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  1. 大和郡山市議会 2020-03-18
    03月18日-04号


    取得元: 大和郡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    令和 2年  3月 定例会(第1回)       ◯令和2年第1回大和郡山市議会定例会会議録(第4号)          令和2年3月18日 (水曜日) 午前10時 開議    ───────────────────────────────────議 事 日 程 日程第1  議案第1号から議案第25号までの25議案に対する各委員長報告について       (質疑、討論、表決) 日程第2  意見書案第1号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書               (案)について 日程第3  意見書案第2号 新型コロナウイルス感染症対策の強化等を求める意見書(案)につ               いて       (日程第2 意見書案第1号及び日程第3 意見書案第2号については即決)    ───────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議事日程に同じ    ───────────────────────────────────                   出 席 議 員(20名)                          1番  東 川 勇 夫 君                          2番  西 村 千鶴子 君                          3番  林   浩 史 君                          4番  尾 口 五 三 君                          5番  村 田 俊太郎 君                          6番  河 田 和 美 君                          7番  福 田 浩 実 君                          8番  池 田 篤 美 君                          9番  吉 川 幸 喜 君                          10番  遊 田 直 秋 君                          11番  徳 野  衆  君                          12番  上 田 健 二 君                          13番  丸 谷 利 一 君                          14番  関 本 真 樹 君                          15番  冨 野 孝 之 君                          16番  西 川 貴 雄 君                          17番  堀 川  力  君                          18番  金 銅 成 悟 君                          19番  乾   充 徳 君                          20番  大 垣 良 夫 君    ───────────────────────────────────                   欠 席 議 員(なし)    ───────────────────────────────────               説明のため出席した者                       市   長  上 田  清  君              副市長兼産業振興部長事務取扱  中 尾 誠 人 君                       教 育 長  谷 垣  康  君                        総務部長  西 尾 卓 哉 君                      市民生活部長  富 田  豊  君                   福祉健康づくり部長  上 田  亮  君                      都市建設部長  北 森 正 一 君                      上下水道部長  勝 又  努  君                        教育部長  八 木 謙 治 君                        財政課長  徳 田 耕 一 君    ───────────────────────────────────                事務局職員出席者                        事務局長  百 嶋 芳 一                       事務局次長  樋 口   登              庶務係長議事係長調査係長  岡 向 修 治    ───────────────────────────────────                  午前10時 開議 ○議長(乾充徳君) これより本日の会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 議会運営委員会の結果を委員長より報告願います。 16番 西川議会運営委員会委員長。         (西川貴雄君登壇) ◆議会運営委員会委員長西川貴雄君) おはようございます。ただいまから議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。 本日は、日程第1で議案第1号から議案第25号までの25議案に対する各委員長報告について質疑、討論、表決を行います。次に、日程第2及び日程第3の意見書案2件については即決でお願いいたします。 以上が本日の日程でございます。議員各位の御協力をお願いいたしまして、報告を終わります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) これより日程に入ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第1 議案第1号から議案第25号までの25議案を一括議題といたします。 本件に関し、各委員長の報告を求めます。 7番 福田総務常任委員長。         (福田浩実君登壇) ◆総務常任委員長福田浩実君) おはようございます。ただいまから総務常任委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る3月10日午前10時から開会し、本委員会に付託されました4議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第2号 大和郡山固定資産評価審査委員会条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りましたが、何ら質疑なく、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第7号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、退職者の人数は、また職員の補充はに対し、当初予算では定年退職者12名、特別職の退職者2名で計上しておりましたが、今回、勧奨退職者1名、普通退職者2名の合計3名分を増額しております。また、令和2年4月1日付で28名の職員を新規採用する予定ですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第9号 大和郡山監査委員に関する条例等の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りましたが、何ら質疑なく、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第10号 大和郡山市職員の服務の宣誓に関する条例及び大和郡山会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、会計年度任用職員の給料表は、行政職給料表の1級を適用しているのかに対し、フルタイム会計年度任用職員の給料表は、一般職の職員の行政職給料表1級と同額で、パートタイム会計年度任用職員の報酬についてもこの表を基に算定するものですとの答弁がありました。 また、会計年度任用職員の服務の宣誓についてはどのように運用するのかに対し、弾力的な運用ができるよう規定するもので、秘書人事課長の面前での宣誓を要さず、任用前に提出する任用条件承諾書に宣誓文を併記して、これに署名・捺印することによって服務の宣誓を行ったものとみなすなどの方法を予定しておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) 18番 金銅産業厚生常任委員長。         (金銅成悟君登壇) ◆産業厚生常任委員長金銅成悟君) ただいまから産業厚生常任委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る3月5日午前10時から開会し、本委員会に付託されました6議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第1号 大和郡山印鑑条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りましたが、何ら質疑なく、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第3号 大和郡山森林環境整備促進基金条例の制定について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、この基金はどのようなことに利用できるのかに対し、木材の利用促進普及啓発、ナラ枯れに対応するための資金などに充てていきたいと考えておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第7号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、農業基盤整備促進事業の内容はに対し、地元の要望により北矢田、石川町の2か所で農道の整備を行うもので、費用の55%が国・県からの補助金、25%が地元の負担となりますとの答弁がありました。 