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  1. 大和高田市議会 2021-06-01
    令和3年6月定例会(第2号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(仲本博文君) おはようございます。ただいまより、令和3年6月大和高田市議会定例会を再開いたします。  会議を始める前に、本日、事務局による撮影を許可しておりますので、ご了承願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(仲本博文君) これより、本日の会議を開きます。  各常任委員長より議案審査結果報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 議第35号令和3年度大和高田市一般会計補正予算(第4号) 外 1件 3 ◯議長(仲本博文君) これより、日程に入ります。  日程第1、議第35号令和3年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)及び議第37号の2議案を一括して議題といたします。  本件2議案は総務建設委員会に付託して審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。総務建設委員会委員長、7番横田誠治議員。            〔総務建設委員会委員長(横田誠治君)登壇〕 4 ◯総務建設委員会委員長(横田誠治君) 去る6月11日の本会議におきまして、総務建設委員会に付託を受けました議第35号令和3年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)及び議第37号の2議案について審査いたしましたところ、一括採決の結果、次の点を理事者に要望し、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第37号大和高田市庁舎駐車場使用料条例の制定についてであります。  委員より、新庁舎の駐車場使用料における基本的な考え方についてただされたのに対し、担当者は、「新庁舎については85台の駐車スペースを確保しており、目的内の利用については使用料を徴収せず、目的外の利用については使用料を徴収する」と答弁されました。  また、委員より、「経済会館やハローワークなどの周辺施設を利用したとき、使用料を徴収するのか」との問いに、担当者は、「市庁舎への来庁ではないため、目的外の利用として使用料を徴収することになる」と答弁されました。  次に、議第35号令和3年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)についてであります。  まず、歳出、第2款、総務費の中の総務管理費についてであります。
     委員より、「旧南都銀行高田本町支店建物の耐震診断については、本来、建物の所有者がするものではないのか」との問いに、担当者は、「旧南都銀行高田本町支店敷地を含む周辺エリアについては、本市のまちづくりにとって重要な場所であると位置づけている。その用地の取得を前提とした上で、まず、行政として不動産等を取得する場合、行政目的が必要となることから、耐震診断を行い、現在建っている建物を活用できないか調査するところである」と答弁されました。  次に、第3款、民生費の中の社会福祉費についてであります。  委員より、敬老会の記念品をQUOカードとした理由についてただされたのに対し、担当者は、「コロナ禍でもコンビニなどの店舗で利用することができること、また、利用期限がないため、コロナ収束後も利用することができることから、QUOカードとした」と答弁されました。  同じく委員より、「高齢者にとってQUOカードの使い方は難しいのではないか」との問いに、担当者は、「市内に約16店舗あるコンビニで利用することができる。また、配付するときには、使い方や使える店舗などを案内の中で分かりやすく説明していきたい」と答弁されました。  同じく委員より、「QUOカードの額面金額に対し、配付にかかる経費が高いのではないか」との問いに、理事者は、「コロナ禍において、記念品を受け取る際、密集を防ぎながら対象者に確実に記念品を配付するため、郵送という手法を選定したところである。事業を進めるに当たっては経費の削減に努めたい」と答弁されました。  次に、児童福祉費についてであります。  委員より、「子育て世帯生活支援特別給付金事業において、家計急変世帯をどのように判定されるのか」との問いに、担当者は、「令和3年1月以降で任意の1か月分の収入額が確認できる書類から年間収入見込額を算出し、収入が減少したかどうかを判定する。また、新型コロナウイルスの影響については、感染など直接的な影響に加え、まん延防止等重点措置により、イベントの中止や休業などの間接的な影響も鑑み、申立書により判断する」と答弁されました。  次に、第4款、衛生費の中の保健衛生費についてであります。  委員より、「プレミアム付商品券事業についての販売及び周知については、どのようにしていくのか」との問いに、担当者は、「今回も案内はがきとの引換えを予定している。なお、実施時期を11月から翌年1月末と予定しており、これまでの事業より周知期間が長くなるため、広報誌での掲載回数を増やすとともに、ポスターの作成など一層の周知に努めたいと考えている」と答弁されました。  また、委員より、「事業の実施時期に再度感染が拡大したとき、返金は可能なのか」との問いに、担当者は、「引換え済み商品券の返金はできないが、使用できる期間を延長したいと考えている」と答弁されました。  次に、第10款、教育費の中の小学校費についてであります。  委員より、設計委託料の内容についてただされたのに対し、担当者は、「土庫小学校の建築基準法に適合していない東館の北棟の解体等の設計費用、エレベーターの建築確認申請費用及び防災倉庫等の建築基準法に適合させるための建て替え設計及び建築確認申請費用である」と答弁されました。  同じく委員より、エレベーターの竣工予定をただされたのに対し、担当者は、「令和4年度中には竣工させたいと考えている」と答弁されました。  最後に、委員会からの要望事項であります。  旧南都銀行高田本町支店用地の取得等については、周辺整備を踏まえ、市として有利に交渉されるよう要望しておきます。  また、敬老会の記念品については、ニーズに即したものとし、できる限り最小の経費で執行されるよう要望しておきます。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 5 ◯議長(仲本博文君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(仲本博文君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 7 ◯議長(仲本博文君) 討論もないようですので、これより本件2議案を一括して採決いたします。  本件2議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  お諮りいたします。  本件2議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(仲本博文君) ご異議なしと認めます。よって、本件2議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第36号令和3年度大和高田市病院事業会計補正予算(第1号) 外 2件 9 ◯議長(仲本博文君) 次に、日程第2、議第36号令和3年度大和高田市病院事業会計補正予算(第1号)ほか、議第38号及び議第39号の3議案を一括して議題といたします。  本件3議案は民生文教委員会に付託をして審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。民生文教委員会委員長、10番橋本俊哉議員。            〔民生文教委員会委員長(橋本俊哉君)登壇〕 10 ◯民生文教委員会委員長(橋本俊哉君) 去る6月11日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第36号令和3年度大和高田市病院事業会計補正予算(第1号)ほか、議第38号及び議第39号の3議案について審査いたしましたところ、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第36号令和3年度大和高田市病院事業会計補正予算(第1号)についてであります。  委員より、発熱トリアージ業務を委託する理由をただされたのに対し、担当者は、「現在、発熱トリアージは職員が交代で行っているが、今後ワクチンの個別接種及び集団接種に多くの人員が必要となることが見込まれるため、業務委託を行いたい」と答弁されました。  また、委員より、「フロージェネレーターはコロナ患者への医療器械であるが、国費等の補助はないのか」との問いに、担当者は、「先般、新たに国庫補助金の通知があり、人工呼吸器に附属する備品として対象となる部分があるため、補助金を申請し、予算を組み替える予定である」と答弁されました。  次に、議第38号大和高田市国民健康保険税条例の一部改正についてであります。  委員より、「これまでに国民健康保険税のコロナ減免は何件あったのか」との問いに、担当者は、「令和元年度が51件、令和2年度が103件あり、合計で154件であった」と答弁されました。  なお、議第39号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 11 ◯議長(仲本博文君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長(仲本博文君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(仲本博文君) 討論もないようですので、これより本件3議案を一括して採決いたします。  本件3議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  お諮りいたします。  本件3議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長(仲本博文君) ご異議なしと認めます。よって、本件3議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 発議第5号大和高田市議会会議規則の一部改正について 15 ◯議長(仲本博文君) 次に、日程第3、発議第5号大和高田市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、12番森本尚順議員。            〔議会運営委員会委員長(森本尚順君)登壇〕 16 ◯議会運営委員会委員長(森本尚順君) ただいま上程になりました発議第5号大和高田市議会会議規則の一部改正について、提案の説明をいたします。  主な改正内容といたしまして、女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、住民が議員として活動するに当たっての制約要因の解消に資するため、本会議や委員会への欠席事由に出産、育児、介護等を明文化するとともに、出産について産前産後の期間にも配慮した規定の整備を図るほか、行政手続等において、原則として押印を廃止する政府の方針を踏まえ、請願者に対し提出時に求めている署名押印を、署名または記名押印に改める等の見直しを行うものであります。  また、新庁舎への移転に伴い、電子表決システムによる表決を可能とするため、所要の改正を行うものであります。  なお、この改正は公布の日から施行するものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 17 ◯議長(仲本博文君) 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(仲本博文君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◯議長(仲本博文君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 20 ◯議長(仲本博文君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(仲本博文君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 発議第6号学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションを適切に進めるための意見書の提出について 22 ◯議長(仲本博文君) 次に、日程第4、発議第6号学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションを適切に進めるための意見書の提出についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、12番森本尚順議員。            〔議会運営委員会委員長(森本尚順君)登壇〕 23 ◯議会運営委員会委員長(森本尚順君) ただいま上程になりました発議第6号学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションを適切に進めるための意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明に代えさせていただきます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 24 ◯議長(仲本博文君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(仲本博文君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(仲本博文君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(仲本博文君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(仲本博文君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 一般質問
    29 ◯議長(仲本博文君) 次に、日程第5、一般質問を行います。  一般質問は一問一答方式で行います。  質問通告のありました者は10人であります。質問時間につきましては、創生高田が3時間、絆が2時間30分、日本共産党及び公明党はそれぞれ1時間30分に制限いたします。  最初に、10番橋本俊哉議員の発言を許します。10番橋本俊哉議員。            〔10番(橋本俊哉君)登壇〕 30 ◯10番(橋本俊哉君) おはようございます。議長のお許しを得まして、創生高田、橋本俊哉が質問をいたします。久しぶりの一般質問なのでゆっくり時間をかけてやらせていただきたいところではございますが、このような時期でもありますし、なるべく簡潔に質問させていただきますので、答弁のほうもご協力いただけますようよろしくお願いいたします。  質問を始めます前に、本日はグリホサートという除草剤が質問中に何度も出てくると思うので、どのような危険性があるのかを先に説明しておきます。  グリホサートとは世界で最も多く使われている除草剤で、日本でも危険性があるのではないかという声が聞こえてくるようになってきました。海外では規制、禁止の措置を取る国が出てきている中、日本では公園、校庭、道路と公共施設などに普通に使われていて、地方自治体レベルで対策を打っている場所も出てきております。  この除草剤が食や粉じんを介して人の体内に入り込んでいるのが、毛髪検査で分かっています。身近なところでは、スーパー、コンビニで売られています食パン、カップ麺などから検出しております。  では、人体にはどのような影響があるのかと申しますと、WHOの外部組織でもあります国際がん研究機関は、上から2番目のランクでもある、恐らく発がん性があると評価しています。アメリカではがんを発症したと数万件の訴訟が起こされており、既に数件の裁判では患者側が勝訴しております。人体による異常や疾患では、子どもの発達障がいや脳に対する悪影響も問題になっており、これに関する論文などはかなりの数が発表されています。動物実験でも異常が多発しており、現在の体調に異変を感じなくても、子や孫たちに健康障がいが起こる可能性が危惧されます。  そのようなことを踏まえまして、学校給食について質問いたします。  本市におかれましては、日頃より安心・安全な給食の提供にご尽力いただいていることとは思いますが、輸入小麦を使用している点について心配なことがあります。日本の小麦の自給率が12%で、8割以上を輸入に依存していますが、本市でも主にパンに小麦が使われていると思います。1週間に数回のパン食で、ご飯より楽しみにしている生徒さんもいるかと思いますが、この輸入小麦で作られるパンにはグリホサートが残留している可能性が高いというデータを見つけました。食品衛生法上、パンにグリホサートの使用基準がないため判断は難しいところではありますが、微量でも入っていれば人体に悪影響があると考えるべきではないかと思います。  近年、健康影響に触れる様々な論文やSNSなどでの情報が増え、話題となっているグリホサートですが、日本はといいますと、2018年12月に世界の農薬規制の流れに逆行して残留基準値を6倍緩和しています。数値でいいますと5ppmから30ppmになっております。なぜこのようなことになるのか本当に意味が分からないのですが、子どもたちの安全を無視した施策だと考えるほかありません。  今年度中に農水省が見直すという記事も見ましたが、どうなるか分かりませんし、本市の給食にも残留農薬が見つかればすぐにでも対策してあげないと、待ったなしの状況だと考えます。国産小麦ならまだ安全ではありますが、本市は給食小麦の大半、外国産小麦を使用していると聞いているのでお聞きいたします。  現在、学校給食用の小麦の原産国はどこでしょうか。業者はどこから購入していますか。年間の数量と金額をお教えください。  壇上からは以上です。答弁よろしくお願いいたします。 31 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 32 ◯教育部長(吉井護君) 10番橋本議員の学校給食についてのご質問にお答えをいたします。  現在、学校給食用のパンの原料は公益財団法人奈良県学校給食会を通じて購入しており、その原産国はカナダ・アメリカが全体の90%、残りの10%を奈良県産の小麦を使用している状況でございます。  学校給食用のパンは、小麦のほか、砂糖、ショートニング、植物由来の食用油脂なんですけども、塩等の配合が決まっており、公益財団法人奈良県学校給食会により適切な配合にブレンドされた状態で購入をしております。この原料は公益財団法人奈良県学校給食会から直接パン製造事業者に納品された後、パンに加工され、各校に配送されております。  ブレンドされた原料は1袋25キログラムの単位で購入し、年間約1万7,000キログラム、価格として約1,100万円を購入しております。  以上、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 33 ◯議長(仲本博文君) 10番橋本俊哉議員。 34 ◯10番(橋本俊哉君) 今、90%、アメリカ・カナダ産と聞きました。  農水省が2017年にグリホサートの残留分析結果を公表していますが、カナダ産は検出率100%、アメリカ産にも97%のグリホサートの残留が見られますので、本市の給食のパンにも、もちろん現在の国の基準値以下ではあると思いますが、検査すれば検出されると考えるのが妥当だと思います。  購入先の学校給食会のホームページを見ますと、「残留農薬は検出されませんでした」と記載されております。何も出ていなければ「検出されませんでした」とだけ公表すると思いますので、これは年4回検査のたびに教育委員会には数値などが届いているのでしょうか。 35 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 36 ◯教育部長(吉井護君) 年1回、県のほうから学校のほうに残留農薬等の検査結果の報告がございます。  以上です。 37 ◯議長(仲本博文君) 10番橋本俊哉議員。 38 ◯10番(橋本俊哉君) 年1回に学校給食会から例えば行政、教育委員会に数値の報告は入っているんですか。 39 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 40 ◯教育部長(吉井護君) 数値に関しましてはそのような報告はございませんけども、例えば細菌であるとか、大腸菌であるとか、そのようなことは県のほうから通知がございます。 41 ◯議長(仲本博文君) 10番橋本俊哉議員。 42 ◯10番(橋本俊哉君) 学校給食会のホームページでは、残留農薬検査でグリホサートとはっきり出ているので、数値が出てると思うんですよ。今言わはったように全然違うことの数値の報告を受けているというので、グリホサートの件は報告を受けてないということでよろしいですね。 43 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 44 ◯教育部長(吉井護君) グリホサートの件に関しましては、報告は受けてございません。 45 ◯議長(仲本博文君) 10番橋本俊哉議員。 46 ◯10番(橋本俊哉君) 農民連食品分析センターというところがあるんですけど、2019年に日本の学校給食パンのグリホサート残留調査、14校を検査したうちに、検出しなかったのは僅か2校だけなんです。この2校というのも、地域は関東のほうなんですけど、学校給食パンのSロール、埼玉県産小麦100%、これは国産小麦を使っております。もう1校は九州のほうですけど、学校給食パンで米の粉、米粉を使っているところが、県産ヒノヒカリ、米70%と県産の小麦ミナミノカオリというのが30%。見る限り、やっぱり国産品を使っていたらグリホサートは全く検出してないんですよ。  学校給食会が開示していないのなら本市独自で残留検査を行ってもいいと思うんですけど、その点、どう思いますでしょうか。 47 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 48 ◯教育部長(吉井護君) グリホサートの検出に関しては、現在のところ、検査の予定はございませんけども、今、私、グリホサートの件に関してちょっと調べさせていただいたところによりますと、現在グリホサートの主成分、商品名はラウンドアップになると思うんですけども、米国モンサントが製造業者、会社だと思います。それの親会社はバイエルが買収し、ラウンドアップのアメリカでの訴訟が、アメリカは陪審員制度ですので、陪審員がそこは農薬に発がん性があるというふうな判断をしたと聞いております。ただ、アメリカの食品衛生局は、それに関してそこはまだはっきりとした意思表示はしていないと、このように認識しております。バイエル等もそこの陪審員で和解はしました。和解のほうには進めていますけども、現在は和解はしているんですけども、発がん性があるとは認めていないと、このように認識しております。  大和高田市としまして、当然、学校給食会等と十分協議した上で、このグリホサートに関しましてはしっかり対応していきたいと、このように考えております。 49 ◯議長(仲本博文君) 10番橋本俊哉議員。 50 ◯10番(橋本俊哉君) 今から出てくるんですけど、小麦の生成する上でラウンドアップじゃなくてグリホサートは直接小麦に使っているんです。ラウンドアップというのは、あと何百倍も高い数値なので、こんなものを小麦にかけられたら絶対食べられないので、その点、ちょっと踏まえておいてください。  学校給食会からの開示が無理なら、パンさえ提供いただければ自分でもやりますし、パンも提供いただけなかったら自分でパンを仕入れてやろうと思っておりますので、できればご協力をお願いしたいと思います。  グリホサートが検出される理由は、小麦を輸出している生産国ではプレハーベスト処理という、収穫前に小麦に直接散布し、雑草を枯らし、刈り取る効率を上げ、小麦の乾燥を早め、品質を向上するために、この処理方法が認められているらしくて、輸入小麦を使っているうちはずっと除草剤が検出されるパンを子どもたちに食べさせることになってしまいます。大人は自分で選べばいいんです。何を調べてもすぐ出てくるので、例えばその辺のコンビニに行って食パンを買っても、もう検出していると分かっているんですから。でも、子どもたちって、出される給食を何の疑いもなく食べるしかないじゃないですか。微量でも除草剤というのは完全に毒なんです。削るのは簡単なんですよ。アメリカ産、カナダ産の小麦を使わなかったらいいだけの話なのでね。  教育委員会の方も、必ず子どもたちの安全に気を配られていることに一切の疑いを持っておりませんけど、病気や病名が現在では頻繁に聞くことがあり、子ども人口が減少しているにもかかわらず、ここを注意して考えてほしいんですけど、人口が縮小しているにもかかわらず、病気が増えているんですね。何かに原因があると思うのが当たり前だと自分は思います。食材に気を使うことによって、少しでも子どもたちの体調管理や病気などを改善できるなら、行政が先頭に立って食育を教えることが今後の子どもたちの本当の意味での明るい未来につながるよう、自分は望んでおります。  最後に質問するんですけど、通告していなかったので分からなかったらいいんですけど、給食の米、これも恐らく学校給食会だったと思うんです。去年聞いているのは、県産ヒノヒカリ100%を使っていると。年間35トンで、金額は1,300万円って、小麦の金額を聞いてほとんど変わらないなと思ったんですけど、金額1,300万円の35トン、県産ヒノヒカリで間違いないでしょうか。分からなかったらいいです。また後で聞きますので。  行政も地産地消をうたってますよね。それで、小麦は地産地消といっても県内で、例えば学校給食を100%国産小麦を使えるかどうかといったら自分もちょっと分からないんですけど、小麦は高田市となったらまず無理ですよね。でも、米は35トン、自分はいろいろ聞きましたけど、別にこれ、県産の米35トンを学校給食会から買わずに地産地消でいくのであれば、高田市から買えばいいじゃないですか。その辺、ちょっと一言でいいのでいただけたらと思います。 