○
議長(
乾充徳君) 4番
尾口五三君。 (
尾口五三君
登壇)
◆4番(
尾口五三君) 総合的にやはりやっていかなければ駄目だというのは御理解いただいているというふうに思いました。本当に
プロモーション事業だけを見ると成果が見えにくくて、無駄遣いしているんじゃないかなと、つい言われてしまいますけれども、総合的に展開をしていただきたいなというふうに私は思っています。
郡山を見ますと、東側に農地が連なって、北に城下町があり、南に
工業団地、西に
住宅街と、特色ある
まち、
コンパクトシティの
一つになるんではないかなと、これがこれからの
施策によってどういうふうに変化をしていくのかなというふうに思っています。私も
移住・
定住の一人であります。43年になります。いいところだなと思っておりますので、今後ともひとつ
郡山のために御尽力していただきますようにお願いして、終わります。
○
議長(
乾充徳君) 5番
村田俊太郎君。 (
村田俊太郎君
登壇)
◆5番(
村田俊太郎君) おはようございます。 それでは、
令和2年度
大和郡山市
施政方針についての
質問を行わせていただきます。 私
たち公明党会派は、
市民の皆様から忌憚のない御意見、御
要望をいただき、それらを
定例会、また
常任委員会で取り上げ、安心・安全な
大和郡山市、住んでよかった
大和郡山市と思っていただけるように、
市民の皆様の御意見、御
要望の実現に向けて取り組ませていただいています。
上田市長におかれましても、限られた財源の中で
子育て支援、また
高齢者対策など、バランスを考え総合的な大局に立って様々な手を打っていただいているものと確信しています。 そんな中、私
たち公明党会派が
市民の声を集めた2020年度
予算要望書の中で、このたびの
施政方針の中には、
令和2年度中の稼働を目指し、
公立幼稚園に
空調設備を設置されることや、
小学校の
トイレ全面改修工事においても、国の
補助金を活用し予定を上回る5校分の
改修工事の実施を行う、また、
高齢者の
外出支援の
仕組みづくりを行うこと、さらには
平成26年3月議会で提案させていただきました市の
ホームページが
スマートフォン仕様になることなど、数多く盛り込まれたことには評価をさせていただきます。 しかし、
子育て・
教育施策において、
子育て支援の充実について、
矢田認定こども園や、
やまとこども園mimiの開園、さらに今年4月から
郡山西保育園の開園、
令和3年4月からは(仮称)
平和認定こども園、
カトリック幼稚園、
いずみ保育園の3園が同時開園され、さらに
昭和保育園の
民間運営による
認定こども園への転換が完了すると、
保育定員は約 200名の増員となるとのことですが、これに見合う
保育士を確保することができるのかが心配です。今後どのように
保育士を確保されていくのか、その方策をお聞かせください。 次に、
学童保育の運営について、変化する社会情勢による多様なニーズに柔軟に対応し、将来を見据えた
仕組みづくりに取り組むとのことですが、昨年の12月議会では、生駒市のように市、保護者、支援員の3者で運営する、市が関わるので会計事務支援員の雇用などを市が行い、煩雑な仕事から保護者を解放させる方式や、橿原市のように各学童の保護者運営を残し、その取りまとめとして協議会を設置し煩雑な仕事を協議会が行う方式、さらに天理市のように全て一般社団法人に委託する方式などがあり、将来を見据え
学童保育の運営方針の在り方を検討していただきたいと
要望させていただきましたが、具体的には将来どのような形を想定されているのかをお聞かせください。 最後に、
上田市長は、安倍総理が昨年の
施政方針演説において、
平成の30年間の出生率や今年の安倍総理の
施政方針演説での希望出生率を取り上げられ、全国的に幼児教育・保育の無償化の実施が進められる中、本市といたしましてもこの期を逃すことなく子供を産み、育てやすい生活環境づくりを推進するとのことですが、現状の子供を産み、育てやすい
施策以外に
令和2年度はさらなる対策をどのように講じられるのか、お聞かせください。 以上3点について
お答えいただきますよう、よろしくお願いします。
○
議長(
乾充徳君)
上田市長。 (
上田 清君
登壇)
◎
市長(
上田清君) 5番村田
議員の御
質問に
お答えをいたします。 まず、1点目ですけれども、
保育士の確保ですが、従来から実施しております
保育士募集のポスター、これの掲示について引き続き市内の商業施設にお願いしたり、あるいは市のイベントでのチラシの配布を通じて
市民の皆様にも現状を御理解いただくとともに、お知り合いへの声かけなど御協力いただくことで、潜在
保育士の掘り起こしに、より積極的に取り組んでいきたいと考えております。ぜひ
議員各位にも御協力をいただければと存じますので、よろしくお願い申し上げます。 また、2年間県内の保育園で勤務すれば返済が免除されるという
