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  1. 大和高田市議会 2020-03-01
    令和2年3月定例会(第4号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(萬津力則君) 皆さん、おはようございます。ただいまより、令和2年3月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(萬津力則君) これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 一般質問 3 ◯議長(萬津力則君) 日程に入ります。  日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。  5番沢田洋子議員の発言を許します。5番沢田洋子議員。            〔5番(沢田洋子君)登壇〕 4 ◯5番(沢田洋子君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、日本共産党、私、沢田洋子が一般質問させていただきます。  まず初めに、学童ホームの時間延長についてお伺いいたします。この間、また、今議会の代表質問でも取り上げさせていただいています学童ホームの時間延長についてです。  学童ホームの開所時間の延長は、保護者からの強い要望のもと、保護者をはじめ、ご家族、地域の方々の署名とともに請願書が提出され、1年になります。しかしながら、指導員が集まらないとの理由からいまだ実施されていません。この1年間どのように取り組んでいただいたのか、4点お伺いいたします。  1点目は、時間延長にかかわっていただいている部署や職員についてです。どのような構成で進められてきたのでしょうか。また、4月は職員の退職や異動の時期ですが、教育委員会、また、今、学童ホームの時間延長の実施にかかわっていただいている職員の中にも異動や退職があると思いますが、引き継ぎはどのようにされるのでしょうか。  2点目は、昨年3月議会において全会一致での請願が採択されましたが、その結果を受け、時間延長実施に向けて努力いただいている業務の内容についてお聞きいたします。会議の開催はどのようにされてきたのか、また、内容や開催数についてお聞かせください。指導員の募集はどのように努力をいただいているのでしょうか。  3点目は、アンケートの調査の結果です。指導員へのアンケートを実施していただいています。指導員さんの勤務時間の延長の可否や資格取得についての認識についてお聞かせください。  4点目は、時間延長の実施の時期や実施されるまでの流れについて、どのように考えておられるのかお聞きいたします。  最後に、この間も取り上げさせていただいていますが、各ホームの指導員さんの情報共有や他のホームの指導員さん同士の交流についてはどのようにされているのでしょうか。  2つ目に、新型コロナウイルスに関する心と体のケアについてです。  新型コロナウイルスの影響を受け、社会の状況が日々変わり、子どもたちは突然の休校になり、情報があふれ、この先どうなるのかわからない、予定が突然変更になるという中、これまでの日常と違う対応を余儀なくされています。子どもをはじめ、ご家族やご自身が体調を崩され、不安という方もふえてまいりました。子どもたちは、卒業式などのさまざまなイベントがなくなり、いつもと違う場所で過ごすといった、これまでの日常とは違うことに不安や喪失感が生まれ、ストレスを感じています。行政にも寄せられていると思いますが、いつもと違う環境や心の状態からくる心や体の負担をケアしてほしいとの声が日増しに広がっています。こうした相談はどのように対応されていますか。
     また、子どもの成長にかかわる栄養の管理や体力づくりについて心配される声が広がっています。今、学校を開放していただいていますが、給食がないため、それぞれがお弁当を持参し、登校しています。お弁当づくりが負担で自宅で過ごしている児童や、インスタント食品に偏ってしまい、栄養が心配と言われるご家庭もあると聞いています。休校中も登校している児童に給食を提供している自治体もありますし、お弁当の配達を提供している自治体もあります。本市も必要な児童への給食の提供を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  また、運動場やグラウンドを開放していないため、教室の中で過ごさなければならなく、体力の低下も心配されています。これについては昨日の植田議員の質問の答弁でも検討していただけるということですので、私からも強く要望いたします。  また、図書館の自習室や公共施設を開放し、子どもたちが学校や自宅以外に過ごせる居場所づくりについてもご検討をよろしくお願いいたします。  次に、教職員さんやかかわる職員さんのケアについてはどのようにお考えでしょうか。  最後に、情報の発信についてです。  市のホームページでも新型コロナウイルスに関する特設コーナーを開設していただいて、市のイベント情報の変更などはわかりやすく更新していただいていますが、感染者の状況や教育にかかわる情報をもっと載せてほしいとの声もお聞きしています。また、最新の情報を更新し、市民の不安を解消できるようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  壇上での質問は以上で終わらせていただきます。 5 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 6 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 5番沢田議員のご質問にお答え申し上げます。  児童ホームの時間延長についてのご質問でございます。  まず、時間延長にかかわる部署と構成についてのご質問でございます。  担当課は学校教育課となっております。課内において、課長以下、主担当課員を中心とした業務として対応しております。必要に応じて、教育長及び事務局管理職を交えた協議を行っております。  また、職員の退職や異動に伴う引き継ぎにつきましては、令和2年度に向けて、職員の退職、また異動があれば、次年度への事務引き継ぎの重要事項として、これまでの経緯も含めて十分な引き継ぎを行う予定でございます。  次に、会議の開催及び指導員の募集についてのご質問です。  会議の開催については、不定期ではありますが、学校教育課における課内での調査検討、また、教育委員会事務局管理職による朝会及び検討会においての協議を進めてまいりました。  内容については、請願が出された当初より時間延長を実現するために必要となる人材確保の方法を検討してまいりましたが、なかなか人材確保が実現できず、シルバー人材などの活用を含めた、より具体的な人材獲得策なども検討してきたところです。10月以降は、人材の安定的な確保に向けて民間のノウハウを活用する運営方法についての検討も進めています。  また、指導員の募集については、基本的にはハローワークを通じた募集を行っております。そのほかにも、個人的なつながりによる勧誘、大学等への学生アルバイト依頼などを行うとともに、無料掲載可能な人材募集の広告、広報誌への掲載を企画しているところでございます。  次に、アンケート調査についてのご質問でございます。  時間延長については早期に実現する予定であることをすでに周知しておりますので、各指導員は19時までの時間延長について認識できているものと考えています。その上で、令和2年1月に実施いたしましたアンケートに対する19時までの勤務についての回答は、毎日勤務可能者が4分の1、一切不可能であるという者が4分の1、数日特定曜日などの条件つき可能者の方はその2分の1となっております。  資格取得については、現在、複数名が資格を取得しているホームもあれば、一名も取得していないホームもあるなど、各ホーム間で資格取得の必要性の認識には差があるものと考えております。  次に、時間延長の実施までの今後の流れについてのご質問です。  現在、市内で勤務している指導員に対して令和2年1月に実施したアンケートの結果から、19時までの勤務を可能とする指導員の数は少なく、指導員の配置転換についても異動希望が少ない現状があります。また、配置転換があれば、精神的、体力的な不安を理由として離職者が出ることも懸念されるところです。離職者が出た際には令和2年度の児童ホーム運営に支障が出てくることも想定され、現在勤務する指導員との調整などにはいましばらく時間が必要となっております。  今後も、19時までの運営を実施する際には指導員を安定的に確保できる体制を整える必要があり、運営における民間のノウハウの活用など新たな運営方法の導入を検討し、開始時期やスケジュールなどを設定していきたいと考えています。  最後に、ホーム指導員間の情報共有や交流についてのご質問です。  3月24日に指導員を対象とした会計年度任用職員制度の説明会を実施する際、指導員間での情報共有や交流を行う予定でありますが、現在、学校臨時休業の関係で児童ホームを午前から開所しているため短時間での開催にはなりますが、情報共有、交換を行ってまいりたいと考えています。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 7 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 8 ◯5番(沢田洋子君) ご答弁いただきまして、ありがとうございます。  まず、再度お聞きいたしたいのが、この学童ホームの時間延長は、代表質問でも壇上でも言わせていただきましたように取り上げさせていただき、市長の答弁では決して後退していないと、前に向けて進めていると強く答弁をいただきました。この1年間、私もこの学童ホームをよくする会のお母さん方と教育長への懇談にも参加をさせていただいています。ここでも、一日も早く進めたいという教育長の思いを何度も聞かせていただいています。管轄する課の部署のトップの教育長、また、行政の市長がこの学童ホームの時間延長を進めなければならない、この時間延長は進めると、実施するというふうに決めているにもかかわらず、この1年間何も進んでいないという状況があります。  これを新しい担当された方へも引き継ぎをしていただけるということですが、この1年間で何もできなくて、また新しい方がこれを進められるのかという思いがあります。この点についてはどのようにお考えでしょうか。 9 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 10 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  現在、先ほども申し上げましたとおり、民間のノウハウを入れる、活用するというところで、実際に人材派遣業者、またはそういう業務委託業者に対してどういったことができるかなどを、現在説明を受けたり検討しているところでございます。これをさらに進めていくことも含めて、次の職員の退職、異動がありました場合につきましても、そこの部分を進めていくような形で引き継ぎをさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 11 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 12 ◯5番(沢田洋子君) 民間の力もかりながらとおっしゃいましたが、先ほど事務局長の答弁もありましたように、昨年の9月議会ではシルバーの活用も考えてと、12月議会では、民間の力もかりて少しでも早く実施したいという答弁をいただいています。しかし、この令和2年度の新年度予算にはこれが反映されていませんでした。そうすると、やはりこの時間延長をどんな力をかりてでも進めていこうという、そういう姿勢が全くうかがえないと思います。  指導員さんの人材が集まらないということですけども、お聞きしましたら、今回のアンケート調査で11名の指導員さんが7時までの延長は可能だと、勤務が可能だと。17名の方は、曜日などの条件はありますが、可能。この方たちだけでも28名の指導員さんがおられるんです。本市では13施設ございますが、7時まで延長で実施している、7時までとか7時半まで実施しているところの状況を見ますと、やはり5時以降、6時以降というのは、子どもの数も減っているように聞いています。そうすると、13施設、1小学校で2施設あるところでも、1施設の方に集まってできると思うんです。単純に8施設でこの時間延長ができたら、実施できると思うんですが、28名の方が可能だと言っていただいていて、この8施設になると1施設で3名の方。3人残らなくていいと思うので、これをローテーションしながら実施できると思うんです。これをしようと思うと、やはり異動が必要になってくると思います。  先ほど、答弁で、異動を希望する方がおられない。本来、業務を遂行する上で必要な異動というのはいたし方ないと思うんです。これは指導員さんが受けるとか受けないとか言えるものなんでしょうか。お答えください。 13 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 14 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  異動のことについておただしいただいていると思いますが、先ほども申し上げましたとおり、これに伴い離職するというような意思を持っておられる方も少なくないということになりましたら、やはり人事異動は当然可能でございます。その辺を十分精査しながらやっていかなければならないものと考えております。  以上でございます。 15 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 16 ◯5番(沢田洋子君) この問題を取り上げて以来、異動を言うとやめるというふうに希望される方もおると。指導員が減るので業務ができなくなるという、開設ができなくなるということは答弁で何度かいただいていますが、調理員さん、ここは民間委託になりますけども、この異動が告知されたときの相談をたくさん受けます。やはり私もこの異動の相談を受けたときに、身体的な理由とか特別な理由がない限り、これは受けるとか受けないとか選べるものではないと。もし異動先で嫌やったらやめるという方も本当に多くおられます。しかし、そういったところで、この庁舎内でも、学校とか保育所、幼稚園でも先生の異動とかあると思うんです。職員の異動もありますが、そうしたところで、やめてそこの業務が遂行できないといった事例があるんですか。お答えください。 17 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 18 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 児童ホームの運営に関して以外で、そういった事例はあったのかというご質問だと思います。  私の知る範囲では、ないように認識しております。 19 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 20 ◯5番(沢田洋子君) このホームの異動について、指導員さんにもお聞きしました。そして、異動を受けたくない理由の一番が、やはり知らない施設に行くということなんです。これは私も以前から取り上げさせてもらっていましたように、やはり日ごろから異動したり、ほかのホームの指導員さん同士の交流を持っていただくことで、どこのホームには何々先生がいてると、そういうふうなことをこれまでしていただいていたら、この異動がネックになって時間延長ができなくなるということはなかったと思うんです。  これはこれからの課題として、やはり指導員さん同士の交流もしていただきたいと思いますが、1つ、やめられたときに指導員さんが減って開設できなくなるということなんですけども、本市、本当に指導員さんが募集しても来ないのは何でかなと私も思うんです。橿原市だったら募集してから3日後には3人の新しい指導員さんが入っていると、この新年度でもそういう状況をお聞きしました。決して高田市よりも時給が高いのかといったら、そうではないんです。やはり以前にも私が取り上げさせていただいたように、この間ずっと異動していないことでそれぞれのホームの特色があるのは、私はいいことだと思うんです。でも、業務の質や、同じ人が同じところにおるというところで、そこに入っていきにくいということで、言ったように指導員さんが動かないということもあるんです。  新たに、以前にも私、言わせてもらいましたが、勤務先が決まってから断られているというケースも、担当のところはよく知っていると思いますが、ホームによって本当に格差があるんですね。それをやっぱり異動して、いろんなノウハウを持っている指導員さん同士の組みかえをしながら、ホームが一律した質の向上という点でも必要ですし、募集内容も、私もハローワークとか市のホームページでも見させていただいていますが、勤務時間が放課後から18時と、土曜日や春、夏、冬の休みが8時30分から18時となっています。でも、これを、この時間帯だけではなくて、1時間、2時間といった時間パートの採用で、それやったら来れるわという市民の方も実際お聞きしていますが、この時間パートでの採用はできないのか、お聞かせください。 21 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 22 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  時間パートの採用はできないかとのご質問でございます。  ただいまはフルタイムでの採用、募集ということを目指しております。今、ご意見いただいた短時間のパート採用というのは、募集内容としまして入っておりません。今後、そういったことも含めて参考にして募集を行っていければと考えます。  以上でございます。 23 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 24 ◯5番(沢田洋子君) そしたら、今後は短時間のパートも募集をしていただけるということでよろしいでしょうか。 25 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 26 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  担当課とも協議してまいりたいと考えます。  以上でございます。 27 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 28 ◯5番(沢田洋子君) これは、短時間のパートは何か規則とか条例とか変えなくても募集はできるのか、お聞かせください。 29 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 30 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  できると認識しております。  以上でございます。 31 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 32 ◯5番(沢田洋子君) 教育長にお伺いしたいんですけども、このフルタイムのパート募集というのがネックになっていて、短時間なら働けるという方もおられますし、こういう方のためにも短時間パートの募集はしていただけるか、教育長の方でお答えください。 33 ◯議長(萬津力則君) 教育長。 34 ◯教育長(梶木義敏君) 短時間のパートさんを募集できるかということの続きのお話だというふうに思うんですが、今、ご提案いただいたというか、ご意見いただいたことなんかも含めまして、あらゆる方法を検討しながら19時までの時間延長に向けて全力で取り組んでまいりたいというふうに思いますので、さまざまな事柄について十分研究の方をしてまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 35 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 36 ◯5番(沢田洋子君) 他市の状況を調べていただいたらわかると思うんですが、高田市が県下で一番募集している内容の時給が安いのかといったら、そうではないんです。