次に、通知カード個人番号カード関連事務委任交付金増額理由はに対し、デジタルガバメント閣僚会議においてマイナンバーカードの利用環境整備による発行枚数拡大の方針が示されたことにより、関連事務を委任している地方公共団体情報システム機構におけるシステム改修事務体制の強化のため、交付金の増額が見込まれるものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、討論に入り、1委員より反対討論があり、挙手採決の結果、賛成多数により原案承認と決しました。 次に、議案第8号 令和元年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、被保険者数の増加の推移はに対し、令和元年度予算では1万 3,872人と見込んでおりましたが、令和元年12月末現在で1万 4,043人と被保険者数が伸びておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第11号 大和郡山国民健康保険税条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、今回の改正の影響を受ける世帯数はに対し、平等割については全世帯に影響があり、限度額の見直しについては、医療分で 172世帯、後期高齢者分で 188世帯、介護分で 144世帯が影響世帯となりますとの答弁がありました。 また、限度額引上げの必要性があるのかに対し、限度額の引上げは所得の高い世帯に影響する改正であり、これを見送る場合、低所得者にも影響するような改定が必要となることも考えられますので、地方税法施行令の改正に合わせて改正していきたいと考えておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、討論に入り、1委員より反対討論があり、挙手採決の結果、賛成多数により原案承認と決しました。 次に、議案第12号 大和郡山手数料徴収条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、住民票の除票の写しなどの交付手数料を定める理由はに対し、これまでも交付しておりましたが、住民基本台帳法が改正され、消除等された住民票などの保存や適切な保管のために必要な措置を講じなければならないこととされたため、規定を追加するものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) 2番 西村教育福祉常任委員長。         (西村千鶴子君登壇) ◆教育福祉常任委員長西村千鶴子君) 皆様、おはようございます。それでは、ただいまから教育福祉常任委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る3月6日午前10時から開会し、本委員会に付託されました3議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第4号 大和郡山特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りましたが、さしたる質疑なく、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第7号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、小学校トイレ全面改修事業について、工事の音などの授業への影響は、また供用開始の予定はに対し、音の出る工事など工事の大部分は夏休みを中心に実施する予定です。工事期間中もトイレを半分ずつ使うことができるような形で残りの工事を行い、来年度の2月頃の完了を見込んでおりますとの答弁がありました。 また、残りの5校についての今後の計画はに対し、現在、補助の申請をしており、補助の内定通知がありましたら令和2年度に補正予算、令和3年度に事業の実施と進めていきたいと考えておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第13号 大和郡山放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、みなし支援員の条件はに対し、保育士、教師等の資格を有する者や5年以上放課後児童健全育成事業に従事した者で、当該年度内資格研修を修了することが予定される者が対象となり、毎年10人程度が配置されていますとの答弁がありました。 また、資格研修の頻度や回数はに対し、今年度は2か所の会場で奈良県が実施しており、4回受けていただく必要がありますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) 17番 堀川建設水道常任委員長。         (堀川 力君登壇) ◆建設水道常任委員長(堀川力君) ただいまから建設水道常任委員会の審査の経過と結果について御報告を申し上げます。 委員会は、去る3月9日午前10時から開会し、本委員会に付託されました6議案について審査を行いました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しております。 まず、議案第5号 公の施設の区域外設置及び利用について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、生駒市と大和郡山市との協議の結果、水道料金や分担金はどうなるのかに対し、受水する水道料金については、生駒市の水道料金相当額大和郡山市が支払い、給水分担金については、口径75ミリの給水分担金大和郡山市が支払うこととなったものです。なお、使用者からは大和郡山市の水道料金で徴収し、税込み22万円の給水分担金と税込み60万円の未普及地に係る加算分担金を御負担いただくことになっておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第6号 市道路線の認定について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、住宅が完成される前に市道の認定となるが、認定後に道路が傷んだ場合の対応はどうなるのかに対し、都市計画法では、県の完了検査が終了した翌日には市に帰属することになっていますが、住宅の建築等で道路が傷んだ場合には、2年間は担保契約により開発業者に修繕していただくことになっておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第7号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、未就学児の移動経路緊急対策実施箇所はに対し、令和元年8月から10月にかけて実施しました緊急点検において、危険箇所と判断された17か所のうち、14か所の工事に要する費用ですとの答弁がありました。 次に、橋梁維持補修事業について、これまでに実施した点検の結果は、また今回の補正の対象はに対し、平成26年度から5年間をかけて市内の 297橋全ての点検を実施し、38の橋梁が早期に補修することが望ましいと判定され、これまでに6橋の補修を完了しました。今回、国において、橋梁の長寿命化のための補修が補正予算の対象とされたことから、北廻り線郡山大橋に係る測量設計等委託料と番条橋に係る工事請負費を計上したものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第14号 大和郡山市営住宅条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、今回の改正による緩和措置の内容はに対し、これまで連帯保証人は入居者と同等の債務を負うこととなっておりましたが、身寄りのない人が多くなるなど入居者が連帯保証人を探すのが難しくなっている状況の中、債務の上限額が設定されたことにより、負担が緩和されるものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第15号 大和郡山道路占用料に関する条例等の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、この改正による歳入の増加の見込みはに対し、10%程度の値上げとなっており、令和元年度予算で 3,250万円を計上しておりましたが、令和2年度予算では 3,550万円と約 300万円の増を見込んでおりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第16号 大和郡山地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、靴以外の業界の方もこの地区に入っていけるようになるのかに対し、操業ができなくなった工場の皮革産業以外への転換や、地区内の事業所に従事する人向けの寄宿舎などの用途を認めるものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) 2番 西村予算特別委員長。         (西村千鶴子君登壇) ◆予算特別委員長西村千鶴子君) ただいまから予算特別委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る3月11日午前10時に開会し、本委員会に付託されました議案第17号から議案第25号までの9議案について3日間にわたり審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 初めに、市長より挨拶を受け、審査に入りました。 議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算について、理事者から予算案関係資料債務負担行為及び給与費全般についてそれぞれ説明を受け、一括して質疑に入りました。 その主な質疑について、会計年度任用職員制度が始まることで予算がどのように変わっているのかに対し、退職手当として 150万円を、地域手当として 1,802万 9,000円を、期末手当として 6,966万 4,000円を計上しており、フルタイム会計年度任用職員については給料・手当として支払い、パートタイム会計年度任用職員については報酬での支払いとなりますとの答弁がありました。 次に、歳出について各款ごとに説明を受け、審査に入りました。 まず、議会費の主な質疑について、議員共済会負担金減額理由はに対し、負担率が令和元年度の 0.369から令和2年度は 0.354に下がったこと及び4月1日現在の議員数が減となったため、負担金が減少となったものですとの答弁がありました。 次に、総務費の主な質疑について、ホームページリニューアル事業の詳細はに対し、スマートフォンやタブレットに対応するとともに、音声読み上げソフトへの対応など、視覚障害者や高齢者に対するウェブアクセシビリティーの向上、災害時にアクセスが集中したときの負荷軽減対策、外国語の翻訳機能など、見やすく、検索しやすく、編集しやすいホームページにしていきたいと考えております。委託業者については、プロポーザル方式で選定しますとの答弁がありました。 続いて、ふるさと納税業務委託料増額理由はに対し、寄附額の11%から16%をふるさと納税サイトの使用料として支払うことになっており、寄附額が平成30年度の 2,900万円から令和元年度は現在1億円を超える額となっていることから、増額するものですとの答弁がありました。 また、ふるさと納税の寄附額に対し、支出額の総額はどの程度かに対し、寄附額の3割以内とされている返礼品のほか、返礼品の配送、システム使用料など、合わせて50%以内に抑えることとされておりますとの答弁がありました。 次に、庁舎建設事業費施設整備工事費の内容はに対し、近隣の電波障害対策として、現在庁舎に設置されているアンテナをやまと郡山城ホールに移設するための費用で、新庁舎建設後に生じる電波障害にも対応できるようなものを設置しますとの答弁がありました。 続いて、統計調査員報酬増額理由はに対し、 3,120万 6,000円のうち 3,085万円が国勢調査、35万 6,000円が工業統計調査に係る費用で、国勢調査は大規模な調査であるため、調査票の配布・受け取りや提出された調査票の内容確認など、多数の調査員や指導員を要するため増額となっておりますとの答弁がありました。 次に、民生費の主な質疑について、高齢者移動支援事業に関する予算の内容はに対し、モデル地区矢田地区筒井地区を対象に、市の担当課の職員と地元の方を合わせて合計6人が先進地視察を行うための普通旅費を12万円、ボランティアで運転手をされる方に対し、安全運転サービス向上を目的とした研修の費用として10人分、16万円をそれぞれ計上していますとの答弁がありました。 続いて、子育て支援費施設整備工事費の詳細はに対し、郡山北学童保育所に 200平方メートル程度の施設を増設するもので、工事費の3分の2が国の負担、6分の1が県の負担、6分の1が市の負担です。令和元年度に設計を終え、令和3年4月の開園を目指しており、完成後は合計 214人を受入れ可能となるものですとの答弁がありました。 次に、生活保護費の医療扶助費が大きく増えている理由はに対し、令和元年7月に入院件数が 120件と前年同月比で22件の増、入院医療費が 1,600万円の増、医療費総額が 2,000万円の増となるなど、令和元年度に医療費が急増したため増額したものですとの答弁がありました。 続いて、衛生費の主な質疑について、小児医療充実事業補助金の詳細はに対し、ここ数年、市内の小児科医の閉院や休院が続いている状況の中、大和郡山病院において週1回の夜間診療、神経分野での診断・治療を行う小児科特殊外来の開設、気管切開や人工呼吸器を装着された医療的ケア児に対し自宅への訪問診療を行う小児在宅訪問診療事業、ゴールデンウイーク・年末年始における休日応急診療所からの小児患者の入院要請受入れと、新たに4事業を実施されていることから、今後も継続的に事業が実施されるよう、経費のおおむね2分の1となる 150万円を補助金として交付するものですとの答弁がありました。 次に、ロタウイルスワクチンの予防接種の詳細はに対し、国の法律改正に伴い、令和2年10月1日から実施予定で、令和2年8月1日以降に生まれた方が対象となりますが、本市では4月から7月までに生まれた方にも市単独事業で実施し、4月2日以降に生まれた方を対象としたいと考えておりますとの答弁がありました。 続いて、清掃費の広域廃棄物埋立処分場整備事業負担金の増額理由はに対し、平成30年の台風21号により、大阪湾の最終処分場が大きな被害を受けたことから、その復旧事業に要する費用を、搬入している各自治体が負担するため、増額となったものですとの答弁がありました。 次に、農林水産業費の主な質疑について、いちじくワインプロジェクト事業補助金の内容はに対し、大和郡山市の特産品であるイチジクを全国的にも広めていきたいという思いの中、傷みが早いのが悩みであり、加工品にできないかという考えから、令和元年度に6次産業化を目指してワインを製造しました。その販売経路拡大を目的として、市外・県外でのブース出展やポスター・のぼりの作成などPR活動を行うため、市、商工会、観光協会、JAならけん、県北部農林振興事務所のそれぞれの長により構成する大和郡山市いちじくワイン協議会に交付する補助金ですとの答弁がありました。 続いて、農地費の耐震診断等委託料の内容はに対し、82か所のハザードマップの作成費用で、令和2年度はデータの作成を行いますとの答弁がありました。 次に、商工費の主な質疑について、商店街まちなかにぎわい創出事業補助金の内訳は、また減額理由はに対し、柳町商店街の柳神くん祭への補助が83万 3,000円、柳の市への補助が76万 3,000円、筒井プラザ商店街の郡山筒井バルへの補助が 100万円で、柳神くん祭が7年目となり、補助率が2分の1から3分の1に引下げとなったため、減額となったものですとの答弁がありました。 続いて、工場等設置奨励金及び雇用促進奨励金の内容はに対し、工場等設置奨励金については製造業6社、道路貨物運送業4社の計10件に対して 7,962万円を、雇用促進奨励金については1社3人分をそれぞれ計上しておりますとの答弁がありました。 次に、土木費の主な質疑について、河川改修工事費のうち、稗田環濠法面補修事業の詳細はに対し、平成7年までに完了した護岸整備において、文化財担当との協議により現況のまま保存することとなった当該箇所については、平成26年に浸食が激しくなり、文化財を傷つけることのない応急的方法で法面の保護を行いましたが、経年による劣化から浸食が見られ、早期の補修が求められていることから、今回、文化財審議会へ報告の上、より強固な方法として、着色コンクリート張りで施工するための費用として 800万円を計上したもので、延長約58メートル、 130平方メートルの法面補修を単年度で施工したいと考えておりますとの答弁がありました。 続いて、近鉄郡山駅周辺地区まちづくり推進事業の予算の内容はに対し、近鉄郡山駅周辺地区まちづくり基本計画に基づく駅前広場の整備に 1,237万 8,000円を計上しており、駅前東側広場整備における三の丸駐車場の移転方法などの検討、駅西側の交通ネットワークの検討、歩行者優先の交通体系による道路空間の有効活用の検討を行うものですとの答弁がありました。 次に、住宅等整備工事費の内訳はに対し、野畑住宅外壁等改修工事に 3,800万円、北山住宅除却工事費に 3,600万円を計上しております。令和元年度に建て替え事業が完了しますので、今後は昭和56年以前建築の古い団地などを優先的に、1団地ずつ年次的に外壁等改修工事を実施したいと考えており、また、北山住宅除却後の跡地については、普通財産として売却していきたいと考えておりますとの答弁がありました。 続いて、消防費の主な質疑について、災害備蓄品の購入予定は、また段ボールベッドに関する取組はに対し、トイレの処理剤、液体ミルク、高齢者も食べやすいレトルト保存食のほか、訓練を終えたところに対し避難所開設用の備品をそろえています。また、1月には災害時に段ボールベッドを供給していただくための協定を締結しましたとの答弁がありました。 次に、教育費の主な質疑について、教育総務費の調査業務委託料の詳細はに対し、学科指導教室ASUの移転について、市全域から公共交通機関で通学できること、登下校時に他の児童・生徒との接触を避けることなどを考慮し、移転先を法務局跡と決定したことに伴い、建物の改修工事に係る建築基準法上の許可申請を行うための費用で、令和5年度に移転したいと考えておりますとの答弁がありました。 続いて、小学校費の図書購入費の増額理由はに対し、学習指導要領が新しくなり、教科書が変わるため、小学校の教師用の教科書指導書が必要となるほか、各小学校の5、6年生における英語のデジタル教科書などの費用を計上しており、全て市の負担となっておりますとの答弁がありました。 