51 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 52 ◯教育部長(吉井護君) 米に関しましては、他市町村で実際自前で買っている、学校給食会を通さずに買っているところもございます。  大和高田市としまして、現状は今、主食に関しては学校給食会を通して、牛乳、それから小麦とか米とかは学校給食会を通して買っているんですけども、今後、その米について、当然主食ですので、米は他市町村の例もありますし、そこはしっかり研究していきたいと、このように考えております。 53 ◯議長(仲本博文君) 10番橋本俊哉議員。 54 ◯10番(橋本俊哉君) 答弁ありがとうございました。  今回、コロナ禍ということで時短のため質問を1個減らしています。次、学校給食会についてはゆっくり質問させていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございます。 55 ◯議長(仲本博文君) 次に、2番植田龍一議員の発言を許します。2番植田龍一議員。            〔2番(植田龍一君)登壇〕 56 ◯2番(植田龍一君) 議長より発言許可をいただきましたので、創生高田、橋本議員に続きまして、植田龍一が質問させていただきます。  まず1点目は、本郷大中線の開通と安全対策についてお伺いいたします。  本郷大中線は、県道大和高田斑鳩線と県道河合大和高田線を東西に結び、市内中心部の渋滞緩和及び住民の利便性向上のため、平成7年に着工され、ようやく今年度に工事完了のめどが立ち、市民から早期開通が待ち望まれております。  最初に、現在の進捗状況、工事完了見込み、開通見込みの時期についてお伺いいたします。  次に、この2本の県道を結ぶ東西に抜ける道路が開通すると、今まであまり通行しなかった大型車両の通行が増えると予想されます。また、開通すると、通行する車両も今まで以上のスピードを出すと考えられますので、今までこの道路を利用していた方々や周辺住民の方々は、今まで以上の注意また注意喚起が必要となってまいります。特に南北に通る4本の道路と交差する付近(高田中学校と高田小学校の間の道路、高田小学校と高田こども園の間の道路、北向き一方通行の本郷通り、南向き一方通行の市町通り)、また、県道とジョイントする高田川堤防のT字路、斑鳩線とジョイントする交差点辺りが特に危険度が増すと考えられます。  横断歩道の有無、この先横断歩道ありの標示、止まれの標示、カーブミラー等々、事故が起こらないように各箇所の点検、検証が必要だと考えますが、開通後の安全対策についてお伺いいたします。  次に、2点目、コロナワクチン接種状況についてお伺いいたします。  全国でワクチン接種が進められており、本市においても現在65歳以上の方々へのワクチン接種が実施されております。  先日、担当課より、現在の状況と今後の予定について報告をいただきました。当初9月末であった予定が、7月末までに完了する体制が整った。7月末までの対応として、現在の接種会場の増設及び新設として、現3会場での接種枠の増枠、奈良県産業会館を新設、今後も接種会場の新設を検討する、医療機関等への協力依頼、奈良県の研修医派遣事業を活用し、接種会場の稼働日数の増加、市職員の動員増による体制強化を実施する等々。  また、今後のスケジュールについても報告されましたが、多数の方から現在もまだまだ予約が取りにくい状況が続いていると聞いております。5月10日から予約受付が開始された80歳以上の接種希望者でも、いまだ予約が取れず、諦めようかと悩んでいるとの相談を受けました。接種希望者へのワクチンが十分賄えているのかも心配されております。  そこで、現在受付されている65歳以上の方々への予約、接種状況について、4点お伺いいたします。  まず1点目として、高齢者人口約2万1,000人のうち予定されている約1万5,000人の方々へ、希望者へのワクチン接種は十分賄えるのでしょうか。  次、2点目、かかりつけ医での個別接種については市内27の医療機関で随時実施とありますが、具体的にはいつ頃から接種が始まるのかお伺いいたします。  3点目は、予約受付の状況について。現在、電話8台に加え、14日からウェブ予約が開始されております。また、同日より65歳以上の方々の受付も始まりました。予約はスムーズになったのでしょうか。電話予約の状況、ウェブ予約の状況を教えてください。  4点目は、携帯ショップがワクチン予約をサポートしていただけると報道されていましたが、携帯を扱っているお店ならどこでもサポートしていただけるのでしょうか。至った経緯やサポートしていただけるお店の詳細について教えてください。  次に、65歳未満の方々への接種予定についてお伺いいたします。  65歳以上の方々への接種がおおむね終了した後、次に65歳未満の方の接種を予定されていると思いますが、年齢幅が16歳から64歳とかなり広い範囲になりますと、人数も大変多く、さらに予約が混乱すると予想されます。年齢を区切るなど優先順位をつけての案内が必要と考えますが、予約開始はいつ頃になるのか、いつ頃から案内されるのか、お伺いします。  対象人数は何人ぐらいになるんでしょうか。全体の何%ぐらいなのかも教えてください。  優先順位についてはどうなるのか、併せてお伺いいたします。  次に、副反応についてお伺いいたします。  現在、高齢者世代から接種が進められていますが、ワクチンを接種した後に、発熱や倦怠感、頭痛、腕が上がらない、1回目の接種より2回目のほうが多い、若い女性が多いなど、副反応について様々な報告がされております。  5月12日に厚生労働省が発表した厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会の資料によりますと、ワクチン接種後の死亡者39名、重篤な副反応報告が642件とされております。本市接種会場で接種後に具合が悪くなり、病院に搬送された方がおられると聞きました。このようなワクチン接種のデメリットである副反応の情報は、市民に十分伝えられていない状況にあると考えられます。  副反応についてどのようにお考えなのか、また、接種者に対しての副反応の情報提供はどのようにされているのか、お伺いいたします。  また、アナフィラキシーについてどのように把握され、対応されていますでしょうか、併せてお伺いいたします。  次に、若年者へのワクチン接種についてお伺いします。  日本で薬事承認されてワクチンは3種類あり、このうちファイザー社とモデルナ社のワクチンが使用されています。2社のワクチン接種対象年齢を比べると、ファイザー社は12歳以上、モデルナ社では18歳以上となっており、製造会社によって違います。一方では、12歳から17歳が対象外ということです。もともと若年者は感染しても症状がほとんどない。重症化のリスクも少ない。ワクチンを打つメリットは少ないが、副反応のリスクはあります。子どもたちは、たとえ接種したくなかったとしても断れない状況だと思います。  先日、京都府伊根町ではワクチン接種を12歳以上に対象者を広げ、高校生など接種、川崎市では6月中に12歳から65歳未満対象者にワクチン接種券発送と報道があり、若年者へのワクチン接種について各地で議論されているところです。  本市では若年者のワクチン接種についてどのように考えられるのか、対応されるのか、お伺いいたします。  次に、接種を希望されない方々への対応についてお伺いいたします。  接種されているワクチンについてはmRNAワクチンという全く新しいものであり、その効果の持続期間や人体に与える影響など、まだ明らかになっていない点も多いことから、接種に対して不安を抱く市民も少なくありません。接種については個人が選択することになり、様々な要因、理由により接種しないと判断される方々もおられます。  ワクチン接種者または非接種者への差別や偏見は絶対にあってはならないと思いますが、民間では接種の有無により利用いかんを仕分けたりするワクチンパスポートという考え方があるようです。本市ではこういった考え方についてどのようにお考えなのか、お伺いいたします。  最後に、ワクチンに頼らない自己免疫力を上げる取組についてお伺いいたします。  免疫には自然免疫と獲得免疫があり、そもそも人に備わっているものが自然免疫で、ワクチンなどによりそのウイルスに特化した免疫を得ることが獲得免疫となります。例えばインフルエンザA型ワクチンを打ってもB型には効果が薄いことから、現在接種されているワクチンではコロナ変異株に対して効果が期待できないとも言われております。今後のワクチン接種もまだまだ時間がかかることからも、そもそもの自然免疫を高める対策を講じておく必要があると考えられております。  泉大津市では、「重症者抑制対策と後遺症者等への回復サポート」と題して、免疫力を上げることで感染しにくい体づくり、感染しても発症させない、重症化させない体づくりを市民に提唱されております。免疫細胞の7割は腸内にあるそうで、食生活を改善することで腸内環境を良好にする。ほかに適度な日光浴と運動習慣等、様々な提案で予防、感染から発症期、回復期から後遺症者へのケアまで、ステージに応じた総合的なアプローチを実施されております。  ほかでもこのような取組を実施されている自治体も多数あるようですが、本市ではどのようにお考えなのかお伺いいたします。  以上、壇上での質問を終わります。 57 ◯議長(仲本博文君) 環境建設部長。 58 ◯環境建設部長(作田敦嗣君) 2番植田議員の、本郷大中線街路事業の開通についてのご質問にお答えいたします。  まず、工事の進捗状況と開通時期についてでございます。  本郷大中線街路事業南本町工区は、平成7年11月28日に事業認可を受けております。県道大和高田斑鳩線と県道河合大和高田線を連絡する都市計画道路でございます。  本事業につきましては、これまで多くの難題がございました。特に昨年度は奈良県用地対策課と連携して最後の事業協力者と協議を重ね、行政代執行を行うことなく自主解体が進み、現在、最終の道路工事の発注に向けまして準備中でございます。
     工事完了は令和4年2月末を予定し、市道供用開始の告示を経て、令和4年3月末の開通を目指しておるところでございます。  続きまして、開通後の交差点の安全対策についてでございます。  現在、高田中学校と高田小学校の間の通りの交差点には一時停止がございます。高田小学校と高田こども園の間の元町通りの交差点には横断歩道がございます。専立寺東側の本町通りの交差点には一時停止があり、それぞれ奈良県公安委員会と協議が進み、交通規制を行っております。  奈良県農業協同組合高田支店西側の市町通りの交差点につきましては、カーブミラーの設置のみであり、交通規制を行っておりません。今後、開通に向けまして、奈良県公安委員会へ一時停止等の交通規制を要望してまいりたいと考えております。  県道河合大和高田線とT字路交差点につきましては、現在、大型車両が安全に曲がれますよう、6月末の竣工を目指し、高田中学校側に車道及び歩道を広げる工事を行っております。  県道大和高田斑鳩線との新しく出来る交差点につきましては、平成30年7月に奈良県公安委員会との協議が終了しております。  車両用灯器、車両用の信号機なんですが、平成30年度に2基移設が完了しております。今年度は7基の移設を行う予定で、合計9基の車両用灯器がつく予定でございます。  歩行者用灯器につきましては、平成30年度に1基移設が完了しております。今年度は4基の移設及び3基の新設で、合計8基の歩行者用の信号機がつく予定でございます。横断歩道を4か所、そこに設ける予定でございます。  以上、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 59 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 60 ◯2番(植田龍一君) ご答弁ありがとうございます。  開通は来年3月末ということで、もう1年を切っておりますので、開通に当たりましては、周辺住民、また市民の方々へのしっかりとした周知をしていただくのはもちろんなんですけど、危険箇所についてはしっかりとまず調べていただいて、徹底して危険箇所がないようにしていただけますようにお願いします。  特に近くには小学校、中学校の通学路に当たっておりますし、こども園も近くにありますので、子どもたちが悲しい事故に遭わないように、また、児童生徒、保護者の方々にも注意喚起、周知徹底いただきますようよろしくお願いいたします。  次、お願いいたします。 61 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 62 ◯保健部長(田中光男君) 2番植田議員の、コロナワクチン接種状況についてのご質問にお答えを申し上げます。  まず、1点目のご質問でございます。  高齢者の希望者全員の接種は賄えるのかとのおただしでございますが、希望者全員に接種いただくため、集団接種を6月中は毎日実施を予定しております。7月に入りましても日程等を随時追加し、対応してまいりたいと考えております。また、各医療機関にもご協力をいただき、個別接種での対応をお願いしているところでございます。  次に、かかりつけ医院での個別接種についての具体的な情報につきましては、各医療機関ごとで異なり、最新の情報が分かり次第、ホームページ掲載しております。また、厚生労働省のコロナワクチンナビでご確認いただくことも可能となっております。  予約方法につきましては、今までの電話予約と併せて14日からウェブ予約が開始されました。スマートフォンやパソコンからのご予約が可能となっておりますので、今後、電話予約もつながりやすくなるものと予想されます。  携帯ショップでのワクチン予約のサポートは、他市での事例を参考に市内のショップにお願いをしたところ、ドコモショップ大和高田店、ソフトバンク大和高田店、ワイモバイル大和高田店、auショップ大和高田店の4店舗がご協力をいただき、事前に予約し、接種券とご自身のスマートフォン、本人確認書類をご持参していただければ、オンライン予約の際の入力支援を受けることができます。 63 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 64 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。すいません、区切って、また質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず、ワクチン接種について、今ご答弁いただきました。ワクチン接種については、関係者の方々、現在大変努力いただいているというところに心よりお礼を申し上げたいと思います。  高齢者の接種について、できるだけ早くなるよう、引き続きお願いしたいと思います。  27の医療機関はいろいろ、各ところによって異なるので、ホームページやワクチンナビとかで確認できるということなんですけど、なかなか予約はしたけど、いつか分からない。それやったら接種会場に、電話がつながるようになったらかけて行ったほうがいいのかなというような大変心配されている方もいらっしゃると思いますので、ある程度の時期ですよね。全く7月になるのか8月になるのか分からないのか、いやいや、めどとして7月中頃ですよとか、何かそういうのが分かれば、待っておられる方も大分安心されるのではないかと思いますけど、それも全く分からないんでしょうか。その都度と言われると、本当にいつになるか分からないというふうに。我々も質問を受けたりするんですけど、大体の時期ですね。6月末ぐらいにはめどが立つとか、いかがでしょうか。 65 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 66 ◯保健部長(田中光男君) 個別の医療機関での予約の実施の時期についてでございますけども、ある程度、医療機関によりましては、新規で受付の患者さんに接種いただく医療機関もございましたら、かかりつけの患者さんに接種いただく医療機関もございます。公表することによりまして通常の業務に影響が出るということで、差し控えてほしいという医療機関もございますので、公表しても大丈夫とご連絡いただいたところにつきましては、速やかにホームページ等でご報告、お知らせをさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 67 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 68 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  今、高齢者の方なので、ホームページといっても、ホームページの見方が分からないというふうにおっしゃる方が今予約されている中で多いわけなんですね。かかりつけ医に毎日電話される人も、まだあきませんか、まだあきませんかと言って毎日電話されるような方もいらっしゃるというふうに聞いていますので、何らかの、大体の時期でも分かれば、大体いつ頃になりますよと、そういう連絡でもしていただいたら毎日電話するというのもなくなりますし、ホームページを見られない、私らはどうしたらええのということもなくなると思いますので、何らかの検討いただけますようにお願いします。  次は、電話予約とウェブ予約が今週始まったということなんですけど、まだ月、火、水と3日しかたってないんですけど、電話のつながり状況というのはまだ全く、この前も、500回、600回かけてもつながらないというようなことも委員からありました。電話の状況というのは同じような感じなんでしょうか。 69 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 70 ◯保健部長(田中光男君) ただいまのおただしございます。  14日からウェブ予約を開始いたしまして、翌日の15日の午後からはある程度電話の本数も減ってきております。昨日に関しましてもかなり電話の件数も減ってきておりますので、つながりやすい状況になっております。  以上です。 71 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 72 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。ちょっと安心しました。このまましばらく続くのかなというふうに思っていまして、また市民の方、質問されていた方については、もう大分つながりやすくなったというふうにまたこちらも報告を入れておきたいと思います。  次に、携帯ショップのサポートなんですけど、4店舗でやっていただけるということで、これも最初、携帯を扱っているところだったらどこでもやってもらえるんかなとかいって、ジョーシンですかね、そういう家電量販店へ持っていっても大丈夫かなというような意見もありましたので、ちょっとその辺、また分かりやすく周知していただけたらと思います。  そしたら、次の2点目のところをお願いします。 73 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 74 ◯保健部長(田中光男君) それでは、2点目でございます。  65歳未満の方の予約開始のご案内につきましては、個別接種及び集団接種とともに、現在、医師会の先生方と調整をしているところでございます。16歳から65歳未満の対象者数は約3万7,000人で、全体の約63.8%でございます。  予約時の優先順位につきましては、混乱を防止するための対策が必要であると考えており、現在協議をしているところでございます。 75 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 76 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  65歳未満の方の接種予定なんですけど、医療機関と調整中ということなんですけど、大体のめどですね。調整中といったらすごい荒っぽい答えやと思うんですけど、今、どういう。打合せなり検討して、大体これぐらいの時期には案内できそうかなとか、何かそういうのをいただきたいんですけど。ただ、調整中、調整中といったら、我々もそんなん分かっていて、分かっているというか、質問しているんですから、ある程度の答えをいただきたいんですけど。17日から東京とか大阪の大規模接種会場の予約が18歳から64歳が可能になって、接種券さえあれば接種できるというところで、市民の人も高田はいつ接種券をくれはるのやと、券がなかったら大阪でも行かれへんねんやというようなことを聞かれているので、そうなればある程度めどを立てて、券はこうしますとかというふうにやっていかないと駄目だと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。 77 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 78 ◯保健部長(田中光男君) ただいまのおただしでございます。  おっしゃるとおりだと思います。私のほうも、早く市民の方にその辺の情報をお伝えさせていただいて、ご安心をいただくということが非常に重要であるというふうに認識はしております。医師会と現在もほぼ毎日のように調整はさせていただいておりまして、医師会のほうには個別接種で対応していただくのと、集団接種をさせていただいたときに医師会から先生方を派遣していただくという調整もございまして、今、ここで具体的な時期を申し上げることはちょっと難しいんですけども、早急に、なるべく早い時期に準備を今させていただいております。その予定で進めさせていただいているということでご了承いただきますようお願い申し上げます。 79 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 80 ◯2番(植田龍一君) 接種券ですね、その配付予定というのは、高田の個別接種、集団接種についてはまだもうちょっと検討する必要があるけど、接種券を何らかの形で早く欲しい人に発行して、大阪へ仕事に行っておられたら大阪で先に接種するという方について対応できると思うんですけど、また、ほかの自治体でも早く接種券が配られるところもあるので、ここは自治体の差というのをなるべくなくしていただきたいな、高田は遅いと言われたくないなというのがあるんですけど、そういう対応はできるんでしょうか。 81 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 82 ◯保健部長(田中光男君) 個別に大規模接種等でご希望されている方に先にお渡しさせていただくということなんですけども、現在、65歳以上の方がこの14日からウェブ予約を開始させていただきまして、予約を今取っていただいて、まだ1回目も受けておられない方もございます。そして、次の優先接種の段階でいきますと、基礎疾患をお持ちの方にお受けいただきたいというふうに思っております。大規模接種を受けていただきたいというご希望があるということも重々承知をしております。クーポン券、接種券をいち早くお配りさせていただいて、先ほどお話しさせていただきました、高齢者の方にまず打っていただく、基礎疾患をお持ちの方にもいち早く受けていただきたいという思いもございます。そういうことも踏まえまして、接種券を一日も早く送付できるように、今、鋭意取り組んでおるところでございます。 83 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 84 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  なるべく早い対応をしていただけますようにお願いしておきます。日々やっぱりすごいニュースとかでされてまして、市民の方もすごいやっぱり反応というか、どうしたらいいのというような声がどんどん上がってくると思いますので、お願いしたいと思います。  中にありましたように、優先順位というのをやっぱりつけていかないといけないのかなというふうに思っております。ほかの自治体でも優先順位をつけられてやっているところもありますので、やっぱりそういったときに、どういったところが優先順位的に先にやるのかなといったら、やはり基礎疾患ありの方とか接種の関係あるような方々、また、医療に携わっているような方々、歯医者さんとか接骨院なんかも言われているんですけど、そういったところの優先順位というのがよそでもいろいろ出ていると思うんですね。高田はどうしていくんやというようなところをお示しいただけたらと思うんですけど、まだ全く分からないような状況なんでしょうか。 85 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 86 ◯保健部長(田中光男君) その点も、今、医師会の先生方と調整をさせていただいているところでございます。基礎疾患の中には障がいをお持ちの方もおられますし、医療従事者の方は一番最初のグループで受けてはいただいておるんですけども、その辺の基礎疾患も、いろいろな症状をお持ちの方も、精神の障がいをお持ちの方もおられますので、その辺、どういうふうな順番で、個人の医療機関さんでの受入れ態勢もございますので、今ちょうど協議をさせていただいているところです。なるべく早く示していきたいと思っております。 87 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 88 ◯2番(植田龍一君) その医療関係ということで、今、接骨院とかも患者さんが来られて保険の治療をされていると思うんですけど、そういうところも早く終わっているんですか。 89 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 90 ◯保健部長(田中光男君) 医療従事者の医師会等の接種は終わっていると聞いておるんですけど、整骨院とかは恐らく含まれてないんじゃないかなということで思っております。 91 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 92 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  やっぱりそこらも患者さんを診るということで、接種には関係ないけど医療従事者ということになるんではないかと思います。ほかにも高齢者施設、よくクラスターが発生したとあるので、やっぱりそういうところのスタッフの方なんかも本当に優先してやらないといけないんじゃないかというふうにも考えますし、介護関係ですね、訪問されたりという場合も、やっぱり高齢者宅へ訪問していろんな事業をやっていただいていますので、やっぱりそういう方も優先して早めにというふうに考えられて、よそでもそういうふうにされているところがたくさんあると思うんです。  