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  1. 大和郡山市議会 2020-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 大和郡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    令和 2年  3月 定例会(第1回)       ◯令和2年第1回大和郡山市議会定例会会議録(第1号)          令和2年3月2日 (月曜日) 午前10時8分 開会    ───────────────────────────────────諸  報  告    1. 10・11・12月分例月出納検査及び定期検査の結果について    2. 一般財団法人大和郡山文化体育振興公社に関する報告について議 事 日 程 日程第1  会議録署名議員の指名について 日程第2  会期の決定について 日程第3  新庁舎建設特別委員会中間報告について 日程第4  同意案第1号 副市長の選任について 日程第5  同意案第2号 固定資産評価員の選任について       (日程第4 同意案第1号及び日程第5 同意案第2号については即決) 日程第6  議案第1号  大和郡山印鑑条例の一部改正について 日程第7  議案第2号  大和郡山固定資産評価審査委員会条例の一部改正について 日程第8  議案第3号  大和郡山森林環境整備促進基金条例の制定について 日程第9  議案第4号  大和郡山特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関す              る基準を定める条例の一部改正について 日程第10  議案第5号  公の施設の区域外設置及び利用について 日程第11  議案第6号  市道路線の認定について 日程第12  議案第7号  令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)について 日程第13  議案第8号  令和元年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1              号)について 日程第14  令和2年度大和郡山施政方針について 日程第15  令和2年度大和郡山教育行政方針について 日程第16  議案第9号  大和郡山監査委員に関する条例等の一部改正について 日程第17  議案第10号  大和郡山市職員の服務の宣誓に関する条例及び大和郡山会計年度任              用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について 日程第18  議案第11号  大和郡山国民健康保険税条例の一部改正について 日程第19  議案第12号  大和郡山手数料徴収条例の一部改正について 日程第20  議案第13号  大和郡山放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定              める条例の一部改正について 日程第21  議案第14号  大和郡山市営住宅条例の一部改正について 日程第22  議案第15号  大和郡山道路占用料に関する条例等の一部改正について 日程第23  議案第16号  大和郡山地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一              部改正について 日程第24  議案第17号  令和2年度大和郡山一般会計予算について 日程第25  議案第18号  令和2年度大和郡山国民健康保険事業特別会計予算について 日程第26  議案第19号  令和2年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計予算について 日程第27  議案第20号  令和2年度大和郡山介護保険事業特別会計予算について 日程第28  議案第21号  令和2年度大和郡山介護サービス事業特別会計予算について 日程第29  議案第22号  令和2年度大和郡山公園墓地事業特別会計予算について 日程第30  議案第23号  令和2年度大和郡山公共用地先行取得事業特別会計予算について 日程第31  議案第24号  令和2年度大和郡山水道事業会計予算について 日程第32  議案第25号  令和2年度大和郡山下水道事業会計予算について       (日程第6 議案第1号から日程第13 議案第8号まで及び日程第16 議案第9号か        ら日程第32 議案第25号までは提案理由説明のみ)    ───────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議事日程に同じ    ───────────────────────────────────                   出 席 議 員(20名)                          1番  東 川 勇 夫 君                          2番  西 村 千鶴子 君                          3番  林   浩 史 君                          4番  尾 口 五 三 君                          5番  村 田 俊太郎 君                          6番  河 田 和 美 君                          7番  福 田 浩 実 君                          8番  池 田 篤 美 君                          9番  吉 川 幸 喜 君                          10番  遊 田 直 秋 君                          11番  徳 野  衆  君                          12番  上 田 健 二 君                          13番  丸 谷 利 一 君                          14番  関 本 真 樹 君                          15番  冨 野 孝 之 君                          16番  西 川 貴 雄 君                          17番  堀 川  力  君                          18番  金 銅 成 悟 君                          19番  乾   充 徳 君                          20番  大 垣 良 夫 君    ───────────────────────────────────                   欠 席 議 員(なし)    ───────────────────────────────────               説明のため出席した者                       市   長  上 田  清  君              副市長兼産業振興部長事務取扱  中 尾 誠 人 君                       教 育 長  谷 垣  康  君                        総務部長  西 尾 卓 哉 君                      市民生活部長  富 田  豊  君                   福祉健康づくり部長  上 田  亮  君                      都市建設部長  北 森 正 一 君                      上下水道部長  勝 又  努  君                        教育部長  八 木 謙 治 君                        財政課長  徳 田 耕 一 君    ───────────────────────────────────                事務局職員出席者                        事務局長  百 嶋 芳 一                        事務局次長  樋 口   登              庶務係長議事係長調査係長  岡 向 修 治    ───────────────────────────────────                  午前10時8分 開会 ○議長(乾充徳君) ただいまから令和2年第1回大和郡山市議会定例会を開会いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 市長より招集の挨拶がございます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) おはようございます。本日ここに令和2年第1回大和郡山市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には年度末を迎え何かと御多忙のところ御出席をいただき、厚く御礼を申し上げます。 今定例市議会に提案申し上げました議案等につきましては、既にお手元にお配りをいたしておりますとおり、同意案2件、条例の一部改正議案等14件、令和元年度一般会計等補正予算案2件及び令和2年度一般会計特別会計並びに公営企業会計予算案計9件でございます。 何とぞ慎重に御審議をいただきまして、それぞれの議案につきまして御議決を賜りますようお願い申し上げ、令和2年度第1回大和郡山市議会定例会の招集の挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 次に、議会運営委員会の結果を委員長より報告願います。 16番 西川議会運営委員会委員長。         (西川貴雄君登壇) ◆議会運営委員会委員長西川貴雄君) おはようございます。ただいまから議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。 今期定例会は、本日から3月18日までの17日間といたします。 本日は、まず諸報告2件があります。次に、日程に入り、日程第1で会議録署名議員の指名を、日程第2で会期の決定を行います。続いて、日程第3で閉会中に開かれました新庁舎建設特別委員会中間報告を行います。次に、日程第4 同意案第1号及び日程第5 同意案第2号については即決でお願いいたします。なお、日程第5が終わりましたら休憩をお願いいたします。再開後、日程第6 議案第1号から日程第13 議案第8号までの8議案の提案理由の説明を求めます。続いて、日程第14で令和2年度大和郡山施政方針について、日程第15で令和2年度大和郡山教育行政方針についての説明を受けます。次に、日程第16 議案第9号から日程第32 議案第25号までの17議案の提案理由の説明を求めます。 3日は、議案熟読のため休会いたします。 4日に再開し、日程第1で施政方針及び教育行政方針に対する質疑を行います。次に、日程第2で議案第1号から議案第16号までの16議案に対する質疑の後、各委員会に付託をいたします。