○
議長(
北門勝彦君) 御
異議なしと認めます。 よってただいま指名いたしました7人を
懲罰特別委員会委員に選任することに決しました。
懲罰特別委員会の正副
委員長が決まりましたので、
報告いたします。
懲罰特別委員会委員長に 8番 東 川 勇 夫 君 同副
委員長に 23番 乾 充 徳 君 以上であります。
委員会開会のため、暫時
休憩いたします。 午前1時53分
休憩 午前3時46分
再開
○
議長(
北門勝彦君)
休憩前に引き続き
会議を開きます。 3番
甲谷悦夫君の
除斥を求めます。 (
甲谷悦夫君
退場)
○
議長(
北門勝彦君)
懲罰特別委員会の結果を
委員長より
報告願います。 8番
東川懲罰特別委員長。 (
東川勇夫君
登壇)
◆
懲罰特別委員長(
東川勇夫君) ただいまから
懲罰特別委員会の結果について御
報告申し上げます。
議員 甲谷悦夫君に対する
懲罰動議について、各
委員からいろいろな
意見が出されました。その主なものについては、この件は、
監査委員の
辞職の
意思が表示されていないことは
議会の
意思を尊重しないこととなり、
懲罰に値すると思う。また、
監査委員の
辞表が出なかったためにここまで
議会を空転させたことはこれまでになく、その
意味でも
懲罰に値すると思う。
議長や
議会運営委員長による説得があったにもかかわらず、
辞職勧告が
決議され、
懲罰動議の
提出に至ったことは、
議事進行に支障を来しているとの
意見が出されました。また
反対の
意見として、
議会を空転させたと言うが、5月以降の
議長選の問題であって、
議会全体の
連帯責任であり、
懲罰に値しない。
平成9年の
田村議長の場合には、
議会が空転したにもかかわらず
懲罰にはなっていないので、今回も
懲罰には値しない。
監査委員の
辞職勧告そのものが本来すべきものでない。
甲谷議員は
最初から
辞表を出す
意思を持っていなかったので、
議会を空転させる
意図はなかったと思う等々の
意見が出されました。 続いて、
甲谷議員より
弁明がありました。その主な
内容は、
紳士協定に反していると言われているが、確たる
信念を持って
職務を全うしており、
議長の入った
幹事長会でも続行すると宣言し、了承されたものと考えているので、
紳士協定に反しているというのはおかしい。議運の正副
委員長から
辞職を求められたが、
辞職を強要されたと感じているとの
弁明がありました。 次に、
甲谷議員に
出席停止7日間の
懲罰を科すか否かの
挙手採決が行われ、
可否同数にて
委員長裁決で
懲罰を科することに決しました。 以上が
懲罰特別委員会の審査の概要であります。
議員各位の御
賛同をよろしくお願いいたします。
○
議長(
北門勝彦君)
委員長、すみません。その中で
議長が入った
幹事長会という、その
議長の
部分を
説明していただかないと、私ということになると思うんですけれども。
◆8番(
東川勇夫君)
報告の中で、
議長の入った
幹事長会と
弁明の中であります、文章において。今、
北門議長から、私と勘違いされるということですので、これをどの
議長かはっきりしていただきたいということです。これは
甲谷議員にも確認しました。
辻本議長ということですので、つけ加えておきます。 以上でございます。
○
議長(
北門勝彦君) ただいま
懲罰特別委員長の
報告が終わりました。
甲谷悦夫君から本件について
弁明したい
旨申し出があります。 この際、これを許すことに御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
北門勝彦君) 御
異議なしと認めます。
甲谷悦夫君の
除斥を解きます。 (
甲谷悦夫君
入場)
○
議長(
北門勝彦君)
甲谷悦夫君の
弁明を許します。 3番
甲谷悦夫君。 (
甲谷悦夫君
登壇)
◆3番(
甲谷悦夫君)
皆さん、大変遅くまで本当にお疲れさまでございます。
最後の
弁明ということでこの
機会をいただきました。本当にありがとうございます。
先ほど来からるる申し上げてきたことでございます。今回の
懲罰動議に対しまして、この
経緯というのは、
監査委員の
辞職勧告に始まりましてここに及んだわけでございます。この
勧告決議案の中で、
辞職勧告の中でも、
先ほども申し上げましたように、2つのことでの問題ということで
理由が明確に書かれているわけでございます。
1つは、
大和郡山市議会の
紳士協定に反する
行為を行ったと、いま一つは
議会の空転を発生させたと、こういうことでございます。 私は、
議会の
紳士協定、このものに対して、
