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  1. 大和高田市議会 2020-03-01
    令和2年3月定例会(第3号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(萬津力則君) 皆さん、おはようございます。ただいまより、令和2年3月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(萬津力則君) これより、本日の会議を開きます。  各常任委員長及び予算特別委員長より議案審査報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算 外 10 件 3 ◯議長(萬津力則君) 日程に入ります。  日程第1、議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算ほか、議第5号から議第12号まで、及び議第30号から議第31号までの11議案を一括して議題といたします。  本件11議案は予算特別委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。2番植田龍一議員。            〔予算特別委員会委員長(植田龍一君)登壇〕 4 ◯予算特別委員会委員長(植田龍一君) 去る3月9日の本会議におきまして、予算特別委員会に付託を受けました議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算ほか、議第5号から議第12号まで、議第30号から議第31号の11議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告します。  まず、議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算についてであります。  歳入、第1款、市税における市民税についてであります。  委員より、個人市民税について、人口が減少している中、前年度より増額となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「国へ報告している毎年7月1日現在の課税状況調において、所得割の課税者が295人増加し、総所得金額が約13億円増加したものである」と答弁されました。  また、委員より、法人市民税について、昨年下半期のGDPの落ち込みに加え、新型コロナウイルス感染症による税収への影響についてただされたのに対し、担当者は、「企業業績への影響は大きいと予想しており、予算に対して減収となることを想定している。企業の決算状況を注視していきたい」と答弁されました。  次に、固定資産税についてであります。  委員より、償却資産課税について、「償却資産の調査はどのように行っているのか」との問いに、担当者は、「毎年1月1日現在の償却資産に対して申告制度となっており、平成28年度より課税強化として未申告調査に加え、法人市民税の申告と国税の申告に相違がある場合は訪問調査を実施している」と答弁されました。
     次に、第2款、地方譲与税における森林環境譲与税についてであります。  委員より、「森林環境譲与税はどのような事業に充当されるのか」との問いに、担当者は、「森林環境学習や国内産木材製品の購入などに充当している。また、令和2年度中に基金を創設し、当該年度で使用できない場合は基金に積み立て、後年度において執行を予定している」と答弁されました。  次に、第4款、配当割交付金についてであります。  委員より、前年度より増額と見込んでいる理由についてただされたのに対し、担当者は、「奈良県における令和2年1月21日現在の県税収入見込みをもとに算定している」と答弁されました。  同じく委員より、景気の動向や新型コロナウイルス感染症の影響により、現時点での見通しについてただされたのに対し、担当者は、「特に新型コロナウイルス感染症による企業業績の落ち込み、また株価の下落等により、かなりの影響を受けると推測している」と答弁されました。  次に、第11款、地方交付税についてであります。  委員より、「収入見込みが過大ではないか」との問いに、担当者は、「国から示されている伸び率をもとに、公債費に対する基準財政需要額や、令和2年度では幼児教育・保育の無償化による影響額を個別に算定しており、過大積算にならないよう努めている」と答弁されました。  同じく委員より、「新型コロナウイルス感染症に対する支出は地方交付税に影響を受けないのか」との問いに、担当者は、「国の通知により、新型コロナウイルス感染症に対する経費は地方交付税の特別交付税として措置される」と答弁されました。  次に、第14款、使用料及び手数料における使用料についてであります。  委員より、総務使用料の中の市民交流センター使用料の増額理由についてただされたのに対し、担当者は、「平成30年度の決算額と令和元年度の途中実績をもとに積算し、36万円の増収と見込んでいる」と答弁されました。  また、委員より、衛生手数料の中の一般廃棄物処理手数料の増額理由についてただされたのに対し、担当者は、「過去5年間の収入実績では、2億2,000万円から2億3,000万円を推移しており、今年度も増加傾向であることから増収と見込んだが、新型コロナウイルス感染症の影響により当初見込みより減収する可能性がある」と答弁されました。  次に、第16款、県支出金における公債費県補助金についてであります。  委員より、奈良県公立小中学校空調設備設置緊急支援補助金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「小中学校空調設備整備事業として、借り入れた地方債の交付税算入分を除いた部分の償還額の4分の1に当たる額を奈良県から交付されるものであり、いったん公債償還基金に積み立て、後年度において借り入れた地方債の償還の財源とするものである。また、この補助金は令和2年度限りである」と答弁されました。  次に、第19款、繰入金における基金繰入金についてであります。  委員より、財政調整基金繰入金の多額となった理由についてただされたのに対し、担当者は、「主な要因として、会計年度任用職員制度の創設に伴う人件費の増加や介護保険事業特別会計への繰出金の増加が影響している」と答弁されました。  次に、第21款、諸収入における雑入についてであります。  委員より、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「国が省エネ建築物の建設を推奨していることに伴い、環境省において、遮熱性の高いガラスの採用や高効率の空調機器の採用及び太陽光発電設備の設置など、環境に配慮した設備機器の導入に係る対象工事費の2分の1が補助されるもので、3年間の効果検証が条件となり、約3,300万円の費用が生じるが、本市の新庁舎が採択されたものである」と答弁されました。  また、委員より、資源ごみ等売払収入が減額となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「鉄くずの単価が下落していることが影響している」と答弁されました。  次に、第22款、市債における臨時財政対策債についてであります。  委員より、「借換債を除き、発行可能額の全額を計上しているのか」との問いに、担当者は、「地方財政計画の伸び率を見込んだ上で、発行可能額の全額を計上している」と答弁されました。  同じく委員より、「過去の借換債はどのような計画で発生したのか」との問いに、担当者は、「市中銀行においては、償還期間が10年を超えるものは、一定の利率で償還する期間は10年間と決まっている。10年後に利率を見直し、改めて借り換えることにしている」と答弁されました。  借換については、市中金利の状況を適宜検証されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、歳出、第2款、総務費の中の総務管理費における一般管理費についてであります。  委員より、「給料で一般職員の人数が昨年より減少しているのはどうしてなのか」との問いに、担当者は、「職員数は一般管理費では減少しているが、全体では568人から576人と若干増加している」と答弁されました。  また、委員より、働き方改革を踏まえた超過勤務削減として仕事の総量ややり方を見直されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、「特別職の給料の減額が長年続いているが、現在の附則によるものではなく、本則により給料月額を下げることは考えていないのか」との問いに、理事者は、「今後、検討すべきことである」と答弁されました。  今後、多くの大型事業を推進する中、改革も必要となるが、市長が身を持って示されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  同じく委員より、管理職特別勤務手当についてただされたのに対し、担当者は、「休日に勤務した場合、代休により対応しているが、公務の運営上、代休での対応が困難な場合、手当を支給している」と答弁されました。  次に、文書広報費についてであります。  委員より、ホームページの充実とともにソーシャルネットワーキングサービスを活用した情報発信にも取り組まれたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、企画費についてであります。  委員より、「eスポーツ事業委託料は再度の提案であるが、内容はどのように変わっているのか」との問いに、担当者は、「参加資格を高校生以上とすることや、競技種目をサッカーを題材としたものとし、地元のサッカーチームと連携することを考えている。また、ゲーム依存に関しては、市内の依存症回復施設と意見交換を行い、対策していきたい」と答弁されました。  地域活性化につなげるため、行政の役割を再確認されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、「きぼう号」の運行経路が再編され3年が経過するが、交通弱者の移動手段が確保できるよう、さらなる改善に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、財産管理費についてであります。  委員より、「現庁舎跡地整備に関する設計委託料が多額となっているのはどうしてなのか」との問いに、担当者は、「新庁舎建設基本計画に示されている来庁者駐車場や公用車駐車場の整備及びシビックコア周辺地区まちづくり基本計画に示されている緑地等の整備を行う予定である。緑地等整備設計や雨水流出抑制施設設計などの業務を委託することとなるが、徴した見積書の平均値を予算計上しており、執行の際はさらに精査していきたい」と答弁されました。  また、委員より、「設計委託料には解体に関する委託は含まれていないが、どのようにするのか」との問いに、担当者は、「他の業務も参考に庁舎の解体の設計は職員により可能であると判断した。それにより経費の抑制ができるものと考えている」と答弁されました。  また、委員より、「現庁舎跡地利用に関し、市民の声を聞く機会は設けるのか」との問いに、担当者は、「(仮称)庁舎跡地整備検討委員会を設置する予定であり、地元の方等に入ってもらい意見を聞きたいと考えている」と答弁されました。  地元はもとより、市民から広く意見を聞かれたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、地方創生事業費についてであります。  委員より、「ビジネスサポートセンターの設置により、施政方針で示されているように、経営基盤が強化され地域産業の活性化につながるのか」との問いに、担当者は、「公募するセンター長に識見のある方を迎え、支援を充実することで産業の活性化につながると考えている」と答弁されました。  また、委員より、「小さな拠点づくり事業には高田らしさはあるのか」との問いに、担当者は、「さざんかホール内に身近な居場所として創設した、まちライブラリーを音楽や文化を凝縮した位置づけとすることによって高田の特性をあらわせるような場所としたい」と答弁されました。  また、委員より、「まちライブラリーを開始することで、さざんかホールで飲食ができるようになるのか」との問いに、担当者は、「催しが行われる日や土日・祝日に、運営の委託先により飲み物の提供を行う予定をしている」と答弁されました。  次に、市民交流センター運営費についてであります。  委員より、「市民交流センターへの満足度を高めるための取り組みは行われているのか」との問いに、担当者は、「興味を持ってもらえるイベントの開催、子育て支援と高齢者支援事業との連携などを行い、市民協働に、より一層注力していきたい」と答弁されました。  次に、徴税費における税務総務費についてであります。  委員より、「航空写真撮影委託料について近隣市町と共同で調達することはできないのか」との問いに、担当者は、「3年ごとの固定資産税評価替えのための撮影であるが、過去に近隣市町と協議した際、面積による案分の妥当性や異なるシステムを使用していることなどから共同調達には至らなかった」と答弁されました。  次に、選挙管理委員会費についてであります。  委員より、選挙が執行されないときの啓発についてただされたのに対し、担当者は、「高校での出前授業の開催や啓発物品の配布により、常時啓発を行っている」と答弁されました。  次に、第3款、民生費の中の社会福祉費における社会福祉総務費についてであります。  委員より、委託料に計上されている障害者福祉計画及び地域福祉計画についてただされたのに対し、担当者は、「障害者福祉計画は3年ごとに見直しを行い、第6期の計画を策定、地域福祉計画は5年間の計画を新たに策定する予定である」と答弁されました。  また、委員より、民生児童委員の定数についてただされたのに対し、担当者は、「定数は民生児童委員が125名、主任児童委員が14名の合計139名となっている」と答弁されました。  民生児童委員に求められる役割が増す中、負担軽減となるような対策を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に老人福祉対策費についてであります。  委員より、9月中ごろまでに行われている敬老会について、昨今の気象状況をかんがみ、開催時期を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、老人憩いの家運営費についてであります。  委員より、夏期の開館時間について時間延長を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、人権啓発推進費についてであります。  委員より、性に対する価値観の多様化について、市民に向けた啓発や学習の機会に触れられるよう検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、障害者自立支援給付等事業費についてであります。  委員より、社会復帰を目的とした支援として、より充実したものとなるよう努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、後期高齢者医療費についてであります。  委員より、医療費を抑制するための取り組みについてただされたのに対し、担当者は、「奈良県後期高齢者医療広域連合とともに医療費適正化に取り組んでいる。頻回受診や重複受診への訪問指導、ジェネリック医薬品の利用促進を行い、医療費の抑制に努めているところである」と答弁されました。  次に、児童福祉費における児童福祉総務費についてであります。  委員より、育児サポートクラブのサポーターの登録者数及び利用者数についてただされたのに対し、担当者は、「令和2年1月現在、サポート会員は162名、利用会員は330名である」と答弁されました。  また、委員より、こども食堂補助金について、食材やボランティア保険に対する補助となっているが、啓発などに対しても補助対象となるよう拡充について検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、保育所費についてであります。  委員より、「保育士の人数及び処遇改善はどのようになっているのか」との問いに、担当者は、「保育士の人数は、再任用を含めた正規職員が96名、臨時職員が114名である。会計年度任用職員制度となることから処遇改善につながると考えている」と答弁されました。  次に、第4款、衛生費における清掃費の中のじん芥焼却場整備事業費についてであります。  委員より、クリーンセンター整備工事の内容についてただされたのに対し、担当者は、「中継施設建設に伴い、市の所有地に公用車用駐車場を整備するものである。令和9年度まで使用することと周囲への土の流出を抑制することもかんがみ、アスファルト舗装を考えているところである」と答弁されました。  限られた期間に使用する駐車場を整備するに当たり、方法を精査し、慎重な執行に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、用地購入費の内容についてただされたのに対し、担当者は、「これまで河川占用として使用していた県所有の廃川敷を中継施設建設のため購入するものである」と答弁されました。  次に、第6款、農林水産業費の中の農業費における耕地事業費についてであります。  委員より、「防災重点ため池ハザードマップ作成業務委託料が計上されているが、洪水ハザードマップと一緒にできなかったのか」との問いに、担当者は、「防災重点ため池の選定中であったため、洪水ハザードマップに入れることができなかった。ハザードマップ更新時には一緒にしていきたい」と答弁されました。  次に、第7款、商工費の中の商工振興費についてであります。  委員より、平成30年度で補助をいったん終了していた高田活活まつり実行委員会補助金が新たに計上されていることを受け、補助金交付規則にのっとり、適正に処理されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第8款、土木費の中の都市計画費における都市計画総務費についてであります。  委員より、「都市計画マスタープラン策定委託料が計上されているが、策定までの全てを業務委託するのか」との問いに、担当者は、「策定に当たり、現況調査・分析、市民意向の把握・整理、都市づくりの整理など、さまざまな段階での作業を経ることとなる。策定委員会や必要に応じて都市計画審議会ではかるなど、市が主体となり市のあるべき将来像の実現に向けた基本的な方針を策定していきたい」と答弁されました。  次に、第9款、消防費の中の非常備消防費についてであります。  委員より、消防ポンプ車を今回更新する分団と更新計画についてただされたのに対し、担当者は、「令和2年度に更新するのは第6分団である。おおむね25年をめどに計画的に更新を行っている」と答弁されました。  次に、第10款、教育費の中の教育総務費における教育振興費についてであります。  委員より、スクールサポートスタッフの配置についてただされたのに対し、担当者は、「教員が児童への指導に、より注力できるよう、2つの小学校に1名ずつ試験的に配置するものである」と答弁されました。  次に、小学校費における学校管理費についてであります。  委員より、新型コロナウイルス感染症対策を受けて、突発的に消耗品等の必要が生じた場合、子どもの安全を確保できるよう、調達を工夫されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、小学校費における教育振興費についてであります。  委員より、「現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休業となっているが、就学援助費の入学準備金についてはどのように対応されるのか」との問いに、担当者は、「これまでと同様に3月中に支給すべく準備しているところである」と答弁されました。  次に、文化財保護費についてであります。  委員より、文化財保存修理事業補助金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「県の指定有形文化財である日本聖公会高田基督教会堂の防災対策について、県の補助事業の対象となるものに随伴して補助するものである」と答弁されました。  次に、葛城コミュニティセンター運営費についてであります。  委員より、「葛城コミュニティセンターにあるカラオケ設備が老朽化しているが、更新を予定しているのか」との問いに、担当者は、「開館当初のものを使用していたが、令和2年度にハンディカラオケの購入を予定している」と答弁されました。  次に、文化会館費についてであります。  委員より、「出演者謝礼が増額となっているが、入場者の増加につながるのか」との問いに、担当者は、「入場者を見込めるピアノコンサートや絵本ライブショーを新たな公演として予定している」と答弁されました。  次に、保健体育費における体育振興費についてであります。  委員より、総合体育館建替検討業務委託料の内容についてただされたのに対し、担当者は、「老朽化している総合体育館の現状把握や課題整理を行い、整備方針を検討するものである」と答弁されました。  また、委員より、「東京オリンピック聖火リレー負担金が計上されているが、昨今の状況から聖火リレーが中止となった場合、負担金はどうなるのか」との問いに、担当者は、「現段階においては行う方向であるが、県の実行委員会と連携をとり対応していきたい」と答弁されました。  次に、議第5号令和2年度大和高田市国民健康保険事業特別会計予算についてであります。  委員より、国保の県単位化に伴う保険税の滞納の取り扱いについてただされたのに対し、担当者は、「統一保険料に向けた調整を行っており、収納率の取り扱いについても現在協議しているところである」と答弁されました。  次に、議第6号令和2年度大和高田市国民健康保険天満診療所特別会計予算についてであります。  委員より、経営の見通しについてただされたのに対し、担当者は、「6年連続の赤字決算となっており、令和元年度も赤字となる見込みである。医師をはじめ全職員と状況を共有し、運営審議会の委員とも協力しながら財政の健全化に向けた取り組みを進めているところである」と答弁されました。  次に、議第7号令和2年度大和高田市駐車場事業特別会計予算についてであります。
     委員より、「立体駐車場の24時間営業は考えていないのか」との問いに、担当者は、「立体駐車場はさざんかホールと地元商店街の利用者のために建設した経緯がある。無人化での24時間営業を以前に検討したが、利益増加を見込めないことから断念したものである」と答弁されました。  次に、議第8号令和2年度大和高田市介護保険事業特別会計予算についてであります。  委員より、介護保険事業で重点を置いていることや特徴についてただされたのに対し、担当者は、「重点課題としては給付費の適正化、充実したサービスの提供、地域密着型施設の整備などである。また、第8期介護保険事業計画の策定に向け、実績の分析などを行い、準備を進めていくことも課題となっている」と答弁されました。  また、委員より、「地域密着型サービス施設等整備促進事業補助金が計上されているが、どのような施設が建設されるのか」との問いに、担当者は、「平成30年度に公募し、事業者は決定している。グループホームを奥田に建設予定である」と答弁されました。  次に、議第9号令和2年度大和高田市後期高齢者医療保険事業特別会計予算についてであります。  委員より、滞納者の短期証の発行状況についてただされたのに対し、担当者は、「令和2年1月末現在、短期証の対象者は34名であるが、分納などによって交付している人は15名である。それ以外の人に対しても、受診が必要となった場合、すぐに交付している」と答弁されました。  次に、議第10号令和2年度大和高田市水道事業会計予算についてであります。  委員より、収益に対しての建設改良費の割合についてただされたのに対し、担当者は、「給水収益に対する建設改良費は約30%である」と答弁されました。  他市の経営状況にも注意を向け、料金改定についても協議を進められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第11号令和2年度大和高田市下水道事業会計予算についてであります。  委員より、下水道整備の中長期ビジョンについてただされたのに対し、担当者は、「令和8年度までに認可区域である市街化区域を8割程度整備することが目標である」と答弁されました。  次に、議第12号令和2年度大和高田市病院事業会計予算についてであります。  委員より、単年度で5,000万円程度の赤字が続いている要因及びその改善についてただされたのに対し、担当者は、「医師不足による診療収入の減少が要因の1つである。医療スタッフと共有し、業務の改善に向けて努力しているところであるが、安心して医療を受けてもらえるよう、さらに経営体質の改善を図っていきたい」と答弁されました。  公立病院として今後も必要な医療を安定して提供できるよう努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、外来収入を前年度より減額した要因についてただされたのに対し、担当者は、「外来患者に時間をとられ、入院患者の診療に手が回らない状態になりつつあるので、本来の地域医療連携の姿である地域の診療所から紹介された患者を外来で診察し、入院患者をふやしていく方向に調整しているためである」と答弁されました。  また、委員より、「新型コロナウイルス感染症の影響としてマスクや消毒液、防護服などは4月以降も充足できるのか」との問いに、担当者は、「マスクは2か月分の備蓄があり、今後は国内産のものを調達できるようメーカーと調整している。消毒液は現在使っているものと同等品で調達可能なものを代替としている。防護キットは在庫の500セットが3か月程度分と見込んでおり、補充についてはメーカーと交渉していきたい」と答弁されました。  院内感染とならないよう、十分な対策をとられたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  なお、議第30号及び議第31号については、提案の趣旨を了といたしました。  最後に、委員会から指摘事項であります。  クリーンセンターにおいて用地購入を予定されているが、購入によらない方法も含め、十分検討した上で進められるよう要望しておきます。  また、歳入の算定を行った状況下と経済指標が異なることをかんがみて、歳出を執行されるよう要望しておきます。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 5 ◯議長(萬津力則君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。  4番所進議員。 7 ◯4番(所進君) 日本共産党を代表いたしまして、先ほどの委員長報告に対する態度を明らかにしておきます。議第4号から議第12号に反対、議第30号と議第31号は賛成となります。一括採決ですので、委員長報告に反対という立場になります。その理由について説明をいたします。  本市の新年度の予算は、さまざまな市民の要望に応える内容になっておりません。市民交流センターの運営の改善、負担が増す民生委員への支援、マイナンバーカードの運用など、改善が必要な点がありました。  価値観が多様化する中、ジェンダー平等をはじめとした新しい人権教育が望まれている中、男女共同参画推進事業や人権啓発推進事業の内容は前年どおりになっております。旧同和事業は社会福祉や社会教育の事業に移管すべきです。  また、これまでにも指摘をしてまいりましたが、生活保護課のケースワーカー1人が担当するケースが法定の80名を超えており、保育士の人数についても、いまだ正規より非正規が上回る状況が続いております。  昨年10月から始まった保育・幼児教育の無償化により、対象者がふえると予想される中、保育士が充実した環境のもとで保育が行われるのか、不安が残ります。  また、毎年発生する内水被害が市民生活に重大な影響を与えているにもかかわらず、新たな貯留施設建設の計画が盛り込まれておりません。県の計画を待つのではなく、市独自の計画を検討すべきです。  国民健康保険事業特別会計について、この間、黒字の決算が続き、基金を積み増しているのに、市民への還元は健診の無料化にとどまり、負担軽減を求める市民の声に応える内容になっておりません。  国民健康保険天満診療所特別会計について、赤字予算で編成され、目立った経営改善の対策も見られません。地域に不可欠な医療機関を存続させるために特段の取り組みを求めます。  駐車場事業特別会計について、JR高田駅付近に最大料金を設定した駐車場がふえる中、定期利用者を伸ばし、市民の利便性を向上させるためにも24時間利用に向けた検討が必要です。  介護保険事業特別会計について、長年、市民から要望され、介護予防の観点からも実現が求められる移動支援事業が含まれておらず、賛成できません。  後期高齢者医療保険特別事業会計について、保険料が高いという問題にあわせ、この間、軽減措置が縮小される傾向にあり、低所得者ほど負担が高くなるという点で賛成できません。  水道事業会計について、依然として本市の水道料金が高いと市民から声が上がっています。給水人口が減り、収入が減ることが予想される中、今後の更新費用の準備が水道料金の引き上げにつながらないことを求めます。  下水道事業会計について、この間、年次計画の作成、市民への説明、広報の改善を求めてまいりましたが、今年度の予算にも反映されておりませんので賛成できません。  大和高田市病院事業会計について、国保税や後期高齢者医療の保険料など負担が増す中、公的医療機関として市民の医療を受ける権利を守るために、差額ベッド料の見直しをはじめとする低所得者対策の医療事業の充実を求めます。  以上の理由を述べ、反対討論とさせていただきます。 8 ◯議長(萬津力則君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論もないようですので、これより本件11議案を一括して採決いたします。  本件11議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件11議案は、委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 10 ◯議長(萬津力則君) 起立多数と認めます。よって、本件11議案は、委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第13号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第8号) 外 6 件 11 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第2、議第13号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第8号)ほか、議第18号から議第20号まで、及び議第22号から議第24号までの7議案を一括して議題といたします。  本件7議案は総務財政委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。12番森本尚順議員。            〔総務財政委員会委員長(森本尚順君)登壇〕 12 ◯総務財政委員会委員長(森本尚順君) 去る3月9日の本会議におきまして、総務財政委員会に付託を受けました議第13号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第8号)ほか、議第18号から議第20号まで、及び議第22号から議第24号までの7議案について審査いたしましたところ、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第13号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第8号)についてであります。  歳入、第14款、国庫支出金についてであります。  委員より、公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金の内示額についてただされたのに対し、担当者は、「1億3,989万6,000円の要望額に対し、内示額が6,329万5,000円、率にして45.2%となっている」と答弁されました。  次に、歳出、第2款、総務費の中の総務管理費についてであります。  委員より、交通安全対策費に関し、通学路や生活道路及び子どもの移動経路等における危険箇所への安全対策についてただされたのに対し、担当者は、「ポストコーンの設置及び道路のカラー舗装化などの交通安全対策を市内全域で実施できるよう取り組んでいきたい」と答弁されました。  次に、第4款、衛生費の中の清掃費についてであります。  委員より、昨年度に比べ、ごみの処理量が増加する見込みとなった要因についてただされたのに対し、担当者は、「平成30年11月にトナリエがオープンし、事業系ごみが大幅に増加したことが主な要因と考える」と答弁されました。  また、委員より、「家庭系ごみも増加しているのはなぜか」との問いに、担当者は、「可燃ごみは平年並みであったが、粗大ごみの持ち込みが増加している。市民向けのチラシを配布するなど、ごみの減量化に努めていきたい」と答弁されました。  次に、第8款、土木費の中の都市計画費についてであります。  委員より、本郷大中線街路事業における北側歩道及び車道部分の工事が遅れている理由についてただされたのに対し、担当者は、「土地収用案件の建築物が撤去されておらず、工事着手が困難な状態となっている。現在、県と行政代執行に関する協議を行っているが、解体撤去工事の工法を決めるのに想定よりも時間を要しているため、工事着手が遅れている」と答弁されました。  また、委員より、「解体撤去工事に要する予算が増額補正されているが、県とどのような協議を行っているのか」との問いに、担当者は、「当初予定していた全部解体では、建築物の一部分に関し財産権の侵害に当たるおそれがあるため、部分解体も視野に入れた協議を行っている。予算の増額については、部分解体を行う際に残った建築物を補強する必要が生じるためである」と答弁されました。  同じく委員より、「行政代執行による解体撤去工事に要した費用は、建築物の所有者から徴収することとなるが、財産調査等は行えないのか」との問いに、担当者は、「財産調査については行政代執行庁である県が行うこととなっており、市としては関与していない」と答弁されました。  費用が回収できない場合もかんがみ、解体撤去工事の工法については十分な検討をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第10款、教育費の中の小学校費についてであります。  委員より、「児童が1人1台のタブレット端末を使用するために必要な通信量は確保できるのか」との問いに、担当者は、「現在の校内LANの通信容量を10倍にすることで対応可能と考えている」と答弁されました。  また、委員より、多額の経費がかかる大きな事業であるが、児童の学力向上に向けた今後の方針についてただされたのに対し、担当者は、「教育の質の向上及び教員の負担軽減を図ることにより、個々の児童に応じた、よりきめ細やかな指導を実施することで学力の向上につなげていきたいと考える」と答弁されました。  次に、議第19号大和高田市個人情報保護条例及び大和高田市情報公開条例の一部を改正する条例についてであります。  委員より、通信回線を利用した外部との電子計算機の結合に関する規定の緩和についてただされたのに対し、担当者は、「高度なセキュリティを維持した行政専用の閉域ネットワークにより結合する場合において、個人情報保護運営審議会への諮問を不要とするものである」と答弁されました。  次に、議第22号大和高田市附属機関設置条例の一部改正についてであります。  委員より、「地域包括ケア会議の担任事務の一部を他の機関へ集約するとあるが、どのような目的によるものなのか」との問いに、担当者は、「担任事務の一部である、養護老人ホーム等の入所判定に係る機能を専門性の高い福祉部内に集約することで、効率的及び効果的で質の高い会議となるよう努めたい」と答弁されました。  なお、議第18号、議第20号、議第23号及び議第24号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 13 ◯議長(萬津力則君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより本件7議案を一括して採決いたします。  本件7議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件7議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件7議案は、委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第14号令和元年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 外 7 件 17 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第3、議第14号令和元年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)ほか、議第15号から議第17号まで、議第21号、議第25号、議第26号及び議第29号の8議案を一括して議題といたします。  本件8議案は民生文教委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。8番砂原弘治議員。            〔民生文教委員会委員長(砂原弘治君)登壇〕 18 ◯民生文教委員会委員長(砂原弘治君) 皆さん、おはようございます。去る3月9日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第14号令和元年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)ほか、議第15号から議第17号まで、議第21号、議第25号、議第26号及び議第29号の8議案について審査いたしましたところ、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第17号令和元年度大和高田市病院事業会計補正予算(第3号)についてであります。