続いて、日程第3で議案第17号から議案第25号までの9議案に対する質疑の後、予算特別委員会を設置し、同委員会へ付託をいたします。 5日から13日までは、本会議を休会し、各常任委員会及び特別委員会を開会いたします。 16日と17日は、一般質問を行います。 18日の最終日は、日程第1で議案第1号から議案第25号までの25議案に対する各委員長報告について、質疑、討論、表決を行います。 本定例会の会期及び議事日程並びに委員会招集日表議案付託表につきましては、お手元に配布されているとおりでございます。議員各位におかれましては、御協力のほどよろしくお願いいたしまして、報告を終わります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) これより本日の会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 諸報告に入ります。 10・11・12月分例月出納検査及び定期監査の結果につきましては、既に皆様のお手元に御配布申し上げております。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 次に、一般財団法人大和郡山文化体育振興公社に関する報告について、御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度で打ち切ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) これより日程に入ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員会議規則第81条の規定により、議長より指名いたします。             9番 吉 川 幸 喜 君             13番 丸 谷 利 一 君 以上2議員の方にお願いいたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月18日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって会期は17日間と決定いたしました。 なお、本定例会の会期及び議事日程並びに委員会招集の内容につきましては、皆様のお手元に配布いたしておりますから、御清覧おきお願いいたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第3 閉会中に開会されました新庁舎建設特別委員会中間報告を求めます。 10番 遊田新庁舎建設特別委員長。         (遊田直秋君登壇) ◆新庁舎建設特別委員長遊田直秋君) 皆さん、おはようございます。ただいまから新庁舎建設特別委員会中間報告を申し上げます。 委員会は、去る2月20日午前10時より開会し、新庁舎の建設について審査をいたしました。 まず、新庁舎の建設について、理事者から現在までの進捗状況についての説明を受けました。 新庁舎の建設工事については、1月10日及び11日に2回にわたり地元への工事説明会が開かれ、同月24日に起工式が行われました。 現在、敷地西側の進入路からは歩行者も含めて出入りができなくなっており、周辺道路への案内看板の設置や警備員により誘導されています。3月からは現庁舎北側への立入りができなくなり、庁舎への出入りは正面玄関及び東側出入口にて行うことになります。これら庁舎への出入りの方法や工事の進捗状況などは、市広報紙「つながり」やホームページで周知されているとの説明がありました。 次に、理事者の説明に対する委員各位の意見を聞きました。 その主なものとして、地元説明会での主な意見はに対し、工事期間中の騒音などの対策や、解体建物アスベストが含まれているのかといった御意見がありました。騒音については、重機を使った作業がほとんどのため御迷惑をおかけしますが、低騒音型の重機を使用したり、デシベル計の設置により、大きな騒音とならないよう注意を図りながら工事を進めていきたいこと、また、アスベストについては、飛散防止用の溶解剤や囲いで密閉するなど、基準に合った適正な処理をしていく旨を説明しましたとの答弁がありました。 次に、近隣住民や来庁者の声を届ける体制はに対し、基本的には庁舎建設室の窓口で対応させていただく旨、説明会でも説明しております。現場事務所も近くにあり、すぐに対応できる体制を取っておりますとの答弁がありました。 続いて、仮設の消火設備として設置されるパッケージ型消火設備の詳細はに対し、現在設置している屋内消火栓代替施設として設置するもので、大型の消化器4本とホースがパッケージの中に入っているもので、消防の許可を得て進めておりますとの答弁がありました。 次に、空調設備設置の詳細はに対し、北側の解体に伴いボイラーが使えなくなるため、キュービクルやチラーなどの設備を整え空調設備を設置したいと考えておりますとの答弁がありました。 以上が新庁舎建設特別委員会中間報告であります。議員各位の御理解をお願いいたしまして報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(乾充徳君) ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめます。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第4 同意案第1号及び日程第5 同意案第2号の2議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 上田市長。         (上田 清君登壇)
    ◎市長(上田清君) 日程第4 同意案第1号、令和2年2月29日付吉村安伸副市長の任期満了による退職に伴い、その後任として中尾誠人氏を選任しようとするものでございます。 氏は、昭和61年4月に本市に採用され、企画政策課長教育部長等を経て産業振興部長として退職されるまでのおよそ34年間、本市行政に従事され、市政を取り巻く様々な課題の解決に尽力してこられた方でございます。 近年、長引く景気低迷高齢化社会の到来と相まって、地方自治体は厳しい行財政運営を迫られております。一方、地方分権の推進に伴い、その果たすべき役割は今後ますます多様かつ重要になるものと考えます。 豊富な実務経験と優れた行政手腕を備えられた氏は、本市副市長として誠に適任であると考えまして、地方自治法第162条の規定により、議会の同意をいただこうとするものでございます。 続いて、日程第5 同意案第2号 固定資産評価員の選任について御説明を申し上げます。 令和2年2月29日付吉村安伸固定資産評価員の退職に伴い、その後任として中尾誠人氏を選任しようとするものでございます。 近年の厳しい社会経済情勢を反映し、市民の固定資産税への関心はこれまで以上に高くなっております。行政事務全般に精通され、優れた人格、識見を備えられた氏は、固定資産評価員として誠に適任であると考えまして、副市長の任と兼ねて選任いたしたく、地方税法第404条第2項の規定により、議会の同意をいただこうとするものでございます。 以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(乾充徳君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よってこれより採決に入ります。 同意案第1号 副市長の選任について、同意することに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって同意案第1号は同意することに決しました。 次に、同意案第2号 固定資産評価員の選任について、同意することに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって同意案第2号は同意することに決しました。 この際、暫時休憩いたします。                  午前10時22分 休憩                  午前10時29分 再開 ○議長(乾充徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第6 議案第1号から日程第13 議案第8号までの8議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 中尾副市長。         (中尾誠人君登壇) ◎副市長兼産業振興部長事務取扱中尾誠人君) それでは、ただいま上程をいただきました議案第1号から議案第8号までの8議案につきまして、一括して提案の説明を申し上げます。 日程第6 議案第1号 大和郡山印鑑条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、法施行に伴う印鑑登録証明事務処理要綱の一部改正により、印鑑登録の資格がない者としての成年被後見人の文言を変更するものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行するものでございます。 日程第7 議案第2号 大和郡山固定資産評価審査委員会条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、本条例において引用する法律の名称の変更及び引用部分に条ずれが生じたことから、これを整理するものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行するものでございます。 日程第8 議案第3号 大和郡山森林環境整備促進基金条例の制定について御説明申し上げます。 本案につきましては、森林整備に関する施策等に資するため、本条例を制定するものでございます。 その内容といたしましては、今年度から国より譲与されております森林環境譲与税について、その一部または全部を基金として積み立てるため、所要の事項を定めるものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行するものでございます。 日程第9 議案第4号 大和郡山特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、国の特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準が改められたことから、本市もこれに準じ、所要の改正を行うものでございます。 主な内容でございますが、幼児教育・保育の無償化に伴う文言及び引用条項の整理を行うものでございます。 この条例は、公布の日から施行するものでございます。 日程第10 議案第5号 公の施設の区域外設置及び利用について御説明申し上げます。 本案につきましては、本市矢田町榁木地区の水道未普及を解消するに際し、本市の水道施設を生駒市の行政区域内に設置し、当該施設を利用するもので、地方自治法第244条の3第1項及び第2項の規定により、今般、生駒市との協議を行った結果、協定の条件が整いましたことから、同条第3項の規定により、議会の議決をいただこうとするものでございます。 今回の利用においては、生駒市において既に水道施設が整備されておりますことから、水道事業者間連携による第三者委託制度を活用し、生駒市の行政区域内に本市のポンプ施設等を建設することで、水道整備の効率化を図るとともに、周辺地域生活環境の向上を図るものでございます。 