• 森羅万象(/)
ツイート シェア
  1. 大和郡山市議会 2009-03-03
    03月03日-01号


    取得元: 大和郡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    平成21年  3月 定例会(第1回) ◯平成21年第1回大和郡山市議会定例会会議録(第1号)    ───────────────────────────────────          平成21年3月3日(火曜日) 午前10時5分 開会    ───────────────────────────────────諸  報  告    1. 11・12月分例月出納検査及び定期監査の結果について    2. 大和郡山土地開発公社に関する報告について    3. 財団法人大和郡山文化体育振興公社に関する報告について議 事 日 程 日程第1  会議録署名議員の指名について 日程第2  会期の決定について 日程第3  駅前周辺整備特別委員会の報告について 日程第4  長期保有土地問題改革特別委員会中間報告について 日程第5  議会改革特別委員会中間報告について 日程第6  議案第2号  大和郡山介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について 日程第7  議案第3号  財産の価格を低減して売却することについて 日程第8  議案第4号  市道路線の認定について 日程第9  議案第5号  平成20年度大和郡山一般会計補正予算(第7号)について 日程第10  議案第6号  平成20年度大和郡山国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)              について 日程第11  議案第7号  平成20年度大和郡山老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)              について 日程第12  議案第8号  平成20年度大和郡山土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)              について 日程第13  議案第9号  平成20年度大和郡山介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につ              いて 日程第14  議案第10号  平成20年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1              号)について 日程第15  平成21年度大和郡山施政方針について 日程第16  平成21年度大和郡山教育行政方針について 日程第17  議案第11号  大和郡山介護保険条例の一部改正について 日程第18  議案第12号  平成21年度大和郡山一般会計予算について 日程第19  議案第13号  平成21年度大和郡山国民健康保険事業特別会計予算について 日程第20  議案第14号  平成21年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 日程第21  議案第15号  平成21年度大和郡山公園墓地事業特別会計予算について 日程第22  議案第16号  平成21年度大和郡山老人保健医療事業特別会計予算について 日程第23  議案第17号  平成21年度大和郡山介護保険事業特別会計予算について 日程第24  議案第18号  平成21年度大和郡山介護サービス事業特別会計予算について 日程第25  議案第19号  平成21年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計予算について 日程第26  議案第20号  平成21年度大和郡山水道事業会計予算について 日程第27  議案第21号  平成21年度大和郡山下水道事業会計予算について 日程第28  議員提出議案第1号 大和郡山路上喫煙防止条例の制定について       (日程第6から日程第14及び日程第17から日程第28までは提案理由説明のみ)    ───────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議事日程に同じ    ───────────────────────────────────                    出 席 議 員(24名)                          1番  出 口 真 一 君                          2番  福 田 浩 実 君                          3番  甲 谷 悦 夫 君                          4番  上 田 健 二 君                          5番  高 橋 朋 美 君                          6番  林   浩 史 君                          7番  西 川 健 次 君                          8番  東 川 勇 夫 君                          9番  田 村  俊  君                          10番  北 門 勝 彦 君                          11番  西 川 貴 雄 君                          12番  牛 島 孝 典 君                          13番  尾 口 五 三 君                          14番  金 銅 成 悟 君                          15番  吉 川 幸 喜 君                          16番  池 田 篤 美 君                          17番  辻 本 八 郎 君                          18番  田 房 豊 彦 君                          19番  仲   元 男 君                          20番  丸 谷 利 一 君                          21番  遊 田 直 秋 君                          22番  石 田 眞 藏 君                          23番  乾   充 徳 君                          24番  田 村 雅 勇 君    ───────────────────────────────────                    欠 席 議 員(なし)    ───────────────────────────────────               説明のため出席した者                       市   長  上 田  清  君                       副 市 長  水 野 敏 正 君                       教 育 長  山 田 勝 美 君                        総務部長  吉 村 安 伸 君                      市民生活部長  萬 田 善 三 君                   福祉健康づくり部長  矢 舖 健次郎 君                      産業振興部長  澤 田 茂 利 君                      都市建設部長  砥 出 恵 市 君                      上下水道部長  田 中 利 明 君                       消 防 長  西 本  博  君                        教育部長  上 田 邦 男 君                        財政課長  水 本 裕 丈 君    ───────────────────────────────────               事務局職員出席者                        事務局長  岩 本 正 和                       事務局次長  岡 田   豊                       次長補佐兼                              西 垣 素 典                   議事係長兼調査係長    ───────────────────────────────────               午前10時5分 開会 ○議長(辻本八郎君) ただいまから平成21年第1回大和郡山市議会定例会を開会いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 市長より招集のあいさつがございます。 市長。          (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) おはようございます。本日ここに平成21年第1回大和郡山市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、年度末何かと御多忙のところ御出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 今定例市議会に提案申し上げました議案等につきましては、既にお手元にお配りをいたしておりますとおり、条例の制定、条例の一部改正議案及び平成21年度一般会計、各特別会計並びに各事業会計予算案等20議案でございます。 何とぞ慎重に御審議をいただきまして、それぞれの議案等につきまして御議決と御承認を賜りますようお願いを申し上げまして、平成21年第1回大和郡山市議会定例会の招集のあいさつといたします。どうぞよろしくお願いをいたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 次に、議会運営委員会の結果を委員長より報告願います。 9番 田村議会運営委員会委員長。          (田村 俊君登壇) ◆議会運営委員会委員長(田村俊君) おはようございます。ただいまから議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。 今期定例会は、本日から3月18日までの16日間といたします。 本日は、まず諸報告3件があります。次に、日程に入り、日程第1で会議録署名議員の指名、日程第2で会期の決定を行います。続いて、閉会中に開かれました特別委員会について、日程第3で駅前周辺整備特別委員会の報告を、日程第4で長期保有土地問題改革特別委員会中間報告を、日程第5で議会改革特別委員会中間報告を行います。次に、日程第6 議案第2号から日程第14 議案第10号までの9議案の提案理由の説明を求めます。日程第15で平成21年度大和郡山施政方針について、日程第16で平成21年度大和郡山教育行政方針についての説明を受けます。次に、日程第17 議案第11号から日程第28 議員提出議案第1号までの12議案の提案理由の説明を求めます。 4日は、議案熟読のため休会いたします。 5日に再開し、日程第1で、施政方針及び教育行政方針に対する質疑を行います。日程第2で、議案第2号から議案第11号まで及び議案第13号から議案第21号までの19議案に対する質疑の後、各委員会に付託をいたします。続いて日程第3で、議員提出議案第1号に対する質疑の後、産業厚生常任委員会に付託をいたします。日程第4で、議案第12号 平成21年度大和郡山一般会計予算についての質疑の後、予算特別委員会を設置し、同委員会へ付託をいたします。 3月6日から15日までは、本会議を休会し、各常任委員会及び特別委員会を開会いたします。 16日と17日は、一般質問を行います。 18日の最終日は、日程第1で、議案第2号から議員提出議案第1号までの21議案に対する各委員長報告について、質疑、討論、表決を行います。 本定例会の会期及び議事日程並びに委員会招集日表議案付託表につきましては、お手元に配付されているとおりでございます。議員各位におかれましては、よろしく御協力のほどお願いいたしまして、報告を終わります。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) これより本日の会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) ただいまの出席議員数は24名であります。