次に、幼稚園空調設備整備事業の内容はに対し、国の特別な補助金がない中で、幼稚園にエアコンを早急に設置するため、リース方式により、平和幼稚園を除く市内幼稚園8園の保育室・遊戯室に計60台のエアコンを設置するもので、7月からの9か月分の工事費を含んだリース費用を計上したものですとの答弁がありました。 続いて、予備費の主な質疑について、予備費はどのような場合に執行するのかに対し、年度中に緊急を要することや、命に関わること、予測のつかないようなことなどに充当するためのもので、緊急性、必要性、公平性などを総合的に勘案し、執行しておりますとの答弁がありました。 次に、歳入の主な質疑について、滞納整理の体制はに対し、8名の体制で行っており、98%の善良なる納税者がおられることを肝に銘じ、納税意思の見られない悪質な滞納者には毅然とした対応、滞納処分を行っております。また、新たな滞納者を生まないため、現年分の収納にも力を入れておりますとの答弁がありました。 続いて、保育の無償化に伴う保育料の影響額はに対し、無償化実施前の平成30年度と比較して、公立保育園については保育料が1億 3,453万 3,000円から 5,155万 4,000円となり、市の負担増となっております。また、民立保育園については、保育料が2億 2,385万 8,000円から 6,307万円となった一方、国・県からの補助金が5億 4,947万 8,000円から8億 2,202万 5,000円となっており、歳出での負担増と合わせて市の負担増となっておりますとの答弁がありました。 以上で全ての質疑を終了し、討論に入り、2名から反対討論が、1名から賛成討論がそれぞれあり、挙手採決の結果、賛成多数で原案承認と決しました。 次に、各特別会計予算について、それぞれ理事者から歳入歳出一括して説明を受け、審査に入りました。 まず、議案第18号 令和2年度大和郡山市国民健康保険事業特別会計予算についての主な質疑について、出産育児一時金は何人分を見込んでいるのか、またここ数年の件数の推移はに対し、 120人分の予算を計上しており、平成28年度は69件、平成29年度は72件、平成30年度は72件でしたとの答弁がありました。 次に、ジェネリック医薬品の利用促進の取組はに対し、ジェネリック医薬品の差額通知を継続して行っておりますが、平成30年度の国民健康保険県単位化に伴い、事務の効率化・共同化のため国保事務支援センターにおいて実施しております。使用率は、国の目標である80%に対し大和郡山市は77%と高い使用率となっており、ホームページ、パンフレットへの記事掲載や新規加入者に窓口で説明するなど、利用促進に取り組んでおりますとの答弁がありました。 以上で全ての質疑を終了し、討論に入り、1名から反対討論が、1名から賛成討論がそれぞれあり、挙手採決の結果、賛成多数で原案承認と決しました。 続いて、議案第19号 令和2年度大和郡山市後期高齢者医療事業特別会計予算についての主な質疑について、保険料の増額理由はに対し、保険料の改定、被保険者数の増加及び医療費の増加によるもので、1人当たりの平均保険料は、改定により7万 6,470円から8万 2,462円となるものです。また、毎月30人から40人のペースで後期高齢者に移行されていますとの答弁がありました。 以上で全ての質疑を終了し、討論に入り、1名から反対討論が、1名から賛成討論がそれぞれあり、挙手採決の結果、賛成多数で原案承認と決しました。 次に、議案第20号 令和2年度大和郡山市介護保険事業特別会計予算についての主な質疑について、保険者機能強化推進交付金の内容はに対し、介護保険法の規定に基づき、市町村による自立支援、介護予防、重度化防止、介護給付費等の適正な取組を支援するため、その取組の状況に応じて国から交付される交付金で、平成30年度から導入されたものですとの答弁がありました。 続いて、地域包括支援センター総務費の包括業務委託料の内容はに対し、地域包括支援センターにおける高齢者の総合相談、権利擁護事業、ケアマネジャーの支援といった包括的な支援業務の委託費用で、第2包括支援センターは前年の3名分から4名分に、第3、第4包括支援センターは3名分の人件費相当の費用となっておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第21号 令和2年度大和郡山市介護サービス事業特別会計予算について、さしたる質疑なく、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第22号 令和2年度大和郡山市公園墓地事業特別会計予算については、何ら質疑なく、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第23号 令和2年度大和郡山市公共用地先行取得事業特別会計予算についての主な質疑について、用地取得費及び補償費の詳細はに対し、伊豆七条高野線については事業用地のうち42筆、1万 1,000平方メートルに係る用地取得費として3億 8,760万円を、城廻り線については事業用地3件に係る用地取得費 3,454万 6,000円及び補償費 4,011万 6,000円をそれぞれ計上しておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、各企業会計予算について、それぞれ理事者から収入支出一括して説明を受け、審査に入りました。 まず、議案第24号 令和2年度大和郡山市水道事業会計予算についての主な質疑について、窓口業務等包括委託事業の内容はに対し、窓口・電話での受付、検針、メーターの取替え、滞納整理に関する業務について、現在9名で対応しております。前回の契約ではプロポーザル方式により業者を決定しましたが、今回は価格を含めた総合評価により業者の選定を行いたいと考えておりますとの答弁がありました。 続いて、昭和浄水場の更新はに対し、昭和浄水場の耐震診断をし、延命していくため 6,222万 7,000円の委託料を計上しております。また、場内整備については、汚泥処理のための進入路整備のため 327万 8,000円の工事費を計上しております。耐震診断後に耐震補強等が必要となれば、場内整備等も含めて考えてまいりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 最後に、議案第25号 令和2年度大和郡山市下水道事業会計予算についての主な質疑について、報償費の内容はに対し、受益者負担金の一括納付報奨金で、一括で納入された場合に20%分を交付するものです。また、分納の場合であっても、納期が到来していない場合は、納付金額の 150分の1に納期前の月数を乗じて報奨金を交付するものですとの答弁がありました。 以上で全ての質疑を終了し、討論に入り、2名から反対討論が、1名から賛成討論がそれぞれあり、挙手採決の結果、賛成多数で原案承認と決しました。 以上が本委員会における審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) ただいまの各委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。 11番 徳野 衆君。         (徳野 衆君登壇) ◆11番(徳野衆君) 私は、議案第7号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)について、議案第11号 大和郡山国民健康保険税条例の一部改正について、反対の立場で日本共産党市議団を代表して討論いたします。 初めに、議案第7号のうち、通知カード個人番号カード関連事務委任交付金について、以下の理由から反対といたします。 今回の交付金増額は、マイナンバーカードの申請増だけでなく、来年9月からのマイナポイントや健康保険証の機能も組み合わせる開発にも関わる内容となっています。政府は、2023年度からマイナンバーカードと介護保険の保険証を一本化し、行政と医療、介護の手続までひもづけることで、さらなる普及率増をあおっています。マイナンバーによる情報漏えいが相次ぐ中で、その対策は万全と言い切れないものにさらなる個人情報の追加は危険であることから、反対といたします。 次に、議案第11号です。この条例は、国民健康保険税条例の一部改正に伴い、平等割の引上げと課税限度額の引上げを行うものです。国民健康保険は、ほかの公的医療保険に比べ不安定な就業者や高齢者などが多く、ほかの公的医療保険加入者に比べ所得が少なく、また、加齢による疾病などで医療費が多くかかります。そのため、ほかの公的医療保険に比べ保険税が高いのが実態です。年金の引下げや消費増税で暮らしが困窮する中で、平等割の引上げは全世帯に影響を及ぼします。 課税限度額は、政府は限度額超過世帯の割合が 1.5%に近づくよう段階的に引き上げる方針です。本市で限度額に達する割合は、医療分で 172世帯 1.4%、後期支援分で 188世帯 1.5%、介護分で 144世帯 1.2%とのことで、もはや医療分で 1.5%より小さい割合になっており、政府の方針からいっても本市で限度額を引き上げる理由はありません。 厚労省は、限度額引上げで高所得層に、より多く負担してもらい、中間所得層に配慮した保険料設定が可能になると説明していますが、配慮というのであれば、国の国庫負担率を大幅に引き上げ、国民の負担を軽減することであり、限度額引上げで負担増を押しつけることではありません。また、課税限度額は法定の額の範囲内で市町村が独自に設定できるものであり、市民の暮らし、医療を守る立場に立ち負担の軽減を図るべきことであることから、反対といたします。 以上で、2議案の反対討論を終わります。 ○議長(乾充徳君) 12番 上田健二君。         (上田健二君登壇)