また、生駒市水道施設維持管理等に要する経費の負担につきましては、その都度協議をするものでございます。 日程第11 議案第6号 市道路線の認定について御説明申し上げます。 今回認定予定の道路は、額田部北町地内線でございます。 本案につきましては、都市計画法に基づき帰属された道路を市道認定しようとするものでございます。 日程第12 議案第7号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)について御説明を申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ15億 7,537万 9,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を 363億 773万 1,000円とするものでございます。 今回の補正は、退職者の増による職員手当の補正と、各事業、管理経費の補正をするものでございます。 次に、繰越明許費の補正でございます。このたび国庫補助金の交付決定を受けました教育費の小学校トイレ全面改修事業、また、国の補正予算に対応した関連事業であります農林水産業費の農業基盤整備促進事業ほか6件につきまして、いずれも全額翌年度へ繰越措置するものでございます。 続きまして、地方債の補正でございますが、中学校施設整備事業債を新たに計上し、その他につきましては事業費の増額に伴い、土地改良事業債ほか3件についてそれぞれ限度額を変更するものでございます。 それでは、歳出より順次御説明を申し上げます。 第2款 総務費は 2,545万 7,000円の増額補正でございます。これは、第1項 総務管理費、第1目 一般管理費におきまして、退職者の増により職員手当等で 1,970万 7,000円、第10目 基金費におきまして、森林環境整備促進基金へ積立金 247万 4,000円、また、第3項 戸籍住民基本台帳費、第3目 戸籍住民基本台帳費におきまして、デジタル・ガバメント閣僚会議で示された方針に沿ったマイナンバーカードの普及促進等に要する経費 327万 6,000円をそれぞれ増額補正するものでございます。 第6款 農林水産業費は1億1,903万円の増額補正でございます。これは、第1項 農業費、第4目 農地費におきまして、国の補正予算を活用した農業基盤整備促進事業に要する経費 700万円、同じく震災対策農業水利施設整備事業に要する経費 8,473万円及び農業水利施設診断事業に要する経費 2,730万円をそれぞれ増額補正するものでございます。 第8款 土木費は5,570万円の増額補正でございます。これは、第1項 道路橋梁費、第4目 交通安全対策費におきまして、国の補正予算を活用した未就学児の移動経路緊急対策等に要する経費 2,320万円、第6目 橋梁維持費におきまして、橋梁補修等に要する経費 3,250万円をそれぞれ増額補正するものでございます。 第10款 教育費は13億 7,519万 2,000円の増額補正でございます。これは、第2項 小学校費、第1目 学校管理費におきまして、このたび交付決定を受けました郡山北小学校ほか4校のトイレ全面改修事業に要する経費8億 3,797万2,000円、国の補正予算を活用したGIGAスクール構想実現に向けた校内通信ネットワークを整備するための経費3億5,952万円、第2目 教育振興費におきまして、要保護及び準要保護児童援助費 640万6,000円、第3項 中学校費、第1目 学校管理費におきまして、同じく校内通信ネットワーク整備に要する経費1億 6,848万円、第2目 教育振興費におきまして、要保護及び準要保護生徒援助費281万4,000円をそれぞれ増額補正するものでございます。 次に、歳入についてでございます。 各事業に対する特定財源といたしまして、第13款 分担金及び負担金、第1項 分担金、第1目 農林水産業費分担金におきまして、農業基盤整備促進事業分担金 175万円、第15款 国庫支出金、第2項 国庫補助金、第1目 総務費国庫補助金におきまして、個人番号カード交付事業費補助金 327万 6,000円、第5目 土木費国庫補助金におきまして、社会資本整備総合交付金 2,927万 4,000円、第6目 教育費国庫補助金におきまして、学校施設環境改善交付金2億 5,941万 1,000円、小学校及び中学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金、合わせて2億 4,000万円、第16款 県支出金、第2項 県補助金、第4目 農林水産業費県補助金におきまして、震災対策農業水利施設整備事業補助金 8,473万円、農業基盤整備促進事業補助金 385万円、農業水利施設診断事業補助金 2,730万円、第22款 市債、第1項 市債、第3目 農林水産業債におきまして、土地改良事業債 140万円、第5目 土木債におきまして、道路整備事業債 1,390万円、交通安全施設整備事業債 1,040万円、第7目 教育債におきまして、小学校施設整備事業債7億 2,270万円をそれぞれ増額補正し、中学校施設整備事業債7,500万円を新たに計上するものでございます。 また、繰越金を1億 238万 8,000円増額補正することにより、収支の均衡を図っております。 日程第13 議案第8号 令和元年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について御説明を申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ 700万円を増額し、歳入歳出予算の総額を13億 4,985万 6,000円とするものでございます。 今回の補正は、保険料特別徴収の収納見込額に合わせ、歳出におきまして、第2款 後期高齢者医療広域連合納付金、第1項 後期高齢者医療広域連合納付金、第1目 後期高齢者医療広域連合納付金 700万円を増額補正するものでございます。 歳入につきましては、第1款 後期高齢者医療保険料、第1項 後期高齢者保険料、第1目 特別徴収保険料におきまして 700万円を増額補正するものでございます。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(乾充徳君) ただいま提案理由の説明が終わりました。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第14 令和2年度大和郡山施政方針を求めます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) それでは、本日ここに、令和2年度の市政運営に対する私の所信の一端を申し述べ、議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 昨年の改元に伴い、30年余り続いた「平成」から「令和」になって初めての施政方針となります。 「昭和」、「平成」という時代を通して先人によって築き上げられました、まちの歴史、文化、そして魅力をしっかりと継承しながら、この新たな時代の幕開けを市民の皆様と共に迎えることができましたことを心から喜んでいるところでございます。 昨年は、初の自国開催となったラグビーワールドカップに沸き、半世紀以上の時を経て開催されます東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への機運が高まる中で、大和郡山市におきましては、香港・シンガポールのホストタウンとして両国の競泳チームの事前合宿のサポートをし、交流を深めてまいりました。 新年度におきましては、奈良県内で行われますオリンピック聖火リレーの奈良・大和郡山ルートのスタート地点にも選定され、市を挙げてこの世界的なスポーツの祭典を盛り上げていきたいと考えております。 また、春を彩る「大和郡山お城まつり」が第60回、同時開催の「金魚品評会」が第100回の開催となるほか、JR大和小泉駅は開業 100周年を迎えるなど、記念すべき節目の年と重なることから、令和2年度を未来への新たな一歩と捉え、さらなるまちの発展に向けて全力で取り組んでいく所存でございます。 さて、日本の経済に目を向けますと、「経済財政運営と改革の基本方針2019(骨太の方針)」等では「我が国の経済は、長期にわたり回復を維持しており不透明な国際情勢の下にも関わらず、雇用情勢・所得環境は共に好調を維持しつつ、GDPにおける名目、実質成長率は、過去最高規模に達し、その先行きも各種政策の効果を通じて同基調の維持継続していくことを期待している」との見解が示される一方で、「地方におきましては、依然、厳しい財政状況の中、東京圏一極集中及び少子高齢化などにより加速する人口減少を見据えたさらなる行財政改革の推進と新たな発想と創意工夫による国、地方を通じた歳出抑制と経済成長の取組が必要である」と述べられております。 これを受け、大和郡山市におきましては、第4次総合計画に掲げておりますまちの将来像「あふれる夢と希望と誇り 暮らしてみたくなる 元気城下町(やまとこおりやま)」の実現に向けて、着実に各種施策・事業の展開を図り、複雑多様化する市民ニーズに迅速かつ適正に対応していけるよう、市民の皆様とともに「知恵」を出し合い、「創意工夫」を重ねながら、次世代へつなぐ持続可能な活力あるまちづくりに取り組んでいるところでございます。 新年度におきましても、本格化する市役所新庁舎の建設をはじめ、近鉄郡山駅周辺地区のまちづくり基本計画や近鉄平端駅周辺地区のまちづくり基本構想の策定、郡山城跡の国史跡指定に向けての総合調査など将来を見据えた事業の実施や、(仮称)平和認定こども園の建設、市内の民立幼稚園等の建設支援、公立幼稚園の空調整備、小学校トイレ全面改修事業など、子供たちの教育・保育環境の充実、高齢者の外出支援の仕組みづくりなど様々な分野におきまして、今、直面している課題等に真正面から向き合いながら市民目線に立ったまちづくりを進めてまいります。 なお、昨年末から世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」による肺炎は、日本国内においても多大な影響を及ぼしておりますが、本市におきましては、疾病等に係る対策行動計画に基づき、関係機関との情報の共有を図りながら、市民生活の安全の確保に万全を期してまいります。 令和2年度の予算編成に当たりましては、今回の通常国会で経済対策として可決されました補正予算を活用し、一部令和2年度当初予算で計上を予定しておりました事業を、令和元年度一般会計補正予算において前倒し計上させていただき、国等の補助金をはじめ市債や基金等を有効に活用しながら、補正予算と当初予算を一体として効率的で効果的な財源配分による予算編成を行っております。 それでは、令和2年度の主要施策につきまして、第4次総合計画の5つの施策大綱を基に、順次御説明申し上げます。新規施策を中心に、令和元年度補正予算に前倒して計上した分を含めて御説明いたします。 最初に、「協働のまち」でございます。 まず、「新庁舎の建設」につきましては、平成29年度の市庁舎建設基本計画の策定から始まり、基本設計、実施設計を経て、去る1月24日には起工式が執り行われ、無事、着工に歩み出すことができたところでございます。 