奈良県社会福祉協議会実施の
保育士準備金貸付
事業、こういった制度を市広報紙「つながり」にも掲載し、より広く啓発を図っていくことによって、
保育士の確保につなげたいと考えているところでございます。さらなる処遇の改善ということも当然
課題であると考えております。 2点目、
学童保育であります。
学童保育については、
大阪などの大都会では民間が行うようなケースも出てきているようでありますけれども、本市の運営については、現在はそれぞれの保護者会による運営ということでありますが、今後、保護者会の代表で構成される協議会方式での運営を検討し、進めているところであります。この協議会においては、会計事務や支援員の雇用など各
学童保育における共通した事務を一元的に管理していくということで、保護者の御負担を少しでも解消したいと考えております。また、手狭となっている施設につきましては、引き続き
小学校の余裕教室を積極的に活用するなど、適切な運営に努めてまいりたいと思います。 3点目、子供を産み、育てやすい生活環境づくりについてですが、現在、出産前における一般不妊治療への助成やママパパクラスを実施する一方で、出産後のこんにちは赤ちゃん訪問を通じた保健師や助産師による相談体制の
整備や産後ケア
事業、これを実施するなど、産前産後の各種
施策を展開しているところであります。特に一般不妊治療の助成に関しましては、これまでの不妊治療に加えて不育治療にも対象を拡大し、予算の増額を図ったところでございます。さらに、来年度は小児医療充実
事業を新たに創設し、子供に対する医療環境の充実にも取り組んでまいります。 本市においては、これからもソフト面、ハード面の双方から、
子育て世代へのより強固なサポート体制を
整備していくことで、子供・
子育て環境の充実を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○
議長(
乾充徳君) 5番
村田俊太郎君。 (
村田俊太郎君
登壇)
◆5番(
村田俊太郎君) 3点
質問させていただき、御答弁いただきました。
保育士の確保は全国的に喫緊の
課題であります。いかに早く
大和郡山市に人材を確保するかとなれば、国からの
施策を待つのではなく、国への働きかけが必要にもなってまいります。また、同時に他市とは違う採用も検討していかなければならないと考えています。昨年の9月議会でも提案させていただきましたが、採用試験には多くの方が
大和郡山市を選択してくれています。講師登録も行っていると思いますが、他市にないプラスアルファの付加価値が必要だと考えます。また、このとき提案させていただいた、民立保育園などの民間企業に就職したときの奨学金返還制度が利用できるように、引き続き調査、研究を強く
要望いたします。
学童保育の運営については、それぞれの保護者会の代表で構成される協議会方式での運営を検討されているとのことでした。そして、会計事務や支援員の雇用など、各
学童保育における煩雑な仕事をこの協議会が一手に引き受けて行うものと理解しました。現場から大金を預かり、処理するなど非常に神経を使うので、お金だけでも市で管理運営してほしいなどの声をお聞きしています。また、支援員を採用するに当たっても神経がすり減るなどの声や、学童による支援員の給料の差でなかなか支援員が来てくれないなどの声もありますが、協議会で一元的に管理運営を行っていただければ解消されるものと考えます。 3点目の子供を産み、育てる
施策として、これまでも出産前の一般不妊治療への助成制度、また出産後の保健師、助産師の産後ケア
事業等、様々なきめ細かな
施策を行っていただいてきました。そんな中、今回、不妊治療に加え新たに不育治療も助成制度の対象とする予算を確保され、さらには
大和郡山市で小児科が減る中、新たに小児医療充実
事業を創設され、子供に対する医療環境の充実に取り組まれるとの御答弁をいただき、大いに評価したいと思います。 ともあれ、
大和郡山市も
人口が減少していることは否めません。
企業誘致による雇用拡大かつ
人口の流入、様々なイベントによる出会いの場、自然現象が駄目なら人工的な出会いの場、昭和
工業団地協議会による交流の場などなど、
子育て・
教育施策を充実することが、
人口減少のカーブを緩やかにさせる手だての
一つと考えています。今後ともソフト面、ハード面においての環境の充実に御尽力いただきますようお願いし、
質問を終わります。
○
議長(
乾充徳君) 14番 関本真樹君。 (関本真樹君
登壇)
◆14番(関本真樹君) それでは、通告に従いまして、
教育行政方針について教育長にお尋ねいたします。 3月2日の開会日に初めて