先日、南議員のほうからも言われたように、障がい者の方々へもやっぱり優先してというのがあると思いますので、そこらは大体、今検討されている中で、そういった方々には優先してというふうな話になっているんでしょうか。 93 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 94 ◯保健部長(田中光男君) もちろん市としても、障がい者の方も介護従事者の方も早く打っていただきたいという思いは強く持っておりますので、そういうことを踏まえて医師会の先生方とお話をさせていただいております。 95 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 96 ◯2番(植田龍一君) そしたら、なるべく、これもある程度検討されて、先にやられているところの例もあると思いますので、また早めに発表なりしていただきますようにお願いしておきます。  もう1点、県の広報誌に高齢者のワクチン接種は7月末までに完了しますとあって、接種対象者と接種者の移動手段を確保します。内容は、高齢者の接種会場への移動、接種チームの訪問接種の移動に対して地元タクシーを使うことを市町村と共同で検討しますと、これ、県の広報誌に出ていたんですけども、本市では高齢者が接種会場へ移動するとき、タクシーは使えるんでしょうか。 97 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 98 ◯保健部長(田中光男君) ただいまのおただしでございます。現在、大和高田市では高齢者の方の接種会場への移動につきましてタクシーの利用等の助成はしておりません。県の広報誌に記載しております件につきましても、県のほうにも確認をしておりますが、現在検討しているということで報告は受けておるんですけども、詳細についてはまだ連絡はいただいていないという状況でございます。 99 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 100 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  県の広報誌にこうやって載っていて、市民の方も見られているので、当然行けるのかなというふうに判断され、また、橿原市とかはあるというふうにも聞いておられますので、やっぱりそうなったら、何で高田はないのと、いつもこう言われるわけなんですね。やっぱり近隣合わすのであれば、その辺も同じようにサービスしていただきたいなと思いますので要望をしておきます。  次、お願いします。 101 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 102 ◯保健部長(田中光男君) 次に、3点目でございます。副反応についての考え方や情報提供についてでございますが、接種券を送付の際、副反応等についての説明文を同封しております。本市といたしましては、より多くの方に副反応やリスクについての情報をいろいろな媒体を通してお伝えし、ご理解をしていただいた上で接種を受けていただけるよう努めてまいりたいと考えております。  アナフィラキシー等の対応につきましては、接種後、看護師が経過観察をし、具合が悪くなられた方がおられた場合は医師により対応する準備を整えております。また、救急時の対応といたしまして、大和高田市立病院、土庫病院、中井記念病院と連携、協力しながら医療体制の確保に努めておるところでございます。  以上です。 103 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 104 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  副反応の情報提供については、市民の方が納得いく選択をしていただくために、厚労省とか都道府県の新しい情報をしっかりとまた提供していただけますように引き続きお願いします。  次、お願いします。 105 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 106 ◯保健部長(田中光男君) 次に、4点目でございます。若年者へのワクチン接種につきましては、ファイザー社のワクチンの対象年齢が16歳以上から12歳以上に引き下げられましたが、本市といたしましては、16歳未満の方への接種券の送付は現在検討しているところでございます。医師会の先生方とも、その辺につきましてただいま協議をしているところでございます。  以上です。 107 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 108 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  このように若年者への接種については、大規模接種会場が18歳からというふうに、16歳、17歳については入っていないというような状況もあり、あとまた、安全性がもっと証明されてからしても遅くないんじゃないかというふうにも考えられますので、しっかりとまた検討いただけますようにお願いしておきます。  次、お願いします。 109 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 110 ◯保健部長(田中光男君) 5点目でございます。ワクチン接種を希望されない方等への対応といたしまして、ワクチン接種は任意接種であり、医学的な理由で接種できない人など、様々な理由で接種されない方がおられると思いますので、ご本人の意志は尊重されるべきと考えております。したがいまして、差別や偏見等を抑制するためにもしっかりと広報していく必要があると考えております。  以上です。 111 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 112 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  しっかりと広報していく必要があるということなんですけど。どういった、もう、こういう広報をされている自治体もたくさんあるわけなんですね。今、高田はやっていないと。必要があるということであれば、早急にやっぱりやらなければいけないなと思うんですけど、法務省のホームページに、不安を差別につなげちゃいけないということで、尾身茂会長がメッセージを発信されている動画とかもありますし、啓発ポスターについても、いろいろもうやってるよというような市町村もたくさんありますので、しっかりやっぱりその辺、早い対応としてお願いしたいと思います。
     これは併せてなんですけど、今はワクチン接種したかしてないか、先ほど言いましたようなワクチンパスポートというような考え方があって、そこで区分けするのかというのもちょっとやっぱり社会的に問題があるなと思っております。  あと、感染者、陽性者、濃厚接触者への差別や偏見も現在ずっとあるというふうにされていますので、やっぱりそういうのも含めた、そういうのをなくしていく、啓発する、何らかというところも、ホームページなんかすぐぱっと載せることもリンクを貼ったらできると思いますので、素早い対応をしていただけますように、これもまた要望しておきます。  次、お願いします。 113 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 114 ◯保健部長(田中光男君) 6点目でございます。ワクチンに頼らない自己免疫力を上げる取組につきましては、本市といたしましても、他市の事例や取組等を参考にさせていただきながら、今後研究させていただきたいと思っております。  以上、ご理解を賜りますようによろしくお願い申し上げます。 115 ◯議長(仲本博文君) 2番植田龍一議員。 116 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  すごい何か簡単な答弁なんですけど、やっぱりこれは必要なことになってくると思うんですね。強い体をつくるということで、ワクチンに頼らない自己免疫力を上げる取組。特に高齢者につきましてはフレイル、虚弱というのがあるんですけど、虚弱にならないような対策にもつながりますので、よろしくお願いしたいと思います。  自粛生活が長期化して、感染予防のため外出を控えることで体を動かす機会が減って、人との交流が少なくなることで体と心の機能が低下し、健康への影響が心配されております。ウイルスと闘う自己免疫力も低下してしまいますので、健康な高齢者が介護が必要な状態に陥りやすくなっているというふうに言われております。そうならないためにも免疫力を上げる取組が必要となります。免疫力を上げることによりコロナフレイル予防につながりますし、他の病気などにもかかりにくくなります。年齢を問わず、健康が一番です。ストップコロナ、ストップコロナフレイル、ぜひ何らかの取組をお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 117 ◯議長(仲本博文君) 暫時休憩いたします。11時30分に再開いたします。            午前11時19分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時30分再開 118 ◯議長(仲本博文君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、11番戸谷仁史議員の発言を許します。11番戸谷仁史議員。            〔11番(戸谷仁史君)登壇〕 119 ◯11番(戸谷仁史君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、戸谷仁史が一般質問をさせていただきます。  まず1点目、「コロナ禍における認知症対策~口腔ケアとeスポーツ」と題しまして質問させていただきます。  現在、コロナ禍において、大人数で集まることが非常に難しい状況が続いております。例えば、いきいき百歳体操や脳トレ教室はなかなか開催しにくい状況となっていると思います。しかし、認知症対策というのはコロナ禍でもできる部分はあるのではないでしょうか。コロナ禍だからこそできる認知症対策について、質問させていただきます。  私は、コロナ禍だからこそ、口腔ケアについてとeスポーツを認知症対策として進めるべきではないかと考えます。  まず、口腔ケアについては、今までは体を動かすいきいき百歳体操、脳トレ教室、こういうのに比べて興味を持たれることが非常に少なかったと思います。しかしながら、口腔ケアに関しましては、自分の歯でしっかりかめないと、かみにくい野菜等の摂取が減り、でん粉が多くなること。また、かまないので脳への刺激が減ることによって、4年後には認知症になるリスクが1.9倍になると言われております。  最近、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクについて、歯周病患者では人工呼吸器が必要となる重症化率が3倍から4倍になるという研究結果が発表されました。今だからこそ、新型コロナ対策の一環としても口腔ケアについて見直す必要があると考えますが、本市においてはどのようにお考えでしょうか。  次に、eスポーツもコロナ禍において認知症対策として非常に有用と考えます。まずメリットとしては、eスポーツは集まらずにネット上でできること、またストレス解消になること、指を動かすので適度な運動になり、脳の活性化にもなること、また高齢者向きの面として、体を動かす運動よりも年齢のハンデが少ないこと、また集中力や経験が物を言う場面も多いこと。このような点から、コロナ禍において認知症対策としてeスポーツも優れていると思いますが、本市としてはどのようにお考えでしょうか。  次に、SDGsと公共バス「きぼう号」について質問させていただきます。  まず、SDGsとは持続可能な開発目標であり、持続性とは次世代の選択肢を奪うことなく今の世代のニーズを満たすことです。これは国を対象としているものですが、地域政策を考える上でも非常に重要な考え方であります。  今回は、SDGsの中で11番、住み続けられるまちづくりをの観点から、公共バスである「きぼう号」について質問させていただきます。  「きぼう号」については、令和3年度予算で老朽化したバスを新しく買い換える予算が通過しております。持続性の観点から、将来の人口の予測を考慮した上で、本当に次世代の選択肢を奪うことなく今の世代のニーズを満たすものになるのでしょうか。  以上、2つ壇上で質問させていただきます。今回も具体的な答弁をよろしくお願いします。 120 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 121 ◯保健部長(田中光男君) 11番戸谷議員のコロナ禍における認知症対策についてのご質問にお答えを申し上げます。  認知症対策において口腔ケアは重要であり、集団指導において歯科衛生士と連携しながら講座を開催しております。本年度は市民交流センターにおいて、「お口の健康と認知症予防」のテーマで歯科衛生士によるミニ講座を6回開催いたします。また、地域の居場所へ歯科衛生士を派遣していく計画もしております。  次に、新型コロナウイルス対策の一環としての口腔ケアについてでありますが、歯科医師会等でこの件についての研究が進められております。本市におきましては、医師会、歯科医師会の協力も得ながら新しい知識の普及に努め、これまで以上に広報誌やホームページに口腔ケアの重要性を掲載してまいります。  以上、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 122 ◯議長(仲本博文君) 企画政策部長。 123 ◯企画政策部長(植本由則君) 11番戸谷議員の、コロナ禍におけるeスポーツを活用した認知症対策についてのご質問にお答えいたします。  ある大学におきまして昨年発表されました研究結果によりますと、新型コロナウイルス感染症の拡大により認知症の方の症状が悪化するとの報告があります。コロナ禍にあって、高齢者の社会参加の機会や運動量が大幅に減少しており、認知症の進行にも影響を与えることになるのではないかと大変心配しているところです。  こういった状況の中、認知症予防対策としては、人とのコミュニケーションや楽しみながらできる趣味などが効果的であると考えられていることから、外出せずにオンラインでコミュニケーションが取れる、かつ年齢を問わない様々なコンテンツがあり、新たな趣味を見つけるきっかけにもなるeスポーツが、そのツールの一つとして有効な手法となり得るのではないかと関心を持っております。eスポーツならではの特性を生かした取組ができないか、関係部署と連携しながら情報収集に努めて研究を行ってまいりたいと思います。  以上、よろしくお願いいたします。 124 ◯11番(戸谷仁史君) まず、口腔ケアについてなんですけども、歯科医師会と協力しながらやってくださっているということなんですけど、特に今、コロナということに関しては非常に市民の皆様方が興味を持っておられると思うんですね。ここで、歯周病でコロナの重症化リスクが上がるということをしっかり周知してもらって、口腔ケアの大切さというのを説いていく、今、非常にいい機会ではあると思うんですね。だから、そういうことを考えて、特にこの時期ですので口腔ケアというのをしっかりと知ってもらいたい。  周知のやり方なんですけども、集まってできるということができれば一番いいんですけど、今こういう時期なので、それが非常に難しいと思うんですね。じゃ、その講座を例えば録画してホームページ等に上げるとか、またZoomを使った講習をするとかということは具体的には考えられているでしょうか。 125 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 126 ◯保健部長(田中光男君) ただいまのご質問でございます。  本市のホームページにおきまして、口腔ケア等の録画のサイトはもうアップしております。また今後、今ご指摘いただきましたZoom等の開催についても検討してまいりたいと考えております。  以上です。 127 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 128 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  本当にやり方は今、様々あると思うんです。単純にネット環境を使ってというのが若い方はやりやすいけども、高齢者は難しいんじゃないかと思われている部分はあると思うんですけど、実は全然そんなことなくて、必要性を感じられれば高齢者の方も今、こういうのに取り組まれている方が非常に多いと聞いています。例えばワクチン接種のときにLINEで予約を取るところとかもあるんですね。そうなったときには高齢者の方も、当然、行政側もちゃんとやってくれているんですけども、それにのっとってやっぱりやってくださっているという話を聞いております。こういうときだからこそ、そういうやり方もあるんだということをしっかり知ってもらって、やってもらうようにお願いできたらと思います。  特に認知症対策、口腔ケアというのは、高齢者になられてからだけではないことだと思うんです。若いときからその重要性を認識してもらうことも非常に必要なことだと思うんですけども、その点について、今、多分、認知症対策としての口腔ケアというのは、かなり年齢が上の方だけにいっているような気がするんですけども、それをもうちょっと若年層にも広げるようなことは何か考えておられますでしょうか。 129 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 130 ◯保健部長(田中光男君) 今ご指摘いただいていますように、現在、高齢者の方を中心とした認知症対策になっていると思います。今後、もう少しお若い方にもそういう講座等を広げていけるように取り組んでまいりたいと思います。 131 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 132 ◯11番(戸谷仁史君) すいません、本当に認知症対策、口腔ケアは大事な部分なので、できるだけ広く知ってもらえるようにこれからもよろしくお願いします。  次、eスポーツについてなんですけども、特にeスポーツに関しましては、40代、50代の方はファミコン世代、もう少し上の方はインベーダー世代ということで、比較的身近な存在だと思うんですね。そういう方々にとっては、eスポーツに参加するというのはきっかけがあれば浸透するような気がするんです。  そういうところで、今すぐできればそれはいいんですけど、今すぐは難しくても、そのきっかけとして何かやっていこうかということは考えておられるでしょうか。 133 ◯議長(仲本博文君) 企画政策部長。 134 ◯企画政策部長(植本由則君) 戸谷議員がおっしゃっていただきましたように、埼玉県のほうとかでもシルバーeスポーツ協会のようなものが設立されまして、その方々もインベーダー世代であるというようなこともおっしゃっておりまして、それぞれの世代においてなじみの深いコンテンツというところからそういうきっかけになり得るのかなというところは私どもも感じているところです。  ただ、予算を取らせていただきました当初のプランといたしましては、まずは市民の方に広く周知をして、その中からさらに発展させていけるところが出ていけば、その方向でさらに進めていきたいなというところで、今回は11月にイベントをさせていただきたいという予算を取らせていただいております。  その中で、次のステップであるところをいきなりというのがなかなか難しいところではあるんですが、コロナ禍でeスポーツがどのようにメリットというか、効果を発揮するのかという部分は今回おっしゃっていただいたところで、私どもも関心も持っておりますので、十分研究しながら進めていけたらなというところは考えとして持っております。  以上です。 135 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 136 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  本当に今、対面は非常に難しい状況だと思うんです。11月の状況というのはまだ11月にならないと分からないと思うんですけども、そういうやり方は1つのやり方。それ以外のやり方もあるということを認識してもらっているみたいなので、しっかり考えてもらって、これもZoomとかを使ったり、動画を使ったりというのでやっていく方法もあると思います。  例えば高齢って、高齢者の部分を重点的にやるということになれば、高齢者施設への出前講座とか、ケアマネジャーとかそういうところを通じて周知していく、こういうコンテンツがあるんですよと紹介していくという方法もあると思うんです。これに関してはそんなすごい大きな予算がかかるわけではないので、ちょっと検討していただけたらなと思うんですけども、どのようにお考えでしょうか。 137 ◯議長(仲本博文君) 企画政策部長。 138 ◯企画政策部長(植本由則君) 福祉部門、保健部門、それから市民交流部門、それぞれ高齢者の方々と関わりながらお仕事をさせていただいております。その辺りの部署としっかり協議をしながら、連携できるところがあれば進められるように検討させていただきたいと思います。  以上です。 139 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 140 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  eスポーツに関して、高齢者への周知ということに関しては、若年層の場合には教育環境への配慮というのが必要だったと思うんですけども、その部分に関しては、今、市としては進めやすい場所だと思うんですね。当然集まってイベントをやって、それで知ってもらう、これも非常に重要な方法だと思うんです。ただ、それ以外にも方法があるということをしっかり認識してもらって、大和高田市全体がeスポーツに理解のあるまちということを目指されるということを聞いているので、いろんな方法を考えていただきたい。  特に今、高齢者の方が出歩けない状況ですので、少しでもeスポーツが役に立てば、eスポーツっていいものなんだという印象になると思うんですね。どうしてもeスポーツイコールじゃないんですけど、eスポーツイコールゲームというのでマイナスの印象も強いです。ただ、これから伸びていく伸び代の非常に大きい部分でもあると思うんですね。だからこそ、プラスの部分がいっぱいあるんですよということを知ってもらうために、こういう方法は1つの方法として非常に有効だと感じておりますので、できるかできないかというところも含めて早急に検討していただけたらと要望しておきます。  次、お願いします。 141 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 142 ◯地域振興部長(下村和巳君) 11番戸谷議員の、公共バス「きぼう号」についてのご質問にお答えいたします。  このたび入替えを行う車両は平成8年式で20年以上経過しており、故障等により本来の「きぼう号」とデザインが異なる代車で運行している日数が増加しており、利用者の皆さんにご迷惑をおかけしております。  車両の入替えを検討する段階で、車両の小型化や増車も含めて検討してまいりましたが、やはり「きぼう号」はコミュニティバスであり、高齢者の方を中心としてご利用いただいておりますのが現状でございます。今後も少子高齢化、核家族化が進むことにより、高齢者を送迎する若い家族が減ってくることが予想されます。そのため、人口減少が進む中におきましても、高齢者の利用は増加していくものと考えております。  車両を小型化することにより座席数が減少し、車椅子での乗車にも対応することができません。また、乗車定員の減少による路線の細分化により、乗り継ぎ回数の増加など高齢者が利用しにくくなることが予想されます。コスト面におきましても、路線バスに使用される小型車両に比べ、定員12名程度の小型ワゴンタイプのコミューターは車両の改造経費が割高になり、運行経費につきましても車両の大小ではあまり差が発生しません。  これらを総合的に勘案しました結果、現状の車両と同じサイズの車椅子も対応できるノンステップバスの導入を行うこととさせていただきました。  以上、ご理解賜りますようお願いいたします。 143 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 144 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  では、今、答弁にもありましたとおり、「きぼう号」を運行されるのは、目的としては高齢者の足を確保するという点にあると思うんです。となると、どれぐらい使われているかというところなんですけども、年間の乗客数と営業日数、また、目標とする乗客数というのはどの程度に設定されているのか、教えていただけますか。 145 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 146 ◯地域振興部長(下村和巳君) 最近の令和元年度及び令和2年度の実績でお答えをさせていただきます。  令和元年度につきましては、年間の利用者数は9万4,495人、営業日数は341日、1日平均277人で、当初の目標利用者数の設定は1か月9,200人、年間で11万4,000人を設定しておりました。  次に、令和2年度の実績でございますが、令和2年度の利用者数は、コロナの影響もあり5万9,539人、稼働日数は338日、1日平均176人の利用でした。当初の目標利用者数は1か月9,800人、年間に11万7,600人の目標設定をさせていただきました。  以上です。 147 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 148 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  令和2年度に関しては、やっぱり自粛期間でもありますので乗客数というのはしようがないかなというか、乗られていなくても、それでも必要な人はいたので必要だったとは思うんですけども、このまず目標数値なんですけども、この目標数値というところで、高齢者に使ってもらうということであれば、多分前年に対して何%ぐらい上乗せという形で計算されていると思うんですね。  でも、そうじゃなくて、今、高齢者が2万1,000人ぐらいおられるんですかね。だから、こういう方々が大体病院に行かれたりとか、買物に行かれたりとか足として使われるのが大体これぐらいの率で、だから、そういう人らがみんな使えるとなったらこれぐらいになるんじゃないかという計算が妥当かなと思うんですけども、その点、目標設定というのをちょっと考え直していただきたいと思うんですけども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 149 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 150 ◯地域振興部長(下村和巳君) 議員おただしのとおり、目標人数の設定につきましては、本来利用されている年間の利用者数を国の生活交通確保維持改善計画を設定する段階で、その利用者数を上回るということが目標という形で決められておりますので、当然、高齢者の方が利用することも考えて目標設定をするところでございますが、今設定している現状は、利用者数を上回る形の中の設定をさせていただいているのが現状でございます。  以上です。 151 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 152 ◯11番(戸谷仁史君) 目標数値というのが国が決めてる数値というのを上回っているということで、それはいいことだとは思うんですけども、本当に高齢者に使ってもらえるものなのかということを考えたときに、もっともっと利用してもらえてもいいんじゃないかと思うんです。だから、この単年度の目標設定という話ではなくて、今後、バスの耐用年数がどれぐらいあるのか分からないですけど、それが例えば20年だとしたら、20年後まで考えた上できちんと計画していってもらいたいと要望しておきます。  今、大型バス購入のときに、より小型のバスと比較してくださったと思うんですけども、あまり変わらなかったとは聞いたんですけども、どれぐらいの金額なのか、具体的に分かる部分があるのであれば。運用コストに関しては、多分変わるのはガソリン代ぐらいだと思うんです。そこは本当に小さな差違だと思うんですけども、値段に関してはある程度見積りとかも取られていると思うので、どれぐらい差違があるのかだけでも教えてもらえたらと思います。 153 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 154 ◯地域振興部長(下村和巳君) 再度のおただしでございます。