現在の市庁舎は、昭和の著名な建築家で日本武道館や京都タワーなどの設計で知られる故山田 守氏の設計によるもので、氏の代表作の一つに数えられ、昭和36年に建築されて以来60年近くにわたり本市の行政拠点としてまちづくりを支え続けてきた歴史ある庁舎でございます。 今春から、現庁舎の一部の解体が進められ、ここで過ごす時間も残り僅かになってまいりましたが、これまで市民の皆様とともに現庁舎で積み重ねてきました日々を心に刻みながら、その姿を記憶に残し、現庁舎への感謝の気持ちを申し上げたいと思います。 今回、新たに建設いたします庁舎につきましては、現庁舎のモダンな雰囲気を取り入れつつ、城下町の町家のイメージで設計し、「大和郡山らしさが随所に感じられる、そして、より多くの市民の皆様に愛され、親しまれる庁舎」を目指してまいります。 令和2年度におきましては、基礎部分の工事に着手し、これから日を追うごとに工事の進行が皆様の目の前に形となって現れてまいりますが、この新庁舎に対しましても、これから訪れます新たな時代を共に歩んでいけるという大きな期待を抱きながら、その完成を心待ちにしているところでございます。 市民サービスの拠点、市民の触れ合いの拠点、そして、何よりも防災拠点となる新庁舎棟は、令和4年新緑香る頃の供用開始に向けて、また、観光客や来庁者の皆様が利用できる交流棟は、令和5年度の完成を目指し、積極的な情報発信に努めながら、職員一同、一丸となって取り組んでまいりますので、議員及び関係者各位におかれましては、より一層の御協力、御支援のほどよろしくお願い申し上げます。 次に、「第4次総合計画 後期基本計画」及び「第2次大和郡山市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定についてでございます。 令和2年度は、「第4次総合計画 前期基本計画」の最終年度に当たり、これまで実施してまいりました施策・事業について、いま一度、検証した上で、本市が目指す将来像の実現に向けて、新たに令和7年度までの5年間を計画期間とする「後期基本計画」の策定に取りかかります。それに併せ、少子高齢化等による人口減少とまちの活性化に向けての「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定を同時に進めていくことで、より実効性のある計画の策定を目指してまいります。 また、本市への移住・定住の促進を図るべく人口減少への対応といたしまして、引き続き、本市のPR動画の上映、フェイスブックの活用、移住・定住フェアへの参加など「シティプロモーション事業」を継続実施し、まちの魅力を広く発信してまいります。 さらに、市ホームページの内容を一新し、広報・広聴・コミュニケーション媒体として、より多くの皆様にとって使いやすく、分かりすいホームページを目指してまいります。現在の本市の公式ホームページは、平成22年度以来、まちの情報発信ツールとしてその機能を担ってまいりましたが、情報量の増加、スマートフォンの普及等、変化する社会情勢に応じて誰もが提供される情報や機能を支障なく利活用できるように、ふるさと応援基金寄附金を財源にリニューアルするものでございます。 一方、消費者行政につきましては、特殊詐欺等による犯行手口の巧妙化が進み、依然として被害状況は高水準で推移しており、消費者センターの果たす役割は、ますます重要性を増し、今後も引き続き、地域住民の皆様や関係機関との綿密な連携の下、その相談サポート体制の充実を図ってまいります。 次に、「子育て・教育」でございます。 昨年1月の施政方針演説におきまして安倍総理は、「平成の30年間で出生率は1.57から1.26まで落ち込みながらも‘それでも子供を産みたい、育てたい’と願う方々の希望をかなえることができれば、出生率は 1.8まで押し上げることは可能である」と述べられました。1年を経て去る1月20日の施政方針演説におきましても、再度「深刻さを増す少子化の問題に真正面から立ち向かい‘希望出生率 1.8の実現’に向けてより積極的に取り組んでいく」と力強く述べられております。 これを受けて、令和2年度におきましては、全国的に1年間を通して幼児教育・保育の無償化の実施が進められ、本市といたしましても、この機を逃すことなく子供を産み、育てやすい生活環境づくりを推進し、子ども・子育て支援体制の整備及び学校・幼児教育のさらなる充実に向けて全力で取り組んでまいります。 まず、子育て支援の充実についてでございます。 本市の待機児童数が、毎年20名前後ある現状におきまして、平成30年4月の「矢田認定こども園」の開園に続き、昨年10月には「やまとこども園 mimi」が、また、今年4月には「郡山西保育園」の建て替えが完了いたします。 令和2年度におきましては、現在建設中の「(仮称)平和認定こども園」に加えて、新年度から施設整備支援を進めてまいります「カトリック幼稚園」、「いずみ保育園」の3園が、認定こども園として令和3年4月に同時開園することになります。 また、「昭和保育園」においては、これまでの市社会福祉協議会の運営から民間運営による認定こども園への転換を図ってまいります。これらの事業が全て完了すれば、保育定員は約 200名の増員となり、待機児童の問題は、段階を経て改善に向かっていくことと大いに期待しているところでございます。 次に、放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育についてでございます。 近年、夫婦共働き及び独り親家庭の増加等、保護者の皆様の就業形態の変化などによる子供を取り巻く環境は日々複雑多様化しており、放課後において子供たちが安全で安心して過ごせる生活空間の確保は、本市のみならず国全体の喫緊の課題でございます。 そこで、学童保育所の利用児童数が急増している郡山北小学校につきましては、令和3年4月の開所に向けて第3・第4学童保育所の建設を進めていくとともに、児童数の増加が見込まれる学童保育所におきましても、小学校校舎内の余裕教室を活用し、放課後における子供たちが安心して過ごせる生活空間の確保に、より積極的に努めてまいります。 また、学童保育所の運営につきましても、家庭、地域の皆様との連携を図りながら、変化する社会情勢による多様なニーズに柔軟に対応し、将来を見据えた仕組みづくりに取り組んでまいります。 次に、学校及び幼児教育の充実についてでございます。 公立幼稚園の空調整備につきましては、市内の全公立小・中学校への整備に続き、令和2年度中の稼働を目指し整備に着手し、保護者の皆様が安心して子供を預けられる幼稚園の運営に努めます。また、小学校におけるトイレ改修につきましても、今回、5校分の国庫補助金の採択を受けたことにより関連経費を令和元年度補正予算に計上し、令和2年度への明許繰越措置を経て、年度内の完成に向けて全力で取り組んでまいります。 また、国が推進するGIGAスクール構想の実現につきましては、子供たちに先端技術等を駆使した快適な教育環境の下、質の高い学習が受けられますよう全小・中学校の高速通信ネットワークの整備を進め、国の補助金等を活用しながら、今回の補正予算に計上し、実施してまいります。なお、端末機につきましては、ネットワーク環境が整備された後、年次的に配備を予定しております。 平成30年度より継続しております外国語指導助手の拡充につきましては、令和2年度から新学習指導要領により小学校3、4年生では「外国語活動」が、小学校5、6年生では教科として「外国語」が導入され、令和元年度の1名増員に加えて、令和2年度はさらに1名増員し、合わせて4名体制で小・中学校の英語指導の充実を図ってまいります。 学校図書館司書配置事業につきましては、平成28年度より取り組んでおります学校図書館への支援を継続し、さらに1名増員し、子供たちの読書環境の充実に取り組んでまいります。 本市におきましては、これからも、新たな時代を担う子供たちの健全な育成に向けて、ソフト・ハードの両面からさらなる教育環境の充実に努めてまいります。 次に、「健康・福祉・生きがいづくり」でございます。 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に際しまして、今年3月26日に‘震災復興への願いから’福島県「Jヴィレッジ」を皮切りに、全国各地で聖火リレーが行われます。 さきに申し上げましたとおり、本市におきましても、4月13日、元気城下町バスパークをスタートに、25名の聖火ランナーが聖火を引き継ぎ平城宮跡歴史公園までの約6キロを駆け抜けます。また、昨年度に引き続き、香港・シンガポールのホストタウンとして両国の競泳チームをサポートし、選手の皆様との交流を通じて、世界中が注目する4年に1度のスポーツの祭典を市を挙げて盛り上げていきたいと考えております。 加えて、本市におきましては、パラリンピックの開催を契機に、県内で初めて「共生社会ホストタウン」に登録されました。共生社会の実現に向けたユニバーサルデザインのまちづくり、心のバリアフリーの推進の取組の一つとして、車椅子を利用する方々の外出時の負担軽減を図るため簡易スロープ購入補助制度を導入し、公共施設等のバリアフリー化に併せて、人に優しいまちづくりを推進してまいります。 さらに、新たな取組といたしまして、高齢者の皆様の社会参加を促し、生活を支援していくための外出支援への移動手段の確保について調査、研究し、その仕組みづくりに努めてまいります。その運用につきましては、小学校区単位で行政が地域へ自動車を貸与し、地域の皆様の「共助」の取組によって支えられる、地域の実情に合わせた制度設計を行ってまいります。 次に、医療体制の充実についてでございます。 現在、市内におきまして小児科医師が不足している状況にあり、令和2年度より市内の基幹病院でもあります大和郡山病院に対し、夜間、休日等の小児科の診療時間の拡大等への補助を実施し、小児科医療の充実を図ってまいります。 加えて、既に令和元年度補正予算で御承認いただきました「骨髄移植ドナーへの支援」や、従前の「一般不妊治療への助成」につきましても、引き続き実施してまいります。 また、人権文化の啓発につきましては、性的マイノリティー(LGBTQ)をはじめ、一人一人の多様性を認め合い、誰もが生き生きと暮らせる共生社会の実現に向けて、より積極的に取り組んでまいります。 次に、「安全・快適な暮らし」でございます。 まず、「災害に強いまちづくり」につきまして、近年、多発する大規模な地震や風水害などの自然災害に対し、常日頃からの個々の危機管理意識と災害への事前の備えの重要性が高まっております。市民の誰もが安全で安心して暮らせるまちづくりを推進していくためには、まずは「自らの身の安全は、自らが守る」という自助の取組に加えて、「自分たちの地域は、地域のみんなで守っていく」という共助の取組との連携を、そして、これらを支える公助の取組が一体となってこそ、初めて災害に強いまちづくりが実現すると考えております。 そこで、公助の取組の一つとして、災害発生時に最も重要な情報収集手段でもあります「防災行政無線」につきまして、令和2年度に、現状のアナログ方式からデジタル化を進め、通信の高度化を図り、災害時におけるより強固な通信体制の構築に取り組んでまいります。加えて、本市が被災団体になることを想定した災害廃棄物への対応策として「災害廃棄物処理計画」の策定にも着手してまいります。 