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 諸報告に入ります。 11・12月分例月出納検査及び定期監査の結果については、既に皆様のお手元に御配付申し上げております。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 次に、大和郡山土地開発公社に関する報告について、質疑の通告がありますので、通告者の発言を許します。 5番 高橋朋美君。          (高橋朋美君登壇) ◆5番(高橋朋美君) おはようございます。それでは、大和郡山土地開発公社に関する報告について質問をさせていただきます。 2月24日付奈良日日新聞によると、「大和郡山土地開発公社が5カ年計画で進めている経営健全化計画が難局を迎え、融資を受けている金融機関の承認を得て進めている市の買い戻し計画の変更は難しく、公社の不良債権が市へ横滑りし財政を圧迫することも考えられる」と。また、「当市の標準財政規模平成19年度174億円に対する土地保有額の割合が66%と、2番目に高い香芝市の35%を大きく引き離し、県内で突出して高い」、このように報道されています。 当市の土地開発公社の状況は財政を破綻させる規模ではないと考えていますが、財政を圧迫させる一因になると考えています。 機会があるごとにお聞きしていますが、平成20年度決算見込み、21年度の見通し、それぞれにおける標準財政規模に対する土地保有額の割合、そしてまた1日当たりの金利はどれくらいになっているのか、お聞かせください。 ○議長(辻本八郎君) 総務部長。          (吉村安伸君登壇) ◎総務部長吉村安伸君) おはようございます。5番高橋議員の質疑に対してお答えいたします。2点ばかりでございます。 まず最初に、土地開発公社1日当たりの支払いの金利でございます。20年度見込みで、1日当たり約62万 2,000円でございます。 次に、20年度の標準財政規模の見込みでございます。 175億 6,717万円でございます。公社保有額との割合でございますが、20年度末で62%と見込んでおります。参考までに21年度ということでございますので、21年度標準財政規模の見込み 171億 1,300万、保有地額の割合でございますが、64%と見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(辻本八郎君) 以上で、通告による質疑を終わります。 ほかに御質疑ありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(辻本八郎君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度で打ち切ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 次に、財団法人大和郡山文化体育振興公社に関する報告について、御質疑ありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(辻本八郎君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度で打ち切ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) これより日程に入ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員会議規則第81条の規定により、議長より指名いたします。             3番 甲 谷 悦 夫 君             7番 西 川 健 次 君 以上2議員の方にお願いをいたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月18日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(辻本八郎君) 御異議なしと認めます。 よって会期は16日間と決定いたしました。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第3 閉会中に開会されました駅前周辺整備特別委員会の報告を求めます。 10番 北門駅前周辺整備特別委員長。          (北門勝彦君登壇) ◆駅前周辺整備特別委員長北門勝彦君) おはようございます。ただいまから駅前周辺整備特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る2月9日午前10時から開会し、理事者から駅前周辺整備の経過と現状についての説明を受けました。 初めに、近鉄九条駅前周辺整備事業の残事業の状況について報告がありました。 立ち退き交渉は引き続き行っているものの、東側駅前広場を含む地域を県の線引き見直しの対象に上げておりますので、この作業を進めながら引き続き交渉を重ねてまいりたいと考えております。 また、線引き見直しのスケジュールについては、平成21年3月に市の素案を県と調整を行って県素案を作成し、平成22年3月までに県が国、関係機関と協議をされ、平成23年3月まで都市計画決定の手続を行って決定されるということになりますので、この推移を踏まえながら交渉を重ねてまいりたいと考えておりますとの報告がありました。 次に、JR郡山東側用地の状況について報告がありました。12月議会以後、医療機関の誘致を中心に金融機関と2回の話し合いを行いましたが、現在の厳しい経済状況などの影響もあり、今のところ芳しい提案を受けるには至っておりません。しかしながら、今後も話し合いを重ねてまいりたいと考えておりますとの報告がありました。 最後に、委員会として以下の内容を要望することとした上で、本委員会を閉じることについて全員異議なく了承いたしました。 本委員会は、平成6年3月18日、JR郡山周辺整備事業に伴って設置され、駅関連施設の整備、駅周辺商業地域などの整備や企業誘致、周辺生活環境の整備など駅前周辺まちづくり全般を対象として、およそ15カ年、79回にわたり審議を行ってまいりました。 これまで、JR郡山周辺整備事業JR大和小泉周辺整備事業、これに関連する事業として、大和都市計画事業大和小泉駅前地区土地区画整備事業が完了し、今また近鉄九条駅前周辺整備事業につきましても、ほぼ事業目的を達成したところであります。これらの事業の総事業費はおおむね66億円に上ります。 この間、本市を取り巻く社会経済情勢は大きく変転し、さまざまな事情により当初の計画に比べて大幅な変更を余儀なくされた事業もありました。本委員会といたしましても、事業の推移を厳しく精査しつつ理事者とも協力して、その時々に応じた最善の選択を模索してまいりましたが、今般、近鉄九条駅前周辺整備事業の終了をもちまして、本委員会もまた一定の役割を終えたものと考えるところであります。 本委員会といたしましては、委員会を廃止するに当たって、理事者に対し近鉄郡山駅、近鉄平端駅周辺地域の整備についても、過去の経緯を踏まえつつ、今後の社会経済情勢の変化などを見きわめ、しかるべく対応していただくことを望むものであります。 以上が駅前周辺整備特別委員会の報告であります。議員各位の御理解をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(辻本八郎君) ただいまの報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(辻本八郎君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめます。 なお、駅前周辺整備特別委員会は調査目的が達成されましたので、本日をもちまして終了いたしますことを御報告申し上げます。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第4 閉会中に開会されました長期保有土地問題改革特別委員会中間報告を求めます。 10番 北門長期保有土地問題改革特別委員長。          (北門勝彦君登壇) ◆長期保有土地問題改革特別委員長北門勝彦君) ただいまから長期保有土地問題改革特別委員会中間報告を申し上げます。 委員会は、去る2月12日午前10時から開会し、理事者から長期保有土地の現状について説明を受けました。 初めに、2件の売却予定地について、事務の進捗状況の報告を受けました。 池沢町ハウス食品東側用地については、ハウス食品株式会社と締結した覚書に基づき、現在境界の確定作業を行っております。 また、JR大和小泉西側用地については、インターネット公売を活用して一般競争入札を実施いたしましたが、申し込みがなく不調となりました。今後は、4月14日の売却日程に再度参加いたしたいと考えておりますとの報告がありました。 次に、未利用地等明細書2件について、それぞれ説明がありました。 旧小泉保育園敷地の小泉町2221番地1の土地については、平成21年1月19日付で小泉北之町自治会より、集会所建設用地として譲渡の要望がありました。2月2日に、市有財産等有効活用検討委員会の意見を聞き、譲渡いたしたいと考えております。なお、譲渡価格につきましては、当該自治会には現小泉保育園の敷地の一部を寄附していただいていること、また、旧小泉保育園の園児が増加したときには公民館を無償で提供するなど、旧小泉保育園の運営に関し多大な協力をいただいた経緯を考慮して、財産の価格を低減して売却いたしたいと考えております。 次に、池ノ内町 252番1の土地については、平成7年5月27日から北和農業共済組合賃貸借契約を締結し現在事務所が建っておりますが、契約後十数年が経過したことから、今後の対応について北和農業共済組合と話し合ったところ、来年度に買い取りの意向がありましたので、鑑定価格でもって売却をする予定をいたしておりますとの報告がありました。 続いて質疑に入りました。 その主なものは、旧小泉保育園敷地売買契約書はどのようなものになるのかに対し、現在検討しておりますが、売却に際しては10年の買い戻し特約と集会所用地などとして利用するという条件をつけていきたいと考えておりますとの答弁がありました。 また、池沢町ハウス食品東側用地境界確定がおくれている理由はに対し、敷地の東側に国有水路があり、そのために境界確定をする場合には両側明示ということになり、水路東側の地権者の確定書が必要となります。ところが、地権者の方で相続が発生したため相続人全員の承諾が必要になり、先日の10日に承諾が得られましたので3月までには本契約を行いたいと考えておりますとの答弁がありました。 次に、JR大和小泉西側用地についてはどのような問い合わせがあったのか、また、再度売却日程に参加するとのことであるが価格などの変更はあるのかに対し、問い合わせは見学会を合わせて12件あり、不動産関係者なども来られました。当該土地北側の歩道の切り下げなどの要望もありましたが、担当課といたしましては経費をかけず現状のまま売却をする意向であります。また、価格については、前回の最低金額の変更はいたしませんとの答弁がありました。 次に、旧小泉保育園敷地について、低減する価格の根拠はに対して、今回売却する土地と以前に寄附をいただいた土地の鑑定価格をとり、その差額について低減をしていこうと考えております。平米当たりのおおよその価格といたしましては、売却する土地は約4万 4,000円、寄附を受けた土地は、道路がないということで約2万 7,000円になると聞いておりますとの答弁がありました。 以上が長期保有土地問題改革特別委員会中間報告であります。議員各位の御理解をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(辻本八郎君) ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 20番 丸谷利一君。          (丸谷利一君登壇) ◆20番(丸谷利一君) ただいまの北門委員長の報告に対し、一言質問をしたいと思います。 事実の経過の議論についてはそのとおりだと思いますが、委員会の中で、これまでの特別委員会の中で、やはり一件一件の取得に対しての経過及びなぜこのような巨額のそういう債務が発生したのか、そういった問題について一件一件公文書の資料提供を私はそして委員会としてそのようにこれから公文書を提出するということで決まったと思いますが、そこの部分について欠落しているのではないかというふうに思いましたので、その点質問をしたいと思います。 以上です。 ○議長(辻本八郎君) 10番 北門長期保有土地問題改革特別委員長。          (北門勝彦君登壇) ◆長期保有土地問題改革特別委員長北門勝彦君) ただいまの20番議員丸谷議員の質問にお答えいたします。 