1つは、この
紳士協定なるものは一体何なのかということをかんがみるに、
議会の
会議規則を見ましても、
紳士協定という言葉は私は見当たりません。ただ、この
紳士協定というのは、そもそもはお互いの信義、そしてまた
信頼関係の上で
合意形成をされて、そしてそれがこの
紳士協定なるものであると、このように思うならば、今回のいきさつにおきましても、既に述べておりますように、
最初のこの
人事案の今回の
議題に対しましても、その段階での
関係者の間で、こういった
紳士協定なるものの中身としましては既に
合意形成をなされた上で、私の
監査委員の
続投ということでこれが話し合いをされて、そしてそのもとでこの
案件が進められたと、このように私は思っているわけでございます。そういうもとでの話になりますと、今申しましたように、これは決して私が
紳士協定に反する
行為をしたわけでも何でもない、こういうことを私は思っているわけでございます。 そしてまた、2点目の
議会を空転させたと、こういう問題でございます。
最初から、
先ほど申しましたそういった
関係者の
合意から始まってここに至るまで、私は一貫して、この
監査委員の
続投に対してはずっと述べてきたわけでございまして、そのことで来たわけでございます。それは途中から変えたわけでもないし、終始一貫してこれは変わっておらないわけであります。そしてまた、
意図的に
議会をいたずらに混乱させて長引かすという
意図も、もちろん毛頭なかったわけでございます。しかしながら、今回のこの
人事案件の
議会運営の
あり方を見ますと、今まで私が経験した中では、この
人事案件、
議長選があり、副
議長選があり、そしてまた各
常任委員の
人事の決定、そしてまた各
行政委員、このように一貫してずっとすべてこれが行われてきたわけでございます。今回は何かしら各
部分、
部分ごとにこれが行われてまいりました。そして、そういう
意味では時間がかなりたってしまったと、私はこのように思っているわけでございます。私が
意図的にそれを引き延ばしたことでもないし、また混乱さすためにそういったことを行ったことでもないわけでございます。そういう
意味で、私はこの
辞職勧告の
決議を受け、そしてまた今回に至っては
懲罰という中でこの
議案が進められてきたわけでございます。 そういう中で、私の
思いとしては、この
案件について政争の具にされているんじゃないかと、私はこのように思っているわけでございます。そしていたずらに時間がかかり、この問題でずっと今日まで引きずってこられたというふうに思っているわけでございます。やはり
市民の方から見れば、
議会はしっかりと
市民の目線でいろんな形で
議会の
運営をしていくと、このようにも思われているわけでございます。しかしながら、残念ながら、そういうことでこういったことがまかり通るならば、数の論理でこれがゆがめられてしまう、正常な
議会運営ができない、私はこのように思っているわけでございます。
議会の本質、あるいは
議会の体質から見て、一体全体
市民の方はどのように思われているのか、このことを私は感じるわけでございます。 したがいまして、私はこの
懲罰動議、これは極めて不当な
動議であると、このように思っているわけでございます。そういう
意味から、とても今回の
動議については、これについては納得しがたいと、このように申し上げる次第でございます。どうか
議員各位の
皆さん、どうか御
理解をいただきまして、
最後の
弁明とさせていただきたいと、このように思っておりますので、よろしくご
理解と御協力をお願いしたいと、このように
思います。 以上でございます。
○
議長(
北門勝彦君)
甲谷悦夫君の
弁明は以上です。
甲谷悦夫君の
除斥を求めます。 (
甲谷悦夫君
退場)
○
議長(
北門勝彦君) これより
委員長報告に対する
質疑に入ります。 御
質疑ありませんか。 (「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
北門勝彦君) 御
質疑がないようでありますので、これをもって
質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。 1番
出口真一君。 (
出口真一君
登壇)
◆1番(
出口真一君)
甲谷悦夫君に対する
懲罰動議に
反対の立場で
意見を述べさせていただきます。
委員長報告の中で、るる
お話をしていただきましたので、私の発言の
内容も入っておりましたので、省略された
部分の
お話をしたいと
思います。