     委員より、医師及び看護師の配置状況についてただされたのに対し、担当者は、「医師について令和元年度当初は52名体制で、通年で14名の退職者があるが、13名を確保済みであることから、令和2年度当初では前年比1名減となる。また、看護師については、令和元年度当初は313名体制で、通年で25名の退職者があるが、19名を新規採用することから、令和2年度当初では前年比6名減となる。医師及び看護師の不足分については非常勤職員を採用し、人員を維持したいと考えている」と答弁されました。  同じく委員より、資産減耗費の大幅な減額要因についてただされたのに対し、担当者は、「当初、病院情報システムで使用していた端末等を全て除却する予定であったが、厳しい経営状況をかんがみ、使用できる端末等は引き続き使用することとした」と答弁されました。  また、委員より、「有形固定資産は具体的にどのようなものなのか」と問いに、担当者は、「主に医療器械であり、ほとんどが病院情報システムの購入分である」と答弁されました。  次に、議第25号大和高田市市民交流センター条例の一部改正についてであります。  委員より、条例改正の対象となる託児室における年間稼働日数と夜間の利用状況についてただされたのに対し、担当者は、「平成30年度における託児室の稼働日数336日のうち、午後7時以降に利用のあった日数は28日で、38名の利用にとどまった」と答弁されました。  また、委員より、「今回の条例改正により、託児室の使用料が引き下げられ、夜間の時間帯を含み利用者の増加が見込まれる一方、規則改正により開所時間の2時間短縮を予定されているが、時間短縮の実施については、いったん現行の開所時間で利用者ニーズを把握してからでも遅くないのではないか」との問いに、理事者は、「条例改正により利用しやすくなるため、開所時間を継続し、利用者の動向を的確に見定めた上で判断したい」と答弁されました。  託児室の運営については、人員の効率的な配置と運用を行った上で経費の削減を図り、サービスの向上に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第26号大和高田市立看護専門学校授業料等徴収条例の一部改正についてであります。  委員より、「新年度入学者の入学金にも適用されるのか」との問いに、担当者は、「令和2年4月1日の施行予定だが、すでに納められた入学金については4月以降に還付する」と答弁されました。  次に、議第29号大和高田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。  委員より、「資格要件を緩和する期間が3年間延長されることにより、本市の指導員全てが有資格者となるのか」との問いに、担当者は、「延長される3年で全指導員が資格保有者となることを目標に、指導員に対し研修の受講を働きかけたい」と答弁されました。  同じく委員より、資格取得に伴う費用についてただされたのに対し、担当者は、「奈良市などで行われる研修地までの交通費は公費で負担しており、教材費については過去のテキストを持ち込みで対応しているため、実質的に個人負担とはならない」と答弁されました。  なお、議第14号から議第16号まで、及び議第21号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 19 ◯議長(萬津力則君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 20 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより本件8議案を一括して採決いたします。  本件8議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件8議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件8議案は、委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 議第27号大和高田市空家等対策の推進に関する条例の制定について 外 3 件 23 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第4、議第27号大和高田市空家等対策の推進に関する条例の制定についてほか、議第28号、議第32号及び議第33号の4議案を一括して議題といたします。  本件4議案は環境建設委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。3番向川征秀議員。            〔環境建設委員会委員長(向川征秀君)登壇〕 24 ◯環境建設委員会委員長(向川征秀君) 去る3月9日の本会議におきまして、環境建設委員会に付託を受けました議第27号大和高田市空家等対策の推進に関する条例の制定についてほか、議第28号、議第32号及び議第33号の4議案について審査いたしましたところ、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第27号大和高田市空家等対策の推進に関する条例の制定についてであります。  委員より、「必要に応じ関係機関に情報の提供及び協力を求めるとあるが、どのような機関等を想定しているのか」との問いに、担当者は、「警察署ほか消防署や土木事務所及び民生委員などを想定している」と答弁されました。  同じく委員より、「早急な対策が必要と考えられる空き家を抽出し、行政主導のもと具体的な対策を講じていくべきではないか」との問いに、担当者は、「現状としては、市民から通報、相談のあった空き家について、所有者等の調査を行い、適切に管理してもらえるよう助言・指導に努めていきたい」と答弁されました。  また、委員より、「条例を制定するに当たり、空家対策協議会は何回開催し、どのような協議がなされたのか」との問いに、担当者は、「今年度、空家対策協議会を3回開催し、条例制定の目的や緊急安全措置をどのように明記するのかについて協議したところである」と答弁されました。  また、委員より、条例第5条の緊急安全措置を講ずる対象となる空き家と、空家等対策の推進に関する特別措置法に定められている特定空家との違いについてただされたのに対し、担当者は、「緊急安全措置とは、危険な状態が切迫していると確認した時点で、必要な最小限度の措置を講じるものである。一方、特定空家に対する措置を講じるには、空き家の評価・点検の実施や空家対策協議会にはかるなどの手続を経る必要がある」と答弁されました。  次に、議第28号大和高田市営住宅条例の一部改正についてであります。  委員より、市営住宅入居者による修繕費用の負担に関する規定の整備についてただされたのに対し、担当者は、「民法の一部改正に伴い、修繕に要する費用を入居者が負担する場合に関し、別途規則にて具体的に定めるため条例改正するものである」と答弁されました。  次に、議第32号市道の認定についてであります。  委員より、市道の認定において、生活環境向上のため適切な道路管理に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  なお、議第33号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 25 ◯議長(萬津力則君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより本件4議案を一括して採決いたします。  本件4議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件4議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件4議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 議第34号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第9号) 29 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第5、議第34号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。  議案の朗読を省略して、市長の説明を求めます。堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 30 ◯市長(堀内大造君) ただいま上程になりました議第34号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第9号)につきまして、その内容をご説明させていただきます。  国の新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策に基づき、児童福祉施設等における感染拡大防止対策にかかわる財政措置が講じられたことに伴い、対象施設における感染拡大防止に要する経費に加え、学校施設やその他の公共施設における対策に要する経費について予算措置を講ずるものであります。  また、今回の補正予算においては、次年度への繰越明許費の設定を提案しております。  以上、上程となりました議案につきまして、その概要を申し上げた次第であります。よろしくご審議いただき議決を賜りますようお願い申し上げます。 31 ◯議長(萬津力則君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  3番向川征秀議員。 32 ◯3番(向川征秀君) 議第34号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第9号)につきまして質問いたします。  今回の補正におきましては、保育所、幼稚園、また学校等での新型コロナウイルス対策に関する備品購入、消耗品の購入費が主に計上されていますけれども、この消耗品の購入について、1施設当たりの金額というのはどのように決まったのか。例えば児童数に比例しているものなのか、その点について質問いたします。 33 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 34 ◯財務部長(森本佳秀君) ただいまの向川議員のおただしでございます。  消耗品につきましては、消毒液でありますとか、マスク、ハンドソープ等を計上しておりまして、その積算につきましては、それぞれの施設における必要数をもとに、例えば児童数であったり、生徒数であったり、これらをもとに積算をして計上したものでございます。よろしくお願いいたします。 35 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 36 ◯3番(向川征秀君) もう1点ですけれども、備品購入費で感染症対策用備品の購入費用が計上されておりますが、説明をお伺いしたところ、空気清浄機の購入を想定されているということですが、3月10日付で消費者庁が注意喚起を出しておりまして、現在、この新型コロナウイルスに関して、個々の空気清浄機について有効性を確認できるものは現在のところまだ存在しないということで、この新型コロナに関する有効性をうたうような空気清浄機については、景品表示法に触れる可能性があると、そういった注意喚起を出していますけども、今回、この購入の備品として想定されているものはどういった機種、機材でしょうか。 37 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 38 ◯福祉部長(大中和彦君) 3番向川議員の空気清浄機についてのご質問にお答え申し上げます。  新型コロナウイルス感染拡大防止対策といたしまして、手洗い、アルコール消毒、せきエチケット、部屋の換気などが有効と言われております。その中でも部屋の換気が重要と考え、ノロウイルスやロタウイルスなどの菌やウイルスに効果があるという、次亜塩素酸を安全性にも配慮した濃度でつくり、空間除菌脱臭をする機能つきの空気清浄機を各施設に配置する予定です。どうかよろしくお願いいたします。 39 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 40 ◯3番(向川征秀君) 他方で、この新型コロナに関しては、やはり換気、特に外気との入れかえが重要であるというふうなことも言われておりまして、室内の空気をきれいにする清浄機というのは、多少違うところがあるのではないかと思います。この備品購入費で環境を整えるということには全く異存はありませんけれども、どういったものを購入するかということについては、ぜひ十分な検討をされますように要望いたします。 41 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑はありませんか。  12番森本尚順議員。 42 ◯12番(森本尚順君) 議第34号の4款、衛生費、第1項、保健衛生費、予防費の11、需用費204万5,000円、消耗品費と印刷製本費が入っておるんですけども、この消耗品費と印刷製本費の内訳を少し詳しく教えていただけますか。 43 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 44 ◯保健部長(佐藤博美君) ただいまの森本議員のご質問にお答え申し上げます。  現在、消耗品の中で購入しようとしておりますものは、まず、先ほど説明にありましたが、今回の補助対象になります母子保健事業用のマスク、アルコール消毒液、それから電子体温計、それから次亜塩素酸ナトリウム等の消毒薬を考えております。  また、印刷製本費につきましては、単独事業といたしまして、5月1日号等の広報の方に挟み込む印刷製本費を予定しております。  以上でございます。 45 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 46 ◯12番(森本尚順君) いつも言いますけど、質疑は3回しかないので、私は質疑で詳しく説明してくださいと言ったので、例えば消毒液を何百本買うとか、マスクを2万枚買うとか、そういう具体な数字を言ってほしかったんですね。今言った消毒液とマスクとその個数ですね、体温計と。なぜ言うかといいますと、9日の本会議の質疑のときに、佐藤部長にも質問しましたけども、この予算は本来、質疑の答えとして、令和2年度の専決処分で買うと、約50万円分と言われたんですね。しかしこれ、3倍以上のお金に膨らんでいるしね。専決でされると言ったのに、国から保育所等の特例措置が入ったからといって、これを入れ込んできているでしょう。その辺、先日言われた答弁とちょっと食い違っていると思うんです。当初、予算に入れ込むのを間に合わなかったとね。しかし、1週間後にまたこれ、国から言われた特例措置が入ってきて入れ込むと。どういう経緯でこれを入れられているのか、そして個数もどれぐらい買われるのか、しっかりこれ、予算が出ているんですから、考えておられると思うので、個数をちゃんと言ってください。 47 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 48 ◯保健部長(佐藤博美君) 先日、令和2年度の予算につきましては、専決処分でお願いすることになると思いますということで回答の方をさせていただきました。そのときにもお答えさせていただきましたが、まず、印刷製本費の分は当初から令和2年度の方でということでお話をさせていただいていたかと思います。また、消毒薬に関しましても、現在、入手が大変困難でございますけれども、その分についても見込んでおりますということはお答えさせていただいていたかと思います。ただ、マスクにつきましては、単価、それから個数については、この後検討した上でということで、そのマスクの金額については、その際にはお答えすることができませんでした。  ただ、その後、今、補助金の分が出てまいりまして、こちらの方は令和元年度予算としての補助金でございますので、令和2年の3月中に発注するものということで、もしくは多少ずれても、こちらは補助金のものから令和元年度予算としておりてくるものなので、発注したものが後日、4月以降に入っても、それを対象とするということが出てまいりましたので、その分をこの令和元年度予算の中に入れさせていただいた都合上、財政課とも協議した上で、補正の方で繰り越しを前提とした予算として今回上げさせていただくということになったというのが、まず専決処分から補正に変わった成り行きでございます。  次に、内容でございますけれども、例えばアルコールジェルですとか、エタノールとかいうことになりますけれども、大量のものでいきますと、マスクに関しましては、50枚入りのものを大人用といたしまして約1,100ほど、それから子ども用のマスクの方も、こちらの方は検討しておりまして、こちらの方は1箱、今のところ計上させていただいております。  また、アルコールにつきましては、たくさんございますけれども、小分けの携帯用の訪問用のジェルが20本、それから消毒用の手指消毒の置いておきますジェルが200本、それからエタノールの瓶に入りました、いわゆる酒精綿等をつくるものでございますけれども、それが10本。こちらの分については、エタノールに関しては単価が5,180円のものを10本という予定になっております。それから詰めかえ用のアルボナース、こちらの方はアルコールでございますけれども、こちらの方は6,700円、高いものでございますが30本、それから非接触性の体温計といいまして、おでこに直接触れなくてもできるような体温計がございますけれども、こちらの方を8,800円のものを3本、それから直接はかります電子体温計2,075円のものを13本、こちらの方は一回ずつ消毒をさせていただき使うものでございます。  それからガウン、こちらは予防着といいますけれども、もしも感染が発生した際に、職員の方が着用したりするものでございますが、こちらの方を3,000円のものを50パック、それからサージカル手袋、こちらの方も汚染したものを直接触ります、そういったときに使います、消毒の際とかに使いますサージカル手袋を2,500円のものを50箱、そのあたりがまず消耗品でございます。  印刷製本費の方は、A3のカラー刷りのものを各戸配布と、2万9,000世帯分としまして8円のものを予定しており、A4カラー刷りのものを、同じく4円で2万9,000枚ご用意する予定にしております。  それと、それに伴います役務費といたしまして、1枚1円50銭のものを各戸に配布させていただく挟み込み手数料の方を9万5,000円分用意させていただいております。  それから、備品購入費といたしましては、空気清浄機、こちらは保健センターの方の母子保健事業の方で使わせていただきますが、こちらの方を2台、15万8,400円要求させていただいております。  以上でございます。 49 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。
    50 ◯12番(森本尚順君) 詳しく説明をありがとうございました。  マスクなんですけど、結局50枚入りを1,100買われるということは5万5,000枚だと思うんです。ちょっと間違っているのが、子ども用1箱と言われたんですけど、これは多分間違いやと思うんですけど、この5万5,000枚を購入して市民に配ろうと思われているのか。この5万5,000を買って、どうしようと思って、これ、マスク、市民の方々もないですから、これを皆に配ろうとしているのか。この使い道はどうしようと思って予算に入れておられるんですか。 51 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 52 ◯保健部長(佐藤博美君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。  マスクにつきましては、今、森本議員がおっしゃいましたように、一部は市民に配るものももちろん想定させていただいております。それと、現在、災害の方も含めまして、マスクの備蓄がございませんので、もし仮に本当に災害が起こりまして、集団のグループをつくらなければいけない場合に、当然その中にはマスクの配備等も考えさせていただこうということでの枚数の設定になっております。  以上でございます。 53 ◯議長(萬津力則君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。  3番向川征秀議員。 56 ◯3番(向川征秀君) 本議案につきまして賛成の立場で討論いたします。  この議案、補正については、今のところ近隣の市町村でもまだ上程されていないところもある中で、迅速にこれが上程されたこと、また、今回、市単独事業で幼稚園及び小中高校に対しての分も計上されたことについて、極めて評価したいと思います。  その上で、先ほど質疑で申し上げましたように、このコロナウイルス対策では情勢がどんどんと変わってきますので、購入される物品等については、ぜひ最新の情報を踏まえた上で検討されますこと、また、今、休校が続く中で子どもたちの不安、そして親御さんの不安というのも大変強くなっております。4月からはちゃんと学校にも通えると、そうしたメッセージをぜひ出すことが必要ですので、この事業を通しまして対策は十分とっていますと、そういったメッセージを強く出していただけますよう、この2点を要望いたしまして、賛成討論といたします。 57 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。  本件は、原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 発議第1号請願採択を踏まえ「各交通事業者への働きかけを強める」意見書の提出について 外 1 件 60 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第6、発議第1号請願採択を踏まえ「各交通事業者への働きかけを強める」意見書の提出について、及び発議第2号中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書の提出についての2議案を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、15番西村元秀議員。            〔議会運営委員会委員長(西村元秀君)登壇〕 61 ◯議会運営委員会委員長(西村元秀君) ただいま上程になりました発議第1号請願採択を踏まえ「各交通事業者への働きかけを強める」意見書、及び発議第2号中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明にかえさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 62 ◯議長(萬津力則君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、本件2議案は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより本件2議案を一括して採決いたします。  おはかりいたします。  本件2議案は、原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 66 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件2議案は原案どおり可決することに決しました。  暫時休憩いたします。11時30分より再開いたします。            午前11時19分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時30分再開 67 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第7 一般質問 68 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第7、一般質問を行います。  一般質問は一問一答方式で行います。質問の通告のありました者は9人であります。質問時間につきましては、創生高田が3時間、絆が2時間30分、日本共産党及び公明党はそれぞれ1時間30分に制限いたします。  最初に、9番南幾一郎議員の発言を許します。9番南幾一郎議員。            〔9番(南幾一郎君)登壇〕 69 ◯9番(南幾一郎君) 議長のご許可をいただきまして、創生高田、南幾一郎が一般質問をいたします。  先ほど来年度の予算案が可決されました。特筆すべきこととして、今回の予算で中小企業支援のための政策予算が承認されました。従来の決算表などの数値から経営指導をするのではなく、小さな企業が潜在的に持っている力を伸ばし、売り上げをどう伸ばすかに絞ったビジネスサポートセンターを創設するための予算です。人に投資して、ソフト行政の取り組み、初めてのものでございます。実務的に内容を検討し、予算を精査され、上程されました高島産業振興課長、吉村市民部長、堀内市長におかれましては、従来の発想を超えた斬新な取り組みであると敬意を表します。  さて、今回の質問は、一住民の言いなりとなった教育委員会の一部幹部による行政暴力、崩壊する学校現場、追い詰められる教職員、それらの問題について問う、です。  平成25年度から始まり、昨年まで続く長きにわたるこれらの問題の多くは、皆様もご承知のとおりに、市長におかれましては前任時、副市長におかれましては在職時、教育長におかれましては前任、前々任時の問題となります。  質問を始めるに当たり、これらの問題の当事者、被害者を含めて多くおられます。それをどう配慮すべきか。案件によっては、核心部分をどう伝えるかということを熟慮しましたが、多くを沈黙し、ふたをしてしまえば、多くの方々がこれらの事実を知ることなく終わってしまいます。果たしてそれでいいのか。それではいけない。これまでに起こったことは余りに不適切であり、しっかりとこの議場におられる、市長をはじめとする行政幹部、議員各位、傍聴にお見えになった市民の方々にもご存じいただくことで、問題についてしっかりと考える機会とし、二度とこういったことを大和高田市では起こさせてはならないという強い思いで取り上げる決意をしました。  それでは、本題に入ります。  まず、奈良新聞において報道された順に申し上げます。1回目の報道が昨年の10月25日です。これはある人物が本市の嘱託職員を暴行し、左肋骨を折る大けがを負わせたという傷害の疑いです。本事件は、7月16日と18日、報道より3か月前の事件でした。今後、この質問においては、この暴行を働いたとされる人物を被疑者と呼びます。  続いて、11月15日の報道では、同様に本市職員にマッサージ機1台と暖房機2台、計50万円を購入させた疑いで再逮捕されたと報道されます。この事件は平成30年10月となっていますので、報道時期から考えると、1年ほど前の事件でした。  さらに、12月6日、今度は別のOB職員への100万円の恐喝容疑での逮捕です。これは10月17日から21日までの間となっています。  そして4度目の逮捕の報道が今年の1月5日、これは2年以上も前、平成29年10月のことで、4人からそれぞれ50万円ずつ、計200万円の恐喝容疑です。報道された合計金額は50万円、100万円、200万円の合計350万円ですが、報道されていない部分を含むと被害総額は1,000万円を超えると聞いております。しかも、これらは複数年にわたり断続的に発生している異常かつ不可解な事件です。  本来でしたら、こういった事件は恐喝、脅迫などの行為が発生後、すぐに被害届が出され、しかるべき捜査を経て逮捕されるのではと思います。しかし、これらの報道を知ると、長年にわたって、この被疑者による恐喝や暴力行為が続いていたこと、さらに、誰も訴えてこなかったという事実がわかります。しかも、それが全て本市のOBや幹部職員が対象であり、一体何が起こっているのかという強い疑念、疑問でした。それがこの問題を取り上げるきっかけです。  当初は行政対暴力、つまり行政に対する暴力であるのかという認識で始まりました。事案を調べてみますと、確かに行政対暴力は全国で起きています。1つは神戸市の事例です。これは土木工事絡みで、土木の業者が一職員を脅して、虚偽の追加工事や架空発注をさせたりし、この職員と業者が逮捕される事件がありました。この問題は、周りが問題を知っているのに、見て見ぬふりをしたとか、上司もこの部下に「何とかうまく対応しておけ」の一点張りで、きちんと向き合うこともなく、孤立した職員は、その業者による恐怖におびえ、手練手管に負け、犯罪行為に至ったという事件です。ほかにもいろいろと調べましたが、どうもこれらの事件と本市の事件では共通性が見られないようです。  まず、行政対暴力というのは、行政が発注する土木工事だとか、さまざまな権益を恫喝行為で無理やり奪うという類いの事件で、行政対暴力、つまり行政に対する暴力なのです。本市のこれらの事件は、単にOB職員が恐喝や暴行を受けている事件なのです。どうも勝手が違うなという認識でした。  私も以前からこの被疑者と本市の行政職幹部、特に教育委員会の幹部ですが、いろんなうわさを聞いておりました。幹部はその被疑者の言いなりだ、ウルハの会と称してカラオケに行ったり、旅行に行ったりしているといううわさです。もちろん行政職員であっても、何らかの会をつくり、カラオケに行ったり、旅行に行ったりすることをとがめる理由はありません。しかし、カラオケボックスで殴られる、土下座させられるというような話を聞くと、「えっ、本当なのか」という疑問がありましたし、当初は信じておりませんでした。まさかそんなことはしないだろう。50、60の男同士でそんなことがあるのかという思いです。  しかし、当の職員にウルハの会とはどんな会なのかと聞いたこともありますが、全くの無言で返事すら返ってきませんでした。さらに、これらの新聞報道が続くものですから、何か異様なことがあったのではというのは、私じゃなくても誰しもが思うのではないのでしょうか。  それから、いろんな人に複数、聞き取りを始めました。すると内容が信じられないような話ばかりでしたが、それぞれの聞き取った内容が全く整合性を持っており、事実だと確信しました。  今回の質問の趣旨に立ち返ります。このような極めて不適切な事件を今後どのように発生させないかということであり、問題をセンセーショナルにあげつらうことではありません。まず、この意図だけはご承知願います。  また、これらの問題や犯罪については何度もシグナルが発信されています。特に平成27年12月、平成28年3月に仲本議員による議会での一般質問もありました。詳細はこれから明らかにしていきますが、これらの一般質問の際にも、行政のトップたる市長自身が他人事のように答弁しております。こういった態度、行政による不作為がさらに問題をこじらせていくと同時に、これらの被害に遭っていた教職員が現場で自らの身は自らで守るしかない、行政は当てにならないと意識が変化していきます。こういった意識は、これらの事件が明るみにならなかった1つの理由ではなかったのかと推察するところです。  被疑者の言いなりとなって問題を起こしていた行政幹部がさらに要職へと出世昇進し、問題を悪化させたという事実。学校現場では、仲本議員の一般質問によって問題は土俵に上がった、なので、これらの問題職員は教育の分野から外されるのではという期待がありました。しかし、残念ながら、そうはならなかった。具体的に申し上げますと、総務課長は事務局長に昇進し、教育委員会のかなめとなりました。青少年課長も留任のまま、結局定年までその職にあり、さらに青少年課に嘱託として残りました。  これらの人事は、現場の学校だけでなく、ご本人にとっても不幸ではなかったのか。このタイミングで教育委員会ではない部署に異動させていたなら、職員自身も逃れることができ、問題をリセットするチャンスではなかったのかという意見を多く耳にしました。結果を見て言っているのではなく、当時の状況では当然なすべき対応だったと考えます。問題意識が希薄で状況を把握できず、適切な対応ができない市政が続くと、多くの人たちを不幸にします。この議場におられる、市長を筆頭とする行政の幹部職員の方々には特に肝に銘じるべきと申し上げ、これらの問題の時系列での説明に入ります。  なお、これからの説明で謝罪という言葉が何度も出てきます。都度申し上げませんが、これらの多くは土下座による謝罪です。膝と手を床について頭を下げるという謝罪であり、ちょっと頭を下げてとかいうような謝罪でないことも前もって申し上げておきます。個別具体的には申し上げません。相手を土下座させるとはどのような意味を持つのか。一時期、コンビニの店員を土下座させた動画が世間をにぎわせて、土下座させた連中らが徹底的に批判され、強要罪で逮捕されました。当然のことだと思います。