何が違うかというと、やっぱり高田市はフルタイムでの募集しかしてなくて、他のところではパートタイムの募集もしているんです。そういう方たちが、やっぱり学生とかだと5時から7時とか2時間程度の時間を入りやすいというふうになりますし、高田市も学生の募集もしていただいているということですが、畿央大学から橿原市の学童ホームにもパートで勤務をされているということも聞いています。やはりそこがネックになっていると思うので、先ほども今後のスケジュールを答えていただきましたが、本当に民間を活用しながらという点では、まだまだ今から予算を設定して、進めていかないといけなくなると、物すごく時間がかかると思うんです。  今いてる指導員さんにこの時間延長を受けていただくというのが一番の早道だと思うんですが、やはり先ほども言わせていただきましたように、異動も含めてせっかく28名の方がこの時間延長に協力できるというふうに言っていただいていて、8ホームの施設で28人の方ができるということが見えているのに、この数字を見たら保護者の方は納得いかないと思うんです。やっぱり今いてる方たちにこの時間延長を受けていただくというふうなことで、いろいろな方法も考えていただきたいと思います。  やっぱりこのホームの異動が嫌やというのは、先ほども言わせてもらったように、知らないホームに行くとか、どこそこのホームはこういうことしかしてないとか、こういうことをしないとあかんようになるとかいうふうな声も指導員さんから出されています。  私も、いつも学童ホームをよくする会の交流会とか会議も出させていただいています。最近ではここに指導員さんも来られるようになったんです。指導員さんの声も聞いたり、保護者側の苦労されている声も聞いたり、お互いがすごく交流されていて、いい会になっているんですけども、中には保護者の方が指導員さんの苦労がわかったということで、お迎えに行ったときに「ご苦労さま。ありがとうございます」の一言が言えるようになったという方もいてます。本来、これは教育委員会がしなければならなかったことだと思うんです。  今後、このホームの指導員さん同士の交流については、現場の指導員さんが強く望んでいることなので、これは早速取り組んでいただきたいと思います。  最後に、市長、今後の7時までの延長について、今の質問とかやりとりを聞いていただいて、今後のスケジュールについてどうお考えなのか、再度、市長の答弁をお願いします。 37 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 38 ◯市長(堀内大造君) 3月議会の当初に私がお答えしたように、これは本当に前向きに考えております。なぜならば、私自体、共働きで、なおかつ母が認知症、そういう状態で、私自体も小学校1年生から6年生まで、最後の時間まで学童ホームに子どもを預けていました。そういうことで、この学童ホームの必要性は十分認識しており、それで、私自体も送り迎えをしていたので、その内容、中身もわかっています。そういうことで前向きにというか、これは推し進めないといけないということで指示しています。  ただ、私の1つの思いは、やはり高田8小学校一斉に行える、そういうのが一番私の希望でありまして、そこが一番のネックであります。1校、2校でするならばすぐできるんですけども、そこが今、3月議会の予算に上げられなかった理由は一番そこなんです。だから、その8校一斉に、ぜひとも平等に学童ホーム延長を実施したいということを私は言っておりますので、そこの内容をもう少し精査して、先ほど議員がおっしゃったような内容も考えながら、そこを重々検討して、一刻も早くこれが延長できるよう推し進めていきたいと思っておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 39 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 40 ◯5番(沢田洋子君) ありがとうございます。  本当に教育長の思いも、市長のこの代表質問でも取り上げさせていただきました答弁からも、教育長も行政のトップである市長も、この7時までの延長は進めなければならないと認識していただいていると理解をしています。  先ほど言われたように、市長の答弁にもありましたが、ホームによっては、うちのところはあしたからでもできるというホームがあるんです。今度は指導員さん同士で、どこが受けないと言っているのと、誰がしないと言っているのと、そういうやりとりにもなっているんです。やっぱりここは教育委員会がきちんと方針を出して、その方針のもとにこの7時までの延長を、誰々の指導員さんの言うことは聞く、どこのホームの言うことは聞くとかいうふうなことにはならないように、きちんと教育委員会が方針を出して、この7時の時間延長に向けて取り組んでいただきたいと思います。  次の答弁をお願いいたします。 41 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 42 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 5番沢田議員の新型コロナウイルスに関する心と体のケアについてのご質問にお答え申し上げます。  まず、相談への対応についてのご質問でございます。  学校教育にかかわる相談は、各学校及び学校教育課、青少年課で対応させていただいております。また、学校保健給食にかかわる相談は教育総務課というように、各学校及び各担当課で丁寧に対応させていただいております。  次に、本市も必要な児童への給食の提供をしていただけないかとのご質問です。  まことに申しわけございませんが、個別の児童への給食の提供は非常に難しいと考えております。  次に、子どもの居場所づくりについてのご質問です。  図書館の自習室や公共施設を開放し、子どもたちが学校や自宅以外で過ごせる居場所をつくるべきだと思いますがとのご質問ですが、現在、本市の公共施設につきましては、貸し出し中止や行事等の延期、中止の措置を行っているところでありますが、図書館につきましては、長時間滞在による感染拡大を防止するため、やむなく学習室、閲覧コーナー等の利用を休止し、図書の貸し出し、返却業務に制限して業務を行っているところです。  次に、教職員さん等へのケアについてどのように考えているかとのご質問です。  現在、新型コロナウイルスへの不安から心身に変調を来している教職員、事務職員等の方はおられませんが、もしそのようなことが起きました場合は、養護教諭への相談や保健所への相談によりケアが可能となっております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 43 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員
    44 ◯5番(沢田洋子君) 新型コロナウイルスに関する質問は昨日からも出ていますし、本当に日々、情勢、状況が変わっている状態で、市の方でも対応が大変だと思います。  やはり状況が変わって、いつまでという見通しもない中で、ストレスや不安を感じている市民もふえてきていますので、少しでも緩和できるという意味では、情報を提供して、やはり共有できるというふうな状況にしていただきたいと思います。  また、昨日からの答弁もありましたように、いろいろな窓口での相談が、教育委員会であったり、福祉関係であったりあると思うんです。そこでやっぱり職員さんの負担を減らすという点でも、ニーズの多い相談とか問い合わせなどはリアルタイムでホームページに更新をしていただいて、そこで見たらわかるというふうなことをしていただきたいなと思います。  先週は、隣の広陵町では登校日が設定されたんです。このときも学校とかにも問い合わせがたくさんあったと思いますが、私のところでも高田市もあるのかという質問が結構ございました。こうしたことも、やっぱりニーズの多いことは本当にホームページの方でせっかく特設コーナーをつくってもらっていますから、そういうところにも情報提供して、市民の方への情報提供と共有ができるようにしていただきたいと思います。  これは要望で終わらせていただきます。  以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 45 ◯議長(萬津力則君) 次に、4番所進議員の発言を許します。4番所進議員。            〔4番(所進君)登壇〕 46 ◯4番(所進君) 議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。日本共産党の所進です。  令和2年度の介護保険事業における地域支援事業について、新型コロナウイルスの影響により中止になった市主催行事の関連業者への補償、また、休校による給食中止で影響を受けた給食業者への補償について質問いたします。給食事業者への補償については昨日森本議員が行われた質問と重複する内容がありますが、お許しください。  まず、地域支援事業についてでございます。  地域支援事業とは、被保険者が要介護状態または要支援状態となることを予防し、社会に参加しつつ、地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援することを目的とし、地域における包括的な相談及び支援体制、多様な主体の参画による日常生活の支援体制、在宅医療と介護の連携体制及び認知症高齢者への支援体制の構築等を一体的に推進するとされております。  私たちは、高齢者が可能な限り自分の力を生かし、自立した生活が送れるよう、行政と地域住民が一体となって支援を行うこと、これは大いに必要であると考えますが、一方で、予防ということが過度に強調されて、予防できずに支援やサービスが必要になるのは自己責任と、こうなってはならないと考えます。そして、必要な情報がしっかりと伝わる、気軽に相談に行ける、こういった体制をつくることが介護予防につながっていくと思います。  12月に行いました一般質問では、来春、認知症対応型グループホームと小規模多機能型居宅介護事業所が開設する予定、また、第2層生活支援体制整備協議会がモデル的に3校区に開始をされ、残り5校区での実施が来年度以降になっているのが課題という答弁がございました。  これらの事業をどのように地域における相談支援体制の推進につなげるのか、以下、3点の視点から質問をさせていただきます。  現在建設中の認知症対応型グループホームと小規模多機能型居宅介護事業所について、その目的と進捗状況についてお答えください。  次に、第2層生活支援体制整備協議会をどのように残り5校区に実施していくのかについてお答えください。  また、本市の地域包括支援センター窓口には、平成30年度には5,223件の相談が寄せられており、内容も多種多様にわたるかと思います。職員1人当たりの相談件数についてお答えください。  続きまして、新型コロナウイルスの影響による市主催行事の関連業者への補償について質問をいたします。  本市においても、高田千本桜の自粛をはじめ、さまざまな行事、イベントが自粛、中止になっております。経済的な被害を受ける関連業者への補償についてお答えください。  続きまして、休校による給食中止で影響を受けた給食業者への補償について。  休校により深刻な影響を受ける、調理業務を担っている事業所、また、食材を納入している事業所への補償についてお答えください。  以上で、壇上での質問を終わります。 47 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 48 ◯保健部長(佐藤博美君) 4番所議員のご質問についてお答え申し上げます。  まず、認知症対応型グループホームと小規模多機能型居宅介護支援事業所の目的についてでございます。  これらは、要介護状態になっても住み慣れた地域で安心して住み続けられるよう、柔軟で多様なサービスの提供ができることを目的とし、本市の市民が利用できる地域密着型サービス事業として整備するものでございます。  次に、進捗状況についてでございますが、4月には、認知症対応型グループホームや小規模多機能型居宅介護支援事業所等の4つのサービスをあわせ持つ、複合型の事業所が礒野南町に1か所開設する予定でございます。さらに認知症対応型グループホーム1か所の選定が終わっており、令和2年度中にこちらも整備が完了する予定でございます。  次に、第2層生活支援体制整備協議会でございます。残り5校区の設置につきましては、令和2年度中に各校区の社会資源についての情報収集を行い、令和3年度以降に残り5校区を設置したいと考えております。  次に、地域包括支援センターにおける職員1人当たりの相談件数についてでございます。  平成30年度には延べ5,223件、実人数1,006件の相談がございました。職員1人当たりの相談延べ件数につきましては580件、実人数は112件となっております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 49 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 50 ◯4番(所進君) 答弁ありがとうございます。  この施設の整備ということに関しては、本当に安心した地域づくりには欠かせないものであるかと思いますので、そういった進捗状況、目的、また、市民の皆様にもしっかり周知していただく形で進めていただきたいと思います。  そこで問題になるのが、こういったサービスの利用につながる方というのはいいかと思うんです。ただ、私もこの1年間議員として活動させていただく中で、制度へのアクセスの仕方がわからない、どこに相談していいのかわからない、この声というのは本当にたくさん聞きます。そして、地域包括支援センターであるとか在宅介護支援センター、こういった行政の窓口があるかないかでは、本当にその地域の様相というのが大きく変わっているんだなということを実感しているところでございます。  浮孔校区や浮孔西校区、菅原校区を担当する在宅介護支援センターは天満在宅介護支援センターとなっているんですけども、所在地はゆうゆうセンター内なんですね。実質的には、この浮孔、浮孔西、菅原校区には在宅介護支援センターがない状況になっております。この状況はどのように認識をされているでしょうか。  また、今おっしゃった新たな事業所に在宅介護支援センターを設置するなど、この地域にも相談機能が必要かと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。お答えください。 51 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 52 ◯保健部長(佐藤博美君) 所議員の再度のご質問にお答え申し上げます。  浮孔、浮孔西、菅原校区の相談につきましては、今ご紹介いただきましたように天満在宅介護支援センターに委託しております。もともと天満在宅介護支援センターは天満診療所の2階に設置されておりましたが、社会福祉協議会の相談機能の移転とともに総合福祉会館内に移転したものでございます。  ただ、総合福祉会館の中には民生委員さんの出入りも大変多うございますので、民生委員さんとこの天満在宅介護支援センターとのやりとりは大変スムーズに行われているというふうに聞いております。  ただ、当該地域には設置はしておりませんが、電話来所での相談にはもちろんお答えしておりますし、必要に応じて訪問も行っていただいております。それと、少なくとも月4回は担当が地域の方での、平沼寮さんの2階でありますとか、それから、菅原公民館の方で教室事業を開催しておりますので、そのときには来られた方々の相談を受けたりとか、支援を必要とする高齢者の方の相談が多い民生委員さん、それから総代さんの方もそちらの方にお越しいただいて、ネットワークづくりを行いながら連携し、行っているところでございます。  今後、在宅介護支援センターのあり方につきましては、現在第7期の中で実施しておりますので、来年度は特に考えてはおりませんが、第8期以降の検討課題として、地域の実情や市民ニーズに合わせて検討してまいりたいと考えております。  ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 53 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 54 ◯4番(所進君) 民生委員さんの出入りであるとか、あと、平沼寮、あと、菅原公民館であるとか、集まりは持っていて、そこでは吸収されているというような見解でのお話だったかと思うんですけども、実際には総代さんとか自治会の役員が空席になって、そのままになっていると。1年以上、総代さんやそういう役員が決まらずに、そのままになっている地域というのもあるというふうに聞いております。  それで、今、部長おっしゃったところも、民生委員さんとかというのもあれなんですけども、住民主体の地域づくりということを前提にして言っておられるかと思うんですけども、その住民主体の地域づくりというのが困難な状況があるというふうにすごく聞くんですけども、その点はどのように認識されているでしょうか。 55 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 56 ◯保健部長(佐藤博美君) 地域包括支援課の方で、住民主体ということで、現在、人材育成としての生活支援サポーターの育成事業、シニアリーダーの育成事業、それから、認知症サポーター養成講座等の人材育成をさせていただいております。  その方々を中心に、現在少しずつその広がりができてきているところでございまして、実際に住民主体の困難さというのは現場の方でも重々にわかっているのでございますけれども、そこに関しては、担当の方が専門職の投入でありますとかさまざまな支援を来年度も予定しておりまして、サポートしながら一緒に進めていく予定にしているところでございます。 57 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 58 ◯4番(所進君) 今のお話の後半の部分にあった、さまざまな専門職を投入しての部分をもうちょっと詳細に、具体的に教えてください。 59 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 60 ◯保健部長(佐藤博美君) 地域包括支援課には3職種がございます。保健師、社会福祉士、それから、主任介護支援専門員といった3職種がございます。こういった専門職ももちろんでございますけれども、来年度予算の中に入れさせていただいております、例えば理学療法士、作業療法士、そういった方々を現在予定しておりますし、あと、栄養士、歯科衛生士等の専門職の方にもお願いさせていただいて、実際に地域の方で人をお雇いになってというところとか、人材に結びつけるのは難しいと思いますので、そのあたりは地域包括支援課の方がコーディネートしながら一緒にやっていく予定にしております。 61 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 62 ◯4番(所進君) 今言われたものがそうなればいいんですけども、どうも私が聞く状況ではどうしてもやっぱり地域や市民のものになっていないのではないのかといったような思いがあります。  それで、もう1つ聞くのは、どうしても地域包括支援センターの方自身が本当に多忙になってしまって、今言われているような事業を望まれるようなペースで実現することができないんじゃないのかと、いろいろ手が回り切っていないところがあるんではないかということも思うんですけども、地域包括支援センターの過去2年間ですね、超過勤務の状況など、わかれば教えていただけるでしょうか。 63 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 64 ◯保健部長(佐藤博美君) 地域包括支援センターとしての超過勤務の状況でございますけれども、まず、平成29年度は、正規職員、係長以下9人の超過勤務時間は2,582時間、1人当たりの超過勤務時間は約287時間、月平均約24時間でございました。