• 長崎市議会(/)
ツイート シェア
  1. 大和郡山市議会 2017-12-15
    12月15日-04号


    取得元: 大和郡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    平成29年 12月 定例会(第4回)       ◯平成29年第4回大和郡山市議会定例会会議録(第4号)    ───────────────────────────────────         平成29年12月15日 (金曜日) 午前10時17分 開議    ───────────────────────────────────議 事 日 程 日程第1  議席の一部変更について 日程第2  議案第33号から議案第44号までの12議案に対する各委員長報告について       (質疑、討論、表決) 日程第3  議会改革特別委員会中間報告について 日程第4  市庁舎建設推進特別委員会中間報告について 日程第5  議案第45号  大和郡山市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について 日程第6  議案第46号  平成29年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)について 日程第7  議員提出議案第1号 大和郡山市の議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条                 例の一部改正について 日程第8  意見書案第8号 道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補               助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書(案)について 日程第9  意見書案第9号 戦争放棄を定めた憲法第9条を守ることを求める意見書(案)につ               いて 日程第10  意見書案第10号 LGBT(同性愛や性同一性障害)を含む性的少数者のための社会               環境整備を求める意見書(案)について 日程第11  意見書案第11号 子どもの医療費助成現物給付を求める意見書(案)について       (日程第5 議案第45号から日程第11 意見書案第11号までは即決)    ───────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議事日程に同じ    ───────────────────────────────────                   出 席 議 員(21名)                          1番  東 川 勇 夫 君                          2番  西 村 千鶴子 君                          3番  林   浩 史 君                          4番  尾 口 五 三 君                          5番  北 野 伊津子 君                          6番  村 田 俊太郎 君                          7番  福 田 浩 実 君                          8番  出 口 真 一 君                          9番  吉 川 幸 喜 君                          10番  金 銅 成 悟 君                          11番  堀 川  力  君                          12番  徳 野  衆  君                          13番  上 田 健 二 君                          14番  田 村  俊  君                          15番  北 尾 百合子 君                          16番  丸 谷 利 一 君                          18番  西 川 貴 雄 君                          19番  乾   充 徳 君                          20番  池 田 篤 美 君                          21番  遊 田 直 秋 君                          22番  大 垣 良 夫 君    ───────────────────────────────────                   欠 席 議 員(なし)    ───────────────────────────────────               説明のため出席した者                       市   長  上 田  清  君                       副 市 長  吉 村 安 伸 君                       教 育 長  谷 垣  康  君                        総務部長  西 尾 卓 哉 君                      市民生活部長  猪 岡 寛 行 君                   福祉健康づくり部長  上 田  亮  君                      産業振興部長  水 本 裕 丈 君                      都市建設部長  北 森 正 一 君                      上下水道部長  山 田 弥壽次 君                        教育部長  中 尾 誠 人 君                        財政課長  富 田  豊  君    ───────────────────────────────────                事務局職員出席者                        事務局長  浅 田 友 昭                       事務局次長  熊 木 俊 行                       議 事 係  岡 向 修 治    ───────────────────────────────────               午前10時17分 開議 ○議長(遊田直秋君) これより本日の会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) ただいまの出席議員数は21名であります。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 議会運営委員会の結果を委員長より報告願います。 7番 福田議会運営委員会委員長。         (福田浩実君登壇) ◆議会運営委員会委員長福田浩実君) おはようございます。ただいまから議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。 本日は、日程第1で議席の一部変更を行います。次に、日程第2で議案第33号から議案第44号までの12議案に対する各委員長報告について、質疑、討論、表決を行います。続いて、日程第3で議会改革特別委員会中間報告を、日程第4で市庁舎建設推進特別委員会中間報告をそれぞれ行います。次に、日程第5から日程第11までの追加議案2件、議員提出議案1件、意見書案4件については即決でお願いします。 以上が本日の日程でございます。議員各位の御協力をお願いいたしまして、報告を終わります。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) これより日程に入ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第1 議席の一部変更についてを議題といたします。 申し出により、議席の一部を変更いたしたいと思います。その議席番号及び氏名を事務局長より朗読いたさせます。 ◎議会事務局長浅田友昭君) それでは、議席番号を発表させていただきます。             20番  池 田 篤 美 君             21番  遊 田 直 秋 君 以上でございます。 ○議長(遊田直秋君) お諮りいたします。 