    ◆12番(上田健二君) 議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算について、議案第18号 令和2年度大和郡山市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第19号 令和2年度大和郡山市後期高齢者医療事業特別会計予算について、議案第25号 令和2年度大和郡山市下水道事業会計予算についての4議案に対して、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。 まず、議案第17号の一般会計予算については、昨年10月から幼児教育・保育を無償化する子ども・子育て支援法が施行されました。無償化の対象は全ての3歳から5歳児と住民税非課税世帯のゼロから2歳児で、認可保育園や認定こども園などの利用料が全額無料となりました。市長は施政方針の中で、待機児童数が毎年20名前後ある現状におきまして、矢田認定こども園の開園に続き、やまとこども園mimi、郡山西保育園の建て替えが完了、(仮称)平和認定こども園に加え、カトリック幼稚園、いずみ保育園の3園が同時開園し、また昭和保育園も民間運営による認定こども園への転換を図り、これらの事業が全て完了すれば保育定員は約 200名の増員となり、待機児童の問題は段階を経て解消に向かうとしております。 しかし、昨年10月まで待機児童数は隠れ待機も含め 191名となり、4月の 135名から比較しても急増しています。市は子ども・子育て支援事業計画の中で、隠れ待機児童、潜在待機児童の解消につきましては、待機児童の解消を最優先事項と考えて策定していますので、計画には待機児童の解消とのみ記載し、潜在的待機児童は政策の参考にさせていただきますとしています。現在分かっている待機児童数 191名は無償化される以前の数字であり、現在はさらに膨れ上がっていることは容易に推測できます。市民が本当に望んでいることは、無償化以前に、当たり前に保育園に入れることです。消費税を増税して無償化したことは、例えばリンゴを注文してミカンを渡すようなニーズに合わない政策と言わなければなりません。本市も、待機児童数が毎年20名前後という国基準のごまかしで言い逃れをすることなく、現実の隠れ待機児童数 191名以上を直視し、保育士の処遇改善を切に望みます。 さらに、今、コロナウイルスで学童保育所1か所が休園となっています。市が直接関わることなく保護者運営に任せっ放しだったことが、弊害として現れています。我々は、連絡協議会を全面的に否定するものではありません。しかし、少人数で財政が厳しい学童保育所につきましては、市が直接関わり、公的な責任を果たすべきです。 マイナンバーについては、地方公共団体情報システム機構の交付金が 3,234万 7,000円増加したのをはじめ、マイナンバーカード事業全体として新規のマイナポイントを含めて 4,175万円の増額で、率にして 2.8倍に膨れ上がっています。さらに、今回はマイナポイントを普及させる人件費も含まれております。市が振り込め詐欺を助長させる危険があります。 リニア中央新幹線は、工事実施計画から5年目を迎え、本市も累計で 1,000万円を使いました。東京-神奈川間での非常口の工事を進めていますが、残土の問題は未解決のまま。名古屋周辺の用地取得が70%にとどまり、開業のめどは見通せない状況です。南アルプストンネル静岡工区については、いまだ着工のめどが認められておりません。現在、環境破壊や住民被害を発生していることを真摯に受け止め、リニア誘致事業を見直すべきです。 消防広域化が行われ6年となります。消防出張所が廃止され、3か所あった消防署が1か所になり、消防職員の定数が97名だったものが廃止され、消防職員は現在80名となりました。通信指令部も橿原市に移転、救急車を呼ぶときは「大和郡山市」から始めなければなりません。現場の到着時間は5分台から9分台に倍近くになりました。市が上納する分担金もこの3年間で1億円以上に膨れ上がり、まさに踏んだり蹴ったり。今思えば、参加しなかった生駒市や奈良市のことを考えると、本当に判断が正しかったのか市の検証を求めます。 住宅新築資金等改修管理組合の分担金が、今回 6,000万円ほどあったものがなくなりました。それでは本市で回収するために弁護士費用や銀行口座、資産調査の費用が計上されているかといえば、費用はゼロ円。さらに市は、早期に不良債権を一括して債権放棄すると答えております。しかし、それを行えば、ずるをしてそのまま逃げた者が得をする、そのことを市が認めることになり、過去30年ほど前に全国的に不正貸付けで有名になったこの事業、今後さらに全国に恥をさらけ出すことになります。今後、悪質な債権者に対しても真摯に向き合って対応していくことが、我々に課せられた責任と言わなければなりません。 今回評価すべき点として、防災拠点である新庁舎建設ホームページのリニューアル、性の多様性を認めるパートナーシップ宣誓制度、高齢者移動支援、住宅リフォーム、近鉄郡山駅周辺地区まちづくり推進事業、幼稚園空調設備、学校事務職員の配置と非常勤講師の処遇改善など、またトイレの改修などなど、住民要求に合った数多くの評価する施策が含まれておりますが、一括採決のため、この一般会計予算に対して反対とさせていただきます。 続いて、議案第18号、国保会計について、県単位化で県下統一水準の保険税を図るという名目で値上げが進んでおります。国保加入者の平均所得は1人当たり66万円で保険税は8万 1,000円と、所得の1割以上が保険税として引かれております。また、年金所得が主で、無職と推定される世帯は全体の60%、今後さらに年金は減らされ、保険税が重い負担となります。保険税が払えないと、正規の保険証がもらえず短期証や資格証が発行されます。短期証は 501世帯、資格証は30世帯、留め置きは 378世帯と、依然として大変な世帯がいることを直視しなければなりません。 国民健康保険は平成20年度から黒字会計を続けており、基金も6億円を積み増しております。黒字会計が続き6億円の基金が積み上がっているのなら、今すぐにでも保険税を引き下げることは可能です。市が法定外繰入れや基金の取崩しを決断しないことが、弱者をより深刻な状況に追い込んでいます。まさにコロナウイルスで市民の生活、健康が大変な状況である今こそ、保険税の引下げを求めます。 次に、議案第19号の後期高齢者です。今年度は、2年ごとの保険料改定の年に当たりました。1人当たりの保険料は 5,992円増額し、8万 2,462円となります。 後期高齢者医療制度は、厚生労働省が説明したように、世代間の不公平をなくすために、お年寄りにも医療費の痛みを分かち合ってもらうために導入されたものです。しかし、同時に行われた度重なる制度改定によって食費が一部負担となり、差額ベッド代や部屋代など自己負担をかけていいようになりました。これらの制度改正は結局、保険制度の範囲を狭め、入院したら物すごく大きな医療費負担を国民に強いるものとなりました。高齢者の入院費は若い世代に重くのしかかり、負担感の公平さという見せかけの平等論は崩壊し、若い世代に、より一層しわ寄せがいくようになりました。若い世代に負担をかけることのできないお年寄りは、まさに金の切れ目が命の切れ目になる。にもかかわらず、今回さらに値上げとなります。 最後に、議案第25号の下水道事業会計については、下水道料金の値上げが含まれています。一般家庭20立方メートルの月額使用料で、 2,475円から段階的に 2,882円に、 407円、25%の負担増となるものです。 過去、値上げを否決した12年前、2007年は月額が 1,391円でした。それと比較すると2倍以上の負担増です。これまで行われた値上げは、平成21年、22年、そして24年、25年と過去4回、段階的に引き上げられてまいりました。そのときはまだ消費税が5%でした。それが今回10%に引き上げられ、下水道料金も値上げを行うダブルパンチです。 市は値上げの理由に、公営企業法適用後10年が過ぎているが、現在も一般会計からの繰入れに依存しており、独立採算制を基本とする企業会計の原則から外れているとして、今回の値上げで年間1億 9,000万円の料金収入が得られ、そのことで基準外繰入れ1億 4,000万円を減らせるとしております。しかし、ここ十数年黒字経営を続けており、にもかかわらず、この時期にまた値上げを行おうとしております。 市民は、昨年の10月からの消費税の10%増税の下で、ますます家計は厳しくなるばかりです。飲食店は今、コロナウイルスの影響で団体客のキャンセルが相次ぎ、倒産の危機に追い込まれております。こんなときだからこそ、市の裁量で行える基準外繰入れ、これを堅持して市民の暮らしを守るべきだということを指摘し、反対とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(乾充徳君) 13番 丸谷利一君。         (丸谷利一君登壇) ◆13番(丸谷利一君) 私は、日本維新の会の議員として、議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算について反対の立場から討論をしたいと思っております。 私は、予算特別委員としても反対理由を述べましたけれども、この予算案について反対するか賛成するかの一つの基準というのは、この予算そのものがこれからの郡山が課題としている人口減、さらには財政の再建、そして少子高齢化社会に対応し得る持続可能な大和郡山市として発展をしていける、そういう予算内容になっているかどうか、これが判断基準であるというふうに私は反対理由の中でまず冒頭に申し上げました。 上田市政が始まって5期19年たちますけれども、一つの歴史的な流れを見た場合に、郡山市で本当に人口の問題についてもまちづくりの問題についても、子育てあるいは高齢者福祉の問題についても発展した事例というのが、本当にいろいろと考えてみますと見当たらない。今回の予算を見ても、個々にはそれなりの努力した跡、また福祉や医療の面でも評価すべきところがあると思いますが、私は、いつも言っていますように、予算というのは 100点満点の予算なんか絶対にあり得ないわけであります。