教育委員会幹部は人の尊厳、人権についてどのような意識を持っていたのか、これだけでも多くの問題をはらみます。きっとこれらの幹部は教育関係の研修や会議などでは全然違うきれいごとを言っていたのだろうと思うと、背筋が寒くなる思いです。  平成25年4月、この被疑者の孫が片塩小学校に入学します。これら多くは片塩小学校を舞台にして始まります。最後は片塩中学校での問題もあります。  まず、7月に孫の通学路の幾つかの場所で立哨、つまり辻々で立って子どもの安全を見守る仕事を求めると同時に、孫の下校の付き添い、さらに担任を何とかしろといったようなクレームをつけます。最初に毅然と対応すれば、これ以降の長き、何年にもわたる理不尽な要求はなかったでしょう。この理不尽な要求に立ち会い、この被疑者の意向をしっかりと酌め、対応しろ、謝罪しろと教頭に促すのが同席する教育委員会の幹部です。この場合は当時の寺井事務局長と栗牧青少年課長です。こういった場面は、これから何度もあらわれます。校長や教頭が呼ばれて行くと、すでに教育委員会幹部が待機しており、一緒になって同調し、責め立て、謝罪させるという構図です。  当初、何度も学校は団結し、これらの不当要求に対抗しようとしますが、それを抑え、阻み、くじいていくのは被疑者と同席する市教委幹部です。結局このときの歩哨や付き添いは教職員で対応し、教頭がこの孫を途中まで付き添って下校するという対応をします。  さらに、10月、教頭の態度が悪いと激しくどなり込んだり、ほかの保護者とのトラブルを学校へ激しく詰め寄るということが幾度もありました。こういった、教職員の態度が悪い、ほかの保護者が気に食わないとどなり込むことは何度もあったようです。  12月には何人かの教師の名前を挙げ、話し合いをさせろと要求するが、校長が拒否します。被疑者はいったん帰るのですが、結局、納得できないと家まで何人かの教師が呼ばれることになります。このときも教育委員会幹部が同席しています。  年が明けると、校長を呼び出して学級編制にも口出しをします。  平成26年になり、新しい校長が着任します。着任の挨拶にこの被疑者宅を訪れたときに、今までどおり孫の下校付き添いをしてくれるのかと聞きますが、校長は拒否します。  7月に校長が呼ばれると、再び事務局長など幹部を同席させて、校長の態度が悪いとなじります。幹部も同調して校長を責め、結局校長が謝罪させられます。  9月になると、給食に異物が混入していたことがありました。鉄さびだったようで、取り除いて食べさせたことで校長が呼ばれます。「毒があったらどうする、責任をとれ」、例のごとく待機させていた教育委員会幹部と一緒に謝罪させられます。  10月になると、被疑者孫とトラブルになった親の家へ被疑者妻などが強い抗議をして、もめにもめる事件が起きます。教育委員会幹部、教職員も立ち会う中で、トラブルとなった相手方の母と子が被疑者に謝罪をするということで決着することもありました。トラブルといっても、雑巾を振り回したり、上靴で踏んだといったようなことです。この件は学校の責任も強く求めます。相手の子が学校に行くなら孫を休ませると言い出して、校長が相手の子を謹慎処分にして2日間指導します。これが甘過ぎると激怒し、このときは教育長も呼ばれ、市教委幹部、校長が対応し、例のごとく校長が謝罪します。  こういった問題の根源として指摘しておきたいことは、毎回毎回、教育委員会の幹部が同席し、現場の校長や教職員を謝罪させて終わりますが、次には要求がエスカレートして、ますます増長してきている構図です。つまり行政暴力、教育委員会幹部による学校現場への暴力行為、質問の通告でも強調している問題はここなのです。この被疑者を増長させたのは、ほかならぬ教育委員会の幹部ではなかったのか。本来、学校の現場でのさまざまなトラブルに対して、正しく判断して必要な措置を講じ、学校教育がスムーズになるように配慮するのが教育委員会の大事な仕事の1つのはずですが、こういった不当要求に、ただただ現場の校長や教頭に謝罪せよ、納得してもらえと、正面から向き合わずに逃げる。それどころか、これらの被疑者と同調して圧力をかけるという信じられない構図が浮かび上がります。  進めます。11月に、隣のクラスに発達に特性のある子どもがおり、いわゆる注意欠陥や多動性といった問題行動です。この子について被疑者から、この子どもの母親の態度が悪い、登下校に親が責任を持て、個別に先生をつけろといったような要求を再三繰り返し、現在の通常学級から支援学級に変えろなどと要求します。これらを含めてクラス編制にいろんな要望をつけるのは毎年のこととなっていました。  この平成27年2月には、仲本議員が一般質問で問題視しました、女性職員を夜、カラオケボックスに呼び出し、謝罪させる事件が起きます。これは本市の職員が下校時の立哨の際に、ほかの保護者と立ち話をしていたことで怒った被疑者が、夜にカラオケボックスに呼び出して謝罪させます。もちろん呼び出したのは被疑者ではなく、当時の人権施策課長です。同席していたのが病院事務局次長、学校教育課長、そして事務局長です。これらの内容については、後の仲本議員の一般質問のところで再度お話しさせていただきます。  4月になり、この発達特性の子どもの問題で玄関のガラスを割るということがありました。たまたま被疑者の身内の子がちょっとけがをしたとかで、けがをさせられた親が、「もう我慢できない。養護学校に転校させろ」と始まり、その件で学年全体集会を開催せよと要求します。学校はこのような内容で学年集会を開催することはできないと伝え、5月の授業参観の後に学校懇談会を持つという意向を伝えますが、再三の被疑者らによる強い要求に応じて、結局、学年集会を急遽開催することになります。その席上、被疑者と被疑者妻、被疑者子が、この発達特性の児童の親を責め立てて、養護学校への転校や謝罪を求め、結局この親は追い込まれて謝罪することになります。ここで終わりではなく、終了の時間が来たと校長が打ち切ったことで、さらに激怒し、教育長や市教委幹部を学校に呼び出して、最後は被疑者宅まで行き、また校長が謝罪することになります。  この後に、校長が土谷教育長に呼び出されます。そして混乱の責任をとろうと一緒に辞職しようと申し出ます。正直、意味がわかりません。混乱の原因は被疑者が発端だし、増長させているのは教育委員会の幹部ではないのか。立つ瀬がない状態の校長を追い込むとはどういうことでしょうか。この一件は、被疑者が校長に、やめたくないのなら私から教育長に話をつけてやるという申し出があり、結局、校長がやめずに済んだという点末でした。当時の教育委員会が、いかにこの被疑者の支配下に置かれていたのか、よくわかります。  また、発達特性のある子どもへの問題は終わっておらず、被疑者の身内や被疑者自身から、養護学校に入れろ、支援教室に閉じ込めておくかにしろと強要します。その中で結局、この児童の親は転校を決意することになりました。これ以上この学校にいては、この子によくないという苦渋の決断でした。無理が通れば道理が引っ込む。たくさん問題がありますが、この一連の中で、私はこれらを主導している教育委員会の幹部に聞きたい。あなた方が日ごろ提唱しているインクルーシブ教育って何なんですかと。障がいを持っていても、分け隔てなくお互いを認めましょうということでしょう。口先だけですね。やっていることは真逆ではないのか。それが教育行政に携わる人として許されますか。自分のやってきたことはどうだったのか。障がいを持つ子どもの親のことを考えるに忍びないわけです。子を思う親の心を考えてみて、多くのハンディキャップを抱える中で、この子をどう育てていけばいいのかと不安に駆られ、療育・教育方法を模索する中で、学校に行くと、ほかの保護者から支援教室に行け、閉じ込めておけ、養護学校に行け、さらに問題行動をもって大勢の中で責められ、謝罪に追い込まれる。それを主導しているのは結局教育委員会の幹部という事実です。私は強い怒りを覚えます。市教委の幹部ですと、いろんな場所で、これからの教育はどうあるべきかなどと人様の前で偉そうに挨拶、説教をしていたのでしょう。人間としてどうなのかとまで思うところです。それ以降も、これらの責任をとれと被疑者は校長に何度も謝罪を求めます。  これらの一連の騒動が続いたときに、議会でこの問題が取り上げられます。仲本議員による議場での一般質問です。平成27年12月、そして平成28年3月の2回の質問となります。要約しながらご説明します。  平成27年12月議会、仲本議員からの質問で始まります。2回にわたる質問で、今回は時間の都合もあり、途中省略もしながら要旨についてご説明し、注釈を入れさせていただきます。詳細をごらんになりたい方は議会のホームページに全部記載されています。  まずは仲本議員からの質問で始まります。まず最初に、これらの被疑者の要請に基づいて行われた片塩小学校の立哨です。これについて問題提起されます。「市民の目から見て、偏って公平さに欠ける立哨など見守り活動を実施することに対して、教育委員会、また教育委員の方はどのように考えておられるのか、お聞かせください」。  続いて、問題となる被疑者について言及していきます。「片塩小学校にモンスターペアレントと言われる方がおられるとうわさで聞いておりますが、教育委員会ではどのような対策をとられているのか、お聞きいたします」。  「次に、教育委員会の事務職員を中心とするウルハの会という集まりがあるようですが、一般市民の方と月に1回の食事会、また、年に数回のゴルフコンペや旅行をされていると聞いております」。「勤務時間中に市の職員がよくその会長さんの自宅に行って、教職員をその場に呼び出していると聞いておりますが、それはどのようなことを目的にされているのか。そのことの説明を求めたいと思います」。  「最後に、この会では磐築橋の近くにあるカラオケボックスをよく利用されていると聞いておりますが、ある夜の9時ごろに、市の女性職員を呼び出し、会長さんが厳しくどなったようですが、そのとき、誰が女性職員を呼び出したのでしょうか。市の職員はその場に何人いたのでしょうか。お答えいただきたいと思います」というのが仲本議員の質問でした。  当時の寺井教育委員会事務局長より、「現在、各小学校では、教職員をはじめ保護者や地域のボランティアの方々のご協力により、登下校の立哨指導や見守り活動を実施しており、交通事故防止や不審者出現の抑止力となっております」。
     「議員ご指摘の会のことにつきましては、個人のプライバシーのことでございますので、この場で申し上げることはないと考えております。  次に、職務時間中に、市職員が個人の家に入って、教職員も同席したという件ですけれども、保護者に対しては、学校のことで説明を求められることがあれば、学校が家庭訪問をして説明することになります。また、必要に応じて、教育委員会からも保護者に説明して、理解していただく場合がございます。  次に、個人宅への訪問回数や訪問時間につきましては、詳細を把握しておりません。また、最近2年間の市内への外出時の行き先の届け出記録につきましては、作成しておりません。  最後に、カラオケボックスのことをご指摘でございますけれども、当時、市の職員につきましては、3人ないし4人で利用していたと記憶しております。当時、その職員の業務中におきまして、問題事案が起こり、その解決を図るために、担当課長が職員を呼んで説明いたしました。今となれば、時間などの心配りが必要であったかと感じております」と答えました。  これらが、被疑者による片塩小学校の校長らを呼びつけて、孫の下校時の付き添いをさせたことに関する寺井事務局長の答弁です。被疑者による理不尽な要求に、子どもの安全のための見守りだ、また、被疑者に呼ばれると執務中でもすぐに駆けつける教育委員会幹部についても、特に問題はないような木で鼻をくくるような答弁が続きます。何年も続く教育現場での混乱があり、自分も一緒になって学校現場を荒廃させ、校長を追い込んでおきながら、まあ平然と答えるわけです。  被疑者が主催するのはウルハの会というのですが、これについては個人的なので答えることはないと開き直ります。ここから立哨に関するやりとりが続きますが、寺井事務局長の答弁は、立哨については特に問題がない、どこの課がどれくらいの頻度でやっているという答弁が続きます。  その後、仲本議員からモンスターペアレントに言及されて、教育長が答えます。土谷教育長は「今、議員の方から、改めてのおただしでございますが、先ほど、局長の方でご回答させていただきました中に、学校との対応という部分をまずさせていただき、また、その部分につきまして、より解決を図るということであれば、私ども教育委員会の方も一緒にお話をしながら、その問題解決に当たっておるところでございます。今後も、そのような形で進めてまいりたい、このように思っております」と答えます。このあたりは何をかいわんやです。あいた口が塞がりません。すでにこの時点では、土谷教育長は、自分もやめるから校長をやめろというような理不尽な要求を校長に突きつけた後の話ですから、もう本音と建て前というか、汚い大人の世界というか、本市教育行政に携わる人たちが、いかに腐敗していたのかと暗たんたる気分になります。  さらに、仲本議員から学校の現実とウルハの会についての質問に、寺井事務局長は、「この件につきましても、個人的なことでございます。個人が特定される場合もございますので、この場で申し上げることはないと考えております。よろしくご理解いただきますようお願いいたします」。土谷教育長は、「調査ということのご指摘ではございますけれども、やっぱりプライベートという部分が前面にございます。ただ、誤解を招く、あるいは市民の皆様方にそんな認識を持たれるということであれば、その辺につきましては、今後考えてほしい、その行為について指導していきたい。このように考えるところでございます」との答えでした。  それらに対して仲本議員から再度、「これ、ウルハの会が呼んどるわけでしょう、9時過ぎに、職員を。それも女性職員ですよ。あのカラオケボックスに呼んだわけでしょう。そのときに、局長もいながら、なぜ職員をかばってやるということができなかったのか。この職員、どうなっているかわかってますか。職員は部長、課長、みんな信用できないと。私、この間、家まで会ってきましたよ。もう怖くて、職場に行くの要らんというようなことになってますよ」。ここで注釈ですが、これらの問題の中で複数の職員、教諭が被疑者らに追い込まれたあげくに長期休暇などを余儀なくされている事実があることも、つけ加えておきたいと思います。  それらに対して、当時、寺井事務局長は、「その当時、私もプライベートで時間を過ごしておったわけですけども、当時のほかの部局の課長が、その職員を呼ばなければならないというような状況でありまして、今となれば、時間的、場所的な心配りが必要であったのかなということを感じております」といった答弁を繰り返します。  ここで、仲本議員が市長、副市長に答弁を求めます。松田副市長は、「今、そういうふうに職員が呼ばれて行ったかということについて初めて聞かせていただいたようなことでございます。そういうような事案の確認をまずこちらとしてもとりたいな、こんなふうに思っておりますので。その上で、おただしのことは、今すぐに、ちょっとお答えできるような状況ではございませんので、よろしくご理解をお願いしたいと思います」、副市長は知らなかったという答弁です。  それから、職員が外出の際に、どのような手続が必要かという質問、つまり被疑者からの呼び出しに、すぐさま出ていく教育委員会幹部の行動がきちんと把握できているのかという質問が続き、市内への出張や個人宅訪問は口頭でよしとする答弁などが続いて、仲本議員から、もっと毅然とした態度で対応すべきという内容で終わります。  一貫しているのは、立哨は学校のためにやっている、ウルハの会はプライベートである、夜に女性職員を呼び出したのはまずかったくらいです。ここまで来るのに、被疑者の言いなりになった教育委員会の幹部のせいで学校はもめにもめて、校長や教頭、ほかの保護者も巻き込んで、辞表を書け、土下座謝罪、いろんな問題が山盛りになっているのに、議会ではこういった答弁だったのです。議会軽視も甚だしいのですが、一人の公務員、公僕として、いや、人間としてどうなのか。そこまでして守りたいのは何なのかという強い疑念、怒りを禁じ得ないわけであります。  そして、平成28年3月議会に仲本議員が再度、この件で質問します。仲本議員から、「私自身、本当はこういう場でこういうことを言いたくないのでありますが、何も報告がないということで、この場をおかりさせていただきました。1つずつ確認をしながら質問したいと思います」という切り出しで、カラオケボックスに女性職員を呼び出した経緯、ウルハの会とは、この件で弁護士や高田警察に相談したのか、また、職員の外出時の手続や不適切な外出はなかったのかとただします。  市長からの答弁から始まります。「まず、何名の職員さんと話をしたのかというおただしでございますが、3名でございます。内容といたしましては、その会についての認識について話を聞かせていただきました。そして、その後、教育委員長とも話をさせていただきました。以上でございます。そのほかの質問は担当からお答え申し上げます」。この後、市長の答弁を幾つか紹介しますが、万事この調子です。3人とは教育委員会の事務局長、人権施策課長、病院次長の3人です。つまり全員、ウルハの会のメンバーです。これは表面的にしか問題を見ず、問題の本質を全く見誤っていました。この時点で学校の教職員になぜ問題を聞かなかったのか。それに続いて副市長が当時の様子を聞き取った経緯を答え、夜に呼び出したのはまずかったので、文書訓告にしたと答弁します。訓告というのは注意をしたという意味です。これらの一連の大問題の最初の処分が文書訓告、つまり、「教え告げる」程度であり、最も軽い処分です。この答弁、処分によって、学校現場からの行政部局への信頼は完全に失われたのだろうと察します。最初からなかっただろうとも思いますが。  外出時の届け出は教育委員会の事務局長が答えています。「我々職員は、職務上、市民からの要望なり問い合わせに対しまして、場合によっては家庭訪問をさせていただいて説明をする場合がございます。その説明に対しまして、市民の方がその内容に対して理解をしていただいた場合には、そのような、議員がおっしゃるような不当な要求とはとらえておりません。したがいまして、その場合につきましては、そのような記録はとっておりません」。何かよくわかりませんが、不当な要求はなかったと答えています。それまでの経緯を考えてみて、当時の答弁がいかに問題のある内容であったのか。隠蔽、腐敗、保身、虚言、幾らでも表現されるようなもので、この人たちが本市の教育行政を担っていたのかと思うと惨たんたる気分です。  ここから仲本議員と市長の答弁が幾つか続きます。少し長くなりますが、そのままお伝えします。  仲本議員から市長にさらに詳しい答弁を求めます。吉田市長より、「再度の質問でございますが、その会の認識について話をしていく中で、私の感覚でございますが、かなり私の感覚とは、ずれていたなと、そういう記憶はございます」。仲本議員より、「市長にもう1度聞きますけど、市長としての指導はどういうふうにしたのか」。大なたを振るって改革せよと何度かただされます。市長の答弁を紹介します。吉田市長より、「当該職員には私の考えも伝えております。しかし、教育委員会という形でございますし、教育長もおいででございますので、それ以後、教育長とこの件について話をさせていただいた、そういう経過でございます」。  「認識しておるのかという質問でございますが、この件につきましては、私の考えも伝えておりますし、十二分に教育長とも話をさせていただいて、今後についても対応していくということで話をしております。考え方に相違がございます。それは確認しております。あくまでも5時以降のつき合いについては職員のプライベートの認識というところから、こちらの方へはなかなか近寄ってもらえないなという、そういう認識をしておりますが、私は私の権限の中で精いっぱい考えを伝え、その結果、教育委員会として、また教育現場として、よりよい形を構築していく責任がございますので、しっかりと果たしてまいりたいと思っております」。  「そういう現場は見たことがございません。質問にお答えを先ほどしたんですけれども、精いっぱい、私の持っている権限の中で、教育委員会の立て直し、しっかりとやっていきますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします」。今ここで、「そういう現場」というのは片塩小学校の立哨の現場のことでございます。  仲本議員から、「それでは、次の人事のときに本当に楽しみにしております。皆さん、見ておりますので、降格も踏まえてしたってくださいよ。でないと、こんなん、このままでおったら、もうみんながなめていきますよ。でしょう。もう、なあなあの世界になってしまいますよ」。  この後もカラオケに女性職員を呼び出した経緯や、どのような指導をしているのかというやりとりが続きます。要約すると、市長は市長として職責を果たしていくが、教育委員会のことなのでお任せしている。ほかは被疑者とのかかわりには不適切なことはなかった。大きな問題はなかったの一点張りです。  これらから見えてくるのは、学校現場は完全に置き去りにされて、すでに被疑者によって取り込まれ、言いなりになっているのが教育委員会事務局長をはじめとする幹部、さらに、市長、副市長が表面的な調査だけをして、問題がなかったという結論の答弁です。特に市長という仕事は市政の最大の責任者です。私も以前、選挙管理委員会の職員の不適切な行為に対して議会で質問をしたことがあります。当時、よく覚えているのは、市長は、「市長室のドアはいつでもあけている。何かあったら相談してきてくださいと言っている。不祥事は残念なことだ」というような言い方でした。この場にいない人を批判するのは本意ではありませんが、要するに、私は門戸をあけて待っているので、言ってこない職員が悪いと言わんばかりの言い方で、これでは職員の信頼感はないんだろうと思っておりました。  話を戻します。教育長は議会承認が必要ですが、市長が任命します。さらに、市長には、さまざまな問題を感知するアンテナ、不適切な事態に対応する果敢な行動力、必要な処分をいとわない強い決断力が必要ですが、残念ながら当時の市長には、そのような能力はなかったのでしょう。実際に、これまで多くの職員の不祥事が続いてきました。それらの多くは、決裁を上に上げずに部署や個人で判断したことも多くあったと記憶しております。本市は長らくの秩序の崩壊、モラルハザード、統治能力が欠如している状態にあったのでしょう。延々と続いた職員不祥事がそれを事実として証明しています。  実際には、この議会での質問、市長の持っている権限で立て直すという答弁から、現場の教職員も何か変わるのかと期待しますが、その月末に発表された人事を知って驚愕し、そして落胆します。すでに取り込まれていた総務課長は事務局長へ就任し、青少年課長も留任となりました。彼らを教育委員会から遠ざけてあげるだけでも本人にとってよかったのではないかという意見を耳にしました。議員の質問について本当に真摯に向き合っていたのか、質問をどれだけ重く受けとめていたのか、問題のある人事でした。  学校現場から見れば、教育長は謝罪してこい、納得させろの一点張り。事務局長やそれぞれの課長はすでに取り込まれている。自ら声を上げても、それがまたブーメランになって戻ってくることを恐れていました。つまり、市長や副市長に問題を提起しても、教育長や事務局長に解決を丸投げされれば、さらにひどくなるだろうという予断です。実際に、この2回目の答弁や人事異動以降、教職員は自らのことは自らで守るしかないと腹をくくるそうです。それ以降も学校の授業でのやりとりをめぐって担任を謝罪させ、校長に辞表を書かせたり、ソーシャルネットワークサービスのもめごとから学校にどなり込み、中学校の校長に辞表を書かせるなど、まだまだ続きます。  また、さらに、この後から取り込んだOB職員への恐喝が始まります。冒頭で申し上げたとおりに、奈良新聞による報道です。昨年の10月に初めて報道されるわけですが、複数年、複数回にわたる恐喝です。1,000万円を超える金額が被疑者によって脅し取られました。何がそれまでの事態になるのか、私にとっては不可解な部分だらけです。仲本議員もウルハの会について何度も質問されますが、行政側は徹底的にプライベートな活動であると主張します。実際には、幹部職員を交えて被疑者が主催する会で、カラオケや旅行などの親睦を深めていたそうですが、何か気に入らないことがあると、なぐったり、土下座させたりすることがあり、恐怖で成立した会と聞いております。会のメンバー、つまり市の幹部やOB職員は、被疑者が電話すると公務中でもすぐさま駆けつけ、会の行事を優先し、学校行事を欠席、それを最後までプライベートな会であると当時の教育委員会事務局長などは開き直って答えますが、それを答弁した局長自身が被疑者から恐喝を受けて多額の金銭を脅し取られるという結末をどう理解すればいいのか、苦しむところです。  まだまだありますが、すでに本事件の内容の特異性についてはご理解いただいただろうと思います。もう1度申し上げます。いろんな市民の方がおられます。中には暴力的、恐喝などの不適切な手段をいとわない人もいるでしょう。それに行政が巻き込まれて言いなりになるとは、もってのほかというか、論外です。それを見ている部下、同僚、一般市民はどう思うのでしょうか。職場は荒廃し、指揮命令が崩れ、組織が成立しなくなるでしょう。毅然と対応し、必要ならば警察や弁護士など法的手段を通じて組織として対応していかなければなりません。  問題に立ち返りたいと存じます。私が大きく問題視しているのは、被疑者の問題だけではなく、これらの教育委員会幹部の所業です。言いなりとなって、ちょうちんを担いで、学校現場に圧力をかけ、土下座謝罪に追い込み、教育現場を破綻させていく。これらのことがなぜ起こったのか、私には理解できないことだらけです。また、議会で2回も取り上げられているのに、市長部局の問題を察知し、解決する能力の欠如、ガバナンスの崩壊、コンプライアンスの無視。結局、人事異動の結果は、さらにあおり、増長させるものでした。  今後、こういったことを起こさせないためには、どうすればよいのか。絶対にこんなことになってはいけないのです。こんなことが放置されたことが、もはや高田の恥です。もう根本的に本市は何か間違っていたと言わざるを得ません。もう二度とこの問題を起こしてはならない、そのために検証する必要があるとの思いで、今回、一般質問で取り上げた次第です。まず、市長、教育長に、今までの説明、経緯を聞かれて、どう思われたか、どうあるべきか、お答えください。  壇上での質問は以上とします。 70 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 71 ◯市長(堀内大造君) ただいまの内容ですけども、私、PTAを7年間やっておりました。私は、先ほど被疑者のおられた片塩ではなく、高田小学校、高田中学校でPTA活動をずっとやっておりました。そのときからこのうわさは聞いており、承知しておりました。  私もPTA会長という立場で何とかしようと思いましたが、やはり高田小学校、高田中学校の方でありまして、なかなか片塩の方には関与することはできませんでした。本当にこれは高田の教育問題として大変なゆゆしき、本当に先ほどおっしゃっていたような異常な状態でありました。それを何とかしたいという思いは強くあり、ずっとありました。たまたまPTA会長のときには、そういうことができない状況にありましたが、今この立場となったときに、今ならできると思い、私は就任当初、当時から直接的にこの問題に対して対策に踏み切っております。このウルハの会からの職員の脱会、それらを促すとともに、これは、私は市のトップとあって、私が責任をとる。今の現教育長が就任したときに私が言ったのは、ウルハの会が一番の問題であるので、私がトップとして責任をとると。私もPTAのときに被疑者と会いましたけど、やはり会ったら、大分恐怖心が生まれます。人間は弱いもので。だから、そういったときに、やっぱりなかなか脱会しづらいだろうと思う。でも、私がトップで、そういう方向を示している、また、部下の責任というか、私が部下を守るから、ぜひとも脱会させてやってほしいということを就任当時、教育長に要望しました。  そういった意味で、これからこのようなことがないよう、私が市長として、いる間、積極的に取り組んでまいりたいし、これはなくすべきだと思って今頑張っております。  以上です。 72 ◯議長(萬津力則君) 教育長。 73 ◯教育長(梶木義敏君) ただいまの南議員のご質問にお答えいたします。  私自身も、議員ご指摘の事柄につきましては、就任に当たりまして、本市教育界の重大な事象として聞き及んでおるところでございます。内容を聞きますと、本当に極めてゆゆしき事態で、決して放置できるようなものではないというふうに理解しております。  また、職員の行為につきましても、全体の奉仕者たる公務員にとって、あってはならないものであることは言うまでもないというふうに思います。今後このようなことが二度と起こりませんように、継続的に指導の方をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 74 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 75 ◯9番(南幾一郎君) まず、少し実務的な質問をさせていただきたいと思います。  法的な部分、または条例的な部分ですね。こういった不当な要求があった場合には、本市ではどのような条例で対応することができるでしょうか。 76 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 77 ◯企画政策部長(仲田智彦君) ただいまの南議員のおただしでございます。  本市では、大和高田市法令遵守推進条例、これが平成24年の4月より施行しております。職務の公平かつ公正な執行を図り、市民に信頼される市政の運営をしていくことを本市の基本的な行政運営方針として明文化するために制定したところでございます。 78 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 79 ◯9番(南幾一郎君) この特定要求行為の対応の流れというのは私も存じております。  まず、職員が問題があれば、上司に報告をするということから始まりますけれども、上司がすでに取り込まれている場合は、どういった対応ができるのでしょうか。 80 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 81 ◯企画政策部長(仲田智彦君) この条例で特定要求行為は、まず職員から管理監督者、すなわち上司に報告し、推進会議を経て、審査会で審査することとなっております。今、議員おただしのように、上司、すなわち管理監督者に報告ができない場合につきましては、推進会議の方に直接申し入れをできることがございます。  それと、その条例の中にも公益通報制度というのもございまして、これは職員間の、市役所が公平な市政運営を図るためにという形で、この公益通報制度も設けておりまして、そこは職員等から受ける内部通報となっております。そういったことについても、しっかりやっていきたいなと思っております。よろしくお願いします。 82 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 83 ◯9番(南幾一郎君) こういった問題がなぜ発生するのかという一番の問題は、職員間、または職員と上司の信頼関係の欠如、ガバナンスが崩壊している状態であろうと私は推測させていただきます。そういった中で、単純にこういったルールがあるから、こういったやり方があるからと解決するものではないと。もちろんルールは必要ですし、このような管理監督者に行って、推進会議を開いて、審査会を開いて、やっと市長に行くような、言い方は悪いですけれども、アリバイ条例、つくっているだけの条例は、何とかこの機会をもって検討していただきたいことをまず申し上げたいと思います。  続きまして、部長全員にお伺いしたいのですが、今回は土木部と福祉部だけにしておきます。  福祉分野でも多くの市民宅に直接伺う、さまざまなケースに対応することがあると思います。また、土木分野においても、工事発注や近隣の苦情などに対応していかなければなりません。現時点で理不尽な要求を受けている職員や、すでに幹部が取り込まれているような不適切なケースはありますか。福祉部長、土木部長の方でお答えください。 84 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 85 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまの南議員のご質問にお答え申し上げます。  今、議員おただしのように、生活保護課の方につきましては、そういう要求をされる方が中にはおられるようには聞いておりますが、そういうふうな対応につきましても、現課長、また私が自ら出向いて話をさせていただいておりますので、今のところ福祉分野におきましては、そのようなことはございません。  以上です。 86 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。 87 ◯環境建設部長(勝山孝君) 環境建設部の方といたしましては、工事に関する現場でのクレーム等はたまにはございますが、そういった不当要求等は聞いてはございません。  以上です。 88 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 89 ◯9番(南幾一郎君) これを他山の石として、今後においても取り組んでいただきたいと思いますし、きょうなくても、あしたあるかもしれません。また、今回のように、局長になりますと部長ということの職級になります。部長自ら取り込まれることも否定できません。今後もしっかりとした対応をお願いしたいと思います。  それでは、副市長にお伺いしたいと思います。市政の執行責任者は市長であり、人事権も市長にあります。しかしながら、当時の市長は今はおりません。副市長の責任については限定的な一面もありますが、特別職ですので、それ相応の責任はあるだろうと考えて質問いたします。  平成27年12月から平成28年3月に至る、仲本議員の質問されていた期間ですが、これらの学校現場の崩壊については、どこまで知っておられたのでしょうか。 90 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 91 ◯副市長(松田秀雄君) 南議員のご質問にお答えいたします。  平成27年12月議会、また平成28年3月議会、仲本議員から一般質問で質問をいただいております。その議員の方から、るる質問を通して説明していただく、その状況で初めて、学校で少なくとも重要な問題だということで初めて認識したような次第でございます。 92 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 93 ◯9番(南幾一郎君) 学校の問題と認識していたので、学校が崩壊をしているということはご存じだったのでしょうか。 94 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 95 ◯副市長(松田秀雄君) 正直申し上げまして、学校が崩壊しているというレベルの認識はございませんでした。 96 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 97 ◯9番(南幾一郎君) 逆に、私が今るる説明させていただきましたけれども、この状態は学校現場の崩壊というのでしょうか、それとも学校は健全に維持されているのか、どちらとお思いでしょうか。 