一方、治水対策として、10年に1度の確率で発生する洪水を想定した蟹川流域の整備手法の検討を進めますとともに、災害時の緊急輸送道路の重要橋梁であります市道北廻り線の郡山大橋の耐震補強工事につきましても、令和2年度の完成を目指し、取り組んでまいります。 消防・救急体制の充実につきましては、建設から20年以上が経過し、老朽化が進んでおります大和郡山市防災センターの改修に向けた設計業務に着手します。加えて、消防団庫の耐震化につきましても、年次的に継続実施し、令和2年度では、西田中分団団庫の耐震改修を進めてまいります。 次に、「秩序とゆとりのある都市空間づくり」についてでございます。 近鉄郡山駅周辺のまちづくりにつきましては、令和元年度に奈良県と締結いたしました基本協定の下、より具体的なビジョンとして基本計画の策定に取り組み、今後、「城下町の風情を活かし、いきいき暮らせるまちづくり」を基本コンセプトに周辺商店街や地域の皆様とともに、まちの特性を生かした空間づくりに努めてまいります。 そこで、全国的にも問題になっております空き家対策として、‘公民連携’をキーワードに昨年10月から運営する「空き家バンク」と、さらには今ある地域資産を有効に活用するため、県内で初めて開催した「リノベーションスクール」との連携を図りながら、活力あるまちづくりを推進してまいります。 とりわけ「リノベーションスクール」に参加した若者からは、空き家対策を含むこれからのまちづくりに関する様々なヒントを得ることができ、今後の展開に強く期待しているところでございます。 郡山城跡につきましては、さきに改定いたしました「郡山城跡公園基本計画」に基づき、歴史ある遺構として、また、まちの歴史の学びの場として、その保全活用に取り組んでまいります。令和2年度におきましては、令和4年度の郡山城跡の国史跡指定を目指し、各種調査を進めますとともに、将来的には、郡山城跡周辺を歴史公園として段階的に整備し、同時に柳沢文庫によります極楽橋の復元も進められることで、より一層‘城下町 大和郡山’ならではの空間を創出していきたいと考えております。 一方、本市の鉄道交通においては、近鉄郡山駅と同じく急行停車駅であります近鉄平端駅につきましては、奈良県中央卸売市場再整備基本計画等を鑑みますと、今後、その重要性が高まってまいります。このたび、近隣住民の皆様からの御要望もあり、駅を核としたまちづくりについての検討を重ね、その基本構想の策定に着手してまいります。 次に、「公共交通網の利便性を高め、市民が快適に移動できる環境づくり」についてでございます。 現在、県内多くの市町村により御支持いただいております、リニア新幹線中間駅誘致活動につきましても、市域はもとより、県内全域、ひいては紀伊半島全体を見据えた未来へのまちづくりの観点で、引き続き、活動してまいります。 また一方で、安全な交通環境の整備につきましては、今回、国の補正予算を活用し、令和元年度に前倒しして実施いたします未就学児の移動経路の安全対策をはじめ、通学路対策及びバリアフリー整備を継続実施していきますとともに、都市計画道路城廻り線街路事業及び市道伊豆七条高野線道路新設改良事業につきましては、事業用地の確保を進め、さらなる事業の展開を図ってまいります。 住環境の整備につきましては、これまで20年余りを費やし実施してまいりました片桐東団地建設事業が、令和元年度のE棟の完成をもちまして、無事、終結することとなりました。今後は、年次的に昭和56年以前の旧耐震基準で建設された中層団地の長寿命化を図ってまいります。 次に、上下水道事業についてでございます。 水道事業につきましては、老朽配水管の布設替えや昭和浄水場の耐震診断を実施するほか、未普及地域解消事業といたしまして、矢田町榁木地区に管路の新設を行う予定であり、市全域において健全な経営と安全で良質な水の安定的な供給に努めてまいります。 下水道事業につきましては、令和2年度は、マンホール蓋取替え工事や管渠カメラ調査及び市内15工区において管渠整備を進めてまいります。今後も事業の効率化を推進し、快適な生活環境の確保に努めてまいります。 次に、「産業・環境」でございます。 まず、商工業の振興につきましては、去る1月19日に市内の産・官・学が連携し、昭和工業団地内の企業を主として地域の子供たちを対象とする職場職業体験フェア「おしごとフェスタ」が試行的に開催され、好評を得たところでございます。 令和2年度におきましても、昭和工業団地協議会との連携の下、さらに規模を拡大し、将来を担う子供たちに職業観、仕事観を養ってもらうとともに、それぞれの企業が有する「ひと・もの・情報」の魅力を広く発信してまいります。 また、地域の商店街の活性化につきましては、令和2年度も引き続き「商店街まちなかにぎわい創出事業」を実施し、柳町商店街の「柳神くん祭」、「柳の市」、筒井プラザ商店街の「郡山筒井バル」など各商店街の自主的な取組を支援してまいります。 一方、地場産業の振興につきましては、毎年8月開催の「全国金魚すくい選手権大会」を通じて、令和元年度に引き続き、世界に向けた‘金魚のまち、大和郡山ブランド’の発信に取り組みます。加えて、地場産品の開発といたしまして、令和元年度より実施の「いちじくワインプロジェクト」を推進し、試行錯誤を重ね出来上がった大和郡山市産ワインの販売ルートの確立に努め、より多くの皆様に御賞味いただけますよう支援してまいります。 また、本市伝統の靴産業につきましては、このほど市内の靴製造業者が「奈良発靴プロジェクト」を立ち上げ、新ブランド「KOTOKA(古都靴)」の製作、情報発信、販売を目指す取組を進めておられます。本市といたしましても、靴工業団地地区の未来に向けた発展を図るため、地区計画の策定を進めるとともに、従来からふるさと納税の返礼品としても大変好評を得ております、大和郡山の靴のPRに努め、伝統ある地場産業の活性化に取り組んでまいります。 続きまして、観光の振興についてでございます。 今春、「大和郡山お城まつり」が第60回、同時開催の「金魚品評会」が第 100回の開催となり、そのような中で、開館2周年となる「町家物語館」では、昨年秋に、町家カフェがオープンし、また一つ、城下町におもてなしの空間が加わることとなりました。人と人との出会い、交流を通じ、より一層、まちににぎわいが創出されていくことを大いに期待しているところでございます。 また、「郡山城跡の天守台展望施設」の活用につきましては、令和元年度では、これまでの金婚式、観月会をはじめ、奈良工業高等専門学校との連携によるプロジェクションマッピングなどの様々な企画を実施してまいりましたが、令和2年度におきましても、引き続き、天守台を生かした幻想的な空間を演出していきたいと考えております。 一方、「矢田寺あじさい祭り」の交通対策といたしまして、現在、奈良県と共同で「(仮称)矢田観光駐車場」の整備を進めているところでございます。市による用地買収を終えた後、奈良県による工事が進められる予定であり、将来的には、来訪者の皆様へのおもてなし空間としての整備を検討していきたいと考えております。 最後に、農業の振興についてでございますが、自然災害等による被災の影響の大きい施設への被害軽減等を図る「震災対策農業水利施設整備事業」の実施や、老朽化が進む施設の長寿命化を進める「農業水利施設診断事業」及び農道等の整備による生産性の向上を図る「農業基盤整備促進事業」の継続実施を通じ、営農に関わる地域資源の質的向上に向けて、今回の補正予算と令和2年度当初予算を併せ一体的に事業執行してまいります。 以上、施策体系により、令和2年度の主要施策について御説明申し上げました。 続きまして、令和2年度予算の全般的な事項について申し上げます。 まず、歳入では、根幹でもあります市税収入のうち、個人市民税、固定資産税、軽自動車税は微増であるものの、法人市民税の一部が国税として法人地方税に振り替えられたことから市税収入全体におきましては、前年度と比較しまして、僅かな減収見込みとなっております。 一方、歳出では、庁舎建設事業費の減少及び片桐東団地建設事業の終了等により普通建設費は大幅な減になったものの、社会保障関連経費である扶助費及び会計年度任用職員制度の導入による人件費等の増加が見込まれるため、歳入、歳出のバランスをより一層意識した予算編成に努めてまいりました。 こうして編成を行いました令和2年度の予算規模は、一般会計 312億 8,000万円、特別会計 207億 9,029万 6,000円、公営企業会計75億 1,865万 3,000円、全会計総計では 595億 8,894万 9,000円でございます。 一般会計につきましては、前年度に比べ28億 4,000万円、8.3%の減の予算編成となりますが、これは、先ほども述べましたとおり、大規模事業の完了等により投資的経費が大幅に減少したことが主な要因でございます。 大和郡山市におきましては、冒頭で申し上げたとおり「第4次大和郡山市総合計画」に基づき、まちの将来像である「あふれる夢と希望と誇り 暮らしてみたくなる 元気城下町(やまとこおりやま)」の実現に向けてまちづくりに取り組んでまいりました。 「令和」という新しい時代が幕を開け、令和2年度は、本計画の前期基本計画の最終年度でもあり、次の5か年を見据えた、いわゆる、新たなまちづくりの指針を見直していく年でもあります。 気持ちを新たに、まちのさらなる進展と将来像の実現に向け、私をはじめ職員一人一人がこれから訪れます新しい時代を市民の皆様とともに歩み、築いていく、そのような強い決意の下、全力でまちづくりに取り組んでいく所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 最後に、議員各位をはじめ、市民の皆様のより一層の御支援、御協力をお願い申し上げ、令和2年度の施政方針とさせていただきます。 以上、施政方針を申し述べたところではございますが、大規模な感染リスクがある新型コロナウイルスに関しましては、日々刻々と状況が変化をしております。市といたしましても、今後予定しております行事等につきましては、感染拡大防止の観点から規模の縮小、中止等をせざるを得ない状況でございます。議員各位、市民の皆様にも、この場をお借りして御理解と御協力を切にお願いするところでございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第15 令和2年度大和郡山教育行政方針を求めます。 谷垣教育長。         (谷垣 康君登壇) ◎教育長(谷垣康君) おはようございます。 本日、令和2年第1回定例市議会の開会に当たり、ここに本市の令和2年度教育行政方針を申し述べ、御審議の参考に供したいと存じます。 「大和郡山市教育大綱」におきましては、「ふるさと郡山に夢と誇りと自信を持ち 未来を拓き 未来に駆ける 心豊かな 人づくり」を基本理念とし、「子どもの生きる力をみんなで育むまちづくり」、「生涯を通じて学ぶよろこびをだれもが実感できるまちづくり」、「子ども一人ひとりの学びをきめ細かく応援するまちづくり」を3つの基本方針としております。引き続き、この大綱に示されました理念・方針を踏まえ、関係部局と連携・協力を図りながら、諸施策を推進してまいります。 第1に、園・学校教育の充実であります。 いよいよ、4月から小学校の新学習指導要領が完全実施となり、新しい教科書による授業が始まります。