懲罰動議の
理由として、
議会の
意思を尊重しないことということがございます。これは
辞職勧告のところでも
お話しをさせていただきましたが、
紳士協定なるもので、そこの無視が
理由であるということでございますが、
辞職勧告のところでも申しました
平成9年の問題がありまして、
辞職勧告を出された
提案者の
田村雅勇議員、この方が
平成9年に同じようなことをされておるわけでありますが、そのときに
田村雅勇議員を擁護されたのが、今回
懲罰動議を出された
東川勇夫議員であります。そういう
意味から、今回、今までの
経緯を十分感じまして、こういう確たる
信念を持ってやられたという御答弁がございましたので、
甲谷悦夫もさぞかし、その分については憤慨に思っていることであろうというふうに
思います。そういうことで、
懲罰動議にはしっかりと
反対をさせていただきたいと
思います。 以上でございます。
○
議長(
北門勝彦君) ほかに討論はありませんか。 (「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
北門勝彦君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより
甲谷悦夫君に対する
懲罰の件を挙手により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は、
甲谷悦夫君に7日間の
出席停止の
懲罰を科すことであります。 本件を
委員長報告どおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (
賛成者 挙手)
○
議長(
北門勝彦君) 挙手多数であります。 よって
甲谷悦夫君に7日間の
出席停止の
懲罰を科すことは可決されました。
甲谷悦夫君の
入場を求めます。 (
甲谷悦夫君
入場)
○
議長(
北門勝彦君) ただいまの議決に基づき、これより
甲谷悦夫君に対し
懲罰の宣告をいたします。
甲谷悦夫君に7日間の
出席停止を命じます。
甲谷悦夫君の
退場を命じます。 (
甲谷悦夫君
退場)
○
議長(
北門勝彦君) 以下、
日程を繰り下げいたします。 ───────────────────────────────────
○
議長(
北門勝彦君)
日程第2
議案第25号及び
日程第3
議案第26号の2
議案を一括
議題といたします。 朗読を省略し、
提案理由の
説明を求めます。 水野副市長。 (水野敏正君
登壇)
◎副市長(水野敏正君) 上程をいただき、ありがとうございます。それでは、2
議案につきましての提案の
理由の
説明を申し上げます。
日程第2
議案第25号
大和郡山市
水洗便所改造資金貸付基金条例の一部
改正についてでございます。 水洗便所改造資金の貸付につきましては、これまで、水洗便所への改造義務を定めた下水道法の
規定に準じ、公共下水道の供用開始の日から3年以内に工事を行う者を対象といたしておりました。 しかしながら、経済的な
理由等から、3年の期間経過後もなお公共下水道に接続していない世帯が多く見られることから、
市民の生活環境の改善と公共用水域の水質保全に資するとともに、下水道使用料の増収を図るべく、貸付条件を緩和し、公共下水道の供用開始からの経過年数にかかわらず貸付の対象といたすべく、所要の
改正を行うものでございます。 なお、この条例は
平成21年8月1日から施行するものでございます。
日程第3
議案第26号
平成21年度
大和郡山市
一般会計補正予算(第2号)について御
説明申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ12億 2,767万 1,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を 274億 1,631万円とするものでございます。 今回の補正は、本年5月29日の国の補正予算成立に伴う地域活性化・経済危機対策臨時交付金及び緊急雇用創出事業交付金を活用しての諸事業、社会保険病院駐車場用地の借り上げ、自治総合センターコミュニティ助成金事業、
平成20年度の法人
市民税還付金及び生活保護システム開発を行う増額補正でございます。 次に、地方債の補正でございますが、駐車場整備事業債を追加するものでございます。 それでは、歳出より順に御