98 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 99 ◯副市長(松田秀雄君) このたびも南議員から先ほど、るる学校の状況を説明していただきまして、大変こちらも初めて聞いた部分もあり、恐らく大部分、初めてその話を聞かせていただくようなことでございます。大変びっくりしました。当然、学校が通常、正常に維持されていることではない、大変ゆゆしき事態であるということを今、南議員からのご説明の中では、そういうふうにとらえさせていただきました。 100 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 101 ◯9番(南幾一郎君) そう言っていただいたならば、逆に、人事面についても、結局はそういったことを知らなかったのかという答弁になるのかもしれませんけど、2つだけ質問させていただきます。  当時の栗牧青少年課長留任、そして定年退職までその職におられることになりました。巽総務課長を事務局長へと昇進させますが、そういった評価はどこからされていたのかをお伺いしたいと思います。 102 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 103 ◯副市長(松田秀雄君) それは今、ただいま言っていただきました事務局長に昇格、その時点でのとらえ方をまず進めさせていただきたいと思います。  その前に、仲本議員さんから一般質問で指摘していただきましたカラオケボックスの問題がございました。カラオケボックスについては、先ほど南議員からも、こちらの訓告等の扱いがというお話はいただきました。そのカラオケボックスで訓告、あるいは厳重注意をこちらとしてもさせていただいた、その場面でとらえますと、そこに、今、事務局長となっている者は、たまたまということかどうかは別にして、参加はしていませんでした。その時点では、今の事務局長が訓告や厳重注意の対象とはなっておりませんでした。  当時、総務課長であったと記憶しております。これは人事全体の大きな配置の問題の中で、歴代、教育委員会事務局というのは、やはり委員会組織の中ではありますけれど、重要な分野でございます。そこの局長を担うような人材が、どういうふうにして確保しながら、前任局長が退職の場合は、引き続いて局長になるというようなこともある程度想定しながら配置等を考えておりました。先ほど申し上げていましたような中に参加していない、そしてまた、総務課長としては非常に真摯に、よくやってくれていたという面の記憶もございますし、そういうところを勘案して、その局長については昇格ということになっております。  もう1点、青少年課長、そのもう一面ございますが、今、議員がこの問題の発端ではないかという平成25年、この件に我々、接しまして大変驚きました。内心、公務員がとるべきことではあってはならないことだという思いも当然持たせていただきました。その時点で、これもいわゆる処分というものの軽い重いという捉え方はあろうかと思いますが、当時の青少年課長に厳重注意の処分をしております。  ただし、いずれにしましても、教育委員会分野になりますので、市長がそれを直接、相当、市長の責任のもとに物事を考えさせてもらっておりますが、要は教育委員会ですから、厳密には教育長を通して厳重注意とか、文書訓告、あるいは懲戒処分とか、そういうような運びになります。ただし、我々も同席をして厳しく対応して当たってきたという思いがございます。  そして、その青少年課長につきましても、一面は、長年、その青少年センターの経歴が結構ございまして、一面は、青少年補導とか、青少年活動等に柔軟に結構素早い対応で評価もそこそこ持っていた、まあまあ市民さんからの評価もあったというような側面もとらえていまして、また、青少年センターの、その青少年課の組織の現状での配置のあり方等も勘案しまして、その青少年課長にそのまま続けさせてきたような経緯でございます。  以上、ご説明とさせていただきます。 104 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 105 ◯9番(南幾一郎君) 今、副市長の答弁の中で、青少年課長を厳重処分にしたという答弁がございましたけど、それの内容について、もう少し詳しくお教えいただけますか。 106 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 107 ◯副市長(松田秀雄君) 再度のご質問でございます。厳重注意という処分内容になります。  その処分内容ですが、地公法の34条に抵触するもの、そして公務員として基本的に必要な義務を果たさず、関係市民の方に多大なるご迷惑をおかけしたというような内容でございますが、もう少し具体的には、先ほど議員が言っていただきましたように、平成25年、発端になった案件があって、それに対する処分でございます。ただし、発令者は教育委員会ということになります。 108 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 109 ◯9番(南幾一郎君) 条例の内容とか処分の条例根拠ではありません。厳重注意に至ったその行為はどういう行為があったのかということをご説明いただけますか。 110 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 111 ◯副市長(松田秀雄君) こういうことを、注意等を、処分をする場面で、どういうようなことがあったかという事実確認は当然行わせていただきます。それにつきましては、ある市民の、今、南議員が問題とされております市民の方からの、ある程度の要望があったように思います。具体的には、子ども見守り家庭の旗の問題であったとか、特にその点でいえば、その方が非常に不当な要求をしているというような最初のスタートではなかったように思います。  ただ、その課としてのその人への対応の中で、その彼、ないしはその彼の部下が、その人物との対応の中で、その人物を怒らせてしまうような事態が出てきた。それについては当時、その課長、あるいは教育委員会事務局がともに動くといいますのは、その怒っておられる人に対して謝罪をしたり、そういうことをしている中で、一応この事態は沈静したと。とりあえずその相手方もわかったというようなことになったものの、この課長がとある知人に、自分たちは今こういうようなことで、とある人から批判をされたり、いろいろ苦情を言われていると。それは例えば厳しく言われているとか、そういうようなことはあるかもわかりませんが、それを、その青少年課長の知人にその話をして、知人がとある人物をたまたま知っている、それなら自分の方から、とある人物の方にも口添えをしようというようなことだったと思います。それで口添えをしたとは思うんですが、とある人物がそれを受けとめて、当事者同士の話をしているその情報が、全てそれ、第三者に流せるというようなことがあり得るんかというようなことで、大変その人物の激怒を招いたというような事案でございます。  もちろん、それをこちらは確認しますと、当然、職務上知り得た、あるいはまた、場合によれば個人的な情報が、そのまま守秘義務へ、これは当然のことですが、第三者にそのまま流すなんていうことはとんでもないことだということは、こちらもそれを確認してとらえた次第でございます。
    112 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 113 ◯9番(南幾一郎君) 副市長がその説明で、私は実はわかります。なぜか、もう最初から知っていますからね。特に今おっしゃった、怒らせる失態という言い方をしたというのは、当の職員にも問題があったということですね。私は実は、この質問の中でも個人名を結構出しております。個人名を出している理由というのは、個人的な資質に問題があるだろうということを推測しているわけです。組織としての対応を、した場合、必ずどこどこの課長ということで名前は絶対申し上げません。ただし、こういった場合、余りにも個人的な資質の問題が非常にあるのではないかということで名前を出しておるわけでございます。私はそれぐらいの覚悟を持ってやっているということで、副市長、もっと今の説明をわかりやすく、端的に説明されたらどうでしょうか。私はわかりますけど、ほかの議員の方、私はわからないのではないかと思います。 114 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 115 ◯副市長(松田秀雄君) これの前段、何が起こってきたかというのは、それこそ記録を読まないと、聞いていただく皆さんにはわからないことだと思います。少なくとも言えますのは、あるやりとりをめぐって、青少年課での、その方からの連絡等に非常に不備な対応をしたと、そういう点がその本人を怒らせてしまったと。それについては、おわびをするなり、上司も伴って、そういう対応をする中で、一応その方はわかったというふうに聞いております。ところが、その内容、状況をその当該職員が第三者に対して、いろいろ報告をして、できたら自分が今そういう大変な場におるからというようなことも含めて言ったかもわかりません。これは全然こちらは臆測ですが、それを聞いた第三者が、何とかこの話はおさめてやろうという意識があったかどうかは別にして、そもそもその課長にクレームをつけていた人に対して、恐らく「何とかしたってくれや」というようなことで働きかけたと思います。その働きかけられた人が大変激怒をしたと。先ほどと繰り返しになりますが、当然そのような行為は、公務員として、あるいは、本来的には人間として、あるまじきことかなというような思いはいたします。そういうことをベースにして、厳重注意というような注意処分をさせていただいたと、こういう話でございます。 116 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 117 ◯9番(南幾一郎君) 副市長の説明で私はわかるので話を進めさせていただきます。  このときの非常に不適切な対応が小さな傷となって、それからどんどんどんどん大きな傷となって広がっていくという話を、私はそれは確信しております。非常に大きな問題をまずこちらがしてしまった。そこからどんどんどんどん広げられていくという事案であって、この職員における不適切な行為が非常に問題あったと。ただし、ただしですよ、これをわかっていた時点で、何度でも私はこの問題を解決するチャンスがあっただろうと思います。こういった問題が起きるということ自体は、これは大変な問題だなということは何度もシグナルが発せられているわけであります。この課長による不適切な行為でどういう形になったのか、どんなことになったのかということは、聞いた瞬間に「えっ」というような内容でありますので、しっかりと、このあたりは今後ないということを、私の基本的な考え方は、今後これをどうさせないかということなんです。そのためにいろいろ質問させていただいています。  では、巽局長にお伺いします。昨年の片塩小学校の卒業式のことから聞きます。  私は校長室で、来賓として呼ばれておりましたので、待機しておりました。来賓として、当時、巽局長、そして泉尾議員、そして私の順番で体育館に入場しますが、そのときに局長は突然、入場の列を離れて一人の保護者の前まで歩み寄り、直立不動で立ったまま、深々とお辞儀をされました。来賓の入場の際に、先頭のあなたのとっぴな行動は、こういった式典では不適切だなと思いましたが、あのときに深々とお辞儀をした相手は誰だったのでしょうか。 118 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 119 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 前列に座っておられる知人に対してさせていただきました。  以上です。 120 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 121 ◯9番(南幾一郎君) 知人という方はどういう方でしょうか。 122 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 123 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいま南議員がおっしゃっておられた方も含めた知人でございます。 124 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 125 ◯9番(南幾一郎君) 要するに、この被疑者に対して、真っすぐ隊列を離れて、一人直接前まで行って深々とお辞儀をされたということでよろしいでしょうか。 126 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 127 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 私の記憶では、前まで行って直接頭を下げたという記憶ではございません。近くまで行ったという記憶はございますが、前へ行って深々と頭を下げたといった記憶はございません。 128 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 129 ◯9番(南幾一郎君) 局長ね、これ、私はもう少し、何と言うんですかね、もう局長は今年で定年退職されますね。今までいろんな聞き取りをしている中で、局長に対するすごい話をいっぱい聞いております。怨嗟、恨みも聞いております。そういった中で、あなたがこの場でどういうぐあいに発言をするのかということは注目されている方もたくさんおられます。そのことは、まず私は理解していただきたいと思います。何かその挨拶をする特別な理由はあったのでしょうか。 130 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 131 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 特に大きな理由はございませんが、知人であるということでございます。 132 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 133 ◯9番(南幾一郎君) 片塩小学校では、保護者の方、そこに居並ぶ学校の先生、みんな、この1年から6年までで何が起きたかを知っているわけですよ。そういった中で教育委員会の事務局長たる要職の方が、その方の前まで行って挨拶をされた。それをほかの保護者の方はどういうふうに見られるか、そこに居並ぶ教職員はどのように見られるか、そういった意識はありましたでしょうか。 134 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 135 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 今思いますと、不適切な行為であったと感じております。 136 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 137 ◯9番(南幾一郎君) 少しウルハの会の話もさせていただきます。  さんざんウルハの会と出てきますが、巽局長にお伺いします。ここから質問は基本的に巽局長で結構です。  ウルハとは片仮名ですか、それとも漢字を当てるのでしょうか。 138 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 139 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 漢字でございます。 140 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 141 ◯9番(南幾一郎君) どんな漢字ですか。 142 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 143 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 名前のいわれは私は存じませんが、絆という字をウルハと読むように理解しております。 144 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 145 ◯9番(南幾一郎君) ウルハの会の会費は幾らでしたか。月会費として明確にお願いします。 146 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 147 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 1年ほど前からではございますが、会費として2万円ということでございます。 148 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 149 ◯9番(南幾一郎君) 局長をウルハの会に誘ったのは誰ですか。 150 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 151 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 前教育委員会事務局長でございます。 152 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 153 ◯9番(南幾一郎君) そもそもウルハの会とは、私は説明させてもらいましたが、巽局長の方でもう1度、ご説明していただけますか。ウルハの会とはどんな会だったのでしょうか。 154 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 155 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 教育委員会事務局のOBが集まる親睦会というお誘いで私はこの会に入らせていただきました。 156 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 157 ◯9番(南幾一郎君) 誘われた経緯はそうであったのかと思いますが、その後、その会はどういう会だと認識されましたか。 158 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 159 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 月1回の食事会と、これも都合が悪ければ行かなくていいし、あと、カラオケにつきましても、定期的にやっているようでしたが、必ずしも毎回毎回行くことはない、そういった親睦会でございます。 160 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 161 ◯9番(南幾一郎君) ちょっとこれはお伺いしたいんです。被疑者との関連の中で、局長自身が被害者として警察に被害届は出されていますか。 162 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 163 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 出しております。(後刻に訂正したい旨発言あり) 164 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 165 ◯9番(南幾一郎君) どういった内容で出されておられますか。 166 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 167 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 恐喝ということでございます。 168 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 169 ◯9番(南幾一郎君) 金額は幾らなんでしょうか。 170 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 171 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 金額については差し控えさせていただきます。 172 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 173 ◯9番(南幾一郎君) 時期はいつごろのことでしょうか。 174 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 175 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 2年ほど前のことであったと記憶しております。 176 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 177 ◯9番(南幾一郎君) 学校現場の中で、局長の前で、この被疑者の前で土下座した人が何人もおられると思います。教職員、保護者、それぞれの状況、局長自身はどのような関与をしたのか、お答えください。 178 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 179 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 私の記憶では、1度あったような記憶でございます。 180 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 181 ◯9番(南幾一郎君) 私はね、どのような関与をしたのか、関与をしていない、どれが、誰がしたのかということを聞いているんですよ。 182 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 183 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 関与はいたしておりません。 184 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 185 ◯9番(南幾一郎君) この場で申し上げますと、下手をすると強要罪に当たる可能性もあるのかというふうに思います。ないとおっしゃっているんだから、ないということで議事録に残って、それはいいです。言った言わないとか、この状況はどうだったのか、私はカメラを持って、テープを撮って、これを説明しているわけではございません。  局長にもう1度お聞きします。今年で定年となります。もう議場に出ることはありません。今までの長らくの公務員生活の人生の中で最後に何かおっしゃっていただくことがありましたら、ここで何かおっしゃっていただけたらと思います。 186 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 187 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) この場で申し上げることはございません。 188 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 189 ◯9番(南幾一郎君) 一般質問の趣旨というのは、私が最初に申し上げたとおり、この問題をあげつらう、センセーショナルに取り上げるということではありませんので、この討議はここで終わらせていただきたいと思います。内容については、これは各自、皆さん、これからまたいろいろ聞いていただいて、また調べていただいても結構かなと思います。  最後に、市長にもう1度お伺いします。今後、この問題、発生したいろんな経緯について、どのようにお考えになっておられるでしょうか。そして、これをどういうぐあいに対策していかれるのか、直接お伺いしたいと思います。ちょっと繰り返しになるかもしれませんが、よろしくお願いします。 190 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 191 ◯市長(堀内大造君) この件に関しましては、冒頭で言ったとおり、当初から本当に大変な問題だと認識し、対策を講じてきました。被疑者におきましては、今まだ警察署におられます。そういった意味で、この機会、今の間に、二度とこういうことが起こらないよう、また、今後、理事者、また、市役所としても凛とした体制をとっていきたいと思います。  この件に関して、再三言いますけども、市長として私が自らトップとして率先して対策を講じていきますので、今後このようなことのないようにしたいと思います。今まで本当に高田の教育現場、いろいろ問題がありました。これを機会に一掃し、この間もICTの予算も通りましたことですし、これから明るい高田の子どもたちが育っていくよう、そういった現場をつくりたいと私は望んでおり、また、それをしなければならないと思っていますので、どうぞその辺、ご理解よろしく賜りますようお願い申し上げます。 192 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 193 ◯9番(南幾一郎君) 力強い答弁ありがとうございました。  特に、こういった問題を起こさせない2つの必要なものがあると思います。1つはルールですね。こういったことがあれば、こういうぐあいにしましょう、こういった形になれば、こういう対応をしましょうというルールと、もう1つは、やはり信頼感だろうと思います。実は巽局長におかれましては、私は少しは被害者の部分もあったのかという、これは正直申し上げまして、思っております。知らぬ間にどんどんどんどん引き込まれていって、そういった世界につかられてしまったというような被害者の部分、そして、その被害者の部分から突然、今度は加害者に変わっていくと。答弁では加害者ではないというような言い方をされておりましたので、これは私の責任で申し上げますと、加害者に変わっていく中で、どんな問題があったのかということは巽局長でなければわからないというようなことがたくさんあるのだろうかと思います。この議会でおっしゃっていただけたら、私はそれでよかったのだと思いますけども、そこまではなかなか、刑法に絡んでくる問題もあるのかなと推察もしますので、そこは抑えておきたいと思います。  そして、もう1つ、何が必要なのかというのは、信頼であると思います。特に市長におかれましては、職員、また教育長もこれは同様でございますけど、部下との信頼、また部長は課長との信頼、そして、その中では前提とするのは、まず何者にも取り込まれないという状況が必ず必要であります。そういったことをしっかりと理解し、また、今後この問題はもう、追及ではなくて、今後の建設的な発展をするための課題であると考えていただきたいと思います。  以上をもちまして一般質問を終了します。 194 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。13時50分より再開いたします。            午後0時45分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時50分再開 195 ◯副議長(橋本俊哉君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  巽教育委員会事務局長から、一般質問の答弁内容について訂正されたいとの申し出がありましたので、発言を許可します。
     教育委員会事務局長。 196 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 先ほど南議員から被害届を提出されたかとの質問に、提出しましたと答弁いたしましたが、実際には弁護士の方に相談し、その後、警察に提出されたかどうかはわかりません。  すいません、以上でございます。(109ページの発言) 197 ◯副議長(橋本俊哉君) 次に、2番植田龍一議員の発言を許します。2番植田龍一議員。            〔2番(植田龍一君)登壇〕 198 ◯2番(植田龍一君) 皆様、お疲れさまです。議長より発言の許可をいただき、午前の南議員に引き続きまして、創生高田、植田龍一が質問させていただきます。  本3月議会におきましては、市長の初めての施政方針が示され、その思いの込もった予算案が提案され、審議し、先ほど議会から多くの意見や要望を加え、可決されました。住んでよかった、住み続けたい、また、市外の多くの皆様からも住みたいと思っていただける明るく元気な大和高田になるよう望んでおります。  最初に、危機管理体制についてお伺いいたします。  新型コロナウイルスが世界で感染拡大し、WHOにおいては今後の先行きは不安定と見通しており、世界経済もコロナショックで株価が急落し、経済状況も悪化が進み、アメリカやヨーロッパでも非常事態宣言も発令され、危機的な状況が続いております。国内においても各地で集団感染が発生し、感染者が急増しております。日を追うたびに状況が悪化し、医療体制にも不安が出ております。  県内でも感染が確認されており、市民は不安な毎日が続いております。市民からは、高田の情報発信や対応が遅いのではという声や、他市では妊婦さんにいち早くマスクを配布されたり、いろんな取り組みがなされているのに高田は何もしないのかなど、さまざまなご意見をいただいております。本市のコロナウイルス対策について、これまでどういう取り組みをされてきたのか、お伺いいたします。  また、今後どのような対応をとっていかれるのか、市民への注意喚起や協力の呼びかけは、いかにされるのか、お伺いいたします。  次に、防災体制についてお伺いいたします。  本市では、安全で災害に強いまちづくりの推進を掲げ、市の防災力向上と関係機関との連携強化、住民自身による救護活動や避難所運営が大変重要とされていますが、実際のところ、住民の意識喚起は少なく、いざというときに実際に行動できるのか不安だという声を耳にいたします。市民に安心を与えるような安全で災害に強いまちづくりの推進のためにどのような対応をされていたのか、お伺いいたします。  大雨、台風、洪水など災害が起こったときのハザードマップは作成いただいておりますが、避難所の整備につきましては、空調関係、トイレの整備、Wi-Fiの整備など、新年度予算には計上されていませんでした。避難所の環境や備蓄品によっては、災害が起こって避難された被災者が感染病等、二次災害につながる可能性があります。本年度は避難所の整備は何もしないのか、お伺いいたします。  もう1点、防災倉庫や避難所にはマスクや消毒用のアルコール等の備蓄はないのでしょうか。もし備蓄があるのなら、病院や福祉施設、学童ホームなど、現在不足している関係機関に提供していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  次に、2番目、スポーツの振興についてであります。  スポーツの振興につきましては、生涯スポーツの振興として、市民の体位向上や健康増進のため、各種スポーツ大会、スポーツ教室の充実に努めていただけると施政方針で示されておりました。また、市民スポーツの拠点として幅広く利用されている総合体育館の老朽化への対応のため、総合体育館建替検討業務委託料845万9,000円も予算計上されました。予算特別委員会でも担当課から説明がありましたが、以前から本市が抱える重要な案件です。まず、今後の大和高田のスポーツの振興策についてお答えください。そして、総合体育館の今後の方針についても、市長の考えをお答えください。  次に、スポーツ振興施策の中で、まずその中心となる担当課ですが、現在は体育振興課でありますが、施政方針でも、社会情勢や市民ニーズに的確に対応できる組織づくりを進める、また、令和3年度の新庁舎移転時から新たな機構で人員配置し、組織の見直しを進めるとありました。国ではスポーツ庁、県ではスポーツ振興課、奈良市はスポーツ振興課、橿原市はスポーツ推進課とスポーツ関係を統合・集約し、名称もスポーツというふうにされております。本市におきましても担当課名をスポーツ何とかにして、今よりも幅広く市民のスポーツ全般に関する施策に対応できるよう改めてはいかがでしょうか。  学校で対応が困難になっている中学校のクラブ活動、市長がゲームではなく、あくまでもスポーツだとおっしゃっておりますeスポーツ、高齢化社会に対応する生涯スポーツなど、部局をまたいで考え、今後進めていかなければならないと思いますが、いかがでしょうか。  次に、市民マラソン大会のコースについてでありますが、ここ何十年かは総合公園をスタート・ゴールに曽大根と葛城市の境あたり、一部は葛城市の中をコースとして開催されておりますが、以前はこの高田市役所本庁前をスタート・ゴールに開催されていたこともありました。全国的に健康のためにマラソンが見直され、全国各地で開催されるマラソン大会が人気になり、地域外からも参加者が増加し、観光的な役割も兼ね、さまざまな特色のある大会運営が企画されております。  本市においても高田の名所や史跡、高田川の千本桜、観光資源の整備と充実、交流人口の拡大、地域・観光の振興も含め、高田らしいところをコースに加え、コースの見直しや年齢、年代別に表彰するなど、大会要項の見直し等を行い、市民はもちろん、他市からも多く参加いただき、楽しんでいただくことで高田の新たな風物詩となり、高田の魅力になると思います。新庁舎が完成し、庁舎前から大中公園の千本桜を含め本市らしい特色のあるすばらしいコースで開催してはと考えますが、いかがでしょうか。  最後に、市役所窓口業務の効率化についてお伺いいたします。  現在、大和高田市の人口は減少傾向にあり、高齢化、核家族化も進んでおります。市役所を訪れる方々も転入・転出の届け、税金の申告・相談、国民健康保険や介護保険、各種証明書発行など、さまざまな用件で来所されますが、数か所回らなければならない手続など、市民からわかりにくいという声を聞きます。市民、利用者の利便性を向上させるために、窓口のワンストップサービスを開始いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  また、市民の方々から、家族が亡くなった後の手続が大変だった、一緒に住んでいなかったので、年金手帳や証書類がどこにあるか見当たらなく、また、さまざまな手続に対し、どんな書類や証明書が必要なのかわかりにくいし、何か所か回ると同じ説明を何度も一から繰り返さなければならない、後日また来なければならない等、何とかもっとスムーズにならないものかと相談がありました。こういったケースに対応するために、再任用職員などを活用し、コンシェルジュを配置してはいかがでしょうか。  次に、サービスの充実のために、納税環境の整備として、新年度から、ふだんのコンビニ納付に加え、スマートフォンの決済アプリを利用して市税等を納付できるようにし、さらなる収納率アップに努められております。窓口のキャッシュレス化も進められております。住民票などの証明書発行サービス、コンビニやネットにおいて土日や時間外も可能になっておりますが、残念ながら知らない方々が多くおられます。さらなる情報発信、広報が重要だと思います。各種サービスをわかりやすくまとめ、市民向けの情報発信を定期的に実施してはいかがでしょうか。  最後に、マイナンバーカードについては、予算特別委員会で普及拡大に努めるということでしたが、未登録の市民に対し、メリットをしっかり説明し、数値目標を持って進めていかなければなりませんが、普及率は、いつまでに、どれぐらい、どのようにその目標に向かって取り組んでいかれるのか、お答えください。  以上で壇上での質問を終わります。 