一応、その詳しい内容につきましては、休憩中の審議でもあったかと思います。また、お尋ねのとおり資料の提出については、私のほうからも理事者の方に一応言っておいたということは御了承の上だと思いますので、その点御理解いただきたいと思います。 ○議長(辻本八郎君) 20番 丸谷利一君。          (丸谷利一君登壇) ◆20番(丸谷利一君) ただいまの北門委員長の話のとおり、特別委員会として、今後、一件一件の取得の経過を示す公文書について資料を提示するということについて、委員会として休憩中の議論も含めて確認をされたとは思います。今後、そういう方向で委員会運営をされるということを期待し、また要望いたしまして私の質疑を終わります。 以上です。 ○議長(辻本八郎君) ほかに御質疑ありませんか。 13番 尾口五三君。          (尾口五三君登壇) ◆13番(尾口五三君) 北門委員長の報告の中で一言質問をさせていただきますが、休憩中の議論というふうに御報告されましたけれども、委員会の中でも一つ一つ精査をしていくというような議論があったというふうに理解しておるんですが、その点どうだったのか、もう一度御答弁をお願いします。 ○議長(辻本八郎君) 10番 北門長期保有土地問題改革特別委員長。          (北門勝彦君登壇) ◆長期保有土地問題改革特別委員長北門勝彦君) 休憩中の話になりますので、こんなところで答弁に当たるかどうかはちょっとわかりませんが、先ほど申し上げたとおりでございますし、また……(「委員長、委員会の中でちゃんと確認したよ」と呼ぶ者あり)委員会の中で確認したということについては、私、先ほど申し上げましたとおり、資料の提出を委員長から理事者のほうにはちゃんと申し出ております。ただし、審議のほうについてはそれは言っておりませんが、その点、誤解のないようにしていただきたいと思うんですね。よろしくお願いします。(「了解」と呼ぶ者あり) ○議長(辻本八郎君) ほかに御質疑ありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(辻本八郎君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめます。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第5 閉会中に開会されました議会改革特別委員会中間報告を求めます。 18番 田房議会改革特別委員長。          (田房豊彦君登壇) ◆議会改革特別委員長(田房豊彦君) おはようございます。ただいまから議会改革特別委員会中間報告を申し上げます。 委員会は、去る2月3日午前10時から開会し、議会改革の勉強会について議論をいたしました。 その主な内容は、前回の委員会で外部から講師を招いて議員全員を対象に議会改革の勉強会を行うことを決定いたしましたが、その際に必要となる費用がわかりましたので、来年度当初予算に計上して実施していくことについて議論いたしました。 まず委員長より、費用については他市の事例を参考にすると交通費と講師謝礼分を含め20万円の予算化が必要であるとの説明があり、これに対して賛成反対、両方の意見がありました。 賛成意見の主なものは、地方分権が推進される中で議会をよりよいものにするということであれば、ぜひ予算化してほしい。議員一人一人がレベルアップするための費用であれば、財政が苦しくても正当な必要経費として仕方がないと思う。講師は議会のあり方の専門家として非常に見識のある方なので、予算化して実施すべきである。費用の面からもできるだけ効率よく勉強するために、各自が出かけるよりも講師を招いて全員で勉強するのはよい方法であるなどがありました。 また、反対意見の主なものは、無料であれば招くこともよいと思うが、金額にかかわらず税金を使って講師を招くことは反対である。どうしても招くのであれば、それは議員みずからが費用を出して招くぐらいの根性でやればいいかなと思う。議員のレベルアップは必要であると思うが、議員に限っていえば、少ない財源の中、このレベルアップを税金を使ってまで行うべきではない。税金を使わなくとも自己研さんをしていかなければならないと思う、などがありました。 以上のような賛否両論があり、採決を行った結果、賛成多数で議会改革の勉強会のために講師を招く費用を予算化することに決定いたしました。 なお、予算については来年度の当初予算に計上していくことといたします。 以上が議会改革特別委員会中間報告であります。議員各位の御理解をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(辻本八郎君) ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 24番 田村雅勇君。          (田村雅勇君登壇) ◆24番(田村雅勇君) 講師を呼ぶということで委員会として予算要求をするということでありますけれども、講師、何の講師ですか。何について呼ぶ講師ですか。議会議員の研修が是か非かを問うための講師を呼ぶんですか。あるいはまた、何の改革のために講師を呼ぶんですか。講師も森羅万象すべてにわたって考えを聞くための講師なんですか。特定して呼ぶのか呼ばないのか、そこら辺を尋ねたいと、このように思います。 ○議長(辻本八郎君) 18番 田房議会改革特別委員長。          (田房豊彦君登壇) ◆議会改革特別委員長(田房豊彦君) 何のための講師かということですが、この中間報告でも申し上げました。この講師は議会改革のことにつきまして、議会の全国の議長会の局長をされていまして、この方は全国でいろんな議会改革に対応するための、地方分権に対応できるための議会とはいかにあるべきかということを、この近畿でも議会事務局などがお招きし、あるいは県の市議会の議長会の会長をされました議長もこの方をお呼びして、議会改革とは、この地方分権に対応できる議会改革とはいかなるものかというようなことを勉強されたということを聞きます。その他にも、他市でもこの方をお招きして、議会改革、地方分権に対応できる議会改革はいかにあるべきかという勉強をされたというふうに聞いております。そういうことがありまして、前回、外部からこの講師をお呼びしようということは決定しておりました。そういうことで今回は、そのために他市で呼ばれたときにこれだけの金が要ったということで、今回予算化をしようということであります。御理解をいただきたいと思います。 ○議長(辻本八郎君) 24番 田村雅勇君。          (田村雅勇君登壇) ◆24番(田村雅勇君) 今、答弁もらいました。この答弁に委員長の個人的見解、入ってないですよね。委員会できちっと議論されたことを報告してもらってますかな。まず最初に、それについて尋ねたいと。 それと、この特別委員会、ちょっと記憶が間違っておれば間違っていると言ってもらいたいんでありますけれども、地方分権のために議会改革をするということでしたか。その点についても尋ねたいと思います。 ○議長(辻本八郎君) 18番 田房議会改革特別委員長。          (田房豊彦君登壇) ◆議会改革特別委員長(田房豊彦君) 田村議員の御質問にお答えいたします。 私見が入ってないかということですが、私、この今回の委員会での質疑のことは詳しく議事録を見ていただけばわかると思いますので、それを見て判断していただきたいと思いますが、私、自分の判断では、あれを何度も読み返して、今回、中間報告として報告するのに必要であること、それを理解いたしまして、事務局とも検討しまして、こういう表現でさせていただきました。 そこで一言、その他のことですが、今回の中間報告に対する質問にしていただきたいと思います。今回の中間報告は、ただいま読み上げましたとおり、外部から講師を招いて議員全員を対象に議会改革の勉強会を行うことは既に決定しています。その際に必要な費用がわかりました。これに対する対応の議会改革特別委員会でありました。その関係の質問でお願いいたします。 ○議長(辻本八郎君) 24番 田村雅勇君。          (田村雅勇君登壇) ◆24番(田村雅勇君) はしなくも、みずから答えていることが矛盾しているということを露呈させたと、このように思うわけでありますけれども、過日、議会運営委員会が研修に参りました。また後刻、さまざまなことが起こるかなと、こう思うんでありますけれども、議会運営委員会が研修したことと、議会改革特別委員会のこれから議論していこうかということとふくそうする、あるいは重複するということがもし仮にあるとするなら、それはどちらの委員会が優先するか、どちらの委員会でそのことを議論するかということをきちっと定めておかないと、議会の中で2つの委員会で同じことをすると。これは、どちらの委員会が目的外費用の執行を行うかということにもつながってきますし、今、この特別委員会が予算要求していることが、果たして予算を要求できるような事案かというふうにもなってこようかと思います。 したがいまして、これは当然予算委員会にかかるわけでございますので予算委員会でしかと議論していきたいと思うのでありますけれども、その中で、委員長の中間報告の中であったように、議会改革については、議員個人の責任で議員個人が切磋琢磨してみずから研さんして、それを委員会でたたき合わす、それが本来の筋でないのかと。たった一人の識者の意見を聞いて、それでその意見にどのように対応するか、議論を闘わすということもそれしかりかなとは思うのでありますけれども、しかしそれはそうじゃないだろうと。市民から選択を受けた議員であったれば、みずからが自己研さんして事に当たるべきであろうと、このように思います。 委員会で発言があったその発言はまことに至当だろうと、このように思うのでありますけれども、しかし委員会はそのように賛成多数で講師を呼ぶことの費用を予算要求するというふうに決めたということでありますが、今私が申し上げました点について、議会運営委員会と改革特別委員会と、この2つが重なり合うか合わないかのことについてどのようにお考えになったか、その上で委員会をどのように進行させていったかのことについて尋ねたいと、このように思います。 ○議長(辻本八郎君) 18番 田房議会改革特別委員長。          (田房豊彦君登壇) ◆議会改革特別委員長(田房豊彦君) 質問というよりも私見をいろいろ述べられておられましたが、今回の議会改革特別委員会中間報告といたしまして、議会改革のためには勉強会が必要であるということが前回の委員会で決まっております。それは前回の報告であります。今回はその費用にかかわることについての議論をいたしました。それに対しては、以下述べたようなことで議論をいたしまして、賛否の議論がありましたという報告であります。そして、それに対して中間報告ではいろんなことを考えた上で、それは確かに税金は使わなくてできることであれば、それはそのほうがいいのは全員のことだと思いますが、しかし、勉強をするのは今は必要であるということで提案させてもらった、そしてそれがこのように当初予算に計上していこうということに決定いたしましたという報告であります。 以上です。 ○議長(辻本八郎君) ほかに御質疑ありませんか。 13番 尾口五三君。          (尾口五三君登壇) ◆13番(尾口五三君) 委員長に一つ二つ質問をしてみたいというふうに思います。 議会改革の専門家として議会改革のために橿原市や生駒市、県議会では服部恵竜さんのところがこの野村稔さんを招いて勉強会をしたということを聞いています。委員長はこのことを認識をされているのかお尋ねしたい。 また、この方は、議会事務局の頂点におられた方で、各種講師、研究者でもあることも御存じか、この2点、お答えいただきたい。 ○議長(辻本八郎君) 18番 田房議会改革特別委員長。          (田房豊彦君登壇) ◆議会改革特別委員長(田房豊彦君) 尾口議員の質問にお答えします。 今言われたようなことは承知しております。その上で、前回、野村稔氏というお方を、今出されましたが、そういう議会のことについて非常に見識のある方をぜひお呼びしようということが前回決まっているということを基準にして、今回こういう提案をさせていただき、議論したという経過であります。 以上です。 ○議長(辻本八郎君) 20番 丸谷利一君。          (丸谷利一君登壇) ◆20番(丸谷利一君) 委員長に、今、田村議員のほうから質問されましたことに対して委員長答えられました。私にとっては少し不十分な思いをいたしましたので、私はただいまから3つ質問したいと思います。 まず第1点目の、田村議員さんのほうから、議会改革特別委員会議会運営委員会、これは重複するんじゃないかと。