教育行政方針を拝聴し、目まぐるしく移り変わっていく社会で生き抜いていくためには様々なことを学ばなければならない、そして、幾つになっても学ぶ姿勢を持ち続けることは大切だということを改めて認識させられました。教育は国家百年の計と言われています。人を教え、育てるということは大変なことですが、一年一年これが最善だと思うことを信じてやっていく、それを積み重ねていくしかありません。 さて、それでは4点お聞きさせていただきたいと思います。
1つ目は、新学習指導要領についてです。 来年度2020年度から、
小学校において新学習指導要領が完全実施となり、プログラミング教育が必修化されます。国からは具体的に授業時間数やカリキュラム内容が示されていないかと思いますが、どのように実施していこうと考えておられるのか、お聞かせください。 次に、通学路の安全確保についてです。 毎年、各学校から通学路の安全性の確保、危険箇所の解消に向けての
要望が出されているかと思いますが、なかなか
要望が通らないという声も耳にします。
要望を 100%かなえるということは難しいかと思いますが、現在の
進捗状況や解消が難しい理由、それが回答として十分に届いていないのではないかといった懸念も感じます。現状、通学路の危険箇所の解消の取組がどのように進められているのか、学校等への周知方法も含めてお聞かせください。 続いて、教
職員の働き方改革の推進についてです。 本年1月27日付で、谷垣教育長のお名前で市内の小・中学校の保護者宛てに「教
職員の時間外業務の改善に向けて」という書面を出されています。教
職員の長時間労働についての社会的認識が広がってきている昨今、それを改善できるよう学校の働き方改革をぜひとも推し進めていっていただきたいと思います。 さて、
教育行政方針の中で、中学校の部活動について、指導員の導入を検討するとの記載がありました。これについては、教員の資格を持たない外部指導員に部活動を見てもらい、その分、先生方の負担を減らそうということかと思います。これも進めていただく必要がありますが、それと同時に、適切な時間数にしていくことも必要です。国から部活動の時間を制限するガイドラインが出ていますが、現状、本市としてはどのように規定しているのか、生徒の健全な成長と学校の働き方改革をどのように両立しようとされているのか、お聞かせください。 また、学校の働き方改革には、働きやすい環境づくりも必要です。昨年、パワー・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントの防止に関する指針を策定されていますが、ハラスメントのない職場環境づくりのために、どのようにしていくかというお考えをお聞かせください。 以上4点です。よろしくお願いいたします。
○
議長(
乾充徳君) 谷垣教育長。 (谷垣 康君
登壇)
◎教育長(谷垣康君) おはようございます。 14番関本
議員の御
質問に
お答えをいたします。 1点目、プログラミング教育についてでございますが、市内では、既に総合的な学習の時間を用いて、マインドストームというロボット、レゴロボットですが、あるいはクロッチというロボットを用いて先駆的にプログラミング教育に取り組んでいる学校が幾つかございます。また、市内での指導者研修にも取り組んでいるところでございます。 マインドストームというロボットというのは、レゴで組み立てたロボット、自動車型をしているというのが多いんですが、それにセンサーとかモーターとかが組み込まれていて、コンピューターからそこに指示を送ることで、黒い線の上を例えばずっと動いていく、そしてゴールにたどり着く、そのためのプログラミングを子供たちが考えてコンピューターから指示を与える。そのロボットがそのとおり動いたら成功だと。ところが、なかなかうまく動かないんですね。そのとおり動いてくれない。それを試行錯誤しながら目的を達成する、そういうことを幾つかの学校でやっております。ですから、実際にもう既に、移行期間ではありましたので、プログラミング学習に取り組んでいる学校は幾つかございますけれども、4月からは完全実施ということで、全ての学校でそれぞれにプログラミング学習に取り組んでいくことになります。 ただ、プログラミング教育はパソコンを使うスキルを身につけるということだけが目的ではなく、順序立てて考え、試行錯誤し、物事を解決する、そういう論理的思考力を育てることに目的がございます。したがいまして、プログラミングという新たな教科ができるわけではなく、全ての教科の中で実施でき、時間数も決まっているわけではありませんので、各学校において年間指導
計画内にしっかりと位置づけし、プログラミング的思考が育つように指導してまいりたいと考えております。 2点目、通学路の安全性の確保につきましては、
令和元年6月には内閣府、文部科学省、厚生労働省の連名による、「未就学児が日常的に集団で移動する経路の交通安全の確保の徹底について」に基づきまして、保育園、