説明申し上げます。 第2款 総務費は5億 1,024万 4,000円の増額補正でございます。これは、緊急雇用創出事業交付金を活用してのホームページ作成業務 1,000万円と土地家屋図作成業務 1,780万円、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用しての観光駐車場及び中央公民館駐車場整備事業 7,711万 2,000円と税滞納管理システム開発 2,000万円、自治総合センターコミュニティ助成金事業として3自治会のコミュニティセンター建設補助金 4,460万円、
平成20年度法人
市民税の還付金3億 3,700万円並びに社会保険病院駐車場用地借上料 373万 2,000円の増額補正でございます。 第3款 民生費は 3,695万円の増額補正で、これは、国の生活保護適正実施推進事業補助金を活用しての生活保護システムの導入費用でございます。 第8款 土木費は 1,831万 6,000円の増額補正で、これは、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用しての橋りょう長寿命化修繕計画策定業務 845万 7,000円と額田部運動公園防球ネット設置工事 985万 9,000円でございます。 第9款 消防費は 3,818万 1,000円の増額補正で、これにつきましても、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用しての水槽付き消防ポンプ車購入事業 3,618万 1,000円と自治総合センターコミュニティ助成金事業の自主防災組織育成助成事業補助金 200万円でございます。 第10款 教育費は6億 2,398万円の増額補正でございます。これは、学校通信技術環境整備事業補助金と地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用しての小学校、中学校、幼稚園への地上デジタルテレビ整備事業 1,000万円と小学校、中学校のパソコン整備事業1億円並びに旧五軒屋敷跡駐車場整備事業用地の土地開発公社よりの買い戻しに要する経費5億 1,398万円でございます。 次に、歳入についてでございますが、歳出に対する特定財源といたしまして、国庫支出金におきまして地域活性化・経済危機対策臨時交付金2億 6,541万 2,000円、生活保護適正実施推進事業補助金 3,695万円、学校通信技術環境整備事業補助金 5,500万円、県支出金におきましては緊急雇用創出事業交付金 2,780万円、財産収入におきまして土地貸付収入 373万 2,000円、諸収入におきまして自治総合センターコミュニティ助成金 4,660万円、そして、市債におきまして駐車場整備事業債4億 440万円を増額し、それぞれの歳出に充当いたしております。 また、一般財源といたしまして、財政調整基金繰入金1億 4,357万 1,000円、前年度繰越金2億 4,420万 6,000円を増額補正し、収支の均衡を図っております。 以上でございます。何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げ、提案の
説明を終わります。
○
議長(
北門勝彦君) ただいま
提案理由の
説明が終わりました。 これより
質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、通告者の発言を許します。 20番 丸谷利一君。 (丸谷利一君
登壇)
◆20番(丸谷利一君) それでは、
質疑をさせていただきます。 私は、
議案第26号
平成21年度
大和郡山市
一般会計補正予算(第2号)について質問いたします。 今回の補正予算は、国の経済対策として、地方公共団体が作成した地域活性化・経済危機対策実施計画に基づく事業に要する費用に対し国が交付金を交付することにより、地域活性化等の速やかかつ着実な実施を図ることを目的とされた地域活性化・経済危機対策臨時交付金の補助金を活用して、郡山市として各種事業を実施するため補正予算化されたものでございます。 この中で、歳出、第2款 総務費で補正予算化されております本年3月末、消防署の北出張所の解体の問題でございます。この解体に関して予算が計上されておるわけであります。この消防署北出張所につきましては、本年の3月
議会におきまして
議会の
決議として、消防署北出張所を解体して、駐車場を観光バスの駐車場として使用するのではなく、観光バスの駐車場として使用するのであれば城ホールの南側、五軒屋敷のほうが適切であるという決
議案が出された経過がございます。そして、わずかそれから3カ月少したって今回です。それでは、今回北出張所の解体