ただいま朗読したとおり議席の一部を変更することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御異議なしと認めます。 よってただいま朗読したとおり議席の一部を変更することに決しました。 それでは、ただいま決定いたしました議席にお着き願います。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第2 議案第33号から議案第44号までの12議案を一括議題といたします。 本件に関し、各委員長の報告を求めます。 11番 堀川総務常任委員長。         (堀川 力君登壇) ◆総務常任委員長(堀川力君) 皆さん、おはようございます。ただいまから総務常任委員会の審査の経過と結果について御報告を申し上げます。 委員会は、去る12月12日午前10時から開会し、本委員会に付託されました2議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しております。 まず、議案第33号 大和郡山税条例等の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、控除対象配偶者制度改正内容はに対し、適用要件が改正され、納税者本人について、合計所得金額が 1,000万円以下の方が対象となる所得制限が設けられておりますとの答弁がありました。 また、固定資産税のわがまち特例について、軽減率は大和郡山市独自のものかに対し、不動産取得税における特例割合が下限の基準で規定されていることから、近隣市とも足並みをそろえ、下限の軽減率としておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決したところでございます。 続いて、議案第44号 平成29年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、財政調整基金の残高はに対し、平成28年度末で23億 1,366万 4,622円で、今回の補正予算による繰り入れ後の繰入金総額12億 1,056万 9,000円を差し引くと、11億 309万 5,622円となりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(遊田直秋君) 3番 林産業厚生常任委員長。         (林 浩史君登壇) ◆産業厚生常任委員長(林浩史君) 皆さん、おはようございます。ただいまから産業厚生常任委員会の審査の経過と結果について御報告を申し上げます。 委員会は、去る12月7日午前10時から開会し、本委員会に付託されました8議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第34号 大和郡山企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例及び大和郡山工場等設置奨励条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りましたが、何ら質疑なく、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第35号 大和郡山印鑑条例及び大和郡山手数料徴収条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、印鑑証明コンビニの多機能端末で交付する場合の本人確認方法はに対し、マイナンバーカードに記録された電子証明書による公的個人認証で自動的に確認されますとの答弁がありました。 また、コンビニでの交付の手数料はに対し、県内の近隣自治体の動向を調査の上、コンビニ交付の利便性、当市で実施を予定しているサービス内容が充実していることなどを勘案し、窓口での交付と同額で実施をしますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、討論に入り、1委員より反対討論がありました。次に、採決に入り、挙手採決の結果、可否同数となり、委員長採決により原案承認と決しました。 続いて、議案第37号 大和郡山市立ふれあいセンター設置条例の一部改正について及び議案第41号 大和郡山市立小泉出屋敷コミュニティセンター指定管理者の指定についてを一括議題とし、それぞれ理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、今回の指定管理者制度導入に当たり、指定管理者となる自治会の方に十分理解していただいているのかに対し、今回の指定管理者制度導入に関しては、地元自治会との議論を重ね、また広報もしており、理解していただいていると認識しておりますとの答弁がありました。 また、施設の維持管理費はどうなるのかに対し、光熱水費各種教室の講師料などこれまで市で負担していた経費については、指定管理料の中に含んでおり、指定管理者が管理を行うようになっても、利用者に不便をかけることのないよう、市による業務と同様に運営管理に努めていただきますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、いずれも全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第38号 大和郡山市九条運動施設条例等の一部改正について及び議案第39号 大和郡山西池グラウンド運動施設指定管理者の指定について、それぞれ理事者より説明を受け、審査に入りましたが、何ら質疑なく、採決に入り、いずれも全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第42号 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合からの脱退について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、残っている債権の内訳は、また組合でのこれまでの成果はに対し、平成28年度末で 197件、6億 8,470万円の債権が残っており、そのうち債権者が死亡しているものが90件、居所不明のものが2件、生活保護受給者が15件です。平成17年度の組合発足以降、弁護士等の専門家による法的措置等により、市独自では到底回収できなかったであろう債権についても回収していただいておりますとの答弁がありました。 また、組合を脱退し、市に債権が戻ってきた後は職員が回収に当たるのかに対し、人権施策推進課の現状の体制で行いますが、困難な内容が出てきた場合には、個別に市の顧問弁護士等にも対応を委ねることにしていますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、いずれも全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第44号 平成29年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、町家物語館管理運営委託の内容はに対し、シルバー人材センターに委託し、2名の体制で鍵の開閉、出入りされる人の管理、簡単な案内をしていただきたいと考えておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、いずれも全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(遊田直秋君) 20番 池田教育福祉常任委員長。         (池田篤美君登壇) ◆教育福祉常任委員長池田篤美君) ただいまから教育福祉常任委員会の審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。 委員会は、去る12月8日午前10時から開会し、本委員会に付託されました3議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第36号 大和郡山学校規模適正化等審議会条例の制定について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑につきましては、審議会の開催頻度はに対し、年に3回程度開催し、2年を目途として基本方針を検討する予定ですとの答弁がありました。 