幼稚園、障害福祉施設の散歩経路に対して、福祉健康づくり部と協議、調整の上、合同で安全点検を実施しております。 学校・園の周知につきましては、合同点検の際に実施区域の学校・園に対して点検立会いや対策内容について協議を行っており、点検実施後の対策内容については市の
ホームページにて公表を行っております。なお、
令和元年分は今後公表する予定でございます。 今後につきましては、安全点検箇所の対策
状況についてフォローアップ確認を行ってまいります。今後とも、道路管理者及び警察等と協力の上、対策の実施、対策効果の把握、改善、充実に努めてまいりたいと考えております。 3点目、教
職員の働き方改革に関連する中学校の部活動についての御
質問でございますが、
平成31年4月に「
大和郡山市部活動ガイドライン」を作成し、練習時間は平日2時間程度、土日休日、長期休業中は3時間程度とし、休養日を平日は少なくとも1日、週休日は少なくとも1日以上としているところでございます。早朝練習について具体的な規定はしておりませんが、大会前の休養日を練習日として変更した場合は、翌週には必ずその分の休養日を取ることというように規定しております。今年度、各中学校に4月から9月の実態調査を行いました結果、おおむねこのガイドラインは遵守されているということでございます。 部活動は、生徒がスポーツや文化に親しむことで自らの適正や興味、関心等をより深め、責任感、連帯感の涵養、好ましい人間関係の形成等に資することができる貴重な機会であると考えております。一方で、生徒にとっても教員にとっても過度な活動にはならないよう、今後ともガイドラインに沿った部活動となるよう指導するとともに、部活動指導員等を活用し、部活動がより充実したものとなるよう支援をしてまいりたいと考えております。 4点目、パワハラやセクハラ防止策といたしましては、今年度作成しました指針をこれからも周知に努め、
職員の意識の向上を図りたいと考えておりますが、何よりも、良好な職場環境の確保、維持が防止の基本であります。そのためには、校長や教頭が日々教
職員とのコミュニケーションを積極的に図りつつ、職場の雰囲気を感じ取りながら、定期的に個人面談を実施するなどして校内の人間関係を良好に保つことが大切であると考えております。 以上でございます。
○
議長(
乾充徳君) 14番 関本真樹君。 (関本真樹君
登壇)
◆14番(関本真樹君) 御答弁ありがとうございました。子供たちのために、そして先生方のために、引き続き御尽力いただきますようお願いいたします。 では、最後に
1つお聞きします。 これからの社会は目まぐるしく変化していくことが予想されています。グローバル化や情報化、AIなどの技術が進むことで、今ある仕事の幾つかがなくなり、子供たちの中には、今はない新たな職業に就く子もいることでしょう。そのような将来を見据え、今の子供たちが社会に出るときにどういったスキルが必要で、それをどのように身につけさせるのか、どういった思いが今回の
教育行政方針に込められているのか、ということについてお考えをお聞きして、私の
質疑を終わらせていただきます。
○
議長(
乾充徳君) 谷垣教育長。 (谷垣 康君
登壇)
◎教育長(谷垣康君) 14番関本
議員の2回目の御
質問に
お答えします。
教育行政方針の中で、私は「『Society5.0』と言われる、これからの社会を生きる子どもたちに必要な力を培い」と申し上げました。「Society 5.0」とは、狩猟社会、農耕社会、機械社会、情報社会に続く5番目の社会として、超スマート社会と呼ばれています。時代は、それだけ大きな社会の変革期を迎えていることだろうというふうに考えております。そんな時代を生きる子供たちには、まず、ますます高度化する情報社会の中で多くの情報に翻弄されるのではなく、情報を使いこなし、有効に活用できるスキルとモラルを身につけさせることが必要だと考えております。子供1人1台の端末を
整備するGIGAスクール構想は、将来的にはパソコンが文房具の
一つとなる、そのような
考え方に基づいております。その中で子供たちは、自然に情報を使いこなすスキルを身につけていくことになるというふうに思います。 また、
議員御指摘のAIの進展も予想されますが、そのAIをつくり出し操作をするのはあくまでも人間です。人間にしかできないこと、例えばイメージするという意味での想像力とか、クリエートするという意味での創造力、さらには豊かな発想とか他人に共感する力とか、喜怒哀楽を感じる感性とか、人と協働する力とか、いわゆる人間力というものがますます重要な時代になってくるんではないかなと考えております。 新学習指導要領には3つの柱がございまして、
一つは知識・技能、もう