理由といたしまして、三の丸会館の駐車場としてこれは解体経費及び整備費として予算化する、こういうような形で今回提案されたわけであります。私は、この理事者側の
説明を聞きまして、北出張所の解体は初めからそういう解体するという前提のもとで後から
理由がつけ加えられたものである、このように考えざるを得ないわけであります。 この補正予算について財政課に聞きますと、工事請負費 7,217万 3,000円の内訳として、消防署北出張所の解体費は 2,243万 9,000円、三の丸駐車場整備費として 2,830万 8,000円、計 5,074万 7,000円でございます。このほか設計費 107万 1,000円等も計上されておりまして、その補正予算額は 5,100万円を超えておるわけであります。今回の補正予算は、その
理由は、今申し上げました三の丸会館の駐車場となっておりますけれども、三の丸会館の駐車場は車両は約30台分、自転車、オートバイ約10台分程度でしょうか。確かにこの現状は駐車場が狭いというふうに言われております。しかしながら、この三の丸の駐車場は、何とかこれまで三の丸会館を
運営する上でやりくりされてきたところでありまして、そしてまた三の丸の駐車場が満杯になれば、市役所の駐車場を
市民が使って三の丸会館に行くと、こういうようなことでしのいできたわけであります。 そこで、私は質問いたしたいと
思います。この時期になぜ国のそういう地域活性化のために出されたこの交付金で消防署を解体し、三の丸会館の駐車場整備のために 5,000万以上の経費を費やさなければならないのか。その点について、まず第1点質問したいと
思います。 次に、同じく工事請負費で、消防署北出張所の解体と整備費以外に 2,142万 6,000円、この金額が城ホール南側の旧武家屋敷であった五軒屋敷の跡地を観光バスの駐車場の整備費として計上されていることであります。また、その土地の買い戻しとして、教育費の公有財産購入費として5億 1,398万円を計上されておるわけであります。本年3月
議会で、観光バスの駐車場は三の丸ではなく更地である五軒屋敷のほうが適地であると、
先ほども
決議をされたということで私は申し上げておりますけれども、したがって今回のこの補正予算は、一面、
議会のそれらの
決議にこたえる形となっておるわけであります。上田市長は、観光戦略室を庁内に設置され、観光行政に殊さら力を入れられておるわけでございます。当然のことながら、郡山市の観光戦略と政策が立案され、その具体的な根拠に基づき、観光バス設置の必要性を痛感されてのことだと
思います。 そこで、お聞きしたいと
思います。観光バスの駐車場が設置されて、年間何万人、何十万人かの観光客が来ると予測されていると
思いますけれども、平日、祝祭日、あるいは年間の観光バスの駐車場の台数がどの程度あるのか。そのような根拠とその見通しについて
説明をしていただきたいと
思います。 以上で第1回目の質問を終わりたいと
思います。
○
議長(
北門勝彦君) 吉村
総務部長。 (吉村安伸君
登壇)
◎
総務部長(吉村安伸君) 20番丸谷
議員の
議案に対する
質疑にお答えいたします。
議員がお述べになったとおり、財源といたしましては地域活性化・経済危機対策臨時交付金を充当いたしております。中央公民館駐車場につきましては、体育館の下を利用している関係上、施設利用者の駐車場台数が30台と少なく、また、乗用車の出入りにつきましても、場合によっては待機を余儀なくされる等、課題も指摘されているところでございます。今般新たに駐車場を整備し、17台と従前の約 1.5倍の駐車台数の増加、並びに利用されます方々の乗用車の流れを一方通行化し整備することにより、これらの課題を解消し、あわせて7月2日、本日より開設されますトレーニングルーム利用者も含めた施設利用者の利便性の向上、また中央公民館の閉館時には、臨時的な観光駐車場や、さまざまな本市の催しへの転用を目的とすることも視野に入れ、整備を行おうとするものでございます。 このような状況から、今般の臨時交付金を利用し、整備するための補正予算を上程させていただきました。御
理解のほどよろしくお願いいたします。 2点目の回答は澤田部長からお願いします。
○
議長(
北門勝彦君) 澤田
産業振興部長。 (澤田茂利君
登壇)
◎
産業振興部長(澤田茂利君) 20番丸谷
議員の御質問にお答えいたします。 観光バスの予測はどのようにしているのかということでございますけれども、昨年度から設置いたしました観光戦略室におきましては、観光振興という観点から1300年祭を一つの観光進展の呼び水ととらえ、お城まつりを初めとする記憶力大会、