おおむね60点が合否のラインであろうと思っておりますけれども、今回も見てみますとその60点には満たなかったということで、反対をさせていただくわけでございます。 まず、今回の予算に反対の第1の理由は、身を切る改革、これがどこを見ても見当たらないというふうに私は感じております。1つの例を申し上げても、公平委員会の報酬。たかが 129万円です。しかし、これ3名分です。ところが会議は年に1回程度しかしておらない。これに1回40万円の報酬、このことについて見直しすらされていないというところにも、予算の金額は少ないとしても、端的に身を切る改革について後ろ向きな予算が出ているんじゃないかというふうに思うわけであります。それが、まず第1点の反対する理由であります。 そして、2点目でございますけれども、まちづくり、そして郡山市のこれからの地場産業の発展等々を考えてみますと、特に近鉄郡山駅周辺のことについての計画策定関連の予算はそれなりに計上されてやっておるわけでございますけれども、平成26年11月19日ですか、県との包括協定に基づいてこれから県と連動してやっていくんだというようなことを力強く上田市長はおっしゃいましたけれども、ほとんど進んでおらない。ちょこっとミニ公園ぐらいはできた。そして、駐輪場を潰した後長らく放置して、また仮設の駐輪場を建てるというような非常に右往左往しているような状況がこのまちづくりに見えるわけでございます。 また、県との包括協定の中で庁舎のことも含めた包括的なまちづくり協定というのが結ばれたにもかかわらず、この庁舎の建設がそういうまちづくり協定を除外した形で進められておる。そしてまた、この建設予算を見ても、予算委員会の中で明らかになりましたけれども、当初約37億円か40億円ぐらいの建設費用の見積りがいつの間にか80億円を超えている。そして、議会の中でもマイクを設置する、また一問一答についての設備については経費の節減と言いながら、このように莫大な天井上がりの建設費に対して何ら議論として活発にされておらないわけでございます。このことが今後の大和郡山市の財政に大きな影響を与えるだろうと。県との包括協定に基づく庁舎の建設であれば県の補助金もつくわけでございまして、非常に財政的にも有利な状況であります。けれどもそれが除外されているというようなことで、そういうまちづくりについての力強い予算にはなっておらない、これが2つ目の反対の理由でございます。 そして、3つ目でございますけれども、子育て支援ということで、様々な、平和認定こども園、カトリック幼稚園、また泉原にあるいずみ保育園の建て替え等々、関連保育所のそういう事業が予算化されております。現在、隠れ待機児童が 191名、先ほどそんな話がありました。約 200名近く、国基準では20名であるということを上田市長は施政方針でも述べられているわけでございますけれども、実際は 200名近くおると。その理由は何かということでいきますと、これは保育士さん不足であるということであります。そうしますと、今現在計上されている今回の予算で保育所の建設費用が非常に多額に投資されているわけでございますが、実際に待機児童の原因が保育士不足ということになりますと、幾ら保育所を建ててもこれが待機児童解消にはならないということになるわけであります。 そしてまた、私が一言申し上げますならば、保育士不足の解消、これも特別の手だてを取る必要があると思いますけれども、幾ら保育所を建てても待機児童がなくならないというもう一つの要因は、親の就労形態に対応できるような子育て支援、一時預かり保育、そして休日保育、延長保育、そういったことに対して特別の力が注がれておらない、こういうことも今回の予算案に対して反対する理由であるわけでございます。 最後になりますけれども、今回いろいろ予算委員会の中でも議論になりました外出支援です。やっぱりこれからの高齢化社会の中でお年寄りが外へ出る、買物に行ったり病院に行ったり市役所に来たりと、こういう外出をするということについて極めて困難な問題を抱えているお年寄りが急増しているわけです。そういうような人たちに対して外出支援を全市的に、よく公明党さんが言われるデマンドタクシー、安曇野市なんかは非常に成功例としてあるわけでございますけれども、これを実施するというような予算でなければならないと思います。 ところが実際は、広島県の福山市に対する研修費が12万円で、福祉有償運送事業の講習費用として16万円、計たったの28万円しか計上されておらないわけです。市長はよく予算ありきではないと言われますけれども、予算をきちっと位置づけて計上することによって、行政としての力強い覚悟、これを社会福祉協議会に示すことによって事業の協力をしてもらえるという前提条件があるんじゃないかと私は思うわけでございます。 そうした視点で、デマンドタクシーなんかでも安曇野市の経験を提起しますと、財政が苦しい、予算的に問題があるということで後ろ向きの答弁ばかりなんですね。しかしながら、安曇野市でも実際、収入と経費を引いたら不足額 7,000万円ですよ。 7,000万円で、郡山市の面積の4倍も5倍も安曇野市は広いわけです。それでも全市を対象にして外出支援をやっているわけです、 7,000万円でね。私は予算委員会でも言いました。地域手当という根拠があるかないか分からないような手当を1%減額するだけで、 2,500万円の経費が浮くんですよ。3%だったら 7,500万円ですよ。 市長が今やるべきことは、本当に高齢者あるいは外出困難な社会的弱者に対し身を切る改革をして、そしてそういう事業を着実に実行するということを示してこそ、私はこれからの持続可能な大和郡山市として発展していける、そういう地域づくりになるんじゃないかと、このように思います。 以上のような4点の理由で、今回の令和2年度の一般会計予算について反対をしたいと思います。議員皆さん方の賛同を心からお願い申し上げまして、私の討論を終えたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(乾充徳君) 9番 吉川幸喜君。         (吉川幸喜君登壇) ◆9番(吉川幸喜君) 皆さん、おはようございます。私のほうからは、議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算について、賛成の立場で討論させていただきます。 令和2年度の一般会計の予算額は 312億 8,000万円で、前年度と比較するとマイナス 8.3%、金額で28億 4,000万円減少しております。しかしながら減少の理由は、前年度予算において計上しておりました庁舎建設事業の前払金がなくなったことによるものであり、その一方で、令和2年度当初予算で計上を予定していた事業を一部、令和元年一般会計補正予算において前倒し計上するなど、国等の補助金を有効に活用しながら効率的で効果的な財源配分をするとともに、限られた財源の中、様々な分野において多くの事業の予算化に努力され、市民の生活を守る事業が随所に盛り込まれたことを高く評価するものです。 一例でございますが、庁舎建設事業、高齢者移動支援事業郡山北学童保育所整備事業、(仮称)平和認定こども園建設事業、小児医療充実事業、都市計画道路城廻り線整備事業、防災行政無線整備事業、幼稚園空調設備整備事業など、大和郡山市の将来を見据えた事業が数多く予算化されており、まちの将来像である「あふれる夢と希望と誇り 暮らしてみたくなる 元気城下町(やまとこおりやま)」の実現に向けた上田市長の決意を強く感じることができます。 今後におきましても厳しい財政状況が懸念されますが、市民サービスのより一層の向上を図るため、財政健全化に取り組みながら、持続可能な行財政運営を要望するものでございます。 以上、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算に対する賛成討論とさせていただきます。 ○議長(乾充徳君) 14番 関本真樹君。         (関本真樹君登壇) ◆14番(関本真樹君) 私は、議案第25号 令和2年度大和郡山市下水道事業会計予算について、反対の立場から討論させていただきます。 反対の理由は2点です。 まず、1点目です。昨年の12月議会で大和郡山市下水道条例の一部改正が議決され、下水道料金の値上げが決まりました。市民生活を圧迫する値上げはすべきではないということで、私は丸谷議員とともに反対の立場を取らせていただきましたが、今回の下水道事業会計予算は、その値上げが前提となっている直後の予算案だからということです。 2点目は、私の一般質問でも取り上げさせていただきましたが、本市は県に対して受益の限度以上に維持管理負担金を支払っていると考えるからです。県に対して、一般会計からの繰入金については、地方公営企業繰出金の基本的な考え方に沿った繰入れを行い、今後、負担金単価の値下げを検討いただくよう意見を述べられた。そしてその結果、県は流域下水道事業費特別会計への繰出金を 7,000万円から2億円へと増額する令和2年度予算案及び維持管理負担金単価を令和2年度末までの1年間据え置く議案を県議会に上程されたということで、前進はしていますが大きな改善には至っていません。利益を受ける限度においての費用負担となるよう強く県に要望すべきということを指摘いたしまして、私の反対討論とさせていただきます。 議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私の反対討論を終わらせていただきます。 ○議長(乾充徳君) 17番 堀川 力君。         (堀川 力君登壇) ◆17番(堀川力君) まずは、予算特別委員会が3日間にわたり審議をされました。西村委員長、冨野副委員長、3日間お疲れさまでございました。 