199 ◯副議長(橋本俊哉君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 200 ◯市長(堀内大造君) 2番植田議員の危機管理体制について、新型コロナウイルス対策についてお答え申し上げます。  これまで本市の取り組みといたしまして、1月末より部会及び実務者レベルでの協議を重ね、高田千本桜の自粛をはじめ、3月末までの主催イベントの原則中止または延期、公立学校の休校等を決定し、市民への周知を行うなど、各担当部局において必要な対応を実施しているところであります。  また、3月3日には、私を本部長とする新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、市、高田消防署、大和高田医師会、病院、中和保健所等のメンバーにより、現状報告と課題検討を実施し、管理体制について協議を行いました。  市民への啓発や注意喚起につきましては、1月24日に市ホームページに新型コロナウイルス感染症に関する情報の掲載を開始し、それ以降、特設バナーを設置するなど随時更新を続けております。  加えて、3月1日には、感染予防や県の帰国者・接触者相談センター等の相談窓口情報を各戸配布いたしました。さらに、市民課及びコスモスプラザのテレビモニターに注意喚起情報の掲載を行うほか、広報車による市内循環により、感染予防の啓発を行っております。  また、市内3か所の電子掲示板への注意喚起情報の掲載を現在実施しております。  市庁舎等においては、従来の窓口用アルコール消毒液に加え、入り口や廊下にもアルコール消毒液を設置するとともに、2時間おきに一斉換気を行うなどして感染予防に努めております。  また、高齢者対象のサービス事業所へはガイドラインの配布を、保育課、児童福祉課、学校教育課には小児科学会の子どもに関するQ&Aを配布したりするなどして適宜情報提供を行っております。  今後の対応につきましては、市内での感染拡大を防ぐことを最優先に、ハイリスク者への対応ができるよう、医療機関をはじめとする関係機関と連携を図っていきたいと考えています。もし感染者が出た場合には、保健所と連絡を密にし、対策本部を中心に対応してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 201 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 202 ◯2番(植田龍一君) ご答弁ありがとうございます。コロナウイルス対策については、さまざま検討していただき、そして対策本部を設置するなど、しっかり対応していただいているという市長から詳しい説明をいただきました。  おかげさまで、現在、本市では発症の報告もなく、感謝申し上げるところですが、一方で、広報が徹底されておらず、2月中ごろには、市民から市役所に問い合わせしたが対応が遅いとか、医療現場でも不安が広がっているなどの声が出ておりました。本市の取り組みや理事者の努力が市民に伝わっていなかった。本当にせっかくやっていただいているのに、ちょっと残念だなと、広報不足だなというところはあります。それが市民不安を招いた結果となりました。危機管理ではいち早い情報提供、広報が重要となります。今後はSNSも活用していただいて、しっかりとした対応をお願いしたいと思います。  先ほど県からのチラシとか、3月頭にやっと届いた感染症対策のチラシなんですけどね。全戸配布していただいたんですけど、市民から、「このチラシ、字が潰れて読めない」、潰れているんですね。QRコード、これをやっても反応しない。「こんなときになぜ市役所はこういうのを全戸配布するんだ」、「これ、無駄遣い違うんか」、「これ、印刷屋にお金を払ってるんか」というような、かなり厳しいご意見を数名の方から頂戴しました。なぜこんな劣悪な印刷物を配布したのか。これ、費用はもう印刷屋に払われているんですかね。こんなん普通だったら絶対に払えるような代物じゃないと思うんですけど、まず、それをお答えください。 203 ◯副議長(橋本俊哉君) 保健部長。 204 ◯保健部長(佐藤博美君) ただいまの植田議員のご質問にお答え申し上げます。  まず、3月1日に全戸配布いたしました、それの1ページ目の文字が潰れておりましたこと、深くおわび申し上げます。QRコードの方も、一部のスマホ等で読み込みができない状況だということを伺いましたので、そちらの方も本当におわび申し上げたいと思っております。  今回、市民への各戸配布でございますけれども、印刷の方は、まず市の広報誌と同送させていただくということで、最初は挟み込みをさせていただきたかったんですが、それを印刷するという決定をいたしました2月19日の時点で、挟み込みをできない状況でございましたので、同送という形で別添させていただいた状況でございます。  原稿を作成いたしましたのは2月19日で、その日が各戸配布するための原稿入稿の期限日でございました。実際に広報をしようというふうに決まりまして、本当に二、三時間の間で作成しなければなりませんでしたので、実際にそちらでお配りしました原稿は、県からの情報のPDFと、それから国からのPDFを張りつける形で作成させていただいたという状況でございます。  今回、市民の皆様にコロナウイルスに関して、ホームページでは1月から注意喚起させていただいてはいるんですが、なかなか届いてほしいような高齢者の方々にも届かない状況でございましたので、何とか各戸に間に合わせたいということで、その日の本当に2時間ぐらいでつくってしまった代物でございますので、本当に申しわけないと思うんですけれども、それがぎりぎりのタイミングであったということでございます。  印刷会社の方に関しましては、その時点で、ちょうど土日を挟んで、土日も本当はお休みのところを無理を言って、実は刷っていただいたような状況でございまして、納品の期限でいきますと、最終のゲラを確認する時間が、これもまた、なかったということでございました。今後、皆様に情報を発信させていただくに当たりましては、慎重に行っていきたいと思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 205 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 206 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  なかなか日にちがなかったということなんですけど、県や国から市町村へ連絡とかが来るのは、大体どこでも同じだと思うんですね。悪いですけど、他市では2月中にこういうやつ、県からのやつが配布されていたというようなところもあります。高田はいつも遅いんです。よそへ行くと、よそで出ているのに何で高田はこんな遅いんかなと。市政だより、3月号に入れるためにというのはわかるんですけど、それよりももっと早くやる方法なんか、いろいろ、例えば総代会とかPTAとか、いろんなところにお願いすれば、市民に対してもっともっと早い情報発信というのができたと思います。本当に言いわけより先に謝罪していただいて、そして、素早い対応が必要だと思います。時間がない、そのゲラを見るとこがなかったといって、ほんまに非常事態やと言われているときに、なぜこんなものを、普通では考えられない。これ、費用はどうなったんですか。これだったら、お金は今回要らないとかというのはあるんですか。 207 ◯副議長(橋本俊哉君) 保健部長。 208 ◯保健部長(佐藤博美君) 中をあけていただきますと、中のところには厚生労働省からの情報と、それから裏のところには県からの相談窓口の情報が載ってございます。それ以前にも、市民の皆様には、市役所の窓口や、さまざまなところでの少しずつの広報とチラシの配布はさせていただいていたんですが、県からの電話番号が変わったタイミング等もございましたので、今回、専用窓口等の分として、特に後ろの情報を素早くお届けしたいということで、今回つくらせていただいた次第でございます。  費用に関しましては、当然、印刷会社の方にはお支払いさせていただく予定にしております。 209 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 210 ◯2番(植田龍一君) これ、普通、民間、自分たちがもし印刷物をつくったら、これにはお金、よう払わないです。そういうのもしっかりと、市民から言われるのは、「これ、税金で払っているんでしょう」、「税金、これ、無駄遣いじゃないですか」ということを常に言われますので、本当に気をつけていただいて、例えば減額していただけるのであれば、4ページ、1ページ分、4分の1でも引いていただけるように、また交渉とかをお願いしたいと思います。  次に、この関係で、今週から明石市などの一部自治体で休校を解いて再開されておりますけど、本市の場合はどうなっているんでしょうか。 211 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 212 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまの休校に対する考え方についてお答え申し上げます。  現在、市内小中学校は3月2日から3月24日までの間は臨時休業期間としておりますが、今後の動向等を参考にしながら検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 213 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 214 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  3月、大体今、予測が見えていると思うんですけど、今、市民の方から聞かれるのは、4月はどうなるんでしょうかねという、やっぱり先のことですね。4月新学期、きちっと迎えられるのか、入学式がどうなるのかとかというのを聞かれるんですけど、わからない、わからないと言うよりも、ある程度やっぱり方向性を示していかなければいけないと思うんですけど、この辺、4月はどうなんでしょうか。 215 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 216 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  現在のところ、4月につきましては、できるならば通常の4月始業式を迎え、入学式についても開催してまいりたいと考えておりますが、これにつきましても、今後の動向を見た上で、最終的には決定してまいりたいと、できるだけ早い時期に決定していかなければならないと考えております。  以上でございます。 217 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 218 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  早いうちに決定していただいて、最悪の場合、やっぱり変更というのはいつも出てくると思うんです。ディズニーランドとかUSJとかでも、いったんやりますよと言って、やっぱりまた休園しますよというふうに変えられたり、その状況というのは市民の方々もわかっていただけると思いますので、早目に決断していただいて、また早い情報発信、よろしくお願いしたいと思います。  4月から通常の始業式、そして入学式で始まるのであれば、マスクやアルコール消毒液など必要な物資、今ほとんど足らないというふうになっているんですけど、先ほど追加議案で予算措置していただきました。今から発注しても、なかなか入るかどうかというのはわからないんですけど、何とかこの4月の始業式に間に合うように最善の努力をしていただきたいと思います。  次に、今、休み中の子どもたちなんですけど、かなり運動不足になっておりまして、体がうずうずして欲求不満もいらいらもたまっているというような状況が続いている。これがいろんな子どもさんや保護者の方からなんですけど、小中学校の運動場、これを開放していただくというのはできないのか。なかなか家の中に閉じこもっているより、外は感染のリスクとかが少ない。また、遊び方とかによっても、感染しないで体を動かせるという部分、あると思うんですけど、小中学校の運動場の開放について、どういうふうに考えておられるのか、お伺いします。 219 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 220 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  小中学校の運動場やグラウンドの開放につきましても、子どもたちの運動不足解消とストレスの軽減を図るということ、承知しております。3月24日までは臨時休業期間としておりますが、それ以降について、どのように対応していけるかも含めまして検討しているところでございます。  以上でございます。 221 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 222 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  十分検討していただけるということですので、また、これも春休みの予定、例えば野球やサッカーの練習でも、使えるのであれば、そういう予定を組んでいかれると思うんですね。そういう活動、スポーツ少年団の活動とかもあると思いますので、ぎりぎりになってからというよりも、ある程度方向性が示されるのであれば、早い目にお知らせいただきたいなというふうに思います。市長もPTAをやっておられたので、子どもたちのこういうことには十分ご理解いただいていると思います。本当に今ストレスがたまっている状況なので、元気でしっかりと外で活動できますように、検討、そして情報発信の方をよろしくお願いしたいと思います。  次に、体育館等の施設の開放なんですけど、一応3月末まで、施設利用は禁止ですというふうになっているんですけど、今の状況が改善していくのであれば、一部、全部じゃなしにでも、この部分は開放、体育館の例えば中のフロアは開放とか、何かそういう形で市民に開放されてはどうかというふうに思います。市民の方々の自粛ストレスというのもかなりピークに来ていて、体を動かしたくても全く動かすところがない。スポーツジムとかに行っても、なかなか感染の危険があるとかということで、本当にストレスがたまっておられるんですけど、その辺、体育館とか、どういうふうなお考えでしょうか。 223 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 224 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  総合体育館のことを指して言っていただいていると思うんですが、ここにつきましても、現在の状況がどのように変化していくかというところを見極めながら、感染拡大防止の防護措置等をどのような形でとれるかなどを協議しながら、再開に向けて検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 225 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 226 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。  この部分につきましても、全部を開放するとなれば、またいろんなあれがあると思うんですけど、個人使用とか、こういう競技については大丈夫ですよとか、何とかこうやって。利用される方についても、お名前を書いていただいたり、熱がないとか、そしてマスク着用とか、いろいろ、手洗いの徹底とか、消毒の徹底とかという部分をしっかり告知していただいた上で開放していただきたいというふうに要望いたします。  ほか、このコロナウイルス関係では、大阪市の松井市長が子育て世代に対して給食費を無料にします、1年前倒しでやりますというふうな英断を下されましたが、みんな、しんどい思いをしておられると思いますので、何かこういうことがあったらできるというのがあれば、市長、本当に率先して、高田ではこういうことをやりますというので進めていただけたらと思います。本当に補正予算の保育所だけじゃなく学校までというのは、英断されたなというふうに評価させていただきます。  このコロナウイルス関係では、いろいろ市長が会議され、決まったということなんですけど、我々議員、議会に対して説明というのがかなり遅かったのではないかな。議会から連絡いただくより、逆に子どもの方が情報を早く聞いてきた。それだけ学校が早くしたのかもわからないですけど、よその自治体では、まず、やっぱり市民の代表である議会に対し、今後こうやっていきます、休校しますというようなことを説明されたり、なかなかみんな、集まっていただくという時間がない場合は、それこそSNSですね。メールとか、そういうので連絡されたりしておりました。本当に高田はいつも、前からなんですけど、議会に対して、そういう情報発信が遅いというのが今まで続いておりましたので、今、市長がかわられましたので、議会をどう見るかというのは市長の判断だと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。  コロナウイルス関連につきましては、後ほど多くの議員も予定されておりますので、この辺で終わらせていただきます。  次、お願いします。 227 ◯副議長(橋本俊哉君) 市民部長。 228 ◯市民部長(吉村保喜君) 植田議員の防災体制についてのご質問にお答え申し上げます。  避難所の環境整備といたしましては、令和2年度中の取り組みといたしまして、今年度に引き続き、防災用備蓄毛布のクリーニングを実施いたします。また、陵西小学校の旧校舎に保管しておりました防災資機材を災害時に素早く取り出せるよう、防災倉庫を新設するための設計委託も行う予定をしております。  避難所でのWi-Fi環境につきましては、各施設の現ネットワーク環境を活用できるか研究してまいりたいと思っております。  次に、防災倉庫でのマスク及び消毒用アルコールの備蓄ですが、現状行っておりません。  以上、市民部として取り組みについてご説明させていただきました。 229 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。
    230 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。Wi-Fiは検討していただけると。防災倉庫にマスクとアルコール等は今ないということですね。なければ、やっぱり必要になってくると思いますので、今後、備蓄の品目に加えていただきたいと思います。  危機管理体制、防災体制についてというのも、やはり広報というのが大事なことになってきますので、広報の方もよろしくお願いしたい。  そして、避難所の整備なんですけど、昨年6月に一般質問もさせていただいて、やはり避難所に避難されて、空調設備がなければ、本当に台風の季節とか、じめじめした劣悪な状況で過ごされるわけですから、長引いて泊まるとなれば、やっぱり空調がないというのはかなり条件が悪くなると思いますので、その辺、またよろしくお願いしたいと思います。  避難所にも備蓄というか、マスクとかアルコールとかというのはないんでしょうか。 231 ◯副議長(橋本俊哉君) 市民部長。 232 ◯市民部長(吉村保喜君) 避難所防災倉庫ですけれど、防災倉庫でのマスク、消毒アルコールの備蓄については、倉庫内の湿度、温度等の管理が難しいため、備蓄場所としては適していないと考えております。そのため、現在、備蓄食料等の集中備蓄を行っております市民交流センターや新庁舎などを備蓄場所として、災害による粉じん対策、ウイルス等の感染症対策の観点から検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 233 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 234 ◯2番(植田龍一君) ありがとうございます。防災倉庫はやっぱり温度が上がるからと言われるのはよくわかりますので、それだったら避難所ですね。緊急避難所に指定されているところ、そういうところとか、それ以外の避難所、小学校の体育館とか、そういうところにも、やっぱりすぐ使えるようなマスクとかアルコール消毒できるようなものを備えていただけますように要望しておきます。  危機管理体制については、今回のことを教訓に今後の糧にできるかどうかというのが重要になってまいります。今後もしっかりと取り組んでいただきますようお願いします。  次、お願いします。 235 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 236 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 2番植田議員のスポーツ振興についてのご質問にお答え申し上げます。  現在、体育振興課が直接開催しておりますスポーツ教室、体育協会へ委託し開催しておりますスポーツ教室、市民体育大会など各種スポーツ大会を実施し、幼児から高齢者に至る幅広い年齢層を対象に市民の健康増進を図るため、各事業に取り組んでおります。  国や奈良県のスポーツ施策動向を注視し、また、先進地のスポーツ施策も参考にしながら、今後も引き続きスポーツ振興に取り組んでまいりたいと考えております。また、総合体育館の今後の方針につきましては、令和2年度当初予算案として総合体育館建替等検討業務委託料を計上させていただいており、改めて建替え等の課題を整理・検証した中で、今後の方針を示してまいりたいと考えております。  次に、次期組織編成に向けての担当課名等についてのご質問でございます。  組織名称は教育委員会規則で定められてはおりますが、市長部局と調整しながら検証してまいりたいと考えております。また、スポーツ振興事業につきましては、今後さらに関係部局と連携を図ってまいりたいと考えております。  次に、マラソン大会のコースについての質問でございます。  交通規制などの諸問題を検証し、議員のご意見も参考にさせていただきながら検討してまいりたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 237 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 238 ◯2番(植田龍一君) 一個一個行こうと思ったら全部言うてくれはったので、また一個一個分けてやっていきたいと思います。  スポーツの振興につきましては、施政方針でも示されておりました、知・徳・体のバランスのとれた教育・保育を学校園・家庭・地域・関係機関がともに協働して取り組むとありました。子どもたちの教育に関するようなこと、高齢者の生涯体育とか市民の健康増進のため、体育協会ともしっかりと連携を密にしていただいて、今後も取り組んでいただけるように、この部分は要望しておきます。  次、体育館の今後の方針についてなんですけど、移転か建替えか修繕かというふうな、これをコンサルというか、調べるということなんですけど、10年後に開催されます国体、奈良県で国体がまた開催されるように、今、県が働きかけておられて、橿原市でもいろいろ誘致活動が進んでおります。高田でも以前、わかくさ国体のときにバスケットボールの大会をしたというような実績もありますので、やはり国・県の補助とか協力を得た上で、長期的な先のことを見越した考えを持たないといけないと思うんですけど、これ、ちょっと市長の考えをお聞かせいただけますか。 239 ◯副議長(橋本俊哉君) 堀内市長。 240 ◯市長(堀内大造君) 今のおただしですけども、議員おっしゃるように、10年後の国体、それも視野に入れながら検討していきたいと思っております。 241 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 242 ◯2番(植田龍一君) 市民も総合体育館につきましては、市長になられる大分前から、数十年前から、雨漏りのする体育館とかいって、雨の日に競技が中止になる体育館といって、本当にそういうようなレッテルも張られていましたし、もっと本当は早く決断して、早くやっておかなければならなかった分なんですけど、先送り、先送りされていますので、早急に判断していただいて進めていただけますようにお願いしておきます。  次に、担当課の名称につきましては、簡単に変えれると思いますのでね。その変えることによって、どう変わるのか。先ほど言いましたように、中学校のクラブ活動が今なかなか学校では難しい。それであれば、市の総合体育館とかを利用して、みんな、放課後集まってきて、指導者は先生1人でやると、合同チームみたいな感じで活動するといったこともやっておられる自治体もあります。また、そういうことも可能だと、高田でしたら自転車で十分通える距離だと思いますので、やはり可能性をなくすより、クラブ活動をさせるためにも、そういう考え方を持っていただいたり、あと、中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書というものを先ほど採択させていただきました。中高年の方が家にこもられて、何かきっかけがないと外へ出てこられない。やはりこういう軽スポーツというのが今、健康増進のためにも提唱されていますので、そういった場も設ける意味もあって、本当に体育の振興、今までやってきただけじゃなしに、もうちょっと横の連携というか、視野を広げて、担当課が市民サービス向上のためにやっていただけますようにお願いしたいと思います。  次、市民マラソンにつきましては、主催者の市が体育協会としっかり協力していただいて、本当に特色を持った大会にして、高田の名物、観光の起爆剤になると思いますので。先ほど言われました交通規制とか、どこでもあるんですね。よそは駅伝とか、もっと長いコースをされているところもありますので、要はやる気があるかないかだけだと思います。やる気があれば警察も協力いただけると思いますし、本当に、新庁舎ができて、ちょうど桜まつりのときなんかに、高田桜マラソンとかいってすれば、すごいいい感じになるんじゃないかというふうにも思っておりますので、しっかりと、これも検討いただけますようにお願いいたします。  次、お願いいたします。 243 ◯副議長(橋本俊哉君) 企画政策部長。 244 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 失礼いたします。私の方から2番植田議員の市役所の窓口業務の効率化についてということで、ご質問を3ついただいたと認識しております。順に答弁をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、市役所に届け出に来られる方の利便性向上を図るために、ワンストップサービスに取り組んではどうかとのおただしですが、ワンストップサービスの導入につきましては、新庁舎への移転後の取り組みとして総合証明発行窓口設置の検討を行ってまいりましたが、各窓口担当課での業務実績においては、証明書発行等、定型的に完結できる業務は少なく、大半が個々のご事情等に応じた相談を要する業務であります。これに対応するためには、幅広い業務に精通した職員を複数配置することが必要となる等の課題があることから、現状での設置は難しいのではないかと判断しております。  しかし、利便性向上に向けた取り組みにつきましては、組織の体制のあり方の検討の中で、今後も継続して研究を進めていく方針でございます。よろしくお願いいたします。  2つ目でございます。再任用職員などを活用してコンシェルジュを配置してはどうかとのおただしでございます。  新庁舎においては、エントランス付近のわかりやすい場所に総合案内を設置する計画となっております。コンシェルジュの配置につきましては、この総合案内の運用のあり方等を協議していく中で、しっかり検討を進めてまいりたいと考えております。  最後です。証明書によっては、市役所でなくてもコンビニや市民交流センターで発行できるなど、各種のサービスの市民向けの情報発信を定期的に実施してはどうかとのおただしでございます。  現状、市ホームページ、届け出証明コーナーにおいての、マイナンバーカードを活用した住民票の写し、印鑑証明、登録証明書、課税証明書等のコンビニ交付サービスに係る情報の掲載や、広報誌においての市民交流センターでの休日の住民票の写し、印鑑登録証明書発行に係る記事、マイナンバーカードの取得申請をスマートフォンで行うことができる旨の記事等の掲載により、市民の皆様に向けた情報の発信を現在も行っているところでございます。窓口業務の効率化はもちろん、市民の皆様の利便性向上につながる情報として、引き続き幅広い発信に努めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 245 ◯副議長(橋本俊哉君) 市民部長。 246 ◯市民部長(吉村保喜君) 続きまして、2番植田議員の、マイナンバーカードを普及するに当たって、どのような目標を持ち、その目標に向かってどのように取り組んでいるかについてお答え申し上げます。  令和2年3月1日現在、マイナンバーカードの交付率は14.4%で、交付枚数は9,398枚であります。昨年度、一昨年度と比べますと、毎年約2%の増加傾向にあり、令和2年度末にも約2%の増加が見込まれることから、令和2年度の交付率の目標を16%とし、目標に向かって努めてまいりたいと考えております。  その取り組みといたしましては、現在も行っております、月に1度、土曜日午前中のマイナンバーカード申請及び発行窓口の開設や窓口でのマイナンバーカードの利便性についての説明、広報誌やホームページの掲載や市民課窓口での手づくりのポップなど、さまざまな場面でマイナンバーカードのメリットをお伝えするよう努め、目標に向かって取り組んでまいります。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 247 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 248 ◯2番(植田龍一君) ご答弁ありがとうございます。  窓口業務の効率化につきましては、ワンストップサービスは検討していただいているけど難しそうな感じですね。コンシェルジュについては検討していただけるということなんですけど、人材も必要となりますが、やはり市民サービスの向上というのが第一にあると思います。市役所窓口に来られて、本当に「あっ、よかったな」、「親切でわかりやすかった」、「スムーズにいった」というのと、「何かややこしいわ、市役所に行っても全然わからんし、何か愛想も悪かった」となるのは全然違うと思いますので、やはり新しくなって、「市役所、いいとこや」、「行ったらすぐわかるわ」というふうに市民に思っていただけるというのも、高田に住んでよかったという1つになると思いますので、しっかりと新庁舎開設に向け、今も頑張っていただいていると思いますので、さらなるサービスの向上に当たっていただきたいと思います。  サービスの情報発信については、せっかく市役所の皆さん、職員さんとか、いろいろ考えていただいて、新しいサービスを開設していただいても、利用する側がなかなかわかっていない、伝わっていないというのは本当にもったいないなというような思いがあります。定期的に高齢者の方にもわかるように紙ベースとか、ホームページはやっぱり見られる人は見られるんですけど、なかなか紙ベースしか見ないという方もいらっしゃいますので、年1回、2回でも、今サービスはこうなっていますよという、わかりやすく市民に発信していただきますように、広報とかに載せていただくのが一番いいんですけど、お願いしたいと思います。  マイナンバーカードなんですけど、えらいすごい低い数字を聞いたんですけど、国の方ではどれぐらいまでという目標というのはないんでしょうか。もっと高い数字だったと思うんですけど。 249 ◯副議長(橋本俊哉君) 市民部長。 250 ◯市民部長(吉村保喜君) 2月29日現在、全国平均で15.48%です。国としての目標につきましては、2021年3月、これ、国民健康保険証利用の運用開始時で目標としておりますのが約50%を目標にされております。そして、2022年の3月、医療機関のシステム改築に伴いまして7割から8割を一応目標としては定めております。  以上です。 251 ◯副議長(橋本俊哉君) 2番植田龍一議員。 252 ◯2番(植田龍一君) 50%、7割、8割をと言っている割に、今年度の目標が16%だったら、ちょっと差があり過ぎると思いますのでね。せめてもっと高い、目標ですし、目標が低かったら達成もあったものやないと思いますので、しっかり目標、もっと高い数値を、50%やったら50%に設定していただいて、それに向かって何が必要やと、実際、実現するためにはどういうことが必要やということを追っかけていってもらわないと、なかなか2022年、70%、80%と言うてるのに、まだ十何%では話にならないと思いますので、ちょっと高い目標を持って当たっていただけますように、よろしくお願いしたいと思います。  市役所というのは、本当に市民の役に立つところです。市役所に来ていただいて、ややこしいと思われるか、簡単やし親切に対応していただいたと喜んでいただけるかというのも、今後も市民目線で取り組んでいただきたいと思います。  最後になりますが、今回いろいろ提言させていただいたことは、今後の市政運営にとって重要な要因の1つになると思いますので、市民にとって信頼できる行政になり、「笑顔の花咲くまち大和高田」が早く実現するよう期待し、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 253 ◯副議長(橋本俊哉君) 次に、11番戸谷仁史議員の発言を許します。11番戸谷仁史議員。            〔11番(戸谷仁史君)登壇〕 254 ◯11番(戸谷仁史君) 議長のお許しを得ましたので、絆の戸谷仁史が一般質問をさせていただきます。  まず、現在も新型コロナウイルスの影響がさまざまなところで大きく出ている状況です。一日も早く、この事態が収束し、そして、ふだんの生活が戻ってくるようにお祈りを申し上げます。  しかしながら、このような状況であるからこそ、たくさんの人たちが手を尽くし、心を尽くし、そうやってくださっているというのが現状ではないでしょうか。本当に世の中、捨てたものじゃないなと実感しております。例えば学童保育での受け入れ、貸し出しのみですが開館している図書館、子どもたちに昼食を無償配布してくださっているこども食堂、無償で子どもの居場所を提供してくださっている方々、そしてネット上で学習漫画などを無償提供してくださっている出版社など、本当にたくさんの方々が手を尽くし、心を尽くしてくださっているのではないでしょうか。  今回は、このような手を尽くし、そして心を尽くす、そういう観点から2点質問させていただきます。  まず1つ目、子どもの貧困対策について質問させていただきます。  現在、子どもの6人に1人が貧困と言われております。また、厚生労働省は子どもの相対的貧困率は上昇傾向にあり、また、ひとり親世帯の相対的貧困率は高く、2人に1人が貧困であると、このように申しております。  これを受けまして、平成26年1月17日施行の子どもの貧困対策の推進に関する法律では、子どもの貧困の実態把握、子どもの貧困に対する新たな指標の開発、子どもの貧困に関する情報の収集・蓄積、提供について定められております。これに伴い、平成26年8月29日には子どもの貧困対策に関する大綱が閣議決定され、指標改善に向けた重点施策として、1つ目、教育の支援、2つ目、生活の支援、3つ目、保護者に対する就労の支援、4つ目、経済的支援、5つ目、その他の支援が掲げられております。本市においても、この大綱に基づいて子どもの貧困対策が行われると思います。  