平成30年度は、正規職員、係長以下10名の超過勤務時間は3,301時間、1人当たりの超過勤務時間は約330時間、月平均約28時間でございました。令和元年度は、1月までの数字ではございますが、正規職員、係長以下12人の超過勤務時間は2,206時間、1人当たりの超過勤務時間は約184時間、月平均約18時間となっております。令和元年度は前年と比べ、月平均10時間の削減ということになっております。  よろしくご理解ください。 65 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 66 ◯4番(所進君) どんどん地域づくりの課題というのが大きくなる中で、本当に介護保険の認定に係ることであるとか、地域づくり、また地域のコーディネート、これからどんどん役割がふえていくかと思います。そして、その十分な人的体制ですとか、あと、業務のしっかりした把握なり見直しなりというのが行われないと、必要とされる事業というのが進んでいかないんじゃないかと。その結果、市民の方が相談や援助を求めても十分な支援を受けられないのではないか、こういった不安があるというのもお伺いをしております。  残業を減らすことを目的とされているということなんですけども、今後、業務というのはどんどん過多になっていくかと思うんですね。そのあたり、一人一人が適切な業務でいろんな要望に応えていくために、残業時間を減らすということはおっしゃっていただいたんですけども、それ以外、こういった方に業務を回していくということがあればお答えください。 67 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 68 ◯保健部長(佐藤博美君) 現在、地域包括支援課の方の職員の方ではさまざまな業務分担をさせていただいております。先ほど所議員がおっしゃっていただきました在宅介護支援センターさんの方に相談業務をお願いしたりとか、教室業務をお願いしたりということで、外にお願いしていくこともやっておりますし、それから、最近ではいきいき相談室の方での相談件数も少しずつふえてきているというふうに聞いております。  それと、民間の事業所さん方との連携もしながらやっておりますので、今後、地域包括支援課の方でしかできない仕事というものをなるべく整理をしながら、職員の負担も減らしながら、そして、先ほど所議員がおっしゃっていただきましたような地域に出向くというようなところは、これはちょっと相反することにはなるんですが、実際には日曜日、土曜日、夜のご要望も反対に地域包括支援課職員の方には来ますので、そこには対応させていただいておりますので、反対にそういったところに力を注げるように対応させていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 69 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 70 ◯4番(所進君) ご答弁ありがとうございます。  本当に地域の方からや、また、実際に在宅介護支援センターで働く方からも期待や要望が膨らんでいく一方で、なかなかどんなふうに進んでいるのか見えにくいであるとか、地域のものに本当になり切っていないというところが聞こえたり感じたりするところはございますので、本当に適正な業務の執行であるとか、あと、これは課題だと思うんですけども、来年度は在宅介護支援センター開設の予定は今のところないということでしたけども、この生活支援体制整備協議会、しっかり機能するものにしていただくであるとか、あと、今以上に地域の方の潜在的なニーズというのをつかむような行動というのが必要かと思いますので、しっかりそのあたり、令和2年度の事業として検討していただきたい、これ、お願いをしたいと思います。  次の質問に対する答弁をお願いいたします。 71 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 72 ◯市民部長(吉村保喜君) 4番所議員の、新型コロナウイルスの影響による市主催行事の関連業者への補償についてお答え申し上げます。  本市におきましては、1月末より部長会及び実務者レベルの協議を重ね、現在、高田千本桜の自粛をはじめ、3月末までの主催イベントの原則中止または延期等を決定し、市民への周知を行う等、各担当部局において必要な対応を実施しているところであります。  現在、本市全般の事業におきまして補償を求められている事例はございません。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 73 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 74 ◯4番(所進君) その対応でされているということですけども、業者さんから聞かれている声などはございますでしょうか。 75 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 76 ◯市民部長(吉村保喜君) そのような声はお聞きしておりません。 77 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 78 ◯4番(所進君) やはり高田千本桜をはじめ、そういったイベントというのは地域のにぎわいをつくったり、そして、地域経済の活性化にもつながるかと思いますので、イベントの中止というのはいたし方ないところがあるとは思うんですけども、そういった業者さんの声、要望があれば対応するということにはなると思うんですけども、しっかり困り事をこちらから聞きにいくというような姿勢でも取り組んでいっていただきたいと思います。  そして、過度な自粛ムードで市民の皆様の心理的な負担もすごく増して、次はいつになるんでしょうかというような声、これもたくさん聞いております。こういった年に1度の行事というのは、また来年ということになるかと思うんですけども、毎月やっているようなイベントの中止、これについて今後の見通しなど、どんどん発信していく方が市民の安心にもつながるかと思います。  また、ほかの自治体では、例えば定期的な講座などが中止、延期になったらその資料をホームページ上に載せるとか、そういった工夫も行われているんですけども、そのあたり、定期的なイベントの中止に関して、その後のフォローなど考えられていることはあるでしょうか。 79 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 80 ◯市民部長(吉村保喜君) 現在、4月以降のイベントとかについても、19日、政府の方で発表があると思いますけど、国、県の動向も注視しながら決定していきたいと思っております。  そして、今議員おただしのように、講演とか研修会などの資料についても今後その中で話をさせていただきまして、できるだけ市民に提供できるように実施していきたいと考えております。 81 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 82 ◯4番(所進君) 本当にこのコロナの影響を受けて、市民の皆様から、何もかも自粛や中止でまちに活気がなくなってしまったと、あと、誰とも会わなくなったなというような声も聞いていたりしますので、そういった情報発信によって、こういった心理的な負担であるとかいろんな不安ですね、解消することにつながるかと思いますので、今、最後おっしゃっていただいた、定期的なイベントが中止になった後のフォローというのもしっかり検討するようお願いしたいと思います。  次の答弁をお願いいたします。 83 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 84 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 4番所議員の、休校による給食中止で影響を受ける給食業者への補償についてのご質問にお答え申し上げます。  まず、調理業務を担っている事業所への補償についてのおただしですが、昨日、森本議員のご質問にお答えいたしましたとおり、3月分の学校給食調理業務委託料の支払いについて、現在協議中ではありますが、教育委員会といたしましては、給食の中止により事業所の負担が不要となった経費を除き委託料の支払いを考えております。  次に、食材を納入している事業所への補償についてのおただしですが、食材を納入している事業所には、2月28日現在において納品停止可能な食材については全て停止をしていただいております。ほとんどの食材が停止となりましたが、停止できなかった部分につきましては、4月以降、利用ができる食材については使っていくというような形で現在のところ考えております。  以上です。 85 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 86 ◯4番(所進君) 答弁ありがとうございます。  調理業者さんへの対応というところで少し再度お尋ねをしたいんですけども、この対応、業者さんの方に周知はされているとは思うんですけども、この対応を受けての事業所さんからの声などはどんな感じでしょうか。お答えください。 87 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長
    88 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしです。  担当の方からその旨、事業者の方に連絡等を入れておりますが、わかりましたというふうな返答でございます。  以上です。 89 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 90 ◯4番(所進君) 3月は春休みの期間というのもあってそんなに影響が出ないというような状況があるかもしれないんですけども、これはやっぱり長期にわたる可能性もまだ十分にあるかと思います。  業者への補償というようなところでは、例えば愛知県などでは、学校給食関連事業者への総合的な支援に関する緊急要望ということで、これは自治体から要望しているというようなこともやっておられるんですけども、この高田市でも県や国にこういった支援を求めていくべきかと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 91 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 92 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  ただいまのご意見等につきましては、今後検討してまいりたいと考えております。  以上です。 93 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 94 ◯4番(所進君) 次に、給食材料を扱っている業者さんのことなんですけども、ここも4月以降の先を見通せずに、今、従業員を休ませるなど雇用調整とか減産調整をしているから、4月以降、いざ始まるとなっても以前の通常の体制に戻せるのか不安、それで、それまで経営が維持できるかという不安の声をお伺いしております。  また、衛生対策のコストですね。これまで以上にマスクとかアルコール消毒液、これをたくさん使うということで、こういったコストがかかって、日々の運営の経費が上がって非常に苦しいという声もお伺いをしております。  4月以降も長期にわたる今の状況が続く可能性がないわけではないとは思うんですけども、4月以降の対応については今どのように検討されているでしょうか。 95 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 96 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  食材の入札につきましては毎月行っております。すでに4月の献立の方もでき上がっており、それに対する食材の入札が終わり、納入業者も決まっております。これにつきましては、実際4月始業式があり、入学式があり、給食開始する日を想定しているところでございますが、実際に実施できるかできないかも含めての課題であると考えております。  以上でございます。 97 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 98 ◯4番(所進君) 長期にわたる可能性がある中で、今の段階で全て決めることは難しいかとは思うんですけども、今ある制度ですね、これもフル活用して、給食事業に係る方の負担や被害を最小限に食いとめていくことが行政に求められる仕事かと思います。  この補償ということに関してでは、3月10日付の文科省の事務連絡、「臨時休業に伴う学校給食休止への対応について」という連絡がありまして、学校の設置者がキャンセルせずに事業者から購入した食材に係る経費及びその処分に要した費用ですね、あと、事業者に対してすでに発注されていた食材に係る違約金について、4分の3国の補助金が出ることになっているんですけども、高田市の方ではこの制度をどのように活用されていくでしょうか。 99 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 100 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  納入した食材に係る経費及びその処分に要した経費に関しては補助の対象になるということは、承知しております。  先ほども答弁させていただきましたとおり、3月分の食材に関しましては大部分が停止することができ、事業所に支払いはさせていただく中で、使えなくなる、廃棄しなければならないであろうという食材については引き取っていただいております。補助の対象になる経費等について、実際生じているものかどうかも含めて検討してまいりたいと考えております。 101 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 102 ◯4番(所進君) 食材の補償ということで今聞かせてもらったんですけども、先ほど沢田議員も触れられていたんですけども、児童ホームで給食を提供することができないかということで今聞かれていまして、それはちょっと個別には難しいということでおっしゃっていたんですけども、例えば行政が仲介をしてそういった食材をフードバンクに提供する、こういった行政が仲介をしてその食材を活用する取り組み、全国的には行われていると聞いておるんですけども、そのあたり、高田でもぜひ取り入れるべきことがあるかと思うんですけども、その点についてはいかがでしょうか。 103 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 104 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  県下の一部の市町村の児童ホームにお弁当を安価で届けるサービスを民間の事業所で取り組まれているということは、新聞等で承知しております。  本市におきましても、民間の事業所からそのようなサービスの話がありましたら検討させていただきたいと考えております。  以上でございます。 105 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 106 ◯4番(所進君) ありがとうございます。  本当にコロナの影響で、市民の皆様、また保護者の皆様、いろんなところに心理的な不安がかかって、学校がいつ始まるのか、あと、給食がどうなるのか、本当に不安が広がっている状況かと思います。  今、幾つか検討するというふうに言っていただいたんですけども、ぜひそこは積極的に、国の計画や情報待ちということに陥ることなく、高田市独自の対策というのもまた十分に検討して、不安や負担の軽減に努めていっていただきたいと思います。  以上で質問を終わらせていただきます。 107 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。            午前11時8分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時20分再開 108 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、3番向川征秀議員の発言を許します。3番向川征秀議員。            〔3番(向川征秀君)登壇〕 109 ◯3番(向川征秀君) 議長のお許しを得まして、日本共産党の向川征秀が一般質問を行います。  初めに、大和高田市立病院の今後のあり方について質問いたします。  新型コロナウイルスの猛威が続いていますが、この感染対策の先頭に立ち、市民生活を守る、公立・公的病院の役割が改めて見直されています。  他方、昨年9月、厚生労働省が再編・統合を議論すべき対象として全国で424の公立・公的病院を発表し、波紋を広げています。大和高田市立病院はこの中には含まれていませんでしたが、データのとる時期によってはこれに含まれる可能性がある、極めて微妙なところにあると聞いています。また、県は独自に地域医療構想の具体化として、民間病院をも含んだ病院の統廃合や機能分化、こうしたことを進める方向を示しています。急性期医療を担う断らない病院と、回復期や慢性期を担う面倒見のよい病院、この2つを奈良モデルとして提示していますが、大和高田市立病院を含む中規模な病院はその両面を持っていることが多く、難しい判断を迫られると思います。  新年度において本格化する市立病院の今後のあり方の検討に当たり、こうした国の施策、県の地域医療計画との関係はどうなるでしょうか。  また、市立病院の今後のあり方を検討する上で、現在の令和2年度までの改革プランを自ら検討することも必要であると思います。あと1年残していますが、令和元年度までの状況において、改革プランで示された経営上の目標、機能整備上の目標はどの程度達成されていますでしょうか。また、そこから見て経営上の主な課題はどういったものでしょうか。  次に、産業振興の政策について質問します。  新年度の予算において、ビジネスサポートセンターの事業が盛り込まれました。企業の成長を支援するこの事業は極めて前向きですが、広陵町との共同の事業であり、また、あくまでも個別の相談支援機能の強化であり、中小事業者でも対象は限られてきます。本市の全体的な産業振興を考えるにおいて、個別の援助だけでなく、さまざまな業種や業態に合わせ、地域の経済全体を引き上げる独自の戦略や計画が必要ではないでしょうか。何よりもまず、現在の本市の事業者がどのようなことに困っているか、どのような点を乗り越えたら成長できるか、そうした現状を行政が把握することが必要であると思います。  市内事業者に対して、訪問調査やアンケートなどは行っていますでしょうか。あるいは、今後行う予定があるでしょうか。  また、本市の産業振興政策において大きなものとしては制度融資と商工業振興促進奨励金がありますが、令和元年度においての活用状況、予算に対する相談件数や利用実績はどうでしょうか。  3点目に、新型コロナウイルスの市民生活への影響について質問します。  新型コロナウイルスは、経済にも大きな影響を与えています。事業者の経営困難が生じ、賃金のカットや解雇、雇いどめといったことも生じています。感染そのものがもし比較的早くに終息していっても、こうした経済への影響は長期化することが懸念されます。今、国を挙げての各種の救済策が講じられていますが、必要な人に必ず利用していただくために、市は積極的な取り組みが必要であると思います。  今、事業者に対してはセーフティネット保証が発動されるなどの施策がとられていますが、急激な売り上げの減少や事業のストップで先の見通しが見えない中、支出がかさみ、納税にも困難を抱えている事業者もあります。融資の援助があっても、先が見えない中では怖くて借りられない、こうした声も聞いています。また、お金を借りても先に払わなければならないものがある。こうした切実な声が届いております。