その辺の議会改革特別委員会の位置づけ、何のためにやったかということを、きょうも傍聴者たくさん来ておられますので、やはり委員長としてはっきり答えていただきたいというふうに思いますのが第1点でございます。 それから、2点目でございますけれども、野村稔さんのその講演を聞いて、そしてそれに指導を受けてやるのかどうかという質問も田村議員さんのほうからされました。私は、野村稔さんという方が非常に見識を持っておられる方だとは思います。県会の議会の事務局とか、他の橿原とか生駒でもいろいろ講師として、いろいろ講演を述べられているということでございますけれども、私はこの野村さんの意見も一つの参考意見として聞きながら、広く市民の意見を聞きながら議会改革特別委員会の運営を進めていくべきだと思うわけでございますけれども、その点2点目に質問したいと思います。 それから、3点目でございますけれども、これも田村議員さんの質問にもありましたけれども、勉強は自分でやればいい、切磋琢磨してやればいいというようなことをおっしゃったわけでございますけれども、私は日常的には議員はみずから切磋琢磨していろいろな勉強をし、市民の立場で議会でチェック機能を果たしていくということは必要だと思いますけれども、しかしながら今回の議会改革特別委員会、これまでいろいろな議論されたわけでございますけれども、特別、この議会の例えば議員定数の削減の問題、報酬の問題、また研修のあり方の問題とか、さまざまないろんな問題を通して、市民に信頼を得られるような改革をしていかなければならないと思うわけでございますけれども、そういった意味から、このようなそういう研修、講師を呼び、そしてまた市民も参加した形での議会改革特別委員会として運営されているのかどうか、その点について3点目に聞きたいと思います。 以上でございます。(「休憩、休憩」と呼ぶ者あり) ○議長(辻本八郎君) 何で。(「休憩です。ちょっと言わしてください。ちょっと休憩して……」と呼ぶ者あり)休憩。(「休憩してください。今のいろいろな議論はね、委員会であったことを委員長報告としての質疑です。委員長が……」と呼ぶ者あり)ちょっと、待って……(「休憩してよ」と呼ぶ者あり)ちょっと休憩するわ。 休憩します。               午前10時55分 休憩               午前10時57分 再開 ○議長(辻本八郎君) 再開いたします。 18番 田房議会改革特別委員長。          (田房豊彦君登壇) ◆議会改革特別委員長(田房豊彦君) 遊田議員が、私が先ほど言ったことを重複して言っていただきました。非常にありがたいと思います。 今回の委員長報告に対しては、その範囲でやっていただきたい。そのときに、先ほど丸谷さんが言われました、一般の人にまで幅広くというようなことまで言われましたが、今回の議事の中にそれはありました。しかし、今回の議会を開いた目的は、既に外部から講師を招くということと、それと議員全員を対象に開くということが決定していましたので、その範囲に限っての質疑についての報告をさせていただきました。そのことを御了解をいただきまして、私の報告とさせていただきます。 以上です。 ○議長(辻本八郎君) ほかに御質疑ありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(辻本八郎君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめます。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第6 議案第2号から日程第14 議案第10号までの9議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 副市長。          (水野敏正君登壇) ◎副市長(水野敏正君) それでは、ただいま御上程いただきました9議案の提案説明を申し上げます。 日程第6 議案第2号 大和郡山介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について御説明を申し上げます。 本案は、平成21年4月より適用される介護報酬の改定に伴い、第1号被保険者が負担する介護保険料の急激な上昇を抑制するため、国から介護従事者処遇改善臨時特例交付金が交付されます。 本案につきましては、この交付金の円滑な運用を目的として基金を造成するため、条例を制定するものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行し、基金の運用期間が終了する平成24年3月31日限り、効力を失うことといたすものでございます。 日程第7 議案第3号 財産の価格を低減して売却することについて。 本案につきましては、小泉町1548番地3、小泉北之町自治会会長、吉村精修氏から自治会集会所等の用地として土地の譲渡の申し込みがあり、検討の結果、地域の自治活動の充実を図るため、10年間自治会集会所等の用地に用途を指定し、価格を低減して売却せんとするものでございます。 売却いたします財産は、大和郡山市小泉町2221番1の土地で、地目は雑種地、面積は 920平方メートルでございます。評価格 4,112万 4,000円のところ、 2,165万円で売却すべき仮契約を締結いたしたところでございます。 日程第8 議案第4号 市道路線の認定について。 今回の認定予定の道路は、寄附行為により引き継ぎを受けました北西町地内線9路線並びに都市計画法により帰属されました北西町地内線1路線及び筒井町地内線2路線の合わせて12路線の道路を市道認定するものでございます。 日程第9 議案第5号 平成20年度大和郡山一般会計補正予算(第7号)について御説明を申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ5億57万 4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を 297億 6,676万 6,000円とするものでございます。 続きまして、繰越明許費の補正でございますが、総務費の住民税特徴システム対応事業、衛生費のごみ収集車購入事業及び清掃センター施設整備事業並びに土木費の道路整備改良事業につきましては、それぞれ今年度中の完成が見込めないため翌年度へ繰り越し措置するものでございます。 次に、地方債の補正でございますが、臨時特例借換債を追加するとともに、退職手当債につきまして限度額を増額するものでございます。 それでは、歳出より順次御説明を申し上げます。 第2款 総務費は2億 6,647万 7,000円の増額補正でございます。内訳につきましては、第1項 総務管理費 第1目 一般管理費において、退職者の増により職員手当等で1億 2,493万円、第9目 基金費において、今年度のふるさと応援基金寄附金を基金に繰り出しする 765万 4,000円、第13目 諸費において、土地開発公社の本年度下半期分の利息支払いに対する利子補助金 7,817万円、及び平成19年度障害者医療費国庫負担金等精算に伴う返還金 2,422万 3,000円をそれぞれ増額するとともに、また、第2項 徴税費、第2目 賦課徴収費において、政府の平成20年度第2次補正予算で、地域活性化等に資するきめ細かなインフラ整備などを進めるために創設されました地域活性化・生活対策臨時交付金を活用いたしまして、平成21年10月から実施されます公的年金からの住民税特別徴収に係る収納システムの改修費用 3,150万円を増額補正するものでございます。 第3款 民生費は、 2,066万 5,000円の増額補正でございます。その内訳は、第1項 社会福祉費、第1目 社会福祉総務費において、地域密着型小規模多機能居宅介護施設の開設に伴う補助金 300万円、第7目 障害者自立支援等給付事業費において障害介護給付費 5,600万円をそれぞれ増額補正するとともに、後ほど説明をいたします老人保健医療事業特別会計繰出金 6,000万円を減額し、後期高齢者医療事業特別会計繰出金については、 2,166万 5,000円を増額補正するものでございます。 第4款 衛生費は、 4,565万 5,000円の増額補正でございます。この補正は、第2項 清掃費、第2目 塵芥処理費において、先に御説明申し上げました地域活性化・生活対策臨時交付金を活用して、清掃センターごみ焼却炉、粗大ごみ破砕機等の補修整備業務 4,565万 5,000円を増額補正するものでございます。 第8款 土木費は1億 1,014万 9,000円の増額補正でございます。その内訳といたしまして、第1項 道路橋梁費、第2目 道路維持費におきまして、地域活性化・生活対策臨時交付金を活用しての市内一円の道路維持補修工事費 5,000万円、第2項 都市計画費、第1目 都市計画総務費におきまして、後ほど説明をいたします土地区画整理事業特別会計繰出金14万 9,000円、第2目 藺町線街路事業費におきまして、土地開発公社よりの買い戻しの用地取得費及び補償費 6,000万円をそれぞれ増額補正いたすものでございます。 第12款 公債費は 5,762万 8,000円の増額補正でございます。この補正は、第1項 公債費、第1目 元金において、今年度、公的資金補償金免除繰上償還に係る財政健全化計画を策定し、総務大臣及び財務大臣の承認を得ましたことから低利の起債への借り換えが可能となったため、該当する起債の繰上償還金 5,762万 8,000円を増額補正するものでございます。 次に、歳入についてでございますが、歳出に対する特定財源といたしまして、国庫支出金におきまして、障害者自立支援給付費国庫負担金 2,800万円、地域活性化・生活対策臨時交付金1億 1,962万 5,000円、地域介護・福祉空間整備等交付金 300万円、藺町線街路事業補助金 3,300万円、県支出金におきまして障害者自立支援給付費負担金 1,400万円、後期高齢者医療保険基盤安定負担金 1,625万円、そしてふるさと応援基金寄附金とその利息で 765万 4,000円、退職手当債2億 1,200万円、臨時特例借換債 6,270万円を増額し、それぞれの歳出に充当いたしております。 また、一般財源といたしまして前年度繰越金 434万 5,000円を増額補正し、収支の均衡を図っております。 日程第10 議案第6号 平成20年度大和郡山国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について。 歳入歳出予算にそれぞれ 6,203万 2,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を 101億 5,448万円とするものでございます。 今回の補正は、第7款 共同事業拠出金、第1項 共同事業拠出金、第2目 保険財政共同安定化事業拠出金 3,158万 5,000円、第10款 諸支出金、第1項 償還金及び還付加算金、第3目 償還金におきまして、平成19年度療養給付費等負担金返還金 3,044万 7,000円をそれぞれ増額補正するものでございます。 歳入につきましては、歳出に対する特定財源といたしまして、国庫支出金で普通調整交付金 3,044万 7,000円、共同事業交付金で保険財政共同安定化事業交付金 3,158万 5,000円をそれぞれ増額補正することにより収支の均衡を図っております。 日程第11 議案第7号 平成20年度大和郡山老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)について。 歳入歳出予算をそれぞれ7億 2,000万円減額し、歳入歳出予算の総額を8億 5,081万 2,000円とするものでございます。 今回の補正予算は、後期高齢者医療への移行に伴う医療費減、歳出 第2款 医療諸費、第1項 医療諸費 第2目 医療給付費におきまして7億 2,000万円を減額補正するものでございます。 次に、歳入についてでございますが、支払基金交付金3億 6,000万円、国庫支出金で医療費負担金2億 4,000万円、県支出金で医療費負担金 6,000万円、一般会計繰入金 6,000万円をそれぞれ減額補正することにより収支の均衡を図っております。 日程第12 議案第8号 平成20年度大和郡山土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について。 歳入歳出予算にそれぞれ 904万 9,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を3億 202万 4,000円とするものでございます。 