また、審議会での検討は、老朽化した建物の改修コストなどを抑えようとするものではないのかに対し、統廃合ありきではなく大和郡山市の子供たちにとって何が望ましいのか、地域にとって何がいいのか、大きな方向性や基本的な考え方を検討してまいりたいと考えておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、討論に入り、1委員より反対討論があり、挙手採決の結果、賛成多数により原案承認と決しました。 次に、議案第40号 大和郡山市立里山の駅「風とんぼ」の指定管理者の指定について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑につきましては、指定管理者制度を導入されてからの利用状況はに対し、利用者数指定管理者制度導入前の平成26年度は 231団体、 8,946人でしたが、平成27年度は 509団体、1万 3,304人、平成28年度は 562団体、1万 1,755人と増加しており、良好に運営されていますとの答弁がありました。 また、指定管理者であるスカウト協議会から運営に当たっての問題点などは聞いているかに対し、毎月1度行っている「風とんぼ」の運営についての報告会では、特に問題点等は聞いておりませんとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第44号 平成29年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての関係部分につきまして、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑につきましては、年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業国庫補助金の返還について、執行状況はに対し、概算交付決定については1人当たり3万円で1万人、3億円を受け入れていましたが、実績としては 8,314人、2億 4,942万円の決算となっておりますとの答弁がありました。 また、保育園への防犯カメラ設置につきまして、民間保育園全てに防犯カメラがつくのか、また、何台のカメラを設置するのかに対し、今回の補正予算では3園に設置し、全ての民間保育園防犯カメラがつくことになります。やまと保育園では4台、はぐみ保育園では4台、郡山東保育園では屋内に2台、屋外に3台の計5台のカメラを設置しますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(遊田直秋君) 16番 丸谷建設水道常任委員長。         (丸谷利一君登壇) ◆建設水道常任委員長丸谷利一君) ただいまから建設水道常任委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る12月11日午前10時から開会し、本委員会に付託されました1議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、原案承認と決しました。 議案第43号 市道路線の認定について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、城の台木島線について、道路面の形状により雨水が周囲の民家に流れ込む状況があり、路肩と水路の境界にも一部破損し危険な箇所があるが、今の状態のままで市が引き取るのかに対し、舗装については全面的に補修すると聞いています。側溝等については、今後、県と協議していきたいと考えておりますとの答弁がありました。 また、今回市道に認定する道路には幅員が4メートル未満のものがあるが、今後幅員が4メートル未満の道路も市道に認定していくのかに対し、大和郡山市道認定基準に基づき、国道または県道の路線変更等に伴い旧道となった区間で、市道として存置する必要のある道路や、土地改良法の規定により設置された道路などについては、幅員が4メートル未満であっても市道に認定していきます。新設の道路や単に里道であった道路などについては、幅員が4メートル未満のものは市道に認定することはできませんとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(遊田直秋君) ただいまの各委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。 5番 北野伊津子君。         (北野伊津子君登壇)
    ◆5番(北野伊津子君) 議案第35号 大和郡山印鑑条例及び大和郡山手数料徴収条例の一部改正について及び議案第36号 大和郡山学校規模適正化等審議会条例の制定について、日本共産党市議団を代表いたしまして、反対討論を行います。 まず、議案第35号についてです。この条例改定は、個人番号カードがあればコンビニ印鑑証明等が発行できる仕組みになります。そのほかにも住民票、戸籍謄本、所得証明書が対象になります。施行は来年4月から、市内40店舗、全国5万 3,000店舗で利用されるとのことです。市は、市役所に行かなくていい利便性の向上を理由に上げていますが、安全性や費用対効果などの問題点があります。 コンビニ交付に当たり、システム開発に 5,400万円、ランニングコストとして年間 1,000万円以上がかけられますが、本当に必要なのか疑問が残ります。マイナンバー制度の持つ国民の個人情報に対する脆弱性、そして情報の名寄せによりリスクの増大が重大な欠点として国会でも議論をされています。マイナンバーカードを申請しない国民の懸念や不安は当然で、普及率13%から見ても明らかです。 そんな実態であるにもかかわらず、国は、7月からマイナンバーを使う情報提供ネットワークサービスの運用を始めました。47都道府県、約 1,700の市区町村、日本年金機構、税務署、医療保険者など 5,000を超す公的機関をつなぐ巨大な情報連携システムの構築を目指すものです。当初は、ことし1月に解消する予定でしたが、2015年に日本年金機構から 125万件の個人情報流出という大問題が起こり、実施が延期されていました。問題なのは、日本年金機構による大量の年金情報流出事件を受け、政府の情報管理体制が決して安全でないことが浮き彫りになったにもかかわらず、厚生労働省は、傘下の日本年金機構情報漏れという重大な背信行為に対して責任を自覚していないということです。国民の情報漏れ対策が万全なのか、不安は拭えません。 今回のマイナンバーカードによる印鑑証明発行システム導入は、この情報管理システムの危険性に加え、コンビニというパブリックな店舗を使うことによる安全上のリスクを考えなければなりません。全国でも、成り済まし犯罪、高齢者の特殊詐欺が後を絶ちません。コンビニでは暗証番号だけで、これまで窓口で行っていた本人確認もなく、簡単に交付できる仕組みです。印鑑証明は、個人の財産に係る多様な契約書類に必須であります。実印と組み合わせれば多額の契約を実行できることから、自動発行機を利用する市民の身の安全と財産の安全にかかわる重大なリスクを抱えることになりかねないと危惧するものです。 印鑑証明の取り扱いについては、関係するもろもろの契約に詳しい弁護士、司法書士行政書士の皆さんが厳重な管理を求めています。安易な発行により、市民が不用意にリスクを抱える危険性を指摘したいと思います。便利の裏側に危険性が潜むものです。国は、さらに、マイナンバーカード普及のため利用範囲金融機関への接続など拡大していく考えです。個人情報の漏えいを防ぐことや市民の身の安全と財産を守る立場から、このマイナンバー制度利用拡大に対して反対とさせていただきます。 続きまして、議案第36号について、大和郡山学校規模適正化等審議会条例の制定についてです。この審議会は、学校の適正規模適正配置について検討し、学校の将来構想を考えるというものです。文部科学省は、1つの学校は12学級から18学級が望ましいとしており、適正規模適正配置という点で審議をすれば、国の基準に従い、将来的には統廃合につながっていく可能性が高いと考えます。学校の老朽化が進み、人口減少が進む中で、建物の建てかえ、施設の管理などの効率を考えれば、統廃合は魅力的に感じるかもしれません。 しかし、忘れてはいけないのは、学校は子供たちの育つ場であり教育の場であるということです。一般的に組織や集団の規模が大きくなればなるほど、◯◯しなければならないとか、◯◯してはいけないというような規則をつくって規制し、管理することが必要になります。学校というのは、本来、規制や管理はなじまないのではないでしょうか。子供たちに社会のルールを教えることは必要ですが、それは規則で縛り、規制し、管理することではなく、理解と納得によってみずから学んでいくものです。規制や規則で管理することを回避するためには、学校規模は小さくなくてはなりません。