自粛や規制の広がりによって事業者が力を失い、職員を雇いどめする、あるいは休業によって生産調整をする、こうした中で、そこで働いていた人が生活に困難を生じるケースも今後広がっていくことが懸念されます。  事業者向け、個人向け、それぞれに市として相談窓口を設置して、部署横断的に相談を受け、制度的な対応を進めていくことが必要と思いますが、いかがでしょうか。  最後に、公営住宅について質問します。  6月の議会でも質問しましたが、本市の公営住宅は平成13年を最後に新たな建設がされておらず、耐用年数を過ぎている市営住宅が3分の2と老朽化が進んでいます。今後のまちづくりを考えていく上でも、公営住宅の見直し、建替えなどを進めていかなければなりません。本年度に公営住宅の長寿命化計画の見直しが行われましたが、新年度の予算においては照明の改良、空き物件の除却といったことのみにとどまっています。  今後の長寿命化計画はどのような見通しとなったでしょうか。計画において、老朽化の著しい市営住宅の更新は具体化されていますでしょうか。  そして、改良住宅においても空き家がふえてきています。改良住宅は地区改良事業が2002年に終了した現在も旧来の制度に基づいており、空き家が出ても一般公募がされておらず、長期間にわたって住む人がなく、建物が劣化したり草が生えて虫が湧く、また、管理されなくなって側溝が詰まるなど、近隣の住環境にも悪影響が及んでいます。  改良住宅の空き家において、定期的な点検等が行われていますでしょうか。また、近隣に迷惑が生じる状況が生じた場合の対応はどうしているでしょうか。管理すべき名義人があるにもかかわらず、実態が空き家になっていたり、あるいは著しく管理不良の状態が生じている場合はどのように対応していますでしょうか。  以上で、壇上からの質問を終わります。 110 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 111 ◯市長(堀内大造君) 3番向川議員の市立病院についてのご質問にお答え申し上げます。  今年度、奈良県の地域医療構想の取り組みにつきましては、各病院の2025年を見据えた役割や病床数など具体的対応方針を策定し、断らない病院と面倒見のいい病院へ機能分化、強化へと進めており、令和2年度以降もこの奈良方式の実現に向けて、急性期を担う医療機関に対し、さらなる取り組みを求められているところでございます。  この奈良県地域医療構想が市立病院の将来のあり方にどのように影響があるかは、現時点においては具体的にどうかわかりませんが、今年度、厚生労働省が再編・統合の検討が必要と病院名を公表しているところからもわかりますよう、ますます病院、病床の機能再編と集約への取り組みが進められると考えております。  市立病院がこれまでと同様、市民から愛され、信頼される病院として将来において地域に貢献できるためにも、令和2年度の施政方針でも述べさせていただきましたが、このような状況に対応できるよう、仮称でありますが、大和高田市立病院将来のあり方検討委員会において検討してまいりたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。  なお、改革プランの達成度につきましては担当よりお答え申し上げます。 112 ◯議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 113 ◯市立病院事務局長(安川雅清君) 続きまして、担当の方から、改革プランの達成度についてのご質問にお答え申し上げます。  大和高田市立病院の公立病院改革プランにつきましては、平成29年3月定例市議会におきましてお示しさせていただき、平成29年度から令和2年度の4年間を対象に、地域医療構想を踏まえた役割の明確化、経営の効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しなど、大きく4つの視点から策定させていただきました。  議員おただしの達成度につきましては、経営の効率化に係る計画における数値目標と思われますが、例えば収支計画の中の累積欠損金につきましては、平成28年度末の時点ではございますが、約6億4,000万円の累積欠損金があり、改革プラン期間中に累積欠損金をなくし、令和2年度末に3億7,400万円の利益剰余金をつくるという計画ではございましたが、平成30年度決算において6,500万円の単年度の純損失を計上したことから、残り2年での目標達成については大変厳しい状況であるのかなというふうに感じております。  このことから、今年度、改革プラン評価委員会におきまして、プランの対象期間を令和2年度までを令和3年度へと延長する、また、最終年度における利益剰余金の目標額を修正することで承認をいただいたところを踏まえ、令和2年度中に数値目標の修正案をお示ししたいと考えております。  また、医療機能面におきましては、経営効率化に向け4つの取り組み目標、全部で23項目ございますが、お示しをさせていただきました。現在、達成に向けて取り組んでいるところでございます。  あと、経営上の大きな課題の1つとしては、医師の確保が最も大きな課題ではないのかなというふうに感じております。  以上、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 114 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 115 ◯3番(向川征秀君) ありがとうございます。  この国、県の動向ということでいいますと、3月13日の県議会の予算委員会の質疑では、コロナウイルス対策の関係で、今後とも急性期、高度急性期の病院については病床を確保していくという答弁があったんですけども、ただ、全体的な傾向としては、急性期の病床については数を絞り込んでより機能を特化させていくという方向になっていると思います。  この大和高田市立病院に関して言えば、近い将来に建替えといったことも、これはしなければならない時期に来ているんですけども、その際に、現在の一般病床及び地域包括病床、合わせて320床という病床の削減であったり、また、現在行っている診療科目の縮小といったダウンサイジングが、これが実施される、検討される可能性はありますでしょうか。 116 ◯議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 117 ◯市立病院事務局長(安川雅清君) 議員のおただしでございます。  近い将来必ず起こり得る少子高齢化、人口減少を考えますと、今後の医療需要に対応した診療体制が必要であるのかなというふうに感じております。  今後、大和高田市及び奈良県の中和医療圏において必要となる医療機能の明確化を行いまして、市立病院が持続可能である病院としてのあり方を検討した結果、状況に応じてこれらの縮小であったり、診療科の縮小であったり、病床数の削減を考えていきたいなというふうに感じております。  以上でございます。 118 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 119 ◯3番(向川征秀君) 一方で、今回のコロナウイルスの感染症をめぐっては、入院できる急性期の病床がしっかりとあるかどうかということが非常に大事であるということも改めて問われています。また、医療需要ということでいいますと、変化しつつもやはりある分野では需要が減る一方で、別の分野では需要がふえてくるということもあり得ますし、そして、公的な医療機関というのはある程度の余裕を持っていないと状況の変化に対応できないと、そういった要素も含めて、この病床数ということについては慎重に考えていただきたく思います。  そして、経営改革の数値目標に関してなんですけれども、1つの目標として掲げられていた紹介率、逆紹介率、これについてはどうでしょうか。 120 ◯議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 121 ◯市立病院事務局長(安川雅清君) 議員おただしの紹介率、逆紹介率でございます。  令和2年1月現在でございますが、紹介率につきましては、平均34%でございます。逆紹介率については30.6%ですが、直近11月ごろからこの逆紹介の紹介率がアップするのを目標とさせていただきまして、直近11月ごろからは平均40%をキープさせていただいております。  以上でございます。 122 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 123 ◯3番(向川征秀君) 予算委員会での審議の中でも出てきたんですけれども、医師不足の中で、外来部門についてはある程度抑制した上で病床の医療機能を高めると、そういった方向を出しているということですけども、そうなると、やはり入院患者をどういうふうに来てもらうかということでいえば、紹介ということが大変大きくなりますし、また逆に、退院した人は自分ところの病院で抱えるのではなくて、地域の医療機関に返していく、逆紹介というのがこれは必然的に必要になってくるかと思うんですけども、そういう中で、もともとの改革プランにも少し書かれていたんですけども、この紹介率と逆紹介率、これを高めることによって大和高田市立病院が地域医療支援病院、これになっていくということも1つの展望として示されていたかと思うんです。  地域医療支援病院というのは、地域の開業医さんとか中小病院をバックアップして、そこから患者さんを引き受けて、高度な医療を行って、また返していくと、そういうバックアップ機能を担う医療機関なんですけども、これを認定を受けた場合は、入院基本料が新規入院1件につき、一般の病院であれば1,000点、つまり1万円増収、市立病院はDPCですのでちょっと違うと思うんですけれども、経営上も大きなプラスが生じると。これをさらに医療機能のために、あるいは患者サービスの向上等に使える道もあると思うんですが、この地域医療支援病院を新しい今後のあり方検討会議の中で1つの方向として考える道は検討されますでしょうか。 124 ◯議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。
    125 ◯市立病院事務局長(安川雅清君) 地域医療支援病院のご質問でございます。  地域医療支援病院の指定につきましては、奈良県内では5か所ございます。この中和医療圏におきましては、その対象となる病院はございません。当院が今後検討する将来のあり方において、経営の効率化に向けた4つの取り組み項目としてすでに取り上げさせていただいておりますが、目指すべき将来の姿であろうかなというふうに考えております。  しかしながら、地域医療支援病院の承認要件であります紹介患者中心の医療を提供しているかという項目、先ほど紹介率、逆紹介率のお話もありましたように、当院ではまだまだ達成に向けて努力する必要があるのかなというふうに感じております。  その承認要件なんですけども、先ほどご報告いたしました紹介率、逆紹介率が対象となっておりまして、当院においては逆紹介率はおおむね達成に近い数字を出しているのかなというふうに感じておりますが、紹介率につきましては最低でも50%をクリアする必要がございます。病病連携であったり病診連携をさらに強化する必要があると考えております。また、当院は急性期病院である一方で、先ほど市長からもお話がありましたように市民から長年愛されておりますことから、紹介状なしに外来等を受診される患者さんが多いことから、この紹介率というのもなかなか伸びない要因の1つではないかなというふうに感じております。このことからも、これまで同様の受診体制でいいのかも含めて検討してまいりたいと考えております。  先ほどご質問のありました地域医療支援病院を仮に指定させていただいて、現在の市立病院の新規入院の件数を勘案しますと、年間の収入としては約5,000万円の増収となる見込みをしております。  以上でございます。 126 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 127 ◯3番(向川征秀君) ありがとうございます。  答弁にもありましたけれども、地域医療支援病院となった場合は、逆に市民の方が気軽にかかれる病院ではちょっとなくなってしまうというデメリットもあります。ですので、これをやるに当たっては、当然ながら地域の医療機関との連携、そして、何よりも市民の方の理解ということが必要になるかと思うんです。  そうした中でも、市立病院と民間の病院とがそれぞれに役割を発揮して地域住民の生命、健康を守っていくと、それを今後とも続けていく上で、市立病院がよりワンランク高い、といったら語弊がありますけれども、医療機関になっていただくというのも、これはぜひ考えていただいて、市民にとって何かあったときに頼れる医療機関となるという道をぜひ検討いただきたいというふうに要望いたします。  次の答弁をお願いします。 128 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 129 ◯市民部長(吉村保喜君) 3番向川議員の産業振興についてのご質問にお答え申し上げます。  令和2年度から、新たな産業振興施策といたしまして、富士市産業支援センターをモデルといたしましたビジネスサポートセンターを設置することにより、産業全般において起業者等の支援、経営基盤強化支援、販路開拓の推進等による産業力の底上げを行っていきたいと考えております。  ビジネスサポートセンターの開設は、広陵町との共同で令和3年1月下旬を目指しておりますが、センターの開設までに商工会議所及びJAと連携し、市内中小企業者及び農業者等に今どんな課題を抱えているか等の実態調査を実施し、センター運営に生かしていきたいと考えております。4月に設置予定のビジネスサポートセンター設置運営協議会においても、事業者への実態調査の実施について提案していきたいと考えております。  独自の産業振興についての戦略や計画につきましては、相談支援体制の充実に加え、市特産品の開発とブランド力の強化、中小企業者への支援、働きやすい職場づくりの支援を核とし、今後、地域産業の振興を図ってまいりたいと考えております。  産業振興施策の制度融資についてでございます。  特別融資、小口融資、創業支援融資の利子の一部補給を行っております。令和元年度の実績といたしましては、令和2年2月末現在で、特別融資が105件で、融資額が5億8,340万円、小口融資が1件で500万円でございます。創業支援の実績はございません。まだ令和2年3月の借り入れがございますので、前年よりもやや上回ると予想しております。  商業振興促進奨励金の令和元年度の利用実績は4件で、1,149万1,000円でございます。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 130 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 131 ◯3番(向川征秀君) ありがとうございます。  商工業者及び農業者の方への実態調査ということは私たちもずっと求めてきたことですので、今回それに取り組まれるということは評価をしたいと思います。ただ、調査をするというのは、単に意見を聞いて声を集めるという、そこだけでは不十分なところがあるかと思います。  私たちは先般、エコノミックガーデニングという事業に取り組んでいる徳島県鳴門市の方に視察に行ってまいりました。これは、名前は非常に目新しい感じがするんですが、やっていることは本当に地道な仕事でして、市町村の商工担当部署がプラットフォームになって、商工業者の方の情報アクセスのプラットフォームになったり、あるいは事業者同士の情報交換のプラットフォームになったりと、そういった形で行政が縁の下の力持ちで全般的にぐっと引き上げていくと、こういう事業に取り組んでいるところなんですけども、そこでは商工担当部署が企業訪問を日常的に行って、3年間で全事業者を回ると、それぐらいのペースで行っていて、それを通して行政と事業者の信頼関係をつくっていくと、これがこの事業にとって必要であるという、そういったお話を伺いました。  ということで、やはり信頼関係づくりですね。このビジネスサポートにしても、これを利用者が、事業者の人が利用したいと思ってもらえる、また、安心してこの手をかりてこれをしたいというふうな気持ちを引き出せる、そういう信頼関係の醸成ということはどういうふうに考えておられますでしょうか。 132 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 133 ◯市民部長(吉村保喜君) 今、議員からおただしがありましたように、アンケート調査を実施した結果に基づいて、商工会議所などに入っていない事業者に対しましては、本市の方で今後相談とか検討してまいりたいと考えております。 134 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 135 ◯3番(向川征秀君) 今回、コロナ関係で2月ぐらいからいろんな産業で影響が生じていたんですけども、2月の末に私が担当部署に聞いたところ、市の方に直接何か相談があった件数というのは1件だけであったというふうに聞いていまして、やはり事業者の方から市がなかなか気軽に相談できる環境ではないのかなというところも感じましたので、ぜひこれを、何かあったら市に相談してみようと思えるような関係づくりをぜひ取り組んでいただきたいと思います。  そして、2点目の制度融資に関してなんですけども、やはり私は非常に違和感を感じるのが、金額が一番小さい小口融資、これが令和元年度も1件、それ以前も本当に少ない件数の利用が続いていまして、本来、小口融資ですからやはり小回りがきいて利用できる制度であるんじゃないかと思うんですけども、これが特に少ない理由というのはどういった背景でしょうか。 136 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 137 ◯市民部長(吉村保喜君) 再度のご質問にお答え申し上げます。  現在の小口融資に係る本市の利子補給制度は、設備・運転資金ともに融資限度額が500万円までの借り入れが対象となっております。利子は金融機関により決定していただくことになりますが、特別融資の2.175%以上の金利になる事業所は特別融資の方が有利なため、特別融資での借り入れとなるのが現状でございます。  現在も、金融機関に対し、500万円までの借り入れの場合、特別融資よりも有利な利子で融資をお願いしているところであります。  今後も、現状の金融市場を踏まえて金利の設定を行っていただくように努めてまいりたいと考えております。 138 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 139 ◯3番(向川征秀君) 金融機関の側からすれば、融資額が小さい中で利率も低かったら、なかなか金融機関側としてはメリットがないということだと思うんです。そういう点で言えば、これはやはり融資というよりかは、より金額は小さくても小回りがきく補助制度の検討が必要ではないかと思います。  例えば先ほど紹介しました鳴門市では、例えば創業支援に上限50万円の補助制度があったり、あるいは販路拡大、あるいは知的財産関係の補助金、これは商標登録をするために係る費用に関しての補助なんですが、これは上限が20万円、そして、新商品や新サービスの支援には上限200万円または2分の1、そして、企業立地奨励事業、これは本市でも商工業促進奨励金と似ているんですけども、より小さいところにも対象としていたり、市外の事業者が移転してくる場合の賃貸料の補助、こういった非常に小回りのきく補助制度を鳴門市では行っておられます。  そして、この補助制度をするに当たっては、単に認定してお金を出して終わりではなくて、市が一緒になってこの事業を応援すると。そういったことを通して、向こうの方が非常に自慢していらっしゃったのが、件数は非常に少ないけれども、この事業を補助して下手を打った会社はないと。それぞれがこの事業をうまいこと回していると。それは、市がしっかりと一緒になって考えたからであると、こういったことをおっしゃっていまして、そういった点で、本市として事業者の支援として小回りのきく補助制度を行って、それはちゃんと市が責任を持ってさまざまな形で手伝って応援していく、こういった補助制度を検討すべきではないでしょうか。 