では、このような現状を踏まえて、大和高田市においては、この子どもの貧困対策、主にどの課が担当されているでしょうか。そして、子どもの貧困率に対して現状をどのように把握されているでしょうか。また、アンケート調査など実態調査は行われているのでしょうか。  また、全国的には、子どもの未来を応援する首長連合が平成28年6月8日に設立され、大和高田市もこれに加盟しております。現在まで、どのような活動をされていますでしょうか。  次に、2つ目、小さな命との共存について質問させていただきます。  まず1つ目、猫との共存。現在、大和高田市においても環境衛生課や自治振興課などに飼い主のいない猫に対する苦情や相談が寄せられていると思いますが、今年度は現在何件くらい寄せられているでしょうか。また、傾向として増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのか、どちらなのでしょうか。  これに対して、大和高田市としては解決していくことが必要であると考えているでしょうか。もし必要と考えているのであれば、どのように解決をしていくのか。また、不必要と考えるのであれば、その理由をお聞かせください。  この問題に関して、平成22年2月に環境省から住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドラインが示されており、ここで地域猫とは「地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主のいない猫」と定義づけられております。このような地域猫の定義に従い、地域住民と飼い主のいない猫との共存を目指し、不妊去勢手術を行ったり、新しい飼い主を探したりして、飼い猫にしていくことで将来的に飼い主のいない猫をなくしていくことを目的とする地域猫活動こそが解決の手段と私は考えております。なぜなら、飼い主のいない猫の問題は単に猫の問題ではなく、地域の環境問題であると考えないと解決できない問題であると認識しております。これについては大和高田市としてはどのようにお考えでしょうか。  次に、犬との共存について質問させていただきます。  犬については、飼い主のいない犬は非常にまれですが、犬の散歩時におけるマナーについては問題がある場合があると考えております。例えば道路上とか、あぜ道とか、犬のふんがころがっている場合もあります。また、三和町の天神社の本殿の横にイスノキという珍しい木があるのですが、このご神木の根元が、ふん尿により腐るという被害も出ております。私は、この問題は飼い主のマナーの問題であると考えます。全ての飼い主が、ふんはビニール等に入れて持ち帰る、尿は水を持ってきて流す、これを徹底すれば解決できるのではないでしょうか。  では、散歩時の犬のふん尿に関する問題については、どの程度苦情や相談が来ているのでしょうか。また、どのように対応されているのでしょうか。  以上2点について壇上での質問を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 255 ◯副議長(橋本俊哉君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 256 ◯市長(堀内大造君) 11番戸谷議員の子どもの貧困対策についてのご質問にお答え申し上げます。  まず、本市における子どもの貧困対策につきましては、子どもの貧困対策の推進に関する法律の基本理念にありますように、子どもの将来が、その生まれ育った環境によって左右されることのないように、教育の支援、生活の支援、経済的支援、就労の支援などを総合的に推進する必要があると考えております。そして、経済的な理由だけでなく、精神的及び社会的に困難を抱える子ども全てを対象として、福祉部局、教育部局を中心とした行政はもとより、民生児童委員やこども食堂、また見守り協定などによる地域の活動団体などと連携し、あらゆるところからの情報を広く受信し、支援ができるような取り組みを行っているところであります。  なお、その他の質問につきましては、この後、担当よりお答え申し上げます。 257 ◯副議長(橋本俊哉君) 福祉部長。 258 ◯福祉部長(大中和彦君) 続きまして、福祉部局から11番戸谷議員の子どもの貧困についてのご質問にお答え申し上げます。  まず、貧困率についてですが、厚生労働省が平成28年に実施しました国民生活基礎調査におきまして、子どものいる世帯の相対的貧困率は13.9%、ひとり親世帯の相対的貧困率は50.8%であると公表されました。本調査が示す算出方法につきましては、平均的な申告所得の半分、122万円が国が定める貧困線としており、これを下回る世帯で暮らす18歳以下の子どもがいる世帯を指標としております。  本市としまして、今のところ国の基準にのっとったような大和高田市の貧困率の算出や、子どもの貧困だけに着目したアンケートなどの実態調査は行っておりません。しかしながら、今年度は第2期子ども・子育て支援事業計画の策定に当たり、子育て支援に係るニーズ調査を実施しており、それを通し、子どもたちのさまざまな状態の把握に努めてきました。  最後に、子どもの未来を応援する首長連合につきましては、近年の都市化、核家族化、地域のつながりの希薄化が加速する中で深刻な問題となっております貧困の連鎖を打破するために、佐賀県武雄市長ほか4市長が発起人となり、全国自治体の長に向け、平成28年5月17日に発信されたものであります。本市におきましても、本連合の趣旨に賛同し、平成28年に参加を表明し、加盟いたしました。  主な本連合の活動といたしましては、平成28年6月8日の設立総会以降は、各年1回の総会の開催において、本市を含め各加盟市町村からの意見を取りまとめた要望書を国へ提出しております。  以上、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 259 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 260 ◯11番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  子どもの貧困に関して、まず最初に大事なことは実態調査だと思うんですね。さまざまな施策が行われていると思います。ただ、実態調査を行わずにやっても、より効果的な対応ができると非常に考えにくいと思います。特にアンケート調査なんですけども、どういうふうにやっていくかという問題も含めて非常に難しいと思うんですね。でも、これをやって、大和高田市の現状を把握して初めて実効的な対応ができるんじゃないかと考えております。  例えば、昔は朝食に関するアンケートをとれば比較的わかりやすかったんですけど、現在は朝食に関するアンケートをとっても、貧困世帯と貧困じゃない世帯の差というのは、パーセント的には余り変わらないんですね。ただ、何が違うかというと、食べているものが違う。この辺も踏まえて、しっかりとアンケート調査をとっていかなければいけないと思います。  また、スマートフォンの所持に関しましては、貧困家庭よりも貧困じゃない家庭の方が所持率は低かったりする、そういうアンケート結果が出ている地域もあるんですね。そういうのも含めて、しっかりとアンケート調査をまずしてもらって、実態把握するというのが効果的な対応の最初だと思うんですけども、これについてはどのようにお考えでしょうか。 261 ◯副議長(橋本俊哉君) 福祉部長。 262 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまのご質問にお答えします。  今、議員おっしゃいましたように、子どもの朝食の状況とか、子どもが朝食を一緒に食べる人、地域とかかわるか、学習塾など放課後児童クラブの利用理由、子どもが学校を休んだときの対処法などのアンケートにつきましては、先ほども申しましたように、第2期子ども・子育て支援事業計画におきまして、現在そのニーズ調査を実施したところで、今のところ、さまざまな子どもたちの状況を把握しているところでございます。  以上です。 263 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 264 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当にしっかりと実態調査を行っていただきたいと。  医療機関への受診に関してもなんですけども、現在、中学生以下に関しましては無償化の方向でやっていただいていると思うんですけど、これによって受診がふえているということは、それだけお金の状況によって受けれていない方がいらっしゃったということだと思うんですね。これは非常にいい施策だったと思うんです。この辺からも、貧困家庭のあぶり出しという言い方は変なんですけども、どこが貧困家庭かということをしっかりと把握するのに1つの助けになると思うんですけども、この辺はどのように利用しようと考えておられるんでしょうか。 265 ◯副議長(橋本俊哉君) 福祉部長。 266 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。
     今の時点におきましては、福祉部局としましては、児童虐待の観点からもありますし、そしてまた、生活保護の観点からもありまして、その受診しておられる児童の状態を把握する上では、しっかり認識をしなければいけないところかなと思い、また、議員おただしのように、そのような状態を見ながら、貧困状況もわかり得るというような資料にはなるかとは感じております。  以上です。 267 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 268 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  福祉部門だけではなくて、医療部門もそうですし、例えば教育部門もそうなんですけども、幅広い面からの子どもの貧困というのをどうやってすくい上げていくか、どうやって発見していくかというのは非常に大事なことだと思います。しっかり連携してやっていただきたいと思います。  先ほど聞きました子どもの未来を応援する首長連合に関してですけども、これ、武雄市の小松市長が立ち上げられたものなんですけども、この設立の経緯については、市長、ご存じでしょうか。 269 ◯副議長(橋本俊哉君) 堀内市長。 270 ◯市長(堀内大造君) この参加表明は平成28年において行っており、現在のところ、私の方では把握しておりません。 271 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 272 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  多分、今年度まだ行われていないと思うので、多分、市長もお忙しいので知られなかったということだと思うんですけどもね。この小松市長という方は東大出身なんですね。でも、すごい貧困家庭だったんですよ。それで、市長が東大に進学したことにより、弟さんが進学を断念されたと、このような経緯があります。非常にそのことに対して後悔しておられるみたいで、「1ミリでも前へ」というキャッチフレーズのもと、貧困対策を行っていかれます。今年度もまた会議等あると思うんですけども、もしそういうのがあったときには、ぜひとも市長に出席していただいて、肌で感じてきてもらえたらなと。どれぐらいのことを皆さんが考えてくださっているのか、感じてきていただけたらなと思います。  次、子どもの貧困に関する大綱の重点施策として、一番最初に教育の支援が来ていますけれども、これはどういう理由でしょうか。私は、子どもたちに教育の支援を行うことが貧困の連鎖を断ち切る最善の方法だからと考えます。前回、教育について、飯の食える大人という話をさせてもらいました。子どもの貧困対策に対しても同様だと考えますが、大和高田市においては、どのような教育の支援を行われているでしょうか。 273 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 274 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまのご質問にお答えします。  所得要件等ございますが、就学援助費という形で小中学生に対して援助を行っていると理解しております。  以上でございます。 275 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 276 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  この制度も、今まで夏ぐらいやったやつが就学前に出せるように変更していただいたりと、非常にいろいろ努力をしていただいております。ただ、教育現場において、貧困の部分を発見するという面では非常に重要な場所だと思うんですね。やはり子どもは学校に来ている時間が非常に長うございます。その中で、やっぱり学校の先生等々が感じられることというのは非常にたくさんあると思うんですね。だから、そういうところを教育現場と福祉の方と医療現場と、それぞれが情報を出し合って、子どもの貧困対策に関しては、総合的にやっていくべきだと私は考えますけれども、これについてはどのようにお考えでしょうか。 277 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 278 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまのご質問でございます。  議員の仰せのとおりです。教育委員会のみでなく、福祉部局等関係部局とも連携しながら進めていかなければならないものと考えております。  以上でございます。 279 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 280 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  また、国では来年度から新たな修学援助が始まります。2020年4月から給付型奨学金の対象が拡充され、あわせて進学先の授業料も減免されるようになります。このような制度について、本市におきましては、子どもさんたち、もしくは親御さんたちにどのように周知していただいているのでしょうか。 281 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 282 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまのご質問でございます。  新しい修学支援制度が令和2年4月から始まるということで、4月以降、高校3年生の生徒につきましては、高田商業高校の方で、またそういった説明を行うと。その4月の段階で大学1年生という方については、大学の方で手続をすると。基本は、その本人さんが申請を行うというものと承知しております。これをできるだけ、これも所得要件がありますが、該当となる生徒さんにつきましては、ご本人の意思ではありますけども、利用されればなというふうに思っております。  以上でございます。 283 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 284 ◯11番(戸谷仁史君) この制度もなんですけども、貧困家庭で一番問題なのは、それを知らなかったから使えなかったということが問題になると思うんです。だからこそ、こういう制度があるということを現場の方々がしっかり知ってもらって、必要なところにどうやってその情報を持っていくか、しっかりと考えていただきたいと思います。  次に、生活支援についてですけども、生活保護の制度を含め、さまざまな生活支援が行われていると思いますが、大和高田市ではどのような取り組みを行われているんでしょうか。ざっとでいいので、こういうことをやっているというのを教えていただけたらと思います。 285 ◯副議長(橋本俊哉君) 福祉部長。 286 ◯福祉部長(大中和彦君) 本市におきましての生活保護での支援ですが、まず、子どもの就学の援助、そしてまた、親の就労支援を強化しながら支援につなげているところでございます。  以上です。 287 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 288 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  この生活支援については、民間でもいろいろされている部分があると思うんですね。例えば田原本町の安養寺というところが、おてらおやつクラブというのをされているんですけど、これをご存じでしょうか。これはお供え物を支援団体に寄付するという、お寺がつなぐ支援の輪です。また、個別発送もボランティアさんと一緒に行っており、物だけでなく気持ちも送ると、このような取り組みがされております。支援される側の状況を個別に聞き、見合った支援を行うことだけでなく、手紙による心の交流も行われていると聞いております。こういうのが手を尽くし、心を尽くすということだと私は思うんですけども、このような取り組みについて、大和高田市としては、こういう民間の支援についても把握して、そういうのを紹介するということもできると思うんですけども、その点に関してはどのようにお考えでしょうか。 289 ◯副議長(橋本俊哉君) 福祉部長。 290 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまのご質問にお答えします。  本市といたしましても、田原本の安養寺につきましては、こども食堂への支援をする中で、私と担当課長とご挨拶に行かせてもらった経緯があります。その中で、やはりどういうふうにされているのかというような詳しい状況も話をさせていただき、その状況をこども食堂へも活用できないかということで、年2回にわたり、こども食堂を開催されているところと話し合い、また、協議をするときがありますので、そのときには紹介させていただき、また、配布していただくものがあるならば、そこで提携を結ばせていただくということをお話しさせていただいているところです。  以上です。 291 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 292 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  行政がやろうと思うと、細かいところまではなかなか難しいと思うんですね。そういうところで実際に民間の方々がやっていらっしゃる部分は、細かいところに手が届く場合もありますので、そういう状況もしっかり把握してもらって、十分に利用していただけたらと思います。  また、現在こども食堂は、大和高田市におきましては、子どもたちの居場所づくりという面で非常に効果的な施策を行われていると思うんですけども、これを子どもの貧困対策に使うのは、なかなか難しいとは思うんですけども、これに対してはどのようにお考えでしょうか。 293 ◯副議長(橋本俊哉君) 福祉部長。 294 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまのご質問にお答えします。  現在、高田市内でも、こども食堂を6つの事業所さんがやっていただいております。その中で、今の状況といたしましては、初めは子どもの居場所づくりから、1つステップアップをしていただけるようなところもありまして、将来を見据えた学習支援も視野に入れながら、宿題からは始まっているようなんですが、しっかり学習もできるような状況をつくっていっていただいている状況です。  以上です。 295 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 296 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  欲を言えば、毎日、市内のどこかでこども食堂がやっているという状況にもしなれば、子どもの貧困対策として非常に有効だと思います。なかなかそこまで到達するのは難しいかもしれないですけども、そういうことも最終、視野に入れて、しっかりとこども食堂さんへの補助、援助も含めて協力をしていただけたらと思います。  2月の14日の日経新聞の夕刊に載っていたんですけども、明石市が、ひとり親家庭の貧困対策として、その要因の1つである養育費の不払いについての対策を打ち出しております。ひとり親と離婚相手の間に市と保証会社が入り、養育費の不払い分を立てかえ、督促開始を行うシステムを導入しております。2019年には大阪市も保証料の補助事業を開始しております。また、2020年度には東京都や港区、豊島区も補助を検討しております。また、安倍首相は諸外国の法制度を研究するとともに、地方自治体の先駆的な取り組みの把握を通じて検討すると答弁されております。また、森法務大臣が勉強会を開くなど、国においても、この制度に関しては関心が高まっている状況でありますが、このような状況で、大和高田市はこの点についてはどのようにお考えでしょうか。 297 ◯副議長(橋本俊哉君) 福祉部長。 298 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。  今のところ、私もそのニュース等、新聞等でいろいろ耳にはするところではありますが、今どこまでできるのかというところをまず検証しなければいけないと思っているところです。  以上です。 299 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 300 ◯11番(戸谷仁史君) 実際、明石市がスタートしているわけですから、多分やろうと思えばできると思うんですね。ただ、そのためにやっぱり法整備等々も必要だと思いますので、これが本当に対策として有効なのであれば、しっかりと検討していただきたいと考えております。よろしくお願いします。  次に、不登校と貧困についてはどのように考えておられるでしょうか。不登校につきましては、現在、かたらい教室が開設されておりまして、個別に非常に対応されていると。このすばらしいところは、不登校対策にもかかわらず、最終目標が学校へ行くことじゃないんですよね。そこがすばらしいところだと思うんですけども、こういうところで、やっぱり個別対応しておりますので、貧困が発見される場合もあると思うんですね。そういう場合に、貧困に対して具体的な支援というのは、ここを通じて行ったりというのはできるのでしょうか。 301 ◯副議長(橋本俊哉君) 教育委員会事務局長。 302 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。  青少年センターの方で実施させていただいております適応指導教室、その中でさまざまな相談を受けております。その全てが貧困による要因であるとかというのは、全てがそうではございません。そのケース、ケースに基づいて関係機関の方へつなげる役目というところで実施させていただいております。  以上でございます。 303 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 304 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  本当に子どもの貧困って、いろんなところに潜んでいると思うんですね。それをどうやって発見してあげるか、そして、どうやって手を差し伸べてあげるかというところで、このかたらい教室も有効に使えると思うので、しっかりと考えていただきたいと思います。  今回のこの子どもの貧困の問題について、例えば福祉部であったり、保健部であったり、教育であったり、企画であったりと、さまざまな場所での協力が必要だと考えます。これについてはどのように協議されているのでしょうか。 305 ◯副議長(橋本俊哉君) 福祉部長。 306 ◯福祉部長(大中和彦君) まず、本市といたしまして、貧困につきましては、経済的な貧困だけではなく、いじめや虐待などの精神的、また精神や身体障がいのものから来る社会的な要因もあるかとは考えております。今は虐待防止ネットワーク、また見守り協定などから、そのような貧困の子どもたちを、まず、どのようになっているのかということをしっかり把握した上で、どういう支援がつなげていけるのかということをしっかり考えて、やっていきたいということで、虐待防止ネットワークや見守り協定の協議などをしながら、今は貧困の子どもたちの支援に努めているところです。  以上です。 307 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 308 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  本当に1つの部署でできる話ではないので、しっかりと協力関係を築いていただいて、綿密に連絡をとっていただいて進めていただきたいと思います。  最後に、子どもの貧困対策を行っていく上で大事な取り組み姿勢について、私は子どもの視点で連鎖を断つこと、学校をプラットフォームにすること、子どもの養育に関して困難度が高い世帯への優先的な支援、全市的な取り組み、地域との協議、継続的な取り組み、自治体間の交流と国等への働きかけ、こういうことが必要だと考えております。そういう姿勢も含めて、大和高田市としても子どもたちの笑顔のために、しっかりと取り組んでいただくようにお願いしておきます。  次、よろしくお願いします。 309 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 310 ◯環境建設部長(勝山孝君) 11番戸谷議員の小さな命との共存、猫についてのご質問にお答え申し上げます。  今年度におきましても、飼い主のいない猫の庭などへのふん尿の被害、繁殖期の猫の鳴き声の苦情が多く、地域の環境問題となっております。苦情件数についてでございますが、今年度の猫に関する苦情は17件で、若干の減少方向ではございますが、その9割近くが飼い主のいない猫の原因が現状でございます。この問題の解決といたしましては、飼い主のいない猫を減らすことや、飼い猫の室内飼育など適正飼育の普及啓発が必要と考えております。  次に、地域の環境問題ということでございますが、議員ご指摘のとおり、本市といたしましても、地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意のもと、不妊去勢手術、周辺美化など、地域のルールに基づいて適正に飼育管理し、これ以上数をふやさず、一代限りの生を全うさせることができれば理想であるとは考えています。しかし、地域住民の猫に対する考え方も多様であることから、課題も多いと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、犬についてでございますが、犬の苦情件数でございますが、最も多いのがふん尿で15件、全体の半数を占め、鳴き声、放し飼いなどと続いており、ここ数年、この傾向には変化は見られないところでございます。ふん尿の放置の対応につきましては、その原因が飼い主のマナーの問題でございます。その場で直接指導するタイミングも難しいため、主に飼い主のマナーの向上を図る啓発活動として、ポスターの掲示や定期的な広報誌への掲載が中心となっております。  以上、よろしくお願い申し上げます。 311 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 312 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  まず、猫の方から行きますけども、飼い主のいない猫によるトラブルとして、先ほど申されたように、庭にふんをされるとか、発情時の鳴き声、子どもが生まれるということについて、いろいろ来ていると思うんですけども、市としてはどのように対応されるかということで、まず、飼い主のいない猫に餌やりをされている方がいらっしゃると思うんですけども、餌やりをとめてくれと言われた場合には、どのように対応されるでしょうか。 313 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 314 ◯環境建設部長(勝山孝君) まず、飼い主のいない猫を確認しまして、餌やりさんに不妊去勢手術の説明、実施の了解、そして、餌の与え方に関して適切な餌のやり方の指導を行っています。よろしくお願いします。 315 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 316 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  これ、単に餌やりをやめてくれと言われたからといって、餌をやるのをやめてしまうと、結局ごみをあさったりするので、単純に餌やりをやめてくれという指導をされていないということで、1つ安心しました。  では、猫に関しまして、犬と同様に捕獲してくれと言われた場合には、どのように対応されるでしょうか。 317 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 318 ◯環境建設部長(勝山孝君) 犬と同様に捕獲してと言われた場合ですけども、犬の場合は、狂犬病予防法等で捕獲はできますが、猫につきましては根拠となる法律がございませんので、捕獲とか処分するようなことは行えません。  以上です。 319 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 320 ◯11番(戸谷仁史君) それでは、猫を違う場所に持っていってくれと言われた場合には、どのように対応されるでしょうか。 321 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 322 ◯環境建設部長(勝山孝君) 猫を違う場所に持っていってほしいと言われた場合ですけども、この場合におきましても、動物愛護管理法におきまして、愛護動物というふうになっておりますので、動物愛護管理法の44条の遺棄ということに当たり、100万円以下の罰金というふうになっております。
     以上です。 323 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 324 ◯11番(戸谷仁史君) では、猫を全て保護してくれと言われた場合には、どのように対応されるでしょうか。 325 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 326 ◯環境建設部長(勝山孝君) この場合におきまして、保護していただいた人の、この場合も大きな負担となりますので、多頭飼育崩壊予備軍というふうにもなりかねなく、そういった保護にも、かなり限界がございます。  以上でございます。 327 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 328 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  結局このトラブルを単純に解消するという方法は非常に難しいということなんですね。と考えますと、飼い主のいない猫をその場所からどこかへ持っていくという方法はとれないんですよ。と考えますと、共存していくしかないということになると思うんです。できるだけトラブルをなくす、もしくは軽減する方向で考える必要があると思うんですね。  例えば、ふん尿に関しましては、トイレをつくるということで軽減される場合もあります。また、不妊去勢手術をすることによってマーキングをする必要がなくなりますので、尿のにおいは軽減されると聞いております。また、鳴き声に関しても、発情期がなくなりますので、非常に軽減されると聞いておりますので、地域猫として共存していくしかないのかなと感じております。  まちづくり事業の一環として、飼い主のいない猫によるトラブルを解決するためには、結局地域の問題として取り組む必要があると考えております。単なる動物愛護とか、猫の擁護という問題ではなくて、地域の環境衛生向上を目指す活動として、人と飼い主のいない猫が共生できるまちづくりが必要と考えておりますけれども、大和高田市としてはどのようにお考えでしょうか。 329 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 330 ◯環境建設部長(勝山孝君) 飼い主のいない猫を把握するとともに、餌のやり方やふん尿の管理、不妊去勢手術の徹底、周辺美化など、地域のルールに基づいて適切に飼育管理されることが理想であると考えております。ご理解よろしくお願いします。 331 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 332 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  そのような活動の一環として、県もモデル事業をやっておりまして、今年度は県のモデル事業として、環境衛生課の協力のもと、片塩、北片塩、奥田、根成柿でTNRを実施されました。その結果はどうだったでしょうか。 333 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 334 ◯環境建設部長(勝山孝君) 令和元年度は4地区を実施いたしまして、59匹の不妊去勢手術を行いました。  以上でございます。 335 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 336 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  少しは地域によっては改善されたかと思うんですけども、今回、環境衛生課とボランティアさん等の協力で行われたと思いますけれども、これに対して実施された地域の方々からの反応というのは、どのようなものだったでしょうか。 337 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 338 ◯環境建設部長(勝山孝君) 地域の方々はどのような反応だったかということでございますが、TNRの実施にはご理解していただきましたが、協力の方までしていただくようなことまでには至りませんでした。  以上でございます。 339 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 340 ◯11番(戸谷仁史君) なかなか協力してもらうところまで行こうとすると、やっぱりかなり結果というのが求められると思うんですね。今回、かなりの数、TNRをされて、これで猫による被害というのが軽減されたという結果がしっかりと出てくるようになれば、こういう結果になりますのでということで紹介できると思うので、その後も猫の頭数、苦情の数などをしっかり見守っていただけたらと思います。  こういう活動について、大和高田市は環境衛生課もかなり協力的なんですけども、ボランティアさんがかなりやっていただいているんですね。ちょっとボランティアさんの活動について、少しだけ紹介させていただきます。ボランティアさんのおかげで、昨年度、子猫を保健所に持っていく数はゼロになりました。そして、地元啓発と譲渡をかねて、毎月第2土曜日に近鉄大和高田駅前で譲渡会が行われており、この譲渡会ももう3年目となっております。また、2年前、市内で81匹という自宅内多頭崩壊寸前の案件が発覚しました。これについてもボランティアさんの方で全頭手術を行って、譲渡も進めていただいております。