     今、現行使っているノンステップバス、これは定員は32名、座席が18名と立席14名でございます。この耐用年数は、先ほども申しましたように約20年。値段につきましては、奈良交通に確認いたしますと1台約2,000万円。  それから、今検討も重ねさせていただいております小型ワゴンタイプのコミューターでありますと、定員は12名です。そして、バスの価格は約800万円となります。ただ、この小型コミューターを使用した場合は、もし車検、修理等の場合、奈良交通では代車がないために運休となる、また、運行する場合は1台予備車を買わないといけないということから、経費的にも割高になってくるというふうに考えております。  以上です。 155 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 156 ◯11番(戸谷仁史君) 2,000万円と800万円ということなので、今回2台ということで4,000万円になりますね。そしたら、小型やったら5台買えるわけですよね。それプラス、そうなると2.5倍の運用コストがかかるというところで人件費等々もかさんできますので、どちらが得かというわけではないんですけども、小型バスにすれば路線の数は増やせる。  ただ、そうなったときに、先ほどおっしゃったように車椅子の方々が非常に利用しづらくなるということだったと思うんですけど、そういうことであれば、車椅子の方というのはどれぐらい利用されているのかなと。分かる範囲で。分からなければ構わないんですけども、多分利用はされていると思うんですね。利用されている現場を私、見たこともあるんです。それで今までノンステップバスじゃなかったので非常に大変やったと思うんですけど、今回からノンステップバスを導入されるということで、非常に利用はしやすくなると思うんですね。その点で一定の理解というのはできると思うんですが、もし分かればどれぐらい使われているのか。 157 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 158 ◯地域振興部長(下村和巳君) 申し訳ございません。乗車人数につきましては奈良交通のほうから毎年、乗降調査等の結果をいただいておりますので、人数については把握しておるんですが、今議員おただしの、実際、車椅子で何人ぐらい年間利用されているかということにつきましては、すいません、数字について資料がございません。  ただ、先ほどの説明もさせていただきましたとおり、ノンステップバスであれば車椅子にも対応させていただくことは可能なんですが、コミューターの場合は車椅子の対応ができません。もし車椅子の対応をするような改造であれば乗車人数が12名から5名に減りますので、区間によっては乗れない市民の方が増えるということになりますので、そこからも勘案して、今回は現状と同じノンステップバスで導入させていただきました。  以上です。 159 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 160 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  小型のコミューターを検討されたときに、小型コミューターでは乗り切れないときがあるというふうに聞いているんですけども、それの回数とか区間とかというのも奈良交通から来てないですかね。 161 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 162 ◯地域振興部長(下村和巳君) 奈良交通のほうで、先ほども答弁させていただきました、3年前に乗降調査等をさせていただいております。その結果でお答えさせていただきたいと思います。  現在3路線6系統あるんですが、12名を超えた回数は全部で8便ありました。その区間につきましては、南部線内回りで浮孔駅からさくら荘まで、また、同じ南部線内回りでさくら荘から栄町まで、そして、南部線外回りでは東中から市役所まで、そして、西部線の内回りでは市民交流センターから高砂町まで、そして、西部線外回りでは市立病院から上大谷まで、そして、同じく西部線外回りでさくら荘から高砂町まで、東部線におきましては内回りで池尻から市役所まで、そして、あと最後、東部線内回りでさくら荘から市立病院までという形で、全部で8便ありました。  主には、午前中は市役所、さくら荘へ向かう便が人数が増えております。午後におきましては、さくら荘から中心市街地へ向かう便、これがやはり私も何回か試乗させていただきましたが、「きぼう号」を利用させていただきましたが、昼の2時もしくは3時、4時にさくら荘を出発する便に乗ったときには曽大根近くまで立った記憶がございますので、やはりそういう形で3路線6系統の中でもやはり12名を超えるという区間が結構ありますので、これでは小型タイプのコミュータータイプを導入いたしますと乗り切れないお客さんのために増便しなきゃならないとかいうことも勘案して、今回は現状の「きぼう号」の運用に決めさせていただいたところでございます。  以上です。 163 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 164 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  考え方としては、私は逆だと思うんですね。だから、乗り切れないとき、たくさん乗られるときというのは多分全体の中の割合としては少ないはずなので、そこを増便する形で対応すれば無駄な経費を省けるんじゃないかというふうに私は思うんですね。ただ、どっちも間違っているわけではないので、その両方を勘案した上で今回大型ということなんですけども、周りの状況を見ていますと、広陵町であったり、葛城市であったりは、逆に小型で回数を回すというやり方を取られています。  ルートとして、6系統になっているので、非常に長いルートになっているんですよね。その辺で、そんなに遠くないところに行くのに、反対周りがない時間帯なので、非常に時間がかかる場合があるというのも聞いております。  そういう状況で、市民の皆さんからの利用についてのニーズ調査というのもしていただく必要があると思うんですけども、それについてはどのように考えておられるでしょうか。 165 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 166 ◯地域振興部長(下村和巳君) 再度のおただしでございます。  本年度に大和高田市地域公共交通計画を策定することを検討しておりますので、それに伴いまして市民に対するニーズ調査も実施する予定をしております。  以上です。 167 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 168 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  ニーズ調査をした上で本来であれば買うべきかなという気もするんですけども、しっかり市民に使ってもらうためのコミュニティバスなので、しっかりニーズ調査をしながら、路線をどうするかということも含めてしっかり検討していただきたいと思います。  ほか、今回小型バスについては検討されたと聞いているんですけども、タクシーチケットを配付するということとの比較はされましたでしょうか。 169 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 170 ◯地域振興部長(下村和巳君) タクシーチケットにつきましては、仮に導入する場合の負担割合により経費が異なるため、現在の「きぼう号」との比較をすることは難しいということで、検討はさせていただいておりません。  以上です。 171 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 172 ◯11番(戸谷仁史君) そしたら、乗り合いタクシーとかというのは検討されましたでしょうか。 173 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 174 ◯地域振興部長(下村和巳君) 乗り合いタクシーのデマンド交通との比較につきましては、過去にもたくさんの議員の皆さんにご意見をいただいております。  近隣では香芝市が平成27年にデマンド交通を導入されておりますので、担当者に運用について内容を聞かせていただきました。香芝市は平成10年からコミュニティバス、それから、平成27年からデマンド交通を両方運用されており、運用経費はコミュニティバスが約3,800万円、デマンド交通が約3,200万円と聞いております。  乗り合いタクシーの課題といたしましては、予約が取りにくいであったりとか、同じ利用者が多い、またキャンセルが多いという形で聞きました。  本市におきましても過去にデマンド交通の導入について研究いたしましたが、本市の地形や公共交通の現状から、現行の「きぼう号」の運用をさせていただいておりますので、よろしくご理解賜りますようにお願いいたします。 175 ◯議長(仲本博文君) 11番戸谷仁史議員。 176 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  これから高齢者の人口も増えていきますので、そう考えると公共バスでは足りない部分というのが絶対出てくると思うんですね。そういうときにはきちんとタクシーチケットであったり、乗り合いタクシーのほうもしっかり検討していただきたいと要望しておきます。  今後、公共バスというのの在り方自体が本当にこれでいいのか、これで足りるのかというのも含めてしっかり検討していただきたいと思うんですけども、政府が公表しているビッグデータのe-Statとか見れば、年齢別の人口分布とかも見られるんですね。そういうデータも含めて、市民の皆さんにとってどういうルートが使いやすいのか、また、どれぐらいの回数が本来必要であるのか、足りない部分をどういう形で補っていくのかというのも含めて、やっぱり地域として生き残っていくためには、これから増えていく高齢者の方々に対して足を奪わないということが非常に重要だと思うんです。これからもしっかりそういう状況も踏まえながら、「きぼう号」のルート編成も含めてしっかり考えていただきたいと要望しておきます。  以上、2点質問させていただきました。今回も具体的に答弁していただきまして、ありがとうございます。私自身も市民の皆さんの生活環境が少しでもよくなるように、今すぐに、ひたすらに、真っすぐに進んでまいりたいと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いします。ありがとうございました。 177 ◯議長(仲本博文君) 暫時休憩いたします。1時10分に再開いたします。            午後0時5分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時10分再開 178 ◯議長(仲本博文君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、12番森本尚順議員の発言を許します。12番森本尚順議員。            〔12番(森本尚順君)登壇〕 179 ◯12番(森本尚順君) 議長のお許しをいただきまして一般質問させていただきます、日本維新の会、会派絆の森本尚順です。  今回は1年ぶりの質問ですのでいろいろな事柄について質問したいのですが、コロナ禍において長く時間を取るのもどうかと思いますので、小中学校給食についての1項目だけ質問させていただきます。  市のホームページには、「子どもたちに安全で安心な給食を提供できるよう、学校給食で使用する食材は、食材の成分、品質、味、アレルゲンの有無、生産地など、安全性を確認した上で調達しています」とあります。どのような方法で安全性を確認しているのでしょうか。検査結果があるのであれば、令和2年度の最新結果をお聞かせください。  また、議員の皆様方には議長のお許しを得まして資料を配付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  壇上からの質問は以上です。 180 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 181 ◯教育部長(吉井護君) 12番森本議員の、小中学校給食についてのご質問にお答えをいたします。  まず、安全性の確認方法でございますが、加工品については、給食で初めて使用する物資に関して、必ず納入業者から原料、製造工程、原料の産地等が記載された原料配合表とサンプルの提出を求め、品質、味、産地等を確認しております。  また、食物アレルギーを有する児童生徒が安全に食べることができるように、希望する保護者へは原料配合表を配付しております。  加工品以外の生鮮食品、米、豆腐などの大豆製品、生麺については、契約の際に主な産地を確認した上で、日々、毎日の検収において、品質、温度等を確認しております。  検査結果につきましては、学校給食衛生管理基準に基づき、年1回、食中毒菌、一般細菌、食品添加物、農薬等の検査を行っております。検査結果については県に報告し、県が取りまとめた上で、県内で情報共有をしております。  なお、令和2年度の最新結果につきましては、納品された野菜から一部食品の汚染度の指標となる菌が検出されましたが、洗浄を念入りにするということで対処し、それ以外に関しては特段問題がございませんでした。  また、学校調理現場に対し、食材の取扱いには引き続き注意するように周知いたしております。  以上でございます。 182 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 183 ◯12番(森本尚順君) そうしましたら、小中学校へ業者さんが、お肉としましょう。食肉ですね。牛もあれば豚もミンチもありますけども、それを納品されたときに、今の回答では、検査は学校の調理員がしているということでよろしいですか。 184 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 185 ◯教育部長(吉井護君) 日々の検収に関しましては学校の調理員がしております。 186 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 187 ◯12番(森本尚順君) 開示請求をかけまして、その給食調理員さんが検収をされている1か月単位で過去3年間分見させていただきましたが、食肉の場合は10度以下と大和高田市は保存基準を定めていますが、学校によっては7度前後のものもたくさんありました。冷凍食品に関しても、マイナス15度と定められているのにマイナス10度。これは全ての業者さんがそうかといったらそうじゃないんです。ちゃんとマイナス15度、マイナス16度と、ちゃんと決められた基準で納品されているところもあります。でも、基準値を3度も下回っていて、何が安全性を保てられるんですか。 188 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 189 ◯教育部長(吉井護君) 再度のおただしです。  毎日、調理員が目視で検査等をしております。その中には、品質、鮮度、包装、あと、森本議員が言われたように室温、それから、異物がないか等を我々調理員が日々検査しているんですけども、確かに今おっしゃったように、検収表を見れば実際の基準と違うものが入って、そのまま納品されて、それを検収でオーケーとしているというのが多々見受けられました。  ただ、栄養士等に聞くと、確かにそのときに温度が、当然そこの温度管理をしっかりしていなければならないのは十分分かっているんですけども、調理員に対する周知が徹底できていなくて、そこは申し訳なく、おわびするところなんですけども、また、冷凍食品は冷凍で置いておいて常温で、しばらくしてから量るとか、そういうことも行われていたみたいです。  今後は、ご指摘がありましたように、学校現場、調理員等、抜き打ち検査も当然させていただきますし、現場に栄養士の者が行って、しっかり検査して、今後対応していきたい、このように考えております。 190 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 191 ◯12番(森本尚順君) 調査している中で一番不思議に思ったのと、一番安全性が確保されているのかと気になったのがベーコン。全てベーコンの検品、検収表には、製造年月日、賞味期限ともにない。そして、産地とされている部分が精肉店の名前であったり、仕様書にある日本ハムの下請の会社であったり、検収者がばらばら。検収者もちゃんとグラム数を量っている者もおれば、発注した、例えば4キロだったら4キロ、5キロだったら5キロ、本当に5キロだったら容器代を引いてもらわないとあかん。  先にベーコンの産地のことを。もう調べられていると思いますけど、どこの産地で作られているものですか。 192 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 193 ◯教育部長(吉井護君) ベーコンの産地に関しましては、ちょっとお待ちください。産地については後ほど報告させていただきます。 194 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 195 ◯12番(森本尚順君) いや、これ、もう2週間も3週間前から開示請求して、全部ベーコンのところは加工日、賞味期限、どこで作ったか産地も分からない。調べといてくださいよと言ったじゃないですか。  はい、じゃ、いいです。  次に、議員の皆様方、また理事者のほうにも資料を配付させていただいています。これは、この日付は平成31年度となっているんですけど、平成31年度から令和3年度まで3年間、同じ仕様書ですので、令和元年度から令和3年度までの大和高田市学校給食についての開示請求を行いました。その中に、仕様書です。  仕様書とはそもそも。今、森本部長が担当ですけど、前は作田部長ですよね。作田部長、仕様書というのはそもそもどういうものなんですか。お答えいただけますか。 196 ◯議長(仲本博文君) 環境建設部長。 197 ◯環境建設部長(作田敦嗣君) ただいまのおただしでございますが、仕様書といいますのは、今回の場合ですと、物品を納品する条件を文章で表したものであるという認識でございます。  以上でございます。 198 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 199 ◯12番(森本尚順君) そうしますと、皆さんご覧いただきたいんですけど、1枚目の(11)品質規格については、下記のとおりであること。豚肉、規格は国産豚肉100%であること。2、配合割合は以下のとおりであること。もも40%・かた40%・ばら20%。献立に合わせカットすること。1つ飛びまして、牛肉。国産豚肉100%であること。配合割合は以下のとおりであること。赤肉80%・ばら20%。献立に合わせカットすること。  大和高田市では、献立表に牛肉と書いてあるのに豚肉をずっと使っているということになりますが、これは一体どういうことでしょう。 200 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 201 ◯教育部長(吉井護君) そのおただしに関しましてですけども、文書管理につきましては、契約書に必要な添付文書のとじ方、仕様書及び学校調理現場における検収表の書き方に一部誤りがある等の、文書において不適切な箇所がありました。  今後は文書のとじ方を改め、仕様書の精査を行い、統一性のある検収表の書き方を進めることにより、文書管理を適切にしてまいりたいと考えております。 202 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 203 ◯12番(森本尚順君) いや、文書誤りといいましても、これは過去5年以上前からこういうのが仕様書になっているわけです。普通から見ると、牛肉は大和高田市は国産豚肉100%であると。仮に業者さんが牛肉を入れた場合、規格どおりでないということで、次、共通仕様書には規格どおりのものを入れなさいと、その他事項の(1)全ての物資について学校給食用として適したものであり、規格どおりで、新鮮で良質、異物等混入がないか確認されたものであること。じゃ、これはどうなるんですか。規格どおりですか。 204 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。