一つは思考力・判断力・表現力等、3つ目が学びに向かう力・人間性などとあります。知識・技能とは、これまでも言われてきたことでありますが、何を知っているか、何ができるかということ、思考力・判断力・表現力等とは、理解していること、できることをどのように使うのかという能力、そして最後の学びに向き合う力・人間性などは、どのように社会、世界と関わり、よりよい人生を送るかということと説明されております。特に、3点目の学びに向き合う力・人間性というものを重視しながら、その基礎には子供自身が学ぼうとする意欲が必ず必要でありまして、そういうものをバランスよく一体的に育てていくことに取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
○
議長(
乾充徳君) 12番
上田健二君。 (
上田健二君
登壇)
◆12番(
上田健二君) 私からも、
令和2年度
大和郡山市
教育行政方針の中で教育長は、「少子化の進展に伴って生じる学校の様々な
課題に取り組むべく、
平成30年6月、『
大和郡山市学校規模適正化等審議会』を設置し、去る2月4日、市立小・中学校の学校規模・学校配置の適正化についての答申を受けたところです。今後は、この答申の趣旨を尊重し、子どもたちの教育環境向上や活力ある学校づくりに向けた
計画策定のために、調査・研究を行ってまいります」としております。審議会の答申については教育福祉
常任委員会にて御報告していただけるそうですが、その内容について事前に熟読し、
委員会に臨みたいと思います。ゆえに資料を事前に公開することも可能だと思いますが、そのお考えを
お答えください。 また、審議会の中でも統廃合ありきの議論はほとんど見受けられなかったと思いますが、答申を受け統廃合はしないのかどうか、お考えをお聞かせください。よろしくお願いします。
○
議長(
乾充徳君) 谷垣教育長。 (谷垣 康君
登壇)
◎教育長(谷垣康君) 12番
上田議員の御
質問に
お答えいたします。 学校規模適正化等審議会につきましては、その設置条例について、
平成29年12月の第4回定例市議会にて御承認をいただき審議を進めてきたところであり、審議会の答申につきましては、本市議会の教育福祉
常任委員会へ報告した後に公開させていただきたいと考えております。 本答申においては、学校配置の適正化に関する基本的な
考え方として、通学区域の変更と学校の統合の2つの方法が提言されております。また、適正化に伴い留意すべき事項として、代替交通手段や小中一貫校等の導入など、様々な点に留意しなければならないと述べられております。 教育
委員会といたしましては、この答申を重く受け止めながら学校規模及び学校配置の適正化に取り組んでいかなければならないと考えており、今後十分時間をかけて調査、研究を進めた上で、
計画案を作成してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○
議長(
乾充徳君) 12番
上田健二君。 (
上田健二君
登壇)
◆12番(
上田健二君) 答申の公開については、
常任委員会への報告の後、公開だという答弁でした。しかし、これまで約2年間に及ぶ慎重な審議を経ての答申がつくられ、それを基に今後、小・中学校の在り方について具体的に進められる重要な資料だと考えます。今回は
委員会報告の後、公開だということですが、今後、報告案件であっても重要なものと思われるものは事前の資料提出を求めます。 また、学校統廃合についても、今後十分に時間をかけ調査、研究を進めていき、その上で
計画案の策定に取り組んでまいるとの答弁でした。
市長の
施政方針にもあるように、前回、小・中学校への全普通教室のエアコン設置に続いて、今回は市内5校分のトイレ改修が盛り込まれました。地域の防災拠点としての学校の重要性が高まっています。一般
質問でも通告しておりますので詳しくは述べませんが、慎重に議論を進めていただくよう
要望して、私の
質問を終わります。
○
議長(
乾充徳君) 6番 河田和美君。 (河田和美君
登壇)
◆6番(河田和美君) 改めまして、私のほうからも
令和2年度
教育行政方針について
質問させていただきます。 昨年12月、文部科学省はGIGAスクール構想として、学校ICT環境の抜本的な改善と、ICTを効果的に活用した、多様な子供たちを誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びの実現を目指していくことを打ち出しました。特に、子供たち1人1台のコンピューター端末と学校の高速大容量の通信ネットワークについては、特別なものではなく、
令和の時代における学校のスタンダードとして、当たり前のものとして
整備していくこととされています。 これからの時代を生きていく子供たちにとって、ICTは切っても切り離せないものであることは論を
まちません。 そこで、1点目、
質問させていただきます。文部科学省が提唱しています