WHO世界保健機関は、さまざまな調査研究を集約し、学校規模 100人以下を勧告しています。いじめに関しても、深刻化する前に気づき、解決していくことが重要であり、そのためにも小規模な学校は有効です。 また、統廃合となれば、学級数減少に伴い教員の削減が行われます。さらなる教育への予算の減少につながり、子供たち一人一人に合った教育を実践していくことにはなりません。今後、少子化で児童・生徒数が減っていく中、文部科学省の出している指針に従い、適正化という名のもとに再編や統廃合へ進むのではなく、大和郡山市は小規模校となっても小規模校の特徴を生かし、充実させることで新たな児童・生徒の増加へとつなげていける魅力ある教育を実践していっていただきたい。 この奈良県内で適正化審議会を設置した奈良市、桜井市、御所市、五條市、橿原市のうち、答申を出したのは橿原市以外の4市となっています。そこで出された答申を見てみれば、国の基準に合うような学級数や学校規模を適正と示す、そういった答申になっています。その中でも、御所市においては、答申を受け、御所市学校規模適正化推進会議が設置をされ、そこから出された提言書の中では、小学校7校を1校に、中学校4校を1校に再編することが望ましいとされています。余りにも財政効率に偏った考え方となっているではありませんか。 ほかの市でも、統廃合ありきではないとしながらも、審議会の答申に従い統廃合に向かおうとしています。この審議会が適正規模を検討することにとどまらず、学校の統廃合へとつながっていく可能性が高いことを指摘いたしまして、反対とさせていただきます。 ○議長(遊田直秋君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議事の都合により、議案第35号及び議案第36号については、後ほど取り扱いいたします。 議案第33号、議案第34号及び議案第37号から議案第44号までについて一括採決いたします。 ただいまの各委員長報告は、いずれも原案を可とするものであります。 議案第33号 大和郡山税条例等の一部改正について、議案第34号 大和郡山企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例及び大和郡山工場等設置奨励条例の一部改正について、議案第37号 大和郡山市立ふれあいセンター設置条例の一部改正について、議案第38号 大和郡山市九条運動施設条例等の一部改正について、議案第39号 大和郡山西池グラウンド運動施設指定管理者の指定について、議案第40号 大和郡山市立里山の駅「風とんぼ」の指定管理者の指定について、議案第41号 大和郡山市立小泉出屋敷コミュニティセンター指定管理者の指定について、議案第42号 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合からの脱退について、議案第43号 市道路線の認定について、議案第44号 平成29年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)について、以上10議案を委員長報告どおりに決するに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御異議なしと認めます。 よって議案第33号、議案第34号及び議案第37号から議案第44号までの10議案は原案どおり可決されました。 次に、議案第35号 大和郡山印鑑条例及び大和郡山手数料徴収条例の一部改正についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって議案第35号は原案どおり可決されました。 次に、議案第36号 大和郡山学校規模適正化等審議会条例の制定についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって議案第36号は原案どおり可決されました。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第3 議会改革特別委員会中間報告を求めます。 4番 尾口議会改革特別委員長。         (尾口五三君登壇) ◆議会改革特別委員長(尾口五三君) ただいまから議会改革特別委員会中間報告を申し上げます。 委員会は、去る12月12日午後1時30分より開会し、インターネット中継、一問一答について審査をいたしました。 まず、一問一答の方法について、委員からは、演壇で一問一答を行えば、既存のカメラとマイクを使用できるので、設備が必要ないとする意見があった一方、議会の様子を見ていただくのも市民の関心の一つであり、理事者の後ろから全体を映す固定式カメラを設置してはどうかという意見もありました。 以上の意見を踏まえた議論の結果、まず、一問一答を演壇で行うことについて諮り、全員異議なく、そのように決しました。 次に、一問一答を演壇で行うことを踏まえ、既存のカメラ1台で中継を行うことについて諮り、全員異議なく、そのように決しました。 続いて、委員会の中継について、委員各位の意見を聞きました。委員会室にカメラを設置するには費用もかかるので、まずは本会議の中継を行い、委員会の中継については今後の検討課題としてはどうかという意見があった一方、市民の知る権利として、委員会室にもカメラを設置して、委員会についても中継をすべきであるとの意見もありました。 以上の意見を踏まえ、委員会室へのカメラの設置について諮り、挙手採決の結果、賛成多数で委員会室にカメラを設置することと決しました。カメラの台数については、1台でよいとする意見、2台必要であるとする意見がそれぞれあり、1台を設置することについて諮り、挙手採決の結果、全員賛成でそのように決しました。 次に、休憩中の取り扱いについて、委員各位の意見を聞きました。その主なものは「休憩中」であることがわかるような表示をすればよいのではないかという意見、電源を落とすなどにより、中継をとめればよいのではないかという意見、画面にテロップを出す必要があるのではないかという意見などがあり、短時間の休憩については「休憩中」の表示パネルを出し、長時間の休憩については電源を切ることに、全員異議なく決しました。 なお、ライブ配信と録画配信については、全員異議なく、両方とも実施することと決し、動画の編集については、全員異議なく行わないことと決しました。 以上が議会改革特別委員会中間報告であります。議員各位の御理解をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(遊田直秋君) ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめます。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第4 市庁舎建設推進特別委員会中間報告を求めます。 10番 金銅市庁舎建設推進特別委員長。         (金銅成悟君登壇) ◆市庁舎建設推進特別委員長(金銅成悟君) ただいまから市庁舎建設推進特別委員会中間報告を申し上げます。 委員会は、去る12月8日午後1時30分より開会し、市庁舎の建てかえについて審査をいたしました。まず、前回の委員会において、理事者から報告のあった大和郡山市新庁舎建設に関する市民アンケート調査結果について質疑を行いました。 その主なものは、問17の自由記述に主に挙げられている意見はに対し、建物全般については、新庁舎に求める外観やデザイン等の意見が多くありました。敷地の利用については、駐車場や駐輪場の整備に関する意見が多く、設備・レイアウトについてはバリアフリーを意識した意見のほか、窓口でプライバシーが守られるよう配置してほしいという意見もありました。そのほか災害に強く、防災機能を重視した庁舎、防災の拠点となる庁舎を求める意見や建設費だけでなく維持管理費を考えた庁舎をという意見が多くありましたとの答弁がありました。 また、建設場所の選定について、市民の意向を入れるような質問事項がなぜなかったのかに対し、市の考えとして、建設場所は現庁舎の場所であり、委員会でも現庁舎の場所ということで決定いただいたことから質問項目には入れていませんとの答弁があり、質疑を行った委員からは、まちづくりにおいて庁舎の建設場所は最も大事なことであり、市民の声を聞くべきであったとの意見が出されました。 次に、大和郡山市庁舎建設基本計画(案)について質疑を行いました。その主なものは、市民アンケートの結果や職員ワーキングチームによる提案を参考にされているのかに対し、職員ワーキングチームによる提案は取り入れています。