    205 ◯教育部長(吉井護君) それは反論のしようもないんですけども、その点も含めまして、牛肉はしっかり今、実際は牛肉が入っております。牛肉と書いてあるところに豚肉100%は明らかに間違いでありますので、今後そのようなことのないように徹底してまいりたいと、このように考えております。 206 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 207 ◯12番(森本尚順君) 教育長にお尋ねします。  吉井部長は多分令和3年3月31日に初めて印鑑を押されているんですが、少なくとも教育長は3年連続、2年ですか、2年押されてますよね。中身を見られて押しているのか、確認しないで判を押しているのか、どちらですか。 208 ◯議長(仲本博文君) 教育長。 209 ◯教育長(梶木義敏君) ただいまのご質問にお答えします。  実際にこのような文書が、そのまま修正されることもなく、議員の目に届いておるというようなことについては、文書をきちんとチェックするという行為が甘かったというように言わざるを得ません。深く恥じ入るとともに再発防止に努めたいと思います。 210 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 211 ◯12番(森本尚順君) そして、この資料の2枚目のその他(8)番をご覧ください。  納入する物資の製造年月日は同一とすることと、こう書いてるんですよ。  しかし、私がたまたま1枚だけ、開示請求でたくさんの量があるので、仕入伝票というものをコピーしてくださいと頼んだ。ある業者さんが今年4月16日納品された牛肉は個体識別番号が2つ入っています。これを調べた結果、屠殺された日が3日ずれています。これは、この納入する物資の製造年月日が違うということですよ。こういうものもたくさんあるんです。  これについてどうなんですか。教育長。これは了とするんですか。 212 ◯議長(仲本博文君) 教育長。 213 ◯教育長(梶木義敏君) もちろん、そのようなことがあってはならないことだというふうに思います。先ほども申しましたように、その辺りの確認が甘かったことは事実だというふうに思いますので、今後そのようなことのないようにさせていただきたいというふうに思います。 214 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 215 ◯12番(森本尚順君) 次に、資料の3枚目、第2条、契約の締結に当たり、受注者は、次に掲げる書類を提出する。(1)所轄の保健所から交付された食品営業許可証の写し。(2)直近の保菌検査結果の写し。  この(2)の直近の保菌検査結果というのは検便ですよね。それの報告を求めると。しかし、この伺書の中には、どこの業者さんも全て営業許可証しか入っていない。それで、開示請求で全てと、給食に関わる全ての資料と言っているのに教育委員会は出さないじゃないか、出ないじゃないかと言って、3回目に出てきました。別のところに保管していますと。本来はこの伺書の中に添付して決裁を取るべきものを、それすら分かっていない。  これは教育長、どういうことなんですか。何でもありなんですか。 216 ◯議長(仲本博文君) 教育長。 217 ◯教育長(梶木義敏君) 返す返すの話になると思いますが、その辺の細かな部分につきまして、十分な理解が不足していたというふうに思うところでございます。  今後はそういうことが起らぬよう、私自身も十分留意するとともに、所属職員に対する指導を徹底してまいりたいというふうに考えます。 218 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 219 ◯12番(森本尚順君) 添付されていない業者もあります。業者さんは出してくれているところは本当にちゃんと出していただいているんです。ただし、全部そろっていたのは肉屋さん5社、鳥肉屋さん2社のうち、全部そろっているのは令和2年度だけです。今年度も令和元年度も出されていない業者さんもある。本来なら、出てなかったら契約できないじゃないですか。  この辺、契約監理の、森本部長でも作田部長でも、どちらか答えられるほうでいいです。森本部長、答えていただけるんでしたら、契約書にそれをつけなければならないと書いているのに、そのついているかどうのこうのすら、ルールも分かっていない理事者も悪い。出さない業者も私は悪いと。これってどうなんですか。 220 ◯議長(仲本博文君) 総務部長。 221 ◯総務部長(森本佳秀君) すいません、おただしでございます。  こういった事象に出くわすのが大変少ないものですから明言はなかなかしづらいんですが、契約締結時にその内容をこちらのほうが確認しておれば、契約としては有効性が確保されているんじゃないかなというふうには考えております。  ただし、文書管理上、契約締結伺いの中にそれがないというのは問題があると思いますので、この辺は見直していただきたいというふうに考えるところです。  以上です。 222 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 223 ◯12番(森本尚順君) そもそも、今、森本部長、こういうのはまれなケースかもしれませんけど、大和高田市では以前の市長ですね、吉田市長のときに判こが2本あって、部長が押してた印鑑と吉田市長が押す印鑑と2個あったわけです。それで、あることが新聞、マスコミ報道もされ、また特別委員会も設置されたときに、忙しいから部長に押してもろてるとか、私が押してない印鑑だから責任はないとか、そういうことも言われたこともありました。  そこから、判こを押すときはちゃんとこの文書を見なさいと、部長以下、下の人にずっと教えていったわけでしょう。にもかかわらず、今、まだ市長、市長の印鑑も押されています。今年度は16名の方が押されて、誰一人気づかない。一体いつになったらほかの市のように、また一般常識的な、判こを押すときはこの文書を必ず読んで、おかしくないか、提出書類があるか、チェックを誰がするんですか、市長。このままでどうするんですか。吉田市長から市長に代わられて、高田市も前向きに変わってきてるじゃないですか。いいようになってきているにもかかわらず、まだ市長の下の部局ではこういうね。  1個やったらいいですよ。国産牛やったら、まあ、何かの間違いでこうなりました、申し訳ございませんで済むと思います。しかし、提出書類がないにもかかわらず、決裁文書に判こを押す。個体識別番号、製造日が違うものであっても、駄目となっているのに普通に受けている。しかも、検収者はちゃんと記入もしていない。ベーコンも物によっては製造日があろうがなかろうが、全部フリーパスにしている。  これで子どもたちの食の安心・安全がどこに担保できるのか。市長、お答えください。 224 ◯議長(仲本博文君) 堀内市長。 225 ◯市長(堀内大造君) 給食に関してですけども、私も以前、PTAから入札などにずっと携わっておりました。それで、また3中学校のそういった給食の業者のときの、プロポーザルの入札のときにも携わっていました。本当に大切なことだと思っております。PTAのときにも異物混入事件とかいろいろありました。そういうことで、私も本当にこれはきっちりやっていかないとと思っております。  今回、議員ご指摘のあったところは是正してやって、きっちりやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 226 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 227 ◯12番(森本尚順君) 今、市長がそう言われましたので、この決裁文書、仕様書ですね、それはまた見直すなり徹底してやっていただきたいと思います。  もう1つ、私は大事だと思うんですけど、本当に仕事が。皆さんコロナ禍の中で、また新庁舎も出来て、引っ越し準備、皆さん慌ただしく、また遅くまで用意されているのかも分かります。いっそのこと、これ、判こを16人も回さなくても、もっと合理化というか、文書を部長が積まれて確認しないで判を押すんだったら何の責任もないわけだから、もうちょっと考えたらいいんじゃないですか。市長もこれたくさん来て、読んでるかといったら多分読んでないでしょう。全部確認しないで判を押すみたいなもんじゃないですか。  市長、膨大な量が来ますけど、ほかも一々これを全部読まれているんですか。いや、あなたは副市長。市長に。 228 ◯議長(仲本博文君) 堀内市長。 229 ◯市長(堀内大造君) 書類のほうですけども、説明を受けながら、一部読んでいます。 230 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 231 ◯12番(森本尚順君) 教育長は教育部門だけやから少ないと思いますけど、全部読まれてるんですか。 232 ◯議長(仲本博文君) 教育長。 233 ◯教育長(梶木義敏君) 全ての書類に目を通すようにしておるつもりでございましたが、先ほど申しましたように見落としていることは明白でございますので、今後はさらに精度を上げて読めるようにいたします。 234 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 235 ◯12番(森本尚順君) これは別に読んでも読まなくてもいいものなんですかね。伺い書とかというものは、別に読もうが読むまいがどうでもええけど、まあ、判こ押しとこうかみたいなレベルの書類ということでよろしいですか。 236 ◯議長(仲本博文君) 教育長。 237 ◯教育長(梶木義敏君) もちろん、そういう種類のものではないというふうに考えております。 238 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 239 ◯12番(森本尚順君) 今後は気をつけていただくようにお願いしておきます。  次に、学校給食用物資、精肉購入に係る単価契約の締結について。これは高田市の食肉ですね。豚肉、牛肉、かしわ、鳥肉ですね、そういったのは随契になっていると思うんですが、これは何ででしょう。 240 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 241 ◯教育部長(吉井護君) 食肉の随意契約の理由についてでございます。  食肉は、その性質上、食中毒などに留意すべき食品であることから、他の食品からの相互汚染を防ぐためにも、食肉を専門に、かつ多量に取り扱い、献立に合わせて大きさをカットした状態で納品できるよう、食肉専門の業者から納品する必要がございます。  また、万一の急な事情により納品が難しくなった場合、安定して供給を行う必要があるため、事業者同士で補い合うよう、大和高田市、学校給食精肉組合と価格協議を行った上で、組合加盟の市登録5業者と随意契約を行っているところでございます。 242 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 243 ◯12番(森本尚順君) 10年、20年前までは、他市において、また、他府県においても、そういう食肉組合さんを通じて入れていたというのも聞いております。ただし、奈良県下においても、最近では入札をされているところもたくさん出てきています。  今、教育部長が言われた理由というのは建前上だと私は思うんですね。やはり、いつも私は言うんですが、入札できるものはちゃんとやって、価格競争していただいて、そして、少しでも安価で仕入れて、給食費を上がらないようにしていかないと駄目だ。  これは随契で、例えば牛肉、なぜか今年、高田市は予定価格を去年までは2,700円のものを2,808円、予定価格調書として出していますが、どういう理由で108円も上げようとしたんですか。 244 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 245 ◯教育部長(吉井護君) それに関しましては、学校給食精肉組合と価格協議を行った段階でそのようなお話があったんですけども、やはり2,700円、キロ2,700円ということで納入をしていただいております。 246 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 247 ◯12番(森本尚順君) いや、お話があったといいますけども、3月23日に学校給食精肉組合から見積りで2,700円で出てるじゃないですか。何で2,700円の見積りが出ているのに予定価格を上げようとする。 248 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 249 ◯教育部長(吉井護君) それも先ほど申しましたように、書類関係の不備による相違がございました。ここで、この場をお借りしましておわびを申し上げたいと思っております。 250 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 251 ◯12番(森本尚順君) 教育部長にお聞きしますけど、この牛肉ですね、業者さんのほうは国産牛肉100%でちゃんと書いていただいているんですが、この国産牛肉というのは和牛ですか。何なんですか。 252 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 253 ◯教育部長(吉井護君) 国産牛肉に関しましては100%和牛でございます。 254 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 255 ◯12番(森本尚順君) 100%和牛とおっしゃいましたね。私、先ほどたまたま開示請求で出させていただいた個体識別番号で検索させていただいたんです。そうしますと、今、全部この牛には納品するときに全てに個体識別番号というのがついているんですね。それで調べましたところ、1頭は2019年9月12日出生の北海道産の牛です。雄です。種別はホルスタイン。もう1頭は同じ、出生地は2019年9月5日北海道生まれ、稚内市。これも雄のホルスタインです。  ホルスタインというのは区分でいうと乳用種なんですね。乳用種のホルスタイン。食肉用の和牛というのは、食肉用黒毛とか、褐毛和種とか、そういったものが和牛とされているわけですよ。  同じ2,700円で、桜井市も同じ2,700円なんですけど、あちらのほうは地産地消で大和牛。大和牛を使われております。うちはホルスタイン。和牛とホルスタインは、一般的にですよ、もも肉ね、高田ももも肉ですから。赤身のね。一般的には約半分。大和牛の半分の値段と。ということは、いかに高いかということです。  ちなみに、大和高田市の小中学校に納品されている牛肉は2,700円。ちなみに、保育所は幾らでしょう。 256 ◯議長(仲本博文君) 福祉部長。 257 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまのおただしです。  保育所、こども園についての牛肉の単価といたしましては、キロ2,600円ということで仕入れさせていただいております。  以上です。 258 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 259 ◯12番(森本尚順君) 病院も給食されていると思いますけども、病院は牛肉幾らですか。 260 ◯議長(仲本博文君) 市立病院事務局長。 261 ◯市立病院事務局長(安川雅清君) 病院のほうも、牛肉の今年度の単価は2,600円前後で推移しています。 262 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 263 ◯12番(森本尚順君) ありがとうございます。  今聞いたら、保育所も病院も学校給食よりも量が少ないにもかかわらず、安い。これ、随契で肉も高い、ほかのところも調べた結果、全て高いんですよ。  だから、組合で絶対に取引をせなあかんという理由は、教育長、あるんですか。この値段を聞いて、まだそう思われるんですか。 264 ◯議長(仲本博文君) 教育長。 265 ◯教育長(梶木義敏君) 今の数字を聞きまして、改めてこの問題についてきちんと研究する必要というのを感じました。また勉強させていただきます。 266 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 267 ◯12番(森本尚順君) いや、もう勉強とか調査とか要らないんですよ。私が聞いてるのは、組合と随意契約をせなあかん理由があるんですかと言ってるんです。研究とかじゃないです。今まで組合と随意契約されているでしょう。このままずっとされるんですか。 268 ◯議長(仲本博文君) 教育長。 269 ◯教育長(梶木義敏君) 先ほど部長も述べましたように、学校給食というもので子どもたちに安心・安全なものを安定確保するために随契は必要だというように考えて今までやってきたところなんですが、今の状況等を考えまして、今後、品質の確保とか、安定供給とか、あるいは仕様書とか契約書等の研究も進めると同時に、そういう安心・安全なものが確保できる方向で入札等につきましても検討してまいりたいというふうに思います。 270 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 271 ◯12番(森本尚順君) いや、安心・安全って、業者さんは恐らく皆知っている業者さんですから、ちゃんとしていただいていますよ。一生懸命やっていただいていますよ。こちらが仕様書が間違っていようがね。事務的なミスを犯そうが、検収が適当であろうが、業者さんは皆ちゃんとやっていただいているんです。安心・安全なんです。安心・安全じゃないのは、あなたを筆頭とする教育委員会全ての職員が何の意識も持たず事務処理を行い、検品を行っている、ここが一番の問題じゃないんですか。業者さんは何も悪くないんですよ。それを何か他人のように言われていますけどね、教育長。そうじゃないですか。 272 ◯議長(仲本博文君) 教育長。 273 ◯教育長(梶木義敏君) おっしゃるとおりでございます。業者さん云々という話をしたつもりはなくて、そんなふうに取られましたら申し訳なかったと思っております。  先ほど言いましたように、議員のお言葉にもありましたように、教育委員会の者全員がこの際、精いっぱい初心に返って一生懸命勉強しまして、それで、こちら側の体制を整えた上で、子どもたちの安全を守れるように、こちら側が主体となって取り組んでまいりたいというふうに思います。
    274 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 275 ◯12番(森本尚順君) いろいろ質問させていただいて分かったことは、教育委員会のずさんな事務処理。教育長を筆頭に何も考えずに判こを押している。そして、やはりこの給食全般においてもう1度しっかりと、今の時代に合った、そして、他市ともどういう契約をしているのかと。今、言いました。うちはホルスタイン、桜井市は大和和牛。値段は一緒。これって普通、ホルスタインの肉は安いというのは大体分かっているわけですよ。  だから、そういうところを調査研究されるのはいいですが、随意契約ね、組合だからといって随意契約するのであれば、建設業組合とかありますよね。あと、一般廃棄物収集運搬処理事業協同組合というのもありますよね。たくさん高田市には組合があると思うんですけど、組合をつくれば随意契約をしていただけるということでよろしいですか、森本部長。 276 ◯議長(仲本博文君) 総務部長。 277 ◯総務部長(森本佳秀君) 私から申し上げられるのは一般的なお話になると思うんですが、議員からもあったように、品質が確保できるもの、安定的に供給が確保できるものであれば、価格による競争入札をしていただきたいということでお願いしたいというふうに思っています。  以上です。 278 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 279 ◯12番(森本尚順君) 最後になりますが、市長、今のこの牛肉の問題。私は競争入札をやっぱりして、それでも品質は確保できるはずですよ。今、組合で5社やっていただいている業者さんというのは老舗、古くからされていますし、地域でも安心・安全な食肉の店というのは分かっているわけですから、何もこういう紛らわしい誤解を招くようなやり方をしなくてもいいんじゃないかなと。だって、病院にしても保育所にしても随意契約してないんですから。ちゃんとした見積り合わせとか、そういった入札方法、契約をされているんだから。  市長、最後に、今回の一連の事務処理から最後の入札のことまで、総括していただいたら結構かと思います。 280 ◯議長(仲本博文君) 堀内市長。 281 ◯市長(堀内大造君) この問題といいますか、今回の質問の内容なんですけど、午前中にも橋本議員からもありましたように、やはり中心は子ども。子どものためにとって何がよいか、それを考えながらやっていかないといけないと思っております。そのために、いろんなこちらのほうの状況で子どもの安全が守られないということになってはいけないということでありまして、それで今回、食肉に関しましては私もいろいろ、先ほども言ったようにPTAで入札やらいろいろやってきましたけども、食肉は随意契約ということは本当に知りませんでした。そういった内容、この内容をもう1度精査して、適切になるよう今後対応していきたいと思っております。 282 ◯議長(仲本博文君) 12番森本尚順議員。 283 ◯12番(森本尚順君) これで一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 284 ◯議長(仲本博文君) 次に、4番所進議員の発言を許します。4番所進議員。            〔4番(所進君)登壇〕 285 ◯4番(所進君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。日本共産党の所進です。  今回は、土庫川流域の内水被害対策、地域美化とインフラの維持について、また、今後の産業振興について質問をさせていただきます。  まず、土庫川流域の内水被害対策について。  今年、近畿地方は観測史上最速で梅雨入りをしました。今後、少なくとも秋口までは大雨が心配される時期が続くと思われ、いつ起こるか分からない大雨やゲリラ豪雨への備えが重要です。  市民の皆様の長年の悩みであった内水被害に対し、本市では、水をためる対策として池田・蔵之宮町に雨水貯留施設が建設され、水を流す対策で高田川河床の切下げが行われ、一定の効果を上げております。  しかし、昨年8月下旬に起こりましたゲリラ豪雨で、私が確認した中では、高田市南部の地域で30センチ、場所によっては50センチを超える道路冠水が起こり、床下浸水も発生しております。自宅の前の道が川のようになり、家に入れないという方もいらっしゃいました。これらの内水被害は、住宅地に張り付いて流れる幅の狭い普通河川や側溝水路を流れる水を土庫川が受け切れなくなることが原因であると考えられます。  そこで、お伺いさせていただきます。本市におきまして、土庫川流域の内水被害をどのように認識をされているでしょうか。また、どのように対策を検討されているか、お聞かせください。  続きまして、地域美化、地域インフラの維持について質問させていただきます。  コロナ禍の影響で、各自治体が自主的に行うクリーンデーが多くの自治体で中止をされております。場所によっては水路や側溝の内部に草が茂る、泥が滞留する、ごみが投棄をされている、こういった状況が散見されております。地域の自主的な活動を担ってきた住民の方々の高齢化が進み、自力での清掃活動が困難になっている自治会も多く、行政のサポートが求められます。  また、水路や側溝、暗渠にごみや滞留物がたまる状態は、防災の上でも、地域インフラの維持の面でも問題となります。  そこでお伺いさせていただきますが、地域で行われているクリーンデーへの行政の対応状況をお聞かせください。また、この間の地域美化、インフラ維持に当たる技能職の方の補充状況をお聞かせください。  最後に、本市における産業振興について。  コロナ禍が長期化し、緊急事態宣言が繰り返される中、市内で操業されております約2,300の中小零細業者の皆様、多くが苦境に立たされております。私も飲食店の方や酒屋さん、八百屋さん、食品卸業を営む方、また繊維関係、様々な業種の方から、このままでは先を見通せないという苦しい声を聞いております。ある繊維関係の工場の方からは、「コロナを言い訳にしたくないが、40年以上商売をやってきてこんなに厳しい状況は初めて経験します。持続化給付金、家賃支援給付金など、使える制度は全て使わせてもらっていても、決められた期限内に税金を納めることができません。もう限界が来ています」という声を聞いて、大変胸が痛む思いをしております。  本市においては、地域振興券やGO TO EAT大和高田プレミアム付食事券といった直接給付の事業が取り組まれ、家計や売上げの急激な悪化に対する支援として一定の効果を発揮したと思われます。一方で、地域での仕事おこしという観点で、中長期的な視野に立った産業振興策を求める声も寄せられております。  そこでお伺いさせていただきますが、本市において、市は市内事業者の状況をどのように把握されているでしょうか。また、中長期的な産業振興の計画をどのように検討されているでしょうか。  以上で、壇上の質問を終わらせていただきます。 286 ◯議長(仲本博文君) 環境建設部長。 287 ◯環境建設部長(作田敦嗣君) 4番所議員の、土庫川流域の内水被害対策についてのご質問にお答えします。  内水氾濫状況につきましては、一級河川である土庫川の水位が上昇し、その流域にある水路や側溝の水が川に排出することができなくなり、その水路や側溝から溢水し、内水氾濫が発生している状況でございます。  その被害状況の把握方法といたしましては、大雨や洪水の警報時に、気象警報動員による職員の市内パトロール、市民からの通報や、土のう要請時の現場への臨場により状況把握に努めております。  また、土庫川流域の内水対策といたしましては、大和川流域総合治水対策協議会におきまして、引き続き奈良県へ河川改修の要望を続けてまいります。  以上、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 288 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 289 ◯4番(所進君) 去年の8月のことも改めて取り上げさせてもらったんですけども、実際、どの地域でこういった内水被害が発生しているのか。どの地域でというのは、細かくは把握はされていないんでしょうか。 290 ◯議長(仲本博文君) 市民生活部長。 291 ◯市民生活部長(吉岡昭人君) ただいまのおただしです。  危機管理室といたしましては、去年の8月28日のゲリラ豪雨の際には、蔵之宮町周辺、また田井新町周辺において内水の被害の連絡、報告を受けて把握しております。  以上でございます。 292 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 293 ◯4番(所進君) 今、蔵之宮町と田井新町ということで言っていただいたんですけども、私もそこに隣接する地帯ですね、例えば中三倉堂2丁目であるとか、あと、旭北町、今里町、こういったところでも家の玄関の中まで入ってきたということで、それで何とかしてほしいという声を受けまして今回も質問をさせていただいているんです。本当に今、部長も言っていただいたように土庫川が水を受け切れなくなってあふれ出てしまうということが、これは本当に大きな原因になっております。  そこで、土庫川の整備というのを県に要望していくと言っていただいたんですけども、ここで認識していただいておきたいのが、平成29年9月に策定されました大和川水系河川整備計画ですね、この中で土庫川の整備方針も載っていることは載っているんです。この整備方針というのが、これは土庫川が特に水質が悪いために早急に水質改善を図る必要があるとされておって、防災のための治水の方針はこのときには盛り込まれていなかったんですね。  そこで、現状起こっている事態としては、土庫川流域の県管理の流域である市内藤森の流域で川幅が急に減少している箇所、いわゆるボトルネックとなっている箇所がございまして、この箇所について河川流下能力の向上を県にしっかり要望していくべきだと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。 294 ◯議長(仲本博文君) 環境建設部長。 295 ◯環境建設部長(作田敦嗣君) ただいまのご質問でございます。  奈良県の河川整備計画の中での、土庫川の整備の中では水質のことしか載っていないということは、本市の方でも認識はしております。  令和2年4月24日に曙町の総代から、土庫川の改修ということで市に要望書を頂いております。それを受けまして、令和2年5月7日、今度は市長名で高田土木事務所の所長宛てに進達書を送らせていただいております。引き続き、その辺も再度請求といいますか、要求をしていきたいなというふうには考えております。  以上でございます。 296 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 297 ◯4番(所進君) 県に要望していただくということなんですけども、果たして県がどのような対応をするか、その辺り、何か見通されていることとか、現時点であったりするでしょうか。 298 ◯議長(仲本博文君) 環境建設部長。 299 ◯環境建設部長(作田敦嗣君) ただいまのご質問でございますが、実はこの一般質問があるということで奈良県高田土木事務所のほうにも報告をいたしました。奈良県議会でも太田議員が一般質問されるということで、共通認識を持って、実は今日の昼1時半から土庫川で高田市と奈良県高田土木事務所が共通で立会いをして、協議をする方向だというふうに報告を受けております。  以上でございます。 