今回の補正は、歳出 第1款 公債費、第1項 公債費、第1目 元金におきまして、一般会計の公債費のところで申し上げました繰上償還と同じく市債の繰上償還金 904万 9,000円について増額補正するものでございます。 歳入につきましては、市債で臨時特例借換債 890万円、一般会計繰入金14万 9,000円をそれぞれ増額補正することにより収支の均衡を図っております。 日程第13 議案第9号 平成20年度大和郡山介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。 歳入歳出予算にそれぞれ 6,243万 6,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を49億 1,366万 5,000円とするものでございます。 今回の補正は、歳出 第4款 基金積立金、第1項 基金積立金、第2目 介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金におきまして、介護従事者処遇改善臨時特例基金に 6,243万 6,000円の積み立てを行うものでございます。 歳入につきましては、特定財源といたしまして、国庫支出金で介護従事者処遇改善臨時特例交付金 6,243万 6,000円を増額補正することにより収支の均衡を図っております。 日程第14 議案第10号 平成20年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 歳入歳出予算にそれぞれ 2,712万 5,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を8億 1,497万 5,000円とするものでございます。 今回の補正は、歳出 第1款 総務費、第1項 総務管理費、第1目 一般管理費におきまして、特別徴収の見直しに係るシステム改修費用として 546万円、保険基盤安定負担金の増に伴う後期高齢者医療広域連合負担金 2,166万 5,000円をそれぞれ増額補正するものでございます。 歳入につきましては、国庫支出金で高齢者医療制度円滑運営事業補助金 546万円、一般会計繰入金で保険基盤安定繰入金 2,166万 5,000円をそれぞれ増額補正することにより収支の均衡を図っております。 以上、9議案の提案説明でございます。何とぞよろしく御審議を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(辻本八郎君) ただいま提案理由の説明が終わりました。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第15 平成21年度大和郡山施政方針を求めます。 市長。          (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) 本日ここに平成21年第1回定例市議会の開会に当たり、平成21年度の一般会計及び特別会計並びに公営企業会計とそれに関連する諸議案を提出いたしましたので、本市の現況と将来あるべき姿を展望しながら所信並びに施策の一端を申し述べまして、御審議の参考に供したいと存じます。 さて、新年度の本市財政は、歳入面にあっては市税総額 132億 5,539万 8,000円と見込まれ、対前年度比マイナス 1.8%となっております。しかしながら、巷間では 100年に一度と言われております経済危機を如実に反映いたしまして、法人市民税だけを見ますとマイナス20.7%、3億 9,408万 8,000円の大幅な減となっております。 また、地方財政計画が対前年度比 0.1%増となり、地方交付税の振替措置であります臨時財政対策債が4億 2,130万円の増となる一方、地方交付税は 9,000万円の減収見込みとなり、市税収入が大幅な減収となる中、歳入面において昨年にも増し一段と厳しい状況であると認識しております。 一方、歳出面を見ますと、職員定員数の減、退職者数の減、定期昇給額の抑制により人件費ではマイナス 6.2%となっているものの、社会保障関係経費である扶助費の増嵩状態が続いているとともに、公債費が依然高水準で推移していること、また、介護保険、後期高齢者医療等の各制度、事業に対する負担が増す中、安全・安心の環境づくりには必要不可欠であります社会資本の着実な整備、防災面の充実、それに加えまして、土地開発公社の健全化の着実な推進のための財政需要額が見込まれたことから、新年度においても引き続き厳しい財政状況のもとでの予算編成でありました。 このため、大幅な財源不足に対しては地方財政計画を踏まえ、臨時財政対策債を発行しておりますが、それでもなお財源不足を解消できないため、昨年同様、財政調整基金を3億円、特定目的基金である福祉基金を2億円、計5億円繰り入れることによりまして、収支の均衡を図っております。 新年度の予算編成に当たりましては、景気が後退局面に入った厳しい状況下において、現在の財政状況と地方財政の現状を踏まえ、徹底した節減の継続をさらに加速させながらも魅力ある「元気城下町づくり」や市民生活の向上には積極的に取り組むべきとの認識から、財源の重点的かつ効率的配分に努めたところでございます。 その結果、新年度の一般会計予算案の規模は 261億 7,000万円、対前年度比ではマイナス 3.4%となりました。 一般会計特別会計を合わせた8会計においては、土地区画整理事業特別会計の閉鎖及び下水道事業特別会計の公営企業会計への移行により、対前年度比11.8%減の総額 419億 4,592万円となっております。 それでは、一般会計の歳出における諸事業及び重点施策につきまして、新規事業を中心に第3次総合計画の体系によりまして順次御説明申し上げます。 最初に、安全・快適な暮らしの推進であります。 まず、安全についてでありますが、今後発生が予想される東南海・南海地震、地球温暖化の影響が懸念される風水害など、自然災害はしばしば人知を超えた被害をもたらし、自然の力の前には無力感にさいなまれることもあります。しかしながら、先人たちはその自然の脅威に打ち勝つべく知恵を絞り文明を築いてまいりました。 本市におきましては、次代を担う子供たちが日々の多くの時間を過ごす学校の安全を第一に考え、小中学校の耐震化に全力を傾注する所存でございます。 そこで小学校についてでございますが、新年度におきましては、小学校全11校の校舎の耐震補強計画及び工事実施設計を実施いたします。体育館につきましては、平和、治道、郡山北各小学校の耐震補強計画及び工事実施設計、筒井、矢田、郡山西、矢田南各小学校の耐震補強工事を行ってまいります。 中学校につきましては、郡山中学校の校舎及び体育館の耐震補強計画及び工事実施設計を、郡山西中学校の体育館につきましては、従前の耐震診断の結果に基づきまして耐震補強ではなく、新たに建てかえる工事に着手いたします。 また、既に実施しております民間既存木造住宅の耐震診断、民間既存木造住宅の耐震改修に対する補助も引き続き実施し、耐震化率向上を目指してまいります。 災害全般については、災害発生時、避難行動等に困難を来す高齢者、障害者、乳幼児等のいわゆる要援護者の方々の支援体制を確立するための災害時要援護者支援マニュアルを作成中であり、災害時の支援強化に大いに資するものと確信しております。 快適な暮らしの推進としましては、生活の快適性、利便性の向上を考えた場合、交通網の整備をそれぞれの地域特性を生かしながら行っていくことが重要であると考えております。 都市整備の一環として進めております藺町線街路事業につきましては、本町通から南へ約 100メートルの区間及び今井町通と綿町通間の残工事を施工いたしまして、平成22年度末までの全線開通に向けて全力を傾けてまいります。 藺町線街路事業と並行して、地域住民の方々と連携協力を行い城下町らしい景観形成推進のために取り組んでおります街なみ環境整備事業につきましては、新年度におきましても継続してまいります。この事業により、藺町線街路が全線開通した暁には、単に道路機能の強化のみならず城下町としての魅力の向上、ひいては観光の拠点、中心市街地の活性化にもつながっていくものと期待をしております。 続いて、道路整備についてでございます。高田稗田美濃庄線につきましては、平成3年度から整備を進め、国管理の佐保川、県管理の地蔵院川、それぞれにかかる橋梁のかけかえ位置の確定に時間を要したため中断期間を挟み平成14年度から事業を再開してまいりましたが、本年度におきまして橋梁及び取りつけ道路が完成し、橋梁から東に向けて新設道路区間の約7割を施工しております。新年度におきましては残区間の施工を行い、供用開始を目指しております。高田稗田美濃庄線の開通によりまして、佐保川が南北に貫流していることによる中心市街地と平和地区、治道地区を結ぶ東西道路網の脆弱さが大いに解消されるものと確信しております。 近鉄九条駅周辺整備事業の残事業につきましては、早期の完了に向け継続して努力してまいります。 その他の道路整備では、昭和工業団地6の5号線の歩道整備を引き続き進めてまいりますとともに、6の7号線の歩道整備も新たに行ってまいります。 公営住宅建設事業につきましては、本年度に片桐東団地は第2期工事に着手しておりますが、新年度にはF棟の完成を予定しており、老朽化が進む公営住宅の改善に努力してまいります。 続きまして、子育て・教育の推進であります。 まず、子育てに関してでありますが、我が国における最重要課題の一つが少子化対策をいかに講じていくかであります。少子化の原因は、直接的原因として、晩婚化・未婚化の進展、夫婦の出生力の低下があり、その背景には、仕事と子育てを両立できる環境整備のおくれや高学歴化、結婚・出産に対する価値観の変化、子育てに対する負担感の増大、経済的不安定の増大等が指摘されております。 結婚を必然的なものととらえる意識の低下や、家庭を築くことや生命の継承より個人の自由を優先するなどの価値観の変化は、一朝一夕に変えられるものではありません。しかしながら、仕事と子育てを両立できる環境を整備していくことは、地方自治体の積極的な取り組みいかんによるところが大きいと考えます。もちろん環境整備にいたしましても、きょう、あす直ちに出生率上昇に多大な効果がもたらされるわけでありません。とはいうものの、地に足のついた着実な整備こそが少子化対策には有効であり、ひいては本市の魅力向上、転入定住の促進へとつながっていくものと確信しております。 本市においては、やまと保育園への施設整備補助による保育園の定員増、子育て環境の整備の一環として市民交流館でのファミリーサポートセンターの開設、子供たちと地域住民との交流を促進し安全で健やかな居場所づくりを目指す放課後子ども教室の小学校全11校での実施、特別支援教育支援員の充実、妊婦健康診査公費負担回数の2回から5回への拡大、小児医療制度においては、入院費用の小学校卒業時までの拡充などを実施してまいりました。 新年度におきましては、本年度末をもちまして閉館いたします中高年齢労働者福祉センター、いわゆるサンライフ大和郡山を社会福祉法人が保育所施設として整備する費用の補助を行ってまいります。 この保育園は平成22年4月の開園を目指しており、定員として90名を予定しております。中心市街地におきましては保育需要も高く、必ずや子育て環境整備の一翼を担うものと確信しております。ただ、一方でサンライフ大和郡山を利用されている方々がおられ、存続に向けての御意見を多々いただきましたのも事実でありますが、本市としましては、サンライフ大和郡山の保育園への転用の道を選択いたしました。子育て環境の整備は少子化対策の一環であり、かつ転入定住促進への一助ともなり得るものと判断した次第でございます。 なお、サンライフ大和郡山で実施しております事業につきましては、中央公民館におけるトレーニング室設置を初め各種教室、講座におきましても公民館や総合公園施設などで実施し、引き続き利用者の方の声にこたえるべく事業を継続してまいります。 また、妊婦健康診査公費負担回数につきましては、新年度におきまして5回から14回へと拡大していく予定であります。 教育につきましては、奈良県の補助を受け、モデル校として矢田南小学校の校庭の芝生化事業に取り組んでまいります。子供たちの体力低下が叫ばれる中、けがを恐れず遊びやスポーツを行うことで体力向上を目指すとともに、子供たちがみずから水をやったり手入れをすることで勤労観の育成にもつながっていくものと考えております。 次に、産業・環境の推進であります。 現下の経済状況における雇用不安の中、国の2次補正予算に盛り込まれました緊急雇用創出事業交付金及びふるさと雇用再生特別交付金を受けまして、新年度において雇用機会の創出を目的に、観光協会及び全国金魚すくい競技連盟への委託事業として観光イベント拡充事業を、昭和工業団地協議会への委託事業として昭和工業団地実態調査事業を、商工会への委託事業としてPICAメッセ運営業務委託事業及び農商工連携調査事業を実施してまいります。 