市民アンケートの結果については、基本設計に反映していきたいと考えておりますとの答弁がありました。 次に、市民同士の交流の場として休日も利用できる交流スペースなどについて、設置場所やセキュリティーについての考えはに対し、庁舎の中につくりたいと考えており、執務室には入れないようセキュリティーを考えておりますとの答弁がありました。 続いて、高齢化が進み、障害者も多くなりつつある状況の中、新庁舎への考え方はに対し、高齢の方も障害を持っておられる方も健常者の方も、全ての方がわかりやすい、使いやすいユニバーサルデザインの庁舎を目指しますとの答弁がありました。 次に、執務環境について書類や物品の整理に関する考えはに対し、書類の量の調査を行う予定であり、書庫がどれぐらい必要になるのか判断をしていきたいと考えています。書類の管理システムの導入については未定ですとの答弁がありました。 続いて、トイレなどの視覚記号の表示について、性的少数者への配慮はに対し、性的少数者の方にも利用していただける多目的トイレの設置を考えております。視覚記号の表示については、今後検討していきたいと思いますとの答弁がありました。 次に、食堂については基本計画の中に記述はないのかに対し、記述はありません。現庁舎のような業者への委託による食堂の設置は考えておりませんとの答弁がありました。 各委員からは、職員の食事場所を確保するべきであるとの意見、市民も利用できる食堂をつくるべきであるとの意見があった一方で、周辺の飲食店への影響も考慮し、慎重な議論が必要であるとの意見もありました。 なお、職員の食事場所については、1月に視察した下野市において、執務室の裏に通路があり、その後ろに多目的に使える場所が確保されていたので、検討していただきたいとの意見がありました。 続いて、市民アンケートの結果からも要望が多い駐車場について、各委員から質疑がありました。まず、池の存続または縮小についての考えはに対し、池は堀の一部であり、池の後ろに庁舎があるというのは大きな特徴なので、存続したいと考えていますとの答弁がありました。 次に、地下駐車場についてはどうなるのかに対し、地下駐車場は公用車の駐車場と考えており、公用車と来庁者の駐車場は分離したいと考えていますとの答弁がありました。 また、市民の利便性を考えれば、駐車場の確保は大きな課題であるが、庁舎内での市民の交流場所の設置やイベントでの利用を考えても、今の敷地面積で本当に賄えるのか、別の場所を有効に使うのか、屋上駐車場を設置するのかなどの考えはに対し、屋上駐車場は考えておりませんが、できる限り台数を多くとめられるように検討していきたいと思いますとの答弁がありました。 続いて、平成30年1月16日に、大和高田市において新庁舎建設について視察を実施することを委員長から提案し、全員異議なく、実施することと決しました。 次に、平成30年度に、本委員会として視察を実施するための費用を当初予算に要求してもらうことについて諮り、全員異議なく、そのように決し、予算要求の手続を進めてもらうこととしました。 以上が市庁舎建設推進特別委員会中間報告であります。議員各位の御理解をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(遊田直秋君) ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめます。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第5 議案第45号及び日程第6 議案第46号の2議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 吉村副市長。         (吉村安伸君登壇) ◎副市長(吉村安伸君) おはようございます。早速、追加議案を御上程いただきましてありがとうございます。 それでは、議案第45号及び議案第46号につきまして、一括して提案の説明を申し上げます。 日程第5 議案第45号 大和郡山市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について御説明申し上げます。 平成29年8月8日付人事院勧告に伴い、国家公務員の給与について民間賃金水準との較差の是正を図るため、給料月額及び勤勉手当の支給基準等を改める一部改正法案が12月8日付で可決されました。これを受けまして、本市におきましても、国の給与制度に準じ、関係条例について所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、まず、給料月額につきまして、民間給与との較差是正のため 0.2%相当額の増額に係る改定を行い、本年4月1日に遡及してこれを適用いたしますとともに、勤勉手当につきましても、一般の職員については 0.1月分、再任用職員については 0.05月分の増額改定を行うものでございます。 これとあわせまして、議会の議長、副議長及び議員並びに市長、副市長及び教育長の期末手当につきましても、国の特別職の職員に準じ、支給率の改定を行うものでございます。 なお、平成30年度以降分の期末・勤勉手当の支給につきましては、今般の増額改定分を6月支給と12月支給の期末・勤勉手当にそれぞれ割り振りし直し、また、昇給につきましては、平成27年1月1日に抑制されたものについて若年層の職員を中心に回復するものでございます。 この条例のうち、平成29年度支給に係る給料月額並びに期末・勤勉手当の改定部分については公布の日から施行し、平成29年4月1日から適用するものとし、平成30年度支給に係る期末・勤勉手当並びに昇給に係る改定部分については、平成30年4月1日から施行するものでございます。 日程第6 議案第46号 平成29年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ 2,859万 6,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を 322億 7,417万 5,000円とするものでございます。 今回の補正は、人事院勧告に伴う職員給与費及び議員期末手当の増額補正でございます。 それでは、歳出より順次御説明申し上げます。 第1款 議会費は 114万 9,000円、第2款 総務費は 704万 7,000円、第3款 民生費は 731万 4,000円、第4款 衛生費は 438万円、第6款 農林水産業費は78万 4,000円、第7款 商工費は55万 4,000円、第8款 土木費は 268万 7,000円、第10款 教育費は 468万 1,000円。以上、各款における増額補正でございます。 歳入につきましては、財政調整基金繰入金 2,859万 6,000円を増額補正し、収支の均衡を図っております。 以上でございます。何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(遊田直秋君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御異議なしと認めます。 よってこれより採決に入ります。 議案第45号 大和郡山市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について、原案どおり決するに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御異議なしと認めます。 よって議案第45号は原案どおり可決されました。 次に、議案第46号 平成29年度大和郡山一般会計補正予算(第5号)について、原案どおり決するに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御異議なしと認めます。 よって議案第46号は原案どおり可決されました。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第7 議員提出議案第1号を議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 11番 堀川 力君。         (堀川 力君登壇) ◆11番(堀川力君) 早速取り上げていただきまして感謝を申し上げます。 大和郡山市の議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、私が提出者となって御賛同いただいた議員各位の思いとともに、提案理由の説明をさせていただきたいというふうに思います。 