300 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 301 ◯4番(所進君) そういった動きをつくっていただいているということはありがたいことだと思います。  本当に今、梅雨の時期に入りまして、いつゲリラ豪雨が起こるか分からないと。今、市のほうでも状況を把握している地域の方も、今年いつになったら、また水つきになるのやろうということで、非常に不安に思われて過ごされているかと思います。  そこで、今日の調査もそうなんですけども、大和川流域総合治水対策協議会に寄せられた要望が奈良県の河川整備委員会に諮られて、県の河川整備計画に反映されれば、整備に着手されると。以前行っていただいて大きな効果を発揮した高田川の河床の切下げについても同様の流れで進めていっていただいて、実現したというふうに聞いております。この高田川でやっていただいたことと同様に、この土庫川流域の内水被害対策もまた県に強く要望していただきますよう、働きかけしていただきますようにお願いいたします。  次の答弁をお願いいたします。 302 ◯議長(仲本博文君) 環境建設部長。 303 ◯環境建設部長(作田敦嗣君) 続きましても環境建設部のほうから、自治会で行われるクリーンデーの行政の対応状況についてのご質問にお答えします。  各自治会で行う清掃活動にはボランティア袋を配布し、集められたごみや草などにつきましてはクリーンセンターで、側溝などの泥につきましては土木管理課管理の仮処分地で、それぞれ受入れをしており、その処理費用につきましては減免としております。  また、クリーンセンターでは、第2・第4土曜日の9時から10時半までなんですが、それから祝日の開場日におきましてもごみの受入れを行っており、仮処分地での道路などの受入れにつきましても、予約が入れば土木管理課が休日も対応を行っております。  ヘドロのしゅんせつにつきまして、どうしても人が入れないような水路に関しましては、バキュームカーでの吸い込みも必要に応じて協力させていただいております。  各自治会の清掃活動につきましては継続して支援し、市民サービスの向上に努めたいと考えております。ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 304 ◯議長(仲本博文君) 企画政策部長。 305 ◯企画政策部長(植本由則君) 私のほうからは、美化やインフラ維持に当たる技能職の補充状況のおただしにつきましてお答えをさせていただきます。  クリーンデーにつきましては、市民の美化意識が高揚されたこと、また、自分たちの住んでいる町は自ら美しくするという原点に立ち戻り、平成17年度から各自治会の自主的活動としてお願いをしております。  そのような経緯の下、先ほど環境建設部のほうからご説明を申し上げました対応とさせていただいているところでございます。  クリーンセンター業務を除く地域美化やインフラ維持に関する業務に従事する技能労務職員につきましては、平成12年度以降、補充は行っておりませんが、現在5名の職員を中心に対応しており、現状の業務範囲においてはこの体制により機能しているものと捉えております。  よろしくご理解賜りますよう、お願いいたします。 306 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 307 ◯4番(所進君) 現在行っていただいているクリーンデーの対応ということでは答弁をいただいたんですけども、それで十分なのかということなんですね。  先ほども本当に申し上げたように高齢化や、あと、核家族化、地域コミュニティーのどうしても意識の低下ということの中で、自主的活動というのが本当に維持が困難であるというところが来ていまして、例えば具体的に言いますと、南今里町のある方からは、あそこも土庫川から水があふれるような地域であるので、ちょっと自分たちで泥上げやそういった除去などをしているんだけども、高齢化でどんどん参加する人が減っていって、やる範囲も狭まっていると。だけども、雨がやってくればまたあそこがあふれるんやろなとか、そういうふうなことも聞いていて、やはり以前のクリーンデーのような取組があればありがたいということで聞いているんですけども、そういった実情にも目を向けていただいた上で、今の人員でいけているというふうに認識をしているということでしょうか。 308 ◯議長(仲本博文君) 企画政策部長。 309 ◯企画政策部長(植本由則君) おただしでございます。  平成17年度にこのような方針に一旦転換した時期がありました。その中で、市民の皆さんのまちづくりに対する美化意識というところは非常に高めていただいてきたところかなと。町をきれいにしていかないといけないという意識が、すごく市民の皆さんの中に根づいてきたのではないかなというふうに理解しております。  そういった今の現体制の中においては、今の技能労務職員の体制において充足しているというふうに答えをさせていただいているところでございます。 310 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 311 ◯4番(所進君) 今、本当に地域住民の方の自助努力も限界になっている状況もあり、やはり今、行政のサポートというのをいま一度検討していただかなければ美化も進まず、インフラ維持というのも満足に維持管理できない状況が続くことになって、結果として災害に弱い地域が広がってしまうということにもつながる可能性があるかと思います。例えばインフラ維持ということでいえば、技能職の方の補充の影響で、以前は2台で運用されていた路面パトロールの車というのも今は1台で運行されているという状況になっております。  いま一度、地域の状況とか要望に目を向けていただいて、それにふさわしい美化の計画であったり、あとは、人員の補充の計画というのが求められているということは改めて認識をいただきたいかと思います。  それでは、次の答弁をお願いします。 312 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 313 ◯地域振興部長(下村和巳君) 4番所議員の、市内事業者の現状の把握及び中長期的な産業振興についてのご質問にお答え申し上げます。  市内事業者の状況でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが大きく減少した事業所を対象とした、県のセーフティーネットとしての融資制度について、令和3年3月末までの1年間で申請件数が1,000件を超えております。特に建設業、製造業及び卸小売業からの申請が多く、市内の事業所の売上げが減少していると把握しております。  次に、中長期的な産業振興についてでございますが、今年度は本市市内事業所の現状を把握するためのアンケート調査の準備を行っております。各事業所の課題や経常利益の動向及びコロナ関連支援の利用状況等を調査し、年度末までに現状把握に努め、調査内で出た要望等を今後の産業振興の計画等に役立てていきたいと考えております。  また、昨年12月には商工業振興促進条例を企業誘致促進条例に改名し、対象業種や対象物件の拡大及び雇用の促進に向けた条例改正を行いました。  同じく、昨年12月より開設しております広陵高田ビジネスサポートセンターでは、無料で何度でも相談できる伴走型の支援を行っており、各事業所の強みを生かした解決策をサポートし、産業の活性化に努めてまいりたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 314 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 315 ◯4番(所進君) 今、市内事業者の方に向けた調査を行うということで言っていただきまして、生の声を政策に反映させていくという意味では、この調査というのが本当に大事なものになっていくというふうに思います。これは私自身も質問の中で取り扱わせていただいたことですし、また、大和高田商工会議所の方にお話を聞きましても、実際に自分たちも会員さん向けにいろんな相談活動も行っているところではあるが、実際に市内事業者さんの中で会員になってくれている方が約半数なので、やはり自分たちだけでは全体像をつかみ切れないこともあるので、やはり調査は望まれるところだという認識でいらっしゃいました。  この調査というのは、市内事業者さんの全件調査を視野に入れられているということでよろしいでしょうか。 316 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 317 ◯地域振興部長(下村和巳君) はい、そのとおりでございます。本市が把握しておる全事業者を対象に行っていきたいと考えております。 318 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 319 ◯4番(所進君) ありがとうございます。  私が聞くだけでも本当に様々な声が聞こえてきますので、そこはしっかりと業者さんたちの実情にぜひ目と耳を向けていただきたいなと思います。
     それで、その声というのをどういうふうに反映させていくかということになるんですけども、やはり市民の皆様や事業所の皆様、あと、行政の皆様にも目に見える形にしていくことが望まれるかと思います。そこで、これも繰り返し取り上げさせていただいていることなんですけども、中小企業振興基本条例を制定して、これを見える形にしていかなければならないというふうに考えております。  全国では中小企業振興基本条例を制定する自治体が相次いでおりまして、2019年5月27日現在、46都道府県及び439市区町村にこの条例が広がっております。この中小企業振興基本条例というのは、地方自治体が地域の中小企業の役割を重視して、その振興を行政の柱とすることを明確にするために策定される条例です。現在、市内の中小業者を取り巻く経営状況がこれまで以上に厳しくなっている。そのために、地域中小企業が元気に経済活動を維持して、市内経済が自律的に活性化していくことが必要かと思います。条例をつくることで自治体や地域の意識が変わり、中小企業振興に新しい局面が展開していくことが期待されます。  このような観点からも、この調査を生かして、本市においても中小企業振興基本条例の策定を求めますが、このことについては見解はいかがでしょうか。 320 ◯議長(仲本博文君) 地域振興部長。 321 ◯地域振興部長(下村和巳君) 再度のご質問でございます。  先に述べさせていただいたとおり、アンケート調査の結果や広陵高田ビジネスサポートセンターでの相談内容等を鑑み、今後は市内中小企業、小規模企業への支援及び施策と中小企業・小規模企業振興基本条例について研究してまいりたいと考えております。  以上です。 322 ◯議長(仲本博文君) 4番所進議員。 323 ◯4番(所進君) 繰り返し、調査、その上で条例の制定ということで質問もさせていただいていますし、予算要望の中でも毎年取り上げさせていただいております。その中でやっと足を踏み出していただいて、調査を行うということで言っていただいていますので、それをやはり目に見える形、共有する形にしていくためにも、ぜひ条例という形で進めていっていただきたいと思います。  このことを要望させていただいて、私の質問を終わらせていただきます。 324 ◯議長(仲本博文君) 暫時休憩いたします。2時35分に再開いたします。            午後2時21分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時35分再開 325 ◯議長(仲本博文君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、5番沢田洋子議員の発言を許します。5番沢田洋子議員。            〔5番(沢田洋子君)登壇〕 326 ◯5番(沢田洋子君) 議長のお許しをいただきましたので、日本共産党、私、沢田洋子が一般質問させていただきます。  まず初めに、ワクチン接種についてです。  新型コロナウイルスワクチン接種事業について、4点お伺いいたします。  1点目には、予約サポートについてです。  予約が開始されてから一月以上がたちますが、予約状況は順調に進んでいると判断をされていますか。  また、現在65歳以上の約2万1,000人の方への配付が済まされていますが、予約を取れていない方がどれぐらい残っているのか把握されているでしょうか。  予約を取られていない方の中には、希望しない方や希望する病院の予約を待たれている方、ご家族の予約の援助を待たれている方もたくさんおられると思いますが、接種を希望しながらも、ご自身で予約が困難な方もおられます。こうした方へのサポートをどのようにお考えでしょうか、お聞きいたします。  2点目には、移動手段の援助についてです。  希望されている全ての方へ接種していただくという点では、移動手段の援助が全国的にも問題になっています。橿原市では、新型コロナウイルスワクチン接種券とともに500円のタクシー券が配付され、重宝されています。本市では、移動手段の支援をどのようにお考えでしょうか。  3点目には、個別接種を担う医療機関への支援についてです。  本市のワクチン接種計画は約3分の1が個別接種と設定されています。個別接種を担っていただく医療機関にきちんと協力してもらえる手だてが、とりわけ必要だと思います。集団接種と同時に個別接種を計画的に実施していくためにも、各医療機関での計画を実施していただき、さらに接種枠を広げられる力のある医療機関については頑張っていただくようにすることも必要です。  既に各医療機関での予約が開始され、市民の方からかかりつけの病院で予約が取れたとの喜びの声もお聞きしています。しかし、医療機関では、通常の診療に加え、コロナワクチン接種の予約の受付業務や接種に当たるスタッフの確保がネックになり、予定どおりに進んでいない医療機関もあります。各医療機関への人的支援や費用の支援が必要だと思いますが、いかがでしょうか。  4点目には、コロナウイルスワクチン接種による副反応やリスクについての情報提供についてです。  新型コロナウイルスワクチン接種については、比較的若い方に副反応やリスクについて心配される声が広がっています。今後、接種対象者の年齢が広がるにつれ情報が求められると思いますが、いかがでしょうか。  次に、2点目には、食料支援についてです。  食料支援については、学生支援や子育て支援、困窮世帯支援として、今、全国的に取り組まれ、気軽に開催されています。高田市でも、市として、またボランティア団体などの力を借りながら、市内のどこかで日常的に開催されているといった取組をしていただきたいと思います。  そこで、昨年12月に市が実施された食料支援の開催状況についてお聞かせください。  また、食料支援を開催されるボランティア団体などへ、開催場所の提供や広報、案内のチラシの配布や配置ができる場所の提供などの支援を行ってはと思いますが、いかがでしょうか。  最後に、教育環境についてお伺いいたします。  まず、コロナ感染防止の対策など、教員の負担軽減についてです。  昨年より、学習支援や新型コロナウイルス感染症予防対策のために増加した業務に対応するため、学習指導員やスクールサポートスタッフが配置されていますが、効果についてお聞きいたします。  次に、特別支援学級の充実について2点お伺いいたします。  まずは、特別支援学級の指導員の配置状況についてお聞かせください。  2点目は、指導教員の専門性を高めるための研修についてですが、特別支援学級は、心身に障がいのある児童が学習上また生活上の困難を克服し、自立が図られることを目的とした学級で、まさに日々の指導が大きく影響いたします。年度が変わるたびに保護者から、昨年の先生との指導の違いについての相談をお受けいたします。確かに学年が1つ大きくなるにつれ指導も変わると思いますが、相談を通して対応している中で、指導の統一性がないことを感じることがありました。また、情報が共有されていないと感じることもあります。こうしたことは保護者と教員の信頼関係を崩し、児童にも影響を与えてしまいます。  文科省は、特別支援教育を充実させるための教職員の専門性向上という点の1つに、特別支援学級や通級による指導の担当教員は特別支援教育の重要な担い手であり、その専門性が校内の他の教員に影響を与えることも極めて大きい。このため、専門的な研修の受講等により、担当教員としての専門性を早急に担保するとともに、その後も研修を通じた専門性の向上を図ることが必要であるとされています。  本市での特別支援学級を充実させるための教員の専門性向上についての取組をお聞かせください。  以上で壇上での質問を終わります。 327 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 328 ◯保健部長(田中光男君) 5番沢田議員の、ワクチン接種についてのご質問にお答えを申し上げます。  1点目でございます。予約サポートにつきましては、予約を取れていない方がどれぐらいおられるのかとのおただしでございますが、集団接種の予約が済まれている方の人数は、6月15日現在、1万1,177人でございますが、個別接種の予約状況につきましては、各医療機関での予約受付となるため、本市では把握できておりません。  接種を希望されている方で予約を取られていない方への対応といたしましては、ワクチン接種の情報をお知らせするため、広報誌やホームページ、回覧板、各医療機関でのポスター掲示等にてご案内をさせていただくとともに、広く周知を図るため、音声データや手話動画等での情報発信に努めております。また、民生児童委員や介護事業所の介護支援専門員にワクチン接種の実施についてのご相談があった際には対応いただけるよう、お願いをしているところでございます。  次に、2点目でございます。移動手段の援助としてタクシーチケットの助成につきましては、当初検討いたしましたが、常時稼動しているタクシーの台数が少なく、集団接種日におきましては15分に60人の受付となるなど、接種者の希望に合わせた時間帯での送迎ができないため、見合せをいたしました。  次に、3点目でございます。個人接種を担う医療機関への支援といたしましては、集団接種会場への医師派遣や個別接種へのご協力等には大変感謝申し上げておりますが、人的支援及び費用面での支援につきましては、市独自での支援といたしましては現状困難であると考えておりますので、ご理解をいただけますようにお願い申し上げます。  次に、4点目でございます。副反応やリスクについての情報提供についてでございますが、副反応等についての注意書きや副反応コールセンターのパンフレットを接種者の方々に配付するなど、周知に努めております。また、広報誌やホームページ、大和高田市LINE公式アカウント等を通じまして情報提供をしてまいりたいと考えております。  以上、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 329 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 330 ◯5番(沢田洋子君) まず、予約のサポートについてですが、今、半数以上の方が集団接種会場では1回目、2回目、何らかの予約を取れているということなんですが、個別接種についてはちょっと把握できないということですが、これは一定の時期にどれぐらいの方が、65歳以上の高齢の方が取り残されていないかと、受けたい方が予約ができずに困っているという方を見つけるという点でも、どこかの時期で調査しなければならないと思いますが、この確認についてはどのように考えておられますか。 331 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 332 ◯保健部長(田中光男君) その確認についてでございますが、ある一定の時期に、市内の各医療機関にも予約状況等の調査、アンケート等をさせていただきたいと考えております。そして、高田市としてはしっかり皆さんの情報がお届けできるように、周知のほうをしっかりとさせていただきたいと思っております。  以上です。 333 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 334 ◯5番(沢田洋子君) このワクチンのクーポンについては普通郵便で配送されているので、受け取りがなくてもポストに投函されるということですが、この報告していただいた現在では2万918人の方に送付されているんですが、これが返ってきたりとか、そういう件数はありませんか。 335 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 336 ◯保健部長(田中光男君) 現在、返送されてきた件数は把握しておりません。また、その辺、一定の時期に再度送付させていただくなど、対応させていただきたいと考えております。 337 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 338 ◯5番(沢田洋子君) 件数としては把握されていませんが、返ってきているものがあるということなんでしょうか。 339 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 340 ◯保健部長(田中光男君) はい、そうでございます。 341 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 342 ◯5番(沢田洋子君) これについて、同じ住所に送ってもまた返ってくることになると思いますが、どのようにこれは対応される予定になっていますか。 343 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 344 ◯保健部長(田中光男君) 他部署にも調査させていただきまして、どういう状況であるか、ほかの部署とも連携をさせていただいて調査をさせていただきたいと思っております。 345 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 346 ◯5番(沢田洋子君) 心配するのは、既に、こういう方たちにはワクチン接種券が届かずに、希望される方が接種に至るという、全ての方が接種に至るという点につながらないということが、ここで1つ問題になっていると思うんです。これはおうちにいなくても、何らか、子どもさんの家に行かれていたり、ポストに投函しているけど、それを見ていないという高齢者もおられますし、また、私は本会議とか委員会でも言わせてもらったように、通知が来ているという認識をされていない方も本当にたくさんおられまして、こういう方たちには、やっぱり予約を取られていない方の人数というのが減ってきたら、一定、訪問であったり調査ができると思うんです。こうしたことについて、どのように考えていますでしょうか。 347 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 348 ◯保健部長(田中光男君) その辺の調査につきましては、今後、65歳未満の方の送付や接種のこともございます。その辺、体制のほうを確認させていただいて、また検討のほうをさせていただきたいと思います。 349 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 350 ◯5番(沢田洋子君) 64歳以下の方のクーポンの配付が始まると、高齢者の方たちの対応がますます分からなくなるし、困難になってくると思うんです。やはりそうしたことも踏まえて、早くにこういう対応を動いていただきたいと思います。  既に県下では平群町が接種予約を取られていない方にはがきを送付して、再度通知をするという取組をされるということをお聞きしました。新潟県三条市では、市内にある金融機関に協力をしていただいて、周知であったり、出先機関へのポスターの貼り付けとか、来られた高齢者に対して声をかけるというようなことをサポート、これはここだけじゃなくて全国的にいろんな機関と協力してやっていますし、先ほど、午前中の答弁でも、高田市でも携帯ショップなどと協力してもらったということですが、これは予約のサポートであって、予約をしようと思って行く人に対してのサポートになりますから、本当に予約したいけども、知らないとか、気づかないとか、できないという方を本当にいち早く見つけていただいて、サポートできるようにつなげていただきたいと思います。  1つ要望なんですけど、これは委員会でも言わせていただきましたが、ウェブ予約が、1回目の予約を取った段階で3週間後に必ず2回目も取れているということを私らはお聞きしているので分かっていますが、昨日も1回目しか取れないと。2回目を取ろうと思ったら、1回目の接種が終わらないとできないという画面が確かに出てくるんです。そうすると、1回目が終わってから3週間から4週間で接種しなければならないという、その期間内に取れるかどうかという心配があって電話をかけてこられた方もおりましたので、それは必ず3週間後に予約が取れていますということをお伝えするんですけども、かなり分かりにくい仕組みになっていますから、これは早急に仕組みを変えていただきたいなと思います。  移動支援についてですが、タクシーの会社も確かに市内でも減っていますから殺到するということなんですが、今のところ、移動手段についての相談というのは寄せられていますでしょうか。 351 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 352 ◯保健部長(田中光男君) 現在、私のところには相談というのは耳にはしておりません。接種会場等、現場へ行かせていただきますと、皆様、ご家族、お知り合いの方を通して、高齢の方にお越しいただいておりますような状況でございます。  以上です。 353 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 354 ◯5番(沢田洋子君) 私もこれも委員会で言わせていただきましたが、ご近所さんで乗り合わせたり、協力しながら送迎も確かにされているんです。やっぱりこれは送迎中に事故があったら近所同士で助け合いというふうにいかないので、こうした交通機関を使うというのは大事だと思うんですが、言うようにそんなに殺到しないと思うんですよ。橿原市でいいますと1人500円の券なので、近所の人で予約する時間を合わせたり、ご夫婦で合わせると1,000円、1,500円になってくるので、負担なしで乗り合わせて移動しているということも聞いていますし、高田市でも配って全員が使われるということはないと思いますから、ちょっとその辺は研究していただいて、配付に向けて取り組んでいただきたいと思います。  