幼稚園では、既に新教育要領による教育活動が行われており、中学校は令和3年度から新学習指導要領が実施に移されます。「人権尊重の精神を基盤として、知・徳・体の調和のとれた人間性豊かな幼児・児童・生徒の育成を目指す」という学校教育の基本方針を基調としながら、「Society5.0」と言われる、これからの社会を生きる子供たちに必要な力を培い、「未来を拓き 未来に駆ける」子供の育成を目指し、次に掲げる事項を重点的施策として取組を進めてまいります。 1つ目は、学力向上に向けた授業改善の取組であります。 新学習指導要領で重視されている「主体的・対話的で深い学び」、いわゆるアクティブ・ラーニングによる授業改善を進め、授業は「子供たちの学びの場」であるという観点に立って、能動的に学び続ける力の育成に努めてまいります。 令和元年度2学期から、全ての小・中学校の普通教室に設置した大型モニター、Wi-Fi環境及び全ての教員に配布した指導者用パソコン・タブレットなどのICT機器を活用し、視覚的に子供たちの興味・関心を高めたり、自分の考えを発表する機会を増やしたりするなど、授業風景が変わりつつありますが、今後、さらに効果的な活用方法について研修を深めてまいります。 加えて、文部科学省が提唱しております、令和5年度までに児童・生徒1人に1台の端末を整備する「GIGAスクール構想」の実現に向けて、ハード面の段階的な整備に努めてまいります。同時に、ICT機器を使いこなす技術はもちろん、情報モラルや情報リテラシーを身につけた子供たちが育つよう、指導者の力量の向上を図り、ソフト面での充実にも努めてまいります。 「子どもの学び」アイデアサポート事業については、引き続き実施し、令和2年度は対象を幼稚園にも広げ、各園・学校の創意工夫による子供たちの多様な「学び」を支援してまいります。 さらに、小・中学校における外国語授業のさらなる充実に向け、ALT(外国語指導助手)を増員し、教員の外国語の指導力向上と外国語指導への不安の軽減及びネーティブな外国語に子供たちが触れる機会をより多く確保してまいります。 2つ目は、道徳教育の推進であります。 「特別の教科 道徳」が実施され、小学校では3年目、中学校では2年目を迎えます。令和2年度も校内研修等を深め、「考え、議論する道徳」の授業の充実に努めるとともに、授業や学校生活全般を通して、児童・生徒が自己の生き方について考え、よりよく生きようとする力を育む道徳教育を推進してまいります。 3つ目は、豊かな人間性とたくましい心身を育てる教育の推進であります。 いじめや不登校などが社会問題化しており、小さないじめも見逃さないために、「奈良県いじめ防止基本方針」及び「大和郡山市いじめ防止基本方針」に基づき、いじめを許さない集団づくりに取り組んでまいります。また、スクールソーシャルワーカーの派遣など、関係機関との連携を深めながら、いじめ防止や児童・生徒の課題の早期発見と解消に向けて取り組んでまいります。 不登校への取組については、スクールカウンセラーの積極的活用、学科指導教室「ASU」及び「ASUカウンセリングステーション」での社会的自立を目指した心理的支援及び学習指導を含め、不登校対策総合プログラムを一層充実させてまいります。また、不登校児童・生徒に対応する「先生のための支援ガイドブック」を活用し、不登校の未然防止や初期対応についての取組を進めてまいります。 また、特別な支援を必要とする幼児・児童・生徒については、一人一人の教育的ニーズを把握し、適切な指導及び必要な支援ができるよう、特別支援教育支援員などを派遣するとともに、各園・学校において、校内支援委員会やケース会議を持つなど、教職員間の共通理解を深めながら、各専門機関とも連携して取り組んでまいります。 「体力の向上」については、子供たちが自ら興味や関心を持って運動に取り組む中で実現されるものです。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、子供たちのスポーツへの関心を高め、自ら体を動かすことの楽しさや喜びを味わい、運動好きの子供が増えるよう取組を進めてまいります。また、熱中症や感染症等の予防対策を徹底し、子供たちに自分の健康や安全を自分で守る力を育てる健康教育を進めてまいります。 4つ目は、安心・安全で快適な教育環境の充実であります。 園・学校は、子供たちが1日の大半を過ごす学習と生活の場であり、年次的、計画的に施設や設備の整備を進めているところです。 小学校のトイレ全面改修については、令和元年度に引き続き、5校の改修を行ってまいります。また、幼稚園の教育環境の改善・向上を図るため、小・中学校のエアコン設置に引き続き、保育室等のエアコン設置を進めてまいります。 学校給食については、児童・生徒の成長期に必要な栄養を摂取できるバランスの取れた献立を工夫するとともに、地域の食材や食文化を積極的に取り入れ、児童・生徒の食育推進に努めてまいります。引き続き、施設の整備、食品・作業の衛生管理等を徹底し、食物アレルギー対応給食にも十分配慮しながら、安心・安全でより魅力ある学校給食の提供に取り組んでまいります。 また、登校中の児童・生徒の交通事故を防ぐため、危険箇所の解消に向けて、PTA、郡山警察署、県及び市の道路管理者など関係部署と連携を密にしながら、通学路の安全確保に努めてまいります。 さらに、青少年の非行や問題行動の防止に努めるとともに、インターネット等による犯罪に巻き込まれないための危機回避能力や情報モラル等について、各校に「青少年センターだより」を配布するなど、引き続き啓発に努めてまいります。 5つ目は、幼児教育及び子育て支援の充実であります。 幼稚園教育においては、生きる力の基礎となる資質・能力を育むことができるよう、幼児教育全般の深化・充実に努め、そこで生まれた力が、小学校教育に円滑に接続できるよう、小学校との連携を進めてまいります。 また、令和2年度より預かり保育を拡充し、幼児の健全な発達を図るとともに、保護者の子育て支援に努めてまいります。さらに、未就園児の集いや園庭開放、教育相談を実施するなど、幼児期における地域の教育センター的機能の充実に努めてまいります。 6つ目は、防災教育の推進であります。 各園・学校において、「ナラ・シェイクアウト」などへの参加を通して、幼児・児童・生徒が災害発生時に危険を回避できるよう、実践的な能力の育成に努めてまいります。 また、各園・学校で作成している「危機管理マニュアル」や「安全マニュアル」等を活用し、災害発生時にどのような行動を取るか、教職員間の共通理解を図るとともに、マニュアルが今後、想定される状況に応じたものとなるよう適宜見直しを進めてまいります。 7つ目は、教職員の資質向上と働き方改革の推進であります。 「教育は人なり」と言われるように、学校教育の成否は、教職員の資質能力に負うところが大きいと言えます。社会の変化に対応し、学校教育に関わる様々な課題に対応できるよう、教職員にはたゆまぬ研さんが求められます。今後も、県教育委員会等と連携しながら、学習指導や児童・生徒の理解等に関する研修を実施するとともに、各園・学校における校内研修を充実させてまいります。 同時に、教職員の心身の健康を守るとともに、教職員が子供と向き合う時間や教材研究・研修の時間を確保するために、「教職員の働き方改革」を進めることが必要です。現在、「学校における働き方改革のための業務改善方針」を作成中であり、タイムカードを導入し、勤務時間を客観的に把握しながら、夜間の留守番電話設置や中学校部活動指導員の導入、学校行事の見直し等、具体的な改善策を検討しているところです。学校教育の果たすべき役割を精査し、関係機関や専門の方々と連携するとともに、保護者や地域の方々の御理解・御協力をいただきながら、「教職員の働き方改革」に取り組んでまいります。 8つ目は、少子化に対応した活力ある学校づくりに向けた取組の推進であります。 少子化の進展に伴って生じる学校の様々な課題に取り組むべく、平成30年6月、「大和郡山市学校規模適正化等審議会」を設置いたしましたが、約2年間に及ぶ慎重な審議を経て、去る2月4日、市立小・中学校の学校規模・学校配置の適正化についての答申を受けたところです。今後は、この答申の趣旨を尊重し、子供たちの教育環境向上や活力ある学校づくりに向けた計画策定のために、調査・研究を行ってまいります。 第2に、生涯学習の推進であります。 生きがいや心のゆとりを大切にしようとする人々の生涯学習に対する意欲の高まりを受け、学習の機会や情報の提供など、学習環境の整備・充実に努めてまいります。 生涯学習課と中央公民館が連携・協働を行うことにより、市民が学んだ成果を地域社会に還元し、新たな地域コミュニティーの形成につなげるとともに、本市のまちづくりにも貢献していただくことを期待するところです。このような観点から次の重点的な取組を進めてまいります。 1つ目は、地域社会における支援体制づくりの推進であります。 生涯学習の基礎づくりを行う場である家庭教育学級や放課後子ども教室などの充実・支援のための体制づくりを進めてまいります。 また、「協働のまちづくり」推進の一環として、「郡山・女のまつり」を引き続き開催し、男女が共に生き生きと学び、高め合う共生社会を推進してまいります。 2つ目は、社会教育施設の利活用であります。 中央公民館をはじめ各地区公民館において、地域の文化活動の振興や健康増進等を図るため、各種主催講座や教室を開催するとともに、クラブ活動を支援し、コミュニティーの場としての役割を果たすなど、市民にとってより身近に感じられる公民館活動を行ってまいります。 里山の駅「風とんぼ」については、指定管理者制度による民間団体のノウハウを活用し、質の高い各種事業を行い、青少年に限らず幅広い年齢層の利用を図ってまいります。 3つ目は、人権教育の推進であります。 「大和郡山市人権施策に関する基本計画」に基づき、全ての人の人権が尊重される自由で平等な社会づくりに向けて、市民一人一人が人権問題についての正しい知識を持ち、多様性や違いを尊重し、暮らしの中に人権の視点を位置づけ、人権問題を「他人事」ではなく、自分の問題として引き寄せ、日頃から相手の立場になって行動し、お互いに理解を深め合うことができる力を養えるよう努めてまいります。そのために、人権教育に関する機関や団体と連携し、「人権いきいきさろん」の講演会等、人権意識や人権感覚を磨く機会を提供してまいります。また、市内5中学校区において「子ども人権フォーラム」等を開催し、児童・生徒が人権感覚を高め、異文化に対する理解を深めるための支援を総合的に推進してまいります。 4つ目は、図書館活動の充実であります。 図書館では、市民が生涯にわたり、知的好奇心を満たし、心豊かな生活ができるような多様な資料を提供するとともに、郷土の魅力を再認識していただけるような資料を収集し、情報発信に努めてまいります。 子供の読書活動については、今後も、子供たちが身近で気軽に読書に触れることができる環境づくりを目指し、園・学校・ボランティアの方々等の協力を得ながら、様々な活動を進めてまいります。子供たちの読解力の低下が指摘されていますが、読書嫌いの子供を減らせるよう、学校図書館を巡回する司書を増員し、これまでの中学校図書館に加え、小学校図書館にも支援をしてまいります。 5つ目は、芸術文化の振興であります。 