本市、大和郡山市では、昨今の社会、また経済情勢及び市の財政状況を考慮し、市長、副市長及び教育長の給与等が減額されており、議会としてもこの条例改正案を賛成多数にて可決をしております。 本市議会においても、前回の一般選挙より定数を従来の24名から22名へ、そして、次回の一般選挙、統一地方選挙からはさらに議員定数を20名へと削減することを既に決定をしております。地方自治法で認められている政務活動費の交付、これは政務調査費から名前が変わっておりますが、その時代から交付を受けていないなど歳出削減に努めているところであります。 このような状況のもと、議員の報酬については特別職報酬等審議会でも現状維持が妥当であると答申が出されておりますが、議会の代表たる議長、そして副議長の報酬を減額し、他の議員の報酬と同額とすることにより、議長及び副議長の報酬減額に伴う財政効果といたしましては、概算ではありますが、 393万 5,375円の財政の効果として生まれてくるものでございます。 このようなことから、議会としてなお一層の歳出削減を行い、市の行財政改革に貢献せんとする決意を明確に示すため所要の改正を行うものでございます。条例改正の内容といたしましては、平成31年4月29日までの間、議長及び副議長の議員報酬について、議長の69万円という議員報酬を我々と同額の56万円に、そして副議長の62万円という議員報酬を、これも我々と同額の56万円とするものでございます。 この条例は、平成30年1月1日から施行するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、以上で提案理由の説明といたします。よろしくお願いをいたします。 ○議長(遊田直秋君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 16番 丸谷利一君。         (丸谷利一君登壇) ◆16番(丸谷利一君) ただいま提出者から今回の議長及び副議長の報酬に係る条例の一部改正、これについて提案理由を受けたわけでございますけれども、2点質問したいと思います。郡山の議員報酬、これはもうむちゃくちゃに高いんですけれども、議長、副議長と普通の一般の議員、これはある程度報酬の面でランクをつけるというのが普通であると思います。けれども今回、議長と副議長だけ報酬を減額して他の一般の議員と同じような報酬にすると、この理由は何かと。今回、報酬を減額された本当の理由は、議長が辞職しないということに対する制裁ではないかなと、このように私は思うんです。その点について提出者の考え方をお聞きしたいと、このように思います。 2点目でございますけれども、今回、議会として、なお一層歳出削減に努力するということでございます。議会としては、議員定数も24名から22名、22名から20名にしたということで一定の努力をされているということは、これはわかります。しかしながら、なお一層の歳出削減をし市の行財政改革に貢献せんとするならば、なぜ一般の議員の報酬の削減、これも提案されなかったのか。そして、議長及び副議長の報酬削減、これが平成31年4月29日までの間と、それが過ぎればまたもとに戻るということなんですけれども、これで本当の意味でなお一層の歳出削減、市の行財政改革に貢献せんとするということが言えるのかどうかということに対しまして、私は率直な疑問を感じておるわけです。 以上の2点について、御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(遊田直秋君) 11番 堀川 力君。         (堀川 力君登壇) ◆11番(堀川力君) 16番丸谷議員から御質問をいただきました。お答えをさせていただきたいと思います。2点ということでありますが、2点以上あったように思いますが、順次、答弁をさせていただきたいというふうに思います。 まず、大まかな1点目としてですが、議長、副議長の議員報酬を議員と一緒にする本当の理由、それは制裁ではないかと私は思うという、思われる個人的な御感想であったり、思われる感情は御自由ですので、提案理由の説明を読んでいただいてのとおりであるというふうに御答弁をさせていただきたいと思います。 そして、56万円という我々の高い議員報酬はなぜ下げないのかと、皆さんも御存じのとおり、丸谷議員もその高い報酬をもらわれておられますので、高い議員報酬ということでありますが、当然、先ほどの提案理由の中でも私が申し上げさせていただきました、特別職報酬等審議会の中でも現状維持が妥当であると答申が出されておるのは議員各位、また市民の方も周知のとおりであろうというふうに思います。その中でも、前回ですか、議案の中で、行政側の上田市長、吉村副市長、そして谷垣教育長の給与等を減額する議案が、我々の議会にて賛成多数にて可決をいたしました。そのような観点からも、議会としても、特別職報酬等審議会でも妥当であるという判断がなされておりますが、少しでも議会の代表の議長、副議長に身を削っていただきたいという行財政改革に貢献せんとするものでございます。 そして、2点目でございますが、なぜ期限を切るのかといったようなことであろうと思います。平成31年4月29日までの間ということで、なぜ期限を設けられるのかといった御質問であったというふうに思います。皆様も御存じのように平成31年4月29日までが今議席にお座りの市民を代表しておられる我々の議員の任期であります。来期においては、また来期の上がってこられる20名の議員各位でお決めをいただければというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(遊田直秋君) 14番 田村 俊君。         (田村 俊君登壇) ◆14番(田村俊君) 今回、議会の側からでございますけれども、議員提出議案が堀川 力議員より出されてこられました。私は、この報酬で質問させていただきます。ここにも書かれておりますように、特別職報酬等審議会の皆さん方……。先ほど丸谷議員も申しておりましたけれども、本当に議長という立場は我々一般の市議会議員よりもはるかに公的ないろんな責務があります。もちろん他の、土木事務所であったり、あるいは県、各市町村、郡山市だけではなくて、その方々の御相談事やそういったことを一手に市議会としてお受けになっておるのが現議長の状況でございます。これを的確に判断なされておるということで、もちろんこの職務に対する報酬は、今の私たちの議員報酬よりも大切な役割ということで必要だと私は思っております。 それから、特別職報酬等審議会の委員の職務を逸脱した部分については、大変失礼な状況であると思います。私たちの信頼する特別職報酬等審議会で決断なされたこと、これをもちろん我々議員として、先ほど申されたように、たとえ5万円ずつでも全報酬を下げようじゃないかということになればいいんですけれども、議長の役割をほとんどおわかりになっていない方がこれを提案されたんではないかということで、その職務の重きをよく御存じかということをまず質問しておきます。 ○議長(遊田直秋君) 11番 堀川 力君。         (堀川 力君登壇) ◆11番(堀川力君) 14番田村議員に御答弁をさせていただきます。 何が質問であったのかよく理解できないわけでありますが、いろいろお話をされましたので、一つ一つ丁寧に御説明をさせていただければ御理解も、またいただけるのかなというふうに思うわけでございます。 まず、特別職報酬等審議会の御判断を逸脱した提案であるといったような御説明であったというふうに思いますが、逸脱した--言葉には気をつけていただきたいと私が常々申し上げますように、逸脱、先ほども申し上げました行政側の市長、副市長、教育長の給与等、これも特別職報酬等審議会の委員各位にて、答申が妥当であるというふうに出されております。逸脱したと申されるのであれば、なぜそれを議会のほうで承認をされたんですか。自分自身に振り返って少し考えてみていただきたいというふうに思うわけであります。 そして、議長の職務を御存じかと。議長の職責は大変な職責であって重要な職責であることは、私の会派からも東川議員も議長をされておられました。また、ほかの議員の方も議長をされておられた方も先輩議員の方でおられるわけでありますが、大変御多忙にされておられて、議長の職責はいかに重いかということ、副議長の職責が、同会派の今の吉川副議長の職責がいかに重要であるかということは私も見て感じておるところでありますが、その中でも、同会派の吉川副議長にも身を削っていただいて、少しでも行財政改革に貢献できれば幸いであるというふうに御納得をいただいております。