140 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 141 ◯市民部長(吉村保喜君) 再度のご質問にお答えします。  今、鳴門市の例を出して教えていただきましたけれど、本市といたしましては、市独自の新商品、新サービスの開発及び販路開拓に対する事業拡大への小口補助制度でございますが、本市はまず、令和2年度から開設するビジネスサポートセンターにて、事業主がお金をかけずに現状の設備等を使って、相談者自身では気づかない長所を生かした商品の開発や販路開拓を行っていきたいと考えており、相談支援体制の充実を図ってまいりたいと考えております。 142 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 143 ◯3番(向川征秀君) この鳴門市も、こういった補助制度については初めから市で考えたというよりかは、このエコノミックガーデニングで、事業者の方からさまざまな情報交換をする中で、こういったものがあればいいという意見が上がってきたものを事業化したものが多いと聞いていますので、その相談支援体制を強化する中で、ぜひこういった制度の要望ということも検討していただいて、そしてまた、実行していただきたいと思います。  小規模企業振興基本法が制定されて、そして、昨年、2回目の小規模振興基本計画、国の計画が策定されています。そこでやはり改めて地方公共団体の役割ということも明記をされていまして、それをもとに本市としても独自の戦略や計画、そして、それをやっていく上での中小企業振興基本条例といったことも、これも検討していただきたく思います。  次の答弁をお願いします。 144 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 145 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 3番向川議員の、新型コロナウイルスの市民生活への影響についてのご質問でございます。  事業者向け、個人向け、それぞれに相談窓口を設置し、部署横断的に相談を受け、制度的対応を進めることが必要と思うがとのおただしでございます。  現在、本市における新型コロナウイルス感染症対策については、3月3日に立ち上げました新型コロナウイルス感染症対策本部において各部署が連携して取り組みを進めております。  また、ホームページによる情報発信につきましても、トップページの重要なお知らせ欄の隣に新型コロナウイル関連情報の特設のバナーを設置させていただいて、市民の皆様へのお知らせ情報を一括して掲載させていただいているところでございます。また、情報がふえてまいりましたので、いろんなジャンル、カテゴリーごとにまとめるなど、見やすい工夫も始めさせていただいております。その中には当然、市民の皆様向け、あと、事業者向け、また教育関係という形でそれぞれ分けさせていただいて、市民の皆様に必要な情報を迅速にお届けできるように頑張っております。  相談窓口の設置につきましては、市民の皆様からのお問い合わせが、感染症そのものに係るご相談はもちろん、保育や学校に関すること、イベントの中止や延期に関すること、税や融資に関すること等、多岐にわたっていることから、案件によりましては本部として部署横断的に対応する場合があることは当然ながらも、皆様への適切な情報提供や相談、応対という面から見て、今後の発生の状況によっては変わると思いますが、現段階では総合的な窓口を設置するよりも、個別の担当課でより専門的な対応をさせていただく方がよいのではないかと考えております。本部における連携等をもとに、どの部署に問い合わせがあっても適切かつ迅速に対応できる体制の構築にしっかり努めてまいりたいと考えております。  どうかよろしくお願いいたします。 146 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 147 ◯3番(向川征秀君) 答弁ありがとうございます。  そうしますと、相談先がよくわからないという場合は市役所の代表番号に電話をかけるというようなことも発生するかと思うんですけども、そこでお話を聞いてもらって、大体の形で各部署に紹介される、もし違ったら、またそこから紹介する、こういう対応を今とっているということでよろしいでしょうか。 148 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 149 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 今、議員おただしのように、そういった形で対応させていただいております。 150 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 151 ◯3番(向川征秀君) 今後、さまざまな形で相談のバリエーションがふえてくると思います。特に今後は感染症そのものよりも、やはりそれによる影響についての相談や問い合わせということがふえてくるかと思います。ちょっと各分野に関係することでいいますと、1つは、きょうの朝の報道で、政府が国税と社会保険料についての納税の猶予について一応方針を出したということですけども、今、この経済的な危機が発生する中で、事業者からは、6月以降に固定資産税の納税、消費税の納税、国保税の納税と、これが非常に怖いと、この支払いが非常に厳しいという声も上がっているんですけども、市税の納税の猶予等については検討されていますでしょうか。 152 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 153 ◯財務部長(森本佳秀君) 向川議員の再度のおただしでございます。  市税の猶予というところでございまして、納税の猶予、我々は徴収の猶予と呼んでおるんですが、これに関連してお答え申し上げます。  この件に関しましては、従来から地方税法第15条に規定がございまして、市税等を一時納付することが困難な理由がある場合には、申請をしていただくことによりまして1年以内に限り納税の猶予が認められる場合があるというものでございまして、今回の新型コロナウイルス感染症に関しましても、本人やご家族がこの感染症に罹患された場合のほか、災害により財産に相当な損失が生じた場合など、個別の事情がある場合には納税の猶予が認められる場合がございます。その認定に当たりましては、今申し上げました個別の事情をしっかりとお聞きしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 154 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 155 ◯3番(向川征秀君) その場合は、当然本来であれば滞納した場合に発生するような延滞等のペナルティーというのは発生しないということでいいですね。 156 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 157 ◯財務部長(森本佳秀君) 延滞金も同様の扱いになります。  以上です。 158 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 159 ◯3番(向川征秀君) 次に、この納税のほかに、例えば事業者であれば制度融資、先ほどもお話がありましたけども、これを利用している事業者に返済の困難が生じた場合、こういった場合の対応はどうなっていますでしょうか。 160 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 161 ◯市民部長(吉村保喜君) 市の融資制度を利用している事業者の返済が困難になった場合の対応につきましては、事業者が金融機関及び信用保証協会と相談し、毎月の返済額の変更等により負担額の軽減を行い、その額に相当する利子補給の一部を補給しているのが現状でございます。 162 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 163 ◯3番(向川征秀君) 経済産業省の方から各金融機関に、こういったコロナウイルス関係による資金繰り悪化に対しての返済についての柔軟な対応を要望する文書が出ていますけども、本市としてもこの制度融資利用者に対して相談を受け、一緒に金融機関とも話をしていただくなどの対応をしていただいて、これが円滑に進むように要望したいと思います。  そして、今回、国からは、特に事業者に対しては融資事業の大幅な拡充が行われておりまして、特別融資と特別な利子補給によって実質無利子の融資制度も今回実施されるんですけども、これが全部ではなくて、やはりほかにもより広い範囲で一定の利息の発生するさまざまな事業があります。県としても独自の、県の経営環境悪化に関する資金の融資制度であったり、また、セーフティネット4号、5号といったこともあるんですけども、奈良市はこのセーフティネット4号に対しての利子補給を独自に決めていますけども、本市では、こういった形で国や県の制度のさらに上乗せのような形での利子補給といったことは検討されていますでしょうか。 164 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 165 ◯市民部長(吉村保喜君) 再度のご質問にお答え申し上げます。  セーフティネット保証4号、5号利用者への利子補給につきましては、他市町村の動向も注視しながら、国や県の動向もかんがみ、対応してまいりたいと考えております。 166 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 167 ◯3番(向川征秀君) 奈良市では行われておりますけども、金額としてこれを市独自で利子補給できるかといえば、確かに金額が大きくなりますが、やはり実情に応じてこれはぜひ市としても検討していただきたいと思います。  今回の急速な経済危機というのは本当に深刻になっていまして、例えば本市の産業である繊維産業ですね、靴下産業であっても、やはり繊維原料が中国から入ってこないと。それによって仕事ができない。そのために2月ごろから本当に収入が激減していると、こういったケースもあります。収入が減るだけじゃなくて、当然払わなければならないものは払わなければならない。資金繰りの悪化によって今後資金ショートが発生する危険性があると、こういった事業者をぜひ守るための対策ということを考えていただきたく思います。  そして、これに関連してですけども、市が市内の事業者に発注しているさまざまな物品購入であったり、あるいは工事であったりということについて、このコロナウイルスに関係して原料が入ってこない等の理由によって、工期の遅れ、納品遅れが出た場合の対応はどうしますでしょうか。 168 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 169 ◯環境建設部理事(山本善一君) ただいまの向川議員にお答えさせていただきます。  新型コロナウイルスの感染症拡大予防の観点から、国、県の運用に順じ、事業者からの工期、納品に関しまして申し出がある場合には、天災等と同じく事業者の責任に当該するものではなく、大和高田市契約条例第47条、契約内容の変更及び契約書の記載に基づき、履行期間及び納入期間の延長を行う等、適正に対策を実施してまいりたいと考えております。  以上です。 170 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 171 ◯3番(向川征秀君) これも経済産業省から「官公需に関する配慮要請」という文書が出ております。この中では、工期に関するものであったり、また、物品に関しても納品の遅れのほか、先ほどの質問でもありましたけども、今回コロナウイルスが出たことでふだん以上に感染対策、衛生関係の経費がかさむといったことが生じているケースもありまして、単価の見直し等についても官公需についてはぜひ考えていただきたいという文書が出ています。この点についても検討されますように要望いたします。  そして、今、雇用に関してのさまざまな制度が行われていますけども、そういう中で、どうしてもやっぱりお金が入ってくるとしても少し時間がかかります。そういう中で、個人住民税や国保税などの猶予についても当然相談があるかと思うんですけども、それについても先ほどの答弁にあったような形で柔軟に対応していただきたいんですが、市営住宅の応募などで、市税を完納しているということが要件になっている制度が幾つかあるかと思うんです。これについて、今回のコロナウイルスに関連する、起因するものについてはこのルールの例外とすべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 172 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 173 ◯財務部長(森本佳秀君) ただいまの再度のおただしでございます。  市税が完納されていない要因が新型コロナウイルスの感染症によるものかどうか、この辺の判別が大変難しゅうございます。また、市税の完納を要件とする事業全てを確認できているわけではないんですが、例えば議員がおただしになられた市営住宅に関しては、その条例に、入居者の要件の1つといたしまして、市町村税及び公共料金等を滞納していない者であることと、こういった規定がございまして、例外規定はないというふうに担当から聞いております。  繰り返しにはなりますが、最初に申しました判別が困難であること、これがもとで、議員がおただしの内容についてはこの現時点では難しいのかなというふうに考えております。ただ、今後、国、県の動向を注視しながら検討してまいりたいと考えております。  以上です。 174 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 175 ◯3番(向川征秀君) これまで何度かありました大規模な不況期において、この市税完納要件のために、本来その人が利用すれば生活の再建や自立につながるであろうというものであっても利用できないということが問題としてありましたので、今回の件について、国や県の動きは当然見ていただく必要はありますけども、対応については、これは検討いただきたく思います。  あと、この雇用に関して言えば、失業してしまったという場合ですね。雇用保険があって一定の生活の保障があればいいんですが、そうでない場合、まず一番困るのは住居を失う可能性です。そして、住居を失ったら生活再建が大変困難になります。そういうことに対して、今、生活困窮者自立支援事業の中で住居確保給付金制度というのがあるんですが、この令和2年度の当初の予算では55万円の予算を組んでいます。ここ2年ほどはこの範囲内で収まっていて、10万円、20万円で済んでいるんですが、以前、不況が深刻だった平成23年度は150万円近い実績があり、その後も数年間、110万円、120万円ということが続いていました。  今後、このコロナウイルスによる経済的な打撃によって利用件数がふえた場合には、これはやはり補正等でこの住居確保給付金の増額をする必要があると思うんですが、いかがでしょうか。
    176 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 177 ◯福祉部長(大中和彦君) 向川議員の住居確保給付金制度についてのご質問にお答え申し上げます。  現在、本市保護課におきまして実施しております住居確保給付金事業は、離職により住宅を失った人または失うおそれのある人に対し家賃相当額を支給し、生活の土台となる住居を整えた上で、安心して就労活動を行えるよう支援する事業であります。  今回の新型コロナウイルスの影響により、失業者数の増加が見込まれます。生活相談があった際には十分な聞き取りを行い、離職により住居を失った人または失うおそれのある人に対しては住居確保給付金事業の制度の説明をしっかり行い、支援を図ってまいります。  また、議員おただしのように、申請件数に応じ、補正も視野に入れ、対応していきたいと考えております。  以上、よろしくお願いします。 178 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 179 ◯3番(向川征秀君) ありがとうございます。  この住居確保給付金につきましては、これも厚生労働省から、運用についてより弾力的に行うようというそういう文書も、これも出ていますので、今回の場合で言えば特に年度がわりということもあって、失業というふうに一般的にならないような、4月就職するはずだったところがなくなるとか、そういったケースもあったり、また、本当に急速に失業するといったことで、過去3か月間どうのこうのという要件が当てはまらなかったりと、そういったこともありますので、この文書に従って柔軟な対応をされますように要望いたします。  次の答弁をお願いします。 180 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 181 ◯環境建設部理事(山本善一君) 3番向川議員の公営住宅についてのご質問にお答え申し上げます。  現在見直しております公営住宅長寿命化計画ですが、3月末までの作成完了を目指しております。老朽化の著しい市営住宅の更新につきましては、平成27年3月に作成しました内容を踏まえ、集約・再編についても見直しを行っております。  返還され空き家となっている改良住宅については、定期的に敷地内の除草や水路の管理を行っております。名義人があるにもかかわらず実態が空き家となっている場合は、実態を把握した上で住宅の返還を求めていくことになると考えております。  ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 182 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 183 ◯3番(向川征秀君) ありがとうございます。  まず、長寿命化計画に関係することから先に質問いたしますけども、もともとの長寿命化計画の中でも曙町に以前あった市営住宅の跡地、ここが現在空き地となっていて、これを将来的にそこに老朽化市営住宅の建替えを行う、あるいは仮の市営住宅を建てて、建替え期間中の仮の住まいとしてもらうと、そういったことが計画に入っていたんですけども、現在検討されているこの見直し計画でもこの方向性、また事業の見通しというのは変わってないでしょうか。 184 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 185 ◯環境建設部理事(山本善一君) 再度のおただしでございます。  仮設も含め、市営住宅の用地として考えております。  以上です。 186 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 187 ◯3番(向川征秀君) この中でも、特に昭和20年代末、昭和30年代に建てられた市営住宅がまだ本市にはありまして、そこで暮らしておられる方は、本当に周りに空き家がふえていく中で、生活環境としても大変よくない状況になっています。この市営住宅の更新、建替えといった事業は、これはぜひ早急に具体化していただいて、市民の安全な住宅確保ということで取り組んでいただきたいと思います。  そして、この改良住宅の空き家に関してなんですけども、答弁にありましたように、例えば管理すべき名義人があるにもかかわらず空き家になっていた場合の対応等、これがおっしゃったような形でちゃんと実行されていなかったことが先日報道されたようなことにつながっているかと思うんです。この改良住宅の空き家というのは、制度が変わるなかでもいまだ旧制度のまま続いていて、空き家が今少しずつふえてきていると、そういった実態があります。  これについて、除却する、売却する、あるいは一般公募の市営住宅に転換する、こういったことが繰り返し議会でも質問が出ましたけども、今、これについては検討されていますでしょうか。 