また、高田高校から赤ちゃん猫の持ち込みが3件ほどありまして、老人の屋外飼い猫14匹を発見していただき、全頭を手術していただいております。今年度は、先ほどの県のモデル事業だけでなくて、公益財団法人どうぶつ基金の行政枠チケットによって20頭、個人どうぶつ基金チケットにより30頭のTNRが行われております。  ただ、どうぶつ基金のチケットについても限界があります。これに関してはボランティアさんたちが自己資金でやられているんですね。そもそもこの問題は地域の住環境の問題であって、一部のボランティアさんたちに解決を丸投げするというのは少し違うような気がするんですね。では、これは本来であれば市が解決すべき問題だと私は考えますけれども、市としてはどのようにお考えでしょうか。 341 ◯副議長(橋本俊哉君) 建設環境部長。 342 ◯環境建設部長(勝山孝君) ボランティアさんたちの協力には本当に感謝しております。市といたしましても、どうぶつ基金行政枠チケットをふやすなどして、今後考えていきたいと思っております。ご理解よろしくお願いいたします。 343 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 344 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  実際、市がやるとしても、資金の問題もありますよね。昨年、一般質問でもさせてもらいましたけども、ふるさと納税によって、この資金を調達するということも考えられると思うんですね。実際、生駒市であったり、福岡市であったりというのでやられていて、実際にふるさと納税でお金も集まっていると思うんですけども、昨年、私が言わせてもらったんですけど、今年度はされていないと思うんですけども、今後どのようにお考えでしょうか。 345 ◯副議長(橋本俊哉君) 企画政策部長。 346 ◯企画政策部長(仲田智彦君) ただいまの議員のおただしでございます。  他の自治体では、ふるさと納税を活用して、そういった関連の費用を募っているところというのは認識はしております。ただ、本市につきましては、今、具体的に使途を定めた寄附を募る方法は採用していないところでございます。今、議員おっしゃっているように、猫に限らずいろんな問題で、そういった形の使途を定めた寄附を全般に、今後も研究課題の1つかなと考えておりますので、しっかり考えていきたいと思っております。よろしくお願いします。 347 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 348 ◯11番(戸谷仁史君) 多分、去年と同じ答弁だと思うんですけども、実際、お金って有限なので、どこかから持ってくるしかないんですよ。どうしても優先的な事項ってあると思うんですけども、市としては優先的じゃないけれども、市民としては関心ある事項ってあると思うんですね。それこそ、この猫の問題であったり、図書館の本の問題であったりもそうなんですけども、本でもかなり寄附金でやっている部分も多いと思うんですね。そういうのも含めて広く募るという意味では、ふるさと納税というのは非常に有効な手段だと思いますので、しっかりと考えていただきたいと要望しておきます。  私は、奈良市であったり、生駒市、大和郡山市、橿原市のように、TNRに関しましても助成金が必要だと考えております。また、奈良市に関しましては、ミルクボランティアについても1頭につきという形で助成金を出しております。その財源として、ふるさと納税を考えて、資金をそうやって、ふるさと納税で募ることにより、より広くこの事業をやっていくべきだと考えておりますが、それについてはどのようにお考えでしょうか。 349 ◯副議長(橋本俊哉君) 企画政策部長。 350 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 先ほどの答弁と同じになりますけども、そういった形、しっかりまた考えて、研究はしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 351 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 352 ◯11番(戸谷仁史君) しっかり考えていただいて、一日も早い実現をお願いしておきます。  この小さな命の問題について、図書館にもボランティアさんから絵本を寄附していただいております。『のら猫の命をつなぐ物語 家族になる日』という本が以前寄附されたんですけども、これ、副市長が読んでいただいたと聞いているんですけども、どのような印象を受けられましたでしょうか。 353 ◯副議長(橋本俊哉君) 松田副市長。 354 ◯副市長(松田秀雄君) 実は、全部が全部、その1冊、よう読んでないです。ただ、正直言いますと、手元にその本を預かって、置いていることは事実です。なかなか写真も多く、楽しい写真だし、ぜひ読ませていただきたいと思っています。 355 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 356 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。どういう問題なのかというのを実際に見ていく上では、ボリュームとしてはかなりあるのかもしれないんですけども、読んでいただけたらと思います。  今年度、今年、クラウドファンディングで資金を募られて、つくられた絵本がありまして、これなんですけどね。『お母さんのらねこのおはなし』という本がありまして、これ、日本語だけじゃなくて英文も入っているんですね。そういう使い方も含めて、これ、クラウドファンディングで資金を募られて、大阪府内に配布する予定だったんですけども、その分で余った分がありまして、その分を本市でもらえないかということでボランティアさんに尽力していただきました。それによりまして、小学校に8冊、幼稚園に6冊、図書館に1冊、保育所6冊、認定こども園2冊、市民交流センター1冊、私立の保育園に5冊、受け入れていただいたと聞いております。このとき、学校教育課、生涯学習課、保育課の皆さんが非常に快く協力いただいたと聞いております。前回の本も含めて、小さな命の問題について、子どもたちの教育の一環として、この本を役立てていただけたらなと要望しておきます。  また、図書館にも入りますので、これ、誰でも読めますので、市長にも次の副市長にも読んでいただいて、絵本なので、それこそ一瞬で読めますので、ちょっと読んでいただいて、どのように感じるか、感じてもらうことがあればいいかなと思います。  次に、市民への啓発活動として、市政だよりに譲渡会、ボランティアの募集など、さまざまな形で協力はしていただいていると聞いております。しかしながら、解決方法など、なかなか市民の皆さんに周知するというのが難しい現状だと感じておりますが、本市については、どのように周知を行っていこうと考えていらっしゃるでしょうか。 357 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 358 ◯環境建設部長(勝山孝君) 市民の皆様に周知する、難しいことにつきましては重々感じております。これからも引き続き、現在実施しております啓発活動を続けながら、新たな周知方法におきましても考えてまいりたいと思っておりますので、どうかご理解よろしくお願いいたします。 359 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 360 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  これに関しましても、今ホームページの方、餌のやり方とかということも含めて、TNRのこともホームページに載せていただいていると思います。そういう形で、いろんな形で啓発していかないと難しいと思います。周知するのに10年ぐらいかかると聞いております。東京に関しましては、練馬区等々で非常に進んでおるのですけれども、それでも10年かかったと聞いております。それぐらい時間がかかるものだと思うし、難しい問題だと思うので、しっかりと周知徹底することも大事ですので、これからもいろんな方法を考えていただけたらと要望しておきます。  最後に、現在、ボランティアさんの協力のもと、少しずつでも環境の問題を改善していこうと思っていらっしゃると思うんですけども、これ、実際、ボランティアさんたちの限界が来ると思うんですね。早くやらないと、虫歯と一緒で、手を加えないと、なくなることはないんですよ。悪化するばっかりなんですね。実際に本腰を入れてやろうとしたときに、もうすでにボランティアさんたちに限界が訪れていて無理だということになると、本当に一からまたやり直すことになると思うんです。だから、そうならないうちに、今のうちに、今すぐにやっていけば、地域の環境の問題、改善が進んでいくと思いますので、ほかの市も、生駒市等々はかなり進んでいると聞いております。京都市は条例化でかなり厳しい処置をされていると。神戸市に至りましては、TNRするのに職員が総出でTNRしにいくと。市全体でさっさとやってしまって、市全体の環境を一遍に変えてしまおうということでやっておられると聞いております。そこまですぐにしろというのは、かなり難しいかと思うんですけども、こういう問題ですので、住環境の問題ですので、人口減少対策としても非常に重要です。  やっぱり市民感情として、世の中がこういう小さな命の問題に関して、ないがしろにしないという方向で世の中の世論も流れている今こそ、スタートするにはちょうど絶好の機会だと思いますので、しっかりと進めていっていただきたいと思います。  次、犬についての問題なんですけども、ポスターで啓発されているということなんですけども、ポスターの配布については、どのようにされているんでしょうか。 361 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 362 ◯環境建設部長(勝山孝君) ポスターにつきましては、お問い合わせがございましたら、環境衛生課の窓口の方に来ていただきまして、必要部数を配布しております。  以上でございます。 363 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 364 ◯11番(戸谷仁史君) このポスターのことも、知っておられる方は多分もらいに来て、張っておられると思うんです。自治会によっては、たくさん張っておられるところもあるんですけども、場所によっては、犬の被害は出ているけども、ポスターを張っていないところもあるんですね。だから、そういうポスターがあるということをまず周知してもらうことも大事だと思うので、そこも頑張っていただきたいと思います。  現在、高田葛城ワンワンお散歩パトロール隊というのが行われておりまして、愛犬とお散歩時間で安心して暮らせるまちづくりの活動を行っておられます。そして、春・秋の年2回、警察と一緒にパトロールされていると聞いておりますけども、この活動をこういうマナー啓発に利用してはどうかと思うんですけども、それについてはどのようにお考えでしょうか。 365 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 366 ◯環境建設部長(勝山孝君) マナー向上のための啓発活動としましては、非常に有効だと考えています。また、活動状況を把握し、調査させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 367 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 368 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。市全体での活動ではないかと思うので、これをしっかり知ってもらって、これを市全体に広げたら非常に有効かなと思います。  マナー向上のための啓発活動だけじゃなくて、お散歩に行かれるわけですから、地域の見回りにも利用するというのは非常に有効だと思うんですね。これに関しましては、和歌山市において、ぼうはんパトロール犬という事業が行われていまして、お散歩のときに防犯に関心を持って周囲を見てもらったり、子どもたちの見守りを行う事業となっております。飼い主は市から支給されるエチケットバッグを持って、愛犬にぼうはんパトロール犬のバンダナを巻いてお散歩していただくと、ただ単にこれだけの簡単なことなんです。ただ、こうやってやっていくことによって、地域の見守り活動として地域に貢献するということで、より地域とのあつれきを生みにくい。地域に溶け込みやすい環境が生まれると思うんですね。やっぱり地域の方で、ふん尿で困られている方からしたら、犬が散歩していると、いい気がしない方もいらっしゃいます。ただ、そういう見回り活動を兼ねるとなれば、地域の目も違うと思うんですけども、これは非常にマナーアップの啓発、地域の見守り、地域の共存という3点につきまして、一石三鳥だと思うんですけども、そのような活動は考えておられるでしょうか。 369 ◯副議長(橋本俊哉君) 環境建設部長。 370 ◯環境建設部長(勝山孝君) 本市におきましても、和歌山市のような工夫したマナーアップの啓発方法につきましては、考えていかなければならないと思っております。  以上、よろしくお願いいたします。 371 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 372 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  あと、地域包括支援課も、これ、関係している部分があると思うんです。そういう面も含めて、どうしても環境衛生課だけじゃなくて、自治振興課であったり、企画広報課であったり、地域包括支援課であったりという、これもさまざまな部署が協力していく必要があると思うんですけども、これについてはどのようにお考えでしょうか。 373 ◯副議長(橋本俊哉君) 保健部長。 374 ◯保健部長(佐藤博美君) 地域包括支援課の方におきましても、地域におきますさまざまな生活支援の協議体等も発足しておりますので、そういった場にもはからせていただく機会があれば、お話を伺っていきたいというふうに思っております。  以上です。 375 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 376 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当に1つの課でできないことばかりなので、しっかりと連携を考えていただきたいと思います。  今回、子どもの貧困、小さな命との共存、2点について質問させていただきました。これ、どちらも一個、担当課だけで済む問題じゃなくて、いろんな課で他の部門と連携することが必要だと思うんですけども、本市において、他の課との連携はうまくいっていないというふうに感じるんですね。どうしても担当課はここと決めて、そこが中心になって動いていると。でも、なかなかほかの担当課に動いてくれというのは非常に言いにくい。そのために部長会議等々があるとは思うんですけども、これに関して市長はどのようにお感じでしょうか。 377 ◯副議長(橋本俊哉君) 堀内市長。 378 ◯市長(堀内大造君) ただいまの議員のおただしにお答えします。  部長会議にて、そういったことも検討してまいりますけども、今後、そういうことのないよう、連携してやっていきたいと思います。 379 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 380 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  こういう問題って、解決方法はいろいろあると思うんですけど、まず1つ目は、市長もしくは副市長が頭に立ってやるというのが1つの方法だと思うんです。ただ、こんなことをやっていると、それこそ市長、副市長の業務というのは多岐多様にわたりますので、物理的にやっぱりかなり厳しいかと思うんですね。そうなったときに、じゃ、どうすればいいかと思うと、やっぱり専属の担当課をつくるというのがいいかなと思うんです。例えば子どもの貧困であれば、子どもの貧困対策課、子どもの未来笑顔課とか、そんな課の名前をつけて、それぞれ今担当している部署、福祉部であったり、教育委員会であったりというところから、兼任でもいいから人を入れて、実際にはその担当課一個でできるわけではないんですけど、そういう課をつくって、協力体制を敷いていくなど、やっていけばいいのかなと思うんです。  市長肝いりのeスポーツも多分そうだと思うんですよね。eスポーツ課をつくって、大和高田市はeスポーツを頑張っていくんだというのを見せるという意味でも、やっぱりいろんな課が協力して、今eスポーツもやっていると思うんですね。そういうのを進めていくためには、1つの独立した担当課というのが、やっぱり必要になってくると思うんですけども、それについてはどのようにお考えでしょうか。 381 ◯副議長(橋本俊哉君) 企画政策部長。 382 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 議員、いろんな貴重なご意見ありがとうございます。しっかり頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。 383 ◯副議長(橋本俊哉君) 11番戸谷仁史議員。 384 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  本当に今、横のつながりというのも非常に重要になってきていると思うんです。縦に関しては、かなり綿密な関係が築けているんですけど、横の関係というのは非常に難しいので、どうやって連携をとっていくかもしっかり考えていただきたいと思います。  今回、手を尽くす、心を尽くすということから2点質問させていただきました。私自身も大和高田市が少しでもいい市になるように手を尽くし、心を尽くし、今すぐに、ひたすらに、真っすぐに頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 385 ◯副議長(橋本俊哉君) 暫時休憩します。15時55分に再開します。            午後3時40分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
               午後3時55分再開 386 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  本日の会議時間は、あらかじめこれを延長いたします。  次に、12番森本尚順議員の発言を許します。12番森本尚順議員。            〔12番(森本尚順君)登壇〕 387 ◯12番(森本尚順君) 議長のお許しをいただきまして、日本維新の会、会派絆の森本尚順より一般質問させていただきます。  まず初めに、新型コロナウイルス感染症対応についてお聞きいたします。若干、植田議員との質問がかぶっておりますが、お許しください。  現在、大和高田市では、小中学校は3月2日から3月24日まで児童の預かり実施(小学校1年から3年生及び特別支援学級の児童)、高田商業高等学校は3月2日から3月19日まで臨時休校措置をとられています。児童ホームは午前8時半から18時まで開所されています。市及び教育委員会主催事業のイベントは原則中止または延期されております。といった新型コロナウイルス感染症防止の対応をとっておられますが、ほとんどが厚生労働省や内閣官房の国の対策です。大和高田市独自の対応を何かされていますか。例えば大阪市が4月から予定しております給食費の無料化のようなもので、あれば教えていただきたいと思います。  次に、今後の大和高田市の小中学校について。  大和高田市では、平成10年生まれの方が約700人、平成20年生まれの方が516人、平成30年生まれの方が339人と少子化が進んでいます。これは大和高田市だけではなく、全国で少子化が進んでおります。今後、少子化に伴う学校の小規模化がさらに進むことが予想される中、将来にわたって子どもが生きる力を養うことができる学校教育を保障する観点から、学校の適正配置のあり方について検討することが必要であると考えますが、教育長にお尋ねいたします。大和高田市では、公立小学校・中学校の適正規模、適正配置等に関して、どのようなお考えを持たれているのでしょうか。  最後に、先日、大和高田市改良住宅の居住権売買について一部報道されました。記事の内容は、大和高田市が1970年から80年代を中心に整備し、公費で修繕・管理している改良住宅計467戸の1割以上で、入居資格のある住民が死亡した後も別の人が無届けで居住していることが明らかになった。市はこれまでも半ば状況を把握していたが、家賃振込通知書などが宛先不明で返送されてきても職員が直接家まで届けるだけで、積極的に事態解明をしてこなかった。市は現在も詳しく調べる予定はないという記事が毎日新聞に載っておりました。  きょう、読み上げるに当たりまして、新聞社の方へ許可はとっておりますので、問題がないと思います。  内容についてですが、本当にこういった内容で間違いないのでしょうか。市長、お答え、よろしくお願いいたします。  壇上での質問は以上とします。 388 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 389 ◯保健部長(佐藤博美君) 12番森本議員のコロナウイルスについてのご質問にお答え申し上げます。  新型コロナウイルスへの対応につきましては、基本的な感染症予防対策を市民の皆様にお願いしておりますが、まだ不明な点も多く、国や県からの情報や保健所からの指導により対策を講じているところであります。  大和高田市独自の対応といたしましては、市民への啓発や注意喚起として、1月24日からホームページに情報提供し、随時更新するとともに、トップページへのバナーと重要なお知らせ欄を設け、各課が発するコロナ関連の情報にリンクさせ、ごらんいただけるようにいたしました。  さらに、相談窓口と感染予防のチラシの配布やポスター掲示を行うとともに、3月10日から市民課とコスモスプラザのテレビモニターと広報車での感染予防の啓発を行っており、市内3か所での電子掲示板にも掲載しております。  市庁舎をはじめ市関連施設では2時間おきに一斉換気を行ったり、窓口が混雑しないように工夫していただき、トイレ等に手洗いのポスターを掲示したりして感染予防に努めております。  また、緊急的な体制づくりとして、新型コロナウイルス感染症対策本部を3月3日に設置し、市、消防、医師会、病院が一堂に会し、中和保健所長から改めて新型コロナウイルスについての講義を受け、現状報告や意見交換をいたしました。  さらに、市医師会と市内3病院の感染症担当者会議を開催し、情報交換していただく機会を設け、病院での感染拡大予防について話し合い、開業医からの受診ルートの確認等をしていただきました。  4月以降、高齢者や乳幼児等ハイリスク者への対応と広い予防対策を行う予定にしております。  現在、国や県から次々に通知が出されており、各種相談に応じたり、確定申告期間の延長やイベント中止等に伴う調整をしているところでございます。特別措置法において新型コロナウイルスが対象疾患となり、さらに講ずべき措置に対して迅速に対応していきたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 390 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 391 ◯12番(森本尚順君) ありがとうございます。  頑張っていただいているのはよくわかっておるんですが、まず、午前中最初にも植田議員の方から指摘がありましたが、この感染症対策、今、資料を、議長のお許しをいただきまして、皆さん方にお渡ししています。本当にこれ、見えません。忙しい中でも、これから、きょうも午前中に予算が通っていますけども、また38万3,000円ですか、予算を取られて、またチラシをつくられると思うんですけども、やはりこういうものをつくられて、そして市民に渡す、時間がなかった、それはよくわかります。でも、昨日、私、市役所の1階ロビーで、市政だよりがテレビの横にたくさん置かれていますので、それをちょっと見させていただいたら、これ、入っていないんですよ。なぜ入っていないんですかね。市民に配るためにつくられたのであれば、なぜ市役所に置いているもの、あれは町内会に入っておられない人が多分とりに来られるものも入っておるんです。なぜ入っていないのか、ご答弁いただけますか。 392 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 393 ◯保健部長(佐藤博美君) 大変申しわけございません。私、1階に置く3月分につきまして、私の手の届く範囲で、中のチラシを抜いて、差し込みをさせていただいたんですが、今置かれている分に関しては、私の方で差しかえができておりませんでした。申しわけございません。今後、置きます分は、広報担当の方にも、言いまして、挟み込みをさせていただきたいと思います。大変申しわけございませんでした。 394 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 395 ◯12番(森本尚順君) あともう1つ、この下に「大和高田市」と書いていますが、これは厚生労働省のホームページでは、「空白の部分に保健所等の連絡先を記載してお使いください」と書かれているんです。私、思うには、国語辞典も調べましたよ、大和高田市というのは固有名詞であって、連絡先というのは通常、一般的には電話番号であるとか、住所であると思うんです。このチラシは幾ら厚生労働省や県が送ってきたといっても、やはり大和高田市の電話番号を入れておくべきじゃないのかなと思うんですけど、これはミスプリントをしたから、問い合わせがあったら、かなわんから、わざと連絡先を抜いてあるのか。この辺どうなんですか。 396 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 397 ◯保健部長(佐藤博美君) 今ご指摘の点につきましては、この2月19日の時点で、市民の皆様がお電話をいただいている先が大変多種多様になっておりました。健康状態につきましては、保健センターの方にお電話をいただいたり、また、私のところにも直接、保健部長宛てに電話をいただいたり、また、それ以外、学校教育課ですとか、さまざまなところにお電話をいただいておりました。それで、この時点で電話番号を入れさせていただくのが決まりにくかったものですから、入れさせていただくことができませんでした。  以上です。 398 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 399 ◯12番(森本尚順君) ということは、こういう大切な、税金を使って市の広報誌に挟み込んでするものも、全て忙しかったから省略、省略と。佐藤部長1人でこれ、決めて、佐藤部長1人の決裁でこれをされているわけなんですか。やはり市民の人も、この2月19日ですか、この時点でしたら、まだそんなに人数もふえてなかったころかなと思うんですけども、やはりちゃんと保健所なのか、大和高田市の何々課と表記して、窓口を一本にする方が、あっちやこっちやで振らんでもいいんじゃないんですか。当然、高田市の場合、代表番号へ電話します。そしたら電話交換がどこかへ振るわけですよね。現在も結局、電話がかかってきても、コロナのことについてと仮に電話があった場合、どう対応されているんですか。 400 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 401 ◯保健部長(佐藤博美君) ただいま森本議員ご指摘のとおり、2月19日の段階では、これを出したタイミングといいますのが、中に書いてあります、厚生労働省の方から37度5分以上の発熱が4日以上続いているという、この条件が出されたすぐ後でございました。保健所の方からもコロナウイルスに関する相談については、裏面に書かれておりますように、一般的なご相談は保健所の方へ、そして、ちょうどこのときに帰国者・接触者相談センターの方が活動を始めたところでございましたし、県庁の方も電話番号の方が専用ダイヤルに変わったところでございましたので、そちらの方のお電話番号に関しては、こちらの裏面の方に載せさせていただいたというところでございます。  また、現在の対応に関しましては、電話交換の方に、まずどういう内容なのかをお聞きいただいた上で、大変多種多様にわたっておりまして、税金の問題であるとか、そうすると税務課の方へ、そして、例えば企業さんのご相談の関係については産業振興課の方へ、また、子どもさんの内容については児童福祉課や学校教育課の方へ、そして、それ以外の対応につきましては、クレーム等も含めて、ほぼ私の方にお電話をつないでいただいているというような状況でございます。 402 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 403 ◯12番(森本尚順君) まあ今後はちゃんと。  最後に、副市長にお聞きしますけども、また予算が入っているということは、こういうものをつくる……。でも、副市長、もうおやめですから、じゃ、市長。申しわけないです。予算にも入っていますこのチラシ、多分恐らくつくろうと思って予算を入れていると思うんです。市長決裁じゃなくても、少なくとも佐藤部長とほかの部局との合議で、ちゃんとチェックして、そして、子どもさんからお年寄りまで、ちゃんと見やすく見れる、そして厚生労働省やほかの省庁が言っている、連絡先を入れてくれと言うんやったら連絡先もちゃんと入っているか、確認してつくっていただけるかどうか、お答えいただけますか。 404 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 405 ◯市長(堀内大造君) この件に関しましては、植田議員のときにもありましたように、市民から直接話はいただいているということなので、やはりこういった行政でつくるものにあっては、きっちりしたものをつくっていきたいと思っています。 406 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 407 ◯12番(森本尚順君) ありがとうございます。  次に、マスク、質疑もさせていただいたんですが、3回しかできませんので、一般質問もあることですので、質疑は省きましたけども、きょう朝、佐藤部長が大和高田市としてマスクを市民に配るという予算だと言っていただいたんですが、5万5,000枚あります。これ、いつを目標に、どのような条件でどういうふうに配ろうとお考えなんでしょうか。大和高田市、きょう、佐藤部長も言われました、2万9,000世帯あるわけですよ。2枚も配れない状態なんですね。だから、どういう条件で配布しようとされているのか、お答えいただけますか。 408 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 409 ◯保健部長(佐藤博美君) 今、マスクの問題につきましては、ご存じのように、入荷が大変困難でございます。今、増産体制が敷かれているという状況ではございますけれども、医療機関も含め、今、本当にいつどれだけ入ってくるかというのがわからない状況で、恐らく医療機関であるとか、介護施設の方に入った後に、行政でありますとか、一般の小売店の方に潤沢に回ってくるのかなというふうに感じております。めどといたしましては、入り次第ということで、発注は一度にではなくて、入り次第少しずつ入れていただく予定にはまずしているということと、それから、市民さんへお配りすると申し上げましたのは、皆さんに1枚ずつお配りするという、そういう意味ではございませんで、やはりまずハイリスク者の方々がマスクをつけずに医療機関に行かれるようなことがありましたら問題でございますので、そういったハイリスク者の方を優先にしていくことと、それから、今、1つ懸念しておりますのは、感染者がもし地域に出た場合に、その身近な地域の方々の濃厚接触の危険性が強まったときに、恐らく市にもたくさんの問い合わせがあろうかと思っております。そういったさまざまなことを想定しての枚数というふうにお考えいただければと思っております。  以上でございます。 410 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 411 ◯12番(森本尚順君) たしか私、聞きましたところ、10年前に大和高田市が新型インフルエンザの関係で1万枚の備蓄品があると聞いております。そのマスクは現在どうなっておるんでしょうか。 412 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 413 ◯保健部長(佐藤博美君) 今ご指摘のように、10年前、2009年でございますが、SARS対策のマスクを購入いたしました。そして、そのマスクに関しましては、製造のところに確認しましたところ、普通は5年程度、保管の状況によってもということですが、5年程度の期限を見込んでいるというふうには伺ってはいます。実際にその1万枚に関しましては、今回、保健センターの方に、外の倉庫と、それから中に置いてございました。在庫としてございました。それについては、まず市の方の確定申告の窓口でありますとか、それからきょうもありますけど、いろんな会議ですとか、短時間でご利用いただけるところに、物が10年前のものでございますので、短時間利用をしていただけるようなところであるとか、出席者の方々がその場で破損したときに、つけかえていただくものとして少しずつ出させていただいております。  現在、出させていただきましたのが、市の関係の、例えば卒業式のご父兄の方々がマスクをお忘れになられたり、その場で破損された場合とか、それからあと、病院関係、それから介護施設関係に少しずつ、条件をつけまして、そういった10年前のでも、もらっていただけるのならばということで、お渡しさせていただきました。  以上です。 414 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 415 ◯12番(森本尚順君) 要するに2009年に買って、本来なら5年しか使えないものでしたら、2014年には入れかえておかないといけないものを、今こうなったから、わかっただけの話ということでしょうけども。使えるのであれば、ここにおられる方、つけておられるかどうかわかりませんけど、庁舎へ来られた方とか、今言われているのでしたら、学校とか一部にしか配っていないと思うんですけども、例えば先ほど佐藤部長が言われた高齢者の介護施設でも足りていないようなところもたくさんあると思うんです。保育所の先生ですとか、また学童保育の先生ですとか、たくさん必要なとこって、私はあると思うんです。そういうところへ聞いて、使っていただく。そのかわりちゃんと、こういうものですよと、5年しか使えないものですけども、よかったら使ってくださいというような前置きをしないとだめですけどね。そういうのは考えなかったんですか。 416 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 417 ◯保健部長(佐藤博美君) ただいま森本議員ご指摘の施設は全て配らせていただき、全施設の方に、少しずつですが、お配りさせていただいております。もう完了しております。 418 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 419 ◯12番(森本尚順君) じゃ、何枚残っているんですか。 