の確保を求める意見書 一昨年八月の北海道・東北豪雨や、昨年七月の九州北部豪雨など、近年、地方における
中小河川の被害として、土砂の流出による河床上昇や流木等による橋梁での河道理塞が発生しており、まさしく河床が上がっていることが洪水発生の一つの原因となっている。 しかし、これまでの都道府県及び市町村が管理する河川の
流量確保のための
河道掘削については、維持補修の範囲として、各々の単費予算で行われており、遅々として進んでいないのが実情であった。 そのような中、国土交通省は、今回、
中小河川の豪雨対策を強化するため、全国の
中小河川の緊急点検の結果を踏まえた
中小河川緊急治水対策プロジェクトを取りまとめ、
中小河川の
河道掘削についても再度の氾濫防止対策の一つとして緊急対策プロジェクトに盛り込んだ。 しかし、この緊急治水対策プロジェクトは、おおむね三カ年の時限的措置であり、
河道掘削の対策箇所についても「重要水防区間のうち、近年、洪水により被災した履歴がある区間」と限られている。 よって国においては、今回の緊急治水対策プロジェクトが、
中小河川を管理する地方自治体にとって真に活用しやすい施策となるよう、下記の事項について取り組むことを強く求める。 一、
河道掘削を含む
中小河川緊急治水対策プロジェクトについては、平成二十九年度補正予算で約一千三百億円が盛り込まれているが、次年度以降についても、地方自治体の要望を踏まえ、十分な予算を確保すること。 二、
中小河川緊急治水対策プロジェクトでは、
河道掘削の対策箇所を「重要水防区間のうち、近年、洪水により被災した履歴があり、再度の氾濫により多数の家屋や重要な施設の浸水被害が想定される区間」と限定しているが、今後は、
中小河川を管理する地方自治体がより柔軟な対応ができるよう、対策箇所の拡大も含め検討すること。また、国直轄河川の
河道掘削についても、周辺自治体の要望を踏まえ、必要な対策を行うこと。 三、今回の
中小河川緊急治水対策プロジェクトは、おおむね三カ年の時限的措置であるが、防災・安全交付金を活用した
中小河川の
河道掘削については、恒久的な制度となるよう検討すること。 以上、
地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 平成三十年三月二十二日 天理市議会 以上、朗読をもって提案説明といたします。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同くださいますようお願いいたします。
○議長(
大橋基之議長) ただいま
提案者より説明があったとおりであります。 本案に対し、質疑等ございませんか。
---別に質疑がなければ、本案を原案どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、本案は原案どおり可決確定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) お諮りいたします。 お手元に配付しております閉会中の継続調査申し出一覧表のとおり、各
委員長より閉会中の継続調査申し出書が提出されております。 申し出どおり、閉会中の継続調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よってさよう決定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
大橋基之議長) お諮りいたします。 本
定例会の会期は、三月二十三日までの二十二日間と決定いたしておりましたが、提出議案を議了いたしましたので、本
定例会はこれをもって閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
大橋基之議長) 御異議がないと認めます。よって、これをもって本
定例会を閉会いたします。 平成三十年第一回天理市議会
定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
議員各位におかれましては、二日の開会以来、本日まで長期間にわたり、多数の重要議案を終始熱心に御審議賜るとともに、議会運営に御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
理事者各位におかれましては、これが執行に当たり、各議員の意見・要望を十分尊重され、市政全般にわたり、より一層の向上を期されるよう希望するものであります。 最後に、会期中における
理事者各位の御協力に対し厚く御礼申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。 市長よりご挨拶があります。 市長。 〔市長 並河 健 登壇〕
◎市長(
並河健) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る二日、平成三十年第一回天理市議会
定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては本会議をはじめ常任
委員会並びに予算審査特別
委員会において、終始熱心に御審議を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。 提出いたしました案件は、平成三十年度予算をはじめ、全て原案どおり御議決を賜りましたが、各案件の執行に当たりましては、
議員各位より賜りました御意見、御要望等を十分尊重いたしまして、市政発展のため努力する所存でございます。 今後も引き続き、本市発展のため、一層の御協力、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単でございますが、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 午前十一時五十七分 閉会
地方自治法第百二十三条第二項及び天理市議会会議規則第百二十七条の規定により署名捺印する。 天理市議会議長 大橋基之 天理市議会議員 寺井正則 天理市議会議員 今西康世 天理市議会議員 萩原文明...