188 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 189 ◯環境建設部理事(山本善一君) 空き家となって本市に返却されている改良住宅につきましては、できるだけ用途廃止の上、住居を除却する、あるいは入居者への土地の譲渡等、対応を踏まえ、今後、長寿命化計画の中で検討課題としていきたいと考えております。  以上です。 190 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 191 ◯3番(向川征秀君) この改良住宅の空き家を再利用するということで、今、幾つか答弁がありましたけれども、どういった形で再利用するにしても、再利用するにはやはり筆界、境界確定が必要だと思うんです。ところが、このもともとの市営住宅跡地もそうなんですけども、旧来の公営住宅の中には筆界が、境界が十分確定されていないと、そういう場所も少なくないと聞いていますけども、この改良住宅に関しての境界の画定といった取り組みというのはこの長寿命化計画の中で特に進められているんでしょうか。 192 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 193 ◯環境建設部理事(山本善一君) 長寿命化計画の中で進めておる中で、1件ずつの境界確定は実際今できておりません。進めていくように考えております。  以上です。 194 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 195 ◯3番(向川征秀君) 本当にこの境界確定ができないと、どんな形での再利用というのも難しいところだと思います。そういった点で、以前、私はこの地区改良事業の残地についても質問させていただきましたけども、これもなかなか境界確定できないまま残っている土地もあると。こういったことについて、やはりこれも費用はかなりかかると思うんです。時間もかかると思います。でも、これを少しずつ改良していく必要があるかと思います。  そして、空き家に関してなんですけども、名義人がいるにもかかわらず空き家、管理されていないという状態、こういった状態が発生する1つの理由として、名義人が実際に住民票を置いてそこに住んでいるかどうかというチェック、これがされていないんじゃないかと思うんです。名義人が実際に住んでいるかどうか、例えば年に1回でも住民基本台帳と突合してチェックをする、こういったことはしていますでしょうか。 196 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 197 ◯環境建設部理事(山本善一君) 同居人申請や名義変更のときには確認をしております。常に全体の把握に努めていきたいと考えております。  以上です。 198 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 199 ◯3番(向川征秀君) 今回報道されたケースもそうなんですけども、これは年に1回でもルーチンとして、書類上のチェックで済む話ですから、突き合わせを行っていただくことが必要だと思います。  本当に営繕住宅課が把握している名簿というのが正確なものなのか、なかなかこれも私は非常に疑問のあるところがありまして、つい先日も、夫婦で住まわれていた方が、旦那さんが亡くなられて、でも、旦那さんが亡くなってからも市役所から来る家賃の書類はずっと旦那さんの名前で来ていると。僕が気がついて、あ、これは名義を変えなあきませんねということで相談に行ってもらったら、20年以上夫婦で住んでいたはずなのに、営繕住宅課の方で把握している同居人にはその奥さんはなっていなかったと、そういうケースもあります。  ですので、本当に過去の台帳データというのが、これは非常に不完全であるというふうに感じていますので、これは実態に合うものに変えていく必要がありますし、また、実態とそぐわない場合はそれはなぜかということをぜひ追求していただきたいと思うんです。特に転居や死亡で名義人と違う人物がその家に居住していると考えられると、こういうケースがあった場合には、これまで関係者に聞き取りをする、そういったことはしていますでしょうか。 200 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 201 ◯環境建設部理事(山本善一君) 実態の把握をした上で適正な対応を考えていきたいと思います。  以上です。 202 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 203 ◯3番(向川征秀君) さまざまな事情が当然そこにあると思うんです。悪質な、報道されたようないわゆる転売のケースもあれば、先ほど申し上げたように理由がわからない、恐らく過失であろうと思われるケースで実態と違っているケースもあります。だから、何よりも当事者に、これは違うがどういうことかということをやはり聞き取りをするということから始めていくことが必要だろうと思いますし、特にもともとの名義人の方が住んでいらっしゃらない、住民票にないというふうなケースは、これは調べたらすぐ発見できるケースだと思いますので、適宜これは行っていただきたいと思うんです。  そして、改良住宅に関して言いますと、今、高齢者の方がふえる中で、例えば介護保険の制度を使って住宅改修をしたいというケースがあるかと思うんです。ただ、改良住宅は当然市の物件ですから、住んでいる人が勝手に手を入れることはできないはずです。こういう場合に、市は相談があったらどういうふうに対応していますでしょうか。 204 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 205 ◯環境建設部理事(山本善一君) 改良住宅の入居者から手すりの取り付けや段差の解消といった介護保険を利用して住宅改修を行う際には、入居者の方から営繕住宅課の窓口へ事前に改良住宅模様がえや増築承認申請に住宅改修施工計画書等を提出していただく必要があります。申請書の提出後、営繕住宅課にて内容を審査し、その可否を入居者に対して改良住宅等模様がえ増築承認を通知しております。  以上です。 206 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 207 ◯3番(向川征秀君) 今言われたような手続をされるのが本来の形であろうかと思うんですが、実はこれも相談を受けまして、改良住宅の住民の方で、介護が必要であると。住宅改修で手すりをつけようと、玄関とお風呂場に要るかなということで、じゃ、役所に相談に行こうという話をしたときに、その方が「えっ、この家、私の家やよ」と、「なぜ役所に了解をとらなあかんの」と、そういう反応をされたんです。こういったケースは1例、2例では決してないんです。改良住宅に住まわれている方が、これが市の物件であるという認識が薄いというケースは、決してこれは少ないものではないと思います。ですので、先日の報道があったときに、これも大変悪質なケースだとは思いましたけども、全く予想外ではなく、これは起こり得る、住んでいる方がこの家は自分のものであるというふうな認識をされて、こういうことも起こり得るであろうというふうに私は感じました。  もう大分前ですけども、私も改良住宅に住んでおられた方が、自分は不正入居ではないかということで相談を受けまして、そしたら、やはりいわゆるまた貸しだったというケースがありました。これも貸した側は自分の家という認識を持っていたんですね。  ですので、私はこの改良事業そのものに、やはり初期から相当な本来の趣旨からの逸脱があったのではないかと私は思います。これも30年、40年前ですから当時の責任者を追及するということは非常に難しいですけれども、本当に今からこれを正常化していくということに、これはぜひ取り組んでいただきたいと思います。  この改良事業をめぐりましては、やはり悪い住環境がある中で、これが差別の再生産にもつながると。だから、住環境を改善して差別を解消していこうと、そういう中で行われた地区改良事業だと思うんです。しかし、こういう形で改良住宅が空き家が放置されて環境の悪い状況が続くと、そして、その中で例えば不正な入居も発生していると、こういう状況が続いたら、差別をなくして環境改善するどころか、またもとのもくあみではないかとその地域の方がおっしゃっているわけです。差別解消やと言うてたけども、こんなん続いたら、また、やはりあの地域はというふうな目で見られてしまうと。だから、これは当然住民の方の意識も変わってもらわないといけないんですけども、行政が長い間慣例的にやってきたこと、これについてもしっかりと責任を持って見直していくと。  この不正入居に関して言えば、当然転売や不正な入居の方については、本来の趣旨に即して言えば退去していただくのが当然ですが、他方で、中には住民票も置いて、国保税も払って、そこで20年以上暮らしているというケースもあったりします。これは法律の本来に即して言えば、これは違法ではあります。でも、そこにずっと住んでいて暮らし、納税もしていたということ、これもまた重いことであると思います。  そういったことで非常に難しいケースであると思うんですが、法律家等の力もかりながら、解消そして正常かといったことに取り組んでいただきますように重ねて要望しまして、一般質問を終わります。 208 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。            午後0時23分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時30分再開 209 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、7番横田誠治議員の発言を許します。7番横田誠治議員。            〔7番(横田誠治君)登壇〕 210 ◯7番(横田誠治君) 皆様、こんにちは。ただいま議長のお許しをいただきましたので、議席番号7番、公明党、横田誠治が一般質問をさせていただきます。  まず、市長以下、幹部の方をはじめ、多くの職員の方々には、新型コロナウイルス対策に邁進されながらの補正予算、新年度予算の成立に向けての議会運営に本当にご苦労さまでございます。まだ先の見えないコロナウイルスの対応については、この先さらに新たな展開を見せていくと思われますので、その都度迅速な対応をしていただきながら、市長以下、職員、そして私たち議員も一丸となって邁進し、市民生活の安定に向け団結して取り組んでまいりたいと思います。  それでは、通告どおり質問をさせていただきます。  大きく1番目に、防災体制につきまして。  まず、地域住民の生命を守る災害発生時等の情報共有につきまして、細かく3つの質問をさせていただきます。  近年、大規模震災、風水害、また想定を超える災害が頻発しております。これらの大規模災害に対して、現場の正確な情報を関係者が共有し、的確な判断のもとで適切に対応することが重要であり、災害への対応については昨年からも一般質問でもSNSの活用等を取り上げさせていただいているところでございますが、昨今、ICTの進歩により被災現場のさまざまな情報をリアルタイムで収集し、活用することが可能となってきており、住民の安全を確保し、被害を最小限に食いとめるためのICTの利活用を積極的に進めるべきと考えます。  そこで、初めに、細かく1つ目に、基盤的防災情報流通ネットワークの情報共有について伺います。  内閣府の戦略的イノベーション創造プログラムにて、基盤的防災情報流通ネットワークが開発されていることを最近知ったところではございますが、当局ではこれについてはどれぐらいご理解されておりますでしょうか。  この基盤的防災情報流通ネットワークは、被害が想定される地域や被災した現場のさまざまな情報を迅速に整理し、電子地図上に表示するものであり、平成31年度から内閣府防災担当が運用しております災害時情報集約支援チームで本格的に運用を開始いたしましたところでございます。  この基盤的防災情報流通ネットワークの活用により、刻々と変化する被害推定情報やインフラ被害推定情報を地図上へ表示することにより、地域ごとの避難指示等の発令が適切に進められます。また、避難所の避難者数、道路の通行どめ箇所、給水拠点などを同じ地図上に表示し、物資支援等の配布に際して最適な巡回ルートをいち早く選定することができます。さらに、災害廃棄物の収集におきましても、緊急集積場所、集積拠点の位置、一時保管場所、通行どめ箇所等の情報を同一の地図上に表示することにより、スムーズな災害廃棄物の移動を可能にします。  そこで、災害時の被害を最小に抑えるとともに的確な救援と迅速な復興を図るために、この基盤的防災情報流通ネットワークの情報を共有し、活用できるように当局の防災情報システムを改修すべきと考えますが、見解をお聞かせください。  細かく2つ目に、災害時に迅速に情報を収集し、リアルタイムで関係機関と共有するためのシステムの構築について伺います。  災害発生時の情報を関係者が共有し、被害防止や抑制を図るためには、先ほどの基盤的防災情報流通ネットワークに私たちの地域の情報を迅速に伝達するための体制の整備も重要であります。  例えば、災害の発生が想定される場面で現場の情報をリアルタイムで安全に確認するために、また、発災直後の近寄ることのできない被災現場で救助を求める人の捜索や、被災現場の状況掌握を迅速に進めるために、昨年9月定例議会で導入を提案させていただきましたドローンの配備も有効と考えます。  また、公民館や学校の体育館等の避難場所で避難生活が長期化するケースにおきまして、刻々と変化する避難所の最新情報をリアルタイムで基盤的防災情報流通ネットワークにつなげるための体制の整備も必要と考えます。  具体的には、平常時に運用しております公民館や学校等のホームページをクラウド化し、災害発生時に書き込まれた避難所等の電子情報を関係者がリアルタイムで共有できるシステムの構築も有意義であると考えます。学校のホームページのクラウド化による情報共有システムは、新型インフルエンザなどの感染症の発生状況の迅速な掌握による流行防止も期待できると思います。今まさに新型コロナウイルスによるパンデミックが世界中に猛威を振るっておりますが、新たな新型ウイルスがいつ発生するか予想はできません。学校現場でそのような兆候が起きても、すぐに情報共有が可能なシステムのクラウド化の整備をお願いしたいと思います。  また、先ほど申しましたドローンの映像情報や、指定避難所となっている公共施設のホームページのクラウド化など、災害時に迅速に情報を収集し、リアルタイムで関係機関と共有するためのシステムの構築について、当局の見解をお聞かせください。  細かく3つ目に、災害応援協定を結んでいただいております地域の業界団体の情報共有について伺います。  地域で災害が発生した場合、地元の建設業協会の皆様には、真っ先に復旧のために被災現場に駆けつけ、迅速に対応していただくことになっております。また、ほかの各種団体の皆様にも、市民の方々の生活に欠かせない生活必需品や燃料の供給、ライフラインの復旧など、多岐にわたってご協力をいただくことになっております。  このように災害応援協定を結んでおります業界団体の皆様からの現場の情報は正確であり、信頼性の高いものであると思います。そこで、スマートフォン等を活用して、災害応援協定を結んでいる地域の業界団体の情報を共有するシステムの導入も有効と考えますが、当局の見解をお聞かせください。  次に、地域防災会議についてですが、大和高田市防災会議委員名簿を見ますと34名おられます。名前ではなく職名が記されておりまして、市職員の中では市長以下、部局長以上の役職が記されており、全委員34名中で女性委員は佐藤保健部長を含めて3名だけであります。  緊急時の防災体制、避難所の運営、災害用備蓄用品の選定等の計画につきましては、災害弱者の視線に立てるよう女性目線、なかんずく特に乳幼児のための母親目線も大変重要であります。  そこで、女性委員をもっとふやしていただくことも重要と考えますが、見解をお聞かせください。  続いて、災害用備蓄用品についてですが、現在備蓄されております非常用食料品は、乾パン、アルファ化米と飲料水だけと聞いておりますが、何日分備蓄されておりますでしょうか。  また、災害はいつ起こるかわかりません。災害弱者と言われる乳幼児には非常に厳しい状況であります。そこで、せめて液体ミルクだけでも早急に配置をお願いしたい。あわせて、その他の用品、特に生理用品等についても、先ほどお願いをいたしました女性目線のものを早急に女性委員の方々に検討していただき、新年度での対応をお願いしたいと思いますが、見解をお聞かせください。  次に、大きく2番目に、食品ロスの削減の推進に関する法律に係る取り組みにつきまして、公明党の発案により昨年10月1日に施行されました食品ロスの削減の推進に関する法律の第4条には、「地方公共団体は、食品ロスの削減に関し、国及びほかの地方公共団体との連携を図りつつ、その地域の特性に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する」とされております。先進的な自治体においては、すでに昨年10月1日の法律の施行に合わせて早くもフードドライブの受付窓口を開設し、集められた食品をフードバンクやこども食堂への寄附を行っている自治体もあります。  そこで、大和高田市として、今後の施策、新年度の計画についてお聞かせください。  以上、壇上からの質問を終わらせていただきます。ご答弁よろしくお願いをいたします。 211 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 212 ◯市長(堀内大造君) 7番横田議員の防災体制についてのご質問について、まず、本市の状況をお答えいたします。  本市では、それまで自治振興課の防災係で対応していた防災業務を、平成30年度に危機管理課を立ち上げ、防災体制の強化に努めてまいりました。  また、蔵之宮町と池田に整備しました雨水貯留施設は、出水期の内水氾濫抑制につながっております。さらに今年度は、この2か所の貯留施設とクリーンセンター西側のアンダーパスに、市役所からリアルタイムに状況を把握できるよう監視カメラの設置も行い、より迅速で的確な対応に努めているところであります。