420 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 421 ◯保健部長(佐藤博美君) 現在、960枚残っております。 422 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 423 ◯12番(森本尚順君) そしたら、そういう約1万枚を、ほかの寝屋川市ですとか、いろんな市町村も10万枚を配ったとか新聞によく載っているじゃないですか。そういうことを、後でも出てきますけども、何かちょっと恥ずかしいような記事ばっかりが載るんじゃなくて、1万枚をそういうところへ市長が記者会見でもして、配りましたとかいうふうなことをこれからやはり発信していかないと、誰もわからないじゃないですか。そう思いませんか、佐藤部長。 424 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 425 ◯保健部長(佐藤博美君) ありがとうございます。  これが本当に10年前のでなければ、そうさせていただきたかったところでございます。ただ、実際のところ、お渡ししました病院の方々、介護施設の方々からはお礼をいただいたりとか、実際にもらいに来ていただくときに、直接、現場の状況を介護保険課なり、保育課の方にお伝えいただくなどのさまざまなメリットもあったというふうに私どもは感じております。どうもありがとうございます。 426 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 427 ◯12番(森本尚順君) このマスクのことについて最後ですけども、先ほど植田議員の質問で、吉村市民部長は災害用のマスクは、私が知っている限りですよ、やはり倉庫的なもので、倉庫と言うたらおかしいな、コンテナみたいなもので湿気もあるでしょうし、いろんな問題があると思うんです、高温になったり。だから、そこには備蓄をしないと言われたと思うんです。しかし、きょう朝の私の質疑に対して、佐藤部長はこの204万5,000円の予算の中から災害用マスクを買うんだと答弁されたんですけども、この災害用マスクというのは、防災用のマスクではなく、一体どのような災害用マスクを、どこに置く分を予算に立てられたのか、お答えいただけますか。 428 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 429 ◯保健部長(佐藤博美君) 今回、備蓄というか、置く分に関しましては、まず保健センター内を想定しております。実際のところ、パンデミックといいますか、今回のこのコロナ災害が感染者、先ほど申し上げましたように、市民お一人でも本当に大字に出れば、大変な状況になってまいりますので、そのときの備蓄としては置いておきたいなというふうには思っております。 430 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 431 ◯12番(森本尚順君) いやいや、そしたら、このマスク50枚入りのものを1,100箱買って5万5,000ですよね。それと子ども用が1箱、それで災害用マスクは、じゃ、この上に上積みして何枚を備蓄用にされるんですか。 432 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 433 ◯保健部長(佐藤博美君) 済みません、先ほどの災害用マスクというのは、その5万枚の中に入っている枚数でございます。 434 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 435 ◯12番(森本尚順君) いや、だから、いつもそうなんですよ。きょう朝、言われたのは、マスク50枚を1,100箱買います。そして子ども用1箱。後に保育所ですとか、また、ジェルが何本ですとか、体温計3本、もう1個のやつが10個とか、本数を全部言われたんですよ。その最後に災害用マスク等も購入いたしますと言われたんです。だから別のものかなと思ったんですけど、今5万5,000に入っていると言われるんでしたら、それでいいですけども、結局5万5,000というのは市民に多分配られないマスクじゃないんですか。入ったところで、これは備蓄しておくものであってね。そのときによって違うと思いますけども、今の計画は、はっきり言って、この5万5,000があした入ったときに、じゃ、どうしようと思いますか。 436 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 437 ◯保健部長(佐藤博美君) 今、例えば5万5,000全部が入った場合にですけれども、当然、優先順位を考えてお配りすることになろうかと思います。現在、先ほど森本議員からもご指摘のありました介護施設、それから病院の状況は大変切実に私どもに伝わってきておりますので、まずは集団発生が起こりやすい施設、入所施設、通所施設、それから当然そういうところは致死率の高い高齢者の方が出入りされておりますので、そういったところへまずお配りすることを考えております。  また、高齢者の方々で透析をされていたりとか、病院にお通いになられたりとか、そういった方々が、これまでならば医療機関側からマスクの提供があったりとか、自動販売機で買えたと。それが今、自動販売機でも買えない状況にあると。そういったお声をいただいておりますので、そのあたりは市内の医療機関の先生方とも協議した上で、そういったハイリスクの方々に渡るすべも考えていきたいというふうには思っております。  それこそ最後、本当に感染者が出た場合には、例えば総代さんを通じてとか、地域の方に、多分相当枚数をお配りすることになるのではないかというふうに考えているところです。 438 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 439 ◯12番(森本尚順君) それは佐藤部長、またそういうことを言われますと、じゃ、市民部長にお聞きしますけど、急にマスクを総代さんを通じて配ってくれと要請があって、そんなん、連携というか、今できているんですか、対策本部とかで。実際どうなんですか。すぐ、じゃ、これ、総代さんを通じて、136大字ですか、何かそれぐらいありますよね、あと、自治会とか。そういったところへすぐに配ってくれといっても、総代さんも、失礼な言い方ですけども、やはり高齢の方も多いじゃないですか。それ、できるんですか。 440 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 441 ◯市民部長(吉村保喜君) この議会が終わりまして、そういう問題が起こったときに、どのような手順で進めるかという本部会議を持とうと思っております。そこでまた決定させていただこうと思っています。 442 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 443 ◯12番(森本尚順君) 結局決まっていないことをまたおっしゃっているんじゃないですか。今、これが終わってから話し合いするとおっしゃっているじゃないですか。  次に、これ、国から、ホームページ等々で載っていますけど、布製のマスク2,000万枚を国で一括購入し、介護施設等に緊急配布する。医療向けマスク1,500万枚を国で一括して必要な医療機関に優先配布する。これは国がその施設に直接渡されるのか、市経由で行くのか、この辺、国なり県との調整というのはどういうふうになっているんですか。 444 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 445 ◯保健部長(佐藤博美君) ただいまのことに関しましては、先日、マスクの在庫確認に関しましては、その指定権者でありますところに調査依頼が来ておりますので、恐らく地域密着型のサービス事業所には市の方から、それから県指定のところには県からの配布ということになろうかと思っております。  また、医療機関の方に関しましては、医師会を通じてのものになると思いますので、市を介することなく医師会の方には渡る予定だと思われます。 446 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 447 ◯12番(森本尚順君) マスクはこれで終わりたいと思いますけども、次に、テレビでもよく聞くんですけども、保護者の休暇取得の支援等ということで、正規・非正規を問わない新たな助成金制度の創設、日額上限8,330円、それと非正規の方が日額4,100円、こういったものはどこへ請求したらいいのかということを聞かれるんですけども、市のどこへ言えばいいんですか。請求ね。 448 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 449 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 現在で私が記憶しているところで、そういった報道はされておりますけども、国とか県の方からまだ通知が来ておりません。事業所の方にこういう助成というか、そういった形で連絡が行くかなとは思っております。そういったところは、例えば商工会議所等とか、いろんなところでは情報は集めていきたいと思っております。その中でまた発信していきたいと思っています。よろしくお願いします。 450 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 451 ◯12番(森本尚順君) この中には、「個人で仕事をする方も支援」なんですよ。私が聞かれているのは、この個人さんから聞かれているんですよ。大きい会社なんか、多分ちゃんと社会保険労務士とかいろいろ、会計士さんとかいろんな方がおられると思うのでね。ただ、これ、個人で仕事をする方も支援するというのがあるんです。この方に聞かれているんですよ。その方に「会社を通じて」、「いやいや、うち、ひとり親方やんか」みたいな話なんですね。わからないということですね。
    452 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 453 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 申しわけございません。今、答弁できるような情報は持っておりません。そういった形ができましたら、できるだけ早目に発信をしていきたいと思っております。よろしくお願いします。 454 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 455 ◯12番(森本尚順君) 次に、学校給食の休止の対応として、当然、給食費を1か月分、もう払われていると思うんですけど、結局食べられたのは数えるほどだと思うんです。政府は4分の3、費用を負担すると言われているんですけども、この4分の3というのもよくわかりませんのでね。まず、給食費、大和高田市の幼小中の給食費、どうなるのかというのを説明していただけますか。 456 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 457 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。  本市学校給食費は年間費用を月数で均等に割った金額で毎月徴収させていただいております。実施回数の多い月、少ない月も同じ額で徴収しています。そのため、3月分給食費の徴収は実施回数の多い月の給食費の不足分の精算額500円と、3月2日月曜日実施の給食1食分の合計を徴収するという形で予定しております。  以上でございます。 458 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 459 ◯12番(森本尚順君) そうしましたら、差額は保護者の口座なりに振り込まれて返金するということでよろしいですか。 460 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 461 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 本市の場合、1か月を経てから徴収という形になりますので、あらかじめ、1食であれば、仮に小学校であれば1食分が260円、精算額500円で760円を3月分として徴収する予定でございます。  以上です。 462 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 463 ◯12番(森本尚順君) わかりました。  次に、その予定されていた給食の納品業者さんとか、牛乳ですとか、今いろいろ問題にもなっていると思うんですけど、この業者さんとか、また給食調理員の委託先の人件費等も、これも場合によったら国が支援してくれるということなんですけども、この辺はどうなるんでしょうか。 464 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 465 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 事業所への補償についてお答え申し上げます。  調理業務を担っている事業所と、3月分の学校給食調理業務委託料の支払いについて現在協議中でございます。教育委員会といたしましては、給食の休止により事業所の負担が不要となった経費を除き、委託料の支払いを考えておりますが、支払いの可否については、今、弁護士と相談し、検討中でございます。  次に、食材を納入している事業所への補償についてのおただしです。  食材を納入している事業所には、2月27日木曜日の段階で納品停止可能な食材を確認し、ほとんどの食材を停止していただきました。  以上でございます。 466 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 467 ◯12番(森本尚順君) それに関連しまして、各教育委員会ですとか、市の例えば市民交流センターでありますとか、体育館もろもろ、施設の掃除業務とか、また管理業務をされている業者さんがおられると思うんです。この期間中、貸館していないわけですから、掃除をされていたら当然支払うものだと思うんですけど、もし市の方が休館にしてしまったから、年間契約のこの3月分だけ掃除代を払わないというのか、契約ですから払いますというのか、その辺どうなんでしょうかね。 468 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 469 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。  例えば文化会館さざんかホールでございますが、確かに貸館事業、自主事業であるイベントにつきましても中止という形をとらせていただいていますが、館内の清掃業務ということになれば、これ、一昨年でしたか、総合管理業務という形で一括して契約している関係上、そこら辺も検討しながら、今後どうしていくかを決めていきたいと考えております。  以上です。 470 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 471 ◯12番(森本尚順君) いや、今、だから、こっちの教育委員会の管轄と市民部とか、いろいろあるじゃないですか、担当を持たれているところね。市として支払うのか、支払わないのか、一致した見解があると思うんですけど。 472 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 473 ◯環境建設部理事(山本善一君) ただいまの質問にお答えさせていただきます。  今、本市の事情で休館をしておりますので、今、施設には職員も配置しておりますので、支払いになると思います。清掃等の支払いになると思います。 474 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 475 ◯12番(森本尚順君) 今、支払っていただけると言っていただいたので、それで安心するんですけども、若干教育委員会の言っていることとずれているので、本当に支払うのか、市長か副市長、ちゃんとこれ、大事なことだと思うので、もし決まっていないんだったら「検討する」でも結構ですから、ちゃんと。 476 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 477 ◯副市長(松田秀雄君) 先ほどの文化会館に類似して言えば、例えば市民交流センターもございます。総合管理という点では、それも総合管理で。ただ、基本的にまだ館を完全に閉館しているといいますか、クローズしているという状況は多分ございません。館はあけながら、業務をしながら、支障のないところについては使うとかいう対応でやっていますので、基本的にはあいていると。それ以上のことは、こちらも精算させていただきます。基本的にはあいている以上、契約も取り交わしている、いわゆる続行中でありますので、業務委託料の支払い方について、そこら、基本的にそういうことだと思うんですが、やっぱり一応精査して確認をとっておきたいと思います。  以上です。 478 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 479 ◯12番(森本尚順君) わかりました。  国の方もいろんな政策で中小企業を支援するという対策とか、たくさんやっていますので、こういうときですけども、やはり市内業者さんの方が多いと聞いておりますので、その下には従業員に支払うという部分もあると思うので、よろしくお願いします。  最後に、現在、新庁舎の工事が進んでおりますけども、聞きますと、やはり中国ですとか韓国でいろんな建築資材をつくっておる関係で、日本へ入ってこない状態が続いていると聞いておるんですけども、この新庁舎も若干そういう部品もあるかなと思うんですけども、その辺、調べていただくように通告してあったんですけども、森本部長、その辺よろしくお願いします。 480 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 481 ◯財務部長(森本佳秀君) ただいまの議員のおただしでございます。  まず、私どもの新庁舎建設工事の中で影響を受けそうなものは、トイレの便器であったり、洗面台であったり、この衛生器具の取りつけ部品、資材、こちらの方が影響を受けそうであるというふうに業者の方から聞いております。また、業者の方もそういった情報を早くから把握してくれていました。ただ、この衛生器具の取りつけ工事が、私どもの工事計画の中では終盤の方でやらせていただくことになりますので、当初は夏ごろの発注を予定しておりましたが、今こういった状況でありますので、業者の方は、まず発注はしてくれています。しかしながら、メーカーの方からの回答は、なかなかはっきりした答えをいただけなくて、納期の方は不明であるというふうに、今のところ回答いただいております。  議員おただしの工期に影響があるかどうかということなんですが、今申しましたように、対象となる工種がもう少し先になりますので、現時点でそれを予測するのは大変難しいというふうに考えております。  以上です。 482 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 483 ◯12番(森本尚順君) ありがとうございます。  そうしましたら、次、小中学校の件についてお願いします。 484 ◯議長(萬津力則君) 教育長。 485 ◯教育長(梶木義敏君) それでは、小中学校の適正規模、適正配置等についてのご質問にお答えいたします。  少子化に伴う学校の小規模化は全国的に進んでおりまして、本市においても学校の適正規模、適正配置について考え始める時期に来ているというふうに認識をしております。小学校の小規模化は個別指導やきめ細かな指導が行き渡り、意見や感想を発表する機会が多いなど、小規模であることの特性を生かした指導の充実が図られるメリットも考えられますが、その一方で、多くの子どもたちと切磋琢磨する環境がつくりにくいなどの課題があることも否定できません。  議員がご指摘いただいています生きる力というのは、児童生徒が集団の中で多様な考え方に触れて、認め合い、協力し合うことなどを通じて育まれる思考力や表現力、社会性を身につけることだというふうに考えております。そして、その力を育むためには、一定の集団規模が確保されていることが望ましいというふうに思うところです。  このようなことから、教育委員会といたしましては、人口動態等を踏まえ、本市としての将来の適正な学校数やその位置、また新たな校区割等についての研究を進める必要性について十分検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 486 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 487 ◯12番(森本尚順君) 以前にも、私、これを一般質問させていただいたんですけども、そのときも当然、一般質問ですから、「検討いたします」とか「相談する」とか、いろいろ最後に言われるんですけども、実際されていないんですけども、本当に新しい教育長はこの問題、例えば来年コンサルを入れる予算をつけるなり、それまでに検討委員会をつくって話し合いをしていくとか、そういった具体な方向性というか、考えていただいておるんでしょうか。 488 ◯議長(萬津力則君) 教育長。 489 ◯教育長(梶木義敏君) 今、議員がおっしゃいましたようなコンサル、あるいは検討委員会のことでございますが、時期は明確に申すというところまで進んでいるわけではございませんが、今後、このように児童生徒数の減少が引き続き見込まれるような状況がございますので、関係者とか有識者などによる検討委員会を立ち上げて検討を始めていくということも十分視野に入れながら進めていく必要があるというのは認識しております。  いずれにしましても、学校の適正規模とか適正配置とかの検討というのは、さまざまな要素が非常に絡み合うような困難な課題だというふうに思っております。学校規模だけを重視するという余り、無理な計画になるようなことはあってはならないと思いますので、児童生徒の教育条件の改善というのを、やはり議論の中心に据えながら、学校教育の目的とか目標をよりよく実現するために、慎重かつ丁寧に進めてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 490 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 491 ◯12番(森本尚順君) そう言っていただけるのであれば、長々質問しても、やると前向きに考えていただいていますので、それは来年、再来年に実際どうしてほしいとかいうのはないので、先ほども壇上で言いましたけど、まず今の1年生から6年生まで、この人数と6年後の人数にすると約300人減るのが目に見えているんです。その数字が出ているのでね。そういうことも考えて、今、教育長が言っていただいたのを信じますので、よろしくお願いいたします。  では、最後の質問、よろしくお願いします。 492 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 493 ◯環境建設部理事(山本善一君) 12番森本議員のご質問にお答え申し上げます。  令和2年3月14日新聞紙面におきまして、本市改良住宅の不正入居及び居住権の売買にかかわる記事が掲載され、市民の方々には本市住宅行政への不信感を与えましたこと、改めて申しわけなく存じております。  当該記事につきましては、平成31年3月11日に家屋明け渡し等の請求事件として、本市が奈良県地方裁判所葛城支部に提起した訴訟におきまして、訴訟の相手側から証拠書類として裁判所に提出のあった契約書と思われるものが明らかになったことが要因の1つとなっております。本市の関与するところではなく、このような個人間の契約書が出てきたことは大変驚いております。  本市では、公営住宅の家賃滞納や不正入居への対策について、鋭意取り組んでおります。改良住宅の入居者が死亡後の名義変更や住宅の明け渡しにつきましては、まだ解決ができていない状況もあります。いずれにしましても、不正入居の状態の解消を重要な課題として引き続き推進してまいりますので、どうかよろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 494 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 495 ◯12番(森本尚順君) 理事者の方は1年、2年で部がかわっていくので、こういう問題があったか、なかったのか、知っていたのかといっても、今年来たからわかりませんというのが答えだと思うので、副市長にお聞きします。12年間副市長をされて、こういった問題があったというのは、この新聞記事が出るまでにご存じでしたか。 496 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 497 ◯副市長(松田秀雄君) 先ほど山本理事が説明させていただいたような記事の1つの要因、個人間での売買契約というようなことについては全く承知しておりません。ただ、名義人と実際の入居者がやはり違うだろうというようなことは課題としてはあるだろうということは、こちらはある程度思いながら、住宅行政に向き合ってきたようなところもございます。  以上です。 498 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 499 ◯12番(森本尚順君) そしたら、この売買はわからなかったけども、もともとの契約者と今住んでいる人にそごがあるというような認識であったということですよね。  そうしますと、この新聞記事に書いています、詳しく調べる予定はないと書いてあるんですけども、これは誰が言われたか、ちょっとわかりませんけども、理事者側だと思うんですけど、こういう言葉を言われたんでしょうか。 500 ◯議長(萬津力則君) 副市長。 501 ◯副市長(松田秀雄君) その件につきましても、新聞で報道されて、早速、所管部、所管課に確認をいたしました、本当にこんな発言をしてるんか、こういう対応なのかという。とんでもない、今、山本理事が一般質問にご回答させていただきましたように、本市なりに一生懸命取り組んでいるところでございます。その点よろしくご理解お願いいたします。 502 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 503 ◯12番(森本尚順君) ここに書いているように、郵便物が届かなかった場合は、職員さんがその家へ多分持っていっておられると読み取れるんですけども、本当に郵便物が届かなかった場合、職員さんとかは不審に思わなかったのかなというのがあるんですけど、この辺、朝の南議員の一般質問でもありますように、これ、組織でわかっているのに長年放ったらかしにしてきたという事案だと私は思うんですね。だから、この際、きっちりしないとだめだと思うので、つらいですけども、私も言うのもつらいんですけど、ご理解いただきたいと思います。郵便物が届かなかった場合、当然返ってきます。それを職員の方がその家にポスティングしに行っていたということでよろしいですか。 504 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 505 ◯環境建設部理事(山本善一君) そのとおりでございます。 506 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 507 ◯12番(森本尚順君) じゃ、延々、この記事になっている方が62年か3年ですから約30年ですよね。これ、振込用紙というのは毎月のものなのか、年に1回、12枚をまとめて投函しに行っているのか、どちらでしょうか。 508 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 509 ◯環境建設部理事(山本善一君) 1年に1回でございます。 510 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 511 ◯12番(森本尚順君) 1年に1回にしても、30年ですから30回、当然、切手代と公用車と、そして人件費、高い職員さんの人件費を払ってポスティングに行っていただいていると。これ、毎年毎年、うちの市で五、六人の1年目、2年目の方がやめておられると、違う職場へ移られると。どういう理由かはわかりませんけども、やはりこういった不審な作業を若い職員さんに課長や係長が頼んでポスティングさせに行っている自体が、大和高田市の行政の、若い人からすると「何やこれ」と思っているんじゃないんですかね。  そしたら、最後、これ、55世帯と書いてあるんですけど、55世帯で間違いないんでしょうか。 512 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 513 ◯環境建設部理事(山本善一君) 55世帯の名義の中には、実際、死亡されておりますが、その大半が現在、是正に向けた指導をしております。その中で現在訴訟中及び訴訟を予定している案件がありますので、55世帯が全世帯は死亡ですけども、大半が是正をさせていただいて指導をしている事案でございます。  以上です。 514 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 515 ◯12番(森本尚順君) これ、もう55件がそういうことで、5件が訴訟案件に回っていて、あと50件ぐらいあると。その中、指導中というのもあると思うんですけども、それを除きますと、交渉できないであろうという案件もあるかとは思うんですけども、これ、なぜ30年間ぐらい、もっと前からあるかもわかりませんけども、話ができないか。職員さんでは、もうこれ、30年間できなかったものをこれ、あと一、二年でやれと言われても、できますか。 516 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 517 ◯環境建設部理事(山本善一君) やるのは難しいかもわかりませんが、法律家、弁護士等の知恵や支援をいただきながら是正していきたいと思います。  以上です。 518 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 519 ◯12番(森本尚順君) 今まで滞納部分じゃない部分で、滞納分は当然、20年、30年滞納された方は今、訴訟に行っていますから、弁護士相談をされて訴訟という形になっていると思うんですけども、こういった名義人が違うであろうの案件に対して、今まで弁護士相談はされていなかったのか、していたのか、どちらですか。
    520 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 521 ◯環境建設部理事(山本善一君) しておりませんでした。 522 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 523 ◯12番(森本尚順君) そしたら、これ、なぜおかしいと思っていても踏み出せなかったのか。怠慢なのか、全然ほんまにわからんかったわけはないんですよ、名義人が違う家へポスティングさせに行ってるんやからね。なぜこの長期にわたって放ったらかしになったのか、理由があるはずなんですよ。面倒くさいから放っとこうかとか、昔からの慣例で来とるから、私たち、僕たちも2年後、3年後には課もかわれば、定年もするやろうから放っとこうかとか、あしき慣例みたいなものでね。何か理由があると思うんですよ。その理由って、お答えいただけますか。 524 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 525 ◯環境建設部理事(山本善一君) その中には、名義人がかわっておりますけども、不正で入居されている方が家賃を振り込まれておりましたこともありまして、そのまま納付書を届けていた経緯があると思います。  以上です。 526 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 527 ◯12番(森本尚順君) 山本理事、つらい答弁をしていただきまして、ありがとうございます。  要は30年間、推測するところによると、やはりいろいろな歴史があって、切り込んでいこうとする部長さん、課長さんがいなかった、もしくはわからなかった、いろんな理由があって、こうなっていると思うんです。しかし、これからどうしていくかは、施政方針でも市長が言われたように、住みよい高田、住んでよかった、住み続けたい、住みたい高田、明るく元気な高田を築いていきたいという思いを持たれていますので、市長に最後、お聞きします。この問題、山本理事が言われたように、弁護士相談へ行って、もう職員さんでは無理ですよ、はっきり言って。その結果を踏まえて、弁護士に全部委託するというのはどうでしょうかね。聞きますと弁護士に委託するのに大体1件40万円で受けるらしいんです、高田市のね。そしたら、2,000万円ぐらいですわ。その予算を積んでやってもらう方がいいんじゃないですか。それしか多分できないと思うんですよ。市長のお考え、どうでしょう。 528 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 529 ◯市長(堀内大造君) 今回の件、恥ずかしながら私、全然知りませんでした。このたび、こういう案件がずっと続いていたということは本当に恥ずべきことであり、是正したいと思います。こういうことに関しては、先ほど一括して弁護士にとおっしゃいましたけども、先に弁護士に相談しながら、この対応を検討していきたいと思います。  以上です。 530 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 531 ◯12番(森本尚順君) 多分、きょうも後ろにマスコミの方、たくさんいます。こんなんやっているの、本当に、聞いたのは私、初めてですね、こういう居住権を売買されているというのがね。やはりほかの問題と違って、きっちりやらないと、本当に「高田市、何してんねん」と。先ほど、朝の質問にもありましたように、せっかく市長が保育所ですとか、いろんなところへコロナ対策で予算をつけて緊急にやっていっているというのは、ここにおる者しかわからないんですよ。1枚こういうものが載るだけで、「高田市、何や」と、「議会も何だ」と言われるわけですよ、理事者側もね。だから、やはりお互い議論をやっていって、そしていい方法があれば、お互い協力しながら、市長が目指す、また議会が目指す大和高田にしていこうと私たちは思っていますので、ひとつこれ、山本理事、市長が言われたように弁護士さんを入れていただいて、そして一日も早くこういうものが解決できるように、よろしくお願いいたします。  これで質問を終わります。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 532 ◯議長(萬津力則君) おはかりいたします。  本日の会議はこれで打ち切り、あす19日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 533 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日はこれをもって延会いたします。            午後4時58分延会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...