私は、議案第18号 令和2年度大和郡山市国民健康保険事業特別会計予算、議案第19号 令和2年度大和郡山市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第25号 令和2年度大和郡山市下水道事業会計予算につきまして、賛成の立場で討論をさせていただきます。 まずは、国民健康保険事業特別会計につきましては、国民健康保険事業について、これまで保険税収入が減少する中、医療の高度化や加入者の高齢化により医療費は年々増加傾向であります。制度を取り巻く状況は大変厳しいものとなっていると理解しております。 このような中、平成30年度に国民健康保険は都道府県単位化され、奈良県も保険者として国民健康保険の制度運営を担い、2年が経過しようとしております。令和2年度の国民健康保険事業特別会計予算は、財政のさらなる安定化を目指す国保制度に基づく予算が計上されております。疾病予防のための特定健診や特定保健指導、口腔健診、脳ドック検診をはじめ、ジェネリック医薬品の使用促進を図るなど、医療費の適正化を推進する姿勢も評価しているところでございます。 今回、税率の改定もございました。1世帯当たり年間で最大 1,200円と、それも最小限の改定にとどめられています。今後におきましても、給付と負担の公平を図るとともに、将来にわたり持続可能で安定的な医療保険制度の構築を目指して、さらなる経営努力を積み重ねられることをお願いしておきます。 次に、後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、令和2年度の後期高齢者医療事業特別会計予算は、75歳以上の市民誰もが適切な医療サービスを受けられるよう、現在の本市が置かれている状況の下で健全な運営に取り組む予算であると理解をするものであります。高齢化や医療費の増加が進む大変厳しい状況の中、保険料の改定もありましたが、健康寿命の延伸が図れるよう奈良県後期高齢者医療広域連合との連携を密にしながら、制度の適切な運営に努力されていることも評価、また理解しております。 最後に、下水道事業会計予算については、先ほども反対討論がございましたが、下水道使用料の値上げが含まれる今年度は予算となっております。確かに、安価な使用料金であるにこしたことはありません。その点に関しましては私も同感であります。しかしながら、企業会計の基本原則は独立採算制であります。事業運営を行っていくに当たり、今後も新設管渠の布設、老朽管渠の更新を推し進めていかなければなりません。また、2か年をかけての値上げということでありますが、これにより、一般会計からの繰り出しが1億 4,000万円減額される会計となります。そのことから、一般会計から市政発展のために大きな事業を打ち出すことが可能となります。上下水道部局におかれましては、値上げといった大変大きな問題に関しては市民の理解が得られるように引き続いての御努力をお願いしておきます。 以上、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、議案第18号、議案第19号、議案第25号の3議案につきまして賛成の立場の討論を終わります。 ○議長(乾充徳君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論ありませんか。 7番 福田浩実君。         (福田浩実君登壇) ◆7番(福田浩実君) 議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算について、公明党会派を代表して賛成の立場で討論させていただきます。 初めに、上田市長が施政方針の冒頭で述べられました、令和2年度の予算編成に当たり、今回の通常国会で経済対策として可決した補正予算を活用し、令和2年度当初予算で予定されていた小学校5校のトイレ全面改修事業、小中学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業、震災対策農業水利施設整備事業、橋梁維持補修事業、交通安全対策事業など、総額約15億 4,000万円規模の事業を今議会で補正予算として前倒し計上し、令和2年度への明許繰越措置を経て取り組まれることを評価したいと思います。 さて、令和2年度の予算は、歳入では個人市民税や固定資産税は微増であるものの、法人市民税は前年より約1億 7,500万円、率にして15.1%の減、市たばこ税が約 2,900万円、率にして 5.0%減となっており、歳出においては、庁舎建設事業費や片桐東団地E棟建設事業費の減少により投資的経費の普通建設事業が大幅に減少したものの、義務的経費である人件費と扶助費の増加が見込まれる予算となっています。 その限られた財源の中で、大和郡山市が直面する政治課題である少子高齢化対策としての子育て支援では、我々を含め各議員の方々が要望されていた待機児童解消に向けての新規事業となるいずみ保育園施設整備事業、カトリック幼稚園施設整備事業、継続事業となる(仮称)平和認定こども園建設事業に取り組まれ、また、教育環境を充実させるための幼稚園空調設備整備事業を国の支援を待たずに進められることを大いに評価したいと思います。 さらには、新規事業として、公明党会派が訴えてきた不育治療費助成事業、ロタワクチン定期接種事業が導入され、継続事業としての一般不妊治療費助成事業、妊婦健診事業、幼児2人同乗用自転車購入費助成金事業、郡山北学童保育所整備事業、外国語指導助手派遣事業、学校図書室司書配置事業、小・中学校のWi-Fi環境の整備とともにICTを活用した教育の拡充など、数多く盛り込まれています。 また、安心・安全のまちづくりとして、防災対策では、公明党会派として昨年11月に上田市長にお届けした新年度予算要望書の中に含まれる、避難所における液体ミルクと段ボールベッドの導入や防災行政無線更新事業が新規事業化されました。継続事業としてのブロック塀等撤去費補助金事業、自治会防犯カメラ設置補助金事業も評価しています。そのほか、長年訴えてきたホームページスマートフォン仕様を含むホームページリニューアル事業ふるさと納税の取組強化、空き家の積極的な活用を生かしたリノベーションスクール運営やマイナンバーカードの積極的な推進、コンビニ収納など、市民サービスの充実に向けた事業展開となっています。 一方で、高齢者の外出支援においては、段階的に取り組んでいることに対し一定の評価はいたしますが、まだまだ不十分であります。高齢者外出支援、買物支援は、我々とともに多くの議員の方々が一般質問等で様々御提案されていますので、行政と議会が協力し合いながら、大和郡山市モデルの確立を目指していただきたいと願います。 さらには、保育士さんの確保や学童保育運営の整備、病児保育の導入など、他市に後れを取っている点もございます。それらの解消に向けて今後も取り組んでいただきますことを要望として付け加えさせていただき、議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算に賛成とさせていただきます。 議員各位の御賛同をお願いし、討論を終わります。 ○議長(乾充徳君) ほかに討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議事の都合により、議案第7号、議案第11号、議案第17号から議案第19号まで及び議案第25号については後ほど取扱いいたします。 議案第1号から議案第6号まで、議案第8号から議案第10号まで、議案第12号から議案第16号まで及び議案第20号から議案第24号までについて一括採決いたします。 ただいまの各委員長報告は、いずれも原案を可とするものであります。 議案第1号 大和郡山印鑑条例の一部改正について、議案第2号 大和郡山固定資産評価審査委員会条例の一部改正について、議案第3号 大和郡山森林環境整備促進基金条例の制定について、議案第4号 大和郡山特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第5号 公の施設の区域外設置及び利用について、議案第6号 市道路線の認定について、議案第8号 令和元年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第9号 大和郡山監査委員に関する条例等の一部改正について、議案第10号 大和郡山市職員の服務の宣誓に関する条例及び大和郡山会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第12号 大和郡山手数料徴収条例の一部改正について、議案第13号 大和郡山放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第14号 大和郡山市営住宅条例の一部改正について、議案第15号 大和郡山道路占用料に関する条例等の一部改正について、議案第16号 大和郡山地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、議案第20号 令和2年度大和郡山市介護保険事業特別会計予算について、議案第21号 令和2年度大和郡山市介護サービス事業特別会計予算について、議案第22号 令和2年度大和郡山市公園墓地事業特別会計予算について、議案第23号 令和2年度大和郡山市公共用地先行取得事業特別会計予算について、議案第24号 令和2年度大和郡山市水道事業会計予算について、以上19議案を委員長報告どおりに決するに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって議案第1号から議案第6号まで、議案第8号から議案第10号まで、議案第12号から議案第16号まで及び議案第20号から議案第24号までの19議案は原案どおり可決されました。 次に、議案第7号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第7号は原案どおり可決されました。 