     また、各種団体との災害応援協定の締結も行い、災害発生時に迅速な応援が得られるよう担当者の連絡先交換なども行っております。  そして、公的機関との情報連携としまして、奈良県が構築しております奈良県防災情報システムを積極的に活用し、災害による被害状況や避難状況など、奈良県及び県内の市町村と消防署で相互に情報共有を行っております。  以上、本市における防災体制、取り組みについてご説明させていただきました。ご理解賜りますようお願い申し上げます。  なお、議員おただしの各項目についてのご説明は担当よりさせていただきます。 213 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 214 ◯市民部長(吉村保喜君) 7番横田議員の防災体制の質問にお答え申し上げます。  まず、基盤的防災情報ネットワークについてですが、現在のところ、国や県からの情報提供は行われておりません。国ではすでに本格稼働しているかもしれませんが、県、市町村との連携はこれからではないかと考えております。県などから提供される情報を注視し、本市の防災・減災に役立つものは積極的に取り入れてまいりたいと考えております。  次に、関係機関と情報共有するためのシステム構築についてですが、先ほど市長の説明にもありました奈良県防災情報システムにより、県内の市町村及び消防各署は相互に情報共有できる環境が構築されております。  また、ドローンの消防本部への配備についてですが、すでに奈良県広域消防本部に配備済みで、水難事故や山岳救助がメーンとなっておりますが、活躍していると聞いております。  次に、災害応援協定を結んでいる団体との情報共有についてですが、こちらも先ほど市長も説明いたしましたが、担当者レベルでの連絡先交換等は行っているところであります。今後はSNSなどの活用も含め、的確な情報交換がスムーズに行えるよう検討してまいります。  次に、防災会議の女性委員の比率ですが、委員を選出する上で、防災に関する各分野からの意見をいただくため、ライフライン関係者や各種団体から委員を選出させていただいております。結果として女性委員の比率が低くなっているのは事実ですが、女性委員の比率を高くすることも大変大事な課題であると考えております。  次に、備蓄用品についてですが、確かに食料備蓄については、クラッカー、アルファ化米、そして水が主な備蓄となっており、1日3食分の備蓄となっております。  議員おただしのとおり、今後は災害弱者である乳幼児や高齢者、そして食物アレルギーに対する対応も含め、検討してまいりたいと考えております。また、女性委員の意見を聞き、生理用品については現在備蓄しておりますが、その他の備蓄品もあわせて適切な備蓄量を模索してまいりたいと考えております。  ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 215 ◯議長(萬津力則君) 7番横田誠治議員。 216 ◯7番(横田誠治君) 新庁舎が現在鋭意建設中でもあり、それに伴いさまざまなシステムの改良や導入も当然計画されていることと思います。将来のため、後戻りのないシステム改良が必要ですので、運用開始まではあと1年あります。適宜改良案を積み上げながら、来年の運用開始に向けてよいシステムに仕上がっていきますよう、関係部局の努力をお願いしたいと思います。  また、より多くの関係機関との情報共有を図るための各機関のシステムのクラウド化についてはどうお考えでしょうか、お答えをいただきたい。特に学校現場では、これから多量のパソコンの導入でICT環境が飛躍的に伸びますことから、ぜひともご検討いただきますよう見解をお聞かせください。  災害応援協定を結んでおります地域の業界団体の情報共有につきましては、各団体、またその団体に所属されている会社や組織にあっては独自のシステムを構築されているところも多いと思われますが、各団体組織から市役所との情報共有のパイプをより太く強固にしていただく絶好の機会でもありますので、各組織の担当者の方々のご意見やアイディアをしっかり集約していただき、より一層市とのつながりを強固にしていけますよう関係各位の努力をよろしくお願いをいたします。  次に、地域防災会議についてですが、東日本大震災から9年がたちますが、国は2013年、各自治体が防災復興計画を整備するための男女共同参画の視点からの防災復興計画の取り組み指針を策定し、女性を防災復興の主体的な担い手と位置づけるよう明記いたしました。具体的には、同指針に、女性や子育て家庭に配慮した避難所の運営の強化のため、授乳室や男女別トイレなどの設置、女性用品、粉ミルクといった備蓄品確保が盛り込まれ、全国の自治体で進められております。避難所運営に女性の視点を生かすことは、子どもや高齢者、障がい者など、災害弱者の視点を生かすことにもつながると思います。  そのようなことを踏まえ、各地域に防災会議に女性委員を登用しやすくするような災害対策基本法改正をしております。2013年4月には女性委員がいない都道府県の防災会議はゼロとなり、2019年4月の時点では、都道府県の防災会議に占める女性委員の割合は16%まで上昇しておりますが、大和高田市においては、名簿にあります保健部長がたまたま女性の佐藤部長で、佐藤部長を含めても3名で9%弱となっておりますので、保健部長が仮に男性となった場合でも都道府県並みの女性委員の配置を目指していただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。  また、災害用備蓄用品についてですが、昨年3月から国産の液体ミルクの販売が始まりました。これは常温で飲むことができるものであります。災害時にはお湯の確保が難しいことが想定されます。乳幼児だけでなく、体が弱っておられる高齢者の方々にも有用でありますので、早急な配置を望むものであります。  また、備蓄環境の整備も必要であります。幸いなことに現在新庁舎建設中であり、また、来年度は現庁舎の跡地整備も計画されておりますので、さまざまな検討に際し、非常によいタイミングでもありますので、あわせて検討もお願いしたいのですが、改めて見解をお聞かせください。 217 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 218 ◯市民部長(吉村保喜君) システムの構築ですけど、学校の方で今、補正予算等で取り付け工事が係ると思いますけど、その辺が利用できるか、今後は検討してまいりたいと思います。  それと、災害弱者用備蓄についてですけど、今、本市で持っておるのが、生理用品等につきましては3万2,000個、紙おむつ2,200枚、紙パンツ1,000枚等です。なお、乳幼児用液体ミルク1,000缶、そして、高齢者用おかゆ2,500食を来年度購入する予定をしております。  それと、防災会議において女性比率が低いと。先ほども言わせていただいたように、各分野から来ていただくときにどうしても男性になる傾向になっております。今後につきましては、女性の委員さんができるだけ来ていただけるように努力させていただきます。  以上です。 219 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。 220 ◯環境建設部長(勝山孝君) 7番横田議員の、食品ロスの削減の推進に関する法律に係る取り組みについてのご質問にお答え申し上げます。  本市の食品ロスの削減の取り組みといたしましては、平成29年10月から取り組んでおりますごみ減量大作戦の啓発活動の中で、必要分の食材を買い物し、エコレシピに心がけ、大切な食品を無駄に捨てることのないよう呼びかけております。  また、生ごみの減量のための使いキリ、食べキリ、水キリを実践する3キリ運動を推奨しています。  また、食品ロスの抑制といたしまして、フードバンクなどの支援、活用については福祉的な面で有効な取り組みであることから、本市福祉部門や社会福祉協議会とともにフードバンク活動団体の情報や調査を行い、課題等の共有を図ることから検討させていただきたいと考えています。あわせて、フードドライブ受付窓口におきましても、食品保管場所や食品提供元となる市民や事業者の理解や協力を得るなどにも多くの時間を要すると思われますが、先進的な自治体を参考に研究、検討させていただきたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 221 ◯議長(萬津力則君) 7番横田誠治議員。 222 ◯7番(横田誠治君) ありがとうございます。  先ほどの災害用備蓄品の備蓄環境整備とあわせて環境部局が一体となった努力をお願いいたしますとともに、同時に、先ほど配置をお願いいたしました液体ミルク等につきましては賞味期限が余りありませんので、余裕を持って期限内に消費していただけるように、市内の保育園やこども園、また、乳児を抱えておられる困窮家庭などに計画的に配付をしていただきますよう、これからの計画のご検討をよろしくお願いをいたします。  また、今日のコロナウイルスの対応で、全国のフードバンクでは給食中止で余った食材などの提供なども広く行われております。行政が主体となってそのような活動をしていらっしゃる方々への援助ができますよう、これからの取り組みの提案をあわせてお願いをいたします。  以上で、私からの一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 223 ◯議長(萬津力則君) 次に、8番砂原弘治議員の発言を許します。8番砂原弘治議員。            〔8番(砂原弘治君)登壇〕 224 ◯8番(砂原弘治君) 議長のお許しを得、引き続き、公明党、砂原弘治が質問させていただきます。  この議会中に3.11東日本大震災の日を迎えました。すでに9年がたちました。私は震災の年に議員にならせていただきました。その年に、福島県南相馬市へボランティアに参加させていただきました。震災で消滅したまちは今でも忘れられない光景であります。被災地では大変な思いの中、復興が進められたと思います。また、現地の苦労ははかり知れないものを感じます。さらなる復興が進みますようお祈り申し上げます。  それでは、質問に入らせていただきます。  まず、2020年東京オリンピック・パラリンピックはいよいよ今年、日本で開催されます。多くの方の努力により開催地が決まり、ここまで来ました。新型コロナウイルスによる影響が懸念されているところでありますが、ビッグイベントとして楽しみにされている方も多いと思います。56年前の東京オリンピックでは、私は1歳であり、何一つ覚えがございません。報道などでは、前回の東京オリンピックの聖火を見たことで人生が変わったと。また、大きな目標が持てた。特に当時の子どもたちにとっては、さまざまなスポーツ選手になりたいというような、また、なれなかったが、努力が後の人生に役立っているなども報じられているものでありました。いずれにしても、人生に何らかのよい影響が与えられるのではないかと思うものであります。  そこで、まず、高田市内を走る聖火ランナーの計画についてお聞きいたします。  開催日時、どのような方が何人走られるのか、場所、距離、またその場所、距離をどのように決められたのか、安全対策をどうされるのか、交通規制など教えてください。  次に、当日の子どもたちへの対応についてであります。  開催日が平日になります。学校があれば、行くことができないと思います。例えば午前中休校にするとか、開催時間前後を休校にするとか、学校から見に行けるように手配するのか、何らかの配慮が必要だと思います。全ての子どもに沿道で見守ってもらいたい、世紀のイベントに触れてもらいたいという思いであります。身近にオリンピックを感じられる絶好の機会であります。お考えをお聞かせください。  なお、新型コロナウイルスの影響がなく、予定どおり開催できることを前提としてお答えください。  2つ目の質問であります。  高齢者の生活を支える小型モビリティ、移動手段への補助制度などについてお伺いいたします。  高齢者の自動車運転による交通事故が多発しております。国は高齢者運転者の交通安全対策として、65歳以上の方で、対歩行者衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み違い急発進抑制装置を搭載した新車、また中古車に対する定額の導入補助を行うことで、高齢者運転者の安全運転サポート車導入への加速化を目指されております。また、既存車に対しては後づけのペダル踏み違い急発進抑制装置の導入の補助も行われます。補助額は約2万円から10万円となります。これは公明党が強く推進したものであります。  さて、電動車椅子や電動アシスト自転車などの小型モビリティは、自動車や路線バスにかわる高齢者の新たな生活の足として、その可能性に期待が高まっております。超高齢者社会を見据え、国も普及に力を入れているようであります。  小型モビリティは、経済産業省が昨年開いた多様なモビリティ普及推進会議で、主な4種類、小型電動モビリティ、電動車椅子、電動アシスト自転車、電動キックボードを想定されております。  まず、小型電動モビリティは、小回りのきく1人から2人乗りの電気自動車であります。2人乗りの場合は、公道を走る場合、免許のようなものが必要となります。また、電動アシスト自転車は、2018年では生産台数が約55万台。子育て世代に人気があり、高齢者の移動手段としては認知度は低いようであります。また、電動車椅子は、道路交通法上では歩行者と同じ扱いで、福祉器具にとどまらず、外出サポートなど幅広い利用が期待されています。そして、電動キックボードは欧米など海外では急速に普及。高齢者向けの三輪タイプもあり、国内ではシェアリングサービスの事業化へ実証実験が行われているところだそうです。  政府は、1月30日に成立した2019年度補正予算には、自治体等による高齢者向け電動アシスト自転車の貸し付け事業への支援が計上されております。自転車の購入や安全講習会の実施など、事業に係る費用の3分の2が国から補助されるものであります。  また、電動車椅子の普及促進に向けては、観光地や空港、商業施設などの実証実験も加速されているようであります。都市部や地域での実験では、機体に搭載したGPSシステムなどの端末でデータを収集し、地域ごとの利用状況を調査されております。  国は、2020年度予算案にも小型電動モビリティの購入補助金も盛り込まれているそうであります。  静岡県袋井市では、電動アシスト自転車の普及に力を入れており、高齢者の適度な運動が健康につながる点に着目し、2013年度に交通の不便な地域の高齢者10人に電動アシスト自転車を貸し出し、5か月間の利用実態を調査し、結果、以前より外出の頻度がふえたなどと高評価の意見が多かったようであります。2014年度からは60歳以上の市民に3か月無料で貸し出す事業が行われ、2019年度からは1万円の購入補助が始まりました。また、横浜市では自転車と同じような気楽な移動ツールであることを知ってもらいたいと、電動車椅子の無料貸し出しの実証実験が行われました。  本市コミュニティバス「きぼう号」は平成28年度に運行を改編しましたが、高齢者の足としてはなかなか満足いくものではありません。引き続き利便性向上への運行を築き上げていただきたいものではありますが、市内の高齢者の方から、運転免許を返上しました。しかし、移動手段に困っています。バス停まで遠いと。電動アシスト自転車を購入したいが、まだまだ高価で買えない。補助があれば買いやすくありがたいのですがというふうな意見をいただきました。  本市では、高齢者の自動車免許を返上した特典や利点がありません。国の制度を利用しての実証実験や小型モビリティへの補助制度創設についてのお考えをお教えください。  以上、壇上での質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 225 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 226 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 8番砂原議員の、大和高田市における2020年東京オリンピック・パラリンピック聖火ランナーについてのご質問にお答え申し上げます。  奈良県大和高田市ルート聖火リレー走行計画について、令和2年4月13日月曜日、聖火ランナーは午前11時20分ごろに大和高田市役所をスタートし、11時30分ごろにJR高田駅に到着。この間、約800メートルであります。  大和高田市ルートにおける聖火ランナーは5名。うち1名は奈良県推薦枠で選ばれました大和高田市在住の根木真二さん、ほか4名は、国の東京2020組織委員会の推薦(奈良県にゆかりのある人)によるものとのみ報告を受けております。  次に、場所、距離をどのように決められたのかとのおただしです。  奈良県くらし創造部から、東京2020組織委員会のルールにより、踏切を通行せず、また、大型バスサイズが通行できる道路が原則となっています。この原則のもと、大和高田市の出発地、ゴール地について提案があり、走行距離は短いが、ほかには適地はないのではないか、また、市役所前で出発式をするのがベストではないかとのことから決定されました。  次に、安全対策をどうされるのかとのおただしです。  聖火リレールート沿道に警備員20名、ボランティア26名及び市職員26名を配置する予定です。また、交通規制に伴う順回路を含め、警察官8名が警備等に当たっていただけることとなっております。  次に、交通規制についてのおただしです。  4月13日月曜日、午前10時50分ごろから11時50分ごろまで交通規制が実施されます。  最後に、当日の子どもたちへの対応、子どもたちの沿道での観覧についてのおただしです。  現在においては、全ての市立学校園の児童生徒の沿道での観覧は自粛する方向で検討しておりますが、今後、政府の発表する新型コロナウイルス対策の方針等を踏まえ、対応してまいりたいと考えます。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 227 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 228 ◯8番(砂原弘治君) ご答弁ありがとうございました。  また再質問をさせていただきます。  議長にお許しいただいて、これも議会に1人ずつ配付されておりますし、また委員会でも来月の広報誌に入れるというふうなことでお知らせがあったと思うんですけど、ここに、裏に各地域の時間帯が書かれているんですね。高田市は10分間。もちろん800メートルで10分ぐらいということで予定されていると。生駒市とかは35分とかですね。広い地域もあるというふうなところもありますし、地域によってさまざまだと思うんですけど、先ほどご答弁の中で、この距離、場所をどうして決めたかというところで、踏切を通さず、大型バスが通れるようなところで、また、その部分で県からの提案があったというようなお話でありましたけれども、県からの提案を受けてどのように検討されたのか、もう1度お伺いいたします。 229 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 230 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  先ほど答弁させていただきましたとおり、提案があり、奈良県くらし創造部スポーツ振興課、そちらの方が所管しております。くらし創造部の部長が本市の方に来られて、市長と協議をされたというふうに伺っております。  以上でございます。 231 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 232 ◯8番(砂原弘治君) 市長、どのように。 233 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 234 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) すいません、この提案されたのが平成30年12月25日のことでございます。 235 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 236 ◯8番(砂原弘治君) もういてないから聞けないですけど、そのときは、じゃ、教育委員会は全くかかわっていないということですね。 237 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 238 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) おただしのとおりでございます。 239 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 240 ◯8番(砂原弘治君) わかりました。もう決まった話で変えることもできないのであえて突っ込んで聞けないですけども、ちょっと残念やなと。この短い区間というのは非常に残念やと。前回のときは少し長目だったというふうなこともお聞きしておりますけれども。  また、今、テレビでコースを、ずっとどういったコースをたどっていくかというのをNHKで夕方やっていたりするんですね。ちょっと高田市は見てないんですけども、その中で、やっぱり名所旧跡などが紹介されたりとか、そういった場所を通っていくとか、またゴールにされているような、そういうようなところが非常に多いわけで、ただただ市役所からJR高田駅、バスが通れるだけというようなのでは非常にもったいないかな。駅はいいんですけど、例えば近鉄大和高田駅まで延ばしてもらえば、高田市はこういう駅のまちであるというようなアピールにもなるしというようなことで、少し長目の方がよかったんじゃないかなというふうに非常に残念に思うわけでございますけれども、いずれにしましてもしっかりと盛り上げていただきたいというふうに思っております。  次の、当日の子どもたちの観覧についてであります。  新型コロナ対策の方針を踏まえて今後柔軟に対応していかれるということですけれども、私が聞いたのは、通常開催としてどのように子どもたちに配慮するかということをお聞きしたので、その点についてもう1度お伺いいたします。 241 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 242 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  現在、国、県の実行委員会も含めてでございますが、沿道の観覧は自粛という形で動いております。先ほども申しましたとおり、国の方の方針等が出ない限り、そういったとこら辺にまで協議がいかないと考えております。  以上です。 243 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。