全国金魚すくい大会などの各種イベント
内容の充実、また県外、特に中部、関東圏へ
大和郡山市の魅力、特性を広く情報発信し、旅行会社、エージェント等へのパッケージツアーの実現に向けての積極的な働きかけをすることで、本市観光行政の進展を図っているところでございます。 予測は何万台ということでございますけれども、こういう
部分を通じて、バスの駐車場がないという等々で観光バスがなかなか来てくれないという
部分について、PRをしながらふやしていきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○
議長(
北門勝彦君) 20番 丸谷利一君。 (丸谷利一君
登壇)
◆20番(丸谷利一君) ありがとうございました。今、両部長から2点にわたって御答弁をいただきました。 まず第1点目に、三の丸の駐車場の設置の件に関しまして、なぜこの時期に 5,000万円以上の経費を費やすのか、こういう質問をしたことに対しまして担当部長は、通常30台ぐらいの駐車場スペースしかない、そしてまた待機を余儀なくされている駐車場もあると、こういうことで、17台分として 1.7倍の駐車場の拡大、こういうことを考えておって、利用者の利便を図っていきたいと、これはそのとおりであろうと私は思っております。どんな事業でも目的はありますし、効果はあります。効果がないような事業はありません。したがいまして、このような答弁をなさるのは当然であると
思います。 私が言いたいのは、今回の国の経済対策で出されたこの交付金、これはいわばどのような事業をしても適用される、国の 100%補助される、こういう交付金でございます。したがいまして、今回の事業にこの交付金を使う場合に、今郡山市の中での事業の優先順位、そして
市民が本当に必要とされている、そういうことをきちっと
議論して決められたのかどうかということを私は非常に大きな問題にしたいわけであります。 そこで、私は、とりあえず今考えるに当たりまして、緊急的なそういう事業として、例えば--市長は市長選挙の立候補に当たりまして昨年の12月におっしゃっておりましたけれども、定住、子育てのそういうプロジェクトをつくっていきたい、そしてそのための子育て支援として、子供の安全も含めて耐震化、子育て支援、こういうのを行っていきたいと、このようにおっしゃったわけであります。つい最近の新聞でも載っておりましたけれども、この耐震化の問題についても、
平成22年度、小中学校で耐震化の整備を目指す、こういうことを言われておりますが、全校必ず実施するというような状況ではありません。したがいまして、この耐震化率、郡山は27%程度でしょうか、奈良県下の小中学校、奈良県下を見ますと半分以下でございます。県下12市中最低でございます。まして幼稚園は耐震化はゼロです。最低でございます。したがいまして、子供の安全・安心、命を守っていくためのこの事業、なぜもっともっとこのような交付金を使ってされないのか。 そしてまた、耐震化だけでは
なしに、子育て支援として学童保育の問題があります。待機児童の問題、たくさんあります。本当に市長がおっしゃっておる子育て支援をやって、そして定住、転入、そういう対策といいますか、こういうものをどんどんやることによって人口減に歯どめをかける、このようなことがこれからますます重要になってきていると
思いますし、また、あの厚生福祉課でカウンターで見てください。雇用促進から失業になった派遣切りの労働者が2日も3日も食事すらできない。こういう状況の中で何とかしてほしいと言っても、
大和郡山市はつなぎ資金すら出ない。もしそのような人たちに対して雇用対策として、たとえ30人でも50人でも臨時的な職員として採用したならば、もっと生きた金が使えるのではないか。 そのような総合的なことを考えて、今回この臨時交付金を本当に生かされたのかどうか。このような事業と、この 5,000万円の三の丸駐車場の事業化を比べた場合、どちらを優先していかなければならないのか。私は答えは明らかであると
思いますが、その点について市長にその考え方をお聞きしたい、このように
思います。 それから、2点目でございますけれども、澤田部長のほうは観光バスの予測、結論的に言いますと、ほとんどこれされておらないということでございます。観光バスの駐車場の整備については、お城まつり、あるいはまた記憶力大会等々のいろいろな催しの中で、そういう必要性がある、出てくる。そして観光バスの駐車場をつくることによってさらに観光客をふやしていきたい、このような