一方、平城遷都1300年祭の一環として、本市においてもさまざまな取り組みを進めているところでございます。 平城京の南端に近い九条公園については、平城遷都1300年祭の間、駐車場としてお貸しすることになりますが、物販や観光案内のスペースを確保し、本市に点在する西市跡や羅城門跡など、平城京を支えた郡山にも目を向けていただくよう働きかけるとともに、市内各地域の魅力を発信していきたいと考えております。 なお、かつて発掘された羅城門跡のほぼ上にかかる羅城門橋に立つと、佐保川沿いの真北に復元された朱雀門を見渡すことができます。そこで、奈良市の御協力も得て、この橋の高欄に案内板を設置し、都の表玄関として外国の使節が行き交った往時に思いをはせる一助にしたいと考えております。 ところで、本市にはもう一つの1300年がございます。我が国最古の歴史書「古事記」が本市出身の稗田阿礼により伝えられ、完成したのが平城遷都2年後の西暦 712年。そこで、2012年、平成24年を「古事記(『こじき』」あるいは『ふることぶみ』)1300年紀」と位置づけ、かつて東洋のアンデルセンとも称された語り部、稗田阿礼が伝えた神話や伝説、物語の世界を通じて、ゆかりのあるさまざまな地域や都市との交流を図るとともに、その成果や「古事記」に込められた古代人の思い、あるいは文化を広く内外に発信する基地として、本市を大いにアピールしたいと考えております。 そのため、新年度の早い時期に実行委員会を立ち上げるべく準備を進めておりますが、それこそ産官学民の幅広い発想を結集し、市民の参加・参画を得て、着実に進めていきたいと考えているところでございます。 その一環として、近年「古事記」の語り舞台を開催されております女優の浅野温子さんをお招きして記憶力大会のプレイベントとして語り舞台を開催し、「古事記1300年紀」へのステップとしたいと考えております。 続きまして、協働のまちの推進であります。 本市におきましては、平成18年度に、目標年次を平成27年度とし計画期間を10年間とした第3次総合計画を策定しております。その中で、前期の5カ年については目標年次を平成22年度とする前期基本計画を策定し、この計画に基づき行政運営を推進しております。新年度におきましては、平成23年度から平成27年度の5カ年の後期基本計画の策定に着手してまいります。計画策定には、急速に変化する社会経済情勢をいかに反映していくかが課題となるわけでありますが、特に日本の総人口が減少し始め、本市の人口も減少傾向をたどりつつある状況において、転入定住の促進が一つのキーワードになると考えます。後期基本計画の策定に当たりましては、転入定住の促進という視点を導入しつつ施策体系の再構築を行い、地方分権化時代に求められる自立した行政経営を目指すものとしたいと考えております。 一方、(仮称)自治基本条例の制定につきましては、市民の方々の経験、知識に基づきさまざまな意見をいただいているところであります。今後、皆様の御意見を集約しつつ地方自治体の憲法とも言われます(仮称)自治基本条例の制定に向けて一層の努力をしてまいる所存であります。 また、平成19年度決算からは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律、いわゆる地方財政健全化法に基づき、4つの指標を公表させていただきました。今後はこの指標の数値をいかに改善の方向に向けていくかが大きな課題となると認識しているところでございます。そのためにも、土地開発公社の健全化の継続的推進を目的とする長期の公社保有土地の買い戻しを新年度においても進めてまいります。 最後に、健康、福祉、生きがいづくりの推進であります。 日々生きがいを感じながら生活を営むためには、健康が大前提であります。しかしながら、健康の維持は日常的に関心を持ち、継続的な健康づくりへの配慮があってこそ初めて維持されていくものであります。新年度におきましても、健康に関しては保健センターを中心に各種保健事業を継続実施してまいります。 福祉に関しましては、雇用環境の急激な悪化により、最後のセーフティーネットである生活保護制度がさらに重要になってくる可能性があると考えております。生活保護申請に係る相談においては、親切丁寧な応対を心がけつつも、法の趣旨にのっとり適切な制度運用に努力してまいります。 なお、定額給付金については粛々と事務作業を進めておりますが、この給付を通じて不況下におけるさまざまな生活実態と向き合うことが予想され、きめ細かな対応に努めたいと考えております。 以上、施策体系によりまして御説明申し上げました。平成21年度予算は、世界経済の急激な悪化が進む中、本市におきましても法人市民税の収入見込額が大幅な減少となり、その影響から逃れられない状況であります。今後におきましても、景気の下降局面がさらに厳しく、また長くなるリスクが存在することにも留意しなければなりません。国におきましては、当面は景気対策、中期的には財政再建、中長期的には改革による経済成長という3段階で経済財政政策を進めるとしております。 しかしながら、本市においては国のように段階的に進めていくことは許されない状況となっています。 本市の財政は、基金の取り崩しや臨時財政対策債の発行により財源補てんをせざるを得ない状況が続き、普通会計では4年連続赤字決算となりましたことは厳然たる事実であります。 いわゆる地方財政健全化法の施行により、一層、行財政改革には不断の努力が求められ、歳出の削減が必要な状況においてなお、土地開発公社の健全化については計画にのっとり長期保有土地の買い戻しを進めなければならず、小中学校の耐震化もまた急務となっております。同時に、「元気城下町」づくりも決して後退させることなく着実に前進させる必要性も強く感じております。 このような、いわば二律背反的局面をいかに打開していくかに本市の未来がかかっているわけであります。 そのキーワードは、「つながり」であると思っております。市民、企業、行政、また産業分野、教育分野、福祉分野等、おのおのが独立して存在しているわけではありません。一つの事業が一つの分野だけで完結することなく他の分野へも広がりを生み、徐々に網の目のようにつながっていく、そしてそこにこそ厳しい財政状況ながらも頑張る「元気城下町」の姿を見出し得るものと確信しております。 このような視点に立ち、不退転の決意を持って今後の行政運営を行っていく所存でございます。 次に、特別会計及び公営企業会計についての概略を御説明を申し上げます。 1.国民健康保険事業特別会計につきましては、国民健康保険加入の世帯数及び被保険者数の伸び、またここ数年の医療費等の動向を勘案し、前年度とほぼ同額の99億 4,022万 5,000円の予算を計上いたしております。 平成20年4月から施行されました特定健康診査事業も2年目を迎え、さらなる取り組みが医療保険者に対し求められているところでございます。 世界的な経済不況の中ではありますが、税財源の確保に努めますとともに、保健事業の積極的な展開により医療費の適正化対策を行いまして、歳入歳出の収支両面にわたる国保財政の健全化に努めてまいる所存でございます。 2.住宅新築資金等貸付事業特別会計につきましては、起債償還に伴うもののみとし、 4,676万 9,000円を計上しております。 3.公園墓地事業特別会計につきましては、 679万円を計上しております。 4.老人保健医療事業特別会計につきましては、制度そのものは平成20年3月31日をもって既に終結いたしておりますが、給付請求の時効が2年であることを踏まえ、平成22年度まで特別会計を残すことになっており、平成21年度においては、対前年度比95.5%減の 7,980万円を計上しております。 5.介護保険事業特別会計につきましては、49億 296万円を計上しております。 新年度は、平成21年度から平成23年度までの第4期介護保険事業計画の初年度となっております。第4期における介護保険料に関しましては、低所得者対策として保険料段階を現行の6段階から9段階へと段階の弾力化を図るとともに、介護保険事業の円滑な運営に努めてまいります。 6.介護サービス事業特別会計は、 2,954万円の予算を計上し、公的な立場でより中立・公正な介護予防サービスが提供できるよう努めてまいります。 7.後期高齢者医療事業特別会計につきましては、主に保険料及び徴収業務執行のための経費でございますが、今回、所得の少ない世帯の方に対する保険料軽減措置の拡大を勘案いたしまして、対前年度比 2.3%減の7億 6,983万 6,000円を予算計上しております。 8.水道事業につきましては、景気は急速に悪化しており、水需要は引き続き大変厳しい状況下で収益的収入は対前年度比 3.6%減の24億 6,662万 2,000円となっております。 これに対し、収益的支出は対前年度比 3.9%減の24億 6,400万 1,000円を計上しており、これから予備費及び消費税支出を抜きますと当期純利益は 113万円と予想しております。 一方、資本的収支につきましては、下水道布設などに係る配水管工事の減少などにより、前年度と比較して収入は 5.2%減の3億 3,756万円、支出は32.1%増の11億 6,033万 6,000円となりました。その結果、収入が支出に対して不足する額は8億 2,277万 6,000円となっております。 新年度の主な事業といたしましては、浄水施設整備事業や、老朽配水管の布設がえなどを予定しており、水道水の安定供給に力を注いでまいります。 今後の水道事業は、既に収益の見込めない維持管理時代に入っており財政的には厳しい状況が予想されますが、健全な事業運営に努めますとともに、安全で良質な水を安定的に供給し、災害に強い水道を目指し、よりよいサービスの提供に努める所存でございます。 9.下水道事業につきましては、平成21年度から地方公営企業法を全部適用し、公営企業として経営を行ってまいります。 収益的収入は22億 2,441万 8,000円となっております。これに対し、収益的支出は23億 6,129万 2,000円を計上しており、これから予備費及び消費税支出を抜きますと当期純損失は1億 5,262万 8,000円となるものと予想しております。 一方、資本的収支につきましては、収入は13億 1,235万 6,000円、支出は18億 4,190万 5,000円となりました。その結果、収入が支出に対して不足する額は、5億 2,954万 9,000円となっております。 新年度の主な事業といたしましては、市内12工区における下水道管渠整備を予定しており、平成21年度末の下水道普及率は、平成20年度末予定の85.6%から86.1%になる見込みであり、着実な普及率の向上に力を注いでまいります。 今後の下水道事業は、財政的には厳しい状況が予想されますが、より一層の経費節減と効率的な事業経営を図り、市民の生活環境の改善や公共用水域の水質保全に努めてまいります。 以上が特別会計及び公営企業会計の概要でございます。 最後になりましたが、今後とも厳しい財政運営を余儀なくされると予測される中、予算編成に当たりましては、重点化、効率化の観点から細心の配慮をしたところでございます。 何とぞ、議員各位におかれましても特段の御理解と御協力を賜りますようお願いをいたしまして、私の施政方針とさせていただきます。 どうもありがとうございました。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第16 平成21年度大和郡山教育行政方針を求めます。 教育長。          (山田勝美君登壇) ◎教育長(山田勝美君) 本日、ここに平成21年第1回定例市議会の開会に当たり、本市の平成21年度教育行政方針を申し述べ、御審議の参考に供したいと存じます。 私たちのまち大和郡山市が、魅力あふれるまちに発展するための基盤は人づくりであり、新しい時代を切り開く心豊かでたくましい市民の育成が、教育の最大の使命であると認識しております。本市においては、人間尊重の精神に基づき、調和のとれた民主的な社会の形成者として、豊かな人間性と創造性を備えた人材を育成する教育を推進してまいります。 また、不登校や問題行動等生徒指導上の諸問題についても、教職員、保護者、関係機関等が緊密に連携・協力しながら、きめ細かな支援と指導に努めてまいります。 大和郡山市の輝く未来の実現に向けて、本市の教育目標である「“自然と郷土を愛し、豊かな人間性を培い、心身ともにたくましく、新しい文化を創造して、国際社会に生きる市民”の育成」を目指した諸施策を進めてまいります。 第1に、園・学校教育の充実であります。 新しい教育基本法及び改正された学校教育法において、新しい時代の教育の理念が示されているところです。