1つ、福祉タクシーなんですが、年間決まった枚数を対象者には配ってもらっていますが、他の自治体では、コロナのワクチン接種の会場に向かうためということでタクシーチケットを追加して配付しているという自治体もありますが、本市では、福祉タクシーの券の追加についてはどのようにお考えでしょうか。 355 ◯議長(仲本博文君) 福祉部長。 356 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまのおただしです。  福祉タクシーの券につきましては、今のところ、1年に1度、24枚とさせていただいている状況でして、コロナのワクチン接種におきましての移動手段としてその枚数を増やすというところにつきましては、今のところ考えていないです。  以上です。 357 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 358 ◯5番(沢田洋子君) 24枚というのは、決して足りる枚数でないんですね。使われている方、利用されている方の声も聞きますが、頻繁に病院に行かれて年24枚ですから、それに加えて今回は少なくとも2回接種分で福祉タクシーを使われるという方もたくさんおられまして、こうした方たちに追加で配付できるように、ちょっと検討していただきたいなと思います。  やっぱり予約されていない方を調査する中で、これも何度も言わせてもらっていますが、自分では行けないから諦めて予約をしないとか、なかなか自分で理解していなくて予約をされていないという方もいます。こういう人たちを調査する中で、予約を進めていく中で、結局リスクのある方の予約が増えてくると思うんです。こういう人たちにもタクシー代を補助できるような、移動支援ができるように、ちょっとこれは検討していただきたいなと思います。  集団接種会場への送迎のバスなど、送迎車を出しているような自治体もあります。でも、高田市はコンパクトなところなので、接種会場も多いので、何台も車を用意するということは困難かもしれませんが、そうすると、なおさらタクシーを利用してもらって、そこに補助を出してタクシーを使ってもらうということが望ましいのかなと思いますから、今後研究もしていただいて、検討もしていただきまして、実現できるように考えていただきたいなと思います。  個別接種についてですが、午前中の植田議員の質問に対する答弁にも、接種を進める上で、集団接種はもちろんのこと、開催日も追加するということで、あと、医療機関の協力もいただきながら進めていくという答弁でした。  既に医療機関でも始まっているところがありますが、本当に日常に診療に加えて、受付の業務がかなりいろんな病院で工夫いただいてされているんですが、あと、医療スタッフですね、接種するスタッフが確保できなくて、当初思っていたような計画には進んでいないという病院がほとんどだと思うんです。これはやっぱり調査をしていただきたいと思います。  国が7月末までに集団接種を高齢者は終わらせるということで、集団接種会場の強化ということが言われて、本市でも会場も追加していただいたりしたんですが、この中で土庫病院が研修医を10名ここに派遣されるということで、当初、土庫病院も協力する27機関の中の1つで、ここでは本当にいつ始まるんやという電話が毎日のようにかかっていますが、なかなかスタッフ、医師が出てしまっているので、できない状況です。市の集団接種を進めていくという点では協力するということは大事なんですが、そのことで本来予定していた医療機関が進まないという状況になっていますから、これはやっぱり本市としても何ら支援ができないというのではなくて、実態を調査していただいて、集団接種会場のほうに市のほうから医師を確保してもらうと土庫病院も帰れますから、そこで病院のほうでも個別接種が始まるということになりますので、市内で新たに医師を確保しようと思ったらかなり困難だと思うので、やっぱり市長が直接国にも言っていただいて、医師の確保などにもつなげて、集団接種も進む、個別接種も進むということをつくっていただきたいなと思いますね。  高齢者の方は、本当に集団接種会場で予約をされていても、病院のかかりつけのお医者さんが始まったとなると、そっちのほうが安心ということで、そっちのほうに予約を取り直している方も、市のほうでも把握してもらっていると思うんですけど、少なくないんですね。こうしたところで個別接種のほうも計画的に進めてもらうということは大事なことですから、その辺、ちょっと実態をまず調査をしていただいて、何ら支援できることをつくっていただいて、支援につなげていただきたいなと思います。  副反応とリスクについてなんですが、これについても当初、ワクチンのクーポンと一緒に送ってもらっている内容も私、見ましたけど、あれではなかなか理解するというか、安心感が持てるというような中身になって、今日持ってくるのを忘れたんですけど、なってないのでね。  やっぱり接種が進むにつれて、いろんなケースが報告されていると思うんです。そうした事例とかもちゃんと紹介してもらうことで、より市民に安心して打ってもらうという点では情報の公開というのが必要だと思いますから、そうした点でも情報公開をちゃんとしていただきたいなと。副反応の出ている事例の件数ですね。国内での死亡例とか、あと、がん患者さんや、本来自分がリスクを持っている病気であったり、それに対してどのようなリスクがあるのかという情報提供というのは、進んでいる自治体はこういうことも公表していますから、こうした取組も学んでいただいて、本市でも取り組んでいただきたいなと思います。  とにかく接種にしても副反応の対応にしても、何らかのリスクについての相談、これを全て医療機関に頼っているような状態で、そこの負担ばかりが増えているような状態ですから、やっぱり医療機関にこういう個別接種を進めていただいて協力もしてもらっていますから、今は27機関ですが、そこを増やしてもらったり、あと、力のあるところに発揮してもらうという手だてができるように、まず調査をしていただきたいと思います。  それでは、次の質問をお願いします。
    359 ◯議長(仲本博文君) 福祉部長。 360 ◯福祉部長(大中和彦君) 5番沢田議員の、食料支援についてのご質問にお答え申し上げます。  昨年12月に実施いたしました子育て世帯への食品提供支援事業におきまして、定期的に実施することは重要と考えます。また、本市といたしまして、現在、社会福祉協議会で、生活困窮に陥った方への食料支援としてフードレスキューを実施しております。その2つの取組を視野に入れ考えておりますのは、今のコロナ禍の中で生活困窮に陥った世帯、コロナの影響で外出を制限されている世帯、もちろん子育て世帯などへの食品提供を充実させ、フードレスキューの拡充を図り、困っておられる多くの市民の方に常時食料支援ができればと検討しているところです。  次に、昨年12月に実施いたしました食品提供事業の状況といたしましては、レトルト食品とレトルトご飯10食分をワンセットにし、300世帯分用意したところ、184世帯からの申込みがあり、食品提供を行いました。また、残りの116世帯分につきましては、子どもたちへの配布を希望された市内のこども食堂にお渡しさせていただいた状況です。  続きまして、食料支援を開催されるボランティアの方や各団体の方へ、開催場所の提供や広報、案内の配置場所の提供の支援につきましては、しっかり相談に乗らせていただき、多くの団体が開催できるように努めてまいります。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 361 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 362 ◯5番(沢田洋子君) まず、昨年12月に行っていただきました食料支援、これは300セットで、184世帯の方が取りにこられたということです。これ、116セットが余っているんですが、この取組をどのように総括されて、用意された食品が余った理由をどのように判断されたのか、聞かせてください。 363 ◯議長(仲本博文君) 福祉部長。 364 ◯福祉部長(大中和彦君) その食品提供事業につきましては、急なことでもありましたので、周知の徹底ができなかったことが理由になっているのではないかと分析しております。  また、116世帯分残ったというような状況になっておりますので、できる限り周知をもう少し徹底していれば、300世帯分ぐらいは支給できたのではないかというようには思っております。  以上です。 365 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 366 ◯5番(沢田洋子君) 全くそのとおりだと思います。周知の徹底不足だと思います。私のところにもこの開催日が終わってから、こういうのがあったんやという連絡をいただいて、私もお叱りを大分受けましたし、広報の足らなさを私らももちろん怒られましたし。  この周知って本当に大事なんです。多分、周知が徹底されていたら300食では足りなかったと思いますし、そういう点では周知というのが大事だし、開催する場所も大事だと思うんです。今回、ゆうゆうセンターで西の端になりましたから、開催されない南の端のほうでは、車も乗らないしということで取りに行けないという方もたくさん、3日前ぐらいにあるのが分かったけど、なかなか行けないというのがあったので、やっぱり食料支援という点では開催する場所と周知というのが本当に大事で、今、何回か県内でも取り組まれているところでは、やっぱりそこがネックになって、なかなか開催しても場所が悪かったり、周知不足で来ないということが報告されてあったり、開催する場所とか周知が徹底されているところでは殺到するというようなことも明らかになっていますから、こうした点では市がフードレスキューというのに取り組むということも検討していただいていますが、各市民団体、ボランティア団体の方にも、壇上でも言わせてもらったように、日常、どこかで何かしてるというような、そういうまちにという点でも、やっぱり開催場所の提供というのが本当に大事になってきますから、公的な施設を開放してやっていただくとかいうのは、それは検討できるんでしょうか。 367 ◯議長(仲本博文君) 福祉部長。 368 ◯福祉部長(大中和彦君) その件につきましては以前も相談に乗らせていただいた事例がありまして、今におきましても、開催していただけるボランティアがおられるならば、私たちもしっかり相談に乗らせていただいて、開催できるような方向で支援できたらなというようには考えております。  以上です。 369 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 370 ◯5番(沢田洋子君) これは学生とか子どもの支援という点では、今、いろいろ学校でチラシを配布してもらうとか、一定の団体が置くというのは厳しくなっていると思いますが、こういう支援に関しては、保育園や幼稚園、小学校、中学校でも置かせてもらえるような、市としてもそれをちょっと現場に要望したりしてほしいと思います。  あと、広陵町が初めて、民間の団体ですが、市民団体の方がこども食堂を開催されたんです。先月から始めて、そこは好評で、かなり来られたということを聞いているんですが、この開催場所に当たっては、各自治体で公民館をこういうところに使ってもらったらいいという自治体も、実際にこれもたくさん出たというふうに聞きます。  今、公民館によることというのは自治体でもなくて、実際、災害のときどうなるんやとか、それぞれどんな人がいるのか分からないとかいう点でも、こうしたことを公民館でしてもらったら若い方と高齢者の方が会う機会にもなるということで、そういう意見も出されたということですから、なかなかボランティア団体の方が公民館を使わせてほしいというのをお願いしに行っても難しいこともありますが、市としてこういう取組を進めて、大いに場所を提供してほしいとかいう、そういう間に入ってもらうこともちょっと進めていただけたらなと。  まず、公共施設を使えるように、開放という点でまず検討もしていただきたいですが、市内のあちこちでこれができる。いろんなところがするとなると、広報やそういうことも市が協力できるという体制をちょっと行っていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問をお願いします。 371 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 372 ◯教育部長(吉井護君) 5番沢田議員の、教育環境についてのご質問にお答えをいたします。  新型コロナウイルス感染症対策として、令和3年度、教員の負担軽減を図るためのスクールサポートスタッフを12名、学習指導員を28名配置しております。  スクールサポートスタッフにつきましては、令和2年度の6名の配置から倍の増員となっております。スクールサポートスタッフの主な業務といたしましては、来客、電話応対、消毒作業、コピー取りもありますけども、いろいろ担ってもらっております。  また、学習指導員には、補習や少人数学習の促進、または特別な配慮が必要な児童生徒への支援を担っていただいております。  これら学びの保障に必要な人的体制の強化により、学習状況や心のケアなど、きめ細かな対応が可能になりました。  特別支援学級の指導教員の配置状況は、県の基準により、種別が自閉・情緒学級が8名に対し、1クラス1教諭、それ以外の種別、知的・肢体不自由・弱視・病弱・難聴では、6名に対し1クラス1教諭となっております。本市におきましても、この基準において学級編制を行っております。  また、指導教員の専門性を高めるために、各校の特別支援教育コーディネーターが県や市主催の各種研修会に積極的に参加し、スキルアップに努めているところでございます。特別支援教育コーディネーターは校内の特別支援教育の要となり、児童生徒の個別の支援計画の作成、保護者、関係機関との連絡調整に当たっております。  今後も引き続き、特別支援教育の充実に鋭意取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 373 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 374 ◯5番(沢田洋子君) 教員の負担軽減という点では、スクールサポートスタッフを入れていただいて、確かに消毒の業務だったりトイレの掃除など軽減された点もありますけれども、やっぱり今回の変異型のコロナウイルスは子どもへの感染力も高いということで、父兄の方から学校内で感染対策をさらに求める声が広がっているというか、出されていると思うんです。これは承知していただいていると思いますが、こうした点で感染対策を強化してほしいという声が広がる中で、先日、マスク着用で大阪のほうで体育の授業中に亡くなるという悲しい残念な事故があったんですが、これを境にしてもやはりマスクは外してほしくないという父兄の願いがあって、私のところにも、マスクの着用についてもう少しちゃんと指導してほしいという声がたくさんの父兄から寄せられています。それで、なかなか昨年までは、思い出していただけたら分かると思うんですが、登下校時とか体育とか屋外での授業については、間隔が空いていたらマスクを外していいという指導もされていたと思うんです。これは子どもの安全性という点からもそういうふうにしていただいていて、見ていただいていると思っていたんですが、今回はマスクを外さないようにきちんと指導してほしいという父兄からの要望とか、学校にもそういう電話が入っていると思うんです。  そうした中で、先生たちは、マスクをしている子どもたちが、夏になってきて、真っ赤な顔をしながらマスクをお母さんから言われてるから下ろせないとかいう状況の中で、やはり気を、子どもたちの体調管理という点では目を離せないことも、一方で雑務が減ったとはいえ、違うまた感染対策とか気がけてあげなければいけないことが増えていると思うんです。  これでは、6名から倍にして12名を今配置していただいているんですが、現場の先生からもなかなか、感染対策とか、教員の本来の業務に集中できないと、集中できるようになったかというとそうじゃないという声を聞いていますので、ここはやっぱりなかなか、このスクールサポートスタッフの方もかなり努力をしていただいて集めていただいたというふうにも、私もそういうふうに思っているんですが、理解しているんですが、前にも言わせてもらったように、そこでシルバー人材の活用とか地域ボランティアの協力で、先生たちの負担軽減に加えて子どもたちの安全を確保するという点では、やはりちょっとここは再度こうしたことも考え直していただきたい、検討していただきたいなと思いますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。 375 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 376 ◯教育部長(吉井護君) ボランティアの活用についてでございますけども、ボランティアさんというのは一応報酬も出しておりませんので、来校していただくのは自主になってくると思います。そうなりますと、不確定な点において業務内容。各学校の先生は業務内容、計画等を立ててくれています。その点において現時点では、なかなかボランティアを活用するのは難しいのではないかなと考えております。  また、シルバー人材センターのスタッフの活用については、先ほど答弁させていただきましたとおり、教育委員会としては、スクールサポートスタッフ以外に学習指導員や教育活動補助員、教育推進員等の手厚い人材配置をさせていただいているという認識でございます。さらにということでございます。その点に関しましてはまた今後検討していきたいと、このように考えております。 377 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 378 ◯5番(沢田洋子君) まず、検討していただく点で十分足りているという答弁でしたが、現場ではそのような意見にはならなくて、やはり現場で子どもたちを実際見られて、日々の感染対策に取り組まれ、なおかつ教育の指導をされている先生の声をやはり聞いていただきたいなと思います。まず、そうした調査をしていただきたいなと思いますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。 379 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 380 ◯教育部長(吉井護君) 学校教育課を中心に、そのような各学校からの聞き取り調査、それから校長会、教頭会を通してそういう要望等は随時聞いております。現場の先生方の意見をさらによく聞いて、学校教育課を中心にしっかりとして対応していきたいと、このように考えております。 381 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 382 ◯5番(沢田洋子君) そういう声を聞いていただいて十分足りているという認識なのかなと思いますが、教育委員会もこぞって一旦現場を見に行っていただいて、先生たちがどんなご苦労をされていて、子どもたちの安全性を確保する上ではどうなのかと。やっぱりボランティアであったりシルバー人材の活用がちょっと防犯的にもどうかという点でありましたら、また学習指導員やスクールサポートスタッフをさらに増やしていただくという手だても取っていただきたいなと思います。  今後、やっぱり実態を調査していただいて、増員に向けてまた取り組んでいただけますようにお願いしておきます。  特別支援学級についてなんですが、現在、高田市で、人数はさっき言っていただきましたが、障がいを持たれている児童の人数は今答えられるかどうか分からないのでいいんですが、特別支援学級の学級数、ここには担任が1人ずつおられると思いますが、担任の先生の数と、県から障がいの種別に寄ったら加配も配置されていると思うんですが、この加配の先生の配置人数、また支援員、その方の人数はそれぞれ何人になりますか。 383 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 384 ◯教育部長(吉井護君) まず、小学校の特別支援学級の児童数に関しましては、令和3年5月1日現在で188名、8小学校で在籍しております。学級数にしますと43クラスでございます。中学校に関しましては、3中学で53名の特別支援の生徒が在籍をしております。学級数にして11クラス。ですので、教諭は小学校43名と中学校11名ということになります。  その種別なんですけども、先ほどご説明させていただきましたように、そこに1クラス1名の教諭と、プラス教育活動補助員といいまして、特別支援学級の補助員を高田市全体で14名の配置をさせていただいております。その方々に、その中で1人、2人のことを見なければならないといったときには補助員がサポートに入ると、そのような体制で現在運営をしているところです。 385 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 386 ◯5番(沢田洋子君) クラス数では、小学校、中学校を合わせて54クラスになるんですかね。その支援員の配置が14名ということになると思うんですが、これは県下で行き届いている、配置されている先生の数って、各県下でどのようになっているかというのは把握されていますか。高田市以外の学校でのこうした教員の配置というのはどのような状況になっているか、つかんでおられますか。 387 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 388 ◯教育部長(吉井護君) 現在聞いておりますのは、県下で、県の基準は今先ほど私が言いましたように、障がいの等級ではなくて種別で、今先ほど説明させてもらいましたように8人であれば1クラス1名、それから、6人に対して1クラス1名ということで、県の基準では高田市のほうでも満たしております。他市でもそのような県の基準で配置され、プラスで、大和高田市では教育活動補助員を入れていると、そのような認識をしております。 389 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 390 ◯5番(沢田洋子君) 県下では広陵町が充実していると聞きまして、早速広陵町を調べさせていただきましたら、5小学校と2中学。これは特別支援児童の数が165人、トータルね、小中学校7校で、ここには特別支援学級、いわゆる担任の先生という方が30名おられまして、県の加配から各それぞれ1名、いないところもあるのかな、5名配置されていまして、本市でいう支援員さん、これが25名おられるんです。この25名というのは1週間を2日と3日で分けておられる方も1とカウントされるので、実際の人数はもう少し、これの約倍近くおられるということをお聞きしました。これだけの数を配置されているんです。  大和郡山市を調べましたら、支援員さん、担任の先生と加配以外に、本来基準である先生以外に16小中学校で43名、平群の町の小さいところでも4小中学校で7名が、さらに基準よりも多く加配されていると聞きました。決して高田は多いほうじゃないんです。というか、県下では少ない。  配置されている人数が本当に少なくて、実態としては把握していただいていると思いますが、通常学級におられる方も、国語であったり算数であったり、取り出し指導をしていますよね。そうすると、4名の児童がおられたとして、それぞれのクラスに2人ずつおられて、全ての方が取り出し指導するわけじゃないので、でも、ここには学年によったら先生が1人しか、特別指導教員は1人しかいないので、この2人の方が取り出ししている間、2人の方は通常教育に残りますから、そこは通常教育の担任の先生が、皆さん三十何人の生徒を見ながらこの2人の方も見ないとあかん。これはかなり負担がかかっているというふうにお聞きしていて、でも、分けてしまうと、そういうふうに先生が1人しかいないので動けない。この人数、高田市の人数を見させてもらいましたら、それぞれの学年に担任がいてて、それぞれの学年でそういう授業がいろいろあるので、11人といったら各学校に、1校当たり1人しか配置されていませんから、この先生がいろんな学年を対応するということができないんです。  こうしたことは多分教育委員会のほうも要望もお聞きしていると思うんですが、やはりここは教員数とか基準どおりに配置されることは仕方ないんですが、他市でも行っているように、指導員の先生は、教育指導員、補助してくれる先生をやっぱり11名じゃなくて、本当にもっと2倍も3倍も確保していただかなければならないと思いますが、この点についてどのように考えているでしょうか。 391 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 392 ◯教育部長(吉井護君) 確かに県基準、それと、大和高田市ではスクールサポートスタッフが一応そういうふうな環境整備をやっていただいているんですけども、学習指導員は補習であるとか、そのような少人数学級の促進とかをやってくれているのが全部で28名、学習指導員が28名おります。プラス、先ほど申しましたように教育活動補助員、これは特別支援学級の補助で回ってくれる補助員なんですけども、これが14名ございます。  当然、県からの加配も我々教育委員会としましてはしっかり要望し、それで賄い切れないものは、教育活動補助員に関しては増員も含めて今後検討していきたいと、このように考えております。 393 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 394 ◯5番(沢田洋子君) 数人の特別支援学級に当たっている先生に聞きますと、広陵町ほど入れてほしいというふうに口をそろえて言われるんです。やはり県下では充実されているということですから、こういうことの例も見習ってちょっと研究していただいて、増員に早急に手だてをしていただきたいと思います。  1つは、父兄の方は年度が替わるごとに、壇上でも言わせてもらったように指導方法が変わって、本当に悩まれるんです。発達的な障がいを持たれている方ね、身体の方はそうじゃないかもしれないんですけど、一年一年の指導というのがやはり大きく出ますから、成果も効果も出ますから、そういう点ではすごくお母さんたちは神経質にならはりますし、真剣に子どもたちに向き合っているお母さんの中で、学校の先生がこれを理解してくれていないとか、本当に分かってやってるのというような不安や不信を与えるということはすごく大きい、お母さんと教員の信頼関係を崩すことにやっぱりなっていくと思うんです。  