    244 ◯8番(砂原弘治君) 答えられないというのもあるのかもしれないんですけど、それでは少しどうかな。全国では、例えば間隔をあけて沿道に集うとかいうようなやり方で、多分高田市もそうなると思うんですけど、そこへは子どもたちには行かさないようにするというようなことを今もって決めているというのは、少し残念な気がします。  そこでちょっとお伺いしますが、今回のこの当日、テレビ生中継はされるでしょうか。ご存じでしょうか。 245 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 246 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  スタート地点が大和高田市役所庁舎前となっております。当日、朝、出発につきましては河合町、広陵町、香芝市、そこを経て高田市の方に入ってこられます。全てNHKの中継車がつくというふうに聞いております。  以上でございます。 247 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 248 ◯8番(砂原弘治君) 生中継はされるかどうかなんですけど。 249 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 250 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしです。  そこまで確認はしておりません。 251 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 252 ◯8番(砂原弘治君) 私、代表の電話で聞いたんですけど、生中継についてはまだ発表できていない、できないということで、どうなるかはNHKも奈良テレビもそういうようなお答えでありました。NHKは特に「来年度予算のことですから」というようなことを言っておりましたので、やっぱりお役所だなというふうに感じたんですけど、いずれにしても、私、なぜこうやって聞いたかというのは、やっぱりコロナで行けない。そのときにどうするのかということを、やっぱり、じゃあ、行けないでいいのかと。テレビ、録画かニュースかで、そういうような形で見ればいいというような形じゃなくて、本当に近くで、市内でそうやってするわけですから、やっぱりそれに対して何らかの対応をしていただきたいというふうに思っております。  もう日にちも変えられないわけですけど、奈良県では半分が日曜日にすると。日曜日でしたら自由に行けますよね。そことはちょっとやっぱり違ってくるんですけど、そういった形で、もしコロナが早期に終息すれば対応していくということでありますので、しっかりと対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。いずれにしましても世紀の大イベントでありますので、市を挙げて盛り上がるよう工夫、また努力をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次の答弁をお願いします。 253 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 254 ◯福祉部長(大中和彦君) 8番砂原議員の、高齢者の生活を支える小型モビリティについてのご質問にお答え申し上げます。  小型モビリティと分類されているもののうち、現在、電動車椅子については支給基準を満たす障がい者の方に購入費用の一部を支給する制度がありますが、そのほかの移動手段につきましては今のところ補助制度はございません。  これからの小型モビリティにつきましては、新たな移動手段として実証実験を行っている段階だと捉えておりますので、高齢者が利用するに当たりましては、特に安全性の確保が必要不可欠であると考えております。本市といたしましては、安全性の向上や社会的受容性の向上などを見きわめた上で、高齢者の移動手段としてふさわしいということであるならば検討するべきことと考えております。  また、高齢者の自動車事故防止への対策につきましては、高齢者の運転による痛ましい交通事故を防止する手段として安全運転サポート車補助金など国の補助金制度がありますが、それらも参考にしつつ、事故防止に向けて何が有効な手段であるのかを検討していきたいと考えております。  以上、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 255 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 256 ◯8番(砂原弘治君) ご答弁ありがとうございました。  また再質問させていただきます。  先ほど言っていただきました電動車椅子、この補助についてどうなっておりますでしょうか。 257 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 258 ◯福祉部長(大中和彦君) 電動車椅子の現在行っております障がい者の方への購入費用の一部の補助につきましては、基準といたしまして、上肢機能障がいプラス下肢機能障がいが2級以上、また、上肢機能障がいプラス体幹機能障がい3級以上が対象となります。そして、補助金額といたしましては最高32万9,000円となっております。  以上です。 259 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 260 ◯8番(砂原弘治君) ありがとうございます。  大体電動車椅子というのは40万円前後というふうな形ですので、ほぼ個人負担は要らないというような感じですかね。 261 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 262 ◯福祉部長(大中和彦君) おただしのとおりです。  以上です。 263 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 264 ◯8番(砂原弘治君) 大変、障がい者の方にはいい制度だなというふうに感じております。  また、答弁の中で、小型モビリティについては実証実験を行っている段階だと、こういうふうに答えられているんですけれども、これは高田市で実証実験か何かされているんでしょうか。 265 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 266 ◯福祉部長(大中和彦君) 本市では今のところそのような実証実験はしておりません。ただ、全国的につきましては横浜市などが実証実験をされていると聞いております。  以上です。 267 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 268 ◯8番(砂原弘治君) 本市でもこういった国の予算もあるわけですのでちょっと研究していただきながら、小型モビリティ、電気自動車ですね、また、そういったことは答弁でも述べられているように安全性が確保されないといけないと。例えば道ががたがたであったりとか、そういったところもあると思うんですね。ただ、そういった実証実験みたいな形でされているのを参考にしながら、少しやっぱりこういった手だてを考えていただきたいな。先ほども壇上で申しましたけれども、高齢者の足となるようなそういったことを期待されて国もしっかりと取り組んでいるわけでございますので、高田市も取り組んでいただきたいと思います。  それから、ちょっとお聞きしたいんですけど、わかるかどうかあれですけど、自動車免許を自主返納された方というのはこれまで市内で何人ぐらいいらっしゃるかとか、そんなんはわかりますでしょうか。 269 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 270 ◯福祉部長(大中和彦君) 大変申しわけありませんが、ちょっとわかりかねます。  以上です。 271 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 272 ◯8番(砂原弘治君) 私も何人かの方が自主返納、早々に返納されている方もいらっしゃるし、また、やっぱり高齢者になると足が痛くて歩いてられないというようなことで車を乗り続けられた方もいらっしゃいます。  そういった方、できれば自動車を返納した利点として、電動アシスト自転車、これに対しての補助を市として特に考えていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 273 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 274 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。  今おっしゃいました電動アシスト自転車につきましてなんですが、これも先ほどと同じで、高齢者の方が乗られるということであるならば、やはり安全性、またインフラのことも考えながら、しっかり安全性の検証もしていきたいと考えます。  以上です。 275 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 276 ◯8番(砂原弘治君) すいません、何度も。私の方に、そういった補助があれば買いやすいと。電動アシスト自転車ですね、やはり免許返納したときに、非常に軽く、自転車としては乗りやすいものであります。まだまだやっぱり高いですね。4万円ぐらいまでも下がっている。でも、そこの企業さんは非常に1年ぐらい待たなあかんような状況にもなっているみたいですね。全体的にも七、八万円ぐらいで購入ができるわけでありますので、少しそれに対して補助を出すことによって免許の返納というのが非常に広がるんではないかなというふうに感じますので、ご検討いただきたいと思います。  ここで、副市長、きょうが最後ということであります。大変ご苦労さまでした。いろいろとありがとうございました。また、各部長さんもきょうで終わりの方、本当にありがとうございました。  副市長も4月から一般の方になるわけでございます。そこで、またご年齢も65歳をちょっと超えたということでありますので、この電動アシスト自転車の補助について、副市長というよりも一般の方として、あれば買いやすいかなというふうな、そういうふうに思われますかどうか、お聞きします。 277 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 278 ◯副市長(松田秀雄君) 先ほど担当の方もお答えさせていただいておりましたように、私もどちらかというと慎重なところもございますので、電動アシスト自転車の安全性や、また運行経路なども自分で想像しながら、1回検討してみたいなと思います。  よろしくお願いします。 279 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 280 ◯8番(砂原弘治君) 市長、副市長の意見をしっかりと考えていただいて、ご検討いただきたいと思います。よろしくお願いします。  最後に、質問とは少し異なるんですけど、新型コロナ対策のマスクの件であります。  昨日の森本議員への答弁の中で、マスクを、10年前のマスクであるけれども、医療施設、介護施設などに提供したというような話がありました。森本議員も何でそれを報じないのか、マスコミとかそういった一般のことをしないのかというふうなこともありました。私も本当に3日ぐらい前にお聞きしまして、本当に残念だなというふうに感じています。せっかくやっぱりいいこというか、すばらしいことをやっているわけですから、いろんな古いものやというようなこともあるかもしれないですけど、やはりそのマスクにしても税金でそういった形でやったものですから、やはりそういったことを広報をしっかりとやっていただきたいというのが要望であります。暗いニュースはほっとってでも報道されますけれど、こういったことをつぶさに市長の記者会見を開いていただいて、しっかりと提供していただきたいというように要望します。  それから、もう1つ、今回新型コロナウイルスが蔓延しているということで、先ほどもいろんなお話がありましたけれども、高田市でも桜まつりが中止になっております。また、各種イベント等も中止、延期になっています。社会では食べに行くのも控えていかないといけない。私の友人も、そういった居酒屋の経営も圧迫して厳しいと。本当に全世界的にもそうですけど、本当に暗い、そういった影が今、ひそかに漂っているというような状況でありますので、この終息したときには、何か高田市でイベント、お祭りみたいなものを開いていただいて、市民に本当によかったなというふうに言っていただけるような、そういう何かイベントを即座に開催していただきたいと思います。そのイベントの中には、例えば総合公園コミュニティプールの無料開放とか、各地域の施設のそういった利用面でイベントをとっていただくとか、いろんな形を一気にしていただいて、お祭りムードみたいなものをちょっと検討していただきたい。コロナが本当に終息するのが前提ではありますけれど、そういったことも考えていただきたいなというふうに要望とさせていただきます。  いずれにしましても本当に今、重大な時期を迎えておりますけれども、お互いまた健康に留意しながらしっかりと対策に取り組んでいただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 281 ◯議長(萬津力則君) これで一般質問を終了いたします。  以上で日程は終了いたしました。  この際、松田副市長より発言を求められていますので、これを許可します。松田副市長。 282 ◯副市長(松田秀雄君) 議長のお許しをいただきまして、一言ご挨拶を申し上げます。  私は副市長といたしまして、平成20年4月1日の就任以来、12年間、大変微力でございますが、行政業務に取り組みをこさせていただきました。この間、さまざまな課題の中で、また、さまざまに課題が現出します中で、十分なこともできませず、大変じくじたる思いでもございますが、このたび3月末を持ちまして任期満了により副市長を退任するということができますのは、議員の皆様のご指導、ご鞭撻をはじめ、市民の皆様のご理解や、また市長さん、職員の皆さんの支えがあってのことと、ただただ感謝を申し上げます。  今後は、一市民といたしまして、大和高田市の発展を願いながら日々を有意義に過ごしていければと思っております。  最後になりますが、どうか議員各位をはじめ、皆様方のますますのご健勝とご活躍と、そして、我がまち大和高田の発展を祈念させていただきまして、退任に当たってのご挨拶とさせていただきます。本当に長い間、お世話になりましてありがとうございます。 283 ◯議長(萬津力則君) この際、市議会を代表いたしまして一言ご挨拶を申し上げます。  ただいま松田副市長さんより退任のご挨拶がありましたとおり、今月末をもって退任されることになりました。松田副市長さんには、昭和48年、本市に奉職され、秘書課長、企画調整部次長、企画調整部長などを歴任された後、平成20年4月に行政手腕を高く評価され、副市長に栄進され、きょうの日を迎えられました。この間、豊富な知識と行政経験を持って市長を助け、日夜精励し、市政の振興にご尽力をいただいてまいりました。心からお礼を申し上げます。  これからは、趣味であります読書など自分の時間をゆっくり過ごしていただき、健康には十分ご留意をされ、本市発展のため、ご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、送別の言葉といたします。どうもありがとうございました。  次に、3月末で退職される皆さんに御礼の言葉を申し上げます。  吉村市民部長、勝山環境建設部長、山本環境建設部理事、沼部上下水道部長、巽教育委員会事務局長、福西教育委員会事務局次長、山本会計管理者、濱野監査委員事務局長をはじめ、21名の職員の皆さん、本当にご苦労さまでございました。  退職後は健康に留意され、大和高田市の今後の発展を見守っていただきたいと存じます。  また、再任用制度により引き続き勤務される方には、今まで積み上げてこられた知識や経験を生かし、気持ちも新たに取り組んでいただくとともに、残された後輩の方々にご指導いただきたいと思います。  本当にありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 284 ◯議長(萬津力則君) この際、おはかりいたします。お手元に配付いたしております閉会中の継続調査申し出一覧表のとおり、各委員長より閉会中の継続調査申し出書が提出されております。申し出どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 285 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 286 ◯議長(萬津力則君) 以上で今定例会に付議されました案件は全て議了いたしましたので、これで閉会をしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 287 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  議員各位におかれましては、去る6日の開会以来、連日ご精励をいただき、厚く御礼申し上げます。各執行機関におかれましては、議会の意思を十分尊重の上、市政を執行されますよう要望しておきます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 288 ◯議長(萬津力則君) 市長の閉会の挨拶がございます。堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 289 ◯市長(堀内大造君) 3月定例市議会の閉会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。  本定例会におきまして、令和2年度一般会計予算案をはじめ提案をいたしました各案件につきまして、慎重なるご審議をいただき、議決を賜りましたことに心から厚く御礼を申し上げます。  なお、本議会並びに委員会におきまして賜りました貴重なるご意見、ご指摘につきましては、十分にその意を踏まえ、今後の市政運営に反映させていただく所存でございます。  また、議員皆様には、今後とも市政発展のため、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、閉会の挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    290 ◯議長(萬津力則君) これをもって、令和2年3月大和高田市議会定例会を閉会いたします。            午後2時39分閉会 本会議録の正当なることを証明するため、ここに署名する。                   議 会 議 長    萬  津  力  則                   議会副議長      橋  本  俊  哉                   署 名 議 員    沢  田  洋  子                   署 名 議 員    米  田  昌  玄                   署 名 議 員    横  田  誠  治 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...