次に、議案第11号 大和郡山国民健康保険税条例の一部改正についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第11号は原案どおり可決されました。 次に、議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第17号は原案どおり可決されました。 次に、議案第18号 令和2年度大和郡山市国民健康保険事業特別会計予算についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第18号は原案どおり可決されました。 次に、議案第19号 令和2年度大和郡山市後期高齢者医療事業特別会計予算についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第19号は原案どおり可決されました。 次に、議案第25号 令和2年度大和郡山市下水道事業会計予算についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第25号は原案どおり可決されました。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第2 意見書案第1号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 7番 福田浩実君。         (福田浩実君登壇) ◆7番(福田浩実君) 早速意見書を取り上げていただきまして、ありがとうございます。 朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。      中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案) 従来、ひきこもりは主として若年・青年層の課題としてイメージされてきた。しかし最近では、就職氷河期世代も含め中高年層に及ぶ大きな社会問題としてクローズアップされてきている。 政府が中高年層を対象に初めて実施した全国規模の調査結果が、昨年3月公表されたが、40~64歳のひきこもりが全国で約61万人にのぼるという推計は社会に大きな衝撃を与えた。ひきこもり期間の長期化や高齢化により、高齢者の親とともに社会的に孤立するケースも少なくない。 政府としては、これまで都道府県・政令市への「ひきこもり地域支援センター」の設置や「ひきこもりサポーター養成研修・派遣事業」を行ってきたが、今後は、より身近な場所での相談支援の実施や社会参加の場の充実など、就職氷河期世代も含めた中高年のひきこもりに対して、これまで以上に実効性ある支援と対策を講じるべきである。 そこで政府におかれては、中高年のひきこもりは、個々人やその家族だけの問題ではなく、社会全体で受け止めるべき大変重要な課題と捉え、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。                      記 1.より身近な場所での相談支援を行うため、自立相談支援機関の窓口にアウトリーチ支援員を配置し、同行相談や信頼関係の構築といった対本人型のアウトリーチ支援を実施すること。また、自立相談支援の機能強化に向けたアウトリーチ等を行うための経費については、新たな財政支援の仕組みを創設すること。 2.中高年のひきこもりにある者に適した支援の充実を図るため、市区町村による「ひきこもりサポート事業」のさらなる強化を図ること。具体的には、中高年が参加しやすくなるような居場所づくりやボランティア活動など就労に限らない多様な社会参加の場の確保。さらには家族に対する相談や講習会などの取り組みを促進すること。 3.「8050問題」など世帯の複合的なニーズやライフステージの変化に柔軟に対応できるよう、「断らない相談支援」や「伴走型支援」など、市区町村がこれまでの制度の枠を超えて包括的に支援することが出来る新たな仕組みを構築すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 提出先は、内閣総理大臣、厚生労働大臣であります。 議員各位の御賛同をお願いいたしまして、説明を終わります。 ○議長(乾充徳君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よってこれより採決に入ります。 意見書案第1号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案)について、原案どおり決するに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって意見書案第1号は原案どおり可決されました。 本意見書を直ちに関係行政庁へ送付いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第3 意見書案第2号 新型コロナウイルス感染症対策の強化等を求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 9番 吉川幸喜君。         (吉川幸喜君登壇) ◆9番(吉川幸喜君) 早速意見書を取り上げていただきまして、ありがとうございます。 新型コロナウイルス感染症対策の強化等を求める意見書(案)を会議規則第14条の規定により提出いたしましたところ、早速取り上げていただきましたので、提案の説明をさせていただきます。 新型コロナウイルスの感染が世界中に広がり、感染された方が16万 6,000人で、死亡された方も 6,600人に達しております。日本においても、昨日の時点では 829人が感染されておられ、死亡された方も28人おられます。奈良県でも8人感染されておられ、多くの郡山市民にも不安が広がっているところでございます。 国におかれましても、新型コロナウイルス感染症対策の強化等を図っていただきたい。                      記 1.感染者の早期発見及び重症化防止のため、地方における検査・医療体制の強化に向けた支援を充実させるとともに、ワクチン及び簡易検査キットの早期開発を図ること。 2.感染症指定医療機関などにおける医療機器の整備、医療物資の確保に対する支援を行うとともに、医療従事者や救急隊員等搬送従事者が安心して従事できるよう、院内感染防止のための医療機関に対する相談支援や構造設備の変更等に対する支援を速やかに行うこと。 3.地域経済への影響を踏まえた対策を実施するとともに、地方自治体や医療機関が行う各種対策に要する費用などに対する十分な財政措置を講じること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官でございます。 議員各位の御賛同をお願いしまして、提案を終わります。 ○議長(乾充徳君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よってこれより採決に入ります。 意見書案第2号 新型コロナウイルス感染症対策の強化等を求める意見書(案)について、原案どおり決するに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって意見書案第2号は原案どおり可決されました。 本意見書を直ちに国会及び関係行政庁へ送付いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 以上で、今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 議員各位には、連日慎重に御審議願い、御苦労さまでございました。これにて閉会いたしたいと存じます。 市長より閉会の挨拶がございます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) 令和2年第1回大和郡山市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る3月2日から本日までの17日間にわたりまして開催いたしました定例市議会は、本日をもちまして全ての日程が終了することになりました。この間、皆様方には本会議並びに各委員会を通じて慎重な御審議をいただき、心から感謝を申し上げる次第でございます。その結果、令和2年度予算並びに関係議案につきまして、それぞれ御議決を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。また、今議会で御審議いただきました内容及び御意見、御提言に十分留意をしながら、今後の市政運営に努めてまいりたいと存じます。 なお、コロナウイルスへの対応については、刻々と状況が変化する中、対策本部を中心に万全を期すとともに、逐次議会に報告をさせていただきますので、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 議員各位におかれましては、今後とも、より一層の市政発展にお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、令和2年第1回大和郡山市議会定例会閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(乾充徳君) これをもって令和2年第1回大和郡山市議会定例会を閉会いたします。                  午前11時44分 閉会地方自治法第123条第2項及び会議規則第81条の規定により署名する。              大和郡山市議会                 議  長   乾   充 徳(印)                 副 議 長   林   浩 史(印)                 署名議員   吉 川 幸 喜(印)                 署名議員   丸 谷 利 一(印)...