職責がどれだけ大変か、議長、副議長は公務に出られる機会も我々よりも多いとも考えます。しかしながら、議員は議員であります。全て我々もその職責のもとに全うさせていただいているということでありますので、先ほどの提案理由でも申し上げましたように、それでも行財政改革の先進地である大和郡山市議会として、その決意をみんなで示していこうではないかといったことであります。 以上です。 ○議長(遊田直秋君) ほかに御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。 10番 金銅成悟君。         (金銅成悟君登壇) ◆10番(金銅成悟君) 議員提出議案第1号 大和郡山市の議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、賛成の立場で討論いたします。 提案理由にもございますように、本市では最近の経済情勢や市の財政状況を考慮され、市長、副市長、教育長の給与等が減額されるなど歳出削減に努められています。一方で、我々市議会におきましても、議会改革特別委員会を設置し、尾口委員長、乾副委員長を中心として議会改革に取り組もうと議論を進めていただいているところであり、先ほどの委員長からの報告にもございましたように、インターネット中継の実施などに向けて一歩ずつ前向きに進んでおるところです。やはり議会といたしましても、より一層の改革への意思、そして市の歳出削減へのより一層の協力ということを考えますと、議会の代表、議会の顔である議長、そして副議長の報酬を削減するということは、議会として改革のまさに先頭に立っていただき、大和郡山市の行財政改革を後押ししようという大きな決意を示すことができるものであります。 以上のことから、議員提出議案第1号には賛成とさせていただきます。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。 ○議長(遊田直秋君) ほかに討論ありませんか。 14番 田村 俊君。         (田村 俊君登壇) ◆14番(田村俊君) 大和郡山市の議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議長及び副議長の報酬を下げると、この件に対して、反対の立場で討論させていただきます。 現議長は、本当に-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------、我々市議会議員をしっかりとサポートしていただき、どこに出してもしっかりと頑張っていただいておる。だから、私たちは大和郡山市議会において、このような立派な判断ができる議長を、ずっとしていただきたいなと私は思っております。 そういったところで、大和郡山市議会議長としての議長及び副議長の責務は、議員報酬、そんなんで決まっているんではないんです。あくまでも審議委員会の審議委員さんもこういった本当に大変な立場を御理解の上、お決めになられた部分でございますんで、私たちは一部改正については反対でございます。 以上。(「議長、内容については後ほど精査してください」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 了解。 ほかに討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 採決は挙手によって行います。 議員提出議案第1号 大和郡山市の議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第1号は原案どおり可決されました。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第8 意見書案第8号 道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 7番 福田浩実君。         (福田浩実君登壇) ◆7番(福田浩実君) 早速、意見書を取り上げていただきましてありがとうございます。朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。       道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書(案) 道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律(以下「道路財特法」という。)は、道路の交通の安全の確保とその円滑化を図るとともに、生活環境の改善に資するため、道路の改築に関する国の負担又は補助の特例に係る国の財政上の特別措置を定めることにより、国民経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的として制定されたものであり、この特別措置を受けながら、市町村では、地域経済の活性化や安全で安心な地域づくりに必要な道路整備を、全力で推進しているところである。 しかしながら、道路財特法の規定による補助率等の嵩上げ措置が、平成29年度末をもって期限を迎え、国道、県道及び市町村道路整備事業の補助率等が平成30年度から低減されることは死活問題であり、県及び市町村の必要な道路整備の進捗に大きな支障を生じることとなる。 よって、国におかれては、平成29年度末をもって補助率等の嵩上げ措置が期限を迎える道路財特法について、今後とも道路整備財源を安定的に確保する必要性があること等を考慮の上、平成30年度以降も道路財特法の補助率等の嵩上げ措置が継続されるとともに、さらに、地方創生推進のために真に必要な道路については、補助率等を拡充されるよう要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、財務大臣、国土交通大臣であります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御異議なしと認めます。 よって採決に入ります。 意見書案第8号 道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書(案)について、原案どおり決するに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御異議なしと認めます。 よって意見書案第8号は原案どおり可決されました。 本意見書を直ちに国会及び関係行政庁へ送付いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第9 意見書案第9号 戦争放棄を定めた憲法第9条を守ることを求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 4番 尾口五三君。         (尾口五三君登壇) ◆4番(尾口五三君) 戦争放棄を定めた憲法第9条を守ることを求める意見書(案)の提案理由の説明をさせていただきます。 日本は戦後70年近くもの間、戦争の放棄を定めた憲法を守ってきました。戦争をしない国として、憲法第9条そのものが世界で認められ、2014年のノーベル平和賞の最有力候補としてノミネートされました。いよいよ憲法第9条を守り、世界平和に貢献していくことが求められます。 大和郡山市は「平和のシンボル、金魚が泳ぐ城下町。」をうたい、ホームページで、大和郡山市が「平和市長会議」に加盟しましたと報告して、「世界の都市が国境を越えて連帯し、ともに核兵器廃絶への道を切り開こうという、広島・長崎両市長から提唱された『核兵器廃絶に向けての都市連帯推進計画』に世界各国の市長が賛同しています。核兵器の全面禁止と廃絶は大和郡山市民の願いです。市では今後も平和啓発事業を実施し、世界の恒久平和実現に寄与してまいります。」と憲法第9条の理念を込めて、訴えています。 私たちは戦争でたくさんの犠牲者を出したことを知っています。国においては、世界各地で武力紛争が発生している今日、改めて国際社会に世界平和を訴えるためにも、戦争をしない国として、日本がこれからも戦争放棄を定めた憲法第9条を守ることを要望します。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、外務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、環境大臣、防衛大臣、内閣官房長官、復興大臣であります。 