「DMG MORI やまと郡山城ホール」については、ネーミングライツによる収入を、施設の維持・改善に有効利用し、快適な環境づくりに努め、より上質な文化活動の振興を図るとともに、市民の芸術文化に触れる機会を提供してまいります。 また、同施設において毎年開催しております「記憶力大会」については、古事記の誕生に大きな役割を果たした稗田阿礼の出身地として、ふるさとの文化を再認識するとともに、広く発信できる機会として、一層の充実に努めてまいります。 6つ目は、青少年の育成であります。 ジュニアリーダー・シニアリーダー研修会を開催し、地域の核となって子供たちをリードできる青少年リーダーを育成できるよう努めてまいります。また、次世代の担い手である青少年に対して、引き続き「親子まつり」を開催し、生きがいのある人間性豊かな地域づくり、ふるさとづくりを推進してまいります。 以上が令和2年度教育行政方針の概要でございますが、教育費予算総額22億 9,744万8,000円の予算執行に当たりまして、限られた経費で最大限の効果を上げるべく最善を期してまいります。 議員各位におかれましては、今後も教育行政に深い御理解を賜り、より一層の御支援と御協力をお願いいたしますとともに、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 以上でございます。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第16 議案第9号から日程第32 議案第25号までの17議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 中尾副市長。         (中尾誠人君登壇) ◎副市長兼産業振興部長事務取扱中尾誠人君) それでは、ただいま上程をいただきました議案第9号から議案第25号までの17議案につきまして、一括して提案の説明を申し上げます。 日程第16 議案第9号 大和郡山監査委員に関する条例等の一部改正について御説明を申し上げます。 本案につきましては、地方自治法の一部改正に伴い、関係する大和郡山監査委員に関する条例、昭和天皇の崩御に伴う職員の懲戒免職及び職員の賠償責任に基づく債務の免除に関する条例、大和郡山市上下水道事業の設置等に関する条例の3条例について、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、地方自治法の一部改正に伴い、条文中の引用条項に条ずれが生じましたことから、所要の整理を行うものでございます。 なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。 日程第17 議案第10号 大和郡山市職員の服務の宣誓に関する条例及び大和郡山会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、令和2年度の会計年度任用職員制度の創設に伴い、所要の改正を行うものでございます。 主な改正の内容といたしましては、大和郡山市職員の服務の宣誓に関する条例につきましては、地方公務員法に基づく服務の宣誓を弾力的に実施できるようにするため、任命権者が別段の定めをすることができる規定を整備するものでございます。 また、大和郡山会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例につきましては、令和元年の人事院勧告に準じ、本市の一般職の職員の給料月額を増額改定したため、会計年度任用職員の給料月額につきましても、平均で0.65%の増額に係る給料表の改定を行うものでございます。 なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。 日程第18 議案第11号 大和郡山国民健康保険税条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、国民健康保険事業の財政安定化を図るため及び地方税法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 主な改正の内容といたしましては、後期高齢者支援金分に係る平等割額の改定を行うほか、国民健康保険税医療給付費分の課税限度額の引上げ等を行うものでございます。 なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。 日程第19 議案第12号 大和郡山手数料徴収条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、住民基本台帳法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 その主な内容といたしましては、住民票の除票の写し等及び戸籍の附票の除票の写しの交付が制度化されたことから、その徴収根拠を規定するものでございます。 なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。 日程第20 議案第13号 大和郡山放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、放課後児童健全育成事業の運営に資するため、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、放課後児童健全育成事業における国の基準が参酌すべき基準に見直されることになりましたことから、当該事業における支援員のうち、みなし支援員に係る経過措置を改正するものでございます。 なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。 日程第21 議案第14号 大和郡山市営住宅条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、民法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容といたしましては、自然人たる連帯保証人については、その保証債務において極度額の設定が必要となったこと及び法定利率の割合が3年ごとに見直されることになったことから、その旨を規定するものでございます。 なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。 日程第22 議案第15号 大和郡山道路占用料に関する条例等の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、道路法施行令の一部改正に伴い、関係する大和郡山道路占用料に関する条例、大和郡山市準用河川管理条例、大和郡山市都市公園条例の3条例について、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、平成30年度に行われた固定資産税の評価替え及び地価に対する賃料の水準の変動等を踏まえ、国において道路占用料の額が見直されたため、占用料の額において国との均衡を図るべく、本市もこれに準じ、占用料等の額を改めるものでございます。 なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。 日程第23 議案第16号 大和郡山地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、令和元年12月に小泉工業団地地区が都市計画決定されましたことから、所要の改正をするものでございます。 その内容といたしましては、小泉工業団地地区に係る建築物の用途の制限、建蔽率、容積率及び建物の高さの最高限度を定めるほか、文言の整理を行うものでございます。 なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。 日程第24 議案第17号 令和2年度大和郡山一般会計予算について御説明申し上げます。 予算の性格並びに主要な項目については、市長よりの施政方針の中で説明がございましたので、それらの事項及び経常的な経費につきましては省略し、予算の各費目の重点的な事項につき、概略の説明をさせていたただきまして、審議の御参考に供したいと存じます。 なお、金額につきましては、比較判断を考慮し、いずれも万単位で説明をさせていただきますので、御了承願います。 まず、第1に、令和2年度一般会計歳入歳出予算の総額をそれぞれ 312億 8,000万円と定めようとするものであります。これを前年度当初予算と比較しますと、率にして 8.3%、金額にいたしますと28億 4,000万円の減となっております。なお、この 312億 8,000万円の内訳につきましては、後ほど予算書に沿って各款別に御説明いたします。 第2に、債務負担行為についてでありますが、各事業の期間及び限度額を定めるものでございます。 第3に、地方債でございますが、歳出予算に計上いたしました諸事業に対する充当財源としての各事業債及び通常収支の不足分を補う臨時財政対策債の発行を予定しております。 第4に、一時借入金でございますが、借入れの最高限度額を前年度と同額の60億円とするものでございます。 それでは、歳出から順次、項目別に重要な部分について御説明いたします。 第1款 議会費は3億43万円で、前年度と比較して 552万円の減となっております。これは、議員報酬等におきまして 396万円の減となったことが、その主な要因でございます。 第2款 総務費は31億 7,628万円で、前年度と比較して31億 2,989万円の減となっております。これは、ふるさと応援基金繰出金が 9,556万円の増となった反面、庁舎建設事業費が32億 1,093万円の減となり、また、参議院議員選挙費 3,927万円、知事選挙及び県議会議員選挙費2,695万円、市議会議員選挙費 6,521万円がそれぞれなくなったことが、その主な要因でございます。 第3款 民生費は 149億 3,717万円で、前年度と比較して9億 3,977万円の増となっております。これは、事業の完了により、郡山西保育園施設整備事業 6,257万円、やまと保育園分園施設整備事業2,455万円がそれぞれなくなり、また、児童扶養手当が1億62万円の減となった反面、障害者自立支援等給付費2億 4,475万円、仮称平和認定こども園建設事業1億3,228万円がそれぞれ増となったこと、また、カトリック幼稚園施設整備事業1億 9,349万円及びいずみ保育園施設整備事業1億 8,731万円を新たに計上したことが、その主な要因でございます。 第4款 衛生費は22億 4,278万円で、前年度と比較して 3,500万円の増となっております。これは、予防接種事業の増により予防費が1,759万円、災害廃棄物処理計画策定事業を新たに計上したことによりごみ処理費が 1,952万円それぞれ増となったことが、その主な要因でございます。 第5款 労働費は 2,348万円となっております。 第6款 農林水産業費は3億 3,695万円で、前年度と比較して 2,022万円の増となっております。これは、農業基盤整備促進事業 2,000万円がなくなった反面、震災対策農業水利施設整備事業が 6,345万円の増となったことが、その主な要因でございます。 第7款 商工費は2億 6,871万円で、前年度と比較して 1,801万円の増となっております。