令和5年度までに生徒1人に1台の端末を
整備するGIGAスクール構想実現に向けてのICT環境について、今後の
整備計画をお聞かせください。 次に、大容量の通信ネットワークや児童1人に1台の端末という、これらのハード面を
整備することは、あくまで手段だと思います。それをいかに効果的に使い、子供たちの学びを豊かにしていくかが大切になろうかと思います。 そこで、2点目、
質問いたします。ICT環境の
整備を進めるに当たり、ソフト面での教員の方への研修をどのように進めていこうと考えておられるか、お聞かせください。 次に、教育長は
教育行政方針の中で、園・学校教育の充実の中の7つ目に「教
職員の資質向上と働き方改革の推進」を上げられています。学校における働き方改革の目的は、教師のこれまでの働き方を見直し、教師が、我が国の学校教育の蓄積と向かい合って自らの授業を磨くとともに、日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで自らの人間性や創造性を高め、子供たちに対して効果的な教育活動を行うことができるようになることとされています。 そこで、3点目の
質問です。本市における教
職員の今後の働き方の具体策についてお聞かせください。 また、園・学校教育の充実に当たり、4月からの
小学校新学習指導要領の完全実施、中学校においては
令和3年度から新学習指導要領が実施に移される中、
幼稚園では既に新教育要領による教育活動が行われているとされています。その中で、本市独自の「子どもの学び」アイデアサポート
事業を引き続き実施し、創意工夫による子供たちの多様な学びを支援し、
令和2年度は対象を
幼稚園にも広げられます。 そこで、最後の
質問です。アイデアサポート
事業を
幼稚園にも広げるに当たり、具体的にどのようなことを考えておられるか、お聞かせください。 以上、御答弁よろしくお願いいたします。
○
議長(
乾充徳君) 谷垣教育長。 (谷垣 康君
登壇)
◎教育長(谷垣康君) 6番河田
議員の御
質問に
お答えをいたします。 1点目、ICT環境の
整備、特にGIGAスクール構想についてでございますが、国の補正予算を活用いたしまして、
令和2年度には各小・中学校に高速の情報通信ネットワークをまず
整備をいたします。その後、国の示しているスキームに沿いまして、
令和3年度から
令和5年度までの間に児童・生徒1人1台の端末
整備が完了するよう段階的に進めてまいりたい、このように考えております。 また、2点目として、その環境
整備に伴う教員の研修についてでございますが、
議員御指摘のとおり、子供たちにICTをしっかり教えていくためには、質の高い、そういう教育活動を実践できる教員をまず育てることが大事かと思っております。県が実施いたしますSTEAM教育エバンジェリスト育成研修というのがございます。難しいあれですけれども、STEAMというのは、Sというのがサイエンスです。Tはテクノロジー、技術です。Eはエンジニアリング、工学でございます。Aはアート、芸術。それから、Mはマセマティクス、数学でございます。この頭文字を取ってSTEAMといっているんですが、エバンジェリストというのは、もともとは伝道師という意味でございます。あるいは先駆者と言ってもいいか分かりませんが、要は、これはそういう幅広い教育の分野に関してICT機器を使った教育を展開していく、まず技術や
考え方を身につけてそういう教員を育てて、その教員がそれぞれの学校に戻ってほかの教員にそれを伝えていく、そういうようなシステムですけれども、それを県教育
委員会が実施いたしますので、本市からも各校から基本的には1名は参加をさせていきたいというふうに考えております。 また、市の教育
委員会の学校教育課にICT教育担当者を置いて、各学校でのICTを活用した効果的な授業が展開できるように、実践的な研修を進めてまいりたいと考えております。 3点目、教
職員の働き方改革についての御
質問ですが、1月に校長、教頭、教務主任、生徒指導主任、部活動指導者、養護教諭、事務
職員及びPTAの代表から成る「
大和郡山市立学校における働き方改革推進
委員会」を立ち上げました。既に2回の
会議を行い、3月中にもう一度
委員会を開催する予定ですが、そこで学校における働き方改革の方針の作成に取り組んでいるところでございます。来年度からタイムカードを導入し、客観的に教
職員の在校時間を把握するとともに、夜間の留守番電話の設置とか学校行事の見直し、あるいは事務作業や
会議の軽減等、具体的な取組を進めてまいりたいと、このように考えております。 4点目でございますが、
幼稚園のアイデアサポート
事業につきましては、御承知のように少子化あるいは幼児教育・保育の無償化等の影響もあり、
幼稚園への入園児が年々減少しているという