そうした意味では、先ほど研修とか講習に対してもちょっと報告いただきましたが、現場で聞くとほとんど任意やという形で、出席するには休みを取らなければならないし、取ると、そんなん、全然業務が回らないということもあってね。  これの講習率とかというのは把握されていますか。どれだけ、どの先生が、大体年間にどんな教育を受けていっているかとかいうのは把握されていますか。 395 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 396 ◯教育部長(吉井護君) その学校に、例えば大学院で研修したりとか、いろんな研修を受けている中堅どころですね、その方が特別支援教育コーディネーターというのを担当していただいています。それについては、我々が今聞かせていただいてる段階では、そのコーディネーターを中心に随所でやっていると。その数が各校何回やっているかというのは把握しておらないんですけども、都度、特別支援教育のコーディネーターを中心に児童生徒の個別の支援計画を作成しているというのは報告を受けておりますので、具体的に何回しているか、どのぐらいの頻度でやっているかというのをまた今後、調査していきたいと、このように考えております。 397 ◯議長(仲本博文君) 5番沢田洋子議員。 398 ◯5番(沢田洋子君) ぜひ、ここは調査をしていただきたいと思います。  父兄の方は、やっぱり先生と子どもの相性があって、コミュニケーションの違いは相性があるので仕方がないと思うけども、指導の差というか、違いがあってはならないというふうに父兄の方は言われていますので、やはりこれは専門性を上げてもらって、子どもたちの成長に向けてどのように向き合ったらいいのかということを、ちょっとスキルを磨いてもらって、専門性を高めながらこうした子どもたちの教育に当たっていただけますようにお願いをいたしまして、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 399 ◯議長(仲本博文君) 次に、3番向川征秀議員の発言を許します。3番向川征秀議員。            〔3番(向川征秀君)登壇〕 400 ◯3番(向川征秀君) 議長のお許しを得まして、一般質問を行います。日本共産党の向川征秀です。  1点目に、ヤングケアラーの問題について質問いたします。  ヤングケアラーとは、家族の看護や介護、幼い子どもの世話などを担っている子どものことです。もちろん家庭内のお手伝いとして家族の世話をするということは、子どもの情緒や発達にとって悪いことではなく、むしろよいことです。しかしながら、お手伝いという状況ではなく、日常的に主たる介護者となり、子どもに過大な責任や負担が発生し、そのことによって学業に支障が生じたり、社会的に孤立してしまう、そうした事例が少なからずあります。これをヤングケアラーと呼び、本来守られるべき子ども自身の権利を守られていない子どもとして、その問題が取り上げられてきています。  ヤングケアラーは我が国においては認知されて日が浅いですが、厚生労働省が昨年度初めての全国的調査を行い、中学2年生の約6%、17人に1人、高校2年生では4%、20人に1人がヤングケアラーの可能性があると分かりました。  これを受けて、今年5月17日に厚労省と文科省が対策を取りまとめました。早期発見、支援策の推進、社会的認知の向上がその3つの柱であり、支援策の推進は、具体的には相談体制を整え、個々の事情に応じた適切な福祉サービス等につなげることにあります。ヤングケアラーの問題は家庭内のことであり、潜在化する傾向があります。早期発見においては、学校現場での認知と対応が重要です。さきの厚生労働省調査から類推すれば、中学校ではクラスに1人から2人、ヤングケアラーがいるということになります。  本市の教育現場において、ヤングケアラー、家族のケアのために過大な負担を負っているかもしれない児童生徒に対して、どのような認識と取組を持っていますでしょうか。そうした児童生徒が教育現場でいた場合に、当人や保護者に対してしかるべき相談窓口、支援制度の紹介などは行っていますでしょうか。  2点目に、災害時における高齢者・障がい者支援について質問します。  先月、災害対策基本法が全会一致で改正されました。メディア等では、避難情報の見直し、いわゆる避難指示への一本化、これが多く報道されていますが、今回、この間の自然災害の教訓から、災害時における高齢者、障がい者など、弱い立場の方への支援策についても大きな見直しがされています。  1つは、避難行動要支援者に対して、個別避難計画の作成が市町村の努力義務となったことです。避難行動要支援者の名簿作成は2013年の法改正で義務づけられ、本市でも取り組んでいることと思います。高齢者、障がい者は災害時に当たって必要となる支援も個別性が高く、一人一人に災害時にどのように行動し、どう支援するかの検討は欠かせません。  本市において、現在の避難行動要支援者名簿に記載されている人は何人で、そのうち個別避難計画が定められている人はどのぐらいでしょうか。今後、個別避難計画をどのように拡充していく見通しでしょうか。  また、個別避難計画作成に併せて福祉避難所の扱いも今回の法改正で変わっています。これまでは要配慮者や要支援者も一旦地域の避難所に避難し、その後に適切な福祉避難所に移動することを原則にしていました。しかし、これでは安全性に問題があるとして、個別避難計画に基づき、あらかじめ定めた福祉避難所に直接避難することもできるようになりました。  しかしながら、本市においては福祉避難所に指定されている施設は一つもありません。橿原市では42か所、御所市で14か所、香芝市、葛城市で11か所と、近隣市でも福祉避難所の指定が進んでいるにもかかわらず、本市がゼロというのはどういった理由でしょうか。どのような問題や障壁があって進まないのでしょうか、お伺いいたします。  以上で壇上からの質問を終わります。 401 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 402 ◯教育部長(吉井護君) 3番向川議員のご質問にお答えをいたします。  教育現場におけるヤングケアラー問題の認識と取組についてのご質問にお答え申し上げます。  学校の教職員は児童生徒と接する時間が長く、日々の変化に気づきやすいことから、ヤングケアラーを発見しやすい立場にあると言えますが、教職員へのヤングケアラーの概念の周知は十分ではございません。現在、本市としましても、ヤングケアラーの周知に努めているところでございます。  また、ヤングケアラーの問題はデリケートな家庭の問題であるため、問題が表面化しにくいことや、そもそも本人や家庭が問題として認識されていないといった課題もございます。児童生徒が置かれている状況に気づきやすい学校では、児童生徒の僅かな様子や変化を見逃さないよう、日々、児童生徒の行動観察に努めております。  その中で気になる児童生徒を発見した場合は学校内でケース会議を開き、情報共有や支援方法について話し合っております。また、ヤングケアラーの問題は学校現場だけでは対応できないケースが多いため、教職員個人や学校が背負い込むのではなく、教育支援課やこども家庭課などと情報を共有しながら、市、要保護児童対策地域協議会を中心に、福祉、介護、医療、教育等といった様々な分野が連携し、役割分担しながら実態の把握やケースの対応に努めております。その際、専門的な助言を仰ぐためにも、奈良県から大和高田市に派遣されているスクールソーシャルワーカーも交えて面談等を行うことで、実情に合わせた具体的な相談窓口を紹介するとともに継続した支援を行っております。  以上でございます。 403 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 404 ◯3番(向川征秀君) 答弁ありがとうございます。  このヤングケアラーについては昨今様々な報道もあり、また、当事者の方々が発言をし始めているんですけども、深刻な事例で共通しているのは、学校の先生に相談しても、そんなことがあるはずはないだろうと、うそをついているのかというふうな応対をされたとか、真剣に取り合ってもらえなかったと。あるいは、家族やねんから世話するのは当然だろうという形で、学校の先生がこの問題を取り合ってくれなかったために、それ以降、どの大人にも相談せず、自分が抱え込んで、そのまま長期間その状態が続いてしまうと、そういった事例がありました。  実際この間、この当事者団体の方などが幾つかの自治体の先生にアンケートを取って、こういったヤングケアラーという言葉は知らなくても、家族の介護などで困っている児童や生徒、そういう可能性のある人を見たことがあるかという調査で、2015年の時点の調査では4分の1の先生が見たことがあると。2016年では半分の先生と。だから、まだまだ、実際にはクラスに1人、2人おるはずなのに、なかなか認知されていない。そういう点で、まず、学校の先生の認知を広げていただきたいということは思います。
     スクールソーシャルワーカーについても、現在、高田市に県から派遣されているのは1名ということで、この方も非常に様々な課題に取り組んでいる方だと思うんですが、やはり高田市全体で1名というのは、もっとこれは増員ということも含めた検討が必要ではないかというふうに思います。  そして、もう1つ、教育の現場において、ヤングケアラーの1つの類型として、兄弟の片方が特別支援教育、つまり障がいのある児童生徒で、もう片方の子がその子の世話で様々に負担を背負ってしまう、あるいはその子自身が受けるべき本来のケアというのが受けられないといったことが起こってしまうと、そういった事例も多いんです。これはヤングケアラーとはまた別のきょうだい児問題という言葉が使われるんですけども、そういった言葉があるんですが、この問題とも重なるんですが、特別支援教育のされている現場におきまして、障がいを持つ児童や生徒がそこで学んでいます。その児童の世話のために、その子の兄弟が過大に何か負担をしている、そういう疑いがあると言われる事例があった場合は、その兄弟に対してのケアとか支援といったこと、そういったことはされていますでしょうか。 405 ◯議長(仲本博文君) 教育部長。 406 ◯教育部長(吉井護君) 障がいを持つ兄弟のケアをしている児童生徒を発見した場合は、学校内でケース会議を開き、情報共有や支援方法について話し合い、市、要保護児童対策地域協議会を中心に実態把握を行い、支援方法を検討していきます。  児童生徒が抱える悩みに対しては必要に応じてスクールカウンセラーが相談に当たり、心理面からメンタルケアを行っていくとともに、放課後デイサービスをはじめとする様々な福祉制度の利用案内を現在行っております。  以上です。 407 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 408 ◯3番(向川征秀君) この障がいを持つ子どもの兄弟の問題というのは、時には非常に深刻な兄弟間の亀裂、つまりこいつがいなければというふうな気持ちになってしまうというふうな亀裂、あるいは障がいを持つ子どもの側が、自分のせいでお兄ちゃんやお姉ちゃんが困っているんだと、そういう間違った負い目を背負ってしまうと、本当に不幸なことになりかねないことですので、ぜひ現場で見ていただいて、そしてまた、もし、先ほど答弁にもありましたけども、なかなかそれを自分は問題だと思っていないケースもあるわけですので、おかしいと思ったときには、例えば兄弟の側の学校の先生に、中学校だったら中学の先生に相談して様子を聞いたりとか、そういった対応もぜひしていただきたいと思います。  そして、このヤングケアラーの問題でもう1つ、高齢者の介護をしているケースというのがあるんですね。ご両親、つまり子どもの両親は仕事のために家を空けることが多いと。どうしても小学生あるいは中学生がおじいちゃん、おばあちゃん、要介護であったり、認知症があったりする人たちの世話をしたり、あるいはずっと徘回せえへんように見ているとか、そういったことをやらなければならない、こういったケースもあるんですけども、介護保険の現場において、その家庭の介護の必要量というのを考えるに当たって、児童や生徒がその高齢者のケアに大きなウエートを持っているというふうな、そういうケースがある場合、これは家族の介護能力があるというふうに介護保険の現場ではみなしているでしょうか。 409 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 410 ◯保健部長(田中光男君) 介護保険におきまして必要なサービスを検討するに当たり、児童や生徒を家族の介護能力としてカウントしているのかとのおただしでございますが、18歳未満の児童生徒につきましては、家族の介護能力としてカウントしたり介護力としてみなしておりません。  ケアマネジャーは、ご本人だけではなく家族への支援も含まれることから、家族全体を見て必要な介護サービスを利用することで、介護に係る負担を軽減できるよう十分配慮して調整をしております。 411 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 412 ◯3番(向川征秀君) 介護能力としてはカウントしていないということで、それはいいことだと思うんですが、一方で、高齢者の介護にそこの小中学生のお孫さんが、かなりウエートを占めているという場合は、逆にそのケア会議において、これは困難な事例であるというふうな認識を持っていますでしょうか。 413 ◯議長(仲本博文君) 保健部長。 414 ◯保健部長(田中光男君) 介護分野におきまして、児童が介護を過大に担っていると見られるケースがあった場合は対処すべき困難事例とみなされているかについてのご質問でございます。  ケアマネジャー、ヘルパー、民生児童委員等からのこのような相談があった場合は、市として対処すべき事例として取り扱っております。ケースの状況に応じて福祉、介護、教育等の関係課や関係機関が集まり、処遇について検討、連携して対応しております。  以上です。 415 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 416 ◯3番(向川征秀君) この問題については、例えば保育の分野であったり、障がい児福祉の分野であっても同様に問題に触れることがあるかと思いますので、そういった分野にもぜひ、こういったヤングケアラーの問題ということについて、職員や、また関連する民間の事業所に対してもぜひ啓発を図っていただきたいと思います。  報道された事例の中には、祖父母の介護のために進学を諦めた方の事例も載っていまして、介護保険が使えるということをまず知らないと。そういう中で自分一人が、自分がおばあちゃん、おじいちゃんを見ないといけないと思い込んでずっと介護してしまったと。自分一人で抱え込む中で、本来であれば勉強して仕事に就けるべきタイミングを外してしまうと、こういった不幸な事例もあります。  このヤングケアラーの問題というのは、多くの分野において貧困の問題、経済的な格差の問題が重なっています。独り親世帯が多くて、どうしても親は仕事で朝早くから夜遅くまで働くという中で、家族のケアを誰が担うのかということで、年長の子どもが全部背負い込んでしまうと、そういった問題もあるもので、そして、ヤングケアラーになることによって貧困が再生産されると。就業のチャンスを失う、学習チャンスを失って再生産する、こういった問題点が非常に大きな問題であり、これから国もさらに追加で様々な方針が出てくると思うので、これについて、ぜひ注目していきたいと思います。  そして、ぜひ注意していただきたいのは、子どもが家族の介護や、あるいは弟妹の面倒で自分の時間を潰しているというふうなことは、決して美談であるとは見なさないでほしいということです。美談ではなく、本来その子が、その子自身の人権を守るという観点から判断していただきたい。これは行政のあらゆる分野で検討していただきたいと思います。  次の答弁をお願いします。 417 ◯議長(仲本博文君) 市民生活部長。 418 ◯市民生活部長(吉岡昭人君) 引き続きまして、個別避難計画についてのご質問にお答えいたします。  本市における避難行動要支援者名簿に登録されている方は、令和2年度末で現在2,414名でございます。  また、個別避難計画につきましては、現在のところ、作成には至っておりません。  令和3年5月の災害対策基本法の一部改正によりまして、個別避難計画の作成が市町村の努力義務とされました。現在、本市では、避難行動要支援者名簿の作成と更新を年に2回行っております。また、その名簿情報等を地域の避難支援関係者と共有するための準備を進めている段階でございます。  個別避難計画作成につきましては、高齢者や障がい者などの方の、いわゆる要配慮者の方の個々の特性に合わせた、防災、介護、福祉、保健、医療などの各分野と連携しながら作成することが必要でありますので、今後につきましては作成に向けて関係各課等と協議を進めてまいりたいと考えております。  以上、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 419 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 420 ◯3番(向川征秀君) そうしましたら、この個別避難計画に関してなんですが、これは国のほうから、この個別避難計画の中でも特にリスクが高い、介護度が高い人について、この作成に関する財政的支援を国の地方交付税の中で行うと、こういった表明があったんですけども、この財政支援を活用することは見通していますでしょうか。 421 ◯議長(仲本博文君) 市民生活部長。 422 ◯市民生活部長(吉岡昭人君) ただいまのおただしですが、おっしゃるように計画作成に当たりましては、計画書の作成に当たりました関係者が計画に、手続に必要な準備をする中で、例えば介護であればケアマネジャー、そういった個々の方の一番生活状況、お体に詳しい方に携わっていただいた場合は、謝礼というような、作成についてのお礼というようなところもそういった交付金の対象と把握しております。  この計画の準備はまだできておりませんが、議員がおっしゃるようにそういったお手伝いをいただいて、計画の中で進めるに必要であれば、そういったものを活用したいと考えております。  以上でございます。 423 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 424 ◯3番(向川征秀君) これからということだと思うんですけども、この個別避難計画ですね、本当に災害はいつ起こるか分からないことですし、そして、この間の大規模災害ですね、3年前の中国地方の豪雨災害であったり、昨年も九州で豪雨災害がありました。豪雨災害というのは本当に大和高田市でも決して他人事ではないことですけども、亡くなられた方のうちの高齢者の方の比率がおおむね70%以上ということなんですね。高齢者の安全確保という観点で、これは早急な対応が必要であると思います。  次の避難所の答弁をお願いします。 425 ◯議長(仲本博文君) 市民生活部長。 426 ◯市民生活部長(吉岡昭人君) 福祉避難所の整備の指定が進まないのはなぜかについてのご質問でございます。  本市のこれまでの福祉避難所指定に対する考え方といたしましては、要配慮者と受入れ施設双方の課題を解決する必要があると捉えておりました。要配慮者側からは、課題といたしましては、福祉避難所で生活する上での特別な配慮があるかどうかなどが挙げられます。また、受入れ側の施設側の課題といたしましては、どのような状態の方がどれぐらいの人数で避難されるか、また、職員等で対応ができるのかといったところが挙げられます。本市といたしましては、それらの課題を並行しながら解決した上で福祉避難所の指定を行うべきと考えておりましたため、指定に遅れが生じておりました。  先ほど答弁させていただきましたとおり、災害対策基本法の一部改正に伴いまして、まずは福祉行動要支援者の要綱を定め、関係各課とも連携しながら、多様なニーズをお持ちの要配慮者の個別避難計画の作成準備を進めつつ、また、施設側とも協議を行いながら、指定に向けた福祉避難所の整備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 427 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 428 ◯3番(向川征秀君) 福祉避難所に指定される事業者のことも当然なんですが、3年前ですね、平成30年12月議会において、本市の総合福祉会館ゆうゆうセンター、ここが福祉避難所ではないが、福祉避難所に準ずる役割があるところであると、そういう答弁がありまして、そして、これを今後、福祉避難所に指定していくことを検討しますと、そういう答弁があったんですが、本市の施設である総合福祉会館が福祉避難所として指定、これが実現していないのはどういった理由でしょうか。 429 ◯議長(仲本博文君) 市民生活部長。 430 ◯市民生活部長(吉岡昭人君) ただいまのおただしです。  おっしゃいますように平成30年12月議会におきましては、総合福祉会館を福祉避難所に指定していく旨の答弁の中で、実現していないのはなぜかということでございますが、先ほどの答弁でも申し上げましたような内容に加えまして、まず、総合福祉会館が災害時には一般の方の指定避難所などであること、また、災害ボランティアセンターの運営拠点となること、そしてまた、物資の集積拠点ともなること、総合福祉会館に災害時の役割が集中してしまうという課題もあり、そしてまた、要配慮者等の方への相談や助言を支援できるような体制が取れていないことから、指定には至りませんでした。  以上でございます。 431 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 432 ◯3番(向川征秀君) 総合福祉会館の場合は、答弁にもありましたように一般の方の避難所も兼ねているということですけども、他方で、この福祉避難所については、そういった建物として一般の人と同じであっても、区分して要配慮者の方がいれる場所があれば福祉避難所に指定することもできるかと思うんです。  そういった点で検討もしていただきたいということが1つと、あと、じゃ、民間の事業所の方への実際に聞き取り調査とかは、この福祉避難所指定についての聞き取り調査とかは、この間しているんでしょうか。 433 ◯議長(仲本博文君) 市民生活部長。 434 ◯市民生活部長(吉岡昭人君) おただしです。  福祉避難所の指定につきましては、民間事業者への調査ですが、現段階まで行えておりません。今後は福祉避難所の指定に向けて、災害時にどのような協力が得られるのかも含めまして調査や聞き取りを行いながら、協力いただける関係づくりにも努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 435 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 436 ◯3番(向川征秀君) 障がい者の方、とりわけ知的障がいとか精神障がいのある方の場合は、やはり環境の変化によるストレスが非常に大きいんですね。ですので、避難するにしてもやっぱりふだん慣れているところに避難したいと、こういう要望が非常に強くあります。  一方で、先ほど答弁にもありましたけども、福祉避難所になった福祉施設とか事業所からすれば、ふだん慣れている人はいいけども、慣れていない人がたくさん来て受入れができるのかと、そういった不安の声もあって、今回の法改正では、それを踏まえて、福祉避難所になったところがあらかじめどういった状況の人をどれぐらい受け入れるか、これを個別避難計画でちゃんと約束してなるということも、こういったこともできるようになっていますので、こういった点を含めて、この個別避難所のつくる個別避難計画と福祉避難所の設定ということを、これは同時並行で進めていかなければならないと思います。多くの地域では、ほかの老健施設や障がい者施設が福祉避難所に指定されて対応されていますし、本市の老健施設などでもやはり災害時には受入れをする必要があると、そういう構えを持っている事業所もいらっしゃるんですよね。でも、市からはまだ話が何もないと。だから、こういったことも含めて話をしていただいて、福祉避難所の設定ということを進めていただきたいと思います。  最後に、福祉避難所の設置、指定について、財政支援の制度というのはどういったものがあるでしょうか。 437 ◯議長(仲本博文君) 市民生活部長。 438 ◯市民生活部長(吉岡昭人君) 財政支援につきましては、緊急防災・減災事業債においては、指定避難所における避難者の生活環境の改善のための施設の整備などが対象事業になると把握しております。詳細につきましても、どのような施設であったり、どういったものが対象になるかにつきましても今後しっかりと内容を把握し、今後研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 439 ◯議長(仲本博文君) 3番向川征秀議員。 440 ◯3番(向川征秀君) この事業債については、この間、対象もどんどん広がってきています。令和3年度からは、老人福祉施設等で福祉避難所になった場合に、その施設が豪雨災害に備えるための改修等をやる場合、こういった場合も対象になりました。  また、今回の法改正の中の審議の中において、学校の体育館等の施設、これを一部もしくは全部を福祉避難所にするという場合に、例えばエアコンの設置であったり段差解消工事、トイレ改修、こういったこともこの事業債の対象になると、こういった答弁もありました。当然ながら、改修したものはふだんの学校行事、公共の用途でも使えるわけですから、そういった点も含めて、こういった事業債も活用しながら福祉避難所の整備ということを、これを進めていただきたいというふうに要望いたします。  以上で質問を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 441 ◯議長(仲本博文君) お諮りいたします。  本日の会議はこれで打ち切り、明日18日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 442 ◯議長(仲本博文君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日はこれをもって延会いたします。            午後3時58分延会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...