意味の答弁をされました。しかし、この土地開発公社から総額5億以上の買い戻しをし、そして整備に 2,000万以上もかけておるわけであります。きちっとした予測のもとでしなければ、この駐車場をつくることについては私は異論はございません。ございませんけれども、つくった限りは、必ずそれが事業効果としてあらわれるような状況にならなければならないにもかかわらず、ほとんどこの見通しさえされておらない。あくまでも希望的観測に終わっている。この点についてもっと具体的な根拠を、さらに私はその答弁を求めたいと
思います。 以上で2回目の質問を終わりたいと
思います。
○
議長(
北門勝彦君) 澤田
産業振興部長。 (澤田茂利君
登壇)
◎
産業振興部長(澤田茂利君) 20番丸谷
議員の再度の御質問にお答えいたします。 観光バスの正確な台数の再度の確認ということでございますけれども、現状といたしましては、大変観光バスの本市への駐車等の件もございまして、少ないということでございますので、その
部分につきましては、
先ほども申し上げましたけれども、旅行会社、エージェント等へのパッケージツアーの営業といいますか、本市の観光上の事情という
部分について、例えば近畿日本ツーリストでありますとかJTB西日本、クラブツーリズム、株式会社朝日旅行、毎日新聞旅行、日経旅行、旅行読売出版社という
部分について、関東のほうに
説明に行って営業活動を行っておるところでございます。今後に向けましても、観光バスのますますの利用をしていただけるような
部分について頑張っていきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○
議長(
北門勝彦君) 上田市長。 (上田 清君
登壇)
◎市長(上田清君) 20番丸谷
議員の御質問にお答えをいたします。若干もうろうとしてきていますので、漏れ落ちがあったら御指摘ください。 中央公民館の駐車場についてでございますが、1点目は公民館活動あるいは生涯学習の拠点であるということ、そしてそのベースの上に北側の植栽についてもアイデアサポート事業で整備をいただきました。一つのシンボルになっております。そういう場所であるということと、トレーニングルームが本日オープンをするということがございますが、健康づくりの拠点であるということで、利用者の利便性と安全性の確保ということが一つの大きな
理由でございます。 そして、あわせて観光面での活用ということで、これは五軒屋敷跡とも共通をいたしますけれども、台数をという話、部長からもありましたが、これは鶏と卵のような関係もございます。駐車場がないから、実際にこれまでパッケージツアーの商品化はなかなか難しかったです。それに今取り組んでいきたいということでありまして、常々申し上げている魅力をつなぐという観点でこのパッケージ化を図っていきたいと考えています。もちろん平城遷都1300年も視野に入っておりまして、特に来年前半は斑鳩、信貴山周辺エリアが一つのポイントになってまいります。そのほかにお城まつり、50回目を迎えますが、あるいは記憶力大会、近くではあい染め体験、さらには3月6日には日本ペンクラブの講演会、あるいは聖徳太子シンポジウム、さらには
平成聖徳太子塾等々が予定をされております。公式キャンペーン、
全国に発信するスローガンは、おもて
なしの心から元気城下町
大和郡山の発信ということでなされておりますので、こういうものを大いに利用していきたいと
思います。 さらには、観光ということで申し上げれば、魅力をつなぐだけではなくて魅力を発見することも必要であると。実は、先日来気になっていたんですけれども、ことし生誕 100年で埼玉県を中心として盛り上がりを見せておりますが、「山月記」という小説を書いた中島敦という、生誕 100年なんですけれども、郡山にゆかりがあるという記憶がありまして調べていたところ、小学校をここ郡山で過ごしているんですね。父親が郡中の漢文の教員だったということで、こういうことも一つの発見というんでしょうか、手を挙げていければと思ったりしておりまして、ほかにもさまざまな魅力があるでしょうし、発見とつなぐということを通してパッケージ化を図っていく一つの起爆剤にしたいと思っております。 子育て支援や耐震化のことをお述べになりましたけれども、サンライフを含めて全力で取り組んでまいりますし、耐震化についても、これも既に予算化を図って取り組んでいるところでございます。総合的な判断によって、今回は国のこの助成を使うことが最適であるというふうに判断をした結果でございます。この後