状況がございます。そのため、各園の特色ある取組を促したいという思いもありまして、それを支援するために対象を広げたところでございます。体育遊具を活用した子供の体力づくりや、英語の絵本とかCDなどによる学びの環境づくり等々考えられますが、基本的には各園から様々なアイデアが出てくる、そのことを今、楽しみにしているところでございます。 以上でございます。
○
議長(
乾充徳君) 6番 河田和美君。 (河田和美君
登壇)
◆6番(河田和美君) 教育長に御答弁いただきました。ありがとうございます。 GIGAスクール構想につきましては、多少の差はあれども県下一斉にスタートを切る形となり、同じスタートラインに立っています。しかしながら、現状は黒板とチョークによる教師が中心となった授業が通常で、ICT化という点では遅れを取っています。ICTを効果的に使い、学びの中心が子供たちになっていくよう、さらに取組を進めていただけるよう
要望いたします。 また、子供と直接関わる教師の働き方を改革することにより、子供たちによりよい学習環境を提供できるよう、また
幼稚園に関しても、幼児教育という今まで以上に新たな視点に立って子供たちを育んでいけるよう、教育の質の向上を強く願います。 それぞれの細かい内容につきましては一般
質問でさらにお聞かせいただきたく、私の
質問を終了いたします。ありがとうございました。
○
議長(
乾充徳君) 以上で通告による
質疑を終わります。 ほかに御
質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
乾充徳君) 御
質疑がないようでありますので、これをもって
質疑を終結いたします。 ───────────────────────────────────
○
議長(
乾充徳君)
日程第2
議案第1号から
議案第16号までの16
議案を一括議題とし、これより
質疑に入ります。 御
質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
乾充徳君) 御
質疑がないようでありますので、これをもって
質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております
議案第2号、
議案第7号の関係部分、
議案第9号及び
議案第10号については
総務常任委員会に、
議案第1号、
議案第3号、
議案第7号の関係部分、
議案第8号、
議案第11号及び
議案第12号については産業厚生
常任委員会に、
議案第4号、
議案第7号の関係部分及び
議案第13号については教育福祉
常任委員会に、
議案第5号、
議案第6号、
議案第7号の関係部分、
議案第14号、
議案第15号及び
議案第16号については建設水道
常任委員会に付託いたします。 ───────────────────────────────────
○
議長(
乾充徳君)
日程第3
議案第17号から
議案第25号までの9
議案を一括議題とし、これより
質疑に入ります。 御
質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
乾充徳君) 御
質疑がないようでありますので、これをもって
質疑を終結いたします。 お諮りいたします。
議案第17号から
議案第25号までの9
議案については、9人の
委員をもって構成する予算特別
委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よってさよう決しました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました予算特別
委員会の
委員の選任については、
委員会条例第7条第1項の規定により 2番 西 村 千鶴子 君 7番 福 田 浩 実 君 9番 吉 川 幸 喜 君 11番 徳 野 衆 君 12番 上 田 健 二 君 13番 丸 谷 利 一 君 15番 冨 野 孝 之 君 17番 堀 川 力 君 18番 金 銅 成 悟 君 以上9人を指名したいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よってただいま指名いたしました9人を予算特別
委員会
委員に選任することに決しました。 予算特別
委員会の正副
委員長が決まりましたので、報告いたします。 予算特別
委員会
委員長に 2番 西 村 千鶴子 君 同副
委員長に 15番 冨 野 孝 之 君 以上であります。 ───────────────────────────────────
○
議長(
乾充徳君) 本日はこれをもって散会いたします。 明5日から13日までは休会し、各
常任委員会及び特別
委員会を開会いたします。 次回は16日午前10時より
会議を開きます。 本日はどうも御苦労さまでした。 午前11時10分 散会...