これを受けて園・学校教育におきましては、家庭や地域社会との連携を図りながら、知・徳・体の調和のとれた発達を目指し、人権尊重の精神を培うことを基盤として、平和で民主的な国家及び社会の形成者として心身ともに健全な幼児、児童、生徒の育成に努めてまいります。そのため、幼稚園、小中学校の相互連携を密にし、12年間の子供の学びの連続性に配慮した体系的な教育を実現し、確かな学力を培う指導、豊かな人間性を育てる指導、たくましい心身を育てる指導の充実に向けた教育の推進に取り組んでまいります。 具体的には、心の教育を大切にし、いじめの問題等をなくして、明るく活力ある学校づくりを目指す生徒指導の充実、ボランティア活動や福祉体験活動、自然体験活動等を通し自己の生き方を考えさせる指導を推進するとともに、子供の発達段階に即したキャリア教育を充実し、望ましい職業観や勤労観の育成、そして、たくましく生きるための健康、体力など生きる力を育成してまいります。 また、習熟の程度に応じた少人数指導や少人数学級編制など、指導方法、指導体制の工夫・改善を進め、基礎的、基本的な知識や技能の習得とともに、課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力をも身につけた確かな学力の定着を図ってまいります。 さらに、豊かな学びを創造するため読書活動を推進させるとともに、奈良教育大学、奈良女子大学、天理大学、奈良工業高等専門学校との学市連携により、学生や地域人材による子供たちへの学習や心理的な支援、また、科学的なものの見方や考え方の育成など、各園・学校が行うきめ細かな教育活動の一層の充実を目指します。 一方、教育上特別の支援を必要とする幼児、児童、生徒に対し、一人一人の教育的ニーズを把握し、生活や学習上の困難を改善または克服するため、特別支援教育支援員などを派遣し適切な指導と必要な支援を行うとともに、不登校の取り組みについては、学科指導教室ASU及びASUカウンセリングステーションにおける、社会的自立を目指した不登校対策総合プログラムを一層充実させてまいります。 市内幼稚園においては、3年保育を通して発達や学びの連続性を踏まえた幼児教育全般の深化充実に努め、主体的、意欲的に活動する幼児の育成を図ってまいります。 また、家庭との連携を図った預かり保育や保護者の子育てについての理解を深める地域の幼児教育のセンターとしての機能を充実させた親と子の育ちの場となるよう努めてまいります。 第1点は、物的環境づくりであります。 園・学校施設は、幼児、児童、生徒の学習と生活の場であることから、一昨年度より実施しております校舎及び体育館の耐震診断結果をもとに、本年度は4小学校の体育館補強工事と、あわせて郡山西中学校の体育館新築工事に着手し、児童生徒の安全確保のため小中学校施設の耐震化を一層加速させてまいります。 また、学校と地域の連携や交流、児童生徒の体力の向上、並びに環境学習を促進することを目的に、新規事業として小学校運動場の芝生化を図ってまいります。 学校給食においては、大和郡山産の食材を活用した学校給食を引き続き推進するほか、奈良県産の食材もこれまで以上に使用し地場産物の活用をふやしていくとともに、安全・安心の給食提供を進め、食農教育の推進に努めてまいります。 近年、子供を取り巻く状況が変化する中、情報伝達の迅速化の要望にこたえて、市民を初め、家庭、学校、教育機関を結ぶメール配信システムを活用し、情報の共有化を図るとともに、小学校全児童に防犯ブザーを携帯させ、子供の安全と安心の確保に努めてまいります。 第2点は、人的環境づくりであります。 各園・学校におきましては、校園長を中心に教育目標を定め、その具現化に向けた指導体制の確立に努めるとともに、教職員の研修体制を充実させ、その資質の向上を図ってまいります。 また、各園・学校の教育目標や教育活動の成果や課題について、自己評価や学校評議員などを活用した学校関係者評価による学校評価を実施し、結果については学校のホームページに掲載するなど、積極的に情報発信をすることで教育の質の保証と向上、さらに信頼される園・学校づくりに取り組み、家庭や地域との連携と協力を得ながら、かけがえのない一人一人の子供のよさを生かす教育の推進を図ってまいります。 第2に、人権教育の推進であります。 人権教育の推進におきましては、人権教育及び人権啓発の推進に関する法律の趣旨をふまえ、平成18年3月に策定された大和郡山市人権施策に関する基本計画に基づいて、すべての人の人権が尊重される豊かな人間関係や地域社会を実現するために、諸施策の充実に努めてまいります。 その際、さまざまな人権問題への対応、具体的な行動を育てる学習機会の提供や、市民が主体となった人権学習の支援など、総合的、効果的な取り組みを推進してまいりたいと考えております。 第3に、社会教育とスポーツの推進であります。 余暇の増大や社会の高齢化、情報化及び国際化の進展に伴い、生きがいや心のゆとりを大切にしようと、人々の生涯学習に対する意欲が高まっています。このような状況に対応するため、中央公民館を初め各地区公民館、少年自然の家などの社会教育施設を活用した各種事業を実施してまいります。 また、市立図書館は開館9年目を迎え、本と人、人と人との出会いの場として、幼児から高齢者まで幅広く利用していただいております。平成19年度より5年計画で実施しております大和郡山市子ども読書活動推進計画につきましては、昨年度に2年目の中間評価を行い、その結果をもとに今後より効果的な取り組みに努めてまいります。 また、人々の創造性をはぐくみ、心豊かな社会の形成に寄与する文化芸術につきましても、やまと郡山城ホールを拠点として、その振興と充実に努めてまいります。 生涯学習の振興につきましては、親子まつりや記憶力大会、放課後子ども教室など、さまざまな取り組みを通じて地域の連帯意識をはぐくみ、大和郡山市に住んでよかったと実感できる豊かなまちを目指した施策を推進してまいります。 スポーツの推進につきましては、従来から実施している各種スポーツ振興事業を中心に、軽スポーツを主とした生涯スポーツ教室などの事業を積極的に開催し、市民スポーツの奨励、健康増進を図ってまいります。 第4に、文化財保存事業の推進であります。 歴史や文化財に対する市民の関心の高まりにこたえるため、歴史フォーラムや展示会の開催など、本市の歴史や文化財に触れる機会をふやし、その普及啓発に努めてまいります。また、筒井城跡の保存と活用を図るため、発掘調査を継続的に実施してまいります。 以上が平成21年度教育行政方針の概要でございますが、教育費予算総額27億 5,292万 3,000円の予算執行に当たりまして、限られた経費で最大限の効果を上げるべく最善を期してまいります。 議員各位におかれましては、教育行政に深い御理解を賜り、より一層の御支援と御協力をお願いいたしますとともに、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第17 議案第11号から日程第27 議案第21号までの11議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 副市長。          (水野敏正君登壇) ◎副市長(水野敏正君) それでは、ただいま上程をいただきました11議案につきまして提案説明を申し上げます。 日程第17 議案第11号 大和郡山介護保険条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、健全な介護保険財政の運営を図るため介護保険料について、所要の改正を行うものでございます。 主な内容といたしましては、平成21年度から平成23年度分までの介護保険料を定めますとともに、税制改正に伴い急激に負担増となる者への軽減措置として平成18年度より導入してまいりました激変緩和措置が平成20年度で終了することに伴いまして、低所得者層に対する負担の軽減と保険料負担の適正化を図るため、賦課段階を現行の6段階から9段階に改めるものでございます。 なお、この条例は、平成21年4月1日から施行するものでございます。 日程第18 議案第12号 平成21年度大和郡山一般会計予算につきまして御説明申し上げます。 予算の性格並びに主要な項目につきましては、市長よりの施政方針の中で説明がございましたので、それらの事項及び経常的な経費につきましては省略をさせていただきまして、予算の各費目の重点的な事項につき概略の説明をさせていただき、審議の御参考に供したいと存じます。 なお、金額につきましては、比較判断を考慮し、いずれも万単位での説明でございますのでよろしく御了解を願いいたします。 まず第1に、平成21年度大和郡山一般会計歳入歳出予算の総額を、それぞれ 261億 7,000万円と定めようとするものでございます。これは前年度当初予算と比較しますと、率にして 3.4%、金額にいたしますと9億 3,000万円の減となっております。なお、この 261億 7,000万円の内訳につきましては、後ほど予算書に添って各款別に御説明を申し上げます。 第2に、債務負担行為についてでございますが、各事業及び土地開発公社に新たに取得依頼された用地の買い戻しの期間及び限度額を定めるものでございます。 また、土地開発公社金融機関からの融資に対する債務保証の限度額を、本年度は 126億円とするものでございます。 第3に、地方債でございますが、これは歳出予算に計上いたしました諸事業に対する充当財源及び通常収支の不足分を補うため、臨時財政対策債の発行を予定いたしております。 第4に、一時借入金でございますが、借り入れの最高限度額を前年度と同額の60億円とするものでございます。 それでは、歳出から順次、項目別に重要な部分について御説明を申し上げます。 第1款 議会費は3億 4,038万円で、前年度と比較して16万円の増となっております。 第2款 総務費は総額30億 6,752万円で、前年度と比較して9億 6,376万円の減となっております。これは、選挙費が 5,961万円の増となります反面、一般管理費において、退職手当が退職者数の減により2億 2,968万円、財産管理費において、土地開発公社からの公有財産購入費が6億 7,203万円の減となったことが主な要因でございます。 第3款 民生費は89億 5,252万円で、前年度と比較して1億 7,400万円の増となっております。その主なものでございますが、精算分のみの計上となりました老人保健医療事業特別会計繰出金が1億 1,196万円の減となった反面、後期高齢者医療費において、療養給付費負担金が 9,232万円、障害者自立支援等給付費が 8,207万円の増となっておりますのと、私立保育園施設整備費補助金 9,837万円を新規計上いたしたためでございます。 第4款 衛生費は18億 2,916万円で、前年度と比較して 644万円の増となっております。 第5款 労働費は 4,698万円で、前年度と比較して 3,520万円の減となっております。これは、中高年齢労働者福祉センター運営費 3,607万円がなくなったためでございます。 第6款 農林水産業費は2億 5,317万円で、前年度と比較して 349万円の増となっております。これは、むらづくり交付金事業が 1,865万円の増となったことが主な要因でございます。 第7款 商工費は1億 8,220万円で、前年度と比較して 1,006万円の増となっております。 第8款 土木費は35億 9,391万円で、前年度と比較して4億 9,644万円の減となっております。これは、藺町線街路事業費が 3,036万円の増となります反面、高田稗田美濃庄線道路新設改良費で1億 1,860万円、下水道事業繰出金で1億 577万円、公営住宅建設費で 7,354万円の減となっておりますのと、土地区画整理事業特別会計への繰出金1億 4,892万円がなくなったためでございます。 第9款 消防費は7億 4,685万円で、前年度と比較して 4,872万円の減となっております。 第10款 教育費は総額27億 5,292万円で、前年度と比較して2億 8,820万円の増となっております。これは、小学校及び中学校の耐震補強事業で3億 1,987万円が増となっているためでございます。 第11款 災害復旧費は、前年度と同額の 2,000万円を計上いたしております。 第12款 公債費は43億 5,438万円で、前年度より1億 3,178万円の増となっております。 第13款 諸支出金は、土地取得費 1,000円の計上となっております。 第14款 予備費は、前年度と同額の 3,000万円を計上いたしております。 続きまして、歳入の関係についての御説明でございます。 第1款 市税の総額は 132億 5,540万円と見込み、前年度より2億 4,956万円の減額となっております。