これは、人件費の増により商工総務費が1,092万円、工場等設置奨励金等の増により商工業振興費が592万円それぞれ増となったことが主な要因でございます。 第8款 土木費は25億 3,352万円で、前年度と比較して6億 2,630万円の減となっております。これは、市営住宅外壁等改修事業 4,240万円を新たに計上した反面、事業の完了により片桐東団地建設事業2億 9,688万円がなくなったこと、また、城廻り線街路事業が2億 2,943万円の減となったことが主な要因でございます。 第9款 消防費は9億 8,374万円で、前年度と比較して 6,901万円の増となっております。これは、消防団無線整備事業 1,340万円がなくなった反面、奈良県広域消防組合分担金が 1,863万円の増となったこと、また、防災行政無線更新事業5,742万円を新たに計上したことが、その主な要因でございます。 第10款 教育費は22億 9,745万円で、前年度と比較して 5,266万円の減となっております。これは、幼稚園空調設備整備事業を新たに計上したこと及び幼児教育無償化の影響等により幼稚園費が 4,016万円の増となった反面、南部公民館空調設備改修事業 5,323万円、同じく片桐地区公民館空調設備改修事業 4,968万円がなくなったことが、その主な要因でございます。 第11款 災害復旧費は 2,000万円を計上しております。 第12款 公債費は41億 2,950万円で、前年度より1億 763万円の減となっております。 第13款 予備費は、前年度と同額の 3,000万円を計上しております。 次に、歳入の御説明を申し上げます。 第1款 市税の総額は 119億 7,861万円と見込み、前年度より1億 3,756万円の減額となっております。その内訳といたしまして、個人市民税で 1,205万円、固定資産税で 3,276万円、軽自動車税で 1,331万円の増となった反面、市たばこ税が 2,878万円、税制改正による税率の引下げにより法人市民税で1億 7,447万円それぞれ減となったことが、主な要因でございます。 第2款 地方譲与税は1億 9,400万円と見込み、前年度に比べ1,750万円の増となっております。 第3款 利子割交付金は 1,500万円と見込み、前年度に比べ 1,200万円の減となっております。 第4款 配当割交付金は、前年度に比べ 3,800万円増の1億 4,300万円を見込んでおります。 第5款 株式等譲渡所得割交付金は9,900万円と見込み、前年度に比べ 100万円の減となっております。 第6款 法人事業税交付金は、税制改正に伴い、今年度より1億 1,000万円を新たに計上するものでございます。 第7款 地方消費税交付金は、前年度と比べまして2億 7,500万円増の19億 900万円を見込んでおります。これは、消費税率改正の影響が通年化することが主な要因でございます。 第8款 ゴルフ場利用税交付金は、前年度と同額の 300万円を見込んでおります。 第9款 環境性能割交付金は、前年度と比べまして 1,200万円増の 2,200万円を見込んでおります。 第10款 地方特例交付金は、前年度と比べまして 6,852万円減の 8,000万円を見込んでおります。これは、令和元年度のみの措置といたしまして、幼児教育無償化により生じる地方負担を補うため創設されておりました子ども・子育て支援臨時交付金がなくなったことが、主な要因でございます。 第11款 地方交付税は、前年度に比べまして 3,700万円増の45億 4,800万円となっております。その内訳といたしまして、普通交付税で40億 6,800万円、特別交付税で4億 8,000万円を見込んでおります。 第12款 交通安全対策特別交付金は、前年度と同額の1,300万円を見込んでおります。 以上につきましては、経済情勢、前年度の実績及び地方財政計画等を勘案の上見積もり、算定しております。 第13款 分担金及び負担金は 8,040万円を見込んでおり、前年度と比較して 8,101万円の減となっております。これは、幼児教育無償化の影響等により保育所保育料負担金が 7,409万円の減となったことが、その主な要因でございます。 第14款 使用料及び手数料は4億 6,924万円で、前年度と比較して1億 430万円の減となっております。こちらにつきましても、幼児教育無償化の影響等により、民生使用料における保育料及び教育使用料における保育料が合わせて5,549万円、また、ごみ処理手数料が 5,023万円の減となったことが、その主な要因でございます。 第15款 国庫支出金は56億 6,051万円で、前年度と比較して2億 1,489万円の増となっております。これは、社会資本整備総合交付金が2億 7,174万円の減となった反面、障害者自立支援給付費負担金 5,440万円、障害児施設給付費負担金 6,748万円、生活保護費等負担金 9,781万円、民生費国庫負担金及び教育費国庫負担金における施設型給付費等負担金が合わせて1億 1,450万円、保育所等整備交付金1億 5,619万円がそれぞれ増となったことが、その主な要因でございます。 第16款 県支出金は25億 5,884万円で、前年度と比較して2億 9,164万円の増となっております。これは、参議院議員選挙費委託金 3,927万円、知事及び県議会議員選挙費委託金 2,695万円がそれぞれなくなった反面、障害者自立支援給付費負担金 2,720万円、障害児施設給付費負担金 3,374万円、施設型給付費等負担金 5,672万円、震災対策農業水利施設整備事業補助金 6,345万円がそれぞれ増となったこと、また、認定こども園施設整備交付金 9,049万円を新たに計上したことが、その主な要因でございます。 第17款 財産収入は 4,983万円でございます。 第18款 寄附金につきましては、ふるさと応援基金寄附金の動向を勘案し、前年度と比較して 9,733万円増の1億 2,648万円を見込んでおります。 第19款 繰入金は9億 9,662万円で、前年度と比較しますと7億 2,245万円の減となっております。これは、ふるさと応援基金繰入金が 516万円の増となった反面、庁舎建設基金繰入金6億 2,215万円がなくなったこと、また、福祉基金繰入金が 7,809万円、財政調整基金繰入金が 3,000万円それぞれ減となったことが、その主な要因でございます。 第20款 諸収入は3億 106万円で、前年度と比較して 428万円の増となっております。 第21款 市債は19億 2,241万円を見込み、前年度と比較して27億 6,514万円の減となっております。これは、社会福祉施設整備事業債1億 6,920万円、防災施設整備事業債4,400万円がそれぞれ増となった反面、庁舎建設事業債26億1,920万円、また、公民館施設整備事業債1億 280万円がそれぞれなくなったことが、その主な要因でございます。 これら歳入の各款につきましては、それぞれ歳出の経費に対応する財源として所要の額を計上したものでございます。 以上をもちまして、誠に簡単ではございますが、令和2年度一般会計予算につきましての説明を終わらせていただきます。 続きまして、各特別会計でございます。 日程第25 議案第18号 令和2年度大和郡山国民健康保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ98億 8,675万円と定めようとするものでございます。 日程第26 議案第19号 令和2年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ14億 6,723万 6,000円と定めるものでございます。 日程第27 議案第20号 令和2年度大和郡山介護保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ87億 3,589万 2,000円と定めるものでございます。 日程第28 議案第21号 令和2年度大和郡山介護サービス事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 2,450万 2,000円と定めるものでございます。 日程第29 議案第22号 令和2年度大和郡山公園墓地事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 1,073万円と定めるものでございます。 日程第30 議案第23号 令和2年度大和郡山公共用地先行取得事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6億 6,518万 6,000円と定めるものでございます。 続きまして、各公営企業会計でございます。 日程第31 議案第24号 令和2年度大和郡山水道事業会計予算につきまして、収益的収入は、前年度対比3.12%減の22億 6,868万 8,000円となっております。これに対し、収益的支出は、前年度対比0.21%減の20億 5,247万円を計上しており、これから予備費及び消費税支出を除きますと、当期純利益は1億 8,339万 8,000円の黒字と予想しております。 一方、資本的収支につきましては、前年度と比較して、収入は 24.29%減の 8,909万 2,000円、支出は2.09%減の8億 551万 1,000円となりました。 その結果、収入が支出に対して不足する額は7億 1,641万 9,000円となっております。これは、損益勘定留保資金等で補填する予定であります。 本年度の主な事業といたしましては、総延長 8,067メートルの配水管布設替え事業等を予定しております。また、未普及地域解消事業といたしまして、矢田町榁木地区の管路新設工事を行う予定でございます。 日程第32 議案第25号 令和2年度大和郡山下水道事業会計予算につきまして、収益的収入は、前年度対比2.12%増の26億 5,544万 1,000円となっております。これに対し、収益的支出は前年度対比0.03%増の25億 7,072万 5,000円を計上しており、これから予備費及び消費税支出を抜きますと、当期純利益は5,359万 3,000円の黒字と予想しております。 一方、資本的収支につきましては、前年度と比較して、収入は4.58%減の14億 2,516万 2,000円、支出は3.54%減の20億 7,291万 2,000円となりました。 その結果、収入が支出に対して不足する額は6億 4,775万円となっております。これは、損益勘定留保資金等で補填する予定であります。 本年度の主な事業といたしましては、総延長 3,368メートルの公共下水道建設工事やマンホール蓋取替え工事を予定しており、普及率は、令和元年度末予定の96.0%から96.2%になる見込みでございます。 以上をもちまして、令和2年度一般会計及び6特別会計並びに水道事業及び下水道事業会計当初予算の提案趣旨説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(乾充徳君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 本日の会議はこの程度にとどめ、これをもって散会いたします。 明3日は議案熟読のため休会いたします。 次回は4日午前10時より会議を開きます。 本日はどうも御苦労さまでした。                  午後0時1分 散会...