委員会に
付託をされるでありましょうから、そこで御
議論いただければ幸いに存じます。 以上でございます。どうぞよろしく御
理解のほどお願い申し上げます。
○
議長(
北門勝彦君) 20番 丸谷利一君。 (丸谷利一君
登壇)
◆20番(丸谷利一君) ただいま2点について、担当部長と市長のほうから
説明を受けました。 まず、観光バスの駐車場、五軒屋敷のほうで整備されることについての年間の観光バスの台数について、もっと深い根拠づけた答弁をいただきたいということでありましたけれども、担当部長、第1回目の質問に対する答弁
内容とほぼ変わっておりません。ということは、具体的ないろいろなイベント行事、また旅行会社との連携によるパッケージツアー、こういった点について担当部のほう、また担当課のほうで大変な努力はされていると、こういうことは私は率直に認めたいと思うわけであります。しかしながら、ただいまの第2回目の担当部長の答弁だけでは、本当に事業化されたことが効果的に実施され、そして観光バスがしょっちゅう、平日でも日曜日でもとまってくるぐらいに観光客がふえていくんだなというような根拠について明確な答弁が聞けなかったということについては、非常に残念な
思いをしております。今具体的に根拠づけた台数等の見通しが出せないのであれば、今後の努力として、そういった駐車場が有効に使われるような形で再度さらに努力をしていただきたいと、これは要望にとどめておきたいと
思います。 それから、市長の答弁でございます。市長は、三の丸会館ではトレーニング室が7月2日に、きょうですね、きょうから一応オープンということになると。そして、今後、
市民の公民館活動としての拠点である三の丸会館の利用者の利便性、安全性の確保を図っていくんだと。そして、今後において遷都1300年記念、お城まつり、記憶力大会、イベントですね、こういうことを進めていくという、そういう状況の中で、この三の丸の整備事業を総合的判断で最適としてこの事業化に踏み切ったと、このような答弁であったと思うわけであります。 しかし、私は、現在の状況、
先ほども言いました。耐震化の事業について
平成22年に小中学校をやるといっても、それはあくまでも目指すということであって、全校確実に実施するということではないわけであります。また、幼稚園も耐震化についてはゼロ%、その計画はいまだに立てておらないと、こういう状況もあります。学童保育もしかりでございます。そういった、市長は総合的という抽象的な言葉をおっしゃっておりますけれども、具体的な
市民生活、子育て支援、子供の安全、こういう点について、やっていると言われておりますけれども、この 5,000万円のお金があれば学童保育だって2カ所や3カ所つくれるんです。私は具体的な話をしているわけです。これに対して市長は、総合的判断、こういうこともおっしゃったわけですが、私にとっては極めて不十分な答弁であると、このように私は思うわけであります。今後、この点について私もさまざまな角度から総合的に、それこそ総合的に考えて、この問題についての態度を明らかにしていきたいということを
最後につけ加えまして、3回目の質問を終わりたいと
思います。 以上です。
○
議長(
北門勝彦君) 以上で通告による
質疑を終わります。 ほかに御
質疑はありませんか。 (「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
北門勝彦君) 御
質疑がないようでありますので、これをもって
質疑を終結いたします。 ただいま
議題となっております
議案第26号の関係
部分については総務
常任委員会に、
議案第26号の関係
部分については教育福祉
常任委員会に、
議案第25号及び
議案第26号の関係
部分については建設水道
常任委員会に
付託いたします。 お諮りいたします。 ただいま
議題となっております
議案第26号の関係
部分については長期保有土地問題改革特別
委員会に
付託いたしたいと
思います。 これに御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
北門勝彦君) 御
異議なしと認めます。 よってさよう決しました。 ───────────────────────────────────
○
議長(
北門勝彦君) 本日はこれをもって散会いたします。 明3日から7日までは休会し、各
常任委員会及び特別
委員会を開会いたします。 次回は7月8日午前10時より
会議を開きます。 本日はどうも御苦労さまでございました。 午前4時41分 散会...