議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 意見書案第9号 戦争放棄を定めた憲法第9条を守ることを求める意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(遊田直秋君) 挙手少数であります。 よって意見書案第9号は否決されました。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第10 意見書案第10号 LGBT(同性愛や性同一性障害)を含む性的少数者のための社会環境整備を求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 13番 上田健二君。         (上田健二君登壇) ◆13番(上田健二君) 早速、読み上げさせていただいて提案理由とさせていただきます。 LGBT(同性愛や性同一性障害)を含む性的少数者は、生活の各場面において差別的取り扱い等に苦しんでいる現状があります。 具体的には、「制服など性別で固定化したものに従わされる」「書類の性別欄が男と女しかない」「男女どちらでも使用できるトイレがなく我慢するしかない」「上司から『彼女はできたか?』と聞かれるが、僕には彼氏がいるけど絶対に言えない」「私は彼女と一緒に住む部屋を探しに行ったが、『同性同士はお断り』と言われた」などの事例です。 性同一性障害は、生物学的な性と性の自己意識が一致しない疾患として、診断と治療が行われており、性別適合手術も医学的かつ法的に適正な治療とされています。しかし、治療費はホルモン治療などの場合で毎回数千円の負担となり、適合手術は数百万円の負担となる場合もあります。 現在は、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律により、特定の要件を満たす場合は、家庭裁判所が法令上の性別の取扱いの変更の審判をすることができるとされていますが、未だ社会支援策は十分とはいえません。 よって国においては、生活の各場面で差別的取り扱いを受けないようにする措置を定めるとともに、性的少数者が安心して暮らせるよう、身体的治療や就労環境の整備等の社会環境整備に取り組むよう強く求めます。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官であります。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 意見書案第10号 LGBT(同性愛や性同一性障害)を含む性的少数者のための社会環境整備を求める意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって意見書案第10号は原案どおり可決されました。 本意見書を直ちに国会及び関係行政庁へ送付いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 日程第11 意見書案第11号 子どもの医療費助成現物給付を求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 5番 北野伊津子君。         (北野伊津子君登壇) ◆5番(北野伊津子君) 子どもの医療費助成現物給付を求める意見書(案)につきまして、提案理由の説明をさせていただきます。 格差と貧困が進んでいるなか、経済的な理由による受診抑制が健康悪化を招くことが懸念されています。窓口で支払うお金が無くて医療機関を受診できない、子どもがインフルエンザに罹患しても医療機関を受診させられないなど、せめて子どもの医療費を無料にしてほしいという声は切実です。 医療費の負担軽減が緊急性のない軽症状患者の時間外受診、いわゆる「コンビニ受診」の増加に繋がるのではないかという指摘もありますが、群馬県が全国に先駆けて中学3年生までの医療費完全無料化を県レベルで実現し、その後実施した調査では、国保診療分の時間外受診件数は制度の拡大前の92.7%と、医療費を無料化しても、不必要な時間外受診が増加することはないという結果が出ています。むしろ、「中学卒業までの医療費無料化は、活力ある豊かな社会を築くための未来への投資」「早期受診により重症化が防止され、結果的に医療費の抑制につながる。」との評価も聞かれます。 本来、医療費無料化は国が取り組むべき課題ですが、国は自治体が行う医療費無料化制度に対して国庫負担の削減を行うペナルティを科してきました。しかしながら、0歳から6歳までの医療費助成においては、多くの自治体が無料化をしていることからペナルティの根拠がくずれ、平成30年度から減額調整措置を廃止することが決まっています。 奈良県では、子ども医療費助成制度は中学3年生まで対象が拡大されましたが、償還払い制度のままとなっています。平成29年4月時点で県内すべて償還払いを採用しているのは、福井県、長野県、奈良県、鹿児島県の4県のみですが、減額措置の廃止を受けて、平成30年度から福井県、長野県は中学3年生までの現物給付方式を導入するということです。 現実給付方式を導入することで、医療費の負担感は大きく減少します。奈良県でも、中学3年生までの医療費完全無料化に向けて動いていく大きなチャンスです。今こそ未来への投資をする時ではないでしょうか。 完全無料化を実現する大きな足掛かりとして、国のペナルティがなくなった未就学児に限らず中学3年生までを対象として、償還方式から現物給付方式に変更することを要望いたします。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出先は、奈良県知事とさせていただきます。 議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(遊田直秋君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(遊田直秋君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 意見書案第11号 子どもの医療費助成現物給付を求める意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(遊田直秋君) 挙手多数であります。 よって意見書案第11号は原案どおり可決されました。 本意見書を直ちに関係行政庁へ送付いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(遊田直秋君) 以上で、今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 議員各位には、12月4日以来、連日にわたり慎重に御審議願い、御苦労さまでした。 本年も残りわずかに押し迫り、何かと御多忙とは存じますが、議員各位、理事者の皆様におかれましては、健康に留意の上、よき新年を迎えられんことを念願いたしまして、閉会の言葉といたします。 市長より閉会の挨拶がございます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) 平成29年第4回大和郡山市議会定例会の閉会に当たりまして、一言お礼と御挨拶を申し上げます。 本日をもちまして、12日間にわたる定例市議会が終了いたしましたが、議員の皆様方には各議案等について慎重に御審議をいただき、全ての案件につきましてそれぞれ御同意、御議決を賜りましたことに関して厚く御礼を申し上げます。審議の過程でいただきましたさまざまな御意見等については十分配慮をし、今後の市政運営に努めてまいりたいと存じます。 議員の皆様方におかれましても、なお一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、健康に十分留意をいただきまして、輝かしい新年を市民の皆様ともども迎えることができますよう祈念を申し上げ、平成29年第4回市議会定例会の閉会の挨拶とさせていただきます。どうぞよい年をお迎えください。ありがとうございました。 ○議長(遊田直秋君) これをもって平成29年第4回大和郡山市議会定例会を閉会いたします。               午前11時48分 閉会地方自治法第 123条第2項及び会議規則第81条の規定により署名する。              大和郡山市議会                 議  長   遊 田 直 秋(印)                 副 議 長   吉 川 幸 喜(印)                 署名議員   徳 野   衆(印)                 署名議員   乾   充 徳(印)...