その内訳といたしまして、個人市民税が 2,254万円、固定資産税で1億 1,666万円の増となります反面、法人市民税が企業収益の悪化により3億 9,409万円の大幅減となっております。 第2款 地方譲与税は2億 2,700万円と見込み、前年度に比べ 1,900万円の減となっております。 第3款 利子割交付金は 6,200万円を見込み、前年度に比べ 1,300万円の減となっております。 第4款 配当割交付金は 3,900万円を見込み、前年度に比べ 4,600万円の大幅減となっております。 第5款 株式等譲渡所得割交付金でございますが、 1,500万円を見込み、前年度に比べましてこれも 4,500万円の大幅減となっております。 第6款 地方消費税交付金は8億円と見込み、前年度に比べ 1,000万円の増となっております。 第7款 ゴルフ場利用税交付金は 400万円を見込み、前年度に比べ50万円の減となっております。 第8款 自動車取得税交付金は 7,500万円を見込み、前年度に比べ 4,600万円の減となっております。 第9款 地方特例交付金は1億 6,000万円を見込んでおり、前年度に比べ 1,700万円の減となっております。 第10款 地方交付税は、普通交付税で29億 2,000万円、特別交付税で4億 5,000万円、合わせて33億 7,000万円を計上いたしております。 第11款 交通安全対策特別交付金は、前年度と同額の 1,700万円を見込んでおります。 以上の歳入につきましては、主に前年度の実績及び経済情勢を勘案の上、見積もりをし算定をいたしております。 第12款 分担金及び負担金は総額3億 8,573万円を見込んでおり、前年度と比較して 642万円の増となっております。これは、民生費負担金で、母子生活支援施設保護費負担金が 701万円の増となるためでございます。 第13款 使用料及び手数料は総額5億 2,347万円で、前年度と比較して 2,757万円の減となっております。これは、土木使用料の道路占用料 834万円、塵芥処理手数料 566万円、し尿処理手数料 668万円が減となることが主な要因でございます。 第14款 国庫支出金は総額30億 5,987万円で、前年度と比較して 9,349万円の減となっております。これは、障害者自立支援等給付負担金で 3,461万の増、また、小中学校の耐震補強事業の補助金である安全・安心な学校づくり交付金 8,549万円を新たに計上いたしておりますものの、道路新設改良事業補助金で 7,480万円、藺町線街路事業補助金について一部を地方債に振り替えたために1億 2,650万円の減となることが主な要因でございます。 第15款 県支出金は12億 7,256万円で、前年度と比較して 5,237万円の増となっております。これは、県民税徴収取扱委託金で 8,000万円の減となったものの、衆議院選挙委託金 3,300万円、平城遷都1300年祭関連の交通対策事業委託金 5,000万円を新たに計上いたしますとともに、後期高齢者医療保険基盤安定負担金で 1,925万円の増となることが主な要因でございます。 第16款 財産収入は1億 1,317万円で、前年度と比較しますと5億 5,128万円の減となっております。これは、市有地売払収入が5億 4,935万円の減となったためでございます。 第17款 寄附金につきましては 100万円を見込んでおります。 第18款 繰入金は5億 766万円で、前年度と比較しますと 1,959万円の減となっております。これは、減債基金繰入金が 1,700万円の減となるためでございます。 第19款 諸収入は総額2億 4,755万円で、前年度と比較して 1,530万円の増となっております。これは、中小企業融資資金貸付金元利収入で 1,080万円の減となるものの、平城遷都1300年祭関連の工事等負担金 798万円を新たに計上いたしますとともに、奈良県市町村振興協会市町村交付金で 606万円の増となることが主な要因でございます。 第20款 市債は総額20億 3,460万円を見込み、前年度より17.5%、金額にいたしまして3億 320万円の増となっております。これは、退職手当債が3億 1,000万円の減となり、市場公募借換債1億円がなくなった反面、藺町線街路事業債で2億 1,250万円、小中学校耐震補強事業に係る施設整備事業債 8,900万円を新たに計上いたしますとともに、臨時財政対策債で4億 2,130万円の増となることが主な要因でございます。 これら歳入の各款につきましては、それぞれ歳出の経費に対する財源として所要の額を計上いたしたものでございます。 以上をもちまして、まことに概略ではございますが平成21年度一般会計予算につきましての説明は以上でございます。 続きまして、各特別会計についてでございます。 日程第19 議案第13号 平成21年度大和郡山国民健康保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ99億 4,022万 5,000円と定めようとするものでございます。前年度当初予算に対して 0.4%、金額にして 3,922万 5,000円の増となっております。 日程第20 議案第14号 平成21年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、平成13年度をもって貸付制度が終了したことに伴い、起債償還に伴うもののみとして、総額 4,676万 9,000円の予算を計上いたしております。 日程第21 議案第15号 平成21年度大和郡山公園墓地事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を 679万円と定めるものでございます。 日程第22 議案第16号 平成21年度大和郡山老人保健医療事業特別会計予算につきましては、歳入歳出の予算の総額をそれぞれ 7,980万円と定めるものでございます。平成19年度における法改正に伴い、制度そのものは終了いたしておりますため、その精算分のみを計上いたしたものでございます。 日程第23 議案第17号 平成21年度大和郡山介護保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ49億 296万円と定めるものでございます。前年度当初予算に対しまして 5.5%、金額にいたしまして2億 5,742万 4,000円の増となっております。 日程第24 議案第18号 平成21年度大和郡山介護サービス事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 2,954万円と定めるものでございます。 日程第25 議案第19号 平成21年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7億 6,983万 6,000円と定めるものでございます。 続きまして、各公営企業会計でございます。 日程第26 議案第20号 平成21年度大和郡山水道事業会計予算につきまして、収益的収入は前年度対比 3.6%減の24億 6,662万 2,000円となっております。 これに対し収益的支出は、前年度対比 3.9%減の24億 6,400万 1,000円計上いたしており、これから予備費及び消費税支出を抜きますと、当期純利益は 113万円と予想いたしております。 一方、資本的収支につきましては、前年度と比較して、収入は 5.2%減の3億 3,756万円、支出は32.1%増の11億 6,033万 6,000円となりました。 その結果、収入が支出に対して不足する額は8億 2,277万 6,000円となっております。これは、過年度分損益勘定留保資金等で補てんする予定でございます。 本年度の主な事業といたしましては、浄水施設整備事業や老朽配水管の布設がえなどを予定いたしております。 最後に、日程第27 議案第21号 平成21年度大和郡山下水道事業会計予算につきましては、地方公営企業法を全部適用した企業会計予算となっております。 収益的収入は22億 2,441万 8,000円、収益的支出は23億 6,129万 2,000円を計上いたしております。これから予備費及び消費税支出を抜いた当期の損益は、1億 5,262万 8,000円の純損失と予想いたしております。 一方、資本的収支につきましては、収入は13億 1,235万 6,000円、支出は18億 4,190万 5,000円を計上いたしております。その結果、収入が支出に対して不足する額は5億 2,954万 9,000円となっており、当年度分損益勘定留保資金等で補てんする予定でございます。 本年度の主な事業といたしましては、県道木津横田線、矢田山町、平和団地、千日町等の12工区における下水道管渠整備を予定しており、平成21年度末の下水道普及率は86.1%となる見込みでございます。 以上、平成21年度一般会計及び7特別会計並びに水道事業及び下水道事業会計当初予算の提案趣旨説明を終わらせていただきます。 何とぞ、よろしく御審議をいただきますようお願いを申し上げまして提案の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(辻本八郎君) ただいま提案理由の説明が終わりました。    ─────────────────────────────────── ○議長(辻本八郎君) 日程第28 議員提出議案第1号を議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 18番 田房豊彦君。          (田房豊彦君登壇) ◆18番(田房豊彦君) 議員提出議案第1号 大和郡山路上喫煙防止条例の制定について、提案理由を説明申し上げます。 昔は、喫煙を趣味、嗜好の問題ととらえておりました。路上でたばこを吸うか吸わないかは、マナーの問題と言われていました。事実、ある医師に尋ねますと、30年前までは医学部でも受動喫煙の害の講義はなかったと言っておりました。そのころの男性の喫煙率は80%以上でありました。 しかし、喫煙に関しては、国や市民の対応は大きく変わってまいりました。現在は、たばこは吸い込む煙より周りに広がる副流煙に何倍も多くの有害物質が含まれていること、その副流炎を吸うと、がん、脳梗塞、心臓病、子供の呼吸器疾患、乳幼児の突然死などの原因になり、さらに未成年者が喫煙常習者になるきっかけをつくることもわかりました。路上で喫煙者が吐き出す煙は、目に見える煙だけではなく、有害物質を含んだ副流煙は、吐き出すたびに1秒間で7メートル四方に拡散することも特殊カメラでとらえられているようになりました。だれかが路上でたばこを吸うと、歩行者は受動喫煙を避けることが困難であることもわかりました。 WHOの事務局長は、受動喫煙はがん、子供の呼吸器疾患、乳幼児突然死などさまざまな小児科疾患の原因になることは明らかで、受動喫煙には許容範囲、つまり安全なレベルは存在しないと断言しています。日本でも、日本公衆衛生学会、日本循環器学会、日本癌学会、日本呼吸器学会などが受動喫煙による害から非喫煙者を積極的に守る必要があると宣言しています。 現在、厚生労働省が喫煙を病気と認めて、禁煙治療は税金である健康保険で治療できるようにいたしました。既に、大和郡山市のほとんどの医院で禁煙に対する治療が行われ、健康保険で禁煙治療を行う医院もふえてまいりました。 あなたが不快だと感じる迷惑行為を教えてくださいと、無作為で選んだ全国 4,500人の男女に対する質問に、3人に1人は歩きたばこと答えています。受動喫煙の恐ろしさをさらに詳しく市民の方が知れば、路上喫煙はもっと多くの市民にとって不快で怖い存在になるでしょう。だからといって、市民の方に受動喫煙の害を知らすなというわけにはまいりません。 喫煙常習者は中毒性や禁断症状があり、他人がたばこを吸っているのを見るだけでも吸いたくなります。路上喫煙は受動喫煙の害だけではなく、多額の税金を使って喫煙をやめようとしている人まで吸わせるきっかけをつくります。もはや路上喫煙防止対策は、個人の趣味、嗜好の問題であるとか個人のマナーに任せたらいいと言っている状況ではないと判断し、マナーからルールへと路上喫煙防止条例を提案いたしました。平成21年4月1日より施行しようとするものであります。 議員各位の御賛同をいただきますよう、よろしく審議をお願いいたします。 以上をもちまして、提案の理由とさせていただきます。 ○議長(辻本八郎君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 本日の会議はこの程度にとどめ、これをもって散会いたします。 明4日は議案熟読のため休会いたします。 次回は3月5日午前10時より会議を開きます。 本日はどうも御苦労さんでした。               午後0時20分 散会...